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特許7235765楽曲データ照合装置、楽曲解析データ配信サーバ、楽曲データ照合プログラム、および楽曲解析データ配信プログラム
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  • 特許-楽曲データ照合装置、楽曲解析データ配信サーバ、楽曲データ照合プログラム、および楽曲解析データ配信プログラム 図1
  • 特許-楽曲データ照合装置、楽曲解析データ配信サーバ、楽曲データ照合プログラム、および楽曲解析データ配信プログラム 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-28
(45)【発行日】2023-03-08
(54)【発明の名称】楽曲データ照合装置、楽曲解析データ配信サーバ、楽曲データ照合プログラム、および楽曲解析データ配信プログラム
(51)【国際特許分類】
   G10K 15/02 20060101AFI20230301BHJP
【FI】
G10K15/02
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020547490
(86)(22)【出願日】2018-09-18
(86)【国際出願番号】 JP2018034402
(87)【国際公開番号】W WO2020059008
(87)【国際公開日】2020-03-26
【審査請求日】2021-03-12
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】315017409
【氏名又は名称】AlphaTheta株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000637
【氏名又は名称】弁理士法人樹之下知的財産事務所
(72)【発明者】
【氏名】大江 勘太
【審査官】大石 剛
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-208098(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G10K 15/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作者が任意の楽曲データを選択する楽曲データ選択部と、
前記楽曲データ選択部により選択された楽曲データ全体から第1パラメータを生成する第1パラメータ生成部と、
前記第1パラメータ生成部により生成された第1パラメータを、通信可能に接続されたサーバに送信する第1パラメータ送信部と、
前記任意の楽曲データに応じて生成された楽曲解析データが、前記第1パラメータと同一の第2パラメータと関連付けて保存された前記サーバにおいて、前記第2パラメータと、前記第1パラメータ送信部により送信された前記第1パラメータとを照合させ、合致した前記第2パラメータに関連付けて保存された前記楽曲解析データを前記サーバから受信する楽曲解析データ受信部と、
を備える楽曲データ照合装置。
【請求項2】
請求項1に記載の楽曲データ照合装置において、
前記第1パラメータおよび前記第2パラメータは、対応する楽曲データ全体のチェックサムデータ(Check Sum Data)を含む楽曲データ照合装置。
【請求項3】
請求項2に記載の楽曲データ照合装置において、
前記第1パラメータおよび前記第2パラメータは、対応する楽曲データの再生時間を含む楽曲データ照合装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の楽曲データ照合装置と通信可能に接続され、
前記楽曲データ照合装置により、楽曲データ全体から生成され、送信された第1パラメータを受信する第1パラメータ受信部と、
任意の楽曲データに応じて生成された楽曲解析データと、前記第1パラメータと同一の第2パラメータとを関連付けて記憶する楽曲解析データ記憶部と、
前記第1パラメータ受信部により受信された第1パラメータと、前記楽曲解析データ記憶部に記憶された第2パラメータとを照合するパラメータ照合部と、
前記パラメータ照合部により合致すると照合された第2パラメータに対応する楽曲解析データを、前記楽曲データ照合装置に送信する楽曲解析データ送信部と、
を備える楽曲解析データ配信サーバ。
【請求項5】
コンピュータを、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の楽曲データ照合装置として機能させるコンピュータ読取可能な楽曲データ照合プログラム。
【請求項6】
コンピュータを、請求項4に記載の楽曲解析データ配信サーバとして機能させるコンピュータ読取可能な楽曲解析データ配信プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、楽曲データ照合装置、楽曲解析データ配信サーバ、楽曲データ照合プログラム、および楽曲解析データ配信プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
演奏者がDJコントローラ等の再生制御装置や、コンピュータを操作して行うDJパフォーマンスでは、DJパフォーマンスを行う前に演奏者が仕込み作業と呼ばれる事前作業を行う。
事前作業には、楽曲データの解析(BPMやKEYの検出、拍位置の検出、調整、CUEポイントの設定等)が含まれている。従来、楽曲データの解析は、各演奏者がそれぞれ楽曲データを、楽曲データ解析プログラムを用いて解析していたが、演奏者にとって大きな負担となっていた。
【0003】
演奏者の負担を軽減する方法として、種々の演奏者が楽曲データの解析を行って得た楽曲解析データを、インターネット等を介して予めサーバに蓄積しておき、演奏者が必要な楽曲の楽曲解析データを適宜ダウンロードして使用することが考えられる。この場合、ダウンロードする楽曲解析データが、演奏者が要求する楽曲データの楽曲解析データと正しく合致するか、照合を行う必要がある。
【0004】
このため、特許文献1には、楽曲データをパワースペクトル変換し、パワースペクトルデータから複数のインデックス情報を抽出して、インデックス情報を送信することにより、サーバに蓄積されたコンテンツと照合する技術が開示されている。
また、特許文献2には、フィンガープリント技術を利用して、楽曲データからフィンガープリント値を生成し、フィンガープリント値を送信することにより、サーバに蓄積されたコンテンツと照合する技術が開示されている。
さらに、特許文献3には、楽曲データに付されたタイトルやアーティスト名等のメタデータを取得し、メタデータを送信することにより、サーバに蓄積されたコンテンツと照合する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開平10-134549号公報
【文献】特開2014-519660号公報
【文献】特開2012-34043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術では、インデックス情報を抽出する際に、楽曲データのパワースペクトル解析を行う必要があるため、インデックス情報の生成に時間がかかり、演奏者の負担を軽減することができないという課題がある。
また、前記特許文献2に記載の技術では、フィンガープリント値の生成は複雑な演算処理を必要とするため、フィンガープリント値の生成には時間がかかってしまうという課題がある。さらに、楽曲データの一部が異なる楽曲である場合、または複数の楽曲データをつなぎ合わせた楽曲データの場合には、フィンガープリントの生成を楽曲データの一部に限定してしまうと、楽曲解析データを正しく照合することができないという課題がある。
【0007】
さらに、前記特許文献3に記載の技術では、メタデータは演奏者により編集可能であるので、正しい照合を行うことができない可能性がある。また、楽曲データの収録アルバムが異なっていること、あるいは楽曲データの一部しか楽曲解析データが記録されていないことがあり、メタデータが一致しているにも関わらず、楽曲解析データとして用いることができない場合がある。
【0008】
本発明の目的は、サーバに蓄積された任意の楽曲データの楽曲解析データを間違いなく、かつ迅速にダウンロードすることができ、演奏者の事前作業の負担を軽減することのできる楽曲データ照合装置、楽曲解析データ配信サーバ、楽曲データ照合プログラム、および楽曲解析データ配信プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の楽曲データ照合装置は、操作者が任意の楽曲データを選択する楽曲データ選択部と、前記楽曲データ選択部により選択された楽曲データ全体から第1パラメータを生成する第1パラメータ生成部と、前記任意の楽曲データに応じて生成された楽曲解析データ、および任意の楽曲データ全体から生成された第2パラメータが保存されたサーバにおいて、前記第2パラメータと前記第1パラメータとを照合させ、合致した楽曲解析データを受信する楽曲解析データ受信部と、を備える。
【0010】
本発明の楽曲解析データ配信サーバは、前述した楽曲データ照合装置と通信可能に接続され、前記楽曲データ照合装置により、楽曲データ全体から生成され、送信された第1パラメータを受信する第1パラメータ受信部と、任意の楽曲データに応じて生成された楽曲解析データ、および任意の楽曲データ全体から生成された第2パラメータを記憶する楽曲解析データ記憶部と、前記第1パラメータ受信部により受信された第1パラメータと、前記楽曲解析データ記憶部に記憶された第2パラメータとを照合するパラメータ照合部と、前記パラメータ照合部により合致すると照合された第2パラメータに対応する楽曲解析データを、前記楽曲データ照合装置に送信する楽曲解析データ送信部と、を備える。
【0011】
本発明の楽曲データ照合プログラムは、コンピュータを、前述した楽曲データ照合装置として機能させる。
本発明の楽曲解析データ配信プログラムは、コンピュータを、前述した楽曲解析データ配信サーバとして機能させる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施の形態に係る楽曲データ照合装置および楽曲解析データ配信サーバを示すブロック図。
図2】前記実施の形態における作用を説明するためのフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。図1には、本実施の形態に係る楽曲解析データ配信システムが示されている。楽曲解析データ配信システムは、コンピュータ1、楽曲解析データ配信サーバとなるサーバ2、およびこれらを双方向通信可能に接続するネットワーク3を備える。
楽曲データ照合装置としてのコンピュータ1は、演算処理装置およびハードディスク等の記憶装置を備えた汎用のコンピュータとして構成される。
【0014】
コンピュータ1は、演算処理装置上で実行され、記憶装置の所定の記憶領域として確保されるコンピュータ読取可能な楽曲データ照合プログラムとしての、楽曲データ記憶部11、楽曲データ解析部12、楽曲解析データ記憶部13、楽曲データ選択部14、第1パラメータ生成部15、第1パラメータ送信部16、楽曲解析データ受信部17、および楽曲解析データ送信部18を備える。
【0015】
楽曲データ記憶部11は、記憶装置の記憶領域の一部を確保して形成され、所定のファイル形式の楽曲データを複数記憶する。本実施の形態のコンピュータ1で取り扱うことのできるファイル形式としては、例えば、ビデオ形式(コンテナフォーマット)である拡張子がmpg、mp4、m4v、mov、avi、qtzのファイル、動画形式(動画コーデック)である拡張子がh.264、mpeg-4、mpeg-2のファイルが挙げられる。また、オーディオ形式(音声コーデック)では、非圧縮形式である拡張子がwav、aiffのファイル、可逆圧縮方式である拡張子がflac、alacのファイル、不可逆圧縮方式であるaac、mp3のファイルが挙げられる。
【0016】
楽曲データ解析部12は、楽曲データ記憶部11に記憶された任意の楽曲データを選択し、楽曲データのFFT(Fast Fourier Transform)等による解析を行い、楽曲データのBPM(Beat Per Minute)やKEYの検出、拍位置の検出、Aメロ、Bメロ、サビ等の特徴区間の検出を行う。検出された楽曲解析データは、楽曲解析データ記憶部13に記憶される。
【0017】
楽曲データ選択部14は、楽曲データ記憶部11に記憶された複数の楽曲データを表示し、操作者に楽曲データの選択を促す。
第1パラメータ生成部15は、楽曲データ選択部14で選択された楽曲データ全体から第1パラメータを生成する。具体的には、第1パラメータ生成部15は、楽曲データの曲頭の32ビット分の0/1データから曲の最後までの32ビット分の0/1データを足し込んでいき、すべての楽曲データを足し込んだ後の下位32ビット分の0/1データであるチェックサムデータ(Check Sum Data)を第1パラメータとして生成する。なお、楽曲データのメタデータは足し込みの対象とはしない。
【0018】
また、第1パラメータ生成部15は、楽曲データのサンプリング周波数、ビットレート、データ長からその楽曲データの再生時間を取得して、第1パラメータとする。
本実施の形態では、チェックサムデータを第1パラメータとして生成しているが、これに限らず、楽曲データ全体から第1パラメータを短時間で生成することができるのであれば、他の方法を用いることができ、たとえば、ハッシュ関数を用いて生成されるハッシュ値を第1パラメータとしてもよい。
【0019】
第1パラメータ送信部16は、第1パラメータ生成部15により生成されたチェックサムデータおよび楽曲データの再生時間を含む第1パラメータを、ネットワーク3を介してサーバ2に送信する。なお、ネットワーク3は、第1パラメータをアップロードすることができるのであれば、有線、無線を問わない。
【0020】
楽曲解析データ受信部17は、サーバ2から送信された楽曲解析データを受信する。受信された楽曲解析データは、楽曲解析データ記憶部13に記憶される。
楽曲解析データ送信部18は、演奏者が楽曲データ解析部12により解析した楽曲解析データを、ネットワーク3を介してサーバ2に送信する。その際、第1パラメータ生成部15は、同時に解析した楽曲解析データに対応する第1パラメータを生成し、第1パラメータ送信部16から第1パラメータを送信する。
【0021】
サーバ2は、演算処理装置および記憶装置を備えたコンピュータとして構成される。なお、図1には、サーバ2は、ネットワーク3を介して1台のコンピュータ1としか接続されていないが、実際には、インターネットなどのように、複数のコンピュータ1と通信可能に接続されている。
サーバ2は、演算処理装置上で実行され、記憶装置の所定の記憶領域として確保されるコンピュータ読取可能な楽曲解析データ配信プログラムとしての、楽曲解析データ記憶部21、第1パラメータ受信部22、パラメータ照合部23、楽曲解析データ送信部24、および楽曲解析データ受信部25を備える。
【0022】
楽曲解析データ記憶部21は、コンピュータの記憶装置内の記憶領域の一部として構成され、楽曲解析データ記憶部21には、任意の楽曲解析データが第2パラメータと関連付けて記憶される。
第1パラメータ受信部22は、コンピュータ1から送信された第1パラメータを、ネットワーク3を介して受信する。
パラメータ照合部23は、第1パラメータ受信部22により受信された第1パラメータと、楽曲解析データ記憶部21に記憶された第2パラメータとを照合する。パラメータ照合部23は、第1パラメータに合致した第2パラメータを照合したら、楽曲解析データ送信部24に合致した第2パラメータを出力する。
【0023】
楽曲解析データ送信部24は、パラメータ照合部23から出力された合致した第2パラメータに基づいて、楽曲解析データ記憶部21の第2パラメータに応じた楽曲解析データを呼び出して、コンピュータ1に送信する。
楽曲解析データ受信部25は、コンピュータ1から送信された楽曲解析データを受信し、楽曲解析データ記憶部21に記憶する。この際、楽曲解析データ受信部25は、コンピュータ1から送信された第1パラメータを楽曲解析データと関連付け、第2パラメータおよび楽曲解析データとして、楽曲解析データ記憶部21に記憶する。
【0024】
次に、本実施の形態の作用を図2に示すフローチャートに基づいて説明する
[楽曲解析データの蓄積]
複数の演奏者は、楽曲データ解析部12により作成した楽曲解析データを選択する(手順S1)。
第1パラメータ生成部15は、選択された楽曲解析データに対応する楽曲データから第1パラメータを生成する(手順S2)。
楽曲解析データ送信部18は、選択された楽曲解析データを、ネットワーク3を介してサーバ2に送信する。同時に第1パラメータ送信部16は、第1パラメータ生成部15により生成された第1パラメータを、ネットワーク3を介してサーバ2に送信する(手順S3)。
【0025】
サーバ2の楽曲解析データ受信部25は、コンピュータ1から送信された楽曲解析データを受信する。同時に第1パラメータ受信部22は、コンピュータ1から送信された第1パラメータを受信する(手順S4)。
楽曲解析データ受信部25は、受信した楽曲解析データを、第1パラメータ受信部22で受信した第1パラメータを第2パラメータとし、第2パラメータと楽曲解析データとを関連付けて楽曲解析データ記憶部21に記憶する(手順S5)。
このような手順S1から手順S5までは、ネットワーク3に接続された複数のコンピュータ1から実施され、サーバ2の楽曲解析データ記憶部21には、多数の楽曲解析データが蓄積される。
【0026】
[データ照合による楽曲解析データの取得]
DJ等の演奏者が、演奏する楽曲データの楽曲解析データが必要な場合、楽曲データ選択部14により楽曲データを選択する(手順S6)。
第1パラメータ生成部15は、選択された楽曲データに基づいて、第1パラメータを生成する(手順S7)。
第1パラメータ送信部16は、生成された第1パラメータをサーバ2に送信する(手順S8)。
【0027】
サーバ2の第1パラメータ受信部22は、第1パラメータを受信したら(手順S9)、受信した第1パラメータをパラメータ照合部23に出力する。
パラメータ照合部23は、受信した第1パラメータと楽曲解析データ記憶部21に記憶された第2パラメータとを照合する(手順S10)。
楽曲解析データ送信部24は、パラメータ照合部23の照合により、合致した第2パラメータと関連付けられた楽曲解析データを呼び出し、コンピュータ1に送信する(手順S11)。
【0028】
コンピュータ1の楽曲解析データ受信部17は、楽曲解析データを受信する(手順S12)。
楽曲解析データ受信部17は、受信した楽曲解析データを、楽曲解析データ記憶部13に記憶する(手順S13)。
【0029】
このような本実施の形態によれば、以下のような効果がある。
本実施の形態では、第1パラメータ生成部15が楽曲データの全体から第1パラメータを生成している。したがって、楽曲データ全体から生成される第1パラメータと、同様に楽曲データ全体から生成される第2パラメータを照合しているため、要求した楽曲解析データを高精度に取得することができる。よって、演奏者自らが楽曲解析を行って楽曲解析データ取得するよりも、短時間で負担も少なく楽曲解析データを取得することができる。
【0030】
第1パラメータとして、チェックサムデータを利用しているため、演算処理時間を短縮することができ、一層短時間で楽曲解析データを取得することができる。
第1パラメータとして楽曲データの再生時間も利用しているため、チェックサムデータおよび再生時間で照合を行うことにより、より高精度な照合を行うことができ、要求する楽曲解析データを確実に取得することができる。
【0031】
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、以下に示すような変形をも含むものである。
前述の実施の形態では、受信した楽曲解析データを楽曲解析データ記憶部13に記憶するように構成していたが、本発明はこれに限られない。たとえば、受信した楽曲解析データを一時的なメモリにテンポラリーに保存しておき、楽曲データの演奏が終了したら、廃棄してしまい、別途楽曲解析データを必要とする場合、都度サーバからダウンロードするようにしてもよい。
【0032】
前述の実施の形態では、専らサーバ2からコンピュータ1に楽曲解析データをダウンロードして利用していたが、本発明はこれに限られない。たとえば、ダウンロードした楽曲解析データを事前に拍位置等の修正を行い、修正したバージョンをサーバ2にアップロードしてもよい。
前述した実施の形態では、楽曲データ照合装置としてコンピュータ1を用いていたが、本発明はこれに限られない。たとえば、サーバ2と双方向通信可能であれば、携帯情報端末であってもよく、さらには、DJコントローラ等の再生制御装置であってもよい。
その他、本発明の実施の際の構成および手順等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構成等としてもよい。
【符号の説明】
【0033】
1…コンピュータ、2…サーバ、3…ネットワーク、11…楽曲データ記憶部、12…楽曲データ解析部、13…楽曲解析データ記憶部、14…楽曲データ選択部、15…第1パラメータ生成部、16…第1パラメータ送信部、17…楽曲解析データ受信部、18…楽曲解析データ送信部、21…楽曲解析データ記憶部、22…第1パラメータ受信部、23…パラメータ照合部、24…楽曲解析データ送信部、25…楽曲解析データ受信部。
図1
図2