(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-16
(45)【発行日】2023-03-27
(54)【発明の名称】ワイヤ送給装置
(51)【国際特許分類】
B23K 9/133 20060101AFI20230317BHJP
【FI】
B23K9/133 501Z
(21)【出願番号】P 2020521054
(86)(22)【出願日】2019-03-15
(86)【国際出願番号】 JP2019010981
(87)【国際公開番号】W WO2019225129
(87)【国際公開日】2019-11-28
【審査請求日】2022-02-08
(31)【優先権主張番号】P 2018099351
(32)【優先日】2018-05-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106116
【氏名又は名称】鎌田 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100131495
【氏名又は名称】前田 健児
(72)【発明者】
【氏名】玉川 健太
(72)【発明者】
【氏名】木曽 博之
【審査官】岩見 勤
(56)【参考文献】
【文献】実開昭52-17317(JP,U)
【文献】実開昭61-185573(JP,U)
【文献】特開平5-285659(JP,A)
【文献】特開2009-131873(JP,A)
【文献】実開平6-29771(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23K 9/133
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータと、前記モータによって駆動される送給ロールと、前記送給ロールとの間で溶接ワイヤを挟んで送給する加圧ロールと、前記送給ロールと前記加圧ロールと前記モータとが取り付けられた送給部筐体と、前記送給部筐体が取付けられた筐体とを備えたワイヤ送給装置であって、
前記送給部筐体は一の絶縁部材を挟んで前記筐体に取り付けられており、
前記モータは他の絶縁部材を挟んで前記送給部筐体に取り付けられており、
前記一の絶縁部材及び前記他の絶縁部材は所定の熱伝導率を有する熱硬化性樹脂からなることを特徴とするワイヤ送給装置。
【請求項2】
請求項1に記載のワイヤ送給装置において、
前記一の絶縁部材及び前記他の絶縁部材はガラスエポキシ樹脂からなることを特徴とするワイヤ送給装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載のワイヤ送給装置において、
前記一の絶縁部材の熱伝導率及び前記他の絶縁部材の熱伝導率は、1.1W/m・Kであることを特徴とするワイヤ送給装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、溶接ワイヤを母材に向けて送給するワイヤ送給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
溶接ワイヤを用いて母材を溶接するアーク溶接等では、溶接ワイヤを溶接トーチの先端に送給するワイヤ送給装置が用いられている。
【0003】
例えば、特許文献1,2には、一対の送給ロールと、これら送給ロールとの間で溶接ワイヤを挟んで送給する一対の加圧ロールと、送給ロールと加圧ロールとが取り付けられた送給部筐体を備えたワイヤ送給装置が開示されている。このワイヤ送給装置では、駆動ギアを介して送給ロールを回転駆動するためのモータが送給部筐体に取付けられている。また、特許文献3にはロボットアームに取付けられたワイヤ送給装置が開示されている。特許文献1~3に開示されたワイヤ送給装置では、送給ロールとその上側に配置された加圧ロールとで溶接ワイヤを挟持し、モータに連結された送給ロールが回転駆動することで、溶接ワイヤが母材に向けて送給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2009-131873号公報
【文献】特開2015-058453号公報
【文献】国際公開第2017/155041号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1,2に開示されるようなワイヤ送給装置では、モータの故障を防ぐために、送給部筐体とモータとを電気的に絶縁する必要があった。
【0006】
しかし、通常、絶縁体は熱の低伝導体であるため、溶接ワイヤを高速送給したり、あるいは正送と逆送とを交互にかつ高速に繰り返す高負荷送給を行ったりする場合、つまり、モータに高負荷がかかる状態で連続使用すると、モータに熱がこもり、モータの温度が大幅に上昇してしまうことがあった。
【0007】
このような状態では、モータのベアリングに供給されたグリスが劣化したり、モータ内部の制御基板が劣化したり、あるいは、モータに連結されたギアの摩耗が促進されたりといった、モータ等の寿命低下を引き起こすおそれがあり、ひいてはワイヤ送給部の寿命が低下していた。
【0008】
この課題に対応するには、例えば、冷却ファンを用いてモータを空冷する等の対策が従来知られているが、このような構成では、ワイヤ送給装置自体が大型化し、またコストが上昇してしまうという問題があった。
【0009】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、その目的は、簡便な構成で溶接ワイヤを送給するモータでの発熱を速やかに放散できるワイヤ送給装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明に係るワイヤ送給装置は、モータと、前記モータによって駆動される送給ロールと、前記送給ロールとの間で溶接ワイヤを挟んで送給する加圧ロールと、前記送給ロールと前記加圧ロールと前記モータとが取り付けられた送給部筐体と、前記送給部筐体が取付けられた筐体とを備えたワイヤ送給装置であって、前記送給部筐体は一の絶縁部材を挟んで前記筐体に取り付けられており、前記モータは他の絶縁部材を挟んで前記送給部筐体に取り付けられており、前記一の絶縁部材及び前記他の絶縁部材は所定の熱伝導率を有する熱硬化性樹脂からなることを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、所定の熱伝導性を有する絶縁部材をモータとワイヤ送給部との絶縁に用いるという簡便な構成で溶接ワイヤを送給するモータでの発熱を速やかに放散できる。このことにより、ワイヤ送給装置の耐久性を高められるとともに長寿命化が図れる。また、絶縁部材を熱硬化性樹脂とすることにより、モータの発熱時に絶縁部材が変形するのを防止でき、モータと送給部筐体との取付位置精度が低下するのを抑制することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、簡便な構成でモータでの発熱を放散し、ワイヤ送給装置の耐久性を高められるとともに長寿命化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態に係るワイヤ送給装置の要部を表側から見た斜視図である。
【
図2】
図2は、ワイヤ送給装置の要部を裏側から見た斜視図である。
【
図3】
図3は、ワイヤ送給装置の要部の分解斜視図である。
【
図4】
図4は、駆動時におけるモータの温度分布を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
【0015】
(実施形態)
[ワイヤ送給装置の構成]
図1は、本実施形態に係るワイヤ送給装置の要部を表側から見た斜視図を、
図2は、ワイヤ送給装置の要部を裏側から見た斜視図を、
図3は、ワイヤ送給装置の要部の分解斜視図をそれぞれ示す。なお、以降の説明において、送給部筐体21におけるモータ10が取付けられた側を裏側と、その反対側を表側と呼ぶことがある。また、ワイヤ送給部20における加圧ハンドル26が取付けられた側を上側と、その反対側を下側と呼ぶことがある。
【0016】
ワイヤ送給装置100は、モータ10とワイヤ送給部20と制御基板収容部50とフレーム(筐体)30とを有している。また、図示しないが、溶接ワイヤが収容されるワイヤリールを一体に有していてもよい。なお、
図1,2において、フレーム30は一部のみを図示している。
【0017】
ワイヤ送給部20は、送給部筐体21と一対の加圧ロール23と一対の送給ロール24と駆動ギア25と一対の加圧ハンドル26とセンターガイド27を有している。
【0018】
送給部筐体21は、表側が開放された箱状の金属製部材であり、加圧ロール23と送給ロール24と駆動ギア25とセンターガイド27とは、それぞれ送給部筐体21の内壁に取付けられている。また、加圧ハンドル26とワイヤ挿入口28とワイヤ送出口29とワイヤ矯正部40とが送給部筐体21に取付けられている。
【0019】
2つの加圧ロール23は、それぞれ図示しないホルダに収容されて、送給部筐体21に取付けられており、加圧ハンドル26はホルダを介して加圧ロール23を下側に加圧するように構成されている。加圧ロール23と送給ロール24との間に図示しない溶接ワイヤが挟み込まれて、さらに加圧ハンドル26によって加圧ロール23が下側に加圧されることで、溶接ワイヤをたわみなく挟持することができる。なお、加圧ロール23が溶接ワイヤを加圧する加圧力は加圧ハンドル26の回転つまみ26aを操作することで調整することができる。
【0020】
駆動ギア25はモータ10の回転軸12(
図3参照)に連結されており、モータ10の回転駆動に伴って時計回りまたは反時計回りに回転する。2つの送給ロール24は、それぞれ駆動ギア25に噛合しており、駆動ギア25の回転に応じて、それぞれ同方向に回転する。ワイヤ挿入口28からワイヤ送給部20に送り込まれ、加圧ロール23と送給ロール24とに挟持された溶接ワイヤは、モータ10の回転駆動によって、駆動ギア25及び送給ロール24が回転することでワイヤ送出口29から送り出される。また、モータ10の回転方向を正転または逆転させることにより、溶接ワイヤは正送または逆送される。なお、センターガイド27は、ワイヤ挿入口28とワイヤ送出口29との間に位置して溶接ワイヤをガイドする。
【0021】
なお、ワイヤ送出口29には図示しない電源ケーブルまたは導電板が接続されており、電源(図示せず)からワイヤ送出口29を介して溶接ワイヤに数百A程度の大電流が供給される。
【0022】
また、送給部筐体21の表側を覆うように蓋体22が開閉可能に送給部筐体21に取付けられている。蓋体22を設けることにより、ワイヤ送給部20に作業者の指先等の人体が駆動ギア等の駆動部に接触するのを防止している。また、蓋体22を開閉可能に設けることにより、ワイヤ送給部20内に取付けられた部品の交換等を容易に行うことができる。また、蓋体22を透明な部材とすると、溶接中にワイヤ送給部20で生じた不具合を簡便に確認して、これに対応することができる。
【0023】
ワイヤ矯正部40は、ワイヤ送給部20に送り込まれる溶接ワイヤの曲がり癖等を矯正するための機構であり、ワイヤ矯正部40に設けられたロールによって溶接ワイヤを上下から挟み込んで押圧することで溶接ワイヤの曲がり癖等を矯正する。
【0024】
モータ10は、金属製のモータケース11と、モータケース11内に回転軸12を有するロータ(図示せず)とロータと所定の間隔をあけて配設されたステータ(図示せず)とを有している。モータ10は、絶縁板80を挟んで送給部筐体21の裏側に取付けられている。
図3に示すように、絶縁板80とモータケース11にはそれぞれねじ孔80a,11aが設けられており、送給部筐体21にも図示しないねじ孔が設けられている。送給部筐体21側から図示しないねじを挿通して、送給部筐体21と絶縁板80とモータケース11とを互いに締結することにより、モータ10及び絶縁板80が送給部筐体21に取付け固定されている。このようにすることで、モータ10とワイヤ送給部20との電気的絶縁を保つことができる。
【0025】
また、モータ10は、制御基板収容部50内の制御基板(図示せず)と電気的に接続され、制御基板に実装されたモータドライバ(図示せず)から出力される出力信号によって駆動される。モータ10の回転量及び回転速度に応じて、溶接ワイヤの正送または逆送時のワイヤ供給量や送給速度が制御される。
【0026】
制御基板収容部50は、モータ10の駆動制御を行うための制御基板(図示せず)が内部に収容された箱状の金属部材である。また、制御基板には、フレーム30に取付けられたコネクタ60を介して外部から信号が供給されている。
【0027】
フレーム(筐体)30は、ワイヤ送給部20と制御基板収容部50とが取付けられた金属製の筐体である。図示しないワイヤリールを収容するようにしてもよい。なお、フレーム30には、電源に接続される電源ケーブルの接続口(図示せず)や溶接ワイヤが内部に収容されたコンジットケーブルの接続口(図示せず)が設けられている。また、フレーム30には、ワイヤリールから送り込まれる溶接ワイヤをワイヤ矯正部40にガイドするガイド口31が取付けられている。また、フレーム30には、シールドガスを供給するガスホース(図示せず)に接続され、ワイヤ送給装置100へのシールドガスの供給開始及び供給停止を制御するガスバルブ70が取付けられている。
【0028】
また、送給部筐体21は絶縁板81を挟んでフレーム30に取付けられている。送給部筐体21と絶縁板81にはそれぞれねじ孔21a,81aが設けられており、フレームにも図示しないねじ孔が設けられている。上側から図示しないねじを用いて送給部筐体21と絶縁板81とフレーム30とを互いに締結することにより、ワイヤ送給部20及び絶縁板81がフレーム30に取付け固定されている。このようにすることで、ワイヤ送給部20とフレーム30との電気的絶縁を保つことができる。
【0029】
絶縁板(絶縁部材)80,81は、所定の熱伝導率を有する熱硬化性樹脂からなる。本実施形態では、熱伝導率が1.1W/m・Kのガラスエポキシ樹脂からなり、厚みは、約1.6mmである。なお、絶縁板80,81の熱伝導率は特にこれに限定されず、例えば、0.6W/m・Kよりも高ければよく、1.0W/m・K以上であることが好ましい。また、絶縁板80,81の厚みも特に上記に限定されない。モータ10と送給部筐体21との間、及び送給部筐体21とフレーム30との間をそれぞれ絶縁できる程度の厚みであればよく、モータ10と送給部筐体21との間で要求される絶縁耐圧やモータ10の使用時最高温度の仕様等により適宜変更されうる。同様に、絶縁板80,81の材質も特に上記に限定されず、熱硬化性樹脂であれば他の材質であってもよい。
【0030】
[効果等]
以上説明したように、本実施形態に係るワイヤ送給装置100は、モータ10と、モータ10によって駆動される送給ロール24と、送給ロール24との間で溶接ワイヤを挟んで送給する加圧ロール23と、送給ロール24と加圧ロール23とモータ10とが取り付けられた送給部筐体21と、送給部筐体21が取付けられたフレーム(筐体)30とを備えている。
【0031】
送給部筐体21は絶縁板(絶縁部材)81を挟んでフレーム30に取り付けられている。モータ10は絶縁板80を挟んで送給部筐体21に取り付けられている。また、絶縁板80,81は所定の熱伝導率を有する熱硬化性樹脂からなる。
【0032】
本実施形態のワイヤ送給装置100によれば、簡便な構成で溶接ワイヤを送給するモータ10での発熱を速やかに放散できる。このことについてさらに説明する。
【0033】
図4は、駆動時におけるモータの温度分布を示し、
図4における測定点A,B,Cは、
図2に示すモータ10上の位置A,B,Cに対応している。なお、本実施形態では、モータ10を1.5時間連続して駆動し、その前後での温度を測定して温度上昇値を求めた。また、本実施形態では、温度上昇値が60℃以下の場合はOK、60℃を超える場合はNGと判定している。
【0034】
また、比較のために、バルカナイズドファイバーからなる絶縁板(以下、比較用絶縁板という)をモータ10と送給部筐体21との間に挟み込んだ場合の温度上昇値も求めた。なお、比較用絶縁板の熱伝導率は、0.6W/m・Kであった。なお、
図4に示す実験では、溶接ワイヤの送給自体は行っていない。なお、バルカナイズドファイバーは、コットンパルプや木材パルプからなる。
【0035】
図4に示すように、モータ10を無負荷、あるいは所定の負荷がかかった状態で駆動した場合、本実施形態に示す絶縁板80,81を用いることで、モータ10の各部でその温度上昇値を60℃以下、具体的には、44℃以下とすることができた。
【0036】
一方、比較用絶縁板を用いた場合には、モータ10が無負荷で駆動した状態では、温度上昇値は最大30℃で、本実施形態に示す絶縁板80,81を用いた場合とほぼ差は無かった。しかし、モータ10に所定の負荷がかかった状態で駆動した場合には、温度上昇値は、49℃~60.5℃となり、本実施形態に示す場合に比べて、モータ10の大幅な温度上昇が見られた。なお、測定点Bでの温度上昇値は、58℃であるため、判定結果はOKであるが、判定しきい値との差異が小さいため、
図4中で「OK*」と標記している。
【0037】
このように、本実施形態によれば、モータ10での発熱を速やかに放散して、モータ10の温度が上昇するのを抑制することができる。このことにより、ワイヤ送給装置100の耐久性を高められるとともに長寿命化が図れる。
【0038】
また、本実施形態によれば、絶縁板80,81を熱硬化性樹脂とすることにより、モータ10の発熱時に絶縁板80が変形するのを防止でき、モータ10と送給部筐体21との取付位置精度が低下するのを抑制することができる。このことにより、駆動ギア25と送給ロール24との間で回転力の伝達ロスが生じるのを抑制し、溶接ワイヤを所定の送給速度で確実に母材に向けて送給することができる。また、モータ10の発熱時に絶縁板81が変形するのを防止でき、送給部筐体21とフレーム30の取付位置精度が低下するのを抑制することができる。このことにより、溶接ワイヤを曲がり等無くワイヤ送給部20に送り込み、またワイヤ送給部20から送出することができる。
【0039】
なお、本実施形態において、板材である絶縁板80,81を用いたが、同じ熱伝導率及び材質の絶縁シートを用いてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明のワイヤ送給装置は、溶接ワイヤを送給するモータでの発熱を速やかに放散できるため、溶接ワイヤの高速送給を行う溶接装置に適用する上で特に有用である。
【符号の説明】
【0041】
10 モータ
11 モータケース
12 回転軸
20 ワイヤ送給部
21 送給部筐体
22 蓋体
23 加圧ロール
24 送給ロール
25 駆動ギア
26 加圧ハンドル
26a 回転つまみ
27 センターガイド
28 ワイヤ挿入口
29 ワイヤ送出口
30 フレーム(筐体)
31 ガイド口
40 ワイヤ矯正部
50 制御基板収容部
60 コネクタ
70 ガスバルブ
80,81 絶縁板(絶縁部材)
100 ワイヤ送給装置