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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-18
(45)【発行日】2023-04-26
(54)【発明の名称】シェア支援装置及びシェア支援方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20230419BHJP
   G06Q 40/08 20120101ALI20230419BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q40/08
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2019107120
(22)【出願日】2019-06-07
(65)【公開番号】P2020201648
(43)【公開日】2020-12-17
【審査請求日】2022-03-17
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 シェア支援装置を用いたサービスの提供を開始した。(公開日:平成30年7月24日)
(73)【特許権者】
【識別番号】599115217
【氏名又は名称】株式会社 ディー・エヌ・エー
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【弁理士】
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100154070
【弁理士】
【氏名又は名称】久恒 京範
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【弁理士】
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(72)【発明者】
【氏名】渡邊 直樹
(72)【発明者】
【氏名】大石 優介
(72)【発明者】
【氏名】池野 直人
(72)【発明者】
【氏名】渡部 貴博
(72)【発明者】
【氏名】北村 華苗
【審査官】樋口 龍弥
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-028850(JP,A)
【文献】特開2004-038278(JP,A)
【文献】特開2013-239150(JP,A)
【文献】特表2016-531364(JP,A)
【文献】国際公開第02/056222(WO,A1)
【文献】特開2019-020162(JP,A)
【文献】特開平11-144042(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
個人間のカーシェアリングにおいて、自動車のオーナとドライバーとを支援するシェア支援装置であって、
前記ドライバーから、前記オーナとシェアリングを行う自動車を示す情報と、当該シェアリングに対して前記ドライバーが前記オーナに支払う金額と、当該シェアリングの期間とを契約内容に含むカーシェアリングの契約申込を受け付ける受付部と、
前記受付部が前記契約申込を受け付けた後に、前記オーナに関する情報と、前記ドライバーに関する情報と、前記契約内容に含まれる前記期間に連動して前記ドライバーが加入する自動車保険の有効期限を示す有効期限情報とを取得する取得部と、
前記契約内容と、前記取得部が取得した前記オーナに関する情報、前記ドライバーに関する情報、及び前記有効期限情報とを含む管理画面を前記オーナの端末及び前記ドライバーの端末に表示させる表示制御部と、
を備えるシェア支援装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記シェアリングが終了するまでに前記オーナ又は前記ドライバーから受け付ける前記シェアリングに係る手続を促す情報を、前記シェアリングの期間において予め定められている当該手続を受け付けるタイミングで前記管理画面に表示させる、
請求項1に記載のシェア支援装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記管理画面において、チャットを開始する操作を受け付けると、前記管理画面からチャットを行うためのチャット画面に切り替える、
請求項1又は2に記載のシェア支援装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記シェアリングが終了するまでに前記オーナ又は前記ドライバーから受け付ける前記シェアリングに係る手続を促す情報を、前記シェアリングの期間において予め定められている当該手続を受け付けるタイミングで、前記チャット画面に表示させる、
請求項3に記載のシェア支援装置。
【請求項5】
前記シェアリングに係る手続を促す情報には、前記手続を受け付ける手続受付画面に遷移するための情報が含まれており、
前記表示制御部は、前記チャット画面において前記遷移するための情報が選択されると前記手続受付画面を表示させる、
請求項3又は4に記載のシェア支援装置。
【請求項6】
前記シェアリングに係る手続には、前記ドライバーが行うドライバー側手続と、前記オーナが行うオーナ側手続が含まれており、
前記表示制御部は、前記ドライバーの端末に表示される前記管理画面に、前記ドライバー側手続を受け付けるための情報を表示させるとともに、前記オーナ側手続を受け付けるための情報を表示させず、前記オーナの端末に表示される前記管理画面に、前記オーナ側手続を受け付けるための情報を表示させるとともに、前記ドライバー側手続を受け付けるための情報を表示させないように制御する、
請求項1から5のいずれか1項に記載のシェア支援装置。
【請求項7】
前記シェアリングに係る手続には、前記ドライバーが行う前記シェアリングの終了手続が含まれており、
前記表示制御部は、前記シェアリングの期間の終了時刻から所定時間前の時刻において前記ドライバーから前記シェアリングの終了手続を受け付けていない場合に、前記ドライバーの端末に表示される前記管理画面に前記自動車保険の延長手続きを受け付けるための情報を表示させる、
請求項6に記載のシェア支援装置。
【請求項8】
前記シェアリングに係る手続には、前記オーナが行う手続として、前記シェアリングに関する追加費用を前記ドライバーに請求する追加請求手続が含まれており、
前記表示制御部は、前記シェアリングの期間の終了時刻から所定時間経過しても前記オーナから前記追加請求手続を受け付けていない場合に、前記オーナの端末に表示される前記管理画面に前記追加請求手続を受け付けるための情報を表示させる、
請求項6又は7に記載のシェア支援装置。
【請求項9】
前記オーナが予め登録した前記自動車に生じている傷を示す情報と、当該傷の位置とを関連付けた傷情報を記憶する記憶部をさらに備え、
前記表示制御部は、前記シェアリングの終了手続時に、前記記憶部が記憶している前記傷情報と、前記自動車に実際に生じている傷との照合確認を受け付けるための情報を表示させる、
請求項1から8のいずれか1項に記載のシェア支援装置。
【請求項10】
コンピュータが実行する、個人間のカーシェアリングにおいて自動車のオーナとドライバーとを支援するシェア支援方法であって、
前記ドライバーから、前記オーナとシェアリングを行う自動車を示す情報と、当該シェアリングに対して前記ドライバーが前記オーナに支払う金額と、当該シェアリングの期間とを契約内容に含むカーシェアリングの契約申込を受け付けるステップと、
前記契約申込が受け付けられた後に、前記オーナに関する情報と、前記ドライバーに関する情報と、前記契約内容に含まれる前記期間に連動して前記ドライバーが自動的に加入する自動車保険の有効期限を示す有効期限情報とを取得するステップと、
前記契約内容と、取得された前記オーナに関する情報、前記ドライバーに関する情報、及び前記有効期限情報とを含む管理画面を前記オーナの端末及び前記ドライバーの端末に表示させるステップと、
を備えるシェア支援方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、個人間のカーシェアリングを支援するシェア支援装置及びシェア支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数のユーザの間で自動車を共有するカーシェアリングが行われている。例えば、特許文献1には、シェアリングの対象である車両の車両特定情報として、車種、ナンバー、車両の外観の写真を、車両のドライバーの携帯電話機に表示させるシェアリング管理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2008-293253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、個人間のカーシェアリングにおいて、ドライバーは、カーシェアリングを行う際に、カーシェアリングの期間に対応して自動車保険に加入する。ドライバーが自動車保険の有効期限が切れた後にシェアリングされている自動車を運転すると、事故が発生した際に十分に補償が行われないことから、ドライバーは、自動車保険の加入期間を速やかに確認できるようにすることが求められる。また、オーナも、ドライバーが自動車保険の有効期限が切れた後にシェアリングされている自動車をドライバーに運転させないようにすることが求められる。しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは、ドライバー及びオーナが自動車保険に関する情報を確認することが困難であった。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、個人間のカーシェアリングにおいてドライバーとオーナとが自動車保険に関する情報を確認することができるシェア支援装置及びシェア支援方法を提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様に係るシェア支援装置は、個人間のカーシェアリングにおいて、自動車のオーナとドライバーとを支援するシェア支援装置であって、前記ドライバーから、前記オーナとシェアリングを行う自動車を示す情報と、当該シェアリングに対して前記ドライバーが前記オーナに支払う金額と、当該シェアリングの期間とを契約内容に含むカーシェアリングの契約申込を受け付ける受付部と、前記受付部が前記契約申込を受け付けた後に、前記オーナに関する情報と、前記ドライバーに関する情報と、前記契約内容に含まれる前記期間に連動して前記ドライバーが加入する自動車保険の有効期限を示す有効期限情報とを取得する取得部と、前記契約内容と、前記取得部が取得した前記オーナに関する情報、前記ドライバーに関する情報、及び前記有効期限情報とを含む管理画面を前記オーナの端末及び前記ドライバーの端末に表示させる表示制御部と、を備える。
【0007】
前記表示制御部は、前記シェアリングが終了するまでに前記オーナ又は前記ドライバーから受け付ける前記シェアリングに係る手続を促す情報を、前記シェアリングの期間において予め定められている当該手続を受け付けるタイミングで前記管理画面に表示させてもよい。
【0008】
前記表示制御部は、前記管理画面において、チャットを開始する操作を受け付けると、前記管理画面からチャットを行うためのチャット画面に切り替えてもよい。
【0009】
前記表示制御部は、前記シェアリングが終了するまでに前記オーナ又は前記ドライバーから受け付ける前記シェアリングに係る手続を促す情報を、前記シェアリングの期間において予め定められている当該手続を受け付けるタイミングで、前記チャット画面に表示させてもよい。
【0010】
前記シェアリングに係る手続を促す情報には、前記手続を受け付ける手続受付画面に遷移するための情報が含まれており、前記表示制御部は、前記チャット画面において前記遷移するための情報が選択されると前記手続受付画面を表示させてもよい。
【0011】
前記シェアリングに係る手続には、前記ドライバーが行うドライバー側手続と、前記オーナが行うオーナ側手続が含まれており、前記表示制御部は、前記ドライバーの端末に表示される前記管理画面に、前記ドライバー側手続を受け付けるための情報を表示させるとともに、前記オーナ側手続を受け付けるための情報を表示させず、前記オーナの端末に表示される前記管理画面に、前記オーナ側手続を受け付けるための情報を表示させるとともに、前記ドライバー側手続を受け付けるための情報を表示させないように制御してもよい。
【0012】
前記シェアリングに係る手続には、前記ドライバーが行う前記シェアリングの終了手続が含まれており、前記表示制御部は、前記シェアリングの期間の終了時刻から所定時間前の時刻において前記ドライバーから前記シェアリングの終了手続を受け付けていない場合に、前記ドライバーの端末に表示される前記管理画面に前記自動車保険の延長手続きを受け付けるための情報を表示させてもよい。
【0013】
前記シェアリングに係る手続には、前記オーナが行う手続として、前記シェアリングに関する追加費用を前記ドライバーに請求する追加請求手続が含まれており、前記表示制御部は、前記シェアリングの期間の終了時刻から所定時間経過しても前記オーナから前記追加請求手続を受け付けていない場合に、前記オーナの端末に表示される前記管理画面に前記追加請求手続を受け付けるための情報を表示させてもよい。
【0014】
前記シェア支援装置は、前記オーナが予め登録した前記自動車に生じている傷を示す情報と、当該傷の位置とを関連付けた傷情報を記憶する記憶部をさらに備え、前記表示制御部は、前記シェアリングの終了手続時に、前記記憶部が記憶している前記傷情報と、前記自動車に実際に生じている傷との照合確認を受け付けるための情報を表示させてもよい。
【0015】
本発明の第2の態様に係るシェア支援方法は、コンピュータが実行する、個人間のカーシェアリングにおいて自動車のオーナとドライバーとを支援するシェア支援方法であって、前記ドライバーから、前記オーナとシェアリングを行う自動車を示す情報と、当該シェアリングに対して前記ドライバーが前記オーナに支払う金額と、当該シェアリングの期間とを契約内容に含むカーシェアリングの契約申込を受け付けるステップと、前記契約申込が受け付けられた後に、前記オーナに関する情報と、前記ドライバーに関する情報と、前記契約内容に含まれる前記期間に連動して前記ドライバーが自動的に加入する自動車保険の有効期限を示す有効期限情報とを取得するステップと、前記契約内容と、取得された前記オーナに関する情報、前記ドライバーに関する情報、及び前記有効期限情報とを含む管理画面を前記オーナの端末及び前記ドライバーの端末に表示させるステップと、を備える。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、一例として、個人間のカーシェアリングにおいてドライバーとオーナとが自動車保険に関する情報を確認することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本実施形態に係るシェア支援装置の概要を説明するための図である。
図2】本実施形態に係るシェア支援装置の構成を示す図である。
図3】本実施形態に係るユーザ情報の一例を示す図である。
図4】本実施形態に係る契約条件情報の一例を示す図である。
図5】本実施形態に係る契約情報の一例を示す図である。
図6】本実施形態に係る管理画面の一例を示す図である。
図7】本実施形態に係るチャット画面の一例を示す図である。
図8】本実施形態に係るチャット画面にリマインド情報が表示された例を示す図である。
図9】本実施形態に係る受渡手続に対応する手続受付画面の一例を示す図である。
図10】本実施形態に係る管理画面にリマインド情報が表示された例を示す図である。
図11】本実施形態に係る傷確認画面の一例を示す図である。
図12】本実施形態に係るシェア支援装置が契約申込を受け付けてから管理画面がドライバー端末又はオーナ端末に表示されるまでの処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
[シェア支援装置1の概要]
図1は、本実施形態に係るシェア支援装置1の概要を説明するための図である。シェア支援装置1は、個人間のカーシェアリングを支援するカーシェアリングサービスを提供するサーバである。
【0019】
シェア支援装置1は、自動車のドライバーが使用するドライバー端末2及び自動車のオーナが使用するオーナ端末3と、インターネット等の通信ネットワークを介して通信可能に接続されている。ドライバー端末2及びオーナ端末3は、例えば、スマートフォン等のコンピュータであり、カーシェアリングサービスに関するアプリケーションが実行されているものとする。シェア支援装置1は、予めオーナに関する情報と、ドライバーに関する情報と、カーシェアリングの対象である自動車に関する情報とを記憶している。
【0020】
シェア支援装置1は、ドライバー端末2から、カーシェアリングに関する契約申込を受け付ける。シェア支援装置1は、契約申込を受け付けた後に、ドライバー端末2又はオーナ端末3から管理画面の取得要求を受け付ける。シェア支援装置1は、管理画面の取得要求を受け付けると、オーナに関する情報と、ドライバーに関する情報と、契約内容に含まれる自動車のシェア期間に連動してドライバーが加入する自動車保険の有効期限を含む保険情報と、契約内容とを含む管理画面を生成し、当該管理画面をドライバー端末2又はオーナ端末3に表示させる。このようにすることで、ドライバー及びオーナは、管理画面を介してカーシェアリングに関する契約内容、オーナに関する情報、ドライバーに関する情報、保険情報を容易に確認することができる。
【0021】
[シェア支援装置1の構成]
続いて、シェア支援装置1の構成を説明する。図2は、本実施形態に係るシェア支援装置1の構成を示す図である。図2に示すように、シェア支援装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを備える。
【0022】
通信部11は、インターネット等の通信ネットワークを介してドライバー端末2及びオーナ端末3と通信を行うための通信インターフェースである。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を含む記憶媒体である。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを記憶している。例えば、記憶部12は、制御部13を、登録部131、受付部132、取得部133、及び表示制御部134として機能させるシェア管理プログラムを記憶している。
【0023】
記憶部12は、カーシェアリングサービスに会員登録したユーザのユーザ情報を記憶する。図3は、本実施形態に係るユーザ情報の一例を示す図である。図3に示すように、ユーザ情報は、例えば、ユーザを識別するユーザ識別情報としてのユーザIDと、ユーザの個人情報とを関連付けた情報である。ユーザの個人情報には、ユーザの氏名、住所、電話番号、メールアドレス、SNSのID等が含まれる。
【0024】
制御部13は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部13は、記憶部12に記憶されたシェア管理プログラムを実行することにより、登録部131、受付部132、取得部133、及び表示制御部134として機能する。
【0025】
登録部131は、オーナ端末3から、カーシェアリングの対象となる自動車の登録を受け付ける。具体的には、まず、登録部131は、カーシェアリングサービスにログインしているオーナ端末3から自動車の登録開始要求を受け付けると、登録用画面をオーナ端末3に送信する。オーナ端末3は、登録用画面において、オーナからカーシェアリングの対象である自動車のシェアリングに関する契約条件の入力を受け付け、オーナの操作に応じて契約条件の登録要求を行う。
【0026】
契約条件には、例えば、自動車の型式、メーカー、製造年、走行距離、貸出位置、貸出価格、自動車に生じている傷を示す傷情報、シェアリングに関する注意書き等が含まれる。登録部131は、登録要求を受け付けると、シェア支援装置1において自動車を識別するための自動車IDを生成する。そして、登録部131は、オーナのユーザIDと、自動車IDと、契約条件とを関連付けて契約条件情報として記憶部12に記憶させる。図4は、本実施形態に係る契約条件情報の一例を示す図である。図4に示すように、契約条件情報では、ユーザIDと自動車IDと契約条件とが関連付けられていることが確認できる。
【0027】
受付部132は、ドライバーからカーシェアリングの契約申込を受け付ける。具体的には、まず、受付部132は、記憶部12に記憶されている契約条件情報に基づいて、シェアリングが可能な自動車のリストを示すリスト画面をドライバー端末2に表示させる。ドライバー端末2は、ドライバーから、リスト画面に含まれている自動車の選択を受け付けると、選択された自動車に対応する自動車IDをシェア支援装置1に送信する。
【0028】
受付部132は、ドライバー端末2において自動車が選択されると、記憶部12に記憶されている契約条件情報を参照し、選択された自動車の自動車IDに関連付けられている契約条件を特定する。受付部132は、特定した契約条件を含み、当該契約条件に基づく契約申込を受け付けるための申込受付画面をドライバー端末2に送信する。
【0029】
申込受付画面において、ドライバーは、自動車を借りる期間を指定することができる。また、申込受付画面には、契約申込を受け付ける申込ボタンが設けられている。受付部132は、ドライバー端末2において申込ボタンが押下されると、カーシェアリングの契約申込を受け付ける。
【0030】
受付部132は、契約申込を受け付けると、契約内容を含み、カーシェアリングの承認を受け付ける承認画面をオーナ端末3に表示させ、オーナからカーシェアリングの承認を受け付ける。契約内容には、例えば、契約条件に示される、シェアリングを行う自動車を示す自動車情報と、シェアリングに対してドライバーがオーナに支払う金額と、及びシェアリングの期間が含まれる。なお、契約内容には、自動車のドライバーのユーザIDと、自動車のオーナのユーザIDとが含まれていてもよい。自動車情報には、例えば、図4に示す契約条件情報に含まれている自動車ID、型式、メーカー、製造年、及び走行距離が少なくとも含まれる。
【0031】
受付部132は、オーナ端末3に表示された承認画面を介してオーナからカーシェアリングの承認を受け付けると、カーシェアリングの契約が締結されたものとし、契約締結日時と、契約内容とを関連付けた契約情報を記憶部12に記憶させる。図5は、本実施形態に係る契約情報の一例を示す図である。図5に示すように、契約情報では、契約締結日時と契約内容とが関連付けられていることが確認できる。
【0032】
受付部132は、カーシェアリングの契約が締結された後に、自動車保険への加入を受け付けるための保険申込受付画面をドライバー端末2に表示させ、契約内容に含まれるシェアリングの期間に連動した自動車保険への加入を受け付ける。受付部132は、保険申込受付画面を介してドライバーから自動車保険への加入を受け付けると、カーシェアリングの契約内容に含まれる契約IDと、当該自動車保険の有効期限を示す有効期限情報とを関連付けて保険情報として記憶部12に記憶させる。
【0033】
取得部133は、受付部132が契約申込を受け付けた後に、オーナに関する情報と、ドライバーに関する情報と、契約内容に含まれるシェアリングの期間に連動してドライバーが加入する自動車保険の有効期限を示す有効期限情報とを取得する。
【0034】
具体的には、まず、取得部133は、カーシェアリングに係る情報を管理するための管理画面の取得要求をドライバー端末2又はオーナ端末3から受け付ける。管理画面の取得要求には、ユーザIDが含まれている。取得部133は、図5に示される契約情報を参照し、当該ユーザIDをドライバーのユーザID又はオーナのユーザIDに含む契約情報を特定する。取得部133は、特定した契約情報に含まれている契約内容を取得する。
【0035】
取得部133は、図3に示されるユーザ情報を参照し、特定した契約情報に含まれるドライバーのユーザIDに関連付けられているユーザの個人情報をドライバーに関する情報として特定するとともに、特定した契約情報に含まれるオーナのユーザIDに関連付けられているユーザの個人情報をオーナに関する情報として特定する。また、取得部133は、記憶部12に記憶されている保険情報を参照し、特定した契約情報に含まれている契約IDに関連付けられている自動車保険の有効期限情報を特定する。
【0036】
表示制御部134は、取得部133が契約内容と、オーナに関する情報と、ドライバーに関する情報と、自動車保険の有効期限情報とを取得すると、当該契約内容、オーナに関する情報、ドライバーに関する情報、及び有効期限情報を含む管理画面を、管理画面の取得要求を行ったドライバー端末2及びオーナ端末3に表示させる。
【0037】
図6は、本実施形態に係る管理画面の一例を示す図である。図6に示す管理画面は、スマートフォンに表示される管理画面の一例を示している。スマートフォンの表示部には、図6に示される管理画面の一部が表示される。そして、スマートフォンにおいてスクロール操作を受け付けると、当該管理画面の表示領域が変更され、変更後の表示領域が表示される。図6に示すように、管理画面には、取得部133が特定した契約情報に対応する契約内容と、オーナに関する情報と、ドライバーに関する情報と、自動車保険の有効期限情報と、手続の実施状況を示す情報とが含まれていることが確認できる。
【0038】
また、図6に示すように、管理画面には、オーナとドライバーとの間でチャットを開始するための操作を受け付けるアイコンiが表示されている。表示制御部134は、ドライバー端末2又はオーナ端末3から、管理画面に表示したアイコンiによりチャットを開始する操作を受け付けると、ドライバー端末2又はオーナ端末3に表示されている画面を、管理画面からチャットを行うためのチャット画面に切り替える。なお、表示制御部134は、アイコンiによりチャットを開始する操作を受け付けたことに応じて、管理画面からチャット画面に切り替えたが、これに限らない。表示制御部134は、管理画面の全て又は一部をスライド操作する等の他の操作によってチャットを開始する操作を受け付け、管理画面からチャット画面に切り替えるようにしてもよい。
【0039】
図7は、本実施形態に係るチャット画面の一例を示す図である。図7に示すようにチャット画面が表示されることにより、ドライバーとオーナとはチャット画面を介してカーシェアリングに関する細かいやりとりを容易に行うことができる。
【0040】
表示制御部134は、シェアリングが終了するまでにオーナ又はドライバーから受け付けるシェアリングに係る各種手続のそれぞれを促す情報であるリマインド情報をチャット画面に表示させる。表示制御部134は、シェアリングに係る各種手続のそれぞれに対応するリマインド情報を、シェアリングの期間に対して予め定められている各種手続を受け付けるタイミングでチャット画面に表示させる。
【0041】
ここで、各種手続には、ドライバーが行う手続と、オーナが行う手続とが含まれている。ドライバーが行う手続には、例えば、シェアリングの開始手続、終了手続、延長手続、自動車保険の申込手続、延長手続、免許証提示手続、傷確認手続、領収書発行手続、共同使用条件の確認手続が含まれている。共同使用条件は、シェアリング対象の自動車をドライバーの関係者も使用するときの自動車の使用条件である。オーナが行う手続には、例えば、シェアリングが終了してから、シェアリングに関する追加費用をドライバーに請求する追加請求手続が含まれている。追加請求手続の対象となる追加費用は、例えばガソリン代である。受付部132は、各種手続を受け付けると、契約IDと、手続を識別する手続識別情報としての手続IDと、手続において受け付けた情報とを関連付けて手続関連情報として記憶部12に記憶させる。
【0042】
記憶部12は、各種手続のそれぞれに対応するリマインド情報と、当該リマインド情報を通知するタイミングを示す情報とを関連付けた通知タイミング情報を記憶する。リマインド情報は、例えば手続を促す文言を含むテキスト情報である。各種手続を通知するタイミングを示す情報は、例えば、契約締結時からの経過時間、契約終了時までの残り時間、又は契約終了時からの経過時間を示す情報である。
【0043】
表示制御部134は、記憶部12に記憶されている通知タイミング情報を参照し、通知タイミングを経過しているリマインド情報を特定する。また、表示制御部134は、記憶部12に記憶されている手続関連情報を参照し、特定したリマインド情報に対応する手続が完了しているか否かを判定する。表示制御部134は、当該手続が完了していないと判定すると、当該リマインド情報をチャット画面に表示させる。
【0044】
図8は、本実施形態に係るチャット画面にリマインド情報が表示された例を示す図である。表示制御部134は、チャット画面において、カーシェアリングサービスからの発信情報としてリマインド情報をチャット画面に表示させる。図8では、カーシェアリングサービスからの発信情報であることがドライバー及びオーナに判別できるように、リマインド情報を含む吹き出しの発言者を示すアイコンが、ドライバー及びオーナのアイコンと異なっていることが確認できる。このようにすることで、シェア支援装置1は、ドライバー及びオーナに、実施する必要がある手続の実施を促すことができる。
【0045】
なお、リマインド情報には、手続を受け付ける手続受付画面に遷移するためのリンク情報が含まれていてもよい。表示制御部134は、ドライバー端末2又はオーナ端末3に表示されているチャット画面において、手続受付画面に遷移するリンク情報が選択されると、手続受付画面をドライバー端末2又はオーナ端末3に表示させてもよい。
【0046】
図8に示す例では、「受渡手続」というテキスト情報に対してリンク情報が埋め込まれている。表示制御部134は、「受渡手続」が選択されると、受渡手続を行う手続受付画面をドライバー端末2又はオーナ端末3に表示させる。このようにすることで、ドライバー又はオーナは、画面上に表示されているリマインド情報を確認してから速やかに手続受付画面において手続を開始することができる。なお、図8では、テキスト情報に対してリンク情報が埋め込まれている例について説明したが、テキスト情報とは別にリンク情報が埋め込まれていてもよい。例えば、テキスト情報とともに、手続受付画面に遷移するためのリンク情報が埋め込まれている画像をチャット画面に表示させるようにしてもよい。
【0047】
図9は、本実施形態に係る受渡手続に対応する手続受付画面の一例を示す図である。受渡手続は、図9に示すように、免許証提示手続、傷確認手続、及び共同使用条件の確認手続により構成される手続である。図9では、受渡に関する各種手続を画面上から開始できることが確認できる。なお、図9に示す手続受付画面には、図6に示す管理画面に示されている手続の実施状況を示す情報からもアクセスすることができる。
【0048】
表示制御部134は、手続のリマインド情報を、シェアリングの期間において予め定められている当該手続を受け付けるタイミングで、管理画面に表示させるようにしてもよい。例えば、表示制御部134は、チャット画面にリマインド情報を表示させるタイミングで、当該リマインド情報を管理画面にも表示させる。
【0049】
図10は、本実施形態に係る管理画面にリマインド情報が表示された例を示す図である。表示制御部134は、例えば、管理画面の表示領域のうち、ドライバー端末2又はオーナ端末3に最初に表示される表示領域に、手続受付画面に遷移するリンク情報を含むリマインド情報を表示させる。このようにすることで、シェア支援装置1は、リマインド情報をドライバー又はオーナに把握させ、ドライバー又はオーナが手続を開始する可能性を高めることができる。
【0050】
また、上述したように、シェアリングに係る手続には、ドライバーが行うドライバー側手続と、オーナが行うオーナ側手続が含まれている。このため、表示制御部134は、ドライバー端末2に表示される管理画面にドライバー側手続を受け付けるための情報を表示させるとともに、オーナ側手続を受け付けるための情報を表示させないように制御する。また、表示制御部134は、オーナ端末3に表示される管理画面にオーナ側手続を受け付けるための情報を表示させるとともに、ドライバー側手続を受け付けるための情報を表示させないように制御する。
【0051】
例えば、表示制御部134は、シェアリングの期間の終了時刻から所定時間前の時刻においてドライバーからシェアリングの終了手続を受け付けていない場合に、ドライバー端末2に表示される管理画面のみに自動車保険の延長手続を受け付けるための情報を表示させる。なお、シェアリングの期間内において、ドライバーが自動車を運転中であり、当該情報が表示されていることに気付かないことがある。したがって、制御部13は、ドライバー端末2に出音させる出音指示情報を送信してドライバー端末2に出音させたり、ドライバー端末2を振動させる振動指示情報を送信してドライバー端末2を振動させたりしてもよい。このようにすることで、シェアリングの期間延長時に自動車保険の延長手続が行われず、保険が適用されなくなることを抑制することができる。
【0052】
また、表示制御部134は、シェアリングの期間の終了時刻から所定時間経過してもオーナから追加請求手続を受け付けていない場合に、オーナ端末3に表示される管理画面に追加請求手続を受け付けるための情報を表示させる。このようにすることで、ドライバーがシェアリング対象の自動車をオーナに返却したときに給油を忘れていた場合に、オーナが給油に係る費用の請求をし忘れていたとしても、給油に係る費用を請求することができる。
【0053】
また、表示制御部134は、シェアリングの終了時に行われる自動車の返却手続時に、シェアリング対象の自動車について、記憶部12が記憶している契約条件情報に含まれている傷情報と、実際に生じている傷との照合確認を受け付けるための情報を表示させる。
【0054】
具体的には、まず、表示制御部134は、返却手続画面に、傷の照合確認を受け付けるための傷確認ボタンを表示させる。そして、表示制御部134は、傷確認ボタンが選択されたことに応じて、傷の照合確認を受け付ける傷確認画面を表示させる。ここで、表示制御部134は、傷確認ボタンが選択されたことに応じて傷確認画面を表示させたが、これに限らない。表示制御部134は、返却手続画面の一部をスライド操作する等の他の操作によって傷確認画面を表示させるようにしてもよい。
【0055】
図11は、本実施形態に係る傷確認画面の一例を示す図である。表示制御部134は、図11に示すように、記憶部12が記憶している契約条件情報に含まれている傷情報を、傷の位置ごとに表示させる。このようにすることで、ドライバー及びオーナは、自動車に生じている傷が、既に生じているものなのか、新たに生じているものなのかを確認することができる。
【0056】
また、傷確認画面では、自動車に新たに生じている傷の情報を受け付けてもよい。この場合、ドライバー端末2又はオーナ端末3は、図11に示される「新たな傷があった場合」というボタンが選択されたことに応じて、端末に設けられているカメラを起動し、傷を撮像した画像を取得してもよい。そして、受付部132が、撮像された傷の画像を受け付けて、契約IDと関連付けて、新たに生じた傷の画像として記憶部12に記憶させるようにしてもよい。
【0057】
また、制御部13は、通知部として機能し、リマインド情報の通知タイミングに基づいて、リマインド情報をドライバー端末2又はオーナ端末3にプッシュ通知してもよい。例えば、制御部13は、ドライバー端末2又はオーナ端末3においてカーシェアリングサービスに関するアプリケーションが実行されている場合には、アプリケーションに対してプッシュ通知を行うことにより、スマートフォンの画面の上部に表示されるステータスバーに、リマインド情報が通知されていることを示すアイコンを表示させるようにしてもよい。また、制御部13は、プッシュ通知を行う場合に、ドライバー端末2又はオーナ端末3においてカーシェアリングサービスに関するアプリケーションが実行されていない場合には、図3に示すユーザの個人情報に含まれているメールアドレスやSNSのIDを宛先として、リマインド情報を送信させることにより、リマインド情報をプッシュ通知してもよい。
【0058】
制御部13は、自動車の受渡に関する各種手続が完了していない場合に、完了していない手続を促すためのリマインド情報をドライバー端末2又はオーナ端末3にプッシュ通知するようにしてもよい。例えば、制御部13は、シェアリングの開始時間に対応する所定タイミング(例えば、開始時間、当該開始時間の10分前、10分後等)に、リマインド情報をプッシュ通知する。
【0059】
また、制御部13は、所定の手続が複数の手続によって完了する場合において、これらの複数の手続のうち一部の手続が完了していない場合には、未完了の手続を促すためのリマインド情報をプッシュ通知するようにしてもよい。所定の手続は、例えば、シェアリング対象の自動車を運転するドライバーの登録手続である。ドライバーの登録手続の完了条件は、例えば、電話番号登録手続、免許証提示手続、及びクレジットカードの登録手続である。制御部13は、記憶部12に記憶されている手続関連情報を参照し、シェアリングの開始時間になっても、ドライバーの登録の完了条件が満たされていないと判定すると、シェアリングの開始時間に対応する所定タイミングにリマインド情報をプッシュ通知する。
【0060】
[シェア支援装置1における処理の流れ]
続いて、シェア支援装置1における処理の流れについて説明する。図12は、本実施形態に係るシェア支援装置1が契約申込を受け付けてから管理画面がドライバー端末2又はオーナ端末3に表示されるまでの処理の流れを示すフローチャートである。なお、本フローチャートの開始時において、オーナによりシェアリング対象の自動車が登録されているものとする。
【0061】
まず、受付部132は、ドライバーからカーシェアリングの契約申込を受け付ける(S10)。
続いて、受付部132は、オーナから、当該契約申込に関するカーシェアリングの承認を受け付ける(S20)。
【0062】
受付部132は、オーナからのカーシェアリングの承認が完了したか否かを判定する(S30)。受付部132は、承認が完了したと判定すると、S40に処理を移し、承認が完了していないと判定すると、S20に処理を移す。
受付部132は、S40において、契約申込に対応する契約が締結されたものとし、契約申込に係る契約情報を記憶部12に記憶させる。
【0063】
続いて、取得部133は、ドライバー端末2又はオーナ端末3から管理画面の取得要求を受信したか否かを判定する(S50)。取得部133は、管理画面の取得要求を受信したと判定すると、S60に処理を移し、管理画面の取得要求を受信していないと判定すると、S50に処理を移す。
【0064】
取得部133は、S60において、管理画面用の情報として、契約内容と、オーナに関する情報と、ドライバーに関する情報と、契約内容に含まれるシェアリングの期間に連動してドライバーが加入する自動車保険の有効期限を示す有効期限情報とを取得する。
【0065】
続いて、表示制御部134は、管理画面に表示する対象となるリマインド情報を特定する(S70)。
続いて、表示制御部134は、取得部133が取得した管理画面用の情報と、リマインド情報とに基づいて、管理画面を生成する(S80)。
表示制御部134は、生成した管理画面を、取得要求を送信したドライバー端末2又はオーナ端末3に送信することにより、当該管理画面をドライバー端末2又はオーナ端末3に表示させる(S90)。
【0066】
[本実施形態における効果]
以上説明したように、本実施形態に係るシェア支援装置1は、ドライバーから、オーナとシェアリングを行う自動車を示す情報と、当該シェアリングに対してドライバーがオーナに支払う金額と、当該シェアリングの期間とを契約内容に含むカーシェアリングの契約申込を受け付ける。シェア支援装置1は、当該契約申込を受け付けた後に、オーナに関する情報と、ドライバーに関する情報と、契約内容に含まれる期間に連動してドライバーが加入する自動車保険の有効期限を示す有効期限情報とを取得し、これらの情報を含む管理画面をオーナ端末3及びドライバー端末2に表示させる。このようにすることで、シェア支援装置1は、ドライバーとオーナとに自動車保険に関する情報を確認させることができる。
【0067】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
【符号の説明】
【0068】
1 シェア支援装置
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
131 登録部
132 受付部
133 取得部
134 表示制御部
2 ドライバー端末
3 オーナ端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12