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特許7273647照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-02
(45)【発行日】2023-05-15
(54)【発明の名称】照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20230508BHJP
   G02F 1/13357 20060101ALI20230508BHJP
   F21Y 115/30 20160101ALN20230508BHJP
   F21Y 115/15 20160101ALN20230508BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20230508BHJP
   F21Y 105/10 20160101ALN20230508BHJP
【FI】
F21S2/00 484
F21S2/00 482
G02F1/13357
F21Y115:30
F21Y115:15
F21Y115:10
F21Y105:10
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2019139805
(22)【出願日】2019-07-30
(65)【公開番号】P2021022531
(43)【公開日】2021-02-18
【審査請求日】2022-03-23
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147304
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 知哉
(72)【発明者】
【氏名】後藤 彰
【審査官】竹中 辰利
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-247038(JP,A)
【文献】特開2019-046789(JP,A)
【文献】国際公開第2013/018646(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
G02F 1/13357
F21Y 105/10
F21Y 115/10
F21Y 115/15
F21Y 115/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の光源と、
光学部材と対向し、前記光学部材に向けて光を出射する前記複数の光源が二次元的に配置される保持部と、
前記光学部材と前記保持部との間に配置され、前記複数の光源を個別に囲む複数の隔壁と、を備え、
前記複数の隔壁は、前記光学部材の端部側に位置する第1隔壁と、前記第1隔壁よりも前記光学部材の中央部側に位置し、前記光学部材と前記保持部との対向方向において前記第1隔壁よりも寸法が短い第2隔壁と、を含
前記第2隔壁を複数と、
前記保持部に対して前記複数の光源と反対側に設けられ、前記複数の光源に電力を供給する電源部と、を更に備え、
前記複数の第2隔壁の少なくとも一部は、前記光学部材と前記保持部との対向方向において、前記電源部と重なる位置のみに設けられている、
照明装置。
【請求項2】
前記第2隔壁は、前記光学部材の中央部と対向する位置に設けられている、
請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記複数の第2隔壁は、前記光学部材の中央部に近いほど、前記光学部材と前記保持部との対向方向における寸法が短い、
請求項1又は2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記複数の第2隔壁は、前記光学部材の中央部に近づくにつれて、前記光学部材と前記保持部との対向方向における寸法が段階的に短くなる、
請求項3に記載の照明装置。
【請求項5】
前記複数の第2隔壁は、前記光学部材の中央部に近くづくにつれて、前記光学部材と前記保持部との対向方向における寸法が連続的に短くなる、
請求項3に記載の照明装置。
【請求項6】
複数の光源と、
光学部材と対向し、前記光学部材に向けて光を出射する前記複数の光源が二次元的に配置される保持部と、
前記光学部材と前記保持部との間に配置され、前記複数の光源を個別に囲む複数の隔壁と、を備え、
前記複数の隔壁は、前記光学部材の端部側に位置する第1隔壁と、前記第1隔壁よりも前記光学部材の中央部側に位置し、前記光学部材と前記保持部との対向方向において前記第1隔壁よりも寸法が短い第2隔壁と、を含み、
前記第2隔壁を複数と、
前記保持部に対して前記複数の光源と反対側に設けられ、前記保持部を支持するシャーシと、を更に備え、
前記シャーシは、少なくとも一部が前記保持部と対向する位置に形成された開口部を有しており、
前記複数の第2隔壁の少なくとも一部は、前記光学部材と前記保持部との対向方向において、前記シャーシの前記開口部と重なる位置に設けられている、照明装置。
【請求項7】
前記保持部と対向し、前記複数の光源を個別に露出させる露出孔を有する複数の底部を更に備え、
前記複数の底部は、それぞれ前記複数の隔壁と連続しており、
前記複数の底部及び前記複数の隔壁は、光反射性を有する、
請求項1~のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項8】
請求項1~のいずれか1項に記載の照明装置と、
前記光学部材と、を備える、
表示装置。
【請求項9】
請求項に記載の表示装置を備える、
テレビ受信装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、直下型の照明装置を備えた液晶表示装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の液晶表示装置は、液晶パネルと、液晶パネルの背面側に配置された照明装置とを備えている。
【0003】
照明装置は、直下型のバックライト装置であり、フレーム部材と、プリント基板(保持部)と、複数の照明ユニットと、拡散板と、を備えている。
【0004】
フレーム部材は、プリント基板及び複数の照明ユニットを支持する。プリント基板は、LED光源を駆動するための駆動電流をLED光源に供給する回路基板である。照明ユニットは、拡散板の方へ向けて光を出射する。拡散板は、液晶パネルと複数の照明ユニットとの間に配置されている。各照明ユニットから出射される光は、拡散板に入射し、液晶パネルの方へ向けて拡散される。
【0005】
照明ユニットは、LED光源と、隔壁部材(隔壁)と、を有している。隔壁部材は、LED光源を囲う部材であり、LED光源とLED光源との間を隔てる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2012-174371号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の照明装置では、例えば、フレーム部材に反りが発生した場合、フレーム部材の反りによって隔壁部材にも反りが生じるおそれがある。隔壁部材に反りが生じた場合、隔壁部材が拡散板、液晶パネル等の光学部材に圧力を加えられることによって、光学部材の光学特性(例えば画質)が低下するおそれがある。
【0008】
本開示の主な目的は、光学部材の光学特性の低下を抑制することができる照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様に係る照明装置は、複数の光源と、保持部と、複数の隔壁と、を備える。前記保持部は、光学部材と対向し、前記光学部材に向けて光を出射する前記複数の光源が二次元的に配置される。前記複数の隔壁は、前記光学部材と前記保持部との間に配置され、前記複数の光源を個別に囲む。前記複数の隔壁は、第1隔壁と、第2隔壁と、を含む。前記第1隔壁は、前記光学部材の端部側に位置する。前記第2隔壁は、前記第1隔壁よりも前記光学部材の中央部側に位置し、前記光学部材と前記保持部との対向方向において前記第1隔壁よりも寸法が短い。
【0010】
本開示の一態様に係る表示装置は、前記照明装置と、前記光学部材と、を備える。
【0011】
本開示の一態様に係るテレビ受信装置は、前記表示装置を備える。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、実施形態1に係る照明装置、及び表示装置を備えるテレビ受信装置の概略構成図である。
図2図2は、同上の照明装置の概略構成図である。
図3図3Aは、照明装置の第1断面図である。図3Bは、照明装置の第2断面図である。
図4図4は、実施形態1の第1変形例に係る照明装置の断面図である。
図5図5は、実施形態1の第2変形例に係る照明装置の断面図である。
図6図6は、実施形態1の第3変形例に係る照明装置の断面図である。
図7図7は、実施形態1の第4変形例に係る照明装置の断面図である。
図8図8は、実施形態2に係る照明装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
【0014】
また、実施形態等において参照する各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照することとする。また、実施形態等において参照する図面は、模式的に記載されたものである。図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。具体的な物体の寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
【0015】
(実施形態1)
図1に、本実施形態に係るテレビ受信装置100の概略的な外観斜視図を示す。テレビ受信装置100は、表示装置101と、受信部102と、信号処理部103と、を備えている。テレビ受信装置100は、受信したテレビジョン放送に応じた表示を行うように構成されている。
【0016】
図2に、本実施形態に係る表示装置101の概略的な分解斜視図を示す。表示装置101は、光学部材10と、照明装置1と、を備えている。表示装置101は、例えば、液晶ディスプレイであり、映像(動画像)、静止画像等の画像を表示するように構成されている。光学部材10は、矩形板状の表示パネル11を備えている(図3参照)。照明装置1は、直下型のバックライト装置であり、光学部材10の背面側に配置されている。なお、表示装置101、照明装置1の詳細な構成については後述する。
【0017】
受信部102は、回路基板30に実装された複数の電子部品を含む受信回路である。受信部102は、アンテナを介してテレビジョン放送を受信するように構成されている。受信部102は、受信したテレビジョン放送に基づいた放送信号を信号処理部103に出力する。
【0018】
信号処理部103は、回路基板30に実装された複数の電子部品を含む信号処理回路である。信号処理部103は、受信部102から出力された放送信号に信号処理を行うことにより、映像データを生成するように構成されている。信号処理部103は、生成した映像データを表示装置101に出力することにより、表示装置101に映像を表示させる。
【0019】
テレビ受信装置100は、スタンド部材により台座に載せられる据置型であってもよいし、壁掛け部材により壁に取り付けられる壁掛け型であってもよい。
【0020】
以下に、本実施形態に係る照明装置1、及び表示装置101の詳細について説明する。以下では、図1に矢印で示した上下左右前後それぞれの向きを基準にして説明する。つまり、光学部材10と照明装置1とは、前後方向(第1方向)に並んで配置されている。照明装置1は、光学部材10に対して後方側(第1方向の一方側)に配置されている。また、表示パネル11の表示面111(前面)は、前後方向に直交する上下方向(第2方向)及び左右方向(第3方向)に沿って形成されている。ただし、上下方向、左右方向、及び前後方向は、説明の便宜上のため定義した方向であって、テレビ受信装置100、表示装置101、及び照明装置1の使用時の方向を限定するものではない。
【0021】
図2に示すように、表示装置101は、光学部材10と、照明装置1と、を備えている。
【0022】
図3に、表示装置101における、左右方向及び前後方向に沿った概略的な断面図を示す。
【0023】
光学部材10は、透光性を有し、矩形板状に形成されている。光学部材10は、照明装置1の前方に配置され、照明装置1から出射された光が入射する。図3に示すように、光学部材10は、表示パネル11と、拡散板12と、を備えた液晶パネルである。表示パネル11及び拡散板12は、それぞれ透光性を有する矩形状の板部材である。表示パネル11の前面が、映像をユーザに表示するための表示面111として機能する。拡散板12は、表示パネル11の後側に配置されている。拡散板12は、照明装置1からの光を拡散させ、表示パネル11に向けて拡散光を出射する。また、光学部材10は、光学シートとして、表示パネル11と拡散板12との間に設けられた複合シート(CPOP:Core Prism on Prism)、QD(カンタムドット)シート、及びダイクロイックシートを更に備えている。
【0024】
照明装置1は、複数の光源2と、保持部3と、反射部4と、シャーシ5と、を備えている。
【0025】
複数の光源2の各々は、点灯回路から電力が供給されることにより発光するように構成されている。各光源2は、例えば固体発光素子である。一例として、各光源2は、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)である。なお、各光源2は、発光ダイオードに限らず、有機EL素子(EL:Electro Luminescence)、レーザーダイオード等であってもよい。
【0026】
複数の光源2は、光学部材10と前後方向に対向するように保持部3に二次元的に配置されており、光学部材10に向けて光を出射する。本開示における「二次元的に配置」とは、二方向に沿って配置されることを示す。本実施形態では、複数の光源2は、上下方向、及び左右方向に沿ってマトリクス状に配置されている。本実施形態では、照明装置1は、一例として6144個の光源2を備えている。本実施形態では、6144個の光源2が、左右方向に96個ずつ、上下方向に64個ずつ並んで配置されている。なお、光源2の個数は、一例であって、上記に限定されない。
【0027】
保持部3は、複数の光源2を保持するように構成されている。本実施形態では、保持部3は、複数の回路基板30を備えている。言い換えれば、保持部3は、複数の回路基板30で構成されている。複数の回路基板30は、上下方向、及び左右方向に並べて配置されている。本実施形態では、保持部3は、一例として、16枚の回路基板30を備えている。16枚の回路基板30は、左右方向に8枚ずつ、上下方向に2枚ずつ並んで配置されている。なお、回路基板30の枚数は、一例であって、上記に限定されない。複数の光源2は、複数の回路基板30の前面に分割して実装されている。保持部3(複数の回路基板30)は、シャーシ5に固定されている。
【0028】
シャーシ5は、金属材料により板状に構成されている。シャーシ5は、保持部3の後側に配置されており、保持部3を支持している。本実施形態では、シャーシ5は、複数の回路基板30と前後方向に対向している。シャーシ5は、例えば枠状のフレーム部材に固定されている。シャーシ5は、回路基板30に実装された光源2の熱を放熱する放熱部としての機能を有する。
【0029】
反射部4は、光学部材10と保持部3との間に配置されている。反射部4は、複数の底部41と、複数の隔壁42と、を備えている。
【0030】
各底部41は、平面視が矩形状に形成されており、回路基板30の前面と前後方向に対向している。各底部41は、中央部に1つの光源2を露出させる露出孔411が形成されている。
【0031】
複数の隔壁42は、複数の光源2を個別に囲むように構成されている。つまり、複数の隔壁42は、二次元的に配置された複数の光源2を個別に囲むように升目状に形成されている。各隔壁42は、底部41の周縁から前方に突出するように形成されている。各隔壁42は、隣接する2つの光源2の間を隔てる。各隔壁42は、底部41から前方に離れるにつれて開口面積が大きくなるように形成されている。つまり、各隔壁42は、底部41とのなす角が90度よりも大きい。
【0032】
反射部4は、例えばポリエチレンテレフタレート等の樹脂を材料とする真空成形品である。反射部4は、例えば表面が白色であり、光反射性を有する。
【0033】
このように、本実施形態の照明装置1では、複数の光源2を保持する保持部3と光学部材10との間に、光反射性を有する反射部4が設けられている。各光源2は、底部41に形成された露出孔411から露出し、かつ、隔壁42で囲まれている。隔壁42は、光源2から離れるにつれて開口面積が大きくなるように形成されている。反射部4は、光源2から出射された光を光学部材10に向けて反射させることができる。これにより、光学部材10における光に入射効率の向上を図ることができる。
【0034】
本実施形態では、反射部4は、複数の反射シート40を備えている。言い換えれば、反射部4は、複数の反射シート40で構成されている。各反射シート40は、複数の底部41、及び複数の隔壁42を備えている。複数の反射シート40は、複数の回路基板30と一対一に対応している。複数の反射シート40は、上下方向、及び左右方向に並べて配置されている。本実施形態では、反射部4は、一例として、16枚の反射シート40を備えている。16枚の反射シート40は、左右方向に8枚ずつ、上下方向に2枚ずつ並んで配置されている。各反射シート40は、対応する回路基板30と光学部材10との間に配置されている。つまり、各反射シート40が備える複数の隔壁42は、対応する回路基板30に実装されている複数の光源2を個別に囲む。なお、複数の反射シート40は、必ずしも複数の回路基板30と一対一に対応していなくてもよい。例えば、1枚の反射シート40が、2枚の回路基板30と対応していてもよい。また、反射部4は、複数の反射シート40に分割された構成に限らず、一体に構成されていてもよい。
【0035】
上述したように、反射部4は、複数の隔壁42を備えている。本実施形態では、複数の隔壁42は、第1隔壁421と、第2隔壁422と、を含む。第1隔壁421、及び第2隔壁422について、図3A、及び図3Bを参照して説明する。なお、図3A、及び図3Bは、第1隔壁421、及び第2隔壁422の構造を説明するための概念的な断面図であって、隔壁42、光源2、回路基板30等の数を省略して記載している。
【0036】
第1隔壁421は、光学部材10の端部側に位置する。本実施形態では、反射部4は、第1隔壁421を複数備えている。複数の第1隔壁421は、平面視が矩形状に形成された光学部材10の4辺(上下方向、及び左右方向それぞれの端部)に沿って枠状に設けられている。つまり、複数の第1隔壁421は、反射部4が備える複数の隔壁42のうち、反射部4の外周の全周に沿って設けられている隔壁42である。なお、複数の第1隔壁421は、最外周に位置する隔壁42に限らず、最外周に位置する隔壁42よりも内側に形成された隔壁42を含んでいてもよい。つまり、複数の第1隔壁421は、一重の枠状に設けられた隔壁42に限らず、複数層(例えば二重、三重など)の枠状に設けられた隔壁42であってもよい。
【0037】
以下の説明では、第1隔壁421における、光学部材10と保持部3との対向方向(前後方向)の寸法(高さ寸法)を第1寸法L1とする。なお、第1隔壁421の箇所に応じて高さ寸法が異なる場合、第1寸法L1は、異なる高さ寸法の代表値(例えば、最大値、最小値、平均値等)となる。
【0038】
第2隔壁422は、第1隔壁421よりも光学部材10の中央部側に位置する。本開示における「光学部材10の中央部」とは、光学部材10と保持部3とが対向する方向から見た平面視の中心O1を含む領域である。例えば、光学部材10の中央部は、中心O1を中心とし、面積が光学部材10の面積(表示面111の面積)の20%程度の領域である。なお、光学部材10の中央部の面積と、光学部材10の中央部の面積との割合の数値は、一例であって、他の数値であってもよい。
【0039】
本実施形態では、反射部4は、第2隔壁422を複数備えている。複数の第2隔壁422は、光学部材10の4辺に沿って枠状に設けられた複数の第1隔壁421よりも、光学部材10の中央部側に設けられている。つまり、複数の第2隔壁422は、反射部4が備える複数の隔壁42のうち、複数の第1隔壁421よりも内側に設けられている隔壁42である。
【0040】
以下の説明では、第2隔壁422における、光学部材10と保持部3との対向方向(前後方向)の寸法(高さ寸法)を第2寸法L2とする。なお、第2隔壁422の箇所に応じて高さ寸法が異なる場合、第2寸法L2は、異なる高さ寸法の代表値(例えば、最大値、最小値、平均値等)となる。
【0041】
第2隔壁422の高さ寸法である第2寸法L2は、第1隔壁421の高さ寸法である第1寸法L1よりも小さい。言い換えれば、第2隔壁422は、反射部4が備える複数の隔壁42のうち、反射部4の外周部に沿って設けられた複数の第1隔壁421よりも内側に位置し、第1隔壁421よりも高さ寸法が小さい隔壁42である。
【0042】
複数の第2隔壁422の少なくとも一部は、光学部材10の中央部と対向する位置に設けられている。また、本実施形態では、図3A、及び図3Bに示すように、複数の第2隔壁422において、高さ寸法が互いに異なっている。複数の第2隔壁422は、光学部材10の中央部に近いほど、高さ寸法が短い。つまり、複数の第2隔壁422のうち、光学部材10の中央部に対向する位置に設けられている第2隔壁422の高さ寸法が最も小さい。
【0043】
本実施形態では、図3A、及び図3Bに示すように、複数の第2隔壁422は、光学部材10の中央部に近づくにつれて、高さ寸法が段階的に短くなるように構成されている。例えば、複数の第2隔壁422は、第1隔壁421から光学部材10の中心O1と対向する位置に近づくにつれて、複数個ずつ、複数段階で高さ寸法が短くなるように構成されている。
【0044】
つまり、本実施形態では、反射部4が備える複数の隔壁42は、全体的に、光学部材10の端部から光学部材10の中央部に対向する位置に向かうにつれて高さ寸法が徐々に小さくなるように窪んだすり鉢状(ボウル状)に形成されている。
【0045】
本実施形態の照明装置1では、上記構成を備えることにより、光学特性の低下を抑制することができる。具体的には、複数の光源2を保持する保持部3(複数の回路基板30)は、金属板で構成されたシャーシ5に支持されている。シャーシ5は、例えば、複数の光源2、電源回路、処理回路等から発生した熱により、変形するおそれがある。シャーシ5は、枠状のフレーム部材に周縁部が固定されているため、前方から見た平面視の中央部が前方に突出するように反り変形を生じるおそれがある。シャーシ5に反り変形が生じた場合、シャーシ5によって保持部3及び反射部4の中央部が前方に押される。
【0046】
本実施形態の照明装置1では、反射部4が備える複数の隔壁42は、中央部が後方に窪んだすり鉢状に形成されている。したがって、シャーシ5の反り変形によって反射部4(複数の隔壁42)の中央部が前方に押し出されるように変形したとしても、複数の隔壁42の中央部が光学部材10に圧力を加えることを抑制することができる。これにより、本実施形態の照明装置1、表示装置101、及びテレビ受信装置100では、光学部材10が反射部4(複数の隔壁42)から圧力を加えられることによる変形が抑制されるので、光学特性の低下を抑制することができる。本開示における「光学特性の低下」とは、例えば、輝度むら等による画質の低下である。
【0047】
さらに、本実施形態では、反射部4が備える複数の隔壁42は、光学部材10の端部から光学部材10の中央部に対向する位置に向かうにつれて高さ寸法が徐々に小さくなるように階段状に形成されている。したがって、反射部4(複数の隔壁42)における、光学部材10の中央部に対向する位置のみを凹ませる構成に比べて、シャーシ5に反り変形が生じた際における反射部4(複数の隔壁42)から光学部材10への圧力をより抑制することができる。したがって、光学特性の低下をより抑制することができる。
【0048】
(変形例)
以下に、本実施形態に照明装置1の変形例について説明する。以下に説明する変形例は、上述した実施形態、又は他の変形例と適宜組み合わせて適用可能である。また、以下の説明では、上述した実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
【0049】
(第1変形例)
上述した例では、図3A、及び図3Bに示すように、複数の第2隔壁422は、光学部材10の中央部に近づくにつれて、高さ寸法が段階的に短くなるように構成されていたが、これに限らない。
【0050】
図4に示すように、複数の第2隔壁422は、光学部材10の中央部に近づくにつれて、高さ寸法が連続的に短くなるように構成されていてもよい。
【0051】
本変形例では、第2隔壁422は、前端面(光学部材10側の面)が傾斜状となるように形成されている。各第2隔壁422の前端面は、光学部材10の中央部に近づくにつれて、光学部材10と保持部3との対向方向の寸法が短くなるように傾斜している。また、第2隔壁422は、前端面が隣接する他の第2隔壁422の前端面と連続するように形成されている。
【0052】
さらに、本変形例では、第1隔壁421は、第2隔壁422と同様に、前端面(光学部材10側の面)が傾斜状となるように形成されている。
【0053】
本変形例では、反射部4が備える複数の隔壁42は、光学部材10の中央部に近づくにつれて、高さ寸法が連続的に短くなるように形成されているので、複数の隔壁42を階段状に形成する構成に比べて、光学部材10側のエッジが少なくなる。これにより、複数の隔壁42のエッジが光学部材10に接触することが抑制されるので、光学特性をより抑制することができる。
【0054】
(第2変形例)
上述した実施形態では、複数の第2隔壁422は、光学部材10の中央部と対向する位置、及びその周囲の位置に設けられていたが、これに限らない。
【0055】
本変形例では、図5に示すように、複数の第2隔壁422は、光学部材10の中央部と対向する位置のみ設けられている。つまり、本変形例では、反射部4が備える複数の隔壁42のうち、光学部材10の中央部と対向する位置に設けられた隔壁42が第2隔壁422であり、他の隔壁42が第1隔壁421である。
【0056】
本変形例では、反射部4が備える複数の隔壁42は、光学部材10の中央部のみが窪むように形成されている。したがって、シャーシ5に反り変形が生じた際における反射部4(複数の隔壁42)から光学部材10への圧力をより抑制しつつ、複数の隔壁42の前端と光学部材10との間の距離の増加を抑制することができる。したがって、本変形例では、光学特性の低下を抑制しつつ、光学部材10における光に入射効率の向上を図ることができる。
【0057】
(第3変形例)
第2隔壁422を設ける位置は、光学部材10の中央部に対向する位置に限らず、他の位置に設けられていてよい。
【0058】
本変形例では、図6に示すように、第2隔壁422は、光学部材10と保持部3との対向方向(前後方向)において、電源部6と重なる位置に設けられている。
【0059】
本変形例の照明装置1は、電源部6を備えている。電源部6は、複数の光源2に電力を供給する電源回路を備えている。電源部6は、シャーシ5の後面に設けられており、シャーシ5を介して保持部3と前後方向に対向する。つまり、電源部6は、保持部3に対して複数の光源2と反対側に設けられている。本変形例では、電源部6は、前後方向において、光学部材10の中央部と重なる位置に設けられている。
【0060】
本変形例では、複数の第2隔壁422の少なくとも一部は、前後方向において、電源部6と重なる位置に設けられている。
【0061】
シャーシ5は、電源部6から発生した熱により、電源部6が設けられている箇所の温度が、局所的に上昇するおそれがある。これにより、シャーシ5は、電源部6が設けられている箇所を含む部位が、前方に突出するように反り変形を生じるおそれがある。
【0062】
本変形例では、反射部4が備える複数の隔壁42は、電源部6と前後方向に重なる位置が後方に窪むように形成されている。したがって、シャーシ5の反り変形によって反射部4(複数の隔壁42)における電源部6と重なる部位が前方に押し出されるように反射部4が変形したとしても、反射部4(複数の隔壁42)が光学部材10に圧力を加えることを抑制することができる。これにより、本変形例では、光学特性の低下を抑制することができる。
【0063】
なお、本変形例では、電源部6は、前後方向において、光学部材10の中央部と重なる位置に設けられているが、他の位置に設けられていてもよい。電源部6が、前後方向において、光学部材10の中央部と重なる位置とは異なる位置に設けられている場合、複数の第2隔壁422は、光学部材10の中央部と対向する位置、及び前後方向において電源部6と重なる位置の両方に設けられていることが好ましい。
【0064】
(第4変形例)
上述した実施形態では、複数の第2隔壁422は、光学部材10の中央部と対向する位置、及びその周囲の位置に設けられていたが、これに限らない。
【0065】
本変形例では、図7に示すように、第2隔壁422は、光学部材10と保持部3との対向方向(前後方向)において、シャーシ5に形成された開口部51と重なる位置に設けられている。
【0066】
シャーシ5は、少なくとも一部が保持部3と対向する位置に開口部51が形成されている。具体的には、保持部3における各回路基板30は、後面にコネクタ31が実装されている。コネクタ31が備える端子は、回路基板30に実装された光源2と電気的に接続されている。コネクタ31は、シャーシ5に形成された開口部51を介して、後方に露出しており、電源ハーネスが電気的及び機械的に接続可能に構成されている。コネクタ31は、電源ハーネスを介して、光源2に電力を供給する電源部6(図6参照)と電気的に接続される。
【0067】
本変形例では、複数の第2隔壁422の少なくとも一部は、前後方向において、シャーシ5の開口部51と重なる位置に設けられている。シャーシ5は、金属板で構成されており、回路基板30に実装された光源2の熱を放熱する放熱部としての機能を有する。しかしながら、回路基板30において、シャーシ5の開口部51と対向している部分は、温度が上昇しやすくなる。そのため、シャーシ5は、開口部51の周囲の温度が、局所的に上昇するおそれがある。これにより、シャーシ5は、開口部51の周囲を含む部位が、前方に突出するように反り変形を生じるおそれがある。
【0068】
本変形例では、反射部4が備える複数の隔壁42は、シャーシ5の開口部51と重なる位置が後方に窪むように形成されている。したがって、シャーシ5の反り変形によって反射部4(複数の隔壁42)における開口部51と重なる部位が前方に押し出されるように反射部4が変形したとしても、反射部4((複数の隔壁42)が光学部材10に圧力を加えることを抑制することができる。これにより、本変形例では、光学特性の低下を抑制することができる。
【0069】
(その他の変形例)
以下に、その他の変形例について列挙する。
【0070】
上述した例では、隔壁42は、前方から見た平面視が矩形の枠状に形成されていたが、これに限らず、例えば、前方から見た平面視が円形、三角形、六角形、八角形等の枠状に形成されていてもよい。
【0071】
上述した例では、表示装置101は、受信部102等を備えたテレビ受信装置100に適用されていたが、これに限らない。表示装置101は、テレビジョン放送の受信機能を備えていない表示デバイスに適用されてもよい。
【0072】
また、上述した例では、表示装置101は、液晶パネルを光学部材10として備えた液晶ディスプレイであったが、これに限らない。表示装置101は、例えば、意匠がデザインされたフィルム、パネル等を光学部材10として備えた看板装置であってもよい。この場合、照明装置1は、光学部材10に光を照射する看板用バックライトとして表示装置101に適用される。
【0073】
(実施形態2)
本実施形態の照明装置1Aについて、図8を参照して説明する。以下に説明する本実施形態の照明装置1Aは、上述した実施形態1及びその各変形例の照明装置1と適宜組み合わせて適用可能である。また、以下の説明では、上述した実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
【0074】
本実施形態の照明装置1Aと、実施形態1の照明装置1とでは、以下の点で相違する。実施形態1の照明装置1では、第2隔壁422が第1隔壁421よりも高さ寸法が短い構成であるのに対し、本実施形態の照明装置1Aでは、第2隔壁422Aが第1隔壁421Aよりも剛性が低い構成である。以下では、相違点について詳細に説明し、その他の構成については、実施形態1の照明装置1とで同様であるので、説明を省略する。
【0075】
本実施形態の反射部4Aは、光学部材10と保持部3(回路基板30)との間に配置されている。反射部4Aは、複数の底部41Aと、複数の隔壁42Aと、を備えている。また、反射部4Aは、複数の反射シート40Aにより構成されている。
【0076】
各底部41Aは、平面視が矩形状に形成されており、回路基板30の前面と前後方向に対向している。各底部41Aは、中央部に1つの光源2を露出させる露出孔411Aが形成されている。
【0077】
複数の隔壁42Aは、複数の光源2を個別に囲むように構成されている。つまり、複数の隔壁42Aは、二次元的に配置された複数の光源2を個別に囲むように升目状に形成されている。各隔壁42Aは、底部41Aの周縁から前方に突出するように形成されている。各隔壁42Aは、隣接する2つの光源2の間を隔てる。各隔壁42Aは、底部41Aから前方に離れるにつれて開口面積が大きくなるように形成されている。つまり、各隔壁42Aは、底部41とのなす角が90度よりも大きい。
【0078】
複数の隔壁42Aを備えている。本実施形態では、複数の隔壁42Aは、第1隔壁421Aと、第2隔壁422Aと、を含む。
【0079】
第1隔壁421Aは、光学部材10の端部側に位置する。本実施形態では、反射部4Aは、第1隔壁421Aを複数備えている。複数の第1隔壁421Aは、平面視が矩形状に形成された光学部材10の4辺(上下方向、及び左右方向それぞれの端部)に沿って枠状に設けられている。つまり、複数の第1隔壁421Aは、反射部4Aが備える複数の隔壁42Aのうち、反射部4Aの外周の全周に沿って設けられている隔壁42Aである。
【0080】
第2隔壁422Aは、第1隔壁421Aよりも光学部材10の中央部側に位置する。本実施形態では、反射部4Aは、第2隔壁422Aを複数備えている。複数の第2隔壁422Aは、光学部材10の4辺に沿って枠状に設けられた複数の第1隔壁421Aよりも、光学部材10の中央部側に設けられている。つまり、複数の第2隔壁422Aは、反射部4Aが備える複数の隔壁42Aのうち、複数の第1隔壁421Aよりも内側に設けられている隔壁42Aである。
【0081】
本実施形態では、第1隔壁421Aと第2隔壁422Aとは、光学部材10と保持部3との対向方向(前後方向)の寸法(高さ寸法)が同じである。ここでいう「寸法が同じ」とは、厳密に同じ寸法である場合に限らず、個体差等による誤差の範囲でずれている場合を含む。
【0082】
複数の第2隔壁422Aの少なくとも一部は、光学部材10の中央部と対向する位置に設けられている。
【0083】
本実施形態では、第1隔壁421Aと第2隔壁422Aとは、剛性が互いに異なるように構成されている。第2隔壁422Aは、第1隔壁421Aよりも剛性が低いように構成されている。本開示における「剛性」とは、圧力に対する変形のしにくさの度合いである。「剛性が低い」とは、剛性が高い場合に比べて、圧力に対して変形しやすいことを示す。つまり、本実施形態では、第2隔壁422Aは、第1隔壁421Aに比べて、圧力に対して変形しやすい。言い換えれば、第1隔壁421A及び第2隔壁422Aに対して、外部から同じ大きさの圧力が加えられた場合、第2隔壁422Aは、第1隔壁421Aに比べて変形量が大きい。
【0084】
第1隔壁421A及び第2隔壁422Aは、互いに異なる材料で形成されている。例えば、第2隔壁422Aは、第1隔壁421Aに比べて剛性が低い樹脂材料で形成されている。又は、第2隔壁422Aは、第1隔壁421Aに比べて薄い(厚さ寸法が短い)ように形成されている。なお、第2隔壁422Aは、第1隔壁421Aに比べて剛性が低い樹脂材料で形成され、かつ薄いように形成されていてもよい。これにより、第2隔壁422Aは、第1隔壁421Aよりも剛性が低くなるように構成される。
【0085】
なお、第1隔壁421Aと第2隔壁422Aとは、一体に形成されていてもよいし、別体に形成されていてもよい。例えば、第1隔壁421Aと第2隔壁422Aとが異なる材料である場合、二色成型により第1隔壁421Aと第2隔壁422Aとが一体に形成される。
【0086】
このように、本実施形態の照明装置1Aは、複数の光源2と、保持部3と、複数の隔壁42Aと、を備える。保持部3は、光学部材10と対向し、光学部材10に向けて光を出射する複数の光源2が二次元的に配置される。複数の隔壁42Aは、光学部材10と保持部3との間に配置され、複数の光源2を個別に囲む。複数の隔壁42Aは、光学部材10の端部側に位置する第1隔壁421Aと、第1隔壁421Aよりも光学部材10の中央側に位置し、第1隔壁421Aに比べて剛性が低い第2隔壁422Aと、を含む。
【0087】
本実施形態の照明装置1Aでは、上記構成を備えることにより、光学特定の低下を抑制することができる。具体的には、シャーシ5において、中央部が前方に突出するように反り変形が生じた場合、シャーシ5によって保持部3及び反射部4Aの中央部が前方に押される。本実施形態の照明装置1Aでは、反射部4Aが備える複数の隔壁42Aは、外周部(第1隔壁421A)に比べて中央部(第2隔壁422A)の剛性が低くなるように構成されている。したがって、シャーシ5に反り変形が生じて反射部4Aの中央部(第2隔壁422A)が押されたとしても、第2隔壁422Aが変形する。つまり、第2隔壁422Aは、変形することにより、シャーシ5の反り変形による前方への突出変形量を吸収する。これにより、シャーシ5の反り変形によって反射部4A(複数の隔壁42A)の中央部が前方に押されたとしても、複数の隔壁42Aの中央部(第2隔壁422A)が変形することにより、複数の隔壁42Aの中央部が光学部材10に圧力を加えることを抑制することができる。これにより、本実施形態の照明装置1では、光学部材10が反射部4A(複数の隔壁42A)から圧力を加えられることによる変形が抑制されるので、光学特性の低下を抑制することができる。
【0088】
さらに、本実施形態では、反射部4Aの外周部(第1隔壁421A)は、中央部(第2隔壁422A)に比べて剛性が高い。したがって、反射部4Aの全体的な強度を確保することができる。
【0089】
なお、本実施形態では、複数の第2隔壁422Aは、光学部材10の中央部に対向する位置にのみ設けられているが、これに限らない。複数の第2隔壁422Aは、光学部材10の中央部に対向する位置、及びその周囲に設けられていてもよい。また、複数の第2隔壁422Aは、光学部材10と保持部3との対向方向において、電源部6(図6参照)又はシャーシ5の開口部51(図7参照)と重なる位置に設けられていてもよい。
【0090】
また、第2隔壁422Aは、光学部材10と保持部3との対向方向(前後方向)において、第1隔壁421Aよりも寸法が短く構成されていてもよい。
【符号の説明】
【0091】
1 照明装置
10 光学部材
100 テレビ受信装置
101 表示装置
2 光源
3 保持部
41 底部
411 露出孔
42 隔壁
421 第1隔壁
422 第2隔壁
5 シャーシ
51 開口部
6 電源部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8