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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-22
(45)【発行日】2023-05-30
(54)【発明の名称】泡吐出器
(51)【国際特許分類】
   B65D 47/34 20060101AFI20230523BHJP
   B05B 1/02 20060101ALI20230523BHJP
   B05B 11/00 20230101ALI20230523BHJP
【FI】
B65D47/34 110
B05B1/02 101
B05B11/00 101B
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2019110250
(22)【出願日】2019-06-13
(65)【公開番号】P2020200102
(43)【公開日】2020-12-17
【審査請求日】2022-03-09
(73)【特許権者】
【識別番号】000000918
【氏名又は名称】花王株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100137589
【弁理士】
【氏名又は名称】右田 俊介
(72)【発明者】
【氏名】酒寄 直子
(72)【発明者】
【氏名】小栗 伸司
(72)【発明者】
【氏名】八島 昇
【審査官】矢澤 周一郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-008746(JP,A)
【文献】特開2012-110799(JP,A)
【文献】米国特許第05054688(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 47/34
B05B 1/02
B05B 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
周回状に並んで配置されており、液体と気体とが合流する複数の気液混合部と、
前記複数の気液混合部の各々の下流側に連接されている泡流路と、
前記複数の気液混合部の各々と対応して配置されており、対応する前記気液混合部にそれぞれ前記液体を供給する液体流路と、
前記複数の気液混合部の各々に対応して複数ずつ配置されており、対応する前記気液混合部にそれぞれ前記気体を供給する気体流路と、
前記複数の気液混合部と、前記泡流路と、を形成している第1部材と、
前記第1部材と組み付けられている第2部材と、
を備え、
前記第1部材と前記第2部材との間に前記液体流路と前記気体流路とが形成されており、
前記気液混合部の個数をN個とすると、
前記第1部材は、前記第1部材と前記第2部材との組付け方向を回転中心とするN回対称形状に形成されており、
前記第2部材は、前記組付け方向を回転中心とする円対称形状に形成されており、
各気液混合部と対応する複数の前記気体流路は、当該気液混合部に対して、互いに同じ側から前記気体を供給する泡吐出器。
【請求項2】
周回状に並んで配置されており、液体と気体とが合流する複数の気液混合部と、
前記複数の気液混合部の各々の下流側に連接されている泡流路と、
前記複数の気液混合部の各々と対応して配置されており、対応する前記気液混合部にそれぞれ前記液体を供給する液体流路と、
前記複数の気液混合部の各々に対応して複数ずつ配置されており、対応する前記気液混合部にそれぞれ前記気体を供給する気体流路と、
を備え、
前記気液混合部は、2つの角部を有する形状に形成されており、
各気液混合部と対応する前記複数の気体流路のうちの2つの気体流路は、当該気液混合部の前記2つの角部の一方ずつと交わっており、
各気液混合部と対応する複数の前記気体流路は、当該気液混合部に対して、互いに同じ側から前記気体を供給する泡吐出器。
【請求項3】
各気液混合部と対応して3つずつの前記気体流路が配置されており、
各気液混合部と対応する3つの前記気体流路のうちの1つの気体流路は、当該気液混合部において前記2つの角部を繋ぐ縁辺部と交わっている請求項に記載の泡吐出器。
【請求項4】
前記気液混合部の内周面は、前記2つの気体流路から前記2つの角部の一方ずつに供給された前記気体の各々を前記1つの気体流路の延長線の方に転向させる転向面を含む請求項に記載の泡吐出器。
【請求項5】
各気体流路は、前記複数の気液混合部の配置領域の外周側から、それぞれ対応する前記気液混合部に前記気体を供給する請求項1から4のいずれか一項に記載の泡吐出器。
【請求項6】
請求項1からのいずれか一項に記載の泡吐出器を備える液体詰め泡吐出器であって、
前記泡吐出器は、
貯留容器と、
前記貯留容器に装着される装着部と、
を備え、
前記複数の気液混合部、前記泡流路、前記液体流路、及び、前記気体流路は、前記装着部に保持されており、
前記貯留容器に前記液体が充填されている液体詰め泡吐出器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、泡吐出器、及び、液体詰め泡吐出器に関する。
【背景技術】
【0002】
内容物を泡化して吐出する泡吐出器としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1の泡吐出器は、液体ポンプと気体ポンプとを有しており、液体ポンプから圧送された液体と、気体ポンプから圧送された気体は、気液混合部(同文献の合流空間)に流入し合流するように構成されている。液体ポンプから圧送される液体は、気液混合部の下方からほぼ直上して気液混合部に流入する一方で、気体ポンプから圧送される気体は、気液混合部の周囲から気液混合部に流入するようになっている。同文献の泡吐出器は、筒状に形成されたジェットリングを備えており、このジェットリングによって、気液混合部に向けて気体を供給する気体流路が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2005-262202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者等の検討によれば、特許文献1の構造の泡吐出器では、気液混合部への気体の供給性について、改善の余地がある。
【0005】
本発明は、気液混合部への気体の供給性がより優れた構造の泡吐出器、及び、液体詰め泡吐出器に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、周回状に並んで配置されており、液体と気体とが合流する複数の気液混合部と、前記複数の気液混合部の各々の下流側に連接されている泡流路と、前記複数の気液混合部の各々と1対1で対応して配置されており、対応する前記気液混合部にそれぞれ前記液体を供給する液体流路と、前記複数の気液混合部の各々に対応して複数ずつ配置されており、対応する前記気液混合部にそれぞれ前記気体を供給する気体流路と、を備え、各気液混合部と対応する複数の前記気体流路は、当該気液混合部に対して、互いに同じ側から前記気体を供給する泡吐出器に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、気液混合部への気体の供給に際した圧損を低減することができ、気液混合部への気体の供給性に優れた構造の泡吐出器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1実施形態に係る泡吐出器の正面断面図である。
図2図1の部分拡大図である。
図3】相互に組み付けられた状態の第1部材及び第2部材の斜視断面図(縦断面図)である。
図4図4(a)及び図4(b)は第1部材を示す図であり、このうち図4(a)は平面図、図4(b)は底面図である。
図5図5(a)及び図5(b)は第2部材を示す図であり、このうち図5(a)は平面図、図5(b)は底面図である。
図6図2のA-A線に沿った断面図(平断面図)である。
図7図2のA-A線に沿う断面を斜め上から俯瞰した構造を示す図である。
図8図2のB-B線に沿った断面図である。
図9図2のB-B線に沿う断面を斜め下から見上げた構造を示す図である。
図10】第1実施形態に係る泡吐出器、第2実施形態に係る泡吐出器、及び、比較形態に係る泡吐出器の特性を示す図である。
図11】第1実施形態に係る泡吐出器の特性を示す図である。
図12】第2実施形態に係る泡吐出器の構造を示す図であり、図6に相当する断面図である。
図13】第2実施形態に係る泡吐出器の構造を示す図であり、図7に相当する断面図である。
図14】第2実施形態に係る泡吐出器の構造を示す図であり、図8に相当する断面図である。
図15】第2実施形態に係る泡吐出器の構造を示す図であり、図9に相当する断面図である。
図16】第3実施形態に係る泡吐出器の構造を示す図であり、図2に相当する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
【0010】
〔第1実施形態〕
先ず、図1から図11を用いて第1実施形態を説明する。
図1及び図2における下方向が下方、上方向が上方である。すなわち、本実施形態の場合、下方向(下方)は、泡吐出器100の底部14が水平な載置面に載置されて泡吐出器100が自立する状態での重力方向である。
図1では、泡吐出器100が備える泡吐出キャップ200(後述)の構成において、曲線Hよりも下側の部分については、外形線のみを示している。
図8及び図9においては、第1部材50及び第2部材70のみを抜粋して示している。
【0011】
図2及び図3に示すように、本実施形態に係る泡吐出器100は、周回状に並んで配置されており液体と気体とが合流する複数の気液混合部24と、複数の気液混合部24の各々の下流側に連接されている泡流路25と、複数の気液混合部24の各々と対応して配置されており対応する気液混合部24にそれぞれ液体を供給する液体流路23と、複数の気液混合部24の各々に対応して複数ずつ配置されており対応する気液混合部24にそれぞれ気体を供給する気体流路(例えば、図6等に示す第1気体流路41、第2気体流路42及び第3気体流路43)と、を備えている。
図6に示すように、各気液混合部24と対応する複数の気体流路は、当該気液混合部24に対して、互いに同じ側から気体を供給する。
本実施形態によれば、気液混合部24への気体の供給に際した圧損を低減することができ、気液混合部24への気体の供給性に優れた構造の泡吐出器100を実現できる。また、複数の気液混合部24をよりコンパクトな領域に集約して配置することができる。
【0012】
図1に示すように、本実施形態に係る泡吐出器100は、液体101を貯留する貯留容器10と、貯留容器10に着脱可能に装着される泡吐出キャップ200と、を備えて構成されている。換言すれば、泡吐出キャップ200は、泡吐出器100の構成のうち貯留容器10を除く部分により構成されている。
貯留容器10の形状は特に限定されないが、例えば、貯留容器10は、胴部11と、胴部11の上側に連接されている円筒状の口頸部13と、胴部11の下端を閉塞している底部14と、を有する形状となっている。口頸部13の上端には開口が形成されている。
泡吐出キャップ200は、貯留容器10に装着される装着部111と、上述の複数の気液混合部24と、泡流路25と、液体流路23と、気体流路と、を備えている。これら気液混合部24、泡流路25、液体流路23、及び、気体流路は、装着部111によって保持されている。
泡吐出器100の貯留容器10に液体101が充填されることによって、本実施形態に係る液体詰め泡吐出器500が構成されている。
【0013】
すなわち、本実施形態に係る液体詰め泡吐出器500は、本実施形態に係る泡吐出器100を備える液体詰め泡吐出器500であって、泡吐出器100は、貯留容器10と、貯留容器10に装着される装着部111と、を備え、複数の気液混合部24、泡流路25、液体流路23、及び、気体流路は、装着部111に保持されており、貯留容器10に液体101が充填されている。
【0014】
本実施形態では、液体101としては、ハンドソープを代表例として挙げることができるが、これに限られず、洗顔料、クレンジング剤、食器用洗剤、整髪料、ボディソープ、髭剃り用クリーム、ファンデーションや美容液等の肌用化粧料、染毛剤、消毒薬など、泡状で用いられる種々のものを例示することができる。
泡となる前の液体101の粘度は、特に限定されないが、例えば、20℃において1mPa・s以上50mPa・s以下とすることができる。粘度測定にはB型粘度計を使用し、測定される粘度域に適したローター及び回転数を選択することができる。
【0015】
本実施形態の場合、泡吐出器100は、貯留容器10に常圧で貯留された液体101を気液混合部24にて気体と接触させることにより、液体101を泡状に変化させる。泡吐出器100は、例えば、手押し操作により泡を吐出するポンプ容器である。
ただし、本発明は、この例に限らず、泡吐出器は、貯留容器が圧搾されることにより泡を吐出するように構成された、いわゆるスクイズボトルであってもよいし、モータ等を備える電動式の泡ディスペンサであってもよい。
【0016】
泡吐出キャップ200は、例えば、貯留容器10に着脱可能に設けられているキャップ部材110と、キャップ部材110に設けられているポンプ部120と、貯留容器10内の液体101をポンプ部120に吸い上げるためのディップチューブ128と、ポンプ部120に保持されているヘッド部材30と、ヘッド部材30に設けられている第1部材50及び第2部材70と、を備えている。
【0017】
キャップ部材110は、貯留容器10の口頸部13に対して螺合等の止着方法により着脱可能に装着される装着部111と、装着部111の上端を塞いでいる環状閉塞部112と、環状閉塞部112の中央部から上方に起立している起立筒部113と、を備えている。
なお、装着部111は、図1に示すように、2重筒構造に形成されていて、そのうち内側の筒状部が口頸部13に対して螺合するようになっていても良いし、図示は省略するが一重の筒状に構成されていても良い。
ヘッド部材30の下端部は、例えば、ポンプ部120が備えるピストンガイド130の上端部に対して装着されている。
口頸部13に装着部111が装着されることによって、泡吐出キャップ200の全体が貯留容器10に装着される。
ヘッド部材30は、使用者による押下操作を受け付ける操作受部31と、操作受部31から下方に延びている内筒部32と、内筒部32の周囲に配置されている外筒部33と、ノズル部35と、を備えている。内筒部32の下部は、起立筒部113内に挿入されている。内筒部32の内部空間とノズル部35の内部空間であるノズル内流路36とは、内筒部32の上部に形成された連通流路32dを介して相互に連通している。ノズル内流路36の下流端、すなわちノズル部35の先端には吐出口37が形成されている。
内筒部32の内部空間であって連通流路32dの下側(上流側)の空間は、保持部32cである。保持部32cには、第1部材50及び第2部材70が収容されている。
【0018】
ポンプ部120は、操作受部31に対する押下操作によりヘッド部材30が押し下げられることによって貯留容器10内の液体101を気液混合部24に供給する液体供給ポンプと、ヘッド部材30が押し下げられることにより貯留容器10内の気体を気液混合部24に供給する気体供給ポンプと、を含んで構成されている。
ポンプ部120は、ボール弁180を含む液体弁を備えている。ボール弁180は、ピストンガイド130の上端部に形成された収容空間132に収容されている。ヘッド部材30に対する押圧操作が行われると、ボール弁180が押し上げられて液体弁が開き、液体101が収容空間132を介して気液混合部24に流入するようになっている。
また、気液混合部24に液体101を送出する際に、ポンプ部120は、気液混合部24に対する気体の送出も並行して行うように構成されている。気体は、例えば、ピストンガイド130の外周面と内筒部32の内周面との間に形成された筒状気体流路212と軸方向流路213とをこの順に介して、気液混合部24に気体を供給する。
このようなポンプ部120の構造はよく知られており、本明細書では詳細な説明を省略する。
気液混合部24にて液体101と気体とが混合されて、泡が生成される。
泡吐出キャップ200が貯留容器10に装着されることにより、泡吐出キャップ200によって口頸部13の上端の開口が閉塞されている。
なお、ここで説明した泡吐出キャップ200(ポンプ部120を含む)の構造は一例であり、泡吐出キャップ200の構造としては、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、その他の広く知られている構造のものを適用しても構わない。
使用者がヘッド部材30の操作受部31に対して1回の押下操作(ヘッド部材30を上死点から下死点まで押し下げる操作)、すなわち泡の吐出操作を行うことによって、泡吐出器100から一定量の泡が吐出されるようになっている。
ボール弁180の上方には、第1部材50と第2部材70とが相互に組み付けられた状態で配置されている。
【0019】
図2及び図3に示すように、ピストンガイド130の上端部に第2部材70が取り付けられており、第2部材70の上側に第1部材50が組み付けられている。
第2部材70は、第1部分71と、第1部分71の上側に連接されている第2部分72と、第2部分72の上側に連接されている第3部分73と、第3部分73の上側に連接されている第4部分74と、を備えて構成されている。
第1部分71は、円筒状の筒状部71aを有しており、筒状部71aの軸心は上下に延在している。第1部分71は、筒状部71aの下端から下方に突出している複数(例えば、図5(b)に示すように4つの)の突起部71bを備えている。
第2部分72は、円盤状に形成されており、第2部分72の外径は、筒状部71aの外径よりも大きい。
第3部分73は、円盤状に形成されており、第3部分73の外径は、第2部分72の外径よりも大きい。
第2部材70には、筒状部71aの下端から第3部分73の上面に亘って上下に貫通する丸穴である貫通穴75が形成されている。
第4部分74は、円筒状に形成されており、第4部分74の外径は、第3部分73の外径よりも大きい。
第4部分74には、貫通穴75よりも大径の円柱形状の凹部76が形成されている。
第4部分74は上方に開放している。また、貫通穴75と凹部76とは相互に連通している。
第4部分74のリング状の上端面は、平坦に形成されており、水平に配置されている。
筒状部71a、第2部分72、第3部分73、第4部分74、貫通穴75及び凹部76は、互いに同軸に配置されている。
【0020】
第1部材50は、円筒状に形成されている筒状部51と、筒状部51の下端部に形成されている底板部52と、を備えている。
筒状部51の内部空間の断面積は、当該筒状部51の上部において相対的に大きく、下部において相対的に小さくなっており、筒状部51の内周面には、段差部51aが形成されている。
底板部52は、筒状部51の下端面よりも下方に突出している突出部53を有している。
突出部53の外径は、第2部材70の第4部分74の内径と同等の寸法に設定されている。
図4(a)及び図4(b)に示すように、底板部52には、当該底板部52を上下に貫通する複数(例えば8つ)の貫通穴54が形成されている。貫通穴54は、底板部52の周縁部において、周回状に並んで配置されている。
底板部52は、貫通穴54の形成箇所を除き、筒状部51の下端を閉塞している。
【0021】
貫通穴54の平面形状は、例えば、貫通穴54の外周側の部分における両端部にそれぞれ角部を有する形状となっている。より詳細には、本実施形態の場合、貫通穴54の平面形状は、底板部52の径方向内側に向けて先細りした釣鐘型となっている。換言すれば、貫通穴54は、D字型の弧状部を、径方向内側に向けて凸に配置したような形状となっている。
貫通穴54は、底板部52における突出部53以外の部分(突出部53よりも上側の部分)と比べて、突出部53においては、周方向においてより幅広に形成されている。このため、貫通穴54には、段差部58、59(図9参照)が形成されている。段差部58、59は、筒状部51の下端面と面一に配置されている。より詳細には、段差部58、59の平面形状は、三角州状となっている。
【0022】
図4(b)に示すように、筒状部51のリング状の下端面には、第1溝55、第2溝56及び第3溝57が形成されている。筒状部51の下端面は、第1溝55、第2溝56及び第3溝57の形成箇所を除き、平坦に形成されており、水平に配置されている。
各貫通穴54と対応して、第1溝55、第2溝56及び第3溝57が1つずつ配置されている。
一の貫通穴54と対応する第1溝55、第2溝56及び第3溝57は、当該貫通穴54の外周側に配置されている。
第1溝55、第2溝56及び第3溝57は、筒状部51の径方向に延在している。
第1溝55、第2溝56及び第3溝57は、筒状部51の下端面の径方向における外側の端から内側の端に亘って形成されている。
第1溝55、第2溝56及び第3溝57の各々における内側の端は、貫通穴54に連通している。
第1溝55、第2溝56及び第3溝57は、例えば、互いに同じ幅に形成されているとともに、互いに同じ深さに形成されている。
【0023】
一の貫通穴54と対応する第1溝55、第2溝56及び第3溝57のうち、第1溝55と第2溝56とは、第3溝57を間に挟んで両側に配置されている。
第1溝55は、一の貫通穴54において底板部52の外周に沿って配置されている部位の一端部に連通しており、第2溝56は、当該貫通穴54において底板部52の外周に沿って配置されている部位の他端部に連通しており、第3溝57は、当該貫通穴54において底板部52の外周に沿って配置されている部位の一端部と他端部との中間部に連通している。
第1溝55と第2溝56は、筒状部51の下端面から更に径方向内側に延びており、第1溝55及び第2溝56の一部分(内側の端部)は、底板部52の下面に形成されている。なお、段差部58、59は、第1溝55、第2溝56よりも下方に配置されている。
一の貫通穴54と対応する第1溝55、第2溝56及び第3溝57は、互いに並列に延在している。より詳細には、第1溝55において筒状部51の下端面に形成されている部分と、第3溝57の全体と、第2溝56において筒状部51の下端面に形成されている部分とは、互いに並列に延在している。
第1溝55において、底板部52の下面に形成されている部分は、貫通穴54の中心側(つまり第3溝57の延長上の位置)に向けて屈曲している。同様に、第2溝56において、底板部52の下面に形成されている部分は、貫通穴54の中心側(つまり第3溝57の延長上の位置)に向けて屈曲している。第1溝55における内側の端部には、後述する転向面55a(図6図7図8図9)が形成されており、第2溝56における内側の端部には、後述する転向面56a(図6図7図8図9)が形成されている。
【0024】
図2及び図3に示すように、第1部材50の突出部53が第2部材70の第4部分74の凹部76の上部に嵌入することによって、第1部材50と第2部材70とが相互に組み付けられている。
図2に示すように、第2部材70の第2部分72が、ピストンガイド130の円筒状の上端部に嵌入している。第2部材70の第3部分73の下端面は、ピストンガイド130の上端面に当接している。
第2部材70の第1部分71は、収容空間132においてボール弁180(図1)の上側の領域に配置されている。
第2部材70の貫通穴75の内部空間は、上流側液体流路21(図2図3)を構成している。
第2部材70の第4部分74の凹部76の底面と第1部材50の突出部53の下面との間の空間は、前室22を構成している。
前室22は、各貫通穴54を介して、筒状部51の内部空間と連通している。
貫通穴54の内部空間のうち、第1溝55、第2溝56及び第3溝57と同じ高さの範囲に位置する部分は、気液混合部24を構成している。
貫通穴54の内部空間のうち、突出部53と第4部分74の内周面との間に位置する部分、すなわち気液混合部24の下側に隣接している部分は、気液混合部24に液体を供給する液体流路23を構成している。
貫通穴54の内部空間のうち、気液混合部24の上側に隣接している部分は、泡流路25を構成している。
筒状部51の内部空間は、合流泡流路26を構成している。
【0025】
第2部材70の第3部分73及び第4部分74の外周面と、内筒部32の内周面との間には、円筒状の周回状流路214が形成されている。
第1部材50の筒状部51は、内筒部32に嵌入している。
上述のように、第1部材50は、第1溝55、第2溝56及び第3溝57を有する。このうち第1溝55は、第1気体流路41(図6図7図8)を構成しており、第2溝56は、第2気体流路42(図6図7図8)を構成しており、第3溝57は、第3気体流路43(図6図7図8)を構成している。
第1気体流路41、第2気体流路42及び第3気体流路43の上流側端部は、周回状流路214と連通している。第1気体流路41、第2気体流路42及び第3気体流路43の一部分ずつは、筒状部51の下端面と第2部材70の第4部分74の上端面との間に形成されている。
周回状流路214と各気液混合部24とは、第1気体流路41、第2気体流路42及び第3気体流路43を介して相互に連通している。
【0026】
貯留容器10内の液体101は、ポンプ部120によって、収容空間132、上流側液体流路21、前室22及び液体流路23をこの順に介して、各気液混合部24に供給される。より詳細には、液体101は、共通の前室22から複数(例えば8つ)の液体流路23に分配供給され、各液体流路23と1対1で対応する気液混合部24にそれぞれ供給される。
また、貯留容器10内の気体は、ポンプ部120によって、筒状気体流路212及び軸方向流路213を介して周回状流路214に供給され、更に、周回状流路214から第1気体流路41、第2気体流路42及び第3気体流路43を介して各気液混合部24に供給される。
各気液混合部24において、液体101と気体とが混合することにより、泡が生成される。泡は、各気液混合部24の下流側(上側)に位置する泡流路25を通って、泡流路25の下流側(上側)に位置する合流泡流路26に流入して合流する。
合流泡流路26にて合流した泡は、更に、連通流路32d及びノズル内流路36を通して、吐出口37から泡吐出器100の外部に吐出される。
【0027】
また、第1部材50の筒状部51、底板部52、第2部材70の第1部分71、第2部分72、第3部分73、第4部分74は、共通の軸心AX1(図2図3図4(a)、図4(b)、図5(a)、図5(b))を基準として互いに同軸に配置されている。
複数(例えば8つ)の貫通穴54は、軸心AX1の周囲に等角度間隔で配置されている。
また、第1部材50と第2部材70とを軸心AX1の方向に相互に近づけることによって、第1部材50と第2部材70とが相互に組み付けられている。
【0028】
ここで、一の気液混合部24と対応する第1気体流路41、第2気体流路42及び第3気体流路43は、当該気液混合部24の外周側から、当該気液混合部24に気体を供給する。すなわち、各気体流路は、複数の気液混合部24の配置領域の外周側から、それぞれ対応する気液混合部24に気体を供給する。換言すれば、一の気液混合部24と対応する複数の気体流路は、軸心AX1を基準として互いに同じ側から、当該気液混合部24に気体を供給するようになっている。
このため、複数の気液混合部24と対応する複数の気体流路(第1気体流路41、第2気体流路42及び第3気体流路43)を互いに干渉することなく配置することができるため、泡吐出器100がより多くの気液混合部24を有する構成を容易に実現することができる。換言すれば、複数の気液混合部24を、よりコンパクトな領域に集約して配置しても、各気液混合部24に対して複数の経路から気体をそれぞれ供給することができる。
【0029】
より詳細には、一の気液混合部24と対応する第1気体流路41、第2気体流路42及び第3気体流路43は、互いに並列に延在している。更に詳細には、第1気体流路41、第2気体流路42及び第3気体流路43は、それぞれ直線状に延在している。
【0030】
また、第1部材50は、軸心AX1を回転中心とする8回対称形状に形成されており、第2部材70は、軸心AX1を回転中心とする円対称形状に形成されている。
すなわち、泡吐出器100は、複数の気液混合部24と、泡流路25と、を形成している第1部材50と、第1部材50と組み付けられている第2部材70と、を備え、第1部材50と第2部材70との間に液体流路23と気体流路(第1気体流路41、第2気体流路42、第3気体流路43)とが形成されており、気液混合部24の個数をN個(本実施形態の場合、8個)とすると、第1部材50は、第1部材50と第2部材70との組付け方向を回転中心とするN回対称形状に形成されており、第2部材70は、当該組付け方向を回転中心とする円対称形状に形成されている。
このため、第1部材50と第2部材70との組付けの際における相対的な回転角度にかかわらず、複数の気液混合部24、泡流路25、気体流路(第1気体流路41、第2気体流路42、第3気体流路43)、及び、液体流路23が同形状に再現される。よって、軸心AX1を中心とする回転方向において、第1部材50と第2部材70とを相互に位置決めして組み付ける必要がないので、泡吐出器100の生産性(組み立て性)が良好となる。
【0031】
本実施形態の場合、図6に示すように、気液混合部24は、2つの角部24aを有する形状に形成されている。より詳細には、本実施形態の場合、気液混合部24の平面形状は、底板部52の径方向内側に向けて先細りした釣鐘型となっている。更に詳細には、釣鐘型の底部が局部的に横方向両側に突出した形状となっている。
そして、各気液混合部24と対応する複数の気体流路(第1気体流路41、第2気体流路42、第3気体流路43)のうちの2つの気体流路(第1気体流路41、第2気体流路42)は、当該気液混合部24の2つの角部24aの一方ずつと交わっている。各気液混合部24の2つの角部24aに対して、それぞれ気体流路を介して気体が供給される。
より詳細には、本実施形態の場合、各気液混合部24と対応して3つずつの気体流路(第1気体流路41、第2気体流路42、第3気体流路43)が配置されている。このため、各気液混合部24に対して、3つの気体流路(第1気体流路41、第2気体流路42、第3気体流路43)から気体が供給される。そして、各気液混合部24と対応する3つの気体流路のうちの1つの気体流路(第3気体流路43)は、当該気液混合部24において2つの角部24aを繋ぐ縁辺部24bと交わっている。つまり、各気液混合部24に対して、2つの角部24aと、それら角部24aどうしの中間部と、にそれぞれ気体が供給される。
【0032】
なお、このように本実施形態では気液混合部24が釣鐘型である例を示すが、本発明は、この例に限らず、気液混合部24は、2つの角部24aを有するその他の形状であってもよい。例えば、気液混合部24の平面形状は、半円形、三角形、その他の多角形(四角形など)、又は、三日月形などであってもよい。
【0033】
上述のように、第1溝55及び第2溝56の内側の端部は、貫通穴54の中心側に向けて屈曲しており、第1溝55及び第2溝56における内側の端部には、転向面55a、56a(図6図7図8図9)が形成されている。転向面55a、56aは、気液混合部24の内周面の一部分を構成している。転向面55a、56aは、第1気体流路41及び第2気体流路42からそれぞれ気液混合部24の角部24aに供給された気体の各々を、第3気体流路43の延長線EX1(図6)の方に転向させる。すなわち、気液混合部24の内周面は、2つの気体流路(第1気体流路41、第2気体流路42)から2つの角部24aの一方ずつに供給された気体の各々を1つの気体流路(第3気体流路43)の延長線EX1の方に転向させる転向面55a、56aを含む。
このため、第3気体流路43から気液混合部24に供給される気体と、第1気体流路41及び第2気体流路42からそれぞれ気液混合部24に供給される気体とが、ほどよく(過不足無く)干渉するようにできる。
【0034】
本実施形態に係る泡吐出器100によれば、ヘッド部材30を押し下げる速度にかかわらず、泡のきめ細かさ及び均一性を同等にすることができるとともに、カニ泡と呼ばれる大きめの泡が生成されることも抑制できる。
【0035】
図10には、第1実施形態に係る泡吐出器100の特性と、比較形態に係る泡吐出器(不図示)の特性と、が示されている。
図10の横軸はヘッド部材30の押し速度(単位:mm/秒)を示し、図10の縦軸はヘッド部材30の押下げに要する力の大きさ(以下、押し圧(単位:N))を示す。
比較形態に係る泡吐出器は、第1部材50及び第2部材70を備えていない代わりに、特許文献1と同様のジェットリングを備えている点で、本実施形態に係る泡吐出器100と相違しており、その他の点では、本実施形態に係る泡吐出器100と同様に構成されている。
図10に示すように、本実施形態に係る泡吐出器100の場合、比較形態に係る泡吐出器と比べて、押し圧を低減することができる。しかも、本実施形態に係る泡吐出器100の場合、比較形態に係る泡吐出器と比べて、押し速度に応じた押し圧の変化を大幅に抑制することができる。
【0036】
図11は本実施形態に係る泡吐出器100の特性を示す図であり、泡となる液体101の種類(処方)を変更した場合の、押し速度と押し圧との関係を示す。すなわち、図11においても、横軸は押し速度(単位:mm/秒)を示し、縦軸は押し圧(単位:N)を示す。
図11に示すように、本実施形態によれば、液体101として、第1液を用いた場合、第2液を用いた場合、及び、第3液を用いた場合のいずれにおいても、良好な押圧操作性(低い押し圧)を実現できるとともに、押し速度に応じた押し圧の変化も抑制することができる。
なお、第3液は、第1液及び第2液と比べて高粘度であるが、押し圧は第1及び第2液を用いた場合と同等であった。
【0037】
本実施形態によれば、液体101として、第1液を用いた場合、第2液を用いた場合、及び、第3液を用いた場合のいずれにおいても、泡のきめ細かさ及び均一性を同等にすることができ、カニ泡と呼ばれる大きめの泡が生成されることも抑制できる。
押し速度を10mm/秒とした場合、押し速度を30mm/秒とした場合、押し速度を70mm/秒とした場合、押し速度を90mm/秒とした場合においても、同様に、液体101として、第1液を用いた場合、第2液を用いた場合、及び、第3液を用いた場合のいずれにおいても、泡のきめ細かさ及び均一性を同等にすることができることが確認された。
【0038】
このように、本実施形態に係る泡吐出器100によれば、ヘッド部材30の押し速度にかかわらず、良好な押圧操作性(低い押し圧)を実現でき、且つ、吐出される泡の性状も同等にすることができる。しかも、本実施形態に係る泡吐出器100によれば、泡となる液体101の種類にかかわらず、良好な押圧操作性(低い押し圧)を実現でき、且つ、吐出される泡の性状も同等にすることができる。
【0039】
〔第2実施形態〕
次に、図10図12から図15とを用いて第2実施形態を説明する。
本実施形態に係る泡吐出器100は、第1部材50の形状が以下に説明する点で第1実施形態に係る泡吐出器100と相違しており、その他の点では、第1実施形態に係る泡吐出器100と同様に構成されている。
図14及び図15に示すように、本実施形態の場合、第1溝55及び第2溝56は、第1実施形態と比べて、筒状部51の下端面からより長く径方向内側に延びている。また、貫通穴54は、第1溝55、第2溝56よりも下方の段差部58、59を有していない。
図12から図15に示すように、本実施形態の場合も、気液混合部24の平面形状は、底板部52の径方向内側に向けて先細りした釣鐘型となっている。ただし、本実施形態の場合、第1実施形態とは異なり、気液混合部24は、釣鐘型の底部が局部的に横方向両側に突出した形状の部分は有していない。
図12に示すように、本実施形態の場合、気液混合部24の内周面は、2つの気体流路(第1気体流路41、第2気体流路42)から2つの角部24aの一方ずつに供給された気体の各々を1つの気体流路(第3気体流路43)の延長線EX1の方に転向させる転向面61、62を含む。
【0040】
本実施形態に係る泡吐出器100によっても、ヘッド部材30を押し下げる速度にかかわらず、泡のきめ細かさ及び均一性を同等にすることができるとともに、カニ泡と呼ばれる大きめの泡が生成されることも抑制できる。
【0041】
図10には、本実施形態に係る泡吐出器100の特性と、上記の比較形態に係る泡吐出器(不図示)の特性と、が示されている。
図10に示すように、本実施形態に係る泡吐出器100の場合、比較形態に係る泡吐出器と比べて、押し圧を低減することができる。しかも、本実施形態に係る泡吐出器100の場合、比較形態に係る泡吐出器と比べて、押し速度に応じた押し圧の変化を大幅に抑制することができる。
【0042】
〔第3実施形態〕
次に、図16を用いて第3実施形態を説明する。
本実施形態に係る泡吐出器100は、以下に説明するメッシュ保持リング81及びメッシュ82を備えている点で、第1実施形態又は第2実施形態に係る泡吐出器100と相違しており、その他の点では、第1実施形態又は第2実施形態に係る泡吐出器100と同様に構成されている。
メッシュ保持リング81は、円筒状に形成されている。上下2段のメッシュ保持リング81が、第1部材50の筒状部51内において、段差部51aよりも上側の領域に配置されている。
下側のメッシュ保持リング81の下端の開口と、上側のメッシュ保持リング81の上端の開口には、それぞれメッシュ82が設けられている。
下側のメッシュ保持リング81の下端又は下側のメッシュ82は、筒状部51の段差部51aに接している。
本実施形態の場合、合流泡流路26に流入した泡がメッシュ82を通過することにより、泡がよりきめ細かく均一になる。
【0043】
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
【0044】
例えば、上記の各実施形態では、各気液混合部24と対応して3つずつの気体流路が配置されている例を説明したが、本発明は、この例に限らず、各気液混合部24と対応して、2つずつの気体流路が配置されていてもよいし、4つ以上の気体流路が配置されていてもよい。
なお、本発明者等の検討によれば、各気液混合部24と対応して2つずつの気体流路が配置されている場合と比べて、上記の各実施形態のように各気液混合部24と対応して3つずつの気体流路が配置されている場合の方が、押し速度にかかわらず、押し圧を大幅に低減することができる。
【0045】
また、上記の泡吐出器100の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
【符号の説明】
【0046】
10 貯留容器
11 胴部
22 前室
23 液体流路
24 気液混合部
24a 角部
24b 縁辺部
25 泡流路
30 ヘッド部材
37 吐出口
41 第1気体流路(気体流路)
42 第2気体流路(気体流路)
43 第3気体流路(気体流路)
50 第1部材
51 筒状部
51a 段差部
52 底板部
53 突出部
54 貫通穴
55 第1溝
55a 転向面
56 第2溝
56a 転向面
57 第3溝
58、59 段差部
61、62 転向面
70 第2部材
71 第1部分
71a 筒状部
71b 突起部
72 第2部分
73 第3部分
74 第4部分
75 貫通穴
76 凹部
100 泡吐出器
101 液体
110 キャップ部材
111 装着部
200 泡吐出キャップ
500 液体詰め泡吐出器
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16