(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-26
(45)【発行日】2023-08-03
(54)【発明の名称】エンドミル及び穿孔方法
(51)【国際特許分類】
B23C 5/10 20060101AFI20230727BHJP
B23C 3/26 20060101ALI20230727BHJP
【FI】
B23C5/10 Z
B23C3/26
(21)【出願番号】P 2019122537
(22)【出願日】2019-06-28
【審査請求日】2022-05-01
(73)【特許権者】
【識別番号】000005348
【氏名又は名称】株式会社SUBARU
(74)【代理人】
【識別番号】100136504
【氏名又は名称】山田 毅彦
(72)【発明者】
【氏名】石丸 大祐
【審査官】亀田 貴志
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-25570(JP,A)
【文献】特開2005-118960(JP,A)
【文献】国際公開第2011/093002(WO,A1)
【文献】特開2007-290105(JP,A)
【文献】国際公開第2018/123133(WO,A1)
【文献】特開2001-300813(JP,A)
【文献】特開2014-091168(JP,A)
【文献】特開平06-031520(JP,A)
【文献】特開2004-291204(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第2929966(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23C 5/10
B23C 3/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
工具軸を中心に工具を回転させ、かつ穿孔対象となる孔の中心軸から前記工具軸をオフセットさせて前記工具を前記孔の中心軸を中心に回転させながら、前記工具に前記工具軸方向の送りを与えることによって被削材の穿孔を行うオービタル加工用のエンドミルであって、
シャンクと、
前記シャンクの外周部分に形成される第1の切れ刃と、
前記シャンクの底部分に形成される第2の切れ刃と、
を有し、
前記第1の切れ刃のすくい面と逃げ面とを連結する稜線
の前記逃げ面側に半径が10μm以上30μm以下となるようにR面取りを形成する一方、前記稜線の前記すくい面側に
前記被削材の切込方向に対して0度より大きく30度よりも小さい角度となるようにチャンファを形成したエンドミル。
【請求項2】
前記チャンファを、幅が150μm以下となるように形成した請求項
1記載のエンドミル。
【請求項3】
前記第2の切れ刃のすくい面と逃げ面とを連結する稜線にR面取りを形成した請求項1
又は2記載のエンドミル。
【請求項4】
前記第2の切れ刃の
すくい面と
逃げ面とを連結する
稜線にはチャンファを形成しない請求項1乃至
3のいずれか1項に記載のエンドミル。
【請求項5】
請求項1乃至
4のいずれか1項に記載のエンドミルを用いて前記被削材の前記オービタル加工を行うことによって、被穿孔品を製造する穿孔方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、エンドミル及び穿孔方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、穿孔法の1つとしてオービタル加工法が知られている(例えば特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照)。オービタル加工法は、エンドミル等の工具を工具軸を中心に自転させ、かつ穿孔対象となる孔の中心軸を中心に工具軸を一定量オフセットさせて公転させながら工具軸方向に送りを与えることによって、被削材の穿孔を行う方法である。オービタル加工法によれば、特に複合材とも呼ばれる繊維強化プラスチック(FRP:fiber reinforced plastics)を含む異種材料を重ね合せた被削材の穿孔を行う場合において、ドリルやリーマを用いる一般的な穿孔法と比較して、高速で高品質の孔を穿孔できるというメリットがある。このため、オービタル加工を行うための専用の機械加工装置も提案されている(例えば特許文献3及び特許文献4参照)。
【0003】
オービタル加工法用の穿孔工具としてエンドミルを使用する場合には、従来のエンドミルが使用される(例えば特許文献5、特許文献6及び特許文献7参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2013-27943号公報
【文献】国際公開第94/011142号
【文献】国際公開第2003/008136号
【文献】国際公開第2004/113002号
【文献】特開昭60-48211号公報
【文献】特開平6-31520号公報
【文献】特開2000-107926号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、オービタル加工で穿孔した被削材の孔にボルト等を挿入して締結すると、ドリルやリーマを使用して穿孔する場合に比べて締結部の疲労強度が低下するという問題が報告されている。特にアルミニウム合金においては、締結部の疲労強度の低下が顕著である。
【0006】
そこで、本発明は、オービタル加工によって被削材に形成した孔の疲労強度を改善することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態に係るエンドミルは、工具軸を中心に工具を回転させ、かつ穿孔対象となる孔の中心軸から前記工具軸をオフセットさせて前記工具を前記孔の中心軸を中心に回転させながら、前記工具に前記工具軸方向の送りを与えることによって被削材の穿孔を行うオービタル加工用のエンドミルであって、シャンクと、前記シャンクの外周部分に形成される第1の切れ刃と、前記シャンクの底部分に形成される第2の切れ刃とを有し、前記第1の切れ刃のすくい面と逃げ面とを連結する稜線の前記逃げ面側に半径が10μm以上30μm以下となるようにR面取りを形成する一方、前記稜線の前記すくい面側に前記被削材の切込方向に対して0度より大きく30度よりも小さい角度となるようにチャンファを形成したものである。
【0008】
また、本発明の実施形態に係る穿孔方法は、上述したエンドミルを用いて前記被削材の前記オービタル加工を行うことによって、被穿孔品を製造するものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施形態に係るエンドミルの形状を示す正面図。
【
図3】
図1に示すエンドミルの外周切れ刃と底切れ刃との境界部分における形状例を示す部分拡大図。
【
図4】
図1乃至
図3に示す外周切れ刃の先端部分の形状を被削材とともに示す拡大部分断面図。
【
図5】
図1乃至
図3に示す底切れ刃の先端部分の形状を被削材とともに示す拡大部分断面図。
【
図6】
図1に示すエンドミルで被削材を対象としてオービタル加工を行う方法を説明する断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態に係るエンドミル及び穿孔方法について添付図面を参照して説明する。
【0011】
(構造)
図1は本発明の実施形態に係るエンドミルの形状を示す正面図であり、
図2は
図1に示すエンドミルの下面図である。
【0012】
エンドミル1は、オービタル加工用の工具として使用される。オービタル加工は、工具軸を中心に工具を回転させ、かつ穿孔対象となる孔の中心軸から工具軸をオフセットさせて工具を孔の中心軸を中心に回転させながら、工具に工具軸方向の送りを与えることによって被削材の穿孔を行う孔あけ加工である。
【0013】
エンドミル1は、シャンク2に切れ刃3を形成して構成される。切れ刃3は、シャンク2の外周部分と、底部分にそれぞれ形成される。以降では、シャンク2の外周部分に形成される第1の切れ刃を外周切れ刃4と称し、シャンク2の底部分に形成される第2の切れ刃を底切れ刃5と称する。すなわち、切れ刃3は、シャンク2の外周部分に形成される外周切れ刃4と、シャンク2の底部分に形成される底切れ刃5とによって構成される。
【0014】
エンドミル1の半径は、エンドミル1の工具軸6から外周切れ刃4の先端までの工具軸6に垂直な方向における最大距離となる。図示された例では、切れ刃3の数が4枚となっているが切れ刃3の数は任意である。従って、標準的なエンドミルと同様に切れ刃3の数を2枚から6枚程度としても良い。
【0015】
図3は
図1に示すエンドミル1の外周切れ刃4と底切れ刃5との境界部分における形状例を示す部分拡大図である。
【0016】
図3は
図1及び
図2に示す外周切れ刃4を投影して直線的に描いた図である。
図1及び
図2では省略されているが典型的なエンドミルと同様に、
図3に例示されるように外周切れ刃4と底切れ刃5との境界部分には、R面取り7を形成することができる。具体例として、エンドミル1の直径が10mm以上であれば、半径R=3mm程度のR面取り7を、エンドミル1の直径が10mm未満であれば、半径R=1~2mm程度のR面取り7を、施すことができる。
【0017】
外周切れ刃4の形状と、底切れ刃5の形状は、R面取り7の端部を境界として異なる形状とされる。
【0018】
図4は
図1乃至
図3に示す外周切れ刃4の先端部分の形状を被削材Oとともに示す拡大部分断面図である。
【0019】
外周切れ刃4のすくい面4Aと逃げ面4Bとを連結する稜線には、少なくともチャンファ(C面取り)10が形成される。より好適には、
図4に例示されるように、外周切れ刃4のすくい面4Aと逃げ面4Bとを連結する稜線の逃げ面4B側に更にR面取り11が形成され、チャンファ10が稜線のすくい面4A側に形成される。
【0020】
尚、外周切れ刃4のエッジを丸めた微小なR面取り11は丸ホーニングとも呼ばれ、外周切れ刃4のエッジに施された微小なチャンファ10はチャンファホーニングとも呼ばれる。一般的に、丸ホーニングやチャンファホーニング等のホーニングは、切れ刃の強度を向上させることによって工具の寿命を改善することを狙いとして施される。
【0021】
外周切れ刃4のすくい面4Aは、外周切れ刃4のすくい角αがポジティブ(α>0)となるように形成される。そうすると、チャンファ10及びR面取り11の一部では外周切れ刃4のすくい角αが局所的にネガティブ(α<0)となる。このため、すくい角αがネガティブとなる外周切れ刃4のチャンファ10及びR面取り11の一部からは、被削材Oに圧縮応力が付与されることになる。
【0022】
図5は
図1乃至
図3に示す底切れ刃5の先端部分の形状を被削材Oとともに示す拡大部分断面図である。
【0023】
底切れ刃5のすくい面5Aと逃げ面5Bとを連結する稜線には、丸ホーニングとしてR面取り20が形成される。但し、底切れ刃5のすくい面5Aと逃げ面5Bとを連結する稜線に、チャンファホーニングは形成されない。また、底切れ刃5のすくい面5Aは、底切れ刃5のすくい角αがゼロ又はポジティブ(α≧0)となるように形成される。
【0024】
図6は、
図1に示すエンドミル1で被削材Oを対象としてオービタル加工を行う方法を説明する断面図である。
【0025】
図1乃至
図5に例示されるエンドミル1を、工具軸6を中心に自転させながら、被削材Oの穿孔対象となる孔の中心軸から工具軸6をオフセットさせてエンドミル1が孔の中心軸を中心に公転するように、エンドミル1に工具軸6に垂直な方向における送りを与えることができる。加えて、連続的又は断続的に、エンドミル1に工具軸方向の送りを与えることができる。
【0026】
そうすると、エンドミル1は螺旋状の軌跡又は複数の円を曲線又は直線で連結した軌跡を描きながら平行移動する。これにより、被削材Oには、貫通孔を形成することができる。すなわち、エンドミル1を用いて被削材Oのオービタル加工を行うことによって、被穿孔品を製造することができる。
【0027】
エンドミル1に回転動力と送りを与える装置は、フライス盤やマシニングセンタ等の工作機械であっても良いし、エア式や電動式のドリル駆動装置のようなハンドツールであっても良い。もちろん、オービタル加工専用の機械加工装置を用いてエンドミル1を工具とするオービタル加工を行うようにしても良い。
【0028】
図1乃至
図5に例示されるエンドミル1でオービタル加工を行うと、エンドミル1の外周切れ刃4によって被削材Oに貫通孔の仕上げ面30が形成される一方、底切れ刃5によって形成される加工面31は被削材Oには残らないことになる。
【0029】
外周切れ刃4の先端に形成されたチャンファ10及びR面取り11の一部を含む微少領域では、上述したようにすくい角αがネガティブ角となっている。このため、外周切れ刃4の先端には高い背分力の分布が生じる一方、貫通孔の仕上げ面30には、高い圧縮応力が付与される。その結果、貫通孔の仕上げ面30には高い圧縮残留応力が発生する。
【0030】
一方で、外周切れ刃4の先端における微小領域を除く部分では、すくい角αがポジティブ角となっている。このため、背分力はさほど大きくならず、エンドミル1の撓み等へ影響も小さい。
【0031】
他方、底切れ刃5にはチャンファが設けられないため、エンドミル1の工具軸方向に発生する切削抵抗は低く抑えられる。その結果、エンドミル1の工具軸方向における変位量が大きくなることが抑止され、加工精度の改善に寄与する。
【0032】
加えて、外周切れ刃4に丸ホーニングとして設けられたR面取り11及び底切れ刃5に丸ホーニングとして設けられたR面取り20は、それぞれ外周切れ刃4及び底切れ刃5に生じる切削抵抗による欠損を防ぐ効果を奏する。
【0033】
実際に、工具長が21mm、工具径が20mm、刃長が11mmのエンドミルを試作し、工作機械でエンドミルを螺旋状に移動させるオービタル加工によってアルミニウム合金から成る被削材Oに直径が31.75mmの貫通孔を穿ける加工試験を行った。そして、貫通孔に生じた残留応力を疲労強度の指標として市販のX線測定装置で測定した。
【0034】
その結果、外周切れ刃にチャンファ及びR面取りが設けられていない一般的なエンドミルでオービタル加工を行って貫通孔を加工すると、ドリルとリーマを使用して貫通孔を加工する場合に比べて残留応力が減少することが確認された。このため、エンドミルの外周切れ刃にチャンファ及びR面取りを設けずにオービタル加工を行って貫通孔を加工すると、ドリルとリーマを使用して貫通孔を加工する場合に比べて、貫通孔内面における疲労強度が低下すると考えられる。
【0035】
これに対して、被削材Oの切込方向に対するチャンファ10の角度β、すなわち外周切れ刃4のすくい面4A側におけるチャンファ10の角度βが10°又は20°となるように、エンドミル1の送り方向から見た幅Wが100μmのチャンファ10を設けたエンドミル1でオービタル加工を行うと、ドリルとリーマを用いた穿孔には及ばないものの、チャンファ及びR面取りが無い一般的なエンドミルでオービタル加工を行う場合に比べて、貫通孔に生じる残留応力が増加することが確認された。
【0036】
また、チャンファを設けずに、半径R1が10μm又は30μmとなるようにR面取りを形成したエンドミルでオービタル加工を行うと、チャンファ及びR面取りが無い一般的なエンドミルでオービタル加工を行う場合に比べて、貫通孔に生じる残留応力が軸方向については横ばいで、円周方向についてのみ増加することも確認された。
【0037】
更に、底切れ刃5に半径R2が30μmとなるようにR面取り20を形成する一方、外周切れ刃4に半径R1が30μmとなるようにR面取り11を、被削材Oの切込方向に対するチャンファ10の角度βが10°となるようにエンドミル1の送り方向から見た幅Wが100μmのチャンファ10を、それぞれ設けたエンドミル1でオービタル加工を行うと、ドリルとリーマを用いた穿孔に匹敵する程、貫通孔に生じる残留応力が増加することが確認された。つまり、ホーニングによってチャンファ10とR面取り11を外周切れ刃4に形成すると、オービタル加工による疲労強度の低下を防止できることが確認された。
【0038】
但し、チャンファ10の角度βが30度を超えるか、チャンファ10の幅Wが150μmを超えると、切削抵抗が大きくなり過ぎると考えられる。従って、外周切れ刃4にチャンファ10を、被削材Oの切込方向に対して0度より大きく30度よりも小さい角度βとなるように形成することが適切であると考えられる。また、チャンファ10を、貫通孔の仕上げ面30に平行な方向となるエンドミル1の送り方向から見た幅Wが150μm以下となるように形成することが適切であると考えられる。
【0039】
他方、丸ホーニングとして製造上形成することが可能なR面取り11の半径R1は10μm程度であり、R面取り11の半径R1が30μmを超えると、切削抵抗が大きくなり過ぎると考えられる。従って、R面取り11を、半径R1が10μm以上30μm以下となるように外周切れ刃4に形成することが適切であると考えられる。
【0040】
尚、試験では予想に反し、R面取り11の半径R1が小さい程、貫通孔に生じる圧縮残留応力が増加することも確認された。外周切れ刃4にチャンファ10のみならずR面取り11を施すと、残留応力が増加する理由としては、すくい角αがネガティブとなる外周切れ刃4の範囲が大きくなるからであると推測される。
【0041】
以上のようなエンドミル1は、オービタル加工で貫通孔を形成した場合において貫通孔内面における疲労強度が改善するように、外周切れ刃4にチャンファ10を設けたものである。また、穿孔方法は、そのような形状を有するエンドミル1でオービタル加工を行うようにしたものである。
【0042】
(効果)
このため、エンドミル1及び穿孔方法によれば、貫通孔の仕上げ面30に従来よりも高い圧縮残留応力を付与することができる。このため、貫通孔をボルト等のファスナによる部材の締結用に使用することが可能となる。すなわち、貫通孔の疲労強度が向上し、貫通孔に作用する繰り返し応力で生じる微細な亀裂の進展を抑制することができる。
【0043】
特に、アルミニウム合金に形成される貫通孔の疲労強度を向上させることができる。このため、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP: Glass fiber reinforced plastics)や炭素繊維強化プラスチック(CFRP: Carbon Fiber Reinforced Plastics)等のFRPを含む異種材料を重ね合せた被削材Oはもちろん、アルミニウム合金を含む被削材Oに貫通孔を形成してファスナによる締結用に使用することができる。その結果、高い疲労強度が要求される航空機部品等の材料として、アルミニウム合金を採用することが可能となる。
【0044】
また、外周切れ刃4にチャンファ10のみならずR面取り11を施すことによって、ドリルによる穿孔とリーマによる仕上げ加工を行った場合と同等の疲労強度を有する貫通孔を被削材Oに加工することができる。その結果、複数の部材を重ねて全ての部材を貫通する貫通孔を加工する場合において、寸法や表面粗さ等の点において高品質な貫通孔を高速で形成できるというオービタル加工の利点を活用しつつ、ドリルとリーマを使用した場合と同等な貫通孔の疲労強度を維持することができる。
【0045】
(他の実施形態)
以上、特定の実施形態について記載したが、記載された実施形態は一例に過ぎず、発明の範囲を限定するものではない。ここに記載された新規な方法及び装置は、様々な他の様式で具現化することができる。また、ここに記載された方法及び装置の様式において、発明の要旨から逸脱しない範囲で、種々の省略、置換及び変更を行うことができる。添付された請求の範囲及びその均等物は、発明の範囲及び要旨に包含されているものとして、そのような種々の様式及び変形例を含んでいる。
【符号の説明】
【0046】
1 エンドミル
2 シャンク
3 切れ刃
4 外周切れ刃
4A すくい面
4B 逃げ面
5 底切れ刃
5A すくい面
5B 逃げ面
6 工具軸
7 R面取り
10 チャンファ
11 R面取り
20 R面取り
30 仕上げ面
31 加工面
O 被削材
α すくい角
β チャンファの角度
W チャンファの幅
R1、R2 R面取りの半径