(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-29
(45)【発行日】2023-09-06
(54)【発明の名称】エンジンの始動装置
(51)【国際特許分類】
F02N 15/02 20060101AFI20230830BHJP
F02N 15/06 20060101ALI20230830BHJP
【FI】
F02N15/02 A
F02N15/02 B
F02N15/06
(21)【出願番号】P 2019170837
(22)【出願日】2019-09-19
【審査請求日】2022-08-03
(73)【特許権者】
【識別番号】000005348
【氏名又は名称】株式会社SUBARU
(74)【代理人】
【識別番号】110002907
【氏名又は名称】弁理士法人イトーシン国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山岸 正典
【審査官】櫻田 正紀
(56)【参考文献】
【文献】実開昭59-073581(JP,U)
【文献】実開昭60-015979(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F02N 1/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンのクランク軸に連結されたプライマリホイールと、
前記プライマリホイールにダンパを介して弾性的に連結されたセカンダリホイールと、
前記プライマリホイールの外周に設けられた第1のリングギヤと、
前記セカンダリホイールの外周に設けられた第2のリングギヤと、
前記第1のリングギヤ及び前記第2のリングギヤの中心軸に沿って進退移動が可能となるようにスタータモータのモータ軸に設けられ、進出側への移動時に前記第1のリングギヤに噛み合い且つ退避側への移動時に前記第1のリングギヤから離脱する第1のピニオンギヤと、
前記第1のピニオンギヤと一体的に進退移動が可能となるように前記モータ軸に設けられ、進出側への移動時に前記第2のリングギヤに噛み合い且つ退避側への移動時に前記第2のリングギヤから離脱する第2のピニオンギヤと、を備え
、
前記第1のリングギヤと前記第1のピニオンギヤとの歯数比と、前記第2のリングギヤと前記第2のピニオンギヤとの歯数比は、等しく設定され、
前記第1のリングギヤと前記第2のリングギヤのうち、前記進出側に位置する一方のリングギヤの外径が、前記退避側に位置する他方のリングギヤの外径よりも大きく設定され、且つ、前記第1のピニオンギヤと前記第2のピニオンギヤのうち、前記進出側に位置する一方のピニオンギヤの外径が、前記退避側に位置する他方のピニオンギヤの外径よりも小さく設定されていることを特徴とするエンジンの始動装置。
【請求項2】
前記他方のリングギヤの外径は、進退移動時の前記一方のピニオンギヤと干渉しない外径に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの始動装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スタータモータの駆動力をフライホイールに伝達してエンジンを始動させるエンジンの始動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の車両において、エンジンと変速機との間に設けられるフライホイールとしては、デュアルマスフライホイール(DMF)が知られている。このデュアルマスフライホイールは、第1の質量体であるプライマリホイールと第2の質量体であるセカンダリホイールとをダンパを介して弾性的に接続した構成を有する。この構成により、デュアルマスフライホイールは、クランク軸からのトルク変動を効率的に吸収し、変速機におけるギヤの歯打ち音等を有効に抑制することが可能となっている。
【0003】
その一方で、デュアルマスフライホイールは、上述のようにプライマリホイールとセカンダリホイールとの間にダンパが介在しているため、エンジン始動時(クランキング時)において、エンジン回転数が300~400rpmのダンパ固有値に達した際に共振が発生する場合がある。その結果、プライマリホイールとセカンダリホイールとの間に形成されたダンパストッパ部に過大な共振トルク(3000Nm以上)が入力され、異音の発生や各種部品の耐久性低下等を招く虞がある。
【0004】
これに対し、例えば、特許文献1には、第1の質量体と第2の質量体とが中立状態にあり且つクランク軸が所定回転数以下の場合にのみ両者を一体化する遠心クラッチを介装した技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述の特許文献1に開示された技術のように、デュアルマスフライホイールの内部に遠心クラッチを設けることは構造を複雑化させ、大幅な設計変更、組立性の低下、製造コストの高騰等を招く虞がある。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、簡単な構成により、エンジン始動時におけるデュアルマスフライホイールの共振を防止することができるエンジンの始動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様によるエンジンの始動装置は、エンジンのクランク軸に連結されたプライマリホイールと、前記プライマリホイールにダンパを介して弾性的に連結されたセカンダリホイールと、前記プライマリホイールの外周に設けられた第1のリングギヤと、前記セカンダリホイールの外周に設けられた第2のリングギヤと、前記第1のリングギヤ及び前記第2のリングギヤの中心軸に沿って進退移動が可能となるようにスタータモータのモータ軸に設けられ、進出側への移動時に前記第1のリングギヤに噛み合い且つ退避側への移動時に前記第1のリングギヤから離脱する第1のピニオンギヤと、前記第1のピニオンギヤと一体的に進退移動が可能となるように前記モータ軸に設けられ、進出側への移動時に前記第2のリングギヤに噛み合い且つ退避側への移動時に前記第2のリングギヤから離脱する第2のピニオンギヤと、を備え、前記第1のリングギヤと前記第1のピニオンギヤとの歯数比と、前記第2のリングギヤと前記第2のピニオンギヤとの歯数比は、等しく設定され、前記第1のリングギヤと前記第2のリングギヤのうち、前記進出側に位置する一方のリングギヤの外径が、前記退避側に位置する他方のリングギヤの外径よりも大きく設定され、且つ、前記第1のピニオンギヤと前記第2のピニオンギヤのうち、前記進出側に位置する一方のピニオンギヤの外径が、前記退避側に位置する他方のピニオンギヤの外径よりも小さく設定されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明のエンジンの始動装置によれば、簡単な構成により、エンジン始動時におけるデュアルマスフライホイールの共振を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図2】スタータ作動時におけるエンジンの始動装置の要部を示す断面図
【
図3】スタータ非作動時におけるエンジンの始動装置の要部を示す断面図
【
図4】変形例に係り、スタータ作動時におけるエンジンの始動装置の要部を示す断面図
【
図5】同上、スタータ非作動時におけるエンジンの始動装置の要部を示す断面図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の形態を説明する。図面は本発明の一実施形態に係り、
図1は手動変速装置を示すスケルトン図である。
【0012】
図1において、符号1は、例えば、歯車式変速装置としての手動変速装置を示す。この手動変速装置1は、エンジン10の出力軸であるクランク軸11に接続するクラッチ12と、クラッチ12を介してエンジン10からの駆動力が入力される変速機20と、を有して構成されている。なお、本実施形態における手動変速装置1は、車両の前後方向に沿って搭載される縦置き式の変速装置である。
【0013】
変速機20は、エンジン10によって駆動される回転軸としての入力軸21と、入力軸21に平行に設けられ駆動輪に連結される中空の出力軸22と、を有して構成されている。そして、これら入力軸21と出力軸22との間には、変速機20の変速ギヤ機構が構成されている。
【0014】
すなわち、入力軸21には、変速ギヤとしての第1速、第2速の駆動歯車31a,32aが固定されている。また、入力軸21には、変速ギヤとしての第3速~第6速の駆動歯車33a~36aが回転自在に取り付けられている。
【0015】
一方、出力軸22には、第1速、第2速の従動歯車31b,32bが回転自在に取り付けられており、第3速~第6速の従動歯車33b~36bが固定されている。これらの駆動歯車31a~36aと従動歯車31b~36bとはそれぞれに噛み合って前進用の変速歯車列つまり変速段を形成する。
【0016】
出力軸22には、第1速と第2速の変速段を動力伝達状態と中立状態とに切り換える切換機構41が装着されている。また、入力軸21には、第3速と第4速の変速段を動力伝達状態と中立状態とに切り換える切換機構42と、第5速と第6速の変速段を動力伝達状態と中立状態とに切り換える切換機構43とが装着されている。これらの切換機構41~43はシンクロメッシュ機構となっている。
【0017】
切換機構41は、第1速と第2速の2つの従動歯車31b,32bの間に配置されるとともに出力軸22に固定されるシンクロハブ41aと、これに常時噛み合うシンクロスリーブ41bと、を有している。このシンクロスリーブ41bを従動歯車31bに一体形成されたスプライン31cに噛み合わせると第1速に設定され、逆に従動歯車32bに一体形成されたスプライン32cに噛み合わせると第2速に設定される。他の切換機構42,43も切換機構41と同様の構造を備えており、入力軸21に固定されるシンクロハブ42a,43aと、シンクロハブ42a,43aのそれぞれに常時噛み合うシンクロスリーブ42b,43bとを有している。これらのシンクロスリーブ42b,43bを駆動歯車33a~36aのそれぞれに一体形成されたスプライン33c~36cに噛み合わせることにより、変速段は第3速~第6速のいずれかに設定される。
【0018】
また、入力軸21には後退用の駆動歯車37aが固定され、切換機構41のシンクロスリーブ41bには後退用の従動歯車37bが固定されている。入力軸21に対して平行に配置されたアイドル軸44には、後退用の駆動歯車37aと従動歯車37bとに噛み合う位置と噛み合いを外す位置とに移動自在なアイドル歯車45が装着されている。したがって、シンクロスリーブ41bを中立位置に作動させた状態のもとで、アイドル歯車45を移動させて駆動歯車37aと従動歯車37bとに噛み合わせると、駆動歯車37a、従動歯車37bおよびアイドル歯車45からなる後退用の変速段を介して入力軸21の回転は逆転されて出力軸22に伝達される。
【0019】
切換機構41~43を作動させるため、それぞれのシンクロスリーブ41b~43bはシフトフォーク(図示省略)に把持されており、シフトフォークの移動に伴ってシンクロスリーブ41b~43bは軸方向に移動する。このシフトフォークと車室内のシフトレバー(図示省略)とは、シフトロッド(図示省略)を介して連結されており、シフトレバーの手動操作に伴うシンクロスリーブ41b~43bの移動により所望の変速段が動力伝達状態に切り換えられる。
【0020】
出力軸22の後端部には、センタディファレンシャルユニット50が接続されている。センタディファレンシャルユニット50は、中空の出力軸22に挿通された前輪出力軸46を介してフロントディファレンシャル装置48に連結されている。さらに、センタディファレンシャルユニット50は、トランスファギヤ列51及び後輪出力軸49を介してリアディファレンシャル装置(図示せず)に連結されている。なお、センタディファレンシャルユニット50には、例えば、油圧多板式の差動制限機構(LSD)50aが設けられており、前輪または後輪がスリップして差動回転が生じたときは、LSD50aにより差動回転が抑制される。
【0021】
このような構成の手動変速装置1において、例えば、
図2,3に示すように、クラッチ12は、クランク軸11に連結されたフライホイール60と、フライホイール60の背面側(変速機20側)に接離可能なクラッチディスク61と、フライホイール60の背面側に固定されたクラッチカバー62と、クラッチカバー62に支持されたダイヤフラムスプリング63と、ダイヤフラムスプリング63の付勢力によってクラッチディスク61をフライホイール60側に押圧するためのプレッシャプレート64と、図示しないレリーズフォークに連動して入力軸21の軸方向に移動することによりプレッシャプレート64に対するダイヤフラムスプリング63の付勢力を解放するレリーズベアリング65と、を有して構成されている。
【0022】
このように構成されたクラッチ12のフライホイール60として、本実施形態においてはデュアルマスフライホイールが採用されている。すなわち、フライホイール60は、エンジン10のクランク軸11に連結されたプライマリホイール60aと、プライマリホイール60aにダンパ60cを介して弾性的に連結されたセカンダリホイール60bと、を有して構成されている。そして、フライホイール60は、2つの質量体であるプライマリホイール60aとセカンダリホイール60bとの間にダンパ60cを介在させることにより、クランク軸11からのトルク変動を効率的に吸収することが可能となっている。
【0023】
さらに、このフライホイール60は、トランスミッションケース2に取り付けられたスタータモータ66とともに、エンジン10の始動装置70を構成する。
【0024】
具体的に説明すると、スタータモータ66からのモータ駆動力をフライホイール60に伝達するための構成として、プライマリホイール60aの外周には第1のリングギヤ71が設けられ、セカンダリホイール60bの外周には第2のリングギヤ72が設けられている。さらに、スタータモータ66のモータ軸66aには、第1のリングギヤ71に噛合可能な第1のピニオンギヤ73と、第2のリングギヤ72に噛合可能な第2のピニオンギヤ74と、が設けられている。
【0025】
第1リングギヤ71及び第2のリングギヤ72は、ともにクランク軸11及び入力軸21と同軸上に配置されるよう、プライマリホイール60a及びセカンダリホイール60bの外周に固定されている。
【0026】
また、本実施形態において、第2のリングギヤ72の外径は、第1のリングギヤ 71外径よりも小径に形成されている。
【0027】
一方、第1のピニオンギヤ73の外径は第2のピニオンギヤ74の外径よりも小径に設定されている。これら第1,第2のピニオンギヤ73,74は、モータ軸66aに対してスプライン嵌合され、スタータモータ66内に設けられた図示しないレバー機構により、第1,第2のリングギヤ71,72の中心軸Oに沿って一体的に進退移動することが可能となっている。
【0028】
これにより、第1のピニオンギヤ73は、第1のリングギヤ71と噛み合う進出位置(
図2参照)と、第1のリングギヤ71から離脱する退避位置(
図3参照)と、の間で変位することが可能となっている。
【0029】
同様に、第2のピニオンギヤ74は、第2のリングギヤ72と噛み合う進出位置(
図2参照)と、第2のリングギヤ72から離脱する退避位置(
図3参照)と、の間で変位することが可能となっている。
【0030】
すなわち、本実施形態のスタータモータ66は、エンジン10の始動時に、第1のピニオンギヤ73と第1のリングギヤ71との噛み合い、及び、第2のピニオンギヤ74と第2のリングギヤ72との噛み合いにより、プライマリホイール60aのみならずセカンダリホイール60bに対しても、同時にモータ駆動力を伝達することが可能となっている。
【0031】
この場合において、第1のリングギヤ71の外径と第2のリングギヤ72の外径が相違した場合にも、プライマリホイール60aとセカンダリホイール60bとに同じ回転数の回転を伝達するため、第1のリングギヤ71と第1のピニオンギヤ73との歯数比と、第2のリングギヤ72と第2のピニオンギヤ74との歯数比は等しく設定されている。
【0032】
また、第2のリングギヤ72の外径は、第1のピニオンギヤ73と干渉しない外径(例えば、第1のリングギヤ71の歯底の外径以下)に設定されている。そして、第1のピニオンギヤ73及び第2のピニオンギヤ74の進退移動のストロースを短く設定するため、第1のピニオンギヤ73の退避位置は、第2のリングギヤ72の外周と対向する位置に設定されている。
【0033】
このような実施形態によれば、エンジン10のクランク軸11に連結されたプライマリホイール60aと、プライマリホイール60aにダンパ60cを介して弾性的に連結されたセカンダリホイール60bと、プライマリホイール60aの外周に設けられた第1のリングギヤ71と、セカンダリホイール60bの外周に設けられた第2のリングギヤ72と、第1のリングギヤ71及び第2のリングギヤ72の中心軸に沿って進退移動が可能となるようにスタータモータ66のモータ軸66aに設けられ、進出側への移動時に第1のリングギヤ71に噛み合い且つ退避側への移動時に第1のリングギヤ71から離脱する第1のピニオンギヤ73と、第1のピニオンギヤ73と一体的に進退移動が可能となるようにモータ軸66aに設けられ、進出側への移動時に第2のリングギヤ72に噛み合い且つ退避側への移動時に第2のリングギヤ72から離脱する第2のピニオンギヤ74と、を備えた構成により、フライホイール60としてデュアルマスフライホイールを採用した場合にも、簡単な構成により、エンジン10始動時の共振を的確に防止することができる。
【0034】
すなわち、始動装置70は、第1のピニオンギヤ73と第1のリングギヤ71との組合せのみならず、第2のピニオンギヤ73と第2のリングギヤ72との組合せを備え、エンジン10の始動時には、スタータモータ66からのモータ駆動力を、プライマリホイール60aとセカンダリホイール60bに対して同時に伝達することにより、これらプライマリホイール60aとセカンダリホイール60bとを同位相で回転させることができる。従って、フライホイール60としてデュアルマスフライホイールを採用した場合にも、フライホイール60の内部構造等を大幅に変更することなく、第2のリングギヤ72及び第2のピニオンギヤ74を追加しただけの簡単な構成により、エンジン10始動時の共振を的確に防止することができる。
【0035】
なお、スタータモータ66がフライホイール60よりもエンジン10側に配置される構成においては、第1のリングギヤ71の外径を第2のリングギヤ72の外径よりも小径に設定し、且つ、第1のピニオンギヤ73の外径を第2のピニオンギヤ74の外径よりも大径に設定することにより、同様の効果を奏することができる。
【0036】
ここで、例えば、
図4,5に示すように、モータ軸66a上における第1,第2のピニオンギヤ73,74の進退移動のストロークを十分に長く確保でき、且つ、第1,第2のピニオンギヤ73,74の退避位置を第1,第2のリングギヤ71,72から完全にオフセットした位置設定できる場合には、第1のリングギヤ71の外径と第2のリングギヤ72の外径を同径に設定すると共に、第1のピニオンギヤ73の外径と第2のピニオンギヤ74の外径を同径に設定することも可能である。
【0037】
このように構成すれば、第1のリングギヤ71と第1のピニオンギヤ73との歯数比と、第2のリングギヤ72と第2のピニオンギヤ74との歯数比と、を同一に設定することができる。
【0038】
なお、本発明は、以上説明した各実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲内である。
【符号の説明】
【0039】
1 … 手動変速装置
2 … トランスミッションケース
10 … エンジン
11 … クランク軸
12 … クラッチ
20 … 変速機
21 … 入力軸
22 … 出力軸
60 … フライホイール
60a … プライマリホイール
60b … セカンダリホイール
60c … ダンパ
61 … クラッチディスク
62 … クラッチカバー
63 … ダイヤフラムスプリング
64 … プレッシャプレート
65 … レリーズベアリング
66 … スタータモータ
66a … モータ軸
70 … 始動装置
71 … 第1のリングギヤ
72 … 第2のリングギヤ
73 … 第1のピニオンギヤ
74 … 第2のピニオンギヤ
O … 中心軸