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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-27
(45)【発行日】2023-11-07
(54)【発明の名称】カメラモジュール
(51)【国際特許分類】
   G02B 7/02 20210101AFI20231030BHJP
   B60R 1/26 20220101ALI20231030BHJP
   B60R 11/02 20060101ALI20231030BHJP
   G03B 15/00 20210101ALI20231030BHJP
   G03B 17/02 20210101ALI20231030BHJP
   G03B 30/00 20210101ALI20231030BHJP
   H04N 23/57 20230101ALI20231030BHJP
【FI】
G02B7/02 Z
B60R1/26
B60R11/02 Z
G03B15/00 V
G03B17/02
G03B30/00
H04N23/57
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2022192915
(22)【出願日】2022-12-01
(62)【分割の表示】P 2019572091の分割
【原出願日】2018-07-04
(65)【公開番号】P2023021186
(43)【公開日】2023-02-09
【審査請求日】2022-12-26
(31)【優先権主張番号】10-2017-0084701
(32)【優先日】2017-07-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2017-0084702
(32)【優先日】2017-07-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2017-0084703
(32)【優先日】2017-07-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2017-0084704
(32)【優先日】2017-07-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100159259
【弁理士】
【氏名又は名称】竹本 実
(72)【発明者】
【氏名】ハン サン ヨル
【審査官】登丸 久寿
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-259101(JP,A)
【文献】特開2011-139305(JP,A)
【文献】特開2006-327514(JP,A)
【文献】特開2015-122718(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0189137(US,A1)
【文献】特開2015-210292(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 7/02
B60R 1/26
B60R 11/02
G03B 15/00
G03B 17/02
G03B 30/00
H04N 23/57
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フロントボディーと、
前記フロントボディーに結合するリアボディーと、
前記フロントボディーと前記リアボディーとの間の内部空間に配置される第1基板と、
前記第1基板に配置されるイメージセンサーと、
前記内部空間に前記第1基板と離隔するように配置されて前記第1基板に電気的に連結される第2基板と、
前記内部空間に配置され、前記第1基板と前記第2基板が結合されるシールド部材と、を含み、
前記シールド部材は、複数の本体部、前記本体部の一側から延びる結合部、及び前記本体部の他側から延びる突起及び前記複数の本体部のうち隣接する2つの本体部を連結する連結部を含
前記結合部は、前記本体部から延びる延長部、及び前記延長部に形成されたホールを含み、
前記第2基板は、前記延長部の前記ホールに対応する位置に形成された突出部を含み、
前記突起は、前記第1基板の一面と第1方向で結合され、
前記結合部の前記延長部に形成される前記ホールは、前記第2基板の突出部と前記第1方向と直交する第2方向で結合される、カメラモジュール。
【請求項2】
前記結合部は、前記延長部から傾斜するように延びる第1傾斜部、及び前記第1傾斜部から延びる第2傾斜部を含む、請求項に記載のカメラモジュール。
【請求項3】
前記第2基板の前記突出部は、前記ホールを形成する前記延長部の内側面と対向する四つの側面を含み、
前記突出部の前記四つの側面のうちいずれか一つの面は、前記延長部の内側面と離隔する、請求項に記載のカメラモジュール。
【請求項4】
前記第1傾斜部は、前記延長部に対して外側に折曲されるように形成される、請求項に記載のカメラモジュール。
【請求項5】
前記延長部と前記第2傾斜部は互いに平行する、請求項に記載のカメラモジュール。
【請求項6】
前記リアボディー内側に配置されるカバーをさらに含み、
前記カバーは、コネクターが配置されるホールが形成された底板、前記底板から延びる側板及び前記底板に配置されて前記コネクターを弾性的に支持する加圧ユニットを含む、請求項に記載のカメラモジュール。
【請求項7】
前記延長部は互いに対向するように配置される少なくとも2つの延長部で構成され、
前記2つの延長部のうち少なくとも一つは、前記カバーの前記側板の内面と接触する、請求項に記載のカメラモジュール。
【請求項8】
前記カバーの前記側板の内面と接触する部分は、前記延長部の前記第2傾斜部である、請求項に記載のカメラモジュール。
【請求項9】
前記突起は、前記第1基板の前記一面と表面実装技術(SMT)と通して実装される、請求項に記載のカメラモジュール。
【請求項10】
前記第1方向は前記第1基板に垂直な方向であり、前記第2方向は前記第2基板と水平な方向である、請求項に記載のカメラモジュール。
【請求項11】
前記第2基板は、3つの突出部を含み、
前記結合部は、前記第2基板の3つの突出部と各々結合する3つの結合部を含む、請求項に記載のカメラモジュール。
【請求項12】
前記第1基板と前記第2基板を連結する基板連結部を含む、請求項1乃至11のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
【請求項13】
前記基板連結部は、軟性回路基板を含む、請求項12に記載のカメラモジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施例はカメラモジュールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
以下で記述される内容は、本実施例に対する背景情報を提供するだけであって従来技術を記載したのではない。
【0003】
被写体を写真や動画で撮影するカメラモジュールは、様々な機器及び装置に取り付けることができる。特に、カメラモジュールが取り付けられた自動車が発売されている。カメラモジュールは自動車において前方及び後方監視カメラ、ブラックボックスなどで用いられている。
【0004】
ところで、車両に取り付けられるカメラモジュールの場合、車両にカメラモジュールを取り付けるための構造が求められる。
【0005】
さらに、車両に取り付けられるカメラモジュールの場合、少なくとも一部が車両の外部に露出するためカメラモジュールの外部の異物がカメラモジュールの内部に侵入できないように部品間の組み立て時堅固なシーリングが求められる。
【0006】
さらに、車両に取り付けられるカメラモジュールの場合、内部に複数の基板が配置されるが、カメラモジュールの内部において複数の基板を離隔した状態で固定できる構造が求められる。
【0007】
さらに、車両に取り付けられるカメラモジュールの場合、内部から発生する電磁気波を遮蔽して基板から延びるコネクターを固定できる構造が求められる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本実施例は、カメラモジュールを車両に取り付けるための結合構造(ブラケット)を含むカメラモジュールを提供しようとする。
【0009】
本実施例は、堅固なシーリング構造で結合するカメラモジュールを提供しようとする。
【0010】
本実施例は、複数の基板を離隔した状態で支持する構造を含むカメラモジュールを提供しようとする。
【0011】
本実施例は内部から発生する電磁気波を遮蔽して基板から延びるコネクターを固定するカバーを含むカメラモジュールを提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本実施例は、フロントボディー、前記フロントボディーに配置されるレンズ、前記フロントボディーに結合するリアボディー、前記フロントボディーと前記リアボディーとの間の内部空間に配置される第1基板、前記第1基板に配置されるイメージセンサー、前記内部空間に前記第1基板と離隔するように配置されて前記第1基板に電気的に連結される第2基板、及び前記リアボディーの外面に結合するブラケットを含み、前記リアボディーの外面は、前記フロントボディーの反対側に配置される第1面と、前記第1面と前記フロントボディーを連結する第2面を含み、前記リアボディーは、前記第2面に配置される突起を含み、前記ブラケットは、前記リアボディーの第1面と対向する底部と、前記底部に配置されて前記リアボディーの第1面を加圧する加圧部と、前記リアボディーの第2面に配置される側部と、前記側部に配置されて前記突起に係止するフックを含むことができる。
【0013】
前記加圧部は、第1方向に配置される第1加圧部と、前記第1方向と異なる第2方向に配置される第2加圧部を含むことができる。
【0014】
前記第1方向は、前記第2方向と垂直であり得る。
【0015】
前記突起は、前記リアボディーの第2面に互いに離隔して配置される第1突起と第2突起を含み、前記フックは前記第1突起に係止する第1フックと、前記第2突起に係止する第2フックを含み、前記リアボディーは、前記第2面に前記第1フックと前記第2フックとの間に配置されるリブをさらに備え、前記リブの幅は、前記第1フックと前記第2フックとの間の離隔距離と対応することができる。
【0016】
前記リアボディーの外面は、前記第2面の反対側に配置される第3面をさらに備え、前記突起は、前記リアボディーの第2面に配置される第1突起と、前記リアボディーの第3面に配置される第2突起を含み、前記フックは前記第1突起に係止する第1フックと、前記第2突起に係止する第2フックを含むことができる。
【0017】
前記リアボディーの外面は、前記第2面と前記第3面との間に配置されて互いに反対側に配置される第4面と第5面を含み、前記ブラケットの前記側部は、前記第4面と前記第5面の各々に配置されてホールを含む結合部を含むことができる。
【0018】
前記突起は、前記フックが係止する第6面と、前記第6面と前記リアボディーの前記第2面を連結する第7面を含み、前記第7面は、前記突起の第6面と前記リアボディーの第2面を傾斜するように連結することができる。
【0019】
前記加圧部は、前記底部と一体で形成されて、前記加圧部は、前記底部から前記リアボディーの第1面に向かって延びる第1延長部と、前記第1延長部から延びて前記リアボディーの第1面と接触する接触部と、前記接触部から前記リアボディーの第1面と遠ざかる方向に延びる第2延長部を含むことができる。
【0020】
前記カメラモジュールは、前記第2基板から延びて前記リアボディーを通過するコネクターをさらに含み、前記ブラケットの前記底部は、前記コネクターが通過するホールを含むことができる。
【0021】
本実施例に係るカメラモジュールは、レンズを含むフロントボディーアセンブリー、前記フロントボディーアセンブリーと結合するリアボディー、前記フロントボディーアセンブリーと前記リアボディーとの間の内部空間に配置される第1基板、前記内部空間に前記第1基板と離隔するように配置されて前記第1基板に電気的に連結される第2基板、及び前記リアボディーの外部に結合するブラケットを含み、前記リアボディーは、前記リアボディーの外側面に配置されて互いに反対側に配置される第1突起と第2突起を含み、前記ブラケットは、前記リアボディーの後面と対向する底部と、前記底部に配置されて前記リアボディーの後面を前方に加圧する加圧部と、前記底部から延びて前記第1突起と前記第2突起の各々に係止するフックを含むことができる。
【0022】
本実施例に係るカメラモジュールは、フロントボディー、前記フロントボディーに配置されるバレル、前記バレルに配置されるレンズ、前記フロントボディーと結合するリアボディー、前記フロントボディーと前記リアボディーとの間の内部空間に配置される基板、及び前記基板に配置されるイメージセンサーを含み、前記フロントボディーは、前記リアボディーと対向する第1面と、前記第1面から突出して互いに離隔する第1突出部と第2突出部を含み、前記第1突出部は、前記第2突出部よりも光軸に近くなるよう前記第2突出部の内側に配置されて、前記第1突出部は、前記基板と結合されて、前記第2突出部は、前記リアボディーと結合されて、前記フロントボディーは、前記第1突出部と前記第2突出部との間で前記第1突出部と前記第2突出部を連結して互いに離隔する複数のリブをさらに含むことができる。
【0023】
前記第2突出部は、前記フロントボディーの前記第1面の外周から離隔して、前記リアボディーは、前記フロントボディーと離隔する底部と、前記底部から前記フロントボディーに向かって延びる側部を含み、前記リアボディーの側部は、前記フロントボディーと対向する第2面と、前記第2面から突出して前記第2突出部と前記フロントボディーの前記第1面の前記外周との間に対応する位置に配置される第3突出部と、前記第3突出部の内面と前記第2面を傾斜するように連結する第4突出部を含み、前記フロントボディーと前記リアボディーは、前記第2突出部と前記第4突出部が融着されて結合することができる。
【0024】
前記フロントボディーの前記第2突出部と前記リアボディーの前記第4突出部は、超音波融着にて一体化することができる。
【0025】
前記第1突出部の末端と前記第1面との間の距離は、前記第2突出部の末端と前記第1面との間の距離より長く、前記リブは、前記フロントボディーの前記第1面から延びて、前記リブは、前記第1突出部側から前記リブの末端と前記第1面との間の距離が前記第2突出部側から前記リブの末端と前記第1面との間の距離より長くなる傾斜する傾斜面を含むことができる。
【0026】
前記基板は、前記フロントボディーと対向する第3面を含み、前記第1突出部の末端面は、前記基板の前記第3面と接着剤によって固定されることができる。
【0027】
前記第1突出部の前記末端面の外周の大きさは、前記基板の前記第3面の外周の大きさより小さくてよい。
【0028】
前記リアボディーは、前記第3突出部の外周面に配置されて前記第3突出部の末端に延びる溝を含むことができる。
【0029】
前記レンズ、前記バレル及び前記フロントボディーは、一体で形成されることができる。
【0030】
前記第1突出部と前記第2突出部は各々断面が単一閉曲線形状を持つように前記第1面から延びることができる。
【0031】
本実施例に係るカメラモジュールは、フロントボディーと、前記フロントボディーに配置されるバレルと、前記バレルに配置されるレンズを含むフロントボディーアセンブリー、前記フロントボディーアセンブリーと結合するリアボディー、前記フロントボディーアセンブリーと前記リアボディーとの間の内部空間に配置される基板、及び前記基板に配置されるイメージセンサーを含み、前記フロントボディーアセンブリーは、前記リアボディーと対向する第1面と、前記第1面から突出して互いに離隔する第1突出部と第2突出部と、前記第1突出部と前記第2突出部を連結するリブを含み、前記第1突出部は、前記第2突出部より光軸に近くなるよう前記第2突出部の内側に配置されて、前記第1突出部は前記基板と結合されて、前記第2突出部は、前記リアボディーと結合されて、前記リブは、複数で備えられて離隔して、複数のリブの間には複数の離隔空間が形成されることができる。
【0032】
本実施例に係るカメラモジュールは、フロントボディー、前記フロントボディーに配置されるレンズ、前記フロントボディーに結合するリアボディー、前記フロントボディーと 前記リアボディーとの間の内部空間に配置されて、前記レンズと対応する領域に配置されたイメージセンサーを含む第1基板、前記内部空間に前記第1基板と離隔するように配置されて前記第1基板に電気的に連結される第2基板、前記リアボディーを貫いて前記第2基板に結合するコネクター、及び前記第1基板と前記第2基板が結合するシールド部材を含み、前記シールド部材は、前記第1基板に結合する本体部と、前記本体部から延びる延長部と、前記延長部に配置されるホールを含み、前記第2基板は、少なくとも一部が前記ホールに配置される突起を含み、前記突起は、前記ホールに配置されて前記延長部と対向する四つの面を含み、前記突起の四つの面の少なくとも一つの面は前記延長部と離隔することができる。
【0033】
前記突起の四つの面の少なくとも二つの面は、前記延長部と離隔することができる。
【0034】
前記突起は、前記第2基板の第1面に配置される第1突起と、前記第1面の反対側に配置される前記第2基板の第2面に配置される第2突起を含み、前記第2基板は、前記第2基板の外周に前記第1突起の両側に配置される第1溝と、前記第2基板の外周に前記第2突起の両側に配置される第2溝をさらに含み、前記延長部は、前記第1溝に配置される第1延長部と、前記第2溝に配置される第2延長部を含み、前記第1延長部の内面と前記第2延長部の内面中少なくとも一つは、前記第2基板と離隔することができる。
【0035】
前記カメラモジュールは、前記リアボディーの内面に固定されるカバーをさらに含み、前記カバーは、前記コネクターが通過するホールを含む底板と、前記底板から延びる側板を含み、前記カバーの前記底板は、前記コネクターを弾性的に支持する加圧ユニットを含むことができる。
【0036】
前記第1基板は、前記第2基板と対向する第3面を含み、前記シールド部材は、前記第1基板の第3面に結合する突起を含むことができる。
【0037】
前記シールド部材は、前記延長部から外側に傾斜するように延びる第1傾斜部と、前記第1傾斜部から内側に傾斜するように延びる第2傾斜部をさらに含むことができる。
【0038】
前記本体部は、四つで備えられて離隔して、前記シールド部材は、四つの本体部を連結する四つの連結部をさらに含むことができる。
【0039】
前記第2基板は、三つの突起を含み、前記シールド部材は、前記三つの突起と各々結合する三つの延長部を含むことができる。
【0040】
前記延長部は、前記シールド部材の第4面から延びて、前記シールド部材の四つの本体部のうち三つの本体部には各々延長部が配置されて、残りの一つの本体部には切開部が配置されて、前記切開部は、前記第4面よりも陥没して、前記切開部と前記第4面との間には溝が配置されることができる。
【0041】
本実施例に係るカメラモジュールは、レンズを含むフロントボディーアセンブリー、前記フロントボディーアセンブリーと結合するリアボディー、前記フロントボディーアセンブリーと前記リアボディーとの間の内部空間であって、前記レンズと対応する領域に配置されたイメージセンサーを含む第1基板、前記内部空間に前記第1基板と離隔するように配置されて前記第1基板に電気的に連結される第2基板、前記リアボディーを貫いて前記第2基板に固定されるコネクター、及び前記第1基板と前記第2基板が結合するシールド部材を含み、前記シールド部材は、前記第1基板に結合する本体部と、前記本体部から延びて前記第2基板と結合する結合部を含み、前記第2基板は、前記第2基板の第1面に配置される第1溝と、前記第1面の反対側に配置される前記第2基板の第2面に配置される第2溝をさらに含み、前記結合部は、前記第2基板と対向する第3面を含み、前記第1溝に配置される第1結合部と、前記第2基板と対向する第4面を含んで前記第2溝に配置される第2結合部を含み、前記第1結合部の第3面と前記第2結合部の第4面中少なくとも一つは、前記第2基板と離隔することができる。
【0042】
本実施例に係るカメラモジュールは、フロントボディー、前記フロントボディーに配置されるレンズ、前記フロントボディーに結合するリアボディー、前記フロントボディーと前記リアボディーとの間の内部空間に配置される第1基板、前記第1基板に配置されるイメージセンサー;
【0043】
前記内部空間に前記第1基板と離隔するように配置されて前記第1基板に電気的に連結される第2基板、前記第2基板に結合するコネクター、及び前記リアボディーの中に固定されるカバーを含み、前記カバーは、前記コネクターが配置されるホールを含む底板と、前記底板に延びる側板と、前記底板に配置されて前記コネクターを弾性的に支持する加圧ユニットを含み、前記コネクターは、前記カバーの底板の内面と対向する第1面と、前記第1面から延びて前記ホールに配置される第2面を含み、前記加圧ユニットは前記コネクターの第1面を加圧する第1加圧部と、前記コネクターの2面を加圧する第2加圧部を含むことができる。
【0044】
前記第1加圧部と前記第2加圧部は、前記底板と一体で形成されることができる。
【0045】
前記加圧ユニットは、前記底板から内側に傾斜するように延びる第1延長部と、前記第1延長部から延びて前記コネクターの第1面と接触する第1接触部と、前記第1接触部から前記ホールに向かって傾斜するように延びる第2延長部を含むことができる。
【0046】
前記加圧ユニットは、前記第2延長部から延びて前記コネクターの第2面と接触する第2接触部と、前記第2接触部から外側に傾斜するように延びる第3延長部をさらに含むことができる。
【0047】
前記側板の末端は、前記レンズの光軸に垂直した方向に前記第1基板とオーバーラップされることができる。
【0048】
前記加圧ユニットは、互いに離隔する四つの加圧片を含み、前記四つの加圧片は、前記コネクターの第2面の周りに等間隔で配置されることができる。
【0049】
前記加圧ユニットは、互いに離隔する複数の加圧片を含み、前記複数の加圧片中一部は、前記第1加圧部として形成されて、前記複数の加圧片中残りの一部は、前記第2加圧部として形成されることができる。
【0050】
前記カメラモジュールは、前記第1基板と前記第2基板に結合するシールド部材をさらに含み、前記シールド部材は、前記第1基板に結合する本体部と、前記本体部から延びて前記第2基板と結合する結合部を含み、前記結合部は、前記カバーの前記側板と接触することができる。
【0051】
前記カバーと前記コネクターの外面は、グラウンドされることができる。
【0052】
本実施例に係るカメラモジュールは、レンズを含むフロントボディーアセンブリー、前記フロントボディーアセンブリーと結合するリアボディー、前記フロントボディーアセンブリーと前記リアボディーとの間の内部空間に配置される第1基板、前記内部空間に前記第1基板と離隔するように配置されて前記第1基板に電気的に連結される第2基板、前記リアボディーと前記第2基板に固定されるコネクター、及び前記リアボディーの中に固定されるカバーを含み、前記カバーは、前記コネクターが配置されるホールを含む底板と、前記底板から延びる側板と、前記底板に配置されて前記コネクターを弾性的に支持する加圧ユニットを含み、前記加圧ユニットは、前記コネクターを第1方向に加圧する第1加圧部と、前記コネクターを前記第1方向と異なる第2方向に加圧する第2加圧部を含むことができる。
【発明の効果】
【0053】
本実施例により、カメラモジュールのリアボディーとブラケットの組み立てが容易になるので生産収率向上に寄与することができる。
【0054】
本実施例により、カメラモジュールの外部の異物と水分がカメラモジュールの内部に浸透する現象が防止される。
【0055】
本実施例により、複数の基板の支持構造が提供されるのでカメラモジュールの小型化に寄与することができる。
【0056】
本実施例により、比較的単純な構造のカバーによって電磁気波遮断及びコネクター固定を行って製造原価節減を期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
図1】本実施例に係るカメラモジュールの斜視図である。
図2図1と異なる方向から見た実施例に係るカメラモジュールの斜視図である。
図3】本実施例に係るカメラモジュールの分解斜視図である。
図4】本実施例に係るカメラモジュールの一部構成の分解斜視図である。
図5】本実施例に係るカメラモジュールのリアボディーの斜視図と一部拡大図である。
図6】本実施例に係るカメラモジュールの一部構成の斜視図である。
図7】本実施例に係るカメラモジュールの一部構成の斜視図と一部拡大図である。
図8】本実施例に係るカメラモジュールの一部構成の組み立て過程中の状態を図示する斜視図である。
図9】本実施例に係るカメラモジュールの一部構成の斜視図である。
図10】本実施例に係るカメラモジュールの一部構成の斜視図である。
図11】本実施例に係るカメラモジュールのシールド部材の展開図である。
図12】本実施例に係るカメラモジュールのシールド部材の組み立て過程中の状態を図示する斜視図である。
図13】本実施例に係るカメラモジュールのシールド部材の一部を図示した斜視図である。より詳細には、図13(a)は、本実施例(第1実施例)に係るシールド部材のバーと関連構成を図示したもので、図13(b)は、変形例(第2実施例)に係るシールド部材のバーと関連構成を図示したもので、図13(c)は、本実施例(第1実施例)においてシールド部材のバーを除去した状態を図示したものである。
図14】本実施例に係るカメラモジュールの断面図である。
図15】本実施例に係るカメラモジュールの一部構成の断面斜視図である。
図16】本実施例に係るカメラモジュールの一部構成の断面斜視図である。
図17】本実施例に係るカメラモジュールの斜視図である。
図18】本実施例に係るカメラモジュールの一部構成の斜視図である。
図19】本実施例に係るシールド部材の製造過程中の展開図である。
図20】本実施例に係るカバーの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0058】
以下、説明の便宜のために本発明の一部の実施例を例示的な図面に基づいて説明する。但し、本発明の技術思想は、説明される一部実施例に限定されない。
【0059】
また、本発明の実施例の構成要素を説明するにあたり、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を使うことができる。このような用語は、その構成要素を別の構成要素と区別するためのものだけであって、その用語によって該当構成要素の本質や順番または順序などが限定されない。
【0060】
ある構成要素が別の構成要素に‘連結’または‘結合’すると記載された場合、その構成要素は、その別構成要素に直接的に連結または結合することができるが、その構成要素とその別構成要素との間にさらに別の構成要素が‘連結’または‘連結’してもよいと理解されなければならない。
【0061】
以下では“内部突出部132”、“外部突出部133”、“外壁突出部221”及び“融着突出部222”のいずれか一つを“第1突出部”と称して別の一つを“第2突出部”と称してさらに別の一つを“第3突出部”と称して残りの一つを“第4突出部”と称することができる。
【0062】
以下では“リブ134”及び“リブ225”のいずれか一つを“第1リブ”と称して残りの一つを“第2リブ”と称することができる。
【0063】
以下では“フロント基盤310”及び“リア基盤320”のいずれか一つを“第1期番”と称して残りの一つを“第2基板”と称することができる。
【0064】
以下では“ガイド溝345a”及び“離隔溝345b”のいずれか一つを“第1溝”と称して残りの一つを“第2溝”と称することができる。
【0065】
以下では本実施例に係るカメラモジュールの構成について図面を参照して説明する。
【0066】
図1は、本実施例に係るカメラモジュールの斜視図で、図2は、図1と異なる方向から見た本実施例に係るカメラモジュールの斜視図で、図3は、本実施例に係るカメラモジュールの分解斜視図で、図4は、本実施例に係るカメラモジュールの一部構成の分解斜視図で、図5は、本実施例に係るカメラモジュールのリアボディーの斜視図と一部拡大図で、図6は、本実施例に係るカメラモジュールの一部構成の斜視図で、図7は、本実施例に係るカメラモジュールの一部構成の斜視図と一部拡大図で、図8は、本実施例に係るカメラモジュールの一部構成の組み立て過程中の状態を図示する斜視図で、図9図10は、本実施例に係るカメラモジュールの一部構成の斜視図で、図11は、本実施例に係るカメラモジュールのシールド部材の展開図で、図12は、本実施例に係るカメラモジュールのシールド部材の組み立て過程中の状態を図示する斜視図で、図13は、本実施例に係るカメラモジュールのシールド部材を図示した斜視図で、より詳細には、図13(a)は、本実施例(第1実施例)に係るシールド部材のバーと関連構成を図示したもので、図13(b)は、変形例(第2実施例)に係るシールド部材のバーと関連構成を図示したもので、図13の(c)は本実施例(第1実施例)でシールド部材のバーを除去した状態を図示したものであり、図14は、本実施例に係るカメラモジュールの断面図で、図15図16は、本実施例に係るカメラモジュールの一部構成の断面斜視図で、図17は、本実施例に係るカメラモジュールの斜視図で、図18は、本実施例に係るカメラモジュールの一部構成の斜視図で、図19は、本実施例に係るシールド部材の製造過程中の展開図で、図20は、本実施例に係るカバーの斜視図である。
【0067】
カメラモジュールは、車両に結合することができる。カメラモジュールは、車両の前方カメラ、側方カメラ、後方カメラ及びブラックボックスのいずれか一つ以上に用いることができる。カメラモジュールは、被写体を撮影してディスプレイ部(図示せず)に映像で出力することができる。
【0068】
カメラモジュールは、フロントボディーアセンブリー100を含むことができる。フロントボディーアセンブリー100は、レンズ110、バレル120及びフロントボディー130を含むことができる。本実施例では、レンズ110、バレル120及びフロントボディー130が一体で形成されることができる。このような構造により、レンズ110、バレル120及びフロントボディー130が一体で形成されない比較例で必須的に求められるレンズ110、バレル120及びフロントボディー130の間の追加的なシーリング(sealing)部材が省略されることができる。または、レンズ110、バレル120及びフロントボディー130のうち二つ以上が一体で形成されることができる。
【0069】
フロントボディーアセンブリー100は、レンズ110を含むことができる。フロントボディーアセンブリー100は、複数のレンズ110を含むことができる。レンズ110は、バレル120に配置されることができる。レンズ110は、バレル120に収容されることができる。レンズ110は、複数で備えられることができる。レンズ110は、イメージセンサー330とアライメントすることができる。つまり、レンズ110の光軸とイメージセンサー330の光軸は一致することができる。フロントボディーアセンブリー100は、レンズ110の後方に配置される赤外線フィルター(IR filter,Infrared Ray filter)を含むことができる。
【0070】
フロントボディーアセンブリー100は、バレル120を含むことができる。バレル120は、フロントボディー130に配置されることができる。バレル120は、内部にレンズ110を収容することができる。バレル120の内周面は、複数のレンズ110の外周に対応する形状及びの大きさで形成されることができる。
【0071】
フロントボディーアセンブリー100は、フロントボディー130を含むことができる。フロントボディー130にはバレル120が結合することができる。フロントボディー130は、リアボディー200と結合することができる。フロントボディー130は、フロント基板310と結合することができる。但し、本実施例においてフロントボディー130とバレル120は、一体で形成されるので、フロント基板310がバレル120と結合するものと説明されることができる。
【0072】
フロントボディー130は、本体部131を含むことができる。本体部131は、バレル120の外周面から外側に延びることができる。本体部131の外周は、四角形状を含むことができる。但し、本体部131の外周中コーナーはラウンディングするように形成されることができる。本体部131は、フロント基板310と対向する後面(以下、“第1面”と称することができる)を含むことができる。
【0073】
フロントボディー130は、リアボディー200と対向する第1面(後面(rear surface))と、第1面から突出して互いに離隔する内部突出部132(以下、“第1突出部”と称することができる)と外部突出部133(以下、“第2突出部”と称することができる)を含むことができる。
【0074】
フロントボディー130は、内部突出部132を含むことができる。内部突出部132は、フロントボディー130の本体部131の第1面から突出することができる。内部突出部132は、外部突出部133の中に配置されることができる。内部突出部132は、フロント基板310と結合することができる。内部突出部132の末端と本体部131の第1面との間の距離は、外部突出部133の末端と本体部131の第1面との間の距離より長いことがある。つまり、内部突出部132が外部突出部133より突出することができる。内部突出部132の末端面は、フロント基板310の第3面(前面(front surface))と接着剤600により固定されることができる。内部突出部132の末端面の外周の大きさは、フロント基板310の第3面(前面)の外周の大きさより小さいことがある。本実施例では、接着剤600がフロント基板310の外周から所定間隔離隔した内側に配置されることによって接着剤600がフロント基板310の外部に流出される現象が防止されることができる。内部突出部132は、断面が単一閉曲線形状を持つように本体部131の第1面から延びることができる。内部突出部132の外周は、四角形状を含むことができる。但し、内部突出部132の外周中コーナーはラウンディングするように形成されることができる。
【0075】
フロントボディー130は、外部突出部133を含むことができる。外部突出部133は、フロントボディー130の本体部131の第1面から突出することができる。外部突出部133は、内部突出部132の外に配置されることができる。外部突出部133は、リアボディー200と結合することができる。外部突出部133は、フロントボディー130の本体部131の第1面の外周から離隔することができる。外部突出部133は、内部突出部132と本体部131の外周との間に配置されることができる。外部突出部133は、断面が単一閉曲線形状を持つように本体部131の第1面から延びることができる。外部突出部133の外周は、四角形状を含むことができる。但し、外部突出部133の外周中コーナーはラウンディングするように形成されることができる。
【0076】
本実施例においてフロントボディー130は、内部突出部132と外部突出部133との間で内部突出部132と外部突出部133を連結して互いに離隔する複数のリブ134を含むことができる。複数のリブ134の間には複数の離隔空間135が形成されることができる。このような複数のリブ134の離隔構造は、“ダイエット構造”と称することができる。本実施例では、複数のリブ134の離隔構造により、フロントボディー130とリアボディー200の超音波融着過程で発生する熱が、フロントボディー130の内部突出部132とフロント基板310を固定する接着剤600に伝達される現象が最小化されることができる。
【0077】
フロントボディー130は、リブ134を含むことができる。リブ134は、フロントボディー130の本体部131の第1面から延びることができる。リブ134は、内部突出部132と外部突出部133を連結することができる。リブ134は、内部突出部132と外部突出部133の強度を補強することができる。リブ134は、複数で備えられて離隔することができる。この時、複数のリブ134の間には複数の離隔空間135が形成されることができる。リブ134は、内部突出部132の四つの面に各々五つずつ配置されることができる。リブ134は、内部突出部132のコーナーとは離隔して配置されることができる。
【0078】
リブ134は、傾斜面134aを含むことができる。リブ134は、内部突出部132側でリブ134の末端と本体部131の第1面との間の距離が、外部突出部133側からリブ134の末端と本体部131の第1面との間の距離より長く傾斜する傾斜面134aを含むことができる。
【0079】
本実施例においてリブ134の末端面は、内部突出部132と外部突出部133に対して傾斜するように配置されることができる。この時、傾斜は外側に行くほどリブ134の高さが低くなることができる。これにより傾斜面134aは、リアボディー200の内側空間にフロントボディー130が挿入される時フロントボディー130の挿入をガイドすることができる。つまり、リアボディー200にフロントボディー130が、所定間隔定位置からずれて挿入されてもリブ134の傾斜面134aにリアボディー200の外壁突出部221が接触するようになってフロントボディー130は挿入されるほど定位置に自然に移動するようになる。もちろん、フロントボディー130にリアボディー200がフロントボディー130を収容するように挿入されることもできてこの際も同じ説明が適用されることができる。
【0080】
フロントボディー130は、離隔空間135を含むことができる。離隔空間135は、複数のリブ134の間に配置されることができる。離隔空間135を介して超音波結合(融着)時外部突出部133から発生する熱が、内部突出部132に配置される接着剤600に到達する現象が防止されることができる。
【0081】
カメラモジュールは、リアボディー200を含むことができる。リアボディー200は、フロントボディー130と結合することができる。リアボディー200は、フロントボディー130との結合により内部に空間を形成することができる。
【0082】
本実施例においてフロントボディー130とリアボディー200は、外部突出部133と融着突出部222が融着されて結合することができる。フロントボディー130の外部突出部133とリアボディー200の融着突出部222は、超音波融着により一体化することができる。この時、リアボディー200とフロントボディー130との間の超音波融着とは、リアボディー200を固定した状態でフロントボディー130を加圧と共に振動させてリアボディー200とフロントボディー130の接触の部分が融着されて一体化する過程を意味する。この時、リアボディー200の融着突出部222とフロントボディー130の外部突出部133は、高温が発生して融着により一体化することができる。変形例で、超音波融着時フロントボディー130が固定されてリアボディー200を加圧と共に振動させることもできる。本実施例において超音波融着は、“高周波融着”、“加圧/振動融着”等と称することができる。
【0083】
リアボディー200は、フロントボディー130と離隔する底部210と、底部210からフロントボディー130に向かって延びる側部220を含むことができる。
【0084】
リアボディー200は、底部210を含むことができる。底部210は、フロントボディー130と離隔することができる。底部210は、フロントボディー130と平行するように配置されることができる。底部210は、四角板形状であり得る。但し、底部210のコーナーは、ラウンディングするように形成されることができる。底部210にはコネクター350が通過するホールが配置されることができる。
【0085】
リアボディー200は、側部220を含むことができる。側部220は、底部210から延びることができる。側部220は、内部に配置される基板アセンブリー300とカバー400を覆うことができる。側部220は、底部210の外周またはエッジ(edge)から延びることができる。側部220は、四つに配置されることができる。四つの側部220は、各々隣接した別の側部220と90度を形成することができる。四つの側部220のうち二つの側部220には突起224とリブ225が配置されることができる。側部220の末端(distal end)(前端(front end))は、フロントボディー130と結合することができる。
【0086】
リアボディー200の側部220は、フロントボディー130と対向する前面(front surface)(以下、“第2面”と称することができる)と、第2面から突出して外部突出部133とフロントボディー130の第1面の外周との間に対応する位置に配置される外壁突出部221と、外壁突出部221の内面と第2面を傾斜するように連結する融着突出部222を含むことができる。
【0087】
側部220は、外壁突出部221(以下、“第3突出部”と称することができる)を含むことができる。外壁突出部221は、側部220の外周を形成することができる。外壁突出部221は、側部220の外周がそのまま延びて形成されることができる。外壁突出部221の前面は、フロントボディー130の後面に対向することができる。外壁突出部221の前面とフロントボディー130の本体部131の後面は、結合することができる。
【0088】
側部220は、融着突出部222(以下、“第4突出部”と称することができる)を含むことができる。融着突出部222は、側部220の前面(第2面)と外壁突出部221の内面を傾斜するように連結することができる。融着突出部222の傾斜面は、側部220の前面と135度を形成することができる。融着突出部222の傾斜面は、外壁突出部221の内面と135度を形成することができる。融着突出部222は、側部220の前面から突出することができる。融着突出部222とフロントボディー130の外部突出部133は、前後方向(光軸方向)にオーバーラップされることができる。融着突出部222と外部突出部133は、加圧/振動によって融着されて一体化することができる。本実施例では、このような一体化結合によってフロントボディー130とリアボディー200との間に求められる追加的なシーリング部材が省略されることができる。
【0089】
側部220は、溝223を含むことができる。リアボディー200は、外壁突出部221の外周面に配置されて外壁突出部221の末端に延びる溝223を含むことができる。本実施例では溝223を介してフロントボディー130とリアボディー200との間の融着が正しく行われたか否かを確認することができる。
【0090】
リアボディー200は、外側面(outer lateral surface)に配置される突起224を含むことができる。側部220は、突起224を含むことができる。突起224は、ブラケット500のフック521に係止することができる。突起224は、後方に向かう面が傾斜面で形成されることができる。このような構造により、リアボディー200に対してブラケット500が加圧されればフック521が傾斜面を乗って越えて突起224に係止することができる。突起224は、リアボディー200の一つの側部220に二つずつ、二つの側部220に配置されて計四つの突起224が配置されることができる。本実施例では側部220に突起224が配置されてブラケット500にフック521が配置されるが、変形例では側部220にフックが配置されてブラケット500に突起が配置されることができる。
【0091】
本実施例において突起224は、リアボディー200の外側面(第2面)のいずれか一つの面に互いに離隔して配置される第1突起と第2突起を含むことができる。この時、フック521は、第1突起に係止する第1フックと、第2突起に係止する第2フックを含むことができる。
【0092】
突起224は、フック521が係止する第6面(前面)と、第6面とリアボディー200の第2面(外側面)を連結する第7面(後面、傾斜面)を含むことができる。この時、突起224の第7面は、突起224の第6面とリアボディー200の第2面を傾斜するように連結することができる。突起224の第7面は、突起224の第6面と鋭角を形成してリアボディー200の第2面と鈍角を形成することができる。このような構造により、フック521が、突起224の第7面を乗って超えることは容易になるが、反対方向にフック521が突起224から脱去されるのは難しいことがある。
【0093】
リアボディー200は、外側面(第2面)に第1フックと第2フックとの間に配置されるリブ225を含むことができる。この時、リブ225の幅は、第1フックと第2フックとの間の離隔距離と対応することができる。このような構造により、リブ225は、ブラケット500がリアボディー200に挿入される過程で組み立てをガイドすることができる。リブ225は、ブラケット500の二つのフック521の間に配置されることができる。リブ225は、二つの突起224の間に配置されることができる。
【0094】
リアボディー200は、コネクター引き出し部230を含むことができる。コネクター引き出し部230は、ホールを含むことができる。ホールを介してコネクター350と通過することができる。コネクター引き出し部230は、中にコネクター350の少なくとも一部を収容することができる。コネクター引き出し部230の内周の少なくとも一部の直径は、コネクター350の直径と対応することができる。このような構造によりコネクター引き出し部230はコネクター350を把持及び/または固定することができる。
【0095】
カメラモジュールは、基板アセンブリー300を含むことができる。基板アセンブリー300は、カバー400の中に収容されることができる。基板アセンブリー300は、リアボディー200とフロントボディー130により形成される内部空間に配置されることができる。基板アセンブリー300は、フロントボディー130に接着剤600により固定されることができる。
【0096】
基板アセンブリー300は、フロント基板310(以下、“第1基板”と称することができる)を含むことができる。フロント基板310は、フロントボディー130とリアボディー200との間の内部空間に配置されることができる。フロント基板310は、フロントボディー130と対向する前面(以下、“第3面”と称することができる)を含むことができる。フロント基板310にはイメージセンサー330が配置されることができる。この時、フロント基板310は、“センサー基板”と称することができる。フロント基板310は、印刷回路基板(PCB,Printed Circuit Board)であり得る。フロント基板310は、剛性の印刷回路基板(Rigid PCB)であり得る。フロント基板310は、リア基板320と電気的に連結されることができる。フロント基板310は、リア基板320と対向する第3面(後面)を含むことができる。この時、シールド部材340は、フロント基板310の第3面に結合する突起342を含むことができる。
【0097】
基板アセンブリー300は、連結部315を含むことができる。連結部315は、フロント基板310とリア基板320を連結することができる。連結部315は、フロント基板310とリア基板320を電気的に連結することができる。連結部315は、軟性の印刷回路基板(FPCB,Flexible Printed Circuit Board)であり得る。連結部315は、折り曲げられることができる。連結部315は弾性を持つことができる。
【0098】
基板アセンブリー300は、リア基板320(以下、“第2基板”と称することができる)を含むことができる。リア基板320は、フロント基板310に電源を供給することができる。リア基板320は、“電源部PCB”と称することができる。リア基板320は、フロント基板310と平行するように配置されることができる。リア基板320は、フロント基板310と離隔することができる。リア基板320は、コネクター350と電気的に連結されることができる。
【0099】
リア基板320は、突起321を含むことができる。突起321は、リア基板320の外周に配置されることができる。突起321は、少なくとも一部がシールド部材340のホール343bに配置されることができる。突起321は、ホール343bに配置されて延長部343aと対向する四つの面を含むことができる。この時、突起321の四つの面は、前方に向ける前面と、前面の反対側に配置される後面と、前面と後面を延長する両側面を含むことができる。本実施例では、突起321の四つの面中少なくとも一つの面が延長部343aと離隔することができる。さらに、突起321の四つの面中少なくとも二つの面が延長部343aと離隔することができる。さらに、突起321の四つの面中少なくとも三つの面が延長部343aと離隔することができる。つまり、本実施例では、突起321と延長部343aとの間に離隔空間が配置されることができる。本実施例では、図7に示したように突起321と延長部343aとの間にx軸方向の離隔空間と、z軸方向の離隔空間が配置されることができる。
【0100】
突起321は、リア基板320の第1面(外側面)に配置される第1突起と、第1面の反対側に配置されるリア基板320の第2面(外側面)に配置される第2突起を含むことができる。リア基板320は、リア基板320の外周に第1突起の両側に配置される第1溝と、リア基板320の外周に第2突起の両側に配置される第2溝を含むことができる。リア基板320は、リア基板320の第1面(外側面)に配置される第1溝と、第1面の反対側に配置されるリア基板320の第2面(外側面)に配置される第2溝を含むことができる。この時、延長部343aは、第1溝に配置される第1延長部と、第2溝に配置される第2延長部を含むことができる。本実施例では、第1延長部の内面と第2延長部の内面中少なくとも一つは、リア基板320と離隔することができる。つまり、本実施例では、延長部343aとリア基板320との間にy軸方向(図7参照)の離隔空間が配置されることができる。
【0101】
上述したリア基板320と延長部343aとの間のx軸、y軸及び/またはz軸方向の離隔空間によって、フロントボディー130に固定されるフロント基板310とリアボディー200に固定されるリア基板320との間累積公差が大きい場合でもリアボディー200の突起321が延長部343aのホール343bに挿入されることができる。
【0102】
リア基板320は、三つの突起321を含むことができる。リア基板320の四つの側面中三つの側面にだけ突起321が配置されることができる。リア基板320の四つの側面中一つの側面には突起321が配置されないことがある。この時、シールド部材340は、三つの突起321と各々結合する三つの延長部343aを含むことができる。延長部343aは、本体部341の第4面(後面)から延びることができる。シールド部材340の四つの本体部341中三つの本体部341には各々延長部343aが配置されて、残りの一つの本体部341には切開部が配置されることができる。切開部は、バー345が除去されながら形成される部分であり得る。切開部は、第4面よりも陥没することができる。図13(c)に示したように一部実施例において切開部と第4面との間には離隔溝345bが配置されることができる。
【0103】
基板アセンブリー300は、イメージセンサー330を含むことができる。イメージセンサー330は、フロント基板310に配置されることができる。イメージセンサー330は、フロント基板310に電気的に連結されることができる。イメージセンサー330は、フロント基板310に表面実装技術(SMT,Surface Mounting Technology)により結合することができる。他の例で、イメージセンサー330は、フロント基板310にフリップチップ(flip chip)技術によって結合することができる。イメージセンサー330は、レンズ110と光軸が一致するように配置されることができる。つまり、イメージセンサー330の光軸とレンズ110の光軸は、アライメント(alignment)できる。イメージセンサー330は、イメージセンサー330の有効画像領域に照射される光を電気的信号に変換することができる。イメージセンサー330は、CCD(charge coupled device、電荷結合素子)、MOS(metal oxide semi-conductor、金属酸化物半導体)、CPD及びCIDのいずれか一つであり得る。
【0104】
基板アセンブリー300は、シールド部材340を含むことができる。シールド部材340は、フロント基板310とリア基板320を固定することができる。シールド部材340は、フロント基板310とリア基板320に結合することができる。シールド部材340にはフロント基板310とリア基板320が離隔して配置されることができる。シールド部材340は、フロント基板310の後面に直接結合することができる。リア基板320とシールド部材340は、リア基板320の突起がシールド部材340の結合部343のホール343bに挿入されて結合することができる。シールド部材340は、金属で形成されることができる。この時、シールド部材340は、“シールドカン”と称することができる。
【0105】
本実施例においてシールド部材340は、一体で形成されることができる。本実施例においてシールド部材340は、一体の板材が折曲(ベンディング、bending)されて形成されることができる。本実施例においてシールド部材340は、四つの本体部341が四つの連結部344(ブリッジ)に対して折り曲げられて第1傾斜部343cと第2傾斜部343dが折り曲げられることによって形成されることができる。シールド部材340とフロント基板310の結合時に用いられるバー345は、シールド部材340とフロント基板310の結合以後除去されることができる。
【0106】
本実施例においてシールド部材340とフロント基板310及びリア基板320との間の結合は以下の順により進行されることができる。まず、シールド部材340の突起342が、フロント基板310の後面(リア基板320と対向する面、フロントボディー130と対向する第3面の反対側に配置される面)に結合することができる。この時、シールド部材340の突起342は、フロント基板310の後面に表面実装技術(SMT,Surface Mounting Technology)により結合することができる。この時、フロント基板310の前面(フロントボディー130と対向する第3面)にはイメージセンサー330が実装された状態であり得る。フロント基板310にイメージセンサー330を実装して以後フロント基板310にシールド部材340を結合することができて、フロント基板310にシールド部材340をまず実装して以後フロント基板310にイメージセンサー330を実装することもできる。以後、フロント基板310の前面にフロントボディーアセンブリー100を接着剤600で固定することができる。この時、レンズ110とイメージセンサー330との間のアライメントが調節されることができる。この過程においてレンズ110とイメージセンサー330との間にアクティブアライン(AA,Active Align)が行われることができる。但し、変形例においてフロント基板310とフロントボディーアセンブリー100の結合後、フロント基板310にシールド部材340が結合することもできる。以後、フロント基板310から延びる連結部315のFPCBを折り曲げてリア基板320をシールド部材340の3か所のホール343bに押し込む。この時、リア基板320の後面にはコネクター350が結合した状態であり得る。もちろん、コネクター350は、以後にカバー400が結合する過程において一緒に結合することもできる。
【0107】
シールド部材340は、本体部341を含むことができる。本体部341は、フロント基板310に結合することができる。本体部341は、金属の板材であり得る。本体部341は、四つに配置されることができる。本体部341は、四つで備えられて離隔することができる。この時、四つの本体部341は、各々隣接した本体部341と90度を形成することができる。本体部341は、連結部344にて連結されることができる。四つの本体部341中三つの本体部341には、リア基板320と結合する結合部343が配置されて、残りの一つの本体部341には、バー345が配置されることができる。
【0108】
シールド部材340は、突起342を含むことができる。突起342は、本体部341の前端(frond end)から突出することができる。突起342は一つの本体部341に二つずつ互いに離隔して配置されることができる。つまり、四つの本体部341に計八つの突起342が配置されることができる。シールド部材340は、シールド部材340とフロント基板310との間の結合時離脱強度向上を目的に各本体部341ごとに2ヶ所で突起342を含むことができる。この時、離脱強度は、SMD離脱強度を意味する。一方、一つの本体部341ごとに配置される二つの突起342は、離隔することができる。つまり、二つの突起342の間には空間(gap)が配置されることができる。仮に、突起342の間に空間が配置されなかった直線タイプ適用時シールド部材340の変形や加工時変形により引張力に影響を与えることができる。以上、突起342を本体部341と別の構成で説明したが、突起342は、本体部341の一構成で理解されてもよい。
【0109】
シールド部材340は、結合部343を含むことができる。結合部343は、リア基板320と結合することができる。結合部343は、本体部341から延びることができる。結合部343は、本体部341の後端(rear end)から突出することができる。結合部343は、三つで備えられて三つの本体部341に各々配置されることができる。つまり、四つの本体部341中一つの本体部341には、結合部343が配置されないことがある。三つの結合部343は、リア基板320の三つの側面と結合することができる。結合部343は、カバー400の側板420と接触することができる。結合部343は、カバー400の側板420と電気的に連結されることができる。
【0110】
結合部343は、リア基板320と対向する第3面(内側面(inner lateral surface))を含み第1溝に配置される第1結合部と、リア基板320と対向する第4面(内側面)を含み第2溝に配置される第2結合部を含むことができる。この時、第1結合部の第3面と第2結合部の第4面の少なくとも一つは、リア基板320と離隔することができる。
【0111】
結合部343は、延長部343aを含むことができる。延長部343aは、本体部341から延びることができる。延長部343aは、本体部341の後端から突出することができる。延長部343aは、本体部341の一部で後方に突出することができる。延長部343aの幅は、本体部341の幅の40乃至70%であり得る。延長部343aにはホール343bが配置されることができる。
【0112】
結合部343は、ホール343bを含むことができる。ホール343bは、延長部343aに配置されることができる。ホール343bにはリア基板320が結合することができる。ホール343bにはリア基板320の突起が結合することができる。ホール343bは、リア基板320の突起より大きいことがある。つまり、結合部343とホール343bに配置されたリア基板320との間には離隔空間が形成されることができる。本実施例においてフロント基板310とシールド部材340は、フロントボディー130に結合して、リア基板320とコネクター350は、カバー400とリアボディー200に結合することができる。本実施例においてシールド部材340とリア基板320との間の離隔空間は、x軸、y軸及びz軸方向に形成されることができる。このような構造によりリア基板320にコネクター350が固定されて、コネクター350がカバー400の加圧ユニット412により固定されて、シールド部材340とリア基板320等の部材に製作公差があってもリア基板320がシールド部材340に結合することができる。比較例として、シールド部材340のホール343bの大きさがリア基板320の突起と同じである場合なら、リア基板320の突起がシールド部材340のホール343bに挿入されないことがある。リア基板320は、リアボディー200に固定されてシールド部材340は、フロントボディー130に固定されるためである。
【0113】
結合部343は、第1傾斜部343cを含むことができる。第1傾斜部343cは、延長部343aから外側に傾斜するように延びることができる。第1傾斜部343cは、延長部343aに対して外側に折り曲げられることができる。第1傾斜部343cは、延長部343aから傾斜するように延びることができる。結合部343は、第2傾斜部343dを含むことができる。第2傾斜部343dは、第1傾斜部343cから内側に傾斜するように延びることができる。第2傾斜部343dは、第1傾斜部343cに対して内側に折り曲げられることができる。または、第2傾斜部343dは、少なくとも一部で延長部343aと平行することができる。本実施例では、第1傾斜部343cと第2傾斜部343dの形状によって、リア基板320を結合部343のホール343bに挿入することが容易であると共にリア基板320を除去するのも容易である。リア基板320をシールド部材340の本体部341に向けて加圧すると、リア基板320の突起は、第1傾斜部343cを乗って降りてホール343bに挿入されるようになる。さらに、第2傾斜部343dを把持して外側に引くと、リア基板320の突起はホール343bから簡単に脱去されることができる。
【0114】
シールド部材340は、連結部344を含むことができる。シールド部材340は、四つの本体部341を連結する四つの連結部344を含むことができる。連結部344は、シールド部材340の各隅(コーナー)に配置されることができる。連結部344は、シールド部材340の製作工程単純化(ベンディングのみで形状の実現)と品質向上のためにブリッジ形態で形成されることができる。この時、連結部344は“ブリッジ”と称することができる。
【0115】
シールド部材340は、バー345を含むことができる。バー345は、フロント基板310にシールド部材340を結合する時シールド部材340を把持するために使用されることができる。以後、フロント基板310に対するシールド部材340の結合が完了すると、バー345は除去されることができる。バー345は、本体部341から折り曲げられて形成されることができる。バー345は、図13(a)に図示された第1実施例のように後面(リア基板320と対向する面)が本体部341の後端より突出しないように本体部341から折り曲げられることができる。この時、バー345と本体部341の連結部の両側方には離隔溝345bが配置されることができる。または、バー345は、図13(b)に図示された第2実施例のように後面が本体部341の後端よりバー345の厚さだけ突出するように配置されることができる。この時、離隔溝345bは省略されることができる。一方、第1実施例に係るバー345が除去された後の形状は、図13(c)に図示されたものと同様である。バー345があった部分の本体部341の後端が他の部分の本体部341の後端より凹に形成されることができる。一方、第2実施例に係るバー345が除去された場合、別の図面で図示しなかったが、バー345があった部分と他の部分で本体部341の後端が一定に延びることができる。シールド部材340は、バー345が除去されることで形成される切開部を含むことができる。
【0116】
シールド部材340は、ガイド溝345a(以下、“第1溝”と称することができる)を含むことができる。ガイド溝345aは、フロント基板310に対するシールド部材340の結合以後バー345のカッティングを円滑にするために配置されることができる。ガイド溝345aは、V字形状の断面を含むことができる。
【0117】
シールド部材340は、離隔溝345b(以下、“第2溝”と称することができる)を含むことができる。離隔溝345bは第、1実施例でバー345と本体部341が連結される部分の両側方に配置されることができる。離隔溝345bは、U字形状の溝であり得る。二つの離隔溝345bの間に本体部341の切断部(バー345が切断された部分)が配置されることができる。離隔溝345bは、第2実施例で省略されることができる。
【0118】
シールド部材340は、除去部346を含むことができる。除去部346は、図19に示したように製造過程では存在するが、組み立て過程で除去される部分であり得る。シールド部材340は、除去部346と連結部344が接する部分の両側に形成される溝347を含むことができる。この時、溝347の幅(図19のa参照)は、0.27mmであってもよい。溝347の深さ(図19のb参照)は0.05mmであってもよい。溝347の曲率(図19のc参照)はR0.20mmであってもよい。
【0119】
基板アセンブリー300は、コネクター350を含むことができる。コネクター350は、リア基板320と結合することができる。コネクター350は、リア基板320に固定されることができる。コネクター350は、リア基板320と電気的に連結されることができる。コネクター350は、カバー400に固定されることができる。コネクター350は、リアボディー200に固定されることができる。コネクター350は、リアボディー200に結合することができる。コネクター350は、カバー400のホール411とリアボディー200のホールを通過することができる。コネクター350は、リアボディー200のコネクター引き出し部230を解して外部に引き出されることができる。コネクター350はリア基板320から延びてリアボディー200を通過することができる。
【0120】
カメラモジュールは、カバー400を含むことができる。カバー400は、リアボディー200の内面に固定されることができる。カバー400は、リアボディー200の中に配置されることができる。カバー400は、リアボディー200の中に固定されることができる。カバー400は、金属で形成されることができる。この時、カバー400は、“リアシールドカン”と称することができる。カバー400は、金属の板材が折り曲げられて形成されることができる。カバー400は、リア基板320とグラウンド(接地)できる。カバー400とコネクター350の外面は、グラウンドされることができる。カバー400は、電磁妨害(EMI,electro magnetic interference)または電磁気波を遮断することができる。
【0121】
カバー400は、底板410を含むことができる。底板410は、リアボディー200の底部210に配置されることができる。底板410は、ホール411を含むことができる。底板410のホール411は、コネクター350が通過することができる。底板410はコネクター350が配置されるホール411を含むことができる。
【0122】
カバー400は、テンション構造を含むことができる。カバー400のテンション構造は、二重構造でコネクター350を加圧することができる。カバー400のテンション構造は、同時にコネクター350を中心に押してコネクター350を下方へ押すことができる。
【0123】
本実施例では、カバー400の加圧ユニット412(テンション構造)によりコネクター350を固定することができる。この時、シールド部材340の結合部343のホール343bは、リア基板320との結合の部分に十分な公差を設けるように形成されることによってリア基板320とシールド部材340との間に累積公差が発生してもリア基板320に対してコネクター350の同心がずれる現象が防止されることができる。
【0124】
カバー400は、底板410に配置されてコネクター350を弾性的に支持する加圧ユニット412を含むことができる。底板410は、加圧ユニット412を含むことができる。加圧ユニット412は、底板410の一構成として理解されることができ、または、 加圧ユニット412は、底板410とは別の構成で理解されることができる。加圧ユニット412は、コネクター350を加圧することができる。加圧ユニット412は、コネクター350を弾性的に支持することができる。加圧ユニット412は、コネクター350を固定することができる。加圧ユニット412は、第1加圧部412aを含むことができる。第1加圧部412aは、コネクター350の後面(カバー400の底板410と対向する面)を支持することができる。第1加圧部412aは、コネクター350を前方(リア基板320に向かう方向)に加圧することができる。つまり、第1加圧部412aは、コネクター350をリア基板320に向けて加圧することができる。加圧ユニット412は、第2加圧部412bを含むことができる。第2加圧部412bは、コネクター350の外周面を支持することができる。第2加圧部412bは、コネクター350を底板410のホール411の中心に向けて加圧することができる。加圧ユニット412は、互いに離隔する四つの加圧片を含むことができる。四つの加圧片は、コネクター350の第2面(外側面)の周りに等間隔に配置されることができる。四つの加圧片は各々、隣接した別の加圧片と90度に配置されることができる。四つの加圧片は各々、第1加圧部412aと第2加圧部412bを含むことができる。変形例として、加圧ユニット412は、二つの加圧片で備えられることができる。別の変形例で、加圧ユニット412は、八つの加圧片で備えられることができる。変形例で、加圧ユニット412は、互いに離隔する複数の加圧片を含み、複数の加圧片の一部は、第1加圧部412aで形成されて複数の加圧片の残りの一部は、第2加圧部412bで形成されることができる。つまり、変形例では第1加圧部412aと第2加圧部412bが別に形成されることができる。
【0125】
加圧ユニット412は、コネクター350の第1面(後面)を加圧する第1加圧部412aと、コネクター350の第2面(外側面)を加圧する第2加圧部412bを含むことができる。この時、コネクター350は、カバー400の底板410の内面と対向する第1面(後面)と、第1面から延びてホール411に配置される第2面(外側面)を含むことができる。加圧ユニット412は、コネクター350を第1方向(前方)に加圧する第1加圧部412aと、コネクター350を第1方向と異なる第2方向(内側)に加圧する第2加圧部412bを含むことができる。つまり、本実施例で、加圧ユニット412は、コネクター350を少なくとも2方向以上に加圧することができる。このような構造によりコネクター350はカバー400の底板410に堅固に固定されることができる。
【0126】
第1加圧部412aと第2加圧部412bは、底板410と一体で形成されることができる。つまり、底板410の一部が切開されて折り曲げられて第1加圧部412aと第2加圧部412bが形成されることができる。底板410の切開された部分が、一次的に折り曲げられて第1加圧部412aが形成されて一次的に折り曲げられた部分で二次的に折り曲げられて第2加圧部412bが形成されることができる。
【0127】
加圧ユニット412は、底板410から内側に傾斜するように延びる第1延長部と、第1延長部から延びてコネクター350の第1面(後面)と接触する第1接触部と、第1接触部からホール411に向かって傾斜するように延びる第2延長部を含むことができる。さらに、加圧ユニット412は、第2延長部から延びてコネクター350の第2面(外側面)と接触する第2接触部と、第2接触部から外側に傾斜するように延びる第3延長部をさらに含むことができる。
【0128】
カバー400は、側板420を含むことができる。側板420は、シールド部材340と接触することができる。側板420の内面は、シールド部材340の結合部343と接触することができる。これにより、シールド部材340とカバー400は、接地(グラウンディング、grouding)できる。カバー400の側板420とシールド部材340の結合部343は、3か所で接触することができる。側板420は、底板410に延びることができる。側板420は、底板410の外周またはエッジから延びることができる。側板420は、四つの側板420を含むことができる。四つの側板420は、リアボディー200の四つの側部220に対応するように配置されることができる。側板420の前端(front end)/末端(distal end)は、レンズ110の光軸に垂直した方向にフロント基板310とオーバーラップされることができる。
【0129】
カメラモジュールは、ブラケット500を含むことができる。ブラケット500は、カメラモジュールを車両などに固定するために使用されることができる。ブラケット500は、リアボディー200に結合することができる。ブラケット500は、車両などに固定されることができる。
【0130】
本実施例においてブラケット500は、リアボディー200の外面に結合することができる。この時、リアボディー200の外面は、フロントボディー130の反対側に配置される第1面(後面)と、第1面とフロントボディー130を連結する第2面(外側面)を含むことができる。また、リアボディー200の外面は、第2面の反対側に配置される第3面(外側面)を含むことができる。リアボディー200の外面は、第2面と第3面との間に配置されて互いに反対側に配置される第4面(外側面)と第5面(外側面)を含むことができる。つまり、リアボディー200の外面は一つの後面と、四つの外側面を含むことができる。
【0131】
ブラケット500は、底部510を含むことができる。底部510は、リアボディー200の第1面(後面)と対向することができる。底部510は、リアボディー200の底部210と対応する位置に配置されることができる。底部510は、コネクター350が通過するホールを含むことができる。
【0132】
ブラケット500は、加圧部511を含むことができる。加圧部511は、底部510に配置されてリアボディー200の第1面(後面)を前方に加圧することができる。加圧部511は、リアボディー200の後面を支持することができる。底部510は、加圧部511を含むことができる。加圧部511は、弾性を持つことができる。この時、加圧部511は、“テンション構造”と称することができる。加圧部511は、二つに備えられることができる。二つの加圧部511は、底部510から互いに90度の角度を形成するように延びることができる。加圧部511は、第1方向に配置される第1加圧部と、第1方向と異なる第2方向に配置される第2加圧部を含むことができる。この時、第1方向は、第2方向と垂直であり得る。加圧部511は、リアボディー200の底部210を前方(フロントボディー130に向かう方向)に加圧することができる。このような構造により、突起224とフック521との間のフック結合が堅固に維持されることができる。
【0133】
本実施例において加圧部511は、底部510と一体で形成されることができる。加圧部511は、底部510からリアボディー200の後面(第1面)に向かって延びる第1延長部と、第1延長部から延びてリアボディー200の後面に接触する接触部と、接触部からリアボディー200の後面と離れる方向に延びる第2延長部を含むことができる。
【0134】
ブラケット500は、側部520を含むことができる。側部520は、リアボディー200の第2面(外側面)に配置されることができる。側部520は、底部510の外周またはエッジから延びることができる。側部520は、四つの側部520を含むことができる。この時、互いに反対側に配置される二つの側部520は、フック521を含むことができる。この時、別の二つの側部520はホール522を含むことができる。
【0135】
ブラケット500の側部520は、リアボディー200の四つの外側面のうちの二つの外側面(第4面、第5面)各々に配置されてホール522を含む結合部523を含むことができる。結合部523は車両に結合することができる。
【0136】
ブラケット500は、側部520に配置されて、リアボディー200の突起224に係止するフック521を含むことができる。フック521は、底部510から延びることができる。側部520は、フック521を含むことができる。フック521は、リアボディー200の突起224と結合することができる。ブラケット500の側部520は、二つの面に二つずつのフック521を含むことができる。つまり、計四つのフック521が配置されることができる。この時、二つのフック521は、別の二つのフック521の反対側に配置されることができる。二つのフック521の間には、リアボディー200のリブ225が配置されることができる。二つのフック521とリブ225により左右遊隔が調節されて組み立て時にガイドすることができる。本実施例においてリアボディー200は、リアボディー200の外側面に配置されて互いに反対側に配置される第1突起と第2突起を含むことができる。この時、フック521は、第1突起と第2突起に各々係止することができる。換言すると、フック521は、第1突起に係止する第1フックと、第2突起に係止する第2フックを含むことができる。
【0137】
側部520は、ホール522を含むことができる。ホール522は。車両等に固定される固定部材(図示せず)が結合するために形成されることができる。例えば、ホール522には螺旋が結合することができる。この時、ホール522は、“螺旋ホール”と称することができる。ホール522は、一つの側部520に二つずつ互いに反対側に配置される二つの側部520に計四つが配置されることができる。
【0138】
カメラモジュールは、接着剤600を含むことができる。接着剤600は、フロントボディーアセンブリー100とフロント基板310を固定することができる。接着剤600は、フロントボディー130の内部突出部132とフロント基板310の前面との間に配置されることができる。本実施例では、レンズ110とイメージセンサー330との間のアクティブアライン(Active Align)が行われることができる。より詳細には、接着剤600の仮硬化状態でレンズ110とイメージセンサー330の光軸アラインメントを調節して接着剤600の本硬化を進めることができる。接着剤600は、熱及び/または紫外線(UV)により硬化することができる。
【0139】
以上、本発明の実施例を構成するすべての構成要素が一つで結合したり結合して動作すると説明されたが、本発明が必ずしもこのような実施例に限定されない。つまり、本発明の目的範囲内でなら、そのすべての構成要素が一つ以上で選択的に結合して動作することもできる。さらに、以上で記載された‘含む’、‘構成する’または‘持つ’等の用語は、特に反対になる記載がない限り、該当構成要素が内在する可能性があることを意味するので、別の構成要素を排除するのではなく別の構成要素をさらに包含できると解釈されなければならない。技術的または科学的な用語を含んだすべての用語は、異なるように定義されない限り、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者によって一般的に理解されるのと同じ意味がある。予め定義された用語と共に一般的に使われる用語は、関連技術の文脈上の意味と一致すると解釈されるべきであり、本発明で明白に定義しない限り、理想的や過度に形式的な意味と解釈されない。
【0140】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したものに過ぎず、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者なら本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で様々な修正及び変形が可能である。従って、本発明に開示された実施例は、本発明の技術思想を限定するためのものではなく説明するためのもので、このような実施例によって本発明の技術思想の範囲が限定されない。本発明の保護範囲は、添付する特許請求の範囲によって解釈されるべきで、それと同等な範囲内にあるすべての技術思想は本発明の権利範囲に含まれると解釈されなければならない。
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