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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-02
(45)【発行日】2023-11-13
(54)【発明の名称】景品交換システム
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20231106BHJP
【FI】
A63F7/02 329
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2023123434
(22)【出願日】2023-07-28
【審査請求日】2023-07-28
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】513215177
【氏名又は名称】株式会社P-CUBE
(74)【代理人】
【識別番号】100135839
【弁理士】
【氏名又は名称】大南 匡史
(72)【発明者】
【氏名】松山 雅昭
(72)【発明者】
【氏名】松山 泰行
(72)【発明者】
【氏名】赤間 唯儀
【審査官】奥田 雄介
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-135233(JP,A)
【文献】特開2023-092014(JP,A)
【文献】特開2016-221235(JP,A)
【文献】特開2018-122069(JP,A)
【文献】特開2005-185527(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技場で遊技者が獲得した遊技媒体の価値に対応する遊技ポイントを景品に交換する景品交換要求を入力する交換要求入力部と、
景品交換店舗又は景品交換ウェブサイトにおける遊技ポイントに対応する金銭的価値に関する金銭交換情報を取得する金銭交換情報取得部と、
前記交換要求入力部に景品交換要求が入力されたときに、景品の価格に関する情報と前記金銭交換情報に基づいて、景品の交換で景品の価格に応じて消費予定となる遊技ポイントの金銭的価値を算出し、算出した当該遊技ポイントの金銭的価値が所定の金額以下であることを条件として遊技ポイントと景品の交換を許可する景品交換管理部を備える、景品交換システム。
【請求項2】
表示装置に前記景品交換ウェブサイトを表示させるサイト表示動作が実行される際に、サイト表示動作を実行したユーザが遊技ポイントを所有するユーザであることが確認されたことを条件の一つとして、前記表示装置に表示させる内容を変化させるものであり、
前記景品交換ウェブサイトは、通常の買い物と、景品交換に使用されるウェブサイトであり、
前記サイト表示動作は、前記景品交換ウェブサイトが景品交換に使用される際に、通常の買い物で使用する際の表示内容から、所定の遊技場、又は、所定の遊技場を運営する企業又は団体を示す情報が表示されるように内容を一部変更する、請求項1に記載の景品交換システム。
【請求項3】
前記景品交換管理部は、遊技ポイントの種類及び使用場所に応じた遊技ポイントの金銭的価値を算出する、請求項1又は2に記載の景品交換システム。
【請求項4】
前記景品交換管理部は、遊技ポイントの種類及び使用時期に応じた遊技ポイントの金銭的価値を算出する、請求項1又は2に記載の景品交換システム。
【請求項5】
前記景品交換管理部は、それぞれの景品毎に、景品の交換で景品の価格に応じて消費予定となる遊技ポイントの金銭的価値を算出し、算出した当該遊技ポイントの金銭的価値が所定の金額以下であることを条件として遊技ポイントと景品の交換を許可する、請求項1又は2に記載の景品交換システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技場で獲得した遊技媒体を景品に交換するための景品流通システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ぱちんこ機やスロットマシン等の遊技機で遊技が可能な遊技場では、遊技者が獲得した遊技媒体を景品に交換可能な景品交換所が設置されており、獲得した遊技媒体の数に応じた景品と交換可能となっている。
しかしながら、従来の遊技場では、遊技者は、景品交換所に展示された景品の中から遊技媒体の数にあった景品を選択するため、景品交換所には多種類の景品を並べる必要があり、遊技場内における景品交換所の設置スペースが嵩むという問題があった。
また、遊技者は、景品交換所に並べられた景品の中から所望の景品を必ず選択する必要があり、景品交換の選択範囲が絞られるという問題があった。
【0003】
そして、これらの問題を解決する景品流通システムとして、本件出願人が過去に出願した特許文献1に開示されたものがある。この景品流通システムによると、遊技場の外部での景品の交換が可能であり、遊技場内における景品交換所の設置スペースの縮小が可能であり、交換対象となる景品の種類の多様化が可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特許第6972574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記した景品流通システムでは、遊技者が遊技場の外部での景品の交換を行うとき、遊技者が不正行為を行い、本来であれば交換できない高額の景品を取得するといった問題の発生が考えられる。そして、このような問題が発生してしまうと、関係会社に大きな被害が発生する可能性があった。
【0006】
以上のことから、このような問題の発生による被害を小さくすることが可能であり、より安定的な運用が可能な景品流通システムが望まれていた。
【0007】
そこで本発明は、より安定運用が可能な景品流通システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するための本発明の一つの様相は、遊技場で遊技者が獲得した遊技媒体の価値に対応する遊技ポイントを景品に交換する景品交換要求を入力する交換要求入力部と、景品交換店舗又は景品交換ウェブサイトにおける遊技ポイントに対応する金銭的価値に関する金銭交換情報を取得する金銭交換情報取得部と、前記交換要求入力部に景品交換要求が入力されたときに、景品の価格に関する情報と前記金銭交換情報に基づいて、景品の交換で景品の価格に応じて消費予定となる遊技ポイントの金銭的価値を算出し、算出した当該遊技ポイントの金銭的価値が所定の金額以下であることを条件として遊技ポイントと景品の交換を許可する景品交換管理部を備える、景品交換システムである。
好ましくは、表示装置に前記景品交換ウェブサイトを表示させるサイト表示動作が実行される際に、サイト表示動作を実行したユーザが遊技ポイントを所有するユーザであることが確認されたことを条件の一つとして、前記表示装置に表示させる内容を変化させるものであり、前記景品交換ウェブサイトは、通常の買い物と、景品交換に使用されるウェブサイトであり、前記サイト表示動作は、前記景品交換ウェブサイトが景品交換に使用される際に、通常の買い物で使用する際の表示内容から、所定の遊技場、又は、所定の遊技場を運営する企業又は団体を示す情報が表示されるように内容を一部変更する。
好ましくは、前記景品交換管理部は、遊技ポイントの種類及び使用場所に応じた遊技ポイントの金銭的価値を算出する。
好ましくは、前記景品交換管理部は、遊技ポイントの種類及び使用時期に応じた遊技ポイントの金銭的価値を算出する。
好ましくは、前記景品交換管理部は、それぞれの景品毎に、景品の交換で景品の価格に応じて消費予定となる遊技ポイントの金銭的価値を算出し、算出した当該遊技ポイントの金銭的価値が所定の金額以下であることを条件として遊技ポイントと景品の交換を許可する。
本発明に関連する他の様相は、遊技場で遊技者が獲得した遊技媒体の価値に対応する遊技ポイントを景品に交換する景品交換要求を入力する交換要求入力部と、景品交換店舗又は景品交換ウェブサイトにおける遊技ポイントに対応する金銭的価値に関する金銭交換情報を取得する金銭交換情報取得部と、前記交換要求入力部に景品交換要求が入力されたときに、前記金銭交換情報から消費する遊技ポイントの金銭的価値を算出し、金銭的価値が所定の金額以下であることを条件として遊技ポイントと景品の交換を許可する景品交換管理部を備える、景品交換システムである。
【0009】
本様相によると、不正な手段で得たポイント等により、転売目的で多数の高額な景品を取得しようとしても、高額な景品の交換が許可されないので、不正に多数の高額な景品を得るといった問題の発生を防止(抑制)できる。このことから、より安定運用が可能な景品流通システムを提供できる。
【0010】
好ましくは、表示装置に前記景品交換ウェブサイトを表示させるサイト表示動作が実行される際に、サイト表示動作を実行したユーザが遊技ポイントを所有するユーザであることが確認されたことを条件の一つとして、前記表示装置に表示させる内容を変化させる。
【0011】
係る様相によると、景品交換ウェブサイトが景品交換以外にも使用可能なサイトである場合において、遊技者にこれから景品交換ウェブサイトを使用して景品交換を行うことを強く意識させることができる。
【0012】
好ましくは、前記サイト表示動作は、所定の遊技場での景品交換に関連する情報が表示されるように内容を変化させる。
【0013】
係る様相によると、遊技者が遊技場外で景品交換を行うとき、あたかも遊技場で景品を交換しているかのような気分にさせることが可能となる。
【0014】
好ましくは、前記景品交換管理部は、ポイントの種類、使用場所、使用時期に応じた遊技ポイントの金銭的価値を算出する。
【0015】
係る様相によると、より正確に高額な景品であるのか否かを判別できる。
【0016】
好ましくは、前記景品交換管理部は、それぞれの景品毎に、消費する遊技ポイントの金銭的価値を算出し、金銭的価値が所定の金額以下であることを条件として遊技ポイントと景品の交換を許可する。
【0017】
係る様相によると、より正確に景品の交換を許可するか否かの判別が可能となる。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、より安定運用が可能な景品流通システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の実施形態に係る景品流通システムを示すブロック図である。
図2図1の遊技場を示すブロック図である。
図3図1の景品流通システムにおける代表的な景品交換の流れを示す説明図であり、遊技者にポイントを付与する際の流れを示す図である。
図4図1の景品流通システムにおける代表的な景品交換の流れを示す説明図であり、実店舗でポイントを景品に交換する際の流れを示す図である。
図5図1の景品流通システムにおける代表的な景品交換の流れを示す説明図であり、景品交換ウェブサイトでポイントを景品に交換する際の流れを示す図である。
図6図1の景品流通システムにおいてオンライン上で景品交換を行う際に表示される景品交換ウェブサイトの一例を示す説明図であり、表示内容を変更する前の状態を示す。
図7図1の景品流通システムにおいてオンライン上で景品交換を行う際に表示される景品交換ウェブサイトの一例を示す説明図であり、表示内容の変更後の状態の一例を示す図である。
図8図1の景品流通システムにおいてオンライン上で景品交換を行う際に表示される景品交換ウェブサイトの一例を示す説明図であり、表示内容の変更後の状態の一例を示す図であって、図7とは異なる例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0021】
本発明の実施形態にかかる景品交換システム1は、図1に示されるように、一又は複数の遊技場2と、ポイント管理会社3と、金銭管理会社4と、一又は複数の提携会社5が連携して構築されるものであって、それぞれ相互通信可能な独立したネットワークに属するものである。
景品交換システム1は、遊技者の所有又は割り当てられる電子端末又はカードに遊技ポイントを付与し、当該遊技ポイントによって所望の景品に交換するポイント交換システムである。なお、遊技ポイントは、遊技球やメダル等の遊技媒体と交換可能なポイントであり、遊技球やメダル等の遊技媒体の価値に応じた数量のポイントを交換によって取得可能である(詳しくは後述する)。
以下の説明では、遊技ポイントを単にポイントとも称し、特に断りのない限り、ICカードやスマートフォン等の電子端末にポイントを付与し、当該ポイントによって所望の景品に交換するものとして説明する。
【0022】
遊技場2は、図2に示されるように、遊技球やメダル等の遊技媒体を使用した遊技が可能な遊技機15が設置される施設である。本実施形態の遊技場2は、遊技機15、遊技媒体貸出機16、計測装置17を有する。また、本実施形態の遊技場2は、ホールコンピュータ20と、景品交換所21を有する。
【0023】
遊技機15は、具体的には、ぱちんこ機(弾球遊技機)やスロット機(回胴式遊技機)である。
【0024】
遊技媒体貸出機16は、遊技機15で遊技する遊技者に遊技媒体を貸し出す装置である。
計測装置17は、遊技者が遊技機15を使用した遊技によって獲得した(遊技者が所有する)遊技媒体の数を計測する計測手段である。
【0025】
ホールコンピュータ20は、遊技場2に属する各種機器を統括して管理するために使用されるコンピュータである。
【0026】
景品交換所21は、管理コンピュータ25(第一端末)と、表示装置26と、情報入出力手段27(交換所側情報入出力手段)を備えている。
【0027】
管理コンピュータ25は、遊技媒体の情報や景品に関する情報を管理するコンピュータであり、ポイント管理サーバ40に対して景品の管理状況を送信可能である。
表示装置26は、遊技者の電子端末等に付与可能なポイントの種類を表示する装置であり、各提携会社5が取り扱うポイントを表示可能となっている。
情報入出力手段27は、一又は複数機器によって構成される装置群であり、遊技者のカードや電子端末に対して情報の読み書きが可能な装置(端末)を含む。また、情報入出力手段27は、計測装置17や遊技媒体貸出機16等から排出される、レシート、カード、メダル等の交換用の媒体から情報の読み取りが可能な装置を含む。
【0028】
ポイント管理会社3は、主にポイントを管理する管理会社であり、ポイント管理サーバ40(第2端末)を備えている。ポイント管理サーバ40は、主に景品及びポイントの流通状況を管理するサーバであり、ポイント及び景品の流通に関する情報を送受信可能となっている。
【0029】
金銭管理会社4は、景品交換システム1内のポイントの変動に伴う金銭の収支を管理する管理会社であり、ポイントと景品との交換に伴うポイントの消費に応じて提携会社5に金銭を支払い、当該ポイントの消費に応じて、ポイント管理会社3から金銭を回収する金銭回収会社である。
金銭管理サーバ41は、少なくともポイント管理会社3と提携会社5間の金銭の流通状況を管理するサーバであり、金銭に関する情報を送受信可能となっている。
【0030】
提携会社5は、ポイント管理会社3と提携し、ポイントに伴う景品の交換が可能な会社であり、例えば、百貨店、本屋、コンビニエンスストア等の小売店、又はその運営会社である。すなわち、提携会社5は、商品の販売店舗(実店舗)で販売員が消費者に対し直接商品を販売する会社であり、実店舗で商品を景品として遊技者に提供する会社であってもよい。この他、提携会社5は、通信販売会社であってもよい。
提携会社5が実店舗を持つ会社である場合、図1に示されるように、提携会社5は、提携側管理サーバ42と、情報入出力手段43(第3端末、提携側情報入出力手段)を有する。
【0031】
提携側管理サーバ42は、ポイント管理会社3(ポイント管理サーバ40)と金銭管理会社4(金銭管理サーバ41)に対してポイントに関する情報を送受信可能である。
情報入出力手段43は、実店舗に設置される装置であり、遊技者のカードや電子端末に対して情報の読み書きが可能な装置である。すなわち、情報入出力手段43は、電子端末等からポイントに関する情報を読み取る読み取り端末であって、ポイント使用等の変動に伴い更新されたポイントに関する情報を電子端末等に書き込む書き込み端末である。
【0032】
なお、提携会社5は、実店舗に加えて、又は、実店舗に替わって、オンライン上の店舗(ECサイト等)を有する(運営する)会社でもよい。この場合、遊技者の電子端末の表示装置に景品交換が可能なウェブサイト(以下、景品交換ウェブサイトとも称す)を表示した状態とし、所定の操作を行うことで、ポイントを消費して行う景品を取得する景品交換が可能となる(詳しくは後述する)。
【0033】
上記した遊技場2と、各会社(ポイント管理会社3、金銭管理会社4、提携会社5)は、それぞれ相互通信可能な独立したネットワークに属している。
すなわち、ホールコンピュータ20と各サーバ(ポイント管理サーバ40、金銭管理サーバ41、提携側管理サーバ42)は、それぞれ、CPU(中央演算装置)、主メモリであるROM、各種データを一時記憶するためのRAM、通信I/F、SSD(ソリッドステートドライブ)等の記憶装置を有している。そして、ディスプレイ等の表示装置、キーボード、マウス等の入力装置を備えている。これらホールコンピュータ20と各サーバは、それぞれ相互通信可能なように接続されている。また、ホールコンピュータ20と各サーバは、データベースを有しており、それぞれ所定の情報を記憶可能となっている。
また、遊技者の電子端末は、アプリを動作させることで、所定のサーバ(ポイント管理サーバ40、提携側管理サーバ42)と相互通信可能なように接続可能となっている。
【0034】
続いて、本実施形態の景品流通システムにおける代表的な景品交換の流れについて詳細に説明する。
【0035】
遊技者は、遊技媒体貸出機16に紙幣等の金銭を入れ、或いは、遊技媒体貸出機16に交換用のカード等(カード、メダル等の交換用媒体)を読み取らせて、遊技機15で遊技を行う。
【0036】
遊技者が遊技機15で遊技し、遊技媒体を獲得した状態で遊技を終了すると、計測装置17によって獲得した遊技媒体が計測され、計測された遊技媒体に関する情報が入力された交換用のレシート等(交換用媒体)が計測装置17から排出される。
なお、計測装置17に替わって各台計数機(図示しない)を使用する場合には、遊技媒体を獲得した状態で遊技を終了すると、遊技媒体貸出機16からカード等(交換用媒体)が排出される。この場合、計測装置17による計測やレシート等の排出は行われない。
【0037】
遊技者が交換用媒体(レシート、カード等)を持って遊技場2内に別途設けられた景品交換所21に行き、交換用媒体を店員に渡すと、店員が交換用媒体に紐付けされた獲得した遊技媒体の数に関する情報を情報入出力手段27で読み取る。
【0038】
景品交換システム1は、図3で示されるように、交換用媒体に紐付けされた獲得した遊技媒体の数の情報が情報入出力手段27で読み取られて入力されると(STEP1)、表示装置26に交換可能な一又は複数種類のポイントの選択画面が表示される(STEP2)。
【0039】
遊技者は、表示装置26に表示されたポイントの中から所望の種類のポイントを選択して店員に伝える。そして、遊技者又は店員が、電子端末等の端末識別情報を情報入出力手段27で読み取る(STEP3)。そして、情報入出力手段27が電子端末等の端末識別情報を読み取ると、遊技者(電子端末等)に対して所望のポイントが付与される(STEP4)。このとき、必要に応じてポイント情報が電子端末等に書き込まれる。
ここで「ポイント情報」は、ポイントに関する情報である。本実施形態のポイント情報は、端末識別情報、ポイント識別情報、付与ポイント情報、消費ポイント情報、保持ポイント情報、会社識別情報、ポイント価値情報(金銭交換情報)、規制金額情報等を含む。
「端末識別情報」とは、ポイント付与の対象となる電子端末等(又は遊技者)に割り当てられた固有の識別情報であり、例えば、固有の番号や記号、暗号などである。
「ポイント識別情報」は、それぞれのポイント(ポイントの種類毎)に割り当てられた固有の識別情報であり、例えば、固有の番号や記号、暗号などである。
「付与ポイント情報」は、新たに付与されたポイントの数(量)、付与された日付を示す情報である。すなわち、ポイント識別情報と関連付けることで、どの種類のポイントをいつ、どれだけ付与したのか特定可能となる。
「消費ポイント情報」は、景品交換で消費したポイントの数(量)、消費した日付を示す情報である。すなわち、ポイント識別情報と関連付けることで、どの種類のポイントをいつ、どれだけ消費したのか特定可能となる。
「保持ポイント情報」は、所定の遊技者が所持している(所定の電子端末等に関連付けられた)ポイントの保持数(保持量)を示す情報である。すなわち、ポイント識別情報と関連付けることで、それぞれの種類のポイントの保持数(保持量)を特定可能となる。
「会社識別情報」は、各提携会社5に割り当てられた固有の識別情報であり、例えば、固有の番号や記号、暗号などである。
「ポイント価値情報」は、それぞれのポイントの金銭的価値を示す情報である。例えば、所定の種類のポイントは、A会社の運営する店舗(実店舗、オンライン上の店舗)では、1ポイントにつき1円の価値があり、B会社の運営する店舗では、1ポイントにつき0.5円の価値がある、といった具合である。また、A会社の運営する店舗では、月曜日には、1ポイントにつき1円の価値があるが、火曜日には、1ポイントにつき2円の価値がある、といった具合である。すなわち、使用場所(使用店舗)、使用時期に応じたポイントの種類毎の金銭的価値を示す情報である。
「規制金額情報」は、後述する交換管理動作における規定金額(所定の金額)を示す情報である。なお、規定金額は、予め設定された金額であり、本実施形態では、規定金額を1万円としている。
【0040】
一方、管理コンピュータ25は、直接又はホールコンピュータ20を介して、ポイント管理会社3のポイント管理サーバ40に端末識別情報、ポイント識別情報、付与ポイント情報等のポイント情報(ポイント付与に関するポイント付与関連情報)を送信する(STEP5)。
ポイント管理会社3のポイント管理サーバ40は、取得したポイント情報をデータベース内のポイント情報(保有ポイントに関する保有ポイント関連情報)に反映させる。すなわち、端末識別情報、保有ポイント情報等のポイント情報(保有ポイント関連情報)を更新する(STEP6)。
【0041】
遊技者は、その後に提携会社5の実店舗(例えば、百貨店)に行く、又は、提携会社5のオンライン上の店舗(ECサイト等)にアクセスする等し、獲得したポイントを使用して景品を取得する。
まず、実店舗で景品交換を行う場合について説明する。
【0042】
この場合、遊技者は、任意の時期に遊技場2の外部の実店舗であり、選択したポイントを使用できる所望の提携会社5が運営する実店舗(景品交換店舗)に行く。そして、提携会社5の実店舗が取り扱う商品の中からポイントを使用して交換できる景品を選択し、電子端末等のポイント残高からポイントを使用する旨を当該提携会社5の店員に伝え、電子端末等を店員に渡す。なお、遊技者は、複数種類のポイントが使用可能である場合、使用するポイント選択した上で、どのポイントを使用するのかを店員に伝える。
【0043】
続いて、図4に示されるように、遊技者又は店員が情報入出力手段43によって電子端末等から端末識別情報等のポイント情報を読み取り(STEP21)、当該読み取りによってポイント情報が入力される。また、店員は、電子端末等からの情報の読み取り(STEP21)と前後して、遊技者が選択した景品の価格に関する情報の読み取りを行う(STEP22)。具体的には、景品のコード(一次元コード等)をコードリーダ等の読み取り手段によって読み取ることで、景品の価格に関する情報が入力される。
なお、本実施形態では、ポイント情報と、景品の価格に関する情報とが入力されたことを条件として、景品交換システム1に景品交換要求が入力されたものとする。すなわち、本実施形態では、提携側管理サーバ42が景品交換要求が入力される交換要求入力部としても機能する。
【0044】
提携側管理サーバ42は、電子端末等から端末識別情報等のポイント情報が入力されると、入力された情報に基づいてポイント管理サーバ40にポイント情報(保有ポイント関連情報)の問い合わせを行う(STEP23)。つまり、電子端末等から端末識別情報を読み取り、入力された端末識別情報に基づいて最新のポイント情報の問い合わせを行う。そして、ポイント管理サーバ40は、問い合わせを受けると、最新のポイント情報(保有ポイント関連情報)の送信を行う(STEP24)。このことにより、提携側管理サーバ42が最新のポイント情報を取得する。なお、このとき送信されるポイント情報は、規制金額情報を含む。すなわち、本実施形態では、提携側管理サーバ42が、ポイント価値情報(金銭交換情報)等のポイント情報を取得する金銭交換情報取得部としても機能する。
【0045】
続いて、提携側管理サーバ42は、交換管理動作を実行する(STEP25)。すなわち、本実施形態では、提携側管理サーバ42が交換管理動作を実行する景品交換管理部としても機能する。
交換管理動作は、ポイントを使用した高額景品の交換を管理する動作である。詳細には、交換管理動作では、金銭的価値算出動作と、価値比較動作とを実行し、価値比較動作の結果に基づいて景品の交換を許可する。本実施形態では、遊技者が複数の景品を取得することを希望している場合、それぞれの景品毎に、その景品を対象とした交換管理動作を実行する。
【0046】
(金銭的価値算出動作)
金銭的価値算出動作は、ポイントを使用して景品を取得した場合におけるポイントの金銭的価値を算出する算出動作である。言い換えると、金銭的価値算出動作では、交換で消費予定のポイントの金銭的価値を算出する。
例えば、景品を交換する店舗において1ポイントが1円の価値があり、1000円の景品(商品)を交換する場合、1000ポイントを消費して景品を交換することとなる。したがって、消費する1000ポイントの金銭的価値である1000円が算出結果となる。
この他、景品を交換する店舗において1ポイントが3円の価値があり、1000円の景品を交換する場合、334ポイントを消費して景品を交換することとなる。この場合、消費する334ポイントの金銭的価値である1002円が算出結果となる。
以上のように、消費ポイント数nは、正の整数であり、3(1ポイント当たりの金銭的価値)×n≧1000(景品の価格)となる最小の値となる。このため、金銭的価値算出動作の算出結果は、必ずしも交換する景品の価格と一致しない。
【0047】
(価値比較動作)
価値比較動作は、金銭的価値算出動作で算出した消費予定のポイントの金銭的価値と、規定金額(本実施形態では1万円)を比較する動作である。
【0048】
そして、交換管理動作では、価値比較動作の結果、算出した消費予定のポイントの金銭的価値が規定金額以下である場合、交換を希望している景品が高額の景品ではないと判別し、景品の交換を許可する。
例えば、上記したように、算出した金銭的価値が1000円であり、規定金額(1万円)以下である場合、景品の交換を許可する。
【0049】
対して、算出した消費予定のポイントの金銭的価値が規定金額を超えていた場合、交換を希望している景品が高額の景品であると判別し、景品の交換を許可しない。
例えば、金銭的価値算出動作で算出した金銭的価値が20000円であった場合、規定金額(1万円)超過となるため、景品の交換を許可しない。
【0050】
交換管理動作の結果、景品の交換が許可されなかった場合、その旨を報知する報知動作を実行し、景品の交換を中止する。なお、報知動作は、具体的には、実店舗のディスプレイ等の表示用装置(店員及び/又は遊技者が見る表示用装置)にその旨を表示する動作である。
【0051】
その一方、交換管理動作の結果、景品の交換が許可された場合、景品の交換が実行される(STEP26)。この時、必要に応じて電子端末等にポイント情報(ポイント識別情報、消費ポイント情報、交換後の保持ポイント情報、会社識別情報等)が書き込まれる。
【0052】
そして、景品の交換が実行されると、提携会社5の提携側管理サーバ42は、自身のデータベースにポイント情報(ポイント消費に関するポイント消費関連情報)を記憶する(STEP27)。すなわち、データベースに端末識別情報、ポイント識別情報、消費ポイント情報、交換後の保持ポイント情報等のポイント情報が記憶される。
また、提携側管理サーバ42は、ポイント情報(ポイント消費関連情報)をポイント管理サーバ40に送信し(STEP28)、ポイント管理サーバ40は、自身のデータベースに、ポイント情報(ポイント消費関連情報)を記憶する(STEP29)。
【0053】
続いて、オンライン上の店舗(ECサイト等)で景品交換を行う場合について説明する。
【0054】
本実施形態の景品交換システム1では、景品交換ウェブサイトの表示に先立って、1又は複数の遊技場2に関する情報が表示されるウェブサイト(以下、遊技場関連サイトとも称す)を電子端末等の表示装置に表示する(STEP31)。すなわち、遊技者は、所有するタブレットPC、スマートフォン、デスクトップPC等の電子端末等を操作し、電子端末等の表示装置(スマートフォンの画面、モニタ等)に遊技場関連サイトを表示させる。また、遊技場関連サイトは、遊技場2の住所(所在地)に関する情報、設置している遊技機15に関する情報、遊技場2内(建屋内)の案内図に関する情報等が表示されるウェブサイトである。
【0055】
そして、遊技場関連サイトが表示された状態で、リンク先に表示を切り替える操作がされることで、電子端末等の表示装置に景品交換ウェブサイトが表示される(STEP32)。つまり、本実施形態では、遊技場関連サイトを表示する動作と、表示装置に景品交換ウェブサイトを表示させるサイト表示動作とが、この順で実行される。そして、サイト表示動作は、遊技場関連サイトのリンク先として景品交換ウェブサイトを表示する動作となっている。
【0056】
すなわち、遊技場関連サイトは、景品交換ウェブサイトにリンクするリンク部を有する。なお、リンク部は、リンク先への表示の切り替えを受け付ける部分であり、文字、数字、画像等の組み合わせである。そして、遊技場関連サイトが表示された状態で、リンク部にカーソルを合わせてクリックする、又は、リンク部をタップする等によって表示が切り替わり、景品交換ウェブサイトが表示される。
【0057】
ここで、本実施形態では、景品交換ウェブサイトが表示されるサイト表示動作と前後して、遊技者の情報入力を受け付ける入力受付動作が実行される(STEP32)。入力受付動作では、受付用フォーム(入力欄)を表示する。そして、遊技者がID(端末識別情報)、パスワード等の情報を入力し、入力を確定する操作を行うことで、情報入力の受け付け(入力受付動作)が完了する。
そして、入力受付動作で入力された情報に基づき、景品交換を行おうとしている端末(遊技者)が特定される。このことにより、今から景品交換ウェブサイトを表示させようとしているユーザが、遊技媒体と引き換えに獲得したポイントを保有する遊技者であることが確認される。
【0058】
本実施形態のサイト表示動作では、電子端末等の表示装置に表示させる表示内容を一部変更して、景品交換ウェブサイトを表示する。詳細には、変更前の表示内容が図6で示されるような表示内容であった場合、図7図8で示されるように、表示装置に表示させる表示内容を一部変更して表示する。
【0059】
すなわち、景品交換ウェブサイトは、景品交換のみに使用されるウェブサイトではなく、遊技者ではない人の通常の買い物等に使用されるウェブサイト(ECサイト等)でもある。そこで、本実施形態では、景品交換ウェブサイトを景品交換で使用する際には、これから買い物ではなく景品交換で使用することが遊技者に視覚的に解るように表示内容を変更している。
【0060】
例えば、図7で示されるように、ウェブブラウザの主たる表示領域の一部に枠状の装飾領域60を設け、この装飾領域60の内側に表示内容の変更前と同様の内容が表示されるように、表示内容を変更してもよい。すなわち、ウェブブラウザの表示領域に新たな表示内容が表示されるように、表示内容を変更してもよい。
また、他の例として、図8で示されるように、ウェブブラウザの主たる表示領域において、景品交換ウェブサイトの背景部分61を変更して表示してもよい。すなわち、ウェブブラウザの表示領域に表示されている部分の少なくとも一部が異なる内容となるように、表示内容を変更してもよい。
【0061】
ここで、本実施形態では、図7図8で示されるように、表示内容を変更する際、所定の遊技場2の遊技場名を示す文字列が表示されるように表示内容を変更している。しかしながら、これに替わって所定の遊技場2を運営する企業又は団体の名称を示す文字列や、同企業又は団体のロゴ等を表示してもよい。すなわち、所定の遊技場2での景品交換に関連する情報が新たに示されるように表示内容を変更して表示してもよい。
なお、ここでいう「所定の遊技場2」は、上記した遊技場関連サイトで表されている遊技場2としている。つまり、本実施形態のサイト表示動作は、上記した遊技場関連サイトの表示内容と関連する内容を新たに表示するように表示内容を一部変更して、景品交換ウェブサイトを表示する動作でもある。
このように表示内容を変更することで、遊技者は、あたかも遊技場関連サイトで表されている遊技場2で景品交換をするかのような気分を味わえる。
【0062】
続いて、遊技者は、景品交換ウェブサイトを表示した状態のまま、景品交換ウェブサイトの一部である景品指定ページを表示させ、交換を希望する景品を指定する操作を行う(STEP33)。その後に、景品交換ウェブサイトの一部である景品交換ページを表示させる。なお、景品交換ページは、通常のECサイトにおける購入ページ(例えば、カートに入れるボタンを押下することで表示されるページ)と同様又は類似するページであってもよい。
【0063】
そして、交換ページで景品交換を実行する操作がなされたことを条件として、景品交換システム1に景品交換要求が入力されたものとし、交換管理動作が実行される(STEP34)。交換管理動作は、上記と同様であるので、詳細な説明を省略する。
すなわち、本実施形態では、景品交換ウェブサイトから入力された情報を管理する提携側管理サーバ42が、景品交換要求が入力される交換要求入力部、ポイント価値情報(金銭交換情報)等のポイント情報を取得する金銭交換情報取得部、交換管理動作を実行する景品交換管理部として機能する。
【0064】
交換管理動作の結果、景品の交換が許可された場合(STEP35でYes)、景品交換が実行され(STEP36)、提携側管理サーバ42とポイント管理サーバ40のデータベースにポイント情報が記憶される(STEP37)。
すなわち、景品交換が実行されると、提携会社5の提携側管理サーバ42は、自身のデータベースにポイント情報(ポイント消費に関するポイント消費関連情報)を記憶する。すなわち、データベースに端末識別情報、ポイント識別情報、消費ポイント情報、交換後の保持ポイント情報等のポイント情報が記憶される。
そして、提携側管理サーバ42は、ポイント情報(ポイント消費関連情報)をポイント管理サーバ40に送信し、ポイント管理サーバ40は、自身のデータベースにポイント情報(ポイント消費関連情報)を記憶する。
【0065】
交換管理動作の結果、景品の交換が許可されなかった場合(STEP35でNо)、その旨を報知する報知動作を実行し、景品の交換を中止する(STEP38)。ここでいう報知動作では、電子端末等の表示装置にその旨を示すメッセージを表示する動作である。なお、メッセージを表示する動作と共に警告音を出力する動作を実行してもよい。
【0066】
上記した実施形態では、景品及びポイントの状況を管理するポイント管理会社3と、金銭の状況を管理する金銭管理会社4が別会社であったが、本発明はこれに限定されるものではない。ポイント管理会社3と金銭管理会社4が一つの管理会社であってもよい
【0067】
上記した実施形態のサイト表示動作は、遊技場関連サイトのリンク先として景品交換ウェブサイトを表示する動作としたが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、サイト表示動作は、電子端末等で所定のアプリケーションソフトウェア(以下、単にアプリとも称す)を起動させ、アプリが起動した状態で所定の操作を行うことで実行される動作であってもよい。この場合、入力受付動作は、アプリのインストール時に行われてもよく、アプリの起動時であってサイト表示動作を実行するための操作の前に行われてもよい。
【0068】
また、所定の検索サイトやポータルサイトの検索結果のリンク先として、景品交換ウェブサイトを表示したり、ウェブブラウザにURLを入力等して景品交換ウェブサイトを表示することも考えられる。この場合、景品交換ウェブサイトで所定の操作をし、遊技者がID(端末識別情報)、パスワード等の情報を入力することで、表示内容が変化する構成としてもよい。
【0069】
上記した実施形態では、提携側管理サーバ42が交換要求入力部、金銭交換情報取得部、景品交換管理部として機能する例について説明した。しかしながら、本発明はこれに限るものではなく、例えば、ポイント管理サーバ40で交換管理動作(金銭的価値算出動作、価値比較動作等)を実行し、ポイント管理サーバ40が景品交換管理部として機能してもよい。この場合、景品交換管理部の結果に関する情報(景品の交換を許可するか否かについての情報)を提携側管理サーバ42に送信してもよい。すなわち、上記した入力された情報の受付、上記した各種動作(各種処理)は、景品交換システム1に属するいずれの装置又は機器で実行してもよい。
【0070】
上記した実施形態では、ポイントを消費して景品を交換する例について説明したが、景品の交換は、現金とポイントを組み合わせて景品を取得することも考えられる。例えば、1000円の景品を取得するとき、500円相当のポイントを消費すると共に500円を現金等で支払ってもよい。
この場合、上記した交換管理動作では、交換で消費予定のポイント、すなわち、500円分のポイントの金銭的価値を算出し、規定金額と比較して、交換を許可するか否かを決定してもよい。
【0071】
上記した実施形態において、電子端末等へのポイント情報の書き込みは、例えば、電子端末等が記憶手段を有するカードである場合、カードリーダライタ等により、カードの記憶手段に必要なポイント情報を書き込んでもよい。また、電子端末等からの情報の読み取りは、カードリーダライタ等により、カードの記憶手段から情報を読み取ってもよい。
この他、電子端末等がスマートフォンである場合、電子端末等へのポイント情報の書き込みは、電子端末等の記憶手段に情報を書き込んでもよく、ポイント管理サーバ40のデータベースやネットワーク上の外部の記憶装置等の外部の記憶手段に情報を書き込んでもよい。
電子端末等の記憶手段に情報を書き込む場合、電子端末等からの情報の読み取りは、この電子端末等の記憶手段から情報を取得してもよい。また、外部の記憶手段に情報を書き込む場合は、電子端末等でアプリを動作させたとき、アプリが外部の記憶手段から情報を取得してもよく、情報入出力手段が電子端末等から取得した端末識別情報等に基づいて、ポイント管理サーバ40のデータベースや外部の記憶装置から情報を取得する構成としてもよい。
【0072】
上記した実施形態では、複数の景品を交換によって取得することを希望する場合、希望する景品毎にその景品を対象とした交換管理動作を実行する例を示した。しかしながら、複数の景品を交換によって取得することを希望する場合、複数の景品全てを対象とした交換管理動作を実行することも考えられる。すなわち、消費予定のポイントの合計の金銭的価値を算出し、算出した金銭的価値が所定の金額以下であることを条件としてポイントと景品の交換を許可する構成としてもよい。
【符号の説明】
【0073】
1 景品交換システム
2 遊技場
【要約】
【課題】より安定運用が可能な景品流通システムを提供する。
【解決手段】景品交換システムにおいて、遊技場で遊技者が獲得した遊技媒体の価値に対応する遊技ポイントを景品に交換する景品交換要求を入力する交換要求入力部と、景品交換店舗又は景品交換ウェブサイトにおける遊技ポイントに対応する金銭的価値に関する金銭交換情報を取得する金銭交換情報取得部と、交換要求入力部に景品交換要求が入力されたときに、金銭交換情報から消費する遊技ポイントの金銭的価値を算出し、金銭的価値が所定の金額以下であることを条件として遊技ポイントと景品の交換を許可する景品交換管理部を備える構成とする。
【選択図】図5
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8