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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-02
(45)【発行日】2024-02-13
(54)【発明の名称】マッサージ装置
(51)【国際特許分類】
   A61H 7/00 20060101AFI20240205BHJP
【FI】
A61H7/00 322Z
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2020174539
(22)【出願日】2020-10-16
(62)【分割の表示】P 2020105229の分割
【原出願日】2020-06-18
(65)【公開番号】P2021194512
(43)【公開日】2021-12-27
【審査請求日】2023-03-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000005810
【氏名又は名称】マクセル株式会社
(72)【発明者】
【氏名】木村 智昭
(72)【発明者】
【氏名】田端 邦裕
(72)【発明者】
【氏名】日野 章子
(72)【発明者】
【氏名】田中 美香子
(72)【発明者】
【氏名】宮崎 敬介
【審査官】山田 裕介
(56)【参考文献】
【文献】実開昭61-002225(JP,U)
【文献】特開2003-116943(JP,A)
【文献】特開2019-111082(JP,A)
【文献】登録実用新案第3139689(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被施療者の胸部および両肩部を支持する前側支持体(6)と、被施療者の背中部を支持する後側支持体(7)とを有し、両支持体(6・7)を一体化してなる本体部(2)と、
後側支持体(7)に設けられ、加圧空気の供給を受けて膨張し被施療者の背中部を圧迫する第1エアバッグ(11)と、
を備え、
本体部(2)は表生地(26)と裏生地(27)を含んで形成された上衣状に構成されており、
表生地(26)と裏生地(27)との間に、第1エアバッグ(11)が設けられており、
第1エアバッグ(11)に正対する本体部(2)の裏生地(27)の外側面に、被施療者の身体と裏生地(27)との間の摩擦抵抗を増加させるシート状の滑り止め部材(32)が設けられていることを特徴とするマッサージ装置。
【請求項2】
被施療者の胸部および両肩部を支持する前側支持体(6)と、被施療者の背中部を支持する後側支持体(7)とを有し、両支持体(6・7)を一体化してなる本体部(2)と、
後側支持体(7)に設けられ、加圧空気の供給を受けて膨張し被施療者の背中部を圧迫する第1エアバッグ(11)と、
前側支持体(6)の被施療者の左肩関節を圧迫する位置に設けられて、加圧空気の供給を受けて膨張する第2エアバッグ(12)と、
前側支持体(6)の被施療者の右肩関節を圧迫する位置に設けられて、加圧空気の供給を受けて膨張する第3エアバッグ(13)と、
を備え、
本体部(2)は表生地(26)と裏生地(27)を含んで形成された上衣状に構成されており、
表生地(26)と裏生地(27)との間に、第1から第3のエアバッグ(11~13)が設けられており、
第1エアバッグ(11)に正対する本体部(2)の表生地(26)と、第2エアバッグ(12)に正対する本体部(2)の表生地(26)、および第1エアバッグ(11)に正対する本体部(2)の表生地(26)と、第3エアバッグ(13)に正対する本体部(2)の表生地(26)が、それぞれ被施療者の肩部を介して非伸張性の線材(36)で連結されていることを特徴とするマッサージ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はエアバッグ式のマッサージ装置に関し、特に被施療者の胸郭を取り巻く筋肉群をマッサージするためのマッサージ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアバッグ式のマッサージ装置は、例えば特許文献1に開示されており公知である。特許文献1のマッサージ装置は、ベスト状に構成されたマッサージウェア(マッサージ装置)の内部に複数のエアバッグを備える。エアバッグは被施療者である人体の肩部、胸部、腰部及び背中のツボ(経穴)に対応する位置に配置されており、各エアバッグは空気充填ユニット及び空気排出ユニットと接続されている。空気充填ユニットはエアバッグに対して空気を充填し、空気排出ユニットはエアバッグ内の空気を排出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実用新案登録第3139689号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、エアバッグ式のマッサージ装置において、身体部位に対して圧迫刺激を付与することが可能なマッサージ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のマッサージ装置は、被施療者の胸部および両肩部を支持する前側支持体6と、被施療者の背中部を支持する後側支持体7とを有し、両支持体6・7を一体化してなる本体部2と、後側支持体7に設けられ、加圧空気の供給を受けて膨張し被施療者の背中部を圧迫する第1エアバッグ11とを備えている。本体部2は表生地26と裏生地27を含んで形成された上衣状に構成されている。表生地26と裏生地27との間に、第1エアバッグ11が設けられていることを特徴とする。
【0006】
本発明のマッサージ装置は、表生地26と裏生地27との間にポケット状のバッグ保持体28が固定されており、バッグ保持体28に収容される状態で、第1エアバッグ11が設けられている。
【0007】
本発明のマッサージ装置は、表生地26に裏生地27を縫着してバッグ保持体28が形成されており、バッグ保持体28に収容される状態で、第1エアバッグ11が設けられている。
【0008】
マッサージ装置は、被施療者の胸部および両肩部を支持する前側支持体6と、被施療者の背中部を支持する後側支持体7とを有し、両支持体6・7を一体化してなる本体部2と、後側支持体7に設けられ、加圧空気の供給を受けて膨張し被施療者の背中部を圧迫する第1エアバッグ11と、を備えている。そして、第1エアバッグ11が、後側支持体7の左右中央部に配置されていることを特徴とする。
【0009】
前側支持体6に、加圧空気の供給を受けて膨張する左右一対の第2および第3のエアバッグ12・13が設けられている。第2エアバッグ12は被施療者の左肩関節を圧迫する位置に配置され、第3エアバッグ13は被施療者の右肩関節を圧迫する位置に配置されている。
【0010】
第2および第3のエアバッグ12・13は、同期して膨張できるようになっている。前側支持体6に設けられた両エアバッグ12・13が膨張された状態で、後側支持体7に設けられた第1エアバッグ11が膨張されるように構成されている。
【0011】
第2および第3のエアバッグ12・13は、それぞれ異なるタイミングで膨張できるようになっている。後側支持体7に設けられた第1エアバッグ11が膨張された状態で、前側支持体6に設けられた両エアバッグ12・13が交互に膨張されるように構成されている。
【0012】
第1エアバッグ11は、被施療者の肩甲骨の上下中途部において左右の肩甲骨の対向縁を圧迫する位置に配置されている。
【0013】
本体部2は被施療者の首部に被さる襟支持体9を備え、該襟支持体9に加圧空気の供給を受けて膨張する第4エアバッグ14が設けられている。第4エアバッグ14は、被施療者の頸椎と胸椎との境界を圧迫する位置に配置されている。
【0014】
第4エアバッグ14は首回り方向に延びる帯状に形成され、被施療者の僧帽筋に臨む領域において首部を囲繞するように配置されている。襟支持体9に設けられた第4エアバッグ14が膨張された状態で、後側支持体7に設けられた第1エアバッグ11が膨張されるように構成されている。
【0015】
加圧空気を生成するエアポンプ18と、該エアポンプ18と第1から第4のエアバッグ11~14との間に設けられ、エアポンプ18で生成された加圧空気を各エアバッグ11~14に分配する分配器19と、エアポンプ18で生成された加圧空気を分配器19へと送給する送給管21と、エアポンプ18および分配器19を制御して各エアバッグ11~14の膨縮を制御する制御手段20とを備えている。分配器19は、送給管21と各エアバッグ11~14との間にそれぞれ設けられ、各エアバッグ11~14に対する加圧空気の送排気を担う膨縮制御弁44(44A~44D)を備えている。各膨縮制御弁44(44A~44D)は、送給管21に接続される取入ポート48と、各エアバッグ11~14に接続されるバッグポート49と、弁外へ空気を排出する排気ポート50とが設けられたスリーブ45と、該スリーブ45の内部に変位可能に配置され、空気の流れを操作するスプール46と、該スプール46を変位操作するアクチュエータ47とを備えている。スプール46は、取入ポート48とバッグポート49とを連通させる膨張位置と、バッグポート49と排気ポート50とを連通させる収縮位置とに変位できるように構成されている。制御手段20は、エアポンプ18を駆動し、第4エアバッグ14の膨縮制御弁44Dのスプール46を収縮位置から膨張位置に変位させて第4エアバッグ14を膨張させた状態で、少なくとも第1エアバッグ11の膨縮制御弁44Aのスプール46を収縮位置と膨張位置との間で変位させる。
【0016】
本体部2は表生地26と裏生地27を含んで形成された上衣状に構成されている。表生地26と裏生地27との間に、第1から第3のエアバッグ11~13が設けられている。
【0017】
表生地26と裏生地27との間にポケット状のバッグ保持体28が固定されている。バッグ保持体28に収容される状態で、第1から第3のエアバッグ11~13が設けられている。
【0018】
第1から第3のエアバッグ11~13に正対する本体部2の裏生地27の外側面に、身体と裏生地27との間の摩擦抵抗を増加させる滑り止め部材32が設けられている。
【0019】
第1エアバッグ11に正対する本体部2の表生地26と、第2エアバッグ12に正対する本体部2の表生地26、および第1エアバッグ11に正対する本体部2の表生地26と、第3エアバッグ13に正対する本体部2の表生地26が、それぞれ肩部を介して非伸張性の線材36で連結されている。
【0020】
本体部2は、前半部が被施療者の腹部を、後半部が被施療者の腰部を支持する筒状の下側支持体8を備え、該下側支持体8に、加圧空気の供給を受けて膨張する第5エアバッグ15が設けられている。第5エアバッグ15は、被施療者の腰部を圧迫する位置に配置されている。
【0021】
下側支持体8に配置された第5エアバッグ15が膨張された状態で、後側支持体7に設けられた第1エアバッグ11が膨張されるように構成されている。
【0022】
第1、第2、第3、および第5のエアバッグ11・12・13・15が膨張されたときのバッグ容積をそれぞれV1・V2・V3・V5と規定したとき、バッグ容積が(V2=V3<V1<V5)の関係式を満足するように設定されている。
【発明の効果】
【0023】
本発明のマッサージ装置は、加圧空気の供給を受けて膨張し被施療者の背中部を圧迫する第1エアバッグ11を備えていることにより、背中部位に対して圧迫刺激を付与することができる。また、本体部2は表生地26と裏生地27を含んで形成された上衣状に構成されており、表生地26と裏生地27との間に、第1エアバッグ11が設けられていると、マッサージ装置1の外面にエアバッグが露出することがないので、マッサージ装置1のデザイン性を向上させて、その商品価値を高めることができる。
【0024】
本発明のマッサージ装置は、表生地26と裏生地27との間にポケット状のバッグ保持体28が固定されており、バッグ保持体28に収容される状態で第1から第3のエアバッグ11~13が設けられていることにより、膨縮に伴って各エアバッグ11~13の位置が移動するのを防止できるので、各エアバッグ11~13による圧迫位置を適正な位置に保持することができる。
【0025】
本発明のマッサージ装置は、表生地26に裏生地27を縫着してバッグ保持体28が形成されており、バッグ保持体28に収容される状態で、第1エアバッグ11が設けられているので、バッグ保持体28を形成するためのポケット生地29を省略できる分だけマッサージ装置の構造を簡素化できる。
【0026】
マッサージ装置は、本体部2を被施療者の胸部および両肩部を支持する前側支持体6と、被施療者の背中部を支持する後側支持体7とで構成し、加圧空気の供給を受けて膨張し被施療者の背中部を圧迫する第1エアバッグ11を後側支持体7に設けた。これによれば、第1エアバッグ11を膨張させることにより、当該エアバッグ11に正対する被施療者の背中部を圧迫することができ、さらに第1エアバッグ11の膨張により前向きに移動された被施療者の身体を前側支持体6で受け止めた反力で、被施療者の胸部および両肩部を圧迫することができる。また、後側支持体7の左右中央部に第1エアバッグ11を配置したので、被施療者の身体の中央部分が前向きに移動されることで、前側支持体6で受け止められた胸部および両肩部が左右方向に拡張され、これら胸部および両肩部に対してストレッチの効果を付与することができる。以上により本発明のマッサージ装置1によれば、被施療者の胸郭を取り巻く筋肉群に対して広範囲に圧迫刺激を付与することができ、さらに圧迫刺激とともに筋肉群や筋膜のストレッチを行うことができる。従って、被施療者に充分な満足感を与えることができる。
【0027】
前側支持体6に、加圧空気の供給を受けて膨張する左右一対の第2および第3のエアバッグ12・13が設けられており、第2エアバッグ12が被施療者の左肩関節を圧迫する位置に配置され、第3エアバッグ13が被施療者の右肩関節を圧迫する位置に配置されていると、両エアバッグ12・13を膨張させることにより、両エアバッグ12・13に正対する被施療者の両肩部を圧迫でき、さらに両エアバッグ12・13の膨張により後向きに移動させた被施療者の身体を後側支持体7で受け止めた反力で、被施療者の背中部を圧迫することができるので、被施療者の胸郭を取り巻く筋肉群に対して広範囲に圧迫刺激を付与できる。また、第1から第3のエアバッグ11~13を同時に膨張させると、胸郭の前側左右と後側中央を圧迫できるので、被施療者の胸部および両肩部が左右方向に大きく拡張され、ストレッチの強度を高めることができる。
【0028】
第2および第3のエアバッグ12・13は同期して膨張できるようにし、第2および第3のエアバッグ12・13が膨張された状態で、第1エアバッグ11が膨張されるように構成されていると、第2および第3のエアバッグ12・13で被施療者の両肩部を支持した状態で第1エアバッグ11により被施療者の背中部の左右中央を前向きに移動させることができるので、被施療者の胸部および両肩部を左右方向により大きく拡張させるストレッチを行うことができる。また、前側支持体6に設けられた両エアバッグ12・13に次いで後側支持体7に設けられた第1エアバッグ11を膨張させることで、圧迫刺激およびストレッチの強度を段階的に増強させることができるので、痛みを伴うことなくより効果的にマッサージを行うことができる。
【0029】
第2および第3のエアバッグ12・13はそれぞれ異なるタイミングで膨張できるようにし、第1エアバッグ11が膨張された状態で、第2および第3のエアバッグ12・13が交互に膨張されるように構成されていると、被施療者の身体を第1エアバッグ11で支持して、当該支持部分を基準に被施療者の両肩部を前後に移動させる、つまり被施療者の身体を左右に揺り動かすことができるので、圧迫刺激およびストレッチに変化を持たせてマッサージが単調になるのを防ぐことができる。なお、上記の「交互に膨張」とは、いずれか一方が1度膨張したのち残る他方が1度膨張する場合に限らず、いずれか一方が2度膨張したのち残る他方が1度膨張する場合など、両エアバッグ12・13の膨張回数が1対1の関係で繰り返される場合以外も含む概念である。
【0030】
第1エアバッグ11が、被施療者の肩甲骨の上下中途部において左右の肩甲骨の対向縁を圧迫する位置に配置されていると、肩甲骨の内寄りを前側に移動させて胸部および両肩部をより大きく拡張させることができるので、被施療者の胸郭を取り巻く筋肉群や筋膜により強度の高いストレッチを行うことができる。
【0031】
本体部2は被施療者の首部に被さる襟支持体9を備え、該襟支持体9に加圧空気の供給を受けて膨張する第4エアバッグ14が設けられており、第4エアバッグ14が、被施療者の頸椎と胸椎との境界を圧迫する位置に配置されていると、身体を温める効能があるといわれるツボ(経穴)である大椎を第4エアバッグ14で圧迫することができるので、マッサージに加えてツボ刺激による効能を期待できる。
【0032】
第4エアバッグ14は首回り方向に延びる帯状に形成され、被施療者の僧帽筋に臨む領域において首部を囲繞するように配置されていると、第4エアバッグ14による被施療者の頸椎と胸椎との境界の圧迫に加え、襟支持体9で被施療者の首部の後半部を包み込んで該首部を支持することができる。また、襟支持体9に設けられた第4エアバッグ14が膨張された状態で、後側支持体7に設けられた第1エアバッグ11が膨張されるように構成されていると、被施療者の首部を支持しつつ胸郭を取り巻く筋肉群に圧迫刺激を付与できるので、首部の緊張を解いた状態でマッサージを行うことができる。
【0033】
マッサージ装置は、エアポンプ18と分配器19とエアポンプ18で生成された加圧空気を分配器19へと送給する送給管21と制御手段20とを備えている。分配器19は、第1~第4のエアバッグ11~14に対する加圧空気の送排気を担う膨縮制御弁44(44A~44D)を備えており、各膨縮制御弁44(44A~44D)は、取入ポート48とバッグポート49と排気ポート50とが設けられたスリーブ45と、空気の流れを操作するスプール46と、スプール46を変位操作するアクチュエータ47とを備えている。スプール46は、取入ポート48とバッグポート49とを連通させる膨張位置と、バッグポート49と排気ポート50とを連通させる収縮位置とに変位できるように構成されている。制御手段20は、エアポンプ18を駆動し、第4エアバッグ14の膨縮制御弁44Dのスプール46を収縮位置から膨張位置に変位させて第4エアバッグ14を膨張させた状態で、少なくとも第1エアバッグ11の膨縮制御弁44Aのスプール46を収縮位置と膨張位置との間で変位させる制御を行う。このような構成のマッサージ装置によれば、膨縮制御弁44Dのスプール46を膨張位置に変位させることにより、取入ポート48およびバッグポート49を介して送給管21と第4エアバッグ14とを連通させることができるので、第1エアバッグ11を膨張させるとき、エアポンプ18で生成される加圧空気に加え、第4エアバッグ14に充填されている加圧空気を逆流させて第1エアバッグ11へと送給して、同バッグ11を素早く膨張させることができる。
【0034】
本体部2は表生地26と裏生地27を含んで形成された上衣状に構成されており、表生地26と裏生地27との間に、第1から第3のエアバッグ11~13が設けられていると、マッサージ装置1の外面に各エアバッグ11~13が露出することがないので、マッサージ装置1のデザイン性を向上させて、その商品価値を高めることができる。
【0035】
表生地26と裏生地27との間にポケット状のバッグ保持体28が固定されており、バッグ保持体28に収容される状態で第1から第3のエアバッグ11~13が設けられていると、膨縮に伴って各エアバッグ11~13の位置が移動するのを防止できるので、各エアバッグ11~13による圧迫位置を適正な位置に保持することができる。
【0036】
第1から第3のエアバッグ11~13に正対する本体部2の裏生地27の外側面に、被施療者の身体と裏生地27との間の摩擦抵抗を増加させる滑り止め部材32が設けられていると、各エアバッグ11~13の膨張に伴って滑り止め部材32が被施療者の身体に密着し、本体部2がずれ動くのを防止できるので、各エアバッグ11~13による圧迫位置を適正な位置に確実に保持することができる。
【0037】
第1エアバッグ11に正対する本体部2の表生地26と、第2エアバッグ12に正対する本体部2の表生地26、および第1エアバッグ11に正対する本体部2の表生地26と、第3エアバッグ13に正対する本体部2の表生地26が、それぞれ被施療者の肩部を介して非伸張性の線材36で連結されていると、表生地26は第1エアバッグ11の膨張に伴って外向きに膨出し、この膨出に伴って線材36を緊張させることができるので、各線材36で被施療者の両肩部が持ち上がるのを抑制して、効果的にストレッチを行うことができる。
【0038】
本体部2は、前半部が被施療者の腹部を後半部が被施療者の腰部を支持する筒状の下側支持体8を備え、該下側支持体8に、加圧空気の供給を受けて膨張する第5エアバッグ15が設けられており、第5エアバッグ15が、被施療者の腰部を圧迫する位置に配置されていると、第5エアバッグ15を膨張させることで、被施療者の胴体下部を第5エアバッグ15と下側支持体8の前半部とで挟み込んで本体部2を被施療者の身体に固定できるので、膨縮に伴って残るエアバッグ11~14の圧迫位置が適正な位置からずれ動くのを防止できる。
【0039】
下側支持体8に配置された第5エアバッグ15が膨張された状態で、後側支持体7に設けられた第1エアバッグ11が膨張されるように構成されていると、本体部2を被施療者の身体に固定した状態で第1エアバッグ11による圧迫刺激を付与し、さらに胸部および両肩部を左右方向に拡張させることができるので、より効果的に被施療者の胸郭を取り巻く筋肉群にマッサージおよびストレッチを行うことができる。
【0040】
第1、第2、第3、および第5のエアバッグ11・12・13・15が膨張されたときのバッグ容積をそれぞれV1・V2・V3・V5と規定したとき、バッグ容積が(V2=V3<V1<V5)の関係式を満足するように設定した。このように、膨張されたときのバッグ容積の関係が、第1エアバッグ11よりも第5エアバッグ15の方が大きくなるように設定されていると、本体部2を被施療者の身体に的確に固定した状態で第1から第3のエアバッグ11~13によるマッサージを行うことができる。また、膨張されたときのバッグ容積の関係が、第1エアバッグ11よりも第2および第3のエアバッグ12・13の方が小さくなるように設定されていると、被施療者の両肩部に圧迫刺激が過剰に付与されるのを抑制できるので、痛みを伴うことなく効果的にマッサージを行うことができる。さらに、膨張されたときのバッグ容積の関係が、第2エアバッグ12と第3エアバッグ13とが同じになるように設定されていると、被施療者の左右の肩部にバランスよく圧迫刺激を付与することができるので、均等に左右肩部のマッサージを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
図1】本発明の実施例1に係るマッサージ装置の全体を示しており、(a)は正面図であり(b)は背面図である。
図2】実施例1に係るマッサージ装置の側面視における概略図である。
図3】エアバッグ部分を示す縦断側面図である。
図4】マッサージ装置の制御系を概念的に示すブロック図である。
図5】分配器の構造を示す断面図であり、アクチュエータのプランジャが退入した状態を示している。
図6】膨縮制御弁の断面図であり、アクチュエータのプランジャが進出した状態を示している。
図7】各エアバッグの膨縮動作を示すタイミングチャートである。
図8】被施療者の胸郭の動きを概念的に示す平面図であり、(a)はエアバッグが収縮状態にあるときを示しており、(b)はエアバッグが膨張状態にあるときを示している。
図9】本発明の実施例2に係るマッサージ装置の分配器の構造を示す断面図であり、アクチュエータのプランジャが中立位置にある状態を示している。
図10】本発明の実施例3に係るマッサージ装置のエアバッグ部分を示す縦断側面図である。
図11】本発明の実施例4に係るマッサージ装置の概略構成を示しており、(a)は正面図であり(b)は側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
(実施例1) 図1から図8に、本発明に係るマッサージ装置の実施例1を示す。本実施例における前後、左右、上下とは、図1に示す両矢印および図2に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。マッサージ装置1は、被施療者の身体の上半身に着用されるベスト型(上衣形状)の本体部2と、該本体部2に設けられた加圧空気の供給を受けて膨張するエアバッグとを備える。本体部2のサイズは、被施療者の上半身に着用したとき、身体と本体部2とが密着する、あるいは僅かに隙間ができる程度であることが好ましい。
【0043】
図1に示すように、本体部2は前身頃3と後身頃4とで構成される。前身頃3は左右の分割部と、両者を結合するジッパー5とを備えており、該ジッパー5を開閉することで本体部2を上半身に着用することができる。ジッパー5を閉じて本体部2を着用した状態において、前身頃3の上半部が被施療者の胸部および両肩部に被さり、これら部位を支持する前側支持体6が形成され、後身頃4の上半部が被施療者の背中部に被さり、当該部位を支持する後側支持体7が形成され、前身頃3と後身頃4との下半部が被施療者の腹部および腰部に被さり、これら部位を支持する筒状の下側支持体8が形成される。また、本体部2の前身頃3および後身頃4の上部には襟状の襟支持体9が形成されている。マッサージ要素となるエアバッグは、第1から第5のエアバッグ11~15で構成されている。本実施例において、各エアバッグ11~15はそれぞれ四角袋状に形成されている。
【0044】
図4に示すようにマッサージ装置1は、第1から第5のエアバッグ11~15に送給される加圧空気を生成するエアポンプ18と、該エアポンプ18と第1から第5のエアバッグ11~15との間に設けられ、エアポンプ18で生成された加圧空気を各エアバッグ11~15に分配する分配器19と、エアポンプ18および分配器19を制御して各エアバッグ11~15の膨縮を制御する制御手段20とを備えている。エアポンプ18で生成された加圧空気は送給管21を介して分配器19へと送給される。これら各機器18~21は、外部ユニット22としてユニット化されている。マッサージ装置1は、電源スイッチ、スタートボタン、および現在の運転状況を表示する表示灯など(いずれも不図示)を有する操作部23を備えている。操作部23は制御手段20に接続される通信ケーブル24の先端に設けられており、該通信ケーブル24は、外部ユニット22から本体部2へと導出され、さらに本体部2の外部へと導出されている。
【0045】
図1および図2に示すように第1エアバッグ11は、後側支持体7の左右中央部に配置されており、より具体的には、被施療者の肩甲骨の上下中途部において左右の肩甲骨の対向縁を圧迫する位置に配置されている。これより、第1エアバッグ11は、背中部の上側中央を押圧できるように配設されたエアバッグ(背中上部エアバッグ)と表現できる。第1エアバッグ11が加圧空気の供給を受けて膨張すると、被施療者の左右の肩甲骨およびその間の背中部を前向きに圧迫する。第1エアバッグ11により背中部が圧迫されると、被施療者の身体は前向きに移動され、移動された身体は前側支持体6で受止められ胸部および両肩部も圧迫される。
【0046】
第2および第3のエアバッグ12・13は、前側支持体6の上側左右に配置されている。より具体的には、第2エアバッグ12は、被施療者の左肩関節を圧迫する位置に配置され、第3エアバッグ13は、被施療者の右肩関節を圧迫する位置に配置されている。これより、第2エアバッグ12は、左肩部の前側(胸側)を押圧できるように配設されたエアバッグ(左肩前部エアバッグ)と表現でき、第3エアバッグ13は、右肩部の前側(胸側)を押圧できるように配設されたエアバッグ(右肩前部エアバッグ)と表現できる。第2および第3のエアバッグ12・13が加圧空気の供給を受けて膨張すると、被施療者の左右の肩部を後向きに圧迫する。両エアバッグ12・13により両肩部が圧迫されると、被施療者の身体は後向きに移動され、移動された身体は後側支持体7で受止められ、背中部も圧迫される。
【0047】
第4エアバッグ14は首回り方向に延びる帯状に形成されて、襟支持体9に配置されている。より具体的には、第4エアバッグ14は、その長手方向の中央が、被施療者の頸椎と胸椎との境界を圧迫する位置であり、さらに被施療者の僧帽筋に臨む領域に首部を囲繞するように配置されている。これより、第4エアバッグ14は、首部の後側(背中側)を押圧できるように配設されたエアバッグ(首後部エアバッグ)と表現できる。第4エアバッグ14が加圧空気の供給を受けて膨張すると、被施療者の頸椎と胸椎との境界を圧迫しつつ、襟支持体9で被施療者の首部の後半部を包み込んで該首部が確りと支持される。このように、第4エアバッグ14はマッサージ要素を構成するとともに、首部の支持要素を兼ねている。
【0048】
第5エアバッグ15は、下側支持体8の後側左右中央に臨む領域に配置されている。より具体的には、第5エアバッグ15は、被施療者の腰部を圧迫する位置に配置されている。これより、第5エアバッグ15は、背中部の下側中央を押圧できるように配設されたエアバッグ(背中下部エアバッグ)と表現できる。第5エアバッグ15が加圧空気の供給を受けて膨張すると、被施療者の腰部が前向きに移動されることにより、被施療者の腹部が下側支持体8の前半部で受止められ、被施療者の胴体下部が第5エアバッグ15と下側支持体8の前半部とで挟み込まれることにより、本体部2が被施療者の身体に固定される。このように、第5エアバッグ15はマッサージ要素を構成するとともに、本体部2を身体に固定する固定要素を兼ねている。
【0049】
上記各エアバッグ11~15が膨張されたときのバッグ容積は、第2エアバッグ12と第3エアバッグ13とが同一のバッグ容積であり、かつ最も小さいバッグ容積に設定されている。第1エアバッグ11は両エアバッグ12・13よりも大きなバッグ容積に設定されており、第4エアバッグ14は第1エアバッグ11よりも大きなバッグ容積に設定されている。第5エアバッグ15は第4エアバッグ14よりも大きなバッグ容積に設定され、該第5エアバッグ15が最も大きなバッグ容積を備えている。これら第1から第5のエアバッグ11・12・13・14・15が膨張されたときのバッグ容積をそれぞれV1・V2・V3・V4・V5と規定したとき、バッグ容積は(V2=V3<V1<V4<V5)の関係式で示すことができる。
【0050】
図3に示すように本体部2は、表生地26と裏生地27とを縫い合わせて形成されており、各エアバッグ11~15は、両生地26・27の間に設けられている。各エアバッグ11~15の配置位置に対応する両生地26・27の間には、対応するエアバッグ11~15よりもひと回り大きな四角ポケット状に形成されたバッグ保持体28がそれぞれ固定されており、各エアバッグ11~15はそれぞれバッグ保持体28に収容される状態で設けられている。バッグ保持体28は、ポケット生地29の周縁を裏生地27に縫着することにより形成されている。裏生地27とポケット生地29とは一部が縫着されずに両生地27・29の間にスリット(図示していない)が形成されており、該スリットを介して各エアバッグ11~15がバッグ保持体28の内部にそれぞれ収容される。
【0051】
各エアバッグ11~15に正対する裏生地27の外側面には、被施療者の身体と裏生地27との間の摩擦抵抗を増加させる滑り止め部材32が設けられている。滑り止め部材32は、各エアバッグ11~15に対応するバッグ保持体28と略同サイズのエラストマーからなるシート体で構成されており、裏生地27に接着固定されている。滑り止め部材32の外面側には摩擦抵抗をより大きくするために微小突起33がドット状に形成されている。
【0052】
第1エアバッグ11に正対する表生地26と、第2エアバッグ12に正対する表生地26、および第1エアバッグ11に正対する表生地26と、第3エアバッグ13に正対する表生地26のそれぞれが、被施療者の左右の肩部を介して非伸張性の線材36で連結されている。線材36は、両端部にループ部37が形成された樹脂ワイヤーからなり、このループ部37がリベット38で表生地26に連結されている。リベット38は凹凸係合により一体化される雌雄のリベット体39・40で構成されており、表生地26に形成した切れ目に外側から雌リベット体39を挿入し、雌雄のリベット体39・40間にループ部37が介在するように内側から雄リベット体40を係合させることにより、線材36の端部は表生地26に連結されている。図1に示すように前側支持体6のリベット38は、第2および第3のエアバッグ12・13に臨む表生地26の略中央にそれぞれ固定され、後側支持体7のリベット38は、第1エアバッグ11に臨む表生地26の左右の下隅部にそれぞれ固定されている。線材36は、樹脂製のワイヤーで構成したが、金属製のワイヤーで構成してもよい。また、線材36の断面形状は、丸断面や長方形断面(ベルト状)であってもよい。
【0053】
図4に示すように分配器19は、エアポンプ18から送給された加圧空気を一時的に貯留するサージタンク43と、サージタンク43と各エアバッグ11~15との間にそれぞれ設けられ、各エアバッグ11~15に対する加圧空気の送排気を担う第1から第5の膨縮制御弁44A~44E(膨縮制御弁44)などを備えている。制御手段20は、エアポンプ18を駆動した状態で各膨縮制御弁44(44A~44E)の動作を制御することで各エアバッグ11~15を膨縮させてマッサージを行う。各膨縮制御弁44(44A~44E)は、図5に示すように複数のポートを備えるスリーブ45と、該スリーブ45の内部にスライド(変位)可能に配置され、空気の流れを操作するスプール46と、該スプール46をスライド(変位)操作する電磁ソレノイド(アクチュエータ)47などで構成される。スリーブ45には、上面にサージタンク43に接続される取入ポート48が開設され、下面に各エアバッグ11~15に接続されるバッグポート49が開設され、側面に弁外へ空気を排出する排気ポート50が開設されている。取入ポート48は、サージタンク43に形成されたポートボス51に差込み接続されており、当該部分でサージタンク43と膨縮制御弁44とが連結されている。バッグポート49はバッグホース52を介して膨縮制御弁44A~44Eに対応するエアバッグ11~15に接続されている。
【0054】
エアポンプ18と分配器19とはエアホース53で接続されており、該エアホース53はサージタンク43に連結されている。本実施例では、分配器19のサージタンク43が先に説明した送給管21の一部を構成しており、エアポンプ18で生成された加圧空気を分配器19へと送給する送給管21がエアホース53とサージタンク43とで構成されている。なお、サージタンク43を省略してエアホース53のみで送給管21を構成することもできる。この場合には、エアホース53に分岐管を設けて、該分岐管に取入ポート48を連結すればよい。
【0055】
電磁ソレノイド47は2位置式のソレノイドで構成されており、非通電のときプランジャ55は退入され、通電してコイル56を磁化したときプランジャ55は進出される。図5および図6に示すようにスプール46は、電磁ソレノイド47のプランジャ55の先端に連結されており、プランジャ55の出退移動により、対応するエアバッグ11~15に加圧空気を送給して膨張させる膨張位置と、対応するエアバッグ11~15の加圧空気を排出して収縮させる収縮位置とにスライド変位される。常態では電磁ソレノイド47は非通電状態であり、スプール46は収縮位置に保持されている(図5に示す状態)。スプール46が収縮位置にあるとき、バッグポート49と排気ポート50とがスプール46の下面と側面とに貫通する屈曲孔状の排気通路57を介して連通され、膨縮制御弁44A~44Eに対応するエアバッグ11~15の加圧空気が排気ポート50を介して弁外へと排気される。このとき、取入ポート48はスプール46で閉塞されるので、サージタンク43に貯留された加圧空気が漏れ出ることはない。電磁ソレノイド47に通電するとスプール46は収縮位置から膨張位置へと変位される(図6に示す状態)。スプール46が膨張位置にあるとき、取入ポート48とバッグポート49とがスプール46の上下面に貫通する直線孔状の送気通路58を介して連通されて、サージタンク43の加圧空気がバッグポート49を介して送給され、膨縮制御弁44A~44Eに対応するエアバッグ11~15が膨張する。図5において符号59は、スリーブ45とスプール46との間の気密性を確保するためのパッキンを示す。
【0056】
ここでマッサージ動作の一例を図7のタイミングチャートを用いて説明する。まず、ユーザーである被施療者は本体部2を着用し、操作部23の電源スイッチを操作しで制御手段20を起動する。この状態でユーザーがスタートボタンを押すと、制御手段20はエアポンプ18を駆動してサージタンク43に加圧空気を送給し貯留する。サージタンク43の圧力が所定圧まで上昇した時点で、制御手段20は、膨縮制御弁44D・44Eの電磁ソレノイド47に通電して第4および第5のエアバッグ14・15を膨張させる(時点t1)。このように、マッサージに先立って第5エアバッグ15を膨張させることで本体部2が被施療者の身体に固定され、また、第4エアバッグ14を膨張させることで被施療者の首部が支持される。
【0057】
次に制御手段20は、膨縮制御弁44Aの電磁ソレノイド47に通電して第1エアバッグ11を膨張させる(時点t2)。第1エアバッグ11が膨張すると、制御手段20は第1エアバッグ11の膨張を維持したまま、膨縮制御弁44Bの電磁ソレノイド47に通電して第2エアバッグ12を膨張させる。所定時間が経過すると、制御手段20は膨縮制御弁44Bの電磁ソレノイド47への通電を停止して、第2エアバッグ12を収縮させ、さらに膨縮制御弁44Cの電磁ソレノイド47に通電して第3エアバッグ13を膨張させる。所定時間が経過すると、制御手段20は膨縮制御弁44Cの電磁ソレノイド47への通電を停止して、第3エアバッグ13を収縮させる。制御手段20は、第2および第3のエアバッグ12・13が異なるタイミングで膨張する交互膨縮動作を複数回繰り返す(時点t3から時点t4)。このように第2および第3のエアバッグ12・13の交互膨縮動作を行うことで、被施療者の身体を第1エアバッグ11で支持して、当該支持部分を基準に被施療者の両肩部を前後に移動させる、つまり被施療者の身体を左右に揺り動かすことができる。
【0058】
次に制御手段20は、膨縮制御弁44Aの電磁ソレノイド47への通電を停止して第1エアバッグ11を一旦収縮させる(時点t5)。第1エアバッグ11を収縮させたのち所定時間が経過すると、制御手段20は膨縮制御弁44B・44Cの電磁ソレノイド47に通電して第2および第3のエアバッグ12・13を同期して膨張させる(時点t6)。この状態で制御手段20は、膨縮制御弁44Aの電磁ソレノイド47に通電して第1エアバッグ11を膨張させる(時点t7)。このとき図8に示すように、第2および第3のエアバッグ12・13で、被施療者の肩甲骨の外縁部が後側に移動され、さらに第1エアバッグ11で肩甲骨の内側縁(対向縁)が前側に移動されて、被施療者の胸郭を取り巻く筋肉群や筋膜が大きくストレッチされる。
【0059】
第1から第3のエアバッグ11~13の膨張を所定時間維持したのち、制御手段20は、膨縮制御弁44A~44Cの電磁ソレノイド47への通電を停止して第1から第3のエアバッグ11~13を収縮させる(時点t8)。最後に膨縮制御弁44D・44Eの電磁ソレノイド47への通電を停止して第4および第5のエアバッグ14・15を収縮させてマッサージ動作を終了する(時点t9)。
【0060】
上記のマッサージ動作では、第4および第5のエアバッグ14・15の膨縮を制御する膨縮制御弁44D・44Eのスプール46は膨張位置に保持されているので、第4および第5のエアバッグ14・15はサージタンク43(送給管21)と連通する空気タンクとして機能し、貯留される加圧空気の総量を増加させることができる。なお、時点t3から時点t4の間は、いずれか一方が1度膨張したのち残る他方が1度膨張する場合に限らず、左、左、右、右、のように一方を複数回膨張させたのち他方を複数回膨張させてもよく、また、両エアバッグ12・13の膨張回数が1対1の関係で繰り返されなくてもよい。
【0061】
上記のように本実施例のマッサージ動作では、いずれかのエアバッグ11~15を膨張させるとき、すでに膨張しているエアバッグ11~15が空気タンクとして利用される。時点t2においては第4および第5のエアバッグ14・15が空気タンクとして利用され、時点t3~t4においては第1、第4および第5のエアバッグ11・14・15が空気タンクとして利用され、時点t6においては第4および第5のエアバッグ14・15が空気タンクとして利用され、時点t7においては第2~第5のエアバッグ12~15が空気タンクとして利用される。
【0062】
ここで、図7のタイミングチャートに従って、各エアバッグ11~15を膨縮させた際の加圧空気の流れを説明する。時点t2すなわち膨張制御弁44D・44E(44)のスプール46を膨張位置に変位させて第4および第5のエアバッグ14・15を膨張させた状態で、膨張制御弁44A(44)のスプール46を膨張位置に変位させて第1エアバッグ11を膨張させるとき、換言すれば、第4および第5のエアバッグ14・15を空気タンクとして利用して第1エアバッグ11を膨張させるとき、第1エアバッグ11には、エアポンプ18で生成され送給管21(エアホース53およびサージタンク43)に送給された加圧空気に加え、第4および第5のエアバッグ14・15に充填されている加圧空気が送給される。詳しくは、膨張制御弁44A(44)のスプール46を膨張位置に変位させると、第4エアバッグ14は、第4エアバッグ14のバッグホース52、膨張制御弁44D(44)の送気通路58、サージタンク43(送給管21)、膨張制御弁44A(44)の送気通路58、第1エアバッグ11のバッグホース52を介して第1エアバッグ11と連通される。第4エアバッグ14に充填されている加圧空気は、同バッグ14のバッグホース52、膨張制御弁44D(44)の送気通路58、サージタンク43(送給管21)を逆流し、膨張制御弁44A(44)の送気通路58、第1エアバッグ11のバッグホース52で第1エアバッグ11へと送給される。他の時点においても、空気タンクとして利用されるエアバッグ11~15に充填された加圧空気は、対応するバッグホース52と膨張制御弁44が異なるだけで、上記と同様の形態で膨張させるべきエアバッグ11~15へと送給される。
【0063】
時点t5すなわち第1、第4および第5のエアバッグ11・14・15を空気タンクとして利用している状態から、第1エアバッグ11を収縮させるとき、第4および第5のエアバッグ14・15に充填されている加圧空気はそのままに、第1エアバッグ11に充填されている加圧空気が排出される。詳しくは、膨張制御弁44A(44)のスプール46を収縮位置に変位させると、第1エアバッグ11は、第1エアバッグ11のバッグホース52、膨張制御弁44A(44)の排気通路57を介して排気ポート50と連通される。第1エアバッグ11に充填されている加圧空気は、同バッグ11のバッグホース52、膨張制御弁44A(44)の排気通路57を逆流し、排気ポート50から分配器19の外部へと排気される。このように、第1エアバッグ11に充填されている加圧空気を排出するとき、同バッグ11がサージタンク43(送給管21)と連通することはないので、独立して加圧空気を排出できる。排出すべきエアバッグ11~15に充填された加圧空気は、対応するバッグホース52と膨張制御弁44が異なるだけで、上記と同様の形態で分配器19の外部へと排気される。
【0064】
以上のように、本実施例に係るマッサージ装置1においては、本体部2を被施療者の胸部および両肩部を支持する前側支持体6と、被施療者の背中部を支持する後側支持体7とで構成し、加圧空気の供給を受けて膨張し被施療者の背中部を圧迫する第1エアバッグ11を後側支持体7に設けたので、第1エアバッグ11を膨張させることにより、当該エアバッグ11に正対する被施療者の背中部を圧迫でき、さらに第1エアバッグ11の膨張により前向きに移動された被施療者の身体を前側支持体6で受け止めた反力で、被施療者の胸部および両肩部を圧迫することができる。また、後側支持体7の左右中央部に第1エアバッグ11を配置したので、被施療者の身体の中央部分が前向きに移動されることで、前側支持体6で受け止められた被施療者の胸部および両肩部が左右方向に拡張され、これら胸部および両肩部に対してストレッチの効果を付与することができる。さらに、第1エアバッグ11と正対する背中側の筋膜をもみほぐすことができる。以上により本実施例のマッサージ装置1によれば、被施療者の胸郭を取り巻く筋肉群に対して広範囲に圧迫刺激を付与でき、さらに圧迫刺激の付与とともに筋肉群や筋膜のストレッチを行うことができるので、被施療者に充分な満足感を与えることができる。
【0065】
前側支持体6に、加圧空気の供給を受けて膨張する左右一対の第2および第3のエアバッグ12・13を設け、第2エアバッグ12を被施療者の左肩関節を圧迫する位置に配置し、第3エアバッグ13を被施療者の右肩関節を圧迫する位置に配置したので、両エアバッグ12・13を膨張させることにより、両エアバッグ12・13に正対する被施療者の両肩部を圧迫でき、さらに両エアバッグ12・13の膨張により後向きに移動させた被施療者の身体を後側支持体7で受け止めた反力で被施療者の背中部を圧迫して、被施療者の胸郭を取り巻く筋肉群に対して広範囲に圧迫刺激を付与できる。また、第1から第3のエアバッグ11~13を同時に膨張させることで、被施療者の胸郭の前側左右と後側中央を圧迫できるので、胸部および両肩部が左右方向に大きく拡張され、ストレッチの強度を高めることができる。
【0066】
第2および第3のエアバッグ12・13は同期して膨張できるようにし、第2および第3のエアバッグ12・13を膨張させた状態で、第1エアバッグ11を膨張させるように構成したので、第2および第3のエアバッグ12・13で被施療者の両肩部を支持した状態で第1エアバッグ11により被施療者の背中部の左右中央を前向きに移動させることができ、被施療者の胸部および両肩部を左右方向により大きく拡張させるストレッチを行うことができる。また、前側支持体6に設けた両エアバッグ12・13に次いで後側支持体7に設けた第1エアバッグ11を膨張させることで、圧迫刺激およびストレッチの強度を段階的に増強させることができるので、痛みを伴うことなくより効果的にマッサージを行うことができる。
【0067】
第2および第3のエアバッグ12・13はそれぞれ異なるタイミングで膨張できるようにし、第1エアバッグ11を膨張させた状態で、第2および第3のエアバッグ12・13を交互に膨張させるように構成したので、被施療者の身体を第1エアバッグ11で支持して、当該支持部分を基準に被施療者の両肩部を前後に移動させる、つまり被施療者の身体を左右に揺り動かすことができ、圧迫刺激およびストレッチに変化を持たせてマッサージが単調になるのを防ぐことができる。
【0068】
第1エアバッグ11を、被施療者の肩甲骨の上下中途部において、左右の肩甲骨の対向縁を圧迫する位置に配置したので、被施療者の肩甲骨の内寄りを前側に移動させて胸部および両肩部をより大きく拡張させることができ、胸郭を取り巻く筋肉群や筋膜により強度の高いストレッチを行うことができる。
【0069】
本体部2が備える首部に被さる襟支持体9に加圧空気の供給を受けて膨張する第4エアバッグ14を設け、第4エアバッグ14を、被施療者の頸椎と胸椎との境界を圧迫する位置に配置したので、身体を温める効能があるといわれるツボ(経穴)である大椎を第4エアバッグ14で圧迫することができ、マッサージに加えてツボ刺激による効能を期待できる。
【0070】
第4エアバッグ14は首回り方向に延びる帯状に形成し、被施療者の僧帽筋に臨む領域において首部を囲繞するように配置したので、第4エアバッグ14による被施療者の頸椎と胸椎との境界の圧迫に加え、襟支持体9で被施療者の首部の後半部を包み込んで該首部を支持することができる。また、襟支持体9に設けた第4エアバッグ14を膨張させた状態で、後側支持体7に設けた第1エアバッグ11を膨張させるように構成したので、被施療者の首部を支持しつつ、被施療者の胸郭を取り巻く筋肉群に圧迫刺激を付与でき、首部の緊張を解いた状態でマッサージを行うことができる。
【0071】
制御手段20は、エアポンプ18を駆動し、第4エアバッグ14の膨縮制御弁44Dのスプール46を収縮位置から膨張位置に変位させて第4エアバッグ14を膨張させた状態で、第1エアバッグ11の膨縮制御弁44Aのスプール46を収縮位置と膨張位置との間で変位させる制御を行うようにした(図7のタイミングチャートの時点t2、t7)。このような構成のマッサージ装置1によれば、取入ポート48およびバッグポート49を介して送給管21と第4エアバッグ14とを連通させることができるので、第1エアバッグ11を膨張させるとき、エアポンプ18で生成される加圧空気に加え、第4エアバッグ14に充填されている加圧空気を逆流させて第1エアバッグ11へと送給して、同バッグ11を素早く膨張させることができる。また本実施例のように、分配器19がサージタンク43を備え、同タンク43が送給管21を構成している形態のものであれば、サージタンク43と第4エアバッグ14とを連通させることができるので、サージタンク43に加えて膨張させた第4エアバッグ14を空気タンクとして利用できる。従って、第4エアバッグ14による頭部の支持を継続しつつ、エアポンプ18で生成される加圧空気に加え、サージタンク43と第4エアバッグ14とに貯留された加圧空気を第1エアバッグ11へと送給できるので、同バッグ11をより素早く膨張させることができる。また、貯留される加圧空気の総量が増加した分、第1エアバッグ11の膨張によって生じるサージタンク43の圧力低下を緩和できるので、エアポンプ18の負荷を軽減できる。
【0072】
制御手段20は、エアポンプ18を駆動し、第5エアバッグ15の膨張制御弁44Eのスプール46を収縮位置から膨張位置に変位させて第5エアバッグ15を膨張させた状態で、第1エアバッグ11の膨縮制御弁44Aのスプール46を収縮位置と膨張位置との間で変位させる制御を行うようにした(図7のタイミングチャートの時点t2、t7)。このように第5エアバッグ15を空気タンクとして利用して第1エアバッグ11を膨張させるマッサージ装置1によれば、第5エアバッグ15による本体部2の被施療者の身体への固定を継続しつつ、エアポンプ18で生成される加圧空気に加え、第5のエアバッグ15に充填されている加圧空気を逆流させて第1エアバッグ11へと送給して、同バッグ11を素早く膨張させることができる。
【0073】
制御手段20は、エアポンプ18を駆動し、第4および第5のエアバッグ14・15の膨張制御弁44D・44Eのスプール46を収縮位置から膨張位置に変位させて第4および第5のエアバッグ14・15を膨張させた状態で、第1エアバッグ11の膨縮制御弁44Aのスプール46を収縮位置と膨張位置との間で変位させる制御を行うようにした(図7のタイミングチャートの時点t2、t7)。このように第4および第5エアバッグ14・15を空気タンクとして利用して第1エアバッグ11を膨張させるマッサージ装置1によれば、第4エアバッグ14による頭部の支持、第5エアバッグ15による本体部2の被施療者の身体への固定を継続しつつ、エアポンプ18で生成される加圧空気に加え、第4および第5のエアバッグ14・15に充填されている加圧空気を逆流させて第1エアバッグ11へと送給して、同バッグ11を素早く膨張させることができる。
【0074】
制御手段20は、エアポンプ18を駆動し、第2および第3のエアバッグ12・13の膨張制御弁44B・44Cのスプール46を収縮位置から膨張位置に変位させて第2および第3のエアバッグ12・13を膨張させた状態で、第1エアバッグ11の膨縮制御弁44Aのスプール46を収縮位置と膨張位置との間で変位させる制御を行うようにした(図7のタイミングチャートの時点t7)。このように第2および第3エアバッグ12・13を空気タンクとして利用して第1エアバッグ11を膨張させるマッサージ装置1によれば、両肩部の圧迫刺激を弱化させて刺激に変化を付けながら、第2および第3エアバッグ12・13に充填されている加圧空気を逆流させて第1エアバッグ11へと送給して、同バッグ11を素早く膨張させることができる。
【0075】
制御手段20は、エアポンプ18を駆動し、第2から第5のエアバッグ12~15の膨張制御弁44B~44Eのスプール46を収縮位置から膨張位置に変位させて第2から第5のエアバッグ12~15を膨張させた状態で、第1エアバッグ11の膨縮制御弁44Aのスプール46を収縮位置と膨張位置との間で変位させる制御を行うようにした(図7のタイミングチャートの時点t7)。このように第2から第5のエアバッグ12~15を空気タンクとして利用して第1エアバッグ11を膨張させるマッサージ装置1によれば、第4エアバッグ14による頭部の支持、第5エアバッグ15による本体部2の被施療者の身体への固定を継続し、さらに両肩部の圧迫刺激を弱化させて刺激に変化を付けながら、エアポンプ18で生成される加圧空気に加え、第2から第5のエアバッグ12~15に充填されている加圧空気を逆流させて第1エアバッグ11へと送給して、同バッグ11を素早く膨張させることができる。
【0076】
制御手段20は、エアポンプ18を駆動し、第1および第4のエアバッグ11・14の膨張制御弁44A・44Dのスプール46を収縮位置から膨張位置に変位させて第1および第4のエアバッグ11・14を膨張させた状態で、第2および/または第3のエアバッグ12・13の膨縮制御弁44B・44Cのスプール46を収縮位置と膨張位置との間で変位させる制御を行うようにした(図7のタイミングチャートの時点t3~t4)。このように第1および第4のエアバッグ11・14を空気タンクとして利用して第2および/または第3のエアバッグ12・13を膨張させるマッサージ装置1によれば、エアポンプ18で生成される加圧空気に加え、第1および第4のエアバッグ11・14に充填されている加圧空気を逆流させて第2および/または第3エアバッグ12・13へと送給して、同バッグ12・13を素早く膨張させることができる。
【0077】
制御手段20は、エアポンプ18を駆動し、第1および第5のエアバッグ11・15の膨張制御弁44A・44Eのスプール46を収縮位置から膨張位置に変位させて第1および第5のエアバッグ11・15を膨張させた状態で、第2および/または第3のエアバッグ12・13の膨縮制御弁44B・44Cのスプール46を収縮位置と膨張位置との間で変位させる制御を行うようにした(図7のタイミングチャートの時点t3~t4)。このように第1および第5のエアバッグ11・15を空気タンクとして利用して第2および/または第3エアバッグ12・13を膨張させるマッサージ装置1によれば、エアポンプ18で生成される加圧空気に加え、第1および第5のエアバッグ11・15に充填されている加圧空気を逆流させて第2および/または第3のエアバッグ12・13へと送給して、同バッグ12・13を素早く膨張させることができる。
【0078】
制御手段20は、エアポンプ18を駆動し、第1、第4および第5のエアバッグ11・14・15の膨張制御弁44A・44D・44Eのスプール46を収縮位置から膨張位置に変位させて第1、第4および第5のエアバッグ11・14・15を膨張させた状態で、第2および/または第3エアバッグ12・13の膨縮制御弁44B・44Cのスプール46を収縮位置と膨張位置との間で変位させる制御を行うようにした(図7のタイミングチャートの時点t3~t4)。このように第1、第4および第5エアバッグ11・14・15を空気タンクとして利用して第2および/または第3エアバッグ12・13を膨張させるマッサージ装置1によれば、エアポンプ18で生成される加圧空気に加え、第1、第4および第5のエアバッグ11・14・15に充填されている加圧空気を逆流させて第2および/または第3のエアバッグ12・13へと送給して、同バッグ12・13を素早く膨張させることができる。
【0079】
本体部2は表生地26と裏生地27を含んで形成した上衣状に構成し、表生地26と裏生地27との間に、第1から第3のエアバッグ11~13を設けたので、マッサージ装置1の外面に各エアバッグ11~13が露出することがなく、マッサージ装置1のデザイン性を向上させて、その商品価値を高めることができる。
【0080】
表生地26と裏生地27との間にポケット状のバッグ保持体28を固定し、バッグ保持体28に収容される状態で第1から第3のエアバッグ11~13を設けたので、膨縮に伴って各エアバッグ11~13の位置が移動するのを防止でき、各エアバッグ11~13による圧迫位置を適正な位置に保持することができる。
【0081】
第1から第3のエアバッグ11~13に正対する本体部2の裏生地27の外側面に、被施療者の身体と裏生地27との間の摩擦抵抗を増加させる滑り止め部材32を設けたので、各エアバッグ11~13の膨張に伴って滑り止め部材32が被施療者の身体に密着して、本体部2がずれ動くのを防止でき、各エアバッグ11~13による圧迫位置を適正な位置に確実に保持することができる。
【0082】
第1エアバッグ11に正対する本体部2の表生地26と、第2エアバッグ12に正対する本体部2の表生地26、および第1エアバッグ11に正対する本体部2の表生地26と、第3エアバッグ13に正対する本体部2の表生地26を、それぞれ被施療者の肩部を介して非伸張性の線材36で連結したので、表生地26は第1エアバッグ11の膨張に伴って外向きに膨出し、この膨出に伴って線材36を緊張させることができ、各線材36で被施療者の両肩部が持ち上がるのを抑制して、効果的にストレッチを行うことができる。
【0083】
本体部2を、前半部が被施療者の腹部を、後半部が被施療者の腰部を支持する筒状の下側支持体8を備えるものとし、該下側支持体8に加圧空気の供給を受けて膨張する第5エアバッグ15を設けた。また、第5エアバッグ15を被施療者の腰部を圧迫する位置に配置した。これによれば、第5エアバッグ15を膨張させることで、被施療者の胴体下部を第5エアバッグ15と下側支持体8の前半部とで挟み込んで、本体部2を被施療者の身体に固定することができる。従って、膨縮に伴って残るエアバッグ11~14の圧迫位置が適正な位置からずれ動くことを防止できる。
【0084】
下側支持体8に配置した第5エアバッグ15を膨張させた状態で、後側支持体7に設けた第1エアバッグ11を膨張させるように構成したので、本体部2を被施療者の身体に固定した状態で第1エアバッグ11による圧迫刺激を付与し、さらに被施療者の胸部および両肩部を左右方向に拡張させることができる。従って、より効果的に胸郭を取り巻く筋肉群にマッサージおよびストレッチを行うことができる。
【0085】
第1、第2、第3、および第5のエアバッグ11・12・13・15のバッグ容積を(V2=V3<V1<V5)の関係式を満足するように設定した。このように、膨張させたときのバッグ容積の関係を、第1エアバッグ11よりも第5エアバッグ15の方が大きくなるように設定したので、本体部2を被施療者の身体に的確に固定した状態で第1から第3のエアバッグ11~13によるマッサージを行うことができる。また、膨張させたときのバッグ容積の関係を、第1エアバッグ11よりも第2および第3のエアバッグ12・13の方が小さくなるように設定したので、被施療者の両肩部に圧迫刺激が過剰に付与されるのを抑制でき、痛みを伴うことなく効果的にマッサージを行うことができる。さらに、膨張させたときのバッグ容積の関係を、第2エアバッグ12と第3エアバッグ13とが同じになるように設定したので、被施療者の左右の肩部にバランスよく圧迫刺激を付与することができ、均等に左右肩部のマッサージを行うことができる。
【0086】
また、第1から第5のエアバッグ11・12・13・14・15のバッグ容積を(V2=V3<V4<V1<V5)の関係式を満足するように設定した。このように、膨張させたときのバッグ容積の関係を、第1エアバッグ11や第5エアバッグ15よりも第4エアバッグ14の方が小さくなるように設定したので、被施療者の首部に圧迫刺激が過剰に付与されるのを抑制できる。また、第2および第3のエアバッグ12・13よりも第4エアバッグ14の方が大きくなるように設定したので、第4エアバッグ14で首部を支持して頭部を確りと支えることができる。本実施例のように第4エアバッグ14を空気タンクとして利用する形態のマッサージ装置によれば、第1~第3のエアバッグ11~13の膨張速度を速めることができ、さらに第4および第5のエアバッグ14・15を空気タンクとして利用する形態のマッサージ装置によれば、第1~第3のエアバッグ11~13の膨張速度をより速めることができる。
【0087】
以上のような実施形態に係るマッサージ装置は以下のように表現できる。
【0088】
被施療者の胸部および両肩部を支持する前側支持体6と、被施療者の背中部を支持する後側支持体7と、被施療者の首部に被さる襟支持体9と、前半部が被施療者の腹部を、後半部が被施療者の腰部を支持する筒状の下側支持体8とを有し、各支持体6・7・8・9を一体化してなる本体部2と、
後側支持体7に設けられる第1エアバッグ(背中上部エアバッグ)11と、
前側支持体12に設けられる第2エアバッグ(左肩前部エアバッグ)12、および第3エアバッグ(右肩前部エアバッグ)13と、
襟支持体9に設けられる第4エアバッグ(首後部エアバッグ)14と、
下側支持体8に設けられる第5エアバッグ(背中下部エアバッグ)15と、
加圧空気を生成するエアポンプ18と、
エアポンプ18と第1から第5のエアバッグ11~15との間に設けられ、エアポンプ18で生成された加圧空気を各エアバッグ11~15に分配する分配器19と、
エアポンプ18で生成された加圧空気を分配器19へと送給する送給管21と、
エアポンプ18および分配器19を制御して各エアバッグ11~15の膨縮を制御する制御手段20と、
を備え、
第1エアバッグ11は、加圧空気の供給を受けて膨張したとき、被施療者の肩甲骨の上下中途部において左右の肩甲骨の対向縁を圧迫する位置に配置され、被施療者の左右の肩甲骨およびその間の背中部を前向きに圧迫するようになっており、
第2エアバッグ12は、加圧空気の供給を受けて膨張したとき、被施療者の左肩関節を圧迫する位置に配置され、被施療者の左肩部を後向きに圧迫するようになっており、
第3エアバッグ13は、加圧空気の供給を受けて膨張したとき、被施療者の右肩関節を圧迫する位置に配置され、被施療者の右肩部を後向きに圧迫するようになっており、
第4エアバッグ14は、加圧空気の供給を受けて膨張したとき、被施療者の僧帽筋に臨む領域において首部を囲繞するように配置され、襟支持体9で被施療者の首部の後半部を包み込んで該首部を支持するようになっており、
第5エアバッグ15は、加圧空気の供給を受けて膨張したとき、被施療者の腰部を圧迫する位置に配置され、被施療者の胴体下部を第5エアバッグ15と下側支持体8の前半部とで挟み込んで本体部2を被施療者の身体に固定するようになっており、
分配器19は、送給管21と各エアバッグ11~15との間にそれぞれ設けられ、各エアバッグ11~15に対する加圧空気の送排気を担う膨縮制御弁44(44A~44E)を備えており、
各膨縮制御弁44(44A~44E)は、送給管21に接続される取入ポート48と、各エアバッグ11~15に接続されるバッグポート49と、弁外へ空気を排出する排気ポート50とが設けられたスリーブ45と、該スリーブ45の内部に変位可能に配置され、空気の流れを操作するスプール46と、該スプール46を変位操作するアクチュエータ47とを備えており、
スプール46が、取入ポート48とバッグポート49とを連通させる膨張位置と、バッグポート49と排気ポート50とを連通させる収縮位置とに変位できるように構成されているマッサージ装置。
【0089】
上記のように構成したマッサージ装置1によれば、先に膨張しているいずれかのエアバッグ11~15を、次に膨張させるべきいずれかのエアバッグ11~15へと加圧空気を送給する空気タンクとして利用することができる。詳しくは、例えば第5エアバッグ15が膨張しているとき、膨縮制御弁44Eのスプール46は膨張位置に変位しているので、第5エアバッグ15は膨縮制御弁44Eを介して送給管21に連通している。この状態で、第1エアバッグ11の膨張制御弁44Aのスプール46が膨張位置に変位されると、第5エアバッグ15に充填されている加圧空気は膨張制御弁44Eを逆流して、送給管21から第1エアバッグ11へと至る。従って、先に膨張している第5エアバッグ15の加圧空気の一部が第1エアバッグ11へと送給されるので、第5エアバッグ15を空気タンクとして利用することができる。
【0090】
制御手段20は、エアポンプ18を駆動し、第5エアバッグ15の膨張制御弁44Eのスプール46を収縮位置から膨張位置に変位させて第5エアバッグ15を膨張させた状態で、第1エアバッグ11の膨縮制御弁44Aのスプール46を収縮位置と膨張位置との間で変位させる制御を行うように構成されているマッサージ装置。
【0091】
上記のような構成のマッサージ装置1によれば、膨縮制御弁44Eを介して第5エアバッグ15を第1エアバッグ11に連通させることができるので、第5エアバッグ15による本体部2の被施療者の身体への固定を継続しつつ、エアポンプ18で生成される加圧空気に加え、第5のエアバッグ15に充填されている加圧空気を逆流させて第1エアバッグ11へと送給して、同バッグ11を素早く膨張させることができる。
【0092】
制御手段20は、エアポンプ18を駆動し、第4および第5のエアバッグ14・15の膨張制御弁44D・44Eのスプール46を収縮位置から膨張位置に変位させて第4および第5のエアバッグ14・15を膨張させた状態で、第1エアバッグ11の膨縮制御弁44Aのスプール46を収縮位置と膨張位置との間で変位させる制御を行うように構成されているマッサージ装置。
【0093】
上記のような構成のマッサージ装置1によれば、膨縮制御弁44D・44Eを介して第4および第5のエアバッグ15を第1エアバッグ11に連通させることができるので、第4エアバッグ14による頭部の支持、第5エアバッグ15による本体部2の被施療者の身体への固定を継続しつつ、エアポンプ18で生成される加圧空気に加え、第4および第5のエアバッグ14・15に充填されている加圧空気を逆流させて第1エアバッグ11へと送給して、同バッグ11を素早く膨張させることができる。
【0094】
制御手段20は、エアポンプ18を駆動し、第2および第3のエアバッグ12・13の膨張制御弁44B・44Cのスプール46を収縮位置から膨張位置に変位させて第2および第3のエアバッグ12・13を膨張させた状態で、第1エアバッグ11の膨縮制御弁44Aのスプール46を収縮位置と膨張位置との間で変位させる制御を行うように構成されているマッサージ装置。
【0095】
上記のような構成のマッサージ装置1によれば、膨縮制御弁44B・44Cを介して第2および第3のエアバッグ12・13を第1エアバッグ11に連通させることができるので、両肩部の圧迫刺激を弱化させて刺激に変化を付けながら、第2および第3エアバッグ12・13に充填されている加圧空気を逆流させて第1エアバッグ11へと送給して、同バッグ11を素早く膨張させることができる。
【0096】
制御手段20は、エアポンプ18を駆動し、第2から第5のエアバッグ12~15の膨張制御弁44B~44Eのスプール46を収縮位置から膨張位置に変位させて第2から第5のエアバッグ12~15を膨張させた状態で、第1エアバッグ11の膨縮制御弁44Aのスプール46を収縮位置と膨張位置との間で変位させる制御を行うように構成されているマッサージ装置。
【0097】
上記のような構成のマッサージ装置1によれば、膨縮制御弁44B~44Eを介して第2から第5のエアバッグ12~15を第1エアバッグ11に連通させることができるので、第4エアバッグ14による頭部の支持、第5エアバッグ15による本体部2の被施療者の身体への固定を継続し、さらに両肩部の圧迫刺激を弱化させて刺激に変化を付けながら、エアポンプ18で生成される加圧空気に加え、第2から第5のエアバッグ12~15に充填されている加圧空気を逆流させて第1エアバッグ11へと送給して、同バッグ11を素早く膨張させることができる。
【0098】
制御手段20は、エアポンプ18を駆動し、第1および第4のエアバッグ11・14の膨張制御弁44A・44Dのスプール46を収縮位置から膨張位置に変位させて第1および第4のエアバッグ11・14を膨張させた状態で、第2および/または第3のエアバッグ12・13の膨縮制御弁44B・44Cのスプール46を収縮位置と膨張位置との間で変位させる制御を行うように構成されているマッサージ装置。
【0099】
上記のような構成のマッサージ装置1によれば、膨縮制御弁44A・44Dを介して第1および第4のエアバッグ11・14を第2および/または第3のエアバッグ12・13に連通させることができるので、エアポンプ18で生成される加圧空気に加え、第1および第4のエアバッグ11・14に充填されている加圧空気を逆流させて第2および/または第3のエアバッグ12・13へと送給して、同バッグ12・13を素早く膨張させることができる。
【0100】
制御手段20は、エアポンプ18を駆動し、第1および第5のエアバッグ11・15の膨張制御弁44A・44Eのスプール46を収縮位置から膨張位置に変位させて第1および第5のエアバッグ11・15を膨張させた状態で、第2および/または第3のエアバッグ12・13の膨縮制御弁44B・44Cのスプール46を収縮位置と膨張位置との間で変位させる制御を行うように構成されているマッサージ装置。
【0101】
上記のような構成のマッサージ装置1によれば、膨縮制御弁44A・44Eを介して第1および第5のエアバッグ11・15を第2および/または第3のエアバッグ12・13に連通させることができるので、エアポンプ18で生成される加圧空気に加え、第1および第5のエアバッグ11・15に充填されている加圧空気を逆流させて第2および/または第3のエアバッグ12・13へと送給して、同バッグ12・13を素早く膨張させることができる。
【0102】
制御手段20は、エアポンプ18を駆動し、第1、第4および第5のエアバッグ11・14・15の膨張制御弁44A・44D・44Eのスプール46を収縮位置から膨張位置に変位させて第1、第4および第5のエアバッグ11・14・15を膨張させた状態で、第2および/または第3エアバッグ12・13の膨縮制御弁44B・44Cのスプール46を収縮位置と膨張位置との間で変位させる制御を行うように構成されているマッサージ装置。
【0103】
上記のような構成のマッサージ装置1によれば、膨縮制御弁44A・44D・44Eを介して第1、第4および第5のエアバッグ11・14・15を第2および/または第3のエアバッグ12・13に連通させることができるので、エアポンプ18で生成される加圧空気に加え、第1、第4および第5のエアバッグ11・14・15に充填されている加圧空気を逆流させて第2および/または第3のエアバッグ12・13へと送給して、同バッグ12・13を素早く膨張させることができる。
【0104】
上記の実施例1では、本体部2をベスト状に形成したが、袖部を有する上衣状に形成することができる。各エアバッグ11~15は多角形状に形成することもでき、この場合にはバッグ保持部28はバッグ形状に一致させるとよい。
【0105】
(実施例2) 図9に本発明に係るマッサージ装置の実施例2を示す。本実施例では分配器19が備える膨縮制御弁44(44A~44E)の電磁ソレノイド(アクチュエータ)47が3位置式のソレノイドで構成されている点が実施例1と異なる。電磁ソレノイド47のプランジャ55は非通電のとき中立位置にあり、進出コイル62または退入コイル63に通電することにより、対応するエアバッグ11~15を膨縮できる。具体的には、電磁ソレノイド47に通電して進出コイル62を磁化したときプランジャ55は進出しスプール46を膨張位置に変位できる。また、電磁ソレノイド47に通電して退入コイル63を磁化したときプランジャ55は退入し、スプール46を収縮位置に変位できる。
【0106】
プランジャ55が中立位置にあるとき、各ポート48~50は相互に連通しておらず、対応するエアバッグ11~15に対する送排気は行なわれない。マッサージを行う際には、膨張後空気タンクとして利用される第4と第5のエアバッグ14・15の膨縮を制御する膨縮制御弁44D・44Eのスプール46は膨張位置に保持されるが、第1から第3のエアバッグ11~13の膨縮制御弁44A~44Cのスプール46は膨張後中立位置に復帰され、各エアバッグ11~13内の加圧空気は保持される。他は、実施例1のマッサージ装置と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付して、その説明を省略する。以下の実施例においても同じとする。
【0107】
本実施例のように、対応するエアバッグ11~15に対する送排気が行われない中立位置が設けられた膨縮制御弁44によれば、スプール46を中立位置することでバッグ内に加圧空気を保持できるので、空気タンクとして利用しない第1から第3のエアバッグ11・13の加圧空気の充填量を大小に変更することにより、圧迫強度を可変することができる。
【0108】
上記各実施例の膨張制御弁44は、電磁ソレノイド47でスプール46をスリーブ45の軸心方向にスライド変位させるように構成したが別形態の膨張制御弁44であってもよい。例えば、スプール46をスリーブ45の軸心まわりに回転変位させることで、取入ポート48とバッグポート49とをスプール46に形成された送気通路58で連通させる膨張位置と、バッグポート49と排気ポート50とをスプール46に形成された排気通路57で連通させる収縮位置とに変位できるように構成された膨張制御弁44であってもよい。この場合には、スプール46はロータリーソレノイドや減速機付き回転モータなどのアクチュエータ47で駆動することができる。
【0109】
(実施例3) 図10に本発明に係るマッサージ装置の実施例3を示しており、表生地26に裏生地27を縫着してバッグ保持体28を形成した点が実施例1と異なる。本実施例では、両生地26・27を縫着してバッグ保持体28を形成したので、バッグ保持体28を形成するためのポケット生地29を省略できる分だけマッサージ装置の構造を簡素化できる。
【0110】
(実施例4) 図11に本発明に係るマッサージ装置の実施例4を示しており、本体部2の構成が実施例1と異なる。本実施例の本体部2は、ヘッドレスト66を有する背支持部67を備えた座席状の基台68と、ヘッドレスト66に水平軸69まわりに上下揺動可能に設けられる押え体70とで本体部2が構成されている。
【0111】
座席状に形成された基台68の背もたれ部分が背支持部67とされており、該背支持部67が後側支持体7を構成している。また、押え体70は左右一対の垂直枠71と、該垂直枠71の一端(下端)どうしを橋絡する橋絡枠72とでU字状に形成されており、押え体70の全体が前側支持体6を構成している。橋絡枠72の前面には、操作部23が埋設配置されている。第1エアバッグ11は背支持部67の上半部に配置されており、第2および第3のエアバッグ12・13は、左右の垂直枠71にそれぞれ配置されている。
【0112】
本実施例では図11(b)に二点鎖線で示すように、押え体70を上方へと揺動させ、基台68の座面に着座したのち、押え体70を下方へ揺動させて被施療者の身体前面に密着させることにより、マッサージを行うことができる。下方揺動された押え体70は、水平軸69に内蔵されたロック機構(図示していない)により、身体前面への密着状態が維持される。
【0113】
上記のように、本体部2は上衣状に形成したものを着用する形態だけでなく、本体部2を座席状に形成して、座面に座る形態でマッサージを行うものであってもよい。また、基台68をベッド状に形成し、基台68上に横たわる形態でマッサージを行うものであってもよい。この場合ベッド状の基台68の寝台が背支持部67を構成する。本実施例においても、第4および第5のエアバッグ14・15を設けることができ、第4エアバッグ14はヘッドレスト66と左右の垂直枠71とに分割して配置し、第5エアバッグ15は背支持部67の下側に配置する。この場合には、橋絡枠72から下方に伸びて腹部を支持する支持枠を別途設けることで、本体部2に身体を固定することができる。
【符号の説明】
【0114】
1 マッサージ装置
2 本体部
6 前側支持体
7 後側支持体
8 下側支持体
9 襟支持体
11 第1エアバッグ
12 第2エアバッグ
13 第3エアバッグ
14 第4エアバッグ
15 第5エアバッグ
18 エアポンプ
19 分配器
20 制御手段
21 送給管
26 表生地
27 裏生地
28 バッグ保持体
32 滑り止め部材
36 線材
44 膨縮制御弁
44A 第1エアバッグの膨縮制御弁
44B 第2エアバッグの膨縮制御弁
44C 第3エアバッグの膨縮制御弁
44D 第4エアバッグの膨縮制御弁
44E 第5エアバッグの膨縮制御弁
45 スリーブ
46 スプール
47 アクチュエータ(電磁ソレノイド)
48 取入ポート
49 バッグポート
50 排気ポート
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11