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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-07
(45)【発行日】2024-02-16
(54)【発明の名称】情報処理端末およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/34 20120101AFI20240208BHJP
【FI】
G06Q50/34
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2021040651
(22)【出願日】2021-03-12
(65)【公開番号】P2022140022
(43)【公開日】2022-09-26
【審査請求日】2023-03-10
(73)【特許権者】
【識別番号】000237639
【氏名又は名称】富士通フロンテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002918
【氏名又は名称】弁理士法人扶桑国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大槻 隼也
【審査官】宮地 匡人
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-162237(JP,A)
【文献】特開2015-127922(JP,A)
【文献】特開2020-107119(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
公営競技におけるレース投票の順番の決定を支援する情報処理端末において、
レース開催情報を取得し、ユーザ情報設定画面を表示してユーザから設定されたユーザ情報を取得し、予想・投票順を計算する際の処理開始時間と、前記ユーザ情報に含まれるレース予想時間とを加算し、加算値の時間以降にレース投票の締切時間が設定されているレースを前記レース開催情報から抽出して候補レースリストを作成し、前記締切時間と前記レース予想時間とにもとづく時間条件を満たすレースを前記候補レースリストから抽出して予想・投票順リストを作成し、前記予想・投票順リストにもとづいて、前記ユーザに推薦するレース投票の順番が含まれる予想・投票順情報を表示する制御部、
を有する情報処理端末。
【請求項2】
前記制御部は、前記ユーザ情報設定画面におけるレースのグレードおよびレースが行われる環境に対して、優先項目または非優先項目を前記ユーザによって設定可能な操作部を表示する請求項1記載の情報処理端末。
【請求項3】
前記公営競技はボートレースであって、前記環境には、天候、風向および競技場が含まれ、前記天候の種類、前記風向の種類および前記競技場に対して、前記優先項目または前記非優先項目が設定される請求項2記載の情報処理端末。
【請求項4】
前記制御部は、前記候補レースリストを作成する場合、前記優先項目は点数化して優先点数として付加し、前記非優先項目が設定されたレースは削除する請求項2記載の情報処理端末。
【請求項5】
前記制御部は、
前記候補レースリストを前記優先点数の降順および前記締切時間の昇順にソートしたソートリストを作成し、
前記ソートリストから第1のリストデータを抽出してリストテーブルに追加し、
前記ソートリストから第2のリストデータを抽出し、
前記レース予想時間から所定時間を減算した所定値を求め、前記第1のリストデータの第1の締切時間から前記所定値を減算した第1の時間と、前記第1の締切時間に前記所定値を加算した第2の時間とを求め、
前記第2のリストデータの第2の締切時間が、前記第1の時間と前記第2の時間との時間範囲に含まれるか否かの判定を行い、
前記第2の締切時間が前記時間範囲に含まれない場合は、前記時間条件を満たすものとして、前記ソートリストから抽出した前記第2のリストデータを前記リストテーブルに追加し、
前記第2の締切時間が前記時間範囲に含まれる場合は、前記時間条件を満たさないものとして、前記ソートリストから抽出した前記第2のリストデータの前記リストテーブルへの追加は行わず、
前記リストテーブルに含まれる全リストデータの第3の締切時間の昇順にもとづいて前記リストテーブルをソートして、前記予想・投票順リストを作成する、
請求項4記載の情報処理端末。
【請求項6】
前記制御部は、前記予想・投票順リストのうちの上位のリストデータを前記予想・投票順情報として画面に表示し、かつ前記画面に対して、前記ユーザが削除チェックを行うことにより該当リストデータを削除可能な削除チェック欄と、表示内容の更新を行う更新ボタンと、を表示する請求項5記載の情報処理端末。
【請求項7】
公営競技におけるレース投票の順番の決定を支援する情報処理端末に備えられるコンピュータに、
レース開催情報を取得し、
ユーザ情報設定画面を表示してユーザから設定されたユーザ情報を取得し、
予想・投票順を計算する際の処理開始時間と、前記ユーザ情報に含まれるレース予想時間とを加算し、加算値の時間以降にレース投票の締切時間が設定されているレースを前記レース開催情報から抽出して候補レースリストを作成し、
前記締切時間と前記レース予想時間とにもとづく時間条件を満たすレースを前記候補レースリストから抽出して予想・投票順リストを作成し、
前記予想・投票順リストにもとづいて、前記ユーザに推薦するレース投票の順番が含まれる予想・投票順情報を表示する、
処理を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理端末およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
ボートレース(競艇)、競馬、競輪等の公営競技では、1日で複数のレースが行われており、利用者によって投票するレースの順番が決定される。
関連する技術として例えば、投票内容をユーザが検討する検討時間、現在時刻、および複数のレースそれぞれの販売締切時刻にもとづいて検討順をウェブページに表示する技術が提案されている(特許文献1)。
【0003】
また、投票するためのアプリケーションにおいて、投票者から受け付けた投票が的中した場合に、投票が的中した競技と類似する競技を投票者に通知する技術が提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特許第5827710号公報
【文献】特許第6786742号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
公営競技のうちのボートレースでは、全24場中、10から20場程度が毎日開催され、朝8時台から夜21時までレースが行われており、ファン(舟券購入者)は、通常、複数の場を平行して予想し投票を行っている。
【0006】
図22は場・レースを予想する際のプロセスの一例を示す図である。
〔プロセスp1〕ファンは、予想する場・レースを検討し選択する。
〔プロセスp2〕ファンは、展示情報等を参考にプロセスp1で選択したレースの予想を行う。
【0007】
〔プロセスp3〕ファンは、券売機等で舟券を購入して投票する。
〔プロセスp4〕ファンは、舟券を購入したレースを場内モニタ等で観戦する。プロセスp1に戻る。
【0008】
上記のように、従前では、投票する場・レースの順番をファン自身で考えているため、予想時間が十分に取れないことが多い。このため、投票が締切に間に合わなかったり、購入したいレースを買い逃してしまったりといった問題が生じる可能性がある。
【0009】
1つの側面では、本発明は、レースの予想・投票順の支援サービスの向上を図った情報処理端末およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、公営競技におけるレース投票の順番の決定を支援する情報処理端末が提供される。情報処理端末は、レース開催情報を取得し、ユーザ情報設定画面を表示してユーザから設定されたユーザ情報を取得し、予想・投票順を計算する際の処理開始時間と、ユーザ情報に含まれるレース予想時間とを加算し、加算値の時間以降にレース投票の締切時間が設定されているレースをレース開催情報から抽出して候補レースリストを作成し、締切時間とレース予想時間とにもとづく時間条件を満たすレースを候補レースリストから抽出して予想・投票順リストを作成し、予想・投票順リストにもとづいて、ユーザに推薦するレース投票の順番が含まれる予想・投票順情報を表示する制御部を有する。
【0011】
また、上記課題を解決するために、コンピュータに上記情報処理端末と同じ制御を実行させるプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0012】
1側面によれば、レースの予想・投票順の支援サービスの向上を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】第1の実施の形態の情報処理端末の一例を説明するための図である。
図2】第2の実施の形態の情報処理端末の機能ブロックの一例を示す図である。
図3】情報処理端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4】レース開催情報テーブルの一例を示す図である。
図5】ユーザ情報テーブルの一例を示す図である。
図6】情報処理端末の全体動作の一例を示すフローチャートである。
図7】候補レースリストの作成処理の動作の一例を示すフローチャートである。
図8】予想・投票順リストの作成処理の動作の一例を示すフローチャートである。
図9】レース開催情報テーブルの一例を示す図である。
図10】ユーザ情報設定画面の一例を示す図である。
図11】ユーザ情報テーブルの一例を示す図である。
図12】候補レースリストの作成処理の具体例を説明するための図である。
図13】候補レースリストの作成処理の具体例を説明するための図である。
図14】候補レースリストの作成処理の具体例を説明するための図である。
図15】候補レースリストの作成処理の具体例を説明するための図である。
図16】予想・投票順リストの作成処理の具体例を説明するための図である。
図17】予想・投票順リストの作成処理の具体例を説明するための図である。
図18】予想・投票順リストの作成処理の具体例を説明するための図である。
図19】予想・投票順リストの作成処理の具体例を説明するための図である。
図20】予想・投票順リストの作成処理の具体例を説明するための図である。
図21】画面の出力例を示す図である。
図22】場・レースを予想する際のプロセスの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は第1の実施の形態の情報処理端末の一例を説明するための図である。情報処理端末1は、制御部1a、記憶部1bおよび表示部(ディスプレイ)1cを備え、公営競技で行われるレースの投票の順番決定を支援する端末である。
【0015】
制御部1aは、レース開催情報およびユーザから設定されたユーザ情報から、ユーザに推薦するレース投票の順番が含まれる予想・投票順情報3を作成して表示部1cに表示する。記憶部1bは、レース開催情報およびユーザ情報等を格納する。なお、制御部1aの機能は、例えば、情報処理端末1が備える図示しないプロセッサが、所定のプログラムを実行することによって実現することができる。
【0016】
制御部1aの動作の流れについて説明する。
〔ステップS1〕制御部1aは、レース開催情報を取得する。
〔ステップS2〕制御部1aは、ユーザ情報設定画面を表示する。
【0017】
〔ステップS3〕制御部1aは、ユーザから設定されたユーザ情報を取得する。
〔ステップS4〕制御部1aは、予想・投票順を計算する際の処理開始時間と、ユーザ情報に含まれるレース予想時間とを加算する。そして、加算値の時間以降にレース投票の締切時間が設定されているレースをレース開催情報から抽出して候補レースリストを作成する。
【0018】
〔ステップS5〕制御部1aは、締切時間とレース予想時間とにもとづく時間条件を満たすレースを候補レースリストから抽出して予想・投票順リストを作成する。
〔ステップS6〕制御部1aは、予想・投票順リストにもとづいて、ユーザに推薦するレース投票の順番が含まれる予想・投票順情報3を表示する。
【0019】
このように、情報処理端末1では、処理開始時間とレース予想時間とを加算し、加算値の時間以降にレース投票の締切時間が設定されているレースをレース開催情報から抽出して候補レースリストを作成する。
【0020】
そして、締切時間とレース予想時間とにもとづく時間条件を満たすレースを候補レースリストから抽出した予想・投票順リストにもとづいて、予想・投票順情報3を表示する。これにより、レースの順番予想を効率よく自動化したアプリケーションを作成することができ、レースの予想・投票順の支援サービスの向上を図ることが可能になる。
【0021】
[第2の実施の形態]
次に本発明の機能をボートレースの予測・投票に適用した場合の第2の実施の形態について以降詳しく説明する。本発明の情報処理端末は、スマートフォンやノートパソコン等の移動端末に適用することができる。
【0022】
<機能ブロック>
図2は第2の実施の形態の情報処理端末の機能ブロックの一例を示す図である。情報処理端末10は、制御部11、記憶部12およびディスプレイ13を備える。制御部11は、ユーザ情報設定画面表示処理部11a、レース開催情報取得部11b、ユーザ情報取得部11c、リスト作成部11d、および予想・投票順情報表示処理部11eを含む。
【0023】
ユーザ情報設定画面表示処理部11aは、ディスプレイ13にユーザ情報設定画面を表示する。レース開催情報取得部11bは、レース主催側から提供されるレース開催情報を取得する。ユーザ情報取得部11cは、ユーザ情報設定画面を介してユーザから設定されたユーザ情報を取得する。
【0024】
リスト作成部11dは、予想・投票順を計算する際の処理開始時間と、ユーザ情報に含まれるレース予想時間とを加算して、加算値の時間以降にレース投票の締切時間が設定されているレースをレース開催情報から抽出して候補レースリストA1を作成する。また、リスト作成部11dは、締切時間とレース予想時間とにもとづく時間条件を満たすレースを候補レースリストA1から抽出して予想・投票順リストB1を作成する。
【0025】
予想・投票順情報表示処理部11eは、予想・投票順リストB1にもとづいて、ユーザに推薦するレース投票の順番が含まれる予想・投票順情報を作成して、ディスプレイ13に表示する。
【0026】
記憶部12は、レース開催情報、ユーザ情報、候補レースリストA1、予想・投票順リストB1および予想・投票順情報等を例えば、テーブル構造化して格納する。また、自端末の運用にかかわる制御情報を格納する。
【0027】
<ハードウェア>
図3は情報処理端末のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理端末10は、プロセッサ(コンピュータ)100によって全体制御されている。プロセッサ100は、制御部11の機能を実現する。
【0028】
プロセッサ100には、バス103を介して、メモリ101、入出力インタフェース102およびネットワークインタフェース104が接続されている。プロセッサ100は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはPLD(Programmable Logic Device)である。またプロセッサ100は、CPU、FPGA、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
【0029】
メモリ101は、記憶部12の機能を実現し、情報処理端末10の主記憶装置として使用される。メモリ101には、プロセッサ100に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、メモリ101には、プロセッサ100による処理に要する各種データが格納される。
【0030】
また、メモリ101は、情報処理端末10の補助記憶装置としても使用され、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。メモリ101は、補助記憶装置として、フラッシュメモリやSSD(Solid State Drive)等の半導体記憶装置やHDD(Hard Disk Drive)等の磁気記録媒体を含んでもよい。
【0031】
バス103に接続されている周辺機器としては、入出力インタフェース102およびネットワークインタフェース104がある。入出力インタフェース102には、ディスプレイ13が接続されている。入出力インタフェース102は、プロセッサ100からの命令にしたがって、画像をディスプレイ13の画面に表示させる。また、ディスプレイ13から送られてくる信号をプロセッサ100に送信する。
【0032】
さらに、入出力インタフェース102には、図示しないスピーカやマイクが接続される。さらにまた、入出力インタフェース102は、周辺機器を接続するための通信インタフェースとしても機能する。
【0033】
例えば、入出力インタフェース102は、レーザ光等を利用して、光ディスクに記録されたデータの読み取りを行う光学ドライブ装置を接続することができる。光ディスクには、Blu-rayDisc(登録商標)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD-R(Recordable)/RW(Rewritable)等がある。
【0034】
また、入出力インタフェース102は、メモリ装置、メモリリーダライタの各機能を有する。メモリ装置は、入出力インタフェース102との通信機能を搭載した記録媒体である。メモリリーダライタは、メモリカードへのデータの書き込み、またはメモリカードからのデータの読み出しを行う装置である。メモリカードは、カード型の記録媒体である。
【0035】
ネットワークインタフェース104は、インターネット等のネットワークに接続してネットワークインタフェース制御を行う。ネットワークインタフェース104は、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線LAN(Local Area Network)カード等を使用することもできる。ネットワークインタフェース104で受信されたデータは、メモリ101やプロセッサ100に出力される。
【0036】
以上のようなハードウェア構成によって、情報処理端末10の処理機能を実現することができる。例えば、情報処理端末10は、プロセッサ100がそれぞれ所定のプログラムを実行することで本発明の処理を行うことができる。
【0037】
情報処理端末10は、例えば、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、本発明の処理機能を実現する。情報処理端末10に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。
【0038】
例えば、情報処理端末10に実行させるプログラムを補助記憶装置に格納しておくことができる。プロセッサ100は、補助記憶装置内のプログラムの少なくとも一部を主記憶装置にロードし、プログラムを実行する。
【0039】
また、光ディスク、メモリ装置、メモリカード等の可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、例えば、プロセッサ100からの制御により、補助記憶装置にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ100が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
【0040】
<テーブル構成>
図4はレース開催情報テーブルの一例を示す図である。レース開催情報テーブルT1は、レース主催者側から提供されるレース開催情報から当日のレース開催情報をテーブル化したものであって、項目として、日付、場名、レース番号、締切時間、グレード、天候、風向および風速を有する。図4の例では、締切時間が1/26の14:00以降に行われるレースの開催情報が示されている。
【0041】
図5はユーザ情報テーブルの一例を示す図である。ユーザ情報テーブルT2は、後述のユーザ情報設定画面を通じて、ユーザから設定されたユーザ情報を管理するテーブルである。
【0042】
ユーザ情報テーブルT2は、項目として、ユーザID、予想時間(分)、グレード(SG・PGI、G1、G2、G3、女子、一般)、天候(晴、曇、雨、雪)、風向(追、向、右横、左横)、風速、優先場およびNG場を有する。なお、図5中の“優”は優先を意味する。
【0043】
また、優先とは、ユーザによって優先的に選択された項目であることを意味し、NG(非優先)とは、ユーザによって選択から外される項目であることを意味する。
例えば、図5のユーザID=1の場の項目では、優先場がとこなめ、児島であり、NG場が芦屋になっている。よって、とこなめおよび児島が場として優先的に選択され、芦屋は外されることになる。なお、以降の説明では、優先する項目を優先条件、NGとする項目をNG条件と呼ぶ場合がある。
【0044】
<動作フローチャート>
図6は情報処理端末の全体動作の一例を示すフローチャートである。
〔ステップS11〕制御部11は、レース主催者側から提供されるレース開催情報から当日のレース開催情報を取得する(レース開催情報テーブルT1の記憶)。
【0045】
〔ステップS12〕制御部11は、ユーザ情報テーブルT2からユーザが設定したレースの予想に要する予想時間(レース予想時間)、優先条件/NG条件等のユーザ情報を取得する(ユーザ情報テーブルT2の記憶)。
【0046】
〔ステップS13〕制御部11は、ステップS11、S12で取得した情報にもとづいて、ファンに推薦可能なレース予想およびレース投票順番の候補が含まれる候補レースリストを作成する。
【0047】
〔ステップS14〕制御部11は、候補レースリストに示される候補レースのうちからファンに推薦可能な候補レースを選択して、予想・投票順リストを作成する。
〔ステップS15〕制御部11は、予想・投票順リストにもとづいて、予想・投票順情報を作成し、画面に表示する。
【0048】
図7は候補レースリストの作成処理の動作の一例を示すフローチャートである。
〔ステップS21〕制御部11は、「締切時間」が「処理開始時間」+「予想時間」以降に行われるレースのリストを作成する。「締切時間」は、投票の締切時間である。
【0049】
「処理開始時間」は、制御部11が予想・投票順を計算する際の開始時間であり、例えば、ユーザ情報設定画面を介して入力されたユーザ情報を取得したときの時間を「処理開始時間」とすることができる。「予想時間」は、ユーザがレースの予想に要する時間であり、ユーザ情報設定画面を介してユーザによって入力される。
【0050】
〔ステップS22a〕制御部11は、作成したリストに含まれるレース数をNとする。
〔ステップS22b〕制御部11は、レースのパラメータをiとし、i=1と設定する。
【0051】
〔ステップS23〕制御部11は、パラメータiのレースがNG条件に当てはまるか否かを判定する。NG条件に当てはまらない場合はステップS24に処理が進み、当てはまる場合はステップS25に処理が進む。
【0052】
〔ステップS24〕制御部11は、パラメータiのレースの削除チェックの該当欄がONであるか否かを判定する。削除チェックがONの場合はステップS25に処理が進み、ONでない場合はステップS26に処理が進む。
【0053】
〔ステップS25〕制御部11は、NG条件に当てはまるレースまたは削除チェックがONのレースをリストから削除する。ステップS27に処理が進む。
〔ステップS26〕制御部11は、優先がONになっている条件の数を優先点数として設定する。
【0054】
〔ステップS27〕制御部11は、i<Nであるか判定する。i<Nの場合はステップS28に処理が進み、i≧Nの場合はステップS29に処理が進む。
〔ステップS28〕制御部11は、iに1をインクリメントする。ステップS23の処理に戻る。
【0055】
〔ステップS29〕制御部11は、N個のレースに対するステップS23からステップS26までの処理が終了したのでリストをリターンして、候補レースリストを作成する。
図8は予想・投票順リストの作成処理の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図8中、候補レースリストをリストA、予想・投票順リストをリストBと示す。
【0056】
〔ステップS31〕制御部11は、候補レースリストを優先点数の降順にソートし(優先点数が大きい順に並べる)、かつ締切時間の昇順にソートした(締切時間が早い順に並べる)リストを作成する。
【0057】
〔ステップS32a〕制御部11は、作成したリストに含まれるレース数をNとする。
〔ステップS32b〕制御部11は、レースのパラメータをiとし、i=1と設定する。
【0058】
〔ステップS33〕制御部11は、パラメータiのレースを予想・投票順リストに追加する。
〔ステップS34〕制御部11は、i<Nであるか判定する。i<Nの場合はステップS35に処理が進み、i≧Nの場合はステップS37に処理が進む。
【0059】
〔ステップS35〕制御部11は、iに1をインクリメントする。
〔ステップS36〕制御部11は、「締切時間」が予想・投票順リスト内の全レースに対して、「締切時間」±「予想時間-所定時間」の時間範囲内にあるか否かを判定する。時間範囲内にない場合はステップS33の処理に戻り、時間範囲内にある場合はステップS34の処理に戻る。
【0060】
〔ステップS37〕制御部11は、予想・投票順リストを締切時間の昇順にソートする。
〔ステップS38〕制御部11は、ソート後のリストをリターンして、予想・投票順リストを作成する。
【0061】
<動作の具体例>
次に図9から図21を用いて情報処理端末10の動作の具体的について説明する。なお、以降の説明では、2021/1/26の14:00にユーザ情報設定画面に入力があったものとする。
【0062】
(レース開催情報の取得)
図9はレース開催情報テーブルの一例を示す図である。制御部11は、レース主催者側から提供されるレース開催情報から当日(1/26)のレース開催情報テーブルT1aを作成して記憶部12に格納する。
【0063】
(ユーザ情報設定画面)
図10はユーザ情報設定画面の一例を示す図である。ユーザ情報設定画面20は、予想時間21および優先グレード22を表示し、さらにレースが行われる環境として、天候23、風向24および競技場25を表示する。予想時間21は、レースの予想にかかる時間をユーザが任意に設定できる項目である。
【0064】
優先グレード22は、レースのグレードを示し、複数のグレードのうちからユーザによって優先度の高いグレードが設定される項目である。図10の例では、グレードとして、SG・PGI、G1、G2、G3、女子および一般とある。また、グレード=SG・PGI、G1、女子にチェックが設定されており、チェックが設定されたグレードは、投票順を決定する際の優先条件になる。
【0065】
天候23は、レース場の天候として、晴、くもり、雨および雪を示す項目であり、優先ボタン23aまたはNGボタン23bによって、優先条件またはNG条件が天候に対して設定できる。図10の例では、晴に対して優先ボタン23aがONになっており、雪に対してNGボタン23bがONになっているから、晴は優先条件になり、雪はNG条件になる。
【0066】
風向24は、レース場の風向として、追(追い風)、向(向い風)、右横(右横風)、左横(左横風)および風速を示す項目である。追、向、右横および左横については、優先ボタン24aまたはNGボタン24bによって、優先条件またはNG条件が風向に対して設定でき、風速はユーザが任意の数値を設定可能である。図10の例では、追に対して優先ボタン24aがONになっているから、追は優先条件になる。
【0067】
競技場25は、レースが開催される場であり、優先選択欄25aまたはNG選択欄25bによって、競技場に対する優先条件またはNG条件が設定される。図10の例では、場1では優先選択欄25aのとこなめが選択され、NG選択欄25bに芦屋が選択されているから、場1ではとこなめが優先条件になり、芦屋はNG条件になる。また、場2では優先選択欄25aに児島が選択されているから、場2では児島が優先条件になる。
【0068】
(ユーザ情報の取得)
図11はユーザ情報テーブルの一例を示す図である。制御部11は、ユーザ情報設定画面20に入力されたユーザ情報からユーザ情報テーブルT2aを作成する。ユーザ情報テーブルT2aには、図10に示したユーザ情報設定画面20を介して設定されたユーザ情報が登録されており、記憶部12に格納される。
【0069】
(候補レースリストの作成処理の具体例)
図12から図15は候補レースリストの作成処理の具体例を説明するための図である。図12において、リストa1は、制御部11によって、「締切時間」が「処理開始時間」+「予想時間」以降のレースがリスト化されたものである。項目として、リストNo.、優先点数、日付、場名、レース番号、締切時間、グレード、天候、風向および風速を有する。
【0070】
ここで、「処理開始時間」は14:00である。また、「予想時間」は10分である。したがって、締切時間が14:10以降にあるレースがリストa1として作成される。なお、欄L11は、締切時間がそれぞれ14:05、14:07であるため、リストa1から除外される。
【0071】
図13において、制御部11は、リストa1の先頭から順に(リストNo.の若い順に)NG条件に当てはまるか否かを判定する。NG条件に当てはまるレースはリストa1から除外し、NG条件に当てはまらず、優先条件が設定されているレースには優先点数を設定する。なお、優先点数は、ユーザ情報設定画面20上の優先条件に対してONと設定された数である。
【0072】
例えば、NG条件として、天候=雪、場名=芦屋とする。また、優先条件として、グレード=SG・PGI、G1、女子、天候=晴、風向=追、場名=とこなめ、児島とする。
この場合、リストNo.1は、優先条件としてグレード=G1があるので優先点数=1となり、リストNo.2は、優先条件として風向=追があるので優先点数=1となる。
【0073】
リストNo.3は、優先条件として場名=児島があるので優先点数=1となり、リストNo.5は、優先条件として場名=とこなめ、および天候=晴があるので優先点数=2となる。
【0074】
リストNo.6は、NG条件として場名=芦屋があるのでリストa1から削除される。リストNo.7は、優先条件として風向=追があるので優先点数=1となり、リストNo.8は、優先条件としてグレード=G1があるので優先点数=1となる。さらに、リストNo.9は、優先条件として場名=児島があるので優先点数=1となる。
【0075】
図14、15において、制御部11は、図13に示したリストa1のリターンを行って、NG条件に当てはまるリストを除外し、かつ優先条件にもとづいて設定された優先点数を含む候補レースリストA1を作成する。
【0076】
(予想・投票順リストの作成処理の具体例)
図16から図20は予想・投票順リストの作成処理の具体例を説明するための図である。図16において、制御部11は、候補レースリストA1を優先点数の降順および締切時間の昇順にソートしたソートリストB10を作成する。
【0077】
この場合、制御部11は、最初に候補レースリストA1を優先点数の降順にソートする。このとき、優先点数が同一である複数のリストについては、その複数のリストに対して締切時間の昇順にソートを行う。
【0078】
ソートリストB10では、優先点数が0、1、2のリストが含まれるから、優先点数が2、1、0の高い順に各リストがテーブルの上から順に配置される。また、優先点数が同じ2であるリストは4つあり、それぞれの締切時間は、14:37、15:08、15:39、16:16であるので、締切時間が早い順にリストNo.1からリストNo.4として、テーブルの上から順に配置されている。優先点数が1、0であるリストについても同様である。
【0079】
図17から図20は、ソートリストB10から予想・投票順リストが作成されるまでの流れを示している。
〔ステップS41〕制御部11は、ソートリストB10からリストNo.1を抽出して、リストテーブルB11-1のリストデータb1とする。
【0080】
ここで、以降に示すステップS42からステップS47において、制御部11は、ソートリストB10のリストNo.2から順に抽出したリストデータの「締切時間」が、リストテーブル内の全レースに対して、「締切時間(リストテーブル内の各リストデータの締切時間)」±「予想時間-所定時間」の時間範囲内か否かの判定を行う。
【0081】
なお、「予想時間-所定時間」は所定値に該当し、「締切時間(リストテーブル内の各リストデータの締切時間)」-「予想時間-所定時間」は第1の時間に該当し、「締切時間(リストテーブル内の各リストデータの締切時間)」+「予想時間-所定時間」は第2の時間に該当する。また、所定時間については、任意の時間が設定可能であるが以降では、1分として説明する。
【0082】
制御部11は、ソートリストB10から抽出したリストデータの「締切時間」が、「締切時間(リストテーブル内の各リストデータの締切時間)」±「予想時間-1分」の時間範囲に含まれない場合は、時間条件を満たすものとして、抽出したリストデータをリストテーブルに追加する。
【0083】
また、ソートリストB10から抽出したリストデータの「締切時間」が、該時間範囲に含まれる場合は、時間条件を満たさないものとして、抽出したリストデータのリストテーブルへの追加は行わない。ステップS42以降で具体的に説明する。
【0084】
〔ステップS42〕制御部11は、ソートリストB10からリストNo.2を抽出し、リストNo.2に対する時間判定を行う。この場合、リストNo.2の締切時間は、15:08である。
【0085】
また、リストテーブルB11-1にはリストデータb1があり、リストデータb1の締切時間は14:37である。そして、この場合の時間範囲は、14:37±9分(14:28~14:46)になる。
【0086】
よって、リストNo.2の締切時間=15:08は、時間範囲=14:37±9分(14:28~14:46)に含まれないので、時間条件を満たすものとして、リストNo.2は、リストテーブルB11-1に追加される。追加したリストNo.2をリストデータb2とし、リストデータb1、b2を含むリストテーブルをリストテーブルB11-2とする。
【0087】
〔ステップS43〕制御部11は、ソートリストB10からリストNo.3を抽出し、リストNo.3に対する時間判定を行う。この場合、リストNo.3の締切時間は、15:39である。
【0088】
また、リストテーブルB11-2にはリストデータb1、b2があり、リストデータb1の締切時間は14:37であり、リストデータb2の締切時間は15:08である。このため、時間範囲は、14:37±9分(14:28~14:46)と、15:08±9分(14:59~15:17)とになる。
【0089】
よって、リストNo.3の締切時間=15:39は、時間範囲=14:37±9分(14:28~14:46)および15:08±9分(14:59~15:17)に含まれないので、時間条件を満たすものとして、リストNo.3は、リストテーブルB11-2に追加される。追加したリストNo.3をリストデータb3とし、リストデータb1、b2、b3を含むリストテーブルをリストテーブルB11-3とする。
【0090】
〔ステップS44〕上記に示したような時間判定がソートリストB10のリストNo.4以降についても行われる。ステップS44では、ソートリストB10のリストNo.4、No.5が時間範囲を満たすと判定されて、リストテーブルB11-3に追加されたリストテーブルB11-4が示されている(追加したリストNo.4、No.5をリストデータb4、b5とする)。
【0091】
〔ステップS45〕制御部11は、ソートリストB10からリストNo.6を抽出し、リストNo.6に対する時間判定を行う。この場合、リストNo.6の締切時間は、14:28である。
【0092】
また、リストテーブルB11-4にはリストデータb1、・・・、b5がある。上述のようにして、リストデータb1、・・・、b5の締切時間にもとづく時間範囲が算出されるが、リストNo.6の締切時間=14:28は、リストデータb1の時間範囲=14:37±9分(14:28~14:46)に含まれる。よって、リストNo.6は、時間条件を満たさないので、リストテーブルB11-4に追加されない。
【0093】
〔ステップS46〕上記に示したような時間判定がソートリストB10のリストNo.7からNo.50についても行われる。ステップS46では、ソートリストB10のリストNo.7からNo.50のうち、時間条件を満たすと判定されたリストデータが、リストテーブルB11-4に追加されたリストテーブルB11-5が示されている。
【0094】
なお、候補レースリストA1のリストNo.1からNo.50のうち、時間条件を満たすと判定されるリストNo.を示すと、1、5、6、10、13、16、19、23、26、30、31、33、34、36、37、39、40、42、43、45、47、49、50になる。リストテーブルB11-5では、これらのNo.を持つリストに対して、順に1から23のNo.が振られている。
【0095】
〔ステップS47〕制御部11は、リストテーブルB11-5を締切時間の昇順にソートして、予想・投票順リストB1を作成する。このような時間判定を行って予想・投票順リストB1を作成することにより、予想時間が十分に確保可能なレースの予想・投票順を決定することができる。
【0096】
<画面の出力例>
図21は画面の出力例を示す図である。制御部11は、情報処理端末10のディスプレイ13に、予想・投票順情報3aを表示する。予想・投票順情報3aは、図20のステップS47で作成された予想・投票順リストB1のうちの上位リストの内容を含む(図21の例では、予想・投票順リストB1のうちのリストNo.1からNo.3の内容が表示されている)。
【0097】
予想・投票順情報3aは、項目として、順番(おすすめ順番)、場名、レース番号、グレード、天候・風向、締切時間および備考を有する。また、画面には、各行に対応した削除チェック欄3a1と、更新ボタン3a2とが設けられている。
【0098】
更新ボタン3a2が押されることで、図6の処理が再度実行され、予想・投票順情報3aの表示内容が更新される。このとき、削除チェック欄3a1にユーザが削除チェックを行ったレースは、ステップS24とステップS25により候補レースリストから除外される。なお、削除チェック欄3a1にユーザが削除チェックを行わずに更新ボタン3a2が押された場合でも、処理開始時間が更新されるため、予想・投票順情報3aの表示内容が更新される。
【0099】
以上説明したように、本発明によれば、レースの順番予想を自動化して、レースの予想・投票順の支援サービスの向上を図ることが可能になる。また、予想・投票順の計算を自動化することで、締切等による買い逃し(投票機会損失)の防止や投票順の効率化が実現できるため、時間毎の投票回数が増加することが期待でき、売上の増加に貢献できる。
【0100】
上記で説明した本発明の情報処理端末1、10の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。この場合、情報処理端末1、10が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
【0101】
処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶部、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等がある。磁気記憶部には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等がある。光ディスクには、CD-ROM/RW等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto Optical disk)等がある。
【0102】
プログラムを流通させる場合、例えば、そのプログラムが記録されたCD-ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶部に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0103】
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶部に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶部からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。
【0104】
また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP、ASIC、PLD等の電子回路で実現することもできる。
【0105】
以上、実施の形態を例示したが、実施の形態で示した各部の構成は同様の機能を有する他のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。
【符号の説明】
【0106】
1 情報処理端末
1a 制御部
1b 記憶部
1c 表示部
3 予想・投票順情報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22