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特許7457139医療情報照会及び入力システム、医療情報照会及び入力方法、並びにこれを実行するプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-18
(45)【発行日】2024-03-27
(54)【発明の名称】医療情報照会及び入力システム、医療情報照会及び入力方法、並びにこれを実行するプログラム
(51)【国際特許分類】
   G16H 80/00 20180101AFI20240319BHJP
【FI】
G16H80/00
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2022546515
(86)(22)【出願日】2021-01-25
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-30
(86)【国際出願番号】 KR2021000954
(87)【国際公開番号】W WO2021153959
(87)【国際公開日】2021-08-05
【審査請求日】2022-07-29
(31)【優先権主張番号】10-2020-0010743
(32)【優先日】2020-01-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0124253
(32)【優先日】2020-01-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0124254
(32)【優先日】2020-09-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521038496
【氏名又は名称】エイチディー・ジャンクション・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ジ・ヒュン・シン
(72)【発明者】
【氏名】ジェ・ヒュン・ハン
【審査官】木村 慎太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-126725(JP,A)
【文献】特開2019-003230(JP,A)
【文献】特開2018-173902(JP,A)
【文献】特開2011-197918(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G16H 10/00-80/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末がデータベースから基準日以前の患者の医療情報の提供を受けるステップ;
処理部が前記提供された医療情報のうち日付別フィールド別情報を前記フィールド別に定義された形態で端末のインターフェース上に表示できるように、前記提供された医療情報の中から一部を抽出または加工して複数のオブジェクトを各々生成するステップ;
前記処理部が前記インターフェース上に前記各々のオブジェクトを別途のセクション形態で日付別に時系列的に表示するステップ;及び、
前記インターフェース上に表示された基準日以前のセクションを選択してドラッグ移動させて基準日または基準日以後に該当するフィールドの内容を入力するステップ;を含み、
前記複数のオブジェクトのうち既設定されたフィールドのオブジェクトは、該当日付の情報を該当日付以前の情報と比較した結果を含み、
前記インターフェース上の前記既設定されたフィールドのセクションは、該当フィールドで該当日付の情報と該当日付以前の情報を比較した結果を含んで表示する医療情報照会及び入力方法。
【請求項2】
前記既設定されたフィールドは、患者の検査結果を表示するフィールドのうち一つであり、
前記既設定されたフィールドのセクションは、該当日付の検査結果情報及び以前日付の検査結果対比増減情報を表示する請求項に記載の医療情報照会及び入力方法。
【請求項3】
前記該当日付の検査結果情報は数字で表示され、前記検査結果対比増減情報は記号で表示される請求項2に記載の医療情報照会及び入力方法。
【請求項4】
前記既設定されたフィールドのセクションは、該当日付の検査結果が正常かどうかに対する情報をさらに表示する請求項2に記載の医療情報照会及び入力方法。
【請求項5】
ユーザが前記インターフェース上で既設定されたフィールドのセクションを選択する場合、前記セクションの詳細情報を詳細表示ウィンドウを介して表示するステップをさらに含み、
前記詳細表示ウィンドウで表示される情報の量は、前記セクションに表示される情報の量より多い請求項1に記載の医療情報照会及び入力方法。
【請求項6】
前記インターフェースに表示される複数のセクションのうち診断情報フィールドに該当するセクションは、主診断名と副診断名または主診断名と疑症に対する情報を表示する請求項1に記載の医療情報照会及び入力方法。
【請求項7】
前記セクションは、記号、色相、文字形状のうちいずれか一つを利用して主診断名と副診断名または主診断名と疑症を区分可能に表示する請求項6に記載の医療情報照会及び入力方法。
【請求項8】
日付情報及びフィールド情報によって各々別途のセクション形態で患者の医療情報を表示するインターフェース;及び、
データベースから提供される患者の医療情報を前記インターフェース上に表示できるように加工する処理部;を含み、
前記処理部は、前記各々のセクションがフィールド情報によって定義された形態で前記インターフェース上に表示されることができるように、前記提供された医療情報の中から一部を抽出または加工して各々のフィールド別日付別セクションに相応する複数のオブジェクトを生成するオブジェクト生成部を含み、
前記インターフェースは、ユーザが基準日以前のセクションを選択してドラッグ移動させて基準日または基準日以後の該当するフィールドの内容を入力することができるように構成され、
前記オブジェクト生成部は、既設定されたフィールドのオブジェクトを生成するにあたって、該当フィールドの該当日付情報と該当日付以前の情報を比較した結果を含むように該当フィールドの前記オブジェクトを生成し、
前記インターフェース上に表示される前記既設定されたフィールドのセクションは、前記比較した結果を含んで表示するように構成される医療情報照会及び入力システム。
【請求項9】
前記既設定されたフィールドは、患者の検査結果を表示するフィールドのうち一つであり、
前記既設定されたフィールドのセクションは、該当日付の検査結果情報及び以前日付の検査結果対比増減情報を表示する請求項に記載の医療情報照会及び入力システム。
【請求項10】
前記該当日付の検査結果情報は数字で表示され、前記検査結果対比増減情報は記号で表示される請求項9に記載の医療情報照会及び入力システム
【請求項11】
前記既設定されたフィールドのセクションは、該当日付の検査結果が正常範囲かどうかに対する情報をさらに表示する請求項9に記載の医療情報照会及び入力システム
【請求項12】
前記インターフェースは、ユーザが既設定されたフィールドのセクションを選択する場合、前記セクションの詳細情報を表示する詳細表示ウィンドウを選択的に表示するように構成され、前記詳細表示ウィンドウで表示される情報の量は、前記セクションで表示される情報の量より多い請求項8に記載の医療情報照会及び入力システム
【請求項13】
前記インターフェースに表示される複数のセクションのうち診断情報を表示するフィールドに該当するセクションは、主診断名と副診断名または主診断名と疑症を表示し、記号、色相、文字形状のうちいずれか一つを利用して主診断名と副診断名または主診断名と疑症を区分可能に表示する請求項8に記載の医療情報照会及び入力システム
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療情報照会及び入力方法、並びにこれを実行するプログラムに関し、より詳しくは、可読性及びユーザ便宜性を改善した医療情報照会及び入力システム、照会及び入力方法、並びにこれを実行するプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来は患者の医療情報をペーパーに記載して管理したが、現在は電子医務記録(electronic medical record)形態で電算化が行われた。病院ではこのような電子医務記録を照会、記録及び活用するためのシステムが構築されており、ユーザは、コンピュータのようなユーザ端末を介して電子医務記録に接近することでこれを照会して記録する。
【0003】
ただし、既存の電子医務記録を照会及び入力するためのシステムのインターフェースは、ライブラリ形態で構成されて所望の記録に接近する手順が複雑であるという短所があった。そして、日付別または医療情報の種類によって各々別途のウィンドウを介して表示されるため、ユーザが記録の時系列的変化を確認してこれに基づく診療を実行しにくいという短所があった。このような従来のシステムインターフェースは、複雑な構造のため専門性のない患者のようなユーザが接近して使用するには限界があり、タブレットPC及び携帯電話モバイルなどに多角化されるユーザ端末への適用性が落ちる問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、前記問題点を解決するためのものであって、ユーザが所望する医療情報を容易に照会でき、患者の病歴及び状態を時系列的に確認することができる医療情報照会及び入力システム、照会及び入力方法、並びにこれを実行するプログラムを提供するためである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、データベースから基準日以前の患者の医療情報を読み出すステップ、端末のインターフェース上に前記患者の医療情報を日付別フィールド別に区分された複数のセクション形態で表示するステップ、及び前記インターフェース上に表示された基準日以前のセクションを利用して基準日または基準日以後の情報を入力するステップを含む医療情報照会及び入力方法を提供する。
【0006】
ここで、前記インターフェース上に前記複数のセクションは、日付別に整列されて表示され、前記基準日または基準日以後の情報が入力される領域は、前記基準日以前の情報が表示される領域と分離され、ユーザのスクロール動作により基準日以前のセクションが移動する間に前記基準日または基準日以後の情報が入力される領域は、固定された状態を維持する。
【0007】
そして、前記基準日または基準日以後の情報が入力される領域は、前記インターフェース上で前記基準日以前の情報が表示される領域の右側に配置される。
【0008】
前記入力ステップは、前記インターフェース上に表示された基準日以前のセクションを選択して基準日または基準日以後の位置にドラッグアンドドロップ方式に移動させ、前記基準日または基準日以後の情報を入力する。
【0009】
ここで、前記基準日以前のセクションは、複数の単位情報を含み、前記各々の単位情報は、区分されたオブジェクトで認識可能に表示され、ユーザは、前記入力ステップで一つのセクション全体を選択することも可能であり、前記セクションの中から一部単位情報を選択することも可能である。
【0010】
そして、前記入力ステップでユーザが前記一つのセクション全体を選択してドラッグ方式に移動させて入力する場合、前記基準日または基準日以後の情報に前記セクションに含まれている全ての単位情報が入力され、前記セクションの中から一部単位情報を選択してドラッグ方式に移動させて入力する場合、前記基準日または基準日以後の情報に前記選択された一部単位情報が入力される。
【0011】
前記入力ステップを介して入力された基準日または基準日以後の単位情報が、既設定された整列基準によって自動的に整列されるステップをさらに含む。
【0012】
前記基準日または基準日以後の情報を入力するステップは、該当フィールドに対する入力ウィンドウを呼び出して、前記入力ウィンドウを介して情報を入力するステップをさらに含む。
【0013】
一方、前記入力ステップで入力される前記基準日または基準日以後の情報は、処方フィールドに対する情報を含み、前記入力された処方フィールドに検査項目が含まれている場合、前記基準日または基準日以後の検査フィールドに別途のセクションが生成される。そして、前記生成された検査フィールドのセクションは、検査完了可否に対する情報を含む。
【0014】
本発明は、日付情報及びフィールド情報によって各々の別途のセクション形態で患者の医療情報を表示し、ユーザが患者の医療情報を入力することができるインターフェース;及び、データベースから提供される患者の医療情報を前記インターフェース上に表示できるように加工し、前記インターフェースから入力される情報を処理する処理部;を含み、前記処理部は、ユーザが前記インターフェース上で基準日以前のセクションを利用して基準日または基準日以後の情報を入力すると、前記入力された情報に基づいて前記基準日または基準日以後のセクションを生成して前記インターフェース上に表示する医療情報照会及び入力プログラムを提供する。
【0015】
ここで、前記インターフェースは、基準日以前の情報が表示される領域と、基準日または基準日以後の情報を入力するための領域と、を含み、前記二つの領域は互いに区分されて、ユーザの操作により基準日以前の領域にあるセクションが移動する間に基準日または基準日以後の情報が入力される領域は、固定された状態を維持する。
【0016】
前記処理部は、前記インターフェースを介してユーザが入力した情報を処理する入力処理部;及び、前記データベースから提供され、または前記インターフェースを介して入力された患者の医療情報から、前記インターフェース上の前記セクションに表示できるように、日付情報及びフィールド情報に該当する各々のオブジェクトを生成するオブジェクト生成部;を含み、前記入力処理部は、ユーザが前記インターフェース上で前記基準日以前のセクションを選択してドラッグドロップ方式にこれを基準日または基準日以後の情報を入力する領域に移動させると、前記セクションに相応する情報が入力されたことに処理し、前記オブジェクト生成部は、前記入力された情報を前記インターフェース上に表示できるように入力された情報に対するオブジェクトを生成する。
【0017】
そして、前記基準日以前のセクションは、複数の単位情報を含み、前記各々の単位情報は、区分されたオブジェクトで認識可能に表示されて、ユーザは、セクション全体を選択して移動させて基準日または基準日以後の情報を入力し、またはセクションの中から一部単位情報を選択して移動させて基準日または基準日以後の情報を入力することができるように構成される。
【0018】
一方、前記入力処理部は、ユーザがセクション全体を選択して入力する場合、前記選択されたセクション全体の内容が入力されたことに処理し、ユーザが一部単位情報を選択して入力する場合、選択された一部単位情報に該当する内容が入力されたことに処理する。
【0019】
そして、前記オブジェクト生成部は、入力された基準日または基準日以後の単位情報が既設定された整列基準によって自動的に整列されて表示されることができるようにオブジェクトを生成する。
【0020】
本発明は、日付情報及びフィールド情報によって各々別途のセクション形態で患者の医療情報を表示し、前記患者の医療情報を表示するモードを選択することができるモード選択部を含むインターフェース;及び、データベースで提供される患者の医療情報を、前記モード選択部で選択されたモードに基づいて前記インターフェース上に表示できるように加工する処理部;を含む医療記録照会及び入力プログラムを提供する。
【0021】
そして、前記モード選択部は、ユーザが第1のモード及び第2のモードの中から一つを選択することができるように構成され、前記第1のモードは、患者の基本医療情報を前記インターフェース上に日付別フィールド別に区分して表示し、前記第2のモードは、ユーザが選択した代表値に基づいて、前記患者の基本医療情報の中から関連されたフィールド情報を抽出して表示する。
【0022】
前記モード選択部は、ユーザが第1-1のモードをさらに選択できるように構成され、前記第1-1のモードは、患者の基本医療情報を前記インターフェース上に日付別に区分して表示し、日付別医療情報のうち不在のフィールド情報による空白が最小化になるように上側に整列されて表示される。
【0023】
前記モード選択部は、前記第2のモード選択時、ユーザが代表値を選択することができる代表値選択ウィンドウを提供する。そして、前記モード選択部は、前記第2のモード選択時、ユーザが選択した代表値に相応する関連フィールド情報を修正することができる関連フィールド選択ウィンドウを提供する。
【0024】
本発明は、データベースから患者の医療情報の提供を受けるステップ;端末のインターフェース上に患者の医療情報を日付別フィールド別に区分して別途のセクション形態で時系列的に表示するステップ;ユーザが前記インターフェースを介して代表値を選択するステップ;及び、前記代表値と関連したフィールドに該当するセクションを抽出して前記インターフェース上に表示するステップ;を含む医療記録照会及び入力方法を提供する。
【0025】
ここで、前記ユーザが選択する代表値は、診療科目、診断名、検査名称、処置名称、薬物名称のうち一つである。
【0026】
各代表値に対する関連フィールド情報は、既設定されており、前記抽出されたセクションを表示するステップは、前記選択された代表値に相応する既設定された関連フィールド情報に対するセクションを抽出して表示できる。
【0027】
そして、前記関連フィールド情報は、ユーザが前記インターフェースを介して修正可能であり、前記抽出されたセクションを表示するステップは、ユーザにより修正された関連フィールド情報に対するセクションを抽出して表示できる。
【0028】
本発明は、データベースから患者の医療情報の提供を受けるステップ;前記提供を受けた医療情報に基づいてユーザ端末のインターフェース上にセクション形態で表示するためのオブジェクトを生成するステップ;ユーザが前記インターフェースを介して代表値を選択するステップ;及び、前記代表値と関連したオブジェクトを前記インターフェース上にセクション形態で表示するステップ;を含む医療記録照会及び入力方法を提供する。
【0029】
そして、前記インターフェース上にセクション形態で表示するステップは、日付情報及びフィールド情報によって複数のセクションを2次元的に分類して表示する。
【0030】
前記各々のオブジェクトは、日付情報及びフィールド情報を含み、前記インターフェース上にセクション形態で表示するステップは、前記代表値と関連したフィールドに相応するオブジェクトを選択的に前記インターフェース上にセクション形態で表示する。
【0031】
そして、前記ユーザが選択する代表値は、診療科目、診断名、検査名称、処置名称、薬物名称のうち一つである。
【0032】
各代表値に関連フィールド情報が既設定されており、前記代表値と関連したオブジェクトを前記インターフェース上にセクション形態で表示するステップは、前記既設定された関連フィールド情報に該当するセクションを選択的に表示できる。
【0033】
前記関連フィールド情報は、ユーザが前記インターフェースを介して修正可能であり、前記代表値と関連したオブジェクトを前記インターフェース上にセクション形態で表示するステップは、前記修正された関連フィールド情報に該当するセクションを選択的に表示できる。
【0034】
本発明は、データベースから基準日以前の患者の医療情報の提供を受けるステップ;前記提供された医療情報のうち日付別フィールド別情報を既設定された政策によって端末のインターフェース上に表示できるように、前記提供された医療情報の中から一部を抽出または加工して複数のオブジェクトを各々生成するステップ;及び、前記インターフェース上に前記各々のオブジェクトを別途のセクション形態で表示するステップ;を含む。
【0035】
そして、既設定されたフィールドのオブジェクトは、該当日付以前の情報と該当日付の情報を比較した結果を含むように生成され、前記インターフェース上に前記既設定されたフィールドのセクションは、該当日付以前の情報と該当日付の情報を比較した結果を含んで表示する。
【0036】
前記既設定されたフィールドは、患者の検査結果を表示するフィールドのうち一つであり、前記既設定されたフィールドのセクションは、該当日付の検査結果情報及び以前日付の検査結果対比増減情報を表示することができる。
【0037】
前記該当日付の検査結果情報は数字で表示され、前記増減情報は記号で表示される。
【0038】
そして、前記既設定されたフィールドのセクションは、該当日付の検査結果が正常範囲かどうかをさらに表示できる。
【0039】
そして、ユーザが前記インターフェース上で選択したセクションの詳細情報を詳細表示ウィンドウを介して表示するステップをさらに含み、前記詳細表示ウィンドウで表示される情報量は、前記セクションで表示される情報量より多い。
【0040】
前記複数のセクションのうち診断情報を表示するフィールドに該当するセクションは、主診断名と副診断名または主診断名と疑症を表示することができる。
【0041】
そして、前記セクションは、記号、色相、文字形状のうちいずれか一つを利用して主診断名と副診断名または主診断名と疑症を区分可能に表示できる。
【0042】
一方、本発明は、日付情報及びフィールド情報によって各々の別途のセクション形態で患者の医療情報を表示し、ユーザが患者の医療情報を入力することができるインターフェース;及び、データベースから提供される患者の医療情報を前記インターフェース上に表示できるように加工する処理部;を含み、前記処理部は、前記各々のセクションが既設定された政策によって前記インターフェース上に表示されることができるように、前記提供された医療情報の中から一部を抽出または加工して各々のセクションに相応する複数のオブジェクトを生成するオブジェクト生成部を含む医療情報照会及び入力プログラムを提供する。
【0043】
そして、前記オブジェクト生成部は、既設定されたフィールドのオブジェクトを生成するにあたって、該当日付情報と該当日付以前の情報を比較した結果を含むように前記オブジェクトを生成し、前記インターフェース上に表示される前記既設定されたフィールドのセクションは、前記比較した結果を含んで表示するように構成される。
【0044】
そして、前記既設定されたフィールドは、患者の検査結果を表示するフィールドのうち一つであり、前記既設定されたフィールドのセクションは、該当日付の検査結果情報及び以前日付の検査結果対比増減情報を表示する。
【0045】
そして、前記該当日付の検査結果情報は数字で表示され、前記比較情報は記号で表示される。
【0046】
前記既設定されたフィールドのセクションは、該当日付の検査結果が正常範囲かどうかをさらに表示する。
【0047】
そして、前記インターフェース部は、ユーザが選択したセクションの詳細情報を表示するための詳細表示ウィンドウを選択的に表示できるように構成され、前記詳細表示ウィンドウで表示される情報量は、前記セクションで表示される情報量より多い。
【0048】
前記インターフェースに表示される前記複数のセクションのうち診断情報を表示するフィールドに該当するセクションは、主診断名と副診断名または主診断名と疑症を表示し、記号、色相、文字形状のうちいずれか一つを利用して主診断名と副診断名または主診断名と疑症を区分可能に表示される。
【0049】
本発明は、データベースから基準日以前の患者の検査情報を含む医療情報の提供を受けるステップ;前記提供された患者の医療情報から日付別フィールド別に各々のオブジェクトを生成するステップ;端末のインターフェース上に前記各々のオブジェクトを別途のセクション形態で日付別に表示するステップ;及び、ユーザが選択した検査フィールドに相応する日付別検査結果情報を別途の表示ウィンドウを介してグラフで表示するステップ;を含む医療情報照会及び入力方法を提供する。
【0050】
前記提供された医療情報は、日付別処置情報または日付別処方情報を含み、前記グラフで表示するステップは、前記日付別処置情報または日付別処方情報を前記日付別検査結果情報と同じ時間軸上に表示される。
【0051】
前記検査結果は、複数の細部検査項目に対する結果を含み、前記グラフで表示するステップは、前記各々の細部検査項目別に別途のグラフを表示し、前記ユーザが処置情報または処方情報の中から一つを選択する場合、選択された処置情報または処方情報と関連した細部検査項目のグラフが、他の細部検査項目のグラフと差別的に識別されるように表示される。
【0052】
前記グラフで表示するステップは、前記各々の細部検査項目に相応する複数のグラフが同じ時間軸上に重なって表示される。
【発明の効果】
【0053】
本発明による場合、一つのインターフェース画面を介して複数の日付の医療情報を時系列的に同時に確認することが可能であるため、ユーザが関連性のある情報の時間的変化推移及び各フィールド情報間の相関関係を容易に把握できるという長所がある。
【0054】
また、本発明でインターフェースに表示される方式は、既存のペーパー形態の診療チャートと類似した構造であって、ユーザに見慣れる使用環境を提供し、ユーザは、これを介して各フィールド別情報を容易に区分して識別できる。
【0055】
そして、本発明による場合、既存の患者医療情報を利用して新規入力を進行することが可能であるため、情報入力が容易であり、タッチスクリーンのような多様なデバイス環境で容易に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
図1】本発明の一実施例による医療情報照会及び入力システムの構成を示す。
図2図1のユーザ端末の主要構成を示すブロック図である。
図3図2のインターフェースを示す。
図4図3で一部セクションの細部内容を表示する形態を示す。
図5図3で一部検査結果を別途ウィンドウを介して時系列的に表示した形態を示す。
図6図1のシステムにより実行される医療情報照会及び入力方法を示す流れ図である。
図7】インターフェースに第1のフィールドの内容を入力する一例を示す。
図8】インターフェースに第1のフィールドの内容を入力する他の例を示す。
図9】インターフェースに第2のフィールドの内容を入力する一例を示す。
図10】インターフェースに第2のフィールドの内容を入力する一例を示す。
図11図8乃至図10で説明した入力動作を説明する流れ図である。
図12】ユーザが選択した代表値関連情報を表示したインターフェースを示す。
図13】ユーザが選択した代表値関連情報を選択的に表示する方法を示す流れ図である。
図14】第1の表示モードで上側に整列された表示モードを示す。
図15】第1の表示モードでフィールド別に整列されたモードを示す。
図16】第2の表示モードでフィルタ値を設定する形態を示す。
図17】第2の表示モードで上側に整列された表示モードを示す。
図18】第2の表示モードでフィールド別に整列されたモードを示す。
図19】診断及び検査情報が表示されるインターフェースの一例を示す。
図20】検査情報が詳細照会ウィンドウを介して表示されるインターフェースの一例を示す。
図21】特定検査項目に対して表示されるグラフを示す。
【発明を実施するための形態】
【0057】
以下、図面を参考にして本発明の実施例に係る医療情報照会及び入力システム、照会及び入力方法、並びにこれを実行するプログラム、装置またはシステムに対して具体的に説明する。以下の説明において、各構成要素の位置関係は、原則的に図面を基準にして説明する。そして、図面は、説明の便宜のために発明の構造を単純化し、または必要な場合は誇張して表示されることができる。したがって、本発明がこれに限定されるものではなく、その他の各種装置を付加したり、変更または省略したりして実施することもできる。
【0058】
図1は、本発明の一実施例に係る医療情報照会及び入力システムの構成を示す。図1に示すように、サーバ100は、各種検査装置10、患者が保有している各種端末20、外部医療機関のサーバ30、及び複数のユーザ端末200などとネットワークを利用して連結されて情報の伝達を受けることができるように構成される。このようなサーバ100は、内部に各種医療情報を格納するデータベース110を備え、ネットワークを介して提供される患者の各種医療情報をデータベース110上に格納する。データベース110に格納されるデータは、患者の人的事項及び過去の病歴に対する多様な情報を含むことができる。例えば、診療記録、手術記録、介護記録、麻酔記録など、医療関係者が直接記録した情報を含むことができる。または、映像検査、機能検査など、多様な検査に対する結果情報、そして過去診療時に実行された処置事項、処方履歴に対する情報を含むことができる。さらに、外部医療機関から伝達を受けた患者の医療情報を含むことができ、患者が保有している装置を介して送信される各種測定結果及び要求事項などに対する情報を含むことができる。
【0059】
図1ではサーバ100が複数のユーザ端末200と連結される構造を開示しているが、個人病院のような小型医療機関ではサーバが単数のユーザ端末と連結されることも可能である。また、図1ではサーバとユーザ端末が別個の装置を構成することを開示しているが、ユーザ端末自体がデータベースを備えて一つの装置でサーバ及びユーザ端末の役割を同時に遂行することも可能である。このようなサーバは、医療機関内に備えられるハードウェアで構成されることも可能であるが、ユーザがどこでもインターネットを介して接近可能にインターネット上のクラウドサーバを利用して構成することも可能である。
【0060】
ユーザ端末200は、インターフェース220を介してユーザが患者の医療情報を照会し、医療情報を入力することができる装置である。このようなユーザ端末200は、デスクトップ、ノートブック、タブレットPC、携帯電話モバイルなど、ユーザに情報を表示することができ、ユーザが情報を入力することができる多様な電子装置を利用して構成できる。本実施例において、ユーザ端末200は、医療関係者が使用するユーザ端末を中心にして説明するが、本発明がこれに限定されるものではなく、患者が自分の医療機録情報を照会して情報を入力することができるユーザ端末で構成されることも可能である。
【0061】
ユーザ端末200を介して入力される患者の医療情報は、データベース110上に新しく格納またはアップグレードされることができる。また、ユーザ端末200を介して処置内容、処方内容、予約などのオーダー情報が入力されると、該当オーダーを実行することができるように該当情報をサーバ100を介して処方伝達システム300に伝達できる。
【0062】
図2は、図1のユーザ端末の主要構成を示すブロック図である。図2に示すように、ユーザ端末200は、処理部210及びインターフェース220を含んで構成されることができる。
【0063】
処理部210は、インターフェース220を介して要求される患者の医療情報をデータベース110に要求し、データベース110を介して提供される患者の医療情報をインターフェース220に表示できるように加工する構成である。ここで、データベース110は、便宜上、サーバのデータベースの図面符号を利用して表示するが、これに限定されるものではなく、外部の他のシステムのデータベースまたはユーザ端末自体的に保有しているデータベースであってもよい。そして、インターフェース220を介して入力される入力情報をデータベース110に格納することができるように送信し、入力情報のうちオーダー事項は、処方伝達システム300に伝達できるようにオーダー情報を生成して伝達する構成である。
【0064】
そして、インターフェース220は、ユーザ端末200のディスプレイを介してユーザに医療情報を表示する構成である。また、ユーザは、インターフェース220を介して診療記録、処置内容、処方内容などの情報を入力することができる。このとき、ユーザは、キーボード、マウス、入力ペンなどを利用してインターフェースを介して各種情報を入力することができ、ディスプレイがタッチスクリーンで構成される場合、タッチ方式を利用して情報を入力することも可能である。
【0065】
図3は、図2のインターフェースを示す。図3に示すように、インターフェース220の上段には患者の名前、性別、年齢などの患者情報が表示され、各種機能を選択することができる選択アイコンが配置される。そして、下側には選択された患者の各種医療情報を表示したり記録したりできる空間が形成される。このような患者の医療情報は、診断記録、検査記録、手術記録、入院記録などの各種病歴情報を含む。このような医療情報は、図3に示すように、水平方向に形成された時間軸に沿って、病歴に該当する各イベントが発生した日付別に表示される。したがって、ユーザは、一つのインターフェース画面を介して患者の病歴を時間経過順に確認することが可能である。
【0066】
具体的に、時間軸に沿って患者の病歴に該当するイベントが発生した日付が各々表示される。一般的に時間軸の左側から所定間隔離れた位置に基準日が表示され、基準日の左側方向に基準日以前の日付が表示される。ここで、基準日は、設定された日付であり、一般的にユーザが医療情報を照会または入力する当日である。そして、各日付の下側垂直方向に該当日付の医療情報が表示される。このとき、縦軸は、医療情報の内容及び特性によって区分される複数のフィールドに区分される。このようなフィールドは、診断名フィールド、診療記録フィールド、検査フィールド、処方フィールドなどを含むことができる。したがって、データベース上に格納された患者の医療情報は、インターフェース上に病歴に該当する日付別に、情報の性格によって区分されて該当フィールドの位置に表示される。ユーザは、該当日付別医療情報を縦方向にスクロールしながら、各フィールドに該当する内容を確認することができる。ただし、図3のように、フィールドのうち一部フィールド(本実施例による場合、処方フィールド)は、ユーザ便宜性を考慮してインターフェースの下段で選択的にライズアップされるように構成されることができる(ここで、フィールドとは、各サブフィールドの集合からなる上位概念であって、サブフィールドと区分される意味で使われ、または情報の特性による分類を意味するものであって、サブフィールド自体を含む意味で使用することもできる)。
【0067】
従来のシステムによるインターフェースはライブラリ形態で構成されるため、各々の情報に接近する手順が複雑であり、情報が個別的に管理されて表示されるため、ユーザが患者の過去医療情報に基づいて総合的に判断しにくいという短所があった。これに比べて、本発明による場合、ユーザは、一つのインターフェース画面を介して複数の日付の医療情報を時系列的に同時に確認することが可能である。また、患者の医療情報がフィールド別に区分されて時系列的に表示されるため、関連性のある情報の時間的変化推移を容易に把握できる。特に、多様なフィールドに該当する情報が一つの画面を介して表示されるため、各フィールドの情報間の相関関係を容易に把握できる(例えば、処方薬剤変更による血糖検査数値変化の相関関係)。したがって、ユーザは、本発明によるインターフェースを介して患者の病歴及び処方履歴を容易に把握することが可能であり、患者の状態推移及び既存処方の効用性等に対して総合的に判断することが可能である。
【0068】
患者の日付別フィールド別情報は、インターフェース上で各々セクション形態で提供される。ここで、セクション形態で提供されるとは、各々が別個のエンティティで形成され、インターフェース上でグラフィック的にも他の日付別フィールド別情報と区分されることができるように表示されることを意味する。そして、ユーザは、セクション単位で詳細情報内容を閲覧することができ、セクション単位でインターフェース上で位置を移動させることができる。一例として、図3に示すように、各々の日付別フィールド別情報は、インターフェースの背景上にカード状のセクション221で表示される。このような構造は、既存のペーパー形態の診療チャートと類似した構造であって、ユーザに見慣れる使用環境を提供し、ユーザは、これを介して各フィールド別情報を容易に区分して識別できる。ただし、このようなセクション221は、該当日付のフィールド別に一つのセクションで構成されるものではなく、該当フィールドに複数のサブフィールドが存在する場合、サブフィールド別に別途のセクションを構成する。例えば、検査フィールドでは血液検査、血液検査、X-ray検査など、検査の種類によって各々別個のセクションで表示されることができ、処方フィールドでは薬物処方、処置処方、検査処方、リハビリ治療処方など、処方の種類によって各々別個のセクションで表示されることができる。
【0069】
このように、本実施例に係るインターフェースの基本画面は、日付別フィールド別にセクションが整列された形態で表示される。したがって、特定日付には一部フィールドに該当する情報がなくて別途のセクションが生成されずに空白に残された部分が発生できる。したがって、インターフェースは、同日付のセクション間に空白が発生しないように上側に整列して表示する機能を含む。したがって、ユーザは、該当機能を選択し、日付別記録を照会するにあたって、縦方向に画面をスクロールすることを最小化させながら患者の医療情報を確認することができる。
【0070】
図4は、図3で一部セクションの細部内容を表示する形態を示す。インターフェース220上に表示される各々のセクション221は、該当日付別フィールド別情報が加工されて表示される。ユーザが該当セクションの詳細情報の照会を要求すると、別途の詳細照会ウィンドウ222を介してこれを表示するように構成される。このような要求は、ユーザが該当セクションを選択する方式で行われ、このような選択は、マウスを利用したクリック動作、タッチスクリーンを介したタッチ動作などで行われることができる。詳細照会ウィンドウ222は、図4に示すように、患者の医療情報一側に生成される別途のセクションで構成されることができる。別途の画面転換動作なしに基本表示画面上にオーバーラップされて表示されるため、ユーザが医療情報を照会する動作の連続性を維持することができる。
【0071】
図5は、図3で一部検査結果を別途ウィンドウを介して時系列的に表示した形態を示す。前述したように、本実施例のインターフェースは、日付別フィールド別に医療情報を提供するため、ユーザが各フィールド情報に対する時間経過による推移をインターフェースの基本画面を介して確認することができる。ただし、本実施例に係るインターフェースは、このような推移を別途のフィールド別詳細情報ウィンドウ223を介してより詳細に表示する機能を含むことができる。ユーザが一部フィールド(例えば、X-ray検査結果フィールド)を選択(例えば、フィールド名クリック)する場合、該当フィールドに該当する医療情報を別途の詳細照会ウィンドウを介して時系列的に表示できる。基本画面で照会する場合、一部日付別情報には該当検査が進行されなかった時、一部が空白で表示される部分があるが、別途の詳細照会ウィンドウを介して表示される場合、このような空白なしに該当フィールド情報を集中的に確認することができるという長所がある。また、詳細照会ウィンドウを介して各セクションを介して表示される内容より詳細な情報を表示し、または該当情報が数値に関連したものである場合、時間経過による推移をグラフまたは統計として加工して表示できるという長所がある。
【0072】
以上、図3及び図5を参照して、本実施例に係るインターフェースの基本的な表示形態を具体的に説明した。ただし、インターフェース上に表示される日付の個数、表示日付区間のような時間軸情報、及びフィールドの種類などは、ユーザの設定によって変更されることがきる。
【0073】
再び、図2を参照して、処理部の構成をより具体的に説明する。図2に示すように、処理部210は、データ伝達部211、キャッシュ格納部212、オブジェクト生成部213、及び入力処理部214を含んで構成されることができる。
【0074】
データ伝達部211は、各種データベース(ユーザ端末、サーバ、別途の検査装置、ウェブ上のデータベースなどを含む)と有線/無線で連結され、必要な情報を送信及び受信する構成である。したがって、ユーザがインターフェース220を介して特定患者の医療情報を要求すると、処理部210のデータ伝達部211は、データベース110から該当情報を受信する。そして、ユーザがインターフェース220を介して入力した医療情報を再び該当データベース110に格納することができるように送信する。また、ユーザがインターフェース220を介して処方オーダーを入力すると、該当オーダーを処方伝達システム300に送信する機能を遂行することができる。
【0075】
キャッシュ格納部212は、データベース110で送信された患者の医療情報を臨時に格納する構成である。したがって、処理部210は、キャッシュ格納部に格納された医療情報を利用してインターフェース上で設定された内容またはユーザの要求によって情報を抽出及び加工できる。また、ユーザが医療情報を入力する場合、キャッシュ格納部に格納された医療情報上に反映し、これをキャッシュ格納部212に格納された医療情報をデータベース110に送信してデータベース上の医療情報をアップデートすることができる。
【0076】
オブジェクト生成部213は、データベース110で伝達される患者の医療情報のうちインターフェース220の各セクション221に表示するためのオブジェクトを生成する構成である。データベース110で伝達される患者の医療情報のうちインターフェースのセクションに表示される情報量は、その一部であり、表示形式もフィールドによって多様である。したがって、処理部210は、キャッシュ格納部212に格納された医療情報の中から表示される日付別情報及びフィールドに対する情報を抽出し、オブジェクト生成部213は、フィールド別に規定された表示方式によって日付別フィールド別セクションに表示されるためのオブジェクトを生成することができる。
【0077】
例えば、図4に示すように、検査フィールドのうち血液検査に対する結果は、詳細照会ウィンドウに表示されたもののような多様な情報を含むことができる。ただし、血液検査項目に該当するセクションでは前記血液検査結果のうち主要な4個項目に対してのみ規定されたパターンで表示するように規定される。したがって、オブジェクト生成部213は、血液検査結果情報の中から該当情報のみを抽出して規定されたパターンで表示できるようにオブジェクトを生成する。
【0078】
オブジェクト生成部213により生成されるオブジェクトは、該当するフィールドによって多様な形態で具現されることができる。図4に示すように、血液検査、基礎代謝プロファイル検査など、検査の種類によって各々定義されたチャート形態で異なるように表示されるように生成されることができる。また、検査結果のうちX-ray撮影のような結果は、セクション上にイメージファイルで表示されるように生成されることができ、超音波検査のような結果は、セクション上で動映像が再生されるように生成されることができる。そして、診断名フィールド及び診療記録フィールドは、テキスト形態で表示されるように構成されることができる。このように、オブジェクト生成部は、各々のフィールド毎に、そして後述するセクションのスケール毎に多様な形態でオブジェクトを生成することができる。
【0079】
一方、入力処理部214は、ユーザがインターフェースを介して入力する内容を処理する構成である。ユーザは、インターフェースを介して基準日に該当する診断名を作成したり、診療記録を作成したり、処方を作成したりする等の入力作業を実行することができる。このようにユーザがインターフェースを介して入力した内容は、入力処理部により認識されてキャッシュ格納部212に格納されてデータベース110にアップデートされることができるように処理され、または処方伝達システム300に伝達されることができるように処理される。そして、処理された情報は、データ伝達部211を介してデータベースまたは処方伝達システムをはじめとする外部構成に伝達されることができる。
【0080】
以上、処理部210が医療情報照会及び入力システム上で実行する内容を主要構成を中心にして説明した。図6は、図1のシステムにより実行される医療情報照会及び入力方法を示す流れ図であり、以下では図6を参照して各々のステップを具体的に説明する。
【0081】
まず、ユーザがインターフェースを介して患者の医療情報を要求するステップを実行する(S110)。本ステップは、ユーザがインターフェース220画面を介して患者の名前またはIDを入力する方式で行われることができる。
【0082】
処理部210は、要求された患者の医療情報をデータベース110から読み出す(S120)。前述したように、データベース110は、ユーザ端末に備えられるデータベースであり、または別途のサーバ装置またはクラウドサーバに備えられたデータベースであり、または別途の検査装置、他の医療機関、患者が保有した装置に備えられたデータベースである。本ステップは、処理部のデータ伝達部211を介して該当医療情報を受信する方式で行われ、受信された医療情報は、キャッシュ格納部212に格納されることができる。
【0083】
処理部210は、データベースで伝達を受けた患者の医療情報を利用し、インターフェース上の各セクションに表示できるオブジェクトを生成するステップを実行する(S130)。本ステップにおいて、処理部は、設定された値(例えば、表示される日付区間、選択されたフィールド情報等)に基づいて、患者の医療情報の中から対象情報を抽出する。このとき、対象情報に含まれている内容は、各セクションに該当する単位であって、日付別、フィールド別(サブフィールドがある場合、サブフィールド別)に分類されることができる。オブジェクト生成部213は、分類された各セクションに該当する情報を該当フィールドまたは該当サブフィールドによって定義された形態で加工して各々のオブジェクトを生成する。このとき、定義された形態は、フィールドの種類によって異なることがあり、同じフィールドである場合もユーザが設定によるスケールによって異なることがある。
【0084】
処理部210で生成されたオブジェクトは、インターフェース220の各々のセクションを介して表示される(S140)。前述したように、各々のセクションに表示される内容は、フィールドまたはサブフィールドによって、テキスト形態、チャート形態、イメージ形態、映像再生形態で多様に生成されることができる。したがって、ユーザは、インターフェースを介して各々の日付別情報を時系列的に同時に確認することが可能であり、情報の性格によってフィールド別に区分して確認することが可能である。
【0085】
一方、ユーザは、インターフェース220を介して患者の医療情報を照会しながら、インターフェース220を介して必要な内容を入力するステップを実行する(S150)。入力される内容は、診療記録、または処方、または診療予約または検査予約に対する内容である。具体的な入力方式に対しては、以下で別途に説明する。
【0086】
ユーザが前記のような内容を入力すると、処理部210は、入力されたフィールド及び内容によって入力情報を処理する(S160)。一例として、ユーザが診療記録などの情報を入力すると、入力処理部214は、キャッシュ格納部212に格納された患者の既存の医療情報に追加された情報を付加して格納することができるように処理する。他の例として、ユーザが処方オーダーを入力し、または予約情報を入力すると、該当情報を処方伝達システム300に伝達できるように命令を生成する。その他、処理部210は、ユーザが入力した情報を性格によって各々定義された方式で加工/処理できる。
【0087】
このように、入力した情報に対する加工及び処理が実行されると、処理部210は、入力内容を格納したり、他の構成で伝達したりするステップを実行する(S170)。このようなステップは、処理部210のデータ伝達部211を介して実行されることができる。本ステップは、入力された内容が反映された患者の医療情報が格納されているキャッシュ格納部の内容を患者の既存の医療情報が格納されているデータベースに伝達して患者医療情報をアップデートすることができる。または、処方伝達システム300または入力内容に相応する装置に入力内容を伝達することができる。
【0088】
医療情報入力
【0089】
ユーザがインターフェースを介して入力する情報は、大きく二つに区分されることができる。まず、診断名フィールド、診療記録フィールド、所見書フィールドのように、ユーザの判断、所見及び問診内容などを入力するフィールドである(以下では、第1のフィールドという)。これは一般的にテキスト方式で入力が行われ、主に基準日の医療情報として入力される場合が多い。他の一つは、検査フィールド、処方フィールドのように、ユーザが基準日または基準日以後に検査またはリハビリ治療などを予約し、または薬物、処置、検査、リハビリ治療などの処方オーダーなどを入力するフィールドである(以下では、第2のフィールドという)。以下では、このようなフィールドの性格によってユーザが内容を入力する方式に対して具体的に説明する。
【0090】
図7は、インターフェースに第1のフィールドの内容を入力する一例を示す(第1の入力方式)。患者の医療情報を照会すると、基準日以前の情報は、セクション形態でインターフェース上に表示されるが、基準日及び基準日以後の情報は、予約された内容がない限り空白領域で存在する。このとき、ユーザが診療中に基準日付の診療記録を入力しようとする場合、基準日列(column)で該当フィールド(診療記録フィールド)の空白位置を選択すると、空のセクション221aが該当位置に生成される。そして、生成された空のセクション221aを再び選択すると、前述した詳細照会ウィンドウと同様に、インターフェースの一側に別途の入力ウィンドウ224が表示される。したがって、ユーザは、入力ウィンドウ224を介して診療記録内容を入力して入力ウィンドウ224を閉じると、処理部を介して基準日診療記録フィールドに該当するオブジェクトが生成され、該当内容が該当セクションに表示される。ただし、実施例によって空白位置選択時に空のセクションが生成されるステップは、省略するように構成でき、空白位置選択時にセクション追加を意味する別途のマーク(例えば、‘+’マーク)が表示されると同時に入力ウィンドウが表示され、入力が完了すると、該当内容が反映されたオブジェクトが生成されて該当フィールド位置にセクションが生成されることも可能である。
【0091】
一方、患者が特定期間同じ病変で医療機関を訪問する場合が多い、この場合、患者の症状及び医者の所見も類似した場合が多い。したがって、第1のフィールド入力時、全ての内容を新しく入力するものではなく、以前日付に入力した情報を入力時に利用できる機能を含む。
【0092】
図8は、インターフェースに第1のフィールドの内容を入力する他の例を示す(第2の入力方式)。基準日以前の医療情報を活用して基準日の医療情報を入力しようとする場合、ユーザは、活用しようとする基準日以前のセクションを選択して基準日の該当フィールド位置に移動させることができる。このような動作は、従来のドラッグアンドドロップ方式で行われることができる。前記動作により既存のセクション221bと同じ内容のセクション221cが基準日の同じフィールドに生成される。これは基準日の該当フィールドに既存のセクションと同じ内容が入力された状態である(診断名が同じ場合、このように利用できる)。そして、ユーザが基準日に生成されたセクション221cを選択する場合、図7のように入力ウィンドウ224が一側に表示される。この時の入力ウィンドウ224には既存のセクション221bに該当する医療情報と同じ内容が入力されている状態であり、ユーザは、入力ウィンドウ224を介して既存の内容を修正(削除、交替または追加)する方式で入力できる。そして、入力ウィンドウ224を閉じると、基準日該当フィールドに該当するオブジェクトが再生成されて該当セクション221cに表示されることができる。
【0093】
このように、本実施例による場合、既存の医療情報を利用して入力動作を実行することによってユーザ便宜性を高めることができ、セクションのドラッグアンドドロップ方式を利用して多様な端末装置に適用できる。このとき、誤入力を防止することができるように、このような既存セクションの移動は、同じフィールド内に制限するように構成することも可能である。
【0094】
図9は、インターフェースに第2のフィールドの内容を入力する一例を示す。前述したように、検査フィールドまたは処方フィールドなどの第2のフィールドは、基準日または基準日以後に各種オーダー及び予約情報を入力する機能が必要である。特に、各種処方オーダーの内容は、基準日以前に実行された処方と類似する可能性が高いため、前述した第2の入力方式のように基準日以前の情報を利用して入力できる。
【0095】
具体的に、図9は、処方フィールドウィンドウを表示したものであり、インターフェース下段に一部隠れているウィンドウをユーザが選択してライズアップさせた状態である。処方フィールドは、薬物処方、処置処方、検査処方などのサブ処方を含むことができる。ユーザは、処方フィールドウィンドウに、前述した第2の入力方式を利用して処方オーダーを入力することができる。
【0096】
例えば、薬物処方オーダーを入力しようとすると、類似処方が行われる過去の薬物処方フィールドのセクション221dを選択して基準日位置に移動させる。これにより、基準日位置に生成されたセクション221eを選択し、細部内容を修正する方式で処方オーダーを入力することができる。また、処置処方である場合、過去同じ処置処方に該当するセクションを基準日位置に移動させて検査処方オーダーを入力することができる。
【0097】
さらに、予約機能が必要な一部サブフィールドの場合(例えば、検査処方、リハビリ治療処方)、セクションの移動位置を基準日でない基準日以後の位置に移動させることによって、予約入力を実行することができる。例えば、検査予約が必要な場合、処方フィールドウィンドウで同じ検査を処方した過去のセクション221fを、基準日以後の位置(基準日列基準右側)に移動させて該当検査を予約することができる。このとき、該当サブフィールドの基準日以後位置に新しいセクション221gが生成され、必要な場合、予約日付を選択する機能まで含むことができる。この場合、予約に相応するセクションが生成された位置の時間軸には予約日付が表示されることができる。
【0098】
このように、第2のフィールドの場合、第2の入力方式で既存のセクションの位置を移動させて処方オーダーを入力し、予約内容を入力することが可能である。図9では処方フィールドウィンドウで入力される過程を中心にして説明したが、検査フィールドで同じ方式で処方オーダー及び予約を入力することも可能である。例えば、処方フィールドウィンドウがライズアップされない状態で、検査処方を入力し、または検査予約をしようとする場合、検査フィールドのうち過去の検査結果を表示するセクションのうち該当検査に対するセクションを基準日または基準日以後の位置に移動させて検査処方及び検査予約を入力することができる。
【0099】
前述したように、第2の入力方式は、セクションの移動が同じフィールドまたは同じサブフィールドに制限されることができるが、検査と関連したフィールドでは例外である。具体的に、検査フィールド及び処方フィールドの検査処方フィールドは、ユーザがいずれか一つを利用して特定検査を処方または予約すると、他の一つにも処方または予約内容を確認することができるように該当セクションが各々生成されることができる。これによる場合、ユーザは、検査フィールドを介して既存検査結果を確認しながら、処方フィールドウィンドウをライズアップせずに、追加検査を処方または予約することができる。また、検査処方または予約により生成されたセクションは、これに相応する検査結果情報がまだ存在しないため、既存の検査結果を表示するセクションと区分されるように表示されることができる。例えば、基準日以前に実行された超音波検査結果を表示するセクションは、動映像を再生する形態で表示されるが、検査処方または検査予約により生成されるセクションでは空のセクションまたは検査情報無いことを表示するオブジェクトが表示されることができる。したがって、ユーザは、検査フィールドに表示されたセクションを介して、過去診療時に基準日に予約した検査が実行されたかどうかを確認することも可能である。
【0100】
以上、第2のフィールドに対して第2の入力方式を利用して処方または予約内容を入力することを中心にして説明した。ただし、第2のフィールド入力方式がこれに限定されるものではなく、基準日及び基準日以後の位置に空のセクションを生成して直接入力する第1の入力方式を利用して入力する機能も含むことができる。
【0101】
図10は、インターフェースに第2のフィールドの内容を入力する一例を示す。図10は、前述した図8及び図9と同様に、一つの時間軸上に日付別医療情報を時系列的に表示し、各々の日付別医療情報のうちフィールド別情報を各々のセクション形態で区分して表示する。このとき、図8及び図9では基準日以前の情報が表示される領域と基準日情報が表示される領域が別途に区分されていないが、図10では基準日以前の情報が表示される領域220aと、基準日または基準日以後の情報が入力される領域220bが、別途のオブジェクトに区分されて形成される。図10に示すように、基準日以前の情報が表示される領域は、インターフェース上の左側に配置され、基準日以前情報に該当する複数のセクションが表示される。そして、基準日または基準日以後の情報が入力される領域は、インターフェース上で右側に前記基準日以前の領域と分離されて配置され、入力される情報に該当する複数のセクションが表示される。このとき、基準日以前の情報が表示される領域がユーザのスクロール動作により上下左右に移動する間にも(例えば、インターフェースに表示された日付以前の情報を照会しようとする場合)、基準日または基準日以後の領域は、固定された状態を維持することができる。また、基準日または基準日以後の情報を入力するにあたって別途の入力ウィンドウを呼び出して入力しようとする場合(前記第1の入力方式)、基準日または基準日以後の情報が表示される領域は、別途の入力ウィンドウが表示される空間(例えば、基準日または基準日以後の領域右側)を確保するために、左側へ移動することが可能である。このとき、基準日以前の領域は、固定された状態を維持し、基準日または基準日以後の領域は、基準日以前の領域上に重なって左側へ移動できる。このように、基準日以前の領域と基準日または基準日以後の領域は、互いに区分される領域を構成し、インターフェース上で独立的に移動できるように構成される。
【0102】
図10の実施例も前述した第1の入力方式及び第2の入力方式を介して、基準日または基準日以後の情報を入力することが可能である。ただし、図9ではインターフェースに表示された基準日以前のセクションを利用して情報を入力するにあたって、一つのセクション全体を選択し、これをドラッグアンドドロップ方式に移動させて入力する方式を説明しているが、その他、一つのセクションに含まれている情報の中から選択された一部情報のみを入力することも可能である。
【0103】
具体的に、一つのセクションには複数の単位情報が含まれることができる。例えば、処方フィールドは、薬物処方、処置処方、検査処方など、区分される多様な情報を含むことができ、インターフェースの処方フィールドに表示される一つのセクションは、第1の検査、第2の検査、第1の薬物、第2の薬物など、多様な処方内容を含むことができる。このように、一つのセクションに表示される多様な単位情報(ここで、単位情報とは、第1の検査、第2の検査、第1の薬物、第2の薬物など、互いに区分される個別単位情報であって、システムで定義される)は、区分されたオブジェクトで認識可能に表示されることができる。したがって、ユーザは、一つのセクションの中から一部単位情報222のみを選択し、これをドラッグアンドドロップ方式に基準日または基準日以後領域へ移動させることで、該当情報を入力することが可能である。
【0104】
ここで、一つのセクション221は、複数の単位情報が表示された部分及び別途の情報が表示されない余白部分221-1を含んで表示されることができる。このとき、ユーザは、余白部分221-1を選択することによって該当セクション全体を選択することも可能であり、単位情報221-2が表示された部分を選択することによって一部の単位情報のみを選択することが可能である。このような選択動作は、該当位置をマウスでクリックし、またはタッチする方式によることができる。
【0105】
セクション全体を選択してドラッグアンドドロップ方式に移動する場合、入力領域に該当セクションの内容全体が入力される(図9参照)。または、該当セクションの中から一部単位情報のみを選択してドラッグアンドドロップ方式に移動する場合、入力領域に必要な単位情報の内容のみを選択的に入力できる。
【0106】
図10では、2番目の単位情報221-2を選択して入力し、4番目の単位情報222-2を選択して入力した例を示す。このとき、処方フィールドに入力された単位情報が検査処方に該当する場合、前述したように、該当日付(図10の場合、基準日)の検査フィールドに処方された検査内容に対する新規セクション221zが自動的に生成されることができる。このとき、生成された新規セクションは、検査の完了可否に対する情報を含んで表示できる。検査が進行されない状態では該当セクションに検査結果を待機中である状態で表示し、検査が完了した状態では該当検査結果を表示することができる。
【0107】
前述した実施例において、医療情報を入力する方式は、別途の入力ウィンドウを利用して入力し、またはセクションの全体または一部をドラッグアンドドロップする方式に入力することが可能である。このような入力動作により、基準日または基準日以後の領域には入力された内容を表示するセクションが表示される。このとき、入力された内容を表示するセクションは、入力された内容によって複数の単位情報を含むことができる。このとき、複数の単位情報は、入力された順序通りに表示されることも可能であるが、複数の単位情報は、既設定された整列基準により自動的に整列されて表示されることができ、各々の入力動作がある度に自動的に整列されて表示されることができる。このとき、既設定された基準は、多様に設定されることができ、一例として、処方フィールドのうち、薬物処方に該当する単位情報を上側に配置し、検査処方に該当する単位情報を下側に配置できる。このように、入力される単位情報を自動整列する場合、ユーザがインターフェースを介して入力した情報を容易に把握できる。
【0108】
図11は、図8乃至図10で説明した入力動作を説明する流れ図である。ただし、前述した図6と類似したステップに対しては説明の重複を避けるために具体的な説明を省略したり、各ステップを統合または省略したりして簡略に説明する。
【0109】
図11に示すように、処理部のデータ伝達部は、データベースから患者の医療情報の提供を受けるステップを実行する(S210)。提供された患者の医療情報は、キャッシュ格納部に格納され、オブジェクト生成部は、格納された医療情報を利用してインターフェース上に表示するためのセクション別オブジェクトを生成する(S220)。そして、生成されたオブジェクトを利用して該当医療情報をインターフェースに表示する(S230)。
【0110】
ユーザは、インターフェースを介して患者の医療情報を確認し、必要な情報を入力するステップを実行する(S240)。このとき、入力される情報は、基準日に実行された診療情報、検査情報または処方内容であり、または基準日以後に実行される診療及び検査の予約情報である。このような入力ステップは、前述したように、別途の入力ウィンドウを介してユーザが直接入力し、または、表示されたセクション全体または一部を選択して、これをドラッグアンドドロップ方式に基準日または基準日以後の入力領域へ移動させる方式に入力できる。
【0111】
以後、ユーザが入力しようとする内容を表示するステップを実行する(S250)。このとき、入力処理部は、ユーザの入力動作が行われると、入力処理部は、ユーザが入力しようとする情報を確認し、オブジェクト生成部は、入力された情報に相応するオブジェクトを生成する。そして、生成されたオブジェクトをインターフェース上にセクション形態で表示してユーザが入力された内容を確認することができる。
【0112】
選択診断名関連情報選択照会
【0113】
本実施例に係るインターフェースは、患者の多様な医療情報の中から、ユーザが所望する代表値と関連した医療情報のみを抽出して表示できる機能を含む。
【0114】
患者が多様な病変で医療機関を訪問する場合、インターフェース上に表示される患者の医療情報は、多様な病変に対する診断、検査及び処方記録を含むことができる。したがって、ユーザが特定診断名と関連した情報を照会しようとする時、関連性の低い情報が混在されているため、これを選別すべき不便さがあり、一つの画面に表示される情報量が制限されているため、照会の効率性が落ちる恐れがある。本実施例ではユーザが代表値として診断名を選択すると、該当診断名と関連した医療情報のみを抽出して表示できるため、ユーザの照会便宜性及び照会の効率性を向上させることができる。
【0115】
このために、インターフェースは、ユーザが代表値を選択することができる機能を含む。一例として、ユーザは、関心のある診断名が表示された診断名フィールドのセクション221hを選択する方式で代表値を選択することができる。または、別途の選択ウィンドウを介して関心のある診断名を入力する方式で代表値を選択することができる。以下、代表値の例として診断名を説明するが、本発明がこれに限定されるものではなく、薬物処方項目、処置処方項目、検査処方項目など、他の内容を代表値として選択することも可能である。
【0116】
処理部210には、ユーザが選択できる各々の代表値に対して関連性可否を判断することができる基準になるデータが格納されている。したがって、ユーザが代表値を選択する場合、キャッシュ格納部212に格納された患者の医療情報の中から関連性判断基準によって関連情報を抽出する。したがって、オブジェクト生成部213は、関連性の低い情報は排除し、抽出された情報に対してのみオブジェクトを生成してインターフェース220上のセクションに表示できる。
【0117】
このとき、処理部210で抽出される情報は、特定フィールドまたは特定サブフィールドに該当する情報である。例えば、網膜疾患に対する診断名が代表値として選択される場合、処理部は、患者の医療情報の中から、関連性のある眼圧検査フィールド、眼底OCT検査フィールド、血液検査フィールドなどを抽出し、関連性のない肺機能検査フィールド、超音波検査フィールドなどの内容は排除することができる。
【0118】
さらに、処理部210は、特定フィールドまたは特定サブフィールドを抽出するだけでなく、抽出されたフィールドに含まれている情報の中から関連性の高い詳細情報を抽出することができる。そして、オブジェクト生成部213は、関連性の高い詳細情報をインターフェース上に表示するようにオブジェクトを生成することができる。このとき、オブジェクト生成部213は、基本インターフェース画面に表示される方式と異なるように定義された方式でオブジェクトを生成することができる。例えば、糖尿病疾患に対する診断名が代表値として選択される場合、血液検査フィールドが関連性のあるフィールドとして抽出され、血液検査情報のうち血糖数値と脂質数値などがセクションに表示されるようにオブジェクトが生成されることができる。これによって、インターフェースは、ユーザが関心をもっている問題指向のビュー(problem oriented view)を表示することも可能である。
【0119】
このようなユーザの関心度を考慮した選択的な表示方式による場合、インターフェース上に表示される日付情報が、ユーザが代表値を選択する前にインターフェース上に表示される情報と比較して、異なるように変更されることができる。代表値と異なる疾患で診療が行われた日付の情報は、関連性のある情報がなくて排除されることができるためである。また、表示される日付の情報のうち関連性のあるフィールドのみが選択的に表示される。さらに、同じフィールドに該当しても、表示される内容が関連性のある特定情報を中心にして異なるように表示されることができる。
【0120】
図12は、所定代表値を選択した場合、インターフェースの表示内容を示す。図12に示すインターフェースは、ユーザが代表値として甲状腺機能亢進症に対する診断名を選択した場合である。
【0121】
インターフェースに表示された医療情報は、該当患者の全体医療情報の中から甲状腺亢進症診断を受けて診療及び処置を実行した日付のみが抽出されて表示される。ただし、該当日付の診断名は異なっても、代表値と関連性の高い検査情報を含む日付である場合、インターフェース上に表示されることができる。
【0122】
そして、該当日付情報のうち甲状腺亢進症と関連性の高いフィールドを中心にしてインターフェース上に表示される。ただし、該当日付情報のうち診断名フィールド及び診療記録フィールドは、代表値との関連度と関係なしにインターフェース上に表示されることができる。具体的に、図12に示すように、インターフェース上には検査フィールドのうち、甲状腺亢進症と関連性の高い血圧検査、血液検査、甲状腺機能検査、甲状腺超音波検査結果が表示される。このうち、血液検査結果は、図3乃至図5に表示された方式と違って、甲状腺亢進症と関連性の高いCEA数値を中心にして表示するように構成できる(221i参照)。
【0123】
図13は、ユーザが選択した代表値関連情報を選択的に表示する方法を示す流れ図である。以下では図13を参照して、前述した代表値と関連した情報を表示する方法をより詳細に説明する。
【0124】
まず、ユーザが要求した患者の医療情報をデータベースから提供を受けて、これに対する情報をインターフェース上に表示するステップを実行する(S310)。本ステップに対する具体的な説明は、前述した図6のS110乃至S140に代える。
【0125】
ユーザは、インターフェースを介して関心のある代表値を選択するステップを実行する(S320)。このとき、代表値は、患者の診断名であり、その他、処方された特定薬物名、処方された処置名等、関心のある多様な項目である。
【0126】
ユーザがインターフェースを介して代表値を設定すると、処理部は、患者の医療情報の中から代表値と関連性のある情報を抽出するステップを実行する(S330)。前述したように、処理部210は、各代表値に対して関連性可否を判断する基準が格納されており、処理部210は、前記基準に基づいてキャッシュ格納部212に格納された患者の医療情報の中から関連性のある情報を抽出する。
【0127】
また、インターフェースに表示されるフィールドを調整するステップを実行することができる(S340)。本ステップは、以前ステップで抽出された医療情報のうち該当フィールドに対する情報の有無によって、表示されるフィールド項目及びこれの順序を決定することができる。ただし、抽出された医療情報と関係なしに選択された代表値によってインターフェースに表示されるフィールド配列が既定義されているため、定義されたようにフィールドが調整されることも可能である。そして、抽出された情報によって、関連性のない情報からなる日付別情報は排除し、関連性のある情報を含む日付別情報を表示するように時間軸表示日付も調整されることができる。そして、処理部は、このように調整されたフィールド及び日付情報によってインターフェースに各々のセクションを構成するように処理できる。ここで、インターフェースに表示される各セクションは、調整されたフィールド及び日付情報によって生成され、抽出された情報のうち該当日付該当フィールドに相応する情報が存在する位置に生成されることができる。ただし、本ステップは、別途のステップとして必修的に実行されるものではなく、他のステップの実行結果として日付情報及びフィールド情報が自動的に調整されることも可能である。
【0128】
オブジェクト生成部213は、抽出された情報をインターフェースの各セクションに表示するためのオブジェクトを再生成する(S350)。このとき、選択された代表値によってオブジェクト生成方式が異なるように定義されることができる。例えば、同じフィールドに対するオブジェクトを生成しても、該当フィールドに対する情報のうち代表値と関連性の高い詳細情報がユーザに直接的に表示できる方式で異なるように再生成されることができる(例えば、血液検査結果のうち関連性の高い数値を表示)。
【0129】
再生成されたオブジェクトは、インターフェースの各セクションに表示され、これによってインターフェース表示内容が調整されることができる(S360)。本ステップを介して、インターフェース上にはユーザが選択した代表値と関連性のある情報が各々のセクション形態で区分されて時系列的に表示されることができる。
【0130】
このように、本実施例による場合、ユーザが特定診断名のように関心のある代表値と関連した情報のみを選別的にインターフェース上に表示して照会することが可能である。
【0131】
以下では、図14乃至図18を参照して本実施例によるインターフェースの多様な表示モードを具体的に説明する。図14は、第1の表示モードで上側に整列された表示モードを示し、図15は、第1の表示モードでフィールド別に整列されたモードを示し、図16は、第2の表示モードでフィルタ値を設定する形態を示し、図17は、第2の表示モードで上側に整列された表示モードを示し、図18は、第2の表示モードでフィールド別に整列されたモードを示す。
【0132】
図14乃至図18に示すように、本実施例のインターフェースは、表示モードを選択するためのモード選択部225を含み、ユーザの選択によって多様な表示モードで医療情報を表示することができる。
【0133】
このとき、モード選択部は、第1のモード及び第2のモードを選択することができる第1の選択手段225a及び各々のモードで縦方向整列方式を選択することができる第2の選択手段225bを含んで構成される。ここで、第1の選択手段225aは、インターフェースに表示される情報のうち代表値中心の選択された情報(代表値と関連性のある情報)を表示するように選択的に設定することによって、第1の表示モードまたは第2の表示モードに設定できる。
【0134】
まず、図14及び図15は、第1の表示モードの例を示す。第1の表示モードは、提供される患者の医療情報を表示する基本表示モードであって、提供される情報のうち表示可能な全てのフィールドの情報をインターフェース上に表示する。このとき、第1の選択手段は選択されない状態であり、ユーザが患者の医療情報照会を要求すると、該当情報は第1の表示モードで表示されることができる。
【0135】
具体的に、図14及び図15では横軸が時間軸を形成して日付別医療情報が時間軸に沿って時系列的に配置され、同じ日付の医療情報は、フィールド情報によって各々のセクションで表示され、既設定されたフィールド配置順序によって縦方向に配置される。ここで、図14は、同じ日付別情報に該当する複数のセクションが各々上側に整列されて表示されており、これは縦軸が別途に定義されない状態であって、同じ日付の各セクション間の上下空白を最小化するように表示される(第1-1の表示モード)。それに対して、図15は、図14と比較して上側に整列されない状態であって、縦軸がフィールド項目によって定義されて同じフィールドに該当するセクションが並んで配置される(第1-2の表示モード、図3乃至図5に相応)。
【0136】
このとき、上側に整列して表示するモードは、第2の選択手段225bの左側ボタンを選択することによって設定でき、フィールド別に整列されて表示するモードは、第2の選択手段225bの右側ボタンを選択することによって設定できる。上側に整列された第1-1の表示モードは、別途のスクロール動作なしにインターフェース上に一層多い情報を表示することができるという長所があり、フィールド別整列された第1-2の表示モードは、同じフィールドに相応する情報を時系列的に確認することができて該当フィールドでの時間による情報変化を容易に把握できるという長所がある。
【0137】
一方、図16乃至図18は、第2の表示モードの例を示す。第2の表示モードは、第1の表示モードで表示される医療情報の中からユーザが関心を有する特定情報のみを選択的に抽出して表示するモードであって、第1の表示モードで表示される複数のセクションのうち一部のみが選択的に表示される。
【0138】
このような第2の表示モードは、前記第1の選択手段225aを選択することによって設定されることができる。図16に示すように、前記第1の選択手段225aを選択すると、選択ウィンドウが表示され、ユーザは、前記選択ウィンドウを介して関心を有するフィルタ値を設定することができる。このとき、フィルタ値は、図12乃至図13で説明した代表値である。ユーザは、選択ウィンドウを介して代表値を入力し、または選択ウィンドウで表示される代表値オプションの中から少なくとも一つを選択する方式に代表値を設定することができる。
【0139】
ここで、代表値は、前述したように、診療科目、診断名、検査項目、薬物処方項目、処置処方項目のうち一つである。このように代表値を設定すると、既格納された代表値とフィールド別連関関係に基づいて、関連されたフィールドに該当する情報を抽出して関連されたフィールドに該当する情報をインターフェース上に表示できる。
【0140】
このとき、代表値と関連したフィールド情報は、既格納された関連情報に従うこともできるが、選択ウィンドウを介してユーザが修正するように構成されることができる。具体的に、ユーザが選択ウィンドウを介して代表値を入力すると、該当代表値と関連したフィールド情報が表示され、ユーザは、表示された関連フィールド情報の中から一部を選択し、または別途のフィールド情報を追加する方式に第2のモードを介して表示されるフィールドを修正することができる。さらに、別途の代表値を設定せずに、フィルタ値で必要なフィールド情報を直接選択して第2のモードを介して表示されるフィールドを決定することができる。
【0141】
このように、第2の表示モードを介して表示されるフィールドが決定されると、提供された患者の医療情報の中から該当フィールドの情報を抽出して日付別フィールド別オブジェクトを生成し、これにより省略される日付情報を考慮してインターフェースの時間軸を調整した後、インターフェース上に複数のセクション形態で抽出された情報を表示することができる。そして、同じ日付の同じフィールドに該当するセクションの内容は、代表値との関連性を考慮して第1の表示モードと異なる方式に表示されることができる。このようなステップは、図12乃至図13で説明したステップと類似するように進行されるため、具体的な説明は省略する。
【0142】
図17及び図18は、前述したステップを介して第2の表示モードで表示されるインターフェースを示す。ここで、第2の表示モードも第2の選択手段225bを利用して、上側に整列して表示し、またはフィールド別に整列して表示するように構成できる。図17は、第2の選択手段225bの左側ボタンを選択して上側に整列されて表示される形態を示し(第2-1の表示モード)、図18は、第2の選択手段の右側ボタンを選択してフィールド別に整列されて表示される形態を示す(第2-2の表示モード)。
【0143】
以上で説明したように、本実施例のインターフェースは、患者の全体医療情報を表示する第1の表示モード及びユーザの設定によって関心のある一部の医療情報を表示する第2の表示モードを提供し、さらに、表示モードで各々上側に整列またはフィールド別整列方式に医療情報を表示することができる。
【0144】
検査フィールド情報表示
【0145】
図19は、診断及び検査情報が表示されるインターフェースの一例を示し、図20は、検査情報が詳細照会ウィンドウを介して表示されるインターフェースの一例を示す。前述したように、患者の医療情報が提供されると、オブジェクト生成部213は、インターフェース上にセクション形態で各々の情報を表示するために該当情報を加工するにあたって、フィールド種類によって定義された方式に表示されることができるように各々のデータを加工する。
【0146】
例えば、診断情報フィールドに該当するセクション221hは、主診断名だけでなく、副診断名または疑症を追加的に表示できるように構成される。このとき、診断情報フィールドに該当するセクションは、記号、色相、文字形状のうちいずれか一つを利用して主診断名と副診断名または主診断名と疑症を区分可能に表示する。一例として、図19に示すように、主診断名は、診断名の後段に★を表示し、副診断名または疑症は、診断名の後段に?を表示することで、ユーザがこれを区分して識別できる。
【0147】
また、検査フィールドのうち検査結果が数値で表示される一部のサブフィールドは、該当日付の検査結果だけでなく、同じ検査を実行した該当日以前の結果と比較する内容まで該当セクションに表示できるように構成される。
【0148】
一例として、図19及び図20に示す検体検査サブフィールドセクションを中心にして説明する。図20は、図19の特定日付の検査情報フィールドセクション221jに該当する詳細情報が詳細照会ウィンドウ222を介して表示される形態を示す。図20の詳細照会ウィンドウ222に表示されたように、検体検査結果は、多様な項目に対する検査結果を含む。このうちインターフェースに表示されるセクション221jには前記多様な項目のうち主要項目結果を抜粋して表示できる。一例として、図示されたように10余個の検査項目のうち、Glucose数値、Urea Nitrogen数値、HDL-Cholesterol数値に該当する3個の項目のみが該当セクションを介して表示されることができる。
【0149】
このとき、該当日の検査結果は、セクション上に数字で表示される。さらに、以前検査結果と比較して増減可否を矢印で表示できる。例えば、該当項目の検査結果が、以前検査結果対比増加した場合、上向き矢印を表示し、以前検査結果対比減少した場合、下向き矢印を表示することができる。
【0150】
さらに、該当検査結果が正常に該当するかどうかを色相を利用して表示できる。このとき、色相は、数字の色相であってもよく、矢印の色相であってもよい。例えば、検査結果が正常の場合、黒色で表示し、検査結果が正常範囲から外れる場合、黒色でない他の色で表示できる。例えば、正常範囲の上限を超過する非正常の場合、赤色で表示し、正常範囲の下限に達しない非正常の場合、青色で表示することで、正常有無だけでなく正常範囲からどのぐらい外れているかまで表示できる。ただし、図20では図面表示のために、色相の代わりに矢印のパターン及び陰影を異なるようにして区分した例を示している。この場合、ユーザは、検査情報セクションに表示される最小限の表示情報を利用し、検査結果数値だけでなく、患者の状態変化推移及び正常可否などに対する総合的な情報を同時に確認することが可能である。
【0151】
このように、フィールド別に定義された方式にセクションに表示できるように、オブジェクト生成部213は、これを考慮してオブジェクトを生成する。例えば、オブジェクト生成部が前述した検査結果フィールドのオブジェクトを生成する場合、該当日付の検査結果数値を反映するだけでなく、以前(直前)検査結果対比数値の増減可否及び正常範囲区間と比較した結果を表示することができるように該当オブジェクトを生成する。このとき、以前検査結果対比増減可否または正常範囲との比較演算は、オブジェクト生成部で自体演算して表示することも可能であり、該当演算結果まで含まれている検査情報がデータベースからユーザ端末へ提供されることができる。
【0152】
また、前述したように、オブジェクト生成部は、各フィールド別に定義された方式にセクションを表示するようにオブジェクトを生成するが、検査項目のうち正常範囲から外れる結果が存在する場合、該当検査項目をセクションに表示するようにオブジェクトを生成することも可能である。具体的に、オブジェクト生成部は、検査情報セクションに相応するオブジェクトを生成するにあたって、Glucose数値、Urea Nitrogen数値、HDL-Cholesterol数値をセクションに表示するように生成することも可能であり、または以外の検査項目のうち非正常に該当する検査結果が含まれる場合、非正常結果が含まれている検査項目を前記定義された項目より優先してセクションに表示されるようにオブジェクトを生成することも可能である。
【0153】
一方、以上の説明では、数値だけでなく、矢印及び色相などを利用してセクションに表示する方式を中心に説明したが、詳細照会ウィンドウ222に表示される各々の検査項目も前記方式に表示することももちろん可能である。
【0154】
検査結果グラフ表示
【0155】
図21は、特定検査項目に対するグラフを示す結果である。図5のように単一グラフで検査結果の変化推移を表示することも可能であるが、図21のように検査結果の変化推移と処方情報との相関関係を把握することができるようにインターフェースを構成することも可能である。
【0156】
図21に示すグラフは、特定検査フィールドのフィールド名を選択して該当検査フィールドの検査結果が別途の詳細照会ウィンドウを介して表示されるように構成されることができる。または、別途のモードが備えられており、インターフェースが検査結果を照会するための別途のページに転換されて、該当ページを介して検査項目を選択し、選択された項目の検査結果がインターフェースを介して表示されるように構成されることができる。
【0157】
具体的に、図21に示すように、インターフェースは、検査結果を表示するためのグラフ表示領域226a及び患者の医療記録(medical record)を表示するための医療記録表示領域226bを含む。
【0158】
まず、グラフ表示領域226aの横軸は、時間軸であり、縦軸は、検査結果の数値を表示する軸であって、これにより時間経過による患者の検査数値変化を表示する。ここで、横軸は、月間または週間単位で表示されることができ、その他、検査日付または検査回次を表示することができる。
【0159】
グラフ表示領域226aは、選択ウィンドウ226cを含み、ユーザは、選択ウィンドウを介して照会しようとする検査種類を選択することができる。一例として、図21ではCBC検査を選択した結果を示す。CBC検査のような一部検査は、複数の細部検査項目(白血球の数、赤血球の数、赤血球指数、血色素濃度等)を含み、このような細部検査項目は、グラフの一側に表示される。ユーザは、確認しようとする細部検査項目を選択して各細部項目別検査結果を確認することができる。このとき、グラフ領域には一つの細部項目の検査結果が表示されることもでき、ユーザが複数の細部項目を選択する場合、複数の細部項目の検査結果が色相またはドットパターンなどを異なるようににして重なって表示されることができる。または、ユーザの選択可否と関係なしに、該当検査に含まれる複数の細部項目の検査結果がグラフ領域に重なって表示されることができる。
【0160】
一方、図21において、医療記録表示領域226bは、患者に対する処方記録を表示することができる。例えば、縦軸は、患者に処方された薬物の種類が表示され、横軸は、時間軸で表示され、これにより期間別患者の処方記録を表示することができる。このとき、医療記録を表示する領域の時間軸は、グラフ領域の時間軸と方式及びスケールで同じく形成される。
【0161】
図21では、処方記録として処方された薬物の種類である。したがって、グラフ領域に表示される特定検査結果の数値が上昇または下降する原因を分析するにあたって、期間別薬物処方記録を同時に確認することが可能である。これによって、特定処方が患者の状態にどのような影響を及ぼすかを確認することも可能であり(例えば、該当薬物処方が該当患者に効果的であるかどうか)、または患者の状態変化(検査結果)がどのような原因から発生されるかを予測することも可能である。
【0162】
ただし、図21では医療記録表示領域に薬物処方履歴を中心にして示しているが、薬物処方外にも検査処方、手術履歴など、検査結果と相関性のある多様な医療記録が表示されることができる。
【0163】
さらに、ユーザが処置情報または処方情報の中から一つを選択する場合、選択された処置情報または処方情報と関連した細部検査項目のグラフが他の細部検査項目のグラフと差別的に識別可能に、強調されて表示されることができる。または、ユーザが特定細部検査項目を選択する場合、選択された検査項目と関連した処方項目が残りの処方項目と区分されるように強調されて表示されることができる。ここで、強調されて表示される方法は、色相または線の太さなどが変更されて表示される方式である。これにより、ユーザは、患者の医療記録と検査結果との間の相関関係及び敏感度などをより容易に把握できる。
【0164】
前述した実施例を具現するために、本発明は、データベースから基準日以前の患者の検査情報を含む医療情報の提供を受けるステップ;前記提供された患者の医療情報から日付別フィールド別に各々のオブジェクトを生成するステップ;端末のインターフェース上に前記各々のオブジェクトを別途のセクション形態で日付別に表示するステップ;及び、ユーザが選択した検査フィールドに相応する日付別検査結果情報を別途の表示ウィンドウを介してグラフで表示するステップ;を含む医療情報照会及び入力方法を提供する。
【0165】
前記グラフで表示するステップにおいて、ユーザが特定検査結果を表示することを要求すると、処理部は、データベースから提供された患者の医療情報の中から検査結果及び表示する医療記録情報を抽出する。このとき、抽出される医療記録情報は、薬物処方、検査処方、手術履歴などの情報であり、検査結果グラフに表示される期間に該当する医療記録情報が抽出される。そして、検査結果情報及び抽出された医療記録情報を利用して、図21に示すように、同じ時間軸上に細部検査項目の結果及び医療記録情報を図式的に表示する。
【0166】
このとき、データベースから提供される患者の医療情報は、医療記録情報(例えば、処方情報)と検査項目との間の関連性可否に対する情報を含むことができる(例えば、糖尿病治療のための薬物処方データと血糖検査データは、同じグループのタグを含む)。したがって、ユーザがインターフェースに表示された特定処方項目または検査項目を選択する場合、処理部は、関連性のある検査項目または処方項目がハイライト強調されて表示されるように制御できる。
【0167】
以上で説明した本発明の実施例に係る医療情報照会及び入力方法は、ユーザ端末と結合されて実行されるためのプログラム(アプリケーションを含む)で具現されて媒体に格納されることができる。
【0168】
このようなプログラムは、ユーザ端末がプログラムを読み込んでプログラムで具現された前記方法を実行させるために、端末の演算装置が読み込むことができるプログラム言語でコード化されたコードを含むことができる。このようなコードは、前記方法を実行する必要な機能を定義した関数などと関連した機能的なコード(Functional Code)を含むことができ、前記機能を端末の演算装置が所定の手順通りに実行させるときに必要な実行手順関連制御コードを含むことができる。
【0169】
また、このようなプログラムが格納される媒体は、レジスター、キャッシュ、メモリなどのように短い瞬間データを格納する媒体ではなく、半永久的にデータを格納し、機器により読み取り(reading)可能な媒体を意味する。具体的に、前記格納される媒体の例として、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ格納装置などがあるが、これに制限されるものではない。例えば、前記プログラムは、ユーザ端末が接続できる多様なウェブサーバ上の多様な記録媒体に格納されることができる。また、前記媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータが読み取り可能なコードが格納されることができる。
【0170】
以上、本発明の一実施例に対して詳細に記述したが、本発明が前記実施例に限定されるものではない。本発明が属する技術分野に対して通常の知識を有する者であれば、添付された請求範囲に定義された本発明の技術的特徴の範囲を外れない限り、本発明を多様に変形または変更して実施することができる。
【符号の説明】
【0171】
10 検査装置
20 患者保有端末
30 外部医療機関DB
100 サーバ
110 データベース
200 ユーザ端末
210 処理部
211 データ伝達部
212 キャッシュ格納部
213 オブジェクト生成部
214 入力処理部
220 インターフェース
300 処方伝達システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21