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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-02
(45)【発行日】2024-04-10
(54)【発明の名称】テーブルユニット
(51)【国際特許分類】
   A47B 83/04 20060101AFI20240403BHJP
   A47B 7/00 20060101ALI20240403BHJP
   A47B 17/04 20060101ALI20240403BHJP
   A47B 96/04 20060101ALI20240403BHJP
   A47B 97/04 20060101ALI20240403BHJP
   A47B 23/04 20060101ALI20240403BHJP
【FI】
A47B83/04
A47B7/00 Z
A47B17/04
A47B96/04 B
A47B97/04 A
A47B23/04 Z
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2019146205
(22)【出願日】2019-08-08
(65)【公開番号】P2021023702
(43)【公開日】2021-02-22
【審査請求日】2022-07-29
(73)【特許権者】
【識別番号】000139780
【氏名又は名称】株式会社イトーキ
(74)【代理人】
【識別番号】100074561
【弁理士】
【氏名又は名称】柳野 隆生
(74)【代理人】
【識別番号】100177264
【弁理士】
【氏名又は名称】柳野 嘉秀
(74)【代理人】
【識別番号】100124925
【弁理士】
【氏名又は名称】森岡 則夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141874
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 久由
(74)【代理人】
【識別番号】100166958
【弁理士】
【氏名又は名称】堀 喜代造
(72)【発明者】
【氏名】寺本 宜広
(72)【発明者】
【氏名】山中 彬弘
【審査官】油原 博
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-004961(JP,A)
【文献】実開平02-052629(JP,U)
【文献】登録実用新案第3196058(JP,U)
【文献】実開平01-128632(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 7/00、13/00、13/08、17/04
A47B 23/04、83/04、96/04、97/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
テーブルと、該テーブルを跨いで配置可能なスタンド部材と、を備えるテーブルユニットであって、
前記テーブルは、平面視で矩形に形成された天板と、前記天板を支持する脚部材と、を備え、
前記スタンド部材は、前記天板における一の辺の長さより少し長い間隔で配置されるとともに前記天板における前記一の辺に直交する二箇所の他の辺のそれぞれに近接して立設された支持部材と、前記天板の上方で前記支持部材を連結する連結部材と、前記天板の上方に隙間を設けて前記連結部材に固定される被固定部材と、を備え、
前記スタンド部材は、前記天板の上方空間において間仕切り部材として利用可能とされるとともに、前記支持部材の下端部にキャスターが設けられ
前記天板の前記他の辺と、前記支持部材と、のうち何れか一方には、前記スタンド部材の変位をガイドするガイド部材が設けられ、
前記ガイド部材は、前記天板における前記他の辺に沿った前記スタンド部材のスライド変位のみを許容するとともに、前記スタンド部材の他の方向への変位及び回動変位を規制する、テーブルユニット。
【請求項2】
前記スタンド部材は、前記天板の前記他の辺に沿って、前記他の辺の一端部から他端部まで変位可能とされる、請求項1に記載のテーブルユニット。
【請求項3】
前記天板の前記他の辺と、前記支持部材と、のうち何れか一方には、他方との接触を防止する緩衝材が設けられる、請求項1又は請求項2に記載のテーブルユニット。
【請求項4】
前記被固定部材が、ホワイトボードユニット、ディスプレイ支持ユニット、カウンターユニットのうち何れか一つとして構成される、請求項1から請求項3の何れか1項に記載のテーブルユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はテーブルユニットに関し、詳細にはテーブル、及び、テーブルを跨いで配置可能なスタンド部材を備えたテーブルユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、テーブルにおける天板の上方を間仕切り部材で仕切る構成が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。これらのテーブルは、天板に組付けられた間仕切り部材により、天板上方の空間を複数に分割する構成としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2018-143317号公報
【文献】実用新案登録第3155539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1及び特許文献2に記載の構成において、間仕切り部材の位置を調節できるように構成した場合、天板上方の空間の大きさを適宜変更することが可能となる。しかし、上記の特許文献に記載の構成では、間仕切り部材をホワイトボードやディスプレイ支持部材等の他の用途に用いることは困難であった。また、間仕切り部材をテーブルから離間した状態で単独で使用する構成ではなかった。
【0005】
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、間仕切り部材として使用できる部材を他の用途に用いること、及び、その部材をテーブルから離間した状態で単独で使用することが可能となる、テーブルユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために、以下に構成するテーブルユニットを提供する。
【0007】
(1)テーブルと、該テーブルを跨いで配置可能なスタンド部材と、を備えるテーブルユニットであって、前記テーブルは、平面視で矩形に形成された天板と、前記天板を支持する脚部材と、を備え、前記スタンド部材は、前記天板における一の辺の長さより少し長い間隔で配置されるとともに前記天板における前記一の辺に直交する二箇所の他の辺のそれぞれに近接して立設された支持部材と、前記天板の上方で前記支持部材を連結する連結部材と、前記天板の上方に隙間を設けて前記連結部材に固定される被固定部材と、を備え、前記スタンド部材は、前記天板の上方空間において間仕切り部材として利用可能とされるとともに、前記支持部材の下端部にキャスターが設けられ、前記天板の前記他の辺と、前記支持部材と、のうち何れか一方には、前記スタンド部材の変位をガイドするガイド部材が設けられ、前記ガイド部材は、前記天板における前記他の辺に沿った前記スタンド部材のスライド変位のみを許容するとともに、前記スタンド部材の他の方向への変位及び回動変位を規制する、テーブルユニット。
【0008】
(2)前記スタンド部材は、前記天板の前記他の辺に沿って、前記他の辺の一端部から他端部まで変位可能とされる、(1)に記載のテーブルユニット。
【0009】
(3)前記天板の前記他の辺と、前記支持部材と、のうち何れか一方には、他方との接触を防止する緩衝材が設けられる、(1)又は(2)に記載のテーブルユニット。
【0010】
(4)前記被固定部材が、ホワイトボードユニット、ディスプレイ支持ユニット、カウンターユニットのうち何れか一つとして構成される、(1)から(3)の何れか一に記載のテーブルユニット。
【発明の効果】
【0011】
以上における本発明に係るテーブルユニットは、以下に示す効果を奏する。
【0012】
(1)の構成によれば、間仕切り部材として使用できるスタンド部材を他の用途に用いること、及び、スタンド部材をテーブルから離間した状態で単独で使用することが可能となる。また、テーブルにおけるスタンド部材の位置を調節しやすくすることができる。
【0013】
(2)の構成によれば、テーブルにおけるスタンド部材の位置を調節することができ、テーブルユニットの使用態様の自由度を高めることができる。
【0014】
(3)の構成によれば、テーブルとスタンド部材とが接触して互いに傷がつくことを防止できる。
【0015】
(4)の構成によれば、スタンド部材の用途を変更することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】第一実施形態に係るテーブルユニットを示す斜視図。
図2】第一実施形態に係るテーブルユニットを示す正面図。
図3】第一実施形態に係るテーブルユニットの第一変形例を示す斜視図。
図4】第一実施形態に係るテーブルユニットの第二変形例を示す斜視図。
図5】第一実施形態に係るテーブルユニットの第三変形例を示す斜視図。
図6】第二実施形態に係るテーブルユニットを示す斜視図。
図7】第三実施形態に係るテーブルユニットを示す斜視図。
図8】第四実施形態に係るテーブルユニットを示す斜視図。
図9】第四実施形態に係るテーブルユニットの変形例を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
[第一実施形態]
以下では図1から図5を用いて、本発明の第一実施形態に係るテーブルユニット1について説明する。本実施形態に係るテーブルユニット1は、テーブル2と、スタンド部材3と、を備えている。テーブルユニット1は、図1から図3に示す如くテーブル2とスタンド部材3とを組み合わせた状態、又は、図4に示す如くテーブル2とスタンド部材3とを離間させた状態で使用される。本明細書に記載のテーブルユニットを構成する各部材は、主にスチール製又はアルミニウム製等の金属素材が採用されるが、木材又は樹脂製素材等、他の素材を採用することも可能である。
【0018】
図1から図5に示す如く、テーブル2は、平面視で矩形に形成された天板21と、天板21の四隅を支持する四本の脚部材22と、を備える。即ち、本実施形態に係るテーブル2において、天板21の四辺は対向する二本の短辺と対向する二本の長辺とで構成されている。なお、天板21を支持する構成は四本の脚部材22に限定されず、脚部材を他の本数とした構成や、パネル脚を採用した構成でも差し支えない。
【0019】
スタンド部材3は、二本の支持部材32・32と、支持部材32・32を互いに連結する連結部材33(図5を参照)と、被固定部材であるホワイトボードユニット40と、を備える。支持部材32の下端部にはスタンド脚31が固定される。なお、支持部材32・32の一方又は両方を複数の棒状部材又は板状部材で構成することも可能である。
【0020】
本実施形態においては図1に示す如く、支持部材32とスタンド脚31とにより所謂T字脚を構成しているが、支持部材32と、テーブル2の長手方向の一方に延びるスタンド脚と、によりL字脚を構成することも可能である。これにより、テーブル2の短辺を壁等に突き当てて配置した場合でも、スタンド部材3をテーブル2の長手方向の端部に配置することができる。
【0021】
図1及び図2に示す如く、支持部材32は、天板21における一の辺である短辺の長さより少し長い間隔で配置されるとともに、天板21における一の辺に直交する二箇所の他の辺である長辺のそれぞれに近接して立設される。換言すれば、テーブル2の天板21は、支持部材32・32の間において、テーブル2の長辺が支持部材32・32と少しの間隙を設けて配置可能な寸法(短辺の長さ)で形成される。即ち、テーブルユニット1において、スタンド部材3はテーブル2の短手方向に沿って配置されている。
【0022】
なお、テーブルユニット1において、支持部材32・32を天板21における長辺の長さより少し長い間隔で配置するとともに、支持部材32・32を天板21における二箇所の短辺のそれぞれに近接して立設する構成(テーブル2の長手方向に沿ってスタンド部材3を配置する構成)とすることも可能である。
【0023】
本実施形態においては図5に示す如く、支持部材32・32は天板21の上方で、三本の連結部材33により連結される。そして、ホワイトボードユニット40が天板21の上方に隙間を設けて連結部材33に固定される。ホワイトボードユニット40は、支持部材32・32の前後両面にそれぞれ設けられるホワイトボード41・41と、ホワイトボード41・41の下方に設けられるトレー42と、で構成される。
【0024】
図5に示す如く、ホワイトボード41・41及びトレー42は、何れかの連結部材33に固定される。本実施形態において、図5の手前側に示すホワイトボード41は、係止部43を介して連結部材33に係止される。このように、本実施形態に係るテーブルユニット1において、ホワイトボードユニット40の一部は連結部材33に対して着脱可能とされている。
【0025】
本実施形態においては図2に示す如く、ホワイトボード41・41及びトレー42は、天板21との間に隙間が形成されて配置される。換言すれば、テーブル2は、天板21の高さ寸法がホワイトボードユニット40の下端部よりも少し低くなるように形成される。
【0026】
上記の如く構成された本実施形態に係るテーブルユニット1は、図1に示す如く、スタンド部材3をテーブル2の長手方向中央部分に配置することができる。この場合、スタンド部材3のホワイトボードユニット40で天板21の上方の空間を前後均等に分割できる。即ち、スタンド部材3をテーブル2の間仕切り部材として使用することができる。この場合、テーブル2において分割された両側から、スタンド部材3のホワイトボード41・41を活用することができる。即ち、スタンド部材3を間仕切り部材としてだけでなく、ホワイトボード41として有効に活用することができる。
【0027】
上記の如く、スタンド部材3をテーブル2の間仕切り部材として用いる場合、天板21とホワイトボードユニット40との間には間隙が形成されるものの、使用者が反対側を視認することは難しい。即ち、テーブルユニット1によれば、スタンド部材3によってテーブル2の上方空間を効果的に分離し、互いの空間を遮蔽することが可能となる。
【0028】
また、本実施形態に係るテーブルユニット1においては、テーブル2に対するスタンド部材3の位置を変更することができる。例えば図3に示す如く、スタンド部材3をテーブル2の長手方向の端部に配置することにより、テーブル2の使用者全員でスタンド部材3のホワイトボード41を使用することが可能となる。
【0029】
このように、テーブルユニット1において、スタンド部材3は天板21の長辺に沿って、長辺の一端部から他端部まで変位可能とされている。これにより、テーブル2におけるスタンド部材3の位置(天板21の上方空間の分割比率)を調節することができ、テーブルユニット1の使用態様の自由度を高めることができる。
【0030】
さらに、本実施形態に係るテーブルユニット1においては、テーブル2からスタンド部材3を離間させて使用することができる。例えば図4に示す如く、スタンド部材3とテーブル2との間に距離を設けた場合でも、スタンド部材3を単独で自立させることができる。このように、スタンド部材3をテーブル2から離して配置することにより、テーブル2の使用者が多い場合でも、スタンド部材3のホワイトボード41を使用することが可能となる。また、スタンド部材3をテーブル2から離して配置することにより、他のテーブルの使用者もスタンド部材3のホワイトボード41を使用することができる。
【0031】
[第二実施形態]
次に、図6を用いて、本発明の第二実施形態に係るテーブルユニット101について説明する。本実施形態に係るテーブルユニット101は、第一実施形態に係るテーブルユニット1で用いた構成のテーブル2と、第一実施形態とは異なる構成のスタンド部材103と、を備えている。以下では、スタンド部材103の構成を中心にして説明する。
【0032】
スタンド部材103は、二本の支持部材132・132と、支持部材132・132を互いに連結する図示しない連結部材と、被固定部材であるホワイトボードユニット40と、を備える。支持部材132の下端部には、キャスター131aが設けられたスタンド脚131が固定される。図6に示す如く、支持部材132は、天板21の短辺の長さより少し長い間隔で配置されるとともに、天板21における二箇所の長辺のそれぞれに近接して立設される。
【0033】
本実施形態においては図6に示す如く、第一実施形態と同様のホワイトボードユニット40が天板21の上方に隙間を設けて支持部材132・132に固定される。ホワイトボードユニット40は、支持部材132・132の前後両面にそれぞれ設けられるホワイトボード41・41と、ホワイトボード41・41の下方に設けられるトレー42と、で構成される。
【0034】
本実施形態に係るテーブルユニット101においては、スタンド部材103の下端部にキャスター131aを設けることにより、スタンド部材103がテーブル2の長辺に沿って変位しやすくなるように構成している。また、本実施形態においては図6に示す如く、支持部材132・132には、スタンド部材103の変位をガイドするガイド部材133・133が設けられる。これにより、スタンド部材103のテーブル2に沿った変位がより容易となるため、テーブル2におけるスタンド部材3の位置を調節しやすくすることができる。なお、ガイド部材を天板21の長辺に設ける構成とすることも可能である。
【0035】
本実施形態において、ガイド部材133・133は、天板21の長辺と支持部材132・132との接触を防止する緩衝材としても機能する。ガイド部材133・133を緩衝材として用いることにより、テーブル2とスタンド部材103とが接触して互いに傷がつくことを防止している。
【0036】
[第三実施形態]
次に、図7を用いて、本発明の第三実施形態に係るテーブルユニット201について説明する。本実施形態に係るテーブルユニット201は、第一実施形態に係るテーブルユニット1で用いた構成のテーブル2と、前記実施形態とは異なる構成のスタンド部材203と、を備えている。以下では、第一実施形態におけるスタンド部材3から構成及び用途を変更したスタンド部材203の構成を中心にして説明する。
【0037】
スタンド部材203は、二本の支持部材232・232と、支持部材232・232を互いに連結する図示しない連結部材と、被固定部材であるディスプレイ支持ユニット240と、を備える。支持部材232の下端部にはスタンド脚231が固定される。図7に示す如く、支持部材232は、天板21の短辺の長さより少し長い間隔で配置されるとともに、天板21における二箇所の長辺のそれぞれに近接して立設される。
【0038】
本実施形態においては図7に示す如く、ディスプレイ支持ユニット240が天板21の上方に隙間を設けて配置される。ディスプレイ支持ユニット240は、支持部材232・232の前後両面にそれぞれ設けられるディスプレイ支持板241・241と、一方のディスプレイ支持板241に設けられるディスプレイ242と、で構成される。ディスプレイ242は、一般的に使用される液晶パネル等の表示装置である。
【0039】
本実施形態においては図7に示す如く、ディスプレイ支持ユニット240は、天板21との間に隙間が形成されて配置される。換言すれば、テーブル2は、天板21の高さ寸法がディスプレイ支持ユニット240の下端部よりも少し低くなるように形成される。
【0040】
上記の如く構成された本実施形態に係るテーブルユニット201は、図7に示す如く、スタンド部材203をテーブル2の長手方向中央部分に配置することができる。この場合、スタンド部材203のディスプレイ支持ユニット240で天板21の上方の空間を分割できる。即ち、スタンド部材203をテーブル2の間仕切り部材として使用することができる。
【0041】
また、本実施形態に係るテーブルユニット201においても、テーブル2に対するスタンド部材203の位置を変更することができる。例えば、スタンド部材203をテーブル2の長手方向の端部に配置することにより、テーブル2の使用者全員でスタンド部材203のディスプレイ242を視聴することが可能となる。
【0042】
[第四実施形態]
次に、図8及び図9を用いて、本発明の第四実施形態に係るテーブルユニット301について説明する。本実施形態に係るテーブルユニット301は、第一実施形態に係るテーブルユニット1で用いた構成のテーブル2と、前記実施形態とは異なる構成のスタンド部材303と、を備えている。以下では、第一実施形態におけるスタンド部材3から構成及び用途を変更したスタンド部材303の構成を中心にして説明する。
【0043】
図8に示すスタンド部材303は、二本の支持部材332・332と、支持部材332・332を互いに連結する図示しない連結部材と、被固定部材であるカウンターユニット340と、を備える。支持部材332の下端部にはスタンド脚331が固定される。図8に示す如く、支持部材332は、天板21の短辺の長さより少し長い間隔で配置されるとともに、天板21における二箇所の長辺のそれぞれに近接して立設される。
【0044】
本実施形態においては図8に示す如く、カウンターユニット340が天板21の上方に隙間を設けて配置される。図8に示すカウンターユニット340は、支持部材332・332の上端部に設けられる一枚のカウンター板341で構成される。
【0045】
本実施形態においては図8に示す如く、カウンターユニット340は、天板21との間に隙間が形成されて配置される。換言すれば、テーブル2は、天板21の高さ寸法がカウンターユニット340の下端部よりも少し低くなるように形成される。
【0046】
上記の如く構成された本実施形態に係るテーブルユニット301は、図8に示す如く、スタンド部材303をテーブル2の長手方向中央部分に配置することができる。この場合、スタンド部材303のカウンターユニット340、及び、カウンター板341の上面に載置した物(例えば観葉植物、照明器具、本棚、パンフレットスタンド等)で天板21の上方の空間を分割できる。即ち、スタンド部材303をテーブル2の間仕切り部材として使用することができる。
【0047】
また、本実施形態に係るテーブルユニット301においても、テーブル2に対するスタンド部材303の位置を変更することができる。例えば、スタンド部材303をテーブル2の長手方向の端部に配置することにより、テーブル2の使用者全員で一つの空間を共有することが可能となる。
【0048】
図9に示す変形例に係るスタンド部材303aは、二本の支持部材332a・332aと、支持部材332a・332aを互いに連結する図示しない連結部材と、被固定部材であるカウンターユニット340aと、を備える。支持部材332aの下端部にはスタンド脚331が固定される。
【0049】
本変形例においては図9に示す如く、カウンターユニット340aが天板21の上方に隙間を設けて配置される。図9に示すカウンターユニット340aは、支持部材332a・332aの上側中途部に設けられる三枚のカウンター板341で構成される。図9に示す如く、スタンド部材303aをテーブル2の長手方向の端部に配置することにより、テーブル2の使用者全員で一つの空間を共有することが可能となる。また、本変形例におけるカウンターユニット340aを支持部材332a・332aから取外し、テーブル2の長手方向中央部に配置した支持部材332a・332aの間に卓球用のネットを架け渡すことにより、テーブル2を卓球台として用いることができる。
【符号の説明】
【0050】
1 テーブルユニット(第一実施形態)
2 テーブル 3 スタンド部材
21 天板 22 脚部材
31 スタンド脚 32 支持部材
33 連結部材
40 ホワイトボードユニット(被固定部材)
41 ホワイトボード 42 トレー
43 係止部
101 テーブルユニット(第二実施形態)
103 スタンド部材 131 スタンド脚
131a キャスター 132 支持部材
133 ガイド部材(緩衝材)
201 テーブルユニット(第三実施形態)
203 スタンド部材 231 スタンド脚
232 支持部材
240 ディスプレイ支持ユニット(被固定部材)
241 ディスプレイ支持板
242 ディスプレイ
301 テーブルユニット(第四実施形態)
303 スタンド部材
303a スタンド部材(変形例)
331 スタンド脚 332 支持部材
332a 長尺支持部材
340 カウンターユニット(被固定部材)
341 カウンター板
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9