(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-16
(45)【発行日】2024-08-26
(54)【発明の名称】プロトコルデータユニットセッション処理方法、装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
H04W 76/30 20180101AFI20240819BHJP
H04W 8/22 20090101ALI20240819BHJP
【FI】
H04W76/30
H04W8/22
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023118148
(22)【出願日】2023-07-20
(62)【分割の表示】P 2021564561の分割
【原出願日】2020-04-29
【審査請求日】2023-07-20
(31)【優先権主張番号】201910356405.1
(32)【優先日】2019-04-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【氏名又は名称】森本 有一
(72)【発明者】
【氏名】王 文
(72)【発明者】
【氏名】康 艶超
【審査官】鈴木 重幸
(56)【参考文献】
【文献】vivo,Correction on the descriptions of 5GSM parameters and capabilities[online],3GPP TSG CT WG1 #116 C1-192114,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ct/WG1_mm-cc-sm_ex-CN1/TSGC1_116_Xian/Docs/C1-192114.zip>,2019年04月02日
【文献】vivo,Handling of 5GSM parameters[online],3GPP TSG CT WG1 #117 C1-193278,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ct/WG1_mm-cc-sm_ex-CN1/TSGC1_117_Reno/Docs/C1-193278.zip>,2019年05月17日
【文献】3GPP TS 24.501 V16.0.2,2019年03月29日,pp.1,239-267,292-294,https://www.3gpp.org/ftp//Specs/archive/24_series/24.501/24501-g02.zip
【文献】Qualcomm Incorporated, MediaTek Inc., Ericsson,Handling errors due to missing QoS flow descriptions parameters for GBR QoS flows[online],3GPP TSG CT WG1 #113 C1-188970,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ct/WG1_m,2018年12月03日
【文献】Intel,Signalling a maximum number of supported/derived QoS rules[online],3GPP TSG CT WG1 #109 C1-181289,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ct/WG1_m,2018年02月19日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロトコルデータユニットセッション処理方法であって、
ユーザ機器は、ネットワーク機器に前記ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート能力を送信することを含み、そのうち、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力は、最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを含み、
ネットワーク機器に前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を送信した後、
前記ユーザ機器は、ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つを受信することをさらに含み、
ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つを受信した後、
前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力が更新されると、ネットワーク機器がPDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、更新された最大サポート能力を超える場合、前記ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信することをさらに含む、プロトコルデータユニットセッション処理方法。
【請求項2】
前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSルールに対応する数は、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSルールの数を超えず、
前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置したパケットフィルタに対応する数は、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能なパケットフィルタの数を超えず、
前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSフロー記述に対応する数は、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数を超えない、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力は、PDUセッション確立要求メッセージに含まれ、
前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ及び/又は許可QoSフロー記述は、PDUセッション確立受諾メッセージに含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
プロトコルデータユニットセッション処理方法であって、
ネットワーク機器は、ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート能力を受信することを含み、そのうち、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力は、最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを含み、
前述した、ネットワーク機器は、ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート能力を受信した後、
前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力に基づいて、前記ネットワーク機器は、前記PDUセッションに許可QoSルール、パケットフィルタ及び/又は許可QoSフロー記述を配置することと、
前記ネットワーク機器は、前記ユーザ機器にネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ及び/又は許可QoSフロー記述を送信することとをさらに含み、
前述した、前記ユーザ機器にネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ及び/又は許可QoSフロー記述を送信した後、
前記ユーザ機器は、前記ユーザ機器からPDUセッションリリース要求を受信することをさらに含み、
前記PDUセッションリリース要求は、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力が更新されており、ネットワーク機器がPDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、更新された最大サポート能力を超える場合、前記ユーザ機器から送信されるものである、プロトコルデータユニットセッション処理方法。
【請求項5】
前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSルールに対応する数は、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSルールの数を超えず、
前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置したパケットフィルタに対応する数は、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能なパケットフィルタの数を超えず、
前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSフロー記述に対応する数は、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数を超えない、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記送信の後、
PDUセッションリリース要求を受信することと、
前記PDUセッションリリース要求に応じて前記PDUセッションのリソースをリリースすることとをさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力は、PDUセッション確立要求メッセージに含まれ、
前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ及び/又は許可QoSフロー記述は、PDUセッション確立受諾メッセージに含まれる、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
プロセッサと、
コンピュータ実行可能指令を記憶するメモリとを含み、前記実行可能指令が実行される時、前記プロセッサを用いて請求項1~3のいずれか1項又は複数項に記載の方法を実行する、ユーザ機器。
【請求項9】
プロセッサと、
コンピュータ実行可能指令を記憶するメモリとを含み、前記実行可能指令が実行される時、前記プロセッサを用いて請求項4~7のいずれか1項又は複数項に記載の方法を実行する、ネットワーク機器。
【請求項10】
コンピュータ実行可能指令を記憶するためのものであり、
前記コンピュータ実行可能指令がユーザ機器のプロセッサによって実行される時、請求項1~3のいずれか1項又は複数項に記載の方法を実現させ、又は、
前記コンピュータ実行可能指令がネットワーク機器のプロセッサによって実行される時、請求項4~7のいずれか1項又は複数項に記載の方法を実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年4月29日に中国で提出された中国特許出願番号No.201910356405.1の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
本開示は、通信技術分野に関し、特にプロトコルデータユニットセッション処理方法、装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
第5世代移動通信コアネットワーク(5G Core、5GC)は、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)接続サービス、即ち、ユーザ機器(User Equipment、UE)とデータネットワークとの間でPDU交換を提供するサービスをサポートする。PDU接続サービスは、UEの要求に応じて確立されるPDUセッションによってサポートされる。
【0003】
具体的には、UEがPDUセッションを確立することを必要とする場合、UEは、PDUセッション確立要求(PDU Session Establishment Request)メッセージをセッション管理機能(Session Management Function、SMF)に送信する。ネットワーク側がUEのPDUセッション確立要求を受諾すると、SMFは、PDUセッション確立受諾(PDU Session Establishment Accept)メッセージをUEに送信する。PDU Session Establishment RequestメッセージとPDU Session Establishment Acceptメッセージは、情報エレメント、タイプ/リファレンス、フォーマット、長さなどの内容を付帯することができる。
【0004】
既存の方案では、ネットワーク側がこのPDUセッションに配置したQoSルール及び/又はQoSフロー記述は、UEの最大サポート能力を超える可能性がある。この時、PDUセッションに確立異常が発生する可能性があり、且つ異常なPDUセッションは、ネットワークリソースを占有し続けることになる。
【0005】
この背景技術部分に開示された情報は、本開示の全体的な背景に対する理解を高めることを意図するものに過ぎず、この情報構成が当業者がよく知っている関連技術であることを認め、又は、如何なる形式で示唆するものと見なされるべきではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本出願の実施例の目的は、PDUセッションの確立異常を回避できるプロトコルデータユニットセッション処理方法、装置及び電子機器を提供することである。
【0007】
上記技術課題を解決するために、本開示の実施例は、以下の各方面により実現される。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第一の方面によれば、本開示の実施例は、ユーザ機器に用いられるプロトコルデータユニットセッション処理方法を提供する。この方法は、ネットワーク機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに配置した許可サービス品質QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信することを含む。
【0009】
第二の方面によれば、本開示の実施例は、ユーザ機器に用いられるプロトコルデータユニットセッション処理方法を提供する。この方法は、ネットワーク機器に前記ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート能力を送信することを含み、そのうち、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力は、最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを含む。
【0010】
第三の方面によれば、本開示の実施例は、ネットワーク機器に用いられるプロトコルデータユニットセッション処理方法を提供する。この方法は、ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート能力を受信することを含み、そのうち、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力は、最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを含む。
【0011】
第四の方面によれば、本開示の実施例は、プロトコルデータユニットセッション処理装置を提供する。この装置は、ネットワーク機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに配置した許可サービス品質QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信するための第一の送信モジュールを含む。
【0012】
第五の方面によれば、本開示の実施例は、プロトコルデータユニットセッション処理装置を提供する。この装置は、ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート能力を送信するための第二の送信モジュールを含み、そのうち、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力は、最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを含む。
【0013】
第六の方面によれば、本開示の実施例は、プロトコルデータユニットセッション処理装置を提供する。この装置は、ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート能力を受信するための第一の受信モジュールを含み、そのうち、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力は、最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを含む。
【0014】
第七の方面によれば、本開示の実施例は、電子機器を提供する。この電子機器は、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータ実行可能指令とを含み、前記コンピュータ実行可能指令が前記プロセッサによって実行される時、上記第一の方面又は第二の方面に記載の方法のステップを実現させる。
【0015】
第八の方面によれば、本開示の実施例は、電子機器を提供する。この電子機器は、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータ実行可能指令とを含み、前記コンピュータ実行可能指令が前記プロセッサによって実行される時、上記第三の方面に記載の方法のステップを実現させる。
【0016】
第九の方面によれば、本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータ実行可能指令を記憶するためのものであり、前記コンピュータ実行可能指令がプロセッサによって実行される時、上記第一の方面、第二の方面又は第三の方面に記載の方法のステップを実現させる。
【発明の効果】
【0017】
本開示の実施例では、ネットワーク機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに配置した許可サービス品質QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信することにより、PDUセッションの確立異常を回避することができ、さらに、異常なPDUセッションがネットワークリソースを占有することを回避することができる。
本開示の実施例又は関連技術における技術案をより明瞭に説明するために、以下は、実施例又は関連技術の記述において使用される必要がある添付図面を簡単に紹介する。自明なことに、以下の記述における添付図面は、ただ本開示に記載のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、それらの添付図面に基づき、他の添付図面を取得することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法のフローチャート概略図を示す。
【
図2】本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法の別のフローチャート概略図を示す。
【
図3】本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法の別のフローチャート概略図を示す。
【
図4】本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法のフローチャート概略図を示す。
【
図5】本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法の別のフローチャート概略図を示す。
【
図6】本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法の別のフローチャート概略図を示す。
【
図7】本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法の別のフローチャート概略図を示す。
【
図8】本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理装置の構造概略図を示す。
【
図9】本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理装置の別の構造概略図を示す。
【
図10】本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理装置の別の構造概略図を示す。
【
図11】本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理装置の別の構造概略図を示す。
【
図12】本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理装置の別の構造概略図を示す。
【
図13】本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理装置の別の構造概略図を示す。
【
図14】本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法を実行する電子機器のハードウェア構造概略図を示す。
【
図15】本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法を実行する別の電子機器のハードウェア構造概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
当業者が本開示における技術案をよりよく理解できるように、以下は、本開示の実施例における添付図面を結び付けながら、本開示の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、ただ本開示の一部の実施例に過ぎず、全部の実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属すべきである。
【0020】
図1は、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法のフローチャート概略図を示す。この方法は、電子機器、例えば、ユーザ機器によって実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、ユーザ機器にインストールされたソフトウェア又はハードウェアによって実行されてもよい。図に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0021】
S11:ネットワーク機器がPDUセッションに配置した許可サービス品質QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信する。
【0022】
UEがPDUセッションを確立する要求を開始した後、ネットワーク側は、このPDUセッションに許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つを配置し、配置された許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つをUEに送信してもよい。
【0023】
UEが許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つを受信した後、許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述がUE自体のサポート能力を超えるか否かを判断する。
【0024】
ネットワーク機器がこのPDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つがUEの最大サポート能力を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信する。ネットワーク機器は、PDUセッションリリース要求を受信した後、PDUセッションリリース要求に応じてこのPDUセッションのリソースをリリースする。
【0025】
本開示の実施例に記載の「A、B又はCのうちの少なくとも一つ」及び「A、B及び/又はC」は、A、B、C、AとBとの組み合わせ、AとCとの組み合わせ、BとCとの組み合わせ、及びAとBとCとの組み合わせという7つの方案のうちのいずれか一つ又は複数を含むと理解されてもよい。例えば、A、B又はCのうちの少なくとも一つがUEの最大サポート能力を超える場合は、AがUEの最大サポート能力を超える方案、BがUEの最大サポート能力を超える方案、CがUEの最大サポート能力を超える方案、AとBがいずれもUEの最大サポート能力を超える方案、AとCがいずれもUEの最大サポート能力を超える方案、BとCがいずれもUEの最大サポート能力を超える方案、A、B、CがいずれもUEの最大サポート能力を超える方案という7つの方案のうちのいずれか一つ又は複数と理解されてもよい。
【0026】
それにより、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法は、ネットワーク機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに配置した許可サービス品質QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信することにより、ネットワーク側がPDUセッションのリソースをタイムリーにリリースし、PDUセッションに異常が生じることを回避し、異常なPDUセッションがネットワークリソースを占有することを回避することができる。
【0027】
図2は、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法の別のフローチャート概略図を示す。この方法は、電子機器、例えば、ユーザ機器によって実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、ユーザ機器にインストールされたソフトウェア又はハードウェアによって実行されてもよい。図に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0028】
S21:PDUセッション確立受諾メッセージを受信する。
【0029】
このステップの前に、UEがPDU Session Establishment Requestメッセージをネットワーク機器に送信することをさらに含んでもよい。ネットワーク側がUEのPDUセッション確立要求を受諾する場合、このステップにおいて、ネットワーク機器は、PDU Session Establishment AcceptメッセージをUEに送信し、可能な一実現形態では、許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つは、PDUセッション確立受諾メッセージに含まれる。
【0030】
S22:ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した前記許可QoSルール、パケットフィルタ及び/又は許可QoSフロー記述に基づいて、ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した前記許可QoSルールの数、パケットフィルタの数及び/又は許可QoSフロー記述の数を取得する。
【0031】
本ステップにおいて、許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述の長さlengthに基づいて、ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した前記許可QoSルールの数、パケットフィルタの数又は許可QoSフロー記述の数を取得することができる。
【0032】
例えば、一つのQoSフロー記述が(4-u)バイト(そのうち、uはパラメータリストの長さに基づいて決定されてもよい)を占有し、ネットワーク側が配置可能なQoSフロー記述の最大長さが65538バイトである場合、配置される最大のQoSフロー記述の数は65538/(4-u)にほぼ等しい可能性がある。それにより、UEは、受信された、ネットワーク機器がPDUセッションに配置した許可QoSフロー記述に基づいて、QoSフロー記述の数を算出することができる。
【0033】
S23:前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した前記許可QoSルールの数、パケットフィルタの数及び/又は許可QoSフロー記述の数が、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超えるか否かを判断する。
【0034】
具体的には、ネットワーク機器がPDUセッションに配置した許可QoSルールの数が、UEがこのPDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSルールの数を超えるか否かを判断し、
又は、ネットワーク機器がPDUセッションに配置したパケットフィルタの数が、UEがこのPDUセッションに設置した最大サポート可能なパケットフィルタの数を超えるか否かを判断し、
又は、ネットワーク機器がPDUセッションに配置した許可QoSフロー記述の数が、UEがこのPDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数を超えるか否かを判断する。
【0035】
以上に記載の三つのパラメータの判断を択一的に行ってもよく、又は二つを選択して行ってもよく、又は全てを行ってもよい。
【0036】
S24:前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した前記許可QoSルールの数、パケットフィルタの数及び/又は許可QoSフロー記述の数が、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信する。
【0037】
UEは、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した前記許可QoSルールの数が、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSルールの数を超える場合、パケットフィルタの数が、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能なパケットフィルタの数を超える場合、及び/又は、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSフロー記述の数が、ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信する。
【0038】
可能な一実現形態では、前記PDUセッションリリース要求には、リソース不足を示すためのリリース原因が含まれる。
【0039】
ネットワーク機器は、PDUセッションリリース要求を受信した後、PDUセッションリリース要求に応じてこのPDUセッションのリソースをリリースする。
【0040】
それにより、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法は、ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した前記許可QoSルール、パケットフィルタ及び/又は許可QoSフロー記述に基づいて、ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した前記許可QoSルールの数、パケットフィルタの数及び/又は許可QoSフロー記述の数を取得し、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した前記許可QoSルールの数、パケットフィルタの数又は許可QoSフロー記述の数が、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信することにより、ネットワーク側がPDUセッションのリソースをタイムリーにリリースし、PDUセッションに異常が生じることを回避し、異常なPDUセッションがネットワークリソースを占有することを回避することができる。
【0041】
図3は、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法の別のフローチャート概略図を示す。この方法は、電子機器、例えば、ユーザ機器によって実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、ユーザ機器にインストールされたソフトウェア又はハードウェアによって実行されてもよい。図に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0042】
S31:前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力が更新されると、ネットワーク機器がPDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、更新された前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信する。
【0043】
本ステップの前に、PDUセッションが既に確立されており、PDUセッションの確立前又は確立後に、UEは、ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した前記許可QoSルール、パケットフィルタ及び/又は許可QoSフロー記述に基づいて、ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した前記許可QoSルールの数、パケットフィルタの数及び/又は許可QoSフロー記述の数を取得することができる。
【0044】
例えば、一つのQoSフロー記述が(4-u)バイト(そのうち、uはパラメータリストの長さに基づいて決定されてもよい)を占有し、ネットワーク側が配置可能なQoSフロー記述の最大長さが65538バイトである場合、配置される最大のQoSフロー記述の数は65538/(4-u)にほぼ等しい可能性がある。それにより、UEは、受信された、ネットワーク機器がPDUセッションに配置した許可QoSフロー記述に基づいて、QoSフロー記述の数を算出することができる。
【0045】
PDUセッションが既に確立された後、UEの最大サポート能力が更新されると、ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した前記許可QoSルールの数、パケットフィルタの数及び/又は許可QoSフロー記述の数が、更新されたUEが前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSルールの数、更新された最大サポート可能なパケットフィルタの数及び/又は更新された最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数を超えるか否かを判断することができる。
【0046】
そして、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した前記許可QoSルールの数、パケットフィルタの数又は許可QoSフロー記述の数が、更新されたUEが前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSルールの数、更新された最大サポート可能なパケットフィルタの数又は更新された最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信する。
【0047】
可能な一実現形態では、前記PDUセッションリリース要求には、リソース不足を示すためのリリース原因が含まれる。ネットワーク機器は、PDUセッションリリース要求を受信した後、PDUセッションリリース要求に応じてこのPDUセッションのリソースをリリースする。
【0048】
それにより、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法は、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力が更新されると、ネットワーク機器がPDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、更新された前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信することにより、ネットワーク側は、UEの最大サポート能力が変化してPDUセッションをサポートするのに足りない場合、PDUセッションのリソースをタイムリーにリリースし、PDUセッションに異常が生じることを回避し、異常なPDUセッションがネットワークリソースを占有することを回避することができる。
【0049】
図4は、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法の別のフローチャート概略図を示す。この方法は、電子機器、例えば、ユーザ機器によって実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、ユーザ機器にインストールされたソフトウェア又はハードウェアによって実行されてもよい。図に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0050】
S41:ネットワーク機器にUEがPDUセッションに設置した最大サポート能力を送信する。
【0051】
そのうち、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力は、最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを含む。
【0052】
UEは、自体がPDUセッションに設置した最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つをネットワーク側に送信することにより、ネットワーク側は、UEの最大サポート能力をタイムリーに知り、UEの最大サポート能力に基づいて、UEにPDUセッションの許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つを割り当てることができる。
【0053】
それにより、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法は、ネットワーク機器にUEがPDUセッションに設置した最大サポート能力を送信する(そのうち、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力は、最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを含む)ことにより、ネットワーク側は、UEの最大サポート能力をタイムリーに知り、UEの最大サポート能力に基づいて、UEにPDUセッションの許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つを割り当てることで、PDUセッションの確立異常を回避することができる。
【0054】
図5は、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法の別のフローチャート概略図を示す。この方法は、電子機器、例えば、ユーザ機器によって実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、ユーザ機器にインストールされたソフトウェア又はハードウェアによって実行されてもよい。図に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0055】
S51:PDU Session Establishment Requestメッセージを送信する。
【0056】
PDU Session Establishment Requestメッセージには、UEがPDUセッションに設置した最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを付帯されており、ネットワーク側は、UEの最大サポート能力をタイムリーに知り、UEの最大サポート能力に基づいて、UEにPDUセッションの許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つを割り当てることができる。
【0057】
S52:PDU Session Establishment Acceptメッセージを受信する。
【0058】
ネットワーク側は、UEの最大サポート能力に基づいて、UEにPDUセッションの許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つを割り当てる。ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つは、PDU Session Establishment Acceptメッセージに配置されてもよい。
【0059】
そのうち、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSルールに対応する数は、UEが前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSルールの数を超えない。前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置したパケットフィルタに対応する数は、UEが前記PDUセッションに設置した最大サポート可能なパケットフィルタの数を超えない。前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSフロー記述に対応する数は、UEが前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数を超えない。
【0060】
S53:ユーザ機器がPDUセッションに設置した最大サポート能力が更新されると、ネットワーク機器がPDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、更新された前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信する。
【0061】
本ステップにより、更新されたUEの最大サポート能力がPDUセッションをサポートするのに足りない場合、PDUセッションをタイムリーにリリースし、PDUセッションの異常を回避し、ネットワークリソースが無駄になることを回避することができる。
【0062】
それにより、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法は、ユーザ機器がPDUセッションに設置した最大サポート能力を送信する(そのうち、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力は、最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを含む)ことにより、ネットワーク側は、UEの最大サポート能力をタイムリーに知り、UEの最大サポート能力に基づいて、UEにPDUセッションの許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つを割り当てることで、PDUセッションの確立異常を回避することができる。
【0063】
なお、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法は、ユーザ機器がPDUセッションに設置した最大サポート能力が更新されると、ネットワーク機器がPDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、更新された前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信することにより、更新されたUEの最大サポート能力がPDUセッションをサポートするのに足りない場合、PDUセッションをタイムリーにリリースし、PDUセッションの異常を回避し、ネットワークリソースが無駄になることを回避することができる。
【0064】
図6は、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法の別のフローチャート概略図を示す。この方法は、電子機器、例えば、ネットワーク側のSMFエンティティによって実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、SMFにインストールされたソフトウェア又はハードウェアによって実行されてもよい。図に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0065】
S61:UEがPDUセッションに設置した最大サポート能力を受信する。
【0066】
そのうち、UEがPDUセッションに設置した最大サポート能力は、最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを含む。
【0067】
ネットワーク機器は、UEの最大サポート能力に基づいて、UEにPDUセッションの許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つを割り当てる。
【0068】
そのうち、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSルールに対応する数が、ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSルールの数を超えず、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置したパケットフィルタに対応する数が、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能なパケットフィルタの数を超えず、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSフロー記述に対応する数が、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数を超えない。
【0069】
それにより、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法は、前記ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを受信することにより、ネットワーク側は、UEの最大サポート能力をタイムリーに知り、UEの最大サポート能力に基づいて、UEにPDUセッションの許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つを割り当てることで、PDUセッションの確立異常を回避することができる。
【0070】
図7は、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法の別のフローチャート概略図を示す。この方法は、電子機器、例えば、ネットワーク側のSMFエンティティによって実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、SMFにインストールされたソフトウェア又はハードウェアによって実行されてもよい。図に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0071】
S71:PDU Session Establishment Requestメッセージを受信する。
【0072】
このPDU Session Establishment Requestメッセージは、UEがPDUセッションに設置した最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0073】
ネットワーク機器は、UEがPDUセッションに設置した最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを受信し、UEの最大サポート能力に基づいて、UEにPDUセッションの許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つを割り当てる。
【0074】
S72:UEが前記PDUセッションに設置した最大サポート能力に基づいて、PDUセッションに許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つを配置する。
【0075】
具体的には、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSルールに対応する数が、ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSルールの数を超えず、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置したパケットフィルタに対応する数が、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能なパケットフィルタの数を超えず、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSフロー記述に対応する数が、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数を超えない。
【0076】
S73:PDU Session Establishment Acceptメッセージを送信する。
【0077】
PDU Session Establishment Acceptメッセージは、ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した以上の許可QoSルール、以上のパケットフィルタ又は以上の許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0078】
S74:PDUセッションリリース要求を受信し、前記PDUセッションリリース要求に応じて前記PDUセッションのリソースをリリースする。
【0079】
UEがPDUセッションに設置した最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つが更新されると、ネットワーク機器がPDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、更新されたユーザ機器がPDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数及び/又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信する。
【0080】
ネットワーク機器は、PDUセッションリリース要求を受信し、前記PDUセッションリリース要求に応じて前記PDUセッションのリソースをリリースし、更新されたUEの最大サポート能力がPDUセッションをサポートするのに足りない場合、PDUセッションをタイムリーにリリースし、PDUセッションの異常を回避し、ネットワークリソースが無駄になることを回避することができる。
【0081】
それにより、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法は、前記ユーザ機器がPDUセッションに設置した最大サポート能力を受信することにより、ネットワーク側は、UEの最大サポート能力をタイムリーに知り、UEの最大サポート能力に基づいて、UEにPDUセッションの許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つを割り当てることにより、PDUセッションの確立異常を回避することができる。
【0082】
なお、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法は、ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つを送信することにより、配置済みの許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つをUEに送信することで、PDUセッションをタイムリーに確立することができる。
【0083】
なお、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法は、PDUセッションリリース要求を受信し、前記PDUセッションリリース要求に応じて前記PDUセッションのリソースをリリースすることにより、更新されたUEの最大サポート能力がPDUセッションをサポートするのに足りない場合、PDUセッションをタイムリーにリリースし、PDUセッションの異常を回避し、ネットワークリソースが無駄になることを回避することができる。
【0084】
図8は、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理装置の構造概略図を示す。この装置80は、第一の送信モジュール81を含む。
【0085】
第一の送信モジュール81は、ネットワーク機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに配置した許可サービス品質QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信するために用いられる。
【0086】
本開示の実施例によるこの装置80は、上述した
図1に示す方法の実施例における対応する各ステップを実行し、且つ同じ又は類似した機能と有益な効果を実現することができる。ここでは説明を省略する。
【0087】
図9は、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理装置の別の構造概略図を示す。この装置90は、第一の送信モジュール91と処理モジュール92とを含む。
【0088】
第一の送信モジュール91は、ネットワーク機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに配置した許可サービス品質QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信するために用いられる。
【0089】
処理モジュール92は、前述した、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信する前に、ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した前記許可QoSルール、パケットフィルタ及び/又は許可QoSフロー記述に基づいて、ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した前記許可QoSルールの数、パケットフィルタの数及び/又は許可QoSフロー記述の数を取得し、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した前記許可QoSルールの数、パケットフィルタの数及び/又は許可QoSフロー記述の数が、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超えるか否かを判断するために用いられ、そのうち、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力は、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数及び/又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数を含む。
【0090】
可能な一実現形態では、第一の送信モジュール91は、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力が更新されると、ネットワーク機器がPDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、更新された前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信するために用いられる。
【0091】
可能な一実現形態では、第一の送信モジュール91が送信する前記PDUセッションリリース要求には、リソース不足を示すためのリリース原因が含まれる。
【0092】
可能な一実現形態では、処理モジュール92が処理する前記許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つは、PDUセッション確立受諾メッセージに含まれる。
【0093】
本開示の実施例によるこの装置90は、上述した
図2~3に示す方法の実施例における対応する各ステップを実行し、且つ同じ又は類似した機能と有益な効果を実現することができる。ここでは説明を省略する。
【0094】
図10は、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理装置の別の構造概略図を示す。この装置100は、第二の送信モジュール101を含む。
【0095】
第二の送信モジュール101は、ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート能力を送信するために用いられ、そのうち、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力は、最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを含む。
【0096】
本開示の実施例によるこの装置100は、上述した
図4に示す方法の実施例における対応する各ステップを実行し、且つ同じ又は類似した機能と有益な効果を実現することができる。ここでは説明を省略する。
【0097】
図11は、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理装置の別の構造概略図を示す。この装置1100は、第二の送信モジュール1101と第二の受信モジュール1102とを含む。
【0098】
第二の送信モジュール1101は、ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート能力を送信するために用いられ、そのうち、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力は、最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを含む。
【0099】
第二の受信モジュール1102は、ネットワーク機器に前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を送信した後、ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つを受信するために用いられる。
【0100】
そのうち、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSルールに対応する数が、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSルールの数を超えず、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置したパケットフィルタに対応する数が、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能なパケットフィルタの数を超えず、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSフロー記述に対応する数が、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数を超えない。
【0101】
可能な一実現形態では、第二の送信モジュール1101は、さらに、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力が更新されると、ネットワーク機器がPDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、更新された前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信するために用いられる。
【0102】
可能な一実現形態では、第二の送信モジュール1101が送信する、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力は、PDUセッション確立要求メッセージに含まれ、第二の受信モジュール1102が受信する、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述は、PDUセッション確立受諾メッセージに含まれる。
【0103】
本開示の実施例によるこの装置1100は、上述した
図5に示す方法の実施例における対応する各ステップを実行し、且つ同じ又は類似した機能と有益な効果を実現することができる。ここでは説明を省略する。
【0104】
図12は、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理装置の別の構造概略図を示す。この装置1200は、第一の受信モジュール1210を含む。
【0105】
第一の受信モジュール1210は、ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート能力を受信するために用いられ、そのうち、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力は、最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを含む。
【0106】
本開示の実施例によるこの装置1200は、上述した
図6に示す方法の実施例における対応する各ステップを実行し、且つ同じ又は類似した機能と有益な効果を実現することができる。ここでは説明を省略する。
【0107】
図13は、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理装置の別の構造概略図を示す。この装置1300は、第一の受信モジュール1310と、配置モジュール1320と、第三の送信モジュール1330とを含む。
【0108】
第一の受信モジュール1310は、ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート能力を受信するために用いられ、そのうち、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力は、最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを含む。
【0109】
配置モジュール1320は、前述した、ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート能力を受信した後、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力に基づいて、前記PDUセッションに許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つを配置するために用いられる。
【0110】
第三の送信モジュール1330は、前記ユーザ機器にネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つを送信するために用いられる。
【0111】
可能な一実現形態では、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSルールに対応する数が、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSルールの数を超えず、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置したパケットフィルタに対応する数が、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能なパケットフィルタの数を超えず、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSフロー記述に対応する数が、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数を超えない。
【0112】
可能な一実現形態では、第一の受信モジュール1310は、さらに、PDUセッションリリース要求を受信し、前記PDUセッションリリース要求に応じて前記PDUセッションのリソースをリリースするために用いられる。
【0113】
可能な一実現形態では、第一の受信モジュール1310が受信する、前記ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力は、PDUセッション確立要求メッセージに含まれ、第三の送信モジュール1330が送信する、前記ネットワーク機器が前記PDUセッションに配置した許可QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述は、PDUセッション確立受諾メッセージに含まれる。
【0114】
本開示の実施例によるこの装置1300は、上述した
図7に示す方法の実施例における対応する各ステップを実行し、且つ同じ又は類似した機能と有益な効果を実現することができる。ここでは説明を省略する。
【0115】
図14は、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法を実行する電子機器のハードウェア構造概略図を示す。この電子機器は、UE、例えば、ユーザの端末機器などであってもよい。図に示す端末機器1400は、少なくとも1つのプロセッサ1401、メモリ1402、ユーザインターフェース1403、及び、少なくとも1つのネットワークインターフェース1404を含む。端末機器1400内の各コンポーネントは、バスシステム1405を介して結合されている。理解すべきなのは、バスシステム1405は、これらのコンポーネントの間での接続通信を実現するために用いられる。バスシステム1405は、データバスのほか、さらに、電源バス、制御バス、及び、状態信号バスを含む。しかし、明瞭に説明するために、図では、各種のバスをバスシステム1405として表記する。
【0116】
そのうち、ユーザインターフェース1403は、ディスプレイ、キーボード又はクリックデバイス(例えば、マウス)、トラックボール(trackball)、タッチプレート又はタッチスクリーンなどを含んでもよい。
【0117】
理解すべきなのは、本開示の実施例におけるメモリ1402は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含んでもよい。そのうち、不揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよい。例示的であるが制限性ではない説明により、多くの形式のRAMは利用可能であり、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDRSDRAM)、拡張型ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)と、ダイレクトランバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DRRAM)などである。本開示の実施例に記述されるシステムと方法のメモリ1402は、それらと任意のその他の適切なタイプのメモリを含むが、それらに限定されないことを意図する。
【0118】
いくつかの実施形態では、メモリ1402は、実行可能モジュール又はデータ構造、又は、それらのサブセット、又は、オペレーティングシステム14021とアプリケーションプログラム14022というそれらの拡張セットのような要素を記憶した。
【0119】
そのうち、オペレーティングシステム14021は、各種のシステムプログラム、例えば、フレーム層、コアライブラリ層、ドライバ層などを含み、様々な基礎的なサービスの実現及びハードウェアに基づくタスクの処理のために用いられる。アプリケーションプログラム14022は、様々なアプリケーションプログラム、例えばメディアプレーヤ(Media Player)、ブラウザ(Browser)などを含み、様々なアプリケーションサービスを実現するために用いられる。本開示の実施例の方法を実現するプログラムは、アプリケーションプログラム14022に含まれてもよい。
【0120】
本開示の実施例では、端末機器1400は、メモリ1402に記憶され、プロセッサ1401上で運行できるコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムがプロセッサ1401によって実行される時、ネットワーク機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに配置した許可サービス品質QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信することを実現させる。
【0121】
又は、コンピュータプログラムがプロセッサ1401によって実行される時、ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを送信することを実現させる。
【0122】
このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上述した
図1~3に記載の方法又は、
図4~5に記載の方法の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここで説明を省略する。
【0123】
本開示の実施例で掲示された上記方法は、プロセッサ1401に用いられ、又はプロセッサ1401によって実現されてもよい。プロセッサ1401は、信号の処理能力を有する集積回路チップであり得る。実現プロセスにおいて、上記方法の各ステップは、プロセッサ1401におけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形式の指令によって完成されてもよい。上述したプロセッサ1401は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。本開示の実施例に開示された各方法、ステップ、及びロジックブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、又は、このプロセッサは、任意の通常のプロセッサなどであってもよい。本開示の実施例を結び付けて開示した方法のステップは、ハードウェアデコードプロセッサによって実行されて完成され、又は、デコードプロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合せによって実行されて完成されるように直接具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ、プログラマブルリードオンリーメモリ又は電気的に消去可能なプログラマブルメモリ、レジスタなど当技術分野でよく知っているコンピュータ可読記憶媒体に位置してもよい。このコンピュータ可読記憶媒体はメモリ1402に位置し、プロセッサ1401はメモリ1402における情報を読み取り、そのハードウェアを結び付けて上記方法のステップを完成させる。
【0124】
具体的には、このコンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムがプロセッサ1401によって実行される時、ネットワーク機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに配置した許可サービス品質QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信することを実現させる。
【0125】
又は、コンピュータプログラムがプロセッサ1401によって実行される時、前記ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを送信することを実現させる。
【0126】
理解すべきなのは、本開示の実施例に記述されたこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。ハードウェアの実現に対して、処理ユニットは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processing、DSP)、デジタルシグナルプロセッシングデバイス(DSP Device、DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示に記載の機能を実行するための他の電子ユニット又はそれらの組み合わせに実現されてもよい。
【0127】
ソフトウェアの実現に対して、本開示の実施例に記載の機能を実行するモジュール(例えば、プロセス、関数など)によって本開示の実施例に記載の技術を実現してもよい。ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、且つプロセッサを介して実行されてもよい。メモリは、プロセッサ内又はプロセッサの外部に実現されてもよい。
【0128】
本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提案し、前記コンピュータ可読記憶媒体には、一つ又は複数のプログラムが記憶されており、前記一つ又は複数のプログラムが複数のアプリケーションプログラムを含む端末によって実行される時、前記端末に、ネットワーク機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに配置した許可サービス品質QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信するという操作を実行させる。
【0129】
又は、前記一つ又は複数のプログラムが複数のアプリケーションプログラムを含む端末によって実行される時、前記端末に、前記ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを送信するという操作を実行させる。
【0130】
そのうち、前記コンピュータ可読記憶媒体は、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROMと略称される)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称される)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0131】
このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、
図1~3に記載の方法、又は、
図4~5に記載の方法の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここで説明を省略する。
【0132】
さらに、本開示の実施例は、コンピュータプログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム製品は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に記憶されたコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムはプログラム指令を含み、前記プログラム指令がコンピュータによって実行される時、ネットワーク機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに配置した許可サービス品質QoSルール、パケットフィルタ又は許可QoSフロー記述のうちの少なくとも一つが、ユーザ機器が前記PDUセッションに設置した最大サポート能力を超える場合、ネットワーク機器にPDUセッションリリース要求を送信するというフローを実現させる。
【0133】
又は、前記プログラム指令がコンピュータによって実行される時、ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを送信するというフローを実現させる。
【0134】
このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、
図1~3に記載の方法、又は、
図4~5に記載の方法の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここで説明を省略する。
【0135】
図15は、本開示の実施例によるプロトコルデータユニットセッション処理方法を実行する別の電子機器のハードウェア構造概略図を示す。この電子機器は、ネットワーク機器であってもよい。図に示すように、ネットワーク機器1500は、プロセッサ1501と、送受信機1502と、メモリ1503と、バスインターフェースとを含む。そのうち、本開示の実施例では、ネットワーク機器1500は、メモリ1503に記憶され、前記プロセッサ1501上で運行できるコンピュータプログラムをさらに含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサ1501によって実行される時、ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを受信することを実現させる。
【0136】
このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、
図6~7に記載の方法の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここで説明を省略する。
【0137】
図において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスとブリッジを含んでもよく、具体的にはプロセッサ1501によって代表される一つ又は複数のプロセッサとメモリ1503によって代表されるメモリの各種の回路でリンクされてもよい。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータとパワー管理回路などのような各種の他の回路をリンクしてもよい。それらは、すべて当技術分野でよく知っているものであるため、ここでは、これ以上説明しない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。送受信機1502は、複数の素子であってもよく、すなわち、送信機と受信機を含み、伝送媒体で各種の他の装置と通信するためのユニットを提供してもよい。
【0138】
プロセッサ1501は、バスアーキテクチャと一般的な処理の管理を担当し、メモリ1503は、プロセッサ1501の操作実行時に使用されるデータを記憶してもよい。
【0139】
本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提案し、前記コンピュータ可読媒体には、一つ又は複数のプログラムが記憶されており、前記一つ又は複数のプログラムが複数のアプリケーションプログラムを含む端末によって実行される時、前記端末に、ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを受信するという操作を実行させる。
【0140】
そのうち、前記コンピュータ可読記憶媒体は、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROMと略称される)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称される)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0141】
このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、
図6~7に記載の方法の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここで説明を省略する。
【0142】
さらに、本開示の実施例は、コンピュータプログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム製品は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に記憶されたコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムはプログラム指令を含み、前記プログラム指令がコンピュータによって実行される時、ユーザ機器がプロトコルデータユニットPDUセッションに設置した最大サポート可能な許可サービス品質QoSルールの数、最大サポート可能なパケットフィルタの数又は最大サポート可能な許可QoSフロー記述の数のうちの少なくとも一つを受信するというフローを実現させる。
【0143】
このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、
図6~7に記載の方法の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここで説明を省略する。
【0144】
当業者であれば分かるように、本開示の実施例は、方法、システム又はコンピュータプログラム製品として提供することができる。したがって、本開示は、完全なハードウェアの実施例、完全なソフトウェアの実施例又はソフトウェアとハードウェアを組み合わせた実施例の形式を採用してもよい。そして、本開示は、コンピュータ利用可能なプログラムコードを含む一つ又は複数のコンピュータ利用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、CD-ROM、光学メモリなどを含むが、それらに限定されない)上で実施されたコンピュータプログラム製品の形式を採用してもよい。
【0145】
本開示は、本開示の実施例による方法、機器(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して記述されるものである。理解すべきことは、フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、ならびにフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム指令によって実現されてもよい。これらのコンピュータプログラム指令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込みプロセッサ又は他のプログラマブルデータプロセッシングデバイスのプロセッサに提供することによって、一つの機械を生成することができ、それによって、コンピュータ又は他のプログラマブルデータプロセッシングデバイスのプロセッサによって実行される指令は、フローチャートの一つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の一つ又は複数のブロックにおいて指定された機能を実現するための装置を生成する。
【0146】
これらのコンピュータプログラム指令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータプロセッシングデバイスを特定の方式で作動するようにガイドすることができるコンピュータ可読メモリに記憶されてもよい。それによって、このコンピュータ可読メモリに記憶された指令は、フローチャートの一つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の一つのブロック又は複数のブロックにおいて指定された機能を実現する指令装置を含む製造品を生成する。
【0147】
これらのコンピュータプログラム指令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータプロセッシングデバイスにロードされてもよい。それによって、コンピュータ又は他のプログラマブル機器で、一連の操作ステップを実行させて、コンピュータによって実現される処理を生成することにより、コンピュータ又は他のプログラマブル機器で実行された指令は、フローチャートの一つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の一つのブロック又は複数のブロックにおいて指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0148】
典型的な配置では、コンピューティングデバイスは、一つ又は複数のプロセッサ(CPU)と、入力/出力インターフェースと、ネットワークインターフェースと、メモリとを含む。
【0149】
メモリは、コンピュータ可読媒体における非永続的メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び/又は非揮発性メモリ等の形式、例えば、リードオンリーメモリ(ROM)又はフラッシュメモリ(flash RAM)を含み得る。メモリはコンピュータ可読媒体の例である。
【0150】
コンピュータ可読媒体は、永続的及び非永続的、リムーバブル及び非リムーバブルメディアを含み、任意の方法又は技術によって情報記憶を実現することができる。情報は、コンピュータ可読指令、データ構造、プログラムのモジュール又は他のデータであってもよい。コンピュータの記憶媒体の例として、相変化メモリ(PRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、他のタイプのランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ又は他のメモリ技術、ディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)又は他の光学メモリ、磁気テープカセット、磁気テープ磁気ディスクメモリ又は他の磁気記憶デバイス又は任意の他の非伝送媒体を含むが、それらに限定されず、コンピューティングデバイスによってアクセスされ得る情報を記憶するために用いられてもよい。本明細書の定義によれば、コンピュータ可読媒体は、一時記憶コンピュータ可読媒体(transitory media)、例えば、変調されたデータ信号やキャリアを含まない。
【0151】
さらに説明すべきことは、「含む」、「包含」という用語又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、商品又は機器は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み又はこのようなプロセス、方法、商品又は機器に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「・・・・・・を一つ含む」という文章で限定された要素について、前記要素を含むプロセス、方法、商品又は機器には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0152】
当業者であれば分かるように、本開示の実施例は、方法、システム又はコンピュータプログラム製品として提供することができる。したがって、本開示は、完全なハードウェアの実施例、完全なソフトウェアの実施例又はソフトウェアとハードウェアを組み合わせた実施例の形式を採用してもよい。そして、本開示は、コンピュータ利用可能なプログラムコードを含む一つ又は複数のコンピュータ利用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、CD-ROM、光学メモリなどを含むが、それらに限定されない)上で実施されたコンピュータプログラム製品の形式を採用してもよい。
【0153】
以上の記述は、ただ本開示の実施例に過ぎず、本開示を限定するものではない。当業者にとって、本開示は、様々な変更と変化を有してもよい。本開示の精神や原理内で行われた任意の修正、同等置き換え、改良などは、いずれも、本開示の特許請求の範囲内に含まれるべきである。
【0154】
以上に記述された内容は、本開示の選択的な実施の形態である。指摘すべきことは、当業者にとって、本開示に記述された原理を逸脱しない前提で、様々な改良や修正を行うこともでき、これらの改良や修正も本開示の保護範囲内に属すると見なされるべきである。