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特許7616024情報処理システム、プログラム及び情報処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-08
(45)【発行日】2025-01-17
(54)【発明の名称】情報処理システム、プログラム及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/20 20230101AFI20250109BHJP
   G01M 17/007 20060101ALI20250109BHJP
【FI】
G06Q10/20
G01M17/007 J
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2021185131
(22)【出願日】2021-11-12
(65)【公開番号】P2023072518
(43)【公開日】2023-05-24
【審査請求日】2023-11-08
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100187078
【弁理士】
【氏名又は名称】甲原 秀俊
(74)【代理人】
【識別番号】100169823
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 雄郎
(72)【発明者】
【氏名】眞屋 朋和
【審査官】藤原 拓也
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-029110(JP,A)
【文献】特開2004-038317(JP,A)
【文献】特開2011-154526(JP,A)
【文献】特開昭63-208187(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G01M 17/007
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両と、情報処理装置とを備える、情報処理システムであって、
前記車両は、
自身の作動回数を計測する計測部を備える第1部品と、
前記第1部品の前記計測部によって作動回数を計測される少なくとも1つの第2部品と、
前記第1部品の作動回数を示す第1作動回数と、前記第2部品の作動回数を示す第2作動回数とを前記情報処理装置に送信する制御装置と、を備え、
前記情報処理装置は、
前記第1部品の累積作動回数である第1累積作動回数と、前記第2部品の累積作動回数である第2累積作動回数とを格納する記憶部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記車両から取得した前記第1作動回数及び前記第2作動回数に基づいて、前記第1部品及び前記第2部品が交換されたか否かを判定し、
判定の結果に応じて、異なる手順で、前記記憶部が格納している前記第1累積作動回数及び前記第2累積作動回数を更新する、情報処理システム。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記制御部は、今回取得した前記第1作動回数が前回取得した前記第1作動回数よりも減っており、且つ、今回取得した前記第2作動回数が前回取得した前記第2作動回数よりも減っている場合、前記第1部品が交換されたと判定する、情報処理システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の情報処理システムにおいて、
前記制御部は、今回取得した前記第2作動回数が前回取得した前記第2作動回数よりも減っている前記第2部品があり、且つ、今回取得した前記第1作動回数が前回取得した前記第1作動回数よりも増えている場合、前記第2部品が交換されたと判定する、情報処理システム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理システムにおいて、
前記制御部は、前記第1部品が交換されたと判定した場合、
今回取得した前記第1作動回数で前記第1累積作動回数を更新し、
今回取得した前記第2作動回数を前記第2累積作動回数に加算して前記第2累積作動回数を更新する、情報処理システム。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理システムにおいて、
前記制御部は、前記第2部品が交換されたと判定した場合、
今回取得した前記第1作動回数で前記第1累積作動回数を更新し、
今回取得した前記第2作動回数で前記第2累積作動回数を更新する、情報処理システム。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理システムにおいて、
前記制御装置は、前記第1作動回数及び前記第2作動回数を定期的に前記情報処理装置に送信する、情報処理システム。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理システムにおいて、
前記制御部は、
前記第1累積作動回数を前記第1部品の耐久値と比較して前記第1部品の交換時期を判定し、
前記第2累積作動回数を前記第2部品の耐久値と比較して前記第2部品の交換時期を判定する、情報処理システム。
【請求項8】
車両と、情報処理装置とを備える、情報処理システムにおいて用いられるプログラムであって、
前記車両は、
自身の作動回数を計測する計測部を備える第1部品と、
前記第1部品の前記計測部によって作動回数を計測される少なくとも1つの第2部品と、を備え、
前記プログラムは、
前記第1部品の累積作動回数である第1累積作動回数と、前記第2部品の累積作動回数である第2累積作動回数とを記憶部に格納することと、
前記第1部品の作動回数を示す第1作動回数と、前記第2部品の作動回数を示す第2作動回数とを前記車両から取得することと、
前記車両から取得した前記第1作動回数及び前記第2作動回数に基づいて、前記第1部品及び前記第2部品が交換されたか否かを判定することと、
判定の結果に応じて、異なる手順で、前記記憶部が格納している前記第1累積作動回数及び前記第2累積作動回数を更新することと、
を含む動作をコンピュータに実行させる、プログラム。
【請求項9】
請求項8に記載のプログラムにおいて、
今回取得した前記第1作動回数が前回取得した前記第1作動回数よりも減っており、且つ、今回取得した前記第2作動回数が前回取得した前記第2作動回数よりも減っている場合、前記第1部品が交換されたと判定すること、をさらに含む動作をコンピュータに実行させる、プログラム。
【請求項10】
請求項8又は9に記載のプログラムにおいて、
今回取得した前記第2作動回数が前回取得した前記第2作動回数よりも減っている前記第2部品があり、且つ、今回取得した前記第1作動回数が前回取得した前記第1作動回数よりも増えている場合、前記第2部品が交換されたと判定すること、をさらに含む動作をコンピュータに実行させる、プログラム。
【請求項11】
請求項8から10のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記第1部品が交換されたと判定した場合、
今回取得した前記第1作動回数で前記第1累積作動回数を更新することと、
今回取得した前記第2作動回数を前記第2累積作動回数に加算して前記第2累積作動回数を更新することと、をさらに含む動作をコンピュータに実行させる、プログラム。
【請求項12】
請求項8から11のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記第2部品が交換されたと判定した場合、
今回取得した前記第1作動回数で前記第1累積作動回数を更新することと、
今回取得した前記第2作動回数で前記第2累積作動回数を更新することと、をさらに含む動作をコンピュータに実行させる、プログラム。
【請求項13】
請求項8から12のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記第1作動回数及び前記第2作動回数を定期的に取得すること、をさらに含む動作をコンピュータに実行させる、プログラム。
【請求項14】
請求項8から13のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記第1累積作動回数を前記第1部品の耐久値と比較して前記第1部品の交換時期を判定することと、
前記第2累積作動回数を前記第2部品の耐久値と比較して前記第2部品の交換時期を判定することと、をさらに含む動作をコンピュータに実行させる、プログラム。
【請求項15】
車両と、情報処理装置とを備える、情報処理システムにおける情報処理方法であって、
前記車両は、
自身の作動回数を計測する計測部を備える第1部品と、
前記第1部品の前記計測部によって作動回数を計測される少なくとも1つの第2部品と、を備え、
前記情報処理方法は、
前記第1部品の累積作動回数である第1累積作動回数と、前記第2部品の累積作動回数である第2累積作動回数とを記憶部に格納することと、
前記第1部品の作動回数を示す第1作動回数と、前記第2部品の作動回数を示す第2作動回数とを前記車両から取得することと、
前記車両から取得した前記第1作動回数及び前記第2作動回数に基づいて、前記第1部品及び前記第2部品が交換されたか否かを判定することと、
判定の結果に応じて、異なる手順で、前記記憶部が格納している前記第1累積作動回数及び前記第2累積作動回数を更新することと、
を含む、情報処理方法。
【請求項16】
請求項15に記載の情報処理方法において、
今回取得した前記第1作動回数が前回取得した前記第1作動回数よりも減っており、且つ、今回取得した前記第2作動回数が前回取得した前記第2作動回数よりも減っている場合、前記第1部品が交換されたと判定すること、をさらに含む、情報処理方法。
【請求項17】
請求項15又は16に記載の情報処理方法において、
今回取得した前記第2作動回数が前回取得した前記第2作動回数よりも減っている前記第2部品があり、且つ、今回取得した前記第1作動回数が前回取得した前記第1作動回数よりも増えている場合、前記第2部品が交換されたと判定すること、をさらに含む、情報処理方法。
【請求項18】
請求項15から17のいずれか一項に記載の情報処理方法において、
前記第1部品が交換されたと判定した場合、
今回取得した前記第1作動回数で前記第1累積作動回数を更新することと、
今回取得した前記第2作動回数を前記第2累積作動回数に加算して前記第2累積作動回数を更新することと、をさらに含む、情報処理方法。
【請求項19】
請求項15から18のいずれか一項に記載の情報処理方法において、
前記第2部品が交換されたと判定した場合、
今回取得した前記第1作動回数で前記第1累積作動回数を更新することと、
今回取得した前記第2作動回数で前記第2累積作動回数を更新することと、をさらに含む、情報処理方法。
【請求項20】
請求項15から19のいずれか一項に記載の情報処理方法において、
前記第1作動回数及び前記第2作動回数を定期的に取得すること、をさらに含む、情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理システム、プログラム及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両の部品を交換する時期を判定する技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1は、エンジン負荷を累積させた累積負荷ポイントとダメージポイントとの関係を予め求めた累積負荷・ダメージ特性を用いて、エンジン負荷の累積値に基づいてエンジンメンテナンス時期を決定する方法を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2009-74486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車両の部品を交換する時期を判定する方法として、走行距離及び経過年数に基づいて交換する時期を判定する方法もある。しかしながら、この方法の場合、劣化が進んでいない部品まで交換してしまい、メンテナンスにコストがかかる場合がある。
【0006】
車両の部品を交換する時期を判定する技術には改善の余地があった。
【0007】
本開示の目的は、車両の部品を交換する時期を適切に判定することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る情報処理システムは、
車両と、情報処理装置とを備える、情報処理システムであって、
前記車両は、
自身の作動回数を計測する計測部を備える第1部品と、
前記第1部品の前記計測部によって作動回数を計測される少なくとも1つの第2部品と、
前記第1部品の作動回数を示す第1作動回数と、前記第2部品の作動回数を示す第2作動回数とを前記情報処理装置に送信する制御装置と、を備え、
前記情報処理装置は、
前記第1部品の累積作動回数である第1累積作動回数と、前記第2部品の累積作動回数である第2累積作動回数とを格納する記憶部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記車両から取得した前記第1作動回数及び前記第2作動回数に基づいて、前記第1部品及び前記第2部品が交換されたか否かを判定し、
判定の結果に応じて、異なる手順で、前記記憶部が格納している前記第1累積作動回数及び前記第2累積作動回数を更新する。
【0009】
本開示に係るプログラムは、
車両と、情報処理装置とを備える、情報処理システムにおいて用いられるプログラムであって、
前記車両は、
自身の作動回数を計測する計測部を備える第1部品と、
前記第1部品の前記計測部によって作動回数を計測される少なくとも1つの第2部品と、を備え、
前記プログラムは、
前記第1部品の累積作動回数である第1累積作動回数と、前記第2部品の累積作動回数である第2累積作動回数とを格納することと、
前記第1部品の作動回数を示す第1作動回数と、前記第2部品の作動回数を示す第2作動回数とを前記車両から取得することと、
前記車両から取得した前記第1作動回数及び前記第2作動回数に基づいて、前記第1部品及び前記第2部品が交換されたか否かを判定することと、
判定の結果に応じて、異なる手順で、前記記憶部が格納している前記第1累積作動回数及び前記第2累積作動回数を更新することと、
を含む動作をコンピュータに実行させる。
【0010】
本開示に係る報処理方法は、
車両と、情報処理装置とを備える、情報処理システムにおける情報処理方法であって、
前記車両は、
自身の作動回数を計測する計測部を備える第1部品と、
前記第1部品の前記計測部によって作動回数を計測される少なくとも1つの第2部品と、を備え、
前記情報処理方法は、
前記第1部品の累積作動回数である第1累積作動回数と、前記第2部品の累積作動回数である第2累積作動回数とを格納することと、
前記第1部品の作動回数を示す第1作動回数と、前記第2部品の作動回数を示す第2作動回数とを前記車両から取得することと、
前記車両から取得した前記第1作動回数及び前記第2作動回数に基づいて、前記第1部品及び前記第2部品が交換されたか否かを判定することと、
判定の結果に応じて、異なる手順で、前記記憶部が格納している前記第1累積作動回数及び前記第2累積作動回数を更新することと、
を含む。
【発明の効果】
【0011】
本開示によれば、車両の部品を交換する時期を適切に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本開示の実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。
図2】本開示の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図3】本開示の実施形態に係る車両の構成を示すブロック図である。
図4】本開示の実施形態に係る部品ユニットの構成の一例を示す図である。
図5A】作動回数の一例を示す図である。
図5B】第1部品が交換された際の作動回数の一例を示す図である。
図5C】第1部品が交換された際に更新された累積作動回数の一例を示す図である。
図5D】第2部品が交換された際の作動回数の一例を示す図である。
図5E】第2部品が交換された際に更新された累積作動回数の一例を示す図である。
図6】本開示の実施形態に係る情報処理システムの動作を示すフローチャートである。
図7】本開示の実施形態に係る情報処理システムの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。
【0014】
図1は、本開示の実施形態に係る情報処理システム1の構成を示す図である。図1を参照して、本開示の実施形態に係る情報処理システム1の構成及び概要を説明する。
【0015】
情報処理システム1は、情報処理装置10と、車両20とを備える。情報処理装置10と、車両20とは、ネットワーク30を介して通信可能に接続されている。ネットワーク30は移動体通信網及びインターネットなどを含むネットワークであってよい。
【0016】
図1では、情報処理装置10及び車両20をそれぞれ1台ずつ示しているが、情報処理装置10及び車両20は、それぞれ2台以上であってもよい。
【0017】
情報処理装置10は、例えば、サーバとして機能するように構成された専用のコンピュータである。情報処理装置10は、汎用のPC(Personal Computer)であってもよい。情報処理装置10は、車両20とネットワーク30を介して通信可能である。
【0018】
車両20は、例えば、ガソリン車、ディーゼル車、HEV(Hybrid Electric Vehicle)、PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、BEV(Battery Electric Vehicle)、又はFCEV(Fuel Cell Electric Vehicle)などの任意の種類の自動車である。車両20は、任意のレベルで運転が自動化されていてもよい。自動化のレベルは、例えば、SAE(Society of Automotive Engineers)のレベル分けにおけるレベル1からレベル5のいずれかである。車両20は、情報処理装置10とネットワーク30を介して通信可能である。
【0019】
情報処理装置10は、車両20の部品の累積作動回数を格納している。車両20は、車両20の部品の作動回数を計測し、計測した作動回数を情報処理装置10に送信する。情報処理装置10は、車両20から取得した、車両20の部品の作動回数に基づいて、格納している累積作動回数を更新する。
【0020】
図2を参照して、本開示の実施形態に係る情報処理装置10の構成を説明する。
【0021】
情報処理装置10は、通信部11と、記憶部12と、入力部13と、出力部14と、制御部15とを備える。
【0022】
通信部11は、ネットワーク30に接続する通信モジュールを含む。例えば、通信部11は、LAN(Local Area Network)に対応する通信モジュールを含んでもよい。一実施形態において、情報処理装置10は、通信部11を介してネットワーク30に接続されている。通信部11は、ネットワーク30を介して多様な情報を送信及び受信する。通信部11は、ネットワーク30を介して、車両20と通信可能である。
【0023】
記憶部12は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等であるが、これらに限定されない。記憶部12は、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部12は、情報処理装置10の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部12は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び通信部11によって受信された各種情報等を記憶してもよい。記憶部12に記憶された情報は、例えば通信部11を介してネットワーク30から受信される情報で更新可能であってもよい。記憶部12の一部は、情報処理装置10の外部に設置されていてもよい。その場合、外部に設置されている記憶部12の一部は、任意のインタフェースを介して情報処理装置10と接続されてよい。
【0024】
入力部13は、ユーザ入力を検出して、ユーザの操作に基づく入力情報を取得する1つ以上の入力用インタフェースを含む。例えば、入力部13は、物理キー、静電容量キー、出力部14のディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、又は音声入力を受け付けるマイク等を含むが、これに限定されない。
【0025】
出力部14は、情報を出力してユーザに通知する1つ以上の出力用インタフェースを含む。例えば、出力部14は、情報を画像で出力するディスプレイ、情報を音声で出力するスピーカ等を含むが、これに限定されない。
【0026】
制御部15は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの組み合わせを含む。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)若しくはGPU(Graphics Processing Unit)などの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。専用回路は、例えば、FPGA(Field-Programmable Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)である。制御部15は、情報処理装置10の各部を制御しながら、情報処理装置10の動作に関わる処理を実行する。
【0027】
図3を参照して、本開示の実施形態に係る車両20の構成を説明する。
【0028】
車両20は、通信装置21と、制御装置22と、部品ユニット23とを備える。通信装置21、制御装置22及び部品ユニット23は、例えばCAN(Controller Area Network)等の車載ネットワーク又は専用線を介して、互いに通信可能に接続されている。
【0029】
通信装置21は、ネットワーク30に接続する通信モジュールを含む。例えば、通信装置21は、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)及び5G(5th Generation)等の移動体通信規格に対応する通信モジュールを含んでもよい。車両20は、通信装置21を介してネットワーク30に接続されている。通信装置21は、ネットワーク30を介して多様な情報を送信及び受信する。通信装置21は、ネットワーク30を介して、情報処理装置10と通信可能である。
【0030】
制御装置22は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの組み合わせを含む。プロセッサは、CPU若しくはGPUなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。専用回路は、例えば、FPGA又はASICである。制御装置22は、車両20の各部を制御しながら、車両20の動作に関わる処理を実行する。
【0031】
部品ユニット23は、ある特定の機能を実現する部品の集まりである。図3では、1つの部品ユニット23を示しているが、車両20は、2つ以上の部品ユニット23を備えていてよい。部品ユニット23は、例えば、パワースライドドアなどであってよい。
【0032】
部品ユニット23は、図4に示すように、第1部品231と、第2部品232-1~232-3とを備える。以後、第2部品232-1~232-3について、特に区別する必要がない場合、単に「第2部品232」と称して説明する場合がある。
【0033】
図4においては、部品ユニット23が3つの第2部品232-1~232-3を備える場合を示しているが、部品ユニット23が備える第2部品232の数はこれに限定されない。部品ユニット23は、1つ以上の任意の個数の第2部品232を備えていてよい。
【0034】
部品ユニット23がパワースライドドアである場合、第1部品231は、例えば、アクチュエータであってよい。また、部品ユニット23がパワースライドドアである場合、第2部品232は、例えば、ドアクローザーなどであってよい。
【0035】
第1部品231は、計測部233を備える。計測部233は、第1部品231の作動回数を計測する。計測部233が計測する第1部品231の作動回数は、第1部品231が車両20に設置されてから計測時までに、第1部品231が作動した回数である。第1部品231が交換されると、計測部233は第1部品231の作動回数をリセットする。
【0036】
第2部品232は、第1部品231とは異なり、計測部233を備えていない。第2部品232の作動回数は、第1部品231が備えている計測部233によって計測される。図4に示す構成の場合、第1部品231が備えている計測部233が、第2部品232-1~232-3の各々の作動回数を計測する。
【0037】
計測部233が計測する第2部品232の作動回数は、第2部品232が設置されてから計測時までに、第2部品232が作動した回数である。第2部品232が交換されると、計測部233は第2部品232の作動回数をリセットする。
【0038】
例えば、第2部品232-1が交換され、第2部品232-2及び232-3が交換されなかった場合、計測部233は、第2部品232-1の作動回数はリセットし、第2部品232-2及び232-3の作動回数はリセットしない。
【0039】
また、第1部品231が交換されると、交換された第1部品231が備える計測部233は、第2部品232が交換されていなくても第2部品232の作動回数をリセットする。
【0040】
(情報処理システムの動作)
図1に示す情報処理システム1の動作を、図2図4を参照して説明する。
【0041】
車両20の部品ユニット23は、図4に示すように、第1部品231及び第2部品232を備える。
【0042】
第1部品231が備える計測部233は、第1部品231の作動回数を定期的に計測する。また、計測部233は、第2部品232の作動回数を定期的に計測する。以後、計測部233が計測した第1部品231の作動回数を「第1作動回数」とも称する。また、計測部233が計測した第2部品232の作動回数を「第2作動回数」とも称する。
【0043】
車両20の制御装置22は、計測部233が計測した第1作動回数及び第2作動回数を、通信装置21を介して情報処理装置10に定期的に送信する。制御装置22は、例えば、1日に1回、第1作動回数及び第2作動回数を、通信装置21を介して情報処理装置10に送信してよい。
【0044】
情報処理装置10の通信部11は、車両20が送信した第1作動回数及び第2作動回数を受信する。制御部15は、車両20が送信した第1作動回数及び第2作動回数を、通信部11を介して取得する。
【0045】
記憶部12は、第1部品231の累積作動回数及び第2部品232の累積作動回数を格納している。以後、記憶部12が格納している第1部品231の累積作動回数を「第1累積作動回数」とも称する。また、記憶部12が格納している第2部品232の累積作動回数を「第2累積作動回数」とも称する。
【0046】
制御部15は、車両20から取得した第1作動回数及び第2作動回数に基づいて、第1部品231及び第2部品232が交換されたか否かを判定する。制御部15は、判定の結果に応じて、異なる手順で、記憶部12が格納している第1累積作動回数及び第2累積作動回数を更新する。図5A図5Eを参照して、制御部15による上記判定処理及び上記更新処理について、詳細に説明する。
【0047】
以後、車両20が部品A~Dを備えるものとして説明する。部品Aは、第1部品231である。すなわち、部品Aは、計測部233を備える。部品B~Dは、第2部品232である。すなわち、部品B~Dは、計測部233を備えていない。
【0048】
図5Aは、あるタイミングにおいて、部品Aが備えている計測部233が計測した部品A~Dの作動回数を示す。車両20の制御装置22は、計測部233が計測した、図5Aに示す部品A~Dの作動回数を、通信装置21を介して情報処理装置10に送信する。
【0049】
情報処理装置10の制御部15は、図5Aに示す部品A~Dの作動回数を、通信装置21を介して取得する。制御部15は、取得した作動回数の値で、記憶部12に格納している第1累積作動回数及び第2累積作動回数を更新する。
【0050】
図5Bは、図5Aに示した作動回数を計測した次のタイミングにおいて、部品Aが備えている計測部233が計測した部品A~Dの作動回数を示す。図5Bに示す部品A~Dの作動回数は、図5Aに示す部品A~Dの作動回数よりも減っている。これは、第1部品231である部品Aが交換されたことを意味する。第1部品231である部品Aが交換されると、部品Aの作動回数はリセットされ、また、部品Aの計測部233が計測する部品B~Dの作動回数もリセットされるからである。
【0051】
情報処理装置10の制御部15は、図5Bに示した作動回数を取得すると、今回取得した作動回数と、前回取得した作動回数とを比較する。ここで、今回取得した作動回数は、図5Bに示す作動回数であり、前回取得した作動回数は図5Aに示す作動回数である。
【0052】
図5A及び図5Bを参照すると、部品A~Dの全てにおいて、今回取得した作動回数は、前回取得した作動回数よりも減っている。すなわち、部品Aの作動回数である第1作動回数について、今回取得した第1作動回数は、前回取得した第1作動回数より減っている。また、部品B~Dの作動回数である第2作動回数について、今回取得した第2作動回数は、前回取得した第2作動回数より減っている。この場合、制御部15は、第1部品231である部品Aが交換されたと判定する。
【0053】
この場合、部品B~Dは交換されていないにも関わらず、部品Aが交換されたことにより、部品B~Dの作動回数がリセットされてしまっている。そのため、今回取得した作動回数で記憶部12に格納している累積作動回数を更新すると、部品B~Dは交換されていないにも関わらず、部品B~Dの累積作動回数がリセットされてしまう。これを防ぐため、制御部15は、第1部品231が交換されたと判定した場合、以下のように、記憶部12が格納している第1累積作動回数及び第2累積作動回数を更新する。
【0054】
制御部15は、第1部品231が交換されたと判定した場合、今回取得した第1作動回数で第1累積作動回数を更新する。また、制御部15は、第1部品231が交換されたと判定した場合、今回取得した第2作動回数を記憶部12が格納している第2累積作動回数に加算して第2累積作動回数を更新する。以後、このような更新の処理手順を、「第1の手順」と称する場合がある。
【0055】
図5Cは、制御部15が図5Bに示す作動回数を取得した後に更新した累積作動回数を示す図である。図5Cを参照すると、制御部15は、第1部品231である部品Aについては、今回取得した第1作動回数である100回で、第1累積作動回数を更新している。また、第2部品232である部品Bについては、今回取得した第2作動回数である200回を、記憶部12が格納している第2累積作動回数である12000回に加算して、記憶部12に格納する第2累積作動回数を12200回として更新している。また、第2部品232である部品Cについては、今回取得した第2作動回数である150回を、記憶部12が格納している第2累積作動回数である7800回に加算して、記憶部12に格納する第2累積作動回数を7950回として更新している。また、第2部品232である部品Dについては、今回取得した第2作動回数である300回を、記憶部12が格納している第2累積作動回数である15000回に加算して、記憶部12に格納する第2累積作動回数を15300回として更新している。
【0056】
このように、第1部品231が交換された場合、第2部品232については、今回取得した第2作動回数を、記憶部12が格納している第2累積作動回数に加算して、第2累積作動回数を更新することで、第2部品232の実際の累積作動回数を記憶部12に格納することができる。
【0057】
続いて、図5Aに示した作動回数を計測した次のタイミングにおいて、図5Dに示した作動回数を部品Aが備えている計測部233が計測した場合を例に挙げて説明する。
【0058】
図5Dを見ると、部品A~Cの作動回数は、図5Aに示す部品A~Cの作動回数よりも増えている。一方、部品Dの作動回数は、図5Aに示す部品Dの作動回数よりも減っている。これは、第2部品232である部品Dが交換されたことを意味する。第2部品232である部品Dが交換されると、部品Aの計測部233が部品Dの作動回数をリセットするからである。
【0059】
情報処理装置10の制御部15は、図5Dに示した作動回数を取得すると、今回取得した作動回数と、前回取得した作動回数とを比較する。ここで、今回取得した作動回数は、図5Dに示す作動回数であり、前回取得した作動回数は図5Aに示す作動回数である。
【0060】
図5A及び図5Dを参照すると、第1部品231である部品Aにおいて、今回取得した作動回数は、前回取得した作動回数よりも増えている。また、第2部品232である部品Dにおいて、今回取得した作動回数は、前回取得した作動回数より減っている。このように、第2部品232のうちに、部品Dのように、今回取得した第2作動回数が前回取得した第2作動回数よりも減っている第2部品232があり、且つ、今回取得した第1作動回数が前回取得した第1作動回数よりも増えている場合、制御部15は、第2部品232である部品Dが交換されたと判定する。
【0061】
この場合、今回取得した作動回数で記憶部12に格納している累積作動回数を更新すればよいため、制御部15は、第2部品232のいずれかが交換されたと判定した場合、以下のように、記憶部12が格納している第1累積作動回数及び第2累積作動回数を更新する。
【0062】
制御部15は、第2部品232のいずれかが交換されたと判定した場合、今回取得した第1作動回数で第1累積作動回数を更新する。また、制御部15は、第2部品232のいずれかが交換されたと判定した場合、今回取得した第2作動回数で第2累積作動回数を更新する。以後、このような更新の処理手順を、「第2の手順」と称する場合がある。
【0063】
図5Eに、制御部15が図5Dに示す作動回数を取得した後に更新した累積作動回数を示す。図5Eに示すように、記憶部12に格納されている第1累積作動回数及び第2累積作動回数は、図5Dに示した第1作動回数及び第2作動回数で、そのまま更新されている。
【0064】
記憶部12は、第1部品231及び第2部品232について、耐久値の情報を格納している。耐久値は、第1部品231又は第2部品232を正常に使用することができる作動回数を示す。
【0065】
例えば、記憶部12は、部品A~Dの耐久値として以下のような値を格納していてよい。
部品Aの耐久値:7500回
部品Bの耐久値:20000回
部品Cの耐久値:20000回
部品Dの耐久値:20000回
【0066】
制御部15は、第1部品231の第1累積作動回数を第1部品231の耐久値と比較して、第1部品231の交換時期を判定する。また、制御部15は、第2部品232の第2累積作動回数を第2部品232の耐久値と比較して、第2部品232の交換時期を判定する。
【0067】
制御部15は、車両20の次々回の点検時に、第1累積作動回数が何回になるかを推定し、推定した第1累積作動回数と、第1部品231の耐久値とを比較して、第1部品231の交換時期を判定してよい。例えば、制御部15は、車両20の次々回の点検時における第1累積作動回数として推定した第1累積作動回数が第1部品231の耐久値以上となると判定した場合、車両20の次回の点検時が第1部品231の交換時期であると判定してよい。
【0068】
同様に、制御部15は、車両20の次々回の点検時に、第2累積作動回数が何回になるかを推定し、推定した第2累積作動回数と、第2部品232の耐久値とを比較して、第2部品232の交換時期を判定してよい。例えば、制御部15は、車両20の次々回の点検時における第2累積作動回数として推定した第2累積作動回数が第2部品232の耐久値以上となると判定した場合、車両20の次回の点検時が第2部品232の交換時期であると判定してよい。
【0069】
例えば、累積作動回数が図5Eに示すような回数である場合、制御部15は、車両20の次々回の点検時における部品Aの累積作動回数が7500回以上であると推定すると、部品Aの交換時期は車両20の次回の点検時であると判定する。また、制御部15は、車両20の次々回の点検時における部品Bの累積作動回数が20000回未満であると推定すると、部品Bは車両20の次回の点検時に交換しなくてもよいと判定する。また、制御部15は、車両20の次々回の点検時における部品Cの累積作動回数が20000回未満であると推定すると、部品Cは車両20の次回の点検時に交換しなくてもよいと判定する。また、制御部15は、車両20の次々回の点検時における部品Dの累積作動回数が20000回未満であると推定すると、部品Dは車両20の次回の点検時に交換しなくてもよいと判定する。
【0070】
制御部15は、第1部品231及び第2部品232の交換時期の判定結果を、車両20のユーザの端末装置などに、通信部11を介して送信してよい。これにより、車両20のユーザは、車両20の次回の点検時にどの部品を交換する必要があるかを判断することができる。
【0071】
図6及び図7に示すフローチャートを参照して、情報処理システム1の動作を説明する。図6は、車両20の動作を主に示すフローチャートである。図7は、情報処理装置10の動作を主に示すフローチャートである。
【0072】
図6のステップS101において、車両20の計測部233は、第1部品231の第1作動回数及び第2部品232の第2作動回数を計測する。
【0073】
図6のステップS102において、車両20の制御装置22は、第1作動回数及び第2作動回数を、通信装置21を介して情報処理装置10に送信する。
【0074】
図7のステップS201において、情報処理装置10の制御部15は、車両20が送信した第1作動回数及び第2作動回数を、通信部11を介して取得する。
【0075】
図7のステップS202において、情報処理装置10の制御部15は、取得した第1作動回数及び第2作動回数と、記憶部12に格納している第1累積作動回数及び第2累積作動回数とに基づいて、第1部品231が交換されたか否かを判定する。
【0076】
第1部品231が交換されたと判定した場合(ステップS202のYES)、情報処理装置10の制御部15は、第1の手順で、記憶部12に格納している第1累積作動回数及び第2累積作動回数を更新する。すなわち、制御部15は、今回取得した第1作動回数で第1累積作動回数を更新する。また、制御部15は、今回取得した第2作動回数を記憶部12が格納している第2累積作動回数に加算して第2累積作動回数を更新する。
【0077】
第1部品231が交換されていないと判定した場合(ステップS202のNO)、情報処理装置10の制御部15は、第2の手順で、記憶部12に格納している第1累積作動回数及び第2累積作動回数を更新する。すなわち、制御部15は、今回取得した第1作動回数で第1累積作動回数を更新する。また、制御部15は、今回取得した第2作動回数で第2累積作動回数を更新する。
【0078】
上述のように、本実施形態に係る情報処理システム1において、車両20は、自身の作動回数を計測する計測部233を備える第1部品231と、第1部品231の計測部233によって作動回数を計測される少なくとも1つの第2部品232と、第1作動回数及び第2作動回数を情報処理装置10に送信する制御装置22と、を備える。また、情報処理装置10は、第1累積作動回数及び第2累積作動回数を格納する記憶部12と、制御部15とを備え、制御部15は、車両20から取得した第1作動回数及び第2作動回数に基づいて、第1部品231及び第2部品232が交換されたか否かを判定し、判定の結果に応じて、異なる手順で、記憶部12が格納している第1累積作動回数及び第2累積作動回数を更新する。そのため、例えば、第1部品231が交換されたことにより、第2部品232が交換されていないにも関わらず第2部品232の作動回数である第2作動回数がリセットされた場合であっても、第2部品232の累積作動回数である第2累積作動回数を適切に更新することができる。したがって、本実施形態に係る情報処理システム1によれば、適切に更新された第1累積作動回数及び第2累積作動回数に基づいて、車両20の部品を交換する時期を適切に判定することができる。
【0079】
本開示は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、ブロック図に記載の複数のブロックを統合してもよいし、又は1つのブロックを分割してもよい。フローチャートに記載の複数のステップを記述に従って時系列に実行する代わりに、各ステップを実行する装置の処理能力に応じて、又は必要に応じて、並列的に又は異なる順序で実行してもよい。その他、本開示の趣旨を逸脱しない範囲での変更が可能である。
【0080】
例えば、上述した実施形態において情報処理装置10において実行される一部の処理動作が、車両20において実行されてもよい。また、上述した実施形態において車両20において実行される一部の処理動作が、情報処理装置10において実行されてもよい。
【0081】
例えば、スマートフォン又はコンピュータ等の汎用の電子機器を、上述した実施形態に係る情報処理装置10として機能させる構成も可能である。具体的には、実施形態に係る情報処理装置10等の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、電子機器のメモリに格納し、電子機器のプロセッサによって当該プログラムを読み出して実行させることも考えられる。したがって、一実施形態に係る開示は、プロセッサが実行可能なプログラムとしても実現可能である。
【符号の説明】
【0082】
1 情報処理システム
10 情報処理装置
11 通信部
12 記憶部
13 入力部
14 出力部
15 制御部
20 車両
21 通信装置
22 制御装置
23 部品ユニット
30 ネットワーク
231 第1部品
232 第2部品
233 計測部
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図5C
図5D
図5E
図6
図7