(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-30
(45)【発行日】2025-02-07
(54)【発明の名称】タンパク質マトリックスを含むスキンケア製品
(51)【国際特許分類】
A61K 8/44 20060101AFI20250131BHJP
A61K 8/64 20060101ALI20250131BHJP
A61Q 19/00 20060101ALI20250131BHJP
A61Q 17/00 20060101ALI20250131BHJP
【FI】
A61K8/44
A61K8/64
A61Q19/00
A61Q17/00
(21)【出願番号】P 2022571160
(86)(22)【出願日】2021-05-18
(86)【国際出願番号】 US2021032921
(87)【国際公開番号】W WO2021236607
(87)【国際公開日】2021-11-25
【審査請求日】2024-05-16
(32)【優先日】2020-05-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522452330
【氏名又は名称】エイス デイ ラブス, リミテッド ライアビリティ カンパニー
【氏名又は名称原語表記】EIGHTH DAY LABS, LLC
【住所又は居所原語表記】Suite G, 800 N Tustin Ave., Santa Ana, California 92705, United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】100137095
【氏名又は名称】江部 武史
(74)【代理人】
【識別番号】100091627
【氏名又は名称】朝比 一夫
(72)【発明者】
【氏名】ナハラ, トニー
【審査官】佐々木 典子
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2016/175164(WO,A1)
【文献】欧州特許出願公開第03449901(EP,A1)
【文献】Placenta Face Mask Plus,Mintel GNPD,2017年12月,http://www.gnpd.com,ID: 5293101
【文献】BIO-Placenta,Technical Data Sheet,2016年01月,http://www.ulprospector.com/en/asia/PersonalCare/Detail/6472/637882/BIO-Placenta
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K
A61Q
A61N
PubMed
Mintel GNPD
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
合成タンパク質マトリックスおよび
任意選択で天然タンパク質マトリックスを含むスキンケア製品であって、
前記合成タンパク質マトリックスが、
上皮成長因子と、
インスリン様成長因子-1と、
酸性線維芽細胞増殖因子と、
塩基性線維芽細胞増殖因子と、
血管内皮増殖因子と、
ビタミンB9と、
アセチルグルタミンと、を含み、
前記スキンケア製品は、グリセリン、ハナシュクシャ根エキス、トリペプチド-1、ミチヤナギエキス、蜂蜜、ノナペプチド-1、アセチルヘプタペプチド-4、フィトスフィンゴシン、シーホイップエキス、ナイアシンアミド、加水分解ヒアルロン酸、アミノ酪酸、アデノシン、チオクト酸、グリコール酸、葉酸発酵エキス、ポリソルベート20、アラントイン、カプリリルグリコール、レシチン、ブチレングリコール、1,2-ヘキサンジオール、デキストラン、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、およびキサンタンガムをさらに含
み、
前記スキンケア製品に任意選択で含まれる前記天然タンパク質マトリックスは、ヒトフィブロネクチン、ヒトコラーゲン、ヒトトロンボスポンジン、ヒト細胞質アクチン、およびヒトエラスチンを含む、ことを特徴とするスキンケア製品。
【請求項2】
請求項1に記載の前記スキンケア製品の製造方法であって、
前記合成タンパク質マトリックスを、微生物バイオ発酵から生成する工程を含む、ことを特徴とする製造方法。
【請求項3】
請求項1に記載の前記スキンケア製品の製造方法であって、
前記天然タンパク質マトリックスを、ヒト組織馴化培地から合成する工程を含む、ことを特徴とする製造方法。
【請求項4】
マヌカ蜂蜜をさらに含む、請求項1に記載のスキンケア製品。
【請求項5】
シアバター、ココナッツ油、アロエ、アマニ油、エルゴチオネイン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、レスベラトロール、コエンザイムQ10、およびフェルラ酸をさらに含む請求項
1に記載のスキンケア製品。
【請求項6】
水、パルミチン酸エチルヘキシル、ブチロスパーマムパーキーバター、ココヤシ油、セテアリルオリベート、ソルビタンオレエート、ステアリルアルコール、プロパンジオール、ステアリン酸グリセリル、アロエベラ葉汁、カプリルヒドロキサム酸、アルテロモナス発酵エキス、スフィンゴ糖脂質、糖脂質、フェルラ酸、パルミチン酸レチニル、レスベラトロール、エルゴチオネイン、アマ種子油、バチルス/大豆発酵エキス、トコフェロール、PCAナトリウム、ローズマリー葉エキス、およびラベンダーを含む請求項1に記載のスキンケア製品。
【請求項7】
前記スキンケア製品が保湿剤である、請求項
6に記載のスキンケア製品。
【請求項8】
前記スキンケア製品が、所望の結果を得るために、朝および夕方にユーザの顔に適用されるように構成されている、請求項
7に記載のスキンケア製品。
【請求項9】
水、酸化亜鉛、セイヨウアブラナエキス、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、カプリル酸トリグリセリド、プロパンジオール、ベントナイト、セテアリルアルコール、モンモリロナイト、イライト、塩化ナトリウム、クエン酸、マヌカ蜂蜜、オレイン酸ポリグリセリル-8、ポリヒドロキシステアリン酸、ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、バチルス/大豆発酵エキス、ヒアルロン酸、パルミチン酸ジメチルメトキシクロマニル、カエサルピニアスピノサ莢エキス、ヒマワリの芽エキス、マルトデキストリン、および乳酸を含む請求項1に記載のスキンケア製品。
【請求項10】
前記スキンケア製品が日焼け止め製品である、請求項
9に記載のスキンケア製品。
【請求項11】
前記スキンケア製品が、所望の結果を得るために、朝にユーザの顔に適用されるように構成されている、請求項
10に記載のスキンケア製品。
【請求項12】
水およびペンチレングリコールをさらに含む請求項1に記載のスキンケア製品。
【請求項13】
前記スキンケア製品がフェイスセラムである、請求項12に記載のスキンケア製品。
【請求項14】
前記スキンケア製品が、所望の結果を得るために、朝および夕方にユーザの顔に適用されるように構成されている、請求項13に記載のスキンケア製品。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年5月19日に出願されたプラセンタタンパク質を含むスキンケア製品と題する米国特許出願第63/026,781号の優先権を主張し、参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
人間の肌(skin)は、その再生特性を失い、老化の徴候を示し始め、人間が老化するにつれて治癒能力が低下する。この変化は、細胞レベルで起こる多数の分子反応に起因して起こり得る。その結果、肌弾性が欠如し、皺および/または外傷後の重度の瘢痕を生じさせる。多くの場合、人々は、この典型的な老化プロセスを軽減するのを助けるために、および/または老化した肌の徴候を元に戻す試行において、肌にスキンケア製品を使用する。
【発明の概要】
【0003】
この発明の概要は、以下の発明を実施するための形態でさらに説明される概念の選択を、簡略化された形式で紹介するために提供される。この発明の概要は、特許請求の範囲の主要な要因または本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲を限定するために使用されることを意図するものでもない。
【0004】
本明細書に記載の1つまたは複数の技術およびシステムを利用して、例示的なスキンケアブレンドを含むスキンケア製品を製造することができる。スキンケアブレンドは、老化の徴候を軽減するか、または損傷した肌を再生することができる望ましい特徴を有することができる。一例では、胎盤タンパク質の再生特性を模倣する合成タンパク質マトリックスを含むスキンケア製品を製造することができる。この例では、スキンケア製品が肌の自然な老化プロセスを軽減するのを助けるために、または損傷した肌を治癒するために、肌に適用され得る。合成タンパク質マトリックスは、ヒト胎盤タンパク質(human placental proteins)に見られるものと同様の所定の望ましい再生特性を有し得る。
【0005】
一実施形態では、スキンケアブレンドは、sh-オリゴペプチド-2、sh-ポリペプチド-1、sh-ポリペプチド-9、sh-ポリペプチド-11、およびsh-オリゴペプチド-1を含む合成タンパク質マトリックスと、アセチルヘキサペプチド-8、パルミトイルトリペプチド-5、およびパルミトイルテトラペプチド-7を含むペプチドの群と、アセチルグルタミン、ヒアルロン酸ナトリウム、リシンHCL、アラニン、ヒスチジンHCL、アルギニン、セリン、プロリン、グルタミン酸、トレオニン、バリン、ロイシン、グリシン、イソロイシン、フェニルアラニン、タウリンを含むアミノ酸の群と、を含む。
【0006】
別の実施形態では、合成タンパク質マトリックスが、微生物バイオ発酵から生成される。
【0007】
別の実施形態では、スキンケア製品が、上記のスキンケアブレンドと、グリセリン、ハナシュクシャ根エキス、トリペプチド-1、ミチヤナギエキス(polygonum aviculare extract)、蜂蜜、ノナペプチド-1、アセチルヘプタペプチド-4、フィトスフィンゴシン、シーホイップエキス、ナイアシンアミド、加水分解ヒアルロン酸、アミノ酪酸、アデノシン、チオクト酸、グリコール酸、葉酸発酵エキス、ポリソルベート20、アラントイン、カプリリルグリコール、レシチン、ブチレングリコール、1,2-ヘキサンジオール、デキストラン、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、およびキサンタンガムと、を含む。
【0008】
別の実施形態では、スキンケア製品が、水およびペンチレングリコールをさらに含む。
【0009】
別の実施形態では、スキンケア製品が、フェイスセラム(face serum)である。
【0010】
別の実施形態では、スキンケア製品が、所望の結果を得るために、朝および夕方にユーザの顔に適用されるように構成されている。
【0011】
別の実施形態では、スキンケア製品が、マヌカ蜂蜜をさらに含む。
【0012】
一実施形態では、スキンケア製品が、上記のスキンケアブレンドと、水、パルミチン酸エチルヘキシル、ブチロスパーマムパーキーバター(butyrospermum parkii butter)、ココヤシ油、セテアリルオリベート、ソルビタンオレエート、ステアリルアルコール、プロパンジオール、ステアリン酸グリセリル、アロエベラ葉汁(aloe barbadensis leaf juice)、カプリルヒドロキサム酸、カプリリルグリコール、グリセリン、アルテロモナス発酵エキス、スフィンゴ糖脂質、糖脂質、加水分解ヒアルロン酸、フェルラ酸、パルミチン酸レチニル、レスベラトロール、エルゴチオネイン、アマ種子油(linum usitatissimum seed oil)、バチルス(bacillus)/大豆/葉酸発酵エキス、トコフェロール、PCAナトリウム、1,2-ヘキサンジオール、ポリソルベート20、エチルヘキシルグリセリン、アラントイン、レシチン、ブチレングリコール、ローズマリー葉エキス、ラベンダー油、およびキサンタンガムと、を含む。
【0013】
別の実施形態では、スキンケア製品が保湿剤である。
【0014】
別の実施形態では、スキンケア製品が、所望の結果を得るために、朝および夕方にユーザの顔に適用されるように構成されている。
【0015】
一実施形態では、スキンケア製品が、上記のスキンケアブレンドと、水、酸化亜鉛、セイヨウアブラナエキス、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、カプリル酸トリグリセリド(caprylic triglyceride)、グリセリン、プロパンジオール、ベントナイト、セテアリルアルコール、モンモリロナイト、イライト(illite)、塩化ナトリウム、キサンタンガム、クエン酸、マヌカ蜂蜜、オレイン酸ポリグリセリル-8、ポリヒドロキシステアリン酸、ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、レシチン、バチルス/葉酸/大豆発酵エキス、カプリリルグリコール、ブチレングリコール、1,2-ヘキサンジオール、カプリリルグリコール、アラントイン、ヒアルロン酸、パルミチン酸ジメチルメトキシクロマニル(dimethylmethoxy chromanyl palmitate)、カエサルピニアスピノサ莢エキス(caesalpinia spinosa fruit pod extract)、ヒマワリの芽エキス(helianthus annuus sprout extract)、マルトデキストリン、乳酸、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリンと、を含む。
【0016】
別の実施形態では、スキンケア製品が、日焼け止め製品である。
【0017】
別の実施形態では、スキンケア製品が、所望の結果を得るために、朝にユーザの顔に適用されるように構成されている。
【0018】
一実施形態では、スキンケア製品が、合成タンパク質マトリックスおよび天然タンパク質マトリックスを含み、合成タンパク質マトリックスが、上皮成長因子と、インスリン様成長因子-1と、酸性線維芽細胞増殖因子と、塩基性線維芽細胞増殖因子と、血管内皮増殖因子と、ビタミンB9と、アセチルグルタミンと、を含む。
【0019】
別の実施形態では、合成タンパク質マトリックスが、微生物バイオ発酵から生成される。
【0020】
別の実施形態では、天然タンパク質マトリックスが、ヒト組織馴化培地(human tissue conditioned media)から合成される。
【0021】
別の実施形態では、天然タンパク質マトリックスが、ヒトフィブロネクチン、ヒトコラーゲン、ヒトトロンボスポンジン、ヒトアクチン細胞質、およびヒトエラスチンを含む。
【0022】
別の実施形態では、スキンケア製品が、マヌカ蜂蜜をさらに含む。
【0023】
別の実施形態では、スキンケア製品が、シアバター、ココナッツ油、アロエ、アマニ油、エルゴチオネイン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、レスベラトロール、コエンザイムQ10、およびフェルラ酸をさらに含む。
【0024】
一実施形態では、スキンケア製品が、スキンケアブレンドと、水、ペンチレングリコール、グリセリン、ハナシュクシャ根エキス、トリペプチド-1、ミチヤナギエキス、蜂蜜、ノナペプチド-1、アセチルヘプタペプチド-4、フィトスフィンゴシン、シーホイップエキス、ナイアシンアミド、加水分解ヒアルロン酸、アミノ酪酸、アデノシン、チオクト酸、グリコール酸、葉酸発酵エキス、ポリソルベート20、アラントイン、カプリリルグリコール、レシチン、ブチレングリコール、1,2-ヘキサンジオール、デキストラン、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、およびキサンタンガムと、を含み、スキンケアブレンドは、sh-オリゴペプチド-2、sh-ポリペプチド-1、sh-ポリペプチド-9、sh-ポリペプチド-11、およびsh-オリゴペプチド-1を含む合成タンパク質マトリックスと、アセチルヘキサペプチド-8、パルミトイルトリペプチド-5、およびパルミトイルテトラペプチド-7を含むペプチドの群と、アセチルグルタミン、ヒアルロン酸ナトリウム、リシンHCL、アラニン、ヒスチジンHCL、アルギニン、セリン、プロリン、グルタミン酸、トレオニン、バリン、ロイシン、グリシン、イソロイシン、フェニルアラニン、タウリンを含むアミノ酸の群と、を含む。前述の目的および関連する目的を達成するために、以下の説明および添付の図面は、特定の例示的な態様および実施形態を説明する。これらは、1つまたは複数の態様が使用され得る様々な方法のうちのほんの一部を示すものである。本開示の他の態様、利点、および新規な特徴は、添付の図面と併せて考慮されるとき、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】
図1は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムを利用する例示的なスキンケアブレンドの概略図である。
【0026】
【
図2】
図2は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムを利用する例示的なスキンケア製品の概略図である。
【0027】
【
図3】
図3は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムを利用する例示的なスキンケア製品の概略図である。
【0028】
【
図4】
図4は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すグラフである。
【0029】
【
図5】
図5は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すチャートである。
【0030】
【
図6】
図6は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すチャートである。
【0031】
【
図7】
図7は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すチャートである。
【0032】
【
図8】
図8は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すチャートである。
【0033】
【
図9】
図9は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すチャートである。
【0034】
【
図10】
図10は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すチャートである。
【0035】
【
図11】
図11は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すチャートである。
【0036】
【
図12】
図12は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すチャートである。
【0037】
【
図13】
図13は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すチャートである。
【0038】
【
図14】
図14は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すチャートである。
【0039】
【
図15】
図15は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すチャートである。
【0040】
【
図16】
図16は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すチャートである。
【0041】
【
図17】
図17は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すチャートである。
【0042】
【
図18】
図18は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すグラフである。
【0043】
【
図19】
図19は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すグラフである。
【0044】
【
図20】
図20は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すグラフである。
【0045】
【
図21】
図21は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すグラフである。
【0046】
【
図22】
図22は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すグラフである。
【0047】
【
図23】
図23は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すグラフである。
【0048】
【
図24】
図24は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すグラフである。
【0049】
【
図25】
図25は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すグラフである。
【0050】
【
図26】
図26は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すグラフである。
【0051】
【
図27】
図27は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すグラフである。
【0052】
【
図28】
図28は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すグラフである。
【0053】
【
図29】
図29は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すグラフである。
【0054】
【
図30】
図30は、本明細書に記載の1つまたは複数の技術および/または1つまたは複数のシステムの実施形態の例示的な結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0055】
ここから、特許請求の範囲の主題を、図面を参照して説明する。同様の符号が、全体を通して同様の要素を指すために一般に使用される。以下の説明では、説明の目的で、特許請求の範囲の主題の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が記載される。しかしながら、特許請求の範囲の主題は、これらの具体的な詳細無しに実施され得ることが明白である。他の例では、特許請求の範囲の主題の説明を容易にするために、構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。
【0056】
人間が老化するにつれて、人間の肌は、その再生特性を失い、老化の徴候を示し始め、治癒能力が低下する。この変化は、細胞レベルで起こる多数の分子反応のために起こり得る。結果として、肌弾性が欠如し、皺および/または外傷後の重度の瘢痕が生じ得る。本明細書では、肌老化プロセスを軽減すること、および/または損傷した肌を回復することができる例示的なスキンケアブレンドおよび/またはスキンケア製品が提供される。
【0057】
一実施形態では、例示的なスキンケアブレンドは、合成タンパク質マトリックス、複数のペプチド、複数のアミノ酸、および他の成分を含むことができる。この実施形態では、合成タンパク質マトリックスが、合成された成長因子と他の成分との組合せを含むことができる。例示的なスキンケアブレンドは、ペプチドに富む血漿の製剤(formulation of peptide-rich plasma)と呼ばれることがある。
【0058】
この実施形態において、特別に調合された成長因子、必須ビタミン、ペプチド、およびアミノ酸が、例示的なスキンケアブレンドを調合するために使用される。その成分の組合せは、ストレスまたは損傷を受けた細胞がより健全かつ健康的に成長するのを助け、より健康的でより若く見える肌をもたらすことができる。例えば、例示的なスキンケアブレンドは、老化した、ストレスを受けた、および損傷した細胞を、他の方法よりも効果的に、健康な成長状態に回復させることができる。細胞の若返り率(rejuvenation rate)は、例示的なスキンケアブレンドの濃度に比例することができ、これは、例示的なスキンケアブレンドが細胞再生において直接的な役割を果たしたことを示唆している。
【0059】
別の例示的な実施形態では、例示的なスキンケアブレンドは、合成タンパク質マトリックス、天然タンパク質マトリックス、および追加の成分を含むことができる。この例示的なスキンケアブレンドは、活性胎盤マトリックス(active placental matrix)と呼ばれることがある。
【0060】
この実施形態において、合成された胎盤タンパク質(合成タンパク質マトリックス)は、例示的なスキンケア製品において使用することができる。ヒト胎盤タンパク質は、近年、それらの潜在的な再生効果のために人気を得ている。胎盤タンパク質の効果は、肌がその再生特性を失うにつれて、老化の徴候を示し始め、治癒能力が低下するので、望ましい場合がある。合成タンパク質マトリックスは、ヒト胎盤タンパク質の再生効果を示すことができる一方で、ヒト胎盤タンパク質に関連し得るリスク疾患の伝播を軽減(例えば、排除または低減)することもできる。例えば、例示的なスキンケアブレンドは、天然に存在する化合物(naturally-occurring compounds)、アミノ酸、ペプチドなどの組合せから生成することができる。例示的なスキンケアブレンドは、タンパク質マトリックスまたは成長因子、ペプチドの群、およびアミノ酸の群を含むことができる。スキンケアブレンドは、肌状態を改善することができ、老化の徴候に対抗することができ、および/または損傷後の肌再生を改善することができる。
【0061】
いくつかの実施形態では、上記の例示的なスキンケアブレンドを他の成分と組み合わせて、例示的なスキンケア製品を形成することができる。例示的なスキンケア製品は、セラム、保湿剤、アイクリーム、日焼け止め製品(SPF)、または同様のスキンケア製品の形態であり得る。一例として、例示的なスキンケア製品は、それを肌に直接適用し、吸収のために製品を優しく擦することによって使用され、健康な肌を促進し、小皺および皺の外観を減少させることができる。
【0062】
図1を参照すると、例示的なスキンケアブレンド100の概略図が示されている。スキンケアブレンド100は、合成タンパク質マトリックス102、複数のペプチド104、複数のアミノ酸106、および他の成分108を含むことができる。この例示的な実施形態では、合成タンパク質マトリックス102は、以下の成長因子の組合せ、すなわち、sh-オリゴペプチド-2、sh-ポリペプチド-1、sh-ポリペプチド-9、sh-ポリペプチド-11、およびsh-オリゴペプチド-1の組合せを含むことができる。複数のペプチド104は、パルミトイルトリペプチド-5、パルミトイルテトラペプチド-7、およびアセチルヘキサペプチド-8を含むことができる。複数のアミノ酸106は、以下の成分、すなわち、アセチルグルタミン、リシンHCL、アラニン、ヒスチジンHCL、アルギニン、セリン、プロリン、グルタミン酸、トレオニン、バリン、ロイシン、グリシン、イソロイシン、フェニルアラニン、およびタウリンを含むことができる。他の成分108は、ビタミンB-9およびヒアルロン酸ナトリウムを含むことができる。例示的なスキンケアブレンド100は、ペプチドに富む血漿の製剤と呼ばれることがある。
【0063】
一実施形態では、例示的なスキンケア製品200がフェイスセラムであり得る。例示的なスキンケア製品200(例えば、フェイスセラム)は、例示的なスキンケアブレンド100および追加のスキンケア成分202を含むことができる。追加のスキンケア成分202は、ビタミンおよび/または他の有益なスキンケア成分のセレクションを含むことができる。この実施形態では、追加のスキンケア成分202は、グリセリン、ハナシュクシャ根エキス、トリペプチド-1、ミチヤナギエキス、蜂蜜、ノナペプチド-1、アセチルヘプタペプチド-4、フィトスフィンゴシン、シーホイップエキス、ナイアシンアミド、加水分解ヒアルロン酸、アミノ酪酸、アデノシン、チオクト酸、グリコール酸、バチルス/大豆/葉酸発酵エキス、ポリソルベート20、アラントイン、カプリリルグリコール、レシチン、ブチレングリコール、1,2-ヘキサンジオール、デキストラン、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、およびキサンタンガムを含む。
【0064】
この実施形態において、例示的なスキンケアブレンド100(例えば、ペプチドに富む血漿)は、健康な肌を促進するための活性成分を含有することができる。しかしながら、例示的なスキンケア製品100の有効性を改善するために、他の活性成分を添加することができることを理解されたい。例えば、他の活性成分としては、ノナペプチド-1、アルファリポ酸、ナイアシンアミド、野生ジンジャー根エキス(Savage Ginger Root Extract)およびニワヤナギフラボノイド(Knotgrass Flavonoids)、ガンマアミノ酪酸(GABA)、マヌカ蜂蜜、グリコール酸、ヒアルロン酸が含まれる。
【0065】
一例として、ノナペプチド-1は、メラニン合成を遮断して変色を標的とすることができる。アルファリポ酸は、強力な抗酸化剤およびフリーラジカルスカベンジャーとして作用することができる。ナイアシンアミドは、赤み(redness)および炎症を低減することができる。野生ジンジャー根エキスおよびニワヤナギフラボノイドは、環境の紫外線、赤外線、または青色光の損傷から保護することができる。さらに、ガンマアミノ酪酸(GABA)は、治癒および修復のための活性神経ペプチド(active neuropeptides)を含むことができる。マヌカ蜂蜜は、治癒および肌免疫(skin immunity)を促進することができる。グリコール酸は、肌の質感を改善し、毛穴の拡大を低減することができる。ヒアルロン酸は、肌のふっくら感および潤いを改善することができる。本出願の範囲から逸脱することなく、健全な専門的判断に従って選択される他の成分が、例示的なスキンケアブレンド100と共に利用されて、スキンケア製品(例えば、スキンケア製品200)が形成され得ることを理解されたい。
【0066】
一実施形態では、例示的なスキンケア製品200は、保湿剤であり得る。例示的なスキンケア製品200(例えば、保湿剤)は、例示的なスキンケアブレンド100および追加のスキンケア成分202を含むことができる。追加の成分202は、水(Aqua/Water/Eau)、パルミチン酸エチルヘキシル、ブチロスパーマムパーキー(シア)バター、ココヤシ(ココナッツ)油、セテアリルオリベート、ソルビタンオレエート、ステアリルアルコール、プロパンジオール、ステアリン酸グリセリル、アロエベラ(アロエ)葉汁、カプリルヒドロキサム酸、カプリリルグリコール、グリセリン、アルテロモナス発酵エキス、スフィンゴ糖脂質、糖脂質、加水分解ヒアルロン酸、フェルラ酸、パルミチン酸レチニル、レスベラトロール、エルゴチオネイン、アマ(アマニ)種子油、バチルス/大豆/葉酸発酵エキス、トコフェロール、PCAナトリウム、1,2-ヘキサンジオール、ポリソルベート20、エチルヘキシルグリセリン、アラントイン、レシチン、ブチレングリコール、ローズマリー葉エキス、ラベンダー油、キサンタンガムを含むことができる。この実施形態では、スキンケア製品200(例えば、保湿剤)は、朝および夕方に、または必要に応じて、清潔な肌に適用することができる。ユーザは、完全に吸収されるまで、肌の所望の位置に揉み込むことができる。
【0067】
別の実施形態では、例示的なスキンケア製品200が、アイリニューアルクリーム(eye renewal cream)であり得る。例示的なスキンケア製品200(例えば、アイリニューアルクリーム)は、例示的なスキンケアブレンド100および追加のスキンケア成分202を含むことができる。追加成分202は、水、ペンチレングリコール、イソステアリン酸メチルヘプチル、ベータグルカン、ナイアシンアミド、トレハロース、ジ酢酸ジペプチドジアミノブチロイルベンジルアミド、アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム共重合体、窒化ホウ素、グリセリン、ヘスペリジン、メチルカルコン、ジペプチド-2、N-ヒドロキシコハク酸イミド、クリシン、パルミトイルトリペプチド-1、リン酸アスコルビルアミノプロピル、パルミチン酸ジメチルメトキシクロマニル、アルファアルブチン、コウジ酸、アルニカモンタナ花エキス、セイヨウスノキ(ビルベリー)果実エキス、アサイー果実エキス、クコ(ゴジ)果実エキス(Lycium Barbarum (Goji) Fruit Extract)、マンゴスチンの皮、パウダー、ザクロ果実パウダー、ヤエヤマアオキ葉パウダー、ビオチン、アラントイン、バチルス/大豆/葉酸発酵エキス、トコフェロール、ステアレス-20、クロルヘキシジンジグルコン酸塩、ソルビン酸カリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、酢酸トコフェロール、レシチン、プロパンジオール、カプリリルグリコール、キサンタンガムを含むことができる。この実施形態では、スキンケア製品200(例えば、アイリニューアルクリーム)は、豆粒サイズの量のスキンケア製品200を、目の下および周りに優しく塗布することによって適用することができる。適用は、毎朝およびその夕方に行うことができる。
【0068】
一実施形態では、例示的なスキンケア製品200は、SPF製品であり得る。例示的なスキンケア製品200(例えば、SPF製品)は、例示的なスキンケアブレンド100および追加のスキンケア成分202を含むことができる。追加成分202は、水、酸化亜鉛、セイヨウアブラナエキス、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、グリセリン、プロパンジオール、ベントナイト、セテアリルアルコール、モンモリロナイト、イライト、塩化ナトリウム、キサンタンガム、クエン酸、マヌカ蜂蜜、オレイン酸ポリグリセリル-8、ポリヒドロキシステアリン酸、ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、レシチン、バチルス/葉酸/大豆発酵エキス、カプリリルグリコール、ブチレングリコール、1,2-ヘキサンジオール、カプリリルグリコール、アラントイン、ヒアルロン酸、パルミチン酸ジメチルメトキシクロマニル、カエサルピニアスピノサ莢エキス、ヒマワリの芽エキス、マルトデキストリン、乳酸、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリンを含むことができる。この実施形態では、スキンケア製品200(例えば、SPF製品)は、朝に、顔、首、および胸に適用することができる。例えば、製品の2ポンプを手に適用し、肌に優しく揉み込むことができる。
【0069】
図3を参照すると、例示的なスキンケア製品300の概略図が示されている。スキンケア製品300は、皮膚保湿剤であり得る。皮膚保湿剤は、合成タンパク質マトリックス302、天然タンパク質マトリックス304、および追加のスキンケア成分306を含む。この例示的な実施形態では、合成タンパク質マトリックス302が、以下の成分および成長因子、すなわち、上皮成長因子(EGF);インスリン様成長因子-1(IGF-1)、酸性線維芽細胞増殖因子(FGF)、塩基性FGF、血管内皮増殖因子(VEGF)、ビタミンB9、およびアセチルグルタミンを含むことができる。
【0070】
この実施形態では、天然タンパク質マトリックス304が、ヒト組織馴化培地から合成され得る。天然タンパク質マトリックス304は、ヒトフィブロネクチン、ヒトコラーゲン、ヒトトロンボスポンジン、ヒトアクチン細胞質、およびヒトエラスチンを含むことができる。天然タンパク質マトリックス304は、合成タンパク質マトリックス302などの他の成分と組み合わせて、例示的なスキンケア製品300を形成することができる。天然タンパク質マトリックス304は、合成タンパク質マトリックス302、スキンケアブレンド100、スキンケア製品200、任意の他のスキンケア製品と組み合わせて利用することができ、または、全く使用しない場合があることを理解されたい。
【0071】
例えば、本明細書に記載の実施形態では、例示的なスキンケア製品300は、微生物バイオ発酵から生成された合成タンパク質マトリックス302を含むことができる。合成タンパク質マトリックス302は、上皮成長因子(EGF)、インスリン様成長因子-1(IGF-1)、酸性線維芽細胞増殖因子(FGF)、塩基性FGF、血管内皮増殖因子(VEGF)、ビタミンB9、およびアセチルグルタミンを含むことができる。さらに、この実施形態では、例示的なスキンケア製品300は、ヒトフィブロネクチン、ヒトコラーゲン、ヒトトロンボスポンジン、ヒトアクチン細胞質、およびヒトエラスチンを含む天然タンパク質マトリックス304を含むことができる。さらに、例示的なスキンケア製品300は、以下の追加の成分306、すなわち、シアバター、ココナッツ油、アロエ、アマニ油、エルゴチオネイン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、レスベラトロール、コエンザイムQ10、およびフェルラ酸のいずれかまたはすべてを含むことができる。
【0072】
他の実施形態では、スキンケア製品(例えば、200、300)は、追加の栄養成分またはビタミンを含むことができる。例えば、追加の成分202、306は、シアバター、ココナッツ油、アロエ、アマニ油、エルゴチオネイン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、レスベラトロール、コエンザイムQ10、およびフェルラ酸のいずれかまたはすべてを含むことができる。さらに、追加のスキンケア成分202、306は、グリセリン、ハナシュクシャ根エキス、トリペプチド-1、ミチヤナギエキス、蜂蜜、ノナペプチド-1、アセチルヘプタペプチド-4、フィトスフィンゴシン、シーホイップエキス、ナイアシンアミド、加水分解ヒアルロン酸、アミノ酪酸、アデノシン、チオクト酸、グリコール酸、バチルス/大豆/葉酸発酵エキス、ポリソルベート20、アラントイン、カプリリルグリコール、レシチン、ブチレングリコール、1,2-ヘキサンジオール、デキストラン、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、および/またはキサンタンガムを含むことができる。本出願の範囲から逸脱することなく、健全な専門的判断に従って、他の栄養成分またはビタミンをスキンケア製品200、300に加えることができることを理解されたい。
【0073】
一例では、ヒト胎盤タンパク質は、ヒトの肌に使用される場合、望ましい再生特性を有することができる。しかしながら、ヒト胎盤組織の使用は、疾患の伝播リスクのために、特定の国では制限されている。他の国は、スキンケア製品におけるヒト胎盤タンパク質の使用を許可するが、このプロセスは複雑化し得る。この複雑化は、ヒト胎盤タンパク質の使用を望ましくないものにし得る。例えば、ヒト胎盤タンパク質は、発癌性のエストロゲンを含有する。これらの問題を考慮すると、ヒト胎盤タンパク質の再生特性を、その使用に関連するリスク無しに捕捉するプロセスは、スキンケアおよび/または医療分野において望ましい可能性がある。
【0074】
例示的な実施形態では、皮膚活性物質(例えば、ペプチド、成長因子などのタンパク質に富む混合物)を含有する胎盤組織の一部を、不活性胎盤組織の一部(例えば、細胞、コラーゲンなど)から単離することができる。このようにして、活性で有益な細胞の一部を不活性な組織/細胞から単離することができる。一例として、単離された組織の活性部分は、望ましい成長因子およびタンパク質を含有するが、細胞、コラーゲン、エストロゲン、または他の望ましくない部分を含有しない。この実施形態において、合成タンパク質マトリックスは、活性胎盤タンパク質の単離された部分に由来することができる。
【0075】
一実施形態では、合成タンパク質マトリックス302は、一連の成長因子をもたらす製造プロセスを介して形成される。例えば、成長因子および/または合成タンパク質マトリックスは、ヒト組織培養培地(human tissue cultured media)を使用して、および微生物バイオ発酵を介して製造することができる。この実施形態において、遺伝子は、ポリメラーゼ連鎖反応によって合成され、ここで、当該遺伝子は、増殖および発酵を引き起こす組換え大腸菌で注入される。次いで、この物質を精製して所望の成長因子を得ることができる。このプロセスを使用して、ヒト胎盤組織と同じタンパク質組成を模倣する、タンパク質、ペプチド、免疫増強物質(immunostimulants)、および成長因子の合成マトリックスを調合することができる。生きたヒト胎盤組織の活性タンパク質組成物を模倣することによって、合成タンパク質マトリックス302は、増強されていないとしても、同様の再生およびアンチエイジングの利益を達成することができる。
【0076】
本明細書に記載の実施形態では、成長因子が、ヒトの肌に対する所望の生物学的効果を達成することができる。例えば、いくつかの成長因子は、創傷治癒および/または表皮リモデリングに有用であることが確認されている。例えば、ヒトの肌では、形質転換成長因子-β(TGF-β)、上皮成長因子(EGF)、インスリン様成長因子(IGF)、血小板由来成長因子(PDGF)、および線維芽細胞成長因子(FGF)が有効であり得る。成長因子は、ヒトの肌に対する所望の再生効果を得ることができるので、少なくとも1つの成長因子をスキンケア製品に利用することができる。少なくとも1つまたは複数の成長因子を使用することができることを理解されたい。例えば、以下の例示的な成長因子、すなわち、EGF、PDGF、FGF、TGF-β、TGF-α、NGF、Epo、IGF-I、IGF-II、IL1-α、IL-1-β、IL-2、IL-3、IL-4、IL-5、IL-6、IL-7、IL-8、IL-9、IL-10、IL-11、IL-12、IL-13、INF-α、INF-β、INF-γ、TNF-α、TNF-β、GM-CSF、およびM-CSFまたはそれらの組合せを使用することができる。例示的な実施形態では、成長因子の組合せは、上皮成長因子(EGF)、インスリン様成長因子-1(IGF-1)、酸性線維芽細胞増殖因子(FGF)、塩基性FGF、血管内皮増殖因子(VEGF)から形成することができる。
【0077】
一実施形態では、スキンケアブレンドに使用される必須ビタミンは、B9-ビタポール(B9-Vitapol)である。この実施形態において、B9-ビタポールの調合は、葉酸の構造変化を介してなされ、葉酸のpH感受性および低溶解性を改善する。
【0078】
別の実施形態では、スキンケアブレンドに使用される必須アミノ酸は、ハイドラセルQ(Hydracell Q)である。この実施形態では、アセチル化グルタミンが安定性を改善するために再調合され、その結果、ハイドラセルQが得られる。
【0079】
一実施形態では、例示的なスキンケアブレンド100は、本明細書に記載の技術を使用してセラム(例えば、スキンケア製品200)とすることができる。この実施形態では、他の栄養製品および治癒製品をスキンケアブレンド100と組み合わせて、肌の回復および目に見える老化の徴候の回復をさらに促進することができる。一例として、例示的なスキンケアブレンド100またはスキンケア製品200は、肌のさらなる栄養補給を提供するために、マヌカ蜂蜜と組み合わせることができる。
【0080】
一実施形態では、例示的なスキンケアブレンド100は、保湿剤を配合するために利用することができ、ここで、水分吸収を促進する製品がスキンケアブレンド100または合成タンパク質マトリックス302と組み合わされ、潤いのある肌を達成し、肌弾性を促進する。一例として、例示的なスキンケア製品ブレンド100または合成タンパク質マトリックス303をヒアルロン酸およびシアバターと組み合わせて、細胞の水和および刺激を増加させることができる。
【0081】
一実施形態では、例示的なスキンケア製品300が保湿剤である。この実施形態では、保湿剤が、朝および/または夕方に肌に局所的に適用される。同様に、例示的なスキンケア製品200は、フェイスセラムであり得る。この実施形態において、セラムは、朝および/または夕方に肌に局所的に適用される。さらに、セラムに関して、ユーザは、1ピペットの長さのセラムを指先に取り、上向きの動きで顔および首に優しく塗布することができる。または、いくつかの実施形態では、ユーザは、4~5滴のセラムを指先に取り、顔に優しく揉み込むことができる。最良の効果を得るために、セラムおよび保湿剤を同時に使用する場合、ユーザは、保湿剤を適用する前に、セラムを肌に吸収させることができる。
【0082】
一例として、本明細書に記載される例示的なスキンケアブレンド(例えば、スキンケアブレンド100)および/またはスキンケア製品(例えば、スキンケア製品200、300)は、上記に記載されるもの以外の医療用途および化粧品用途の両方を有することができる。例えば、医療用途に関して、本明細書に記載の製品は、創傷治癒、非治癒性潰瘍、皮膚癌後の傷、放射線照射後の傷などに適用されてもよい。化粧品用途に関して、本明細書に記載される製品は、マイクロニードル処置後またはレーザーリサーフェシング後に適用される場合に有益であり得る。本明細書に提供される例は非限定的であることを意味し、他の同様の用途が存在し得ることを理解されたい。
【0083】
臨床的有効性および消費者認識評価(consumer perception evaluation)は、ユーザの肌に対する例示的なスキンケア製品200の効果を評価するために実施された。臨床試験の結果を
図5~
図24に示す。この臨床試験において、例示的なスキンケア製品200はフェイスセラムである。当該結果は、フェイスセラムがユーザの肌に対して栄養補給および再生効果を達成することができることを示す。分析されたフェイスセラムは、水、ペンチレングリコール、例示的なスキンケアブレンド100(例えば、ペプチドに富む血漿)、グリセリン、ハナシュクシャ根エキス、トリペプチド-1、ミチヤナギエキス、蜂蜜、ノナペプチド-1、アセチルヘプタペプチド-4、フィトスフィンゴシン、シーホイップエキス、ナイアシンアミド、加水分解ヒアルロン酸、アミノ酪酸、アデノシン、チオクト酸、グリコール酸、バチルス/大豆/葉酸発酵エキス、ポリソルベート20、アラントイン、カプリリルグリコール、レシチン、ブチレングリコール、1,2-ヘキサンジオール、デキストラン、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、キサンタンガムを含む。合成タンパク質マトリックスは、sh-オリゴペプチド-2、sh-ポリペプチド-1、sh-ポリペプチド-9、sh-ポリペプチド-11、アセチルヘキサペプチド-8、sh-オリゴペプチド-1、パルミトイルトリペプチド-5、パルミトイルテトラペプチド-7、アセチルグルタミン、ヒアルロン酸ナトリウム、リシンHCL、アラニン、ヒスチジンHCL、アルギニン、セリン、プロリン、グルタミン酸、トレオニン、バリン、ロイシン、グリシン、イソロイシン、フェニルアラニン、およびタウリンを含む。
【0084】
上記の臨床試験では、35歳~65歳の女性参加者30人が、4週間にわたる臨床試験を受けた。本試験は、米国連邦規則集(タイトル21)に記載されている良き臨床上の基準(Good Clinical Practice)の規制の趣旨および目的に従い実施された。参加者は、4週間の期間の終わりにスキンケア製品に関するアンケートに回答することを要求された。
【0085】
本試験では、以下の選択基準または除外基準に従って被験者(参加者)を登録した。選択基準には、一般的に健康である35歳~65歳の女性(身体的要件は無し)、インフォームドコンセントフォームを読み、理解し、署名することができる者、必要な間隔でクリニックに戻ることができる女性、試験の指示に従い、試験に参加し、すべての面会に戻り、説明書に従って製品を適用することができると予想される能力を有する者、フェイス製品の定期的なユーザである女性が含まれた。除外基準には、妊娠中、妊娠を計画中、授乳中および/または育児中の女性、目に見える皮膚疾患のある者、日焼けした、顔に日焼けのある者、または試験期間中に日光浴を伴う休暇を計画している若しくは日焼けブースの使用を計画している者、フェイシャル製品の同時研究プロジェクトに従事している者、ステロイド系/非ステロイド系抗炎症薬または抗ヒスタミン薬の使用を含む試験結果を妨げる可能性のある薬を服用している者、ケミカルフェイスピーリング(過去1年間のディープピーリング、過去2か月の表面ピーリング)、または過去2年間に顔にレーザーリサーフェシングまたは皮膚剥離処置を受けた者、にきび、活動性アトピー性皮膚炎/湿疹または乾癬のある者、過去10年以内に顔の外科的美容処置を受けた者、あらゆる種類の癌の治療または履歴、喘息または糖尿病の治療を受けている者、化粧品またはパーソナルケア製品に対して敏感な者が含まれた。
【0086】
試験は、参加者が、試験スポンサーから提供された取扱説明書に従って試験用セラムを適用するという4週間の試験として設計された。参加者は、試験開始時に試験施設に報告した。試験施設で、訓練を受けた技術者が、参加者の肌のハリ(firmness)および弾力性について肌試験(skin test)を行った。次いで、参加者は、4週間、毎日(朝および夕方)試験用セラムを適用した。4週間の期間の終わりに、参加者は、最終測定および評価を受けるために試験施設に戻って報告した。また、参加者は、試験用セラムを評価するための調査/アンケートを記入した。アンケートは、製品の使用についての具体的な質問を提示し、回答の選択肢(強く同意する、同意する、少し同意する、同意しない、強く同意しない)に従って参加者に回答してもらう形式であった。
【0087】
参加者には、日誌と具体的な適用の説明書が与えられた。各日誌入力には、製品が使用された日時と、コメントまたは観察事項を含めることとした。説明書には、指先に4~5滴を取り、顔に優しく塗布することが記載されていた。また、説明書には、参加者が、試験用スキンケア製品を、他のいかなるセラムまたはいかなる新しいスキンケア製品(例えば、試験前に参加者によって使用されなかった製品)と一緒に使用してはならないことが記載されていた。
【0088】
上記の臨床試験の結果は、
図5~
図24に示されるように、フェイスセラムの例示的な実施形態が、ユーザ/患者の肌に対して複数の利益を有することを示した。例えば、臨床参加者の100%は、セラムが小皺および皺を滑らかにするのに役立つことに同意した。臨床参加者の95%は、セラムが毛穴のサイズを小さくするのに役立つことに同意した。臨床参加者の99%は、肌のくすみが少なくなったと述べた。臨床参加者の96%は、セラムが肌をより明るく見せるのに役立つことに同意した。臨床参加者の96%は、セラムが肌に瞬時の輝きを与えたことに同意した。臨床参加者の95%は、肌がより輝いて見えたと述べた。他の結果としては、臨床参加者の89%は、セラムが肌の色合いを均一にするのに役立ったことに同意した。臨床参加者の90%は、肌がよりふっくらしたように見えたと述べた。臨床参加者の96%は、肌がより潤ったように見えたと述べた。臨床参加者の96%は、肌がよりふっくらとなり、潤ったように見えたと述べた。さらに他の結果では、臨床参加者の100%は、肌のハリが向上し、引き締まったように見えたことに同意した。臨床参加者の82%は、肌がより少ない日焼けダメージを有するように見えたと述べた。臨床参加者の84%は、肌が、より少ない日焼けダメージおよびより少ない環境ストレス要因の徴候を示したと述べた。臨床参加者の87%は、セラムが、日焼けダメージおよび環境ストレス要因の外観を減少させるのに役立ったことに同意した。
【0089】
一例として、第2の臨床的有効性および消費者認識評価が、ユーザの肌に対する例示的なスキンケア製品200の効果を評価するために実施された。第2の臨床試験の結果を
図25~
図30に示す。この臨床試験では、例示的なスキンケア製品200が、アイリニューアルクリームである。当該結果は、アイリニューアルクリームが、ユーザの肌に対して栄養補給および再生効果を達成することができることを示す。分析されたアイクリームは、例示的なスキンケアブレンド100(ペプチドに富む血漿)、水、ペンチレングリコール、イソステアリン酸メチルヘプチル、ベータグルカン、ナイアシンアミド、トレハロース、ジ酢酸ジペプチドジアミノブチロイルベンジルアミド、アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム共重合体、窒化ホウ素、グリセリン、ヘスペリジン、メチルカルコン、ジペプチド-2、N-ヒドロキシコハク酸イミド、クリシン、パルミトイルトリペプチド-1、リン酸アスコルビルアミノプロピル、パルミチン酸ジメチルメトキシクロマニル、アルファアルブチン、コウジ酸、アルニカモンタナ花エキス、セイヨウスノキ(ビルベリー)果実エキス、アサイー果実エキス、クコ(ゴジ)果実エキス、マンゴスチンの皮、パウダー、ザクロ果実パウダー、ヤエヤマアオキ葉パウダー、ビオチン、アラントイン、バチルス/大豆/葉酸発酵エキス、トコフェロール、ステアレス-20、クロルヘキシジンジグルコン酸塩、ソルビン酸カリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、酢酸トコフェロール、レシチン、プロパンジオール、カプリリルグリコール、キサンタンガムを含む。
【0090】
この試験では、例えば、参加者の97%は、アイリニューアルクリームが目の下のクマを減少させるのに役立つことに同意した。参加者の81%は、アイリニューアルクリームが目の周りの腫れを減少させるのに役立ったことに同意した。参加者の91%は、アイリニューアルクリームが小皺および皺を滑らかにするのに役立つことに同意した。さらにこの試験では、参加者の81%は、目の周りの肌が明らかにより引き締まったことに同意した。参加者の84%は、アイリニューアルクリームが、ふっくらと潤いのある外観を与えるのに役立ったことに同意した。参加者の78%は、アイリニューアルクリームが、目の周りの肌を輝かせたことに同意した。上述のように、臨床結果は、例示的なスキンケア製品200(例えば、アイクリーム)が、ユーザの目の周りの肌に対して多数の肯定的かつ所望の効果を有し得ることを示す。
【0091】
一実施形態では、例示的なスキンケア製品300は、現在の、市販の、またはヒトの胎盤製品よりも効果的であることが示される。
図4に示されるように、並べて試験した結果は、細胞増殖における改善された結果をもたらす。グラフ400は、例示的な胎盤製品(例えば、スキンケア製品300)において胎盤タンパク質の濃度406が増加するにつれて、細胞成長率(cell growth rate)408の増加が示されることを示す。合成タンパク質マトリックス402の成長率は、現在の市販の胎盤製品404よりも大きいことが示されている。この実施形態において、細胞株は、ヒト皮膚線維芽細胞新生児(Human Derma Fibroblast neonatal)であり、検出方法はMTTアッセイである。この実施形態では、例示的なスキンケア製品402が、市販の胎盤製品404よりも細胞増殖を刺激する。
【0092】
さらに、「例示的」という用語は、本明細書では、一例、事例または実例としての役割を果たすことを意味するために使用される。「例示的」として本明細書に記載の任意の態様または設計は、他の態様または設計よりも有利であると必ずしも解釈されるべきではない。むしろ、「例示的」という単語の使用は、具体的な方法で概念を提示することを意図している。本出願において使用される場合、用語「または」は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味することが意図される。すなわち、別段の指定がない限り、または文脈から明らかである限り、「XはAまたはBを用いる」は、自然な包括的な置換のいずれかを意味することが意図される。すなわち、XがAを用いる場合、XがBを用いる場合、XがAおよびBの両方を用いる場合、「XがAまたはBを用いる」は、前述の事例のいずれかに基づいて満たされる。さらに、AおよびBの少なくとも1つなどは、概して、AもしくはB、またはAおよびBの両方を意味する。加えて、本出願および添付の特許請求の範囲において使用される冠詞「a」および「an」は別段の指定がない限り、または文脈から単数形を対象とすることが明らかでない限り、「1つまたは複数」を意味すると概して解釈され得る。
【0093】
主題が構造的特徴および/または方法論的行為に特有の言語で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲で定義される主題は、上記の特定の特徴または行為に必ずしも限定されないことを理解されたい。むしろ、上述の特定の特徴および行為は、特許請求の範囲を実施する例示的な形態として開示される。
【0094】
また、本開示は、1つまたは複数の実施形態に関して示され、説明されているが、本明細書および添付の図面を読み、理解することに基づいて、同等の代替および修正が、当業者には分かるだろう。本開示は、すべてのそのような修正および代替を含み、以下の特許請求の範囲によってのみ限定される。特に、上記で説明したコンポーネント(例えば、要素、リソースなど)によって実行される様々な機能に関して、そのようなコンポーネントを説明するために使用される用語は、別段の指示がない限り、本明細書に記載の本開示の例示的な実施形態における機能を実行する開示された構造と構造的に等価ではないが、説明されたコンポーネントの指定された機能を実行する任意のコンポーネント(例えば、機能的に等価であるコンポーネント)に対応することが意図される。加えて、本開示の特定の特徴は、いくつかの実施形態のうちの1つのみに関して開示されている場合があるが、そのような特徴は、任意の所与のまたは特定の用途に対して所望され、かつ有利であり得るように、他の実施形態の1つまたは複数の他の特徴と組み合わされてもよい。さらに、用語「includes」、「having」、「has」、「with」、またはそれらの変形が、詳細な説明または特許請求の範囲のいずれかにおいて使用される限りにおいて、そのような用語は、用語「comprising」と同様に包括的であることが意図される。
【0095】
さらに、特許請求の範囲の主題は、開示される主題を実施するために生成する標準的な工学技術を使用して、方法、装置、または製造品として実施され得る。もちろん、当業者であれば、特許請求の範囲の主題の範囲または趣旨から逸脱することなく、この構成に多くの修正を加えることができることを認識するのであろう。以上、実施形態について説明した。上記の方法および装置が、本発明の一般的な範囲から逸脱することなく、変更および修正を組み込み得ることは、当業者には明らかであろう。添付の特許請求の範囲またはその均等物の範囲内に入る限り、すべてのそのような修正および代替を含むことが意図される。