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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-17
(45)【発行日】2025-02-26
(54)【発明の名称】クイック取り外し装置
(51)【国際特許分類】
   F16M 11/04 20060101AFI20250218BHJP
   F16M 11/08 20060101ALI20250218BHJP
   F16M 13/00 20060101ALI20250218BHJP
【FI】
F16M11/04 L
F16M11/08
F16M13/00 S
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2024003929
(22)【出願日】2024-01-15
【審査請求日】2024-01-15
(31)【優先権主張番号】202420034774.5
(32)【優先日】2024-01-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】524019483
【氏名又は名称】広東碩為科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】Guangdong Shuowei Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room 101, Building 1, No. 7, Xintangshimazai Road ,Dalingshan Town, Dongguan City, Guangdong ,China
(74)【代理人】
【識別番号】100145470
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 健一
(72)【発明者】
【氏名】馬文紅
(72)【発明者】
【氏名】羅磊
(72)【発明者】
【氏名】楊剛
(72)【発明者】
【氏名】劉磊
【審査官】三宅 龍平
(56)【参考文献】
【文献】特表2022-506894(JP,A)
【文献】特開2021-173411(JP,A)
【文献】特開2024-031489(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第110966508(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16M 11/00 ー 13/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
クイック取り外し装置で、装置本体(1)で構成され、その特徴は以下の通りである:前述装置本体(1)の底部には活動的に設置された回転トレイ(2)があり、前述回転トレイ(2)は端末ブラケットに接続するために使用される。前述装置本体(1)の内部には、一端がその底部に延び、回転トレイ(2)に固定接続された回転ラッチ(12)が活動的に設置されている。前述装置本体(1)は、回転ラッチ(12)および回転トレイ(2)に対して360度回転することができる。
前述装置本体(1)の内部には対称的に2つのロックバックル横レバー(13)が設置されており、2つの前述ロックバックル横レバー(13)の内部には共通して2つの軸レバー(14)が通されている。2つの前述ロックバックル横レバー(13)の対向面にはそれぞれロックバックル1(1301)が設置されており、前述ロックバックル横レバー(13)の上部にはロックバックル2(1302)が設置されている。前述軸レバー(14)には、2つのロックバックル横レバー(13)の間に位置するロックバックルバネ(1401)が嵌められている。
前述装置本体(1)の内部には、一端が一方のロックバックル横レバー(13)の側に延びるレバー1(15)と、一端が他方のロックバックル横レバー(13)の側に延びるレバー2(16)が設置されている。前述レバー2(16)のロックバックル横レバー(13)から離れた一端はレバー1(15)上に延び、前述レバー1(15)のロックバックル横レバー(13)から離れた一端は装置本体(1)の外部に延びている。
前述装置本体(1)の内部には、2つのロックバックル横レバー(13)の間に位置するリセットスイッチ(17)が設置されており、前述リセットスイッチ(17)の上部には、一端が装置本体(1)の外部に延びるボタン(1701)と、ボタン(1701)の両側に位置する位置決め溝(1702)が設置されている。2つのロックバックル一(1301)は、それぞれ2つの位置決め溝(1702)に嵌合している。
【請求項2】
請求項1に記載のクイック取り外し装置において、その特徴は以下の通りである:前述レバー1(15)は、操作レバー(1501)と、操作レバー(1501)の一端に設置された駆動レバー(1502)およびレバー本体1(1503)を含む。前述レバー本体1(1503)は、回転軸1(1504)を介して装置本体(1)の内部に回転可能に設置されている。
【請求項3】
請求項2に記載のクイック取り外し装置において、その特徴は以下の通りである:前述レバー2(16)は、レバー本体2(1601)およびレバー本体2(1601)の一端に設置された伝動レバー(1602)を含む。前述レバー本体2(1601)は、回転軸2(1603)を介して装置本体(1)の内部に回転可能に設置されている。前述レバー本体1(1503)およびレバー本体2(1601)の一端は、それぞれ2つのロックバックル横レバー(13)の背面側に延びている。
【請求項4】
請求項3に記載のクイック取り外し装置において、その特徴は以下の通りである:前述駆動レバー(1502)は、操作レバー(1501)から離れた一端が一方の軸レバー(14)の側に延び、前述伝動レバー(1602)は、レバー本体2(1601)から離れた一端が駆動レバー(1502)の側に延びている。前述伝動レバー(1602)の側には、バネポスト(1604)を介してリセットバネ(1605)が嵌められている。前述操作レバー(1501)は、駆動レバー(1502)から離れた一端が装置本体(1)の外部に延びている。
【請求項5】
請求項1に記載のクイック取り外し装置において、その特徴は以下の通りである:前述回転トレイ(2)の底部には固定デットボルト(201)が設けられ、固定デットボルト(201)の内部には固定穴(202)が形成されている。前述回転トレイ(2)の上部には、環状に組み合わされた複数のボール溝(203)が開けられている。前述装置本体(1)の底部には、一端が一つのボール溝(203)の内部に延びるバネ玉(11)が嵌められており、バネ玉(11)の数は少なくとも一つ以上である。
【請求項6】
請求項1に記載のクイック取り外し装置において、その特徴は以下の通りである:前述回転ラッチ(12)の底部には、環状に組み合わされた複数のラッチ本体(1201)が設けられており、ラッチ本体(1201)はボトムカバー(101)の底部と嵌合している。前述回転ラッチ(12)の底部には、固定穴(202)と同軸に設置されたタップナット(1202)がある。前述回転ラッチ(12)は全体的に円形をしており、その円周には複数のレスト(1203)が設けられている。レスト(1203)の底部はボトムカバー(101)の上部とスライド接続している。
【請求項7】
請求項1に記載のクイック取り外し装置において、その特徴は以下の通りである:前述リセットスイッチ(17)の上部の両端には、対称的にガイドスロープ(1703)が開けられており、2つのガイドスロープ(1703)はそれぞれ2つの位置決め溝(1702)の一方の側に位置している。前述リセットスイッチ(17)の底部には、一端が回転ラッチ(12)の上部に接触するスイッチバネ(1704)が嵌められている。
【請求項8】
請求項1に記載のクイック取り外し装置において、その特徴は以下の通りである:前述装置本体(1)は円形を呈し、装置本体(1)はボトムカバー(101)およびボトムカバー(101)の上部に設置されたアッパーケース(102)を含む。前述アッパーケース(102)の外周には、操作レバー(1501)と嵌合するレバー溝(1021)が開けられている。前述ボトムカバー(101)の外周には、一端がレバー溝(1021)の内部に係合するプッシュボタン(1011)が設けられている。
前述アッパーケース(102)の内周には、リセットバネ(1605)の一端と係合するスロット(1022)が設けられている。前述アッパーケース(102)の上部には滑り止めパッド(1023)が嵌められており、アッパーケース(102)の内部には、リセットスイッチ(17)の内部に延びる位置決めピン(1024)が少なくとも一つ設けられている。アッパーケース(102)の内部にはネジピン(1025)があり、ボトムカバー(101)の内部にもネジピン(1025)が同軸に設置されている。ネジピン(1025)とネジ穴(1012)が少なくとも一つ設けられている。
【請求項9】
請求項8に記載のクイック取り外し装置において、その特徴は以下の通りである:前述アッパーケース(102)の上部には突起レスト(18)が設けられており、突起レスト(18)の両端には対称的に2つの収納溝(1801)が設置されている。ロックバックル2(1302)は、ロックバックル横レバー(13)から離れた一端が収納溝(1801)の内部に延びている。アッパーケース(102)の上部には、突起レスト(18)の一側にロックバックル表示マーク(19)が刻まれている。
【請求項10】
請求項9に記載のクイック取り外し装置において、その特徴は以下の通りである:前述ロックバックル一(1301)の上部には、一端がロックバックル2(1302)の側面に固定接続された補強筋(1303)が設けられている。前述アッパーケース(102)の内部には、軸レバー(14)の端部と嵌合する軸受け(1026)が設置されている。軸レバー(14)の両端にはそれぞれサークリップ(1402)が係合している。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子製品アクセサリー技術分野に関し、具体的にはクイック取り外し装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
クイック取り外し装置、または迅速な取り外しラケットとも呼ばれ、主に携帯電話やタブレットなどの電子製品をラケットを通じて、自転車設備、自動車、または撮影設備などに固定するために使われ、ユーザーは設備が動いている間に端末を簡単に確認できるようにするものである。しかし、現在のクイック取り外し装置には使用時に以下のような不足がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
現在のクイック取り外し装置は構造が単一で、ユーザーが電子製品を取り付ける際には両手を使って操作する必要があり、この操作方法は緊急時には不便であり、大きな安全性のリスクがある。また、その構造が単一で簡単すぎるため、保護力が強くなく、電子製品が容易に脱落し、結果としてユーザーの電子製品が損傷することがある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明は以下の技術的解決策を提供する:クイック取り外し装置であり、装置本体が含まれ、前述装置本体の底部には回転トレイが活動的に設置されており、前述回転トレイは端末ブラケットに接続するために使用される。装置本体の内部には、一端がその底部に延びて回転トレイに固定接続される回転ラッチが活動的に設置されており、装置本体は回転ラッチおよび回転トレイに対して360度回転することができる。
装置本体の内部には対称的に2つのロックバックル横レバーが設置され、2つのロックバックル横レバーの内部には共通して2つの軸レバーが通されている。2つのロックバックル横レバーの対向面にはそれぞれロックバックル一が設置され、ロックバックル横レバーの上部にはロックバックル2が設置されている。軸レバーには、2つのロックバックル横レバーの間に位置するロックバックルバネが嵌められている。
装置本体の内部には、一端が一方のロックバックル横レバーの側に延びるレバー1と、一端が他方のロックバックル横レバーの側に延びるレバー2が設置されている。レバー2のロックバックル横レバーから離れた一端はレバー1に延び、レバー1のロックバックル横レバーから離れた一端は装置本体の外部に延びている。
装置本体の内部には、2つのロックバックル横レバーの間に位置するリセットスイッチが設置されており、リセットスイッチの上部には、一端が装置本体の外部に延びるボタンと、ボタンの両側に位置する位置決め溝が設けられている。2つのロックバックル一は、それぞれ2つの位置決め溝に嵌合している。
【0005】
本発明の厳選された技術的解決策として、前述レバー1は、操作レバーと、操作レバーの一端に設置された駆動レバーおよびレバー本体1を含み、前述レバー本体1は、回転軸1を介して装置本体の内部に回転可能に設置されている。
【0006】
本発明の厳選された技術的解決策として、前述レバー2は、レバー本体2およびレバー本体2の一端に設置された伝動レバーを含み、前述レバー本体2は、回転軸2を介して装置本体の内部に回転可能に設置されており、レバー本体1およびレバー本体2の一端はそれぞれ2つのロックバックル横レバーの裏面側に延びている。
【0007】
本発明の厳選された技術的解決策として、前述駆動レバーは、操作レバーから離れた一端が一方の軸レバーの側に延び、前述伝動レバーは、レバー本体2から離れた一端が駆動レバーの側に延びており、伝動レバーの側には、バネポストを介してリセットバネが嵌められている。操作レバーは、駆動レバーから離れた一端が装置本体の外部に延びている。
【0008】
本発明の厳選された技術的解決策として、前述回転トレイの底部には固定デットボルトおよび固定デットボルトの内部に位置する固定穴が設けられており、回転トレイの上部には、環状に組み合わされた複数のボール溝が開けられている。装置本体の底部には、一端が一つのボール溝の内部に延びるボール溝が嵌められており、ボール溝の数は少なくとも一つ以上である。
【0009】
本発明の厳選された技術的解決策として、前述回転ラッチの底部には、環状に組み合わされた複数のラッチ本体が設けられており、ラッチ本体はボトムカバーの底部と嵌合している。回転ラッチの底部には、固定穴と同軸に設置されたタップナットがあり、回転ラッチは全体的に円形をしており、その円周には複数のレストが設けられている。レストの底部はボトムカバーの上部とスライド接続している。
【0010】
本発明の厳選された技術的解決策として、前述リセットスイッチの上部の両端には、対称的にガイドスロープが開けられており、2つのガイドスロープはそれぞれ2つの位置決め溝の一方の側に位置している。リセットスイッチの底部には、一端が回転ラッチの上部に接触するスイッチバネが嵌められている。
【0011】
本発明の厳選された技術的解決策として、前述装置本体は円形を呈し、装置本体はボトムカバーおよびボトムカバーの上部に設置されたアッパーケースを含む。アッパーケースの外周には、操作レバーと嵌合するレバー溝が開けられており、ボトムカバーの外周には、一端がレバー溝の内部に係合するプッシュボタンが設けられている。
アッパーケースの内周には、リセットバネの一端と係合するスロットが設けられており、アッパーケースの上部には滑り止めパッドが嵌められている。アッパーケースの内部には、リセットスイッチの内部に延びる位置決めピンが少なくとも一つ設けられており、アッパーケースの内部にはネジピンがあり、ボトムカバーの内部にはネジピンと同軸に設置されたネジ穴があり、ネジピンとネジ穴の数は少なくとも一つ以上である。
【0012】
本発明の厳選された技術的解決策として、前述アッパーケースの上部には突起レストが設けられており、突起レストの両端には対称的に2つの収納溝が設置されている。ロックバックル2は、ロックバックル横レバーから離れた一端が収納溝の内部に延びている。アッパーケースの上部には、突起レストの一側にロックバックル表示マークが刻まれている。
【0013】
本発明の厳選された技術的解決策として、前述ロックバックル一の上部には、ロックバックル2の側面に固定接続された補強筋が設けられている。アッパーケースの内部には、軸レバーの端部と嵌合する軸受けが設置されており、軸レバーの両端にはそれぞれサークリップが係合している。
【発明の効果】
【0014】
既存の技術と比較して、本発明はクイック取り外し装置を提供し、以下のメリットがある:
当該クイック取り外し装置は、バネ玉を通じて装置本体を回転させ、360度の調整と位置決めを行うことができ、ユーザーの使用ニーズを満たすことができる。また、製品の外部ケースを取り外す際には、片手で製品の外部ケースを握り、操作レバーを動かすだけでよく、操作がより簡単になり、アウトドアスポーツの便利性が向上する。また、自動トリガーのボタンを使用してロックバックル2を製品外部ケースに固定する制御方法を採用し、製品外部ケースの組み立てプロセスを簡略化している。さらに、ロックバックルバネはロックバックル横レバーに持続的な抵抗を提供し、ロックバックル2と製品外部ケースの接続の安定性を確保し、製品の使用中の安定性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明により提案されるクイック取り外し装置の構造平面図である。
図2】本発明により提案されるクイック取り外し装置の構造底面図である。
図3】本発明により提案されるクイック取り外し装置のボトムカバー構造説明図である。
図4】本発明により提案されるクイック取り外し装置のバネ玉構造説明図である。
図5】本発明により提案されるクイック取り外し装置のリセットスイッチ構造説明図である。
図6】本発明により提案されるクイック取り外し装置のボール溝構造説明図である。
図7】本発明により提案されるクイック取り外し装置のレバー1およびレバー2構造説明図である。
図8】本発明により提案されるクイック取り外し装置のロックバックル一と位置決め溝の係合状態説明図である
図9】本発明により提案されるクイック取り外し装置のロックバックル横レバー構造説明図である。
図10】本発明により提案されるクイック取り外し装置のロックバックル横レバーのリセット状態説明図である。
図11】本発明により提案されるクイック取り外し装置のロックバックル2の係合状態説明図である。
図12】本発明により提案されるクイック取り外し装置の実施例二の構造説明図である。
図13】本発明により提案されるクイック取り外し装置の実施例二の構造説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下は、本発明の実施例に基づいた図を含め、本発明の技術的な解決策を明確かつ完全に説明する。明らかに、述べられた実施例は本発明の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例を網羅しているわけではない。本発明の実施例に基づき、この技術分野の一般的な技術者が創造的な労働を必要とせずに得られる他のすべての実施例も、本発明の保護範囲に含まれる。
【0017】
実施例1をご参照ください。図1-11に示されているのは、クイック取り外し装置である。この装置は、装置本体1と、装置本体1の底部に設けられた回転トレイ2とを含む。回転トレイ2は、端末ホルダーに接続するために使用される。また、装置本体1の内部には、底部に延び、回転トレイ2と固定的に接続される回転ラッチ12が設けられている。装置本体1は、回転ラッチ12および回転トレイ2に対して360度回転することができる。
【0018】
装置本体1の内部には、対称的に配置された2つのロックバックルバー13があり、2つのロックバックルバー13の内部には2つの軸レバー14が共通して配置されている。2つのロックバックルバー13の相対する面には、ロックバックル1 1301が設置されており、ロックバックルバー13の上部にはロックバックル2 1302が設置されている。軸レバー14には、2つのロックバックルバー13の間に配置されたロックバネ1401が装着されている。
【0019】
装置本体1の内部には、片方のロックバックルバー13の側面に延びるレバー1 15と、もう片方のロックバックルバー13の側面に延びるレバー2 16が設置されている。レバー2 16は、ロックバックルバー13から離れた端部までレバー1 15上に延びており、レバー1 15はロックバックルバー13から離れた端部まで装置本体1の外部に延びている。
【0020】
装置本体1の内部には、2つのロックバックルバー13の間に配置されたリセットスイッチ17が設置されている。リセットスイッチ17の上部には、装置本体1の外部に延びるボタン1701と、ボタン1701の両側に配置された位置スロット1702が設けられている。2つのロックバックル1 1301は、それぞれ2つの位置スロット1702に嵌合する。実際の使用時には、装置本体1の上部に磁石を取り付けて、製品の外部ケースと磁気吸着させることも可能であり、ボタン1701をトリガーするプロセスをより柔軟にすることができる。
【0021】
本実施例の具体的な技術案として、レバー1 15は、操作レバー1501と、操作レバー1501の一端に配置された駆動レバー1502と、レバー本体1 1503から構成される。レバー本体1 1503は、回転軸1 1504を介して装置本体1の内部に回転可能に設置される。また、レバー2 16は、レバー本体2 1601と、レバー本体2 1601の一端に配置された伝動レバー1602から構成される。レバー本体2 1601は、回転軸2 1603を介して装置本体1の内部に回転可能に設置される。レバー本体1 1503とレバー本体2 1601の一端は、それぞれ2つのロックバックルバー13の反対側に延びている。図7-9を参照してください。ユーザーが操作レバー1501を操作すると、操作レバー1501はレバー本体1 1503を回転させ、レバー本体1 1503の端部がロックバックルバー13に接触する。同時に、駆動レバー1502は操作レバー1501と一緒に動き、伝動レバー1602に接触する。伝動レバー1602は、レバー本体2 1601を回転させ、レバー本体2 1601の端部がもう一つのロックバックルバー13に接触する。したがって、操作レバー1501を操作すると、レバー本体1 1503とレバー本体2 1601が同時に2つのロックバックルバー13を相対的に移動させることができる。この構造は簡潔で巧妙で、操作が柔軟である。
【0022】
本実施例の具体的な技術案として、駆動レバー1502は、操作レバー1501から離れた端部が1つの軸レバー14の一側に延びており、伝動レバー1602は、レバー本体2 1601から離れた端部が駆動レバー1502の一側に延びている。伝動レバー1602の一側には、バネポスト1604を介してリセットバネ1605が設置されている。操作レバー1501は、駆動レバー1502から離れた端部が装置本体1の外部に延びている。伝動レバー1602は、駆動レバー1502の操作によって圧縮され、リセットバネ1605に押される。リセットバネ1605の設置により、伝動レバー1602が駆動レバー1502の操作力の影響を受けなくなると、リセットバネ1605が反発し、伝動レバー1602が素早くリセットされる。伝動レバー1602がリセットされると、レバー本体1 1503とレバー本体2 1601は2つのロックバックルバー13との接触を解除し、2つのロックバックルバー13は相対的に移動し、軸レバー14上を滑る。同時に、2つのロックバックルバー13はロックバネ1401を圧縮する。ロックバネ1401の設置により、ロックバックル1 1301が位置スロット1702との係合を解除すると、ロックバネ1401が反発し、2つのロックバックルバー13がリセットされる。
【0023】
本実施例の具体的な技術案として、回転トレイ2の底部には固定デットボルト201と、固定デットボルト201の内部に配置された固定穴202が設けられている。回転トレイ2の上部には、複数の環状の組み合わせで形成されたボール溝203が設けられている。装置本体1の底部には、一端がボール溝203の内部に延びるバネ玉11が嵌め込まれている。バネ玉11の数は1つ以上であり、回転ラッチ12の底部には複数の環状の組み合わせで形成されたロック本体1201が設けられている。ロック本体1201はボトムカバー101の底部と係合する。回転ラッチ12の底部には、固定穴202と同軸で配置されたタップナット1202が設けられている。回転ラッチ12は円形であり、その周囲には複数のトレイ1203が配置されている。トレイ1203の底部はボトムカバー101の上部とスライド接続されている。固定デットボルト201は、端末ホルダーと接続するために使用される。端末ホルダーは、自転車用ホルダー、車載ホルダー、カメラホルダー、その他のスポーツおよび電子機器のホルダーなどがある。使用時には、ボルトを固定穴202に通し、タップナット1202内部に回し込み、回転トレイ2と回転ラッチ12を固定する。そして、固定デットボルト201を使用して回転トレイ2と端末ホルダーを接続する。装置本体1を回転させると、バネ玉11がボール溝203に接触し、ボール溝は圧縮され、装置本体1の回転に伴い、異なるボール溝203に接触する。これにより、装置本体1の360度の回転と位置決めが実現される。図4を参照してください。バネ玉11は4つあり、これにより装置本体1と回転トレイ2の相対位置の安定性が確保される。外部からの力に影響を受けず、装置本体1が無制限に回転することを防ぐ。
【0024】
本実施例の具体的な技術案として、リセットスイッチ17の上部両端には、対称的に配置されたガイドスロープ1703が設けられている。2つのガイドスロープ1703は、それぞれ2つの位置スロット1702の一側に配置されている。リセットスイッチ17の底部には、回転ラッチ12の上部に接触するスイッチバネ1704が嵌め込まれている。図8図9を参照してください。ガイドスロープ1703の設置により、ロックバックル1 1301が位置スロット1702に係合していない場合、操作レバー1501を動かすと、レバー本体1 1503とレバー本体2 1601が2つのロックバックルバー13との相対的な移動を引き起こす。2つのロックバックルバー13が相対的に移動すると、ロックバックルバー13はロックバネ1401を圧縮し、同時にロックバックル1 1301はガイドスロープ1703に接触する。ガイドスロープ1703の斜面設計により、ロックバックル1 1301とガイドスロープ1703の接触がスムーズに行われ、詰まりが発生しない。ガイドスロープ1703は接触すると下降し、スイッチバネ1704を圧縮する。同時に、ボタン1701は装置本体1の底部から内部に引っ込む。ロックバックル1 1301がさらに移動し、位置スロット1702と相対すると、スイッチバネ1704が反発してリセットスイッチ17が上昇し、位置スロット1702とロックバックル1 1301が係合し、ロックバックル1 1301が固定される。ユーザーが操作レバー1501を離すと、リセットバネ1605が操作レバー1501をリセットし、ロックバックル1 1301はリセットスイッチ17によって固定されるため、ロックバックルバー13はロックバネ1401の反発によって回転せずに位置を保持する。しかし、ロックバネ1401は引き続きロックバックルバー13に対して反発し、突起レスト18とロックバックル2 1302を製品の外部ケースと接続する。製品の外部ケースはスロットが付いた携帯電話ケース、タブレットケースなどであり、ロックバックル2 1302と突起レスト18と一致する。ロックバックル1 1301がリセットスイッチ17によって固定されるため、ロックバックル2 1302は収納溝1801の内部に隠れる。突起レスト18を製品の外部ケースに取り付けると、突起レスト18が製品の内部に嵌入し、同時にボタン1701は製品の外部ケースに触れることでリセットスイッチ17を下げます。リセットスイッチ17が下がると、位置スロット1702はロックバックル1 1301との係合を解除し、ロックバネ1401が2つのロックバックルバー13に抵触して相互に離れる。ロックバックルバー13がリセットされると同時に、ロックバックル2 1302は収納溝1801の内部から製品の外部ケースに嵌入し、装置本体1と製品の外部ケースが接続される。また、ボタン1701を使用してロックバックル2 1302をトリガーすることで、製品の外部ケースへの接続プロセスがより簡単で迅速に行われる。
【0025】
本実施例の具体的な技術案として、装置本体1は円形であり、ボトムカバー101とボトムカバー101の上部に配置されたアッパーケース102から構成される。アッパーケース102の外周には、操作レバー1501と嵌合するレバー溝1021が設けられている。ボトムカバー101の外周には、レバー溝1021の内部に一端が嵌り込むプッシュボタン1011が配置されている。アッパーケース102の内周には、一端がリセットバネ1605と係合するカードスロット1022が設けられている。アッパーケース102の上部には滑り止めパッド1023が嵌め込まれている。アッパーケース102の内部には、一端がリセットスイッチ17の内部に延び、数が1つ以上の位置決めピン1024が配置されている。アッパーケース102の内部にはネジピン1025が設けられており、ボトムカバー101の内部には同軸で配置されたネジ穴1012が設けられている。ネジピン1025とネジ穴1012の数は1つ以上である。図1を参照してください。装置本体1は円形であり、外観が美しく、レバー溝1021はウエスト形状であり、操作レバー1501の動作範囲に適合している。プッシュボタン1011はレバー溝1021に嵌り込む。位置決めピン1024の設置により、リセットスイッチ17の上昇および降りる時の安定性が確保される。アッパーケース102をボトムカバー101に取り付ける際には、ボルトをネジ穴1012に通してネジピン1025に取り付けることで、アッパーケース102とボトムカバー101を固定することができる。
【0026】
本実施例の具体的な技術案として、アッパーケース102の上部には突起レスト18が設けられており、突起レスト18の両端には対称的に2つの収納溝1801が配置されている。ロックバックル2 1302はロックバックルバー13から離れた端部が収納溝1801の内部に延びている。アッパーケース102の上部には、突起レスト18の一側に位置するロックバックル表示マーク19が彫られている。ユーザーはロックバックル表示マーク19を観察して操作レバー1501を動かすことで、ロックバックル2 1302と製品の外部ケースのロックおよび解除操作を完了することができる。また、操作レバー1501は片手で操作するだけで済むため、操作プロセスがよりスムーズになる。
【0027】
本実施例の具体的な技術案として、ロックバックル1 1301の上部にはロックバックル2 1302の一方の側と固定的に接続される補強筋1303が設けられている。アッパーケース102の内部には、軸レバー14の端部に嵌合する軸受け1026が配置されている。軸レバー14の両端にはサークリップ1402が取り付けられている。補強筋1303の設置により、ロックバックル1 1301とロックバックル2 1302の構造的な強度が確保され、軸受け1026は軸レバー14の端部を支持し、軸レバー14の安定性が確保される。
【0028】
実施例2では、図12-13を参照してください。これには、発射端位置決めネオジムネオジム磁石3、製品外部ケーストレイ4、および受信端位置決めネオジム磁石41(ワイヤレス充電機能に対応)が含まれる。発射端位置決めネオジム磁石3はアッパーケース102の内部に取り付けられ、製品外部ケーストレイ4は製品の外部ケースに取り付けられる。製品外部ケーストレイ4には、ロックバックル2 1302と対応するスロットが設けられている。受信端位置決めネオジム磁石41は製品外部ケーストレイ4の内部に取り付けられている。発射端位置決めネオジム磁石3および受信端位置決めネオジム磁石41には、それぞれ4つのネオジム磁石突起5が設けられている。発射端位置決めネオジム磁石3の4つのネオジム磁石突起5は、受信端位置決めネオジム磁石41の4つのネオジム磁石突起5と極性が一致するように配置されており、アッパーケース102と製品外部ケーストレイ4を組み立てる際に、発射端位置決めネオジム磁石3が自動的にアッパーケース102を回転させ、突起レスト18と製品外部ケーストレイ4のカップリング位置を調整する。これにより、組み立てプロセスが迅速に行われる。
【0029】
使用時には、ボルトをネジ穴1012に通してネジピン1025に取り付けることで、アッパーケース102とボトムカバー101を固定する。次に、ボルトを固定穴202に通し、タップナット1202の内部に取り付けることで、回転トレイ2と回転ラッチ12を固定する。最後に、固定デットボルト201を使用して回転トレイ2と端末ホルダーを接続する。装置本体1を回転させると、バネ玉11がボール溝203に接触し、ボール溝は圧縮され、装置本体1の回転に伴い、異なるボール溝203に接触する。これにより、装置本体1の360度の回転と位置決めが実現される。この時、ロックバックル1 1301はリセットスイッチ17と係合している。この状態で製品の外部ケースを接続することができる。突起レスト18とロックバックル2 1302を製品の外部ケースに接続すると、突起レスト18が製品の内部ケースに嵌入し、同時にボタン1701は製品の外部ケースに触れることでリセットスイッチ17を下げる。リセットスイッチ17が下がると、位置スロット1702はロックバックル1 1301との係合を解除し、ロックバネ1401が2つのロックバックルバー13に抵触して相互に離れる。ロックバックルバー13がリセットされると同時に、ロックバックル2 1302は収納溝1801の内部から製品の外部ケースに嵌入し、装置本体1と製品の外部ケースが接続される。
【0030】
製品の外部ケースを取り外す際には、ユーザーは片手で製品の外部ケースを握り、ロックバックル表示マーク19を参考にして操作レバー1501を指で動かすことで、レバー本体1 1503が回転し、レバー本体1 1503の端部がロックバックルバー13に接触する。同時に、駆動レバー1502は操作レバー1501と一緒に動き、伝動レバー1602に接触する。伝動レバー1602はレバー本体2 1601を回転させ、レバー本体2 1601の端部がもう一つのロックバックルバー13に接触する。これにより、操作レバー1501を動かすと、レバー本体1 1503とレバー本体2 1601が同時に2つのロックバックルバー13を相対的に移動させることができる。伝動レバー1602は駆動レバー1502の動きによって圧縮され、2つのロックバックルバー13が相対的に移動すると、ロックバネ1401が圧縮される。同時に、ロックバックルバー13はロックバックル2 1302を製品の外部ケースから離する。これにより、製品の外部ケースと装置本体1が分離する。
【0031】
製品の外部ケースが装置本体1から分離されると、ボタン1701は製品の外部ケースとの接触を失い、スイッチバネ1704が反発してリセットスイッチ17が上昇し、リセットスイッチ17の上昇により位置スロット1702がロックバックル1 1301と係合し、ロックバックル1 1301が位置決めされる。これにより、ロックバックル2 1302は製品の外部ケースとの接続を保持し、次回の使用時に便利である。
【0032】
以上を踏まえると、本クイック取り外し装置は、バネ玉11を介して装置本体1を360度回転および位置決めすることができ、ユーザーの使用ニーズに応えることができる。また、製品の外部ケースを取り外す際には、片手で製品の外部ケースを握り、操作レバー1501を動かすだけで簡単に行うことができる。操作が簡便であり、屋外でのスポーツ活動の利便性が向上する。また、自動トリガー式のボタン1701を使用してロックバックル2 1302と製品の外部ケースを制御することで、製品の外部ケースの組み立てプロセスがさらに簡素化される。ロックバネ1401がロックバックルバー13に持続的に抵触することで、ロックバックル2 1302と製品の外部ケースの接続の安定性が確保され、製品の使用中に安定性が向上する。
【0033】
注意すべきことに、本文にある用語「含む」、「からなる」またはその他の類似の表現は、排他的でない包含を意味し、一連の要素を含むプロセス、方法、アイテム、または装置は、明示的にリストアップされていない他の要素を含むことを意味することである。文中では、「...を含む」という表現で指定された要素は、それらの要素に限定されるものではなく、そのプロセス、方法、アイテム、または装置に固有の要素も含まれる。
【0034】
本発明の実施例が示され、説明されているものの、本技術分野の通常の技術者にとっては、これらの実施例をさまざまな変更、修正、置き換え、および変形を行うことができることが理解できる。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲およびそれと同等のものによって限定される。
【符号の説明】
【0035】
図解:1、装置本体;101、ボトムカバー;1011、プッシュボタン;1012、ネジ穴;102、アッパーケース;1021、レバー溝;1022、スロット;1023、滑り止めパッド;1024、位置決めピン;1025、ネジピン;1026、軸受け;11、バネ玉;12、回転ラッチ;1201、ラッチ本体;1202、タップナット;1203、レスト;13、ロックバックルバー;1301、ロックバックル1;1302、ロックバックル2;1303、補強筋;14、軸レバー;1401、ロックバックルバーバネ;1402、サークリップ;15、レバー1;1501、操作レバー;1502、駆動レバー;1503、レバー本体1;1504、回転軸1;16、レバー2;1601、スライド本体2;1602、伝動レバー;1603、回転軸2;1604、バネポスト;1605、リセットバネ;17、リセットスイッチ;1701、ボタン;1702、位置決め溝;1703、ガイドスロープ;1704、スイッチバネ;18、突起レスト;1801、収納溝;19、ロックバックル表示マーク;2、回転トレイ;201、固定デットボルト;202、固定穴;203、ボール溝;3、発射端位置決めネオジム磁石;4、製品外部ケーストレイ;41、受信端位置決めネオジム磁石;5、ネオジムネオジム磁石突起。
【要約】      (修正有)
【課題】本発明は、電子製品のアクセサリー技術分野において、クイック取り外し装置に関する。
【解決手段】装置本体1の底部には端末ブラケットに接続するために使用される回転トレイが設置されている。装置本体1の内部には、回転ラッチが設置されており、一端は底部まで延びて回転トレイと固定接続されている。装置本体1は、バネ玉を通じて回転させることができ、360度の調整と位置決めが可能であるため、製品の外部ケースを取り外す際には片手で握り、操作レバーを動かすだけで簡単に操作することができる。また、自動トリガーのボタンを使用してロックバックルを製品外部ケースに固定する制御方法を採用し、製品外部ケースの組み立てプロセスを簡略化している。さらに、ロックバックルバネはロックバックル横レバーに持続的な抵抗を提供し、ロックバックルと製品外部ケースの接続の安定性を確保し、製品の使用中の安定性を向上させる。
【選択図】図1
図1
図2
図3
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図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13