(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-17
(45)【発行日】2025-02-26
(54)【発明の名称】パークゴルフクラブ{PARK GOLF CLUB}
(51)【国際特許分類】
A63B 53/04 20150101AFI20250218BHJP
A63B 67/02 20060101ALI20250218BHJP
A63B 102/32 20150101ALN20250218BHJP
【FI】
A63B53/04 C
A63B53/04 D
A63B53/04 J
A63B53/04 K
A63B67/02 B
A63B102:32
(21)【出願番号】P 2024061363
(22)【出願日】2024-04-05
【審査請求日】2024-04-05
(31)【優先権主張番号】10-2023-0124135
(32)【優先日】2023-09-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】524132508
【氏名又は名称】ジェイアンドジェイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】弁理士法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム・ミンジュ
【審査官】井上 香緒梨
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3146081(JP,U)
【文献】特開2022-079900(JP,A)
【文献】特開2013-202248(JP,A)
【文献】特開平01-259877(JP,A)
【文献】特開平08-052243(JP,A)
【文献】国際公開第2022/162614(WO,A1)
【文献】特開2006-223331(JP,A)
【文献】特開2006-230685(JP,A)
【文献】特開2003-245380(JP,A)
【文献】登録実用新案第3163602(JP,U)
【文献】特開2006-288793(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2021-0014869(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B53/00-53/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
把持部;前記把持部の一端で延長されて形成されるシャフト部;および前記シャフト部の一端に締結されるクラブヘッド部;を含むパークゴルフクラブであって、
前記クラブヘッド部は、
前記シャフト部が締結されるシャフト締結溝が上側面の少なくとも一部領域に形成され、一側に平面領域が形成されるヘッド本体;
前記ヘッド本体の前記平面領域に対向して結合するように構成されるフェースプレート;および
前記ヘッド本体の下側をカバーするように構成される金属スレート;
を含
み、
前記シャフト部は、一端で所定距離を隔てて前記シャフト部の長さ方向と垂直した半径方向に形成された貫通孔を備え、
前記貫通孔には、前記シャフト部の半径方向に弾性延長されることによって、前記シャフト部の半径方向外側に所定距離だけ突出されるように構成される弾性結合部材が配置され、
前記弾性結合部材は、
前記貫通孔に挿入可能に前記貫通孔に対応する形状を有し、一側が陥没されることによって、内側に収容空間が形成される第1結合部材;
所定長さを有し、前記第1結合部材の前記収容空間に挿入される第2結合部材;および
前記収容空間の陥没面と前記収容空間に挿入された前記第2結合部材の側面との間に備えられることによって、前記第1結合部材の前記陥没面と前記第2結合部材の側面との間を弾性支持するように構成されるスプリング部材;
を含み、
前記シャフト締結溝は、
前記ヘッド本体の上側面で下側方向に所定深さだけ陥没されて形成される垂直締結溝;および
前記垂直締結溝の下端から所定高さを有する内周面領域で前記垂直締結溝の長さ方向と垂直した両側方向に陥没されて形成される側方締結溝;で構成される、ことを特徴とするパークゴルフクラブ。
【請求項2】
前記フェースプレートは、
前記ヘッド本体と結合される結合面に陽刻で突出される少なくとも一つの結合用陽刻突起を備え、
前記ヘッド本体の前記平面領域は、
前記フェースプレートの前記結合面に対応する形状を有し、前記結合用陽刻突起を収容するように陰刻に陥没される少なくとも一つの結合用陰刻陥没部を備え、
前記結合用陽刻突起は、前記結合用陰刻陥没部に対応して挿入され、前記フェースプレートの前記結合面と前記ヘッド本体の前記平面領域との間には接着物質が塗布される、ことを特徴とする請求項1に記載のパークゴルフクラブ。
【請求項3】
前記金属スレートは、
前記ヘッド本体と結合するとき、前記ヘッド本体の下面で前記フェースプレートと結合する前記平面領域の枠から後側方向に延長されて形成される領域として、地面方向に突出した屈曲面で形成される第1スレート面;
前記第1スレート面の後側端で後側方向に延長されて形成され、上側方向に所定角度だけ曲がって延長形成されることによって、前記第1スレート面と所定の曲げ角度を成す第2スレート面;および
前記第2スレート面の後側端で上側方向に延長されて形成されることによって、前記ヘッド本体と結合時に前記ヘッド本体の後側領域をカバーするように構成される第3スレート面;で構成される、ことを特徴とする請求項1に記載のパークゴルフクラブ。
【請求項4】
前記金属スレートは、銅を65重量%以上70重量%以下、亜鉛を26重量%以上35重量%以下、錫を0.5重量%以上2重量%以下、アルミニウムを0.5重量%以上2重量%以下で含み、ホウ素および酸化銀が添加される、ことを特徴とする請求項
3に記載のパークゴルフクラブ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は、パークゴルフクラブに関する。
【背景技術】
【0002】
パークゴルフ(Park Golf)を簡単に要約すると、「公園(Park)+ゴルフ(Golf)=公園ゴルフ」で、公園概念にゴルフのゲーム要素を合わせ、小さい敷地で老若男女誰も楽しむことができるスポーツである。
【0003】
今日はゴルフと関連のある産業が好況を享受して、最高人気スポーツとして位置づけている理由の一つは、ゴルフが他のスポーツとは違って、ゴルフ場自体が自然環境であり、複雑で緊迫な都市生活から離れて自然の中で運動効果を奏することができるからである。しかしながら、高価装備の購入とゴルフ場の出入りにおいて高額の会員権所持などたくさんの費用がかかり、18ホールを基準として、約30万平の広い面積を必要とするという問題がある。
【0004】
パークゴルフは、このような従来のゴルフの長所を生かし、短所を是正補完して、簡単な装備(ゴルフクラブ1個、ボール1個、およびティー1個)のみを用い、パークゴルフ場の面積は既存一般ゴルフ場に比べて1/100の大きさで、公園などの狭い緑地でもゴルフをすることができるようにしたのである。
【0005】
このようなパークゴルフの場合、一般ゴルフとはルールおよび装備面である程度差があり、パークゴルフをするためのゴルフクラブにも差がある。
【0006】
これに関して、大韓民国登録特許公報第10-0890057号には、パークゴルフクラブヘッドが開示されている。このような従来技術は、木材材質で構成されるインナーコア上に吸収部材を積層して多層構造を適用するもので、従来の一つのインナーコア材質の単層構造からなる場合より同じ体積で比べると、クラブヘッドの全体重量が減少されることによって、フェース部がより広く形成されることができて、打撃範囲が増大され、パークゴルフボールとの打撃による衝撃エネルギーを吸収することによって、使用者に伝達される衝撃量が減少され、木材材質で構成されるインナーコア上に金属部材を積層することによって、クラブヘッドの全体重量を増大するか、フェース部を狭く形成することができることによって、打撃難易度が増大され、パークゴルフボールとの打撃による衝撃エネルギーを強く付与するように構成されたのである。
【0007】
また、大韓民国登録特許公報第10-2037379号には、ヘッド本体;および前記ヘッド本体と一体化されて、ボールを打撃するための打球面を形成するフェース部材を含み、前記フェース部材は、前記打球面の反対面に第1凹溝が形成される第1補強部材;および前記第1凹溝に対向する方向に第2凹溝が形成される第2補強部材を含んでなり、前記第1凹溝と前記第2凹溝が対向するように前記第1補強部材と前記第2補強部材が結合されて、前記前記第1凹溝と前記第2凹溝との間に空間部が形成されることを特徴とする、パークゴルフ用ゴルフクラブヘッドを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【文献】大韓民国登録特許公報第10-0890057号
【文献】大韓民国登録特許公報第10-2037379号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の実施例は、ヘッド本体とフェースプレートとの間を凹凸形態に加工するエンボス加工または凹凸結合工法を利用して結合させることによって、平面結合時に発生する密着力の不足、揺れ、捻れなどを改善して、クラブヘッドの変形可能性を顕著に減少させ、また打球時に方向性ないし直進性を向上させながらも、打撃時に飛距離を増加させることもできるパークゴルフクラブを提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明の実施例は、ヘッド本体の下側に結合する金属スレートがヘッド本体の下側および後側領域をカバーするように構成されることによって、クラブヘッドを低重心設計して、スイング・ウエイト、方向性および飛距離を向上させながらも打撃感を改善して、パークゴルフクラブの耐久性および安定性を極大化させることができ、また、木材質による打撃によって追加的にヘッド後面にパッドを装着して、ヘッドの破損および損傷を防止することができるパークゴルフクラブを提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明の実施例は、シャフト部とクラブヘッド部との間に両側方向へ弾性延長される弾性結合部材が備えられることによって、パークゴルフクラブの左右均衡を保持させながらも、スイングの時、過負荷を防止して、シャフト部の破損を防止することができるようにするパークゴルフクラブを提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明の実施例は、ヘッド本体の下側に結合する金属スレートを本発明の一実施例による特殊銅合金で製造することによって、機能的に抗ウイルスと耐食性を増大させ、パークゴルフクラブの方向性を改善しながらも荷重低重心を具現させることができ、高級なイメージの色彩感を発現させることもできるパークゴルフクラブを提供することを目的とする。
【0013】
実施例で達しようとする技術的課題は、以上で言及した事項に制限されず、言及しなかったまた他の技術的課題は、以下に説明する多様な実施例から当業者によって考慮されることができる。
【課題を解決するための手段】
【0014】
実施例によれば、把持部;前記把持部の一端で延長されて形成されるシャフト部;および前記シャフト部の一端に締結されるクラブヘッド部を含むパークゴルフクラブであって、前記クラブヘッド部は、前記シャフト部が締結されるシャフト締結溝が上側面の少なくとも一部領域に形成され、一側に平面領域が形成されるヘッド本体;前記ヘッド本体の前記平面領域に対向して結合するように構成されるフェースプレート;および前記ヘッド本体の下側をカバーするように構成される金属スレートを含むものであってもよい。
【0015】
また、実施例によれば、前記フェースプレートは、前記ヘッド本体と結合される結合面に陽刻で突出される少なくとも一つの結合用陽刻突起を備え、前記ヘッド本体の前記平面領域は、前記フェースプレートの前記結合面に対応する形状を有し、前記結合用陽刻突起を収容するように陰刻に陥没される少なくとも一つの結合用陰刻陥没部を備え、前記結合用陽刻突起は、前記結合用陰刻陥没部に対応して挿入され、前記フェースプレートの前記結合面と前記ヘッド本体の前記平面領域の間には接着物質が塗布されたことを特徴とする。
【0016】
また、実施例によれば、前記シャフト部は、一端で所定距離を隔てて前記シャフト部の長さ方向と垂直する半径方向に形成された貫通孔を備え、前記貫通孔には、前記シャフト部の半径方向へ弾性延長されることによって、前記シャフト部の半径方向外側に所定距離だけ突出されるように構成される弾性結合部材が配置され、前記弾性結合部材は、前記貫通孔に挿入可能に前記貫通孔に対応する形状を有し、一側が陥没されることによって、内側に収容空間が形成される第1結合部材;所定長さを有し、前記第1結合部材の前記収容空間に挿入される第2結合部材;および前記収容空間の陥没面と前記収容空間に挿入された前記第2結合部材の側面との間に備えられることによって、前記第1結合部材の前記陥没面と前記第2結合部材の側面との間を弾性支持するように構成されるスプリング部材を含み、前記シャフト締結溝は、前記ヘッド本体の上側面で下側方向に所定深さだけ陥没されて形成される垂直締結溝;および前記垂直締結溝の下端から所定高さを有する内周面領域で前記垂直締結溝の長さ方向と垂直する両側方向に陥没されて形成される側方締結溝;で構成されるものであってもよい。
【0017】
また、実施例によれば、前記金属スレートは、前記ヘッド本体と結合時に、前記ヘッド本体の下面で前記フェースプレートと結合する前記平面領域の枠から後側方向に延長されて形成される領域として地面方向に突出した屈曲面からなる第1スレート面;前記第1スレート面の後側端で後側方向に延長されて形成され、上側方向に所定角度だけ曲がって延長形成されることによって、前記第1スレート面と所定の曲げ角度を成す第2スレート面;および前記第2スレート面の後側端で上側方向に延長されて形成されることによって、前記ヘッド本体と結合時に前記ヘッド本体の後側領域をカバーするように構成される第3スレート面;で構成されるものであってもよい。
【0018】
また、実施例によれば、前記金属スレートは、銅を65重量%以上70重量%以下、亜鉛を26重量%以上35重量%以下、錫を0.5重量%以上2重量%以下、アルミニウムを0.5重量%以上2重量%以下で含み、ホウ素および酸化銀が添加されることを特徴とするものであってもよい。
【発明の効果】
【0019】
本発明の一実施例によるパークゴルフクラブによれば、ヘッド本体とフェースプレートとの間を凹凸形態に加工するエンボス加工または凹凸結合工法を通じて結合させることによって、平面結合時に発生する密着力不足、揺れ、捻れなどを改善して、クラブヘッドの変形可能性を顕著に減少させ、また、打球時に方向性ないし直進性を向上させながらも打撃時に飛距離を増加させることもできる。
【0020】
また、本発明の一実施例によるパークゴルフクラブによれば、ヘッド本体の下側に結合する金属スレートがヘッド本体の下側および後側領域をカバーするように構成されることによって、クラブヘッドを低重心設計してスイング・ウエイト、方向性および飛距離を向上させながらも打撃感を改善し、パークゴルフクラブの耐久性および安定性を極大化させることができる。
【0021】
また、本発明の一実施例によるパークゴルフクラブによれば、シャフト部とクラブヘッド部との間に両側方向に弾性延長される弾性結合部材が備えられることによって、パークゴルフクラブの左右均衡を保持させながらも、スイング時に過負荷を防止して、シャフト部の破損を防止するようにすることができる。
【0022】
また、本発明の一実施例によるパークゴルフクラブによれば、ヘッド本体の下側に結合する金属スレートを本発明の一実施例による特殊銅合金で製造することによって、機能的に抗ウイルスと耐食性を増大させ、パークゴルフクラブの方向性を改善しながらも、荷重低重心を具現させることができ、打球時に、清雅な破裂音を出すことができるようにして、使用者に安定的な打球感を提供することができ、これに加えて高級なイメージの色彩感を発現させることもできる。
【0023】
実施例から得られる効果は、以上で言及された効果に制限されず、言及されなかったまた他の効果は、以下の詳細な説明に基づいて、当業者に明確に導出されて理解され得るはずである。
【図面の簡単な説明】
【0024】
実施例に対する理解を助けるために詳細な説明の一部として含まれた、添付図面は多様な実施例を提供し、詳細な説明と共に多様な実施例の技術的特徴を説明する。
【
図1】本発明の一実施例によるパークゴルフクラブを説明するための概略的な斜視図である。
【
図2】本発明の一実施例によるクラブヘッド部を説明するための概略的な斜視図である。
【
図3】本発明の一実施例によるヘッド本体およびフェースプレートの間の結合構造を説明するための概略的な例示図である。
【
図4】本発明の一実施例による金属スレートを含むクラブヘッド部を説明するための概略的な側面図である。
【
図5】本発明の一実施例によるフェースプレートの打球面を説明するための概略的な例示図である。
【
図6】本発明の一実施例によるクラブヘッド部を説明するための概略的な底面図および平面図である。
【
図7】本発明の一実施例によるシャフト部とクラブヘッド部との間の結合構造を説明するための概略的な断面図である。
【
図8】本発明の一実施例による弾性結合部材を説明するための概略的な断面図である。
【
図9】本発明の一実施例による弾性結合部材を介してシャフト部とクラブヘッド部が結合される過程を説明するための作動例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下の実施例は、実施例の構成要素と特徴を所定形態に結合したものである。各構成要素または特徴は、別途の明示的言及がない限り選択的なものに考慮されてもよい。各構成要素または特徴は、他の構成要素や特徴と結合されない形態に実施されてもよい。また、一部構成要素および/または特徴を結合して多様な実施例を構成してもよい。多様な実施例で説明される動作の順序は変更されてもよい。ある実施例の一部構成や特徴は、他の実施例に含まれてもよく、または他の実施例の対応する構成また特徴と取り替えてもよい。
【0026】
図面に対する説明において、多様な実施例の要旨を曖昧にする虞のある手続きまたは段階などは記述しておらず、当該技術分野において通常の知識を有する者のレベルで理解し得るほどの手続きまたは段階も記述していない。
【0027】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む(comprisingまたはincluding)」とする場合、これは特別に反対される記載がない限り他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。また、明細書に記載された「...部」、「...器」、「モジュール」などの用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これはハードウェアやソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの結合で具現され得る。また、「一(aまたはan)」、「一つ(one)」、「その(the)」および類似する関連語は、多様な実施例を記述する文脈において(特に、以下の請求項の文脈で)、本明細書に他に指示されたり文脈によって明らかに反駁されない限り、単数および複数を含む意味で用いられてもよい。
【0028】
以下、多様な実施例による実施形態を添付された図面を参照して詳しく説明する。添付された図面とともに以下に開示される詳細な説明は、多様な実施例の例示的な実施形態を説明しようとするものであり、唯一の実施形態を示すのではない。
【0029】
また、多様な実施例で用いられる特定用語は、多様な実施例の理解を助けるために提供されたものであり、このような特定用語の使用は多様な実施例の技術的思想を逸脱しない範囲で他の形態に変更されてもよい。
【0030】
図1は本発明の一実施例によるパークゴルフクラブ10を説明するための概略的な斜視図である。
図2は本発明の一実施例によるクラブヘッド部300を説明するための概略的な斜視図である。
図3は本発明の一実施例によるヘッド本体310およびフェースプレート320の間の結合構造を説明するための概略的な例示図である。
図4は本発明の一実施例による金属スレート330を含むクラブヘッド部300を説明するための概略的な側面図である。
図5は本発明の一実施例によるフェースプレート320の打球面324を説明するための概略的な例示図である。
図6は本発明の一実施例によるクラブヘッド部300を説明するための概略的な底面図および平面図である。
図7は本発明の一実施例によるシャフト部200とクラブヘッド部300との間の結合構造を説明するための概略的な断面図である。
図8は本発明の一実施例による弾性結合部材220を説明するための概略的な断面図である。
図9は本発明の一実施例による弾性結合部材220を介してシャフト部200とクラブヘッド部300とが結合される過程を説明するための作動例示図である。
【0031】
図1を参考すると、本発明の一実施例によるパークゴルフクラブ10は、把持部100、把持部100の一端で延長されて形成されるシャフト部200、およびシャフト部200の一端に締結されるクラブヘッド部300を含んでもよい。
【0032】
本発明の一実施例による把持部100は、使用者が容易に把持するように皮材質で構成されてもよく、螺旋形の把持ラインが形成されてもよい。また、本発明の一実施例によるシャフト部200は、高弾性のカーボン材質で構成されてもよく、長い円柱状を有してもよく、把持部100と結合される上端でクラブヘッド部300と結合される下端に行くほど断面の半径が小さくなるように構成されてもよい。
【0033】
図2~
図4を参考すると、本発明の一実施例によるクラブヘッド部300は、シャフト部200が締結されるシャフト締結溝313が上側面の少なくとも一部領域に形成され、一側に平面領域311が形成されるヘッド本体310、ヘッド本体310の前記平面領域311に対向して結合するように構成されるフェースプレート320、およびヘッド本体310の下側をカバーするように構成される金属スレート330を含んでもよい。参考として、ヘッド本体310は、木材質(例えば、紅葉木など)で構成されてもよく、フェースプレート320はカーボン材質で構成されてもよい。
【0034】
図3の(a)に示したように、本発明の一実施例によるフェースプレート320は、ヘッド本体310と結合される結合面321に陽刻で突出される少なくとも一つの結合用陽刻突起322を備えてもよい。本発明の一実施例によるフェースプレート320は、一面が打球面324で形成され、他面がヘッド本体310の平面領域311に結合される結合面321で形成されてもよい。一例示として、本発明の一実施例によるフェースプレート320の結合面321には結合用陽刻突起322が上側領域に3つ、下側領域に4つで、総7つに備えられてもよい。
【0035】
また、本発明の一実施例によるヘッド本体の平面領域311は、フェースプレート320の結合面321に対応する形状を有し、結合用陽刻突起322を収容するように陰刻に陥没される少なくとも一つの結合用陰刻陥没部312を備えてもよい。参考として、
図3の(a)は、本発明の一実施例によるフェースプレート320を結合面321が備えられる方向で見て示したのであり、
図3の(b)は、本発明の一実施例によるヘッド本体310を概略的に示したのであり、
図3の(c)は、フェースプレート320とヘッド本体310を側方向で見て示したのである。
【0036】
一例示として、本発明の一実施例によるヘッド本体310の平面領域311には、フェースプレート320とヘッド本体310との結合時に、結合用陰刻陥没部312がフェースプレート320の結合用陽刻突起322に対応する位置に複数備えられてもよい。これに加えて、本発明の一実施例によれば、結合用陽刻突起322は、結合用陰刻陥没部312に対応して挿入され、フェースプレート320の結合面321とヘッド本体310の平面領域311との間には接着物質が塗布されていてもよい。すなわち、フェースプレート320とヘッド本体310との結合時に、結合用陽刻突起322が結合用陰刻陥没部312に挿入されて固定されるとともに、接着物質がフェースプレート320の結合面321とヘッド本体310の平面領域311に塗布された状態で結合してもよく、結合用陽刻突起322および結合用陰刻凹部312の表面にも接着物質が塗布された状態で相互結合してもよい。
【0037】
本発明の一実施例によるフェースプレート320の結合面321に複数の結合用陽刻突起322が備えられ、また、ヘッド本体310の平面領域311に複数の結合用陰刻陥没部312が備えられることによって、フェースプレート320の結合面321およびヘッド本体310の平面領域311がエンボス加工または凹凸形状に具現されることができ、これによって相互結合時に、密着力が増大されることができ、ヘッド本体310とフェースプレート320との間の結合領域の揺れ、捻れなどを防止することができ、密着結合によって、フェースプレート320に対するヘッド本体310の支持力が増大され、打球時に飛距離が増加し、方向性および直進性がより改善されることができる。
【0038】
図7~
図9を参考すると、本発明の一実施例によるシャフト部200は、一端で所定距離を隔ててシャフト部200の長さ方向と垂直する半径方向に形成された貫通孔210を備えてもよい。すなわち、シャフト部200は、下端で所定高さ位置にシャフト部200の長さ方向に垂直した方向に貫通孔210が形成されてもよい。また、シャフト部200は、下側の少なくとも一部領域をカバーするように構成されるヘッド連結カバー部230をさらに含んでもよい。これによって、打球時に、シャフト部200に加えられる衝撃に対して耐久性が増大されることができる。
【0039】
本発明の一実施例によるシャフト部200の貫通孔210には、シャフト部200の半径方向に弾性延長されることによって、シャフト部200の半径方向外側に(参考として、
図8で左右方向)所定距離だけ突出されるように構成される弾性結合部材220が配置されてもよい。一例示として、本発明の一実施例による弾性結合部材220は、貫通孔210に挿入可能に貫通孔210に対応する形状を有し、一側が陥没されることによって、内側に収容空間222が形成される第1結合部材221、所定長さを有し、第1結合部材221の収容空間222に挿入される第2結合部材224および収容空間222の陥没面223と収容空間222に挿入された第2結合部材224の側面との間に備えられることによって、第1結合部材221の陥没面223と第2結合部材224の側面との間を弾性支持するように構成されるスプリング部材225を含んでもよい。
【0040】
本発明の一実施例による第1結合部材221は、シャフト部200に形成される貫通孔210に挿入できるように、シャフト部200の貫通孔210の直径に対応する直径を有する円筒形状を有してもよく、一側面が内側へ凹まれて収容空間222を形成してもよく、収容空間222の底面を成す陥没面223と円筒の内周面にカバーされることによって、収容空間222を形成させてもよい。
【0041】
本発明の一実施例による第2結合部材224は、第1結合部材221の収容空間222に挿入可能に、第1結合部材221の収容空間222の直径に対応する直径を有する円柱状に構成されてもよい。上述したように、スプリング部材225が第1結合部材221の収容空間222に挿入されて、第1結合部材221の陥没面223と第2結合部材224の一側面との間を弾性支持することによって、第1結合部材221の収容空間222に挿入された状態の第2結合部材224を外側方向に突出させるように構成されてもよい。
【0042】
すなわち、本発明の一実施例による弾性結合部材220は、シャフト部200の貫通孔210に備えられて、外部から圧力が加えられない場合、シャフト部200の貫通孔210の両側に突出された状態を保持し、弾性結合部材220に貫通孔210の内側方向に圧力が加えられる場合、シャフト部200の貫通孔210の内部空間に圧縮されて引入されてもよい。
【0043】
また、本発明の一実施例によるヘッド本体310のシャフト締結溝313は、ヘッド本体310の上側面で下側方向に所定深さだけ陥没されて形成される垂直締結溝314、および垂直締結溝314の下端から所定高さを有する内周面領域で垂直締結溝314の長さ方向と垂直した両側方向に陥没されて形成される側方締結溝315で構成されてもよい。シャフト締結溝313の底面から側方締結溝315までの距離は、シャフト部200の下端面から貫通孔210までの距離と同一であってもよい。すなわち、シャフト締結溝313の形状は、弾性結合部材220が備えられるシャフト部200の下端領域の形状に対応するように構成されてもよい。
【0044】
図9の(a)に示したように、シャフト部200がヘッド本体310のシャフト締結溝313に挿入される前には弾性結合部材220がシャフト部200の貫通孔210の両側に突出された状態であってもよく、
図9の(b)に示したように、弾性結合部材220の両側に圧力を加えて、弾性結合部材220をシャフト部200の貫通孔210の内部に引入させた状態でヘッド本体310のシャフト締結溝313の垂直締結溝314に挿入させてもよく、
図9の(c)に示したように、シャフト部200の底面、すなわち、下端を垂直締結溝314の底面に密着させると、弾性結合部材220の第1結合部材221および第2結合部材224が両側に突出され、それぞれ側方締結溝315に締結されて固定されてもよい。
【0045】
従来の方式のように、ねじ部材をシャフト部200とヘッド本体310に一体で貫通させることによって、シャフト部200とクラブヘッドを相互結合させる構成は、クラブヘッド両側の荷重均衡を崩して、スイングの時、目標方向への一貫された直進性を保持させにくいという短所を有する一方、本発明は、シャフト部200とヘッド本体310が弾性結合部材220を介して相互締結されることによって、スイングの時、クラブヘッド部300の荷重均衡を保持させることができるとともに、クラブヘッド部300に過負荷がかかることを防止して、シャフト部200の破損確率を顕著に減少することができる。追加的に、
図5に示したように、本発明の一実施例によるシャフト部200は、クラブヘッド部300に所定角度で傾斜された方向に連結されてもよい。これによって、ヘッド本体310のシャフト締結溝313も所定角度に傾斜された方向に傾斜して形成されてもよい。参考として、シャフト部200の一端がヘッド本体310のシャフト締結溝313に挿入される時にも相互接触面積に接着物質が追加的に塗布されてもよいことは勿論である。
【0046】
一方、
図4および
図6を参考すると、本発明の一実施例による金属スレート330は、ヘッド本体310と結合するとき、ヘッド本体310の下面でフェースプレート320と結合する平面領域311の枠から後側方向に延長されて形成される領域として、地面方向に突出した屈曲面からなる第1スレート面331、第1スレート面331の後側端で後側方向に延長されて形成され、上側方向に所定角度だけ曲がって延長形成されることによって、第1スレート面331と所定の曲げ角度を成す第2スレート面332、および第2スレート面332の後側端で上側方向に延長されて形成されることによって、ヘッド本体310と結合の時、ヘッド本体310の後側領域をカバーするように構成される第3スレート面333で構成されてもよい。
【0047】
より具体的に、本発明の一実施例による金属スレート330は、ヘッド本体310の下側をカバーして、ヘッド本体310と結合することができる。第1スレート面331は、フェースプレート320と結合する平面領域311の下側領域の枠、すなわち、プレート枠部325のリーディングエッジ327部分で後側方向(参考として、
図4で右側方向)に延長して形成される領域であってもよく、下側方向に湾曲されるように形成されるリーディングエッジ327の形状に対応して地面方向に突出するように湾曲された形状を有してもよく、ヘッド本体310の下面のうち前方領域(参考として、
図4および
図6で、D
1間隔に対応する領域)をカバーすることができる。第2スレート面332は、第1スレート面331の後側端(参考として、
図4で右側端)で所定角度だけ上側方向(すなわち、シャフト部200を備える方向)に曲がって延長されて形成される領域として、ヘッド本体310の下面のうち後方領域(参考として、
図4および
図6で、D
2間隔に対応する領域)をカバーすることができる。第3スレート面333は、第2スレート面332の後側端で上側方向(すなわち、地面反対方向)に延長されて形成される領域として、ヘッド本体310の下面のうち最後方領域(参考として、
図4および
図6で、D
3間隔に対応する領域)およびヘッド本体310の後側領域をカバーすることができ、同様に、第2スレート面332の延長方向で所定角度だけ曲がって延長形成されることによって、第2スレート面332と所定の曲げ角度をなしてもよい。
【0048】
参考として、
図6の(a)は、本発明の一実施例によるクラブヘッド部300を下側方向で見て示した図であり、
図6の(b)は、本発明の一実施例によるクラブヘッド部300を上側方向で見て示した図である。
図6に示したように、本発明の実施例による金属スレート330の第3スレート面333がヘッド本体310の下面のうち最後方領域(すなわち、D
3間隔に対応する領域)、後側領域および上面のうち最後方領域を全部含んでカバーするように構成されてもよい。これによって、打球時、フェースプレート320に加えられる衝撃が金属スレート330の第1スレート面331、第2スレート面332および第3スレート面333に沿ってヘッド本体310の表面積全体に分散して伝達されることができ、スイングの時、クラブヘッド部300が後方の物体にぶつかって破損されることを防止することができ、また、打球時、振動が比較的広い面積の第1スレート面331から第2スレート面332を経て比較的小さい面積の第3スレート面333に伝達されて振動音を発することによって、打撃音をより改善させることができる。これに加えて、打球の時、クラブヘッド部300の後方支持力を極大化させることによって、打球の時、使用者の打撃感を改善させることができるとともに、飛距離をより向上させることができ、クラブヘッド部300の安定的な低重心設計を具現させることによって、スイング・ウエイト、方向性および飛距離を向上させることができながらも打撃感を改善し、パークゴルフクラブ10の耐久性および安定性を極大化することができる。
【0049】
参考として、本発明の一実施例による金属スレート330の第1スレート面331、第2スレート面332および第3スレート面333は、一体に形成されてもよい。すなわち、第1スレート面331、第2スレート面332および第3スレート面333は、フェースプレート320と接触する前側から後側に延長される単一の面を所定角度に曲がる領域を基準として形式的に分画したものであってもよい。また、本発明の一実施例による第1スレート面331、第2スレート面332、第3スレートの各面積は、第1スレート面331、第2スレート面332および第3スレート面333の順に小さくなってもよい。また、第1スレート面331の前後方向延長長さ(参考として、
図4および
図6で、D
1長さ)は、第2スレート面332の前後方向延長長さ(参考として、
図4および
図6で、D
2長さ)より長く形成されてもよく、第2スレート面332の前後方向延長長さ(参考として、
図4および
図6で、D
2長さ)は、第3スレート面333の前後方向延長長さ(参考として、
図4および
図6で、D
3長さ)よりも長く形成されてもよい。
【0050】
これに加えて、本発明の一実施例による金属スレート330は、銅を65重量%以上70重量%以下、亜鉛を26重量%以上35重量%以下、錫を0.5重量%以上2重量%以下、アルミニウムを0.5重量%以上2重量%以下で含み、ホウ素および酸化銀が添加されることを特徴としてもよい。すなわち、金属スレート330を銅、亜鉛、錫およびアルミニウムで、上記比率にしたがって構成し、その他ホウ素、酸化銀などを添加して合金比を調整することによって、ゴールドカラーの特徴である多様な金色の色相(例えば、18K、20K、22K、24K金の色相)を容易に再現することができ、皮膚と接触するとき、抗菌、抗ウイルス役割の機能を果たすことができる。
【0051】
また、金属スレート330に対して機能的に抗ウイルス性と耐食性を増大させ、パークゴルフクラブ10の方向性を改善しながらも荷重低重心を具現させることができ、打球の時、清雅な破裂音を出すことができるようにして、使用者に安定的な打球感を提供することができ、これに加えて、高級なイメージの色彩感を発現させることもできる。
【0052】
これに関して、金属スレート330の構成成分のうち、銅が65重量%未満の場合、機能的に抗ウイルス性および耐食性が不足して、クラブヘッド部300の管理容易性が減少されることができ、また、構成成分のうち、銅が70重量%を超える場合、打球の時、クラブヘッド部300の耐久性が保障されにくい。また、構成成分のうち、亜鉛が26重量%未満の場合、金属スレート330の色彩的美感が低下されるとともに、外部環境に対して腐食性が増加される可能性があり、亜鉛が35重量%を超える場合、金属スレート330の耐久性が減少されることができる。また、錫が0.5重量%未満の場合、金属スレート330の加工性および安定性が低下されることがあり、錫が2重量%を超える場合、黄金色を発する金属スレート330の色彩的美感が低下されることがある。また、構成成分のうち、アルミニウムが0.5%重量未満の場合、外部環境変化に対する抵抗性が減少されることができ、構成成分のうちアルミニウムが2重量%を超える場合、打球の時、クラブヘッド部300の適正重量を確保しにくいことがある。
【0053】
一方、
図3、
図4および
図6を参考すると、本発明の一実施例によるヘッド本体310は、前面側にフェースプレート320が結合されてもよく、下側および後側に金属スレート330が結合されてもよい。これに加えて、本発明の一実施例によるヘッド本体310の上側領域は、少なくとも一部領域にシャフト締結溝313が形成され、上側方向に突出するように湾曲される屈曲面に形成されるヘッド上側面316およびヘッド上側面316の両側で所定角度だけ下側に曲がって延長形成されることによって、ヘッド上側面316を金属スレート330が結合されるヘッド本体310の下面領域と連結させるヘッド側面部317で構成されてもよい。また、フェースプレート320が結合するヘッド本体310の前面の平面領域311の面積より金属スレート330の第3スレート面333が結合するヘッド本体310の後面領域の面積が小さく形成されてもよい。
【0054】
図5を参考すると、本発明の一実施例によるフェースプレート320は、ヘッド本体310の前面の平面領域311と結合する面の反対側面に打球面324が形成されてもよい。また、フェースプレート320には、打球面324の辺縁を囲むプレート枠325がさらに備えられてもよい。
【0055】
まず、
図5に示したように、本発明の一実施例による打球面324は、陽刻に形成されるカーボン材質のカーボン陽刻部3242および陰刻に形成されるカーボン陰刻部3241が上下左右方向に交互に連続的に配列されることによって、格子形状をなしてもよい。また、打球面324の辺縁を囲むプレート枠部325の上側領域を成す上側枠326の厚さよりもプレート枠部325の下側領域を成すリーディングエッジ327の厚さがより厚く形成されてもよい。本発明の一実施例によるプレート枠部325の下側領域は、地面方向に突出するように所定曲率を有するリーディングエッジ327で構成されてもよく、リーディングエッジ327の厚さが上側枠326を含む他のプレート枠部325の他の領域の厚さよりも厚く構成されることによって、地面摩擦によるクラブヘッド部300の損傷を防止しながらも、クラブヘッド部300の低重心設計をより容易に具現させることによって、打球の時、パークゴルフクラブ10が安定的なスイングと方向性が可能にすることができる。参考として、結合用陽刻突起322とは別途に、打球面324にはねじが貫通するプレートねじ締結具323が備えられてもよく、プレートねじ締結具323を用いてねじがフェースプルレート320とヘッド本体310を一体にねじ締結させることによって、フェースプレート320とヘッド本体310との間の結合力をより増進させることができる。
【0056】
上述したように、本発明の一実施例によるパークゴルフクラブによれば、ヘッド本体とフェースプレートとの間を凹凸形態に加工するエンボス加工または凹凸結合工法を通じて結合させることによって、平面結合時に発生する密着力の不足、揺れ、捻れなどを改善して、クラブヘッドの変形可能性を顕著に減少させ、また、打球の時、方向性ないしは直進性を向上させながらも打撃時の飛距離を増加させることもできる。
【0057】
また、本発明の一実施例によるパークゴルフクラブによれば、ヘッド本体の下側に結合する金属スレートがヘッド本体の下側および後側領域をカバーするように構成されることによって、クラブヘッドを低重心設計してスイング・ウエイト、方向性および飛距離を向上させながらも、打撃感を改善し、パークゴルフクラブの耐久性および安定性を極大化させることができる。
【0058】
また、本発明の一実施例によるパークゴルフクラブによれば、シャフト部とクラブヘッド部との間に両側方向に弾性延長される弾性結合部材が備えられることによって、パークゴルフクラブの左右均衡を保持させながらも、スイング時に過負荷を防止して、シャフト部の破損を防止するようにすることができる。
【0059】
また、本発明の一実施例によるパークゴルフクラブによれば、ヘッド本体の下側に結合する金属スレートを本発明の一実施例による特殊銅合金で製造することによって、機能的に抗ウイルスと耐食性を増大させ、パークゴルフクラブの方向性を改善しながらも、荷重低重心を具現させることができ、打球の時、清雅な破裂音を出すことができるようにして、使用者に安定的な打球感を提供することができ、これに加えて、高級なイメージの色彩感を発現させることもできる。
【0060】
実施例から得られる効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及されなかったまた他の効果は以下の詳細な説明に基づいて当該技術分野において通常の知識を有する者に明確に導出されて理解されるはずである。
【0061】
上述した多様な実施例は、その技術的アイディアおよび必須特徴を逸脱しない範囲で他の特定形態に具体化されてもよい。よって、上記の詳細な説明は、全ての面で制限的に解釈されてはならず、例示的なものに考慮されるべきである。多様な実施例の範囲は添付された請求項の合理的解釈によって定められるべきであり、多様な実施例の等価的範囲内での全ての変更は、多様な実施例の範囲に含まれる。また、特許請求範囲で明示的な引用関係がない請求項を結合して実施例を構成したり、出願後の補正によって新しい請求項で含んでもよい。
【符号の説明】
【0062】
10 パークゴルフクラブ
100 把持部
200 シャフト部
210 貫通孔
220 弾性結合部材
221 第1結合部材
222 収容空間
223 陥没面
224 第2結合部材
225 スプリング部材
230 ヘッド連結カバー部
300 クラブヘッド部
310 ヘッド本体
311 平面領域
312 結合用陰刻陥没部
313 シャフト締結溝
314 垂直締結溝
315 側方締結溝
316 ヘッド上側面
317 ヘッド側面部
320 フェースプレート
321 結合面
322 結合用陽刻突起
323 プレートねじ締結具
324 打球面
325 プレート枠部
326 上側枠
327 リーディングエッジ
330 金属スレート
331 第1スレート面
332 第2スレート面
333 第3スレート面
3241 カーボン陰刻部
3242 カーボン陽刻部
【要約】 (修正有)
【課題】ヘッド本体とフェースプレートの平面結合時に発生する密着力の不足、揺れ、捻れなどを改善して、クラブヘッドの変形可能性を顕著に減少させ、また打球時に方向性ないし直進性を向上させながらも、打撃時に飛距離を増加させることもできるパークゴルフクラブを提供する
【解決手段】実施例は、把持部100;前記把持部の一端で延長されて形成されるシャフト部200;および前記シャフト部の一端に締結されるクラブヘッド部300を含むパークゴルフクラブ10であって、前記クラブヘッド部は、前記シャフト部が締結されるシャフト締結溝が上側面の少なくとも一部領域に形成され、一側に平面領域が形成されるヘッド本体;前記ヘッド本体の前記平面領域に対向して結合するように構成されるフェースプレート;および前記ヘッド本体の下側をカバーするように構成される金属スレート;を含むパークゴルフクラブに関する。
【選択図】
図1