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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-18
(45)【発行日】2025-02-27
(54)【発明の名称】締結部材が締結される植木鉢
(51)【国際特許分類】
   A01G 9/02 20180101AFI20250219BHJP
【FI】
A01G9/02 101G
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2023532371
(86)(22)【出願日】2020-11-27
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-06
(86)【国際出願番号】 KR2020017127
(87)【国際公開番号】W WO2022114297
(87)【国際公開日】2022-06-02
【審査請求日】2023-11-24
(73)【特許権者】
【識別番号】521497316
【氏名又は名称】ジーエス コリア カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】キム,セ ヨン
【審査官】星野 浩一
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2018-0010054(KR,A)
【文献】米国特許出願公開第2003/0079401(US,A1)
【文献】実開平04-064609(JP,U)
【文献】特開2007-170460(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2004/0200141(US,A1)
【文献】韓国登録特許第10-1397468(KR,B1)
【文献】韓国登録実用新案第20-0484126(KR,Y1)
【文献】米国特許出願公開第2004/0237389(US,A1)
【文献】特開2001-008552(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第102395802(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01G 9/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外面が白色に形成されて外面から突出した外面突起(412)、及び内面が黒色に形成され、内面から前記外面突起と交差して突出した内面突起(411)を含むように二重射出されたケース(400)と;
一側が一部切開され、他側に円板状の第1取っ手部(110)が形成され、前記第1取っ手部(110)の中央に挿入孔(111)が形成された第1部材(100)と;
一側が前記挿入孔(111)に挿入される第1挿入突起(220)が形成され、他側に第1取っ手部(110)の内径よりもさらに大きい第2取っ手部(210)が形成された第2部材(200)と;
円板状に形成され、前記ケースの内面に挿入される第3部材(300)と;を備え、
前記ケース(400)は、
プラスチック材質の板状に形成され、一側端と他側端とが結合されて円筒状に変形し、前記外面突起及び前記内面突起の一部が切削されて形成された貫通孔(420)を含み、
前記第1部材(100)と前記第2部材(200)は、
前記第2部材(200)の第1挿入突起(220)が前記第1部材(100)の前記挿入孔(111)に挿入されて結合されることにより、前記貫通孔の端部に前記第1取っ手部(110)の一面が当接する結合体(10)を含む、締結部材が締結される植木鉢であって、
第1部材は、
内面に形成され、挿入孔(111)に挿入される第2部材の密着力を高める密着モジュール(120-1)をさらに含み、
第2部材は、
第1挿入板(221)、第1挿入板(221)と垂直に交差する第2挿入板(222)、第1挿入板(221)と第2挿入板(222)との間に形成された複数のテーパー部(240)、及び第1挿入板(221)と第2挿入板(222)の外面に形成された係止突起(231)と収容溝(232)を含む、締結部材が締結される植木鉢。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、成長する植物のために組み立てられた、締結部材が締結される植木鉢に関する。
【背景技術】
【0002】
植木鉢は、適切な環境上で植物が成長できるようにする。現在、多くの植木鉢は、プラスチック材質で形成され、内外面に交差して突起が設けられ、設けられた突起に貫通孔を有する構造で形成されている。このような植木鉢は、貫通孔を介して空気が流動し、外部から流入する水が円滑に排水できるようにし、内部にある根が互いに絡み合わないようにする。
【0003】
植木鉢は、自体の色によって根の成長に大きな影響を及ぼす。一例として、植木鉢が黒色を呈する場合、内部温度を40℃以上に上昇させ、根のタンパク質を破壊させる。さらに、土を乾燥させて植物の成長にふさわしくない環境を作り出す。このように、黒色の植木鉢は根の成長を抑制する。
【0004】
現在、植木鉢を研究開発する企業は、黒色の植木鉢が有する前述の問題点を解決する植木鉢を盛んに開発している。例えば、企業は、光の反射率が高い色、すなわち白色を呈しながらも内/外部面に設けられた突起を有する植木鉢を開発している。しかし、白色の植木鉢は、再生原料で製造できず、製造コストが高いという問題がある。このため、植木鉢市場で価格競争力が落ちる。
【0005】
現在では、白色の植木鉢が持つ問題、すなわち、植木鉢の製造コストが高い問題を解決しながらも、白色の植木鉢が持つ長所、すなわち植物の根がよく成長できるようにする長所を示す植木鉢が求められる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、外面が白色に形成され、内面が黒色に形成されることにより、植木鉢の外面が黒色であるときに生じる問題を解決しようとする。
【0007】
また、本発明は、外面が白色に形成され、内面が黒色に形成された板状をしている内部/外部突起に選択的に結合される部材を介して容易に植木鉢に変形できるようにし、従来の板状のケースから様々な植木鉢形状に変形できないという問題を解決しようとする。
【0008】
また、本発明は、ケースが板状から円筒状に変形するときに、第1部材と第2部材とが形状的特徴を介して容易に分離されるようにして、締結部材が容易に分離できないために発生する問題を解決しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、外面が白色に形成されて外面から突出し、一部が切削されて貫通孔が形成された外面突起と、内面が黒色に形成され、内面から外面突起と交差して突出し、一部が切削されて貫通孔が形成された内面突起とを含むプラスチック材質の板状に形成され、一側端と他側端とが結合されて円筒状に変形するケースと;
円板状に形成され、ケースが円筒状に変形したときに円筒状のケース内面に挿入される第3部材と;
一側が一部切開され、他側に円板状の第1取っ手部が形成され、第1取っ手部の中央に挿入孔が形成された第1部材と;
他側に第1取っ手部の内径よりもさらに大きい第2取っ手部、及び第2取っ手部から垂直な方向に形成された第1挿入突起を有する第2部材と;を備え、
第1挿入突起が挿入孔に挿入され、第1取っ手部の下面が貫通孔の最上端面に当接するように結合される結合体を含む。
【0010】
第1部材は、
内面に形成され、挿入孔に挿入される第2部材の密着力を高める密着モジュールをさらに含み、
第2部材は、
第1挿入板、第1挿入板と垂直に交差する第2挿入板、第1挿入板と第2挿入板との間に形成された複数のテーパー部、及び第1挿入板と第2挿入板の外面に形成された係止突起と収容溝を含むことができる。
【発明の効果】
【0011】
上述した本発明によれば、外面が白色に形成され、外部から照射される紫外線及び熱赤外線を反射し、植木鉢の温度上昇を抑制する。そして、内面が黒色に形成されて再生原料が使用されるようにし、外部から流入した可視光線が根に伝達されないようにする。これにより、根が乾く現象を防止する。しかも、ケースの外面が白色、内面が黒色に形成されることで、植木鉢の全体的な温度上昇を抑制し、土壌中の水が腐敗速度を加速させる問題及び土壌にカビが生える問題が発生しないようにする。
【0012】
また、本発明は、板状のケースに形成された内部突起及び外部突起に選択的に結合される締結部材を介して容易に植木鉢に変形することができるようにし、既存の板状のケースから様々な植木鉢状に変形することができるようにする。
【0013】
また、本発明は、ケースが板状から円筒状に変形するときに、第1部材と第2部材とが形状的特徴を介して容易に分離されるようにして、締結部材が容易に分離できるようにする。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施形態による締結部材が締結される植木鉢におけるケースに第1部材~第3部材が結合されたことを示す斜視図である。
図2】本発明の実施形態によるケースの平面図である。
図3】本発明の実施形態による締結部材が締結される植木鉢におけるケースを拡大して示す拡大斜視図である。
図4図3の締結される植木鉢におけるケースの内面突起と外面突起を示す斜視図である。
図5】内面突起、外面突起、及び内面突起と外面突起が結合されたケースの断面図である。
図6】本発明の実施形態によるケースに締結される第1実施形態の第1部材を示す斜視図である。
図7】本発明の実施形態によるケースに締結される第1実施形態の第1部材を示す斜視図である。
図8】本発明の実施形態によるケースに締結される第2実施形態の第1部材を示す図である。
図9図6の第1実施形態の第1部材と締結される第1実施形態の第2部材を示す斜視図である。
図10図8の第2実施形態の第1部材と締結される第2実施形態の第2部材を示す図である。
図11図8の第2実施形態の第1部材と締結される第3実施形態の第2部材を示す図である。
図12図6の第1部材と図9の第2部材とが締結された結合体を示す図である。
図13図6の第1部材と図9の第2部材とが締結された結合体を示す図である。
図14図6の第1部材と図9の第2部材とが締結された結合体を示す図である。
図15図6の第1部材と図9の第2部材とが締結される状態を示す図である。
図16図6の第1部材と図9の第2部材とが締結される状態を示す図である。
図17図6の第1部材と図9の第2部材とが締結される状態を示す図である。
図18】本発明の実施形態によるケースに結合体が結合された状態を示す図である。
図19】本発明の実施形態による第3部材及び結合体が締結されたケースを示す図である。
図20】本発明の実施形態によるケースに結合された第3部材を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の利点及び特徴、ならびにそれらを達成する方法は、添付図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照することにより明らかになるであろう。
【0016】
しかし、本発明は、以下に開示される実施形態に限定されるものではなく、様々な異なる形態に変形して実現できる。但し、本実施形態は、本発明の開示を完全たるものようにし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものに過ぎず、本発明を定義するものではない。本発明の定義は、請求項によってのみ定義される。さらに、本明細書全体にわたって、同じ参照番号は同じ構成要素を指す。
【0017】
以下、本発明の実施形態によって締結部材が締結される植木鉢を説明するための図面を参照して本発明について説明する。
【0018】
ただし、本発明についての説明が簡潔かつ明確になるように、図1図5を参照して、締結部材が締結される植木鉢及びケースについて具体的に説明した後、図6図20を参照して、ケースに締結される第1部材~第3部材について具体的に説明する。
【0019】
図1は、本発明の実施形態による締結部材が締結される植木鉢におけるケースに第1部材~第3部材が結合されたことを示す斜視図、図2は、本発明の実施形態によるケースの平面図、図3は、本発明の実施形態による締結部材が締結される植木鉢におけるケースを拡大して示す拡大斜視図、図4は、図3の締結される植木鉢におけるケースの内面突起と外面突起を示す斜視図、図5は、内面突起、外面突起、及び内面突起と外面突起とが結合されたケースの断面図である。
【0020】
本発明の締結部材が締結される植木鉢は、ケース400の外面が白色に形成されることで、外部から照射される紫外線及び熱赤外線を反射して植木鉢の温度上昇を抑制し、内面が黒色に形成されることで、外部から流入した可視光線が根に伝達されないようにする。これにより、根が乾く現象が起こらないようにする。
【0021】
このような締結部材が締結される植木鉢は、ケース400、第1部材100、第2部材200、及び第3部材300を構成要素として含む。
【0022】
以下、締結部材が締結される植木鉢を構成する構成要素について具体的に説明する。
【0023】
ケース400は、外面に突設される外面突起412と、内面に突設される内面突起411とが交差して形成されたプラスチック材質で形成される。ここで、ケース400は、白色の一面と黒色の他面が一つに組み合わせられた構造で形成される。すなわち、二重射出で製造され、一面が白色、他面が黒色に形成され得る。
【0024】
ケース400は、図2に示すように板状に形成され、図1に示すように円筒状に変形することができる。また、ケースの内面である黒色は、再生原料で射出できる。このようなケース400は、一側端431と他側端432とが結合されて円筒状に形成される。そして、一側端431の各内面突起411と他側端432の各内面突起411とが互いに組み立てられ、一側端431の各外面突起412と他側端部432の各外面突起412とが互いに組み立てられて円筒状に形成されてもよい。このとき、ケース400は、一面が外面となり、他面が内面となるように、図1に示すように円筒状に形成できる。
【0025】
特に、ケース400は、図4に示すように、上面が黒色、下面が白色に形成できる。ここで、下面は外面、上面は内面になることができる。このようなケース400は、白面が外側面、黒色面が内側面となるように植木鉢に形成できる。図4に示すように、内面突起411が形成された白色面と、外面突起412が形成された黒色面とは、工程過程で付着し、図3に示すように1つの部材で形成できる。このように形成された植木鉢は、植木鉢の全体的な温度上昇を抑制し、植木鉢にある水が腐敗する問題及び土壌にカビが生える問題が発生しないようにする。しかも、ケース400の黒色面は、外部から流入した可視光線を遮断し、可視光線が根に伝達されないようにすることで、根が乾く現象が起こらないようにすることができる。
【0026】
このようなケース400は、全体が黒色であるケースで植木鉢が形成されたとき、黒色ではないケースで植木鉢が形成されたときよりも、平均5℃以下の温度が上がるようにすることができる。通常、植木鉢の内部温度が40℃以上に上がると、植物の根のタンパク質が溶けて植物の成長に悪影響を及ぼす。本発明のケース400は、外面が白色に形成されることで、外部から伝達される光を反射し、植木鉢の内部温度が40℃に達しないようにすることができる。
【0027】
結合体10は、第1部材と第2部材とが結合されてケース400が板状から円筒状に変形したときに、円筒状が維持されるようにする。より具体的には、結合体10は、一側端431の外面突起412の貫通孔と他側端432の外面突起412の貫通孔420、または一側端431の内面突起の貫通孔と他側端の内面突起の貫通孔に挿入されて円筒状に組み立てられたケース400が解れないようにする。
【0028】
以下、図6図18を参照して、第1部材、第2部材、第1部材と第2部材が締結された結合体、及びケースに結合体が締結される状態について説明する。
【0029】
図6及び図7は、本発明の実施形態によるケースに締結される第1実施形態の第1部材を示す斜視図、図8は、本発明の実施形態によるケースに締結される第2実施形態の第1部材を示す図、図9は、図6の第1実施形態の第1部材と締結される第1実施形態の第2部材を示す斜視図、図10は、図8の第2実施形態の第1部材と締結される第2実施形態の第2部材を示す図、図11は、図8の第2実施形態の第1部材と締結される第3実施形態の第2部材を示す図、図12乃至図14は、図6の第1部材と図9の第2部材が締結された結合体を示す図、図15乃至図17は、図6の第1部材と図9の第2部材が締結される状態を示す図、図18は、本発明の実施形態によるケースに結合体が結合された状態を示す図である。
【0030】
まず、第1実施形態の第1部材100について具体的に説明する。
【0031】
第1部材100は、中央に挿入孔111を有する円板状の第1取っ手部110と、第1取っ手部110の他側面に形成された複数の第1突起120と、複数の第1突起120同士の間に形成されたスリット123と、を含む。このような第1部材100は、貫通孔420にスリット123が挿入されてケース400の外面に挿入される。
【0032】
第2実施形態の第1部材100は、図8に示すように、内面に密着モジュール120-1が形成され、挿入孔111に挿入される第2部材の密着力を高める。ここで、密着モジュール120-1は、図8の挿入孔111の一側と他側にそれぞれ形成され、挿入孔111に流入する第2部材200の第1挿入突起220を押圧することができる。
【0033】
第2部材200は、一側が挿入孔111に挿入される第1挿入突起220と、第1挿入突起220の他側に形成された第2取っ手部210と、を含む。ここで、第2取っ手部210は、第1部材100の第1取っ手部110の内径よりもさらに大きく形成され、第2部材200全体が第1部材100の内部に挿入されないようにする。
【0034】
第2部材200の第1挿入突起220は、第1部材100の挿入孔111に挿入され、挿入孔111への挿入後にスリット132から一定距離さらに突出することができる。ここで、第1部材100は、貫通孔420に一側が挿入された後、第2部材200が挿入孔111に挿入されることにより、スリット123が広げられて貫通孔420に固定されるようにする。
【0035】
また、第2部材200は、このように第1実施形態の他にも、図10に示すような第2実施形態、及び図11に示すような第3実施形態に様々に変形して形成できる。このため、第2実施形態及び第3実施形態は、第2取っ手部210の形状を除いては同様である。そこで、第2実施形態と第3実施形態の第2部材についての説明が簡潔かつ明確になれるように、第2実施形態と第3実施形態の第2部材を一つにまとめて説明する。
【0036】
第2実施形態の第2部材200-1と第3実施形態の第2部材200-2は、第1挿入板221、第1挿入板221と垂直に交差する第2挿入板222、第1挿入板221と第2挿入板222との間に形成された複数のテーパー部(Taper part)240、並びに第1挿入板221と第2挿入板222の外面に形成された係止突起231と収容溝232を有する挿入突起を含む。ここで、第1挿入板221と第2挿入板222とは連結され、図8の(c)と図9の(c)に示すようにX状に形成され、第1象限~第4象限を形成することができる。そして、複数のテーパー部230、240は、第1挿入管221と第2挿入板222の上に形成された上部テーパー部230、及び第1挿入管221と第2挿入板222の下に形成された下部テーパー部240を含む。ここで、下部テーパー部240は、縁溝241を含むことにより、第2実施形態の第1部材にさらに強く締結されるようにする。
【0037】
このような上部テーパー部230と下部テーパー部240は、テーパー状をし、第1象限と第2象限、第2象限と第3象限、第3象限と第4象限、及び第4象限と第1象限との間にそれぞれ形成できる。第1象限乃至第4象限に形成された上部テーパー部及び下部テーパー部に形成された部分を合わせたとき、中心線に対して下方に傾いた円錐状に形成できる。
【0038】
第1実施形態の第1部材と第1実施形態の第2部材とは結合され、図10図12に示すように結合体10として形成できる。また、第2実施形態の第1部材は、第2実施形態の第2部材または第3実施形態の第2部材と結合されて結合体として形成できる。
【0039】
本明細書上では、説明の便宜上、第1実施形態による第1部材と第1実施形態による第2部材とが結合されて形成された結合体を基準として結合体について説明する。
【0040】
図15図17に示すように、第2部材の第1挿入突起220は、挿入孔111に挿入され、第1部材100のスリット123を拡開させて、拡開したスリット123及び複数の第1突起120が広げられるようにし、広げられた複数の第1突起同士間の距離が貫通孔420の内径よりもさらに広くなるようにすることにより、貫通孔420に結合体10が固定されるようにする。
【0041】
これにより、結合体10は、図18及び図19に示すように、一側端431に形成された外面突起412の貫通孔と、他側端432に形成された外面突起412の貫通孔420とが互いに組み立てられて形成された特定の貫通孔420を貫通して、ケース400が円筒状に維持されるように一側端と他側端を固定させることができる。
【0042】
また、円筒状のケースの内部下端には第3部材300が設けられる。
【0043】
図20は、本発明の実施形態によるケースに結合された第3部材を示す図である。
【0044】
第3部材300は、図20に示すような円板状に形成され、ケース400の内面に挿入される。
【0045】
このような第3部材300は、薄板であるプラスチック材質であって、リサイクル樹脂で構成できる。そして、本発明に記載されたケース400の内面もリサイクル樹脂で製造できる。
【0046】
本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更することなく他の具体的な形態で実施できることを理解することができるであろう。したがって、上述した実施形態は、あらゆる面で例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。本発明の範囲は、前述した詳細な説明ではなく、後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、並びにその均等概念から導出される全ての変更又は変形形態が本発明の範囲に含まれると解釈されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
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