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特許7647200表示制御装置、表示制御システム、表示制御方法およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-10
(45)【発行日】2025-03-18
(54)【発明の名称】表示制御装置、表示制御システム、表示制御方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G09G 5/14 20060101AFI20250311BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20250311BHJP
   G06F 3/14 20060101ALI20250311BHJP
   G09G 5/373 20060101ALI20250311BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20250311BHJP
   G09G 5/377 20060101ALI20250311BHJP
   G09G 5/34 20060101ALI20250311BHJP
   A61B 5/00 20060101ALI20250311BHJP
   G16H 10/00 20180101ALI20250311BHJP
【FI】
G09G5/14 A
G06F3/0481
G06F3/14 350B
G09G5/373
G09G5/00 510V
G09G5/373 100
G09G5/377 100
G09G5/00 530T
G09G5/34 A
A61B5/00 D
G16H10/00
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2021042771
(22)【出願日】2021-03-16
(65)【公開番号】P2022142562
(43)【公開日】2022-09-30
【審査請求日】2024-01-19
(73)【特許権者】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】関屋 晨
(72)【発明者】
【氏名】勝山 悟朗
【審査官】佐藤 嘉純
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-018380(JP,A)
【文献】特開2020-177546(JP,A)
【文献】特開2017-130768(JP,A)
【文献】特開2004-049309(JP,A)
【文献】国際公開第2015/076004(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 5/14
G06F 3/0481
G06F 3/14
G09G 5/00
G09G 5/373
G09G 5/377
G09G 5/34
A61B 5/00
G16H 10/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続する端末の表示部に、矩形の情報表示領域を複数並べて表示する表示制御装置において、
前記情報表示領域のサイズを、前記端末の表示部ごとのサイズのうちで最も小さなサイズの前記端末の表示部で表示するのに適した大きさに決定する表示制御部を備え、
前記表示制御部は、最も小さなサイズの前記端末の表示部が縦画面の場合の横幅を基準として、それを矩形の長辺とする、
ことを特徴とする表示制御装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記端末の表示部ごとのサイズのうちで最も小さなサイズの前記端末の表示部における情報の配置を維持する、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記情報表示領域内において、押下可能エリアと押下不能エリアとを意匠で区別する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記情報表示領域の所定の角部側に、前記押下不能エリアを配置し、且つ、前記押下不能エリア以外の領域に、前記押下可能エリアを配置する、
ことを特徴とする請求項3に記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、複数の前記情報表示領域の配列を変える場合であっても、前記情報表示領域の外形を変えることはない、
ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の表示制御装置。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記情報表示領域の数が前記端末の表示部に表示可能な数に比べて少なければ、前記情報表示領域の外形を大きくする、
ことを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の表示制御装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記押下可能エリアに設けられたボタンの押下により、別画面の重ね表示を行う、
ことを特徴とする請求項3または4に記載の表示制御装置。
【請求項8】
前記表示制御部は、前記押下可能エリアに設けられたボタンの押下により、別画面への遷移を行う、
ことを特徴とする請求項3または4に記載の表示制御装置。
【請求項9】
前記表示制御部は、トリガに応じて、前記情報表示領域の表示態様を変化させる、
ことを特徴とする請求項1ないし8の何れか一項に記載の表示制御装置。
【請求項10】
前記表示制御部は、一の前記端末で前記情報表示領域の要素を変更した場合、他の前記端末における前記情報表示領域の表示にも反映する、
ことを特徴とする請求項1ないし9の何れか一項に記載の表示制御装置。
【請求項11】
前記表示制御部は、前記情報表示領域をスクロール表示する、
ことを特徴とする請求項1ないし10の何れか一項に記載の表示制御装置。
【請求項12】
前記表示制御部は、前記情報表示領域に対して重ね表示されるが、スクロールしない押下要素も表示する、
ことを特徴とする請求項11に記載の表示制御装置。
【請求項13】
請求項1ないし11の何れか一項に記載の表示制御装置と、
前記の表示制御装置に接続される少なくとも1以上の端末と、
を備えることを特徴とする表示制御システム。
【請求項14】
接続する端末の表示部に、矩形の情報表示領域を複数並べて表示する表示制御装置における表示制御方法であって、
前記情報表示領域のサイズを、前記端末の表示部ごとのサイズのうちで最も小さなサイズの前記端末の表示部で表示するのに適した大きさに決定する表示制御ステップを含み、
前記表示制御ステップは、最も小さなサイズの前記端末の表示部が縦画面の場合の横幅を基準として、それを矩形の長辺とする、
ことを特徴とする表示制御方法。
【請求項15】
接続する端末の表示部に、矩形の情報表示領域を複数並べて表示する表示制御装置を制御するコンピュータを、
前記情報表示領域のサイズを、前記端末の表示部ごとのサイズのうちで最も小さなサイズの前記端末の表示部で表示するのに適した大きさに決定する表示制御手段として機能させ、
前記表示制御手段は、最も小さなサイズの前記端末の表示部が縦画面の場合の横幅を基準として、それを矩形の長辺とする、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示制御装置、表示制御システム、表示制御方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、介護施設や病院などの施設において、看護されている患者や老人などの見守りが必要な者、及び監視を必要とする者である「在床者」の状況を、映像などにより確認できる技術が知られている。
【0003】
特許文献1には、在床者の現在の状態を示す複数の情報の要素(各種のベッドサイドセンサに対応する情報など)を1つにまとめた在床者情報を、複数並べて表示する多床画面表示の技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の多床画面表示によれば、スマートフォンなどの小画面の通信端末やPC(Personal Computer)などの大画面の端末などのような画面サイズが異なるデバイス間では、在床者情報内に表示される複数の情報の要素や複数の情報の配置が統一されておらず、また、複数の在床者情報の配置の際のソート設定も統一されていない。
【0005】
そのため、デバイスが変わると在床者情報内に表示される複数の情報の要素や複数の情報の配置が異なってしまうため、利用者は必要な情報を探すのに時間がかかってしまうという問題がある。
【0006】
なお、全てのデバイス間で在床者情報内に表示される複数の情報の要素や複数の情報の配置を統一すべく、在床者情報を縮小して表示することが考えられる。しかしながら、このように在床者情報の縮小表示に際し、在床者情報内にボタン表示が有るような場合、在床者情報内のボタンが押下しづらく、かつ、見えづらくなるという問題がある。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、接続する端末の表示部のサイズが異なる場合であっても、視認性・操作性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、接続する端末の表示部に、矩形の情報表示領域を複数並べて表示する表示制御装置において、前記情報表示領域のサイズを、前記端末の表示部ごとのサイズのうちで最も小さなサイズの前記端末の表示部で表示するのに適した大きさに決定する表示制御部を備え、前記表示制御部は、最も小さなサイズの前記端末の表示部が縦画面の場合の横幅を基準として、それを矩形の長辺とする、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、接続する端末の表示部のサイズが異なる場合であっても、視認性・操作性を向上させることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、実施形態にかかる生体情報モニタリングシステムの一例のシステム構成図である。
図2図2は、演算装置の一例のハードウェア構成を示す図である。
図3図3は、演算装置の機能の一例を示す機能ブロック図である。
図4図4は、記憶部に記憶されている各種情報の一例を示す図である。
図5図5は、各在床者の状態を同時に表示する一覧画面の一例を示す図である。
図6図6は、複数の在床者毎の状態を示すオブジェクトを示す図である。
図7図7は、押下可能エリアと押下不能エリアとの違いを示す図である。
図8図8は、表示装置となり得る端末が異なる場合の一覧表示例を示す図である。
図9図9は、表示装置となり得る端末が異なる場合のオブジェクトを示す図である。
図10図10は、表示部のサイズが異なる端末における一覧画面の表示形態例を示す図である。
図11図11は、表示部のサイズが異なる端末におけるオブジェクトの配列例を示す図である。
図12図12は、表示部のサイズが異なる端末におけるオブジェクトの配列例を示す図である。
図13図13は、生体情報モニタリングシステムにおける表示動作の流れを示すフローチャートである。
図14図14は、ボタンの表示態様の変化例を示す図である。
図15図15は、ポップアップ表示の一例を示す図である。
図16図16は、別画面の一例を示す図である。
図17図17は、オブジェクトの外形の変形例を示す図である。
図18図18は、オブジェクトの要素の配置の変更手順例を示す図である。
図19図19は、オブジェクトの要素の配置の変更例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に添付図面を参照して、表示制御装置、表示制御システム、表示制御方法およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
図1は、実施形態にかかる生体情報モニタリングシステム1の一例のシステム構成図である。図1に示すように、実施の形態の生体情報モニタリングシステム1は、介護施設や病院などの施設に備えられる。生体情報モニタリングシステム1は、表示制御システムの一例であって、表示処理装置である演算装置4、センサ2、バイタルセンサ19(19a~19c)、撮像装置200及び表示装置5を有している。
【0013】
なお、生体情報モニタリングシステム1のセンサ2、バイタルセンサ19(19a~19c)および撮像装置200は、在床者毎に設けられているものとする。本明細書においては、介護施設や病院などの施設において看護されている患者や老人などの見守りが必要な者、及び監視を必要とする者等を総称して、「在床者」と表現する。
【0014】
センサ2は、ベッド1000に加わった荷重を検出する。検出された情報(検出情報)は、ケーブル3aを介して演算装置4に入力される。ケーブル3aは、その一方をセンサ2の接続口に、その他方を演算装置4の入力接続口に着脱可能である。
【0015】
演算装置4は、センサ2の検出情報に基づいて、在床者の現在の状態(例えば、ベッド上の在床者の位置及び姿勢等)を算出し、後述する在床者情報(図4の状態情報41)として表示装置5に送信する。
【0016】
バイタルセンサ19(19a~19c)は、在床者の体温、血圧、脈拍及び呼吸数等の生体情報(在床者のバイタルデータ)をそれぞれ検出する。検出された情報(検出情報)は、ケーブル3b~3dを介して演算装置4に入力される。ケーブル3b~3dは、その一方をバイタルセンサ19(19a~19c)の接続口に、その他方を演算装置4の入力接続口に着脱可能である。
【0017】
演算装置4は、バイタルセンサ19(19a~19c)の検出情報を、後述する在床者情報(図4の生体情報42)として表示装置5に送信する。
【0018】
撮像装置200は、ベッド1000および在床者の状態を撮影する。撮影した情報は演算装置4に入力される。この情報から演算装置4はベッド1000や在床者の位置を特定することができる。
【0019】
なお、撮像装置200は、多床室に設置される場合には、対象となる在床者のみが写るように設置される。また、撮像装置200は、目に見えない熱を視覚化する赤外線サーモグラフィカメラである。
【0020】
表示装置5は、例えば、スマートフォンなどの小画面の通信端末、PC(Personal Computer)などの大画面の端末などである。表示装置5は、LAN(Local Area Network)やインターネットなどのネットワークNを介して演算装置4に接続される。
【0021】
(演算装置4のハードウェア構成)
図2は、生体情報モニタリングシステム1に設けられている演算装置4の一例のハードウェア構成を示す図である。図2に示すように、演算装置4は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14、入出力インタフェース(入出力I/F)15、通信部16及びスピーカ部20を、バスライン17を介して相互に接続することで構成されている。
【0022】
入出力I/F15には、上述のセンサ2、撮像装置200、ネットワークNの他、演算装置4の操作者が、入力操作を行うキーボード装置及びマウス装置等の操作部18、及び、上述のバイタルセンサ19が接続されている。HDD14には、表示制御プログラム等の各種プログラムが記憶されている。CPU11は、HDD14に記憶されている表示制御プログラム等の各種プログラムを実行することで、各在床者の一覧情報及び詳細情報の表示制御等を行う。
【0023】
次に、CPU11が表示制御プログラムを実行することで実現される演算装置4の機能について説明する。
【0024】
図3は、演算装置4の機能の一例を示す機能ブロック図である。図3に示すように、演算装置4のCPU11は、表示制御プログラムを実行することで、取得部25、生体情報取得部26、記憶制御部27、比較部28、表示制御部29、判別部30、報知制御部31及び操作検出部32として機能する。
【0025】
なお、この例では、取得部25、生体情報取得部26、記憶制御部27、比較部28、表示制御部29、判別部30、報知制御部31及び操作検出部32をソフトウェアで実現することとしたが、取得部25、生体情報取得部26、記憶制御部27、比較部28、表示制御部29、判別部30、報知制御部31及び操作検出部32のうち、一部又は全部を、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアで実現してもよい。
【0026】
また、表示制御プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)などのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、CD-R、DVD(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク(登録商標)、半導体メモリ等のコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、表示制御プログラムは、インターネット等のネットワーク経由でインストールする方法で提供してもよい。また、表示制御プログラムは、演算装置4内のROM13等に予め組み込んで提供してもよい。
【0027】
CPU11は、取得部25として機能することで、図1に示すセンサ2で検出された在床者の現在の状態を示す現状検出信号を取得する。また、CPU11は、生体情報取得部26として機能することで、バイタルセンサ19から供給される生体情報を取得する。また、CPU11は、記憶制御部27として機能することで、例えばHDD14、RAM13等の記憶部に対して情報の書き込み及び読み出しを行う。
【0028】
また、CPU11は、表示制御手段である表示制御部29として機能することで、ネットワークNを介して接続する表示装置5の表示部に対して、各在床者の一覧情報及び詳細情報等を表示制御する。より詳細には、表示制御部29は、複数の在床者毎の状態を示す矩形の情報表示領域であるオブジェクトO(図6参照)を複数並べた一覧画面で表示する。
【0029】
また、CPU11は、比較部28として機能することで、前回取得した現状検出信号と今回取得した現状検出信号とを比較する。また、CPU11は、判別部30として機能することで、比較部28からの、前回取得した現状検出信号と今回取得した現状検出信号との比較結果に基づいて、在床者の状態の変化を判別する。また、CPU11は、報知制御部31として機能することで、在床者に緊急を要する場合に所定の報知制御を行う。さらに、CPU11は、操作検出部32として機能することで、所望の在床者を指定して行う詳細情報の表示操作等の操作者の操作を検出する。
【0030】
次に、記憶部に記憶されている各種情報について説明する。
【0031】
図4は、HDD14又はRAM13等の記憶部に記憶されている各種情報の一例を示す図である。演算装置4は、記憶部に、上述の表示制御プログラムと共に、状態情報41、生体情報42、ユーザ情報43、緊急度情報44及び表示設定情報45等を記憶する。
【0032】
状態情報41は、所定の時間毎に取得部25でセンサ2又は撮像装置200から取得される、在床者の現在の状態を示す情報である。時間軸に沿った状態情報41の変化は、在床者の状態の変化を示すものとなる。
【0033】
生体情報42は、バイタルセンサ19から取得した生体情報である。時間軸に沿った生体情報42の変化は、在床者の容態の変化を示すものとなる。
【0034】
ユーザ情報43は、各在床者の氏名及び識別番号(ID)等の個人情報である。
【0035】
緊急度情報44は、判別部30で判別される在床者の現在の状態に応じた緊急度(正常、注意、警告)を示す情報である。
【0036】
状態情報41、生体情報42、ユーザ情報43及び緊急度情報44は、それぞれ在床者毎に関連付けされて記憶されている。
【0037】
表示設定情報45は、例えば在床者の氏名の50音順に一覧を表示し、又は、緊急度が高い順に在床者の一覧を表示する等のように、デフォルトで設定又は予め指定されて設定されている表示形態を示す情報である。
【0038】
本実施形態の表示設定情報45は、デフォルトでは、在床者の入所順に一覧画面の左上から右に順に配列されるように設定されている。なお、この配列は、適宜変更可能である。
【0039】
次に、各在床者の状態の一覧画面及び詳細情報の表示動作について説明する。
【0040】
図5は各在床者の状態を同時に表示する一覧画面の一例を示す図、図6は複数の在床者毎の状態を示すオブジェクトOを示す図である。図5に示す一覧画面は、複数の在床者単位で構成される多床画面である。
【0041】
図5の例は、表示制御部29が、計15人の各在床者のオブジェクトOを3行5列の一覧画面で表示した例である。表示制御部29は、各オブジェクトOに対して、在床者の現在の状態をオブジェクトOの背景色で表示する。
【0042】
図5および図6に示すように、表示制御部29は、オブジェクトOとして、在床者の部屋および在床者の氏名のユーザ情報43とともに、状態情報41および生体情報42を表示する。更にまた、オブジェクトOにおいては、在床者の現在の画像(映像)が併せて表示される。操作者は、画面上に表示される多床画面のオブジェクトOを操作する。
【0043】
図6に示すように、オブジェクトOは、在床者の現在の状態を示す複数の情報の要素(各種のバイタルセンサ19に対応する情報など)を1つにまとめた在床者情報である。図6に示すように、オブジェクトOは、外枠O1と、押下可能エリアO2と、押下不能エリアO3と、をあわせ持った在床者の単位で構成される。
【0044】
オブジェクトOの押下不能エリアO3には、部屋番号、在床者名が表示される。部屋番号は、病室の番号が表示される。在床者名は、在床者の名前が表示される。
【0045】
オブジェクトOの押下可能エリアO2には、コールボタンB1、映像ボタンB2、在床者情報ボタンB3が表示される。
【0046】
コールボタンB1は、押下に応じて、看護師などを呼び出すためのボタンである。コールボタンB1が押下されると、別画面が重なって表示されるポップアップ表示へ遷移する。
【0047】
映像ボタンB2は、押下に応じて、撮像装置200で撮像された過去の映像を表示するためのボタンである。
【0048】
在床者情報ボタンB3は、在床者のバイタルデータを表示するためのボタンである。また、在床者情報ボタンB3は、押下に応じて、在床者のバイタルデータの詳細を表示する別画面に遷移させる。
【0049】
図6に示すように、オブジェクトOは、押下要素である押下可能エリアO2と、非押下要素である押下不能エリアO3と、を備える。ここで、図7は押下可能エリアO2と押下不能エリアO3との違いを示す図である。図7に示すように、押下可能エリアO2と押下不能エリアO3とは、見た目で異なるものとなっている。例えば、押下可能エリアO2は、ボタンであることを示すために、文字(テキスト)や影を施している。押下不能エリアO3については、外形のない色だけで表した領域としてもよい。また、押下不能エリアO3について、文字や影のないボタン形状としてもよい。このように押下可能エリアO2と押下不能エリアO3とを見た目で異なるものとすることで、押下可能エリアO2と押下不能エリアO3とを意匠(色や形)で区別し、オブジェクトO内において見分け易くすることができる。
【0050】
ところで、従来の多床画面表示によれば、スマートフォンなどの小画面の通信端末やPCなどの大画面の端末などのような画面サイズが異なるデバイス間では、在床者情報であるオブジェクト内に表示される複数の情報の要素や配置が統一されておらず、また、複数のオブジェクトの配置の際のソート設定も統一されていない。
【0051】
そのため、デバイスが変わるとオブジェクト内に表示される複数の情報の要素や複数の情報の配置が異なってしまうため、利用者は必要な情報を探さすのに時間がかかってしまうという、問題がある。
【0052】
そこで、本実施形態においては、ネットワークNを介して接続する表示装置5の表示部のサイズが異なる場合であっても、それぞれの情報の配置を維持するようにする。例えば、表示制御部29は、表示装置5がスマートフォンなどの小画面の通信端末である場合の表示部のサイズを基準として、それぞれの情報の配置を維持したまま、表示装置5がPCなどの大画面の端末に対応するように情報を配置する。
【0053】
具体的には、表示制御部29は、表示装置5となり得る端末毎の表示部のサイズ情報を取得する。表示制御部29は、例えば、スマートフォンなどの小画面の通信端末の表示部のサイズ情報(例えば、縦12×横5cm)、PCなどの大画面の端末の表示部のサイズ情報(例えば、10インチ)を取得する。
【0054】
次に、表示制御部29は、矩形のオブジェクトOのサイズを、表示装置5となり得る端末毎の表示部のサイズのうちで最も小さなサイズ(例えば、スマートフォンの表示部のサイズ情報として、例えば、縦12×横5cm)で表示するのに適した大きさ(例えば、縦4×横5cm)に決定する。すなわち、本実施形態においては、全てのデバイス間でオブジェクトO内に表示される複数の情報の要素や複数の情報の配置を統一すべく、オブジェクトOを縮小して表示するのではなく、表示装置5となり得る端末の表示部の最も小さなサイズに応じてオブジェクトOのサイズを決めることが特徴である。なお、「適した大きさ」とは、本実施例では横方向のサイズを基準とした。
【0055】
次に、表示制御部29は、矩形のオブジェクトOの所定の角部側に押下不能エリアO3を配置し、且つ、オブジェクトOの該押下不能エリアO3以外の領域に、押下可能エリアO2を配置するように決定する。
【0056】
次に、表示制御部29は、オブジェクトOのサイズおよび決定した配置情報を、表示装置5へ提供(共有)する。
【0057】
図8は表示装置5となり得る端末が異なる場合の一覧表示例を示す図、図9は表示装置5となり得る端末が異なる場合のオブジェクトOを示す図である。従来の多床画面はデバイスごとに配列が変わるが、図8図9に示すように、本実施形態によれば、多床画面である一覧画面のオブジェクトOの大きさやオブジェクトO内に表示される複数の情報の要素や配置は変わらない。
【0058】
このように、本実施形態によれば、表示装置5となり得る端末間で表示部のサイズが異なる場合でも、オブジェクトOの大きさやオブジェクトO内に表示される複数の情報の要素や配置で表示可能である。
【0059】
次に、表示装置5の表示部のサイズが異なる端末における一覧画面の表示について詳述する。
【0060】
図10は、表示部のサイズが異なる端末における一覧画面の表示形態例を示す図である。図10(a)は、表示部のサイズが‘大’の表示装置5における一覧画面の表示形態例を示す図である。図10(b)は、表示部のサイズが‘中’の表示装置5における一覧画面の表示形態例を示す図である。図10(c)は、表示部のサイズが‘小’の表示装置5における一覧画面の表示形態例を示す図である。図10に示すように、表示制御部29は、表示装置5となり得る端末間で表示部のサイズが異なる場合でも、オブジェクトOの配列を変えても、オブジェクトOの外形を変えることはない。
【0061】
次に、表示装置5の表示部のサイズが異なる端末におけるオブジェクトOの配列について説明する。
【0062】
図11は、表示部のサイズが異なる端末におけるオブジェクトOの配列例を示す図である。図11(a)に示すように、表示部のサイズが‘小’の表示装置5において、表示制御部29は、オブジェクトOを縦1列で表示する。また、図11(b)に示すように、表示部のサイズが‘中’の表示装置5において、表示制御部29は、オブジェクトOを縦2列以上で表示する。さらに、図11(c)に示すように、表示部のサイズが‘大’の表示装置5において、表示制御部29は、全てのオブジェクトOを横1ページで表示する。
【0063】
図12は、表示部のサイズが異なる端末におけるオブジェクトOの配列例を示す図である。図12(a)に示すように、表示部のサイズが‘小’の表示装置5において、表示制御部29は、オブジェクトOを横1行で表示する。また、図12(b)に示すように、表示制御部29は、表示部のサイズが‘中’の表示装置5において、表示制御部29は、オブジェクトOを横2行以上で表示する。さらに、図12(c)に示すように、表示制御部29は、表示部のサイズが‘大’の表示装置5において、表示制御部29は、全てのオブジェクトOを縦1ページで表示する。
【0064】
次に、オブジェクトOの操作例について説明する。表示制御部29は、例えば、図10(b)に示すように、オブジェクトOの外側にスクロールバーを備えることで、オブジェクトOをスクロール表示することができる。また、表示制御部29は、オブジェクトOを下に送るだけでも、オブジェクトOをスクロール表示するようにしてもよい。このようにすることで、操作をシンプルにすることができる。
【0065】
なお、表示制御部29は、図8に示すように、オブジェクトOに対して重ね表示されるが、スクロールしない押下要素B4も表示するようにしてもよい。すなわち、表示制御部29は、オブジェクトOに対して浮いて動かない押下要素B4のレイヤー構造を持っている。このようにすることで、要素が増えても見分けやすくすることができる。
【0066】
次に、オブジェクトOの操作を含む生体情報モニタリングシステム1における表示動作の流れについて説明する。
【0067】
図13は、生体情報モニタリングシステム1における表示動作の流れを示すフローチャートである。図13に示すように、演算装置4のCPU11が、HDD14に記憶されている表示制御プログラムに基づいて、ステップS1から順に各処理を実行する。
【0068】
ステップS1では、図3に示す取得部25が、センサ2および撮像装置200からの在床者の現状を示す状態情報41を取得すると共に、生体情報取得部26が、バイタルセンサ19からの生体情報42を取得する。
【0069】
ステップS2では、記憶制御部27が、取得部25で取得された状態情報41及び生体情報取得部26で取得された生体情報42を、HDD14等の記憶部に記憶制御する。
【0070】
ステップS3では、判別部30が、状態情報41に基づいて、各在床者のベッド1000上の位置及び姿勢等の、各在床者の現在の状態を判別する。
【0071】
判別部30は、例えば、在床者の状態として、在床者がベッド1000から落ちる可能性について、ベッド1000から落ちる可能性がない「正常」、ベッド1000から落ちる可能性がある「注意」、ベッド1000から落ちる可能性が高い「警告」という3段階で判別する。
【0072】
表示制御部29は、判別部30で判別された各在床者の現在の状態に基づいて一覧画面を生成する。表示制御部29は、生成された一覧画面(例えば、図5参照)を表示装置5の表示部に表示制御する。図5に示すように、表示制御部29は、各在床者の状態をオブジェクトOとして表示する。
【0073】
各在床者の現在の状態を示す一覧画面が表示されると、ステップS4に処理が進む。取得部25は、各在床者のセンサ2からの状態情報41及びバイタルセンサ19からの生体情報42を、所定時間置き又はランダムに取得する。ステップS4では、取得部25が、新たな状態情報41を取得したか否かを判別する。新たな状態情報41が取得されない場合(ステップS4のNo)、ステップS1に処理が戻り、新たな状態情報41(及び新たな生体情報42)を取得する。
【0074】
これに対して、新たな状態情報41が取得された場合(ステップS4のYes)、ステップS5に処理が進む。ステップS5では、記憶制御部27が、取得された新たな状態情報41及び生体情報42を記憶部に記憶制御する。なお、この際、記憶制御部27は、過去の状態情報41及び生体情報42に続く新たな状態情報41及び生体情報42として記憶部に記憶制御する。
【0075】
なお、過去の状態情報41及び生体情報42と、新たな状態情報41及び生体情報42とは、記憶部上の記憶位置が物理的に連続する必要はなく、過去の状態情報41及び生体情報42と、これに続く新たな状態情報41及び生体情報42であることを判別可能なように記憶すればよい。
【0076】
また、各記憶部には、「現在の状態情報41及び生体情報42」及び一つ前の「現在の状態情報41及び生体情報42」を記憶すればよい。すなわち、記憶部に記憶する過去の情報は、所定の複数個を記憶してもよいが、少なくとも一つ前の情報だけ記憶すればよい。一つ前の情報だけ記憶する場合は、新たな情報が取得された際に、それまで一つ前の情報として記憶されていた情報に対して、新たな情報を上書きすればよい。これにより、記憶部には、在床者毎に新たな情報及び一つ前の情報の2つが常時記憶されることとなり、所定の複数の情報を記憶する場合に、記憶部の記憶領域が無駄に使用される不都合を防止できる。
【0077】
このように記憶部に新旧の状態情報41(及び生体情報42)が記憶されると、ステップS5において、比較部28は、新旧の状態情報41を比較し、在床者の状態の変化を検出する。ステップS6では、比較部28が、新旧の状態情報41を比較することで、在床者の状態の変化の有無を判別する。在床者の状態が変化していた場合(ステップS6のYes)、ステップS7に処理が進み、在床者の状態が変化していない場合(ステップS6のNo)、以下に説明する表示更新処理を行うことなく、ステップS8に進む。
【0078】
ステップS7では、表示制御部29が、状態に変化のあった在床者のオブジェクトOの表示形態を変更制御する。具体的には、例えば、体動がなくベッド1000の中央に位置していた在床者が、体動がなくベッド1000の左端に位置するように変化した場合、在床者の状態は、「正常」から「注意」へと変化するため、表示制御部29は、オブジェクトOの背景を白色から黄色に変更する。これにより、看護者などのスタッフは、在床者の状態を、在床者の現在の画像(映像)を参照しつつ注意しながら見守ることとなる。
【0079】
さらに、ベッド1000の左端に位置していることで注意を持って見守られていた在床者に体動が検出された場合、ベッド1000から落ちる危険があり「警告」が必要となるため、表示制御部29は、オブジェクトOの背景を黄色から赤色に変更する。これにより、看護者などのスタッフは、在床者の部屋に出向き、ベッド1000の左端から中央に就寝位置を戻す等のベッドからの落下を防止するための措置を行う。
【0080】
なお、本実施形態では、オブジェクトOの背景色を変化するようにしたが、これに限るものではなく、例えばオブジェクトOのコールボタンB1などのボタンの表示態様(色、イラスト、影などの表現)を変化させるようにしてもよい。ここで、図14は、ボタンの表示態様の変化例を示す図である。図14に示すように、表示制御部29は、例えばバイタルセンサ19からの生体情報42であるバイタルデータに異常があった場合には、コールボタンB1の表示を「バイタル異常」と表示するとともに、コールボタンB1の背景を赤色に変更する。また、図14に示すように、表示制御部29は、センサ2および撮像装置200からの在床者の現状を示す状態情報41に異常があった場合(例えば、離床など)には、コールボタンB1の表示を「離床」と表示するとともに、コールボタンB1の背景を赤色に変更する。
【0081】
また、本実施形態では、比較部28からの信号をトリガとしてオブジェクトOの表示態様(背景色)を変化するようにしたが、これに限るものではなく、表示制御部29は、例えばボタン押下をトリガとしてボタンの表示態様(色、イラスト、影などの表現)を変化させるようにしてもよい。
【0082】
このようにボタン押下や信号でオブジェクトOのボタンの表示態様(色、イラスト、影などの表現)を変化させることにより、警告表示などの視認性を向上させることができる。
【0083】
加えて、表示制御部29は、例えば状態に変化のあった在床者のオブジェクトOのコールボタンB1が押下されることによる詳細表示操作があった場合(ステップS8のYes)、詳細画像を表示するポップアップ表示へ遷移する(ステップS9)。ここで、図15は詳細画像を表示するポップアップ表示の一例を示す図である。図15に示すように、表示制御部29は、例えば在床者の詳細な情報を別画面として重ね表示する。
【0084】
また、表示制御部29は、例えば状態に変化のあった在床者のオブジェクトOの在床者情報ボタンB3が押下されて対応操作があった場合(ステップS10のYes)、別画面に遷移する(ステップS11)。ここで、図16は在床者のバイタルデータの一覧画像を表示する別画面の一例を示す図である。図16に示すように、表示制御部29は、例えば在床者のバイタルデータの一覧画像を表示する別画面に遷移する。
【0085】
表示制御部29は、タイムアウトしていない場合(ステップS12のNo)、ポップアップ表示または別画面の表示を続ける。表示制御部29は、タイムアウトした場合(ステップS12のYes)、ポップアップ表示または別画面の表示を終了する。
【0086】
上述したように、ボタン押下により別画面の重ね表示や別画面への遷移もできるようにしたことにより、他の操作を行うことができる。
【0087】
このように本実施形態によれば、ネットワークNを介して接続する表示装置5の表示部のサイズが異なる場合であっても、オブジェクト内に表示される複数の情報の要素や複数の情報の配置が変わることがない。また、ネットワークNを介して接続する表示装置5の表示部のうち最も小さなサイズに合わせてオブジェクトを生成するので、オブジェクト内にボタン表示が有るような場合に、ボタンが押下しづらくなることはない。これにより、オブジェクトの見た目の表示サイズとボタン配置を統一させることで、表示部のサイズが異なる端末間であっても、視認性・操作性を向上させることができる。
【0088】
なお、表示制御部29は、オブジェクトOの数が表示装置5の表示部に表示可能な数に比べて少なければ、オブジェクトOの外形を大きくするようにしてもよい。図17は、オブジェクトOの外形の変形例を示す図である。図17に示すようにすることにより、表示装置5の表示部のサイズが異なる場合であっても、オブジェクトOは異なるデバイス間で統一され、迷いなく操作性が上がる効果がある。
【0089】
また、表示制御部29は、一の表示装置5でオブジェクトOの要素を変更した場合、他の表示装置5におけるオブジェクトOの表示にも反映する。例えば、表示制御部29は、オブジェクトOの要素である押下可能エリアO2と、押下不能エリアO3との配置の変更を受け付け、別デバイスに反映するようにしてもよい。ここで、図18はオブジェクトOの要素の配置の変更手順例を示す図、図19はオブジェクトOの要素の配置の変更例を示す図である。図18に示す例は、メニューから「ボタンの並び替え」を選択し、ボタンの配置変更、ボタンのサイズ変更、ボタン変更などを行う様子を示すものである。図19に示す例では、在床者情報ボタンB3とコールボタンB1の位置を入れ替えている。さらに、表示制御部29は、ボタンの追加、ボタンの削除も可能とする。
【符号の説明】
【0090】
1 表示制御システム
4 表示制御装置
5 端末
29 表示制御部
O 情報表示領域
O2 押下可能エリア
O3 押下不能エリア
【先行技術文献】
【特許文献】
【0091】
【文献】特開2017-202057号公報
図1
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