(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】
(45)【発行日】
(54)【発明の名称】情報処理システム、その制御方法、管理サーバおよびプログラム
(51)【国際特許分類】
【FI】
(21)【出願番号】
(22)【出願日】
【審査請求日】
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】田中 佑弥
【審査官】長濱 美紗
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-111053(JP,A)
【文献】特開2016-099934(JP,A)
【文献】特開2008-227671(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 12/00-12/66
41/00-101/695
G06F 3/12
H04N 1/00
B41J 29/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項】
画像記録装置と、
前記画像記録装置からネットワークを通じて送信されるステータス情報を管理する複数の中継サーバと、
前記複数の中継サーバに対応する複数の管理サーバであって、それぞれが対応の中継サーバに
、前記ステータス情報に基づくサービスを提供するための前記画像記録装置についての情報の登録を行う複数の管理サーバと、
前記複数の管理サーバからの情報を記憶するデータベースサーバと、
を備える情報処理システムであって、
前記複数の管理サーバのそれぞれは、
対応の中継サーバから前記画像記録装置の識別情報を含む接続通知を受信する受信手段と、
前記接続通知を受信した場合に、対応の中継サーバを前記画像記録装置に関連付けて記憶するように前記データベースサーバに指示を行う記憶指示手段と、
前記ステータス情報に基づく
前記サービスを提供するサービスプロバイダサーバからサービス登録を受信した場合に、前記データベースサーバにて前記画像記録装置に関連付けて記憶された中継サーバに
該サービス登録
を示す情報を送信する送信手段と、
を含
み、
前記画像記録装置が接続された中継サーバが変更された場合、前記受信手段は、該変更された中継サーバから接続通知を受信し、前記記憶指示手段は、該変更された中継サーバを前記画像記録装置に関連付けて記憶するように前記データベースサーバに指示を行う
ことを特徴とする情報処理システム。
【請求項】
前記複数の中継サーバは互いに異なる地域に配置され、対応の管理サーバは対応の地域に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項】
前記画像記録装置は、インクジェット方式で記録を実行可能なプリンタである
ことを特徴とする請求項1
または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項】
前記サービスプロバイダサーバが提供するサービスは、前記画像記録装置のユーザの居所への前記画像記録装置の消耗品の配送を含む
ことを特徴とする請求項
3に記載の情報処理システム。
【請求項】
前記サービスプロバイダサーバが提供するサービスは、前記画像記録装置のユーザによる前記画像記録装置での印刷の実行の回数に応じたポイント付与を含む
ことを特徴とする請求項
3に記載の情報処理システム。
【請求項】
1つの前記中継サーバ、1つの前記管理サーバ及び1つの前記サービスプロバイダサーバは、1又は複数のサーバによって構成されるサーバシステムである
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項】
画像記録装置と、
前記画像記録装置からネットワークを通じて送信されるステータス情報を管理する複数の中継サーバと、
前記ステータス情報に基づくサービスを提供するサービスプロバイダサーバと、
前記複数の中継サーバに対応する複数の管理サーバであって、それぞれが対応の中継サーバに
、前記ステータス情報に基づく前記サービスを提供するための前記画像記録装置についての情報の登録を行う複数の管理サーバと、
前記複数の管理サーバからの情報を記憶するデータベースサーバと、
を備える情報処理システムの制御方法であって、
前記複数の管理サーバのそれぞれにおいて、
対応の中継サーバから前記画像記録装置の識別情報を含む接続通知を受信するステップと、
前記接続通知を受信した場合に、対応の中継サーバを前記画像記録装置に関連付けて記憶するように前記データベースサーバに指示を行うステップと、
前記サービスプロバイダサーバからサービス登録を受信した場合に、前記データベースサーバにて前記画像記録装置に関連付けて記憶された中継サーバに
該サービス登録
を示す情報を送信するステップと、
を含
み、
前記画像記録装置が接続された中継サーバが変更された場合、前記受信するステップでは、該変更された中継サーバから接続通知を受信し、前記指示を行うステップでは、該変更された中継サーバを前記画像記録装置に関連付けて記憶するように前記データベースサーバに指示を行う
ことを特徴とする情報処理システムの制御方法。
【請求項】
コンピュータに、請求項
7に記載の制御方法の各ステップを実行させるプログラム。
【請求項】
画像記録装置からネットワークを通じて送信されるステータス情報を管理可能な複数の中継サーバのそれぞれに対応する管理サーバであって、
対応の中継サーバから前記画像記録装置の識別情報を含む接続通知を受信する受信手段と、
前記接続通知を受信した場合に、対応の中継サーバを前記画像記録装置に関連付けて記憶するように所定のデータベースサーバに指示を行う記憶指示手段と、
前記ステータス情報に基づくサービスを提供するサービスプロバイダサーバからサービス登録を受信した場合に、前記データベースサーバにて前記画像記録装置に関連付けて記憶された中継サーバに
該サービス登録
を示す情報を送信する送信手段と、
を含
み、
前記画像記録装置が接続された中継サーバが変更された場合、前記受信手段は、該変更された中継サーバから接続通知を受信し、前記記憶指示手段は、該変更された中継サーバを前記画像記録装置に関連付けて記憶するように前記データベースサーバに指示を行う
ことを特徴とする管理サーバ。
【請求項】
コンピュータに、請求項
9に記載の管理サーバの各手段を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【】
本発明は、主に情報処理システムに関する。
【背景技術】
【】
インターネット等のネットワークを利用したサービスのなかには、画像記録装置が該画像記録装置内の消耗品の残量状態を検出し、消耗品の残量が所定量以下になった場合に消耗品を発注するものもある(特許文献1参照)。このようなサービスにおいては、画像記録装置は、中継サーバに接続して消耗品情報を送信する。サービスを提供するサービスプロバイダサーバは、消耗品情報を取得する画像記録装置の識別情報を中継サーバに登録し、該中継装置がサービスプロバイダサーバに消耗品情報を提供する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【】
特許文献1によれば、画像記録装置が他の中継サーバに接続される場合にはサービスプロバイダサーバが該画像記録装置の登録を行う中継サーバを特定することが困難になりうるため、上記サービスにおけるユーザビリティの向上という点で改善の余地があった。
【】
本発明は、発明者による上記課題の認識を契機として為されたものであり、画像記録装置の所定のサービスにおけるユーザビリティの向上に有利な技術を提供することを例示的目的とする。
【課題を解決するための手段】
【】
本発明の一つの側面は情報処理システムにかかり、前記情報処理システムは、
画像記録装置(101)と、
前記画像記録装置からネットワーク(110)を通じて送信されるステータス情報を管理する複数の中継サーバ(103、104)と、
前記複数の中継サーバに対応する複数の管理サーバであって、それぞれが対応の中継サーバに、前記ステータス情報に基づくサービスを提供するための前記画像記録装置についての情報の登録を行う複数の管理サーバ(105、106)と、
前記複数の管理サーバからの情報を記憶するデータベースサーバ(107)と、
を備える情報処理システムであって、
前記複数の管理サーバのそれぞれは、
対応の中継サーバから前記画像記録装置の識別情報を含む接続通知を受信する受信手段と、
前記接続通知を受信した場合に、対応の中継サーバを前記画像記録装置に関連付けて記憶するように前記データベースサーバに指示を行う記憶指示手段と、
前記ステータス情報に基づく前記サービスを提供するサービスプロバイダサーバ(108)からサービス登録を受信した場合に、前記データベースサーバにて前記画像記録装置に関連付けて記憶された中継サーバに該サービス登録を示す情報を送信する送信手段と、を含み、
前記画像記録装置が接続された中継サーバが変更された場合、前記受信手段は、該変更された中継サーバから接続通知を受信し、前記記憶指示手段は、該変更された中継サーバを前記画像記録装置に関連付けて記憶するように前記データベースサーバに指示を行う
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【】
本発明によれば、上記ユーザビリティの向上に有利である。
【図面の簡単な説明】
【】
【図】実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図。
【図】プリンタ管理サーバのハードウェア構成例を示すブロック図。
【図】プリンタのハードウェア構成例を示すブロック図。
【図】情報処理システムにおける情報ないしデータの送受信の態様を示す模式図。
【図】情報処理システムにおける情報ないしデータの送受信の態様を示す模式図。
【図】情報処理システムにおける情報ないしデータの送受信の態様を示す模式図。
【図】接続先管理テーブルおよびサービス管理テーブルの例を示す模式図。
【図】サービス登録画面の例を示す図。
【図】プリンタ情報送信設定画面の例を示す図。
【図】接続先管理テーブルの例を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
【】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【】
<情報処理システムの構成>
図1は、実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す。情報処理システム100は、プリンタ管理サーバ103及び104、接続先管理サーバ105及び106、データベースサーバ107、サービスプロバイダサーバ108、並びに、画像記録装置であるプリンタ101を備える。
【】
プリンタ管理サーバ103及び104、接続先管理サーバ105及び106、データベースサーバ107、並びに、サービスプロバイダサーバ108は、それぞれインターネット110に接続される。プリンタ101は、ルーター102を介してインターネット110に接続可能とする。
【】
プリンタ管理サーバ103は、インターネット110を介して接続先管理サーバ105との間で情報を送受信可能である。プリンタ管理サーバ104は、インターネット110を介して接続先管理サーバ106との間で情報を送受信可能である。接続先管理サーバ105及び106は、インターネット110を介してデータベースサーバ107との間で情報の読出し及び書込みを実行可能である。
【】
ここで、プリンタ管理サーバ103及び104の数は、ここでは2とするが、3以上であってもよく、複数(2以上)であればよい。接続先管理サーバ105及び106についても同様である。詳細については後述とするが、本実施形態は、複数のプリンタ管理サーバの何れにプリンタ101が接続されていた場合でも、該プリンタ101が接続されているプリンタ管理サーバに対してサービスプロバイダサーバ108からのサービス登録を可能にする。
【】
複数のプリンタ管理サーバ103及び104は、互いに異なる地域(例えば国、州、県、市など)に配置されうる。複数のプリンタ管理サーバ103及び104は、それぞれ中継サーバ、中継装置などと表現されてもよい。同様に、複数の接続先管理サーバ105及び106は、互いに異なる地域に配置されうる。複数の中継サーバが互いに異なる地域に配置される場合、対応の管理サーバは同一または対応の地域に配置されるとよい。複数の接続先管理サーバ105及び106は、それぞれ管理サーバ、管理装置などと表現されてもよい。
【】
尚、これら送受信ないし通信には、公知のプロトコルが用いられればよく、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)、MQTT(Message Queuing Telemetry Transport)等が用いられうる。プリンタ101の送受信ないし通信についても同様とする。
【】
サービスプロバイダサーバ108は、インターネット110を介して接続先管理サーバ105及び106と通信可能である。本実施形態では、サービスプロバイダサーバ108は多様なサービスを提供可能とする。サービスの例としては、ユーザの居所への消耗品の配送、ユーザによる印刷の実行の回数に応じたポイント付与、等が挙げられる。例えば、プリンタ101は、印刷枚数、インク残量などの情報を含むステータス情報を、プリンタ101の識別情報(例えばシリアル番号)と共にプリンタ管理サーバ103及び104に定期的に送信する。プリンタ管理サーバ103及び104は、プリンタ101が加入しているサービスに応じて、プリンタ101から受信した情報をサービスプロバイダサーバ108に送信する。
【】
<サーバの構成>
図2は、プリンタ管理サーバ103のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。プリンタ管理サーバ103は、CPU201、RAM202、ROM203、記憶装置204、操作部205、表示部206、ネットワーク通信部207、及び、ネットワーク接続部208を含む。
【】
CPU201(Central Processing Unit)は、プリンタ管理サーバ103の各要素を制御する。RAM(Random Access Memory)202は、CPU201がプログラムを実行する際に用いられる。ROM(Read Only Memory)203は、システムの起動時に必要なブートプログラムを記憶する。記憶装置204は、CPU201で実行するプログラム、パラメータないし情報を記憶し、記憶装置204には、磁気ディスク、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリが用いられる。操作部205には、ユーザからの操作入力を受付け可能な公知のデバイス、例えばキーボード、マウス等が用いられうる。表示部206には、例えば液晶ディスプレイ等が用いられ、対応の情報が表示されてユーザに提示されうる。ネットワーク通信部207は、ネットワーク接続部208を介してインターネット110に接続され、他の要素との通信を実現可能とする。これらは、バス210により相互に接続されてデータを送受信可能とする。
【】
プリンタ管理サーバ104、接続先管理サーバ105及び106、データベースサーバ107、並びに、サービスプロバイダサーバ108は、プリンタ管理サーバ103同様のハードウェア構成を有するものとし、ここでは説明を省略する。尚、他の実施形態として、それらはプリンタ管理サーバ103と異なるハードウェア構成を有していてもよい。尚、上述の各サーバは、1又は複数のサーバによって構成されるサーバシステムであってもよい。例えば、複数のサーバは、相互に連携して動作することにより、1つのプリンタ管理サーバ、1つの接続先管理サーバ、1つのデータベースサーバ、1つのサービスプロバイダサーバとして機能してもよい。
【】
<プリンタのハードウェア構成>
図3は、プリンタ101のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。プリンタ101は、プリンタ部301、スキャナー部302、メモリカード装着部303、メモリカード304、及び、インクタンク部315を含む。更に、プリンタ101は、CPU305、プログラムメモリ306、ワークメモリ307、表示部308、操作部309、ネットワーク通信部310、ネットワーク接続部311、及び、フラッシュメモリ312を含む。
【】
プリンタ101は、インクジェット方式で画像を記録するものとするが、記録方式は電子写真方式など、他の方式であってもよい。ここでは、画像記録装置の一例として複合機であるプリンタ101が示されるが、画像記録装置はプリンタに限られない。例えば、複写機、ファクシミリ等が画像記録装置として用いられてよいし、スキャナー機能を備えないデバイスが用いられてもよい。
【】
プリンタ101において、印刷機能はプリンタ部301により実現され、スキャナー機能はスキャナー部302により実現され、また、ストレージ機能はメモリカード装着部303及びメモリカード304で実現される。
【】
プリンタ部301は、外部から受信した画像データ、メモリカード304に格納されている画像データ等に基づいて、インクジェット方式により印刷用紙等の記録媒体に対して画像の記録(或いは印刷と表現されてもよい。)を行う。さらに、プリンタ部301は、インク残量情報を含むインク情報、および、積載用紙の枚数情報を含む用紙情報を管理することも可能である。
【】
スキャナー部302は、原稿台(不図示)に載置された原稿を光学的に読み取って得られた電子データを所定のファイル形式に変換し、それにより得られた画像データをネットワーク経由で外部装置に送信したり、HDD等の記憶領域(不図示)に記憶したりする。コピー機能を利用する場合、原稿台に載置された原稿をスキャナー部302により読み取って得られた画像データがプリンタ部301に転送され、該画像データに基づいてプリンタ部301が記録媒体に画像を記録する。
【】
メモリカード装着部303に装着されたメモリカード304には、所望のファイルデータが記憶される。ファイルデータは、ネットワークを介して外部装置から読み出して編集可能であってもよい。外部装置からの指示に応じて、メモリカード304にファイルデータを記憶することも可能とする。
【】
CPU305は、プリンタ101の各要素を制御する。プログラムメモリ306はROM等で構成され、プログラムメモリ306には、各種プログラムコード、プリンタ管理サーバ103と通信するためのアプリケーション314等が記憶されうる。ワークメモリ307はRAM等で構成され、ワークメモリ307には、サービス実行時に画像データ等が一時的に記憶されたり、ワークメモリ307を用いてバッファリングが行われたりする。表示部308には、液晶ディスプレイ等が用いられ、上述の機能に応じた情報が表示されうる。操作部309には、ボタン等が用いられ、ユーザによる操作入力を受付け可能となっている。ネットワーク通信部310は、ネットワーク接続部311を介してルーター106に接続され、それによりプリンタ101をインターネット110に接続させる。フラッシュメモリ312は、ネットワーク通信部310が受信した画像データ等を記憶する。これらは、バス313により相互に接続されてデータを送受信可能とする。
【】
<プリンタ情報送信設定画面>
図9は、プリンタ101の表示部308に表示される設定画面900の一例を示す。設定画面900は、「同意する」を選択するための同意ボタン901と、「同意しない」を選択するための非同意ボタン902とを含む。ユーザが同意ボタン901を押下すると、プリンタ情報送信設定が有効になる。プリンタ情報送信設定は、プリンタ101から外部に、プリンタ101のステータス情報(例えば印刷枚数、インク残量などを示す情報)、印刷の実行に必要な印刷情報などを含むプリンタ情報を定期的あるいは所定条件の成立に応じて送信するための設定を示す。設定画面900は、プリンタ情報送信設定画面900、情報送信設定画面900などと表現されてもよい。
【】
≪第1実施例≫
<プリンタをプリンタ管理サーバに接続してからサービス登録する処理>
図4は、プリンタ101がプリンタ管理サーバ103に接続された後、サービスプロバイダサーバ108がプリンタ101のプリンタ情報を受信するまでに実行される一連の処理の例を示すシーケンス図である。
【】
ここで、一連の処理は、プリンタ101、プリンタ管理サーバ103、接続先管理サーバ105、データベースサーバ107、及び、サービスプロバイダサーバ108のそれぞれのCPUにより実行されうる。即ち、一連の処理は、各CPUが、記憶装置に記憶されているプログラムコードをRAM上に展開して実行することにより行われうる。或いは、
図4に示されたステップの一部または全部の機能は、ASIC等の電子回路あるいはハードウェアにより実現されてもよい。
【】
ステップS401(以下、単に「S401」と示す。後述の他のステップについても同様とする。)では、プリンタ101は、ユーザが設定画面900にてプリンタ情報送信設定を有効にしたことを検知する。
【】
S402では、プリンタ101は、プリンタ管理サーバ103に対してプリンタ接続通知を行い、プリンタ101のプリンタ識別情報を通知する。プリンタ識別情報は、プリンタ101のシリアル番号およびMACアドレスの両方であってもよいが、それらの一方であってもよいし、或いは、プリンタ101を識別可能な別の情報でもあってもよい。尚、プリンタ接続通知は、単に接続通知と表現されてもよい。
【】
S403では、プリンタ管理サーバ103は、接続先管理サーバ105に対してプリンタ接続通知を行い、プリンタ101のプリンタ識別情報を通知する。
【】
S404では、接続先管理サーバ105は、データベースサーバ107に対して、プリンタ101とプリンタ管理サーバ103とを関連付けて記憶する接続先登録指示を行う。
【】
S405では、データベースサーバ107は、プリンタ101とプリンタ管理サーバ103とを関連付けて、そのデータベースの接続先管理テーブル701に登録する。この登録は接続先プリンタ管理サーバ登録と称されうる。
【】
ここで、
図7は、データベースサーバ107のデータベースに記憶される接続先管理テーブル701およびサービス管理テーブル702の例を示す。データベースサーバ107は、接続先管理サーバ105から接続先登録指示を受信すると、プリンタ識別情報と、プリンタ101が接続されたプリンタ管理サーバ103の情報とを関連づけて
図7(a)の接続先管理テーブル701に登録する。また、データベースサーバ107は、接続先管理サーバ105からサービス情報登録指示を受信すると、プリンタ識別情報とサービス名とを関連づけて
図7(b)のサービス管理テーブル702に登録する。その詳細については後述とする。
【】
再び
図4を参照して、S406では、接続先管理サーバ105は、サービス管理テーブル702からプリンタ101のサービス登録情報を取得する。尚、この時点では、プリンタ101は、サービスプロバイダサーバ108からのサービス登録が行われていないので、サービス登録済みの確認を契機とする処理は行われない。
【】
ここで、
図8は、ユーザがプリンタ101をWebサービスに登録する際の画面である登録画面800の一例を示す。登録画面800は、登録対象のプリンタ識別情報の表示欄804、利用許諾チェックボックス803、及び、登録ボタン802を含む。登録画面800は、サービス登録画面800、Webサービス登録画面800などと表現されてもよい。
【】
再び
図4を参照して、S406後、ユーザが、登録画面800のチェックボックス803にチェックを付し、登録ボタン802を押下するものとする。これに応答して、S407では、サービスプロバイダサーバ108は、接続先管理サーバ105に対してサービス登録通知を行い、プリンタ101のプリンタ識別情報とWebサービス名とを通知する。
【】
S408では、接続先管理サーバ105は、データベースサーバ107に対して、プリンタ識別情報とWebサービス名とを関連付けて記憶するサービス登録指示を行う。
【】
S409では、データベースサーバ107は、プリンタ101とWebサービス名とを関連付けてデータベースサーバ107のデータベースの接続先管理テーブル702に登録する。
【】
S410では、接続先管理サーバ105は、接続先管理テーブル701からプリンタ101が接続されたプリンタ管理サーバ103の接続先情報を取得する。
【】
S411では、接続先管理サーバ105は、プリンタ101が接続されたプリンタ管理サーバ103に対してサービス登録通知を行い、プリンタ101のプリンタ識別情報とWebサービス名とを通知する。尚、これ以降、プリンタ管理サーバ103は、プリンタ101からのプリンタ情報をサービスプロバイダサーバ108に対して通知可能となる。
【】
S412では、プリンタ101は、プリンタ101のプリンタ識別情報、ステータス情報(例えば印刷枚数、インク残量などを示す情報)等のプリンタ情報をプリンタ管理サーバ103に通知する。
【】
S413では、プリンタ管理サーバ103は、プリンタ101のプリンタ識別情報、ステータス情報等のプリンタ情報をサービスプロバイダサーバ108に通知する。
【】
尚、以上のシーケンスは、プリンタ101がプリンタ管理サーバ103に代替して、プリンタ管理サーバ104に接続される場合についても同様である。
【】
本実施例によれば、プリンタ101が複数のプリンタ管理サーバの何れ(例えば103)に接続されていた場合でも、該プリンタ101が接続されているプリンタ管理サーバ103に対してサービスプロバイダサーバ108からサービス登録を実行可能となる。これにより、サービスプロバイダサーバ108がプリンタ101のプリンタ情報を受信可能となる。よって、本実施例によれば、プリンタ101についての多様なサービスの提供に際してプリンタ101のユーザビリティが向上しうる。
【】
尚、ここでは、インターネット110を介して接続されたデータベースサーバ107に情報を記録する態様を例示した。しかしながら、実施形態の内容は、ここで例示された態様に限られるものではなく、ローカルネットワークにて接続された構成であってもよい。また、接続先管理サーバ105及び/又は106は、情報の取得および記録が可能なストレージ機能を有する記録装置であってもよい。
【】
≪第2実施例≫
第1実施例では、プリンタ101がプリンタ管理サーバ103に接続された後にサービスプロバイダサーバ108がプリンタ101を登録する態様が例示された。これに対して、第2実施例として、プリンタ101がプリンタ管理サーバ103に接続される前にサービスプロバイダサーバ108がプリンタ101を登録することも可能である。
【】
<プリンタをプリンタ管理サーバに接続する前にサービス登録が行う際の処理>
図5は、プリンタ101をプリンタ管理サーバ103に接続する前にサービスプロバイダサーバ108からプリンタ101の登録が行われ、それから、サービスプロバイダサーバ108がプリンタ情報を受信するまでの一連の処理を、
図4同様に示す。該一連の処理は、
図4同様、プリンタ101、プリンタ管理サーバ103、接続先管理サーバ105、データベースサーバ107、及び、サービスプロバイダサーバ108のそれぞれのCPUにより実行されうる。
【】
S501からS503については、
図4のS407からS409の内容同様である(第1実施例参照)。
【】
S504では、接続先管理サーバ105は、プリンタ101が接続されたプリンタ管理サーバ103の接続先情報を接続先管理テーブル701から取得する。尚、この時点では、プリンタ101は、プリンタ管理サーバ103と接続できていないので、接続先のプリンタ管理サーバ103の確認を契機とする処理は行われない。
【】
S505からS509については、
図4のS401からS405の内容同様である(第1実施例参照)。
【】
S510では、接続先管理サーバ105は、プリンタ101のサービス登録情報をサービス管理テーブル702から取得する。
【】
S511からS513については、
図4のS411からS413の内容同様である(第1実施例参照)。
【】
本実施例によれば、プリンタ101がプリンタ管理サーバ103に接続される前にサービスプロバイダサーバ108からサービス登録が行われた場合においても、サービスプロバイダサーバ108はプリンタ101のプリンタ情報を受信可能である。
【】
≪第3実施例≫
第3実施例では、サービスプロバイダサーバ108がプリンタ101を登録してプリンタ101のプリンタ情報をプリンタ管理サーバ103から受信可能となった状態から、プリンタ101の接続先がプリンタ管理サーバ104に更新された場合の例を示す。
【】
図5は、プリンタ101をプリンタ管理サーバ103に接続する前にサービスプロバイダサーバ108からプリンタ101の登録が行われ、それから、サービスプロバイダサーバ108がプリンタ情報を受信するまでの一連の処理を、
図4同様に示す。該一連の処理は、
図4同様、プリンタ101、プリンタ管理サーバ103、接続先管理サーバ105、データベースサーバ107、及び、サービスプロバイダサーバ108のそれぞれのCPUにより実行されうる。
【】
図6は、プリンタ101がプリンタ管理サーバ103からプリンタ管理サーバ104に接続先を変更し、サービスプロバイダサーバ108がプリンタ管理サーバ104からプリンタ101のプリンタ情報を受信する場合の一連の処理を、
図4~5同様に示す。該一連の処理は、
図4同様、プリンタ101、プリンタ管理サーバ103及び104、接続先管理サーバ105及び106、データベースサーバ107、並びに、サービスプロバイダサーバ108のそれぞれのCPUにより実行されうる。
【】
S601からS613については、
図4のS401からS413の内容同様である(第1実施例参照)。
【】
S614では、プリンタ101はファームウェアのアップデートを行う。ファームウェアのアップデートは、プリンタ101により公知の方法で行われればよい。例えば、プリンタ101の最新のファームウェアがファームウェア配信サーバ上に存在する場合には、更新版のファームウェアがあることが表示部308に表示されうる。ユーザは、該表示に応答して操作部309に操作入力を行うことによりアップデートが実行されうる。
【】
S615では、上記ファームウェアのアップデートが完了すると、プリンタ101は、プリンタ管理サーバ104に対してプリンタ接続通知を行い、プリンタ101のプリンタ識別情報を通知する。
【】
S616では、プリンタ管理サーバ104は、接続先管理サーバ106に対してプリンタ接続通知を行い、プリンタ101のプリンタ識別情報を通知する。
【】
S617では、接続先管理サーバ106は、プリンタ101が接続されたプリンタ管理サーバ104の接続先情報を接続先管理テーブル701から取得する。
【】
S618では、接続先管理サーバ106は、データベースサーバ107に対して、プリンタ101とプリンタ管理サーバ104とを関連付けて記憶する接続先更新指示を行う。
【】
S619では、データベースサーバ107は、プリンタ101とプリンタ管理サーバ103とを関連付けて記憶する接続先管理テーブル701から、プリンタ管理サーバ104に関連付けて接続先管理テーブル1001に、変更ないし更新する。
【】
ここで、
図10は、データベースサーバ107のデータベースに記憶される接続先管理テーブル1001の例を示す。データベースサーバ107は、接続先管理サーバ105又は106から接続先更新指示を受信すると、プリンタ101に関連付けられたプリンタ管理サーバ103又は104の情報を更新する。
【】
再び
図6を参照して、S620では、接続先管理サーバ106は、プリンタ101のサービス登録情報をサービス管理テーブル702から取得する。
【】
S621では、接続先管理サーバ106は、プリンタ管理サーバ104に対してサービス登録通知を行い、プリンタ101のプリンタ識別情報とWebサービス名とを通知する。
【】
S622では、接続先管理サーバ106は、S617にて取得されたプリンタ管理サーバ103に対してサービス削除通知を行い、プリンタ101のプリンタ識別情報とWebサービス名との削除通知を行う。
【】
S623からS624については、
図4のS412からS413の内容同様である(第1実施例参照)。
【】
本実施例では、プリンタ101がプリンタ管理サーバ103に接続され、サービスプロバイダサーバ108からのサービス登録が完了した後において、プリンタ101の接続先がプリンタ管理サーバ104に変更される。本実施例によれば、このような場合においてもサービスプロバイダサーバ108はプリンタ管理サーバ104からプリンタ情報を受信可能である。
【】
ここでは、ファームウェアのアップデートによりプリンタ101の接続先をプリンタ管理サーバ103からプリンタ管理サーバ104へと変更するものとしたが、プリンタ101の接続先の更新は他の公知の方法により行われてもよい。例えば、プリンタ101に接続先の更新指示がプリンタ管理サーバ103から送信され、それに応答してプリンタ101が接続先をプリンタ管理サーバ104に変更してもよい。或いは、プリンタ101がプリンタ101自体の設置場所が変わったことを検知し、それに応答して、プリンタ101が接続先を更新してもよい。
【】
(プログラム)
本発明は、上記実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、該システム又は装置のコンピュータにおける1以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理により実現されてもよい。例えば、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によって実現されてもよい。
【】
(その他)
以上の説明においては、理解の容易化のため、各要素をその機能面に関連する名称で示したが、各要素は、実施形態で説明された内容を主機能として備えるものに限られるものではなく、それを補助的に備えるものであってもよい。よって、各要素は、その表現に厳密に限定されるものではなく、その表現は同様の表現に置換え可能とする。例えば「サーバ」については「情報管理装置」、「情報処理装置」などと表現されてもよい。同様の趣旨で、「装置(apparatus)」という表現は、「部(unit)」、「部品(component, piece)」、「部材(member)」、「構造体(structure)」、「組立体(assembly)」等に置換されてもよいし或いは省略されてもよい。
【】
(実施形態のまとめ)
実施形態の幾つかの特徴は次のように纏められうる:
[1]
画像記録装置と、
前記画像記録装置からネットワークを通じて送信されるステータス情報を管理する複数の中継サーバと、
前記複数の中継サーバに対応する複数の管理サーバであって、それぞれが対応の中継サーバにサービス情報の登録を行う複数の管理サーバと、
前記複数の管理サーバからの情報を記憶するデータベースサーバと、
を備える情報処理システムであって、
前記複数の管理サーバのそれぞれは、
対応の中継サーバから前記画像記録装置の識別情報を含む接続通知を受信する受信手段と、
前記接続通知を受信した場合に、対応の中継サーバを前記画像記録装置に関連付けて記憶するように前記データベースサーバに指示を行う記憶指示手段と、
前記ステータス情報に基づくサービスを提供するサービスプロバイダサーバからサービス登録を受信した場合に、前記データベースサーバにて前記画像記録装置に関連付けて記憶された中継サーバにサービス登録情報を送信する送信手段と、
を含む
ことを特徴とする情報処理システム。
[2]
前記画像記録装置が接続された中継サーバが変更された場合、前記受信手段は、該変更された中継サーバから接続通知を受信し、前記記憶指示手段は、該変更された中継サーバを前記画像記録装置に関連付けて記憶するように前記データベースサーバに指示を行う
ことを特徴とする上記[1]に記載の情報処理システム。
[3]
前記複数の中継サーバは互いに異なる地域に配置され、対応の管理サーバは対応の地域に配置される
ことを特徴とする上記[1]に記載の情報処理システム。
[4]
前記画像記録装置は、インクジェット方式で記録を実行可能なプリンタである
ことを特徴とする上記[1]~[3]の何れか1つに記載の情報処理システム。
[5]
前記サービスプロバイダサーバが提供するサービスは、前記画像記録装置のユーザの居所への前記画像記録装置の消耗品の配送を含む
ことを特徴とする上記[4]に記載の情報処理システム。
[6]
前記サービスプロバイダサーバが提供するサービスは、前記画像記録装置のユーザによる前記画像記録装置での印刷の実行の回数に応じたポイント付与を含む
ことを特徴とする上記[4]に記載の情報処理システム。
[7]
1つの前記中継サーバ、1つの前記管理サーバ及び1つの前記サービスプロバイダサーバは、1又は複数のサーバによって構成されるサーバシステムである
ことを特徴とする上記[1]に記載の情報処理システム。
[8]
画像記録装置と、
前記画像記録装置からネットワークを通じて送信されるステータス情報を管理する複数の中継サーバと、
前記ステータス情報に基づくサービスを提供するサービスプロバイダサーバと、
前記複数の中継サーバに対応する複数の管理サーバであって、それぞれが対応の中継サーバにサービス情報の登録を行う複数の管理サーバと、
前記複数の管理サーバからの情報を記憶するデータベースサーバと、
を備える情報処理システムの制御方法であって、
前記複数の管理サーバのそれぞれにおいて、
対応の中継サーバから前記画像記録装置の識別情報を含む接続通知を受信するステップと、
前記接続通知を受信した場合に、対応の中継サーバを前記画像記録装置に関連付けて記憶するように前記データベースサーバに指示を行うステップと、
前記サービスプロバイダサーバからサービス登録を受信した場合に、前記データベースサーバにて前記画像記録装置に関連付けて記憶された中継サーバにサービス登録情報を送信するステップと、
を含む
ことを特徴とする情報処理システムの制御方法。
[9]
コンピュータに、上記[8]に記載の制御方法の各ステップを実行させるプログラム。
[10]
画像記録装置からネットワークを通じて送信されるステータス情報を管理可能な複数の中継サーバのそれぞれに対応する管理サーバであって、
対応の中継サーバから前記画像記録装置の識別情報を含む接続通知を受信する受信手段と、
前記接続通知を受信した場合に、対応の中継サーバを前記画像記録装置に関連付けて記憶するように所定のデータベースサーバに指示を行う記憶指示手段と、
前記ステータス情報に基づくサービスを提供するサービスプロバイダサーバからサービス登録を受信した場合に、前記データベースサーバにて前記画像記録装置に関連付けて記憶された中継サーバにサービス登録情報を送信する送信手段と、
を含む
ことを特徴とする管理サーバ。
[11]
コンピュータに、上記[10]に記載の管理サーバの各手段を実行させるプログラム。
【】
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
【符号の説明】
【】
101:画像記録装置(プリンタ)、103及び104:プリンタ管理サーバ(中継サーバ)、105及び106:接続先管理サーバ(管理サーバ)、107:データベースサーバ、108:サービスプロバイダサーバ。
【図】
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