(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】
(45)【発行日】
(54)【発明の名称】医療支援システム
(51)【国際特許分類】
【FI】
(21)【出願番号】
(22)【出願日】
【審査請求日】
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】割石 奈生
(72)【発明者】
【氏名】斉藤 裕紀
【審査官】阿部 圭子
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-18531(JP,A)
【文献】特開2020-13493(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0028076(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 50/22
G16H 10/00-80/00
G06F 3/0481
(57)【特許請求の範囲】
【請求項】
患者に関する診療データを経時的に取得する取得部と、
前記診療データの測定値を表示する表示画面をディスプレイに表示させる表示制御部と、
前記診療データを取得する度に、前記診療データに含まれる測定値から判定条件を満たすアラート値を検出する検出部と、
を備え、
前記表示制御部は
、
前記表示画面においてアラート値が表示された領域を強調表示するとともに、検出された全てのアラート値の判定条件に関する情報を前記表示画面に表示させ
、
前記診療データに関する経時的変化を示すグラフを前記表示画面に表示させ、
前記判定条件を満たす期間を強調表示し、
複数の生体情報のうち選択された生体情報の経時的変化のみが前記グラフとして表示され、選択されていない生体情報が警告範囲である場合には、前記グラフとは別領域に、アラートが発生した項目を前記表示画面に表示させる、
医療支援システム。
【請求項】
前記判定条件に関する情報は、前記アラート値、前記アラート値の条件式、または前記アラート値の項目名を含む、
請求項1に記載の医療支援システム。
【請求項】
前記表示制御部は、前記アラート値の変化傾向を前記表示画面に表示させる、
請求項1に記載の医療支援システム。
【請求項】
前記表示制御部は、前記表示画面に前記アラート値が表示されていない場合、前記アラート値が検出された診療データを前記表示画面に表示させる、
請求項1に記載の医療支援システム。
【請求項】
前記表示制御部は、前記表示画面に前記アラート値が表示されていない場合、前記表示画面に表示されている診療データの代わりに、前記アラート値が検出された診療データを前記表示画面に表示させる、
請求項1に記載の医療支援システム。
【請求項】
前記表示制御部は、特定の診療データが新たに取得される度に、前記新たに取得した診療データを前記表示画面に表示させる、
請求項1に記載の医療支援システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、医療支援システムに関する。
【背景技術】
【】
従来、救急医療で用いられる医療情報統合ビューアでは、検体検査結果やバイタルサインなどの診療データが予め設定された条件を満たした場合にアラート(警告)が通知される。例えば、ユーザがボタンを押下すると、画面に表示中の診療データの値が特定の閾値を超えた場合に、その部分が強調表示される。この場合、ボタンの押下をトリガーとしてアラート処理が実行されるため、取得する診療データに対してリアルタイムにアラート処理を実行できない。また、画面に表示中のデータのみが強調表示されるため、画面に表示されていない診療データに関するアラートの発生の有無を把握することができない。また、表示されていない診療データに対するアラートの有無を確認したい場合、表示画面上で複数の操作を行うことが必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、救急医療において、操作の手間なく、アラートの発生を通知することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【】
実施形態に係る医療支援システムは、取得部と、表示制御部と、検出部とを備える。取得部は、患者に関する診療データを経時的に取得する。表示制御部は、前記診療データの測定値を表示する表示画面をディスプレイに表示させる。検出部は、前記診療データを取得する度に、前記診療データに含まれる測定値から判定条件を満たすアラート値を検出する。また、表示制御部は、前記表示画面においてアラート値が表示された領域を強調表示するとともに、検出された全てのアラート値の判定条件に関する情報を前記表示画面に表示させる。
【図面の簡単な説明】
【】
【図
】
図1は、第1の実施形態に係る医療支援システムの構成の一例を示す図である。
【図
】
図2は、第1の実施形態に係るサーバ装置の構成の一例を示す図である。
【図
】
図3は、第1の実施形態に係るクライアント装置の構成の一例を示す図である。
【図
】
図4は、第1の実施形態に係る医療支援システムによる救急診療支援処理の処理手順を例示するフローチャートである。
【図
】
図5は、第1の実施形態に係る医療支援システムにより表示される表示画面の一例を示す図である。
【図
】
図6は、第1の実施形態の変形例に係る医療支援システムによる救急診療支援処理の処理手順を例示するフローチャートである。
【図
】
図7は、第1の実施形態の変形例に係る医療支援システムにより表示される表示画面の一例を示す図である。
【図
】
図8は、第2の実施形態に係る医療支援システムによる救急診療支援処理の処理手順を例示するフローチャートである。
【図
】
図9は、第2の実施形態に係る医療支援システムにより表示される表示画面の一例を示す図である。
【図
】
図10は、第2の実施形態の変形例に係る医療支援システムによる救急診療支援処理の処理手順を例示するフローチャートである。
【図
】
図11は、第2の実施形態の変形例に係る医療支援システムにより表示される表示画面の一例を示す図である。
【図
】
図12は、第3の実施形態に係る医療支援システムによる救急診療支援処理の処理手順を例示するフローチャートである。
【図
】
図13は、第3の実施形態に係る医療支援システムにより表示される表示画面の一例を示す図である。
【図
】
図14は、第3の実施形態の変形例に係る医療支援システムにより表示される表示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【】
以下、図面を参照しながら、医療支援システムの実施形態について詳細に説明する。以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
【】
(第1の実施形態)
図1は、医療支援システム100の構成を示す図である。医療支援システム100は、救急患者に対する診療を支援及び管理する。医療支援システム100は、ネットワークを介して、診療情報データベース200と接続されている。医療支援システム100は、ネットワークを介して、各種情報を診療情報データベース200との間で送受信することができる。
【】
ネットワークは、例えば、LAN(Local Area Network)である。なお、ネットワークへの接続は、有線接続、及び無線接続を問わない。また、VPN(Virtual Private Network)等によりセキュリティが確保されるのであれば、接続される回線はLANに限定されない。インターネット等、公衆の通信回線に接続するようにしても構わない。
【】
診療情報データベース200は、救急患者の診療データを保存し管理する。診療データは、例えば、患者情報、検体検査情報及びバイタル情報を含む。
【】
患者情報は、救急患者に関する情報である。患者情報は、患者の名前、性別、年齢、国籍、既往歴、検査に関する情報、診察結果、医用画像等を含む。
【】
検体検査情報は、検体検査に関する情報である。検体検査は、例えば、血液検査である。検体検査情報は、検体検査の項目名、検査方法、検査日時、検査結果等を含む。検体検査結果は、ヘモグロビン濃度(ctHb)、酸素飽和度(SpO2)、P/F比、乳酸値(cLac)等を含む。
【】
バイタル情報は、バイタルサインの測定結果に関する情報であり、例えば、バイタルサインの測定値を含む。バイタルサインの測定値は、心拍数(HR)、上の血圧値(ABP S)、血圧値の平均値(ABP M)、下の血圧値(ABP D)等を含む。バイタルサインの測定値は、他の任意の測定値を含んでいてもよい。
【】
診療情報データベース200は、ネットワークを介して、患者情報及び検体検査情報を管理する患者情報システム(図示せず)や、患者に装着されたバイタルサイン測定器から送信されたバイタルサインを管理するバイタルサイン管理器(図示せず)などに接続される。診療情報データベース200は、例えば、数十分毎に、患者情報システムから患者情報及び検体検査情報を取得する。また、診療情報データベース200は、例えば、1秒毎に、バイタルサイン管理器からバイタル情報を取得する。検体検査情報を取得する間隔は、例えば、検体検査結果が更新される間隔に設定される。また、バイタルサインは常に測定されているため、バイタル情報は数秒毎に取得されることが好ましい。
【】
医療支援システム100は、サーバ装置10と、クライアント装置20とを備える。サーバ装置10は、例えば、救急医療施設内に設置されるサーバである。サーバ装置10は、例えば、診療情報データベース200から患者の診療データを受信し、受信した診療データに対して所定のデータ処理を行う。また、サーバ装置10は、診療データに基づいてアラート処理を実行することにより、異常な値を示す測定値(以下、アラート値と呼ぶ)を検出し、アラート値の検出結果を含むアラート情報をクライアント装置20へ送信する。クライアント装置20は、例えば、救急治療室に設置される端末装置である。クライアント装置20は、サーバ装置10からデータ処理後の診療データとアラート情報を受信し、アラート情報に基づいて診療データの表示画面を強調する。
【】
次に、サーバ装置10の構成について説明する。
図2は、サーバ装置10の構成を示す図である。サーバ装置10は、メモリ11、通信インタフェース12、ディスプレイ23、入力インタフェース24及び処理回路13を備えている。なお、以下、サーバ装置10は、単一の装置にて複数の機能を実行するものとして説明するが、複数の機能を別々の装置が実行することにしても構わない。例えば、サーバ装置10が実行する各機能は、異なるコンソール装置又はワークステーション装置に分散して搭載されても構わない。
【】
メモリ11は、種々の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、集積回路等の記憶装置である。また、メモリ11は、HDDやSSD等以外にも、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体であってもよい。なお、メモリ11は、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリ素子等との間で種々の情報を読み書きする駆動装置であってもよい。また、メモリ11の保存領域は、サーバ装置10内にあってもよいし、ネットワークで接続された外部記憶装置内にあってもよい。
【】
メモリ11は、処理回路13によって実行されるプログラム、処理回路13の処理に用いられる各種データ等を記憶する。プログラムとしては、例えば、予めネットワーク又は非一過性のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体からコンピュータにインストールされ、処理回路13の各機能を当該コンピュータに実現させるプログラムが用いられる。なお、本明細書において扱う各種データは、典型的にはデジタルデータである。メモリ11は、記憶部の一例である。
【】
通信インタフェース12は、ネットワークを介して、クライアント装置20、診療情報データベース200、及び外部機器との通信を伝送制御するネットワークインタフェースである。
【】
処理回路13は、サーバ装置10全体の動作を制御する。処理回路13は、メモリ11内のプログラムを呼び出し実行することにより、取得機能131、データ配信機能132及びアラート検出機能133を実行するプロセッサである。
【】
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、(CPU central processing unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit :ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD))、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサが例えばCPUである場合、プロセッサは記憶回路に保存されたプログラムを読み出して実行することで機能を実現する。一方、プロセッサが例えばASICである場合、プログラムが記憶回路に保存される代わりに、当該機能がプロセッサの回路内に論理回路として直接組み込まれる。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、
図1、
図2又は
図3における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。上記「プロセッサ」の説明は、以下の各実施形態及び変形例でも同様である。
【】
なお、
図1においては、単一の処理回路13にて取得機能131、データ配信機能132及びアラート検出機能133が実現されるものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより各機能を実現するものとしても構わない。また、取得機能131、データ配信機能132及びアラート検出機能133は、それぞれ個別のハードウェア回路として実装してもよい。処理回路13が実行する各機能についての上記説明は、以下の各実施形態及び変形例でも同様である。
【】
また、サーバ装置10は単一のコンソールにて複数の機能を実行するものとして説明するが、複数の機能を別々の装置が実行することにしても構わない。例えば、処理回路13の機能は、異なる装置に分散して搭載されても構わない。
【】
処理回路13は、取得機能131により、救急患者に関する診療データを経時的に取得する。処理回路13は、診療データとして、患者情報と、検体検査情報と、バイタル情報とを取得する。前述のように、患者情報及び検体検査情報は、例えば数十分ごとに診療情報データベース200から取得され、バイタル情報は、例えば1秒ごとに診療情報データベース200から取得される。取得機能131を実現する処理回路13は、取得部の一例である。
【】
処理回路13は、データ配信機能132により、取得した診療データを取りまとめて所定のデータ処理を施し、通信インタフェース12を介して、データ処理を施した診療データをクライアント装置20へ送信する。データ配信機能132を実現する処理回路13は、データ配信部の一例である。
【】
処理回路13は、アラート検出機能133により、診療データに基づいてアラート処理を実行する。アラート処理では、処理回路13は、取得機能131により診療データが取得される度に、診療データに含まれる測定値から、アラートに関する判定条件(以下、アラート条件と呼ぶ)を満たす測定値(以下、アラート値と呼ぶ)を検出する。アラート条件は、測定値が異常であるかどうかを判定するための条件である。アラート条件は、診療データの項目毎に設定されている。アラート条件は、例えば、閾値との大小関係や、正常値の範囲などの条件式である。アラート条件は、例えば、メモリ11に予め記憶されている。処理回路13は、通信インタフェース12を介して、アラート値の検出結果を含むアラート情報をクライアント装置20へ送信する。アラート情報は、アラート値に加えて、アラート値が検出された項目(以下、アラート項目と呼ぶ)の項目名と、アラート項目のアラート条件を含む。アラート検出機能133を実現する処理回路13は、検出部の一例である。
【】
次に、クライアント装置20の構成について説明する。
図3は、クライアント装置20の構成を示す図である。クライアント装置20は、メモリ21、通信インタフェース22、ディスプレイ23、入力インタフェース24及び処理回路25を備えている。なお、以下、クライアント装置20は、単一の装置にて複数の機能を実行するものとして説明するが、複数の機能を別々の装置が実行することにしても構わない。例えば、クライアント装置20が実行する各機能は、異なるコンソール装置又はワークステーション装置に分散して搭載されても構わない。
【】
メモリ21は、種々の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、集積回路等の記憶装置である。また、メモリ21は、HDDやSSD等以外にも、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体であってもよい。なお、メモリ21は、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリ素子等との間で種々の情報を読み書きする駆動装置であってもよい。また、メモリ21の保存領域は、クライアント装置20内にあってもよいし、ネットワークで接続された外部記憶装置内にあってもよい。
【】
メモリ21は、処理回路25によって実行されるプログラム、処理回路25の処理に用いられる各種データ等を記憶する。プログラムとしては、例えば、予めネットワーク又は非一過性のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体からコンピュータにインストールされ、処理回路25の各機能を当該コンピュータに実現させるプログラムが用いられる。なお、本明細書において扱う各種データは、典型的にはデジタルデータである。メモリ21は、記憶部の一例である。
【】
通信インタフェース22は、ネットワークを介して、クライアント装置20、診療情報データベース200、及び外部機器との通信を伝送制御するネットワークインタフェースである。
【】
ディスプレイ23は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ23は、処理回路25によって生成された医用情報や、操作者からの各種操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)等を出力する。例えば、ディスプレイ23は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイである。ディスプレイ23は、表示部の一例である。
【】
入力インタフェース24は、操作者からの各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路25に出力する。例えば、入力インタフェース24は、医用情報の入力、各種コマンド信号の入力等を操作者から受け付ける。入力インタフェース24は、処理回路25の各種処理等を行うためのマウスやキーボード、トラックボール、スイッチボタン、表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、及び音声入力回路等によって実現される。入力インタフェース24は、処理回路25に接続されており、操作者から受け取った入力操作を電気信号へ変換し制御回路へと出力する。なお、本明細書において、入力インタフェースは、マウス、キーボードなどの物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を処理回路25へ出力する電気信号の処理回路も入力インタフェースの例に含まれる。入力インタフェース24は、入力部の一例である。
【】
処理回路25は、クライアント装置20全体の動作を制御する。処理回路25は、メモリ21内のプログラムを呼び出し実行することにより、取得機能251及び表示制御機能252を実行するプロセッサである。
【】
なお、
図1においては、単一の処理回路25にて取得機能251及び表示制御機能252が実現されるものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより各機能を実現するものとしても構わない。また、取得機能251及び表示制御機能252は、それぞれ個別のハードウェア回路として実装してもよい。処理回路25が実行する各機能についての上記説明は、以下の各実施形態及び変形例でも同様である。
【】
また、クライアント装置20は単一のコンソールにて複数の機能を実行するものとして説明するが、複数の機能を別々の装置が実行することにしても構わない。例えば、処理回路25の機能は、異なる装置に分散して搭載されても構わない。
【】
処理回路25は、取得機能251により、患者に関する診療データを経時的に取得する。処理回路25は、診療データとして、患者情報と、検体検査情報と、バイタル情報とをサーバ装置10から取得する。また、処理回路25は、取得機能251により、アラート情報をサーバ装置10から取得する。例えば、サーバ装置10において診療データが更新される度にサーバ装置10から診療データ及びアラート情報がクライアント装置20に送信される。取得機能251を実現する処理回路25は、取得部の一例である。
【】
処理回路25は、表示制御機能252により、種々の情報をディスプレイ23に表示させる。例えば、処理回路25は、取得した診療データに基づいて、診療データの測定値を表示する表示画面をディスプレイ23に表示させる。また、処理回路25は、新たな診療データを取得する度に、ディスプレイ23に表示する診療データを更新する。表示制御機能252を実現する処理回路25は、表示制御部の一例である。
【】
また、処理回路25は、表示制御機能252により、表示画面においてアラート値が表示された領域(以下、警告領域と呼ぶ)を強調表示する。例えば、処理回路25は、表示画面において警告領域の背景色を赤色等の目立つ色に変更する。
【】
また、処理回路25は、表示制御機能252により、検出された全てのアラート値の判定条件に関する情報を表示画面に表示させる。具体的には、処理回路25は、アラート項目のアラート条件に関する情報を表示画面に表示させる。アラート条件に関する情報は、アラート値や、アラート条件として用いられる条件式や、アラート項目の項目名、アラート項目の現在の測定値等を含む。
【】
次に、医療支援システム100により実行される救急診療支援処理の動作について説明する。救急診療支援処理とは、救急患者に対する診療時において救急患者の診療データを常時ディスプレイに表示させ、診療データのいずれかの測定値がアラート条件を満たす場合に警告を通知する処理である。
図4は、救急診療支援処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、以下で説明する各処理における処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り適宜変更可能である。また、以下で説明する処理手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
【】
(救急診療支援処理)
(ステップS101)
サーバ装置10の処理回路13は、取得機能131により、救急患者の患者情報と、検体検査結果を含む検体検査情報を、診療情報データベース200から取得する。例えば、処理回路13は、数十分ごとに診療情報データベース200から最新の患者情報と検体検査情報を取得し、メモリ11内の情報を更新する。
【】
(ステップS102)
処理回路13は、取得機能131により、救急患者のバイタルサインを含むバイタル情報を診療情報データベース200から取得する。例えば、処理回路13は、1分ごとに診療情報データベース200から最新のバイタル情報を取得し、メモリ11内の情報を更新する。
【】
(ステップS103)
処理回路13は、データ配信機能132により、救急患者の診療データをクライアント装置20へ送信する。例えば、処理回路13は、検体検査情報やバイタル情報が更新される度に、更新後の診療データをクライアント装置20へ送信する。
【】
(ステップS104)
クライアント装置20の処理回路25は、取得機能251により、サーバ装置10から送信された診療データを受信する。その後、処理回路25は、表示制御機能252により、サーバ装置10から取得した診療データを表示する表示画面をディスプレイ23に表示させる。
【】
図5は、ディスプレイ23に表示される表示画面300の一例を示す図である。
図5の一例では、表示画面300は、患者情報表示部310と、診療データ表示部320と、アラート情報表示部330とを備える。
【】
患者情報表示部310には、管理対象の救急患者についての患者情報が表示される。患者情報表示部310には、例えば、患者の氏名、性別、年齢、体重が表示される。
【】
診療データ表示部320には、救急患者の診療データの測定値の経時的変化を示す複数のグラフが表示される。診療データ表示部320に表示される診療データの項目は、予め設定されている。
図5に示す一例では、診療データ表示部320は、心拍数(HR)及び各血圧値(ABP S、ABP M、ABP D)の経時的変化を示す第1表示部321と、P/F比の経時的変化を示す第2表示部322と、ヘモグロビン濃度(ctHb)の経時的変化を示す第3表示部323と、乳酸値(cLac)の経時的変化を示す第4表示部324と、を備える。
【】
(ステップS105)
サーバ装置10の処理回路13は、アラート検出機能133により、アラート条件を用いて、診療データからアラート値を検出する。この際、処理回路13は、ステップS104の処理で取得した診療データに対し、項目毎に予め設定されたアラート条件を用いて異常な値を有する測定値をアラート値として検出する。そして、処理回路13は、データ配信機能132により、アラート値と、アラート項目の項目名と、アラート項目のアラート条件を含むアラート情報をクライアント装置20へ送信する。
【】
(ステップS106)
クライアント装置20の処理回路25は、取得機能251により、サーバ装置10からアラート情報を受信する。処理回路25は、表示制御機能252により、ディスプレイ23に表示された表示画面において、アラート値が表示されている警告領域を強調表示する。
【】
図5は、アラート値に、上の血圧値(ABP S)の測定値とヘモグロビン濃度(ctHb)の測定値が含まれる場合を示している。
図5の一例では、上の血圧値(ABP S)のアラート条件は、上の血圧値(ABP S)の測定値が120よりも大きいことであり、ヘモグロビン濃度(ctHb)のアラート条件は、ヘモグロビン濃度(ctHb)の測定値が10よりも小さいことである。
【】
図5に示す一例では、第1表示部321において120よりも大きい測定値が表示された警告領域3211と、第3表示部323において10よりも小さい測定値が表示された警告領域3231が強調表示されている。警告領域3211、3231は、背景色を他の領域と異なる色に変更することにより、強調表示される。あるいは、警告領域3211、3231の背景色を他の領域よりも濃くしてもよく、警告領域3211、3231に網掛け表示してもよく、警告領域3211、3231を拡大して表示してもよい。なお、警告領域3211、3231を強調表示することに加えて、音声等により警告を通知してもよい。
【】
(ステップS107)
処理回路25は、表示制御機能252により、アラート項目のアラート条件を表示する。
図5に示す一例では、アラート情報表示部330には、アラート項目の項目名とアラート条件が表示されている。アラート値が検出されたアラート項目は、診療データ表示部320に表示されない項目であっても、アラート条件とともにアラート情報表示部330に一覧表示される。
【】
(ステップS108)
処理回路13及び処理回路25は、救急患者に対する処置が終了するまで、所定の時間毎に、ステップS101からステップS107までの処理を繰り返し実行する。例えば、診療情報データベース200において1秒ごとにバイタルサインの測定結果が更新される度に、ステップS101からステップS107までの処理が繰り返し実行される。また、例えば、診療情報データベース200において数十分ごとに検体検査情報が更新される度に、ステップS101からステップS107までの処理が繰り返し実行される。
【】
以下、本実施形態に係る医療支援システム100の効果について説明する。
【】
本実施形態に係る医療支援システム100は、患者に関する診療データを経時的に取得し、診療データの測定値を表示する表示画面をディスプレイに表示させ、診療データを取得する度に、診療データに含まれる測定値からアラート値を検出することができる。また、医療支援システム100は、表示画面においてアラート値が表示されている領域を強調するとともに、検出された全てのアラート値の判定条件に関する情報を表示画面に表示させることができる。アラート値の判定条件に関する情報は、例えば、アラート値や、アラート値の条件式や、アラート項目の項目名を含む。
【】
上記構成により、本実施形態に係る医療支援システム100によれば、診療データが更新される度にアラート処理を実行し、アラートの検出結果に基づいて表示画面を更新することで、取得した診療データに対してリアルタイムにアラート処理を実行することができる。また、診療データを取得する度に自動的にアラート処理が実行されるため、ユーザの操作の手間を軽減することができる。これにより、救急医療において、アラートの発生を効果的に通知することができる。
【】
また、アラート値が表示されている警告領域を強調表示することにより、アラートが発生したことをユーザに警告することができる。さらに、表示画面に表示されていない診療データにおいてアラートが発生した場合でも、アラート値の判定条件に関する情報を表示画面上に一覧表示することにより、ユーザは、表示画面に表示されていない診療データに関するアラートの発生有無を、操作の手間なく、かつ簡単に確認することができる。
【】
(第1の実施形態の変形例)
第1の実施形態の変形例について説明する。本変形例は、第1の実施形態の構成を以下の通りに変形したものである。第1の実施形態と同様の構成、動作、及び効果については、説明を省略する。
【】
本変形例では、サーバ装置10の処理回路13は、アラート検出機能133により、アラート項目の変化の傾向を判定する。例えば、アラート項目の測定値が連続して上昇している場合、そのアラート項目は上昇傾向であると判定される。また、例えば、アラート項目の測定値が連続して下降している場合、その項目は上昇傾向であると判定される。また、例えば、所定の期間における測定値の変化幅が所定の値よりも大きい場合、その項目の変化傾向は急上昇あるいは急下降であると判定される。また、例えば、アラート項目の測定値が上昇と下降を繰り返している場合、変化傾向として、変動中であると判定される。処理回路13は、通信インタフェース12を介して、アラート項目の変化傾向を含むアラート情報をクライアント装置20へ送信する。
【】
クライアント装置20の処理回路25は、取得機能251により、アラート項目の変化傾向を含むアラート情報をクライアント装置20から取得する。
【】
処理回路25は、表示制御機能252により、アラート値の変化傾向をディスプレイ23に表示させる。具体的には、処理回路25は、アラート値の判定条件に関する情報に加えて、アラート項目の変化傾向をディスプレイ23に表示させる。
【】
次に、本変形例の医療支援システム100により実行される救急診療支援処理の動作について説明する。
図6は、救急診療支援処理の手順の一例を示すフローチャートである。ステップS201-S206、S209の処理は、それぞれ
図4のステップS101-S106、S108の処理と同様のため、説明を省略する。
【】
(救急診療支援処理)
(ステップS207)
サーバ装置10の処理回路13は、アラート検出機能133により、アラート項目の診療データを用いて、アラート項目について変化傾向を判定する。判定結果は、クライアント装置20へ送信される。
【】
(ステップS208)
クライアント装置20の処理回路25は、取得機能251により、アラート項目の変化傾向の判定結果をサーバ装置10から受信する。そして、処理回路25は、表示制御機能252により、アラート項目のアラート条件に加えて、アラート項目の変化傾向をディスプレイ23に表示させる。
【】
図7は、本変形例の救急診療支援処理によりディスプレイ23に表示される表示画面300の一例を示す図である。
図7に示す一例では、アラート情報表示部330には、アラート項目の項目名とアラート条件に加えて、変化傾向が表示されている。例えば、アラート情報表示部330には、心拍数(HR)について、アラート条件を満たす期間において測定値が緩やかに下降していることを示す記号「↓」が表示されている。また、上の血圧値(ABP S)について、アラート条件を満たす期間において測定値が緩やかに上昇していることを示す記号「↑」が表示されている。変化傾向を示す表示方法として、
図7とは異なる他の記号が用いられてもよく、変化の傾向に応じて予め設定された色で表示されてもよく、文字や文章で表示されてもよい。
【】
以下、本変形例に係る医療支援システム100の効果について説明する。
【】
本変形例に係る医療支援システム100は、アラート値の変化傾向を表示画面に表示させることができる。例えば、アラート値の変化傾向として、アラート項目の変化傾向が表示される。この構成により、救急医などのユーザは、警告が通知された診療データの直近の変化傾向を確認することにより、その情報を救急処置の判断に役立てることができる。
【】
(第2の実施形態)
第2の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態の構成を以下の通りに変形したものである。本実施形態では、現在表示していない項目にアラートが発生した場合、その項目を別ウィンドウやダイアログで表示する。第1の実施形態と同様の構成、動作、及び効果については、説明を省略する。
【】
クライアント装置20の処理回路25は、表示制御機能252により、表示画面にアラート値が表示されていない場合、アラート値が検出された診療データを表示画面に表示させる。具体的には、処理回路25は、表示画面に表示されている項目にアラート項目が含まれていない場合、アラート項目及びその測定値の時間変化を表示画面に表示させる。この際、処理回路25は、アラート項目の測定値の経時的変化を示すグラフを、現在表示されている表示画面に重ねて表示する。
【】
次に、本実施形態の医療支援システム100により実行される救急診療支援処理の動作について説明する。
図8は、救急診療支援処理の手順の一例を示すフローチャートである。ステップS301-S307、S309の処理は、それぞれ
図4のステップS101-S108の処理と同様のため、説明を省略する。
【】
(救急診療支援処理)
(ステップS308)
クライアント装置20の処理回路25は、表示制御機能252により、アラート項目が現在の表示画面に表示されていない場合、アラート項目の測定値の経時的変化を示すグラフを、現在表示されている表示画面に重ねて表示する。
【】
図9は、本実施形態の救急診療支援処理によりディスプレイ23に表示される表示画面300の一例を示す図である。
図9は、アラート項目として検出された酸素飽和度(SpO2)が診療データ表示部320に表示されていない場合に、酸素飽和度(SpO2)の経時的変化を示すグラフを表示する警告データ表示部340が表示された一例を示している。警告データ表示部340は、診療データ表示部320上に重畳表示されている。警告データ表示部340では、93よりも小さい測定値であるアラート値が表示された警告領域341が強調表示されている。
【】
表示画面300における警告データ表示部340の表示位置は、ユーザにより任意の位置に設定されていてもよく、表示中の操作により切り替えられてもよい。また、警告データ表示部340は、表示画面300とは異なる別ウィンドウで表示してもよく、表示画面300上にポップアップ表示してもよい。また、表示画面300に表示されていないアラート項目が複数ある場合、表示画面300に表示されていないアラート項目が全て表示されてもよく、表示画面300に表示されていないアラート項目を1項目ずつ表示する複数の警告データ表示部340が設けられてもよい。また、警告データ表示部340は、一定時間だけ表示されてもよく、ユーザの操作を受け付けるまで表示されてもよい。
【】
また、警告データ表示部340は、アラート条件を満たした期間が所定の期間を超えた場合にのみ表示するようにしてもよく、アラート条件を満たした測定値が所定の個数を超えた場合にのみ表示するようにしてもよい。
【】
以下、本実施形態に係る医療支援システム100の効果について説明する。
【】
本実施形態に係る医療支援システム100は、表示画面にアラート値が表示されていない場合、アラート値が検出された診療データを表示画面に表示させることができる。この構成により、救急医などのユーザは、アラート項目が表示画面に表示されていない場合でも、特別な操作を行うことなく、アラートが発生した項目の測定値の経時的変化を容易に確認することができる。このため、警告が通知された診療データの直近の変化傾向を確認することにより、その情報を救急処置の判断に役立てることができる。
【】
(第2の実施形態の変形例)
第2の実施形態の変形例について説明する。本変形例は、第2の実施形態の構成を以下の通りに変形したものである。本実施形態では、現在表示していない項目にアラートが発生した場合、その項目を現在表示されている項目と入れ替えて表示する。第2の実施形態と同様の構成、動作、及び効果については、説明を省略する。
【】
クライアント装置20の処理回路25は、表示制御機能252により、表示画面にアラート値が表示されていない場合、表示画面に表示されている診療データの代わりに、アラート値が検出された診療データを表示画面に表示させる。具体的には、処理回路25は、表示画面に表示されている項目にアラート項目が含まれていない場合、表示画面に表示されている項目の代わりに、アラート項目の時間変化を表示画面に表示させる。この際、処理回路25は、アラート項目の測定値の経時的変化を示すグラフを、現在表示されている項目と入れ替えて表示する。
【】
次に、本変形例の医療支援システム100により実行される救急診療支援処理の動作について説明する。
図10は、救急診療支援処理の手順の一例を示すフローチャートである。ステップS401-S407、S410の処理は、それぞれ
図8のステップS301-S307、S309の処理と同様のため、説明を省略する。
【】
(救急診療支援処理)
(ステップS408)
クライアント装置20の処理回路25は、表示制御機能252により、アラート項目が現在の表示画面に表示されていない場合、表示画面から削除する非表示項目を決定する。非表示項目は、例えば、現在表示されている項目のうち、直近にアラートが発生していない項目や、最後にアラートが発生した時刻が現在から最も遠い項目が選択される。
【】
(ステップS409)
次に、処理回路25は、表示制御機能252により、未表示のアラート項目と非表示項目を入れ替える。具体的には、処理回路25は、ステップS408で決定した非表示項目の代わりに、アラート項目の測定値の経時的変化を示すグラフを表示する。
【】
図11は、本変形例の救急診療支援処理によりディスプレイ23に表示される表示画面300の一例を示す図である。
図11では、アラート項目として検出された酸素飽和度(SpO2)が診療データ表示部320に表示されていない場合に、乳酸値(cLac)の経時的変化を示すグラフの代わりに、酸素飽和度(SpO2)の経時的変化を示すグラフが第4表示部324に表示されている。第4表示部324では、93よりも小さい測定値であるアラート値が表示された警告領域3241が強調表示されている。
【】
以下、本変形例に係る医療支援システム100の効果について説明する。
【】
本変形例に係る医療支援システム100は、表示画面にアラート値が表示されていない場合、表示画面に表示されている診療データの代わりに、アラート値が検出された診療データを表示画面に表示させることができる。この構成により、重要性が高い情報を優先的に表示画面に表示させることができる。
【】
(第3の実施形態)
第3の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態の構成を以下の通りに変形したものである。本実施形態では、特定のデータを新たに取得した場合に、そのことを通知するダイアログや別ウィンドウを自動的に表示する。第1の実施形態と同様の構成、動作、及び効果については、説明を省略する。
【】
クライアント装置20の処理回路25は、表示制御機能252により、特定の診療データが新たに取得される度に、新たに取得した診療データを表示画面に表示させる。例えば、処理回路25は、検体検査結果を新たに取得する度に、ディスプレイ23の表示画面上に、取得した検体検査結果を一定時間表示させる。
【】
次に、本実施形態の医療支援システム100により実行される救急診療支援処理の動作について説明する。
図12は、救急診療支援処理の手順の一例を示すフローチャートである。ステップS501-S507、S509の処理は、それぞれ
図2のステップS101-S108の処理と同様のため、説明を省略する。
【】
(救急診療支援処理)
(ステップS508)
処理回路25は、検体検査情報を新たに取得した場合、新たに取得した検体検査結果の測定値をディスプレイ23に表示される表示画面に一定時間表示させる。
【】
図13は、本実施形態の救急診療支援処理によりディスプレイ23に表示される表示画面300の一例を示す図である。
図13では、表示画面300には、更新通知部350を備える。更新通知部350は、新たに検体検査結果を取得した場合に、診療データ表示部320に重ねて表示される。更新通知部350には、新たに取得された検体検査結果が表示されている。
【】
表示画面300における更新通知部350の表示位置は、ユーザにより任意の位置に設定されていてもよく、表示中の操作により切り替えられてもよい。また、新たに取得された検体検査結果を画面に表示するだけでなく、音声で読み上げてもよい。
【】
以下、本実施形態に係る医療支援システム100の効果について説明する。
【】
本実施形態に係る医療支援システム100は、特定の診療データが新たに取得される度に、新たに取得した診療データを表示画面に表示させることができる。例えば、検体検査結果が更新される度に、更新された検体検査結果が一定時間表示される。この構成により、救急医などのユーザは、検体検査結果が更新された場合に、特別な操作を行うことなく、新たに取得された検体検査結果を容易に確認し、その情報を救急処置の判断に役立てることができる。
【】
(第3の実施形態の変形例)
第3の実施形態の変形例について説明する。本変形例は、第3の実施形態の構成を以下の通りに変形したものである。第3の実施形態と同様の構成、動作、及び効果については、説明を省略する。
【】
クライアント装置20の処理回路25は、表示制御機能252により、特定の診療データが新たに取得された場合、新たに取得した診療データを表示画面に表示させる。この際、新たに取得した診療データにアラート値が含まれている場合、そのアラート値を強調して表示する。例えば、文字の色、大きさ、フォント等を変更する、あるいは、背景の色や模様等を変更することにより、アラート値を強調して表示する。また、新たに取得した診療データにアラート値が含まれている場合、そのアラート値に加えてアラート項目の過去の測定値も併せて表示する。
【】
図14は、本変形例の救急診療支援処理によりディスプレイ23に表示される表示画面300の一例を示す図である。
図14では、アラート値が、太字で、かつ、他の部分とは異なる背景色で強調表示されている。また、
図14では、最新の検体検査結果にアラート値が含まれるため、検体検査結果の最新の測定値に加えて、過去2回分の測定値が表示されている。
【】
表示される過去の測定値の数は、予め設定されていてもよく、表示中の操作により切り替えられてもよい。また、アラート項目については、測定値を音声で読み上げるとともに、アラートが発生していることを音声で通知してもよい。また、アラート項目の測定値のみを音声で読み上げてもよい。
【】
上記構成により、救急医などのユーザは、検体検査結果が更新された場合に、注意すべき項目を容易に把握することができる。また、注意すべき項目については、過去の測定値も併せて確認することにより、その情報を救急処置の判断に役立てることができる。
【】
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、救急医療において、アラートの発生を効果的に通知することができる。
【】
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【】
100…医療支援システム
200…診療情報データベース
10…サーバ装置
20…クライアント装置
11…メモリ
12…通信インタフェース
13…処理回路
131…取得機能
132…データ配信機能
133…アラート検出機能
21…メモリ
22…通信インタフェース
23…ディスプレイ
24…入力インタフェース
25…処理回路
251…取得機能
252…表示制御機能
300…表示画面
310…患者情報表示部
320…診療データ表示部
321-324…表示部
3211、3231、3241…警告領域
330…アラート情報表示部
340…警告データ表示部
341…警告領域
350…更新通知部
【図】
【図】
【図】
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【図】
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