(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-08
(54)【発明の名称】イミダゾピリジニル化合物及び増殖性障害の処置のためのその使用
(51)【国際特許分類】
A61K 31/437 20060101AFI20220401BHJP
A61P 35/00 20060101ALI20220401BHJP
A61P 35/02 20060101ALI20220401BHJP
C07D 471/04 20060101ALI20220401BHJP
A61K 31/444 20060101ALI20220401BHJP
C07D 519/00 20060101ALI20220401BHJP
【FI】
A61K31/437
A61P35/00
A61P35/02
C07D471/04 105C
A61K31/444
C07D519/00 311
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021549328
(86)(22)【出願日】2020-02-21
(85)【翻訳文提出日】2021-09-29
(86)【国際出願番号】 IB2020051472
(87)【国際公開番号】W WO2020170206
(87)【国際公開日】2020-08-27
(32)【優先日】2019-02-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】520116713
【氏名又は名称】ファースト・バイオセラピューティクス・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】1ST BIOTHERAPEUTICS,INC.
(74)【代理人】
【識別番号】110001508
【氏名又は名称】特許業務法人 津国
(72)【発明者】
【氏名】イ,ジンファ
(72)【発明者】
【氏名】チョ,スヨン
(72)【発明者】
【氏名】イム,キョンスン
(72)【発明者】
【氏名】パク,アヨン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ジェウン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ミスン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,イニョン
【テーマコード(参考)】
4C065
4C072
4C086
【Fターム(参考)】
4C065AA04
4C065BB05
4C065CC01
4C065DD02
4C065EE02
4C065HH03
4C065JJ01
4C065KK01
4C065LL07
4C065PP03
4C065PP06
4C065PP09
4C065PP12
4C065PP16
4C065PP17
4C065QQ04
4C065QQ05
4C072MM02
4C072UU01
4C086AA01
4C086AA02
4C086CB05
4C086GA16
4C086MA01
4C086MA04
4C086NA14
4C086ZB26
4C086ZB27
(57)【要約】
本開示は、式(I)で示される化合物又はその薬学的に許容し得る塩、その立体異性体、該化合物を含む医薬組成物並びに該化合物を使用してガン疾患及び/又は増殖性障害を治療し又は予防するための方法を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象におけるガンを処置するための方法であって、
該処置を必要とする対象に、治療上有効量の式(I)
【化21】
[式中、
R
1は、シクロプロピル、シクロブチル又は4員のヘテロシクリルであり、ここで、R
1は、ハロ、アルキル
、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル及びモノアルキルアミノアルキルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されており、
R
2及びR
3は、独立して、-H、ハロ、アルキル、アルコキシ、-CF
3、-CHF
2、-CH
2F又は-OCF
3であり、
R
4は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル又はヘテロアルキルであり、ここで、R
4は、ハロ、ヒドロキシル、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ジアルキルアミノアルキル、トリメチルシリルエトキシメチル、-CH
2NHC(O)CH
3、-NO
2、-NR
aR
b、-NR
aC(=O)R
b、-NR
aC(=O)NR
aR
b、-NR
aC(=O)OR
b、-OR
a、-CN、-C(=O)R
a、-C(=O)OR
a、-C(=O)NR
aR
b、-OC(=O)R
a、-OC(=O)OR
a、-OC(=O)NR
aR
b、-SR
a、アゼチジニル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、フラニル、ピロリジニル、ピロリル、ピラゾリル、チオフェニル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、フラザニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フェニル、テトラヒドロピラニル、ピラニル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル及びチオモルホリニルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されており、
R
a及びR
bは、独立して、-H、ハロ、アミノ、アルキル又はハロアルキルであり、
R
5は、H、ハロ又はアルキルである]
で示される化合物又はその薬学的に許容し得る塩を投与することを含む、
方法。
【請求項2】
R
1が、シクロプロピル、シクロブチル又は4員のヘテロシクリルであり、ここで、R
1が、ハロ、C
1~C
3アルキル、C
1~C
3ヒドロキシアルキル及びC
1~C
3ハロアルキルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されており、
R
2及びR
3が、独立して、-H、ハロ、C
1~C
3アルキル、C
1~C
3アルコキシ、-CF
3、-CHF
2、-CH
2F又は-OCF
3であり、
R
4が、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル又はヘテロアルキルであり、ここで、R
4が、ハロ、ヒドロキシル、C
1~C
3アルキル、C
2~C
3アルケニル、C
2~C
3アルキニル、C
3~C
4シクロアルキル、C
1~C
3ハロアルキル、モノ-C
1~C
3アルキルアミノ、ジ-C
1~C
3アルキルアミノ、-CH
2NHC(O)CH
3、-NO
2、-NR
aR
b、-NR
aC(=O)R
b、-NR
aC(=O)NR
aR
b、-NR
aC(=O)OR
b、-OR
a、-CN、-C(=O)R
a、-C(=O)OR
a、-C(=O)NR
aR
b、-OC(=O)R
a、-OC(=O)OR
a、-OC(=O)NR
aR
b、-SR
a、アゼチジニル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、フラニル、ピロリジニル、ピロリル、ピラゾリル、チオフェニル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、フラザニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フェニル、テトラヒドロピラニル、ピラニル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル及びチオモルホリニルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されており、
R
a及びR
bが、独立して、-H、ハロ、アミノ、C
1~C
3アルキル又はC
1~C
3ハロアルキルであり、
R
5が、H、F-、Cl-、Br-又はメチルである、請求項1記載の方法。
【請求項3】
R
1が、シクロプロピル又はシクロブチルであり、ここで、R
1が、フルオロ、C
1~C
3アルキル
、C
1~C
3ヒドロキシアルキル及びC
1~C
3フルオロアルキルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されており、
R
2及びR
3が、独立して、-H、-F、-Br、-Cl、C
1~C
3アルキル又は-CF
3であり、
R
4が、フェニル、ピリジニル、チオフェニル、ピラゾリル、イミダゾリル、イソチアゾリル、チアゾリル、ピリミジニル、ピラジニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピロリル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、アザインドリル、ピリダジニル、インドリニル、オキソインドリル、ピロロピリジニル又は1,3-ジヒドロ-2H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-オニルであり、ここで、R
4が、ハロ、ヒドロキシル、C
1~C
3アルキル、C
1~C
3ハロアルキル、モノ(C
1~C
3)アルキルアミノ、ジ(C
1~C
3)アルキルアミノ、-NR
aR
b、-OR
a、-CN、-C(=O)R
a、-C(=O)OR
a、-OC(=O)R
a、-OC(=O)OR
a、-SR
a、フラニル、ピラゾリル、イミダゾリル、イソチアゾリル、チアゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル及びピロリルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されており、
R
a及びR
bが、独立して、-H、ハロ、アミノ、C
1~C
3アルキル又はC
1~C
3ハロアルキルである、請求項1記載の方法。
【請求項4】
R
1が、シクロプロピル又はシクロブチルであり、ここで、R
1が、フルオロ、メチル、エチル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル及びメチルアミノメチルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されている、請求項1記載の方法。
【請求項5】
R
1が、シクロプロピル、フルオロシクロプロピル、ヒドロキシシクロプロピル、ヒドロキシメチルシクロプロピル、ジフルオロシクロプロピル、メチルアミノメチルシクロプロピル、シクロブチル、フルオロシクロブチル又はジフオロシクロブチルであり、R
2及びR
3が、独立して、-H、メチル又はフルオロである、請求項1記載の方法。
【請求項6】
R
4が、フルオロ-メチルフェニル、フルオロ-ヒドロキシメチルフェニル、クロロ-メチルフェニル、ジメチルフェニル、アセトアミド-メチルフェニル、ヒドロキシ-メチルフェニル、ヒドロキシプロパニル-メチルフェニル、メチル-プロペニルフェニル、メチル-ピリジニルエチニルフェニル、メチル-ピロリルフェニル、メチル-チアゾリルフェニル、イミダゾリル-メチルフェニル、シアノ-メチルフェニル、メチル-ピラゾリルフェニル、エチニル-メチルフェニル、メチルピリジニル、フルオロ-メチル-メチルアミノフェニル、ジメチルピリジニル、フルオロ-メチルピリジニル、フルオロメチル-メチルピリジニル、シアノピリジニル、トリフルオロメチル-メチルピリジニル、ヒドロキシメチルピリジニル、ヒドロキシメチル-メチルピリジニル、ヒドロキシエチル-メチルピリジニル、クロロ-メチルピリジニル、アミノピリジニル、アセチル-メチルピリジニル、アミノ-ジメチルピリジニル、ヒドロキシエチル-メチルピリジニル、メチルインドリル、メチルオキソインドリル、トリメチルシリルエトキシメチルインドリル、アセチル-メチルインドリニル、メチルピリミジニル、ジメチルピリミジニル、トリフルオロメチルピリミジニル、ピラゾリル、メチルチアゾリル、メチルオキソインドリニル、ピロロピリジニル、メチルピロロピリジニル、メチル-テトラヒドロピラニル、メチルピラゾリル、メチル-オキソジヒドロビベンゾチアゾリル、ピラゾロピリジニル、オキソジヒドロピロロピリジニル、メチルイソチアゾリル、クロロ-メチルイソチアゾリル、ジメチルイソチアゾリル又はフルオロ-メチルインドリルである、請求項1記載の方法。
【請求項7】
R
4が、フルオロ-メチルフェニル、フルオロ-ヒドロキシメチルフェニル、クロロ-メチルフェニル、ジメチルフェニル、アセトアミド-メチルフェニル、ヒドロキシ-メチルフェニル、メチル-プロペニルフェニル、エチニル-メチルフェニル、フルオロ-メチル-メチルアミノフェニル、フルオロ-ヒドロキシル-メチルフェニル、メチル-メチルアミノフェニル、メチル-ピロリルフェニル、メチル-チアゾリルフェニル、シアノ-メチルフェニル、イミダゾリル-メチルフェニル、メチルピリジニル、クロロ-メチルピリジニル、フルオロ-メチルピリジニル、フルオロメチル-メチルピリジニル、ビメチルピリジニル、アミノピリジニル、アミノ-ジメチルピリジニル、メトキシピリジニル、アセチル-メチルピリジニル、ヒドロキシメチルピリジニル、ヒドロキシメチル-メチルピリジニル、ヒドロキシエチル-メチルピリジニル、シアノピリジニル、トリフルオロメチルピリジニル、メチルチオフェニル、メチルインドリニル、メチルピリミジニル、ジメチルピリミジニル、ピラゾリル、メチルピラゾリル、メチルインドリニル、メチルオキソインドリニル、ピロロピリジニル、メチルピロロピリジニル、メチルピロリル、ピラゾロピリジニル、ジヒドロピロロピリジニル、メチルイソチアゾリル、ジメチルイソチアゾリル、メチルインダゾリル又はメチル-ベンゾチアゾリルである、請求項1記載の方法。
【請求項8】
R
4が、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、インドリニル、ピラゾリル、チアゾリル、オキソインドリニル、ピロロピリジニル、ピラゾリル、ピラゾロピリジニル、オキソジヒドロピロロピリジニル、チオフェニル及びイソチアゾリルからなる群より選択され、ここで、R
4が、ハロ、アルキル、アルキニル、ヒドロキシアルキル、アミノ、シアノ、アセチル、ヒドロキシ及びハロアルキルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されている、請求項1記載の方法。
【請求項9】
R
4が、下記:
【化22】
からなる群より選択される、請求項1記載の方法。
【請求項10】
R
1が、シクロプロピル、フルオロシクロプロピル、シクロブチル、フルオロシクロブチル又はジフルオロシクロブチルである、請求項1記載の方法。
【請求項11】
R
2及びR
3が、-Hであり、R
4が、フェニル、ピリジニル又はインドリニルであり、ここで、R
4が、ハロ、ヒドロキシル、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシ、アルキルアミノアルキル、-NR
aR
b、-NR
aC(=O)R
b、-OR
a、-SR
a、-CN、-C(=O)R
a、-C(=O)OR
a、-C(=O)NR
aR
b、-OC(=O)R
a、フラニル又はピロリルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されており、R
a及びR
bが、独立して、-H、ハロ、アミノ、アルキル又はハロアルキルであり、R
5が、-H、ハロ又はメチルである、請求項10記載の方法。
【請求項12】
該化合物が、式(II):
【化23】
[式中、R
6が、ハロ、C
1~C
3アルキル、C
1~C
3ヒドロキシアルキル及びC
1~C
3ハロアルキルからなる群より選択される]
で示される化合物である、請求項1記載の方法。
【請求項13】
R
2及びR
3が、-Hであり、R
4が、フェニル、ピリジニル、ピラゾリニル、ピロロピリジニル、オキソインドリニル、ベゾゾチアゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル又はチオフェニルであり、ここで、R
4が、ハロ、ヒドロキシル、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシ、アルキルアミノアルキル、-NR
aR
b、-NR
aC(=O)R
b、-OR
a、-SR
a、-CN、-C(=O)R
a、-C(=O)OR
a、-C(=O)NR
aR
b、-OC(=O)R
a、フラニル又はピロリルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されており、R
a及びR
bが、独立して、-H、ハロ、アミノ、アルキル又はハロアルキルであり;R
5が、-H、ハロ又はアルキルである、請求項12記載の方法。
【請求項14】
該化合物が、下記:
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(3-クロロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(3-クロロ-6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(3-メチル-6-(4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(3-クロロ-6-(4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)-3-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)-3-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)-3-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
メチル 3-(2-(2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-4-メチルベンゾアート;
2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-インドール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(3-クロロ-6-(5-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-シアノ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(1H-ピラゾール-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(4-クロロピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2,3-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-アミノ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(メチルアミノ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-アセトアミド-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-クロロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(4-クロロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3-クロロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2,4-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(3-フルオロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2,5-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-オキソインドリン-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(4-シアノピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-2,3-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-2,6-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピロール-3-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-メチルチオフェン-2-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2,6-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-5-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3,4-ジフルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3,6-ジフルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(4-クロロ-3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-メトキシピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(6-アミノ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-アミノ-3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-2-オキソインドリン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-クロロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-オキソ-2,3-ジヒドロベンゾ[d]チアゾール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(6-アミノピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(3-ブロモ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-シアノ-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-クロロ-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(3,5-ジメチル-1H-インドール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(メトキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(フラン-2-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(メチルチオ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(6-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-アセチル-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(6-(ジメチルアミノ)-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-(アミノメチル)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-(アセトアミドメチル)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
2,2-ジフルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((メチルアミノ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((イソプロピルアミノ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((2-メトキシエトキシ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((2-ヒドロキシエトキシ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-((ジメチルアミノ)メチル)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(o-トリル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-アミノ-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-インドール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(6-メチル-1H-インドール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-(ジメチルアミノ)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-エチル-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-シクロプロピル-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(メチルアミノ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチルベンゾ[d]オキサゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(6-メチルベンゾ[d]チアゾール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチルベンゾ[d]オキサゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(7-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-イソプロピルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2,6-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-エチル-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド
N-(6-(4-アセチル-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-クロロ-3,4-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-クロロ-3,6-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(フラン-2-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(チオフェン-2-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(チアゾール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-メチルイソチアゾール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチルチアゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)-8-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(8-(ジフルオロメチル)-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)-8-(フルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(8-フルオロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(7-フルオロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)-8-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(8-(ジフルオロメチル)-6-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)-8-(フルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(8-フルオロ-6-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(7-フルオロ-6-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-8-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(8-(ジフルオロメチル)-6-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-8-(フルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(8-フルオロ-6-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(7-フルオロ-6-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)-8-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(8-(ジフルオロメチル)-6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)-8-(フルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(8-フルオロ-6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;及び
2-フルオロ-N-(7-フルオロ-6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド
からなる群より選択される、請求項12記載の方法。
【請求項15】
該化合物が、下記:
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(3-クロロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(3-クロロ-6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)-3-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)-3-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-インドール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2,3-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(メチルアミノ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2,4-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(3-フルオロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2,5-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-オキソインドリン-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピロール-3-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2,6-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-5-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-2-オキソインドリン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(3-ブロモ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3,5-ジメチル-1H-インドール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-インドール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(6-メチル-1H-インドール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;及び
2-フルオロ-N-(6-(5-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
からなる群より選択される、請求項12記載の方法。
【請求項16】
該化合物が、式(III):
【化24】
[式中、R
6が、ハロ、C
1~C
3アルキル、C
1~C
3ヒドロキシアルキル及びC
1~C
3ハロアルキルからなる群より選択される]
で示される化合物である、請求項1記載の方法。
【請求項17】
R
2及びR
3が、-Hであり、R
4が、フェニル、ピリジニル、ピラゾリニル、ピロロピリジニル、オキソインドリニル、ベゾゾチアゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル又はチオフェニルであり、ここで、R
4が、ハロ、ヒドロキシル、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシ、アルキルアミノアルキル、-NR
aR
b、-NR
aC(=O)R
b、-OR
a、-SR
a、-CN、-C(=O)R
a、-C(=O)OR
a、-C(=O)NR
aR
b、-OC(=O)R
a、フラニル又はピロリルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されており、R
a及びR
bが、独立して、-H、ハロ、アミノ、アルキル又はハロアルキルであり;R
5が、-H、ハロ又はアルキルである、請求項16記載の方法。
【請求項18】
該化合物が、下記:
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(3-クロロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(3-クロロ-6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(3-メチル-6-(4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(3-クロロ-6-(4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)-3-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)-3-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)-3-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
メチル 3-(2-((1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-4-メチルベンゾアート;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-インドール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(3-クロロ-6-(5-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(5-シアノ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(1H-ピラゾール-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(4-クロロピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2,3-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(5-アミノ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(メチルアミノ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(5-アセトアミド-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(5-クロロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(4-クロロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(3-クロロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2,4-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(3-フルオロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2,5-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-オキソインドリン-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(4-シアノピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-2,3-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-2,6-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピロール-3-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-メチルチオフェン-2-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2,6-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-5-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(3,4-ジフルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(3,6-ジフルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(4-クロロ-3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-メトキシピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(6-アミノ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(5-アミノ-3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-2-オキソインドリン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-クロロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-オキソ-2,3-ジヒドロベンゾ[d]チアゾール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(6-アミノピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(3-ブロモ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-シアノ-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-クロロ-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(3,5-ジメチル-1H-インドール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(メトキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(フラン-2-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(メチルチオ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(6-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-アセチル-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(6-(ジメチルアミノ)-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
(1S,2S)-N-(6-(2-(アミノメチル)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-(アセトアミドメチル)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((メチルアミノ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((イソプロピルアミノ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((2-メトキシエトキシ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((2-ヒドロキシエトキシ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-((ジメチルアミノ)メチル)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(o-トリル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-アミノ-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-インドール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(6-メチル-1H-インドール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-(ジメチルアミノ)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-エチル-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-シクロプロピル-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(メチルアミノ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチルベンゾ[d]オキサゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(6-メチルベンゾ[d]チアゾール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチルベンゾ[d]オキサゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(7-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;及び
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-イソプロピルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
からなる群より選択される、請求項16記載の方法。
【請求項19】
下記:
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-インドール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(4-クロロピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(メチルアミノ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-オキソインドリン-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-メチルチオフェン-2-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(3,4-ジフルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;及び
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
からなる群より選択される、請求項16記載の方法。
【請求項20】
R
1が、シクロプロピルである、請求項1記載の方法。
【請求項21】
該化合物が、N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミドである、請求項20記載の方法。
【請求項22】
R
1が、ハロ、アルキル、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル及びモノアルキルアミノアルキルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されているシクロブチルである、請求項1記載の方法。
【請求項23】
該化合物が、下記:
N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボキサミド;
3-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボキサミド;及び
3,3-ジフルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボキサミド
からなる群より選択される、請求項22記載の方法。
【請求項24】
該塩が、塩酸塩、酒石酸塩、リン酸塩又はマレイン酸塩である、請求項1記載の方法。
【請求項25】
該化合物が、少なくとも1種の薬学的に許容し得る担体を含む医薬組成物の形態で投与される、請求項1記載の方法。
【請求項26】
該組成物が、ガンを処置するのに有用な1種以上の有効成分をさらに含む、請求項25記載の方法。
【請求項27】
ガンが、急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、消化管間質腫瘍、全身性肥満細胞症、メラノーマ、セミノーマ、頭蓋間胚細胞腫瘍及び非ホジキンリンパ腫(NHL)からなる群より選択される、請求項1記載の方法。
【請求項28】
ガンが、乳ガン、卵巣ガン及び非小細胞肺ガンからなる群より選択される、請求項1記載の方法。
【請求項29】
ガンが、全身性肥満細胞症、消化管間質腫瘍、急性骨髄性白血病、メラノーマ及びセミノーマからなる群より選択される、請求項1記載の方法。
【請求項30】
ガンが、ユーイング肉腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、未分化胚細胞腫、骨髄異形成症候群、鼻性NK/T細胞リンパ腫、慢性骨髄単球性白血病及び脳ガンからなる群より選択される、請求項1記載の方法。
【請求項31】
ガンが、消化管間質腫瘍(GIST)、消化管ガン、例えば、胃ガン及び結腸直腸ガン、メラノーマ、慢性リンパ性白血病(CLL)、急性リンパ性白血病(ALL)並びに急性骨髄性白血病(AML)からなる群より選択される、請求項1記載の方法。
【請求項32】
ガンが、消化管間質腫瘍(GIST)、メラノーマ及び慢性リンパ性白血病(CLL)からなる群より選択される、請求項1記載の方法。
【請求項33】
対象が、ヒトである、請求項1記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2019年2月22日に出願されたUS第62/809,230号に対する利益及び優先権を主張する。この段落において特定された出願の開示全体は、参照により明細書に組み入れられる。
【0002】
分野
本開示は、一般的には、酵素阻害活性を有する化合物、該化合物を含む医薬組成物並びにガン及び/又は増殖性障害を処置するための該化合物を使用する方法に関する。
【0003】
背景
c-Ablタンパク質は、細胞増殖、細胞生存、細胞接着、細胞遊走及びアポトーシスのレギュレーションに関与する、厳密にレギュレーションされた非レセプターチロシンキナーゼである。c-Ablタンパク質は、核と細胞質との両方に位置する。核内では、c-Ablタンパク質は、DNA損傷に応答して活性化され、アポトーシスに寄与することが公知である(Wang, 2000)。細胞質c-Ablは、細胞の可動性や細胞接着に影響を及ぼす場合がある増殖因子レセプターシグナル伝達と関連している(Taagepera et al., 1998)。Ablの発ガン作用は、c-Ablの細胞質型に存在すると考えられている。幾つかの研究では、c-Ablが、自己阻害キナーゼ作用を提供する分子内相互作用により部分的にダウンレギュレーションされることが示されている(Pendergast, 2002;Pluk et al., 2002;Hantschel et al., 2003)。また、c-Ablキナーゼ活性は、Bcr(Liu et al., 1996;Ling et al., 2003)、PAG(Wen and Van Etten, 1997)、F-アクチン(Woodring et al., 2003)及びホスホイノシチド(Plattner and Pendergast, 2003)を含む負のレギュレーターとの分子間相互作用によりレギュレーションされることが研究で見出されている。
【0004】
c-Ablタンパク質は、全ての組織で広く発現され、近年まで、発ガン活性化型Ablは、造血器悪性腫瘍、主に、慢性骨髄性白血病(CML)と、程度は低いが、急性リンパ性B細胞白血病に限定されると考えられていた。CML患者の95人%以上が、フィラデルフィア染色体(Ph)として公知の異常な22番染色体を有する。Phは、BCRの50か所をc-ABL遺伝子の第2エクソンに融合させる。c-ABLの第1エクソンは、c-Ablチロシンキナーゼの自己阻害に関与する配列をコードする。このため、これらの配列の欠失は、Ablチロシンキナーゼドメインの活性化状態に寄与すると考えられる。
【0005】
近年の知見から、活性化c-Ablチロシンキナーゼは、非小細胞肺ガン(NSCLC)(Lin et al,. 2005, 2007)においても役割を果たしている可能性があることが実証されている。一部の固形腫瘍におけるc-Ablチロシンキナーゼの活性化は、Plattner等の研究によりさらに支持される(Srinivasan and Plattner, 2006;Srinivasan et al., 2008)。彼らの知見は、活性型c-Ablチロシンキナーゼが侵襲性のヒト乳ガン細胞系統において役割を果たしていることを示している(J Lin and R Arlinghaus; Oncogene 2008, 27, 4385)。
【0006】
酵素KIT(CD117とも呼ばれる)は、多種多様な細胞タイプに発現するレセプター型チロシンキナーゼである。KIT分子は、長い細胞外ドメイン、膜貫通セグメント及び細胞内部分を含有する。KITのリガンドは、幹細胞因子(SCF)であり、それがKITの細胞外ドメインに結合すると、レセプターの二量体化及び下流のシグナル伝達経路の活性化が誘引される。KIT突然変異は、概ね、膜近傍ドメインをコードするDNA(エクソン11)に起こる。また、KIT突然変異は、エクソン7、8、9、13、14、17及び18にも低頻度で起こる。突然変異により、SCFによる活性化とは無関係に、KIT機能を生じ、速い細胞分裂速度と、おそらくゲノム不安定性とをもたらす。突然変異体KITは、全身性肥満細胞症、GIST(消化管間質腫瘍)、AML(急性骨髄性白血病)、メラノーマ及びセミノーマを含む幾つかの障害及び状態の病因に関与している。したがって、KITを阻害する治療剤、特に、突然変異体KITを阻害する薬剤が必要とされている。
【0007】
血小板由来成長因子(PDGF)は、腫瘍血管新生との関連で、線維芽細胞、周皮細胞、グリア細胞又はメサンギウム細胞などの広い範囲の中胚葉由来細胞に結合することが研究されてきた。PDGFアイソフォームは、2つの異なるレセプターであるPDGF-アルファ及びベータと結合し、この機構により、レセプターの自己リン酸化及び幾つかのシグナル伝達分子の活性化が誘導される。PDGFレセプターは、正常組織と腫瘍組織との両方において、腫瘍細胞及び間質細胞に発現する。これらは、非ホジキンリンパ腫(NHL)、特に、B細胞リンパ腫(BCL)、T細胞リンパ腫及びナチュラルキラー細胞リンパ腫を含む腫瘍細胞の膜に沿って発現される一群のレセプターの一部として、腫瘍の進行に重要な役割を果たす(Adina Octavia Duse et al. Rom J Morphol Embryol 2012, 53(3 Suppl):749)。
【0008】
また、PDGFRA D842V突然変異は、GISTの明確なサブセットにおいて、典型的には、胃から見出されている。D842V突然変異は、チロシンキナーゼ阻害剤抵抗性と関連することが公知である。したがって、この突然変異をターゲットとする薬剤が必要とされている(Valentina et al., Int. J. Mol. Sci. 2018, 19, 732)。
【0009】
発明の概要
本開示は、c-abl、KIT及び/又はPDGFR阻害活性を有する化合物、該化合物を含む組成物並びにガン及び/又は増殖性障害を処置するのに有用な方法を提供する。
【0010】
実施態様において、式(I)
【化1】
[式中、R
1、R
2、R
3、R
4及びR
5は、以下で定義されるとおりである]
で示される化合物及びその薬学的に許容し得る塩が提供される。
【0011】
別の実施態様では、本開示は、治療上有効量の本明細書に記載された化合物と薬学的に許容し得る担体とを含む、医薬組成物を提供する。
【0012】
さらに別の実施態様では、本開示は、ガン及び/又は増殖性障害を阻害し又は治療する方法であって、それを必要とする対象に、治療上有効量の本明細書に記載された1つ以上の化合物を投与することを含む、方法を提供する。
【0013】
詳細な説明
下記説明は、本質的には例示のみであり、本開示、用途又は使用を制限すること意図するものではない。
【0014】
定義
本開示で使用される一般的な用語は、明確にするために、本明細書で定義される。
【0015】
本明細書では、「置換基」、「基(radical)」、「基(group)」、「部分」及び「フラグメント」という用語を互換的に使用する。
【0016】
本明細書で使用する場合、「アルケニル」という用語は、少なくとも1つの不飽和部位、すなわち、炭素-炭素sp2二重結合を有する直鎖又は分枝鎖の炭化水素基を指す。実施態様において、アルケニルは、2~12個の炭素原子を有する。一部の実施態様では、アルケニルは、C2~C10アルケニル基又はC2~C6アルケニル基である。アルケニル基の例は、エチレン又はビニル(-CH=CH2)、アリル(-CH2CH=CH2)、シクロペンテニル(-C5H7)及び5-ヘキセニル(-CH2CH2CH2CH2CH=CH2)を含むが、これらに限定されない。
【0017】
本明細書で使用する場合、「アルコキシ」という用語は、RO-であり、ここで、Rは、アルキルである。アルコキシ基の非限定的な例は、メトキシ、エトキシ及びプロポキシを含む。
【0018】
本明細書で使用する場合、「アルコキシアルキル」という用語は、アルコキシ基により置換されているアルキル部分を指す。アルコキシアルキル基の例は、メトキシメチル、メトキシエチル、メトキシプロピル及びエトキシエチルを含む。
【0019】
本明細書で使用する場合、「アルコキシカルボニル」という用語は、ROC(O)-であり、ここで、Rは、本明細書で定義されたアルキル基である。種々の実施態様では、Rは、C1~C10アルキル基又はC1~C6アルキル基である。
【0020】
本明細書で使用する場合、「アルキル」という用語は、直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を指す。実施態様において、アルキルは、1~12個の炭素原子を有する。一部の実施態様では、アルキルは、C1~C10アルキル基又はC1~C6アルキル基である。アルキル基の例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t-ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル及びデシルを含むが、これらに限定されない。「低級アルキル」は、1~4個の炭素原子を有するアルキルを意味する。
【0021】
本明細書で使用する場合、「アルキルアミノ」という用語は、1つ以上のアルキル基により置換されているアミノ基を指す。「N-(アルキル)アミノ」は、RNH-であり、「N,N-(アルキル)2アミノ」は、R2N-であり、ここで、R基は、本明細書で定義されたアルキルであり、同じか又は異なる。種々の実施態様では、Rは、C1~C10アルキル基又はC1~C6アルキル基である。アルキルアミノ基の例は、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ及びメチルエチルアミノを含む。
【0022】
本明細書で使用する場合、「アルキルアミノアルキル」という用語は、アルキルアミノ基により置換されているアルキル部分を指す。ここで、アルキルアミノは、本明細書で定義されたとおりである。アルキルアミノアルキル基の例は、メチルアミノメチル及びエチルアミノメチルを含む。
【0023】
本明細書で使用する場合、「アルキニル」という用語は、少なくとも1つの不飽和部位、すなわち、炭素-炭素sp三重結合を有する直鎖又は分枝鎖の炭素鎖基を指す。実施態様において、アルキニルは、2~12個の炭素原子を有する。一部の実施態様では、アルキニルは、C2~C10アルキニル基又はC2~C6アルキニル基である。アルキニル基の例は、アセチレン(-C≡CH)及びプロパルギル(-CH2C≡CH)を含む。
【0024】
本明細書で使用する場合、「アリール」という用語は、各環において最大7個の原子の任意の単環式又は二環式炭素環を指す。ここで、少なくとも1つの環は、芳香族であるか又は5員もしくは6員のシクロアルキル基と融合した炭素環式芳香族基を含む5~14個の炭素原子の芳香環系である。アリール基の代表的な例は、フェニル、トリル、キシリル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、アントラセニル、フルオレニル、インデニル、アズレニル及びインダニルを含むが、これらに限定されない。炭素環式芳香族基は、非置換であることができ又は場合により置換されていることができる。
【0025】
本明細書で使用する場合、「シクロアルキル」という用語は、少なくとも1つの飽和又は部分不飽和環構造を含有し、環炭素を介して結合したヒドロカルビル基である。種々の実施態様では、シクロアルキルは、飽和又は部分不飽和C3~C12環部分を指す。その例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロヘプチル及びシクロオクチルを含む。「シクロアルキルオキシ」は、RO-であり、ここで、Rは、シクロアルキルである。
【0026】
本明細書で使用する場合、「ハロゲン」及び「ハロ」という用語は、クロロ(-Cl)、ブロモ(-Br)、フルオロ(-F)又はヨード(-I)を指す。「ハロアルコキシ」は、1つ以上のハロ基により置換されているアルコキシ基を指す。ハロアルコキシ基の例は、-OCF3、-OCHF2及び-OCH2Fを含むが、これらに限定されない。「ハロアルコキシアルキル」は、ハロアルコキシ基により置換されているアルキル部分を指し、ここで、ハロアルコキシは、本明細書で定義されたとおりである。ハロアルコキシアルキル基の例は、トリフルオロメトキシメチル、トリフルオロエトキシメチル及びトリフルオロメトキシエチルを含む。「ハロアルキル」は、1つ以上のハロ基により置換されているアルキル部分を指す。ハロアルキル基の例は、-CF3及び-CHF2を含む。
【0027】
本明細書で使用する場合、「ヘテロアルキル」という用語は、鎖中に2~14個の炭素(一部の実施態様では、2~10個の炭素)を有し、該炭素のうちの1つ以上がS、O、P及びNから選択されるヘテロ原子に置き換わっている直鎖又は分岐鎖のアルキル基を指す。例示的なヘテロアルキルは、アルキルエーテル、第二級及び第三級アルキルアミン、アミド、アルキルスルフィド等を含む。
【0028】
本明細書で使用する場合、「ヘテロシクリル」という用語は、以下で定義されるヘテロアリールを含み、2~14個の環炭素原子及び環炭素原子に加えてP、N、O及びSから選択される1~4個のヘテロ原子の飽和又は部分不飽和の単環式、二環式又は三環式基を指す。種々の実施態様では、ヘテロシクリル基は、炭素を介して又はヘテロ原子を介して別の部分に結合し、炭素又はヘテロ原子上で場合により置換されている。ヘテロシクリルの例は、アゼチジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾフラザニル、ベンゾピラゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾキサゾリル、カルバゾリル、カルボリニル、シノリニル、フラニル、イミダゾリル、インドリニル、インドリル、インドラジニル、インダゾリル、イソベンゾフラニル、イソインドリル、イソキノリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、ナフタピリジニル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、オキサゾリン、イソオキサゾリン、オキセタニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドピリジニル、ピリダジニル、ピリジル、ピリミジル、ピロリル、キナゾリニル、キノリル、キノキサリニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラゾリル、テトラゾロピリジル、チアジアゾリル、チアゾリル、チエニル、トリアゾリル、アゼチジニル、1,4-ジオキサニル、ヘキサヒドロアゼピニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピリジン-2-オニル、ピロリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ジヒドロベンゾイミダゾリル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロベンゾチオフェニル、ジヒドロベンゾオキサゾリル、ジヒドロフラニル、ジヒドロイミダゾリル、ジヒドロインドリル、ジヒドロイソオキサゾリル、ジヒドロイソチアゾリル、ジヒドロオキサジアゾリル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロピラジニル、ジヒドロピラゾリル、ジヒドロピリジニル、ジヒドロピリミジニル、ジヒドロピロリル、ジヒドロキノリニル、ジヒドロテトラゾリル、ジヒドロチアジアゾリル、ジヒドロチアゾリル、ジヒドロチエニル、ジヒドロトリアゾリル、ジヒドロアゼチジニル、メチレンジオキシベンゾイル、テトラヒドロフラニル及びテトラヒドロチエニル並びにそれらのN-オキシドを含む。「ヘテロシクリルオキシ」は、RO-であり、ここで、Rは、ヘテロシクリルである。「ヘテロシクリルチオ」は、RS-であり、ここで、Rは、ヘテロシクリルである。
【0029】
本明細書で使用する場合、「3員又は4員のヘテロシクリル」という用語は、3個又は4個の環原子を有する単環を指し、ここで、少なくとも1つの環原子は、N、O及びSからなる群より選択されるヘテロ原子である。3員又は4員のヘテロシクリルの非限定的な例は、アジリジニル、2H-アジリニル、オキシラニル、チイラニル、アゼチジニル、2,3-ジヒドロアゼチル、アゼチル、1,3-ジアゼチジニル、オキセタニル、2H-オキセチル、チエタニル及び2H-チエチルを含む。
【0030】
本明細書で使用する場合、「ヘテロアリール」という用語は、各環に最大7個の原子を有する単環式、二環式又は三環式環を指し、ここで、少なくとも1つの環は、芳香族であり、環中にN、O及びSからなる群より選択される1~4個のヘテロ原子を含有する。ヘテロアリールの非限定的な例は、ピリジル、チエニル、フラニル、ピリミジル、イミダゾリル、ピラニル、ピラゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピロリル、ピリダジニル、ピラジニル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、ベンゾチエニル、インドリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、イソインドリル、ベンゾトリアゾリル、プリニル、チアナフテニル及びピラジニルを含む。ヘテロアリールの結合は、芳香環を介して又はヘテロアリールが二環式もしくは三環式であり、環のうちの1つが芳香族でないかもしくはヘテロ原子を含有しない場合、非芳香環もしくはヘテロ原子を含有しない環を介して起こる場合がある。また、「ヘテロアリール」は、任意の窒素含有ヘテロアリールのN-オキシド誘導体を含むとも理解される。「ヘテロアリールオキシ」は、RO-であり、ここで、Rは、ヘテロアリールである。
【0031】
本明細書で使用する場合、「ヒドロキシアルコキシ」という用語は、ヒドロキシル基(-OH)により置換されているアルコキシ基を指し、ここで、アルコキシは、本明細書中定義されたとおりである。ヒドロキシアルコキシの例は、ヒドロキシエトキシである。
【0032】
本明細書で使用する場合、「ヒドロキシアルキル」という用語は、少なくとも1つのヒドロキシ基により置換されている直鎖又は分岐鎖で一価のC1~C10炭化水素基を指す。ヒドロキシアルキル基の例は、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル及びヒドロキシブチルを含むが、これらに限定されない。
【0033】
本明細書で使用する場合、「薬学的に許容し得る」という用語は、そのような使用について一般的に安全であると考えられ、そのような使用について国又は州政府の規制当局により公式に承認されているか、あるいは動物、とりわけ、ヒトでの使用について米国薬局方又は他の一般的に認識されている薬局方に列挙されている、医薬製剤での使用に適していることを意味する。
【0034】
本明細書で使用する場合、「薬学的に許容し得る担体」という用語は、薬学的に許容可能であり、本発明の化合物と共に投与される希釈剤、アジュバント、賦形剤もしくは担体又は他の成分を指す。
【0035】
本明細書で使用する場合、「薬学的に許容し得る塩」という用語は、所望の薬理活性を増強することができる塩を指す。薬学的に許容し得る塩の例は、無機酸又は有機酸と共に形成される酸付加塩、金属塩及びアミン塩を含む。無機酸と共に形成される酸付加塩の例は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸及びリン酸との塩を含む。有機酸と共に形成される酸付加塩の例は、例えば、酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、o-(4-ヒドロキシ-ベンゾイル)-安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2-エタンジスルホン酸、2-ヒドロキシエタン-スルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p-クロロベンゼンスルホン酸、2-ナフタレンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、4-メチル-ビシクロ[2.2.2]オクタ-2-エン-1-カルボン酸、グルコ-ヘプトン酸、4,4’-メチレンビス(3-ヒドロキシ-2-ナフトエ)酸、3-フェニルプロピオン酸、トリメチル-酢酸、第三級ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシ-ナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸及びムコン酸との塩を含む。金属塩の例は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、鉄及び亜鉛イオンとの塩を含む。アミン塩の例は、アンモニア及びカルボン酸と塩を形成するのに十分な強さの有機窒素塩基との塩を含む。
【0036】
本明細書で使用する場合、「治療上有効量」という用語は、本発明の化合物に適用される場合、障害もしくは疾患状態又は障害もしくは疾患の症状を改善し、緩和し、安定化し、逆転させ、これらの進行を遅らせ又は遅延させるのに十分な化合物の量を示すことを目的とすることを意味する。実施態様において、本発明の方法は、化合物の組み合わせの投与を提供する。このような場合、「治療上有効量」は、意図される生物学的効果を引き起こすのに十分な、組み合わせ中の本発明の化合物の量である。
【0037】
本明細書で使用する場合、「処置」又は「処置する」という用語は、本明細書で使用する場合、疾患もしくは障害の進行もしくは重症度を改善しもしくは逆転させること又はこのような疾患もしくは障害の1つ以上の症状もしくは副作用を改善しもしくは逆転させることを意味する。本明細書で使用する場合、「処置」又は「処置する」は、遅延、停止、抑制、妨害又は遮断のように、疾患もしくは障害の全身状況もしくは状態の進行を阻害しもしくは阻止することも意味する。本発明の目的のため、「処置」又は「処置する」は、さらに、有益な又は所望の臨床結果を得るためのアプローチを意味する。この場合、「有益な又は所望の臨床結果」は、部分的であるか又は全体的であるかに関わらず、症状の軽減、障害又は疾患の程度の減少、安定化された(すなわち、悪化していない)疾患又は障害状態、疾患又は障害状態の遅延又は減速、疾患又は障害状態の改善又は緩和、及び疾患又は障害の寛解を含むが、これらに限定されない。
【0038】
別の実施態様では、式(I)で示される化合物は、プロテインキナーゼであるc-abl、KIT及びPDGFRの活性をモデュレーションするのに使用される。
【0039】
本明細書で使用する場合、「モデュレーションする」又は「モデュレーション」という用語は、プロテインキナーゼの触媒活性の変化を指す。特に、モデュレーションするは、プロテインキナーゼが曝露される化合物又は塩の濃度に応じた、プロテインキナーゼの触媒活性の活性化もしくは阻害、又はより好ましくはプロテインキナーゼの触媒活性の阻害を指す。本明細書で使用する場合、「触媒活性」という用語は、プロテインキナーゼの直接的又は間接的な影響下でのチロシン、セリン又はスレオニンのリン酸化速度を指す。
【0040】
キナーゼ活性の薬理学的阻害剤が分類される3つの主要なクラスは、(1)ATP結合部位においてATPと直接競合するタイプI又は「DFG-in」ATP競合阻害剤(すなわち、Src及びAbl阻害剤であるダサチニブ)、(2)ATP結合部位との結合に加えて、キナーゼが不活性化構成にある(すなわち、活性化ループが基質結合を阻止するであろうコンホーメーションに配向している)場合にのみアクセス可能な隣接する疎水性結合部位とも係合するタイプII又は「DFG-out」ATP競合阻害剤(すなわち、イマチニブ、ニロチニブ)及び(3)キナーゼの活性に影響を及ぼすATP結合部位の外側の部位に結合する非ATP競合阻害剤(すなわち、GNF-2)である。
【0041】
本明細書で使用する場合、「本開示の化合物」という表現は、式(I)で示される任意の化合物ならびにそのクラスレート、水和物、溶媒和物又は多形体を含む。「本開示の化合物」という用語が、その薬学的に許容し得る塩に言及していなくても、この用語は、その塩を含む。一実施態様では、本開示の化合物は、立体化学的に純粋な化合物、例えば、他の立体異性体を実質的に含まない(例えば、85%ee超、90%ee超、95%ee超、97%ee超又は99%ee超の)化合物を含む。すなわち、本開示の式(I)で示される化合物又はその塩は、互変異性体及び/又は立体異性体(例えば、幾何異性体及び立体配座異性体)である場合、そのような単離された異性体及びそれらの混合物も、本開示の範囲に含まれる。本開示の化合物又はその塩が、それらの構造中に不斉炭素を有する場合、それらの活性光学異性体及びそれらのラセミ混合物も、本開示の範囲に含まれる。
【0042】
本明細書で使用する場合、「多形体」という用語は、本開示の化合物又はその錯体の固体結晶形態を指す。同じ化合物の異なる多形体は、異なる物理的、化学的及び/又は分光学的性質を示す場合がある。異なる物理的性質は、安定性(例えば、熱又は光に対する)、圧縮率及び密度(製剤及び製品製造に重要)並びに溶解速度(生物学的利用能に影響を及ぼす場合がある)を含むが、それらに限定されない。安定性の違いは、化学反応性(例えば、酸化の差、その結果、剤形が、別の多形体から構成される場合より、1つの多形体から構成される場合の方がより急速に変色する)又は機械的特性(例えば、動力学的に有利な多形体が熱力学的により安定な多形体に転換するため、貯蔵時に崩壊する錠剤)又はその両方(例えば、1つの多形体の錠剤が高湿度で崩壊しやすい)の変化により生じる場合がある。多形体の異なる物理的特性は、それらの加工に影響を及ぼす場合がある。例えば、1つの多形体は、別の多形体より、溶媒和物を形成する可能性が高い場合があるか、又はその粒子の形状もしくは粒度分布のために不純物をろ過しもしくは洗い流すのが困難である場合がある。
【0043】
本明細書で使用する場合、「溶媒和物」という用語は、非共有分子間力により結合された化学量論的又は非化学量論的量の溶媒をさらに含む、本開示の化合物又はその塩を意味する。好ましい溶媒は、揮発性で、非毒性でかつ/又は微量でのヒトへの投与に許容し得るものである。
【0044】
本明細書で使用する場合、「水和物」という用語は、非共有分子間力により結合された化学量論的又は非化学量論的量の水をさらに含む、本開示の化合物又はその塩を意味する。
【0045】
本明細書で使用する場合、「クラスレート」という用語は、内部に捕捉されたゲスト分子(例えば、溶媒又は水)を有する空間(例えば、チャネル)を含む結晶格子の形態にある化合物又はその塩を意味する。
【0046】
本開示の化合物
本開示は、式(I):
【化2】
[式中、
R
1は、シクロプロピル、シクロブチル又は4員のヘテロシクリルであり、ここで、R
1は、ハロ、アルキル
、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル及びモノアルキルアミノアルキルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されており、
R
2及びR
3は、独立して、-H、ハロ、アルキル、アルコキシ、-CF
3、-CHF
2、-CH
2F又は-OCF
3であり、
R
4は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル又はヘテロアルキルであり、ここで、R
4は、ハロ、ヒドロキシル、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ジアルキルアミノアルキル、トリメチルシリルエトキシメチル、-CH
2NHC(O)CH
3、-NO
2、-NR
aR
b、-NR
aC(=O)R
b、-NR
aC(=O)NR
aR
b、-NR
aC(=O)OR
b、-OR
a、-CN、-C(=O)R
a、-C(=O)OR
a、-C(=O)NR
aR
b、-OC(=O)R
a、-OC(=O)OR
a、-OC(=O)NR
aR
b、-SR
a、アゼチジニル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、フラニル、ピロリジニル、ピロリル、ピラゾリル、チオフェニル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、フラザニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フェニル、テトラヒドロピラニル、ピラニル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル及びチオモルホリニルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されており、
R
a及びR
bは、独立して、-H、ハロ、アミノ、アルキル又はハロアルキルであり、
R
5は、H、ハロ又はアルキルである]
で示される化合物又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
【0047】
一部の実施態様では、R1は、シクロプロピル又はシクロブチルであり、ここで、R1は、ハロ、C1~C3アルキル、C1~C3ヒドロキシアルキル及びC1~C3ハロアルキルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されており、R2及びR3は、独立して、-H、ハロ、C1~C3アルキル、C1~C3アルコキシ、-CF3、-CHF2、-CH2F又は-OCF3であり、R4は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、ここで、R4は、ハロ、ヒドロキシル、C1~C3アルキル、C2~C3アルケニル、C2~C3アルキニル、C3~C4シクロアルキル、C1~C3ハロアルキル、モノ-C1~C3アルキルアミノ、ジ-C1~C3アルキルアミノ、-NO2、-NRaRb、-NRaC(=O)Rb、-NRaC(=O)NRaRb、-NRaC(=O)ORb、-ORa、-CN、-C(=O)Ra、-C(=O)ORa、-C(=O)NRaRb、-OC(=O)Ra、-OC(=O)ORa、-OC(=O)NRaRb、-SRa、アゼチジニル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、フラニル、ピロリジニル、ピロリル、ピラゾリル、チオフェニル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、フラザニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フェニル、テトラヒドロピラニル、ピラニル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル及びチオモルホリニルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されており、Ra及びRbは、独立して、-H、ハロ、アミノ、C1~C3アルキル又はC1~C3ハロアルキルであり、R5は、H、F-、Cl-、Br-又はメチルである。
【0048】
種々の実施態様では、R1は、シクロプロピル又はシクロブチルであり、ここで、R1は、ハロ、C1~C3アルキル、C1~C3ヒドロキシアルキル及びC1~C3ハロアルキルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されている。特定の実施態様では、R1は、シクロプロピル、フルオロシクロプロピル、ヒドロキシシクロプロピル、ヒドロキシメチルシクロプロピル、ジフルオロシクロプロピル、メチルアミノメチルシクロプロピル、シクロブチル、フルオロシクロブチル又はジフルオロシクロブチルである。他の特定の実施態様では、R1は、シクロプロピル、フルオロシクロプロピル、シクロブチル又はフルオロシクロブチルである。
【0049】
一部の他の実施態様では、R1は、ハロ、C1~C3アルキル、C1~C3ヒドロキシアルキル及びC1~C3ハロアルキルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されている4員のヘテロシクリルである。特定の実施態様では、4員のヘテロシクリルは、アジリジニル、2H-アジリニル、オキシラニル、チイラニル、アゼチジニル、2,3-ジヒドロアゼチル、アゼチル、1,3-ジアゼチジニル、オキセタニル、2H-オキセチル、チエタニル及び2H-チエチルからなる群より選択される。
【0050】
一部の実施態様では、R2及びR3は、独立して、-H、メチル又はフルオロである。
【0051】
一部の実施態様では、R
4は、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、インドリニル、ピラゾリル、チアゾリル、オキソインドリニル、ピロロピリジニル、ピラゾリル、ピラゾロピリジニル、オキソジヒドロピロロピリジニル、オキソジヒドロベンゾチアゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、チオフェニル、ピロロピリジニル又はイソチアゾリルであり、ここで、R
4は、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキル、アミノ、シアノ、アセチル、ヒドロキシ及びハロアルキルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されている。特定の実施態様では、R
4は、フルオロ-メチルフェニル、フルオロ-ヒドロキシメチルフェニル、クロロ-ヒドロキシメチルフェニル、メチル-ヒドロキシメチルフェニル、ジフルオロ-ヒドロキシメチルフェニル、クロロ-フルオロ-ヒドロキシメチルフェニル、フルオロ-メチル-ヒドロキシメチルフェニル、クロロ-メチルフェニル、ジメチルフェニル、アセトアミド-メチルフェニル、ヒドロキシ-メチルフェニル、ヒドロキシプロパニル-メチルフェニル、メチル-プロペニルフェニル、メチル-ピリジニルエチニルフェニル、メチル-ピロリルフェニル、メチル-チアゾリルフェニル、イミダゾリル-メチルフェニル、シアノ-メチルフェニル、メチル-ピラゾリルフェニル、エチニル-メチルフェニル、メチルピリジニル、フルオロ-メチル-メチルアミノフェニル、ジメチルピリジニル、フルオロ-メチルピリジニル、フルオロメチル-メチルピリジニル、シアノピリジニル、トリフルオロメチル-メチルピリジニル、ヒドロキシメチルピリジニル、ヒドロキシメチル-メチルピリジニル、ヒドロキシエチル-メチルピリジニル、クロロ-メチルピリジニル、アミノピリジニル、アセチル-メチルピリジニル、アミノ-ジメチルピリジニル、ヒドロキシエチル-メチルピリジニル、メチルインドリル、メチルオキソインドリル、トリメチルシリルエトキシメチルインドリル、アセチル-メチルインドリニル、メチルピリミジニル、ジメチルピリミジニル、トリフルオロメチルピリミジニル、ピラゾリル、メチルチアゾリル、メチルオキソインドリニル、ピロロピリジニル、メチルピロロピリジニル、メチル-テトラヒドロピラニル、メチルピラゾリル、メチル-オキソジヒドロビベンゾチアゾリル、ピラゾロピリジニル、オキソジヒドロピロロピリジニル、メチルイソチアゾリル、クロロ-メチルイソチアゾリル、ジメチルイソチアゾリル又はフルオロ-メチルインドリルである。特定の実施態様では、R
4は、フルオロ-メチルフェニル、フルオロ-ヒドロキシメチルフェニル、クロロ-ヒドロキシメチルフェニル、メチル-ヒドロキシメチルフェニル、ジフルオロ-ヒドロキシメチルフェニル、クロロ-フルオロ-ヒドロキシメチルフェニル、フルオロ-メチル-ヒドロキシメチルフェニル、クロロ-メチルフェニル、ジメチルフェニル、アセトアミド-メチルフェニル、ヒドロキシル-メチルフェニル、メチル-プロペニルフェニル、エチニル-メチルフェニル、フルオロ-メチル-メチルアミノフェニル、フルオロ-ヒドロキシル-メチルフェニル、メチル-メチルアミノフェニル、メチル-プロピルフェニル、メチル-チアゾリルフェニル、シアノ-メチルフェニル、イミダゾリル-メチルフェニル、メチルピリジニル、クロロ-メチルピリジニル、フルオロ-メチルピリジニル、フルオロメチル-メチルピリジニル、ビメチルピリジニル、アミノピリジニル、アミノ-ジメチルピリジニル、メトキシピリジニル、アセチル-メチルピリジニル、ヒドロキシメチルピリジニル、ヒドロキシメチル-メチルピリジニル、ヒドロキシエチル-メチルピリジニル、シアノピリジニル、トリフルオロメチルピリジニル、メチルチオフェニル、メチルインドリニル、メチルピリミジニル、ジメチルピリミジニル、ピラゾリル、メチルピラゾリル、メチルインドリニル、メチルオキソインドリニル、ピロロピリジニル、メチルピロロピリジニル、メチルピロリル、ピラゾロピリジニル、ジヒドロピロロピリジニル、メチルイソチアゾリル、ジメチルイソチアゾリル、メチルインダゾリル又はメチル-ベンゾチアゾリルである。特定の実施態様では、R
4は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロ、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、シアノ、アミノ、アルコキシ、アルコキシアルコキシアルキル、アルコキシアルキル及びハロアルコキシからなる群より選択される1つ以上の置換を有するピリジニル又はフェニルである。一部の特定の実施態様では、R
4は、下記:
【化3】
からなる群より選択される。
【0052】
一部の実施態様では、R1は、シクロプロピル、フルオロシクロプロピル、ジフルオロシクロプロピル、シクロブチル、フルオロシクロブチル又はジフルオロシクロブチルであり、R2及びR3は、独立して、-H、メチル又はフルオロであり、R4は、フルオロ-メチルフェニル、フルオロ-ヒドロキシメチルフェニル、クロロ-メチルフェニル、ジメチルフェニル、アセトアミド-メチルフェニル、ヒドロキシ-メチルフェニル、メチル-プロペニルフェニル、エチニル-メチルフェニル、フルオロ-メチル-メチルアミノフェニル、メチル-ピロリルフェニル、メチル-チアゾリルフェニル、シアノ-メチルフェニル、イミダゾリル-メチルフェニル、メチルピリジニル、クロロ-メチルピリジニル、フルオロ-メチルピリジニル、フルオロメチル-メチルピリジニル、ビメチルピリジニル、アミノピリジニル、アミノ-ジメチルピリジニル、メトキシピリジニル、アセチル-メチルピリジニル、ヒドロキシメチルピリジニル、ヒドロキシメチル-メチルピリジニル、ヒドロキシエチル-メチルピリジニル、シアノピリジニル、トリフルオロメチルピリジニル、メチルチオフェニル、メチルインドリニル、メチルピリミジニル、ジメチルピリミジニル、ピラゾリル、メチルピラゾリル、メチルインドリニル、メチルオキソインドリニル、ピロロピリジニル、メチルピロロピリジニル、メチルピロリル、ピラゾロピリジニル、ジヒドロピロロピリジニル、メチルイソチアゾリル、ジメチルイソチアゾリル、メチルインダゾリル又はメチル-ビベンゾチアゾリルである。
【0053】
本明細書に記載された化合物は、c-abl阻害活性及びc-ablに対する選択性を有する。該化合物は、ガン及び/又は増殖性障害を処置するのに有効である。
【0054】
実施態様において、R1は、シクロプロピル、フルオロシクロプロピル、シクロブチル、フルオロシクロブチル又はジフルオロシクロブチルであり、R2及びR3は、-Hであり、R4は、フェニル、ピリジニル、ピラゾリル、ピロロピリジニル、インドリニル、オキソインドリニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル又はチオフェニルであり、ここで、R4は、ハロ、ヒドロキシル、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシ、アルキルアミノアルキル、-NRaRb、-NRaC(=O)Rb、-ORa、-SRa、-CN、-C(=O)Ra、-C(=O)ORa、-C(=O)NRaRb、-OC(=O)Ra、フラニル又はピロリルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されており、Ra及びRbは、独立して、-H、ハロ、アミノ、アルキル又はハロアルキルであり、R5は、-H、ハロ又はC1~C3アルキルである。
【0055】
種々の実施態様では、R1は、フルオロシクロプロピルであり、このような化合物は、下記化合物及びその塩:
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(3-クロロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(3-クロロ-6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(3-メチル-6-(4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(3-クロロ-6-(4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)-3-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)-3-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)-3-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
メチル 3-(2-(2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-4-メチルベンゾアート;
2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-インドール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(3-クロロ-6-(5-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-シアノ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(1H-ピラゾール-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(4-クロロピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2,3-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-アミノ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(メチルアミノ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-アセトアミド-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-クロロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(4-クロロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3-クロロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2,4-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(3-フルオロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2,5-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-オキソインドリン-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(4-シアノピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-2,3-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-2,6-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピロール-3-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-メチルチオフェン-2-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2,6-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-5-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3,4-ジフルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3,6-ジフルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(4-クロロ-3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-メトキシピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(6-アミノ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-アミノ-3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-2-オキソインドリン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-クロロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-オキソ-2,3-ジヒドロベンゾ[d]チアゾール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(6-アミノピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(3-ブロモ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-シアノ-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-クロロ-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(3,5-ジメチル-1H-インドール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(メトキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(フラン-2-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(メチルチオ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(6-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-アセチル-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(6-(ジメチルアミノ)-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-(アミノメチル)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-(アセトアミドメチル)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
2,2-ジフルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((メチルアミノ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((イソプロピルアミノ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((2-メトキシエトキシ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((2-ヒドロキシエトキシ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-((ジメチルアミノ)メチル)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(o-トリル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-アミノ-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-インドール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(6-メチル-1H-インドール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-(ジメチルアミノ)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-エチル-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-シクロプロピル-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(メチルアミノ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチルベンゾ[d]オキサゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(6-メチルベンゾ[d]チアゾール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチルベンゾ[d]オキサゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(7-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-イソプロピルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-3-(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2,6-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-エチル-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド
N-(6-(4-アセチル-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-クロロ-3,4-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-クロロ-3,6-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(フラン-2-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(チオフェン-2-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(チアゾール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-メチルイソチアゾール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチルチアゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)-8-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(8-(ジフルオロメチル)-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)-8-(フルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(8-フルオロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(7-フルオロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)-8-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(8-(ジフルオロメチル)-6-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)-8-(フルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(8-フルオロ-6-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(7-フルオロ-6-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-8-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(8-(ジフルオロメチル)-6-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-8-(フルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(8-フルオロ-6-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(7-フルオロ-6-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)-8-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(8-(ジフルオロメチル)-6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)-8-(フルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(8-フルオロ-6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(7-フルオロ-6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(4-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-フルオロ-6-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-6-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3-クロロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(3-クロロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(4-クロロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(4-クロロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-クロロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(5-クロロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-クロロ-6-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-クロロ-6-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-(ヒドロキシメチル)-3-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-(ヒドロキシメチル)-3-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-(ヒドロキシメチル)-4-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-(ヒドロキシメチル)-4-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-(ヒドロキシメチル)-5-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-(ヒドロキシメチル)-5-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-(ヒドロキシメチル)-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-(ヒドロキシメチル)-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3,4-ジフルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(3,4-ジフルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(4,5-ジフルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(4,5-ジフルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2,3-ジフルオロ-6-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2,3-ジフルオロ-6-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3,6-ジフルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(3,6-ジフルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3-クロロ-4-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(3-クロロ-4-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(4-クロロ-5-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(4-クロロ-5-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3-クロロ-2-フルオロ-6-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(3-クロロ-2-フルオロ-6-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(6-クロロ-3-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(6-クロロ-3-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(4-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-3-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-3-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-4-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-4-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-フルオロ-6-(ヒドロキシメチル)-3-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-6-(ヒドロキシメチル)-3-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(4-クロロ-3-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(4-クロロ-3-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-4-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-4-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3,5-ジフルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(3,5-ジフルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-クロロ-3-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(5-クロロ-3-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-5-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-5-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-クロロ-4-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(5-クロロ-4-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3,4-ジフルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(3,4-ジフルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2,4-ジフルオロ-6-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2,4-ジフルオロ-6-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-クロロ-4-フルオロ-6-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-クロロ-4-フルオロ-6-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(4-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-クロロ-3-フルオロ-6-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(2-クロロ-3-フルオロ-6-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3,5-ジフルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(3,5-ジフルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3-クロロ-5-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(3-クロロ-5-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-3-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-3-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-4-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-4-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3-クロロ-6-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(3-クロロ-6-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(6-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-3-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(6-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)-3-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(4-クロロ-2-フルオロ-6-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(4-クロロ-2-フルオロ-6-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-フルオロ-6-(ヒドロキシメチル)-4-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-6-(ヒドロキシメチル)-4-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)-1H-インドール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)-1H-インドール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(4-(ヒドロキシメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-(ヒドロキシメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-(ヒドロキシメチル)-5-(1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-(ヒドロキシメチル)-5-(1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-(ヒドロキシメチル)-5-(1H-ピロール-3-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-(ヒドロキシメチル)-5-(1H-ピロール-3-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3-(ヒドロキシメチル)チオフェン-2-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-(ヒドロキシメチル)チオフェン-2-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)-2-オキソインドリン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)-2-オキソインドリン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3-(ヒドロキシメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-(ヒドロキシメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2-(ヒドロキシメチル)-5-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-(ヒドロキシメチル)-5-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)-3-メチル-1H-インドール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)-3-メチル-1H-インドール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(4-(ヒドロキシメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-(ヒドロキシメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)-1H-インドール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)-1H-インドール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(6-(ヒドロキシメチル)-1H-インドール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(6-(ヒドロキシメチル)-1H-インドール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)ベンゾ[d]オキサゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)ベンゾ[d]オキサゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)ベンゾ[d]チアゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)ベンゾ[d]チアゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)ベンゾ[d]オキサゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)ベンゾ[d]オキサゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)ベンゾ[d]チアゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)ベンゾ[d]チアゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(7-(ヒドロキシメチル)ベンゾ[d]チアゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(7-(ヒドロキシメチル)ベンゾ[d]チアゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)チアゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;及び
2-フルオロ-N-(6-(5-(ヒドロキシメチル)チアゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド
を含むが、これらに限定されない。
【0056】
実施態様において、R1は、フルオロシクロプロピルであり、R2及びR3は、-Hであり、R4は、フェニル、インドリニル、オキソインドリニル又はベンゾチアゾリルであり、ここで、R4は、ハロ、ヒドロキシル、アルキル、アルキルアミノ及びピロリルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されており、R5は、-H、ハロ又はC1~C3アルキルである。種々の実施態様では、このような化合物は、下記化合物及びその塩:
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(3-クロロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(3-クロロ-6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)-3-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)-3-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-インドール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2,3-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(メチルアミノ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2,4-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(3-フルオロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2,5-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-オキソインドリン-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピロール-3-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(2,6-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-5-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-2-オキソインドリン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(3-ブロモ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
N-(6-(3,5-ジメチル-1H-インドール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-インドール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
2-フルオロ-N-(6-(6-メチル-1H-インドール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;及び
2-フルオロ-N-(6-(5-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
を含むが、これらに限定されない。
【0057】
一実施態様では、式(I)で示される化合物は、式(II):
【化4】
[式中、R
6は、ハロ、C
1~C
3アルキル、C
1~C
3ヒドロキシアルキル及びC
1~C
3ハロアルキルからなる群より選択され、R
2、R
3、R
4及びR
5は、上記定義されたとおりである]
で示される化合物及びその薬学的に許容し得る塩から選択される。
【0058】
一実施態様では、式(I)で示される化合物は、R1がシクロプロピルである化合物である。実施態様において、式(I)で示される化合物は、N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド又はその塩である。
【0059】
別の実施態様では、式(I)で示される化合物は、R1が、ハロ、アルキル、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル及びモノアルキルアミノアルキルからなる群より選択される1つ以上の基により場合により置換されているシクロブチルであり、R2、R3、R4、及びR5が上記定義されたとおりである化合物である。種々の実施態様では、式(I)で示される化合物は、下記化合物及びその塩:
N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボキサミド、
3-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボキサミド及び
3,3-ジフルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボキサミド
からなる群より選択される。
【0060】
本開示の化合物は、本明細書に記載された化合物の立体異性体を含む。一部の実施態様では、該化合物は、立体化学的に純粋な化合物、例えば、他の立体異性体を実質的に含まない(例えば、85%ee超、90%ee超、95%ee超、97%ee超又は99%ee超)化合物である。このような立体異性体の例は、下記:
【化5】
[式中、R
2、R
3、R
4、R
5及びR
6は、上記定義されたとおりである]
を含むが、これらに限定されない。
【0061】
一実施態様では、式(I)で示される化合物は、式(III):
【化6】
[式中、R
6は、ハロ、C
1~C
3アルキル、C
1~C
3ヒドロキシアルキル及びC
1~C
3ハロアルキルからなる群より選択され、R
2、R
3、R
4及びR
5は、上記定義されたとおりである]
で示される化合物及びその薬学的に許容し得る塩から選択される。表1に、式(III)の立体化学を有する例示的な化合物を示す。式(III)で示される化合物の例は、下記化合物及びその塩:
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(3-クロロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(3-クロロ-6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(3-メチル-6-(4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(3-クロロ-6-(4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)-3-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)-3-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)-3-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
メチル 3-(2-((1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-4-メチルベンゾアート;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-インドール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(3-クロロ-6-(5-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(5-シアノ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(1H-ピラゾール-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(4-クロロピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2,3-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(5-アミノ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(メチルアミノ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(5-アセトアミド-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(5-クロロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(4-クロロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(3-クロロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2,4-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(3-フルオロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2,5-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-オキソインドリン-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(4-シアノピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-2,3-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-2,6-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピロール-3-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-メチルチオフェン-2-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2,6-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-5-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(3,4-ジフルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(3,6-ジフルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(4-クロロ-3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-メトキシピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(6-アミノ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(5-アミノ-3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-2-オキソインドリン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-クロロ-6-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-オキソ-2,3-ジヒドロベンゾ[d]チアゾール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(6-アミノピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(3-ブロモ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-シアノ-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-クロロ-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(3,5-ジメチル-1H-インドール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(メトキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(フラン-2-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(メチルチオ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(6-フルオロ-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-アセチル-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(6-(ジメチルアミノ)-4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
(1S,2S)-N-(6-(2-(アミノメチル)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-(アセトアミドメチル)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((メチルアミノ) メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((イソプロピルアミノ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((2-メトキシエトキシ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((2-ヒドロキシエトキシ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-((ジメチルアミノ)メチル)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(o-トリル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-アミノ-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-インドール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(6-メチル-1H-インドール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-(ジメチルアミノ)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-エチル-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2-シクロプロピル-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(メチルアミノ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチルベンゾ[d]オキサゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(6-メチルベンゾ[d]チアゾール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチルベンゾ[d]オキサゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(7-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;及び
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-イソプロピルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
を含むが、これらに限定されない。
【0062】
特定の実施態様では、式(I)で示される化合物は、下記化合物及びその塩:
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチル-1H-インドール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(メチルアミノ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-N-(6-(2,5-ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピロール-3-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-5-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド;
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(6-メチル-1H-インドール-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド;及び
(1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
からなる群より選択される。
【0063】
本開示は、上記された化合物の薬学的に許容し得る塩を提供する。薬学的に許容し得る塩は、定義の節において上記定義されたとおりである。一部の実施態様では、該塩は、塩酸塩、酒石酸塩、リン酸塩又はマレイン酸塩である。
【0064】
処置方法
本開示は、さらに、治療上有効量の上記された1つ以上の化合物を対象に投与することにより、ガン又は増殖性障害を有するか又は有しやすい対象におけるガン及び/又は増殖性障害を処置するための方法を提供する。
【0065】
1.疾患又は状態
c-abl、KIT及びPDGFR活性を阻害するための本開示の化合物は、ガン疾患及び増殖性障害の治療又は予防に有用である。該化合物は、c-abl、KIT及び/又はPDGFRキナーゼ活性を阻害し又は妨害しかつガン疾患及び増殖性障害を処置し又はこのような疾患の悪化を予防するのに使用することができる。このため、本開示は、細胞中のc-abl、KIT及び/又はPDGFR活性を阻害し又は妨害するための方法であって、細胞を有効量の本開示の化合物と接触させる方法を提供する。一実施態様では、このような細胞は、対象(例えば、CML患者)に存在する。別の実施態様では、本開示の化合物を使用して、対象におけるガン疾患及び増殖性障害を治療し又は予防するための医薬的使用が提供される。本開示の方法は、治療上又は予防上有効量のc-abl、KIT及び/又はPDGFR阻害剤を含有する医薬組成物を、ガン疾患及び増殖性障害の治療又は予防を必要とする対象に投与することを含む。ガン疾患及び増殖性障害は、乳ガン、卵巣ガン、NSCLC、急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病及び慢性リンパ性白血病を含むが、これらに限定されない。
【0066】
別の態様では、本明細書に記載された化合物は、ヒト又は非ヒトにおいて、異常なKIT活性に関連する状態を処置するのにも有用であることができる。KITの活性化突然変異は、全身性肥満細胞症、GIST(消化管間質腫瘍)、AML(急性骨髄性白血病)、メラノーマ、セミノーマ、頭蓋間胚細胞腫瘍並びに非ホジキンリンパ腫(NHL)、例えば、B細胞リンパ腫(BCL)、T細胞リンパ腫及びナチュラルキラー細胞リンパ腫を含む複数の適応症に見出される。加えて、KITの突然変異は、ユーイング肉腫、DLBCL(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫)、未分化胚細胞腫、MDS(骨髄異形成症候群)、NKTCL(鼻性NK/T細胞リンパ腫)、CMML(慢性骨髄単球性白血病)及び脳ガンと関連している。
【0067】
肥満細胞症は、1つの組織又は複数の組織における過剰な肥満細胞の蓄積を特徴とする障害群を指す。肥満細胞症は、2つの障害群に細分される:(1)皮膚肥満細胞症(CM)は皮膚に限局する形態を説明し;そして(2)全身性肥満細胞症(SM)は、皮膚合併症の有無にかかわらず肥満細胞が皮膚以外の器官に浸潤する形態を説明する。SMは、5つの型:無痛型(ISM)、くすぶり型(SSM)、侵襲型(ASM)、関連する血液学的非肥満細胞系統疾患を伴うSM(SM-AHNMD)及び肥満細胞白血病(MCL)にさらに細分される。
【0068】
全身性肥満細胞症の診断は、非肥満細胞マーカー(CD25及び/又はCD2)を高頻度に異常発現する、高頻度に非定型形態の肥満細胞による浸潤を示す骨髄の組織学的及び細胞学的研究に部分的に基づいている。SMの診断は、下記:(1)異常な肥満細胞形態(糸状細胞)、(2)20ng/ml以上の血清トリプターゼレベルの上昇又は(3)活性化KIT D816V突然変異の存在のうちの1つの状況で、骨髄肥満細胞浸潤が生じる場合に確認される。
【0069】
D816の位置での活性化突然変異は、大多数の肥満細胞症の症例(90~98%)で見出され、最も一般的な突然変異は、D816V及びD816H及びD816Yである。D8l6V突然変異は、キナーゼドメインの活性化ループに見出され、KITキナーゼの構成的活性化につながる。
【0070】
本明細書に記載される化合物は、GISTを処置するのにも有用であることができる。原発性GISTを有する患者には、依然として外科的完全切除が、第一選択の処置である。手術は、GISTを有する患者の約50%に有効である;残りの患者のうち、腫瘍再発が頻繁に見られる。KIT阻害剤、例えば、イマチニブによる一次処置も、初期処置に十分であることが示されている。しかしながら、イマチニブに対する抵抗性が、体細胞突然変異により数か月以内に生じる。これらの二次性イマチニブ抵抗性突然変異は、エクソン11、13、14、17又は18に最も頻繁に局在化する。スニチニブは、ほとんどのイマチニブ抵抗性腫瘍についての標準治療の第2の選択肢の処置であり、エクソン11、13及び14に突然変異を含む腫瘍に有効である。しかしながら、エクソン17及び18の二次性KIT突然変異は、スニチニブ処置に抵抗性であり、さらに、エクソン17及び18の三次抵抗性突然変異を含む腫瘍が、スニチニブ処置後数か月で出現する。レゴラフェニブは、イマチニブ、スニチニブ抵抗性GISTの第3相臨床試験において、全てではないが幾つかのエクソン17及び18突然変異(そのうちの1つは、D816である)に対する活性を有するという有望な結果を示している。このため、レゴラフェニブでは対処されないエクソン17突然変異を有するGIST患者を処置するための治療薬が必要とされている。難治性GISTの状況において、単剤として本明細書に記載された化合物の使用に加えて、イマチニブ、スニチニブ及び/又はレゴラフェニブと本明細書に開示された化合物との組み合わせの使用により、エクソン17突然変異に対する抵抗性の出現の予防が可能となる。
【0071】
また、本明細書に記載された化合物は、AMLを処置するのに有用であることができる。AML患者は、同様にKIT突然変異を有し、これらの突然変異の大部分は、D816位にある。
【0072】
PDGFRaにD842V突然変異を有するGIST患者のサブセットが存在し、このGIST患者のサブセットは、この突然変異を特定することにより階級化することができる。このサブセットの患者は、現在利用可能な全てのチロシンキナーゼ阻害薬に不応性である。本明細書に記載された化合物は、PDGFRa D842Vに対するその活性のために、これらの患者を処置するのに有用であることができる。
【0073】
種々の実施態様では、上記方法は、消化管間質腫瘍(GIST)、消化管ガン、例えば、胃ガン及び結腸直腸ガン、メラノーマ、慢性リンパ性白血病(CLL)、急性リンパ性白血病(ALL)又は急性骨髄性白血病(AML)を処置するのに使用される。特定の実施態様では、該方法は、消化管間質腫瘍(GIST)、メラノーマ又は慢性リンパ性白血病(CLL)を処置するのに使用される。
【0074】
2.対象
本開示に従って処置されるのに適した対象は、ほ乳類対象を含む。本開示のほ乳類は、ヒト、イヌ、ネコ、ウシ、ヤギ、ウマ、ヒツジ、ブタ、齧歯類、ウサギ、霊長類等を含むが、これらに限定されず、子宮内のほ乳類を包含する。対象は、性別及び発達の任意の段階のいずれのものでもよい。一実施態様では、本開示の処置されるのに適した対象は、ヒトである。
【0075】
3.投与及び用量
本開示の化合物は、一般的には、治療上有効量で投与される。本開示の化合物は、任意の適切な経路により、このような経路に適合した医薬組成物の形態でかつ意図される処置に有効な用量で投与することができる。有効用量は、典型的には、単回又は分割用量で、約0.001~約100mg/kg 体重/日、好ましくは、約0.01~約50mg/kg/日の範囲にある。年齢、種及び処置される疾患又は状態に応じて、この範囲の下限未満の用量レベルが適切である場合がある。他の場合には、有害な副作用なしに、さらに多い用量を使用することができる。また、より多い用量を少量ずつ数回に分けて、終日にわたって投与する場合もある。適切な用量を決定するための方法は、本開示が属する技術分野において周知である。例えば、Remington: The Science and Practice of Pharmacy, Mack Publishing Co., 20th ed., 2000を使用することができる。
【0076】
医薬組成物、剤形及び投与経路
上記言及された疾患又は状態の処置のために、本明細書に記載された化合物又はその薬学的に許容し得る塩を以下のように投与することができる。
【0077】
経口投与
本開示の化合物を嚥下によるのを含む経口投与して、化合物が胃腸管に入るようにすることができるか、又は口から直接血流に吸収させることができる(例えば、頬側投与又は舌下投与)。
【0078】
経口投与に適した組成物は、固体、液体、ゲル又は粉末製剤を含み、錠剤、ロゼンジ剤、カプセル剤、顆粒剤又は散剤等の剤形を有する。
【0079】
経口投与のための組成物を即時放出又は調節放出(遅延放出又は持続放出を含む)として、場合により腸溶コーティングと共に製剤化することができる。
【0080】
液体製剤は、軟カプセル剤又は硬カプセル剤に使用することができる、液剤、シロップ剤及び懸濁剤を含むことができる。このような製剤は、薬学的に許容し得る担体、例えば、水、エタノール、ポリエチレングリコール、セルロース又は油を含むことができる。また、該製剤は、1種以上の乳化剤及び/又は懸濁化剤も含むことができる。
【0081】
錠剤の剤形において、存在する薬剤の量は、剤形の約0.05重量%~約95重量%、より典型的には、約2重量%~約50重量%であることができる。加えて、錠剤は、剤形の約0.5重量%~約35重量%、より典型的には、約2重量%~約25重量%を含む崩壊剤を含有することができる。崩壊剤の例は、ラクトース、デンプン、デンプングリコール酸ナトリウム、クロスポビドン、クロスカルメロースナトリウム、マルトデキストリン又はそれらの混合物を含むが、これらに限定されない。
【0082】
錠剤に使用するのに適した滑沢剤は、約0.1重量%~約5重量%の量で存在することができ、タルク、二酸化ケイ素、ステアリン酸、カルシウム、亜鉛又はマグネシウムステアラート、ナトリウムステアリルフマラート等を含むが、これらに限定されない。
【0083】
錠剤に使用するのに適したバインダーは、ゼラチン、ポリエチレングリコール、糖、ガム、デンプン、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等を含むが、これらに限定されない。錠剤に使用するのに適した希釈剤は、マンニトール、キシリトール、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、微結晶セルロース及びデンプンを含むが、これらに限定されない。
【0084】
錠剤に使用するのに適した可溶化剤は、約0.1重量%~約3重量%の量で存在することができ、ポリソルベート、ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシル硫酸ナトリウム、プロピレンカーボナート、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジメチルイソソルビド、ポリエチレングリコール(天然又は水添)ヒマシ油、HCOR(商標)(Nikkol)、オレイルエステル、Gelucire(商標)、カプリル酸/カプリル酸モノ/ジグリセリド、ソルビタン脂肪酸エステル、及びSolutol HS(商標)を含むが、これらに限定されない。
【0085】
非経口投与
本開示の化合物を血流、筋肉又は内臓に直接投与することができる。非経口投与に適した手段は、静脈内、筋肉内、皮下、動脈内、腹腔内、髄腔内、頭蓋内等を含む。非経口投与に適した装置は、注射器(針及び無針注射器を含む)及び注入法を含む。
【0086】
非経口投与のための組成物を即時放出又は調節放出(遅延放出又は持続放出を含む)として製剤化することができる。ほとんどの非経口製剤は、塩、緩衝剤及び等張剤を含む賦形剤を含有する水溶液である。また、非経口製剤を脱水形態(例えば、凍結乾燥により)で又は滅菌非水溶液として調製することもできる。これらの製剤は、適切な媒体、例えば、滅菌水と共に使用することができる。溶解性増強剤も、非経口液剤の調製に使用することができる。
【0087】
経皮投与
本開示の化合物は、皮膚に対して局所的に又は経皮的に投与することができる。この局所投与のための製剤は、ローション剤、液剤、クリーム剤、ゲル剤、ヒドロゲル剤、軟膏剤、泡剤、インプラント、パッチ等を含むことができる。局所投与製剤のための薬学的に許容し得る担体は、水、アルコール、鉱油、グリセリン、ポリエチレングリコール等を含むことができる。また、局所又は経皮投与をエレクトロポレーション、イオントフォレーシス、泳動等により行うこともできる。
【0088】
局所投与のための組成物を即時放出又は調節放出(遅延放出又は持続放出を含む)として製剤化することができる。
【0089】
併用療法
本開示の医薬組成物は、例えば、効力を向上させるか又は副作用を低減させるために、1つ以上の更なる治療剤を含有することができる。したがって、一部の実施態様では、医薬組成物は、c-abl、KIT及び/又はPDGFRキナーゼにより直接的又は間接的に媒介される疾患を治療し又は阻害するのに有用な有効成分から選択される1種以上の追加の治療剤をさらに含有する。このような有効成分の例は、アシマチニブ、スニチニブ及びレゴラフェニブ等の薬剤であるが、これらに限定されない。他の薬剤は、WO第2014/039714号及び同第2014/100620号に記載されている化合物を含む。
【0090】
医薬組成物を調製するための参考文献
疾患又は状態を治療し又は予防するための医薬組成物を調製するための方法は、本開示が属する技術分野において周知である。例えば、Handbook of Pharmaceutical Excipients(7th ed.)、Remington: The Science and Practice of Pharmacy(20 th ed.)、Encyclopedia of Pharmaceutical Technology(3 rd ed.)又はSustained and Controlled Release Drug Delivery Systems(1978)に基づいて、薬学的に許容し得る賦形剤、担体、添加剤等を選択し、ついで、医薬組成物を調製するために、本開示の化合物と混合させることができる。
【0091】
本開示は、c-abl、KIT及び/又はPDGFR活性を阻害することにより種々の薬理学的効果を有する化合物、該化合物を有効な薬剤として有する医薬組成物、特に、ガン疾患及び増殖性障害を処置するための化合物の医薬的使用並びにこのような治療又は予防を必要とする対象に該化合物を投与することを含む治療方法又は予防方法を提供する。本開示の化合物及びその薬学的に許容し得る塩は、c-abl、KIT及び/又はPDGFRについての良好な安全性及び高い選択性を有するため、薬剤として優れた特性を示す。
【0092】
実施例
以下に、当業者が本開示を理解するのに役立てるために、本開示を実施例によりかなり詳細に説明する。ただし、下記実施例は、例証として提供され、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。本発明の精神及び範囲から逸脱することなく又はその重要な利点の全てを犠牲にすることなく、種々の変更を行うことができることは明らかである。
【0093】
式(I)で示される化合物の合成
合成法A~Nを使用して、下記化合物を調製した。以下に、本開示の幾つかの化合物の例示的な合成例を記載し、他の化合物を、異なる出発物質又は反応物質を使用して、以下に記載する方法と同様の方法により調製することができる。
【0094】
合成法A
実施例1. (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド塩酸塩
【化7】
【0095】
工程1) 6-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-アミン
水(100mL)/メタノール(300mL)中の化合物1(10.000g、28.164mmol)と水酸化リチウム一水和物(4.727g、112.657mmol)との混合物を、還流下で18時間加熱し、室温まで冷やし、減圧下で濃縮し、そして酢酸エチルと飽和塩化アンモニウム水溶液で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、分離し、無水MgSO4で乾燥し、濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物をジクロロメタン(30mL)及びヘキサン(200mL)で希釈し、そして周囲温度で撹拌した。得られた沈殿物を濾過により収集し、ヘキサンにより洗浄し、乾燥して、化合物2を褐色の固体として与えた(5.890g、80.7%)。
【0096】
工程2) (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド
ジクロロメタン(100mL)中の化合物2(5.890g、22.737mmol)、(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(3.076g、29.558mmol)及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(EDC-HCl、6.538g、34.105mmol)の混合物を、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(2.376mL、13.642mmol)を用いて室温で処理し、同じ温度で40時間撹拌した。沈殿物を濾過により収集し、ジクロロメタンにより洗浄し、乾燥して、化合物3をベージュ色の固体として与えた(3.870g、49.3%)。
【0097】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.99 (s, 1H), 8.87 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.36 - 7.23 (m, 2H), 4.97 - 4.77 (m, 1H), 2.09 - 2.07 (m, 1H), 1.65 - 1.57 (m, 1H), 1.16 - 1.09 (m, 1H)。
【0098】
工程3) (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド
テトラヒドロフラン(12mL)/水(3mL)中の化合物3(1.000g、2.898mmol)、(3-フルオロ-2-メチルフェニル)ボロン酸(0.535g、3.477mmol)、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(Pd(dppf)Cl2、0.212g、0.290mmol)及び炭酸セシウム(1.416g、4.346mmol)を、室温で混合し、次にマイクロ波下、100℃で30分間加熱し、室温まで冷やし、セライトパッドで濾過して固体を除去し、そして酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウム水溶液で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、分離し、乾燥し(無水MgSO4)、濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物を、クロマトグラフィー(SiO2、45gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=70%~100%)に付して粗生成物を与え、これをジエチルエーテル(5mL)を用いて室温で結晶化した。得られた沈殿物を濾過し、ジエチルエーテルにより洗浄し、乾燥して、化合物4を白色の固体として与えた(0.700g、73.8%)。
【0099】
工程4) (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド塩酸塩
酢酸エチル(100mL)中の化合物4(0.600g、1.833mmol)の溶液を、塩酸(EtOAc中1.00M溶液、1.925mL、1.925mmol)を用いて室温で混合した。反応混合物を同じ温度で3時間撹拌した。沈殿物を濾過により収集し、ジエチルエーテルにより洗浄し、乾燥して、実施例1を白色の固体として与えた(0.665g、99.7%)。
【0100】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.67 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.69 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.35 - 7.30 (m, 1H), 7.23 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 5.05 - 4.85 (m, 1H), 7.21 - 7.14 (m, 4H), 1.69 - 1.63 (m, 1H), 1.21 - 1.18 (m, 1H)。
【0101】
合成法B
実施例3. (1S,2S)-N-(3-クロロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド
【化8】
【0102】
工程1) (1S,2S)-N-(3-クロロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド
アセトニトリル(8mL)中の実施例1(0.060g、0.183mmol)の溶液を、1-クロロピロリジン-2,5-ジオン(NCS、0.027g、0.202mmol)を用いて室温で混合し、同じ温度で3時間撹拌し、そして酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウム水溶液で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、分離し、乾燥し(無水MgSO4)、濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物を、クロマトグラフィー(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=70%~100%)に付して粗生成物を与え、これをジエチルエーテル(5mL)を用いて室温で結晶化した。得られた沈殿物を濾過し、ジエチルエーテルにより洗浄し、乾燥して、実施例3を白色の固体として与えた(0.015g、22.6%)。
【0103】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.44 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.62 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 7.35 (dd, J = 9.2, 1.6 Hz, 1H), 7.30 (t, J = 7.0 Hz, 1H), 7.24 - 7.19 (m, 2H), 5.01 - 4.83 (m, 1H), 2.15 (d, J = 2.4 Hz, 3H), 2.06 - 2.03 (m, 1H), 1.64 - 1.56 (m, 1H), 1.15 - 1.08 (m, 1H)。
【0104】
合成法C
実施例5. (1S,2S)-2-フルオロ-N-(3-メチル-6-(4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド
【化9】
【0105】
工程1) (E)-2-(5-ヨード-2-(トシルイミノ)ピリジン-1(2H)-イル)プロパンアミド
N,N-ジメチルホルムアミド(40mL)中の化合物5と2-ブロモプロパンアミド(4.549g、29.931mmol)との混合物を、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(5.213mL、29.931mmol)を用いて室温で処理し、同じ温度で24時間撹拌した。反応混合物を水(500mL)で希釈し、周囲温度で撹拌した。得られた沈殿物を濾過により収集し、水により洗浄し、乾燥して粗生成物を与え、これを酢酸エチル(100mL)及びジエチルエーテル(300mL)に再溶解し、そして周囲温度で撹拌した。得られた沈殿物を濾過により収集し、ジエチルエーテルにより洗浄し、乾燥して、化合物6を微ピンクの固体として与えた(4.220g、35.5%)。
【0106】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.15 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.87 (dd, J = 9.6, 2.4 Hz, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.62 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.38 (s, 1H), 7.24 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.16 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 5.63 (m, 1H), 2.30 (s, 3H), 1.60 (d, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0107】
工程2) 2,2,2-トリフルオロ-N-(6-ヨード-3-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)アセトアミド
ジクロロメタン(50mL)中の化合物6(4.220g、9.477mmol)の撹拌したスラリーを、トリフルオロ酢酸無水物(8.032mL、56.863mmol)を用いて室温で混合した。反応混合物を還流下で4時間加熱し、室温まで冷やし、そして減圧下で濃縮した。残留物をジエチルエーテル(300mL)で希釈し、周囲温度で撹拌した。得られた沈殿物を濾過により収集し、ジエチルエーテルにより洗浄し、乾燥して粗生成物を与え、これを水(300mL)に再溶解し、周囲温度で撹拌した。得られた沈殿物を濾過により収集し、水により洗浄し、乾燥して、化合物7をベージュ色の固体として与えた(3.098g、88.6%)。
【0108】
工程3) 6-ヨード-3-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-アミン
水(15mL)/エタノール(30mL)中の化合物7(3.098g、8.394mmol)及び水酸化リチウム一水和物(1.057g、25.181mmol)を、室温で混合し、次にマイクロ波下、140℃で30分間加熱し、室温まで冷やし、そして減圧下で濃縮した。残留物を飽和塩化アンモニウム水溶液(20mL)で希釈し、周囲温度で撹拌した。得られた沈殿物を濾過により収集し、水により洗浄し、乾燥して、化合物8を淡黄色の固体として与えた(1.400g、61.1%)。
【0109】
工程4) (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-ヨード-3-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド
N,N-ジメチルホルムアミド(20mL)中の化合物8(1.400g、5.127mmol)、(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.640g、6.152mmol)及び1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム 3-オキシド へキサフルオロホスファート(HATU、2.924g、7.690mmol)の混合物を、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(2.679mL、15.380mmol)を用いて室温で処理し、60℃で48時間撹拌し、室温まで冷やし、そして減圧下で濃縮した。残留物を水(100mL)で希釈し、周囲温度で撹拌した。得られた沈殿物を濾過により収集し、水により洗浄し、乾燥して粗生成物を与え、これを酢酸エチル(50mL)に再溶解し、周囲温度で撹拌した。得られた沈殿物を濾過により収集し、酢酸エチルにより洗浄し、乾燥して、化合物9を白色の固体として与えた(1.070g、58.1%)。
【0110】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.24 (s, 1H), 8.51 (s, 1H), 7.36 (dd, J = 9.2, 1.6 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.97 - 4.80 (m, 1H), 2.25 (s, 3H), 2.03 (m, 1H), 1.60 - 1.53 (m, 1H), 1.11 - 1.06 (m, 1H)。
【0111】
工程5) (1S,2S)-2-フルオロ-N-(3-メチル-6-(4-メチルピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド
水(3mL)/テトラヒドロフラン(12mL)中の化合物9(0.200g、0.557mmol)、(4-メチルピリジン-3-イル)ボロン酸(0.099g、0.724mmol)、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(Pd(dppf)Cl2、0.041g、0.056mmol)及び炭酸カリウム(0.231g、1.671mmol)を、室温で混合し、次にマイクロ波下、120℃で1時間加熱し、室温まで冷やし、そして酢酸エチルと水で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、分離し、乾燥し(無水MgSO4)、濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物を、クロマトグラフィー(SiO2、10gカートリッジ;テトラヒドロフラン/酢酸エチル=0%~10%)に付して粗生成物を与え、これをジエチルエーテル(5mL)及びヘキサン(20mL)に溶解し、そして周囲温度で撹拌した。得られた沈殿物を濾過により収集し、ヘキサンにより洗浄し、乾燥して、実施例5をベージュ色の固体として与えた(0.100g、55.4%)。
【0112】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.25 (s, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.44 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.26 (s, 1H), 7.51 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.99 - 4.81 (m, 1H), 2.29 (s, 6H), 2.07 - 2.03 (m, 1H), 1.63 - 1.56 (m, 1H), 1.15 - 1.05 (m, 1H)。
【0113】
合成法D
実施例29. (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド
【化10】
【0114】
工程1) (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド
1,4-ジオキサン(12mL)/水(3mL)中の実施例26(0.100g、0.291mmol)、(1H-ピラゾール-3-イル)ボロン酸(0.042g、0.378mmol)、[1,1’-ビス(ジ-tert-ブチルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(Pd(dtbpf)Cl2、0.019g、0.029mmol)及び炭酸セシウム(0.284g、0.873mmol)を、室温で混合し、次にマイクロ波下、140℃で1時間加熱し、室温まで冷やし、そして酢酸エチルと水で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、分離し、乾燥し(無水MgSO4)、濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物を、クロマトグラフィー(SiO2、10gカートリッジ;テトラヒドロフラン/酢酸エチル=0%~20%)に付して粗生成物を与え、これをジクロロメタン(3mL)及びヘキサン(20mL)に溶解し、周囲温度で撹拌した。得られた沈殿物を濾過により収集し、ジエチルエーテルにより洗浄し、乾燥して、実施例29をベージュ色の固体として与えた(0.005g、4.6%)。
【0115】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.82 (s, 1H), 10.99 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.73 - 7.69 (m, 2H), 7.46 - 7.23 (m, 4H), 6.70 (s, 1H), 4.97 - 4.80 (m, 1H), 2.25 (s, 3H), 2.14 - 2.09 (m, 1H), 1.66 - 1.59 (m, 1H), 1.13 - 1.08 (m, 1H)。
【0116】
合成法E
実施例34. (1S,2S)-2-フルオロ-N-(3-フルオロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
【化11】
【0117】
工程1) (1S,2S)-2-フルオロ-N-(3-フルオロ-6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
テトラヒドロフラン(4mL)中の実施例1(0.1g、0.3055mmol)の溶液を、1-(クロロメチル)-4-フルオロ-1,4-ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ジテトラフルオロボラート(Selectfluor(登録商標)、0.162g、0.4582mmol)を用いて0℃で混合し、室温で3時間撹拌し、そしてジクロロメタンと飽和重炭酸ナトリウム水溶液で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、分離し、乾燥し(無水Na2SO4)、濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物を、クロマトグラフィー(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%~30%)に付して、実施例34を黄色の固体として与えた(0.021g、15%)。
【0118】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.56 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.49 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 7.33 - 7.27 (m, 1H), 7.24 - 7.16 (m, 3H), 5.01 - 4.81 (m, 1H), 2.15 (s, 3H), 2.05 - 2.05 (m, 1H), 1.63 - 1.56 (m, 1H), 1.17 - 1.09 (m, 1H)。
【0119】
合成法F
実施例41. (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピロール-3-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド
【化12】
【0120】
工程1) 3-(2-((1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-4-メチルフェニル トリフルオロメタンスルホナート
ジクロロメタン(100mL)中の実施例12(0.842g、2.588mmol)とピリジン(0.313mL、3.882mmol)との混合物を、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.479mL、2.847mmol)を用いて0℃で処理し、同じ温度で1時間撹拌し、そしてジクロロメタンと飽和重炭酸ナトリウム水溶液で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、分離し、乾燥し(無水MgSO4)、濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物を、クロマトグラフィー(SiO2、10gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=80%~100%)に付して、化合物10を紫色の固体として与えた(0.056g、4.7%)。
【0121】
工程2) (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピロール-3-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド
水(3mL)/テトラヒドロフラン(12mL)中の化合物10(0.056g、0.122mmol)、3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピロール(0.031g、0.159mmol)、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(Pd(dppf)Cl2、0.009g、0.012mmol)及び炭酸カリウム(0.051g、0.367mmol)を、室温で混合し、次にマイクロ波下、120℃で30分間加熱し、室温まで冷やし、そして酢酸エチルと水で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、分離し、乾燥し(無水MgSO4)、濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物を、クロマトグラフィー(SiO2、10gカートリッジ;テトラヒドロフラン/酢酸エチル=0%~10%)に付して粗生成物を与え、これをジエチルエーテル(5mL)及びヘキサン(5mL)に溶解し、そして周囲温度で撹拌した。得られた沈殿物を濾過により収集し、ジエチルエーテルにより洗浄し、乾燥して、実施例41を白色の固体として与えた(0.005g、10.9%)。
【0122】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.97 (s, 1H), 10.86 (bs, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.44 - 7.40 (m, 3H), 7.23 - 7.19 (m, 3H), 6.74 (dd, J = 4.4, 2.8 Hz, 1H), 6.41 (dd, J = 4.4, 2.8 Hz, 1H), 4.97 - 4.79 (m, 1H), 2.20 (s, 3H), 2.11 (m, 1H), 1.66 - 1.59 (m, 1H), 1.15 - 1.10 (m, 1H)。
【0123】
合成法G
実施例44. (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-5-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
【化13】
【0124】
工程1) (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド
化合物3(0.800g、2.318mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン,1.177g、4.636mmol)、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(Pd(dppf)Cl2、0.169g、0.231mmol)及び酢酸カリウム(0.796g、8.113mmol)を、DMSO(20mL)中にて室温で混合し、次に90℃で24時間撹拌し、室温まで冷やし、セライトパッドで濾過して固体を除去し、そして酢酸エチルと水で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、分離し、無水MgSO4で乾燥し、濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物を、クロマトグラフィー(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%~100%)に付して、化合物11を褐色の固体として与えた(0.560g、69.9%)。
【0125】
工程2) (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(4-フルオロ-5-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
ジオキサン(2mL)/水(0.5mL)中の化合物11(0.080g、0.231mmol)、5-ブロモ-2-フルオロ-4-メチルフェノール(0.056g、0.277mmol)、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(Pd(dppf)Cl2、0.017g、0.023mmol)及びNa2CO3(0.049g、0.462mmol)を、室温で混合し、次に混合物を脱気し、N2で1分間パージし、その後、混合物をN2雰囲気下、80℃で12時間撹拌した。反応混合物を濃縮して残留物を与えた。残留物を精製した。残留物を、クロマトグラフィー(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=80%~100%)に付して、実施例44を白色の固体として与えた(0.031g、39.8%)。
【0126】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.98 (s, 1H), 9.75 (bs, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.40 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.13 (dd, J = 9.2, 2.0 Hz, 1H), 7.06 (d, J = 12.4 Hz, 1H), 6.81 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.98 - 4.78 (m, 1H), 2.14 - 2.07 (m, 4H), 1.65 - 1.58 (m, 1H), 1.16 - 1.07 (m, 1H)。
【0127】
合成法H
実施例66. (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(メトキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
【化14】
【0128】
工程1) 1-ブロモ-3-フルオロ-2-(メトキシメチル)ベンゼン
THF(10mL)中の化合物12(500mg、2.44mmol、1当量)の溶液に、NaH(146.31mg、3.66mmol、純度60%、1.5当量)をN2下、0℃で少量ずつ加え、反応混合物をN2下、0℃で0.5時間撹拌し、その後、MeI(692.30mg、4.88mmol、303.64μL、2当量)を滴下し、次に混合物をN2下、20℃で更に1時間撹拌した。飽和NH4Cl水溶液(30mL)を反応混合物内に加え、次に混合物を酢酸エチル(20mL*2)で抽出し、合わせた有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して残留物を与えた。化合物13(510mg、粗)を黄色の油状物として得た。
【0129】
1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 7.41 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.18 (dt, J = 5.9, 8.2 Hz, 1H), 7.10 - 7.00 (m, 1H), 4.64 (d, J = 2.3 Hz, 2H), 3.42 (s, 3H)。
【0130】
工程2) (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(メトキシメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
ジオキサン(2mL)及びH2O(0.4mL)中の化合物13(80mg、365.21μmol、1当量)及び化合物11(151.27mg、438.25μmol、1.2当量)の溶液に、Pd(dppf)Cl2(26.72mg、36.52μmol、0.1当量)及びNa2CO3(77.42mg、730.42μmol、2当量)を加え、次に混合物をN2下、90℃で12時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、次に混合物をシリカゲルで濾過し、濾液を濃縮して残留物を与えた。残留物を、分取HPLC(カラム:Phenomenex luna C18 150*40mm*15um;移動相:[水(0.1% TFA)-ACN];B%:17%~47%、10分)により精製した。実施例66(91.3mg、193.69μmol、収率53.03%、純度100%、TFA)を白色の固体として得た。
【0131】
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.25 (s, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.60 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.52 (dt, J = 6.0, 7.9 Hz, 1H), 7.44 (dd, J = 1.6, 9.2 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.30 - 7.25 (m, 1H), 5.11 - 4.76 (m, 1H), 4.30 (br d, J = 1.3 Hz, 2H), 3.25 (s, 3H), 2.23 - 2.08 (m, 1H), 1.76 - 1.59 (m, 1H), 1.20 (tdd, J = 6.3, 9.1, 12.4 Hz, 1H)。
【0132】
合成法I
実施例67. (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(フラン-2-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
【化15】
【0133】
工程1) 2-(2-ブロモ-6-フルオロフェニル)フラン
ジオキサン(3mL)及びH2O(0.6mL)中の化合物14(511.74mg、1.70mmol、1.1当量)及び2-(フラン-2-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(300mg、1.55mmol、1当量)の溶液に、Pd(dppf)Cl2(113.13mg、154.61μmol、0.1当量)及びNa2CO3(491.61mg、4.64mmol、3当量)を加え、次に反応混合物をN2下、80℃で3時間撹拌した。反応混合物を水(50mL)に注ぎ、次に混合物を酢酸エチル(50mL*2)で抽出し、合わせた有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して残留物を与えた。残留物を、分取TLC(SiO2、石油エーテル:酢酸エチル=3:1)により精製した。残留物を、分取TLC(SiO2、石油エーテル:酢酸エチル=1:0)により精製した。化合物15(70mg、290.39μmol、収率18.78%)を黄色の油状物として得た。
【0134】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.61 (dd, J = 0.8, 1.8 Hz, 1H), 7.48 (td, J = 1.1, 8.0 Hz, 1H), 7.21 (dt, J = 5.8, 8.1 Hz, 1H), 7.15 - 7.08 (m, 1H), 6.70 (td, J = 0.9, 3.3 Hz, 1H), 6.56 (dd, J = 1.8, 3.3 Hz, 1H)。
【0135】
工程2) (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-(フラン-2-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
ジオキサン(1mL)及びH2O(0.2mL)中の化合物15(70mg、290.39μmol、1当量)及び化合物11(110.26mg、319.43μmol、1.1当量)の溶液に、Pd(dppf)Cl2(21.25mg、29.04μmol、0.1当量)及びNa2CO3(92.33mg、871.17μmol、3当量)を加え、次に反応混合物をN2下、80℃で12時間撹拌した。反応混合物をブライン(10mL)に注ぎ、次に混合物を酢酸エチル(10mL*2)で抽出し、合わせた有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して残留物を与えた。残留物をメタノール:ジクロロメタン(1:10、100mL)で溶解し、次に混合物をシリカゲルで濾過し、濾液を濃縮して残留物を与えた。残留物を、分取HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*25*10um;移動相:[水(0.1% TFA)-ACN];B%:34%~54%、9分)により精製した。実施例67(38.3mg、77.63μmol、収率26.73%、純度100%、TFA)を白色の固体として得た。
【0136】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.20 (s, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.61 (dd, J = 0.9, 1.6 Hz, 1H), 7.60 - 7.54 (m, 1H), 7.45 - 7.41 (m, 1H), 7.40 - 7.36 (m, 2H), 6.93 (dd, J = 1.3, 9.3 Hz, 1H), 6.56 - 6.48 (m, 2H), 5.05 - 4.83 (m, 1H), 2.19 - 2.09 (m, 1H), 1.75 - 1.59 (m, 1H), 1.19 (tdd, J = 6.3, 9.1, 12.4 Hz, 1H)。
【0137】
合成法J
実施例72. N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
【化16】
【0138】
工程1) 2,2,2-トリフルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)アセトアミド
ジオキサン(10mL)及びH2O(1mL)中の化合物1(1g、2.82mmol、1当量)の溶液に、化合物2(520.30mg、3.38mmol、1.2当量)、Pd(dppf)Cl2(206.08mg、281.65μmol、0.1当量)及びNa2CO3(298.52mg、2.82mmol、1当量)を加えた。混合物をN2雰囲気下、80℃で16時間撹拌した。反応混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(30mL*2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL*2)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して残留物を与えた。残留物を、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、石油エーテル:酢酸エチル=20:1~5:1)により精製した。化合物16(500mg、1.48mmol、収率52.64%)を白色の固体として得た。
【0139】
工程2) 6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-アミン
MeOH(10mL)及びH2O(10mL)中の化合物16(500mg、1.48mmol、1当量)の溶液に、K2CO3(1.02g、7.41mmol、5当量)を加えた。混合物を75℃で2時間撹拌した。反応混合物に水(50mL)を加え、酢酸エチル(50mL*2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL*2)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して残留物を与えた。化合物17(300mg、1.24mmol、収率83.88%)を黄色の固体として得た。
【0140】
工程3) N-(6-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
EtOAc(2mL)中の化合物17(100mg、414.49μmol、1当量)の溶液に、シクロプロパンカルボン酸(53.52mg、621.73μmol、49.10μL、1.5当量)及びDCC(85.52mg、414.49μmol、83.84μL、1当量)を加えた。混合物を20℃で32時間撹拌した。次に、DMAP(5.06mg、41.45μmol、0.1当量)を混合物に加え、20℃で16時間撹拌した。反応混合物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(20mL*2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL*2)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して残留物を与えた。残留物を、分取HPLC(カラム:Phenomenex Luna C18 150*25mm*10um;移動相:[水(0.1% TFA)-ACN];B%:22%~52%、10分)により精製した。実施例72(45.9mg、106.25μmol、収率25.63%、純度98%、TFA)をピンク色の固体として得た。
【0141】
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.22 (br s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.59 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.40 (br d, J = 9.3 Hz, 1H), 7.38 - 7.30 (m, 1H), 7.28 - 7.21 (m, 1H), 7.17 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 2.18 (d, J = 2.3 Hz, 3H), 1.94 (quin, J = 6.2 Hz, 1H), 0.85 (d, J = 6.1 Hz, 4H)。
【0142】
合成法K
実施例77. (1S,2S)-N-(6-(2-(アセトアミドメチル)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド
【化17】
【0143】
工程1) N-(2-ブロモ-6-フルオロベンジル)アセトアミド
Py(5mL)中の化合物18(200mg、695.94μmol、1当量)の溶液に、Ac2O(85.26mg、835.13μmol、78.22μL、1.2当量)を加えた。混合物を25℃で3時間撹拌した。所望のMSは、LC-MSにより検出された。混合物を減圧下で濃縮して残留物を与えた。残留物をHClでpH=6に調整し、EA(30mL*3)で抽出した。有機相を減圧下で濃縮して残留物を与えた。化合物19(130mg、412.07μmol、収率59.21%、純度78%)を淡黄色の固体として得た。
【0144】
工程2) (1S,2S)-N-(6-(2-(アセトアミドメチル)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)-2-フルオロシクロプロパンカルボキサミド
水(1mL)及びジオキサン(4mL)中の化合物19(100mg、361.68μmol、1当量)、化合物11(122.35mg、354.44μmol、0.98当量)、Pd(dppf)Cl2(26.46mg、36.17μmol、0.1当量)及びNa2CO3(76.67mg、723.35μmol、2当量)の混合物を脱気し、N2で3回パージし、次に混合物をN2雰囲気下、80℃で16時間撹拌した。所望のMSは、LC-MSにより検出された。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して残留物を与えた。残留物を、分取HPLC(カラム:Phenomenex luna C18 250*50mm*10um;移動相:[水(0.1% TFA)-ACN];B%:10%~40%、9分)により精製した。実施例77(15.3mg、29.84μmol、収率8.25%、純度97.2%、TFA)を白色の固体として得た。
【0145】
1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.67 (s, 1H), 7.81 - 7.71 (m, 2H), 7.49 - 7.47 (m, 1H), 7.31 - 7.22 (m, 2H), 5.04 - 5.01 (m, 0.5H), 4.87 - 4.85 (m, 0.5H), 4.38 (s, 2H), 2.16 - 2.12 (m, 1H), 1.90 - 1.84 (m, 1H), 1.31 - 1.28 (m, 1H)。
【0146】
合成法L
実施例84. (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((2-メトキシエトキシ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド。TFA塩
【化18】
【0147】
工程1) 1-ブロモ-3-フルオロ-2-((2-メトキシエトキシ)メチル)ベンゼン
化合物20(445.00mg、2.17mmol、1当量)をDMF(15mL)に溶解し、これにNaH(130.22mg、3.26mmol、純度60%、1.5当量)を0℃で少量ずつ加えた。次に、得られた混合物をN2雰囲気下で30分間撹拌し、その後、1-ブロモ-2-メトキシ-エタン(362.01mg、2.60mmol、244.60μL、1.2当量)を0℃で加えた。次に、混合物をN2雰囲気下、15℃で更に11.5時間撹拌した。混合物をEtOH(5mL)でクエンチし、水(20mL)で希釈し、そしてEA(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層を減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(純粋なPE~PE/EA=4/1)により精製して、化合物21(178mg、676.54μmol、収率31.17%)を淡黄色の油状物として与えた。
【0148】
工程2) (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((2-メトキシエトキシ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド。TFA塩
化合物21(178mg、676.54μmol、1当量)と化合物11(210.17mg、608.89μmol、0.9当量)との混合物をジオキサン(10mL)及びH2O(2mL)に溶解し、これにPd(dppf)Cl2(99.01mg、135.31μmol、0.2当量)及びNa2CO3(215.12mg、2.03mmol、3当量)を少量ずつ加えた。次に、得られた混合物をN2雰囲気下、80℃で16時間撹拌した。所望のm/zは、LC-MSにより検出された。混合物を濾過し、濾液を水(20mL)で希釈し、そしてEA(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層を減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1)、次に分取HPLC(カラム:Phenomenex Gemini-NX C18 75*30mm*3um;移動相:[水(0.1% TFA)-ACN];B%:18%~48%、7分)により精製し、凍結乾燥して、実施例84(32.2mg、62.10μmol、収率9.18%、純度99.4%、TFA)をオフホワイトの固体として与えた。
【0149】
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 11.23 - 11.19 (br s, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.56 -7.50 (m, 3H), 7.32 - 7.28 (m, 2H), 5.04 - 4.84 (m, 1H), 4.35 (s, 2H), 3.47 - 3.44 (m, 4H), 3.25 (s, 3H), 2.16 - 2.11 (m, 1H), 1.70 - 1.64 (m, 1H), 1.21 - 1.16 (m, 1H)。
【0150】
合成法M
実施例85. (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((2-ヒドロキシエトキシ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
【化19】
【0151】
工程1) (2-((2-ブロモ-6-フルオロベンジル)オキシ)エトキシ)(tert-ブチル)ジメチルシラン
化合物22(1g、4.88mmol、1当量)をDMF(50mL)に溶解し、NaH(292.65mg、7.32mmol、純度60%、1.5当量)を0℃で少量ずつ加えた。次に、得られた混合物をN2雰囲気下で30分間撹拌し、その後、2-ブロモエトキシ-tert-ブチル-ジメチル-シラン(1.40g、5.85mmol、109.93μL、1.2当量)を0℃で加えた。次に、混合物をN2雰囲気下、15℃で更に11.5時間撹拌した。新しいスポットは、TLC(PE/EA=4/1)の結果により形成された。混合物をEtOH(5mL)でクエンチし、水(20mL)で希釈し、そしてEA(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層を減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(純粋なPE~PE/EA=4/1)により前のバッチとともに精製して、化合物23(372mg、1.02mmol、収率20.99%)を白色の固体として与えた。
【0152】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.52 - 7.50 (m, 1H), 7.37 - 7.36 (m, 1H), 7.34 - 7.30 (m, 1H), 4.61 - 4.60 (m, 2H), 3.90 - 3.80 (m, 2H), 3.58 - 3.47 (m, 2H), 0.835 (s, 9H), 0.02 (s, 6H)。
【0153】
工程2) 2-((2-ブロモ-6-フルオロベンジル)オキシ)エタノール
化合物23(352mg、968.80μmol、1当量)をDMF(10mL)に溶解し、CsF(147.16mg、968.80μmol、35.72μL、1当量)を加えた。次に、得られた混合物を80℃で12時間撹拌した。出発物質は、TLC(PE/EA=4/1)の結果により消費された。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(PE~PE/EA=5/1)により精製して、化合物24(120mg、481.78μmol、収率49.73%)をオフホワイトの固体として与えた。
【0154】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.52 - 7.50 (m, 1H), 7.36 - 7.28 (m, 2H), 4.60 - 4.59 (m, 2H), 3.52 - 3.47 (m, 4H)。
【0155】
工程3 (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(3-フルオロ-2-((2-ヒドロキシエトキシ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
化合物24(120mg、481.78μmol、1当量)と化合物11(149.67mg、433.60μmol、0.9当量)との混合物を、ジオキサン(10mL)とH2O(2mL)との混合物に溶解し、Pd(dppf)Cl2(35.25mg、48.18μmol、0.1当量)及びNa2CO3(153.19mg、1.45mmol、3当量)を少量ずつ加えた。次に、得られた混合物をN2雰囲気下、80℃で12時間撹拌した。所望のm/zは、LC-MSにより検出された。混合物を濾過し、濾液を水(20mL)で希釈し、そしてEA(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層を減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=2/1~EA/MeOH=10/1)により、次に分取HPLC(カラム:Phenomenex Gemini-NX C18 75*30mm*3um;移動相:[水(0.1% TFA)-ACN];B%:12%~42%、9分)により精製し、凍結乾燥して、実施例85(74.1mg、143.65μmol、収率29.82%、純度97.2%、TFA)をオフホワイトの固体として与えた。
【0156】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.21 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.58 - 7.47 (m, 3H), 7.33 - 7.29 (m, 2H), 5.05 - 4.85 (m, 1H), 4.36 (s, 2H), 3.55 - 3.52 (m, 2H), 3.47 - 3.45 (m, 2H), 2.16 - 2.13 (m, 1H), 1.71 - 1.69 (m, 1H), 1.65 - 1.64 (m, 1H)。
【0157】
合成法N
実施例105. (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(2-メチル-5-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド
【化20】
【0158】
工程1) 3-ブロモ-4-メチル-2-ニトロフェノール
CHCl3(50mL)中の化合物25(5g、26.73mmol、1当量)の溶液に、HNO3(2.85g、29.41mmol、2.04mL、1.1当量)を-50℃で滴下し、次に反応混合物を-50℃で1時間撹拌した。反応混合物を氷水(200mL)にゆっくりと注ぎ、次に混合物をジクロロメタン(100mL*2)で抽出し、合わせた有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して残留物を与えた。残留物を、カラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~100/1)により精製した。化合物26(550mg、2.37mmol、収率8.87%)を黄色の油状物として得た。
【0159】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.84 - 8.20 (m, 1H), 7.31 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.00 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 2.41 (s, 3H)。
【0160】
工程2) 2-アミノ-3-ブロモ-4-メチルフェノール
EtOH(5mL)及びH2O(5mL)中の化合物26(450mg、1.94mmol、1当量)の溶液に、Fe(649.83mg、11.64mmol、6当量)及びNH4Cl(622.44mg、11.64mmol、6当量)を加えた。懸濁液を脱気し、N2で3回パージした。反応混合物をN2下、80℃で2時間撹拌した。反応混合物を濾過し、フィルターケーキをメタノール(50mL*3)で洗浄し、濾液を減圧下で濃縮して残留物を与えた。残留物を水(50mL)に注ぎ、次に混合物を酢酸エチル(50mL*2)で抽出し、合わせた有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して残留物を与えた。残留物を、逆相(reverse flase)(MeCN/H2O、CF3COOH)により精製し、次に混合物を濃縮してMeCNを除去し、その後、混合物のpHを飽和重炭酸ナトリウム水溶液を用いることによりpH=7に調整し、次に混合物を酢酸エチル(100mL*2)で抽出し、合わせた有機層を飽和硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して残留物を与えた。化合物27(210mg、1.02mmol、収率52.52%、純度98%)を黄色の固体として得た。
【0161】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 6.64 - 6.59 (m, 1H), 6.54 - 6.50 (m, 1H), 2.30 (s, 3H)。
【0162】
工程3) 4-ブロモ-5-メチルベンゾ[d]オキサゾール
EtOH(3mL)中の化合物27(210mg、1.02mmol、1当量)及びトリメトキシメタン(162.14mg、1.53mmol、167.50μL、1.5当量)の溶液に、トリス(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)イッテルビウム(14.19mg、22.87μmol、2.25e-2当量)を加え、次に反応混合物を90℃で12時間撹拌した。LCMSは、化合物3の19%が残っており、所望の質量の81%が検出されたことを示した。トリメトキシメタン(108.09mg、1.02mmol、111.66μL、1当量)を反応混合物に加え、次に反応混合物を90℃で更に2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して溶媒を除去した。飽和NaHCO3水溶液(50mL)を残留物に加え、次に混合物を酢酸エチル(30mL*3)で抽出し、合わせた有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して残留物を与えた。化合物28(160mg、粗)を褐色の固体として得た。
【0163】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.12 (s, 1H), 7.43 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.29 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 2.54 (s, 3H)。
【0164】
工程4) (1S,2S)-2-フルオロ-N-(6-(5-メチルベンゾ[d]オキサゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)シクロプロパンカルボキサミド
ジオキサン(2mL)及びH2O(0.4mL)中の化合物28(130mg、613.08μmol、1当量)及び化合物11(253.95mg、735.70μmol、1.2当量)の溶液に、Pd(dppf)Cl2(44.86mg、61.31μmol、0.1当量)及びNa2CO3(194.94mg、1.84mmol、3当量)を加え、次に反応混合物をN2下、90℃で12時間撹拌した。反応混合物をブライン(30mL)に注ぎ、次に混合物を酢酸エチル(30mL*2)で抽出し、合わせた有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して残留物を与えた。残留物をメタノール:ジクロロメタン(1:10、100mL)で溶解し、次に混合物をシリカゲルで濾過し、そして濾液を濃縮して残留物を与えた。残留物を、分取HPLC(カラム:Xtimate C18 150*40mm*10um;移動相:[水(0.05%水酸化アンモニア(ammonia hidoroxide) v/v)-ACN];B%:25%~55%、10分)により精製した。実施例105(118.4mg、333.33μmol、収率54.37%、純度98.633%)を白色の固体として得た。
【0165】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.07 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.71 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.29 (dd, J = 1.6, 9.2 Hz, 1H), 5.05 - 4.81 (m, 1H), 2.38 (s, 3H), 2.20 - 2.10 (m, 1H), 1.73 - 1.59 (m, 1H), 1.17 (tdd, J = 6.2, 9.1, 12.2 Hz, 1H)。
【0166】
下記の表1は、化合物及び特性データを作成するために用いた一般的合成法とともに実施例の化合物を示す。
【表1】
【0167】
化合物の評価
c-ablキナーゼアッセイ
ADP-GloアッセイキットをPromegaから購入した。塩化マグネシウム(MgCl2)、ウシ血清アルブミン(BSA)、エチレングリコール-ビス(β-アミノエチルエーテル)-N,N,N’,N’-四酢酸(EGTA)、triton X-100、1,4-ジチオスレイトール(DTT)及びジメチルスルホキシド(DMSO)をSigma-Aldrichから購入した。HEPESバッファーをGibcoから購入した。ABL1キナーゼ及びAbltideをSignalchemから購入した。
【0168】
c-ablキナーゼ活性をPromegaのADP-Glo(商標)アッセイにより測定した。このアッセイでは、Hisタグ付きリコンビナントヒトABL1(0.25ng/μL)をバッファー(50mM HEPES、pH7.5;10mM MgCl2;1mM EGTA;0.05% BSA;0.01% Triton X-100;2mM DTT)中の化合物(0.5% DMSO) 5μL、Abltide(0.01μg/μl) 5μL及びATP(25μM) 5μLとインキュベーションする。アッセイを、反応混合物を96ウェルプレートにおいて、30℃で30分間インキュベーションすることにより開始した。インキュベーション後、ADP-Glo試薬 25μLを加え、反応を室温で40分間インキュベートして、反応を停止させ、残留ATPを分解した。ついで、ADP生成物を、検出試薬をウェル当たりに50μL加えることにより、ATPに変換した。発光を、Molecular device I3Xプレートリーダーを使用して、室温で30分間インキュベーションした後に検出した。IC50値を、GraphPad Prism 7ソフトウェア及びSigma Plot 13.0に実装されているソフトウェアルーチンを使用して、一定範囲の阻害剤濃度で測定した一連の%阻害値から計算した。
【0169】
c-Kitキナーゼアッセイ
ADP-GloアッセイキットをPromegaから購入した。塩化マグネシウム(MgCl2)、エチレングリコール-ビス(β-アミノエチルエーテル)-N,N,N’,N’-四酢酸(EGTA)、塩化マンガン(II)(MnCl2)、ウシ血清アルブミン(BSA)、1,4-ジチオスレイトール(DTT)及びジメチルスルフォキシド(DMSO)をSigma-Aldrichから購入した。HEPESバッファーをGibcoから購入した。c-Kitキナーゼ及びポリ(4:1 Glu,Tyr)ペプチドをSignalchemから購入した。
【0170】
c-Kitキナーゼ活性をPromegaのADP-Glo(商標)アッセイにより測定した。このアッセイでは、リコンビナントヒトc-Kit 100ngをバッファー(50mM HEPES、pH7.5;10mM MgCl2;1mM EGTA;0.05% BSA;50μM DTT;2mM MnCl2)中の化合物(0.5% DMSO) 5μL、ポリ(4:1 Glu,Tyr)ペプチド(50ng/μl) 5μL及びATP(50μM) 5μLとインキュベーションする。アッセイを、反応混合物を96ウェルプレートにおいて、30℃で120分間インキュベーションすることにより開始した。インキュベーション後、ADP-Glo試薬 25μLを加え、反応を室温で40分間インキュベートして、反応を停止させ、残留ATPを分解した。ついで、ADP生成物を、検出試薬をウェル当たりに50μL加えることにより、ATPに変換した。発光を、Molecular device I3Xプレートリーダーを使用して、室温で30分間インキュベーションした後に検出した。IC50値を、GraphPad Prism 8ソフトウェア及びSigma Plot 13.0に実装されているソフトウェアルーチンを使用して、一定範囲の阻害剤濃度で測定した一連の%阻害値から計算した。
【0171】
c-Kit(D816V)キナーゼアッセイ
ADP-GloアッセイキットをPromegaから購入した。塩化マグネシウム(MgCl2)、エチレングリコール-ビス(β-アミノエチルエーテル)-N,N,N’,N’-四酢酸(EGTA)、ウシ血清アルブミン(BSA)、1,4-ジチオスレイトール(DTT)及びジメチルスルフォキシド(DMSO)をSigma-Aldrichから購入した。HEPESバッファーをGibcoから購入した。c-Kit(D816V)キナーゼ及びポリ(4:1 Glu,Tyr)ペプチドをSignalchemから購入した。
【0172】
c-Kit(D816V)キナーゼ活性をPromegaのADP-Glo(商標)アッセイにより測定した。このアッセイでは、リコンビナントヒトc-Kit(D816V) 2.5ngをバッファー(50mM HEPES、pH7.5;10mM MgCl2;1mM EGTA;0.05% BSA;50μM DTT)中の化合物(0.5% DMSO) 5μL、ポリ(4:1 Glu,Tyr)ペプチド(50ng/μl) 5μL及びATP(15μM) 5μLとインキュベーションする。アッセイを、反応混合物を96ウェルプレートにおいて、30℃で120分間インキュベーションすることにより開始した。インキュベーション後、ADP-Glo試薬 25μLを加え、反応を室温で40分間インキュベートして、反応を停止させ、残留ATPを分解した。ついで、ADP生成物を、検出試薬をウェル当たりに50μL加えることにより、ATPに変換した。発光を、Molecular device I3Xプレートリーダーを使用して、室温で30分間インキュベーションした後に検出した。IC50値を、GraphPad Prism 8ソフトウェア及びSigma Plot 13.0に実装されているソフトウェアルーチンを使用して、一定範囲の阻害剤濃度で測定した一連の%阻害値から計算した。
【0173】
PDGFRαキナーゼアッセイ
ADP-GloアッセイキットをPromegaから購入した。塩化マグネシウム(MgCl2)、エチレングリコール-ビス(β-アミノエチルエーテル)-N,N,N’,N’-四酢酸(EGTA)、ウシ血清アルブミン(BSA)、1,4-ジチオスレイトール(DTT)及びジメチルスルフォキシド(DMSO)をSigma-Aldrichから購入した。HEPESバッファーをGibcoから購入した。PDGFRαキナーゼ及びポリ(4:1 Glu,Tyr)ペプチドをSignalchemから購入した。
【0174】
PDGFRαキナーゼ活性をPromegaのADP-Glo(商標)アッセイにより測定した。このアッセイでは、リコンビナントヒトPDGFRα 40ngをバッファー(50mM HEPES、pH7.5;10mM MgCl2;1mM EGTA;0.05% BSA;50μM DTT)中の化合物(0.5% DMSO) 5μL、ポリ(4:1 Glu,Tyr)ペプチド(100ng/μl) 5μL及びATP(25μM) 5μLとインキュベーションする。アッセイを、反応混合物を96ウェルプレートにおいて、30℃で60分間インキュベーションすることにより開始した。インキュベーション後、ADP-Glo試薬 25μLを加え、反応を室温で40分間インキュベートして、反応を停止させ、残留ATPを分解した。ついで、ADP生成物を、検出試薬をウェル当たりに50μL加えることにより、ATPに変換した。発光を、Molecular device I3Xプレートリーダーを使用して、室温で30分間インキュベーションした後に検出した。IC50値を、GraphPad Prism 8ソフトウェア及びSigma Plot 13.0に実装されているソフトウェアルーチンを使用して、一定範囲の阻害剤濃度で測定した一連の%阻害値から計算した。
【0175】
PDGFRα(D842V)キナーゼアッセイ
ADP-GloアッセイキットをPromegaから購入した。塩化マグネシウム(MgCl2)、エチレングリコール-ビス(β-アミノエチルエーテル)-N,N,N’,N’-四酢酸(EGTA)、ウシ血清アルブミン(BSA)、1,4-ジチオスレイトール(DTT)及びジメチルスルフォキシド(DMSO)をSigma-Aldrichから購入した。HEPESバッファーをGibcoから購入した。PDGFRα(D842V)キナーゼ及びポリ(4:1 Glu,Tyr)ペプチドをSignalchemから購入した。
【0176】
PDGFRα(D842V)キナーゼ活性をPromegaのADP-Glo(商標)アッセイにより測定した。このアッセイでは、リコンビナントヒトPDGFRα(D842V) 10ngをバッファー(50mM HEPES、pH7.5;10mM MgCl2;1mM EGTA;0.05% BSA;50μM DTT)中の化合物(0.5% DMSO) 5μL、ポリ(4:1 Glu,Tyr)ペプチド(100ng/μl) 5μL及びATP(3μM) 5μLとインキュベーションする。アッセイを、反応混合物を96ウェルプレートにおいて、30℃で120分間インキュベーションすることにより開始した。インキュベーション後、ADP-Glo試薬 25μLを加え、反応を室温で40分間インキュベートして、反応を停止させ、残留ATPを分解した。ついで、ADP生成物を、検出試薬をウェル当たりに50μL加えることにより、ATPに変換した。発光を、Molecular device I3Xプレートリーダーを使用して、室温で30分間インキュベーションした後に検出した。IC50値を、GraphPad Prism 8ソフトウェア及びSigma Plot 13.0に実装されているソフトウェアルーチンを使用して、一定範囲の阻害剤濃度で測定した一連の%阻害値から計算した。
【0177】
表2に、>1000nMについて+、101~1000nMについて++、10~100nMについて+++、<10nMについて++++を表わす本発明化合物のIC50値を示す。
【0178】
【0179】
K562細胞増殖アッセイ
K562ヒト白血病細胞系統を韓国細胞系統バンク(KCLB)から購入し、10% ウシ胎児血清(FBS)及び1% ペニシリン-ストレプトマイシンを補充したRoswell Park Memorial Institute(RPMI)1640培地中で、加湿インキュベーターにおいて、5% CO2の大気中37℃で培養した。細胞を培地 100μl中に、2×103個/ウェルの密度で96ウェルプレートに播種した。化合物を培地 100μl中で2倍濃度として希釈し、各ウェルに加えた。化合物を6点について5倍系列希釈し、K562細胞において、5μM~1.6nMで処理した。48時間のインキュベーション後、化合物処理細胞を抗増殖アッセイについて分析した。細胞生存率を、Cell Titer 96 Aqueous One Solution Reagentを使用して調査した。簡潔に、培地 200μlに、MTS溶液 40μlを補充し、4時間インキュベーションし、ついで、吸光度を96ウェルプレートリーダーにより490nmで記録した。IC50値を一定範囲の化合物濃度での一連の%細胞生存率から計算した。GraphPad Prism 8ソフトウェア又はSigmaPlot 13.0を使用して、IC50値を生成した。
【0180】
表3に、>1000nMについて+、101~1000nMについて++、10~100nMについて+++、<10nMについて++++を表わす本発明化合物のIC50値を示す。
【0181】
【国際調査報告】