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特表2022-524630貨物処理システム及び仕分け容器移動デバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-09
(54)【発明の名称】貨物処理システム及び仕分け容器移動デバイス
(51)【国際特許分類】
   B65G 1/137 20060101AFI20220426BHJP
   B65G 47/46 20060101ALI20220426BHJP
【FI】
B65G1/137 A
B65G47/46 C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021555082
(86)(22)【出願日】2019-08-16
(85)【翻訳文提出日】2021-09-10
(86)【国際出願番号】 CN2019101089
(87)【国際公開番号】W WO2020211227
(87)【国際公開日】2020-10-22
(31)【優先権主張番号】201910310632.0
(32)【優先日】2019-04-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521412607
【氏名又は名称】北京▲昿▼▲視▼机器人技▲術▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ 君
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ ▲徳▼平
【テーマコード(参考)】
3F015
3F522
【Fターム(参考)】
3F015AA06
3F015FA00
3F015GA01
3F522AA02
3F522BB01
3F522BB29
3F522BB32
3F522CC03
3F522DD03
3F522DD22
3F522DD32
3F522EE16
3F522FF02
3F522GG13
3F522GG18
3F522GG22
3F522GG23
3F522GG45
3F522JJ01
3F522KK06
3F522KK07
3F522LL15
3F522LL41
3F522LL63
(57)【要約】
貨物処理システム(10)及び仕分け容器移動デバイス(13)において、貨物処理システム(10)は、仕分けデバイス(11)、及び仕分けデバイス(11)にトッピングする少なくとも一つの伝送デバイス(12)を含み、仕分けデバイス(11)には仕分け待ち貨物を放置するための複数のマテリアルボックス(111)が設けられ、仕分けデバイスの各投入口(112)には仕分け容器移動デバイス(13)が設けられ、仕分け容器移動デバイス(13)は複数の仕分け容器(131)を放置し、ここで、仕分け容器移動デバイス(13)は、目標仕分け容器を貨物受取位置に移動し、仕分けデバイス(11)は、目標マテリアルボックスを目標仕分け容器移動デバイスに対応する目標投入口に移動して、仕分け待ち貨物を目標投入口を経由して目標仕分け容器に投入する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
仕分けデバイス、及び前記仕分けデバイスにドッキングする少なくとも一つの伝送デバイスを含み、前記仕分けデバイスには仕分け待ち貨物を放置するための複数のマテリアルボックスが設けられ、前記仕分けデバイスの各投入口の投入位置には仕分け容器移動デバイスが設けられ、前記仕分け容器移動デバイスは複数の仕分け容器を放置する貨物処理システムにおいて、
前記伝送デバイスは、前記仕分け待ち貨物を前記仕分けデバイスの目標マテリアルボックスに伝送し、
前記仕分け容器移動デバイスは、前記仕分け待ち貨物に対応する目標仕分け容器を貨物受取位置に移動し、
前記仕分けデバイスは、前記目標マテリアルボックスを前記目標仕分け容器が位置する目標仕分け容器移動デバイスに対応する目標投入口に移動して、前記仕分け待ち貨物を前記目標投入口を経由して目標仕分け容器に投入する貨物処理システム。
【請求項2】
各伝送デバイスは複数の伝送ブランチを含み、ここで、第一伝送ブランチは前記仕分けデバイスにドッキングして、仕分け待ち貨物を前記仕分けデバイスのマテリアルボックスに伝送し、第二伝送ブランチは、バッファ容器、次の処理ステーション、リターンデバイス或いは他の仕分けデバイスにそれぞれ接続して、前記仕分け待ち貨物をバッファ容器、次の処理ステーション、リターンデバイス或いは他の仕分けデバイスに伝送し、前記第一伝送ブランチは前記複数の伝送ブランチの中のいずれか一つのブランチであり、前記第二伝送ブランチは前記複数の伝送ブランチの中の前記第一ブランチを除いたブランチであり、
前記システムは、分流デバイスを更に含み、前記分流デバイスは、前記伝送デバイス上の仕分け待ち貨物に対して分流処理を行って、異なる仕分け待ち貨物を前記伝送デバイスの中の異なる伝送ブランチに分流するようにする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記仕分けデバイスは、複数のマテリアルボックスを周期的にサイクル回転させるようにする請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
前記仕分けデバイスは、ターンテーブル式仕分けデバイス及び往復式仕分けデバイスの中の少なくとも一つを含み、
前記ターンテーブル式仕分けデバイスは円型仕分けデバイス或いは楕円型仕分けデバイスを含み、
前記往復式仕分けデバイスはL型仕分けデバイス或いはU型仕分けデバイスを含む請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記システムは、前記少なくとも一つの伝送デバイスに接続する制御デバイスを更に含み、
前記制御デバイスは、前記少なくとも一つの伝送デバイスが複数の伝送デバイスを含む場合、前記複数の伝送デバイスの中の少なくとも一つの伝送デバイスが作動モデル或いは遊休モデルに進入するように制御する請求項1から4のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項6】
前記仕分け容器移動デバイスにはリマインダー装置が設けられて、前記仕分け容器移動デバイス上の仕分け容器に対応する注文状態を示し、
前記リマインダー装置は、ライトリマインダー器、ディスプレイスクリーンリマインダー器及び音声リマインダー器の中の少なくとも一つを含む請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記システムは、前記仕分け容器移動デバイスに接続する制御デバイスを更に含み、
前記目標仕分け容器移動デバイスが移動トロリーを含む場合、前記制御デバイスは、移動トロリーを前後移動及び/或いは左右移動させて、前記移動トロリー上の目標仕分け容器を前記貨物受取位置に移動させるように制御する請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記システムは、前記仕分け容器移動デバイスに接続する制御デバイスを更に含み、
前記目標仕分け容器移動デバイスに伝送装置が設けられた場合、前記制御デバイスは、前記目標仕分け容器移動デバイス上の目標仕分け容器が前記貨物受取位置に移動するように前記伝送装置を制御する請求項5に記載のシステム。
【請求項9】
前記目標仕分け容器移動デバイスにはデバイス動力装置が設けられ、或いは、
前記仕分けデバイスには仕分け動力装置が設けられ、或いは、
前記システムには外部動力デバイスが含まれ、
前記デバイス動力装置、前記仕分け動力装置及び前記外部動力デバイスは、全て前記移動トロリーに動力を提供して前記移動トロリー上の目標仕分け容器が前記貨物受取位置に移動するようにするか、前記伝送装置に動力を提供して前記伝送装置が前記目標仕分け容器を前記貨物受取位置に移動させるようにする請求項7または8に記載のシステム。
【請求項10】
前記伝送装置は、伝送ベルト、ローラー、ベルト、チェーン、ローラーベアリング及びプッシュロッドの中の少なくとも一つを含む請求項8に記載のシステム。
【請求項11】
前記仕分けデバイス上のマテリアルボックスのマテリアルボックス移動速度と前記少なくとも一つの伝送デバイスの伝送速度との間は速度対応関係を満たす請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記速度対応関係は下記の式を含み、
v=u
ここで、vは仕分けデバイス上のマテリアルボックスのマテリアルボックス移動速度(移動桁数/時間)を示し、uは伝送デバイスの伝送速度(伝送個数/時間)を示し、nは前記少なくとも一つの伝送デバイスにおいて作動モデルになっているデバイスの数量を示す請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記システムは、前記仕分け容器移動デバイスに接続する制御デバイスを更に含み、
前記制御デバイスは、前記目標仕分け容器移動デバイスが含む複数の仕分け容器が全て注文完了状態である場合、前記目標仕分け容器移動デバイスを現在位置から次の処理ステーションが位置する目標位置に移動させるように制御する請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
前記システムは、複数の使用待ち仕分け容器移動デバイスを更に含み、前記使用待ち仕分け容器移動デバイスには複数の遊休している仕分け容器が放置され、
前記制御デバイスは、更に、前記使用待ち仕分け容器移動デバイスの中から新しい仕分け容器移動デバイスを取得して、新しい仕分け容器移動デバイスを前記現在位置に移動させるように制御する請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
本体を含み、
前記本体には複数の仕分け容器を放置するための放置区域が設けられ、
ここで、前記本体は前記複数の仕分け容器を移動させるように制御できる仕分け容器移動デバイス。
【請求項16】
前記仕分け容器移動デバイスにはリマインダー装置が設けられ、前記リマインダー装置は前記複数の仕分け容器に対応する注文状態を示し、
前記リマインダー装置は、ライトリマインダー器、ディスプレイスクリーンリマインダー器及び音声リマインダー器の中の少なくとも一つを含む請求項15に記載のデバイス。
【請求項17】
前記リマインダー装置は前記放置区域の周辺と前記複数の仕分け容器に対応する位置に設けられる請求項16に記載のデバイス。
【請求項18】
前記本体は、制御モジュールと伝送装置を含み、前記放置区域は前記伝送装置に位置するか、前記伝送装置に対向する位置に位置し、前記制御モジュールは前記伝送装置を制御して前記複数の仕分け容器を移動させるようにする請求項15に記載のデバイス。
【請求項19】
前記デバイスは動力伝送手段を更に含み、
前記動力伝送手段は、外部動力装置に接続して、外部動力装置から動力伝送動力を取得して、前記本体或いは前記伝送装置の移動を制御する請求項18に記載のデバイス。
【請求項20】
前記伝送装置は、伝送ベルト、ローラー、ベルト、チェーン、ローラーベアリング及びプッシュロッドの中の少なくとも一つを含む請求項18に記載のデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は2019年4月17日に提出した中国専利出願201910310632.0号の優先権を主張し、上記中国専利出願全ての内容を引用する方式で本出願に結合して、本出願と一部とする。
【0002】
本公開実施例は、貨物処理システム及び仕分け容器移動デバイスに関するものである。
【背景技術】
【0003】
インターネットが快速に発展するに伴って、多くの使用者がオンラインショッピング方式によって商品を購入する。現在、オンラインショッピングの商品は倉庫に保管して、オンラインショッピングの商品に対して便利に管理することができる。同一の注文に複数の商品がある可能性があることを考慮して、当該同一の注文の中の複数の商品を注文合流する必要がある。即ち同一の注文の中の全ての商品を対応する仕分け容器に仕分けし、当該仕分け容器には当該同一の注文以外の他の注文に含まれる商品が存在しない。
【0004】
既存の技術において、一般的に小型の仕分けデバイスを利用して上記注文合流の過程を行う。しかし、既存に使用される小型の仕分けデバイスは同時に大量の注文に対して注文合流することができず、注文合流の効率が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の問題を鑑みて、本公開実施例は、注文合流の効率を高めることができる貨物処理システム及び仕分け容器移動デバイスを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の問題を解決するために、本公開実施例の第一態様によると、仕分けデバイス、及び前記仕分けデバイスにドッキングする少なくとも一つの伝送デバイスを含み、前記仕分けデバイスには仕分け待ち貨物を放置するための複数のマテリアルボックスが設けられ、前記仕分けデバイスの各投入口の投入位置には仕分け容器移動デバイスが設けられ、前記仕分け容器移動デバイスは複数の仕分け容器を放置する貨物処理システムにおいて、
前記伝送デバイスは、前記仕分け待ち貨物を前記仕分けデバイスの目標マテリアルボックスに伝送し、
前記仕分け容器移動デバイスは、前記仕分け待ち貨物に対応する目標仕分け容器を貨物受取位置に移動し、
前記仕分けデバイスは、前記目標マテリアルボックスを前記目標仕分け容器が位置する目標仕分け容器移動デバイスに対応する目標投入口に移動して、前記仕分け待ち貨物を前記目標投入口を経由して目標仕分け容器に投入する貨物処理システムを提供する。
【0007】
選択的に、各伝送デバイスは複数の伝送ブランチを含み、ここで、第一伝送ブランチは前記仕分けデバイスにドッキングして、仕分け待ち貨物を前記仕分けデバイスのマテリアルボックスに伝送し、第二伝送ブランチは、バッファ容器、次の処理ステーション、リターンデバイス或いは他の仕分けデバイスにそれぞれ接続して、前記仕分け待ち貨物をバッファ容器、次の処理ステーション、リターンデバイス或いは他の仕分けデバイスに伝送し、前記第一伝送ブランチは前記複数の伝送ブランチの中のいずれか一つのブランチであり、前記第二伝送ブランチは前記複数の伝送ブランチの中の前記第一のブランチを除いたブランチであり、
前記システムは、分流デバイスを更に含み、前記分流デバイスは、前記伝送デバイス上の仕分け待ち貨物に対して分流処理を行って、異なる仕分け待ち貨物を前記伝送デバイスの中の異なる伝送ブランチに分流するようにする。
【0008】
選択的に、前記仕分けデバイスは、複数のマテリアルボックスを周期的にサイクル回転させるようにする。
【0009】
選択的に、前記仕分けデバイスは、ターンテーブル式仕分けデバイス及び往復式仕分けデバイスの中の少なくとも一つを含み、
前記ターンテーブル式仕分けデバイスは円型仕分けデバイス或いは楕円型仕分けデバイスを含み、
前記往復式仕分けデバイスはL型仕分けデバイス或いはU型仕分けデバイスを含む。
【0010】
選択的に、前記システムは、前記少なくとも一つの伝送デバイスに接続する制御デバイスを更に含み、前記制御デバイスは、前記少なくとも一つの伝送デバイスが複数の伝送デバイスを含む場合、前記複数の伝送デバイスの中の少なくとも一つの伝送デバイスが作動モデル或いは遊休モデルに進入するように制御する。
【0011】
選択的に、前記仕分け容器移動デバイスにはリマインダー装置が設けられて、前記仕分け容器移動デバイス上の仕分け容器に対応する注文状態を示し、
前記リマインダー装置は、ライトリマインダー器、ディスプレイスクリーンリマインダー器及び音声リマインダー器の中の少なくとも一つを含む。
【0012】
選択的に、前記システムは、前記仕分け容器移動デバイスに接続する制御デバイスを更に含み、
前記目標仕分け容器移動デバイスが移動トロリーを含む場合、前記制御デバイスは、移動トロリーを前後移動及び/或いは左右移動させて、前記移動トロリー上の目標仕分け容器を前記貨物受取位置に移動させるように制御する。
【0013】
選択的に、前記システムは、前記仕分け容器移動デバイスに接続する制御デバイスを更に含み、
前記目標仕分け容器移動デバイスに伝送装置が設けられた場合、前記制御デバイスは、前記目標仕分け容器移動デバイス上の目標仕分け容器が前記貨物受取位置に移動するように前記伝送装置を制御する。
【0014】
選択的に、前記目標仕分け容器移動デバイスにはデバイス動力装置が設けられ、或いは、
前記仕分けデバイスには仕分け動力装置が設けられ、或いは、
前記システムには外部動力デバイスが含まれ、
前記デバイス動力装置、前記仕分け動力装置及び前記外部動力デバイスは、全て前記移動トロリーに動力を提供して前記移動トロリー上の目標仕分け容器が前記貨物受取位置に移動するようにするか、前記伝送装置に動力を提供して前記伝送装置が前記目標仕分け容器を前記貨物受取位置に移動させるようにする。
【0015】
選択的に、前記伝送装置は、伝送ベルト、ローラー、ベルト、チェーン、ローラーベアリング及びプッシュロッドの中の少なくとも一つを含む。
【0016】
選択的に、前記仕分けデバイス上のマテリアルボックスのマテリアルボックス移動速度と前記少なくとも一つの伝送デバイスの伝送速度との間は速度対応関係を満たす。
【0017】
選択的に、前記速度対応関係は下記の式を含み、
v=u
ここで、vは仕分けデバイス上のマテリアルボックスのマテリアルボックス移動速度(移動桁数/時間)を示し、uは伝送デバイスの伝送速度(伝送個数/時間)を示し、nは前記少なくとも一つの伝送デバイスにおいて作動モデルになっているデバイスの数量を示す。
【0018】
選択的に、前記システムは、前記仕分け容器移動デバイスに接続する制御デバイスを更に含み、前記制御デバイスは、前記目標仕分け容器移動デバイスが含む複数の仕分け容器が全て注文完了状態である場合、前記目標仕分け容器移動デバイスを現在位置から次の処理ステーションが位置する目標位置に移動させるように制御する。
【0019】
選択的に、前記システムは、複数の使用待ち仕分け容器移動デバイスを更に含み、前記使用待ち仕分け容器移動デバイスには複数の遊休している仕分け容器が放置され、
前記制御デバイスは、更に、前記使用待ち仕分け容器移動デバイスの中から新しい仕分け容器移動デバイスを取得して、新しい仕分け容器移動デバイスを前記現在位置に移動させるように制御する。
【0020】
本公開の実施例の第二態様によると、本体を含み、
前記本体には複数の仕分け容器を放置するための放置区域が設けられ、
ここで、前記本体は前記複数の仕分け容器を移動させるように制御できる仕分け容器移動デバイスを提供する。
【0021】
選択的に、前記仕分け容器移動デバイスにはリマインダー装置が設けられ、前記リマインダー装置は前記複数の仕分け容器に対応する注文状態を示し、
前記リマインダー装置は、ライトリマインダー器、ディスプレイスクリーンリマインダー器及び音声リマインダー器の中の少なくとも一つを含む。
【0022】
選択的に、前記リマインダー装置は前記放置区域の周辺と前記複数の仕分け容器に対応する位置に設けられる。
【0023】
選択的に、前記本体は、制御モジュールと伝送装置を含み、前記放置区域は前記伝送装置に位置するか、前記伝送装置に対向する位置に位置し、前記制御モジュールは前記伝送装置を制御して前記複数の仕分け容器を移動させるようにする。
【0024】
選択的に、前記デバイスは動力伝送手段を更に含み、前記動力伝送手段は、外部動力装置に接続して、外部動力装置から動力伝送動力を取得して、前記本体或いは前記伝送装置の移動を制御する。
【0025】
選択的に、前記伝送装置は、伝送ベルト、ローラー、ベルト、チェーン、ローラーベアリング及びプッシュロッドの中の少なくとも一つを含む。
【発明の効果】
【0026】
本公開実施例は、下記の利点を含む。
【0027】
本公開実施例の中の貨物処理システムは、仕分けデバイス、及び前記仕分けデバイスにドッキングする少なくとも一つの伝送デバイスを含み、前記仕分けデバイスには仕分け待ち貨物を放置するための複数のマテリアルボックスが設けられ、前記仕分けデバイスの各投入口の投入位置には仕分け容器移動デバイスが設けられ、前記仕分け容器移動デバイスは複数の仕分け容器を放置し、ここで、前記伝送デバイスは、前記仕分け待ち貨物を前記仕分けデバイスの目標マテリアルボックスに伝送し、前記仕分け容器移動デバイスは、前記仕分け待ち貨物に対応する目標仕分け容器を貨物受取位置に移動し、前記仕分けデバイスは、前記目標マテリアルボックスを前記目標仕分け容器が位置する目標仕分け容器移動デバイスに対応する目標投入口に移動して、前記仕分け待ち貨物を前記目標投入口を経由して目標仕分け容器に投入する。これによって、本公開は仕分け容器移動デバイスに複数の仕分け容器が設けられて、仕分け容器の数量を多くにし、目標仕分け容器を貨物受取位置に移動させるように仕分け容器移動デバイスを制御して、各仕分け容器が単一注文に対して注文合流を行うことができ、従って、同時に大量の注文に対して注文合流を行うことができ、注文合流効率を高める。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本公開の一貨物処理システム実施例の構造図である。
図2】本公開の一貨物処理システムの中の仕分けデバイスの概略図である。
図3】本公開の一貨物処理システムの中の伝送ブランチの概略図である。
図4】本公開の一貨物処理システムの中の伝送ブランチの概略図である。
図5】本公開の一貨物処理方法実施例のステップフローチャートである。
図6】本公開の一貨物処理方法実施例のステップフローチャートである。
図7】本公開の一貨物処理方法の選択可能な実施例のステップフローチャートである。
図8】本公開の一貨物処理装置実施例の構造図である。
図9】本公開の一貨物処理装置の選択可能な実施例の構造図である。
図10】本公開の一貨物処理装置の選択可能な実施例の構造図である。
図11】本公開の一貨物処理装置の選択可能な実施例の構造図である。
図12】本公開の一貨物処理装置の選択可能な実施例の構造図である。
図13】本公開の一貨物処理装置の選択可能な実施例の構造図である。
図14】本公開の一貨物処理装置の選択可能な実施例の構造図である。
図15】本公開の一貨物処理装置の選択可能な実施例の構造図である。
図16】本公開の一貨物処理装置の選択可能な実施例の構造図である。
図17】本公開の一貨物処理装置の選択可能な実施例の構造図である。
図18】本公開の一貨物処理装置の選択可能な実施例の構造図である。
図19】本公開の一貨物処理装置の選択可能な実施例の構造図である。
図20】本公開の一貨物処理装置のハードウェア構造の概略図である。
図21】本公開の一貨物処理システムの中のカム構造である。
図22】本公開の一貨物処理システムの中の磁性流体構造である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本公開の上記目的、特徴及び利点をより明らかでわかりやすくするために、以下、図面と具体的な実施方式を結合して本公開に対して詳しく説明する。
【0030】
図1を参照すると、貨物処理システム10の構造の概略図が示されている。図1に示すように、前記システム10は、仕分けデバイス11及び前記仕分けデバイス11にドッキングする少なくとも一つの伝送デバイス12を含む。前記仕分けデバイス11には、仕分け待ち貨物を放置するための複数のマテリアルボックスまたはマテリアル口111が設けられる。前記仕分けデバイス11の各投入口112の投入位置には、仕分け容器移動デバイス13が設けられる。前記仕分け容器移動デバイス13は複数の仕分け容器131を放置する。
【0031】
ここで、前記伝送デバイス12は、仕分け待ち貨物を前記仕分けデバイス11の目標マテリアルボックスに伝送する。上記前記貨物情報を収集するために、一の実現可能な方式において、当該伝送デバイス12に情報収集装置121が設けられ、伝送デバイス12が情報収集装置121によって当該仕分け待ち貨物の貨物情報を収集するようにする。例えば、当該情報収集装置は、QRコード(登録商標)スキャン装置、バーコードスキャン装置或いはRFID(Radio Frequency Identification;無線周波数識別)スキャン装置等を含む。当該情報収集器は図1に示す位置に取り付けられることができる。もちろん、本公開は、当該具体的な取付位置に対して限定しない。これによって、情報収集装置によって仕分け待ち貨物の貨物情報を取得することができる。当該貨物情報は、仕分け待ち貨物が属する目標注文の標識、仕分け待ち貨物に対応する目標貨物標識及び仕分け待ち貨物の目標貨物の体積等の情報の中の少なくとも一つを含む。他の一の実現可能な方式において、使用者が情報収集装置を手で持つ方式で、当該仕分け待ち貨物に対してスキャンすることができる。この場合、当該情報収集装置は、スキャンガン等のポータブル式収集装置であることもでき、上記の例示は例としてあげたものであり、本公開はこれに限定されない。
【0032】
本公開の実施例において、前記仕分け容器移動デバイス13は、仕分け待ち貨物に対応する目標仕分け容器を貨物受取位置に移動させる。ここで、当該目標仕分け容器は上記収集された貨物情報によって確定される。仕分けデバイス11は、前記目標マテリアルボックスを目標仕分け容器が位置する目標仕分け容器移動デバイスに対応する目標投入口に移動して、前記仕分け待ち貨物を前記目標投入口を経由して前記目標仕分け容器に投入する。上記貨物処理システムから分かるように、仕分け容器移動デバイス13に複数の仕分け容器131が放置され、仕分け容器移動デバイス13によって仕分け容器131の移動を実現するので、各投入口111によって仕分け容器移動デバイスの複数の仕分け容器131に対して投入することができ、同一の仕分けデバイス11が投入できる仕分け容器の数量が増加され、同時に大量の注文に対して注文合流することを実現することができる。
【0033】
本公開の実施例において、投入口の投入位置は当該投入口の下側に位置することができる。この場合、本公開の貨物受取位置は当該目標投入口に対面する位置であり、目標投入口から投入された仕分け待ち貨物を受け取ることができるようにする。選択的に、投入口にはガイド手段が設けられ、当該投入口の投入位置は対応するガイド手段の出力端の下側に位置することができる。この場合、本公開の貨物受取位置は、目標投入口から投入された仕分け待ち貨物をちょうど受け取ることができる位置であり、ガイド手段は、スライドレール或いは伝送ベルト等であり、上記の例示は例としてあげたものであり、本公開はこれに限定されない。また、一部実施例において、投入口にガイド手段を設けることによって、貨物が落下する撃力を減少して、貨物が仕分け容器に落下する時大きな撃力による損傷を避けることもできる。選択的に、本公開の他の一実施例において、貨物落下による撃力を更に減少するように、仕分け容器は弾性材料によって製造されることができ、或いは、仕分け容器の内部の底部にエアピロー或いは弾性クッションを放置することができる。
【0034】
ここで、本公開の仕分けデバイスは、複数のマテリアルボックスを周期的にサイクル回転させることができる。具体的に、仕分けデバイスは下記の二つの方式で回転することができ、また、対応する回転方式において、下記の方式で仕分け待ち貨物を目標投入口を経由して目標仕分け容器に投入する。
【0035】
方式一において、当該仕分けデバイスは回転式に回転する。この場合、当該仕分けデバイスは、ターンテーブル式仕分けデバイスである。当該ターンテーブル式仕分けデバイスは、円型仕分けデバイス或いは楕円型仕分けデバイス等の回転できる仕分けデバイスを含め、例えば、正方形仕分けデバイス或いは長方形仕分けデバイス等を含む。これによって、一の実現可能な方式において、目標マテリアルボックスの底部に伝送装置が設けられ、当該伝送装置は、目標マテリアルボックスに放置された仕分け待ち貨物を目標仕分け容器移動デバイスに対応する目標投入口に移動させる。当該伝送装置は、伝送ベルト、ローラー、ベルト、チェーン、ローラーベアリング或いは伝送ロール等で実現される。本公開の投入口が仕分けデバイスのプラットホームの中央の一側に近い位置に設けられる場合、目標マテリアルボックス上の仕分け待ち貨物を現在位置からプラットホームの中央の一側に近い位置に移動して、仕分け待ち貨物の投入を実現することができる。本公開の投入口が仕分けデバイスのプラットフォームエッジ位置に設けられる場合、目標マテリアルボックスの仕分け待ち貨物を現在位置からプラットフォームエッジ位置に移動して、仕分け待ち貨物の投入を実現することができる。また、貨物処理システムで使用される円形仕分けデバイスは、仕分けデバイスが占める空間を減少することに有利であり、また円形仕分けデバイスが一つの駆動機構(例えば、モータ)を使用して動力を提供することができるので、仕分けデバイスのコストを減少することに有利である。
【0036】
他の一の実現可能な方式において、仕分けデバイスの目標マテリアルボックス内壁に伝送装置が設けられることができる。当該伝送装置は、プッシュロッド、伸縮ブーム或いは高圧空気吹き装置であることができるので、目標マテリアルボックス上の仕分け待ち貨物を目標仕分け容器移動デバイスに対応する目標投入口に移動させることができる。ここで、本公開の投入口が仕分けデバイスのプラットホームの中央の一側に近い位置に設けられる場合、目標マテリアルボックス上の仕分け待ち貨物を現在位置からプラットホームの中央の一側に近い位置に移動して、仕分け待ち貨物の投入を実現することができる。本公開の投入口が仕分けデバイスのプラットフォームエッジ位置に設けられる場合、目標マテリアルボックスの仕分け待ち貨物を現在位置からプラットフォームエッジ位置に輸送して、仕分け待ち貨物の投入を実現することができる。
【0037】
方式二において、当該仕分けデバイスは往復式に回転する。この場合、当該仕分けデバイスは、往復式仕分けデバイスである。当該往復式仕分けデバイスは、L型仕分けデバイス或いはU型仕分けデバイス等の往復できる仕分けデバイスを含み、例えば、直線型仕分けデバイスを含む。これによって、一の実現可能な方式において、本公開の投入口が仕分けデバイスの外縁の一側の位置に設けられる場合、目標マテリアルボックスの仕分け待ち貨物を現在位置から外縁の一側の位置に移動して、仕分け待ち貨物の投入を実現することができる。本公開の投入口が仕分けデバイスの内縁の一側の位置に設けられる場合、目標マテリアルボックスの仕分け待ち貨物を現在位置から内縁の一側の位置に移動して、仕分け待ち貨物の投入を実現することができる。ここで、U型仕分けデバイスを例として、図2に示すように、図2の厚い実線“U”がU型仕分けデバイスを指す場合、図2の細い実線“U”は内縁の一側を指し、図2の点線“U”は外縁の一側を指す。
【0038】
他の一の実現可能な方式において、仕分けデバイスの目標マテリアルボックスの内壁に伝送装置が設けられることができる。当該伝送装置は、プッシュロッド、伸縮ブーム或いは高圧空気吹き装置であることができるので、目標マテリアルボックス上の仕分け待ち貨物を目標仕分け容器移動デバイスに対応する目標投入口に移動させる。ここで、本公開の投入口が仕分けデバイスの外縁の一側の位置に設けられる場合、目標マテリアルボックスの仕分け待ち貨物を現在位置から外縁の一側の位置に移動して、仕分け待ち貨物の投入を実現することができる。本公開の投入口が仕分けデバイスの内縁の一側の位置に設けられる場合、目標マテリアルボックス上の仕分け待ち貨物を現在位置から内縁の一側の位置に輸送して、仕分け待ち貨物の投入を実現することができる。上記前記往復式仕分けデバイスは例として説明したものであり、本公開はこれに限定されない。
【0039】
選択的に、本公開の中の仕分けデバイス11は、複数のマテリアルボックス111を周期的にサイクル回転させる。ここで、一の実現可能な方式において、当該仕分けデバイス11のマテリアルボックス111と投入口112は対応関係が存在する。即ちマテリアルボックスA1と投入口P1は対応関係が存在し、マテリアルボックスA2と投入口P2は対応関係が存在し、…、マテリアルボックスAnと投入口Pnは対応関係が存在し、nは正の整数である。これによって、仕分けデバイス11は、各マテリアルボックス及び当該各マテリアルボックスと対応関係が存在する投入口を周期的にサイクル回転させる。他の一の実現可能な方式において、当該仕分けデバイス11のマテリアルボックス111と投入口112は対応関係が存在しない。これによって、仕分けデバイス11は、複数のマテリアルボックス111を周期的にサイクル回転させる同時に、当該仕分けデバイス11の投入口112は回転しない。即ち投入口の位置は固定不変である。
【0040】
また、図3に示すように、一の実現可能な方式において、伝送デバイス12には情報収集装置121が設けられる。各伝送デバイス12は、複数の伝送ブランチを含む。ここで、第一の伝送ブランチ122は前記仕分けデバイス11にドッキングして、仕分け待ち貨物を前記仕分けデバイス11のマテリアルボックスに伝送する。ここで、本公開は、マテリアルボックスに直接伝送することができる。貨物をマテリアルボックスに伝送する伝送効率を高めるために、本公開は、当該第一の伝送ブランチ122によって仕分け待ち貨物を仕分けデバイスの中央プラットホームに伝送することによって、中央プラットホームで複数の仕分け待ち貨物を対応するマテリアルボックスに同時に伝送することもできる。第二の伝送ブランチ123はそれぞれバッファ容器14、次の処理ステーション15、リターンデバイス16或いは他の仕分けデバイス17に接続して、仕分け待ち貨物をバッファ容器14、次の処理ステーション15、リターンデバイス16或いは他の仕分けデバイス17に伝送する。即ち、当該第二の伝送ブランチは、第一のサブブランチ、第二のサブブランチ、第三のサブブランチ及び第四のサブブランチ等を含む。当該第一のサブブランチは、バッファ容器14に接続して、仕分け待ち貨物をバッファ容器14に伝送するようにする。当該第二のサブブランチは、次の処理ステーション15に接続して、仕分け待ち貨物を次の処理ステーション15に伝送するようにする。当該第三のサブブランチは、与リターンデバイス16に接続して、当該仕分け待ち貨物をリターンデバイス16に伝送するようにする。第四のサブブランチは、他の仕分けデバイス17に接続して、当該仕分け待ち貨物を他の仕分けデバイス17に伝送するようにする。
【0041】
ここで、当該バッファ容器14は、仕分け一時停止貨物を放置する。これによって、制御デバイスは、当該仕分け一時停止貨物に対して仕分け処理を行う場合、当該バッファ容器から当該仕分け一時停止貨物を取得することができる。例示的に、当該バッファ容器14は、マテリアルボックス、陳列台或いは収納バスケット等の貨物をバッファするための容器を含む。
【0042】
当該次の処理ステーション15はパッキングステーションであることができる。即ち、注文をレビューし、貨物を包装する処理操作を行う。
【0043】
当該リターンデバイス16は、伝送デバイス12が分流した貨物を再び伝送デバイス12にリターンすることができる。例えば、伝送デバイス12は、現在一時的にプリセット仕分け条件を満たさない貨物をリターンデバイスに接続する伝送ブランチに分流して、当該貨物がプリセット仕分け条件を満たした後、リターンデバイス16によって当該貨物を伝送デバイス12に伝送して、当該貨物の貨物情報を再び取得して仕分け操作を行なう。
【0044】
当該他の仕分けデバイス17は、仕分けデバイス11に対して独立に実行することができる仕分けデバイスである。例えば、仕分け待ち貨物がその属される注文の中の最初に投入した仕分け貨物である場合、仕分けデバイス11上の遊休している仕分け容器が足りないと、一部貨物を他の仕分けデバイス17に接続する伝送ブランチに分流するように伝送デバイス12を制御して、当該他の仕分けデバイス17によって当該貨物に対して仕分け操作を実行することができる。これによって、仕分け効率を高め、倉庫に保管されている貨物の仕分けの全体の効率を高めることができる。
【0045】
また、他の一部実施例において、図4に示すように、前記システム10は、分流デバイス18を更に含む。分流デバイス18は、前記伝送デバイス12上の仕分け待ち貨物に対して分流処理を行って、異なる仕分け待ち貨物を前記伝送デバイス12の中の異なる伝送ブランチに分流する。これによって、仕分け待ち貨物は仕分けデバイスによって仕分け処理が行うことができない可能性があるので、本公開は分流デバイスによって異なる仕分け待ち貨物に対して別に分流処理を行う必要がある。例示的に、分流デバイス18は、伝送デバイス12に設けられることができる(図4に示すように)。もちろん、本公開は、当該分流デバイス18を当該伝送デバイスにドッキングする形式で設けることもできる。本公開の分流デバイスは、分類回転アーム、スイーププッシュデバイス、スライダー分流デバイス、テープフローティング式分流デバイス、ローラーローティング式分流デバイス或いはスラット傾斜式分流デバイス等を含むことができる。上記の事例は例としてあげたものであり、本公開はこれに限定されない。
【0046】
貨物処理システム10の中の少なくとも一つの伝送デバイス12は、複数の伝送デバイスを含むことができる。貨物処理システム10は、複数の伝送デバイス12に接続する制御デバイスを更に含むことができる。制御デバイスは、複数の伝送デバイス12の中の少なくとも一つの伝送デバイスが作動モデル或いは遊休モデルに進入するように制御する。一つの伝送デバイスが作動モデル(即ち、当該一つの伝送デバイスが仕分けデバイス11に仕分け待ち貨物を伝送する)である場合、当該貨物処理システムは、単一投入マテリアル口モデルと呼ばれることができる。複数の伝送デバイスが作動モデル(即ち、当該複数の伝送デバイスが仕分けデバイス11に仕分け待ち貨物を同時に伝送する)である場合、当該貨物処理システムは、複数投入マテリアル口モデルと呼ばれることができる。複数投入マテリアル口モデルは、単一仕分けデバイスの仕分け効率を高めることができる。
【0047】
例示的に、伝送デバイスの中の一部分の伝送デバイスが作動モデルに進入するように制御する。当該一部分の伝送デバイスが作動モデルに進入した後、仕分け待ち貨物の数量が多い場合、他の一部分の伝送デバイスの中の第一伝送デバイスが作動モデルに進入するように制御して、複数投入マテリアル口が同時に仕分けデバイスのマテリアルボックスに仕分け待ち貨物を供給する機能を実現して、仕分け効率を高めることができる。数量が少ない仕分け待ち貨物が存在する場合、当該一部分の伝送デバイスの中の第二伝送デバイスが遊休モデルに進入するように制御することができる。これから分かるように、本公開は、仕分け待ち貨物の数量状態によって、複数の伝送デバイス12の中の少なくとも一つの伝送デバイスが作動モデル或いは遊休モデルに進入するように制御することができる。もちろん、本公開は、伝送デバイス12の伝送速度を制御して、仕分けデバイス11の仕分け効率を制御することもできる。例えば、仕分け待ち貨物の数量が多い場合、伝送デバイス12の伝送速度及び仕分けデバイス11のターンテーブルの回転速度を同期して高めて、仕分けデバイス11の仕分け効率を高めることができる。仕分け待ち貨物の数量が多くない場合、伝送デバイス12の伝送速度及び仕分けデバイス11のターンテーブルの回転速度を低下することができる。尚、本公開は、当該仕分け待ち貨物を仕分けデバイス11の中央プラットホームに伝送して、当該中央プラットホームで当該仕分け待ち貨物をマテリアルボックスに輸送する場合、中央プラットホームの貨物の累積状況によって前記複数の伝送デバイス12の中の少なくとも一つの伝送デバイスが作動モデル或いは遊休モデルに進入するように制御することができる。
【0048】
一実施例において、仕分け待ち貨物を仕分けデバイス11のマテリアルボックスに直接伝送する場合、仕分けデバイス上のマテリアルボックスのマテリアルボックス移動速度と少なくとも一つの伝送デバイスの伝送速度との間には速度対応関係を満たすことができる。前記速度対応関係は下記の式を含む。
v=u
【0049】
ここで、vは、仕分けデバイス上のマテリアルボックスのマテリアルボックス移動速度(移動桁数/時間)を示し、uは、伝送デバイスの伝送速度(伝送個数/時間)を示し、nは、前記少なくとも一つの伝送デバイスの中で作動しているモデルのデバイスの数量を示す。移動桁数は、仕分けデバイス上の全てのマテリアルボックスが作動モデルである少なくとも一つの伝送デバイスに対応する投入口を経由する回数である。
【0050】
一の実現可能な方式において、上記前記制御デバイスは前記仕分け容器移動デバイスに接続し、仕分け容器移動デバイスが移動トロリーを含む場合、前記制御デバイスは、移動トロリーを移動(例えば、前後移動、及び/或いは、左右移動)させるように制御して、移動トロリー上の目標仕分け容器が貨物受取位置に移動するようにする。他の一の実現可能な方式において、仕分け容器移動デバイスに伝送装置が設けられることができる。当該制御デバイス11は、伝送装置が目標仕分け容器移動デバイス上の目標仕分け容器を貨物受取位置に移動させるように制御する。ここで、当該伝送装置は、伝送ベルト、ローラー、ベルト、チェーン、ローラーベアリング及びプッシュロッド等の中の少なくとも一つを含むことができる。又他の一の実現可能な方式において、当該仕分け容器移動デバイスは、移動トロリーを含み、当該移動トロリーには伝送装置が設けられる。これによって、本公開は、制御デバイスが移動トロリーを移動(例えば、前後移動、及び/或いは、左右移動)させるように制御すると同時に、移動トロリー上の目標仕分け容器も移動するように制御することにより、当該目標仕分け容器が前記貨物受取位置に速く移動するようになることができる。
【0051】
当該目標仕分け容器が貨物受取位置に移動する過程で、一般的にシステムが動力を提供して上記の三つの方式で移動するようにする必要がある。当該問題を解決するために、本公開の目標仕分け容器移動デバイス13にはデバイス動力装置が設けられ、或いは、前記仕分けデバイス11には仕分け動力装置が設けられ、或いは、前記システムは外部動力デバイスを含み、当該外部動力デバイスは仕分けデバイス11の下側位置等に設けられることができる。前記仕分け動力装置、前記デバイス動力装置及び前記外部動力デバイスは、全てが前記移動トロリーに動力を提供して前記移動トロリー上の目標仕分け容器が前記貨物受取位置に移動するようにするか、前記伝送装置に動力を提供して前記伝送装置が前記目標仕分け容器を前記貨物受取位置に移動させるようにする。言い換えれば、仕分け容器移動デバイスは、自身が動力を提供して当該仕分け容器移動デバイスに放置されている仕分け容器の移動を制御することができ、或いは、他のデバイスが仕分け容器移動デバイスに動力を提供して、仕分け容器移動デバイス上の伝送装置が仕分け容器を移動するようにする制御することもできる。
【0052】
本公開の実施例において、上記前記仕分け動力装置及び外部動力デバイスは下記のいずれか一つの方式によって仕分け容器移動デバイスに接続することができる。説明の便利のため、仕分け動力装置及び外部動力デバイスを動力伝送手段と称することができる。
【0053】
方式一、ギア動力伝送接続方式において、仕分け容器移動デバイスの一端にギア手段が設けられ、仕分け容器移動デバイスが投入口の下側に移動した後、仕分け容器移動デバイス上のギアが動力伝送手段上のギアと噛み合って、動力伝送手段が二つのギアによって動力伝送の動力を仕分け容器移動デバイスに伝達して、仕分け容器移動デバイスが移動するように制御するか、動力伝送手段が二つのギアによって動力伝送の動力を仕分け容器移動デバイス上の伝送装置に伝達して、伝送装置を回転させるように制御することによって、マテリアルボックス移動デバイス上の仕分け容器が移動する作用に達することができる。例示的に、図21に示すように、ギア構造が示され、ここで、図21の内ギアが仕分け容器移動デバイスの一端に設けられ、外ギアが動力伝送手段の一端に設けられ、或いは、図21の外ギアが仕分け容器移動デバイスの一端に設けられ、内ギアが動力伝送手段の一端に設けられることができる。
【0054】
方式二、軸動力伝送接続方式において、仕分け容器移動デバイスの一端には従動輪ハブが設けられ、仕分け容器移動デバイスが投入口の下側に移動した後、動力伝送手段の駆動軸が従動ハブに挿入することにより、両者の噛み合い、動力伝送手段が軸動力伝送によって動力伝送の動力を仕分け容器移動デバイスに伝達して、仕分け容器移動デバイスが移動するように制御するか、動力伝送手段が軸動力伝送によって動力伝送の動力を仕分け容器移動デバイスの伝送装置に伝達して、伝送装置を回転させるように制御することによって、マテリアルボックス移動デバイス上の仕分け容器が移動する作用に達することができる。
【0055】
方式三、ベルト動力伝送接続方式において、仕分け容器移動デバイスの一端には従動ギアが設けられ、仕分け容器移動デバイスが投入口の下側に移動した後、動力伝送手段は歯形ベルトを従動ギアに移動して噛み合う。これによって、動力伝送手段はベルト動力伝送によって動力伝送の動力を仕分け容器移動デバイスに伝達して、仕分け容器移動デバイスの移動を制御するか、或いは、動力伝送手段はベルト動力伝送によって動力伝送の動力を仕分け容器移動デバイスの伝送装置に伝達して伝送装置の回転を制御することにより、マテリアルボックス移動デバイス上の仕分け容器が移動する作用に達することができる。
【0056】
方式四、磁性流体動力伝送接続方式において、本方式は磁性流体を使用して動力伝送手段の動力伝送媒体とすることができる。動力伝送手段は一つの回転磁界を出力して、仕分け容器移動デバイスが回転磁界内に進入するようにし、回転磁界の磁力線が仕分け容器移動デバイス中の接点の接線と交差して、仕分け容器移動デバイスが動力伝送の動力を取得して仕分け容器移動デバイスを移動させるように制御するか、或いは、伝送装置が回転磁界内に進入するようにして、回転磁界の磁力線が伝送装置中の接点の接線と交差して、伝送装置が動力伝送の動力を取得して回転するようにして、仕分け容器を移動させるようにする。例示的に、図22に示すように、磁性流体構造の両端を示し、当該磁性流体構造の中のいずれか一端が動力伝送手段に設けられ、他の一端が仕分け容器移動デバイスに設けられることができる。
【0057】
上記の四つの接続方式は例として説明したものであり、本公開はこれに限定されない。また、上記の前の三つの方式において、伝送機構を伝送装置に直接接続して、伝送機構が伝送装置に動力伝送の動力を直接伝達するようにすることもできる。まとめ、本公開は異なる動力伝送接続方式によって仕分け容器移動デバイス及び/或いは伝送装置に動力を伝達して、仕分け容器を移動させるようにすることができる。
【0058】
もちろん、本公開は上記の方式に限定されない。例えば、仕分けデバイス11に仕分け動力装置が設けられる場合、仕分けデバイスと仕分け容器移動装置とを接続することができる。例えば、フックアップ方式で仕分け容器移動デバイスを仕分けデバイスに接続することにより、仕分けデバイスの仕分け動力装置が仕分け容器移動デバイスを移動するか、或いは、フックアップ方式で仕分け容器移動デバイス上の仕分けデバイスに最も近い仕分け容器を仕分けデバイスに接続し、当該仕分け容器移動デバイス上の仕分け容器は互いに接続することにより、仕分けデバイス上の仕分け動力装置が仕分け容器を移動させるように制御することができる。上記の事例は例としてあげたものであり、本公開はこれに限定されない。
【0059】
仕分け容器移動デバイス上の仕分け容器が注文完了状態である場合、仕分け容器に対してボックスを交換することが通常である。使用者が注文完了状態の仕分け容器に対してボックス交換の操作を行うようにリマインダーするために、仕分け容器移動デバイスにはリマインダー装置が設けられることができる。リマインダー装置は、前記仕分け容器移動デバイス上の仕分け容器に対応する注文状態を示す。ここで、当該リマインダー装置は、ライトリマインダー器、ディスプレイスクリーンリマインダー器及び音声リマインダー器の中の少なくとも一つを含む。
【0060】
リマインダー装置がリマインダー器を含む場合、一の実現可能な方式において、当該仕分け容器移動デバイス上の少なくとも一つの仕分け容器が注文完了状態である場合、ライトリマインダーを行うことができ、当該仕分け容器移動デバイス上の全ての仕分け容器が全て注文未完了状態である場合、ライトリマインダーを行う必要がない。他の一の実現可能な方式において、当該仕分け容器移動デバイス上の少なくとも一つの仕分け容器が注文完了状態である場合、第一プリセット点滅色によってリマインダーを行うことができ、当該仕分け容器移動デバイス上の全ての仕分け容器が全て注文未完了状態である場合、第二プリセット点滅色によってリマインダーを行うことができる。
【0061】
当該仕分け容器移動デバイス上に複数の仕分け容器が存在することを考慮して、使用者に仕分け容器の交換することをよりよくリマインダーするために、仕分け容器移動デバイス上の複数の仕分け容器それぞれにリマインダー方式を設置することができる。一の実現可能な方式において、仕分け容器移動デバイス上の各仕分け容器に隣接する位置に光源(例えば、ライトストリップ、電球、LEDライト等)を設置するか、或いは、仕分け容器に光源を設置して、光源のスイッチを制御するか或いは異なる色/頻度の点滅によって仕分け容器の注文状態を示すことができる。例えば、緑色或いは青ライトは仕分け容器が注文完了状態であると示し、赤ライト或いは光源のoffは仕分け容器が注文未完了状態であると示し、或いは、ライト点滅によって仕分け容器が注文完了状態であると示すこともできる。他の一の実現可能な方式において、他の位置に光源を設置して、ライトスポットを仕分け容器に投射して当該仕分け容器の注文状態を示すこともできる。例えば、異なる色のライトスポットが当該仕分け容器の異なる注文状態を示すことができ、当該仕分け容器にライトスポットがあるか否かによって当該仕分け容器の異なる注文状態を示すこともできる。又他の一の実現可能な方式において、仕分け容器移動デバイス上の複数の仕分け容器それぞれに点滅パラメータを設置することができる。当該点滅パラメータが点滅時間の長さを含む場合、使用者が点滅時間の長さによって、交換する必要がある交換仕分け容器を確定することもできる。当該点滅パラメータが点滅頻度を含む場合、使用者は点滅頻度によって、交換する必要がある交換仕分け容器を確定することができる。当該点滅パラメータが点滅色を含む場合、使用者は点滅色によって、交換する必要がある仕分け容器を確定することができる。
【0062】
一部実施例において、仕分け容器移動デバイス上の全ての仕分け容器が注文未完了状態である場合、当該仕分け容器移動デバイスの行全体の容器をすぐに交換する必要がある。仕分け容器移動デバイス上の一部仕分け容器が注文未完了状態である場合、当該一部仕分け容器に対してボックスを交換するか否かを決定することができる。従って、本公開は、上記の二つの状況に対して異なるリマインダーを行うことができる。例えば、仕分け容器移動デバイス上の全ての仕分け容器が注文完了状態である場合、第一プリセット点滅方式でリマインダーを行い、仕分け容器移動デバイス上の一部仕分け容器が注文完了状態である場合、第二プリセット点滅方式でリマインダーを行う。
【0063】
他の一部実施例において、リマインダー装置がディスプレイスクリーンリマインダー器を含む場合、ディスプレイスクリーンに当該仕分け容器移動デバイス上の複数の仕分け容器それぞれに対応する注文状態を表示することができる。使用者は注文完了状態の仕分け容器に対して比較的に注目するので、ディスプレイスクリーンでは注文完了状態の仕分け容器のボックス番号をプリセット字体様式で表示することができる。例えば、当該プリセット字体様式は厚くすること、赤及び二号字体等である。もちろん、本公開は、当該ディスプレイスクリーンに注文状態が注文完了状態である仕分け容器のボックス番号のみ表示して、使用者が容易に見ることができるようにする。
【0064】
他の一実施例において、当該リマインダー装置が音声リマインダー器(例えば、スピーカー等)を含む場合、本公開は、音声リマインダー器を利用して仕分け容器移動デバイス上の仕分け容器の注文状態を示すことができる。例えば、音声メッセージによって「第5個の仕分け容器移動デバイス上の第四の仕分け容器が注文完了状態であり、ボックスを交換してください」、或いは「第7個の仕分け容器移動デバイス上の全ての仕分け容器が注文完了状態であり、行全体の容器を交換してください」等である。また、本公開は、ライトリマインダー器、ディスプレイスクリーンリマインダー器及び音声リマインダー器の中のいずれかの結合の方式によって仕分け容器移動デバイス上の仕分け容器の注文状態を示すこともできる。上記の事例は例としてあげたものであり、本公開はこれに限定されない。
【0065】
また、本公開の制御デバイス11は、目標仕分け容器移動デバイス13が含む複数の仕分け容器131が全て注文完了状態である場合、仕分け容器移動デバイス13を現在位置から次の処理ステーションが位置する目標位置に移動させるように制御する。もちろん、本公開は、当該複数の仕分け容器をアンインストールすることもできる。例えば、人工アンインストール及び/或いは自動的なアンインストールの方式を使用し、アンインストールの複数の仕分け容器を輸送デバイスを利用して次の処理ステーションに輸送することもできる。例えば、当該輸送デバイスは、フォークリフト、AGV(Automated Guided Vehicle、自動誘導輸送車両)等である。そして、当該仕分け容器移動デバイスに複数の遊休している仕分け容器を放置して、当該仕分け容器移動デバイスが本公開の貨物処理過程を続けて行うことができるようにする。
【0066】
仕分け容器移動デバイス13を現在位置から次の処理ステーションが位置する目標位置に移動させるように制御した後、当該現在位置に新しい仕分け容器移動デバイスを放置しない場合、当該貨物処理システムの中の仕分け容器数量が少なくようにする。当該問題を避けるために、本公開のシステムは、複数の使用待ち仕分け容器移動デバイスを更に含む。前記使用待ち仕分け容器移動デバイスには、複数の遊休している仕分け容器が放置される。これによって、制御デバイス11は、仕分け容器移動デバイス13が前記現在位置から前記次の処理ステーションが位置する目標位置に移動した後、前記使用待ち仕分け容器移動デバイスから新しい仕分け容器移動デバイスを取得し、新しい仕分け容器移動デバイスを前記現在位置に移動させるように制御することにより、貨物処理システムの中の仕分け容器数量が変化しないように維持する。
【0067】
尚、本公開の制御デバイスは、ローカルサーバー、クラウドサーバー等であることができる。当該制御デバイスは、それぞれ少なくとも一つの伝送デバイス、仕分けデバイス及び仕分け容器移動デバイスと有線接続するか或いは無線接続することができ、これにより、少なくとも一つの伝送デバイス、仕分けデバイス及び仕分け容器移動デバイスが上記の過程を実行するように制御することができる。これに対しての説明は省略する。制御デバイスと、伝送デバイス、仕分けデバイス或いは仕分け容器移動デバイスと、の間に有線信号或いは無線信号によって通信することができる。
【0068】
上記前記貨物処理システムを使用して、前記システムは、仕分けデバイス及び前記仕分けデバイスにドッキングする少なくとも一つの伝送デバイスを含む。前記仕分けデバイスには仕分け待ち貨物を放置するための複数のマテリアルボックスが設けられ、前記仕分けデバイスの各投入口の投入位置には仕分け容器移動デバイスが設けられる。前記仕分け容器移動デバイスは複数の仕分け容器を放置する。ここで、前記伝送デバイスは、仕分け待ち貨物の貨物情報を収集し、仕分け待ち貨物を前記仕分けデバイスの目標マテリアルボックスに伝送する。前記仕分け容器移動デバイスは、前記貨物情報によって前記仕分け待ち貨物に対応する目標仕分け容器を貨物受取位置に移動させる。前記仕分けデバイスは、前記目標マテリアルボックスを前記目標仕分け容器が位置する目標仕分け容器移動デバイスに対応する目標投入口に移動して、前記仕分け待ち貨物を前記目標投入口を経由して目標仕分け容器に投入する。これによって、本公開は、仕分け容器移動デバイスに複数の仕分け容器が設けられることにより、当該貨物処理システムの仕分け容器数量が多く、各仕分け容器が全て単一注文に対して注文合流を行うようにするので、貨物処理システムが同時に大量の注文に対して注文合流を行うことができ、注文合流効率を高める。
【0069】
本公開実施例は、仕分け容器移動デバイスを更に提供する。当該仕分け容器移動デバイスは、本体を含む。前記本体には複数の仕分け容器を放置するための放置区域が設置される。ここで、前記本体は前記複数の仕分け容器の移動を制御できる。
【0070】
ここで、本体にはロール及び/或いはユニバーサルホイール等が設けられるので、本体が移動でき、また当該複数の仕分け容器が放置区域に平らに放置することができる。
【0071】
本公開の仕分け容器に対応する注文状態は変化する可能性がある。当該注文状態は、注文完了状態と注文未完了状態とを含む。これによって、本公開は、注文状態によって仕分け容器を交換することをリマインダーする。従って、本公開は、仕分け容器移動デバイスにリマインダー装置が設けられる。リマインダー装置は、複数の仕分け容器に対応する注文状態を示す。ここで、前記リマインダー装置は、ライトリマインダー器、ディスプレイスクリーンリマインダー器及び音声リマインダー器の中の少なくとも一つを含む。及び、当該リマインダー装置は当該放置区域の周辺が当該仕分け容器に対応する位置に設けられ、具体的なリマインダーする過程は実施例1の説明を参照することができ、これに対しての説明は省略する。
【0072】
また、本公開の本体は、制御モジュールと伝送装置とを更に含むことができる。前記放置区域は前記伝送装置に位置する。この場合、当該伝送装置は、伝送ベルト、ローラー、ベルト、チェーン、ローラーベアリング等であり、或いは放置区域は前記伝送装置に対応する位置に位置することができる。この場合、当該伝送装置は、プッシュロッド等であることができる。本公開はこれに限定されない。前記制御モジュールは、前記伝送装置が前記複数の仕分け容器を移動させるように制御する。
【0073】
前記仕分け容器移動デバイスは、動力伝送手段を更に含む。動力伝送手段は、外部動力装置に接続して外部動力装置から動力を取得して、前記本体或いは前記伝送装置の移動を制御する。具体的な制御過程は、実施例1の説明を参照することができ、これに対しての説明は省略する。
【0074】
上記前記仕分け容器移動デバイスを利用して、本公開は、仕分け容器移動デバイスに複数の仕分け容器設けて、同一の投入位置が複数の仕分け容器に対応することにより、同時に大量の注文に対して注文合流を行うことができ、注文合流効率を高める。
【0075】
図5を参照すると、貨物処理方法のフローチャートの概略図を示す。図5に示すように、前記方法は、ステップ501、502、503及び504を含む。
【0076】
ステップ501において、仕分け待ち貨物の貨物情報を取得する。
【0077】
本公開の実施例において、当該貨物情報は、仕分け待ち貨物が属する目標注文の注文標識、仕分け待ち貨物に対応する目標貨物標識及び仕分け待ち貨物の目標貨物の体積等の情報の中の少なくとも一つを含むことができる。上記の事例は例としてあげたものであり、本公開はこれに限定されない。
【0078】
ステップ502において、貨物情報によって複数の候補仕分け容器の中から、複数の仕分け容器が放置された仕分け容器移動デバイスに位置される目標仕分け容器を確定する。
【0079】
本ステップにおいて、下記のステップによって目標仕分け容器を確定することができる。
【0080】
S11において、貨物情報によって仕分け待ち貨物が属する目標注文を確定する。
【0081】
一部実現可能な方式において、異なる注文と貨物標識との間の対応関係を予め設置する。例えば、第一注文Q1と貨物標識(即ちR1、R2及びR3)との間に対応関係が存在し、第二注文Q2と貨物標識(即ちR4及びR5)との間に対応関係が存在する。複数の注文が同一の貨物標識に対応することができることを考慮すると、本ステップは目標貨物標識によって、複数の注文を取得する可能性がある。この場合、当該複数の注文の中から当該目標貨物標識が属する目標注文をランダムに取得することができる。もちろん、本ステップは、プリセット実行ストラテジーによって当該目標注文を確定することもできる。当該プリセット実行ストラテジーは、当該仕分け待ち貨物を当該複数の注文が含む貨物とし、当該複数の注文に対応する注文キュー番号を取得し、注文キュー番号によって当該複数の注文の中から目標注文を確定し、即ち注文キュー番号の最初である注文を当該目標注文とし、本公開は、当該注文キュー番号によって当該注文に対して仕分け容器を分配し、即ち注文キュー番号が前におる注文に対して優先的に仕分け容器を分配すること、を含む。
【0082】
他の一部実現可能な方式において、当該貨物情報には当該仕分け待ち貨物が属する目標注文の注文標識を含み、当該注文標識によって当該目標注文を確定できる。
【0083】
S12において、仕分け待ち貨物が目標注文の中の最初に投入した仕分け貨物に属されるか否かを判断する。
【0084】
仕分け待ち貨物が目標注文の中の最初に投入した仕分け貨物に属される場合、当該目標注文には投入した仕分け貨物が存在しないので、例えば、当該目標注文の中の仕分け待ち貨物がバッファ容器、陳列台、或いは輸送車(輸送車は、貨物を陳列台から貨物処理システムに輸送する)に位置するので、この場合、当該仕分け待ち貨物に対して仕分け容器を分配する必要がある。従って、ステップS13を実行する。
【0085】
仕分け待ち貨物が目標注文の中の最初に投入した仕分け貨物に属されない場合、一の実現可能な方式において、当該目標注文には投入した仕分け貨物がもう存在するので、当該目標注文には対応する目標仕分け容器が存在する。従って、ステップS14を実行する。他の一の実現可能な方式において、当該仕分け待ち貨物が属する目標注文の目標仕分け容器がもう満載になった場合、これは一つの仕分け容器は当該目標注文の中の全ての貨物を収納できないことを意味する。この場合、当該仕分け待ち貨物に対して再び他の仕分け容器を分配する必要がある。従って、本公開実施例は、目標注文に対応する目標仕分け容器がもう満載になったか否かを更に判断して、目標仕分け容器がもう満載になった場合、プリセットフィルター条件によって、複数の候補仕分け容器の中から目標注文に対応する他の目標仕分け容器を確定する。前記プリセットフィルター条件は、前記目標仕分け容器が未占用状態であることを含む。目標仕分け容器が満載ではない場合、当該目標仕分け容器の残り容量が当該仕分け待ち貨物を収納できる場合、ステップS14を実行する。
【0086】
S13において、プリセットフィルター条件によって、前記複数の候補仕分け容器の中から前記目標注文に対応する目標仕分け容器を確定する。
【0087】
ここで、当該仕分け容器が占用状態である場合、当該仕分け待ち貨物を占用状態の仕分け容器に投入すると、当該占用状態の仕分け容器には複数の注文の貨物が存在するので、注文合流を行うことができない。従って、本公開のプリセットフィルター条件は、前記目標仕分け容器が未占用状態であることを含む。
【0088】
仕分け容器が注文完了状態である場合、注文完了状態の仕分け容器に対してボックスを交換する必要があることを考慮してみると、本公開では複数の仕分け容器が一つの仕分け容器移動デバイスに設けられるので、ボックスを交換する効率を高めるために、本公開の同一の仕分け容器移動デバイス上の複数の仕分け容器が仕分け完了する時間ができるだけ近く、これによって当該仕分け容器移動デバイスの複数の仕分け容器に対して行全体の容器を交換することができる。
【0089】
また、仕分け待ち貨物の体積が異なるので、各注文に含まれる全ての貨物の総体積も異なる。総体積が異なる注文に対して、本公開は異なるボックスモデルの仕分け容器を使用することにより、総体積がより大きい注文は体積がより大きい仕分け容器を使用して、総体積がより小さい注文は体積がより小さい仕分け容器を使用することができる。これによって、異なるボックスモデルの仕分け容器を設置することによって、貨物のサイズの要求を満足し、ボックスの空間を合理的に利用することができる。
【0090】
まとめ、本公開のプリセットフィルター条件は、同一の仕分け容器移動デバイスに位置するいずれか二つの仕分け容器に対応する仕分け完了時間の間の時間差はプリセット時間閾値よりも小さいか同じであることと、及び/或いは、仕分け容器のボックスモデルと対応する注文に含まれる全ての貨物の総体積はプリセット対応関係を符合し、前記プリセット対応関係は異なるボックスモデルと貨物総体積範囲の間の対応関係を含むことと、を含むことができる。
【0091】
同一の仕分け容器移動デバイスに位置するいずれか二つの仕分け容器に対応する仕分け完了時間の間の時間差がプリセット時間閾値よりも小さいか同じであることは、下記の二つの状況を含む。第一の状況の場合、二つの仕分け容器が各対応する注文の中の最初の貨物を受け取る時間が近く、且つ各対応する注文の中の全ての貨物が投入完了されるのにかかる時間の長さが近い。第二の状況の場合、二つの仕分け容器が各対応する注文の中の最初の貨物を受け取る時間間隔が比較的に遠いが、各対応する注文の中の最後の貨物が投入完了される時間が近い。
【0092】
S14において、目標注文に対応する目標仕分け容器を取得する。
【0093】
本公開は、同一の注文に対して注文合流を行うので、当該目標注文に最初に投入した仕分け貨物がもう存在している場合、当該最初に投入した仕分け貨物が位置する仕分け容器が当該目標仕分け容器であることを確定できる。
【0094】
ステップ503において、前記目標仕分け容器が前記仕分け待ち貨物に対応する貨物受取位置に位置しない場合、前記目標仕分け容器を前記貨物受取位置に移動させるように仕分け容器移動デバイスを制御し、前記仕分け待ち貨物を前記目標仕分け容器に投入するように仕分けデバイスを制御する。
【0095】
本公開の実施例において、一の実現可能な方式において、当該仕分け容器移動デバイスが移動トロリーを含む場合、移動トロリーによって移動(例えば、前後移動、及び/或いは、左右移動)することにより、移動トロリー上の仕分け容器が貨物受取位置に移動されるようにすることができる。他の一の実現可能な方式において、仕分け容器移動デバイスに伝送装置が設けられて、伝送装置によって仕分け容器移動デバイス上の仕分け容器の移動を制御することができる。又他の一の実現可能な方式において、当該仕分け容器移動デバイスは移動トロリーであることができる。移動トロリーには伝送装置が設けられるので、移動トロリーが移動(例えば、前後移動、及び/或いは、左右移動)すると同時に、当該移動トロリー上の仕分け容器も伝送装置によって移動されることができる。これによって仕分け容器が貨物受取位置に到達する時間が短縮される。
【0096】
ステップ504において、前記目標仕分け容器が前記仕分け待ち貨物に対応する貨物受取位置に位置する場合、前記仕分け待ち貨物を前記目標仕分け容器に投入するように仕分けデバイスを制御する。
【0097】
ステップ503及びステップ504の中の投入操作は実施例1の中の投入操作を参照することができ、これに対しての説明は省略する。
【0098】
上記の方法を使用して、まず、仕分け待ち貨物の貨物情報を取得する。続けて、貨物情報によって複数の候補仕分け容器の中から、複数の仕分け容器が放置された仕分け容器移動デバイスに位置される目標仕分け容器を確定する。そして、目標仕分け容器が仕分け待ち貨物に対応する貨物受取位置に位置しない場合、目標仕分け容器を貨物受取位置に移動させるように仕分け容器移動デバイスを制御し、仕分け待ち貨物を目標仕分け容器に投入するように仕分けデバイスを制御し、或いは、目標仕分け容器が仕分け待ち貨物に対応する貨物受取位置に位置する場合、仕分け待ち貨物を目標仕分け容器に投入するように仕分けデバイスを制御する。これによって、本公開は、仕分け容器移動デバイスに複数の仕分け容器が設けられるので、同一の投入位置が複数の仕分け容器に対応して、同時に大量の注文に対して注文合流を行うことができ、注文合流効率を高める。
【0099】
図6を参照すると、貨物処理方法のフローの概略図を示す。図6に示すように、前記方法は下記のステップを含む。
【0100】
ステップ601において、仕分け待ち貨物の貨物情報を取得する。
【0101】
本公開の実施例において、当該貨物情報は、仕分け待ち貨物が属する目標注文の注文標識、仕分け待ち貨物に対応する目標貨物標識及び仕分け待ち貨物の目標貨物の体積等の情報の中の少なくとも一つを含むことができ、上記の事例は例としてあげたものであり、本公開はこれに限定されない。
【0102】
ステップ602において、貨物情報によって、仕分け待ち貨物がプリセット仕分け条件を満たすか否かを判断する。
【0103】
ここで、当該プリセット仕分け条件は、下記の少なくとも一つを含むことができる。仕分け待ち貨物が指定貨物タイプに属されず、例えば、当該指定貨物タイプは破れやすいもの(例えば、ガラス製品)、大きい貨物、異形貨物等であることと、仕分け待ち貨物が属する目標注文は複数の貨物を含むことと、仕分け待ち貨物が属する目標注文の中の指定貨物はもう選択完了され、指定貨物は目標注文の中の前記仕分け待ち貨物以外の貨物であることと、仕分け待ち貨物が属する目標注文の中の指定貨物はプリセット時間の長さ内に前記仕分けデバイスに到達することと、全ての仕分け容器移動デバイス上の遊休している仕分け容器の仕分け容器数量は仕分け待ち貨物が属する目標注文の中の全ての貨物が占用する容器占用数量よりも多いか同じであることと、仕分け待ち貨物が属する目標注文に対応する現在仕分け順序番号は、全ての仕分け容器移動デバイス上の遊休している仕分け容器の仕分け容器数量よりも少ないか同じであることと、及び仕分け待ち貨物に対応する目標仕分け容器は前の仕分け待ち貨物に対応する仕分け容器と同一の仕分け容器であるか、或いは異なる仕分け容器移動デバイスに位置する異なる仕分け容器であることである。
【0104】
一部実施例において、注文に対応する仕分け順序番号が小さければ小さいほど、当該注文を示す仕分けの優先度は高い。即ち仕分け順序番号が小さい注文は優先的に仕分けされる。
【0105】
一部実施例において、特殊タイプの貨物を仕分けデバイスで自動的に仕分けされる場合、貨物が損傷される可能性がある。例えば、ガラス製品は壊れやすく、大きい貨物及び異形貨物はコーナーが壊れやすく、仕分け容器が収納できない等の問題があるので、指定貨物タイプに属される貨物を仕分けデバイスから除くことができる。
【0106】
一部実施例において、単一の貨物を含む一件の注文に対して、次の処理フローに進入することができる。例えば、注文レビュー、包装、出庫等を行い、仕分けデバイスに伝送して仕分け操作を行う必要がない。一件の注文と複数件の注文(即ち複数の貨物を含む注文)とを区分して、システム全体の仕分け効率を高めることができる。また、実施例で指す単一の貨物は独立包装された一つの貨物、例えば、一ボックスのビール、一ボックスのフルーツ等を含むことができる。
【0107】
一部実施例において、仕分け待ち貨物が属する目標注文の中の一部貨物が選択完了されない場合、当該仕分け待ち貨物を仕分け容器に投入した後当該仕分け容器が位置するバッファ位置を長い時間占めるので、仕分け容器のバッファ位置の利用率がより低下する。従って、プリセット仕分け条件を設置することにより、選択完了されない注文の中の貨物を仕分けデバイスに伝送することを一時的に停止するので、仕分け効率を高めるに有利である。
【0108】
一部実施例において、一つの注文が複数の貨物を含む場合、当該注文の中の一部貨物が仕分けデバイスにもう到達し、他の一部貨物が仕分けデバイスにまだ到達しない(例えば、選択完了されていないこと、或いは選択完了された後伝送する途中であることなど)場合、もしもう到達された一部貨物を一つの仕分け容器に投入すると、当該仕分け容器は他の一部貨物が到達するまで長い時間待つので、仕分け容器の利用率が高くない。このようなタイプの仕分け待ち貨物に対して、当該貨物を先にリターンデバイス或いはバッファ容器に分流して、当該注文の中の他の一部貨物も仕分けデバイスが位置する位置に到達したとき、当該仕分け待ち貨物をリターンデバイスによって仕分けデバイスにドッキングされる伝送デバイスにリターンするか、或いは当業者或いはハンドリングロボットによって当該仕分け待ち貨物を仕分けデバイスにドッキングされる伝送デバイスに伝送して、当該伝送デバイスを経由して当該仕分け待ち貨物を仕分けデバイスに伝送して仕分け作業を行うことができる。
【0109】
一部実施例において、仕分け待ち貨物が属する目標注文の中の全ての貨物を収納する遊休している仕分け容器が足りない場合、当該仕分け待ち貨物を分流して、当該仕分け待ち貨物に対して仕分け作業を一時的に行わず、遊休している仕分け容器が足りたら当該仕分け待ち貨物に対して仕分け作業を行うことができる。これによって、当該仕分け待ち貨物が投入できなくて仕分けデバイス上のマテリアルボックス位置を長い時間占めることを避けて、マテリアルボックスを他の一部貨物仕分けがもう完了された注文に対応する仕分け待ち貨物を放置するのに使用して、全体の仕分け効率を高める。
【0110】
一部実施例において、仕分けデバイスに存在するマテリアルボックスのマテリアルボックス移動速度が仕分け容器移動デバイスのデバイス移動速度よりも大きいので、もし仕分け待ち貨物がもう投入された貨物であり、且つ隣接する二つのマテリアルボックスの仕分け待ち貨物(即ち仕分け待ち貨物及び前の仕分け待ち貨物)が同一の仕分け容器移動デバイスの異なる仕分け容器に投入する必要がある場合、当該仕分け容器移動デバイスの一つの仕分け容器が前の仕分け待ち貨物を受け取った後、仕分け容器移動デバイスの他の一つの仕分け容器は現在の周期内に仕分け待ち貨物が対応する投入口に到達するときに貨物受取位置に移動することができない。従って、仕分け待ち貨物に対して分流処理を行って、当該仕分け待ち貨物に対応する注文の中のいずれか一つの貨物が到達した後、当該仕分け待ち貨物及びいずれか一つの貨物を隣接するマテリアルボックスに投入するか、或いはマテリアルボックス移動速度とデバイス移動速度とによって仕分け待ち貨物に対応する目標マテリアルボックスを確定して、マテリアルボックス上の貨物をできるだけ早目に仕分け容器に投入して、仕分けデバイス上のマテリアルボックスを空かせるようにする。
【0111】
本公開の実施例において、貨物を倉庫の陳列台から選択すべく、現在は、人工方式及び/或いは自動方式(例えば、スマート選択器等)によって陳列台から貨物を選択して、選択された貨物を図1の前記貨物処理システムに伝送して仕分け作業を行うことができる。一状況において、倉庫に対して区域を区分して処理して複数の分区を取得する。当該複数の分区は貨物の選択を同期して行うことができる。同一の注文の中の複数の貨物が異なる分区に位置する場合、一部の分区では当該同一の注文の中の一部貨物を選択完了して当該貨物処理システムに輸送し、他の一部の分区では当該同一の注文の中の他の一部貨物を選択完了していない。これによって、選択完了された一部貨物を仕分け容器に投入する場合、長い時間をかけて当該同一の注文の中の他の一部貨物の投入を待つ可能性があるので、当該同一の注文が当該仕分け容器を占める時間が長くなる。他の一状況において、当該倉庫に対して区域を区分せず、選択人が貨物を選択し、即ち選択人が倉庫で歩いている過程で、歩いている途中で選択必要がある貨物を選択して、選択された貨物を貨物処理システムに輸送することができる。しかし、歩いている途中である注文の一部貨物を選択し忘れる問題がある可能性がある。当該ある注文の中の選択完了された貨物を仕分け容器に投入した場合、長い時間をかけて当該ある注文の一部貨物の投入を待たなければならない。状況一及び状況二に存在する問題に基づいて、本公開は、貨物処理システムによって各注文を並べて各注文の仕分け順序番号を取得して、仕分け順序番号によって注文に含まれる貨物を投入したかを確定することにより、上記前記仕分け容器を長い時間占める問題を避けることができる。
【0112】
ここで、当該仕分け順序番号は下記の方式で確定することができる。まず、複数の選択容器の到達時間を取得し、選択容器には複数の貨物が入れられ、そして到達時間によって複数の選択容器を並べて、次に、並べた結果によって、複数の前記選択容器の中の注文に対して順序に並べる。第一指定注文の仕分け順序番号は第二指定注文の仕分け順序番号よりも小さい。前記第一指定注文に含まれる貨物に対応する最後の一つの選択容器の到達時間は前記第二指定注文に含まれる貨物に対応する最後の一つの選択容器の到達時間よりも先である。前記第一指定注文及び前記第二指定注文は全て前記選択容器の中の注文である。
【0113】
一の実現可能な方式において、最初の選択容器の中の第一部分注文の仕分け順序番号を取得することができる。第一部分注文に含まれる貨物は全て前記最初の選択容器に入れている。前記第一部分注文において、プリセット終了条件を満たさない場合、前記最初の選択容器及び第二選択容器によって、第二部分注文の仕分け順序番号を取得する。前記第二部分注文に含まれる貨物は全て前記最初の選択容器及び第二選択容器に入れている。前記プリセット終了条件は、前記第一部分注文の注文総量が全ての仕分け容器移動デバイス上の遊休している仕分け容器の仕分け容器数量よりも多いである。
【0114】
具体的に、一般的に選択完了された貨物を選択容器(例えば、選択トロリー或いは選択フレーム等)によって貨物処理システムに輸送する。これによって、貨物処理システムは選択容器の到達時間によって選択容器を並べて選択容器列を取得することができる。そして、選択容器列に含まれる最初の選択容器の中の貨物に対して仕分け順序番号を設置する。具体的に、最初の選択容器の中の第一貨物が属する第一注文を取得して、当該第一注文に含まれる全ての貨物が当該最初の選択容器に存在するか否かを確定することができる。当該第一注文に含まれる全ての貨物が当該最初の選択容器に存在する場合、当該第一貨物が属する第一注文の仕分け順序番号を1と設置することができる。最初の選択容器の中の第二貨物を続けて取得して、当該第一貨物と当該第二貨物とが同一の注文に属されない場合、当該第二貨物が属する第二注文に含まれる全ての貨物が当該最初の選択容器に存在するか否かを確定し、当該第二注文に含まれる全ての貨物が当該最初の選択容器に存在する場合、当該第二貨物が属する第二注文の仕分け順序番号を2と設置することができる。最初の選択容器の中の第三貨物を続けて取得して、第三貨物と前の二つの貨物(即ち第一貨物及び第二貨物)の中のいずれか一つの貨物が同一の注文に属されない場合、第三貨物が属する第三注文に含まれる全ての貨物が当該最初の選択容器に存在すると確定し、当該第三注文に含まれる全ての貨物が当該最初の選択容器に存在する場合、当該第三貨物が属する第三注文の仕分け順序番号を3と設置することができる。このように、全ての貨物が最初の選択容器に存在する第一部分注文の仕分け順序番号を取得することができ、当該仕分け順序番号によって貨物を投入する。また、制御デバイスは、当該第一部分注文の中のある注文が注文完了状態であることを検出した場合、当該仕分け順序番号に対して更新する必要がある。例えば、第t注文が注文完了状態であるとき、仕分け順序番号がtよりも大きい注文に対して仕分け順序番号を更新する必要があり、仕分け順序番号がtよりも小さい注文に対しては仕分け順序番号を更新しない。
【0115】
当該第一部分注文の注文数量が全ての仕分け容器移動デバイス上の遊休している仕分け容器の仕分け容器数量よりも少ないか同じである場合、続けて最初の選択容器及び第二の選択容器によって仕分け順序番号を確定する。具体的な過程は下記のようである。
【0116】
全ての貨物が当該最初の選択容器に存在しない残り部分注文に対しては、下記の方式で並べることができる。最初の選択容器に残り貨物が存在するので、第一残り貨物が属する第一残り注文に含まれる全ての貨物が最初の選択容器及び第二の選択容器に存在するか否かを確定することができる。第一残り貨物が属する第一残り注文に含まれる全ての貨物が最初の選択容器及び第二の選択容器に存在する場合、上記第一部分注文の中の最大の仕分け順序番号はb-1であると、当該第一残り貨物が属する第一残り注文の仕分け順序番号をbと設置する。そして、続けて第二残り貨物が属する第二残り注文に含まれる全ての貨物が最初の選択容器と第二の選択容器に存在するか否かを確定する。第二残り貨物が属する第二残り注文に含まれる全ての貨物が最初の選択容器及び第二の選択容器に存在する場合、当該第二残り貨物が属する第二残り注文の仕分け順序番号をb+1と設置することができる。そして、続けて第三残り貨物が属する第三残り注文に含まれる全ての貨物が最初の選択容器及び第二の選択容器に存在するか否かを確定する。第三残り貨物が属する第三残り注文に含まれる全ての貨物が最初の選択容器及び第二の選択容器の中に存在する場合、当該第三残り貨物が属する第三残り注文の仕分け順序番号をb+2と設置する。このように、最初の選択容器の中の残り貨物に対応する注文を並べて、その後、続けて第二の選択容器の中の残り貨物に対応する注文を並べる。これによって、全ての貨物が最初の選択容器及び第二の選択容器に存在する第二部分注文の仕分け順序番号を取得することができ、当該仕分け順序番号によって貨物を投入する。また、当該第一部分注文及び第二部分注文の注文総数量が全ての分け容器移動デバイス上の遊休している仕分け容器の仕分け容器数量よりも少ないか同じである場合、続けて最初の選択容器及び第二の選択容器及び第三の選択容器によって遊休している仕分け容器が存在しなくなるまで仕分け順序番号を確定することができる。もちろん、本公開は、選択容器列に含まれる全ての選択容器の中の注文に対して仕分け順序番号を確定することができ、本公開はこれに限定されない。
【0117】
仕分け待ち貨物がプリセット仕分け条件を満たす場合、ステップ603乃至ステップ608を実行する。
【0118】
仕分け待ち貨物がプリセット仕分け条件を満たさない場合、ステップ611とステップ612とを実行する。
【0119】
ステップ603において、貨物情報によって複数の候補仕分け容器の中から、複数の仕分け容器が放置された仕分け容器移動デバイスに位置される目標仕分け容器を確定する。
【0120】
具体的な過程はステップ502を参照し、これに対しての説明は省略する。
【0121】
一部実施例において、仕分けデバイス上のマテリアルボックスのマテリアルボックス移動速度が仕分け容器移動デバイスのデバイス移動速度よりも大きい場合、仕分け待ち貨物が最初に投入した仕分け貨物であると、本ステップによって当該仕分け待ち貨物に対応する目標仕分け容器を確定することができる。この場合、隣接する二つの仕分け待ち貨物(即ち前の仕分け待ち貨物及び仕分け待ち貨物)に対応する仕分け容器が同一の仕分け容器移動デバイス上の異なる仕分け容器であることを考慮すると、前の仕分け待ち貨物が対応する仕分け容器に投入された後、当該仕分け容器移動デバイスは、当該仕分け待ち貨物が当該目標投入口に到達するときに、当該仕分け待ち貨物に対応する仕分け容器を貨物受取位置に移動させることができない。従って、当該仕分け待ち貨物と前の仕分け待ち貨物とが同一の輸送周期に同時に投入されることができないことにより当該仕分け待ち貨物がマテリアルボックスを占用する問題を避けるために、本公開は、仕分け待ち貨物に対して仕分け作業を一時的に行わないことができる。具体的に、仕分け待ち貨物に対応する目標仕分け容器と前の仕分け待ち貨物とに対応する仕分け容器が同一の前記仕分け容器移動デバイス上の異なる仕分け容器であるか否かを判断する。仕分け待ち貨物に対応する目標仕分け容器と前の仕分け待ち貨物とに対応する仕分け容器が同一の仕分け容器移動デバイス上の異なる仕分け容器である場合、マテリアルボックス移動速度とデバイス移動速度とによって仕分け待ち貨物に対応する目標マテリアルボックスを確定するか、或いは仕分け待ち貨物に対して分流処理を行って、当該仕分け待ち貨物に対応する注文の中のいずれか一つの貨物が到達した後、当該仕分け待ち貨物及びいずれか一つの貨物を隣接するマテリアルボックスに投入できるようにする。
【0122】
仕分けデバイスが複数のマテリアルボックスを含み、且つ仕分けデバイスは複数のマテリアルボックスの回転を制御でき、仕分け待ち貨物が仕分けデバイスの目標マテリアルボックスに位置するので、本公開は、伝送デバイスを制御して、当該仕分け待ち貨物を仕分けデバイスの目標マテリアルボックスに伝送する。これにより、次のステップで目標マテリアルボックス上の仕分け待ち貨物を目標仕分け容器に投入するようにする。
【0123】
ステップ604において、目標仕分け容器が位置する仕分け容器移動デバイスの移動デバイス位置を取得する。
【0124】
本ステップは実施例1の中の制御デバイスによって各仕分け容器移動デバイスそれぞれに対応する移動デバイス位置を取得して、制御デバイスが各仕分け容器移動デバイスをリアルタイムで監視して、次の仕分け容器移動デバイスを制御する。
【0125】
ステップ605において、移動デバイス位置によって、仕分け待ち貨物と目標仕分け容器が位置する仕分け容器移動デバイスとが合流する合流位置を確定する。
【0126】
一部実施例において、仕分け容器移動デバイスが位置する移動デバイス位置は、仕分け待ち貨物と目標仕分け容器が位置する仕分け容器移動デバイスとが合流する合流位置であると確定することができる。投入する時間を短縮するために、一の実現可能な方式において、仕分け容器移動デバイスを移動して仕分け容器を貨物受取位置に到達するようにする。この場合、仕分け容器移動デバイスを制御して前後移動すると同時に左右移動することができる。これによって、仕分けデバイスと仕分け容器移動デバイスとは互いに向かって移動することができて、当該投入待ち貨物と当該仕分け容器移動デバイスとが快速的に合流するようにする。具体的に、仕分けデバイス上のマテリアルボックスのマテリアルボックス移動速度、仕分け容器移動デバイスのデバイス移動速度及び仕分け待ち貨物の初期輸送位置を取得して、マテリアルボックス移動速度、デバイス移動速度、初期輸送位置及び移動デバイス位置によって、仕分け待ち貨物と目標仕分け容器が位置する仕分け容器移動デバイスとが合流する合流位置を確定する。当該初期輸送位置は当該仕分け待ち貨物が目標マテリアルボックスに輸送したとき当該目標マテリアルボックスが位置する位置である。他の一の実現可能な方式において、仕分け容器移動デバイスに伝送装置が設けられ、伝送装置によって仕分け容器を移動するように制御する。これによって、仕分けデバイスと仕分け容器とは互いに向かって移動して、当該投入待ち貨物と当該仕分け容器とが快速的に合流するようにする。ここで、伝送装置の伝送速度、仕分けデバイス上のマテリアルボックスのマテリアルボックス移動速度、初期輸送位置及び目標仕分け容器の初期位置によって当該合流する合流位置を確定する必要がある。当該初期位置は当該仕分け容器が移動しないときの位置である。この場合、当該合流位置は次の貨物受取位置である。
【0127】
ステップ606において、合流位置によって、仕分け待ち貨物に対応する貨物受取位置を確定する。
【0128】
本公開の実施例において、当該貨物受取位置は当該目標仕分け容器が当該仕分け待ち貨物をちょうど受け取ることができる位置である。ここで、移動デバイス位置が合流位置である場合、当該貨物受取位置は合流位置の投入口に対面する位置であるか、或いは投入口にガイド手段が設けられる場合、貨物受取位置はガイド手段の出力端から投入した仕分け待ち貨物を受け取ることができる位置である。ガイド手段はスライドレール或いは伝送ベルト等であることができる。上記の事例は例としてあげたものであり、本公開はこれに限定されない。
【0129】
ステップ607において、前記仕分け待ち貨物を前記貨物受取位置に対応する投入口に移動させるように前記仕分けデバイスを制御する。
【0130】
仕分けデバイスは複数のマテリアルボックスを周期的にサイクル回転させるので、本ステップでは、マテリアルボックス上の仕分け待ち貨物を貨物受取位置に対応する投入口に移動させることができる。
【0131】
ステップ608において、目標仕分け容器が仕分け待ち貨物に対応する貨物受取位置に位置するか否かを判断する。
【0132】
本ステップにおいて、仕分けデバイスの検出装置によって当該目標仕分け容器が仕分け待ち貨物に対応する貨物受取位置に位置するか否かを確定することができる。或いは制御デバイスによって仕分け容器移動デバイスの移動デバイス位置を取得することによって、当該仕分け容器移動デバイスの目標仕分け容器が仕分け待ち貨物に対応する貨物受取位置に位置するか否かを確定することができる。或いは、制御デバイスによって目標仕分け容器が位置する位置を取得して、目標仕分け容器が位置する位置に基づいて目標仕分け容器が仕分け待ち貨物に対応する貨物受取位置に位置するか否かを確定することができる。
【0133】
目標仕分け容器が仕分け待ち貨物に対応する貨物受取位置に位置する場合、ステップ609を実行する。
【0134】
目標仕分け容器が仕分け待ち貨物に対応する貨物受取位置に位置しない場合、ステップ610を実行する。
【0135】
ステップ609において、仕分け待ち貨物を目標仕分け容器に投入するように仕分けデバイスを制御する。
【0136】
投入する過程は、実施例1の中の投入する過程を参照し、これに対しての説明は省略する。
【0137】
ステップ610において、目標仕分け容器を貨物受取位置に移動させ、仕分け待ち貨物を投入口を経由して目標仕分け容器に投入するように仕分け容器移動デバイスを制御する。
【0138】
本公開の実施例において、一の実現可能な方式において、当該仕分け容器移動デバイスが移動トロリーを含む場合、移動トロリーが前後移動、及び/或いは、左右移動することにより、移動トロリー上の仕分け容器を貨物受取位置に移動させるようにすることができる。他の一の実現可能な方式において、当該仕分け容器移動デバイスが移動せず、仕分け容器移動デバイスに伝送装置が設けられて、伝送装置によって仕分け容器移動デバイス上の仕分け容器を移動するように制御することができる。又他の一の実現可能な方式において、当該仕分け容器移動デバイスは移動トロリーであることができ、且つ移動トロリーに伝送装置が設けられ、これにより移動トロリーが前後移動、及び/或いは、左右移動すると同時に、当該移動トロリー上の仕分け容器も伝送装置によって移動することができる。これにより、仕分け容器が貨物受取位置に到達する時間を短縮する。
【0139】
仕分けデバイスが現在輸送周期に当該合流位置に到達した後、当該目標仕分け容器が当該貨物受取位置に位置しないことを考慮して、もし当該仕分けデバイスが現在の計算周期に当該仕分け待ち貨物を投入すると、投入エラーの問題が存在する。
【0140】
従って、本公開の一実施例は、前記仕分け待ち貨物を前記目標仕分け容器に投入する前に、下記のステップを更に実行することができる。
【0141】
仕分け待ち貨物が現在輸送周期に合流位置に輸送する輸送時間の長さを取得するステップと、
目標仕分け容器が貨物受取位置に移動する移動時間の長さを取得するステップと、
輸送時間の長さと移動時間の長さとによって、現在輸送周期内に仕分け待ち貨物が合流位置に移動するとき、目標仕分け容器が貨物受取位置に移動したか否かを判断するステップと、を含む。
【0142】
ここで、輸送時間の長さが移動時間の長さよりも大きいか同じである場合、現在輸送周期内に仕分け待ち貨物が合流位置に移動したとき、目標仕分け容器が貨物受取位置に移動したと確定することができる。輸送時間の長さが移動時間の長さよりも小さい場合、現在輸送周期内に仕分け待ち貨物が合流位置にしたとき、目標仕分け容器が貨物受取位置にまだ移動していないと確定することができる。
【0143】
すなわち、目標仕分け容器が現在輸送周期内に仕分け待ち貨物が合流位置に移動したとき貨物受取位置に移動した場合、仕分け待ち貨物を目標仕分け容器に投入する。目標仕分け容器が現在輸送周期内に仕分け待ち貨物が合流位置に移動したとき貨物受取位置に移動していない場合、現在輸送周期には貨物投入操作を実行せず、仕分け待ち貨物を目標仕分け容器に投入するまで、仕分け待ち貨物が仕分けデバイスに伴ってさらに少なくとも一周移動するようにする。
【0144】
本公開の選択可能な実施例において、現在輸送周期に貨物投入操作を実行しない場合、仕分け待ち貨物が続けて仕分けデバイスに伴ってさらに少なくとも一周移動した後、仕分けデバイスは、仕分け待ち貨物が合流位置に移動したとき、当該目標仕分け容器が貨物受取位置に位置するか否かを確定する。これにより、目標仕分け容器が貨物受取位置に位置すると確定した場合、貨物投入操作を実行する。例えば、仕分けデバイスに検出装置が設けられ、当該検出装置は仕分け容器の位置を検出することができる。或いは、仕分け容器移動デバイスは、それに放置された仕分け容器の位置をリアルタイムでレポートすることができる。
【0145】
本公開の他の選択可能な実施例において、制御デバイスによって仕分けデバイスが当該仕分け待ち貨物を投入する必要がある目標輸送周期を確定することができる。ここで、仕分けデバイスの単位輸送時間の長さを取得することができる。単位輸送時間の長さは仕分けデバイスが一周運行する平均運行時間の長さである。これによって、当該目標輸送周期近似値は下記の式によって計算されることができる。(s-1)*z+p-q>0、ここで、sは目標輸送周期近似値であり、zは単位輸送時間の長さであり、pは輸送時間の長さであり、qは移動時間の長さでる。上記式によって最小のs値が計算される。当該最小のs値が整数である場合、当該最小のs値が当該目標輸送周期であり、例えば当該sは3である。これにより、第三輸送周期が当該目標輸送周期であると確定することができ、ここで、当該現在輸送周期を第一の輸送周期とすることができる。当該最小のs値が小数である場合、当該最小のs値がキャリーした後の整数が当該目標輸送周期であり、例えば当該sは4.3である。これにより、第五輸送周期が当該目標輸送周期であると確定することができる。上記の事例は例としてあげたものであり、本公開はこれに限定されない。
【0146】
ステップ611において、仕分け待ち貨物に対して分流処理を行う。
【0147】
本ステップは貨物処理システムの中の分流デバイスによって当該仕分け待ち貨物に対して分流処理を行なうことができる。
【0148】
また、本公開は、当該仕分け待ち貨物が指定貨物タイプに属される場合、貨物が損傷されるか、或いは当該仕分け待ち貨物が属する目標注文が単一貨物を含む場合、仕分け過程を行う必要がない。従って、当該仕分け待ち貨物が指定貨物タイプに属される場合、及び/或いは、当該仕分け待ち貨物が属する目標注文が単一貨物を含む場合、当該仕分け待ち貨物を次の処理ステーションに直接輸送する。
【0149】
しかし、仕分け待ち貨物が属する目標注文の中の指定貨物が一部選択完了されない場合、或いは仕分け待ち貨物が属する目標注文の中の指定貨物がプリセット時間の長さ内に仕分けデバイスに到達できない場合、或いは全ての仕分け容器移動デバイス上の遊休している仕分け容器の仕分け容器数量が前記仕分け待ち貨物が属する目標注文の中の全ての貨物が占用する容器占用する数量よりも少ない場合、及び、当該仕分け待ち貨物が属する目標注文に対応する現在仕分け順序番号が全ての仕分け容器移動デバイス上の遊休している仕分け容器の仕分け容器数量よりも大きい場合、仕分け容器に対応する注文が仕分け完了することによって当該仕分け待ち貨物の現在仕分け順序番号が変化する可能性があり、及び遊休している仕分け容器の仕分け容器数量も変化する可能性があり、或いは、貨物がずっと選択されることにより目標注文の中の全ての貨物が選択完了されるか或いはプリセット期間内に目標注文の中の全ての貨物が仕分けデバイスに到達できる。このような状況に対して、当該仕分け待ち貨物が属する注文に対して仕分け処理を行うか否かを再び判断する必要がある。
【0150】
ステップ612において、仕分け待ち貨物が仕分け一時停止貨物であるか否かを判断する。
【0151】
ここで、仕分け一時停止貨物は指定貨物タイプに属されず、且つ仕分け一時停止貨物が属する目標注文は複数の貨物を含む。
【0152】
仕分け待ち貨物が仕分け一時停止貨物である場合、ステップ613を実行する。
【0153】
仕分け待ち貨物が仕分け一時停止貨物ではない場合、ステップ614を実行する。
【0154】
ステップ613において、仕分け待ち貨物が属する注文に対応する現在仕分け順序番号によって、仕分け一時停止貨物に対して仕分け処理を行う。
【0155】
本ステップにおいて、仕分け待ち貨物が属する注文に対応する現在仕分け順序番号が全ての仕分け容器移動デバイス上の遊休している仕分け容器の仕分け容器数量よりも少ないか同じである場合、仕分け一時停止貨物に対して仕分け処理を行う。
【0156】
選択的に、当該目標注文の中の指定貨物が選択完了されたか否かを監視し、仕分け待ち貨物が属する目標注文の中の指定貨物が全て選択完了された場合、当該仕分け一時停止貨物に対して仕分け処理を行う。
【0157】
選択的に、当該目標注文の中の指定貨物がプリセット時間の長さ内に仕分けデバイスに到達したか否かを監視し、仕分け待ち貨物が属する目標注文の中の指定貨物がプリセット時間の長さ内に仕分けデバイスに到達できる場合、当該仕分け一時停止貨物に対して仕分け処理を行う。
【0158】
選択的に、仕分け待ち貨物に対応する目標仕分け容器と前の仕分け待ち貨物に対応する仕分け容器とが同一の仕分け容器移動デバイス上の異なる仕分け容器である場合、マテリアルボックス移動速度とデバイス移動速度とによって仕分け待ち貨物に対応する目標マテリアルボックスを確定し、当該仕分け待ち貨物を目標マテリアルボックスに伝送する。或いは仕分け待ち貨物に対して分流処理をして、当該仕分け待ち貨物に対応する注文の中のいずれか一つの貨物が到達した後、当該仕分け待ち貨物及びいずれか一つの貨物を隣接するマテリアルボックスに投入することができる。
【0159】
ステップ614において、仕分け待ち貨物を次の処理ステーションに輸送する。
【0160】
これによって、次の処理ステーション(例えば、パッキングステーション)で注文レビュー、貨物包装等の処理操作を行うことができる。
【0161】
上記の方法を使用して、まず仕分け待ち貨物の貨物情報を取得する。次に、貨物情報によって複数の候補仕分け容器の中から、複数の仕分け容器が放置された仕分け容器移動デバイスに位置される目標仕分け容器を確定する。そして、目標仕分け容器が仕分け待ち貨物に対応する貨物受取位置に位置しない場合、目標仕分け容器が貨物受取位置に移動するように仕分け容器移動デバイスを制御し、仕分け待ち貨物を目標仕分け容器に投入するように仕分けデバイスを制御する。或いは、目標仕分け容器が仕分け待ち貨物に対応する貨物受取位置に位置する場合、仕分け待ち貨物を目標仕分け容器に投入するように仕分けデバイスを制御する。これによって、本公開は、仕分け容器移動デバイスに複数の仕分け容器が設けられ、仕分け容器数量が多くなり、各仕分け容器が単一注文に対して注文合流を行うことができる。従って、同時に大量の注文に対して注文合流を行うことができ、注文合流効率を高める。
【0162】
図7を参照すると、本公開の一貨物処理方法のフローチャートを示す。在ステップ610或いはステップ609(図7に示す)に記載された仕分け待ち貨物を目標仕分け容器に投入した後、仕分け容器が注文完了状態である場合、仕分け容器に対してボックスを交換することができる。ここで、当該目標仕分け容器が位置する仕分け容器移動デバイスが複数の仕分け容器を含むことができることを考慮して、当該複数の仕分け容器が全て注文完了状態であることに対して、当該仕分け容器移動デバイスに対して行全体の容器を交換することを指示することができ、具体的な過程はステップ701を参照する。当該複数の仕分け容器の中の一部仕分け容器が注文完了状態である場合、当該一部仕分け容器に対してボックスを交換することを指示することができ、具体的な過程はステップ702を参照する。
【0163】
ステップ701において、複数の仕分け容器が全て注文完了状態である場合、第一リマインダーメッセージを生成する。前記第一リマインダーメッセージは、仕分け容器移動デバイスが含む複数の仕分け容器が全て注文完了状態であることをリマインダーする。
【0164】
本公開において、当該貨物処理システムの仕分け容器移動デバイスにリマインダー装置が設けられるので、リマインダー装置を利用して仕分け容器移動デバイスが含む複数の仕分け容器が全て注文完了状態であることをリマインダーすることができる。具体的なリマインダー方式は実施例1の中のリマインダー方式を参照することができる。
【0165】
当該目標仕分け容器が位置する仕分け容器移動デバイスが複数の仕分け容器を含む場合、当該複数の仕分け容器が全て注文完了状態であると、仕分け容器移動デバイスを現在位置から目標位置に移動させるように制御することができ、当該目標位置は次の処理ステーションに対応する位置である。貨物の仕分けに影響を与えないために、本公開は仕分け容器移動デバイスが現在位置から前記目標位置に移動した場合、新しい仕分け容器移動デバイスを現在位置に移動するように制御することもできる。新しい仕分け容器移動デバイスには複数の遊休している仕分け容器が放置され、これにより貨物処理効率を高める。もちろん、本公開は、当該複数の仕分け容器をアンインストールして、例えば、人工アンインストール及び/或いは自動アンインストールの方式を使用して、アンインストールされた複数の仕分け容器を輸送デバイスを利用して次の処理ステーションに輸送することができる。例えば、当該輸送デバイスはフォークリフト、AGV(Automated Guided Vehicle、自動誘導輸送車両)である。そして、当該仕分け容器移動デバイスに複数の遊休している仕分け容器が設けられて、当該仕分け容器移動デバイスが本公開の貨物処理過程を続けて行うことができるようにする。
【0166】
ステップ702において、複数の仕分け容器の中の一部仕分け容器が注文完了状態である場合、第二リマインダーメッセージを生成する。前記第二リマインダーメッセージは、前記一部仕分け容器が注文完了状態であることをリマインダーする。
【0167】
当該貨物処理システムの仕分け容器移動デバイスにリマインダー装置が設けられるので、リマインダー装置を利用して仕分け容器移動デバイスが含む一部仕分け容器が注文完了状態であることをリマインダーすることができる。具体的なリマインダー方式は実施例1の中のリマインダー方式を参照することができる。
【0168】
本公開は、当該第二リマインダーメッセージによって当該一部仕分け容器をアンインストールすることができる。例えば、人工アンインストール及び/或いは自動アンインストールの方式を利用して、アンインストールされた一部仕分け容器を輸送デバイスを利用して次の処理ステーションに輸送する。例えば、当該輸送デバイスはフォークリフト、AGVである。そして、当該仕分け容器移動デバイスに遊休している仕分け容器が放置されて、当該仕分け容器移動デバイスが本公開の貨物処理過程を続けて行うことができるようにする。或いは本公開は、当該複数の仕分け容器が位置する仕分け容器移動デバイスを次の処理ステーションに移動することができる。貨物の仕分けに影響を与えないために、本公開は、当該仕分け処理システムに新しい仕分け容器移動デバイスを再び放置することもでき、貨物処理効率を高める。
【0169】
本公開は第二リマインダーメッセージを利用して使用者に当該一部仕分け容器を交換することをリマインダーする。しかし、当該仕分け容器移動デバイス上の一部仕分け容器を交換するとき、交換する操作が煩雑である問題が存在する。従って、本公開は、下記の二つの方式によって当該一部仕分け容器を交換するか否かを判断し、当該一部仕分け容器を交換すると確定された場合、第二リマインダーメッセージを生成することができる。
【0170】
方式一、まず、全ての仕分け容器移動デバイス上の遊休している仕分け容器のボックス数量と、指定時間期間内の容器フリード数量及び指定時間期間内の容器を新たに占用した数量を取得する。前記指定時間期間は第一時刻と第二時刻との間の時間期間である。前記第一時刻は前記一部仕分け容器が注文完了状態である時刻である。前記第二時刻は前記一部仕分け容器が位置する仕分け容器移動デバイス上の複数の仕分け容器が全て注文完了状態である時刻である。ここで、容器フリード数量は、行全体の仕分け容器を交換する方式(即ち当該仕分け容器移動デバイス上の全ての仕分け容器に対して交換する方式)によってフリードされた仕分け容器の数量である。また、本公開の新たに占用した容器数量は下記の種類を含むことができる。一方は、各注文が単一仕分け容器を占用するので、当該新たに占用した容器の数量が指定時間期間内に分配された注文の仕分けを行った数量である。他の一方は、単一注文が複数の仕分け容器を占用する必要があるので、当該新たに占用した容器数量は指定時間期間内に分配された注文の仕分けを行ったそれぞれの占用した仕分け容器の数量である。
【0171】
続けて、ボックスの数量、容器フリード数量及び新たに占用した容器の数量によって、一部仕分け容器を交換するか否かを確定する。
【0172】
本ステップにおいて、ボックスの数量、容器フリード数量及び新たに占用した容器の数量によってボックスの空いている数量を取得する。即ちまずボックスの数量と容器フリード数量との合計値を計算してから、当該合計値と新たに占用した容器の数量との差を計算する。これによって、当該差がプリセット差閾値よりも小さいか同じである(例えば0)場合、当該一部仕分け容器を交換すると確定する。当該差がプリセット差閾値よりも大きい場合、当該一部仕分け容器を交換しない。当該第二時刻に当該仕分け容器移動デバイス上の全ての仕分け容器が注文完了状態であると検出される場合、当該一部仕分け容器が位置する仕分け容器移動デバイス上の全ての仕分け容器を交換する。
【0173】
そして、一部仕分け容器を交換すると確定された場合、当該第二リマインダーメッセージを生成する。
【0174】
ボックスの数量、容器フリード数量及び新たに占用した容器の数量によって、一部仕分け容器を交換しないと確定された場合、当該第二リマインダーメッセージを生成しない。
【0175】
方式二、まず、出庫待ち仕分け容器の注文出庫時刻を取得する。前記出庫待ち仕分け容器は前記一部仕分け容器の中のいずれか一つの仕分け容器である。
【0176】
仕分け容器に対応する注文に要求される出庫する時間が比較的に緊急であることを考慮して、本公開は、出庫時間が緊急する注文に対応する仕分け容器に対してボックスの交換をすぐ行う必要があるので、注文出庫時刻を取得する必要がある。
【0177】
続けて、プリセット処理時間の長さと前記注文出庫時刻とによって、前記出庫待ち仕分け容器の交換時間期間を取得する。
【0178】
本ステップにおいて、当該プリセット処理時間の長さが次の処理ステーションで処理するのに必要する時間の長さであるか、経験値によって決定されることができる。当該交換時間期間の終了時刻が注文出庫時刻からプリセット処理時間の長さをマイナスした時刻である。当該交換時間期間の始め時刻は当該終了時刻から指定時間の長さをマイナスした時刻である。例示的に、当該注文出庫時刻が2019年4月9日午前12:00であり、且つ注文処理時間の長さが20分であり、当該指定時間の長さが10分である場合、当該交換時間期間は2019年4月9日午前11:30と2019年4月9日午前11:40との間の時間期間である。
【0179】
最後、前記交換時間期間内に、前記第二リマインダーメッセージを生成する。
【0180】
本公開は、緊急に出庫する注文が出庫の遅い現象が発生することを避けるために、交換時間期間を確定してボックスを交換することをリマインダーして、次の出庫処理を行うことができる。
【0181】
上記の方法を使用して、本公開は、当該仕分け容器移動デバイス上の全ての仕分け容器が注文未完了状態であることと、及び当該仕分け容器移動デバイス上の一部仕分け容器が注文未完了状態であることと、を備える。仕分け容器移動デバイス上の全ての仕分け容器が注文未完了状態である場合、当該仕分け容器移動デバイスに対して行全体の容器をすぐ交換する必要がある。仕分け容器移動デバイス上の一部仕分け容器が注文未完了状態である場合、当該一部仕分け容器に対してボックスを交換するか否かを確定することができる。従って、本公開は上記の二つの状況に対して異なるリマインダーを行う。
【0182】
図8を参照すると、一貨物処理装置80の実施例の構造図を示す。具体的には、貨物情報取得モジュール81、仕分け容器確定モジュール82、貨物投入処理モジュール83、或いは貨物投入モジュール84、を含む。
【0183】
貨物情報取得モジュール81は、仕分け待ち貨物の貨物情報を取得する。
【0184】
仕分け容器確定モジュール82は、前記貨物情報によって複数の候補仕分け容器から目標仕分け容器を確定する。
【0185】
貨物投入処理モジュール83は、前記目標仕分け容器が前記仕分け待ち貨物に対応する貨物受取位置に位置しない場合、前記目標仕分け容器を前記貨物受取位置に移動させて、前記仕分け待ち貨物を前記目標仕分け容器に投入するように仕分けデバイスを制御する。
【0186】
貨物投入モジュール84は、前記目標仕分け容器が前記仕分け待ち貨物に対応する貨物受取位置に位置する場合、前記仕分け待ち貨物を前記目標仕分け容器に投入するように仕分けデバイスを制御する。
【0187】
図9を参照すると、本公開の一選択可能な実施例において、前記装置は、貨物移動モジュール85と、前記貨物投入処理モジュール83と、を更に含む。
【0188】
貨物移動モジュール85は、前記仕分け待ち貨物を前記貨物受取位置に対応する投入口に移動させるように前記仕分けデバイスを制御する。
【0189】
前記貨物投入処理モジュール83は、前記仕分け待ち貨物を前記投入口を経由して前記目標仕分け容器に投入する。
【0190】
図10を参照すると、本公開の一選択可能な実施例において、前記仕分けデバイスは、複数のマテリアルボックスを含む。前記仕分けデバイスは前記複数のマテリアルボックスの回転を制御する。前記仕分け待ち貨物は前記仕分けデバイスの目標マテリアルボックスに位置する。
【0191】
前記装置は、貨物伝送モジュール86を更に含む。
【0192】
貨物伝送モジュール86は、前記仕分け待ち貨物を前記仕分けデバイスの目標マテリアルボックスに伝送するように前記伝送デバイスを制御する。
【0193】
本公開の一選択可能な実施例において、前記仕分け容器確定モジュール82は、前記貨物情報によって前記仕分け待ち貨物が属する目標注文を確定し、
前記仕分け待ち貨物が前記目標注文の中の最初に投入した仕分け貨物に属されるか否かを判断し、
前記仕分け待ち貨物が前記目標注文の中の最初に投入した仕分け貨物に属される場合、プリセットフィルター条件によって、前記複数の候補仕分け容器から前記目標注文に対応する目標仕分け容器を確定し、
前記仕分け待ち貨物が前記目標注文の中の最初に投入した仕分け貨物に属されない場合、前記目標注文に対応する目標仕分け容器を取得し、
前記プリセットフィルター条件は、前記目標仕分け容器が未占用状態であることを含む。
【0194】
本公開の一選択可能な実施例において、前記仕分け容器確定モジュール82は、前記貨物情報によって前記仕分け待ち貨物が属する目標注文を確定し、
前記目標注文に対応する目標仕分け容器が満載になったか否かを判断し、
前記目標仕分け容器が満載になった場合、プリセットフィルター条件によって、前記複数の候補仕分け容器から前記目標注文に対応する他の一目標仕分け容器を確定し、
前記プリセットフィルター条件は、前記目標仕分け容器が未占用状態であることを含む。
【0195】
本公開の一選択可能な実施例において、前記プリセットフィルター条件は、
同一の仕分け容器移動デバイス上に位置するいずれか二つの仕分け容器に対応する仕分け完了時間の間の時間差がプリセット時間閾値よりも小さいか同じであること、及び/或いは、
仕分け容器のボックスモデルと対応する注文が含む全ての貨物の総体積がプリセット対応関係を満たし、前記プリセット対応関係は異なるボックスモデルと貨物総体積範囲の間の対応関係を含むこと、を更に含む。
【0196】
図11を参照すると、本公開の一選択可能な実施例において、前記装置は、デバイス位置取得モジュール87と、合流位置取得モジュール88と、受取位置取得モジュール89と、を更に含む。
【0197】
デバイス位置取得モジュール87は、前記目標仕分け容器が位置する仕分け容器移動デバイスの移動デバイス位置を取得する。
【0198】
合流位置取得モジュール88は、前記移動デバイス位置によって、前記仕分け待ち貨物と前記目標仕分け容器が位置する仕分け容器移動デバイスとが合流する合流位置を確定する。
【0199】
受取位置取得モジュール89は、前記合流位置によって、前記仕分け待ち貨物に対応する貨物受取位置を確定する。
【0200】
本公開の一選択可能な実施例において、前記合流位置取得モジュール88は、前記移動デバイス位置が前記仕分け待ち貨物と前記目標仕分け容器が位置する仕分け容器移動デバイスとが合流する合流位置であることを確定する。
【0201】
本公開の一選択可能な実施例において、前記合流位置取得モジュール88は、前記仕分けデバイス上のマテリアルボックスのマテリアルボックス移動速度、前記仕分け容器移動デバイスのデバイス移動速度及び前記仕分け待ち貨物の初期輸送位置を取得し、
前記マテリアルボックス移動速度、前記デバイス移動速度、前記初期輸送位置及び前記移動デバイス位置によって、前記仕分け待ち貨物と前記目標仕分け容器が位置する仕分け容器移動デバイスとが合流する合流位置を確定する。
【0202】
本公開の一選択可能な実施例において、前記貨物投入処理モジュール83は、前記仕分け待ち貨物が現在輸送周期に前記合流位置に輸送する輸送時間の長さを取得し、
前記目標仕分け容器が前記貨物受取位置に移動する移動時間の長さを取得し、
前記輸送時間の長さと前記移動時間の長さとによって、前記現在輸送周期に前記仕分け待ち貨物が前記合流位置に移動したとき、前記目標仕分け容器が前記貨物受取位置に移動したか否かを判断し、
前記目標仕分け容器が前記現在輸送周期に前記貨物受取位置に移動した場合、前記仕分け待ち貨物を前記目標仕分け容器に投入し、
前記目標仕分け容器が前記現在輸送周期に前記貨物受取位置に移動していない場合、前記現在輸送周期には貨物投入操作を実行せず、前記仕分け待ち貨物を前記目標仕分け容器に投入するまで、前記仕分け待ち貨物が続けて仕分けデバイスに伴ってさらに少なくとも一周移動するようにする。
【0203】
本公開の一選択可能な実施例において、前記貨物投入処理モジュール83は、前記目標仕分け容器が前記現在輸送周期に前記貨物受取位置に移動していない場合、前記現在輸送周期に貨物投入操作を実行せず、目標輸送周期を取得し、前記目標輸送周期に前記仕分け待ち貨物を前記目標仕分け容器に投入する。前記目標輸送周期は前記目標仕分け容器が前記貨物受取位置に移動することに対応する輸送周期である。
【0204】
図12を参照すると、本公開の一選択可能な実施例において、前記装置80は、第一リマインダーモジュール810と、第二リマインダーモジュール811と、を更に含む。
【0205】
第一リマインダーモジュール810は、前記複数の仕分け容器が全て注文完了状態である場合、第一リマインダーメッセージを生成する。前記第一リマインダーメッセージは、仕分け容器移動デバイスが含む複数の仕分け容器が全て注文完了状態であることをリマインダーする。
【0206】
第二リマインダーモジュール811は、前記複数の仕分け容器の中の一部仕分け容器が注文完了状態である場合、第二リマインダーメッセージを生成する。前記第二リマインダーメッセージは、前記一部仕分け容器が注文完了状態であることをリマインダーする。
【0207】
図13を参照すると、本公開の一選択可能な実施例において、前記装置80は、数量取得モジュール812と、交換確定モジュール813と、前記第二リマインダーモジュール811と、を含む。
【0208】
数量取得モジュール812は、全ての仕分け容器移動デバイス上の遊休している仕分け容器のボックスの数量、指定時間期間内の容器フリード数量及び前記指定時間期間内の新たに占用した容器の数量を取得する。前記指定時間期間は第一時刻と第二時刻との間の時間期間である。前記第一時刻は前記一部仕分け容器が注文完了状態である時刻である。前記第二時刻は前記一部仕分け容器が位置する仕分け容器移動デバイス上の複数の仕分け容器が全て注文完了状態である時刻である。
【0209】
交換確定モジュール813は、前記ボックスの数量、前記容器フリード数量及び前記新たに占用した容器の数量によって、前記一部仕分け容器を交換するか否かを確定する。
【0210】
前記第二リマインダーモジュール811は、前記一部仕分け容器を交換すると確定された場合、前記第二リマインダーメッセージを生成する。
【0211】
図14を参照すると、本公開の一選択可能な実施例において、前記装置80は、出庫時刻取得モジュール814と、交換時間期間取得モジュール815と、前記第二リマインダーモジュール811と、を更に含む。
【0212】
出庫時刻取得モジュール814は、出庫待ち仕分け容器の注文出庫時刻を取得する。前記出庫待ち仕分け容器は前記一部仕分け容器の中のいずれか一つの仕分け容器である。
【0213】
交換時間期間取得モジュール815は、プリセット処理時間の長さと前記注文出庫時刻によって、前記出庫待ち仕分け容器の交換時間期間を取得する。
【0214】
前記第二リマインダーモジュール811は、前記交換時間期間内に、前記第二リマインダーメッセージを生成する。
【0215】
本公開の一選択可能な実施例において、前記仕分け容器確定モジュール82は、前記貨物情報によって、前記仕分け待ち貨物がプリセット仕分け条件を満たすか否かを判断し、
前記仕分け待ち貨物が前記プリセット仕分け条件満たす場合、前記貨物情報によって前記複数の候補仕分け容器から前記目標仕分け容器を確定する。
【0216】
図15を参照すると、本公開の一選択可能な実施例において、前記装置80は、他の貨物情報取得モジュール816と、条件判断モジュール817と、分流処理モジュール818と、を更に含む。
【0217】
他の貨物情報取得モジュール816は、他の仕分け待ち貨物の貨物情報を取得する。
【0218】
条件判断モジュール817は、前記他の仕分け待ち貨物の貨物情報によって、前記他の仕分け待ち貨物がプリセット仕分け条件を満たすか否かを判断する。
【0219】
分流処理モジュール818は、前記他の仕分け待ち貨物が前記プリセット仕分け条件を満たさない場合、前記他の仕分け待ち貨物に対して分流処理を行う。
【0220】
図16を参照すると、本公開の一選択可能な実施例において、前記装置80は、一時停止貨物判断モジュール819と、仕分け処理モジュール820と、を更に含む。
【0221】
一時停止貨物判断モジュール819は、前記他の仕分け待ち貨物が仕分け一時停止貨物であるか否かを判断する。前記仕分け一時停止貨物は指定貨物タイプに属されない。前記仕分け一時停止貨物が属する目標注文は複数の貨物を含む。
【0222】
仕分け処理モジュール820は、前記他の仕分け待ち貨物が仕分け一時停止貨物である場合、前記他の仕分け待ち貨物が属する注文に対応する現在仕分け順序番号によって、前記仕分け一時停止貨物に対して仕分け処理を行う。
【0223】
本公開の一選択可能な実施例において、前記仕分け処理モジュール820は、前記他の仕分け待ち貨物が属する注文に対応する現在仕分け順序番号が全ての仕分け容器移動デバイス上の遊休している仕分け容器の仕分け容器数量よりも小さいか同じである場合、前記仕分け一時停止貨物に対して仕分け処理を行う。
【0224】
本公開の一選択可能な実施例において、前記プリセット仕分け条件は、
前記仕分け待ち貨物が指定貨物タイプに属されないことと、
前記仕分け待ち貨物が属する目標注文が複数の貨物を含むことと、
前記仕分け待ち貨物が属する目標注文の中の指定貨物が全て選択完了されることと、ここで、前記指定貨物は前記目標注文の中で前記仕分け待ち貨物以外の貨物であり、
前記仕分け待ち貨物が属する目標注文の中の指定貨物がプリセット時間の長さ内に前記仕分けデバイスに到達することと、
全ての仕分け容器移動デバイス上の遊休している仕分け容器の仕分け容器数量が前記仕分け待ち貨物が属する目標注文の中の全ての貨物が占用する容器占用数量よりも多いか同じであることと、
前記仕分け待ち貨物が属する目標注文に対応する現在仕分け順序番号が全ての仕分け容器移動デバイス上の遊休している仕分け容器の仕分け容器数量よりも少ないか同じであることと、
前記仕分け待ち貨物に対応する目標仕分け容器と前の仕分け待ち貨物に対応する仕分け容器が同一の仕分け容器であること或いは異なる仕分け容器移動デバイス上の異なる仕分け容器であることと、を含む。
【0225】
本公開の一選択可能な実施例において、前記仕分け容器確定モジュール82は、複数の選択容器の到達時間を取得し、前記選択容器には複数の貨物が入れており、
前記到達時間によって、複数の前記選択容器を並べ、
並べた結果によって、複数の前記選択容器の中の注文に対して順序的に並べる。第一指定注文の仕分け順序番号は第二指定注文の仕分け順序番号よりも小さい。前記第一指定注文が含む貨物に対応する最後の一つ選択容器の到達時間は前記第二指定注文が含む貨物に対応する最後の一つ選択容器の到達時間よりも先である。前記第一指定注文及び前記第二指定注文は全て前記選択容器の中の注文である。
【0226】
図17を参照すると、本公開の一選択可能な実施例において、前記装置80は、仕分け容器判断モジュール821と、マテリアルボックス確定モジュール822と、を更に含む。
【0227】
仕分け容器判断モジュール821は、前記仕分け待ち貨物に対応する目標仕分け容器と前の仕分け待ち貨物に対応する仕分け容器とが同一の前記仕分け容器移動デバイス上の異なる仕分け容器であるか否かを判断する。
【0228】
マテリアルボックス確定モジュール822は、前記仕分け待ち貨物に対応する目標仕分け容器と前記前の仕分け待ち貨物に対応する仕分け容器とが同一の前記仕分け容器移動デバイス上の異なる仕分け容器である場合、前記マテリアルボックス移動速度とデバイス移動速度とによって前記仕分け待ち貨物に対応する目標マテリアルボックスを確定する。
【0229】
図18を参照すると、本公開の一選択可能な実施例において、前記目標仕分け容器が位置する仕分け容器移動デバイスは複数の仕分け容器を含む。前記装置80は、注文完了処理モジュール823を更に含む。
【0230】
注文完了処理モジュール823は、前記複数の仕分け容器が全て注文完了状態である場合、前記仕分け容器移動デバイスが現在位置から次の処理ステーションが位置する目標位置に移動するように制御する。
【0231】
図19を参照すると、本公開の一選択可能な実施例において、前記装置80は、デバイス処理モジュール824を更に含む。
【0232】
デバイス処理モジュール824は、新しい仕分け容器移動デバイスが前記現在位置に移動するように制御する。前記新しい仕分け容器移動デバイスには複数の遊休している仕分け容器が放置される。
【0233】
上記装置を使用して、まず、仕分け待ち貨物の貨物情報を取得する。次は貨物情報によって複数の候補仕分け容器の中から、複数の仕分け容器が放置された仕分け容器移動デバイスに位置される目標仕分け容器を確定する。そして目標仕分け容器が仕分け待ち貨物に対応する貨物受取位置に位置しない場合、目標仕分け容器を貨物受取位置に移動させるように仕分け容器移動デバイスを制御し、仕分け待ち貨物を目標仕分け容器に投入するように仕分けデバイスを制御する。或いは、目標仕分け容器が仕分け待ち貨物に対応する貨物受取位置に位置する場合、仕分け待ち貨物を目標仕分け容器に投入するように仕分けデバイスを制御する。これによって、本公開は仕分け容器移動デバイスに複数の仕分け容器設けて、仕分け容器数量をより多くし、各仕分け容器は単一注文に対して注文合流を行うことができるので、同時に大量の注文に対して注文合流を行い、注文合流効率を高める。
【0234】
本公開実施例は、不揮発性の読み取り可能なメモリ媒体を提供する。当該メモリ媒体には一つ或いは複数のモジュール(programs)が記憶されている。当該一つ或いは複数のモジュールが端末デバイスに応用されるとき、当該端末デバイスが本公開実施例の各方法のステップの命令(instructions)を実行するようにすることができる。
【0235】
図20は本公開の一実施例による貨物処理装置のハードウェア構造概略図である。図20に示すように、当該貨物処理装置は、入力デバイス200、プロセッサー201、出力デバイス202、メモリ203及び少なくとも一つの通信バス204を含むことができる。通信バス204は、部品の間の通信接続を実現する。メモリ203は、高速RAMメモリを含むことができ、不揮発性メモリNVM、例えば少なくとも一つのディスクメモリを更に含むことができる。メモリ203には様々なプログラムが記憶され、様々な処理機能を完了し、実施例の方法ステップを実現することができる。
【0236】
選択的に、上記プロセッサー201は、例えば中央プロセッサー(Central Processing Unit、CPUと略称)、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサー(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサー或いは他の電子機器によって実現される。当該プロセッサー201は、有線接続或いは無線接続によって上記入力デバイス200と出力デバイス202にカップリングする。
【0237】
選択的に、上記入力デバイス200は、様々な入力デバイスを含むことができる。例えば、使用者に対面する使用者インタフェース、デバイスに対面するデバイスインタフェース、ソフトウェアのプログラミング可能なインタフェース、カメラ、センサーの中の少なくとも一つを含むことができる。選択的に、当該デバイスに対面するデバイスインタフェースはデバイスとデバイスとの間にデータを伝送する有線インタフェースであるか、或いはデバイスとデバイスとの間にデータを伝送するハードウェアの挿入インタフェース(例えばUSBインタフェース、シリアルポート等)であることもできる。選択的に、当該使用者に対面する使用者インタフェースは、例えば、使用者に対面する制御ボタン、音声の入力を受ける音声入力デバイス及び使用者が使用者のタッチ入力を受けるタッチ感覚デバイス(例えば、タッチセンシング機能を備えるタッチスクリーン、タッチパッド等)である。選択的に、上記ソフトウェアのプログラミング可能なインタフェースは、例えば、使用者がプログラムを編集するか或いは補正する入口であり、例えば、チップの入力ピンインタフェース或いは入力インタフェース等であることができる。選択的に、上記送受信器は、通信機能を備えるRFトランシーバーチップ、ベースバンド処理チップ及びトランシーバーアンテナ等であることができる。マイクロフォン等のオーディオ入力デバイスは、音声データを受けることができる。出力デバイス202は、ディスプレイ、スピーカー等の出力デバイスを含むことができる。
【0238】
本実施例において、当該貨物処理装置のプロセッサーは、背景の設置装置の各モジュールを実行する機能を含む。具体的な機能と技術効果は上記実施例を参照してよく、これに対しての説明は省略する。
【0239】
装置実施例において、方法実施例と基本的に似ているので、比較的に簡単に説明した。関連部分は方法実施例を参照してよい。
【0240】
本明細書の各実施例は全てプログレッシブ方式で説明した。各実施例で重点に説明した内容は他の実施例と異なる内容であり、各実施例と一緒であるまたは似ている部分は互いに参照してよい。
【0241】
当業者に対して明らかなことは、本公開実施例の実施例は、方法、装置、或いはコンピュータープログラム製品として提供されることができる。従って、本公開実施例は、完全にハードウェア実施例、完全にソフトウェア実施例、或いはソフトウェアとハードウェアを結合した実施例の形式で使用することができる。且つ、本公開実施例は、コンピューター使用可能なプログラムコードを含むコンピューター使用可能なメモリ媒体(ディスクメモリ、CD-ROM、光学メモリ等を含む)で実施される一つ或いは複数のコンピュータープログラム製品の形式で使用することができる。
【0242】
本公開実施例は本公開実施例による方法、端末デバイス(システム)、コンピュータープログラム製品のフローチャート及び/或いはブロック図を参照して説明した。コンピュータープログラム命令によって、フローチャート及び/或いはブロック図の中のそれぞれのフロー及び/或いはブロック、及びフローチャート及び/或いはブロック図の中のフロー及び/或いはブロックの結合を実現できる。これらのコンピュータープログラム命令を通用のコンピューター、専門のコンピューター、組み込みプロセッサー或いは他のプログラミングできる貨物処理端末デバイスのプロセッサーに提供して一つの機器を生成して、コンピューター或いは他のプログラミングできる貨物処理端末デバイスのプロセッサーによって実行された命令によって、フローチャートの一つのフロー或いは複数のフロー及び/或いはブロック図の一つのブロック或いは複数のブロックの指定機能を実現するための装置を生成する。
【0243】
これらのコンピュータープログラム命令は、コンピューター或いは他のプログラミングできる貨物処理端末デバイスを案内して特定の方式で動作できるコンピューター読み取り可能なメモリに記憶することができ、これによって、当該コンピューター読み取り可能なメモリに記憶されている命令は命令装置を含む製造品を生成し、当該命令装置はフローチャートの一つのフロー或いは複数のフロー及び/或いはブロック図の一つのブロック或いは複数のブロックの指定機能を実現する。
【0244】
これらのコンピュータープログラム命令は、コンピューター或いは他のプログラミングできる貨物処理端末デバイスにロードすることができて、コンピューター或いは他のプログラミングできる端末デバイスで一連の操作ステップを行って、コンピューターが実現する処理を生成する。これによって、コンピューター或いは他のプログラミングできる端末デバイスで実行する命令は、フローチャートの一つのフロー或いは複数のフロー及び/或いはブロック図の一つのブロック或いは複数のブロックの指定機能を実現するためのステップを提供する。
【0245】
本公開実施例の一部実施例を説明したが、当業者が基本的な創造概念を了解すると、これらの実施例に対して別に変更するか補正することができる。従って、請求の範囲は優先的な実施例及び本公開実施例の範囲に属される全ての変更及び補正を含むと解釈される。
【0246】
最後に説明したいことは、本文において第一及び第二等の関係用語は、一つの実体または操作を他の実体または操作と区別するためであり、実体または操作の間にこのような実際的な関係または順序が存在するとは要求または暗示しない。また、「含む」、「含有」等の用語またはそれのいずれか他の変体は何かを除かないことの「含む」を意味する。これによって、一連の要素を含む過程、方法、部品或いは端末デバイスは、これらの要素を含むだけではなく、これに明確的に言わなかった他の要素も含み、或いはこれらの過程、方法、部品或いは端末デバイスが固有する要素も含む。多くの制限がない場合、「一つの……を含む」で限定される要素は、前記要素を含む過程、方法、部品或いは端末デバイスの中に他の同一の要素も存在することを除かない。
【0247】
以上、本公開に提供された貨物処理方法、装置及びメモリ媒体に対して詳しく説明した。本文では、具体的な例を利用して本公開の原理及び実施方式に対して説明した。以上の実施例は本公開の方法及びその本旨を理解しやすいために説明したものであり、同時に、当業者にとって、本公開の思想によって、具体的な方式及び応用範囲で変化することができる。まとめ、本明細書は本公開に対して制限するものではないと理解されたい。
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【国際調査報告】