(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-30
(54)【発明の名称】フェイシアガン
(51)【国際特許分類】
A61H 23/02 20060101AFI20220922BHJP
【FI】
A61H23/02 354
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022506045
(86)(22)【出願日】2021-01-13
(85)【翻訳文提出日】2022-01-27
(86)【国際出願番号】 CN2021071559
(87)【国際公開番号】W WO2021143734
(87)【国際公開日】2021-07-22
(31)【優先権主張番号】202010044266.1
(32)【優先日】2020-01-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】517312744
【氏名又は名称】浙江阿▲爾▼郎科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】Zhejiang Aerlang Technology Co. Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room 301, No. 490, Jiulong North Road, Shilipai Village, Dongcheng Street, Yongkang, Jinhua, Zhejiang, People’s Republic of China
(74)【代理人】
【識別番号】100125265
【氏名又は名称】貝塚 亮平
(72)【発明者】
【氏名】臧 傳美
【テーマコード(参考)】
4C074
【Fターム(参考)】
4C074AA05
4C074BB01
4C074CC01
4C074DD03
4C074EE01
4C074GG01
(57)【要約】
【課題】 フェイシアガンを提供することを課題とする。
【解決手段】 フェイシアガンであって、シェルと、マッサージヘッド(13)と、伝動機構(15)と、駆動装置(17)と、制御装置(18)とを備え、前記制御装置(18)は前記駆動装置(17)に接続され、前記駆動装置(17)は前記伝動機構(15)に接続され、前記伝動機構(15)は前記マッサージヘッド(13)に接続され、前記駆動装置(17)、前記伝動機構(15)及び前記制御装置(18)が均しくシェル内に取り付けられ、前記制御装置(18)が上位機器に無線で接続するための無線送信モジュールを備える。機械式スイッチによる制御と比較して、無線送信の機能を設けることによりフェイシアガン(1)の振動周波数を無線で制御する効果を奏させることで、フェイシアガン(1)の使用の利便性を大幅に向上させることができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フェイシアガンであって、シェルと、マッサージヘッド(13)と、伝動機構(15)と、駆動装置(17)と、制御装置(18)とを備え、前記制御装置(18)は前記駆動装置(17)に接続され、前記駆動装置(17)は前記伝動機構(15)に接続され、前記伝動機構(15)は前記マッサージヘッド(13)に接続され、前記駆動装置(17)、前記伝動機構(15)及び前記制御装置(18)が均しくシェル内に取り付けられ、前記制御装置(18)が上位機器に無線で接続するための無線送信モジュールを備えることを特徴とする、フェイシアガン。
【請求項2】
前記無線送信モジュールは、ブルートゥースモジュール(183)であることを特徴とする、請求項1に記載のフェイシアガン。
【請求項3】
ラインを通じて前記無線送信モジュールと接続するスピーカ(19)をさらに設けることを特徴とする、請求項1に記載のフェイシアガン。
【請求項4】
ガイドストッパー(16)も備え、前記マッサージヘッド(13)が連結杆(131)を備え、前記ガイドストッパー(16)は第1ソケット(161)と、第2ソケット(162)とを備え、前記第1ソケット(161)の中央に前記連結杆(131)を挿入するための第1貫通穴(1611)が設けられ、前記第1ソケット(161)のシェルに面する側の側壁に複数の連結ポスト(1612)が設けられ、前記第2ソケット(162)の筒径が前記第1ソケット(161)の筒径より小さく、前記第2ソケット(162)が前記第1ソケット(161)内に嵌め込まれ、前記第2ソケット(162)の中央に前記連結杆(131)を挿入するための第2貫通穴(1621)が設けられ、前記第2ソケット(162)の前記マッサージヘッド(13)から離れる側の円周筒壁に前記連結ポスト(1612)を収容するための円弧溝(1622)が設けられることを特徴とする、請求項1又は2又は3に記載のフェイシアガン。
【請求項5】
前記伝動機構(15)は、伝達座(151)と、リンク(152)と、スライダ(153)とを備え、前記伝達座(151)に上向きの第2連結ポスト(1513)が設けられ、前記第2連結ポスト(1513)が非回転中心位置にあり、前記伝達座(151)に下向きの第2連結穴(1515)が設けられ、前記第2連結穴(1515)が回転中心にあり、前記駆動装置(17)は前記伝達座(151)の前記第2連結穴(1515)と連結し、前記リンク(152)の両端に第1取付穴(1521)及び第2取付穴(1522)が設けられ、前記第2連結ポスト(1513)は前記リンク(152)の一端の前記第1取付穴(1521)内に回転自在に取り付けられ、前記スライダ(153)の一端に第3連結ポスト(1533)が設けられ、前記第3連結ポスト(1533)リンク(152)の他端の第2取付穴(1522)内に回転自在に取り付けられ、前記スライダ(153)の他端が前記マッサージヘッド(13)の連結杆(131)と連結することを特徴とする、請求項2に記載のフェイシアガン。
【請求項6】
前記駆動装置(17)は、電源(171)と、モータ(172)と、マウンティングブラケット(173)と、ベース部(174)とを備え、前記電源(171)は前記モータ(172)の下に位置し、前記マウンティングブラケット(173)を介して接続し、前記電源(171)の下に前記制御装置(18)が接続され、前記ベース部(174)の中央に第4貫通穴(1742)が設けられ、前記モータ(172)のモータシャフト(1721)を設けた端が前記第4貫通穴(1742)に挿入され、前記モータシャフト(1721)が前記伝達座(151)の前記第2連結穴(1515)と連結することを特徴とする、請求項5に記載のフェイシアガン。
【請求項7】
前記制御装置(18)は、前記無線送信モジュールと接続する第1制御盤(181)も備え、前記第1制御盤(181)にニキシー管(1811)及びタッチボタン(1812)が連設されることを特徴とする、請求項6に記載のフェイシアガン。
【請求項8】
前記制御装置(18)は、前記電源(171)と接続する第2制御盤(182)も備えることを特徴とする、請求項7に記載のフェイシアガン。
【請求項9】
前記シェルは、上シェル(11)と、下シェル(12)と、取付台(14)とを備え、前記上シェル(11)は半円筒形で、前記上シェル(11)の前端に前記下シェル(12)と嵌装するための第1円弧状の取付溝(111)が設けられ、前記上シェル(11)の後端に前記取付台(14)と嵌装するための第2円弧状の取付溝(112)が設けられ、前記下シェル(12)は上下2つに分けられ、前記下シェル(12)の上部が半円筒形で、筒状の前端に円形環(125)が着脱可能又は一体的に設けられ、前記円形環(125)の中央部に前記スライダ(153)を挿入するための第7貫通穴(1251)が設けられ、前記下シェル(12)の下部は円筒状の柄部で、柄部が前記下シェル(12)の上部と一体的に連結され、かつ前記下シェル(12)の上部と第8貫通穴(121)を形成することを特徴とする、請求項7又は8に記載のフェイシアガン。
【請求項10】
前記上シェル(11)の内側壁の前端に近い位置に前記下シェル(12)と嵌合するための第1取付柱(113)が設けられ、前記下シェル(12)上部の内側壁に上方に延びて前記第1取付柱(113)と嵌合するため取付柱(123)が設けられ、前記スピーカ(19)は前記下シェル(12)に設けられ、前記下シェル(12)上部の内側壁に前記スピーカ(19)を配置するための取付溝(124)が設けられ、前記ベース部(174)の四隅に第3貫通穴(1741)が設けられ、前記第8貫通穴(121)の周りの前記下シェル(12)内側壁から前記第3貫通穴(1741)に挿入するための4本の第4連結ポスト(122)が上方に延び、前記第3貫通穴(1741)内にゴムリング(175)が設けられ、前記ゴムリング(175)は中空円筒形を呈し、かつ円筒側壁の中央に凹溝が設けられ、凹溝を介して前記第3貫通穴(1741)内に固定され、前記第4連結ポスト(122)が前記ゴムリング(175)の穴に挿入することを特徴とする、請求項9に記載のフェイシアガン。
【請求項11】
前記取付台(14)は、ディスプレイ保護フィルム(141)を備え、前記ディスプレイ保護フィルム(141)は前記取付台(14)の外側壁に取り付けられ、前記取付台(14)の外側壁に前記ニキシー管(1811)及びタッチボタン(1812)を露出するための第9貫通穴(142)が設けられ、前記下シェル(12)の後端に前記第2円弧状の取付溝(112)に合わせる第3円弧状の取付溝(128)が設けられ、前記第2円弧状の取付溝(112)と前記第3円弧状の取付溝(128)は完全な円弧状スロットを形成し、前記取付台(14)に係合するために用いられ、前記下シェル(12)の後端内側壁に前記ブルートゥースモジュール(183)を固定するための第1固定ポスト(126)及び前記取付台(14)を固定するための第2固定ポスト(127)が設けられることを特徴とする、請求項9に記載のフェイシアガン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フェイシアガンに関する。
【背景技術】
【0002】
フェイシアガンは、プロのアスリートやアマチュアのボディービルダーが大きな筋肉群をマッサージさせることで、筋膜をリラックスさせ、痛みを軽減するのに役立つことができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のフェイシアガンは、一般的に機械式スイッチで振動周波数を調整しながら片手で操作するのが難しいなどの使用過程中に多くの不便が生じていた。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、従来技術の欠陥を解決できるフェイシアガンに関するもので、次の技術的手段を介して達成する。
【0005】
本発明は、フェイシアガンを提供する。前記フェイシアガンは、シェルと、マッサージヘッドと、伝動機構と、駆動装置と、制御装置とを備え、前記制御装置は前記駆動装置に接続され、前記駆動装置は前記伝動機構に接続され、前記伝動機構は前記マッサージヘッドに接続され、前記駆動装置、前記伝動機構及び前記制御装置が均しく前記シェル内に取り付けられ、前記制御装置が上位機器に無線で接続するための無線送信モジュールを備える。上記技術的手段を介して、無線送信の機能を設けることにより、従来技術のタッチ/機械式制御と比較して、フェイシアガンの振動周波数を無線で制御する効果を奏させることで、フェイシアガンの使用の利便性を大幅に向上させることができる。
【0006】
本発明のさらに改善された技術的手段として、前記無線送信モジュールは、ブルートゥースモジュールである。上記技術的手段により無線送信モジュールは、ブルートゥースモジュールで、携帯電話APPコマンドを介してフェイシアガンの振動周波数を制御することで、フェイシアガンの使用の利便性を向上することができる。
【0007】
本発明のさらに改善された技術的手段として、前記フェイシアガンは、ラインを通じて前記無線送信モジュールと接続するスピーカをさらに設ける。上記技術的手段を講じることにより、スピーカは、無線送信モジュールと接続し、フェイシアガンはオーディオを介してフェイシアガンの使用の利便性を向上することができる。
【0008】
本発明のさらに改善された技術的手段として、前記フェイシアガンは、ガイドストッパーをさらに備え、前記マッサージヘッドが連結杆を備え、前記ガイドストッパーは第1ソケットと、第2ソケットとを備え、前記第1ソケットの中央に前記連結杆を挿入するための第1貫通穴が設けられ、前記第1ソケットの一側の側壁に連結ポストが設けられ、前記第2ソケットの筒径が前記第1ソケットの筒径より小さく、前記第2ソケットが前記第1ソケット内に嵌め込まれ、前記第2ソケットの中央に第2貫通穴が設けられ、前記第2ソケットの一側の円周筒壁に円弧溝が設けられる。上記技術的手段を講じたことにより、フェイシアガンは、ガイドストッパーを介してフェイシアガンのマッサージに正常な使用を提供する。
【0009】
本発明のさらに改善された技術的手段として、前記伝動機構は、伝達座と、リンクと、スライダとを備え、前記伝達座には前記リンクの一端の非回転中心位置に回転自在に連結された第2連結ポストが設けられ、前記第2連結ポストの中央に穴部が設けられ、前記スライダの一端に前記第2連結ポストが設けられ、前記第2連結ポストが前記リンクの他端に回転自在に連結され、前記スライダの他端が前記第2ソケットと移動自在に連結される。上記技術的手段を講じたことにより、フェイシアガンのモータが伝動機構を駆動し、マッサージヘッドを伝動してマッサージ効果を奏させる。
【0010】
本発明のさらに改善された技術的手段として、前記駆動装置は、電源と、モータと、マウンティングブラケットと、ベース部と、ゴムリングとを備え、前記電源は前記モータの下に位置し、前記マウンティングブラケットを介して前記シェルに固定され、前記電源の下に前記制御装置が接続され、前記モータの一端に前記伝達座に連結するため、前記ベース部に挿入されるモータシャフトが設けられ、前記ゴムリングは前記ベース部の周りに固定される。上記技術的手段を講じたことにより、電源とモータとが正常に接続され、フェイシアガンの正常使用のために動力を供給する。
【0011】
本発明のさらに改善された技術的手段として、前記制御装置は、第1制御盤と、第2制御盤とを備え、前記第1制御盤は前記無線送信モジュールと接続し、前記第1制御盤にニキシー管及びタッチボタンが連設され、前記第2制御盤は前記電源と接続する。上記技術的手段を講じたことにより、フェイシアガンは、タッチ方式を介してフェイシアガンの振動周波数を調整し、ニキシー管ディスプレイを通じて数値を確認することもできる。
【0012】
本発明のさらに改善された技術的手段として、前記シェルは、上シェルと、下シェルと、取付台とを備え、前記上シェルは半円筒形で、前記上シェルの前端に前記下シェルと嵌装するための第1円弧状の取付溝が設けられ、前記上シェルの後端に前記取付台と嵌装するための第2円弧状の取付溝が設けられ、前記下シェルは上下2つに分けられ、前記下シェルの上部が半円筒形で、筒状の前端に円形環が着脱可能又は一体的に設けられ、前記円形環の中央部にスライダを挿入するための第7貫通穴が設けられ、前記下シェルの下部は円筒状の柄部で、柄部が前記下シェルの上部と一体的に連結され、かつ前記下シェルの上部と第8貫通穴を形成する。上記技術的手段を講じたことにより、フェイシアガンの各部材は、フェイシアガンが備える上下シェル内に配置され、フェイシアガンの正常使用を確保する。
【0013】
本発明のさらに改善された技術的手段として、前記上シェルの内側壁の前端に近い位置に前記下シェルと嵌合するための第1取付柱が設けられ、前記下シェル上部の内側壁に上方に延びて前記第1取付柱と嵌合するため取付柱が設けられ、前記スピーカは前記下シェルに設けられ、前記下シェル上部の内側壁に前記スピーカを配置するための取付溝が設けられ、前記ベース部の四隅に第3貫通穴が設けられ、第8貫通穴の周りの下シェル内側壁から第3貫通穴に挿入するための4本の第4連結ポストが上方に延び、前記第3貫通穴内にゴムリングが設けられ、前記ゴムリングは中空円筒形を呈し、かつ円筒側壁の中央に凹溝が設けられ、前記凹溝を介して前記第3貫通穴内に固定され、前記第4連結ポストがゴムリングの穴に挿入する。上記技術的手段を講じたことにより、フェイシアガンの各部材は、フェイシアガンが備える上下シェル内に配置され、フェイシアガンの正常使用を確保する。
【0014】
本発明のさらに改善された技術的手段として、前記取付台は、ディスプレイ保護フィルムを備え、前記ディスプレイ保護フィルムは前記取付台の外側壁に取り付けられ、前記取付台の外側壁に前記ニキシー管及びタッチボタンを露出するための第9貫通穴が設けられ、前記下シェルの後端に前記第2円弧状の取付溝に合わせる第3円弧状の取付溝が設けられ、前記第2円弧状の取付溝と前記第3円弧状の取付溝は完全な円弧状スロットを形成し、前記取付台に係合するために用いられ、前記下シェルの後端内側壁に前記ブルートゥースモジュールを固定するための第1固定ポスト及び前記取付台を固定するための第2固定ポストが設けられる。上記技術的手段を講じたことにより、フェイシアガンは、確認された値に応じて振動周波数を調整できる。
【発明の効果】
【0015】
関連技術と比較して、本出願の実施例により提供されるフェイシアガンは、無線送信の機能を設けることにより、従来技術の機械式スイッチによる制御よりもフェイシアガンの振動周波数を無線で制御する効果を奏させることで、フェイシアガンの使用の利便性を大幅に向上させることができる。
【0016】
本発明の上記と他の目的、特徴及び利点をより分かりやすくするため、実施例及び図面を参照しつつ以下に詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明の実施例1により提供されるフェイシアガンの概略図である。
【
図2】
図1で提供されるフェイシアガンの分解図である。
【
図3】
図1で提供されるフェイシアガンの上下シェルの内部構造を示す概略図である。
【
図4】
図2で提供されるクランクリンク機構の分解図である。
【
図5】
図4で提供されるクランクリンク機構の部分拡大図である。
【
図6】
図2で提供されるフェイシアガンの制御装置の概略構成図である。
【
図7】
図2で提供されるフェイシアガンの取付台構造を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の目的を達成するために講じた技術的手段及び効果をさらに描写するため、以下に図面及び好ましい実施例を参照しつつ、本発明による具体的実施形態、構造、特徴及び効果を詳細に説明する。
【0019】
(実施例1)
図1及び
図2に示すように、本発明は、フェイシアガンを提供する。フェイシアガン1は、シェルと、マッサージヘッド13と、伝動機構15と、ガイドストッパー16と、駆動装置17と、制御装置18とを備え、制御装置18は駆動装置17に接続され、駆動装置17は伝動機構15に接続され、伝動機構15はマッサージヘッド13に接続される。駆動装置17、伝動機構15及び制御装置18が均しくシェル内に取り付けられ、ガイドストッパー16はシェルに取り付けられ、伝動機構15をガイド規制するために用いられ、伝動機構15が駆動装置17の回転運動をマッサージヘッド13の直線運動に変えるために用いられる。制御装置18は、携帯電話、スマートウォッチ、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータなどの上位機器の制御信号を無線で送信してフェイシアガン内の駆動装置17の回転速度を制御することで、マッサージヘッド13の振動周波数を制御するための無線送信モジュールを備える。無線送信モジュールは、ブルートゥースモジュール、WIFIモジュール、GPRSモジュール、ZIGBEEモジュールのうちの1つであり得る。本実施例は、データ伝送機能及び音声伝送機能を有することができるブルートゥースモジュール183が好ましい。データ信号及びオーディオ信号の両方を送信するために用いられ、上位機器を介してフェイシアガンのマッサージ周波数を無線で制御でき、上位機器を介してオーディオ信号を送信してフェイシアガン内のスピーカで音楽を再生することもできる。ここで、上位機器の制御信号源は、多種多様であり、音声又はタッチで制御することもできる。
【0020】
図2及び
図3に示すように、シェルは、上シェル11と、下シェル12と、取付台14とを備え、上シェル11及び下シェル12内にスピーカ19が設けられ、上シェル11は半円筒形であり、上シェル11の前端の内壁が外側に凹んで下シェル12に合わせる第1円弧状の取付溝111を形成し、上シェル11の後端の外側壁が内側に凹んで第2円弧状の取付溝112を形成し、上シェル11の前端に近い内側壁に下方に延びで下シェル12に嵌合するための2本の第1取付柱113が設けられ、第1取付柱113の中央にねじ穴が設けられる。下シェル12の上部は略半円筒形を呈し、上部に連結された下シェル12の下部が円筒状であり、下シェル12の上部前端に上シェル11の第1円弧状の取付溝111と嵌装するための円形環125が設けられ、下シェル12の円形環125の中央部に伝動機構15を挿入するための第7貫通穴1251が設けられる。下シェル12の内側壁から第1取付柱113と接続するための2本の第2取付柱123が上方に延び、第2取付柱123の中央に皿穴が設けられ、2本の第2取付柱123間にスピーカ19を配置するための取付溝124が設けられる。下シェル12の上部と下部との接合部にモータ172及び電源171を収容するための第8貫通穴121を有し、具体的に下シェル12の下部は、円筒状の柄部で、柄部が下シェル12の上部と一体的に連結され、かつ下シェル12の上部と第8貫通穴121を形成し、第8貫通穴121の周りの下シェル12の内側壁からゴムリング175に挿入するための第4連結ポスト122が上方に延び、下シェル12の内側壁の後端に近い位置に制御装置18を固定するための第1固定ポスト126及び第2固定ポスト127が設けられ、下シェル12の後端から外側壁に沿って上方に凹む第3円弧状の取付溝128を有し、上シェル11と下シェル12が取り付けられた後、第2円弧状の取付溝112と第3円弧状の取付溝128が完全な円弧状スロットを形成して、取付台14に係合するために用いられる。
【0021】
図2に示すように、マッサージヘッド13は、略球形を呈し、接触マッサージに用いられ、球形側壁にガイドストッパー16と連結するための連結杆131が設けられる。その他の実施例において、マッサージヘッド13は様々なスタイルを有し、製品の要件に応じて異なるスタイルに置き換えることができる。
【0022】
図2に示すように、ガイドストッパー16は、第1ソケット161と、第2ソケット162とを備え、第1ソケット161は円柱筒状を呈し、中央に連結杆131を挿入するための第1貫通穴1611が設けられ、第1ソケット161のマッサージヘッド13から離れる側の筒壁から外側に延びてフェイシアガンのシェルに嵌合するための1周の凸部を有し、前記凸部のフェイシアガンのシェルに面する側の側壁にフェイシアガンのシェルと嵌合するための3つの連結ポスト1612が設けられる。第2ソケット162も円柱筒状を呈し、第1ソケット161のサイズは第2ソケット162のサイズよりも大きく、第2ソケット162が第1ソケット161内に同心的に嵌め込まれ、第2ソケット162の中央に伝動機構15を挿入するための第2貫通穴1621が設けられ、第2ソケット162のマッサージヘッド13から離れる側の筒壁から外側に延在する1周の凸部を有し、凸部上の第1ソケット161の連結ポスト1612に対応する位置に連結ポスト1612を収容するための3つの円弧溝1622が設けられる。マッサージヘッド13は、第1貫通穴1611及び第2貫通穴1621に挿入することによって伝動機構15と連結する。
【0023】
図2~
図4に示すように、伝動機構15は、本実施例においてクランクリンク機構であり、伝達座151と、リンク152と、スライダ153とを備え、伝達座151はベース部174に取り付けられ、略円弧形の基台1511を備え、基台1511の上表面に上方に突起する凸部1512を有し、基台1511の下表面に駆動装置と連結するための第2連結穴1515が設けられ、第2連結穴1515は伝達座151の回転中心にあり、凸部1512の中央に上方に延びてリンク152と連結するための第2連結ポスト1513が設けられ、第2連結ポスト1513の中央に第1連結穴1514が設けられ、伝達座151内の第2連結ポスト1513が非回転中心位置にある。伝達座151の上にリンク152が設けられ、リンク152の一端は伝達座151に連結され、他端がスライダ153に連結され、リンク152の伝達座151に連結された端に第1軸受154を配置して伝達座151の第2連結ポスト1513に連結させるための第1取付穴1521が設けられ、リンク152のスライダ153に連結された端に第2軸受155を配置してスライダ153に連結させるための第2取付穴1522が設けられる。スライダ153は、略円筒状を呈し、スライダ153のマッサージヘッド13に連結された側の側壁にマッサージヘッド13の連結杆131を挿入するための第6貫通穴1531が設けられ、スライダ153の他側から外側に延びて半円弧形の連結座部1532を有し、連結座部1532の上表面の中央部に第2軸受155を挿入するための第3連結ポスト1533が設けられる。
【0024】
図2及び
図4に示すように、駆動装置17は、電源171と、モータ172と、マウンティングブラケット173と、ベース部174と、ゴムリング175とを備え、いずれも下シェル12内に取り付けられ、電源171はモータ172の下に位置し、マウンティングブラケット173を介してシェルに固定されて、モータ172と一定の距離を保つことで、電源171及びモータ172の安全な使用を確保する。モータ172に伝達座151の回転中心の第2連結穴1515内に連結されるためのモータシャフト1721が設けられ、電源171の下に制御装置18が接続される。ベース部174は、モータ172の上方に位置し、矩形を呈し、ベース部174の四隅にゴムリング175を固定するための第3貫通穴1741が設けられ、ベース部174の中央から下方に凹んで伝達座151を取り付けるための溝を有し、溝の中央部にモータ172を挿入するための第4貫通穴1742が設けられ、第4貫通穴1742の両側の溝面に下シェル12に固結されるための第5貫通穴1743が設けられる。ゴムリング175は、円筒形を呈し、モータ172からシェルに与える振動を低減するために用いられ、ゴムリング175の中央にフェイシアガンのシェルの第4連結ポスト122を嵌合するための穴部が設けられ、ゴムリング175の円周側壁の中央部にベース部174の固定に合わせる凹溝が設けられる。本実施例において、電源は、バッテリーを用い、その他の実施例において電源はプラグイン電源を用いることができる。
【0025】
図2及び
図6に示すように、制御装置18は、第1制御盤181と、第2制御盤182と、底部取付蓋184とも備え、第1制御盤181はブルートゥースモジュール183に接続され、ブルートゥースモジュール183は第1固定ポスト126を介して下シェル12に固定され、制御盤1は取付台14に固定され、取付台14が第2固定ポスト127を介して下シェル12に固定される。第1制御盤181は、駆動装置内のモータ171の回転速度を制御でき、第1制御盤181に表示用のニキシー管1811、タッチボタン1812及び必要な抵抗器、コンデンサ、制御チップなどが設けられる。第2制御盤182は、第1制御盤181に接続され、電源171にも接続され、電源171の充放電を制御するために用いられることができ、第2制御盤182の底部に底部取付蓋184が設けられ、底部取付蓋184に電源ポートが設けられる。その他の実施例において、タッチボタン1812は、制御装置18の外側に別々に設けられ、ラインを介して制御装置に接続され得る。
【0026】
図2及び
図7に示すように、取付台14は、一端が閉鎖した円筒状を呈し、ディスプレイ保護フィルム141を備え、取付台14の閉鎖した側の側壁にニキシー管1811上の数値を表示すると共にタッチボタン1812を露出するための第9貫通穴142が設けられ、取付台14の閉鎖した側にディスプレイ保護フィルム141が設けられ、ディスプレイ保護フィルム141を介してボタンを操作することで、フェイシアガン1の振動周波数を制御する。
【0027】
使用中、タッチ制御の時、取付台144のディスプレイ保護フィルム141を介してフェイシアガンの振動周波数を制御し、無線制御の時、ブルートゥースモジュール183に接続することにより、フェイシアガンの振動周波数を制御し、またブルートゥースを介してスピーカ19を制御して音楽を再生できる。
【0028】
上記は、本発明の好ましい実施例に過ぎず、いかなる形態においても本発明を限定するものではない。本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定することを意図するものではなく、当業者であれば、本発明の技術的手段を脱しない範囲内で上記に開示された技術的内容を利用して、各種の変動や潤色を加えて均等変化の実施例を行うことができことができる。だだし、本発明の技術的手段に基づいて、実質的に上記の実施例に対して行われる単純な修正、均等の変化及び潤色は、やはり本発明の技術的手段の範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0029】
11 上シェル
111 第1円弧状の取付溝
112 第2円弧状の取付溝
113 第1取付柱
12 下シェル
121 第8貫通穴
122 第4連結ポスト
123 第2取付柱
124 取付溝
1251 第7貫通穴
126 第1固定ポスト
127 第2固定ポスト
128 第3円弧状の取付溝
13 マッサージヘッド
131 連結杆
14 取付台
141 ディスプレイ保護フィルム
142 第9貫通穴
15 クランクリンク機構
151 伝達座
1511 基台
1512 凸部
1513 第2連結ポスト
1514 第1連結穴
1515 第2連結穴
152 リンク
1521 第1取付穴
1522 第2取付穴
153 スライダ
1531 第6貫通穴
1532 連結座部
1533 第3連結ポスト
154 第1軸受
155 第2軸受
16 ガイドストッパー
161 第1ソケット
1611 第1貫通穴
1612 連結ポスト
162 第2ソケット
1621 第2貫通穴
1622 円弧溝
17 駆動装置
171 電源
172 モータ
173 マウンティングブラケット
174 ベース部
1741 第3貫通穴
1742 第4貫通穴
1743 第5貫通穴
175 ゴムリング
18 制御装置
181 第1制御盤
1811 ニキシー管
1812 タッチボタン
182 第2制御盤
183 ブルートゥースモジュール
184 底部取付蓋
19 スピーカ
【国際調査報告】