(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-28
(54)【発明の名称】イメージ従属コンテンツの統合方法
(51)【国際特許分類】
G06V 20/20 20220101AFI20221118BHJP
G06V 10/40 20220101ALI20221118BHJP
G06Q 30/02 20120101ALI20221118BHJP
【FI】
G06V20/20
G06V10/40
G06Q30/02 380
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022512769
(86)(22)【出願日】2021-07-19
(85)【翻訳文提出日】2022-02-22
(86)【国際出願番号】 KR2021009288
(87)【国際公開番号】W WO2022045587
(87)【国際公開日】2022-03-03
(31)【優先権主張番号】10-2020-0109720
(32)【優先日】2020-08-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0136028
(32)【優先日】2020-10-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】522070352
【氏名又は名称】メジリティ カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】MERGERITY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】2F, 211, Hakdong-ro, Gangnam-gu, Seoul 06052 Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】キム パンジョン
(72)【発明者】
【氏名】ミョン ベヨン
(72)【発明者】
【氏名】ユ ソンフン
【テーマコード(参考)】
5L049
5L096
【Fターム(参考)】
5L049BB08
5L096AA02
5L096CA02
5L096DA01
5L096FA15
5L096FA64
5L096GA30
(57)【要約】
コンピューターシステムで行われるイメージ従属コンテンツの統合方法において、
【0129】
上記のコンピューターシステムに含まれる少なくとも一つのプロセッサーで、第1オブジェクトに対する第1イメージ及び上記の第1オブジェクトに従属される第1従属コンテンツを保存する第1データ保存段階、上記の少なくとも一つのプロセッサーで、第2オブジェクトに対する第2イメージ及び上記の第2オブジェクトに従属される第2従属コンテンツを保存する第2データ保存段階、上記の少なくとも一つのプロセッサーで、上記の第1イメージに対する第1オブジェクト特性情報と上記の第2イメージに対する第2オブジェクト特性情報を比較して、上記の第1オブジェクトと上記の第2オブジェクトが同一オブジェクトである確率指標を算出する指標算出段階、上記の確率指標が基準値以上である場合、上記の少なくとも一つのプロセッサーで、上記の第1イメージと上記の第2イメージを統合オブジェクトに対しするイメージで保存するイメージ統合段階及び上記の確率指標が基準値以上である場合、上記の少なくとも一つのプロセッサーで、上記の第1従属コンテンツと上記の第2従属コンテンツを上記の統合オブジェクトに対する従属コンテンツで保存する従属コンテンツ統合段階を含むイメージ従属コンテンツの統合方法である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピューターシステムで行われるイメージ従属コンテンツ統合方法において、
上記のコンピューターシステムに含まれる少なくとも一つのプロセッサーで、第1オブジェクトに対する第1イメージ及び第1オブジェクトに従属される第1従属コンテンツを保存する第1データ保存段階と、
上記の少なくとも一つプロセッサーで、第2オブジェクトに対する第2イメージ及び上記の第2オブジェクトに従属される第2従属コンテンツを保存する第2データ保存段階と、
上記の少なくとも一つのプロセッサーで、上記の第1イメージに対する第1オブジェクト特性情報と上記の第2イメージに対する第2オブジェクト特性情報を比べて、上記の第1オブジェクトと上記の第2オブジェクトが同一のオブジェクトである確率指標を算出する指標算出段階と、
上記の確率指標が基準値以上である場合、上記の少なくとも一つのプロセッサーで、上記の第1イメージと上記の第2イメージを統合オブジェクトに対するイメージに保存するイメージ統合段階と、
上記の確率指標が基準値以上である場合、上記の少なくとも一つのプロセッサーで、上記の第1従属コンテンツと上記の第2従属コンテンツを上記の統合オブジェクトに対する従属コンテンツに保存する従属コンテンツの統合段階と、
上記の少なくとも一つのプロセッサーで、上記の第1イメージと上記の第2イメージを統合して統合イメージを生成して、上記の統合イメージから統合オブジェクト特性情報を生成する統合オブジェクト特性情報生成段階とを含む、イメージ従属コンテンツの統合方法。
【請求項2】
上記の第1従属コンテンツ及び上記の第2従属コンテンツは、
上記の第1オブジェクト及び上記の第2オブジェクトに対するレビューまたは購入リンクを含む、請求項1に記載のイメージ従属コンテンツの統合方法。
【請求項3】
上記の少なくとも一つのプロセッサーで、第3オブジェクトに対する第3イメージ及び上記の第3オブジェクトに従属される第3従属コンテンツを保存する第3データ保存段階と、
上記の少なくとも一つのプロセッサーで、上記の第3イメージに対する第3オブジェクト特性情報と上記の統合オブジェクト特性情報を比べて、上記の第3オブジェクトと上記の統合オブジェクトが同一のオブジェクトである追加確率指標を算出する追加指標算出段階とをさらに含む、請求項1に記載のイメージ従属コンテンツの統合方法。
【請求項4】
上記の第1データは第1端末機から受信したデータであり、
上記の第2データは第2端末機から受信したデータである、請求項1に記載のイメージ従属コンテンツの統合方法。
【請求項5】
上記の確率指標が基準値以上である場合、上記の少なくとも一つのプロセッサーで、第1端末機及び第2端末機の中いずれかの端末機に統合事実を提供する統合事実提供段階をさらに含む、請求項1に記載のイメージ従属コンテンツの統合方法。
【請求項6】
上記の少なくとも一つのプロセッサーで、上記の統合事実と一緒に少なくとも一つの従属コンテンツを提供する段階をさらに含む、請求項5に記載のイメージ従属コンテンツの統合方法。
【請求項7】
上記の従属コンテンツは予め定められたフィールドのフィールド値を含み、
上記の少なくとも一つのプロセッサーで、上記の統合オブジェクトに対する従属コンテンツを上記のフィールド値で整列して提供する従属コンテンツの提供段階をさらに含む、請求項1に記載のイメージ従属コンテンツの統合方法。
【請求項8】
上記の第1イメージ及び上記の第2イメージは
拡張現実イメージである、請求項1に記載のイメージ従属コンテンツの統合方法。
【請求項9】
上記の第1イメージ及び上記の第2イメージは、
一定の範囲で上記の第1オブジェクト及び上記の第2オブジェクトの周りを旋回しながら撮影されて生成されたイメージであるイメージ従属コンテンツの統合方法。
【請求項10】
コンピューターシステムにおいて、
メモリと、
上記のメモリと連結されて、命令を実行するように構成される少なくとも一つのプロセッサーとを含み、
上記の少なくとも一つのプロセッサーは、第1オブジェクトに対する第1イメージ及び上記の第1オブジェクトに従属される第1従属コンテンツを保存して、第2オブジェクトに対する第2イメージ及び上記の第2オブジェクトに従属される第2従属コンテンツを保存するイメージ保存部と、
上記の第1イメージに対する第1オブジェクト特性情報と上記の第2イメージに対する第2オブジェクト特性情報を比べて、上記の第1オブジェクトと上記の第2オブジェクトが同一のオブジェクトである確率指標を算出する指標算出部と、
上記の確率指標が基準値以上である場合、上記の第1イメージと上記の第2イメージを統合オブジェクトに対するイメージに保存して、上記の第1従属コンテンツと上記の第2従属コンテンツを上記の統合オブジェクトに対する従属コンテンツに保存する統合保存部とを含み、
上記の少なくとも一つのプロセッサーは上記の第1イメージと上記の第2イメージを統合して統合イメージを生成し、上記の統合イメージから統合オブジェクト特性情報を生成するコンピューターシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はイメージ従属コンテンツの統合方法に関するものであり、より詳しくはお互いに異なる視点から撮影されるAR(拡張現実)及び従属コンテンツを一つに統合して保存する方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
高性能カメラが搭載されたスマートフォン及びタブレットPCなどの端末機が普及されることにより、周りの物事に対する高画質の写真または映像などのイメージを撮影することが容易になった。また、このようなイメージと一緒にそれと関連するコンテンツをインターネットを通じてサーバーにアップロードすることも容易になった。
【0003】
最近このような端末機を用いて物事を一方向のみで撮影することではなく、端末機が物事の周りの少なくとも一部を旋回しながら物事を複数の方向から撮影する方法がサポートされる。このような方法を用いる場合、物事に対して二つ以上の視点からの情報が取り合えるので、実際、物事の形状情報をよりよく表現することができるという長所がある。
【0004】
このように複数の方向から撮影したイメージ情報を用いた様々なサービスが試されている。このようなサービスが円滑に提供されるためには、物事に対してできるだけ多くの方向から撮影されたイメージが必要であり、物事をどのような方向から撮影しても同一な物事と認識する機能が必要である。また、同一な物事で認識したお互いに異なるイメージが含まれている様々なコンテンツをお互いに同一な物事に関連されるコンテンツと認識する機能が必要である。
【0005】
したがって、このような課題を解決しようとする方法に対する様々な試みが進められている
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】大韓民国登録特許第10-2153990号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、同一なオブジェクトを撮影したお互いに異なるイメージ及び該当のイメージに関する従属コンテンツを一つのイメージ及び従属コンテンツに統合して保存及び管理する方法を提供することである。
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、ある一つの端末機からアップロードしたイメージが他の端末機からアップロードしたイメージと同一なオブジェクトを撮影したものである場合、他の端末機からアップロードした従属コンテンツをその端末機に提供する方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するための本発明のイメージ統合方法は、コンピューターシステムで行われるイメージ統合方法において、上記のコンピューターシステムに含まれる少なくとも一つのプロセッサーで、第1オブジェクトに対する第1イメージ及び第2オブジェクトに対する第2イメージを保存するイメージ保存段階、上記の少なくとも一つのプロセッサーで、上記の第1イメージ及び上記の第2イメージからそれぞれのオブジェクトの外形及び外面に対する情報の中の少なくとも一つに関する第1オブジェクト特性情報及び第2オブジェクト特性情報を生成するオブジェクト特性情報生成段階、上記の少なくとも一つのプロセッサーで、上記の第1オブジェクト特性情報及び上記の第2オブジェクト特性情報を比べて上記の第1オブジェクトと上記の第2オブジェクトが同一なオブジェクトである確率指標を算出する指標算出段階、及び上記の確率指標が基準値以上である場合、上記の少なくとも一つのプロセッサーで、上記の第1イメージと上記の第2イメージを同一のオブジェクトに対するイメージに統合して保存するイメージ統合段階を含むイメージ統合方法である。
【0010】
本発明の一実施例によるイメージ統合方法は、上記の第1イメージ及び上記の第2イメージは、拡張現実イメージであるイメージ統合方法であることができる。
【0011】
本発明の一実施例によるイメージ統合方法は、 上記のオブジェクト特性情報生成段階は、上記のオブジェクトの外形を分析して上記のオブジェクトの形態が上記のコンピューターシステムに予め保存された複数のレファレンス外形の中のいずれかを選択して、上記のオブジェクト特性情報は上記の選択されたいずれかのレファレンス外形に関する情報を含むイメージ統合方法であることができる。
【0012】
本発明の一実施例によるイメージ統合方法は、上記のオブジェクト特性情報生成段階は、上記のオブジェクトの外面を垂直方向の区分線により区分し、水平方向に羅列される複数の部分イメージに区分することを特徴にし、上記のオブジェクト特性情報は上記の部分イメージのパターン、色相及び上記の部分イメージに含まれたテキストの中のいずれかの情報を含むイメージ統合方法であることができる。
【0013】
本発明の一実施例によるイメージ統合方法は、上記のオブジェクト特性情報生成段階は、上記の第1イメージまたは上記の第2イメージから上記のオブジェクトの撮影の高さを認識する高さ認識段階、及び上記の撮影高さが予め定められた基準高さができるだけ上記第1イメージまたは上記の第2イメージを補正する高さ補正段階をさらに含むイメージ統合方法であることができる。
【0014】
本発明の一実施例によるイメージ統合方法は、上記の指標算出段階は、上記の第1オブジェクト特性情報及び上記の第2オブジェクト特性情報から垂直方向に区分線で区分される垂直部分イメージを識別する垂直部分イメージ識別段階、及び上記の第1オブジェクト特性情報と上記の第2オブジェクト特性情報それぞれの垂直部分イメージを比較して重畳領域に該当する少なくとも一つの垂直部分イメージを選定する重畳領域選定段階を含むイメージ統合方法であることができる。
【0015】
本発明の一実施例によるイメージ統合方法は、上記の指標算出段階で、上記の確率指標は、上記の第1オブジェクト特性情報と上記の第2オブジェクト特性情報の中の上記の重畳領域に該当する少なくとも一つの垂直部分イメージの連関性の可否に基ついて算出されることが特徴とするイメージ統合方法であることができる。
【0016】
本発明の一実施例によるイメージ統合方法は、上記の重畳領域に該当する少なくとも一つの垂直部分イメージはお互いに連続される複数の垂直部分イメージであるイメージ統合方法であることができる。
【0017】
本発明の一実施例によるイメージ統合方法は、上記のイメージ保存段階は、上記の第1イメージを保存する第1イメージ保存段階と、上記の第2イメージを保存する第2イメージ保存段階とを含み、上記のオブジェクト特性情報生成段階は、上記の第1オブジェクト特性情報を生成する第1オブジェクト特性情報生成段階と、上記の第2オブジェクト特性情報を生成する第2オブジェクト特性情報生成段階とを含み、上記の第2イメージ保存段階は上記の第1オブジェクト特性情報生成段階以後に行われることを特徴として、上記の確率指標が基準値以上である場合、上記の少なくとも一つのプロセッサーで、上記の第2イメージに追加される追加第2イメージを保存する追加第2イメージ保存段階をさらに含むイメージ統合方法であることができる。
【0018】
本発明の一実施例によるイメージ統合方法は、上記の第2イメージ及び上記の追加第2イメージは上記のコンピューターシステムとネットワークを通じて連結された一つの端末機から撮影されたイメージ統合方法であることができる。
【0019】
本発明の一実施例によるイメージ統合方法は、上記の確率指標が基準値以上である場合、上記の少なくとも一つのプロセッサーで、上記のコンピューターシステムとネットワークを通じて連結された端末機に上記の追加第2イメージの撮影及び伝送をサポートする追加第2イメージ登録モードを提供する段階をさらに含むイメージ統合方法であることができる。
【0020】
本発明の一実施例によるイメージ統合方法は、上記の追加第2イメージ登録モードを提供する段階で、上記の少なくとも一つのプロセッサーは、上記の端末機で上記の第2イメージに対応される部分と上記の追加第2イメージに対応される部分が区分されるように表示されるよう上記の追加第2イメージ登録モードを提供するイメージ統合方法であることができる。
【0021】
本発明の一実施例によるイメージ統合方法は、上記の追加第2イメージ登録モードを提供する段階で、上記の第2イメージに対応される部分と上記の追加第2イメージに対応される部分は上記の第2オブジェクト囲む仮想の円の形態で表示されて、上記の第2イメージに対応される部分と上記の追加第2イメージに対応される部分はお互いに異なる色相に表示されるイメージ統合方法であることができる。
【0022】
本発明の一実施例によるコンピューターシステムは、コンピューターシステムにおいて、メモリ、及び上記のメモリと連結されて、命令を実行するように構成される少なくとも一つのプロセッサーを含み、上記の少なくとも一つのプロセッサーは、第1オブジェクトに対する第1イメージ及び第2オブジェクトに対する第2イメージを保存するイメージ保存部、上記の第1イメージ及び上記の第2イメージからそれぞれのオブジェクトの外形及び外面に対する情報の中の少なくとも一つに関する第1オブジェクト特性情報及び第2オブジェクト特性情報を生成するオブジェクト特性情報生成部、上記の第1オブジェクト特性情報及び上記の第2オブジェクト特性情報を比較して上記の第1オブジェクトと上記の第2オブジェクトが同一なオブジェクトである確率指標を算出する指標算出部、及び上記の確率指標が基準値以上である場合、上記の第1イメージと上記の第2イメージを同一オブジェクトに対するイメージに統合して保存するイメージ統合部を含むコンピューターシステムであることができる。
【発明の効果】
【0023】
本発明の一実施例によるイメージ従属コンテンツの統合方法は同一なオブジェクトを撮影したお互いに異なるイメージ及びイメージに関する従属コンテンツを一つのイメージ及び従属コンテンツに統合して保存及び管理することができる。
【0024】
また、本発明の一実施例によるイメージ従属コンテンツ統合方法はいずれかの端末機からアップロードしたイメージが他の端末機からアップロードしたイメージと同一なオブジェクトを撮影したものである場合、他の端末機からアップロードした従属コンテンツをその端末機に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本発明のイメージ統合方法で行われるコンピューターシステムの連結関係を図示した図面である。
【
図2】本発明のイメージ統合方法を行うコンピューターシステムに対するブロック図である。
【
図3】本発明の一実施例によるイメージ統合方法のフローチャートである。
【
図4】本発明の一実施例による第1イメージ、第2イメージ、第1従属コンテンツ及び第2従属コンテンツの内容を図式的に図示した図面である。
【
図5】本発明の一実施例によるプロセッサーがオブジェクトからオブジェクト特性情報を生成する例示的な方法を簡略に図示したものである。
【
図6】本発明の一実施例による部分イメージを示した図面である。
【
図7】本発明の一実施例による指標算出段階に対する例示を示す図面である。
【
図8】本発明の一実施例によるイメージ統合段階に対する例示を示す図面である。
【
図9】本発明の他の実施例によるイメージ統合方法のフローチャートである。
【
図10】本発明の他の実施例による第3イメージ及び第3従属コンテンツの内容を図式的に図示した図面である。
【
図11】本発明の他の実施例による追加イメージ統合段階に対する例示を示す図面である。
【
図12】本発明の他の実施例による追加イメージ統合段階に対する例示を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、添付された図面を参考にして、本発明の実施例を詳しく説明する。本発明を説明するのにおいて、該当の分野ですでに公知された技術または構成に対する具体的な説明を付加することが本発明の要旨を不明にする可能性があると判断される場合には詳細な説明でこれを一部省略するようにする。また、本明細書で用いられる用語は本発明の実施例を適切に表現するために用いられた用語であって、これは該当分野の関連される人または慣例などにより異なることができる。したがって、本用語に対する定義は本明細書の全般にかける内容に基ついて下されるべきである。
【0027】
ここで、用いられる専門用語は単に特定の実施例を言及するためのものであり、本発明を限定するものを意図していない。ここで用いられる単数形態は文言がこれと明白に反対の意味を示さない限り複数の形態も含む。明細書で用いられる「含む」の意味は特定の特性、領域、整数、段階、動作、要素及び/または成分を具体化し、他の特定の特性、領域、整数、段階、動作、要素、成分及び/または群の存在や付加を除外することではない。
【0028】
以下、添付された
図1乃至
図12を参考にして、本発明の一実施例によるイメージ従属コンテンツの統合方法について説明する。
【0029】
図1は本発明のイメージ統合方法に行われるコンピューターシステム10の連結関係を簡単に図示した図面である。
【0030】
図1を参考にすれば、本発明のコンピューターシステム10はネットワーク20と連結されたサーバーで構成されることができる。コンピューターシステム10はネットワーク20を通じて複数の端末機と連結されることができる。
【0031】
ここで、ネットワーク20の通信方式は制限されなく、各構成要素の間の連結が同一なネットワーク20方式で連結されないこともできる。ネットワーク20は、通信網(一例で、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など)を活用する通信方式のみならず、機器の間の近距離無線通信もやはり含むことができる。例えば、ネットワーク20は、客体と客体がネットワーキングすることができるすべての通信方法を含むことができ、有線通信、無線通信、3G、4G、5G、または、それ以外の方法で制限されない。例えば、有線及び/またはネットワーク20は、LAN(Local Area Network), MAN(Metropolitan Area Network)、GSM(Global System for Mobile Network)、EDGE(Enhanced Data GSM Environment)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、W-CDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)、 CDMA(Code Division Multiple Access)、 TDMA(Time Division Multiple Access)、 ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth)、Zigbee、ワイファイ(Wi-Fi)、VoIP(Voice over Internet Protocol)、 LTE Advanced、 IEEE802.16m、 WirelessMAN-Advanced、 HSPA+、3GPP Long Term Evolution(LTE)、 Mobile WiMAX(IEEE 802.16e)、UMB (formerly EV-DO Rev. C)、 Flash-OFDM、 iBurst and MBWA (IEEE 802.20) systems、 HIPERMAN、Beam-Division Multiple Access(BDMA)、Wi-MAX(World Interoperability for Microwave Access)及び超音波活用通信で構成される群から選択される一つ以上の通信方法による通信ネットワークを称することができるが、これに限定されるものではない。
【0032】
端末機はイメージを撮影することができるカメラ装置が付加されたものが望ましい。端末機は携帯電話、スマートフォン(smart phone)、ノートパソコン(laptop computer)、デジタル放送用の端末機、PDA(personal digital assistants)、PMP(portable multimedia player)、ナビゲーション、スレートPC(slate PC)、タブレットPC(tablet PC)、ウルトラブック(ultrabook)、ウェアラブルデバイス(wearable device、例えば、ウオッチ型端末機(smartwatch)、グラス型端末機(smart glass)、HMD(head mounted display))などが含まれることができる。
【0033】
端末機は通信モジュールを含むことができ、移動通信のための技術標準または通信方式(例えば、GSM(Global System for Mobile communication)、CDMA(Code Division Multi Access)、CDMA2000(Code Division Multi Access 2000)、EV-DO(Enhanced Voice-Data Optimized or Enhanced Voice-Data Only)、WCDMA(登録商標)(Wideband CDMA)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(Long Term Evolution-Advanced)など)により構築された移動通信網の上で、基地局、外部の端末、サーバーの中の少なくとも一つと無線信号を送受信する。
【0034】
図2は本発明のイメージ統合方法を行うコンピューターシステム10に対するブロック図である。
【0035】
図2を参考にすれば、コンピューターシステム10はメモリ100及びプロセッサー200を含む。またはコンピューターネットワーク20と連結することができる通信モジュール50を含むことができる。
【0036】
ここで、プロセッサー200はメモリ100と連結されて、命令を実行するように構成される。命令とはメモリ100に含まれるコンピューター判読可能な命令を意味する。
【0037】
プロセッサー200は、イメージ保存部210、指標算出部220及び統合保存部230を含む。
【0038】
メモリ100にはイメージ及びイメージに対するオブジェクト特性情報を含むデータベースが保存されることができる。
【0039】
上述するプロセッサー200の各部分については、以下、イメージ統合方法を説明した後に説明する。
【0040】
図3は本発明のイメージ従属コンテンツの統合方法の一実施例に対するフローチャートを図示したものである。
【0041】
図3を参考にすれば、本発明のイメージ従属コンテンツの統合方法は第1データ保存段階、第2データ保存段階、指標算出段階、イメージ統合段階、従属コンテンツ統合段階及び従属コンテンツ提供段階を含む。上述した各段階はコンピューターシステム10に含まれる少なくとも一つのプロセッサー200で行われる。
【0042】
上述した各段階は特別な因果関係により羅列された順番によって行われなければならない場合を除いて、羅列された順番と関係なく行うことができる。
【0043】
以下、第1データ保存段階及び第2データ保存段階について、一緒に説明する。
第1データ保存段階及び第2データ保存段階を説明するのにおいて、
図4を参考にして説明する。
【0044】
第1データ保存段階はコンピューターシステム10に含まれる少なくとも一つのプロセッサー200で、第2オブジェクト300に対する第1イメージ310及び第1オブジェクト300に従属される第1従属コンテンツ320を保存する段階である。
【0045】
また、第2データ保存段階はコンピューターシステム10に含まれる少なくとも一つのプロセッサー200で、第2オブジェクト400に対する第2イメージ410及び第2オブジェクト400に従属される第2従属コンテンツ420を保存する段階である。
【0046】
ここで、第1データ保存段階と第2データ保存段階はお互いに時間的に離隔されて行うことができる。また、第1データは第1端末機30から受信したデータであり、第2データは第2端末機40から受信したデータであることができる。また、第1端末機30と第2端末機40は同一な端末機であったり、お互いに異なる端末機であることができる。
【0047】
ここで、従属コンテンツはオブジェクトに対するレビューまたは購入リンクを意味することができる。すなわち第1従属コンテンツ320は第1オブジェクト300に対するレビューまたは購入リンクを意味し、第2従属コンテンツ420は第2オブジェクト400に対するレビューまたは購入リンクを意味することができる。
【0048】
コンピューターシステム10はネットワーク20を通じて少なくとも一つの端末機から撮影したイメージ及び従属コンテンツを受信する。コンピューターシステム10は受信したイメージと従属コンテンツをメモリ100に保存する。
【0049】
ここで、イメージは複数のイメージがあることができる。説明の便宜のためにイメージは第1イメージ310及び第2イメージ410であると仮定して説明する。また、第1イメージ310は第1オブジェクト300に対するイメージであり、第2イメージ410は第2オブジェクト400に対するイメージだと仮定して説明する。
【0050】
ここで、イメージは拡張現実(augmented reality、AR)イメージであることができる。また、イメージは一定の範囲でオブジェクトの周りを旋回しながら撮影されて生成されたイメージであることができる。イメージはオブジェクトの周りの全体範囲(360°)を撮影したものでもあるが、以下では一部の範囲(360°未満)を撮影したものであることを仮定して説明する。
【0051】
ここで、従属コンテンツは複数の従属コンテンツがあることができる。説明の便宜のために従属コンテンツは第1従属コンテンツ320及び第2従属コンテンツ420があると仮定して説明する。また、第1従属コンテンツ320は第1オブジェクト300に対する従属コンテンツであり、第2従属コンテンツ420は第2オブジェクト400に対する従属コンテンツだと仮定して説明する。
【0052】
図4は第1イメージ310、第1従属コンテンツ320、第2イメージ410及び第2従属コンテンツ420の内容を図式的に図示した図面である。
【0053】
図4を参考にして、第1イメージ310、第1従属コンテンツ320、第2イメージ410及び第2従属コンテンツ420の内容について簡単に説明する。
【0054】
上述するように、第1イメージ310及び第1従属コンテンツ320は第1オブジェクト300に対するイメージ及び従属コンテンツであり、第2イメージ410及び第2従属コンテンツ420は第2オブジェクト400に対するイメージ及び従属コンテンツである。しかし、第1オブジェクト300と第2オブジェクト400は同一のオブジェクトであることができる。しかし、第1イメージ310と第2イメージ410がそれぞれお互いに異なる主体によって、オブジェクトにお互いに異なる視点から異なる部分が撮影されたものであれば、コンピューターシステム10では第1オブジェクト300と第2オブジェクト400が同一なオブジェクトであるかどうかを直ぐに把握することが難しいかもしれない。
【0055】
ここで、第1オブジェクト300と第2オブジェクト400が同一なオブジェクトということは、物理的に同一なオブジェクトだということだけではなく、物理的には異なるオブジェクトであるが、外形及び外面などの特徴が同一な、すなわち、同一な種類のオブジェクトであることも含む。
【0056】
図4に図示されたもののように、第1イメージ310は第1オブジェクト300を任意の特定基準点を基準に0°~90°の範囲を撮影したイメージであることができる。そして第2イメージ410は第1オブジェクト300と同一な第2オブジェクト400を同一な任意の特定基準点を基準に60°~120°の範囲を撮影したイメージであることができる。
【0057】
同様に、第1従属コンテンツ320は第1オブジェクト300に対する第1レビュー(例えば、「美味しいです」)であることができる。そして、第2従属コンテンツ420は第1オブジェクト300と同一な第1オブジェクト300に対する第2レビュー(例えば、「プレゼントをもらいました」)であることができる。ここで、第1レビュー及び第2レビューは同一な端末機によって入力されたレビューであったり、お互いに異なる端末機によって入力されたレビューであることができる。
【0058】
以下、指標算出段階について説明する。指標算出段階を遂行するためには第1オブジェクト300特性情報と第2オブジェクト400特性情報を比べるためのオブジェクト特性情報を生成しなければならない。
【0059】
オブジェクト特性情報生成に関して説明するのにおいて、
図5乃至
図7を参考にして説明する。
【0060】
オブジェクト特性情報はコンピューターシステム10に含まれる少なくとも一つのプロセッサー200で、第1イメージ310及び第2イメージ410からそれぞれのオブジェクトの外形及び外面に対する情報の中の少なくとも一つに関する第1オブジェクト300特性情報及び第2オブジェクト400特性情報を意味する。
【0061】
オブジェクト特性情報はプロセッサー200がイメージからオブジェクトの外形及び外面に対する情報の中の少なくとも一つに関する特性を抽出した情報を意味する。
【0062】
オブジェクト特性情報は第1オブジェクト300特性情報と第2オブジェクト400特性情報がある。第1オブジェクト300特性情報は第1イメージ310から抽出した第1オブジェクト300の外形及び外面の中の少なくとも一つに関する情報である。第2オブジェクト400特性情報は第2イメージ410から抽出した第2オブジェクト400の外形及び外面の中の少なくとも一つに関する情報である。
【0063】
オブジェクト特性情報は詳しくは、第1オブジェクト300特性情報を生成して、第2オブジェクト400特性情報を生成する第2オブジェクト400特性情報を生成する。そして第1オブジェクト300特性情報と第2オブジェクト400特性情報はお互いに時間的に離隔されて生成されることができる。
【0064】
具体的に、まず第1データ保存段階が行われて、第1オブジェクト300特性情報が生成されることができる。その後に第2データ保存段階が行われて、第2オブジェクト400特性情報が行われることができる。
【0065】
図5はプロセッサー200がオブジェクトからオブジェクト特性情報を生成する一例示的な方法を簡略に図示したものである。
【0066】
図5を参考にすれば、オブジェクト特性情報は部分イメージ330の形態、色相、長さ、間隔及び割合の中のいずれかの情報を含むことができる。
【0067】
ここで、部分イメージ330とは、オブジェクトの外形を一方向の区分線によって区分したイメージを意味する。
図5に図示されるもののように、部分イメージ330はオブジェクトの外形を水平方向の区分線によって区分されて、垂直方向に羅列されるイメージであることができる。一つのイメージはこのような複数の部分イメージ330で構成されることができる。
【0068】
このような部分イメージ330は視覚的な特徴により区分されることができる。例えば、
図5に図示されるように、一つのオブジェクトは外郭線が折り曲げることを基準に複数の区分線によって区分されることができる。
【0069】
このような部分イメージ330は様々な視覚的な特徴を有することができる。例えば、
図5に図示されるように一つの部分イメージ330は固有の形態、色相、長さ、間隔及び割合などの特徴を有することができる。具体的に
図5に図示される部分イメージ330の中の一つの部分イメージ330は垂直方向の長さがh1であり、色相は薄い黄金色であって、断面の模様は下が広い梯形という特徴を有することができる。
【0070】
図6及び
図7はプロセッサー200がオブジェクトからオブジェクト特性情報を生成する他の一例示的な方法を簡略に図示したものである。
【0071】
図6を参考にすれば、オブジェクト特性情報は部分イメージ320のパターン、色相及び部分イメージ330に含まれたテキストの中のいずれかの情報を含むことができる。
【0072】
ここで部分イメージ330とは、オブジェクトの外面を一方向の区分線により区分したイメージを意味する。
図6に図示したもののように、部分イメージ330はオブジェクトの外面を垂直方向の区分線により区分されて、水平方向に羅列されるイメージであることができる。やはり、一つのイメージはこのような複数の部分イメージ330で構成されることができる。
【0073】
このような部分イメージ330はオブジェクトの中心を基準にカメラが移動する角度によって区分されることができる。例えば、
図7に図示されるもののように、部分イメージ330は撮影角度により10°範囲で区分されることができる。
【0074】
このような部分イメージ330は様々な視覚的な特徴を有することができる。例えば、
図6に図示されるように、一つの部分イメージ330は固有のパターン及び色相などの特徴を有することができる。また、一つの部分イメージ330はこれに含まれたテキストに対する特徴を有することができる。具体的に
図6に図示される部分イメージ330の中の一つの部分イメージ330は白色の背景にハート2個のイメージがあり、Bというテキストが記載されているという特徴を有することができる。
【0075】
以下、指標算出段階について説明する。
指標算出段階を説明するのにおいて、
図7を参考にして説明する。
【0076】
指標算出段階はコンピューターシステム10に含まれる少なくとも一つのプロセッサー200で、第1オブジェクト300特性情報及び第2オブジェクト400特性情報を比べて、第1オブジェクト300と第2オブジェクト400が同一のオブジェクトである確率指標を算出する段階である。
【0077】
指標算出段階は、垂直部分イメージ350識別段階及び重畳領域選定段階を含むことができる。
【0078】
垂直部分イメージ350識別段階は第1オブジェクト300特性情報及び第2オブジェクト400特性情報から垂直方向に区分線で区分される垂直部分イメージ350を識別する段階である。このような垂直部分イメージ350はオブジェクトの中心を基準にカメラが移動する角度によって区分されることができる。例えば、
図7に図示されるもののように、垂直部分イメージ350は撮影角度によって10°範囲に区分されることができる。
【0079】
重畳領域選定段階は第1オブジェクト300特性情報と第2オブジェクト400特性情報のそれぞれの垂直部分イメージ350を比べて、重畳領域に該当する少なくとも一つの垂直部分イメージ350を選定する段階である。例えば、
図7に図示されるものを参考にすれば、オブジェクトを任意の特定基準点を基準に60°~90°の範囲に該当する10°範囲の3個の垂直部分イメージ350が重畳領域に該当することができる。
【0080】
このような重畳領域は一つまたは複数の垂直部分イメージ350からなることができる。重畳領域が複数の垂直部分イメージ350からなる場合、複数の垂直部分イメージ350はお互いに連続されるものであることができる。
図7に図示されるものを例にして説明すれば、3個の垂直部分イメージ350は60°~90°の範囲でお互いに連続されるものである。
【0081】
重畳領域に該当するかどうかの可否は各垂直部分イメージ350の外形及び外面の情報を総合的に比較して判断することができる。
【0082】
第1オブジェクト300と第2オブジェクト400が同一のオブジェクトである確率指標は第1オブジェクト300特性情報と第2オブジェクト400特性情報の中の重畳領域に該当する少なくとも一つの垂直部分イメージ350の連関性の可否に基ついて算出されることができる。すなわち、第1オブジェクト300特性情報の中の重畳領域に該当しない0°~60°の範囲に該当する垂直部分イメージ350と第2オブジェクト400特性情報の中の重畳領域に該当しない90°~120°の範囲に該当する垂直部分イメージ350は確率指標を算出するのに、基礎にならないことが望ましい。
【0083】
以下、イメージ統合段階について説明する。
イメージ統合段階を説明するのにおいて、
図8を参考にして説明する。
【0084】
イメージ統合段階はコンピューターシステム10に含まれる少なくとも一つのプロセッサー200で、第1イメージ310と第2イメージ410を同一のオブジェクトに対するイメージに統合して保存する段階である。このようなイメージ統合段階は指標算出段階での確率指標が予め定められた基準値以上である場合に行われる。
【0085】
図8を参考にすれば、確率指標が予め定められた基準値以上である場合、プロセッサー200は第1イメージ310と第2イメージ410を、もうこれ以上、第1オブジェクト300と第2オブジェクト400のそれぞれに対するイメージで把握して保存及び管理せず、同一のオブジェクトに対するイメージで統合して保存する。
【0086】
以下、従属コンテンツ統合段階について説明する。
従属コンテンツの統合段階を説明するのにおいて、続けて
図8を参考にして説明する。
【0087】
従属コンテンツの統合段階はコンピューターシステム10に含まれた少なくとも一つのプロセッサー200で、第1従属コンテンツ320と第2従属コンテンツ420を同一のオブジェクトに対する従属コンテンツで統合して保存する段階である。このような従属コンテンツの統合段階は指標算出段階での確率指標が予め定められた基準値以上である場合、行われる。
【0088】
図8を参考にすれば、確率指標が予め定められた基準値以上である場合、プロセッサー200は第1従属コンテンツ320と第2従属コンテンツ420を、これ以上、第1オブジェクト300と第2オブジェクト400のそれぞれに対する従属コンテンツに把握して保存及び管理せず、統合オブジェクトに対する統合従属コンテンツに統合して保存する。したがって、統合オブジェクトには第1イメージ310、第2イメージ410、第1従属コンテンツ320及び第2従属コンテンツ420が統合されて保存される。
【0089】
以下、統合事実提供段階について説明する。
統合事実提供段階はイメージ統合段階及び従属コンテンツの統合段階が行われた後、プロセッサー200が第1端末機30と第2端末機40の中のいずれかの端末機に第1オブジェクト300と第2オブジェクト400の統合事実を提供する段階である。このような統合事実提供段階は指標算出段階での確率指標が予め定められた基準値以上である場合に行われる。これを通じて、第1端末機30または第2端末機40のユーザーは自分自身がアップロードしたオブジェクトと同一なオブジェクトが既にコンピューターシステム10に保存された事実を分かることができる。
【0090】
また、プロセッサー200は第1端末機30と第2端末機40の中のいずれかの端末機に統合事実と一緒に少なくとも一つの従属コンテンツを提供する。プロセッサー200はユーザーの要請またはユーザーの要請とは関連せずに従属コンテンツを提供することができる。これを通じて、第1端末機30または第2端末機40のユーザーは第1オブジェクト300または第2オブジェクト400に含まれる第1従属コンテンツ320または第2従属コンテンツ420の中の少なくとも一つの提供を受けることができる。例えば、メモリ100に第1端末機30で入力した第1イメージ310と第1従属コンテンツ320(「おいしいです」)が保存される状態で、第2端末機40で第2イメージ410と第2従属コンテンツ420(「プレゼントをもらいました」)を入力するようになれば、プロセッサー200はオブジェクトの確率指標を算出して、確率指標が予め定められた基準値以上である場合、第2端末機40に統合事実と一緒に第1従属コンテンツ320(「おいしいです」)を提供する。
【0091】
以下従属コンテンツの提供段階について説明する。
従属コンテンツの提供段階を説明するのにおいて、
図12を参考にして説明する。
【0092】
従属コンテンツの提供段階はコンピューターシステム10に含まれる少なくとも一つのプロセッサー200で、従属コンテンツを端末機に提供する段階である。このような従属コンテンツの提供段階は指標算出段階での確率指標が予め定められた基準値以上である場合行われる。このような場合、元々はお互いに異なるオブジェクトに従属されていた従属コンテンツが一つの統合オブジェクトに従属される従属コンテンツで表示されて提供されることができる。
【0093】
図9は本発明のイメージ従属コンテンツの統合方法は第1データ保存段階、第2データ保存段階、指標算出段階、イメージ統合段階、従属コンテンツの統合段階、統合オブジェクト特性情報生成段階、第3データ保存段階、追加指標算出段階、追加イメージ統合段階及び追加従属コンテンツの統合段階を含む。上述した各段階はコンピューターシステム10で行われる。具体的に、上述した各段階はコンピューターシステム10に含まれる少なくとも一つのプロセッサー200で行われる。
【0094】
上述した各段階は特別な因果関係により羅列された順番によって行われなければならない場合を除いて、羅列された順番と関係なく行われることができる。ここで、第1データ保存段階、第2データ保存段階、指標算出段階、イメージ統合段階及び従属コンテンツの統合段階は上述したものと同一なので、以下では省略する。
【0095】
以下、統合オブジェクト特性情報生成段階について説明する。統合オブジェクト特性情報生成段階を説明するのにおいて、
図8を参考にして説明する。
【0096】
統合オブジェクト特性情報生成段階はコンピューターシステム10に含まれる少なくとも一つのプロセッサー200で、イメージ統合段階及び従属コンテンツの統合段階によって統合オブジェクトに統合される第1オブジェクト300と第2オブジェクト400に対する特性情報を生成する段階である。このような統合オブジェクト特性情報生成段階は指標算出段階での確率指標が予め定められた基準値以上である場合に行われる。
【0097】
統合オブジェクト特性情報はコンピューターシステム10に含まれる少なくとも一つのプロセッサー200で、第1イメージ310、第2イメージ410または第1イメージ310と第2イメージ410が合成される合成イメージからそれぞれのオブジェクトの外形及び外面に対する情報の中の少なくとも一つに関する統合オブジェクト特性情報を意味する。
【0098】
統合オブジェクト特性情報はプロセッサー200がイメージから統合オブジェクトの外形及び外面に対する情報の中の少なくとも一つに関する特性を抽出した情報を意味する。統合オブジェクト特性情報を生成する具体的な方法については上述した指標算出段階でオブジェクト特性情報を生成する方法と同一なので、以下では省略する。
【0099】
以下、第3データ保存段階について説明する。
第3データ保存段階を説明するのにおいて、
図10を参考にして説明する。
【0100】
第3データ保存段階はコンピューターシステム10に含まれる少なくとも一つのプロセッサー200で、第3オブジェクト500に対する第3イメージ510及び第3オブジェクト500に従属される第3従属コンテンツ520を保存する段階である。
【0101】
図10に図示されるもののように、第3従属コンテンツ520は第3オブジェクト500に対する第3ユーザーのレビュー(例えば、「ソフトドリンク900ウォン」)であることができる。
【0102】
ここで、第3データ保存段階は第1データ保存段階及び第2データ保存段階とお互いに時間的に離隔されて行われることができる。または、第3データは第3端末機から受信したデータであることができ、第3端末機は第1端末機30または第2端末機40とお互いに同一な端末機であったり、お互いに異なる端末機であることができる。
【0103】
第3データの第3イメージ510及び第3従属コンテンツ520に関しては、上述した第1データ保存段階及び第2データ保存段階で説明したイメージ及び従属コンテンツの内容と同一なので、以下では省略する。
【0104】
以下、追加指標算出段階について説明する。
追加指標算出段階はコンピューターシステム10に含まれる少なくとも一つのプロセッサー200で、統合オブジェクト特性情報を及び第3オブジェクト500特性情報を比較して統合オブジェクトと第3オブジェクト500が同一のオブジェクトである確率指標を算出する段階である。
【0105】
複数のオブジェクトの間の同一のオブジェクトである確率指標を算出する方法は上述した指標算出段階で確率指標を算出する方法と同じなので、以下では省略する。
【0106】
以下、追加イメージ統合段階について説明する。
追加イメージ統合段階を説明するのにおいて、
図12を参考にして説明する。
【0107】
追加イメージ統合段階はコンピューターシステム10に含まれる少なくとも一つのプロセッサー200で、統合イメージと第3イメージ510を同一のオブジェクトに対するイメージに統合して保存する段階である。このような追加イメージ統合段階は追加指標算出段階での確率指標が予め定められた基準値以上である場合に行われる。
【0108】
図12を参考にすれば、確率指標が予め定められた基準値以上である場合、プロセッサー200は統合イメージと第3イメージ510を、これ以上、統合オブジェクトと第3オブジェクト500のそれぞれに対するイメージに把握して保存及び管理せず、統合オブジェクトに対するイメージに統合して保存する。
【0109】
以下、追加従属コンテンツの統合段階について説明する。
追加従属コンテンツの統合段階を説明するのにおいて、続けて
図12を参考にして説明する。
【0110】
追加従属コンテンツの統合段階はコンピューターシステム10に含まれる少なくとも一つプロセッサー200で統合従属コンテンツと第3従属コンテンツ520を同一のオブジェクトに対する従属コンテンツで統合して保存する段階である。このような追加従属コンテンツの統合段階は追加指標算出段階での確率指標が予め定められた基準値以上である場合に行われる。
【0111】
図12を参考にすれば、確率指標が予め定められた基準値以上である場合、プロセッサー200は統合従属コンテンツと第3従属コンテンツ52を、これ以上、統合オブジェクトと第3オブジェクト500のそれぞれに対する従属コンテンツに把握して保存及び管理せず、統合オブジェクトに対する統合従属コンテンツに統合して保存する。したがって、統合オブジェクトには統合イメージ、第3イメージ510、統合従属コンテンツ及び第3従属コンテンツ520が統合されて保存される。
【0112】
ここで、従属コンテンツは予め定められたフィールドのフィールド値を含むことができ、フィールド値は価格、ページビュー数または推薦数などのオブジェクトの従属コンテンツに対するフィールド値を意味することができる。ここで、予め定められたフィールドとは、従属コンテンツに含まれることができる価格、ページビュー数、推薦数などが位置する一定の領域を意味する。例えば、従属コンテンツが価格に関するフィールドを含めている場合フィールド値は価格を意味するようになる。
【0113】
プロセッサー200は統合オブジェクトに対する従属コンテンツをフィールド値で整列して端末機に提供する。もしフィールド値が価格である場合には価格を昇順または降順で整列して提供することができる。
図12では従属コンテンツのフィールド値に価格が含まれており、価格の昇順によって従属コンテンツが整列されることを示している。
【0114】
以下、本発明に対するイメージ従属コンテンツの統合システムについて説明する。イメージ従属コンテンツの統合システムは
図2を参考にして説明する。
【0115】
イメージ従属コンテンツの統合システムは上述したイメージ従属コンテンツの統合方法を行うシステムであるので、詳しい説明はイメージ統合方法について説明で代えるようにする。
【0116】
イメージ統合システムはコンピューターシステム10で具現される。このようなコンピューターシステム10はメモリ100及びプロセッサー200を含む。または、コンピューターはネットワーク20と連結されることができる通信モジュール50を含むことができる。
【0117】
ここで、プロセッサー200はメモリ100と連結されて、命令を実行するように構成される。命令とはメモリ100に含まれるコンピューター判読可能な命令を意味する。
【0118】
プロセッサー200はイメージ登録モード提供部、イメージ保存部210、オブジェクト特性情報生成部、指標算出部220、統合保存部230及び従属コンテンツ提供部を含む。
【0119】
メモリ100には複数のイメージ、複数の従属コンテンツ及び複数のイメージに対するオブジェクト特性情報を含むデータベースが保存されることができる。
【0120】
イメージ登録モード提供部は端末機にイメージを撮影して、イメージと従属コンテンツをコンピューターシステム10に伝送することができるユーザーインターフェースを提供する。
【0121】
イメージ保存部210は第1オブジェクト300に対する第1イメージ310及び第1従属コンテンツ320を保存して、第2オブジェクト400に対する第2イメージ410及び第2従属コンテンツ420を保存し、第3オブジェクト500に対する第3イメージ510及び第3従属コンテンツ520を保存する。イメージ保存部210は上述した第1データ保存段階、第2データ保存段階及び第3データ保存段階を行う。
【0122】
オブジェクト特性情報生成部はそれぞれのイメージからオブジェクトの外形及び外面に対する情報の中の少なくとも一つに関するオブジェクト特性情報を生成する。オブジェクト特性情報生成部は上述したオブジェクト特性情報生成段階及び統合オブジェクト特性情報生成段階を行う。
【0123】
指標算出部220は第1オブジェクト300特性情報及び第2オブジェクト400特性情報を比べて第1オブジェクト300と第2オブジェクト400が同一のオブジェクトである確率指標を算出する。指標算出部220は上述した指標算出段階及び追加指標算出段階を行う。
【0124】
統合保存部230は確率指標が基準値以上である場合、第1イメージ310と第2イメージ410を同一のオブジェクトに対するイメージに統合して保存する。統合保存部230は確率指標が基準値以上である場合、統合イメージと第3イメージ510を同一のオブジェクトに対するイメージに統合して保存する。統合保存部230は上述したイメージ統合段階及び追加イメージ統合段階を行う。
【0125】
従属コンテンツ提供部は確率指標が基準値以上である場合、第1端末機30及び第2端末機40の中のいずれかの端末機に統合事実を提供する。また、従属コンテンツ提供部は確率指標が基準値以上である場合、統合事実と一緒に少なくとも一つの従属コンテンツを提供する。従属コンテンツ提供部は統合オブジェクトに対する従属コンテンツをフィールド値で整列して提供する。
【0126】
本発明の各実施例に開示された技術的な特徴は該当の実施例のみに限定されるものではなく、お互いに両立不可能ではない以上、各実施例に開示された技術的な特徴はお互いに異なる実施例に併合して適用されることができる。
【0127】
以上、本発明のイメージ従属コンテンツの統合方法の実施例について説明した。本発明は上述した実施例及び添付した図面に限定されるものではなく、本発明が属する分野で通常の知識を有するものの観点から様々な修正及び変更が可能であろう。したがって、本発明の範囲は本明細書の請求範囲だけでなく、この請求範囲と均等なものにより定められるべきである。
【符号の説明】
【0128】
10 コンピューターシステム
20 ネットワーク
30 第1端末機
40 第2端末機
50 通信モジュール
100 メモリ
200 プロセッサー
210 イメージ保存部
220 指標算出部
230 統合保存部
300 第1オブジェクト
310 第1イメージ
320 第1従属コンテンツ
330 部分イメージ
350 垂直部分イメージ
400 第2オブジェクト
410 第2イメージ
420 第2従属コンテンツ
500 第3オブジェクト
510 第3イメージ
520 第3従属コンテンツ
【国際調査報告】