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特表2022-549924クロスリソースイベント通知を送信する方法、電子機器、システム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
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  • 特表-クロスリソースイベント通知を送信する方法、電子機器、システム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 図1A
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-29
(54)【発明の名称】クロスリソースイベント通知を送信する方法、電子機器、システム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04L 67/56 20220101AFI20221121BHJP
   H04L 67/52 20220101ALI20221121BHJP
   H04L 12/28 20060101ALI20221121BHJP
【FI】
H04L67/56
H04L67/52
H04L12/28 500A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022519536
(86)(22)【出願日】2020-09-23
(85)【翻訳文提出日】2022-03-28
(86)【国際出願番号】 CN2020116984
(87)【国際公開番号】W WO2021057762
(87)【国際公開日】2021-04-01
(31)【優先権主張番号】201910936059.4
(32)【優先日】2019-09-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510280589
【氏名又は名称】京東方科技集團股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE TECHNOLOGY GROUP CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.10 Jiuxianqiao Rd.,Chaoyang District,Beijing 100015,CHINA
(71)【出願人】
【識別番号】519385216
【氏名又は名称】北京京▲東▼方技▲術▼▲開▼▲発▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING BOE TECHNOLOGY DEVELOPMENT CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 407,Building 1,No.9 Dize Road,BDA,Beijing,100176,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】▲趙▼ 君杰
(72)【発明者】
【氏名】▲蘇▼ 京
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 乾
(72)【発明者】
【氏名】▲趙▼ ▲硯▼秋
(57)【要約】
クロスリソースイベント通知を送信する方法、電子機器及びシステムを開示する。前記クロスリソースイベント通知を送信する方法は、複数のリソースを定期購読するクロスリソース定期購読要求をリソース定期購読エンティティから受信するステップであって、前記クロスリソース定期購読要求は、単一リソースのイベント通知ルール及びクロスリソースイベント通知ルールを複数含むステップと、前記m(2以上の正整数)個のリソースのうちのn(2以上の正整数)個のリソースが単一リソースのイベント通知ルールを満たし且つクロスリソースイベント通知ルールを満たすと決定し、前記リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クロスリソースイベント通知を送信する方法であって、
複数のリソースを定期購読するクロスリソース定期購読要求をリソース定期購読エンティティから受信するステップであって、前記クロスリソース定期購読要求は、単一リソースのイベント通知ルール及びクロスリソースイベント通知ルールを複数含むステップと、
前記m(2以上の正整数)個のリソースのうちのn(2以上の正整数)個のリソースが単一リソースのイベント通知ルールを満たし且つクロスリソースイベント通知ルールを満たすと決定し、前記リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップとを含む、クロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項2】
前記クロスリソースイベント通知を送信する前、位置情報と、アプリケーションデータと、操作時点と、のうちの1つ又は複数を含むリソース操作要求を受信するステップと、
前記リソース操作要求に基づいて、前記m個のリソースのうちのn個のリソースが単一リソースのイベント通知ルールを満たし且つクロスリソースイベント通知ルールを満たすと決定するステップと、をさらに含む、請求項1に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項3】
前記リソース操作要求は位置情報を含み、
前記n個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすステップは、前記n個のリソースの位置情報がクロスリソースイベント通知ルールを満たすステップをさらに含む、請求項2に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項4】
前記クロスリソースイベント通知ルールは、n個のリソースの位置間の距離閾値を指示する、請求項3に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項5】
第1アプリケーションエンティティの位置情報を含むリソース操作要求と、第2アプリケーションエンティティの位置情報を含むリソース操作要求とを受信するステップと、
前記第1アプリケーションエンティティの位置情報に基づいて第1リソースの第1位置を更新するステップと、
前記第2アプリケーションエンティティの位置情報に基づいて第2リソースの第2位置を更新するステップと、
前記距離閾値が任意の2つのリソースの位置間の距離のうちの最大距離であり、前記第1位置と第2位置との距離が前記最大距離よりも小さい場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、又は
前記距離閾値が任意の2つのリソースの位置間の距離のうちの最小距離であり、前記第1位置と第2位置との距離が前記最小距離よりも大きい場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、又は
前記距離閾値が任意の2つのリソースの位置間の距離における距離範囲であり、前記第1位置と第2位置との距離が前記距離範囲内にあると、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、をさらに含む、請求項4に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項6】
前記n個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすステップは、前記nがクロスリソースイベント通知ルールを満たすことをさらに含む、請求項1~5のいずれかに記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項7】
前記クロスリソースイベント通知ルールは、n(n<m)の閾値をさらに指示する、請求項6に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項8】
前記nの閾値がnの最大値MAXを指示し、nがMAXよりも小さい場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、又は
前記nの閾値がnの最小値MINを指示し、nがMINよりも大きい場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、又は
前記nの閾値がnの最大値MAX及び最小値MINを指示し、nがMAXよりも小さく且つnがMINよりも大きい場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップをさらに含む、請求項7に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項9】
前記リソース操作要求はアプリケーションデータを含み、
前記n個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすステップは、前記n個のリソースのアプリケーションデータがクロスリソースイベント通知ルールを満たすことをさらに含む、請求項2~8のいずれかに記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項10】
前記クロスリソースイベント通知ルールは、n個のリソースのアプリケーションデータ間の類似度閾値をさらに指示する、請求項9に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項11】
第1アプリケーションエンティティのアプリケーションデータを含むリソース操作要求と第2アプリケーションエンティティのアプリケーションデータを含むリソース操作要求とを受信するステップと、
前記第1アプリケーションエンティティのアプリケーションデータに基づいて第1リソースの第1アプリケーションデータを更新するステップと、
前記第2アプリケーションエンティティのアプリケーションデータに基づいて第2リソースの第2アプリケーションデータを更新するステップと、
前記類似度閾値が任意の2つのリソースのアプリケーションデータの最大類似度であり、第1アプリケーションデータと第2アプリケーションデータとの類似度が前記最大類似度よりも小さい場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、又は
前記類似度閾値が任意の2つのリソースのアプリケーションデータの最小類似度であり、第1アプリケーションデータと第2アプリケーションデータとの類似度が前記最小類似度よりも大きい場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、又は
前記類似度閾値が任意の2つのリソースのアプリケーションデータの類似度範囲であり、第1アプリケーションデータと第2アプリケーションデータとの類似度が前記類似度範囲内にある場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、をさらに含む、請求項10に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項12】
前記リソース操作要求は、操作時点を含み、
前記n個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすステップは、前記n個のリソースの操作時点がクロスリソースイベント通知ルールを満たすステップをさらに含む、請求項2~11のいずれかに記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項13】
前記クロスリソースイベント通知ルールは、n個のリソースの操作時点の時間閾値をさらに指示する、請求項12に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項14】
第1アプリケーションエンティティの操作時点を含むリソース操作要求と第2アプリケーションエンティティの操作時点を含むリソース操作要求とを受信するステップと、
前記第1アプリケーションエンティティの操作時点に基づいて第1リソースの第1操作時点を更新するステップと、
前記第2アプリケーションエンティティの操作時点に基づいて第2リソースの第2操作時点を更新するステップと、
前記時間閾値が任意の2つのリソースの操作時点間の最大時間差であり、第1操作時点と第2操作時点との時間差が前記最大時間差よりも小さい場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、又は
前記時間閾値が任意の2つのリソースの操作時点間の最小時間差であり、第1操作時点と第2操作時点との時間差が前記最小時間差よりも大きい場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、又は
前記時間閾値が任意の2つのリソースの操作時点間の時間差範囲であり、前記第1操作時点と第2操作時点との時間差が前記時間差範囲内にある場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、をさらに含む、請求項13に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項15】
前記n個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすステップは、前記n個のリソースの通知内容タイプがクロスリソースイベント通知ルールを満たすステップをさらに含む、請求項1~14のいずれかに記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項16】
前記クロスリソースイベント通知ルールは、
前記n個のリソースのうちの任意の2つのリソースの通知内容タイプが同一の場合、アプリケーションデータを校正することをリソース定期購読エンティティに通知することと、
前記n個のリソースのうちの任意の2つのリソースの通知内容タイプが異なる場合、アプリケーションデータを相関分析することをリソース定期購読エンティティに通知することと、をさらに指示する、請求項15に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項17】
第1アプリケーションエンティティのリソース操作要求と第2アプリケーションエンティティのリソース操作要求とを受信するステップと、
前記第1アプリケーションエンティティのリソース操作要求とイベント通知ルールとに従って第1リソースの第1通知内容タイプを決定するステップ、又は
前記第2アプリケーションエンティティのリソース操作要求とイベント通知ルールとに従って第2リソースの第2通知内容タイプを決定するステップ、又は
前記第1通知内容タイプと前記第2通知内容タイプが同一の場合、アプリケーションデータを校正することをリソース定期購読エンティティに通知するステップ、又は
前記第1通知内容タイプと前記第2通知内容タイプが異なる場合、アプリケーションデータを相関分析することをリソース定期購読エンティティに通知するステップ、をさらに含む、請求項16に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項18】
クロスリソースイベント通知を送信するシステムであって、
定期購読サービス機器である、クロスリソースイベント通知を送信する装置と、
前記定期購読サービス機器にクロスリソース定期購読要求を送信するリソース定期購読エンティティと、
前記定期購読サービス機器にリソース操作要求を送信するアプリケーションエンティティと、を含み、
前記クロスリソースイベント通知を送信する装置は、
複数のリソースを定期購読するクロスリソース定期購読要求をリソース定期購読エンティティから受信する定期購読ユニットであって、前記クロスリソース定期購読要求は、単一リソースのイベント通知ルール及びクロスリソースイベント通知ルールを複数含む、クロスリソース定期購読ユニットと、
m(2以上の正整数)個のリソースのうちのn(2以上の正整数)個のリソースが単一リソースのイベント通知ルールを満たし且つクロスリソースイベント通知ルールを満たすと決定し、前記リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信する通知ユニット、とを含む、クロスリソースイベント通知を送信するシステム。
【請求項19】
クロスリソースイベント通知を送信する電子機器であって、
プロセッサと、
コンピュータ命令が記憶されているメモリとを含み、
当該コンピュータ命令がプロセッサにより実行される場合、請求項1~17のいずれかに記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法が実現される、電子機器。
【請求項20】
コンピュータ命令が記憶されているンコピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータ命令がプロセッサにより実行される場合、請求項1~17のいずれかに記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法が実現される、記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2019年9月29日に提出された第201910936059.4号の中国特許出願の優先権について主張し、上記中国特許出願に開示された全内容を本願の一部として引用する。
【0002】
本開示は、クロスリソースイベント通知を送信する方法、電子機器、システム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
モノのインターネット(Internet of Things)技術の発展につれて、ますます多くのモノのインターネット機器(エンティティとも呼ばれる)が、モノのインターネットにアクセスしている。モノのインターネットは、モノのインターネット管理プラットフォームを構築することにより、各モノのインターネット機器を管理する。モノのインターネット管理プラットフォームは、モノのインターネット機器に対応するリソースを生成して、モノのインターネット機器を示し、リソースを操作することにより、モノのインターネット機器を制御する。アプリケーション端末は、モノのインターネット管理プラットフォームによってリソースの各々の変動通知を定期購読することができ、それにより、モノのインターネット機器をさらに制御することができる。
【0004】
スマートホームプラットフォームは、一般的なモノのインターネット管理プラットフォームである。エンティティ家電製品は、スマートホームプラットフォームに有線又は無線でアクセスしており、スマートホームプラットフォームは、エンティティの家電製品に対して、仮想家電製品(すなわちリソース)を生成し、アプリケーション端末は、スマートホームプラットフォームによって仮想家電製品にアクセスし、さらに、家電製品に対する遠隔監視と制御を実現する。
【0005】
現在において、モノのインターネットは、複数のデータに対する処理が煩雑で、処理効率があまり高くなく、ユーザーに不便をもたらす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の実施例は、クロスリソースイベント通知を送信する方法、装置、電子機器、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びシステムを提供し、複数のリソースのうちの任意の2つ又は2つ以上のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たす場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信することができ、それにより、ユーザーの個性化ニーズを満たし、通知の処理効率を向上させる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の実施例は、クロスリソースイベント通知を送信する方法を提供し、当該方法は、
複数のリソースを定期購読するクロスリソース定期購読要求をリソース定期購読エンティティから受信するステップであって、前記クロスリソース定期購読要求は、単一リソースのイベント通知ルール及びクロスリソースイベント通知ルールを複数含むステップと、前記m(2以上の正整数)個のリソースのうちのn(2以上の正整数)個のリソースが単一リソースのイベント通知ルールを満たし且つクロスリソースイベント通知ルールを満たすと決定し、前記リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップとを含む。
【0008】
本開示の実施例は、クロスリソースイベント通知を送信するシステムを提供し、当該システムは、
定期購読サービス機器である、クロスリソースイベント通知を送信する装置と、前記定期購読サービス機器にクロスリソース定期購読要求を送信するように構成されているリソース定期購読エンティティと、前記定期購読サービス機器にリソース操作要求を送信するように構成されているアプリケーションエンティティとを含み、前記クロスリソースイベント通知を送信する装置は、複数のリソースを定期購読するクロスリソース定期購読要求をリソース定期購読エンティティから受信するように構成されており、前記クロスリソース定期購読要求は、単一リソースのイベント通知ルール及びクロスリソースイベント通知ルールを複数含む、クロスリソース定期購読ユニットと、前記m(2以上の正整数)個のリソースのうちのn(2以上の正整数)個のリソースが単一リソースのイベント通知ルールを満たし且つクロスリソースイベント通知ルールを満たすと決定し、前記リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するように構成されている通知ユニットとを含む。
【0009】
本開示の実施例は、クロスリソースイベント通知を送信する電子機器を提供する。当該クロスリソースイベント通知を送信する電子機器は、プロセッサとメモリとを含む。メモリにはコンピュータ命令が記憶されており、当該コンピュータ命令がプロセッサにより実行される場合、上記のクロスリソースイベント通知を送信する方法が実現される。
【0010】
本開示の実施例は、コンピュータ命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、当該コンピュータ命令がプロセッサにより実行される場合、上記クロスリソースイベント通知を送信する方法が実現される。
【0011】
本開示の実施形態の技術的解決手段をより明確に説明するために、以下では実施形態の図面を簡単に説明するが、以下に説明する図面は、本開示に対する限定ではなく、本開示のいくつかの実施形態にのみ関連することが明らかである。
【0012】
本開示の実施形態の技術的解決手段をより明確に説明するために、以下では、実施形態の説明において必要とされる図面について簡単に説明する。以下に説明する図面は、本開示の例示的な実施形態にすぎない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1A】クロスリソースイベント通知を送信するシーンの模式図を示す。
図1B】クロスリソースイベント通知の送信に参加する装置間のインタラクションプロセスの模式図を示す。
図2A】本開示の実施例に係るクロスリソースイベント通知を送信する方法の模式図を示す。
図2B】本開示の実施例に係るクロスリソースイベント通知を送信する方法のフローチャートを示す。
図3】本開示の実施例に係る例示的なクロスリソース定期購読リソースの構造模式図を示す。
図4】本開示の実施例に係る例の模式図を示す。
図5】本開示の実施例に係る例のフローチャートを示す。
図6】本開示の実施例に係るクロスリソースイベント通知を送信する装置の模式図を示す。
図7】本開示の実施例に係るクロスリソースイベント通知を送信する電子機器の構造図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本開示の目的、技術的解決手段及びメリットをさらに明確に説明するために、以下に図面を参照して本開示の例示的な実施形態を詳細に説明する。説明された実施形態は、本開示の一部の実施形態に過ぎず、本開示の全ての実施形態においてなく、本開示が本明細書で説明した例示的な実施形態に限定されないことを理解されたい。
【0015】
本明細書及び図面において、基本的に同じまたは同様のステップ及び要素を有して同じまたは同様の符号で表され、これらのステップ及び要素についての重複した説明は省略される。一方、本開示の説明において、用語の「第1」、「第2」などは、説明を区別するためだけに用いられ、相対的な重要性または順序を示すものとして理解してはいけない。
【0016】
本明細書において、用語の「エンティティ」は、モノのインターネット装置、モノのインターネットゲートウェイ又はモノのインターネットサーバのハードウェアを表してもよいし、モノのインターネットアプリケーション層又はモノのインターネット(共通)サービス層のソフトウェアユニットを表してもよい。
【0017】
本明細書において、アプリケーションエンティティ(AE)、CSE、データなどは、リソースとして表すことができる。モノのインターネットでは、ユニークなアドレス(例えば、URI(統一リソース識別子)を利用してユニークなにアドレス指定できるデータ構造はリソースと呼ばれる。モノのインターネットシステムでは、リソースは所定のデータ構造として表され、論理的に相互に接続され可能である。従って、モノのインターネット装置、モノのインターネットゲートウェイ、AE、CSE又はモノのインターネットサーバの共通サービス層は、いずれもリソースを含むことができる。
【0018】
モノのインターネットシステムには様々なリソースが定義されている。モノのインターネットアプリケーションは、リソースタイプとして実装されたリソースをベースとして通信を行うことができる。例えば、リソースは、アプリケーションの登録、センサ値の読み取りなどのモノのインターネットサービスに利用され得る。対応するリソースタイプの実例を生成するとき、ユニークなアドレス情報(例えば、URI)を各リソースに与えることができる。
【0019】
任意選択的には、リソースは、サブリソース及び属性を有することができる。属性は、リソース自体に関する情報を記憶し、サブリソースを含まなくてもよい。サブリソースは、属性、及び自身のサブリソースを含むことができる。例えば、サブリソースは、遠隔CSEリソース、アプリケーションエンティティリソース、アクセス制御リソース、コンテナリソース、グループリソース、定期購読リソースなどであり得る。
【0020】
図1Aは、クロスリソースイベント通知を送信するシーン100Aの模式図を示す。図1Bは、クロスリソースイベント通知の送信に参加する装置間のインタラクションプロセス100Bの模式図を示す。
【0021】
図1Aを参照すると、シーン100Aにおいて、定期購読サービス機器110、第1アプリケーションエンティティ130、第2アプリケーションエンティティ140及びリソース定期購読エンティティ150は、ネットワーク120を介して接続されてもよい。上記各機器間は、直接的または間接的に相互に通信してもよく、例えば、ネットワーク120を介してデータ及び/または信号を送受信してもよい。
【0022】
ネットワーク120は、インターネット及び/または電気通信網に基づくモノのインターネット(Internet of Things)であってもよく、有線ネットワークであってもよく、無線ネットワークであってもよく、例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)、メトロポリタンエリア ネットワーク(MAN)、広域エリアネットワーク(WAN)、セルラーデータ通信ネットワークなど、メッセージ交換機能を実現できる電子ネットワークであってもよい。
【0023】
定期購読サービス機器110は、ネットワーク120を介して、エンティティ(例えば、第1アプリケーションエンティティ130、第2アプリケーションエンティティ140)に対して集中管理及び制御を行うことができる。定期購読サービス機器110は、さらに、ネットワーク120を介してリソース定期購読エンティティ150にクロスリソースイベント通知を送信し、アプリケーションエンティティのリソースの変動状態を通知することもできる。具体的には、定期購読サービス機器110は、サーバであってもよいし、プロセッサ及びメモリを含む他の電子機器であってもよい。定期購読サービス機器110は、さらに、モノのインターネットにおける共通サービスエンティティ(CSE、Common Service Entity)であってもよい。
【0024】
リソース定期購読エンティティ150及びアプリケーションエンティティは、プロセッサ及びメモリを含むコンピューティング機器であってもよい。例えば、第1アプリケーションエンティティ130及び第2アプリケーションエンティティ140は、テレビ、スマート家電機器(例えば、スマート冷蔵庫、スマート電子レンジなど)、充電自動車、デスクトップコンピュータ、ノートパソコン、スマートフォン、タブレットコンピュータ、音楽プレーヤ(例えば、mp3プレーヤなど)、及び、プロセッサとメモリを含む他の端末(例えば、携帯端末、スマート端末)であってもよい。一部の実施例において、第1アプリケーションエンティティ130は、固定監視機器であり、第2アプリケーションエンティティ140は、モバイル監視機器であり、周囲環境の監視(例えば、周囲環境の温度、湿度、光照などの条件の監視)に利用できる。一部の実施例において、リソース定期購読エンティティ150及びアプリケーションエンティティは同じエンティティであってもよいし、異なるエンティティであってもよい。例えば、リソース定期購読エンティティ150、第1アプリケーションエンティティ130及び第2アプリケーションエンティティ140は、モノのインターネットにおけるアプリケーションエンティティ(AE、Application Entity)であってもよい。もちろん、リソース定期購読エンティティ150、第1アプリケーションエンティティ130及び第2アプリケーションエンティティ140は、共通サービスエンティティであってもよい。
【0025】
例えば、モノのインターネットでは、AE(又はCSE)は別のCSEに登録し、登録した後、CSEは、AE(又はCSE)に対応するリソースを新規作成する。AEは、新規作成、更新、取得、削除などによりCSE上のリソースを操作することができる。具体的には、リソースは、属性及びサブリソースを含むことができ、そのうち、属性は、リソース関連の情報(例えば、リソースの識別子、リソースに対応するAEの物理的位置、リソースの状態情報など)を記憶するためのものであり、サブリソースは、リソースの次のレベルのリソースであり、リソースは、次のレベルのリソースへのインデックスを含む。
【0026】
一部の実施例において、操作者は、リソース定期購読エンティティ150において操作し(例えば、リソース定期購読要求を編集する)、定期購読サービス機器110にリソース定期購読要求を送信し、さらにリソースが変動すると、定期購読サービス機器110により送信された通知を受信する。当該通知は、リソースの変動状況を指示することができる。
【0027】
例えば、図1Bは、従来のリソース定期購読のインタラクションプロセス100Bを示す。
【0028】
操作101において、リソース定期購読エンティティ150は、第1アプリケーションエンティティ130と第2アプリケーションエンティティ140のアプリケーションデータを同時に定期購読するためのクロスリソース定期購読要求を定期購読サービス機器110に送信し、クロスリソースイベント通知ルールの「第1アプリケーションエンティティ130と第2アプリケーションエンティティ140がアプリケーションデータを送信するインターバルが時間閾値を満たすと、両者のアプリケーションデータを送信する」を設定する。
【0029】
定期購読サービス機器110は、操作102において、クロスリソース定期購読要求を受信すると、第1アプリケーションエンティティ130と第2アプリケーションエンティティ140のアプリケーションデータを同時に定期購読し、上記クロスリソースイベント通知ルールを満たすと、リソース定期購読エンティティ150にクロスリソースイベント通知を自動的に送信する。そして、定期購読サービス機器110は、操作103において、リソース定期購読エンティティ150にクロスリソース定期購読応答を送信し、クロスリソース定期購読を設定したことをリソース定期購読エンティティ150に知らせる。具体的には、定期購読サービス機器110は、第1アプリケーションエンティティ130及び第2アプリケーションエンティティ140の相関情報を用いて第1監視機器130に対応する第1リソース及び第2監視機器140に対応する第2リソースを内部において構築し、第1リソース及び第2リソースによって第1監視機器130及び第2監視機器140を操作することができる。
【0030】
操作者は、アプリケーションエンティティを操作して、定期購読サービス装置110にリソース操作要求を送信してもよい。もちろん、アプリケーションエンティティは、手動介入なしで、定期購読サービス装置110にリソース操作要求を自動的に送信してもよい。例えば、操作104において、第2アプリケーションエンティティ130は、定期購読サービス機器110に第1アプリケーションデータを含む第1リソース操作要求を送信することができる。操作105において、定期購読サービス機器110は、第1リソース操作要求に基づいて第1アプリケーションデータを記録し、第1リソース操作要求を受信した第1時点を記録する。操作106において、定期購読サーバ110は第2アプリケーションエンティティ140に第1操作応答を送信する。
【0031】
同様に、操作107~109において、第1アプリケーションエンティティ130と定期購読サービス機器110との間は、第2リソース操作要求によって、第2アプリケーションデータと、第2アプリケーションデータを受信した第2時点とを取得することができる。
【0032】
操作110において、定期購読サービス機器110は、第1時点と第2時点との時間差が時間閾値を満たすか否かを判定する。時間閾値を満たすと、定期購読サービス機器110は、操作111において、リソース定期購読エンティティ150に第1アプリケーションデータ及び第2アプリケーションデータを送信する。次に、操作112において、リソース定期購読エンティティ150は、第1アプリケーションデータ及び第2アプリケーションデータに対してさらなる処理を行うことができる。例えば、リソース定期購読エンティティ150は、第1アプリケーションデータを取得した第1位置と、第2アプリケーションデータを取得した第2位置との距離が位置閾値の要求を満たすか否かを判断することができる。第1位置と第2位置が位置閾値を満たすと、リソース定期購読エンティティ150は、操作113において校正要求を送信し、第1アプリケーションデータ及び第2アプリケーションデータに基づいて校正すべきであることを第2アプリケーションエンティティ140に通知することができる。第2アプリケーションエンティティ140は、校正した後、操作114においてリソース定期購読エンティティ150に校正応答を返信することができる。
【0033】
インタラクションプロセス100Bにおいて、第1アプリケーションエンティティ130と第2アプリケーションエンティティ140の位置が絶えずに変化している可能性があるので、定期購読サービス機器110は、第1アプリケーションエンティティ130と第2アプリケーションエンティティ140との位置関係を判断することができず、第1リソース及び第2リソースにより生成されたイベントに対してさらなる処理を行うことができない。
【0034】
具体的には、第2アプリケーションエンティティ140は、モバイル監視機器であり、第1アプリケーションデータを校正する必要があるものとする。リソース定期購読エンティティ150は、第1アプリケーションデータの発生時点(すなわち、第1時点)と第2アプリケーションデータの発生時点(すなわち、第2時点)とが近いことを必要とするだけではなく、第1位置と第2位置との距離とが近いことも必要とする。定期購読サービス機器は、第1位置と第2位置との距離を判断できず、従って、リソース定期購読エンティティ150は、第1アプリケーションデータ及び第2アプリケーションデータに対してさらなる処理を行う必要があるため、リソース定期購読エンティティ150の算出負担が増大してしまう。リソース定期購読エンティティ150は、通常、モバイル端末であり、従って、操作者は、第1アプリケーションデータ及び第2アプリケーションデータを校正に使用できるかどうかを手動で判断する必要があり、操作者の操作負担を増やし、操作者に不便を与えている。
【0035】
また、インタラクションプロセス100Bにおいて、定期購読サービス機器110は、第1アプリケーションエンティティ130に対応する第1リソース、及び第2アプリケーションエンティティ140に対応する第2リソースが時間閾値内にイベントを生成する状況しか注目できない。しかし、より多くのシーンでは、リソース定期購読エンティティ150は、複数のアプリケーションエンティティのうちの任意の数のアプリケーションエンティティに対応するリソースがイベントを生成する状況を取得することをより望む可能性がある。例えば、第2アプリケーションエンティティの近くに第3アプリケーションエンティティがあり、第2アプリケーションエンティティ140が第1アプリケーションデータを取得するとともに、第3アプリケーションエンティティも第3アプリケーションデータを取得するものとする。このとき、リソース定期購読エンティティ150は、第3アプリケーションデータ及び/又は第1アプリケーションデータに基づいて第2アプリケーションエンティティ140を校正することをより望む可能性がある。従来のモノのインターネットシステムでは、リソース定期購読エンティティ150は、定期購読サービス機器110に別のクロスリソース定期購読要求を送信して、第2アプリケーションエンティティ及び第3アプリケーションエンティティのクロスリソースのイベントを定期購読する必要がある。このようにすると、プロセスが複雑であり、また、定期購読サービス機器110及びリソース定期購読エンティティ150の多すぎる算出リソース及び記憶領域を占め、通知の処理効率を低減させてしまう。
【0036】
このため、本開示は、改良されたクロスリソースイベント通知を送信する方法、装置、電子機器、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びシステムを提供し、複数のリソースのうちの任意の2つ又は2つ以上のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たす場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信することができ、それにより、ユーザーの個性化ニーズを満たし、システムのメッセージの処理効率を向上させる。
【0037】
図2Aは、本開示の実施例に係るクロスリソースイベント通知を送信する方法200の模式図を示す。図2Bは、本開示の実施例に係るクロスリソースイベント通知を送信する方法200のフローチャートを示す。
【0038】
方法200は、図2A及び図2Bに示す一部又は全ての操作(例えば、操作2010及び操作2020の一部又は全て)を含んでもよい。もちろん、方法200は、図2A及び図2Bに示されていない他の操作を含んでもよい。任意選択的には、方法200は、定期購読サービス機器110によって実行されてもよい。もちろん、通信機能及び算出機能を有する他の電子機器によって実行されてもよい。以下、定期購読サービス機器110を例として説明する。
【0039】
図2Bを参照すると、操作2010において、リソース定期購読エンティティ150からクロスリソース定期購読要求を受信する。クロスリソース定期購読要求は、複数のリソースを定期購読するために用いられる。クロスリソース定期購読要求は、単一リソースのイベント通知ルール及びクロスリソースイベント通知ルールを複数含む。
【0040】
図2Aに示すように、定期購読サービス機器110では、第1リソースと第1アプリケーションエンティティ130とが対応し、第2リソースと第2アプリケーションエンティティ140とが対応するものとする。上記のクロスリソース定期購読要求は、上記の第1リソース、第2リソース、及び他の任意の数のリソースを含む複数のリソースを定期購読するために用いられる。
【0041】
任意選択的には、単一リソースのイベント通知ルールは、あるリソースがイベントを生成するルールを指示する。また、定期購読サービス機器110におけるいずれかのリソースは、当該リソースに対応する単一リソースのイベント通知ルールを有する。上記の複数の単一リソースのイベント通知ルールのうちの任意の2つの単一リソースのイベント通知ルールは、同じであってもよいし、異なってもよいし。例えば、単一リソースのイベント通知ルールは、単一リソースがイベントを生成すると、リソース定期購読エンティティに通知することを指示してもよい。又は、単一リソースのイベント通知ルールは、単一リソースが所定のイベントを生成すると、当該リソース又は当該リソースに対応する物理的機器に対して1つ又は複数の操作を行うことを指示してもよい。例えば、図2Aにおける複数の単一リソースのイベント通知ルールは、第1リソースのイベント通知ルール及び第2リソースのイベント通知ルールを含んでもよい。第1リソースのイベント通知ルールと第2リソースのイベント通知ルールとは、同じであってもよいし、異なってもよいが、本開示は、これについて限定しない。もちろん、上記の複数の単一リソースのイベント通知ルールは、他のリソースのイベント通知ルールを含んでもよい。任意の複数の単一リソースのイベント通知ルールが同じである場合、同じリソース操作要求は、複数のイベントを生成する可能性がある。例えば、ある操作要求が第1リソースと第2リソースに記憶された温度データをいずれも5%上げることを指示すると、第1リソースの温度データを5%上げるイベント(1)と、第2リソースの温度データを5%上げるイベント(2)とを生成する。2つの単一リソースのイベント通知ルールが異なる場合、複数のイベントを生成するために、複数のリソース操作要求を必要とする可能性がある。
【0042】
例えば、図2Bを参照すると、第1リソースのイベント通知ルールは、第1リソースに何らかの変化が生じると、第1リソースの変動を指示する通知をリソース定期購読エンティティ150に送信することを指示してもよい。第1アプリケーションエンティティ130は、第1リソースの位置が変化したことを指示する第2リソース操作要求を定期購読サービス機器110に送信するものとする。
【0043】
任意選択的には、前記クロスリソースイベント通知を送信する前に、リソース操作要求を受信する。リソース操作要求は、位置情報と、アプリケーションデータと、操作時点と、のうちの1つ又は複数を含むことができる。また、リソース操作要求に基づいて、前記m個のリソースのうちのn個のリソースが単一リソースのイベント通知ルールを満たし且つクロスリソースイベント通知ルールを満たすと決定できる。アプリケーションエンティティが監視機器である場合、アプリケーションデータは監視データであってもよい。例えば、アプリケーションエンティティの各々がアプリケーションエンティティの位置情報と、アプリケーションデータと、操作時点と、のうちの1つ又は複数を含むリソース操作要求を定期購読サービス機器110に送信すると、定期購読サービス機器110は、当該リソース操作要求に基づいて、これらのアプリケーションエンティティに対応するリソースにおける位置情報、アプリケーションデータ、操作時点を更新することができ、さらにリソースがアプリケーションエンティティの状態を正確に表すことを実現する。
【0044】
このとき、定期購読サービス機器110は、第1リソースのイベント通知ルールに従って、第1リソースの位置情報を変化する通知をリソース定期購読エンティティ150に送信することができる。もちろん、第1リソースのイベント通知ルールは、さらに、他の操作を指示してもよく、例えば、第1リソースのリソースレベル、位置情報及び状態情報などのうちの少なくとも1つを変更することを指示してもよい。本開示は、単一リソースのイベント通知ルールの内容については限定しない。
【0045】
任意選択的には、クロスリソース定期購読イベント通知ルールは、複数のリソースのうちのn個のリソースがイベントを生成するルールを指示してもよい。例えば、クロスリソース定期購読イベント通知ルールは、複数のリソースのうちのn個のリソースがイベントを生成すると、リソース定期購読エンティティ150にクロスリソースイベント通知を送信し、又は、n個のリソースを操作することを指示してもよい。例えば、クロスリソース定期購読イベント通知ルールは、複数のリソースのうちの任意の2つのリソースのアプリケーションデータの数値がいずれも所定閾値に増加すると、クロスリソースイベント通知を送信することを指示してもよい。クロスリソース定期購読イベント通知ルールは、さらに、複数のリソースのうちの任意の2つのリソースの位置情報が変化すると、この2つのリソースの位置間の距離を算出することを指示してもよい。具体的には、リソースの位置情報が変化することは、当該リソースに対応するアプリケーションエンティティの物理的位置が変化することを指示してもよい。特にアプリケーションエンティティがモバイル機器の場合、定期購読サービス機器にとっては、アプリケーションエンティティの物理的位置を取得することは、有用である可能性がある。本開示は、クロスリソース定期購読イベント通知ルールの内容を限定しない。
【0046】
任意選択的には、定期購読サービス機器110は、クロスリソース定期購読要求を受信すると、操作2011においてリソース定期購読エンティティにクロスリソース定期購読応答を戻してもよい。
【0047】
操作2020において、前記m(2以上の正整数)個のリソースのうちのn(2以上の正整数)個のリソースが単一リソースのイベント通知ルールを満たし且つクロスリソースイベント通知ルールを満たすと決定し、前記リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信する。
【0048】
具体的には、上記n個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすことは、n個のリソースの位置情報がクロスリソースイベント通知ルールを満たすこと、nの値がクロスリソースイベント通知ルールを満たすこと、n個のリソースのアプリケーションデータがクロスリソースイベント通知ルールを満たすこと、及びn個のリソースの操作時点がクロスリソースイベント通知ルールを満たすことのうちの1つまたは複数の組み合わせを含んでもよいがこれらに限られない。これに応じて、クロスリソースイベント通知ルールは、n個のリソースの位置間の距離閾値、nの閾値、n個のリソースのアプリケーションデータ間の類似度閾値、及びn個のリソースの操作時点の時間閾値のうちの1つまたは複数の組み合わせを指示してもよいがこれらに限られない。
【0049】
具体的には、距離閾値は、n個のリソースの位置間の最大距離と、最小距離と、距離範囲と、のうちの1つまたは複数であってもよい。同様に、nの閾値は、nの最大値MAXと、最小値MINと、最大値MAXと最小値MINの両者と、のうちの1つまたは複数であってもよい。類似度閾値は、n個のリソースのアプリケーションデータの最低類似度と、最高類似度と、類似度範囲と、のうちの1つまたは複数であってもよい。時間閾値は、n個のリソースの操作時点の差の最大値と、最小値と、時間差範囲と、のうちの1つまたは複数であってもよい。
【0050】
例えば、クロスリソースイベント通知ルールは、n個のリソースの位置間の距離閾値及びn個のリソースのアプリケーションデータ間の類似度閾値を指示してもよい。又は、クロスリソースイベント通知ルールは、さらに、nの閾値、n個のリソースのアプリケーションデータ間の類似度閾値及びn個のリソースの操作時点間の時間閾値を指示してもよい。もちろん、上記のn個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすことは、n個のリソースが言及されていない他のクロスリソースイベント通知ルールを満たすことをさらに含んでもよいが、本開示は、これについて限定しない。
【0051】
任意選択的には、第1リソースのイベント通知ルールは、第1リソースのアプリケーションデータが変化すると、第1リソースのアプリケーションデータを更新することであり、第2リソースのイベント通知ルールは、第2リソースのアプリケーションデータの数値が増加すると、リソース定期購読エンティティに通知することとする。クロスリソース定期購読イベント通知ルールは、複数のリソースのうちの任意の2つのリソースのアプリケーションデータの数値がいずれも増加すると、クロスリソースイベント通知を送信することを指示することとする。図2Aを参照すると、第2アプリケーションエンティティ140は、操作2100において定期購読サービス機器110に第1リソース操作要求を送信し、第1アプリケーションエンティティ130は、操作2200において定期購読サービス機器110に第2リソース操作要求を送信する。第1リソース操作要求は、第2アプリケーションエンティティ140のアプリケーションデータの数値が5%増加したことを指示し、第2リソース操作要求は、第1アプリケーションエンティティ130のアプリケーションデータの数値が60から75に増加したことを指示するものとする。操作2101において、定期購読サービス機器110は、第1リソース操作要求に基づいて、第2リソースのイベント通知ルールに従って、リソース定期購読エンティティ150にクロスリソースイベント通知を送信する。操作2102において、定期購読サービス機器110は、第2アプリケーションエンティティ140に第1操作応答を送信することができる。操作2201において、定期購読サービス機器110は、第2リソース操作要求に基づいて、第1リソースのイベント通知ルールに従って、第1リソースのアプリケーションデータを更新する。操作2202において、定期購読サービス機器は、第1アプリケーションエンティティ130に第2操作応答を返信することができる。このとき、第1リソース及び第2リソースはクロスリソースイベント通知ルールを満たし、定期購読サービス機器110は、操作2020においてリソース定期購読エンティティ150にクロスリソースイベント通知を送信することができる。
【0052】
本開示の実施例に係るクロスリソースイベント通知を送信する方法200は、複数のリソースのうちの任意の2つ又は2つ以上のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たす場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信することができ、それにより、操作の複雑度を簡略化し、ユーザーの個性化ニーズを満たし、システムのメッセージの処理効率を向上させる。
【0053】
以下、本開示の実施例に係るクロスリソースイベント通知を送信する方法200をさらに例示的に説明する。
【0054】
一部の実施例において、リソース操作要求は、位置情報を含む。n個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすことは、n個のリソースの位置情報が、n個のリソースの位置間の距離閾値を指示するクロスリソースイベント通知ルールを満たすことをさらに含む。
【0055】
図2Aを参照すると、上記場合では、定期購読サービス機器110は、第1アプリケーションエンティティ130の位置情報を含むリソース操作要求(例えば、図2Aにおける第2リソース操作要求)を受信する。リソース定期購読エンティティ105は、第2アプリケーションエンティティ140の位置情報を含むリソース操作要求(例えば、図2Aにおける第1リソース操作要求)をさらに受信する。定期購読サービス機器110は、第1リソースのイベント通知ルールを満たすか否かを判断し、満たす場合、第1リソースのイベントを生成する。第1リソースのイベント通知ルール(すなわち、単一リソースのイベント通知ルール)には、第1アプリケーションエンティティ130の位置情報を受信すると、第1リソースの位置情報を更新するイベントを生成することが規定されている。このとき、第2操作要求が第1アプリケーションエンティティ130の位置情報を含むので、定期購読サービス機器110は、第1アプリケーションエンティティ130の位置情報に基づいて第1リソースの第1位置を更新する(例えば、図2Aにおける操作2201)。同様に、定期購読サービス機器110は、第2アプリケーションエンティティ140の位置情報に基づいて、第2リソースの第2位置を更新する。クロスリソースイベント通知ルールは、n個のリソースの位置間の距離閾値を指示し、従って、定期購読サービス機器110は、第1位置と第2位置との距離を算出し、当該距離に基づいて、クロスリソースイベント通知ルールが満たされるか否かを判断する。例えば、距離閾値が任意の2つのリソースの位置間の距離のうちの最大距離を指示する場合、定期購読サービス機器110は、第1位置と第2位置との距離が前記最大距離よりも小さいと決定すると、リソース定期購読エンティティ150にクロスリソースイベント通知を送信する。例えば、距離閾値が任意の2つのリソースの位置間の距離のうちの最小距離を指示し、且つ第1位置と第2位置との距離が前記最小距離よりも大きい場合、定期購読サービス機器110は、リソース定期購読エンティティ150にクロスリソースイベント通知を送信する。距離閾値が任意の2つのリソースの位置間の距離の距離範囲(任意の2つのリソースの位置間の距離の最大値及び最小値)を指示し、且つ第1位置と第2位置との距離が距離範囲内にある(距離範囲における最小値よりも大きく且つ距離範囲における最大値よりも小さい)場合、リソース定期購読エンティティ150にクロスリソースイベント通知を送信する。具体的には、当該通知は、クロスリソースイベント通知ルールに従って決定される。例えば、第1アプリケーションエンティティ130及び第2アプリケーションエンティティ140がいずれもモバイル環境監視機器(例えば、温度検出機器)である場合、クロスリソースイベント通知ルールは、第1アプリケーションエンティティ130の物理的位置と第2アプリケーションエンティティ140の物理的位置との距離が最大距離よりも小さいと、リソース定期購読エンティティ150にクロスリソースイベント通知を送信することであってもよい。このとき、第1アプリケーションエンティティ130及び第2アプリケーションエンティティ140により検出された温度を校正することができる。このように、校正データは、すべて所定の物理範囲内において生じたものであり、さらに校正の正確性を保証することができる。
【0056】
一部の実施例において、n個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすことは、nの値が、nの閾値をさらに指示するクロスリソースイベント通知ルールを満たすことをさらに含む。
【0057】
引き続き図2Aを参照すると、上記場合では、定期購読サービス機器110は、複数のリソース操作要求を受信する(例えば、図2Aにおいて、定期購読サービス機器110は、合計、2つのリソース操作要求を受信する)。定期購読サービス機器110は、複数のリソース操作要求に基づいて、n個のリソースが単一リソースのイベント通知ルールを満たすと決定する。このとき、第1リソース及び第5リソースのイベントルールが満たされ且つ第2リソースのイベントルールが満たされないとすると、定期購読サービス機器110は、2つのリソースが単一リソースのイベント通知ルールを満たすと決定できる。ただし、nは2である。これに基づいて、定期購読サービス機器110は、リソーストータルがクロスリソースイベント通知ルールを満たすか否かを決定できる。例えば、nの閾値がnの最大値MAXを指示し、且つnがMAXよりも小さい場合、定期購読サービス機器110は、クロスリソースイベント通知ルールが満たされると決定し、リソース定期購読エンティティ150にクロスリソースイベント通知を送信する。nの閾値がnの最小値MINを指示し、且つnがMINよりも大きい場合、定期購読サービス機器110は、リソース定期購読エンティティ150にクロスリソースイベント通知を送信する。nの閾値がnの最大値MAX及び最小値MINを指示し、且つnがMAX未満でnがMINよりも大きい場合、定期購読サービス機器110は、リソース定期購読エンティティ150にクロスリソースイベント通知を送信する。具体的には、当該通知は、クロスリソースイベント通知ルールに従って決定される。例えば、N個のアプリケーションエンティティがあり、且つこのN個のアプリケーションエンティティがいずれも監視環境湿度のセンサである場合、クロスリソースイベント通知ルールは、このN個のアプリケーションエンティティのうちの少なくともM個のアプリケーションエンティティが湿度変化を監視すると、リソース定期購読エンティティ150にクロスリソースイベント通知を送信することであってもよい。このとき、このM個のアプリケーションエンティティにより検出された湿度を校正してもよいし、又は、このとき、このM個の湿度値の平均値を算出してもよい。このように、十分な校正データのサンプルがあることを保証し、さらに校正の正確性を保証することができる。これによって、NがMよりも小さい場合、1つだけのクロスリソース要求を新規作成することを実現できる。図1Bにおいて複数のクロスリソース要求を新規作成する必要があることに比べて、上記の実施例では、操作プロセスを簡略化し、定期購読サービス機器の記憶領域を減少させることができる。
【0058】
一部の実施例において、リソース操作要求は、アプリケーションデータを含む。n個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすことは、n個のリソースのアプリケーションデータが、n個のリソースのアプリケーションデータ間の類似度閾値をさらに指示するクロスリソースイベント通知ルールを満たすことをさらに含む。
【0059】
引き続き図2Aを参照すると、上記場合では、定期購読サービス機器110は、第1アプリケーションエンティティのアプリケーションデータを含むリソース操作要求(例えば、操作2200の第2リソース操作要求)と、第2アプリケーションエンティティのアプリケーションデータを含むリソース操作要求(例えば、操作2100の第1リソース操作要求)とを受信する。第1リソースのイベント通知ルール(すなわち、単一リソースのイベント通知ルール)には、第1アプリケーションエンティティ130のアプリケーションデータを受信すると、第1リソースのアプリケーションデータを更新するイベントを生成することが規定されているとする。操作2201において、定期購読サービス機器110は、第1アプリケーションエンティティのアプリケーションデータに基づいて、第1リソースの第1アプリケーションデータを更新する。同様に、操作2101において、定期購読サービス機器110は、さらに、第2アプリケーションエンティティのアプリケーションデータに基づいて、第2リソースの第2アプリケーションデータを更新する。クロスリソースイベント通知ルールはn個のリソースのアプリケーションデータ間の類似度閾値を指示し、従って、定期購読サービス機器110は、第1アプリケーションデータと第2アプリケーションデータとの類似度を算出し、当該類似度に基づいて、クロスリソースイベント通知ルールが満たされるか否かを判断する。例えば、類似度閾値が任意の2つのリソースのアプリケーションデータの最大類似度を指示し、且つ第1アプリケーションデータと第2アプリケーションデータとの類似度が前記最大類似度よりも小さい場合、定期購読サービス機器110は、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信することができる。類似度閾値が任意の2つのリソースのアプリケーションデータの最小類似度を指示し、且つ第1アプリケーションデータと第2アプリケーションデータとの類似度が最小類似度よりも大きい場合、定期購読サービス機器110は、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信する。類似度閾値が任意の2つのリソースのアプリケーションデータの類似度範囲を指示し、且つ第1アプリケーションデータと第2アプリケーションデータとの類似度が類似度範囲内にある場合、定期購読サービス機器110は、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信する。具体的には、当該通知は、クロスリソースイベント通知ルールに従って決定される。例えば、第1アプリケーションエンティティ130及び第2アプリケーションエンティティ140がいずれもモバイル環境監視機器(例えば、温度検出機器)である場合、クロスリソースイベント通知ルールは、第1アプリケーションエンティティ130と第2アプリケーションエンティティ140により検出された温度データ間の類似度が最大類似度よりも小さいと、第1アプリケーションエンティティ130及び第2アプリケーションエンティティ140により検出された温度を校正できる通知をリソース定期購読エンティティ150に送信することであってもよい。このように、校正データの類似性を保証し、さらに校正の正確性を保証することができる。
【0060】
一部の実施例において、リソース操作要求は、操作時点を含む。n個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすことは、n個のリソースの操作時点が、n個のリソースの操作時点の時間閾値をさらに指示するクロスリソースイベント通知ルールを満たすことをさらに含む。
【0061】
引き続き図2Aを参照すると、上記場合では、定期購読サービス機器110は、第1アプリケーションエンティティの操作時点を含むリソース操作要求(例えば、操作2200の第2リソース操作要求)と、第2アプリケーションエンティティの操作時点を含むリソース操作要求(例えば、操作2100の第1リソース操作要求)とを受信する。第1リソースのイベント通知ルール(すなわち、単一リソースのイベント通知ルール)には、第1アプリケーションエンティティ130の操作時点を受信すると、第1リソースの操作時点を更新するイベントを生成することが規定されているとする。操作2201において、定期購読サービス機器110は、第1アプリケーションエンティティのアプリケーションデータに基づいて、第1リソースの第1操作時点を更新する。同様に、操作2101において、定期購読サービス機器110は、さらに、第2アプリケーションエンティティの操作時点に基づいて、第2リソースの第2操作時点を更新する。クロスリソースイベント通知ルールはn個のリソースの操作時点間の時間閾値を指示し、従って、定期購読サービス機器110は、第1操作時点と第2操作時点との時間差を算出し、当該時間差に基づいて、クロスリソースイベント通知ルールが満たされるか否を判断する。例えば、時間閾値が任意の2つのリソースの操作時点間の最大時間差を指示し、且つ第1操作時点と第2操作時点との時間差が前記最大時間差よりも小さい場合、定期購読サービス機器110は、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信することができる。時間閾値が任意の2つのリソースの操作時点間の最小時間差を指示し、且つ第1操作時点と第2操作時点との時間差が前記最小時間差よりも大きい場合、定期購読サービス機器110は、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信する。時間閾値が任意の2つのリソースの操作時点間の時間差範囲を指示し、且つ第1操作時点と第2操作時点との時間差が時間差範囲内にある場合、定期購読サービス機器110は、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信する。具体的には、当該通知は、クロスリソースイベント通知ルールに従って決定される。例えば、第1アプリケーションエンティティ130及び第2アプリケーションエンティティ140がいずれもモバイル環境監視機器(例えば、温度検出機器)である場合、クロスリソースイベント通知ルールは、第1アプリケーションエンティティ130と第2アプリケーションエンティティ140により検出された温度データの時点間の差の値が最大時間差よりも小さいと、第1アプリケーションエンティティ130及び第2アプリケーションエンティティ140により検出された温度を校正できる通知をリソース定期購読エンティティ150に送信することであってもよい。このように、校正データがすべて所定時間範囲内に生じたものであり、さらに校正の正確性を保証することができる。
【0062】
一部の実施例において、n個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすことは、前記n個のリソースの通知内容タイプがクロスリソースイベント通知ルールを満たすことをさらに含む。クロスリソースイベント通知ルールは、n個のリソースのうちの任意の2つのリソースの通知内容タイプが同一の場合、アプリケーションデータを校正することをリソース定期購読エンティティに通知すること、及び、n個のリソースのうちの任意の2つのリソースの通知内容タイプが異なる場合、アプリケーションデータを相関分析することをリソース定期購読エンティティに通知することをさらに指示する。
【0063】
引き続き図2Aを参照すると、上記場合では、定期購読サービス機器110は、第1アプリケーションエンティティのリソース操作要求(操作2200)及び第2アプリケーションエンティティのリソース操作要求(操作2100)を受信する。定期購読サービス機器110は、複数のリソース操作要求に基づいて、n個のリソースが単一リソースのイベント通知ルールを満たすか否かを決定する。第1リソースのイベント通知ルールは、第1アプリケーションエンティティ130のリソース操作要求が位置情報を含むと、第1リソースの位置情報を更新するとする。第2リソースのイベント通知ルールは、第2アプリケーションエンティティ140のリソース操作要求がアプリケーションデータを含むと、第2リソースのアプリケーションデータを更新するとする。このとき、第1リソース及び第2リソースのイベント通知ルールがいずれも満たされると、定期購読サービス機器110は、第1リソースと第2リソースの通知内容が異なると決定でき、従って、定期購読サービス機器110は、アプリケーションデータを相関分析することをリソース定期購読エンティティ150に通知する。具体的には、例えば、第1アプリケーションエンティティ130及び第2アプリケーションエンティティ140がいずれもモバイル環境監視機器(例えば、温度検出機器)である場合、定期購読サービス機器110は、第1アプリケーションエンティティ130と第2アプリケーションエンティティ140との位置関係に基づいて、第2アプリケーションエンティティにより検出された温度データの合理性をリソース定期購読エンティティ150に分析させる。一方、第1リソースのイベント通知ルールは、第1アプリケーションエンティティ130のリソース操作要求がアプリケーションデータを含むと、第1リソースのアプリケーションデータを更新することであり、第2リソースのイベント通知ルールは、第2アプリケーションエンティティ140のリソース操作要求がアプリケーションデータを含むと、第2リソースのアプリケーションデータを更新することである。このとき、第1リソース及び第2リソースのイベント通知ルールがいずれも満たされると、定期購読サービス機器110は、第1リソースと第2リソースの通知内容が同一であると決定でき、従って、定期購読サービス機器110は、アプリケーションデータを校正することをリソース定期購読エンティティ150に通知する。具体的には、例えば、第1アプリケーションエンティティ130が固定温度監視機器であり、第2アプリケーションエンティティ140がモバイル環境監視機器(例えば、温度検出機器)である場合、定期購読サービス機器110は、第1アプリケーションエンティティ130及び第2アプリケーションエンティティ140により検出された温度データをリソース定期購読エンティティ150に校正させる。
【0064】
図3は、本開示の実施例に係る例示的なクロスリソース定期購読リソース300の構造模式図を示す。
【0065】
定期購読サービス機器110は、クロスリソース定期購読要求を受信すると、クロスリソース定期購読リソース300(すなわち、図3における<crossResourcesSubscription>リソース)を新規作成する。例えば、クロスリソース定期購読リソース300は、任意選択的には、図3に示す、リソース定期購読エンティティのアドレス(notificationURI)、通知イベントの種類(notificationEventCat)、サブスクライバーのアドレス(subscriberURI)(例えば、アプリケーションエンティティのアドレス)、ターゲットとしての通常のリソース(regularResourcesAsTarget)、ターゲットとしての定期購読リソース(subscripionResourcesAsTarget)、タイムウィンドウタイプ(timeWindowType)、タイムウィンドウのサイズ(timeWindowSize)、単一リソースのイベント通知ルールのセット(eventNotificationCriteriaSet)、ターゲットリソースの位置参照(targetResourceLocationRef)、位置基準(LocationRef)、クロスリソース定期購読通知の内容タイプ(crossResourceContentType)、一部の定期購読のイネーブルスイッチ(partResourceNotificationEnable)及び一部の定期購読の生成数(partResourceNotificationNr)などのうちの1つまたは複数を含む。クロスリソース定期購読リソース300は、図3に示されていない他の内容アイテムを含んでもよいが、本開示は、これについて限定しない。
【0066】
以下、クロスリソース定期購読リソース300における内容アイテムについてさらに説明する。
【0067】
例えば、上記操作2020におけるn個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすことは、n個のリソースの位置情報がクロスリソースイベント通知ルールを満たすことを含むことができる。この場合、クロスリソースイベント通知ルールは、n個のリソースのうちの任意の2つのリソースの位置間の最大距離を指示する。
【0068】
このため、クロスリソース定期購読リソース300は、ターゲットリソースの位置参照及び位置基準(又は位置検査)を含むことができる。具体的には、位置基準は、所定の位置範囲又は位置距離として指定してもよい。定期購読サービス機器110は、複数のアプリケーションエンティティ間の距離を比較することにより、n個のリソースのうちの任意の2つのリソースの位置情報がクロスリソースイベント通知ルールを満たすと判断する。具体的な位置情報は、ターゲットリソースの位置参照により取得することができる。ターゲットリソースの位置参照は、ターゲットリソースのあるAE又はCSEに対応する位置インデックスを指示する。例えば、ターゲットリソースの位置参照は、<AE>/<locationPolicy>/locationContainerID、又は<CSE>/<locationPolicy>/locationContainerIDを含むことができる。<AE>及び<CSE>リソースは、エンティティのアプリケーションロジックを識別するために用いられる。<AE>又は<CSE>リソースのサブリソース- <LocationPolicy>リソースは、ターゲットエンティティの位置情報のロジックを記憶するために用いられる。locationContainerIDは、所定のエンティティの実際の物理的位置情報の<container>を記憶するURIであり、<container>は、具体的な内容情報を格納するコンテナとして機能してもよい。
【0069】
具体的には、図4は、本開示の実施例に係る例400の模式図を示す、クロスリソースイベント通知ルールをさらに説明する。
【0070】
図4は、第1アプリケーションエンティティAE1と、第2アプリケーションエンティティAE2と、第3アプリケーションエンティティAE3と、を含む8つのアプリケーションエンティティを示す。AE1は、固定監視機器であり、破線部分内の7個のアプリケーションエンティティ(例えば、AE2及びAE3)は、モバイル監視機器である。通常、固定監視機器の監視データは、モバイル監視機器の監視データよりも正確であるため、固定監視機器の監視データを用いてモバイル監視機器の監視データを校正することができる。上記のクロスリソースイベント通知ルールは、上記の8つのアプリケーションエンティティに対応するリソースのうち、2つのリソースの位置が位置閾値を満たすと(位置閾値が2つのリソースの最大距離を指示する場合)、クロスリソースイベント通知を送信することを指示してもよい。AE1~AE3の各々が、監視データを含むリソース操作要求を定期購読サービス機器110に送信すると仮定する。定期購読サービス機器110は、クロスリソース定期購読リソースにおけるターゲットリソースの位置参照に基づいて、AE1~AE3の具体的な物理的位置を取得し、この3つの監視機器のうちの2つずつの距離を算出することができる。これらの距離を位置基準と比較することによって、定期購読サービス機器110は、AE1とAE2との距離が2つのリソースの位置間の最大距離よりも小さいことを決定することができ、さらにリソース定期購読エンティティ150にクロスリソースイベント通知を送信し、AE1の監視データによってAE2の監視データを校正できることを知らせることができる。
【0071】
図1Bに示すクロスリソースイベント通知の送信に参加する装置間のインタラクションプロセスに比べて、本開示の実施例に係る方法200は、複数のアプリケーションエンティティの位置関係を直接判断し、さらに複数のリソースに対してさらなる処理を行うことができる。これにより、リソース定期購読エンティティ150の算出負担を低減させ、操作者がリソース定期購読エンティティ150を操作しやすくなる。
【0072】
例えば、上記n個のリソースがクロスリソース通知イベントルールを満たすことは、nの値がクロスリソースイベント通知ルールを満たすことをさらに含む。この場合、クロスリソースイベント通知ルールは、nの閾値を指示する。
【0073】
このため、クロスリソース定期購読リソース300は、一部の定期購読のイネーブルスイッチ(partResourceNotificationEnable)、及び一部の定期購読の生成数(partResourceNotificationNr)を含むことができる。一部の定期購読のイネーブルスイッチは、一部のクロスリソースの定期購読通知をオンにするか否かを指示し、二進数であってもよく、その値が0の場合、一部のクロスリソース定期購読通知をオンにしないことを表し、その値が1の場合、一部のクロスリソースの定期購読通知をオンにすることを表す。一部の定期購読の生成数は、クロスリソース定期購読通知がイベントを生成する最小のリソースの数を指示する。
【0074】
図4を参照すると、クロスリソース定期購読要求は、図4に示す8つのアプリケーションエンティティを定期購読するために用いられる。また、クロスリソース定期購読要求は、クロスリソース定期購読リソース300における一部の定期購読のイネーブルスイッチを1とし、一部の定期購読の生成数を3とする。これによって、クロスリソースイベント通知ルールは、図4における8つのアプリケーションエンティティのうち、3つ以上のアプリケーションエンティティに対応するリソースの監視データが更新されると、クロスリソースイベント通知を送信することを指示してもよい。例えば、AE1~AE3は、いずれも、定期購読サービス機器110にリソース操作要求を送信し、それに対応するリソースにおける監視データを更新することを要求する。このとき、定期購読サーバ110は、リソースの数が3に等しいと決定した場合、リソース定期購読エンティティ150にクロスリソースイベント通知を送信する。
【0075】
図1Bに示すクロスリソースイベント通知の送信に参加する装置間のインタラクションプロセスに比べて、方法200は、この8つのアプリケーションエンティティのうちの2つごとに1つのクロスリソース定期購読リソース(合計、28個のクロスリソース定期購読リソース)を新規作成することなく、1つだけのクロスリソース定期購読リソース300を新規作成すればよい。方法200は、1つのクロスリソース定期購読リソース300を新規作成することによって、複数のアプリケーションエンティティのうちの任意の数のアプリケーションエンティティに対応するリソースにより生成されるイベントを取得することができる。これにより、算出リソース及び記憶領域を大幅に節約し、通知の処理効率を向上させる。
【0076】
例えば、上記n個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすことは、n個のリソースのアプリケーションデータがクロスリソースイベント通知ルールを満たすことをさらに含む。この場合、クロスリソースイベント通知ルールは、n個のリソースのうちの任意の2つのリソースのアプリケーションデータ間の類似度閾値を指示する。例えば、図4における複数の監視機器を校正する適用シーンでは、クロスリソースイベント通知ルールは、複数の監視機器のうちの任意数の監視機器により測定された監視データの類似度が最低類似度よりも大きいと、複数の監視機器を校正することを指示してもよい。例えば、AE1~AE3のそれぞれは、第1監視データ、第2監視データ及び第3監視データを取得する。第1監視データと第2監視数の類似度が最低類似度よりも高い場合、第1監視データに基づいてAE2の監視データを校正できる。
【0077】
例えば、上記n個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすことは、n個のリソースの操作時点がクロスリソースイベント通知ルールを満たすことをさらに含む。この場合、クロスリソースイベント通知ルールは、n個のリソースのうちの任意の2つのリソースの操作時点間の時間閾値をさらに指示する。
【0078】
このため、クロスリソース定期購読リソース300は、タイムウィンドウタイプ及びタイムウィンドウのサイズを含むことができる。具体的には、タイムウィンドウのサイズは、2つのリソースの操作時点の差の最大値wを指示することができる。例えば、図4のシーンでは、AE1~AE3は、それぞれ時間T1に第1監視データを、時間T2に第2監視データを、時間T3に第3監視データを取得するものとする。T1とT3との差の値がwよりも小さい場合、第1監視データに基づいてAE3の監視データを校正できる。
【0079】
例えば、上記n個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすことは、n個のリソースの通知内容タイプがクロスリソースイベント通知ルールを満たすことをさらに含む。この場合、クロスリソースイベント通知ルールは、n個のリソースのうちの任意の2つのリソースの通知内容タイプが同一の場合、アプリケーションデータを校正することをリソース定期購読エンティティに通知すること、及び、n個のリソースのうちの任意の2つのリソースの通知内容タイプが異なる場合、アプリケーションデータを相関分析することをリソース定期購読エンティティに通知することをさらに指示する。
【0080】
このため、クロスリソース定期購読リソース300は、クロスリソース定期購読通知の内容タイプを含むことができる。例えば、2つのリソースの通知内容タイプがいずれも監視データである場合、定期購読サービス機器110は、監視データを用いて校正することができる。2つのリソースの通知内容タイプのうちの一方が監視データであり、他方が位置データである場合、監視データ及び位置データを用いて相関分析を行うことができる。例えば、ある位置で監視データの変化を分析することができる。
【0081】
図5は、本開示の実施例に係る例500のフローチャートを示す。
【0082】
例500では、リソース定期購読エンティティ150、アプリケーションエンティティAE1~AEnは、定期購読サービス機器110に登録する。
【0083】
リソース定期購読エンティティ150は、クロスリソースイベント通知ルール及びAE1~AEnにより生成されるイベントを定期購読するためのイベント通知ルールを含むクロスリソース定期購読要求を定期購読サービス機器110に送信する。クロスリソースイベント通知ルールは、AE2~AEnの位置間隔がある位置閾値よりも小さく且つAE2~AEnのイベント生成時間の差が時間閾値よりも小さいことを指示する。定期購読サービス機器110は、AE1~AEnに対する定期購読リソース(イベント通知ルールを含む)を新規作成する。
【0084】
定期購読サービス機器110は、クロスリソース定期購読リソースを新規作成し、クロスリソース定期購読応答を返信する。
【0085】
アプリケーションエンティティAE2は、監視データ及び位置情報を含む第1リソース操作要求を送信する。
【0086】
定期購読サービス機器110は、AE2の監視データがAE2のイベント通知ルールを満たすか否かを判断し、満たす場合、第1イベントを生成し、第1操作応答を返信する。
【0087】
アプリケーションエンティティAE1は、第2リソース操作要求を送信する。
【0088】
定期購読サービス機器110は、アプリケーションエンティティAE1の監視データがAE1のイベント通知ルールを満たすか否かを判断し、満たす場合、第2イベントを生成し、第2操作応答を返信する。
【0089】
定期購読サービス機器110は、第1イベントと第2イベントがクロスリソース通知ルールを満たすか否かを判断する。すなわち、第1イベントと第2イベントが、(1)第1イベントと第2イベントに対応する位置情報がある位置閾値よりも小さいか否か、(2)第1イベントと第2イベントに対応する時間情報がある時間閾値よりも小さいか否か、(3)第1イベントと第2イベントに対応するアプリケーションデータ間の類似度がある類似度閾値よりも大きいか否か、(4)第1イベント及び第2イベントに対応するイベント数のトータルがあるリソーストータル閾値よりも大きいか否か、との4つの条件を満たすか否かを判断する。第1イベントと第2イベントが上記4つの条件を満たす場合、リソース定期購読エンティティ150にクロスリソースイベント通知を送信する。
【0090】
リソース定期購読エンティティ150は、通知を受信すると、定期購読サービス機器110に通知応答を返信することができる。リソース定期購読エンティティ150は、さらに、アプリケーションエンティティAE2に校正要求を送信して、アプリケーションエンティティAE2により送信された校正応答を受信することができる。
【0091】
定期購読サービス機器110は、アプリケーションエンティティAE4及びAE5より送信された、監視データ及び位置情報を含む第3リソース操作要求及び第4リソース操作要求をさらに受信する。
【0092】
定期購読サービス機器110は、アプリケーションエンティティAE4とAE5の監視データがイベント通知ルールを満たすか否かを判断し、満たす場合、第3イベント及び第4イベントを生成し、操作応答を返信する。
【0093】
定期購読サービス機器110は、第3イベントと第4イベントがクロスリソース通知ルールを満たすか否かを判断し、満たす場合、リソース定期購読エンティティ150にクロスリソースイベント通知を送信する。
【0094】
図6は、本開示の実施例に係るクロスリソースイベント通知を送信する装置600の模式図を示す。
【0095】
クロスリソースイベント通知を送信するシステムは、定期購読サービス機器である、クロスリソースイベント通知を送信する装置と、前記定期購読サービス機器にクロスリソース定期購読要求を送信するように構成されているリソース定期購読エンティティと、前記定期購読サービス機器にリソース操作要求を送信するように構成されているアプリケーションエンティティとを含むことができる。クロスリソースイベント通知を送信する装置600は、クロスリソース定期購読ユニット601と通知ユニット602とを含む。
【0096】
クロスリソース定期購読ユニット601は、クロスリソース定期購読要求をリソース定期購読エンティティから受信するように構成されている。クロスリソース定期購読要求は、複数のリソースを定期購読するために用いられ、前記複数のリソースのうちの各々のリソースのイベント通知ルール及びクロスリソースイベント通知ルールを含む。
【0097】
通知ユニット602は、複数のリソースのうちのn個のリソースが単一リソースのイベント通知ルールを満たし、且つn個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たす場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するように構成されている。
【0098】
図7は、本開示の実施例に係るクロスリソースイベント通知を送信する電子機器700の構造図を示す。
【0099】
図7を参照すると、クロスリソースイベント通知を送信する電子機器700は、プロセッサ701とメモリ702とを含むことができる。プロセッサ701及びメモリ702は、バス703を介して接続されてもよい。電子機器700は、タワーサーバ、ラックサーバ(Rack)、ブレードサーバ(Blade Server)、キャビネットサーバなどであってもよい。
【0100】
プロセッサ701は、メモリ702に記憶されたプログラムに従って様々な動作および処理を実行することができる。具体的には、プロセッサ701は、信号の処理能力を有する集積回路チップであってもよい。上記プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)又はその他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジック装置、ディスクリートハードウェアユニットであってもよい。本願の実施例に開示されている各方法、ステップ及びロジックブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、又は、当該プロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであってもよく、X86アーキテクチャまたはARMアーキテクチャであってもよい。
【0101】
メモリ702にはコンピュータ命令が記憶されており、コンピュータ命令がプロセッサ701により実行される場合、上記クロスリソースイベント通知を送信する方法200が実現される。メモリ702は揮発性メモリまたは不揮発性メモリであってもよく、または揮発性および不揮発性メモリの両方を含んでもよい。不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部高速キャッシュとして機能するランダムアクセスメモリ(RAM)であってもよい。例示的であるが、限定的ではないが、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)、同期動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM)、ダブルデータレート同期動的ランダムアクセスメモリ(DDRSDRAM)、拡張型同期動的ランダムアクセスメモリ(ESDRAM)、同期接続動的ランダムアクセスメモリ(SLDRAM)、及び直接メモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM)などの多くの形態のRAMは、使用可能である。なお、本明細書で説明する方法のメモリは、これらおよび他の任意の適切な種類のメモリを含むことが意図されているが、これらに限定されない。
【0102】
本開示は、クロスリソースイベント通知を送信するシステムをさらに提供する。当該クロスリソースイベント通知を送信するシステムは、図1A及び図1Bに示す定期購読サービス機器110と、リソース定期購読エンティティ150と、アプリケーションエンティティ(例えば、第1アプリケーションエンティティ130及び第2アプリケーションエンティティ140)とを含むことができる。リソース定期購読エンティティ150は、前記定期購読サービス機器にクロスリソース定期購読要求を送信するように構成されている。アプリケーションエンティティは、前記定期購読サービス機器にリソース操作要求を送信するように構成されている。
【0103】
本開示は、コンピュータ命令が記憶されている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、当該コンピュータ命令がプロセッサにより実行される場合、上記のクロスリソースイベント通知を送信する方法200が実現される。同様に、本開示の実施例におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、または揮発性および不揮発性メモリの両方を含んでもよい。本明細書で説明するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、これらおよび他の任意の適切な種類のメモリを含むことが意図されているが、これらに限定されない。
【0104】
本開示は、改良されたクロスリソースイベント通知を送信する方法、装置、電子機器、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びシステムを提供する。当該クロスリソースイベント通知を送信する方法、装置、電子機器、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びシステムは、複数のリソースのうちの一部のリソースにより生成された複雑なイベント情報を処理でき、情報通知を効率的に処理することができる。
【0105】
図面のフローチャートおよびブロック図は、本開示の様々な実施形態に係るシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品の可能な実装のアーキテクチャ、機能、および操作を示している。当該点において、フローチャートまたはブロック図の各ブロックは、所定の論理機能を実現するための実行可能命令を含むモジュール、プログラムセグメント、またはコードの一部を表してもよい。また、代替的な実装では、ブロックに示されている機能は、図面に示されているものとは異なる順序で発生してもよいことに留意されたい。例えば、2つの連続して表されるブロックは、実際には基本的に並列に実行されてもよく、関連する機能に応じて、逆の順序で実行されてもよい。ブロック図および/またはフローチャートの各ブロック、およびブロック図および/またはフローチャートのブロックの組み合わせは、所定の機能または操作を実行するためのハードウェアベースの専用システムで実現されてもよく、または専用のハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせで実現されてもよいことに留意されたい。
【0106】
一般的に、本開示の様々な例示的な実施形態は、ハードウェアまたは専用回路、ソフトウェア、ファームウェア、論理、またはこれらの任意の組合せで実施することができる。いくつかの態様はハードウェアで実施されてもよく、他の態様はコントローラ、マイクロプロセッサ、または他のコンピューティング機器によって実行されてもよいファームウェアまたはソフトウェアで実施されてもよい。本開示の実施形態の様々な態様が、ブロック図、フローチャート、またはいくつかの他の図形を使用して図示または説明されている場合、ここで説明するブロック、装置、システム、技術、または方法は、非限定的な例としてハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路または論理、汎用ハードウェアまたはコントローラまたは他のコンピューティング機器、またはこれらのいくつかの組合せで実施されてもよいことを理解されたい。
【0107】
上記で詳細に説明した本発明の例示的な実施形態は、限定的ではなく、単なる例示的なものである。当業者は、本発明の原理および精神から逸脱することなく、これらの実施形態またはその特徴について様々な修正および組み合わせを行うことができ、このような修正が本発明の範囲内に入るべきであることを理解するであろう。
【0108】
以上は本開示の例示的な実施形態だけであり、本開示の保護範囲を限定するものではなく、本開示の保護範囲は添付の特許請求の範囲によって決定される。
【符号の説明】
【0109】
110 定期購読サービス機器
120 ネットワーク
130 第1アプリケーションエンティティ
140 第2アプリケーションエンティティ
150 リソース定期購読エンティティ
図1A
図1B
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2022-03-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クロスリソースイベント通知を送信する方法であって、
複数のリソースを定期購読するクロスリソース定期購読要求をリソース定期購読エンティティから受信するステップであって、前記クロスリソース定期購読要求は、単一リソースのイベント通知ルール及びクロスリソースイベント通知ルールを複数含むステップと、
m(2以上の正整数)個のリソースのうちのn(2以上の正整数)個のリソースが単一リソースのイベント通知ルールを満たし且つクロスリソースイベント通知ルールを満たすと決定し、前記リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップとを含む、クロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項2】
前記クロスリソースイベント通知を送信する前、位置情報と、アプリケーションデータと、操作時点と、のうちの1つ又は複数を含むリソース操作要求を受信するステップと、
前記リソース操作要求に基づいて、前記m個のリソースのうちのn個のリソースが単一リソースのイベント通知ルールを満たし且つクロスリソースイベント通知ルールを満たすと決定するステップと、をさらに含む、請求項1に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項3】
前記リソース操作要求は位置情報を含み、
前記n個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすステップは、前記n個のリソースの位置情報がクロスリソースイベント通知ルールを満たすステップをさらに含む、請求項2に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項4】
前記クロスリソースイベント通知ルールは、n個のリソースの位置間の距離閾値を指示する、請求項3に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項5】
第1アプリケーションエンティティの位置情報を含むリソース操作要求と、第2アプリケーションエンティティの位置情報を含むリソース操作要求とを受信するステップと、
前記第1アプリケーションエンティティの位置情報に基づいて第1リソースの第1位置を更新するステップと、
前記第2アプリケーションエンティティの位置情報に基づいて第2リソースの第2位置を更新するステップと、
前記距離閾値が任意の2つのリソースの位置間の距離のうちの最大距離であり、前記第1位置と第2位置との距離が前記最大距離よりも小さい場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、又は
前記距離閾値が任意の2つのリソースの位置間の距離のうちの最小距離であり、前記第1位置と第2位置との距離が前記最小距離よりも大きい場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、又は
前記距離閾値が任意の2つのリソースの位置間の距離における距離範囲であり、前記第1位置と第2位置との距離が前記距離範囲内にあると、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、をさらに含む、請求項4に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項6】
前記n個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすステップは、前記nがクロスリソースイベント通知ルールを満たすことをさらに含む、請求項1~5のいずれかに記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項7】
前記クロスリソースイベント通知ルールは、n(n<m)の閾値をさらに指示する、請求項6に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項8】
前記nの閾値がnの最大値MAXを指示し、nがMAXよりも小さい場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、又は
前記nの閾値がnの最小値MINを指示し、nがMINよりも大きい場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、又は
前記nの閾値がnの最大値MAX及び最小値MINを指示し、nがMAXよりも小さく且つnがMINよりも大きい場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップをさらに含む、請求項7に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項9】
前記リソース操作要求はアプリケーションデータを含み、
前記n個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすステップは、前記n個のリソースのアプリケーションデータがクロスリソースイベント通知ルールを満たすことをさらに含む、請求項2~5のいずれかに記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項10】
前記クロスリソースイベント通知ルールは、n個のリソースのアプリケーションデータ間の類似度閾値をさらに指示する、請求項9に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項11】
第1アプリケーションエンティティのアプリケーションデータを含むリソース操作要求と第2アプリケーションエンティティのアプリケーションデータを含むリソース操作要求とを受信するステップと、
前記第1アプリケーションエンティティのアプリケーションデータに基づいて第1リソースの第1アプリケーションデータを更新するステップと、
前記第2アプリケーションエンティティのアプリケーションデータに基づいて第2リソースの第2アプリケーションデータを更新するステップと、
前記類似度閾値が任意の2つのリソースのアプリケーションデータの最大類似度であり、第1アプリケーションデータと第2アプリケーションデータとの類似度が前記最大類似度よりも小さい場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、又は
前記類似度閾値が任意の2つのリソースのアプリケーションデータの最小類似度であり、第1アプリケーションデータと第2アプリケーションデータとの類似度が前記最小類似度よりも大きい場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、又は
前記類似度閾値が任意の2つのリソースのアプリケーションデータの類似度範囲であり、第1アプリケーションデータと第2アプリケーションデータとの類似度が前記類似度範囲内にある場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、をさらに含む、請求項10に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項12】
前記リソース操作要求は、操作時点を含み、
前記n個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすステップは、前記n個のリソースの操作時点がクロスリソースイベント通知ルールを満たすステップをさらに含む、請求項2~5のいずれかに記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項13】
前記クロスリソースイベント通知ルールは、n個のリソースの操作時点の時間閾値をさらに指示する、請求項12に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項14】
第1アプリケーションエンティティの操作時点を含むリソース操作要求と第2アプリケーションエンティティの操作時点を含むリソース操作要求とを受信するステップと、
前記第1アプリケーションエンティティの操作時点に基づいて第1リソースの第1操作時点を更新するステップと、
前記第2アプリケーションエンティティの操作時点に基づいて第2リソースの第2操作時点を更新するステップと、
前記時間閾値が任意の2つのリソースの操作時点間の最大時間差であり、第1操作時点と第2操作時点との時間差が前記最大時間差よりも小さい場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、又は
前記時間閾値が任意の2つのリソースの操作時点間の最小時間差であり、第1操作時点と第2操作時点との時間差が前記最小時間差よりも大きい場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、又は
前記時間閾値が任意の2つのリソースの操作時点間の時間差範囲であり、前記第1操作時点と第2操作時点との時間差が前記時間差範囲内にある場合、リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信するステップ、をさらに含む、請求項13に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項15】
前記n個のリソースがクロスリソースイベント通知ルールを満たすステップは、前記n個のリソースの通知内容タイプがクロスリソースイベント通知ルールを満たすステップをさらに含む、請求項1~14のいずれかに記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項16】
前記クロスリソースイベント通知ルールは、
前記n個のリソースのうちの任意の2つのリソースの通知内容タイプが同一の場合、アプリケーションデータを校正することをリソース定期購読エンティティに通知することと、
前記n個のリソースのうちの任意の2つのリソースの通知内容タイプが異なる場合、アプリケーションデータを相関分析することをリソース定期購読エンティティに通知することと、をさらに指示する、請求項15に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項17】
第1アプリケーションエンティティのリソース操作要求と第2アプリケーションエンティティのリソース操作要求とを受信するステップと、
前記第1アプリケーションエンティティのリソース操作要求とイベント通知ルールとに従って第1リソースの第1通知内容タイプを決定するステップ、又は
前記第2アプリケーションエンティティのリソース操作要求とイベント通知ルールとに従って第2リソースの第2通知内容タイプを決定するステップ、又は
前記第1通知内容タイプと前記第2通知内容タイプが同一の場合、アプリケーションデータを校正することをリソース定期購読エンティティに通知するステップ、又は
前記第1通知内容タイプと前記第2通知内容タイプが異なる場合、アプリケーションデータを相関分析することをリソース定期購読エンティティに通知するステップ、をさらに含む、請求項16に記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法。
【請求項18】
クロスリソースイベント通知を送信するシステムであって、
定期購読サービス機器である、クロスリソースイベント通知を送信する装置と、
前記定期購読サービス機器にクロスリソース定期購読要求を送信するリソース定期購読エンティティと、
前記定期購読サービス機器にリソース操作要求を送信するアプリケーションエンティティと、を含み、
前記クロスリソースイベント通知を送信する装置は、
複数のリソースを定期購読するクロスリソース定期購読要求をリソース定期購読エンティティから受信する定期購読ユニットであって、前記クロスリソース定期購読要求は、単一リソースのイベント通知ルール及びクロスリソースイベント通知ルールを複数含む、クロスリソース定期購読ユニットと、
m(2以上の正整数)個のリソースのうちのn(2以上の正整数)個のリソースが単一リソースのイベント通知ルールを満たし且つクロスリソースイベント通知ルールを満たすと決定し、前記リソース定期購読エンティティにクロスリソースイベント通知を送信する通知ユニット、とを含む、クロスリソースイベント通知を送信するシステム。
【請求項19】
クロスリソースイベント通知を送信する電子機器であって、
プロセッサと、
コンピュータ命令が記憶されているメモリとを含み、
当該コンピュータ命令がプロセッサにより実行される場合、請求項1~17のいずれかに記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法が実現される、電子機器。
【請求項20】
コンピュータ命令が記憶されているンコピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータ命令がプロセッサにより実行される場合、請求項1~17のいずれかに記載のクロスリソースイベント通知を送信する方法が実現される、記憶媒体。
【国際調査報告】