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特表2023-509672マルチ送信及び受信点(マルチTRP)強化
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-09
(54)【発明の名称】マルチ送信及び受信点(マルチTRP)強化
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/0457 20230101AFI20230302BHJP
   H04W 76/15 20180101ALI20230302BHJP
   H04W 16/32 20090101ALI20230302BHJP
【FI】
H04W72/04 111
H04W76/15
H04W16/32
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022540685
(86)(22)【出願日】2020-02-12
(85)【翻訳文提出日】2022-06-30
(86)【国際出願番号】 CN2020074962
(87)【国際公開番号】W WO2021159358
(87)【国際公開日】2021-08-19
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】503260918
【氏名又は名称】アップル インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Apple Inc.
【住所又は居所原語表記】One Apple Park Way,Cupertino, California 95014, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100210239
【弁理士】
【氏名又は名称】富永 真太郎
(72)【発明者】
【氏名】スン ハイトン
(72)【発明者】
【氏名】チャン ユシュ
(72)【発明者】
【氏名】ゼン ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】チャン ダウェイ
(72)【発明者】
【氏名】キム ユチョル
(72)【発明者】
【氏名】ヘ ホン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ウェイドン
(72)【発明者】
【氏名】イェ チュンシュアン
(72)【発明者】
【氏名】ヤオ チュンハイ
(72)【発明者】
【氏名】オテリ オゲネコメ
(72)【発明者】
【氏名】タン ジア
(72)【発明者】
【氏名】プ ティアンヤン
(72)【発明者】
【氏名】チャオ ペンカイ
(72)【発明者】
【氏名】チャン ウェイ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE24
(57)【要約】
例示的な方法では、ユーザ機器(UE)デバイスは、無線ネットワークを介してデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つのために、UEデバイスに利用可能な1つ以上のコンポーネントキャリアを判定する。UEデバイスは、無線ネットワークに、各コンポーネントキャリアについて、コンポーネントキャリアがマルチ送信及び受信点(マルチTRP)通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかのインジケーションを送信する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークを介してデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つのために、前記UEデバイスに利用可能な1つ以上のコンポーネントキャリアを判定することと、
前記UEデバイスによって前記無線ネットワークに、各コンポーネントキャリアについて、前記コンポーネントキャリアがマルチ送信及び受信点(マルチTRP)通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかのインジケーションを送信することと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記マルチTRP通信プロトコルに従って、前記UEデバイスは、前記無線ネットワークの第1のTRPにデータの第1のインスタンスを送信し、前記無線ネットワークの第2のTRPにデータの第2のインスタンスを送信するように構成されている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記マルチTRP通信プロトコルに従って、前記UEデバイスは、前記無線ネットワークの第1のTRPからデータの第1のインスタンスを受信し、前記無線ネットワークの第2のTRPからデータの第2のインスタンスを受信するように構成されている、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
各コンポーネントキャリアについて、前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかの前記インジケーションは、
前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信することをサポートするかどうかを示している第1のデータ項目と、
前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを受信することをサポートするかどうかを示している第2のデータ項目と、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
各コンポーネントキャリアについて、前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかの前記インジケーションを、前記無線ネットワークの基地局によって、受信することと、
前記基地局によって、前記1つ以上のコンポーネントキャリアの第1のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートすると判定することと、
前記第1のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートすると判定したことに応じて、第1のリソースコストを前記第1のコンポーネントキャリアに割り当てることと、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記基地局によって、前記1つ以上のコンポーネントキャリアの第2のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートしないと判定することと、
前記第2のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートしないと判定したことに応じて、第2のリソースコストを前記第2のコンポーネントキャリアに割り当てることと、を更に含み、前記第1のリソースコストは前記第2のリソースコストより大きい、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のリソースコスト及び前記第2のリソースコストの各々は、前記UEデバイスが、キャリアアグリゲーション中にサポートすることができるコンポーネントキャリアの数に対応する、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
各コンポーネントキャリアについて、前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRPに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかの前記インジケーションは、
前記マルチTRP通信プロトコルに従って、前記制御チャネルを使用してデータを送信することに関連付けられたリソースコストを示すデータ項目を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記リソースコストは整数値である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記リソースコストは非整数値である、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
デバイスであって、
1つ以上のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を備え、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークを介してデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つのために、前記UEデバイスに利用可能な1つ以上のコンポーネントキャリアを判定することと、
前記UEデバイスによって前記無線ネットワークに、各コンポーネントキャリアについて、前記コンポーネントキャリアがマルチ送信及び受信点(マルチTRP)通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかのインジケーションを送信することと、
を含む動作を実行させる、デバイス。
【請求項12】
前記マルチTRP通信プロトコルに従って、前記UEデバイスは、前記無線ネットワークの第1のTRPにデータの第1のインスタンスを送信し、前記無線ネットワークの第2のTRPにデータの第2のインスタンスを送信するように構成されている、請求項11に記載のデバイス。
【請求項13】
前記マルチTRP通信プロトコルに従って、前記UEデバイスが、前記無線ネットワークの第1のTRPからのデータの第1のインスタンスを受信し、前記無線ネットワークの第2のTRPからのデータの第2のインスタンスを受信するように構成されている、請求項11に記載のデバイス。
【請求項14】
各コンポーネントキャリアについて、前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかの前記インジケーションは、
前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信することをサポートするかどうかを示す第1のデータ項目と、
前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを受信することをサポートするかどうかを示す第2のデータ項目と、
を含む、請求項11に記載のデバイス。
【請求項15】
各コンポーネントキャリアについて、前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかの前記インジケーションを、前記無線ネットワークの基地局によって、受信することと、
前記基地局によって、前記1つ以上のコンポーネントキャリアの第1のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートすると判定することと、
前記第1のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートすると判定したことに応じて、第1のリソースコストを前記第1のコンポーネントキャリアに割り当てることと、
を更に備える、請求項11に記載のデバイス。
【請求項16】
前記基地局によって、前記1つ以上のコンポーネントキャリアの第2のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートしないと判定することと、
前記第2のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートしないと判定したことに応じて、第2のリソースコストを前記第2のコンポーネントキャリアに割り当てることと、を更に備え、前記第1のリソースコストは前記第2のリソースコストより大きい、請求項15に記載のデバイス。
【請求項17】
前記第1のリソースコスト及び前記第2のリソースコストの各々は、前記UEデバイスが、キャリアアグリゲーション中にサポートすることができるコンポーネントキャリアの数に対応する、請求項16に記載のデバイス。
【請求項18】
各コンポーネントキャリアについて、前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRPに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかの前記インジケーションは、
前記マルチTRP通信プロトコルに従って、前記制御チャネルを使用してデータを送信することに関連付けられたリソースコストを示すデータ項目、を含む、請求項11に記載のデバイス。
【請求項19】
前記リソースコストは整数値である、請求項11に記載のデバイス。
【請求項20】
前記リソースコストは非整数値である、請求項11に記載のデバイス。
【請求項21】
記憶された命令を有する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークを介してデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つのために、前記UEデバイスに利用可能な1つ以上のコンポーネントキャリアを判定することと、
前記UEデバイスによって前記無線ネットワークに、各コンポーネントキャリアについて、前記コンポーネントキャリアがマルチ送信及び受信点(マルチTRP)通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかのインジケーションを送信することと、
を含む動作を実行させる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項22】
前記マルチTRP通信プロトコルに従って、前記UEデバイスは、前記無線ネットワークの第1のTRPにデータの第1のインスタンスを送信し、前記無線ネットワークの第2のTRPにデータの第2のインスタンスを送信するように構成されている、請求項21に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項23】
前記マルチTRP通信プロトコルに従って、前記UEデバイスは、前記無線ネットワークの第1のTRPからデータの第1のインスタンスを受信し、前記無線ネットワークの第2のTRPからデータの第2のインスタンスを受信するように構成されている、請求項21に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項24】
各コンポーネントキャリアについて、前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかの前記インジケーションは、
前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信することをサポートするかどうかを示す第1のデータ項目と、
前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを受信することをサポートするかどうかを示す第2のデータ項目と、
を含む、請求項21に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項25】
各コンポーネントキャリアについて、前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかの前記インジケーションを、前記無線ネットワークの基地局によって、受信することと、
前記基地局によって、前記1つ以上のコンポーネントキャリアの第1のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートすると判定することと、
前記第1のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートすると判定したことに応じて、第1のリソースコストを前記第1のコンポーネントキャリアに割り当てることと、
を更に備える、請求項21に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項26】
前記基地局によって、前記1つ以上のコンポーネントキャリアの第2のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートしないと判定することと、
前記第2のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートしないと判定したことに応じて、第2のリソースコストを前記第2のコンポーネントキャリアに割り当てることと、を更に含み、前記第1のリソースコストは前記第2のリソースコストより大きい、請求項25に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項27】
前記第1のリソースコスト及び前記第2のリソースコストの各々は、前記UEデバイスが、キャリアアグリゲーション中にサポートすることができるコンポーネントキャリアの数に対応する、請求項26に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項28】
各コンポーネントキャリアについて、前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRPに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかの前記インジケーションは、
前記マルチTRP通信プロトコルに従って、前記制御チャネルを使用してデータを送信することに関連付けられたリソースコストを示すデータ項目、を含む、請求項21に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項29】
前記リソースコストは整数値である、請求項21に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項30】
前記リソースコストは非整数値である、請求項21に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項31】
方法であって、
無線ネットワークの基地局によって、前記無線ネットワークを介してデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つについて、前記無線ネットワークの点(TRP)を送信及び受信するために利用可能な複数の制御リソースセット(CORESET)を判定することと、
前記基地局によって、前記無線ネットワークの前記TRPのリソース割り振り割り当てを生成することであって、前記リソース割り振り割り当てを生成することは、
前記CORESETの各々について、前記CORESETを1つ以上のそれぞれの論理識別子であって、
各論理識別子が前記無線ネットワークの異なる個別のTRPに対応し、
前記CORESETのうちの少なくとも1つが、2つのそれぞれの論理識別子に関連付けられている、1つ以上のそれぞれの論理識別子に関連付けることを含む、ことと、
前記基地局によって、前記リソース割り振り割り当てに従って、前記無線ネットワークの前記TRPにネットワークリソースを割り当てることと、
を含む、方法。
【請求項32】
ネットワークリソースを前記無線ネットワークの前記TRPに割り当てることは、
第1のCORESETが単一の論理識別子に関連付けられていると判定することと、
前記第1のCORESETに対する第1の量のネットワークリソースを割り当てることと、
を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
ネットワークリソースを前記無線ネットワークの前記基地局に割り当てることは、
第2のCORESETが、複数の論理識別子に関連付けられていると判定することと、
前記第2のCORESETに対する第2の量のネットワークリソースを割り当てることと、を含み、前記第2の量のネットワークリソースは、前記第1の量のネットワークリソースよりも大きい、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記リソース割り振り割り当てを生成することは、
前記論理識別子の各々について、その論理識別子に関連付けられた前記CORESETの各々を列挙することを含む、請求項31に記載の方法。
【請求項35】
前記複数のCORESETは、周波数領域及び時間領域に関して複数の異なるグループ間に分散され、
第1の論理識別子は、第1のサブセットのCORESETに関連付けられ、前記第1のサブセットのCORESETは、前記周波数領域及び前記時間領域に関して第1のグループに関連付けられ、
第2の論理識別子は、第2のサブセットのCORESETに関連付けられ、前記第2のサブセットのCORESETは、前記周波数領域及び前記時間領域に関して前記第1のグループに関連付けられ、
前記第1のサブセットのCORESETと前記第2のサブセットのCORESETとは、相互に排他的ではない、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記複数のCORESETは、周波数領域及び時間領域に関して複数の異なるグループ間に分散され、
第1の論理識別子は、第1のサブセットのCORESETに関連付けられ、前記第1のサブセットのCORESETは、前記周波数領域及び前記時間領域に関して第1のグループに関連付けられ、
第2の論理識別子は、第2のサブセットのCORESETに関連付けられ、前記第2のサブセットのCORESETは、前記周波数領域及び前記時間領域に関して前記第1のグループに関連付けられ、
前記第1のサブセットのCORESETと前記第2のサブセットのCORESETとは、相互に排他的である、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
第1のCORESETは、前記第1のサブセットのCORESET及び前記第2のサブセットのCORESETに共通であり、
第2のCORESETは、前記第1のサブセットのCORESET又は前記第2のサブセットのCORESETのうちの1つに含まれ、
前記方法が、
前記第1のCORESETに対する第1の量のネットワークリソースを割り当てることと、
前記第2のCORESETに対する第2の量のネットワークリソースを割り当てることと、を更に含み、前記第1の量のネットワークリソースは、前記第2の量のネットワークリソースよりも大きい、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
デバイスであって、
1つ以上のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を備え、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
無線ネットワークの基地局によって、前記無線ネットワークを介してデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つについて、前記無線ネットワークの点(TRP)を送信及び受信するために利用可能な複数の制御リソースセット(CORESET)を判定することと、
前記基地局によって、前記無線ネットワークの前記TRPのリソース割り振り割り当てを生成することであって、前記リソース割り振り割り当てを生成することは、
前記CORESETの各々について、前記CORESETを1つ以上のそれぞれの論理識別子であって、
各論理識別子が前記無線ネットワークの異なる個別のTRPに対応し、
前記CORESETのうちの少なくとも1つが、2つのそれぞれの論理識別子に関連付けられる、1つ以上のそれぞれの論理識別子に関連付けることを含む、ことと、
前記基地局によって、前記リソース割り振り割り当てに従って、前記無線ネットワークの前記TRPにネットワークリソースを割り当てることと、
を含む動作を実行させる、デバイス。
【請求項39】
ネットワークリソースを前記無線ネットワークの前記TRPに割り当てることは、
第1のCORESETが単一の論理識別子に関連付けられていると判定することと、
前記第1のCORESETに対する第1の量のネットワークリソースを割り当てることと、
を含む、請求項38に記載のデバイス。
【請求項40】
ネットワークリソースを前記無線ネットワークの前記基地局に割り当てることは、
第2のCORESETが、複数の論理識別子に関連付けられていると判定することと、
前記第2のCORESETに対する第2の量のネットワークリソースを割り当てることと、を含み、前記第2の量のネットワークリソースは、前記第1の量のネットワークリソースよりも大きい、請求項39に記載のデバイス。
【請求項41】
前記リソース割り振り割り当てを生成することは、
前記論理識別子の各々について、その論理識別子に関連付けられた前記CORESETの各々を列挙することを含む、請求項38に記載のデバイス。
【請求項42】
前記複数のCORESETは、周波数領域及び時間領域に関して複数の異なるグループ間に分散され、
第1の論理識別子は、第1のサブセットのCORESETに関連付けられ、前記第1のサブセットのCORESETは、前記周波数領域及び前記時間領域に関して第1のグループに関連付けられ、
第2の論理識別子は、第2のサブセットのCORESETに関連付けられ、前記第2のサブセットのCORESETは、前記周波数領域及び前記時間領域に関して前記第1のグループに関連付けられ、
前記第1のサブセットのCORESETと前記第2のサブセットのCORESETとは、相互に排他的ではない、請求項41に記載のデバイス。
【請求項43】
前記複数のCORESETは、周波数領域及び時間領域に関して複数の異なるグループ間に分散され、
第1の論理識別子は、第1のサブセットのCORESETに関連付けられ、前記第1のサブセットのCORESETは、前記周波数領域及び前記時間領域に関して第1のグループに関連付けられ、
第2の論理識別子は、第2のサブセットのCORESETに関連付けられ、前記第2のサブセットのCORESETは、前記周波数領域及び前記時間領域に関して前記第1のグループに関連付けられ、
前記第1のサブセットのCORESETと前記第2のサブセットのCORESETとは、相互に排他的である、請求項41に記載のデバイス。
【請求項44】
第1のCORESETは、前記第1のサブセットのCORESET及び前記第2のサブセットのCORESETに共通であり、
第2のCORESETは、前記第1のサブセットのCORESET又は前記第2のサブセットのCORESETのうちの1つに含まれ、
前記方法が、
前記第1のCORESETに対する第1の量のネットワークリソースを割り当てることと、
前記第2のCORESETに対する第2の量のネットワークリソースを割り当てることと、を更に含み、前記第1の量のネットワークリソースは、前記第2の量のネットワークリソースよりも大きい、請求項43に記載のデバイス。
【請求項45】
記憶された命令を有する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
無線ネットワークの基地局によって、前記無線ネットワークを介してデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つについて、前記無線ネットワークの点(TRP)を送信及び受信するために利用可能な複数の制御リソースセット(CORESET)を判定することと、
前記基地局によって、前記無線ネットワークの前記TRPのリソース割り振り割り当てを生成することであって、前記リソース割り振り割り当てを生成することは、
前記CORESETの各々について、前記CORESETを1つ以上のそれぞれの論理識別子であって、
各論理識別子が前記無線ネットワークの異なる個別のTRPに対応し、
前記CORESETのうちの少なくとも1つが、2つのそれぞれの論理識別子に関連付けられる、1つ以上のそれぞれの論理識別子に関連付けることを含む、ことと、
前記基地局によって、前記リソース割り振り割り当てに従って、前記無線ネットワークの前記TRPにネットワークリソースを割り当てることと、
を含む動作を実行させる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項46】
ネットワークリソースを前記無線ネットワークの前記TRPに割り当てることは、
第1のCORESETが単一の論理識別子に関連付けられていると判定することと、
前記第1のCORESETに対する第1の量のネットワークリソースを割り当てることと、
を含む、請求項45に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項47】
ネットワークリソースを前記無線ネットワークの前記基地局に割り当てることは、
第2のCORESETが、複数の論理識別子に関連付けられていると判定することと、
前記第2のCORESETに対する第2の量のネットワークリソースを割り当てることと、を含み、前記第2の量のネットワークリソースは、前記第1の量のネットワークリソースよりも大きい、請求項46に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項48】
前記リソース割り振り割り当てを生成することは、
前記論理識別子の各々について、その論理識別子に関連付けられた前記CORESETの各々を列挙することを含む、請求項45に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項49】
前記複数のCORESETは、周波数領域及び時間領域に関して複数の異なるグループ間に分散され、
第1の論理識別子は、第1のサブセットのCORESETに関連付けられ、前記第1のサブセットのCORESETは、前記周波数領域及び前記時間領域に関して第1のグループに関連付けられ、
第2の論理識別子は、第2のサブセットのCORESETに関連付けられ、前記第2のサブセットのCORESETは、前記周波数領域及び前記時間領域に関して前記第1のグループに関連付けられ、
前記第1のサブセットのCORESETと前記第2のサブセットのCORESETとは、相互に排他的ではない、請求項48に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項50】
前記複数のCORESETは、周波数領域及び時間領域に関して複数の異なるグループ間に分散され、
第1の論理識別子は、第1のサブセットのCORESETに関連付けられ、前記第1のサブセットのCORESETは、前記周波数領域及び前記時間領域に関して第1のグループに関連付けられ、
第2の論理識別子は、第2のサブセットのCORESETに関連付けられ、前記第2のサブセットのCORESETは、前記周波数領域及び前記時間領域に関して前記第1のグループに関連付けられ、
前記第1のサブセットのCORESETと前記第2のサブセットのCORESETとは、相互に排他的である、請求項48に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項51】
第1のCORESETは、前記第1のサブセットのCORESET及び前記第2のサブセットのCORESETに共通であり、
第2のCORESETは、前記第1のサブセットのCORESET又は前記第2のサブセットのCORESETのうちの1つに含まれ、
前記方法が、
前記第1のCORESETに対する第1の量のネットワークリソースを割り当てることと、
前記第2のCORESETに対する第2の量のネットワークリソースを割り当てることと、を更に含み、前記第1の量のネットワークリソースは、前記第2の量のネットワークリソースよりも大きい、請求項50に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項52】
方法であって、
ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、
前記データを送信する繰り返し数のインジケーションと、を含む、制御情報を受信することと、
前記無線ネットワークに前記データを送信するための送信方式を選択することであって、前記送信方式を選択することは、
前記TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準又は第2のセットの基準であって、
前記第1のセットの基準は、前記データを送信する前記繰り返し数が1より大きい場合に満たされ、
前記第2のセットの基準は、前記データを送信する前記繰り返し数が1より大きく、前記CDMグループの数が1である場合に満たされる、第1のセットの基準又は第2のセットの基準のうちの少なくとも一方が満たされている場合に、第1の送信方式を選択すること、又は、
前記TCI状態の数が1であり、前記第1のセットの基準及び前記第2のセットの基準が満たされていない場合に、第2の送信方式を選択することと、
前記選択された送信方式に従って前記データを前記無線ネットワークに送信することと、を含む、ことと、
を含む、方法。
【請求項53】
前記第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(time division multiplexing、TDM)送信方式である、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記第1の送信方式は、2つ以下の送信ポートに関して実行されるスロット間繰り返しTDM送信方式である、請求項52に記載の方法。
【請求項55】
前記第2の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式である、請求項52に記載の方法。
【請求項56】
方法であって、
基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、
前記データを送信する繰り返し数のインジケーションと、を含む、制御情報を送信することと、
前記基地局において、前記無線ネットワークを介して前記UEデバイスから、前記UEデバイスによって選択された送信方式であって、第1の送信方式は、前記TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準又は第2のセットの基準のうちの少なくとも1つが満たされているという前記UEデバイスによる判定に基づいて選択され、第2の送信方式は、前記TCI状態の数が1であり、前記第1のセットの基準及び前記第2のセットの基準が満たされていないという判定に基づいて選択され、
前記第1のセットの基準は、前記データを送信する前記繰り返し数が1より大きい場合に満たされ、
前記第2のセットの基準は、前記データを送信する前記繰り返し数が1より大きく、前記CDMグループの数が1である場合に満たされる、送信方式に従って前記データを受信することと、
を含む、方法。
【請求項57】
前記第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記第1の送信方式は、2つ以下の送信ポートに関して実行されるスロット間繰り返しTDM送信方式である、請求項56に記載の方法。
【請求項59】
前記第2の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式である、請求項56に記載の方法。
【請求項60】
方法であって、
ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションを含む、制御情報を受信することと、
前記無線ネットワークに前記データを送信するための送信方式を選択することであって、前記送信方式を選択することは、
前記TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準であって、前記第1のセットの基準は、前記制御情報が前記データを送信する繰り返し数が1より大きいことを示し、前記制御情報が前記送信に使用される送信方式のインジケーションを含まない場合に満たされる、第1のセットの基準が満たされる場合に第1の送信方式を選択することと、
前記TCI状態の数が1であり、第2のセットの基準であって、前記第2のセットの基準は、前記制御情報が前記データを送信する前記繰り返し数を示さず、前記制御情報が前記送信にスロット内繰り返し時分割多重化(TMD)送信方式が使用されるというインジケーションを含む場合に満たされる、第2のセットの基準が満たされる場合に第2の送信方式を選択することと、
前記TCI状態の数が1であり、第3のセットの基準であって、前記第3のセットの基準は、前記制御情報が、前記データを送信する前記繰り返し数が1より大きいことを示し、前記制御情報が、前記送信に前記スロット内TDM送信方式が使用されることを示す場合に満たされる、第3のセットの基準が満たされる場合に第3の送信方式を選択すること、又は、
前記TCI状態の数が1であり、前記第1のセットの基準、前記第2のセットの基準及び前記第3のセットの基準が満たされていない場合に、第4の送信方式を選択することと、を含む、ことと、
前記選択された送信方式に従って前記データを前記無線ネットワークに送信することと、
を含む、方法。
【請求項61】
前記第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記第2の送信方式は前記スロット内繰り返しTDM送信方式である、請求項60に記載の方法。
【請求項63】
前記第3の送信方式は、前記スロット間繰り返しTDM送信方式、前記スロット内繰り返しTDM送信方式、又はデータ繰り返しのない送信方式のうちの1つである、請求項60に記載の方法。
【請求項64】
前記第4の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式である、請求項60に記載の方法。
【請求項65】
方法であって、
基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションを含む、制御情報を送信することと、
前記基地局において、前記無線ネットワークを介して前記UEデバイスから、前記UEデバイスによって選択された送信方式に従ってデータを受信することと、を含み、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準であって、前記第1のセットの基準は、前記制御情報が前記データを送信する繰り返し数が1より大きいことを示し、前記制御情報が前記送信に使用される送信方式のインジケーションを含まない場合に満たされる、第1のセットの基準が満たされる場合に第1の送信方式を選択し、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が1であり、第2のセットの基準であって、前記第2のセットの基準は、前記制御情報が前記データを送信する前記繰り返し数を示さず、前記制御情報が前記送信にスロット内繰り返し時分割多重化(time division multiplexing、TMD)送信方式が使用されるというインジケーションを含む場合に満たされる、第2のセットの基準が満たされる場合に第2の送信方式を選択し、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が1であり、第3のセットの基準であって、前記第3のセットの基準は、前記制御情報が、前記データを送信する前記繰り返し数が1より大きいことを示し、前記制御情報が、前記送信に前記スロット内繰り返し時分割多重化(TMD)送信方式が使用されることを示す場合に満たされる、第3のセットの基準が満たされる場合に第3の送信方式を選択し、又は、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が1であり、前記第1のセットの基準、前記第2のセットの基準及び前記第3のセットの基準が満たされていない場合に、第4の送信方式を選択する、方法。
【請求項66】
前記第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
前記第2の送信方式はスロット内繰り返しTDM送信方式である、請求項65に記載の方法。
【請求項68】
前記第3の送信方式は、前記スロット間繰り返しTDM送信方式、前記スロット内繰り返しTDM送信方式、又はデータ繰り返しのない送信方式のうちの1つである、請求項65に記載の方法。
【請求項69】
前記第4の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式である、請求項65に記載の方法。
【請求項70】
方法であって、
ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、を含む、制御情報を受信することと、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が2であると判定することと、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が2であると判定したことに応じて、非コヒーレントジョイント送信(NCJT)送信方式に従って、前記無線ネットワークから前記データを受信することと、
を含む、方法。
【請求項71】
前記NCJT送信方式に従って、前記無線ネットワークを介して送信される2つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、周波数領域又は時間領域のうちの少なくとも1つにおいて少なくとも部分的に重複することが許可される、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
方法であって、
基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、を含む、制御情報を送信することと、
前記無線ネットワークを介して前記基地局から前記UEデバイスに、前記UEデバイスによって選択された送信方式であって、前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が2であると判定すると、非コヒーレントジョイント送信(NCJT)送信方式を選択する、送信方式に従ってデータを送信することと、
を含む、方法。
【請求項73】
前記NCJT送信方式に従って、前記無線ネットワークを介して送信される2つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、周波数領域又は時間領域のうちの少なくとも1つにおいて少なくとも部分的に重複することが許可される、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
方法であって、
ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、
前記送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、を含む、制御情報を受信することと、
前記無線ネットワークから前記データを受信するための送信方式を選択することであって、前記送信方式を選択することは、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記送信されたデータの前記繰り返し数が1より大きい場合に、第1の送信方式を選択すること、又は、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記送信されたデータの前記繰り返し数が1以下である場合に、複数の候補送信方式の中から第2の送信方式を選択すること、を含む、ことと、
前記選択された送信方式に従って前記データを前記無線ネットワークから受信することと、
を含む、方法。
【請求項75】
前記第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記複数の候補送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式、FDMデュアルTB送信方式、及びスロット内繰り返しTDM送信方式を含む、請求項74に記載の方法。
【請求項77】
方法であって、
基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、
前記送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、を含む、制御情報を受信することと、
前記無線ネットワークを介して前記基地局から前記UEデバイスに、前記UEデバイスによって選択された送信方式に従ってデータを送信することと、を含み、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記送信されたデータの前記繰り返し数が1より大きい場合に、第1の送信方式を選択する、又は、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記送信されたデータの前記繰り返し数が1以下である場合に、複数の候補送信方式の中から第2の送信方式を選択する、方法。
【請求項78】
前記第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
前記複数の候補送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式、FDMデュアルTB送信方式、及びスロット内繰り返しTDM送信方式を含む、請求項77に記載の方法。
【請求項80】
方法であって、
ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、
前記送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、
前記無線ネットワークの前記送信方式のインジケーションと、を含む、制御情報を受信することと、
前記無線ネットワークに前記データを受信するための送信方式を選択することであって、前記送信方式を選択することは、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記制御情報が前記無線ネットワークのために前記第1の送信方式を示す場合に、第1の送信方式を選択することと、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記制御情報が前記無線ネットワークのために前記第2の送信方式を示す場合に、第2の送信方式を選択することと、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記制御情報が前記無線ネットワークのために前記第3の送信方式を示す場合に、第3の送信方式を選択すること、又は
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記データを送信するための前記繰り返し数が1より大きく、(i)前記制御情報が前記第1の送信方式、前記第2の送信方式、若しくは前記第3の送信方式を示さないか、又は(ii)前記制御情報が送信方式を示さない場合に、第4の送信方式を選択することと、を含む、ことと、
前記選択された送信方式に従って前記データを前記無線ネットワークに送信することと、
を含む、方法。
【請求項81】
前記第1の送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式である、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記第2の送信方式は、FDMデュアルTB送信方式である、請求項80に記載の方法。
【請求項83】
前記第3の送信方式はスロット内繰り返しTDM送信方式である、請求項80に記載の方法。
【請求項84】
前記第4の送信方式はスロット間繰り返しTDM送信方式である、請求項80に記載の方法。
【請求項85】
方法であって、
基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、
前記制御情報は、前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、
前記送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、
前記無線ネットワークの前記送信方式のインジケーションと、を含む、制御情報を送信することと、
前記基地局において、前記無線ネットワークを介して前記UEデバイスから、前記UEデバイスによって選択された送信方式に従ってデータを受信することと、を含み、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記制御情報が前記無線ネットワークのために前記第1の送信方式を示す場合に、第1の送信方式を選択し、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記制御情報が前記無線ネットワークのために前記第2の送信方式を示す場合に、第2の送信方式を選択し、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記制御情報が前記無線ネットワークのために前記第3の送信方式を示す場合に、第3の送信方式を選択する、又は、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記データを送信するための前記繰り返し数が1より大きく、(i)前記制御情報が前記第1の送信方式、前記第2の送信方式、若しくは前記第3の送信方式を示さないか、又は(ii)前記制御情報が送信方式を示さない場合に、第4の送信方式を選択する、方法。
【請求項86】
前記第1の送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式である、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
前記第2の送信方式は、FDMデュアルTB送信方式である、請求項85に記載の方法。
【請求項88】
前記第3の送信方式はスロット内繰り返しTDM送信方式である、請求項85に記載の方法。
【請求項89】
前記第4の送信方式はスロット間繰り返しTDM送信方式である、請求項85に記載の方法。
【請求項90】
デバイスであって、
1つ以上のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を備え、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、
前記データを送信する繰り返し数のインジケーションと、を含む、制御情報を受信することと、
前記無線ネットワークに前記データを送信するための送信方式を選択することであって、前記送信方式を選択することは、
前記TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準又は第2のセットの基準であって、
前記第1のセットの基準は、前記データを送信する前記繰り返し数が1より大きい場合に満たされ、
前記第2のセットの基準は、前記データを送信する前記繰り返し数が1より大きく、前記CDMグループの数が1である場合に満たされる、第1のセットの基準又は第2のセットの基準のうちの少なくとも一方が満たされている場合に、第1の送信方式を選択すること、又は、
前記TCI状態の数が1であり、前記第1のセットの基準及び前記第2のセットの基準が満たされていない場合に、第2の送信方式を選択すること、を含む、ことと、
前記選択された送信方式に従って前記データを前記無線ネットワークに送信することと、
を含む、動作を実行させる、デバイス。
【請求項91】
前記第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である、請求項90に記載のデバイス。
【請求項92】
前記第1の送信方式は、2つ以下の送信ポートに関して実行されるスロット間繰り返しTDM送信方式である、請求項90に記載のデバイス。
【請求項93】
前記第2の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式である、請求項90に記載のデバイス。
【請求項94】
デバイスであって、
基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、
前記データを送信する繰り返し数のインジケーションと、を含む、制御情報を送信することと、
前記基地局において、前記無線ネットワークを介して前記UEデバイスから、前記UEデバイスによって選択された送信方式であって、第1の送信方式は、前記TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準又は第2のセットの基準のうちの少なくとも1つが満たされているという前記UEデバイスによる判定に基づいて選択され、第2の送信方式は、前記TCI状態の数が1であり、前記第1のセットの基準及び前記第2のセットの基準が満たされていないという判定に基づいて選択され、
前記第1のセットの基準は、データを送信する前記繰り返し数が1より大きい場合に満たされ、
前記第2のセットの基準は、前記データを送信する前記繰り返し数が1より大きく、前記CDMグループの数が1である場合に満たされる、送信方式に従って前記データを受信することと、
を含む、デバイス。
【請求項95】
前記第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である、請求項94に記載のデバイス。
【請求項96】
前記第1の送信方式は、2つ以下の送信ポートに関して実行されるスロット間繰り返しTDM送信方式である、請求項94に記載のデバイス。
【請求項97】
前記第2の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式である、請求項94に記載のデバイス。
【請求項98】
デバイスであって、
ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションを含む、制御情報を受信することと、
前記無線ネットワークに前記データを送信するための送信方式を選択することであって、前記送信方式を選択することは、
前記TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準であって、前記第1のセットの基準は、前記制御情報が前記データを送信する繰り返し数が1より大きいことを示し、前記制御情報が前記送信に使用される送信方式のインジケーションを含まない場合に満たされる、第1のセットの基準が満たされる場合に第1の送信方式を選択することと、
前記TCI状態の数が1であり、第2のセットの基準であって、前記第2のセットの基準は、前記制御情報が前記データを送信する前記繰り返し数を示さず、前記制御情報が前記送信にスロット内繰り返し時分割多重化(TMD)送信方式が使用されるというインジケーションを含む場合に満たされる、第2のセットの基準が満たされる場合に第2の送信方式を選択することと、
前記TCI状態の数が1であり、第3のセットの基準であって、前記第3のセットの基準は、前記制御情報が、前記データを送信する前記繰り返し数が1より大きいことを示し、前記制御情報が、前記送信に前記スロット内TDM送信方式が使用されることを示す場合に満たされる、第3のセットの基準が満たされる場合に第3の送信方式を選択すること、又は、
前記TCI状態の数が1であり、前記第1のセットの基準、前記第2のセットの基準及び前記第3のセットの基準が満たされていない場合に、第4の送信方式を選択することと、を含む、ことと、
前記選択された送信方式に従って前記データを前記無線ネットワークに送信することと、
を含む、デバイス。
【請求項99】
前記第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である、請求項98に記載のデバイス。
【請求項100】
前記第2の送信方式は前記スロット内繰り返しTDM送信方式である、請求項98に記載のデバイス。
【請求項101】
前記第3の送信方式は、前記スロット間繰り返しTDM送信方式、前記スロット内繰り返しTDM送信方式、又はデータ繰り返しのない送信方式のうちの1つである、請求項98に記載のデバイス。
【請求項102】
前記第4の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式である、請求項98に記載のデバイス。
【請求項103】
デバイスであって、
1つ以上のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を備え、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションを含む、制御情報を送信することと、
前記基地局において、前記無線ネットワークを介して前記UEデバイスから、前記UEデバイスによって選択された送信方式に従ってデータを受信することと、
を含む動作を実行させ、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準であって、前記第1のセットの基準は、前記制御情報が前記データを送信する繰り返し数が1より大きいことを示し、前記制御情報が前記送信に使用される送信方式のインジケーションを含まない場合に満たされる、第1のセットの基準が満たされる場合に第1の送信方式を選択し、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が1であり、第2のセットの基準であって、前記第2のセットの基準は、前記制御情報が前記データを送信する前記繰り返し数を示さず、前記制御情報が前記送信にスロット内繰り返し時分割多重化(TMD)送信方式が使用されるというインジケーションを含む場合に満たされる、第2のセットの基準が満たされる場合に第2の送信方式を選択し、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が1であり、第3のセットの基準であって、前記第3のセットの基準は、前記制御情報が、前記データを送信する前記繰り返し数が1より大きいことを示し、前記制御情報が、前記送信に前記スロット内繰り返し時分割多重化(TMD)送信方式が使用されることを示す場合に満たされる、第3のセットの基準が満たされる場合に第3の送信方式を選択し、又は、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が1であり、前記第1のセットの基準、前記第2のセットの基準及び前記第3のセットの基準が満たされていない場合に、第4の送信方式を選択する、デバイス。
【請求項104】
前記第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である、請求項103に記載のデバイス。
【請求項105】
前記第2の送信方式はスロット内繰り返しTDM送信方式である、請求項103に記載のデバイス。
【請求項106】
前記第3の送信方式は、前記スロット間繰り返しTDM送信方式、前記スロット内繰り返しTDM送信方式、又はデータ繰り返しのない送信方式のうちの1つである、請求項103に記載のデバイス。
【請求項107】
前記第4の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式である、請求項103に記載のデバイス。
【請求項108】
デバイスであって、
1つ以上のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を備え、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、を含む、制御情報を受信することと、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が2であると判定することと、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が2であると判定したことに応じて、非コヒーレントジョイント送信(NCJT)送信方式に従って、前記無線ネットワークから前記データを受信することと、
を含む動作を実行させる、デバイス。
【請求項109】
前記NCJT送信方式に従って、前記無線ネットワークを介して送信される2つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、周波数領域又は時間領域のうちの少なくとも1つにおいて少なくとも部分的に重複することが許可される、請求項108に記載のデバイス。
【請求項110】
デバイスであって、
1つ以上のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を備え、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、を含む、制御情報を送信することと、
前記無線ネットワークを介して前記基地局から前記UEデバイスに、前記UEデバイスによって選択された送信方式であって、前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が2であると判定すると、非コヒーレントジョイント送信(NCJT)送信方式を選択する、送信方式に従ってデータを送信することと、
を含む動作を実行させる、デバイス。
【請求項111】
前記NCJT送信方式に従って、前記無線ネットワークを介して送信される2つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、周波数領域又は時間領域のうちの少なくとも1つにおいて少なくとも部分的に重複することが許可される、請求項110に記載のデバイス。
【請求項112】
デバイスであって、
1つ以上のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を備え、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、
前記送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、を含む、制御情報を受信することと、
前記無線ネットワークから前記データを受信するための送信方式を選択することであって、前記送信方式を選択することは、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記送信されたデータの前記繰り返し数が1より大きい場合に、第1の送信方式を選択すること、又は、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記送信されたデータの前記繰り返し数が1以下である場合に、複数の候補送信方式の中から第2の送信方式を選択すること、を含む、ことと、
前記選択された送信方式に従って前記データを前記無線ネットワークから受信することと、含む動作を実行させる、デバイス。
【請求項113】
前記第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である、請求項112に記載のデバイス。
【請求項114】
前記複数の候補送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式、FDMデュアルTB送信方式、及びスロット内繰り返しTDM送信方式を含む、請求項112に記載のデバイス。
【請求項115】
デバイスであって、
1つ以上のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を備え、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、
前記送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、を含む、制御情報を送信することと、
前記無線ネットワークを介して前記基地局から前記UEデバイスに、前記UEデバイスによって選択された送信方式に従ってデータを送信することと、を含む動作を実行させ、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記送信されたデータの前記繰り返し数が1より大きい場合に、第1の送信方式を選択する、又は、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記送信されたデータの前記繰り返し数が1以下である場合に、複数の候補送信方式の中から第2の送信方式を選択する、デバイス。
【請求項116】
前記第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である、請求項115に記載のデバイス。
【請求項117】
前記複数の候補送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式、FDMデュアルTB送信方式、及びスロット内繰り返しTDM送信方式を含む、請求項115に記載のデバイス。
【請求項118】
デバイスであって、
1つ以上のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を備え、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、
前記送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、
前記無線ネットワークの前記送信方式のインジケーションと、を含む、制御情報を受信することと、
前記無線ネットワークに前記データを受信するための送信方式を選択することであって、前記送信方式を選択することは、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記制御情報が前記無線ネットワークのために前記第1の送信方式を示す場合に、第1の送信方式を選択することと、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記制御情報が前記無線ネットワークのために前記第2の送信方式を示す場合に、第2の送信方式を選択することと、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記制御情報が前記無線ネットワークのために前記第3の送信方式を示す場合に、第3の送信方式を選択すること、又は
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記データを送信するための前記繰り返し数が1より大きく、(i)前記制御情報が前記第1の送信方式、前記第2の送信方式、若しくは前記第3の送信方式を示さないか、又は(ii)前記制御情報が送信方式を示さない場合に、第4の送信方式を選択することと、を含む、ことと、
前記選択された送信方式に従って前記データを前記無線ネットワークに送信することと、
を含む動作を実行させる、デバイス。
【請求項119】
前記第1の送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式である、請求項118に記載のデバイス。
【請求項120】
前記第2の送信方式は、FDMデュアルTB送信方式である、請求項118に記載のデバイス。
【請求項121】
前記第3の送信方式はスロット内繰り返しTDM送信方式である、請求項118に記載のデバイス。
【請求項122】
前記第4の送信方式はスロット間繰り返しTDM送信方式である、請求項118に記載のデバイス。
【請求項123】
デバイスであって、
1つ以上のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を備え、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、
前記送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、
前記無線ネットワークの前記送信方式のインジケーションと、を含む、制御情報を送信することと、
前記基地局において、前記無線ネットワークを介して前記UEデバイスから、前記UEデバイスによって選択された送信方式に従ってデータを受信することと、
を含む動作を実行させ、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記制御情報が前記無線ネットワークのために前記第1の送信方式を示す場合に、第1の送信方式を選択し、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記制御情報が前記無線ネットワークのために前記第2の送信方式を示す場合に、第2の送信方式を選択し、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記制御情報が前記無線ネットワークのために前記第3の送信方式を示す場合に、第3の送信方式を選択する、又は、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記データを送信するための前記繰り返し数が1より大きく、(i)前記制御情報が前記第1の送信方式、前記第2の送信方式、若しくは前記第3の送信方式を示さないか、又は(ii)前記制御情報が送信方式を示さない場合に、第4の送信方式を選択する、デバイス。
【請求項124】
前記第1の送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式である、請求項123に記載のデバイス。
【請求項125】
前記第2の送信方式は、FDMデュアルTB送信方式である、請求項123に記載のデバイス。
【請求項126】
前記第3の送信方式はスロット内繰り返しTDM送信方式である、請求項123に記載のデバイス。
【請求項127】
前記第4の送信方式はスロット間繰り返しTDM送信方式である、請求項123に記載のデバイス。
【請求項128】
記憶された命令を有する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、
前記データを送信する繰り返し数のインジケーションと、を含む、制御情報を受信することと、
前記無線ネットワークに前記データを送信するための送信方式を選択することであって、前記送信方式を選択することは、
前記TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準又は第2のセットの基準であって、
前記第1のセットの基準は、前記データを送信する前記繰り返し数が1より大きい場合に満たされ、
前記第2のセットの基準は、前記データを送信する前記繰り返し数が1より大きく、前記CDMグループの数が1である場合に満たされる、第1のセットの基準又は第2のセットの基準のうちの少なくとも一方が満たされている場合に、第1の送信方式を選択すること、又は、
前記TCI状態の数が1であり、前記第1のセットの基準及び前記第2のセットの基準が満たされていない場合に、第2の送信方式を選択すること、を含む、ことと、
前記選択された送信方式に従って前記データを前記無線ネットワークに送信することと、
を含む動作を実行させる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項129】
前記第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である、請求項128に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項130】
前記第1の送信方式は、2つ以下の送信ポートに関して実行されるスロット間繰り返しTDM送信方式である、請求項128に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項131】
前記第2の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式である、請求項128に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項132】
記憶された命令を有する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、
前記データを送信する繰り返し数のインジケーションと、を含む、制御情報を送信することと、
前記基地局において、前記無線ネットワークを介して前記UEデバイスから、前記UEデバイスによって選択された送信方式であって、第1の送信方式は、前記TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準又は第2のセットの基準のうちの少なくとも1つが満たされているという前記UEデバイスによる判定に基づいて選択され、第2の送信方式は、前記TCI状態の数が1であり、前記第1のセットの基準及び前記第2のセットの基準が満たされていないという判定に基づいて選択され、
前記第1のセットの基準は、データを送信する前記繰り返し数が1より大きい場合に満たされ、
前記第2のセットの基準は、前記データを送信する前記繰り返し数が1より大きく、前記CDMグループの数が1である場合に満たされる、送信方式に従って前記データを受信することと、
を含む動作を実行させる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項133】
前記第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である、請求項132に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項134】
前記第1の送信方式は、2つ以下の送信ポートに関して実行されるスロット間繰り返しTDM送信方式である、請求項132に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項135】
前記第2の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式である、請求項132に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項136】
記憶された命令を有する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションを含む、制御情報を受信することと、
前記無線ネットワークに前記データを送信するための送信方式を選択することであって、前記送信方式を選択することは、
前記TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準であって、前記第1のセットの基準は、前記制御情報が前記データを送信する繰り返し数が1より大きいことを示し、前記制御情報が前記送信に使用される送信方式のインジケーションを含まない場合に満たされる、第1のセットの基準が満たされる場合に第1の送信方式を選択することと、
前記TCI状態の数が1であり、第2のセットの基準であって、前記第2のセットの基準は、前記制御情報が前記データを送信する前記繰り返し数を示さず、前記制御情報が前記送信にスロット内繰り返し時分割多重化(TMD)送信方式が使用されるというインジケーションを含む場合に満たされる、第2のセットの基準が満たされる場合に第2の送信方式を選択することと、
前記TCI状態の数が1であり、第3のセットの基準であって、前記第3のセットの基準は、前記制御情報が、前記データを送信する前記繰り返し数が1より大きいことを示し、前記制御情報が、前記送信に前記スロット内TDM送信方式が使用されることを示す場合に満たされる、第3のセットの基準が満たされる場合に第3の送信方式を選択すること、又は、
前記TCI状態の数が1であり、前記第1のセットの基準、前記第2のセットの基準及び前記第3のセットの基準が満たされていない場合に、第4の送信方式を選択することと、を含む、ことと、
前記選択された送信方式に従って前記データを前記無線ネットワークに送信することと、
を含む動作を実行させる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項137】
前記第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である、請求項136に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項138】
前記第2の送信方式は、前記スロット内繰り返しTDM送信方式である、請求項136に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項139】
前記第3の送信方式は、前記スロット間繰り返しTDM送信方式、前記スロット内繰り返しTDM送信方式、又はデータ繰り返しのない送信方式のうちの1つである、請求項136に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項140】
前記第4の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式である、請求項136に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項141】
記憶された命令を有する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションを含む、制御情報を送信することと、
前記基地局において、前記無線ネットワークを介して前記UEデバイスから、前記UEデバイスによって選択された送信方式に従ってデータを受信することと、
を含む動作を実行させ、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準であって、前記第1のセットの基準は、前記制御情報が前記データを送信する繰り返し数が1より大きいことを示し、前記制御情報が前記送信に使用される送信方式のインジケーションを含まない場合に満たされる、第1のセットの基準が満たされる場合に第1の送信方式を選択し、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が1であり、第2のセットの基準であって、前記第2のセットの基準は、前記制御情報が前記データを送信する前記繰り返し数を示さず、前記制御情報が前記送信にスロット内繰り返し時分割多重化(TMD)送信方式が使用されるというインジケーションを含む場合に満たさる、第2のセットの基準が満たされる場合に第2の送信方式を選択し、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が1であり、第3のセットの基準であって、前記第3のセットの基準は、前記制御情報が、前記データを送信する前記繰り返し数が1より大きいことを示し、前記制御情報が、前記送信に前記スロット内繰り返し時分割多重化(TMD)送信方式が使用されることを示す場合に満たされる、第3のセットの基準が満たされる場合に第3の送信方式を選択し、又は、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が1であり、前記第1のセットの基準、前記第2のセットの基準及び前記第3のセットの基準が満たされていない場合に、第4の送信方式を選択する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項142】
前記第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である、請求項141に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項143】
前記第2の送信方式は、スロット内繰り返しTDM送信方式である、請求項141に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項144】
前記第3の送信方式は、前記スロット間繰り返しTDM送信方式、前記スロット内繰り返しTDM送信方式、又はデータ繰り返しのない送信方式のうちの1つである、請求項141に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項145】
前記第4の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式である、請求項141に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項146】
記憶された命令を有する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、を含む、制御情報を受信することと、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が2であると判定することと、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が2であると判定したことに応じて、非コヒーレントジョイント送信(NCJT)送信方式に従って、前記無線ネットワークから前記データを受信することと、
を含む、動作を実行させる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項147】
前記NCJT送信方式に従って、前記無線ネットワークを介して送信される2つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、周波数領域又は時間領域のうちの少なくとも1つにおいて少なくとも部分的に重複することが許可される、請求項146に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項148】
記憶された命令を有する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、を含む、制御情報を送信することと、
前記無線ネットワークを介して前記基地局から前記UEデバイスに、前記UEデバイスによって選択された送信方式であって、前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が2であると判定すると、非コヒーレントジョイント送信(NCJT)送信方式を選択する、送信方式に従ってデータを送信することと、
を含む動作を実行させる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項149】
前記NCJT送信方式に従って、前記無線ネットワークを介して送信される2つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、周波数領域又は時間領域のうちの少なくとも1つにおいて少なくとも部分的に重複することが許可される、請求項148に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項150】
記憶された命令を有する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、
前記送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、を含む、制御情報を受信することと、
前記無線ネットワークから前記データを受信するための送信方式を選択することであって、前記送信方式を選択することは、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記送信されたデータの前記繰り返し数が1より大きい場合に、第1の送信方式を選択すること、又は、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記送信されたデータの前記繰り返し数が1以下である場合に、複数の候補送信方式の中から第2の送信方式を選択すること、を含む、ことと、
前記選択された送信方式に従って前記データを前記無線ネットワークから受信することと、を含む動作を実行させる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項151】
前記第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である、請求項150に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項152】
前記複数の候補送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式、FDMデュアルTB送信方式、及びスロット内繰り返しTDM送信方式を含む、請求項150に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項153】
記憶された命令を有する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、
前記送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、を含む、制御情報を送信することと、
前記無線ネットワークを介して前記基地局から前記UEデバイスに、前記UEデバイスによって選択された送信方式に従ってデータを送信することと、を含む動作を実行させ、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記送信されたデータの前記繰り返し数が1より大きい場合に、第1の送信方式を選択する、又は、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記送信されたデータの前記繰り返し数が1以下である場合に、複数の候補送信方式の中から第2の送信方式を選択する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項154】
前記第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である、請求項153に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項155】
前記複数の候補送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式、FDMデュアルTB送信方式、及びスロット内繰り返しTDM送信方式を含む、請求項153に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項156】
記憶された命令を有する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報あって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、
前記送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、
前記無線ネットワークの前記送信方式のインジケーションと、を含む、制御情報を受信することと、
前記無線ネットワークに前記データを受信するための送信方式を選択することであって、前記送信方式を選択することは、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記制御情報が前記無線ネットワークのために前記第1の送信方式を示す場合に、第1の送信方式を選択することと、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記制御情報が前記無線ネットワークのために前記第2の送信方式を示す場合に、第2の送信方式を選択することと、
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記制御情報が前記無線ネットワークのために前記第3の送信方式を示す場合に、第3の送信方式を選択すること、又は
前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記データを送信するための前記繰り返し数が1より大きく、(i)前記制御情報が前記第1の送信方式、前記第2の送信方式、若しくは前記第3の送信方式を示さないか、又は(ii)前記制御情報が送信方式を示さない場合に、第4の送信方式を選択することと、を含む、ことと、
前記選択された送信方式に従って前記データを前記無線ネットワークに送信することと、
を含む動作を実行させる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項157】
前記第1の送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式である、請求項156に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項158】
前記第2の送信方式は、FDMデュアルTB送信方式である、請求項156に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項159】
前記第3の送信方式は、スロット内繰り返しTDM送信方式である、請求項156に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項160】
前記第4の送信方式は、スロット間繰り返しTDM送信方式である、請求項156に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項161】
記憶された命令を有する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報であって、前記制御情報は、
前記送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、
前記送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、
前記送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、
前記無線ネットワークの前記送信方式のインジケーションと、を含む、制御情報を送信することと、
前記基地局において、前記無線ネットワークを介して前記UEデバイスから、前記UEデバイスによって選択された送信方式に従ってデータを受信することと、
を含む動作を実行させ、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記制御情報が前記無線ネットワークのために前記第1の送信方式を示す場合に、第1の送信方式を選択し、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記制御情報が前記無線ネットワークのために前記第2の送信方式を示す場合に、第2の送信方式を選択し、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記制御情報が前記無線ネットワークのために前記第3の送信方式を示す場合に、第3の送信方式を選択する、又は、
前記UEデバイスは、前記TCI状態の数が2であり、前記CDMグループの数が1であり、前記データを送信するための前記繰り返し数が1より大きく、(i)前記制御情報が前記第1の送信方式、前記第2の送信方式、若しくは前記第3の送信方式を示さないか、又は(ii)前記制御情報が送信方式を示さない場合に、第4の送信方式を選択する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項162】
前記第1の送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式である、請求項161に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項163】
前記第2の送信方式は、FDMデュアルTB送信方式である、請求項161に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項164】
前記第3の送信方式は、スロット内繰り返しTDM送信方式である、請求項161に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項165】
前記第4の送信方式はスロット間繰り返しTDM送信方式である、請求項161に記載のデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、無線デバイスに関し、特に、無線デバイスが、現在の無線アクセス技術及び次世代無線アクセス技術との同時接続を確立及び維持するための装置、システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信システムの使用は、急速に増大している。更に、無線通信技術は、インターネット及びマルチメディアコンテンツなどのデータの送信も含むように、音声専用通信から進化してきた。よって、本分野における改善が望まれる。
【発明の概要】
【0003】
一態様では、方法は、ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークを介してデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つのために、UEデバイスに利用可能な1つ以上のコンポーネントキャリアを判定することと、UEデバイスによって無線ネットワークに、各コンポーネントキャリアについて、コンポーネントキャリアがマルチ送信及び受信点(マルチTRP)通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかのインジケーションを送信することと、を含む。
【0004】
この態様の実装形態には、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
【0005】
いくつかの実装形態では、マルチTRP通信プロトコルに従って、UEデバイスは、無線ネットワークの第1のTRPにデータの第1のインスタンスを送信し、無線ネットワークの第2のTRPにデータの第2のインスタンスを送信するように構成され得る。
【0006】
いくつかの実装形態では、マルチTRP通信プロトコルに従って、UEデバイスは、無線ネットワークの第1のTRPからデータの第1のインスタンスを受信し、無線ネットワークの第2のTRPからデータの第2のインスタンスを受信するように構成され得る。
【0007】
いくつかの実装形態では、各コンポーネントキャリアについて、コンポーネントキャリアがマルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかのインジケーションは、コンポーネントキャリアがマルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信することをサポートするかどうかを示す第1のデータ項目と、コンポーネントキャリアがマルチTRP通信プロトコルに従ってデータを受信することをサポートするかどうかを示す第2のデータ項目と、を含むことができる。
【0008】
いくつかの実装形態では、方法は、各コンポーネントキャリアについて、コンポーネントキャリアがマルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかのインジケーションを、無線ネットワークの基地局によって、受信することと、基地局によって、1つ以上のコンポーネントキャリアの第1のコンポーネントキャリアが、マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートすると判定することと、第1のコンポーネントキャリアが、マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートすると判定したことに応じて、第1のリソースコストを第1のコンポーネントキャリアに割り当てることと、を更に含み得る。
【0009】
いくつかの実装形態では、基地局によって、1つ以上のコンポーネントキャリアの第2のコンポーネントキャリアが、マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートしないと判定することと、第2のコンポーネントキャリアが、マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートしないと判定したことに応じて、第2のリソースコストを第2のコンポーネントキャリアに割り当てることと、を更に含み得、第1のリソースコストは第2のリソースコストより大きい。
【0010】
いくつかの実装形態では、第1のリソースコスト及び第2のリソースコストの各々は、UEデバイスが、キャリアアグリゲーション中にサポートすることができるコンポーネントキャリアの数に対応し得る。
【0011】
いくつかの実装形態では、各コンポーネントキャリアについて、コンポーネントキャリアがマルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかのインジケーションは、マルチTRP通信プロトコルに従って、制御チャネルを使用してデータを送信することに関連付けられたリソースコストを示すデータ項目を含み得る。
【0012】
いくつかの実装形態では、リソースコストは、整数値であり得る。
【0013】
いくつかの実装形態では、リソースコストは、非整数値であり得る。
【0014】
別の態様では、方法は、無線ネットワークの基地局によって、無線ネットワークを介してデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つについて、無線ネットワークの点(TRP)を送信及び受信するために利用可能な複数の制御リソースセット(CORESET)を判定することと、基地局によって、無線ネットワークのTRPのリソース割り振り割り当てを生成することと、を含む。リソース割り振り割り当てを生成することは、CORESETの各々について、CORESETを1つ以上のそれぞれの論理識別子に関連付けることを含む。各論理識別子は、無線ネットワークの異なる個別のTRPに対応する。CORESETのうちの少なくとも1つは、2つのそれぞれの論理識別子に関連付けられる。この方法はまた、基地局によって、リソース割り振り割り当てに従って、無線ネットワークのTRPにネットワークリソースを割り当てることを含む。
【0015】
この態様の実施形態には、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
【0016】
いくつかの実装形態では、無線ネットワークのTRPにネットワークリソースを割り当てることは、第1のCORESETが単一の論理識別子に関連付けられていると判定することと、第1のCORESETに対する第1の量のネットワークリソースを割り当てることと、を含むことができる。
【0017】
いくつかの実装形態では、無線ネットワークの基地局にネットワークリソースを割り当てることは、第2のCORESETが複数の論理識別子に関連付けられていると判定することと、第2のCORESETに対する第2の量のネットワークリソースを割り当てることと、を含むことができる。第2の量のネットワークリソースは、第1の量のネットワークリソースよりも大きくすることができる。
【0018】
いくつかの実装形態では、リソース割り振り割り当てを生成することは、論理識別子の各々について、その論理識別子に関連付けられたCORESETの各々を列挙することを含み得る。
【0019】
いくつかの実装形態では、複数のCORESETは、周波数領域及び時間領域に関して複数の異なるグループ間に分散され得る。第1の論理識別子は、第1のサブセットのCORESETに関連付けられ、第1のサブセットのCORESETは、周波数領域及び時間領域に関して第1のグループに関連付けられ得る。第2の論理識別子は、第2のサブセットのCORESETに関連付けられ、第2のサブセットのCORESETは、周波数領域及び時間領域に関して第1のグループに関連付けられ得る。第1のサブセットのCORESETと第2のサブセットのCORESETとは、相互に排他的ではないことがある。
【0020】
いくつかの実装形態では、複数のCORESETは、周波数領域及び時間領域に関して複数の異なるグループ間に分散され得る。第1の論理識別子は、第1のサブセットのCORESETに関連付けられ、第1のサブセットのCORESETは、周波数領域及び時間領域に関して第1のグループに関連付けられる。第2の論理識別子は、第2のサブセットのCORESETに関連付けられ、第2のサブセットのCORESETは、周波数領域及び時間領域に関して第1のグループに関連付けられ得る。第1のサブセットのCORESETと第2のサブセットのCORESETとは、相互に排他的であり得る。
【0021】
いくつかの実装形態では、第1のCORESETは、第1のサブセットのCORESET及び第2のサブセットのCORESETに共通であり得る。第2のCORESETは、第1のサブセットのCORESET又は第2のサブセットのCORESETのうちの1つに含まれ得る。この方法は、第1のCORESETに対する第1の量のネットワークリソースを割り当て、第2のCORESETに対する第2の量のネットワークリソースを割り当てることを更に含むことができる。第1の量のネットワークリソースは、第2の量のネットワークリソースよりも大きくすることができる。
【0022】
別の態様では、方法は、ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を受信することを含む。制御情報は、少なくとも、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、データを送信する繰り返し数のインジケーションと、を含む。方法はまた、無線ネットワークにデータを送信するための送信方式を選択することを含む。送信方式を選択することは、TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準又は第2のセットの基準のうちの少なくとも一方が満たされている場合に、第1の送信方式を選択することを含む。第1のセットの基準は、データを送信する繰り返し数が1より大きい場合に満たされる。第2のセットの基準は、データを送信する繰り返し数が1より大きく、CDMグループの数が1である場合に満たされる。送信方式を選択することはまた、TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準及び第2のセットの基準が満たされていない場合に、第2の送信方式を選択することを含む。方法はまた、選択された送信方式に従って、データを無線ネットワークに送信することを含む。
【0023】
この態様の実施形態には、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
【0024】
いくつかの実装形態では、第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式であり得る。
【0025】
いくつかの実装形態では、第1の送信方式は、2つ以下の送信ポートに関して実行されるスロット間繰り返しTDM送信方式であり得る。
【0026】
いくつかの実装形態では、第2の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式であり得る。
【0027】
別の態様では、方法は、基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を送信することを含む。制御情報は、少なくとも、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、データを送信する繰り返し数のインジケーションと、を含む。方法はまた、基地局において、無線ネットワークを介してUEデバイスから、UEデバイスによって選択された送信方式に従ってデータを受信することを含む。第1の送信方式は、TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準又は第2のセットの基準のうちの少なくとも一方が満たされているとのUEデバイスの判定に基づいて、選択される。第2の送信方式は、TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準及び第2のセットの基準が満たされていない場合に、選択される。第1のセットの基準は、データを送信する繰り返し数が1より大きい場合に満たされる。第2のセットの基準は、データを送信する繰り返し数が1より大きく、CDMグループの数が1である場合に満たされる。
【0028】
この態様の実施形態には、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
【0029】
いくつかの実装形態では、第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式であり得る。
【0030】
いくつかの実装形態では、第1の送信方式は、2つ以下の送信ポートに関して実行されるスロット間繰り返しTDM送信方式であり得る。
【0031】
いくつかの実装形態では、第2の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式であり得る。
【0032】
別の態様では、方法は、ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を受信することを含む。制御情報は、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションを少なくとも含む。方法はまた、無線ネットワークにデータを送信するための送信方式を選択することを含む。
【0033】
送信方式を選択することは、TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準が満たされている場合に、第1の送信方式を選択することを含む。第1のセットの基準は、制御情報がデータを送信する繰り返し数が1より大きいことを示し、制御情報が送信に使用される送信方式のインジケーションを含まない場合に満たされる。
【0034】
送信方式を選択することは、TCI状態の数が1であり、第2のセットの基準が満たされている場合に、第2の送信方式を選択することを含む。第2のセットの基準は、制御情報がデータを送信する繰り返し数を示さず、制御情報が送信にスロット内繰り返し時分割多重化(time division multiplexing、TMD)送信方式が使用されるというインジケーションを含む場合に満たされる。
【0035】
送信方式を選択することは、TCI状態の数が1であり、第3のセットの基準が満たされている場合に、第3の送信方式を選択することを含む。第3のセットの基準は、制御情報が、データを送信する繰り返し数が1より大きいことを示し、制御情報が、送信にスロット内TDM送信方式が使用されることを示す場合に満たされる。
【0036】
送信方式を選択することは、TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準、第2のセットの基準及び第3のセットの基準が満たされていない場合に、第4の送信方式を選択することを含む。
【0037】
方法はまた、選択された送信方式に従って、データを無線ネットワークに送信することを含む。
【0038】
この態様の実施形態には、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
【0039】
いくつかの実装形態では、第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式であり得る。
【0040】
いくつかの実装形態では、第2の送信方式はスロット内繰り返しTDM送信方式であり得る。
【0041】
いくつかの実装形態では、第3の送信方式は、スロット間繰り返しTDM送信方式、スロット内繰り返しTDM送信方式、又はデータ繰り返しのない送信方式のうちの1つであり得る。
【0042】
いくつかの実装形態では、第4の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式であり得る。
【0043】
別の態様では、方法は、基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を送信することを含む。制御情報は、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションを少なくとも含む。方法はまた、基地局において、無線ネットワークを介してUEデバイスから、UEデバイスによって選択された送信方式に従ってデータを受信することを含む。
【0044】
UEデバイスは、TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準が満たされている場合に、第1の送信方式を選択する。第1のセットの基準は、制御情報がデータを送信する繰り返し数が1より大きいことを示し、制御情報が送信に使用される送信方式のインジケーションを含まない場合に満たされる。
【0045】
UEデバイスは、TCI状態の数が1であり、第2のセットの基準が満たされている場合に、第2の送信方式を選択する。第2のセットの基準は、制御情報がデータを送信する繰り返し数を示さず、制御情報が送信にスロット内繰り返し時分割多重化(time division multiplexing、TMD)送信方式が使用されるというインジケーションを含む場合に満たされる。
【0046】
UEデバイスは、TCI状態の数が1であり、第3のセットの基準が満たされている場合に、第3の送信方式を選択する。第3のセットの基準は、制御情報が、データを送信する繰り返し数が1より大きいことを示し、制御情報が、送信にスロット内繰り返し時分割多重化(TMD)送信方式が使用されることを示す場合に満たされる。
【0047】
UEデバイスは、TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準、第2のセットの基準及び第3のセットの基準が満たされていない場合に、第4の送信方式を選択する。
【0048】
この態様の実施形態には、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
【0049】
いくつかの実装形態では、第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式であり得る。
【0050】
いくつかの実装形態では、第2の送信方式はスロット内繰り返しTDM送信方式であり得る。
【0051】
いくつかの実装形態では、第3の送信方式は、スロット間繰り返しTDM送信方式、スロット内繰り返しTDM送信方式、又はデータ繰り返しのない送信方式のうちの1つであり得る。
【0052】
いくつかの実装形態では、第4の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式であり得る。
【0053】
別の態様では、方法は、ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を受信することを含む。制御情報は、少なくとも、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、含む。方法はまた、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が2であると判定することと、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が2であると判定したことに応じて、非コヒーレントジョイント送信(NCJT)送信方式に従って、無線ネットワークからデータを受信することと、を含む。
【0054】
この態様の実施形態には、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
【0055】
いくつかの実装形態では、NCJT送信方式に従って、無線ネットワークを介して送信される2つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、周波数領域又は時間領域のうちの少なくとも1つにおいて少なくとも部分的に重複することが許可され得る。
【0056】
別の態様では、方法は、基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を送信することを含む。制御情報は、少なくとも、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、含む。方法はまた、基地局から、無線ネットワークを介してUEデバイスに、UEデバイスによって選択された送信方式に従ってデータを送信することを含む。UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が2であると判定すると、非コヒーレントジョイント送信(NCJT)送信方式を選択する。
【0057】
この態様の実施形態には、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
【0058】
いくつかの実装形態では、NCJT送信方式に従って、無線ネットワークを介して送信される2つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、周波数領域又は時間領域のうちの少なくとも1つにおいて少なくとも部分的に重複することが許可され得る。
【0059】
別の態様では、方法は、ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を受信することを含む。制御情報は、少なくとも、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、を含む。方法はまた、無線ネットワークからデータを受信するための送信方式を選択することを含む。送信方式を選択することは、(i)TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、送信されたデータの繰り返し数が1より大きい場合に、第1の送信方式を選択すること、又は、(ii)TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、送信されたデータの繰り返し数が1以下である場合に、複数の候補送信方式の中から第2の送信方式を選択すること、を含む。方法はまた、選択された送信方式に従って、データを無線ネットワークから受信することを含む。
【0060】
この態様の実施形態には、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
【0061】
いくつかの実装形態では、第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式であり得る。
【0062】
いくつかの実装形態では、複数の候補送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式、FDMデュアルTB送信方式、及びスロット内繰り返しTDM送信方式を含み得る。
【0063】
別の態様では、方法は、基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を送信することを含む。制御情報は、少なくとも、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、を含む。方法はまた、基地局から、無線ネットワークを介してUEデバイスに、UEデバイスによって選択された送信方式に従ってデータを送信することを含む。UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、送信されたデータの繰り返し数が1より大きい場合に、第1の送信方式を選択する。UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、送信されたデータの繰り返し数が1以下である場合に、複数の候補送信方式の中から第2の送信方式を選択する。
【0064】
この態様の実施形態には、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
【0065】
いくつかの実装形態では、第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式であり得る。
【0066】
いくつかの実装形態では、複数の候補送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式、FDMデュアルTB送信方式、及びスロット内繰り返しTDM送信方式を含み得る。
【0067】
別の態様では、方法は、ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を受信することを含む。制御情報は、少なくとも、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、無線ネットワークの送信方式のインジケーションとを含む。方法はまた、無線ネットワークにデータを受信するための送信方式を選択することを含む。送信方式を選択することは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、制御情報が無線ネットワークのために第1の送信方式を示す場合に、第1の送信方式を選択することを含む。送信方式を選択することはまた、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、制御情報が無線ネットワークのために第2の送信方式を示す場合に、第2の送信方式を選択することを含む。送信方式を選択することはまた、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、制御情報が無線ネットワークのために第3の送信方式を示す場合に、第3の送信方式を選択することを含む。送信方式を選択することはまた、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、データを送信するための繰り返し数が1より大きく、且つ(i)制御情報が第1の送信方式、第2の送信方式、若しくは第3の送信方式を示さないか、又は(ii)制御情報が送信方式を示さないうちの1つである場合に、第4の送信方式を選択することを含む。方法はまた、選択された送信方式に従って、データを無線ネットワークに送信することを含む。
【0068】
この態様の実施形態には、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
【0069】
いくつかの実装形態では、第1の送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式であり得る。
【0070】
いくつかの実装形態では、第2の送信方式は、FDMデュアルTB送信方式であり得る。
【0071】
いくつかの実装形態では、第3の送信方式はスロット内繰り返しTDM送信方式であり得る。
【0072】
いくつかの実装形態では、第4の送信方式はスロット間繰り返しTDM送信方式であり得る。
【0073】
別の態様では、方法は、基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を送信することを含む。制御情報は、少なくとも、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、無線ネットワークの送信方式のインジケーションとを含む。方法はまた、基地局において、無線ネットワークを介してUEデバイスから、UEデバイスによって選択された送信方式に従ってデータを受信することを含む。UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、制御情報が無線ネットワークのために第1の送信方式を示す場合に、第1の送信方式を選択する。UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、制御情報が無線ネットワークのために第2の送信方式を示す場合に、第2の送信方式を選択する。UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、制御情報が無線ネットワークのために第3の送信方式を示す場合に、第3の送信方式を選択する。UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、データを送信するための繰り返し数が1より大きく、且つ(i)制御情報が第1の送信方式、第2の送信方式、若しくは第3の送信方式を示さないか、又は(ii)制御情報が送信方式を示さない、うちの1つである場合に、第4の送信方式を選択する。
【0074】
この態様の実施形態には、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
【0075】
いくつかの実装形態では、第1の送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式であり得る。
【0076】
いくつかの実装形態では、第2の送信方式は、FDMデュアルTB送信方式であり得る。
【0077】
いくつかの実装形態では、第3の送信方式はスロット内繰り返しTDM送信方式であり得る。
【0078】
いくつかの実装形態では、第4の送信方式はスロット間繰り返しTDM送信方式であり得る。
【0079】
他の実装は、本明細書に記載の技術を実行するための命令を含むシステム、デバイス、及び非一時的コンピュータ可読媒体を対象とする。
【0080】
本明細書に記載の技法は、セルラー電話、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピューティングデバイス、ポータブルメディアプレーヤ、及び様々な他のコンピューティングデバイスのうちのいずれかを含むがそれらに限定されないいくつかの異なるタイプのデバイスにおいて実装されてもよく、及び/又はこれらと共に使用されてもよい。
【0081】
この発明の概要は、本書に記載の主題のいくつかの簡易的な概要を提供することが意図されている。したがって、上記の特徴は、単に例であり、本明細書に記載の主題の範囲又は精神をなんら狭めると解釈されるべきでないことが理解されよう。本明細書に記載の主題の他の特徴、態様、及び利点は、以下の詳細な説明、図、及び特許請求の範囲から明らかになる。
【0082】
各種実施形態の以下の詳細な説明が、以下の図面と共に考察されたときに、本主題のより良い理解が得られ得る。
【図面の簡単な説明】
【0083】
図1】無線通信システムの一実施例を示す。
図2】ユーザ機器(UE)デバイスと通信する基地局(BS)を示す図である。
図3】UEのブロック図の例を示す図である。
図4】BSのブロック図の例を示す図である。
図5】セルラー通信回路の例示的なブロック図である。
図6A】マルチTRP送信プロトコルに従ってデータを送信するための例示的なシステムを示す。
図6B】マルチTRP送信プロトコルに従ってデータを送信するための例示的なシステムを示す。
図7A】無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なキャリアアグリゲーション技術を示す。
図7B】無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なキャリアアグリゲーション技術を示す。
図7C】無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なキャリアアグリゲーション技術を示す。
図8A】無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセスを示す。...
図8B】無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセスを示す。...
図8C】無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセスを示す。...
図8D】無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセスを示す。...
図8E】無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセスを示す。...
図8F】無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセスを示す。...
図8G】無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセスを示す。...
図8H】無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセスを示す。...
図8I】無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセスを示す。...
図8J】無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセスを示す。...
図8K】無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセスを示す。...
図8L】無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセスを示す。...
【0084】
本明細書に記載の特徴は、様々な修正及び代替形態が可能であり得るが、特徴の具体的な実施形態が、例として図示されており、本明細書に詳細に記載されている。しかしながら、特徴の図面及び詳細な説明は、開示されている特定の形態に限定することは意図されておらず、逆に、添付の特許請求の範囲によって定義されている本主題の精神及び範囲内の全ての修正、均等物、及び代替を包含することが意図されていることを理解されたい。
【発明を実施するための形態】
【0085】
用語
【0086】
以下は、本開示で使用されている用語の用語集である。
【0087】
メモリ媒体-各種の非一時的メモリデバイス又は記憶デバイス。用語「メモリ媒体」は、例えば、CD-ROM、フロッピーディスク、又はテープデバイスなどのインストール媒体、DRAM、DDR RAM、SRAM、EDO RAM、Rambus RAMなどのコンピュータシステムメモリ又はランダムアクセスメモリ、フラッシュ、ハードドライブなどの磁気媒体、又は光学記憶装置などの不揮発性メモリ、レジスタ、又は他の類似のタイプのメモリ要素などを含むことが意図されている。メモリ媒体は、他のタイプの非一時的メモリも含んでもよく、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。加えて、メモリ媒体は、プログラムが実行される第1のコンピュータシステムにおいて位置してもよく、又はインターネットなどのネットワークを介して第1のコンピュータシステムに接続する第2の異なるコンピュータシステムにおいて位置してもよい。後者の事例では、第2のコンピュータシステムは、実行するために、プログラム命令を第1のコンピュータに提供することができる。用語「メモリ媒体」は、異なる場所において、例えば、ネットワークを介して接続された異なるコンピュータシステムにおいて存在し得る2つ以上のメモリ媒体を含んでもよい。メモリ媒体は、1つ以上のプロセッサによって実行され得る(例えば、コンピュータプログラムとして具現化された)プログラム命令を記憶してもよい。
【0088】
キャリア媒体-上記のメモリ媒体、並びにバス、ネットワークなどの物理的伝達媒体、及び/又は電気信号、電磁信号、若しくはデジタル信号などの信号を伝達する他の物理的伝達媒体。
【0089】
プログラム可能ハードウェア要素-プログラム可能相互接続を介して接続された複数のプログラム可能機能ブロックを備える様々なハードウェアデバイスを含む。例として、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、プログラム可能論理デバイス(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラム可能オブジェクトアレイ(Field Programmable Object Array、FPOA)、及び複合PLD(Complex PLD、CPLD)が挙げられる。プログラム可能機能ブロックは、細かい粒度のもの(組み合わせ論理又はルックアップテーブル)から粗い粒度のもの(演算論理装置又はプロセッサコア)にまで及ぶことができる。プログラム可能ハードウェア要素はまた、「再構成可能な論理」と称されることがある。
【0090】
コンピュータシステム-パーソナルコンピュータシステム(personal computer、PC)、メインフレームコンピュータシステム、ワークステーション、ネットワークアプライアンス、インターネットアプライアンス、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、テレビシステム、グリッドコンピューティングシステム、又は他のデバイス若しくはデバイスの組み合わせを含む、各種のコンピューティング又は処理システム。一般的に、用語「コンピュータシステム」は、メモリ媒体からの命令を実行する少なくとも1つのプロセッサを有する任意のデバイス(又はデバイスの組合せ)を包含するように広義に定義することができる。
【0091】
ユーザ機器(UE)(又は「UEデバイス」)-モバイル又はポータブルであり無線通信を実行する様々なタイプのコンピュータシステムデバイスのうちのいずれか。UEデバイスの例としては、携帯電話若しくはスマートフォン(例えば、iPhone(商標)、Android(商標)ベースの電話)、ポータブルゲーミングデバイス(例えば、Nintendo DS(商標)、PlayStation Portable(商標)、Gameboy Advance(商標)、iPhone(商標))、ラップトップコンピュータ、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、PDA、ポータブルインターネットデバイス、音楽プレーヤ、データ記憶デバイス、又は他のハンドヘルド装置などが挙げられる。一般に、用語「UE」又は「UEデバイス」は、ユーザによって容易に持ち運ばれ、無線通信が可能なあらゆる電子、コンピューティング及び/又は電気通信デバイス(又はデバイスの組み合せ)を包含するように広義に定義することができる。
【0092】
基地局-用語「基地局」は、基地局の通常の意味の全範囲を有し、少なくとも、固定の場所に設置されており、無線電話システム又は無線システムの一部分として通信するために使用される無線通信局を含む。
【0093】
処理要素-ユーザ機器又はセルラーネットワークデバイス等のデバイス内で機能を実行することが可能な、様々な要素又は要素の組み合わせを指す。処理要素は、例えば、プロセッサ及び関連付けられたメモリ、個々のプロセッサコアの一部分又は回路、プロセッサコア全体、プロセッサアレイ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)などの回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラム可能ハードウェア要素、並びに上記のものの様々な組み合わせのうちのいずれかを含み得る。
【0094】
チャネル-送信側(送信機)から受信機に情報を伝達するために使用される媒体。「チャネル」の特性は、異なる無線プロトコルに従って異なり得るため、本明細書で使用されるとき、用語「チャネル」は、この用語がそれを参照して使用されるデバイスのタイプの規格に合致するように使用されるとして考えられることに留意されたい。いくつかの規格では、チャネル幅は、(例えば、デバイス能力、帯域条件などに依存して)可変であることができる。例えば、LTEは、1.4MHz~20MHzのスケーラブルなチャネル帯域幅をサポートすることができる。対照的に、WLANのチャネルは、22MHzの幅とすることができ、その一方で、Bluetooth(登録商標)のチャネルは、1MHzの幅とすることができる。他のプロトコル及び規格は、チャネルの異なる定義を含み得る。更に、いくつかの規格は、複数のタイプのチャネル、例えば、アップリンク若しくはダウンリンクのための異なるチャネル、及び/又は、データ、制御情報などの異なる使用のための異なるチャネルを定義及び使用することができる。
【0095】
帯域-用語「帯域」は、帯域の通常の意味の全範囲を有し、少なくとも、チャネルが同一の目的で使用される又は除外されるスペクトルの部分(例えば、無線周波数スペクトル)を含む。
【0096】
自動的に-ユーザ入力がアクション又は動作を直接指定又は実行することなく、コンピュータシステム(例えば、コンピュータシステムによって実行されるソフトウェア)又はデバイス(例えば、回路、プログラム可能ハードウェア要素、ASIC等)によって実行されるアクション又は動作を指す。従って、用語「自動的に」は、ユーザが入力を提供して動作を直接実行する、ユーザによって手動で実行又は指定される動作とは対照的である。自動手順は、ユーザによって提供された入力によって開始され得るが、「自動的に」実行される後続のアクションは、ユーザによって指定されない、すなわち、ユーザが、実行するアクションのそれぞれを指定する「手動で」実行されない。例えば、ユーザが、フィールドのそれぞれを選択することと、情報を指定する入力を提供することとによって(例えば、情報をタイピングすること、チェックボックスを選択すること、無線選択(radio selections)などによって)電子フォームに記入することは、コンピュータシステムがユーザアクションに応じてフォームを更新しなければならないが、フォームに手動で記入することである。フォームは、コンピュータシステムによって自動的に記入され得、ここで、コンピュータシステム(例えば、コンピュータシステムで実行するソフトウェア)は、フォームのフィールドを分析し、フィールドへの回答を指定するユーザ入力なしにフォームに記入する。上記のように、ユーザは、フォームの自動記入を呼び出すことができるが、フォームの実際の記入には関与しない(例えば、ユーザは、フィールドへ回答を手動で指定しているのではなく、むしろ、回答は自動的に完了されている)。本明細書は、ユーザが取ったアクションに応じて自動的に実行される動作の様々な例を提供する。
【0097】
おおよそ-ほとんど正確又は精密である値を指す。例えば、おおよそとは、精密な(又は所望の)値の1~10パーセント以内である値を指し得る。しかしながら、実際の閾値(又は許容差)は、用途に依存し得ることに留意されたい。例えば、いくつかの実施形態では、「おおよそ」は、ある指定された又は所望の値の0.1%以内を意味し得、他の各種実施形態では、閾値は、所望に応じて、又は特定の用途による必要に応じて、例えば、2%、3%、5%などであり得る。
【0098】
同時-タスク、プロセス、又はプログラムが少なくとも部分的に重なり合うように実行される、並列の実行又は実施を指す。例えば、同時実行は、タスクがそれぞれの計算要素で並列に(少なくとも部分的に)実行される「強い」若しくは厳密な並列を使用して実装され得、又は、タスクがインターリーブ式で、例えば、実行スレッドの時分割多重化によって実行される「弱い並列」を使用して実装され得る。
【0099】
様々な構成要素は、タスク(複数可)を実行する「ように構成されている(configured to)」と記載され得る。このようなコンテキストにおいて、「ように構成されている」は、動作中にタスク(複数可)を実行する「構造を有する」ことを一般に意味する広範な記載である。したがって、構成要素は、構成要素がタスクを現在実行していないときでも、このタスクを実行するように構成され得る(例えば、導電体のセットは、2つのモジュールが接続されていないときでも、モジュールを別のモジュールに電気的に接続するように構成され得る)。いくつかのコンテキストにおいて、「ように構成されている」は、動作中にタスク(複数可)を実行する「回路を有する」ことを一般に意味する構造の広範な記載であってもよい。したがって、構成要素は、構成要素が現在オンでないときでも、タスクを実行するように構成され得る。一般に、「ように構成されている」に対応する構造を形成する回路は、ハードウェア回路を含み得る。
【0100】
様々な構成要素が、説明における便宜上、タスク(複数可)を実行するとして記載され得る。このような説明は、語句「ように構成されている」を含むとして解釈されるべきである。1つ以上のタスクを実行するように構成されている構成要素の記載は、この構成要素について米国特許法第112条(f)の解釈を実施しないことが、明示的に意図されている。
例示的な通信システム
【0101】
図1は、無線通信システムの簡略化された実施例を示す。図1のシステムは、単に、可能なシステムの一例であり、本開示の特徴は、様々なシステムのうちのいずれかにおいて、所望に応じて、実装されてもよいことに留意されたい。
【0102】
図に示すように、例示的な無線通信システムは、基地局102Aを含み、基地局102Aは、伝達媒体を介して、1つ以上のユーザデバイス106A、106Bなど~106Nと通信する。ユーザデバイスのそれぞれは、本明細書では、「ユーザ機器」(UE)と称され得る。したがって、ユーザデバイス106は、UE又はUEデバイスと称される。
【0103】
基地局(BS)102Aは、ベーストランシーバ局(base transceiver station、BTS)又はセルサイト(cellular base station、「セルラ基地局」)であってもよく、UE106A~106Nとの無線通信を可能にするハードウェアを含み得る。
【0104】
基地局の通信領域(又は、カバレッジ領域)は、「セル」と称され得る。基地局102A及びUE106は、(例えば、WCDMA、又はTD-SCDMAエアインタフェースに関連付けられた)GSM、UMTS、LTE、LTEアドバンスト(LTE-Advanced、LTE-A)、5G新無線(5G New Radio、5G NR)、HSPA、3GPP2 CDMA2000(例えば、1xRTT、1xEV-DO、HRPD、eHRPD)などの、無線通信技術又は電気通信規格とも称される様々な無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)のうちのいずれかを使用して、伝達媒体を介して通信するように構成され得る。基地局102AがLTEのコンテキストにおいて実装される場合、基地局102Aは、代替として、「eNodeB」又は「eNB」と称されることがあることに留意されたい。基地局102Aが5G NRのコンテキストにおいて実装される場合、基地局102Aは、代替として、「gNodeB」又は「gNB」と称されることがあることに留意されたい。
【0105】
図に示すように、基地局102Aはまた、ネットワーク100(例えば、様々な可能性の中でもとりわけ、セルラーサービスプロバイダのコアネットワーク、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network、PSTN)などの電気通信ネットワーク、及び/又はインターネット)と通信するように装備されてもよい。したがって、基地局102Aは、ユーザデバイス間の通信、及び/又は、ユーザデバイスとネットワーク100との間の通信を容易にすることができる。特に、セルラー基地局102Aは、音声、SMS、及び/又はデータサービスなどの様々な電気通信能力をUE106に提供することができる。
【0106】
同一の又は異なるセルラー通信規格に従って動作する基地局102及び他の同様の基地局(基地局102B、102Nなど)は、従って、1つ以上のセルラー通信規格を介して、地理的エリアにわたってUE106A~106N及び同様のデバイスに連続性のある又はほぼ連続性のある重複するサービスを提供することができる、セルのネットワークとして提供され得る。
【0107】
従って、図1に示すように、基地局102Aは、UE106A~106Nについて「サービングセル」として機能することができ、各UE106はまた、信号を、「近隣のセル」と称され得る(基地局102B~102N及び/又は任意の他の基地局によって提供され得る)1つ以上の他のセルから(可能な場合、これらの通信範囲内で)受信することが可能である。このようなセルはまた、ユーザデバイス間の通信、及び/又はユーザデバイスとネットワーク100との間の通信を容易にすることが可能である。このようなセルは、「マクロ」セル、「マイクロ」セル、「ピコ」セル、及び/又はサービスエリアサイズの様々な他の粒度のうちのいずれかを提供するセルを含んでもよい。例えば、図1に示す基地局102A~102Bは、マクロセルであってもよく、基地局102Nは、マイクロセルであってもよい。他の構成がまた、可能である。
【0108】
いくつかの実施形態では、基地局102Aは、次世代基地局、例えば、5G新無線(5G NR)基地局、又は「gNB」であってよい。いくつかの実施形態では、gNBは、旧式進化型パケットコア(Evolved Packet Core、EPC)ネットワーク、及び/又はNRコア(NR Core、NRC)ネットワークに接続されてもよい。加えて、gNBセルは、1つ以上の送信及び受信点(transmission and reception point、TRP)を含むことができる。加えて、5G NRに従って動作することが可能であるUEは、1つ以上のgNB内の1つ以上のTRPに接続されてもよい。
【0109】
UE106は、複数の無線通信規格を使用して通信することが可能であり得ることに留意されたい。例えば、UE106は、少なくとも1つのセルラー通信プロトコル(例えば、GSM、(例えば、WCDMA又はTD-SCDMAエアインタフェースに関連付けられた)UMTS、LTE、LTE-A、5G NR、HSPA、3GPP2 CDMA2000(例えば、1xRTT、1xEV-DO、HRPD、eHRPD)など)に加えて、無線ネットワークプロトコル(例えば、Wi-Fi(登録商標))及び/又はピアツーピア無線通信プロトコル(例えば、Bluetooth、Wi-Fiピアツーピアなど)を使用して通信するように構成され得る。UE106は、加えて又は代替として、1つ以上のグローバルナビゲーション衛星システム(Global Navigational Satellite System、GNSS、例えば、GPS又はGLONASS)、1つ以上のモバイルテレビ放送規格(例えば、ATSC-M/H又はDVB-H)、及び/又は、所望であれば、任意の他の無線通信プロトコルを使用して通信するように構成され得る。(3つ以上の無線通信規格を含む)無線通信規格の他の組み合わせがまた、可能である。
【0110】
図2は、基地局102と通信するユーザ機器106(例えば、デバイス106A~106Nのうちの1つ)を示す。UE106は、携帯電話、ハンドヘルドデバイス、コンピュータ若しくはタブレット、又は実質上任意のタイプの無線デバイスなどのセルラー通信能力を有するデバイスであってもよい。
【0111】
UE106は、メモリに記憶されたプログラム命令を実行するように構成されているプロセッサを含んでもよい。UE106は、このような記憶された命令を実行することによって、本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれかを実行することができる。代替として又は加えて、UE106は、本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれか、又は本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれかの任意の部分を実行するように構成されている、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラム可能ハードウェア要素を含んでもよい。
【0112】
UE106は、1つ以上の無線通信プロトコル又は技術を使用して通信するための1つ以上のアンテナを含み得る。いくつかの実施形態では、UE106は、例えば、単一の共用無線機を使用するCDMA2000(1xRTT/1xEV-DO/HRPD/eHRPD)若しくはLTEを使用して、及び/又は、単一の共用無線機を使用するGSM若しくはLTEを使用して、通信するように構成され得る。共用無線機は、無線通信を実行するために、単一のアンテナに結合してもよく、又は(例えば、MIMOについて)複数のアンテナに結合してもよい。一般に、無線機は、ベースバンドプロセッサ、(例えば、フィルタ、ミキサ、発振器、増幅器などを含む)アナログRF信号処理回路、又は(例えば、デジタル変調及び他のデジタル処理のための)デジタル処理回路の任意の組み合わせを含み得る。類似して、無線機は、上記のハードウェアを使用して1つ以上の受信及び送信チェーンを実装してもよい。例えば、UE106は、上記の技術などの複数の無線通信技術間で、受信及び/又は送信チェーンの1つ以上の部分を共用し得る。
【0113】
いくつかの実施形態では、UE106は、UE106がそれで通信するように構成されている無線通信プロトコルのそれぞれについて、(例えば、別個のアンテナ及び他の無線機構成要素を含む)別個の送信及び/又は受信チェーンを含んでもよい。更なる可能性として、UE106は、複数の無線通信プロトコル間で共用される1つ以上の無線機、及び単一の無線通信プロトコルによってのみ使用される1つ以上の無線機を含み得る。例えば、UE106は、LTE又は5G NR(又は、LTE、又は1xRTT、又はLTE、又はGSM)のいずれかを使用して通信するための共用無線機と、Wi-Fi及びBluetoothのそれぞれを使用して通信するための別個の無線機と、を含み得る。他の構成がまた、可能である。
ユーザ機器の例
【0114】
図3は、通信デバイス106の例示的な簡略化されたブロック図を示す。図3の通信デバイスのブロック図は、可能な通信デバイスの一例のみであることに留意されたい。実施形態によれば、通信デバイス106は、他のデバイスの中でもとりわけ、ユーザ機器(UE)デバイス、モバイル機器若しくは移動局、無線デバイス若しくは無線局、デスクトップコンピュータ若しくはコンピューティングデバイス、モバイルコンピューティングデバイス(例えば、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、又はポータブルコンピューティングデバイス)、タブレット、及び/又はデバイスの組み合わせであってもよい。図に示すように、通信デバイス106は、コア機能を実行するように構成されている構成要素のセット300を含むことができる。例えば、構成要素のこのセットは、システムオンチップ(System On Chip、SOC)として実装されてもよく、SOCは、様々な目的での部分を含むことができる。代替として、構成要素のこのセット300は、様々な目的での別個の構成要素又は構成要素のグループとして実装されてもよい。構成要素のセット300は、通信デバイス106の様々な他の回路に結合(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合されてもよい。
【0115】
例えば、通信デバイス106は、(例えば、NANDフラッシュ310を含む)様々なタイプのメモリと、(例えば、コンピュータシステム、ドック、充電ステーション、マイクロフォン、カメラ、キーボードなどの入力デバイス、スピーカなどの出力デバイスなどに接続するための)コネクタI/F 320などの入出力インタフェースと、通信デバイス106と一体化されてもよく又は通信デバイス106の外部にあってもよいディスプレイ360と、5G NR、LTE、GSMなどのためのセルラー通信回路330と、近中距離無線通信回路329(例えば、Bluetooth(登録商標)及びWLAN回路)と、を含んでもよい。いくつかの実施形態では、通信デバイス106は、例えばイーサネットのためのネットワークインタフェースカードなどの有線通信回路(図示せず)を含むことができる。
【0116】
セルラー通信回路330は、図に示すように、アンテナ335及び336などの1つ以上のアンテナに(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合することができる。近中距離無線通信回路329はまた、図に示すように、アンテナ337及び338などの1つ以上のアンテナに(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合することができる。代替として、近中距離無線通信回路329は、アンテナ337及び338に(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合することに加えて又はこの代わりに、アンテナ335及び336に(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合することができる。近中距離無線通信回路329及び/又はセルラー通信回路330は、多重入出力(Multiple-Input Multiple Output)(MIMO)構成などにおける複数の空間ストリームを受信及び/又は送信するための複数の受信チェーン及び/又は複数の送信チェーンを含んでもよい。
【0117】
いくつかの実施形態では、以下で更に説明するように、セルラー通信回路330は、複数のRATのための(例えば、に通信可能に、直接又は間接的に含む及び/又は結合されている。専用プロセッサ及び/又は無線機)専用受信チェーン(例えば、LTEのための第1の受信チェーン、及び5G NRのための第2の受信チェーン)を含んでもよい。加えて、いくつかの実施形態では、セルラー通信回路330は、特定のRATに専用の無線機間で切り替えられ得る単一の送信チェーンを含むことができる。例えば、第1の無線機は、第1のRAT、例えばLTEに専用であってもよく、専用の受信チェーン、及び追加の無線機、例えば第2の無線機と共用される送信チェーンと通信することができ、第2の無線機は、第2のRAT、例えば5G NRに専用であってもよく、専用の受信チェーン及び共用される送信チェーンと通信することができる。
【0118】
通信デバイス106はまた、1つ以上のユーザインタフェース要素を含む、及び/又は1つ以上のユーザインタフェース要素との使用のために構成され得る。ユーザインタフェース要素は、(タッチスクリーンディスプレイであってもよい)ディスプレイ360、(分離キーボードであってもよく、又はタッチスクリーンディスプレイの一部分として実装されてもよい)キーボード、マウス、マイクロフォン、及び/若しくはスピーカ、1つ以上のカメラ、1つ以上のボタン、並びに/又は情報をユーザに提供すること及び/又はユーザ入力を受信若しくは解釈することが可能である様々な他の要素のうちのいずれかなどの様々な要素のうちのいずれかを含んでもよい。
【0119】
通信デバイス106は、1つ以上のスマートカード345を更に含んでもよく、スマートカード345は、1つ以上のユニバーサル集積回路カード(Universal Integrated Circuit Card、UICC)などの加入者識別モジュール(Subscriber Identity Module、SIM)機能を含む。
【0120】
図に示すように、SOC 300は、通信デバイス106のためのプログラム命令を実行することができるプロセッサ(複数可)302と、グラフィック処理を実行することができ、表示信号をディスプレイ360に提供することができる表示回路304と、を含んでもよい。プロセッサ(複数可)302は、メモリ管理ユニット(Memory Management Unit、MMU)340に結合されてもよく、MMU 340は、アドレスをプロセッサ(複数可)302から受信し、これらのアドレスを、メモリ(例えば、メモリ306、読み出し専用メモリ(Read Only Memory、ROM)350、NANDフラッシュメモリ310)における場所に変換し、並びに/又は表示回路304、近距離無線通信回路229、セルラー通信回路330、コネクタI/F 320、及び/若しくはディスプレイ360などの他の回路若しくはデバイスに変換する、ように構成され得る。MMU 340は、メモリ保護及びページテーブル変換又はセットアップを実行するように構成され得る。いくつかの実施形態では、MMU 340は、プロセッサ(複数可)302の一部分として含まれてもよい。
【0121】
上記のように、通信デバイス106は、無線及び/又は有線通信回路を使用して通信するように構成され得る。通信デバイス106は、第1のRATに従って動作する第1のネットワークノードに接続する(attach)要求を送信し、無線デバイスが第1のネットワークノード及び第2のRATに従って動作する第2のネットワークノードとの実質的に同時接続を維持することが可能であるというインジケーションを送信する、ように構成され得る。無線デバイスはまた、第2のネットワークノードに接続する(attach)ための要求を送信するように構成され得る。要求は、無線デバイスが第1のネットワークノード及び第2のネットワークノードとの実質的に同時接続を維持することが可能であるというインジケーションを含んでもよい。更に、無線デバイスは、第1のネットワークノード及び第2のネットワークノードとのデュアルコネクティビティが確立されたというインジケーションを受信するように構成されてもよい。
【0122】
通信デバイス106は、本明細書で説明する機能を実現するためのハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素を含んでもよい。通信デバイス106のプロセッサ302は、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の特徴のうちの一部分又は全てを実装するように構成され得る。代替として(又は加えて)、プロセッサ302は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラム可能ハードウェア要素として、又は特定用途向け集積回路(ASIC)として構成され得る。代替として(又は加えて)、通信デバイス106のプロセッサ302は、他の構成要素300、304、306、310、320、329、330、340、345、350、360のうちの任意の1つ以上と共に、本明細書に記載の特徴のうちの一部分又は全てを実装するように構成され得る。
【0123】
加えて、本明細書に記載されているように、プロセッサ302は、1つ以上の処理要素を含むことができる。したがって、プロセッサ302は、プロセッサ302の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(Integrated Circuit、IC)を含むことができる。加えて、集積回路のそれぞれは、プロセッサ(複数可)302の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含んでもよい。
【0124】
更に、本明細書に記載されているように、セルラー通信回路330及び近距離無線通信回路329はそれぞれ、1つ以上の処理要素を含むことができる。換言すれば、1つ以上の処理要素は、セルラー通信回路330内に含められてもよく、類似して、1つ以上の処理要素は、近距離無線通信回路329内に含められてもよい。したがって、セルラー通信回路330は、セルラー通信回路330の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(IC)を含むことができる。加えて、集積回路のそれぞれは、セルラー通信回路230の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含むことができる。類似して、近距離無線通信回路329は、近距離無線通信回路32の機能を実行するように構成されている1つ以上のICを含むことができる。加えて、集積回路のそれぞれは、近距無線離通信回路329の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含むことができる。
例示的な基地局
【0125】
図4は、いくつかの実施形態による基地局102の例示的なブロック図を示す。図4の基地局は、単に、可能な基地局の一例であることに留意されたい。図に示すように、基地局102は、基地局102のためのプログラム命令を実行することができるプロセッサ(複数可)404を含んでもよい。プロセッサ(複数可)404はまた、メモリ管理ユニット(MMU)440に結合されてもよく、MMU440は、アドレスをプロセッサ(複数可)404から受信し、これらのアドレスをメモリ(例えば、メモリ460及び読み出し専用メモリ(ROM)450)又は他の回路若しくはデバイスにおける場所に変換する、ように構成され得る。
【0126】
基地局102は、少なくとも1つのネットワークポート470を含んでもよい。ネットワークポート470は、電話網に結合し、図1及び図2における上記のように、電話網へのアクセスをUEデバイス106などの複数のデバイスに提供する、ように構成され得る。
【0127】
ネットワークポート470(又は追加のネットワークポート)は、加えて又は代替として、セルラーネットワーク、例えばセルラーサービスプロバイダのコアネットワークに結合するように構成され得る。コアネットワークは、モビリティ関連サービス及び/又は他のサービスを、UEデバイス106などの複数のデバイスに提供することができる。一部の場合、ネットワークポート470は、コアネットワークを介して電話網に結合することができ、及び/又はコアネットワークは、(例えば、セルラーサービスプロバイダによってサービス提供される他のUEデバイスとの間で)電話網を提供することができる。
【0128】
いくつかの実施形態では、基地局102は、次世代基地局、例えば、5G新無線(5G NR)基地局、又は「gNB」であってもよい。このような実施形態では、基地局102は、旧式進化型パケットコア(EPC)ネットワーク及び/又はNRコア(NRC)ネットワークに接続されてもよい。加えて、基地局102は、5G NRセルと見なすことができ、1つ以上の送信及び受信点(TRP)を含むことができる。加えて、5G NRに従って動作することが可能であるUEは、1つ以上のgNB内の1つ以上のTRPに接続されてもよい。
【0129】
基地局102は、少なくとも1つのアンテナ434、可能な場合、複数のアンテナを含んでもよい。少なくとも1つのアンテナ434は、無線送受信機として動作するように構成されてもよく、無線機430を介してUEデバイス106と通信するように更に構成されてもよい。アンテナ434は、通信チェーン432を介して無線機430と通信する。通信チェーン432は、受信チェーン、送信チェーン、又は両方であってもよい。無線機430は、5G NR、LTE、LTE-A、GSM、UMTS、CDMA2000、Wi-Fiなどを含むがこれらには限定されない様々な無線通信規格を介して通信するように構成され得る。
【0130】
基地局102は、複数の無線通信規格を使用して無線通信するように構成され得る。いくつかの事例では、基地局102は、複数の無線機を含むことができ、複数の無線機は、基地局102が複数の無線通信技術に従って通信することを可能にし得る。例えば、1つの可能性として、基地局102は、LTEに従って通信を実行するためのLTE無線機、及び5G NRに従って通信するための5G NR無線機を含んでよい。このような場合、基地局102は、LTE基地局及び5G NR基地局の両方として動作することが可能であってもよい。別の可能性として、基地局102は、マルチモード無線機を含むことができ、マルチモード無線機は、複数の無線通信技術(例えば、5G NR及びWi-Fi、LTE及びWi-Fi、LTE及びUMTS、LTE及びCDMA2000、UMTS及びGSMなど)のうちのいずれかに従って、通信を実行することが可能である。
【0131】
本明細書に以下に更に記載されているように、基地局102は、本明細書に記載の特徴を実装する又はこれらの実装をサポートするためのハードウェア及びソフトウェア構成要素を含むことができる。基地局102のプロセッサ404は、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の方法のうちの一部分又は全てを実行する又はこれらの実行をサポートするように構成され得る。代替として、プロセッサ404は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラム可能ハードウェア要素として、又は特定用途向け集積回路(ASIC)として、又はこれらの組み合わせとして構成され得る。代替として(又は加えて)、基地局102のプロセッサ404は、他の構成要素430、432、434、440、450、460、470のうちの任意の1つ以上と共に、本明細書に記載の特徴のうちの一部分又は全てを実装する又はこれらの実装をサポートするように構成され得る。
【0132】
加えて、本明細書に記載されているように、プロセッサ(複数可)404は、1つ以上の処理要素から構成されてもよい。換言すれば、1つ以上の処理要素は、プロセッサ(複数可)404内に含められてもよい。したがって、プロセッサ(複数可)404は、プロセッサ(複数可)404の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(Integrated Circuit、IC)を含むことができる。加えて、各集積回路は、プロセッサ(複数可)404の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含んでもよい。
【0133】
更に、本明細書に記載されているように、無線機430は、1つ以上の処理要素から構成されてもよい。換言すれば、1つ以上の処理要素は、無線機430内に含められてもよい。したがって、無線機430は、無線機430の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(IC)を含むことができる。加えて、集積回路のそれぞれは、無線機430の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含むことができる。
例示的なセルラー通信回路
【0134】
図5は、いくつかの実施形態によるセルラー通信回路の例示的な簡略化されたブロック図を示す。図5のセルラー通信回路のブロック図は、可能なセルラー通信回路の一例のみであることに留意されたい。実施形態によれば、セルラー通信回路330は、上記の通信デバイス106などの通信デバイス内に含まれてもよい。上記のように、通信デバイス106は、他のデバイスの中でもとりわけ、ユーザ機器(UE)デバイス、モバイル機器若しくは移動局、無線デバイス若しくは無線局、デスクトップコンピュータ若しくはコンピューティングデバイス、モバイルコンピューティングデバイス(例えば、ラップトップ、ノートブック、又はポータブルコンピューティングデバイス)、タブレット、及び/又はデバイスの組み合わせであってもよい。
【0135】
セルラー通信回路330は、図に(図3に)示すように、アンテナ335a~335b及び336などの1つ以上のアンテナに、(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合することができる。いくつかの実施形態では、セルラー通信回路330は、複数のRAT(例えば、LTEのための第1の受信チェーン、及び5G NRのための第2の受信チェーン)のための(例えば、に通信可能に、直接又は間接的に含む及び/又は結合されている。専用プロセッサ及び/又は無線機)専用の受信チェーンを含むことができる。例えば、図5に示すように、セルラー通信回路330は、モデム510及びモデム520を含んでもよい。モデム510は、第1のRAT、例えば、LTE又はLTE-Aなどに従った通信のために構成されてもよく、モデム520は、第2のRAT、例えば、5G NRなどに従った通信のために構成されてもよい。
【0136】
図に示すように、モデム510は、1つ以上のプロセッサ512、及びプロセッサ512と通信するメモリ516を含んでもよい。モデム510は、無線周波数(Radio Frequency、RF)フロントエンド530と通信してもよい。RFフロントエンド530は、無線信号を送信及び受信するための回路を含んでもよい。例えば、RFフロントエンド530は、受信回路(Receive Circuitry、RX)532及び送信回路(Transmit Circuitry、TX)534を含んでもよい。いくつかの実施形態では、受信回路532は、ダウンリンク(Downlink、DL)フロントエンド550と通信してもよく、DLフロントエンド550は、アンテナ335aを介して無線信号を受信するための回路を含んでもよい。
【0137】
類似して、モデム520は、1つ以上のプロセッサ522、及びプロセッサ522と通信するメモリ526を含んでもよい。モデム520は、RFフロントエンド540と通信してもよい。RFフロントエンド540は、無線信号を送信及び受信するための回路を含んでもよい。例えば、RFフロントエンド540は、受信回路542及び送信回路544を含んでもよい。いくつかの実施形態では、受信回路542は、DLフロントエンド560と通信してもよく、DLフロントエンド560は、アンテナ335bを介して無線信号を受信するための回路を含んでもよい。
【0138】
いくつかの実施形態では、スイッチ570は、送信回路534をアップリンク(Uplink、UL)フロントエンド572に結合してもよい。加えて、スイッチ570は、送信回路544をULフロントエンド572に結合してもよい。ULフロントエンド572は、アンテナ336を介して無線信号を送信するための回路を含んでもよい。したがって、セルラー通信回路330が(例えば、モデム510を介してサポートされるように)第1のRATに従って送信するための命令を受信したときに、スイッチ570は、モデム510が第1のRATに従って信号を(例えば、送信回路534及びULフロントエンド572を含む送信チェーンを介して)送信することを可能にする第1の状態に切り替えられてもよい。類似して、セルラー通信回路330が(例えば、モデム520を介してサポートされるように)第2のRATに従って送信するための命令を受信したときに、スイッチ570は、モデム520が第2のRATに従って信号を(例えば、送信回路544及びULフロントエンド572を含む送信チェーンを介して)送信することを可能にする第2の状態に切り替えられてもよい。
【0139】
いくつかの実施形態では、セルラー通信回路330は、第1のシステム帯域幅で動作する第1のセルとの第1の無線リンクを、第1の無線アクセス技術(RAT)に従って確立し、第2のシステム帯域幅で動作する第2のセルとの第2の無線リンクを、第2の無線アクセス技術(RAT)に従って確立する、ように構成されてもよい。更に、セルラー通信回路330は、セルラー通信回路330が第1のRAT及び第2のRATの両方に従ってスケジューリングされたアップリンク活動を有するかどうか判定し、アップリンク活動が第1のRAT及び第2のRATの両方に従ってスケジューリングされている場合、第1のRATのためのアップリンクデータ及び第2のRATのためのアップリンクデータを時分割多重化(Time Division Multiplexing、TDM)することによって第1のRAT及び第2のRATの両方についてのアップリンク活動を実行する、ように構成され得る。いくつかの実施形態では、アップリンク活動が第1のRAT及び第2のRATの両方に従ってスケジューリングされている場合、第1のRATのためのアップリンクデータ及び第2のRATのためのアップリンクデータを時分割多重化(TDM)することによって第1のRAT及び第2のRATの両方についてのアップリンク活動を実行するために、セルラー通信回路330は、第1のRATに従った送信のための第1のULサブフレームの割り当て、及び第2のRATに従った送信のための第2のULサブフレームの割り当てを受信するように構成され得る。いくつかの実施形態では、アップリンクデータのTDMは、セルラー通信回路330の物理層において実行されてもよい。いくつかの実施形態では、セルラー通信回路330は、第1又は第2のRATのうちの1つに従った制御シグナリングのためのULサブフレームのそれぞれの一部分の割り当てを受信するように更に構成され得る。
【0140】
モデム510は、本明細書で説明する上記の機能を実現するためのハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素を含んでもよい。プロセッサ512は、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の特徴のうちの一部分又は全てを実装するように構成されてもよい。代替として(又は、加えて)、プロセッサ512は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などのプログラム可能なハードウェア要素として、又はASIC(特定用途向け集積回路)として構成されてもよい。代替として(又は加えて)、プロセッサ512は、他の構成要素530、532、534、550、570、572、335、及び336のうちの任意の1つ以上と共に、本明細書に記載の特徴のうちの一部分又は全てを実装するように構成されてもよい。
【0141】
加えて、本明細書で説明するように、プロセッサ512は、1つ以上の処理要素を含んでもよい。よって、プロセッサ512は、プロセッサ512の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(IC)を含んでもよい。加えて、各集積回路は、プロセッサ512の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含んでもよい。
【0142】
モデム520は、本明細書で説明する機能を実現するためのハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素を含んでもよい。プロセッサ522は、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の特徴のうちの一部分又は全てを実装するように構成されてもよい。代替として(又は加えて)、プロセッサ522は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラム可能ハードウェア要素として、又は特定用途向け集積回路(ASIC)として構成され得る。代わりに(又は、加えて)、プロセッサ522は、他の構成要素540、542、544、550、570、572、335、及び336のうちの1つ以上と共に、本明細書で説明する特徴の一部又は全てを実装するように構成されてもよい。
【0143】
加えて、本明細書に記載されているように、プロセッサ522は、1つ以上の処理要素を含んでもよい。したがって、プロセッサ522は、プロセッサ522の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(IC)を含んでもよい。加えて、集積回路のそれぞれは、プロセッサ522の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含んでもよい。
マルチ送信及び受信点(マルチTRP)互換性を報告する
【0144】
いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、マルチ送信及び受信点(マルチTRP)通信プロトコルに従って1つ以上の基地局102と通信することができる。例えば、無線ネットワークの各基地局は、1つ以上のTRP(例えば、1つ以上のアンテナ又はアンテナアレイ)を含むことができ、UEデバイスは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又はデータを受信するために、複数の異なるTRPに順次又は同時に(例えば、同一基地局又は異なる基地局において)接続することができる。これは、例えば、UEデバイス106が、異なる条件の範囲の下で、(例えば、各TRPと個別に通信することに関連する経路損失又は信号減衰の影響を緩和することによって)無線ネットワークと迅速かつ確実に通信することを可能にする際に有益であり得る。
【0145】
いくつかの実施形態では、UEデバイス106及び基地局102の各々は、特定のスケジュールに従ってデータの送信及び/又は受信を調整することができる。例えば、スケジュールは、特定の時間に、ネットワークリソースの特定の割り当て(例えば、特定の周波数領域及び/又は時間領域リソース割り当てスロット)を使用して、UEデバイスと基地局の特定のTRPとの間で送信されるデータを指定することができる。いくつかの実施形態では、スケジューリング情報は、UEデバイスと基地局との間の制御チャネル(例えば、物理ダウンリンク制御チャネル)を介して送信されるダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの形態で、UEデバイスと基地局との間で交換することができる。いくつかの実施形態では、単一のDCIメッセージは、UEデバイスが複数のTRPとの間のデータの送信及び/又は受信をスケジュールすることを可能にするスケジューリング情報を含むことができる。これは、単一のDCIマルチTRP通信プロトコルと称され得る。いくつかの実施形態では、複数のDCIメッセージは、UEデバイスが複数のTRPとの間のデータの送信及び/又は受信をスケジュールすることを可能にするスケジューリング情報を送信するために使用され得る。これは、マルチDCIマルチTRP通信プロトコルと称され得る。
【0146】
いくつかの実施形態では、デバイス(例えば、基地局102)は、同一データを別のデバイス(例えば、UEデバイス106)に繰り返し複数回送信することができる。一例として、デバイスは、一定期間にわたって(例えば、定期的なスケジュールに従って)同一データを2回、3回、4回、又はそれより多く送信することができる。これは、例えば、送信の忠実度を向上させるのに有益であり得る。
【0147】
いくつかの実施形態では、同一データを複数の異なる時間に送信することができるが、送信されたデータの各インスタンスは、異なる符号化方式に従って符号化することができる。一例として、第1のデバイスは、第1の符号化方式に従ってデータの特定の部分(例えば、データパケット)を符号化し、符号化されたデータを第2のデバイスに送信することができる。更に、第1のデバイスは、第2の符号化方式に従ってデータの部分を符号化し、異なる符号化されたデータを第2のデバイスに送信することができる。従って、同一基礎データが第2のデバイスに送信される(例えば、データの「同一」インスタンスがデバイス間で送信される)。しかしながら、異なる符号化方式の使用に起因して、デバイス間で送信される実際の信号は異なり得る。
【0148】
いくつかの実施形態では、デバイスは、同一スロット(例えば、同一周波数領域及び/又は時間リソース割り当てスロット)内で同一データを別のUEデバイスに複数回送信することができる。これは、5G New Radio(5G NR)規格に従ってスロット内繰り返し又は「方式3」と称されることがある。データの各インスタンス(例えば、PDSCH又はPUSCHデータ)は、スロット内で同一の長さ又は持続時間を有することができる。更に、データの連続するインスタンスは、特定のオフセット時間長だけ互いに分離することができる。いくつかの実施形態では、オフセット時間長は、無線リソース制御(RRC)パラメータ(例えば、「StartingSymbolOffsetK」)によってシグナリングされ得る。
【0149】
いくつかの実施形態では、デバイスは、異なるそれぞれのスロット内で同一データを別のデバイスに複数回送信することができる(例えば、データの1つのインスタンスが、いくつかの周波数領域及び/又は時間領域リソース割り当てスロットの各々に含まれる)。これは、5G NR規格に従ってスロット間繰り返し又は「方式4」と称されることがある。いくつかの実施形態では、データの各インスタンスは、各スロット(例えば、同一開始及び長さインジケータ値SLIVに従って)内の同一の時間領域リソース割り当て(TDRA)に従って送信することができる。いくつかの実施形態では、繰り返しの数は、DCIで信号シグナリングされ得る。例えば、繰り返し数は、「URLLCRepNum」パラメータを介してDCIのTDRAでシグナリングすることができる。
【0150】
マルチTRP送信プロトコルに従ってデータを送信するための例示的なシステム600が図6Aに示されている。システム600は、UEデバイス106と、2つの基地局102A及び102Bとを含む。基地局102Aは、2つのTRP600a及び600b(例えば、2つの異なるアンテナ又はアンテナアレイ)を含む。基地局102Bは、2つのTRP600c及び600d(例えば、2つの異なるアンテナ又はアンテナアレイ)を含む。図6Aは、各々2つのTRPを有する2つの基地局を示しているが、これは単なる例示である。実際には、各々が任意の数のTRPを有する任意の数の基地局が存在し得る。
【0151】
図6Aに示す例では、基地局102Aは、TRP600aを使用して、データの第1のインスタンス602aをUEデバイス106に送信する。例えば、基地局102Aは、TRP600a(例えば、TRP600aによって放射される無線信号の強め合う及び弱め合う干渉のパターンによって形成される指向性又は空間的に「成形」されたビーム)を使用してUEデバイス106に向けられたビーム604aを形成し、ビーム604aを使用してデータの第1のインスタンス602aを送信することができる。UEデバイスは、第1のアンテナアレイ606aを起動し、第1のアンテナアレイ606aを使用してビーム604aの特性を測定し、測定値からデータの第1のインスタンス602aを復号することによって、データの第1のインスタンス602aを受信する。
【0152】
その後、基地局102Bは、TRP600cを使用して、データの第2のインスタンス602bをUEデバイス106に送信する。例えば、基地局102Bは、TRP600c(例えば、TRP600cによって放射される無線信号の強め合う及び弱め合う干渉のパターンによって形成される指向性又は空間的に「成形」されたビーム)を使用してUEデバイス106に向けられたビーム604bを形成し、ビーム604bを使用してデータの第2のインスタンス602bを送信することができる。UEデバイスは、第1のアンテナアレイ606aを使用してビーム604bの特性を測定し、測定値からデータの第2のインスタンス602bを復号することによって、データの第2のインスタンス602bを受信する。
【0153】
上述したように、データの第1のインスタンス602a及び第2のインスタンス602bは同一であり得る(例えば、データ送信の忠実度を向上させるために)。一例として、データの第1のインスタンス602a及び第2のインスタンス602bは、同一の符号化方式に従って符号化された同一データ(例えば、データパケット)を含むことができる。別の例として、データの第1のインスタンス602a及び第2のインスタンス602bは、(例えば、異なる符号化方式に従って符号化されたにもかかわらず、基礎となるデータが同一であるように)異なるそれぞれの符号化方式に従って符号化された同一のデータを含むことができる。更に、データ送信のスケジューリングは、基地局とUEデバイスとの間で送信されるDCIメッセージを使用して指定することができる。
【0154】
図6Aに示すように、データの第1のインスタンス602aの送信と、データの第2のインスタンス602b送信は、切り替え遅延時間tswitchによってオフセットされている。切り替え遅延時間tswitchは、UEデバイス106の能力及び/又はそれが通信するTRPの能力に基づいて選択することができる。いくつかの実施形態では、切り替え遅延時間tswitchは、UEデバイス106が同一のアンテナアレイ(例えば、アンテナアレイ606a)を使用してあるビーム(例えば、ビーム604a)の特性の測定から別のビーム(例えば、梁604b)の特性の測定に切り替えるのに必要な時間量に基づいて選択することができる。
【0155】
いくつかの実施形態では、切り替え遅延時間tswitchは、UEデバイス106が第1のアンテナアレイを使用してあるビームの特性を測定することから、第2のアンテナアレイを使用して別のビームの特性を測定することに切り替えるのに必要な時間量に基づいて選択することができる。例えば、図6Bを参照すると、基地局102Aは、(例えば、TRP600aを使用してUEデバイス106に向けられたビーム604aを形成することによって)TRP600aを使用してデータの第1のインスタンス602aをUEデバイス106に送信することができる。UEデバイスは、第1のアンテナアレイ606aを起動し、第1のアンテナアレイ606aを使用してビーム604aの特性を測定し、測定値からデータの第1のインスタンス602aを復号することによって、データの第1のインスタンス602aを受信することができる。その後、基地局102Bは、(例えば、TRP600cを使用してUEデバイス106に向けられたビーム604bを形成することによって)TRP600cを使用してデータの第2のインスタンス602bをUEデバイス106に送信することができる。UEデバイスは、第2のアンテナアレイ606bを起動し、第2のアンテナアレイ606bを使用してビーム604bの特性を測定し、測定値からデータの第2のインスタンス602bを復号することによって、データの第2のインスタンス602bを受信することができる。図6Bに示すように、データのインスタンスの送信間の切り替え遅延時間tswitchは、第1のアンテナアレイ606aの使用と第2のアンテナアレイ606bの使用とを切り替えるのに必要な時間のために(例えば、第2のアンテナアレイ606bを起動して第2のアンテナアレイ606bの使用に切り替えるための追加の時間を考慮するために)、図6Aに示すものと比較して長くなる。
【0156】
いくつかの実施形態では、無線ネットワークのデバイスは、データが無線ネットワークとの間で送信及び/又は受信されるレートを高めるために、キャリアアグリゲーションを利用し得る。例えば、複数のコンポーネントキャリア(例えば、無線ネットワークを介してデータを送信するためのデバイスによる使用に利用可能な周波数ブロック、又は周波数の範囲)は、データを送信及び/又は受信するために特定のデバイスに割り当てられ得る。デバイスは、(例えば、単一のコンポーネントキャリアに関連付けられた周波数範囲と比較して)データを送信及び/又は受信するためのより大きな周波数範囲を有するため、デバイスは、増加したデータレートに従って、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信することができる。
【0157】
特定のデバイスに割り当てられたコンポーネントキャリアは、周波数領域に関して連続的であり得るか、又は、周波数領域に関して不連続であり得る。一例として、図7Aは、同一の周波数帯域(帯域1)で連続する2つのコンポーネントキャリア702a及び702bを示す。これは、帯域内連続キャリアアグリゲーションと称され得る。別の例として、図7Bは、同一の周波数帯域(Band 1)にあるが、ギャップによって分離されている2つのコンポーネントキャリア702c及び702dを示す。これは、帯域内非連続キャリアアグリゲーションと称され得る。別の例として、図7Cは、異なるそれぞれの周波数帯域(それぞれ帯域1及び帯域2)にある2つのコンポーネントキャリア702e及び702fを示す。これは、帯域間キャリアアグリゲーションと称され得る。
【0158】
いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信及び/又は受信するために複数のコンポーネントキャリア(例えば、2つ)を割り当てることを要求してもよい。いくつかの実施形態では、これらのコンポーネントキャリアは、2つのコンポーネントキャリアのネットワークリソースを有しているにもかかわらず、単一のコンポーネントキャリアとして効果的に取り扱われるように、単一の論理グループ(例えば、単一のコンポーネントキャリアIDなどの単一の論理識別子によって識別される)に共にグループ化され得る。更に、このような方法で集約されていないコンポーネントキャリア(例えば、個々のコンポーネントキャリア)の各々は、それぞれの論理グループ(例えば、単一の個別のコンポーネントキャリアを有し、単一の個別のコンポーネントキャリアIDによって識別されるグループ)によって識別されてもよい。従って、いくつかの実施形態では、状況に応じて、単一の論理グループは、(例えば、マルチTRP通信プロトコルと併せて使用される場合)組み合わせた複数のコンポーネントキャリア、又は個々のコンポーネントキャリアを指すことができる。
【0159】
無線ネットワークの各デバイスに適切な量のネットワークリソースが割り当てられることを保証するために、無線ネットワークのデバイス(例えば、UEデバイス106)は、各論理グループがマルチTRP通信プロトコルをサポートするかどうかを無線ネットワークの他のデバイス(例えば、基地局102)に報告することができる。そうである場合、それらの論理グループには、比較的大量のネットワークリソースを割り当てることができる(例えば、複数のコンポーネントキャリアが必要とされるため)。そうでない場合、それらの論理グループには、比較的少量のネットワークリソースを割り当てることができる(例えば、単一のコンポーネントキャリアのみが必要とされるため)。
【0160】
いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、特定の論理グループがマルチTRP通信プロトコル(例えば、アップリンク送信)によるデータの送信をサポートするかどうか、及び論理グループがマルチTRP通信プロトコル(例えば、ダウンリンク送信)によるデータの受信をサポートするかどうかを別々に報告することができる。一例として、UEデバイス106は、UEデバイスの能力を報告するときに、1つ以上の基地局に送信されるデータ構造(例えば、データ構造FeatureSetUplinkPerCC)に適切なインジケーション(例えば、データ項目又はパラメータ)を含めることによって、特定の論理グループがマルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信することをサポートするかどうかを報告することができる。別の例として、UEデバイス106は、UEデバイスの能力を報告するときに、1つ以上の基地局に送信されるデータ構造(例えば、データ構造FeatureSetDownlinkPerCC)に適切なインジケーション(例えば、データ項目又はパラメータ)を含めることによって、特定の論理グループがマルチTRP通信プロトコルに従ってデータを受信することをサポートするかどうかを報告することができる。
【0161】
1つ以上の基地局は、UEデバイスによって報告された情報に基づいて、UEデバイスに様々な量のネットワークリソースを割り当てることができる。例えば、UEデバイスが、特定の論理グループがマルチTRP通信プロトコルをサポートすることを報告した場合、基地局は、その論理グループに関して第1の量のネットワークソースをUEデバイスに割り当てることができる(例えば、その論理グループ内の複数のコンポーネントキャリアのグループ化に対応する量)。例えば、マルチTRP通信プロトコルが2つのコンポーネントキャリアが割り当てられるべきであると指定する場合、基地局は、論理グループに関してUEデバイスにネットワークリソースの2単位を割り当てることができる。
【0162】
別の例として、UEデバイスが、特定の論理グループがマルチTRP通信プロトコルをサポートしないことを報告した場合、基地局は、その論理グループに関して第1の量のネットワークソースをUEデバイスに割り当てることができる(例えば、論理グループに関して単一のコンポーネントキャリアのグループ化に対応する量)。例えば、基地局は、論理グループに関してネットワークリソースの1単位をUEデバイスに割り当てることができる。
【0163】
いくつかの実施形態では、基地局は、特定の最大量以下のリソースが(例えば、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するために、UEデバイスに利用可能な各周波数帯域のキャリアコンポーネントの最大数)各周波数帯域に割り当てられるように、ネットワークリソースを割り当てることができる。例えば、(例えば、マルチTRP通信プロトコルによる通信を可能にするために)論理グループが複数のコンポーネントキャリアに関連付けられている場合、基地局は、より大きいリソースコストを、その論理グループに関連付け得る。別の例として、論理グループが単一のコンポーネントキャリアに関連付けられている場合、基地局は、より小さいリソースコストをその論理グループに関連付け得る。基地局は、各周波数帯域に割り当てることができるリソースの最大量を超えない方法で(例えば、各周波数帯域に割り当てられるUEデバイス及び/又はコンポーネントキャリアの数を制限することによって)ネットワークリソースを割り当てることができる。
【0164】
いくつかの実施形態では、マルチTRPをサポートする論理グループに関連付けられたリソースコストは、単一のコンポーネントキャリアに関連付けられた論理グループに関連付けられたリソースコストよりも比R倍大きいことがある。いくつかの実施形態では、(例えば、2つのコンポーネントキャリアがマルチTRPをサポートするために必要とされる場合)比Rは2であり得る。いくつかの実施形態では、比Rは、何らかの他の整数値(例えば、3、4、5、又は任意の他の整数)であり得る。いくつかの実施形態では、比Rは非整数値(例えば、1.25、1.5、1.75、2.25、又は任意の他の非整数値)であり得る。
【0165】
いくつかの実施形態では、無線ネットワークのデバイス(例えば、1つ以上の基地局)は、以下の式に従ってネットワークリソースを割り当てることができる:
cc,0+R*Ncc,1≦Ncc,max (式1)
式中、Ncc,0は、所与の周波数帯域についてマルチTRPをサポートしない論理グループの数であり、Ncc,1は、所与の周波数帯域についてマルチTRPをサポートする論理グループの数であり、Ncc,maxは、UEデバイスが所与の周波数帯域について処理することができるコンポーネントキャリアの最大数である。
マルチDCIマルチTRP通信プロトコルにおけるUEデバイスによる使用のための制御リソースセット(CORESET)のグループ化
【0166】
本明細書に説明するように、いくつかの実施形態では、複数のDCIメッセージは、UEデバイスが複数のTRPとの間のデータの送信及び/又は受信をスケジュールすることを可能にするスケジューリング情報を送信するために使用され得る。これは、マルチDCIマルチTRP通信プロトコルと称され得る。いくつかの実施形態では、無線ネットワークを介したデータの送信及び/又は受信に関するスケジューリング情報を搬送するために複数の制御リソースセット(CORESET)を使用することによって、マルチDCIマルチTRP通信プロトコルを実装することができる。例えば、CORESETは、物理リソースのセット(例えば、周波数領域及び時間領域に関する特定のブロック又はスロット)及び無線ネットワークを介したデータ送信及び/又は受信のスケジューリングを指定するDCIメッセージを搬送するために使用されるパラメータのセットであり得る。いくつかの実施形態では、各CORESETを使用して、UEデバイスと単一の個別のTRPとの間の通信リンクを確立することができる。
【0167】
いくつかの実施形態では、通信プロトコルは、各コンポーネントキャリア内に特定の最大数のCORESETを割り当てることができることを指定し得る。一例として、少なくともいくつかのマルチDCIマルチTRP通信プロトコルでは、特定の帯域幅部分(BWP)内に最大5つのCORESETを割り当てることができる(例えば、所与のコンポーネントキャリアの物理リソースブロックの連続又は不連続のセット)。更に、最大4つのBWPを各コンポーネントキャリア内に割り当てることができる。従って、最大20個のCORESETを各コンポーネントキャリア内に割り当てることができる。
【0168】
更に、無線ネットワークのデバイスは、特定の数のCORESETを処理するように構成することができる。一例として、少なくともいくつかのマルチDCIマルチTRP通信プロトコルでは、UEデバイスは、最大数の16個のCORESETを処理するように構成することができる。
【0169】
例示的な数のCORESET及びBWPが上述されているが、これらは単なる例示である。実際には、CORESET、BWP、及びコンポーネントキャリアの他の組み合わせも可能である。更に、実際には、UEデバイスは、任意の他の数のCORESETを処理するように構成することができる。
【0170】
上記の例では、特定のコンポーネントキャリア(例えば、20個のCORESET)内に割り当てることができるCORESETの最大数は、UEデバイス(例えば、16個のCORESET)によって処理され得るCORESETの最大数よりも大きい。従って、UEデバイスは、複数の異なるTRPのいずれか1つと通信するときに使用されるように、その16個のCORESETのうちの少なくとも1つを構成しなければならない。
【0171】
いくつかの実施形態では、無線ネットワーク(例えば、1つ以上の基地局)は、1つ以上の論理グループ(例えば、CORESETプールIDなどの論理識別子によって示される)を生成することができ、各論理グループは、UEデバイスが通信することができる異なるTRPに対応する。更に、UEデバイスは、1つ以上のCORESETを各論理グループに関連付けることができる。
【0172】
一例として、ネットワークは、第1のTRPに対応する論理グループCORESETプールID1を生成することができる。更に、UEデバイスは、第1のCORESET(CORESET1)を論理グループCORESETプールID1と関連付けることができる(例えば、第1のTRPと通信するときにCORESET1が使用されることを示す)。更に、ネットワークは、第2のTRPに対応する論理グループCORESETプールID2を生成することができる。更に、UEデバイスは、CORESET1を論理グループCORESETプールID2と関連付けることができる(例えば、CORESET1が第2のTRPと通信するときにも使用されることを示す)。このようにして、UEデバイスは、複数の異なるTRPのいずれか1つと通信するときに使用されるように単一のCORESETを構成することができる。
【0173】
ネットワークリソースを割り当てる場合、無線ネットワークのデバイスは、各CORESETに関連付けられたネットワークリソースコストを関連付け得る。例えば、特定のCORESETが単一の論理グループに関連付けられている場合(例えば、単一のTRPと通信するときに使用されるべきであることを示す)、CORESETは第1のネットワークリソースコスト(例えば、ネットワークリソースの1単位)に関連付けることができる。しかしながら、特定のCORESETが2つの異なる論理グループに関連付けられる場合(例えば、2つの異なるTRPのいずれか1つと通信するときに使用されるべきであることを示す)、CORESETは、第2のネットワークリソースコスト(例えば、ネットワークリソースの2単位)に関連付けられ得る。いくつかの実施形態では、各CORESETに関連付けられたネットワークリソースコストは、CORESETが関連付けられた論理グループの数に比例することができる。
【0174】
上述したように、いくつかの実施形態では、通信プロトコルは、各BWP及び/又はコンポーネントキャリア内に特定の最大数のCORESETを割り当てることができることを指定し得る。例えば、少なくともいくつかのマルチDCIマルチTRP通信プロトコルでは、特定のBWP内に最大5つのCORESETを割り当てることができる。更に、最大4つのBWPを各コンポーネントキャリア内に割り当てることができる。従って、最大20個のCORESETを各コンポーネントキャリア内に割り当てることができる。
【0175】
いくつかの実施形態では、各CORESETは、それが関連付けられている各論理グループについてこの制限に対して1回「カウント」され得る。例えば、各CORESETが個別の論理グループに関連付けられている場合、これらのCORESETのうちの最大で5つが、特定のBWP内に割り当てられ、これらのCORESETのうちの最大で20が、各コンポーネントキャリア内に割り当てられ得る。
【0176】
別の例として、CORESETのうちの1つが2つのそれぞれの論理グループに関連付けられている場合、CORESETは、この制限に対して2回「カウント」される。従って、上記の制限に関して、そのCORESETは、単一の個別の論理グループに関連付けられた3つのCORESETと共に、特定のBWP内に割り当てることができる。
【0177】
いくつかの実施形態では、ネットワークは、各論理グループを個別に構成することができる。例えば、ネットワークは、1つ以上の論理グループを生成することができる。更に、各論理グループについて、ネットワークは、その論理グループに関連付けられたCORESETの各々を列挙することができる。いくつかの実施形態では、CORESETの各々は、ControlResourceSetIdパラメータを使用して列挙することができる。UEデバイスは、論理グループ及びそれらのそれぞれの列挙されたCORESETの記録を各々格納し(例えば、UEデバイスの記憶デバイスにおいて)、その記録と一致する無線データとの間でデータを送信及び/又は受信することができる。
【0178】
いくつかの実施形態では、単一のBWP内の論理グループは、論理グループの各々に共通である1つ以上のCORESETを含むことができる。例えば、BWPは、論理グループCORESETプールID1及び論理グループCORESETプールID2を含み得る。CORESET1は、CORESETプールID1及びCORESETプールID2の両方に関連付けられ得る(例えば、CORESET1は、論理グループにわたって重複する)。
【0179】
いくつかの実施形態では、単一のBWP内の論理グループは、論理グループの各々に共通のCORESETを有さない。例えば、BWPは、論理グループCORESETプールID1及び論理グループCORESETプールID2を含み得る。CORESETプールID1に関連付けられた1つ以上のCORESET及びCORESETプールID2に関連付けられた1つ以上のCORESETは、相互に排他的であり得る(例えば、いずれのCORESETも、論理グループにわたって重複しない)。
動的単一DCI動作
【0180】
いくつかの実施形態では、デバイスは、dynamic point section(DPS)通信プロトコルを使用して無線ネットワークを介して送信することができる。DPS通信プロトコルによれば、送信デバイスは、受信デバイスにデータを送信することができる複数の利用可能なTRPを識別する。送信デバイスは、1つ以上の品質メトリック(例えば、信号強度、経路損失、待ち時間など)に基づいてTRPのうちの1つを選択し、選択されたTRPを介してデータを受信デバイスに送信する。更に、送信デバイスは、1つ以上の品質メトリックの変化に応じて、経時的に異なるTRPを動的に選択することができる。
【0181】
いくつかの実施形態では、DPS通信プロトコルは、スロット内、スロット間繰り返し、又はデータ繰り返しなしと組み合わせて使用することができる。一例として、UEデバイスは、無線ネットワークを介してデータがどのように送信されるべきかに関する制御情報を取得することができる。UEデバイスは、制御情報が特定の基準が満たされたことを示す場合、スロット内繰り返し、スロット間繰り返し、又はデータ繰り返しなしのDPS通信プロトコルを選択的に使用することができる。
【0182】
例1:第1の例として、UEデバイスは、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を(例えば、基地局から)取得することができる。制御情報は、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、データを送信する繰り返し数のインジケーションと、を含み得る。UEデバイスは、制御情報に基づいて、無線ネットワークにデータを送信するための送信方式を選択することができる。
【0183】
例えば、UEデバイスは、(i)TCI状態の数が1であり、(ii)データを送信する繰り返し数が1より大きい場合、スロット間繰り返しTDM送信方式を選択することができる。UEデバイスはまた、(i)TCI状態の数が1であり、(ii)データを送信する繰り返し数が1より大きい場合、(iii)CDMグループの数が1である場合、スロット間繰り返しTDM送信方式を選択することができる。いくつかの実施形態では、スロット間繰り返しTDM送信方式は、2つ以下のポートの送信ポートに関して実行することができる。
【0184】
そうでない場合(例えば、スロット間繰り返しTDM送信方式が選択されていない場合)、UEデバイスは、データ繰り返しを伴う送信方式を選択することができる(例えば、5G NR規格の改訂15によって指定されたデータ繰り返しのない送信方式)。
【0185】
適切な送信方式を選択した後、UEデバイスは、選択された送信方式を使用してデータをネットワークに送信する。
【0186】
例2:第2の例として、UEデバイスは、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を(例えば、基地局から)取得することができる。制御情報は、送信に関連付けられたいくつかのTCI状態のインジケーションの数を含むことができる。UEデバイスは、制御情報に基づいて、無線ネットワークにデータを送信するための送信方式を選択することができる。
【0187】
例えば、UEデバイスは、(i)TCI状態の数が1であり、(ii)データを送信するための繰り返し数が1より大きく、(iii)制御情報が、送信に使用される送信方式のインジケーションを含まない(例えば、パラメータURLLCSchemeEnablerが構成されていない)場合、スロット間繰り返しTDM送信方式を選択することができる。
【0188】
更に、UEデバイスは、(i)TCI状態の数が1であり、(ii)制御情報がデータを送信する繰り返し数を示さず、(iii)制御情報が、「モード3」送信方式が送信に使用されるというインジケーションを含む場合、スロット内繰り返しTDM送信方式を選択することができる。モード3送信方式は、スロット内繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である。いくつかの実施形態では、それは、「TDMSchemeA」と称され得る。
【0189】
更に、UEデバイスは、(i)TCI状態の数が1であり、(ii)制御情報が、データを送信するための繰り返し回数が1よりも大きいことを示し、(iii)制御情報が、「モード3」送信方式が送信に使用されることを示す場合、スロット間繰り返しTDM送信方式、スロット内繰り返しTDM送信方式、又はデータ繰り返しのない送信方式のうちの1つを選択することができる。
【0190】
そうでなければ、UEデバイスは、データ繰り返しを伴う送信方式を選択することができる(例えば、5G NR規格の改訂15によって指定されたデータ繰り返しのない送信方式)。
【0191】
適切な送信方式を選択した後、UEデバイスは、選択された送信方式を使用してネットワークとの間でデータを送信又は受信する。
【0192】
例3:第3の例として、UEデバイスは、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を(例えば、基地局から)取得することができる。制御情報は、送信に関連付けられたTCI状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられたCDMグループの数のインジケーションと、含む。UEは、(i)TCI状態の数が2であり、(ii)CDMグループの数が2であると判定したことに応じて、非コヒーレントジョイント送信(NCJT)送信方式を選択する。NCJT送信方式に従って、無線ネットワークを介して送信される2つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、周波数領域又は時間領域のうちの少なくとも1つにおいて少なくとも部分的に重複することが許可される。例えば、PDSCHは、完全に重複し得るか、部分的に重複し得るか、又は全く重複し得ない。
【0193】
例4:第4の例として、UEデバイスは、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を(例えば、基地局から)取得することができる。制御情報は、TCI状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられたCDMグループの数のインジケーションと、送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、を含み得る。UEデバイスは、制御情報に基づいて、無線ネットワークからデータを受信するための送信方式を選択することができる。
【0194】
例えば、UEデバイスは、(i)TCI状態の数が2であり、(ii)CDMグループの数が1であり、(iii)送信されたデータの繰り返し数が1より大きい場合、スロット間繰り返しTDM送信方式を選択することができる。
【0195】
更に、UEデバイスは、(i)TCI状態の数が2であり、(ii)CDMグループの数が1であり、(iii)送信されたデータの繰り返し数が1以下である場合に、候補送信方式のグループの中から選択することができる。候補送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式、FDMデュアルTB送信方式、及びスロット内繰り返しTDM送信方式を含み得る。
【0196】
適切な送信方式を選択した後、UEデバイスは、選択された送信方式を使用してデータをネットワークから受信する。
【0197】
例5:第5の例として、UEデバイスは、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を(例えば、基地局から)取得することができる。制御情報は、TCI状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられたCDMグループの数のインジケーションと、送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、無線ネットワークの送信方式のインジケーションと、を含み得る。UEデバイスは、制御情報に基づいて、無線ネットワークからデータを受信するための送信方式を選択することができる。
【0198】
例えば、UEデバイスは、(i)TCI状態の数が2であり、(ii)CDMグループの数が1であり、(iii)制御情報が無線ネットワークのためのFDM TB送信方式を示す場合、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式を選択することができる。
【0199】
更に、UEデバイスは、(i)TCI状態の数が2であり、(ii)CDMグループの数が1であり、(iii)制御情報が無線ネットワークのためのFDMデュアルTB送信方式を示す場合、FDMデュアルTB送信方式を選択することができる。
【0200】
更に、UEデバイスは、(i)TCI状態の数が2であり、(ii)CDMグループの数が1であり、(iii)制御情報が無線ネットワークのためのスロット内繰り返しTDM送信方式を示す場合、スロット内繰り返しTDM送信方式を選択することができる。
【0201】
更に、UEデバイスは、(i)TCI状態の数が2であり、(ii)CDMグループの数が1であり、(iii)データを送信するための繰り返し数が1より大きく、(iii,a)制御情報がこの例における上記の送信方式のいずれも示さないか、又は(iii、b)制御情報が送信方式を全く示さない場合、スロット間繰り返しTDM送信方式を選択することができる。
【0202】
適切な送信方式を選択した後、UEデバイスは、選択された送信方式を使用してデータをネットワークに送信する。
例示的なプロセス
【0203】
図8Aは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセス800を示す。プロセス800は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス800は、基地局102との間でデータを送信及び/又は受信するためにUEデバイス160によって実行することができる。
【0204】
プロセス800によれば、UEデバイスは、無線ネットワークを介してデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つのために、UEデバイスに利用可能な1つ以上のコンポーネントキャリアを判定する(ステップ802)。
【0205】
UEデバイスは、無線ネットワークに、各コンポーネントキャリアについて、コンポーネントキャリアがマルチ送信及び受信点(マルチTRP)通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかのインジケーションを送信する(804)。
【0206】
いくつかの実施形態では、各コンポーネントキャリアについて、コンポーネントキャリアがマルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかのインジケーションは、(i)コンポーネントキャリアがマルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信することをサポートするかどうかを示す第1のデータ項目と、(ii)コンポーネントキャリアがマルチTRP通信プロトコルに従ってデータを受信することをサポートするかどうかを示す第2のデータ項目と、を含むことができる。
【0207】
いくつかの実施形態では、マルチTRP通信プロトコルに従って、UEデバイスは、無線ネットワークの第1のTRPにデータの第1のインスタンスを送信し、無線ネットワークの第2のTRPにデータの第2のインスタンスを送信するように構成され得る。
【0208】
いくつかの実施形態では、マルチTRP通信プロトコルに従って、UEデバイスは、無線ネットワークの第1のTRPからデータの第1のインスタンスを受信し、無線ネットワークの第2のTRPからデータの第2のインスタンスを受信するように構成され得る。
【0209】
いくつかの実施形態では、プロセス800は、各コンポーネントキャリアについて、コンポーネントキャリアがマルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかのインジケーションを、無線ネットワークの基地局によって、受信することと、基地局によって、1つ以上のコンポーネントキャリアの第1のコンポーネントキャリアが、マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートすると判定することと、第1のコンポーネントキャリアが、マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートすると判定したことに応じて、第1のリソースコストを第1のコンポーネントキャリアに割り当てることと、を更に含み得る。
【0210】
いくつかの実施形態では、プロセス800は、基地局によって、1つ以上のコンポーネントキャリアの第2のコンポーネントキャリアが、マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートしないと判定することと、第2のコンポーネントキャリアが、マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートしないと判定したことに応じて、第2のリソースコストを第2のコンポーネントキャリアに割り当てることと、を更に含み得、第1のリソースコストは第2のリソースコストより大きい。
【0211】
いくつかの実施形態では、第1のリソースコスト及び第2のリソースコストの各々は、UEデバイスが、キャリアアグリゲーション中にサポートすることができるコンポーネントキャリアの数に対応する。
【0212】
いくつかの実施形態では、各コンポーネントキャリアについて、コンポーネントキャリアがマルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかのインジケーションは、マルチTRP通信プロトコルに従って、制御チャネルを使用してデータを送信することに関連付けられたリソースコストを示すデータ項目を含み得る。
【0213】
いくつかの実施形態では、リソースコストは、整数値であり得る。いくつかの実施形態では、リソースコストは、非整数値であり得る。
【0214】
図8Bは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセス810を示す。プロセス810は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス810は、UEデバイス160との間でデータを送信及び/又は受信するために基地局102によって実行することができる。
【0215】
プロセス810によれば、無線ネットワークの基地局によって、無線ネットワークを介してデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つについて、無線ネットワークの点(TRP)を送信及び受信するために利用可能な複数の制御リソースセット(CORESET)を判定する(ステップ812)。
【0216】
基地局は、無線ネットワークのTRPのリソース割り振り割り当てを生成する(ステップ814)。リソース割り振り割り当てを生成することは、CORESETの各々について、CORESETを1つ以上のそれぞれの論理識別子に関連付けることを含む。各論理識別子は、無線ネットワークの異なる個別のTRPに対応する。CORESETのうちの少なくとも1つは、2つのそれぞれの論理識別子に関連付けられる。
【0217】
いくつかの実施形態では、リソース割り振り割り当てを生成することは、論理識別子の各々について、その論理識別子に関連付けられたCORESETの各々を列挙することを含み得る。複数のCORESETは、周波数領域及び時間領域(例えば、帯域幅部分)に関して複数の異なるグループ間に分散され得る。第1の論理識別子は、第1のサブセットのCORESETに関連付けられ、第1のサブセットのCORESETは、周波数領域及び時間領域(例えば、第1の帯域幅部分)に関して第1のグループに関連付けられ得る。第2の論理識別子は、第2のサブセットのCORESETに関連付けられ、第2のサブセットのCORESETは、周波数領域及び時間領域(例えば、第1の帯域幅部分)に関して第1のグループに関連付けられ得る。第1のサブセットのCORESETと第2のサブセットのCORESETとは、相互に排他的ではないことがある。
【0218】
いくつかの実施形態では、複数のCORESETは、周波数領域及び時間領域(例えば、帯域幅部分)に関して複数の異なるグループ間に分散され得る。第1の論理識別子は、第1のサブセットのCORESETに関連付けられ、第1のサブセットのCORESETは、周波数領域及び時間領域(例えば、第1の帯域幅部分)に関して第1のグループに関連付けられ得る。第2の論理識別子は、第2のサブセットのCORESETに関連付けられ、第2のサブセットのCORESETは、周波数領域及び時間領域(例えば、第1の帯域幅部分)に関して第1のグループに関連付けられ得る。第1のサブセットのCORESETと第2のサブセットのCORESETとは、相互に排他的であり得る。
【0219】
基地局は、リソース割り振り割り当てに従って、無線ネットワークのTRPにネットワークリソースを割り当てる(ステップ816)。
【0220】
いくつかの実施形態では、無線ネットワークのTRPにネットワークリソースを割り当てることは、第1のCORESETが単一の論理識別子に関連付けられていると判定することと、第1のCORESETに対する第1の量のネットワークリソースを割り当てることと、を含むことができる。
【0221】
いくつかの実施形態では、ネットワークリソースを無線ネットワークの基地局に割り当てることは、第2のCORESETが複数の論理識別子と関連付けられていると判定し、第2のCORESETに対する第2の量のネットワークリソースを割り当てることを含むことができる。第2の量のネットワークリソースは、第1の量のネットワークリソースよりも大きくすることができる。
【0222】
いくつかの実施形態では、第1のCORESETは、第1のサブセットのCORESET及び第2のサブセットのCORESETに共通であり得る。更に、第2のCORESETは、第1のサブセットのCORESET又は第2のサブセットのCORESETのうちの1つに含まれ得る。更に、プロセス810は、第1のCORESETに対する第1の量のネットワークリソースを割り当て、第2のCORESETに対する第2の量のネットワークリソースを割り当てることを更に含むことができる。第1の量のネットワークリソースは、第2の量のネットワークリソースよりも大きくすることができる。
【0223】
図8Cは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセス820を示す。プロセス820は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス820は、基地局102との間でデータを送信及び/又は受信するためにUEデバイス160によって実行することができる。
【0224】
プロセス820によれば、UEデバイスは、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を受信する(ステップ822)。制御情報は、少なくとも、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、データを送信する繰り返し数のインジケーションと、を含む。
【0225】
UEデバイスは、無線ネットワークにデータを送信するための送信方式を選択する(ステップ824)。
【0226】
送信方式を選択することは、TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準又は第2のセットの基準のうちの少なくとも一方が満たされている場合に、第1の送信方式を選択することを含む。第1のセットの基準は、データを送信する繰り返し数が1より大きい場合に満たされる。第2のセットの基準は、データを送信する繰り返し数が1より大きく、CDMグループの数が1である場合に満たされる。
【0227】
いくつかの実施形態では、第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式であり得る。いくつかの実施形態では、第1の送信方式は、2つ以下の送信ポートに関して実行されるスロット間繰り返しTDM送信方式であり得る。
【0228】
送信方式を選択することはまた、TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準及び第2のセットの基準が満たされていない場合に、第2の送信方式を選択することを含む。
【0229】
いくつかの実施形態では、第2の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式であり得る(例えば、5G NR規格の改訂15で指定されるように)。
【0230】
UEデバイスは、選択された送信方式に従ってデータを無線ネットワークに送信する(ステップ826)。
【0231】
図8Dは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセス830を示す。プロセス830は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス830は、UEデバイス160との間でデータを送信及び/又は受信するために基地局102によって実行することができる。
【0232】
プロセス830によれば、基地局はUEデバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を送信する(ステップ832)。制御情報は、少なくとも、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、データを送信する繰り返し数のインジケーションと、を含む。
【0233】
基地局は、無線ネットワークを介してUEデバイスから、UEデバイスによって選択された送信方式に従ってデータを受信する(ステップ834)。第1の送信方式は、TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準又は第2のセットの基準のうちの少なくとも一方が満たされているとのUEデバイスの判定に基づいて、選択される。第2の送信方式は、TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準及び第2のセットの基準が満たされていないという判定に基づいて、選択される。
【0234】
第1のセットの基準は、データを送信する繰り返し数が1より大きい場合に満たされる。第2のセットの基準は、データを送信する繰り返し数が1より大きく、CDMグループの数が1である場合に満たされる。
【0235】
いくつかの実施形態では、第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式であり得る。いくつかの実施形態では、第1の送信方式は、2つ以下の送信ポートに関して実行されるスロット間繰り返しTDM送信方式であり得る。
【0236】
いくつかの実施形態では、第2の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式であり得る(例えば、5G NR規格の改訂15で指定されたデータ繰り返しのない送信方式)。
【0237】
図8Eは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセス840を示す。プロセス840は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス840は、基地局102との間でデータを送信及び/又は受信するためにUEデバイス160によって実行することができる。
【0238】
プロセス840によれば、UEデバイスは、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を受信する(ステップ842)。制御情報は、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションを少なくとも含む。
【0239】
UEデバイスは、無線ネットワークにデータを送信するための送信方式を選択する(ステップ844)。
【0240】
UEデバイスは、TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準が満たされている場合に、第1の送信方式を選択する。第1のセットの基準は、制御情報がデータを送信する繰り返し数が1より大きいことを示し、制御情報が送信に使用される送信方式のインジケーションを含まない場合に満たされる。いくつかの実施形態では、第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式であり得る。
【0241】
UEデバイスは、TCI状態の数が1であり、第2のセットの基準が満たされている場合に、第2の送信方式を選択する。第2のセットの基準は、制御情報がデータを送信する繰り返し数を示さず、制御情報が送信にスロット内繰り返し時分割多重化(time division multiplexing、TMD)送信方式が使用されるというインジケーションを含む場合に満たされる。いくつかの実施形態では、第2の送信方式は、スロット内繰り返しTDM送信方式であり得る。
【0242】
UEデバイスは、TCI状態の数が1であり、第3のセットの基準が満たされている場合に、第3の送信方式を選択する。第3のセットの基準は、制御情報が、データを送信する繰り返し数が1より大きいことを示し、制御情報が、送信にスロット内TDM送信方式が使用されることを示す場合に満たされる。いくつかの実施形態では、第3の送信方式は、スロット間繰り返しTDM送信方式、スロット内繰り返しTDM送信方式、又はデータ繰り返しのない送信方式のうちの1つであり得る。
【0243】
UEデバイスは、TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準、第2のセットの基準及び第3のセットの基準が満たされていない場合に、第4の送信方式を選択する。いくつかの実施形態では、第4の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式(例えば、5G NR規格の改訂15によって指定されたデータ繰り返しなしの送信方式)であり得る。
【0244】
UEデバイスは、選択された送信方式に従って、データを無線ネットワークに送信する(ステップ846)。
【0245】
図8Fは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセス850を示す。プロセス850は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス850は、UEデバイス160との間でデータを送信及び/又は受信するために基地局102によって実行することができる。
【0246】
プロセス850によれば、基地局はUEデバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を送信する(ステップ852)。制御情報は、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションを少なくとも含む。
【0247】
基地局は、無線ネットワークを介してUEデバイスから、UEデバイスによって選択された送信方式に従ってデータを受信する(ステップ854)。
【0248】
UEデバイスは、TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準が満たされている場合に、第1の送信方式を選択する。第1のセットの基準は、制御情報がデータを送信する繰り返し数が1より大きいことを示し、制御情報が送信に使用される送信方式のインジケーションを含まない場合に満たされる。いくつかの実施形態では、第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式であり得る。
【0249】
UEデバイスは、TCI状態の数が1であり、第2のセットの基準が満たされている場合に、第2の送信方式を選択する。第2のセットの基準は、制御情報がデータを送信する繰り返し数を示さず、制御情報が送信にスロット内繰り返し時分割多重化(time division multiplexing、TMD)送信方式が使用されるというインジケーションを含む場合に満たされる。いくつかの実施形態では、第2の送信方式は、スロット内繰り返しTDM送信方式であり得る。
【0250】
UEデバイスは、TCI状態の数が1であり、第3のセットの基準が満たされている場合に、第3の送信方式を選択する。第3のセットの基準は、制御情報が、データを送信する繰り返し数が1より大きいことを示し、制御情報が、送信にスロット内TDM送信方式が使用されることを示す場合に満たされる。いくつかの実施形態では、第3の送信方式は、スロット間繰り返しTDM送信方式、スロット内繰り返しTDM送信方式、又はデータ繰り返しのない送信方式のうちの1つであり得る。
【0251】
UEデバイスは、TCI状態の数が1であり、第1のセットの基準、第2のセットの基準及び第3のセットの基準が満たされていない場合に、第4の送信方式を選択する。いくつかの実施形態では、第4の送信方式は、データ繰り返しのない送信方式(例えば、5G NR規格の改訂15によって指定されたデータ繰り返しのない送信方式)であり得る。
【0252】
図8Gは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセス860を示す。プロセス860は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス860は、基地局102との間でデータを送信及び/又は受信するためにUEデバイス160によって実行することができる。
【0253】
プロセス860によれば、UEデバイスは、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を受信する(ステップ862)。制御情報は、少なくとも、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、含む。
【0254】
UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が2であると判定する(ステップ864)。それに応じて、UEデバイスは、非コヒーレントジョイント送信(NCJT)送信方式に従って無線ネットワークからデータを受信する(ステップ866)。いくつかの実施形態では、NCJT送信方式に従って、無線ネットワークを介して送信される2つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、周波数領域又は時間領域のうちの少なくとも1つにおいて少なくとも部分的に重複することが許可され得る。
【0255】
図8Hは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセス870を示す。プロセス870は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス870は、UEデバイス160との間でデータを送信及び/又は受信するために基地局102によって実行することができる。
【0256】
プロセス870によれば、基地局はUEデバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を送信する(ステップ872)。制御情報は、少なくとも、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、含む。
【0257】
基地局は、無線ネットワークを介してUEデバイスに、UEデバイスによって選択された送信方式に従ってデータを送信する(ステップ874)。UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が2であると判定すると、非コヒーレントジョイント送信(NCJT)送信方式を選択する。
【0258】
いくつかの実施形態では、NCJT送信方式に従って、無線ネットワークを介して送信される2つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、周波数領域又は時間領域のうちの少なくとも1つにおいて少なくとも部分的に重複することが許可され得る。
【0259】
図8Iは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセス880を示す。プロセス880は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス880は、基地局102との間でデータを送信及び/又は受信するためにUEデバイス160によって実行することができる。
【0260】
プロセス880によれば、UEデバイスは、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を受信する(ステップ882)。制御情報は、少なくとも、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、を含む。
【0261】
UEデバイスは、無線ネットワークからデータを受信するための送信方式を選択する(ステップ884)。
【0262】
UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、送信されたデータの繰り返し数が1より大きい場合に、第1の送信方式を選択する。いくつかの実施形態では、第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である。
【0263】
UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、送信されたデータの繰り返し数が1以下である場合に、複数の候補送信方式の中から第2の送信方式を選択する。いくつかの実施形態では、複数の候補送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式、FDMデュアルTB送信方式、及びスロット内繰り返しTDM送信方式を含む。
【0264】
UEデバイスは、選択された送信方式に従って、データを無線ネットワークから受信する(ステップ886)。
【0265】
図8Jは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセス890を示す。プロセス890は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス890は、UEデバイス160との間でデータを送信及び/又は受信するために基地局102によって実行することができる。
【0266】
プロセス890によれば、基地局はUEデバイスに、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を送信する(ステップ892)。制御情報は、少なくとも、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、を含む。
【0267】
基地局は、無線ネットワークを介してUEデバイスに、UEデバイスによって選択された送信方式に従ってデータを送信する(ステップ894)。
【0268】
UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、送信されたデータの繰り返し数が1より大きい場合に、第1の送信方式を選択する。いくつかの実施形態では、第1の送信方式は、スロット間繰り返し時分割多重化(TDM)送信方式である。
【0269】
UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、送信されたデータの繰り返し数が1以下である場合に、複数の候補送信方式の中から第2の送信方式を選択する。いくつかの実施形態では、複数の候補送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式、FDMデュアルTB送信方式、及びスロット内繰り返しTDM送信方式を含む。
【0270】
図8Kは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセス900を示す。プロセス900は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス900は、基地局102との間でデータを送信及び/又は受信するためにUEデバイス160によって実行することができる。
【0271】
プロセス900によれば、UEデバイスは、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報を受信する(ステップ902)。制御情報は、少なくとも、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、無線ネットワークの送信方式のインジケーションとを含む。
【0272】
UEデバイスは、無線ネットワークにデータを受信するための送信方式を選択する(ステップ904)。
【0273】
UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、制御情報が無線ネットワークのために第1の送信方式を示す場合に、第1の送信方式を選択する。いくつかの実施形態では、第1の送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式であり得る。
【0274】
UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、制御情報が無線ネットワークのために第2の送信方式を示す場合に、第2の送信方式を選択する。いくつかの実施形態では、第2の送信方式は、FDMデュアルTB送信方式であり得る。
【0275】
UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、制御情報が無線ネットワークのために第3の送信方式を示す場合に、第3の送信方式を選択する。いくつかの実施形態では、第3の送信方式は、スロット内繰り返しTDM送信方式であり得る。
【0276】
UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、データを送信するための繰り返し数が1より大きく、且つ(i)制御情報が第1の送信方式、第2の送信方式、若しくは第3の送信方式を示さないか、又は(ii)制御情報が送信方式を示さない、うちの1つである場合に、第4の送信方式を選択する。いくつかの実施形態では、第4の送信方式は、スロット間繰り返しTDM送信方式であり得る。
【0277】
UEデバイスは、選択された送信方式に従って、データを無線ネットワークに送信する(ステップ906)。
【0278】
図8Lは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセス910を示す。プロセス910は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス910は、UEデバイス160との間でデータを送信及び/又は受信するために基地局102によって実行することができる。
【0279】
プロセス910によれば、基地局は、無線ネットワークの送信方式に関する制御情報をUEデバイスに送信する(ステップ912)。制御情報は、少なくとも、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、送信されたデータの繰り返し数のインジケーションと、無線ネットワークの送信方式のインジケーションとを含む。
【0280】
基地局は、無線ネットワークを介してUEデバイスから、UEデバイスによって選択された送信方式に従ってデータを受信する(ステップ914)。
【0281】
UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、制御情報が無線ネットワークのために第1の送信方式を示す場合に、第1の送信方式を選択する。いくつかの実施形態では、第1の送信方式は、周波数分割多重化(FDM)シングルトランスポートブロック(TB)送信方式であり得る。
【0282】
UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、制御情報が無線ネットワークのために第2の送信方式を示す場合に、第2の送信方式を選択する。いくつかの実施形態では、第2の送信方式は、FDMデュアルTB送信方式であり得る。
【0283】
UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、制御情報が無線ネットワークのために第3の送信方式を示す場合に、第3の送信方式を選択する。いくつかの実施形態では、第3の送信方式は、スロット内繰り返しTDM送信方式であり得る。
【0284】
UEデバイスは、TCI状態の数が2であり、CDMグループの数が1であり、データを送信するための繰り返し数が1より大きく、且つ(i)制御情報が第1の送信方式、第2の送信方式、若しくは第3の送信方式を示さないか、又は(ii)制御情報が送信方式を示さない、うちの1つである場合に、第4の送信方式を選択する。いくつかの実施形態では、第4の送信方式は、スロット間繰り返しTDM送信方式であり得る。
ユーザプライバシー
【0285】
個人特定可能な情報の使用は、ユーザのプライバシーを維持するための業界又は政府の要件を満たす又は超えるとして一般に認識されているプライバシーポリシー及びプラクティスに従うべきであることが十分に理解される。特に、個人特定可能な情報データは、意図されていない又は許可されていないアクセス若しくは使用のリスクを最小にするように管理及び処理されるべきであり、許可された使用の性質はユーザに明確に示唆されるべきである。
【0286】
本開示の実施形態は、任意の様々な形態で実現されてもよい。例えば、いくつかの実施形態は、コンピュータにより実施される方法、コンピュータ可読メモリ媒体、又はコンピュータシステムとして実現することができる。他の実施形態は、ASICなどの1つ以上のカスタム設計されたハードウェアデバイスを使用して実現されてもよい。更なる他の実施形態は、FPGAなどの1つ以上のプログラム可能ハードウェア要素を使用して実現されてもよい。
【0287】
いくつかの実施形態では、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体は、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体がプログラム命令及び/又はデータを記憶するように構成されてもよく、プログラム命令は、コンピュータシステムによって実行された場合、コンピュータシステムに、方法、例えば、本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれか、又は本明細書に記載の方法実施形態の任意の組み合わせ、又は本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれかの任意のサブセット、又はこのようなサブセットの任意の組み合わせを実行させる。
【0288】
いくつかの実施形態では、デバイス(例えば、UE106)は、プロセッサ(又はプロセッサのセット)及びメモリ媒体を含むように構成され得、メモリ媒体は、プログラム命令を記憶し、プロセッサは、プログラム命令をメモリ媒体から読み込み及びプログラム命令を実行するように構成されており、プログラム命令は、本明細書に記載の各種方法実施形態のうちのいずれか(又は、本明細書に記載の方法実施形態の任意の組み合わせ、又は本明細書に記載の方法実施形態のいずれかの任意のサブセット、又はこのようなサブセットの任意の組み合わせ)を実行するように実行可能である。デバイスは、様々な形態のうちのいずれかで実現されてもよい。
【0289】
上記の実施形態は、かなり詳細に記載されているが、上記の開示が完全に理解されれば、多数の変形及び修正が当業者には明らかになる。以下の特許請求の範囲は、全てのこのような変形及び修正を包含すると解釈されることが意図されている。





















図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7A
図7B
図7C
図8A
図8B
図8C
図8D
図8E
図8F
図8G
図8H
図8I
図8J
図8K
図8L
【手続補正書】
【提出日】2022-06-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークを介してデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つのために、前記UEデバイスに利用可能な1つ以上のコンポーネントキャリアを判定することと、
前記UEデバイスによって前記無線ネットワークに、各コンポーネントキャリアについて、前記コンポーネントキャリアがマルチ送信及び受信点(マルチTRP)通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかのインジケーションを送信することと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記マルチTRP通信プロトコルに従って、前記UEデバイスは、前記無線ネットワークの第1のTRPにデータの第1のインスタンスを送信し、前記無線ネットワークの第2のTRPにデータの第2のインスタンスを送信するように構成されている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記マルチTRP通信プロトコルに従って、前記UEデバイスは、前記無線ネットワークの第1のTRPからデータの第1のインスタンスを受信し、前記無線ネットワークの第2のTRPからデータの第2のインスタンスを受信するように構成されている、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
各コンポーネントキャリアについて、前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかの前記インジケーションは、
前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信することをサポートするかどうかを示している第1のデータ項目と、
前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを受信することをサポートするかどうかを示している第2のデータ項目と、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
ユーザ機器(UE)デバイスから無線ネットワークを介して基地局によって、前記無線ネットワークを介してデータを送信すること又は受信することの少なくとも1つのために、前記UEデバイスに利用可能な1つ以上のコンポーネントキャリアの各々について、前記コンポーネントキャリアがマルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかのインジケーションを受信することと、
前記基地局によって、前記1つ以上のコンポーネントキャリアの第1のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートすると判定することと、
前記第1のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートすると判定したことに応じて、第1のリソースコストを前記第1のコンポーネントキャリアに割り当てることと、
含む、方法。
【請求項6】
前記基地局によって、前記1つ以上のコンポーネントキャリアの第2のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートしないと判定することと、
前記第2のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートしないと判定したことに応じて、第2のリソースコストを前記第2のコンポーネントキャリアに割り当てることと、を更に含み、前記第1のリソースコストは前記第2のリソースコストより大きい、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のリソースコスト及び前記第2のリソースコストの各々は、前記UEデバイスが、キャリアアグリゲーション中にサポートすることができるコンポーネントキャリアの数に対応する、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
各コンポーネントキャリアについて、前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRPに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかの前記インジケーションは、
前記マルチTRP通信プロトコルに従って、制御チャネルを使用してデータを送信することに関連付けられたリソースコストを示すデータ項目を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記リソースコストは整数値である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記リソースコストは非整数値である、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
ユーザ機器(UE)デバイスであって、
1つ以上のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を備え、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
前記UEデバイスによって、無線ネットワークを介してデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つのために、前記UEデバイスに利用可能な1つ以上のコンポーネントキャリアを判定することと、
前記UEデバイスによって前記無線ネットワークに、各コンポーネントキャリアについて、前記コンポーネントキャリアがマルチ送信及び受信点(マルチTRP)通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかのインジケーションを送信することと、
を含む動作を実行させる、UEデバイス。
【請求項12】
前記マルチTRP通信プロトコルに従って、前記UEデバイスは、前記無線ネットワークの第1のTRPにデータの第1のインスタンスを送信し、前記無線ネットワークの第2のTRPにデータの第2のインスタンスを送信するように構成されている、請求項11に記載のUEデバイス。
【請求項13】
前記マルチTRP通信プロトコルに従って、前記UEデバイスが、前記無線ネットワークの第1のTRPからのデータの第1のインスタンスを受信し、前記無線ネットワークの第2のTRPからのデータの第2のインスタンスを受信するように構成されている、請求項11に記載のUEデバイス。
【請求項14】
各コンポーネントキャリアについて、前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかの前記インジケーションは、
前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信することをサポートするかどうかを示す第1のデータ項目と、
前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを受信することをサポートするかどうかを示す第2のデータ項目と、
を含む、請求項11に記載のUEデバイス。
【請求項15】
基地局であって、
1つ以上のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を備え、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
ユーザ機器(UE)デバイスから無線ネットワークを介して基地局によって、前記無線ネットワークを介してデータを送信すること又は受信することの少なくとも1つのために、前記UEデバイスに利用可能な1つ以上のコンポーネントキャリアの各々について、前記コンポーネントキャリアがマルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかのインジケーションを受信することと、
前記基地局によって、前記1つ以上のコンポーネントキャリアの第1のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートすると判定することと、
前記第1のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートすると判定したことに応じて、第1のリソースコストを前記第1のコンポーネントキャリアに割り当てることと、
を含む動作を実行させる、基地局。
【請求項16】
前記動作は、
前記基地局によって、前記1つ以上のコンポーネントキャリアの第2のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートしないと判定することと、
前記第2のコンポーネントキャリアが、前記マルチTRP通信プロトコルに従ってデータを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートしないと判定したことに応じて、第2のリソースコストを前記第2のコンポーネントキャリアに割り当てることと、を更に備え、前記第1のリソースコストは前記第2のリソースコストより大きい、請求項15に記載の基地局。
【請求項17】
前記第1のリソースコスト及び前記第2のリソースコストの各々は、前記UEデバイスが、キャリアアグリゲーション中にサポートすることができるコンポーネントキャリアの数に対応する、請求項16に記載の基地局。
【請求項18】
各コンポーネントキャリアについて、前記コンポーネントキャリアが前記マルチTRPに従って、データを送信すること又は受信することのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかの前記インジケーションは、
前記マルチTRP通信プロトコルに従って、制御チャネルを使用してデータを送信することに関連付けられたリソースコストを示すデータ項目、を含む、請求項11に記載のUEデバイス。
【請求項19】
前記リソースコストは整数値である、請求項18に記載のUEデバイス。
【請求項20】
前記リソースコストは非整数値である、請求項18に記載のUEデバイス。
【国際調査報告】