(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-16
(54)【発明の名称】ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム、及びこれを用いた製品推薦システム
(51)【国際特許分類】
G16H 50/20 20180101AFI20230309BHJP
【FI】
G16H50/20
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022536822
(86)(22)【出願日】2021-07-12
(85)【翻訳文提出日】2022-06-29
(86)【国際出願番号】 KR2021008868
(87)【国際公開番号】W WO2022030782
(87)【国際公開日】2022-02-10
(31)【優先権主張番号】10-2020-0096968
(32)【優先日】2020-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】517221871
【氏名又は名称】アラム ヒューヴィス カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】パク,ドン スン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ジョン イル
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA04
(57)【要約】
本発明は、診断者の測定された画像を用いて人工知能(ディープランニング)画像分析による正確な診断機能を実現し、診断結果をリアルタイムで確認することができ、精度の高い診断結果を得ることができ、かつ、人工知能によって診断された診断結果に応じて、頭皮状態に適した製品を推薦することができる、ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム及びこれを用いた製品推薦システムである。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
診断者から問診して得られた問診情報、及び頭皮診断器又は端末のいずれかによって取得した頭皮画像をクラウドサービスとしてのAPI(RESTfule)(2)を介して受信し、受信された問診情報に対して独自のアルゴリズムで診断し、頭皮画像に対しては人工知能プロセッサへ伝送して頭皮診断を行うメインプロセッサ(Main Processor)(3)と、
前記メインプロセッサ(Main Processor)(3)から受信された頭皮画像に対して、データベース(4)の蓄積されたデータを活用して診断項目の全部又はいずれか一部に分類するAI分析を行う人工知能プロセッサ(5)であって、ビッグデータの情報を活用して人工知能(AI)分析によってディープラーニング(Deep Learning)段階として頭皮を学習してデータを収集し、収集された学習データを分類(labeling)し、収集されたデータに対して学習データ、テストデータで分類学習と検証を行い、推論モデルを導出(CNN:Convolutional Neural Network、畳み込みニューラルネットワーク)し、前記ディープラーニングは、テンソルフロー(TensorFlow)を利用し、インセプション(Inception)V3モデルを活用してリトレーニング(Retraining)を介して頭皮分類(CNN:object recognition、物体認識)を行うことにより診断項目の全部又はいずれか一部に分類する人工知能プロセッサ(5)と、
前記人工知能プロセッサ(5)から診断項目の全部又はいずれか一部に分類された情報を受信し、ディープラーニング(Deep Learning)アルゴリズムによって学習と読み取りを行って具体的な精密診断を施すことにより最終結果診断を導出する頭皮診断AIアルゴリズム(6)と、
頭皮測定、診断及び推薦データが蓄積され、独自の頭皮診断と推薦サービスを行えるようにメインプロセッサに提供するデータベース(4)であって、前記診断項目は乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性である、データベース(4)と、を含んでなる、ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム。
【請求項2】
頭皮診断AIアルゴリズム(6)は、項目別に分類された情報を受信し、ディープラーニングアルゴリズム(Deep Learning)としてインセプション(Inception)V3モデルを用いて頭皮画像セットを追加リトレーニング(Retraining)を介して画像推論して精密診断によって最終診断結果を導出する、請求項1に記載のビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム。
【請求項3】
診断者から問診して得られた問診情報、及び頭皮診断器又は端末(1)のいずれか一つによって取得した頭皮画像をクラウドサービスとしてのAPI(RESTfule)(2)を介して受信し、受信された問診情報に対して独自のアルゴリズムで診断し、頭皮画像に対しては、データベースに構築されているビッグデータの情報を活用して人工知能プロセッサの人工知能(AI)分析によって診断項目の全部又はいずれか一部に分類し、分類された情報は、頭皮診断AIアルゴリズムによって精密な診断を抽出し、これに対する診断結果と問診情報による診断、及びこれに適した処方に合わせて推薦製品と共に再びAPIを介して診断者の端末へリアルタイム伝送するメインプロセッサ(Processor)(3)と、
前記メインプロセッサ(Processor)(3)から受信された頭皮画像に対してデータベース(4)の蓄積されたデータを活用して診断項目の全部又はいずれか一部に分類するAI分析及び推薦サービスを行う人工知能プロセッサ(5)であって、ビッグデータの情報を活用して人工知能(AI)分析によってディープラーニング(Deep Learning)段階として頭皮を学習してデータを収集し、収集された学習データを分類(labeling)し、収集されたデータに対して学習データ、テストデータで分類学習と検証を行い、推論モデルを導出(CNN:Convolutional Neural Network、畳み込みニューラルネットワーク)し、前記ディープラーニングは、テンソルフロー(TensorFlow)を利用し、インセプション(Inception)V3モデルを活用してリトレーニング(Retraining)を介して頭皮分類(CNN:object recognition、物体認識)を行うことにより、診断項目の全部又はいずれか一部に分類する人工知能プロセッサ(5)と、
前記人工知能プロセッサ(5)から診断項目の全部又はいずれか一部に分類された情報を受信し、ディープラーニング(Deep Learning)アルゴリズムによって具体的な精密診断を行うことにより最終結果診断を導出する頭皮診断AIアルゴリズム(6)と、
頭皮測定、診断及び推薦データが蓄積され、学習及び読み取りを行えるようにメインプロセッサに提供するデータベース(4)であって、前記診断項目は乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性である、データベース(4)と、を含んでなる、ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システムを用いた製品推薦システム。
【請求項4】
頭皮の最終分析結果に基づく各種アルゴリズムによって診断者(ユーザ)のカスタマイズ製品の推薦を受けることを特徴とする、請求項3に記載のビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システムを用いた製品推薦システム。
【請求項5】
診断者から頭皮診断器又は端末のいずれかによって取得した頭皮画像をクラウドサービスとしてのAPI(RESTfule)(2)を介して受信し、受信された問診情報に対して診断項目の全部又はいずれか一部に分類するAI分析を行う人工知能プロセッサ(5-1)であって、ビッグデータの情報を活用して人工知能(AI)分析によってディープラーニング(Deep Learning)段階として頭皮を学習してデータを収集し、収集されたデータを分類(labeling)し、収集されたデータに対して学習データ、テストデータで分類学習と検証を行い、推論モデルを導出(CNN:Convolutional Neural Network、畳み込みニューラルネットワーク)し、前記ディープラーニングは、テンソルフロー(TensorFlow)を利用し、インセプション(Inception)V3モデルを活用してリトレーニング(Retraining)を介して頭皮分類(CNN:object recognition、物体認識)を行って診断項目の全部又はいずれか一部に分類する人工知能プロセッサ(5-1)と、
前記人工知能プロセッサ(5-1)から診断項目の全部又はいずれか一部に分類された情報を受信し、ディープラーニング(Deep Learning)アルゴリズムによってビッグデータの情報を活用して学習と読み取りを実行し、具体的な精密診断を施すことにより最終診断結果を導出する頭皮診断AIアルゴリズム(6-1)であって、前記診断項目は乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性である、頭皮診断AIアルゴリズム(6-1)と、を含んでなる、ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム。
【請求項6】
頭皮診断AIアルゴリズム(6-1)は、項目別に分類された情報を受信し、ディープラーニングアルゴリズム(Deep Learning)としてインセプション(Inception)V3モデルを用いて頭皮画像セットを追加リトレーニング(Retraining)を介して画像推論して精密診断で最終診断結果を導出する、請求項5に記載のビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム、及びこれを用いた製品推薦システムに係り、より詳細には、診断者の測定された頭皮の画像を用いて人工知能(ディープラーニング)画像分析による正確な診断機能を実現し、人工知能によって診断された診断結果に応じて、頭皮状態に適した製品を推薦する、ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム及びこれを用いた製品推薦システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来は、
図1及び
図2に示すように、診断者が肉眼で項目別の基準画像を診断画像と比較して類似画像を探し、手動で診断値を選択した。
【0003】
すなわち、ユーザが診断器を用いて頭皮を画像で測定した後、診断項目(例えば、乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性)の診断結果をリアルタイム確認ではなく、追って別途確認しなければならず、専門家によって目視比較の後、頭皮測定データに対する分析及び診断結果の入力が行われる後に初めて診断結果(例えば、複数項目の中の炎症性)を得ることができる。
【0004】
このような従来技術は、診断結果を得るまで速度が遅く、精度(70%未満)が低いという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、その目的は、診断者の測定された画像を用いて人工知能(ディープランニング)画像分析による正確な診断機能を実現し、診断結果をリアルタイムで確認することができ、精度の高い診断結果を得ることができ、かつ、人工知能によって診断された診断結果に応じて、頭皮状態に適した製品を推薦する、ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム及びこれを用いた製品推薦システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための第1実施例として、診断者から問診して得られた問診情報、及び頭皮診断器又は端末のいずれかによって取得した頭皮画像をクラウドサービスとしてのAPI(RESTfule)を介して受信し、受信された問診情報に対して独自のアルゴリズムで診断し、頭皮画像に対しては人工知能プロセッサへ伝送して頭皮診断を行うようにするメインプロセッサ(Main Processor)と、
前記メインプロセッサ(Main Processor)から受信された頭皮画像に対してデータベースの蓄積されたデータを活用して診断項目の全部又はいずれか一部(例えば、乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性などのいずれか一部)に分類するAI分析及び推薦サービスを行う人工知能プロセッサと、
前記人工知能プロセッサから診断項目の全部又はいずれか一部に分類された情報を受信し、ディープラーニング(Deep Learning)アルゴリズムによって学習と読み取りを実行して具体的な精密診断を施すことにより最終結果診断を導出する頭皮診断AIアルゴリズムと、
頭皮測定、診断及び推薦データが蓄積され、独自の頭皮診断と推薦サービスを行えるようにメインプロセッサに提供するデータベースと、を含んでなる。
【0007】
上記の目的を達成するための第2実施例として、診断者から問診して得られた問診情報、及び頭皮診断器又は端末のいずれかによって取得した頭皮画像をクラウドサービスとしてのAPI(RESTfule)を介して受信し、受信された問診情報に対して独自のアルゴリズムで診断し、頭皮画像に対しては、データベースに構築されているビッグデータの情報を活用して人工知能プロセッサの人工知能(AI)分析によって診断項目の全部又はいずれか一部(例えば、乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性などの全部又はいずれか一部)に分類し、分類された情報は、頭皮診断AIアルゴリズムによって精密な診断を抽出し、これに対する診断結果と問診情報による診断及びこれに適した処方に合わせて推薦製品と共に再びAPIを介して診断者の端末へリアルタイム伝送するメインプロセッサ(Main Processor)と、
前記メインプロセッサ(Main Processor)から受信された頭皮画像に対してデータベースの蓄積されたデータを活用して診断項目の全部又はいずれか一部(例えば、乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性などの全部又はいずれか一部)に分類する人工知能(AI)分析を行う人工知能プロセッサと、
前記人工知能プロセッサから診断項目の全部又はいずれか一部(例えば、乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性などの全部又はいずれか一部)に分類された情報を受信し、ディープラーニング(Deep Learning)アルゴリズムによって具体的な精密診断を行うことにより、最終結果診断を導出する頭皮診断AIアルゴリズムと、
頭皮測定、診断及び推薦データが蓄積され、学習及び読み取りを行えるようにメインプロセッサに提供するデータベースと、を含んでなる。
【0008】
上記の目的を達成するための第3実施例として、診断者から頭皮診断器及び端末のいずれかによって取得した頭皮画像をクラウドサービスとしてのAPI(RESTfule)を介して受信し、受信された問診情報に対して診断項目の全部又はいずれか一部に分類するAI分析を行う人工知能プロセッサと、
前記人工知能プロセッサから診断項目の全部又は一部に分類された情報を受信し、ディープラーニング(Deep Learning)アルゴリズムによってビッグデータの情報を活用して学習と読み取りを実行し、具体的な精密診断を施すことにより最終診断結果を導出する頭皮診断AIアルゴリズムを含んでなる。
【発明の効果】
【0009】
本発明による「ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム及びこれを用いた製品推薦システム」は、診断者の測定された頭皮の画像を用いて人工知能(ディープラーニング)画像分析による正確な診断機能を実現し、診断結果をリアルタイムで確認することができ、精度の高い診断結果を得ることができ、かつ、人工知能によって診断された診断結果に応じて、頭皮状態に適した製品を推薦することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】従来技術の肉眼によって手動で頭皮を診断する方法を示す図である。
【
図2】従来技術の肉眼によって手動で頭皮を診断する方法を示す図である。
【
図3】本発明による「ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム及びこれを用いた製品推薦システム」であって、人工知能(ディープラーニング)画像分析による頭皮診断機能を示す全体ブロック構成図である。
【
図4】本発明による「ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム及びこれを用いた製品推薦システム」であって、人工知能(ディープラーニング)画像分析による頭皮診断機能を示す全体ブロック構成図である。
【
図5】本発明による他の「ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム」であって、人工知能(ディープラーニング)画像分析による頭皮診断機能を示す全体ブロック構成図である。
【
図6】本発明による他の「ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム」であって、人工知能(ディープラーニング)画像分析による頭皮診断機能を示す全体ブロック構成図である。
【
図7】本発明による「ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム及びこれを用いた製品推薦システム」におけるディープラーニング(Deep Learning)アルゴリズムとしてインセプションV3モデルを示す例示図である。
【
図8a】本発明による「ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム及びこれを用いた製品推薦システム」における頭皮問診と頭皮画像分析によって診断者の頭皮診断を正確に行うのはもとより、迅速にリアルタイム診断結果を得ることができることを示す例示図である。
【
図8b】本発明による「ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム及びこれを用いた製品推薦システム」における頭皮問診と頭皮画像分析によって診断者の頭皮診断を正確に行うのはもとより、迅速にリアルタイム診断結果を得ることができることを示す例示図である。
【
図8c】本発明による「ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム及びこれを用いた製品推薦システム」における頭皮問診と頭皮画像分析によって診断者の頭皮診断を正確に行うのはもとより、迅速にリアルタイム診断結果を得ることができることを示す例示図である。
【
図9】本発明による「ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム及びこれを用いた製品推薦システム」における頭皮診断結果ベースの推薦製品をシャンプー、頭皮セラムと定義し、製品細分化及びアルゴリズムを示す例示図である。
【
図10】本発明による「ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム及びこれを用いた製品推薦システム」におけるユーザの問診による頭皮タイプ1次決定、頭皮画像人工知能分析診断による2次細部頭皮タイプ決定及びアルゴリズム/システムを示すものである。
【
図11】本発明による「ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム及びこれを用いた製品推薦システム」における人工知能分析診断による細部頭皮タイプ決定に基づくカスタマイズ頭皮ケアシャンプー、セラム製品に対するマッピングアルゴリズムの確定及びシステムを示すものである。
【
図12】本発明による「ビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム及びこれを用いた製品推薦システム」におけるユーザ頭皮人工知能診断結果に基づく推薦製品細分化を介してカスタマイズ頭皮ケアシャンプー、セラムをそれぞれ定義して製品推薦アルゴリズムシステムを示すものである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】
図3及び
図4を参照して、本発明の実施例によるビッグデータを活用した人工知能頭皮画像診断分析システム及びこれを用いた製品推薦システムについて説明し、説明の必要に応じて他の添付図面を参照して説明する。
【0013】
本発明の第1実施例として、診断者から問診して得られた問診情報、及び頭皮診断器又は端末1のいずれかによって取得した頭皮画像をクラウドサービスとしてのAPI(RESTfule)2を介して受信し、受信された問診情報に対して独自のアルゴリズムで診断し、頭皮画像に対しては人工知能プロセッサへ伝送して頭皮診断を行うメインプロセッサ(Main Processor)3と、前記メインプロセッサ(Main Processor)3から受信された頭皮画像に対してデータベース4の蓄積されたデータを活用して診断項目の全部又はいずれか一部(例えば、乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性などのいずれか一部)に分類するAI分析を行う人工知能プロセッサ5と、前記人工知能プロセッサ5から診断項目の全部又はいずれか一部(例えば、乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性などのいずれか一部)に分類された情報を受信し、ディープラーニング(Deep Learning)アルゴリズムによって学習と読み取りを実行して具体的な精密診断を施すことにより最終結果診断を導出する頭皮診断AIアルゴリズム6と、頭皮測定、診断及び推薦データが蓄積され、独自の頭皮診断及び推薦サービスを行えるようにメインプロセッサに提供するデータベース4と、を含んでなる。
【0014】
前記メインプロセッサ(Processor)3では、診断者から受信された問診情報と頭皮画像のうち、前記問診情報に対しては、メインプロセッサ(Processor)3内に構築された独自のアルゴリズムによって診断する。すなわち、データベースから構築された頭皮情報データの提供を受け、診断者から受信された問診情報に対して独自のアルゴリズムによって診断する。
【0015】
そして、頭皮画像に対しては、データベースに構築されているビッグデータの情報を活用して人工知能(AI)分析によって乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性などの全体又はいずれか一部に分類し、分類された情報は、頭皮診断AIアルゴリズムによって精密な診断を抽出し、これに対する診断結果と問診情報による診断及びこれに適した処方として推薦製品と共に再びAPIを介して診断者の端末へリアルタイム伝送する。
【0016】
前記人工知能サービス5は、受信された頭皮画像に対してビッグデータの情報を活用して人工知能(AI)分析によってディープラーニング(Deep Learning)段階として頭皮を学習してデータを収集し、収集された学習データを分類(labeling)し、収集されたデータに対して学習データ、テストデータ(8:2)で分類学習と検証を行い、推論モデルを導出(CNN:Convolutional Neural Network、畳み込みニューラルネットワーク)する。
【0017】
前記頭皮診断AIアルゴリズム6は、前記人工知能プロセッサ5から項目別に、例えば、乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性などの全部又はいずれか一部に分類された情報を受信し、受信された分類情報に対してデータベースのビッグデータの情報を活用してディープラーニング(Deep Learning)アルゴリズムとしてインセプション(Inception)V3モデル(
図7参照)を用いて学習と読み取りを実行し、頭皮画像セットを追加リトレーニング(Retraining)を介して画像推論することにより、具体的な精密診断で最終結果診断を導出する。
【0018】
次に、本発明の第2実施例として、診断者から問診して得られた問診情報、及び頭皮診断器又は端末1のいずれか一つによって取得した頭皮画像をクラウドサービスとしてのAPI(RESTfule)2を介して受信し、受信された問診情報に対して独自のアルゴリズムで診断し、頭皮画像に対しては、データベースに構築されているビッグデータの情報を活用して人工知能プロセッサの人工知能(AI)分析によって診断項目の全部又いずれか一部(例えば、乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性などの全部又はいずれか一部)に分類し、分類された情報は、頭皮診断AIアルゴリズムによって精密な診断を抽出し、これに対する診断結果と問診情報による診断及びこれに適した処方に合わせて推薦製品と共に再びAPIを介して診断者の端末へリアルタイム伝送するメインプロセッサ(Processor)3を構成する。
【0019】
前記メインプロセッサ(Processor)3から受信された頭皮画像に対してデータベース4の蓄積されたデータを活用して診断項目の全部又はいずれか一部(例えば、乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性等の全部又はいずれか一部)に分類するAI分析及び推薦サービスを行う人工知能プロセッサ5を構成する。
【0020】
前記人工知能プロセッサ5から診断項目の全部又はいずれか一部(例えば、乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性などの全部又はいずれか一部)に分類された情報を受信し、ディープラーニング(Deep Learning)アルゴリズムによって具体的な精密診断を施すことにより最終結果診断を導出する頭皮診断AIアルゴリズム6を構成する。
【0021】
頭皮測定、診断及び推薦データが蓄積され、学習及び読み取りを行えるようにメインプロセッサに提供するデータベース4を含んでなる。
【0022】
次に、本発明の第3実施例として、
図5及び
図6に示すように、診断者から頭皮診断器又は端末1のいずれか一つによって取得した頭皮画像をクラウドサービスとしてのAPI(RESTfule)2を介して受信し、受信された頭皮画像に対して診断項目の全部又はいずれか一部に分類するAI分析を行う人工知能プロセッサ5-1を構成する。
【0023】
前記人工知能プロセッサ5-1は、ビッグデータの情報を活用して人工知能(AI)分析によってディープラーニング(Deep Learning)段階として頭皮を学習してデータを収集し、収集された学習データを分類(labeling)し、収集されたデータに対して学習データ、テストデータ(8:2)で分類学習と検証を行い、推論モデルを導出(CNN:Convolutional Neural Network、畳み込みニューラルネットワーク)する。
【0024】
前記ディープラーニング(Deep Learning)は、テンソルフロー(TensorFlow)を利用し、インセプション(Inception)V3モデルを活用してリトレーニング(Retraining)を介して頭皮分類(CNN:object recognition、物体認識)を行うことにより、診断項目の全部又はいずれか一部に分類する。
【0025】
前記人工知能プロセッサ5-1から診断項目の全部又はいずれか一部に分類された情報を受信し、ディープラーニング(Deep Learning)アルゴリズムによってビッグデータの情報を活用して学習と読み取りを実行し、具体的な精密診断を施すことにより最終診断結果を導出する頭皮診断AIアルゴリズム6-1を含む。
【0026】
前記頭皮診断AIアルゴリズム6-1は、項目別に分類された情報を受信し、ディープラーニング(Deep Learning)アルゴリズムとしてインセプション(Inception)V3モデル(
図7参照)を用いて頭皮画像セットを追加リトレーニング(Retraining)を介して画像推論することにより、精密診断で最終診断結果を導出する。
【実施例】
【0027】
以下、好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0028】
本発明を説明する上で定義される用語は、本発明における機能や形態などを考慮して定義されたものであり、本発明の技術的構成要素を限定する意味で理解されてはならない。
本発明は、様々な変更を加えることができ、様々な形態を有することができるので、具現例(態様、aspect)(又は実施例)を本明細書に詳細に説明する。ところが、これは本発明を特定の開示形態に対して限定するものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物ないし代替物を含むものと理解されるべきである。
【0029】
また、各図において、構成要素は、理解の便宜等を考慮して、大きさや厚さを誇張して大きく(又は厚く)もしくは小さく(又は薄く)表現するか、或いは単純化して表現しているが、これにより本発明の保護範囲が制限的に解釈されてはならない。
【0030】
本明細書で使用した用語は、特定の具現例(態様、aspect)(又は実施例)を説明するために使用されたものであり、本発明を限定するものではない。
【0031】
一般的に使用される辞書に定義されている用語は、関連技術の文脈上の意味と一致する意味を有するものと解釈されるべきであり、本出願で明確に定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味で解釈されない。
【0032】
次に、本発明の目的を達成するための実施例を添付図面を参照して説明する。
【0033】
まず、
図3及び
図4に示すように、診断者から問診して得られた問診情報、及び頭皮診断器又は端末1のいずれか一つによって取得した頭皮画像をクラウドサービスとしてのAPI(RESTfule)2を介して受信し、受信された問診情報に対して独自のアルゴリズムで診断し、頭皮画像に対しては人工知能プロセッサへ伝送して頭皮診断を行うメインプロセッサ(Main Processor)3と、前記メインプロセッサ(Main Processor)3から受信された頭皮画像に対してデータベース4の蓄積されたデータを活用して診断項目の全部又はいずれか一部(例えば、乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性などのいずれか一部)に分類するAI分析を行う人工知能プロセッサ5と、前記人工知能プロセッサ5から診断項目の全部又はいずれか一部(例えば、乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性のいずれか一部)に分類された情報を受信し、ディープラーニング(Deep Learning)アルゴリズムによって学習と読み取りを実行して具体的な精密診断を施すことにより最終結果診断を導出する頭皮診断AIアルゴリズム6と、頭皮測定、診断及び推薦データが蓄積され、独自の頭皮診断と推薦サービスを行えるようにメインプロセッサに提供するデータベース4と、を含んでなる。
【0034】
前記メインプロセッサ(Processor)3では、診断者から受信された問診情報と頭皮画像のうち、前記問診情報に対してはメインプロセッサ(Processor)3内に構築された独自のアルゴリズムによって診断する。すなわち、データベースから構築された頭皮情報データの提供を受け、診断者から受信された問診情報に対して独自のアルゴリズムによって診断する。
【0035】
そして、頭皮画像に対しては、データベースに構築されているビッグデータの情報を活用して人工知能(AI)分析によって乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性などの全部又はいずれか一部分に分類し、分類された情報は、頭皮診断AIアルゴリズムによって精密な診断を抽出し、これに対する診断結果と問診情報による診断及びこれに適した処方として推薦製品と共に再びAPIを介して診断者の端末へリアルタイム伝送する。
【0036】
前記人工知能サービス5は、受信された頭皮画像に対してビッグデータの情報を活用して人工知能(AI)分析によってディープラーニング(Deep Learning)段階として頭皮を学習してデータを収集し、収集された学習データを分類(labeling)し、収集されたデータに対して学習データ、テストデータ(8:2)で分類学習と検証を行い、推論モデルを導出(CNN: Convolutional Neural Network、畳み込みニューラルネットワーク)する。
【0037】
例えば、Googleのディープラーニングモデルを使用する場合、テンソルフロー(TensorFlow)を利用し、インセプション(Inception)V3モデルを活用して、リトレーニング(Retraining)を介して頭皮分類(CNN:object recognition、物体認識)を行うことにより、診断項目の全部又はいずれか一部(例えば、乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性などの全部又はいずれか一部)に分類する。
【0038】
前記頭皮診断AIアルゴリズム6は、前記人工知能プロセッサ5から項目別に、例えば乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性などの全部又はいずれか一部に分類された情報を受信し、受信された分類情報に対して、データベースのビッグデータの情報を活用してディープラーニング(Deep Learning)アルゴリズムとしてインセプション(Inception)V3モデル(
図7参照)を用いて学習と読み取りを実行し、頭皮画像セットを追加リトレーニング(Retraining)を介して画像推論することにより、具体的な精密診断で最終結果診断を導出する。
【0039】
前記診断方法は、Googleのディープラーニング(Deep Learning)モデルを使用したものであるが、これに限定されず、その他のMSなどのディープラーニング(Deep Learning)モデルを使用することもできる。
【0040】
導出された最終結果診断は、人工知能プロセッサ5を介してメインプロセッサ(Main Processor)3に伝送される。
【0041】
データベース4は、頭皮測定、診断及び推薦データが蓄積され、学習及び読み取りを行えるようにメインプロセッサに提供する。
【0042】
次に、本発明の第2実施例として、診断者から問診して得られた問診情報、及び頭皮診断器又は端末1のいずれか一つによって取得した頭皮画像をクラウドサービスとしてのAPI(RESTfule)2を介して受信し、受信された問診情報に対して独自のアルゴリズムで診断し、頭皮画像に対しては、データベースに構築されているビッグデータの情報を活用して人工知能プロセッサの人工知能(AI)分析によって診断項目の全部又はいずれか一部(例えば、乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性などの全部又はいずれか一部)に分類し、分類された情報は、頭皮診断AIアルゴリズムによって精密な診断を抽出し、これに対する診断結果と問診情報による診断及びこれに適した処方に合わせて推薦製品と共に再びAPIを介して診断者の端末へリアルタイム伝送するメインプロセッサ(Processor)3を構成する。
【0043】
前記メインプロセッサ(Processor)3から受信された頭皮画像に対して、データベース4の蓄積されたデータを活用して診断項目の全部又はいずれか一部(例えば、乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性などの全部又はいずれか一部)に分類するAI分析及び推薦サービスを行う人工知能プロセッサ5を構成する。
【0044】
前記人工知能プロセッサ5から診断項目の全部又はいずれか一部(例えば、乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性などの全部又はいずれか一部)に分類された情報を受信し、ディープラーニング(Deep Learning)アルゴリズムによって具体的な精密診断を行うことにより最終結果診断を導出する頭皮診断AIアルゴリズム6を構成する。
【0045】
頭皮測定、診断及び推薦データが蓄積され、学習及び読み取りを行えるようにメインプロセッサに提供するデータベース4を含んでなる。
【0046】
図8a、
図8b及び
図8cに示すように、本発明は、頭皮問診と頭皮画像分析を介して診断者の頭皮診断を正確に行うのはもとより、迅速にリアルタイム診断結果を得ることができる。
【0047】
つまり、診断者(ユーザ)が頭皮問診情報と頭皮画像を端末を介して入力すると、詳細に上述したようにAI分析によって最終分析結果を直ちにリアルタイムで得ることができる。
【0048】
AI分析による頭皮の最終分析結果を得ると、これと共に、最終分析結果に基づく処方と診断者(ユーザ)のカスタマイズ製品の推薦を受ける。
【0049】
すなわち、頭皮の最終分析結果に基づく各種アルゴリズムによって診断者(ユーザ)のカスタマイズ製品の推薦を受ける。
【0050】
例えば、頭皮診断結果に基づく推薦製品はシャンプー、頭皮セラムと定義し、製品細分化及びアルゴリズムは
図9の通りである。
【0051】
【0052】
図10は、ユーザの問診による頭皮タイプ1次決定、頭皮画像人工知能分析診断による2次細部頭皮タイプ決定及びアルゴリズム/システムを示すものである。
【0053】
【0054】
図11は、人工知能分析診断による細部頭皮タイプ決定に基づくカスタマイズ頭皮ケアシャンプー、セラム製品に対するマッピングアルゴリズムの確定及びシステムを示すものである。
【0055】
図12は、ユーザ頭皮人工知能診断結果に基づく推薦製品細分化を介してカスタマイズ頭皮ケアシャンプー、セラムをそれぞれ定義して製品推薦アルゴリズムシステムを示すものである。
【0056】
次に、本発明の第3実施例として、
図5及び
図6に示すように、診断者から頭皮診断器又は端末1のいずれか一つによって取得した頭皮画像をクラウドサービスとしてのAPI(RESTful)2を介して受信し、受信された頭皮画像に対して診断項目の全部又はいずれか一部に分類するAI分析を行う人工知能プロセッサ5-1を構成する。
【0057】
前記人工知能プロセッサ5-1は、ビッグデータの情報を活用して人工知能(AI)分析によってディープラーニング(Deep Learning)段階として頭皮を学習してデータを収集し、収集された学習データを分類(labeling)し、収集されたデータに対して学習データ、テストデータ(8:2)で分類学習と検証を行い、推論モデルを導出(CNN:Convolutional Neural Network、畳み込みニューラルネットワーク)する。
【0058】
前記ディープラーニング(Deep Learning)は、テンソルフロー(TensorFlow)を利用し、インセプション(Inception)V3モデルを活用してリトレーニング(Retraining)を介して頭皮分類(CNN、object recognition、物体認識)を行うことにより、診断項目の全部又はいずれか一部に分類する。
【0059】
前記人工知能プロセッサ5-1から診断項目の全部又はいずれか一部に分類された情報を受信し、ディープラーニング(Deep Learning)アルゴリズムによってビッグデータの情報を活用して学習と読み取りを実行し、具体的な精密診断を施すことにより最終診断結果を導出する頭皮診断AIアルゴリズム6-1を含む。
【0060】
前記頭皮診断AIアルゴリズム6-1は、項目別に分類された情報を受信し、ディープラーニング(Deep Learning)アルゴリズムとしてインセプション(Inception)V3モデル(
図7参照)を用いて頭皮画像セットを追加リトレーニング(Retraining)を介して画像推論して精密診断によって最終診断結果を導出する。
【0061】
前記診断方法は、Googleのディープラーニング(Deep Learning)モデルを使用したものであるが、これに限定されず、その他のMSなどのディープラーニングモデルを使用することもできる。
【0062】
前記診断項目の全部又はいずれか一部は、乾性、敏感性、炎症性、脱毛性、良好、脂性、フケ性、脂漏性などの全部又はいずれか一部とする。
【0063】
上述した本発明は、診断者の測定された頭皮の画像を用いて人工知能(ディープラーニング)画像分析による正確な診断機能を実現し、診断結果をリアルタイムで確認することができ、精度の高い診断結果を得ることができ、かつ、人工知能によって診断された診断結果に応じて、頭皮状態に適した製品を推薦することができる。
【産業上の利用可能性】
【0064】
本発明は、診断者の測定された頭皮の画像を用いて人工知能(ディープラーニング)画像分析による正確な診断機能を実現し、人工知能によって診断された診断結果に応じて、頭皮状態に適した製品を推薦することができる。
【国際調査報告】