(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-03
(54)【発明の名称】無線通信方法及び端末装置
(51)【国際特許分類】
H04W 76/15 20180101AFI20230327BHJP
H04W 80/02 20090101ALI20230327BHJP
【FI】
H04W76/15
H04W80/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021573283
(86)(22)【出願日】2019-12-23
(85)【翻訳文提出日】2021-12-09
(86)【国際出願番号】 CN2019127665
(87)【国際公開番号】W WO2021127943
(87)【国際公開日】2021-07-01
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】フー、チョー
(72)【発明者】
【氏名】ルー、チエンシー
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH21
(57)【要約】
本願の実施例は無線通信方法及び端末装置を提供し、第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、端末装置は分割伝送するRLCエンティティを決定することができる。該無線通信方法は、第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、端末装置が前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定し、及び/又は、端末装置が前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信方法であって、
第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、端末装置が、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つの無線リンク制御(RLC)エンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、パケットデータ収束プロトコル(PDCP)プロトコルデータユニット(PDU)を伝送するRLCエンティティを決定し、及び/又は、端末装置が、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先の媒体アクセス制御(MAC)エンティティを決定することを含むことを特徴とする無線通信方法。
【請求項2】
前記端末装置が、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することは、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが異なるセルグループに対応する場合、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに伝送すること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティ又は前記セカンダリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ又は前記セカンダリRLCエンティティに伝送すること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記端末装置が、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することは、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記端末装置が、第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送すること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、前記端末装置が、第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送すること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティ又は前記セカンダリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ又は前記セカンダリRLCエンティティに伝送すること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記端末装置が、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することは、
前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループが1つのRLCエンティティのみに対応し、且つ前記プライマリRLCエンティティである場合、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティに伝送すること、
前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに1つのRLCエンティティのみがある場合、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが前記セカンダリRLCエンティティであることを決定し、及び、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに伝送すること、
前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに複数のRLCエンティティが存在し、且つ前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティと異なるMACエンティティにRLCエンティティが存在する場合、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが前記セカンダリRLCエンティティであることを決定し、及び、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに伝送すること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記端末装置が、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することは、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが異なるセルグループに対応する場合、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングし、且つ0を前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記端末装置が、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することは、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を第1RLCエンティティに対応するMACエンティティ及び第2RLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を第1RLCエンティティに対応するMACエンティティ及び第2RLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングし、且つ0を前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記端末装置が、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することは、
前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループが1つのRLCエンティティのみに対応し、且つ前記プライマリRLCエンティティである場合、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに1つのRLCエンティティのみがある場合、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが前記セカンダリRLCエンティティであることを決定し、及び、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに複数のRLCエンティティが存在し、且つ前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティと異なるMACエンティティにRLCエンティティが存在する場合、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが前記セカンダリRLCエンティティであることを決定し、及び、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1RLCエンティティと前記第2RLCエンティティは、異なるセルグループに対応することを特徴とする請求項3又は6に記載の方法。
【請求項9】
前記第1RLCエンティティは前記プライマリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは、前記第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティであり、又は、
前記第1RLCエンティティは前記セカンダリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは、前記第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティであり、又は、
前記第1RLCエンティティは前記セカンダリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは前記プライマリRLCエンティティであり、又は、
前記第1RLCエンティティは前記プライマリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは前記セカンダリRLCエンティティであることを特徴とする請求項3、6又は8に記載の方法。
【請求項10】
前記特定のRLCエンティティは、いずれか1つのRLCエンティティ、インデックス識別子の最も小さいRLCエンティティ、インデックス識別子の最も大きいRLCエンティティ、チャネル品質の最も良いRLCエンティティ、指示されるRLCエンティティ、のうちの1つであることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記分割伝送条件は、前記第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量が閾値以上であることを含むことを特徴とする請求項3、6、8、9又は10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量は、
前記第1ベアラに設定されたすべてのRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、伝送対象のデータのあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、データを初期伝送するRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティにおいて、伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、のうちの1つであることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記方法は更に、
前記端末装置が前記第1ベアラに対する設定情報に基づいて、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループを決定することを含むことを特徴とする請求項1~12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記設定情報は、前記第1ベアラの識別子、RLCエンティティ識別子、論理チャネル(LCH)識別子、セルグループ識別子、RLCエンティティの個数、アップリンクデータ分割伝送の閾値、MACエンティティ識別子、プライマリRLCエンティティ情報、セカンダリRLCエンティティ情報、前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに属するかどうかを示すための指示情報、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記設定情報は、MAC制御要素(CE)、ダウンリンク制御情報(DCI)、無線リソース制御(RRC)シグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングに搬送されることを特徴とする請求項13又は14に記載の方法。
【請求項16】
前記方法は更に、
前記端末装置が、前記第1ベアラに対する指示情報に基づいて、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループを決定し、又は、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送のためのRLCエンティティに対応するセルグループを決定することを含むことを特徴とする請求項1~15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記指示情報は前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送に対応するRLCエンティティを示すことに用いられ、又は、前記指示情報は前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送に対応するセカンダリRLCエンティティを示すことに用いられ、又は、前記指示情報は前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちのRLCエンティティが分割伝送を満足するかどうかを示すことに用いられることを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
第1シグナリングに前記指示情報が搬送され、又は前記指示情報の値が第1値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに前記指示情報が搬送されず、又は前記指示情報の値が第2値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられることを特徴とする請求項16又は17に記載の方法。
【請求項19】
第1シグナリングに前記指示情報が搬送され、又は前記指示情報の値が第1値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに前記指示情報が搬送されず、又は前記指示情報の値が第2値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じ又は異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられることを特徴とする請求項16又は17に記載の方法。
【請求項20】
第1シグナリングに前記指示情報が搬送されず、又は前記指示情報の値が第1値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに前記指示情報が搬送され、又は前記指示情報の値が第2値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられることを特徴とする請求項16又は17に記載の方法。
【請求項21】
第1シグナリングに前記指示情報が搬送されず、又は前記指示情報の値が第1値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに前記指示情報が搬送され、又は前記指示情報の値が第2値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じ又は異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられることを特徴とする請求項16又は17に記載の方法。
【請求項22】
前記指示情報は1ビットのリソースを占有し、前記第1値は1であり且つ前記第2値は0であり、又は、前記第1値は0であり且つ前記第2値は1であることを特徴とする請求項16~21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項23】
前記第1シグナリングは、MAC CE、DCI、RRCシグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングであることを特徴とする請求項16~22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
前記指示情報は、前記第1ベアラに対する設定情報により設定されたもの、又は端末装置に対して設定されたもの、又はセルグループに対して設定されたものであることを特徴とする請求項16~22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
無線通信方法であって、
第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、端末装置が前記第1ベアラに対する指示情報に基づいて、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つの無線リンク制御(RLC)エンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループを決定することと、
前記端末装置が前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、パケットデータ収束プロトコル(PDCP)プロトコルデータユニット(PDU)を伝送するRLCエンティティを決定し、及び/又は、前記端末装置が前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先の媒体アクセス制御(MAC)エンティティを決定することと、を含むことを特徴とする無線通信方法。
【請求項26】
前記指示情報は前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送に対応するRLCエンティティを示すことに用いられ、又は、前記指示情報は前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送に対応するセカンダリRLCエンティティを示すことに用いられ、又は、前記指示情報は前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちのRLCエンティティが分割伝送を満足するかどうかを示すことに用いられることを特徴とする請求項25に記載の方法。
【請求項27】
第1シグナリングに前記指示情報が搬送され、又は前記指示情報の値が第1値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに前記指示情報が搬送されず、又は前記指示情報の値が第2値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられることを特徴とする請求項25又は26に記載の方法。
【請求項28】
第1シグナリングに前記指示情報が搬送され、又は前記指示情報の値が第1値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに前記指示情報が搬送されず、又は前記指示情報の値が第2値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じ又は異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられることを特徴とする請求項25又は26に記載の方法。
【請求項29】
第1シグナリングに前記指示情報が搬送されず、又は前記指示情報の値が第1値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに前記指示情報が搬送され、又は前記指示情報の値が第2値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられることを特徴とする請求項25又は26に記載の方法。
【請求項30】
第1シグナリングに前記指示情報が搬送されず、又は前記指示情報の値が第1値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに前記指示情報が搬送され、又は前記指示情報の値が第2値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じ又は異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられることを特徴とする請求項25又は26に記載の方法。
【請求項31】
前記指示情報は1ビットのリソースを占有し、前記第1値は1であり且つ前記第2値は0であり、又は、前記第1値は0であり且つ前記第2値は1であることを特徴とする請求項27~30のいずれか1項に記載の方法。
【請求項32】
前記第1シグナリングは、MAC制御要素(CE)、ダウンリンク制御情報(DCI)、無線リソース制御(RRC)シグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングであることを特徴とする請求項27~31のいずれか1項に記載の方法。
【請求項33】
前記指示情報は、前記第1ベアラに対する設定情報により設定されたもの、又は前記端末装置に対して設定されたもの、又はセルグループに対して設定されたものであることを特徴とする請求項25~32のいずれか1項に記載の方法。
【請求項34】
前記端末装置が前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することは、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが異なるセルグループに対応する場合、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに伝送すること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティ又は前記セカンダリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ又は前記セカンダリRLCエンティティに伝送すること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項25~33のいずれか1項に記載の方法。
【請求項35】
前記端末装置が前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することは、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記端末装置が、第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送すること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、前記端末装置が、第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送すること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティ又は前記セカンダリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ又は前記セカンダリRLCエンティティに伝送すること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項25~33のいずれか1項に記載の方法。
【請求項36】
前記端末装置が前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することは、
前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループが1つのRLCエンティティのみに対応し、且つ前記プライマリRLCエンティティである場合、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティに伝送すること、
前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに1つのRLCエンティティのみがある場合、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが前記セカンダリRLCエンティティであることを決定し、及び、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに伝送すること、
前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに複数のRLCエンティティが存在し、且つ前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティと異なるMACエンティティにRLCエンティティが存在する場合、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが前記セカンダリRLCエンティティであることを決定し、及び、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに伝送すること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項25~33のいずれか1項に記載の方法。
【請求項37】
前記端末装置が前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することは、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが異なるセルグループに対応する場合、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングし、且つ0を前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項25~33のいずれか1項に記載の方法。
【請求項38】
前記端末装置が前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することは、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を第1RLCエンティティに対応するMACエンティティ及び第2RLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を第1RLCエンティティに対応するMACエンティティ及び第2RLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングし、且つ0を前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項25~33のいずれか1項に記載の方法。
【請求項39】
前記端末装置が前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することは、
前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループが1つのRLCエンティティのみに対応し、且つ前記プライマリRLCエンティティである場合、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに1つのRLCエンティティのみがある場合、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが前記セカンダリRLCエンティティであることを決定し、及び、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに複数のRLCエンティティが存在し、且つ前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティと異なるMACエンティティにRLCエンティティが存在する場合、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが前記セカンダリRLCエンティティであることを決定し、及び、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項25~33のいずれか1項に記載の方法。
【請求項40】
前記第1RLCエンティティと前記第2RLCエンティティは、異なるセルグループに対応することを特徴とする請求項35又は38に記載の方法。
【請求項41】
前記第1RLCエンティティは前記プライマリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは、前記第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティであり、又は、
前記第1RLCエンティティは前記セカンダリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは、前記第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティであり、又は、
前記第1RLCエンティティは前記セカンダリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは前記プライマリRLCエンティティであり、又は、
前記第1RLCエンティティは前記プライマリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは前記セカンダリRLCエンティティであることを特徴とする請求項35、38又は40に記載の方法。
【請求項42】
前記特定のRLCエンティティは、いずれか1つのRLCエンティティ、インデックス識別子の最も小さいRLCエンティティ、インデックス識別子の最も大きいRLCエンティティ、チャネル品質の最も良いRLCエンティティ、指示されるRLCエンティティ、のうちの1つであることを特徴とする請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記分割伝送条件は、前記第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量が閾値以上であることを含むことを特徴とする請求項35、38、40、41又は42に記載の方法。
【請求項44】
前記第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量は、
前記第1ベアラに設定されたすべてのRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、伝送対象のデータのあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、データを初期伝送するRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティにおいて、伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、のうちの1つであることを特徴とする請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記方法は更に、
前記端末装置が前記第1ベアラに対する設定情報に基づいて、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループを決定することを含むことを特徴とする請求項25~44のいずれか1項に記載の方法。
【請求項46】
前記設定情報は、前記第1ベアラの識別子、RLCエンティティ識別子、論理チャネル(LCH)識別子、セルグループ識別子、RLCエンティティの個数、アップリンクデータ分割伝送の閾値、MACエンティティ識別子、プライマリRLCエンティティ情報、セカンダリRLCエンティティ情報、前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに属するかどうかを示すための指示情報、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記設定情報は、MAC CE、DCI、RRCシグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングに搬送されることを特徴とする請求項45又は46に記載の方法。
【請求項48】
無線通信方法であって、
第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化し且つ前記第1ベアラに設定された少なくとも3つの無線リンク制御(RLC)エンティティにはセカンダリRLCエンティティが存在せず又は設定されていない場合、端末装置が分割伝送するかどうかを決定し、又は、端末装置がパケットデータ収束プロトコル(PDCP)プロトコルデータユニット(PDU)を伝送するRLCエンティティを決定することを含むことを特徴とする無線通信方法。
【請求項49】
前記端末装置が、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することは、
前記端末装置が、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティに伝送すること、
分割伝送条件を満足する場合、前記端末装置が、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送すること、
分割伝送条件を満足しない場合、前記端末装置が、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティに伝送すること、のうちの1つを含むことを特徴とする請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記第1RLCエンティティと前記第2RLCエンティティは、異なるセルグループに対応することを特徴とする請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記第1RLCエンティティは前記プライマリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは前記第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティであることを特徴とする請求項49又は50に記載の方法。
【請求項52】
前記特定のRLCエンティティは、いずれか1つのRLCエンティティ、インデックス識別子の最も小さいRLCエンティティ、インデックス識別子の最も大きいRLCエンティティ、チャネル品質の最も良いRLCエンティティ、指示されるRLCエンティティ、のうちの1つであることを特徴とする請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記分割伝送条件は、前記第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量が閾値以上であることを含むことを特徴とする請求項49~52のいずれか1項に記載の方法。
【請求項54】
前記第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量は、
前記第1ベアラに設定されたすべてのRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、伝送対象のデータのあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、データを初期伝送するRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、のうちの1つであることを特徴とする請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記方法は更に、
前記端末装置が前記第1ベアラに対する設定情報に基づいて、前記少なくとも3つのRLCエンティティにセカンダリRLCエンティティが存在しないことを決定することを含むことを特徴とする請求項48~54のいずれか1項に記載の方法。
【請求項56】
前記設定情報は、前記第1ベアラの識別子、RLCエンティティ識別子、論理チャネル(LCH)識別子、セルグループ識別子、RLCエンティティの個数、アップリンクデータ分割伝送の閾値、媒体アクセス制御(MAC)エンティティ識別子、プライマリRLCエンティティ情報のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記設定情報は、MAC制御要素(CE)、ダウンリンク制御情報(DCI)、無線リソース制御(RRC)シグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングに搬送されることを特徴とする請求項55又は56に記載の方法。
【請求項58】
端末装置であって、処理ユニットを備え、
第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、前記処理ユニットは、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つの無線リンク制御(RLC)エンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、パケットデータ収束プロトコル(PDCP)プロトコルデータユニット(PDU)を伝送するRLCエンティティを決定することに用いられ、及び/又は、前記処理ユニットは、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先の媒体アクセス制御(MAC)エンティティを決定することに用いられることを特徴とする端末装置。
【請求項59】
前記処理ユニットが、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することに用いられることは、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが異なるセルグループに対応する場合、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティ又は前記セカンダリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ又は前記セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項58に記載の端末装置。
【請求項60】
前記処理ユニットが、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することに用いられることは、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記処理ユニットが、第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送することに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、前記処理ユニットが、第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送することに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティ又は前記セカンダリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ又は前記セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項58に記載の端末装置。
【請求項61】
前記処理ユニットが、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することに用いられることは、
前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループが1つのRLCエンティティのみに対応し、且つ前記プライマリRLCエンティティである場合、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティに伝送することに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに1つのRLCエンティティのみがある場合、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが前記セカンダリRLCエンティティであることを決定することに用いられ、及び、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに複数のRLCエンティティが存在し、且つ前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティと異なるMACエンティティにRLCエンティティが存在する場合、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが前記セカンダリRLCエンティティであることを決定することに用いられ、及び、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項58に記載の端末装置。
【請求項62】
前記処理ユニットが、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することに用いられることは、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが異なるセルグループに対応する場合、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングし、且つ0を前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項58に記載の端末装置。
【請求項63】
前記処理ユニットが、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することに用いられることは、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を第1RLCエンティティに対応するMACエンティティ及び第2RLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を第1RLCエンティティに対応するMACエンティティ及び第2RLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングし、且つ0を前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項58に記載の端末装置。
【請求項64】
前記処理ユニットが、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することに用いられることは、
前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループが1つのRLCエンティティのみに対応し、且つ前記プライマリRLCエンティティである場合、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに1つのRLCエンティティのみがある場合、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが前記セカンダリRLCエンティティであることを決定することに用いられ、及び、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに複数のRLCエンティティが存在し、且つ前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティと異なるMACエンティティにRLCエンティティが存在する場合、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが前記セカンダリRLCエンティティであることを決定することに用いられ、及び、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項58に記載の端末装置。
【請求項65】
前記第1RLCエンティティと前記第2RLCエンティティは、異なるセルグループに対応することを特徴とする請求項60又は63に記載の端末装置。
【請求項66】
前記第1RLCエンティティは前記プライマリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは、前記第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティであり、又は、
前記第1RLCエンティティは前記セカンダリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは、前記第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティであり、又は、
前記第1RLCエンティティは前記セカンダリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは前記プライマリRLCエンティティであり、又は、
前記第1RLCエンティティは前記プライマリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは前記セカンダリRLCエンティティであることを特徴とする請求項60、63又は65に記載の端末装置。
【請求項67】
前記特定のRLCエンティティは、いずれか1つのRLCエンティティ、インデックス識別子の最も小さいRLCエンティティ、インデックス識別子の最も大きいRLCエンティティ、チャネル品質の最も良いRLCエンティティ、指示されるRLCエンティティ、のうちの1つであることを特徴とする請求項66に記載の端末装置。
【請求項68】
前記分割伝送条件は、前記第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量が閾値以上であることを含むことを特徴とする請求項60、63、65、66又は67に記載の端末装置。
【請求項69】
前記第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量は、
前記第1ベアラに設定されたすべてのRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、伝送対象のデータのあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、データを初期伝送するRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティにおいて、伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、のうちの1つであることを特徴とする請求項68に記載の端末装置。
【請求項70】
前記処理ユニットは更に、前記第1ベアラに対する設定情報に基づいて、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループを決定することに用いられることを特徴とする請求項58~69のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項71】
前記設定情報は、前記第1ベアラの識別子、RLCエンティティ識別子、論理チャネル(LCH)識別子、セルグループ識別子、RLCエンティティの個数、アップリンクデータ分割伝送の閾値、MACエンティティ識別子、プライマリRLCエンティティ情報、セカンダリRLCエンティティ情報、前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに属するかどうかを示すための指示情報、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項70に記載の端末装置。
【請求項72】
前記設定情報は、MAC制御要素(CE)、ダウンリンク制御情報(DCI)、無線リソース制御(RRC)シグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングに搬送されることを特徴とする請求項70又は71に記載の端末装置。
【請求項73】
前記処理ユニットは更に、前記第1ベアラに対する指示情報に基づいて、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループを決定し、又は、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送のためのRLCエンティティに対応するセルグループを決定することに用いられることを特徴とする請求項58~72のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項74】
前記指示情報は前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送に対応するRLCエンティティを示すことに用いられ、又は、前記指示情報は前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送に対応するセカンダリRLCエンティティを示すことに用いられ、又は、前記指示情報は前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちのRLCエンティティが分割伝送を満足するかどうかを示すことに用いられることを特徴とする請求項73に記載の端末装置。
【請求項75】
第1シグナリングに前記指示情報が搬送され、又は前記指示情報の値が第1値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに前記指示情報が搬送されず、又は前記指示情報の値が第2値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられることを特徴とする請求項73又は74に記載の端末装置。
【請求項76】
第1シグナリングに前記指示情報が搬送され、又は前記指示情報の値が第1値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに前記指示情報が搬送されず、又は前記指示情報の値が第2値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じ又は異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられることを特徴とする請求項73又は74に記載の端末装置。
【請求項77】
第1シグナリングに前記指示情報が搬送されず、又は前記指示情報の値が第1値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに前記指示情報が搬送され、又は前記指示情報の値が第2値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられることを特徴とする請求項73又は74に記載の端末装置。
【請求項78】
第1シグナリングに前記指示情報が搬送されず、又は前記指示情報の値が第1値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに前記指示情報が搬送され、又は前記指示情報の値が第2値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じ又は異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられることを特徴とする請求項73又は74に記載の端末装置。
【請求項79】
前記指示情報は1ビットのリソースを占有し、前記第1値は1であり且つ前記第2値は0であり、又は、前記第1値は0であり且つ前記第2値は1であることを特徴とする請求項75~78のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項80】
前記第1シグナリングは、MAC CE、DCI、RRCシグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングであることを特徴とする請求項75~79のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項81】
前記指示情報は、前記第1ベアラに対する設定情報により設定されたもの、又は端末装置に対して設定されたもの、又はセルグループに対して設定されたものであることを特徴とする請求項73~80のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項82】
端末装置であって、処理ユニットを備え、
第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、前記処理ユニットは、前記第1ベアラに対する指示情報に基づいて、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つの無線リンク制御(RLC)エンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループを決定することに用いられ、
前記処理ユニットは、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、パケットデータ収束プロトコル(PDCP)プロトコルデータユニット(PDU)を伝送するRLCエンティティを決定することに用いられ、及び/又は、前記処理ユニットは、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先の媒体アクセス制御(MAC)エンティティを決定することに用いられることを特徴とする端末装置。
【請求項83】
前記指示情報は前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送に対応するRLCエンティティを示すことに用いられ、又は、前記指示情報は前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送に対応するセカンダリRLCエンティティを示すことに用いられ、又は、前記指示情報は前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちのRLCエンティティが分割伝送を満足するかどうかを示すことに用いられることを特徴とする請求項82に記載の端末装置。
【請求項84】
第1シグナリングに前記指示情報が搬送され、又は前記指示情報の値が第1値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに前記指示情報が搬送されず、又は前記指示情報の値が第2値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられることを特徴とする請求項82又は83に記載の端末装置。
【請求項85】
第1シグナリングに前記指示情報が搬送され、又は前記指示情報の値が第1値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに前記指示情報が搬送されず、又は前記指示情報の値が第2値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じ又は異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられることを特徴とする請求項82又は83に記載の端末装置。
【請求項86】
第1シグナリングに前記指示情報が搬送されず、又は前記指示情報の値が第1値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに前記指示情報が搬送され、又は前記指示情報の値が第2値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられることを特徴とする請求項82又は83に記載の端末装置。
【請求項87】
第1シグナリングに前記指示情報が搬送されず、又は前記指示情報の値が第1値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに前記指示情報が搬送され、又は前記指示情報の値が第2値である場合、前記指示情報は前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じ又は異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられることを特徴とする請求項82又は83に記載の端末装置。
【請求項88】
前記指示情報は1ビットのリソースを占有し、前記第1値は1であり且つ前記第2値は0であり、又は、前記第1値は0であり且つ前記第2値は1であることを特徴とする請求項84~87のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項89】
前記第1シグナリングは、MAC制御要素(CE)、ダウンリンク制御情報(DCI)、無線リソース制御(RRC)シグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングであることを特徴とする請求項84~88のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項90】
前記指示情報は、前記第1ベアラに対する設定情報により設定されたもの、又は前記端末装置に対して設定されたもの、又はセルグループに対して設定されたものであることを特徴とする請求項82~89のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項91】
前記処理ユニットが、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することに用いられることは、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが異なるセルグループに対応する場合、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティ又は前記セカンダリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ又は前記セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項82~90のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項92】
前記処理ユニットが、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することに用いられることは、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記処理ユニットが、第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送することに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、前記処理ユニットが、第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送することに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティ又は前記セカンダリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ又は前記セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項82~90のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項93】
前記処理ユニットが、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することに用いられることは、
前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループが1つのRLCエンティティのみに対応し、且つ前記プライマリRLCエンティティである場合、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティに伝送することに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに1つのRLCエンティティのみがある場合、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが前記セカンダリRLCエンティティであることを決定することに用いられ、及び、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに複数のRLCエンティティが存在し、且つ前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティと異なるMACエンティティにRLCエンティティが存在する場合、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが前記セカンダリRLCエンティティであることを決定することに用いられ、及び、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項82~90のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項94】
前記処理ユニットが、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することに用いられることは、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが異なるセルグループに対応する場合、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングし、且つ0を前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項82~90のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項95】
前記処理ユニットが、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することに用いられることは、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を第1RLCエンティティに対応するMACエンティティ及び第2RLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を第1RLCエンティティに対応するMACエンティティ及び第2RLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、前記処理ユニットが前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングし、且つ0を前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項82~90のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項96】
前記処理ユニットが、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することに用いられることは、
前記第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループが1つのRLCエンティティのみに対応し、且つ前記プライマリRLCエンティティである場合、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに1つのRLCエンティティのみがある場合、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが前記セカンダリRLCエンティティであることを決定することに用いられ、及び、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに複数のRLCエンティティが存在し、且つ前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティと異なるMACエンティティにRLCエンティティが存在する場合、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが前記セカンダリRLCエンティティであることを決定することに用いられ、及び、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項82~90のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項97】
前記第1RLCエンティティと前記第2RLCエンティティは、異なるセルグループに対応することを特徴とする請求項92又は95に記載の端末装置。
【請求項98】
前記第1RLCエンティティは前記プライマリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは、前記第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティであり、又は、
前記第1RLCエンティティは前記セカンダリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは、前記第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティであり、又は、
前記第1RLCエンティティは前記セカンダリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは前記プライマリRLCエンティティであり、又は、
前記第1RLCエンティティは前記プライマリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは前記セカンダリRLCエンティティであることを特徴とする請求項92、95又は97に記載の端末装置。
【請求項99】
前記特定のRLCエンティティは、いずれか1つのRLCエンティティ、インデックス識別子の最も小さいRLCエンティティ、インデックス識別子の最も大きいRLCエンティティ、チャネル品質の最も良いRLCエンティティ、指示されるRLCエンティティ、のうちの1つであることを特徴とする請求項98に記載の端末装置。
【請求項100】
前記分割伝送条件は、前記第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量が閾値以上であることを含むことを特徴とする請求項92、95、97、98又は99に記載の端末装置。
【請求項101】
前記第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量は、
前記第1ベアラに設定されたすべてのRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、伝送対象のデータのあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、データを初期伝送するRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティにおいて、伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、のうちの1つであることを特徴とする請求項100に記載の端末装置。
【請求項102】
前記処理ユニットは更に、前記第1ベアラに対する設定情報に基づいて、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループを決定することに用いられることを特徴とする請求項82~101のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項103】
前記設定情報は、前記第1ベアラの識別子、RLCエンティティ識別子、論理チャネル(LCH)識別子、セルグループ識別子、RLCエンティティの個数、アップリンクデータ分割伝送の閾値、MACエンティティ識別子、プライマリRLCエンティティ情報、セカンダリRLCエンティティ情報、前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに属するかどうかを示すための指示情報、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項102に記載の端末装置。
【請求項104】
前記設定情報は、MAC CE、DCI、RRCシグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングに搬送されることを特徴とする請求項102又は103に記載の端末装置。
【請求項105】
端末装置であって、処理ユニットを備え、
第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化し且つ前記第1ベアラに設定された少なくとも3つの無線リンク制御(RLC)エンティティにはセカンダリRLCエンティティが存在せず又は設定されていない場合、前記処理ユニットは分割伝送するかどうかを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットはパケットデータ収束プロトコル(PDCP)プロトコルデータユニット(PDU)を伝送するRLCエンティティを決定することに用いられることを特徴とする端末装置。
【請求項106】
前記処理ユニットが、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することに用いられることは、
前記処理ユニットが、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティに伝送することに用いられること、
分割伝送条件を満足する場合、前記処理ユニットが、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送することに用いられること、
分割伝送条件を満足しない場合、前記処理ユニットが、前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティに伝送することに用いられること、のうちの1つを含むことを特徴とする請求項105に記載の端末装置。
【請求項107】
前記第1RLCエンティティと前記第2RLCエンティティは、異なるセルグループに対応することを特徴とする請求項106に記載の端末装置。
【請求項108】
前記第1RLCエンティティは前記プライマリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは前記第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティであることを特徴とする請求項106又は107に記載の端末装置。
【請求項109】
前記特定のRLCエンティティは、いずれか1つのRLCエンティティ、インデックス識別子の最も小さいRLCエンティティ、インデックス識別子の最も大きいRLCエンティティ、チャネル品質の最も良いRLCエンティティ、指示されるRLCエンティティ、のうちの1つであることを特徴とする請求項108に記載の端末装置。
【請求項110】
前記分割伝送条件は、前記第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量が閾値以上であることを含むことを特徴とする請求項106~109のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項111】
前記第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量は、
前記第1ベアラに設定されたすべてのRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、伝送対象のデータのあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
前記第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、データを初期伝送するRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、のうちの1つであることを特徴とする請求項110に記載の端末装置。
【請求項112】
前記処理ユニットは更に、前記第1ベアラに対する設定情報に基づいて、前記少なくとも3つのRLCエンティティにセカンダリRLCエンティティが存在しないことを決定することに用いられることを特徴とする請求項105~111のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項113】
前記設定情報は、前記第1ベアラの識別子、RLCエンティティ識別子、論理チャネル(LCH)識別子、セルグループ識別子、RLCエンティティの個数、アップリンクデータ分割伝送の閾値、媒体アクセス制御(MAC)エンティティ識別子、プライマリRLCエンティティ情報のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項112に記載の端末装置。
【請求項114】
前記設定情報は、MAC制御要素(CE)、ダウンリンク制御情報(DCI)、無線リソース制御(RRC)シグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングに搬送されることを特徴とする請求項112又は113に記載の端末装置。
【請求項115】
端末装置であって、プロセッサ及びメモリを備え、該メモリはコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、前記プロセッサは前記メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出して実行して、請求項1~24のいずれか1項に記載の方法を実行することに用いられることを特徴とする端末装置。
【請求項116】
端末装置であって、プロセッサ及びメモリを備え、該メモリはコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、前記プロセッサは前記メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出して実行して、請求項25~47のいずれか1項に記載の方法を実行することに用いられることを特徴とする端末装置。
【請求項117】
端末装置であって、プロセッサ及びメモリを備え、該メモリはコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、前記プロセッサは前記メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出して実行して、請求項48~57のいずれか1項に記載の方法を実行することに用いられることを特徴とする端末装置。
【請求項118】
チップであって、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、前記チップが取り付けられる装置に請求項1~24のいずれか1項に記載の方法を実行させるためのプロセッサを備えることを特徴とするチップ。
【請求項119】
チップであって、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、前記チップが取り付けられる装置に請求項25~47のいずれか1項に記載の方法を実行させるためのプロセッサを備えることを特徴とするチップ。
【請求項120】
チップであって、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、前記チップが取り付けられる装置に請求項48~57のいずれか1項に記載の方法を実行させるためのプロセッサを備えることを特徴とするチップ。
【請求項121】
コンピュータプログラムを記憶することに用いられ、前記コンピュータプログラムによってコンピュータが請求項1~24のいずれか1項に記載の方法を実行することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項122】
コンピュータプログラムを記憶することに用いられ、前記コンピュータプログラムによってコンピュータが請求項25~47のいずれか1項に記載の方法を実行することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項123】
コンピュータプログラムを記憶することに用いられ、前記コンピュータプログラムによってコンピュータが請求項48~57のいずれか1項に記載の方法を実行することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項124】
コンピュータプログラム命令を含み、該コンピュータプログラム命令によってコンピュータが請求項1~24のいずれか1項に記載の方法を実行することを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項125】
コンピュータプログラム命令を含み、該コンピュータプログラム命令によってコンピュータが請求項25~47のいずれか1項に記載の方法を実行することを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項126】
コンピュータプログラム命令を含み、該コンピュータプログラム命令によってコンピュータが請求項48~57のいずれか1項に記載の方法を実行することを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項127】
コンピュータに請求項1~24のいずれか1項に記載の方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項128】
コンピュータに請求項25~47のいずれか1項に記載の方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項129】
コンピュータに請求項48~57のいずれか1項に記載の方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は通信分野に関し、且つより具体的に、無線通信方法及び端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
新無線(NR、New Radio)システムにおいて、データ伝送の信頼性を向上させるために、端末装置は複製伝送方式を用いることができる。具体的に、リビジョン15(Rel-15)において、1つのベアラに2つの無線リンク制御(RLC、Radio Link Control)エンティティを設定することができ、該ベアラに対応するパケットデータ収束プロトコル(PDCP、Packet Data Convergence Protocol)層はPDCPプロトコルデータユニット(PDU、Protocol Data Unit)を同じ2つのものに複製することができ、例えば、一方はPDCP PDUであり、他方は複製(Duplicated)されたPDCP PDUであり、2つのPDCP PDUは異なるRLC層及び媒体アクセス制御(MAC、Media Access Control)層を通過し、最後にエアインターフェースを介してネットワーク装置に伝送される。且つ、複製伝送を非アクティブ化し且つ分割(split)伝送条件を満足する場合、端末装置は該ベアラに対応する2つのRLCエンティティによって分割データを伝送することができ、即ち異なるRLCエンティティによって異なるデータを伝送する。
【0003】
リビジョン16(R16、Rel-16)において、ベアラに複数の、例えば4つのRLCエンティティを設定することが考慮され、この場合、分割伝送するRLCエンティティをどのように決定するかは、早急な解決の待たれる問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例は無線通信方法及び端末装置を提供し、第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、端末装置は分割伝送するRLCエンティティを決定することができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様では無線通信方法を提供し、該方法は、
第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、端末装置が、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定し、及び/又は、端末装置が、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することを含む。
【0006】
第2態様では無線通信方法を提供し、該方法は、
第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、端末装置が前記第1ベアラに対する指示情報に基づいて、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループを決定することと、
前記端末装置が前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定し、及び/又は、前記端末装置が前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することと、を含む。
【0007】
第3態様では無線通信方法を提供し、該方法は、
第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化し且つ前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティにはセカンダリRLCエンティティが存在せず又は設定されていない場合、端末装置が分割伝送するかどうかを決定し、又は、端末装置がPDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することを含む。
【0008】
第4態様では、上記第1態様又はその各実現方式における方法を実行することに用いられる端末装置を提供する。
【0009】
具体的に、該端末装置は上記第1態様又はその各実現方式における方法を実行するための機能モジュールを備える。
【0010】
第5態様では、上記第2態様又はその各実現方式における方法を実行することに用いられる端末装置を提供する。
【0011】
具体的に、該端末装置は上記第2態様又はその各実現方式における方法を実行するための機能モジュールを備える。
【0012】
第6態様では、上記第3態様又はその各実現方式における方法を実行することに用いられる端末装置を提供する。
【0013】
具体的に、該端末装置は上記第3態様又はその各実現方式における方法を実行するための機能モジュールを備える。
【0014】
第7態様では、プロセッサ及びメモリを備える端末装置を提供する。該メモリはコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出して実行して、上記第1態様又はその各実現方式における方法を実行することに用いられる。
【0015】
第8態様では、プロセッサ及びメモリを備える端末装置を提供する。該メモリはコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出して実行して、上記第2態様又はその各実現方式における方法を実行することに用いられる。
【0016】
第9態様では、プロセッサ及びメモリを備える端末装置を提供する。該メモリはコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出して実行して、上記第3態様又はその各実現方式における方法を実行することに用いられる。
【0017】
第10態様では、上記第1態様~第3態様のうちのいずれか1つの態様又はその各実現方式における方法を実現することに用いられる装置を提供する。
【0018】
具体的に、該装置は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、該装置が取り付けられる設備に上記第1態様~第3態様のうちのいずれか1つの態様又はその各実現方式における方法を実行させるためのプロセッサを備える。
【0019】
第11態様ではコンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該コンピュータプログラムによってコンピュータが上記第1態様~第3態様のうちのいずれか1つの態様又はその各実現方式における方法を実行する。
【0020】
第12態様ではコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム命令を含み、前記コンピュータプログラム命令によってコンピュータが上記第1態様~第3態様のうちのいずれか1つの態様又はその各実現方式における方法を実行する。
【0021】
第13態様ではコンピュータプログラムを提供し、コンピュータにおいて実行されるとき、コンピュータが上記第1態様~第3態様のうちのいずれか1つの態様又はその各実現方式における方法を実行する。
【発明の効果】
【0022】
上記第1態様の技術案によれば、第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、端末装置は第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定し、及び/又は、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することができる。
【0023】
上記第2態様の技術案によれば、第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、端末装置はネットワーク装置から送信された第1ベアラに対する指示情報に基づいて、第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループを決定し、且つ、更にPDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定し、及び/又は、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することができる。
【0024】
上記第3態様の技術案によれば、第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化し且つ第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティにはセカンダリRLCエンティティが存在しない場合、端末装置はPDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】
図1は本願の実施例に係る通信システムアーキテクチャの模式図である。
【
図2】
図2は複製伝送方式の模式的なアーキテクチャ図である。
【
図3】
図3は本願の実施例に係る無線通信方法の模式的なフローチャートである。
【
図4】
図4は本願の実施例に係るプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティの模式図である。
【
図5】
図5は本願の実施例に係る他のプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティの模式図である。
【
図6】
図6は本願の実施例に係る他のプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティの模式図である。
【
図7】
図7は本願の実施例に係る更なるプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティの模式図である。
【
図8】
図8は本願の実施例に係るPDCP PDU伝送方式を判断する模式的なフローチャートである。
【
図9】
図9は本願の実施例に係るPDCP PDU伝送方式を判断する他の模式的なフローチャートである。
【
図10】
図10は本願の実施例に係るPDCPデータ量のマッピング方式を判断する模式的なフローチャートである。
【
図11】
図11は本願の実施例に係るPDCPデータ量のマッピング方式を判断する他の模式的なフローチャートである。
【
図12】
図12は本願の実施例に係る他の無線通信方法の模式的なフローチャートである。
【
図13】
図13は本願の実施例に係る更なる無線通信方法の模式的なフローチャートである。
【
図14】
図14は本願の実施例に係る端末装置の模式的なブロック図である。
【
図15】
図15は本願の実施例に係る他の端末装置の模式的なブロック図である。
【
図16】
図16は本願の実施例に係る更なる端末装置の模式的なブロック図である。
【
図17】
図17は本願の実施例に係る通信装置の模式的なブロック図である。
【
図18】
図18は本願の実施例に係る装置の模式的なブロック図である。
【
図19】
図19は本願の実施例に係る通信システムの模式的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本願の実施例の図面を参照しながら、本願の実施例の技術案を説明する。明らかに、説明される実施例は本願の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本願の実施例に基づいて、当業者が進歩性のある労働を必要とせずに取得する他の実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。
【0027】
本願の実施例は様々な通信システム、例えば、モバイル通信用グローバル(GSM、Global System of Mobile communication)システム、符号分割多元接続(CDMA、Code Division Multiple Access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA、Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS、General Packet Radio Service)、ロングタームエボリューション(LTE、Long Term Evolution)システム、進化したロングタームエボリューション(LTE-A、Advanced long term evolution)システム、新無線(NR、New Radio)システム、NRシステムの進化型システム、アンライセンススペクトルにおけるLTE(LTE-U、LTE-based access to unlicensed spectrum)システム、アンライセンススペクトルにおけるNR(NR-U、NR-based access to unlicensed spectrum)システム、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS、Universal Mobile Telecommunication System)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN、Wireless Local Area Networks)、ワイヤレスフィデリティ(WiFi、Wireless Fidelity)、次世代通信システム又は他の通信システム等に適用できる。
【0028】
一般的に、従来の通信システムのサポートする接続数は限られ、実現されやすい。ところが、通信技術の発展に伴って、移動通信システムは従来の通信をサポートするだけでなく、更に端末間(D2D、Device to Device)通信、マシン対マシン(M2M、Machine to Machine)通信、マシンタイプ通信(MTC、Machine Type Communication)及び車車間(V2V、Vehicle to Vehicle)通信等をサポートする。本願の実施例はこれらの通信システムにも適用できる。
【0029】
選択肢として、本願の実施例の通信システムはキャリアアグリゲーション(CA、Carrier Aggregation)シーンに適用されてもよく、デュアル接続(DC、Dual Connectivity)シーンに適用されてもよく、独立(SA、Standalone)ネットワーク構築シーンに適用されてもよい。
【0030】
本願の実施例は適用されるスペクトルを制限しない。例えば、本願の実施例はライセンススペクトルに適用されてもよく、アンライセンススペクトルに適用されてもよい。
【0031】
例示的に、本願の実施例が適用される通信システム100は
図1に示される。該通信システム100はネットワーク装置110を備えてもよく、ネットワーク装置110は端末装置120(通信端末、端末とも称される)と通信する装置であってもよい。ネットワーク装置110は特定の地理的領域に通信カバレッジを提供することができ、且つ該カバレッジ領域内の端末装置と通信することができる。
【0032】
図1には1つのネットワーク装置及び2つの端末装置を例示する。選択肢として、該通信システム100は複数のネットワーク装置を備えてもよく、且つ各ネットワーク装置のカバレッジ範囲内に他の数の端末装置が含まれてもよく、本願の実施例はこれを制限しない。
【0033】
選択肢として、該通信システム100は更にネットワークコントローラ、モビリティ管理エンティティ等の他のネットワークエンティティを備えてもよく、本願の実施例はこれを制限しない。
【0034】
理解されるように、本願の実施例では、ネットワーク/システムにおける通信機能を持つ装置は通信装置と称されてもよい。
図1に示される通信システム100を例とし、通信装置は通信機能を持つネットワーク装置110及び端末装置120を含んでもよく、ネットワーク装置110及び端末装置120は前記具体的な装置であってもよく、ここで詳細な説明は省略する。通信装置は更に通信システム100における他の装置、例えばネットワークコントローラ、モビリティ管理エンティティ等の他のネットワークエンティティを含んでもよく、本願の実施例はこれを制限しない。
【0035】
理解されるように、本明細書における用語「システム」と「ネットワーク」は本明細書において常に交換可能に使用される。本明細書における用語「及び/又は」は関連オブジェクトの関連関係を説明するためのものに過ぎず、3つの関係が存在してもよいことを示す。例えば、「A及び/又はB」は「Aが独立して存在する」、「AとBが同時に存在する」、「Bが独立して存在する」の3つの状況を示してもよい。また、本明細書における文字「/」は一般的に前後関連オブジェクトが「又は」の関係であることを示す。
【0036】
本願の実施例は端末装置及びネットワーク装置と組み合わせて各実施例を説明する。端末装置はユーザー装置(UE、User Equipment)、アクセス端末、ユーザー要素、加入者局、移動局、トラバーサー、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザー端末、端末、無線通信装置、ユーザーエージェント又はユーザーデバイス等と称されてもよい。端末装置はWLANにおけるステーション(ST、STAION)であってもよく、セルラー電話、コードレスホン、セッション確立プロトコル(SIP、Session Initiation Protocol)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL、Wireless Local Loop)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA、Personal Digital Assistant)装置、無線通信機能を有する携帯装置、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続される他の処理装置、車載装置、ウェアラブルデバイス及び次世代通信システムであってもよく、例えば、NRネットワークにおける端末装置又は将来発展する公衆陸上移動網(PLMN、Public Land Mobile Network)ネットワークにおける端末装置等であってもよい。
【0037】
例示的な説明であって制限的ではないが、本願の実施例では、該端末装置は更にウェアラブルデバイスであってもよい。ウェアラブルデバイスはウェアラブルスマートデバイスと称されてもよく、ウェアラブル技術を利用して日常の着用物をスマート化するように設計して開発した着用可能装置の総称、例えば眼鏡、手袋、腕時計、服飾及び靴等である。ウェアラブルデバイスは直接に身につけ、又はユーザーの服又はアクセサリーに統合したポータブルデバイスである。ウェアラブルデバイスはハードウェアデバイスの1つだけでなく、ソフトウェアサポート及びデータ交換、クラウド交換により強力な機能を実現するものでもある。広義的には、ウェアラブルスマートデバイスは機能が完全で、寸法が大きく、スマートフォンに依存せずに全部又は一部の機能を実現できるもの、例えばスマート腕時計又はスマート眼鏡等と、ある種類の応用機能のみに集中して、他の装置例えばスマートフォンと組み合わせて使用される必要があるもの、例えば身体的兆候を監視する各種類のスマートブレスレット、スマートアクセサリー等とを含む。
【0038】
ネットワーク装置はモバイル機器と通信するための装置であってもよい。ネットワーク装置はWLANにおけるアクセスポイント(AP、Access Point)、GSM又はCDMAにおける基地局(BTS、Base Transceiver Station)であってもよく、WCDMAにおける基地局(NB、NodeB)であってもよく、LTEにおける発展型基地局(eNB又はeNodeB、Evolutional Node B)、又は中継局又はアクセスポイント、又は車載装置、ウェアラブルデバイス及びNRネットワークにおけるネットワーク装置又は基地局(gNB)又は将来発展するPLMNネットワークにおけるネットワーク装置等であってもよい。
【0039】
本願の実施例では、ネットワーク装置はセルにサービスを提供し、端末装置は該セルに使用される伝送リソース(例えば、周波数領域リソース又はスペクトルリソース)によりネットワーク装置と通信する。該セルはネットワーク装置(例えば、基地局)に対応するセルであってもよい。セルはマクロ基地局に属してもよく、スモールセル(Small cell)に対応する基地局に属してもよい。ここのスモールセルはメトロセル(Metro cell)、マイクロセル(Micro cell)、ピコセル(Pico cell)、フェムトセル(Femto cell)等を含んでもよい。これらのスモールセルはカバレッジ範囲が狭く、送信電力が低いという特徴を有し、高速度のデータ伝送サービスを提供することに適する。
【0040】
以下、
図2を参照しながら本願の実施例のDC又はCAシーンにおける複製伝送方法について簡単に説明する。
【0041】
デュアル接続(DC、Dual Connection)シーンにおいて、複数のネットワークノード(セルグループ(CG、Cell Group))は端末装置にサービスを提供することができ、セルグループと端末装置との間に複製伝送を行うことができる。理解されるように、本願の実施例では、CGはネットワークノード又はネットワーク装置等に相当してもよい。
【0042】
具体的に、DCシーンにおいて、複製伝送方式のプロトコルアーキテクチャは
図2におけるDRB 2に示される。パケットデータ収束プロトコル(PDCP、Packet Data Convergence Protocol)はあるCG(例えば、マスタCG(MCG、Master CG)又はセカンダリCG(SCG、Secondary CG)であり、マスタノード(MN、master node)又はセカンダリノード(SN、secondary node)と称されてもよい)に位置する。PDCPはPDCP PDUを同じ2つのものに複製し、例えば、一方はPDCP PDUであり、他方は複製(Duplicated)されたPDCP PDUであり、2つのPDCP PDUは異なるCGの無線リンク制御(RLC、Radio Link Control)層及び媒体アクセス制御(MAC、Media Access Control)層を通過し、更にエアインターフェースを介して端末装置(ダウンリンク)又は基地局(アップリンク)の対応のMAC及びRLC層に到着し、最後にPDCPに集合する。PDCP層は2つのPDCPが同じ複製リビジョンであることがモニタリングされた場合、一方を廃棄して、他方を上位層に提供することができる。
【0043】
本願の実施例では、2つのPDCP PDUは異なるCGによって伝送される。これにより、周波数ダイバーシチゲインの目的を実現することができ、更にデータ伝送の信頼性を向上させることができる。
【0044】
理解されるように、複製伝送を設定したベアラ(例えば、データ無線ベアラ(DRB、Data Radio Bearer)又はシグナリング無線ベアラ(SRB、Signaling Radio Bearers))については、MAC制御要素(CE、Control Element)によって、あるベアラの複製伝送機能を動的にアクティブ化(activate)又は非アクティブ化(de-activate)することができる。
【0045】
また、本願の実施例では、PDCPの下位層の複製データを伝送するためのエンティティはレッグ(leg又は経路)と称されてもよく、又は論理チャネル(LCH、Logical Channel)で代替されてもよく、即ち、RLCエンティティはレッグ又は論理チャネルで代替されてもよい。それに対応して、RLCエンティティ識別子はLCH識別子又はレッグ識別子で代替されてもよい。
【0046】
CAシーンにおける複製伝送方式のプロトコルアーキテクチャは
図2におけるDRB 1又はDRB 3に示される。複製伝送方式が用いるのはCAのプロトコルアーキテクチャである。具体的に、複製伝送がアクティブ化された場合、PDCP層において生成されたデータ(PDU及びPDUの複製データ)はそれぞれ2つの異なるRLCエンティティに伝送され、この2つの異なるRLCエンティティは同じMAC層エンティティによって異なる物理層キャリアにマッピングされる。理解されるように、本願の実施例では、PDCP層において生成されたデータ(PDU及びPDUの複製データ)はそれぞれ2つの異なるRLCエンティティによって異なる物理層キャリアにマッピングされ、周波数ダイバーシチゲインの目的を実現することができ、更にデータ伝送の信頼性を向上させることができる。
【0047】
複製伝送が非アクティブ化され且つ分割(split)伝送条件を満足する場合、端末装置は該ベアラに対応する2つのRLCエンティティを使用して分割データを伝送することもでき、即ち、この2つのRLCエンティティによって異なるデータを伝送する。該分割伝送条件は、この2つのRLCエンティティの伝送対象のPDCPデータ量及びRLCデータ量が所定閾値以上であることであってもよい。
【0048】
以上は、2つのRLCエンティティの複製伝送方式のみをサポートする場合である。R16において、少なくとも2つのRLCエンティティの複製伝送方式をサポートする。具体的に、複製伝送がアクティブ化される場合、CAアーキテクチャ、DCアーキテクチャ、又はDCとCAを組み合わせるアーキテクチャを用いて複製伝送することができる。同様に、PDCP層において生成されたデータ(PDU及びPDUの複製データ)はそれぞれ少なくとも2つの異なるRLCエンティティによって下位層にマッピングして伝送され、それにより周波数ダイバーシチゲインの目的を実現し、更にデータ伝送の信頼性を向上させることができる。
【0049】
しかしながら、複製伝送が非アクティブ化された場合、分割伝送にフォールバックすることができる。分割伝送にフォールバックするとき、無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)によって、分割伝送を行うセカンダリレッグを指示することができる。しかしながら、このとき、プライマリレッグとセカンダリレッグは同じCGに属するかどうか、もしプライマリレッグとセカンダリレッグが同じCGに属すれば、どのように伝送するかは、早急な解決の待たれる問題である。
【0050】
以下、本願が上記技術的問題に対して設計した分割伝送スキームについて詳しく説明する。
【0051】
図3は本願の実施例に係る無線通信方法200の模式的なフローチャートである。該方法200は
図1に示される通信システムにおける端末装置により実行されてもよい。
図3に示すように、該方法200は、
第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、端末装置が該第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定し、及び/又は、端末装置が伝送対象のPDCPデータ量を決定又は指示するS210の少なくとも一部を含んでもよい。
【0052】
選択肢として、S210において、該第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、該端末装置は、該第1ベアラに設定された該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量を決定又は指示する。
【0053】
更に、S210において、該第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、該端末装置は該第1ベアラに設定された該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、該伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定又は指示する。
【0054】
具体的に、DCとCAを組み合わせるシーンにおける複製伝送については、1つの無線ベアラに少なくとも3つのRLCエンティティを設定することができ、各セルグループ(CG、Cell Group)に対応して少なくとも1つのRLCエンティティを設定する。該セルグループは例えばMCG及びSCGであってもよい。
【0055】
本願の実施例では、第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、分割伝送にフォールバックすることができ、端末装置は、該第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、分割伝送を行うかどうかを決定し、又は、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定する。端末装置は、該第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することもできる。
【0056】
選択肢として、該少なくとも3つのRLCエンティティは、
プライマリレッグ(primary leg)とも称される1つ又は複数のプライマリRLCエンティティ(primary RLCエンティティ)、
セカンダリレッグ(secondary leg)とも称される1つ又は複数のセカンダリRLCエンティティ(secondary RLCエンティティ)を含んでもよい。
【0057】
また、該少なくとも3つのRLCエンティティは更に1つ又は複数の他のRLCエンティティを含んでもよい。
【0058】
選択肢として、本願の実施例では、伝送PDCPエンティティは、
PDCPデータPDUを構築していないPDCPサービスデータユニット(SDU、service data unit)、
下位層に伝送していないPDCPデータPDU、
PDCPにより制御されるPDU、
確認モード(AM、Acknowledged Mode)のDRBに対して再送されようとするPDCP SDU、
AMのDRBに対して再送されようとするPDCPデータPDUを、伝送対象のPDCPデータ量(PDCP data volume)とすることができる。
【0059】
選択肢として、該第1ベアラはDRB又はSRBであってもよい。
【0060】
選択肢として、本願の実施例では、該端末装置はネットワーク装置の該第1ベアラに対する設定情報を受信し、更に、該設定情報に基づいて該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティを決定し、及び/又は、該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループを決定することができる。
【0061】
選択肢として、該設定情報は、
該第1ベアラの識別子、
RLCエンティティ識別子(例えば、該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの少なくとも1つのRLCエンティティの識別子)、
LCH識別子、
セルグループ識別子(例えば、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループの識別子であって、該少なくとも2つのセルグループにおける各セルグループには少なくとも1つのRLCエンティティが設定され、又はRLCエンティティを設定する際に対応の又はマッピング先のセルグループ識別子を設定する)、
RLCエンティティの個数(例えば3つ又は4つ、又は5つ以上)、
アップリンクデータ分割伝送の閾値(例えば、アップリンク分割データ閾値(ul-DataSplitThreshold)及び/又はリビジョン16(Rel-16)アップリンク分割データ閾値(ul-DataSplitThreshold-r16))、
MACエンティティ識別子、
RLCエンティティ識別子、CG識別子のうちの少なくとも1つを含むプライマリRLCエンティティ情報、
RLCエンティティ識別子、CG識別子のうちの少なくとも1つを含むセカンダリRLCエンティティ情報、
該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに属するかどうかを示すための指示情報、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0062】
なお、該設定情報において、該指示情報は該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに属するかどうかを明示的に示すことができる。例えば、1ビットで指示し、「0」の場合に該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに属することを示し、「1」の場合に該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに属しないことを示す。また、該設定情報において、該指示情報は設定方式で該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに属するかどうかを暗示的に示すことができる。例えば、プライマリ/セカンダリRLCエンティティを設定するとき、RLCエンティティに対応するCG識別子を示す。例えば、セカンダリRLCエンティティが設定されれば、分割伝送を行う際にプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティにより伝送する。更に例えば、セカンダリRLCエンティティが設定され、且つセカンダリRLCエンティティ及びプライマリRLCエンティティが1つのMACエンティティに属しなければ、分割伝送を行う際にプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティにより伝送する。
【0063】
選択肢として、本願の実施例では、RLCエンティティ情報はRLCエンティティの識別子であってもよく、又はプライマリRLCエンティティ又はセカンダリRLCエンティティを示す識別ビットであってもよい。
【0064】
選択肢として、該第1ベアラに対する該設定情報は、媒体アクセス制御の制御要素(MAC CE、Media Access Control Control Element)、ダウンリンク制御情報(DCI、Downlink Control Information)、無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)シグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングに搬送される。
【0065】
図4~
図7に示される例を参照しながら、該第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティについて具体的に説明する。
図4に示すように、該第1ベアラはDRB 1であり、4つのRLCエンティティ、即ちプライマリRLCエンティティ、RLCエンティティ1、RLCエンティティ2及びセカンダリRLCエンティティが設定され、プライマリRLCエンティティ及びRLCエンティティ1はプライマリMACエンティティに対応し、該プライマリMACエンティティはMCGに対応し、RLCエンティティ2及びセカンダリRLCエンティティはセカンダリMACエンティティに対応し、該セカンダリMACエンティティはSCGに対応する。
図5に示すように、該第1ベアラはDRB 1であり、4つのRLCエンティティ、即ちプライマリRLCエンティティ、RLCエンティティ1、RLCエンティティ2及びセカンダリRLCエンティティが設定され、プライマリRLCエンティティ、RLCエンティティ1及びRLCエンティティ2はプライマリMACエンティティに対応し、該プライマリMACエンティティはMCGに対応し、セカンダリRLCエンティティはセカンダリMACエンティティに対応し、該セカンダリMACエンティティはSCGに対応する。
図6に示すように、該第1ベアラはDRB 1であり、4つのRLCエンティティ、即ちプライマリRLCエンティティ、RLCエンティティ1、RLCエンティティ2及びセカンダリRLCエンティティが設定され、プライマリRLCエンティティはプライマリMACエンティティに対応し、該プライマリMACエンティティはMCGに対応し、RLCエンティティ1はMACエンティティ1に対応し、RLCエンティティ2はMACエンティティ2に対応し、セカンダリRLCエンティティはセカンダリMACエンティティに対応し、該セカンダリMACエンティティはSCGに対応する。
図7に示すように、該第1ベアラはDRB 1であり、3つのRLCエンティティ、即ちプライマリRLCエンティティ、RLCエンティティ1及びセカンダリRLCエンティティが設定され、プライマリRLCエンティティ及びRLCエンティティ1はプライマリMACエンティティに対応し、該プライマリMACエンティティはMCGに対応し、セカンダリRLCエンティティはセカンダリMACエンティティに対応し、該セカンダリMACエンティティはSCGに対応する。
【0066】
なお、上記
図4~
図7は例示的なものに過ぎず、本願の実施例のRLCエンティティの数及びMACエンティティの数を制限するものではない。また、RLCエンティティ及びMACエンティティは1対1に対応する関係であってもよく、多対一の関係であってもよく、本願の実施例はこれを制限しない。
【0067】
選択肢として、本願の実施例では、該端末装置はネットワーク装置の該第1ベアラに対する指示情報を受信し、更に、該指示情報に基づいて該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループを決定し、又は、該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送のためのRLCエンティティに対応するセルグループを決定することができる。
【0068】
例えば、該指示情報は、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられる。
【0069】
更に例えば、該指示情報は、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられる。
【0070】
更に例えば、該指示情報は、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられる。
【0071】
更に例えば、該指示情報は、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられる。
【0072】
更に例えば、該指示情報は、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じ又は異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられる。
【0073】
選択肢として、本願の実施例では、該指示情報は該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送に対応するRLCエンティティを示すことに用いられ、又は、該指示情報は該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送に対応するセカンダリRLCエンティティを示すことに用いられ、又は、該指示情報は該少なくとも3つのRLCエンティティのうちのRLCエンティティが分割伝送を満足するかどうかを示すことに用いられる。
【0074】
例えば、該第1ベアラに設定されたセカンダリRLCエンティティはプライマリRLCエンティティと異なるCGであり、該指示情報で示されるセカンダリRLCエンティティはプライマリRLCエンティティと同じCGであり、この場合、分割伝送を行うことが不可能である。
【0075】
更に例えば、該第1ベアラに設定されたセカンダリRLCエンティティはプライマリRLCエンティティと同じCGであり、該指示情報で示されるセカンダリRLCエンティティはプライマリRLCエンティティと異なるCGであり、この場合、分割伝送を行うことが不可能である。
【0076】
更に例えば、該第1ベアラに設定されたセカンダリRLCエンティティはプライマリRLCエンティティと異なるCGであり、該指示情報で示されるセカンダリRLCエンティティはプライマリRLCエンティティと異なるCGであり、この場合、分割伝送を行うことが可能である。
【0077】
更に例えば、該第1ベアラに設定されたセカンダリRLCエンティティはプライマリRLCエンティティと同じCGであり、該指示情報で示されるセカンダリRLCエンティティはプライマリRLCエンティティと同じCGであり、この場合、分割伝送を行うことが可能である。
【0078】
本願の実施例では、該指示情報は具体的に、
第1シグナリングに該指示情報が搬送され、又は該指示情報の値が第1値である場合、該指示情報が、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられるという方式、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送されず、又は該指示情報の値が第2値である場合、該指示情報が、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられるという方式、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送され、又は該指示情報の値が第1値である場合、該指示情報が、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられるという方式、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送され、又は該指示情報の値が第1値である場合、該指示情報が、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられるという方式、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送されず、又は該指示情報の値が第2値である場合、該指示情報が、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じ又は異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられるという方式で、示してもよい。
【0079】
本願の実施例では、該指示情報は具体的に、
第1シグナリングに該指示情報が搬送されず、又は該指示情報の値が第1値である場合、該指示情報が、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられるという方式、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送され、又は該指示情報の値が第2値である場合、該指示情報が、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられるという方式、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送されず、又は該指示情報の値が第1値である場合、該指示情報が、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられるという方式、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送されず、又は該指示情報の値が第1値である場合、該指示情報が、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられるという方式、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送され、又は該指示情報の値が第2値である場合、該指示情報が、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じ又は異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられるという方式で、示してもよい。
【0080】
選択肢として、該指示情報は1ビットのリソースを占有し、該第1値は1であり且つ該第2値は0であり、又は、該第1値は0であり且つ該第2値は1である。
【0081】
選択肢として、該第1シグナリングは、MAC CE、DCI、RRCシグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングである。
【0082】
選択肢として、該指示情報は、該第1ベアラに対する設定情報により設定されたもの、又は端末装置に対して設定されたもの、又はセルグループに対して設定されたものである。
【0083】
なお、該指示情報は該第1ベアラに対するものに限らず、例えば、該指示情報は該端末装置に対するものであってもよく、又は、該指示情報はMACエンティティ又はセルグループに対するものであってもよい。
【0084】
選択肢として、本願の実施例では、
図8及び
図9に示すように、上記ステップS210において、該端末装置が該第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することは具体的に、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが異なるセルグループに対応する場合、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置がPDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに伝送すること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティ又は該セカンダリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置がPDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ又は該セカンダリRLCエンティティに伝送すること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該端末装置が、第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置がPDCP PDUを第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送すること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、該端末装置が、第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置がPDCP PDUを第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送すること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティ又は該セカンダリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置がPDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ又は該セカンダリRLCエンティティに伝送すること、
該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループが1つのRLCエンティティのみに対応し、且つ該プライマリRLCエンティティである場合、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置がPDCP PDUを該プライマリRLCエンティティに伝送すること、
該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに1つのRLCエンティティのみがある場合、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであることを決定し、及び、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置がPDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに伝送すること、
該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに複数のRLCエンティティが存在し、且つ該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティと異なるMACエンティティにRLCエンティティが存在する場合、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであることを決定し、及び、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置がPDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに伝送すること、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0085】
なお、端末装置はネットワーク装置から送信された該第1ベアラに対する指示情報を受信した場合、又は、端末装置はネットワーク装置から送信された該第1ベアラに対する指示情報を受信し、且つプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティが1つのCGに対応することを示す場合、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループは1つのRLCエンティティのみに対応し、且つ該プライマリRLCエンティティであれば、該端末装置は該プライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置はPDCP PDUを該プライマリRLCエンティティに伝送する。
【0086】
選択肢として、本願の実施例では、
図10及び
図11に示すように、上記ステップS210において、該端末装置が該第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することは、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが異なるセルグループに対応する場合、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングし、且つ0を該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を第1RLCエンティティに対応するMACエンティティ及び第2RLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を第1RLCエンティティに対応するMACエンティティ及び第2RLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングし、且つ0を該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループが1つのRLCエンティティのみに対応し、且つ該プライマリRLCエンティティである場合、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに1つのRLCエンティティのみがある場合、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであることを決定し、及び、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに複数のRLCエンティティが存在し、且つ該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティと異なるMACエンティティにRLCエンティティが存在する場合、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであることを決定し、及び、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0087】
なお、端末装置はネットワーク装置から送信された該第1ベアラに対する指示情報を受信した場合、又は、端末装置はネットワーク装置から送信された該第1ベアラに対する指示情報を受信し、且つプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティが1つのCGに対応することを示す場合、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループは1つのRLCエンティティのみに対応し、且つ該プライマリRLCエンティティであれば、該端末装置は該プライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置は該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングする。
【0088】
選択肢として、上記ステップS210の具体的な実現において、該第1RLCエンティティと該第2RLCエンティティは異なるセルグループに対応する。
【0089】
選択肢として、該第1RLCエンティティ及び該第2RLCエンティティは、
該第1RLCエンティティが該プライマリRLCエンティティであり、且つ該第2RLCエンティティが該第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティであるという条件、又は、
該第1RLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであり、且つ該第2RLCエンティティが該第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティであるという条件、又は、
該第1RLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであり、且つ該第2RLCエンティティが該プライマリRLCエンティティであるという条件、又は、
該第1RLCエンティティが該プライマリRLCエンティティであり、且つ該第2RLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであるという条件を満足することができる。
【0090】
選択肢として、上記ステップS210の具体的な実現において、該特定のRLCエンティティは、いずれか1つのRLCエンティティ、インデックス識別子の最も小さいRLCエンティティ、インデックス識別子の最も大きいRLCエンティティ、チャネル品質の最も良いRLCエンティティ、指示されるRLCエンティティ、のうちの1つである。
【0091】
選択肢として、上記ステップS210の具体的な実現において、該分割伝送条件は、該第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量が閾値以上であることを含む。
【0092】
選択肢として、該第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量は、
該第1ベアラに設定されたすべてのRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、伝送対象のデータのあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、データを初期伝送するRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティにおいて、伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、のうちの1つである。
【0093】
従って、本願の実施例では、第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、端末装置は第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定し、及び/又は、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することができる。
【0094】
更に、プライマリRLCエンティティとセカンダリRLCエンティティが同じセルグループに属する場合、分割伝送を使用しない。
【0095】
又は、プライマリRLCエンティティとセカンダリRLCエンティティが同じセルグループに属し且つ分割伝送条件を満足する場合、それぞれ異なるセルグループに属する2つのRLCエンティティを選択して分割伝送する。データ量が大きい場合、PDCP PDUを伝送するリソースがより多いように確保することができる。
【0096】
以上は
図3~
図11を参照しながら端末装置の1つの観点から本願の実施例に係る無線通信方法を詳しく説明したが、以下に
図12を参照しながら端末装置の他の観点から本願の他の実施例に係る無線通信方法を詳しく説明する。理解されるように、
図12における説明は
図3~
図11における説明に対応し、類似の説明については上記説明を参照してもよい。重複を避けるために、ここで詳細な説明は省略する。
【0097】
図12は本願の実施例に係る無線通信方法300の模式的なフローチャートである。該方法300は
図1に示される通信システムにおける端末装置により実行されてもよい。
図12に示すように、該方法300は、
第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、端末装置が該第1ベアラに対する指示情報に基づいて、該第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループを決定するS310、
該端末装置が該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定し、及び/又は、該端末装置が伝送対象のPDCPデータ量を決定又は指示するS320、のうちの少なくとも一部を含んでもよい。
【0098】
選択肢として、S320において、該端末装置は該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量を決定又は指示することができる。
【0099】
更に、S320において、該端末装置は該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定又は指示することができる。
【0100】
選択肢として、いくつかの実施例では、該端末装置は該第1ベアラに対する指示情報に基づいて、該第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティを決定することもできる。
【0101】
選択肢として、いくつかの実施例では、該指示情報は該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送に対応するRLCエンティティを示すことに用いられ、又は、該指示情報は該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送に対応するセカンダリRLCエンティティを示すことに用いられ、又は、該指示情報は該少なくとも3つのRLCエンティティのうちのRLCエンティティが分割伝送を満足するかどうかを示すことに用いられる。
【0102】
なお、該指示情報は該第1ベアラに対するものに限らず、例えば、該指示情報は該端末装置に対するものであってもよく、又は、該指示情報はMACエンティティ又はセルグループに対するものであってもよい。
【0103】
選択肢として、いくつかの実施例では、
第1シグナリングに該指示情報が搬送され、又は該指示情報の値が第1値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送されず、又は該指示情報の値が第2値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送され、又は該指示情報の値が第1値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送されず、又は該指示情報の値が第2値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じ又は異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられる。
【0104】
選択肢として、いくつかの実施例では、
第1シグナリングに該指示情報が搬送されず、又は該指示情報の値が第1値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送され、又は該指示情報の値が第2値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送されず、又は該指示情報の値が第1値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送され、又は該指示情報の値が第2値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じ又は異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられる。
【0105】
選択肢として、該指示情報は1ビットのリソースを占有し、該第1値は1であり且つ該第2値は0であり、又は、該第1値は0であり且つ該第2値は1である。
【0106】
選択肢として、該第1シグナリングは、MAC CE、DCI、RRCシグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングである。
【0107】
選択肢として、該指示情報は、該第1ベアラに対する設定情報により設定されたもの、又は該端末装置に対して設定されたもの、又はセルグループに対して設定されたものである。
【0108】
選択肢として、いくつかの実施例では、上記ステップS320において、該端末装置が該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することは具体的に、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが異なるセルグループに対応する場合、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置がPDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに伝送すること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティ又は該セカンダリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置がPDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ又は該セカンダリRLCエンティティに伝送すること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該端末装置が、第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置がPDCP PDUを第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送すること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、該端末装置が、第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置がPDCP PDUを第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送すること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティ又は該セカンダリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置がPDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ又は該セカンダリRLCエンティティに伝送すること、
該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループが1つのRLCエンティティのみに対応し、且つ該プライマリRLCエンティティである場合、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置がPDCP PDUを該プライマリRLCエンティティに伝送すること、
該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに1つのRLCエンティティのみがある場合、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであることを決定し、及び、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置がPDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに伝送すること、
該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに複数のRLCエンティティが存在し、且つ該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティと異なるMACエンティティにRLCエンティティが存在する場合、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであることを決定し、及び、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置がPDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに伝送すること、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0109】
選択肢として、いくつかの実施例では、上記ステップS320において、該端末装置が該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することは具体的に、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが異なるセルグループに対応する場合、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングし、且つ0を該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を第1RLCエンティティに対応するMACエンティティ及び第2RLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を第1RLCエンティティに対応するMACエンティティ及び第2RLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングし、且つ0を該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループが1つのRLCエンティティのみに対応し、且つ該プライマリRLCエンティティである場合、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに1つのRLCエンティティのみがある場合、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであることを決定し、及び、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに複数のRLCエンティティが存在し、且つ該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティと異なるMACエンティティにRLCエンティティが存在する場合、該端末装置が、該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであることを決定し、及び、該端末装置が該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0110】
選択肢として、該第1RLCエンティティと該第2RLCエンティティは異なるセルグループに対応する。
【0111】
選択肢として、該第1RLCエンティティ及び該第2RLCエンティティは、
該第1RLCエンティティが該プライマリRLCエンティティであり、且つ該第2RLCエンティティが該第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティであるという条件、又は、
該第1RLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであり、且つ該第2RLCエンティティが該第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティであるという条件、又は、
該第1RLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであり、且つ該第2RLCエンティティが該プライマリRLCエンティティであるという条件、又は、
該第1RLCエンティティが該プライマリRLCエンティティであり、且つ該第2RLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであるという条件を満足することができる。
【0112】
選択肢として、該特定のRLCエンティティは、いずれか1つのRLCエンティティ、インデックス識別子の最も小さいRLCエンティティ、インデックス識別子の最も大きいRLCエンティティ、チャネル品質の最も良いRLCエンティティ、指示されるRLCエンティティ、のうちの1つである。
【0113】
選択肢として、該分割伝送条件は、該第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量が閾値以上であることを含む。
【0114】
選択肢として、該第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量は、
該第1ベアラに設定されたすべてのRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、伝送対象のデータのあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、データを初期伝送するRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティにおいて、伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、のうちの1つである。
【0115】
選択肢として、いくつかの実施例では、該端末装置は該第1ベアラに対する設定情報に基づいて、該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループを決定する。
【0116】
選択肢として、該設定情報は、該第1ベアラの識別子、RLCエンティティ識別子、LCH識別子、セルグループ識別子、RLCエンティティの個数、アップリンクデータ分割伝送の閾値、MACエンティティ識別子、プライマリRLCエンティティ情報、セカンダリRLCエンティティ情報、該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに属するかどうかを示すための指示情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0117】
選択肢として、本願の実施例では、RLCエンティティ情報はRLCエンティティの識別子であってもよく、又はプライマリRLCエンティティ又はセカンダリRLCエンティティを示す識別ビットであってもよい。
【0118】
選択肢として、該設定情報は、MAC CE、DCI、RRCシグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングに搬送される。
【0119】
従って、本願の実施例では、第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、端末装置はネットワーク装置から送信された第1ベアラに対する指示情報に基づいて、第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループを決定し、且つ、更にPDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定し、及び/又は、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することができる。
【0120】
更に、プライマリRLCエンティティとセカンダリRLCエンティティが同じセルグループに属する場合、分割伝送を使用しない。
【0121】
又は、プライマリRLCエンティティとセカンダリRLCエンティティが同じセルグループに属し且つ分割伝送条件を満足する場合、それぞれ異なるセルグループに属する2つのRLCエンティティを選択して分割伝送する。データ量が大きい場合、PDCP PDUを伝送するリソースがより多いように確保することができる。
【0122】
以上は
図3~
図11を参照しながら端末装置の1つの観点から本願の実施例に係る無線通信方法を詳しく説明した。理解されるように、
図13における一部の説明は
図3~
図11における説明に対応し、類似の説明については上記説明を参照してもよい。重複を避けるために、ここで詳細な説明は省略する。
【0123】
図13は本願の実施例に係る無線通信方法400の模式的なフローチャートである。該方法400は
図1に示される通信システムにおける端末装置により実行されてもよい。
図13に示すように、該方法400は、
第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化し且つ該第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティにはセカンダリRLCエンティティが存在せず又は設定されていない場合、端末装置が分割伝送するかどうかを決定し、又は、端末装置がPDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定するS410の少なくとも一部を含んでもよい。
【0124】
選択肢として、上記ステップS410において、該端末装置がPDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することは具体的に、
該端末装置が、該少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置がPDCP PDUをプライマリRLCエンティティに伝送すること、
分割伝送条件を満足する場合、該端末装置が、該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置がPDCP PDUを該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送すること、
分割伝送条件を満足しない場合、該端末装置が、該少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、該端末装置がPDCP PDUをプライマリRLCエンティティに伝送すること、のうちの1つを含んでもよい。
【0125】
選択肢として、該第1RLCエンティティと該第2RLCエンティティは異なるセルグループに対応する。また、該第1RLCエンティティと該第2RLCエンティティは同じセルグループに対応してもよい。
【0126】
選択肢として、該第1RLCエンティティ及び該第2RLCエンティティについての説明は、上記方法200における例を参照してもよい。
【0127】
選択肢として、本願の実施例では、該端末装置はネットワーク装置の該第1ベアラに対する第1指示情報を受信し、更に、該第1指示情報に基づいて該第1RLCエンティティ及び該第2RLCエンティティに対応するセルグループを決定し、又は、該第1RLCエンティティと該第2RLCエンティティが同じセルグループに対応するかどうかを決定することができる。
【0128】
なお、該第1指示情報は該第1ベアラに対するものに限らず、例えば、該第1指示情報は該端末装置に対するものであってもよく、又は、該第1指示情報はMACエンティティ又はセルグループに対するものであってもよい。
【0129】
選択肢として、該第1指示情報は、MAC CE、DCI、RRCシグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングである。
【0130】
選択肢として、本願の実施例では、該端末装置はネットワーク装置の該第1ベアラに対する第2指示情報を受信し、更に、該第2指示情報に基づいて、セカンダリRLCエンティティが存在せず又はセカンダリRLCエンティティを設定していない場合、該第2指示情報に基づいて、分割伝送を使用するかどうか、又は、PDCP PDUを複数のRLCエンティティに伝送するかどうかを決定することができる。
【0131】
なお、該第2指示情報は該第1ベアラに対するものに限らず、例えば、該第2指示情報は該端末装置に対するものであってもよく、又は、該第2指示情報はMACエンティティ又はセルグループに対するものであってもよい。
【0132】
選択肢として、該第2指示情報は、MAC CE、DCI、RRCシグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングに搬送される。
【0133】
選択肢として、該第1指示情報及び該第2指示情報は同じシグナリングに搬送されてもよく、異なるシグナリングに搬送されてもよく、本願はこれを制限しない。
【0134】
本願の実施例では、該第1指示情報は具体的に、
第1シグナリングに該第1指示情報が搬送され、又は該第1指示情報の値が第1値である場合、該第1指示情報が、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループにおいて第1RLCエンティティと第2RLCエンティティが異なるセルグループに対応することを示すことに用いられるという方式、又は、
第1シグナリングに該第1指示情報が搬送されず、又は該第1指示情報の値が第2値である場合、該第1指示情報が、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループにおいて第1RLCエンティティと第2RLCエンティティが同じセルグループに対応することを示すことに用いられるという方式で、示してもよい。
【0135】
本願の実施例では、該第1指示情報は具体的に、
第1シグナリングに該第1指示情報が搬送されず、又は該第1指示情報の値が第1値である場合、該第1指示情報が、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループにおいて第1RLCエンティティと第2RLCエンティティが異なるセルグループに対応することを示すことに用いられるという方式、又は、
第1シグナリングに該第1指示情報が搬送され、又は該第1指示情報の値が第2値である場合、該第1指示情報が、該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループにおいて第1RLCエンティティと第2RLCエンティティが同じセルグループに対応することを示すことに用いられるという方式で、示してもよい。
【0136】
選択肢として、該第1指示情報は1ビットのリソースを占有し、該第1値は1であり且つ該第2値は0であり、又は、該第1値は0であり且つ該第2値は1である。
【0137】
選択肢として、該第1指示情報は、該第1ベアラに対する設定情報により設定されたもの、又は端末装置に対して設定されたもの、又はセルグループに対して設定されたものである。
【0138】
選択肢として、該第1RLCエンティティは該プライマリRLCエンティティであり、且つ該第2RLCエンティティは該第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティである。
【0139】
選択肢として、該特定のRLCエンティティは、いずれか1つのRLCエンティティ、インデックス識別子の最も小さいRLCエンティティ、インデックス識別子の最も大きいRLCエンティティ、チャネル品質の最も良いRLCエンティティ、指示されるRLCエンティティ、のうちの1つである。
【0140】
選択肢として、該分割伝送条件は、該第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量が閾値以上であることを含む。
【0141】
選択肢として、該第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量は、
該第1ベアラに設定されたすべてのRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、伝送対象のデータのあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、データを初期伝送するRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、のうちの1つである。
【0142】
選択肢として、いくつかの実施例では、該端末装置は該第1ベアラに対する設定情報に基づいて、該少なくとも3つのRLCエンティティにセカンダリRLCエンティティが存在しないことを決定する。
【0143】
選択肢として、該設定情報は、該第1ベアラの識別子、RLCエンティティ識別子、LCH識別子、セルグループ識別子、RLCエンティティの個数、アップリンクデータ分割伝送の閾値、MACエンティティ識別子、プライマリRLCエンティティ情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0144】
選択肢として、本願の実施例では、RLCエンティティ情報はRLCエンティティの識別子であってもよく、又はプライマリRLCエンティティ又はセカンダリRLCエンティティを示す識別ビットであってもよい。
【0145】
選択肢として、該設定情報は、MAC CE、DCI、RRCシグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングに搬送される。
【0146】
従って、本願の実施例では、第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化し且つ第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティにはセカンダリRLCエンティティが存在しない場合、端末装置はPDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定する。
【0147】
以上は
図3~
図13を参照しながら本願の方法実施例を詳しく説明したが、以下に
図14~
図19を参照しながら本願の装置実施例を詳しく説明する。理解されるように、装置実施例は方法実施例に対応し、類似の説明については方法実施例を参照してもよい。
【0148】
図14は本願の実施例に係る端末装置500の模式的なブロック図を示す。
図14に示すように、該端末装置500は処理ユニット510を備え、
第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、該処理ユニット510は、該第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することに用いられ、及び/又は、該処理ユニット510は、該第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することに用いられる。
【0149】
選択肢として、該処理ユニット510が、該第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することに用いられることは、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが異なるセルグループに対応する場合、該処理ユニット510が、該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット510が、PDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該処理ユニット510が、該プライマリRLCエンティティ又は該セカンダリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット510が、PDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ又は該セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該処理ユニット510が、第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット510が、PDCP PDUを第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送することに用いられること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、該処理ユニット510が、第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット510が、PDCP PDUを第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送することに用いられること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、該処理ユニット510が、該プライマリRLCエンティティ又は該セカンダリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット510が、PDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ又は該セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、
該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループが1つのRLCエンティティのみに対応し、且つ該プライマリRLCエンティティである場合、該処理ユニット510が、該プライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット510が、PDCP PDUを該プライマリRLCエンティティに伝送することに用いられること、
該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに1つのRLCエンティティのみがある場合、該処理ユニット510が、該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであることを決定することに用いられ、及び、該処理ユニット510が、該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット510が、PDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、
該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに複数のRLCエンティティが存在し、且つ該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティと異なるMACエンティティにRLCエンティティが存在する場合、該処理ユニット510が、該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであることを決定することに用いられ、及び、該処理ユニット510が、該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット510が、PDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0150】
選択肢として、該処理ユニット510が、該第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することに用いられることは、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが異なるセルグループに対応する場合、該処理ユニット510が、該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該処理ユニット510が、該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記処理ユニット510が前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、前記処理ユニット510が前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該処理ユニット510が、該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングし、且つ0を該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該処理ユニット510が、該伝送対象のPDCPデータ量を第1RLCエンティティに対応するMACエンティティ及び第2RLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、該処理ユニット510が、該伝送対象のPDCPデータ量を第1RLCエンティティに対応するMACエンティティ及び第2RLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、該処理ユニット510が、該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、該処理ユニット510が、該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングし、且つ0を該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループが1つのRLCエンティティのみに対応し、且つ該プライマリRLCエンティティである場合、該処理ユニット510が、該プライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット510が、該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに1つのRLCエンティティのみがある場合、該処理ユニット510が、該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであることを決定することに用いられ、及び、該処理ユニット510が、該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに複数のRLCエンティティが存在し、且つ該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティと異なるMACエンティティにRLCエンティティが存在する場合、該処理ユニット510が、該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであることを決定することに用いられ、及び、該処理ユニット510が、該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0151】
選択肢として、該第1RLCエンティティと該第2RLCエンティティは異なるセルグループに対応する。
【0152】
選択肢として、該第1RLCエンティティは該プライマリRLCエンティティであり、且つ該第2RLCエンティティは該第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティであり、又は、
該第1RLCエンティティは該セカンダリRLCエンティティであり、且つ該第2RLCエンティティは該第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティであり、又は、
該第1RLCエンティティは該セカンダリRLCエンティティであり、且つ該第2RLCエンティティは該プライマリRLCエンティティであり、又は、
前記第1RLCエンティティは前記プライマリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは前記セカンダリRLCエンティティである。
【0153】
選択肢として、該特定のRLCエンティティは、いずれか1つのRLCエンティティ、インデックス識別子の最も小さいRLCエンティティ、インデックス識別子の最も大きいRLCエンティティ、チャネル品質の最も良いRLCエンティティ、指示されるRLCエンティティ、のうちの1つである。
【0154】
選択肢として、該分割伝送条件は、該第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量が閾値以上であることを含む。
【0155】
選択肢として、該第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量は、
該第1ベアラに設定されたすべてのRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、伝送対象のデータのあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、データを初期伝送するRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティにおいて、伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、のうちの1つである。
【0156】
選択肢として、該処理ユニット510は更に、該第1ベアラに対する設定情報に基づいて、該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループを決定することに用いられる。
【0157】
選択肢として、該設定情報は、該第1ベアラの識別子、RLCエンティティ識別子、論理チャネル(LCH)識別子、セルグループ識別子、RLCエンティティの個数、アップリンクデータ分割伝送の閾値、MACエンティティ識別子、プライマリRLCエンティティ情報、セカンダリRLCエンティティ情報、該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに属するかどうかを示すための指示情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0158】
選択肢として、該設定情報は、MAC CE、DCI、RRCシグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングに搬送される。
【0159】
選択肢として、該処理ユニット510は更に、該第1ベアラに対する指示情報に基づいて、該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループを決定し、又は、該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送のためのRLCエンティティに対応するセルグループを決定することに用いられる。
【0160】
選択肢として、該指示情報は該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送に対応するRLCエンティティを示すことに用いられ、又は、前記指示情報は前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送に対応するセカンダリRLCエンティティを示すことに用いられ、又は、該指示情報は該少なくとも3つのRLCエンティティのうちのRLCエンティティが分割伝送を満足するかどうかを示すことに用いられる。
【0161】
選択肢として、第1シグナリングに該指示情報が搬送され、又は該指示情報の値が第1値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送されず、又は該指示情報の値が第2値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送され、又は該指示情報の値が第1値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送されず、又は該指示情報の値が第2値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じ又は異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられる。
【0162】
選択肢として、第1シグナリングに該指示情報が搬送されず、又は該指示情報の値が第1値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送され、又は該指示情報の値が第2値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送されず、又は該指示情報の値が第1値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送され、又は該指示情報の値が第2値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じ又は異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられる。
【0163】
選択肢として、該指示情報は1ビットのリソースを占有し、該第1値は1であり且つ該第2値は0であり、又は、該第1値は0であり且つ該第2値は1である。
【0164】
選択肢として、該第1シグナリングは、MAC CE、DCI、RRCシグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングである。
【0165】
選択肢として、該指示情報は、該第1ベアラに対する設定情報により設定されたもの、又は端末装置に対して設定されたもの、又はセルグループに対して設定されたものである。
【0166】
選択肢として、いくつかの実施例では、上記処理ユニットは1つ又は複数のプロセッサであってもよい。
【0167】
理解されるように、本願の実施例に係る端末装置500は本願の方法実施例の端末装置に対応してもよく、且つ端末装置500の各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図3に示される方法200における端末装置の対応プロセスを実現するためのものである。簡潔のために、ここで詳細な説明は省略する。
【0168】
図15は本願の実施例に係る端末装置600の模式的なブロック図を示す。
図15に示すように、該端末装置600は処理ユニット610を備え、
第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、該処理ユニット610は該第1ベアラに対する指示情報に基づいて、該第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループを決定することに用いられ、
該処理ユニット610は、該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することに用いられ、及び/又は、該処理ユニット610は、該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することに用いられる。
【0169】
選択肢として、該指示情報は該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送に対応するRLCエンティティを示すことに用いられ、又は、前記指示情報は前記少なくとも3つのRLCエンティティのうちの分割伝送に対応するセカンダリRLCエンティティを示すことに用いられ、又は、該指示情報は該少なくとも3つのRLCエンティティのうちのRLCエンティティが分割伝送を満足するかどうかを示すことに用いられる。
【0170】
選択肢として、第1シグナリングに該指示情報が搬送され、又は該指示情報の値が第1値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送されず、又は該指示情報の値が第2値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送され、又は該指示情報の値が第1値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送されず、又は該指示情報の値が第2値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じ又は異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられる。
【0171】
選択肢として、第1シグナリングに該指示情報が搬送されず、又は該指示情報の値が第1値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送され、又は該指示情報の値が第2値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送されず、又は該指示情報の値が第1値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティのみがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられ、又は、
第1シグナリングに該指示情報が搬送され、又は該指示情報の値が第2値である場合、該指示情報は該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じ又は異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティがセカンダリRLCエンティティであることを示すことに用いられる。
【0172】
選択肢として、該指示情報は1ビットのリソースを占有し、該第1値は1であり且つ該第2値は0であり、又は、該第1値は0であり且つ該第2値は1である。
【0173】
選択肢として、該第1シグナリングは、MAC CE、DCI、RRCシグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングである。
【0174】
選択肢として、該指示情報は、該第1ベアラに対する設定情報により設定されたもの、又は該端末装置に対して設定されたもの、又はセルグループに対して設定されたものである。
【0175】
選択肢として、該処理ユニット610が、該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することに用いられることは、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが異なるセルグループに対応する場合、該処理ユニット610が、該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット610が、PDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該処理ユニット610が、該プライマリRLCエンティティ又は該セカンダリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット610が、PDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ又は該セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該処理ユニット610が、第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット610が、PDCP PDUを第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送することに用いられること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、該処理ユニット610が、第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット610が、PDCP PDUを第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送することに用いられること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、該処理ユニット610が、該プライマリRLCエンティティ又は該セカンダリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット610が、PDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ又は該セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、
該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループが1つのRLCエンティティのみに対応し、且つ該プライマリRLCエンティティである場合、該処理ユニット610が、該プライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット610が、PDCP PDUを該プライマリRLCエンティティに伝送することに用いられること、
該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに1つのRLCエンティティのみがある場合、該処理ユニット610が、該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであることを決定することに用いられ、及び、該処理ユニット610が、該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット610が、PDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、
該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに複数のRLCエンティティが存在し、且つ該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティと異なるMACエンティティにRLCエンティティが存在する場合、該処理ユニット610が、該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであることを決定することに用いられ、及び、該処理ユニット610が、該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット610が、PDCP PDUを該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0176】
選択肢として、該処理ユニット610が、該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することに用いられることは、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが異なるセルグループに対応する場合、該処理ユニット610が、該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該処理ユニット610が、該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、前記処理ユニット610が前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、前記処理ユニット610が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該処理ユニット610が、該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングし、且つ0を該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応する場合、該処理ユニット610が、該伝送対象のPDCPデータ量を第1RLCエンティティに対応するMACエンティティ及び第2RLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足する場合、該処理ユニット610が、該伝送対象のPDCPデータ量を第1RLCエンティティに対応するMACエンティティ及び第2RLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、該処理ユニット610が、該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに対応し且つ分割伝送条件を満足しない場合、該処理ユニット610が、該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングし、且つ0を該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
該第1ベアラに設定された少なくとも2つのセルグループのうちの該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと同じセルグループが1つのRLCエンティティのみに対応し、且つ該プライマリRLCエンティティである場合、該処理ユニット610が、該プライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット610が、該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに1つのRLCエンティティのみがある場合、該処理ユニット610が、該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであることを決定することに用いられ、及び、該処理ユニット610が、該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、
該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに複数のRLCエンティティが存在し、且つ該プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティと異なるMACエンティティにRLCエンティティが存在する場合、該処理ユニット610が、該プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが該セカンダリRLCエンティティであることを決定することに用いられ、及び、該処理ユニット610が、該伝送対象のPDCPデータ量を該プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0177】
選択肢として、該第1RLCエンティティと該第2RLCエンティティは異なるセルグループに対応する。
【0178】
選択肢として、該第1RLCエンティティは該プライマリRLCエンティティであり、且つ該第2RLCエンティティは該第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティであり、又は、
該第1RLCエンティティは該セカンダリRLCエンティティであり、且つ該第2RLCエンティティは該第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティであり、又は、
該第1RLCエンティティは該セカンダリRLCエンティティであり、且つ該第2RLCエンティティは該プライマリRLCエンティティであり、又は、
前記第1RLCエンティティは前記プライマリRLCエンティティであり、且つ前記第2RLCエンティティは前記セカンダリRLCエンティティである。
【0179】
選択肢として、該特定のRLCエンティティは、いずれか1つのRLCエンティティ、インデックス識別子の最も小さいRLCエンティティ、インデックス識別子の最も大きいRLCエンティティ、チャネル品質の最も良いRLCエンティティ、指示されるRLCエンティティ、のうちの1つである。
【0180】
選択肢として、該分割伝送条件は、該第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量が閾値以上であることを含む。
【0181】
選択肢として、該第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量は、
該第1ベアラに設定されたすべてのRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、伝送対象のデータのあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、データを初期伝送するRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティにおいて、伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、のうちの1つである。
【0182】
選択肢として、該処理ユニット610は更に、該第1ベアラに対する設定情報に基づいて、該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの該プライマリRLCエンティティ及び該セカンダリRLCエンティティに対応するセルグループを決定することに用いられる。
【0183】
選択肢として、該設定情報は、該第1ベアラの識別子、RLCエンティティ識別子、LCH識別子、セルグループ識別子、RLCエンティティの個数、アップリンクデータ分割伝送の閾値、MACエンティティ識別子、プライマリRLCエンティティ情報、セカンダリRLCエンティティ情報、該プライマリRLCエンティティと該セカンダリRLCエンティティが同じセルグループに属するかどうかを示すための指示情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0184】
選択肢として、該設定情報は、MAC CE、DCI、RRCシグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングに搬送される。
【0185】
選択肢として、いくつかの実施例では、上記処理ユニットは1つ又は複数のプロセッサであってもよい。
【0186】
理解されるように、本願の実施例に係る端末装置600は本願の方法実施例の端末装置に対応してもよく、且つ端末装置600の各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図12に示される方法300における端末装置の対応プロセスを実現するためのものである。簡潔のために、ここで詳細な説明は省略する。
【0187】
図16は本願の実施例に係る端末装置700の模式的なブロック図を示す。
図16に示すように、該端末装置700は処理ユニット710を備え、
第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化し且つ該第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティにはセカンダリRLCエンティティが存在せず又は設定されていない場合、該処理ユニット710は分割伝送するかどうかを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニット710はPDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することに用いられる。
【0188】
選択肢として、該処理ユニット710が、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することに用いられることは、
該処理ユニット710が、該少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット710が、PDCP PDUを該少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティに伝送することに用いられること、
分割伝送条件を満足する場合、該処理ユニット710が、該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット710が、PDCP PDUを該少なくとも3つのRLCエンティティのうちの第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティに伝送することに用いられること、
分割伝送条件を満足しない場合、該処理ユニット710が、該少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティを使用してPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、該処理ユニット710が、PDCP PDUを該少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティに伝送することに用いられること、のうちの1つを含む。
【0189】
選択肢として、該第1RLCエンティティと該第2RLCエンティティは異なるセルグループに対応する。
【0190】
選択肢として、該第1RLCエンティティは該プライマリRLCエンティティであり、且つ該第2RLCエンティティは該第1RLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する特定のRLCエンティティである。
【0191】
選択肢として、該特定のRLCエンティティは、いずれか1つのRLCエンティティ、インデックス識別子の最も小さいRLCエンティティ、インデックス識別子の最も大きいRLCエンティティ、チャネル品質の最も良いRLCエンティティ、指示されるRLCエンティティ、のうちの1つである。
【0192】
選択肢として、該分割伝送条件は、該第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量が閾値以上であることを含む。
【0193】
選択肢として、該第1ベアラに対応する伝送対象のデータ量は、
該第1ベアラに設定されたすべてのRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、伝送対象のデータのあるRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、
該第1ベアラに設定された、アクティブ化されたことがある、データを初期伝送するRLCエンティティにおいて、初期伝送を待つPDCPデータ量とRLCデータ量との合計サイズ、のうちの1つである。
【0194】
選択肢として、該処理ユニット710は更に、該第1ベアラに対する設定情報に基づいて、該少なくとも3つのRLCエンティティにセカンダリRLCエンティティが存在しないことを決定することに用いられる。
【0195】
選択肢として、該設定情報は、該第1ベアラの識別子、RLCエンティティ識別子、論理チャネル(LCH)識別子、セルグループ識別子、RLCエンティティの個数、アップリンクデータ分割伝送の閾値、MACエンティティ識別子、プライマリRLCエンティティ情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0196】
選択肢として、該設定情報は、MAC CE、DCI、RRCシグナリングのうちの少なくとも1つのシグナリングに搬送される。
【0197】
選択肢として、いくつかの実施例では、上記処理ユニットは1つ又は複数のプロセッサであってもよい。
【0198】
理解されるように、本願の実施例に係る端末装置700は本願の方法実施例の端末装置に対応してもよく、且つ端末装置700の各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図13に示される方法400における端末装置の対応プロセスを実現するためのものである。簡潔のために、ここで詳細な説明は省略する。
【0199】
図17は本願の実施例に係る通信装置800の構造模式図である。
図17に示される通信装置800はプロセッサ810を備え、プロセッサ810はメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行して、本願の実施例の方法を実現することができる。
【0200】
選択肢として、
図17に示すように、通信装置800は更にメモリ820を備えてもよい。プロセッサ810はメモリ820からコンピュータプログラムを呼び出して実行して、本願の実施例の方法を実現することができる。
【0201】
メモリ820はプロセッサ810から独立した1つの独立したデバイスであってもよく、プロセッサ810に統合されてもよい。
【0202】
選択肢として、
図17に示すように、通信装置800は更に送受信機830を備えてもよい。プロセッサ810は該送受信機830と他の装置との通信を制御することができ、具体的に、他の装置に情報又はデータを送信し、又は他の装置から送信された情報又はデータを受信することができる。
【0203】
送受信機830は送信機と受信機を備えてもよい。送受信機830は更にアンテナを備えてもよく、アンテナの数が1つ又は複数であってもよい。
【0204】
選択肢として、該通信装置800は具体的に本願の実施例のネットワーク装置又は基地局であってもよく、且つ該通信装置800は本願の実施例の各方法におけるネットワーク装置又は基地局の実現する対応プロセスを実現することができる。簡潔のために、ここで詳細な説明は省略する。
【0205】
選択肢として、該通信装置800は具体的に本願の実施例のモバイル端末/端末装置であってもよく、且つ該通信装置800は本願の実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置の実現する対応プロセスを実現することができる。簡潔のために、ここで詳細な説明は省略する。
【0206】
図18は本願の実施例の装置の構造模式図である。
図18に示される装置900はプロセッサ910を備え、プロセッサ910はメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行して、本願の実施例の方法を実現することができる。
【0207】
選択肢として、
図18に示すように、装置900は更にメモリ920を備えてもよい。プロセッサ910はメモリ920からコンピュータプログラムを呼び出して実行して、本願の実施例の方法を実現することができる。
【0208】
メモリ920はプロセッサ910から独立した1つの独立したデバイスであってもよく、プロセッサ910に統合されてもよい。
【0209】
選択肢として、該装置900は更に入力インターフェース930を備えてもよい。プロセッサ910は該入力インターフェース930と他の装置又はチップとの通信を制御することができ、具体的に、他の装置又はチップから送信された情報又はデータを取得することができる。
【0210】
選択肢として、該装置900は更に出力インターフェース940を備えてもよい。プロセッサ910は該出力インターフェース940と他の装置又はチップとの通信を制御することができ、具体的に、他の装置又はチップに情報又はデータを出力することができる。
【0211】
選択肢として、該装置は本願の実施例のネットワーク装置又は基地局に適用されてもよく、且つ該装置は本願の実施例の各方法におけるネットワーク装置又は基地局の実現する対応プロセスを実現することができる。簡潔のために、ここで詳細な説明は省略する。
【0212】
選択肢として、該装置は本願の実施例のモバイル端末/端末装置に適用されてもよく、且つ該装置は本願の実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置の実現する対応プロセスを実現することができる。簡潔のために、ここで詳細な説明は省略する。
【0213】
選択肢として、本願の実施例に言及した装置はチップであってもよい。例えば、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等であってもよい。
【0214】
図19は本願の実施例に係る通信システム1000の模式的なブロック図である。
図19に示すように、該通信システム1000は端末装置1010及びネットワーク装置1020を備える。
【0215】
該端末装置1010は上記方法における端末装置の実現する対応機能を実現することに用いられてもよく、該ネットワーク装置1020は上記方法におけるネットワーク装置又は基地局の実現する対応機能を実現することに用いられてもよい。簡潔のために、ここで詳細な説明は省略する。
【0216】
理解されるように、本願の実施例のプロセッサは信号処理機能を有する集積回路チップでありうる。実現過程において、上記方法実施例の各ステップはプロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令で行われてもよい。上記プロセッサは汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP、Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC、Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA、Field Programmable Gate Array)又は他のプログラマブルロジックデバイス、個別ゲート又はトランジスタロジックデバイス、個別ハードウェアコンポーネントであってもよい。本願の実施例に開示される各方法、ステップ及び論理ブロックを実現又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサはいかなる通常のプロセッサ等であってもよい。本願の実施例に開示される方法のステップはハードウェア復号プロセッサで遂行し、又は復号プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせで遂行するように直接具現されてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラム可能読み出し専用メモリ又は電気消去可能プログラム可能メモリ、レジスタ等の本分野で成熟している記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを行う。
【0217】
理解されるように、本願の実施例では、メモリは揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含んでもよい。不揮発性メモリは読み出し専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、プログラム可能読み出し専用メモリ(PROM、Programmable ROM)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM、Erasable PROM)、電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM、Electrically EPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは外部キャッシュメモリとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)であってもよい。例示的な説明であって制限的ではないが、多くの形式のRAM、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM、Static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM、Dynamic RAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM、Synchronous DRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM、Double Data Rate SDRAM)、拡張型シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM、Enhanced SDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM、Synchlink DRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM、Direct Rambus RAM)は利用可能である。注意されるように、本明細書に説明されるシステム及び方法のメモリはこれらのメモリ及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、それらに限らないように意図されるものである。
【0218】
理解されるように、上記メモリは例示的な説明であって制限的ではない。例えば、本願の実施例のメモリは更にスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM、static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM、dynamic RAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM、synchronous DRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM、double data rate SDRAM)、拡張型シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM、enhanced SDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM、synch link DRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM、Direct Rambus RAM)等であってもよい。即ち、本願の実施例のメモリはこれらのメモリ及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、それらに限らないように意図されるものである。
【0219】
本願の実施例はコンピュータプログラムを記憶することに用いられるコンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。
【0220】
選択肢として、該コンピュータ可読記憶媒体は本願の実施例のネットワーク装置又は基地局に適用されてもよく、且つ該コンピュータプログラムによってコンピュータは本願の実施例の各方法におけるネットワーク装置又は基地局の実現する対応プロセスを実行する。簡潔のために、ここで詳細な説明は省略する。
【0221】
選択肢として、該コンピュータ可読記憶媒体は本願の実施例のモバイル端末/端末装置に適用されてもよく、且つ該コンピュータプログラムによってコンピュータは本願の実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置の実現する対応プロセスを実行する。簡潔のために、ここで詳細な説明は省略する。
【0222】
本願の実施例はコンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を更に提供する。
【0223】
選択肢として、該コンピュータプログラム製品は本願の実施例のネットワーク装置又は基地局に適用されてもよく、且つ該コンピュータプログラム命令によってコンピュータは本願の実施例の各方法におけるネットワーク装置又は基地局の実現する対応プロセスを実行する。簡潔のために、ここで詳細な説明は省略する。
【0224】
選択肢として、該コンピュータプログラム製品は本願の実施例のモバイル端末/端末装置に適用されてもよく、且つ該コンピュータプログラム命令によってコンピュータは本願の実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置の実現する対応プロセスを実行する。簡潔のために、ここで詳細な説明は省略する。
【0225】
本願の実施例は更にコンピュータプログラムを提供する。
【0226】
選択肢として、該コンピュータプログラムは本願の実施例のネットワーク装置又は基地局に適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータにおいて実行されるとき、コンピュータが本願の実施例の各方法におけるネットワーク装置又は基地局の実現する対応プロセスを実行する。簡潔のために、ここで詳細な説明は省略する。
【0227】
選択肢として、該コンピュータプログラムは本願の実施例のモバイル端末/端末装置に適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータにおいて実行されるとき、コンピュータが本願の実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置の実現する対応プロセスを実行する。簡潔のために、ここで詳細な説明は省略する。
【0228】
当業者であれば意識できるように、本明細書に開示される実施例を参照して説明した各例示的なユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせで実現できる。これらの機能をハードウェアそれともソフトウェア方式で実行するかは、技術案の特定応用及び設計制約条件によって決定される。当業者は各特定応用に対して異なる方法でここの説明される機能を実現することができるが、このような実現は本願の範囲を超えるものと見なされるべきではない。
【0229】
当業者であれば明確に理解できるように、説明を容易で簡単にするために、上記説明されるシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程については、前述の方法実施例における対応過程を参照してもよく、ここで詳細な説明は省略する。
【0230】
本願に係るいくつかの実施例では、理解されるように、開示されるシステム、装置及び方法は他の方式で実現されてもよい。例えば、以上に説明される装置実施例は模式的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの区別は論理機能上の区別に過ぎず、実際に実現するとき、他の区別方式があってもよく、例えば複数のユニット又はコンポーネントは他のシステムに結合又は統合されてもよく、又はいくつかの特徴は省略してもよく、又は実行しなくてもよい。一方、表示又は検討される相互間の結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接結合又は通信接続であってもよく、電気、機械又は他の形式であってもよい。
【0231】
分離部材として説明される前記ユニットは物理的に分離してもよく、物理的に分離しなくてもよく、ユニットとして表示される部材は物理ユニットであってもよく、物理ユニットでなくてもよく、即ち、一箇所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに配置されてもよい。実際の必要に応じて、その一部又は全部のユニットを選択して本実施例案の目的を実現してもよい。
【0232】
また、本願の各実施例では、各機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよく、各ユニットは独立して物理的に存在してもよく、2つ以上のユニットは1つのユニットに統合されてもよい。
【0233】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立した製品として販売又は使用されるときは、1つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本願の技術案の本質的又は従来技術に貢献する部分、又は該技術案の一部はソフトウェア製品の形式で具現されてもよい。該コンピュータソフトウェア製品は、1台のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置等であってもよい)に本願の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるための若干の命令を含む1つの記憶媒体に記憶される。そして、上記記憶媒体はUSBメモリ、ポータブルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0234】
以上の説明は本願の具体的な実施形態に過ぎず、本願の保護範囲を制限するためのものではない。当業者が本願に開示される技術的範囲内で容易に想到し得る変更や置換は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本願の保護範囲は特許請求の範囲に準じるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2022-12-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信方法であって、
第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、端末装置が、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つの無線リンク制御(RLC)エンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、パケットデータ収束プロトコル(PDCP)プロトコルデータユニット(PDU)を伝送するRLCエンティティを決定し、及び/又は、端末装置が、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先の媒体アクセス制御(MAC)エンティティを決定することを含むことを特徴とする無線通信方法。
【請求項2】
前記端末装置が、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定すること
は、
前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに複数のRLCエンティティが存在し、且つ前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティと異なるMACエンティティにRLCエンティティが存在する場合、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが前記セカンダリRLCエンティティであることを決定し、及び、前記端末装置が、前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定し、又は、前記端末装置がPDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに伝送する
こと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記端末装置が、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することは、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが異なるセルグループに対応する場合、前記端末装置が、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングする
こと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
端末装置であって、処理ユニットを備え、
第1ベアラの複製伝送を非アクティブ化する場合、前記処理ユニットは、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つの無線リンク制御(RLC)エンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、パケットデータ収束プロトコル(PDCP)プロトコルデータユニット(PDU)を伝送するRLCエンティティを決定することに用いられ、及び/又は、前記処理ユニットは、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先の媒体アクセス制御(MAC)エンティティを決定することに用いられることを特徴とする端末装置。
【請求項5】
前記処理ユニットが、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、PDCP PDUを伝送するRLCエンティティを決定することに用いられること
は、
前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティに複数のRLCエンティティが存在し、且つ前記プライマリRLCエンティティの位置するMACエンティティと異なるMACエンティティにRLCエンティティが存在する場合、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティに対応するセルグループと異なるセルグループに対応する1つのRLCエンティティが前記セカンダリRLCエンティティであることを決定することに用いられ、及び、前記処理ユニットが、前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティを使用して分割伝送方式でPDCP PDUを伝送することを決定することに用いられ、又は、前記処理ユニットが、PDCP PDUを前記プライマリRLCエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに伝送することに用いられる
こと、を含むことを特徴とする請求項
4に記載の端末装置。
【請求項6】
前記処理ユニットが、前記第1ベアラに設定された少なくとも3つのRLCエンティティのうちのプライマリRLCエンティティ及びセカンダリRLCエンティティに対応するセルグループに基づいて、伝送対象のPDCPデータ量のマッピング先のMACエンティティを決定することに用いられることは、
前記プライマリRLCエンティティと前記セカンダリRLCエンティティが異なるセルグループに対応する場合、前記処理ユニットが、前記伝送対象のPDCPデータ量を前記プライマリRLCエンティティに対応するMACエンティティ及び前記セカンダリRLCエンティティに対応するMACエンティティにマッピングすることに用いられる
こと、を含むことを特徴とする請求項
4に記載の端末装置。
【請求項7】
端末装置であって、プロセッサ及びメモリを備え、該メモリはコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、前記プロセッサは前記メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出して実行して、請求項1~
3のいずれか1項に記載の方法を実行することに用いられることを特徴とする端末装置。
【請求項8】
チップであって、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、前記チップが取り付けられる装置に請求項1~
3のいずれか1項に記載の方法を実行させるためのプロセッサを備えることを特徴とするチップ。
【請求項9】
コンピュータプログラムを記憶することに用いられ、前記コンピュータプログラムによってコンピュータが請求項1~
3のいずれか1項に記載の方法を実行することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項10】
コンピュータプログラム命令を含み、該コンピュータプログラム命令によってコンピュータが請求項1~
3のいずれか1項に記載の方法を実行することを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項11】
コンピュータに請求項1~
3のいずれか1項に記載の方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【国際調査報告】