(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-27
(54)【発明の名称】顔の少なくとも一部を保護するための装置
(51)【国際特許分類】
A41D 13/11 20060101AFI20230420BHJP
【FI】
A41D13/11 L
A41D13/11 H
A41D13/11 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022555624
(86)(22)【出願日】2021-03-19
(85)【翻訳文提出日】2022-11-07
(86)【国際出願番号】 EP2021057128
(87)【国際公開番号】W WO2021191084
(87)【国際公開日】2021-09-30
(32)【優先日】2020-03-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(32)【優先日】2020-04-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522363461
【氏名又は名称】シモン エ シー
【氏名又は名称原語表記】SIMON ET CIE
(74)【代理人】
【識別番号】100139723
【氏名又は名称】樋口 洋
(72)【発明者】
【氏名】バティスタ,メンデ カルロ
(72)【発明者】
【氏名】デュバン,ジャン-バティスト
(72)【発明者】
【氏名】ベルトラン,クリストフ
(57)【要約】
本出願は、気道を飛散の拡散から防ぐために使用者の顔の少なくとも一部を保護するための装置(1)に関し、これは、これらの飛散の拡散に不透過性の材料で作製され、実質的に長方形または正方形のストリップ(3)およびストリップ(3)の上縁(31)の端部の1つからそれぞれ延びる少なくとも2つの第1ストラップ(4A)を画定する、単一の可撓性シート(2)を備え、シート(2)のストリップ(3)は、使用者の少なくとも鼻および口を覆うように形成され、ストリップ(3)の上縁(31)は、鼻の上部または額に当接し、2つの第1ストラップ(4A)は、使用者の頭の後方で互いに接合され、使用者の耳の上を通過するように配置される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の気道および顔の少なくとも一部を飛散から保護するための装置(1、1’、11、11’)であって、
前記飛散に対して不透過性の材料で作製され、長方形または正方形の全体形状を有するストリップ(3、3’、13、13’)および前記ストリップ(3、3’、13、13’)の上縁(31、31’、131、131’)の端部の1つからそれぞれ延びる少なくとも2つの第1ストラップ(4A、4B、4A’、4B’、14、14A’、14B’)を画定する、単一の可撓性シート(2、2’、12、12’)を備え、
前記シート(2、2’、12、12’)のストリップ(3、3’、13、13’)は、前記使用者の少なくとも鼻および口を覆うように形成され、
前記ストリップ(3、3’、13、13’)の上縁(31、31’、131、131’)は、前記使用者の鼻の上部または額に当接し、
前記2つの第1ストラップ(4A、4B、4A’、4B’、14、14A’、14B’)は、前記使用者の頭の後方で互いに接合されると同時に前記使用者の耳の上を通過するように配置される、
ことを特徴とする、保護装置。
【請求項2】
前記シート(2、2’)が、透明材料で作製されることを特徴とする、請求項1に記載の保護装置(1、1’)。
【請求項3】
前記ストリップ(13、13’)が、前記保護装置(11、11’)が前記使用者によって着用されるとき、少なくとも該使用者の目の前で透明であるように成形されることを特徴とする、請求項1に記載の保護装置(11、11’)。
【請求項4】
前記シート(2、2’、12、12’)が、ポリ塩化ビニル製であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の保護装置(1、1’、11、11’)。
【請求項5】
前記ストリップ(3’、13’)の下縁(32’、132’)の端部の1つまたは側縁の1つからそれぞれ延びる2つの第2ストラップ(5A’、5B’、15A’、15B’)を備えることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の保護装置(1’、11’)。
【請求項6】
前記シート(2、2’、12、12’)が、単一の操作で切り取られて、前記ストリップ(3、13)および前記2つの第1ストラップ(4A、4B、14)を画定する、または、前記ストリップ(3’、13’)および前記2つの第1ストラップ(4A’、4B’、14A’、14B’)および前記2つの第2ストラップ(5A’、5B’、15A’、15B’)を画定することを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の保護装置(1、1’、11、11’)。
【請求項7】
前記シート(2、2’、12、12’)が、機械的に最も弱い領域および/または最も応力がかかっている領域において、追加の全体的に丸い切抜き部(21、21’、121’)を含むことを特徴とする、請求項6に記載の保護装置(1、1’、11、11’)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人間の保護の一般的な分野に関する。より詳細には、本発明は、気道および顔の少なくとも一部を保護するための装置を目的とする。
【背景技術】
【0002】
医療領域では、医療従事者は、病人から生じ、細菌、バクテリアまたはウイルスを含む汚染飛散から、自分の気道および顔の少なくとも一部を保護するための装置を使用する。
【0003】
これらの既知の保護装置は、従来、1つ以上の層を含み、耳の周りを通るまたは頭の周りで結ばれるコードによって着用者の顔の上に維持される、紙または布製の外科用マスク、あるいはフェースシールドである。
【0004】
使いやすさの理由から、これらのマスクは一般に使い捨てであり、再利用できない。しかしながら、特にパンデミック中に不足した場合、スタッフは自分のマスクを再利用しようと試みており、これは感染症が蔓延する重大なリスクを示す。さらに、これらの「使い捨て」マスクの中には再利用が困難なものがある。
【0005】
さらに、これらのマスクは確かに効果的であるが、不透過性ではなく、複数の操作での製造を必要とするという欠点を有し、これによって製造時間が長くなり、各マスクの単位コストが著しく増加する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明の目的は、特に医療従事者向けの、個人の気道および顔の少なくとも一部を飛散から保護するための装置を提案することであり、前記装置は、効果的であり、実施および再利用が容易であり、費用があまりかからず、その製造は単一の操作しか必要としない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
したがって、本発明によれば、使用者の気道および顔の少なくとも一部を飛散から保護するための装置が提案され、これは、前記飛散に対して不透過性の材料で作製され、長方形または正方形の全体形状を有するストリップおよび前記ストリップの上縁の端部の1つからそれぞれ延びる少なくとも2つの第1ストラップを画定する単一の可撓性シートを備えることを特徴とし、シートのストリップは、使用者の少なくとも鼻および口を覆うように形成され、前記ストリップの上縁は、鼻の上部または額に当接し、2つの第1ストラップは、使用者の頭の後方で互いに接合されると同時に使用者の耳の上を通過するように配置される。
【0008】
シートは、有利には、透明材料から作製される。
【0009】
ストリップは、前記保護装置が使用者によって装着されるとき、少なくとも使用者の目の前で透明であるように成形される。
【0010】
好ましくは、シートはポリ塩化ビニル製である。
【0011】
代替的な実施形態によれば、保護装置は、2つの第2ストラップを備え、各第2ストラップは、前記ストリップの下縁の端部の1つまたは側縁の1つから出ている。
【0012】
シートは、有利には、ストリップおよび2つの第1ストラップを画定するために、またはストリップおよび2つの第1ストラップおよび2つの第2ストラップを画定するために、単一の操作で切り取られる。
【0013】
好ましくは、シートは、機械的に最も弱い領域および/または最も応力がかかる領域において、追加の全体的に丸い切抜き部を含む。
【0014】
他の利点および特徴は、添付の図面を参照した本発明の実施形態の以下の説明からより明らかになるであろう:
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】個人によって着用される本発明に従った保護装置の斜視図
【
図3】平らである本発明に従った保護装置の代替的な実施形態の裁断の平面図
【
図4】個人によって着用される本発明に従った保護装置の第2の代替的な実施形態の斜視図
【
図5】平らである本発明に従った保護装置の第3の代替的な実施形態の裁断の平面図
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1および
図2は、使用者の気道および顔の少なくとも一部を飛散から保護するための装置1を示す。前記保護装置1は、長方形または正方形の全体形状を有するストリップ3を画定する単一のシート2、および、前記ストリップ3の上縁31の端部の1つからそれぞれ延びる少なくとも2つの第1ストラップ4A、4Bを備える。
【0017】
ここで、上部または下部とは、使用者によって通常着用されているとき、保護装置の頂部または底部にそれぞれ位置する、本発明による保護装置の構成要素またはパーツの一部を指す。
【0018】
言うまでもなく、ストリップ3は、本発明の範囲から逸脱することなく、長方形または正方形とは全く異なる形状を有してもよい。
【0019】
この構成により、保護装置1の通常の使用時において、シート2のストリップ3は、少なくとも使用者の鼻および口を覆うように形成され、ストリップ3の上縁31は鼻の上部に当接し、2つの第1ストラップ4A、4Bは、使用者の頭の後方で互いに接合されると同時に使用者の耳の上を通過するように配置される。
【0020】
しかしながら、この構成では、ストリップ3の下縁32が自由であり、したがって保護装置1の下部が開放され、これにより、呼吸を妨げることによって使用者を圧迫する傾向がある既知の外科用マスクよりも使用者に良好な呼吸が提供されることが理解される。
【0021】
シート2は、可撓性であり、例えば、病人からの汚染飛散などの飛散に対して不透過性の材料で作製され、前記材料は、有利には、好ましくはポリ塩化ビニル(PVC)などの合成材料である。実際、PVCは以下の多くの利点を有する:
-PVCは、容易に洗浄することができ、消毒することができ、したがって再利用することができる材料である、
-PVCは、フタラートを含まず欧州REACH指令(European Reach Directives)に準拠する100%再利用可能なモノマテリアルであり、この材料は、例えば銀行のカードケースまたは薬局の処方箋ホルダなどの使用者の皮膚と接触することが意図された多くの製品を製造するために既に使用されている、
-PVCは、引裂きに耐性の材料であるが、約0.25mm~0.75mmの薄い可撓性シートとして使用される場合、ある程度の弾性を有し、これは、2つの第1ストラップ4A、4Bを用いて保護装置1を保持し、その形態に関係なく使用者の顔の形状に適合させるために有利であり、したがって、使用の快適さおよび効果的な保護を保証し、同時に、ストリップ3の底部に一定の剛性を与え、保護装置1が、使用者の首も保護することができる保護シールドの役割を確保することを可能にする、
-最後に、PVCは、一般的に使用される材料であり、したがって費用があまりかからない。
【0022】
したがって、PVCの使用により、紙または布製の外科用マスクの主な欠点、すなわち、透過性、使い捨て、快適性の欠如、および再利用不能、を克服することが可能になることが実際に理解される。
【0023】
図2を参照すると、シート2は、ストリップ3およびL字形状の2つの第1ストラップ4A、4Bを画定するために、単一の操作で切り取られる。この操作モードは、材料の追加、2つの構成要素または構成要素のパーツ間の任意の溶接または接着を必要とせず、特に簡単かつ迅速であり、したがって費用があまりかからない。
【0024】
特に、ストリップ3と2つの第1ストラップ4A、4Bとの間の鋭角のような、機械的に最も弱い領域および/または最も応力を受ける領域における不都合な引き裂きのリスクを回避するために、有利には、前記領域においてシート2に追加の全体的に丸い切抜き部21が形成される。同じ理由により、全ての鋭角に図示されていない湾曲部を設けることも可能である。
【0025】
代替的な実施形態によれば、保護装置1’は、上述の保護装置1と同様であり、飛散に対して不透過性の可撓性シート2’を備え、その切抜き部が平らな状態で
図3に示され、長方形または正方形の全体形状を有するストリップ3’と前記ストリップ3’の上縁31’の端部の1つからそれぞれ延びる2つの第1ストラップ4A’、4B’とを画定する。しかしながら、保護装置1’は、前記ストリップ3’の下縁32’の端部の1つからそれぞれ延びる2つの第2ストラップ5A’、5B’をさらに備える。
【0026】
この構成により、保護装置1’の通常の使用中、シート2’のストリップ3’は、少なくとも使用者の鼻および口を覆うように形成され、ストリップ3’の上縁31’は鼻の上部に当接し、2つの第1ストラップ4A’、4B’は、使用者の頭の後方で互いに接合されると同時に使用者の耳の上を通過するように配置され、2つの第2ストラップ5A’、5B’は、前記使用者の首の後方で互いに接合されるように配置される。
【0027】
しかしながら、保護装置1’のこの構成では、2つの第2ストラップ5A’、5B’を使用者の顎の下で接合できることも理解される。前記2つの第2ストラップ5A’、5B’の顎の下での接合によって、前記保護デバイス1’を前記使用者の顔の上により良好に適用し、特に保護デバイス1’の上部および使用者の頬における飛散の侵入を制限することが可能になる。
【0028】
同様に、特にストリップ3’と2つの第1ストラップ4A’、4B’および第2ストラップ5A’、5B’との間の鋭角のような、機械的に最も弱い領域および/または最も応力を受ける領域における不都合な引き裂きのリスクを回避するために、有利には、前記領域において追加の全体的に丸い切抜き部21’がシート2’に形成される。同じ理由で、全ての角に図示されない湾曲部を設けることも可能である。
【0029】
機械的に最も弱い領域および/または最も応力を受ける領域における不都合な引き裂きのリスクを回避するために、追加の切抜き部21、21’を溶接点によって置き換えることができる。しかしながら、この構成は、保護装置1、1’の製造に作業を追加する必要があり、したがって、その単価を増加させる。
【0030】
当業者であれば、保護装置1、1’を成人または子供の様々な形態に適合させるためにシート2、2’の寸法を決めることは困難ではないであろう。
【0031】
図4に示す第2の代替的な実施形態によれば、保護装置11は、上述の保護装置1と同様であり、長方形または正方形の全体形状を有するストリップ13、および、前記ストリップ13の上縁131の端部の1つからそれぞれ延びる2つの第1ストラップ14を画定する、飛散に対して不透過性の可撓性シート12を備える。
【0032】
しかしながら、通常の使用中、保護装置11は、シート12のストリップ13が少なくとも使用者の鼻および口並びに使用者の顔の大部分を覆うように形成され、したがって前記ストリップ13の上縁131が使用者の額に当接し、2つの第1ストラップ14が使用者の頭の後方で互いに接合されると同時に使用者の耳の上を通過するように配置されるという点で、保護装置1とは異なる。
【0033】
使用者の目も覆うこの構成では、保護装置11のストリップ13は、前記保護装置11が使用者によって装着されるときに、少なくとも使用者の目の前で透明であるように成形されることが実際に理解される。製造の容易さの理由から、シート12は、上記と同じ理由で、好ましくはポリ塩化ビニルなどの透明材料で作製され、したがって保護装置11のストリップ13は完全に透明である。
【0034】
前述の保護装置1、1’と同様に、シート12は、ストリップ13、および、例えばL字形状の2つの第1ストラップ14を画定するために、単一の操作で切り取られる。この操作モードは、材料の追加、2つの構成要素または構成要素のパーツ間の任意の溶接または接着を必要とせず、特に簡単かつ迅速であり、したがって費用があまりかからない。
【0035】
特に、ストリップ13と2つの第1ストラップ14との間の鋭角のような、機械的に最も弱い領域および/または最も応力を受ける領域における不都合な引き裂きのリスクを回避するために、有利には、前記領域においてシート12に追加の全体的に丸い切抜き部が作製される。同じ理由により、全ての鋭角に図示されていない湾曲部を設けることも可能である。
【0036】
第3の代替的な実施形態によれば、保護装置11’は、上述の保護装置11と同様であり、飛散に対して不透過性の可撓性シート12’を備え、その切抜き部が平らな状態で
図5に示され、部分的に透明な長方形または正方形の全体形状を有するストリップ13’と前記ストリップ13’の上縁13’の端部の1つからそれぞれ延びる2つの第1ストラップ14A’、14B’とを画定する。しかしながら、保護装置11’はさらに、ストリップ13’の側縁の1つからそれぞれ延びる2つの第2ストラップ15A’、15B’を含み、前記側縁は、前記ストリップ13’の下縁132’および上縁131’を互いに連結する。
【0037】
本発明の文脈を超えることなく、2つの第2ストラップ15A’、15B’は、前記ストリップ13’の下縁132’の端部の1つからそれぞれ延びてもよい。
【0038】
この構成により、保護装置11’の通常の使用中、シート12’のストリップ13’は、少なくとも使用者の鼻および口並びに使用者の顔の大部分を覆うように形成され、前記ストリップ13’の上縁131’は使用者の額に当接し、2つの第1ストラップ14A’、14B’は、使用者の頭の後方で互いに接合されると同時に使用者の耳の上を通過するように配置され、2つの第2ストラップ15A’、15B’は、前記使用者の首の後方で互いに接合されるように配置される。
【0039】
同様に、特にストリップ13’と2つの第1ストラップ14A’、14B’および第2ストラップ15A’、15B’との間の鋭角のような、機械的に最も弱い領域および/または最も応力を受ける領域における不都合な引き裂きのリスクを回避するために、有利には、前記領域において追加の全体的に丸い切抜き部121’がシート12’に作製される。同じ理由で、全ての角に図示されない湾曲部を設けることも可能である。
【0040】
保護装置1’または11’の4つのストラップを有する構成では、各第1ストラップ4A’、14A’、4B’、14B’は、使用者の耳の1つの周りで、ストリップ3’、13’の同じ側縁の近くに位置する第2ストラップ5A’、15A’、5B’、15B’と接合されることができる。
【0041】
本発明の文脈を超えることなく、保護装置1、1’、11、11’の2つの第1ストラップ4A、4B、4A’、4B’、14、14A’、14B’は、ストリップ3、3’、13、13’の側縁のうちの1つからそれぞれ延びてもよい。
【0042】
さらに、保護装置11、11’と同様に、保護装置1、1’は、本発明の文脈を超えることなく、透明材料から作製されるシート2、2’を含むことができることは言うまでもない。
【0043】
最後に、2つまたは4つのストラップを有する本発明による保護装置1、1’、11、11’の構成は、前記保護装置1、1’、11、11’を使用者の顔の形態に適合させることを可能にし、同時に前記顔への完全な位置決めを確保することが理解される。
【0044】
本発明による保護装置1、1’、11、11’は、病人の特に液体および/または固体の飛散に対する医療従事者を特に対象とするが、救急隊員、消防士または秩序維持のための部隊によって使用されてもよい。同様に、保護装置1、1’、11、11’は、液体飛散(汚染飛沫、血液など)を遮断し、したがって直下に着用されるフィルタマスクの寿命を延ばすことを可能にする第1の保護バリアとして作用する「オーバーマスク」として、消防士および医療従事者によって有用に使用され得る。
【0045】
最後に、上述した本発明による保護装置1、1’、11、11’の実施例は、単なる具体的な例示であって、いかなる場合も本発明を限定するものではないことは言うまでもない。
【国際調査報告】