(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-02
(54)【発明の名称】振動モータ、振動器具、振動マットレス、振動ソファーおよび振動リクライニングチェア
(51)【国際特許分類】
A61H 23/02 20060101AFI20230526BHJP
H02K 7/065 20060101ALI20230526BHJP
【FI】
A61H23/02 334
A61H23/02 336
H02K7/065
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022530215
(86)(22)【出願日】2021-07-07
(85)【翻訳文提出日】2022-05-23
(86)【国際出願番号】 CN2021104947
(87)【国際公開番号】W WO2022205660
(87)【国際公開日】2022-10-06
(31)【優先権主張番号】202120686972.6
(32)【優先日】2021-04-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202121254881.1
(32)【優先日】2021-06-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】522203444
【氏名又は名称】汪 暁兵
【氏名又は名称原語表記】WANG, Xiaobing
【住所又は居所原語表記】Room 2002, Building B, No. 1 Hongxing Road, Luyang District Hefei, Anhui 230001, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】汪 暁兵
(72)【発明者】
【氏名】汪 及▲ちぉん▼
(72)【発明者】
【氏名】汪 扶昌
【テーマコード(参考)】
4C074
5H607
【Fターム(参考)】
4C074AA03
4C074AA04
4C074CC01
4C074DD02
4C074GG02
4C074GG03
4C074HH07
5H607BB01
5H607CC05
5H607DD03
5H607EE57
(57)【要約】
本発明は、振動モータおよびこの振動モータを含む振動器具、振動マットレス、振動ソファーおよび振動リクライニングチェアを開示し、ハウジング、ハウジング内に配置された電気モータ、カプラーおよび振動アセンブリを含み、振動アセンブリは回転軸および回転軸に接続されて偏心して配置された偏心ブロックを含み、回転軸および電気モータの動力出力軸は同軸に配置されてカプラーを介して伝達可能に接続され、ハウジングの内壁上にベアリングが固定され、回転軸がベアリングに挿入されてベアリングに回転可能に接続され、電気モータはハウジングの内壁に固定される。その構造は簡単であり、伝達が安定で効率が高く、回転軸と電気モータが同軸に配置されて安定して振動を伝達でき、振動モータ全体の振動が規則的かつ安定しており、従来技術と比較すると、ある程度振動安定性を高め、振動強度が保証され、効果的なマッサージを提供でき、人間の疲労を緩和し、使用者が素早く深い眠りに入るのを効果的に促進することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング(10)、前記ハウジング(10)内に配置された電気モータ(3)、カプラー(8)および振動アセンブリを含み、前記振動アセンブリは回転軸(4)および前記回転軸(4)に接続され偏心して配置された偏心ブロック(5)を含み、前記回転軸(4)と前記電気モータ(3)の動力出力軸は同軸に配置されて前記カプラー(8)を介して伝達可能に接続され、前記ハウジング(10)の内壁上にベアリング(6)が固定され、前記回転軸(4)が前記ベアリング(6)内に挿入されて前記ベアリング(6)に回転可能に接続され、前記電気モータ(3)は前記ハウジング(10)の内壁に固定される、ことを特徴とする振動モータ。
【請求項2】
2つの前記振動アセンブリは前記電気モータ(3)の両端に並列に配置され、前記電気モータ(3)の両端にそれぞれ伸出軸が設けられ2つの前記振動アセンブリに1対1で接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の振動モータ。
【請求項3】
前記偏心ブロック(5)と前記回転軸(4)は着脱可能に配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の振動モータ。
【請求項4】
前記偏心ブロック(5)に、前記回転軸(4)の外軸壁にマッチングされる嵌合溝(51)が設けられ、前記回転軸(4)の少なくとも一部が前記嵌合溝(51)内に埋め込まれる、ことを特徴とする請求項1に記載の振動モータ。
【請求項5】
前記偏心ブロック(5)は長いブロック状であり、長さ方向が前記回転軸(4)の軸方向と同じように設けられ、前記回転軸(4)上に固定ディスク(7)が嵌設され、前記偏心ブロック(5)の長さ方向の端部が前記固定ディスク(7)に着脱可能に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の振動モータ。
【請求項6】
前記電気モータ(3)は前記ハウジング(10)内に架設され、前記ハウジング(10)に放熱穴(11)が設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の振動モータ。
【請求項7】
前記回転軸(4)の軸方向に沿って2つの前記ベアリング(6)が分布され、2つの前記ベアリング(6)間の距離と同じ方向の前記電気モータ(3)の寸法との比が半分以上であり、前記偏心ブロック(5)は長いブロック状であり、長さ方向が前記回転軸(4)の軸方向と同じように設けられ、前記偏心ブロック(5)の長さと2つの前記ベアリング(6)間の距離との比が3分の1以上である、ことを特徴とする請求項1に記載の振動モータ。
【請求項8】
前記偏心ブロック(5)は円筒形であり、前記回転軸(4)に嵌設され、前記偏心ブロック(5)の中心軸線が前記回転軸(4)の中心軸線に平行で間隔を空けて設置される、ことを特徴とする請求項1に記載の振動モータ。
【請求項9】
振動板(9)および請求項1~8のいずれか1項に記載の振動モータを含み、前記振動板(9)は前記振動モータに接続される、ことを特徴とする振動器具。
【請求項10】
長さ方向に沿って、前記振動板(9)は中間接続セグメント(93)および両端にあるフィン(91)セグメントを含み、前記接続セグメント(93)は2つの前記フィン(91)セグメントを接続して幅が2つの前記フィン(91)セグメントの幅よりも小さく、前記振動モータは前記接続セグメント(93)に配置され、前記回転軸(4)の軸方向は前記振動板(9)の幅方向と一致している、ことを特徴とする請求項9に記載の振動器具。
【請求項11】
前記フィン(91)セグメントにそれぞれ連結された2つのフィン(91)が設けられ、前記振動板(9)は繊維板として構成され、前記電気モータ(3)はブラシレスモータとして構成される、ことを特徴とする請求項10に記載の振動器具。
【請求項12】
前記ハウジング(10)の外壁に接続板(14)が設けられ、前記振動板(9)は前記接続板(14)に密着して接続され、
または、
前記ハウジング(10)にレッグ(22)が設けられ、前記レッグ(22)は接続ロッド部(221)および前記接続ロッド部(221)の径方向に沿って突出したパット部(222)を含み、前記パット部(222)および前記振動板(9)にそれぞれ固定穴が設けられボルトを介して固定的に接続される、ことを特徴とする請求項9に記載の振動器具。
【請求項13】
前記電気モータ(3)に電気的に接続されたコントローラーをさらに含み、前記コントローラーに移動端末と通信するための無線通信モジュールが設けられる、ことを特徴とする請求項9に記載の振動器具。
【請求項14】
マットレス本体および請求項9~13のいずれか1項に記載の振動器具を含み、前記振動器具の振動板(9)は前記マットレス本体に接続される、ことを特徴とする振動マットレス。
【請求項15】
前記マットレス本体に、人間の腰に対応する腰部マッサージ領域および人間の膨ら脛に対応する腿部マッサージ領域が設けられ、前記腰部マッサージ領域および前記腿部マッサージ領域にそれぞれ少なくとも1つの前記振動器具が設けられる、ことを特徴とする請求項14に記載の振動マットレス。
【請求項16】
ソファーマットレスおよび請求項9~13のいずれか1項に記載の振動器具を含み、前記振動器具の振動板は前記ソファーマットレスに接続される、ことを特徴とする振動ソファー。
【請求項17】
チェアマットレスおよび請求項9~13のいずれか1項に記載の振動器具を含み、前記振動器具の振動板は前記チェアマットレスに接続される、ことを特徴とする振動リクライニングチェア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動器具の技術分野に関し、より具体的には、振動器具、振動マットレス、振動ソファーおよび振動リクライニングチェアに関する。
【背景技術】
【0002】
社会の急速な発展に伴い、人々は身体の健康の重要性にますます注意を向けるようになり、したがって、サブヘルスを改善する多くの健康製品を生産している。現在、マットレス、ソファー、マッサージチェアなどの一部の製品には、振動器具が組み込まれ、振動器具は振動モータを含み、振動モータを介して振動を発生させる振動モータが含まれ、振動器具能を備え、横になっている人をマッサージできる。しかしながら、現在市販されている振動器具で使用されている振動モータの中で、滑車やベルトが主に伝動に使用され、回転軸と偏心ブロックは、トランスミッションプーリーとモータの同軸配置を介して振動を伝達し、伝送損失が大きく、長期間使用するとたるみによりベルトが滑りやすく、伝送安定性が悪くなる上、モータ、回転軸、偏心ブロックが同じ軸方向に配置されており、振動伝達効果が理想的ではないため、振動モータの振動が弱く、安定性が低いため、全体的な振動安定性と振動の振動効果が改善される必要がある。
【0003】
したがって、振動モータの振動安定性を少なくともある程度改善する方法は、当業者によって解決されるべき緊急の問題となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、振動モータおよびこの振動モータを含む振動器具、振動マットレス、振動ソファーおよび振動リクライニングチェアを提供することであり、その構造は簡単であり、伝達が安定で効率が高く、回転軸と電気モータが同軸に配置されて安定して振動を伝達でき、振動モータ全体の振動が規則的かつ安定しており、従来技術と比較すると、ある程度振動安定性を高め、振動強度が保証され、効果的なマッサージを提供でき、人間の疲労を緩和し、使用者が素早く深い眠りに入るのを効果的に促進することができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するために、本発明によって提供される振動モータは、ハウジング、前記ハウジング内に配置された電気モータ、カプラーおよび振動アセンブリを含み、前記振動アセンブリは回転軸および前記回転軸に接続され偏心して配置された偏心ブロックを含み、前記回転軸と前記電気モータの動力出力軸は同軸に配置されて前記カプラーを介して伝達可能に接続され、前記ハウジングの内壁上にベアリングが固定され、前記回転軸が前記ベアリング内に挿入されて前記ベアリングに回転可能に接続され、前記電気モータは前記ハウジングの内壁に固定される。
【0006】
好ましくは、2つの前記振動アセンブリは前記電気モータの両端に並列に配置される。
【0007】
好ましくは、前記偏心ブロックと前記回転軸は着脱可能に配置される。
【0008】
好ましくは、前記偏心ブロックに、前記回転軸の外軸壁にマッチングされる嵌合溝が設けられ、前記回転軸の少なくとも一部が前記嵌合溝内に埋め込まれる。
【0009】
好ましくは、前記偏心ブロックは長いブロック状であり、長さ方向が前記回転軸の軸方向と同じように設けられ、前記回転軸上に固定ディスクが嵌設され、前記偏心ブロックの長さ方向の端部が前記固定ディスクに着脱可能に接続される。
【0010】
好ましくは、前記電気モータは前記ハウジング内に架設され、前記ハウジングに放熱穴が設けられる。
【0011】
好ましくは、前記回転軸の軸方向に沿って2つの前記ベアリングが分布され、2つの前記ベアリング間の距離と同じ方向の前記電気モータの寸法との比が半分以上であり、前記偏心ブロックは長いブロック状であり、長さ方向が前記回転軸の軸方向と同じように設けられ、前記偏心ブロックの長さと2つの前記ベアリング間の距離との比が3分の1以上である。
【0012】
好ましくは、前記偏心ブロックは円筒形であり、前記回転軸に嵌設され、前記偏心ブロックの中心軸線が前記回転軸の中心軸線に平行で間隔を空けて設置される、ことを特徴とする請求項1に記載の振動モータ。
【0013】
本発明は、振動板および上記のいずれか1項に記載の振動モータを含み、前記振動板は前記振動モータに接続される振動器具をさらに提供する。
【0014】
好ましくは、長さ方向に沿って、前記振動板は中間接続セグメントおよび両端にあるフィンセグメントを含み、前記接続セグメントは2つの前記フィンセグメントを接続して幅が2つの前記フィンセグメントの幅よりも小さく、前記振動モータは前記接続セグメントに配置され、前記回転軸の軸方向は前記振動板の幅方向と一致している。
【0015】
好ましくは、前記フィンセグメントにそれぞれ連結された2つのフィンが設けられ、前記振動板は繊維板として構成され、前記電気モータはブラシレスモータとして構成される。
【0016】
好ましくは、前記ハウジングの外壁に接続板が設けられ、前記振動板は前記接続板に密着して接続され、または、前記ハウジングにレッグが設けられ、前記レッグは接続ロッド部および前記接続ロッド部の径方向に沿って突出したパット部を含み、前記パット部および前記振動板にそれぞれ固定穴が設けられボルトを介して固定的に接続される。
【0017】
好ましくは、前記電気モータに電気的に接続されたコントローラーをさらに含み、前記コントローラーに移動端末と通信するための無線通信モジュールが設けられる。
【0018】
本発明は、マットレス本体および上記のいずれか1項に記載の振動器具を含み、前記振動器具の振動板は前記マットレス本体に接続される振動マットレスをさらに提供する。
【0019】
好ましくは、前記マットレス本体に、人間の腰に対応する腰部マッサージ領域および人間の膨ら脛に対応する腿部マッサージ領域が設けられ、前記腰部マッサージ領域および前記腿部マッサージ領域にそれぞれ少なくとも1つの前記振動器具が設けられる。
【0020】
本発明は、ソファーマットレスおよび上記のいずれか1項に記載の振動器具を含み、前記振動器具の振動板は前記ソファーマットレスに接続される振動ソファーをさらに提供する。
【0021】
本発明は、チェアマットレスおよび上記のいずれか1項に記載の振動器具を含み、前記振動器具の振動板は前記チェアマットレスに接続される振動リクライニングチェアをさらに提供する。
【発明の効果】
【0022】
本発明によって提供される技術的解決策では、電気モータの動力出力軸がカプラーを介して回転軸に伝達可能に接続され、回転軸と動力出力軸は同軸に配置されて、伝達が安定で効率が高く、同時に偏心ブロックは回転軸とともに回転して遠心力を発生させることによって、回転軸が振動し、回転軸はベアリングを介して振動をこの側のハウジングに伝達する一方、カプラーを介して振動を電気モータに伝達し、伝達損失が小さく、電気モータは同期で比較的強い振動を発生させ、振動をこの側のハウジングにも伝達し、ハウジング全体が同期で比較的強い振動を発生させ、カプラーを介して回転軸と電気モータ間の伝達を行い、ベルト伝達と比較すると、安定性が高く、伝達損失が小さく、総合的な効果について、従来技術と比較すると、振動モータ全体が同期で振動し、振動が規則的かつ安定しており、振動強度が保証され、効果的なマッサージを提供し、人間疲労の緩和し、人間が素早く深い眠りに入るのを促進する。同様に、本発明によって提供されるこの振動モータを含む振動器具、振動マットレス、振動ソファーおよび振動リクライニングチェアは全て同じ有益な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
本発明の実施例または従来技術の技術的解決策をより明確に説明するために、以下、実施例または従来技術の説明に使用される必要のある図面を簡単に説明するが、以下説明される図面は本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者は、創造的な労働をすることなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができるのは明らかである。
【
図1】本発明のいくつかの実施例における振動モータの分解図である。
【
図2】本発明のいくつかの実施例における振動モータの分解図である。
【
図3】本発明のいくつかの実施例における振動器具の構造概略図である。
【
図4】本発明のいくつかの実施例における振動板の構造概略図である。
【
図5】本発明のいくつかの実施例における振動板の構造概略図である。
【
図6】本発明のいくつかの実施例における振動器具の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明の目的、技術的解決策および利点をより明確にするために、以下本発明の技術的解決策を詳細に説明する。説明される実施例は本発明の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。当業者は、創造的な労働をすることなく、本発明の実施例に基づいて得られた他の実施形態は、すべて本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【0025】
この具体的な実施形態の目的は、振動モータおよびこの振動モータを含む振動器具、振動マットレス、振動ソファー、および振動リクライニングチェアを提供することであり、その構造が簡単であり、伝達が安定で効率が高く、回転軸と電気モータはいずれも安定して振動を出力でき、振動モータ全体の振動が規則的かつ安定しており、従来技術と比較すると、ある程度振動およびマッサージ効果を高め、人間の疲労を緩和し、使用者が素早く深い眠りに入るのを効果的に促進、使用者のサブヘルスを改善することができる。
【0026】
以下、図面を参照して実施例を詳細に説明する。さらに、以下に示される実施例は、特許請求の範囲に記載の発明内容を決して制限するものではない。また、以下の実施例に示される構成のすべての内容は、必ずしも特許請求の範囲に記載の発明の解決手段に必要なものではない。
【0027】
図1~
図6を参照すると、本実施例によって提供される振動モータは、ハウジング10、ハウジング10内に配置された電気モータ3、カプラー8および振動アセンブリを含み、振動アセンブリは回転軸4および偏心ブロック5を含み、偏心ブロック5は回転軸4に接続され、偏心ブロック5は回転軸4の中心軸線に対して偏心して配置され、つまり偏心ブロック5の中心軸線と回転軸4の中心軸線が重なり合わなく、電気モータ3はハウジング10の内壁に固定され、ハウジング10の内壁にベアリング6が固定され、ベアリング6の外輪がハウジング10の内壁に固定的に接続され、回転軸4がベアリング6内に挿入され、ベアリング6の内輪が回転軸4に回転可能に接続され、回転軸4がベアリング6を介してハウジング10に接続される同時に、回転軸4はカプラー8を介して電気モータ3の動力出力軸に伝達可能に接続され、かつ回転軸4と動力出力軸は同軸に配置され、つまり両者の中心軸線が重なり合い、このようにして、回転軸4と電気モータ3はハウジング10の長さ方向に沿って配列され得る。
図1に示すように、ハウジング10は長さ方向に沿って回転軸チャンバーおよびモータチャンバーという2つのチャンバーに分割され、回転軸4はベアリング6を介して回転軸チャンバー内で架設され、電気モータ3はモータチャンバー内に接続される。
【0028】
電気モータ3が始動すると、動力出力軸がトルクを出力し、カプラー8を介して伝達し、回転軸4が回転し、偏心ブロック5も同期に回転して、遠心力を発生させ、回転軸4を振動させ、回転軸4は振動を、ベアリング6を介して回転軸チャンバーに伝達し、この側のハウジング10が振動する一方、振動をリジッドカプラー8を介して同軸方向に設けられた動力出力軸および電気モータ3に伝達して、電気モータ3を同期に振動させ、電気モータ3は振動をモータチャンバーに伝達し、この側のハウジング10も振動し、ハウジング10全体が同期に振動し、一方側の振動が強く、他方側の振動が弱いことがなく、振動全体が規則的かつ安定しておる。カプラー8を介して伝達し、回転軸4と電気モータ3の動力出力軸は同軸方向に設けられ、従来技術のベルト伝達と比較すると、回転軸4が動力軸に平行に配置され、本実施例によって提供される構造は、伝達がより安定で効率が高く、長期間使用しても、伝達弱化や時折の中断がなく、回転軸4の安定した回転を保証し、振動の安定発生を確保でき、この点から、振動強度が保証され得る一方、振動を伝達するとき、ベルトよりも、カプラー8が振動損失を低減でき、同軸方向の伝達も偏向する必要がある平行伝達よりも高く、振動の伝達効率がより高く、ハウジング10の両側が同期に振動し、顕著な強弱相違がなく、この点から、本実施例によって提供される振動モータはハウジング10を介して出力される振動強度がより高く、より安定で、より均一かつ規則的になり、以上のように、全体的に本実施例によって提供される振動モータは、ハウジング10全体が同期に振動し、出力が安定で、規則的且強度が保証できる振動を発生させ、安定性および振動効果を改善し、効果的なマッサージを提供し、人間の疲労を緩和し、使用者のサブヘルスを改善するか、または人間が素早く深い眠りに入るのを促進することができ、本当に健康に有益な効果を果たす。また、本実施例によって提供される振動モータは、構造がより簡単で、製造がより容易である有益な効果をさらに有する。
【0029】
さらに、2つの振動アセンブリが配置され、2つの振動アセンブリは電気モータ3の両端に並列して配置され、電気モータ3を中心に対称に配置され得る。ハウジング10に2つの回転軸チャンバーが設けられ、モータチャンバーは2つの回転軸チャンバーの中間に位置する。電気モータ3内に動力出力軸と同軸方向に配置された伝達軸が設けられ、伝達軸と動力出力軸はギアを介して伝達可能に接続され、伝達軸は電気モータ3の長さ方向に沿って配置され、伝達軸の両端と2つの振動アセンブリは1対1で接続、いずれもカプラー8を介して対応の回転軸4に接続され、同一の動力出力軸は2つの振動アセンブリを同期に同じ周波数で振動させてもよい。電気モータ3は従来技術の2軸電気モータとして構成され、両端にそれぞれ伝達動力の伸出軸が設けられ、2つの振動アセンブリに1対1で接続されてもよい。このようにすれば、2組の振動アセンブリは振動強度を大幅に高め、2組の振動アセンブリは対称に電気モータ3両側に配置され、振動モータ全体の伝達が安定しており、良好な振動均一性、規則性および超安定性を有し、快適な振動感を継続的に提供することができる。もちろん、振動モータが周波数レギュレータまたはコントローラーに電気的接続された後、振動周波数および振動強度を変更して、様々な体験者や異なる応用シナリオのニーズを満たすことができる。
【0030】
ハウジング10は係合して接続された上部ハウジング1と下部ハウジング2から構成され、上部ハウジング1および下部ハウジング2にそれぞれ係合凸状縁部12が設けられ、2つの係合凸状縁部12は整列されてボルトなどの留め具で接続され得る。ハウジング10に電気モータ3が進出するための点検口および点検口を被覆するカバー13がさらに設けられ、カバー13とハウジング10は開閉可能に接続される。点検口を介して、上部ハウジング1と下部ハウジング2を取り外すことなく、ハウジング10内部の部品を点検することができる。モータチャンバー内に、内壁から突出する支持リブ23が設けられ、電気モータ3は支持リブ23を介してハウジング10内に架設され、このようにすれば、電気モータ3はハウジング10の内壁に直接接触することなく、一定の隙間を形成してガスの流動が可能であり、放熱に有用し、放熱効果が良好である。ハウジング10に、放熱効果を一層高めるための放熱穴11がさらに設けられる。
【0031】
回転軸チャンバー内に、ハウジング10の幅方向に沿って側板が設けられ、側板にベアリング溝21が設けられ、ベアリング6がベアリング溝21に接続される。
図1に示すように、回転軸4に2つのベアリング6が嵌設され、振動をより効果的に伝達する。好ましくは、2つのベアリング6間の距離と同じ方向の電気モータ3寸法との比が半分以上であり、そうでないと振動強度に悪影響を与える可能性があり、具体的な比の大きさは、必要または応用シナリオに応じて具体的に設定すればよい。好ましくは、2つのベアリング6の距離と同じ方向の電気モータ3の寸法とは基本的に一致または同じであり、このようにすれば、電気モータ3と回転軸4の長さが大体同じになり、ハウジング10の左半分と右半分にかかる力の作用がより均一になり、全体的により良好な振動効果を生ずる。
【0032】
本実施例では、偏心ブロック5が回転軸4に接続されるが、着脱可能に接続されてもよく、このようにすれば、偏心ブロック5と回転軸4は取り外しや接続が可能である分離構造であり、2つの部品が摩耗や故障の場合、個別に交換すればよい。
【0033】
偏心ブロック5に回転軸4の外軸壁にマッチングされる円弧面嵌合溝51が設けられ、回転軸4の少なくとも一部が嵌合溝51内に埋め込まれ、偏心ブロック5と回転軸4の緊密な嵌合を実現し、高い伝達効率および安定性を確保する。
【0034】
ある実施例では、偏心ブロック5は長いブロック状であり得、
図1に示すように、偏心ブロック5の長さ方向と回転軸4の軸方向は同じであり、径方向に沿って偏心ブロック5の断面は扇形であり得、偏心ブロック5が扇形の長い柱状ブロックであると、回転軸4の径方向の遠心力作用変化が緩やかである一方、回転軸4が長さ方向の各位置で均一に力がかかられ、ハウジング10全体の振動がより均一になり、効果が向上する。
【0035】
偏心ブロック5は回転軸4に留め具で直接に締め付け接続されるか、または、回転軸4に固定ディスク7が嵌設され、偏心ブロック5の長さ方向の端部と固定ディスク7が着脱可能に接続される。固定ディスク7と偏心ブロック5は締付ねじまたはボルトで接続される。2つの固定ディスク7がそれぞれ偏心ブロック5の両端に配置されてもよく、2つの固定ディスク7はそれぞれ偏心ブロック5の両端に締め付けて接続され、偏心ブロック5に接続作用および挟持作用を果たし、偏心ブロック5と回転軸4の安定接続を確保し、スムーズな伝達を達成し、伝達損失を低減し、体験者に快適な振動感をもたらす。振動強度を確保するために、偏心ブロック5の長さと2つのベアリング6間の距離との比が3分の1以上である。偏心ブロック5の長さが2つのベアリング6間の距離に近いほど、回転軸4の長さ方向の力受けが均一になり、ハウジング10の振動効果が良好である。
【0036】
図2に示すように、別の実施例では、偏心ブロック5は円筒形であり得、偏心して回転軸4に嵌設され、偏心輪を形成し、つまり、偏心ブロック5の中心軸線と回転軸4の中心軸線が平行で間隔を空けて設置される。円筒体の偏心ブロック5は回転軸4と留め具で接続されてもよく、一体構造であってもよい。偏心輪の構造を採用することで、振動が比較的安定しており、干渉を受けて不要な振幅や周波数の振動を発生することは容易ではない。
【0037】
図3および
図6に示すように、本実施例は、振動板9および上記のいずれか1つの実施例に記載の振動モータを含む振動器具をさらに提供し、振動板9は振動モータに接続され、振動板9は振動モータの駆動下で、安定的、規則的かつ強い振動を発生させる。本実施例によって提供される振動器具は、出力が安定しており、規則的かつ強い振動を発生させ、振動安定性および振動効果を高め、この振動器具の振動板9とマットレス、ソファーまたはリクライニングチェアと組み合わせると、面積が大きく安定的、規則的かつ強い振動を発生させ、良好なマッサージ効果を達成し、人間の疲労を緩和し、使用者のサブヘルスを改善するかまたは人間が素早く深い眠りに入るのを促進し、眠り品質を高め、本当に健康に有益な効果を果たし、振動モータの構造がより簡単であり、より容易に製造できる。この有益な効果の導出理由は上記振動モータの有益な効果と基本的に同じであるため、ここで省略する。
【0038】
振動板9は長方形の板状であり、
図4に示すように、他の形状の板状であってもよい。振動板9の長さが長いと、振動モータが振動板9の中心に配置され得、振動板9の両側が振動モータに対して対称に配置される。さらに、
図5に示すように、振動板9は、長さ方向に沿って、振動板9は中間の接続セグメント93および両端にあるフィン91セグメントを含み、接続セグメント93は2つのフィン91セグメントを接続し、接続セグメント93の幅が2つのフィン91セグメントの幅よりも小さく、振動板9全体は対称に展開されるダブルフィンタイプである同時に、振動モータは接続セグメント93に接続され、振動板9の長さ方向の中心にあり、振動モータの回転軸4の軸方向と振動板9の方向は一致である。このようにすれば、振動板9の両端のフィン91セグメントは中間の接続セグメント93に重なる同時に、回転軸4の軸方向と幅方向が一致し、このように、回転軸4が偏心ブロック5を回転させると、遠心力の作用下で、振動板9が振動するだけでなく、回転軸4を中心として規則的に搖動する。2つのフィン91セグメントを交互に上下させ、変位が増加し、振動板9がスイングしながら振動し、振動感を効果的に高め、振動モータの伝達が安定しており、振動伝達が安定で同期であり、振動効果が均一で、振動の方向性および周期性も安定しておるため、人間に対するマッサージ効果が良好である。振動効果は体の内層に深く浸透し、体の血液循環を促進し、長時間寝たきりの患者の治療を助け、睡眠障害のある患者の睡眠の質を改善し、激しい仕事のプレッシャーと運動不足にさらされている一部の人々の運動量を効果的に補い、身体機能を改善し、人間のサブヘルスを改善することができる。
【0039】
それぞれのフィン91セグメントは扇形のフィン91が設けられてもよく、長円形で幅方向に沿って配列された2つのフィン91が設けられてもよく、
図5に示すように、振動板9はこのような形状にすれば、遠心振動の作用下でスイング振動を発生させるのに便利である。振動板9は板を切断することで成形され、または直接射出成形によって形成され得る。
【0040】
同一フィン91セグメントにある2つのフィン91は、長さ方向に沿って対称であり、2つのフィン91は一体構造であり、それらの間の遷移部分はU字形溝92である。このように、振動するとき、遷移部分が割れにくく、耐用年数が長くなる。
【0041】
振動板9は繊維板として構成され得る。繊維板は良好な靭性を有し、使用寿命が長く、振動効果が良好である。振動モータはブラシレスモータとして構成され得る。ブラシレスモータの運転効率および回転数精度が高い。
【0042】
振動板9と振動モータの接続ついては、
図1および
図3に示すように、ハウジング10の外壁にレッグ22が設けられ、レッグ22は接続ロッド部221およびパット部222を含み、パット部222は接続ロッド部221の底部に配置され、接続ロッド部221の径方向に沿って外部へ突出する。パット部222と振動板9にそれぞれ固定穴が設けられ、ボルトまたはねじを介して接続される。
【0043】
または、
図6に示すように、ハウジング10の外壁に板状の接続板14が設けられ、振動板9と接続板14は密着して接続される。接続板14とハウジング10は一体構造であり、射出成形によって一体成形され得る。具体的には、ハウジング10は上部ハウジング1および下部ハウジング2を含み、上部ハウジング1および下部ハウジング2はボルトを介して接続される。上部ハウジング1に一体的に半分の接続板14が設けられ、下部ハウジング2に一体的に半分の接続板14が設けられ、上部ハウジング1および下部ハウジング2を組み合わせるとき、2つの半分の接続板14は接続板14全体を形成する。振動板9はボルトを介して接続板14に接続されてもよく、接続板14および振動板9にそれぞれ係合ブロックおよび係合溝を設けることで、係合構造によって接続されてもよい。
【0044】
振動器具は、電気モータ3に電気的に接続されたコントローラーをさらに含み、コントローラーは電気モータ3の回転周波数などのパラメータを制御でき、コントローラーに移動端末と通信するための無線通信モジュールが配置される。このように、移動端末を使用して振動モータを調整および制御し、使用者が振動時間、振動強度および振動周波数などのパラメータを容易に調整することができる。無線通信モジュールはブルートゥース(登録商標)モジュール、WIFIモジュール、Zigbeeモジュールなどであり得る。移動端末はAPPがインストール可能な携帯電話またはリモコンなどであり得る。
【0045】
本実施例は、マットレス本体および上記に記載の振動器具を含む振動マットレスをさらに提供し、振動器具の振動板9はマットレス本体に接続される。このようにすれば、本実施例によって提供される振動マットレスは、規則的、安定的かつ強い振動を発生させ、振動安定性および振動効果を高め、使用者に健康に有益なマッサージを提供し、良好なマッサージ効果を生ず、人間の疲労を緩和し、使用者のサブヘルスを改善するか、または人間が素早く深い眠りに入るのを促進するのを促進し、本当に健康に有益な効果を果たし、かつ振動モータの構造がより簡単であり、より容易に製造できる。この有益な効果の導出理由は上記振動モータの有益な効果と基本的に同じであるため、ここで省略する。
【0046】
マットレス本体に、人間の腰に対応する腰部領域および人間の膨ら脛に対応する腿部領域が設けられ、腰部領域および腿部領域にそれぞれ少なくとも1つの振動器具が設けられる。このようにすれば、振動源が人間の最も疲労と痛みを起こしやすい2つの領域に対応して配置され、腰部および膨ら脛に対して主に強いマッサージを行い、他の領域では比較的強度が小さいマッサージを行い、実際のニーズにより適合し、使用快適さを強化する。
【0047】
本実施例は、ソファーマットレスおよび上記の実施例に記載の振動器具を含む振動ソファーをさらに提供し、振動器具の振動板はソファーマットレスに接続され、本実施例によって提供される振動ソファーは、規則的、安定的かつ強い振動を発生させ、振動安定性および振動効果を高め、使用者に健康に有益なマッサージを提供し、良好なマッサージ効果を生ず、人間の疲労を緩和し、使用者のサブヘルスを改善するか、または人間が素早く深い眠りに入るのを促進するのを促進し、本当に健康に有益な効果を果たし、かつ振動モータの構造がより簡単であり、より容易に製造できる。この有益な効果の導出理由は上記振動モータの有益な効果と基本的に同じであるため、ここで省略する。
【0048】
本実施例は、チェアマットレスおよび上記の実施例に記載の振動器具を含む振動リクライニングチェアをさらに提供し、振動器具の振動板はチェアマットレスに接続され、本実施例によって提供される振動リクライニングチェアは、規則的、安定的かつ強い振動を発生させ、振動安定性および振動効果を高め、使用者に健康に有益なマッサージを提供し、良好なマッサージ効果を生ず、人間の疲労を緩和し、使用者のサブヘルスを改善するか、または人間が素早く深い眠りに入るのを促進するのを促進し、本当に健康に有益な効果を果たし、かつ振動モータの構造がより簡単であり、より容易に製造できる。この有益な効果の導出理由は上記振動モータの有益な効果と基本的に同じであるため、ここで省略する。
【0049】
なお、本明細書で説明される「水平」、「垂直」、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」という用語は、この振動モータまたは振動器具が図面に示される自然な配置状態にあるときの方位を指す。
【0050】
上記の各実施例における同じまたは類似の部分は相互に参照し得、いくつかの実施例では詳細に説明されていなかった内容は他の実施例における同じまたは類似の内容を参照すればよいことを理解されたい。本発明によって提供される様々な解決策は互いに独立し、互いに制限しない独自の基本的な解決策を含むが、矛盾しない限り相互に組み合わせて複数の効果を実現することもできる。
【0051】
開示された実施例に対する上記の説明により、当業者は本発明を理解または実施することができる。当業者は、これらの実施例に対して様々な修正を加えることができるのは明らかであり、本明細書で定義される一般的な原理は、本発明の精神や範囲から逸脱することなく他の実施例で実施することができる。したがって、本発明はここでの実施例に制限されることなく、本明細書で開示された原理や新規の特徴と一致する最も広い範囲を含むべきである。
【符号の説明】
【0052】
1 上部ハウジング
2 下部ハウジング
3 電気モータ
4 回転軸
5 偏心ブロック
6 ベアリング
7 固定ディスク
8 カプラー
9 振動板
10 ハウジング
11 放熱穴
12 係合凸状縁部
13 カバー
14 接続板
21 ベアリング溝
22 レッグ
23 支持リブ
51 嵌合溝
91 フィン
92 U字形溝
93 接続セグメント
221 接続ロッド部
222 パット部
【手続補正書】
【提出日】2022-05-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング(10)、前記ハウジング(10)内に配置された電気モータ(3)、カプラー(8)および振動アセンブリを含み、前記振動アセンブリは回転軸(4)および前記回転軸(4)に接続され偏心して配置された偏心ブロック(5)を含み、前記回転軸(4)と前記電気モータ(3)の動力出力軸は同軸に配置されて前記カプラー(8)を介して伝達可能に接続され、前記ハウジング(10)の内壁上にベアリング(6)が固定され、前記回転軸(4)が前記ベアリング(6)内に挿入されて前記ベアリング(6)に回転可能に接続され、前記電気モータ(3)は前記ハウジング(10)の内壁に固定され、
前記偏心ブロック(5)に、前記回転軸(4)の外軸壁にマッチングされる嵌合溝(51)が設けられ、前記回転軸(4)の少なくとも一部が前記嵌合溝(51)内に埋め込まれ、前記偏心ブロック(5)は長いブロック状であり、長さ方向が前記回転軸(4)の軸方向と同じように設けられ、前記回転軸(4)上に固定ディスク(7)が嵌設され、前記偏心ブロック(5)の長さ方向の端部が前記固定ディスク(7)に着脱可能に接続される、ことを特徴とする振動モータ。
【請求項2】
2つの前記振動アセンブリは前記電気モータ(3)の両端に並列に配置され、前記電気モータ(3)の両端にそれぞれ伸出軸が設けられ2つの前記振動アセンブリに1対1で接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の振動モータ。
【請求項3】
前記偏心ブロック(5)と前記回転軸(4)は着脱可能に配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の振動モータ。
【請求項4】
前記電気モータ(3)は前記ハウジング(10)内に架設され、前記ハウジング(10)に放熱穴(11)が設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の振動モータ。
【請求項5】
前記回転軸(4)の軸方向に沿って2つの前記ベアリング(6)が分布され、2つの前記ベアリング(6)間の距離と同じ方向の前記電気モータ(3)の寸法との比が半分以上であり、前記偏心ブロック(5)は長いブロック状であり、長さ方向が前記回転軸(4)の軸方向と同じように設けられ、前記偏心ブロック(5)の長さと2つの前記ベアリング(6)間の距離との比が3分の1以上である、ことを特徴とする請求項1に記載の振動モータ。
【請求項6】
前記偏心ブロック(5)は円筒形であり、前記回転軸(4)に嵌設され、前記偏心ブロック(5)の中心軸線が前記回転軸(4)の中心軸線に平行で間隔を空けて設置される、ことを特徴とする請求項1に記載の振動モータ。
【請求項7】
振動板(9)および請求項1~
6のいずれか1項に記載の振動モータを含み、前記振動板(9)は前記振動モータに接続される、ことを特徴とする振動器具。
【請求項8】
長さ方向に沿って、前記振動板(9)は中間接続セグメント(93)および両端にあるフィン(91)セグメントを含み、前記接続セグメント(93)は2つの前記フィン(91)セグメントを接続して幅が2つの前記フィン(91)セグメントの幅よりも小さく、前記振動モータは前記接続セグメント(93)に配置され、前記回転軸(4)の軸方向は前記振動板(9)の幅方向と一致している、ことを特徴とする請求項
7に記載の振動器具。
【請求項9】
前記フィン(91)セグメントにそれぞれ連結された2つのフィン(91)が設けられ、前記振動板(9)は繊維板として構成され、前記電気モータ(3)はブラシレスモータとして構成される、ことを特徴とする請求項
8に記載の振動器具。
【請求項10】
前記ハウジング(10)の外壁に接続板(14)が設けられ、前記振動板(9)は前記接続板(14)に密着して接続され、
または、
前記ハウジング(10)にレッグ(22)が設けられ、前記レッグ(22)は接続ロッド部(221)および前記接続ロッド部(221)の径方向に沿って突出したパット部(222)を含み、前記パット部(222)および前記振動板(9)にそれぞれ固定穴が設けられボルトを介して固定的に接続される、ことを特徴とする請求項
7に記載の振動器具。
【請求項11】
前記電気モータ(3)に電気的に接続されたコントローラーをさらに含み、前記コントローラーに移動端末と通信するための無線通信モジュールが設けられる、ことを特徴とする請求項
7に記載の振動器具。
【請求項12】
マットレス本体および請求項
7~11のいずれか1項に記載の振動器具を含み、前記振動器具の振動板(9)は前記マットレス本体に接続される、ことを特徴とする振動マットレス。
【請求項13】
前記マットレス本体に、人間の腰に対応する腰部マッサージ領域および人間の膨ら脛に対応する腿部マッサージ領域が設けられ、前記腰部マッサージ領域および前記腿部マッサージ領域にそれぞれ少なくとも1つの前記振動器具が設けられる、ことを特徴とする請求項
12に記載の振動マットレス。
【請求項14】
ソファーマットレスおよび請求項
7~11のいずれか1項に記載の振動器具を含み、前記振動器具の振動板は前記ソファーマットレスに接続される、ことを特徴とする振動ソファー。
【請求項15】
チェアマットレスおよび請求項
7~11のいずれか1項に記載の振動器具を含み、前記振動器具の振動板は前記チェアマットレスに接続される、ことを特徴とする振動リクライニングチェア。
【国際調査報告】