(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-15
(54)【発明の名称】位置決めシステムのためのモジュラー統合キット
(51)【国際特許分類】
F41A 23/24 20060101AFI20230807BHJP
【FI】
F41A23/24
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023501244
(86)(22)【出願日】2021-07-09
(85)【翻訳文提出日】2023-02-14
(86)【国際出願番号】 US2021041151
(87)【国際公開番号】W WO2022011295
(87)【国際公開日】2022-01-13
(32)【優先日】2020-07-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515057838
【氏名又は名称】エムエスアイ ディフェンス ソリューションズ エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ファーガソン,ウィリアム ドナルド
(72)【発明者】
【氏名】ホールデン,デビッド ジョン
(57)【要約】
車両上の位置決めシステムのような位置決めシステムのためのモジュラー統合キットは、構成可能な基礎プレート、減衰ボルト構造、及びモジュラー防振アセンブリを含む。構成可能な基礎プレートは、位置決めシステムに取り付けるように構成されている。減衰ボルト構造は、構成可能な基礎プレートに固定される。減衰ボルト構造は、ライフル、光学装置、及び/又はロケットランチャーのペイロードを車両の位置決めシステムに取り付けるためのように、ペイロードを位置決めシステムに取り付けるように構成されている。モジュラー防振アセンブリは、構成可能な基礎プレートと減衰ボルト構造との間に配設される。モジュラー防振アセンブリは、位置決めシステムに取り付けられた構成可能な基礎プレートの動きから、減衰ボルト構造を減衰させるように構成されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置決めシステムのためのモジュラー統合キットであって、
前記位置決めシステムに取り付けるように構成された構成可能な基礎プレートと、
前記構成可能な基礎プレートに固定された減衰ボルト構造であって、前記減衰ボルト構造が、前記位置決めシステムにペイロードを取り付けるように構成されている、減衰ボルト構造と、
前記構成可能な基礎プレートと前記減衰ボルト構造との間に配設されたモジュラー防振アセンブリであって、前記モジュラー防振アセンブリが、前記位置決めシステムに取り付けられた前記構成可能な基礎プレートの動きから前記減衰ボルト構造を減衰させるように構成されている、モジュラー防振アセンブリと、を備える、位置決めシステムのためのモジュラー統合キット。
【請求項2】
前記モジュラー防振アセンブリが、前記ペイロードの重量及び作用に対応するようにサイズ決定されるように構成されている、請求項1に記載の位置決めシステムのためのモジュラー統合キット。
【請求項3】
前記モジュラー防振アセンブリが、
前記構成可能な基礎プレートと前記減衰ボルト構造との間に少なくとも部分的に位置決めされた少なくとも1つの防振要素を備え、
前記少なくとも1つの防振要素の各々が、
前記構成可能な基礎プレートと前記減衰ボルト構造との間に位置決めされた下部バヨネット式ショックアブソーバと、
前記減衰ボルト構造体とワッシャとの間に位置決めされた上部バヨネット式ショックアブソーバと、
前記ワッシャと前記構成可能な基礎プレートとの間に接続されたファスナであって、前記ファスナが、前記上部バヨネット式ショックアブソーバ及び前記下部バヨネット式ショックアブソーバを、前記減衰ボルト構造の上及び下にプリテンションするように構成されている、ファスナと、を含む、請求項2に記載の位置決めシステムのためのモジュラー統合キット。
【請求項4】
前記下部バヨネット式ショックアブソーバ及び前記上部バヨネット式ショックアブソーバが、マイクロセルウレタンバヨネット式ショックアブソーバであり、前記モジュラー防振アセンブリで使用されるタイプ及びいくつかのマイクロセルウレタン式ショックアブソーバが、前記ペイロードの前記重量及び前記作用に基づいて設定される、請求項3に記載の位置決めシステムのためのモジュラー統合キット。
【請求項5】
前記構成可能な基礎プレートが、タレットリングに取り付けられるように構成されており、前記構成可能な基礎プレートが、前記タレットリングに水平にまたがるように構成された長さを有する、請求項1に記載の位置決めシステムのためのモジュラー統合キット。
【請求項6】
前記構成可能な基礎プレートが、
両端のアダプタリングであって、前記タレットリングの様々なサイズ及びタレットボルト穴パターンに適合するように構成されたアダプタボルト穴パターンを含む、アダプタリングと、
前記構成可能な基礎プレートに固定された手動リンクであって、前記手動リンクが、前記構成可能な基礎プレートを手動で移動させるための手段を提供するように構成されている、手動リンクと、を含む、請求項5に記載の位置決めシステムのためのモジュラー統合キット。
【請求項7】
前記減衰ボルト構造に取り付けられたGメータを更に備え、前記Gメータが、三軸g力レベルを記録するように、及び結果として生じるg力負荷を計算するように構成された前記ペイロードのためのショック表示デバイスであるように構成されている、請求項1に記載の位置決めシステムのためのモジュラー統合キット。
【請求項8】
前記Gメータが、前記ペイロードが、特定の制限又は量を超えるショック負荷にさらされたかどうかをユーザに対して外向きに示すインジケータ要素を有する電子デバイス又は機械デバイスである、請求項7に記載の位置決めシステムのためのモジュラー統合キット。
【請求項9】
前記Gメータが、前記モジュラー防振アセンブリの上方の前記減衰ボルト構造に固定されており、それによって、前記Gメータが、前記ペイロードによって経験された負荷の正確な表示を提供するように構成されている、請求項7に記載の位置決めシステムのためのモジュラー統合キット。
【請求項10】
前記減衰ボルト構造が、
ペデスタルアセンブリと、
前記ペデスタルアセンブリに枢動可能に装着されたベルクランクアセンブリであって、前記ベルクランクアセンブリが、前記ペイロードを装着するために構成されたクイックリリースファスナ又はピンを含み、前記ペイロードが、ライフル、光学装置、レーザ、及びロケットランチャーからなる群から選択される、ベルクランクアセンブリと、
前記ペデスタルアセンブリを中心とした前記ベルクランクアセンブリの角度移動を制御するように構成されたアクチュエータアセンブリと、を含む、請求項1に記載の位置決めシステムのためのモジュラー統合キット。
【請求項11】
前記アクチュエータアセンブリが、ハンドヘルドコントローラで動作する、電気アクチュエータ、空気圧アクチュエータ、油圧アクチュエータ、及び電気油圧アクチュエータからなる群から選択されたアクチュエータを含む、請求項10に記載の位置決めシステムのためのモジュラー統合キット。
【請求項12】
前記アクチュエータが、前記ハンドヘルドコントローラで動作する前記電気油圧アクチュエータであり、
アクチュエータ制御ボックスが含まれ、前記アクチュエータ制御ボックスが、前記アクチュエータを制御するために構成されており、前記アクチュエータ制御ボックスが、前記構成可能な基礎プレートのアダプタリングに固定される、請求項11に記載の位置決めシステムのためのモジュラー統合キット。
【請求項13】
折り畳み可能な負荷スプレッダを更に備え、前記折り畳み可能な負荷スプレッダが、車両の格納領域に合わせてサイズ決定され、前記折り畳み可能な負荷スプレッダが、様々な負荷を拡散又は分離するために前記車両内で折り畳まれ、配向されるように構成されており、前記折り畳み可能な負荷スプレッダが、270度の配給量で構成された2つのヒンジを含み、それによって、前記折り畳み可能な負荷スプレッダが、平坦な形状、z字形状、又はU字形状に折り畳まれるように構成されている、請求項1に記載の位置決めシステムのためのモジュラー統合キット。
【請求項14】
防振格納基板を更に備え、前記防振格納基板が、車両上の様々な負荷を格納し、防振するために前記車両内に装着されるように構成されており、前記防振格納基板が、前記防振格納基板の下に位置決めされた複数の防振装置を含む、請求項1に記載の位置決めシステムのためのモジュラー統合キット。
【請求項15】
前記モジュラー統合キットが、商業出荷のための標準パレット上に格納され、出荷されるように構成されており、アダプタリング、前記減衰ボルト構造、前記モジュラー防振アセンブリ、手動リンク、ペデスタルアセンブリ、及びベルクランクアセンブリを備えた前記構成可能な基礎プレートが、分解され、格納ケースに格納されることができ、前記格納ケースが、前記標準パレット上に位置決めされた防振格納基板の上に固定されることができ、折り畳み可能な負荷スプレッダが、前記格納ケースの横にある前記標準パレット上に折り畳まれ、位置決めされることができる、請求項1に記載の位置決めシステムのためのモジュラー統合キット。
【請求項16】
前記モジュラー統合キットが、
前記ペイロードを位置決めするための位置決めシステムのための統合キットを必要とする様々な車両、船舶、及び他の航空機であって、それによって、多様なそのような様々な車両、船舶、及び他の航空機が、高い割合の共通部品と統合されることを可能にする、様々な車両、船舶、及び他の航空機と、
コストを低減し、ほとんどのコンポーネントの生産における規模の経済性を可能にし、特定の環境における共通性及び相互運用性を増加させ、大部分が共通であるスペアパーツが、異なるシステムのユーザ間で共有されることを可能にするように構成された部品の共通性と、
大部分が同じコンポーネントを有する、多数のタレット構成、ベンダー、及びサイズに適応する能力を有することであって、それによって、中心軸の周りを旋回する、軸受システム若しくはタレットの異なる装備を有する多くの車両、又は軸受、及びユーザが光学システムを手動で動作するために立つことができる穴を有するタレットシステムを有する多くの車両が、前記モジュラー統合キットを使用することができ、これらの様々なタレットシステムの製造業者が、異なる特徴及び設計、並びに前記タレットの様々なサイズ又は直径を有し、いくつかのタレットが、電動回転を有し、他のものが、それらを回転させるための手動クランクを有する、能力を有することと、
車、トラック、無限軌道地上車両、ボート、及び航空機と、
又は
その組み合わせのために構成されている、請求項1に記載の位置決めシステムのためのモジュラー統合キット。
【請求項17】
位置決めシステムのためのモジュラー防振アセンブリであって、
構成可能な基礎プレートと減衰ボルト構造との間に位置決めされた少なくとも1つの防振要素であって、
前記少なくとも1つの防振要素の各々が、
前記構成可能な基礎プレートと前記減衰ボルト構造との間に位置決めされた下部バヨネット式ショックアブソーバと、
前記減衰ボルト構造体とワッシャとの間に位置決めされた上部バヨネット式ショックアブソーバと、
前記ワッシャと前記構成可能な基礎プレートとの間に接続されたファスナであって、前記ファスナが、前記上部バヨネット式ショックアブソーバ及び前記下部バヨネット式ショックアブソーバを、前記減衰ボルト構造の上及び下にプリテンションするように構成されている、ファスナと、を含む、少なくとも1つの防振要素を備える、位置決めシステムのためのモジュラー防振アセンブリ。
【請求項18】
前記モジュラー防振アセンブリが、前記減衰ボルト構造に取り付けられたペイロードの重量及び作用に対応するようにサイズ決定されるように構成されている、請求項17に記載のモジュラー防振アセンブリ。
【請求項19】
前記下部バヨネット式ショックアブソーバ及び前記上部バヨネット式ショックアブソーバが、マイクロセルウレタンバヨネット式ショックアブソーバであり、前記モジュラー防振アセンブリで使用されるタイプ及びいくつかのマイクロセルウレタン式ショックアブソーバが、前記ペイロードの前記重量及び前記作用に基づいて設定される、請求項18に記載のモジュラー防振アセンブリ。
【請求項20】
前記少なくとも1つの防振要素の各々が、4つずつのグループに配設されており、前記防振要素の4つずつの各グループが、長方形又は正方形の構成で配設されている、請求項17に記載のモジュラー防振アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に装着されたレーザ誘導ロケットランチャーのような位置決めシステムを車両上に統合するための手段、システム、及び方法を対象とする。より具体的には、本開示は、位置決めシステムのためのモジュラー統合キットを対象とする。
【背景技術】
【0002】
ペイロードを位置決めするための位置決めシステムのための統合キットを必要とする様々な車両、船舶、及び他の航空機では、本開示は、多様なこれらの船舶、車両、及び航空機が、高い割合の共通部品と統合されることを可能にする。この共通性は、コストを低減し、ほとんどのコンポーネントの生産における「規模の経済性」を可能にし、特定の環境における共通性及び相互運用性を増加させ、大部分が共通であるスペアパーツを、異なるシステムのユーザ間で共有することを可能にする。
【0003】
結果として、本開示は、位置決めシステムのためのモジュラー統合キットを提供することによって、上で考察される問題又はニーズの少なくとも特定の態様に対処するように設計され得る。
【発明の概要】
【0004】
したがって、本開示は、位置決めシステムのためのモジュラー統合キットを提供することによって、現在利用可能な車両及び位置決めシステムの前述の制限を解決し得る。車両上の位置決めシステムのような位置決めシステムのためのモジュラー統合キットは、一般に、構成可能な基礎プレート、減衰ボルト構造、及びモジュラー防振アセンブリを含み得る。構成可能な基礎プレートは、車両上の位置決めシステムのように、位置決めシステムに取り付けるように構成され得る。減衰ボルト構造は、構成可能な基礎プレートに固定され得る。減衰ボルト構造は、ライフル、光学装置、及び/又はロケットランチャーのペイロードを車両(車、トラック、軍用車両、ボート、航空機など)上の位置決めシステムに取り付けるためのように、位置決めシステムにペイロードを取り付けるように構成され得る。モジュラー防振アセンブリは、構成可能な基礎プレートと減衰ボルト構造との間に配設され得る。モジュラー防振アセンブリは、車両上の位置決めシステムのように、位置決めシステムに取り付けられた構成可能な基礎プレートの動きから、減衰ボルト構造を減衰させるように構成され得る。
【0005】
位置システムのための開示されたモジュラー統合キットの1つの特徴は、モジュラー防振アセンブリが、ペイロードの重量及び作用に対応するようにサイズ決定されるように構成することができることであり得る。
【0006】
位置決めシステムのための開示されたモジュラー統合キットの選択された実施形態では、モジュラー防振アセンブリは、少なくとも1つの防振要素を含み得る。少なくとも1つの防振要素の各々は、構成可能な基礎プレートと減衰ボルト構造との間に位置決めされ得る。少なくとも1つの防振要素の各々は、下部バヨネット式ショックアブソーバ及び上部バヨネット式ショックアブソーバを含み得る。少なくとも1つの防振要素の各々の下部バヨネット式ショックアブソーバは、構成可能な基礎プレートと減衰ボルト構造との間に位置決めされ得る。少なくとも1つの防振要素の各々の上部バヨネット式ショックアブソーバは、減衰ボルト構造体とワッシャとの間に位置決めされ得る。ファスナは、ワッシャと構成可能な基礎プレートとの間に接続され得る。ファスナは、上部バヨネット式ショックアブソーバ及び下部バヨネット式ショックアブソーバをプリテンションするように構成され得る。選択された好ましい可能性がある実施形態では、下部バヨネット式ショックアブソーバ及び上部バヨネット式ショックアブソーバは、マイクロセルウレタンバヨネット式ショックアブソーバであり得る。ここで、モジュラー防振アセンブリに使用されるタイプ及びいくつかのマイクロセルウレタン式ショックアブソーバは、ペイロードの重量及び作用に基づいて設定され得る。
【0007】
位置決めシステムのための開示されたモジュラー統合キットの別の特徴は、選択された実施形態では、構成可能な基礎プレートが、タレットリングに取り付けられるように構成することができることである。これらの実施形態又はタレット構成では、構成可能な基礎プレートは、タレットリングに水平にまたがるように構成された長さを有し得る。選択された実施形態では、構成可能な基礎プレートは、一方又は両方の端部にアダプタリングを含み得る。アダプタリングは、タレットリングの様々なサイズ及びタレットボルト穴パターンに適合するように構成されたアダプタボルト穴パターンで構成され得る。
【0008】
位置決めシステムのための開示されたモジュラー統合キットの別の特徴は、選択された実施形態では、構成可能な基礎プレートが、手動リンクを含み得ることであり得る。手動リンクは、構成可能な基礎プレートに固定され得る。手動リンクは、構成可能な基礎プレートを手動で移動させるための手段を提供するように構成され得る。
【0009】
位置決めシステムのための開示されたモジュラー統合キットの別の特徴は、Gメータを含むことであり得る。Gメータは、減衰ボルト構造に取り付けられ得る。Gメータは、三軸g力レベルを記録するように、及び結果として生じるg力負荷を計算するように構成された、ペイロードのショック表示デバイスであるように構成され得る。ここで、選択された実施形態では、Gメータは、ペイロードが特定の制限又は量を超えるショック負荷にさらされたかどうかをユーザに対して外向きに示すインジケータ要素を含むように構成された電子デバイス又は機械的デバイスであり得る。一例として、及びそれに限定されないことは明らかであるが、Gメータは、ペイロードが過度のG力負荷にさらされていることを示すように構成された緑色、琥珀色、及び赤色のライトを含み得る。選択された実施形態では、Gメータは、モジュラー防振アセンブリの上の減衰ボルト構造に固定され得、それによって、Gメータは、ペイロードによって経験された負荷の正確な表示を提供するように構成されている。
【0010】
位置決めシステムのための開示されたモジュラー統合キットの別の特徴は、選択された実施形態では、減衰ボルト構造は、ペデスタルアセンブリ、ベルクランクアセンブリ、アクチュエータアセンブリなど、及び/又はそれらの組み合わせを含むことができることであり得る。ベルクランクアセンブリは、ペデスタルアセンブリに枢動可能に装着され得る。ベルクランクアセンブリは、ペイロードを装着するために構成されたクイックリリースファスナ又はピンを含み得る。ペイロードは、ライフル、光学装置、レーザ、ロケットランチャーなど、及び/又はそれらの組み合わせを含み得るが、これらに限定されない。アクチュエータアセンブリは、ペデスタルアセンブリを中心としたベルクランクアセンブリの角度移動を制御するように構成され得る。選択された実施形態では、アクチュエータアセンブリは、アクチュエータを含み得る。アクチュエータは、ハンドヘルドコントローラなどで動作する、電気アクチュエータ、空気圧アクチュエータ、油圧アクチュエータ、電気油圧アクチュエータ、及び/又はそれらの組み合わせを含み得るが、これらに限定されない。好ましい可能性がある実施形態では、アクチュエータは、ハンドヘルドコントローラで動作する電気油圧アクチュエータであり得る。選択された実施形態では、アクチュエータ制御ボックスが含まれ得る。アクチュエータ制御ボックスは、アクチュエータを制御するために構成され得る。選択された実施形態では、アクチュエータ制御ボックスは、構成可能な基礎プレートのアダプタリングに固定され得る。
【0011】
位置決めシステムのための開示されたモジュラー統合キットの別の特徴は、選択された実施形態では、折り畳み可能な負荷スプレッダを含むことであり得る。折り畳み可能な負荷スプレッダは、車両の格納領域に合わせてサイズ決定され得る。折り畳み可能な負荷スプレッダは、ロケットランチャーのような様々な負荷を、拡散、又はロケット及び/又はロケットチューブ若しくはコンテナから分離するために、車両内で折り畳まれ、配向されるように構成され得る。選択された実施形態では、折り畳み可能な負荷スプレッダは、270度の配給量で構成された2つのヒンジを含み得る。これらの270度ヒンジ実施形態では、折り畳み可能な負荷スプレッダは、平坦な形状、z字形状、U字形状など、及び/又はそれらの組み合わせに折り畳まれるように構成されている。
【0012】
位置決めシステムのための開示されたモジュラー統合キットの別の特徴は、選択された実施形態では、防振格納基板を含むことであり得る。防振格納基板は、車両上の様々な負荷を格納し、防振するために車両内に装着されるように構成されている。防振格納基板は、防振格納基板の下に位置決めされた複数の防振装置を含み得る。また、防振格納基板は、開示されたモジュラー統合キットが標準出荷パレット上に出荷され、防振格納基板が、開示されたモジュラー統合キットと標準出荷パレットとの間に位置決めされるように、開示されたモジュラー統合キットを輸送又は格納するために利用され得る。
【0013】
位置決めシステムのための開示されたモジュラー統合キットの別の特徴は、モジュラー統合キットが、商業出荷のために標準パレット上に格納され、出荷されるように構成することができることであり得る。したがって、アダプタリングを備えた構成可能な基礎プレート、減衰ボルト構造、モジュラー防振アセンブリ、手動リンク、ペデスタルアセンブリ、及びベルクランクアセンブリを分解し、格納ケースに格納することができる。格納ケースに格納されると、格納ケースは、標準パレット上に位置決めされた防振格納基板の上に固定することができる。折り畳み可能な負荷スプレッダは、格納ケースの横にある標準パレット上に折り畳まれ、位置決めすることができる。
【0014】
位置決めシステムのための開示されたモジュラー統合キットの別の特徴は、それが、ペイロードを位置決めするための位置決めシステムのための統合キットを必要とする様々な車両、船舶、及び他の航空機のために構成することができることであり得る。したがって、位置決めシステムのための開示されたモジュラー統合キットは、多様なそのような様々な車両、船舶、及び他の航空機が、高い割合の共通部品と統合されることを可能にし得る。
【0015】
位置決めシステムのための開示されたモジュラー統合キットの別の特徴は、コストを低減し、ほとんどのコンポーネントの生産における規模の経済性を可能にし、特定の環境における共通性及び相互運用性を増加させるように構成された部品の共通性のために構成することができることであり得る。したがって、位置決めシステムのための開示されたモジュラー統合キットは、大部分が共通であるスペアパーツが、異なるシステムのユーザ間で共有されることを可能にし得る。
【0016】
位置決めシステムのための開示されたモジュラー統合キットの別の特徴は、それが、大部分が同じコンポーネントを有する多数のタレット構成、ベンダー、及びサイズに適合される能力を有するために構成することができることであり得る。したがって、開示されたモジュラー統合キットは、中心軸の周りを旋回する軸受システム若しくはタレットの異なる装備を有する車両、又は軸受、及びユーザが光学システムを手動で動作するために立つことができる穴を有するタレットシステムを有する車両上で利用され得、これらの様々なタレットシステムの製造業者は、異なる特徴及び設計、並びにタレットの様々なサイズ又は直径を有し、いくつかのタレットは、電動回転を有し、他のものは、それらを回転させるための手動クランクを有する。
【0017】
位置決めシステムのための開示されたモジュラー統合キットの別の特徴は、それが、任意の車、トラック、無限軌道地上車両、ボート、航空機などのために構成することができ、及び/又はそれらの間の任意の交差使用を提供することができることであり得る。
【0018】
別の態様では、本開示は、本明細書に示される及び/又は記載される様々な実施形態のいずれか及び/又は実施形態の組み合わせにおける、位置決めシステムのためのモジュラー防振アセンブリを包含する。開示されたモジュラー防振アセンブリは、一般に、少なくとも1つの防振要素を含み得る。少なくとも1つの防振要素の各々は、構成可能な基礎プレートと減衰ボルト構造との間などに位置決めされ得る。少なくとも1つの防振要素の各々は、下部バヨネット式ショックアブソーバ及び上部バヨネット式ショックアブソーバを含み得る。下部バヨネット式ショックアブソーバは、構成可能な基礎プレートと減衰ボルト構造との間に位置決めされ得る。上部バヨネット式ショックアブソーバは、減衰ボルト構造とワッシャとの間に位置決めされ得る(又は、反対にすることができる)。ボルトのようなファスナは、ワッシャと構成可能な基礎プレートとの間に接続され得る。ファスナは、上部バヨネット式ショックアブソーバ及び下部バヨネット式ショックアブソーバを減衰ボルト構造の上及び下にプリテンションするように構成され得る。
【0019】
開示されるモジュラー防振アセンブリの1つの特徴は、減衰ボルト構造に取り付けられたペイロードの重量及び作用に対応するように構成及び/又はサイズ決定することができることであり得る。
【0020】
開示されるモジュラー防振アセンブリの選択された好ましい可能性がある実施形態では、下部バヨネット式ショックアブソーバ及び上部バヨネット式ショックアブソーバは、マイクロセルウレタンバヨネット式ショックアブソーバであり得る。ここで、モジュラー防振アセンブリで使用されるタイプ及びいくつかのマイクロセルウレタン式ショックアブソーバは、ペイロードの重量及び作用に基づいて設定又は決定され得る。
【0021】
開示されたモジュラー防振アセンブリの別の特徴は、選択された実施形態では、少なくとも1つの防振要素の各々が、4つずつのグループに配設され得ることであり得る。選択された好ましい可能性がある実施形態では、防振要素の4つずつのこれらのグループは、長方形又は正方形の構成で配設され得る。
【0022】
前述の例解的な概要、並びに本開示の他の例示的な目的及び/又は利点、及びそれが達成される方法は、以下の詳細な説明及び添付の図面内で更に説明される。
【0023】
本開示は、添付の図面を参照して発明を実施するための形態を読むことによってより良く理解され、添付の図面は、必ずしもスケールに応じて描かれるものではなく、同様の参照番号は、同様の構造を示し、全体を通して同様の要素を指し、
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】本開示の選択的な実施形態による、位置決めシステムのためのモジュラー統合キットの正面斜視図を示す。
【
図2】
図1の位置決めシステムのためのモジュラー統合キットの背面斜視図を示す。
【
図3】位置決めシステムのための開示されたモジュラー統合キットで使用するための本開示の選択的な実施形態による、モジュラー防振アセンブリの分解斜視図を示す。
【
図4】Nashville,TNのMilitary Systems Group,Inc.(「MSG」)のフリップマウントが逆さまに利用された、MSGからのタレットリング上に設置されている、本開示の選択的な実施形態による、位置決めシステムのためのモジュラー統合キットの正面斜視図を示す。
【
図5】
図4の位置決めシステムのためのモジュラー統合キットの背面斜視図を示す。
【
図6】
図4の位置決めシステムのためのモジュラー統合キットの上面図を示す。
【
図7】位置決めシステムのための開示されたモジュラー統合キットで使用するための本開示の選択的な実施形態による、折り畳み可能な負荷スプレッダの上面斜視図を示す。
【
図8】位置決めシステムのための開示されたモジュラー統合キットで使用するための本開示の選択的な実施形態による、防振格納基板の上面斜視図を示す。
【
図9】分解され、標準商業出荷パレット上の位置に配置された、本開示の選択的な実施形態による、位置決めシステムのためのモジュラー統合キットの上面斜視図を示す。
【
図10】選択された実施形態による、位置決めシステムのためのモジュラー統合キットが設置された、タレットリングを備えた車両の正面斜視図を示す。
【
図14】ポンド単位の負荷当たり移動したインチ単位の、本開示の選択的な実施形態による様々なバヨネット式ショックアブソーバの線グラフを示す。
【
図15】プリロードなしのマイクロセルルウレタンから作られたバヨネット式ショックアブソーバの1ポンド当たりの、たわんだインチ単位の負荷たわみ線グラフを示す。
【
図16】1216ポンドを介して圧縮された0.410インチのプリロードを有するマイクロセルルウレタンから作られたバヨネット式ショックアブソーバの1ポンド当たりの、たわんだインチ単位の負荷たわみ線グラフを示す。
【発明を実施するための形態】
【0025】
提示された図面が単に例解目的で意図されており、したがって、それらが、特許請求された開示に不可欠であるとみなされ得る限りを除いて、示された構造の正確な詳細のいずれか又は全てに開示を限定することが望ましくもなく、意図もされないことに留意されたい。
【0026】
ここで、
図1~
図16を参照すると、本開示の例示的な実施形態を説明する際に、明確にするために具体的な用語が用いられる。しかしながら、本開示は、そのように選択された具体的な用語に限定されることを意図するものではなく、各具体的な要素は、同様の機能を達成するために同様の方法で動作する全ての技術的等価物を含むことを理解されたい。しかしながら、特許請求の範囲の実施形態は、多くの異なる形態で具現化され得、本明細書に記載される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。本明細書に記載される例は、非限定的な例であり、他の可能な例の中でも単なる例である。
【0027】
したがって、
図1~
図16を参照すると、本開示は、モジュラー統合キット10を提供することによって、現在利用可能な車両及び位置決めシステムの前述の制限を解決し得る。モジュラー統合キット10は、本明細書に示される車両106上の位置決めシステム12を含むが、これらに限定されない、車両上の様々な位置決めシステムを装備するためのモジュラー又は普遍的な手段及び機構を提供するためのものであり得る。位置決めシステム12は、本明細書に示されるタレットリング42などを含むが、これらに限定されない、様々なライフル、光学装置、ロケットランチャーなどのための任意の式又はタイプの位置決めシステムを含み得る。車両106上の位置決めシステム12のような位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10は、一般に、構成可能な基礎プレート14、減衰ボルト構造16、及びモジュラー防振アセンブリ20を含み得る。構成可能な基礎プレート14は、車両106上の位置決めシステム12のような位置決めシステム12に取り付けるように構成され得る。構成可能な基礎プレート14は、モジュラー統合キット10及びそのコンポーネントを、位置決めシステムなどの任意の様々なサイズ、形状、設計、及び/又は構成に取り付けるように構成された任意の形状、サイズ、設計、及び/又は構成を含み得る。減衰ボルト構造16は、構成可能な基礎プレート14に固定され得る。減衰ボルト構造16は、ライフル、光学装置、及び/又はロケットランチャーのペイロードを車両106に取り付けるためのように、ペイロード18を取り付けるように構成され得る。しかしながら、本開示はそれほど限定されず、減衰ボルト構造16は、ペイロードの任意の様々なサイズ、形状、設計、及び/又は構成を取り付けるための任意の様々なサイズ、形状、設計、及び/又は構成を含み得る。モジュラー防振アセンブリ20は、構成可能な基礎プレート14と減衰ボルト構造16との間に配設され得る。モジュラー防振アセンブリ20は、車両106上の位置決めシステム12を含むが、これらに限定されない、位置決めシステム12に取り付けられた構成可能な基礎プレート14の動きから、減衰ボルト構造16を減衰させるように構成され得る。
【0028】
ここで具体的に
図3を参照すると、モジュラー防振アセンブリ20は、モジュラー統合キット10のコンポーネントとして示される。モジュラー防振アセンブリ20は、ペイロード18の重量(すなわち、ペイロードのサイズ及び質量)及び作用(すなわち、ペイロード上で予想される正及び/又は負のG力の量)に対応するようにサイズ決定及び/又は構成され得る。
図3に示されるように、位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10の選択された実施形態では、モジュラー防振アセンブリ20は、少なくとも1つの防振要素28を含み得る。モジュラー防振アセンブリ20に提供される防振要素の数及びサイズは、変化し得、ペイロード18の重量及び作用に基づいて設計され得る。
図3に示されるように、少なくとも1つの防振要素28の各々は、構成可能な基礎プレート14と減衰ボルト構造16との間に位置決めされ得る。少なくとも1つの防振要素28の各々は、下部バヨネット式ショックアブソーバ30及び上部バヨネット式ショックアブソーバ32を含み得る。少なくとも1つの防振要素28の各々の下部バヨネット式ショックアブソーバ30は、構成可能な基礎プレート14と減衰ボルト構造16との間に位置決めされ得る。少なくとも1つの防振要素28の各々の上部バヨネット式ショックアブソーバ32は、減衰ボルト構造16とワッシャ35との間に位置決めされ得る。ボルト又はネジのようなファスナ34は、ワッシャ35と構成可能な基礎プレート14との間に接続され得る。ファスナ34は、下部バヨネット式ショックアブソーバ30及び上部バヨネット式ショックアブソーバ32をプリテンションするように構成され得る。選択された好ましい可能性がある実施形態では、下部バヨネット式ショックアブソーバ30及び上部バヨネット式ショックアブソーバ32は、マイクロセルウレタンバヨネット式ショックアブソーバ36であり得る。ここで、モジュラー防振アセンブリ20で使用されるマイクロセルウレタン式ショックアブソーバ36のタイプ38及び番号40は、ペイロード18の重量及び作用に基づいて設定され得る。
【0029】
ここで具体的に
図4~
図6を参照すると、位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10の別の特徴は、選択された実施形態では、構成可能な基礎プレート14が、タレットリング42に取り付けられるように構成され得ることであり得る。これらの実施形態又はタレット構成では、構成可能な基礎プレート14は、タレットリング42に水平にまたがるように構成された長さ44を有し得る。選択された実施形態では、構成可能な基礎プレート14は、構成可能な基礎プレート14の一方又は両方の端部48上にアダプタリング46を含み得る。アダプタリング46は、タレットリング42の様々なサイズ及びタレットボルト穴パターン54に適合するように構成された様々なアダプタボルト穴パターン50を含み得る。要するに、構成可能な基礎プレート14は、タレットリング又は他の位置決めシステムなどの任意のサイズ、構成、及び/又は設計に適合するようにサイズ決定、構成、及び/又は設計され得る。選択された実施形態では、構成可能な基礎プレート14は、手動リンク86を含み得る。手動リンク86は、図に示されるように、構成可能な基礎プレート14に固定され得る。手動リンク86は、タレットリング42を手動で操作するためのように、位置決めシステム12を手動で操作するためのように、構成可能な基礎プレート14を手動で移動させるための手段を提供するように構成され得る。
【0030】
ここで
図1~
図2、
図4~
図6、及び
図11~
図12を参照すると、位置決めシステム12などのためのモジュラー統合キット10の別の特徴は、Gメータ56を含むことであり得る。Gメータ56は、任意のタイプのGメータ、又はG負荷若しくはショック表示デバイスであり得る。Gメータ56は、減衰ボルト構造16に取り付けられ得る。Gメータ56は、三軸g力レベルを記録するように、及び結果として生じるg力負荷を計算するように構成された、ペイロード18のショック表示デバイス58であるように構成され得る。ここで、選択された実施形態では、Gメータ56は、ペイロード18が特定の制限又は量を超えるショック負荷にさらされたかどうかをユーザに対して外向きに示すインジケータ要素66を含むように構成された電子デバイス又は機械デバイス64であり得る。一例として、及びそれに限定されないことは明らかであるが、Gメータ56は、ペイロード18が過度のG力負荷にさらされていることを示すように構成された緑色、琥珀色、及び/又は赤色のライトを含み得る。選択された実施形態では、Gメータ56は、モジュラー防振アセンブリ20の上にある、減衰ボルト構造16、又はそれに取り付けられたコンポーネント上に固定され得、それによって、Gメータ56は、減衰ボルト構造16上に位置決めされたペイロード18によって経験された負荷の正確な表示を提供するように構成され得る。
【0031】
ここで、
図1~
図2及び
図4~
図6に示される実施形態を参照すると、位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10の別の特徴は、減衰ボルト構造が、ペイロード18を取り付けるための任意のコンポーネント、構造、接続手段、及び/又は方法を含み得ることであり得る。選択された実施形態では、図に示すように、減衰ボルト構造16は、ペデスタルアセンブリ68、ベルクランクアセンブリ70、アクチュエータアセンブリ82など、及び/又はそれらの組み合わせを含むことができる。ペデスタルアセンブリ68は、減衰ボルト構造16に固定され得、位置決めシステム12の上方のペイロード18を固定するためのペデスタルタイプ機構を提供し得る。ベルクランクアセンブリ70は、ペデスタルアセンブリ68に枢動可能に装着され得る。ベルクランクアセンブリ70は、ペイロード18を装着するために構成されたクイックリリースファスナ又はピン72を含み得る。ペイロード18は、ライフル、光学装置、レーザ、ロケットランチャーなど、及び/又はそれらの組み合わせを含み得るが、これらに限定されない。アクチュエータアセンブリ82は、ペデスタルアセンブリ68を中心としたベルクランクアセンブリ70の角度移動84(
図11を参照)を制御するように構成され得る。したがって、アクチュエータアセンブリ82は、任意のライフル、光学装置、ロケットランチャーなどの角度を上げ、及び/又は下げるためのように、ペイロード18の角度を上げ、及び/又は下げるためのように、位置決めシステム12の上方のベルクランクアセンブリの角度を上げ、及び/又は下げるように設計され得る。アクチュエータアセンブリ82は、ペデスタルアセンブリ68を中心としたベルクランクアセンブリ70の角度移動84を制御するための任意のデバイス、手段、機構、及び/又は方法を含み得る。選択された実施形態では、アクチュエータアセンブリ82は、アクチュエータ88を含み得る。アクチュエータ88は、ハンドヘルドコントローラで動作する、電気アクチュエータ、空気圧アクチュエータ、油圧アクチュエータ、電気油圧アクチュエータ96など、及び/又はそれらの組み合わせを含み得るが、これらに限定されない。好ましい可能性がある実施形態では、アクチュエータ88は、ハンドヘルドコントローラで動作する電気油圧アクチュエータ96であり得る。選択された実施形態では、アクチュエータ制御ボックス100が含まれ得る。アクチュエータ制御ボックス100は、アクチュエータ88を制御するために構成され得る。選択された実施形態では、図に示されるように、アクチュエータ制御ボックス100は、構成可能な基礎プレート14のアダプタリング46に固定され得る。
【0032】
ここで具体的に
図7を参照すると、位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10の別の特徴は、選択された実施形態では、折り畳み可能な負荷スプレッダ102を含めることであり得る。折り畳み可能な負荷スプレッダ102は、車両106の格納領域104に合わせてサイズ決定され得る。したがって、折り畳み可能な負荷スプレッダ102のサイズ、形状、設計、及び/又は構成は、様々な車両106の格納領域104の様々なサイズ、形状、設計、及び/又は構成に適合するように変更され得る。図に示されるように、折り畳み可能な負荷スプレッダ102は、ロケットランチャーのような様々な負荷108を、拡散、又はロケット及び/又はロケットチューブ若しくはコンテナから分離するために、車両106の格納領域104内に折り畳まれ、配向されるように構成され得る。選択された実施形態では、折り畳み可能な負荷スプレッダ102は、270度の回転112で構成された2つのヒンジ110を含み得る。これらの270度の回転112ヒンジ110の実施形態では、折り畳み可能な負荷スプレッダ102は、平坦な形状114(
図9を参照)、z字形状116(
図7を参照)、U字形状118(
図8を参照)など、及び/又はそれらの組み合わせに折り畳まれるように構成され得る。
【0033】
ここで具体的に
図8を参照すると、位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10の別の特徴は、選択された実施形態では、防振格納基板120を含むことであり得る。防振格納基板120は、車両106の格納領域104に装着されるように構成され得る。防振格納基板120は、車両106の格納領域104に合わせてサイズ決定され得る。したがって、防振格納基板120のサイズ、形状、設計、及び/又は構成は、様々な車両106の格納領域104の様々なサイズ、形状、設計、及び/又は構成に適合するように変更され得る。防振格納基板120は、車両106上の様々な負荷108を格納し、防振するように設計され、構成され得る。防振格納基板120は、防振格納基板120の下に位置決めされた複数の防振装置122を含み得る。防振格納基板120の下に位置決めされた防振装置122の数、及びタイプ又はサイズは、変化し得、防振格納基板120上に位置決めされた負荷108の重量及び作用に基づいて決定され得る。防振格納基板120は、モジュラー統合キット10が標準出荷パレット124上に出荷され、防振格納基板120がモジュラー統合キット10と標準出荷パレット124との間に位置決めされるように、モジュラー統合キット10を輸送又は格納するためにも利用され得る。
【0034】
ここで具体的に
図9を参照すると、位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10の別の特徴は、モジュラー統合キット10が、商業出荷又は軍事輸送のために標準パレット124上に格納され、出荷されるように構成することができることである。したがって、アダプタリング46、減衰ボルト構造16、モジュラー防振アセンブリ20、手動リンク86、ペデスタルアセンブリ68、及びベルクランクアセンブリ70を備えた構成可能な基礎プレート14は、分解され、格納ケース125に格納され得る。いったん格納ケース125に格納されると、格納ケース125は、標準パレット124上に位置決めされた防振格納基板120の上に固定することができる。折り畳み可能な負荷スプレッダ102は、格納ケース125の横の標準パレット124上に折り畳まれ、位置決めすることができる。格納ケース125は、Torrance,CAのPelicans Products,Inc.からのPelican格納ケースのような、防水及び/又は耐圧破砕ケースであり得る(フォームが除去されたPelican 1630が示されている)。
【0035】
位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10の別の特徴は、それが、ペイロード18を位置決めするための位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10を必要とする様々な車両、船舶、及び他の航空機のために構成され得ることであり得る。したがって、位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10は、多様なそのような様々な車両、船舶、及び他の航空機が、高い割合の共通部品と統合されることを可能にし得る。
図10~
図13に示されるように、選択された実施形態では、モジュラー統合キット10は、図に示されるように、High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle(South Bend,INのAM Generalによって提供されるHumveeのようなHMMWV)、Polaris Dagor Vehicle(Medina,MNのPolaris Inc.のPolaris Government & Defenseによって提供される)、戦術車両、軍用ボートなど、又は位置決めシステムを備えた任意の他の車両又は軍用車両を含む軍用車両のような、車両106上で使用され得る。
【0036】
位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10の別の特徴は、コストを低減し、ほとんどのコンポーネントの生産における規模の経済性を可能にし、特定の環境における共通性及び相互運用性を増加させるように構成された部品の共通性のために構成することができることであり得る。したがって、位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10は、大部分が共通であるスペアパーツが、異なるシステムのユーザ間で共有されることを可能にし得る。
【0037】
位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10の別の特徴は、それが、大部分が同じコンポーネントを有する多数のタレット構成、ベンダー、及びサイズに適合される能力を有するために構成することができることであり得る。したがって、モジュラー統合キット10は、中心軸の周りを旋回する軸受システム若しくはタレットの異なる装備を有する車両、又は軸受、及びユーザが光学システムを手動で動作するために立つことができる穴を有するタレットシステムを有する車両上で利用され得、これらの様々なタレットシステムの製造業者は、異なる特徴及び設計、並びにタレットの様々なサイズ又は直径を有する。例として、いくつかのタレットは、電動回転を有し、他のタレットは、それらを回転させるための手動クランクを有し、これらの全てのために、モジュラー統合キット10は、設計され、構成され得る。
【0038】
位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10の別の特徴は、それが、任意の車、トラック、無限軌道地上車両、ボート、航空機などのために構成することができ、及び/又はそれらの間の任意の交差使用を提供することができることであり得る。
【0039】
別の態様では、本開示は、
図3に最良に示される実施形態を含むが、これらに限定されない、本明細書に示される及び/又は記載される様々な実施形態のいずれか及び/又は実施形態の組み合わせにおける、位置決めシステム12のためのモジュラー防振アセンブリ20を包含する。モジュラー防振アセンブリ20の1つの特徴は、それが、減衰ボルト構造16に取り付けられたペイロード18の重量及び作用に対応するように構成及び/又はサイズ決定することができることであり得る。モジュラー防振アセンブリ20の選択された好ましい可能性がある実施形態では、下部バヨネット式ショックアブソーバ30及び上部バヨネット式ショックアブソーバ32は、マイクロセルウレタンバヨネット式ショックアブソーバ36であり得る。ここで、モジュラー防振アセンブリ20で使用されるマイクロセルウレタン式ショックアブソーバ36のタイプ38及び/又は番号40は、所望のペイロードの重量及び作用に基づいて設定又は決定され得る。
【0040】
モジュラー防振アセンブリ20の別の特徴は、選択された実施形態では、少なくとも1つの防振要素28の各々が、防振要素28の様々なパターン、グループ、線、又は形状、及び任意の様々な数又は量で配設され得ることであり得る。選択された実施形態では、図に示されるように、少なくとも1つの防振要素28の各々は、4つずつのグループ126に配設され得る。選択された好ましい可能性がある実施形態では、防振要素28のうちの4つのこれらのグループ126は、長方形又は正方形の構成128で配設され得る。図に示されるように、単一の長方形又は正方形の構成128は、構成可能な基礎プレート14から減衰ボルト構造16への動きを減衰させるために利用され得る。しかしながら、本開示はそれほど限定されず、複数の長方形又は正方形の構成128は、ペイロード18の重量及び作用に応じて、構成可能な基礎プレート14から減衰ボルト構造16への動きを減衰させるために利用され得る。
【0041】
図に示されるように、本開示は、正確に位置決めする必要があるペイロードのための多くのシステムに適用することができる。これらのペイロードの例としては、画像を記録し、対象を追跡し、又は情報を収集し、記録するために使用される光学システムが挙げられ得るが、これらに限定されない。追加の例は、ロケット及びライフルなどの兵士によって使用される、又はレーザによる標的の識別のような他の目的のために使用されるシステムであり得るが、これらに限定されない。多くの車両は、中心軸の周りを旋回する軸受システム又はタレットの異なる装備、又は軸受、及びユーザが手動で光学システムを動作するために立つことができる穴を有するタレットシステムを有するが、これらの様々なタレットシステムの製造業者は、異なる特徴及び設計を有し、実施された本開示を使用することなく、設計者及びエンジニアが、過剰なコストをもたらす、その装置を標準化することに課題を提起することができる。同様に、タレットの直径は、より大きく又はより小さくすることができ、いくつかは電動又はアクチュエータ制御回転を有し、他のものはそれらを回転させるための手動機構を有する。本開示の有効性の鍵は、大部分が同じコンポーネントを有する多数のこれらのタレット構成、ベンダー、及びサイズに適合する能力であり得る。
【0042】
位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10の装備の別の重要な特徴は、モジュラー防振アセンブリ20を受け入れる能力であり得る。タレット構成に装着されるシステムのいくつかは、例えば、光学装置又は何らかのタイプの武器システムなど、むしろ壊れやすい場合があるため、車両、船舶、又は航空機をその意図された環境で動作させながらこれらのコンポーネントを維持するために、防振機能を提供することができることが重要である。例えば、モジュラー防振アセンブリ20を介したこの防振がなければ、荒海環境は、ロケットを損傷し、動作することを危険にするほど荒くなり得る。モジュラー防振アセンブリ20の防振要素28の統合は、この問題に対処し得、様々な重量及びペイロードに対応するようにスケーラブルである。
【0043】
ここで、
図14~
図16に示される例を参照すると、モジュラー防振アセンブリ20の防振要素28が支持しようとしている重量及び作用を評価するために使用することができる方法は、本質的に1Gで最初に評価することができる。次に、設計者は、システムが負荷下にあるときに、支持するために必要な重量及び作用を見ることができ、その負荷は、海の状態又はオフロード地形などの上でのシステムの、測定又は推定された動作パラメータ(例えば、加速度計を使用して)によって定義することができる。したがって、オフロード地形では、様々なマイクロセルウレタンバヨネット式36防振要素28の性能を5Gの垂直、5Gの横方向及び縦方向に見て、岩の衝突、及び丘を滑り落ちて何かに当たることをシミュレートすることができる。そこから、ウレタン片の負荷たわみ曲線を計算することができる。ゴムを使用することができるが、内部減衰及びヒステリシスの面では、材料が劣っているため(
図14参照)、マイクロセルウレタンを使用することが推奨される可能性がある。
【0044】
具体的に
図14を参照して、ショックアブソーバのためのバヨネットの装着は、車両用途のための典型的な減衰負荷よりも高いことを予想して試験された。追加された減衰負荷の潜在的なヘッドルームを測定するために、かつ現在の信頼性を推定するために、1.2Hzで実行される2,000~20,000ポンドの循環圧縮試験は、マウントをキャプチャするために現在実装されているスチールワッシャを使用して考案された。天然ゴムであると考えられる現在のサンプル、及び提案されているマイクロセルウレタン(MCU)部品の2種類を試験した。MCU部品は、100,000サイクルテストに合格し、試験中に35℃のピーク温度を達成した。ユニットは、100Kサイクル後に元の高さ(セットの1.7mm)の6%を損失した。結果としてのエネルギー損失は約10%であった。現在のサンプルも試験され、70℃の温度で動作した後、9,000サイクルで失敗したが、この温度の多くは、材料の固有の内部ヒステリシスの結果であった。部品が膨らんだので、部品の側面がスチールワッシャを摩擦し、すり減り、追加の機械的ヒステリシス、及び摩耗を引き起こした。受け入れのための自動車業界標準は、典型的には30%のエネルギー損失及び10%の圧縮永久ひずみである。MCU部品は、十分に、受け入れられた業界標準の範囲内であった。MCUは、ゴム製コンポーネントに対するいくつかの利点を提供し、MCUは、より少ない圧縮永久ひずみを有し、MCUは、低減された伝達性を有し、鋼溶接部は、天然ゴム製部品よりもMCUマウントでより耐久性があることを示し、MCUは、天然ゴムよりも高い温度定格を有する。MCU部品自体の耐久性は通常、ゴム製部品よりも良好であり、MCUは、全てのオイル及び溶媒及び洗浄剤と互換性があり、最大移動状態では、MCUは、同等のゴム製部品より多くの移動量を有するので、負荷ピークは、ゴム製部品と比較して、低減されるはずである。別の言い方をすれば、MCUは、同じストロークに対して、より低い伝達性を有する。
【0045】
結論として、個別のコンポーネント試験で、及び以前の用途に基づいて、MCU部品が動的に、高周波用途でその剛性を10~15%増加させることがわかった。これは、部品が、元の部品と同じ厚さ及び寸法で製造されることを可能にする。しかし、耐久性を確保するために、生産部品は、0.075インチ(約2mm)長くなり、アセンブリのスタックアップが4mm長くなり、この追加のスタックアップは全て事前圧縮される。これは、車両上のユニットの組み立て、又は組み立ての容易さには影響しない。生産のために、部品は、成形されるが、加工されたMCUマウントを使用しても悪影響はない。その結果、バヨネット式ショックアブソーバマウントを有する車両には、現在及び将来実装される可能性が高い、より高い負荷が推奨され、MCUが論理的な選択である。天然ゴム製部品は、これらのより高い負荷を処理するのに十分な耐久性がなさそうである。
【0046】
一例として、2,000ポンドの負荷で、4つの防振要素28でそれを支持するために、次いで、各防振要素のたわみを見ることができる。正G及び負Gを調べることができるので、システムはプリロード又はプリテンションすることができるため(ファスナ34と同様)、システムは上昇し、システムは負Gになると、常に減衰し、浮動することはない。結果として、システムは、上向き及び/又は下向きの減衰を提供することができる。これは、地形及び用途の分析によって決定することができ、開示された設計は、システムが、ボルト(ファスナ34)のプリロードトルクでプリロードを変化させることを可能にし、最大移動量を制限するために、又はセットアップが下部又は頂部から外れるのを防止するために、防振要素28の中心に異なる高さのスリーブ(
図3を参照)を置くことができる。
図15~
図16は、無プレロード下(
図15)及びプレロード又はプリテンション下(
図16)での様々なマイクロセルウレタンバヨネット式36についての異なる負荷たわみ及びばね定数グラフを示す。
【0047】
位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10への主要コンポーネントは、タレットリングにまたがる水平コンポーネントである構成可能な基礎プレート14、並びに必要に応じて様々なリング及びボルトパターンを適合させるアダプタリング46であり得る。構成可能な基礎プレート14から、防振要素28を備えたモジュラー防振アセンブリ20は、ここに位置し得、より重いペイロード(例えば、二重又は三重ロケットポッド配設)に対応する場合、かつ必要に応じて、拡大することができる。使用されない、又は必要とされない場合、モジュラー防振アセンブリ20の防振要素28を取り外し、剛性ボルト構造又はアセンブリ(もはや減衰ボルト構造15ではない)に単純に置き換えられ得る。追加の主要コンポーネントは、ペデスタルアセンブリ68であり得、ペデスタルアセンブリ68は、次いで、減衰ボルト構造16、ハンドヘルドコントローラで動作する、電気、空気圧、油圧、又は電気油圧アクチュエータ96(図に示される)であり得る、アクチュエータアセンブリ82を介してモジュラー防振アセンブリ20の防振要素に取り付けられる。この実施形態はまた、Gメータ56、又はG負荷若しくはショック表示デバイス58を含み得る。この特徴は、その設計の性質上、ペイロード又はシステムが特定の制限又は量を超えるショック負荷にさらされたかどうかをユーザに対して外向きに示すインジケータ要素66を含む電子デバイス又は機械デバイス64であり得る。このインジケータ又はメータを防振インターフェースの「上」のペデスタル上への配置は、ペイロードによって経験された負荷の最も正確な表示を提供し得る。図に示されるように、選択された実施形態では、Gメータ56は、電子ユニットであり得、電子ユニットは、必要に応じてレコーダであることができる。しかしながら、開示はそれほど限定されず、Gメータ56は、クレートが防振要素28にショックにさらされたときに破損する出荷用コンテナ上で見られる標準的なガラスユニットの1つであり得る。
【0048】
要するに、位置決めシステム12のための開示されたモジュラー統合キット10は、中央の構成可能な基礎プレート14を、異なる又は様々なタレットリングなどに適合させる外側アーチである部品を含み得る。位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10は、車輪で動く車両及び無限軌道車両、ボート及び他の小型及び大型の海洋船舶、並びにまた航空機上のタレットのために設計され得るが、典型的には航空機上では、ベアリングは小さく、ユーザが内部に立つことを許可しない(第二次世界大戦の爆撃機のように)。典型的には、航空機上のこれらのユニットは、リモートベアリング位置決めシステムによって動作するが、位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10は、同じように動作し得、本発明の外側「リング」を構成可能な基礎プレート14に適合させ、モジュラー防振アセンブリ20及び減衰ボルト構造16などの中央セクションを共通のままにする。
【0049】
一例として、及びそれに限定されないことは明らかであるが、位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10は、Fletcherのようなロケットに使用され得る。ロケットは、一定量のG負荷又はGショックの下で損傷を受ける可能性があるため、モジュラー防振アセンブリ20を介した防振を含むことが重要であり得る。
【0050】
図に示されているように、位置決めシステム12のためのモジュラー統合キット10は、異なるタレット直径、異なるハードウェアなどに適合するように、外側の「リング」を変更するだけで、ほぼ全ての同じものを使用して、3つの異なるタレットリングのために構成され得る。
【0051】
位置決めシステム12のための開示されたモジュラー統合キット10は、車/トラック/無限軌道地上車両、及びまたボート、航空機、及び/又は同様のもののために使用され得るか、又は構成され得る。
【0052】
別の態様では、本開示は、様々な構造的固定点を有する回転環境で感度の高いペイロードを防振する方法を包含する。概して、この開示された方法は、本明細書に示される及び/又は記載される様々な実施形態のいずれかにおいて、位置決めシステム12のための開示されたモジュラー統合キット10を利用することを含み得る。
【0053】
また別の態様では、本開示は、感度の高いペイロードについて、測定及び監視し、警告又は「行ってもよい」記号をユーザに提供し、防振装置の「絶縁された」側面を監視するための方法を包含する。一般に、この開示された方法は、Gメータ56を含む、本明細書に示される及び/又は記載される様々な実施形態のいずれかにおいて、位置決めシステム12のための開示されたモジュラー統合キット10を利用することを含み得る。
* * *
【0054】
本明細書及び/又は図面では、本開示の典型的な実施形態が開示されている。本開示は、そのような例示的な実施形態に限定されない。「及び/又は」という用語の使用は、関連付けられた列挙されたアイテムのうちの1つ以上の任意の及び全ての組み合わせを含む。図は、概略表現であるため、必ずしも縮尺に合わせて描画されるわけではない。特に明記しない限り、具体的な用語は、限定の目的ではなく、一般的かつ記述的な意味で使用されている。
【0055】
前述の説明及び図面は、例解的な実施形態を含む。したがって、例示的な実施形態を説明したが、当業者は、開示内の開示が例示的なものにすぎず、様々な他の代替、適応、及び修正が本開示の範囲内で行われ得ることに留意すべきである。単に、ある方法のステップを特定の順序で列挙又は番号付けするだけでは、その方法のステップの順序に対するいかなる制限も構成しない。多くの修正及び他の実施形態は、本開示が属する当業者が、前述の説明及び関連する図面に提示される教示の利点を有することを思い浮かべるであろう。具体的な用語は、本明細書で使用され得るが、それらは、限定の目的のためではなく、一般的かつ記述的な意味でのみ使用される。したがって、本開示は、本明細書に例解される具体的な実施形態に限定されないが、以下の特許請求の範囲によってのみ限定される。
【国際調査報告】