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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-08
(54)【発明の名称】表示パネルおよび表示装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/041 20060101AFI20230901BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20230901BHJP
   G09F 9/00 20060101ALI20230901BHJP
   G09F 9/302 20060101ALI20230901BHJP
   G09G 3/3233 20160101ALI20230901BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20230901BHJP
   H10K 59/122 20230101ALI20230901BHJP
   H10K 59/131 20230101ALI20230901BHJP
   H10K 59/35 20230101ALI20230901BHJP
   H10K 59/40 20230101ALI20230901BHJP
   H10K 59/80 20230101ALI20230901BHJP
   H10K 59/82 20230101ALI20230901BHJP
   H10K 59/90 20230101ALI20230901BHJP
   G06F 3/044 20060101ALI20230901BHJP
   H05B 33/14 20060101ALN20230901BHJP
   H10K 50/10 20230101ALN20230901BHJP
【FI】
G06F3/041 422
G09F9/30 338
G09F9/00 366A
G09F9/302 C
G09F9/30 348A
G09G3/3233
G09G3/20 624B
H10K59/122
H10K59/131
H10K59/35
H10K59/40
H10K59/80
H10K59/82
H10K59/90
G06F3/041 412
G06F3/044 129
G06F3/041 420
H05B33/14 Z
H10K50/10
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021540246
(86)(22)【出願日】2021-03-22
(85)【翻訳文提出日】2021-07-09
(86)【国際出願番号】 CN2021082008
(87)【国際公開番号】W WO2022037055
(87)【国際公開日】2022-02-24
(31)【優先権主張番号】202010822808.3
(32)【優先日】2020-08-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510280589
【氏名又は名称】京東方科技集團股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE TECHNOLOGY GROUP CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.10 Jiuxianqiao Rd.,Chaoyang District,Beijing 100015,CHINA
(71)【出願人】
【識別番号】519385216
【氏名又は名称】北京京▲東▼方技▲術▼▲開▼▲発▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING BOE TECHNOLOGY DEVELOPMENT CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 407,Building 1,No.9 Dize Road,BDA,Beijing,100176,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シエン ジエンボー
(72)【発明者】
【氏名】シュー チェン
(72)【発明者】
【氏名】リー パン
(72)【発明者】
【氏名】チアオ ヨン
(72)【発明者】
【氏名】ウー シンイン
【テーマコード(参考)】
3K107
5C080
5C094
5C380
5G435
【Fターム(参考)】
3K107AA01
3K107AA06
3K107BB01
3K107CC14
3K107CC41
3K107DD39
3K107DD89
3K107EE03
3K107EE66
3K107FF15
3K107HH05
5C080AA06
5C080AA07
5C080BB05
5C080CC03
5C080FF11
5C080JJ03
5C080JJ04
5C080JJ06
5C080KK02
5C080KK07
5C080KK43
5C080KK49
5C094AA08
5C094BA03
5C094BA23
5C094BA27
5C094CA20
5C094CA24
5C094DA13
5C094DA15
5C094DB01
5C094DB04
5C094EA10
5C094FA01
5C094FA02
5C094FA04
5C094JA01
5C094JA08
5C094JA09
5C380AA01
5C380AA03
5C380AB18
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5C380AB28
5C380AB34
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5C380AB37
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5C380AC08
5C380AC11
5C380BA39
5C380CC06
5C380CC07
5C380CC26
5C380CC27
5C380CC33
5C380CC39
5C380CC66
5C380CC77
5C380CC80
5C380CD027
5G435AA04
5G435BB04
5G435BB05
5G435CC09
5G435CC12
(57)【要約】
本出願は、表示パネルおよび表示装置を開示する。ここで、表示パネルは、ベース基板と、トランジスタアレイ層と、ピクセル定義層と、タッチ電極とを備え、ここで、第1色サブピクセルの開口領域の面実施積は、第3色サブピクセルの開口領域の面積より小さく、第2色サブピクセルの開口領域の面積は第3色サブピクセルの開口領域の面積より小さく、ベース基板上の第1色サブピクセルにおける第2のコンデンサの正投影とタッチ電極ベース基板の正投影は第1の補助重なり面積を有し、ベース基板上の第2色サブピクセルにおける第2のコンデンサの正投影とタッチ電極ベース基板の正投影とは第2の補助重なり面積を有し、ベース基板上の第3色サブピクセルにおける第2のコンデンサの正投影とベース基板上のタッチ電極の正投影とは、第3の補助重なり面積を有し、第1の補助重なり面積および第2の補助重なり面積のうちの少なくとも1つは、第3の補助重なり面積より大きい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース基板と、トランジスタアレイ層と、ピクセル定義層と、タッチ電極とを備え、
前記トランジスタアレイ層は、前記ベース基板上に位置し、
前記ピクセル定義層は、前記トランジスタアレイ層の前記ベース基板から離れた側に位置し、
前記タッチ電極は、前記ピクセル定義層の前記ベース基板から離れた側に位置し、
前記ベース基板は表示領域を有し、前記サブピクセルは、複数のサブピクセルを含み、前記サブピクセルはピクセル回路及び発光素子を含み、前記ピクセル回路は、ゲートラインパターンと、データラインパターンと、電源信号線パターンとを含み、
前記トランジスタアレイ層は、複数のコンデンサ導電部を含み、前記サブピクセルは、対応する前記コンデンサ導電部を含み、ここで、同じ前記サブピクセルにおいて、前記コンデンサ導電部と、前記サブピクセルに対応するデータラインパターンおよび/または前記サブピクセルに対応する電源信号線パターンは、重複領域を有し、前記コンデンサ導電部は、前記サブピクセルに対応する電源信号線パターンまたは前記サブピクセルに対応するデータラインパターンに少なくとも結合され、
前記ピクセル定義層は、複数の開口領域を含み、前記サブピクセルは対応する前記開口領域を含み、
前記ベース基板上の前記タッチ電極の少なくとも一部の正投影は、グリッドであり、
ここで、前記複数のサブピクセルは、第1色サブピクセル、第2色サブピクセルおよび第3色サブピクセルをさらに含み、前記第1色サブピクセルの開口領域の面積は、前記第3色サブピクセルの開口領域の面積よりも小さく、前記第2色サブピクセルの開口領域の面積は、前記第3色サブピクセルの開口領域の面積よりも小さく、
前記ベース基板上の前記第1色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部の正投影と、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影とは、第1の補助重なり面積を有し、
前記ベース基板上の前記第2色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部の正投影と、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影は、第2の補助重なり面積を有し、
前記ベース基板上の前記第3色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部の正投影と、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影は、第3の補助重なり面積を有し、
前記第1の補助重なり面積および前記第2の補助重なり面積の少なくとも一方は、前記第3の補助重なり面積よりも大きい、ことを特徴とする表示パネル。
【請求項2】
前記第1の補助重なり面積は、前記第2の補助重なり面積よりも大きく、または、
前記第1の補助重なり面積は、前記第2の補助重なり面積にほぼ等しいか、または、
前記第3の補助重なり面積は、前記第2の補助重なり面積にほぼ等しい、ことを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。
【請求項3】
前記トランジスタアレイ層は、第1の導電層と、第1の絶縁層と、第2の導電層とを備え、
前記第1の導電層は、前記ベース基板と前記ピクセル定義層との間に位置し、ここで、前記第1の導電層は、複数のデータラインパターンと複数の電源信号線パターンとを含み、
前記第1の絶縁層は、前記ベース基板と前記第1の導電層との間に位置し、
前記第2の導電層は、前記ベース基板と前記第1の絶縁層との間に位置し、前記第2の導電層は、複数の補助導電部を含み、前記サブピクセルにおけるコンデンサ導電部は、前記補助導電部を含み、ここで、同じ前記サブピクセルにおいて、前記ベース基板上の前記補助導電部の第1端の正投影と、前記ベース基板上の前記電源信号線パターンの正投影とは、重複領域を有し、前記ベース基板上の前記補助導電部の第2端の正投影と、前記ベース基板上の前記データラインパターンの正投影は、重複領域を有し、前記補助導電部は、電源信号線パターンに結合され、
前記第1の補助重なり面積は、前記ベース基板上の前記第1色サブピクセルにおける補助導電部の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重なり面積を含み、
前記第2の補助重なり面積は、前記ベース基板上の前記第2色サブピクセルにおける補助導電部の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重なり面積を含み、
前記第3の補助重なり面積は、前記ベース基板上の前記第3色サブピクセルにおける補助導電部の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重なり面積を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。
【請求項4】
前記第1色サブピクセルにおける補助導電部は第1の補助露出部を含み、前記ベース基板上の前記第1の補助露出部の正投影は、それぞれ前記ベース基板上の前記データラインパターンの正投影および前記ベース基板上の前記電源信号線パターンの正投影と重ならなく、前記第1の補助重なり面積包括第1の補助サブ重なり面積を含み、前記ベース基板上の前記第1の補助露出部の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重複領域は、第1の補助サブ重なり面積を有し、
前記第2色サブピクセルにおける補助導電部は、第2の補助露出部を含み、前記ベース基板上の前記第2の補助露出部の正投影は、それぞれ前記ベース基板上の前記データラインパターンの正投影および前記ベース基板上の前記電源信号線パターンの正投影と重ならなく、前記第2の補助重なり面積は、第2の補助サブ重なり面積を含み、前記ベース基板上の前記第2の補助露出部の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重複領域は、第2の補助サブ重なり面積を有し、
前記第3色サブピクセルにおける補助導電部は、第3の補助露出部を含み、前記ベース基板上の前記第3の補助露出部の正投影は、それぞれ前記ベース基板上の前記データラインパターンの正投影および前記ベース基板上の前記電源信号線パターンの正投影と重ならなく、前記第3の補助重なり面積は、第3の補助サブ重なり面積を含み、前記ベース基板上の前記第3の補助露出部の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重複領域は、第3の補助サブ重なり面積を有し、
前記第1の補助サブ重なり面積は、前記第2の補助サブ重なり面積および前記第3の補助サブ重なり面積の少なくとも一方よりも大きい、ことを特徴とする請求項3に記載の表示パネル。
【請求項5】
前記第2の補助サブ重なり面積は、前記第3の補助サブ重なり面積よりも大きく、または、前記第3の補助サブ重なり面積は、前記第2の補助サブ重なり面積にほぼ等しい、ことを特徴とする請求項4に記載の表示パネル。
【請求項6】
前記第1色サブピクセルにおいて、前記ベース基板上の前記第1の補助露出部の正投影は、前記ベース基板上の前記データラインパターンの正投影と前記ベース基板上の前記電源信号線パターンの正投影との間に位置し、および/または、
前記第2色サブピクセルにおいて、前記ベース基板上の前記第2の補助露出部の正投影は、前記ベース基板上の前記データラインパターンの正投影と前記ベース基板上の前記電源信号線パターンの正投影との間に位置し、および/または、
前記第3色サブピクセルにおいて、前記ベース基板上の前記第3の補助露出部の正投影は、前記ベース基板上の前記データラインパターンの正投影と前記ベース基板上の前記電源信号線パターンの正投影との間に位置する、ことを特徴とする請求項4に記載の表示パネル。
【請求項7】
前記ベース基板上の前記補助導電部の正投影は、総面積を有し、
前記第1の補助サブ重なり面積と前記総面積の比率の範囲は、1/3~2/3であり、および/または、
前記第2の補助サブ重なり面積と前記総面積の比率の範囲は、0~1/4であり、および/または、
前記第3の補助サブ重なり面積と前記総面積の比率の範囲は0~1/16である、ことを特徴とする請求項6に記載の表示パネル。
【請求項8】
前記第1色サブピクセルにおいて、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影は、前記ベース基板上の前記第1の補助露出部の正投影を覆い、および/または、
前記第2色サブピクセルにおいて、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影は、前記ベース基板上の前記第2の補助露出部の正投影を覆い、および/または、
前記第3色サブピクセルにおいて、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影は、前記ベース基板上の前記第3の補助露出部の正投影を覆う、ことを特徴とする請求項7に記載の表示パネル。
【請求項9】
前記第1色サブピクセルにおける補助導電部は、第1の補助シールド部をさらに含み、前記ベース基板上の前記第1の補助シールド部の正投影は、前記ベース基板上の前記データラインパターンおよび前記電源信号線パターンのうちの少なくとも1つの正投影と重複し、ここで、列方向における前記第1の補助露出部の幅は、前記列方向における前記第1の補助シールド部の幅よりも小さく、および/または、
前記第2色サブピクセルにおける補助導電部は、第2の補助シールド部をさらに含み、前記ベース基板上の前記第2の補助シールド部の正投影は、前記ベース基板上の前記データラインパターンおよび前記電源信号線パターンのうちの少なくとも1つの正投影と重複し、ここで、列方向における前記第2の補助露出部の幅は、前記列方向における前記第2の補助シールド部の幅よりも小さく、および/または、
前記第3色サブピクセルにおける補助導電部は、第3の補助シールド部をさらに含み、前記ベース基板における前記第3の補助シールド部の正投影は、前記ベース基板上の前記データラインパターンおよび前記電源信号線パターンのうちの少なくとも1つの正投影と重複し、ここで、列方向における前記第3の補助露出部の幅は、前記列方向における前記第3の補助シールド部の幅よりも小さい、ことを特徴とする請求項4から請求項8のいずれか一項に記載の表示パネル。
【請求項10】
前記ピクセル回路はさらに第1のコンデンサを含み、
前記ベース基板上の前記第1色サブピクセルにおける第1のコンデンサの正投影と、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影は、第1のストレージ重なり面積を有し、
前記ベース基板上の前記第2色サブピクセルにおける第1のコンデンサの正投影と、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影は、第2のストレージ重なり面積を有し、
前記ベース基板上の前記第3色サブピクセルにおける第1のコンデンサの正投影と、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影は、第3のストレージ重なり面積を有し、
前記第1のストレージ重なり面積および前記第2のストレージ重なり面積のうちの少なくとも1つは、前記第3のストレージ重なり面積よりも大きい、ことを特徴とする請求項3に記載の表示パネル。
【請求項11】
前記第1のストレージ重なり面積は、前記第2のストレージ重なり面積よりも大きい、ことを特徴とする請求項10に記載の表示パネル。
【請求項12】
前記第2の導電層は、前記補助導電部から間隔を置いて配置された複数のストレージ導電部をさらに含み、前記サブピクセルは、前記ストレージ導電部を含み、前記ストレージ導電部は、前記第1のコンデンサの第2のプレートとして機能し、
前記第1のストレージ重なり面積は、前記ベース基板上の前記第1色サブピクセルにおけるストレージ導電部の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重なり面積を含み、
前記第2のストレージ重なり面積は、前記ベース基板上の前記第2色サブピクセルにおけるストレージ導電部の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重なり面積を含み、
前記第3のストレージ重なり面積は、前記ベース基板上の前記第3色サブピクセルにおけるストレージ導電部の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重なり面積を含む、ことを特徴とする請求項10に記載の表示パネル。
【請求項13】
前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影の形状はグリッド状であり、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影は、前記ベース基板上の前記開口領域の正投影と重複しない、ことを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。
【請求項14】
前記タッチ電極は、第1の電極部と第2の電極部とを含み、ここで、前記ベース基板上の前記第1の電極部の正投影補助導電部前記ベース基板の正投影重複領域,前記ベース基板上の前記第2の電極部の正投影は、前記ベース基板上の前記補助導電部の正投影と重ならなく、
前記第1の電極部の幅は、前記第2の電極部の幅よりも大きい、ことを特徴とする請求項13に記載の表示パネル。
【請求項15】
前記表示パネルは、前記ピクセル定義層と前記タッチ電極との間に位置する発光機能層をさらに備え、且つ、前記発光機能層は、複数の第1色発光層、複数の第2色発光層および複数の第3色発光層を含み、
前記ベース基板における前記第1色発光層の正投影は、前記ベース基板上の前記第1色サブピクセルにおける開口領域の正投影を覆い、
前記ベース基板上の前記第2色発光層の正投影は、前記ベース基板上の前記第2色サブピクセルにおける開口領域の正投影を覆い、
前記ベース基板上の前記第3色発光層の正投影は、前記ベース基板上の前記第3色サブピクセルにおける開口領域の正投影を覆う、ことを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。
【請求項16】
前記ベース基板上の隣接する前記開口領域の間に位置するタッチ電極の正投影は、前記ベース基板上の少なくとも2つの異なる色の発光層の正投影と重複する、ことを特徴とする請求項15に記載の表示パネル。
【請求項17】
前記ベース基板上の前記第3色サブピクセルの開口領域を囲むタッチ電極の正投影は、前記ベース基板上の前記第3色発光層の正投影内に位置し、および/または、
前記ベース基板上の前記第2色サブピクセルの開口領域を囲むタッチ電極の正投影は、前記ベース基板上の前記第2色発光層の正投影内に位置し、および/または、
前記ベース基板上の前記第1色サブピクセルの開口領域的を囲むタッチ電極の正投影は、前記ベース基板における前記第1色発光層の正投影内に位置する、ことを特徴とする請求項15に記載の表示パネル。
【請求項18】
隣接する前記第3色発光層および前記第2色発光層に関し、前記ベース基板上の前記第3色発光層の正投影の境界と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影の境界との間に第1の最小距離があり、前記ベース基板上の前記第2色発光層の正投影の境界と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影の境界との間に第2の最小距離があり、
前記第1の最小距離は、前記第2の最小距離よりも長い、ことを特徴とする請求項15に記載の表示パネル。
【請求項19】
前記ベース基板上の前記第1色サブピクセルの開口領域的を囲むタッチ電極の正投影によって囲まれた面積は、第1のグリッド面積であり、
前記ベース基板上の前記第2色サブピクセルの開口領域を囲むタッチ電極の正投影によって囲まれた面積は、第2のグリッド面積であり、
前記ベース基板上の前記第3色サブピクセルの開口領域を囲むタッチ電極の正投影によって囲まれた面積は、第3のグリッド面積であり、
前記第3のグリッド面積は、前記第2のグリッド面積よりも第1のグリッド面積よりも大きい、ことを特徴とする請求項13に記載の表示パネル。
【請求項20】
前記表示パネルは、複数の重複ユニットを含み、前記重複ユニットは、前記第1色サブピクセル、前記第2色サブピクセルおよび前記第3色サブピクセルを含む、ことを特徴とする請求項19に記載の表示パネル。
【請求項21】
前記重複ユニットは、第4色サブピクセルをさらに含み、前記ベース基板上の前記第4色サブピクセルの開口領域を囲むタッチ電極の正投影によって囲まれた面積は、第4のグリッド面積であり、
前記第1色サブピクセルに対応する第1のグリッド面積は、前記第4色サブピクセルに対応する第4のグリッド面積より大きいか、またはほぼ等しい、ことを特徴とする請求項20に記載の表示パネル。
【請求項22】
同じ前記重複ユニットにおいて、前記第3色サブピクセルの開口領域および前記第1色サブピクセルの開口領域は、第1の方向に沿って配置され、
前記第3色サブピクセルの開口領域を囲むタッチ電極の内側境界によって囲まれた領域は、前記第1の方向に垂直な第1の幅を有し、
前記第1色サブピクセルの開口領域的を囲むタッチ電極の内側境界によって囲まれた領域は、前記第1の方向に垂直な第2の幅を有し、
前記第1の幅は、前記第2の幅よりも大きい、ことを特徴とする請求項21に記載の表示パネル。
【請求項23】
同じ前記重複ユニットにおいて、前記第2色サブピクセルの開口領域は、前記第4色サブピクセルの開口領域は、第1の方向に沿って配置され、
前記第2色サブピクセルの開口領域を囲むタッチ電極の内側境界によって囲まれた領域は、前記第1の方向に垂直な第3の幅を有し、
前記第4色サブピクセルの開口領域を囲むタッチ電極の内側境界によって囲まれた領域は、前記第1の方向に垂直な第4の幅を有し、
前記第3の幅は、前記第4の幅よりも大きい、ことを特徴とする請求項21または請求項22に記載の表示パネル。
【請求項24】
補助導電部の正投影と重なり面積を有するタッチ電極のグリッド線の延在方向は、第3の方向と角度βを有し、15°≦β≦60°であり、前記第3の方向は、前記データラインパターンの延在方向に対してほぼ垂直である、ことを特徴とする請求項13に記載の表示パネル。
【請求項25】
tanβ=A1/A2;ここで、A1は、前記第3の方向に垂直する方向上の前記補助導電部幅を示し、A2は、前記第3の方向上の前記補助導電部の幅を示す、ことを特徴とする請求項24に記載の表示パネル。
【請求項26】
第1色サブピクセルにおける補助導電部の正投影と重なり面積を有するタッチ電極のグリッド線の延在方向は、前記第3の方向に対して第1の角度を有し、
第2色サブピクセルにおける補助導電部の正投影と重なり面積を有するタッチ電極のグリッド線の延在方向は、前記第3の方向に対して第2の角度を有し、
第3色サブピクセルにおける補助導電部の正投影と重なり面積を有するタッチ電極のグリッド線の延在方向は、前記第3の方向に対して第3の角度を有し、
前記第1の角度は、前記第2の角度より前記第3の角度よりも小さい、ことを特徴とする請求項24に記載の表示パネル。
【請求項27】
隣接する4つのサブピクセルの開口領域を開口群とし、前記ベース基板上の前記タッチ電極のグリッド交差点の正投影は、前記ベース基板上の前記開口群の正投影によって囲まれた領域に位置する、ことを特徴とする請求項24に記載の表示パネル。
【請求項28】
前記ベース基板上の前記タッチ電極のグリッド交差点の正投影は、前記ベース基板上の前記開口群の正投影によって囲まれた領域のほぼ中心にある、ことを特徴とする請求項27に記載の表示パネル。
【請求項29】
前記第4色サブピクセルとは、前記第1色サブピクセルは同じ発光色を有する、ことを特徴とする請求項21に記載の表示パネル。
【請求項30】
前記サブピクセルそれぞれは、第1の電極をさらに含み、
前記ベース基板上の前記第1色サブピクセルにおける第1の電極の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重複領域は、第1のアノード重なり面積を有し、
前記ベース基板上の前記第2色サブピクセルにおける第1の電極の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重複領域は、第2のアノード重なり面積を有し、
前記ベース基板上の前記第3色サブピクセルにおける第1の電極の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重複領域は、第3のアノード重なり面積を有し、
前記第1のアノード重なり面積および前記第2のアノード重なり面積のうちの少なくとも1つは、前記第3のアノード重なり面積よりも大きい、ことを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。
【請求項31】
前記第1のアノード重なり面積は、前記第2のアノード重なり面積よりも大きく、または、
前記第1のアノード重なり面積は、前記第2のアノード重なり面積にほぼ等しい、ことを特徴とする請求項30に記載の表示パネル。
【請求項32】
ベース基板と、トランジスタアレイ層と、ピクセル定義層と、タッチ電極とを備え、
前記トランジスタアレイ層は、前記ベース基板上に位置し、
前記ピクセル定義層は、前記トランジスタアレイ層の前記ベース基板から離れた側に位置し、
前記タッチ電極は、前記ピクセル定義層の前記ベース基板から離れた側に位置し、
前記ベース基板は表示領域を有し、前記サブピクセルは、複数のサブピクセルを含み、前記サブピクセルはピクセル回路及び発光素子を含み、前記ピクセル回路は、ゲートラインパターンと、データラインパターンと、電源信号線パターンとを含み、
前記トランジスタアレイ層は、複数のコンデンサ導電部を含み、前記サブピクセルは、対応する前記コンデンサ導電部を含み、ここで、同じ前記サブピクセルにおいて、前記コンデンサ導電部と、前記サブピクセルに対応するデータラインパターンおよび/または前記サブピクセルに対応する電源信号線パターンは、重複領域を有し、前記コンデンサ導電部は、前記サブピクセルに対応する電源信号線パターンまたは前記サブピクセルに対応するデータラインパターンに少なくとも結合され、
前記ピクセル定義層は、複数の開口領域を含み、前記サブピクセルは対応する前記開口領域を含み、
前記ベース基板上の前記タッチ電極の少なくとも一部の正投影は、グリッドであり、
前記トランジスタアレイ層は、第1の導電層をさらに含み、前記コンデンサ導電部は前記第1の導電層に形成され、
前記ピクセル回路は、複数のトランジスタをさらに含み、少なくとも一部のトランジスタのソースおよびドレインは、前記第1の導電層上に形成される、ことを特徴とする表示パネル。
【請求項33】
前記コンデンサ導電部は、弧状または不規則なパターンを有する、ことを特徴とする請求項32に記載の表示パネル。
【請求項34】
前記コンデンサ導電部は、補助導電部を含み、前記補助導電部は、前記電源信号線パターン、データラインパターンおよび前記タッチ電極と少なくとも部分的に重なる、ことを特徴とする請求項32に記載の表示パネル。
【請求項35】
隣接する2列の前記サブピクセルの前記電源信号線パターンは、電源入力線を介して電気的に結合されており、または、同じ色の隣接する2列の前記サブピクセルに対応する前記電源信号線パターンは、電源入力線を介して電気的に結合される、ことを特徴とする請求項32に記載の表示パネル。
【請求項36】
前記電源入力線と前記電源信号線パターンは、異なる層に配置される、ことを特徴とする請求項35に記載の表示パネル。
【請求項37】
前記電源信号線パターンの幅は、前記データラインパターンの幅よりも大きい、ことを特徴とする請求項32に記載の表示パネル。
【請求項38】
前記データラインパターンは、前記電源信号線パターンと同じ導電層に配置されない、または、前記データラインパターンと前記電源入力線は、同じ導電層に配置されない、ことを特徴とする請求項35に記載の表示パネル。
【請求項39】
前記第1の導電層は、積層された第1のサブ導電層および第2のサブ導電層を含み、第1のサブ導電層と第2のサブ導電層との間に第1のサブ絶縁層が設けられる、ことを特徴とする請求項32に記載の表示パネル。
【請求項40】
前記コンデンサ導電部と前記電源信号線パターンとの重なり面積は、前記コンデンサ導電部と前記データラインパターンとの重なり面積よりも大きい、ことを特徴とする請求項32に記載の表示パネル。
【請求項41】
前記ピクセル回路は、第7のトランジスタ、第2のトランジスタを含み、前記第7のトランジスタのゲートは、第2のリセット信号線パターンに結合され、前記第2のトランジスタのゲートは、第1のリセット信号線パターンに結合され、前記リセット信号線パターンと前記第2のリセット信号線パターンは異なる信号を伝送する、ことを特徴とする請求項32に記載の表示パネル。
【請求項42】
前記ピクセル回路は、データ書き込みトランジスタと、第1のトランジスタとを含み、前記データ書き込みトランジスタのゲートに結合された前記ゲートラインパターンと、前記第1のトランジスタのゲートに結合された前記ゲートラインパターンは、異なるタイミング信号を伝送する、ことを特徴とする請求項32に記載の表示パネル。
【請求項43】
請求項1から請求項42のいずれの一項に記載の表示パネルを含むことを特徴とする表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2020年8月17日に中国特許局に提出し、出願番号が202010822808.3であり、発明名称が「表示パネルおよび表示装置」との中国特許出願を基礎とする優先権を主張し、その開示の総てをここに取り込む。
【0002】
本発明は、表示技術分野に関し、特に表示パネルおよび表示装置に関する。
【背景技術】
【0003】
有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode,OLED)、量子ドット発光ダイオード(Quantum Dot Light Emitting Diodes,QLED)およびその他のエレクトロルミネッセンスダイオードには、自己発光、低エネルギー消費などの利点があり、エレクトロルミネッセンス表示装置の応用研究分野で最も重要なホットスポットの一つである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本出願の一実施形態により提供される表示パネルは、
ベース基板と、
前記ベース基板上に位置するトランジスタアレイ層と、
前記トランジスタアレイ層の前記ベース基板から離れた側に位置するピクセル定義層と、
前記ピクセル定義層の前記ベース基板から離れた側に位置するタッチ電極とを備え、
前記ベース基板は表示領域を有し、前記表示領域は複数のサブピクセルを含み、前記サブピクセルはピクセル回路及び発光素子を含み、前記ピクセル回路は、ゲートラインパターンと、データラインパターンと、電源信号線パターンとを含み、
前記トランジスタアレイ層は、複数のコンデンサ導電部を含み、前記サブピクセルは、対応する前記コンデンサ導電部を含み、ここで、同じ前記サブピクセルにおいて、前記コンデンサ導電部と、前記サブピクセルに対応するデータラインパターンおよび/または前記サブピクセルに対応する電源信号線パターンは、重複領域を有し、前記コンデンサ導電部は、前記サブピクセルに対応する電源信号線パターンまたは前記サブピクセルに対応するデータラインパターンに少なくとも結合され、
前記ピクセル定義層は、複数の開口領域を含み、前記サブピクセルは対応する前記開口領域を含み、
前記ベース基板上の前記タッチ電極の少なくとも一部の正投影は、グリッドであり、
ここで、前記複数のサブピクセルは、第1色サブピクセル、第2色サブピクセルおよび第3色サブピクセルをさらに含み、前記第1色サブピクセルの開口領域の面積は、前記第3色サブピクセルの開口領域の面積よりも小さく、前記第2色サブピクセルの開口領域の面積は、前記第3色サブピクセルの開口領域の面積よりも小さく、
前記ベース基板上の前記第1色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部の正投影と、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影とは、第1の補助重なり面積を有し、
前記ベース基板上の前記第2色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部の正投影と、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影は、第2の補助重なり面積を有し、
前記ベース基板上の前記第3色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部の正投影と、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影は、第3の補助重なり面積を有し、
前記第1の補助重なり面積および前記第2の補助重なり面積の少なくとも一方は、前記第3の補助重なり面積よりも大きい。
【0005】
いくつかの例では、前記第1の補助重なり面積は、前記第2の補助重なり面積よりも大きく、または、
前記第1の補助重なり面積は、前記第2の補助重なり面積にほぼ等しいか、または、前記第3の補助重なり面積は、前記第2の補助重なり面積にほぼ等しい。
【0006】
いくつかの例では、前記トランジスタアレイ層は、第1の導電層と、第1の絶縁層と、第2の導電層とを備え、
前記第1の導電層は、前記ベース基板と前記ピクセル定義層との間に位置し、ここで、前記第1の導電層は、複数のデータラインパターンと複数の電源信号線パターンとを含み、
前記第1の絶縁層は、前記ベース基板と前記第1の導電層との間に位置し、
前記第2の導電層は、前記ベース基板と前記第1の絶縁層との間に位置し、前記第2の導電層は、複数の補助導電部を含み、前記サブピクセルにおけるコンデンサ導電部は、前記補助導電部を含み、ここで、同じ前記サブピクセルにおいて、前記ベース基板上の前記補助導電部の第1端の正投影と、前記ベース基板上の前記電源信号線パターンの正投影とは、重複領域を有し、前記ベース基板上の前記補助導電部の第2端の正投影と、前記ベース基板上の前記データラインパターンの正投影は、重複領域を有し、前記補助導電部は、電源信号線パターンに結合され、
前記第1の補助重なり面積は、前記ベース基板上の前記第1色サブピクセルにおける補助導電部の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重なり面積を含み、
前記第2の補助重なり面積は、前記ベース基板上の前記第2色サブピクセルにおける補助導電部の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重なり面積を含み、
前記第3の補助重なり面積は、前記ベース基板上の前記第3色サブピクセルにおける補助導電部の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重なり面積を含む。
【0007】
いくつかの例では、前記第1色サブピクセルにおける補助導電部は第1の補助露出部を含み、前記ベース基板上の前記第1の補助露出部の正投影は、それぞれ前記ベース基板上の前記データラインパターンの正投影および前記ベース基板上の前記電源信号線パターンの正投影と重ならなく、前記第1の補助重なり面積包括第1の補助サブ重なり面積を含み、前記ベース基板上の前記第1の補助露出部の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重複領域は、第1の補助サブ重なり面積を有し、
前記第2色サブピクセルにおける補助導電部は、第2の補助露出部を含み、前記ベース基板上の前記第2の補助露出部の正投影は、それぞれ前記ベース基板上の前記データラインパターンの正投影および前記ベース基板上の前記電源信号線パターンの正投影と重ならなく、前記第2の補助重なり面積は、第2の補助サブ重なり面積を含み、前記ベース基板上の前記第2の補助露出部の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重複領域は、第2の補助サブ重なり面積を有し、
前記第3色サブピクセルにおける補助導電部は、第3の補助露出部を含み、前記ベース基板上の前記第3の補助露出部の正投影は、それぞれ前記ベース基板上の前記データラインパターンの正投影および前記ベース基板上の前記電源信号線パターンの正投影と重ならなく、前記第3の補助重なり面積は、第3の補助サブ重なり面積を含み、前記ベース基板上の前記第3の補助露出部の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重複領域は、第3の補助サブ重なり面積を有し、
前記第1の補助サブ重なり面積は、前記第2の補助サブ重なり面積および前記第3の補助サブ重なり面積の少なくとも一方よりも大きい。
【0008】
いくつかの例では、前記第2の補助サブ重なり面積は、前記第3の補助サブ重なり面積よりも大きく、または、前記第3の補助サブ重なり面積は、前記第2の補助サブ重なり面積にほぼ等しい。
【0009】
いくつかの例では、前記第1色サブピクセルにおいて、前記ベース基板上の前記第1の補助露出部の正投影は、前記ベース基板上の前記データラインパターンの正投影と前記ベース基板上の前記電源信号線パターンの正投影との間に位置し、および/または、
前記第2色サブピクセルにおいて、前記ベース基板上の前記第2の補助露出部の正投影は、前記ベース基板上の前記データラインパターンの正投影と前記ベース基板上の前記電源信号線パターンの正投影との間に位置し、および/または、
前記第3色サブピクセルにおいて、前記ベース基板上の前記第3の補助露出部の正投影は、前記ベース基板上の前記データラインパターンの正投影と前記ベース基板上の前記電源信号線パターンの正投影との間に位置する。
【0010】
いくつかの例では、前記ベース基板上の前記補助導電部の正投影は、総面積を有し、
前記第1の補助サブ重なり面積と前記総面積の比率の範囲は、1/3~2/3であり、および/または、
前記第2の補助サブ重なり面積と前記総面積の比率の範囲は、0~1/4であり、および/または、
前記第3の補助サブ重なり面積と前記総面積の比率の範囲は0~1/16である。
【0011】
いくつかの例では、前記第1色サブピクセルにおいて、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影は、前記ベース基板上の前記第1の補助露出部の正投影を覆い、および/または、
前記第2色サブピクセルにおいて、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影は、前記ベース基板上の前記第2の補助露出部の正投影を覆い、および/または、
前記第3色サブピクセルにおいて、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影は、前記ベース基板上の前記第3の補助露出部の正投影を覆う。
【0012】
いくつかの例では、前記第1色サブピクセルにおける補助導電部は、第1の補助シールド部をさらに含み、且つ、前記ベース基板上の前記第1の補助シールド部の正投影は、前記ベース基板上の前記データラインパターンおよび前記電源信号線パターンのうちの少なくとも1つの正投影と重複し、ここで、列方向における前記第1の補助露出部の幅は、前記列方向における前記第1の補助シールド部の幅よりも小さく、および/または、
前記第2色サブピクセルにおける補助導電部は、第2の補助シールド部をさらに含み、前記ベース基板上の前記第2の補助シールド部の正投影は、前記ベース基板上の前記データラインパターンおよび前記電源信号線パターンのうちの少なくとも1つの正投影と重複し、ここで、列方向における前記第2の補助露出部の幅は、前記列方向における前記第2の補助シールド部の幅よりも小さく、および/または、
前記第3色サブピクセルにおける補助導電部は、第3の補助シールド部をさらに含み、前記ベース基板における前記第3の補助シールド部の正投影は、前記ベース基板上の前記データラインパターンおよび前記電源信号線パターンのうちの少なくとも1つの正投影と重複し、ここで、列方向における前記第3の補助露出部の幅は、前記列方向における前記第3の補助シールド部の幅よりも小さい。
【0013】
いくつかの例では、前記ピクセル回路はさらに第1のコンデンサを含み、
前記ベース基板上の前記第1色サブピクセルにおける第1のコンデンサの正投影と、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影は、第1のストレージ重なり面積を有し、
前記ベース基板上の前記第2色サブピクセルにおける第1のコンデンサの正投影と、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影は、第2のストレージ重なり面積を有し、
前記ベース基板上の前記第3色サブピクセルにおける第1のコンデンサの正投影と、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影は、第3のストレージ重なり面積を有し、
前記第1のストレージ重なり面積および前記第2のストレージ重なり面積のうちの少なくとも1つは、前記第3のストレージ重なり面積よりも大きい。
【0014】
いくつかの例では、前記第1のストレージ重なり面積は、前記第2のストレージ重なり面積よりも大きい。
【0015】
いくつかの例では、前記第2の導電層は、前記補助導電部から間隔を置いて配置された複数のストレージ導電部をさらに含み、前記サブピクセルは、前記ストレージ導電部を含み、前記ストレージ導電部は、前記第1のコンデンサの第2のプレートとして機能し、
前記第1のストレージ重なり面積は、前記ベース基板上の前記第1色サブピクセルにおけるストレージ導電部の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重なり面積を含み、
前記第2のストレージ重なり面積は、前記ベース基板上の前記第2色サブピクセルにおけるストレージ導電部の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重なり面積を含み、
前記第3のストレージ重なり面積は、前記ベース基板上の前記第3色サブピクセルにおけるストレージ導電部の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重なり面積を含む。
【0016】
いくつかの例では、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影の形状はグリッド状であり、前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影は、前記ベース基板上の前記開口領域の正投影と重複しない。
【0017】
いくつかの例では、前記タッチ電極は、第1の電極部と第2の電極部とを含み、ここで、前記ベース基板上の前記第1の電極部の正投影と、前記ベース基板上の前記補助導電部の正投影は、重複領域を有し、前記ベース基板上の前記第2の電極部の正投影は、前記ベース基板上の前記補助導電部の正投影と重ならなく、
前記第1の電極部の幅は、前記第2の電極部の幅よりも大きい。
【0018】
いくつかの例では、前記表示パネルは、発光機能層をさらに含み、
前記発光機能層は、前記ピクセル定義層と前記タッチ電極との間に位置し、前記発光機能層は、複数の第1色発光層、複数の第2色発光層および複数の第3色発光層を含み、
ここで、前記ベース基板における前記第1色発光層の正投影は、前記ベース基板上の前記第1色サブピクセルにおける開口領域の正投影を覆い、
前記ベース基板上の前記第2色発光層の正投影は、前記ベース基板上の前記第2色サブピクセルにおける開口領域の正投影を覆い、
前記ベース基板上の前記第3色発光層の正投影は、前記ベース基板上の前記第3色サブピクセルにおける開口領域の正投影を覆う。
【0019】
いくつかの例では、前記ベース基板上の隣接する前記開口領域の間に位置するタッチ電極の正投影は、前記ベース基板上の少なくとも2つの異なる色の発光層の正投影と重複する。
【0020】
いくつかの例では、前記ベース基板上の前記第3色サブピクセルの開口領域を囲むタッチ電極の正投影は、前記ベース基板上の前記第3色発光層の正投影内に位置し、および/または、
前記ベース基板上の前記第2色サブピクセルの開口領域を囲むタッチ電極の正投影は、前記ベース基板上の前記第2色発光層の正投影内に位置し、および/または、
前記ベース基板上の前記第1色サブピクセルの開口領域的を囲むタッチ電極の正投影は、前記ベース基板における前記第1色発光層の正投影内に位置する。
【0021】
いくつかの例では、前記第3色発光層と前記第2色発光層は隣接し、前記ベース基板上の前記第3色発光層の正投影の境界と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影の境界との間に第1の最小距離があり、前記ベース基板上の前記第2色発光層の正投影の境界と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影の境界との間に第2の最小距離があり、
前記第1の最小距離は、前記第2の最小距離よりも長い。
【0022】
いくつかの例では、前記ベース基板上の前記第1色サブピクセルの開口領域的を囲むタッチ電極の正投影によって囲まれた面積は、第1のグリッド面積であり、
前記ベース基板上の前記第2色サブピクセルの開口領域を囲むタッチ電極の正投影によって囲まれた面積は、第2のグリッド面積であり、
前記ベース基板上の前記第3色サブピクセルの開口領域を囲むタッチ電極の正投影によって囲まれた面積は、第3のグリッド面積であり、
前記第3のグリッド面積は、前記第2のグリッド面積よりも第1のグリッド面積よりも大きい。
【0023】
いくつかの例では、前記表示パネルは、複数の重複ユニットを含み、前記重複ユニットは、前記第1色サブピクセル、前記第2色サブピクセルおよび前記第3色サブピクセルを含む。
【0024】
いくつかの例では、前記重複ユニットは、第4色サブピクセルをさらに含み、前記ベース基板上の前記第4色サブピクセルの開口領域を囲むタッチ電極の正投影によって囲まれた面積は、第4のグリッド面積であり、
前記第1色サブピクセルに対応する第1のグリッド面積は、前記第4色サブピクセルに対応する第4のグリッド面積より大きいか、またはほぼ等しい。
【0025】
いくつかの例では、同じ前記重複ユニットにおいて、前記第3色サブピクセルの開口領域および前記第1色サブピクセルの開口領域は、第1の方向に沿って配置され、
前記第3色サブピクセルの開口領域を囲むタッチ電極の内側境界によって囲まれた領域は、前記第1の方向に垂直な第1の幅を有し、
前記第1色サブピクセルの開口領域的を囲むタッチ電極の内側境界によって囲まれた領域は、前記第1の方向に垂直な第2の幅を有し、
前記第1の幅は、前記第2の幅よりも大きい。
【0026】
いくつかの例では、同じ前記重複ユニットにおいて、前記第2色サブピクセルの開口領域は、前記第4色サブピクセルの開口領域は、第1の方向に沿って配置され、
前記第2色サブピクセルの開口領域を囲むタッチ電極の内側境界によって囲まれた領域は、前記第1の方向に垂直な第3の幅を有し、
前記第4色サブピクセルの開口領域を囲むタッチ電極の内側境界によって囲まれた領域は、前記第1の方向に垂直な第4の幅を有し、
前記第3の幅は、前記第4の幅よりも大きい。
【0027】
いくつかの例では、前記補助導電部の正投影と重なり面積を有するタッチ電極のグリッド線の延在方向は、第3の方向と角度βを有し、15°≦β≦60°、ここで、前記第3の方向は、前記データラインパターンの延在方向に対してほぼ垂直である。
【0028】
いくつかの例では、tanβ=A1/A2であり、ここで、A1は、前記第3の方向に垂直な前記補助導電部の幅を表し、A2は、前記第3の方向上の前記補助導電部の幅を表す。
【0029】
いくつかの例では、第1色サブピクセルにおける補助導電部の正投影と重なり面積を有するタッチ電極のグリッド線の延在方向は、前記第3の方向に対して第1の角度を有し、
第2色サブピクセルにおける補助導電部の正投影と重なり面積を有するタッチ電極のグリッド線の延在方向は、前記第3の方向に対して第2の角度を有し、
第3色サブピクセルにおける補助導電部の正投影と重なり面積を有するタッチ電極のグリッド線の延在方向は、前記第3の方向に対して第3の角度を有し、
前記第1の角度は、前記第2の角度より前記第3の角度よりも小さい。
【0030】
いくつかの例では、隣接する4つのサブピクセルの開口領域を開口群とし、前記ベース基板上の前記タッチ電極のグリッド交差点の正投影は、前記ベース基板上の前記開口群の正投影によって囲まれた領域に位置する。
【0031】
いくつかの例では、前記ベース基板上の前記タッチ電極のグリッド交差点の正投影は、前記ベース基板上の前記開口群の正投影によって囲まれた領域のほぼ中心にある。
【0032】
いくつかの例では、前記第4色サブピクセルとは、前記第1色サブピクセルは同じ発光色を有する。
【0033】
いくつかの例では、前記サブピクセルそれぞれは、第1の電極をさらに含み、
前記ベース基板上の前記第1色サブピクセルにおける第1の電極の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重複領域は、第1のアノード重なり面積を有し、
前記ベース基板上の前記第2色サブピクセルにおける第1の電極の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重複領域は、第2のアノード重なり面積を有し、
前記ベース基板上の前記第3色サブピクセルにおける第1の電極の正投影と前記ベース基板上の前記タッチ電極の正投影との間の重複領域は、第3のアノード重なり面積を有し、
前記第1のアノード重なり面積および前記第2のアノード重なり面積のうちの少なくとも1つは、前記第3のアノード重なり面積よりも大きい。
【0034】
いくつかの例では、前記第1のアノード重なり面積は、前記第2のアノード重なり面積よりも大きく、または、
前記第1のアノード重なり面積は、前記第2のアノード重なり面積にほぼ等しい。
【0035】
本出願実施形態によって提供される別の表示パネルは、ベース基板を含み、
トランジスタアレイ層は、前記ベース基板上に位置し、
ピクセル定義層は、前記トランジスタアレイ層の前記ベース基板から離れた側に位置し、
タッチ電極は、前記ピクセル定義層の前記ベース基板から離れた側に位置し、
前記ベース基板は表示領域を有し、前記サブピクセルは、複数のサブピクセルを含み、前記サブピクセルはピクセル回路及び発光素子を含み、前記ピクセル回路は、ゲートラインパターンと、データラインパターンと、電源信号線パターンとを含み、
前記トランジスタアレイ層は、複数のコンデンサ導電部を含み、前記サブピクセルは、対応する前記コンデンサ導電部を含み、ここで、同じ前記サブピクセルにおいて、前記コンデンサ導電部と、前記サブピクセルに対応するデータラインパターンおよび/または前記サブピクセルに対応する電源信号線パターンは、重複領域を有し、前記コンデンサ導電部は、前記サブピクセルに対応する電源信号線パターンまたは前記サブピクセルに対応するデータラインパターンに少なくとも結合され、
前記ピクセル定義層は、複数の開口領域を含み、前記サブピクセルは対応する前記開口領域を含み、
前記ベース基板上の前記タッチ電極の少なくとも一部の正投影は、グリッドであり、
前記トランジスタアレイ層は、第1の導電層をさらに含み、前記コンデンサ導電部は前記第1の導電層に形成され、
前記ピクセル回路は、複数のトランジスタをさらに含み、少なくとも一部のトランジスタのソースおよびドレインは、前記第1の導電層上に形成される。
【0036】
いくつかの例では、前記コンデンサ導電部は、弧状または不規則なパターンを有する。
【0037】
いくつかの例では、前記コンデンサ導電部は、補助導電部を含み、前記補助導電部は、前記電源信号線パターン、データラインパターンおよび前記タッチ電極と少なくとも部分的に重なる。
【0038】
いくつかの例では、隣接する2列の前記サブピクセルの前記電源信号線パターンは、電源入力線を介して電気的に結合されており、または、同じ色の隣接する2列の前記サブピクセルに対応する前記電源信号線パターンは、電源入力線を介して電気的に結合される。
【0039】
いくつかの例では、前記電源入力線と前記電源信号線パターンは、異なる層に配置される。
【0040】
いくつかの例では、前記電源信号線パターンの幅は、前記データラインパターンの幅よりも大きい。
【0041】
いくつかの例では、前記データラインパターンは、前記電源信号線パターンと同じ導電層に配置されない、または、前記データラインパターンと前記電源入力線は、同じ導電層に配置されない。
【0042】
いくつかの例では、前記第1の導電層は、積層された第1のサブ導電層および第2のサブ導電層を含み、第1のサブ導電層と第2のサブ導電層との間に第1のサブ絶縁層が設けられる。
【0043】
いくつかの例では、前記コンデンサ導電部と前記電源信号線パターンとの重なり面積は、前記コンデンサ導電部と前記データラインパターンとの重なり面積よりも大きい。
【0044】
いくつかの例では、前記ピクセル回路は、第7のトランジスタ、第2のトランジスタを含み、前記第7のトランジスタのゲートは、第2のリセット信号線パターンに結合され、前記第2のトランジスタのゲートは、第1のリセット信号線パターンに結合され、前記第1のリセット信号線パターンと前記第2のリセット信号線パターンは異なる信号を伝送する。
【0045】
いくつかの例では、前記ピクセル回路は、データ書き込みトランジスタと、第1のトランジスタとを含み、前記データ書き込みトランジスタのゲートに結合された前記ゲートラインパターンと、前記第1のトランジスタのゲートに結合された前記ゲートラインパターンは、異なるタイミング信号を伝送する。
【0046】
本出願実施形態が提供する表示装置は、上述の表示パネルを含む。
【図面の簡単な説明】
【0047】
図1】本出願実施形態におけるいくつかの表示パネルの構造の概略図である。
図2図1に示した表示パネルのA-A’方向に沿った部分断面図である。
図3】本出願実施形態におけるいくつかのピクセル回路の構造の概略図である。
図4】本出願実施形態におけるいくつかの信号タイミング図である。
図5a】本出願実施形態におけるいくつかの表示パネルのレイアウトの構造の概略図である。
図5b】本出願実施形態におけるさらに他の表示パネルのレイアウトの構造の概略図である。
図5c図5aに示した表示パネルのA-A’方向に沿った構造の概略断面図である。
図5d図5aに示した表示パネルのB-B’方向に沿った構造の概略断面図である。
図5e図5aに示した表示パネルのC-C’方向に沿った構造の概略断面図である。
図5f図5aに示した表示パネルのD-D’方向に沿った構造の概略断面図である。
図5g】本出願実施形態における第1色サブピクセルにおけるレイアウトの構造の概略図である。
図5h】本出願実施形態における第2色サブピクセルにおけるレイアウトの構造の概略図である。
図5i】本出願実施形態における第3色サブピクセルにおけるレイアウトの構造の概略図である。
図6a】本出願実施形態におけるいくつかの半導体層の構造の概略図である。
図6b】本出願実施形態におけるいくつかの第3の導電層の構造の概略図である。
図6c】本出願実施形態におけるいくつかの第2の導電層の構造の概略図である。
図6d】本出願実施形態におけるいくつかの第1の導電層の構造の概略図である。
図6e】本出願実施形態におけるいくつかの第1の電極層の構造の概略図である。
図6f】本出願実施形態におけるいくつかの発光機能層の構造の概略図である。
図6g】本出願実施形態におけるいくつかの第2のタッチ電極の構造の概略図である。
図7a】本出願実施形態におけるさらに他の半導体層の構造の概略図である。
図7b】本出願実施形態におけるさらに他の第3の導電層の構造の概略図である。
図7c】本出願実施形態におけるさらに他の第2の導電層の構造の概略図である。
図7d】本出願実施形態におけるさらに他の第1の導電層の構造の概略図である。
図7e】本出願実施形態におけるさらに他の第1の電極層の構造の概略図である。
図7f】本出願実施形態におけるさらに他の発光機能層の構造の概略図である。
図7g】本出願実施形態におけるさらに他の第1のサブ導電層の構造の概略図である。
図7h】本出願実施形態におけるさらに他の第2のサブ導電層の構造の概略図である。
図8a】本出願実施形態におけるいくつかのタッチ電極の構造の概略図である。
図8b】本出願実施形態におけるさらに他のタッチ電極の構造の概略図である。
図8c】本出願実施形態におけるさらに他のタッチ電極の構造の概略図である。
図8d】は図8cに示したタッチ電極のA-A’方向に沿った構造の概略図である。
図9a】本出願実施形態におけるさらに他の表示パネルのレイアウトの構造の概略図である。
図9b】本出願実施形態におけるさらに他の表示パネルのレイアウトの構造の概略図である。
図9c】本出願実施形態におけるさらに他の表示パネルのレイアウトの構造の概略図である。
図10a】本出願実施形態におけるさらに他の表示パネルのレイアウトの構造の概略図である。
図10b】本出願実施形態におけるさらに他の表示パネルのレイアウトの構造の概略図である。
図11】本出願実施形態におけるさらに他の表示パネルのレイアウトの構造の概略図である。
図12】本出願実施形態におけるさらに他の表示パネルのレイアウトの構造の概略図である。
図13a】本出願実施形態におけるさらに他の表示パネルのレイアウトの構造の概略図である。
図13b】本出願実施形態におけるさらに他の表示パネルのレイアウトの構造の概略図である。
図14a】本出願実施形態におけるさらに他の表示パネルのレイアウトの構造の概略図である。
図14b】本出願実施形態におけるさらに他の表示パネルのレイアウトの構造の概略図である。
図15】本出願実施形態におけるさらに他の表示パネルのレイアウト構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0048】
本出願の実施形態の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、本出願の実施形態の技術的解決策は、本出願の実施形態の添付図面と併せて明確かつ完全に説明される。明らかに、記載された実施形態は、実施形態のすべてではなく、本出願の実施形態の一部である。そして、矛盾がない場合、本出願の実施形態と実施形態の特徴は互いに組み合わせることができる。本出願の説明された実施形態に基づいて、当業者が創造的労働なしに得た他のすべての実施形態は、本出願の保護範囲内にある。
【0049】
別段の定義がない限り、本出願で使用される技術用語または科学用語は、本出願が属する分野の通常の技術を有する者によって理解される通常の意味を有するものとする。本出願で使用される「第1」、「第2」、および類似の用語は、順序、量、または重要性を示すものではなく、異なる構成要素を区別するためにのみ使用される。「含む」または「包含」および他の類似の言葉は、単語の前に現れる要素またはアイテムが、単語の後にリストされている要素またはアイテムおよびそれらと同等のものをカバーするが、他の要素またはアイテムを除外しないことを意味する。「結合された」または「接続された」などの類似の言葉は、物理的または機械的な結合に限定されず、直接的または間接的な電気的結合を含む場合がある。
【0050】
なお、図中の各図の大きさや形状は実際の比率を反映したものではなく、本出願の説明のみを目的としている。また、同一または類似の参照番号は、同一または類似の要素、または同一または類似の機能を有する要素を示す。
【0051】
図1及び図2に示すように、本出願の実施形態によって提供される表示パネルは、ベース基板1000と、ベース基板1000上に位置し、ベース基板1000の側面に位置するトランジスタアレイ層ZAと、ベース基板1000から離れたトランジスタアレイ層ZAに位置する第1電極層500と、ベース基板1000から離れた第1電極層500側に位置するピクセル義層950と、ベース基板1000から離れた発光機能層600側に位置する発光機能層600と、ベース基板1000から離れた発光機能層600に位置する第2電極700と。ベース基板1000から離れた第2電極700に位置する封止層FBと、ベース基板1000から離れた封止層FBに位置するタッチ電極800とを含む。
【0052】
本出願のいくつかの実施形態において、図1に示すように、ベース基板1000は、表示領域AAと、表示領域を囲む非表示領域とを有する。表示領域には複数のサブピクセルspxがある。非表示領域は、表示領域AAを囲むバリアBKを有する。また、非表示領域は、駆動回路等の回路構成、例えば、ゲートドライバオンアレイ(Gate Driver on Array、GOA)等の構成を含んでもよいが、ここでは説明しない。
【0053】
例示的に、サブピクセルspxは、ピクセル回路及び発光素子を含むことができる。ここで、ピクセル回路は、発光素子を発光駆動させるためのトランジスタやコンデンサを有する。本明細書に記載の1つまたは複数の実施形態は、7T2C(すなわち、7つの薄膜トランジスタおよび2つのコンデンサ)ピクセル回路を有する表示パネルに対応することに留意されたい。別の実施形態では、表示パネルは、異なるピクセル回路、例えば、7つより多いまたは少ない薄膜トランジスタ、および1つまたは複数のコンデンサを含むことができる。
【0054】
図3に示すように、本出願の一実施形態によって提供される表示パネルにおいて、サブピクセルは、ゲートラインパターンGATE(略称GA)、第1のリセット信号ラインパターンRST1、第1の初期化信号線パターンVINT1、データラインパターンDATA(略称DA)、発光制御信号線パターンEM、電源信号線パターンVDD、第2のリセット信号線パターンRST2、第2の初期化信号線パターンVINT2を含むことができる。
【0055】
例示的に、第1のリセット信号ラインパターンRST1及び第2のリセット信号ラインパターンRST2は、異なる信号を伝送することができる。
【0056】
例示的に、第1のリセット信号ラインパターンRST1と第2のリセット信号ラインパターンRST2は異なる層に位置することができる。例えば、第1のリセット信号線パターンRST1はゲートラインパターンGAと同層であり、第2のリセット信号線パターンRST2はデータラインパターンDAまたは電源信号線パターンVDDと同層である。
【0057】
例示的に、第1初期化信号線パターンVINT1及び第2の初期化信号線パターンVINT2は、同じ信号を伝送する。
【0058】
例示的に、第1初期化信号線パターンVINT1及び第2の初期化信号線パターンVINT2は、異なる信号を伝送することもできる。例: VINT1はV1、VINT2はV1±5Vである。
【0059】
例示的に、第1初期化信号線パターンVINT1及び第2の初期化信号線パターンVINT2は、異なる層に位置することができる。例えば、第1初期化信号線パターンVINT1はゲートラインパターンGAと同層であり、第2の初期化信号線パターンVINT2はデータラインパターンDAまたは第1のリセット信号線パターンRST1と同層である。
【0060】
図3に示すように、サブピクセル内のピクセル回路は、第1トランジスタT1、第2トランジスタT2、第3トランジスタT3、データ書き込みトランジスタT4、第5のトランジスタT5、第6のトランジスタT6、及び第7のトランジスタT7、第1コンデンサCst及び第2コンデンサC1を含むことができる。
【0061】
ピクセル回路を例にとると、ピクセル回路に含まれるトランジスタは全てP型トランジスタである。第1のトランジスタT1はダブルゲート構造を有し、第1のトランジスタT1のゲート201gはゲートラインパターンGAに結合され、第1のトランジスタT1のソースS1は第3のトランジスタT3のドレインD3に結合され、第1のトランジスタT1のドレインD1は、第3のトランジスタT3のゲート203gに結合される。もちろん、第1のトランジスタT1は、シングルゲート構造またはマルチゲート構造を有することができるが、これに限定されない。
【0062】
第2のトランジスタT2は、ダブルゲート構造を有することができ、第2のトランジスタT2のゲート202gは、第1のリセット信号線パターンRST1に結合され、第2トランジスタT2のソースS2は第1初期化信号線パターンVINT1に結合され、第2のトランジスタT2のドレインD2は、第3のトランジスタT3のゲート203gに結合される。もちろん、第2のトランジスタT2は、シングルゲート構造またはマルチゲート構造を有することができるが、これに限定されない。
【0063】
データ書き込みトランジスタT4のゲート204gはゲートラインパターンGAに結合され、データ書き込みトランジスタT4のソースS4はデータラインパターンDAに結合され、データ書き込みトランジスタT4のドレインD4は3のトランジスタT3のソースS3に結合されている。例示的に、データ書き込みトランジスタT4のゲート204gに結合されたゲートラインパターンGAと、第1のトランジスタT1のゲート201gに結合されたゲートラインパターンGAは、異なるタイミング信号を伝送することができるが、これに限定されない。
【0064】
第5のトランジスタT5のゲート205gは発光制御信号線パターンEMに結合され、第5のトランジスタT5のソースS5は電源信号線パターンVDDに結合され、第5のトランジスタT5のドレインD5は第3のトランジスタT3のソースS3に結合されている。
【0065】
第6トランジスタT6のゲート206gは発光制御信号線パターンEMに結合され、第6トランジスタT6のソースS6は第3トランジスタT3のドレインD3に結合され、第6トランジスタT6のドレインD6は発光素子Lのアノードに結合される。例示的に、第5のトランジスタT5のゲート205gに結合された発光制御信号線パターンEMと第6のトランジスタT6のゲート206gに結合された発光制御信号線パターンEMは、異なるタイミング信号を伝送することが制限される。
【0066】
第7のトランジスタT7のゲート207gは第2のリセット信号線パターンRST2に結合され、第7のトランジスタT7のドレインD7は発光素子Lのアノードに結合され、第7のトランジスタT7のソースS7は、第2の初期化信号線パターンVINT2に結合されている。
【0067】
第1コンデンサCstの第1プレートCst1は第3のトランジスタT3のゲート203gに結合され、第1コンデンサCstの第2プレートCst2は電源信号線パターンVDDに結合される。
【0068】
第2コンデンサC1の第1端(すなわち、第1プレートC11)は、データ書き込みトランジスタの第1端(例えば、データラインパターンDA)に結合され、第2コンデンサC1の第2端(例えば、第2のプレートC12)は、電源信号線パターンVDDに結合される。例えば、第2コンデンサC1の第1プレートC11はデータラインパターンDA及び/又はデータ書き込みトランジスタT4に結合され、第2コンデンサC1の第2プレートC12は電源信号線パターンVDDに結合される。
【0069】
オプションとして、第2コンデンサC1の第2プレートC12は、電源信号線パターンVDDに電気的に結合され、第2コンデンサC1の第1プレートC11は、データラインパターンDAの下または上に延在する。これにより、第1のプレートC12とベース基板上のデータラインパターンDAの正投影とが重なる。
【0070】
オプションとして、データ書き込みトランジスタT4の第1の端子は、データ書き込みトランジスタのソース(またはソース領域、たとえば、図3のS4)またはドレイン(またはドレイン領域、たとえば、図3のD4)であってもよく、またはゲート(例: 図3の 204g)。なお、図3中のS及びDは、説明を区別するための一種の図面符号に過ぎないことに留意されたい。
【0071】
必要に応じて、データ書き込みトランジスタT4の第1端は、データ書き込みトランジスタT4のソースとデータラインパターンDAとの間の接続構造であってもよい。
【0072】
図4に示すように、例示的に、上記構成のピクセル回路の動作時、動作サイクルの1つは、第1のリセット期間P1、書き込み補償期間P2、第2のリセット期間P3、及び発光期間P4を含む。
【0073】
第1のリセット期間P1では、第1のリセット信号線パターンRST1により入力される第1のリセット信号が有効レベルであり、第2のトランジスタT2がターンオンされ、第1の初期化信号線パターンVINT1により伝送される初期化信号が第3のトランジスタT3 第3のトランジスタT3のゲート203gに入力され、第3のトランジスタT3のゲート203gをリセットする。例えば、直前のフレームで第3のトランジスタT3に保持されたゲートソース間電圧Vgsをクリアする。
【0074】
書き込み補償期間P2では、第1リセット信号は非有効レベルであり、第2トランジスタT2はオフであり、ゲートラインパターンGAによって入力されるゲート走査信号は有効レベルであり、第1トランジスタT1とデータは書き込みトランジスタT4はオンに制御される。データラインパターンDAはデータ信号を書き込み、データ書き込みトランジスタT4を介して第3のトランジスタT3のソースS3に伝送すると同時に、第1のトランジスタT1及びデータ書き込みトランジスタT4がターンオンになり、第3のトランジスタT3がダイオード構造となるため、第1トランジスタT1、第3のトランジスタT3、およびデータ書き込みトランジスタT4が協働して、第3のトランジスタT3の閾値電圧補償を実現する。補償時間が十分に長い場合、第3のトランジスタT3のゲート203gの電位を最終的にVdata+Vthに達するように制御することができ、ここでVdataはデータ信号の電圧値、Vthは第3のトランジスタT3の閾値電圧を表す。
【0075】
第2のリセット期間P3では、ゲート走査信号は非有効レベルであり、第1のトランジスタT1及びデータ書き込みトランジスタT4は共にオフであり、第2のリセット信号線RST2から入力される第2のリセット信号は有効レベルである。第7のトランジスタT7がターンオンになるように制御し、第2の初期化信号線パターンVINT2により伝送される初期化信号を発光素子Lのアノードに入力して、発光素子Lを非発光に制御する。
【0076】
発光期間P4では、発光制御信号線パターンEMに書き込まれた発光制御信号が有効レベルであり、第5トランジスタT5および第6トランジスタT6がターンオンになるように制御され、電源信号がオンに制御される。これにより、電源信号線パターンVDDによって伝送された第のトランジスタT3のソースS3に入力され、また、第3のトランジスタT3のゲート203gはVdata+Vthに維持されるため、第3のトランジスタT3はターンオンになる。第3のトランジスタT3に対応するソース電圧は、Vdata+Vth-VDDであり、VDDは、電源信号に対応する電圧値であり、ゲート-ソース間電圧に基づいて発生する漏洩電流は、対応する発光素子Lのアノードに流れ、対応する発光素子Lの発光を駆動する。
【0077】
なお、トランジスタがP型トランジスタである場合、有効レベルをローレベルとし、無効レベルをハイレベルとすることができる。トランジスタがN型トランジスタの場合、有効レベルをハイレベル、無効レベルをローレベルとすることができる。ピクセル回路のトランジスタは、P型トランジスタまたはN型トランジスタの両方であってもよいし、P型トランジスタおよびN型トランジスタの両方を含んでもよい。例えば、T3トランジスタはP型トランジスタであり、T1はN型トランジスタ。図4は、ピクセル回路の動作タイミングの単なる例示であり、RST1、RST2、Ga、EM、Daなどの信号は、ピクセルのトランジスタタイプおよび回路と実際の状態に応じて適応的に調整できることが理解できる。
【0078】
図5a~図5iに示すように、例示的に、上述のトランジスタアレイ層ZAを製造する場合、各フィルム層のレイアウトは以下のとおりである:半導体層400およびゲート絶縁層910、第3の導電層300、層間誘電体層920、第2の導電層200、第1の層間絶縁層930、第1の導電層100および第2層間絶縁層940は、ベース基板1000から離れる方向に順次積層される。なお、ベース基板1000と半導体層400との間には、他の金属層や絶縁層が含まれていてもよい。例えば、ベース基板1000と半導体層400との間に少なくとも1層のバッファ層または有機絶縁層がさらに含まれる。例えば、バッファ層はシリコン酸化物またはシリコン窒化物であり、有機絶縁層はポリイミドまたである。
【0079】
図5aから図5i、図6a、および図7aに示すように、半導体層400は、ピクセル回路内の各トランジスタ内のチャネル領域(例えば、101pg~107pg)、ソース形成領域(例えば、101ps~107pg)、ドレイン形成領域(例:101pd~107pd)、接続形成領域(例:101px、102px)などを形成するために使用される。もちろん、必要に応じて他の構造を形成することもできる。低濃度不純物がドープされたLDD(lightly doped drain)領域は、少なくとも1つのトランジスタのドレイン形成領域(101pd~107pdなど)とトランジスタのチャネル領域(101pg~107pgなど)との間に形成され、およびそのソース形成領域(例:101ps~107ps)とトランジスタのチャネル領域(例:101pg~107pg)との間に形成される。ここで、ソース形成領域及びドレイン形成領域に対応する半導体層400は、ドーピング効果により、チャネル領域に対応する半導体層400よりも導電性が良好である。オプションとして、半導体層400は、低温ポリシリコン(Low Temperature Poly Silicon,LTPS)である。半導体層400は酸化物半導体材料(例えば、インジウムガリウム亜鉛(Indium Gallium Zinc Oxide,IGZO))を含む。半導体層400は、低温多結晶酸化物材料(Low Temperature Polycrystalline Oxide,LTPO)を含む。例えば、図3に示すように、T3の半導体層400は、低温ポリシリコンLTPSであり、T1の半導体層400は、酸化物半導体材料LTPOを含む。
【0080】
なお、上記ソース形成領域、ドレイン形成領域及び接続形成領域は、半導体層にn型不純物又はp型不純物がドープされた導電領域であって、ソース形成領域、ドレイン形成領域および接続形成領域が電気的接続のための半導体層の接続構造となってもよい。例えば、ソース形成領域およびドレイン形成領域に対応する半導体層は、対応するトランジスタのソースまたはドレインとして直接機能してもよい。または、ソース電極をソース電極形成領域に接するように導電性材料(例えば金属材料)を用い、ドレイン電極をドレイン電極形成領域にするように接導電性材料(例えば金属材料)で形成してもよい。
【0081】
図5aから図5i、図6b、および図7bに示すように、第3の導電層300は、ピクセル回路内のトランジスタのゲート(201g~207gなど)のゲートおよび表示パネルに含まれるゲートラインパターンGA、発光制御信号線パターンEM、第1のリセット信号線パターンRST1、および第2のリセット信号線パターンRST2の少なくとも1つの構造を形成するために使用される。オプションとして、ピクセル回路の第3のトランジスタT3のゲート203gは、当該ピクセル回路の第1のコンデンサCstの第1のプレートCst1として多重化される。もちろん、ピクセル回路の第3のトランジスタT3のゲート203gは、当該ピクセル回路の第1コンデンサCstの第2プレートCst2として多重化することもできる。
【0082】
図5aから図5i、図6c、および図7cに示すように、第2の導電層200は、複数の補助導電部WDと、補助導電部WDから間隔を置いて配置された複数のストレージ導電部WCst2と、表示パネルに含まれる第1の初期化信号線パターンVINT1と第2の初期化信号線パターンVINT2を有する。ここで、サブピクセルは補助導電部分を含む。同じサブピクセルにおいて、第1端のベース基板1000上の補助導電部分WDの正投影と、ベース基板上の電源信号線パターンの正投影は重複領域を有し、ベース基板1000上の補助導電性部分WDの第2端部の正投影と、ベース基板1000上のデータラインパターンの正投影とが重複領域を有する。オプションとして、補助導電部WDは、電源信号線パターン、データラインパターン、およびタッチ電極と少なくとも部分的に重なる。
【0083】
また、サブピクセルは、第1のコンデンサCstの第2プレートCst2を形成するためのストレージ導電部Cst2を含み、すなわち、ストレージ導電部Cst2は、第1のコンデンサCstの第2プレートCst2として機能する。もちろん、ストレージ導電部Cst2は、第1のコンデンサCstの第1プレートCst1を兼ねることもできる。補助導電部WDの形状および構造は限定されず、規則なパターンを有する矩形または少なくとも1つの辺弧を有する不規則なパターンであってもよい。例示的に、補助導電部WDの一端は、ロウ方向F4において補助導電部の他端まで延在する。
【0084】
図3図5aから図5i、図6d、図7dに示すように、第1の導電層100は、クセル回路内の各トランジスタのソース(S1~S7など)、ドレイン(D1~D7など)および表示パネルに含まれるデータラインパターン(DA1、DA2、DA3、DA4、DA5など)と電源信号線パターンVDDを形成するために使用されるである。オプションとして、電源信号線パターンVDDの幅は、データラインパターン(例えば、DA1、DA2、DA3、DA4、およびDA5)の幅よりも大きい。図6dおよび図7dの接続線401、402、403、および404は、第1の導電層によって形成することができ、具体的なレイアウトが図5aから図5i、図6d、および図7dに示されていることに留意されたい。
【0085】
もちろん、実際の応用においては、データラインパターンDAと電源信号線パターンVDDは同一の導電層上に形成されなくてもよく、例えば、図7gおよび図7hに示すように、第1の導電層100は積層された第1のサブ導電層111および第2のサブ導電層112含むことができる。第1のサブ導電層111と第2のサブ導電層112との間に第1のサブ絶縁層(図示せず)を備える。例示的に、接続線401、402、403、404のうち少なくとも1つは、データラインパターン(DA1、DA2など)または電源信号線パターンVDDと同じ層に配置される。例えば、第1サブ導電層111上にデータラインパターン(DA1、DA2など)、接続線401、402、403を配置し、第2サブ導電層112上に電源信号線パターンVDDを配置することができる。すなわち、データラインパターン(DA1、DA2など)と電源信号線パターンVDDは、同一の導電層上に設けられていない。
【0086】
例示的に、データラインパターン(DA1、DA2など)が位置する第1のサブ導電層111は、電源信号線パターンVDDが位置する第2サブ導電層よりもベース基板1000に近い。
【0087】
例示的に、隣接する初期化信号線パターン間の接続構造としての接続線404は、サブピクセルまたは非表示領域に位置することができる。例えば、接続線404は、第1の初期化信号線パターンVINT1と第2の初期化信号線パターンVINT2とを接続する。
【0088】
より詳細には、引き続き図3、5aから5iから7dを参照してください。第1のトランジスタT1のゲート201gは第1のチャネル領域101pgと重なり、第1のトランジスタT1のソースS1は第1のソース形成領域101psに位置しており、第1のトランジスタT1のドレインD1は、第1ドレイン形成領域101pdに位置している。
【0089】
第2のトランジスタT2のゲート202gは第2チャネル領域102pgと重なり、第2のトランジスタT2のソースS2は第2ソース形成領域102psに位置し、第2のトランジスタT2のドレインD2は第2ドレイン形成領域102pdに位置する。
【0090】
第3のトランジスタT3のゲート203gは第3チャネル領域103pgと重なり、第3のトランジスタT3のソースS3は第3ソース形成領域103psに位置し、第3のトランジスタT3のドレインD3は第3ドレイン形成領域103pdに位置する。
【0091】
データ書き込みトランジスタT4のゲート204gは第4のチャネル領域104pgと重なり、データ書き込みトランジスタT4のソースS4は第4ソース形成領域104psに位置し、データ書き込みトランジスタT4のドレインD4は第4のドレイン形成領域104pdに位置する。
【0092】
第5のトランジスタT5のゲート205gは第5のチャネル領域105pgと重なり、第5のトランジスタT5のソースS5は第5ソース形成領域105psに位置し、第5のトランジスタT5のドレインD5は第5のドレイン形成領域105pdに位置する。
【0093】
第6のトランジスタT6のゲート206gは第6のチャネル領域106pgと重なり、第6のトランジスタT6のソースS6は第6のソース形成領域106psに位置し、第6のトランジスタT6のドレインD6は第6のドレイン形成領域106pdに位置する。
【0094】
第7のトランジスタT7のゲート207gは第7のチャネル領域107pgと重なり、第7のトランジスタT7のソースS7は第7のソース形成領域107psに位置し、第7のトランジスタT7のドレインD7は第7のドレイン形成領域107pdに位置する。
【0095】
第3のトランジスタT3のゲート203gは第1のコンデンサCstの第1プレートCst1として多重化され、第1のコンデンサCstの第2プレートCst2は電源信号線パターンVDDに結合される。
【0096】
オプションとして、コンデンサの導電部は補助導電部WDを含み、補助導電部WDは第2コンデンサC1の第2プレートC12を含み、すなわち、補助導電部は部分的または完全に第2のコンデンサC1の第2のプレートC12として機能することができる。例えば、同じサブピクセルにおいて、補助導電部WDは第2のコンデンサC1の第2のプレートC12として使用され、データラインパターンDAは第2のコンデンサC1の第1のプレートC11として使用される。または、第2のコンデンサC1の第1電極板C11と重複領域を有するデータラインパターンDAは、第2のコンデンサC1の第1のプレートC11として使用される。
【0097】
図5aから図5i、図6e、および図7eに示すように、第1の電極層500は、発光素子Lの第1の電極(例えば、510、520、530、540)を形成するために使用される。例示的に、第1の電極は、発光素子Lのアノード(例えば、510、520、530、540)である。ピクセル定義層950は、複数の開口領域(例えば、KK1、KK2、KK3、およびKK4)を含むことに留意されたい。ここで、1つの第1の電極は1つの開口領域に対応し、ベース基板1000上の当該開口領域の正投影は、ベース基板1000上の対応する第1の電極の正投影内に位置する。例えば、開口領域KK1は第1の電極510に対応し、開口領域KK2は第1の電極520に対応し、開口領域KK3は第1の電極530に対応し、開口領域KK4は第1の電極540に対応する。例示的に、第1の電極は、半導体層に直接電気的に接続されてもよいし、または、第1の導電層100のような他の導電層を介して半導体層に電気的に接続されてもよい。
【0098】
図5a~図5i、図6f、および図7fに示すように、発光機能層600は、発光素子Lの発光層を形成するために用いられる。例えば、第1色発光層610、第2色発光層620、第3色発光層630、第4色発光層640である。また、発光機能層600は、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層等のフィルム層を含んでいてもよい。第1色発光層610、第2色発光層620、第3色発光層630、および第4色発光層640の境界は重なっていても、重なっていなくてもよい。例えば、第1色発光層610、第2色発光層620、第3色発光層630、第4色発光層640のうちの少なくとも2つが重複領域を有する。例えば、第1色発光層610の境界は、第2色発光層620まで延びている。
【0099】
図2に示すように、例示的に、封止層FBは、FB1、FB2、およびFB3の少なくとも1つ以上の層を含むことができ、FB1、FB2、およびFB3の少なくとも1つは、無機、有機、または有機無機複合材料である。無機材料は、窒化ケイ素(SiNx)、酸化ケイ素(SiOX)、酸窒化ケイ素(SiON)のうちの少なくとも1つであり、有機材料は、ポリイミド(PI)である。例えば、封止層FBは、積層された第1の無機封止層FB1、有機封止層FB2、および第2の無機封止層FB3を含むことができる。ここで、有機封止層FB2は、バリア110の内周に位置し、かつ、表示領域AA、バリア110およびバリア110周辺領域を覆う。ここで、ベース基板1000上の第1の無機封止層FB1と、ベース基板1000上の第2の無機封止層FB3の正投影は重なる。このように、第1の無機封止層FB1および第2の無機封止層FB3をバリア110の周辺領域まで延在することにより、有機封止層FBおよび表示領域は、水分および酸素をより遮断することができる。
【0100】
図2図6g、図8a、および図8bに示すように、タッチ電極800は、交差配置された複数の第1のタッチ電極810および複数の第2のタッチ電極820を含む。ベース基板1000上のタッチ電極800正投影の形状はグリッド状である。例示的に、ベース基板1000上のタッチ電極800の正投影と、ベース基板1000上の開口領域(例えば、KK1、KK2、KK3、KK4)の正投影とが重ならない。表示パネルにおいて、タッチ電極800は、例えば、表示パネルの一部の表示領域において、複数の第1のタッチ電極810および第2のタッチ電極820のうちの少なくとも1つであり得ることを理解することができる。例えば、表示パネルの一部のサブピクセル領域にある。例えば、第1色、第2色、第3色、および第4色は、少なくとも部分的にサブピクセル領域に対応し、タッチ電極は、複数の第1のタッチ電極810または複数の第2のタッチ電極820のみを含む。
【0101】
例示的に、複数の第1のタッチ電極810は同じ導電フィルム層に配置され、複数の第2のタッチ電極820は同じ導電フィルム層に配置される。また、第1のタッチ電極810が位置する層は、ベース基板1000から離れる封止層FB側であり、第2のタッチ電極820が位置する層は、パッケージ層FBの層側に位置する。第1のタッチ電極810が位置する層は、ベース基板1000から離れる第2のタッチ電極820側に位置する。そして、第1のタッチ電極810が位置する層と第2のタッチ電極820が位置する層との間に電極絶縁層830が設けられる。例示的に、電極絶縁層830は、表示領域に位置し、表示領域を覆うことができる。また、電極絶縁層830は、表示領域だけでなく非表示領域も覆っていてもよい。または、電極絶縁層830の端部は、2つのバリアBKの間に位置する。もちろん、実際の応用においては、実際の応用に合わせて設計することができ、これに限定されるものではない。
【0102】
例示的に、第1のタッチ電極810と封止層FBとの間に、1つ以上の絶縁層(図示せず)が提供され得る。少なくとも1つの絶縁層は、無機、有機または有機-無機複合材料とすることができ、無機材料は、窒化シリコン(SiNx)、酸化シリコン(SiOX)、酸窒化シリコン(SiON)などのうちの少なくとも1つとすることができる。有機材料は、ポリアミド(PI)などにすることができる。例えば、第1のタッチ電極810と封止層FB3との間に少なくとも1つのタッチ電極基板が提供され、材質は窒化シリコン(SiNx)または酸化シリコン(SiOX)またはポリイミド(PI)である。
【0103】
例示的に、タッチ電極基板は、表示領域に位置し、表示領域を覆うことができる。また、電極絶縁層830は、表示領域だけでなく非表示領域も覆っていてもよい。または、タッチ電極基板の端部が2つのバリアBKの間に位置する。もちろん、実際の応用においては、実際の応用に合わせて設計することができ、これに限定されるものではない。
【0104】
いくつかの例では、図8aに示すように、ベース基板1000上の第1のタッチ電極810の正投影およびベース基板1000上の第2のタッチ電極820の正投影の形状は、ストリップ状であり得る。第1のタッチ電極810および第2のタッチ電極820が交差配置されているため、ベース基板1000上の第1のタッチ電極810の正投影と、ベース基板1000上の第2のタッチ電極820の正投影とをグリッド状に形成することができる。または、図8bに示すように、ベース基板1000上の第1のタッチ電極810の正投影およびベース基板1000上の少なくとも1一部の第2のタッチ電極820の正投影の形状は、グリッド状であってもよい。
【0105】
例示的に、第1のタッチ電極810と第2のタッチ電極820は交差配置され、ベース基板1000上の第1のタッチ電極810の正投影と、ベース基板1000上の第2のタッチ電極820の正投影とがグリッド状に形成される。または、第1のタッチ電極810と第2のタッチ電極820の少なくとも一部が重なっており、ベース基板1000上の第1のタッチ電極810の正投影と、ベース基板1000上の第2のタッチ電極820の正投影は、重なる。
【0106】
もちろん、本出願はこれに限定されないが、これを含む。実際の応用では、実際の応用の要件に応じて設計できるが、これに限定されない。図8bに示される第2のタッチ電極820は、説明のための例として取り上げられる。
【0107】
いくつかの例では、図8cおよび図8dに示すように、第1のタッチ電極810は、第1のブリッジ部811によって電気的に接続される。ここで、第1のブリッジ部811の第1端は、電極絶縁層830を貫通するビア831を通じて第1のタッチ電極810に電気的に接続され、第1のブリッジ部811の第2端は、電極絶縁層830を貫通するビア832を通じて他の別の第1のタッチ電極810に電気的に接続される。同様に、図8cおよび図8dに示すように、第2のタッチ電極820は、第2ブリッジ部821によって電気的に接続される。ここで、第2ブリッジ部821の第1端は、電極絶縁層830を貫通するビアを通じて第2のタッチ電極820に電気的に接続され、第2ブリッジ部821の第2端は電極絶縁層830を貫通するビアを通じて、別の第2のタッチ電極820に電気的に接続される。
【0108】
発光素子は、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode,OLED)および量子ドット発光ダイオード(Quantum Dot Light Emitting Diodes,QLED)のうちの少なくとも1つなどのエレクトロルミネセントダイオードとして構成され得ることに留意されたい。発光素子は、積層された第1の電極500(例えば、発光素子のアノード)と、発光機能層600と、第2電極700(例えば、発光素子のカソード)とを含んでもよい。もちろん、本出願はこれに限定されないが、これを含む。実際の応用では、実際の応用の要件に応じて設計できるが、これに限定されない。
【0109】
実際の応用では、第3の導電層300、第2の導電層200、第1の導電層100、第2のタッチ電極820、および第1のタッチ電極810の材料は、同じでも異なっていてもよい。第3の導電層300、第2の導電層200、第1の導電層100、第2のタッチ電極820、および第1のタッチ電極810のうちの少なくとも1つは、金属材料、合金材料、または金属などの他の導電材料を含む。金属は、例えば、アルミニウム(AL)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、モリブデンニオブ合金、アルミニウム・ネオジム合金、グラフェン等の少なくとも1つである。
【0110】
オプションとして、第3の導電層300、第2の導電層200、第1の導電層100、第2のタッチ電極820、および第1のタッチ電極810のうちの少なくとも1つは、単層構造を形成するか、又はモリブデン/アルミニウム/モリブデン、チタン/アルミニウム/チタン材料の副層を形成した積層構造を形成する。
【0111】
オプションとして、第3の導電層300、第2の導電層200、第1の導電層100、第2のタッチ電極820、および第1のタッチ電極810の少なくとも1つの厚さは、100nmから500nmの範囲である。
【0112】
例示的に、第3の導電層300、第2の導電層200、および第1の導電層100は、金属アルミニウム(AL)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)などのうちの少なくとも1つから選択されてもよい。または、第2のタッチ電極820および第1のタッチ電極810の少なくとも1つは、チタン/アルミニウム/チタンの副層を形成することによって得られる積層構造である。または、第2のタッチ電極820および第1のタッチ電極810の材料の少なくとも一方はグラフェンを含む。導電層の表面反射率が高いため、例えば金属モリブデン材料の表面反射率が高いため、第2のコンデンサC1に外光や発光機能層が発する光を反射させやすい。これは、隣接する開口部領域に600°入り、発光のクロストークや光の混合効果が低下するという問題がある。
【0113】
これを考慮して、本出願の実施形態は、いくつかの表示パネルを提供する。図5aから図5iから図7fに示すように、表示パネルは、重複ユニットを含み、重複ユニットは、複数のサブピクセルを含み得る。例えば、複数のサブピクセルは、第1色サブピクセル、第2色サブピクセル、および第3色サブピクセルを含むことができる。言い換えれば、重複ユニットは、第1色のサブピクセル、第2色サブピクセル、および第3色サブピクセルを含むことができる。このように、表示パネルは、第1色サブピクセル、第2カラーサブピクセル、および第3色サブピクセルを光混合に使用して、カラー表示を実現することができる。いくつかの例では、第1色、第2色、および第3色は、赤、緑、および青から選択することができる。たとえば、第2色は赤、第1色は緑、第3色は青である。もちろん、本出願の実施形態は、これに限定されないが、これを含む。上記の第1色、第2色、および第3色は、他の色であってもよい。
【0114】
必要に応じて、重複ユニットは、第4色サブピクセルも含む。このように、表示パネルは、第1色サブピクセル、第2色サブピクセル、第3色サブピクセル、および第4色サブピクセルを光混合に使用して、カラー表示を実現することができる。いくつかの例では、第4色のサブピクセルは、緑のサブピクセル、または白のサブピクセル、または黄色のサブピクセル、または本明細書に限定されない他の色であり得る。
【0115】
以下、重複ユニットは、第1色サブピクセル、第2色サブピクセル、第3色サブピクセル、および第4色サブピクセルを含み、第1色および第4色は緑であり、第2色は、赤、そして第3色は青である。例として青を取り上げる。
【0116】
いくつかの例では、図5aから5iから7fに示すように、第1色サブピクセルは、前述の実施形態のいずれかのピクセル回路、第1の電極510、第1色発光層610、および開口部KK1を備える。ここで、ベース基板1000上の第1カラー発光層610の正投影は、ベース基板1000上の第1色サブピクセルの開口領域KK1の正投影を覆い、第1色サブピクセルは開口領域KK1を含む。一例として、開口領域KK1は、第1色サブピクセルの発光領域として使用され得る。
【0117】
また、第2色サブピクセルは、上述の実施形態のいずれかのピクセル回路、第1の電極520、第2色発光層620、および開口領域KK2を有する。ここで、ベース基板1000上の第2色発光層620の正投影は、ベース基板1000上の第2色サブピクセルの開口領域KK2における開口領域KK2の正投影を覆う。一例として、開口領域KK2は、第2色サブピクセルの発光領域として使用されてもよい。
【0118】
また、第3色サブピクセルは、上記実施形態のいずれかのピクセル回路と、第1の電極530と、第3色発光層630と、開口領域KK3とを有する。ここで、ベース基板1000上の第3色発光層630の正投影は、ベース基板1000上の第3色サブピクセルの開口領域KK3の正投影を覆い、第3色サブピクセルの発光領域は開口領域KK3を含む。一例として、開口領域KK3は、第3色サブピクセルの発光領域として使用されてもよい。
【0119】
また、第4色サブピクセルは、上記実施形態のいずれかのピクセル回路と、第1の電極540と、第4色発光層640と、開口領域KK4とを有する。ここで、ベース基板1000上の第4色発光層640の正投影は、ベース基板1000上の第4色サブピクセルの開口領域KK4の正投影を覆い、第4色サブピクセルの発光領域は開口領域KK4を含む。例示的に、開口領域KK4は、第4色サブピクセルの発光領域として使用され得る。
【0120】
ここで、第1色サブピクセルにおける開口領域KK1の面積は、第3色サブピクセルにおける開口領域KK3の面積よりも小さい。第2色サブピクセルにおける開口領域KK2の面積は、第3色サブピクセルにおける開口領域KK3の面積よりも小さい。第4色サブピクセルにおける開口領域KK4の面積は、第3色サブピクセルにおける開口領域KK3の面積よりも小さい。
【0121】
例えば、緑発光素子と赤発光素子の発光効率が青色発光素子よりも高い場合、隣接するサブピクセルへの影響が大きくなるため、青サブピクセルの開口領域の面積よりも緑サブピクセルの開口領域の面積を小さくする。赤サブピクセルの開口領域の面積は青サブピクセルの開口領域の面積よりも小さいため、青光の放出を向上させることができる。さらに、これにより、緑のサブピクセルと赤のサブピクセルの第2のコンデンサC1も、開口領域によって遮られない部分が多くなり、第2のコンデンサC1の露出が増え、発光干渉と光混合効果の低下問題が発生する。
【0122】
具体的には、本出願の実施形態において、図3から図6gに示すように、トランジスタアレイ層は複数のコンデンサ導電部Rを含み、サブピクセルの少なくとも一部はコンデンサ導電部Rを含む。ここで、同じサブピクセルにおいて、コンデンサ導電部Rと電源信号線パターンVDDおよび/又はデータラインパターンとの間に重複領域がある。例えば、同一のサブピクセル内において、コンデンサ導電部R、電源信号線パターンVDDおよびデータラインパターン間には重複領域が存在する。または、同一サブピクセル内において、コンデンサ導電部Rと電源信号線パターンVDDとが重複領域がある。または、同一サブピクセル内において、コンデンサ導電部Rとデータラインパターンとが重複領域がある。オプションとして、コンデンサ導電部Rと電源信号線パターンVDDとの重なり面積は、コンデンサ導電部RとデータラインパターンDAとの重なり面積よりも大きい。
【0123】
具体的には、本出願の実施形態において、図3から図6gに示すように、ベース基板1000上の第1色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rの正投影およびベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ制御電極820)の正投影は、第1の補助重なり面積S1を有する。ベース基板1000上の第2色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rの正投影と、ベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影は、第2の補助重なり面積S2を有する。ベース基板1000上の第3色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rの正投影と、ベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影は、第3の補助重なり面積S3を有する。ベース基板1000上の第4色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rの正投影と、ベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影は、第4の補助重なり面積S4を有する。ここで、第1の補助重なり面積S1、第2の補助重なり面積S2、および第4補助重なり面積S4の少なくとも1つは、第3の補助重なり面積S3よりも大きい。例えば、第1の補助重なり面積S1は第2の補助重なり面積S2より大きく、第2の補助重なり面積S2は第3の補助重なり面積S3よりも大きく、または、第1の補助重なり面積S1は第2の補助重なり面積S2よりも大きく、かつ第2の補助重なり面積S2が第3の補助重なり面積S3と等しい。または第1の補助重なり面積S1が第2の補助重なり面積S2とほぼ等しく、第2の補助重なり面積S2が第3の補助重なり面積S3よりも大きい。このように、タッチ電極800によって第2のコンデンサC1を遮蔽することができるので、第2のコンデンサC1に起因する発光干渉および光混合効果不良の問題を改善することができる。
【0124】
例示的に、図3から図6gに示すように、トランジスタアレイ層ZAは、複数のデータラインパターン(DA1、DA2など)と複数の電源信号線パターン(VDDなど)を含み、トランジスタアレイ層ZAは、複数の複数のコンデンサ導電部Rを含む。サブピクセルは、コンデンサ導電部Rを含み、コンデンサ導電部Rは、電源信号線パターンVDDおよび/又はデータラインパターンDAと重なり、例えば、複数のコンデンサ導電部Rは、第2の導電層200上に形成される。もちろん、第1の導電層等の他の導電層上に形成することもできる。
【0125】
オプションとして、コンデンサ導電部Rの少なくとも一部と電源信号線パターンVDDまたはデータラインパターンDAがコンデンサを形成する。つまり、コンデンサ導電部Rと電源信号線パターンVDDまたはデータラインパターンDAとの間に少なくとも1つの絶縁層がある。例えば、コンデンサの導電部分Rは、第2のコンデンサC1のコンデンサプレートを形成する。具体的には、コンデンサの導電部の一部または全部が、第2のコンデンサの第1のプレートC11または第2のプレートC12を構成する。
【0126】
オプションとして、コンデンサ導電部Rは、弧状または不規則なパターンであってもよい。
【0127】
オプションとして、コンデンサ導電部Rは、第2の導電層200上に形成された補助導電部WDを含み、補助導電部WDは、データラインパターン(例えば、DA1、DA2)の下に位置し、補助導電部の第1端は、電源信号線パターンVDDに接続される。例えば:補助導電部WDの第1端は第1の層間絶縁層930のビアを介して電源信号線パターンVDDに接続される。補助導電部WDの第2端はデータラインパターンの下までに延在する。補助導電部WDと電源信号線パターンおよび/又はデータラインパターンとが重複領域を有する。すなわち、この時、第2のコンデンサC1の第2のプレートC12は補助導電部WD上に形成され、第2のコンデンサC1の第1のプレートは、サブピクセルに対応するデータラインパターンDA(例えば、DA1、DA2)上に形成される。または、第2のコンデンサC1の第1のプレートは、補助導電部WDと重複領域を有するサブピクセルに対応するデータラインパターンDA(例えば、DA1、DA2)上に形成される。
【0128】
オプションとして、コンデンサ導電部Rは第2の補助導電部WN2(図示せず)をさらに含むことができ、第2の補助導電部WN2は第2の導電層200上に形成され、第2の補助導電部WN2はサブピクセルに対応するデータラインパターン(例えば、DA1,DA2)下に形成される。第2の補助導電部WD2の第1端は、各サブピクセルに対応するデータラインパターン(例えば、データラインパターンDA1)に接続され、例えば、第2の補助導電部WD2の第1端は、第1の層間絶縁層930のビアを通じて各サブピクセルに対応するデータラインパターン(例えば、データラインパターンDA1)に接続される。第2の補助導電部WN2の第2端は、電源信号線パターンの下に延在し、第2の補助導電部WN2と電源信号線パターンおよび/またはデータラインパターンとの間に重複領域がある。すなわち、このとき、第2のコンデンサC1の第1のプレートは、第2の補助導電部WD2上に形成され、第2のコンデンサC1の第2のプレートは、電源信号線パターンVDDである。または、第2のコンデンサC1の第2のプレートは、第2の補助導電部WD2と重複領域を有するサブピクセルに対応する電源信号線パターンVDD上に形成される。
【0129】
理解を容易にするために、以下の実施形態の少なくとも一部は、コンデンサ導電部Rを補助導電部WDとして例に挙げて説明される。一例として、第1色サブピクセルにおける開口領域KK1の面積は、第3色サブピクセルにおける開口領域KK3の面積よりも小さいので、第1色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rは、開口領域により遮られる部分がより少ないが、第3色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rは、開口領域により遮られる部分がより多い。これにより、第1色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rの発光効果がより強くなる。本出願の実施形態において、第1の補助重なり面積S1を第3の補助重なり面積S3より大きくすることにより、タッチ電極800によってより遮蔽される第1色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rの部分はより多くなり、第1色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rによる発光干渉や光混合効果不良の問題を解決する。
【0130】
一例として、第2色サブピクセルにおける開口領域KK2の面積は、3色目のサブピクセルにおける開口領域KK3の面積よりも小さいため、第2色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rは、開口領域によって遮られる部分が少ないが、第3色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rは、開口領域によりさらに遮られれる部分が多いため、第2色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rはより強い発光効果を持つ。本出願の実施形態において、第2の補助重なり面積S2を第3の補助重なり面積S3より大きくすることにより、第2色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rをタッチ電極800により多く遮られることができ、第2色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rによる発光干渉や光混合効果不良の問題を改善する。
【0131】
一例として、第4色サブピクセルにおける開口領域KK4の面積は、第3色サブピクセルにおける開口領域KK3の面積よりも小さいため、第4色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rは、開口領域によって遮られる部分が少ないが、第3色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rは、開口領域によって遮られる部分が多いため、第4色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rはより強い発光効果を持つ。本出願の実施形態において、第4の補助重なり面積S4を第3の補助重なり面積S3よりも大きくすることにより、第4の色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rは、タッチ電極800により多く遮られることができ、それにより4色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rによる発光干渉と光混合効果の低下の問題を改善する。
【0132】
具体的には、本出願の実施形態において、図6eに示すように、第1色サブピクセルにおける開口領域KK1の面積は、第2色サブピクセルにおける開口領域KK2の面積よりも小さくすることができる。例えば、緑サブピクセルの開口領域の面積は、赤サブピクセルの開口領域の面積よりも小さくてもよい。このように、第1色サブピクセルを第2色サブピクセルと比較して、コンデンサ導電部Rは、開口領域によって遮られる部分が少ないが、本出願の実施形態において、第1の補助重なり面積S1は、第2の補助重なり面積S2とほぼ等しいか、または、第1の補助重なり面積S1が第2の補助重なり面積S2より大きいため、第1色サブピクセルを第2色サブピクセルと比較して、コンデンサ導電部Rはタッチ電極800により多く遮られることができ、その結果、第1色サブピクセルにおけるコンデンサ導電部Rに起因する発光干渉および不十分な光混合効果がさらに低減される。
【0133】
具体的には、本出願の実施形態において、第1色サブピクセルの開口領域KK1の面積は100μm2~130μm2であり、開口領域KK1の形状は限定されない。それは多角形、長方形、正方形、菱形、楕円、円などである。もちろん、少なくとも2つの円弧セグメントと1つの直線セグメントで構成される閉じた図形など、他の不規則なパターンでもよい。例えば、第1色サブピクセルの開口領域KK1は長方形であり、第1辺の長さは12μm~13μmであり、第1色サブピクセルの開口領域KK1の第2辺の長さは9μm~10μmである。
【0134】
オプションとして、第1色サブピクセルの開口領域KK1の開口領域は、10*10μm2~12*10μm2または11*10μm2~12*10μm2である。オプションとして、さらに、第1色サブピクセルの開口領域KK1の開口領域は、13*9μm2~12*10μm2である。例えば、第1色サブピクセルの開口領域面積KK1の面積は13*9μm2(長さ×横)であり、または第1色サブピクセルの開口領域面積KK1の面積は、 12*10 μm2(長さ*幅)である。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に従って設計を決定することができ、これに限定されるものではない。
【0135】
具体的には、本出願の実施形態において、第2色サブピクセルの開口領域KK2の面積は、120μm2~200μm2であり、開口領域KK2の形状は、限定されない。例えば、それは多角形、長方形、正方形、菱形、楕円、円などである。もちろん、少なくとも2つの円弧セグメントと1つの直線セグメントで構成される閉じた図形など、他の不規則なパターンでもよい。例えば、第2色サブピクセルの開口領域KK2は、一辺の長さが13μm~15μmの正方形である。オプションとして、第2色サブピクセルの開口領域KK2の開口面積は、13*10μm2~19*10μm2または13*15μm2~18*11μm2である。オプションとして、第1色サブピクセルの開口領域KK1の開口面積は、13*13μm2~14*14μm2であってもよい。例えば、第2色サブピクセルの開口領域KK2の面積は13*13μm2であってもよいし、第2色サブピクセルの開口領域KK2の面積は14*14μm2であってもよい。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に従って設計を決定することができ、これに限定されるものではない。
【0136】
具体的には、本出願の実施形態において、第3色サブピクセルの開口領域KK3の面積は180μm2~230μm2であり、開口領域KK3の形状は限定されない。それは多角形、長方形、正方形、菱形、楕円、円などである。もちろん、少なくとも2つの円弧セグメントと1つの直線セグメントで構成される閉じた図形など、他の不規則なパターンでもよい。例えば、第3色サブピクセルの開口領域KK3は長方形であり、第1辺の縦は15μm-16μmであり、第1色サブピクセルの開口領域KK1の第2辺の縦は13μm-14μmである。オプションとして、第3色サブピクセルの開口領域KK3の開口面積は、18*10μm2~23*10μm2または20*10μm2~22*10μm2である。オプションとして、第1色サブピクセルの開口領域KK1の開口面積は、15*13μm2~16*14μm2(縦×幅)であってもよい。例えば、第3色サブピクセルの開口領域KK3の面積は、15*13μm2(長さ×横)であってもよい。または、第3色サブピクセルの開口領域KK3の面積は、16*13μm2(長さ×横)であってもよい。または、第3色サブピクセルの開口領域KK3の面積は、16*14μm2(長さ×横)であってもよい。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に従って設計を決定することができ、これに限定されるものではない。
【0137】
具体的には、本出願の実施形態において、第4色サブピクセルの開口領域KK4の面積は100μm2~230μm2であり、開口領域KK4の形状は、限定されない。例えば、それは多角形、長方形、正方形、菱形、楕円、円などである。もちろん、少なくとも2つの円弧セグメントと1つの直線セグメントで構成される閉じた図形など、他の不規則なパターンでもよい。例えば、第4色サブピクセルの開口領域は楕円形であり、面積は100μm2~130μm2である。または、第4色サブピクセルの開口領域KK4は長方形であり、第1辺の長さは12μm-13μmである、第4色サブピクセルの開口領域KK4の第2辺の長さは9μm~10μmである。オプションとして、第1色サブピクセルの開口領域KK1の開口面積は、13*9μm2~12*10μm2である。例えば、第4色サブピクセルの開口領域面積KK4の面積は13*9μm2(長さ×横)であってもよいし、第4色サブピクセルの開口領域KK4の面積は、12*10μm2(縦*幅)である。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に従って設計を決定することができ、これに限定されるものではない。
【0138】
具体的には、本出願の実施形態において、第1の補助重なり領域S1は、3μm2~40μm2であってもよい。オプションとして、第1の補助重なり面積S1は、6μm2~20μm2であってもよい。例えば、第1の補助重なり領域S1は3μm2であってもよい。または、第1の補助重なり面積S1は、6μm2であってもよい。または、第1の補助重なり面積S1は、10μm2であってもよい。または、第1の補助重なり面積S1は、20μm2であってもよい。または、第1の補助重なり面積S1は、30μm2であってもよい。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に従って設計を決定することができ、これに限定されるものではない。
【0139】
特定の実施において、本出願の実施形態において、第2の補助重なり面積S2は、0~10μm2であり得る。オプションとして、第2の補助重なり面積S2は、0~5μm2であってもよい。例えば、第2の補助重なり面積S2は0μm2であってもよい。または、第2の補助重なり面積S2は、5μm2であってもよい。または、第2の補助重なり面積S2は、10μm2であってもよい。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に従って設計を決定することができ、これに限定されるものではない。
【0140】
特定の実施において、本出願の実施形態において、第3の補助重なり面積S3は、0~6μm2であり得る。オプションとして、第3の補助重なり面積S3は、0~3μm2であってもよい。例えば、第3の補助重なり面積S3は0μm2であってもよい。または、第3の補助重なり面積S3は、3μm2であってもよい。または、第3の補助重なり面積S3は、6μm2であってもよい。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に従って設計を決定することができ、これに限定されるものではない。
【0141】
特定の実施において、本出願の実施形態において、第4の補助重なり面積S4は、0~40μm2であり得る。オプションとして、第4の補助重なり面積S4は、0~15μm2であってもよい。例えば、第4補助重なり面積S4は0μm2であってもよい。または、第4の補助重なり面積S4は、5μm2であってもよい。または、第4の補助重なり面積S4は、15μm2であってもよい。または、第4補助重なり面積S4は、第1の補助重なり面積S3、第2の補助重なり面積S2、および第3の補助重なり面積S3のうちの少なくとも1つとほぼ等しい、または、第4補助重なり面積S4は、第1の補助重なり面積S3、第2の補助重なり面積S2、および第3の補助重なり面積S3のうちの少なくとも1つと等しい。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に従って設計を決定することができ、これに限定されるものではない。
【0142】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから5iから6gに示すように、第1色サブピクセルにおける開口領域KK1の面積は、第4色サブピクセルにおける開口領域KK4の面積よりも大きくすることができる。また、第1色サブピクセルにおける開口領域KK1の面積と第4色サブピクセルにおける開口領域KK4の面積をほぼ等しくすることも可能である。これらは、実際の応用要件に従って設計および決定することができ、ここに限定されるものではない。
【0143】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから5iから6gに示されるように、第2の導電層200は、コンデンサ導電部分R(WD)を含むことができる(紹介する例として、補助導電部WDをコンデンサ導電部Rとして取り上げる)。例えば、第1の補助重なり面積S1は、ベース基板1000上の第1色サブピクセルにおける補助導電部の正投影とベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影との重なり面積を含むことができる。第2の補助重なり面積S2は、ベース基板1000上の第2色サブピクセルにおける補助導電部の正投影と、ベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影との重なり面積を含むことができる。第3の補助重なり面積S3は、ベース基板1000上の第3色サブピクセルにおける補助導電部の正投影と、ベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影との重なり面積を含むことができる。第4の補助重なり面積S4は、ベース基板1000上の第4色サブピクセルにおける補助導電部の正投影と、ベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影との重なり面積を含むことができる。このように、補助導電部をタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)によって遮蔽することができるので、補助導電部によって反射される光による反射光による光の干渉と不十分な光混合効果の問題を解決することができる。
【0144】
特定の実施において、本出願の一実施形態において、図5aから5iから9cに示すように、第1色サブピクセルにおける補助導電部WDは、第1の補助露出部WD1を含む。ベース基板1000上の第1の補助露出部WD1の正投影は、ベース基板1000上のデータラインパターンDA2および電源信号線パターンVDDのそれぞれの正投影と重ならない。第1の補助重なり面積S1は、ベース基板1000上の第1の補助露出部WD1の正投影とベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影との第1の補助サブ重なり面積S11を含むことができる。
【0145】
例示的に、第1色サブピクセルにおいて、ベース基板1000上の第1の補助露光部WD1の正投影は、ベース基板1000上のデータラインパターンDA2と電源信号線パターンVDDの正投影の間に位置する。
【0146】
オプションとして、ベース基板1000上の第1の補助露光部分WD1の正投影は、ベース基板1000上の電源信号線パターンVDD正投影側のから離れたベース基板1000上のデータラインパターンDA2の正投影上に位置することができる。または、ベース基板1000上の第1の補助露光部WD1の正投影は、ベース基板1000上のデータラインパターンDA2から離れたベース基板1000上の電源信号線パターンVDDの正投影側に位置してもよい。
【0147】
第1の補助露光部WD1は、第1の補助露光部の第1領域WD11(図示せず)、第1の補助露光部の第2領域WD12(図示せず)、および第1の補助露光部の第3領域WD13を含むことができる。第1の補助露出部の第1領域WD11は、ベース基板1000上の補助導電部WDの正投影が位置する、ベース基板上のデータラインパターンDA2と電源信号線パターンVDDの正投影との間の第1の領域である。第1の補助露出部第2の領域WD12は、ベース基板1000上の補助導電部WDの正投影が位置する、ベース基板1000上の電源信号線パターンVDDの正投影から離れるベース基板1000上のデータラインパターンDA2の正投影側の第2領域である。第1の補助露出部第3の領域WD13は、ベース基板1000上の補助導電部WDの正投影が位置する、ベース基板1000上のデータラインパターンDA2から離れるベース基板1000上の電源信号線パターンVDDの正投影側の第3領域である。
【0148】
特定の実施において、本出願の実施形態において、第1の補助サブ重複領域S11は、2μm2~10μm2であり得る。オプションとして、第1の補助サブ重なり面積S11は、3μm2~6μm2であってもよい。一例として、第1の補助サブ重なり面積S11は、2μm2であり得る。または、第1の補助サブ重なり面積S11は、3μm2であってもよい。または、第1の補助サブ重なり面積S11は、5μm2であってもよい。または、第1の補助サブ重なり面積S11は、6μm2であってもよい。また、第1の補助サブ重なり面積S11は10μm2であってもよいが、これに限定されない。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に従って設計を決定することができ、これに限定されるものではない。
【0149】
具体的には、本出願の実施形態において、図5aから5iから6dに示すように、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の補助導電部WDの正投影は、総面積Smを有する。ここで、第1の補助重なり面積S1と総面積Smとの比率は、1/6~3/4の範囲であってもよい。選択的に、第1の補助重なり面積S1と総面積Smとの比率の範囲は、1/3~2/3、すなわち、1/3≦S1/Sm≦2/3であってもよい。例えば、S1/Sm=1/3、S1/Sm=2/3、またはS1/Sm=1/2である。もちろん、実際の応用では、S1/Smの特定の値は、実際の応用の要件に従って設定することができ、これに限定されるものではない。
【0150】
具体的には、本出願の実施形態において、図5aから図5iから図6dに示すように、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の補助導電部WDの正投影は、総面積Smを有する。ここで、第1の補助サブ重なり面積S11と総面積Smとの比率は、1/8から2/3の範囲であり得る。オプションとして、第1の補助サブ重なり面積S11と総面積Smは、1/6から1/3、すなわち、1/6≦S11/Sm≦1/3の範囲であってもよい。例えば、S11/Sm=1/6、S11/Sm=1/4、またはS11/Sm=1/3である。もちろん、実際の応用では、S11/Smの特定の値は、実際の応用の要件に従って設定することができ、これに限定されるものではない。
【0151】
具体的には、本出願の実施形態において、図9aから図9cに示すように、第1色サブピクセルにおいて、ベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影は、ベース基板1000上の第1の補助露光部WD1の正投影を覆うように配置され得る。これにより、光を反射する可能性のある第1補助露出部WD1を最大限に覆うことができる。
【0152】
具体的には、本出願の実施形態において、図9bおよび図9cに示すように、第1色サブピクセルにおける補助導電部WDは、第1の補助シールド部WZ1をさらに含むことができる。部分WZ1は、ベース基板1000上のデータラインパターンDA2および電源信号線パターンVDDの少なくとも一方の正投影と、ベース基板1000上の第1の補助シールド部WZ1の正投影とが重なる。ここで、同じ補助導電部の第1の補助シールド部WZ1と第1の補助露出部WD1とが一体となって補助導電部を形成する。例示的に、図9bに示すように、列方向F3における第1の補助露出部WD1の幅は、列方向F3における第1の補助シールド部WZ1の幅とほぼ等しい。これにより、第1色サブピクセルにおける補助導電部の準備の難易度を下げることができる。図9cに示すように、列方向F3における第1の補助露出部WD1の幅は、列方向F3における第1の補助シールド部WZ1の少なくとも一部の幅よりも小さくてもよい。これにより、第1の補助露光部WD1をさらに遮蔽することができる。例えば、第1の補助露出部WD1の行方向F4における幅は、第1の補助シールド部WZ1の少なくとも一部の行方向F4における幅よりも小さくすることができ、露出された補助導電部WD補助導電部WDで発生する反射光を低減することが有利である。
【0153】
具体的には、本出願の一実施形態において、図5aから5iから9cに示すように、第2色サブピクセルにおける補助導電部WDは、第2の補助露出部WD2を含む。とを含む。ベース基板1000上の第2の補助露出部WD2の正投影と、ベース基板1000上のデータラインパターンDA3および電源信号線パターンVDDそれぞれの正投影とが重ならない。第2の補助重なり面積S2は第2の補助サブ重なり面積S12を含む。ベース基板1000の正投影とベース基板1000上の第2の補助露光部WD2の正投影と、ベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)との間に第2の補助サブ重なり面積S12を有する。例示的に、第2色サブピクセルにおいて、ベース基板1000上の第2の補助露光部WD2の正投影は、ベース基板1000上のデータラインパターンDA3と電源信号線パターンVDDの正投影の間に位置する。または、ベース基板1000上の第2の補助露光部WD2の正投影は、ベース基板1000上の電源信号線パターンVDDの正投影からの離れたベース基板1000上のデータラインパターンDA3の正投影側に位置する。または、ベース基板1000上の第2の補助露光部WD2の正投影は、ベース基板1000上のデータラインパターンDA3から離れたベース基板1000上の電源信号線パターンVDDの正投影側に位置する。
【0154】
特定の実施において、本出願の実施形態において、第2の補助サブ重なり面積S12は、0~4.5μm2であり得る。オプションとして、第2の補助サブ重なり面積S12は、0~2.2μm2であり得る。例えば、第2補助サブ重なり面積S12は、0μm2であってもよい。または、第2の補助サブ重なり面積S12は、1.5μm2であってもよい。または、第2の補助サブ重なり面積S12は、2.2μm2であってもよい。または、第2の補助サブ重なり面積S12は、3.5μm2であってもよい。または、第2補助サブ重なり面積S12は、4.5μm2であってもよい。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に従って設計を決定することができ、これに限定されるものではない。
【0155】
具体的な実装において、本出願の実施形態において、図5aから5iから6dに示されるように、同じサブピクセル、例えば、第2色サブピクセルにおいて、ベース基板1000上の補助導電部WDは、総面積はSmを有する。ここで、同一サブピクセルにおいて、第2の補助重なり面積S2と総面積Sm(第2色サブピクセル)との比率は、1/20~3/4の範囲内であってもよい。オプションとして、第2の補助重なり面積S2と総面積Sm(第 2 色サブピクセル)との比率の範囲は、1/10~7/20、つまり、1/10≦S2/Sm≦7/20である。例えば、S2/Sm=1/10、S2/Sm=1/5、またはS2/Sm=7/20である。もちろん、実際の応用では、S2/Smの特定の値は、実際の応用の要件に従って設定することができ、これに限定されるものではない。
【0156】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから5iから6dに示されるように、同じサブピクセル、例えば、第2色サブピクセルにおいて、ベース基板1000上の補助導電部WDの正投影は、総面積Smを有する。ここで、第2の補助サブ重なり面積S12と総面積Smの比率範囲は、1/10から1/2の範囲であり得る。第2の補助サブ重なり面積S12と総面積Smの比率は、1/5~1/4、すなわち、1/5≦S12/Sm≦1/4の範囲であり得る。例えば、S12/Sm=1/4、S12/Sm=1/5、またはS12/Sm=9/40であり得る。もちろん、実際の応用では、S12/Smの特定の値は、実際の応用の要件に従って設定することができ、これに限定されるものではない。
【0157】
特定の実装の間、本出願の実施形態において、図9aから図9cに示されるように、第2色のサブピクセルにおいて、ベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影は、ベース基板1000上の第2の補助露光部WD2の正投影を覆う。これにより、光を反射する可能性のある第2の補助露光部WD2を極力覆うことができる。
【0158】
具体的に、本出願の実施形態において、図9bおよび図9cに示すように、第2色サブピクセルにおける補助導電部WDは、第2の補助シールド部WZ2をさらに含むことができる。また、ベース基板1000上の第2の補助シールド部WZ2の正投影は、ベース基板1000上のデータラインパターンおよび電源信号線パターンVDDの少なくとも一方の正投影と重なる。ここで、同じ補助導電部の第2の補助シールド部WZ2と第2の補助露出部WD2とが一体となって補助導電部を形成する。例示的に、図9bに示すように、列方向F3における第2の補助露出部WD2の幅は、列方向F3における補助シールド部WZ2の幅とほぼ等しい。これにより、第2色サブピクセルにおける補助導電部の準備の難易度を下げることができる。図9cに示すように、列方向F3における第2の補助露出部WD2の幅は、列方向F3における補助シールド部WZ2の少なくとも一部の幅よりも小さくてもよい。これにより、第2の補助露光部WD2をさらに遮蔽することができる。例示的に、行方向F4における第2の補助露光部WD2の幅は、行方向F4における第2の補助シールド部WZ2の少なくとも一部の幅よりも小さい。
【0159】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから図5iから図6gに示すように、第3色サブピクセルにおける補助導電部WDは、第3の補助露出部WD3を含む。ベース基板1000上の第3の補助露出部WD3の正投影は、ベース基板1000上のデータラインパターンDA1および電源信号線パターンVDDの正投影それぞれと重ならない。および第3の補助重なり面積S3は、第3の補助サブ重なり面積S13を含む。ベース基板1000上の第3の補助露出部WD3の正投影とベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影との間に第3の補助サブ重複領域S13を有する。例示的に、第3色サブピクセルにおいて、ベース基板1000上の第3の補助露出部WD3の正投影は、ベース基板1000上のデータラインパターンDA1と電源信号線パターンVDDの正投影の間に位置する。
【0160】
特定の実施において、本出願の実施形態において、第3の補助サブ重なり面積S13は0~2.5μm2であり得る。オプションとして、第3の補助サブ重なり面積S13は、0~1.2μm2であり得る。例えば、第3の補助サブ重なり面積S13は0μm2であり得る。または、第3の補助サブ重なり面積S13は0.5μm2であり得る。または、第3の補助サブ重なり面積S13は1.0μm2であり得る。または、第3の補助サブ重なり面積S13は1.2μm2であり得る。または、第3の補助サブ重なり面積S13は2.5μm2であり得る。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に応じて設計を決定することができ、詳細はここに限定されない。
【0161】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから5iから6dに示されるように、同じサブピクセルにおいて、例えば、第3色サブピクセルにおいて、ベース基板1000上の補助導電部WDの正投影は、総面積Smを有する。ここで、第3の補助重なり面積S3と総面積Smとの比率の範囲は、0~1/2であり、オプションとして、第3の補助重なり面積S3と総面積Smとの比率の範囲は、0~1/4、つまり、0≦S3/Sm≦1/4である。例えば、S3/Sm=0、S3/Sm=1/16、またはS3/Sm=1/4である。もちろん、実際の応用では、S3/Smの特定の値は、実際の応用の要件に従って設定することができ、これに限定されるものではない。
【0162】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから5iから6dに示されるように、同じサブピクセルにおいて、例えば、第3色サブピクセルにおいてベース基板1000上の補助導電部WDの正投影は、総面積Smを有する。ここで、第3の補助サブ重なり面積S13と総面積Smとの比率の範囲は、0~1/8である。オプションとして、第3の補助サブ重なり面積S13と総面積Smとの比率の範囲は、0~1/16、つまり、0≦S13/Sm≦1/16である。例えば、S13/Sm=0、S13/Sm=1/16、またはS13/Sm=1/32である。もちろん、実際の応用では、S13/Smの特定の値は、実際の応用の要件に従って設定することができ、これに限定されるものではない。
【0163】
具体的には、本出願の実施形態において、図9aから図9cに示すように、第3色サブピクセルにおいて、タッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)がベース基板1000上に配置されてもよい。正投影は、ベース基板1000上の第3の補助露光部WD3の正投影を覆う。これにより、光を反射する可能性のある第3の補助露光部WD3を最大限に覆うことができる。
【0164】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図9bおよび図9cに示すように、第3色サブピクセルにおける補助導電部WDは、第3の補助シールド部WZ3をさらに含むことができる。ベース基板1000上の第3の補助シールド部WZ3の正投影は、ベース基板1000へのデータラインパターンおよび電源信号線パターンVDDの少なくとも一方の正投影と重なる。ここで、同じ補助導電部の第3の補助シールド部WZ3と第3の補助露出部WD3とが一体となって補助導電部を形成する。例示的に、図9bに示すように、列方向F3における第3の補助露出部WD3の幅は、列方向F3における第3の補助シールド部WZ3の幅とほぼ等しい。これにより、第3色サブピクセルにおける補助導電部の準備の難易度を下げることができる。図9cに示すように、列方向F3における第3の補助露出部WD3の幅は、列方向F3における第3の補助シールド部WZ3の少なくとも一部の幅よりも小さくてもよい。これにより、第3の補助露光部WD3をさらに遮蔽することができる。例示的に、行方向F4における第3の補助露光部WD3の幅は行方向F4における第3の補助シールド部WZ3の少なくとも一部の幅よりも小さい。
【0165】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから図5iから図6gに示すように、第4色サブピクセルにおける補助導電部WDは、第4の補助露出部WD4を含むベース基板1000上の第4の補助露出部WD4の正投影は、ベース基板1000上におけるデータラインパターンDA4および電源信号線パターンVDDそれぞれの正投影と重ならない。および第4の補助重なり面積S4は第4の補助サブ重なり面積S14を含む。ベース基板1000上の第4の補助露出部WD4の正投影とベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影の間に第4の補助サブ重なり面積S14を有する。例示的に、第4色サブピクセルにおいて、ベース基板1000上の第4の補助露出部WD4の正投影は、ベース基板1000上におけるデータラインパターンDA4および電源信号線パターンVDDそれぞれの正投影の間に位置する。
【0166】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから5iから6dに示されるように、同じサブピクセルにおいて、例えば、第4色サブピクセルにおいて、ベース基板1000上の補助導電部WDの正投影は、総面積Smを有する。ここで、第4の補助重なり面積S4と総面積Smとの比率範囲は、1/6~5/6、すなわち、1/6≦S4/Sm≦5/6である。例えば、S4/Sm=1/6、S4/Sm=2/3、S4/Sm=5/6である。もちろん、実際の応用では、S4/Smの特定の値は、実際の応用の要件に従って設定することができ、これに限定されるものではない。
【0167】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから5iから6dに示されるように、同じサブピクセルにおいて、例えば、第4色サブピクセル,ベース基板1000上の補助導電部WDの正投影は、総面積Smを有する。ここで、第4の補助サブ重なり面積S14と総面積Smとの比率範囲は、1/3~2/3、すなわち、1/3≦S14/Sm≦2/3であってもよい。例えば、であってもよい。例えば、S14/Sm=1/3、S14/Sm=2/3、S14/Sm=1/2である。もちろん、実際の応用では、S14/Smの特定の値は、実際の応用の要件に従って設定することができ、これに限定されない。
【0168】
特定の実施において、本出願の実施形態において、第4の補助サブ重なり面積S14は2μm2~10μm2である。オプションとして、第4の補助サブ重なり面積S14は3μm2~6μm2である。例示的に、第4の補助サブ重なり面積S14は2μm2である。または、第4の補助サブ重なり面積S14は3μm2である。または、第4の補助サブ重なり面積S14は5μm2である。または、第4の補助サブ重なり面積S14は6μm2である。または、第4の補助サブ重なり面積S14は10μm2であってもよいが、これに限定されない。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に従って設計を決定することができ、これに限定されるものではない。
【0169】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図9aから図9cに示すように、第4色サブピクセルにおいて、ベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影がベース基板1000上の第4の補助露出部WD4の正投影を覆う。これにより、光を反射する可能性のある第4補助露光部WD4を最大限に覆うことができる。
【0170】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図9bおよび図9cに示すように、第4色サブピクセルにおける補助導電部は、第4の補助シールド部WZ4をさらに含むことができる。また、ベース基板1000上の第4の補助シールド部WZ4の正投影は、ベース基板1000へのデータラインパターンおよび電源信号線パターンVDDの少なくとも一方の正投影と重なる。ここで、同じ補助導電部の第4の補助シールド部WZ4と第4補助露出部WD4とが一体に配置されて補助導電部を形成する。例示的に、図9bに示すように、列方向F3における第4補助シールド部WZ4の幅とほぼ等しい。これにより、第4色サブピクセルにおける補助導電部の準備の難易度を下げることができる。図9cに示すように、列方向F3における第4の補助露出部WD4の幅は、列方向F3における第4補助シールド部WZ4の幅の少なくとも一部の幅よりも小さくてもよい。これにより、第4の補助露光部WD4をさらに遮蔽することができる例示的に、行方向F4における第4の補助露出部WD4の幅は、方向F4における第4の補助シールド部WZ4の幅の少なくとも一部の幅よりも小さくてもよい。
【0171】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから5iから6dに示されるように、第1の補助サブ重なり面積S11は、第2の補助サブ重なり面積S12より大きくすることができる。このようにして第1色サブピクセルを第2色サブピクセルと比較すれば、タッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)によって遮蔽される第1色サブピクセルにより多くの補助導電部を有することができるため、第1の補助露出部WD1が光を反射するため、発光干渉や光混合効果が低下するという問題を改善する。
【0172】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから5iから6dに示されるように、第1の補助サブ重なり面積S11は、第3の補助サブ重なり面積S13よりも大きくすることができる。このようにして、第1色サブピクセルを第3色サブピクセルと比較すれば、タッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)によって遮蔽される第1色サブピクセルにより多くの補助導電部を有することができるため、第1の補助露出部WD1が光を反射するため、発光干渉や光混合効果が低下するという問題を改善する。
【0173】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから5iから6dに示されるように、第4の補助サブ重なり面積S14は、第2の補助サブ重なり面積S12よりも大きくすることができる。このように、第4色サブピクセルを第2色サブピクセルと比較し、タッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)によって遮蔽される第4色サブピクセルにより多くの補助導電部を有することができるため、第4の補助露出部WD4が光を反射するため、発光干渉や光混合効果が低下するという問題を改善する。
【0174】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから5iから6dに示されるように、第4の補助サブ重なり面積S14は、第3の補助サブ重なり面積S13よりも大きくすることができる。このように、第4色サブピクセルは、,タッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)によって遮蔽される第4色サブピクセルにおいて、第3色サブピクセルよりも多くの補助導電部を有することができるため、第4の補助露出部WD4が光を反射するため、発光干渉や光混合効果が低下するという問題を改善する。
【0175】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから5iから6dに示されるように、第2の補助サブ重なり面積S12は、第3の補助サブ重なり面積S13よりも大きくすることができる。第1の補助サブ重なり面積S11は、第2の補助サブ重なり面積S12よりも大きくすることができる。第2の補助サブ重なり面積S12は、第3の補助サブ重なり面積S13よりも大きくすることができる。このように、タッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)遮蔽の第1の補助露出部WD1、第2の補助露出部WD2および第3の補助露出部WD3の面積を順次大きくすることができ、第1の補助露出部WD1、第2の補助露出部WD2および第3の補助露出部WD3が光を反射するため、発光干渉や光混合効果が低下するという問題を改善する。もちろん、第2の補助サブ重なり面積S12が第3の補助サブ重なり面積S13にほぼ等しいことも可能である。例えば、第2の補助サブ重なり面積S12は、第3の補助サブ重なり面積S13に等しく、両方が0に等しい。または、第4の補助サブ重なり面積S14は、第1の補助サブ重なり面積S11、第2の補助サブ重なり面積S12および第3の補助サブ重なり面積S13のうちの少なくとも1つに等しい。または、第4の補助サブ重なり面積S14は、第1の補助サブ重なり面積S11、第2の補助サブ重なり面積S12、第3の補助サブ重なり面積S13のうちの少なくとも1つによりも大きい。
【0176】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから5iから6dに示されるように、第4の補助サブ重なり面積S14は、第1の補助サブ重なり面積S11よりも大きくすることができる。このように、タッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)遮蔽の第4の補助露出部WD4は、第1の補助露出部WD1よりも大きくすることができ、第4の補助露出部WD4が光を反射するため、発光干渉や光混合効果が低下するという問題を改善する。もちろん、第4の補助サブ重なり面積S14は、第1の補助サブ重なり面積S111とほぼ等しいことも可能である。
【0177】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから図5iから図7fおよび図10aおよび図10bに示すように、ベース基板1000上の第1色サブピクセルにおける第1のコンデンサ(例えば、第1のコンデンサの第2のプレートCst2を例として取り上げる)の正投影とベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影とは、第1のストレージ重なり面積SC1を有する。例示的に、第1のストレージ重なり面積SC1は、ベース基板1000上の第1色サブピクセルにおけるストレージ導電部Cst2の正投影とベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影間の重なり面積を含む。
【0178】
例示的に、図5aから図5iから図7fおよび図10aおよび図10bに示すように、少なくとも1つのサブピクセル内のタッチ電極によって形成されるグリッド構造は、少なくとも5つの内角を含み、そのうち少なくとも2つの鈍角および2つの鋭角がある。例えば、5から10の内角のうち、少なくとも2つの鈍角および2つの鋭角がある。
【0179】
オプションとして、少なくとも1つのサブピクセル内のタッチ電極によって形成されるグリッド構造は、少なくとも4つの等しくない内角を有する。例えば、第1色サブピクセルにおいて、第2のタッチ電極820はA1~A5の内角を形成し、A1は90°に等しく、A2およびA5は鋭角であり、角度は30°~80°である。A3およびA4連続鈍角で、95°~150°である。
【0180】
もちろん、上記の状況に限定されるものではない。例えば、オプションで、A2とA5は等しい鋭角であり、A3とA4 は等しい鈍角である。または、グリッドを形成する内角はすべて等しい、例えば、正五角形または六角形を形成する。
【0181】
例示的に、図5aから図5iから図7fおよび図10aおよび図10bに示すように、少なくとも1つのサブピクセル内のタッチ電極によって形成されるグリッド構造は、少なくとも5つの辺を含み、そのうち少なくとも2つの辺の長さが異なる。例えば、第1色サブピクセルにおいて、第2のタッチ電極820は、A1からA5の内角を有する5つの辺を形成する。例: a1~a5 の長さが等しくない。
【0182】
例示的に、図5aから図5iから図7fおよび図10aおよび図10bに示すように、少なくとも1つのサブピクセル内のタッチ電極によって形成される構造は、少なくとも4つの辺を含み、そのうちの少なくとも2つの辺は等しくない幅を有する。オプションとして、1つのサブピクセルに対応するタッチ電極の複数の辺のうち、少なくとも1つの辺の幅が徐々に小さくなる。例:A4辺、A4角の始まりからA5角の終わりまで幅が狭くなる。オプションとして、1つのサブピクセルに対応するタッチ電極の複数の辺のうち、少なくとも1つの辺は、幅が等しくない3つの部分を含む。例えば、図9bに示すように、タッチ電極の1の辺は少なくとも3つの異なる幅の部分を含み、DC1はDC2より大きく、DC1はDC4より大きい。ここで、DC4は幅が細いため、電源信号線との重なりを減らし、タッチ信号への影響を軽減できる。
【0183】
もちろん、上記の状況に限定されるものではない。例えば、オプションとして、タッチ電極は、同じ辺の長さまたは同じ幅の多角形構造を形成することができる。例: 正五角形、正六角形。
【0184】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから図5iから図7fおよび図10aおよび図10bに示すように、ベース基板1000上の第2色サブピクセルにおける第1のコンデンサの正投影とベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影は、第2のストレージ重なり面積SC2を有する。例示的に、第2のストレージ重なり面積SC2は、ベース基板1000上の第2色サブピクセルにおけるストレージ導電部Cst2の正投影とベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影間の重なり面積を含む。
【0185】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから図5iから図7fおよび図10aおよび図10bに示すように、ベース基板1000上の第3色サブピクセルにおける第1のコンデンサの正投影とベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影は、第3のストレージ重なり面積SC3を有する。例示的に、第3のストレージ重なり面積SC3は、ベース基板1000上の第3色サブピクセルにおけるストレージ導電部Cst2の正投影とベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影間の重なり面積を含む。
【0186】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから図5iから図7fおよび図10aおよび図10bに示すように、ベース基板1000上の第4色サブピクセルにおける第1のコンデンサの正投影とベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影は、第4のストレージ重なり面積SC4を有する。例示的に、第4のストレージ重なり面積SC4は、ベース基板1000上の第4色サブピクセルにおけるストレージ導電部Cst2の正投影とベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影間の重なり面積を含む。
【0187】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから図5iから図7fおよび図10aおよび図10bに示すように、第1のストレージ重なり面積SC1、第2のストレージ重なり面積SC2および第4のストレージ重なり面積SC4のうちの少なくとも1つは、第3のストレージ重なり面積SC3よりも大きい。例えば、第1のストレージ重なり面積SC1、第2のストレージ重なり面積SC2および第4のストレージ重なり面積SC4のいずれも、第3のストレージ重なり面積SC3よりも大きくてもよい。または、第1のストレージ重なり面積SC1第4のストレージ重なり面積SC4のうちの少なくとも1つは、第2のストレージ重なり面積SC2よりも大きくてもよい。第2のストレージ重なり面積SC2は、第3のストレージ重なり面積SC3に等しい。
【0188】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから図5iから図7fおよび図10aおよび図10bに示すように、第1のストレージ重なり面積SC1は、第2のストレージ重なり面積SC2よりも大きくてもよい。このように、第1色サブピクセルにおける第1のコンデンサは、タッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)によって可能な限り遮蔽されることができる。
【0189】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから図5iから図9bに示すように、タッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)は、第1の電極部DC1および第2の電極部DC2を含む。ここで、ベース基板1000上の第1の電極部DC1の正投影とベース基板1000上の補助導電部の正投影とは、重複領域を有する。ベース基板1000上の第2の電極部DC2の正投影と、ベース基板1000上の補助導電部の正投影は重ならない。ここで、第1の電極部DC1の幅は、第2の電極部DC2の幅より大きくてもよい。このように、タッチ電極は補助導電部をよりよく遮蔽することができる。
【0190】
オプションとして、図5aから図5iから図9bに示すように、タッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)は、幅の異なる少なくとも3つの部分を含み、タッチ電極は、第1の電極部DC1と、第2の電極部DC2と、第3の電極部DC3(図示せず)とを含む。例えば、ベース基板1000上の第1の電極部DC1の正投影とベース基板1000上の補助導電部の正投影は、重複領域を有する。ベース基板1000上の第2の電極部DC2の正投影とベース基板1000上の補助導電部の正投影は重ならない。ベース基板1000上の第3の電極部DC3の正投影とベース基板1000上のストレージ導電部の正投影は、重複領域を有する。オプションとして、第1の電極部DC1の幅は、第2の電極部DC2の幅より小さく、第2の電極部DC2の幅は、第3の電極部DC3の幅より小さい。
【0191】
オプションとして、図5a~5i~9bに示すように、タッチ電極は、少なくとも対応するサブピクセル領域、例えばDC1に突起を有する。タッチ電極は、少なくとも2つの対応するサブピクセル領域に突起を有し、突起の方向が異なるか、突起の幅が異なる。
【0192】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから図5i、図6f、および図6gに示すように、ベース基板1000上の隣接する開口領域の間に位置するタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影は、ベース基板1000上の少なくとも2つの異なる色の発光層の正投影と重なる。オプションとして、隣接する開口領域の間に位置するベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影を、ベース基板1000上の少なくとも2つの異なる色の発光層の正投影で覆う。
【0193】
例示的に、ベース基板1000上の隣接する開口領域の間に位置するタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影を、ベース基板1000上の2のつの異なる色の発光層の正投影で覆う。また、ベース基板1000上の隣接する開口領域の間に位置するタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影は、ベース基板1000上の3のつの異なる色の発光層の正投影で覆われる。
【0194】
例示的に、同じサブピクセルにおいて、タッチ電極(例えば、820)とストレージ導電部WCst2に重複領域(例えば、SC1)があり、タッチ電極(例えば、820)は、ベース基板1000上の3のつの異なる色の発光層の正投影で覆われる。ベース基板1000上のストレージ導電部WCst2の正投影の面積はSnであり、ここで、SC1/Snは、約1/5~4/5である。
【0195】
オプションとして、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の3のつの異なる色の発光層の正投影で覆われるタッチ電極の面積とベース基板1000上の対応するストレージ導電部WCst2の正投影の面積の比率は、約3/10~2/5である。例えば、ベース基板1000上の3のつの異なる色の発光層の正投影で覆われるタッチ電極の面積とベース基板1000上の対応するストレージ導電部WCst2の正投影の面積の比率は、約1/5である。または、ベース基板1000上の3のつの異なる色の発光層の正投影で覆われるタッチ電極の面積とベース基板1000上の対応するストレージ導電部WCst2の正投影の面積の比率は、約3/10であり。または、ベース基板1000上の3のつの異なる色の発光層の正投影で覆われるタッチ電極の面積とベース基板1000上の対応するストレージ導電部WCst2の正投影の面積の比率は、約2/5である。または、ベース基板1000上の3のつの異なる色の発光層の正投影で覆われるタッチ電極の面積とベース基板1000上の対応するストレージ導電部WCst2の正投影の面積の比率は約1/2である。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に従って設計することができ、これに限定されるものではない。
【0196】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから図5i、図6f、図6g、および図11に示すように、第1色サブピクセルにおける開口領域KK1を囲むベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影は、ベース基板1000上の第1色発光層610の正投影内に位置する。これにより、第1色発光層610の面積を大きくして発光効果を確保することができる。
【0197】
オプションとして、第1色発光層610の境界ES1の少なくとも一部が補助導電部を覆うことにより、補助導電部がさらに遮蔽される。
【0198】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから図5i、図6f、図6g、および図11に示すように、第2色サブピクセルにおける開口領域KK2を囲むベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影は、ベース基板1000上の第2色発光層620の正投影内に位置する。これにより、第2色発光層620の面積を大きくして発光効果を確保することができる。
【0199】
オプションとして、第2色発光層620の境界ES2の少なくとも一部が補助導電部を覆うことにより、補助導電部がさらに遮蔽される。
【0200】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから図5i、図6f、図6g、および図11に示すように、第3色サブピクセルにおける開口領域KK3を囲むベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影は、ベース基板1000上の第3色発光層630の正投影内に位置する。これにより、第3色発光層630の面積を大きくして発光効果を確保することができる。
【0201】
オプションとして、第3色発光層630の境界ES3の少なくとも一部が補助導電部を覆うことにより、補助導電部がさらに遮蔽される。
【0202】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから図5i、図6f、図6g、および図11に示すように、第4色サブピクセルにおける開口領域KK4を囲むベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影は、ベース基板1000上の第4色発光層640の正投影内に位置する。これにより、第4色発光層640の面積を大きくして発光効果を確保することができる。
【0203】
オプションとして、第4色発光層640の境界ES4の少なくとも一部が補助導電部を覆うことにより、補助導電部がさらに遮蔽される。
【0204】
少なくとも2色の発光層が重なる領域において、発光層の積層位置は、本実施形態に挙げた場合に限定されるものではなく、実情またはプロセス条件に応じて調整可能であることは言うまでもない。例えば、同じステップでの異なる色の発光層の製造または異なるステップでの製造。例えば、発光層の積層位置は、図5eに示されるものに限定されず、ピクセル定義層950から上に、順番は610、620、630であり、もちろん、それはまた、ピクセル定義層950から上に、順番は630、620、610、または、610、630、620、または、630、610、620などである。
【0205】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから図5i、図6f、図6g、および図11に示すように、隣接する第3色発光層630および第2色発光層620について、ベース基板1000上の第3色発光層630の正投影の境界ES3と当該第3色サブピクセルを囲むベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影の境界CK3との間に第1の最小距離W0S1がある。ベース基板1000上の第2色発光層620の正投影の境界ES2と当該第2色サブピクセルを囲むベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影の境界CK1との間に第2の最小距離W0S2がある。ここで、第1の最小距離W0S1は、第2の最小距離W0S2よりも大きい。このようにして、一方では、第3色発光層630の面積をさらに大きくして、発光効果を確実にすることができる。一方、第3色発光層630の境界ES3の少なくとも一部を補助導電部で覆うことにより、補助導電部をさらに遮蔽することができる。さらに、第2色サブピクセルの発光面積が小さいため、第3色発光層630が第2色発光層620にまで延在すると、第2色サブピクセルの発光効果への影響は少なくなる。
【0206】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから図5i、図6f、図6g、および図11に示すように、第1色サブピクセルにおける開口領域KK1を囲むベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影によって囲まれた面積は、第1のグリッド面積WG1である。第2色サブピクセルにおける開口領域KK2を囲むベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影によって囲まれた面積は、第2のグリッド面積WG2である。第3色サブピクセルにおける開口領域KK3を囲むベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影によって囲まれた面積は、第3のグリッド面積WG3である。ここで、第3のグリッド面積WG3は、第2のグリッド面積WG2よりも大きく、第1のグリッド面積WG1よりも大きい。このようにして、第3のグリッド面積WG3、第2のグリッド面積WG2および第1のグリッド面積WG1が、それぞれ、第3色サブピクセルにおける開口領域KK3、第2色サブピクセルにおける開口領域KK2および第1色サブピクセルにおける開口領域KK1と比例するため、光透過率を向上させることができる。
【0207】
本出願の実施形態における第1のタッチ電極810および/または第2のタッチ電極は、すべてが閉じたグリッドである必要はなく、局所領域または個々のサブピクセルに対応するタッチ電極はギャップを有しても切断してもよいことが理解できる。例えば、図 1-図2、および図5aから図 5i、図6f、図6g-図11と組み合わせて、非表示領域に近い表示領域AAの端部、または非表示領域、または個々のサブピクセルに対応タッチ電極がギャップを有するか、切断される。
【0208】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから図5i、図6f、図6g、および図11に示すように、第4色サブピクセルにおける開口領域KK4を囲むベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影によって囲まれた面積は、第4のグリッド面積WG4である。第1色サブピクセルに対応する第1のグリッド面積WG1は、第4色サブピクセルに対応する第4のグリッド面積WG4よりも大きくすることができる。または、第1色サブピクセルに対応する第1のグリッド面積WG1は、第4色サブピクセルに対応する第4のグリッド面積WG4に約等しく、これに限定されない。
【0209】
特定の実施において、本出願の実施形態において、第1のグリッド面積WG1は、850~920μm2であり得る。オプションとして、第1のグリッド面積WG1は860μm2~910μm2であり得る。例えば、第1のグリッド面積WG1は、850μm2であり得る。または、第1のグリッド面積WG1は、860μm2であり得る。または、第1のグリッド面積WG1は、900μm2であり得る。または、第1のグリッド面積WG1は、910μm2であり得る。または、第1のグリッド面積WG1は、920μm2であり得る。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に応じて設計を決定することができ、詳細はここに限定されない。
【0210】
または、特定の実施において、本出願の実施形態において、第1のグリッド面積WG1は、30.5*28.5μm2~35.5*30.5μm2であり得る。オプションとして、第1のグリッド面積WG1は、30.5*28.5μm2であり得る。例えば、第1のグリッド面積WG1は、31.5*29.5μm2であり得る。または、第1のグリッド面積WG1は、32.5*29.1μm2であり得る。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に応じて設計を決定することができ、詳細はここに限定されない。
【0211】
特定の実施において、本出願の実施形態において、第2のグリッド面積WG2は、950~1050μm2であり得る。オプションとして、第2のグリッド面積WG2は、960~1040μm2であり得る。例えば、第2のグリッド面積WG2は、950μm2であり得る。または、第2のグリッド面積WG2は、960μm2であり得る。または、第2のグリッド面積WG2は、980μm2であり得る。または、第2のグリッド面積WG2は、1000μm2であり得る。または、第2のグリッド面積WG2は、1040μm2であり得る。または、第2のグリッド面積WG21050μm2。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に応じて設計を決定することができ、詳細はここに限定されない。
【0212】
または、特定の実施において、本出願の実施形態において、第2のグリッド面積WG2は、30.1*30.1μm2~32.1*32.1μm2であり得る。オプションとして、第2のグリッド面積WG2は、30.5*30.5μm2~32.0*32.0μm2であり得る。例えば、第2のグリッド面積WG2は、30.1*30.1μm2であり得る。または、第2のグリッド面積WG2は、30.5*30.5μm2であり得る。または、第2のグリッド面積WG2は、31.6*31.6μm2であり得る。または、第2のグリッド面積WG2は、32.0*32.0μm2であり得る。または、第2のグリッド面積WG2は、32.1*32.1μm2であり得る。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に応じて設計を決定することができ、詳細はここに限定されない。
【0213】
特定の実施において、本出願の実施形態において、第3のグリッド面積WG3は、1100μm2~1300μm2であり得る。オプションとして、第3のグリッド面積WG3は、1150μm2~1250μm2であり得る。例えば、第3のグリッド面積WG3は、1100μm2であり得る。または、第3のグリッド面積WG3は、1150μm2であり得る。または、第3のグリッド面積WG3は、1200μm2であり得る。または、第3のグリッド面積WG3は、1225μm2であり得る。または、第3のグリッド面積WG3は、1300μm2であり得る。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に応じて設計を決定することができ、詳細はここに限定されない。
【0214】
または、特定の実施において、本出願の実施形態において、第3のグリッド面積WG3は、32*32μm2~37*37μm2であり得る。オプションとして、第3のグリッド面積WG3は、33*33μm2~36*36μm2であり得る。例えば、第3のグリッド面積WG3は、32*32μm2であり得る。または、第3のグリッド面積WG3は、33*33μm2であり得る。または、第3のグリッド面積WG3は、34*34μm2. であり得る。または、第3のグリッド面積WG335*35μm2。または、第3のグリッド面積WG3は、36*36μm2であり得る。または、第3のグリッド面積WG3は、37*37μm2であり得る。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に応じて設計を決定することができ、詳細はここに限定されない。
【0215】
特定の実施において、本出願の実施形態において、第4のグリッド面積WG4は、850~920μm2であり得る。オプションとして、第4のグリッド面積WG4は、860μm2~910μm2であり得る。例えば、第4のグリッド面積WG4は、850μm2であり得る。または、第4のグリッド面積WG4は、860μm2であり得る。または、第4のグリッド面積WG4は、900μm2であり得る。または、第4のグリッド面積WG4910μm2。または、第4のグリッド面積WG4は、920μm2であり得る。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に応じて設計を決定することができ、詳細はここに限定されない。
【0216】
または、特定の実施において、本出願の実施形態において、第4のグリッド面積WG4は、30.5*28.5μm2~35.5*30.5μm2であり得る。オプションとして、第4のグリッド面積WG4は、30.5*28.5μm2であり得る。例えば、第4のグリッド面積WG4は、31.5*29.5μm2であり得る。または、第4のグリッド面積WG4は、32.5*29.1μm2であり得る。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に応じて設計を決定することができ、詳細はここに限定されない。
【0217】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから図5iおよび図11に示すように、同じ重複ユニットにおいて、第3色サブピクセルにおける開口領域KK3および第1色サブピクセルにおける開口領域KK1は、第1の方向F1に沿って配列することができる。第2色サブピクセルにおける開口領域KK2および第4色サブピクセルにおける開口領域KK4も、第1の方向F1に沿って配列することができる。ここで、第3色サブピクセルにおける開口領域KK3を囲むタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の内側境界NS3によって囲まれた領域は、第1の方向F1に垂直な第1幅WK1を有する。第1色サブピクセルにおける開口領域KK1を囲むタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の内側境界NS1によって囲まれた領域は、第1の方向F1に垂直な第2幅WK2を有する。第2色サブピクセルにおける開口領域KK2を囲むタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の内側境界NS2によって囲まれた領域は、第1の方向F1に垂直な第3幅WK3を有する。第4色サブピクセルにおける開口領域KK4を囲むタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の内側境界NS4によって囲まれた領域は、第1の方向F1に垂直な第4幅WK4を有する。
【0218】
オプションとして、第1の方向F1と行方向F3は特定の角度を形成することができ、例えば、当該角度は0度より大きく90度未満であり得る。オプションとして、第1の方向F1と行方向F3は、25度から75度を形成することができる。オプションとして、第1の方向F1と行方向F3は、30~60度を形成することができる。例えば、第1の方向F1と行方向F3は25度を形成することができる。または、第1の方向F1と行方向F3とが30度を形成してもよい。または、第1の方向F1と行方向F3とが45度を形成してもよい。または、第1の方向F1と行方向F3とが60度を形成してもよい。または、第1の方向F1と行方向F3とが75度を形成してもよい。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に従って設計を決定することができ、これに限定されるものではない。
【0219】
具体的には、本出願の一実施形態において、第1の幅WK1は、34.0μm~35.0μmであってもよい。オプションとして、第1の幅WK1は、34.1μm~34.9μmであってもよい。例えば、第1の幅WK1は、34.0μmであってもよい。または、第1の幅WK1は、34.1μmであってもよい。または、第1の幅WK1は、34.4μmであってもよい。または、第1の幅WK1は、34.8μmであってもよい。または、第1の幅WK1は、34.9μmであってもよい。または、第1の幅WK1は、35.0μmであってもよい。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に従って設計を決定することができ、これに限定されるものではない。
【0220】
具体的には、本出願の一実施形態において、第2の幅WK2は、30.5μm~31.5μmであってもよい。オプションとして、第2の幅WK2は、30.7μm~31.4μmであってもよい。例えば、第2の幅WK2は、30.5μmであってもよい。または、第2の幅WK2は、30.7μmであってもよい。または、第2の幅WK2は、31.2μmであってもよい。または、第2の幅WK2は、31.4μmであってもよい。または、第2の幅WK2は、31.5μmであってもよい。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に従って設計を決定することができ、これに限定されるものではない。
【0221】
具体的には、本出願の一実施形態において、第3の幅WK3は、30.8μm~32.5μmであってもよい。オプションとして、第3の幅WK3は、31.0μm~32.0μmであってもよい。例えば、第3の幅WK3は、30.8μmであってもよい。または、第3の幅WK3は、31.0μmであってもよい。または、第3の幅WK3は、31.6μmであってもよい。第3の幅WK3は、31.8μmであってもよい。または、第3の幅WK3は、32.0μmであってもよい。または、第3の幅WK3は、32.5μmであってもよい。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に従って設計を決定することができ、これに限定されるものではない。
【0222】
具体的な実施形態において、本出願の実施形態において、第4の幅WK4は、28.8~31.5μmであり得る。オプションとして、第4の幅WK4は、29.2μm~30.5μmであってもよい。例えば、第4の幅WK4は28.8μmであってもよい。または、第4の幅WK4は、29.2μmであってもよい。または、第4の幅WK4は、29.9μmであってもよい。または、第4の幅WK4は、30.5μmであってもよい。または、第4の幅WK4は、31.5μmであってもよい。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に従って設計を決定することができ、これに限定されるものではない。
【0223】
例示的に、図11に示すように、第1の幅WK1は、第2の幅WK2より大きくてもよい。これにより、第3色サブピクセルにおける開口領域KK3および第1色サブピクセルにおける開口領域KK1を確保することができ、光透過率を向上させることができる。例示的に、第1の幅WK1と第2の幅WK2との差は、3.0μm~4.0μmであり得る。オプションとして、第1の幅WK1と第2の幅WK2との差は、3.1μm~3.9μmであってもよい。例えば、第1の幅WK1と第2の幅WK2との差は、3.0μmであってもよい。または、第1の幅WK1と第2の幅WK2との差は、3.3μmであってもよい。または、第1の幅WK1と第2の幅WK2との差は、3.6μmであってもよい。または、第1の幅WK1と第2の幅WK2との差は、3.8μmであってもよい。または、第1の幅WK1と第2の幅WK2との差は、3.9μmであってもよい。または、第1の幅WK1と第2の幅WK2との差は、4.0μmであってもよい。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に従って設計を決定することができ、これに限定されるものではない。
【0224】
例示的に、図11に示すように、第3の幅WK3は、第4の幅WK4よりも大きくてもよい。これにより、第2色サブピクセルにおける開口領域KK2と、第4色サブピクセルにおける開口領域KK4とを確保することができ、光透過率を向上させることができる。例示的に、第3の幅WK3と第4の幅WK4との差は、1.0μm~2.0μmであってもよい。オプションとして、第3の幅WK3と第4の幅WK4との差は、1.2μm~1.8μmであってもよい。例えば、第3の幅WK3と第4の幅WK4との差は1.0μmであってもよい。または、第3の幅WK3と第4の幅WK4との差は、1.2μmであってもよい。または、第3の幅WK3と第4の幅WK4との差は、1.5μmであってもよい。または、第3の幅WK3と第4の幅WK4との差は、1.7μmであってもよい。または、第3の幅WK3と第4の幅WK4との差は、1.8μmであってもよい。または、第3の幅WK3と第4の幅WK4との差は、2.0μmであってもよい。もちろん、実際の応用では、実際の応用環境の要件に従って設計を決定することができ、これに限定されるものではない。
【0225】
具体的には、本出願の実施形態において、図5aから図5iおよび図12に示すように、補助導電部の正投影と重なり面積を有するタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)のグリッド線の延在方向F0と第3の方向からなる角は、角βであり、15°≦β≦60°である。オプションとして、角βは20°≦β≦50°である。第3方向は、データラインパターンの延長方向に約垂直であり、例えば、行方向F4である。例示的に、tanβ=A1/A2であり、ここで、A1は第3の方向に垂直な第3の方向における補助導電部の幅を表し、A2は第3の方向における補助導電部の幅を表す。例えば、β=15°、β=25°、β=35°、β=45°、β=50°、β=60°などである。もちろん、実際の応用では、βの特定の値は実際の応用の要件に従って決定することができ、これはここに限定されない。
【0226】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aから図5iおよび図12に示すように、第1色サブピクセルにおける補助導電部の正投影と重なり面積を有するタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)のグリッド線の延在方向と第3の方向からなる第1の角度は、β1である。第2色サブピクセルにおける補助導電部の正投影と重なり面積を有するタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)のグリッド線の延在方向と第3の方向からなる第2の角度は、β2である。第3色サブピクセルにおける補助導電部の正投影と重なり面積を有するタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)のグリッド線の延在方向と第3の方向からなる第3の角度は、β3である。ここで、ここで、タッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)が補助導電層を可能な限り覆うことができるように、第1の角度が第2の角度は第3の角度よりも小さくすることができる。もちろん、実際の状況に応じて、角度β1、β2、およびβ3の少なくとも2つが同じであってもよい。
【0227】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図5aからず5i、図9a、および図10aに示すように、図10a,隣接する4つのサブピクセルの開口領域を開口群とし、ベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)のグリッド交差点の正投影は、ベース基板1000上の開口群の正投影によって囲まれた領域に位置する。また、ベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)のグリッド交差点の正投影は、ベース基板1000上の開口群の正投影によって囲まれた領域のほぼ中央にある。これにより、グリッド交差点を表示領域内に均一に分散させることができ、表示の均一性をさらに向上させることができる。
【0228】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図13aおよび図13bに示されるように、ベース基板1000上の第1色サブピクセルにおける第1の電極510(例えば、アノード)の正投影と、ベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820の重なり領域)の正投影間の重複領域は、第1アノード重なり領域BS1を有する。ベース基板1000上の第2色サブピクセルにおける第1の電極520の正投影とベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影間の重複領域は、第2のアノード重なり面積BS2を有する。ベース基板1000上の第3色サブピクセルにおける第1の電極530の正投影とベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影間の重複領域は、第3のアノード重なり面積BS3を有する。ベース基板1000上の第4色サブピクセルにおける第1の電極540の正投影とベース基板1000上のタッチ電極(例えば、第2のタッチ電極820)の正投影間の重複領域は、第4のアノード重なり面積BS4を有する。ここで、第1のアノード重なり面積BS1、第2のアノード重なり面積BS2および第4のアノード重なり面積BS4のうちの少なくとも1つは、3のアノード重なり面積BS3よりも大きい。
【0229】
例示的に、第1のアノード重なり面積BS1は、第3のアノード重なり面積BS3より大きく形成される。また、第2のアノード重なり面積BS2は、第3のアノード重なり面積BS3より大きく形成される。第4のアノード重なり面積BS4は、第3のアノード重なり面積BS3より大きく形成される。
【0230】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図13aおよび13bに示すように、第1のアノード重なり面積BS1は、第2のアノード重なり面積BS2よりも大きくすることができる。または、第1のアノード重なり面積BS1は、第2のアノード重なり面積BS2とほぼ同一であり得る。
【0231】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図13aおよび13bに示すように、第1のアノード重なり面積BS1は、第4のアノード重なり面積BS4よりも大きくすることができる。または、第1のアノード重なり面積BS1は、第4のアノード重なり面積BS4とほぼ同一であり得る。
【0232】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図13aおよび13bに示すように、第4のアノード重なり面積BS4は、第2のアノード重なり面積BS2よりも大きくすることができる。または、第4のアノード重なり面積BS4は、第2のアノード重なり面積BS2とほぼ同一であり得る。
【0233】
オプションとして、第1のアノード重なり面積BS1は、2.5μm2-35μm2である。オプションとして、第1のアノード重なり面積BS1は、3μm2-25μm2である。または、第1のアノード重なり面積BS1は、6μm2-20μm2である。オプションとして、第2のアノード重なり面積BS20μm2-30μm2。オプションとして、第2のアノード重なり面積BS2は、1.5μm2-25μm2である。または、第2のアノード重なり面積BS2は、6μm2-20μm2である。
【0234】
オプションとして、第3のアノード重なり面積BS3は、0μm2-25μm2である。オプションとして、第3のアノード重なり面積BS3は、1.5μm2-25μm2である。または、第3のアノード重なり面積BS3は5μm2-20μm2である。
【0235】
オプションとして、第4のアノード重なり面積BS4は、0μm2-30μm2である。オプションとして、第4のアノード重なり面積BS4は1.5μm2-25μm2である。または、第1のアノード重なり面積BS4は、6μm2-20μm2である。
【0236】
特定の実施では、本出願の実施形態において、図14aおよび14bに、図8aから8dに関連して示されるように、補助絶縁層が、ベース基板1000から離れる第2のタッチ電極820側にさらに提供され得る。また、ベース基板1000から離れる補助絶縁層側にも補助電極840を設けてもよい。例示的に、補助電極840はフローティング状態であり、信号を伝送しない。もちろん、補助電極840は、第1のタッチ電極810と同一の層および/又は同一の材質からなることができる。
【0237】
図14aおよび図14bおよび図8aから図8dに示すように、絶縁層830が、ベース基板1000から離れた第1のタッチ電極810の側に提供されることが理解できる。補助電極840は、ベース基板1000から離れた830側にも提供される。補助電極840は、フローティング状態であり、信号を伝送しない。補助電極840は、第2のタッチと電極820(または811)同じ層に形成することができ、および/または同じ材料で形成される。
【0238】
特定の実施において、本出願の実施形態において、図15に示すように、表示パネルは、非表示領域に位置する電源入力線VDDINをさらに含む。サブピクセルにおける電源信号線パターンVDDは、電源入力線VDDINに電気的に接続されている。例示的に、隣接する2列のサブピクセルの電源信号線パターンVDDは、電源入力線VDDINを介して電気的に接続されるか、または、同じ色の隣接する2列のサブピクセルに対応する電源信号線パターンVDDは、電源入力線VDDINを介して電気的に接続される。例示的に、電源入力線VDDINは、電源信号線パターンVDDと同じ層に提供される。または、電源入力線VDDINと電源信号線パターンVDDとは別層に配置することもできるので、電源信号線パターンVDDおよび電源入力線VDDINはビアホールを介して電気的に接続する必要がある。また、データラインパターンDAおよび電源入力線VDDINは同一の導電層に提供されなくてもよい。
【0239】
なお、上記各実施形態は、適宜組み合わせることが可能であり、各数値範囲も適宜調整可能であることが理解できる。
【0240】
本出願の実施形態は、本出願の実施形態によって提供される上述の表示パネル、例えば、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode,OLED)を含む表示装置をさらに提供する。当該表示装置の問題を解決する原理は、前述の表示パネルの場合と同様であるため、表示装置の実装は、前述の表示パネルの実装を参照することができ、ここでは繰り返しは繰り返さない。
【0241】
特定の実施において、本出願の実施形態において、表示装置は、携帯電話、タブレットコンピュータ、テレビ、モニタ、ノートパソコン、デジタルフォトフレーム、ナビ、時計、ブレスレット。表示装置の他の不可欠な構成要素は、当業者が理解すべき構成要素であり、ここでは繰り返されず、本出願に対する限定として使用されるべきではない。
【0242】
本出願の好ましい実施形態について説明してきたが、当業者は、基本的な創造的概念を学んだ後、これらの実施形態に追加の変更および修正を加えることができる。したがって、添付の特許請求の範囲は、好ましい実施形態および本出願の範囲内に入るすべての変更および修正を含むと解釈されることを意図している。
【0243】
明らかに、当業者は、本出願の実施形態の精神および範囲から逸脱することなく、本出願の実施形態にさまざまな変更および修正を加えることができる。このように、本出願の実施形態のこれらの変更および変形が、本出願の特許請求の範囲およびそれらの同等技術の範囲内にある場合、本出願は、これらの変更および変形も含むことを意図する。
図1
図2
図3
図4
図5a
図5b
図5c
図5d
図5e
図5f
図5g
図5h
図5i
図6a
図6b
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図6d
図6e
図6f
図6g
図7a
図7b
図7c
図7d
図7e
図7f
図7g
図7h
図8a
図8b
図8c
図8d
図9a
図9b
図9c
図10a
図10b
図11
図12
図13a
図13b
図14a
図14b
図15
【国際調査報告】