IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 青島海科央厨智能科技有限公司の特許一覧

<>
  • 特表-麺帯と麺綿を複合圧延するプロセス 図1
  • 特表-麺帯と麺綿を複合圧延するプロセス 図2
  • 特表-麺帯と麺綿を複合圧延するプロセス 図3
  • 特表-麺帯と麺綿を複合圧延するプロセス 図4
  • 特表-麺帯と麺綿を複合圧延するプロセス 図5
  • 特表-麺帯と麺綿を複合圧延するプロセス 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-15
(54)【発明の名称】麺帯と麺綿を複合圧延するプロセス
(51)【国際特許分類】
   A21C 3/02 20060101AFI20230908BHJP
   A23L 7/109 20160101ALI20230908BHJP
【FI】
A21C3/02 B
A23L7/109 B
A23L7/109 J
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022530194
(86)(22)【出願日】2021-09-22
(85)【翻訳文提出日】2022-05-23
(86)【国際出願番号】 CN2021119632
(87)【国際公開番号】W WO2023279535
(87)【国際公開日】2023-01-12
(31)【優先権主張番号】202110762912.2
(32)【優先日】2021-07-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522203064
【氏名又は名称】青島海科央厨智能科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】QINGDAO HAIKE YANGCHU INTELLIGENT TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Plant A B, No 11, Jinye Road, High-tech Zone qingdao, Shandong 266111, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】柳 先知
(72)【発明者】
【氏名】孫 高康
(72)【発明者】
【氏名】李 鵬云
【テーマコード(参考)】
4B031
4B046
【Fターム(参考)】
4B031CA01
4B031CD02
4B031CD18
4B046LA01
4B046LC01
4B046LC20
4B046LE02
4B046LG02
4B046LG29
4B046LP01
4B046LP12
(57)【要約】
本発明は麺帯と麺綿を複合圧延するプロセスに関し、麺帯用麺綿を成形圧延して一次麺帯を得るステップS1、及び、ステップS1における一次麺帯と麺綿を1組のプレスロールにて圧延し、プレスロールにて一次麺帯を圧延する際に麺綿を加え続け、一次麺帯と一次複合麺綿との一次複合圧延を行って、麺帯・麺綿の一次複合麺帯を形成するステップS2などを含む。本発明の利点は以下のとおりである。本発明に係る麺帯と麺綿との複合麺帯の加工プロセスは、麺帯と麺綿を複数回複合圧延する方式で従来の製麺における2枚の麺帯を簡単に複合する単一の方式を代替し、従来の麺帯の複合された二層構造に比べて、複数層でレイヤーが鮮明な麺帯・麺綿の複合麺帯で成形された麺線は口当たりが向上し優位性が明らかであり、麺帯と麺綿を複数回複合圧延して成形された麺帯は麺筋網をより良く形成するのに役立ち、成形された新鮮湿麺はより高い靱性を有し、より良い歯ごたえがあり、レイヤー感を高めるようにする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
麺帯と麺綿を複合圧延するプロセスであって、
麺帯用麺綿を成形圧延して一次麺帯を得るステップS1と、
ステップS1で得た一次麺帯と麺綿を1組のプレスロールにて圧延し、プレスロールにて一次麺帯を圧延する際に麺帯用麺綿を加え続け、一次麺帯と一次複合麺綿との一次複合圧延を行って、麺帯・麺綿の一次複合麺帯を形成するステップS2と、
ステップS2で得た麺帯・麺綿の一次複合麺帯と二次複合麺綿を二次複合圧延し、プレスロールにて麺帯・麺綿の一次複合麺帯を圧延する際にステップS2を実行するときの麺綿を加える側に一次複合麺綿を加え続け、麺帯・麺綿の一次複合麺帯と一次複合麺綿との二次複合圧延を行って、麺帯・麺綿の二次複合麺帯を形成するステップS3と、
複合圧延するステップS4と、を含むことを特徴とする麺帯と麺綿を複合圧延するプロセス。
【請求項2】
前記ステップS4は、2枚の麺帯・麺綿の二次複合麺帯を、麺綿が内側に向かう方向、又は麺綿が外側に向かう方向、又は麺綿が同側である方向に応じて複合して、1組のプレスロールにて圧延して、2重の麺帯・麺綿の複合麺帯を形成することを特徴とする請求項1に記載の麺帯と麺綿を複合圧延するプロセス。
【請求項3】
前記ステップS3とステップS4との間には、麺帯・麺綿の二次複合麺帯の麺綿側を麺綿と複数回複合させて、麺帯・麺綿の複数回複合麺帯を形成するステップが更に含まれており、前記ステップS4は、2枚の麺帯・麺綿の複数回複合麺帯を、麺綿が内側に向かう方向、又は麺綿が外側に向かう方向、又は麺綿が同側である方向に応じて複合して、1組のプレスロールにて圧延して、複数級の麺帯・麺綿の複数回複合麺帯を形成することを特徴とする請求項1に記載の麺帯と麺綿を複合圧延するプロセス。
【請求項4】
前記麺帯用麺綿は、小麦粉、純水、食用塩を1:(0.28~0.35):(0.01~0.04)の重量で秤取した後、純水と食用塩を十分に撹拌融合してから小麦粉とともにドウミキサに加え、5~30分間混合撹拌して麺綿を形成するステップによって製造されてなることを特徴とする請求項1に記載の麺帯と麺綿を複合圧延するプロセス。
【請求項5】
前記ステップS1は、前記一次麺帯の厚さを2ミリメートル~20ミリメートルにし、一次麺帯の幅を160ミリメートル~1600ミリメートルの間にすることを特徴とする請求項2又は3に記載の麺帯と麺綿を複合圧延するプロセス。
【請求項6】
前記麺帯・麺綿の一次複合麺帯の厚さは2ミリメートル~20ミリメートルにあり、麺帯・麺綿の一次複合麺帯の幅は160ミリメートル~1600ミリメートルの間にあることを特徴とする請求項1に記載の麺帯と麺綿を複合圧延するプロセス。
【請求項7】
前記麺帯・麺綿の二次複合麺帯の厚さは2ミリメートル~20ミリメートルにあり、麺帯・麺綿の二次複合麺帯の幅は160ミリメートル~1600ミリメートルの間にあることを特徴とする請求項2に記載の麺帯と麺綿を複合圧延するプロセス。
【請求項8】
前記麺帯・麺綿の複数回複合麺帯の厚さは2ミリメートル~20ミリメートルにあり、麺帯・麺綿の複数回複合麺帯の幅は160ミリメートル~1600ミリメートルの間にあることを特徴とする請求項3に記載の麺帯と麺綿を複合圧延するプロセス。
【請求項9】
前記麺帯・麺綿の複合麺帯の厚さは2ミリメートル~20ミリメートルにあり、麺帯・麺綿の複合麺帯の幅は160ミリメートル~1600ミリメートルの間にあることを特徴とする請求項1に記載の麺帯と麺綿を複合圧延するプロセス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は麺帯と麺綿を複合圧延するプロセスに関し、食品加工技術分野に属する。
【背景技術】
【0002】
新鮮湿麺、半乾麺、乾麺などの麺線加工過程は小麦粉を主な原料(豆粉、ジャガイモ粉、雑穀麺などであってもよい)とし、一定量の食塩と水を加えて混合し、混合物が小麦粉をこねる工程を経て麺綿になり、麺綿が圧延ロールにて圧延されて麺帯になって麺線製造成形に用いられ、又は麺綿を圧延ロールにて圧延してなる2枚の麺帯が複合圧延されて新しい麺帯になった後に麺線製造成形に用いられる。
【0003】
麺綿を圧延ロールにて圧延してなる麺帯、又は麺綿を圧延ロールにて圧延してなる2枚の麺帯が複合圧延されてなる新しい麺帯は内密度と外密度が同じで、硬度が同じであり、構造が単一であるので、成形された麺線は口当たりにレイヤー感がない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術の問題に対して、本発明の目的は麺帯と麺綿を複合圧延して成形する麺帯のプロセス方法を提供することにあり、麺帯に密度及び硬度の異なる複数層の麺層を形成させ、成形された麺線の口当たりのレイヤー感を高める。本発明は麺帯と麺綿を複合圧延するプロセスを提供し、本発明の技術案は以下のとおりである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
麺帯と麺綿を複合圧延するプロセスであって、
麺帯用麺綿を成形圧延して一次麺帯を得るステップS1と、
ステップS1で得た一次麺帯と麺綿を1組のプレスロールにて圧延し、プレスロールにて一次麺帯を圧延する際に麺帯用麺綿を加え続け、一次麺帯と一次複合麺綿との一次複合圧延を行って、麺帯・麺綿の一次複合麺帯を形成するステップS2と、
ステップS2における麺帯・麺綿の一次複合麺帯と二次複合麺綿を二次複合圧延し、プレスロールにて麺帯・麺綿の一次複合麺帯を圧延する際にステップS2を実行するときの麺綿を加える側に一次複合麺綿を加え続け、麺帯・麺綿の一次複合麺帯と一次複合麺綿との二次複合圧延を行って、麺帯・麺綿の二次複合麺帯を形成するステップS3と、
複合圧延するステップS4と、を含む。
【0006】
前記ステップS4は具体的に、2枚の麺帯・麺綿の二次複合麺帯を、麺綿が内側に向かう方向、又は麺綿が外側に向かう方向、又は麺綿が同側である方向に応じて複合して、1組のプレスロールにて圧延して、2級の麺帯・麺綿の複合麺帯を形成する。
【0007】
前記ステップS3とステップS4との間には、麺帯・麺綿の二次複合麺帯の麺綿側を麺綿と複数回複合させて、麺帯・麺綿の複数回複合麺帯を形成するステップが更に含まれており、前記ステップS4は、2枚の麺帯・麺綿の複数回複合麺帯を、麺綿が内側に向かう方向、又は麺綿が外側に向かう方向、又は麺綿が同側である方向に応じて複合して、1組のプレスロールにて圧延して、複数級の麺帯・麺綿の複数回複合麺帯を形成する。
【0008】
前記麺帯用麺綿は、小麦粉、純水、食用塩を1:(0.28~0.35):(0.01~0.04)の重量で秤取した後、純水と食用塩を十分に撹拌融合してから小麦粉とともにドウミキサに加え、5~30分間混合撹拌して麺綿を形成するステップによって製造されてなる。
【0009】
前記ステップS1は具体的に、前記一次麺帯の厚さを2ミリメートル~20ミリメートルにし、一次麺帯の幅を160ミリメートル~1600ミリメートルの間にする。
【0010】
前記麺帯・麺綿の一次複合麺帯の厚さは2ミリメートル~20ミリメートルにあり、麺帯・麺綿の一次複合麺帯の幅は160ミリメートル~1600ミリメートルの間にある。
【0011】
前記麺帯・麺綿の二次複合麺帯の厚さは2ミリメートル~20ミリメートルにあり、麺帯・麺綿の二次複合麺帯の幅は160ミリメートル~1600ミリメートルの間にある。
【0012】
前記麺帯・麺綿の複数回複合麺帯の厚さは2ミリメートル~20ミリメートルにあり、麺帯・麺綿の複合麺帯の幅は160ミリメートル~1600ミリメートルの間にある。
【0013】
前記麺帯・麺綿の複合麺帯の厚さは2ミリメートル~20ミリメートルにあり、麺帯・麺綿の複合麺帯の幅は160ミリメートル~1600ミリメートルの間にある。
【発明の効果】
【0014】
本発明の利点は以下のとおりである。本発明に係る麺帯と麺綿との複合麺帯の加工プロセスは、麺帯と麺綿を複数回複合圧延する方式で従来の製麺における2枚の麺帯を簡単に複合する単一の方式を代替し、従来の麺帯の複合された二層構造に比べて、複数層でレイヤーが鮮明な麺帯・麺綿の複合麺帯で成形された麺線は口当たりが向上し優位性が明らかであり、麺帯と麺綿を複数回複合圧延して成形された麺帯は麺筋網をより良く形成するのに役立ち、成形された新鮮湿麺はより高い靱性を有し、より良い歯ごたえがあり、レイヤー感を高めるようにする。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明に係る一次麺帯の成形圧延を示す模式図である。
図2】本発明に係る麺帯・麺綿の一次複合麺帯の圧延を示す模式図である。
図3】本発明に係る麺帯・麺綿の二次複合麺帯の圧延を示す模式図である。
図4】本発明に係る麺綿が内側に向かう複合圧延を示す模式図である。
図5】本発明に係る麺綿が外側に向かう複合圧延を示す模式図である。
図6】本発明に係る麺綿が同側である複合圧延を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、具体的な実施例によって本発明を更に説明し、本発明の利点及び特徴は説明からより明確になろう。しかしながら、これらの実施例は例示的なものに過ぎず、本発明の範囲を制限するものではない。当業者であれば理解されるように、本発明の主旨及び範囲を逸脱せずに、本発明の技術案の細部及び形式を修正又は置換することができるが、これらの修正及び置換はいずれも本発明の保護範囲に含まれる。
【0017】
図1図6を参照して、実施例1では、本発明は麺帯と麺綿を複合圧延するプロセスに関し、
麺帯用麺綿1を成形圧延して一次麺帯2を得るステップS1と、
ステップS1における一時麺帯2と麺綿を1組のプレスロール3にて圧延し、プレスロール3にて一次麺帯2を圧延する際に麺綿1を加え続け、一次麺帯2と一次複合麺綿7との一次複合圧延を行って、麺帯・麺綿の一次複合麺帯5を形成するステップS2と、
ステップS2における麺帯・麺綿の一次複合麺帯5と二次複合麺綿9を二次複合圧延し、プレスロールにて麺帯・麺綿の一次複合麺帯5を圧延する際にステップS2を実行するときの麺綿を加える側に一次複合麺綿7を加え続け、麺帯・麺綿の一次複合麺帯5と一次複合麺綿7との二次複合圧延を行って、麺帯・麺綿の二次複合麺帯6を形成するステップS3と、
複合圧延するステップS4と、を含む。
【0018】
前記ステップ4は具体的に、2枚の麺帯・麺綿の二次複合麺帯6を、麺綿が内側に向かう方向、又は麺綿が外側に向かう方向、又は麺綿が同側である方向(即ち、一方の麺帯・麺綿の二次複合麺帯6の一次麺帯2側が他方の麺帯・麺綿の二次複合麺帯6の二次複合麺綿9側に貼合される)に応じて複合して、1組のプレスロールにて圧延して、2重の麺帯・麺綿の複合麺帯8を形成する。
【0019】
前記ステップS3とステップS4との間には、麺帯・麺綿の二次複合麺帯6の麺綿側を麺綿と複数回複合させて、麺帯・麺綿の複数回複合麺帯を形成するステップを設定してもよく、前記ステップS4は、2枚の麺帯・麺綿の複数回複合麺帯を、麺綿が内側に向かう方向、又は麺綿が外側に向かう方向、又は麺綿が同側である方向に応じて複合して、1組のプレスロールにて圧延して、複数重の麺帯・麺綿の複数回複合麺帯を形成する。
【0020】
前記麺綿1は、小麦粉、純水、食用塩を1:0.28:0.01の重量で秤取した後、純水と食用塩を十分に撹拌融合してから小麦粉とともにドウミキサに加え、5分間混合撹拌して麺綿を形成するステップによって製造されてなる。
【0021】
前記ステップS1は具体的に、前記一次麺帯2の厚さを2ミリメートルにし、一次麺帯2の幅を160ミリメートルにする。
【0022】
前記麺帯・麺綿の一次複合麺帯5の厚さは2ミリメートルであり、麺帯・麺綿の一次複合麺帯5の幅は160ミリメートルである。
【0023】
前記麺帯・麺綿の二次複合麺帯6の厚さは2ミリメートルであり、麺帯・麺綿の二次複合麺帯6の幅は160ミリメートルである。
【0024】
前記麺帯・麺綿の複数回複合麺帯の厚さは2ミリメートルであり、麺帯・麺綿の複合麺帯の幅は160ミリメートルである。
【0025】
前記麺帯・麺綿の複合麺帯8の厚さは2ミリメートルであり、麺帯・麺綿の複合麺帯8の幅は160ミリメートルである。
【0026】
実施例2では、本発明は麺帯と麺綿を複合圧延するプロセスに関し、
麺帯用麺綿1を成形圧延して一次麺帯2を得るステップS1と、
ステップS1における一次麺帯2と麺綿1を1組のプレスロール3にて圧延し、プレスロール3にて一次麺帯3を圧延する際に麺綿1を加え続け、一次麺帯2と一次複合麺綿との一次複合圧延を行って、麺帯・麺綿の一次複合麺帯5を形成するステップS2と、
ステップS2における麺帯・麺綿の一次複合麺帯5と二次複合麺綿6を二次複合圧延し、プレスロール3にて麺帯・麺綿の一次複合麺帯5を圧延する際にステップS2を実行するときの麺綿を加える側に一次複合麺綿7を加え続け、麺帯・麺綿の一次複合麺帯5と一次複合麺綿7との二次複合圧延を行って、麺帯・麺綿の二次複合麺帯6を形成するステップS3と、
複合圧延するステップS4と、を含む。
【0027】
前記ステップ4は具体的に、2枚の麺帯・麺綿の二次複合麺帯6を、麺綿が内側に向かう方向、又は麺綿が外側に向かう方向、又は麺綿が同側である方向に応じて複合して、1組のプレスロール3にて圧延して、2重の麺帯・麺綿の複合麺帯を形成する。
【0028】
前記ステップS3とステップS4との間には、麺帯・麺綿の二次複合麺帯6の麺綿側を麺綿と複数回複合させて、麺帯・麺綿の複数回複合麺帯を形成するステップが更に含まれており、前記ステップS4は、2枚の麺帯・麺綿の複数回複合麺帯8を、麺綿が内側に向かう方向、又は麺綿が外側に向かう方向、又は麺綿が同側である方向に応じて複合して、1組のプレスロールにて圧延して、複数重の麺帯・麺綿の複数回複合麺帯を形成する。
【0029】
前記麺綿1は、小麦粉、純水、食用塩を1:0.3:0.03の重量で秤取した後、純水と食用塩を十分に撹拌融合してから小麦粉とともにドウミキサに加え、15分間混合撹拌して麺綿を形成するステップによって製造されてなる。
【0030】
前記ステップS2は具体的に、前記一次麺帯2の厚さを15ミリメートルにし、一次麺帯2の幅を1200ミリメートルにする。
【0031】
前記麺帯・麺綿の一次複合麺帯の厚さは15ミリメートルであり、麺帯・麺綿の一次複合麺帯の幅は1200ミリメートルである。
【0032】
前記麺帯・麺綿の二次複合麺帯の厚さは15ミリメートルであり、麺帯・麺綿の二次複合麺帯の幅は1200ミリメートルである。
【0033】
前記麺帯・麺綿の複数回複合麺帯の厚さは2ミリメートルであり、麺帯・麺綿の複数回複合麺帯の幅は160ミリメートルである。
【0034】
前記麺帯・麺綿の複合麺帯の厚さは15ミリメートルであり、麺帯・麺綿の複合麺帯の幅は1200ミリメートルである。
【0035】
実施例3では、本発明は麺帯と麺綿を複合圧延するプロセスに関し、
麺帯用麺綿1を成形圧延して一次麺帯2を得るステップS1と、
ステップS1における一次麺帯2と麺綿を1組のプレスロール3にて圧延し、プレスロール3にて一次麺帯2を圧延する際に麺綿を加え続け、一次麺帯2と一次複合麺綿との一次複合圧延を行って、麺帯・麺綿の一次複合麺帯5を形成するステップS2と、
ステップS2における麺帯・麺綿の一次複合麺帯5と二次複合麺綿6を二次複合圧延し、プレスロール3にて麺帯・麺綿の一次複合麺帯5を圧延する際にステップS2を実行するときの麺綿を加える側に一次複合麺綿7を加え続け、麺帯・麺綿の一次複合麺帯5と一次複合麺綿7との二次複合圧延を行って、麺帯・麺綿の二次複合麺帯6を形成するステップS3と、
複合圧延するステップS4と、を含む。
【0036】
前記ステップ4は具体的に、2枚の麺帯・麺綿の二次複合麺帯6を、麺綿が内側に向かう方向、又は麺綿が外側に向かう方向、又は麺綿が同側である方向に応じて複合して、1組のプレスロール3にて圧延して、2重の麺帯・麺綿の複合麺帯8を形成する。
【0037】
前記ステップS3とステップS4との間には、麺帯・麺綿の二次複合麺帯6の麺綿側を麺綿と複数回複合させて、麺帯・麺綿の複数回複合麺帯を形成するステップが更に含まれており、前記ステップS4は、2枚の麺帯・麺綿の複数回複合麺帯8を、麺綿が内側に向かう方向、又は麺綿が外側に向かう方向、又は麺綿が同側である方向に応じて複合して、1組のプレスロール3にて圧延して、複数級の麺帯・麺綿の複数回複合麺帯を形成する。
【0038】
前記麺綿1は、小麦粉、純水、食用塩を1:0.35:0.04の重量で秤取した後、純水と食用塩を十分に撹拌融合してから小麦粉とともにドウミキサに加え、30分間混合撹拌して麺綿を形成するステップによって製造されてなる。
【0039】
前記一次麺帯2の厚さは20ミリメートルであり、一次麺帯2の幅は1600ミリメートルである。
【0040】
前記麺帯・麺綿の一次複合麺帯の厚さは20ミリメートルであり、麺帯・麺綿の一次複合麺帯の幅は1600ミリメートルである。
【0041】
前記麺帯・麺綿の二次複合麺帯6の厚さは20ミリメートルであり、麺帯・麺綿の二次複合麺帯6の幅は1600ミリメートルである。
【0042】
前記麺帯・麺綿の複数回複合麺帯の厚さは2ミリメートルであり、麺帯・麺綿の複数回複合麺帯の幅は160ミリメートルである。
【0043】
前記麺帯・麺綿の複合麺帯の厚さは20ミリメートルであり、麺帯・麺綿の複合麺帯の幅は1600ミリメートルである。
【0044】
従来の麺帯の複合された二層構造に比べて、複数層でレイヤーが鮮明な麺帯・麺綿の複合麺帯で成形された麺線は口当たりが向上し優位性が明らかであり、麺帯と麺綿を複数回複合圧延して成形された麺帯は麺筋網をより良く形成するのに役立ち、成形された新鮮湿麺はより高い靱性を有し、より良い歯ごたえがあり、レイヤー感を高めるようにする。
【0045】
以上の説明は、本発明のより好ましい具体的な実施形態に過ぎず、本発明の保護範囲はそれに制限されず、当業者が本発明で開示された技術的範囲で、本発明の技術案及びその発明構想に基づいて行った等価置換又は変化は、すべて本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0046】
1 麺帯用麺綿
2 一次麺帯
3 プレスロール
4 遮蔽板
5 麺帯・麺綿の一次複合麺帯
6 麺帯・麺綿の二次複合麺帯
7 一次複合麺綿
8 2重の麺帯・麺綿の複合麺帯
9 二次複合麺綿
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】