(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-22
(54)【発明の名称】所在地パラメータに基づいて業者アプリへのリモートもしくはプロキシアクセスをモバイルデバイスに提供するためのシステム、および/または所在地パラメータに基づいて業者アプリ上への自動登録をモバイルデバイスに提供するためのシステム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20230914BHJP
H04W 64/00 20090101ALI20230914BHJP
H04W 4/021 20180101ALI20230914BHJP
【FI】
G06Q30/0601
H04W64/00 171
H04W4/021
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023513878
(86)(22)【出願日】2021-08-27
(85)【翻訳文提出日】2023-03-28
(86)【国際出願番号】 CA2021000077
(87)【国際公開番号】W WO2022040776
(87)【国際公開日】2022-03-03
(32)【優先日】2020-08-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523066808
【氏名又は名称】エーピーピー-ポップ-アップ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】APP-POP-UP INC.
【住所又は居所原語表記】360 Main Street,30th Floor,Winnipeg (Manitoba) R3C 4G1 (CA)
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】クマール,ラジーブ
(72)【発明者】
【氏名】クマール,ラケシュ
【テーマコード(参考)】
5K067
5L049
【Fターム(参考)】
5K067DD20
5K067EE02
5K067EE16
5L049BB22
(57)【要約】
参加クライアントがモバイルデバイスを介してモバイルアプリケーションによって複数の参加業者と通信し、および/または取引を行うことを実現するためのコンピュータで実行されるシステムが提供される。本システムは、ユーザがモバイルアプリケーションに関連する商業所在地の近くにいるとき、ユーザがこれらのモバイルアプリケーションにアクセスすることを可能にする。このアクセスは、モバイルデバイスのメモリ中のモバイルアプリケーションをダウンロードすることなしにリモートで提供される。これは、そのメモリ中で統合された入出力インターフェースを介してモバイルデバイスと通信を行い、これらのモバイルアプリケーションおよびこれらの商業所在地に関連する業者システムコントローラと通信を行うコントローラによって提供される。前述の通信アーキテクチャは、ユーザが、ユーザのモバイルデバイスを介してリモートでアクセスされるのか、ユーザプロファイル情報を入力することなしにユーザのモバイルデバイス上でモバイルアプリケーションをダウンロードすることによってアクセスされるのかにかかわらず、モバイルアプリケーションを開くことを可能にする、システムを提供する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイルデバイスを介してモバイルアプリケーションによって複数の参加している業者と通信し、および/または取引を行う参加クライアントを提供することを実現するためのコンピュータで実行されるシステムであって、当該システムは、
少なくとも1つのモバイルデバイス内に統合された少なくとも1つのクライアント入出力インターフェースと、
プロセッサで実行可能なコードが記憶された関連するメモリを有するシステムコントローラであって、前記システムコントローラが、ネットワークを介した前記モバイルデバイスとの実効的な通信のために構成され、前記システムコントローラが、ネットワークを介した少なくとも1つの参加業者の少なくとも1つの業者システムコントローラとの実効的な通信のために構成され、前記業者システムコントローラが、クライアントが前記少なくとも1つの参加業者と通信し、およびまたは取引を行うことを実現するモバイルデバイス内にダウンロードされるためのモバイルアプリケーションをホストする、システムコントローラと、
を備え、前記プロセッサで実行可能なコードの実行は、前記システムコントローラに、
前記モバイルデバイスのメモリ中の、前記入出力インターフェースを介してアクセス可能な、所在地アプリケーションを介して、前記少なくとも1つのモバイルデバイスの地理的所在地を決定することと、
前記少なくとも1つのモバイルデバイスが、前記少なくとも1つの業者システムに関連する商業所在地の所定の近接性レベル内にあるかどうかを決定することであって、前記商業所在地が、前記システムコントローラの前記メモリ内に記憶されるか、または前記少なくとも1つの業者システムコントローラを介してアクセス可能であることを特徴とする、前記少なくとも1つのモバイルデバイスが、前記少なくとも1つの業者システムに関連する商業所在地の所定の近接性レベル内にあるかどうかを決定することと、
前記少なくとも1つのモバイルデバイスが前記所定の近接性レベル内にあるとき、少なくとも1つの業者制御システムによってホストされた前記モバイルアプリケーションにアクセスすることと、
前記入出力インターフェースを介して前記モバイルアプリケーションを表示することと、
前記モバイルデバイスのメモリ内に前記モバイルアプリケーションをダウンロードすることなしに、ユーザが前記モバイルアプリケーションを介して入力を入力し、出力を受信することを実現することと、
のリアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施させる、コンピュータで実行されるシステム。
【請求項2】
前記プロセッサで実行可能なコードの実行は、前記システムコントローラに対して、前記システムコントローラのメモリ内に前記モバイルアプリケーションをダウンロードし、前記アプリケーションを実行することを特徴とする、リアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施させる、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記システムは、前記所定の近接性レベル内のターゲットに関係する情報をキャプチャするための位置ロケータモジュールをさらに備え、前記ターゲットは、前記モバイルデバイスと、前記モバイルデバイスとそれに関連する前記ユーザとの組合せとを含むグループから選択され、前記所定の近接性レベルは所定の物理的領域を含む、請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
前記位置ロケータモジュールは、画像キャプチャデバイス、センサ、GPSデバイス、およびそれらの組合せからなるグループから選択される1つまたは複数のデバイスを備える、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記業者制御システムは、前記所定の物理的領域内の前記ターゲットの前記キャプチャされた情報を受信するために前記位置ロケータモジュールと実効的な通信を行い、前記業者コントローラは、前記ターゲットの前記受信されたキャプチャされた情報を前記システムコントローラに通信する、請求項3または4に記載のシステム。
【請求項6】
前記システムコントローラは、前記所定の物理的領域内の前記ターゲットの前記キャプチャされた情報を受信するために前記位置ロケータモジュールと実効的な通信を行う、請求項3または4に記載のシステム。
【請求項7】
前記ユーザに関係する、メモリに記憶されたユーザプロファイルをさらに含み、前記キャプチャされた情報が前記ユーザプロファイルと一致するかどうかを決定し、それによって前記所定の物理的領域中の前記ユーザの存在を決定し、前記決定された存在を前記業者制御システムに通信する、コンピュータが実行可能なステップを実施する、請求項5または6に記載のシステム。
【請求項8】
前記システムコントローラは、前記モバイルアプリケーションを表示する前に前記入出力インターフェースを介して前記ユーザにメッセージを送信するコンピュータ実装ステップを実行し、前記メッセージは、前記モバイルアプリケーションが表示されることを受け付けるコマンドを入力するように前記ユーザに要求する、請求項1から7のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項9】
前記メッセージは、テキストメッセージ、グラフィックメッセージ、オーディオメッセージ、振動メッセージ、およびそれらの任意の組合せからなるグループから選択される、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記システムコントローラは、ユーザ識別情報を含む、前記メモリに記憶されたユーザプロファイルを含み、前記システムコントローラは、前記ユーザ識別を前記メモリに記憶するために入力コマンドを介して前記ユーザから情報を受信するコンピュータ実行可能ステップを実施し、前記システムは、前記モバイルアプリケーションが表示されることを受け付ける前記コマンドを前記ユーザが入力したとき、前記ユーザ識別情報を前記モバイルアプリケーションにアップロードする、請求項8または9に記載のシステム。
【請求項11】
前記商業所在地が、物理的所在地および仮想所在地からなるグループから選択される、請求項1から10のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項12】
参加クライアントがモバイルデバイスを介してモバイルアプリケーションによって複数の参加業者と通信し、および/または取引を行うことを実現するためのコンピュータで実行されるシステムであって、当該システムは、
少なくとも1つのモバイルデバイス内に統合された少なくとも1つのクライアント入出力インターフェースと、
プロセッサで実行可能なコードが記憶された関連するメモリを有するシステムコントローラであって、該システムコントローラが、記憶されたユーザプロファイル情報のデータバンクを含み、前記システムコントローラが、ネットワークを介した前記モバイルデバイスとの実効的な通信のために構成され、前記システムコントローラが、ネットワークを介した少なくとも1つの参加業者の少なくとも1つの業者システムコントローラとの実効的な通信のために構成され、前記業者システムコントローラが、クライアントが前記少なくとも1つの参加業者と通信し、およびまたは取引を行うことを実現するモバイルデバイス内にダウンロードされるためのモバイルアプリケーションをホストし、前記モバイルアプリケーションが、ダウンロードされる前にユーザからの入力を必要とするプロファイル登録セクションを含む、システムコントローラと、
を備え、前記プロセッサで実行可能なコードの実行は、前記システムコントローラに、
少なくとも1つの業者制御システムによってホストされた前記モバイルアプリケーションにアクセスすることと、
所与のユーザが前記モバイルアプリケーションにアクセスすることを実現する、前記所与のユーザに関係する前記モバイルアプリケーションの前記プロファイル登録セクションにプロファイル情報を自動的に入力することと、
のリアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施させる、コンピュータで実行されるシステム。
【請求項13】
前記モバイルアプリケーションを前記モバイルデバイスのメモリにダウンロードすることによってユーザアクセスが提供される、請求項12に記載のコンピュータで実行されるシステム。
【請求項14】
前記プロセッサで実行可能なコードの実行によってユーザアクセスが提供され、前記プロセッサで実行可能なコードの実行が、前記システムコントローラに、
前記入出力インターフェースを介して前記モバイルアプリケーションを表示することと、
前記モバイルデバイスのメモリ内に前記モバイルアプリケーションをダウンロードすることなしに、ユーザが前記モバイルアプリケーションを介して入力を入力し、出力を受信することを実現することと、
のリアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施させる、請求項12に記載のコンピュータで実行されるシステム。
【請求項15】
前記プロセッサで実行可能なコードの実行は、前記システムコントローラに、
(i)前記モバイルデバイスの前記メモリ中の、前記入出力インターフェースを介してアクセス可能な、所在地アプリケーションを介して、前記少なくとも1つのモバイルデバイスの地理的所在地を決定することと、
(ii)前記少なくとも1つのモバイルデバイスが、前記少なくとも1つの業者システムに関連する商業所在地の所定の近接性レベル内にあるかどうかを決定することであって、前記商業所在地が、前記システムコントローラの前記メモリ内に記憶されるか、または前記少なくとも1つの業者システムコントローラを介してアクセス可能であることを特徴とする、前記少なくとも1つの業者システムに関連する商業所在地の所定の近接性レベル内にあるかどうかを決定することと、
のリアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施させ、前記モバイルアプリケーションのアクセスおよび自動登録は、ステップ(i)および(ii)が実施されることに基づいて実施される、請求項12から14のいずれか一項に記載のコンピュータで実行されるシステム。
【請求項16】
プロファイルデータを提供するために前記システムコントローラと実効的な通信を行う位置ロケータモジュールをさらに備え、前記プロセッサで実行可能なコードの実行は、前記システムコントローラに、
(a)前記位置ロケータモジュールから受信された前記プロファイルデータを前記データバンクに記憶された前記ユーザプロファイル情報と比較することと、
(b)受信されたプロファイルデータと記憶されたユーザプロファイル情報との間の一致を決定することと、
のリアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施させ、前記モバイルアプリケーションのアクセスおよび自動登録は、ステップ(a)および(b)が実施されることに基づいて実施される、請求項12から15のいずれか一項に記載のコンピュータで実行されるシステム。
【請求項17】
車両の移動中にナビゲーションのグラフィカルユーザインターフェースを調節するためのコンピュータで実行されるシステムであって、該システムは、
前記移動車両内に位置している少なくとも1つのモバイルデバイス内に統合され、記憶されたプロセッサで実行可能なコードの関連するメモリを有するデバイスコントローラを備える少なくとも1つのクライアント入出力インターフェースであって、前記メモリが、地理的所在地内の前記移動車両の位置のリアルタイム追跡を実現し、前記地理的所在地内のターゲット所在地に向かう方向経路を決定する測位システムアプリケーションを含み、クライアント入出力インターフェースが、前記ナビゲーションのグラフィカルユーザインターフェースを表示するためのディスプレイを含む、少なくとも1つのクライアント入出力インターフェースと、
プロセッサで実行可能なコードが記憶された関連するメモリを有するシステムコントローラであって、該システムコントローラが、ネットワークを介して前記モバイルデバイスと実効的な通信のために構成された、システムコントローラと
を備え、前記プロセッサで実行可能なコードの実行は、前記システムコントローラに、
前記モバイルデバイスのメモリ中の、前記入出力インターフェースを介してアクセス可能な、前記測位システムアプリケーションを介して、前記少なくとも1つのモバイルデバイスおよび移動車両の前記地理的所在地を決定することと、
前記デバイスディスプレイを介して表示された前記ナビゲーションのグラフィカルユーザインターフェース内でリーダ仮想車両画像を生成することであって、前記仮想車両画像が、ナビゲーション経路内の前記移動車両の前記追跡された位置の前方に位置決めされる、生成することと、
のリアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施させる、コンピュータで実行されるシステム。
【請求項18】
前記ナビゲーションのグラフィカルユーザインターフェースは、前記地理的所在地の画像、前記移動車両の仮想画像を含み、前記仮想移動車両画像は、前記地理的所在地画像内の前記方向経路に沿って移動して示され、それによって前記移動車両のリアルタイム位置を示し、前記リーダ仮想車両画像は、前記方向経路に沿って前記地理的所在地画像内の前記仮想移動車両画像の前方に移動するように示されている、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記地理的所在地画像は、仮想地図、衛星地図、三次元仮想地図からなるグループから選択される、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記移動車両は、前記方向経路に対応する現実のパスに沿って周囲環境内を移動し、前記システムは、前記少なくとも1つのモバイルデバイスと実効的な通信を行い、前記現実のパスの方向における前記周囲環境のビデオ取得のために、および前記ディスプレイを介したビデオフィードのリアルタイム表示のための前記取得されたビデオの前記デバイスへのリアルタイムフィードのために前記車両に取り付けられたカメラをさらに備え、前記リーダ仮想車両画像は、前記経路に沿って前記移動車両の前方に前記現実のパスにおいて前記表示されたビデオフィード内に位置決めされる、請求項17に記載のシステム。
【請求項21】
前記システムは、
前記方向経路のさらに下流の位置に対応する前記ビデオフィードの一部分を分析することと、
前記分析された部分を、それぞれのイベントを示すシステムメモリ内に記憶されたイベント画像と比較することと、
所定の類似性閾値を上回る前記分析された部分と前記イベント画像との間の類似性を決定し、それによって、前記それぞれのイベントのうちの1つまたは複数を示す前記分析された部分と前記イベント画像との間の1つまたは複数の一致を識別することと、
前記ナビゲーションのグラフィカルユーザインターフェースを介して前記それぞれのイベントのうちの1つまたは複数を通信することと、
のリアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施する、請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
前記それぞれのイベントのうちの1つまたは複数を通信するステップは、前記リーダ仮想車両画像を視覚的に調節することを含む、請求項21に記載のシステム。
【請求項23】
業者とのシステムユーザの取引を監視、記録、および報告するためのコンピュータで実行されるシステムであって、該システムは、
ディスプレイを含み、1つまたは複数の業者に関連する1つまたは複数の業者制御システムとのネットワーク通信を実現する入出力インターフェースを備える、ユーザに関連するクライアントデバイスであって、該クライアントデバイスの前記ディスプレイが、前記1つまたは複数の業者制御システムによって生成された業者ウェブページを閲覧し、その上のアイテムを選択し、前記入出力インターフェースを通して入力コマンドを介してそれに対する支払いを選択的に行うことを実現する、クライアントデバイスと、
プロセッサで実行可能なコードが記憶された関連するメモリを有するシステムコントローラであって、該システムコントローラが、前記ユーザに関係する記憶されたユーザプロファイル情報のデータバンクを含み、前記システムコントローラが、ネットワークを介して前記クライアントデバイスとの実効的な通信のために構成された、システムコントローラと
を備え、前記プロセッサで実行可能なコードの実行が、前記システムコントローラに、
前記業者ウェブページ上の前記クライアントデバイスのユーザアクティビティを監視することであって、前記ユーザアクティビティが、ウェブページ閲覧アクティビティ、アイテム選択アクティビティ、および支払いアクティビティを含む、監視することと、
前記ユーザアクティビティをユーザプロファイルに登録することと、
ユーザアクティビティ報告を生成することと、
のリアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施させる、コンピュータで実行されるシステム。
【請求項24】
前記システムコントローラは、
前記クライアントデバイスに関連するアドレスを追跡することと、
前記クライアントデバイスに関連する前記アドレスを前記ユーザプロファイルに登録することと、
前記クライアントデバイスに関連する前記アドレスに前記ユーザアクティビティ報告を送信することと、
のリアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施する、請求項23に記載のシステム。
【請求項25】
前記クライアントデバイスに関連する前記アドレスは、IPアドレス、MACアドレス、IMEIアドレス、およびそれらの任意の組合せからなるグループから選択される、請求項24に記載のシステム。
【請求項26】
前記ユーザプロファイルは、前記入出力インターフェースを介して入力コマンドによって前記ユーザによってアップロードされたユーザ支払い方法情報を含む、請求項23から25のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項27】
前記システムコントローラは、前記業者システムコントローラのうちの1つまたは複数とネットワーク通信を行い、前記システムコントローラは、
前記1つまたは複数の業者システムコントローラに関連するアドレスを追跡すること、
のリアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施する、請求項23から25のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項28】
ユーザが所与の業者システムコントローラに関連するウェブページ上で支払いを行ったとき、前記システムは、前記所与の業者システムコントローラの前記関連するアドレスを前記アクティビティ報告に登録する、請求項27に記載のシステム。
【請求項29】
前記1つまたは複数の業者システムコントローラに関連する前記アドレスが、IPアドレス、MACアドレス、IMEIアドレス、およびそれらの任意の組合せからなるグループから選択される、請求項27または28に記載のシステム。
【請求項30】
前記アクティビティ報告は、アイテム購入、支払われた金額、前記アイテム購入のウェブページ、前記アイテム購入に対する支払いを受けた業者の識別情報、購入の日時、配達予定、前記アイテム購入のために使用された支払い方法、およびそれらの任意の組合せからなるグループから選択される情報を含む、請求項23から29のいずれか一項に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年8月27日に出願され、その全体が本明細書に組み込まれる、米国仮特許出願第63/071,003号の優先権を主張する。
【0002】
本開示は、一般に、アプリケーションにアクセスするためのモバイルデバイスインターフェースに関する。より具体的には、限定はしないが、本出願は、業者が主催するモバイルアプリケーション(merchant hosted mobile applications)へのリモートアクセスを可能にする、モバイルデバイス用の所在地を調節する(modulate)クライアントインターフェースのためのシステムに関する。より具体的には、限定はしないが、本出願は、モバイルアプリケーション上でクライアントプロファイルを自動的に登録するためのシステムに関する。より詳細には、依然として限定はしないが、本システムは、業者(merchant、加盟店、商人)とのユーザ取引(transaction、処理)を監視し、ユーザを業者の所在地にナビゲートするのを支援する。
【背景技術】
【0003】
レストラン、ガソリンスタンド、小売店、ホテル、キャンプ場、ショッピングモール、銀行などの業者が、クライアントが入出力インターフェースを含むモバイルアプリを介して通信し、およびまたは取引を行うことができるようにクライアントのモバイルデバイスにダウンロードされるモバイルデバイスアプリケーションソフトウェア(すなわち、モバイルアプリ)を提供することは、当技術分野でよく知られている。これらのモバイルアプリは、ショッピング体験を向上させ、さらには最適化する様々なサービス、製品、および情報へのクライアントアクセスを可能にするので、便利である。これらのモバイルアプリは、蓄積されると、モバイルデバイスのモバイルメモリ中の多くの空間を占有する可能性があり、ユーザ(クライアント)に、より多くのメモリ空間を有するデバイスを購入するか、または他のアプリのほうを優先して特定のアプリを削除することを強制する。
【0004】
これらのモバイルアプリは、通常、ユーザ(クライアント)が、アクセスされるためにモバイルアプリ上でユーザのプロファイルを登録することを必要とする。
【0005】
ユーザがいくつかのカードを使用してアプリを介して多くの業者と取引を行うと、ユーザは、異なるソースから多くの領収書を受け取り、異なる金融機関から異なる明細書を受け取り、これは、監視および整理するのが面倒である。
【0006】
クライアントは、通常、業者アウトレットの物理的所在地の近くにいるとき、アプリにアクセスすることに関心をもつ。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示の目的は、参加クライアントがモバイルデバイスを介してモバイルアプリケーションによって複数の参加業者と通信し、および/または取引を行うことを実現するためのコンピュータで実行されるシステムを提供することである。
【0008】
本開示の目的は、車両の移動中にナビゲーションのグラフィカルユーザインターフェースを調節するためのコンピュータで実行されるシステムを提供することである。
【0009】
本開示の目的は、業者とのシステムユーザの取引を監視、記録、および報告するためのコンピュータで実行されるシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の一態様によれば、参加クライアントがモバイルデバイスを介してモバイルアプリケーションによって複数の参加業者と通信し、および/または取引を行うことを実現するためのコンピュータで実行されるシステムが提供され、本システムは、少なくとも1つのモバイルデバイス内に統合された少なくとも1つのクライアント入出力インターフェースと、プロセッサで実行可能なコードが記憶された関連するメモリを有するシステムコントローラであって、システムコントローラが、ネットワークを介したモバイルデバイスとの実効的な通信(operative communication、動作可能な通信)のために構成され、システムコントローラが、ネットワークを介した少なくとも1つの参加業者の少なくとも1つの業者システムコントローラとの実効的な通信のために構成され、業者システムコントローラが、クライアントが少なくとも1つの参加業者と通信し、およびまたは取引を行うことを実現するモバイルデバイス内にダウンロードされるためのモバイルアプリケーションをホストする(host、サーバーとして機能する)、システムコントローラとを備え、プロセッサで実行可能なコードの実行は、システムコントローラに、モバイルデバイスのメモリ中の、入出力インターフェースを介してアクセス可能な、所在地アプリケーションを介して、少なくとも1つのモバイルデバイスの地理的所在地を決定することと、少なくとも1つのモバイルデバイスが、少なくとも1つの業者システムに関連する商業所在地の所定の近接性レベル内にあるかどうかを決定することであって、商業所在地が、システムコントローラのメモリ内に記憶されるか、または少なくとも1つの業者システムコントローラを介してアクセス可能である、決定することと、少なくとも1つのモバイルデバイスが所定の近接性レベル内にあるとき、少なくとも1つの業者制御システムによってホストされたモバイルアプリケーションにアクセスすることと、入出力インターフェースを介してモバイルアプリケーションを表示することと、モバイルデバイスのメモリ内にモバイルアプリケーションをダウンロードすることなしに、ユーザがモバイルアプリケーションを介して入力を入力し、出力を受信することを実現することとのリアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施させる。
【0011】
一実施形態では、プロセッサで実行可能なコードの実行は、システムコントローラに対して、システムコントローラのメモリ内にモバイルアプリケーションをダウンロードし、アプリケーションを実行する、リアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施させる。
【0012】
一実施形態では、本システムは、所定の近接性レベル内のターゲットに関係する情報をキャプチャする(capture、取り込む)ための位置ロケータモジュール(position locator module)をさらに備え、ターゲットは、モバイルデバイスと、モバイルデバイスとそれに関連するユーザとの組合せとを含むグループから選択され、所定の近接性レベルは所定の物理的領域を含む。
【0013】
一実施形態では、位置ロケータモジュールは、画像キャプチャデバイス、センサ、GPSデバイス、およびそれらの組合せからなるグループから選択される1つまたは複数のデバイスを備える。
【0014】
一実施形態では、業者制御システムは、所定の物理的領域内のターゲットのキャプチャされた情報を受信するために位置ロケータモジュールと実効的な通信を行い、業者コントローラは、ターゲットの受信されたキャプチャされた情報をシステムコントローラに通信する。
【0015】
一実施形態では、システムコントローラは、所定の物理的領域内のターゲットのキャプチャされた情報を受信するために位置ロケータモジュールと実効的な通信を行う。
【0016】
一実施形態では、本システムは、ユーザに関係する、メモリに記憶されたユーザプロファイルをさらに含み、キャプチャされた情報がユーザプロファイルと一致するかどうかを決定し、それによって所定の物理的領域中のユーザの存在を決定し、決定された存在を業者制御システムに通信する、コンピュータが実行可能なステップを実施する。
【0017】
一実施形態では、システムコントローラは、モバイルアプリケーションを表示する前に入出力インターフェースを介してユーザにメッセージを送信するコンピュータ実装ステップを実行し、メッセージは、モバイルアプリケーションが表示されることを受け付けるコマンドを入力するようにユーザに要求する。一実施形態では、メッセージは、テキストメッセージ、グラフィックメッセージ、オーディオメッセージ、振動メッセージ、およびそれらの任意の組合せからなるグループから選択される。一実施形態では、システムコントローラは、ユーザ識別情報を含む、メモリに記憶されたユーザプロファイルを含み、システムコントローラは、ユーザ識別をメモリに記憶するために入力コマンドを介してユーザから情報を受信するコンピュータ実行可能ステップを実施し、本システムは、ユーザがモバイルアプリケーションが表示されることを受け付けるコマンドを入力したとき、ユーザ識別情報をモバイルアプリケーションにアップロードする。
【0018】
一実施形態では、商業所在地は、物理的所在地および仮想所在地からなるグループから選択される。
【0019】
本開示の一態様によれば、参加クライアントがモバイルデバイスを介してモバイルアプリケーションによって複数の参加業者と通信し、および/または取引を行うことを実現するための、コンピュータで実行されるシステムが提供され、本システムは、少なくとも1つのモバイルデバイス内に統合された少なくとも1つのクライアント入出力インターフェースと、プロセッサで実行可能なコードが記憶された関連するメモリを有するシステムコントローラであって、システムコントローラが、記憶されたユーザプロファイル情報のデータバンクを含み、システムコントローラが、ネットワークを介したモバイルデバイスとの実効的な通信のために構成され、システムコントローラが、ネットワークを介した少なくとも1つの参加業者の少なくとも1つの業者システムコントローラとの実効的な通信のために構成され、業者システムコントローラが、クライアントが少なくとも1つの参加業者と通信し、およびまたは取引を行うことを実現するモバイルデバイス内にダウンロードされるためのモバイルアプリケーションをホストし、モバイルアプリケーションが、ダウンロードされる前にユーザからの入力を必要とするプロファイル登録セクションを含む、システムコントローラとを備え、プロセッサで実行可能なコードの実行は、システムコントローラに、少なくとも1つの業者制御システムによってホストされたモバイルアプリケーションにアクセスすることと、所与のユーザがモバイルアプリケーションにアクセスすることを実現する、所与のユーザに関係するモバイルアプリケーションのプロファイル登録セクションにプロファイル情報を自動的に入力することとの、リアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施させる。
【0020】
一実施形態では、モバイルアプリケーションをモバイルデバイスのメモリにダウンロードすることによってユーザアクセスが提供される。
【0021】
一実施形態では、プロセッサで実行可能なコードの実行によってユーザアクセスが提供され、プロセッサで実行可能なコードの実行が、システムコントローラに、入出力インターフェースを介してモバイルアプリケーションを表示することと、モバイルデバイスのメモリ内にモバイルアプリケーションをダウンロードすることなしに、ユーザがモバイルアプリケーションを介して入力を入力し、出力を受信することを実現することとの、リアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施させる。
【0022】
一実施形態では、プロセッサで実行可能なコードの実行は、システムコントローラに、(i)モバイルデバイスのメモリ中の、入出力インターフェースを介してアクセス可能な、所在地アプリケーションを介して、少なくとも1つのモバイルデバイスの地理的所在地を決定することと、(ii)少なくとも1つのモバイルデバイスが、少なくとも1つの業者システムに関連する商業所在地の所定の近接性レベル内にあるかどうかを決定することであって、商業所在地が、システムコントローラのメモリ内に記憶されるか、または少なくとも1つの業者システムコントローラを介してアクセス可能である、決定することとの、リアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施させ、モバイルアプリケーションのアクセスおよび自動登録は、ステップ(i)および(ii)が実施されることに基づいて実施される。
【0023】
一実施形態では、本システムは、プロファイルデータを提供するためにシステムコントローラと実効的な通信を行う位置ロケータモジュールをさらに備え、プロセッサで実行可能なコードの実行は、システムコントローラに、(a)位置ロケータモジュールから受信されたプロファイルデータをデータバンクに記憶されたユーザプロファイル情報と比較することと、(b)受信されたプロファイルデータと記憶されたユーザプロファイル情報との間の一致を決定することとの、リアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施させ、モバイルアプリケーションのアクセスおよび自動登録は、ステップ(a)および(b)が実施されることに基づいて実施される。
【0024】
本開示の一態様によれば、車両の移動中にナビゲーションのグラフィカルユーザインターフェースを調節するためのコンピュータで実行されるシステムが提供され、本システムは、移動車両内に位置している少なくとも1つのモバイルデバイス内に統合され、記憶されたプロセッサで実行可能なコードの関連するメモリを有するデバイスコントローラを備える少なくとも1つのクライアント入出力インターフェースであって、メモリが、地理的所在地内の移動車両の位置のリアルタイム追跡を実現し、地理的所在地内のターゲット所在地に向かう方向経路を決定する測位システムアプリケーションを含み、クライアント入出力インターフェースが、ナビゲーションのグラフィカルユーザインターフェースを表示するためのディスプレイを含む、少なくとも1つのクライアント入出力インターフェースと、プロセッサで実行可能なコードが記憶された関連するメモリを有するシステムコントローラであって、システムコントローラが、ネットワークを介してモバイルデバイスと実効的な通信のために構成された、システムコントローラとを備え、プロセッサで実行可能なコードの実行は、システムコントローラに、モバイルデバイスのメモリ中の、入出力インターフェースを介してアクセス可能な、測位システムアプリケーションを介して、少なくとも1つのモバイルデバイスおよび移動車両の地理的所在地を決定することと、デバイスディスプレイを介して表示されたナビゲーションのグラフィカルユーザインターフェース内でリーダ仮想車両画像を生成することであって、仮想車両画像が、ナビゲーション経路内の移動車両の追跡された位置の前方に位置決めされる、生成することとの、リアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施させる。
【0025】
一実施形態では、ナビゲーションのグラフィカルユーザインターフェースは、地理的所在地の画像、移動車両の仮想画像を含み、仮想移動車両画像は、地理的所在地画像内の方向経路に沿って移動して示され、それによって移動車両のリアルタイム位置を示し、リーダ仮想車両画像は、方向経路に沿って地理的所在地画像内の仮想移動車両画像の前方に移動するように示されている。
【0026】
一実施形態では、地理的所在地画像は、仮想地図、衛星地図、三次元仮想地図からなるグループから選択される。
【0027】
一実施形態では、移動車両は、方向経路に対応する現実のパスに沿って周囲環境内を移動し、本システムは、少なくとも1つのモバイルデバイスと実効的な通信を行い、現実のパスの方向における周囲環境のビデオ取得のために、およびディスプレイを介したビデオフィードのリアルタイム表示のための取得されたビデオのデバイスへのリアルタイムフィードのために車両に取り付けられたカメラをさらに備え、リーダ仮想車両画像は、経路に沿って移動車両の前方に現実のパスにおいて表示されたビデオフィード内に位置決めされる。
【0028】
一実施形態では、本システムは、方向経路のさらに下流の位置に対応するビデオフィードの一部分を分析することと、分析された部分を、それぞれのイベントを示すシステムメモリ内に記憶されたイベント画像と比較することと、所定の類似性閾値を上回る分析された部分とイベント画像との間の類似性を決定し、それによって、それぞれのイベントのうちの1つまたは複数を示す分析された部分とイベント画像との間の1つまたは複数の一致を識別することと、ナビゲーションのグラフィカルユーザインターフェースを介してそれぞれのイベントのうちの1つまたは複数を通信することとの、リアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施する。
【0029】
一実施形態では、それぞれのイベントのうちの1つまたは複数を通信するステップは、リーダ仮想車両画像を視覚的に調節することを含む。
【0030】
本開示の一態様によれば、業者とのシステムユーザの取引を監視、記録、および報告するためのコンピュータで実行されるシステムが提供され、本システムは、ディスプレイを含み、1つまたは複数の業者に関連する1つまたは複数の業者制御システムとのネットワーク通信を実現する入出力インターフェースを備える、ユーザに関連するクライアントデバイスであって、クライアントデバイスのディスプレイが、1つまたは複数の業者制御システムによって生成された業者ウェブページを閲覧し、その上のアイテムを選択し、入出力インターフェースを通して入力コマンドを介してそれに対する支払いを選択的に行うことを実現する、クライアントデバイスと、プロセッサで実行可能なコードが記憶された関連するメモリを有するシステムコントローラであって、システムコントローラが、ユーザに関係する記憶されたユーザプロファイル情報のデータバンクを含み、システムコントローラが、ネットワークを介してクライアントデバイスとの実効的な通信のために構成された、システムコントローラとを備え、プロセッサで実行可能なコードの実行が、システムコントローラに、業者ウェブページ上のクライアントデバイスのユーザアクティビティを監視することであって、ユーザアクティビティが、ウェブページ閲覧アクティビティ、アイテム選択アクティビティ、および支払いアクティビティを含む、監視することと、ユーザアクティビティをユーザプロファイルに登録することと、ユーザアクティビティ報告を生成することとの、リアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施させる。
【0031】
一実施形態では、システムコントローラは、クライアントデバイスに関連するアドレスを追跡することと、クライアントデバイスに関連するアドレスをユーザプロファイルに登録することと、クライアントデバイスに関連するアドレスにユーザアクティビティ報告を送信することとの、リアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施する。
【0032】
一実施形態では、クライアントデバイスに関連するアドレスは、IPアドレス、MACアドレス、IMEIアドレス、およびそれらの任意の組合せからなるグループから選択される。
【0033】
一実施形態では、ユーザプロファイルは、入出力インターフェースを介して入力コマンドによってユーザによってアップロードされたユーザ支払い方法情報を含む。
【0034】
一実施形態では、システムコントローラは、業者システムコントローラのうちの1つまたは複数とネットワーク通信を行い、システムコントローラは、1つまたは複数の業者システムコントローラに関連するアドレスを追跡することの、リアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施する。
【0035】
一実施形態では、ユーザが所与の業者システムコントローラに関連するウェブページ上で支払いを行ったとき、本システムは、所与の業者システムコントローラの関連するアドレスをアクティビティ報告に登録する。
【0036】
一実施形態では、1つまたは複数の業者システムコントローラに関連するアドレスは、IPアドレス、MACアドレス、IMEIアドレス、およびそれらの任意の組合せからなるグループから選択される。
【0037】
一実施形態では、アクティビティ報告は、アイテム購入、支払われた金額、アイテム購入のウェブページ、アイテム購入に対する支払いを受けた業者の識別情報、購入の日時、配達予定、アイテム購入のために使用された支払い方法、およびそれらの任意の組合せからなるグループから選択される情報を含む。
【0038】
本開示の一態様によれば、本明細書のシステムの組合せを含むコンピュータで実行されるシステムが提供される。
【0039】
システムコントローラは、モバイルデバイスが、モバイルアプリケーションをホストする業者制御システムに関連する商業所在地への近接性に基づいて、このアプリケーションを入出力インターフェースを介してそのメモリにダウンロードすることなしに、このモバイルアプリケーションにアクセスすることを実現する。
【0040】
本システムは、ユーザがモバイルアプリケーションに関連する商業所在地の近くにいるとき、ユーザがこれらのモバイルアプリケーションにアクセスすることを可能にする。このアクセスは、モバイルデバイスのメモリ中のモバイルアプリケーションをダウンロードすることなしにリモートで提供される。これは、そのメモリ中で統合された入出力インターフェースを介してモバイルデバイスと通信を行い、これらのモバイルアプリケーションおよびこれらの商業所在地に関連する業者システムコントローラと通信を行うコントローラによって提供される。
【0041】
前述の通信アーキテクチャは、ユーザが、ユーザのモバイルデバイスを介してリモートでアクセスされるのか、ユーザプロファイル情報を入力することなしにユーザのモバイルデバイス上でモバイルアプリケーションをダウンロードすることによってアクセスされるのかにかかわらず、モバイルアプリケーションを開くことを可能にする、システムを提供する。これは、所定の条件に基づいてモバイルアプリケーションのプロファイル要求セクションにプロファイル情報を自動的に登録するシステムコントローラに、ユーザプロファイル情報を直接記憶させることによって、提供される。
【0042】
本開示の他の目的、利点および特徴は、添付の図面を参照して例としてのみ与えられる、その例示的な実施形態の以下の非限定的な説明を読むと、より明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0043】
添付された図面において、
【0044】
【
図1】業者が主催するモバイルアプリケーションへのリモートアクセスおよびそのアプリケーション上での自動プロファイル登録を可能にする、モバイルデバイス用の所在地調節クライアントインターフェースのためのシステムのアーキテクチャの概略図である。
【0045】
【
図2】システムコントローラ中のクライアントプロファイルと、クライアントプロファイルを介した業者が主催するモバイルアプリケーションへのリモートアクセスとを示す、
図1のシステムのアーキテクチャの別の概略図である。
【0046】
【0047】
【
図4】システムコントローラ中のクライアントプロファイルと、他のシステムのクライアントとユーザからフィードバックを受信するためのコミュニティデータバンクとを示す、
図1のシステムのアーキテクチャのさらなる概略図である。
【0048】
【
図5】システムコントローラと通信を行うクライアントデバイスのディスプレイによって表示され、ナビゲーション目的でシステムコントローラによって修正される仮想地図の概略図である。
【0049】
【
図6】システムコントローラと通信を行うクライアントデバイスによって表示されるリアルタイムのビデオフィードを示し、画像がクライアントデバイスによってリアルタイムでキャプチャされ、表示されるビデオフィードがナビゲーション目的でシステムコントローラによって修正される図である。
【0050】
【
図7】システムの金融取引監視構成要素を示す、
図1のシステムのアーキテクチャのさらに別の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0051】
概説するならば、また、本開示の一態様によれば、参加クライアントがモバイルデバイスを介してモバイルアプリケーションによって複数の参加業者と通信し、および/または取引を行うことを実現するためのコンピュータで実行されるシステムが提供される。本システムは、少なくとも1つのモバイルデバイス内に統合された少なくとも1つのクライアント入出力インターフェースと、入出力インターフェースを制御するようにネットワークを介したモバイルデバイスとの実効的な通信のために構成されたシステムコントローラとを備える。システムコントローラは、そのためのネットワークを介した少なくとも1つの参加業者の少なくとも1つの業者制御システムとの実効的な通信のために構成される。業者システムコントローラは、クライアントが少なくとも1つの参加業者と通信し、およびまたは取引を行うことを実現する、モバイルデバイス内にダウンロードされるためのモバイルアプリケーションをホストする。
【0052】
システムコントローラは、プロセッサで実行可能なコードが記憶された関連するメモリを有し、プロセッサで実行可能なコードの実行は、システムコントローラに、リアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施させる。システムコントローラは、モバイルデバイスのメモリ中の、入出力インターフェースを介してアクセス可能な、所在地アプリケーションを介して、少なくとも1つのモバイルデバイスの地理的所在地を決定する。システムコントローラは、少なくとも1つのモバイルデバイスが、少なくとも1つの業者システムに関連する商業所在地の所定の近接性レベル内にあるかどうかを決定する。商業所在地は、システムコントローラのメモリ内に記憶されるか、または少なくとも1つの業者制御システムを介してアクセス可能である。システムコントローラは、少なくとも1つのモバイルデバイスが所定の近接性レベル内にあるとき、少なくとも1つの業者制御システムによってホストされたモバイルアプリケーションにアクセスする。システムコントローラは、入出力インターフェースを介してモバイルアプリケーションを表示する。システムコントローラは、モバイルデバイスのメモリ内にモバイルアプリケーションをダウンロードすることなしに、ユーザがモバイルアプリケーションを介して入力を入力し、出力を受信することを実現する。
【0053】
次に、図面を参照しながら、本開示を例示し、本開示の範囲を限定しないように、非限定的な例示的な実施形態が説明される。
【0054】
図1は、本開示の非限定的な例示的な実施形態による、システム10のコンピュータアーキテクチャを示す。システム10は、システムのユーザ、クライアントが、業者制御入出力インターフェースアプリケーション(すなわち、モバイルアプリ)を動作させる様々なシステムユーザの業者制御システム16と通信し、および/または取引を行うことを可能にするために、モバイルデバイス14に統合されたクライアント入出力インターフェース12を制御することを実現する。業者制御システム16はモバイルアプリをユーザに提供し、その結果、これらのアプリはデバイス14のメモリ18にダウンロードされ得、ユーザは、当技術分野で知られているように、業者と通信し、取引を行うことができる。
【0055】
本システム10はまた、クライアントが、クライアントのモバイルデバイス14のモバイルデバイスコントローラ18(すなわち、メモリ)内に統合された入出力インターフェース12を介してこれらのモバイルアプリをダウンロードすることなしに、それらのモバイルアプリにアクセスすることを実現する。
【0056】
システム10は、業者制御システム16とモバイルデバイス14との間のブリッジとして機能するシステムコントローラ20を備える。システムコントローラ20は、ネットワーク通信を介して入出力インターフェース12および業者制御システム16と通信を行う。コントローラ20は、実行されたとき、本明細書に記載のコンピュータ実装ステップを実施することをシステムコントローラ20に提供するプロセッサで実行可能なコードの関連するメモリを有するプロセッサを備える。
【0057】
システムコントローラ20は、クライアントおよび業者を含む参加システムユーザのデータバンクを含む。参加システムユーザのクライアントは、クライアントのモバイルデバイス12のメモリ18内に統合された入出力インターフェース12を介して識別される。システムコントローラ20は、様々な適切なインターフェースを介して通信する業者制御システム16とのネットワーク接続を介して業者を識別する。
【0058】
コントローラ20は、業者制御システム14のモバイルアプリケーションにアクセスする。入出力インターフェース12は、ユーザがモバイルデバイス14のメモリ18内にモバイルアプリケーションをダウンロードする必要なしにそのモバイルアプリケーションを閲覧することを可能にするウィンドウとして機能する。一実施形態では、モバイルアプリケーションはコントローラ20内にダウンロードされ、所与のモバイルアプリケーションは、所与のモバイルデバイス14内に統合された所与の入出力インターフェース12を介して所与のユーザに関連付けられる。一実施形態では、コントローラ20は、業者制御システム16上で稼働されるモバイルアプリケーションにアクセスするために業者制御システム16と通信する。
【0059】
システムコントローラ20は、業者制御システム16によって通信されるモバイルアプリケーションを、入出力インターフェース12を介してモバイルデバイス14上にリモートで表示することと、デバイス14のメモリ18にモバイルアプリケーションを記憶させることなしに、ユーザがそのモバイルアプリケーションから入力を入力し、出力を受信することを可能にすることとを実現する。前述の関係は、モバイルデバイス12が、業者制御システム16の制御において業者エンティティによって運営される物理的施設の所与の近接性レベル内の所与の所在地にあるとき、可能にされる。したがって、システム10は、出力/入力インターフェース12の所在地調節を実現する。
【0060】
一実施形態では、モバイルメモリ18は、所在地アプリケーションにアクセスするか、または、その上に統合された所在地アプリケーションを有する。所在地アプリケーションは、当技術分野で知られているように、GPSアプリ、地図ロケータアプリなどを含み得る。この非限定的な例では、所在地アプリケーションは、モバイルデバイス14の所在地を決定することを実現する。
【0061】
一実施形態では、入出力インターフェース12は、所在地アプリケーションと通信を行ってそこから所在地データを受信し、この所在地データをシステムコントローラ20に通信する。したがって、モバイルデバイス14の所在地は、システムコントローラ20に通信される。システムコントローラ20は、参加している業者制御システム16に関連する施設(店舗、アウトレットなど)に対するモバイルデバイス12の近接性を確認する。この近接性は、コントローラ20の関連するメモリ内に統合された所在地アプリケーションを介して確認され、モバイルデバイス14から所定の近接性レベル(すなわち、所与の所定の距離)内にある参加している業者制御システム14に関連する業者施設を識別する。
【0062】
一実施形態では、システムコントローラ20は、入出力インターフェース12を介してモバイルデバイス14のメモリ18内の所在地アプリケーションと通信するその関連するメモリ内に統合された所在地アプリケーションを介して、モバイルデバイス12が1つまたは複数の業者施設に対して所定の近接性レベル内にあるか否かを決定する。
【0063】
一実施形態では、業者制御システム16は、入出力インターフェース12を介してモバイルデバイス14の所在地アプリケーションと通信することによって、1つまたは複数のモバイルデバイス14の所在地を決定する。
【0064】
一実施形態では、モバイルデバイス14が業者制御システム16に関連する物理的施設に対して所定の近接性レベル内にあり、上記のことがシステムコントローラ20によって確認されたとき、システムコントローラ20は、業者制御システム16のモバイルアプリケーションにアクセスする、コンピュータが実行可能なステップを実行する。したがって、モバイルアプリケーションは、システムコントローラ20のメモリにダウンロードされ、その上で稼働され、出力/入力インターフェース16を介してユーザにリモートで表示される。システムコントローラ20は、ユーザがコントローラ20上で稼働しているモバイルアプリケーションから入力を入力し、出力を受信することを実現する。このように、コントローラ20は、現実のマシン(すなわち、モバイルデバイス12)の代替を提供する仮想マシン(VM)として機能する。コントローラ20は、モバイルアプリケーションを実行し、それに関する情報を記憶するのに必要な機能を提供する。コントローラ20は、統合された入出力インターフェース12を有する複数のモバイルデバイス14および複数の業者制御システム16について、上記のことを提供する。このように、ユーザは、リモート接続を介して、ユーザに関して識別されたモバイルアプリケーションにアクセスし、それによってモバイルデバイス14のメモリ18内の実際のモバイルアプリケーションをダウンロードすることを回避する。
【0065】
【0066】
図2は、クライアントに関連し、クライアントのモバイルデバイス14を介してアクセス可能であるメモリバンクに記憶されたユーザプロファイル28を有するコントローラ20を示す。ユーザプロファイル28はまた、ダウンロードされ、コントローラ20のメモリに記憶されたアプリケーション30Aおよび30Bに関連する。アプリケーション30Aおよび30Bは、業者制御システム16Aおよび16Bと丁重に関連付けられている。したがって、ユーザ(すなわち、クライアント)は、ユーザのモバイルデバイス14を使用して、ユーザのデバイス14ではなくコントローラ20に記憶されたアプリケーション30Aおよび30Bをリモートで制御し、それによって、ユーザの現実のマシン、すなわちデバイス14を介したコマンド入力によって、仮想マシン(VM)として機能するコントローラ20を介して業者制御システム16Aおよび16Bと取引を行う。実際、VM20は、モバイルデバイス14の(入出力インターフェースの一部を形成する)ディスプレイ13上に(アイコン、画像入力コマンドなどを含む)アプリケーションインターフェースの鏡像を提供する。したがって、ユーザは、ディスプレイ13上の実際のアプリインターフェースではなく「ゴースト」アプリを閲覧する。このように、ユーザは、ユーザのデバイス14上にあるアプリをナビゲートすることに対して同じ印象をもつが、むしろ、このアプリ(30A、30B)はVM20上にあり、ユーザはVM20上でリモートでナビゲートしている。VM20は、各々がそれぞれのユーザ/クライアントに関連し、各々が30Aおよび30Bなどの1つまたは複数の業者提供アプリケーションに関連する複数のユーザプロファイル28を有する。したがって、ユーザがアプリケーション30Aの鏡像ウェブサイト上でコマンドを入力したとき、実際には、そのコマンドはVM20上で入力されている。実際は、業者制御システム16Aおよび16Bとの直接通信回線を有するのはVM20であり、ユーザは、VM20に、アプリ30Aおよび30Bを調節/ナビゲートすることに関する命令をリアルタイムで提供し、これらのコマンドはVM20によって遂行される。
【0067】
実際、ユーザは、VM20によってユーザに送信されているミラーページをユーザのディスプレイ13上で閲覧する。VM20は、モバイルデバイス14を介してユーザ要求を受信する。
【0068】
当然ながら、30Aおよび30Bはまた、業者ウェブサイト、ウェブリンク、ウェブアプリ、PWA(プログレッシブ ウェブ アプリ)OTT(オーバーザトップ)送信、およびクライアントとインターフェースするために業者によって提供される他のプログラムであり得る。
【0069】
一実施形態では、モバイルデバイス14が業者制御システム16に関連する物理的施設に対して所定の近接性レベル内にあり、上記のことがシステムコントローラ20によって確認されたとき、およびその結果として、システムコントローラ20は、業者制御システム16のモバイルアプリケーションにアクセスする、コンピュータが実行可能なステップを実行する。コントローラ20と業者制御システム16との間のネットワークインターフェースを介して、モバイルアプリケーションは、業者制御システム16上で稼働され、コントローラ20によって入出力ユーザインターフェース12を介してユーザにリモートで表示される。システムコントローラ20は、入力および出力を業者制御システム16にそれらの間のネットワークインターフェースを介して通信することによって、ユーザが、業者制御システム16上で稼働しているモバイルアプリケーションから入力を入力し、出力を受信することを実現する。このように、ユーザは、リモート接続を介して、ユーザに関して識別されたモバイルアプリケーションにアクセスし、それによってモバイルデバイス20のメモリ18内の実際のモバイルアプリケーションをダウンロードすることを回避する。
【0070】
入出力インターフェース12は、クライアントがモバイルアプリケーションを介して業者と通信し、および/または取引を行うことを実現する。
【0071】
一実施形態では、業者制御システム16は、位置ロケータモジュール22と実効的な通信を行う。位置ロケータモジュール22は、ターゲットの位置の所在地を決定するためにターゲットと通信するためにセンサ、画像キャプチャ部(例えばカメラ)などからなるグループから選択された1つのデバイス、複数のデバイス、アセンブリ、システム、およびそれらの組合せを備え、ターゲットは、それを所有するユーザと物理的に関連付けられているモバイルデバイス14である。
【0072】
モバイルデバイス14が、上述したように、コントローラ20がモバイルアプリケーションへのアクセスを提供するための所定の近接性レベルを有するものとして確認されたとき、モジュール22は、追加の位置ロケーティングデータをシステムに提供して、システムコントローラが可能にすることができる
【0073】
モジュール22は、業者制御システム16およびモバイルデバイス14と実効的な通信を行う。モジュール22は、デバイス14のメモリ18中の所在地アプリケーションにアクセスするか、またはコントローラ20から所在地データを提供する、入出力インターフェース12を介してモバイルデバイス14と実効的な通信を行う。モジュール22はまた、モバイルデバイス14の所在地に関するデータをコントローラ20から受信するために、それと直接実効的な通信を行い得る。実際、前述の情報は、業者制御システム16を介してコントローラ20から提供され得る。
【0074】
したがって、モジュール22は、物理的領域に対応する所定の近接性レベル内のモバイルデバイスの初期「存在」を識別する。対応する物理的領域内にあると、モジュール22は、モバイルデバイス14の位置を追い、それが施設の駐車区画中にあるのか施設の店舗アウトレット構内を移動しているのかを決定し、この情報を業者制御システム16に通信することができる。
【0075】
業者制御システム16は、リモートの業者-マスタコントローラ24と、小売の商業所在地(すなわち、物理的施設)に物理的にあり得る1つまたは複数のローカルスレーブコントローラ26(local slave controllers 26)とを備える。業者制御システム16は、実行されたとき、業者制御システム16が本明細書で提供されるコンピュータ実装ステップを実施することを実現するプロセッサで実行可能なコードが記憶された関連するメモリを有する。
【0076】
ここで、システム10のコンピュータアーキテクチャを説明したが、システム10は、実装形態の非限定的な例としてさらに説明される。
【0077】
図3を参照すると、システム10の実装形態は、様々なシナリオによって例示される。
【0078】
モバイルデバイス14を携行する参加ユーザ(すなわち、クライアント)がそれぞれの車両32内に位置する。参加ユーザが、業者制御システム16に関連する物理的所在地34の所定の物理的近接性内にいると、この業者制御システム16のモバイルアプリケーションは、入出力インターフェース12によってユーザのモバイルデバイス14を介してユーザに通信される。例えば、ユーザは、この特定のモバイルアプリケーションを開くことを望むか否かを尋ねられ、したがって、ユーザは、入出力インターフェース12によってユーザのモバイルデバイス14から所望の入力を入力することができる。ユーザが、通信されたモバイルアプリケーションを開くことを選ぶと、入出力インターフェース12は、モバイルアプリケーションがデバイス12のメモリ18によってダウンロードまたは稼働されないとき、このモバイルアプリケーションへのウィンドウとして機能する。モバイルアプリケーションは、業者制御システム16内に留まるか、またはシステムコントローラ20のメモリ内にダウンロードされる。したがって、ユーザ車両32が、銀行、モーテル、ATM、ガソリンスタンド、オフィス、ショッピングモール、レストラン、医療用品店、キャンプ場および他の店舗など、参加業者の様々な商業所在地34を通過すると、これらの業者の様々なモバイルアプリは、ユーザのモバイルデバイス14内に統合された入出力インターフェース16を介して「開き」、クライアント入力を入力し、業者出力を受信するためにユーザによってリモートでアクセスされ得る。
【0079】
モバイルアプリケーションのリモートアクセスステップ(すなわち、「アプリを開く」ステップ)は、自動であるか、または要求に応じるものであり得る。このステップは、モバイルデバイス12が、本明細書に記載の、
図3の矢印35によって概略的に表される所定の近接性レベル内にあるとき、初期化される。
【0080】
所定の近接性レベル内にあると、位置所在地モジュール22は、ユーザの位置をさらに決定することができる。例えば、システム10は、ユーザが参加レストラン所在地34の近傍(所定の近接性レベル)にいることを最初に検出する。したがって、レストランアプリケーションは、ユーザのモバイルデバイス12上で開くか、開かれることを要求する。これは、ディスプレイ画面13を介して表示される。このリモートアプリケーションへのウィンドウは、モバイルアプリケーションが、ネットワークインターフェースを介して業者制御システム16と実効的に通信するメインコントローラ20のアーキテクチャによって提供されるリモート(クラウド、VMなど)であるので、当然ながら入出力インターフェース12である。ユーザは「開く」を選び、例えばレストランメニューが開く。次いで、ユーザは、ユーザの車両32を商業所在地駐車領域内(すなわち、所定の近接性レベル内)に駐車し、モジュール22は、カメラ、センサまたは他のロケータを介して車両32の正確な位置を決定することができる。これは、業者のスタッフが、購入された製品を配達すべき正確な所在地に送られることを可能にする。
【0081】
実際、これは、買い物客が、システムアーキテクチャ10によって提供されるリモートのモバイルアプリケーションを介して業者商業所在地34において製品を購入するとき、買い物客が自分の車両で快適にディスタンスショッピング(distance shopping)を楽しむことを可能にし、ソーシャルディスタンス要件の時代に有利である。これはまた、動物または小さい子供を連れた買い物客、あるいは移動が困難な個人にとって便利であり、彼らを置いて行くのではなく、ユーザは、購入された商品がユーザの車両に配達されるのを待つ間、車両の中で彼らと余暇を過ごして待つことができる。
【0082】
上記のシナリオの一例では、ユーザは、ユーザの車両32を離れ、商業所在地34の建物の中に(すなわち、レストラン、店舗などに)歩いて入ることができる。一実施形態では、ユーザは、ユーザのモバイルデバイス14を携行し、モジュール22はそれらの動きを追跡する。
【0083】
別の実施形態では、ユーザは、ユーザの写真を含むコントローラ20のデータバンク内に参加者プロファイル28をアップロードしている。このシナリオでは、モジュール22は、商業所在地34の店舗に入る(参加ユーザを含む)買い物客の画像をキャプチャするカメラなど、画像キャプチャデバイスを備える。一実施形態では、キャプチャされた画像はデータバンク中の画像と比較され、一致しているとき、業者コントローラ16は、ユーザがもはやユーザの車両32中におらず、店舗に入ったことを識別し、したがって、業者は、このユーザに適切なプロトコルを提供し得る。例えば、車両への配達の代わりに、ユーザの購入注文は、所与の店舗ステーションにおいてユーザに渡され得る。
【0084】
上述した画像比較ステップは、システムコントローラ20がモジュール22から直接または業者制御システム16を介して画像を受信し、それらの画像をそのデータバンク内のプロファイルと比較して一致を識別することによって、実施され得る。別の実施形態では、コントローラ20は、そのデータバンク内のターゲットプロファイル28からの画像を業者に提供する。本明細書のターゲットプロファイル28は、本明細書で提供されるモバイルアプリケーションを開き、それにアクセスしており、したがって所定の近接性レベルにあり、関係の業者制御システム16のモバイルアプリケーションと対話している、ユーザからのプロファイルである。
【0085】
一実施形態では、業者は、ユーザがそこから製品またはサービスを購入する場合、販売促進オファーを介して、上述した商業所在地34のうちの1つのそばを進んでいるユーザを誘うことができる。
【0086】
実際、システム10のコンピュータアーキテクチャ内で様々な商業およびインセンティブ関係が企図され得る。
【0087】
システム10は、ユーザが自分のプロファイル情報28をシステムコントローラ20のメモリ内に保存することを実現する。システムコントローラ20は、モバイルアプリケーションのプロファイル要求セクション内にユーザプロファイルを自動的に登録する入出力インターフェース12を介してユーザ入力を受信するとき、コンピュータが実行可能なステップを実施し、このように、ユーザは、ユーザの名前、言語、居住地、または、支払い情報、住所、写真、電子メール、ソーシャルメディアプロファイルなどを含む他の関連情報を入力する必要がなく、コントローラ20は、モバイルアプリケーションのプロファイル要求に自動的に応答するステップを実施し、このように、モバイルアプリケーションは自動的に開く。
【0088】
一実施形態では、システムコントローラ20は、ユーザがモバイルアプリケーションを開くことを望むか否かを、所定の近接性レベルにあるとき、ユーザに要求するコンピュータ実装ステップを実施する。実際、このモバイルアプリケーションは、本明細書で提供されるようにリモートでアクセスされるか、またはモバイルデバイス12のメモリ18内にダウンロードされ得る。これは、モバイルアプリを自動で開くことを実現し、プロファイル登録ステップを効果的にスキップする。
【0089】
一実施形態では、システムコントローラ20は、ユーザがそのような登録を望むか否かを要求するステップを実施することなしに、ユーザプロファイルをモバイルアプリケーションに自動的に登録することを実現する。実際、ユーザは、そのような自動未確認登録のためにシステムコントローラ20にユーザコマンドを提供することができる。
【0090】
一実施形態では、この自動未確認登録は、前に説明されたように、そのためのユーザコマンドと業者制御システム16に関連する商業所在地34との所定の近接性レベルとを含む特定の条件が満たされたとき、実施される。一実施形態では、所定の近接性は、モジュール22によって決定されたユーザ所在地および/または位置をさらに必要とする。例えば、ユーザが所与の商業所在地の所与の駐車場におり、効果的に駐車している場合、これは、コントローラ20に、モバイルアプリケーションにアクセスさせ、アプリケーションが入出力インターフェース12を介してユーザのモバイルデバイス14上で自動的に開くようにそのモバイルアプリケーション上でユーザプロファイル28を自動的に登録させる前述の条件を満たす。別の実施形態では、コントローラ20は、ユーザが商業所在地30(店舗)に入ったとモジュール22が決定したとき、ユーザのプロファイル28を自動的に登録する。したがって、コントローラ20は、写真、ナンバープレートなどを含むそのデータバンクに記憶されたユーザプロファイル情報28を有し、これは、モジュール22(カメラ、画像キャプチャデバイス)が視覚データをコントローラ20に直接または業者制御システム16を介して提供することを可能にし、リアルタイムでキャプチャされた視覚データをデータバンク中のプロファイルデータと比較してそれらの間の一致を提供し、ユーザ識別情報を確認して自動登録ステップを促す。
【0091】
一実施形態では、システムコントローラ20は、入出力インターフェース12を介してユーザ入力コマンド(音声、キーボードなど)によってユーザによって要求された場合、所定の近接性レベル外のモバイルアプリケーション上での自動プロファイル登録を実施する。
【0092】
図4は、コントローラ20と業者システム16とユーザのモバイルデバイス14との間の実効的な通信の別の図を示す。図示のように、また、システム10によれば、モバイルデバイス14は、デバイス14が業者システム16によって提供される業者提供アプリケーションにアクセスするために、コントローラが、本明細書で提供される条件(例えば、近接性、ユーザ入力コマンドなど)が満たされているかどうかを決定するために、コントローラ20と通信する。コントローラ20は、そのメモリ(またはデータバンク)中の業者アプリケーションをダウンロードすることと、ユーザがコントローラ20を介してシステム16と取引を行うことを可能にすることとを実現する。別の実施形態では、アプリケーションは、コントローラ20上でダウンロードされないが、業者システム16上で稼働され、ユーザは、コントローラ20およびユーザのデバイス14を介してアプリケーションを制御する。別の実施形態では、業者アプリケーションはデバイス14上でダウンロードされ、ユーザが終了すると、アプリケーションはメモリ18から直ちに削除される。このシナリオでは、コントローラ20は、デバイス14と通信を行い、取引またはナビゲーション動作をそのメモリに保存し、その結果、ユーザがこの同じアプリケーションをユーザのデバイス14に次にダウンロードするとき、コントローラ20は、ダウンロードされたアプリケーションを、最後の使用からの情報で更新する。コントローラ20は、基本的に、ユーザデータバンクまたはアクティビティ履歴ログとして機能するユーザのプロファイル28中の動作および情報を保存し、したがってデバイスメモリ18上の空間を占有する必要性を回避することを実現する。コントローラ20は、デバイス16のためのリモートプロキシメモリとして機能する。したがって、システム20がアプリケーション使用中にメモリ18を追跡し、ユーザプロファイル/データバンク28内にその鏡像メモリを構築するので、ユーザは、そのデバイスメモリ18からアプリケーションを継続的に削除することができる。別の実施形態では、ユーザは、ユーザのモバイルデバイス14を介して業者制御システム16と直接通信し、それと取引を行い、コントローラ20は、デバイスメモリ18および/または業者制御システム16と通信して、ユーザプロファイル28において鏡像メモリを構築する。
【0093】
本明細書で説明されるように、ユーザがアプリにアクセスしたいか否かに関してコントローラ20がユーザに要求したとき、そのためのメッセージがコントローラ20からモバイルデバイス14に送信される。このメッセージは、(業者ロゴを含む)グラフィカル画像またはテキストメッセージ、(業者ロゴを含む)点滅するグラフィカル画像、または点滅するテキストメッセージ、着信音を含む音、振動、およびそれらの任意の組合せの形態であり得、それらは、そのためのコマンドを介して、または単に「回答」しないことによって、ユーザによって受け付けられるかまたは拒否され得る。実際、送信されたメッセージは、着信通話またはビデオ通話をエミュレートし得る。これは、ユーザが定期的に日常的に電話を受けるときにアプリにアクセスする、よりユーザフレンドリで一般的な方法を提供し、開くステップをより直感的にする。コントローラ20は、(ディスプレイ13を含む)入出力インターフェース12を介してユーザに通信される要求メッセージをデバイス14に送信するコンピュータ実装ステップを実施する。前述のステップは、ユーザが業者制御システム16から業者提供アプリケーションにアクセスするために本明細書で提供される条件をコントローラ20が決定したとき、実施される。
【0094】
デバイス14は、ユーザが、業者制御システム16と通信するのではなく、コントローラ20を介して潜在的なアプリを調べることを可能にする。
コントローラ20は、コミュニティ・ネットワーク・データバンク36(community network databank)を含み、ここで、ユーザは、ユーザのそれぞれのデバイス14´、14´´、14´´´、14´´´´を介して様々なアプリおよび業者に対して評価またはコメントすることができる。ユーザが、コントローラ20を介して、業者制御システム16によるダウンロードのために提供される潜在的な利用可能なアプリケーションを調べるとき、ユーザはまた、各利用可能な業者アプリの関連情報を含むコミュニティ・ネットワーク・データバンク36にアクセスすることができる。したがって、評価、コメント、および批評、ならびにユーザクライアントにとって有用であり得る比較情報を含むコミュニティ・ネットワーク・データバンク36関連情報にアクセスするためのリンクまたは追加のアイコンとともに業者のアプリのアイコンがユーザのディスプレイ13上に表示されたとき。業者制御システム16はまた、ビジネスの実践を修正するように評価およびコメントをレビューするためにコミュニティ・ネットワーク・データバンク36にアクセスし得る。実際、コントローラ20はまた、ユーザクライアントが本明細書で提供されるアプリを開くことまたは本明細書で提供されるアプリを閲覧するように要求することを促されたとき、ユーザクライアントがアプリを閲覧する回数、ユーザクライアントがアプリを開く回数の割合を監視することなど、業者提供アプリのパフォーマンスを追跡することができる。これは、業者が、業者の市場のパフォーマンスを評価し、それに応じてビジネスの実践を調整することを可能にする。
【0095】
実際、業者提供アプリケーションにアクセスするための条件は、近接性に限定されない。コントローラ20は、「良いレストランは何ですか」、「自転車修理」など、コントローラ20のメモリに記憶されたキーワードまたはフレーズを識別するために、ユーザによって可能にされたとき、およびそのためのコマンドを入力すると、ユーザのモバイルデバイス上でのユーザ検索を追跡するコンピュータが実行可能なステップを実行することができ、次いで、ユーザのディスプレイを介して、調査のための考えられる利用可能な業者アプリケーションのリストをユーザに提供することができるか、または前に説明されたように要求メッセージを送信することができる。別の実施形態では、コントローラ20は、ディスプレイ13上にユーザインターフェースを提供し、それにより、ユーザは、利用可能なアプリケーションを直接検索することができる。
【0096】
実際、いくつかの業者は、物理的なアウトレットをもたず、オンラインでの取引でのみ利用可能である。一実施形態では、また、
図3を参照すると、ユーザが、物理的所在地を有さない所与の店舗または業者について要求すると、コントローラ20は、モバイルデバイス14のディスプレイ13を介して表示されるGPS地図など、仮想地図上にその仮想所在地38を作り出す。したがって、システム20は、メモリ18に記憶された仮想地図アプリケーション(GPSアプリなど)を調節するためにメモリ18と通信する。したがって、システム10を介したユーザは、その場で仮想所在地38を作成し、リアルタイムで、また要求に応じて本明細書で提供される近接性条件を満たす。この仮想所在地38は、そのユーザのユーザプロファイル28に無期限に保存され得、コントローラ20は、その仮想所在地38にある仮想店舗を、それが上記で提供された物理的店舗であるかのように扱う。仮想所在地38はまた、使用後に、または入出力インターフェース12を介した入力コマンドを介したユーザの要求に応じて削除され得る。
【0097】
コントローラ20(VM)上のユーザプロファイル28は、業者提供アプリおよび業者制御システム16との取引の個別化されテーラーメイドされた通信管理を提供するために、デバイス14を介してユーザクライアントによって調節される。これは、デバイス14中のメモリ18の空間を節約する。ユーザがユーザのデバイス14を紛失した場合、ユーザのプロファイル28は、ユーザがユーザのプロファイル28を取り出すことを可能にするために提供されるセキュリティパラメータを介してアクセス可能であるものとして保存される。
【0098】
概説するならば、また、本開示の一実施形態によれば、本明細書のシステムは、車両の移動中にナビゲーションのグラフィカルユーザインターフェースを調節することを実現する。ナビゲーションGUIは、道路の仮想地図またはビデオフィード、あるいは衛星地図などを含む。入出力インターフェースは、移動車両内に位置しているモバイルデバイス内に統合され、記憶されたプロセッサで実行可能なコードの関連するメモリを有するデバイスコントローラを備える。メモリは、測位システムアプリケーション(例えば、GPSなど、仮想地図アプリ)を含む。本出願は、地理的所在地内の移動車両の位置のリアルタイム追跡を実現し、地理的所在地内のターゲット所在地に向かうナビゲーション経路(方向経路または方向パス)を決定する。クライアント入出力インターフェースは、ナビゲーションのグラフィカルユーザインターフェースを表示するためのディスプレイを備える。システムコントローラは、プロセッサで実行可能なコードが記憶された関連するメモリを有する。システムコントローラは、ネットワークを介したモバイルデバイスとの実効的な通信のために構成される。プロセッサで実行可能なコードの実行は、システムコントローラに、リアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施させる。システムコントローラは、モバイルデバイスのメモリ中の、入出力インターフェースを介してそれにアクセス可能な、測位システムアプリケーションを介して、それの取り付けられた移動車両と組み合わせてモバイルデバイスの地理的所在地を決定する。システムコントローラは、デバイスディスプレイを介して表示されるナビゲーションのグラフィカルユーザインターフェース内にリーダ仮想車両画像を生成する。仮想車両画像は、ナビゲーション経路内の移動車両の追跡位置の前方に位置決めされる。
【0099】
次に
図5を参照すると、デバイスのメモリ18に記憶された関係するアプリによってデバイス14のディスプレイ13を介して表示されるGPS地図などの仮想地
図40など、ナビゲーションGUIが示されている。この仮想地図アプリは、本明細書で説明されるようにコントローラ20によって調節される。実際、仮想地
図40は、道路Rおよびそれらの間のブロックB上に所与のユーザの仮想画像車両42を表示する。この例では、仮想地
図40は、3台の別々の車両42A、42Bおよび42C中の3人の別々のユーザを示す。簡潔さのみのために、
図5は、同じ図で3つの異なる例を説明することを可能にするように、3つの別々のデバイス14の3つの別々のディスプレイ13に示される3つの別々の地
図40をマージする。各車両42A、42Bおよび42Cは、ユーザが中にいる現実の車両の仮想画像表現である。地
図40は仮想ターゲット所在地48を識別し、ユーザは、仮想車両42A、42B、42Cおよびターゲット所在地に対する地
図40中のその位置を閲覧することができる。
図5の例では、各仮想車両42A、42Bおよび42Cは、それぞれの仮想ターゲット所在地48A、48B、48Cに到達するつもりである。
【0100】
コントローラ20は、メモリ18中の仮想地図アプリを調節して、地図画像40上に追加の仮想車両44A、44B、44Cを作成する。各追加の仮想車両44A、44B、44Cは、それぞれ標準仮想車両42A、42B、42Cのうちの所与の1つに関係している。標準仮想車両42A、42B、42Cは、当技術分野で知られているように仮想地図アプリによって作成されたものである。追加の仮想車両44A、44B、および44Cは、コントローラ20によって作成され、それぞれの関係する標準仮想車両42A、42Bおよび42Cに先行するリーダまたは先導仮想車両である。リーダ車両44A、44Bおよび44Cは、それらの関係する標準車両42A、42Bおよび42Cの各々に、時間間隔または距離あるいは距離間隔のいずれかだけ先行している。言い換えれば、リーダ仮想車両は、標準仮想車両のx秒前方にあるか、または標準仮想車両のxメートル前方にある。仮想地図アプリは、標準車両32A、32Bおよび32Cごとに方向パスを作成し、ユーザが運転しているときにリアルタイム方向が矢印または音声コマンド(すなわち、「直進してください」、「右折してください」、「左折してください」、「出口から出てください」など)によって示されることがある。仮想地図アプリは、リアルタイムで方向を示すかどうかにかかわらず、パスを設定し、そのパスに対して運転されている現実の車両を追い、標準仮想車両画像42A、42Bおよび42Cによって仮想地
図40上のユーザのリアルタイム位置を示す。コントローラ20は、仮想地図アプリによって提供された方向パスを使用し、リーダ仮想車両44A、44Bおよび44Cを、その関係する標準仮想車両42A、42Bおよび42Cよりも時間間隔または距離間隔のいずれかだけ前方に位置決めする。言い換えれば、コントローラ20は、車両42Aがその現在位置から30秒以内または3メートル以内にある必要がある場合を示す。車両42Aは、位置45Aにあり、時間間隔または将来の距離間隔において位置46Aにある必要があり、したがって、リーダ仮想車両44Aは、標準仮想車両42Aがどこにある必要があるかを示すために位置46Aにおいて示されている。上記のことはリアルタイムで行われ、したがって、各車両画像42A、42Bおよび42Cは、リアルタイムでその前方を移動しているそれぞれのリーダ車両画像44A、44Bおよび44Cを有する。これは、ユーザが仮想地
図40中の車両を追うかまたはその後ろにぴったりついて走ることを可能にし、矢印49A、49Bおよび49Cによって示されているように、リーダ車両がその前方を移動し、それらがリーダ車両を追ってその後ろを直進し、その後ろで曲がるように、仮想地図ユーザのナビゲーションを容易にする。
【0101】
実際、ユーザは、例えばユーザがリアルタイムで反応する必要があるときの標準仮想地図とは対照的に、ユーザがこれから4秒以内またはこれから4メートル以内にどのように反応する必要があるか(左折、右折など)を示される。本システムは、反応遅延時間を提供する。
【0102】
一実施形態では、リーダ車両がターゲット所在地に到達したとき、リーダ車両は、ロゴなど、ターゲット所在地における業者を表す画像に変わり、ユーザの注意をキャプチャして、ユーザがユーザのターゲット所在地に物理的に到達しようとしていることをユーザに迅速に示す。
【0103】
一実施形態では、標準車両画像42A、42Bおよび42Cならびにリーダ車両画像44A、44Bおよび44Cは、色、サイズ、形状などによって視覚的に区別される。一実施形態では、リーダ車両画像44A、44Bおよび45Cは、
図5の例に示されているように、その関係する車両(42Cおよび44C)または別の車両(44Aおよび43)など、ディスプレイ13を介した地
図40中の他のオブジェクト43と重なる場合、それにおいて透明である。
【0104】
一実施形態では、標準車両画像とリーダ車両画像との間の距離は、現実の車両の速度によって決定され、例えば、現実の車両が加速しているとき、標準仮想車両画像とリーダ仮想車両画像とは、(車両画像42Aと44Aとの間の例示的な距離に示されているように)ユーザが迅速に反応し、方向パスのさらに前方に何が来ているかを確認する必要があるので、さらに離れており、ユーザがよりゆっくりと運転するとき、(車両画像42Cと44Cとの間の例示的な距離に示されているように)ユーザの反応時間がより大きくなるので、距離は減少する。現実の車両が停止したとき、標準仮想車両画像も停止し、リーダ仮想車両画像も標準車両の前方で停止する。
【0105】
実際、一実施形態では、コントローラはまた、標準車両画像42A、42Bおよび42Cとリーダ車両画像44A、44Bおよび44Cとの間に視覚的矢印49A、49Bおよび40Cを作り出して、ユーザの視覚的ナビゲーションをさらに支援し得る。
【0106】
一実施形態では、仮想地
図40は地形地図(例えば、衛星写真地図)である。一実施形態では、仮想地
図40は三次元仮想現実没入地図である。
【0107】
次に
図6を参照すると、一実施形態では、デバイス14はカメラと実効的な通信を行う。一実施形態では、カメラは、道路R1のリアルタイムビデオを撮るために(当技術分野で知られているように)ディスプレイ13の反対側にレンズがある状態でデバイス14に組み込まれ、デバイス14は、もちろん、道路(方向経路中の周囲環境)のビデオキャプチャ(取得)のためにカメラレンズをフロントガラスに向けて好都合に位置決めされ、デバイス14が運転中に道路のリアルタイムのビデオフィード50(real time video feed)を表示することを実現し、コントローラ20は、GPSと通信して、方向パス、現実の車両の位置に関係する情報を受信し、その情報を使用して、ディスプレイ13を介して表示されたビデオフィード50において直接仮想リーダ車両画像52を作り出す。したがって、運転者は、スクリーン13を介して仮想車両52を追う。この実施形態では、リーダ車両画像52は、透明であるので、ビデオディスプレイ13中の現実の物理的物体(そのような他の車54)に重なる「ゴースト」のように移動する。リーダ車両画像52は現実世界に存在しないので、それらの車両は、それを完全に通り抜けるように示される。
【0108】
一実施形態では、コントローラ20は、以前に登録された「イベント」のメモリを含む。これらのイベントは、交通混雑、事故、悪天候、および危険を含む。カメラがリアルタイムで画像をキャプチャしたとき、コントローラ20は、リアルタイムのビデオフィード50を分析するコンピュータが実行可能なステップを実行し、さらに道路を見渡す。コントローラ20は、方向パスが仮想地図アプリ(例えば、GPS)によってすでに決定されているので、道路R1に沿った、ここでは矢印56によって表される軌跡を知っている。このように、コントローラ20は、軌跡56(すなわち、方向パス)に沿って仮想リーダ画像52よりもさらに下流にあるビデオフィード50のピクセル部分58を、このピクセル部分58の画像をコントローラ20のメモリ中の登録イベントと比較するために、選択する。言い換えれば、道路Rのさらに向こうにあり、遠すぎるために運転者には容易に見えない交通渋滞、事故、火災は、ビデオフィード50中のピクセル部分58の拡大によってのみ見ることができる。分析されたピクセル部分58とイベントとの間に一致がある場合、コントローラ20は、この一致を運転者に通信するコンピュータ実行可能ステップを実施する。一実施形態では、コントローラ20は、一致を通信するためにビデオフィード20中に警告画像またはテキストを提供する。一実施形態では、コントローラ20は、その色、形状、構成、サイズなどを変更するなど、リーダ仮想車両52の画像を修正する。一実施形態では、コントローラ20は、リーダ仮想車両52を減速させるか、または停止させる。上記のことのすべては、運転者が発生中のイベントに到達する前に運転者に警告し、運転者が、仮想車両52を追い、運転者が現実の車両を追うときに反応するようにその車両に反応しているとき、早期の反応を促すのに役立つ。コントローラ20のメモリは、それらのすべてがイベントに対応する一連の画像、ビデオクリップを含み、所定の類似性閾値に基づいて一致を決定するために、画像を登録画像およびビデオクリップと比較するコンピュータが実行可能なステップを実行する。入出力インターフェース12を介した運転者は、一致を通信するときにコントローラ20を選択的にオーバーライドし得、したがって、コントローラ20は、上記で提供されたように通信を中止し、運転者が視覚的警告なしにフィード50を閲覧することを可能にする。
【0109】
概説するならば、また、本開示の一実施形態によれば、業者とのシステムユーザの取引を監視、記録、および報告するためのコンピュータで実行されるシステムが提供される。ディスプレイを含む入出力インターフェースを備えるクライアントデバイスがユーザに関連し、1つまたは複数の業者に関連する1つまたは業者制御システムとのネットワーク通信を実現する。クライアントデバイスのディスプレイは、1つまたは複数の業者制御システムによって生成された業者ウェブページを閲覧することと、その上のアイテムを選択し、入出力インターフェースを通して入力コマンドを介してそれに対する支払いを選択的に行うこととを実現する。システムコントローラは、プロセッサで実行可能なコードが記憶された関連するメモリを有する。システムコントローラは、ユーザに関係する記憶されたユーザプロファイル情報のデータバンクを含む。システムコントローラは、ネットワークを介したクライアントデバイスとの実効的な通信のために構成される。プロセッサで実行可能なコードの実行は、システムコントローラに、業者ウェブページ上のクライアントデバイスのユーザアクティビティを監視することであって、ユーザアクティビティが、ウェブページ閲覧アクティビティ、アイテム選択アクティビティおよび支払いアクティビティを含む、監視することと、ユーザアクティビティをユーザプロファイルに登録することと、ユーザアクティビティ報告を生成することとの、リアルタイムでコンピュータが実行可能なステップを実施させる。
【0110】
次に
図7を参照すると、システム10の金融取引登録構成要素がここで説明される。システム10は、業者制御システム16およびクライアントデバイス60とのネットワーク通信を行うコントローラ20を含み、クライアントデバイス60は、モバイルデバイス14、またはクライアントに関連する任意の他のコンピュータデバイスであり得、デバイスは、コードが実行されたときにコンピュータ実装ステップを実施するための関連するプロセッサ(コントローラ)実行可能なコードのメモリを有するプロセッサ62(コントローラ)を有する。クライアントが業者制御システム16を介して業者から物品を購入したとき、クライアントのデバイス60は、ネットワークを介してクライアントの金融機関64と通信する。クライアントは、当技術分野で知られているように、クレジットカードまたは別の支払い方法を介して支払いを行っている。クライアントの金融機関は、ネットワーク通信を介して、支払いゲートウェイ66を介して業者の金融機関68への支払いを行い、業者制御システム16は、金融機関68とネットワーク通信を行うので、それを介して資金にアクセスすることができる。
【0111】
コントローラ20は、クライアントデバイス60と業者制御システム16との間の取引を監視し、クライアントの取引履歴およびショッピング履歴を登録する。クライアントは、コントローラ20にプロファイル28を登録する。このプロファイル28は、クライアントユーザが、複数のデバイス60を使用し、署名ステップを介してコントローラ20にとって識別可能であることを可能にする。したがって、コントローラ20は、署名ステップを実現するか、またはデバイス60のコントローラメモリ62にコントローラアプリをダウンロードすることを実現する、デバイスディスプレイ61を介して表示されるユーザインターフェースを提供し、それによってデバイス60およびコントローラ20が本明細書で提供されるように実効的な通信を行うことを可能にする。
【0112】
したがって、コントローラ20は、デバイス60のコントローラメモリ62と実効的な通信を行うとき、およびそのようなものとして、業者制御システム16によって提供されるオンラインプラットフォーム上でのユーザのデバイスを介したユーザのナビゲーションアクティビティを監視する。したがって、すべての金融取引について、コントローラ20は、特定のユーザのユーザプロファイル28に関連するそのメモリ中にログ70を構築する。このログ70は、取引の日付、取引の時刻、クライアントが購入のために物品/サービスを選択した業者のhttpアドレス、購入された物品/サービス、支払額、クレジットカード識別を含む使用された支払い方法、物品/サービスの配達に関係する詳細、クライアントが物品/サービスを選択する前に業者のオンラインプラットフォーム上で過ごした時間ナビゲーション時間、および他の詳細からなるグループから選択された詳細を含むが、これらに限定されない。監視およびログ記録される詳細は、ディスプレイ61を含むそれらの入出力インターフェース63によって入力コマンドを介してユーザによって調節され得る。したがって、コントローラ20は、リアルタイムで、または所定の時間間隔での定期的な報告の形態で、ユーザの取引およびショッピング履歴のメッセージ報告をユーザに送信することができる。
【0113】
上記のことは、ユーザクライアントが、どの支払い方法またはカードを使用したかにかかわらず取引の単一の報告を得ることができ、ユーザクライアントに、1週間、1ヶ月、1年などにわたって消費およびショッピング履歴の全体像を与えるので、便利である。この報告は、より多くのコンテンツで満たされコンテキスト化された、取引の領収書を提供するので、セキュリティ上の理由で有用である。
【0114】
コントローラ20はまた、デバイス60および業者制御システム16のIP、MACおよびIMEIアドレスを監視およびログ記録し、上記を、購入者(クライアントユーザ)にさらなるセキュリティを提供する追加の識別子として取引に関連付けることができる。
【0115】
別の実施形態では、システム10の取引監視構成要素は、クライアントユーザがデバイス60を介して購入しておらず、業者の物理的施設においてクレジットカードによって物理的に購入するとき、取引を監視することを実現する。コントローラ20は、コントローラ20と業者制御システム16との間の実効的な通信を提供するために、業者制御システム16によってダウンロードされるためのアプリケーションを提供する。ユーザは、コントローラ20のメモリ(データバンク)に登録されたプロファイル28を有し、ユーザプロファイル28はクレジットカード情報を含む。ユーザが業者のPOSを介して取引を行うとき、業者制御システム16は、カードを通信して、そのカードをコントローラ20のデータバンク中のプロファイル28と検証する。コントローラ20は、処理されているカードがプロファイル28のうちの1つのカードに対応するかどうかを検証し、そうである場合、コントローラ20は、一致に基づいて業者制御システム16から取引詳細を要求することを実現し、上記のことは、コントローラ20に自動的に送信され、コントローラは、その所与のクライアント(すなわち、問題のカードの保持者)についてのその報告に取引ログを追加する。取引ログは、コントローラとユーザプラットフォームインターフェースを介してシステム、業者、ユーザによって調節され得るように、限定はしないが、取引時間、取引所在地、および他の関連取引情報を含むことができる。
【0116】
したがって、コントローラ20は、取引報告を、リアルタイムで、または報告の個人化された調節に従ってクライアントの要望通りに一定の間隔で集計して発生するように、送信する。
【0117】
コントローラ20は、本明細書で提供されるすべての報告および取引履歴、業者アプリの使用、路上ショッピングナビゲーションを含むユーザのプラットフォームインターフェースをユーザに提供することができ、ユーザに、ユーザの消費者アクティビティ、取引を行っている、所在地を調査しているかまたは物理的に訪問している、あるいは所在地のそばを運転しているかどうかの完全な分析を提供する。ユーザプロファイル28は、電子メール、電話番号、MAC、IPおよび/またはIMEIアドレスなどの他の連絡先情報を含み得、これらは、コントローラ20がクライアントと通信し、クライアントアクティビティについて報告することを実現し、ネットワークアドレス、クレジットカード番号および物理的所在地を介して金融取引の正確性を検証するための報告を提供し、ユーザに、ユーザが偽の取引に関する不正な取引明細書に異議を申し立てることを望むときに複数の確かな証拠を与える。
【0118】
本明細書に記載の様々な特徴は、さらに他の実施形態を提供するために、本開示の文脈内で様々な方法で組み合わせることができる。したがって、実施形態は相互排他的ではない。さらに、本明細書で説明される実施形態は、図示および/または説明された特徴および要素のすべてを含む必要はなく、したがって、特徴の部分的な組合せも企図され得る。さらに、説明されたものよりも少ない特徴を有する実施形態も企図され得る。本開示は、その適用例において、添付の図面に示され、上記で説明された構造および部分の詳細に限定されないことを理解されたい。本開示は、他の実施形態が可能であり、様々な方法で実践することができる。本明細書で使用される言い回しまたは用語は、説明のためのものであり、限定するものではないことも理解されたい。したがって、本開示はその非限定的な例示的な実施形態によって上記で提供されたが、その、および添付の特許請求の範囲の範囲、趣旨および性質から逸脱することなく修正することができる。
【国際調査報告】