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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-01
(54)【発明の名称】活動の分類及び表示
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/22 20060101AFI20231124BHJP
   A61B 5/1455 20060101ALI20231124BHJP
   A61B 5/11 20060101ALI20231124BHJP
   A61B 5/16 20060101ALI20231124BHJP
   A61B 5/02 20060101ALI20231124BHJP
   G16H 50/30 20180101ALI20231124BHJP
【FI】
A61B5/22 100
A61B5/1455
A61B5/11 200
A61B5/16 130
A61B5/02 310A
G16H50/30
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023529128
(86)(22)【出願日】2021-11-15
(85)【翻訳文提出日】2023-07-14
(86)【国際出願番号】 US2021059366
(87)【国際公開番号】W WO2022104199
(87)【国際公開日】2022-05-19
(31)【優先権主張番号】63/114,188
(32)【優先日】2020-11-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/526,300
(32)【優先日】2021-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】522496220
【氏名又は名称】オーラ ヘルス オサケユキチュア
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】セルゲーエフ,ディミトリ
(72)【発明者】
【氏名】パルタネン,ユッカ
(72)【発明者】
【氏名】アクター,アゼーム
(72)【発明者】
【氏名】クッカ,マティアス
(72)【発明者】
【氏名】シングルトン,ロバート
(72)【発明者】
【氏名】クッカ,ヤンネ
【テーマコード(参考)】
4C017
4C038
5L099
【Fターム(参考)】
4C017AA09
4C017AA11
4C017AA12
4C017AA14
4C017AA16
4C017AA20
4C017AB03
4C017AC26
4C017AC40
4C017BC11
4C038KK00
4C038KK01
4C038KL05
4C038KL07
4C038PP05
4C038PQ06
4C038PS00
4C038PS07
4C038VA04
4C038VA15
4C038VB13
4C038VB32
4C038VB33
4C038VC02
4C038VC20
5L099AA15
(57)【要約】
活動分類のための方法、システム及びデバイスを説明する。システムは、ウェアラブルデバイスを介してユーザに関連する生理学的データを受信し、生理学的データは動作データを少なくとも含む。システムは、ユーザが身体的活動を行っている活動セグメントを動作データに基づいて識別し、活動セグメントは、活動セグメントの間に収集された生理学的データを少なくとも含む活動セグメントデータに関連する。システムは、活動セグメントデータも基づいて活動セグメントに関連する活動分類データを生成し、活動分類データは一連の分類された活動の種類と、対応する信頼値と含む。その後、システムは、ユーザデバイスのグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)に、活動セグメントデータと、一連の分類された活動の種類のうちの少なくとも1つの分類された活動の種類を表示させ得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの活動セグメントを分類する方法であって、
ウェアラブルデバイスを介して前記ユーザに関連する生理学的データを受信することであって、該生理学的データは動作データを少なくとも含む、ことと、
前記動作データに少なくとも部分的に基づいて、前記ユーザが身体的活動を行っている活動セグメントを識別することであって、該活動セグメントは、該活動セグメントの間に収集された前記生理学的データを少なくとも含む活動セグメントデータに関連する、ことと、
前記活動セグメントデータに少なくとも部分的に基づいて、前記活動セグメントに関連する活動分類データを生成することであって、該活動分類データは、複数の分類された活動の種類と、対応する信頼値とを含み、該信頼値は、対応する分類された活動の種類に関連する信頼度を示す、ことと、
ユーザデバイスのグラフィカルユーザインターフェイスに、前記活動セグメントデータと、前記複数の分類された活動の種類のうちの少なくとも1つの分類された活動の種類とを表示させることと、
を含む方法。
【請求項2】
前記ユーザデバイスを介して且つ前記少なくとも1つの分類された活動の種類を表示することに応答して、前記活動セグメントの確認を受信することであって、前記グラフィカルユーザインターフェイスに前記活動セグメントデータを表示させることは、前記確認の受信に少なくとも部分的に基づく、ことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記確認は、前記少なくとも1つの分類された活動の種類の確認を含み、前記グラフィカルユーザインターフェイスに前記活動セグメントデータを表示させることは、前記少なくとも1つの分類された活動の種類の確認を受信することに少なくとも部分的に基づく、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ユーザデバイスを介して且つ前記少なくとも1つの分類された活動の種類を表示することに応答して、前記活動セグメントの1つ以上の変更を受信することであって、前記グラフィカルユーザインターフェイスに前記活動セグメントデータを表示させることは、前記1つ以上の変更を受信することに少なくとも部分的に基づく、ことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記1つ以上の変更は、前記活動セグメントに関連する追加の分類された活動の種類の表示を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記生理学的データは温度データをさらに含み、前記方法は、該温度データに少なくとも部分的に基づいて前記活動セグメントを識別することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記活動セグメントの間の前記動作データが動作閾値以上であることに少なくとも部分的に基づいて且つ前記活動セグメントの間の温度低下が温度低下閾値以上であることに少なくとも部分的に基づいて前記活動セグメントを識別することをさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記生理学的データは温度データをさらに含み、前記方法は、
前記動作データに少なくとも部分的に基づいて1つ以上の動作特徴を識別することと、
前記温度データに少なくとも部分的に基づいて1つ以上の温度特徴を識別することと、
をさらに含み、
前記活動分類データを生成することは、前記1つ以上の動作特徴、前記1つ以上の温度特徴又はその両方に少なくとも部分的に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記1つ以上の動作特徴は前記活動セグメントの間の動作量を含み、前記1つ以上の温度特徴は、前記活動セグメントの間の温度変化、前記活動セグメントの間の温度変化率又はそれらの任意の組み合わせを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ユーザの履歴活動セグメントデータを識別することであって、該履歴活動セグメントデータは前記ユーザの1つ以上の履歴活動セグメントを含み、前記活動分類データを生成することは、該履歴活動セグメントデータに少なくとも部分的に基づく、ことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記複数の分類された活動の種類に関連する前記信頼値は、前記履歴活動セグメントデータに少なくとも部分的に基づく、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記活動セグメントデータを機械学習モデルに入力することであって、前記活動分類データを生成することは、前記活動セグメントデータを前記機械学習モデルに入力することに少なくとも部分的に基づく、ことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記生理学的データ内に含まれる1つ以上の追加の生理学的パラメータに少なくとも部分的に基づいて前記活動セグメントを識別することであって、前記1つ以上の追加の生理学的パラメータは、心拍データ、心拍変動データ、呼吸数データ又はそれらの任意の組み合わせを含む、ことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記ウェアラブルデバイスはウェアラブルリングデバイスを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記ウェアラブルデバイスは、動脈血流に基づいて前記ユーザから生理学的データを収集する、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
ユーザの活動セグメントを分類するための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと結合されるメモリと、
前記メモリに記憶される命令と、
を含み、
前記命令は、当該装置に、
ウェアラブルデバイスを介して前記ユーザに関連する生理学的データを受信することであって、該生理学的データは動作データを少なくとも含む、ことと、
前記動作データに少なくとも部分的に基づいて、前記ユーザが身体的活動を行っている活動セグメントを識別することであって、該活動セグメントは、該活動セグメントの間に収集された前記生理学的データを少なくとも含む活動セグメントデータに関連する、ことと、
前記活動セグメントデータに少なくとも部分的に基づいて、前記活動セグメントに関連する活動分類データを生成することであって、該活動分類データは、複数の分類された活動の種類と、対応する信頼値とを含み、該信頼値は対応する分類された活動の種類に関連する信頼度を示す、ことと、
ユーザデバイスのグラフィカルユーザインターフェイスに、前記活動セグメントデータと、前記複数の分類された活動の種類のうちの少なくとも1つの分類された活動の種類とを表示させることと、
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【請求項17】
前記命令は、前記装置に、
前記ユーザデバイスを介して且つ前記少なくとも1つの分類された活動の種類を表示することに応答して、前記活動セグメントの確認を受信することであって、前記グラフィカルユーザインターフェイスに前記活動セグメントデータを表示させることは、前記確認の受信に少なくとも部分的に基づく、こと、
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記確認は、前記少なくとも1つの分類された活動の種類の確認を含み、前記グラフィカルユーザインターフェイスに前記活動セグメントデータを表示させることは、前記少なくとも1つの分類された活動の種類の確認を受信することに少なくとも部分的に基づく、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記命令は、前記装置に、
前記ユーザデバイスを介して且つ前記少なくとも1つの分類された活動の種類を表示することに応答して、前記活動セグメントの1つ以上の変更を受信することであって、前記グラフィカルユーザインターフェイスに前記活動セグメントデータを表示させることは、1つ以上の変更を受信することに少なくとも部分的に基づく、こと、
を行わせるために、前記プロセッサによって実行可能である、請求項16に記載の装置。
【請求項20】
ユーザの活動セグメントを分類するためのコードを記憶する非一時的コンピュータ読み取り可能媒体であって、該コードは、
ウェアラブルデバイスを介して前記ユーザに関連する生理学的データを受信することであって、該生理学的データは動作データを少なくとも含む、ことと、
前記動作データに少なくとも部分的に基づいて、前記ユーザが身体的活動を行っている活動セグメントを識別することであって、該活動セグメントは、該活動セグメントの間に収集された前記生理学的データを少なくとも含む活動セグメントデータに関連する、ことと、
前記活動セグメントデータに少なくとも部分的に基づいて、前記活動セグメントに関連する活動分類データを生成することであって、該活動分類データは、複数の分類された活動の種類と、対応する信頼値とを含み、該信頼値は対応する分類された活動の種類に関連する信頼度を示す、ことと、
ユーザデバイスのグラフィカルユーザインターフェイスに、前記活動セグメントデータと、前記複数の分類された活動の種類のうちの少なくとも1つの分類された活動の種類とを表示させることと、
を行うためにプロセッサによって実行可能である、非一時的コンピュータ読み取り可能媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[相互参照]
本特許出願は、2020年11月16日に出願されたSergeevらによる「活動分類及び表示」と題する米国仮特許出願第63/114188号の利益を主張し、本願の譲受人に譲渡された2021年11月15日に出願されたSergeevらによる「活動分類及び表示」と題する米国非仮特許出願第17/526
300号の利益を主張し、参照により本願に明示的に組み込まれる。
【0002】
以下は、ウェアラブルデバイスと、活動分類及び表示を含むデータ処理に関する。
【背景技術】
【0003】
一部のウェアラブルデバイスは、温度データ、心拍数データ等を含む生理学的データをユーザから収集するように構成され得る。多くのユーザは、自分の身体的健康に関してより多くの洞察を求めている。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1図1は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするシステムの一例を示す。
図2図1は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするシステムの一例を示す。
図3図3は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするプロセスの一例を示す。
図4図4は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするプロセスフローの一例を示す。
図5図5は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするシステム*の一例を示す。
図6図3は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするプロセスの一例を示す。
図7図7は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)の一例を示す。
図8図8は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするGUIの一例を示す。
図9図9は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするGUIの一例を示す。
図10図10は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートする活動セグメント分類図の一例を示す。
図11図11は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートする装置のブロック図を示す。
図12図12は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするウェラブルデバイスのブロック図を示す。
図13図13は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートする装置を含むシステムのブロック図を示す。
図14図14は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートする方法を示すフローチャートを示す。
図15図15は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートする方法を示すフローチャートを示す。
図16図16は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートする方法を示すフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0005】
一部のウェアラブルデバイスは、温度データ、動作データ等を含む生理学的データをユーザから収集するように構成され得る。取得された生理学的データは、ユーザの動作や、身体的活動及び運動等の他の活動を分析するために用いられ得る。多くのユーザは、睡眠パターン、活動及び全体的な身体的健康を含む自身の身体的健康に関するより多くの洞察を求めている。一部のウェアラブルデバイスはユーザからデータを取得し、ユーザがいつ身体的活動を行っているか判定するように構成され得る。しかしながら、一部の従来のウェアラブルデバイスは、異なる種類の身体的活動を区別できないことがある。例えば、一部のウェアラブルデバイスは、ユーザが何らかの身体的活動を行っていることを示唆する動作データをユーザから収集し得るが、ユーザが走っているのか、泳いでいるのか、エリプティカルでトレーニングしているのか等を判定できことがある。異なる種類の身体的活動を区別できないことは、異なる種類の活動が様々なレベルのカロリー消費、身体的活動等を示し得るため、ユーザの活動測定が不正確になり得る。
【0006】
したがって、本開示の態様は、改善された活動分類及び表示を可能にする技術に関する。とりわけ、本開示の態様は、ユーザから生理学的データを取得し、取得した生理学的データに基づいてユーザがいつ身体的活動を行っているかを判定し、分類された活動種類及び対応する信頼値を含む身体的活動の活動分類データを生成するシステムに関する。この点に関して、本願で説明する技術は、異なる種類の分類された活動種類(例えば、ランニング、水泳、自転車、ハイキング)をシステムが区別できるようにし、それぞれの分類された活動の種類に関連する信頼レベルを割り当て得る(信頼値は、特定された活動セグメントはそれぞれの分類された活動種類に関連する相対的な信頼/確率を示す)。
【0007】
本開示の態様によれば、ウェアラブルデバイスはユーザから生理学的データを取得し、取得した生理学的データを送信するか、さもなければウェアラブルデバイスに関連するアプリケーション又は他のソフトウェアを実行するユーザデバイスと通信し得る。アプリケーションは、測定された生理学的データ、パターン、洞察、メッセージ、メディアコンテンツ等を、アプリケーション内のユーザインターフェイスを介してユーザに表示し得る。この点に関して、ウェアラブルデバイスは、ユーザの生理学的パラメータを測定し、測定されたパラメータを処理し、グラフィカルユーザインターフェイス(GUI)でユーザに出力を提供し得る。例えば、ウェアラブルデバイスは、ユーザの生理学的データ(例えば、動作データ、温度データ等)を取得し、取得したデータに基づいて、ユーザの現在の活動及び以前の活動を分類し得る。活動は、運動、スポーツ、レクリエーション活動及び肉体労働等の身体的活動の一例であり得る。
【0008】
同じ例を続けて、ウェアラブルデバイスに関連するサーバは、ユーザがアクティブである期間の活動分類データを出力し得る。活動分類データは複数の活動分類を含み、それぞれの活動分類は、分類の信頼度を示す関連する信頼度が含む。例えば、各活動分類には、活動分類が正しいという信頼度(例えば確率)を示すパーセント値を関連付け得る。
【0009】
場合によっては、アプリケーションを実行するユーザデバイスが活動分類のためのGUIを生成し得る。GUIは、テキスト、画像及びGUI要素(例えば、ボタン、メニュー等)を含み得る。本願では、活動分類に関連するGUIを活動GUIと呼び得る。本願では、活動GUIに含まれるGUI要素を活動GUI要素と呼び得る。一部の実施では、活動GUI(例えば、テキスト、画像及び/又は活動GUI要素)は、追加の機能を提供するアプリケーションのヘルス、ウェルネス、及び/又はトレーニングGUI等のより大きなGUIのコンポーネントとして含まれ得る。
【0010】
活動GUIは、最近の及び/又は現在の活動の活動名、活動が起こった時間、活動の期間又はそれらの組み合わせ等の分類された活動に関連する情報を表示し得る。活動GUI要素は、ユーザに情報を提供し、ユーザ入力を受け取る場合がある。場合によっては、ユーザ入力は、分類された活動のユーザ確認及び/又はリストからの活動のユーザ選択の例であり得る。
【0011】
アプリケーションを実行するユーザデバイスは、分類データに基づいて活動GUIをレンダリングし得る。例えば、活動GUIは、分類に関連する信頼値に基づいて、異なるテキスト、画像及び/又は活動GUI要素を含み得る。一部の例では、活動GUIは最も高い信頼値(例えば、最も可能性の高い分類された活動の種類)に関連する活動を表示し得る。他の例では、活動GUIは、ユーザが活動を選択及び/又は確認できるようにするボタン又は選択GUI要素(例えば、ドロップダウンメニュー)を含み得る。例えば、活動GUIは、信頼度がそれほど決定的でない可能性のある確認及び/又は選択GUI要素を提供し得る。活動GUIにおけるテキストは、活動分類の信頼レベルも反映し得る。
【0012】
ウェアラブルデバイスを介したユーザからの生理学的データ収集をサポートするシステムの文脈で本開示の態様を先ず説明する。本開示の追加の態様は、プロセスフロー、システム、例示のGUI及び図面の文脈で説明する。本開示の態様は、活動分類及び表示に関連する装置図、システム図及びフローチャートを参照してさらに例示及び説明される。
【0013】
図1は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするシステム100の一例を示す。システム100は、1人以上のユーザ102によって装着及び/又は操作され得る複数の電子デバイス(例えば、ウェアラブルデバイス104、ユーザデバイス106)を含む。システム100はネットワーク108及び1つ以上のサーバ110をさらに含む。
【0014】
電子デバイスは、ウェアラブルデバイス104(例えば、リング型ウェアラブルデバイス、時計型ウェアラブルデバイス)、ユーザデバイス106(例えば、スマートフォン、ノートパソコン、タブレット)を含む、当該技術分野で知られている任意の電子デバイスを含み得る。各ユーザ102に関連する電子デバイスは、1)生理学的データの測定、2)測定データの記憶、3)データの処理、4)処理されたデータに基づくユーザ102への出力の提供(例えば、GUIを介して)及び5)相互の及び/又は他のコンピューティングデバイスとのデータの通信うちの1つ以上の機能を含み得る。異なる電子デバイスは1つ以上の機能を行い得る。
【0015】
例示のウェアラブルデバイス104は、ユーザの102の指に装着するように構成されたリング型コンピューティングデバイス(以下「リング」)、ユーザの102の手首に装着するように構成されたリストコンピューティングデバイス(例えば、スマートウォッチ、フィットネスバンド又はブレスレット)及び/又はヘッドマウントコンピューティングデバイス(例えば、メガネ/ゴーグル)等のウェアラブルコンピューティングデバイスを含み得る。ウェアラブルデバイス104は、バンド、ストラップ(例えば、柔軟な又は非柔軟なバンド又はストラップ)、スティックオンセンサ等も含み、これらは、頭の周りのバンド(例えば、額のヘッドバンド)、腕(例えば、前腕バンド及び/又は上腕バンド)及び/又は脚(例えば、太もも又はふくらはぎのバンド)、耳の後ろ、脇の下等の他の場所に位置し得る。ウェアラブルデバイス104は、衣類に取り付けられ得るか又は含まれ得る。例えば、ウェアラブルデバイス104は衣類のポケット及び/又はポーチに含められ得る。別の例として、ウェアラブルデバイス104は衣類にクリップ留め及び/又はピン留めされ得るか、さもなければユーザ102の近くで維持され得る。衣類の例としては、限定されないが、帽子、シャツ、手袋、ズボン、靴下、上着(例えば、ジャケット)、下着が挙げられる。一部の実施では、ウェアラブルデバイス104は、身体的活動の間に用いられるトレーニング/スポーツデバイス等の他の種類のデバイスに含まれ得る。例えば、ウェアラブルデバイス104は、自転車、スキー、テニスラケット、ゴルフクラブ及び/又はトレーニングウェイトに取り付けられ得るか又は含まれ得る。
【0016】
本開示の多くは、リング型ウェアラブルデバイス104の文脈で説明され得る。したがって、本願では、「リング104」、「ウェアラブルデバイス104」及び同様の用語は、特に断りがない限り、同じ意味で用いられ得る。しかしながら、「リング104」という用語の使用は、本開示の態様は他のウェアラブルデバイス(例えば、腕時計型ウェアラブルデバイス、ネックレス型ウェアラブルデバイス、ブレスレット型ウェアラブルデバイス、イヤリング型ウェアラブルデバイス、アンクレット型ウェアラブルデバイス等)を用いて行われ得ることが本願で考えられ得るため、限定とみなすべきでない。
【0017】
一部の態様では、ユーザデバイス106は、スマートフォン及びタブレットコンピューティングデバイス等のハンドヘルドモバイルコンピューティングデバイスを含み得る。ユーザデバイス106は、ラップトップ及びデスクトップコンピューティングデバイス等のパーソナルコンピュータを含み得る。他の例示のユーザデバイス106は、他の電子デバイスと(例えば、インターネットを介して)通信し得るサーバコンピューティングデバイスを含み得る。一部の実施では、コンピューティングデバイスは、外部ウェアラブルコンピューティングデバイス(例えば、ホルターモニター)等の医療デバイスを含み得る。医療デバイスは、ペースメーカー及び除細動器等の埋め込み型医療デバイスも含み得る。他の例示のユーザデバイス106は、モノのインターネット(IoT)デバイス(例えば、IoTデバイス)、スマートテレビ、スマートスピーカー、スマートディスプレイ(例えば、ビデオ通話ディスプレイ)、ハブ(例えば、無線通信ハブ)、セキュリティシステム、スマート家電(例えば、サーモスタット及び冷蔵庫)及びフィットネス機器等のホームコンピューティングデバイスを含み得る。
【0018】
一部の電子デバイス(例えば、ウェアラブルデバイス104、ユーザデバイス106)は、フォトプレチスモグラフィー波形、連続皮膚温度、パルス波形、呼吸数、心拍数、心拍変動(HRV)、アクティグラフィー、ガルバニック皮膚反応、パルスオキシメトリー及び/又は他の生理学的パラメータ等の各ユーザ102の生理学的パラメータを測定し得る。生理学的パラメータを測定する一部の電子デバイスは、本願で説明する計算の一部又は全ても行う得る。一部の電子デバイスは生理学的パラメータを測定しないが、本願で説明する計算の一部又は全てを行い得る。例えば、リング(例えば、ウェアラブルデバイス104)、モバイルデバイスアプリケーション又はサーバコンピューティングデバイスは、他のデバイスによって測定された受信した生理学的データを処理し得る。
【0019】
一部の実施では、ユーザ102は複数の電子デバイスを操作し得るか又は関連し、複数の電子デバイスのうちの一部は生理学的パラメータを測定し、一部は測定された生理学的パラメータを処理し得る。一部の実施では、ユーザ102は生理的パラメータを測定するリング(例えば、ウェアラブルデバイス104)を有し得る。ユーザ102は、ユーザデバイス106(例えば、モバイルデバイス、スマートフォン)も有し得るか又は関連し、ウェアラブルデバイス104とユーザデバイス106が相互に通信的に結合されている。場合によっては、ユーザデバイス106は、ウェアラブルデバイス104からデータを受信し、本願で説明する計算の一部/全てを行い得る。一部の実施では、ユーザデバイス106は、本願で説明する動作/活動パラメータ等の生理学的パラメータも測定し得る。
【0020】
例えば、図1に示すように、第1のユーザ102-a(ユーザ1)は、本願で説明するように動作し得るウェアラブルデバイス104-a(例えば、リング104-a)及びユーザデバイス106-aを操作し得るか又は関連し得る。この例では、ユーザ102aに関連するユーザデバイス106-aは、リング104-aによって測定された生理学的パラメータを処理/記憶し得る。これと比較して、第2のユーザ102-b(ユーザ2)は、リング104-b、ウォッチウェアラブルデバイス104-c(例えば、ウォッチ104-c)及びユーザデバイス106-bに関連し、ユーザ102-bに関連するユーザデバイス106-bは、リング104-b及び/又はウォッチ104-cによって測定された生理学的パラメータを処理/記憶し得る。さらに、第nのユーザ102-n(ユーザN)は、本願で説明されている電子デバイスの配置に関連し得る(例えば、リング104-n、ユーザデバイス106-n)。一部の態様では、ウェアラブルデバイス104(えば、リング104、ウォッチ104)及び他の電子デバイスは、Bluetooth、Wi-Fi及び他の無線プロトコルを介して各ユーザ102のユーザデバイス106と通信的に連結され得る。
【0021】
一部の実施では、システム100のリング104(例えば、ウェアラブルデバイス104)は、ユーザの指内の動脈血流に基づいて各ユーザ102から生理学的データを収集するように構成され得る。とりわけ、リング104は、ユーザの指の手のひら側に光を発する1つ以上のLED(例えば、赤色LED、緑色LED)を利用して、ユーザの指内の動脈血流に基づく生理学的データを収集し得る。一部の実施では、リング104は、緑色及び赤色LEDの両方の組み合わせを用いて生理学的データを取得し得る。生理学的データは、限定されないが、温度データ、加速度計データ(例えば、動き/動作データ)、心拍数データ、HRVデータ、血中酸素レベルデータ又はこれらの任意の組み合わせを含む、当該技術分野で知られている任意の生理学的データを含み得る。
【0022】
赤色及び緑色LEDは、異なる条件下(例えば、明暗、アクティブ/非アクティブ)で、体の異なる部分等を介して生理学的データを取得する場合にそれぞれ異なる利点を有することがわかっているため、赤色及び緑色LEDの両方の使用は、他の解決策に勝るいくつかの利点を提供し得る。例えば、緑色LEDは、運動の間により良いパフォーマンスを示すことがわかっている。さらに、リング104の周りに分散された複数のLED(例えば、緑色及び赤色LED)を用いると、時計のウェアラブルデバイス内等の互いに近くに位置するLEDを用いるウェアラブルデバイスと比較して、優れたパフォーマンスを示すことが分かっている。さらに、指の血管(例えば、動脈、毛細血管)は、手首の血管と比べてLEDを介してよりアクセスしやすい。とりわけ、手首の動脈は手首の下部(例えば、手首の掌側)に位置しているため、ウェアラブルウォッチ及び同様デバイスが通常装着される手首の上部(例えば、手首の手の甲側)では、毛細血管のみがアクセス可能であることを意味する。そのため、リング104内でLED及び他のセンサを利用すると、リング104は(毛細血管と比較して)動脈へのアクセスが大きいことから、手首に装着するウェアラブルデバイスと比べて優れたパフォーマンスを示すことが分かっているため、より強力な信号及びより貴重な生理学的データが得られ得る。
【0023】
システム100の電子デバイス(例えば、ユーザデバイス106、ウェアラブルデバイス104)は、有線又は無線通信プロトコルを介して1つ以上のサーバ110と通信可能に連結され得る。例えば、図1に示すように、電子デバイス(例えば、ユーザデバイス106)は、ネットワーク108を介して1つ以上のサーバ110に通信可能に連結され得る。ネットワーク108は、インターネット等の、転送制御プロトコル及びインターネットプロトコル(TCP/IP)を実施し得るか又は他のネットワーク108プロトコルを実施し得る。ネットワーク108とそれぞれの電子デバイスとの間のネットワーク接続は、電子メール、ウェブ、テキストメッセージ、メール又はコンピュータネットワーク108内の任意の他の適切な形式の相互作用を介したデータの転送を促進し得る。例えば、一部の実施では、第1のユーザ102-aに関連するリング104-aは、ユーザデバイス106-aに通信可能に連結され、ユーザデバイス106-aは、ネットワーク108を介してサーバ110に通信可能に連結され得る。加えて又は代替的に、ウェアラブルデバイス104(例えば、リング104、ウォッチ104)は、ネットワーク108に直接通信可能に連結され得る。
【0024】
システム100は、ユーザデバイス106と1つ以上のサーバ110との間でオンデマンドデータベースサービスを提供し得る。場合によっては、サーバ110は、ネットワーク108を介してユーザデバイス106からデータを受信し、データを記憶して分析し得る。同様に、サーバ110は、ネットワーク108を介してユーザデバイス106にデータを提供し得る。場合によっては、サーバ110は、1つ以上のデータセンタに位置し得る。サーバ110は、データの保存、管理及び処理のために用いられ得る。一部の実施では、サーバ110は、ウェブブラウザを介してユーザデバイス106にウェブベースのインターフェイスを提供し得る。
【0025】
一部の態様では、システム100は、ユーザ102が眠っている時間を検出し、ユーザ102が眠っている時間を1つ以上の睡眠段階に分類し得る(例えば、睡眠段階分類)。例えば、図1に示すように、ユーザ102-aはウェアラブルデバイス104-a(例えば、リング104-a)及びユーザデバイス106-aに関連し得る。この例では、リング104-aは、温度、心拍数、HRV、呼吸数等を含む、ユーザ102HRVaに関連する生理学的データを収集し得る。一部の態様では、リング104-aによって収集されたデータは機械学習分類器に入力され、機械学習分類器は、ユーザ102-aが眠っている(又は眠っていた)期間を特定するように構成される。さらに、機械学習分類器は、期間を覚醒睡眠段階、急速眼球運動(REM)睡眠段階、浅い睡眠段階(ノンレム(NREM))、深い睡眠段階(NREM)を含む異なる睡眠段階に分類するように構成され得る。一部の態様では、分類された睡眠段階は、ユーザデバイス106-aのGUIを介してユーザ102-aに表示され得る。睡眠段階分類は、推奨される就寝時刻、推奨される起床時刻等のユーザの睡眠パターンに関して、ユーザ102-aにフィードバックを提供するために用いられ得る。さらに、一部の実施では、本願で説明する睡眠段階分類技術は、睡眠スコア、準備スコア等の各ユーザのスコアを計算するために用いられ得る。
【0026】
一部の態様では、システム100は、本願で説明する生理学的データ収集、データ処理手順及び他の技術をさらに改善するために概日リズム由来の特徴を利用し得る。概日リズムという用語は、約24時間毎に繰り返される個人の睡眠-覚醒サイクルを制御する自然な内部的なプロセスのことをいう。この点に関して、本願で説明する技術は、生理的データの収集、分析及びデータ処理を改善するために概日リズム調整モデルを利用し得る。例えば、概日リズム調整モデルは、ウェアラブルデバイス104-aを介してユーザ102-aから収集された生理的データとともに機械学習分類器に入力され得る。この例では、概日リズム調整モデルは、ユーザの自然な約24時間の概日リズム全体で収集された生理的データを「重み付け」又は調整するように構成され得る。一部の実施では、システムは最初に「ベースライン」概日リズム調整モデルを開始し、各ユーザ102から収集された生理的データを用いてベースラインモデルを変更して、各ユーザ102に固有の調整された個別化された概日リズム調整モデルを生成し得る。
【0027】
一部の態様では、システム100は、他の生体リズムを利用して、これらの他のリズムの位相による生理的データの収集、分析及び処理をさらに改善し得る。例えば、個人のベースラインデータ内で週ごとのリズムが検出された場合、モデルは、週の曜日毎に「重み」を調整するように構成され得る。この方法によるモデルへの調整を必要とし得る生体リズムは、1)超日(睡眠状態での睡眠サイクル、覚醒状態で測定された生理的変数における1時間未満から数時間の周期性の振動を含む、1日のリズムよりも速いもの)、2)概日リズム、3)
仕事のスケジュール等の概日リズムの上に課されることが示されている非内因性の日リズム、4)週リズム又は他の人為的な時間周期性が外因的に課されるもの(例えば、12日の「週」を持つ仮想的な文化では、12日のリズムが用いられ得る)、5)女性の数日の卵巣リズム、男性の精子形成リズム、6)月のリズム(人工光が少ないか又はない状態で生活している人に関連する)及び7)季節のリズムを含む。
【0028】
生体リズムは必ずしも定常的なリズムではない。例えば、多くの女性は周期全体で卵巣周期の長さの変動を経験しており、超日周期はユーザの内であっても、何日にわたって全く同じ時に又は周期で起こると予測されていない。そのため、生理学的データにおけるこれらのリズムの時間的分解能を維持しながら、周波数構成を定量化するのに十分な信号処理技術を用いてこれらのリズムの検出を改善し、測定された各瞬間に各リズムの位相を割り当てることにより調整モデル及び時間間隔の比較を修正し得る。生物学的リズム調整モデル及びパラメータは、個人又は個人のグループの動的な生理学的ベースラインをより正確に把握するために、必要に応じて線形又は非線形の組み合わせで追加できる。
【0029】
一部の態様では、システム100のそれぞれのデバイスは、活動分類及び表示のための技術をサポートし得る。一部の場合では、システム100のそれぞれのデバイスは、ユーザの生理学的データ(例えば、動作データ及び/又は温度データ)を取得するための技術、ユーザの現在及び以前の活動を分類するための技術及び分類に基づく活動GUIを生成するための技術を含む、本開示の態様をサポートし得る。
【0030】
上述した課題以外の課題を追加で又は代替的に解決するために、本開示の1つ以上の態様がシステム100で実施され得ることを当業者は理解すべきである。さらに、本開示の態様は、本願で説明する「従来の」システム又はプロセスに技術的な改善を提供し得る。しかしながら、説明及び添付の図面は、本開示の態様を実施した結果としての例示の技術的な改善のみを含むため、特許請求の範囲内で提供される技術的な改善の全てを表すものではない。
【0031】
図2は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするシステム200の一例を示す。システム200は、システム100を実施し得るか又はシステム100によって実施され得る。とりわけ、システム200は、図1を参照して説明されているように、リング104(例えば、ウェアラブルデバイス104)、ユーザデバイス106及びサーバ110の例を示す。
【0032】
一部の態様では、リング104はユーザの指の周りに装着されるように構成され、ユーザの指の周りに装着された場合に1つ以上のユーザ生理学的パラメータを特定し得る。例示の測定及び特定は、限定されないが、ユーザの皮膚温度、パルス波形、呼吸数、心拍数、HRV、血中酸素レベル等を含み得る。
【0033】
システム200は、リング104と通信するユーザデバイス106(例えば、スマートフォン)をさらに含む。例えば、リング104は、ユーザデバイス106と無線及び/又は有線通信し得る。一部の実施では、リング104は、測定及び処理されたデータ(例えば、温度データ、フォトプレチスモグラム(PPG)データ、動作/加速度計データ、リング入力データ等)をユーザデバイス106に送信し得る。ユーザデバイス106は、リング104のファームウェア/設定の更新等のデータをリング104に送信することもできる。ユーザデバイス106はデータを処理することができる。一部の実施では、ユーザデバイス106は処理及び/又は保存のためにサーバ110にデータを送信することができる。
【0034】
リング104はハウジング205を含んでよく、ハウジング205は内側ハウジング205-a及び外側ハウジング205-bを含み得る。一部の態様では、リング104のハウジング205は、限定されないが、デバイスエレクトロニクス、電源(例えば、バッテリー210及び/又はコンデンサ)、デバイスエレクトロニクス及び/又は電源を相互接続する1つ以上の基板(例えば、プリント可能回路基板)等を含む、リングの様々なコンポーネントを記憶するか又は含み得る。デバイスエレクトロニクスは、処理モジュール230-a、メモリ215、通信モジュール220-a、電源モジュール225等のデバイスモジュール(例えば、ハードウェア/ソフトウェア)を含み得る。デバイスエレクトロニクスは1つ以上のセンサも含み得る。例示のセンサは、1つ以上の温度センサ240、PPGセンサセンブリ(例えば、PPGシステム235)及び1つ以上の運動センサ245を含み得る。
【0035】
センサは、リング104のそれぞれのコンポーネント/モジュールと通信し、それぞれのセンサに関連する信号を生成するように構成された関連モジュール(図示せず)を含み得る。一部の態様では、リング104の各コンポーネント/モジュールは、有線又は無線接続を介して相互に通信可能に連結され得る。さらに、リング104は、追加の及び/又は代替のセンサ又は光センサ(例えばLED)、酸素濃度計等を含む、ユーザから生理学的データを収集するように構成された他のコンポーネントを含み得る。
【0036】
図2を参照して説明されているリング104は、説明の目的のためだけに提供されている。そのため、リング104は、図2に示されているような追加の又は代替的なコンポーネントを含み得る。本願で説明する機能を提供する他のリング104が製造され得る。例えば、コンポーネント(例えばセンサ)が少ないリング104が製造され得る。特定の例では、単一の温度センサ240(又は他のセンサ)、電源及び単一の温度センサ240(又は他のセンサ
を読み取るように構成されたデバイスエレクトロニクスを備えたリング104が製造され得る。別の特定の例では、温度センサ240(又は他のセンサ)がユーザの指に取り付けられ得る(例えば、クランプ、バネ式クランプ等を用いて)。この場合、センサは、温度センサ240(又は他のセンサ)を読み取る手首装着型コンピューティングデバイス(又は別のセンサ)等の別のコンピューティングデバイスに配線され得る。他の例では、追加のセンサ及び処理機能を含むリング104が製造され得る。
【0037】
ハウジング205は1つ以上のハウジング205コンポーネントを含み得る。ハウジング205は、外側ハウジング205-bコンポーネント(例えば、シェル)及び内側ハウジング205-aコンポーネント(例えば、成形品)を含み得る。ハウジング205は、図2に明示的に示されていない追加のコンポーネント(例えば、追加レイヤー)を含み得る。例えば、一部の実施では、リング104は、外側ハウジング205-b(例えば、金属製の外側ハウジング205-b)からデバイスエレクトロニクス及び他の導電性材料(例えば、電気的トレース)を電気的に絶縁する1つ以上の絶縁層を含み得る。ハウジング205は、デバイスエレクトロニクス、バッテリー210、基板及び他のコンポーネントの構造的サポートを提供し得る。例えば、ハウジング205は、圧力及び衝撃等の機械的な力からデバイスエレクトロニクス、バッテリー210及び基板を保護し得る。ハウジング205は、水及び/又は他の化学物質からもデバイスエレクトロニクス、バッテリー210及び基板を保護し得る。
【0038】
外側ハウジング205-bは1つ以上の材料から作られ得る。一部の実施では、外側ハウジング205-bは、比較的軽量で強度及び耐摩耗性を提供し得るチタン等の金属を含み得る。外側ハウジング205-bは、ポリマー等の他の材料からも作られ得る。一部の実施では、外側ハウジング205-bは保護的であるだけでなく装飾的であり得る。
【0039】
内側ハウジング205-aは、ユーザの指とやりとりするように構成され得る。内側ハウジング205-aは、ポリマー(例えば、医療グレードのポリマー)又は他の材料から作られ得る。一部の実施では、内側ハウジング205-aは透明であり得る。例えば、内側ハウジング205-aは、PPG発光ダイオード(LED)が発する光に対して透明であり得る。一部の実施では、内側ハウジング205-aのコンポーネントは外側ハウジング205aに成型され得る。例えば、内側ハウジング205-aは、外側ハウジング205-bの金属シェルに収まるように成形(例えば、射出成形)されたポリマーを含み得る。
【0040】
リング104は1つ以上の基板(図示せず)を含み得る。デバイスエレクトロニクス及びバッテリー210は1つ以上の基板に含まれ得る。例えば、デバイスエレクトロニクス及びバッテリー210は1つ以上の基板に搭載され得る。例示の基板は、フレキシブルプリント基板(PCB)(例えば、ポリイミド)等の1つ以上のPCBを含み得る。一部の実施では、エレクトロニクス/バッテリー210は、フレキシブルPCB上の表面実装デバイス(例えば、表面実装技術(SMT)デバイス)を含み得る。一部の実施では、1つ以上の基板(例えば、1つ以上のフレキシブルPCB)は、デバイスエレクトロニクス間の電気通信を提供する電気配線を含み得る。電気配線は、バッテリー210をデバイスエレクトロニクスにも接続し得る。
【0041】
デバイスエレクトロニクス、バッテリー210及び基板は、さまざまな方法でリング104に配置され得る。一部の実施では、センサ(例えば、PPGシステム235、温度センサ240、運動センサ245及び他のセンサ)がユーザの指の下側と接するように、デバイスエレクトロニクスを含む1つの基板がリング104の下部(例えば下半分)に沿って取り付けられ得る。これらの実施では、バッテリー210がリング104の上部に沿って含まれ得る(例えば、別の基板上で)。
【0042】
リング104の様々なコンポーネント/モジュールは、リング104に含まれ得る機能(例えば、回路及び他のコンポーネント)を表す。モジュールは、本願におけるモジュールに起因する機能を生成可能なアナログ及び/又はデジタル回路を実施する任意の離散的及び/又は集積電子回路コンポーネントを含み得る。例えば、モジュールはアナログ回路(例えば、増幅回路、フィルタリング回路、アナログ/デジタル変換回路及び/又は他の信号調整回路)を含み得る。モジュールはデジタル回路(例えば、組み合わせ論理回路又は順次論理回路、メモリ回路等)も含み得る。
【0043】
リング104のメモリ215(メモリモジュール)は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、不揮発性RAM(NVRAM)、電気的に消去可能なプログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ又は任意の他のメモリデバイス等の、任意の揮発性、不揮発性、磁気又は電気媒体を含み得る。メモリ215は本願で説明する任意のデータを記憶し得る。例えば、メモリ215は、それぞれのセンサ及びPPGシステム235によって収集されたデータ(例えば、動作データ、温度データ、PPGデータ)を記憶するように構成され得る。さらに、メモリ215は、1つ以上の処理回路によって実行された場合に、本願におけるモジュールに起因する様々な機能をモジュールに行わせる命令を含み得る。本願で説明するリング104のデバイスエレクトロニクスはデバイスエレクトロニクスの一例にすぎない。そのため、デバイスエレクトロニクスを実施するために用いられるされる電子部品の種類は設計上の考慮に基づいて変化し得る。
【0044】
本願で説明するリング104のモジュールに起因する機能は、1つ以上のプロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの任意の組み合わせとして具体化され得る。モジュールとしての異なる特徴の描写は、異なる機能的態様を強調することを意図しており、そのようなモジュールが別個のハードウェア/ソフトウェアコンポーネントによって実現されなければならないことを必ずしも意味しない。むしろ、1つ以上のモジュールに関連する機能は、別個のハードウェア/ソフトウェアコンポーネントによって行われ得るか又は共通のハードウェア/ソフトウェアコンポーネント内に統合され得る。
【0045】
リング104の処理モジュール230-aは、1つ以上のプロセッサ(例えば、処理ユニット)、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、システムオンチップ(SOC)及び/又は他の処理装置を含み得る。処理モジュール230-aは、リング104に含まれるモジュールと通信し得る。例えば、処理モジュール230-aは、モジュールと、センサ等のリング104の他のコンポーネントとの間でデータを送受信し得る。本願で説明するように、モジュールは様々な回路コンポーネントによって実施され得る。したがって、モジュールは回路(例えば、通信回路及び電源回路)とも呼ばれ得る。
【0046】
処理モジュール230-aはメモリ215と通信し得る。メモリ215は、処理モジュール230-aによって実行された場合に、本願における処理モジュール230aに起因する様々な機能を処理モジュール230-aに行わせるコンピュータ読み取り可能命令を含み得る。一部の実施では、処理モジュール230-a(例えば、マイクロコントローラ)は、通信モジュール220-a(例えば、統合されたBluetooth Low Enegeryランシーバ)及び/又は追加オンボードメモリ215によって提供される通信機能等の他のモジュールに関連する追加の機能を含み得る。
【0047】
通信モジュール220-aは、ユーザデバイス106(例えば、ユーザデバイス106の通信モジュール220b)との無線及び/又は有線通信を提供する回路を含み得る。一部の実施では、通信モジュール220-a、220-bは、Bluetooth回路及び/又はWi-Fi回路等の無線通信回路を含み得る。一部の実施では、通信モジュール220-a、220-bは、ユニバーサルシリアルバス(USB)通信回路等の有線通信回路を含むことができる。通信モジュール220-aを用いて、リング104及びユーザデバイス106は互いに通信するように構成され得る。リングの処理モジュール230-aは、通信モジュール220-aを介してユーザデバイス106とデータを送受信するように構成され得る。例示のデータは、限定されないが、動作データ、温度データ、パルス波形、心拍数データ、HRVデータ、PPGデータ及びステータスアップデート(例えば、充電状態、バッテリー充電レベル及び/又はリング104の構成設定)等を含み得る。リングの処理モジュール230-aは、ユーザデバイス106からアップデート(例えば、ソフトウェア/ファームウェアのアップデート)及びデータを受信するようにも構成され得る。
【0048】
リング104は、バッテリー210(例えば、充電式バッテリー210)を含み得る。例示のバッテリー210は、リチウムイオン又はリチウムポリマータイプのバッテリー210を含み得るが、様々なバッテリー210のオプションが可能である。バッテリー210はワイヤレスで充電され得る。一部の実施では、リング104は、コンデンサ等のバッテリー210以外の電源を含み得る。電源(例えば、バッテリー210又はコンデンサ)は、リング104の曲線に一致する曲線形状を有し得る。一部の態様では、充電器又は他の電源は、リング104自体によって収集されるデータに加えて又はそれを補足するデータを収集するために用いられ得る追加のセンサを含み得る。さらに、リング104の充電器又は他の電源はユーザデバイス106として機能してもよく、その場合、リング104の充電器又は他の電源は、リング104からデータを受信し、リング104から受信したデータを記憶及び/又は処理し、リング104とサーバ110との間でデータを通信するように構成され得る。
【0049】
一部の態様では、リング104は、バッテリー210の充電を制御し得る電源モジュール225を含む。例えば、電源モジュール225は、リング104とインターフェイスした場合にバッテリー210を充電する外部ワイヤレス充電器とインターフェイスし得る。充電器は、104の充電の間にリング104と指定された向きを作るためにリング104のデータム構造と合致するデータム構造を含み得る。電源モジュール225は、デバイスエレクトロニクスの電圧を調整すること、デバイスエレクトロニクスへの電力出力を調整すること及びバッテリー210の充電状態を監視することも行い得る。一部の実施では、バッテリー210は、大電流放電、104の充電の間の過電圧及び104の放電の間の低電圧からバッテリー210を保護する保護回路モジュール(PCM)を含み得る。電源モジュール225には、静電放電(ESD)保護も含み得る。
【0050】
1つ以上の温度センサ240は、処理モジュール230-aに電気的に結合され得る。温度センサ240は、温度センサ240によって読み取られたか又は感知された温度を示す温度信号(例えば、温度データ)を生成するように構成され得る。処理モジュール230-aは、温度センサ240の位置でユーザの温度を特定し得る。例えば、リング104では、温度センサ240によって生成された温度データは、ユーザの指におけるユーザの温度(例えば、皮膚温)を示し得る。一部の実施では、温度センサ240はユーザの皮膚と接触し得る。他の実施では、ハウジング205の一部(例えば、内側ハウジング205-a)が、温度センサ240とユーザの皮膚との間でバリア(例えば、薄い熱伝導性のバリア)を形成し得る。一部の実施では、ユーザの指に接触するように構成されたリング104の部分は熱伝導性の部分及び断熱性の部分を有し得る。熱伝導性の部分は、ユーザの指から温度センサ240に熱を伝達し得る。断熱性の部分は、リング104の一部(例えば、温度センサ240)を周囲温度から絶縁し得る。
【0051】
一部の実施では、温度センサ240は、処理モジュール230-aが温度を特定するために用いるデジタル信号(例えば、温度データ)を生成し得る。別の例として、温度センサ240がパッシブセンサを含む場合、処理モジュール230-a(又は温度センサ240モジュール)は、温度センサ240によって生成された電流/電圧を測定し、測定した電流/電圧に基づいて温度を特定し得る。例示の温度センサ240は、負の温度係数(NTC)サーミスタ等のサーミスタ又は抵抗器、トランジスタ、ダイオード及び/又は他の電気/電子部品を含む他の種類のセンサを含み得る。
【0052】
処理モジュール230-aは、ユーザの温度を経時的にサンプリングし得る。例えば、処理モジュール230-aは、サンプリングレートに従ってユーザの温度をサンプリングし得る。例示のサンプリングレートは毎秒1サンプルを含み得るが、処理モジュール230-aは、毎秒1サンプルよりも高い又は低い他のサンプリングレートで温度信号をサンプリングするように構成され得る。一部の実施では、処理モジュール230-aは、昼夜を通して継続的にユーザの温度をサンプリングし得る。1日を通して十分な速度(例えば毎秒1サンプル)でサンプリングすることで、本願で説明する分析に十分な温度データが提供され得る。
【0053】
処理モジュール230-aは、サンプリングされた温度データをメモリ215に記憶し得る。一部の実施では、処理モジュール230-aは、サンプリングされた温度データを処理し得る。例えば、処理モジュール230-aは所定の期間にわたる平均温度値を特定し得る。1つの例では、処理モジュール230-aは、毎分収集された全て温度値を合計し、一分間のサンプル数で割ることにより、毎分の平均温度値を特定し得る。温度が毎秒1サンプルでサンプリングされる特定の例では、平均温度は、一分間のサンプリングされた全ての温度の合計を60秒で割ることによって求められたものであり得る。メモリ215は経時的な平均温度値を記憶し得る。一部の実施では、メモリ215を節約するために、メモリ215はサンプリングされた温度の代わりに平均温度(例えば、1分間に1回)を記憶し得る。
【0054】
メモリ215に記憶され得るサンプリングレートは設定可能であり得る。一部の実施では、サンプリングレートは昼夜を通して同じであり得る。他の実施では、サンプリングレートは昼夜を通して変更され得る。一部の実施では、リング104は、生理学的変化を示さない温度の大きなスパイク等の温度測定値をフィルタリング/拒否し得る(例えば、熱いシャワーによる温度のスパイク)。一部の実施では、リング104は、104の運動の間の過度な動き等の他の要因によって信頼できない可能性のある温度測定値(例えば、運動センサ245によって示されるもの)をフィルタリング/拒否し得る。
【0055】
リング104(例えば、通信モジュール)は、サンプリング及び/又は平均温度データを、保存及び/又はさらなる処理のためにユーザデバイス106に送信し得る。ユーザデバイス106は、保存及び/又はさらなる処理のために、サンプリング及び/又は平均温度データをサーバ110に送信し得る。
【0056】
リング104を単一の温度センサ240を含むものとして示されているが、リング104は、ユーザの指の近くの内側ハウジング205-aに沿って配置された1つ以上の位置にある複数の温度センサ240を含み得る。一部の実施では、温度センサ240は独立した温度センサ240であり得る。加えて又は代替的に、1つ以上の温度センサ240は、加速度計及び/又はプロセッサ等の他のコンポーネントと共に含まれ得る(例えば、他のコンポーネントと共にパッケージされる)。
【0057】
処理モジュール230-aは、単一の温度センサ240に関して説明したのと同様の方法で、複数の温度センサ240からデータを取得し処理し得る。例えば、処理モジュール230は、複数の温度センサ240のそれぞれから温度データを個別にサンプリングし、平均し、保存し得る。他の例では、処理モジュール230-aは、異なる速度でセンサをサンプリングし、異なるセンサの異なる値を平均/保存し得る。一部の実施では、処理モジュール230-aは、指の異なる位置で2つ以上の温度センサ240によって特定された2つ以上の温度の平均に基づいて単一の温度を特定するように構成され得る。
【0058】
リング104上の温度センサ240は、ユーザの指(例えば、任意の指)で遠位温度を取得し得る。例えば、リング104上の1つ以上の温度センサ240は、指の下側から又は指の異なる位置でユーザの温度を取得し得る。一部の実施では、リング104は遠位温度(例えば、サンプリングレートで)を継続的に取得し得る。指でリング104によって測定された遠位温度を本願で説明するが、他のデバイスは同じ/異なる位置で温度を測定し得る。場合によっては、ユーザの指で測定された遠位温度は、ユーザの手首又は他の外部の身体位置で測定された温度と異なり得る。加えて、ユーザの指で測定された遠位温度(例えば、「シェル」温度)は、ユーザの深部温度と異なり得る。そのため、リング104は、身体の他の内部/外部位置では取得されない可能性のある有用な温度信号を提供し得る。場合によっては、指での連続的な温度測定は、深部温度では明らかでない可能性のある温度変動(例えば、小さな変動又は大きな変動)を捉え得る。例えば、指での連続的な温度測定は、身体の他の温度測定によって提供されない追加の洞察を提供する、分単位又は時間単位の温度変動を捉え得る。
【0059】
リング104はPPGシステム235を含み得る。PPGシステム235は、光を伝送する1つ以上の光送信器を含み得る。PPGシステム235は、1つ以上の光送信器によって送信された光を受信する1つ以上の光受信器を含み得る。光受信器は、光受信器によって受信される光の量を示す信号(以下「PPG」信号)を生成し得る。光送信器は、ユーザの指の領域を照らし得る。PPGシステム235によって生成されるPPG信号は、照明された領域の血液の灌流を示し得る。例えば、PPG信号は、照明された領域におけるユーザの脈圧によって引き起こされる血液量の変化を示し得る。処理モジュール230-aはPPG信号をサンプリングし、PPG信号に基づいてユーザの脈波波形を特定し得る。処理モジュール230-aは、ユーザの脈波波形に基づいて、ユーザの呼吸数、心拍数、HRV、酸素飽和度及び他の循環パラメータ等の様々な生理学的パラメータを特定し得る。
【0060】
一部の実施では、PPGシステム235は、光受信器がユーザの指の領域にわたって反射された透過光を受信する反射型PPGシステム235として構成され得る。一部の実施では、PPGシステム235は、光送信器と光受信器が互いに反対に配置され、光がユーザの指の一部を通じて光受信器に直接送信される透過型PPGシステム235として構成され得る。
【0061】
PPGシステム235に含まれる送信器及び受信器の数及び比率は異なり得る。例示の光送信器は発光ダイオード(LED)を含み得る。光送信器は、赤外線スペクトル及び/又は他のスペクトルの光を送信し得る。例示の光受信器は、限定されないが、光センサ、フォトトランジスタ及びフォトダイオードを含み得る。光受信器は、光送信器から受信した波長に応じてPPG信号を生成するように構成され得る。送信器及び受信器の位置は異なり得る。加えて、単一の装置は反射型及び/又は透過型PPGシステム235を含み得る。
【0062】
図2に示すPPGシステム235は、一部の実施では、反射型PPGシステム235を含み得る。これらの実施では、PPGシステム235は、中央に配置された光受信器(例えば、リング104の下部に)と、光受信器の両側に位置する2つの光送信器とを含み得る。この実施では、PPGシステム235(例えば、光受信器)は、光送信器の一方又は両方から受信した光に基づいてPPG信号を生成し得る。他の実施では、1つ以上の光送信器及び/又は光受信器の他の配置、組み合わせ及び/又は構成が考えられる。
【0063】
処理モジュール230-aは、光受信器によって生成されたPPG信号をサンプリングしながら、光を伝送するために光送信器の一方又は両方を制御し得る。一部の実施では、処理モジュール230-aは、光受信器によって生成されたPPG信号をサンプリングしながら、より強力な受信信号を持つ光送信器に光を伝送させる。例えば、選択された光送信器は、PPG信号がサンプリングレート(例えば、250Hz)でサンプリングされている間に継続的に光を放射し得る。
【0064】
PPGシステム235によって生成されたPPG信号をサンプリングすることで、パルス波形が得られ、これは「PPG」と呼ばれ得る。パルス波形は、複数の心臓周期の血圧対時間を示し得る。パルス波形は、心臓周期を示すピークを含み得る。加えて、パルス波形は、呼吸速度を特定するために用いられ得る呼吸誘発変動を含み得る。処理モジュール230-aは、一部の実施では、パルス波形をメモリ215に記憶し得る。処理モジュール230-aは、本願で説明するユーザの生理学的パラメータを特定するために、パルス波形が生成されるときのパルス波形及び/又はメモリ215からのパルス波形を処理し得る。
【0065】
処理モジュール230-aは、パルス波形に基づいてユーザの心拍数を特定し得る。例えば、処理モジュール230-aは、パルス波形のピーク間の時間に基づいて心拍数(例えば、毎分の拍数)を特定し得る。ピーク間の時間は、拍間間隔(IBI)と呼ばれ得る。処理モジュール230-aは特定された心拍数値及びIBI値をメモリ215に記憶し得る。
【0066】
処理モジュール230-aは、経時的にHRVを特定し得る。例えば、処理モジュール230-aは、IBLの変動に基づいてHRVを特定し得る。処理モジュール230-aは、経時的なHRV値をメモリ215に記憶し得る。さらに、処理モジュール230-aは、経時的なユーザの呼吸数を特定し得る。例えば、処理モジュール230-aは、所定の期間にわたるユーザのIBI値の周波数変調、振幅変調又はベースライン変調に基づいて呼吸数を特定し得る。呼吸数は毎分の呼吸数で又は別の呼吸数(例えば、30秒あたりの呼吸数)として計算され得る。処理モジュール230-aは、経時的なユーザの呼吸数の値をメモリ215に記憶し得る。
【0067】
リング104は、1つ以上の加速度計(例えば、6次元加速度計)及び/又は1つ以上のジャイロスコープ(ジャイロ)等の1つ以上の運動センサ245を含み得る。運動センサ245は、センサの動きを示す運動信号を生成し得る。例えば、リング104は、加速度計の加速度を示す加速度信号を生成する1つ以上の加速度計を含み得る。別の例として、リング104は、角運動(例えば、角速度)及び/又は方向の変化を示すジャイロ信号を生成する1つ以上のジャイロセンサを含み得る。運動センサ245は1つ以上のセンサパッケージに含まれ得る。例示の加速度計/ジャイロセンサは、3つの垂直軸における角速度及び加速度を測定し得るボッシュBML160慣性微小電気機械システム(MEMS)センサである。
【0068】
処理モジュール230-aは、サンプリングレート(例えば、50Hz)で運動信号をサンプリングし、サンプリングされた運動信号に基づいてリング104の動きを特定し得る。例えば、処理モジュール230-aは、リング104の加速度を特定するために加速信号をサンプリングし得る。別の例として、処理モジュール230-aは、角運動を特定するためにジャイロ信号をサンプリングし得る。一部の実施では、処理モジュール230-aは、メモリ215に運動データを記憶し得る。運動データは、サンプリングされた運動データに加えて、サンプリングされた運動信号に基づいて計算された運動データ(例えば、加速度及び角度の値)を含み得る。
【0069】
リング104は、本願で説明する様々なデータを記憶し得る。例えば、リング104は、生のサンプリングされた温度データ及び計算された温度データ(例えば、平均温度)等の温度データを記憶し得る。別の例として、リング104は、パルス波形、パルス波形に基づいて計算されたデータ(例えば、心拍数値、IBI値、HRV及び呼吸数値)等のPPG信号データを記憶し得る。リング104は、線形運動及び角運動を示すサンプリングされた運動データ等の運動データも記憶し得る。
【0070】
リング104又は他のコンピューティングデバイスは、サンプリングされた/計算された生理学的データに基づいて追加の値を計算し、記憶し得る。例えば、処理モジュール230は、睡眠指標(例えば、睡眠スコア)、活動指標及び準備指標等の様々な指標を計算し、記憶し得る。一部の実施では、追加の値/指標あ「派生値」と呼ばれ得る。リング104又は他のコンピューティング/ウェアラブルデバイスは、動きに関する様々な値/指標を計算し得る。動きデータのための例示の派生値は、限定されないが、動きカウント値、規則性値、強度値、代謝等価性のタスク値(MET)及び方向値を含み得る。動きカウント、規則性値、強度値及びMETは、経時的なユーザの動き(例えば、速度/加速度)の量を示し得る。方向値は、リング104がユーザの指でどのように方向付けられているか、リング104が左手又は右手のどちらに装着されているかを示し得る。
【0071】
一部の実施では、動作カウント及び規則性値は、1つ以上の期間内のいくつかの加速度ピークをカウントすることにより特定され得る(例えば、1回以上の30秒~1分の周期)。強度値は、いくつかの動きと、関連する動きの強度(例えば、加速度値)を示し得る。強度値は、関連する加速度閾値に応じて低、中、高に分類され得る。METは、所定の期間(例えば、30秒)の動きの強度、動きの規則性/不規則性及び異なる強度に関連する動きの数に基づいて特定され得る。
【0072】
一部の実施では、処理モジュール230-aはメモリ215に記憶されたデータを圧縮し得る。例えば、処理モジュール230-aは、サンプリングされたデータに基づいて計算を行った後にサンプリングされたデータを削除し得る。別の例として、処理モジュール230-aは、記憶された値の数を減らすために、より長い期間にわたってデータを平均化し得る。具体的な例では、1分にわたるユーザの平均温度がメモリ215に記憶されている場合、処理モジュール230-aは、記憶のために5分の期間にわたる平均温度を計算し、その後、1分の平均温度データを消去し得る。処理モジュール230-aは、使用されている/使用可能なメモリ215の合計量及び/又はリング104が最後にデータをユーザデバイス106に送信してからの経過時間等の様々な要因に基づいてデータを圧縮し得る。
【0073】
ユーザの生理的パラメータは、リング104に含まれるセンサによって測定され得るが、他のデバイスがユーザの生理的パラメータを測定し得る。例えば、ユーザの温度は、リング104に含まれる温度センサ240によって測定され得るが、他のデバイスがユーザの温度を測定してもよい。一部の例では、他のウェアラブルデバイス(例えば、リストデバイス)は、ユーザの生理学的パラメータを測定するセンサを含み得る。加えて、外部医療機器(例えば、ウェアラブル医療機器)及び/又は埋め込み型医療機器等の医療機器がユーザの生理学的パラメータを測定し得る。任意の種類のコンピューティングデバイス上の1つ以上のセンサは、本願で説明する技術を実施するために用いられ得る。
【0074】
生理学的測定は、日中及び/又は夜を通して継続的に行われ得る。一部の実施では、生理学的測定は、日中の一部及び/又は夜間の一部の間に行われ得る。一部の実施では、生理的測定は、ユーザが活動状態、安静状態及び/又は睡眠状態等の特定の状態にあるとの判定に応答して行われ得る。例えば、リング104は、よりクリーンな生理的信号を取得するために、安静/睡眠状態で生理的測定を行い得る。1つの例では、リング104又は他のデバイス/システムは、ユーザが安静及び/又は睡眠中であることを検出し、その検出された状態の生理的パラメータ(例えば、温度)を取得し得る。デバイス/システムは、本開示の技術を実施するために、ユーザが他の状態にある場合に、安静/睡眠時の生理的データ及び/又は他のデータを用いり得る。
【0075】
一部の実施では、本願で前述したように、リング104は、データを収集、保存及び/又は処理するように構成され、本願で説明したデータのいずれかを記憶及び/又は処理するためにユーザデバイス106に送信し得る。一部の態様では、ユーザデバイス106は、ウェアラブルアプリケーション250、オペレーティングシステム(OS)、ウェブブラウザアプリケーション(例えば、ウェブブラウザ280)、1つ以上の追加アプリケーション及びGUI275を含む。ユーザデバイス106は、センサ、オーディオデバイス、触覚フィードバックデバイス等を含む他のモジュール及びコンポーネントをさらに含み得る。ウェアラブルアプリケーション250は、ユーザデバイス106にインストールされ得るアプリケーション(例えば、「アプリ」)の例を含み得る。ウェアラブルアプリケーション250は、本願で説明したように、リング104からデータを取得し、取得したデータを記憶し、取得したデータを処理するように構成され得る。例えば、ウェアラブルアプリケーション250は、ユーザインターフェイス(UI)モジュール255、取得モジュール260、処理モジュール230-b、通信モジュール220-b及びアプリケーションデータを記憶するように構成されたストレージモジュール(例えば、データベース265)を含み得る。
【0076】
本願で説明する様々なデータ処理動作は、リング104、ユーザデバイス106、サーバ110又はそれらの任意の組み合わせによって行われ得る。例えば、場合によっては、リング104によって収集されたデータが前処理され、ユーザデバイス106に送信され得る。この例では、ユーザデバイス106は、受信したデータに対して何らかのデータ処理動作を行うか、データ処理のためにデータをサーバ110に送信するか又はその両方を行い得る。例えば、場合によっては、ユーザデバイス106は、比較的低い処理能力を必要とする処理動作及び/又は比較的低いレイテンシを必要とする動作を行う一方で、ユーザデバイス106は、比較的高い処理能力を必要とする処理動作及び/又は比較的高いレイテンシを許容する動作のために、データをサーバ110に送信し得る。
【0077】
一部の態様では、システム200のリング104、ユーザデバイス106及びサーバ110は、ユーザの睡眠パターンを評価するように構成され得る。とりわけ、システム200のそれぞれのコンポーネントは、リング104を介してユーザからデータを収集し、収集されたデータに基づいてユーザのための1つ以上のスコア(例えば、睡眠スコア、準備スコア)を生成するために用いられ得る。例えば、本願で前述したように、システム200のリング104は、温度、心拍数、HRV等を含むデータをユーザから収集するためにユーザによって装着され得る。リング104によって収集されたデータは、所与の「睡眠日」のためにユーザの睡眠を評価するために、ユーザがいつ眠っているかを判定するために用いられ得る。一部の態様では、それぞれの睡眠日についてユーザのためにスコアが計算され、第1の睡眠日は第1のスコアセットに関連付けられ、第2の睡眠日は第2のスコアセットに関連付けられる。スコアは、それぞれの睡眠日の間にリング104によって収集されたデータに基づいて、それぞれの睡眠日について計算され得る。スコアには、限定されないが、睡眠スコア、準備スコア等を含む。
【0078】
場合によっては、 「睡眠日」は、所与の睡眠日がそれぞれの暦日の午前0時から午前0時まで続くように、従来の暦日と一致するようにされ得る。場合によって、睡眠日は暦日に対してオフセットされ得る。例えば、睡眠日は、ある暦日の午後6時(18時)からその翌日の午後6時(18時)まで続き得る。この例では、午後6時は「カットオフ時間」として機能し、午後6時より前にユーザから収集されたデータは現在の睡眠日としてカウントされ、午後6時より後にユーザから収集されたデータは翌日の睡眠日としてカウントされる。大半の人が夜に最も寝るという事実により、暦日に対して睡眠日をオフセットすることで、システム200は、ユーザの睡眠スケジュールと一致するような方法で、ユーザの睡眠パターンを評価でき得る。場合によっては、各ユーザが通常眠る期間に睡眠日が合わせられるように、ユーザは暦日に対して睡眠日のタイミングを選択的に調整(例えば、GUIを介して)して選択でき得る。
【0079】
一部の実施では、それぞれの日のユーザの各総合スコア(例えば、睡眠スコア、準備スコア)は、1つ以上の「貢献要素(contributors)」、「要因(factors)」又は「貢献要因(contributing factors)」に基づいて特定/計算され得る。例えば、ユーザの総合睡眠スコアは、合計睡眠、効率、安らぎ、レム睡眠、深い睡眠、遅延、タイミング又はこれらの任意の組み合わせを含む一連の貢献要素に基づいて計算され得る。睡眠スコアは、任意の量の貢献要素を含み得る。「合計睡眠」の貢献要素は、睡眠日の全ての睡眠時間の合計のことをいう。「効率」貢献要素は、ベッドにいる間に起きていた時間と比較して睡眠に費やした時間の割合を反映し、各睡眠時間の長さで重み付けされた、睡眠日の長い睡眠時間(例えば、一次睡眠期間)の効率平均を用いて計算され得る。「安らぎ」貢献要素は、ユーザの睡眠がどれだけ安らかかを示し、各期間の長さで重み付けされた、睡眠日の全ての睡眠時間の平均を用いて計算され得る。安らぎ貢献要素は、(例えば、異なる睡眠期間の間に検出された(ユーザが目を覚ましたときの)全ての覚醒の合計)、過度の動き及び「起き上がった回数」(例えば、異なる睡眠期間の間に検出された全ての起き上がった(ユーザがベッドから出た場合の)回数の合計)に基づき得る。
【0080】
「レム睡眠」貢献要素は、レム睡眠を含む睡眠日の全ての睡眠期間にわたるレム睡眠期間の合計のことをいう。同様に、「深い睡眠」貢献要素は、深い睡眠を含む睡眠日の全ての睡眠期間にわたる深い睡眠期間の合計のことをいう。「遅延」貢献要素は、ユーザが睡眠に入るのどれだけ時間がかかるか(例えば、平均、中央値、最長)を表し、各期間の長さ及びそのような期間の数で重み付けされた、睡眠日全体の長い睡眠期間の平均を用いて計算され得る(例えば、所与の睡眠段階又は複数の睡眠段階の統合は、それ自体が貢献要素となり得るか又は他の貢献要素に重みを与え得る)。最後に、「タイミング」貢献要素は、睡眠日及び/又は暦日内での睡眠期間の相対的なタイミングのことをいい、各期間の長さで重み付けされる、睡眠日の全ての睡眠期間の平均を用いて計算され得る。
【0081】
別の例として、ユーザの全体的な準備スコアは、睡眠、睡眠バランス、心拍数、HRVバランス、回復指数、温度、活動、活動バランス又はこれらの任意の組み合わせを含む貢献要素のセットに基づいて計算され得る。準備スコアは、任意の数の貢献要素を含み得る。「睡眠」貢献要素は、睡眠日内の全ての睡眠期間の合計睡眠スコアのことをいう。「睡眠バランス」貢献要素は、睡眠日内の全ての睡眠期間の長さの累積のことをいう。とりわけ、睡眠バランスは、ユーザがある期間(例えば、過去2週間)にわたって得ている睡眠が、ユーザのニーズとバランスが取れているかどうかをユーザに示し得る。通常、成人は健康を維持し、警戒心を持ち、精神的及び肉体的に最高のパフォーマンスを発揮するために、一晩に7~9時間の睡眠を必要とする。しかしながら、不眠の夜が時々あることは正常であるため、睡眠バランス貢献要素は長期的な睡眠パターンを考慮して、各ユーザの睡眠ニーズが満たされているかどうかを判定する。「安静時心拍数」貢献要素は、睡眠日の最長睡眠期間(例えば、一次睡眠期間)からの最低心拍数及び/又は一次睡眠期間の後に起こるうたた寝からの最低心拍数を示し得る。
【0082】
引き続き、準備度スコアの「貢献要素」(例えば、要因、寄与要因)を参照して、「HRVバランス」貢献要素は、一次睡眠期間と、一次睡眠期間の後に起こるうたた寝からの下っとも高いHRV平均を示し得る。HRVバランス貢献要素は、ユーザが第1の期間(例えば、2週間)にわたるHRV傾向を、第2の、より長い期間(例えば、3か月)にわたる平均HRVを比較することにより、回復状況を追跡するのに役立ち得る。「回復指数」貢献要素は、最も長い睡眠期間に基づいて計算され得る。回復指数は、夜間にユーザの安静時心拍数が安定するのにどれだけの時間がかかるかを測定する。非常に良好な回復の兆候は、ユーザの安静時心拍数が、ユーザが目を覚ます少なくとも6時間前の夜の前半に安定し、次の日に回復するための体の時間を残していることである。「体温」貢献要素は、最も長い睡眠期間(例えば、一次睡眠期間)に基づいて又はうたた寝の間にユーザの最高温度が最も長い期間の最高温度よりも少なくとも0.5℃高い場合は、最も長い睡眠期間の後に起こるうたた寝に基づいて計算され得る。一部の態様では、リングはユーザが眠っている間にユーザの体温を測定し、システム200はユーザのベースライン温度に対するユーザの平均温度を表示し得る。ユーザの体温が通常の範囲(例えば、明らかに0.0の上か下か)外にある場合、体温貢献要素が強調表示される(例えば、「注意を払う」状態になる)か又はユーザに対してアラートが生成される。
【0083】
一部の態様では、システム200は活動分類及び表示のための技術をサポートし得る。一部の例では、ウェアラブルデバイス104はユーザの生理学的データを取得し、そのデータをユーザデバイス106(例えば、スマートフォン)に送信し得る。ユーザデバイス106は、生理学的データに基づいて1つ以上の活動を分類するサーバ110にデータを提供し得る(例えば、無線ネットワークを介して)。サーバ110によって生成される活動分類データは、1つ以上の分類された活動の種類と、それぞれの分類された活動の種類に関連付けられた対応する信頼値とを含み得る。この点に関して、サーバ110は、ユーザがどのような種類の身体的活動を行っているか又は行っていたかを判定し、それぞれの分類された活動の種類が正しい相対的な可能性又は確率を示す信頼値を各分類された活動の種類に割り当て得る。このような場合、ユーザデバイス106は、サーバ110から受信した分類データに基づいて活動GUIを生成し、活動GUIは、分類された活動の種類、対応する信頼値又はその両方を表示する。
【0084】
図3は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするプロセスフロー300の一例を示す。プロセスフロー300は、少なくともサーバ110、ユーザデバイス106、ウェアラブルデバイス104、又はこれらのデバイスからのコンポーネントのいくつかの組み合わせを含むシステム200によって実施され得る。以下のものの代替例が実施されることもあり、その場合、一部のステップは説明するのと異なる順序で行われるか又は全く行われない。場合によっては、ステップは、以下で言及されない追加機能を含んでもいいし、さらなるステップが追加され得る。プロセスフロー300は、活動分類動作と、分類に基づく活動GUIの生成を説明し得る。
【0085】
305で、システム200(例えば、ウェアラブルデバイス104)は、生理学的データを取得し、処理し得る。一部の実施では、システム200は生の動作データ及び生の温度データを処理し得る。例えば、システム200は所定の期間にわたる動作データの平均値及び温度データの平均値を生成し得る。システム200は所定の期間(例えば、30秒間隔又は1分間隔)にわたる平均温度を特定し得る。場合によっては、システム200は所定の期間(例えば、30秒間隔又は1分間隔)にわたる平均加速度値及び/又はジャイロ値を特定し得る。
【0086】
310で、システム200(例えば、ウェアラブルデバイス104)は、生理学的データを無線接続を介してユーザデバイス106に送信し得る。例えば、ユーザデバイス106は、ウェアラブルデバイス104を介してユーザに関連する生理学的データを受信し得る。生理学的データは、少なくとも運動データ及び温度データを含み得る。ウェアラブルデバイス104とユーザデバイス106との間のデータの転送は、ウェアラブルデバイス104とユーザデバイス106との間の同期又はシンクと呼ばれ得る。一部の実施では、ウェアラブルデバイス104がデータを生成するときに、ウェアラブルデバイス104がユーザデバイス106にデータを送信し得る。
【0087】
ユーザデバイス106によって取得されたデータは、時系列の動作データ、温度データ及び/又は他の生理学的データであり得る。ユーザデバイス106によって取得されるデータ量(例えば、時間の長さ及び/又はデータポイントの数)は、ユーザデバイス106が動作データ、温度データ及び多のデータを取得する頻度に依存し得る。場合によっては、データは、比較的短期間で取得され得る。例えば、ウェアラブルデバイス104によってデータが生成されたときにデータが取得され得る。場合によっては、数分、数時間、1日、又は数日にわたってデータが取得され得る。ユーザデバイス106は、データが取得されたときにデータを記憶し得る。そのため、ユーザデバイス106は、ウェアラブルデバイス104から受信したデータを含む時系列データ(例えば、時間、日、週又はそれ以上)を、経時的に複数のセグメントで記憶し得る。
【0088】
例えば、ウェアラブルデバイス104は所定の間隔でユーザデバイス106にデータを送信し得る。このような場合、ウェアラブルデバイス104は、処理された動作データ及び/又は温度データが利用可能な場合に、ユーザデバイス106にデータを送信し得る。一部の例では、処理された温度データ及び/又は動作データは30秒ごとに利用可能であり得る。このような場合、ウェアラブルデバイス104は、処理された温度データ及び/又は動作データを30秒毎にユーザデバイス106に送信し得る。一部の実施では、ウェアラブルデバイス104は、動作データ及び温度データを同時に送信し得る。他の実施では、ウェアラブルデバイス104は、動作データ及び温度データが異なる間隔でウェアラブルデバイス104によって取得されたときに、異なる時間間隔で動作データ及び温度データを生成し、送信し得る。
【0089】
一部の実施では、ユーザデバイス106は、ウェアラブルデバイス104からデータを要求するように構成され得る。例えば、ユーザデバイス106は、アプリケーション(例えば、ウェアラブルアプリケーション250)を開いたときにウェアラブルデバイス104からデータを要求するように構成され得る。一部の例では、ユーザデバイス106は、所定の間隔でウェアラブルデバイス104からデータを要求するように構成され得る。場合によっては、ユーザデバイス106は、ウェアラブルデバイス104との接続に(例えば、無線接続確立時)応答して、ウェアラブルデバイス104からデータを取得するように構成され得る。
【0090】
315で、ユーザデバイス106は、ウェアラブルデバイス104から取得したデータに対して活動セグメントの識別を行い得る。例えば、ユーザデバイス106は、ユーザが身体的活動を行っている間の活動セグメントを識別し得る。場合によっては、活動セグメントは、活動セグメントの間に収集された生理学的データを少なくとも含む活動セグメントデータに関連し得る。ユーザデバイス106は、取得された動作データ、温度データ又はその両方に基づいて活動セグメントを識別し得る。このような場合、システム200は活動セグメントを識別するために動作データ及び温度データを用いり得る。一部の例では、システム200は、活動セグメントの間の動作データが動作閾値以上であることと、活動セグメントの間の温度低下が温度低下閾値以上であることに基づいて、活動セグメントを識別し得る。
【0091】
活動セグメントは、ユーザが身体的活動を行っている期間のことをいう。活動は、運動、スポーツ、レクリエーション活動及び肉体労働等の任意の身体的活動を含み得る。例示の活動は、限定されないが、「ウォーキング」、「ランニング」、「サイクリング」、「筋力トレーニング」、「高強度インターバルトレーニング」、「エリプティカル」、「ハイキング」、「水泳」、「テニス」、「ボート」、「ダンス」、「クロスカントリースキー」、「ダウンヒルスキー」、「スノーボード」、「ゴルフ」、「ホッケー」、「バドミントン」、「乗馬」、「サッカー」、「庭仕事」、「階段踏段」、「バスケットボール」、「スカッシュ」、「家事」、「バレーボール」、「サーフィンスポーツ」及び「スケートスポーツ」を含み得る。
【0092】
別の例示の活動は、定義されていない活動のキャッチオールとして機能する「他の活動」を含み得る。一部の実施では、活動はグループ化及び/又はカテゴリ化され得る。場合によっては、異なるグループ/カテゴリがサブグループ/サブカテゴリによってさらに定義され得る。例えば、カテゴリ/サブカテゴリは、「ウィンタースポーツ」というカテゴリと、「スキー」というサブカテゴリとを含み得る。このような場合、ウィンタースポーツ及びスキーのカテゴリ/サブカテゴリにおける活動は、ダウンヒルスキー及びクロスカントリースキーを含み得る。ユーザデバイス106は、非アクティブ状態(例えば、休憩している、座っている、横になっている等)及び睡眠を含み得る、取得したデータ内の他のユーザ状態も識別し得る。
【0093】
320で、ユーザデバイス106は、サーバ110に1つ以上の活動セグメントを送信し得る。例えば、ユーザデバイス106は、活動が発生しているときに現在の活動セグメントを送信し得る。ユーザデバイス106は、すでに発生して完了している可能性のある1つ以上の過去の活動セグメントも送信し得る。場合によっては、各活動セグメントは活動セグメントID及び/又はタイムスタンプデータに関連付けられ得る。
【0094】
325で、サーバ110はユーザデバイス106からデータを受信し、受信したデータに基づいて活動分類動作を行い得る。サーバ110は、本願で説明する任意のデータを受信し得る。例えば、サーバ110は、1つ以上の活動セグメントについての活動セグメントデータを受信し得る。サーバ110は、各活動セグメントに対して活動分類動作を行い得る。つまり、サーバ110は、それぞれの活動セグメント毎に1つ以上の分類された活動の種類を特定するように構成され得る。
【0095】
このような場合、システム200は、活動セグメントデータに基づいて、活動セグメントに関連する活動分類データを生成し得る。活動分類データは、複数の分類された活動の種類と、対応する信頼値とを含み得る。信頼値は、対応する分類された活動の種類に関連する信頼度を示し得る。例えば、識別された活動セグメントについて、320で活動セグメントデータを受信すると、システム200は、活動セグメントデータに基づいて活動セグメントについての活動分類データを生成し得る。この点に関して、システム200は、活動セグメントについての1つ以上の分類された活動の種類(例えば、活動セグメントを「ランニング活動セグメント」、「水泳活動セグメント」又は他の活動セグメントとして識別)と、それぞれの分類された活動の種類に対応する信頼値とを特定し得る。
【0096】
一部の例では、システム200は、動作データ及び温度データに基づいて活動分類データを生成し得る。例えば、システム200は、動作データに基づいて1つ以上の動作特徴を識別し、温度データに基づいて1つ以上の温度特徴を識別し得る。このような場合、活動分類データの生成は、1つ以上の動作特徴、1つ以上の温度特徴又はその両方に基づき得る。つまり、システム200は、生成された動作特徴、温度特徴又はその両方に基づいて、異なる分類された活動の種類を区別するように構成され得る。1つ以上の動作特徴は、活動セグメントの間の運動量を含み得る。1つ以上の温度特徴は、活動セグメントの間の温度変化、活動セグメントの間の温度変化率又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。さらに、システム200は、心拍数データ、HRVデータ、呼吸数データ、血中酸素飽和度データ等を含む他の生理学的パラメータに基づいて、異なる分類された活動の修理を区別するように構成され得る。
【0097】
一部の実施では、サーバ110はユーザの履歴活動データを受信し得る。例えば、システム200はユーザの履歴活動セグメントデータを識別し得る。履歴活動セグメントデータは、ユーザの1つ以上の履歴活動セグメント(例えば、ユーザが身体的活動を行っていた以前の時間間隔)を含み得る。このような場合、活動分類データの生成は、履歴活動セグメントデータに基づき得る。例えば、システム200は、活動の種類及び/又は信頼度レベルを特定するために、ユーザの履歴活動データを活用し得る。例えば、ユーザがその週に頻繁にランニングを行っている場合、現在の活動セグメントも「ランニング活動セグメント」である可能性が高い。場合によっては、複数の分類された活動の種類に関連する信頼度値は、履歴活動セグメントデータに基づき得る。つまり、履歴活動セグメントデータは、後続の活動セグメントに対応する分類された活動の種類の信頼値に「重み付け」するか又は影響を与える/調整するために用いられ得る。
【0098】
一部の態様では、システム200は、分類器又は他の機械学習モデル(例えば、機械学習分類器、ランダムフォレスト分類器、ニューラルネットワーク等)を用いて活動分類(例えば、活動分類データの生成)を行うように構成され得る。例えば、サーバ110は、受信した活動セグメントデータを分類器又は機械学習モデルに入力するように構成され、分類器/機械学習モデルは、活動セグメントデータに基づいて活動分類データ(例えば、分類された活動の種類、信頼値)を生成するように構成されている。一部の態様では、本願で説明する活動分類手法を改善するために分類器を訓練するために履歴活動セグメントデータが用いられ得る。さらに、一部の態様では、活動分類データの生成がより信頼性が高く正確なものになるよう分類器をさらに訓練するために、ユーザから受信したユーザ入力(例えば、分類された活動の種類の確認/拒否、活動セグメントデータ及び/又は活動分類データの変更)が用いられ得る。
【0099】
330で、サーバ110は活動分類データをユーザデバイス106に送信し得る。活動分類データは、複数の分類された活動の種類と、関連する信頼値とを含み得る。
【0100】
335で、ユーザデバイス106(例えば、ウェアラブルアプリケーション250)は、受信した活動分類データに基づいて活動GUIを生成し得る。例えば、システム200は、ユーザデバイス106のGUIに、活動セグメントデータと、複数の分類された活動の種類のうちの少なくとも1つの分類された活動の種類とを表示させ得る。ユーザデバイス106は、1つ以上の活動に関連する信頼値に基づいて活動GUIを生成し得る。活動GUIを生成するための例示の要素は、限定されないが、最も高い信頼値に関連する分類された活動の種類、信頼値の閾値に対する最も高い信頼値、最も高い2つ以上の信頼値に関連する分類された活動の種類、信頼値の閾値に対する最も高い2つ以上の信頼値及び/又は最も小さい信頼閾値よりも大きい信頼値に関連する任意の分類された活動の種類を含み得る。
【0101】
ユーザデバイス106(例えば、ウェアラブルアプリケーション250)は、受信した信頼値に基づいて活動GUIを変更し得る。一部の実施では、ユーザデバイス106は活動GUIでユーザに表示される情報/データを変更し得る。例えば、ユーザデバイス106は、活動GUIに含まれるテキスト(例えば、ユーザへのメッセージ)、グラフィック要素(例えば、画像)及び/又はテキスト/グラフィックの配置を変更し得る。場合によっては、ユーザデバイス106はテキスト/画像を追加又は削除し得る。
【0102】
例えば、システム200は、ユーザデバイス106を介して且つ少なくとも1つの分類された活動の種類の表示に応答して、活動セグメントに対する1つ以上の変更を受信し得る。つまり、ユーザはGUI275を介して表示される活動分類データを変更でき得る。このような場合、GUIに活動セグメントデータを表示させることは、1つ以上の変更を受信することに基づき得る。場合によっては、ユーザが活動セグメントを変更し得る(例えば、活動の種類、活動時間、活動の強度等を変更)。このような場合、1つ以上の変更は、活動セグメントに関連する追加の分類された活動の種類の表示を含み得る。
【0103】
例えば、ユーザデバイス106は、ユーザに提供された活動GUI要素を変更し得る。ユーザデバイス106は、ユーザ入力GUI要素(例えば、リスト、メニュー、ドロップダウンメニュー、ボタン等)等の活動GUIインターフェイス要素を変し得る。ユーザデバイス106は、活動GUI要素を追加又は削除し得る。異なる信頼値シナリオに関連する異なる活動GUIは、異なるモード又は状態と呼ばれ得る。例えば、ユーザデバイス106は、活動に対する信頼値が非常に高い活動GUIの第1の信頼値を特定することに応答して、活動GUIを第1のモード(又は状態)でレンダリングし得る。ユーザデバイス106は、異なる活動に対して複数の中程度の信頼値がある活動について第2の信頼値を特定したことに応答して、活動GUIを第2のモード(又は状態)でレンダリングし得る。
【0104】
340で、活動GUIは、活動が正しいことの確認及び/又はメニューからの活動の直接選択等のユーザ入力を受信し得る。例えば、システム200は、ユーザデバイス106を介して且つ少なくとも1つの分類された活動の種類の表示に応答して、活動セグメントの確認を受信し得る。このような場合、GUIに活動セグメントデータを表示させることは、確認の受信に基づき得る。例えば、ユーザは、識別された活動セグメントを確認し、「はい、私はトレーニングは完了しました」と確認し得る。場合によっては、確認は少なくとも1つの分類された活動の種類の確認を含み得る(例えば、「はい、ワークアウトはランニングトレーニングでした」)。このような場合、GUIに活動セグメントデータを表示させることは、少なくとも1つの分類された活動の種類の確認を受信することに基づき得る。
【0105】
本願で前述したように、活動分類データへの変更及び/又は分類された活動の種類の確認/拒否は、受信した活動セグメントデータに基づいて活動分類データを生成するために用いられる分類器及び他のモデルをさらに訓練するために用いられ得る。
【0106】
ユーザが選択した確認及び/又は分類は、ユーザの履歴活動履歴に保存され得る。プロセスフロー300で説明した活動分類及び活動GUIレンダリングは、本願で説明した様々なコンピューティングデバイスによって行われ得る。一部の実施では、コンピューティングデバイス(例:リング)によってデータが取得されるときに、活動分類及び活動GUIレンダリングがリアルタイムで行われ得る。他の実施では、活動分類及び/又は活動GUIレンダリングは、所定のときに及び/又はユーザクション(例えば、リングアプリケーションを開くこと)への応答等、他のときに行われ得る。
【0107】
一部の態様では、それぞれの分類された活動の種類は、カロリー消費量、相対強度、距離、ペース、標高差等の異なるパラメータ又は特性に関連付けられ得る。そのため、一部の態様では、システム200は、それぞれの活動セグメントについて決定され、分類された活動の種類に基づいて、ユーザのスコア(例えば、活動スコア、準備スコア)を調整し得る。例えば、ユーザが活動セグメントの分類された活動の種類を「ハイキング」から「エリプティカルトレーニング」に変更した場合、システム200は、ユーザの毎日の活動スコア、カロリー消費量等、ユーザの特性及びパラメータを調整/変更し得る。
【0108】
図4は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするプロセスフロー400の例を示す。プロセスフロー400は、少なくともサーバ110、ユーザデバイス106、ウェアラブルデバイス104又はこれらのデバイスからのコンポーネントのいくつかの組み合わせを含むシステム200によって実施され得る。以下のものの代替例が実施されることもあり、その場合、一部のステップは説明するのと異なる順序で行われるか又は全く行われない。場合によっては、ステップは、以下で言及されない追加機能を含んでもいいし、さらなるステップが追加され得る。プロセスフロー400は、活動分類動作と、受信した活動分類データに基づく活動GUIの生成を説明し得る。
【0109】
405で、ユーザデバイス106は、サーバ110から活動分類データを受信し得る。410で、ユーザデバイス106は、活動に関連する信頼値に基づいて、どの活動GUIを生成すべきかを判定し得る。一部の実施では、ユーザデバイス106は、活動分類の受信に基づいて、どの活動GUIを生成すべきかを判定し得る。
【0110】
415で、ユーザデバイス106は第1の活動GUIを生成し得る。例えば、信頼値が単一の活動に対する単一の高い信頼値を含む場合、ユーザデバイス106は、図7のアプリケーションページ705-aを参照してさらに例示説明する第1の活動GUIをレンダリングし得る。一部の実施では、どの活動GUIを生成すべきかの判定に基づいて第1の活動GUIが生成され得る。さらに、場合によっては、ユーザデバイス106は、本願でさらに詳細に説明するように、分類された活動の種類及び対応する信頼値を含む、受信した活動分類データに基づいて、どの活動GUIを生成すべきかを判定し得る。
【0111】
430で、ユーザデバイス106は、分類された活動を修正/変更するためのユーザ入力(例えば、ユーザデバイス106の変更ボタンを用いて)を受信し得る。一部の実施では、ユーザデバイス106は、第1の活動GUIの生成に基づいてユーザ入力を受信し得る。
【0112】
420で、ユーザデバイス106は第2の活動GUIを生成し得る。例えば、単一の高い信頼値が活動分類データに含まれていない場合、ユーザデバイス106は第2の活動GUIをレンダリングし得る。このような場合、信頼値が複数の活動に関連付けられた中程度の信頼値(例えば、20~50%信頼値)を含む場合、ユーザデバイス106は第2の活動GUIを生成し得る。第2の活動GUIは、図7のアプリケーションページ705-bを参照してさらに例示及び説明され得る。一部の実施では、どの活動GUIを生成すべきかの判定に基づいて、第2の活動GUIが生成され得る。
【0113】
435で、ユーザデバイス106はユーザ入力を受信し得る。一部の実施では、ユーザデバイス106は、第2の活動GUIの生成に基づいてユーザ入力を受信し得る。ユーザ入力は、活動のユーザ選択の例であり得る。例えば、ユーザデバイス106は、活動のユーザ選択を受信し得る。
【0114】
425で、ユーザデバイス106は、第3の活動GUIを生成し得る。例えば、単一の高い信頼値が活動分類データに含まれていない場合、ユーザデバイス106は第3の活動GUIをレンダリングし得る。このような場合、ユーザデバイス106は、信頼値が複数の活動に関連する低い信頼値(例えば、信頼閾値未満)を含む場合に第3の活動GUIを生成し得る。例えば、各活動は低い信頼値に関連し得る。第3の活動GUIは、図7のアプリケーションページ705-cを参照して、さらに例示及び説明され得る。一部の実施では、どの活動GUIを生成すべきかの判定に基づいて第3の活動GUIが生成され得る。
【0115】
435で、ユーザデバイス106はユーザ入力を受信し得る。一部の実施では、ユーザデバイス106は、第3の活動GUIの生成に基づいてユーザ入力を受信し得る。ユーザ入力は、活動のユーザ選択の一例であり得る。例えば、ユーザデバイス106は、活動のユーザ選択を受信し得る。
【0116】
440で、ユーザデバイス106(例えば、ウェアラブルアプリケーション250)は、自動分類及び/又は活動のユーザ分類に従って履歴活動データを更新し得る。一部の実施では、ユーザデバイス106は、GUI入力の受信に基づいて履歴活動データを更新し得る。一部の例では、ユーザデバイス106は、活動のユーザ選択の受信に応答して履歴活動データを更新し得る。一部の態様では、将来の活動セグメントの活動分類データを改善するために更新された履歴活動データが用いられ得る(例えば、活動分類データを生成するために使用される分類器を訓練するために用いられる)。プロセスフローは3つのGUIの内容で説明されるが、活動GUIのレンダリング及び活動の選択のために3つより多いか又は少ないGUIが用いられ得る。
【0117】
図5は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするシステム500の一例を示す。システム500は、システム100、システム200又はその両方を実施し得るか又はシステム500は、システム100、システム200又はその両方によって実施され得る。とりわけ、システム500は、図1図4を参照して説明したように、リング505(例えば、ウェアラブルデバイス104)、ユーザデバイス510(例えば、ユーザデバイス106)及びサーバ515(例えば、サーバ110)の例を示す。
【0118】
リング505は、動作データ520及び温度データ525を取得し得る。このような場合、リング505は、動作データ520及び温度データ525をユーザデバイス510に送信し得る。動作データ520は、加速度計データ、ジャイロデータ、加速度計データ及び/又はジャイロデータの派生値又はそれらの組み合わせを含み得る。ユーザデバイス106は、取得したデータに基づいて活動を分類し、活動GUIを生成し得る。場合によっては、複数のデバイスが生理学的データを取得し得る。例えば、第1のコンピューティングデバイス(例えば、ユーザデバイス106)及び第2のコンピューティングデバイス(例えば、リング505)は、それぞれ動作データ520及び温度データ525を取得し得る。
【0119】
ユーザデバイス106はリングアプリケーション530を含み得る。リングアプリケーション530は、少なくともモジュール535及びアプリケーションデータ540を含み得る。場合によっては、アプリケーションデータ540は、履歴活動データ545及び他のデータ550を含み得る。他のデータ550は、温度データ525、動作データ520又はその両方を含み得る。
【0120】
リングアプリケーション530は、選択のためにユーザに1つ以上の分類された活動の種類を提示し得る。リングアプリケーション530は、ユーザによる(例えば、メニュー形式での)選択のためにユーザに提示される分類された活動の種類を変更し得る。一部の実施では、活動が高い信頼閾値よりも大きい(例えば、90%よりも大きい)場合、リングアプリケーション530は単一の分類された活動の種類をユーザに提示し得る。一部の実施では、分類された活動の種類がそれぞれ信頼閾値よりも大きい場合、リングアプリケーション530は複数の分類された活動の種類をユーザに提示し得る。一部の実施では、リングアプリケーション530は、信頼閾値未満の信頼値に関連する分類された活動の種類を選択から削除し得る。例えば、リングアプリケーション530は、選択可能な分類された活動の種類の数が多い場合に、分類された活動の種類の大多数に該当し得る信頼値が0に近いか又は等しい場合、分類された活動の種類を選択から削除し得る。一部の実施では、活動GUIは、選択可能な分類された活動の種類を関連する信頼スコアによってランク付けし得る(例えば、分類された活動の種類を信頼値の高い順にランク付けする)。
【0121】
一部の実施では、リングアプリケーション530は、活動分類データに基づいて、本願で説明する活動GUI要素をレンダリング(例えば、表示)するかどうか及び/又はそのタイミングを判定し得る。例えば、リングアプリケーション530は、信頼値に基づいて、リングアプリケーション530の既存の領域に活動GUI要素を示すかどうかを判定し得る。一部の例では、リングアプリケーション530は、現在の活動セグメントを明確にするユーザ入力の恩恵を受け得る場合、リングアプリケーション530は活動GUI要素をユーザに提示し得る。例えば、リングアプリケーション530は、信頼値のうちの1つ以上が信頼の閾値レベル未満である及び/又は複数の分類された活動の種類が同様の信頼値に関連する場合に、活動GUI要素を提示し得る。一部の例では、リングアプリケーション530は、活動分類に関連する高い信頼度(例えば90%より大きい)がある場合に、活動GUIの表示を控え得る。
【0122】
一部の実施では、リングアプリケーション530は、ユーザに活動分類を通知し得る及び/又はユーザに活動GUIで様々なタスクを実行するように促し得る。例えば、通知は、ユーザに最近分類された活動セグメントを通知し得る。一部の例では、プロンプトは、ユーザによる分類及び/又は確認を要求し得る。通知及びプロンプトは、テキスト、グラフィック及び/又は他のユーザインターフェイス要素を含み得る。通知及びプロンプトは、リングアプリケーション530に含まれ得る。例えば、分類されたばかりの活動セグメントがある場合(例えば、1つ以上の分類された活動の種類に分類されている検出されたワークアウト/活動セグメント)、リングアプリケーション530は通知及びプロンプトを表示し得る。ユーザデバイス510は、通知及びプロンプトをホーム画面上の別のウィンドウに表示し得る及び/又は他の画面に(例えば、ホーム画面の一番上に)重ね得る。場合によっては、ユーザデバイス510は、モバイルデバイス、ユーザのウォッチデバイス又はその両方に通知及びプロンプトを表示し得る。
【0123】
一部の実施では、リングアプリケーション530は活動セグメントを自動的に分類し得る。例えば、リングアプリケーション530は、分類された活動の種類に関連する信頼値が高い閾値より大きい場合に、活動セグメントを自動的に分類し得る。このような場合、リングアプリケーション530は、自動分類が正しくない場合に、自動的に分類された活動を変更するために活動GUI要素をユーザに提供し得る。
【0124】
一部の実施では、ユーザデバイス510は履歴ユーザデータを記憶し得る。場合によっては、履歴ユーザデータは履歴活動データ545を含み得る。履歴活動データ545は、ユーザによって行われた活動のリスト、活動がいつ行われたかを示すデータ又はその両方を含み得る。一部の例では、履歴活動データ545は、所定の期間(例えば、過去の月数)の活動及びタイムスタンプのペアを含み得る。履歴活動データ545は、ユーザが活動を行った回数、特定の活動の頻度、ユーザが特定の活動を行う一般的な時間又はそれらの組み合わせを特定するために(例えば、ユーザデバイス510又はサーバ515によって)用いられ得る。例えば、ユーザが10回ウォーキングを行い、5回ランニングを行っている場合、ウォーキングの頻度は0.66(例えば、10回のウォーキングを15回の総活動で割ったもの)、ランニングの頻度は0.33(例えば、5回のランニングを15回の総活動で割ったもの)となる。ユーザデバイス106及び/又はサーバ515は、それぞれの分類された活動の種類のためにデータを計算し得る(例えば、それぞれの分類された活動の種類毎の頻度)。履歴活動データ545と、履歴活動データ545に関連する他のデータ550(例えば頻度データ)とは、ユーザのために活動を分類するためにサーバ515(例えば、分類モジュール575)によって用いられ得る。履歴活動データ545を用いることで、ユーザデバイス106及び/又はサーバ515は、優先されるユーザの活動を考慮して、活動分類及び活動GUIをカスタマイズできるようになり得る。
【0125】
ユーザデバイス510は、セグメントデータ555及び履歴活動データ560をサーバ515に送信し得る。場合によっては、送信された履歴活動データ560は、リングアプリケーション530に記憶されているものと同じ履歴活動データ545であり得る。他の例では、履歴活動データ560は、リングアプリケーション530に記憶されている履歴活動データ545とは異なり得る。サーバ515は、セグメントデータ555及び履歴活動データ560を受信し得る。セグメントデータ555は、セグメント動作データ、セグメント温度データ又はその両方を含み得る。
【0126】
場合によっては、サーバ515は、特徴生成モジュール570を介して、ユーザの複数の履歴活動特徴(例えば、信号特徴595)を生成し得る。履歴活動特徴は、それぞれの分類された活動の種類が何回行われたかを示す数及び/又は分類された活動の種類に関連する頻度を含み得る。例えば、特徴生成モジュール570は、分類された活動の種類が何回行われたか及び/又は分類された活動の種類が行われた頻度を示す信号特徴595を、それぞれの分類された活動の種類毎に生成し得る。場合によっては、履歴活動特徴は、分類された活動の種類が行われた期間を含み得る。一部の例では、履歴活動特徴は、時刻、1日の一部(例えば、朝、昼、夜)、曜日及び/又は時期等の分類された活動の種類が何時行われたか(例えば、最も一般的な期間)を含み得る。履歴活動特徴は、分類モジュール575(例えば、機械学習モデル)が、ユーザが避ける、行う、好む活動(例えば、分類された活動の種類)を特定するのに役立ち得る。
【0127】
本願で説明するように、活動GUIで提示されるユーザ指定分類及び/又は自動分類は、(例えば、スコアリング特徴として)将来の分類で用いられる履歴活動データに含まれ得る。一般的な分類モデルは複数のユーザにわたって用いられ得るが、履歴活動特徴は、ユーザの特定の活動にしたがって分類モデルの出力をカスタマイズするのに役立ち得る。
【0128】
サーバ515(例えば、1つ以上の特徴生成モジュール570)は、各活動セグメント(例えば、セグメントデータ555)ついて信号特徴595を生成し得る。信号特徴595は、生理学的データ特徴、履歴活動特徴又はその両方を含み得る。生理学的データ特徴は、運動特徴、温度特徴又は心拍数特徴尾、HRV特徴及び呼吸数特徴等の他の生理学的データから特定された他の生理学的データ特徴を含み得る。一部の実施では、サーバ515は、ユーザデバイス510から受信した各データセットについて複数の統計的特徴を特定し得る。
【0129】
場合によっては、サーバ515の特徴生成モジュール570は、セグメントデータ555のために1つ以上の運動特徴(例えば、信号特徴595)を生成し得る。運動特徴は、加速度計(加速度)特徴、ジャイロ特徴及び1つ以上の軸の派生値特徴を含み得る。加速度計特徴は、最小値、最大値、平均値、デルタ値、中央値、分散値、合計、偏差(例えば、平均絶対偏差)、平均の標準誤差、スキュー、絶対エネルギー及び他の統計値等の1つ以上の軸の統計的特徴を含み得る。場合によっては、サーバ515は、1つ以上の軸について1つ以上のジャイロ特徴を特定し得る。サーバ515は、運動カウント値、規則性値、強度値、MET、向き値等の派生値のいずれかに基づいて、1つ以上の派生値特徴を特定し得る。
【0130】
サーバ515の特徴生成モジュール570は、セグメントデータ555について1つ以上の温度特徴を生成し得る。温度特徴を用いることで、活動分類の精度が改善され得る。温度特徴は、最小値、最大値、平均値、デルタ値、中央値、分散値、合計、偏差(例えば、平均絶対偏差)、平均の標準誤差、スキュー、絶対エネルギー及び他の統計値等の統計的特徴を含み得る。一部の実施では、温度特徴は、2つの時点間の温度の低下に基づき得る特徴等の1つ以上の温度低下特徴を含み得る。温度低下特徴は、絶対単位(例えば摂氏)又は相対単位(例えば、最大値に対する低下)のモノであり得る。1つ以上の温度低下特徴は、開始終了点、最大最小点、開始最小点又は他の点の間等のセグメントデータ555内の任意の2点間で計算され得る。
【0131】
サーバ515の分類モジュール575は、受信した温度特徴、運動特徴及び履歴活動特徴(例えば、信号特徴595)に基づいて、セグメントデータ555を1つ以上の活動(例えば、分類された活動の種類)に関連付けられているものとして分類し得る。例えば、分類モジュール575は、それぞれの分類された活動の種類に関連する信頼度を示す信頼値に関連し得る複数の分類された活動の種類を含む出力を生成し得る。このような場合、サーバ515は、活動クラスデータ565をユーザデバイス510に出力し得る。分類モジュール575は、それぞれの分類された活動の種類のために信頼値を生成し得る。例えば、単一のセグメントデータ555の場合、分類モジュール575は、複数の分類された活動の種類のそれぞれの信頼値を出力するように構成され得る。
【0132】
各分類された活動の種類の信頼値は、セグメントデータ555が分類された活動の種類に関連する信頼度を示す0.00~1.00の数(例えば、10進数)であり得る。一部の実施では、0.00に近い信頼値は、分類された活動の種類の信頼度が低いことを示し得る。他の例では、1.00に近い信頼値は、分類された活動の種類の信頼度が高いことを示し得る。一部の実施では、信頼値は、セグメントデータ555が活動に関連する確率を示す確率スコアとして解釈され得る。例えば、0.50の信頼スコアは、活動セグメントに対して特定された分類された活動の種類が正しい確率(例えば、自信)が50%であることを示す。一部の実施では、全ての活動出力にわたる信頼値の合計は1.00に等しい場合がある。
【0133】
一部の実施では、ユーザデバイス510及び/又はサーバ515は、ユーザ情報の一例であり得る他のデータ590も記憶し得る。ユーザ情報は、限定されないが、ユーザの年齢、体重、身長及び性別を含み得る。一部の実施では、ユーザ情報は分類モジュール575の特徴として用いられ得る。サーバデータ580は、他のデータ590及びモジュール及び機能585を含み得る。
【0134】
自動活動分類及び/又はユーザ指定活動分類は、1つ以上のコンピューティングデバイスによってさまざまな方法で用いられ得る。一部の実施では、活動分類はユーザの履歴活動データ545として記憶され、その後にさらなる活動分類で(例えば、将来の分類をカスタマイズするために)用いられ得る。活動分類は、トレーニングログ及びカロリー計算等の活動及び運動追跡のレポート/メトリックを生成するためにも用いられ得る。場合によっては、活動分類は、休息及び回復に関連するレポート/メトリックを生成するために用いられ得る。一部の実施では、活動分類は、カスタマイズされた健康指導及び推奨を行うために用いられ得る。
【0135】
図6は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするシステム600の一例を示す。システム600は、システム100、システム200、システム500又はそれらの組み合わせを実施し得るか又はシステム100、システム200、システム500又はそれらの組み合わせによって実施され得る。とりわけ、システム600は、図1図5を参照して説明されているように、リング605(例えば、ウェアラブルデバイス104)、アプリケーション610(例えば、ユーザデバイス106)及びサーバ615(例えば、サーバ110)の例を示す。
【0136】
リング605は、少なくとも温度センサ620、リング加速度計625及び他のセンサ630を含み得る。一部の実施では、リング605は生動作データ(例えば、加速度計データ640)及び生温度データ635を取得し、処理し得る。加速度計データ640及び温度データ635はサンプリングされた値を含み得る。場合によっては、加速度計データ640は動作データ及びジャイロデータを含み得る。例えば、加速度計データ640は、X、Y、Z軸等の複数の軸の加速度計値を含み得る。温度データ635は、1つ以上の温度センサ620からサンプリングされた温度値を含み得る。加えて又は代替的に、生データ(例えば、温度データ635及び/又は加速度計データ640)は、モバイルデバイス等の他のデバイスから取得され得る。
【0137】
このような場合、温度センサ620は温度データ635を特定し得る。温度データ635は、最小温度値、最大温度値、平均温度値、デルタ温度値、中央温度値、分散温度値、温度合計、温度偏差(例えば、平均絶対偏差)、平均の標準誤差、スキュー、絶対エネルギー及び他の統計的温度値を含み得る。場合によっては、温度データ635はベースライン温度からの温度低下/上昇値を含み得る。ベースライン温度は、数分から数時間程度の期間等の以前の期間の(例えば、1つ以上の以前時間枠にわたる)平均温度であり得る。温度データ635は、温度変化(例えば、温度の低下又は上昇)及び温度低下速度(例えばレート)を含み得る。例えば、温度相対低下は(temp_max-temp_min)/temp_maxとして計算され得る。他の例では、温度低下速度は(temp_max-temp_min)/活動_期間として計算され得る。温度値は摂氏単位又は相対値として計算され得る。
【0138】
リング加速度計625は、最小運動値、最大運動値、その他の平均値、デルタ値、中央値、分散値、合計、偏差(例えば、平均絶対偏差)、平均の標準誤差、スキュー、絶対エネルギー及び他の統計値等の他の運動値を経時的に特定し得る。場合によっては、リング加速度計625は、X、Y、Z軸に基づく経時的な加速度値等の、複数の運動軸に基づく加速度値及びジャイロ値を特定し得る。
【0139】
場合によっては、リング605は生運動データ(例えば加速度計データ640)及び/又は生温度データ635から1つ以上の派生値を特定し得る。加速度計データ640の派生値は、限定されないが、運動カウント値、規則性値、強度値、MET及び方向値を含み得る。リング605は、各30秒間隔、1分間隔又は他の間隔等の設定された期間にわたる各派生値を計算し得る。
【0140】
一部の実施では、リング605(例えば、他のセンサ630)は、加速度計データ640及び温度データ635に加えて、他の生の生理学的データを取得し得る。他のセンサ630は、追加の生理学的データに基づいて追加の値を特定し得る。例えば、他のセンサ630は、追加の生理学的データに基づいて、心拍数データ、HRVデータ、呼吸数データ、血中酸素飽和度データ及び他の生理学的パラメータを特定し得る。他のセンサ630は、追加の生理学的データ(例えば、センサデータ645)を処理し、30秒間隔又は1分間隔等、設定された期間にわたる追加データの値(例えば、平均値、最大/最小値等)を生成し得る。
【0141】
リング605は、処理された温度データ650、処理された加速度計データ655及び処理されたセンサデータ660を含み得る。本願で説明する処理された温度データ650、処理された加速度計データ655又は他の処理されたセンサデータ660のいずかが、リング605以外のコンピューティングデバイスによって計算され得る。例えば、処理された温度データ650、処理された加速度計データ655及び処理されたセンサデータ660は、ユーザデバイス(例えば、アプリケーション610)、サーバ615又は他のコンピューティングデバイス(例えば、ウォッチ又はパーソナルコンピューティングデバイス)によって特定され得る。場合によっては、処理された温度データ650、処理された加速度計データ655及び処理されたセンサデータ660のいずれかは、ユーザの現在の又は以前の活動を分類するための入力(例えば、特徴)として用いられ得る。処理された温度データ650、処理された加速度計データ655及び処理されたセンサデータ660が特定される期間は、計算の種類及び計算に用いられるデータによって、互いに類似しているか又は異なり得る。したがって、処理された温度データ650、処理された加速度計データ655及び処理されたセンサデータ660は、計算に応じて、秒、分、時間又はそれ以上の期間にわたって計算され得る。
【0142】
アプリケーション610(例えば、図2のユーザデバイス106によって実施されるウェアラブルアプリケーション250)は、処理された加速度計データ655のサンプリングに基づいて活動セグメント識別665を行い得る。アプリケーション610は、活動セグメント温度データ670、活動セグメント加速度計データ675及び活動セグメントセンサデータ680を生成し得る。
【0143】
サーバ615は、それぞれの識別された活動セグメント(例えば、活動セグメント温度データ670、活動セグメント加速度計データ675及び活動セグメントセンサデータ680)を分類し得る。例えば、サーバ615は各セグメントについてセグメント特徴を生成し得る。そのような場合、サーバ615は温度特徴抽出685、加速度計特徴抽出687及びセンサ特徴抽出690を生成し得る。サーバ615は、生成されたセグメント特徴に基づいてセグメントを分類し得る。例えば、サーバ615は、活動分類確率予測692に温度特徴抽出685、加速度計特徴抽出687及びセンサ特徴抽出690を入力し得る。一部の実施では、サーバ615は、本願で記載する特徴を用いて訓練された1つ以上の機械学習モデルを、複数のユーザのために経時的に用いり得る(例えば、運動特徴、温度特徴及び履歴活動特徴)。本願で説明する分類動作は1つ以上の機械学習モデルを用いり得るが、サーバ615は、ルールベースアルゴリズム、関数(例えば、重み関数)及び/又は他のモデル等の様々な他の技術を用いてセグメントを分類し得る。
【0144】
一部の実施では、温度特徴(例えば、温度特徴抽出685)は1つ以上の温度レート特徴(例えば、温度低下レート特徴)を含み得る。温度レート特徴は、セグメントの間の任意の2つの時点間での温度の変化を示し得る。一部の実施では、温度レート特徴は、ユーザの温度が所定の期間にわたって低下した量を示す温度低下レート特徴を含み得る。1つ以上の温度低下レート特徴は、隣接ポイント間、開始終了ポイント間、最大最小ポイント間、開始最小ポイント間又は他のポイント間等のセグメント内の任意の2つのポイント間で計算され得る。温度レート特徴は、ユーザの温度が所定の期間にわたって上昇した量を示す温度上昇レート特徴(例えば、上昇レート特徴)も含み得る。1つ以上の温度上昇レート特徴は、隣接ポイント間、開始終了ポイント間、最大最小ポイント間、開始最小ポイント間又は他のポイント間等のセグメント内の任意の2つのポイント間で計算され得る。温度レート特徴は、絶対単位(例えば摂氏)又は相対単位(例えば、ベースラインに対する温度の低下/上昇)であり得る。一部の例では、温度特徴抽出685は所定の期間(例えば、1分間)の温度低下/上昇を含み得る。場合によっては、温度相対低下は(temp_max-temp_min)/temp_maxと等してもよい。温度低下率(例えば速度)は、(temp_max-temp_min)/活動_期間と等しくてもよい。他の例では、温度特徴抽出685は、活動全体の間又は所定の期間の間の最大低下値及び/又は平均低下値を含み得る。
【0145】
一部の実施では、温度特徴抽出685及び加速度計特徴抽出687は、温度条件及び/又は動作条件が満たされたかどうかを示すバイナリ特徴(例えば、0/1)であり得る。例えば、温度特徴抽出685は、(例えば、0又は1を介して)温度が(例えば、所定の期間内で)閾値を超えて低下したかどうかを示し得る。場合によっては、温度特徴抽出685は、時間枠(例えば、継続時間が1~10分の時間枠)に対して毎分X度の低下率を含み得る。一部の実施では、加速度計特徴抽出687は、閾値の動き(例えば加速度)の量がセグメント内で検出されたかどうか(例えば、0/1)を示し得る。
【0146】
温度データ635、加速度計データ640及び他のセンサデータ645は、それぞれの特徴を生成するためにそれぞれ単独で用いられ得るが、一部の実施では、複数種類のデータ基づいて特徴が生成され得る。例えば、動作温度特徴は、温度データ635及び加速度計データ640に基づいて生成され得る。場合によっては、特徴は、(例えば、所定の期間に)動きが増加している間に温度が低下したかどうか(例えば、0/1)を示し得る。
【0147】
アプリケーション610は、活動分類確率予測692に基づいて、指標695を生成し得る。場合によっては、アプリケーション610は、活動予測697のユーザインターフェイスを介して指標695を表示し得る。
【0148】
図7は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするGUI700の一例を示す。GUI700は、システム100、システム200、プロセスフロー300、プロセスフロー400、システム500、システム600又はそれらの任意の組み合わせの態様を実施し得るか又はそれらによって実施され得る。例えば、GUI700は、ユーザ102に対応するユーザデバイス106(例えば、ユーザデバイス106-a、106-b、106-c)のGUI275の一例であり得る。
【0149】
一部の例では、GUI700は、GUI700(例えば、図2に示すGUI275)を介してユーザ102に表示され得る一連のアプリケーションページ705を示す。GUI700は、活動GUIの一例であり得る。GUI700は、ユーザデバイス106上で生成され得る。一部の実施では、GUI700はウェアラブルアプリケーション250によって生成され得る。他の実施では、GUI700はウェブベースの活動GUIであり得る(例えば、サーバ110によって提供される)。GUI700はモバイルユーザデバイス106上に示されているが、GUI700は他のアプリケーション及び/又はウェブベースのインターフェイスを用いて他のコンピューティングデバイス上に生成され得る。GUI700は、GUI700に含まれ得る例示のテキスト、画像及び活動GUI要素を含む例示のGUIであり得る。そのため、本願で明示的に示されていない他の活動GUIは、本開示に従って生成され得る。
【0150】
一部の実施では、ウェアラブルアプリケーション250は、受信した活動分類データに基づいてGUI700を生成し得る。例えば、ウェアラブルアプリケーション250は、分類された活動の種類に関連する信頼値に基づいてGUI700を生成し得る。このような場合、アプリケーションページ705は、異なる信頼値に基づいてリングアプリケーションによってレンダリングされ得る。
【0151】
アプリケーションページ705-aは、ユーザの現在の分類された活動の種類(例えば、「活動1」)を指定するGUI700の一例であり得る。アプリケーションページ705-aは、分類された活動の種類を変更するためにユーザが選択し得る(例えば、タッチ/クリック)変更GUI要素(例えば、変更ボタン)を含み得る。例えば、変更ボタンを選択すると、リングアプリケーションは選択のために分類された活動の種類のリストをユーザに提示し得る。分類された活動の種類のリストは、対応する信頼値によってランク付けされ得る。アプリケーションページ705-aは、分類された活動の種類が高い信頼値(例えば、90%より大きい)に関連する場合に、分類された活動の種類がユーザのために自動的に選択され得るためレンダリングされ得る。
【0152】
アプリケーションページ705-bは、GUI700がユーザに現在の活動(例えば、現在の活動の種類)を選択するよう指示する一例であり得る。活動の種類は、メニューGUI要素(例えば、ドロップダウンメニュー)でユーザに提供され得る。ユーザは、「選択」活動GUI要素を選択して、提供された活動の種類を選択し得る。場合によっては、ユーザは、1つ以上の追加の可能な活動を見るために、メニューGUI要素を選択し得る(例えば、タッチ/クリック)。アプリケーションページ705-bは、中程度の信頼値が複数の活動に関連し得る場合にレンダリングされ得る。このような場合、最高ランクの活動(例えば、信頼値が最も高い)がメニューの上部に配置され得る。場合によっては、信頼値が信頼性の高い自動分類を許容しない可能性があるため、「選択」ボタンを含めることは、ユーザにユーザがどの分類された活動の種類を行っているかを確認するよう促し得る。
【0153】
アプリケーションページ705-cは、現在の活動を選択するようユーザに指示するGUI700の一例であり得る。メニューGUI要素がレンダリングされ得るが、活動は選択のために自動的にレンダリングされないことがある。代わりに、ユーザは、現在の活動の種類を選択するためにメニューGUI要素と対話するようメニューGUI要素によって促され得る。アプリケーションページ705-cは、分類データにが、高い信頼度に関連する分類された活動の種類を含まない場合にレンダリングされ得る。例えば、分類された活動の種類のそれぞれは信頼度閾値未満であり得る。このような場合、ユーザによる分類された活動の種類の選択は、正確な活動分類のために好ましい場合がある。
【0154】
図8は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするGUI800の一例を示す。GUI800は、システム100、システム200、プロセスフロー300、プロセスフロー400、システム500、システム600又はそれらの任意の組み合わせの態様を実施し得るか又はそれらによって実施され得る。例えば、GUI800は、ユーザ102、GUI700又はその両方に対応するユーザデバイス106(例えば、ユーザデバイス106-a、106-b、106-c)のGUI
275の一例であり得る。
【0155】
一部の例では、GUI800は、GUI800(例えば、図2に示すGUI275)を介してユーザ102に表示され得る一連のアプリケーションページ805を示す。GUI800は、活動GUIの一例であり得る。例えば、アプリケーションページ805-aはユーザデバイス106上で生成され得る。一部の実施では、GUI800はウェアラブルアプリケーション250によって生成され得る。他の実施では、GUI800はウェブベースの活動GUIであり得る(例えば、サーバ110によって提供される)。GUI800はモバイルユーザデバイス上に示されているが、GUI800は他のアプリケーション及び/又はウェブベースのインターフェイスを用いて他のコンピューティングデバイス上に生成され得る。GUI800は、GUI800に含まれ得る例示のテキスト、画像及び活動GUI要素を含む例示のGUIであり得る。そのため、本願で明示的に示されていない他の活動GUIが本開示に従って生成され得る。
【0156】
一部の実施では、ウェアラブルアプリケーション250は、受信した活動分類データに基づいてGUI800を生成し得る。例えば、ウェアラブルアプリケーション250は、分類された活動の種類に関連する信頼値に基づいてGUI800を生成し得る。このような場合、アプリケーションページ805は、異なる信頼値に基づいてウェアラブルアプリケーション250によってレンダリングされ得る。
【0157】
アプリケーションページ805-aは、以前(例えば、同じ暦日の午後3:30~3:58)に行った活動(例えば、分類された活動の種類)を選択するようユーザに指示するGUI800の一例であり得る。場合によっては、アプリケーションページ805-aは、以前の活動セグメント(例えば、現在時刻の前)を分類する機能をユーザに提供し得る。場合によっては、アプリケーションページ805-aは、特定の以前の活動セグメントを選択するための複数の選択GUI要素を含み得る。ユーザは、以前の活動セグメントに対応する活動ボタンを選択(例えば、タッチ/クリック)し得る。アプリケーションページ805-aは、行われた正確な活動に関して高いレベルの確実性を提供しない(例えば、20~30%)信頼度に関連する複数の分類された活動の種類(例えば、3つの活動)が存在し得るようにレンダリングされ得る。アプリケーションページ805-aでは、活動ボタンは、分類された活動の種類に関連する信頼度値によってランク付けされ得る。例えば、アプリケーションページ805-aは、活動の種類が最上位の活動(例えば、信頼値が最も高い分類された活動の種類)であり得るため、リストの上部に「活動1」を表示し得る。
【0158】
アプリケーションページ805-bはウォッチコンピューティングデバイスに表示され得る。アプリケーションページ805-bは、アプリケーションページ805-aと同様に動作し得る。一部の実施では、ユーザデバイス106(例えば、モバイルデバイス)の代わりにウォッチコンピューティングデバイスが用いられ得る。このような場合、ウォッチコンピューティングデバイスはリングからデータを取得し、セグメントデータをサーバ110に送信し、サーバ110から活動分類データを受信し、アプリケーションページ805-bをレンダリングするアプリケーションを実行し得る。
【0159】
アプリケーションページ805-aを表示するユーザデバイス106を置き換える代わりに、ウォッチコンピューティングデバイスは追加のコンピューティングデバイスとして用いられ得る。例えば、ユーザはリング、第1のユーザデバイス(例えば、モバイルデバイス)及び第2のユーザデバイス(例えば、ウォッチコンピューティングデバイス)に関連し得る。第1のユーザデバイスはリングからデータを取得し、セグメントデータをサーバ110に送信し、サーバ110から活動分類データを受信し得る。ウェアラブルアプリケーション250は、第1のユーザデバイス(例えば、モバイルデバイス)と第2のユーザデバイス(例えば、ウォッチコンピューティングデバイス)上で実行され得る。
【0160】
第1のユーザデバイスは、活動データ(例えば、活動、信頼値及び/又は活動GUIデータ)を第2のコンピューティングデバイスに送信し得る。第2のコンピューティングデバイスは、アプリケーションページ805-bを介して(例えば、振動/音により)ユーザが分類された活動の種類を選択すべきことをユーザに通知し得る。第2のユーザデバイス上での分類された活動の種類の選択は、履歴活動データに保存するために第1のユーザデバイスに伝達され得る。第1のユーザデバイス及び第2のユーザデバイスは、モバイルデバイス及びウォッチコンピューティングデバイスとして説明しているが、コンピューティングデバイスの任意の組み合わせを用いてよい(例えば、タブレット、ヘッドマウントデバイス、ラップトップ等)。
【0161】
図9は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするGUI900の一例を示示す。GUI900は、システム100、システム200、プロセスフロー300、プロセスフロー400、システム500、システム600又はそれらの任意の組み合わせの態様を実施し得るか又はそれらによって実施され得る。例えば、GUI900は、ユーザ102、GUI700、GUI800又はそれらの組み合わせに対応するユーザデバイス106(例えば、ユーザデバイス106-a、106-b、106-c)のGUI275の一例であり得る。
【0162】
一部の例では、GUI900は、GUI800(例えば、図2に示すGUI275)を介してユーザ102に表示され得る一連のアプリケーションページ905を示す。GUI900は、活動GUIの一例であり得る。例えば、アプリケーションページ905はユーザデバイス106上に生成され得る。一部の実施では、GUI900はウェアラブルアプリケーション250によって生成され得る。他の実施では、GUI900はウェブベースの活動GUIであり得る(例えば、サーバ110によって提供される)。GUI900はモバイルユーザデバイス上に示しているが、GUI900は他のアプリケーション及び/又はウェブベースのインターフェイスを用いて他のコンピューティングデバイス上に生成され得る。GUI900は、GUI900に含まれ得る例示のテキスト、画像及び活動GUI要素を含む例示のGUIであり得る。そのため、本願で明示的に示さない他の活動GUIが本開示に従って生成され得る。
【0163】
一部の実施では、ウェアラブルアプリケーション250は、受信した活動分類データに基づいてGUI900を生成し得る。例えば、ウェアラブルアプリケーション250は、分類された活動の種類に関連する信頼値に基づいてGUI900を生成し得る。このような場合、アプリケーションページ905は、異なる信頼値に基づいてウェアラブルアプリケーション250によってレンダリングされ得る。
【0164】
アプリケーションページ905-aは、活動目標進捗カード910、活動リスト915及び準備スコア920を表示し得る。このような場合、アプリケーションページ905-aは、活動セグメントデータ及び活動GUI要素を表示し得る。一部の例では、ユーザは、活動リスト915内の活動セグメントを選択し得る。各活動セグメントは単一の活動カードインターフェイス要素に関連し得る。場合によっては、各活動カードは、活動名、活動タイムスタンプ、活動期間、活動カロリー消費及び信頼値を含み得る。ユーザは、アプリケーションページ905-aを介して表示される複数の活動GUI(例えば、活動目標進捗カード910、活動リスト915等の活動カード)をスクロールし得る。例えば、ユーザは、履歴活動カードをスクロールするために、アプリケーションページ905-aを上又は下にスワイプし得る。
【0165】
活動リスト915は、それぞれの活動セグメントに対応する1つ以上の活動カードを含み得る。活動カードに含まれる情報は、それぞれの活動セグメントについて分類された活動の種類に関連する信頼値に基づき得る。場合によっては、活動リスト915に含まれる分類された活動の種類は自動的に分類され、ユーザの履歴活動データに追加され得る。ユーザは活動リスト915から活動セグメントを選択し、システムは追加情報(例えば、活動セグメントに関連する生理学的パラメータ)を有する活動セグメントの拡張ビューを生成し得る。ユーザは、拡張ビューで分類された活動の種類を変更し得る。場合によっては、分類された活動の種類に関連する信頼値が高い場合、活動リスト915の活動カードが生成され得る。
【0166】
場合によっては、活動スコア及び非活動時間を示す活動目標進捗カード910が、ユーザデバイス106のGUI900を介してユーザに表示され得る。活動目標進捗カード910は、活動カロリー消費カウント、活動時間又はその両方を含み得る。準備スコア920は、識別された活動セグメント及び対応する分類された活動の種類に基づいて更新され得る。加えて、一部の実施では、アプリケーションページ905-aは、それぞれの日のユーザの1つ以上のスコア(例えば、睡眠スコア、準備スコア920、活動スコア)を表示し得る。
【0167】
アプリケーションページ905-bは、メッセージ930及び活動確認カード925を表示し得る。例えば、システムは活動確認カード925を生成し得る。活動確認カード925は、活動セグメント及び/又は分類された活動の種類を確認するためにユーザが選択し得る確認GUI要素を含み得る。このような場合、アプリケーションページ905-bは、活動セグメントが記録されたことを示す活動確認カード925を表示し得る。一部の実施では、活動確認カード925が有効であると確認されると、それぞれの暦日について、ユーザ102の活動ログに活動セグメントが記録/ログ記録され得る。さらに、場合によっては、活動セグメントは、ユーザ102に関連する1つ以上のスコア(例えば、活動スコア、準備スコア920)を更新する(例えば、修正する)ために用いられ得る。つまり、識別された活動セグメントに関連するデータが、活動セグメントが確認された後の次の暦日のためにユーザ102のスコアを更新するために用いられ得る。場合によっては、ユーザデバイス106のGUI900を介してユーザに表示されるメッセージ930は、活動セグメントが全体のスコア(例えば、全体的な活動スコア、全体的な準備スコア920)及び/又は個々の貢献要因にどのように影響したかを示し得る。
【0168】
ユーザ102がアプリケーションページ905-bのプロンプト(例えば、活動確認カード925)を却下する一部の場合では、活動確認カード925が消え、ユーザは後で入力940を介して活動セグメントを入力し得る。システム200のサーバは、入力940を介して、活動セグメントに関連する情報のユーザ入力を受信し得る。ユーザ102が活動セグメントを却下する場合では、活動セグメントはユーザの履歴活動から削除され得る。他の例では、ユーザ102は、活動名、分類された活動の種類、活動タイムスタンプ、活動期間、強度又はそれらの組み合わせを更新することにより、活動確認カード925を編集して、活動セグメントを変更し得る。場合によっては、ユーザ102は別の活動セグメントを選択し得る。
【0169】
ユーザ102は、活動セグメントが発生したかどうかを確認するように又は活動セグメントが発生していない場合は、活動確認カード925を却下するようユーザ102に促す活動確認カード925を受信し得る。このような場合、アプリケーションページ905-bは、活動セグメントを確認又は却下するようユーザに促し得る(例えば、識別された活動セグメントの間にユーザ102が身体的活動を行っていたとシステム200が正しく判定したかどうかを確認/拒否する)。例えば、システム200は、ユーザデバイス106を介して且つ活動セグメントの予測に応答して、活動セグメントの確認を受信し得る。
【0170】
場合によっては、システム200が、活動セグメントの間にユーザ102が身体的活動を行っていたと正しく判定したかどうかを確認及び/又は否定することで、活動セグメントに関連する信頼値が更新され得る。場合によっては、活動セグメントの分類された活動の種類が、分類された活動の種類の最も高い確率に関連付けられ得るが、自動分類するほど自信は十分ではない。
【0171】
ユーザ102は、活動セグメントが発生したかどうかを確認するように又は活動セグメントが発生していない場合は、活動確認カード935を却下するようユーザ102に促し得る活動確認カード935を受信し得る。このような場合、アプリケーションページ905-cは、活動セグメントを確認又は却下するようユーザに促し得る(例えば、ユーザ102が活動セグメント経験したとシステム200が正しく判定したかどうかを確認/拒否する)。例えば、システム200は、ユーザデバイス106を介して且つ活動セグメントの識別に応答して、活動セグメントの確認を受信し得る。活動予測カード935は、活動セグメントの識別の不確実性のレベルを示し得る。例えば、活動予測カード935は、システム200が、ユーザが潜在的な活動セグメントの間に身体的活動を行っていた可能性があることを識別したことを示すために、「不確実な活動(Maybe Activity)」を表示し得る。このような場合、ユーザが活動セグメントを確認又は拒否するかどうかが信頼値に影響し得る。場合によっては、活動予測カード935を介して表示される分類された活動の種類の信頼値は、活動確認カード925を介して表示される分類された活動の種類の信頼値よりも低いことがある。
【0172】
場合によっては、ユーザ102は入力940を介して症状をログ記録し得る。例えば、システム200は、活動セグメント等に関連する症状(例えば、痙攣、頭痛、痛み、風、暑さ等)をログ記録するために、ユーザ入力(例えば、タグ)を受信し得る。システム200は、ユーザ履歴及び活動セグメントに基づいて、ユーザ102にタグを推奨し得る。
【0173】
一部の実施では、システム200は、分類器(例えば、機械学習の分類器のための教師あり学習)を訓練し、活動予測技術を改善するために、検出/予測された活動セグメントに関するユーザ入力を受信するようを較正され得る。例えば、ユーザデバイス106は、識別された活動セグメントを表示し得る。その後、ユーザ102は、活動セグメントの開始時刻、活動セグメントの確認、活動セグメントの予測される分類された活動の種類の確認等の1つ以上のユーザ入力を入力し得る。その後、これらのユーザ入力は分類器を訓練するために分類器に入力され得る。つまり、予測された活動セグメントを検証又は確認するためにユーザ入力が用いられ得る。
【0174】
図10は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートする活動セグメント分類図1000の一例を示す。活動セグメント分類図1000は、システム100、システム200又はその両方の態様を実施し得るか又はそれらによって実施され得る。例えば、一部の実施では、活動セグメント分類図1000は、睡眠セグメント1005、非アクティブセグメント1010及びアクティブセグメント1015の相対タイミングを示す。活動セグメント分類図1000は、図2及び9に示すように、ユーザデバイス106のGUI275、GUI900又はその両方を介してユーザに表示され得る。
【0175】
本願でさらに詳細に説明するように、システム200は、ユーザ102の睡眠セグメント1005、非アクティブセグメント1010及び/又はアクティブセグメント1015を検出するように構成され得る。このように、活動セグメント分類図1000-aは、ユーザの動作データと、睡眠セグメント1005、非アクティブセグメント1010及び/又はアクティブセグメント1015との関係を示す。活動セグメント分類図1000-aに示すように、動作データは代謝当量(MET)として表され得る。活動セグメント分類図1000-bは、ユーザの体温データと、睡眠セグメント1005、非アクティブセグメント1010及び/又はアクティブセグメント1015との関係を示し得る。場合によっては、システム200は、リング(例えば、ウェアラブルデバイス104)を介して収集されたユーザの動作データ、温度データ又はその両方に基づいて、ユーザ102の睡眠セグメント1005、非アクティブセグメント1010及び/又はアクティブセグメント1015を特定又は推定し得る。
【0176】
とりわけ、本願で説明したように、システム200は、ユーザがアクティブセグメント1015内で身体的活動に行っていた1つ以上の活動セグメント1020を識別し得る。つまり、システム200は、一般的に、ユーザが高い活動を示す時間間隔を「活動セグメント」として識別又はフラグを立て、アクティブセグメント1015のサブセットを、ユーザが身体的活動を行う間の「活動セグメント1020」として(例えば、ユーザがワークアウト又は他の運動を行っている場合の活動セグメント1020)識別し得る。一部の態様では、活動セグメント1020は、動作データ、温度データ又はその両方に基づいて識別され得る。さらに、本願で前述したように、ユーザが身体的活動を行い得る活動セグメントを識別するために追加の又は代替的な生理学的パラメータが用いられ得る。
【0177】
図10に示す活動セグメント分類図1000は、伝統的な暦日に対する睡眠セグメント1005、非アクティブセグメント1010及び/又はアクティブセグメント1015の相対タイミングを示す。とりわけ、活動セグメント分類図1000は、単一の暦日(例えば、少なくとも午前6時~少なくとも午前3時)についてのユーザの睡眠セグメント1005、非アクティブセグメント1010及び/又はアクティブセグメント1015を示す。
【0178】
活動セグメント分類図1000は、1つ以上の睡眠セグメント1005、非アクティブセグメント1010及びアクティブセグメント1015を含み得る。例えば、活動セグメント分類図1000は、睡眠セグメント1005-a及び100-b、非アクティブセグメント1010-a、1010-b及び1010-c及びアクティブセグメント1015-a及び1015-bを含み得る。アクティブセグメント1015-aは、少なくとも3つの識別されたアクティブセグメント1020-a、1020-b及び1020-cを含み、アクティブセグメント1015bは、少なくとも1つの識別されたアクティブセグメント1020-dを含み得る。睡眠セグメント1005は時系列の両端で発生し得る。場合によっては、睡眠セグメント1005-aとアクティブセグメント1015-aとの間で、システム200は非アクティブセグメント1010-aを検出し得る。睡眠セグメント1005、非アクティブセグメント1010及びアクティブセグメント1015は、MET値、温度値及び/又は他の値(例えば、他の動作値)に基づいて特定され得る。
【0179】
ユーザデバイス106によって取得されるデータは1つ以上のアクティブセグメント1015を含み得る。例えば、(例えば、30秒~1分間隔で)データが生成されたときに、ユーザデバイス106がリング(例えば、ウェアラブルデバイス104)からデータを受信する場合、ユーザデバイス106は、ユーザが活動を行っている間にデータを受信し得る。このような場合、ユーザデバイス106は、現在のアクティブセグメント1015の時系列データを生成し得る。さらに、ユーザデバイス106は、アクティブセグメント1015内の1つ以上の活動セグメント1020を識別し得る。場合によっては、ユーザデバイス106は、1日の早い時間からのデータ等の、リング(例えば、ウェアラブルデバイス104)からデータが最後に取得されてから発生した1つ以上のアクティブセグメント1015及び/又は活動セグメント1020等の、1つ以上の以前のアクティブセグメント1015を含む、より長い時間(例えば、時間)にわたる過去のデータを受信し得る。例えば、時系列全体(例えば、非アクティブセグメント1010cの間)の過程でデータが一度に取得された場合、ユーザデバイス106は4つの別々の活動セグメント220を識別し得る。
【0180】
ユーザデバイス106は、データの時系列において、アクティブセグメント1015及び/又は活動セグメント1020を識別し得る。一部の実施では、ユーザデバイス106は、動作データ及び/又は温度データに基づいて、アクティブセグメント1015及び/又は活動セグメント1020を識別し得る。一部の実施では、ユーザデバイス106は、動作の量及び/又は動作の期間に基づいて、活動セグメント1020を識別し得る。例えば、ユーザデバイス106は、閾値を超える動作(例えば、加速度又は導出された動作の値)をユーザが行っていることをデータが示す場合、ユーザが身体的活動を行っていると判定し得る。場合によっては、ユーザデバイス106は、強度値、MET値又は規則性値が所定の期間の閾値(例えば、時間閾値)を超える場合に、活動セグメント1020を識別し得る。
【0181】
ユーザデバイス106は、温度データ(例えば、皮膚温)を用いて活動セグメント1020を識別し得る。例えば、ユーザデバイス106は、温度の変化及び/又は温度の変化率に基づいて活動セグメント1020を識別し得る。場合によっては、ユーザデバイス106は、温度低下閾値を超えるユーザ温度の低下等、所定の期間の間のユーザ温度の低下に基づいて活動セグメント1020を識別し得る。例えば、ユーザデバイス106は、定義された期間内で温度低下が閾値を超えて低下した場合に、活動セグメント1020を識別し得る。活動セグメント1020は、期間閾値の間より低い温度が維持された場合に識別され得る。場合によっては、活動期間中(例えば、活動セグメント1020の間)に温度低下が維持され得る。そのような場合、活動セグメント1020は、開始温度(例えば、ベースライン温度)から最低温度までの温度低下を含み得る。温度低下は活動の間に維持され得るか又はベースラインに向かって再び増加し得る。温度低下及び上昇は、外部温度及び/又は身体の体温調節反応(例えば、血流及び発汗)に起因し得る。
【0182】
一部の実施では、ユーザデバイス106は、動作データ及び温度データの組み合わせを用いて活動セグメント1020を識別し得る。例えば、ユーザデバイス106は、セグメントの動作データ及び温度データが一連の条件(例えば、閾値)を満たす場合に、活動セグメント1020を識別し得る。例示の一連の条件は、所定の期間の間の動作閾値(例えば、強度の閾値レベル)及び温度低下閾値の存在を含み得る。例えば、活動セグメント1020-aを参照して示すように、システム200は、ある時間間隔の動作の量がある動作閾値以上であることと、その時間間隔中の対応する温度低下がある温度低下閾値以上であることに基づいて、活動セグメント1020-aを識別し得る。
【0183】
場合によっては、ユーザデバイス106は、動作データ、温度データ、心拍数データ、HRVデータ及び/又は呼吸数データに基づいて、活動セグメント1020を識別し得る。一部の実施では、ユーザデバイス106又は他のコンピューティングデバイスは、活動セグメント1020を識別するために用いられるデータを取得し得る。例えば、ユーザデバイス106は、活動セグメント1020を識別するために用いることができる動作データ(例えば、加速度/ジャイロデータ)又は他の動きデータ(例えばGPSデータ)を取得し得る。
【0184】
場合によっては、温度変化率は活動セグメントの種類によって変化し得る。つまり、分類された活動の種類によって、ユーザがそれぞれの分類された活動の種類の活動セグメントの間に経験し得る温度変化のレベルが異なり得ることを示し得る。例えば、ユーザが走っているときの温度変化/温度変化率と比較して、自転車に乗っているときの温度変化及び/又は温度変化率は異なり得る。そのため、活動の種類を分類するために温度変化及び温度変化率の分散が用いられ得る(例えば、分類された活動の種類を特定するために用いられ得る)。
【0185】
例えば、サーバ110(例えば、1つ以上の分類モジュール)は、温度変化及び変化率に関連する特徴を受信し得る。サーバ110は、受信した特徴に基づいて異なる活動(例えば、異なる分類された活動の種類)を識別し得る。場合によっては、活動が屋外/屋内であるか(例えば、外気温による)、活動に関連する強度のレベル、活動の期間又はそれらの組み合わせに基づいて、温度変化及び変化率が影響を受け得る。
【0186】
ユーザは所定の期間活動を行い得る。期間は「活動セグメント期間」又は「セグメント期間」と呼ばれ得る。各セグメントは、活動/セグメントが何時発生したかを示す1つ以上の時間に関連し得る。例えば、各セグメントは、活動/セグメントの開始(「活動/セグメントの開始時間」)、活動/セグメントの終了(「活動/セグメントの終了時間」)又は他の時間(例えば、「活動/セグメントの中間点時間」)を示す1つ以上のセグメントタイムスタンプに関連し得る。このような場合、活動セグメント1020は、活動開始時間で開始し、活動セグメント期間の間継続し、活動終了時間で終了し得る。セグメントの期間の間に取得されたデータは「セグメントデータ」又は「活動セグメントデータ」と呼ばれ得る。例示のセグメントデータは動作データ(例えば、加速度計データ、強度値等)、温度データ及び他の取得データを含み得る。一部の実施では、ユーザデバイス106は、ユーザデバイス106及びサーバ110がセグメントを識別するために用いり得るセグメントIDを各活動セグメント1020に割り当て得る。
【0187】
一部の実施では、コンピューティングデバイスは、ユーザの生理的データ(例えば、動作及び温度データ)の継続的な監視により、迅速に活動の開始を識別し、活動を分類し得る。場合によっては、コンピューティングデバイスは、より長い時間枠(例えば、分以上)にわたってデータを取得し、分析し得る。ユーザの生理的データの継続的な監視及び/又は定期的な監視/分析は、活動が現在進行中である場合等、活動の一部のデータを含むセグメントデータをもたらし得る。他の例では、セグメントデータは、1つ以上の以前の活動のセグメントデータが収集された場合等、活動の全期間のデータを含み得る。システム200は、活動についての部分データ及び/又は完全データを含むセグメントのためのセグメントデータの分類を行い得る。場合によっては、より小さなデータセット(例えば、短い活動及び/又は部分的なデータ)を処理することで処理リソースが節約され、バッテリー寿命が延び得る。場合によっては、より大きなデータセット(例えば、長期間の活動及び/又は完全なデータ)を処理することで処理量が増加し、バッテリー寿命が短くなり得るが、分類精度は向上する。本願で説明する処理のいずれかはウェアラブルデバイス104(例えば、リング)によって行われ得るが、処理の一部は、モバイルデバイス、パーソナルコンピューティングデバイス及び/又はサーバ等のデバイスによって行われ得る。
【0188】
図11は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするデバイス1105のブロック図1100を示す。デバイス1105は、入力モジュール1110、出力モジュール1115及びウェアラブルアプリケーション1120を含み得る。デバイス1105はプロセッサも含み得る。これらの各コンポーネントは(例えば、1つ以上のバスを介して)互いに通信し得る。
【0189】
入力モジュール1110は様々な情報チャネル(例えば、制御チャネル、データチャネル、疾患検出技術に関連する情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報又はそれらの任意の組み合わせ等の情報を受信する手段を提供し得る。情報は、デバイス1105の他のコンポーネントに渡され得る。入力モジュール1110は単一のアンテナ又は複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0190】
出力モジュール1115は、デバイス1105の他のコンポーネントによって生成された信号を送信する手段を提供し得る。例えば、出力モジュール1115は、様々な情報チャネル(例えば、制御チャネル、データチャネル、疾患検出技術に関連する情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報又はそれらの任意の組み合わせ等の情報を送信し得る。一部の例では、出力モジュール1115は、トランシーバモジュール内で入力モジュール1110と同じ場所に配置され得る。出力モジュール1115は、単一のアンテナ又は複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0191】
例えば、ウェアラブルアプリケーション1120は、データ取得コンポーネント1125、活動セグメントコンポーネント1130、活動分類コンポーネント1135、ユーザインターフェイスコンポーネント1140又はこれらの任意の組み合わせを含み得る。一部の例では、ウェアラブルアプリケーション1120又はその様々なコンポーネントは、入力モジュール1110、出力モジュール1115又はその両方を用いて又はさもなければ協働して様々な動作(例えば、受信、監視、送信)を行うように構成され得る。例えば、ウェアラブルアプリケーション1120は、入力モジュール1110から情報を受信し、出力モジュール1115に情報を送信し又は入力モジュール1110、出力モジュール1115又はその両方と共に統合されて情報を受信するか、情報を送信するか又は本願で説明する他の様々な動作を行い得る。
【0192】
ウェアラブルアプリケーション1120は、本願で開示する例に従って、ユーザの活動セグメントの分類をサポートし得る。データ取得コンポーネント1125は、ウェアラブルデバイスを介してユーザに関連する生理学的データを受信する手段として構成され得るか又はさもなければサポートするように構成され、生理学的データは少なくとも動作データを含む。活動セグメントコンポーネント1130は、ユーザが身体的活動を行っている活動セグメントを少なくとも部分的に動作データに基づいて識別する手段として構成され得るか又はさもなければサポートするように構成され、活動セグメントは、活動セグメントの間に収集された少なくとも生理学的データを含む活動セグメントデータに関連する。活動分類コンポーネント1135は、活動セグメントデータに少なくとも部分的に基づいて、活動セグメントに関連する活動分類データを生成する手段として構成され得るか又はさもなければサポートするように構成され、活動分類データは、複数の分類された活動の種類及び対応する信頼値を含み、信頼値は対応する分類された活動の種類に関連する信頼度を示す。ユーザインターフェイスコンポーネント1140は、ユーザデバイスのGUIに、少なくとも1つの分類された活動の種類と、複数の分類された活動の種類の少なくとも1つの分類された活動の種類とを表示させる手段として構成され得るか又はさもなければサポートするように構成され得る。
【0193】
図12は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするウェアラブルアプリケーション1220のブロック図1200を示す。ウェアラブルアプリケーション1220は、本願で説明するウェアラブルアプリケーション又はウェアラブルアプリケーション1120又はその両方の態様の一例であり得る。ウェアラブルアプリケーション1220又はそのさまざまなコンポーネントは、本願で説明するように、活動分類及び表示の様々な態様を行う手段の一例であり得る。例えば、ウェアラブルアプリケーション1220は、データ取得コンポーネント1225、活動セグメントコンポーネント1230、活動分類コンポーネント1235、ユーザインターフェイスコンポーネント1240、ユーザ入力コンポーネント1245、動作特徴コンポーネント1250、活動特徴コンポーネント1255、機械学習モデルコンポーネント1260又はこれらの任意の組み合わせを含み得る。これらの各コンポーネントは、直接的又は間接的に(例えば、1つ以上のバスを介して)互いに通信し得る。
【0194】
ウェアラブルアプリケーション1220は、本願で開示の例に従って、ユーザのために活動セグメントの分類をサポートし得る。データ取得コンポーネント1225は、ウェアラブルデバイスを介してユーザに関連する生理学的データを受信するための手段として構成され得るか又はさもなければ該手段をサポートし得る。活動セグメントコンポーネント1230は、少なくとも部分的には動作データに基づいて、ユーザが身体的活動を行う活動セグメントを識別するための手段として構成され得るか又はさもなければ係る手段をサポートし得る。活動セグメントは、活動セグメントの間に収集された少なくとも生理学的データを含む活動セグメントデータに関連する。活動分類コンポーネント1235は、少なくとも部分的に活動セグメントデータに基づいて、活動セグメントに関連する活動分類データを生成するための手段として構成され得るか又はさもなければ係る手段をサポートし得る。活動分類データは複数の分類された活動の種類と、対応する信頼値とを含み、信頼値は対応する分類された活動の種類に関連する信頼度を示す。インターフェイスコンポーネント1240は、ユーザデバイスのGUIに、活動セグメントデータと、複数の分類された活動の種類のうちの少なくとも1つの分類された活動の種類とを表示させる手段として構成され得るか又はさもなければ係る手段をサポートし得る。
【0195】
一部の例では、ユーザ入力コンポーネント1245は、ユーザデバイスを介して且つ少なくとも1つの分類された活動の種類の表示に応答して、活動セグメントの確認を受信する手段として構成され得るか又はさもなければ係る手段をサポートするように構成され、GUIに活動セグメントデータを表示させることは、少なくとも部分的に確認を受信することに基づく。
【0196】
一部の例では、確認は、少なくとも1つの分類された活動の種類の確認を含み、GUIに活動セグメントデータを表示させることは、少なくとも1つの分類された活動の種類の確認を受信することに少なくとも部分的に基づく。
【0197】
一部の例では、ユーザ入力コンポーネント1245は、ユーザデバイスを介して且つ少なくとも1つの分類された活動の種類を表示することに応答して、活動セグメントの1つ以上の変更を受信する手段として構成され得るか又はさもなければ係る手段をサポートするように構成され、GUIに活動セグメントデータを表示させることは、1つ以上の変更を受信することに少なくとも部分的に基づく。
【0198】
一部の例では、1つ以上の変更は、活動セグメントに関連する追加の分類された活動の種類の表示を含む。
【0199】
一部の例では、活動セグメントコンポーネント1230は、温度データに少なくとも部分的に基づいて活動セグメントを識別するための手段として構成され得るか又はさもなければ係る手段をサポートし得る。
【0200】
一部の例では、活動セグメントコンポーネント1230は、活動セグメントの間の動作データが動作閾値以上であることに少なくとも部分的に基づいて且つ活動セグメントの間の温度低下が温度低下閾値以上であることに少なくとも部分的に基づいて活動セグメントを識別するための手段として構成され得る又はさもなければ係る手段をサポートし得る。
【0201】
一部の例では、動作特徴コンポーネント1250は、動作データに少なくとも部分的に基づいて1つ以上の動作特徴を識別するための手段として構成され得るか又はさもなければサポートし得る。一部の例では、活動特徴コンポーネント1255は、温度データに少なくとも部分的に基づいて1つ以上の温度特徴を識別するための手段として構成され得るか又はさもなければ係る手段をサポートし、活動分類データの生成は1つ以上の動作特徴、1つ以上の温度特徴又はその両方に少なくとも部分的に基づく。
【0202】
一部の例では、1つ以上の動作特徴は、活動セグメントの間の動作量を含む。一部の例では、1つ以上の温度特徴は、活動セグメントの間の温度変化、活動セグメントの間の温度変化率又はそれらの任意の組み合わせを含む。
【0203】
一部の例では、活動セグメントコンポーネント1230は、ユーザの履歴活動セグメントデータを識別するための手段として構成され得るか又はさもなければ係る手段をサポートし、履歴活動セグメントデータはユーザの1つ以上の履歴活動セグメントを含み、活動分類データを生成することは、履歴活動セグメントデータに少なくとも部分的に基づく。
【0204】
一部の例では、複数の分類された活動の種類に関連する信頼値は、履歴活動セグメントデータに少なくとも部分的に基づく。
【0205】
一部の例では、機械学習モデルコンポーネント1260は、活動セグメントデータを機械学習モデルに入力するための手段として構成され得るか又はさもなければ係る手段をサポートし、活動分類データを生成することは、活動セグメントデータを機械学習モデルに入力することに少なくとも部分的に基づく。
【0206】
一部の例では、活動セグメントコンポーネント1230は、生理学的データ内に含まれる少なくとも1つ以上の追加の生理学的パラメータに少なくとも部分的に基づいて活動セグメントを識別するための手段として構成され得るか又はさもなければ係る手段をサポートし、1つ以上の追加の生理学的データは、心拍数データ、HRVデータ、呼吸数データ又はこれらの任意の組み合わせを含む。
【0207】
一部の例では、ウェアラブルデバイスはウェアラブルリングデバイスを含む。
【0208】
一部の例では、ウェアラブルデバイスは動脈血流に基づいてユーザから生理学的データを収集する。
【0209】
図13は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートするデバイス1305を含むシステム1300の図を示す。デバイス1305は、本願で説明するデバイス1105のコンポーネントの一例であり得るか又は該コンポーネントを含み得る。デバイス1305は、本願で前述したユーザデバイス106の一例を含み得る。デバイス1305は、ウェアラブルアプリケーション1320、通信モジュール1310、アンテナ1315、ユーザインターフェイスコンポーネント1325、データベース(アプリケーションデータ)1330、メモリ1335及びプロセッサ1340等の、ウェアラブルデバイス104及びサーバ110との通信を送受信するためのコンポーネントを含む双方向通信用のコンポーネントを含み得る。これらのコンポーネントは、電子通信し得るか又はさもなければ1つ以上のバス(例えば、バス1345)を介して結合(例えば、動作的、通信的、機能的、電子的、電気的)され得る。
【0210】
通信モジュール1310は、アンテナ1315を介してデバイス1305の入出力信号を管理し得る。通信モジュール1310は、図2で図示説明したユーザデバイス106の通信モジュール220-bの例を含み得る。この点に関して、通信モジュール1310は、図2に示すように、リング104及びサーバ110との通信を管理し得る。通信モジュール1310は、デバイス1305に統合されていない周辺機器も管理し得る。場合によっては、通信モジュール1310は、外部周辺機器への物理的な接続又はポートを表し得る。場合によっては、通信モジュール1310は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)又はその他の既知のオペレーティングシステム等のオペレーティングシステムを利用し得る。その他の場合では、通信モジュール1310は、ウェアラブルデバイス(例えば、リング104)、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン又は同様のデバイスを表し得るか又はそれらとやりとりし得る。場合によっては、通信モジュール1310はプロセッサ1340の一部として実施され得る。一部の例では、ユーザは、通信モジュール1310、ユーザインターフェイスコンポーネント1325又は通信モジュール1310によって制御されるハードウェアコンポーネントを介してデバイス1305と対話し得る。
【0211】
場合によっては、デバイス1305は単一のアンテナ1315を含み得る。しかしながら、他の場合では、デバイス1305は複数のアンテナ1315を有してもよく、複数の無線送信を同時に送受信でき得る。通信モジュール1310は、本願で説明したように、1つ以上のアンテナ1315、有線又は無線リンクを介して双方向に通信し得る。例えば、通信モジュール1310は無線トランシーバを表し、別の無線トランシーバと双方向に通信し得る。通信モジュール1310はパケットを変調し、変調されたパケットを伝送のために1つ以上のアンテナ1315に提供し、1つ以上のアンテナ1315から受信したパケットを復調するモデムも含み得る。
【0212】
ユーザインターフェイスコンポーネント1325は、データベース1330におけるデータの記憶及び処理を管理し得る。場合によっては、ユーザは、ユーザインターフェイスコンポーネント1325と対話し得る。他の場合には、ユーザインターフェイスコンポーネント1325は、ユーザの対話なしに自動的に動作し得る。データベース1330は、単一データベース、分散データベース、複数の分散データベース、データストア、データレイク又は緊急バックアップデータベースの例であり得る。
【0213】
メモリ1335は、RAM及びROMを含み得る。メモリ1335は、実行されるとプロセッサ1340に本願で説明する様々な機能を行わせる命令を含む、コンピュータ読み取り可能なコンピュータ実行可能ソフトウェアを記憶し得る。場合によっては、メモリ1335は、とりわけ、周辺コンポーネント又はデバイスとのやりとり等の基本的なハードウェア又はソフトウェア動作を制御するBIOSを含み得る。
【0214】
プロセッサ1340は、インテリジェントハードウェアデバイス(例えば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブルロジックデバイス、個別のゲート又はトランジスタロジックコンポーネント、個別のハードウェアコンポーネント又はこれらの任意の組み合わせ)を含み得る。場合によっては、プロセッサ1340は、メモリコントローラを用いてメモリアレイを動作するように構成され得る。場合によっては、プロセッサ1340にメモリコントローラが統合され得る。プロセッサ1340は、様々な機能(例えば、睡眠ステージングアルゴリズムのための方法及びシステムをサポートする機能又はタスク)を行うために、メモリ1335に記憶されたコンピュータ読み取り可能命令を実行するように構成され得る。
【0215】
ウェアラブルアプリケーション1320は、本願で開示した例にしたがって、ユーザの活動セグメントの分類をサポートし得る。例えば、ウェアラブルアプリケーション1320は、ウェアラブルデバイスを介してユーザに関連する生理学的データを受信するための手段として構成され得るか又はさもなければ係る手段をサポートし、生理学的データは動作データを少なくとも含む。ウェアラブルアプリケーション1320は、動作データに少なくとも部分的に基づいて、ユーザが身体的活動を行う活動セグメントを識別するための手段として構成され得るか又はさもなければ係る手段をサポートし、活動セグメントは、活動セグメントの間に収集された生理学的データを少なくとも含む活動セグメントデータに関連する。ウェアラブルアプリケーション1320は、活動セグメントデータに少なくとも部分的に基づいて活動セグメントに関連する活動分類データを生成するための手段として構成され得るか又はさもなければ係る手段をサポートし、活動分類データは複数の分類された活動の種類と、対応する信頼値とを含み、信頼値は対応する分類された活動の種類に関連する信頼度を示す。ウェアラブルアプリケーション1320は、ユーザデバイスのGUIに、活動セグメントデータと、複数の分類された活動の種類のうちの少なくとも1つの分類された活動の種類とを表示させる手段として構成され得るか又はさもなければ係る手段をサポートし得る。
【0216】
本願で説明した例に従ってウェアラブルアプリケーション1320を含めるか又は構成することにより、デバイス1305は、通信の信頼性の改善、レイテンシの低減、処理の削減に関連するユーザエクスペリエンスの向上、電力消費の削減、通信リソースのより効率的な利用、デバイス間の調整の向上、バッテリーの寿命の延長及び処理能力の利用の向上のための技術をサポートし得る。
【0217】
ウェアラブルアプリケーション1320は、リング104、サーバ110、他のユーザデバイス106等との通信を促進するように構成されたアプリケーション(例えば、「アプリ」)、プログラム、ソフトウェア又は他のコンポーネントを含み得る。例えば、ウェアラブルアプリケーション1320は、リング104からデータ(例えば、生理学的データ)を受信し、受信したデータに対して処理動作を行い、サーバ110とデータを送受信し、ユーザ102にデータを提示するように構成された、ユーザデバイス106上で実行可能なアプリケーションを含み得る。
【0218】
図14は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートする方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、本願で説明したユーザデバイス又はそのコンポーネントによって実施され得る。例えば、方法1400の動作は、図1図13を参照して説明したユーザデバイスによって行われ得る。一部の例では、ユーザデバイスは、ユーザデバイスの機能要素を制御して、説明した機能を行うために一連の命令を実行し得る。加えて又は代替的に、ユーザデバイスは、専用のハードウェアを用いて説明した機能の態様を行い得る。
【0219】
1405で、本方法は、ウェアラブルデバイスを介してユーザに関連する生理学的データを受信することを含み、生理学的データは動作データを少なくとも含む。1405の動作は、本願で開示した例に従って行われ得る。一部の例では、1405の動作の態様は、図12を参照して説明したように、データ取得コンポーネント1225によって行われ得る。
【0220】
1410で、本方法は、動作データに少なくとも部分的に基づいて、ユーザが身体的活動を行っている活動セグメントを識別することを含み、この活動セグメントは、活動セグメントの間に収集された生理学的データを少なくとも含む活動セグメントデータに関連する。1410の動作は、本願で開示した例に従って行われ得る。一部の例では、1410の動作の態様は、図12を参照して説明したように、活動セグメントコンポーネント1230によって行われ得る。
【0221】
1415で、本方法は、活動セグメントデータに少なくとも部分的に基づいて、活動セグメントに関連する活動分類データを生成することを含み、活動セグメントデータは、複数の分類された活動の種類と、対応する信頼値とを含み、信頼値は、対応する分類された活動の種類に関連する信頼度を示す。1415の動作は、本願で開示した例に従って行われ得る。一部の例では、1415の動作の態様は、図12を参照して説明したように、活動分類コンポーネント1235によって行われ得る。
【0222】
1420で、本方法は、ユーザデバイスのGUIに、活動セグメントデータと、複数の分類された活動の種類のうちの少なくとも1つの分類された活動の種類とを表示させることを含み得る。1420の動作は、本願で開示した例に従って行われ得る。一部の例では、1420の動作の態様は、図12を参照して説明したように、ユーザインターフェイスコンポーネント1240によって行われ得る。
【0223】
図15は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートする方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本願で説明したユーザデバイス又はそのコンポーネントによって実施され得る。例えば、方法1500の動作は、図1図13を参照して説明したユーザデバイスによって行われ得る。一部の例では、ユーザデバイスは、ユーザデバイスの機能要素を制御して、説明した機能を行うために一連の命令を実行し得る。加えて又は代替的に、ユーザデバイスは、専用のハードウェアを用いて説明した機能の態様を行い得る。
【0224】
1505で、本方法は、ウェアラブルデバイスを介してユーザに関連する生理学的データを受信することを含み、生理学的データは動作データを少なくとも含む。1505の動作は、本願で開示した例に従って行われ得る。一部の例では、1505の動作の態様は、図12を参照して説明したように、データ取得コンポーネント1225によって行われ得る。
【0225】
1510で、本方法は、動作データに少なくとも部分的に基づいて、ユーザが身体的活動を行っている活動セグメントを識別することを含み、この活動セグメントは、活動セグメントの間に収集された生理学的データを少なくとも含む活動セグメントデータに関連する。1510の動作は、本願で開示した例に従って行われ得る。一部の例では、1510の動作の態様は、図12を参照して説明したように、活動セグメントコンポーネント1230によって行われ得る。
【0226】
1515で、本方法は、活動セグメントデータに少なくとも部分的に基づいて、活動セグメントに関連する活動分類データを生成することを含み、活動セグメントデータは、複数の分類された活動の種類と、対応する信頼値とを含み、信頼値は、対応する分類された活動の種類に関連する信頼度を示す。1515の動作は、本願で開示した例に従って行われ得る。一部の例では、1515の動作の態様は、図12を参照して説明したように、活動分類コンポーネント1235によって行われ得る。
【0227】
1520で、本方法は、ユーザデバイスを介して且つ少なくとも1つの分類された活動の種類を表示することに応答して、活動セグメントの確認を受信することを含み得る。1520の動作は、本願で開示した例に従って行われ得る。一部の例では、1520の動作の態様は、図12を参照して説明したように、ユーザ入力コンポーネント1245によって行われ得る。
【0228】
1525で、本方法は、ユーザデバイスのGUIに、活動セグメントデータと、複数の分類された活動の種類のうちの少なくとも1つの分類された活動の種類とを表示させることを含み、GUIに、活動セグメントデータを表示させることは、確認の受信に少なくとも部分的に基づく。1525の動作は、本願で開示した例に従って行われ得る。一部の例では、1525の動作の態様は、図12を参照して説明したように、ユーザインターフェイスコンポーネント1240によって行われ得る。
【0229】
図16は、本開示の態様に係る活動分類及び表示をサポートする方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、本願で説明したユーザデバイス又はそのコンポーネントによって実施され得る。例えば、方法1600の動作は、図1図13を参照して説明したユーザデバイスによって行われ得る。一部の例では、ユーザデバイスは、ユーザデバイスの機能要素を制御して、説明した機能を行うために一連の命令を実行し得る。加えて又は代替的に、ユーザデバイスは、専用のハードウェアを用いて説明した機能の態様を行い得る。
【0230】
1605で、本方法は、ウェアラブルデバイスを介してユーザに関連する生理学的データを受信することを含み、生理学的データは動作データを少なくとも含む。1605の動作は、本願で開示した例に従って行われ得る。一部の例では、1605の動作の態様は、図12を参照して説明したように、データ取得コンポーネント1225によって行われ得る。
【0231】
1610で、本方法は、動作データに少なくとも部分的に基づいて、ユーザが身体的活動を行っている活動セグメントを識別することを含み、この活動セグメントは、活動セグメントの間に収集された生理学的データを少なくとも含む活動セグメントデータに関連する。1610の動作は、本願で開示した例に従って行われ得る。一部の例では、1610の動作の態様は、図12を参照して説明したように、活動セグメントコンポーネント1230によって行われ得る。
【0232】
1615で、本方法は、活動セグメントデータに少なくとも部分的に基づいて、活動セグメントに関連する活動分類データを生成することを含み、活動セグメントデータは、複数の分類された活動の種類と、対応する信頼値とを含み、信頼値は、対応する分類された活動の種類に関連する信頼度を示す。1615の動作は、本願で開示した例に従って行われ得る。一部の例では、1615の動作の態様は、図12を参照して説明したように、活動分類コンポーネント1235によって行われ得る。
【0233】
1620で、本方法は、ユーザデバイスを介して且つ少なくとも1つの分類された活動の種類を表示することに応答して、活動セグメントの1つ以上の変更を受信することを含み得る。1620の動作は、本願で開示した例に従って行われ得る。一部の例では、1620の動作の態様は、図12を参照して説明したように、ユーザ入力コンポーネント1245によって行われ得る。
【0234】
1625で、本方法は、ユーザデバイスのGUIに、活動セグメントデータと、複数の分類された活動の種類のうちの少なくとも1つの分類された活動の種類とを表示させることを含み、GUIに、活動セグメントデータを表示させることは、1つ以上の変更の受信に少なくとも部分的に基づく。1625の動作は、本願で開示した例に従って行われ得る。一部の例では、1625の動作の態様は、図12を参照して説明したように、ユーザインターフェイスコンポーネント1240によって行われ得る。
【0235】
なお、上記で説明した方法は可能な実施を説明し、動作及びステップは再配置され得るか又はさもなければ変更され、他の実施も可能である。さらに、2つ以上の方法の態様が組み合わせられ得る。
【0236】
ユーザの活動セグメントを分類する方法を説明する。本方法は、ウェアラブルデバイスを介してユーザに関連する生理学的データを受信することであって、生理学的データは動作データを少なくとも含む、ことと、動作データに少なくとも部分的に基づいて、ユーザが身体的活動を行っている活動セグメントを識別することであって、活動セグメントは、活動セグメントの間に収集された生理学的データを少なくとも含む活動セグメントデータに関連する、ことと、活動セグメントデータに少なくとも部分的に基づいて、活動セグメントに関連する活動分類データを生成することであって、活動分類データは、複数の分類された活動の種類と、対応する信頼値とを含み、信頼値は対応する分類された活動の種類に関連する信頼度を示す、ことと、ユーザデバイスのGUIに、活動セグメントデータと、複数の分類された活動の種類のうちの少なくとも1つの分類された活動の種類とを表示させることと、を含み得る。
【0237】
ユーザの活動セグメントを分類するための装置を説明する。装置は、プロセッサ、プロセッサと結合されたメモリ及びメモリに記憶された命令を含み得る。命令は、装置に、ウェアラブルデバイスを介してユーザに関連する生理学的データを受信することであって、生理学的データは動作データを少なくとも含む、ことと、動作データに少なくとも部分的に基づいて、ユーザが身体的活動を行っている活動セグメントを識別することであって、活動セグメントは、活動セグメントの間に収集された生理学的データを少なくとも含む活動セグメントデータに関連する、ことと、活動セグメントデータに少なくとも部分的に基づいて、活動セグメントに関連する活動分類データを生成することであって、活動分類データは、複数の分類された活動の種類と、対応する信頼値とを含み、信頼値は対応する分類された活動の種類に関連する信頼度を示す、ことと、ユーザデバイスのGUIに、活動セグメントデータと、複数の分類された活動の種類のうちの少なくとも1つの分類された活動の種類とを表示させることと、を行わせるためにプロセッサによって実行可能である。
【0238】
ユーザの活動セグメントを分類するための装置を説明する。装置は、ウェアラブルデバイスを介してユーザに関連する生理学的データを受信するための手段であって、生理学的データは動作データを少なくとも含む、手段と、動作データに少なくとも部分的に基づいて、ユーザが身体的活動を行っている活動セグメントを識別するための手段であって、活動セグメントは、活動セグメントの間に収集された生理学的データを少なくとも含む活動セグメントデータに関連する、手段と、活動セグメントデータに少なくとも部分的に基づいて、活動セグメントに関連する活動分類データを生成するための手段であって、活動分類データは、複数の分類された活動の種類と、対応する信頼値とを含み、信頼値は対応する分類された活動の種類に関連する信頼度を示す、手段と、ユーザデバイスのGUIに、活動セグメントデータと、複数の分類された活動の種類のうちの少なくとも1つの分類された活動の種類とを表示させることと、を行わせる手段と、を含み得る。
【0239】
ユーザの活動セグメントを分類するためのコードを記憶する非一時的コンピュータ読み取り可能媒体を説明する。コードは、ウェアラブルデバイスを介してユーザに関連する生理学的データを受信することであって、生理学的データは動作データを少なくとも含む、ことと、動作データに少なくとも部分的に基づいて、ユーザが身体的活動を行っている活動セグメントを識別することであって、活動セグメントは、活動セグメントの間に収集された生理学的データを少なくとも含む活動セグメントデータに関連する、ことと、活動セグメントデータに少なくとも部分的に基づいて、活動セグメントに関連する活動分類データを生成することであって、活動分類データは、複数の分類された活動の種類と、対応する信頼値とを含み、信頼値は対応する分類された活動の種類に関連する信頼度を示す、ことと、ユーザデバイスのGUIに、活動セグメントデータと、複数の分類された活動の種類のうちの少なくとも1つの分類された活動の種類とを表示させることと、を行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0240】
本願で説明する方法、装置及び非一時的コンピュータ読み取り可能媒体の一部の例は、ユーザデバイスを介して且つ少なくとも1つの分類された活動の種類の表示に応答して、活動セグメントの確認を受信するための動作、機能、手段又は命令をさらに含んでもよく、GUIに活動セグメントデータを表示させることは、確認の受信に少なくとも部分的に基づき得る。
【0241】
本願で説明する方法、装置及び非一時的コンピュータ読み取り可能媒体の一部の例では、確認は、少なくとも1つの分類された活動の種類の確認を含み、GUIに活動セグメントデータを表示させることは、少なくとも1つの分類された活動の種類の確認を受信することに少なくとも部分的に基づき得る。
【0242】
本願で説明する方法、装置及び非一時的コンピュータ読み取り可能媒体の一部の例は、ユーザデバイスを介して且つ少なくとも1つの分類された活動の種類の表示に応答して、活動セグメントの1つ以上の変更を受信するための動作、機能、手段又は命令をさらに含んでもよく、GUIに活動セグメントデータを表示させることは、1つ以上の変更の受信に少なくとも部分的に基づき得る。
【0243】
本願で説明する方法、装置及び非一時的コンピュータ読み取り可能媒体の一部の例では、1つ以上の変更は、活動セグメントに関連する追加の分類された活動の種類の表示を含む。
【0244】
本願で説明する方法、装置及び非一時的コンピュータ読み取り可能媒体の一部の例は、温度データに少なくとも部分的に基づいて活動セグメントを識別するための動作、特徴、手段、又は命令をさらに含み得る。
【0245】
本願で説明する方法、装置及び非一時的コンピュータ読み取り可能媒体の一部の例は、活動セグメントの間の動作データが動作閾値以上であることに少なくとも部分的に基づいて且つ活動セグメントの間の温度低下が温度低下閾値以上であることに少なくとも部分的に基づいて活動セグメントを識別するための動作、特徴、手段、又は命令をさらに含み得る。
【0246】
本願で説明する方法、装置及び非一時的コンピュータ読み取り可能媒体の一部の例では、方法、装置及び非一時的コンピュータ読み取り可能媒体は、動作データに少なくとも部分的に基づいて1つ以上の動作特徴を識別することと、温度データに少なくとも部分的に基づいて1つ以上の温度特徴を識別することと行うための動作、特徴、手段、又は命令をさらに含んでもよく、活動分類データを生成することは、1つ以上の動作特徴、1つ以上の温度特徴又はその両方に少なくとも部分的に基づき得る。
【0247】
本願で説明する方法、装置及び非一時的コンピュータ読み取り可能媒体の一部の例では、1つ以上の動作特徴は活動セグメントの間の動作量を含み、1つ以上の温度特徴は、活動セグメントの間の温度変化、活動セグメントの間の温度変化率又はそれらの任意の組み合わせを含む。
【0248】
本願で説明する方法、装置及び非一時的コンピュータ読み取り可能媒体の一部の例は、ユーザの履歴活動セグメントデータを識別するための動作、特徴、手段又は命令をさらに含んでもよく、履歴活動セグメントデータはユーザの1つ以上の履歴活動セグメントを含み、活動分類データを生成することは、履歴活動セグメントデータに少なくとも部分的に基づき得る。
【0249】
本願で説明する方法、装置及び非一時的コンピュータ読み取り可能媒体の一部の例では、複数の分類された活動の種類に関連する信頼値は、履歴活動セグメントデータに少なくとも部分的に基づき得る。
【0250】
本願で説明する方法、装置及び非一時的コンピュータ読み取り可能媒体の一部の例は、活動セグメントデータを機械学習モデルに入力するための動作、特徴、手段又は命令をさらに含んでよく、活動分類データを生成することは、活動セグメントデータを機械学習モデルに入力することに少なくとも部分的に基づき得る。
【0251】
本願で説明する方法、装置及び非一時的コンピュータ読み取り可能媒体の一部の例は、生理学的データ内に含まれる1つ以上の追加の生理学的パラメータに少なくとも部分的に基づいて活動セグメントを識別するための動作、特徴、手段又は命令をさらに含んでもよく、1つ以上の追加の生理学的パラメータは、心拍データ、HRVデータ、呼吸数データ又はそれらの任意の組み合わせを含む。
【0252】
本願で説明する方法、装置及び非一時的コンピュータ読み取り可能媒体の一部の例では、ウェアラブルデバイスはウェアラブルリングデバイスを含む。
【0253】
本願で説明する方法、装置及び非一時的コンピュータ読み取り可能媒体の一部の例では、ウェアラブルデバイスは動脈血流に基づいてユーザから生理学的データを収集する。
【0254】
本願に記載されている説明は、添付の図面に関連して、構成例を説明し、実施され得るか又は特許請求の範囲内にある全ての例を表すものではない。本願で用いる「例示」という用語は、「一例、場合又は説明としての役割を果たす」ことを意味し、「好ましい」か又は「他の例よりも有利」ではない。詳細な説明は、説明した技術の理解を提供する目的で具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技術は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。一部の例では、説明した例の概念を不明瞭にしないようにするために、既知の構造及びデバイスがブロック図形式で示されている。
【0255】
添付の図では、同様のコンポーネント又は特徴が同じ参照ラベルを有し得る。また、同じタイプの様々なコンポーネントは、参照ラベルの後にダッシュと、同様のコンポーネントを区別する第2のラベルを付けることによって区別され得る。本明細書で第1の参照ラベルのみが用いられている場合、説明は第2の参照ラベルに関係なく、同じ第1の参照ラベルを有する同様のコンポーネントのいずれか1つに適用可能である。
【0256】
本願で説明する情報及び信号は、様々な異なる技術及び技法のいずれかを用いて表され得る。例えば、上記の説明全体で参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場又は粒子、光学場又は粒子又はそれらの任意の組み合わせによって表され得る。
【0257】
本願の開示に関連して説明した様々な例示のブロック及びモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA又は他のプログラム可能なロジックデバイス、離散ゲート又はトランジスタロジック、離散ハードウェアコンポーネント又は本願で説明した機能を行うように設計されたそれらの任意の組み合わせで実施され得るか又は行われ得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替的に、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ又はステートマシンであり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組み合わせ(例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと組み合わせた1つ以上のマイクロプロセッサ又は他のそのような構成)としても実施され得る。
【0258】
本願で説明する機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア又はそれらの任意の組み合わせで実施され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実施される場合、機能はコンピュータ読み取り可能媒体に記憶され得るじか、コンピュータ読み取り可能媒体上の1つ以上の命令又はコードとして転送され得る。他の例及び実施は、本開示及び添付の特許請求の範囲内にある。例えば、ソフトウェアの性質上、上記の機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤ又はこれらの任意の組み合わせを用いて実施できる。機能を実施する特徴は、機能の一部が異なる物理的位置で実施されるように分散されることを含む、様々な位置に物理的に位置し得る。また、特許請求の範囲を含め、本願で用いるように、アイテムのリスト(例えば、「少なくとも1つの」又は「1つ以上の」等のフレーズで始まるアイテムのリスト)で用いられる「又は」は、例えば、A、B又はCのうちの少なくとも1つのリストは、A又はB又はC若しくはAB又はAC又はBC若しくはABC(すなわち、A及びB及びC)を意味するような包括的なリストを示す。また、本願で用いる「~に基づく」という用語は、条件の閉じたセットを指すものとして解釈すべきでない。例えば、「条件Aに基づく」と記述されている例示のステップは、本開示の範囲を逸脱することなく、条件A及び条件Bの両方に基づき得る。つまり、本願で用いる「~に基づく」という用語は、「少なくとも部分的に基づく」という用語と同様に解釈すべきである。
【0259】
コンピュータ読み取り可能媒体は、非一時的コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を促進する任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用又は専用コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく一例として、非一時的コンピュータ読み取り可能媒体は、RAM、ROM、電気的に消去可能なプログラム可能ROM(EEPROM)、コンパクトディスク(CD)ROM又は他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置又は他の磁気記憶装置又は命令又はデータ構造の形で所望のプログラムコード手段を保持又は記憶するために用いることができ、汎用若しくは専用コンピュータ又は汎用若しくは専用プロセッサによってアクセス可能な他の任意の非一時的媒体を含むことができる。また、どのような接続もコンピュータ読み取り可能媒体と呼ぶのが適切である。例えば、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)又は赤外線、無線及びマイクロ波等の無線技術を用いて、ウェブサイト、サーバ又は他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL又は赤外線、無線及びマイクロ波等の無線技術は媒体の定義に含まれる。本願で用いられるディスク(disk)及びディスク(disc)は、CD、レーザーディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピーディスク及びBlu-ray(登録商標)ディスクを含み、ディスク(disk)は通常磁気的にデータを再生するのに対して、ディスク(disc)はレーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせもコンピュータ読み取り可能媒体の範囲に含まれる。
【0260】
本願の説明は、当業者が本開示を作成又は使用できるようにするために提供される。開示に対する様々な変更が当業者には容易に明らかであり、本願で定義された一般的な原則は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形例に適用され得る。そのため、本開示は、本願で説明した例及び設計に限定されず、本願で開示された原則及び新規の特徴と一致する最も広い範囲が与えられるものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
【国際調査報告】