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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-18
(54)【発明の名称】高速SCellアクティブ化
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/02 20090101AFI20240111BHJP
   H04W 72/0457 20230101ALI20240111BHJP
   H04W 76/27 20180101ALI20240111BHJP
   H04W 76/15 20180101ALI20240111BHJP
   H04W 72/20 20230101ALI20240111BHJP
【FI】
H04W52/02
H04W72/0457 110
H04W76/27
H04W76/15
H04W72/20
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023539891
(86)(22)【出願日】2021-12-10
(85)【翻訳文提出日】2023-06-28
(86)【国際出願番号】 US2021062945
(87)【国際公開番号】W WO2022150146
(87)【国際公開日】2022-07-14
(31)【優先権主張番号】63/135,472
(32)【優先日】2021-01-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/546,941
(32)【優先日】2021-12-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】武田 一樹
(72)【発明者】
【氏名】チャンファン・パク
(72)【発明者】
【氏名】オルフンミロラ・オモレード・アウォニイ-オテリ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067CC02
5K067DD24
5K067DD27
5K067EE02
(57)【要約】
UEは、サービングセルから、SCellのアクティブ化指示を受信することと、SCellから第1の基準信号を受信することであって、第1の基準信号が少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することと、アクティブ化指示を処理した後かつSCellアクティブ化時間の満了の前に第2の基準信号が受信されたかどうかを識別することと、第2の基準信号が受信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCellをアクティブ化することとを行ってもよい。UEは、スロットn+K中までにSCellをアクティブ化してもよく、Kは、少なくとも部分的にSCellアクティブ化時間に基づいて決定されてもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、
サービングセルから、2次セル(SCell)のアクティブ化指示を受信することと、
前記SCellから第1の基準信号を受信することであって、前記第1の基準信号が少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することと、
前記アクティブ化指示を処理した後かつSCellアクティブ化時間の満了の前に第2の基準信号が受信されたかどうかを識別することと、
前記第2の基準信号が受信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が前記第1の基準信号または前記第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいて前記SCellをアクティブ化することと
を行うように構成される、装置。
【請求項2】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記サービングセルに、前記アクティブ化指示を受信したという肯定応答(ACK)を送信することであって、前記アクティブ化指示が、前記ACKが前記サービングセルに送信された後の第1の持続時間内で処理される、送信すること
を行うようにさらに構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記UEが前記SCellの前記アクティブ化を基づかせた前記第1の基準信号または前記第2の基準信号のうちの1つのチャネル状態情報(CSI)報告を送信する
ようにさらに構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記少なくとも1つの一時基準信号が非周期追跡基準信号を含み、
前記アクティブ化指示が、前記SCellによって送信された前記非周期追跡基準信号を示し、
前記アクティブ化指示が、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)(MAC-CE)またはダウンリンク制御情報(DCI)のうちの1つを介して受信される、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記SCellがスロットn+K中までにアクティブ化され、
前記アクティブ化指示がスロットn中で受信され、
Kが、前記サービングセルから前記アクティブ化指示を受信することと前記アクティブ化指示の肯定応答(ACK)を前記サービングセルに送信することとの間の時間期間、前記アクティブ化指示の前記ACKの送信と前記少なくとも1つの一時基準信号を受信した後の第2の持続時間との間の前記SCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいて決定される、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記少なくとも1つの一時基準信号が周期追跡基準信号を含み、
前記アクティブ化指示が、前記SCellによって送信された前記周期追跡基準信号を示し、
前記アクティブ化指示が、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して受信される、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記SCellがスロットn+K中までにアクティブ化され、
前記アクティブ化指示がスロットn中で受信され、
Kが、前記サービングセルから前記アクティブ化指示を受信することと前記アクティブ化指示の肯定応答(ACK)を前記サービングセルに送信することとの間の時間期間、前記アクティブ化指示の前記ACKの送信と前記UEが前記SCellの前記アクティブ化を基づかせた前記1つまたは複数の基準信号のうちの最後の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間の前記SCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいて決定される、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記アクティブ化指示が、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して受信される、請求項6に記載の装置。
【請求項9】
前記第1の基準信号がアクティブサービングセルから受信され、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第2の基準信号が前記アクティブサービングセルから受信されたかどうかを識別するようにさらに構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記第1の基準信号および前記第2の基準信号が、互いと擬似コロケートされると仮定される、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記アクティブ化指示が、複数のSCellを同時にアクティブ化することを示し、
前記複数のSCellが、第1のSCellおよび第2のSCellを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記第1のSCellおよび前記第2のSCellが、同じ周波数帯域の中、同じ周波数帯域の中の連続キャリアの中、または周波数範囲の中にある、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記複数のSCellが、前記1つまたは複数の基準信号が前記複数のSCellから最も早く受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む前記少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいてアクティブ化される、請求項11に記載の装置。
【請求項14】
前記複数のSCellが、前記1つまたは複数の基準信号が前記複数のSCellの最も早いアクティブ化時間内で受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む前記少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいてアクティブ化される、請求項11に記載の装置。
【請求項15】
前記複数のSCellが、前記1つまたは複数の基準信号が前記複数のSCellから最も遅く受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む前記少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいてアクティブ化される、請求項11に記載の装置。
【請求項16】
前記SCellがスロットn+K中までにアクティブ化され、
前記アクティブ化指示がスロットn中で受信され、
Kが、前記サービングセルから前記アクティブ化指示を受信することと前記アクティブ化指示の肯定応答(ACK)を前記サービングセルに送信することとの間の時間期間、前記アクティブ化指示の前記ACKの送信と前記第1の基準信号または前記第2の基準信号のうちの1つを含む2つまたは4つの基準信号を受信した後の第2の持続時間との間の前記SCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいて決定される、請求項1に記載の装置。
【請求項17】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、
サービングセルから、第1の基準信号に基づく2次セル(SCell)のアクティブ化指示を受信することであって、前記アクティブ化指示が、前記SCellをアクティブ化するための前記第1の基準信号の送信を示す、受信することと、
前記第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたかどうかを識別することと、
前記第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が前記第1の基準信号または第2の基準信号を含むことに基づいて前記SCellをアクティブ化することと
を行うように構成される、装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記サービングセルに、前記アクティブ化指示を受信したという肯定応答(ACK)を送信することであって、前記アクティブ化指示が、前記ACKが前記サービングセルに送信された後の第1の持続時間内で処理される、送信すること
を行うようにさらに構成される、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記第1の基準信号が、周期追跡基準信号または非周期追跡基準信号のうちの少なくとも1つを含む、請求項17に記載の装置。
【請求項20】
前記第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたかどうかを識別するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、
チャネル測定値がしきい値よりも大きいかどうかを決定するためにクリアチャネルアセスメントを実行することと、
前記チャネル測定値が前記しきい値よりも大きいとの決定に応答して、前記第1の基準信号が前記アクティブ化指示によって指示されたとおりに送信されなかったと識別することと
を行うように構成される、請求項17に記載の装置。
【請求項21】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記サービングセルから、前記第1の基準信号の前記送信をキャンセルするという命令を受信することであって、前記UEが、前記第1の基準信号をキャンセルするという前記命令を受信したことに応答して前記第1の基準信号が送信されなかったと識別する、受信することを行うように構成され、
前記第1の基準信号に基づく前記SCellの前記アクティブ化指示をキャンセルするという前記命令が、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)(MAC-CE)またはダウンリンク制御情報(DCI)のうちの1つによって示される、請求項17に記載の装置。
【請求項22】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別すると、前記SCellから前記第2の基準信号を受信することと、
前記第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別すると、前記SCellから受信された前記第2の基準信号に基づいて前記SCellをアクティブ化することと
を行うように構成される、請求項17に記載の装置。
【請求項23】
前記SCellがスロットn+K中までにアクティブ化され、
前記アクティブ化指示がスロットn中で受信され、
Kが、前記サービングセルから前記アクティブ化指示を受信することと前記アクティブ化指示の肯定応答(ACK)を前記サービングセルに送信することとの間の時間期間、前記アクティブ化指示の前記ACKの前記送信と前記第2の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間のSCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいて決定される、請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記SCellをアクティブ化するための前記第2の基準信号の送信を示す新しいアクティブ化指示を受信するようにさらに構成され、
前記新しいアクティブ化指示を受信すると、前記UEが、前記第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別する、請求項17に記載の装置。
【請求項25】
前記SCellがスロットn+K中までにアクティブ化され、
前記アクティブ化指示がスロットn中で受信され、
Kが、前記サービングセルから前記アクティブ化指示を受信することと前記アクティブ化指示の肯定応答(ACK)を前記サービングセルに送信することとの間の時間期間、前記アクティブ化指示の前記ACKの前記送信と前記第2の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間のSCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいて決定される、請求項24に記載の装置。
【請求項26】
前記SCellが複数のサブバンドを含み、
前記第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたかどうかを識別するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記複数のサブバンドのうちの少なくとも1つについてチャネル測定値がしきい値よりも大きいかどうかを決定するためにクリアチャネルアセスメントを実行することと、
前記複数のサブバンドのうちの少なくとも1つの前記チャネル測定値が前記しきい値よりも大きいと決定すると、前記第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別することと
を行うように構成される、請求項17に記載の装置。
【請求項27】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信の方法であって、
サービングセルから、2次セル(SCell)のアクティブ化指示を受信するステップと、
前記SCellから第1の基準信号を受信するステップであって、前記第1の基準信号が少なくとも1つの一時基準信号を含む、ステップと、
前記アクティブ化指示を処理した後かつSCellアクティブ化時間の満了の前に第2の基準信号が受信されたかどうかを識別するステップと、
前記第2の基準信号が受信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が前記第1の基準信号または前記第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいて前記SCellをアクティブ化するステップと
を含む方法。
【請求項28】
前記SCellがスロットn+K中までにアクティブ化され、
前記アクティブ化指示がスロットn中で受信され、
Kが、前記サービングセルから前記アクティブ化指示を受信することと前記アクティブ化指示の肯定応答(ACK)を前記サービングセルに送信することとの間の時間期間、前記アクティブ化指示の前記ACKの送信と前記少なくとも1つの一時基準信号を受信した後の第2の持続時間との間の前記SCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいて決定される、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信の方法であって、
サービングセルから、第1の基準信号に基づく2次セル(SCell)のアクティブ化指示を受信するステップであって、前記アクティブ化指示が、前記SCellをアクティブ化するための前記第1の基準信号の送信を示す、ステップと、
前記第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたかどうかを識別するステップと、
前記第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が前記第1の基準信号または第2の基準信号を含むことに基づいて前記SCellをアクティブ化するステップと
を含む方法。
【請求項30】
前記SCellがスロットn+K中までにアクティブ化され、
前記アクティブ化指示がスロットn中で受信され、
Kが、前記サービングセルから前記アクティブ化指示を受信することと前記アクティブ化指示の肯定応答(ACK)を前記サービングセルに送信することとの間の時間期間、前記アクティブ化指示の前記ACKの前記送信と前記第2の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間のSCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいて決定される、請求項29に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2021年1月8日に出願された「METHOD AND APPARATUS FOR FAST SCELL ACTIVATION」と題する米国仮出願第63/135,472号、および2021年12月9日に出願された「FAST SCELL ACTIVATION」と題する米国特許出願第17/546,941号の利益および優先権を主張する。
【0002】
本開示は、一般に通信システムに関し、より詳細には、一時基準信号(RS)を使用する高速2次セル(SCell)アクティブ化を含むワイヤレス通信の方法に関する。
【背景技術】
【0003】
ワイヤレス通信システムは、テレフォニー、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなどの様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソースを共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)システムを含む。
【0004】
これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されている。例示的な電気通信規格は5G新無線(NR)である。5G NRは、レイテンシ、信頼性、セキュリティ、(たとえば、モノのインターネット(IoT)との)スケーラビリティに関連付けられた新しい要件、および他の要件を満たすように、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公表された継続的なモバイルブロードバンドの進化の一部である。5G NRは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、大規模マシンタイプ通信(mMTC)、および超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)に関連付けられたサービスを含む。5G NRのいくつかの態様は、4Gロングタームエボリューション(LTE)規格に基づくことがある。5G NR技術のさらなる改善の必要がある。これらの改善は、他の多元接続技術、およびこれらの技術を採用する電気通信規格にも適用可能であり得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下は、1つまたは複数の態様の基本的理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての企図される態様の包括的な概説ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別するものでもなく、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示されるより詳細な説明の前置きとして、1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形で提示することである。
【0006】
本開示の一態様では、方法、コンピュータ可読媒体、および装置が提供される。装置は、サービングセルから、SCellのアクティブ化指示を受信することと、SCellから第1の基準信号を受信することであって、第1の基準信号が少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することと、アクティブ化指示を処理した後かつSCellアクティブ化時間の満了の前に第2の基準信号が受信されたかどうかを識別することと、第2の基準信号が受信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCellをアクティブ化することとを行ってもよいユーザ機器(UE)であり得る。UEは、スロットn+K中までにSCellをアクティブ化してもよく、Kは、少なくとも部分的にSCellアクティブ化時間に基づいて決定されてもよい。
【0007】
UEは、サービングセルに、アクティブ化指示を受信したという肯定応答(ACK)を送信することであって、アクティブ化指示が、ACKがサービングセルに送信された後の第1の持続時間内で処理される、送信することを行ってもよい。UEは、UEがSCellのアクティブ化を基づかせた第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つのチャネル状態情報(CSI)報告を送信してもよい。
【0008】
UEは、スロットn+K中までにSCellをアクティブ化してもよく、Kは、少なくとも部分的にSCellアクティブ化時間に基づいて決定されてもよい。一態様では、アクティブ化指示は、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)(MAC-CE)またはダウンリンク制御情報(DCI)のうちの1つを介して受信されてもよく、少なくとも1つの一時基準信号は非周期追跡基準信号を含み、アクティブ化指示は、SCellによって送信された非周期追跡基準信号を示す。SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信と少なくとも1つの一時基準信号を受信した後の第2の持続時間との間のSCellアクティブ化時間であり得る。
【0009】
別の態様では、アクティブ化指示は、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して受信されてもよく、少なくとも1つの一時基準信号は周期追跡基準信号を含み、アクティブ化指示は、SCellによって送信された周期追跡基準信号を示す。SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信とUEがSCellのアクティブ化を基づかせた1つまたは複数の基準信号のうちの最後の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間のSCellアクティブ化時間であり得る。アクティブ化指示は、複数のSCellを同時にアクティブ化することを示してもよく、複数のSCellは、同じ周波数帯域の中、同じ周波数帯域の中の連続キャリアの中、または周波数範囲の中にあってもよい。
【0010】
UEは、サービングセルから、第1の基準信号に基づくSCellのアクティブ化指示を受信することであって、アクティブ化指示が、SCellをアクティブ化するための第1の基準信号の送信を示す、受信することと、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたかどうかを識別することと、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号を含むことに基づいてSCellをアクティブ化することとを行ってもよい。UEは、サービングセルに、アクティブ化指示を受信したというACKを送信することであって、アクティブ化指示が、ACKがサービングセルに送信された後の第1の持続時間内で処理される、送信することを行ってもよい。
【0011】
第1の基準信号は、周期追跡基準信号または非周期追跡基準信号のうちの少なくとも1つを含み得る。UEは、チャネル測定値がしきい値よりも大きいかどうかを決定するためにクリアチャネルアセスメントを実行することによって第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたかどうかを識別することと、チャネル測定値がしきい値よりも大きいとの決定に応答して、第1の基準信号がアクティブ化指示によって指示されたとおりに送信されなかったと識別することとを行ってもよい。
【0012】
UEは、サービングセルから、第1の基準信号の送信をキャンセルするという命令を受信することであって、UEが、送信された第1の基準信号をキャンセルするという命令を受信したことに応答して第1の基準信号が送信されなかったと識別する、受信することを行ってもよく、第1の基準信号に基づくSCellのアクティブ化指示をキャンセルするという命令は、MAC-CEまたはDCIのうちの1つによって示される。
【0013】
UEは、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別すると、SCellから第2の基準信号を受信することと、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別すると、SCellから受信された第2の基準信号に基づいてSCellをアクティブ化することとを行ってもよい。SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信と第2の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間のSCellアクティブ化時間であり得る。
【0014】
UEは、SCellをアクティブ化するための第2の基準信号の送信を示す新しいアクティブ化指示を受信することであって、新しいアクティブ化指示を受信すると、UEが、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別する、受信することを行ってもよい。
【0015】
アクティブ化指示は、複数のSCellを同時にアクティブ化することを示してもよく、複数のSCellは、同じ周波数帯域の中、同じ周波数帯域の中の連続キャリアの中、または周波数範囲の中にあってもよい。
【0016】
上記の目的および関係する目的の達成のために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明され、特に特許請求の範囲で指摘される特徴を備える。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様のいくつかの例示的な特徴を詳細に記載する。しかしながら、これらの特徴は、様々な態様の原理が採用され得る様々な方法のうちのほんのいくつかを示すものであり、この説明は、すべてのそのような態様およびそれらの均等物を含むものとする。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】ワイヤレス通信システムおよびアクセスネットワークの一例を示す図である。
図2A】本開示の様々な態様による、第1のフレームの一例を示す図である。
図2B】本開示の様々な態様による、サブフレーム内のDLチャネルの一例を示す図である。
図2C】本開示の様々な態様による、第2のフレームの一例を示す図である。
図2D】本開示の様々な態様による、サブフレーム内のULチャネルの一例を示す図である。
図3】アクセスネットワークにおける基地局およびユーザ機器(UE)の一例を示す図である。
図4】ワイヤレス通信のSCellアクティブ化の一例を示す図である。
図5】ワイヤレス通信のSCellアクティブ化の一例を示す図である。
図6】ワイヤレス通信のSCellアクティブ化の一例を示す図である。
図7】ワイヤレス通信のコールフロー図である。
図8】ワイヤレス通信の方法のフローチャートである。
図9】ワイヤレス通信の方法のフローチャートである。
図10】ワイヤレス通信のSCellアクティブ化の一例を示す図である。
図11】ワイヤレス通信のSCellアクティブ化の一例を示す図である。
図12】ワイヤレス通信のコールフロー図である。
図13】ワイヤレス通信の方法のフローチャートである。
図14】ワイヤレス通信の方法のフローチャートである。
図15】例示的な装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
添付の図面に関して以下に記載する詳細な説明は、様々な構成について説明するものであり、本明細書で説明する概念が実践され得る唯一の構成を表すことを意図するものではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を与える目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践され得ることは、当業者には明らかであろう。いくつかの事例では、よく知られている構造および構成要素は、そのような概念を不明瞭にすることを避けるためにブロック図の形態で示される。
【0019】
次に、電気通信システムのいくつかの態様が、様々な装置および方法を参照しながら提示される。これらの装置および方法は、以下の詳細な説明において説明され、(「要素」と総称される)様々なブロック、構成要素、回路、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面において示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。
【0020】
例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」として実装され得る。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、グラフィックス処理ユニット(GPU)、中央処理ユニット(CPU)、アプリケーションプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、システムオンチップ(SoC)、ベースバンドプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアを含む。処理システムの中の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはそれ以外の名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェア構成要素、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。
【0021】
したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。ソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、またはコンピュータ可読媒体上に1つもしくは複数の命令もしくはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、他の磁気ストレージデバイス、コンピュータ可読媒体のタイプの組合せ、または、コンピュータによってアクセスされ得る命令もしくはデータ構造の形態のコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用され得る任意の他の媒体を備えることができる。
【0022】
態様および実装形態について、いくつかの例を例示することによって本出願で説明するが、多くの異なる構成およびシナリオにおいて追加の実装形態および使用事例が生じ得ることを当業者は理解されよう。本明細書で説明する革新は、多くの異なるプラットフォームタイプ、デバイス、システム、形状、サイズ、およびパッケージング構成にわたって実装され得る。たとえば、実装形態および/または用途は、集積チップ実装形態および他の非モジュール構成要素ベースのデバイス(たとえば、エンドユーザデバイス、車両、通信デバイス、コンピューティングデバイス、産業機器、小売/購買デバイス、医療デバイス、人工知能(AI)対応デバイスなど)によって生じる場合がある。いくつかの例は、特に使用事例または適用例を対象とすることもまたはしないこともあるが、説明する革新の幅広い種類の適用可能性が生じ得る。実装形態は、チップレベルまたはモジュール式の構成要素から非モジュール式、非チップレベルの実装形態まで、さらには、説明する革新の1つまたは複数の態様を組み込む、集約型、分散型、または相手先商標製造会社(OEM)デバイスまたはシステムまでの範囲に及ぶ場合がある。いくつかの実践的な設定では、説明する態様および特徴を組み込むデバイスはまた、特許請求および説明する態様の実装および実践のために、追加の構成要素および特徴を含み得る。たとえば、ワイヤレス信号の送信および受信は、アナログおよびデジタル目的のいくつかの構成要素(たとえば、アンテナ、RFチェーン、電力増幅器、変調器、バッファ、プロセッサ、インターリーバ、加算器(adder)/加算器(summer)などを含むハードウェア構成要素)を必然的に含む。本明細書で説明する革新は、様々なサイズ、形状、および構造の多種多様なデバイス、チップレベル構成要素、システム、分散型構成、集約型または分解型構成要素、エンドユーザデバイスなどにおいて実践され得ることが意図される。
【0023】
図1は、ワイヤレス通信システムおよびアクセスネットワーク100の一例を示す図である。ワイヤレス通信システム(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)とも呼ばれる)は、基地局102、UE104、発展型パケットコア(EPC)160、および別のコアネットワーク190(たとえば、5Gコア(5GC))を含む。基地局102は、マクロセル(高電力セルラー基地局)および/またはスモールセル(低電力セルラー基地局)を含み得る。マクロセルは、基地局を含む。スモールセルは、フェムトセル、ピコセル、およびマイクロセルを含む。
【0024】
4G LTE(発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)と総称される)のために構成された基地局102は、第1のバックホールリンク132(たとえば、S1インターフェース)を通じてEPC160とインターフェースし得る。5G NR(次世代RAN(NG-RAN)と総称される)のために構成された基地局102は、第2のバックホールリンク184を通じてコアネットワーク190とインターフェースし得る。他の機能に加えて、基地局102は、以下の機能、すなわち、ユーザデータの転送、無線チャネルの暗号化および解読、完全性保護、ヘッダ圧縮、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)、セル間干渉協調、接続のセットアップおよび解放、負荷分散、非アクセス層(NAS)メッセージのための配信、NASノード選択、同期、無線アクセスネットワーク(RAN)共有、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)、加入者および機器の追跡、RAN情報管理(RIM)、ページング、測位、ならびに警告メッセージの送達のうちの1つまたは複数を実行し得る。基地局102は、第3のバックホールリンク134(たとえば、X2インターフェース)を介して互いと直接または間接的に(たとえば、EPC160またはコアネットワーク190を通じて)通信し得る。第1のバックホールリンク132、第2のバックホールリンク184、および第3のバックホールリンク134は、ワイヤードまたはワイヤレスであり得る。
【0025】
基地局102は、UE104とワイヤレス通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。重複する地理的カバレージエリア110があり得る。たとえば、スモールセル102'は、1つまたは複数のマクロ基地局102のカバレージエリア110と重複するカバレージエリア110'を有し得る。スモールセルとマクロセルの両方を含むネットワークは、異種ネットワークとして知られていることがある。異種ネットワークは、非公開加入者グループ(CSG)として知られている限定グループにサービスを提供し得るホーム発展型ノードB(eNB)(HeNB)を含むこともある。基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102へのアップリンク(UL)(逆方向リンクとも呼ばれる)送信および/または基地局102からUE104へのダウンリンク(DL)(順方向リンクとも呼ばれる)送信を含み得る。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用し得る。通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを通じてもよい。基地局102/UE104は、各方向における送信のために使用される合計Yx MHz(x個のコンポーネントキャリア)までのキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた、キャリア当たりY MHz(たとえば、5、10、15、20、100、400MHzなど)までの帯域幅のスペクトルを使用し得る。キャリアは、互いに隣接してもしなくてもよい。キャリアの割振りは、DLおよびULに関して非対称であってもよい(たとえば、UL用よりも多数または少数のキャリアがDL用に割り振られてもよい)。コンポーネントキャリアは、1次コンポーネントキャリアと、1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含み得る。1次コンポーネントキャリアは1次セル(PCell)と呼ばれることがあり、2次コンポーネントキャリアは2次セル(SCell)と呼ばれることがある。
【0026】
いくつかのUE104は、デバイス間(D2D)通信リンク158を使用して互いと通信し得る。D2D通信リンク158は、DL/UL WWANスペクトルを使用し得る。D2D通信リンク158は、物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)、物理サイドリンク発見チャネル(PSDCH)、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)、および物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)などの、1つまたは複数のサイドリンクチャネルを使用し得る。D2D通信は、たとえば、WiMedia、Bluetooth、ZigBee、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11規格に基づくWi-Fi、LTE、またはNRなどの、様々なワイヤレスD2D通信システムを通じたものであり得る。
【0027】
ワイヤレス通信システムは、たとえば、5GHz無認可周波数スペクトルなどにおいて、通信リンク154を介してWi-Fi局(STA)152と通信しているWi-Fiアクセスポイント(AP)150をさらに含み得る。無認可周波数スペクトルにおいて通信するとき、STA152/AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信する前にクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行し得る。
【0028】
スモールセル102'は、認可周波数スペクトルおよび/または無認可周波数スペクトルにおいて動作し得る。無認可周波数スペクトルにおいて動作するとき、スモールセル102'は、NRを採用し、Wi-Fi AP150によって使用されるものと同じ無認可周波数スペクトル(たとえば、5GHzなど)を使用し得る。無認可周波数スペクトルにおいてNRを採用するスモールセル102'は、アクセスネットワークへのカバレージを拡大し、かつ/またはアクセスネットワークの容量を増大させ得る。
【0029】
電磁スペクトルはしばしば、周波数/波長に基づいて、様々なクラス、帯域、チャネルなどに再分割される。5G NRでは、2つの初期動作帯域が、周波数範囲の呼称FR1(410MHz~7.125GHz)およびFR2(24.25GHz~52.6GHz)として特定されている。FR1の一部分は6GHzよりも高いが、FR1はしばしば、様々な文書および論文において(互換的に)「サブ6GHz」帯域と呼ばれる。同様の命名法上の問題がFR2に関して生じることがあり、これは、国際電気通信連合(ITU)によって「ミリメートル波」帯域として特定される極高周波(EHF)帯域(30GHz~300GHz)とは異なるにもかかわらず、しばしば、文書および論文において(互換的に)「ミリメートル波」帯域と呼ばれる。
【0030】
FR1とFR2との間の周波数はしばしば、中間帯域周波数と呼ばれる。最近の5G NR研究では、これらの中間帯域周波数のための動作帯域を周波数範囲の呼称FR3(7.125GHz~24.25GHz)として特定している。FR3内に入る周波数帯域は、FR1特性および/またはFR2特性を継承してもよく、したがって、事実上、FR1および/またはFR2の特徴を中間帯域周波数に拡張してもよい。加えて、5G NR動作を52.6GHzを超えて拡張するために、より高い周波数帯域が現在検討されている。たとえば、3つのより高い動作帯域が、周波数範囲の呼称FR2-2(52.6GHz~71GHz)、FR4(71GHz~114.25GHz)、およびFR5(114.25GHz~300GHz)として特定されている。これらのより高い周波数帯域の各々は、EHF帯域内に入る。
【0031】
上記の態様を念頭において、別段に明記されていない限り、「サブ6GHz」などの用語は、本明細書で使用される場合、6GHz未満であり得るか、FR1内であり得るか、または中間帯域周波数を含み得る周波数を広く表す場合があることを理解されたい。さらに、別段に明記されていない限り、「ミリメートル波」などの用語は、本明細書で使用される場合、中間帯域周波数を含み得るか、FR2、FR4、FR2-2、および/もしくはFR5内にあり得るか、またはEHF帯域内にあり得る周波数を広く表す場合があることを理解されたい。
【0032】
基地局102は、スモールセル102'であるかラージセル(たとえば、マクロ基地局)であるかにかかわらず、eNB、gNodeB(gNB)、もしくは別のタイプの基地局を含んでもよく、かつ/またはそのように呼ばれてもよい。gNB180などのいくつかの基地局は、従来のサブ6GHzスペクトルにおいて、UE104と通信しているミリメートル波周波数および/または準ミリメートル波周波数で動作し得る。gNB180がミリメートル波周波数または準ミリメートル波周波数で動作するとき、gNB180はミリメートル波基地局と呼ばれることがある。ミリメートル波基地局180は、経路損失および短距離を補償するために、UE104に対してビームフォーミング182を利用し得る。基地局180およびUE104は各々、ビームフォーミングを容易にするために、アンテナ要素、アンテナパネル、および/またはアンテナアレイなどの複数のアンテナを含み得る。
【0033】
基地局180は、1つまたは複数の送信方向182'においてUE104にビームフォーミングされた信号を送信し得る。UE104は、1つまたは複数の受信方向182''において基地局180からビームフォーミングされた信号を受信し得る。UE104はまた、1つまたは複数の送信方向において基地局180にビームフォーミングされた信号を送信し得る。基地局180は、1つまたは複数の受信方向においてUE104からビームフォーミングされた信号を受信し得る。基地局180/UE104は、基地局180/UE104の各々に対する最良の受信方向および送信方向を決定するためにビームトレーニングを実行し得る。基地局180に対する送信方向および受信方向は、同じであっても同じでなくてもよい。UE104に対する送信方向および受信方向は、同じであっても同じでなくてもよい。
【0034】
EPC160は、モビリティ管理エンティティ(MME)162、他のMME164、サービングゲートウェイ166、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ168、ブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BM-SC)170、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ172を含み得る。MME162は、ホーム加入者サーバ(HSS)174と通信していることがある。MME162は、UE104とEPC160との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、MME162はベアラおよび接続管理を提供する。すべてのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットは、サービングゲートウェイ166を通じて転送され、サービングゲートウェイ166自体は、PDNゲートウェイ172に接続される。PDNゲートウェイ172は、UEのIPアドレス割振りならびに他の機能を提供する。PDNゲートウェイ172およびBM-SC170は、IPサービス176に接続される。IPサービス176は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、PSストリーミングサービス、および/または他のIPサービスを含み得る。BM-SC170は、MBMSユーザサービスプロビジョニングおよび配信のための機能を提供し得る。BM-SC170は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして働くことがあり、公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)内のMBMSベアラサービスを許可および開始するために使用されることがあり、MBMS送信をスケジュールするために使用されることがある。MBMSゲートウェイ168は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアに属する基地局102にMBMSトラフィックを配信するために使用されることがあり、セッション管理(開始/停止)およびeMBMS関連の課金情報を収集することを担うことがある。
【0035】
コアネットワーク190は、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)192、他のAMF193、セッション管理機能(SMF)194、ならびにユーザプレーン機能(UPF)195を含み得る。AMF192は、統合データ管理(UDM)196と通信していることがある。AMF192は、UE104とコアネットワーク190との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、AMF192は、QoSフローおよびセッション管理を提供する。すべてのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットは、UPF195を通じて転送される。UPF195は、UEのIPアドレス割振りならびに他の機能を提供する。UPF195は、IPサービス197に接続される。IPサービス197は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、パケット交換(PS)ストリーミング(PSS)サービス、および/または他のIPサービスを含み得る。
【0036】
基地局は、gNB、ノードB、eNB、アクセスポイント、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、送信受信ポイント(TRP)、または何らかの他の好適な用語を含んでもよく、かつ/またはそのように呼ばれてもよい。基地局102は、EPC160またはコアネットワーク190へのアクセスポイントをUE104に提供する。UE104の例は、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)フォン、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲームコンソール、タブレット、スマートデバイス、ウェアラブルデバイス、車両、電気メーター、ガスポンプ、大型もしくは小型の調理家電、ヘルスケアデバイス、インプラント、センサー/アクチュエータ、ディスプレイ、または任意の他の同様の機能デバイスを含む。UE104のうちのいくつかは、IoTデバイス(たとえば、パーキングメーター、ガスポンプ、トースター、車両、心臓モニタなど)と呼ばれることがある。UE104は、局、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または任意の他の好適な用語で呼ばれることもある。いくつかのシナリオでは、UEという用語は、デバイスコンスタレーション構成などにおける1つまたは複数のコンパニオンデバイスにも適用され得る。これらのデバイスのうちの1つまたは複数は、ネットワークに集合的にアクセスしてもよく、かつ/またはネットワークに個別にアクセスしてもよい。
【0037】
再び図1を参照すると、いくつかの態様では、UE104は、サービングセルから、SCellのアクティブ化指示を受信することと、SCellから第1の基準信号を受信することであって、第1の基準信号が少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することと、アクティブ化指示を処理した後かつSCellアクティブ化時間の満了の前に第2の基準信号が受信されたかどうかを識別することと、第2の基準信号が受信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCellをアクティブ化することとを行うように構成されたSCellアクティブ化構成要素198を含み得る。以下の説明は5G NRに焦点を当てることがあるが、本明細書で説明する概念は、LTE、LTE-A、CDMA、GSM、および他のワイヤレス技術などの、他の同様の分野に適用可能であり得る。
【0038】
図2Aは、5G NRフレーム構造内の第1のサブフレームの一例を示す図200である。図2Bは、5G NRサブフレーム内のDLチャネルの一例を示す図230である。図2Cは、5G NRフレーム構造内の第2のサブフレームの一例を示す図250である。図2Dは、5G NRサブフレーム内のULチャネルの一例を示す図280である。5G NRフレーム構造は、サブキャリアの特定のセット(キャリアシステム帯域幅)に対してサブキャリアのセット内のサブフレームがDLもしくはULのいずれかに専用である周波数分割複信(FDD)であってもよく、またはサブキャリアの特定のセット(キャリアシステム帯域幅)に対してサブキャリアのセット内のサブフレームがDLとULの両方に専用である時分割複信(TDD)であってもよい。図2A図2Cによって提供される例では、5G NRフレーム構造はTDDであると仮定され、サブフレーム4はスロットフォーマット28で(大部分がDLで)構成され、ここで、DはDLであり、UはULであり、FはDL/UL間の使用にとってフレキシブルであり、サブフレーム3はスロットフォーマット1で(すべてがULで)構成される。サブフレーム3、4は、それぞれ、スロットフォーマット1、28で示されるが、任意の特定のサブフレームは、様々な利用可能なスロットフォーマット0~61のうちのいずれかで構成されてもよい。スロットフォーマット0、1は、それぞれ、すべてDL、ULである。他のスロットフォーマット2~61は、DL、UL、およびフレキシブルなシンボルの混合を含む。UEは、受信されたスロットフォーマットインジケータ(SFI)を通じて、(DL制御情報(DCI)を通じて動的に、または無線リソース制御(RRC)シグナリングを通じて半静的に/静的に)スロットフォーマットで構成される。以下の説明は、TDDである5G NRフレーム構造にも適用されることに留意されたい。
【0039】
図2A図2Dはフレーム構造を示し、本開示の態様は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有し得る他のワイヤレス通信技術に適用可能であり得る。フレーム(10ms)は、10個の等しいサイズのサブフレーム(1ms)に分割され得る。各サブフレームは、1つまたは複数のタイムスロットを含み得る。サブフレームは、7個、4個、または2個のシンボルを含み得るミニスロットも含み得る。各スロットは、サイクリックプレフィックス(CP)がノーマルであるか拡張であるかに応じて、14個または12個のシンボルを含み得る。ノーマルCPの場合、各スロットは14個のシンボルを含むことができ、拡張CPの場合、各スロットは12個のシンボルを含むことができる。DL上のシンボルは、CP直交周波数分割多重(OFDM)(CP-OFDM)シンボルであってもよい。UL上のシンボルは、CP-OFDMシンボル(高スループットシナリオ用)または離散フーリエ変換(DFT)拡散OFDM(DFT-s-OFDM)シンボル(シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)シンボルとも呼ばれる)(電力制限シナリオ用、単一のストリーム送信に制限される)であってもよい。サブフレーム内のスロットの数は、CPおよびヌメロロジーに基づく。ヌメロロジーは、サブキャリア間隔(SCS)を定義し、事実上、1/SCSに等しいシンボル長/持続時間を定義する。
【0040】
【表1】
【0041】
ノーマルCP(14個のシンボル/スロット)の場合、異なるヌメロロジーμ0~4は、それぞれ、サブフレーム当たり1個、2個、4個、8個、および16個のスロットを可能にする。拡張CPの場合、ヌメロロジー2は、サブフレーム当たり4個のスロットを可能にする。したがって、ノーマルCPおよびヌメロロジーμの場合、14個のシンボル/スロットおよび2μ個のスロット/サブフレームがある。サブキャリア間隔は2μ*15kHzに等しくてもよく、ここで、μはヌメロロジー0~4である。したがって、ヌメロロジーμ=0は15kHzのサブキャリア間隔を有し、ヌメロロジーμ=4は240kHzのサブキャリア間隔を有する。シンボル長/持続時間は、サブキャリア間隔に反比例する。図2A図2Dは、スロット当たり14個のシンボルを有するノーマルCPおよびサブフレーム当たり4個のスロットを有するヌメロロジーμ=2の一例を提供する。スロット持続時間は0.25msであり、サブキャリア間隔は60kHzであり、シンボル持続時間は約16.67μsである。フレームのセット内には、周波数分割多重される1つまたは複数の異なる帯域幅パート(BWP)(図2B参照)があり得る。各BWPは、特定のヌメロロジーおよびCP(ノーマルまたは拡張)を有し得る。
【0042】
リソースグリッドは、フレーム構造を表すために使用され得る。各タイムスロットは、12個の連続するサブキャリアに及ぶリソースブロック(RB)(物理RB(PRB)とも呼ばれる)を含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素(RE)に分割される。各REによって搬送されるビットの数は、変調方式に依存する。
【0043】
図2Aに示すように、REのうちのいくつかは、UE用の基準(パイロット)信号(RS)を搬送する。RSは、UEにおけるチャネル推定のために、復調RS(DM-RS)(1つの特定の構成用にRとして示されるが、他のDM-RS構成が可能である)およびチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)を含み得る。RSはまた、ビーム測定RS(BRS)、ビーム改善RS(BRRS)、および位相追跡RS(PT-RS)を含み得る。
【0044】
図2Bは、フレームのサブフレーム内の様々なDLチャネルの一例を示す。物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)(たとえば、1個、2個、4個、8個、または16個のCCE)内でDCIを搬送し、各CCEは、6個のREグループ(REG)を含み、各REGは、RBのOFDMシンボルの中に12個の連続するREを含む。1つのBWP内のPDCCHは、制御リソースセット(CORESET)と呼ばれることがある。UEは、CORESET上でのPDCCH監視機会の間にPDCCH探索空間(たとえば、共通探索空間、UE固有探索空間)の中のPDCCH候補を監視するように構成され、ここで、PDCCH候補は、異なるDCIフォーマットおよび異なるアグリゲーションレベルを有する。追加のBWPは、チャネル帯域幅にわたって、より高いおよび/またはより低い周波数に位置してもよい。1次同期信号(PSS)は、フレームの特定のサブフレームのシンボル2内にあってもよい。PSSは、サブフレーム/シンボルタイミングおよび物理レイヤ識別情報を決定するためにUE104によって使用される。2次同期信号(SSS)は、フレームの特定のサブフレームのシンボル4内にあってもよい。SSSは、物理レイヤセル識別情報グループ番号および無線フレームタイミングを決定するためにUEによって使用される。物理レイヤ識別情報および物理レイヤセル識別情報グループ番号に基づいて、UEは物理セル識別子(PCI)を決定することができる。PCIに基づいて、UEはDM-RSのロケーションを決定することができる。マスタ情報ブロック(MIB)を搬送する物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、PSSおよびSSSと論理的にグループ化されて、同期信号(SS)/PBCHブロック(SSブロック(SSB)とも呼ばれる)を形成し得る。MIBは、システム帯域幅の中のRBの数およびシステムフレーム番号(SFN)を提供する。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、ユーザデータ、システム情報ブロック(SIB)などのPBCHを通じて送信されないブロードキャストシステム情報、およびページングメッセージを搬送する。
【0045】
図2Cに示すように、基地局におけるチャネル推定のために、REのうちのいくつかは、DM-RS(1つの特定の構成用にRとして示されるが、他のDM-RS構成が可能である)を搬送する。UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)用のDM-RSおよび物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)用のDM-RSを送信し得る。PUSCH DM-RSは、PUSCHの最初の1個または2個のシンボルにおいて送信され得る。PUCCH DM-RSは、短いPUCCHが送信されるかまたは長いPUCCHが送信されるかに応じて、かつ使用される特定のPUCCHフォーマットに応じて、異なる構成で送信され得る。UEは、サウンディング基準信号(SRS)を送信し得る。SRSは、サブフレームの最後のシンボルにおいて送信され得る。SRSはコム構造を有してもよく、UEはコムのうちの1つの上でSRSを送信してもよい。SRSは、UL上での周波数依存スケジューリングを可能にするためのチャネル品質推定のために基地局によって使用され得る。
【0046】
図2Dは、フレームのサブフレーム内の様々なULチャネルの一例を示す。PUCCHは、一構成では、図示のように位置し得る。PUCCHは、スケジューリング要求、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、およびハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答(ACK)(HARQ-ACK)フィードバック(すなわち、1つまたは複数のACKおよび/または否定ACK(NACK)を示す1つまたは複数のHARQ ACKビット)などのアップリンク制御情報(UCI)を搬送する。PUSCHはデータを搬送し、追加として、バッファステータス報告(BSR)、電力ヘッドルーム報告(PHR)、および/またはUCIを搬送するために使用され得る。
【0047】
図3は、アクセスネットワークにおいてUE350と通信している基地局310のブロック図である。DLでは、EPC160からのIPパケットは、コントローラ/プロセッサ375に提供され得る。コントローラ/プロセッサ375は、レイヤ3およびレイヤ2の機能を実装する。レイヤ3は、無線リソース制御(RRC)レイヤを含み、レイヤ2は、サービスデータ適応プロトコル(SDAP)レイヤ、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤ、無線リンク制御(RLC)レイヤ、および媒体アクセス制御(MAC)レイヤを含む。コントローラ/プロセッサ375は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)のブロードキャスト、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)、無線アクセス技術(RAT)間モビリティ、およびUE測定報告のための測定構成に関連付けられたRRCレイヤ機能と、ヘッダ圧縮/解凍、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)、およびハンドオーバサポート機能に関連付けられたPDCPレイヤ機能と、上位レイヤパケットデータユニット(PDU)の転送、ARQを介した誤り訂正、RLCサービスデータユニット(SDU)の連結、セグメンテーション、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメンテーション、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連付けられたRLCレイヤ機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報報告、HARQを介した誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先順位付けに関連付けられたMACレイヤ機能とを提供する。
【0048】
送信(TX)プロセッサ316および受信(RX)プロセッサ370は、様々な信号処理機能に関連付けられたレイヤ1機能を実装する。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上での誤り検出、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号、インターリービング、レートマッチング、物理チャネル上へのマッピング、物理チャネルの変調/復調、およびMIMOアンテナ処理を含み得る。TXプロセッサ316は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、M直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングを処理する。次いで、コーディングされ変調されたシンボルは、並列ストリームに分割され得る。次いで、各ストリームは、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域において基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に合成され得る。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器374からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE350によって送信された基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。次いで、各空間ストリームは、別個の送信機318 TXを介して異なるアンテナ320に提供され得る。各送信機318 TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームで無線周波数(RF)キャリアを変調し得る。
【0049】
UE350において、各受信機354 RXは、そのそれぞれのアンテナ352を通じて信号を受信する。各受信機354 RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を受信(RX)プロセッサ356に提供する。TXプロセッサ368およびRXプロセッサ356は、様々な信号処理機能に関連付けられたレイヤ1機能を実装する。RXプロセッサ356は、UE350に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行し得る。複数の空間ストリームは、UE350に宛てられている場合、RXプロセッサ356によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。次いで、RXプロセッサ356は、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別個のOFDMシンボルストリームを含む。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、基地局310によって送信された可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元および復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器358によって算出されたチャネル推定値に基づいてもよい。次いで、軟判定は、復号およびデインターリーブされて、物理チャネル上で基地局310によって最初に送信されたデータおよび制御信号を復元する。次いで、データおよび制御信号は、レイヤ3およびレイヤ2の機能を実装するコントローラ/プロセッサ359に提供される。
【0050】
コントローラ/プロセッサ359は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ360に関連付けられ得る。メモリ360は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ359は、EPC160からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケットリアセンブリ、解読、ヘッダ解凍、および制御信号処理を行う。コントローラ/プロセッサ359は、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出も担う。
【0051】
基地局310によるDL送信に関して説明した機能と同様に、コントローラ/プロセッサ359は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)収集、RRC接続、および測定報告に関連付けられたRRCレイヤ機能と、ヘッダ圧縮/解凍、およびセキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)に関連付けられたPDCPレイヤ機能と、上位レイヤPDUの転送、ARQを介した誤り訂正、RLC SDUの連結、セグメンテーション、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメンテーション、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連付けられたRLCレイヤ機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、TB上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの多重化、スケジューリング情報報告、HARQを介した誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先順位付けに関連付けられたMACレイヤ機能とを提供する。
【0052】
基地局310によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器358によって導出されたチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択するために、かつ空間処理を容易にするために、TXプロセッサ368によって使用され得る。TXプロセッサ368によって生成された空間ストリームは、別個の送信機354 TXを介して異なるアンテナ352に提供され得る。各送信機354 TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
【0053】
UL送信は、UE350における受信機機能に関して説明した方法と同様の方法で基地局310において処理される。各受信機318 RXは、そのそれぞれのアンテナ320を通じて信号を受信する。各受信機318 RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報をRXプロセッサ370に提供する。
【0054】
コントローラ/プロセッサ375は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ376に関連付けられ得る。メモリ376は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ375は、UE350からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケットリアセンブリ、解読、ヘッダ解凍、制御信号処理を行う。コントローラ/プロセッサ375からのIPパケットは、EPC160に提供され得る。コントローラ/プロセッサ375は、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出も担う。
【0055】
TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つは、図1の198に関連した態様を実行するように構成され得る。
【0056】
ワイヤレス通信のいくつかの態様では、1つまたは複数のアクティブサービングセルは、キャリアアグリゲーションのためにアクティブ化解除されたSCellをアクティブ化するようにUEに命令し得る。1つまたは複数のアクティブサービングセルは、UEに接続されたPCellまたは別のアクティブサービングSCellを含み得る。UEは、1つまたは複数のアクティブサービングセルからSCellアクティブ化コマンドまたは指示を受信することがあり、SCellアクティブ化指示を受信すると、UEは、アクティブ化解除されたSCellから同期信号ブロック(SSB)を受信し、アクティブ化解除されたSCellをアクティブ化することがある。アクティブ化解除されたSCellをアクティブ化するために、UEは、SSB検出、精細な時間/周波数追跡、または自動利得制御(AGC)設定を含む少なくとも1つの手順を実行して、SCellをアクティブ化し得る。
【0057】
スロットn中でSCellアクティブ化指示を受信すると、UEは、有効なCSI報告を送信し、SCellがスロット
【0058】
【数1】
【0059】
中までにアクティブ化されるためのアクティブ化指示に関するアクションを適用してもよく、ここで、ミリ秒(ms)単位のTHARQは、SCellアクティブ化指示のDLデータ送信とアクティブ化指示の肯定応答(ACK)を送信することとの間の時間期間であり、Tactivation_timeは、ms単位のSCellアクティブ化遅延であり、TCSI_reportingは、1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性である。たとえば、ACKは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)ACK424であってもよい。
【0060】
いくつかの態様では、Tactivation_timeは、SSBがSCellから受信されたスロットと、UEがSCellをアクティブ化するために実行する少なくとも1つの手順とに基づいて決定されてもよい。一態様では、SCellがUEに知られており、SCell測定サイクルが160msよりも小さいかまたはそれに等しいとき、UEは、精細な時間/周波数追跡を実行して、SCellをアクティブ化し得る。すなわち、SCellがUEに知られており、SCell測定サイクルが160msよりも小さいかまたはそれに等しい場合、UEは、精細な時間/周波数追跡を実行するために1つのSSBを使用して、SCellをアクティブ化し得る。したがって、Tactivation_timeはTFirstSSB+TFirstDelay+TSecondDelayであってもよく、ここで、TFirstDelayは、アクティブ化指示のACKを送信した後の受信されたSCellアクティブ化指示の処理時間であってもよく、TFirstSSBは、アクティブ化指示を処理することと第1の完全SSBバーストの送信との間の時間であってもよく、TSecondDelayは、第1の完全SSBバーストの送信の後の受信された第1の完全SSBバーストの処理時間であってもよい。たとえば、TFirstDelayは3msであってもよく、TSecondDelayは2msであってもよい。そのような場合、Tactivation_timeはTFirstSSB+5msであってもよく、TFirstSSBはスロット
【0061】
【数2】
【0062】
の後の第1の完全SSBバーストの終わりまでの時間であってもよい。
【0063】
一態様では、SCellがUEに知られており、SCell測定サイクルが160msよりも大きいとき、UEは、精細な時間/周波数追跡およびAGC設定を実行して、SCellをアクティブ化し得る。すなわち、SCellがUEに知られており、SCell測定サイクルが160msよりも大きい場合、UEは、精細な時間/周波数追跡およびAGC設定を実行するために2つのSSBを使用して、SCellをアクティブ化し得る。したがって、Tactivation_timeはTFirstSSB_MAX+Trs+TFirstDelay+TSecondDelayであってもよく、ここで、TFirstDelayは、アクティブ化指示のACKを送信した後の受信されたSCellアクティブ化指示の処理時間であり、TFirstSSB_MAXは、アクティブ化指示を処理することと第1の完全SSBバーストの送信との間の時間であり、Trsは、SSBベースのRRM測定タイミング構成(SMTC)周期または測定対象周期またはSSB頻度であり、TSecondDelayは、第1の完全SSBバーストの送信の後の受信された第1の完全SSBバーストの処理時間である。たとえば、TFirstDelayは3msであってもよく、TSecondDelayは2msであってもよい。そのような場合、Tactivation_timeはTFirstSSB_MAX+Trs+5msであってもよく、TFirstSSB_MAXはスロット
【0064】
【数3】
【0065】
の後の第1の完全SSBバーストの終わりまでの時間であってもよい。
【0066】
一態様では、SCellがUEに知られていないとき、UEは、精細な時間/周波数追跡、AGC設定、およびSSB検出を実行して、SCellをアクティブ化し得る。すなわち、SCellがUEに知られていない場合、UEは、精細な時間/周波数追跡、AGC設定、およびSSB検出を実行するために4つのSSBを使用して、SCellをアクティブ化し得る。したがって、Tactivation_timeはTFirstSSB_MAX+TSMTC_MAX+2Trs+TFirstDelay+TSecondDelayであってもよく、ここで、TFirstDelayは、アクティブ化指示のACKを送信した後の受信されたSCellアクティブ化指示の処理時間であり、TFirstSSB_MAXは、アクティブ化指示を処理することと第1の完全SSBバーストの送信との間の時間であり、Trsは、SMTC周期または測定対象周期またはSSB頻度であり、TSMTC_MAXは、アクティブサービングセルとアクティブ化されているSCellとの間のより長いSMTC周期であり、TSecondDelayは、第1の完全SSBバーストの送信の後の受信された第1の完全SSBバーストの処理時間である。たとえば、TFirstDelayは3msであってもよく、TSecondDelayは2msであってもよい。そのような場合、Tactivation_timeはTFirstSSB_MAX+TSMTC_MAX+2Trs+5msであってもよく、TFirstSSB_MAXはスロット
【0067】
【数4】
【0068】
の後の第1の完全SSBバーストの終わりまでの時間であってもよい。
【0069】
いくつかの態様では、1つまたは複数の一時RSは、SCellアクティブ化プロセスを促進するために提供されてもよい。詳細には、PCellはSCellおよびUEのための1つまたは複数の一時RSを構成してもよく、SCellは一時RSをUEに送信してもよい。UEは、1つまたは複数の一時RSに基づいてSCellをアクティブ化することによってキャリアアグリゲーションのためにSCellをアクティブ化する際のレイテンシを低減し、したがって、FR1とFR2の両方のための効率的なSCellアクティブ化のためにSCellアクティブ化手順を促進し得る。UEは、SCellから受信された一時RSに基づいて、SCellアクティブ化手順の間にAGC設定および時間/周波数追跡を実行してもよい。UEは、SCellから受信された一時RSを測定し、CSI報告を生成および送信してもよい。UEはまた、受信された一時RSに基づいてSCellについてのセル探索を実行してもよい。すなわち、UEは、1つまたは複数の一時RSに少なくとも部分的に基づいてSCellをアクティブ化することによって、Tactivation_timeを短縮してもよい。
【0070】
一時RSは、限定はしないが、PSSまたはSSSに基づく、非周期CSI-RS、周期/半永続的CSI-RS、SRS、およびRSを含む、1つまたは複数の非周期追跡RSおよび/または周期追跡RSを含み得る。非周期追跡RSはDCIまたはMAC-CEによってトリガされてもよく、周期追跡RSはRRC信号によってトリガされてもよい。本開示の態様はFR1に適用可能であってもよく、FR2に拡張されてもよい。
【0071】
図4は、ワイヤレス通信のSCellアクティブ化400の一例を示す。SCellアクティブ化400の例は、SCell410およびPCell420を含む。ここで、PCell420は、UEおよびSCell410がそこからSCellアクティブ化指示422を受信し得る、1つまたは複数のアクティブサービングセルである。SCellはSSB周期でSSB412を送信してもよく、SCellはPCell420から受信されたSCellアクティブ化指示422に基づいて一時RS418を送信してもよい。図4は一時RS418が非周期追跡RSであることを示すが、本開示の態様はそのように限定されず、一時RS418は周期追跡RSであってもよい。
【0072】
UEは、SCell410から受信された一時RS418に基づいてアクティブ化解除されたSCell410をアクティブ化するようにUEに命令するSCellアクティブ化指示422をPCell420から受信し得る。SCellアクティブ化指示422を受信すると、UEはACKを送信し、受信されたSCellアクティブ化指示422を処理し得る。たとえば、ACKは、受信されたSCellアクティブ化指示に応答して送信されたHARQ ACK424であり得る。UEは、SCell410から一時RS418を受信し、一時RS418に基づいてSCell410をアクティブ化し得る。SCell410をアクティブ化するために、UEは、SSB検出、精細な時間/周波数追跡、またはAGC設定を含む少なくとも1つの手順を実行して、PCell420から受信された一時RS418に基づいてSCellをアクティブ化し得る。
【0073】
スロットn中でSCellアクティブ化指示422を受信すると、UEは、有効なCSI報告を送信し、SCellがスロット
【0074】
【数5】
【0075】
中までにアクティブ化されるためのSCellアクティブ化指示422に関するアクションを適用してもよく、ここで、ミリ秒(ms)単位のTHARQは、SCellアクティブ化指示422のDLデータ送信とアクティブ化指示のHARQ ACK424を送信することとの間の時間期間であり、Tactivation_timeは、ms単位のSCellアクティブ化遅延であり、TCSI_reportingは、1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性である。
【0076】
いくつかの態様では、Tactivation_timeは、一時RSがSCell410から受信されたスロットと、UEがSCell410をアクティブ化するために実行する少なくとも1つの手順とに基づいて決定されてもよい。一態様では、SCell410がUEに知られており、SCell測定サイクルが160msよりも小さいかまたはそれに等しいとき、UEは精細な時間/周波数追跡を実行して、SCell410をアクティブ化し得る。すなわち、SCell410がUEに知られており、SCell測定サイクルが160msよりも小さいかまたはそれに等しい場合、UEは、精細な時間/周波数追跡を実行するために一時RSを含む1つのRSを使用して、SCell410をアクティブ化し得る。したがって、Tactivation_timeはTTemp_RS+TFirstDelay+TSecondDelayであってもよく、ここで、TFirstDelayは、SCellアクティブ化指示422のHARQ ACK424を送信した後の受信されたSCellアクティブ化指示422の処理時間であり、TSecondDelayは、第1の一時RS418の送信の後の受信された第1の一時RS418の処理時間である。TTemp_RSは、アクティブ化指示を処理することと第1の一時RS418の送信との間、HARQ ACK424の送信の後のTFirstDelayと第1の一時RS418の送信との間の時間であってもよい。たとえば、TFirstDelayは3msであってもよく、TSecondDelayは2msであってもよい。そのような場合、Tactivation_timeはTTemp_RS+5msであってもよく、TTemp_RSはスロット
【0077】
【数6】
【0078】
の後の第1の完全RSバーストの終わりまでの時間であってもよい。
【0079】
図4は、第1の一時RS418がTactivation_timeを満たすことができ、UEが第1の一時RS418に基づいてSCell410をアクティブ化し得ることを示す。しかしながら、本開示の態様はそれに限定されず、UEはTactivation_timeを満たすことができる任意のRSを使用してもよい。SCellアクティブ化指示は、MAC-CE、DCI、またはRRC信号を介して送信されてもよい。すなわち、SCell追加/ハンドオーバ/RRC再開におけるRRCベースの直接的なSCellアクティブ化が可能であり得る。さらに、アクティブ化されるべきSCell上では、RRCシグナリングによって構成されるSSBおよび/または周期追跡RSは、MAC-CE/DCIによってトリガ/キャンセルされないことがある。すなわち、RRC信号は、SCellおよびUEのための周期追跡RSをSCell追加/ハンドオーバ/RRC再開時に直接構成することがあり、周期追跡RSは、MAC-CEまたはDCIによってトリガまたはキャンセルされないことがある。DCIのMAC-CEはまた、非周期追跡RSを構成してもよい。
【0080】
UEは、SCellアクティブ化遅延を満たすことができるほうの同じまたは異なるサービングセルにおいて、SCellアクティブ化のためのRSのセットからの1つまたは複数のRSを使用し得る。すなわち、アクティブ化解除されたSCellまたは他のSCellは、SCellアクティブ化のための1つまたは複数のRSを送信してもよく、SCellアクティブ化遅延が満たされ得る限り、UEは、SSB、周期追跡RS、または非周期追跡RSのすべてまたはサブセットを含む、RSのセットのうちのいずれかのRSを使用し得る。すなわち、SCellアクティブ化のための1つまたは複数のRSがTactivation_timeを満たすことができる限り、UEは、SCellアクティブ化のための1つまたは複数のRSのうちの少なくとも1つを使用し得る。
【0081】
図5は、ワイヤレス通信のSCellアクティブ化500の一例を示す。SCellアクティブ化500の例は、SCell510およびPCell520を含む。ワイヤレス通信のSCellアクティブ化500の例は、SCell510が第1の一時RS518を使用してアクティブ化されてもよく、SSB512がHARQ ACK524の送信の後かつTactivation_timeの満了の前のTFirstDelayの間に受信されてもよいことを示す。第1の一時RS518は、DCIまたはMAC-CEによってトリガされた非周期追跡RSであり得る。
【0082】
図5を参照すると、UEがDCIまたはMAC-CEを介して受信されたSCellアクティブ化指示522を処理することが「t=ACKタイミング+3ms」よりも早く完了した場合、「t=ACKタイミング+3ms」の後に受信されたSSB512が使用可能であり得る。したがって、UEはSSB512を使用して、SCell510をアクティブ化し得る。UEは、SCellアクティブ化のためのAGC設定または精細な時間/周波数追跡のために、SSB、周期追跡RS、および/または示された非周期追跡RSを含む1つまたは複数のRSを使用してもよい。すなわち、Tactivation_timeのウィンドウは、トリガされた第1の一時RS518のタイミングに基づいて決定されてもよく、UEは、必要な手順がウィンドウ内で実行され得る限り、SSB/周期追跡RS/非周期追跡RSを含む任意のRSを利用することができる。
【0083】
スロットn中でSCellアクティブ化指示522を受信すると、UEは、有効なCSI報告を送信し、SCellがスロット
【0084】
【数7】
【0085】
中までにアクティブ化されるためのSCellアクティブ化指示522に関するアクションを適用してもよく、ここで、ミリ秒(ms)単位のTHARQは、SCellアクティブ化指示522のDLデータ送信とアクティブ化指示のHARQ ACK524を送信することとの間の時間期間であり、Tactivation_timeは、ms単位のSCellアクティブ化遅延であり、TCSI_reportingは、1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性である。
【0086】
いくつかの態様では、Tactivation_timeは、一時RSがSCell510から受信されたスロットと、UEがSCell510をアクティブ化するために実行する少なくとも1つの手順とに基づいて決定されてもよい。一態様では、SCell510がUEに知られており、SCell測定サイクルが160msよりも小さいかまたはそれに等しいとき、UEは精細な時間/周波数追跡を実行して、SCell510をアクティブ化し得る。すなわち、SCell510がUEに知られており、SCell測定サイクルが160msよりも小さいかまたはそれに等しい場合、UEは、精細な時間/周波数追跡を実行するために1つの一時RSを使用して、SCell510をアクティブ化し得る。したがって、Tactivation_timeはTTemp_RS+TFirstDelay+TSecondDelayであってもよく、ここで、TFirstDelayは、SCellアクティブ化指示522のHARQ ACK524を送信した後の受信されたSCellアクティブ化指示522の処理時間であり、TSecondDelayは、第1の一時RS518の送信の後の受信された第1の一時RS518の処理時間である。UEがSCellをアクティブ化するために第1の一時RSを実際に使用するかどうかにかかわらず、SCellアクティブ化のために第1の一時RSがトリガされた場合、TTemp_RSは、「THARQ+3ms」から開始して、第1の一時RSの最後のOFDMシンボルまたは最後のスロットの終わりまでの持続時間であってもよい。すなわち、TTemp_RSは、アクティブ化指示を処理することと第1の一時RS518の送信との間、HARQ ACK524の送信の後のTFirstDelayと第1の一時RS518の送信との間の時間であってもよい。たとえば、TFirstDelayは3msであってもよく、TSecondDelayは2msであってもよい。そのような場合、Tactivation_timeはTTemp_RS+5msであってもよく、TTemp_RSはスロット
【0087】
【数8】
【0088】
の後の第1の完全RSバーストの終わりまでの時間であってもよい。
【0089】
他の条件(たとえば、知られていないセル)の場合、Tactivation_timeの値は異なり得るが、原理は同じであり得る。一態様では、SCellがUEに知られており、SCell測定サイクルが160msよりも大きいとき、UEは精細な時間/周波数追跡およびAGC設定を実行して、SCell510をアクティブ化し得る。すなわち、SCellがUEに知られており、SCell測定サイクルが160msよりも大きい場合、UEは、精細な時間/周波数追跡およびAGC設定を実行するために第1の一時RS518を含む2つのRSを使用して、SCell510をアクティブ化し得る。ここで、UEは、第1の一時RS518を含む2つのRSとしてSSB512および第1の一時RS518を使用して、SCell510をアクティブ化し得る。したがって、図4を参照すると、Tactivation_timeは、TTemp_RS+TFirstDelay+TSecondDelayに短縮されることがあり、ここで、TFirstDelayは、SCellアクティブ化指示522のHARQ ACK524を送信した後の受信されたSCellアクティブ化指示522の処理時間であり、TSecondDelayは、第1の一時RS518の送信の後の受信された第1の一時RS518の処理時間である。TTemp_RSは、アクティブ化指示を処理することと第1の一時RS518の送信との間、HARQ ACK524の送信の後のTFirstDelayと第1の一時RS518の送信との間の時間であってもよい。たとえば、TFirstDelayは3msであってもよく、TSecondDelayは2msであってもよい。そのような場合、Tactivation_timeはTTemp_RS+5msであってもよく、TTemp_RSはスロット
【0090】
【数9】
【0091】
の後の第1の完全RSバーストの終わりまでの時間であってもよい。
【0092】
一態様では、SCellがUEに知られておらず、FR1に属するとき、UEは、精細な時間/周波数追跡、AGC設定、およびSSB検出を実行して、SCellをアクティブ化し得る。すなわち、SCellがUEに知られていない場合、UEは、精細な時間/周波数追跡、AGC設定、およびSSB検出を実行するために第1の一時RS518を含む4つのRSを使用して、SCellをアクティブ化し得る。ここで、UEは、SSB512、514、および516、ならびに第1の一時RS518を使用してもよい。したがって、図4を参照すると、Tactivation_timeは、TFirstSSB+2Trs+TFirstDelay+TSecondDelayに短縮されることがあり、ここで、TFirstDelayは、アクティブ化指示のACKを送信した後の受信されたSCellアクティブ化指示の処理時間であり、TFirstSSBは、アクティブ化指示を処理することと第1の完全SSBバーストの送信との間の時間であり、Trsは、SSB頻度であり、TSecondDelayは、第1の完全SSBバーストの送信の後の受信された第1の完全SSBバーストの処理時間である。たとえば、TFirstDelayは3msであってもよく、TSecondDelayは2msであってもよい。そのような場合、Tactivation_timeはTFirstSSB+2Trs+5msであってもよく、TFirstSSB_MAXはスロット
【0093】
【数10】
【0094】
の後の第1の完全SSBバーストの終わりまでの時間であってもよい。
【0095】
したがって、第1の一時RS518を使用することによって、Tactivation_timeが短縮されることがあり、SCell510アクティブ化が促進されることがある。さらに、周期追跡RSがAGCまたは精細な時間/周波数追跡のために使用され得るキャリア上で構成され、周期追跡RSが時間期間に入る場合、周期追跡RSは、トリガされた第1の一時RSの代わりにまたはそれとともに、UEが使用するための1つまたは複数のRSとして使用されることがある。図5を参照すると、たとえば、第1の一時RS518が、FR1の場合にl∈{4,8}である「trs-Info」を有する非ゼロ電力(NZP)CSI-RS(NZP-CSI-RS)である場合、TTemp_RSは、(持続時間が最後のOFDMシンボルで終わる場合)1個のスロット+9個のOFDMシンボルの持続時間とすることができ、(持続時間が最後のスロットで終わる場合)2個のスロットの持続時間とすることができる。
【0096】
図6は、ワイヤレス通信のSCellアクティブ化600の一例を示す。SCellアクティブ化600の例は、SCell610およびPCell620を含む。ワイヤレス通信のSCellアクティブ化600の例は、SCell610がHARQ ACK624の送信の後かつTactivation_timeの満了の前のTFirstDelayの間に受信された第2の一時RS619を使用してアクティブ化され得ることを示す。第2の一時RS619は周期追跡RSであってもよく、DCIまたはMAC-CEによってトリガされないことがあり、SCellアクティブ化600の例は、RRCベースの直接的なSCellアクティブ化であってもよい。すなわち、SCellアクティブ化指示622はRRC信号であってもよい。UEは、SCellアクティブ化のためのAGC設定および/または精細な時間/周波数追跡のために、SSBおよび/または周期追跡RSを含む1つまたは複数のRSを使用してもよい。ここで、Tactivation_timeはTRS+5msであってもよく、ここで、TRSは、知られているセルについて160msよりも小さいかまたはそれに等しいSCell測定サイクルで最初に受信され得るほうのSSBまたは周期追跡RSの送信のタイミングである。すなわち、図6を参照すると、第2の一時RS619がHARQ ACK524の送信を過ぎたTFirstDelayの後に受信された場合、Tactivation_timeは第2の一時RS619の送信の後のTSecondDelayに満了し得る。SSB612が、第2の一時RS619に先立って、HARQ ACK624の送信を過ぎたTFirstDelayの後に受信された場合、Tactivation_timeはSSB612の送信の後のTSecondDelayに満了し得る。
【0097】
他の条件(たとえば、知られていないセル)の場合、Tactivation_timeの値は異なり得るが、原理は同じであり得る。Tactivation_timeのウィンドウは、最初に受信されたほうのSSBまたは周期追跡RSのタイミングに基づいて決定されてもよく、UEは、必要な手順がTactivation_timeのウィンドウ内で実行され得る限り、SSBおよび/またはP-TRSを利用することができる。したがって、Tactivation_timeはTFirstDelay+TRS+TSecondDelayであってもよく、ここで、TRSは、「THARQ+3ms」から開始して、UEがSCellアクティブ化のために使用すると決定する1つまたは複数のRSの最後のOFDMシンボルまたは最後のスロットの終わりまでの持続時間である。
【0098】
1つまたは複数のRSは、THARQ+3msの後により早く受信されたほうのSSBまたは周期追跡RSであってもよい。一態様では、SCell610がUEに知られており、SCell測定サイクルが160msよりも大きいとき、UEは精細な時間/周波数追跡およびAGC設定を実行して、SCell610をアクティブ化し得る。すなわち、SCellがUEに知られており、SCell測定サイクルが160msよりも大きい場合、UEは、精細な時間/周波数追跡およびAGC設定を実行するためにSSB612および/または第2の一時RS619を含む2つのRSを使用して、SCell610をアクティブ化し得る。したがって、Tactivation_timeはTFirstDelay+TRS+TSecondDelayであってもよく、ここで、TRSは、「THARQ+3ms」から開始して、UEがSCellアクティブ化のために使用すると決定する第2のRSの最後のOFDMシンボルまたは最後のスロットの終わりまでの持続時間である。
【0099】
一態様では、SCell610がUEに知られておらず、FR1に属するとき、UEは、精細な時間/周波数追跡、AGC設定、およびSSB検出を実行して、SCellをアクティブ化し得る。すなわち、SCellがUEに知られていない場合、UEは、精細な時間/周波数追跡、AGC設定、およびSSB検出を実行するために第2の一時RS619を含む4つのRSを使用して、SCell610をアクティブ化し得る。したがって、Tactivation_timeはTFirstDelay+TRS+TSecondDelayであってもよく、ここで、TRSは、「THARQ+3ms」から開始して、UEがSCellアクティブ化のために使用すると決定する第4のRSの最後のOFDMシンボルまたは最後のスロットの終わりまでの持続時間である。
【0100】
いくつかの態様では、再び図5および図6を参照すると、複数のSCellは同時にアクティブ化され得る。UEは、アクティブ化されるべきSCellとは異なるサービングセルにおいて送信されたSSBおよび/または周期追跡RSもしくは非周期追跡RSを含む一時RSを使用して、複数のSCellをアクティブ化してもよい。たとえば、アクティブ化されるべきSCellのための帯域と同じ帯域にアクティブサービングセルがある場合、アクティブサービングセルにおける一時RSはSCellのアクティブ化のために使用され得る。すなわち、一態様では、SCellアクティブ化指示が同時にアクティブ化されるべき複数のSCellを提供するとき、アクティブサービングセルは、アクティブ化されるべき複数のSCellのうちの1つの上で一時RSを送信してもよく、UEは、複数のSCellのうちの1つの上で送信された一時RSを使用して、アクティブサービングセルから受信されたSCellアクティブ化指示に基づいて複数のSCellをアクティブ化してもよい。
【0101】
いくつかの態様では、再び図5および図6を参照すると、異なるTCI状態/QCL仮定に関連付けられた、SSBまたは周期追跡RSおよび/もしくは非周期追跡RSを含む一時RSを含む複数のRSが存在し得る。すなわち、ビーム掃引動作の場合、異なるビーム上で提供される複数のRSは、異なるTCI状態/QCL仮定に関連付けられ得る。したがって、UEは、同じTCI状態またはQCL仮定に関連付けられた、SSBまたは周期追跡RSもしくは非周期追跡RSを含む一時RSからの1つまたは複数のRSを使用してもよい。すなわち、UEは、同じビーム上で送信され、同じTCI状態/QCL仮定に関連付けられた、1つまたは複数のRSを使用してもよい。したがって、UEは、AGC設定および/または精細な時間/周波数追跡のために使用され得るSSBならびに/または周期追跡RSおよび非周期追跡RSを含む一時RSが擬似コロケートされ得ると仮定してもよい。ネットワークはまた、UEの視点から見るとRSが擬似コロケートされると考えられるように、RSのTCI状態を構成してもよい。
【0102】
いくつかの態様では、複数のSCellの様々な構成は、一時RSを使用してアクティブ化され得る。一態様では、アクティブ化されるべき複数のSCellは、同じ周波数帯域の中にあってもよい。別の態様では、アクティブ化されるべき複数のSCellは、同じ周波数帯域の中の連続キャリアの中にあってもよい。別の態様では、アクティブ化されるべき複数のSCellは、FR2の中にあってもよい。
【0103】
いくつかの態様では、一時RSの様々な構成は、SCellをアクティブ化するために使用され得る。一態様では、UEは、アクティブ化されるべき複数のSCellの中のSCellから受信されたSSBまたは周期追跡RSもしくは非周期追跡RSを含む一時RSのうちの最も早く受信されたRSを使用してもよい。別の態様では、UEは、すべてのアクティブ化されるべき複数のSCellにわたって送信されたSSBまたは周期追跡RSもしくは非周期追跡RSを含む一時RSのうちのRSを受信した最も早いタイミングを使用してもよい。別の態様では、UEは、アクティブ化されるべき複数のSCellの中のSCell上で送信されたSSBまたは周期追跡RSもしくは非周期追跡RSを含む一時RSのうちの最も遅く受信されたRSを使用してもよい。
【0104】
図5および図6に示すように、UEは、1つまたは複数のSCellをアクティブ化するために、精細な時間/周波数追跡以外の手順を実行してもよい。たとえば、SCellは知られていなくてもよく、またはSCellは160msよりも大きい測定サイクルによって知られていてもよい。一時RSが周期追跡RSおよび/または非周期追跡RSを含むことは、一時RSの1つまたは複数のセットが周期追跡RSおよび/または非周期追跡RSを含むことを指すことがある。したがって、アクティブ化されるべきSCellから第1のSSBまたはSSBバーストの後に受信された周期追跡RSおよび/または非周期追跡RSを含む一時RSの1つまたは複数のセットは、有効なRSと見なされる場合があり、UEは、SSB検出、精細な時間/周波数追跡、または自動利得制御(AGC)設定を含む少なくとも1つの手順を実行して、SSBならびに/または周期追跡RSおよび/もしくは非周期追跡RSを含む一時RSの1つもしくは複数のセットに基づいてSCellをアクティブ化し得る。シンボル位置、スロットの数、および/またはリソースセットの数を含む周期/非周期追跡RSの構造は、アクティブ化されるべきSCellの状態に応じて動的に示されるかつ/または決定されることがある。たとえば、SCellは、知られているSCellまたは知られていないSCellであってもよく、SCell測定サイクルは、160msよりも小さいかもしくはそれに等しくてもよく、または160msよりも大きくてもよく、SCellをアクティブ化するための周期追跡RSまたは非周期追跡RSを含む一時RSの構造は、キャリアアグリゲーションのためにSCellをアクティブ化する際のレイテンシを低減するように動的に構成されてもよい。
【0105】
図7は、ワイヤレス通信のコールフロー図700を示す。コールフロー図700は、UE702、サービングセル704、およびUE702によってアクティブ化されるべきSCell706を含み得る。UE702は、1つまたは複数のアクティブサービングセル、たとえば、サービングセル704から、SCellアクティブ化コマンドまたは指示を受信してもよい。1つまたは複数の一時RSは、SCellアクティブ化手順を促進するために提供されることがあり、UE702は、SCell706から受信された1つまたは複数の一時RSを使用してSCellアクティブ化手順を促進することができる。UE702は、スロットn+K中までにSCell706をアクティブ化してもよく、Kは、少なくとも部分的にSCellアクティブ化時間に基づいて決定されてもよい。
【0106】
710において、UE702は、サービングセル704から、SCell706をアクティブ化するためのアクティブ化指示を受信してもよい。アクティブ化指示は、MAC-CE、DCI、またはRRC信号のうちの1つを介して受信されてもよい。アクティブ化指示は、複数のSCell706を同時にアクティブ化することを示してもよく、複数のSCell706は、第1のSCellおよび第2のSCellを含む。第1のSCellおよび第2のSCellは、同じ周波数帯域の中、同じ周波数帯域の中の連続キャリアの中、または周波数範囲の中にあってもよい。711において、サービングセル704は、第1の基準信号および/または第2の基準信号を含む1つまたは複数のRSを送信するようにSCell706を構成してもよい。
【0107】
712において、UE702は、サービングセル704に、アクティブ化指示を受信したというACKを送信することであって、アクティブ化指示が、ACKがサービングセル704に送信された後の第1の持続時間内で処理される、送信することを行ってもよい。
【0108】
714において、UE702は、サービングセル704から受信されたアクティブ化指示を処理してもよい。UE702は、処理されたアクティブ化指示に基づいて第1の基準信号および/または第2の基準信号を受信してもよい。
【0109】
716において、UE702は、SCell706から第1の基準信号を受信することであって、第1の基準信号が少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することを行ってもよい。第1の基準信号は、MAC-CEもしくはDCIによって命令された非周期追跡RSまたはRRC信号によって命令された周期追跡RSを含む一時RSであり得る。ここで、第1の基準信号は、アクティブサービングセル704から受信され得る。
【0110】
718において、UE702は、SCell706から第2の基準信号を受信することであって、第2の基準信号が少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することを行ってもよい。第2の基準信号は、SSBあるいは、MAC-CEもしくはDCIによって命令された非周期追跡RSまたはRRC信号によって命令された周期追跡RSを含む一時RSであり得る。ここで、第2の基準信号は、アクティブサービングセル704から受信され得る。第1の基準信号および第2の基準信号は、互いと擬似コロケートされると仮定され得る。
【0111】
720において、UE702は、アクティブ化指示を処理した後かつSCellアクティブ化時間の満了の前に第2の基準信号が受信されたかどうかを識別してもよい。
【0112】
722において、UE702は、UE702がSCell706のアクティブ化を基づかせた第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つのCSI報告を生成してもよい。
【0113】
724において、UE702は、UE702がSCell706のアクティブ化を基づかせた第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つのCSI報告を送信してもよい。
【0114】
726において、UE702は、1つまたは複数の基準信号が受信された第1の基準信号および/または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCell706をアクティブ化してもよい。UE702は、第2の基準信号が受信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCell706をアクティブ化してもよい。UE702は、スロットn中でアクティブ化指示を受信してもよく、スロットn+K中までにSCell706をアクティブ化してもよく、Kは、サービングセルからアクティブ化指示を受信することとアクティブ化指示の肯定応答(ACK)をサービングセルに送信することとの間の時間期間、SCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいて決定される。たとえば、UE702は、スロットn中でアクティブ化指示を受信してもよく、スロット
【0115】
【数11】
【0116】
中までにSCell706をアクティブ化してもよい。Tactivation_timeは、SCellアクティブ化時間であってもよく、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいて決定されてもよい。一態様では、SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信と少なくとも1つの一時基準信号を受信した後の第2の持続時間との間であり得る。別の態様では、SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信とUEがSCellのアクティブ化を基づかせた1つまたは複数の基準信号のうちの最後の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間であり得る。別の態様では、SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信と第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つを含む2つまたは4つの基準信号を受信した後の第2の持続時間との間であり得る。
【0117】
UE702は、1つまたは複数の基準信号が複数のSCell706から最も早く受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCell706を同時にアクティブ化してもよい。UE702は、1つまたは複数の基準信号が複数のSCell706の最も早いアクティブ化時間内で受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCell706をアクティブ化してもよい。UE702は、1つまたは複数の基準信号が複数のSCell706から最も遅く受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCell706をアクティブ化してもよい。
【0118】
図8は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート800である。方法は、UE(たとえば、UE104、702、装置1502)によって実行され得る。UEは、1つまたは複数のアクティブサービングセル、たとえば、サービングセルから、SCellアクティブ化コマンドまたは指示を受信してもよい。1つまたは複数の一時RSは、SCellアクティブ化手順を促進するために提供されることがあり、UEは、SCellから受信された1つまたは複数の一時RSを使用してSCellアクティブ化手順を促進することができる。UEは、スロットn+K中までにSCellをアクティブ化してもよく、Kは、少なくとも部分的にSCellアクティブ化時間に基づいて決定されてもよい。
【0119】
802において、UEは、サービングセルから、SCellをアクティブ化するためのアクティブ化指示を受信してもよい。アクティブ化指示は、MAC-CE、DCI、またはRRC信号のうちの1つを介して受信されてもよい。アクティブ化指示は、複数のSCellを同時にアクティブ化することを示してもよく、複数のSCellは、第1のSCellおよび第2のSCellを含む。たとえば、710において、UE702は、サービングセル704から、SCell706をアクティブ化するためのアクティブ化指示を受信してもよい。さらに、802は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0120】
804において、UEは、サービングセルに、アクティブ化指示を受信したというACKを送信することであって、アクティブ化指示が、ACKがサービングセルに送信された後の第1の持続時間内で処理される、送信することを行ってもよい。たとえば、712において、UE702は、サービングセル704に、アクティブ化指示を受信したというACKを送信することであって、アクティブ化指示が、ACKがサービングセル704に送信された後の第1の持続時間内で処理される、送信することを行ってもよい。さらに、804は、ACK構成要素1542によって実行され得る。
【0121】
806において、UEは、サービングセルから受信されたアクティブ化指示を処理してもよい。UEは、処理されたアクティブ化指示に基づいて第1の基準信号および/または第2の基準信号を受信してもよい。たとえば、714において、UE702は、サービングセル704から受信されたアクティブ化指示を処理してもよい。さらに、806は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0122】
808において、UEは、(すなわち、716におけるように)SCellから第1の基準信号を受信することであって、第1の基準信号が少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することを行ってもよい。第1の基準信号は、MAC-CEもしくはDCIによって命令された非周期追跡RSまたはRRC信号によって命令された周期追跡RSを含む一時RSであり得る。ここで、第1の基準信号は、アクティブサービングセルから受信され得る。たとえば、716において、UE702は、SCell706から第1の基準信号を受信することであって、第1の基準信号が少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することを行ってもよい。さらに、808は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0123】
810において、UEは、(すなわち、718におけるように)SCellから第2の基準信号を受信することであって、第2の基準信号が少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することを行ってもよい。第2の基準信号は、SSBあるいは、MAC-CEもしくはDCIによって命令された非周期追跡RSまたはRRC信号によって命令された周期追跡RSを含む一時RSであり得る。ここで、第2の基準信号は、アクティブサービングセルから受信され得る。第1の基準信号および第2の基準信号は、互いと擬似コロケートされると仮定され得る。たとえば、718において、UE702は、SCell706から第2の基準信号を受信することであって、第2の基準信号が少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することを行ってもよい。さらに、810は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0124】
812において、UEは、(すなわち、720におけるように)アクティブ化指示を処理した後かつSCellアクティブ化時間の満了の前に第2の基準信号が受信されたかどうかを識別してもよい。たとえば、720において、UE702は、アクティブ化指示を処理した後かつSCellアクティブ化時間の満了の前に第2の基準信号が受信されたかどうかを識別してもよい。さらに、812は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0125】
814において、UEは、(すなわち、722におけるように)UEがSCellのアクティブ化を基づかせた第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つのCSI報告を生成してもよい。たとえば、722において、UE702は、UE702がSCell706のアクティブ化を基づかせた第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つのCSI報告を生成してもよい。さらに、814は、CSI構成要素1544によって実行され得る。
【0126】
816において、UEは、(すなわち、724におけるように)UEがSCellのアクティブ化を基づかせた第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つのCSI報告を送信してもよい。たとえば、724において、UE702は、UE702がSCell706のアクティブ化を基づかせた第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つのCSI報告を送信してもよい。さらに、816は、CSI構成要素1544によって実行され得る。
【0127】
818において、UEは、(すなわち、726におけるように)1つまたは複数の基準信号が受信された第1の基準信号および/または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCellをアクティブ化してもよい。UEは、第2の基準信号が受信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCellをアクティブ化してもよい。UEは、スロットn中でアクティブ化指示を受信してもよく、スロットn+K中までにSCellをアクティブ化してもよく、Kは、サービングセルからアクティブ化指示を受信することとアクティブ化指示の肯定応答(ACK)をサービングセルに送信することとの間の時間期間、SCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいて決定される。たとえば、UEは、スロットn中でアクティブ化指示を受信してもよく、スロット
【0128】
【数12】
【0129】
中までにSCellをアクティブ化してもよい。Tactivation_timeは、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいて決定されてもよい。一態様では、SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信と少なくとも1つの一時基準信号を受信した後の第2の持続時間との間であり得る。別の態様では、SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信とUEがSCellのアクティブ化を基づかせた1つまたは複数の基準信号のうちの最後の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間であり得る。別の態様では、SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信と第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つを含む2つまたは4つの基準信号を受信した後の第2の持続時間との間であり得る。UEは、1つまたは複数の基準信号が複数のSCellから最も早く受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCellを同時にアクティブ化してもよい。UEは、1つまたは複数の基準信号が複数のSCellの最も早いアクティブ化時間内で受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCellをアクティブ化してもよい。UEは、1つまたは複数の基準信号が複数のSCellから最も遅く受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCellをアクティブ化してもよい。たとえば、726において、UE702は、1つまたは複数の基準信号が受信された第1の基準信号および/または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCell706をアクティブ化してもよい。さらに、818は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0130】
図9は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート900である。方法は、UE(たとえば、UE104、702、装置1502)によって実行され得る。UEは、1つまたは複数のアクティブサービングセル、たとえば、サービングセルから、SCellアクティブ化コマンドまたは指示を受信してもよい。1つまたは複数の一時RSは、SCellアクティブ化手順を促進するために提供されることがあり、UEは、SCellから受信された1つまたは複数の一時RSを使用してSCellアクティブ化手順を促進することができる。UEは、スロットn+K中までにSCellをアクティブ化してもよく、Kは、少なくとも部分的にSCellアクティブ化時間に基づいて決定されてもよい。
【0131】
902において、UEは、サービングセルから、SCellをアクティブ化するためのアクティブ化指示を受信してもよい。アクティブ化指示は、MAC-CE、DCI、またはRRC信号のうちの1つを介して受信されてもよい。アクティブ化指示は、複数のSCellを同時にアクティブ化することを示してもよく、複数のSCellは、第1のSCellおよび第2のSCellを含む。たとえば、710において、UE702は、サービングセル704から、SCell706をアクティブ化するためのアクティブ化指示を受信してもよい。さらに、902は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0132】
908において、UEは、(すなわち、716におけるように)SCellから第1の基準信号を受信することであって、第1の基準信号が少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することを行ってもよい。第1の基準信号は、MAC-CEもしくはDCIによって命令された非周期追跡RSまたはRRC信号によって命令された周期追跡RSを含む一時RSであり得る。ここで、第1の基準信号は、アクティブサービングセルから受信され得る。たとえば、716において、UE702は、SCell706から第1の基準信号を受信することであって、第1の基準信号が少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することを行ってもよい。さらに、908は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0133】
912において、UEは、(すなわち、720におけるように)アクティブ化指示を処理した後かつSCellアクティブ化時間の満了の前に第2の基準信号が受信されたかどうかを識別してもよい。たとえば、720において、UE702は、アクティブ化指示を処理した後かつSCellアクティブ化時間の満了の前に第2の基準信号が受信されたかどうかを識別してもよい。さらに、912は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0134】
918において、UEは、(すなわち、726におけるように)1つまたは複数の基準信号が受信された第1の基準信号および/または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCellをアクティブ化してもよい。UEは、第2の基準信号が受信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCellをアクティブ化してもよい。UEは、スロットn中でアクティブ化指示を受信してもよく、スロットn+K中までにSCellをアクティブ化してもよく、Kは、サービングセルからアクティブ化指示を受信することとアクティブ化指示の肯定応答(ACK)をサービングセルに送信することとの間の時間期間、SCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいて決定される。たとえば、UEは、スロットn中でアクティブ化指示を受信してもよく、スロット
【0135】
【数13】
【0136】
中までにSCellをアクティブ化してもよい。Tactivation_timeは、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいて決定されてもよい。一態様では、SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信と少なくとも1つの一時基準信号を受信した後の第2の持続時間との間であり得る。別の態様では、SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信とUEがSCellのアクティブ化を基づかせた1つまたは複数の基準信号のうちの最後の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間であり得る。別の態様では、SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信と第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つを含む2つまたは4つの基準信号を受信した後の第2の持続時間との間であり得る。UEは、1つまたは複数の基準信号が複数のSCellから最も早く受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCellを同時にアクティブ化してもよい。UEは、1つまたは複数の基準信号が複数のSCellの最も早いアクティブ化時間内で受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCellをアクティブ化してもよい。UEは、1つまたは複数の基準信号が複数のSCellから最も遅く受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCellをアクティブ化してもよい。たとえば、726において、UE702は、1つまたは複数の基準信号が受信された第1の基準信号および/または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCell706をアクティブ化してもよい。さらに、918は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0137】
図10は、ワイヤレス通信のSCellアクティブ化1000の一例を示す。SCellアクティブ化1000の例は、SCell1010およびPCell1020を含む。ワイヤレス通信のSCellアクティブ化1000の例は、SCell1010が第1の一時RS1018、第2の一時RS1019、およびSSB1012を送信し得ることを示す。第1の一時RS1018は、DCIまたはMAC-CEによってトリガされた非周期追跡RSであってもよく、第2の一時RS1019は、RRC信号によってトリガされた周期追跡RSであってもよい。UEは、ACK1024を生成し、PCell1020に送信してもよい。無認可帯域の中の(または共有スペクトルの中の)SCellの場合、1つまたは複数のRS1018および1019(SSBまたは周期追跡RSもしくは非周期追跡RSを含む一時RS)は、LBT失敗に起因して送信されないことがある。すなわち、UEは、第1の一時RS1018または第2の一時RS1019を含む一時RSの送信に基づいて、SCellアクティブ化指示1022が暗黙的にキャンセルされたかどうかを決定してもよい。UEは、受信電力のチャネル測定値がしきい値よりも大きいかどうかを決定するためにクリアチャネルアセスメントを実行してもよい。受信電力のチャネル測定値がしきい値よりも大きいとUEが決定した場合、UEは、1つまたは複数のRS1018および1019に基づくTactivation_timeのウィンドウが実際にデータ送信のために使用され、第1の一時RS1018または第2の一時RS1019を含む一時RSがSCellアクティブ化指示1022によって指示されたとおりに送信されなかったと決定してもよい。
【0138】
本開示の態様は、LBT失敗における無認可帯域の中の(または共有スペクトルの中の)SCell1010に限定されない。いくつかの態様では、他の信号/チャネルの重複するUL送信もしくはDL受信またはDL受信のキャンセル/プリエンプトに起因して1つまたは複数のRS1018および1019が送信されないとき/場合、同じ手順が適用されてもよい。すなわち、UEは、UL送信、DL受信、キャンセル、またはプリエンプトを命令し得るDCIまたはMAC-CEを受信してもよく、これは、SCellアクティブ化指示によって指示されたとおりに送信されなかった可能性がある1つまたは複数のRS1018および1019を使用しないようにUEに命令することができる。
【0139】
図11は、ワイヤレス通信のSCellアクティブ化1100の一例を示す。SCellアクティブ化1100の例は、SCell1110およびPCell1120を含む。ワイヤレス通信のSCellアクティブ化1100の例は、SCell1110が第1の一時RS1118、第2の一時RS1119、およびSSB1112を送信し得ることを示す。第1の一時RS1118および第2の一時RS1119は、DCIまたはMAC-CEによってトリガされた非周期追跡RSであり得る。UEは、ACK1124を生成し、PCell1120に送信してもよい。ネットワークは、一時RSリソースを更新し、最終的には一時RSをキャンセル/プリエンプトしてもよい。そのような場合、ネットワークまたはBSは、DCIまたはMAC-CEによって新しい一時RSリソースを示してもよい。すなわち、UEは、新しい一時RS1119を使用してSCell1110をアクティブ化するようにUEに命令する新しいSCellアクティブ化指示1122を受信してもよい。RSリソースが第1の一時RS1118から第2の一時RS1119に更新されたとの決定に応答して、UEは、当初のSCellアクティブ化指示がもはや有効ではなく、第1の一時RS1118が当初のSCellアクティブ化指示において指示されたとおりに送信されなかった可能性があると決定してもよい。したがって、Tactivation_timeのウィンドウは、第2の一時RS1119に関連付けられた新しいRSリソースに基づき得る。ネットワークは、DCIまたはMAC-CEを介してキャンセル/プリエンプトを示してもよい。DCIは、一時RSのキャンセルまたはオフセットをトリガするために送られるDCIであってもよく、または初期A-TRSと重複するUL/DL Tx/Rx用のスケジューリングDCIと同じであってもよい。MAC-CEは、一時RSのキャンセルまたはオフセットを直接トリガしてもよく、またはこのキャリアもしくは他のキャリア上の別の一時RSをトリガするために使用されるMAC-CEと同じであってもよい。MAC-CEはまた、他のキャリア上のSCellアクティブ化をトリガするために使用されてもよい。
【0140】
いくつかの態様では、無認可帯域の中の(または共有スペクトルの中の)広帯域動作用のアクティブ化されるべきSCellは、たとえば、20MHzごとに複数のLBTサブバンドを含んでもよく、一時RSおよび/または周期追跡RSは、複数のLBTサブバンドごとのLBTの対象となることがある。すなわち、LBTサブバンドの少なくとも1つの部分におけるLBT失敗に起因する、周波数領域におけるSCellのアクティブ化のための一時RSおよび/または周期追跡RSの部分的な送信は、アクティブ化手順のための一時RSの有効な送信を考慮しないことがある。
【0141】
図12は、ワイヤレス通信のコールフロー図1200を示す。コールフロー図1200は、UE1202、サービングセル1204、およびUE1202によってアクティブ化されるべきSCell1206を含み得る。UE1202は、1つまたは複数のアクティブサービングセル、たとえば、サービングセル1204から、SCellアクティブ化コマンドまたは指示を受信してもよい。1つまたは複数の一時RSは、SCellアクティブ化手順を促進するために提供されることがあり、UE1202は、SCell1206から受信された1つまたは複数の一時RSを使用してSCellアクティブ化手順を促進することができる。UE1202は、スロットn+K中までにSCell1206をアクティブ化してもよく、Kは、少なくとも部分的にSCellアクティブ化時間に基づいて決定されてもよい。
【0142】
1210において、UE1202は、サービングセル1204から、SCell1206をアクティブ化するためのアクティブ化指示を受信してもよい。アクティブ化指示は、MAC-CE、DCI、またはRRC信号のうちの1つを介して受信されてもよい。アクティブ化指示は、複数のSCell1206を同時にアクティブ化することを示してもよく、複数のSCell1206は、第1のSCellおよび第2のSCellを含む。第1のSCellおよび第2のSCellは、同じ周波数帯域の中、同じ周波数帯域の中の連続キャリアの中、または周波数範囲の中にあってもよい。1211において、サービングセル1204は、第1の基準信号および/または第2の基準信号を含む1つまたは複数のRSを送信するようにSCell1206を構成してもよい。
【0143】
1212において、UE1202は、サービングセル1204に、アクティブ化指示を受信したというACKを送信することであって、アクティブ化指示が、ACKがサービングセル1204に送信された後の第1の持続時間内で処理される、送信することを行ってもよい。
【0144】
1214において、UE1202は、サービングセル1204から受信されたアクティブ化指示を処理してもよい。UE1202は、処理されたアクティブ化指示に基づいて第1の基準信号および/または第2の基準信号を受信してもよい。
【0145】
1216において、UE1202は、SCell1206から第1の基準信号を受信することであって、第1の基準信号が、1210におけるアクティブ化指示によって示された少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することを行ってもよい。第1の基準信号は、MAC-CEもしくはDCIによって命令された非周期追跡RSまたはRRC信号によって命令された周期追跡RSを含む一時RSであり得る。ここで、第1の基準信号は、アクティブサービングセル1204から受信され得る。
【0146】
1218において、UE1202は、サービングセル1204から、SCell1206をアクティブ化するための新しいアクティブ化指示を受信してもよい。アクティブ化指示は、MAC-CEまたはDCIのうちの1つを介して受信されてもよい。アクティブ化指示は、複数のSCell1206を同時にアクティブ化することを示してもよく、複数のSCell1206は、第1のSCellおよび第2のSCellを含む。第1のSCellおよび第2のSCellは、同じ周波数帯域の中、同じ周波数帯域の中の連続キャリアの中、または周波数範囲の中にあってもよい。1219において、サービングセル1204は、第1の基準信号および/または第2の基準信号を含む1つまたは複数のRSを送信するようにSCell1206を構成してもよい。
【0147】
1220において、UE1202は、サービングセル1204に、新しいアクティブ化指示を受信したというACKを送信することであって、アクティブ化指示が、ACKがサービングセル1204に送信された後の第1の持続時間内で処理される、送信することを行ってもよい。
【0148】
1222において、UE1202は、チャネル測定値がしきい値よりも大きいかどうかを決定するためにクリアチャネルアセスメントを実行してもよい。
【0149】
1224において、UE1202は、1210において第1の基準信号がアクティブ化指示によって指示されたとおりに送信されたかどうかを識別してもよい。UE1202は、1222におけるチャネル測定値がしきい値よりも大きいとの決定に応答して、第1の基準信号がアクティブ化指示によって指示されたとおりに送信されなかったと識別してもよい。UE1202はまた、サービングセルから、第1の基準信号の送信をキャンセルするという命令を受信することであって、UEが、送信された第1の基準信号をキャンセルするという命令を受信したことに応答して第1の基準信号が送信されなかったと識別する、受信することを行ってもよく、第1の基準信号に基づくSCellのアクティブ化指示をキャンセルするという命令は、MAC-CEまたはDCIのうちの1つによって示される。SCellは複数のサブバンドを含んでもよく、UE1202は、複数のサブバンドのうちの少なくとも1つについてチャネル測定値がしきい値よりも大きいかどうかを決定するためにクリアチャネルアセスメントを実行することと、複数のサブバンドのうちの少なくとも1つのチャネル測定値がしきい値よりも大きいと決定すると、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別することとを行ってもよい。
【0150】
1226において、UE1202は、SCell1206から第2の基準信号を受信することであって、第2の基準信号が、1218における新しいアクティブ化指示によって示された少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することを行ってもよい。第1の基準信号は、MAC-CEもしくはDCIによって命令された非周期追跡RSまたはRRC信号によって命令された周期追跡RSを含む一時RSであり得る。ここで、第1の基準信号は、アクティブサービングセル1204から受信され得る。
【0151】
1228において、UE1202は、UE1202がSCell1206のアクティブ化を基づかせた第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つのCSI報告を生成してもよい。
【0152】
1230において、UE1202は、UE1202がSCell1206のアクティブ化を基づかせた第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つのCSI報告を送信してもよい。
【0153】
1232において、UE1202は、1つまたは複数の基準信号が受信された第1の基準信号および/または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCell1206をアクティブ化してもよい。UE1202は、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号を含むことに基づいてSCellをアクティブ化してもよい。UE1202は、スロットn中でアクティブ化指示を受信してもよく、スロットn+K中までにSCell1206をアクティブ化してもよく、Kは、サービングセルからアクティブ化指示を受信することとアクティブ化指示の肯定応答(ACK)をサービングセルに送信することとの間の時間期間、SCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいて決定される。たとえば、UE1202は、スロットn中でアクティブ化指示を受信してもよく、スロット
【0154】
【数14】
【0155】
中までにSCell1206をアクティブ化してもよい。Tactivation_timeは、SCellアクティブ化時間であってもよく、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいて決定されてもよい。一態様では、SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信と第2の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間であり得る。別の態様では、SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信と第2の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間であり得る。
【0156】
UE1202は、1つまたは複数の基準信号が複数のSCell1206から最も早く受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCell1206を同時にアクティブ化してもよい。UE1202は、1つまたは複数の基準信号が複数のSCell1206の最も早いアクティブ化時間内で受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCell1206をアクティブ化してもよい。UE1202は、1つまたは複数の基準信号が複数のSCell1206から最も遅く受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCell1206をアクティブ化してもよい。
【0157】
図13は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート1300である。方法は、UE(たとえば、UE104、1202、装置1502)によって実行され得る。UEは、1つまたは複数のアクティブサービングセル、たとえば、サービングセルから、SCellアクティブ化コマンドまたは指示を受信してもよい。1つまたは複数の一時RSは、SCellアクティブ化手順を促進するために提供されることがあり、UEは、SCellから受信された1つまたは複数の一時RSを使用してSCellアクティブ化手順を促進することができる。UEは、スロットn+K中までにSCellをアクティブ化してもよく、Kは、少なくとも部分的にSCellアクティブ化時間に基づいて決定されてもよい。
【0158】
1302において、UEは、サービングセルから、SCellをアクティブ化するためのアクティブ化指示を受信してもよい。アクティブ化指示は、MAC-CE、DCI、またはRRC信号のうちの1つを介して受信されてもよい。アクティブ化指示は、複数のSCellを同時にアクティブ化することを示してもよく、複数のSCellは、第1のSCellおよび第2のSCellを含む。第1のSCellおよび第2のSCellは、同じ周波数帯域の中、同じ周波数帯域の中の連続キャリアの中、または周波数範囲の中にあってもよい。たとえば、1210において、UE1202は、サービングセル1204から、SCell1206をアクティブ化するためのアクティブ化指示を受信してもよい。さらに、1302は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0159】
1304において、UEは、サービングセルに、アクティブ化指示を受信したというACKを送信することであって、アクティブ化指示が、ACKがサービングセルに送信された後の第1の持続時間内で処理される、送信することを行ってもよい。たとえば、1212において、UE1202は、サービングセル1204に、アクティブ化指示を受信したというACKを送信することであって、アクティブ化指示が、ACKがサービングセル1204に送信された後の第1の持続時間内で処理される、送信することを行ってもよい。さらに、1304は、ACK構成要素1542によって実行され得る。
【0160】
1306において、UEは、サービングセルから受信されたアクティブ化指示を処理してもよい。UEは、処理されたアクティブ化指示に基づいて第1の基準信号および/または第2の基準信号を受信してもよい。たとえば、1214において、UE1202は、サービングセル1204から受信されたアクティブ化指示を処理してもよい。さらに、1306は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0161】
1308において、UEは、SCellから第1の基準信号を受信することであって、第1の基準信号が、1302におけるアクティブ化指示によって示された少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することを行ってもよい。第1の基準信号は、MAC-CEもしくはDCIによって命令された非周期追跡RSまたはRRC信号によって命令された周期追跡RSを含む一時RSであり得る。ここで、第1の基準信号は、アクティブサービングセルから受信され得る。たとえば、1216において、UE1202は、SCell1206から第1の基準信号を受信することであって、第1の基準信号が、1210におけるアクティブ化指示によって示された少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することを行ってもよい。さらに、1308は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0162】
1310において、UEは、(すなわち、1118におけるように)サービングセルから、SCellをアクティブ化するための新しいアクティブ化指示を受信してもよい。アクティブ化指示は、MAC-CEまたはDCIのうちの1つを介して受信されてもよい。アクティブ化指示は、複数のSCellを同時にアクティブ化することを示してもよく、複数のSCellは、第1のSCellおよび第2のSCellを含む。第1のSCellおよび第2のSCellは、同じ周波数帯域の中、同じ周波数帯域の中の連続キャリアの中、または周波数範囲の中にあってもよい。たとえば、1218において、UE1202は、サービングセル1204から、SCell1206をアクティブ化するための新しいアクティブ化指示を受信してもよい。さらに、1310は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0163】
1312において、UEは、サービングセルに、新しいアクティブ化指示を受信したというACKを送信することであって、アクティブ化指示が、ACKがサービングセルに送信された後の第1の持続時間内で処理される、送信することを行ってもよい。たとえば、1220において、UE1202は、サービングセル1204に、新しいアクティブ化指示を受信したというACKを送信することであって、アクティブ化指示が、ACKがサービングセル1204に送信された後の第1の持続時間内で処理される、送信することを行ってもよい。さらに、1312は、ACK構成要素1542によって実行され得る。
【0164】
1314において、UEは、チャネル測定値がしきい値よりも大きいかどうかを決定するためにクリアチャネルアセスメントを実行してもよい。たとえば、1222において、UE1202は、チャネル測定値がしきい値よりも大きいかどうかを決定するためにクリアチャネルアセスメントを実行してもよい。さらに、1314は、LBT構成要素1546によって実行され得る。
【0165】
1316において、UEは、1302において第1の基準信号がアクティブ化指示によって指示されたとおりに送信されたかどうかを識別してもよい。UEは、1314におけるチャネル測定値がしきい値よりも大きいとの決定に応答して、第1の基準信号がアクティブ化指示によって指示されたとおりに送信されなかったと識別してもよい。UEはまた、サービングセルから、第1の基準信号の送信をキャンセルするという命令を受信することであって、UEが、送信された第1の基準信号をキャンセルするという命令を受信したことに応答して第1の基準信号が送信されなかったと識別する、受信することを行ってもよく、第1の基準信号に基づくSCellのアクティブ化指示をキャンセルするという命令は、MAC-CEまたはDCIのうちの1つによって示される。SCellは複数のサブバンドを含んでもよく、UEは、複数のサブバンドのうちの少なくとも1つについてチャネル測定値がしきい値よりも大きいかどうかを決定するためにクリアチャネルアセスメントを実行することと、複数のサブバンドのうちの少なくとも1つのチャネル測定値がしきい値よりも大きいと決定すると、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別することとを行ってもよい。たとえば、1224において、UE1202は、1210において第1の基準信号がアクティブ化指示によって指示されたとおりに送信されたかどうかを識別してもよい。さらに、1316は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0166】
1318において、UEは、SCell1206から第2の基準信号を受信することであって、第2の基準信号が、1312において受信された新しいアクティブ化指示によって示された少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することを行ってもよい。第2の基準信号は、MAC-CEまたはDCIによって命令された非周期追跡RSを含む一時RSであり得る。ここで、第2の基準信号は、アクティブサービングセルから受信され得る。たとえば、1226において、UE1202は、SCell1206から第2の基準信号を受信することであって、第2の基準信号が、1218における新しいアクティブ化指示によって示された少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することを行ってもよい。さらに、1318は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0167】
1320において、UEは、UEがSCellのアクティブ化を基づかせた第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つのCSI報告を生成してもよい。たとえば、1228において、UE1202は、UE1202がSCell1206のアクティブ化を基づかせた第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つのCSI報告を生成してもよい。さらに、1320は、CSI構成要素1544によって実行され得る。
【0168】
1322において、UEは、UEがSCellのアクティブ化を基づかせた第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つのCSI報告を送信してもよい。たとえば、1230において、UE1202は、UE1202がSCell1206のアクティブ化を基づかせた第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つのCSI報告を送信してもよい。さらに、1322は、CSI構成要素1544によって実行され得る。
【0169】
1324において、UEは、1つまたは複数の基準信号が受信された第1の基準信号および/または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCellをアクティブ化してもよい。UEは、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号を含むことに基づいてSCellをアクティブ化してもよい。UEは、スロットn中でアクティブ化指示を受信してもよく、スロットn+K中までにSCellをアクティブ化してもよく、Kは、サービングセルからアクティブ化指示を受信することとアクティブ化指示の肯定応答(ACK)をサービングセルに送信することとの間の時間期間、SCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいて決定される。たとえば、UEは、スロットn中でアクティブ化指示を受信してもよく、スロット
【0170】
【数15】
【0171】
中までにSCellをアクティブ化してもよい。Tactivation_timeは、SCellアクティブ化時間であってもよく、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいて決定されてもよい。一態様では、SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信と第2の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間であり得る。別の態様では、SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信と第2の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間であり得る。UEは、1つまたは複数の基準信号が複数のSCellから最も早く受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCellを同時にアクティブ化してもよい。UEは、1つまたは複数の基準信号が複数のSCellの最も早いアクティブ化時間内で受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCellをアクティブ化してもよい。UEは、1つまたは複数の基準信号が複数のSCellから最も遅く受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCellをアクティブ化してもよい。たとえば、1232において、UE1202は、1つまたは複数の基準信号が受信された第1の基準信号および/または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCell1206をアクティブ化してもよい。さらに、1324は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0172】
図14は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート1400である。方法は、UE(たとえば、UE104、1202、装置1502)によって実行され得る。UEは、1つまたは複数のアクティブサービングセル、たとえば、サービングセルから、SCellアクティブ化コマンドまたは指示を受信してもよい。1つまたは複数の一時RSは、SCellアクティブ化手順を促進するために提供されることがあり、UEは、SCellから受信された1つまたは複数の一時RSを使用してSCellアクティブ化手順を促進することができる。UEは、スロットn+K中までにSCellをアクティブ化してもよく、Kは、少なくとも部分的にSCellアクティブ化時間に基づいて決定されてもよい。
【0173】
1402において、UEは、サービングセルから、SCellをアクティブ化するためのアクティブ化指示を受信してもよい。アクティブ化指示は、MAC-CE、DCI、またはRRC信号のうちの1つを介して受信されてもよい。アクティブ化指示は、複数のSCellを同時にアクティブ化することを示してもよく、複数のSCellは、第1のSCellおよび第2のSCellを含む。第1のSCellおよび第2のSCellは、同じ周波数帯域の中、同じ周波数帯域の中の連続キャリアの中、または周波数範囲の中にあってもよい。たとえば、1210において、UE1202は、サービングセル1204から、SCell1206をアクティブ化するためのアクティブ化指示を受信してもよい。さらに、1402は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0174】
1416において、UEは、1402において第1の基準信号がアクティブ化指示によって指示されたとおりに送信されたかどうかを識別してもよい。UEは、チャネル測定値がしきい値よりも大きいとの決定に応答して、第1の基準信号がアクティブ化指示によって指示されたとおりに送信されなかったと識別してもよい。UEはまた、サービングセルから、第1の基準信号の送信をキャンセルするという命令を受信することであって、UEが、送信された第1の基準信号をキャンセルするという命令を受信したことに応答して第1の基準信号が送信されなかったと識別する、受信することを行ってもよく、第1の基準信号に基づくSCellのアクティブ化指示をキャンセルするという命令は、MAC-CEまたはDCIのうちの1つによって示される。SCellは複数のサブバンドを含んでもよく、UEは、複数のサブバンドのうちの少なくとも1つについてチャネル測定値がしきい値よりも大きいかどうかを決定するためにクリアチャネルアセスメントを実行することと、複数のサブバンドのうちの少なくとも1つのチャネル測定値がしきい値よりも大きいと決定すると、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別することとを行ってもよい。たとえば、1224において、UE1202は、1210において第1の基準信号がアクティブ化指示によって指示されたとおりに送信されたかどうかを識別してもよい。さらに、1416は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0175】
1424において、UEは、1つまたは複数の基準信号が受信された第1の基準信号および/または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCellをアクティブ化してもよい。UEは、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号を含むことに基づいてSCellをアクティブ化してもよい。UEは、スロットn中でアクティブ化指示を受信してもよく、スロットn+K中までにSCellをアクティブ化してもよく、Kは、サービングセルからアクティブ化指示を受信することとアクティブ化指示の肯定応答(ACK)をサービングセルに送信することとの間の時間期間、SCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいて決定される。たとえば、UEは、スロットn中でアクティブ化指示を受信してもよく、スロット
【0176】
【数16】
【0177】
中までにSCellをアクティブ化してもよい。Tactivation_timeは、SCellアクティブ化時間であってもよく、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいて決定されてもよい。一態様では、SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信と第2の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間であり得る。別の態様では、SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信と第2の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間であり得る。UEは、1つまたは複数の基準信号が複数のSCellから最も早く受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCellを同時にアクティブ化してもよい。UEは、1つまたは複数の基準信号が複数のSCellの最も早いアクティブ化時間内で受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCellをアクティブ化してもよい。UEは、1つまたは複数の基準信号が複数のSCellから最も遅く受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCellをアクティブ化してもよい。たとえば、1232において、UE1202は、1つまたは複数の基準信号が受信された第1の基準信号および/または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCell1206をアクティブ化してもよい。さらに、1424は、SCellアクティブ化構成要素1540によって実行され得る。
【0178】
図15は、装置1502のためのハードウェア実装形態の一例を示す図1500である。装置1502は、UEであってもよく、UEの構成要素であってもよく、またはUE機能を実装してもよい。いくつかの態様では、装置1502は、セルラーRFトランシーバ1522に結合されたセルラーベースバンドプロセッサ1504(モデムとも呼ばれる)を含み得る。いくつかの態様では、装置1502は、1つまたは複数の加入者識別モジュール(SIM)カード1520、セキュアデジタル(SD)カード1508とスクリーン1510とに結合されたアプリケーションプロセッサ1506、Bluetoothモジュール1512、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)モジュール1514、全地球測位システム(GPS)モジュール1516、または電源1518をさらに含み得る。セルラーベースバンドプロセッサ1504は、セルラーRFトランシーバ1522を通じてUE104および/またはBS102/180と通信する。セルラーベースバンドプロセッサ1504は、コンピュータ可読媒体/メモリを含み得る。コンピュータ可読媒体/メモリは非一時的であり得る。セルラーベースバンドプロセッサ1504は、コンピュータ可読媒体/メモリ上に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、セルラーベースバンドプロセッサ1504によって実行されると、セルラーベースバンドプロセッサ1504に上記で説明した様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリはまた、ソフトウェアを実行するときにセルラーベースバンドプロセッサ1504によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。セルラーベースバンドプロセッサ1504は、受信構成要素1530、通信マネージャ1532、および送信構成要素1534をさらに含む。通信マネージャ1532は、1つまたは複数の図示の構成要素を含む。通信マネージャ1532内の構成要素は、コンピュータ可読媒体/メモリに記憶され、かつ/またはセルラーベースバンドプロセッサ1504内のハードウェアとして構成されてもよい。セルラーベースバンドプロセッサ1504は、UE350の構成要素であってもよく、メモリ360ならびに/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含み得る。一構成では、装置1502は、モデムチップであってもよく、ベースバンドプロセッサ1504だけを含んでもよく、別の構成では、装置1502は、UE全体(たとえば、図3の350参照)であってもよく、装置1502の追加のモジュールを含んでもよい。
【0179】
通信マネージャ1532は、たとえば、802、806、808、810、812、818、902、908、912、918、1302、1306、1308、1310、1316、1318、1324、1402、1416、および1424に関して説明したように、サービングセルから、SCellをアクティブ化するためのアクティブ化指示を受信し、受信されたアクティブ化指示を処理し、第1の基準信号および/または第2の基準信号を受信し、アクティブ化指示を処理した後かつSCellアクティブ化時間の満了の前に第2の基準信号が受信されたかどうかを識別し、第1の基準信号がアクティブ化指示によって指示されたとおりに送信されたかどうかを識別し、1つまたは複数の基準信号が受信された第1の基準信号および/または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCellをアクティブ化するように構成されたSCellアクティブ化構成要素1540を含む。通信マネージャ1532は、たとえば、804、1304、および1312に関して説明したように、サービングセルに、アクティブ化指示を受信したというACKを送信するように構成されたACK構成要素1542をさらに含む。通信マネージャ1532は、たとえば、814、816、1320、および1322に関して説明したように、UEがSCellのアクティブ化を基づかせた第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つのCSI報告を生成し、CSIを送信するように構成されたCSI構成要素1544をさらに含む。通信マネージャ1532は、たとえば、1314に関して説明したように、チャネル測定値がしきい値よりも大きいかどうかを決定するためにクリアチャネルアセスメントを実行するように構成されたLBT構成要素1546をさらに含む。
【0180】
装置は、図7図8図9図12図13、および図14のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含み得る。したがって、図7図8図9図12図13、および図14のフローチャートにおける各ブロックは、構成要素によって実行されてもよく、装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含んでもよい。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成された1つもしくは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
【0181】
示されるように、装置1502は、様々な機能のために構成された様々な構成要素を含み得る。一構成では、装置1502、具体的には、セルラーベースバンドプロセッサ1504は、サービングセルから、SCellのアクティブ化指示を受信するための手段と、SCellから第1の基準信号を受信するための手段であって、第1の基準信号が少なくとも1つの一時基準信号を含む、手段と、アクティブ化指示を処理した後かつSCellアクティブ化時間の満了の前に第2の基準信号が受信されたかどうかを識別するための手段と、第2の基準信号が受信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCellをアクティブ化するための手段とを含む。装置1502は、サービングセルに、アクティブ化指示を受信したというACKを送信するための手段であって、アクティブ化指示が、ACKがサービングセルに送信された後の第1の持続時間内で処理される、手段と、UEがSCellのアクティブ化を基づかせた第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つのCSI報告を送信するための手段とを含む。装置1502は、第2の基準信号がアクティブサービングセルから受信されたかどうかを識別するための手段を含む。装置1502は、サービングセルから、第1の基準信号に基づくSCellのアクティブ化指示を受信するための手段であって、アクティブ化指示が、SCellをアクティブ化するための第1の基準信号の送信を示す、手段と、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたかどうかを識別するための手段と、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号を含むことに基づいてSCellをアクティブ化するための手段とを含む。装置1502は、サービングセルに、アクティブ化指示を受信したというACKを送信するための手段であって、アクティブ化指示が、ACKがサービングセルに送信された後の第1の持続時間内で処理される、手段と、SCellをアクティブ化するための第2の基準信号の送信を示す新しいアクティブ化指示を受信するための手段とを含む。装置1502は、複数のサブバンドのうちの少なくとも1つについてチャネル測定値がしきい値よりも大きいかどうかを決定するためにクリアチャネルアセスメントを実行するための手段と、複数のサブバンドのうちの少なくとも1つのチャネル測定値がしきい値よりも大きいと決定すると、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別するための手段とを含む。手段は、手段によって列挙された機能を実行するように構成された、装置1502の構成要素のうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明したように、装置1502は、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359を含み得る。したがって、一構成では、手段は、手段によって列挙された機能を実行するように構成された、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であってもよい。
【0182】
UEは、サービングセルから、SCellのアクティブ化指示を受信することと、SCellから第1の基準信号を受信することであって、第1の基準信号が少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することと、アクティブ化指示を処理した後かつSCellアクティブ化時間の満了の前に第2の基準信号が受信されたかどうかを識別することと、第2の基準信号が受信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCellをアクティブ化することとを行ってもよい。
【0183】
UEは、サービングセルに、アクティブ化指示を受信したというACKを送信することであって、アクティブ化指示が、ACKがサービングセルに送信された後の第1の持続時間内で処理される、送信することを行ってもよい。UEは、UEがSCellのアクティブ化を基づかせた第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つのCSI報告を送信してもよい。
【0184】
UEは、スロットn+K中までにSCellをアクティブ化してもよく、Kは、少なくとも部分的にSCellアクティブ化時間に基づいて決定されてもよい。一態様では、アクティブ化指示は、MAC-CEまたはDCIのうちの1つを介して受信されてもよく、少なくとも1つの一時基準信号は非周期追跡基準信号を含み、アクティブ化指示は、SCellによって送信された非周期追跡基準信号を示す。SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信と少なくとも1つの一時基準信号を受信した後の第2の持続時間との間のSCellアクティブ化時間であり得る。
【0185】
別の態様では、アクティブ化指示は、RRCシグナリングを介して受信されてもよく、少なくとも1つの一時基準信号は周期追跡基準信号を含み、アクティブ化指示は、SCellによって送信された周期追跡基準信号を示す。SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信とUEがSCellのアクティブ化を基づかせた1つまたは複数の基準信号のうちの最後の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間のSCellアクティブ化時間であり得る。アクティブ化指示は、複数のSCellを同時にアクティブ化することを示してもよく、複数のSCellは、同じ周波数帯域の中、同じ周波数帯域の中の連続キャリアの中、または周波数範囲の中にあってもよい。
【0186】
UEは、サービングセルから、第1の基準信号に基づくSCellのアクティブ化指示を受信することであって、アクティブ化指示が、SCellをアクティブ化するための第1の基準信号の送信を示す、受信することと、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたかどうかを識別することと、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号を含むことに基づいてSCellをアクティブ化することとを行ってもよい。UEは、サービングセルに、アクティブ化指示を受信したというACKを送信することであって、アクティブ化指示が、ACKがサービングセルに送信された後の第1の持続時間内で処理される、送信することを行ってもよい。
【0187】
第1の基準信号は、周期追跡基準信号または非周期追跡基準信号のうちの少なくとも1つを含み得る。UEは、チャネル測定値がしきい値よりも大きいかどうかを決定するためにクリアチャネルアセスメントを実行することによって第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたかどうかを識別することと、チャネル測定値がしきい値よりも大きいとの決定に応答して、第1の基準信号がアクティブ化指示によって指示されたとおりに送信されなかったと識別することとを行ってもよい。
【0188】
UEは、サービングセルから、第1の基準信号の送信をキャンセルするという命令を受信することであって、UEが、送信された第1の基準信号をキャンセルするという命令を受信したことに応答して第1の基準信号が送信されなかったと識別する、受信することを行ってもよく、第1の基準信号に基づくSCellのアクティブ化指示をキャンセルするという命令は、MAC-CEまたはDCIのうちの1つによって示される。
【0189】
UEは、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別すると、SCellから第2の基準信号を受信することと、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別すると、SCellから受信された第2の基準信号に基づいてSCellをアクティブ化することとを行ってもよい。SCellアクティブ化時間は、アクティブ化指示のACKの送信と第2の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間のSCellアクティブ化時間であり得る。
【0190】
UEは、SCellをアクティブ化するための第2の基準信号の送信を示す新しいアクティブ化指示を受信することであって、新しいアクティブ化指示を受信すると、UEが、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別する、受信することを行ってもよい。
【0191】
開示するプロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層は例示的な手法の例示であることを理解されたい。設計選好に基づいて、プロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層は並べ替えられる場合があることを理解されたい。さらに、いくつかのブロックが組み合わされてもよく、または省略されてもよい。添付の方法クレームは、様々なブロックの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
【0192】
前述の説明は、本明細書で説明する様々な態様を任意の当業者が実践することを可能にするために提供される。これらの態様に対する様々な変更は当業者に容易に明らかになり、本明細書で定義する一般原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示される態様に限定されることを意図するものではなく、クレーム文言に一致する最大の範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものとする。「場合(if)」、「とき(when)」、および「間(while)」などの用語は、即時の時間的関係または反応を暗示するのではなく、「という条件の下で(under the condition that)」を意味するものと解釈されるべきである。すなわち、これらの句、たとえば、「とき(when)」は、アクションの発生に応答したまたはアクションの発生中の即時のアクションを暗示するのではなく、条件が満たされた場合にアクションが生じることになるが、アクションが生じるための特定のまたは即時の時間制約を必要としないことを単に暗示する。「例示的」という語は、「例、事例、または例示として働くこと」を意味するために本明細書で使用される。「例示的」として本明細書で説明するいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含み得る。具体的には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCであってもよく、任意のそのような組合せは、A、B、またはCの1つまたは複数のメンバーを含んでもよい。当業者に知られているかまたは後で知られることになる、本開示全体にわたって説明する様々な態様の要素に対するすべての構造的および機能的等価物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることが意図される。さらに、本明細書で開示するものはいずれも、そのような開示が特許請求の範囲において明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供されることを意図したものではない。「モジュール」、「機構」、「要素」、「デバイス」などの語は、「手段」という語の代用ではない場合がある。したがって、いかなるクレーム要素も、その要素が「ための手段」という句を使用して明確に列挙されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
【0193】
以下の態様は、例示的なものにすぎず、限定はしないが、本明細書で説明する他の態様または教示と組み合わされ得る。
【0194】
態様1は、UEのワイヤレス通信の方法であって、サービングセルから、SCellのアクティブ化指示を受信するステップと、SCellから第1の基準信号を受信するステップであって、第1の基準信号が少なくとも1つの一時基準信号を含む、ステップと、アクティブ化指示を処理した後かつSCellアクティブ化時間の満了の前に第2の基準信号が受信されたかどうかを識別するステップと、第2の基準信号が受信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいてSCellをアクティブ化するステップとを含む方法である。
【0195】
態様2は、サービングセルに、アクティブ化指示を受信したというACKを送信するステップであって、アクティブ化指示が、ACKがサービングセルに送信された後の第1の持続時間内で処理される、ステップをさらに含む、態様1の方法である。
【0196】
態様3は、UEがSCellのアクティブ化を基づかせた第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つのCSI報告を送信するステップをさらに含む、態様1および2のいずれかの方法である。
【0197】
態様4は、アクティブ化指示が、MAC-CEまたはDCIのうちの1つを介して受信される、態様1から3のいずれかの方法である。
【0198】
態様5は、少なくとも1つの一時基準信号が非周期追跡基準信号を含み、アクティブ化指示が、SCellによって送信された非周期追跡基準信号を示す、態様4の方法である。
【0199】
態様6は、UEが、スロット
【0200】
【数17】
【0201】
中までにSCellをアクティブ化し、アクティブ化指示がスロットn中で受信され、THARQが、サービングセルからアクティブ化指示を受信することとアクティブ化指示の肯定応答(ACK)をサービングセルに送信することとの間の時間期間であり、Tactivation_timeが、アクティブ化指示のACKの送信と少なくとも1つの一時基準信号を受信した後の第2の持続時間との間のSCellアクティブ化時間であり、TCSI_reportingが、1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性である、態様5の方法である。
【0202】
態様7は、アクティブ化指示が、RRCシグナリングを介して受信される、態様1から3のいずれかの方法である。
【0203】
態様8は、少なくとも1つの一時基準信号が周期追跡基準信号を含み、アクティブ化指示が、SCellによって送信された周期追跡基準信号を示す、態様7の方法である。
【0204】
態様9は、UEが、スロット
【0205】
【数18】
【0206】
中までにSCellをアクティブ化し、アクティブ化指示がスロットn中で受信され、THARQが、サービングセルからアクティブ化指示を受信することとアクティブ化指示のACKをサービングセルに送信することとの間の時間期間であり、Tactivation_timeが、アクティブ化指示のACKの送信とUEがSCellのアクティブ化を基づかせた1つまたは複数の基準信号のうちの最後の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間のSCellアクティブ化時間であり、TCSI_reportingが、1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性である、態様8の方法である。
【0207】
態様10は、第1の基準信号が、アクティブサービングセルから受信され、UEが、第2の基準信号がアクティブサービングセルから受信されたかどうかを識別する、態様1から9のいずれかの方法である。
【0208】
態様11は、第1の基準信号および第2の基準信号が、互いと擬似コロケートされると仮定される、態様1から10のいずれかの方法である。
【0209】
態様12は、アクティブ化指示が、複数のSCellを同時にアクティブ化することを示し、複数のSCellが、第1のSCellおよび第2のSCellを含む、態様1から11のいずれかの方法である。
【0210】
態様13は、第1のSCellおよび第2のSCellが、同じ周波数帯域の中、同じ周波数帯域の中の連続キャリアの中、または周波数範囲の中にある、態様12の方法である。
【0211】
態様14は、UEが、1つまたは複数の基準信号が複数のSCellから最も早く受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCellをアクティブ化する、態様12および13のいずれかの方法である。
【0212】
態様15は、UEが、1つまたは複数の基準信号が複数のSCellの最も早いアクティブ化時間内で受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCellをアクティブ化する、態様12から14のいずれかの方法である。
【0213】
態様16は、UEが、1つまたは複数の基準信号が複数のSCellから最も遅く受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいて複数のSCellをアクティブ化する、態様12から15のいずれかの方法である。
【0214】
態様17は、UEが、スロット
【0215】
【数19】
【0216】
中までにSCellをアクティブ化し、アクティブ化指示がスロットn中で受信され、THARQが、サービングセルからアクティブ化指示を受信することとアクティブ化指示のACKをサービングセルに送信することとの間の時間期間であり、Tactivation_timeが、アクティブ化指示のACKの送信と第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つを含む2つの基準信号を受信した後の第2の持続時間との間のSCellアクティブ化時間であり、TCSI_reportingが、1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性である、態様1から5、7、8、10から16のいずれかの方法である。
【0217】
態様18は、UEが、スロット
【0218】
【数20】
【0219】
中までにSCellをアクティブ化し、アクティブ化指示がスロットn中で受信され、THARQが、サービングセルからアクティブ化指示を受信することとアクティブ化指示のACKをサービングセルに送信することとの間の時間期間であり、Tactivation_timeが、アクティブ化指示のACKの送信と第1の基準信号または第2の基準信号のうちの1つを含む4つの基準信号を受信した後の第2の持続時間との間のSCellアクティブ化時間であり、TCSI_reportingが、1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性である、態様1から5、7、8、10から16のいずれかの方法である。
【0220】
態様19は、メモリに結合され、態様1から18のいずれかに記載の方法を実装するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含む、ワイヤレス通信のための装置である。
【0221】
態様20は、態様1から18のいずれかに記載の方法を実装するための手段を含む、ワイヤレス通信のための装置である。
【0222】
態様21は、コンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体であって、コードが、プロセッサによって実行されると、プロセッサに態様1から18のいずれかに記載の方法を実装させる、コンピュータ可読媒体である。
【0223】
態様22は、UEのワイヤレス通信の方法であって、サービングセルから、第1の基準信号に基づく2次セル(SCell)のアクティブ化指示を受信するステップであって、アクティブ化指示が、SCellをアクティブ化するための第1の基準信号の送信を示す、ステップと、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたかどうかを識別するステップと、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が第1の基準信号または第2の基準信号を含むことに基づいてSCellをアクティブ化するステップとを含む方法である。
【0224】
態様23は、サービングセルに、アクティブ化指示を受信したという肯定応答(ACK)を送信するステップであって、アクティブ化指示が、ACKがサービングセルに送信された後の第1の持続時間内で処理される、ステップをさらに含む、態様22の方法である。
【0225】
態様24は、第1の基準信号が、周期追跡基準信号または非周期追跡基準信号のうちの少なくとも1つを含む、態様22および23のいずれかの方法である。
【0226】
態様25は、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたかどうかを識別するステップが、チャネル測定値がしきい値よりも大きいかどうかを決定するためにクリアチャネルアセスメントを実行するステップと、チャネル測定値がしきい値よりも大きいとの決定に応答して、第1の基準信号がアクティブ化指示によって指示されたとおりに送信されなかったと識別するステップとを含む、態様22から24のいずれかの方法である。
【0227】
態様26は、サービングセルから、第1の基準信号の送信をキャンセルするという命令を受信するステップであって、UEが、送信された第1の基準信号をキャンセルするという命令を受信したことに応答して第1の基準信号が送信されなかったと識別する、ステップをさらに含み、第1の基準信号に基づくSCellのアクティブ化指示をキャンセルするという命令が、MAC-CEまたはDCIのうちの1つによって示される、態様22から25のいずれかの方法である。
【0228】
態様27は、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別すると、SCellから第2の基準信号を受信するステップと、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別すると、SCellから受信された第2の基準信号に基づいてSCellをアクティブ化するステップとをさらに含む、態様22から26のいずれかの方法である。
【0229】
態様28は、UEが、スロット
【0230】
【数21】
【0231】
中までにSCellをアクティブ化し、アクティブ化指示がスロットn中で受信され、THARQが、サービングセルからアクティブ化指示を受信することとアクティブ化指示のACKをサービングセルに送信することとの間の時間期間であり、Tactivation_timeが、アクティブ化指示のACKの送信と第2の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間のSCellアクティブ化時間であり、TCSI_reportingが、1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性である、態様27の方法である。
【0232】
態様29は、SCellをアクティブ化するための第2の基準信号の送信を示す新しいアクティブ化指示を受信するステップであって、新しいアクティブ化指示を受信すると、UEが、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別する、ステップをさらに含む、態様22から26のいずれかの方法である。
【0233】
態様30は、UEが、スロット
【0234】
【数22】
【0235】
中までにSCellをアクティブ化し、アクティブ化指示がスロットn中で受信され、THARQが、サービングセルからアクティブ化指示を受信することとアクティブ化指示のACKをサービングセルに送信することとの間の時間期間であり、Tactivation_timeが、アクティブ化指示のACKの送信と第2の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間のSCellアクティブ化時間であり、TCSI_reportingが、1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性である、態様29の方法である。
【0236】
態様31は、SCellが複数のサブバンドを含み、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたかどうかを識別するステップが、複数のサブバンドのうちの少なくとも1つについてチャネル測定値がしきい値よりも大きいかどうかを決定するためにクリアチャネルアセスメントを実行するステップと、複数のサブバンドのうちの少なくとも1つのチャネル測定値がしきい値よりも大きいと決定すると、第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別するステップとを含む、態様22から30のいずれかの方法である。
【0237】
態様32は、メモリに結合され、態様22から31のいずれかに記載の方法を実装するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含む、ワイヤレス通信のための装置である。
【0238】
態様33は、態様22から31のいずれかに記載の方法を実装するための手段を含む、ワイヤレス通信のための装置である。
【0239】
態様34は、コンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体であって、コードが、プロセッサによって実行されると、プロセッサに態様22から31のいずれかに記載の方法を実装させる、コンピュータ可読媒体である。
【符号の説明】
【0240】
100 アクセスネットワーク
102 基地局、マクロ基地局、BS
102' スモールセル
104 UE
110 地理的カバレージエリア、カバレージエリア
110' カバレージエリア
120 通信リンク
132 第1のバックホールリンク
134 第3のバックホールリンク
150 Wi-Fiアクセスポイント(AP)、AP、Wi-Fi AP
152 Wi-Fi局(STA)、STA
154 通信リンク
158 デバイス間(D2D)通信リンク、D2D通信リンク
160 発展型パケットコア(EPC)、EPC
162 モビリティ管理エンティティ(MME)、MME
164 他のMME
166 サービングゲートウェイ
168 マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ、MBMSゲートウェイ
170 ブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BM-SC)、BM-SC
172 パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ、PDNゲートウェイ
174 ホーム加入者サーバ(HSS)
176 IPサービス
180 gNB、ミリメートル波基地局、基地局、BS
182 ビームフォーミング
182' 送信方向
182'' 受信方向
184 第2のバックホールリンク
190 コアネットワーク
192 アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、AMF
193 他のAMF
194 セッション管理機能(SMF)
195 ユーザプレーン機能(UPF)、UPF
196 統合データ管理(UDM)
197 IPサービス
198 SCellアクティブ化構成要素
200 図
230 図
250 図
280 図
310 基地局
316 送信(TX)プロセッサ、TXプロセッサ
318 TX 送信機
318 RX 受信機
320 アンテナ
350 UE
352 アンテナ
354 RX 受信機
354 TX 送信機
356 受信(RX)プロセッサ、RXプロセッサ
358 チャネル推定器
359 コントローラ/プロセッサ
360 メモリ
368 TXプロセッサ
370 受信(RX)プロセッサ、RXプロセッサ
374 チャネル推定器
375 コントローラ/プロセッサ
376 メモリ
400 SCellアクティブ化
410 SCell
412 SSB
418 一時RS
420 PCell
422 SCellアクティブ化指示
424 ハイブリッド自動再送要求(HARQ)ACK、HARQ ACK
500 SCellアクティブ化
510 SCell
512 SSB
514 SSB
516 SSB
518 第1の一時RS
520 PCell
522 SCellアクティブ化指示
524 HARQ ACK
600 SCellアクティブ化
610 SCell
612 SSB
619 第2の一時RS
620 PCell
622 SCellアクティブ化指示
624 HARQ ACK
700 コールフロー図
702 UE
704 サービングセル
706 SCell
800 フローチャート
900 フローチャート
1000 SCellアクティブ化
1010 SCell
1012 SSB
1018 第1の一時RS、RS
1019 第2の一時RS、RS
1020 PCell
1022 SCellアクティブ化指示
1024 ACK
1100 SCellアクティブ化
1110 SCell
1112 SSB
1118 第1の一時RS
1119 第2の一時RS、新しい一時RS
1120 PCell
1122 新しいSCellアクティブ化指示
1124 ACK
1200 コールフロー図
1202 UE
1204 サービングセル
1206 SCell
1300 フローチャート
1400 フローチャート
1500 図
1502 装置
1504 セルラーベースバンドプロセッサ
1506 アプリケーションプロセッサ
1508 セキュアデジタル(SD)カード
1510 スクリーン
1512 Bluetoothモジュール
1514 ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)モジュール
1516 全地球測位システム(GPS)モジュール
1518 電源
1520 加入者識別モジュール(SIM)カード
1522 セルラーRFトランシーバ
1530 受信構成要素
1532 通信マネージャ
1534 送信構成要素
1540 SCellアクティブ化構成要素
1542 ACK構成要素
1544 CSI構成要素
1546 LBT構成要素
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【手続補正書】
【提出日】2023-07-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、
サービングセルから、2次セル(SCell)のアクティブ化指示を受信することと、
前記SCellから第1の基準信号を受信することであって、前記第1の基準信号が少なくとも1つの一時基準信号を含む、受信することと、
前記アクティブ化指示を処理した後かつSCellアクティブ化時間の満了の前に第2の基準信号が受信されたかどうかを識別することと、
前記第2の基準信号が受信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が前記第1の基準信号または前記第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいて前記SCellをアクティブ化することと
を行うように構成される、装置。
【請求項2】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記サービングセルに、前記アクティブ化指示に対する肯定応答(ACK)を送信し、前記ACKが前記サービングセルに送信された後の第1の持続時間内で前記アクティブ化指示を処理すること
を行うようにさらに構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記UEが前記SCellの前記アクティブ化を基づかせた前記第1の基準信号または前記第2の基準信号のうちの1つのチャネル状態情報(CSI)報告を送信する
ようにさらに構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記少なくとも1つの一時基準信号が非周期追跡基準信号を含み、
前記アクティブ化指示が、前記SCellによって送信された前記非周期追跡基準信号を示し、
前記アクティブ化指示が、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)(MAC-CE)またはダウンリンク制御情報(DCI)のうちの1つに含まれる、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記SCellスロットn+K中までにアクティブ化するように構成され、
スロットnが、前記アクティブ化指示が受信されるスロットを表し、
Kが、前記サービングセルから前記アクティブ化指示を受信することと前記アクティブ化指示の肯定応答(ACK)を前記サービングセルに送信することとの間の時間期間、前記アクティブ化指示の前記ACKの送信と前記少なくとも1つの一時基準信号を受信した後の第2の持続時間との間の前記SCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいている、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記少なくとも1つの一時基準信号が周期追跡基準信号を含み、
前記アクティブ化指示が、前記SCellによって送信された前記周期追跡基準信号を示す、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記SCellスロットn+K中までにアクティブ化するように構成され、
スロットnが、前記アクティブ化指示が受信されるスロットを表し、
Kが、前記サービングセルから前記アクティブ化指示を受信することと前記アクティブ化指示の肯定応答(ACK)を前記サービングセルに送信することとの間の時間期間、前記アクティブ化指示の前記ACKの送信と前記UEが前記SCellの前記アクティブ化を基づかせた前記1つまたは複数の基準信号のうちの最後の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間の前記SCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいている、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記アクティブ化指示が、無線リソース制御(RRC)シグナリングに含まれる、請求項6に記載の装置。
【請求項9】
前記第1の基準信号がアクティブサービングセルから受信され、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第2の基準信号が前記アクティブサービングセルから受信されたかどうかを識別するようにさらに構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記第1の基準信号および前記第2の基準信号が、互いと擬似コロケートされると仮定される、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記アクティブ化指示が、複数のSCellを同時にアクティブ化することを示し、
前記複数のSCellが、第1のSCellおよび第2のSCellを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記第1のSCellおよび前記第2のSCellが、同じ周波数帯域の中、同じ周波数帯域の中の連続キャリアの中、または周波数範囲の中にある、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記複数のSCell、前記1つまたは複数の基準信号が前記複数のSCellから最も早く受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む前記少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいてアクティブ化するように構成される、請求項11に記載の装置。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記複数のSCell、前記1つまたは複数の基準信号が前記複数のSCellの最も早いアクティブ化時間内で受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む前記少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいてアクティブ化するように構成される、請求項11に記載の装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記複数のSCell、前記1つまたは複数の基準信号が前記複数のSCellから最も遅く受信されたほうの非周期追跡基準信号または周期追跡基準信号を含む前記少なくとも1つの一時基準信号を含むことに基づいてアクティブ化するように構成される、請求項11に記載の装置。
【請求項16】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記SCellスロットn+K中までにアクティブ化するように構成され、
スロットnが、前記アクティブ化指示が受信されるスロットを表し、
Kが、前記サービングセルから前記アクティブ化指示を受信することと前記アクティブ化指示の肯定応答(ACK)を前記サービングセルに送信することとの間の時間期間、前記アクティブ化指示の前記ACKの送信と前記第1の基準信号または前記第2の基準信号のうちの1つを含む2つまたは4つの基準信号を受信した後の第2の持続時間との間の前記SCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいている、請求項1に記載の装置。
【請求項17】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、
サービングセルから、第1の基準信号に基づく2次セル(SCell)のアクティブ化指示を受信することであって、前記アクティブ化指示が、前記SCellをアクティブ化するための前記第1の基準信号の送信を示す、受信することと、
前記第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたかどうかを識別することと、
前記第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が前記第1の基準信号または第2の基準信号を含むことに基づいて前記SCellをアクティブ化することと
を行うように構成される、装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記サービングセルに、前記アクティブ化指示を受信したという肯定応答(ACK)を送信することであって、前記アクティブ化指示が、前記ACKが前記サービングセルに送信された後の第1の持続時間内で処理される、送信すること
を行うようにさらに構成される、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記第1の基準信号が、周期追跡基準信号または非周期追跡基準信号のうちの少なくとも1つを含む、請求項17に記載の装置。
【請求項20】
前記第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたかどうかを識別するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、
チャネル測定値がしきい値よりも大きいかどうかを決定するためにクリアチャネルアセスメントを実行することと、
前記チャネル測定値が前記しきい値よりも大きいとの決定に応答して、前記第1の基準信号が前記アクティブ化指示によって指示されたとおりに送信されなかったと識別することと
を行うように構成される、請求項17に記載の装置。
【請求項21】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記サービングセルから、前記第1の基準信号の前記送信をキャンセルするという命令を受信することであって、前記UEが、前記第1の基準信号をキャンセルするという前記命令を受信したことに応答して前記第1の基準信号が送信されなかったと識別する、受信することを行うように構成され、
前記第1の基準信号に基づく前記SCellの前記アクティブ化指示をキャンセルするという前記命令が、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)(MAC-CE)またはダウンリンク制御情報(DCI)のうちの1つによって示される、請求項17に記載の装置。
【請求項22】
前記少なくとも1つのプロセッサが
記第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったことに基づいて、前記SCellから受信された前記第2の基準信号に基づいて前記SCellをアクティブ化することを行うように構成される、請求項17に記載の装置。
【請求項23】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記SCellスロットn+K中までにアクティブ化するように構成され、
スロットnが、前記アクティブ化指示受信されるスロットを表し、
Kが、前記サービングセルから前記アクティブ化指示を受信することと前記アクティブ化指示の肯定応答(ACK)を前記サービングセルに送信することとの間の時間期間、前記アクティブ化指示の前記ACKの前記送信と前記第2の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間のSCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいている、請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記SCellをアクティブ化するための前記第2の基準信号の送信を示す新しいアクティブ化指示を受信するようにさらに構成され、
前記新しいアクティブ化指示を受信すると、前記UEが、前記第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別する、請求項17に記載の装置。
【請求項25】
前記SCellがスロットn+K中までにアクティブ化され、
前記アクティブ化指示がスロットn中で受信され、
Kが、前記サービングセルから前記アクティブ化指示を受信することと前記アクティブ化指示の肯定応答(ACK)を前記サービングセルに送信することとの間の時間期間、前記アクティブ化指示の前記ACKの前記送信と前記第2の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間のSCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいて決定される、請求項24に記載の装置。
【請求項26】
前記SCellが複数のサブバンドを含み、
前記第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたかどうかを識別するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記複数のサブバンドのうちの少なくとも1つについてチャネル測定値がしきい値よりも大きいかどうかを決定するためにクリアチャネルアセスメントを実行することと、
前記複数のサブバンドのうちの少なくとも1つの前記チャネル測定値が前記しきい値よりも大きいと決定すると、前記第1の基準信号が指示されたとおりに送信されなかったと識別することと
を行うように構成される、請求項17に記載の装置。
【請求項27】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信の方法であって、
サービングセルから、2次セル(SCell)のアクティブ化指示を受信するステップと、
前記SCellから第1の基準信号を受信するステップであって、前記第1の基準信号が少なくとも1つの一時基準信号を含む、ステップと、
前記アクティブ化指示を処理した後かつSCellアクティブ化時間の満了の前に第2の基準信号が受信されたかどうかを識別するステップと、
前記第2の基準信号が受信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が前記第1の基準信号または前記第2の基準信号のうちの少なくとも1つを含むことに基づいて前記SCellをアクティブ化するステップと
を含む方法。
【請求項28】
前記SCellがスロットn+K中までにアクティブ化され、
前記アクティブ化指示がスロットn中で受信され、
Kが、前記サービングセルから前記アクティブ化指示を受信することと前記アクティブ化指示の肯定応答(ACK)を前記サービングセルに送信することとの間の時間期間、前記アクティブ化指示の前記ACKの送信と前記少なくとも1つの一時基準信号を受信した後の第2の持続時間との間の前記SCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいて決定される、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信の方法であって、
サービングセルから、第1の基準信号に基づく2次セル(SCell)のアクティブ化指示を受信するステップであって、前記アクティブ化指示が、前記SCellをアクティブ化するための前記第1の基準信号の送信を示す、ステップと、
前記第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたかどうかを識別するステップと、
前記第1の基準信号が指示されたとおりに送信されたと識別すると、1つまたは複数の基準信号が前記第1の基準信号または第2の基準信号を含むことに基づいて前記SCellをアクティブ化するステップと
を含む方法。
【請求項30】
前記SCellがスロットn+K中までにアクティブ化され、
前記アクティブ化指示がスロットn中で受信され、
Kが、前記サービングセルから前記アクティブ化指示を受信することと前記アクティブ化指示の肯定応答(ACK)を前記サービングセルに送信することとの間の時間期間、前記アクティブ化指示の前記ACKの前記送信と前記第2の基準信号を受信した後の第2の持続時間との間のSCellアクティブ化時間、および1つまたは複数の最初に利用可能なCSI報告リソースを収集する際の遅延不確実性のうちの少なくとも1つに基づいて決定される、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、
サービングセルから、2次セル(SCell)のアクティブ化指示を受信することと、
前記SCellから第1の基準信号を受信することであって、前記第1の基準信号が少なくとも1つのチャネル状態情報(CSI)基準信号(CSI-RS)を含む、受信することと、
SCellアクティブ化時間の満了に先立って第2の基準信号を受信することと、
前記第2の基準信号が前記アクティブ化指示の後に受信されたことに基づいて、かつ前記SCellアクティブ化時間の前記満了に先立って、前記第2の基準信号に基づいて前記SCellをアクティブ化することと
を行うように構成される、装置。
【請求項32】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、
サービングセルから、第1の基準信号に基づいて2次セル(SCell)のアクティブ化指示を受信することであって、前記アクティブ化指示が前記SCellをアクティブ化するための前記第1の基準信号の送信を示す、受信することと、
前記サービングセルから、第2の基準信号を受信することと、
1つまたは複数の基準信号が前記第1の基準信号または前記第2の基準信号を含むことに基づいて前記SCellをアクティブ化することと
を行うように構成される、装置。
【請求項33】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信の方法であって、
サービングセルから、2次セル(SCell)のアクティブ化指示を受信するステップと、
前記SCellから第1の基準信号を受信するステップであって、前記第1の基準信号が少なくとも1つのチャネル状態情報(CSI)基準信号(CSI-RS)を含む、ステップと、
SCellアクティブ化時間の満了に先立って第2の基準信号を受信するステップと、
前記第2の基準信号が前記アクティブ化指示の後に受信されたことに基づいて、かつ前記SCellアクティブ化時間の前記満了に先立って、前記第2の基準信号に基づいて前記SCellをアクティブ化するステップと
を含む方法。
【請求項34】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信の方法であって、
サービングセルから、第1の基準信号に基づいて2次セル(SCell)のアクティブ化指示を受信するステップであって、前記アクティブ化指示が前記SCellをアクティブ化するための前記第1の基準信号の送信を示す、ステップと、
前記サービングセルから、第2の基準信号を受信するステップと、
1つまたは複数の基準信号が前記第1の基準信号または前記第2の基準信号を含むステップに基づいて前記SCellをアクティブ化するステップと
を含む方法。
【国際調査報告】