(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-23
(54)【発明の名称】チャネル状態情報の半永続的報告
(51)【国際特許分類】
H04W 24/10 20090101AFI20240116BHJP
H04W 16/28 20090101ALI20240116BHJP
H04W 72/231 20230101ALI20240116BHJP
H04W 72/232 20230101ALI20240116BHJP
H04L 27/26 20060101ALI20240116BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W16/28
H04W72/231
H04W72/232
H04L27/26 114
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023532809
(86)(22)【出願日】2021-12-01
(85)【翻訳文提出日】2023-05-30
(86)【国際出願番号】 US2021072660
(87)【国際公開番号】W WO2022147394
(87)【国際公開日】2022-07-07
(32)【優先日】2020-12-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】モスタファ・コシュネヴィサン
(72)【発明者】
【氏名】イタオ・チェン
(72)【発明者】
【氏名】ジン・スン
(72)【発明者】
【氏名】シャオシア・ジャン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067DD45
5K067EE02
5K067EE10
5K067KK02
(57)【要約】
ワイヤレス通信のための方法、システム、およびデバイスが説明される。いくつかのワイヤレス通信システムでは、ユーザ機器(UE)は、アップリンク共有チャネル送信を介して(たとえば、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信を介して)周期的チャネル状態情報(CSI)報告をアクティブ化するダウンリンク制御情報(DCI)を基地局から受信し得る。次いで、UEは、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信をトリガするトリガ条件を識別し得る。トリガ条件の満足に基づいて、UEは、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスを送信し得、両アップリンク共有チャネル送信は、周期的CSI報告の一周期内にある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
アップリンク共有チャネル送信を介して周期的チャネル状態情報報告をアクティブ化するダウンリンク制御情報を基地局から受信するステップと、
前記周期的チャネル状態情報報告の一周期内に、チャネル状態情報報告の第1のインスタンスと前記チャネル状態情報報告の第2のインスタンスの両方の送信をトリガするトリガ条件を識別するステップと、
前記トリガ条件の満足に少なくとも部分的に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介する前記チャネル状態情報報告の前記第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介する前記チャネル状態情報報告の前記第2のインスタンスを送信するステップとを含み、前記第1のアップリンク共有チャネル送信および前記第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、前記周期的チャネル状態情報報告の前記一周期内にある、方法。
【請求項2】
前記トリガ条件が、前記第1のアップリンク共有チャネル送信に関連する第1のサウンディング基準信号リソースセットと前記第2のアップリンク共有チャネル送信に関連する第2のサウンディング基準信号リソースセットの両方を前記ダウンリンク制御情報が示すことに少なくとも部分的に基づいて満足されると決定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記送信するステップは、
前記第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連する第1の送信ビームを使用して前記第1のアップリンク共有チャネル送信を介して前記チャネル状態情報報告の前記第1のインスタンスを送信するステップと、
前記第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連する第2の送信ビームを使用して前記第2のアップリンク共有チャネル送信を介して前記チャネル状態情報報告の前記第2のインスタンスを送信するステップとを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記トリガ条件が、前記周期的チャネル状態情報報告の前記一周期内にアップリンク共有チャネル送信の2つ以上の反復を前記ダウンリンク制御情報が示すことに少なくとも部分的に基づいて満足されると決定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
チャネル状態情報報告構成にそれぞれ関連する複数のトリガ状態を示す無線リソース制御シグナリングを前記基地局から受信するステップをさらに含み、前記ダウンリンク制御情報は、前記複数のトリガ状態から1つのトリガ状態を示すことによって前記周期的チャネル状態情報報告をアクティブ化する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記1つのトリガ状態が前記周期的チャネル状態情報報告の前記一周期内に前記チャネル状態情報報告の前記第1のインスタンスと前記チャネル状態情報報告の前記第2のインスタンスの両方の前記送信を示すチャネル状態情報報告構成に関連することに少なくとも部分的に基づいて、前記トリガ条件が満足されると決定するステップをさらに含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記トリガ条件が、前記周期的チャネル状態情報報告の前記一周期内の前記チャネル状態情報報告の前記第1のインスタンスと前記チャネル状態情報報告の前記第2のインスタンスの両方の前記送信、または前記周期的チャネル状態情報報告の前記一周期内の単一のチャネル状態情報報告の送信のいずれかを示すように構成された前記ダウンリンク制御情報内のフィールドの値に少なくとも部分的に基づいて満足されると決定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記トリガ条件の前記満足に少なくとも部分的に基づいて前記周期的チャネル状態情報報告の各周期内に物理アップリンク共有チャネル送信の2つの反復を送信することを決定するステップをさらに含み、前記2つの反復は、前記第1のアップリンク共有チャネル送信および前記第2のアップリンク共有チャネル送信を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記周期的チャネル状態情報報告の各周期内の前記物理アップリンク共有チャネル送信の反復の構成された数量が、1つまたは3つ以上である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記周期的チャネル状態情報報告の前記一周期の後に、第3の物理アップリンク共有チャネル送信および第4の物理アップリンク共有チャネル送信を介して前記周期的チャネル状態情報報告の第2の周期の間に送信するための第2のチャネル状態情報報告を決定するステップと、
前記第3の物理アップリンク共有チャネル送信または前記第4の物理アップリンク共有チャネル送信からの1つの物理アップリンク共有チャネル送信の実際の送信が、前記1つの物理アップリンク共有チャネル送信の公称の送信と異なると識別するステップと、
前記実際の送信が前記公称の送信と異なると識別することに少なくとも部分的に基づいて前記周期的チャネル状態情報報告の前記第2の周期の間に前記1つの物理アップリンク共有チャネル送信を送信することを控えるステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記周期的チャネル状態情報報告の前記第2の周期内に、他の物理アップリンク共有チャネル送信の実際の送信が前記他の物理アップリンク共有チャネル送信の公称の送信と同じであることに少なくとも部分的に基づいて、前記第2のチャネル状態情報報告を含む前記他の物理アップリンク共有チャネル送信を前記第3の物理アップリンク共有チャネル送信および前記第4の物理アップリンク共有チャネル送信から送信するステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
他の物理アップリンク共有チャネル送信の実際の送信が前記他の物理アップリンク共有チャネル送信の前記公称の送信と異なることに少なくとも部分的に基づいて、前記他の物理アップリンク共有チャネル送信を前記第3の物理アップリンク共有チャネル送信および前記第4の物理アップリンク共有チャネル送信から送信することを控えるステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記ダウンリンク制御情報は、第1の送信電力および第2の送信電力を示すチャネル状態情報報告構成に関連するトリガ状態を示すことに少なくとも部分的に基づいて、前記周期的チャネル状態情報報告をアクティブ化し、前記チャネル状態情報報告の前記第1のインスタンスおよび前記チャネル状態情報報告の前記第2のインスタンスを送信するステップが、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記送信するステップは、
前記ダウンリンク制御情報によって示される第1のサウンディング基準信号リソースセットを使用して前記第1のアップリンク共有チャネル送信を介して前記チャネル状態情報報告の前記第1のインスタンスを前記第1の送信電力に従って送信するステップと、
前記ダウンリンク制御情報によって示される第2のサウンディング基準信号リソースセットを使用して前記第2のアップリンク共有チャネル送信を介して前記チャネル状態情報報告の前記第2のインスタンスを前記第2の送信電力に従って送信するステップとを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記送信するステップは、
単一のサウンディング基準信号リソースセットを前記ダウンリンク制御情報が示すことに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の送信電力に従って前記チャネル状態情報報告の前記第1のインスタンスと前記チャネル状態情報報告の前記第2のインスタンスの両方を送信するステップを含み、前記第1のアップリンク共有チャネル送信と前記第2のアップリンク共有チャネル送信の両方が、前記単一のサウンディング基準信号リソースセットを使用する、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、
アップリンク共有チャネル送信を介して周期的チャネル状態情報報告をアクティブ化するダウンリンク制御情報をユーザ機器(UE)に送信するステップと、
前記周期的チャネル状態情報報告の一周期内に、チャネル状態情報報告の第1のインスタンスと前記チャネル状態情報報告の第2のインスタンスの両方を送信するために前記UEをトリガするトリガ条件を示すステップと、
前記トリガ条件の満足に少なくとも部分的に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介する前記チャネル状態情報報告の前記第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介する前記チャネル状態情報報告の前記第2のインスタンスを受信するステップとを含み、前記第1のアップリンク共有チャネル送信および前記第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、前記周期的チャネル状態情報報告の前記一周期内にある、方法。
【請求項17】
前記トリガ条件は、前記第1のアップリンク共有チャネル送信に関連する第1のサウンディング基準信号リソースセットと前記第2のアップリンク共有チャネル送信に関連する第2のサウンディング基準信号リソースセットの両方を前記ダウンリンク制御情報が示すことに少なくとも部分的に基づいて満足される、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のアップリンク共有チャネル送信を介して受信された前記チャネル状態情報報告の前記第1のインスタンスが、前記第1のサウンディング基準信号リソースセットに対応する第1の送信ビームと関連付けられ、
前記第2のアップリンク共有チャネル送信を介して受信された前記チャネル状態情報報告の前記第2のインスタンスが、前記第2のサウンディング基準信号リソースセットに対応する第2の送信ビームと関連付けられる、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記トリガ条件は、前記周期的チャネル状態情報報告の前記一周期内にアップリンク共有チャネル送信の2つ以上の反復を前記ダウンリンク制御情報が示すことに少なくとも部分的に基づいて満足される、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
チャネル状態情報報告構成にそれぞれ関連する複数のトリガ状態を示す無線リソース制御シグナリングを前記UEに送信するステップをさらに含み、前記ダウンリンク制御情報は、前記複数のトリガ状態から1つのトリガ状態を示すことによって前記周期的チャネル状態情報報告をアクティブ化する、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
前記1つのトリガ状態が前記周期的チャネル状態情報報告の前記一周期内に前記チャネル状態情報報告の前記第1のインスタンスと前記チャネル状態情報報告の前記第2のインスタンスの両方を前記UEが送信することを示すチャネル状態情報報告構成に関連することに少なくとも部分的に基づいて、前記トリガ条件が満足される、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記トリガ条件が、前記周期的チャネル状態情報報告の前記一周期内に前記チャネル状態情報報告の前記第1のインスタンスと前記チャネル状態情報報告の前記第2のインスタンスの両方を前記UEが送信すること、または前記周期的チャネル状態情報報告の前記一周期内に単一のチャネル状態情報報告を前記UEが送信することのいずれかを示すように構成された前記ダウンリンク制御情報内のフィールドの値に少なくとも部分的に基づいて満足される、請求項16に記載の方法。
【請求項23】
前記ダウンリンク制御情報は、第1の送信電力および第2の送信電力を示すチャネル状態情報報告構成に関連するトリガ状態を示すことに少なくとも部分的に基づいて、前記周期的チャネル状態情報報告をアクティブ化し、前記チャネル状態情報報告の前記第1のインスタンスおよび前記チャネル状態情報報告の前記第2のインスタンスを受信するステップは、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、請求項16に記載の方法。
【請求項24】
前記受信するステップが、
前記第1の送信電力を有し、前記ダウンリンク制御情報によって示される第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連する前記第1のアップリンク共有チャネル送信を介して前記チャネル状態情報報告の前記第1のインスタンスを受信するステップと、
前記第2の送信電力を有し、前記ダウンリンク制御情報によって示される第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連する前記第2のアップリンク共有チャネル送信を介して前記チャネル状態情報報告の前記第2のインスタンスを受信するステップとを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記受信するステップが、
単一のサウンディング基準信号リソースセットを前記ダウンリンク制御情報が示すことに少なくとも部分的に基づいて前記単一のサウンディング基準信号リソースセットを使用して、前記第1のアップリンク共有チャネル送信と前記第2のアップリンク共有チャネル送信の両方を受信するステップを含み、前記第1のアップリンク共有チャネル送信と前記第2のアップリンク共有チャネル送信の両方が、前記第1の送信電力を有する、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
前記メモリの中に記憶された命令とを含み、前記命令は、
アップリンク共有チャネル送信を介して周期的チャネル状態情報報告をアクティブ化するダウンリンク制御情報を基地局から受信することと、
前記周期的チャネル状態情報報告の一周期内に、チャネル状態情報報告の第1のインスタンスと前記チャネル状態情報報告の第2のインスタンスの両方の送信をトリガするトリガ条件を識別することと、
前記トリガ条件の満足に少なくとも部分的に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介する前記チャネル状態情報報告の前記第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介する前記チャネル状態情報報告の前記第2のインスタンスを送信することとを前記装置に行わせるように前記プロセッサによって実行可能であり、前記第1のアップリンク共有チャネル送信および前記第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、前記周期的チャネル状態情報報告の前記一周期内にある、装置。
【請求項27】
前記命令は、さらに、前記装置に、
前記トリガ条件が、前記第1のアップリンク共有チャネル送信に関連する第1のサウンディング基準信号リソースセットと前記第2のアップリンク共有チャネル送信に関連する第2のサウンディング基準信号リソースセットの両方を前記ダウンリンク制御情報が示すことに少なくとも部分的に基づいて満足されると決定させるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項26に記載の装置。
【請求項28】
送信するための前記命令は、前記装置に、
前記第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連する第1の送信ビームを使用して前記第1のアップリンク共有チャネル送信を介して前記チャネル状態情報報告の前記第1のインスタンスを送信することと、
前記第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連する第2の送信ビームを使用して前記第2のアップリンク共有チャネル送信を介して前記チャネル状態情報報告の前記第2のインスタンスを送信することとを行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項27に記載の装置。
【請求項29】
前記命令は、さらに、前記装置に、
前記トリガ条件が、前記周期的チャネル状態情報報告の前記一周期内にアップリンク共有チャネル送信の2つ以上の反復を前記ダウンリンク制御情報が示すことに少なくとも部分的に基づいて満足されると決定させるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項26に記載の装置。
【請求項30】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
前記メモリの中に記憶された命令とを含み、前記命令は、前記装置に、
アップリンク共有チャネル送信を介して周期的チャネル状態情報報告をアクティブ化するダウンリンク制御情報をユーザ機器(UE)に送信することと、
前記周期的チャネル状態情報報告の一周期内に、チャネル状態情報報告の第1のインスタンスと前記チャネル状態情報報告の第2のインスタンスの両方を送信するために前記UEをトリガするトリガ条件を示すことと、
前記トリガ条件の満足に少なくとも部分的に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介する前記チャネル状態情報報告の前記第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介する前記チャネル状態情報報告の前記第2のインスタンスを受信することとを行わせるように前記プロセッサによって実行可能であり、前記第1のアップリンク共有チャネル送信および前記第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、前記周期的チャネル状態情報報告の前記一周期内にある、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
本特許出願は、各々が本出願の譲受人に譲渡された、2021年11月30日に出願された「SEMIPERSISTENT REPORTING OF CHANNEL STATE INFORMATION」という名称のKHOSHNEVISAN他による米国特許出願第17/538,851号、および2020年12月28日に出願された「SEMIPERSISTENT REPORTING OF CHANNEL STATE INFORMATION」という名称のKHOSHNEVISAN他による米国仮特許出願第63/131,287号の優先権を主張する。
【0002】
以下は、チャネル状態情報の半永続的報告を含むワイヤレス通信に関する。
【背景技術】
【0003】
ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例には、ロングタームエボリューション(LTE)システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システム、および新無線(NR)システムと呼ばれることがある第5世代(5G)システムを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-S-OFDM)などの技術を採用し得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によっては、ユーザ機器(UE)として知られていることがある複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、1つまたは複数の基地局または1つまたは複数のネットワークアクセスノードを含み得る。
【0004】
いくつかのワイヤレス通信システムは、異なるデバイスにおいて1つまたは複数のアンテナアレイを使用して通信をサポートし得る。たとえば、ネットワークは、1つまたは複数の送信/受信ポイント(TRP)を使用してUEと通信し得、各TRPおよびUEは、指向性ビームを形成するために1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。UEと1つまたは複数のTRPとの間の効率的な通信は、ネットワークのスループット、レイテンシおよび信頼性を向上させることを助け、したがって、効率的な通信をさらに改善するための技法が望ましい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
記載する技法は、チャネル状態情報の半永続的報告をサポートする、改良された方法、システム、デバイス、および装置に関する。様々な態様は、ユーザ機器(UE)と基地局との間の通信のための技法を提供し、UEは、アップリンク通信の受信の成功の尤度を高めるために、異なる送信ビームによってアップリンク通信の複数の反復を送信し得る。たとえば、基地局は、周期的チャネル状態情報(CSI)報告をアクティブ化するシグナリングを送信し得、UEは、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方をトリガするトリガ条件を識別し得る。次いで、UEは、周期的CSI報告の単一の周期の間に、第1のアップリンク共有チャネル送信を介する(たとえば、第1の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信を介する)CSI報告の第1のインスタンスと、第2のアップリンク共有チャネル送信を介する(たとえば、第2のPUSCH送信を介する)CSI報告の第2のインスタンスとを送信し得る。CSI報告の複数のインスタンスを送信することによって、CSI報告送信の単一のインスタンスと比較するとき、CSI報告の信頼性がより高くなり得る。加えて、UEは、異なるサウンディング基準信号(SRS)リソースセット(たとえば、各々が異なる送信ビームと関連付けられる)を使用して、CSI報告の第1および第2のインスタンスを送信し得る。ここで、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方によってCSI報告の複数のインスタンスを送信することは、単一のSRSリソースセットを利用するCSI報告と比較するとき、CSI報告の信頼性をさらに改善し得る。
【0006】
UEにおけるワイヤレス通信のための方法について説明する。方法は、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するダウンリンク制御情報(DCI)を基地局から受信するステップと、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信をトリガするトリガ条件を識別するステップと、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスをトリガ条件の満足に基づいて送信するステップとを含み得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。
【0007】
UEにおけるワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、プロセッサ、プロセッサと電子通信しているメモリ、およびメモリの中に記憶された命令を含んでよい。命令は、装置に、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを基地局から受信することと、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信をトリガするトリガ条件を識別することと、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスをトリガ条件の満足に基づいて送信することとを行わせるようにプロセッサによって実行可能であり得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。
【0008】
UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置について説明する。装置は、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを基地局から受信するための手段と、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信をトリガするトリガ条件を識別するための手段と、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスをトリガ条件の満足に基づいて送信するための手段とを含み得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。
【0009】
UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを基地局から受信することと、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信をトリガするトリガ条件を識別することと、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスをトリガ条件の満足に基づいて送信することとをプロセッサによって実行可能な命令を含み得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。
【0010】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、トリガ条件が、第1のアップリンク共有チャネル送信に関連する第1のSRSリソースセットと第2のアップリンク共有チャネル送信に関連する第2のSRSリソースセットの両方をDCIが示すことに基づいて満足され得ると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0011】
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信は、第1のSRSリソースセットに関連する第1の送信ビームを使用して第1のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第1のインスタンスを送信すること、および第2のSRSリソースセットに関連する第2の送信ビームを使用して第2のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第2のインスタンスを送信することを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0012】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、トリガ条件が、周期的CSI報告の一周期内にアップリンク共有チャネル送信の2つ以上の反復をDCIが示すことに基づいて満足され得ると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0013】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、CSI報告構成にそれぞれ関連する複数のトリガ状態のセットを示す無線リソース制御(RRC)シグナリングを基地局から受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、DCIは、複数のトリガ状態のセットから1つのトリガ状態を示すことによって周期的CSI報告をアクティブ化する。
【0014】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、1つのトリガ状態が周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信を示すCSI報告構成に関連することに基づいて、トリガ条件が満足され得ると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0015】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、トリガ条件が、周期的CSI報告の一周期内のCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信、または周期的CSI報告の一周期内の単一のCSI報告の送信のいずれかを示すように構成され得るDCI内のフィールドの値に基づいて満足され得ると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0016】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、トリガ条件の満足に基づいて周期的CSI報告の各周期内にPUSCH送信の2つの反復を送信することを決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、2つの反復は、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信を含む。
【0017】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、周期的CSI報告の各周期内のPUSCH送信の反復の構成された数量は、1つまたは3つ以上であり得る。
【0018】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、周期的CSI報告の一周期の後に第3のPUSCH送信および第4のPUSCH送信を介して周期的CSI報告の第2の周期の間に送信するための第2のCSI報告を決定することと、第3のPUSCH送信または第4のPUSCH送信からの1つのPUSCH送信の実際の送信が、1つのPUSCH送信の公称の送信と異なり得ることを識別することと、実際の送信が公称の送信と異なり得ることを識別することに基づいて周期的CSI報告の第2の周期の間に1つのPUSCH送信を送信することを控えることとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0019】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、周期的CSI報告の第2の周期内に、他のPUSCH送信の実際の送信が、他のPUSCH送信の公称の送信と同じであることに基づいて、第2のCSI報告を含む他のPUSCH送信を第3のPUSCH送信および第4のPUSCH送信から送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0020】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、他のPUSCH送信の実際の送信が、他のPUSCH送信の公称の送信と異なることに基づいて、第3のPUSCH送信および第4のPUSCH送信から他のPUSCH送信を送信することを控えるための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0021】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1の送信電力および第2の送信電力を示すCSI報告構成に関連するトリガ状態を示すことに基づいて、DCIが周期的CSI報告をアクティブ化し、CSI報告の第1のインスタンスおよびCSI報告の第2のインスタンスを送信することは、第1の送信電力または第2の送信電力のうちの少なくとも1つに基づき得る。
【0022】
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信は、DCIによって示される第1のSRSリソースセットを使用して第1のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第1のインスタンスを第1の送信電力に従って送信することと、DCIによって示される第2のSRSリソースセットを使用して第2のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第2のインスタンスを第2の送信電力に従って送信することとを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0023】
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信は、単一のSRSリソースセットをDCIが示すことに基づいて、第1の送信電力に従ってCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方を送信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得、第1のアップリンク共有チャネル送信と第2のアップリンク共有チャネル送信の両方が、単一のSRSリソースセットを使用する。
【0024】
基地局におけるワイヤレス通信のための方法について説明する。方法は、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIをUEに送信するステップと、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方を送信するためにUEをトリガするトリガ条件を示すステップと、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスをトリガ条件の満足に基づいて受信するステップとを含み得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。
【0025】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサと電子的に通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、装置に、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIをUEに送信することと、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方を送信するためにUEをトリガするトリガ条件を示すことと、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスをトリガ条件の満足に基づいて受信することとを行わせるように、プロセッサによって実行可能であり得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。
【0026】
基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIをUEに送信するための手段と、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方を送信するためにUEをトリガするトリガ条件を示すための手段と、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスをトリガ条件の満足に基づいて受信するための手段とを含み得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。
【0027】
基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIをUEに送信することと、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方を送信するためにUEをトリガするトリガ条件を示すことと、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスをトリガ条件の満足に基づいて受信することとを、プロセッサによって実行可能な命令を含み得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。
【0028】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、トリガ条件が、第1のアップリンク共有チャネル送信に関連する第1のSRSリソースセットと第2のアップリンク共有チャネル送信に関連する第2のSRSリソースセットの両方をDCIが示すことに基づいて満足され得る。
【0029】
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のアップリンク共有チャネル送信を介して受信されたCSI報告の第1のインスタンスは、第1のSRSリソースセットに対応する第1の送信ビームに関連付けられ得、第2のアップリンク共有チャネル送信を介して受信されたCSI報告の第2のインスタンスは、第2のSRSリソースセットに対応する第2の送信ビームと関連付けられ得る。
【0030】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、トリガ条件が、周期的CSI報告の一周期内にアップリンク共有チャネル送信の2つ以上の反復をDCIが示すことに基づいて満足され得る。
【0031】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、CSI報告構成にそれぞれ関連する複数のトリガ状態のセットを示すRRCシグナリングをUEに送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、DCIは、複数のトリガ状態のセットから1つのトリガ状態を示すことによって周期的CSI報告をアクティブ化する。
【0032】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つのトリガ状態が周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方をUEが送信することを示すCSI報告構成に関連することに基づいて、トリガ条件が満足され得る。
【0033】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方をUEが送信すること、または周期的CSI報告の一周期内に単一のCSI報告をUEが送信することのいずれかを示すように構成され得るDCI内のフィールドの値に基づいて、トリガ条件が満足され得る。
【0034】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1の送信電力および第2の送信電力を示すCSI報告構成に関連するトリガ状態を示すことに基づいて、DCIが周期的CSI報告をアクティブ化し、CSI報告の第1のインスタンスおよびCSI報告の第2のインスタンスを受信することは、第1の送信電力または第2の送信電力のうちの少なくとも1つに基づき得る。
【0035】
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、受信は、第1の送信電力を有し、DCIによって示される第1のSRSリソースセットに関連する第1のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第1のインスタンスを受信することと、第2の送信電力を有し、DCIによって示される第2のSRSリソースセットに関連する第2のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第2のインスタンスを受信することとを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0036】
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、受信は、単一のSRSリソースセットをDCIが示すことに基づいて単一のSRSリソースセットを使用して、第1のアップリンク共有チャネル送信と第2のアップリンク共有チャネル送信の両方を受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得、第1のアップリンク共有チャネル送信と第2のアップリンク共有チャネル送信の両方が、第1の送信電力を有し得る。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【
図1】本開示の態様による、チャネル状態情報(CSI)の半永続的報告をサポートするワイヤレス通信システムの例を示す図である。
【
図2】本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするワイヤレス通信システムの例を示す図である。
【
図3A】本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするPUSCH送信構成の例を示す図である。
【
図3B】本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするPUSCH送信構成の例を示す図である。
【
図4】本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするプロセスフローの例を示す図である。
【
図5】本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするデバイスのブロック図である。
【
図6】本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするデバイスのブロック図である。
【
図7】本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートする通信マネージャのブロック図である。
【
図8】本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするデバイスを含むシステムの図である。
【
図9】本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするデバイスのブロック図である。
【
図10】本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするデバイスのブロック図である。
【
図11】本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートする通信マネージャのブロック図である。
【
図12】本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするデバイスを含むシステムの図である。
【
図13】本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図14】本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図15】本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図16】本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図17】本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図18】本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図19】本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートする方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0038】
いくつかのワイヤレス通信システムでは、ユーザ機器(UE)は、アップリンク通信の受信の成功の尤度を高めるために、(場合によっては、異なる送信ビームによって)アップリンク通信の複数の反復を使用して基地局と通信し得る。たとえば、基地局は、周期的チャネル状態情報(CSI)報告をアクティブ化するシグナリングを送信し得、UEは、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方をトリガするトリガ条件を識別し得る。次いで、UEは、周期的CSI報告の単一の周期の間に、第1のアップリンク共有チャネル送信を介する(たとえば、第1の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信を介する)CSI報告の第1のインスタンスと、第2のアップリンク共有チャネル送信を介する(たとえば、第2のPUSCH送信を介する)CSI報告の第2のインスタンスとを送信し得る。CSI報告の複数のインスタンスを送信することによって、CSI報告送信の単一のインスタンスと比較するとき、CSI報告の信頼性がより高くなり得る。加えて、UEは、異なるSRSリソースセット(たとえば、各々が異なる送信ビームと関連付けられる)を使用して、CSI報告の第1および第2のインスタンスを送信し得る。ここで、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方によってCSI報告の複数のインスタンスを送信することは、単一のSRSリソースセットを利用するCSI報告と比較するとき、CSI報告の信頼性をさらに改善し得る。
【0039】
本開示の態様は、最初に、ワイヤレス通信システムの文脈において説明される。次いで、本開示の態様について、PUSCH送信構成およびプロセスフローの文脈で説明する。本開示の態様は、チャネル状態情報用の半永続的報告に関する装置図、システム図、およびフローチャートによってさらに示され、それらを参照して記載される。
【0040】
図1は、本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするワイヤレス通信システム100の例を示す図である。ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数の基地局105、1つまたは複数のUE115、およびコアネットワーク130を含んでもよい。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、Long Term Evolution(LTE)ネットワーク、LTE-Advanced(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、またはNew Radio (NR)ネットワークであってもよい。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、低コストで低複雑度のデバイスとの通信、またはそれらの任意の組合せをサポートし得る。
【0041】
基地局105は、ワイヤレス通信システム100を形成するために地理的エリア全体にわたって分散されることがあり、異なる形態をなすかまたは異なる能力を有するデバイスであってよい。基地局105およびUE115は、1つまたは複数の通信リンク125を介してワイヤレス通信し得る。各基地局105は、UE115および基地局105がその上で1つまたは複数の通信リンク125を確立し得る、カバレージエリア110を提供し得る。カバレージエリア110は、基地局105およびUE115がその上で1つまたは複数の無線アクセス技術に従って信号の通信をサポートし得る、地理的エリアの一例であってよい。
【0042】
UE115は、ワイヤレス通信システム100のカバレージエリア110全体にわたって分散されることがあり、各UE115は、異なる時間において固定もしくはモバイルまたはその両方であり得る。UE115は、異なる形態をなすかまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。いくつかの例示的なUE115が
図1に示されている。本明細書で説明されるUE115は、
図1に示されているように、他のUE115、基地局105、またはネットワーク機器(たとえば、コアネットワークノード、中継デバイス、統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノード、または他のネットワーク機器)などの、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0043】
基地局105は、コアネットワーク130と、もしくは互いと、またはその両方と通信し得る。たとえば、基地局105は、1つまたは複数のバックホールリンク120を通じて(たとえば、S1、N2、N3、または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、バックホールリンク120を介して(たとえば、X2、Xn、または他のインターフェースを介して)、直接(たとえば、基地局105間で直接)、もしくは間接的に(たとえば、コアネットワーク130を介して)のいずれかで、またはその両方で互いに通信し得る。いくつかの例では、バックホールリンク120は、1つもしくは複数のワイヤレスリンクであってよく、または1つもしくは複数のワイヤレスリンクを含んでもよい。
【0044】
本明細書で説明する基地局105のうちの1つまたは複数は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードBもしくはギガノードB(そのいずれもgNBと呼ばれることがある)、ホームノードB、ホームeノードB、または他の好適な用語を含んでよく、あるいは当業者によってそのように呼ばれることがある。
【0045】
UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、または何らかの他の好適な用語を含み得るか、あるいはそのように呼ばれることがあり、「デバイス」は、例の中でも、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115はまた、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、もしくはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスを含み得るか、またはそのように呼ばれることがある。いくつかの例では、UE115は、例の中でも、アプライアンス、または車両、メーターなどの様々な物品において実装され得る、例の中でも、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、もしくはマシンタイプ通信(MTC)デバイスを含んでよく、またはそのように呼ばれることがある。
【0046】
本明細書で説明するUE115は、
図1に示すように、リレーとして働くことがあり得る他のUE115、ならびに、例の中でも、マクロeNBもしくはgNB、スモールセルeNBもしくはgNB、または中継基地局を含む、基地局105およびネットワーク機器などの、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0047】
UE115および基地局105は、1つまたは複数のキャリア上で1つまたは複数の通信リンク125を介して互いにワイヤレス通信し得る。「キャリア」という用語は、通信リンク125をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指すことがある。たとえば、通信リンク125のために使用されるキャリアは、所与の無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR)のための1つまたは複数の物理レイヤチャネルに従って動作させられる無線周波数スペクトル帯域の一部分(たとえば、帯域幅部分(BWP))を含んでよい。各物理レイヤチャネルは、捕捉シグナリング(たとえば、同期信号、システム情報)、キャリアに対する動作を協調させる制御シグナリング、ユーザデータ、または他のシグナリングを搬送し得る。ワイヤレス通信システム100は、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作を使用して、UE115との通信をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンク構成要素キャリアおよび1つまたは複数のアップリンク構成要素キャリアで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、周波数分割複信(FDD)構成要素キャリアと時分割複信(TDD)構成要素キャリアの両方とともに使用され得る。
【0048】
キャリア上で送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重化(OFDM)または離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-S-OFDM)などのマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)および1つのサブキャリアからなることがあり、ここで、シンボル期間およびサブキャリア間隔は、逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビットの数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数、変調方式のコーディングレート、またはその両方)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソース要素が多いほど、また変調方式の次数が高いほど、UE115のデータレートは高くなり得る。ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソース、時間リソース、および空間リソース(たとえば、空間レイヤまたはビーム)の組合せを指すことがあり、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信に対してデータレートまたはデータ完全性をさらに高め得る。
【0049】
基地局105またはUE115のための時間間隔は、たとえば、Ts=1/(Δfmax・Nf)秒のサンプリング周期を指すことがある基本時間単位の倍数で表されることがあり、ここで、Δfmaxは、サポートされる最大のサブキャリア間隔を表すことがあり、Nfは、サポートされる最大の離散フーリエ変換(DFT)サイズを表すことがある。通信リソースの時間間隔は、指定された持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を各々が有する無線フレームに従って編成され得る。各無線フレームは、(たとえば、0から1023に及ぶ)システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。
【0050】
各フレームは、複数の連続的に番号付けされたサブフレーム またはスロットを含んでもよく、各サブフレームまたはスロットは、同じ持続時間を有してもよい。いくつかの例では、フレームは(たとえば、時間領域において)サブフレームに分割されてもよく、各サブフレームはいくつかのスロットにさらに分割されてもよい。代替として、各フレームは可変数のスロットを含んでもよく、スロットの数はサブキャリア間隔に依存し得る。各スロットは、(たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)いくつかのシンボル期間を含み得る。いくつかのワイヤレス通信システム100では、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含む複数のミニスロットにさらに分割されてもよい。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、1つまたは複数(たとえば、Nf個)のサンプリング周期を含み得る。シンボル期間の持続時間は、サブキャリア間隔または動作の周波数帯域に依存し得る。
【0051】
サブフレーム、スロット、ミニスロット、またはシンボルは、ワイヤレス通信システム100の(たとえば、時間領域における)最小スケジューリングユニットであることがあり、送信時間間隔(TTI)と呼ばれることがある。いくつかの例では、TTI持続時間(たとえば、TTI中のシンボル期間の数)は、可変であり得る。追加または代替として、ワイヤレス通信システム100の最小スケジューリングユニットは、(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバーストにおいて)動的に選択され得る。
【0052】
物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化されてもよい。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法のうちの1つまたは複数を使用してダウンリンクキャリア上で多重化されてよい。物理制御チャネルのための制御領域(たとえば、制御リソースセット(コアセット))は、シンボル期間の数によって規定されてよく、キャリアのシステム帯域幅またはシステム帯域幅のサブセットにわたって延びてよい。1つまたは複数の制御領域(たとえば、コアセット)が、UE115のセットのために構成され得る。たとえば、UE115のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数の探索空間セットに従って制御情報を求めて制御領域を監視または探索してよく、各探索空間セットは、カスケード方式で位置する1つまたは複数のアグリゲーションレベルにおける1つまたは複数の制御チャネル候補を含んでよい。制御チャネル候補のためのアグリゲーションレベルは、所与のペイロードサイズを有する制御情報フォーマットのための符号化された情報に関連する制御チャネルリソース(たとえば、制御チャネル要素(CCE:control channel element))の数を指すことがある。探索空間セットは、制御情報を複数のUE115へ送るために構成された共通探索空間セット、および制御情報を特定のUE115へ送るためのUE固有探索空間セットを含んでよい。
【0053】
いくつかの例では、基地局105は可動であってよく、したがって、移動する地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術に関連する異なる地理的カバレージエリア110が重複することがあるが、異なる地理的カバレージエリア110は同じ基地局105によってサポートされてよい。他の例では、異なる技術に関連する重複する地理的カバレージエリア110が、異なる基地局105によってサポートされてよい。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、異なるタイプの基地局105が同じかまたは異なる無線アクセス技術を使用して様々な地理的カバレージエリア110にカバレージを提供する、異種ネットワークを含んでよい。
【0054】
ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局105は同様のフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局105からの送信は時間的にほぼ整合されることがある。非同期動作の場合、基地局105は異なるフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局105からの送信は、いくつかの例では、時間的に整合されないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
【0055】
ワイヤレス通信システム100は、超高信頼通信もしくは低レイテンシ通信、またはそれらの様々な組合せをサポートするように構成され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)またはミッションクリティカル通信をサポートするように構成され得る。UE115は、超高信頼、低レイテンシ、またはクリティカル機能(たとえば、ミッションクリティカル機能)をサポートするように設計され得る。超高信頼通信は、プライベート通信またはグループ通信を含んでもよく、ミッションクリティカルプッシュツートーク(MCPTT)、ミッションクリティカルビデオ(MCVideo)、またはミッションクリティカルデータ(MCData)などの、1つまたは複数のミッションクリティカルサービスによってサポートされ得る。ミッションクリティカル機能に対するサポートは、サービスの優先度付けを含んでもよく、ミッションクリティカルサービスは、公共安全または一般的な商業用途のために使用されてもよい。超高信頼、低レイテンシ、ミッションクリティカル、および超高信頼低レイテンシという用語は、本明細書で互換的に使用され得る。
【0056】
いくつかの例では、UE115はまた、デバイス間(D2D)通信リンク135を介して(たとえば、ピアツーピア(P2P)プロトコルまたはD2Dプロトコルを使用して)他のUE115と直接通信できる場合がある。D2D通信を利用する1つまたは複数のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあってよい。そのようなグループの中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110の外側にあってよく、または場合によっては基地局105からの送信を受信できないことがある。いくつかの例では、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループの中のあらゆる他のUE115へ通信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの例では、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合、D2D通信は、基地局105の関与なしにUE115間で行われる。
【0057】
コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス認可、トラッキング、インターネットプロトコル(IP)接続性、および他のアクセス機能、ルーティング機能、またはモビリティ機能を提供し得る。コアネットワーク130は、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC)であってよく、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC)は、アクセスおよびモビリティを管理する少なくとも1つの制御プレーンエンティティ(たとえば、モビリティ管理エンティティ(MME)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF))、ならびにパケットをルーティングするかまたは外部ネットワークに相互接続する少なくとも1つのユーザプレーンエンティティ(たとえば、サービングゲートウェイ(S-GW)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)、またはユーザプレーン機能(UPF))を含んでよい。制御プレーンエンティティは、コアネットワーク130に関連する基地局105によってサービスされるUE115のためのモビリティ、認証、およびベアラ管理などの、非アクセス層(NAS)機能を管理し得る。ユーザIPパケットは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得るユーザプレーンエンティティを通じて転送され得る。ユーザプレーンエンティティは、1つまたは複数のネットワーク事業者のIPサービス150に接続され得る。IPサービス150は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換ストリーミングサービスへのアクセスを含み得る。
【0058】
基地局105などのネットワークデバイスのうちのいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の一例であってよいアクセスネットワークエンティティ140などの下位構成要素を含んでよい。各アクセスネットワークエンティティ140は、ラジオヘッド、スマートラジオヘッド、または送信/受信ポイント(TRP)と呼ばれることがある1つまたは複数の他のアクセスネットワーク送信エンティティ145を通じてUE115と通信し得る。各アクセスネットワーク送信エンティティ145は、1つまたは複数のアンテナパネルを含んでよい。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティ140または基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、ラジオヘッドおよびANC)にわたって分散されてよく、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)の中に統合されてもよい。
【0059】
ワイヤレス通信システム100は、通常、300メガヘルツ(MHz)から300ギガヘルツ(GHz)の範囲の中の、1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。一般に、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が約1デシメートルから1メートルまでの長さに及ぶので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域と呼ばれる。UHF波は、建物および環境特性によって遮断または方向転換されることがあるが、その波は、屋内に位置するUE115にマクロセルがサービスを提供するのに十分に構造物を貫通し得る。UHF波の送信は、300MHz未満のスペクトルの短波(HF)または超短波(VHF)部分のより低い周波数およびより長い波を使用する送信と比較して、より小型のアンテナおよびより短い距離(たとえば、100キロメートル未満)に関連し得る。
【0060】
ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz産業科学医療(ISM)バンドなどの無認可帯域の中で、認可支援アクセス(LAA)、LTE無認可(LTE-U)無線アクセス技術、またはNR技術を採用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域の中で動作するとき、基地局105およびUE115などのデバイスは、衝突検出および衝突回避のためのキャリア感知を採用し得る。いくつかの例では、無認可帯域の中での動作は、認可帯域の中で動作するコンポーネントキャリアと連携したキャリアアグリゲーション構成に基づいてよい(たとえば、LAA)。無認可スペクトルの中での動作は、例の中でも、ダウンリンク送信、アップリンク送信、P2P送信、またはD2D送信を含んでよい。
【0061】
基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る、複数のアンテナを装備してよい。基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作または送信ビームフォーミングもしくは受信ビームフォーミングをサポートし得る、1つまたは複数のアンテナアレイまたはアンテナパネル内に位置し得る。たとえば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナタワーなどのアンテナアセンブリにおいてコロケートされ得る。いくつかの例では、基地局105と関連付けられるアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的位置に位置し得る。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビームフォーミングをサポートするために使用し得る、アンテナポートのいくつかの行および列を有するアンテナアレイを有してよい。同様に、UE115は、様々なMIMO動作またはビームフォーミング動作をサポートし得る、1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。追加または代替として、アンテナパネルは、アンテナポートを介して送信される信号のための無線周波数ビームフォーミングをサポートし得る。
【0062】
基地局105またはUE115は、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってマルチパス信号伝搬を活用し、スペクトル効率を高めるために、MIMO通信を使用し得る。そのような技法は、空間多重化と呼ばれることがある。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリーム(たとえば、異なるコードワード)に関連するビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使われる異なるアンテナポートに関連付けられ得る。MIMO技法は、複数の空間レイヤが、同じ受信デバイスへ送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)、および複数の空間レイヤが、複数のデバイスへ送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)を含む。
【0063】
空間フィルタ処理、指向性送信、または指向性受信と呼ばれることもあるビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビーム、受信ビーム)を成形またはステアリングするために、送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105、UE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対して特定の方位で伝搬するいくつかの信号が、強め合う干渉を受けるが、他の信号が、弱め合う干渉を受けるように、アンテナアレイのアンテナ素子を介して通信される信号を合成することによって達成され得る。アンテナ素子を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、振幅オフセット、位相オフセット、またはその両方を、デバイスに関連するアンテナ素子を介して搬送される信号に適用することを含んでよい。アンテナ素子の各々に関連する調整は、(たとえば、送信デバイスもしくは受信デバイスのアンテナアレイに対する、またはいくつかの他の方位に対する)特定の方位に関連するビームフォーミング重みセットによって規定され得る。
【0064】
基地局105またはUE115は、ビームフォーミング動作の一部としてビーム掃引技法を使用し得る。たとえば、基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイ(たとえば、アンテナパネル)を使用し得る。いくつかの信号(たとえば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、異なる方向で複数回、基地局105によって送信され得る。たとえば、基地局105は、送信の異なる方向に関連する異なるビームフォーミング重みセットに従って信号を送信し得る。異なるビーム方向での送信は、(たとえば、基地局105などの送信デバイスによって、またはUE115などの受信デバイスによって)基地局105によるもっと後の送信または受信のためのビーム方向を識別するために使用され得る。
【0065】
特定の受信デバイスに関連するデータ信号などのいくつかの信号は、単一のビーム方向(たとえば、UE115などの受信デバイスに関連する方向)において基地局105によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連するビーム方向は、1つまたは複数のビーム方向に送信された信号に基づいて決定され得る。たとえば、UE115は、基地局105によって異なる方向に送信された信号のうちの1つまたは複数を受信することがあり、UE115が最も高い信号品質または場合によっては許容可能な信号品質で受信した信号の指示を基地局105に報告し得る。
【0066】
いくつかの例では、デバイスによる(たとえば、基地局105またはUE115による)送信は、複数のビーム方向を使用して実行されてよく、デバイスは、(たとえば、基地局105からUE115への)送信のための合成されたビームを生成するために、デジタルプリコーディングまたは無線周波数ビームフォーミングの組合せを使用し得る。UE115は、1つまたは複数のビーム方向のためのプリコーディング重みを示すフィードバックを報告してよく、フィードバックは、システム帯域幅または1つまたは複数のサブバンドにわたるビームの構成された数に対応し得る。基地局105は、プリコーディングされてよくまたはプリコーディングされなくてもよい基準信号(たとえば、セル固有基準信号(CRS)、CSI基準信号(CSI-RS))を送信し得る。UE115は、プリコーディング行列インジケータ(PMI)またはコードブックベースのフィードバック(たとえば、マルチパネルタイプコードブック、線形結合タイプコードブック、ポート選択タイプコードブック)であり得る、ビーム選択のためのフィードバックを提供し得る。これらの技法について、基地局105によって1つまたは複数の方向に送信される信号を参照しながら説明するが、UE115は、(たとえば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)信号を異なる方向に複数回送信するための、または(たとえば、データを受信デバイスに送信するために)信号を単一の方向に送信するための、同様の技法を採用し得る。
【0067】
受信デバイス(たとえば、UE115)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号などの様々な信号を基地局105から受信するとき、複数の受信構成(たとえば、指向性リスニング)を試みてもよい。たとえば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することによって、異なるアンテナサブアレイに従って受信信号を処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ素子において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセット(たとえば、異なる指向性リスニング重みセット)に従って受信することによって、またはアンテナアレイの複数のアンテナ素子において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って受信信号を処理することによって、複数の受信方向を試みてもよく、それらのいずれも、異なる受信構成または受信方向による「リスニング」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信するとき)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信構成を使用し得る。単一の受信構成は、異なる受信構成方向(たとえば、複数のビーム方向によるリスニングに基づいて、最も高い信号強度、最も高い信号対雑音比(SNR)、または場合によっては許容可能な信号品質を有すると決定されたビーム方向)によるリスニングに基づいて決定されたビーム方向に整合され得る。
【0068】
いくつかのワイヤレス通信システム100では、UE115は、アップリンク通信の受信の成功の尤度を高めるために、(場合によっては、異なる送信ビームによって)アップリンク通信の複数の反復を使用して基地局105と通信し得る。たとえば、基地局105は、周期的CSI報告をアクティブ化するシグナリングを送信し得、UE115は、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方をトリガするトリガ条件を識別し得る。次いで、UE115は、周期的CSI報告の単一の周期の間に、第1のアップリンク共有チャネル送信を介する(たとえば、第1の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信を介する)CSI報告の第1のインスタンスと、第2のアップリンク共有チャネル送信を介する(たとえば、第2のPUSCH送信を介する)CSI報告の第2のインスタンスとを送信し得る。CSI報告の複数のインスタンスを送信することによって、CSI報告送信の単一のインスタンスと比較するとき、CSI報告の信頼性がより高くなり得る。加えて、UE115は、異なるSRSリソースセット(たとえば、各々が異なる送信ビームと関連付けられる)を使用して、CSI報告の第1および第2のインスタンスを送信し得る。ここで、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方によってCSI報告の複数のインスタンスを送信することは、単一のSRSリソースセットを利用するCSI報告と比較するとき、CSI報告の信頼性をさらに改善し得る。
【0069】
図2は、本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするワイヤレス通信システム200の例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム200は、
図1を参照しながら説明したようなそれぞれのデバイスの例であり得る基地局105aおよびUE115aを含む。下図における特定のワイヤレスデバイス(たとえば、UE115、TRP、基地局105)への参照は、例示する目的で提供され、本明細書で具体的に言及されない種々のワイヤレスデバイスが、本明細書で説明するデバイスと交換可能に使用され得ることを理解されたい。同様に、場合によっては、UE1115-aによって実行される説明する動作は、基地局105-a(または、基地局105-aに関連するTRP)によって実行されてもよく、その逆も成り立つ。
【0070】
場合によっては、ワイヤレス通信システム200において示される通信は、アップリンク共有チャネル送信を介して(たとえば、PUSCH送信230を介して)周期的CSI報告をアクティブ化するダウンリンク制御情報(DCI)215に応答して、CSIの半永続的報告を実行するUE115-aの例であり得る。DCI215を送信する前に、基地局105-aは、固有のCSI報告セッティングに対応するCSI報告構成にそれぞれ関連するトリガ状態(たとえば、64個まで)のセットを示す無線リソース制御(RRC)シグナリング210を送信し得る。たとえば、基地局105-aは、SemiPersistentOnPUSCH-TriggerStateListパラメータを含むRRCシグナリング210を送信し得る。たとえば、各トリガ状態は、(たとえば、reportSlotConfigパラメータによって示されるスロットの数に基づいて)周期的CSI報告に対する周期225を示し得る。加えて、各トリガ状態は、周期的CSI報告220を搬送するPUSCH送信230を送信するための送信電力を、(たとえば、P0、またはオフセット、およびアルファ、または部分的電力損失補償に対する因子を示すことによって)示し得る。
【0071】
場合によっては、RRCシグナリング210は、付加的に、PUSCH送信230に対するPUSCH反復のタイプを構成し得る。たとえば、基地局105-aは、PUSCH送信の各反復がシンボル内のスロットの同じセットを介して送信されるPUSCH反復のタイプを(たとえば、RRCシグナリング210を介して)示し得る。たとえば、基地局105-aは、ある数量の(たとえば、PUSCH反復の数量と同じ数量の)シンボル内の4~10スロットを介してPUSCH送信の各反復を送信することをUE115-aに対して示し得る。別の例では、基地局105-aは、各PUSCH反復が連続するPUSCH反復のタイプを示し得る。たとえば、各PUSCH反復は、スロット境界を横断する連続的なシンボルのセットによって送信され得る。このタイプのPUSCH反復では、基地局105-aは、実際のPUSCH反復送信の数量と異なる場合がある公称のPUSCH反復送信の数量を示す場合がある。ある場合には、公称のPUSCH反復送信は、スロット境界を横断するシンボルを含む場合がある。ここで、UE115-aは、単一の公称のPUSCH反復に対応する2つの実際のPUSCH反復(たとえば、各々が単一のスロットに関連するシンボルに関連する)を送信し得る。別の場合には、UE115-aは、公称のPUSCH反復に関連するシンボルのうちの1つまたは複数が、(たとえば、準静的ダウンリンクシンボルに起因して、シンボルの表示が無効であることに基づいて、同期信号ブロック(SSB)シンボルに起因して、タイプ0の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に対する制御リソースセット(CORESET)0に関連するシンボルに対して)無効であり得ると決定し得る。ここで、実際のPUSCH反復は、公称のPUSCH反復より少ないシンボルを含み得る。
【0072】
RRCシグナリング210を送信した後、基地局105-aは、PUSCH送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCI215を送信し得る。場合によっては、DCI215は、RRCシグナリング210によって構成されたトリガ状態のうちの1つを示し得る。いくつかの例では、DCI215は、半永続的-チャネル状態情報-無線ネットワーク一時識別子(SP-CSI-RNTI)を使用して暗号化され得る。
【0073】
DCI215を受信することに基づいて、UE115-aは、示されたトリガ状態に関連する単一のCSI報告構成を識別し得る。UE115-aは、付加的に、周期的CSI報告の周期225内にCSI報告220の第1のインスタンスとCSI報告220の第2のインスタンスの両方の送信をトリガするトリガ条件が満足されるかどうかを識別し得る。UE115-aが、トリガ条件が満足されたと決定する場合、UE115-aは、周期的CSI報告の各周期225内に、第1のPUSCH送信230を介するCSI報告220の第1のインスタンスと第2のPUSCH送信230を介するCSI報告220の第2のインスタンスとを送信ビーム205によって送信し得る。たとえば、UE115-aは、周期225-a内に、PUSCH送信230-aを介するCSI報告220の第1のインスタンスとPUSCH送信230-bを介するCSI報告220の第2のインスタンスとを送信し得る。代替的に、UE115-aが、トリガ条件が満足されないと決定する場合、UE115-aは、周期的CSI報告の各周期225内に、CSI報告220の単一のインスタンスを送信ビーム205によって送信し得る。すなわち、UE115-aは、PUSCH送信230-a、230-cおよび230-eを介してCSI報告220を送信し得、PUSCH送信230-b、230-dおよび230-fを介してCSI報告を送信することを控え得る。
【0074】
場合によっては、UE115-aが、トリガ条件が満足されると決定するとき、DCI215は、各々がCSI報告構成に関連する2つのトリガ状態を示し得る。いくつかの例では、2つのCSI報告構成は、それぞれ、CSI報告220のインスタンスを送信するための異なる送信電力を(たとえば、異なるオフセット値、部分的電力損失補償値、または両方を介して)示し得る。第1の例では、UE115-aは、第1のサウンド基準信号(SRS)ソースセットに関連する送信ビーム205-aを使用してPUSCH送信230を介してCSI報告220の第1のインスタンスを送信し得る。加えて、UE115-aは、第2のSRSソースセットに関連する送信ビーム205-bを使用してPUSCH送信230を介してCSI報告220の第2のインスタンスを送信し得る。ここで、UE115-aは、(たとえば、第1のトリガ状態によって示される)第1の送信電力を使用してCSI報告220の第1のインスタンスを送信し得、(たとえば、第2のトリガ状態によって示される)第2の送信電力を使用してCSI報告220の第2のインスタンスを送信し得る。第2の例では、UE115-aは、単一のSRSソースセットに関連する同じ送信ビーム205を使用してPUSCH送信230を介してCSI報告220の両方のインスタンスを送信し得る。ここで、UE115-aは、単一の送信電力(たとえば、トリガ状態のうちの1つによって示される)を使用してCSI報告220の両方のインスタンスを送信し得る。
【0075】
一例では、UE115-aは、トリガ条件が、第1のPUSCH送信230に関連する第1のSRSと第2のPUSCH送信230に関連する第2のSRSとをDCI215が示すことに基づいて満足されると決定し得る。たとえば、DCI215は、PUSCH送信230-a、230-cおよび230-eが1つのSRSリソースセットと関連付けられ、PUSCH送信230-b、230-dおよび230-fが別のSRSリソースセットと関連付けられることを示し得る。次いで、UE115-aは、トリガ条件が満足され、異なるSRSリソースセットに関連するPUSCH送信230を使用して各周期225内にCSI報告220の2つのインスタンスを送信し得ると決定し得る。ここで、UE115-aは、異なる送信ビーム205を使用して各周期225内にPUSCH送信230を送信し得る。たとえば、UE115-aは、送信ビーム205-aを使用して第1のSRSリソースセットに関連するPUSCH送信230を送信し得る。加えて、UE115-aは、送信ビーム205-bを使用して第2のSRSリソースセットに関連するPUSCH送信230を送信し得る。
【0076】
別の例では、UE115-aは、トリガ条件が、PUSCH送信230の2つ以上の反復をDCI215が示すことに基づいて満足されると決定し得る。場合によっては、DCI215は、(たとえば、各周期225内に)PUSCH送信230の3つ以上の反復を示し得る。ここで、UE115-aは、依然として、各周期内に2つのPUSCH送信230を送信し得る。追加または代替として、UE115-aは、トリガ条件が、CSI報告の第1と第2の両方のインスタンスを示すCSI報告構成に関連するトリガ状態をDCI215が示すことに基づいて満足されると決定し得る。すなわち、RRCシグナリング210は、付加的に、各トリガ状態に対して、トリガ状態が、各周期225内に単一のCSI報告インスタンスと関連付けられるか、または各周期225内に2つのCSI報告インスタンスと関連付けられるかを示し得る。別の例では、UE115-aは、トリガ条件が、アクティブ化されたトリガ状態が各周期225内に単一のCSI報告インスタンスと関連付けられるか、または各周期225内に2つのCSI報告インスタンスと関連付けられるかを示すフィールド(たとえば、DCI215内の単一のビット)をDCI215が含むことに基づいて満足されると決定し得る。
【0077】
図3Aおよび
図3Bは、本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするPUSCH送信構成300の例を示す。たとえば、PUSCH送信構成300は、周期的CSI報告の各周期325内に送信された2つのPUSCH送信305を含む例示的なPUSCH送信構成300を示し得る。加えて、各PUSCH送信305は、CSI報告310のインスタンスを含み得る。いくつかの例では、PUSCH送信構成300は、
図1および
図2を参照しながら説明したようなワイヤレス通信の態様を実装し得る。たとえば、両PUSCH送信構成300に対して、基地局は、
図1および
図2を参照しながら説明したように、周期的CSI報告の各周期325内にCSI報告310の2つのインスタンスを含むCSIの半永続的報告を(たとえば、RRCシグナリングによって、DCIによって)構成し得る。
【0078】
PUSCH送信構成300-aの例では、実際のPUSCH送信305-a、305-bおよび305-dは、公称のPUSCH送信305-a、305-bおよび305-dと同じであり得る。加えて、実際のPUSCH送信305-cは、公称のPUSCH送信305-cと異なり得る。たとえば、UEは、PUSCH送信305-cに関連する1つまたは複数のシンボルが無効であると決定し得る。ここで、UEは、周期325-b内にPUSCH送信305-cを送信することを控え得る。UEは、依然として、(たとえば、周期325-b内の他のPUSCH送信305-cの実際の送信が、PUSCH送信305-cの公称の送信と異なる場合でも)周期325-b内にPUSCH送信305-dを送信し得る。
【0079】
PUSCH送信構成300-bの例では、実際のPUSCH送信305-e、305-fおよび305-hは、公称のPUSCH送信305-e、305-fおよび305-hと同じであり得る。加えて、実際のPUSCH送信305-gは、公称のPUSCH送信305-gと異なり得る。たとえば、UEは、PUSCH送信305-gに関連する1つまたは複数のシンボルが無効であると決定し得る。ここで、UEは、周期325-d内にPUSCH送信305-gを送信することを控え得る。UEはまた、PUSCH送信305-hの実際の送信およびPUSCH送信305-hの公称の送信が同じであっても、周期325-d内にPUSCH送信305-hを送信することを控え得る。すなわち、UEは、実際のPUSCH送信305のうちのどちらか1つが公称のPUSCH送信305と異なるとき、周期325内にPUSCH送信305を送信しない。
【0080】
図4は、本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするプロセスフロー400の例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー400は、
図1~
図3の態様を実装し得る。たとえば、UE115-bは、
図1~
図3に関して説明したUE115の例であり得る。加えて、基地局105-bは、
図1~
図3に関して説明した基地局105の例であり得る。
【0081】
405において、基地局105-bは、RRCシグナリングをUE115-bに送信し得る。たとえば、UE115-bは、CSI報告構成にそれぞれ関連するトリガ状態のセットを示すRRCシグナリングを受信し得る。
【0082】
410において、基地局105-bは、DCIをUE115-bに送信し得る。たとえば、UE115-bは、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを受信し得る。場合によっては、DCIは、トリガ状態のセットから1つのトリガ状態を示すことによって周期的CSI報告をアクティブ化し得る。
【0083】
415において、UE115-bは、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信をトリガするトリガ条件を識別し得る。
【0084】
420において、UE115-bは、トリガ条件が満足されると決定し得る。一例では、UE115-bは、トリガ条件が、第1のアップリンク共有チャネル送信に関連する第1のSRSリソースセットと第2のアップリンク共有チャネル送信に関連する第2のSRSリソースセットの両方をDCIが示すことに基づいて満足されると決定し得る。別の例では、UE115-bは、トリガ条件が、周期的CSI報告の一周期内にアップリンク共有チャネル送信の2つ以上の反復をDCIが示すことに基づいて満足されると決定し得る。別の例では、UE115-bは、1つのトリガ状態(たとえば、DCIによって示される)が周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信を示すCSI報告構成と関連付けられることに基づいて、トリガ条件が満足されると決定し得る。別の例では、UE115-bは、トリガ条件が、周期的CSI報告の一周期内のCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信、または周期的CSI報告の一周期内の単一のCSI報告の送信のいずれかを示すように構成されたDCI内のフィールドの値に基づいて満足されると決定し得る。
【0085】
425において、UE115-bは、トリガ条件の満足に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスを送信し得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。DCIが、第1および第2のアップリンク共有チャネル送信に関連する2つのSRSリソースセットを示す場合には、UE115-bは、第1のSRSリソースセットに関連する第1の送信ビームを使用して第1のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第1のインスタンスを送信し得る。加えて、UE115-bは、第2のSRSリソースセットに関連する第2の送信ビームを使用して第2のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第2のインスタンスを送信し得る。
【0086】
図5は、本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするデバイス505のブロック
図500を示す。デバイス505は、本明細書において説明されるようなUE115の態様の例であり得る。デバイス505は、受信機510、送信機515、および通信マネージャ520を含んでもよい。デバイス505はまた、プロセッサを含んでもよい。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していてもよい。
【0087】
受信機510は、パケット、ユーザデータ、制御情報、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、CSIの半永続的報告に関係する情報チャネル)に関連するそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス505の他の構成要素に受け渡され得る。受信機510は、単一のアンテナを利用してもよく、または複数のアンテナのセットを利用してもよい。
【0088】
送信機515は、デバイス505の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機515は、パケット、ユーザデータ、制御情報、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、CSIの半永続的報告に関係する情報チャネル)に関連するそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機515は、トランシーバモジュールの中に受信機510と併置されてもよい。送信機515は、単一のアンテナを利用してもよく、または複数のアンテナのセットを利用してもよい。
【0089】
通信マネージャ520、受信機510、送信機515、またはそれらのもしくはそれらの様々な構成要素の様々な組合せは、本明細書で説明するCSIの半永続的報告の様々な態様を実行するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ520、受信機510、送信機515、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、本明細書で説明する機能のうちの1つまたは複数を実行するための方法をサポートし得る。
【0090】
いくつかの例では、通信マネージャ520、受信機510、送信機515、それらの様々な組合せもしくは構成要素は、ハードウェア内で(たとえば、通信管理回路内で)実装され得る。ハードウェアは、プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別のハードウェア構成要素、または本開示において説明する機能を実行するための手段として構成されるかもしくは場合によってはその手段をサポートするそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、プロセッサおよびプロセッサに結合されたメモリは、本明細書で説明する機能のうちの1つまたは複数を(たとえば、メモリ内に記憶された命令をプロセッサによって実行することによって)実行するように構成され得る。
【0091】
追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ520、受信機510、送信機515、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、プロセッサによって実行されるコード内で(たとえば、通信管理ソフトウェアまたはファームウェアとして)実装され得る。プロセッサによって実行されるコード内で実装される場合、通信マネージャ520、受信機510、送信機515、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素の機能は、汎用プロセッサ、DSP、中央処理装置(CPU)、ASIC、FPGA、またはそれらのもしくは他のプログラマブル論理デバイス(たとえば、本開示で説明する機能を実行するための手段として構成されるかまたは場合によってはその手段をサポートする)の任意の組合せによって実行され得る。
【0092】
いくつかの例では、通信マネージャ520は、受信機510、送信機515、もしくはその両方を使用して、または別の方法でそれらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ520は、受信機510から情報を受信し、送信機515に情報を送り、または情報を受信し、情報を送信し、もしくは本明細書で説明する様々な他の動作を実行するために受信機510、送信機515、もしくはその両方と一緒に一体化され得る。
【0093】
通信マネージャ520は、本明細書で説明する例に従ってUEにおいてワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ520は、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを基地局から受信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。通信マネージャ520は、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信をトリガするトリガ条件を識別するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。通信マネージャ520は、トリガ条件の満足に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスを送信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。
【0094】
本明細書で説明する例に従って通信マネージャ520を含むかまたは構成することによって、デバイス505(たとえば、受信機510、送信機515、通信マネージャ520、もしくはそれらの組合せを制御するか、または場合によってはそれらに結合されるプロセッサ)は、改善された通信信頼性のための技法をサポートし得る。
【0095】
図6は、本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするデバイス605のブロック
図600を示す。デバイス605は、本明細書で説明されるようなデバイス505またはUE115の態様の例であり得る。デバイス605は、受信機610、送信機615、および通信マネージャ620を含んでもよい。デバイス605はまた、プロセッサを含んでもよい。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していてもよい。
【0096】
受信機610は、パケット、ユーザデータ、制御情報、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、CSIの半永続的報告に関係する情報チャネル)に関連するそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス605の他の構成要素に受け渡され得る。受信機610は、単一のアンテナを利用してもよくまたは複数のアンテナのセットを利用してもよい。
【0097】
送信機615は、デバイス605の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機615は、パケット、ユーザデータ、制御情報、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、CSIの半永続的報告に関係する情報チャネル)に関連するそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機615は、トランシーバモジュールの中に受信機610と併置されてもよい。送信機615は、単一のアンテナを利用してもよくまたは複数のアンテナのセットを利用してもよい。
【0098】
デバイス605またはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明するCSIの半永続的報告の様々な態様を実行するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ620は、DCI受信機625、トリガ条件マネージャ630、CSI報告送信機635、または任意のそれらの組合せを含み得る。通信マネージャ620は、本明細書で説明する通信マネージャ520の態様の一例であってよい。いくつかの例では、通信マネージャ620またはそれらの様々な構成要素は、受信機610、送信機615、もしくはその両方を使用して、または別の方法でそれらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ620は、受信機610から情報を受信し、送信機615に情報を送り、または情報を受信し、情報を送信し、もしくは本明細書で説明する様々な他の動作を実行するために受信機610、送信機615、もしくはその両方と一緒に一体化される。
【0099】
通信マネージャ620は、本明細書で説明する例に従ってUEにおいてワイヤレス通信をサポートし得る。DCI受信機625は、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを、基地局から受信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。トリガ条件マネージャ630は、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信をトリガするトリガ条件を識別するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。CSI報告送信機635は、トリガ条件の満足に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスを送信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。
【0100】
図7は、本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートする通信マネージャ720のブロック
図700を示す。通信マネージャ720は、本明細書で説明する通信マネージャ520、通信マネージャ620、または両方の態様の一例であり得る。通信マネージャ720またはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明するCSIの半永続的報告の様々な態様を実行するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ720は、DCI受信機725、トリガ条件マネージャ730、CSI報告送信機735、RRCシグナリング受信機740、または任意のそれらの組合せを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信していることがある。
【0101】
通信マネージャ720は、本明細書で説明する例に従ってUEにおいてワイヤレス通信をサポートし得る。DCI受信機725は、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを、基地局から受信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。トリガ条件マネージャ730は、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信をトリガするトリガ条件を識別するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。CSI報告送信機735は、トリガ条件の満足に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスを送信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。
【0102】
いくつかの例では、トリガ条件マネージャ730は、トリガ条件が、第1のアップリンク共有チャネル送信に関連する第1のSRSリソースセットと第2のアップリンク共有チャネル送信に関連する第2のSRSリソースセットの両方をDCIが示すことに基づいて満足されると決定するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。
【0103】
いくつかの例では、送信することをサポートするために、CSI報告送信機735は、第1のSRSリソースセットに関連する第1の送信ビームを使用して第1のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第1のインスタンスを送信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。いくつかの例では、送信することをサポートするために、CSI報告送信機735は、第2のSRSリソースセットに関連する第2の送信ビームを使用して第2のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第2のインスタンスを送信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。
【0104】
いくつかの例では、トリガ条件マネージャ730は、トリガ条件が、周期的CSI報告の一周期内にアップリンク共有チャネル送信の2つ以上の反復をDCIが示すことに基づいて満足されると決定するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。
【0105】
いくつかの例では、RRCシグナリング受信機740は、CSI報告構成にそれぞれ関連する複数のトリガ状態のセットを示すRRCシグナリングを基地局から受信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得、DCIは、複数のトリガ状態のセットから1つのトリガ状態を示すことによって周期的CSI報告をアクティブ化する。
【0106】
いくつかの例では、トリガ条件マネージャ730は、1つのトリガ状態が周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信を示すCSI報告構成に関連することに基づいて、トリガ条件が満足されると決定するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。
【0107】
いくつかの例では、トリガ条件マネージャ730は、トリガ条件が、周期的CSI報告の一周期内のCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信、または周期的CSI報告の一周期内の単一のCSI報告の送信のいずれかを示すように構成されたDCI内のフィールドの値に基づいて満足されると決定するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。
【0108】
いくつかの例では、CSI報告送信機735は、トリガ条件の満足に基づいて周期的CSI報告の各周期内にPUSCH送信の2つの反復を送信することを決定するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得、2つの反復は、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信を含む。
【0109】
いくつかの例では、周期的CSI報告の各周期内のPUSCH送信の反復の構成された数量は、1つまたは3つ以上である。
【0110】
いくつかの例では、CSI報告送信機735は、周期的CSI報告の一周期の後に、第3のPUSCH送信および第4のPUSCH送信を介して周期的CSI報告の第2の周期の間に送信するための第2のCSI報告を決定するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。いくつかの例では、CSI報告送信機735は、第3のPUSCH送信もしくは第4のPUSCH送信からの1つのPUSCH送信の実際の送信が、1つのPUSCH送信の公称の送信と異なると識別するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。いくつかの例では、CSI報告送信機735は、実際の送信が公称の送信と異なると識別することに基づいて、周期的CSI報告の第2の周期の間に1つのPUSCH送信を送信することを控えるための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。
【0111】
いくつかの例では、CSI報告送信機735は、周期的CSI報告の第2の周期内に、他のPUSCH送信の実際の送信が、他のPUSCH送信の公称の送信と同じであることに基づいて、第2のCSI報告を含む他のPUSCH送信を第3のPUSCH送信および第4のPUSCH送信から送信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。
【0112】
いくつかの例では、CSI報告送信機735は、他のPUSCH送信の実際の送信が、他のPUSCH送信の公称の送信と異なることに基づいて、第3のPUSCH送信および第4のPUSCH送信からの1つの他のPUSCH送信を送信することを控えるための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。
【0113】
いくつかの例では、第1の送信電力および第2の送信電力を示すCSI報告構成に関連するトリガ状態を示すことに基づいて、DCIが周期的CSI報告をアクティブ化し、CSI報告の第1のインスタンスおよびCSI報告の第2のインスタンスを送信することは、第1の送信電力または第2の送信電力のうちの少なくとも1つに基づく。
【0114】
いくつかの例では、送信することをサポートするために、CSI報告送信機735は、第1の送信電力に従って、DCIによって示される第1のSRSリソースセットを使用して第1のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第1のインスタンスを送信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。いくつかの例では、送信することをサポートするために、CSI報告送信機735は、第2の送信電力に従って、DCIによって示される第2のSRSリソースセットを使用して第2のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第2のインスタンスを送信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。
【0115】
いくつかの例では、送信することをサポートするために、CSI報告送信機735は、単一のSRSリソースセットをDCIが示すことに基づいて、第1の送信電力に従ってCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方を送信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信の両方は、単一のSRSリソースセットを使用する。
【0116】
図8は、本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするデバイス805を含むシステム800の図を示す。デバイス805は、本明細書で説明するようなデバイス505、デバイス605、もしくはUE115の構成要素の一例であり得るか、またはそれらを含み得る。デバイス805は、1つまたは複数の基地局105、UE115、または任意のそれらの組合せとワイヤレスに通信し得る。デバイス805は、通信マネージャ820、入力/出力(I/O)コントローラ810、トランシーバ815、アンテナ825、メモリ830、コード835、およびプロセッサ840など、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、電子的に通信していてもよく、または場合によっては1つもしくは複数のバス(たとえば、バス845)を介して(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に)結合されてもよい。
【0117】
I/Oコントローラ810は、デバイス805のための入力信号および出力信号を管理してよい。I/Oコントローラ810はまた、デバイス805の中に統合されていない周辺装置を管理し得る。場合によっては、I/Oコントローラ810は、外部周辺装置への物理接続またはポートを表してよい。場合によっては、I/Oコントローラ810は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを利用してよい。追加または代替として、I/Oコントローラ810は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、もしくは類似のデバイスを表してよく、またはそれらと相互作用し得る。場合によっては、I/Oコントローラ810は、プロセッサ840など、プロセッサの一部として実装され得る。いくつか場合、ユーザは、I/Oコントローラ810を介して、またはI/Oコントローラ810によって制御されるハードウェア構成要素を介して、デバイス805と対話し得る。
【0118】
場合によっては、デバイス805は、単一のアンテナ825を含み得る。しかしながら、いくつかの他の場合、デバイス805は2つ以上のアンテナ825を有することがあり、これらのアンテナは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る。トランシーバ815は、本明細書で説明するように、1つまたは複数のアンテナ825、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信してよい。たとえば、トランシーバ815は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ815はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために1つまたは複数のアンテナ825に提供し、かつ1つまたは複数のアンテナ825から受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。トランシーバ815、またはトランシーバ815および1つもしくは複数のアンテナ825は、本明細書で説明するように、送信機515、送信機615、受信機510、受信機610、または任意のそれらの組合せもしくはそれらの構成要素の例であり得る。
【0119】
メモリ830は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ830は、プロセッサ840によって実行されると、デバイス805に本明細書で説明する様々な機能を実行させる命令を含む、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード835を記憶し得る。コード835は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなどの、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶されてもよい。場合によっては、コード835は、プロセッサ840によって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルおよび実行されたとき)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させ得る。場合によっては、メモリ830は、特に、周辺構成要素または周辺デバイスとの相互作用などの、基本的なハードウェア動作またはソフトウェア動作を制御し得る基本I/Oシステム(BIOS)を含み得る。
【0120】
プロセッサ840は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含んでもよい。場合によっては、プロセッサ840は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成されてもよい。いくつかの他の場合、メモリコントローラは、プロセッサ840に統合され得る。プロセッサ840は、様々な機能(たとえば、CSIの半永続的報告をサポートする機能またはタスク)をデバイス805に実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ830)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス805またはデバイス805の構成要素は、プロセッサ840とプロセッサ840に結合されたメモリ830とを含み得、プロセッサ840およびメモリ830は、本明細書で説明する様々な機能を実行するように構成される。
【0121】
通信マネージャ820は、本明細書で説明する例に従ってUEにおいてワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ820は、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを、基地局から受信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。通信マネージャ820は、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信をトリガするトリガ条件を識別するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。通信マネージャ820は、トリガ条件の満足に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスを送信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。
【0122】
本明細書で説明する例に従って通信マネージャ820を含めるかまたは構成することによって、デバイス805は、改善された通信信頼性のための技法をサポートし得る。
【0123】
いくつかの例では、通信マネージャ820は、送信機815、1つもしくは複数のアンテナ825、または任意のそれらの組合せを使用して、あるいは別の方法でそれらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。通信マネージャ820は別々の構成要素として示されるが、いくつかの例では、通信マネージャ820を参照して説明する1つまたは複数の機能は、プロセッサ840、メモリ830、コード835、または任意のそれらの組合せによってサポートされ得るかまたは実行され得る。たとえば、コード835は、本明細書で説明するようにCSIの半永続的報告の様々な態様をデバイス805に実行させるように、プロセッサ840によって実行可能な命令を含み得るか、またはプロセッサ840およびメモリ830は、場合によっては、そのような動作を実行もしくはサポートするように構成され得る。
【0124】
図9は、本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするデバイス905のブロック
図900を示す。デバイス905は、本明細書で説明されるような基地局105の態様の例であり得る。デバイス905は、受信機910、送信機915、および通信マネージャ920を含んでもよい。デバイス905はまた、プロセッサを含んでもよい。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していてもよい。
【0125】
受信機910は、パケット、ユーザデータ、制御情報、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、CSIの半永続的報告に関係する情報チャネル)に関連するそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス905の他の構成要素に受け渡され得る。受信機910は、単一のアンテナを利用してもよくまたは複数のアンテナのセットを利用してもよい。
【0126】
送信機915は、デバイス905の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機915は、パケット、ユーザデータ、制御情報、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、CSIの半永続的報告に関係する情報チャネル)に関連するそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機915は、トランシーバモジュールの中に受信機910と併置されてもよい。送信機915は、単一のアンテナを利用してもよくまたは複数のアンテナのセットを利用してもよい。
【0127】
通信マネージャ920、受信機910、送信機915、またはそれらの様々な組合せもしくはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明するCSIの半永続的報告の様々な態様を実行するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ920、受信機910、送信機915、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、本明細書で説明する機能のうちの1つまたは複数を実行するための方法をサポートし得る。
【0128】
いくつかの例では、通信マネージャ920、受信機910、送信機915、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、ハードウェア内で(たとえば、通信管理回路内で)実装され得る。ハードウェアは、プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別のハードウェア構成要素、または本開示において説明する機能を実行するための手段として構成されるかもしくは場合によってはその手段をサポートするそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、プロセッサおよびプロセッサに結合されたメモリは、本明細書で説明する機能のうちの1つまたは複数を(たとえば、メモリ内に記憶された命令をプロセッサによって実行することによって)実行するように構成され得る。
【0129】
追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ920、受信機910、送信機915、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、プロセッサによって実行されるコード内で(たとえば、通信管理ソフトウェアまたはファームウェアとして)実装され得る。プロセッサによって実行されるコード内で実装される場合、通信マネージャ920、受信機910、送信機915、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素の機能は、汎用プロセッサ、DSP、CPU、ASIC、FPGA、またはそれらの任意の組合せもしくは他のプログラマブル論理デバイス(たとえば、本開示で説明する機能を実行するための手段として構成されるかまたは場合によってはその手段をサポートする)によって実行され得る。
【0130】
いくつかの例では、通信マネージャ920は、受信機910、送信機915、もしくはその両方を使用して、または別の方法でそれらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ920は、受信機910から情報を受信し、送信機915に情報を送り、または情報を受信し、情報を送信し、もしくは本明細書で説明する様々な他の動作を実行するために受信機910、送信機915、もしくはその両方と一緒に一体化され得る。
【0131】
通信マネージャ920は、本明細書で開示する例に従って基地局においてワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ920は、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを、UEに送信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。通信マネージャ920は、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方を送信するためにUEをトリガするトリガ条件を示すための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。通信マネージャ920は、トリガ条件の満足に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスを受信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。
【0132】
本明細書で説明する例に従って通信マネージャ920を含むかまたは構成することによって、デバイス905(たとえば、受信機910、送信機915、通信マネージャ920、もしくはそれらの組合せを制御するか、または場合によってはそれらに結合されるプロセッサ)は、改善された通信信頼性のための技法をサポートし得る。
【0133】
図10は、本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするデバイス1005のブロック
図1000を示す。デバイス1005は、本明細書で説明されるようなデバイス905または基地局105の態様の例であり得る。デバイス1005は、受信機1010、送信機1015、および通信マネージャ1020を含んでもよい。デバイス1005はまた、プロセッサを含んでもよい。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてもよい。
【0134】
受信機1010は、パケット、ユーザデータ、制御情報、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、CSIの半永続的報告に関係する情報チャネル)に関連するそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス1005の他の構成要素に受け渡され得る。受信機1010は、単一のアンテナを利用してもよくまたは複数のアンテナのセットを利用してもよい。
【0135】
送信機1015は、デバイス1005の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機1015は、パケット、ユーザデータ、制御情報、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、CSIの半永続的報告に関係する情報チャネル)に関連するそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機1015は、トランシーバモジュールの中に受信機1010と併置されてもよい。送信機1015は、単一のアンテナを利用してもよくまたは複数のアンテナのセットを利用してもよい。
【0136】
デバイス1005またはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明するCSIの半永続的報告の様々な態様を実行するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ1020は、DCI送信機1025、トリガ条件構成要素1030、CSI報告受信機1035、または任意のそれらの組合せを含み得る。通信マネージャ1020は、本明細書で説明する通信マネージャ920の態様の一例であってよい。いくつかの例では、通信マネージャ1020またはそれらの様々な構成要素は、受信機1010、送信機1015、もしくはその両方を使用して、または別の方法でそれらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ1020は、受信機1010から情報を受信し、送信機1015に情報を送り、または情報を受信し、情報を送信し、もしくは本明細書で説明する様々な他の動作を実行するために受信機1010、送信機1015、もしくはその両方と一緒に一体化され得る。
【0137】
通信マネージャ1020は、本明細書で開示する例に従って基地局においてワイヤレス通信をサポートし得る。DCI送信機1025は、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを、UEに送信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。トリガ条件構成要素1030は、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方を送信するためにUEをトリガするトリガ条件を示すための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。CSI報告受信機1035は、トリガ条件の満足に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスを受信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。
【0138】
図11は、本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートする通信マネージャ1120のブロック
図1100を示す。通信マネージャ1120は、本明細書で説明する通信マネージャ920、通信マネージャ1020、または両方の態様の一例であり得る。通信マネージャ1120またはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明するCSIの半永続的報告の様々な態様を実行するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ1120は、DCI送信機1125、トリガ条件構成要素1130、CSI報告受信機1135、RRCシグナリング送信機1140、または任意のそれらの組合せを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信していることがある。
【0139】
通信マネージャ1120は、本明細書で開示する例に従って基地局においてワイヤレス通信をサポートし得る。DCI送信機1125は、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを、UEに送信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。トリガ条件構成要素1130は、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方を送信するためにUEをトリガするトリガ条件を示すための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。CSI報告受信機1135は、トリガ条件の満足に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスを受信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。
【0140】
いくつかの例では、トリガ条件は、第1のアップリンク共有チャネル送信に関連する第1のSRSリソースセットと第2のアップリンク共有チャネル送信に関連する第2のSRSリソースセットの両方をDCIが示すことに基づいて満足される。
【0141】
いくつかの例では、第1のアップリンク共有チャネル送信を介して受信されたCSI報告の第1のインスタンスは、第1のSRSリソースセットに対応する第1の送信ビームと関連付けられる。いくつかの例では、第2のアップリンク共有チャネル送信を介して受信されたCSI報告の第2のインスタンスは、第2のSRSリソースセットに対応する第2の送信ビームと関連付けられる。
【0142】
いくつかの例では、トリガ条件は、周期的CSI報告の一周期内にアップリンク共有チャネル送信の2つ以上の反復をDCIが示すことに基づいて満足される。
【0143】
いくつかの例では、RRCシグナリング受信機1140は、CSI報告構成にそれぞれ関連する複数のトリガ状態のセットを示すRRCシグナリングをUEに送信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得、DCIは、複数のトリガ状態のセットから1つのトリガ状態を示すことによって周期的CSI報告をアクティブ化する。
【0144】
いくつかの例では、1つのトリガ状態が周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方をUEが送信することを示すCSI報告構成に関連することに基づいて、トリガ条件が満足される。
【0145】
いくつかの例では、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方をUEが送信すること、または周期的CSI報告の一周期内に単一のCSI報告をUEが送信することのいずれかを示すように構成されたDCI内のフィールドの値に基づいて、トリガ条件が満足される。
【0146】
いくつかの例では、第1の送信電力および第2の送信電力を示すCSI報告構成に関連するトリガ状態を示すことに基づいて、DCIが周期的CSI報告をアクティブ化し、CSI報告の第1のインスタンスおよびCSI報告の第2のインスタンスを受信することは、第1の送信電力または第2の送信電力のうちの少なくとも1つに基づく。
【0147】
いくつかの例では、受信することをサポートするために、CSI報告受信機1135は、第1の送信電力を有し、DCIによって示される第1のSRSリソースセットに関連する第1のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第1のインスタンスを受信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。いくつかの例では、受信することをサポートするために、CSI報告受信機1135は、第2の送信電力を有し、DCIによって示される第2のSRSリソースセットに関連する第2のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第2のインスタンスを受信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。
【0148】
いくつかの例では、受信することをサポートするために、CSI報告受信機1135は、単一のSRSリソースセットをDCIが示すことに基づいて単一のSRSリソースセットを使用して、第1のアップリンク共有チャネル送信と第2のアップリンク共有チャネル送信の両方を受信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得、第1のアップリンク共有チャネル送信と第2のアップリンク共有チャネル送信の両方が、第1の送信電力を有する。
【0149】
図12は、本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートするデバイス1205を含むシステム1200の図を示す。デバイス1205は、本明細書で説明するようなデバイス905、デバイス1005、もしくは基地局105の構成要素の一例であり得るか、またはそれらを含み得る。デバイス1205は、1つまたは複数の基地局105、UE115、または任意のそれらの組合せとワイヤレスに通信し得る。デバイス1205は、通信マネージャ1220、ネットワーク通信マネージャ1210、トランシーバ1215、アンテナ1225、メモリ1230、コード1235、プロセッサ1240、および局間通信マネージャ1245など、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含んでよい。これらの構成要素は、電子的に通信していてもよく、または場合によっては1つもしくは複数のバス(たとえば、バス1250)を介して(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に)結合されてもよい。
【0150】
ネットワーク通信マネージャ1210は、(たとえば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介した)コアネットワーク130との通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1210は、1つまたは複数のUE115などのクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理してよい。
【0151】
場合によっては、デバイス1205は、単一のアンテナ1225を含み得る。しかしながら、いくつかの他の場合、デバイス1205は2つ以上のアンテナ1225を有することがあり、これらのアンテナは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る。トランシーバ1215は、本明細書で説明するように、1つまたは複数のアンテナ1225、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信してよい。たとえば、トランシーバ1215は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1215はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために1つまたは複数のアンテナ1225に提供し、かつ1つまたは複数のアンテナ1225から受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。トランシーバ1215、またはトランシーバ1215および1つまたは複数のアンテナ1225は、本明細書で説明するように、送信機915、送信機1015、受信機910、受信機1010、または任意のそれらの組合せもしくはそれらの構成要素の例であり得る。
【0152】
メモリ1230はRAMおよびROMを含んでよい。メモリ1230は、プロセッサ1240によって実行されると、デバイス1205に本明細書で説明する様々な機能を実行させる命令を含む、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード1235を記憶し得る。コード1235は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなどの、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶されてもよい。場合によっては、コード1235は、プロセッサ1240によって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルおよび実行されたとき)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させ得る。場合によっては、メモリ1230は、特に、周辺構成要素または周辺デバイスとの相互作用などの、基本的なハードウェア動作またはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
【0153】
プロセッサ1240は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含んでもよい。場合によっては、プロセッサ1240は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成されてもよい。いくつかの他の場合、メモリコントローラは、プロセッサ1240に統合され得る。プロセッサ1240は、様々な機能(たとえば、CSIの半永続的報告をサポートする機能またはタスク)をデバイス1205に実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ1230)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス1205またはデバイス1205の構成要素は、プロセッサ1240とプロセッサ1240に結合されたメモリ1230とを含み得、プロセッサ1240およびメモリ1230は、本明細書で説明する様々な機能を実行するように構成される。
【0154】
局間通信マネージャ1245は、他の基地局105との通信を管理してよく、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含んでもよい。たとえば、局間通信マネージャ1245は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のために、UE115への送信のためのスケジューリングを調整させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1245は、基地局105の間で通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供してよい。
【0155】
通信マネージャ1220は、本明細書で開示する例に従って基地局においてワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ1220は、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを、UEに送信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。通信マネージャ1220は、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方を送信するためにUEをトリガするトリガ条件を示すための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得る。通信マネージャ1220は、トリガ条件の満足に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスを受信するための手段として構成され得るか、または場合によってはその手段をサポートし得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。
【0156】
本明細書で説明する例に従って通信マネージャ1220を含めるかまたは構成することによって、デバイス1205は、改善された通信信頼性のための技法をサポートし得る。
【0157】
いくつかの例では、通信マネージャ1220は、送信機1215、1つもしくは複数のアンテナ1225、または任意のそれらの組合せを使用して、あるいは別の方法でそれらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。通信マネージャ1220は別々の構成要素として示されるが、いくつかの例では、通信マネージャ1220を参照して説明する1つまたは複数の機能は、プロセッサ1240、メモリ1230、コード1235、または任意のそれらの組合せによってサポートされ得るかまたは実行され得る。たとえば、コード1235は、本明細書で説明するようにCSIの半永続的報告の様々な態様をデバイス1205に実行させるように、プロセッサ1240によって実行可能な命令を含み得るか、またはプロセッサ1240およびメモリ1230は、場合によっては、そのような動作を実行もしくはサポートするように構成され得る。
【0158】
図13は、本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートする方法1300を示すフローチャートを示す。方法1300の動作は、本明細書で説明するようなUEまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1300の動作は、
図1~
図8を参照しながら説明したようなUE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0159】
1305において、方法は、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを、基地局から受信するステップを含み得る。1305の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1305の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなDCI受信機725によって実行され得る。
【0160】
1310において、方法は、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信をトリガするトリガ条件を識別するステップを含み得る。1310の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1310の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなトリガ条件マネージャ730によって実行され得る。
【0161】
1315において、方法は、トリガ条件の満足に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスを送信するステップを含み得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。1315の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1315の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなCSI報告送信機735によって実行され得る。
【0162】
図14は、本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートする方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書で説明するようなUEまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1400の動作は、
図1~
図8を参照しながら説明したようなUE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0163】
1405において、方法は、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを、基地局から受信するステップを含み得る。1405の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1405の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなDCI受信機725によって実行され得る。
【0164】
1410において、方法は、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信をトリガするトリガ条件を識別するステップを含み得る。1410の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1410の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなトリガ条件マネージャ730によって実行され得る。
【0165】
1415において、方法は、トリガ条件が、第1のアップリンク共有チャネル送信に関連する第1のSRSリソースセットと第2のアップリンク共有チャネル送信に関連する第2のSRSリソースセットの両方をDCIが示すことに基づいて満足されると決定するステップを含み得る。1415の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1415の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなトリガ条件マネージャ730によって実行され得る。
【0166】
1420において、方法は、トリガ条件の満足に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスを送信するステップを含み得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。1420の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1420の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなCSI報告送信機735によって実行され得る。
【0167】
図15は、本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートする方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書で説明するようなUEまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1500の動作は、
図1~
図8を参照しながら説明したようなUE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0168】
1505において、方法は、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを、基地局から受信するステップを含み得る。1505の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1505の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなDCI受信機725によって実行され得る。
【0169】
1510において、方法は、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信をトリガするトリガ条件を識別するステップを含み得る。1510の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1510の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなトリガ条件マネージャ730によって実行され得る。
【0170】
1515において、方法は、トリガ条件が、周期的CSI報告の一周期内にアップリンク共有チャネル送信の2つ以上の反復をDCIが示すことに基づいて満足されると決定するステップを含み得る。1515の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1515の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなトリガ条件マネージャ730によって実行され得る。
【0171】
1520において、方法は、トリガ条件の満足に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスを送信するステップを含み得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。1520の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1520の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなCSI報告送信機735によって実行され得る。
【0172】
図16は、本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートする方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、本明細書で説明するようなUEまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1600の動作は、
図1~
図8を参照しながら説明したようなUE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0173】
1605において、方法は、CSI報告構成にそれぞれ関連する複数のトリガ状態のセットを示すRRCシグナリングを基地局から受信するステップを含み得、DCIは、複数のトリガ状態のセットから1つのトリガ状態を示すことによって周期的CSI報告をアクティブ化する。1605の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1605の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなRRCシグナリング受信機740によって実行され得る。
【0174】
1610において、方法は、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを、基地局から受信するステップを含み得る。1610の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1610の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなDCI受信機725によって実行され得る。
【0175】
1615において、方法は、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信をトリガするトリガ条件を識別するステップを含み得る。1615の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1615の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなトリガ条件マネージャ730によって実行され得る。
【0176】
1620において、方法は、1つのトリガ状態が周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信を示すCSI報告構成に関連することに基づいて、トリガ条件が満足されると決定するステップを含み得る。1620の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1620の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなトリガ条件マネージャ730によって実行され得る。
【0177】
1625において、方法は、トリガ条件の満足に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスを送信するステップを含み得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。1625の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1625の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなCSI報告送信機735によって実行され得る。
【0178】
図17は、本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートする方法1700を示すフローチャートを示す。方法1700の動作は、本明細書で説明するようなUEまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1700の動作は、
図1~
図8を参照しながら説明したようなUE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0179】
1705において、方法は、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを、基地局から受信するステップを含み得る。1705の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1705の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなDCI受信機725によって実行され得る。
【0180】
1710において、方法は、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信をトリガするトリガ条件を識別するステップを含み得る。1710の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1710の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなトリガ条件マネージャ730によって実行され得る。
【0181】
1715において、方法は、トリガ条件が、周期的CSI報告の一周期内のCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信、または周期的CSI報告の一周期内の単一のCSI報告の送信のいずれかを示すように構成されたDCI内のフィールドの値に基づいて満足されると決定するステップを含み得る。1715の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1715の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなトリガ条件マネージャ730によって実行され得る。
【0182】
1720において、方法は、トリガ条件の満足に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスを送信するステップを含み得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。1720の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1720の動作の態様は、
図7を参照しながら説明したようなCSI報告送信機735によって実行され得る。
【0183】
図18は、本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートする方法1800を示すフローチャートを示す。方法1800の動作は、本明細書で説明するような基地局またはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1800の動作は、
図1~
図4および
図9~
図12を参照しながら説明したような基地局105によって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、説明する機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0184】
1805において、方法は、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを、UEに送信するステップを含み得る。1805の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1805の動作の態様は、
図11を参照しながら説明したようなDCI送信機1125によって実行され得る。
【0185】
1810において、方法は、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方送信するためにUEをトリガするトリガ条件を示すステップを含み得る。1810の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1810の動作の態様は、
図11を参照しながら説明したようなトリガ条件構成要素1130によって実行され得る。
【0186】
1815において、方法は、トリガ条件の満足に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスを受信するステップを含み得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。1815の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1815の動作の態様は、
図11を参照しながら説明したようなCSI報告受信機1135によって実行され得る。
【0187】
図19は、本開示の態様による、CSIの半永続的報告をサポートする方法1900を示すフローチャートを示す。方法1900の動作は、本明細書で説明するような基地局またはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1900の動作は、
図1~
図4および
図9~
図12を参照しながら説明したような基地局105によって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、説明する機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0188】
1905において、方法は、CSI報告構成にそれぞれ関連する複数のトリガ状態のセットを示すRRCシグナリングをUEに送信するステップを含み得、DCIは、複数のトリガ状態のセットから1つのトリガ状態を示すことによって周期的CSI報告をアクティブ化する。1905の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1905の動作の態様は、
図11を参照しながら説明したようなRRCシグナリング送信機1140によって実行され得る。
【0189】
1910において、方法は、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを、UEに送信するステップを含み得る。1910の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1910の動作の態様は、
図11を参照しながら説明したようなDCI送信機1125によって実行され得る。
【0190】
1915において、方法は、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方送信するためにUEをトリガするトリガ条件を示すステップを含み得る。1915の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1915の動作の態様は、
図11を参照しながら説明したようなトリガ条件構成要素1130によって実行され得る。
【0191】
1920において、方法は、トリガ条件の満足に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスを受信するステップを含み得、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある。1920の動作は、本明細書において開示する例に従って実行され得る。いくつかの例では、1920の動作の態様は、
図11を参照しながら説明したようなCSI報告受信機1135によって実行され得る。
【0192】
態様1: UEにおけるワイヤレス通信のための方法であって、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIを基地局から受信するステップと、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信をトリガするトリガ条件を識別するステップと、トリガ条件の満足に少なくとも部分的に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスを送信するステップとを含み、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある、方法。
【0193】
態様2: トリガ条件が、第1のアップリンク共有チャネル送信に関連する第1のSRSリソースセットと第2のアップリンク共有チャネル送信に関連する第2のSRSリソースセットの両方をDCIが示すことに少なくとも部分的に基づいて満足されると決定するステップをさらに含む、態様1の方法。
【0194】
態様3: 送信するステップが、第1のSRSリソースセットに関連する第1の送信ビームを使用して第1のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第1のインスタンスを送信するステップと、第2のSRSリソースセットに関連する第2の送信ビームを使用して第2のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第2のインスタンスを送信するステップとを含む、態様2の方法。
【0195】
態様4: トリガ条件が、周期的CSI報告の一周期内にアップリンク共有チャネル送信の2つ以上の反復をDCIが示すことに少なくとも部分的に基づいて満足されると決定するステップをさらに含む、態様1から3のうちのいずれかの方法。
【0196】
態様5: CSI報告構成にそれぞれ関連する複数のトリガ状態を示すRRCシグナリングを基地局から受信するステップをさらに含み、DCIは、複数のトリガ状態から1つのトリガ状態を示すことによって周期的CSI報告をアクティブ化する、態様1から4のうちのいずれかの方法。
【0197】
態様6: 1つのトリガ状態が周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信を示すCSI報告構成に関連することに少なくとも部分的に基づいて、トリガ条件が満足されると決定するステップをさらに含む、態様5の方法。
【0198】
態様7: トリガ条件が、周期的CSI報告の一周期内のCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方の送信、または周期的CSI報告の一周期内の単一のCSI報告の送信のいずれかを示すように構成されたDCI内のフィールドの値に少なくとも部分的に基づいて満足されると決定するステップをさらに含む、態様1から6のうちのいずれかの方法。
【0199】
態様8: トリガ条件の満足に少なくとも部分的に基づいて周期的CSI報告の各周期内にPUSCH送信の2つの反復を送信することを決定するステップをさらに含み、2つの反復は、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信を含む、態様1から7のうちのいずれかの方法。
【0200】
態様9: 周期的CSI報告の各周期内のPUSCH送信の反復の構成された数量は、1つまたは3つ以上である、態様8の方法。
【0201】
態様10: 周期的CSI報告の一周期の後に、第3のPUSCH送信および第4のPUSCH送信を介して周期的CSI報告の第2の周期の間に送信するための第2のCSI報告を決定するステップと、第3のPUSCH送信または第4のPUSCH送信からの1つのPUSCH送信の実際の送信が、1つのPUSCH送信の公称の送信と異なると識別するステップと、実際の送信が公称の送信と異なると識別することに少なくとも部分的に基づいて周期的CSI報告の第2の周期の間に1つのPUSCH送信を送信することを控えるステップとをさらに含む、態様1から9のうちのいずれかの方法。
【0202】
態様11: 周期的CSI報告の第2の周期内に、他のPUSCH送信の実際の送信が、他のPUSCH送信の公称の送信と同じであることに少なくとも部分的に基づいて、第2のCSI報告を含む他のPUSCH送信を第3のPUSCH送信および第4のPUSCH送信から送信するステップをさらに含む、態様10の方法。
【0203】
態様12: 他のPUSCH送信の実際の送信が、他のPUSCH送信の公称の送信と異なることに少なくとも部分的に基づいて、他のPUSCH送信を第3のPUSCH送信および第4のPUSCH送信から送信することを控えるステップをさらに含む、態様10から11のうちのいずれかの方法。
【0204】
態様13: 第1の送信電力および第2の送信電力を示すCSI報告構成に関連するトリガ状態を示すことに少なくとも部分的に基づいて、DCIが周期的CSI報告をアクティブ化し、CSI報告の第1のインスタンスおよびCSI報告の第2のインスタンスを送信するステップは、第1の送信電力または第2の送信電力のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、態様1から12のうちのいずれかの方法。
【0205】
態様14: 送信するステップは、DCIによって示される第1のSRSリソースセットを使用して第1のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第1のインスタンスを第1の送信電力に従って送信するステップと、DCIによって示される第2のSRSリソースセットを使用して第2のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第2のインスタンスを第2の送信電力に従って送信するステップとを含む、態様13の方法。
【0206】
態様15: 送信するステップは、単一のSRSリソースセットをDCIが示すことに少なくとも部分的に基づいて、第1の送信電力に従ってCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方を送信するステップを含み、第1のアップリンク共有チャネル送信と第2のアップリンク共有チャネル送信の両方が、単一のSRSリソースセットを使用する、態様13から14のうちのいずれかの方法。
【0207】
態様16: 基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、アップリンク共有チャネル送信を介して周期的CSI報告をアクティブ化するDCIをUEに送信するステップと、周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方を送信するためにUEをトリガするトリガ条件を示すステップと、トリガ条件の満足に少なくとも部分的に基づいて、第1のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第1のインスタンスおよび第2のアップリンク共有チャネル送信を介するCSI報告の第2のインスタンスを受信するステップとを含み、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信はともに、周期的CSI報告の一周期内にある、方法。
【0208】
態様17: トリガ条件が、第1のアップリンク共有チャネル送信に関連する第1のSRSリソースセットと第2のアップリンク共有チャネル送信に関連する第2のSRSリソースセットの両方をDCIが示すことに少なくとも部分的に基づいて満足される、態様16の方法。
【0209】
態様18: 第1のアップリンク共有チャネル送信を介して受信されたCSI報告の第1のインスタンスが、第1のSRSリソースセットに対応する第1の送信ビームと関連付けられ、第2のアップリンク共有チャネル送信を介して受信されたCSI報告の第2のインスタンスが、第2のSRSリソースセットに対応する第2の送信ビームと関連付けられる、態様17の方法。
【0210】
態様19: トリガ条件が、周期的CSI報告の一周期内にアップリンク共有チャネル送信の2つ以上の反復をDCIが示すことに少なくとも部分的に基づいて満足される、態様16から18のうちのいずれかの方法。
【0211】
態様20: CSI報告構成にそれぞれ関連する複数のトリガ状態を示すRRCシグナリングをUEに送信するステップをさらに含み、DCIは、複数のトリガ状態から1つのトリガ状態を示すことによって周期的CSI報告をアクティブ化する、態様16から19のうちのいずれかの方法。
【0212】
態様21: 1つのトリガ状態が周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方をUEが送信することを示すCSI報告構成と関連付けられることに少なくとも部分的に基づいて、トリガ条件が満足される、態様20の方法。
【0213】
態様22: 周期的CSI報告の一周期内にCSI報告の第1のインスタンスとCSI報告の第2のインスタンスの両方をUEが送信すること、または周期的CSI報告の一周期内に単一のCSI報告をUEが送信することのいずれかを示すように構成されたDCI内のフィールドの値に少なくとも部分的に基づいて、トリガ条件が満足される、態様16から21のうちのいずれかの方法。
【0214】
態様23: 第1の送信電力および第2の送信電力を示すCSI報告構成に関連するトリガ状態を示すことに少なくとも部分的に基づいて、DCIが周期的CSI報告をアクティブ化し、CSI報告の第1のインスタンスおよびCSI報告の第2のインスタンスを受信するステップは、第1の送信電力または第2の送信電力のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、態様16から22のうちのいずれかの方法。
【0215】
態様24: 受信するステップは、第1の送信電力を有し、DCIによって示される第1のSRSリソースセットに関連する第1のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第1のインスタンスを受信するステップと、第2の送信電力を有し、DCIによって示される第2のSRSリソースセットに関連する第2のアップリンク共有チャネル送信を介してCSI報告の第2のインスタンスを受信するステップとを含む、態様23の方法。
【0216】
態様25: 受信するステップが、単一のSRSリソースセットをDCIが示すことに少なくとも部分的に基づいて単一のSRSリソースセットを使用して、第1のアップリンク共有チャネル送信と第2のアップリンク共有チャネル送信の両方を受信するステップを含み、第1のアップリンク共有チャネル送信と第2のアップリンク共有チャネル送信の両方が、第1の送信電力を有する、態様23から24のうちのいずれかの方法。
【0217】
態様26: UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに記憶され、態様1~15のうちのいずれかの方法を装置に実行させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを含む、装置。
【0218】
態様27: UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、態様1~15のうちのいずれかの方法を実行するための少なくとも1つの手段を含む、装置。
【0219】
態様28: UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様1~15のうちのいずれかの方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0220】
態様29: 基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに記憶され、態様16~25のうちのいずれかの方法を装置に実行させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを含む、装置。
【0221】
態様30: 基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、態様16~25のうちのいずれかの方法を実行するための少なくとも1つの手段を含む、装置。
【0222】
態様31: 基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様16~25のうちのいずれかの方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0223】
本明細書で説明する方法は可能な実装形態について説明するものであること、動作およびステップが再構成されるかまたは別様に修正される場合があること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、これらの方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わせられてもよい。
【0224】
LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様が例として説明されることがあり、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNR用語が説明の大部分において使用されることがあるが、本明細書で説明する技法はLTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRネットワーク以外に適用可能である。たとえば、説明した技法は、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの様々な他のワイヤレス通信システム、ならびに本明細書で明示的に述べられない他のシステムおよび無線技術に適用可能であり得る。
【0225】
本明細書で説明した情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使って表され得る。たとえば、説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表されてよい。
【0226】
本明細書の本開示に関して説明した様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、CPU、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
【0227】
本明細書において説明した機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つもしくは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲内にある。たとえば、ソフトウェアの性質に起因して、本明細書で説明した機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実施する特徴はまた、機能の部分が異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置において物理的に位置し得る。
【0228】
コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含み得る。また、任意の接続がコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、コンピュータ可読媒体の定義の中に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(DVD)(disc)、フロッピーディスク(disk)、およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0229】
特許請求の範囲内を含めて本明細書で使用される場合、項目のリスト(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目のリスト)において使用する「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つのリストがAまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(たとえば、AおよびBおよびC)を意味するような包括的リストを示す。また、本明細書で使用する「に基づいて」という句は、条件の閉集合を参照するものと解釈されるべきではない。たとえば、「条件Aに基づいて」として説明される例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様に解釈されるべきである。
【0230】
添付の図において、同様の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書で使用される場合、説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれにも適用可能である。
【0231】
添付の図面に関して本明細書に記載される説明は、例示的な構成を説明し、実装され得るかまたは特許請求の範囲内に入るすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用する「例示的」という用語は、「例、事例、または例示として働くこと」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明した技法の理解をもたらすための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。いくつかの事例では、説明する例の概念を不明瞭にすることを回避するために、知られている構造およびデバイスはブロック図の形態で示される。
【0232】
本明細書での説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために与えられる。本開示の様々な修正が当業者に明らかになり、本明細書で定義される一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されず、本明細書で開示する原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【符号の説明】
【0233】
100 ワイヤレス通信システム
105 基地局
105-a 基地局
105-b 基地局
110 カバレージエリア
115 ユーザ機器(UE)
115-a UE
115-b UE
120 バックホールリンク
125 通信リンク
130 コアネットワーク
135 デバイス間(D2D)通信リンク
140 アクセスネットワークエンティティ
145 アクセスネットワーク送信エンティティ
150 インターネットプロトコル(IP)サービス
205 送信ビーム
205-a 送信ビーム
205-b 送信ビーム
210 無線リソース制御(RRC)シグナリング
215 ダウンリンク制御情報(DCI)
220 チャネル状態情報(CSI)報告
225 周期
225-a 周期
225-b 周期
225-c 周期
230 物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信
230-a PUSCH送信
230-b PUSCH送信
230-c PUSCH送信
230-d PUSCH送信
230-e PUSCH送信
230-f PUSCH送信
300 PUSCH送信構成
300-a PUSCH送信構成
300-b PUSCH送信構成
305 PUSCH送信
305-a PUSCH送信
305-b PUSCH送信
305-c PUSCH送信
305-d PUSCH送信
305-e PUSCH送信
305-f PUSCH送信
305-g PUSCH送信
305-h PUSCH送信
310 CSI報告
310-a CSI報告
310-b CSI報告
310-c CSI報告
310-d CSI報告
325 周期
325-a 周期
325-b 周期
325-c 周期
325-d 周期
400 プロセスフロー
405 時点
410 時点
415 時点
420 時点
425 時点
500 ブロック図
505 デバイス
510 受信機
515 送信機
520 通信マネージャ
600 ブロック図
605 デバイス
610 受信機
615 送信機
620 通信マネージャ
625 DCI受信機
630 トリガ条件マネージャ
635 CSI報告送信機
700 ブロック図
720 通信マネージャ
725 DCI受信機
730 トリガ条件マネージャ
735 CSI報告送信機
740 RRCシグナリング受信機
800 システム
805 デバイス
810 入力/出力(I/O)コントローラ
815 トランシーバ
820 通信マネージャ
825 アンテナ
830 メモリ
835 コード
840 プロセッサ
845 バス
900 ブロック図
905 デバイス
910 受信機
915 送信機
920 通信マネージャ
1000 ブロック図
1005 デバイス
1010 受信機
1015 送信機
1020 通信マネージャ
1025 DCI送信機
1030 トリガ条件構成要素
1035 SI報告受信機
1100 ブロック図
1120 通信マネージャ
1125 DCI送信機
1130 トリガ条件構成要素
1135 CSI報告受信機
1140 RRCシグナリング送信機
1200 システム
1205 デバイス
1210 ネットワーク通信マネージャ
1215 トランシーバ
1220 通信マネージャ
1225 アンテナ
1230 メモリ
1235 コード
1240 プロセッサ
1245 局間通信マネージャ
1250 バス
【国際調査報告】