(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-21
(54)【発明の名称】RRC接続制御方法、装置及び通信機器
(51)【国際特許分類】
H04W 88/04 20090101AFI20240214BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20240214BHJP
H04W 76/10 20180101ALI20240214BHJP
H04W 76/18 20180101ALI20240214BHJP
H04W 76/27 20180101ALI20240214BHJP
H04W 72/231 20230101ALI20240214BHJP
H04W 76/19 20180101ALI20240214BHJP
H04W 8/00 20090101ALI20240214BHJP
【FI】
H04W88/04
H04W92/18
H04W76/10
H04W76/18
H04W76/27
H04W72/231
H04W76/19
H04W8/00 110
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023553115
(86)(22)【出願日】2022-03-01
(85)【翻訳文提出日】2023-08-31
(86)【国際出願番号】 CN2022078557
(87)【国際公開番号】W WO2022184046
(87)【国際公開日】2022-09-09
(31)【優先権主張番号】202110247325.X
(32)【優先日】2021-03-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100180806
【氏名又は名称】三浦 剛
(72)【発明者】
【氏名】鄭 倩
(72)【発明者】
【氏名】楊 曉東
(72)【発明者】
【氏名】劉 佳敏
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
5K067HH22
(57)【要約】
本出願は、RRC接続制御方法、装置及び通信機器を開示し、通信技術分野に属する。本出願の方法は、第1条件が満たされた場合、中継端末は第1動作を実行するステップを含み、前記第1動作は、第1インタフェースを介してRRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることと、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することと、のうちの少なくとも1つを含み、前記第1条件は、第1インタフェースリンクの接続障害、第1インタフェースリンクの接続回復障害又はRRCアイドル状態への異常な移行を含み、第1インタフェースは、中継端末とネットワーク側機器との間の接続インタフェースであり、第2インタフェースは、中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1条件が満たされた場合、中継端末は第1動作を実行するステップを含み、前記第1動作は、
第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることと、
第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することと、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1条件は、第1インタフェースリンクの接続障害、第1インタフェースリンクの接続回復障害又はRRCアイドル状態への異常な移行を含み、
前記第1インタフェースは、前記中継端末とネットワーク側機器との間の接続インタフェースであり、
前記第2インタフェースは、前記中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである、RRC接続制御方法。
【請求項2】
前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることを含む場合に、前記方法は、
RRC再確立が成功した後又はRRC接続確立が成功した後、中継端末は、ネットワーク側機器から送信されたリモート端末のRRC再配置メッセージ又はRRC接続回復メッセージを受信するステップをさらに含み、
前記RRC再配置メッセージは、増分配置又は完全配置を含み、
前記RRC接続回復メッセージは、増分配置又は完全配置を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
中継端末は、前記RRC再配置メッセージ又はRRC接続回復メッセージをリモート端末に転送するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
中継端末は、リモート端末から送信されたRRC再配置完了メッセージ又はRRC接続回復完了メッセージを前記ネットワーク側機器に転送するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすること、及び、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することを含む場合に、前記方法は、
中継端末は、RRC再確立が成功した後又はRRC接続確立が成功した後、リモート端末がRRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセス又はRRC接続回復プロセスをトリガすることを支援するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
中継端末の第1動作に基づいて、リモート端末が実行する第2動作を決定するステップを含み、
前記第1動作は、
第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることと、
第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することと、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1インタフェースは、前記中継端末とネットワーク側機器との間の接続インタフェースであり、
前記第2インタフェースは、前記中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである、RRC接続制御方法。
【請求項7】
前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることを含む場合に、前記第2動作は、
中継端末から転送されたRRC再配置メッセージ又はRRC接続回復メッセージを取得することを含み、
前記RRC再配置メッセージは、増分配置又は完全配置を含み、
前記RRC接続回復メッセージは、増分配置又は完全配置を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記中継端末にRRC再配置完了メッセージ又はRRC接続回復完了メッセージを送信するステップをさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1動作は、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することを含む場合に、前記第2動作は、
接続異常指示情報に基づいて中継再選択プロセスをトリガすることと、
ディスカバリ信号測定に基づいて中継再選択プロセスをトリガすることと、
RRCアイドル状態に移行することと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
リモート端末が中継再選択プロセスをトリガした後、再選択された中継端末によりRRC接続確立プロセス又はRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセスをトリガするステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすること、及び、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することを含む場合に、前記第2動作は、
前記中継端末のRRC再確立が成功した後又はRRC接続確立が成功した後、前記中継端末によりRRC接続確立プロセス又はRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセスをトリガすることを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項12】
第2条件が満たされた場合、リモート端末は、
ダイレクトリンクを介してRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガする操作と、
RRCアイドル状態に移行する操作と、のうちの1つを実行するステップを含み、
前記第2条件は、第2インタフェースリンクが障害したこと又はディスカバリ信号の測定結果が予め設定された閾値よりも低いことを含み、
前記第2インタフェースは、中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである、RRC接続制御方法。
【請求項13】
第1条件が満たされた場合、第1動作を実行するための第1処理モジュールを備え、前記第1動作は、
第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることと、
第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することと、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1条件は、第1インタフェースリンクの接続障害、第1インタフェースリンクの接続回復障害又はRRCアイドル状態への異常な移行を含み、
前記第1インタフェースは、中継端末とネットワーク側機器との間の接続インタフェースであり、
前記第2インタフェースは、中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである、RRC接続制御装置。
【請求項14】
前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることを含む場合に、前記装置は、
RRC再確立が成功した後又はRRC接続確立が成功した後、ネットワーク側機器から送信されたリモート端末のRRC再配置メッセージ又はRRC接続回復メッセージを受信するための第1受信モジュールをさらに備え、
前記RRC再配置メッセージは、増分配置又は完全配置を含み、
前記RRC接続回復メッセージは、増分配置又は完全配置を含む、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記RRC再配置メッセージ又はRRC接続回復メッセージをリモート端末に転送するための第1転送モジュールをさらに備える、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
リモート端末から送信されたRRC再配置完了メッセージ又はRRC接続回復完了メッセージを前記ネットワーク側機器に転送するための第2転送モジュールをさらに備える、請求項14に記載の装置。
【請求項17】
前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすること、及び、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することを含む場合に、前記装置は、
RRC再確立が成功した後又はRRC接続確立が成功した後、リモート端末がRRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセス又はRRC接続回復プロセスをトリガすることを支援するための第2処理モジュールをさらに備える、請求項13に記載の装置。
【請求項18】
中継端末の第1動作に基づいて、リモート端末が実行する第2動作を決定するための第1決定モジュールを備え、
前記第1動作は、
第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることと、
第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することと、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1インタフェースは、前記中継端末とネットワーク側機器との間の接続インタフェースであり、
前記第2インタフェースは、前記中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである、RRC接続制御装置。
【請求項19】
前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることを含む場合に、前記第2動作は、
中継端末から転送されたRRC再配置メッセージ又はRRC接続回復メッセージを取得することを含み、
前記RRC再配置メッセージは、増分配置又は完全配置を含み、
前記RRC接続回復メッセージは、増分配置又は完全配置を含む、請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記中継端末にRRC再配置完了メッセージ又はRRC接続回復完了メッセージを送信するための第1送信モジュールをさらに備える、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記第1動作は、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することを含む場合に、前記第2動作は、
接続異常指示情報に基づいて中継再選択プロセスをトリガすることと、
ディスカバリ信号測定に基づいて中継再選択プロセスをトリガすることと、
RRCアイドル状態に移行することと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項18に記載の装置。
【請求項22】
リモート端末が中継再選択プロセスをトリガした後、再選択された中継端末によりRRC接続確立プロセス又はRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセスをトリガするための第3処理モジュールをさらに備える、請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすること、及び、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することを含む場合に、前記第2動作は、
前記中継端末のRRC再確立が成功した後又はRRC接続確立が成功した後、前記中継端末によりRRC接続確立プロセス又はRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセスをトリガすることを含む、請求項18に記載の装置。
【請求項24】
第2条件が満たされた場合、
ダイレクトリンクを介してRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガする操作と、
RRCアイドル状態に移行する操作と、のうちの1つを実行するための第4処理モジュールを備え、
前記第2条件は、第2インタフェースリンクが障害したこと又はディスカバリ信号の測定結果が予め設定された閾値よりも低いことを含み、
前記第2インタフェースは、中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである、RRC接続制御装置。
【請求項25】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行可能なプログラムもしくはコマンドとを備え、前記プログラムもしくはコマンドが前記プロセッサによって実行されると、請求項1から5のいずれか1項に記載のRRC接続制御方法のステップが実現され、又は請求項6から11のいずれか1項に記載のRRC接続制御方法のステップが実現され、又は請求項12に記載のRRC接続制御方法のステップが実現される、通信機器。
【請求項26】
プログラムもしくはコマンドが記憶されており、前記プログラムもしくはコマンドがプロセッサによって実行されると、請求項1から5のいずれか1項に記載のRRC接続制御方法のステップが実現され、又は請求項6から11のいずれか1項に記載のRRC接続制御方法のステップが実現され、又は請求項12に記載のRRC接続制御方法のステップが実現される、可読記憶媒体。
【請求項27】
プロセッサ及び通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラムもしくはコマンドを実行して、請求項1から5のいずれか1項に記載のRRC接続制御方法のステップを実現し、又は請求項6から11のいずれか1項に記載のRRC接続制御方法のステップを実現し、又は請求項12に記載のRRC接続制御方法のステップを実現するために用いられる、チップ。
【請求項28】
非一時的記憶媒体に記憶されており、少なくとも1つのプロセッサによって実行されることで請求項1から5のいずれか1項に記載のRRC接続制御方法のステップが実現され、又は請求項6から11のいずれか1項に記載のRRC接続制御方法のステップが実現され、又は請求項12に記載のRRC接続制御方法のステップが実現される、コンピュータプログラム製品。
【請求項29】
請求項1から5のいずれか1項に記載のRRC接続制御方法のステップを実行し、又は請求項6から11のいずれか1項に記載のRRC接続制御方法のステップを実行し、又は請求項12に記載のRRC接続制御方法のステップを実行するように配置される、通信機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年03月05日に中国で提出された中国特許出願No.202110247325.Xの優先権を主張し、その全ての内容は引用によって本出願に含まれる。
【0002】
本発明は通信技術分野に関し、特に、RRC接続制御方法、装置及び通信機器に関する。
【背景技術】
【0003】
リモート端末(Remote User Equipment,Remote UE)が中継端末(Relay User Equipment,Relay UE)を介して基地局との無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)接続を確立するシナリオでは、Remote UEのRRC接続は、PC5インタフェース接続リンクとUuインタフェース接続リンクの2つのリンクの影響を受けており、上記2つのリンクのいずれかのリンクでRemote UEのRRC接続に接続障害が発生した場合に、Remote UEのRRC接続を迅速に回復することは困難である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例は、Remote UEのRRCリンクの接続が障害した場合に迅速に回復することが困難である問題を解決することができる、RRC接続制御方法、装置及び通信機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1側面において、
第1条件が満たされた場合、中継端末は第1動作を実行するステップを含み、前記第1動作は、
第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることと、
第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することと、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1条件は、第1インタフェースリンクの接続障害、第1インタフェースリンクの接続回復障害又はRRCアイドル状態への異常な移行を含み、
前記第1インタフェースは、前記中継端末とネットワーク側機器との間の接続インタフェースであり、
前記第2インタフェースは、前記中継端末と端末との間の接続インタフェースである、RRC接続制御方法を提供する。
【0006】
第2側面において、
中継端末の第1動作に基づいて、リモート端末が実行する第2動作を決定するステップを含み、
前記第1動作は、
第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることと、
第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することと、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1インタフェースは、前記中継端末とネットワーク側機器との間の接続インタフェースであり、
前記第2インタフェースは、前記中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである、RRC接続制御方法を提供する。
【0007】
第3側面において、
第2条件が満たされた場合、リモート端末は、
ダイレクトリンクを介してRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガする操作と、
RRCアイドル状態に移行する操作と、のうちの1つを実行するステップを含み、
前記第2条件は、第2インタフェースリンクが障害したこと又はディスカバリ信号の測定結果が予め設定された閾値よりも低いことを含み、
前記第2インタフェースは、中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである、RRC接続制御方法を提供する。
【0008】
第4側面において、
第1条件が満たされた場合、第1動作を実行するための第1処理モジュールを備え、前記第1動作は、
第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることと、
第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することと、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1条件は、第1インタフェースリンクの接続障害、第1インタフェースリンクの接続回復障害又はRRCアイドル状態への異常な移行を含み、
前記第1インタフェースは、前記中継端末とネットワーク側機器との間の接続インタフェースであり、
前記第2インタフェースは、前記中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである、RRC接続制御装置を提供する。
【0009】
第5側面において、
中継端末の第1動作に基づいて、リモート端末が実行する第2動作を決定するための第1決定モジュールを備え、
前記第1動作は、
第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることと、
第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することと、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1インタフェースは、前記中継端末とネットワーク側機器との間の接続インタフェースであり、
前記第2インタフェースは、前記中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである、RRC接続制御装置を提供する。
【0010】
第6側面において、
第2条件が満たされた場合、
ダイレクトリンクを介してRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガする操作と、
RRCアイドル状態に移行する操作と、のうちの1つを実行するための第4処理モジュールを備え、
前記第2条件は、第2インタフェースリンクが障害したこと又はディスカバリ信号の測定結果が予め設定された閾値よりも低いことを含み、
前記第2インタフェースは、中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである、RRC接続制御装置を提供する。
【0011】
第7側面において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行可能なプログラムもしくはコマンドとを備え、前記プログラムもしくはコマンドが前記プロセッサによって実行されると、第1側面に記載の方法のステップが実現され、又は第2側面に記載の方法のステップが実現され、又は第3側面に記載の方法のステップが実現される、通信機器を提供する。
【0012】
第8側面において、プログラムもしくはコマンドが記憶されており、前記プログラムもしくはコマンドがプロセッサによって実行されると、第1側面に記載の方法のステップが実現され、又は第2側面に記載の方法のステップが実現され、又は第3側面に記載の方法のステップが実現される、可読記憶媒体を提供する。
【0013】
第9側面において、プロセッサ及び通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラムもしくはコマンドを実行して、第1側面に記載の方法のステップを実現し、又は第2側面に記載の方法のステップを実現し、又は第3側面に記載の方法のステップを実現するために用いられる、チップを提供する。
【0014】
第10側面において、非一時的記憶媒体に記憶されており、少なくとも1つのプロセッサによって実行されることで第1側面に記載の方法のステップが実現され、又は第2側面に記載の方法のステップが実現され、又は第3側面に記載の方法のステップが実現される、コンピュータプログラム製品を提供する。
【0015】
第11側面において、第1側面に記載の方法のステップを実行し、又は、第2側面に記載の方法のステップを実行し、又は、第3側面に記載の方法のステップを実行するように配置される、通信機器を提供する。
【発明の効果】
【0016】
本出願の実施例において、第1インタフェースリンクの接続障害、第1インタフェースリンクの接続回復障害、又はRRCアイドル状態への異常な移行の場合、中継端末は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガし、及び/又は、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止し、これによって、リモート端末は、PC5インタフェース接続リンクとUuインタフェース接続リンクのいずれかのリンクに接続障害が発生した場合に接続を迅速に回復することができ、中継通信の信頼性を保証する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本出願の実施例を応用可能な通信システムの構造図である。
【
図2】本出願の実施例のRRC接続制御方法の手順模式図その1である。
【
図3】本出願の実施例のRRC接続制御方法の手順模式図その2である。
【
図4】本出願の実施例のRRC接続制御方法の手順模式図その3である。
【
図5】本出願の実施例におけるRRC接続制御装置のモジュール模式図その1である。
【
図6】本出願の実施例におけるRRC接続制御装置のモジュール模式図その2である。
【
図7】本出願の実施例におけるRRC接続制御装置のモジュール模式図その3である。
【
図8】本出願の実施例の通信機器の構造ブロック図その1である。
【
図9】本出願の実施例の通信機器の構造ブロック図その2である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明確に説明し、当然ながら、説明される実施例は本出願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。当業者が本出願における実施例に基づいて得た他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【0019】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における用語「第1」、「第2」等は、特定の順序又は先後順序を記述するためのものではなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用される用語は、本出願の実施例がここで図示又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよいことを理解すべきであり、また、「第1」、「第2」で区別する対象は一般に一種類であり、対象の数を限定することがなく、例えば、第1対象は1つであってもよいし、複数であってもよい。また、明細書及び特許請求の範囲における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも1つを意味し、符号の「/」は、一般的には前後の関連対象が「又は」という関係にあることを意味する。
【0020】
指摘しておきたいのは、本出願の実施例に記載される技術は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)/LTEの進化型(LTE-Advanced,LTE-A)システムに限定されず、さらに、例えば符号分割多元接続(Code Division Multiple Access,CDMA)、時分割多元接続(Time Division Multiple Access,TDMA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access,FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access,OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single-Carrier Frequency-Division Multiple Access,SC-FDMA)のような他の無線通信システム及び他のシステムにも適用可能である点である。本出願の実施例における用語「システム」及び「ネットワーク」は、しばしば、互換的に使用され得る。記載された技術は、上記で言及されたシステム及びラジオ技術に使用され得ると共に、他のシステム及びラジオ技術にも使用され得る。但し、以下の記述では例示するためにニューラジオ(New Radio,NR)システムについて説明し、且つ以下の説明の多くにおいてNR用語が使用されるが、これらの技術はNRシステム以外にも適用可能であり、例えば第6世代(6th Generation,6G)通信システムにも適用可能である。
【0021】
当業者が本発明の実施例をよりよく理解するように、まずサイドリンク(Sidelink)中継(Relay)について説明する。
【0022】
無線通信システムにおける中継技術とは、基地局と端末の間に、無線信号を1回又は複数回転送するための1つ又は複数の中継ノードを追加することであり、つまり、無線信号は端末に到達するには複数のホップを経由する必要がある。
【0023】
無線中継技術は、セルカバレッジを拡張し、カバレッジの死角を補うために使用できるだけでなく、空間リソースの再利用によってセル容量を向上させることもできる。屋内カバレッジの場合、Relay技術は、透過損失を克服し、屋内カバレッジの品質を向上させる役割を果たすこともできる。
【0024】
単純な2ホップ中継を例とすると、無線中継は、基地局から端末へのリンクを、基地局から中継局へと中継局から端末への2つのリンクに分割することで、質の悪い1つのリンクを質の良い2つのリンクに置き換え、より高いリンク容量とより良いカバレッジを得る機会を提供するものである。
【0025】
図1に示すように、中継端末13は一端がリモート端末11に接続され、他端がネットワーク側機器12に接続される。ここでリモート端末11は端末機器又はユーザ端末(User Equipment,UE)と称されてもよく、リモート端末は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Computer)、ノートパソコンとも呼ばれるラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、携帯情報端末(Personal Digital Assistant,PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、モバイルインターネット機器(Mobile Internet Device,MID)、ウェアラブル機器(Wearable Device)もしくは車載機器(Vehicle User Equipment,VUE)、歩行者端末(Pedestrian User Equipment,PUE)等の端末側機器であってよく、ウェアラブル機器は、リストバンド、ヘッドフォン、メガネ等を含む。説明すべきことは、本出願の実施例においてリモート端末11の具体的な種類が限定されない点である。ネットワーク側機器12は基地局又はコアネットワーク機器であってもよく、基地局はノードB、進化型ノードB、アクセスポイント、トランシーバ基地局(Base Transceiver Station,BTS)、無線基地局、無線トランシーバ、基本サービスセット(Basic Service Set,BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set,ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、ホームBノード、ホーム進化型Bノード、無線LAN(Wireless Local Area Networks,WLAN)アクセスポイント、ワイヤレス・フィディリティー(Wireless Fidelity,WiFi)ノード、送受信ポイント(Transmitting Receiving Point,TRP)又は当分野における他の何らかの適切な用語で呼ばれてもよく、同様な技術効果を達成することができれば、前記基地局は、特定の技術用語に限定されない。説明すべきことは、本出願の実施例において、単にNRシステムにおける基地局を例とするが、基地局の具体的な種類が限定されない点である。
【0026】
以下において、図面を参照しながら、本出願の実施例で提供されるRRC接続制御方法を、具体的な実施例及びその応用シーンにより詳しく説明する。
【0027】
図2に示すように、本出願の実施例のRRC接続制御方法は、
第1条件が満たされた場合、中継端末は第1動作を実行するステップ201を含み、前記第1動作は、
第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることと、
第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することと、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1条件は、第1インタフェースリンクの接続障害、第1インタフェースリンクの接続回復障害又はRRCアイドル状態への異常な移行を含み、
前記第1インタフェースは、前記中継端末とネットワーク側機器との間の接続インタフェースであり、
前記第2インタフェースは、前記中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである。
【0028】
選択的に、本出願の実施例において、上記第1インタフェースは、セルラーネットワーク通信インタフェース(Uuインタフェース)であり、上記第2インタフェースは、ダイレクト通信インタフェース(PC5インタフェース)である。
【0029】
ここで、RRCアイドル状態への異常な移行の条件は従来の条件であり、例えば、非アクセス層のネットワーク接続ストレージ(Network Attached Storage,NAS)のセキュリティ問題が発生した等であり、ここでは詳細な説明を省略する。
【0030】
本出願の実施例のRRC接続制御方法では、第1インタフェースリンクの接続障害、第1インタフェースリンクの接続回復障害、又はRRCアイドル状態への異常な移行の場合、中継端末は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガし、及び/又は、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止し、これによって、リモート端末は、PC5インタフェース接続リンクとUuインタフェース接続リンクのいずれかのリンクに接続障害が発生した場合に接続を迅速に回復することができ、中継通信の信頼性を保証する。
【0031】
第1の選択的な実現形態として、前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることを含む場合に、前記方法は、
RRC再確立が成功した後又はRRC接続確立が成功した後、中継端末は、ネットワーク側機器から送信されたリモート端末のRRC再配置メッセージ又はRRC接続回復メッセージを受信するステップをさらに含み、
ここで、前記RRC再配置メッセージは、増分配置又は完全配置を含み、
前記RRC接続回復メッセージは、増分配置又は完全配置を含む。
【0032】
具体的には、リモート端末がRRC接続状態にある時、中継端末は、ネットワーク側機器から送信されたRRC再配置メッセージを受信し、リモート端末がRRC非アクティブ状態にある時、中継端末は、ネットワーク側機器から送信されたRRC接続回復メッセージを受信する。
【0033】
該実現形態において、中継端末の初期RRC状態は、接続状態であり、リモート端末の初期RRC状態は、接続状態又は非アクティブ状態である。
【0034】
選択的に、本出願の実施例の方法は、
中継端末は、前記RRC再配置メッセージ又はRRC接続回復メッセージをリモート端末に転送するステップをさらに含む。
【0035】
選択的に、本出願の実施例の方法は、
中継端末は、リモート端末から送信されたRRC再配置完了メッセージ又はRRC接続回復完了メッセージを前記ネットワーク側機器に転送するステップをさらに含み、
具体的には、リモート端末にRRC再配置メッセージを送信した時、リモート端末は、中継端末にRRC再配置完了メッセージを送信し、リモート端末にRRC接続回復メッセージを送信した時、リモート端末は、中継端末にRRC接続回復完了メッセージを送信する。
【0036】
第2の選択的な実現形態として、前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすること、及び、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することを含む場合に、前記方法は、
中継端末は、RRC再確立が成功した後又はRRC接続確立が成功した後、リモート端末がRRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセス又はRRC接続回復プロセスをトリガすることを支援するステップをさらに含む。
【0037】
該実現形態において、中継端末の初期RRC状態は、接続状態であり、リモート端末の初期RRC状態は、接続状態又は非アクティブ状態である。
【0038】
本出願の実施例のRRC接続制御方法では、第1インタフェースリンクの接続障害、第1インタフェースリンクの接続回復障害、又はRRCアイドル状態への異常な移行の場合、中継端末は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガし、及び/又は、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止し、これによって、リモート端末は、PC5インタフェース接続リンクとUuインタフェース接続リンクのいずれかのリンクに接続障害が発生した場合に接続を迅速に回復することができ、中継通信の信頼性を保証する。
【0039】
図3に示すように、本出願の実施例は、RRC接続制御方法をさらに提供し、該RRC接続制御方法は、
中継端末の第1動作に基づいて、リモート端末が実行する第2動作を決定するステップ301を含み、
前記第1動作は、
第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることと、
第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することと、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1インタフェースは、前記中継端末とネットワーク側機器との間の接続インタフェースであり、
前記第2インタフェースは、前記中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである。
【0040】
選択的に、本出願の実施例において、上記第1インタフェースはUuインタフェースであり、上記第2インタフェースはPC5インタフェースである。
【0041】
上記第1動作は、第1条件が満たされた場合、中継端末が実行する動作であり、前記第1条件は、第1インタフェースリンクの接続障害、第1インタフェースリンクの接続回復障害又はRRCアイドル状態への異常な移行を含む。
【0042】
本出願の実施例のRRC接続制御方法では、第1インタフェースリンクの接続障害、第1インタフェースリンクの接続回復障害、又はRRCアイドル状態への異常な移行の場合、中継端末は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガし、及び/又は、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止し、リモート端末は、中継端末の第1動作に基づいて対応する第2動作を実行し、これによって、リモート端末は、PC5インタフェース接続リンクとUuインタフェース接続リンクのいずれかのリンクに接続障害が発生した場合に接続を迅速に回復することができ、中継通信の信頼性を保証する。
【0043】
第1の選択的な実現形態として、前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることを含む場合に、前記第2動作は、
中継端末から転送されたRRC再配置メッセージ又はRRC接続回復メッセージを取得することを含み、
ここで、前記RRC再配置メッセージは、増分配置又は完全配置を含み、
前記RRC接続回復メッセージは、増分配置又は完全配置を含む。
【0044】
具体的には、リモート端末がRRC接続状態にある時、中継端末から転送されたRRC再配置メッセージを取得し、リモート端末がRRC非アクティブ状態にある時、中継端末から転送されたRRC接続回復メッセージを取得する。
【0045】
該実現形態において、中継端末の初期RRC状態は、接続状態であり、リモート端末の初期RRC状態は、接続状態又は非アクティブ状態である。
【0046】
選択的に、本出願の実施例の方法は、
前記中継端末にRRC再配置完了メッセージ又はRRC接続回復完了メッセージを送信するステップをさらに含む。
【0047】
第2の選択的な実現形態として、前記第1動作は、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することを含む場合に、前記第2動作は、
接続異常指示情報に基づいて中継再選択プロセスをトリガすることと、
ディスカバリ信号測定に基づいて中継再選択プロセスをトリガすることと、
RRCアイドル状態に移行することと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0048】
選択的に、本出願の実施例の方法は、
リモート端末が中継再選択プロセスをトリガした後、再選択された中継端末によりRRC接続確立プロセス又はRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセスをトリガするステップをさらに含む。
【0049】
該実現形態において、中継端末の初期RRC状態は、接続状態であり、リモート端末の初期RRC状態は、接続状態又は非アクティブ状態である。
【0050】
第3の選択的な実現形態として、前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすること、及び、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することを含む場合に、前記第2動作は、
前記中継端末のRRC再確立が成功した後又はRRC接続確立が成功した後、前記中継端末によりRRC接続確立プロセス又はRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセスをトリガすることを含む。
【0051】
該実現形態において、中継端末の初期RRC状態は、接続状態であり、リモート端末の初期RRC状態は、接続状態又は非アクティブ状態である。
【0052】
以下において、本出願を実施例により詳細に説明する。
【0053】
実施例1:Remote UEとRelay UEは両方ともRRC接続(RRC Connected)状態にある。
【0054】
Relay UEは、Uu link failure(即ち第1インタフェースリンクの接続障害)が発生したと判断すると、次の操作のうちの少なくとも1つを実行する。
【0055】
操作1:PC5インタフェースを介して、Relay UEは接続異常指示情報をRemote UEに送信するか又はRelay UEはディスカバリ(Discovery)信号の送信を停止する。
【0056】
1)指示情報を送信した場合、Remote UEが該指示情報を受信した後、
Remote UEは、RRC再確立プロセスをトリガし、又は
Remote UEは、relay再選択プロセスをトリガし、又は
Remote UEは、Uu RRC接続を解放し、RRC Idle状態に移行する。
【0057】
2)Discovery信号の送信を停止した場合、Remote UE測定によりRelay UEが適切な中継(suitable relay)条件を満たしていないことが判明した場合、relay再選択プロセスをトリガする。
【0058】
操作2:Uuインタフェースを介して、Relay UEはRRC再確立プロセスをトリガする。
【0059】
Relay UEの再確立が成功した後、基地局はRelay UEを介してRemote UEに対する増分配置(delta config)の操作を行い、つまり、Remote UEはRRC再確立をトリガする必要がなく、Relay UEによって中継された基地局からのRRC再配置メッセージを受動的に受信するだけである。
【0060】
実施例2:Remote UEとRelay UEは両方ともRRC Connected状態にある。
【0061】
Relay UEは、Uu link recovery failure(即ち第1インタフェースリンクの接続回復障害)又はRRCアイドル(RRC Idle)状態への異常な移行が発生したと判断すると、次の操作のうちの少なくとも1つを実行する。
【0062】
操作1:PC5インタフェースを介して、Relay UEは接続異常指示情報をRemote UEに送信するか又はRelay UEはDiscovery信号の送信を停止する。
【0063】
1)指示情報を送信した場合、Remote UEが該指示情報を受信した後、
Remote UEは、RRC接続確立プロセスをトリガし、又は
Remote UEは、relay再選択プロセスをトリガし、又は
Remote UEは、Uu RRC接続を解放し、RRC Idle状態に移行する。
【0064】
2)Discovery信号の送信を停止した場合、Remote UE測定によりRelay UEが適切な中継(suitable relay)条件を満たしていないことが判明した場合、relay再選択プロセスをトリガする。
【0065】
操作2:Uuインタフェースを介して、Relay UEは、RRC接続確立プロセスをトリガする。
【0066】
Relay UEの接続確立が成功した後、基地局はRelay UEを介してRemote UEに対する完全配置(full config)の操作を行い、つまり、Remote UEはRRC接続確立をトリガする必要がなく、Relay UEによって中継された、基地局からのRRC再配置メッセージを受動的に受信するだけである。
【0067】
本出願の実施例のRRC接続制御方法では、第1インタフェースリンクの接続障害、第1インタフェースリンクの接続回復障害、又はRRCアイドル状態への異常な移行の場合、中継端末は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガし、及び/又は、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止し、リモート端末は、中継端末の第1動作に基づいて対応する第2動作を実行し、これによって、リモート端末は、PC5インタフェース接続リンクとUuインタフェース接続リンクのいずれかのリンクに接続障害が発生した場合に接続を迅速に回復することができ、中継通信の信頼性を保証する。
【0068】
図4に示すように、本出願の実施例はRRC接続制御方法をさらに提供し、該RRC接続制御方法は、
第2条件が満たされた場合、リモート端末は、
ダイレクトリンクを介してRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガする操作1と、
RRCアイドル状態に移行する操作2と、のうちの1つを実行するステップ401を含み、
ここで、前記第2条件は、第2インタフェースリンクが障害したこと又はディスカバリ信号の測定結果が予め設定された閾値よりも低いことを含み、
前記第2インタフェースは、中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである。
【0069】
選択的に、本出願の実施例において、上記第1インタフェースはUuインタフェースであり、上記第2インタフェースはPC5インタフェースである。
【0070】
本出願の実施例において、リモート端末は、PC5リンクの接続が障害し又はディスカバリ信号の測定結果が予め設定された閾値よりも低いと判定した時、ダイレクトリンクを介してRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガし、及び/又は、Uu RRC接続を解放してRRCアイドル状態に入り、リモート端末がRRC接続を迅速に回復できることを保証する。
【0071】
説明すべきことは、本出願の実施例で提供されるRRC接続制御方法の実行主体が、RRC接続制御装置であってもよいし、又は該RRC接続制御装置内の、RRC接続制御方法を実行するための制御モジュールであってもよい点である。本出願の実施例において、RRC接続制御装置がRRC接続制御方法を実行することを例として、本出願の実施例で提供されるRRC接続制御装置を説明する。
【0072】
図5に示すように、本出願の実施例は、中継端末に応用されるRRC接続制御装置500を提供し、該RRC接続制御装置500は、
第1条件が満たされた場合、第1動作を実行するための第1処理モジュール501を備え、前記第1動作は、
第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることと、
第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することと、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1条件は、第1インタフェースリンクの接続障害、第1インタフェースリンクの接続回復障害又はRRCアイドル状態への異常な移行を含み、
前記第1インタフェースは、前記中継端末とネットワーク側機器との間の接続インタフェースであり、
前記第2インタフェースは、前記中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである。
【0073】
選択的に、本出願の実施例の装置は、
前記第1条件を判定するための第2判定モジュールをさらに備える。
【0074】
選択的に、前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることを含む場合に、
RRC再確立が成功した後又はRRC接続確立が成功した後、ネットワーク側機器から送信されたリモート端末のRRC再配置メッセージ又はRRC接続回復メッセージを受信するための第1受信モジュールをさらに備え、
ここで、前記RRC再配置メッセージは、増分配置又は完全配置を含み、
前記RRC接続回復メッセージは、増分配置又は完全配置を含む。
【0075】
選択的に、本出願の実施例の装置は、
前記RRC再配置メッセージ又はRRC接続回復メッセージをリモート端末に転送するための第1転送モジュールをさらに備える。
【0076】
選択的に、本出願の実施例の装置は、
リモート端末から送信されたRRC再配置完了メッセージ又はRRC接続回復完了メッセージを前記ネットワーク側機器に転送するための第2転送モジュールをさらに備える。
【0077】
選択的に、前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすること、及び、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することを含む場合に、
RRC再確立が成功した後又はRRC接続確立が成功した後、リモート端末がRRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセス又はRRC接続回復プロセスをトリガすることを支援するための第2処理モジュールをさらに備える。
【0078】
本出願の実施例で提供されるRRC接続制御装置は、
図2の方法実施例において実現される各プロセスを実現することができ、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0079】
本出願の実施例において、第1インタフェースリンクの接続障害、第1インタフェースリンクの接続回復障害、又はRRCアイドル状態への異常な移行の場合、中継端末は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガし、及び/又は、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止し、これによって、リモート端末は、PC5インタフェース接続リンクとUuインタフェース接続リンクのいずれかのリンクに接続障害が発生した場合に接続を迅速に回復することができ、中継通信の信頼性を保証する。
【0080】
図6に示すように、本出願の実施例は、リモート端末に応用されるRRC接続制御装置600をさらに提供し、該RRC接続制御装置600は、
中継端末の第1動作に基づいて、リモート端末が実行する第2動作を決定するための第1決定モジュール601を備え、
前記第1動作は、
第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることと、
第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することと、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1インタフェースは、前記中継端末とネットワーク側機器との間の接続インタフェースであり、
前記第2インタフェースは、前記中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである。
【0081】
選択的に、本出願の実施例の装置は、
中継端末の第1動作を判定するための第3判定モジュールをさらに備える。
【0082】
選択的に、前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることを含む場合に、前記第2動作は、
中継端末から転送されたRRC再配置メッセージ又はRRC接続回復メッセージを取得することを含み、
ここで、前記RRC再配置メッセージは、増分配置又は完全配置を含み、
前記RRC接続回復メッセージは、増分配置又は完全配置を含む。
【0083】
選択的に、本出願の実施例の装置は、
前記中継端末にRRC再配置完了メッセージ又はRRC接続回復完了メッセージを送信するための第1送信モジュールをさらに備える。
【0084】
選択的に、前記第1動作は、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することを含む場合に、前記第2動作は、
接続異常指示情報に基づいて中継再選択プロセスをトリガすることと、
ディスカバリ信号測定に基づいて中継再選択プロセスをトリガすることと、
RRCアイドル状態に移行することと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0085】
選択的に、本出願の実施例の装置は、
リモート端末が中継再選択プロセスをトリガした後、再選択された中継端末によりRRC接続確立プロセス又はRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセスをトリガするための第3処理モジュールをさらに備える。
【0086】
選択的に、前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすること、及び、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することを含む場合に、前記第2動作は、
前記中継端末のRRC再確立が成功した後又はRRC接続確立が成功した後、前記中継端末によりRRC接続確立プロセス又はRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセスをトリガすることを含む。
【0087】
本出願の実施例の装置では、第1インタフェースリンクの接続障害、第1インタフェースリンクの接続回復障害、又はRRCアイドル状態への異常な移行の場合、中継端末は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガし、及び/又は、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止し、リモート端末は、中継端末の第1動作に基づいて対応する第2動作を実行し、これによって、リモート端末は、PC5インタフェース接続リンクとUuインタフェース接続リンクのいずれかのリンクに接続障害が発生した場合に接続を迅速に回復することができ、中継通信の信頼性を保証する。
【0088】
本出願の実施例で提供されるRRC接続制御装置は、
図3の方法実施例において実現される各プロセスを実現することができ、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0089】
図7に示すように、本出願の実施例は、リモート端末に応用されるRRC接続制御装置700を提供し、該RRC接続制御装置700は、
第2条件が満たされた場合、
ダイレクトリンクを介してRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガする操作と、
RRCアイドル状態に移行する操作と、のうちの1つを実行するための第4処理モジュール701を備え、
ここで、前記第2条件は、第2インタフェースリンクが障害したこと又はディスカバリ信号の測定結果が予め設定された閾値よりも低いことを含み、
前記第2インタフェースは、中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである。
【0090】
選択的に、本出願の実施例の装置は、
第2条件が満たされるか否かを判定するための第4判定モジュールをさらに備える。
【0091】
本出願の実施例の装置では、リモート端末は、PC5リンクの接続が障害し又はディスカバリ信号の測定結果が予め設定された閾値よりも低いと判定した時、ダイレクトリンクを介してRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガし、及び/又は、Uu RRC接続を解放してRRCアイドル状態に入り、リモート端末がRRC接続を迅速に回復できることを保証する。
【0092】
本出願の実施例で提供されるRRC接続制御装置は、
図4の方法実施例において実現される各プロセスを実現することができ、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0093】
本出願の実施例におけるRRC接続制御装置は装置であってもよく、端末内のコンポーネント、集積回路、又はチップであってもよい。当該装置は、携帯型端末であってもよいし、非携帯型端末であってもよい。例として、携帯型端末は、以上で挙げられたリモート端末11の種類を含んでもよいが、それらに限定されることがなく、非携帯型端末は、サーバ、ネットワーク接続ストレージ(Network Attached Storage,NAS)、パーソナルコンピュータ(Personal Computer,PC)、テレビ(Television,TV)、現金自動預払機又はキオスク等であってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0094】
本出願の実施例におけるRRC接続制御装置はオペレーティングシステムを有する装置であってもよい。該オペレーティングシステムはアンドロイド(登録商標)(Android(登録商標))オペレーティングシステムであってもよく、IOSオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0095】
選択的に、
図8に示すように、本出願の実施例は通信機器800をさらに提供する。該通信機器800は、プロセッサ801と、メモリ802と、メモリ802に記憶され、前記プロセッサ801によって実行可能なプログラムもしくはコマンドとを備え、例えば、該通信機器800が中継端末である場合、該プログラムもしくはコマンドがプロセッサ801によって実行されると、中継端末側のRRC接続制御方法実施例の各プロセスが実現され、該通信機器800がリモート端末である場合、該プログラムもしくはコマンドがプロセッサ801によって実行されると、リモート端末側のRRC接続制御方法実施例の各プロセスが実現され、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0096】
図9は本出願の実施例を実現する通信機器のハードウェア構造模式図であり、該通信機器は中継端末又はリモート端末である。該通信機器900は、高周波ユニット901、ネットワークモジュール902、オーディオ出力ユニット903、入力ユニット904、センサ905、表示ユニット906、ユーザ入力ユニット907、インタフェースユニット908、メモリ909、及びプロセッサ910等の部材を含むが、それらに限定されない。
【0097】
当業者であれば、通信機器900は各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は電源管理システムによってプロセッサ910に論理的に接続し、さらに電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理等の機能を実現できることが理解可能である。
図9に示す通信機器の構造は中継端末又はリモート端末(以下、端末と総称する)を限定するものではなく、端末は図示より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよく、ここでは詳細な説明を省略する。
【0098】
本出願の実施例において、入力ユニット904は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードで画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)が取得したスチル画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)9041、及びマイクロホン9042を含んでもよいことを理解すべきである。表示ユニット906は表示パネル9061を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード等の形態で表示パネル9061を配置することができる。ユーザ入力ユニット907はタッチパネル9071及び他の入力機器9072を含む。タッチパネル9071はタッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル9071は、タッチ検出装置及びタッチコントローラとの2つの部分を含んでもよい。他の入力機器9072は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限定されず、ここでは詳細な説明を省略する。
【0099】
本出願の実施例において、高周波ユニット901はネットワーク側機器からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ910で処理し、また、アップリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。通常、高周波ユニット901は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサ等を含むが、それらに限定されない。
【0100】
メメモリ909は、ソフトウェアプログラムもしくはコマンド及び様々なデータを記憶するために用いることができる。メモリ909は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションもしくはコマンド(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等を記憶可能なプログラムもしくはコマンド記憶領域と、データ記憶領域とを主に含んでもよい。また、メモリ909は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリをさらに含んでもよい。ここで、非揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM,PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM,EPROM)、電気消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)又はラッシュメモリであってもよく、例えば、少なくとも1つのディスク記憶装置、フラッシュメモリ、又は他の非揮発性ソリッドステート記憶装置である。
【0101】
プロセッサ910は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ910に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーションもしくはコマンド等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理するベースバンドプロセッサのようなモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ910に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0102】
前記通信機器が中継端末である時、前記プロセッサ910は、第1条件が満たされた場合、中継端末が第1動作を実行するために用いられ、前記第1動作は、
第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることと、
第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することと、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1条件は、第1インタフェースリンクの接続障害、第1インタフェースリンクの接続回復障害又はRRCアイドル状態への異常な移行を含み、
前記第1インタフェースは、前記中継端末とネットワーク側機器との間の接続インタフェースであり、
前記第2インタフェースは、前記中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである。
【0103】
選択的に、前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることを含む場合に、前記方法は、
RRC再確立が成功した後又はRRC接続確立が成功した後、中継端末は、ネットワーク側機器から送信されたリモート端末のRRC再配置メッセージ又はRRC接続回復メッセージを受信するステップをさらに含み、
ここで、前記RRC再配置メッセージは、増分配置又は完全配置を含み、
前記RRC接続回復メッセージは、増分配置又は完全配置を含む。
【0104】
選択的に、前記プロセッサ910はさらに、
前記RRC再配置メッセージ又はRRC接続回復メッセージをリモート端末に転送するために用いられる。
【0105】
選択的に、前記プロセッサ910はさらに、
リモート端末から送信されたRRC再配置完了メッセージ又はRRC接続回復完了メッセージを前記ネットワーク側機器に転送するために用いられる。
【0106】
選択的に、前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすること、及び、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することを含む場合に、前記プロセッサ910はさらに、
中継端末のRRC再確立が成功した後又はRRC接続確立が成功した後、リモート端末がRRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセス又はRRC接続回復プロセスをトリガすることを支援するために用いられる。
【0107】
前記通信機器がリモート端末である時、前記プロセッサ910は、
中継端末の第1動作に基づいて、リモート端末が実行する第2動作を決定するために用いられ、
前記第1動作は、
第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることと、
第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することと、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1インタフェースは、前記中継端末とネットワーク側機器との間の接続インタフェースであり、
前記第2インタフェースは、前記中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである。
【0108】
選択的に、前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることを含む場合に、前記第2動作は、
中継端末から転送されたRRC再配置メッセージ又はRRC接続回復メッセージを取得することを含み、
ここで、前記RRC再配置メッセージは、増分配置又は完全配置を含み、
前記RRC接続回復メッセージは、増分配置又は完全配置を含む。
【0109】
選択的に、前記プロセッサ910はさらに、
前記中継端末にRRC再配置完了メッセージ又はRRC接続回復完了メッセージを送信するために用いられる。
【0110】
選択的に、前記第1動作は、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することを含む場合に、前記第2動作は、
接続異常指示情報に基づいて中継再選択プロセスをトリガすることと、
ディスカバリ信号測定に基づいて中継再選択プロセスをトリガすることと、
RRCアイドル状態に移行することと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0111】
選択的に、前記プロセッサ910はさらに、
リモート端末が中継再選択プロセスをトリガした後、再選択された中継端末によりRRC接続確立プロセス又はRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセスをトリガするために用いられる。
【0112】
選択的に、前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすること、及び、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することを含む場合に、前記第2動作は、
前記中継端末のRRC再確立が成功した後又はRRC接続確立が成功した後、前記中継端末によりRRC接続確立プロセス又はRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセスをトリガすることを含む。
【0113】
前記通信機器がリモート端末である時、前記プロセッサ910はさらに、
第2条件が満たされた場合、リモート端末が、
ダイレクトリンクを介してRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガする操作と、
RRCアイドル状態に移行する操作と、のうちの1つを実行するために用いられ、
ここで、前記第2条件は、第2インタフェースリンクが障害したこと又はディスカバリ信号の測定結果が予め設定された閾値よりも低いことを含み、
前記第2インタフェースは、中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである。
【0114】
本出願の実施例の通信機器では、第1インタフェースリンクの接続障害、第1インタフェースリンクの接続回復障害、又はRRCアイドル状態への異常な移行の場合、中継端末は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガし、及び/又は、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止し、リモート端末は、中継端末の第1動作に基づいて対応する第2動作を実行し、これによって、リモート端末は、PC5インタフェース接続リンクとUuインタフェース接続リンクのいずれかのリンクに接続障害が発生した場合に接続を迅速に回復することができ、中継通信の信頼性を保証する。
【0115】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供する。前記可読記憶媒体は、不揮発性であっても揮発性であってもよい。前記可読記憶媒体には、プログラムもしくはコマンドが記憶されており、該プログラムもしくはコマンドがプロセッサによって実行されると、上記RRC接続制御方法実施例の各プロセスが実現され、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0116】
ここで、前記プロセッサは上記実施例に記載の端末内のプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
【0117】
本出願の実施例はチップをさらに提供する。前記チップは、プロセッサ及び通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラムもしくはコマンドを実行して、上記RRC接続制御方法実施例の各プロセスを実現するために用いられ、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0118】
本出願の実施例で言及したチップはシステムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と呼ばれてもよいことを理解すべきである。
【0119】
本出願の実施例はコンピュータプログラム製品をさらに提供する。前記コンピュータプログラム製品は、非一時的な可読記憶媒体に記憶されており、少なくとも1つのプロセッサによって実行されることで上記RRC接続制御方法実施例の各プロセスが実現され、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0120】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「1つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。また、指摘すべきことは、本出願の実施形態における方法及び装置の範囲は、図示又は検討された順序で機能を実行することに限定されず、係る機能に応じて実質的に同時に又は逆の順序で機能を実行することも含み得る点であり、例えば、説明されたものと異なる順番で、説明された方法を実行してもよく、さらに様々なステップを追加、省略、又は組み合わせてもよい。また、何らかの例を参照して説明した特徴は他の例において組み合わせられてもよい。
【0121】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器等であってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数のコマンドを含む。
【0122】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【手続補正書】
【提出日】2023-08-31
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1条件が満たされた場合、中継端末は第1動作を実行するステップを含み、前記第1動作は、
第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることと、
第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することと、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1条件は、第1インタフェースリンクの接続障害、第1インタフェースリンクの接続回復障害又はRRCアイドル状態への異常な移行を含み、
前記第1インタフェースは、前記中継端末とネットワーク側機器との間の接続インタフェースであり、
前記第2インタフェースは、前記中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである、RRC接続制御方法。
【請求項2】
前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることを含む場合に、前記方法は、
RRC再確立が成功した後又はRRC接続確立が成功した後、中継端末は、ネットワーク側機器から送信されたリモート端末のRRC再配置メッセージ又はRRC接続回復メッセージを受信するステップをさらに含み、
前記RRC再配置メッセージは、増分配置又は完全配置を含み、
前記RRC接続回復メッセージは、増分配置又は完全配置を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
中継端末は、前記RRC再配置メッセージ又はRRC接続回復メッセージをリモート端末に転送するステップをさらに含
み、
又は、
中継端末は、リモート端末から送信されたRRC再配置完了メッセージ又はRRC接続回復完了メッセージを前記ネットワーク側機器に転送するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすること、及び、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することを含む場合に、前記方法は、
中継端末は、RRC再確立が成功した後又はRRC接続確立が成功した後、リモート端末がRRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセス又はRRC接続回復プロセスをトリガすることを支援するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
中継端末の第1動作に基づいて、リモート端末が実行する第2動作を決定するステップを含み、
前記第1動作は、
第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることと、
第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することと、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1インタフェースは、前記中継端末とネットワーク側機器との間の接続インタフェースであり、
前記第2インタフェースは、前記中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである、RRC接続制御方法。
【請求項6】
前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすることを含む場合に、前記第2動作は、
中継端末から転送されたRRC再配置メッセージ又はRRC接続回復メッセージを取得することを含み、
前記RRC再配置メッセージは、増分配置又は完全配置を含み、
前記RRC接続回復メッセージは、増分配置又は完全配置を含む、請求項
5に記載の方法。
【請求項7】
前記中継端末にRRC再配置完了メッセージ又はRRC接続回復完了メッセージを送信するステップをさらに含む、請求項
6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1動作は、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することを含む場合に、前記第2動作は、
接続異常指示情報に基づいて中継再選択プロセスをトリガすることと、
ディスカバリ信号測定に基づいて中継再選択プロセスをトリガすることと、
RRCアイドル状態に移行することと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項
5に記載の方法。
【請求項9】
リモート端末が中継再選択プロセスをトリガした後、再選択された中継端末によりRRC接続確立プロセス又はRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセスをトリガするステップをさらに含む、請求項
8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1動作は、第1インタフェースを介して無線リソース制御RRC再確立プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガすること、及び、第2インタフェースを介して接続異常指示情報をリモート端末に送信し又はディスカバリ信号のブロードキャストを停止することを含む場合に、前記第2動作は、
前記中継端末のRRC再確立が成功した後又はRRC接続確立が成功した後、前記中継端末によりRRC接続確立プロセス又はRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセスをトリガすることを含む、請求項
5に記載の方法。
【請求項11】
第2条件が満たされた場合、リモート端末は、
ダイレクトリンクを介してRRC再確立プロセス又はRRC接続回復プロセス又はRRC接続確立プロセスをトリガする操作と、
RRCアイドル状態に移行する操作と、のうちの1つを実行するステップを含み、
前記第2条件は、第2インタフェースリンクが障害したこと又はディスカバリ信号の測定結果が予め設定された閾値よりも低いことを含み、
前記第2インタフェースは、中継端末とリモート端末との間の接続インタフェースである、RRC接続制御方法。
【請求項12】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行可能なプログラムもしくはコマンドとを備え、前記プログラムもしくはコマンドが前記プロセッサによって実行されると、請求項1から
4のいずれか1項に記載のRRC接続制御方法のステップが実現され
る、中継端末。
【請求項13】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行可能なプログラムもしくはコマンドとを備え、前記プログラムもしくはコマンドが前記プロセッサによって実行されると、請求項5から10のいずれか1項に記載のRRC接続制御方法のステップが実現される、ネットワーク側機器。
【請求項14】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行可能なプログラムもしくはコマンドとを備え、前記プログラムもしくはコマンドが前記プロセッサによって実行されると、請求項11に記載のRRC接続制御方法のステップが実現される、リモート端末。
【請求項15】
プログラムもしくはコマンドが記憶されており、前記プログラムもしくはコマンドが
中継端末のプロセッサによって実行されると、請求項1から
4のいずれか1項に記載のRRC接続制御方法のステップが実現され、又は
、前記プログラムもしくはコマンドがネットワーク側機器のプロセッサによって実行されると、請求項
5から
10のいずれか1項に記載のRRC接続制御方法のステップが実現され、又は
、前記プログラムもしくはコマンドがリモート端末のプロセッサによって実行されると、請求項
11に記載のRRC接続制御方法のステップが実現される、可読記憶媒体。
【国際調査報告】