IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 中興通訊股▲ふん▼有限公司の特許一覧

特表2024-510562スライス認識セル選択およびランダムアクセス技法
<>
  • 特表-スライス認識セル選択およびランダムアクセス技法 図1
  • 特表-スライス認識セル選択およびランダムアクセス技法 図2
  • 特表-スライス認識セル選択およびランダムアクセス技法 図3
  • 特表-スライス認識セル選択およびランダムアクセス技法 図4A
  • 特表-スライス認識セル選択およびランダムアクセス技法 図4B
  • 特表-スライス認識セル選択およびランダムアクセス技法 図5
  • 特表-スライス認識セル選択およびランダムアクセス技法 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-08
(54)【発明の名称】スライス認識セル選択およびランダムアクセス技法
(51)【国際特許分類】
   H04W 74/0833 20240101AFI20240301BHJP
   H04W 28/084 20230101ALI20240301BHJP
   H04W 72/566 20230101ALI20240301BHJP
   H04W 72/542 20230101ALI20240301BHJP
【FI】
H04W74/0833
H04W28/084
H04W72/566
H04W72/542
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023552301
(86)(22)【出願日】2021-04-13
(85)【翻訳文提出日】2023-09-27
(86)【国際出願番号】 CN2021086843
(87)【国際公開番号】W WO2022217451
(87)【国際公開日】2022-10-20
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ガオ, ユアン
(72)【発明者】
【氏名】ファン, ヘ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD23
5K067DD34
5K067DD43
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ13
5K067JJ17
(57)【要約】
技法が、スライス認識セル選択またはスライス認識ランダムアクセス技法を実施することに関して説明される。例示的無線通信方法は、通信デバイスによって、スライスに関連付けられたセル選択関連情報の1つの組を使用してセル選択技法を実施することを含み。セル選択関連情報の1つの組は、複数のスライスに関連するセル選択関連情報の複数の組からであり、セル選択関連情報の各組は、複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信方法であって、前記方法は、
通信デバイスによって、スライスに関連付けられたセル選択関連情報の1つの組を使用してセル選択技法を実施することを含み、
前記セル選択関連情報の1つの組は、複数のスライスに関連するセル選択関連情報の複数の組からであり、
セル選択関連情報の各組は、前記複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられている、無線通信方法。
【請求項2】
前記セル選択関連情報の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのためのサポートされるスライス情報を含み、
前記複数のスライスのうちの各スライスのために、前記サポートされるスライス情報は、スライスが複数のセルによって、または複数の周波数によってサポートされるかどうかを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記セル選択関連情報の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのためのセル選択優先度情報を含み、
前記複数のスライスのうちの各スライスのために、前記セル選択優先度情報は、スライスのためのセル選択優先度値を示し、
前記セル選択優先度値は、(1)前記スライスに関連付けられたセルまたは(2)前記スライスに関連付けられた周波数の優先度を示す、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記セル選択関連情報の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのためのリダイレクション標的情報を含み、
前記複数のスライスのうちの各スライスのために、前記リダイレクション標的情報は、スライスのための前記セル選択技法のために使用すべき周波数を示す、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記通信デバイスは、(1)前記セルまたは(2)前記セルによって展開される周波数のセル選択優先度値を使用することによって、セルを用いて前記セル選択技法を実施し、
前記セル選択優先度値は、許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおいて順番が最初であるスライスに関連付けられている、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記通信デバイスは、(1)セルまたは(2)前記セルによって展開される周波数のセル選択優先度値を使用することによって、前記セルを用いて前記セル選択技法を実施し、
前記セル選択優先度値は、許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおいて順番が最初であるスライスに関連付けられたスライスグループ、アクセスカテゴリ、およびアクセスカテゴリグループのうちのいずれか1つに関連付けられている、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記通信デバイスは、(1)セルまたは(2)前記セルによって展開される周波数のセル選択優先度値を使用することによって、前記セルを用いて前記セル選択技法を実施し、
前記スライスは、前記セル選択優先度値に関連付けられており、
前記スライスは、許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおいて前記セル選択優先度値に関連付けられた順番において最初のものである、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記通信デバイスは、最も高い優先度を有する周波数を使用することによって、セルを用いて前記セル選択技法を実施し、
前記周波数は、前記セルに関連付けられ、
前記周波数は、前記周波数が許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIからのサポートされるスライスの最大数に関連付けられることに応答して、最も高い優先度を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記通信デバイスは、最も高い優先度を有する周波数を使用することによって、セルを用いて前記セル選択技法を実施し、
前記周波数は、前記セルに関連付けられ、
前記周波数は、前記周波数が許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおける順番が最初であるスライスによってサポートされることに応答して、最も高い優先度を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記通信デバイスは、最も高い優先度を有する周波数を使用することによって、セルを用いて前記セル選択技法を実施し、
前記周波数は、前記セルに関連付けられ、
前記周波数は、前記周波数が許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおいて順番が最初であるスライスに関連付けられたスライスグループ、アクセスカテゴリ、およびアクセスカテゴリグループのうちのいずれかの1つによってサポートされることに応答して、最も高い優先度を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
無線通信方法であって、前記方法は、
通信デバイスによって、スライスに関連付けられたランダムアクセスチャネル(RACH)構成の1つの組を使用してランダムアクセス技法を実施することを含み、
前記RACH構成の1つの組は、複数のスライスに関連するRACH構成の複数の組からであり、
前記RACH構成の複数の組からの各組は、前記複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられている、無線通信方法。
【請求項12】
前記RACH構成の複数の組は、前記複数のスライスのための各スライスのために2ステップランダムアクセス技法または4ステップランダムアクセス技法を実施するためのリソースを含み、
前記リソースは、周波数ドメインおよび時間ドメインにおけるRACHオケージョンの場所を含み、
前記リソースは、複数の通信ノードに関連付けられた共通リソースまたは前記通信ノードに割り当てられた専用リソースである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記RACH構成の複数の組は、複数のスライスのうちの各スライスのための優先順位付けされたランダムアクセスプロシージャに関する構成を示すランダムアクセス優先順位付け構成を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記RACH構成の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのために許可された失敗したランダムアクセス試行の最大数を示す第1の値と、前記複数のスライスからの各スライスのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示す第2の値とを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記RACH構成の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのために許可された失敗したランダムアクセス試行の最大数を示す第1の値または前記複数のスライスからの各スライスのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示す第2の値を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記通信デバイスは、2ステップランダムアクセス技法を実施することによって、または4ステップランダムアクセス技法を実施することによって、前記ランダムアクセス技法を実施する、請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記通信デバイスは、前記スライスに関連付けられた前記RACH構成の1つの組を使用して実施された前記ランダムアクセス技法がある回数の失敗した結果をもたらしたことを前記通信デバイスが決定することに応答して、複数の通信ノードに関連付けられた共通リソースを使用することによって、2ステップランダムアクセス技法または4ステップランダムアクセス技法を実施する、請求項11に記載の方法。
【請求項18】
前記通信デバイスは、前記スライスに関連付けられた前記RACH構成の1つの組を使用して実施された2ステップランダムアクセス技法がある回数の失敗した結果をもたらしたことを前記通信デバイスが決定することに応答して、前記スライスに関連付けられたRACH構成の別の組を使用することによって、または複数の通信ノードに関連付けられた共通リソースを使用することによって、4ステップランダムアクセス技法を実施する、請求項11に記載の方法。
【請求項19】
前記通信デバイスは、マルチメディア優先度サービス(MPS)またはミッションクリティカルサービス(MCS)のために構成された前記通信デバイスのために構成されたRACH優先順位付けパラメータの第1の組を使用することによって、前記ランダムアクセス技法を実施するか、または、
前記通信デバイスは、スライスのために構成されたRACH優先順位付けパラメータの第2の組を使用することによって、前記ランダムアクセス技法を実施する、請求項11に記載の方法。
【請求項20】
無線通信方法であって、前記方法は、
ネットワークデバイスによって、複数のスライスに関連するセル選択関連情報の複数の組を伝送することを含み、
セル選択関連情報の各組は、前記複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられている、無線通信方法。
【請求項21】
前記セル選択関連情報の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのためのサポートされるスライス情報を含み、
前記複数のスライスのうちの各スライスのために、前記サポートされるスライス情報は、スライスが複数のセルによって、または複数の周波数によってサポートされるかどうかを示す、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記セル選択関連情報の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのためのセル選択優先度情報を含み、
前記複数のスライスのうちの各スライスのために、前記セル選択優先度情報は、スライスのためのセル選択優先度値を示し、
前記セル選択優先度値は、(1)前記スライスに関連付けられたセルまたは(2)前記スライスに関連付けられた周波数の優先度を示す、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記セル選択関連情報の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのためのリダイレクション標的情報を含み、
前記複数のスライスのうちの各スライスのために、前記リダイレクション標的情報は、スライスのための前記セル選択技法のために使用すべき周波数を示す、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記セル選択関連情報の複数の組は、システム情報を介して、前記通信デバイスを備えている複数の通信デバイスに伝送される、請求項20-23のいずれかに記載の方法。
【請求項25】
前記セル選択関連情報の複数の組は、前記通信デバイス専用の無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して伝送される、請求項20-23のいずれかに記載の方法。
【請求項26】
無線通信方法であって、前記方法は、
ネットワークデバイスによって、複数のスライスに関連するランダムアクセスチャネル(RACH)構成の複数の組を備えている第1の伝送を実施することであって、前記RACH構成の複数の組からの各組は、前記複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられている、ことと、
前記ネットワークデバイスによって、通信デバイスから、前記RACH構成の複数の組からのスライスに関連付けられたRACH構成の1つの組を使用して、ランダムアクセスプリアンブルを受信することと
を含む、無線通信方法。
【請求項27】
ネットワークデバイスによって、前記通信デバイスへのメッセージを備えている第2の伝送を実施することをさらに含み、
前記メッセージは、前記通信デバイスによって使用されるべき前記スライスに関連付けられた前記RACH構成の1つの組の識別子を備え、
前記ランダムアクセスプリアンブルは、前記メッセージの前記第2の伝送に応答して受信される、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記メッセージは、ページングメッセージまたはページングダウンリンク制御情報(DCI)またはショートメッセージに含まれる、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記RACH構成の複数の組は、前記複数のスライスのための各スライスのために2ステップランダムアクセス技法または4ステップランダムアクセス技法を実施するためのリソースを含み、
前記リソースは、周波数ドメインおよび時間ドメインにおけるRACHオケージョンの場所を含み、
前記リソースは、複数の通信ノードに関連付けられた共通リソースまたは前記通信ノードに割り当てられた専用リソースである、請求項26に記載の方法。
【請求項30】
前記RACH構成の複数の組は、複数のスライスのうちの各スライスのための優先順位付けされたランダムアクセスプロシージャに関する構成を示すランダムアクセス優先順位付け構成を含む、請求項26に記載の方法。
【請求項31】
前記RACH構成の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのために許可された失敗したランダムアクセス試行の最大数を示す第1の値と、前記複数のスライスからの各スライスのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示す第2の値とを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項32】
前記RACH構成の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのために許可された失敗したランダムアクセス試行の最大数を示す第1の値または前記複数のスライスからの各スライスのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示す第2の値を含む、請求項26に記載の方法。
【請求項33】
前記RACH構成の複数の組を備えている前記第1の伝送は、システム情報を介して、前記通信デバイスを備えている複数の通信デバイスに実施される、請求項26-32のいずれかに記載の方法。
【請求項34】
前記RACH構成の複数の組を備えている前記第1の伝送は、前記通信デバイス専用の無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して実施される、請求項26-32のいずれかに記載の方法。
【請求項35】
請求項1-34の1つ以上に記載の方法を実装するように構成されたプロセッサを備えている無線通信のための装置。
【請求項36】
コードを記憶している非一過性コンピュータ読み取り可能なプログラム記憶媒体であって、前記コードは、プロセッサによって実行されると、請求項1-34の1つ以上に記載の方法を前記プロセッサに実装させる、非一過性コンピュータ読み取り可能なプログラム記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、デジタル無線通信を対象とする。
【背景技術】
【0002】
モバイル電気通信技術は、世界をますます接続され、ネットワーク化された社会に向かわせている。既存の無線ネットワークと比較して、次世代システムおよび無線通信技法は、はるかに広い範囲のユースケース特性をサポートし、より複雑かつ高度な範囲のアクセス要件および柔軟性を提供する必要があるであろう。
【0003】
ロングタームエボリューション(LTE)は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって開発されたモバイルデバイスおよびデータ端末のための無線通信に関する規格である。LTEアドバンスト(LTE-A)は、LTE規格を拡張する無線通信規格である。5Gとして公知の第5世代の無線システムは、LTEおよびLTE-A無線規格を発展させ、より高いデータレート、多数の接続、超短待ち時間、高信頼性、および他の新たに出現するビジネス必要性をサポートすることに取り組んでいる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
技法が、スライス認識セル選択(またはセル再選択)、および/またはランダムアクセス技法に関して開示される。
【0005】
第1の例示的無線通信方法は、通信デバイスによって、スライスに関連付けられたセル選択関連情報の1つの組を使用してセル選択技法を実施することであって、セル選択関連情報の1つの組は、複数のスライスに関連するセル選択関連情報の複数の組からであり、セル選択関連情報の各組は、複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられている、ことを含む。
【0006】
いくつかの実施形態において、通信デバイスは、複数のスライスに関連するセル選択関連情報の複数の組からのスライスに関連付けられたセル選択関連情報の1つの組を選択または決定し、スライスに関連付けられたセル選択関連情報の1つの組を使用して、セル選択技法を実施し、セル選択関連情報の各組は、複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられている。
【0007】
いくつかの実施形態において、セル選択関連情報の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのためのサポートされるスライス情報を含み、複数のスライスのうちの各スライスのために、サポートされるスライス情報は、スライスが複数のセルによって、または複数の周波数によってサポートされるかどうかを示す。いくつかの実施形態において、セル選択関連情報の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのためのセル選択優先度情報を含み、複数のスライスのうちの各スライスのために、セル選択優先度情報は、スライスのためのセル選択優先度値を示し、セル選択優先度値は、(1)スライスに関連付けられたセルまたは(2)スライスに関連付けられた周波数の優先度を示す。いくつかの実施形態において、セル選択関連情報の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのためのリダイレクション標的情報を含み、複数のスライスのうちの各スライスのために、リダイレクション標的情報は、スライスのためのセル選択技法のために使用すべき周波数を示す。いくつかの実施形態において、通信デバイスは、(1)セルまたは(2)セルによって展開される周波数のセル選択優先度値を使用することによって、セルを用いてセル選択技法を実施し、セル選択優先度値は、許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおいて順番が最初であるスライスに関連付けられる。
【0008】
いくつかの実施形態において、通信デバイスは、(1)セルまたは(2)セルによって展開される周波数のセル選択優先度値を使用することによって、セルを用いてセル選択技法を実施し、セル選択優先度値は、許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおいて順番が最初であるスライスに関連付けられているスライスグループ、アクセスカテゴリ、およびアクセスカテゴリグループのうちのいずれか1つに関連付けられている。いくつかの実施形態において、通信デバイスは、(1)セルまたは(2)セルによって展開される周波数のセル選択優先度値を使用することによって、セルを用いてセル選択技法を実施し、スライスは、セル選択優先度値に関連付けられ、スライスは、許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおいてセル選択優先度値に関連付けられた順番において最初のものである。いくつかの実施形態において、通信デバイスは、最も高い優先度を有する周波数を使用することによって、セルを用いてセル選択技法を実施し、周波数は、セルに関連付けられ、周波数は、周波数が許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)からの(または、要求されたS-NSSAIからの)サポートされるスライスの最大数に関連付けられることに応答して、最も高い優先度を有する。
【0009】
いくつかの実施形態において、通信デバイスは、最も高い優先度を有する周波数を使用することによって、セルを用いてセル選択技法を実施し、周波数は、セルに関連付けられ、周波数は、周波数が許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおける順番が最初であるスライスによってサポートされることに応答して、最も高い優先度を有する。いくつかの実施形態において、通信デバイスは、最も高い優先度を有する周波数を使用することによって、セルを用いてセル選択技法を実施し、周波数は、セルに関連付けられ、周波数は、周波数が許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおいて順番が最初であるスライスに関連付けられているスライスグループ、アクセスカテゴリ、およびアクセスカテゴリグループのうちのいずれかの1つによってサポートされることに応答して、最も高い優先度を有する。
【0010】
第2の例示的無線通信方法は、通信デバイスによって、スライスに関連付けられたランダムアクセスチャネル(RACH)構成の1つの組を使用して、ランダムアクセス技法を実施することであって、RACH構成の1つの組は、複数のスライスに関連するRACH構成の複数の組からであり、RACH構成の複数の組からの各組は、複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられている、ことを含む。
【0011】
いくつかの実施形態において、通信デバイスは、複数のスライスに関連するRACH構成の複数の組から、スライスのためのRACH構成の1つの組を選択または決定し、RACH構成の各組は、複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられ、スライスに関連付けられたRACH構成の1つの組を使用して、ランダムアクセス技法を実施する。
【0012】
いくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組は、複数のスライスのための各スライスのために2ステップランダムアクセス技法または4ステップランダムアクセス技法を実施するためのリソースを含み、リソースは、周波数ドメインおよび時間ドメインにおけるRACHオケージョンの場所を含み、リソースは、複数の通信ノードに関連付けられた共通リソースまたは通信ノードに割り当てられた専用リソースである。いくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組は、複数のスライスのうちの各スライスのための優先順位付けされたランダムアクセスプロシージャに関する構成を示すランダムアクセス優先順位付け構成を含む。いくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのために許可された失敗したランダムアクセス試行の最大数を示す第1の値と、複数のスライスからの各スライスのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示す第2の値とを含む。
【0013】
いくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのために許可された失敗したランダムアクセス試行の最大数を示す第1の値または複数のスライスからの各スライスのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示す第2の値を含む。いくつかの実施形態において、通信デバイスは、2ステップランダムアクセス技法を実施することによって、または4ステップランダムアクセス技法を実施することによって、ランダムアクセス技法を実施する。いくつかの実施形態において、通信デバイスは、通信デバイスが、スライスに関連付けられたRACH構成の1つの組を使用して実施されたランダムアクセス技法がある回数の失敗した結果をもたらしたことを決定することに応答して、複数の通信ノードに関連付けられた共通リソースを使用することによって、2ステップランダムアクセス技法または4ステップランダムアクセス技法を実施する。いくつかの実施形態において、通信デバイスは、通信デバイスが、スライスに関連付けられたRACH構成の1つの組を使用して実施された2ステップランダムアクセス技法がある回数の失敗した結果をもたらしたことを決定することに応答して、スライスに関連付けられたRACH構成の別の組を使用することによって、または複数の通信ノードに関連付けられた共通リソースを使用することによって、4ステップランダムアクセス技法を実施する。
【0014】
いくつかの実施形態において、通信デバイスは、マルチメディア優先度サービス(MPS)またはミッションクリティカルサービス(MCS)のために構成された通信デバイスのために構成されたRACH優先順位付けパラメータの第1の組を使用することによって、ランダムアクセス技法を実施するか、または、通信デバイスは、スライスのために構成されたRACH優先順位付けパラメータの第2の組を使用することによって、ランダムアクセス技法を実施する。
【0015】
第3の例示的無線通信方法は、ネットワークデバイスによって、複数のスライスに関連するセル選択関連情報の複数の組を伝送することであって、セル選択関連情報の各組は、複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられている、ことを含む。
【0016】
いくつかの実施形態において、セル選択関連情報の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのためのサポートされるスライス情報を含み、複数のスライスのうちの各スライスのために、サポートされるスライス情報は、スライスが複数のセルによって、または複数の周波数によってサポートされるかどうかを示す。いくつかの実施形態において、セル選択関連情報の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのためのセル選択優先度情報を含み、複数のスライスのうちの各スライスのために、セル選択優先度情報は、スライスのためのセル選択優先度値を示し、セル選択優先度値は、(1)スライスに関連付けられたセルまたは(2)スライスに関連付けられた周波数の優先度を示す。いくつかの実施形態において、セル選択関連情報の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのためのリダイレクション標的情報を含み、複数のスライスのうちの各スライスのために、リダイレクション標的情報は、スライスのためのセル選択技法のために使用すべき周波数を示す。
【0017】
いくつかの実施形態において、セル選択関連情報の複数の組は、システム情報を介して、通信デバイスを備えている複数の通信デバイスに伝送される。いくつかの実施形態において、セル選択関連情報の複数の組は、通信デバイス専用の無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して伝送される。
【0018】
第4の例示的無線通信方法は、ネットワークデバイスによって、複数のスライスに関連するランダムアクセスチャネル(RACH)構成の複数の組を備えている第1の伝送を実施することであって、RACH構成の複数の組からの各組は、複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられている、ことと、ネットワークデバイスによって、通信デバイスから、RACH構成の複数の組からのスライスに関連付けられたRACH構成の1つの組を使用して、ランダムアクセスプリアンブルを受信することとを含む。
【0019】
いくつかの実施形態において、方法は、ネットワークデバイスによって、通信デバイスへのメッセージを備えている第2の伝送を実施することであって、メッセージは、通信デバイスによって使用されるべきスライスに関連付けられたRACH構成の1つの組の識別子を備え、ランダムアクセスプリアンブルは、メッセージの第2の伝送に応答して受信される、ことをさらに含む。いくつかの実施形態において、メッセージは、ページングメッセージまたはページングダウンリンク制御情報(DCI)またはショートメッセージに含まれる。いくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組は、複数のスライスのための各スライスのために2ステップランダムアクセス技法または4ステップランダムアクセス技法を実施するためのリソースを含み、リソースは、周波数ドメインおよび時間ドメインにおけるRACHオケージョンの場所を含み、リソースは、複数の通信ノードに関連付けられた共通リソースまたは通信ノードに割り当てられた専用リソースである。いくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組は、複数のスライスのうちの各スライスのための優先順位付けされたランダムアクセスプロシージャに関する構成を示すランダムアクセス優先順位付け構成を含む。
【0020】
いくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのために許可された失敗したランダムアクセス試行の最大数を示す第1の値と、複数のスライスからの各スライスのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示す第2の値とを含む。いくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのために許可された失敗したランダムアクセス試行の最大数を示す第1の値または複数のスライスからの各スライスのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示す第2の値を含む。いくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組を備えている第1の伝送は、システム情報を介して、通信デバイスを備えている複数の通信デバイスに実施される。いくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組を備えている第1の伝送は、通信デバイス専用の無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して実施される。
【0021】
また別の例示的側面では、上で説明される方法は、プロセッサ実行可能コードの形態において具現化され、非一過性コンピュータ読み取り可能な記憶媒体内に記憶される。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体内に含まれるコードは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、本特許文書に説明される方法を実装させる。
【0022】
また別の例示的実施形態において、上で説明される方法を実施するように構成された(または、動作可能である)デバイスが、開示される。
【0023】
上記および他の側面、およびそれらの実装が、図面、説明、および請求項により詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1図1は、セル(再)選択、および/またはランダムアクセスプロシージャを実施するための例示的フローチャートを示す。
【0025】
図2図2は、スライス認識セル選択技法を実施するための方法の例示的フローチャートを示す。
【0026】
図3図3は、スライス認識ランダムアクセス技法を実施するための方法の例示的フローチャートを示す。
【0027】
図4A図4Aは、通信デバイスがスライス認識セル選択技法を実施するために、複数のスライスのためのセル選択関連情報の複数の組を提供するネットワークデバイスのための方法のフローチャートを示す。
【0028】
図4B図4Bは、通信デバイスがスライス認識ランダムアクセス技法を実施するために、複数のスライスのためのRACH構成の複数の組を提供するネットワークデバイスのための方法のフローチャートを示す。
【0029】
図5図5は、ネットワークノードまたはユーザ機器の一部であり得るハードウェアプラットフォームの例示的ブロック図を示す。
【0030】
図6図6は、開示される技術のいくつかの実装に基づく基地局(BS)と、ユーザ機器(UE)とを含む無線通信の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0031】
ネットワークスライシングが、新規無線(NR)において導入されており、これは、各顧客要件に応じて、区別された処理を可能にするための概念である。スライシングを用いて、モバイルネットワークオペレータ(MNO)は、顧客を異なるテナントタイプに属すると見なすことが可能であり、異なるテナントタイプの各々は、各テナントがサービスレベル合意(SLA)およびサブスクリプションに基づいて使用することが適格であるスライスタイプの観点から決定する異なるサービス要件を有する。
【0032】
スライス認識セル(再)選択およびアクセスをサポートするために、異なるセル(再)選択優先度、リダイレクション標的、周波数および時間ドメインにおけるRACHリソース、ランダムアクセスプリアンブル、およびRACH優先順位付けパラメータが、異なるスライスのために提供されることができるが、セル(再)選択およびランダムアクセスプロシージャ中にこれらの構成を選択および使用することにおけるユーザ機器(UE)挙動は、明確ではない。
【0033】
図1は、セル(再)選択、および/またはランダムアクセスプロシージャを実施するための例示的フローチャートを示す。動作102は、UE(または通信デバイス)が、スライスごとのセル(再)選択情報、および/またはRACH構成を受信することを含む。動作104は、UEが、セル(再)選択またはランダムアクセスプロシージャ中、それぞれ、セル(再)選択情報またはRACH構成を適用することを含む。いくつかの実施形態において、UEは、スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプごとにセル(再)選択情報、および/またはRACH構成を受信し、UEは、あるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのためのセル(再)選択、および/またはランダムアクセスプロシージャ中にセル(再)選択情報、および/またはRACH構成を適用する。本特許文書では、用語「セル(再)選択」は、セル選択またはセル再選択を含むことができ、用語「セル」は、基地局またはネットワークノードを含み得る。
【0034】
例示的アイテム1:図1の動作102において、スライスごとのセル(再)選択情報は、以下のうちのいずれか1つ以上を含み得る。
・サポートされるスライス情報、および/またはスライスごとの再選択優先度/サポートされるスライスグループ情報、および/またはスライスグループごとの再選択優先度/サポートされるアクセスカテゴリ情報、および/またはアクセスカテゴリごとの再選択優先度/サポートされるアクセスカテゴリグループ情報、および/またはアクセスカテゴリグループごとの再選択優先度/サポートされるUEタイプ情報、および/またはUEタイプごとの再選択優先度/サポートされるサービスタイプ、および/または周波数内/周波数間/RAT間セルのサービスタイプごとの再選択優先度。そのような情報は、SIB2/3/4/5または新しく導入されたSIBを介して提供されることができる。対応するSIBは、オンデマンドSIBとして構成されることができる。スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプごとのセル(再)選択情報の全組またはセグメンテーションが、SIBにおいて提供されることができる。SIBによって提供され得るサポートされるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプ情報、および/またはスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプごとの再選択優先度情報は、セルの伝送範囲内の1つ以上のUEにブロードキャストされ得る。
・RRCReleaseメッセージにおけるサポートされるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプ情報、および/またはスライスごとの専用再選択優先度/スライスグループごとの専用再選択優先度/アクセスカテゴリごとの専用再選択優先度/アクセスカテゴリグループごとの専用再選択優先度/UEタイプごとの専用再選択優先度/サービスタイプごとの専用再選択優先度。サポートされるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプ情報、および/またはスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプごとの再選択優先度情報は、RRCReleaseメッセージを介して特定のUEに示されることができる。タイマが、RRCReleaseメッセージにおいて構成されることができ、タイマは、サポートされるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプ情報、および/またはスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプごとの再選択優先度情報が有効であるときの時間量を示す。例えば、UEがRRCReleaseメッセージにおいて受信されたタイマが満了していないことを決定する場合、UEは、本特許文書に解説されるように、サポートされるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプ情報、および/またはスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプごとの再選択優先度情報を使用し、セル(再)選択またはRACHを実施し得る。別の例では、UEが、RRCReleaseメッセージにおいて受信されたタイマが満了していることを決定する場合、UEは、SIBを介して1つ以上のUEにブロードキャストされ得るサポートされるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプ情報、および/またはスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプごとの再選択優先度情報を使用し得る。
・スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプごとのリダイレクション標的情報が、RRCReleaseメッセージにおいて示されることができる。複数のスライスの各々に関して、リダイレクション標的情報は、スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのためのセル(再)選択に関する周波数標的を示すことができる。タイマが、RRCReleaseメッセージにおいて構成されることができ、タイマは、スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプごとのリダイレクション標的情報が有効であるときの時間量を示す。例えば、UEがRRCReleaseメッセージにおいて受信されたタイマが満了していないことを決定する場合、UEは、本特許文書に解説されるように、スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプごとのリダイレクション標的情報を使用し、セル(再)選択またはRACHを実施し得る。別の例では、UEがRRCReleaseメッセージにおいて受信されたタイマが満了していることを決定する場合、UEは、SIBを介して1つ以上のUEにブロードキャストされ得るサポートされるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプ情報、およびスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプごとの再選択優先度情報を使用し得る。
【0035】
SIBまたはRRCReleaseメッセージにおけるサポートされるスライス情報は、S-NSSAI/SST/S-NSSAIの一部/スライス関連付けアクセスカテゴリ/スライスインデックス/スライスグループインデックスとして表されることができる。
【0036】
スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプごとの異なるセル(再)選択情報は、同じセルを共有する異なるPLMNのために提供されることができる。スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプごとの共通セル(再)選択情報は、セルのために提供され、同じセルを共有する全てのPLMNに適用可能であり得る。
【0037】
例示的アイテム2:図1の動作104において、UEがセル(再)選択プロシージャ中に各スライスのためにセル(再)選択情報を適用することは、UEが、例示的アイテム2.1-2.5における以下の動作のうちのいずれかを実施することを含み得る。
【0038】
例示的アイテム2.1:システム情報におけるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリ/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプグループごとの再選択優先度の使用
・UEは、構成されている場合、許可/要求されたS-NSSAIにおける最初のスライスに対応する(またはそれに関連付けられた)再選択優先度または最初のスライスが属するスライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループに対応する再選択優先度を適用する。いかなる再選択優先度も、最初のスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループのために構成されていない場合、UEは、共通優先度を適用する。いくつかの実施形態において、共通優先度は、1つ以上の(または全ての)スライスに適用可能である、デフォルト優先度を含む。
・例:下記の表1に示されるように、UEは、少なくともスライス番号1が最初のスライスであることをUEが決定するので、(太字のイタリック体テキストで示される)スライス番号1に関する再選択優先度を選択および適用し得る。
【表1】
・UEは、スライスごとの再選択優先度が構成される最初のスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループに対応する再選択優先度を適用する。
・例:下記の表2に示されるように、UEは、少なくともスライス番号2が再選択優先度が提供される最初のスライスであることをUEが決定するので、(太字のイタリック体テキストで示される)スライス番号2に関する再選択優先度を選択および適用し得る。
【表2】
【0039】
例示的アイテム2.2:システム情報における(いかなる具体的優先度も任意のスライスのために構成されないときの場合に関する)サポートされるスライス情報の使用
・UEは、許可された/要求S-NSSAIと重複したサポートされるスライスの最大数を伴う周波数が、最も高い優先度に関連付けられている(またはそれを有する)と見なす(または、決定する)。
・例:下記の表3に示されるように、UEは、少なくともF3が許可された/要求S-NSSAIと重複したサポートされるスライスの最大数を有することをUEが決定するので、(太字のイタリック体テキストで示される)周波数F3が最も高い優先度に関連付けられていることを決定し得る。
【表3】
・UEは、許可された/要求S-NSSAIにおける最初のスライスをサポートする周波数または最初のスライスが属するスライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループをサポートする周波数が最も高い優先度に関連付けられたと見なす(または、それを決定する)。
・例:下記の表4に示されるように、UEは、少なくともF2が許可された/要求S-NSSAIにおける最初のスライスをサポートすることをUEが決定するので、(太字のイタリック体テキストで示される)周波数F2が最も高い優先度に関連付けられたことを決定し得る。
【表4】
・2つ以上の周波数が、許可された/要求S-NSSAIにおける最初のスライスをサポートする場合、UEは、より高い再選択優先度(例えば、共通再選択優先度)で構成された周波数が、最も高い優先度に関連付けられているであろうことを決定し得る。
・例:下記の表5に示されるように、UEは、少なくともF2およびF3の両方が最初のスライスをサポートするが、F3のために構成される共通再選択優先度がF2のそれより高いことをUEが決定するので、(太字のイタリック体テキストで示される)周波数F3が最も高い優先度と見なされるであろうことを決定し得る。
【表5】
【0040】
例示的アイテム2.3:RRCReleaseメッセージにおけるスライスごとの専用再選択優先度の使用
・UEは、構成されている場合、許可/要求されたS-NSSAIにおける最初のスライスに対応する専用再選択優先度を適用する。いかなる再選択優先度も、最初のスライスのために構成されていない場合、UEは、共通専用優先度を適用する。
・例:下記の表6に示されるように、UEは、少なくともスライス番号1が許可/要求されたS-NSSAIにおける最初のスライスであることをUEが決定するので、(太字のイタリック体テキストで示される)スライス番号1に関する専用再選択優先度を適用する。
【表6】
・UEは、スライスごとの再選択優先度が構成される最初のスライスに対応する専用再選択優先度を適用する。
・例:下記の表7に示されるように、UEは、少なくともスライス番号2が専用優先度が提供される最初のスライスであることをUEが決定するので、(太字のイタリック体テキストで示される)スライス番号2に関する専用再選択優先度を選択および適用する。
【表7】
【0041】
例示的アイテム2.4:RRCReleaseメッセージにおける(いかなる専用優先度も任意のスライスのために構成されないときの場合に関する)サポートされるスライス情報の使用
・UEは、許可された/要求S-NSSAIと重複したサポートされるスライスの最大数を伴う周波数が、最も高い優先度に関連付けられていると見なす(または、それを決定する)。
・例:下記の表8に示されるように、UEは、少なくともF3が許可された/要求S-NSSAIと重複したサポートされるスライスの最大数を有することをUEが決定するので、(太字のイタリック体テキストで示される)周波数F3が最も高い優先度に関連付けられていると見なす(または、それを決定する)。また、F3は、タイマが満了していないとき、時間ウィンドウ内で最も高い優先度に関連付けられたままであり、タイマは、RRCReleaseメッセージにおいてサポートされるスライス情報で一緒に構成されている(または示される)。
【表8】
・UEは、許可された/要求S-NSSAIにおける最初のスライスをサポートする周波数が最も高い優先度に関連付けられていると見なす(または、それを決定する)。
・例:下記の表9に示されるように、UEは、少なくともF2が許可された/要求S-NSSAIにおける最初のスライスをサポートすることをUEが決定するので、(太字のイタリック体テキストで示される)周波数F2が最も高い優先度に関連付けられていると見なす(または、それを決定する)。F2は、タイマが満了していないとき、時間ウィンドウ内で最も高い優先度に関連付けられたままであり、タイマは、RRCReleaseメッセージにおいてサポートされるスライス情報で一緒に構成されている(または示される)。
【表9】
・2つ以上の周波数が許可された/要求S-NSSAIにおける最初のスライスをサポートする場合、より高い再選択優先度(例えば、専用再選択優先度)で構成される周波数が最も高い優先度と見なされるであろう。
・例:下記の表10に示されるように、F2およびF3の両方がスライス番号1(例えば、許可された/要求S-NSSAIにおける最初のスライス)をサポートするが、(太字のイタリック体テキストで示される)F3のために構成される専用再選択優先度は、F2のそれより高い。UEは、タイマが満了していないとき、時間ウィンドウ内でF3が最も高い優先度に関連付けられていると見なし(または、それを決定し)、タイマは、RRCReleaseメッセージにおいてサポートされるスライス情報で一緒に構成されている。
【表10】
【0042】
例示的アイテム2.5:RRCReleaseメッセージにおけるスライスごとのリダイレクション標的情報の使用
・UEは、構成されている場合、許可/要求されたS-NSSAIにおける最初のスライスに対応するリダイレクション標的情報を適用する。いくつかの実施形態において、複数のスライスの各々に関して、リダイレクション標的情報は、スライスのためのセル(再)選択のための標的として周波数を示すことができる。いくつかの実施形態において、複数のスライスの各々に関して、リダイレクション標的情報は、スライスのためのセル(再)選択技法のために使用すべき単一の周波数を示すことができる。いかなるリダイレクション標的情報も最初のスライスのために構成されていない場合、UEは、共通リダイレクション標的情報を適用する。
・例:下記の表11に示されるように、UEは、少なくともスライス番号1が許可/要求されたS-NSSAIにおける最初のスライスであることをUEが決定するので、(太字のイタリック体テキストで示される)スライス番号1のために構成されるリダイレクション標的情報を適用する。
【表11】
・UEは、スライスごとのリダイレクション標的が構成される最初のスライスに対応するリダイレクション標的情報を適用する。
・例:下記の表12に示されるように、UEは、少なくともスライス番号2が許可/要求されたS-NSSAIにおけるスライス間で構成される具体的リダイレクション標的情報を伴う最初のスライスであることをUEが決定するので、(太字のイタリック体テキストで示される)スライス番号2のために構成されるリダイレクション標的を適用する。
【表12】
【0043】
例示的アイテム3:図1の動作102において、スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプごとのRACH構成は、以下のうちのいずれか1つ以上を含み得る。
・スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのための2ステップおよび/または4ステップRACH共通および専用リソース(例えば、周波数および時間ドメインにおけるRACHオケージョン(RO)、および/またはプリアンブル)。
・UEタイプは、低下した能力を伴うUE、またはカバレッジ強化をサポートするUE、または小データ伝送をサポートするUE、または小データ伝送を開始するUEであり得る。
・スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/特定のUEタイプのための既存のRACH-ConfigGenericに加えて、prach-ConfigurationIndex/msg1-FDM/msg1-FrequencyStart/msgA-PRACH-ConfigurationIndex/msgA-RO-FDM/msgA-RO-FrequencyStartによる別個のRO。
・既存のtotalNumberOfRA-Preamblesに加えて、スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプごとの別個のプリアンブル。
○例1:あるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプのために使用されるべきプリアンブルのra-PreambleStartIndexおよび数。
○例2:あるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプのために使用されるべきプリアンブルのra-PreambleStartIndexおよびra-PreambleEndIndex。
・既存のプリアンブルをスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプに関連付けると、以下の例におけるプリアンブルは、既存のtotalNumberOfRA-Preambles内にある。
○例1:あるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプのために使用されるべきプリアンブルのra-PreambleStartIndexおよび数。
○例2:あるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプのために使用されるべきプリアンブルのra-PreambleStartIndexおよびra-PreambleEndIndex。
・sliceAssociationPeriod/sliceGroupAssociationPeriod/accessCategoryAssociationPeriod/accessCategoryGroupAssociationPeriod/UEtypeAssociationPeriod/servicetypeAssociationPeriod=N×PRACH関連付け期間(N=1,2,3,・・・)を構成することによって、既存のROをスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプに関連付ける。sliceAssociationPeriodIndex/sliceGroupAssociationPeriodIndex/accessCategoryAssociationPeriodIndex/accessCategoryGroupAssociationPeriodIndex/UEtypeAssociationPeriodIndex/servicetypeAssociationPeriodIndexは、各スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプのために構成されるであろう。
・あるスライスのために使用されるべきプリアンブルのra-PreambleStartIndexおよび数+sliceAssociationPeriodおよびsliceAssociationPeriodIndex;あるスライスグループのために使用されるべきプリアンブルのra-PreambleStartIndexおよび数+sliceGroupAssociationPeriodおよびsliceGroupAssociationPeriodIndex;あるアクセスカテゴリのために使用されるべきプリアンブルのra-PreambleStartIndexおよび数+accessCategoryAssociationPeriodおよびaccessCategoryAssociationPeriodIndex;あるアクセスカテゴリグループのために使用されるべきプリアンブルのra-PreambleStartIndexおよび数+accessCategoryGroupAssociationPeriodおよびaccessCategoryGroupAssociationPeriodIndex;あるUEタイプのために使用されるべきプリアンブルのra-PreambleStartIndexおよび数+UETypeAssociationPeriodおよびUETypeAssociationPeriodIndex;または、あるサービスタイプのために使用されるべきプリアンブルのra-PreambleStartIndexおよび数+serviceTypeAssociationPeriodおよびserviceTypeAssociationPeriodIndexを構成することによって、既存のRO/プリアンブルをスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプに関連付ける。
・基地局等のネットワーク(NW)またはNWデバイスは、RACHリソース識別子(ID)を定義し、それを周波数および/または時間ドメインにおけるいくつかのRACHオケージョンおよび/またはプリアンブルに割り当てることができる。スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのために、1つ以上のRACHリソースIDは、このスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループに特有のRACHリソースを予約するように構成される。
○1つ以上のRACHリソースIDはまた、NWによって、特定のUEタイプ、例えば、低下した能力を伴うUE、カバレッジ強化をサポートするUE、または小データ伝送をサポートするUE、または小データ伝送を開始するUE、または特定のサービス、例えば、小データ伝送のために構成されることができる。
○NWは、各ページング記録のためのページングメッセージ/ページングDCI/ショートメッセージにおいて1つ以上のRACHリソースIDを伝送し、ページングされたUEがページングに応答するためにランダムアクセスを開始するときに使用されるべきRACHリソースを示すことができる。
○RACHリソースIDは、NWによって明示的に割り当てられることができる。または、それは、RACHリソースリストからのインデックスであり得、例えば、インデックス0は、リストにおける第1のRACHリソースを指し、インデックス1は、リストにおける第2のRACHリソースを指す。
・ユースケース指示が、各RACHリソース(例えば、周波数、および/または時間ドメインにおけるRACHオケージョン、および/またはプリアンブル)のために提供され、RACHリソースがあるUEタイプ/サービスタイプ/スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリグループ/アクセスカテゴリによって使用され得るかどうかを示すことができる。
○指示は、各UEタイプ/サービスタイプ/スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリグループ/アクセスカテゴリのためのENUMERATED値またはビットマップを提供することによって、NWからUEに明示的な方法で提供されることができ、各ビットは、あるUEタイプ/サービスタイプ/スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリグループ/アクセスカテゴリを指す:
○例えば、以下の指示が、あるRACHリソースのために構成されることができる。
○appliedtoRedCap ENUMERATED {真}、真に設定される場合、このRACHリソースがRedCap UEによって使用され得ることを示す。
○appliedtoCE ENUMERATED {真}、真に設定される場合、このRACHリソースがカバレッジ強化をサポートするUEによって使用され得ることを示す。
○appliedtoSDT ENUMERATED {真}、真に設定される場合、このRACHリソースがUEによって小データ伝送(SDT)を開始するために使用され得ることを示す。
○appliedtosliceBitmap BIT STRING (SIZE (maxNumberofsupportedslice)) OPTIONAL、値1を伴うビットマップにおける第1のビットは、RACHリソースがサポートされるスライスリストにおける第1のスライスのために適用され得ることを示し、値1を伴うビットマップにおける第2のビットは、RACHリソースがサポートされるスライスリストにおける第2のスライスのために適用されることを示すなど。
○appliedtoslicegroupBitmap BIT STRING (SIZE (maxNumberofsupportedslicegroup)) OPTIONAL、値1を伴うビットマップにおける第1のビットは、RACHリソースがサポートされるスライスグループリストにおける第1のスライスグループのために適用され得ることを示し、値1を伴うビットマップにおける第2のビットは、RACHリソースがサポートされるスライスグループリストにおける第2のスライスグループのために適用されることを示すなど。
○appliedtoaccesscategoryBitmap BIT STRING (SIZE (maxNumberofsupportedaccesscategories)) OPTIONAL、値1を伴うビットマップにおける第1のビットは、RACHリソースがサポートされるアクセスカテゴリリストにおける第1のアクセスカテゴリのために適用され得ることを示し、値1を伴うビットマップにおける第2のビットは、RACHリソースがサポートされるアクセスカテゴリリストにおける第2のアクセスカテゴリのために適用されることを示すなど。
○appliedtoaccesscategorygroupBitmap BIT STRING (SIZE (maxNumberofsupportedaccesscategorygroup)) OPTIONAL、値1を伴うビットマップにおける第1のビットは、RACHリソースがサポートされるスライスリストにおける第1のアクセスカテゴリグループのために適用され得ることを示し、値1を伴うビットマップにおける第2のビットは、RACHリソースがサポートされるアクセスカテゴリグループリストにおける第2のアクセスカテゴリグループのために適用されることを示すなど。
○指示は、暗示的方法で提供されることもできる。例えば、いくつかのMsg3繰り返し関連構成(カバレッジ強化をサポートするUEによって使用される)は、カバレッジ強化をサポートするUEが、そのようなRACHリソースが使用され得ることを認識するであろうように、RACHリソースと一緒に提供されることができる。
・以下のRA-RNTI計算は、スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループを区別するために定義されることができ、RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id+2×14×80×8×slice_id/slicegroup_id/access category_id/access category_group_id/ue_type_id/service_type_idであり、式中、s_idは、PRACHオケージョンの最初のOFDMシンボルのインデックスであり(0≦s_id<14)、t_idは、システムフレームにおけるPRACHオケージョンの最初のスロットのインデックスであり(0≦t_id<80)、t_idを決定するためのサブキャリア間隔は、TS 38.211における第5.3.2項に規定され得るμの値に基づき、f_idは、周波数ドメインにおけるPRACHオケージョンのインデックスであり(0≦f_id<8)、ul_carrier_idは、ランダムアクセスプリアンブル伝送のために使用されるULキャリアである(NULキャリアに関して0であり、SULキャリアに関して1である)。
・スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループのためのランダムアクセス優先順位付け構成(例えば、powerRampingStepHighPriorityおよびscalingFactorBI)。
・スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループのための他のランダムアクセス関連パラメータ
・msgA-TransMax
・msgA-RSRP-Threshold
【0044】
例示的アイテム4:図1の動作104において、UEは、ランダムアクセスプロシージャ中にスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプごとのRACH構成を適用し、それは、UEが、例示的アイテム4.1-4.4における以下の動作のうちのいずれかを実施することを含み得る。
【0045】
例示的アイテム4.1:RACHタイプ選択
・スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプが2ステップまたは4ステップRACHリソースのいずれかで構成されるときの場合に関して、UEは、あるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのための対応する構成(2ステップまたは4ステップ)を適用するであろう。
・スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプが2ステップおよび4ステップRACHリソースの両方で構成されるときの場合に関して、UEは、2ステップおよび4ステップから選択する必要性がある。
・ランダムアクセスプロシージャのために選択されたBWPが、意図されるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのための2ステップおよび4ステップRAタイプランダムアクセスリソースの両方で構成されている場合、UEは、RACHタイプを選択するために、セル特有msgA-RSRP-Thresholdを使用する。例えば、ダウンリンクパスロス基準のRSRPがmsgA-RSRP-Thresholdを上回る場合、RA_TYPEを2-stepRAに設定する。
・UEは、この意図されるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのために構成されるmsgA-RSRP-Thresholdを使用し、RACHタイプを選択する。
【0046】
例示的アイテム4.2:RACHタイプフォールバック
・スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプが2ステップRACHリソースで構成されている場合に関して、
・2ステップRACH不成功:2ステップRACHリソースで構成される意図されるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのために、ランダムアクセスが、N(msgA-TransMaxによって構成される)回失敗する場合、UEは、共通リソース(例えば、スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプ特有ではない)を用いて2ステップ/4ステップRACHを実施するであろう。
・4ステップRACHへの2ステップRACHフォールバック:NWは、MSGBにおいてfallbackRARを示し、UEは、MAC PDUを取得し、MSGAバッファから伝送し、それをMSG3バッファにおいて記憶し、MSG3を送信し続けるであろう。
・スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプが2ステップおよび4ステップRACHリソースの両方で構成されるときの場合に関して、
・2ステップRACH不成功:意図されるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのために、2ステップRACHが、msgA-RSRP-Threshold(スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプ特有/セル特有)に基づいて選択されるが、ランダムアクセスが、N(msgA-TransMaxによって構成される)回失敗する場合:
○オプション1:UEは、2ステップRACHによって使用されるそれと同じスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのために構成されるリソースを使用して、4ステップRACHを実施するであろう。また、スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプ特有4ステップRACHリソースを使用するランダムアクセスがN(preambleTransMaxによって構成される)回失敗する場合、UEは、2ステップ/4ステップ共通RACHリソースに基づいて、ランダムアクセスを実施するであろう。
○オプション2:UEは、共通リソースを使用して、2ステップRACHを実施するであろう。また、共通2ステップRACHリソースを使用するランダムアクセスが、N(msgA-TransMaxによって構成される)回失敗する場合、UEは、4ステップスライス特有RACHリソースに基づいて、ランダムアクセスを実施するであろう。
・4ステップRACHへの2ステップフォールバック:NWは、MSGBにおいてfallbackRARを示し、UEは、MAC PDUを取得し、MSGAバッファから伝送し、それをMSG3バッファにおいて記憶し、MSG3を送信し続けるであろう。
・4ステップスライス特有の失敗:意図されるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのために、4ステップRACHが、msgA-RSRP-Threshold(スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプ特有/セル特有)に基づいて選択されるが、ランダムアクセスがN(msgA-TransMaxによって構成される)回失敗する場合、
○オプション1:UEは、共通RACHリソースを使用して、4ステップRACHを実施する。
○オプション2:UEは、共通RACHリソースを使用して、2ステップ/4ステップRACHを実施する。
【0047】
例示的アイテム4.3:RACH優先順位付けパラメータ選択
・MPS/MCSのためのRACH優先順位付けパラメータおよび意図されるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのためのRACH優先順位付けパラメータの両方が構成されているときの場合に関して:
【表12-1】
上記のASN.1コードにおけるアクセス識別は、MPS/MCSを指す。
・オプション1:MPS/MCS UEは、MPS/MCSのために構成されたpowerRampingStepHighPriorityおよびscalingFactorBIを使用する。
・オプション2:MPS/MCS UEは、意図されるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのために構成されたpowerRampingStepHighPriorityおよびscalingFactorBIを使用する。
・オプション3:MPS/MCS UEは、最大値{AIに関するpowerRampingStepHighPriority、スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのためのpowerRampingStepHighPriority}および最小値{AIに関するscalingFactorBI、スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのためのscalingFactorBI}を使用する。
・オプション4:MPS/MCS/スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのためのRACHパラメータの中で、UEは、powerRampingStepHighPriorityの最大値を用いて設定された{scalingFactorBI、powerRampingStepHighPriority}を適用する。
・オプション5:MPS/MCS/スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのためのRACHパラメータの中で、UEは、scalingFactorBIの最小値を用いて設定された{scalingFactorBI、powerRampingStepHighPriority}を適用する。
・NWが、MPS/MCSのためのRACH優先順位付けパラメータの2つ以上の組を提供し、MPS/MCSのためのRACH優先順位付けパラメータの各組が、スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプおよび全てのスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのために適用可能であるMPS/MCSのための共通RACH優先順位付けパラメータに関連付けられているときの場合に関して、MPS/MCS UEは、MPS/MCSのためのRACH優先順位付けパラメータを選択し、意図されるスライスに関連付けられる。
【表12-2】
【0048】
例示的アイテム4.4:RACHリソース選択
・UEは、ランダムアクセスのために使用されるRACHリソースを選択するとき、以下の情報のうちの1つ以上のものを考慮するであろう:
・意図されるスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ
・UEタイプ、例えば、低下した能力を伴うUE、またはカバレッジ強化をサポートするUE、または小データ伝送をサポートするUE、または小データ伝送を開始するUE。
・サービスタイプ、例えば、小データ伝送。
・例えば、スライス番号1における小データ伝送を開始しようとする低下した能力を伴うUEは、低下した能力のUE、小データ伝送サービス、およびスライス番号1に関して適用可能なRACHリソースを選択するであろう。
・例えば、スライス番号1における小データ伝送を開始しようとする低下した能力を伴うUEは、低下した能力のUE、小データ伝送サービス、またはスライス番号1に関して適用可能なRACHリソースを選択するであろう。
・ページングに応答するためにランダムアクセスプロシージャを開始するUEに関して、NWは、ページングメッセージ/ページングDCI/ショートメッセージにおいてスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプを示し得る。
【0049】
以下の節は、いくつかの実装例を説明する。下記の種々の節に関する例示的見出しは、開示される主題の理解を促進するために使用され、いかようにも請求される主題の範囲を限定しない。故に、1つの例示的節の1つ以上の特徴は、別の例示的節の1つ以上の特徴と組み合わせられることができる。さらに、5Gの専門用語が、解説の明確化のために使用されるが、本書に開示される技法は、5G技術のみに限定されず、他のプロトコルを実装した無線システムにおいて使用され得る。
【0050】
(I.実装例1:)
【0051】
UEは、下記の表13に示されるように、システム情報において近隣セルのスライスごとの優先度を伴うサポートされるスライス情報を受信する。UEは、許可された/要求S-NSSAIにおける(太字のイタリック体テキストで示される)最初のスライスを選択し、最初のスライスのために構成された再選択優先度を適用する。
【表13】
【0052】
周波数内セルのスライスごとの優先度を伴う、または伴わないサポートされるスライス情報は、下記に与えられる例において太字のイタリック体テキストで示されるようなSIB2において提供されることができる。
【表13-1】
【0053】
周波数間セルのスライスごとの優先度を伴う、または伴わないサポートされるスライス情報は、下記に与えられる例において太字のイタリック体テキストで示されるようなSIB4において提供されることができる。
【表13-2】
【表13-3】
【0054】
RAT間セルのスライスごとの優先度を伴う、または伴わないサポートされるスライス情報は、下記に与えられる例において太字のイタリック体テキストで示されるようなSIB5において提供されることができる。
【表13-4】
【0055】
(II.実装例2:)
【0056】
UEは、RRCReleaseメッセージにおいてタイマtxxxとともに(下記の表14に示されるような)近隣セルのスライスごとの専用再選択優先度を伴わないサポートされるスライス情報を受信する。
【表14】
【0057】
UEは、txxxに設定された値を伴うTxxxを開始し、Txxxが満了する前、許可された/要求S-NSSAIと重複したサポートされるスライスの最大数を伴う周波数が最も高い優先度に関連付けられていると見なす。
【0058】
近隣セルに関するスライスごとの優先度を伴う、または伴わないサポートされるスライス情報は、下記に与えられる例において太字のイタリック体テキストで示されるようなRRCReleaseメッセージにおいて提供されることができる。
【表14-1】
【0059】
(III.実装例3:)
【0060】
UEは、RRCReleaseメッセージにおいてタイマtxxxとともに(下記の表15に示されるような)スライスごとのリダイレクション構成を受信する。
【表15】
【0061】
UEは、txxxに設定された値を伴うTxxxを開始し、Txxxが満了する前、リダイレクション標的情報が構成された最初のスライス(例えば、スライス番号2)に関するリダイレクション構成を適用する。
【0062】
スライスごとのリダイレクション構成は、下記に与えられる例において太字のイタリック体テキストで示されるようなRRCReleaseにおいて提供されることができる。
【表15-1】
【0063】
(IV.実装例4:)
【0064】
UEは、意図されるスライスのために構成された2ステップCFRAリソースまたは4ステップCFRAリソースを受信し、2ステップCFRAリソースまたは4ステップCFRAリソースを使用し、ハンドオーバー後、標的セルへのランダムアクセスを開始する。
【0065】
スライスごとの2ステップCFRAリソースまたは4ステップCFRAリソースは、下記に与えられる例において太字のイタリック体で示されるようなRRCReconfigurationメッセージにおいて提供されることができる。
【0066】
CFRA-4ステップ-ASN.1例1:
【表15-2】
【表15-3】
【0067】
CFRA-4ステップ-ASN.1例2:
【表15-4】
【表15-5】
【0068】
CFRA-2ステップ-ASN.1例1:
【表15-6】
【0069】
CFRA-2ステップ-ASN.1例2:
【表15-7】
【0070】
下記に説明される例示的技法は、複数のスライスにおける各スライスのために提供されるセル(再)選択情報、および/またはRACH構成を使用して、セル(再)選択、および/またはランダムアクセスを実施するためのものである。下記に説明される例示的技法では、用語「スライス(slice)」および「スライス(slices)」は、それぞれ、「スライスグループ(slice group)」および「スライスグループ(slice groups)」、または「アクセスカテゴリ(access category)」および「アクセスカテゴリ(access categories)」、または「アクセスカテゴリグループ(access category group)」および「アクセスカテゴリグループ(access category groups)」、または「UEタイプ(UE type)」および「UEタイプ(UE types)」、または「サービスタイプ(service type)」または「サービスタイプ(service types)」と置換されることができる。
【0071】
図2は、スライス認識セル選択技法を実施する方法200のための例示的フローチャートを示す。動作202は、通信デバイスによって、スライスに関連付けられたセル選択関連情報の1つの組を使用してセル選択技法を実施することを含み、セル選択関連情報の1つの組は、複数のスライスに関連するセル選択関連情報の複数の組からであり、セル選択関連情報の各組は、複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられている。
【0072】
方法200のいくつかの実施形態において、通信デバイスは、複数のスライスに関連するセル選択関連情報の複数の組からのスライスに関連付けられたセル選択関連情報の1つの組を選択または決定し、スライスに関連付けられたセル選択関連情報の1つの組を使用して、セル選択技法を実施し、セル選択関連情報の各組は、複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられている。
【0073】
方法200のいくつかの実施形態において、セル選択関連情報の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのためのサポートされるスライス情報を含み、複数のスライスのうちの各スライスのために、サポートされるスライス情報は、スライスが複数のセルによって、または複数の周波数によってサポートされるかどうかを示す。方法200のいくつかの実施形態において、セル選択関連情報の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのためのセル選択優先度情報を含み、複数のスライスのうちの各スライスのために、セル選択優先度情報は、スライスのためのセル選択優先度値を示し、セル選択優先度値は、(1)スライスに関連付けられたセルまたは(2)スライスに関連付けられた周波数の優先度を示す。方法200のいくつかの実施形態において、セル選択関連情報の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのためのリダイレクション標的情報を含み、複数のスライスのうちの各スライスのために、リダイレクション標的情報は、スライスのためのセル選択技法のために使用すべき周波数を示す。方法200のいくつかの実施形態において、通信デバイスは、(1)セルまたは(2)セルによって展開される周波数のセル選択優先度値を使用することによって、セルを用いてセル選択技法を実施し、セル選択優先度値は、許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおいて順番が最初であるスライスに関連付けられる。
【0074】
方法200のいくつかの実施形態において、通信デバイスは、(1)セルまたは(2)セルによって展開される周波数のセル選択優先度値を使用することによって、セルを用いてセル選択技法を実施し、セル選択優先度値は、許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおいて順番が最初であるスライスに関連付けられた以下のうちのいずれか1つに関連付けられる:スライスグループ、アクセスカテゴリ、およびアクセスカテゴリグループ。方法200のいくつかの実施形態において、通信デバイスは、(1)セルまたは(2)セルによって展開される周波数のセル選択優先度値を使用することによって、セルを用いてセル選択技法を実施し、スライスは、セル選択優先度値に関連付けられ、スライスは、許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおけるセル選択優先度値に関連付けられた順番において最初にものである。方法200のいくつかの実施形態において、通信デバイスは、最も高い優先度を有する周波数を使用することによって、セルを用いてセル選択技法を実施し、周波数は、セルに関連付けられ、周波数は、周波数が許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIからのサポートされるスライスの最大数に関連付けられることに応答して、最も高い優先度を有する。
【0075】
方法200のいくつかの実施形態において、通信デバイスは、最も高い優先度を有する周波数を使用することによって、セルを用いてセル選択技法を実施し、周波数は、セルに関連付けられ、周波数は、周波数が許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおける順番が最初であるスライスによってサポートされることに応答して、最も高い優先度を有する。方法200のいくつかの実施形態において、通信デバイスは、最も高い優先度を有する周波数を使用することによって、セルを用いてセル選択技法を実施し、周波数は、セルに関連付けられ、周波数は、周波数が許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおいて順番が最初であるスライスに関連付けられたスライスグループ、アクセスカテゴリ、およびアクセスカテゴリグループのうちのいずれかの1つによってサポートされることに応答して、最も高い優先度を有する。
【0076】
図3は、スライス認識ランダムアクセス技法を実施するための方法300の例示的フローチャートを示す。動作302は、通信デバイスによって、スライスに関連付けられたランダムアクセスチャネル(RACH)構成の1つの組を使用して、ランダムアクセス技法を実施することを含み、RACH構成の1つの組は、複数のスライスに関連するRACH構成の複数の組からであり、RACH構成の複数の組からの各組は、複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられている。
【0077】
方法300のいくつかの実施形態において、通信デバイスは、複数のスライスに関連するRACH構成の複数の組から、スライスのためのRACH構成の1つの組を選択または決定し、RACH構成の各組は、複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられており;スライスに関連付けられたRACH構成の1つの組を使用して、ランダムアクセス技法を実施する。
【0078】
方法300のいくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組は、複数のスライスのための各スライスのために2ステップランダムアクセス技法または4ステップランダムアクセス技法を実施するためのリソースを含み、リソースは、周波数ドメインおよび時間ドメインにおけるRACHオケージョンの場所を含み、リソースは、複数の通信ノードに関連付けられた共通リソースまたは通信ノードに割り当てられた専用リソースである。方法300のいくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組は、複数のスライスのうちの各スライスのための優先順位付けされたランダムアクセスプロシージャに関する構成を示すランダムアクセス優先順位付け構成を含む。方法300のいくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのために許可された失敗したランダムアクセス試行の最大数を示す第1の値と、複数のスライスからの各スライスのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示す第2の値とを含む。
【0079】
方法300のいくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのために許可された失敗したランダムアクセス試行の最大数を示す第1の値または複数のスライスからの各スライスのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示す第2の値を含む。方法300のいくつかの実施形態において、通信デバイスは、2ステップランダムアクセス技法を実施することによって、または4ステップランダムアクセス技法を実施することによって、ランダムアクセス技法を実施する。方法300のいくつかの実施形態において、通信デバイスは、スライスに関連付けられたRACH構成の1つの組を使用して実施されたランダムアクセス技法がある回数の失敗した結果をもたらしたことを通信デバイスが決定することに応答して、複数の通信ノードに関連付けられた共通リソースを使用することによって、2ステップランダムアクセス技法または4ステップランダムアクセス技法を実施する。方法300のいくつかの実施形態において、通信デバイスは、スライスに関連付けられたRACH構成の1つの組を使用して実施された2ステップランダムアクセス技法がある回数の失敗した結果をもたらしたことを通信デバイスが決定することに応答して、スライスに関連付けられたRACH構成の別の組を使用することによって、または複数の通信ノードに関連付けられた共通リソースを使用することによって、4ステップランダムアクセス技法を実施する。
【0080】
方法300のいくつかの実施形態において、通信デバイスは、マルチメディア優先度サービス(MPS)またはミッションクリティカルサービス(MCS)のために構成された通信デバイスのために構成されたRACH優先順位付けパラメータの第1の組を使用することによって、ランダムアクセス技法を実施するか、または、通信デバイスは、スライスのために構成されたRACH優先順位付けパラメータの第2の組を使用することによって、ランダムアクセス技法を実施する。
【0081】
図4Aは、通信デバイスがスライス認識セル選択技法を実施するために、複数のスライスのためのセル選択関連情報の複数の組を提供するネットワークデバイスのための方法400のフローチャートを示す。動作402は、ネットワークデバイスによって、複数のスライスに関連するセル選択関連情報の複数の組を伝送することを含み、セル選択関連情報の各組は、複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられている。
【0082】
方法400のいくつかの実施形態において、セル選択関連情報の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのためのサポートされるスライス情報を含み、複数のスライスのうちの各スライスのために、サポートされるスライス情報は、スライスが複数のセルによって、または複数の周波数によってサポートされるかどうかを示す。方法400のいくつかの実施形態において、セル選択関連情報の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのためのセル選択優先度情報を含み、複数のスライスのうちの各スライスのために、セル選択優先度情報は、スライスのためのセル選択優先度値を示し、セル選択優先度値は、(1)スライスに関連付けられたセルまたは(2)スライスに関連付けられた周波数の優先度を示す。方法400のいくつかの実施形態において、セル選択関連情報の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのためのリダイレクション標的情報を含み、複数のスライスのうちの各スライスのために、リダイレクション標的情報は、スライスのためのセル選択技法のために使用すべき周波数を示す。
【0083】
方法400のいくつかの実施形態において、セル選択関連情報の複数の組は、システム情報を介して、通信デバイスを備えている複数の通信デバイスに伝送される。方法400のいくつかの実施形態において、セル選択関連情報の複数の組は、通信デバイス専用の無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して伝送される。
【0084】
図4Bは、通信デバイスがスライス認識ランダムアクセス技法を実施するために、複数のスライスのためのRACH構成の複数の組を提供するネットワークデバイスのための方法410のフローチャートを示す。動作412は、ネットワークデバイスによって、複数のスライスに関連するランダムアクセスチャネル(RACH)構成の複数の組を備えている第1の伝送を実施することを含み、RACH構成の複数の組からの各組は、複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられている、ことを含む。動作414は、ネットワークデバイスによって、通信デバイスから、RACH構成の複数の組からのスライスに関連付けられたRACH構成の1つの組を使用して、ランダムアクセスプリアンブルを受信する。
【0085】
方法410のいくつかの実施形態において、方法は、ネットワークデバイスによって、通信デバイスへのメッセージを備えている第2の伝送を実施することをさらに含み、メッセージは、通信デバイスによって使用されるべきスライスに関連付けられたRACH構成の1つの組の識別子を備え、ランダムアクセスプリアンブルは、メッセージの第2の伝送に応答して受信される。方法410のいくつかの実施形態において、メッセージは、ページングメッセージまたはページングダウンリンク制御情報(DCI)またはショートメッセージに含まれる。方法410のいくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組は、複数のスライスのための各スライスのために2ステップランダムアクセス技法または4ステップランダムアクセス技法を実施するためのリソースを含み、リソースは、周波数ドメインおよび時間ドメインにおけるRACHオケージョンの場所を含み、リソースは、複数の通信ノードに関連付けられた共通リソースまたは通信ノードに割り当てられた専用リソースである。方法410のいくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組は、複数のスライスのうちの各スライスのための優先順位付けされたランダムアクセスプロシージャに関する構成を示すランダムアクセス優先順位付け構成を含む。
【0086】
方法410のいくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのために許可された失敗したランダムアクセス試行の最大数を示す第1の値と、複数のスライスからの各スライスのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示す第2の値とを含む。方法410のいくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組は、複数のスライスからの各スライスのために許可された失敗したランダムアクセス試行の最大数を示す第1の値または複数のスライスからの各スライスのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示す第2の値を含む。方法410のいくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組を備えている第1の伝送は、システム情報を介して、通信デバイスを備えている複数の通信デバイスに実施される。方法410のいくつかの実施形態において、RACH構成の複数の組を備えている第1の伝送は、通信デバイス専用の無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して実施される。
【0087】
いくつかの実施形態において、無線通信のための装置が、方法200-410に関して、および本特許文書に説明される実施形態において列挙される動作を実施するように構成される、プロセッサを備えている。いくつかの実施形態において、非一過性コンピュータ読み取り可能なプログラム記憶媒体が、その上に記憶されるコードを有し、コードは、プロセッサによって実行されると、方法200-410に関して、および本特許文書に説明される実施形態において列挙される動作をプロセッサに実装させる。
【0088】
図5は、ネットワークノード(例えば、基地局等のネットワークデバイス)または通信デバイス(例えば、ユーザ機器)の一部であり得るハードウェアプラットフォーム500の例示的ブロック図を示す。ハードウェアプラットフォーム500は、少なくとも1つのプロセッサ510と、記憶された命令を有するメモリ505とを含む。命令は、プロセッサ510による実行時、図1-4Bおよび本特許文書に説明される種々の実施形態において説明される動作を実施するようにハードウェアプラットフォーム500を構成する。送信機515は、情報またはデータを別のノードに伝送または送信する。例えば、ネットワークノード送信機が、メッセージをユーザ機器に送信することができる。受信機520は、別のノードによって伝送または送信された情報またはデータを受信する。例えば、ユーザ機器が、ネットワークノードからメッセージを受信することができる。
【0089】
上で議論されるような実装は、無線通信に適用されるであろう。図6は、基地局620と、1つ以上のユーザ機器(UE)611、612、および613とを含む無線通信システム(例えば、5GまたはNRセルラーネットワーク)の例を示す。いくつかの実施形態において、UEは、ネットワークへの通信リンク(破線矢印631、632、633によって描写されるように、時として、アップリンク方向と呼ばれる)を使用してBS(例えば、ネットワーク)にアクセスし、それは、次いで、BSからUEへの後続通信(例えば、矢印641、642、643によって示される、時として、ダウンリンク方向と呼ばれるネットワークからUEへの方向において示される)を可能にする。いくつかの実施形態において、BSは、情報をUEに送信し(矢印641、642、643によって描写されるように、時として、ダウンリンク方向と呼ばれる)、それは、次いで、UEからBSへの後続通信(例えば、破線矢印631、632、633によって示される、時として、アップリンク方向と呼ばれるUEからBSへの方向において示される)を可能にする。UEは、例えば、スマートフォン、タブレット、モバイルコンピュータ、マシンツーマシン(M2M)デバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス等であり得る。
【0090】
UEは、例えば、スマートフォン、タブレット、モバイルコンピュータ、マシンツーマシン(M2M)デバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス等であり得る。
【0091】
以下の節は、本特許文書に説明されるような追加の例示的技術的例示的アイテムを説明する。
【0092】
いくつかの実施形態において、UEは、スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプごとにセル(再)選択情報、および/またはRACH構成を受信し、UEは、セル(再)選択、および/またはランダムアクセスプロシージャ中にセル(再)選択情報、および/またはRACH構成を適用する。
【0093】
いくつかの実施形態において、スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプごとのセル(再)選択情報はさらに、以下のうちのいずれか1つ以上を含む:
・各セルまたは周波数のためのサポートされるスライス情報。
・各スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのための再選択優先度。
・スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプごとのリダイレクション標的情報。
【0094】
いくつかの実施形態において、UEが、セル(再)選択プロシージャ中にスライスごとのセル(再)選択情報を適用することは、以下のうちのいずれか1つ以上をさらに含む:
・UEは、許可/要求されたS-NSSAIにおける最初のスライスに対応する再選択優先度または最初のスライスが属するスライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループに対応する再選択優先度を適用する。
・UEは、スライスごとの再選択優先度が構成される最初のスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループに対応する再選択優先度を適用する。
・UEは、許可された/要求S-NSSAIと重複したサポートされるスライスの最大数を伴う周波数が、最も高い優先度に関連付けられていると見なす(または、それを決定する)。
・UEは、許可された/要求S-NSSAIにおける最初のスライスをサポートする周波数または最初のスライスが属するスライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループをサポートする周波数が、最も高い優先度に関連付けられていると見なす(または、それを決定する)。
【0095】
いくつかの実施形態において、スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプごとのRACH構成は、以下のうちのいずれか1つ以上をさらに含む:
・スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのための2ステップ、および/または4ステップRACH共通および専用リソース(周波数および時間ドメインにおけるRACHオケージョン、および/またはプリアンブル)。
・スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのためのランダムアクセス優先順位付け構成(例えば、powerRampingStepHighPriorityおよびscalingFactorBI)。
・スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのためのmsgA-TransMaxまたはmsgA-RSRP-Threshold。
【0096】
いくつかの実施形態において、UEがランダムアクセスプロシージャ中にスライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプごとのRACH構成を適用することは、以下のうちのいずれか1つ以上をさらに含む:
・UEは、2ステップまたは4ステップランダムアクセスタイプを選択する。
・UEは、スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプ特有RACHリソースを使用するランダムアクセスがある回数失敗するとき、共通リソースを使用して2ステップまたは4ステップを実施する。
・UEは、スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプ特有RACHリソースを使用する2ステップランダムアクセスがある回数失敗するとき、スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプ特有4ステップRACHリソースを使用して4ステップランダムアクセスを実施し、4ステップランダムアクセスは、2ステップランダムアクセスによって使用されるそれと同じスライス/同じスライスグループ/同じアクセスカテゴリ/同じアクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプを使用して実施している。
・UEは、MPS/MCS UEのために構成されるRACH優先順位付けパラメータと、スライス/スライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/UEタイプ/サービスタイプのために構成されるRACH優先順位付けパラメータとから選択する。
【0097】
本書では、用語「例示的」は、「~の例」を意味するように使用され、別様に記載されない限り、理想的または好ましい実施形態を含意しない。
【0098】
本明細書に説明される実施形態のうちのいくつかは、一実施形態において、ネットワーク化環境内のコンピュータによって実行されるプログラムコード等のコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ読み取り可能な媒体において具現化されるコンピュータプログラム製品によって実装され得る方法またはプロセスの一般的な文脈において説明される。コンピュータ読み取り可能な媒体は、限定ではないが、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)等を含むリムーバブルおよび非リムーバブル記憶デバイスを含み得る。したがって、コンピュータ読み取り可能な媒体は、非一過性記憶媒体を含むことができる。概して、プログラムモジュールは、特定のタスクを実施する、または特定の抽象データタイプを実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等を含み得る。コンピュータまたはプロセッサ実行可能命令、関連付けられたデータ構造、およびプログラムモジュールは、本明細書に開示される方法のステップを実行するためのプログラムコードの例を表す。そのような実行可能命令または関連付けられたデータ構造の特定のシーケンスは、そのようなステップまたはプロセスにおいて記述される機能を実装するための対応する行為の例を表す。
【0099】
開示される実施形態のうちのいくつかは、ハードウェア回路、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせを使用するデバイスまたはモジュールとして実装されることができる。例えば、ハードウェア回路実装は、例えば、プリント回路基板の一部として統合される離散的アナログ、および/またはデジタルコンポーネントを含むことができる。代替として、または加えて、開示されるコンポーネントまたはモジュールは、特定用途向け集積回路(ASIC)として、および/またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)デバイスとして実装されることができる。いくつかの実装は、加えて、または代替として、本願の開示される機能性に関連付けられたデジタル信号処理の動作的必要性のために最適化されたアーキテクチャを伴う特殊化マイクロプロセッサである、デジタル信号プロセッサ(DSP)を含み得る。同様に、各モジュール内の種々のコンポーネントまたはサブコンポーネントは、ソフトウェア、ハードウェア、またはファームウェアにおいて実装され得る。モジュール、および/またはモジュール内のコンポーネントの間のコネクティビティは、限定ではないが、適切なプロトコルを使用するインターネット、有線、または無線ネットワークを経由する通信を含む、当技術分野で公知であるコネクティビティ方法および媒体のうちのいずれか1つを使用して提供され得る。
【0100】
本書は、多くの詳細を含むが、これらは、請求される発明または請求され得る内容の範囲に対する限定として解釈されるべきではなく、むしろ、特定の実施形態に特有の特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈において本書に説明されるある特徴はまた、単一の実施形態において組み合わせて実装されることができる。逆に、単一の実施形態の文脈において説明される種々の特徴は、複数の実施形態において別個に、または任意の好適な副次的組み合わせにおいて実装されることもできる。さらに、特徴は、ある組み合わせにおいて作動するとして上で説明され、最初にそのように請求されことさえあり得るが、請求される組み合わせからの1つ以上の特徴は、ある場合、組み合わせから削除されることができ、請求される組み合わせは、副次的組み合わせまたは副次的組み合わせの変形例を対象とし得る。同様に、動作は、特定の順序で図面に描写されるが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が示される特定の順序で、または順次的順序で実施されること、または全ての図示される動作が実施されることを要求するものとして理解されるべきではない。
【0101】
いくつかのみの実装および例が、説明され、他の実装、強化、および変形例も、本開示に説明および図示される内容に基づいて行われることができる。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2023-09-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信方法であって、前記方法は、
通信デバイス、スライスグループに関連付けられたランダムアクセスチャネル(RACH)構成の1つの組を使用してランダムアクセス技法を実施すること
を含み、
前記RACH構成の1つの組は、複数のスライスグループに関連するRACH構成の複数の組からであり、
前記RACH構成の複数の組からの各組は、前記複数のスライスグループからの1つのスライスグループに関連付けられている、無線通信方法。
【請求項2】
前記RACH構成の複数の組は、前記複数のスライスグループのうちの各スライスグループのための優先順位付けされたランダムアクセスプロシージャに関する構成を示すランダムアクセス優先順位付け構成を含む、請求項に記載の方法。
【請求項3】
前記RACH構成の複数の組は前記複数のスライスグループからの各スライスグループのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示値を含む、請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記通信デバイスは、2ステップランダムアクセス技法を実施することによって、または4ステップランダムアクセス技法を実施することによって、前記ランダムアクセス技法を実施する、請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記通信デバイスは、マルチメディア優先度サービス(MPS)またはミッションクリティカルサービス(MCS)のために構成された前記通信デバイスのために構成されたRACH優先順位付けパラメータの第1の組を使用することによって、前記ランダムアクセス技法を実施するか、または、
前記通信デバイスは、スライスグループのために構成されたRACH優先順位付けパラメータの第2の組を使用することによって、前記ランダムアクセス技法を実施する、請求項に記載の方法。
【請求項6】
無線通信方法であって、前記方法は、
ネットワークデバイス通信デバイスへの第1の伝送を実施することであって、前記第1の伝送は、複数のスライスグループに関連するランダムアクセスチャネル(RACH)構成の複数の組を備え前記RACH構成の複数の組からの各組は、前記複数のスライスグループからの1つのスライスグループに関連付けられている、ことと、
前記ネットワークデバイス前記通信デバイスから、前記RACH構成の複数の組からのスライスグループに関連付けられたRACH構成の1つの組を使用して、ランダムアクセスプリアンブルを受信することと
を含む、無線通信方法。
【請求項7】
前記RACH構成の複数の組は、前記複数のスライスグループのうちの各スライスグループのための優先順位付けされたランダムアクセスプロシージャに関する構成を示すランダムアクセス優先順位付け構成を含む、請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記RACH構成の複数の組は前記複数のスライスグループからの各スライスグループのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示値を含む、請求項に記載の方法。
【請求項9】
無線通信のための装置であって、前記装置は、方法を実装するように構成されたプロセッサを備え、前記方法は、
通信デバイスが、スライスグループに関連付けられたランダムアクセスチャネル(RACH)構成の1つの組を使用してランダムアクセス技法を実施すること
を含み、
前記RACH構成の1つの組は、複数のスライスグループに関連するRACH構成の複数の組からであり、
前記RACH構成の複数の組からの各組は、前記複数のスライスグループからの1つのスライスグループに関連付けられている、装置。
【請求項10】
前記RACH構成の複数の組は、前記複数のスライスグループのうちの各スライスグループのための優先順位付けされたランダムアクセスプロシージャに関する構成を示すランダムアクセス優先順位付け構成を含む、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記RACH構成の複数の組は、前記複数のスライスグループからの各スライスグループのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示す値を含む、請求項9に記載の装置。
【請求項12】
前記通信デバイスは、マルチメディア優先度サービス(MPS)またはミッションクリティカルサービス(MCS)のために構成された前記通信デバイスのために構成されたRACH優先順位付けパラメータの第1の組を使用することによって、前記ランダムアクセス技法を実施するか、または、
前記通信デバイスは、スライスグループのために構成されたRACH優先順位付けパラメータの第2の組を使用することによって、前記ランダムアクセス技法を実施する、請求項9に記載の装置。
【請求項13】
無線通信のための装置であって、前記装置は、方法を実装するように構成されているプロセッサを備え、前記方法は、
ネットワークデバイスが、通信デバイスへの第1の伝送を実施することであって、前記第1の伝送は、複数のスライスグループに関連するランダムアクセスチャネル(RACH)構成の複数の組を備え、前記RACH構成の複数の組からの各組は、前記複数のスライスグループからの1つのスライスグループに関連付けられている、ことと、
前記ネットワークデバイスが、前記通信デバイスから、前記RACH構成の複数の組からのスライスグループに関連付けられたRACH構成の1つの組を使用して、ランダムアクセスプリアンブルを受信することと
を含む、装置。
【請求項14】
前記RACH構成の複数の組は、前記複数のスライスグループのうちの各スライスグループのための優先順位付けされたランダムアクセスプロシージャに関する構成を示すランダムアクセス優先順位付け構成を含む、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記RACH構成の複数の組は、前記複数のスライスグループからの各スライスグループのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示す値を含む、請求項13に記載の装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
上記および他の側面、およびそれらの実装が、図面、説明、および請求項により詳細に説明される。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
無線通信方法であって、前記方法は、
通信デバイスによって、スライスに関連付けられたセル選択関連情報の1つの組を使用してセル選択技法を実施することを含み、
前記セル選択関連情報の1つの組は、複数のスライスに関連するセル選択関連情報の複数の組からであり、
セル選択関連情報の各組は、前記複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられている、無線通信方法。
(項目2)
前記セル選択関連情報の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのためのサポートされるスライス情報を含み、
前記複数のスライスのうちの各スライスのために、前記サポートされるスライス情報は、スライスが複数のセルによって、または複数の周波数によってサポートされるかどうかを示す、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記セル選択関連情報の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのためのセル選択優先度情報を含み、
前記複数のスライスのうちの各スライスのために、前記セル選択優先度情報は、スライスのためのセル選択優先度値を示し、
前記セル選択優先度値は、(1)前記スライスに関連付けられたセルまたは(2)前記スライスに関連付けられた周波数の優先度を示す、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記セル選択関連情報の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのためのリダイレクション標的情報を含み、
前記複数のスライスのうちの各スライスのために、前記リダイレクション標的情報は、スライスのための前記セル選択技法のために使用すべき周波数を示す、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記通信デバイスは、(1)前記セルまたは(2)前記セルによって展開される周波数のセル選択優先度値を使用することによって、セルを用いて前記セル選択技法を実施し、
前記セル選択優先度値は、許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおいて順番が最初であるスライスに関連付けられている、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記通信デバイスは、(1)セルまたは(2)前記セルによって展開される周波数のセル選択優先度値を使用することによって、前記セルを用いて前記セル選択技法を実施し、
前記セル選択優先度値は、許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおいて順番が最初であるスライスに関連付けられたスライスグループ、アクセスカテゴリ、およびアクセスカテゴリグループのうちのいずれか1つに関連付けられている、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記通信デバイスは、(1)セルまたは(2)前記セルによって展開される周波数のセル選択優先度値を使用することによって、前記セルを用いて前記セル選択技法を実施し、
前記スライスは、前記セル選択優先度値に関連付けられており、
前記スライスは、許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおいて前記セル選択優先度値に関連付けられた順番において最初のものである、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記通信デバイスは、最も高い優先度を有する周波数を使用することによって、セルを用いて前記セル選択技法を実施し、
前記周波数は、前記セルに関連付けられ、
前記周波数は、前記周波数が許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIからのサポートされるスライスの最大数に関連付けられることに応答して、最も高い優先度を有する、項目1に記載の方法。
(項目9)
前記通信デバイスは、最も高い優先度を有する周波数を使用することによって、セルを用いて前記セル選択技法を実施し、
前記周波数は、前記セルに関連付けられ、
前記周波数は、前記周波数が許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおける順番が最初であるスライスによってサポートされることに応答して、最も高い優先度を有する、項目1に記載の方法。
(項目10)
前記通信デバイスは、最も高い優先度を有する周波数を使用することによって、セルを用いて前記セル選択技法を実施し、
前記周波数は、前記セルに関連付けられ、
前記周波数は、前記周波数が許可された単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)または要求されたS-NSSAIにおけるスライスのリストにおいて順番が最初であるスライスに関連付けられたスライスグループ、アクセスカテゴリ、およびアクセスカテゴリグループのうちのいずれかの1つによってサポートされることに応答して、最も高い優先度を有する、項目1に記載の方法。
(項目11)
無線通信方法であって、前記方法は、
通信デバイスによって、スライスに関連付けられたランダムアクセスチャネル(RACH)構成の1つの組を使用してランダムアクセス技法を実施することを含み、
前記RACH構成の1つの組は、複数のスライスに関連するRACH構成の複数の組からであり、
前記RACH構成の複数の組からの各組は、前記複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられている、無線通信方法。
(項目12)
前記RACH構成の複数の組は、前記複数のスライスのための各スライスのために2ステップランダムアクセス技法または4ステップランダムアクセス技法を実施するためのリソースを含み、
前記リソースは、周波数ドメインおよび時間ドメインにおけるRACHオケージョンの場所を含み、
前記リソースは、複数の通信ノードに関連付けられた共通リソースまたは前記通信ノードに割り当てられた専用リソースである、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記RACH構成の複数の組は、複数のスライスのうちの各スライスのための優先順位付けされたランダムアクセスプロシージャに関する構成を示すランダムアクセス優先順位付け構成を含む、項目11に記載の方法。
(項目14)
前記RACH構成の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのために許可された失敗したランダムアクセス試行の最大数を示す第1の値と、前記複数のスライスからの各スライスのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示す第2の値とを含む、項目11に記載の方法。
(項目15)
前記RACH構成の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのために許可された失敗したランダムアクセス試行の最大数を示す第1の値または前記複数のスライスからの各スライスのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示す第2の値を含む、項目11に記載の方法。
(項目16)
前記通信デバイスは、2ステップランダムアクセス技法を実施することによって、または4ステップランダムアクセス技法を実施することによって、前記ランダムアクセス技法を実施する、項目11に記載の方法。
(項目17)
前記通信デバイスは、前記スライスに関連付けられた前記RACH構成の1つの組を使用して実施された前記ランダムアクセス技法がある回数の失敗した結果をもたらしたことを前記通信デバイスが決定することに応答して、複数の通信ノードに関連付けられた共通リソースを使用することによって、2ステップランダムアクセス技法または4ステップランダムアクセス技法を実施する、項目11に記載の方法。
(項目18)
前記通信デバイスは、前記スライスに関連付けられた前記RACH構成の1つの組を使用して実施された2ステップランダムアクセス技法がある回数の失敗した結果をもたらしたことを前記通信デバイスが決定することに応答して、前記スライスに関連付けられたRACH構成の別の組を使用することによって、または複数の通信ノードに関連付けられた共通リソースを使用することによって、4ステップランダムアクセス技法を実施する、項目11に記載の方法。
(項目19)
前記通信デバイスは、マルチメディア優先度サービス(MPS)またはミッションクリティカルサービス(MCS)のために構成された前記通信デバイスのために構成されたRACH優先順位付けパラメータの第1の組を使用することによって、前記ランダムアクセス技法を実施するか、または、
前記通信デバイスは、スライスのために構成されたRACH優先順位付けパラメータの第2の組を使用することによって、前記ランダムアクセス技法を実施する、項目11に記載の方法。
(項目20)
無線通信方法であって、前記方法は、
ネットワークデバイスによって、複数のスライスに関連するセル選択関連情報の複数の組を伝送することを含み、
セル選択関連情報の各組は、前記複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられている、無線通信方法。
(項目21)
前記セル選択関連情報の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのためのサポートされるスライス情報を含み、
前記複数のスライスのうちの各スライスのために、前記サポートされるスライス情報は、スライスが複数のセルによって、または複数の周波数によってサポートされるかどうかを示す、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記セル選択関連情報の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのためのセル選択優先度情報を含み、
前記複数のスライスのうちの各スライスのために、前記セル選択優先度情報は、スライスのためのセル選択優先度値を示し、
前記セル選択優先度値は、(1)前記スライスに関連付けられたセルまたは(2)前記スライスに関連付けられた周波数の優先度を示す、項目20に記載の方法。
(項目23)
前記セル選択関連情報の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのためのリダイレクション標的情報を含み、
前記複数のスライスのうちの各スライスのために、前記リダイレクション標的情報は、スライスのための前記セル選択技法のために使用すべき周波数を示す、項目20に記載の方法。
(項目24)
前記セル選択関連情報の複数の組は、システム情報を介して、前記通信デバイスを備えている複数の通信デバイスに伝送される、項目20-23のいずれかに記載の方法。
(項目25)
前記セル選択関連情報の複数の組は、前記通信デバイス専用の無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して伝送される、項目20-23のいずれかに記載の方法。
(項目26)
無線通信方法であって、前記方法は、
ネットワークデバイスによって、複数のスライスに関連するランダムアクセスチャネル(RACH)構成の複数の組を備えている第1の伝送を実施することであって、前記RACH構成の複数の組からの各組は、前記複数のスライスからの1つのスライスに関連付けられている、ことと、
前記ネットワークデバイスによって、通信デバイスから、前記RACH構成の複数の組からのスライスに関連付けられたRACH構成の1つの組を使用して、ランダムアクセスプリアンブルを受信することと
を含む、無線通信方法。
(項目27)
ネットワークデバイスによって、前記通信デバイスへのメッセージを備えている第2の伝送を実施することをさらに含み、
前記メッセージは、前記通信デバイスによって使用されるべき前記スライスに関連付けられた前記RACH構成の1つの組の識別子を備え、
前記ランダムアクセスプリアンブルは、前記メッセージの前記第2の伝送に応答して受信される、項目26に記載の方法。
(項目28)
前記メッセージは、ページングメッセージまたはページングダウンリンク制御情報(DCI)またはショートメッセージに含まれる、項目27に記載の方法。
(項目29)
前記RACH構成の複数の組は、前記複数のスライスのための各スライスのために2ステップランダムアクセス技法または4ステップランダムアクセス技法を実施するためのリソースを含み、
前記リソースは、周波数ドメインおよび時間ドメインにおけるRACHオケージョンの場所を含み、
前記リソースは、複数の通信ノードに関連付けられた共通リソースまたは前記通信ノードに割り当てられた専用リソースである、項目26に記載の方法。
(項目30)
前記RACH構成の複数の組は、複数のスライスのうちの各スライスのための優先順位付けされたランダムアクセスプロシージャに関する構成を示すランダムアクセス優先順位付け構成を含む、項目26に記載の方法。
(項目31)
前記RACH構成の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのために許可された失敗したランダムアクセス試行の最大数を示す第1の値と、前記複数のスライスからの各スライスのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示す第2の値とを含む、項目26に記載の方法。
(項目32)
前記RACH構成の複数の組は、前記複数のスライスからの各スライスのために許可された失敗したランダムアクセス試行の最大数を示す第1の値または前記複数のスライスからの各スライスのための閾値基準信号受信電力(RSRP)を示す第2の値を含む、項目26に記載の方法。
(項目33)
前記RACH構成の複数の組を備えている前記第1の伝送は、システム情報を介して、前記通信デバイスを備えている複数の通信デバイスに実施される、項目26-32のいずれかに記載の方法。
(項目34)
前記RACH構成の複数の組を備えている前記第1の伝送は、前記通信デバイス専用の無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して実施される、項目26-32のいずれかに記載の方法。
(項目35)
項目1-34の1つ以上に記載の方法を実装するように構成されたプロセッサを備えている無線通信のための装置。
(項目36)
コードを記憶している非一過性コンピュータ読み取り可能なプログラム記憶媒体であって、前記コードは、プロセッサによって実行されると、項目1-34の1つ以上に記載の方法を前記プロセッサに実装させる、非一過性コンピュータ読み取り可能なプログラム記憶媒体。
【国際調査報告】