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特表2024-511547情報指示方法及び装置、ネットワークデバイス、ユーザ機器及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-13
(54)【発明の名称】情報指示方法及び装置、ネットワークデバイス、ユーザ機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/16 20090101AFI20240306BHJP
   H04W 52/02 20090101ALI20240306BHJP
   H04W 60/06 20090101ALI20240306BHJP
【FI】
H04W48/16 110
H04W52/02 110
H04W52/02
H04W60/06
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023560745
(86)(22)【出願日】2021-04-01
(85)【翻訳文提出日】2023-09-29
(86)【国際出願番号】 CN2021084923
(87)【国際公開番号】W WO2022205303
(87)【国際公開日】2022-10-06
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】リー,シャオロン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD30
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
本開示は、情報指示方法及び装置、ネットワークデバイス、ユーザ機器及び記憶媒体に関する。前記情報指示方法は、UEに指示情報を送信するステップであって、前記指示情報は、所定の時間条件でセルサーチを行わないように前記UEに指示するためのものであるステップを含む。本開示は、ネットワークデバイスによって決定されたページングメッセージモニタリング方式に応じて、指示された時間帯にページングメッセージモニタリングを行う必要がなく、最適な省電力効果が達成される
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)に指示情報を送信するステップであって、前記指示情報は、所定の時間条件でセルサーチを行わないように前記UEに指示するためのものであるステップを含む、
情報指示方法。
【請求項2】
前記所定の時間条件でセルサーチを行わないように前記UEに指示することは、
所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することと、
所定の時間条件でトラッキングエリアの更新(TAU)を行わないように前記UEに指示することと、
所定の時間条件でセルサーチを行わず、休眠状態にあるように前記UEに指示することと、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の情報指示方法。
【請求項3】
前記所定の時間条件は、設定された時間帯内にあることまたは設定された時刻より前にあることを含み、
前記設定された時間帯または前記設定された時刻はコアネットワークデバイス及び/又はアクセスネットワークデバイスによって決定される、
請求項2に記載の情報指示方法。
【請求項4】
前記所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことは、
前記UEに不連続受信(DRX)を設定した場合、DRX周期の1つまたは複数のページング機会(PO)でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することと、
前記UEに間欠受信(eDRX)を設定した場合、1つまたは複数のページングタイムウィンドウ(PTW)内でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示するか、または少なくとも1つのPTW内の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することと、を含む、
請求項3に記載の情報指示方法。
【請求項5】
前記所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことは、
前記UEに省電力モード(PSM)を設定した場合、アクティブ化タイマーの動作期間にページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示するか、またはアクティブ化タイマーの動作期間の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでメッセージページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することを含む、
請求項3に記載の情報指示方法。
【請求項6】
前記所定の時間条件でTAUを行わないように前記UEに指示することは、
TAUタイマーが満了した後、TAUを行わないことを含む、
請求項2に記載の情報指示方法。
【請求項7】
前記UEに指示情報を送信するステップは、
前記UEが無線リソース制御(RRC)接続状態からRRC非接続状態に入る過程で、RRCメッセージを介して前記指示情報を送信するステップを含む、
請求項1に記載の情報指示方法。
【請求項8】
前記UEに指示情報を送信するステップは、
前記UEにeDRXパラメータ及び/又はPSMパラメータを設定している場合に前記指示情報を送信するステップを含む、
請求項1に記載の情報指示方法。
【請求項9】
前記UEにeDRXパラメータ及び/又はPSMパラメータを設定している場合に前記指示情報を送信するステップは、
前記UEがTAU及び/又はアタッチ(attach)を行う過程で前記指示情報を送信するステップを含む、
請求項8に記載の情報指示方法。
【請求項10】
前記設定された時間帯または設定された時刻がアクセスネットワークデバイスによって決定される場合、前記アクセスネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前にセルサーチを行わないように前記UEに指示する、
請求項3に記載の情報指示方法。
【請求項11】
前記アクセスネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前にセルサーチを行わないように前記UEに指示することは、
前記アクセスネットワークデバイスによって、現在のネットワークがUEにカバレッジを提供できない時刻がT1、現在のネットワークがUEにネットワークカバレッジを提供できる次の時刻がT2と予測された場合、T2-T1時間条件でセルサーチを行わないように前記UEに指示することを含む、
請求項10に記載の情報指示方法。
【請求項12】
前記設定された時間帯または設定された時刻がコアネットワークデバイスによって決定される場合、前記コアネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前に、RRC非接続状態に入るとセルサーチを行わないように前記UEに指示する、
請求項10に記載の情報指示方法。
【請求項13】
前記コアネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前に、RRC非接続状態に入るとセルサーチを行わないように前記UEに指示することは、
前記コアネットワークデバイスが前記指示情報を送信する時刻をT3とし、前記UEにネットワークカバレッジを提供する締め切り時刻をT4とし、ネットワークカバレッジの次の時刻をT5とし、前記コアネットワークデバイスがT4時刻より前にRRC非接続状態に入るように前記UEに指示すると、T5-T4の時間長内でセルサーチを行わないように前記UEに指示することを含む、
請求項12に記載の情報指示方法。
【請求項14】
ネットワークデバイスから送信された指示情報を受信し、前記指示情報に基づいて、所定の時間条件でセルサーチを行わないと決定するステップを含む、
情報指示方法。
【請求項15】
前記所定の時間条件でセルサーチを行わないことは、
所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことと、
所定の時間条件でトラッキングエリアの更新(TAU)を行わないことと、
所定の時間条件でセルサーチを行わず、休眠状態にあることと、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項14に記載の情報指示方法。
【請求項16】
前記所定の時間条件は、設定された時間帯内にあることまたは設定された時刻より前にあることを含み、
設定された時間帯または設定された時刻はコアネットワークデバイス及び/又はアクセスネットワークデバイスによって決定される、
請求項15に記載の情報指示方法。
【請求項17】
前記所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことは、
前記UEに不連続受信(DRX)が設定されていると決定された場合、DRX周期の1つまたは複数のページング機会(PO)でページングメッセージをモニタリングしないことと、
前記UEに間欠受信(eDRX)が設定されていると決定された場合、1つまたは複数のページングタイムウィンドウ(PTW)内でページングメッセージをモニタリングしないか、または少なくとも1つのPTW内の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしないこととを含む、
請求項16に記載の情報指示方法。
【請求項18】
前記所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことは、
前記UEに省電力モード(PSM)が設定されていると決定された場合、アクティブ化タイマーの動作期間にページングメッセージをモニタリングしないか、またはアクティブ化タイマーの動作期間の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでメッセージページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することを含む、
請求項16に記載の情報指示方法。
【請求項19】
前記所定の時間条件でTAUを行わないように前記UEに指示することは、
TAUタイマーが満了した後、TAUを行わないことを含む、
請求項15に記載の情報指示方法。
【請求項20】
前記ネットワークデバイスから送信された指示情報を受信することは、
前記UEが無線リソース制御(RRC)接続状態からRRC非接続状態に入る過程で、前記アクセスネットワークデバイスによってRRCメッセージを介して送信された前記指示情報を受信することを含む、
請求項14に記載の情報指示方法。
【請求項21】
前記ネットワークデバイスから送信された指示情報を受信することは、
前記UEがTAU及び/又はattachを行う過程で、前記コアネットワークデバイスから送信された前記指示情報を受信することを含む、
請求項14に記載の情報指示方法。
【請求項22】
前記方法は、
前記指示情報に基づいて、前記所定の時間条件でRRC非接続状態に入り、かつセルサーチを行わないと決定するステップをさらに含む、
請求項14に記載の情報指示方法。
【請求項23】
ユーザ機器(UE)に指示情報を送信するように構成される送信ユニットであって、前記指示情報は、所定の時間条件でセルサーチを行わないように前記UEに指示するためのものである送信ユニットを含む、
省エネルギー指示装置。
【請求項24】
前記指示情報は、
所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することと、
所定の時間条件でトラッキングエリアの更新(TAU)を行わないように前記UEに指示することと、
所定の時間条件でセルサーチを行わず、休眠状態にあるように前記UEに指示することと、のうちの少なくとも1つに使用される、
請求項23に記載の装置。
【請求項25】
前記指示情報はさらに、
前記UEに不連続受信(DRX)を設定した場合、DRX周期の1つまたは複数のページング機会(PO)でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示し、
前記UEに間欠受信(eDRX)を設定した場合、1つまたは複数のページングタイムウィンドウ(PTW)内でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示するか、または少なくとも1つのPTW内の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示する、
請求項23に記載の装置。
【請求項26】
前記指示情報はさらに、
前記UEに省電力モード(PSM)を設定した場合、アクティブ化タイマーの動作期間にページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示するか、またはアクティブ化タイマーの動作期間の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでメッセージページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示する、
請求項23に記載の装置。
【請求項27】
ネットワークデバイスから送信された指示情報を受信するように構成される受信ユニットと、
前記指示情報に基づいて、所定の時間条件でセルサーチを行わないと決定するように構成される決定ユニットと、を含む、
情報指示装置。
【請求項28】
前記所定の時間条件でセルサーチを行わないことは、
前記UEが所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことと、
前記UEが所定の時間条件でトラッキングエリアの更新(TAU)を行わないことと、
前記UEが所定の時間条件でセルサーチを行わず、休眠状態にあることと、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項27に記載の装置。
【請求項29】
前記決定ユニットはさらに、
前記指示情報に基づいて、前記所定の時間条件で非接続状態に入り、かつセルサーチを行わないと決定するように構成される、
請求項27に記載の装置。
【請求項30】
ネットワークデバイスであって、
プロセッサと、トランシーバと、メモリと、メモリに記憶され、プロセッサによって実行できる実行可能なプログラムとを含み、前記プロセッサが前記実行可能なプログラムを実行する場合に、請求項1~13のいずれかに記載の情報指示方法のステップを実行する、
ネットワークデバイス。
【請求項31】
ユーザ機器であって、
プロセッサと、トランシーバと、メモリと、メモリに記憶され、プロセッサによって実行できる実行可能なプログラムとを含み、前記プロセッサが前記実行可能なプログラムを実行する場合に、請求項14~22のいずれかに記載の情報指示方法のステップを実行する、
ユーザ機器。
【請求項32】
実行可能なプログラムが記憶されている記憶媒体であって、
前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項1~22のいずれかに記載の情報指示方法のステップが実現される、
記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報指示方法及び装置、ネットワークデバイス、ユーザ機器(UE、User Equipment)及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
端末の電力を節約するために、ネットワークは、UEに不連続受信(Discontinuous Reception、DRX)、eDRX、省電力モード(Power Saving Mode、PSM)などのパラメータを設定(configure)することにより、UEの省電力を実現する。
【0003】
非地上ネットワーク(Non-terrestrial Network、NTN)では、衛星(例えば非静止衛星)が移動していると、衛星による各UEへのサービス時間は限られている。衛星の軌道高度が600kmの場合、異なるセルカバー半径及びUEの移動速度によって、1つのNTNセルが端末に提供するサービス時間は制限される。これは、UEが一定の時間の後にハンドオーバとセル再選択を実行する必要があることを意味する。
【0004】
NTN-IOT(Internet of Thing)ネットワークについては、不連続なカバーシーンが存在するため、IoT-NTNにおけるUEには、ネットワークカバレッジがない場合がある。NTN内の衛星が移動する場合、UEが移動しなくても、衛星のセルカバーが変化するため、同期を完了するためにターゲットセルをサーチする必要がある。端末の電力消費を節約するために、ネットワークデバイスはUEに適切な省電力モードを設定する。例えば、UEがDRX/eDRXからウェイクアップした時にページングメッセージをモニタリングする必要があり、またはPSMからウェイクアップした時にTAUを行う必要がある。ネットワークの不連続なカバー及び衛星の急速な移動のため、UEはサポートされている帯域ごとにネットワークをサーチする必要があり、UEの消費電力が増加している。現在、このシーンに関する技術案は参考にならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これを踏まえて、本開示の実施例は情報指示方法及び装置、ネットワークデバイス、ユーザ機器及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様によれば、情報指示方法を提供し、UEに指示情報を送信するステップであって、前記指示情報は、所定の時間条件でセルサーチを行わないように前記UEに指示するためのものであるステップを含む。
【0007】
一実施例では、前記所定の時間条件でセルサーチを行わないように前記UEに指示することは、
所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することと、
所定の時間条件でトラッキングエリアの更新(Tracking Area Update、TAU)を行わないように前記UEに指示することと、所定の時間条件でセルサーチを行わず、休眠(Dormant)状態にあるように前記UEに指示することと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0008】
一実施例では、前記所定の時間条件は、設定された時間帯内にあることまたは設定された時刻より前にあることを含み、設定された時間帯または設定された時刻はコアネットワークデバイス及び/又はアクセスネットワークデバイスによって決定される。
【0009】
一実施例では、前記所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことは、前記UEにDRXを設定した場合、DRX周期の1つまたは複数のページング機会(Paging Occasion、PO)でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することと、前記UEにeDRXを設定した場合、1つまたは複数のページングタイムウィンドウ(Paging Time Window、PTW)でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示するか、または少なくとも1つのPTW内の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することと、を含む。
【0010】
一実施例では、前記所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことは、前記UEにPSMを設定した場合、アクティブ化タイマーの動作期間にページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示するか、またはアクティブ化タイマーの動作期間の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでメッセージページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することを含む。
【0011】
一実施例では、前記所定の時間条件でTAUを行わないように前記UEに指示することは、TAUタイマーが満了した後、TAUを行わないことを含む。
【0012】
一実施例では、前記UEに指示情報を送信するステップは、前記UEが無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)接続状態からRRC非接続状態に入る過程で、RRCメッセージを介して前記指示情報を送信するステップを含む。
【0013】
一実施例では、前記UEに指示情報を送信するステップは、前記UEにeDRXパラメータ及び/又はPSMパラメータを設定している場合に前記指示情報を送信するステップを含む。
【0014】
一実施例では、前記UEにeDRXパラメータ及び/又はPSMパラメータを設定している場合に前記指示情報を送信するステップは、前記UEがTAU及び/又はアタッチ(attach)を行う過程で、前記指示情報を送信するステップを含む。
【0015】
一実施例では、前記設定された時間帯または設定された時刻がアクセスネットワークデバイスによって決定される場合、前記アクセスネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前にセルサーチを行わないように前記UEに指示する。
【0016】
一実施例では、前記アクセスネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前にセルサーチを行わないように前記UEに指示することは、前記アクセスネットワークデバイスによって、現在のネットワークがUEにカバレッジを提供できない時刻がT1、現在のネットワークがUEにネットワークカバレッジを提供できる次の時刻がT2と予測された場合、T2-T1の時間長内でセルサーチを行わないように前記UEに指示することを含む。
【0017】
一実施例では、前記設定された時間帯または設定された時刻がコアネットワークデバイスによって決定される場合、前記コアネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前に、RRC非接続状態に入るとセルサーチを行わないように前記UEに指示する。
【0018】
一実施例では、前記コアネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前に、RRC非接続状態に入るとセルサーチを行わないように前記UEに指示することは、前記コアネットワークデバイスが前記指示情報を送信する時刻をT3とし、前記UEにネットワークカバレッジを提供する締め切り時刻をT4とし、ネットワークカバレッジの次の時刻をT5とし、前記コアネットワークデバイスがT4時刻より前にRRC非接続状態に入るように前記UEに指示すると、T5-T4の時間長内でセルサーチを行わないように前記UEに指示することを含む。
【0019】
本開示の第2の態様によれば、情報指示方法を提供し、ネットワークデバイスから送信された指示情報を受信し、前記指示情報に基づいて、所定の時間条件でセルサーチを行わないと決定するステップを含む。
【0020】
一実施例では、前記所定の時間条件でセルサーチを行わないことは、所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことと、所定の時間条件でTAUを行わないことと、所定の時間条件でセルサーチを行わず、休眠状態(dormant state)にあることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0021】
一実施例では、前記所定の時間条件は、設定された時間帯内にあることまたは設定された時刻より前にあることを含み、設定された時間帯または設定された時刻はコアネットワークデバイス及び/又はアクセスネットワークデバイスによって決定される。
【0022】
一実施例では、前記所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことは、前記UEにDRXが設定されていると決定された場合、DRX周期の1つまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしないことと、前記UEにeDRXが設定されていると決定された場合、1つまたは複数のPTW内でページングメッセージをモニタリングしないか、または少なくとも1つのPTW内の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしないことと、を含む。
【0023】
一実施例では、前記所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことは、前記UEにPSMが設定されていると決定された場合、アクティブ化タイマーの動作期間にページングメッセージをモニタリングしないか、またはアクティブ化タイマーの動作期間の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでメッセージページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することを含む。
【0024】
一実施例では、前記所定の時間条件でTAUを行わないように前記UEに指示することは、TAUタイマーが満了した後、TAUを行わないことを含む。
【0025】
一実施例では、前記ネットワークデバイスから送信された指示情報を受信することは、前記UEがRRC接続状態からRRC非接続状態に入る過程で、前記アクセスネットワークデバイスによってRRCメッセージを介して送信された前記指示情報を受信することを含む。
【0026】
一実施例では、前記ネットワークデバイスから送信された指示情報を受信することは、前記UEがTAU及び/又はattachを行う過程で、前記コアネットワークデバイスから送信された前記指示情報を受信することを含む。
【0027】
一実施例では、前記方法は、前記指示情報に基づいて、前記所定の時間条件でRRC非接続状態に入り、かつセルサーチを行わないと決定するステップをさらに含む。
【0028】
本開示の第3の態様によれば、省エネルギー指示装置を提供し、UEに指示情報を送信するように構成される送信ユニットであって、前記指示情報は、所定の時間条件でセルサーチを行わないように前記UEに指示するためのものである送信ユニットを含む。
【0029】
一実施例では、前記指示情報は、
所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することと、所定の時間条件でTAUを行わないように前記UEに指示することと、所定の時間条件でセルサーチを行わず、休眠状態にあるように前記UEに指示することと、のうちの少なくとも1つに使用される。
【0030】
一実施例では、前記指示情報はさらに、前記UEにDRXを設定した場合、DRX周期の1つまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することと、前記UEにeDRXを設定した場合、1つまたは複数のページングタイムウィンドウ(PTW)内でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示するか、または少なくとも1つのPTW内の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することと、のうちの少なくとも1つに使用される。
【0031】
一実施例では、前記指示情報はさらに、前記UEにPSMを設定した場合、アクティブ化タイマーの動作期間にページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示するか、またはアクティブ化タイマーの動作期間の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでメッセージページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示する。
【0032】
本開示の第4の態様によれば、情報指示装置を提供し、ネットワークデバイスから送信された指示情報を受信するように構成される受信ユニットと、前記指示情報に基づいて、所定の時間条件でセルサーチを行わないと決定するように構成される決定ユニットと、を含む。
【0033】
一実施例では、前記所定の時間条件でセルサーチを行わないことは、前記UEが所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことと、前記UEが所定の時間条件でトラッキングエリアの更新(TAU)を行わないことと、前記UEが所定の時間条件でセルサーチを行わず、休眠状態にあることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0034】
一実施例では、前記決定ユニットはさらに、前記指示情報に基づいて、前記所定の時間条件で非接続状態に入り、かつセルサーチを行わないと決定するように構成される。
【0035】
本開示の第5の態様によれば、ネットワークデバイスを提供し、プロセッサと、トランシーバと、メモリと、メモリに記憶され、プロセッサによって実行可能なプログラムとを含み、前記プロセッサが前記実行可能なプログラムを実行する場合に第1の態様に記載の情報指示方法のステップを実行する。
【0036】
本開示の第6の態様によれば、ユーザ機器を提供し、プロセッサと、トランシーバと、メモリと、メモリに記憶され、プロセッサによって実行可能なプログラムとを含み、前記プロセッサが前記実行可能なプログラムを実行する場合に第2の態様に記載の情報指示方法のステップを実行する。
【0037】
本開示の第7の態様によれば、実行可能なプログラムが記憶されている記憶媒体を提供し、前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行される場合、第1の態様または第2の態様に記載の情報指示方法のステップが実現される。
【発明の効果】
【0038】
本開示の実施例に係る情報指示方法及び装置、ネットワークデバイス、ユーザ機器及び記憶媒体によれば、ネットワークデバイスはUEに指示情報を設定して、所定の時間条件でセルサーチを行わないようにUEに指示することにより、省電力の目的を図る。本願の実施例に係るネットワークデバイスは、セルカバー規則に基づいており、セルがUEにサービスを提供できないと決定されたとき、UEの省電力モードの設定に基づいて、所定の時間条件でセルをサーチしたり、対応するページングメッセージをモニタリングしたりしないようにUEに指示する。本開示の実施例は、現在のネットワークカバレッジ特性およびUEによってサポートされている省電力モードに基づいて、決定されたモードに基づいてページングメッセージをモニタリングするようにUEに指示するように、UEに対してより正確な省電力モードを決定することができる。本開示の実施例に係るUEは、ネットワークデバイスによって決定されたページングメッセージモニタリング方式に応じて、指示された時間帯にページングメッセージモニタリングを行う必要がなく、最適な省電力効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【0039】
ここの図面は本明細書の一部を構成するために本明細書に組み込まれており、本開示の実施例に適合するものを示し、本明細書と共に本開示の原理を説明するために使用される。
図1】例示的な一実施例によって示される無線通信システムの概略構成図である。
図2】例示的な一実施例によって示される情報指示方法の概略フローチャートである。
図3】例示的な一実施例によって示される情報指示方法の概略フローチャートである。
図4】例示的な一実施例によって示されるDRXの概略図である。
図5】例示的な一実施例によって示されるeDRXの概略図である。
図6】例示的な一実施例によって示されるPSMの概略図である。
図7】例示的な一実施例によって示されるPSMの概略図である。
図8】例示的な一実施例によって示される情報指示装置の構造の概略図である。
図9】例示的な一実施例によって示される情報指示装置の構造の概略図である。
図10】例示的な一実施例によって示されるユーザ機器の構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、その例を図面に示す。以下の説明が図面に関連する場合、別段の表現がない限り、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に記載の実施形態は、本開示の実施例と一致する全ての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲に詳細に記載された、本開示の実施例のいくつかの態様に一致する装置及び方法の例にすぎない。
【0041】
本開示の実施例に使用される用語は、特定の実施例を説明するためのものにすぎず、本開示の実施例を制限することを意図していない。本開示の実施例と添付請求項に使用される単数形の「一」と「当該」も、コンテキストにおいて他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことを意図する。なお、本明細書で使用される用語の「及び/又は」とは、1つ又は複数の関連する列挙項目の任意の組み合わせ又とは全ての可能な組み合わせを指す。
【0042】
本開示の実施例では、第1、第2、第3などの用語を使用して様々な情報を説明する可能性があるが、これらの情報は、これらの用語に限定すべきではないことを理解されたい。これらの用語は、単に同じタイプの情報を区別するために使用される。例えば、本開示の実施例の範囲から逸脱しない限り、第1の情報は第2の情報と呼ぶことができ、同様に、第2の情報は第1の情報と呼ぶこともできる。文脈によっては、ここで使用される単語「もし」は、「……のとき」又は「……の場合」又は「決定に応答する」として解釈することができる。
【0043】
図1を参照すると、それは本開示の実施例によって提供される無線通信システムの概略構成図である。図1に示すように、無線通信システムはセルラー移動通信技術ベースの通信システムであり、当該無線通信システムは、いくつかの端末11及びいくつかの基地局12を含むことができる。
【0044】
ここで、端末11は、ユーザに音声及び/又はデータ接続を提供するデバイスを指し得る。端末11は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して1つまたは複数のコアネットワークと通信することができ、端末11はモノのインターネットデバイスであってもよく、例えば、センサデバイス、携帯電話(または「セルラー」電話と呼ぶ)及びモノのインターネットユーザ機器を有するコンピュータであってもよく、例えば、固定式、携帯式、ポケット式、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵または車載の装置であってもよい。例えば、ステーション(Station、STA)、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、モバイルステーション(mobile station)、モバイル(mobile)、リモートステーション(remote station)、アクセスポイント、リモート端末(remote terminal)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ装置(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザ機器(user device)、またはユーザ端末(user equipment)である。または、端末11は無人航空機のデバイスであってもよい。または端末11は車載デバイスであってもよく、例えば、無線通信機能を備えるトリップコンピュータであってもよく、またはトリップコンピュータに接続される無線ユーザ機器であってもよい。または、端末11は路側デバイス、例えば、無線通信機能を有する街灯、信号灯、または他の路側デバイスなどであってもよい。
【0045】
基地局12は、無線通信システムにおけるネットワーク側デバイスであってもよい。当該無線通信システムは第4世代の移動通信技術(the 4th generation mobile communication、4G)システムであってもよく、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムとも呼ぶ。または、当該無線通信システムは5Gシステムであってもよく、新しいエアインターフェース(new radio、NR)システムまたは5G NRシステムとも呼ぶ。または、当該無線通信システムは5Gシステムの次世代のシステムであってもよい。5GシステムのアクセスネットワークはNG-RAN(New Generation-Radio Access Network、次世代無線アクセスネットワーク)と呼ばれてもよい。または、MTCシステムである。
【0046】
基地局12は、4Gシステムにおいて採用された進化型基地局(eNB)であってもよい。または、基地局12は、5Gシステムにおける集中分散アーキテクチャを採用した基地局(gNB)であってもよい。基地局12が集中分散アーキテクチャを採用する場合、通常、集中ユニット(central unit、CU)と少なくとも2つの分散ユニット(distributed unit、DU)を含む。集中ユニットには、パケットデータ集中プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)層、無線リンク制御プロトコル(Radio Link Control、RLC)層、メディアアクセスする制御(Medium Access Control、MAC)層のプロトコルスタックが設けられている。分散ユニットには、物理(Physical、PHY)層のプロトコルスタックが設けられ、本開示の実施例では基地局12の具体的な実現形態が限定されない。
【0047】
基地局12と端末11との間は、無線エアインターフェースを介して無線接続を確立することができる。異なる実施形態では、当該無線エアインターフェースは、第4世代の移動通信ネットワーク技術(4G)基準ベースの無線エアインターフェースである。または、当該無線エアインターフェースは、第5世代の移動通信ネットワーク技術(5G)基準ベースの無線エアインターフェースであり、例えば、当該無線エアインターフェースは新しい無線である。または、当該無線エアインターフェースは5Gの次世代の移動通信ネットワーク技術基準ベースの無線エアインターフェースであってもよい。
【0048】
いくつかの実施例では、端末11間はE2E(End to End、エンドツーエンド)接続を確立することもできる。例えば車車間・路車間通信(vehicle to everything、V2X)における車両間(vehicle to vehicle、V2V)通信、路車間(vehicle to Infrastructure、V2I)通信及び歩行者車両間(vehicle to pedestrian、V2P)通信などのシーンである。
【0049】
いくつかの実施例では、上記無線通信システムは、ネットワーク管理デバイス13をさらに含むことができる。
【0050】
いくつかの基地局12はそれぞれネットワーク管理デバイス13に接続される。ネットワーク管理デバイス13は、無線通信システムにおけるコアネットワークデバイスであってもよく、例えば、当該ネットワーク管理デバイス13は、進化されたパケットコアネットワーク(Evolved Packet Core、EPC)における移動管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)であってもよい。または、当該ネットワーク管理デバイスは、他のコアネットワーク装置、例えばサービスゲートウェイ(Serving GateWay、SGW)、パブリックデータネットワークゲートウェイ(Public Data Network GateWay、PGW)、戦略及び課金ルール機能ユニット(Policy and Charging Rules Function、PCRF)またはホームサブスクライバーサーバ(Home Subscriber Server、HSS)などであってもよい。ネットワーク管理デバイス13の実現形態に対して、本開示の実施例では限定しない。
【0051】
本開示の実施例に係る実行主体は、セルラ移動通信システムにおける端末(UE、User Equipment)、及びセルラ移動通信の基地局などを含むが、これらに限定されない。
【0052】
図2は例示的な一実施例によって示される情報指示方法の概略フローチャートであり、図2に示すように、本開示の実施例に係る情報指示方法はネットワークデバイス側に適用され、ネットワークデバイスは、コアネットワーク、基地局、中継局、無線周波数発信ユニットなどのデバイスを含み、本開示の実施例に係る情報指示方法は、以下の処理ステップを含む。
【0053】
ステップ201では、UEに指示情報を送信する。
【0054】
本開示の実施例では、前記指示情報は、所定の時間条件でセルサーチを行わないように前記UEに指示するためのものである。
【0055】
前記指示情報が所定の時間条件でセルサーチを行わないように前記UEに指示することは、所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することと、所定の時間条件でTAUを行わないように前記UEに指示することと、所定の時間条件でセルサーチを行わず、休眠状態にあるように前記UEに指示することと、のうちの少なくとも1つを含み、ここで、所定の時間条件でTAUを行わないことは、TAUタイマーが満了した後、TAUを行わないことであってもよい。
【0056】
本開示の実施例では、前記所定の時間条件は、設定された時間帯内にあることまたは設定された時刻より前にあることを含み、ここで、設定された時間帯または設定された時刻はコアネットワークデバイス及び/又はアクセスネットワークデバイスによって決定される。アクセスネットワークデバイスは、基地局、中継局、無線周波数発信ユニットなどのデバイスを含む。
【0057】
本開示の実施例では、所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことは、前記UEにDRXを設定した場合、DRX周期の1つまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することと、前記UEにeDRXを設定した場合、1つまたは複数のPTWでページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示するか、または少なくとも1つのPTW内の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することと、前記UEにPSMを設定した場合、アクティブ化タイマーの動作期間にページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示するか、またはアクティブ化タイマーの動作期間の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでメッセージページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0058】
本開示の実施例では、UEに指示情報を送信するステップは、前記UEがRRC接続状態からRRC非接続状態に入る過程で、RRCメッセージを介して前記指示情報を送信するステップを含む。例えば、基地局は、UEが接続状態から非接続状態に入る過程で、RRC release-NBメッセージを介して前記指示情報を送信してもよく、またはRRCEarlyDataComplete-NBメッセージを介して前記指示情報を送信してもよい。
【0059】
UEに指示情報を送信するステップは、前記UEにeDRXパラメータ及び/又はPSMパラメータを設定している場合に前記指示情報を送信するをさらに含んでもよい。例えば、コアネットワークデバイスはUEに前記指示情報を送信することができる。コアネットワークデバイスは、UEにeDRXパラメータ及び/又はPSMパラメータを設定している場合に、UEに前記指示情報を送信することができる。例えば、コアネットワークデバイスは、UEがTAU及び/又はattachを行う過程で、UEに前記指示情報を送信することができる。
【0060】
本開示の実施例では、前記設定された時間帯または設定された時刻がアクセスネットワークデバイスによって決定される場合、前記アクセスネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前にセルサーチを行わないように前記UEに指示する。例えば、前記アクセスネットワークデバイスによって、現在のネットワークがUEにカバレッジを提供できない時刻がT1、現在のネットワークがUEにネットワークカバレッジを提供できる次の時刻がT2と予測された場合、T2-T1の時間長内でセルサーチを行わないように前記UEに指示する。
【0061】
本開示の実施例では、前記設定された時間帯または設定された時刻がコアネットワークデバイスによって決定される場合、前記コアネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前に、RRC非接続状態に入るとセルサーチを行わないように前記UEに指示する。例えば、前記コアネットワークデバイスが前記指示情報を送信する時刻をT3とし、前記UEにネットワークカバレッジを提供する締め切り時刻をT4とし、ネットワークカバレッジの次の時刻をT5とし、前記コアネットワークデバイスがT4時刻より前にRRC非接続状態に入るように前記UEに指示すると、T5-T4の時間長内でセルサーチを行わないように前記UEに指示する。
【0062】
図3は例示的な一実施例によって示される情報指示方法の概略フローチャートであり、図3に示すように、本開示の実施例に係る情報指示方法は于ユーザ機器側に適用され、本開示の実施例に係る情報指示方法は、以下の処理ステップを含む。
【0063】
ステップ301では、ネットワークデバイスから送信された指示情報を受信する。
【0064】
本開示の実施例では、前記所定の時間条件でセルサーチを行わないことは、UE所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことと、UE所定の時間条件でTAUを行わないことと、UE所定の時間条件でセルサーチを行わず、休眠状態にあることと、のうちの少なくとも1つを含み、ここで、所定の時間条件でTAUを行わないことは、UEのTAUタイマーが満了した後、TAUを行わないことであってもよい。
【0065】
前記所定の時間条件は、設定された時間帯内にあることまたは設定された時刻より前にあることを含み、設定された時間帯または設定された時刻はコアネットワークデバイス及び/又はアクセスネットワークデバイスによって決定される。
【0066】
ステップ302では、前記指示情報に基づいて、所定の時間条件でセルサーチを行わないと決定する。
【0067】
本開示の実施例では、前記所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことは、前記UEにDRXが設定されていると決定された場合、DRX周期の1つまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしないことと、前記UEにeDRXが設定されていると決定された場合、1つまたは複数のPTW内でページングメッセージをモニタリングしないか、または少なくとも1つのPTW内の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしないことと、前記UEにPSMが設定されていると決定された場合、アクティブ化タイマーの動作期間にページングメッセージをモニタリングしないか、またはアクティブ化タイマーの動作期間の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでメッセージページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0068】
本開示の実施例では、前記ネットワークデバイスから送信された指示情報を受信するステップは、前記UEがRRC接続状態からRRC非接続状態に入る過程で、前記アクセスネットワークデバイスによってRRCメッセージを介して送信された前記指示情報を受信することを含む。
【0069】
または、前記UEがTAU及び/又はattachを行う過程で、前記コアネットワークデバイスから送信された前記指示情報を受信する。
【0070】
前述の実施例の処理フローに加えて、本開示の実施例に係る情報指示方法は、UE前記指示情報に基づいて、前記時間条件でRRC非接続状態に入り、かつセルサーチを行わないと決定するステップをさらに含む。
【0071】
例えば、受信されたネットワークから送信された指示情報に基づいて、UEがページングメッセージをモニタリングしないか、またはUEがTAUを行わないか、またはUEがセルサーチを行わず、休眠状態にある。
【0072】
本願の実施例では、UEはNB-IoT端末及びeMTC端末などを含むことができ、当該タイプの端末の省電力のために、ネットワークデバイスはUEにDRX、eDRX、PSMなどのパラメータを設定することにより、UE省電力の目的を実現することができる。
【0073】
図4は例示的な一実施例によって示されるDRXの概略図であり、図4に示すように、DRXに関するパラメータについては、gNBによってUEに設定され、DRXに関するパラメータは主にDRXの周期などのパラメータを含み、UEはDRXパラメータに基づいてネットワークのページングメッセージをモニタリングすることを決定する。
【0074】
本開示の実施例では、UEのさらなる省電力化のために、基地局はさらにRRCメッセージを介してUEに指示情報を送信し、この指示情報はDRX周期の1つまたは複数のPOでページング(paging)メッセージをモニタリングしないようにUEに指示する。例えば、基地局は、現在のネットワークがUEにカバレッジを提供できない時刻がT1、UEにネットワークカバレッジを提供できる次の時間がT2と予測された場合、T2-T1時間内にpagingメッセージをモニタリングしない及び/又はセルサーチを行わないようにUEに指示する。指示情報にセルサーチを行わない時間段情報T2-T1が含まれる場合、T1時刻からpagingメッセージをモニタリングしない及び/又はセルサーチを行わないようにUEに指示する。基地局は、UEが接続状態から非接続状態に入る過程で、RRC release-NBメッセージを介して前記指示情報を送信することができ、またはRRCEarlyDataComplete-NBメッセージを介して前記指示情報を送信することができる。UEは前記指示情報を受信した後、DRXモードで、ページング情報をモニタリングしない。
【0075】
図5は例示的な一実施例によって示されるeDRXの概略図であり、図5に示すように、各eDRX周期において、設定されたページングタイムウィンドウ(Paging Time Window、PTW)内だけ、UEがダウンリンクデータを受信でき、残りの時間にUEが休眠状態にあり、ダウンリンクデータを受信しない。eDRXの周期範囲は20.48sから2.92hである。各eDRX周期には、いすれも1つのPTWが含まれる。端末はPTW内でDRX周期(DRX周期が短く、UEが休眠しておらず、常に到達可能であると考えられる)に従ってページングチャネルをモニタリングして、ダウンリンクデータを受信し、残りの時間に端末が休眠状態にある。
【0076】
このeDRXパラメータにおいて、コアネットワークデバイスとUEは、eDRX周期(T eDRX,H)及びPTWウィンドウ長というパラメータを協議する。。
【0077】
コアネットワークデバイスは、UEがネットワークにアタッチ中またはTAU中に、eDRXパラメータをUEに設定する。また、コアネットワークデバイスは、S1インターフェースのpagingメッセージを介してそのeDRXパラメータをgNBに送信してもよく、すなわち、コアネットワークデバイスがUEにページングを開始したときにeDRXパラメータもgNBに送信してもよい。本開示の実施例では、コアネットワークデバイスがUEに前記指示情報を送信する必要がある場合、前記指示情報を送信する時刻をT3とし、ネットワークがUEにカバレッジを提供する締め切り時刻をT4とし、ネットワークがカバーできる次の時刻をT5とした場合、コアネットワークデバイスは、T4時刻より前にRRC非接続状態に入ると、T5-T4時間内にセルサーチを行わないようにUEに指示し、前記指示情報にはセルサーチを行わないという指示が含まれ、UEにeDRXパラメータを設定した時、前記指示情報をUEに送信する。UEがeDRXパラメータ及び前記指示情報を受信した後、前記指示情報から時間段情報T5-T4を解析し、eDRXで、UEがT4時刻より前にRRC非接続状態に入ると、T4時刻から、セルサーチを行わず、ページングメッセージをモニタリングすることなく休眠状態に入り、すなわち、UEは1つまたは複数のPTW内でpagingメッセージをモニタリングしない。
【0078】
図6図7は例示的な一実施例によって示されるPSMの概略図であり、図6図7に示すように、さらなる省電力化のために、PSMが導入されている。PSM状態では、ダウンリンクデータは到達できず、UEが休眠状態にあり、この場合、UEウェイクアップは2つの方式がり、1つ目はUEがアップリンクデータを送信する必要がある場合であり、2つ目はTAUタイマーが満了した場合である。PSMに入ると、UEはページングメッセージ及びダウンリンクデータを受信しなくなる。ここで、T3321とT3412は2つのタイマーであり、T3321とT3412はコアネットワークデバイスによってUEに設定される。通常、UEがネットワークにアタッチし及びTAUを行う時に、コアネットワークデバイスはPSMパラメータ及び/又はeDRXパラメータ、及びT3321とT3412の時間長パラメータをUEに設定する。
【0079】
eDRXの場合、UEはPTW以外に休眠状態にあり、この時、UEはダウンリンクデータを受信せず、サービスセル及び隣接セルに対して何の測定も行わず、UEがPSM状態に入ると、ダウンリンクデータを受信せず、サービスセル及び隣接セルに対して何の測定も行わない。
【0080】
本開示の実施例では、コアネットワークデバイスは、UEがネットワークにアタッチ中またはTAU中に、PSMパラメータ及び指示情報をUEに設定する。コアネットワークデバイスがUEに前記指示情報を送信する必要がある場合、前記指示情報を送信する時刻をT3とし、ネットワークがUEにカバレッジを提供する締め切り時刻をT4とし、ネットワークがカバーできる次の時刻をT5とした場合、コアネットワークデバイスは、T4時刻より前にRRC非接続状態に入ると、T5-T4時間内にセルサーチを行わないようにUEに指示し、前記指示情報にはセルサーチを行わないという指示が含まれ、UEにeDRXパラメータを設定した時、前記指示情報をUEに送信する。UEがeDRXパラメータ及び前記指示情報を受信した後、前記指示情報から時間段情報T5-T4を解析し、PSMで、UEがT4時刻より前にRRC非接続状態に入ると、T4時刻から、セルサーチを行わず、ページングメッセージをモニタリングすることなく休眠状態に入り、eDRXモードでは、アクティブ化タイマーの動作期間の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでpagingメッセージをモニタリングしないようにUEに指示する。
【0081】
図8は例示的な一実施例によって示される情報指示装置の構造の概略図であり、図8に示すように、本開示の実施例に係る情報指示装置はネットワーク側デバイスに適用され、本開示の実施例に係る情報指示装置は、UEに指示情報を送信するように構成される送信ユニット80であって、前記指示情報は、所定の時間条件でセルサーチを行わないように前記UEに指示するためのものである送信ユニット80を含む。
【0082】
所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示し、所定の時間条件でTAUを行わないように前記UEに指示し、ここで、所定の時間条件でTAUを行わないことは、具体的には、TAUタイマーが満了した後、TAUを行わない。
【0083】
所定の時間条件でセルサーチを行わず、休眠状態にあるように前記UEに指示する。
【0084】
本開示の実施例では、前記所定の時間条件は、設定された時間帯内にあることまたは設定された時刻より前にあることを含み、ここで、設定された時間帯または設定された時刻はコアネットワークデバイス及び/又はアクセスネットワークデバイスによって決定される。アクセスネットワークデバイスは、基地局、中継局、無線周波数発信ユニットなどのデバイスを含む。
【0085】
本開示の実施例では、前記UEにDRXを設定した場合、DRX周期の1つまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示する。
【0086】
前記UEにeDRXを設定した場合、1つまたは複数のPTWでページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示するか、または少なくとも1つのPTW内の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示する。
【0087】
または、前記UEにPSMを設定した場合、アクティブ化タイマーの動作期間にページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示するか、またはアクティブ化タイマーの動作期間の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでメッセージページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示する。
【0088】
本開示の実施例では、送信ユニット80はさらに、前記UEがRRC接続状態からRRC非接続状態に入る過程で、RRCメッセージを介して前記指示情報を送信するように構成される。例えば、基地局は、UEが接続状態から非接続状態に入る過程で、RRC release-NBメッセージを介して前記指示情報を送信することができ、またはRRCEarlyDataComplete-NBメッセージを介して前記指示情報を送信することができる。
【0089】
送信ユニット80はさらに、前記UEにeDRXパラメータ及び/又はPSMパラメータを設定している場合に前記指示情報を送信するように構成される。例えば、コアネットワークデバイスはUEに前記指示情報を送信することができる。コアネットワークデバイスは、UEにeDRXパラメータ及び/又はPSMパラメータを設定している場合に、UEに前記指示情報を送信することができる。例えば、コアネットワークデバイスは、UEがTAU及び/又はattachを行う過程で、UEに前記指示情報を送信することができる。
【0090】
本開示の実施例では、前記設定された時間帯または設定された時刻がアクセスネットワークデバイスによって決定される場合、前記アクセスネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前にセルサーチを行わないように前記UEに指示する。例えば、前記アクセスネットワークデバイスによって、現在のネットワークがUEにカバレッジを提供できない時刻がT1、現在のネットワークがUEにネットワークカバレッジを提供できる次の時刻がT2と予測された場合、T2-T1の時間長内でセルサーチを行わないように前記UEに指示する。
【0091】
本開示の実施例では、前記設定された時間帯または設定された時刻がコアネットワークデバイスによって決定される場合、前記コアネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前に、RRC非接続状態に入るとセルサーチを行わないように前記UEに指示する。例えば、前記コアネットワークデバイスが前記指示情報を送信する時刻をT3とし、前記UEにネットワークカバレッジを提供する締め切り時刻をT4とし、ネットワークカバレッジの次の時刻をT5とし、前記コアネットワークデバイスがT4時刻より前にRRC非接続状態に入るように前記UEに指示すると、T5-T4の時間長内でセルサーチを行わないように前記UEに指示する。
【0092】
例示的な実施例では、送信ユニット80などは、前述の実施例に係る情報指示方法のステップを実行するために、1つまたは複数の中央プロセッサ(CPU、Central Processing Unit)、グラフィックプロセッサ(GPU、Graphics Processing Unit)、ベースバンドプロセッサ(BP、Base Processor)、アプリケーション専用集積回路(ASIC、Application Specific Integrated Circuit)、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、プログラマブルロジックデバイス(PLD、Programmable Logic Device)、複雑なプログラマブルロジックデバイス(CPLD、Complex Programmable Logic Device)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA、Field-Programmable Gate Array)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ(MCU、Micro Controller Unit)、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、または他の電子部品によって実装されてもよいし、1つまたは複数の無線周波数(RF、Radio Frequency)アンテナと組み合わせて実装されてもよい。
【0093】
本開示の実施例では、図8に示される情報指示装置の各ユニットが操作を実行する具体的な方式は、当該方法に関する実施例においてすでに詳細に説明されているため、ここでは詳細に説明しない。
【0094】
図9は例示的な一実施例によって示される情報指示装置の構造の概略図であり、図9に示すように、本開示の実施例に係る情報指示装置はUEに適用され、前記情報指示装置は、ネットワークデバイスから送信された指示情報を受信するように構成される受信ユニット90と、前記指示情報に基づいて、所定の時間条件でセルサーチを行わないと決定するように構成される決定ユニット91と、を含む。
【0095】
一実施例では、前記所定の時間条件でセルサーチを行わないことは、前記UEが所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことと、前記UEが所定の時間条件でTAUを行わないことと、のうちの少なくとも1つを含み、ここで、所定の時間条件でTAUを行わないことは、具体的には、UEのTAUタイマーが満了した後、TAUを行わないことである。
【0096】
前記UEが所定の時間条件でセルサーチを行わず、休眠状態にある。
【0097】
一実施例では、所決定ユニット91はさらに、前記指示情報に基づいて、前記所定の時間条件で非接続状態に入り、かつセルサーチを行わないと決定するように構成される。
【0098】
前記所定の時間条件は、設定された時間帯内にあることまたは設定された時刻より前にあることを含み、設定された時間帯または設定された時刻はコアネットワークデバイス及び/又はアクセスネットワークデバイスによって決定される。
【0099】
本開示の実施例では、所決定ユニット91はさらに、前記UEにDRXが設定されていると決定された場合、DRX周期の1つまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしないこと、前記UEにeDRXが設定されていると決定された場合、1つまたは複数のPTW内でページングメッセージをモニタリングしないか、または少なくとも1つのPTW内の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしないこと、とのうちの少なくとも1つを実行するように構成される。
【0100】
前記UEにPSMが設定されていると決定された場合、アクティブ化タイマーの動作期間にページングメッセージをモニタリングしないか、またはアクティブ化タイマーの動作期間の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしない。
【0101】
本開示の実施例では、受信ユニット90はさらに、前記UEがRRC接続状態からRRC非接続状態に入る過程で、前記アクセスネットワークデバイスによってRRCメッセージを介して送信された前記指示情報を受信し、または、前記UEがTAU及び/又はattachを行う過程で、前記コアネットワークデバイスから送信された前記指示情報を受信するように構成される。
【0102】
本開示の実施例では、UEが前記指示情報に基づいて、前記所定の時間条件でRRC非接続状態に入り、かつセルサーチを行わないと決定する。
【0103】
例えば、受信されたネットワークから送信された指示情報に基づいて、UEがページングメッセージをモニタリングしないか、またはUEがTAUを行わないか、またはUEがセルサーチを行わず、休眠状態にあるように指示する。
【0104】
例示的な実施例では、受信ユニット90、決定ユニット91などは、前述の実施例に係る情報指示方法のステップを実行するために、1つまたは複数の中央プロセッサ(CPU、Central Processing Unit)、グラフィックプロセッサ(GPU、Graphics Processing Unit)、ベースバンドプロセッサ(BP、Base Processor)、アプリケーション専用集積回路(ASIC、Application Specific Integrated Circuit)、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、プログラマブルロジックデバイス(PLD、Programmable Logic Device)、複雑なプログラマブルロジックデバイス(CPLD、Complex Programmable Logic Device)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA、Field-Programmable Gate Array)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ(MCU、Micro Controller Unit)、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、または他の電子部品によって実装されてもよいし、1つまたは複数の無線周波数(RF、Radio Frequency)アンテナと組み合わせて実装されてもよい。
【0105】
本開示の実施例では、図9に示される情報指示装置の各ユニットが操作を実行する具体的な方式は、当該方法に関する実施例においてすでに詳細に説明されているため、ここでは詳細に説明しない。
【0106】
図10は例示的な一実施例によって示されるユーザ機器8000のブロック図である。例えば、ユーザ機器8000は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送ユーザ機器、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療デバイス、フィットネスデバイス、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0107】
図10を参照すると、ユーザ機器8000は、処理コンポーネント8002、メモリ8004、電源コンポーネント8006、マルチメディアコンポーネント8008、オーディオコンポーネント8010、入力/出力(I/O)のインターフェース8012、センサコンポーネント8014、および通信コンポーネント8016、1つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。
【0108】
処理コンポーネント8002は、通常、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作のようなユーザ機器8000の全体の操作を制御する。処理コンポーネント8002は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための1つまたは複数のプロセッサ820を含むことができる。また、処理コンポーネント8002は、他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント8002は、マルチメディアコンポーネント8008と処理コンポーネント8002とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0109】
メモリ8004は、ユーザ機器8000上の操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、ユーザ機器8000で操作するためのあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ8004は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクのような、あらゆるタイプの揮発性または不揮発性の記憶装置またはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。
【0110】
電源コンポーネント8006は、ユーザ機器8000の各種類のコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント8006は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、および他のユーザ機器8000への電力の生成、管理、及び配分に関連するコンポーネントを含むことができる。
【0111】
マルチメディアコンポーネント8008は、前記ユーザ機器8000とユーザとの間の出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルには、タッチ、スライド、タッチパネルのジェスチャーを感知するように、1つまたは複数のタッチセンサが含まれる。前記タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関連する持続時間と圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント8008は、1つのフロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。ユーザ機器8000が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびバックカメラは、1つの固定的な光学レンズシステムであってもよく、または焦点距離と光学ズーム能力を備えてもよい。
【0112】
オーディオコンポーネント8010は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント8010は、ユーザ機器8000が呼び出しモード、記録モード、および音声認識モードのような操作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ8004に記憶されてもよく、または通信コンポーネント8016を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント8010は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
【0113】
I/Oインターフェース8012は、処理コンポーネント8002と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記の周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0114】
センサコンポーネント8014は、ユーザ機器8000に様々な態様の状態評価を提供するように、1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント8014は、装置8000のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、前記コンポーネントはユーザ機器8000のディスプレイおよびキーパッドであり、センサコンポーネント8014は、さらに、ユーザ機器8000またはユーザ機器8000の1つのコンポーネントの位置変化、ユーザとユーザ機器8000との接触が存在または存在しないか、ユーザ機器8000の方位または加速/減速およびユーザ機器8000の温度変化を検出することができる。センサコンポーネント8014は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント8014は、イメージングアプリケーションに使用されるCMOSまたはCCDイメージセンサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント8014は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサをさらに含むことができる。
【0115】
通信コンポーネント8016は、ユーザ機器8000と他のデバイスとの間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。ユーザーデバイス8000は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2Gまたは3G、またはこれらの組み合わせにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント8016は、ブロードキャストチャネルを介して外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な実施例では、前記通信コンポーネント8016は、短距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。
【0116】
例示的な実施例では、ユーザ機器8000は、上記情報指示方法のステップを実行するように、専用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品のような1つまたは複数のアプリケーションによって実現されてもよい。
【0117】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ8004をさらに提供し、上記命令は、上記情報指示方法のステップを完成するように、ユーザ機器8000のプロセッサ820によって実行されてもよい。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置であってもよい。
【0118】
本開示の実施例はネットワークデバイスをさらに提供し、プロセッサと、トランシーバと、メモリと、メモリに記憶され、プロセッサによって実行可能なプログラムとを含み、前記プロセッサが前記実行可能なプログラムを実行する場合に前述の実施例に係る情報指示方法のステップを実行する。
【0119】
本開示の実施例はユーザ機器をさらに提供し、プロセッサと、トランシーバと、メモリと、メモリに記憶され、プロセッサによって実行可能なプログラムとを含み、前記プロセッサが前記実行可能なプログラムを実行する場合に前述の実施例に係る情報指示方法のステップを実行する。
【0120】
本開示の実施例は実行可能なプログラムが記憶されている記憶媒体をさらに提供し、前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行される場合、前述の実施例に係る情報指示方法のステップが実現される。
【0121】
当業者であれば、明細書を検討し、かつ、本明細書で開示された発明を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到し得る。本開示は、本発明の任意の変形、用途または適応的変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適応的変化は、本発明の一般原理に従い、本開示で開示されていない本技術分野における技術常識または慣用されている技術手段を含む。明細書および実施例は、単なる例示的なものと見なされ、本発明の真の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲によって指摘される。
【0122】
なお、本発明は、上記に記載され、図面に示されている厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正や変更を行うことができる。本発明の範囲は、添付の請求項の範囲のみによって限定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2023-09-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
一実施例では、前記UEに指示情報を送信するステップは、前記UEが無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)接続状態からRRC非接続状態に入る場合、RRCメッセージを介して前記指示情報を送信するステップを含む。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
一実施例では、前記UEにeDRXパラメータ及び/又はPSMパラメータを設定している場合に前記指示情報を送信するステップは、前記UEがTAU及び/又はアタッチ(attach)を行う場合、前記指示情報を送信するステップを含む。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
一実施例では、前記アクセスネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前にセルサーチを行わないように前記UEに指示することは、前記アクセスネットワークデバイスによって、ネットワークがUEにカバレッジを提供できない時刻がT1、ネットワークがUEにネットワークカバレッジを提供できる次の時刻がT2と予測された場合、T2-T1の時間帯内でセルサーチを行わないように前記UEに指示することを含む。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
一実施例では、前記コアネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前に、RRC非接続状態に入るとセルサーチを行わないように前記UEに指示することは、前記コアネットワークデバイスが前記指示情報を送信する時刻をT3とし、前記UEにネットワークカバレッジを提供する締め切り時刻をT4とし、ネットワークカバレッジを提供する次の時刻をT5とし、前記コアネットワークデバイスがT4時刻より前にRRC非接続状態に入るように前記UEに指示すると、T5-T4の時間帯内でセルサーチを行わないように前記UEに指示することを含む。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0025】
一実施例では、前記ネットワークデバイスから送信された指示情報を受信することは、前記UEがRRC接続状態からRRC非接続状態に入る場合、前記アクセスネットワークデバイスによってRRCメッセージを介して送信された前記指示情報を受信することを含む。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0026】
一実施例では、前記ネットワークデバイスから送信された指示情報を受信することは、前記UEがTAU及び/又はattachを行う場合、前記コアネットワークデバイスから送信された前記指示情報を受信することを含む。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0028】
本開示の第3の態様によれば、情報指示装置を提供し、UEに指示情報を送信するように構成される送信ユニットであって、前記指示情報は、所定の時間条件でセルサーチを行わないように前記UEに指示するためのものである送信ユニットを含む。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0058】
本開示の実施例では、UEに指示情報を送信するステップは、前記UEがRRC接続状態からRRC非接続状態に入る場合、RRCメッセージを介して前記指示情報を送信するステップを含む。例えば、基地局は、UEが接続状態から非接続状態に入る場合、RRC release-NBメッセージを介して前記指示情報を送信してもよく、またはRRCEarlyDataComplete-NBメッセージを介して前記指示情報を送信してもよい。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0059】
UEに指示情報を送信するステップは、前記UEにeDRXパラメータ及び/又はPSMパラメータを設定している場合に前記指示情報を送信するをさらに含んでもよい。例えば、コアネットワークデバイスはUEに前記指示情報を送信することができる。コアネットワークデバイスは、UEにeDRXパラメータ及び/又はPSMパラメータを設定している場合に、UEに前記指示情報を送信することができる。例えば、コアネットワークデバイスは、UEがTAU及び/又はattachを行う場合、UEに前記指示情報を送信することができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0060】
本開示の実施例では、前記設定された時間帯または設定された時刻がアクセスネットワークデバイスによって決定される場合、前記アクセスネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前にセルサーチを行わないように前記UEに指示する。例えば、前記アクセスネットワークデバイスによって、ネットワークがUEにカバレッジを提供できない時刻がT1、ネットワークがUEにネットワークカバレッジを提供できる次の時刻がT2と予測された場合、T2-T1の時間帯内でセルサーチを行わないように前記UEに指示する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0061】
本開示の実施例では、前記設定された時間帯または設定された時刻がコアネットワークデバイスによって決定される場合、前記コアネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前に、RRC非接続状態に入るとセルサーチを行わないように前記UEに指示する。例えば、前記コアネットワークデバイスが前記指示情報を送信する時刻をT3とし、前記UEにネットワークカバレッジを提供する締め切り時刻をT4とし、ネットワークカバレッジを提供する次の時刻をT5とし、前記コアネットワークデバイスがT4時刻より前にRRC非接続状態に入るように前記UEに指示すると、T5-T4の時間帯内でセルサーチを行わないように前記UEに指示する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0068】
本開示の実施例では、前記ネットワークデバイスから送信された指示情報を受信するステップは、前記UEがRRC接続状態からRRC非接続状態に入る場合、前記アクセスネットワークデバイスによってRRCメッセージを介して送信された前記指示情報を受信することを含む。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0069】
または、前記UEがTAU及び/又はattachを行う場合、前記コアネットワークデバイスから送信された前記指示情報を受信する。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0074】
本開示の実施例では、UEのさらなる省電力化のために、基地局はさらにRRCメッセージを介してUEに指示情報を送信し、この指示情報はDRX周期の1つまたは複数のPOでページング(paging)メッセージをモニタリングしないようにUEに指示する。例えば、基地局は、現在のネットワークがUEにカバレッジを提供できない時刻がT1、UEにネットワークカバレッジを提供できる次の時間がT2と予測された場合、T2-T1時間内にpagingメッセージをモニタリングしない及び/又はセルサーチを行わないようにUEに指示する。指示情報にセルサーチを行わない時間段情報T2-T1が含まれる場合、T1時刻からpagingメッセージをモニタリングしない及び/又はセルサーチを行わないようにUEに指示する。基地局は、UEが接続状態から非接続状態に入る場合、RRC release-NBメッセージを介して前記指示情報を送信することができ、またはRRCEarlyDataComplete-NBメッセージを介して前記指示情報を送信することができる。UEは前記指示情報を受信した後、DRXモードで、ページング情報をモニタリングしない。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0088
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0088】
本開示の実施例では、送信ユニット80はさらに、前記UEがRRC接続状態からRRC非接続状態に入る場合、RRCメッセージを介して前記指示情報を送信するように構成される。例えば、基地局は、UEが接続状態から非接続状態に入る場合、RRC release-NBメッセージを介して前記指示情報を送信することができ、またはRRCEarlyDataComplete-NBメッセージを介して前記指示情報を送信することができる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0089
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0089】
送信ユニット80はさらに、前記UEにeDRXパラメータ及び/又はPSMパラメータを設定している場合に前記指示情報を送信するように構成される。例えば、コアネットワークデバイスはUEに前記指示情報を送信することができる。コアネットワークデバイスは、UEにeDRXパラメータ及び/又はPSMパラメータを設定している場合に、UEに前記指示情報を送信することができる。例えば、コアネットワークデバイスは、UEがTAU及び/又はattachを行う場合、UEに前記指示情報を送信することができる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0090】
本開示の実施例では、前記設定された時間帯または設定された時刻がアクセスネットワークデバイスによって決定される場合、前記アクセスネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前にセルサーチを行わないように前記UEに指示する。例えば、前記アクセスネットワークデバイスによって、ネットワークがUEにカバレッジを提供できない時刻がT1、ネットワークがUEにネットワークカバレッジを提供できる次の時刻がT2と予測された場合、T2-T1の時間帯内でセルサーチを行わないように前記UEに指示する。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0091】
本開示の実施例では、前記設定された時間帯または設定された時刻がコアネットワークデバイスによって決定される場合、前記コアネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前に、RRC非接続状態に入るとセルサーチを行わないように前記UEに指示する。例えば、前記コアネットワークデバイスが前記指示情報を送信する時刻をT3とし、前記UEにネットワークカバレッジを提供する締め切り時刻をT4とし、ネットワークカバレッジを提供する次の時刻をT5とし、前記コアネットワークデバイスがT4時刻より前にRRC非接続状態に入るように前記UEに指示すると、T5-T4の時間帯内でセルサーチを行わないように前記UEに指示する。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0101
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0101】
本開示の実施例では、受信ユニット90はさらに、前記UEがRRC接続状態からRRC非接続状態に入る場合、前記アクセスネットワークデバイスによってRRCメッセージを介して送信された前記指示情報を受信し、または、前記UEがTAU及び/又はattachを行う場合、前記コアネットワークデバイスから送信された前記指示情報を受信するように構成される。
【手続補正20】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)に指示情報を送信するステップであって、前記指示情報は、所定の時間条件でセルサーチを行わないように前記UEに指示するためのものであるステップを含む、
情報指示方法。
【請求項2】
前記所定の時間条件でセルサーチを行わないように前記UEに指示することは、
所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することと、
所定の時間条件でトラッキングエリアの更新(TAU)を行わないように前記UEに指示することと、
所定の時間条件でセルサーチを行わず、休眠状態にあるように前記UEに指示することと、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の情報指示方法。
【請求項3】
前記所定の時間条件は、設定された時間帯内にあることまたは設定された時刻より前にあることを含み、
前記設定された時間帯または前記設定された時刻はコアネットワークデバイス及び/又はアクセスネットワークデバイスによって決定される、
請求項2に記載の情報指示方法。
【請求項4】
前記所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することは、
前記UEに不連続受信(DRX)を設定した場合、DRX周期の1つまたは複数のページング機会(PO)でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することと、
前記UEに間欠受信(eDRX)を設定した場合、1つまたは複数のページングタイムウィンドウ(PTW)内でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示するか、または少なくとも1つのPTW内の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することと、を含む、
請求項3に記載の情報指示方法。
【請求項5】
前記所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することは、
前記UEに省電力モード(PSM)を設定した場合、アクティブ化タイマーの動作期間にページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示するか、またはアクティブ化タイマーの動作期間の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでメッセージページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することを含む、
請求項3に記載の情報指示方法。
【請求項6】
前記所定の時間条件でTAUを行わないように前記UEに指示することは、
TAUタイマーが満了した後、TAUを行わないように前記UEに指示することを含む、
請求項2に記載の情報指示方法。
【請求項7】
前記UEに指示情報を送信するステップは、
前記UEが無線リソース制御(RRC)接続状態からRRC非接続状態に入る場合、RRCメッセージを介して前記指示情報を送信するステップを含む、
請求項1に記載の情報指示方法。
【請求項8】
前記UEに指示情報を送信するステップは、
前記UEにeDRXパラメータ及び/又はPSMパラメータを設定している場合に前記指示情報を送信するステップを含む、
請求項1に記載の情報指示方法。
【請求項9】
前記UEにeDRXパラメータ及び/又はPSMパラメータを設定している場合に前記指示情報を送信するステップは、
前記UEがTAU及び/又はアタッチ(attach)を行う場合、前記指示情報を送信するステップを含む、
請求項8に記載の情報指示方法。
【請求項10】
前記設定された時間帯または設定された時刻がアクセスネットワークデバイスによって決定される場合、前記アクセスネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前にセルサーチを行わないように前記UEに指示する、
請求項3に記載の情報指示方法。
【請求項11】
前記アクセスネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前にセルサーチを行わないように前記UEに指示することは、
前記アクセスネットワークデバイスによって、ネットワークがUEにカバレッジを提供できない時刻がT1、ネットワークがUEにネットワークカバレッジを提供できる次の時刻がT2と予測された場合、T2-T1の時間帯でセルサーチを行わないように前記UEに指示することを含む、
請求項10に記載の情報指示方法。
【請求項12】
前記設定された時間帯または設定された時刻がコアネットワークデバイスによって決定される場合、前記コアネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前に、RRC非接続状態に入るとセルサーチを行わないように前記UEに指示する、
請求項10に記載の情報指示方法。
【請求項13】
前記コアネットワークデバイスによって、設定された時間帯内または設定された時刻より前に、RRC非接続状態に入るとセルサーチを行わないように前記UEに指示することは、
前記コアネットワークデバイスが前記指示情報を送信する時刻をT3とし、前記UEにネットワークカバレッジを提供する締め切り時刻をT4とし、ネットワークカバレッジを提供する次の時刻をT5とし、前記コアネットワークデバイスがT4時刻より前にRRC非接続状態に入るように前記UEに指示すると、T5-T4の時間帯内でセルサーチを行わないように前記UEに指示することを含む、
請求項12に記載の情報指示方法。
【請求項14】
ネットワークデバイスから送信された指示情報を受信し、前記指示情報に基づいて、所定の時間条件でセルサーチを行わないと決定するステップを含む、
情報指示方法。
【請求項15】
前記所定の時間条件でセルサーチを行わないことは、
所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことと、
所定の時間条件でトラッキングエリアの更新(TAU)を行わないことと、
所定の時間条件でセルサーチを行わず、休眠状態にあることと、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項14に記載の情報指示方法。
【請求項16】
前記所定の時間条件は、設定された時間帯内にあることまたは設定された時刻より前にあることを含み、
設定された時間帯または設定された時刻はコアネットワークデバイス及び/又はアクセスネットワークデバイスによって決定される、
請求項15に記載の情報指示方法。
【請求項17】
前記所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことは、
ユーザ機器(UE)に不連続受信(DRX)が設定されていると決定された場合、DRX周期の1つまたは複数のページング機会(PO)でページングメッセージをモニタリングしないことと、
前記UEに間欠受信(eDRX)が設定されていると決定された場合、1つまたは複数のページングタイムウィンドウ(PTW)内でページングメッセージをモニタリングしないか、または少なくとも1つのPTW内の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしないこととを含む、
請求項16に記載の情報指示方法。
【請求項18】
前記所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことは、
前記UEに省電力モード(PSM)が設定されていると決定された場合、アクティブ化タイマーの動作期間にページングメッセージをモニタリングしないか、またはアクティブ化タイマーの動作期間の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでメッセージページングメッセージをモニタリングしないことを含む、
請求項16に記載の情報指示方法。
【請求項19】
前記所定の時間条件でTAUを行わないことは、
TAUタイマーが満了した後、TAUを行わないことを含む、
請求項15に記載の情報指示方法。
【請求項20】
前記ネットワークデバイスから送信された指示情報を受信することは、
前記UEが無線リソース制御(RRC)接続状態からRRC非接続状態に入る場合、前記アクセスネットワークデバイスによってRRCメッセージを介して送信された前記指示情報を受信することを含む、
請求項14に記載の情報指示方法。
【請求項21】
前記ネットワークデバイスから送信された指示情報を受信することは、
前記UEがTAU及び/又はattachを行う場合、前記コアネットワークデバイスから送信された前記指示情報を受信することを含む、
請求項14に記載の情報指示方法。
【請求項22】
前記方法は、
前記指示情報に基づいて、前記所定の時間条件でRRC非接続状態に入り、かつセルサーチを行わないと決定するステップをさらに含む、
請求項14に記載の情報指示方法。
【請求項23】
ユーザ機器(UE)に指示情報を送信するように構成される送信ユニットであって、前記指示情報は、所定の時間条件でセルサーチを行わないように前記UEに指示するためのものである送信ユニットを含む、
情報指示装置。
【請求項24】
前記指示情報は、
所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示することと、
所定の時間条件でトラッキングエリアの更新(TAU)を行わないように前記UEに指示することと、
所定の時間条件でセルサーチを行わず、休眠状態にあるように前記UEに指示することと、のうちの少なくとも1つに使用される、
請求項23に記載の装置。
【請求項25】
前記指示情報はさらに、
前記UEに不連続受信(DRX)を設定した場合、DRX周期の1つまたは複数のページング機会(PO)でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示し、
前記UEに間欠受信(eDRX)を設定した場合、1つまたは複数のページングタイムウィンドウ(PTW)内でページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示するか、または少なくとも1つのPTW内の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示する、
請求項23に記載の装置。
【請求項26】
前記指示情報はさらに、
前記UEに省電力モード(PSM)を設定した場合、アクティブ化タイマーの動作期間にページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示するか、またはアクティブ化タイマーの動作期間の少なくとも1つのeDRX周期内の1つのまたは複数のPOでメッセージページングメッセージをモニタリングしないように前記UEに指示する、
請求項23に記載の装置。
【請求項27】
ネットワークデバイスから送信された指示情報を受信するように構成される受信ユニットと、
前記指示情報に基づいて、所定の時間条件でセルサーチを行わないと決定するように構成される決定ユニットと、を含む、
情報指示装置。
【請求項28】
前記所定の時間条件でセルサーチを行わないことは、
ユーザ機器(UE)が所定の時間条件でページングメッセージをモニタリングしないことと、
前記UEが所定の時間条件でトラッキングエリアの更新(TAU)を行わないことと、
前記UEが所定の時間条件でセルサーチを行わず、休眠状態にあることと、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項27に記載の装置。
【請求項29】
前記決定ユニットはさらに、
前記指示情報に基づいて、前記所定の時間条件で非接続状態に入り、かつセルサーチを行わないと決定するように構成される、
請求項27に記載の装置。
【請求項30】
ネットワークデバイスであって、
プロセッサと、トランシーバと、メモリと、メモリに記憶され、プロセッサによって実行できる実行可能なプログラムとを含み、前記プロセッサが前記実行可能なプログラムを実行する場合に、請求項1~13のいずれかに記載の情報指示方法のステップを実行する、
ネットワークデバイス。
【請求項31】
ユーザ機器であって、
プロセッサと、トランシーバと、メモリと、メモリに記憶され、プロセッサによって実行できる実行可能なプログラムとを含み、前記プロセッサが前記実行可能なプログラムを実行する場合に、請求項14~22のいずれかに記載の情報指示方法のステップを実行する、
ユーザ機器。
【請求項32】
実行可能なプログラムが記憶されている記憶媒体であって、
前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項1~22のいずれかに記載の情報指示方法のステップが実現される、
記憶媒体。
【国際調査報告】