(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-14
(54)【発明の名称】人工知能を使用する報告およびビーム管理のためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
H04W 24/10 20090101AFI20240307BHJP
H04W 72/23 20230101ALI20240307BHJP
H04W 16/28 20090101ALI20240307BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W72/23
H04W16/28
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023560570
(86)(22)【出願日】2021-04-02
(85)【翻訳文提出日】2023-11-28
(86)【国際出願番号】 CN2021085362
(87)【国際公開番号】W WO2022205438
(87)【国際公開日】2022-10-06
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ガオ, ボ
(72)【発明者】
【氏名】ルー, ジャオフア
(72)【発明者】
【氏名】ジェン, グオゼン
(72)【発明者】
【氏名】ヘ, ジェン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン, ウェンジュン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067EE02
5K067EE10
5K067KK02
(57)【要約】
人工知能を使用する報告およびビーム管理のためのシステムおよび方法が提示される。無線通信デバイスは、無線通信ノードから、複数のダウンリンク(DL)基準信号(RS)のための構成を受信し得る。無線通信デバイスは、複数のDL RSのうちの少なくとも1つを受信し得る。無線通信デバイスは、無線通信ノードに報告を送信し得る。一実施形態において、報告は、タイムスタンプを含み、タイムスタンプは、時間インスタンス、時間単位、シンボルインデックス、スロットインデックス、サブフレームインデックス、フレームインデックス、伝送機会インデックス、または報告に関連付けられた時間インスタンスに対する持続時間の指示を備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、前記方法は、
無線通信デバイスによって、無線通信ノードから、複数のダウンリンク(DL)基準信号(RS)のための構成を受信することと、
前記無線通信デバイスによって、前記複数のDL RSのうちの少なくとも1つを受信することと、
前記無線通信デバイスによって、前記無線通信ノードに報告を送信することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記報告は、タイムスタンプを含み、前記タイムスタンプは、時間インスタンス、時間単位、シンボルインデックス、スロットインデックス、サブフレームインデックス、フレームインデックス、伝送機会インデックス、または前記報告に関連付けられた前記時間インスタンスに対する持続時間の指示を備えている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記報告における時間差情報、ドップラシフト、ドップラスプレッド、平均遅延、遅延スプレッド、RSインデックス、グループ情報、またはチャネル品質パラメータのうちの少なくとも1つは、前記タイムスタンプに関連付けられているか、またはそれにしたがって決定される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記報告は、時間差情報を含み、前記時間差情報は、
受信タイミングと伝送タイミングとの時間差、
基準信号時間差、
受信タイミングと基準タイミングとの間の時間差、または
伝送タイミングと基準タイミングとの時間差
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
受信タイミングと伝送タイミングとの間の前記時間差は、
前記無線通信デバイスの観点から定義され、および/または、
T
UE-RX-T
UE-TXまたはT
UE-TX-T
UE-RXとして定義され、
ここで、T
UE-RXは、DL時間単位における前記受信タイミングであり、
T
UE-TXは、アップリンク(UL)時間単位における前記伝送タイミングである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記DL時間単位は、前記複数のDL RSからのDL RSを受信する時間単位を指し、
前記UL時間単位は、UL RSを伝送する時間単位を指し、
T
UE-RXは、時間的に最初に検出されたパス、または時間的に最も強い受信電力を有するパスによって定義され、または、
前記UL時間単位は、前記DL時間単位に時間的に最も近い、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記基準信号時間差(RSTD)は、
無線通信デバイスの観点から定義され、および/または、
T
Rxj-T
RxiまたはT
Rxi-T
Rxjとして定義され、
ここで、T
Rxjは、前記無線通信デバイスが第1のDL RSまたは前記第1のDL RSに対応する1つの時間単位を受信する時間であり、
T
Rxiは、前記無線通信デバイスが第2のDL RSを受信する時間または前記第2のDL RSに対応する1つの時間単位である、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記第2のDL RSに対応する前記時間単位は、第1のDL RSに対応する前記時間単位に時間的に最も近い、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記伝送タイミングは、アップリンク(UL)信号を伝送する時間単位に対応し、
前記受信タイミングは、前記DL信号を受信する時間単位に対応し、または、
前記基準タイミングは、基準時間単位に対応する、請求項4に記載の方法。
【請求項10】
前記時間差情報は、mod関数、スケーリング係数、基準時間単位、タイミングアドバンス値、受信タイミングと伝送タイミングとの間の前記時間差、前記基準信号時間差、受信タイミングと基準タイミングとの間の時間差、または伝送タイミングと基準タイミングとの間の時間差のうちの少なくとも1つを使用して決定される、請求項4に記載の方法。
【請求項11】
前記時間差情報は、
(前記基準時間単位)-(前記タイミングアドバンス値)+(受信タイミングと伝送タイミングとの間の前記時間差)、
((受信タイミングと伝送タイミングとの前記時間差)-(前記タイミングアドバンス値))mod(前記基準時間単位)、
(前記基準時間単位)-(前記タイミングアドバンス値)*(前記スケーリング係数)+(受信タイミングと伝送タイミングとの間の前記時間差)、または
(受信タイミングと伝送タイミングとの前記時間差)mod(前記基準時間単位)
のうちの1つにしたがって決定される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記スケーリング係数は、無線リソース制御(RRC)または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)によって構成されるか、または、前記スケーリング係数は、1/2、1または2であり、および/または、
前記タイミングアドバンス値は、アップリンク伝送タイミング調整のために構成される、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記報告は、平均遅延、遅延スプレッド、ドップラシフト、またはドップラスプレッドのうちの少なくとも1つを含み、前記少なくとも1つは、前記複数のDL RSのうちの少なくとも1つのDL RSを指すDL RSにしたがって決定されるか、または、前記報告において報告される、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記報告は、少なくとも1つのRSインデックスを含み、前記少なくとも1つのRSインデックスは、RSリソースインデックス、RSリソース組インデックス、RSリソース設定インデックス、または報告構成インデックスのうちの少なくとも1つを備え、前記少なくとも1つのRSインデックスは、前記タイムスタンプ、前記時間差情報、前記平均遅延、前記遅延スプレッド、前記ドップラシフト、または前記ドップラスプレッドに関連付けられている、請求項1、2、4、または13に記載の方法。
【請求項15】
前記時間差情報が受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差、受信タイミングと基準タイミングとの間の時間差、または伝送タイミングと基準タイミングとの間の時間差を備えている場合、前記時間差情報は、前記少なくとも1つのRSインデックスのうちの1つに関連付けられており、および/または、
前記時間差情報が基準信号時間差を備えている場合、前記時間差情報は、前記少なくとも1つのRSインデックスのうちの2つ以上のRSインデックスに関連付けられている、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記複数のRSインデックスに対応する複数のDL RSは、同時に受信されること、または同じグループ情報に関連付けられていることができる、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記複数のRSインデックスに対応する複数のDL RSは、異なるグループ情報に関連付けられていることができる、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記報告は、タイムスタンプ、時間差情報、平均遅延、遅延スプレッド、ドップラシフト、またはドップラスプレッドのうちの少なくとも1つに関連付けられたグループ情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記報告は、チャネル品質パラメータを含み、前記チャネル品質パラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉雑音比(SINR)、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、レイヤインジケータ(LI)、またはランクインジケータ(RI)を備えている、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記報告は、アップリンク制御情報(UCI)、チャネル状態情報(CSI)、または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)を備えている、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記報告は、CSIパート1を含み、および/または、
前記MAC-CEは、以下のチャネル:
構成許可確認MAC CEまたはビーム障害回復(BFR)MAC CEまたはマルチエントリ構成許可確認MAC CE、
サイドリンク構成許可確認MAC CE、
リッスンビフォアトーク(LBT)失敗MAC CE、
サイドリンク・バッファ・ステータス・報告(SL-BSR)優先のためのMAC CE、
パディングのために含まれるBSRを除くBSRのためのMAC CE、
シングルエントリ電力ヘッドルーム(PHR)MAC CEまたはマルチエントリPHR MAC CE、
所望のガードシンボルの数のためのMAC CE、
先制BSRのためのMAC CE、
SL-BSRのためのMAC CE、
アップリンク共通制御チャネル(UL-CCCH)からのデータを除く任意の論理チャネルからのデータ、
推奨ビットレートクエリのためのMAC CE、
パディングのために含まれるBSRのためのMAC CE、または
パディングのために含まれるSL-BSRのためのMAC CE
のうちの少なくとも1つより優先され、および/または、
前記MAC-CEは、以下のチャネル:
セル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)MAC CEまたはUL-CCCHからのデータ、
構成許可確認MAC CEまたはBFR MAC CEまたはマルチエントリ、
構成許可確認MAC CE、
サイドリンク構成許可確認MAC CE、
LBT失敗MAC CE、
SL-BSR優先のためのMAC CE、
パディングのために含まれるBSRを除くBSRのためのMAC CE、
シングルエントリPHR MAC CEまたはマルチエントリPHR MAC CE、
所望のガードシンボルの数のためのMAC CE、
先制BSRのためのMAC CE、
SL-BSRのためのMAC CE、
UL-CCCHからのデータを除く任意の論理チャネルからのデータ、
推奨ビットレートクエリのためのMAC CE、または
パディングのために含まれるBSRのためのMAC CE
のうちの少なくとも1つより優先順位を下げられる、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記無線通信デバイスによって、前記無線通信ノードに、トリガ条件に応答して前記報告を送信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記トリガ条件は、タイマの満了を備え、前記タイマのための初期値は、無線リソース制御(RRC)または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)シグナリングによって構成された固有の値である、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記トリガ条件は、
第1のDL RSに対応するチャネル品質パラメータが閾値以上であるか、または、第1のDL RSと第2のDL RSとの間のチャネル品質パラメータの値の差が閾値以上である場合、または、
第1のDL RSに対応するチャネル品質パラメータが閾値以下であるか、または、第1のDL RSと第2のDL RSとの間のチャネル品質パラメータの値の差が閾値以下である場合
を備え、
前記第1のDL RSは、前記報告に含まれ、前記第2のDL RSは、前記報告または以前の報告に含まれ、
前記閾値は、RRCまたはMAC CEシグナリングによって構成された値、および/または、前記報告または以前の報告におけるチャネル品質パラメータにしたがって決定され、または、
前記チャネル品質パラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉雑音比(SINR)、チャネル品質インジケータ(CQI)、ブロック誤り率(BLER)、ビット誤り率(BER)のうちの少なくとも1つを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記トリガ条件は、ある期間内のチャネル品質パラメータまたは測定結果にしたがって決定され、
前記期間の開始点、または前記期間の長さは、RRCまたはMAC CEシグナリングによって構成された値にしたがって決定され、および/または、
前記期間は、前記複数のDL RSのうちの1つのDL RSの期間と定義された数の時間単位との間の最大値または最小値であると決定され、および/または
前記期間は、前記複数のDL RSのうちのDL RSの中で最短または最長の期間であると決定される、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
前記報告は、N個のDL RSを含み、Nは、正の整数であり、
所与のタイムスタンプにおいて最良のメトリックを有するDL RSが、前記報告において報告され、N個のDL RSのうちの1つが、タイムスタンプに関連付けられており、および/または、
前記N個のDL RSは、前記複数のDL RSから選択され、前記構成は、無線リソース制御(RRC)または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)シグナリングによって構成され、および/または、
前記報告における第2のRSは、以前の報告または前記報告に含まれる第1のRSにしたがって前記複数のDL RSから選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項27】
前記第1のDL RSが前記報告に含まれる場合、前記第1のDL RSがより早いタイムスタンプまたは前記タイムスタンプに対応するより小さいインデックスに関連付けられること、
測定されるべき初期DL RSがダウンリンクデータチャネルまたはダウンリンク制御チャネルの準コロケーション(QCL)仮定を決定するためのDL RSにしたがって決定されること、または
前記初期DL RSがRRCまたはMAC-CEシグナリング、または前記プール内の最も低いまたは最も高いインデックス(ID)を有するDL RSによって構成されること
をさらに含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記DL RSまたはその時間単位と、前記UL RSまたはその時間単位との間の関連付けは、ダウンリンク制御情報(DCI)、無線リソース制御(RRC)、または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)シグナリングによって示される、請求項6に記載の方法。
【請求項29】
ビーム状態が、前記DL RSおよび前記UL RSの両方に適用され、および/または、
前記UL RSは、前記DL RSと同じ空間的関係または同じビームに関連付けられ、および/または、
1つのDCIは、前記DL RSおよび前記UL RSの両方の伝送をトリガするためであり、および/または、
前記UL RSの空間的関係またはビームは、前記DL RSに基づいて決定され、および/または、
前記構成は、第1の報告量に関連付けられ、および/または、
前記DCIにおけるCSI要求コードポイントは、前記DL RSのリソース組および前記UL RSのリソース組に関連付けられるか、CSIトリガ状態およびUL RSトリガ状態の両方に関連付けられるか、またはCSIトリガ状態および前記UL RSの前記リソース組の両方に関連付けられ、および/または、
前記DCIによって指示される前記CSIトリガ状態は、前記UL RSを含むリソース組に関連付けられ、および/または、
前記DL RSのリソース組における少なくとも1つのDL RSリソースは、擬似コロケート(QCLed)化されるか、または、同じ伝送構成インジケータ(TCI)状態または同じ擬似コロケーション(QCL)タイプRSに関連付けられ、および/または、
前記UL RSのリソース組における少なくとも1つのUL RSリソースは、QCLed化されるか、または、同じTCI状態または同じ空間的関係に関連付けられるべきであり、および/または、
前記DL RSは、DL RSリソース組を備え、前記UL RSは、1つ以上のULリソース組を備え、前記DL RSリソース組における少なくとも1つのDL RSリソースは、S個のDL RSリソースサブセットに分割されることができる、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記ビーム状態は、前記DCI、前記MAC-CE、または前記RRCによって示され、および/または、
前記DCIは、DCIフォーマット0_0、DCIフォーマット0_1、またはDCIフォーマット0_2を備え、および/または、
前記時間差情報は、前記DCIによって初期化されたULチャネルにおいて搬送される前記報告に含まれ、および/または、
前記DL RSは、チャネル状態情報RS(CSI-RS)を備え、前記CSI-RSは、反復パラメータまたはtrs-infoパラメータに関連付けられ、および/または、
前記UL RSは、サウンディングRS(SRS)を備えている、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記DL RSリソースサブセットにおけるDL RSリソースは、QCLed化されるべきであるか、または、同じTCI状態または同じQCLタイプRSに関連付けられるべきであり、および/または、
少なくとも1つのUL RSリソース組のうちの1つは、DCI、MAC-CE、またはRRCシグナリングによってDL RSリソースサブセットとマッピングされ、および/または、
前記少なくとも1つのUL RSリソース組のうちの1つに対応する空間的関係または経路損失RSは、前記報告における関連するDL RS、関連するDL RSサブグループ、またはDL RSまたはDL RSサブグループにしたがって決定され、および/または、
前記UL RSは、空間的関係または経路損失RSのうちの少なくとも1つで構成されない、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
第1のDL RSまたはその時間単位と、第2のDL RSまたはその時間単位との間の関連付けは、ダウンリンク制御情報(DCI)、無線リソース制御(RRC)、または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)シグナリングによって示される、請求項7に記載の方法。
【請求項33】
前記DCIにおけるチャネル状態情報(CSI)要求コードポイントは、2つ以上のDL RSリソースグループに関連付けられ、および/または、
前記第1のDL RSは、第1のDL RSグループから選択され、前記第2のDL RSは、第2のDL RSグループから選択され、および/または、
1つのDCIは、前記第1のDL RSおよび前記第2のDL RSの両方をトリガするためであり、および/または、
前記構成は、第2の報告量に関連付けられている、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記第1または第2のDL RSグループにおけるDL RSリソースは、擬似コロケート(QCLed)化されるべきであるか、または、同じビーム状態または同じ擬似コロケーション(QCL)タイプRSに関連付けられるべきであり、および/または、
前記DCIは、DCIフォーマット0_0、DCIフォーマット0_1、またはDCIフォーマット0_2を備え、および/または、
前記時間差情報は、前記DCI、前記MAC-CE、または前記RRCによって初期化されたULチャネルにおいて搬送される前記報告に含まれ、および/または、
前記DL RSは、チャネル状態情報RS(CSI-RS)を備え、前記CSI-RSは、反復パラメータまたはtrs-infoパラメータに関連付けられている、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
方法であって、前記方法は、
無線通信ノードによって、無線通信デバイスに、複数のダウンリンク(DL)基準信号(RS)のための構成を送信することであって、前記無線通信デバイスは、前記複数のDL RSのうちの少なくとも1つを受信する、ことと、
前記無線通信ノードによって、前記無線通信デバイスから報告を受信することと
を含む、方法。
【請求項36】
命令を記憶している非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、請求項1から35のいずれか1項に記載の方法を前記少なくとも1つのプロセッサに実行させる、非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項37】
請求項1から35のいずれか1項に記載の前記方法を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備えている装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、人工知能を使用する報告およびビーム管理のためのシステムおよび方法を含むがこれらに限定されない無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
標準化団体である第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))は、現在、5G New Radio(5G NR)と呼ばれる新たな無線インターフェース(Radio Interface)や、次世代パケットコアネットワーク(NG-CNまたはNGC)の規定を進めている。5G NRは、3つの主要構成要素、すなわち、5Gアクセスネットワーク(5G-AN)、5Gコアネットワーク(5GC)、およびユーザ機器(UE)を有する。異なるデータサービスおよび要件の有効化を容易にするために、ネットワーク機能とも呼ばれる5GCの要素は簡略化されており、それらの一部はソフトウェアベースであり、一部はハードウェアベースであり、それによって、それらは、必要に応じて適合されることができる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本明細書に開示された例示的な実施形態は、従来技術に提示された1つ以上の問題に関連する問題を解決すること、および添付の図面と併せて以下の詳細な説明を参照することによって容易に明らかになる追加の特徴を提供することを目的とする。様々な実施形態によれば、例示的なシステム、方法、デバイス、およびコンピュータプログラム製品が本明細書に開示される。しかしながら、これらの実施形態は、例として提示されており、限定するものではなく、本開示を読んだ当業者に、開示された実施形態に対する様々な変更が、本開示の範囲内に留まりながら行われることができることが明らかであろう。
【0004】
少なくとも1つの側面は、システム、方法、装置、またはコンピュータ読み取り可能な媒体に関する。無線通信デバイスは、無線通信ノードから、複数のダウンリンク(DL)基準信号(RS)のための構成を受信し得る。無線通信デバイスは、複数のDL RSのうちの少なくとも1つを受信し得る。無線通信デバイスは、無線通信ノードに報告を送信し得る。
【0005】
いくつかの実施形態において、報告は、時間インスタンス、時間単位、シンボルインデックス、スロットインデックス、サブフレームインデックス、フレームインデックス、伝送機会インデックス、または報告に関連付けられた時間インスタンスに対する持続時間の指示を含むタイムスタンプを含み得る。いくつかの実施形態において、報告内の時間差情報、ドップラシフト、ドップラスプレッド、平均遅延、遅延スプレッド、RSインデックス、グループ情報、またはチャネル品質パラメータのうちの少なくとも1つは、タイムスタンプに関連付けられているか、または、タイムスタンプにしたがって決定され得る。いくつかの実施形態において、報告は、受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差、基準信号時間差、受信タイミングと基準タイミングとの間の時間差、または伝送タイミングと基準タイミングとの間の時間差のうちの少なくとも1つを含む時間差情報を含み得る。いくつかの実施形態において、受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差は、無線通信デバイスの観点から定義される、またはTUE-RX-TUE-TXとして定義される、またはTUE-TX-TUE-RXとして定義されるのうちの少なくとも1つであり得る。いくつかの実施形態において、TUE-RXは、DL時間単位における受信タイミングであり得る。いくつかの実施形態において、TUE-TXは、アップリンク(UL)時間単位における伝送タイミングであり得る。
【0006】
いくつかの実施形態において、DL時間単位は、複数のDL RSからのDL RSを受信する時間単位を指し得る。いくつかの実施形態において、UL時間単位は、UL RSを伝送する時間単位を指し得る。いくつかの実施形態において、TUE-RXは、時間的に最初に検出されたパス、または時間的に最も強い受信電力を有するパスによって定義され得る。いくつかの実施形態において、UL時間単位は、DL時間単位に時間的に最も近くあり得る。いくつかの実施形態において、基準信号時間差(RSTD)は、無線通信デバイスの観点から定義される、またはTRxj-TRxiまたはTRxi-TRxjとして定義されるのうちの少なくとも1つであり得る。いくつかの実施形態において、TRxjは、無線通信デバイスが第1のDL RSを受信する時間、または第1のDL RSに対応する1つの時間単位であり得る。いくつかの実施形態において、TRxiは、無線通信デバイスが第2のDL RSを受信する時間、または第2のDL RSに対応する1つの時間単位であり得る。いくつかの実施形態において、第2のDL RSに対応する時間単位は、第1のDL RSに対応する時間単位に時間的に最も近くあり得る。いくつかの実施形態において、伝送タイミングは、アップリンク(UL)信号を伝送する時間単位に対応し得る。いくつかの実施形態において、受信タイミングは、DL信号を受信する時間単位に対応し得る。いくつかの実施形態において、基準タイミングは、基準時間単位に対応し得る。いくつかの実施形態において、時間差情報は、mod関数、スケーリング係数、基準時間単位、タイミングアドバンス値、受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差、基準信号時間差、受信タイミングと基準タイミングとの間の時間差、または伝送タイミングと基準タイミングとの間の時間差のうちの少なくとも1つを使用して決定され得る。
【0007】
いくつかの実施形態において、時間差情報は、(基準時間単位)-(タイミングアドバンス値)+(受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差)、((受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差)-(タイミングアドバンス値))mod(基準時間単位)、(基準時間単位)-(タイミングアドバンス値)*(スケーリング係数)+(受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差)、または(受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差)mod(基準時間単位)のうちの1つにしたがって決定され得る。いくつかの実施形態において、スケーリング係数は、無線リソース制御(RRC)または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)で構成され得る。いくつかの実施形態において、スケーリング係数は、1/2、1または2であり得る。いくつかの実施形態において、タイミングアドバンス値は、アップリンク伝送タイミング調整のために構成され得る。いくつかの実施形態において、報告は、複数のDL RSのうちの少なくとも1つのDL RSを指すDL RSにしたがって決定される、または報告において報告される平均遅延、遅延スプレッド、ドップラシフト、またはドップラスプレッドのうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの実施形態において、報告は、RSリソースインデックス、RSリソース組インデックス、RSリソース設定インデックス、または報告構成インデックスのうちの少なくとも1つを含む少なくとも1つのRSインデックスを含み得、少なくとも1つのRSインデックスは、タイムスタンプ、時間差情報、平均遅延、遅延スプレッド、ドップラシフト、またはドップラスプレッドに関連付けられる。いくつかの実施形態において、時間差情報が、受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差、受信タイミングと基準タイミングとの間の時間差、または伝送タイミングと基準タイミングとの間の時間差を含む場合、時間差情報は、少なくとも1つのRSインデックスのうちの1つに関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、時間差情報が基準信号時間差を含む場合、時間差情報は、少なくとも1つのRSインデックスの2つ以上のRSインデックスに関連付けられ得る。
【0008】
いくつかの実施形態において、複数のRSインデックスに対応する複数のDL RSが同時に受信されること、または同じグループ情報に関連付けられていることができる。いくつかの実施形態において、複数のRSインデックスに対応する複数のDL RSは、異なるグループ情報に関連付けられていることができる。いくつかの実施形態において、報告は、タイムスタンプ、時間差情報、平均遅延、遅延スプレッド、ドップラシフト、またはドップラスプレッドのうちの少なくとも1つに関連付けられたグループ情報を含み得る。いくつかの実施形態において、報告は、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉雑音比(SINR)、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、レイヤインジケータ(LI)、またはランクインジケータ(RI)を含むチャネル品質パラメータを含み得る。いくつかの実施形態において、報告は、アップリンク制御情報(UCI)、チャネル状態情報(CSI)、または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)を含み得る。いくつかの実施形態において、報告は、CSIパート1を含み得る。いくつかの実施形態において、MAC-CEは、構成許可確認MAC CEまたはビーム障害回復(BFR)MAC CEまたはマルチエントリ構成許可確認MAC CE、サイドリンク構成許可確認MAC CE、リッスンビフォアトーク(LBT)失敗MAC CE、サイドリンク・バッファ・ステータス・報告(SL-BSR)優先のためのMAC CE、パディングのために含まれるBSRを除くBSRのためのMAC CE、シングルエントリ電力ヘッドルーム(PHR)MAC CEまたはマルチエントリPHR MAC CE、所望ガードシンボルの数のためのMAC CE、先制BSRのためのMAC CE、SL-BSRのためのMAC CE、アップリンク共通制御チャネル(UL-CCCH)からのデータを除く任意の論理チャネルからのデータ、推奨ビットレートクエリのためのMAC CE、パディングのために含まれるBSRのためのMAC CE、またはパディングのために含まれるSL-BSRのためのMAC CEのうちの少なくとも1つのチャネルより優先され得る。いくつかの実施形態において、MAC-CEは、以下のチャネル、すなわち、セル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)MAC CEまたはUL-CCCHからのデータ、構成許可確認MAC CEまたはBFR MAC CEまたはマルチエントリ、構成許可確認MAC CE、サイドリンク構成許可確認MAC CE、LBT失敗MAC CE、SL-BSR優先のためのMAC CE、パディングのために含まれるBSRを除くBSRのためのMAC CE、シングルエントリPHR MAC CEまたはマルチエントリPHR MAC CE、所望のガードシンボルの数のためのMAC CE、先制BSRのためのMAC CE、SL-BSRのためのMAC CE、UL-CCCHからのデータを除く任意の論理チャネルからのデータ、推奨ビットレートクエリのためのMAC CE、またはパディングのために含まれるBSRのためのMAC CEのうちの少なくとも1つにおいて優先順位を下げられ得る。
【0009】
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、トリガ条件に応答して、無線通信ノードに報告を伝送し得る。いくつかの実施形態において、トリガ条件は、タイマの満了を含み得、タイマのための初期値は、無線リソース制御(RRC)または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)シグナリングによって構成された固有の値である。いくつかの実施形態において、トリガ条件は、第1のDL RSに対応するチャネル品質パラメータが閾値以上である場合、または第1のDL RSと第2のDL RSとの間のチャネル品質パラメータの値の差が閾値以上である場合、または第1のDL RSに対応するチャネル品質パラメータが閾値以下である場合、または第1のDL RSと第2のDL RSとの間のチャネル品質パラメータの値の差が閾値以下である場合を含み得る。いくつかの実施形態において、第1のDL RSは、報告に含まれ得、第2のDL RSは、報告または以前の報告に含まれ得る。いくつかの実施形態において、閾値は、RRCまたはMAC CEシグナリングによって構成された値および/または報告または以前の報告におけるチャネル品質パラメータにしたがって決定され得る。いくつかの実施形態において、チャネル品質パラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉雑音比(SINR)、チャネル品質インジケータ(CQI)、ブロック誤り率(BLER)、またはビット誤り率(BER)のうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの実施形態において、トリガ条件は、ある期間内のチャネル品質パラメータまたは測定結果にしたがって決定され得る。いくつかの実施形態において、期間の開始点、または期間の長さは、RRCまたはMAC CEシグナリングによって構成された値にしたがって決定され得る。いくつかの実施形態において、期間は、複数のDL RSのうちの1つのDL RSの期間と定義された数の時間単位との間の最大値または最小値であるように決定され得る。いくつかの実施形態において、期間は、複数のDL RSのうちのDL RSの中で最短または最長の期間であると決定され得る。
【0010】
いくつかの実施形態において、報告は、N個のDL RSを含み得、Nは、正の整数である。いくつかの実施形態において、所与のタイムスタンプにおいて最良のメトリックを有するDL RSが報告において報告され得、N個のDL RSのうちの1つがタイムスタンプに関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、N個のDL RSは、複数のDL RSから選択され得、構成は、無線リソース制御(RRC)または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)シグナリングによって構成されることができる。いくつかの実施形態において、報告における第2のRSは、以前の報告または報告に含まれる第1のRSにしたがって複数のDL RSから選択され得る。いくつかの実施形態において、第1のDL RSが報告に含まれる場合、第1のDL RSは、より早いタイムスタンプに関連付けられている、またはタイムスタンプに対応するより小さいインデックスに関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、測定されるべき初期DL RSは、ダウンリンクデータチャネルまたはダウンリンク制御チャネルの準コロケーション(QCL)仮定を決定するためのDL RSにしたがって決定され得る。いくつかの実施形態において、初期DL RSは、RRCまたはMAC-CEシグナリング、またはプール内の最も低いまたは最も高いインデックス(ID)を有するDL RSによって構成され得る。いくつかの実施形態において、DL RSまたはその時間単位とUL RSまたはその時間単位との間の関連付けは、ダウンリンク制御情報(DCI)、無線リソース制御(RRC)、または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)シグナリングによって示され得る。いくつかの実施形態において、ビーム状態は、DL RSおよびUL RSの両方に適用され得る。いくつかの実施形態において、UL RSは、DL RSと同じ空間的関係または同じビームに関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、1つのDCIは、DL RSおよびUL RSの両方の伝送をトリガし得る。いくつかの実施形態において、UL RSの空間的関係またはビームは、DL RSに基づいて決定され得る。いくつかの実施形態において、構成は、第1の報告量に関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、DCIにおけるCSI要求コードポイントは、DL RSのリソース組およびUL RSのリソース組に関連付けられ得、CSIトリガ状態およびUL RSトリガ状態の両方に関連付けられ得、またはCSIトリガ状態とUL RSのリソース組の両方に関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、DCIによって示されるCSIトリガ状態は、UL RSを含むリソース組に関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、DL RSのリソース組における少なくとも1つのDL RSリソースは、擬似コロケート(QCLed)であり得、または同じ伝送構成インジケータ(TCI)状態または同じ擬似コロケーション(QCL)タイプRSに関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、UL RSのリソース組における少なくとも1つのUL RSリソースは、QCLedであることができる、または同じTCI状態または同じ空間的関係に関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、DL RSは、DL RSリソース組を含み得る。いくつかの実施形態において、UL RSは、1つ以上のULリソース組を含み得、DL RSリソース組における少なくとも1つのDL RSリソースは、S個のDL RSリソースサブセットに分割されることができる。
【0011】
いくつかの実施形態において、ビーム状態は、DCI、MAC-CE、またはRRCによって示され得る。いくつかの実施形態において、DCIは、DCIフォーマット0_0、DCIフォーマット0_1、またはDCIフォーマット0_2を備え得る。いくつかの実施形態において、時間差情報は、DCIによって初期化されたULチャネルにおいて搬送される報告に含まれ得る。いくつかの実施形態において、DL RSは、チャネル状態情報RS(CSI-RS)を備え得、CSI-RSは、繰り返しパラメータまたはtrs-infoパラメータに関連付けられる。いくつかの実施形態において、UL RSは、サウンディングRS(SRS)を含み得る。いくつかの実施形態において、DL RSリソースサブセットにおけるDL RSリソースは、QCLedであり得、または同じTCI状態または同じQCLタイプRSに関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、少なくとも1つのUL RSリソース組のうちの1つは、DCI、MAC-CE、またはRRCシグナリングによってDL RSリソースサブセットにマッピングされ得る。いくつかの実施形態において、少なくとも1つのUL RSリソース組のうちの1つに対応する空間的関係または経路損失RSは、報告における関連するDL RS、関連するDL RSサブグループ、またはDL RSまたはDL RSサブグループにしたがって決定され得る。いくつかの実施形態において、UL RSは、空間的関係または経路損失RSのうちの少なくとも1つで構成されないこともある。いくつかの実施形態において、第1のDL RSまたはその時間単位と第2のDL RSまたはその時間単位との間の関連付けは、ダウンリンク制御情報(DCI)、無線リソース制御(RRC)、または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)シグナリングによって示され得る。
【0012】
いくつかの実施形態において、DCIにおけるチャネル状態情報(CSI)要求コードポイントは、2つ以上のDL RSリソースグループに関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、第1のDL RSは、第1のDL RSグループから選択され得、第2のDL RSは、第2のDL RSグループから選択されることができる。いくつかの実施形態において、1つのDCIが第1のDL RSおよび第2のDL RSの両方をトリガすることができる。いくつかの実施形態において、構成は、第2の報告量に関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、第1のDL RSグループまたは第2のDL RSグループにおけるDL RSリソースは、擬似コロケート(QCLed)され得る、または同じビームまたは同じ擬似コロケーション(QCL)タイプRSに関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、DCIは、DCIフォーマット0_0、DCIフォーマット0_1、またはDCIフォーマット0_2を備え得る。いくつかの実施形態において、時間差情報は、DCI、MAC-CE、またはRRCによって初期化されたULチャネルにおいて搬送される報告に含まれ得る。いくつかの実施形態において、DL RSは、チャネル状態情報RS(CSI-RS)を備え得、CSI-RSは、繰り返しパラメータまたはtrs-infoパラメータに関連付けられていることができる。
【0013】
少なくとも1つの側面は、システム、方法、装置、またはコンピュータ読み取り可能な媒体に関する。無線通信ノードは、複数のダウンリンク(DL)基準信号(RS)のための構成を無線通信デバイスに送信し得る。無線通信デバイスは、複数のDL RSのうちの少なくとも1つを受信し得る。無線通信ノードは、無線通信デバイスから報告を受信し得る。
【0014】
本明細書で提示されるシステムおよび方法は、人工知能(AI)駆動ビーム管理を可能にするための無線通信デバイスのための新規な報告手法を含む。(例えば、無線通信ノードによって)所与の期間(例えば、1秒以上)における後続のビーム遷移を予測するために、無線通信デバイスによって使用される現在の報告メカニズムは、追加の支援情報(例えば、候補ビームプール内のビーム切り替えのタイムスタンプ、物理伝搬遅延(RRTおよび/またはTDOAなど)、ドップラシフト、および/またはUE Rxビーム/パネル)を使用することによって強化/改善されることができる。追加の支援情報は、レガシービーム/CSI関連パラメータ(例えば、Txビーム/DL RS IDおよび/またはRSRP/SINR)などの他のパラメータとともに報告され得る。イベント駆動手順および/または報告優先技術は、報告フォーマット(例えば、DCIおよび/またはMAC-CE)のために考慮され得る。考慮される報告フォーマットは、報告オーバーヘッドを節約/低減し得、AIおよび/または人工ニューラルネットワーク(ANN)モデルを訓練するのに適することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本解決策の様々な例示的な実施形態が、以下の図または図面を参照して以下に詳細に説明される。図面は、例示のみを目的として提供されており、本解決策の読者の理解を容易にするために本解決策の例示的な実施形態を単に示している。したがって、図面は、本解決策の広がり、範囲、または適用性を限定するものと見なされるべきではない。説明を明確かつ容易にするために、これらの図面は、必ずしも縮尺通りに描かれていないことに留意されたい。
【0016】
【
図1】
図1は、本開示の実施形態による本明細書に開示された技術が実装され得る例示的なセルラ通信ネットワークを示している。
【0017】
【
図2】
図2は、本開示のいくつかの実施形態による例示的な基地局およびユーザ機器デバイスのブロック図を示している。
【0018】
【
図3】
図3は、本開示のいくつかの実施形態による高速車両および1つ以上の遠隔無線ヘッド(RRH)を有する例示的なシナリオを示している。
【0019】
【
図4】
図4は、本開示のいくつかの実施形態による所与の無線通信ノードアンテナ構成に対するビーム滞留時間の例示的な測定値を示している。
【0020】
【
図5】
図5~
図6は、本開示のいくつかの実施形態による予測可能なビーム管理のための例示的な手法を示している。
【
図6】
図5~
図6は、本開示のいくつかの実施形態による予測可能なビーム管理のための例示的な手法を示している。
【0021】
【
図7】
図7は、本開示のいくつかの実施形態によるビーム切り替えのためのイベント駆動無線通信デバイス報告のための例示的な手法を示している。
【0022】
【
図8】
図8は、本開示のいくつかの実施形態によるグループ情報固有の報告のための例示的な手法を示している。
【0023】
【
図9】
図9(a)~
図9(b)は、本開示のいくつかの実施形態によるラウンドトリップ時間(RTT)に関連する報告のための例示的な手法を示している。
【0024】
【
図10】
図10~
図11は、本開示のいくつかの実施形態による時間差情報を報告するための例示的な手法を示している。
【
図11】
図10~
図11は、本開示のいくつかの実施形態による時間差情報を報告するための例示的な手法を示している。
【0025】
【
図12】
図12は、本開示のいくつかの実施形態による時間差情報を報告するための例示的な手法を示している。
【0026】
【
図13】
図13は、本開示の実施形態による人工知能を使用する報告およびビーム管理のための例示的な方法のフロー図を示している。
【発明を実施するための形態】
【0027】
(1.移動通信技術および環境)
図1は、本開示の実施形態による本明細書に開示された技術が実装され得る例示的な無線通信ネットワークおよび/またはシステム100を示している。以下の説明では、無線通信ネットワーク100は、セルラーネットワークまたは狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)ネットワークなどの任意の無線ネットワークであり得、本明細書では「ネットワーク100」と呼ばれる。そのような例示的なネットワーク100は、通信リンク110(例えば、無線通信チャネル)を介して互いに通信することができる基地局102(以下「BS102」;無線通信ノードとも呼ばれる)およびユーザ機器デバイス104(以下「UE104」;無線通信デバイスとも呼ばれる)と、地理的領域101に重なるセルのクラスタ126、130、132、134、136、138および140とを含む。
図1では、BS102およびUE104は、セル126のそれぞれの地理的境界内に含まれている。他のセル130、132、134、136、138および140の各々は、意図されたユーザに適切な無線有効通信範囲を提供するために、その割り当てられた帯域幅において動作する少なくとも1つの基地局を含み得る。
【0028】
例えば、BS102は、UE104に適切な有効通信範囲を提供するために、割り当てられたチャネル伝送帯域幅において動作し得る。BS102およびUE104は、それぞれ、ダウンリンク無線フレーム118およびアップリンク無線フレーム124を介して通信し得る。各無線フレーム118/124は、データシンボル122/128を含み得るサブフレーム120/127にさらに分割され得る。本開示では、BS102およびUE104は、一般に、本明細書に開示された方法を実施することができる「通信ノード」の非限定的な例として本明細書に記載される。そのような通信ノードは、本解決策の様々な実施形態にしたがって、無線および/または有線通信を行うことが可能であり得る。
【0029】
図2は、本解決策のいくつかの実施形態による無線通信信号(例えば、OFDM/OFDMA信号)を伝送および受信するための例示的な無線通信システム200のブロック図を示している。システム200は、本明細書で詳細に説明する必要がない既知のまたは従来の動作特徴をサポートするように構成された構成要素および要素を含み得る。例示的な一実施形態において、システム200は、上述したように、
図1の無線通信環境100などの無線通信環境においてデータシンボルを通信(例えば、伝送および受信)するために使用されることができる。
【0030】
システム200は、一般に、基地局202(以下、「BS202」)およびユーザ機器デバイス204(以下、「UE204」)を含む。BS202は、BS(基地局)トランシーバモジュール210、BSアンテナ212、BSプロセッサモジュール214、BSメモリモジュール216、およびネットワーク通信モジュール218を含み、各モジュールは、データ通信バス220を介して必要に応じて互いに結合および相互接続される。UE204は、UE(ユーザ機器)トランシーバモジュール230、UEアンテナ232、UEメモリモジュール234、およびUEプロセッサモジュール236を含み、各モジュールは、データ通信バス240を介して必要に応じて互いに結合および相互接続される。BS202は、通信チャネル250を介してUE204と通信し、通信チャネルは、本明細書に記載されたようなデータの伝送に適した任意の無線チャネルまたは他の媒体であることができる。
【0031】
当業者によって理解されるように、システム200は、
図2に示すモジュール以外の任意の数のモジュールをさらに含み得る。当業者は、本明細書に開示された実施形態に関連して説明された様々な例示的なブロック、モジュール、回路、および処理ロジックが、ハードウェア、コンピュータ読み取り可能なソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の実際的な組み合わせで実装され得ることを理解するであろう。ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアのこの互換性および両立性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能に関して一般に記載されている。そのような機能がハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとして実装されるかどうかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課される設計制約に依存することができる。本明細書に記載の概念に精通した者は、各特定の用途に適した方法においてそのような機能を実装し得るが、そのような実装決定は、本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
【0032】
いくつかの実施形態によれば、UEトランシーバ230は、本明細書では、「アップリンク」トランシーバ230と呼ばれることがあり、無線周波数(RF)伝送機およびRF受信機を含み、無線周波数(RF)伝送機およびRF受信機の各々は、アンテナ232に結合された回路を備えている。あるいは、複信スイッチ(図示せず)が、アップリンク伝送機または受信機をアップリンクアンテナに時間複信方式で結合し得る。同様に、いくつかの実施形態によれば、BSトランシーバ210は、本明細書では、「ダウンリンク」トランシーバ210と呼ばれることがあり、RF伝送機およびRF受信機を含み、RF伝送機およびRF受信機の各々は、アンテナ212に結合された回路を含む。あるいは、ダウンリンク複信スイッチが、ダウンリンク伝送機または受信機をダウンリンクアンテナ212に時間複信方式で結合し得る。2つのトランシーバモジュール210および230の動作は、ダウンリンク伝送機がダウンリンクアンテナ212に結合されると同時に、アップリンク受信回路が無線伝送リンク250を介して伝送を受信するためにアップリンクアンテナ232に結合されるように、時間的に調整され得る。逆に、2つのトランシーバ210および230の動作は、アップリンク伝送機がアップリンクアンテナ232に結合されると同時に、ダウンリンク受信機が無線伝送リンク250を介して伝送を受信するためにダウンリンクアンテナ212に結合されるように、時間的に調整され得る。いくつかの実施形態において、複信方向の変化中に最小保護時間を有する打切り時間同期がある。
【0033】
UEトランシーバ230および基地局トランシーバ210は、無線データ通信リンク250を介して通信し、特定の無線通信プロトコルおよび変調方式をサポートすることができる適切に構成されたRFアンテナ装置212/232と協働するように構成される。いくつかの例示的な実施形態において、UEトランシーバ210および基地局トランシーバ210は、ロングタームエボリューション(LTE)および新興の5G規格などの業界規格をサポートするように構成される。しかしながら、本開示は、特定の規格および関連するプロトコルへの適用に必ずしも限定されないことが理解される。むしろ、UEトランシーバ230および基地局トランシーバ210は、将来の規格またはその変形を含む代替的または追加的な無線データ通信プロトコルをサポートするように構成され得る。
【0034】
様々な実施形態によれば、BS202は、例えば、進化型ノードB(eNB)、サービングeNB、ターゲットeNB、フェムトステーション、またはピコステーションであり得る。いくつかの実施形態において、UE204は、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレット、ラップトップコンピュータ、ウェアラブルコンピューティングデバイスなどの様々なタイプのユーザデバイスにおいて具現化され得る。プロセッサモジュール214および236は、汎用プロセッサ、コンテンツアドレス可能メモリ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、任意の適切なプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または本明細書に記載の機能を実行するように設計されたそれらの任意の組み合わせを用いて実装または実現され得る。このように、プロセッサは、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、ステートマシンなどとして実現され得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、デジタル信号プロセッサとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサコアと組み合わせた1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実装され得る。
【0035】
さらに、本明細書に開示された実施形態に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、ファームウェア、プロセッサモジュール214および236によって実行されるソフトウェアモジュール、またはそれらの任意の実際的な組み合わせで直接具現化され得る。メモリモジュール216および234は、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当該技術分野において知られている任意の他の形態の記憶媒体として実現され得る。これに関連して、メモリモジュール216および234は、プロセッサモジュール210および230が、それぞれ、メモリモジュール216および234から情報を読み取り、それらに情報を書き込むことができるように、それぞれ、プロセッサモジュール210および230に結合され得る。メモリモジュール216および234も、それぞれのプロセッサモジュール210および230に統合され得る。いくつかの実施形態において、メモリモジュール216および234の各々は、それぞれ、プロセッサモジュール210および230によって実行されるべき命令の実行中に一時変数または他の中間情報を記憶するためのキャッシュメモリを含み得る。メモリモジュール216および234の各々は、それぞれ、プロセッサモジュール210および230によって実行されるべき命令を記憶するための不揮発性メモリも含み得る。
【0036】
ネットワーク通信モジュール218は、一般に、基地局トランシーバ210と、基地局202と通信するように構成された他のネットワーク構成要素および通信ノードとの間の双方向通信を可能にする基地局202のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、処理ロジック、および/または他の構成要素を表す。例えば、ネットワーク通信モジュール218は、インターネットまたはWiMAXトラフィックをサポートするように構成され得る。典型的な配置では、限定されないが、ネットワーク通信モジュール218は、基地局トランシーバ210が従来のイーサネット(登録商標)ベースのコンピュータネットワークと通信することができるように、802.3イーサネット(登録商標)インターフェースを提供する。このようにして、ネットワーク通信モジュール218は、コンピュータネットワーク(例えば、移動交換局(MSC))に接続するための物理インターフェースを含み得る。規定された動作または機能に関して本明細書で使用される「ために構成された」、「ように構成された」という用語、およびそれらの活用形は、規定された動作または機能を実行するように物理的に構成、プログラム、フォーマット、および/または配置されたデバイス、構成要素、回路、構造、機械、信号などを指す。
【0037】
開放型システム間相互接続(OSI)モデル(本明細書では「開放型システム間相互接続モデル」と呼ばれる)は、他のシステムとの相互接続および通信に開放されたシステム(例えば、無線通信デバイス、無線通信ノード)によって使用されるネットワーク通信を定義する概念的かつ論理的なレイアウトである。モデルは、7つのサブコンポーネントまたは層に分割され、その各々は、その上および下の層に提供されるサービスの概念上の集合を表す。OSIモデルは、論理ネットワークも定義し、異なる層プロトコルを使用することによってコンピュータパケット転送を効果的に記述する。OSIモデルは、7層OSIモデルまたは7層モデルと呼ばれることもある。いくつかの実施形態において、第1の層は、物理層であり得る。いくつかの実施形態において、第2の層は、媒体アクセス制御(MAC)層であり得る。いくつかの実施形態において、第3の層は、無線リンク制御(RLC)層であり得る。いくつかの実施形態において、第4の層は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層であり得る。いくつかの実施形態において、第5の層は、無線リソース制御(RRC)層であり得る。いくつかの実施形態において、第6の層は、非アクセス層(NAS)層またはインターネットプロトコル(IP)層であり得、第7の層は、他の層である。
【0038】
当業者が本解決策を作製および使用することを可能にするために、本解決策の様々な例示的な実施形態が添付の図面を参照して以下に説明される。当業者に明らかなように、本開示を読んだ後、本明細書に記載された例に対する様々な変形または変更が、本解決策の範囲から逸脱することなく行われることができる。したがって、本解決策は、本明細書に記載および例示された例示的な実施形態および用途に限定されない。さらに、本明細書に開示される方法におけるステップの特定の順序または階層は、単なる例示的な手法である。設計の選好に基づいて、開示された方法またはプロセスのステップの特定の順序または階層は、本解決策の範囲内に留まりながら再配置されることができる。したがって、当業者であれば、本明細書に開示される方法および技術は、サンプルの順序で様々なステップまたは動作を提示し、本解決策は、特に明記しない限り、提示される特定の順序または階層に限定されないことを理解するであろう。
(2.AIを使用する報告およびビーム管理のためのシステムおよび方法)
【0039】
特定のシステム(例えば、5Gニューラジオ(NR)および/または他のシステム)では、移動通信方法/手順は、アナログビーム形成技術を使用/実装/可能にし得る。アナログビーム形成は、高周波通信および/またはプロセスの堅牢性を促進/向上/強化し得る。いくつかの実施形態において、擬似コロケーション(QCL)状態および/または伝送構成インジケータ(TCI)状態(または、ビーム状態)は、1つ以上のタイプのチャネルおよび/または信号に関するビーム指示をサポート/可能に/促進し得る。例えば、QCL状態および/またはTCI状態は、ダウンリンク(DL)制御チャネル(例えば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)および/またはその他のチャネル)、DLデータチャネル(例えば、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)および/またはその他のチャネル)、および/または基準信号(例えば、チャネル状態情報基準シグナリング(CSI-RS)および/または他のタイプの信号)のためのビーム指示をサポートし得る。いくつかの実施形態において、空間的関係情報(例えば、spatialRelationInfoなどの上位層パラメータ、および/または他のパラメータ)および/または統合TCI状態指示は、1つ以上のタイプのチャネルおよび/または信号に関するビーム指示をサポート/可能に/促進し得る。例えば、空間的関係情報(および/または他の情報)は、アップリンク(UL)制御チャネル(例えば、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH))、基準信号(例えば、サウンディング基準信号(SRS))、および/または他のタイプのチャネル/信号のためのビーム指示をサポートし得る。ULデータチャネル(例えば、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)および/またはその他のチャネル)に関して、ビーム指示は、ULデータチャネルの1つ以上のSRSリソースおよび/または1つ以上のポートをマッピングすることによって達成/実装/可能にされることができる。無線通信ノード(例えば、地上端末、基地局、gNB、eNB、またはサービングノード)は、1つ以上のSRSリソースを示し/規定し得る。したがって、ULデータチャネル(または、他のチャネル)のためのビームの構成は、空間的関係情報を使用することによって導出/決定/取得され得る。空間的関係情報は、ULデータチャネルの1つ以上のSRSリソースおよび/またはポートに関連付けられ得る/関連し得る/リンクされ得る。
【0040】
5G NRソリューションなどの現在の解決策は、異なる/複数のシナリオに適用可能な柔軟な構成を提供し得る。しかしながら、現在の解決策は、無線通信デバイス(例えば、UE、端末、またはサービスされるノード)を用いた高モビリティシナリオでは効果が低いこともある。例えば、高モビリティシナリオでは、無線通信デバイスは、増加した速度(例えば、300Km/hまたは他の速度)で進み/移動し得る。したがって、対応するビーム滞留時間は、短縮され/小さくあり得る(例えば、~10msまたは他の時間インスタンス)。対応するビーム滞留時間の短縮は、ビーム追跡のための基準信号(RS)オーバーヘッドの増加および/または無線通信デバイスのモビリティにおけるビーム指示のためのより大きな遅延時間をもたらし得る。
【0041】
特定のシナリオ(例えば、高速列車(HST)シナリオおよび/または他のシナリオ)では、無線通信デバイスの移動または軌道は、安定/確立/予測可能であり得る。例えば、無線通信デバイスは、高速道路および/またはHSTの線路に沿って移動/進み得る。特定の場所では(例えば、中国では)、ほとんどのレールは、高架橋上および/またはへき地において舗装され、無線チャネルは、ほとんどが見通し線(LOS)である。結果として、無線通信デバイスの長期間にわたる予測可能な位置情報は、後続の伝送のための1つ以上のビームの粗い方向を決定/計算/識別するための重要な基準として使用されることができる。周辺アプリケーション(例えば、全地球航法衛星システム(GNSS))および/または他のアプリケーションを使用する手法と比較して、測位および/またはビーム切り替え(例えば、ビームパターンマッチング方法、および/または位置ベースの方法)のために予測アルゴリズム(例えば、人工知能(AI)アルゴリズム)を使用する無線チャネル検知技術は、無線通信デバイスのためにより良好に適し得る。予測アルゴリズムを使用することによって、本明細書に提示されるシステムおよび方法(例えば、次世代(NG)システム用)は、コストを低減/減少し、および/または周辺インターフェースを節約し得る。本明細書に提示されるシステムおよび方法は、以下の問題/困難/課題のうちの1つ以上を考慮/企図/対処し得る。
1)(例えば、候補ビームプール内の以前の最良のビームから新たな最良のビームへの)ビーム切り替え/遷移の時点は、予測可能なビーム管理のためのビームパターンマッチング方法において重要であることができる。ビーム切り替え/遷移の時点は、無線通信デバイスによって監視/追跡され得る。したがって、ビーム切り替え(例えば、ビーム切り替えの時点を示すために報告されるタイムスタンプ)のためのイベント駆動報告手順が考慮されることができる。そのような場合、報告オーバーヘッド(例えば、無線通信デバイスの報告によって引き起こされる)は、大幅に削減されることができる。
2)予め定義された軌道および/または物理マップを用いて、無線通信デバイスの測位は、単一の送受信ポイント(TRP)(例えば、ラウンドトリップ時間(RTT))、少なくとも2つのTRP(例えば、到着時間差(TDOA))、および/またはダウンリンク(DL)伝送(Tx)ビーム情報に基づいて(または、それを使用して)実行されることができる。無線通信デバイスによって実行される報告の(例えば、無線通信ノードから無線通信デバイスへの)物理伝搬時間、および/または(例えば、無線通信デバイスによる)DL信号の受信と別のアップリンク(UL)信号の伝送との間の時間オフセットが、予測可能なビーム管理のための位置ベースの方法を可能にするために、使用されることができる。複数のサンプル/測定値に基づいて(または、それにしたがって)、無線通信デバイスの速度および/または加速度が、所与のマップ/軌道に沿った無線通信デバイスの動きをエミュレート/近似/再現するために、推定されることができる。
3)無線通信デバイスの受信機における復調のための1つ以上のパラメータ(例えば、ドップラシフト、基準信号受信電力(RSRP)、および/またはUE受信(Rx)ビーム/パネル)は、支援/追加情報として(例えば、無線通信デバイスによって)報告/通信/提供されることができる。支援/追加情報は、後続の伝送のための最良/最適なビームの推定を改善するために使用されることができる。
4)(例えば、AI駆動ビーム管理に関する)無線通信デバイス報告のためのイベント駆動報告手順および/または導入されたパラメータに基づいて(または、使用することによって)、報告フォーマット(例えば、媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)シグナリング、および/またはアップリンク制御情報(UCI))および/またはフォーマットの伝送優先度が考慮されることができる。
【0042】
特定のシステムでは、高周波リソースの使用は、かなりの伝搬損失を誘発/生成/もたらすことがある。したがって、広いおよび/または超広いスペクトルリソースは、(例えば、伝搬損失に起因して)重要な困難を提起/導入/もたらし得る。いくつかの実施形態において、特定の技術/技法は、ビームアライメントを達成/もたらし得、および/または十分なアンテナ利得を取得/もたらし得る。例えば、大規模多入力多出力(MIMO)(例えば、1つのノードに対して最大1024個のアンテナ素子)を使用するアンテナアレイおよび/またはビーム形成訓練技術は、ビームアライメントおよび/または十分なアンテナ利得を達成し得る。いくつかの実施形態において、アナログ位相シフタが、ミリ波ビーム形成を実装/可能にするために使用され得る。アナログ位相シフタを使用することは、アンテナアレイを使用する利点を伴って低い実装コストをもたらし得る。(例えば、ミリ波ビーム形成を実装するために)アナログ位相シフタが使用される場合、制御可能な位相の数は、有限/定義/制限され得る。いくつかの実施形態において、アナログ位相シフタの使用は、アナログ位相シフタに1つ以上の一定のモジュラス制約を課す/もたらし得る。1つ以上の予め規定されたビームパターンの組が与えられると、可変位相シフトベースのビーム形成(BF)訓練の目標/ターゲットは、後続のデータ伝送のための最適なビームパターンを識別/決定することに対応し得る。識別されたビームパターンは、1つの送受信ポイント(TRP)および/または1つのパネル(例えば、1つのパネルを有するUE)を有する1つ以上のシナリオに適用され得る。
【0043】
ここで
図3を参照すると、高速車両(例えば、列車)と、例えば送受信ポイント(TRP)などの1つ以上の遠隔無線ヘッド(RRH)とを有する例示的なシナリオ300が示されている。例示的なシナリオは、6つ(または、その他の数)のRRH(例えば、RRH1、RRH2、RRH3、RRH4、RRH5、RRH6、および/またはその他のRRH)、および/または、少なくとも3つ(または、その他の数)のパネル(例えば、電話機の右パネル、上パネル、および/または左パネル)を有する無線通信デバイスを含み得る。2つのRRH(例えば、RRH3およびRRH4)間の距離は、200メートル(または、他の数)であり得る一方で、列車の線路(例えば、UE1)と少なくとも1つのRRH(d
rrh_track)との間の距離は、5メートル(または、他の数)であり得る。1つ以上のRRHは、線路に沿って細長いセルを生み出す/生成/エミュレートする同じセル(例えば、ハンドオーバ手順を保存する)に対応し得る。高速道路内の車両の例示的なシナリオでは、1つ以上のTRPが高速道路に沿って配備され得る。従来のビーム管理では、ビーム追跡(または、ビーム精緻化)は、無線通信デバイスに固有であり得る。ビーム追跡(または、ビーム精緻化)は、近隣の/隣接する無線通信デバイス(例えば、位置が近隣)が一緒に/共同で/対応して(例えば、高い確率で)移動することを保証することにおける困難さにより、無線通信デバイス固有であり得る。しかしながら、高モビリティシナリオ(例えば、高速道路および/または高速列車を含む)では、近隣の/隣接する無線通信デバイスは、同じ鉄道車両、同じ長距離バス、および/または同じ車両グループ内にあり得る。
【0044】
ここで
図4を参照すると、所与の無線通信ノード(例えば、gNB)アンテナ構成に関するビーム滞留時間の例示的な測定値400が示されている。無線通信ノードのビーム滞留時間は、300km/hで走行する高速列車(または、他の車両)、500km/hで走行する高速列車、および/または120km/hの速度で走行する高速道路内の車両のビーム滞留時間を含み得る。ビーム滞留時間は、1つ以上の要因によって依存し得る/基づき得る/決定され得る。1つ以上の要因は、無線通信デバイスの速度、無線通信ノードと無線通信デバイスとの間の距離、ビームの幅、および/または他の要因を含み得る。いくつかの実施形態において、ビーム滞留時間は、7ms(または、他の数)程度の短さであり得る。現在のビーム管理手順/プロセス(例えば、ビーム報告、ビームグループ起動、および/またはビーム指示)は、ビーム滞留時間(例えば、7msおよび/または他の時間インスタンス)の最小値内でビームを更新することができないこともある。いくつかの実施形態において、人工知能(AI)技術/手法が、1つ以上のナロービームが高速シナリオにおいてより良好な/増加した/強化された有効通信範囲および/または性能を提供することを保証するために、使用されることができる。例えば、AI技術は、モビリティのための軌道予測を伴うビーム予測において採用/使用/適用されることができる。
【0045】
いくつかの実施形態において、ビーム状態は、QCL状態、TCI状態、空間的関係状態(または、空間的関係情報状態)、基準信号(RS)、空間フィルタ、および/またはプリコーディングに対応し得る/それらを指し得る。本開示のいくつかの実施形態において、「ビーム状態」は、「ビーム」として呼ばれることがある。具体的に、以下である:
a)伝送(Tx)ビームは、QCL状態、TCI状態、空間的関係状態、DL/UL基準信号、Tx空間フィルタ、および/またはTxプリコーディングに対応し得る/それらを指し得る。
b)受信(Rx)ビームは、QCL状態、TCI状態、空間的関係状態、空間フィルタ、Rx空間フィルタ、および/またはRxプリコーディングに対応し得る/それらを指し得る。
c)ビーム識別子(ID)は、QCL状態インデックス、TCI状態インデックス、空間的関係状態インデックス、基準信号インデックス、空間フィルタインデックス、プリコーディングインデックス、および/または他のインデックスに対応し得る/それらを指し得る。
【0046】
いくつかの実施形態において、空間フィルタは、無線通信デバイスおよび/または無線通信ノードの観点に対応し得る。いくつかの実施形態において、空間フィルタは、空間領域フィルタおよび/または他のフィルタを指し得る。いくつかの実施形態において、空間的関係情報は、1つ以上の基準RSを含み得る。空間的関係情報は、ターゲットRS/チャネルと1つ以上の基準RSとの間の同じまたは準同一の空間的関係を規定/指示/伝達/表すために使用され得る。いくつかの実施形態において、空間的関係は、ビーム、空間パラメータ、および/または空間領域フィルタを指し得る。
【0047】
いくつかの実施形態において、QCL状態は、1つ以上の基準RSおよび/または1つ以上の対応するQCLタイプパラメータを含み得る。QCLタイプパラメータは、ドップラスプレッド、ドップラシフト、遅延スプレッド、平均遅延、平均利得、および/または空間パラメータ(例えば、空間Rxパラメータ)のうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの実施形態において、TCI状態は、QCL状態に対応し得る/それを指し得る。いくつかの実施形態において、QCLタイプAは、ドップラシフト、ドップラスプレッド、平均遅延、および/または遅延スプレッドを含み得る。いくつかの実施形態において、QCLタイプBは、ドップラシフトおよび/またはドップラスプレッドを含み得る。いくつかの実施形態において、QCLタイプCは、ドップラシフトおよび/または平均遅延を含み得る。いくつかの実施形態において、QCLタイプDは、空間Rxパラメータを含み得る。いくつかの実施形態において、RSは、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、同期信号ブロック(SSB)(または、SS/PBCH)、復調基準信号(DMRS)、サウンディング基準信号(SRS)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)、および/またはその他の信号/チャネルを含み得る。いくつかの実施形態において、RSは、DL基準信号(DL RS)および/またはUL基準信号(UL RS)のうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの実施形態において、DL RSは、CSI-RS、SSB、および/またはDMRS(例えば、DL DMRS)のうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの実施形態において、UL RSは、SRS、DMRS(例えば、UL DMRS)、および/またはPRACHのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0048】
いくつかの実施形態において、UL信号は、PUCCH、PUSCH、SRS、および/または他のチャネル/信号を含み得る。いくつかの実施形態において、DL信号は、PDCCH、PDSCH、CSI-RS、および/または他のチャネル/信号を含み得る。いくつかの実施形態において、グループベースの報告は、ビームグループベースの報告および/またはアンテナグループベースの報告のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0049】
いくつかの実施形態において、ビームグループは、同時に受信および/または伝送される1つのグループの1つ以上の別個のTxビームを指し得る。いくつかの実施形態において、ビームグループは、同時に受信および/または伝送されないこともある1つ以上の異なるグループの1つ以上のTxビームを指し得る。さらに、ビームグループの定義は、無線通信デバイスの観点に対応し得る。いくつかの実施形態において、アンテナグループは、同時に受信および/または伝送されないこともある1つのグループの1つ以上の別個のTxビームを指し得る。いくつかの実施形態において、アンテナグループは、同時に受信および/または伝送される1つ以上の別個のグループの1つ以上のTxビームを指し得る。
a)さらに、アンテナグループは、同時に受信および/または伝送されないこともある1つのグループのN個より多くの異なる/別個のTxビームを指し得る。アンテナグループは、同時に受信および/または伝送される1つのグループのN個までの異なるTxビームを指し得る。いくつかの実施形態において、Nは、正の整数であり得る。
b)さらに、アンテナグループは、同時に受信および/または伝送される1つ以上の異なるグループの1つ以上のTxビームを指し得る。
【0050】
いくつかの実施形態において、アンテナグループの定義は、無線通信デバイスの観点に対応し得る。いくつかの実施形態において、アンテナグループは、アンテナポートグループ、パネル、および/または無線通信デバイス(例えば、UE)パネルに対応し得る。いくつかの実施形態において、アンテナグループの切り替えは、パネルの切り替えに対応し得る/それを指し得る。
【0051】
いくつかの実施形態において、グループ情報は、1つ以上の基準信号の情報グループ化に対応し得る。いくつかの実施形態において、グループ情報は、リソース組、パネル、サブアレイ、アンテナグループ、アンテナポートグループ、アンテナポートのグループ、ビームグループ、伝送エンティティ/ユニットおよび/または受信エンティティ/ユニットを含み得る。いくつかの実施形態において、グループ情報は、無線通信デバイス(例えば、UE)パネルおよび/または無線通信デバイスパネルの1つ以上の特徴を表し得る/規定し得る/示し得る。いくつかの実施形態において、グループ情報は、グループ状態および/またはグループIDを指し得る。
【0052】
いくつかの実施形態において、時間単位は、サブシンボル、シンボル、スロット、サブフレーム、フレーム、伝送機会、および/または他の時間インスタンスを含み得る。いくつかの実施形態において、アクティブアンテナグループは、アクティブDLアンテナグループ、アクティブULアンテナグループ、アクティブDLおよびULアンテナグループ、および/または他のグループに対応し得る。
(I.実施形態1:予測可能なビーム管理を可能にする報告する無線通信デバイスの一般的な説明)
【0053】
高速鉄道(HSR)シナリオでは、1つ以上の列車の軌道は、周期性および/または規則性を示し得る。位置情報に関して、過去のビーム訓練結果は、将来のビーム訓練プロセスにおいて貴重な基準となることができる。しかしながら、位置および/または環境情報の精度は、1つ以上の制限を含み得る。結果として、ビームを放射/成形/方向付けるための手法/技術は、位置情報の測定値に完全に依存する(または、使用する)ことができないこともある。したがって、(例えば、ビーム遷移の精密な同期を達成するために)予測可能なモデルを支援するために、適切なビーム測定および/または報告が必要とされ得る。
【0054】
ここで
図5を参照すると、予測可能なビーム管理(例えば、モデル駆動手法)のための例示的な手法500が示されている。予測可能なビーム管理は、ビーム管理のための予測可能なモデルおよび/またはビーム遷移パターン生成器の少なくとも2つの部分を含み得る。予測可能なモデルは、人工ニューラルネットワーク(ANN)、ビームレベルのパターンマッチングアルゴリズム、および/または他の技法/手法に基づくことができる。予測可能なモデルが、1つ以上の重要なパラメータを推定/構成し、1つ以上のビーム遷移(例えば、1秒などの所与の期間のための1つ以上のビーム遷移パターン)を決定するために、使用されることができる。例えば、1つ以上のキーパラメータは、統計パターンを生成するための無線通信デバイスの速度に対する無線通信デバイスの現在の速度の第1の(a
1)および/または第2の(a
2)比率を含み得る。1つ以上のキーパラメータは、対応するオフセット(o)および/または使用されるパターンのタイプ(例えば、2つ以上の平行なレールおよび/または関連するUEの移動方向などのパターンID(i))を含み得る。
【0055】
パターンID(i)、二次比率(a
2)、一次比率(a
1)、および/またはオフセット(o)は、
図5に示すように、未知の変数を含むか、または未知の変数に対応し得る。物理学の観点から、a
1および/またはa
2の変数は、統計パターンを生成するための無線通信デバイスの速度に対する無線通信デバイスの現在の速度の一次および/または二次比率を示し得る/規定し得る。変数oは、オフセットを示し得る/規定し得る。例えば、辞書において統計パターンを生成するための無線通信デバイスの速度が300km/hである場合、aの価値ある値は、[0.8~1.2]~240km/hから360km/hを含むか、またはそれに対応し得る。予測可能な性能の観点から、
図5の手法500は、主に、プローブ点および/または各ビーム遷移のための正確なタイムスタンプの識別に基づく。各ビーム遷移は、以前の(例えば、古い)最良/最適なTxビームから更新された(例えば、新しい)最良のTxビームへのビーム遷移を含むか、またはそれに対応し得る。各ビーム遷移のための正確なタイムスタンプを識別/決定することは、ビーム切り替えパターンを示す/再現するために重要であり得る。
【0056】
ここで
図6を参照すると、予測可能なビーム管理(例えば、無線通信デバイス位置ベースの手法)のための例示的な手法600が示されている。手法600は、少なくとも2つの部分を含み得る。第1の部分は、(例えば、ANNアルゴリズムによって可能にされる)無線通信デバイスの軌道を推定するための予測可能なモデルを含むか、またはそれに対応し得る。第2の部分は、マップベースのビーム予測手法を含むか、またはそれに対応し得る。第1の部分は、無線通信デバイスの位置(例えば、無線通信デバイスの場所)を決定するためのパラメータを推定するために使用されることができる。パラメータは、無線通信デバイスの速度、無線通信デバイスの累積速度、および/またはマップIDを含み得る。マップIDは、使用されるパターンのタイプ(例えば、無線通信デバイスの2つ以上の平行なレールおよび/または関連する移動方向)を規定/指示/提供し得る。到着時間(ToA)、ビームID(例えば、DL-AoD)、RSRP、および/または他のパラメータ/入力が、無線通信デバイスの軌道/測位を推定するためのAIモデル(例えば、ANNアルゴリズム)を訓練/調整するために、使用されることができる。
【0057】
AI駆動ビーム管理のための無線通信デバイス測定および/または報告のために、以下の側面が考慮され得る。無線通信ノードは、複数のDL基準信号(RS)のための構成を送信/伝送/通信し得る。
【0058】
複数のDL RSを受信/取得した後、無線通信デバイスは、報告インスタンス(例えば、報告の時間インスタンス)において、以下のパラメータのうちの少なくとも1つを(例えば、RSおよび/または構成にしたがって)報告/提供/規定/指示/通知し得る。報告インスタンスは、報告の単一の伝送を含むか、またはそれに対応し得る。
●報告は、タイムスタンプ(例えば、時点/インスタンス)を含み得る。
〇タイムスタンプは、時間単位、シンボルインデックス(例えば、直交周波数分割多重(OFDM)シンボル)、スロットインデックス、サブフレームインデックス、フレームインデックス、伝送機会インデックス(例えば、UL信号および/またはDL信号)、および/または報告の時間インスタンス(例えば、報告に関連付けられた時間インスタンスに対する持続時間の指示)の前の時間単位/シンボル/スロット/サブフレーム/フレーム/伝送機会の数を含むか、またはそれに対応し得る。
〇例えば、タイムスタンプは、K番目のフレームインデックスにおけるM番目のサブフレームインデックスにおけるN番目のスロットなど、(スロットインデックス)+(サブフレームインデックス)+(フレームインデックス)を含み得る。いくつかの実施形態において、N、M、およびKは、整数であることができる。
●報告は、時間差情報を含み得る。時間差情報は、以下のうちの少なくとも1つを含み得る:
〇受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差(例えば、UE Rx-Tx時間差)、および/または伝送タイミングと受信タイミングとの間の時間差。
・受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差は、無線通信デバイスの観点から定義されることができる。
・受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差(例えば、UE Rx-Tx時間差)は、TUE-RX-TUE-TX、および/またはTUE-TX-TUE-RXとして定義され得、ここで:
●TUE-RXは、ダウンリンク時間ユニット(例えば、サブフレーム#i)の無線通信デバイス受信タイミングを含むか、またはそれに対応し得る。さらに、TUE-RXは、時間的に最初に検出されたパスおよび/または時間的に最も強い受信電力を有するパスによって定義されることができる。
●TUE-TXは、アップリンク時間ユニット(例えば、サブフレーム#i)の無線通信デバイス伝送タイミングを含むか、またはそれに対応し得る。さらに、アップリンク時間単位は、ダウンリンク時間単位に時間的に最も近くあり得る。
・受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差は、無線通信ノードから無線通信デバイスへの物理チャネルの伝搬時間を(例えば、無線通信ノードによって)推定するための重要なパラメータであることができる。
●例えば、物理チャネルの伝搬時間(例えば、到着時間)は、((TTRP-RX-TTRP-TX)+(TUE-RX-TUE-TX))/2にしたがって(または、それに基づいて)決定され得る。いくつかの実施形態において、TTRP-RX-TTRP-TXは、無線通信ノード(例えば、TRP)の伝送タイミングと受信タイミングとの間の時間差を示し得る/規定し得る/指示し得る。無線通信ノードは、無線通信ノードの伝送タイミングと受信タイミングとの間の時間差を決定/識別し得る。
○基準信号時間差(RSTD)(到着時間差(TDOA)としても知られる)
・さらに、RSTDは、無線通信デバイスの観点から定義され得る。
・さらに、RSTDは、TRxj-TRxiとして定義されるDL RS/TRP jと基準DL RS/TRP iとの間の相対タイミング差を指示/規定し得、ここで:
●TRxjは、無線通信が第1のDL RS(例えば、DL RS/TRP j)を受信/取得する時間および/または第1のDL RSに対応する1つの時間単位の開始を含むか、またはそれに対応し得る。
●TRxiは、無線通信デバイスが第2のDL RS(例えば、DL RS/TRP i)を受信/取得する時間および/または第2のDL RSに対応する1つの時間単位の開始を含むか、またはそれに対応し得る。さらに、時間単位は、第1のDL RSから受信された時間単位に時間的に最も近い/最も近傍である。
○受信タイミングと基準タイミングとの間の時間差、および/または伝送タイミングと基準タイミングとの間の時間差。
・さらに、伝送タイミングは、UL信号を伝送する時間単位に対応し得る。
・さらに、受信タイミングは、DL信号を受信する時間単位に対応し得る。
・さらに、基準タイミングは、基準時間単位に対応し得る。
○報告オーバーヘッド(例えば、ビット数)を節約する/減らす/減少させるために、時間差情報は、mod関数、スケーリング係数、基準時間単位、タイミングアドバンス値、受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差、伝送タイミングと受信タイミングとの間の時間差、および/または基準信号時間差にしたがって(または、それに基づいて)決定され得る。
・例えば、時間差情報は、(基準時間単位(例えば、1サブフレーム))-(タイミングアドバンス値)+(受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差)にしたがって決定され得る。
・いくつかの実施形態において、時間差情報は、((-タイミングアドバンス値)+(受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差)mod(基準時間単位)にしたがって決定され得る。
・いくつかの実施形態において、時間差情報は、(基準時間単位(例えば、1サブフレーム))-(タイミングアドバンス値)*(スケーリング係数)+(受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差)にしたがって決定され得る。スケーリング係数は、1/2(または、他の値)の値を有し得る。
・いくつかの実施形態において、時間差情報は、(受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差)mod(基準時間単位)にしたがって決定され得る。
・いくつかの実施形態において、タイミングアドバンス値は、UL伝送タイミング調整のために、無線リソース制御(RRC)および/または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)などの上位レイヤシグナリングにしたがって構成され得る。
●報告は、平均遅延および/または遅延スプレッドを含み得る。
○平均遅延および/または遅延スプレッドは、無線通信ノードで構成されたDL RSを用いて推定されることができる。平均遅延および/または遅延スプレッドは、報告インスタンスにおいて報告/通信され得る。
○平均遅延は、物理チャネル伝搬の平均遅延を指し得る。遅延スプレッドは、物理チャネル伝搬の遅延のスプレッドを指し得る。
●報告は、ドップラシフトおよび/またはドップラスプレッドを含み得る。
○ドップラシフトおよび/またはドップラスプレッドは、無線通信ノードで構成されたDL RSを用いて推定され得る。ドップラシフトおよび/またはドップラスプレッドは、報告インスタンスにおいて報告され得る。
●報告は、少なくとも1つのRSインデックスを含み得る/提供し得る/指示し得る/規定し得る。
○少なくとも1つのRSインデックスは、RSリソースインデックス、RSリソース組インデックス、RSリソース設定インデックス、および/または報告構成インデックスのうちの少なくとも1つまたは組み合わせを含み得る。
○タイムスタンプおよび/または時間差情報は、少なくとも1つのRSインデックスに関連付けられ得る/関連し得る。
・時間差情報が、受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差、および/または伝送タイミングと受信タイミングとの間の時間差を含む場合、時間差情報は、少なくとも1つのRSインデックスのうちの1つに関連付けられ得る。
・時間差情報が基準信号時間差を含む場合、時間差情報は、少なくとも1つのRSインデックスの2つ以上のRSインデックスに関連付けられ得る/関連し得る。
●いくつかの実施形態において、2つ以上のRSインデックスに対応する2つ以上のRSが同時に受信されることができ、および/または特定のグループ情報(例えば、ビームグループ)に関連付けられていることができる。
●報告は、グループ情報を含み得る。
○グループ情報は、時間差情報、平均遅延、遅延スプレッド、ドップラスプレッド、および/またはドップラシフトに関連付けられ得る。
●報告は、チャネル品質パラメータを含み得る。
○チャネル品質パラメータは、RSRP、信号対干渉雑音比(SINR)、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、レイヤインジケータ(LI)、および/またはランクインジケータ(RI)を含み得る。
【0059】
いくつかの実施形態において、タイムスタンプは、時間差情報、ドップラシフト、RSインデックス、グループ情報、および/またはチャネル品質パラメータに関連付けられ得る。
●したがって、報告される時間差情報、ドップラシフト、平均遅延、RSインデックス、グループ情報、および/またはチャネル品質パラメータは、タイムスタンプおよび/またはタイムスタンプに対応する時点にしたがって(または、それに基づいて)決定され得る。
【0060】
いくつかの実施形態において、報告インスタンスは、アップリンク制御情報(UCI)、チャネル状態情報(CSI)、および/またはMAC-CE(例えば、MAC-CE情報)を含み得る。
●いくつかの実施形態において、報告インスタンスは、CSIパート1を含み得る。
●さらに、MAC-CEは、以下のチャネルのうちの少なくとも1つより優先されることができる。
○構成許可確認MAC CEまたはBFR MAC CE、またはマルチエントリ構成許可確認MAC CE;
○サイドリンク構成許可確認MAC CE;
○LBT失敗MAC CE;
○SL-BSR優先のためのMAC CE;
○パディングのために含まれるBSRを除くBSRのためのMAC CE;
○シングルエントリPHR MAC CEまたはマルチエントリPHR MAC CE;
○所望のガードシンボルの数のためのMAC CE;
○先制BSRのためのMAC CE;
○SL-BSRのためのMAC CE;
○UL-CCCHからのデータを除く任意の論理チャネルからのデータ;
○推奨ビットレートクエリのためのMAC CE;
○パディングのために含まれるBSRのためのMAC CE;または
○パディングのために含まれるSL-BSRのためのMAC CE。
●さらに、MAC-CEは、以下のチャネルのうちの少なくとも1つより優先順位を下げられ得る:
○C-RNTI MAC CEまたはUL-CCCHからのデータ;
○構成許可確認MAC CEまたはBFR MAC CE、またはマルチエントリ構成許可確認MAC CE;
○サイドリンク構成許可確認MAC CE;
○LBT失敗MAC CE;
○SL-BSR優先のためのMAC CE;
○パディングのために含まれるBSRを除くBSRのためのMAC CE;
○シングルエントリPHR MAC CEまたはマルチエントリPHR MAC CE;
○所望のガードシンボルの数のためのMAC CE;
○先制BSRのためのMAC CE;
○SL-BSRのためのMAC CE;
○UL-CCCHからのデータを除く任意の論理チャネルからのデータ;
○推奨ビットレートクエリのためのMAC CE;または
○パディングのために含まれるBSRのためのMAC CE。
(II.実施形態2:ビーム切り替えを報告するイベント駆動無線通信デバイス)
【0061】
無線通信デバイスは、(例えば、予測可能なビーム管理のためのAIベースの方法などの特定の方法におけるビームパターンマッチングに使用されることができる)ビーム切り替えの時点を監視/追跡/決定/識別することができる。したがって、ビーム切り替えに関するイベント駆動報告手順が考慮され得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、ビーム遷移に関連するタイムスタンプ、および/または報告されるべきRSの有効時間を報告/規定/提供することができる。
【0062】
トリガ条件が満たされた場合、無線通信デバイスは、タイムスタンプを報告/通知/提供し得る。トリガ条件は、以下のうちの少なくとも1つを含み得る。
●トリガ条件は、タイマの満了を含み得る。
○タイマに関する初期値(例えば、タイマをリセットおよび/または設定するための初期値)は、RRCおよび/またはMAC-CEコマンドにしたがって(または、それを使用して)構成されることができる。
●トリガ条件は、閾値以上である第1のRSに対応するチャネル品質パラメータを含み得る。いくつかの実施形態において、トリガ条件は、第2のRSを超える第1のRSに対応するチャネル品質パラメータの差が閾値以上であることを含み得る。
○いくつかの実施形態において、第1のRS(例えば、第1のRSのインデックス)を報告インスタンスに含まれる/規定されることができる。第2のRS(例えば、第2のRSのインデックス)は、以前の報告インスタンスにおいて報告/通知/指示され得る。
○閾値は、RRCシグナリングおよび/またはMAC-CEシグナリングによって構成された値にしたがって(または、それに基づいて)決定され得る。いくつかの実施形態において、閾値は、以前の報告インスタンス(例えば、最後の報告インスタンス)のチャネル品質パラメータにしたがって決定/構成され得る。
・例えば、閾値が以前の報告インスタンスにおけるチャネル品質パラメータにしたがって決定される場合、閾値は、チャネル品質パラメータにオフセット値を加えたものに対応し得る。オフセット値は、RRCシグナリング、MAC-CE、および/または他のタイプのシグナリングを使用して構成され得る。
○閾値に対応するメトリックは、RSRP、SINR、および/またはCQIであることができる。
●トリガ条件は、第1のRSに対応するチャネル品質パラメータが閾値以下であることを含み得る。いくつかの実施形態において、トリガ条件は、第2のRSを超える第1のRSに対応するチャネル品質パラメータの変化が閾値以下であることを含み得る。
○第1のRS(例えば、第1のRSのインデックス)は、報告インスタンスに含まれる/提供される/規定されることができる。第2のRS(例えば、第2のRSのインデックス)は、以前の報告インスタンスに報告される/含まれ得る。
○閾値は、RRCおよび/またはMAC-CEシグナリングによって構成された値にしたがって(または、それに基づいて)決定され得る。閾値は、以前の報告インスタンス(例えば、最後の報告インスタンス)におけるチャネル品質パラメータにしたがって決定/構成され得る。
・例えば、閾値が以前の報告インスタンスにおけるチャネル品質パラメータにしたがって決定される場合、閾値は、チャネル品質パラメータにオフセット値を加えたものに対応し得る。オフセット値は、RRCシグナリング、MAC-CE、および/または他のタイプのシグナリングを使用して構成され得る。
○閾値に対応するメトリックは、ブロック誤り率(BLER)および/またはビット誤り率(BER)であり得る。
●チャネル品質パラメータは、ある期間(例えば、ウィンドウ)内の測定結果にしたがって(または、それに基づいて)決定され得る。
○期間の開始点および/または期間の長さは、RRCシグナリング、MAC-CEシグナリング、および/または他のタイプのシグナリングによって構成された値にしたがって(または、それに基づいて)決定され得る。
○いくつかの実施形態において、期間は、DL RSの期間および/または定義/構成された時間単位数(例えば、2msなどのX時間単位)間の最大値または最小値であると決定され得る。
○いくつかの実施形態において、期間は、測定される複数のDL RSの中で最短または最長の期間であると決定され得る。
【0063】
いくつかの実施形態において、報告は、N個のDL RSを含む/規定する/指示し得る。Nは、正の整数であり得る。
●所与のタイムスタンプにおいて最良のメトリックを有する(N個のDL RSのうちの)RSが、報告(例えば、報告インスタンス)において報告される。N個のDL RSのうちの少なくとも1つは、タイムスタンプに関連付けられ得る。
●N個のDL RSは、RRCおよび/またはMAC-CEシグナリングによって構成された複数のDL RSから選択/識別/構成されることができる。
●報告インスタンス内の第2のRSは、以前の報告において報告された、および/または報告に含まれる第1のRSにしたがって(または、それに基づいて)複数のDL RSから選択/識別され得る。
○第1のDL RSが報告インスタンスに含まれる場合、第1のDL RSは、より早いタイムスタンプに関連付けられ得、および/またはタイムスタンプに対応するより小さいインデックスに関連付けられ得る。
○複数のDL RSは、RRCシグナリング(および/または他のタイプのシグナリング)によって構成され得る。第1のDL RSに対応する隣接するDL RS(例えば、複数のDL RSに含まれる)は、後続の測定および/または報告のために選択され得る。したがって、第2のDL RSは、隣接するDL RSから選択され得る。
・測定されるべき初期DL RSは、DLデータチャネルおよび/またはDL制御チャネルのQCL仮定を決定するために、DL RSおよび/またはSSBにしたがって(または、基づいて)決定され得る。
・初期DL RSは、RRCおよび/またはMAC-CEシグナリング、または複数のDL RSの中で最も低いまたは最も高いIDを有するDL RSによって構成され得る。
【0064】
いくつかの実施形態において、タイムスタンプは、グループ情報に関連付けられ得る/関連し得る。
【0065】
ここで
図7を参照すると、ビーム切り替えのためのイベント駆動無線通信デバイス報告のための例示的な手法700が示されている。一例では、M=14個のRS(例えば、CSI-RSおよび/または他のRS)が、ビーム管理および/または追跡のためにRRCシグナリング(または、他のタイプのシグナリング)を使用することによって構成され得る。初期RSは、最低/最小インデックスを有するRS(例えば、RS#0)であると仮定され得る。RS#1および/またはRS#1に関連付けられたRS#2は、無線通信デバイスによって測定されることができる。RS#2のチャネル品質(例えば、RSRP)が、RS#1のチャネル品質+オフセット(例えば、3dB)より大きい場合、無線通信デバイスは、RS#1のインデックスおよび/または対応するタイムスタンプを報告/提供/規定し得る。その後、RS#2および/またはRS#1に関連付けられた{RS#1,RS#3}が測定されることができる。
【0066】
マルチUEパネルを有する特定の実施形態において、グループ情報固有の報告が考慮/使用されることができる。グループ情報固有の報告のための例示的な手法800が
図8に示されている。RS#0がビーム測定のための初期RSである場合、グループ情報#0を有するRS#1のチャネル品質は、タイムスタンプ#1に関連する時間インスタンスにおけるチャネル品質パラメータの条件を満たすことができる。さらに、グループ情報#1を有するRS#2のチャネル品質は、タイムスタンプ#2に関連する時間インスタンスにおけるチャネル品質パラメータの条件を満たすことができる。この例では、条件は、特定のグループ情報(例えば、UEパネル#1を使用する)に対応するチャネル測定値に基づいて、報告されるRSのチャネル品質パラメータと初期RSのチャネル品質パラメータとの間の差がオフセット値より大きいことであり得る。オフセット値(例えば、3dB)は、RRCシグナリング(および/または他のタイプのシグナリング)によって構成/決定され得る。
(III.実施形態3:無線通信デバイスの測位を支援するためのラウンドトリップ時間関連報告)
【0067】
所定の軌道において、ラウンドトリップ時間(RTT)に関するパラメータ(例えば、受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差(UE Rx-Tx時間差))は、測位の精度を保証/改善/向上させるために非常に重要であることができる。例えば、実施形態1において説明したように、推定ToAは、((UE Rx-Tx時間差)+(TRP Rx-Tx時間差))/2に対応し得る。
【0068】
いくつかの実施形態において、DL RS/時間単位iとUL RS/時間単位jとの間の関連付け/関係は、DCI、MAC-CEシグナリング、および/またはRRCシグナリングによって初期化/指示されることができる。
●いくつかの実施形態において、UL RSは、DL RSに関連付けられ得る。時間差情報は、DL RSおよび/またはUL RSにしたがって(または、基づいて)決定され得る。
○いくつかの実施形態において、ビーム状態は、DL RSおよびUL RSの両方に適用され得る。
○いくつかの実施形態において、UL RSは、DL RSと同じ空間的関係および/または同じビームに関連付けられ得る。
●単一のDCIは、DL RSおよびUL RSの両方をトリガすることができる。時間差情報は、報告において搬送され/報告に含まれ得る。
○UL RSの空間的関係および/またはビームは、DL RSに基づいて(または、DL RSにしたがって)決定され得る。
○DCIは、DCIフォーマット0_0、DCIフォーマット0_1、および/またはDCIフォーマット0_2を備え得る。
○いくつかの実施形態において、DL RSは、CSI-RSを含み得る。
・さらに、CSI-RSは、ビーム管理および/または追跡のために使用され得る。
・さらに、CSI-RSは、繰り返しパラメータおよび/またはtrs-infoパラメータ(または、他のパラメータ)に関連付けられ得る。
○いくつかの実施形態において、報告構成は、報告量=なし、時間差、RTT、ssb-Index-RSRP、cri-RSRP、ssb-Index-SINR、および/またはcri-SINRで構成され得る。
○いくつかの実施形態において、DCIにおけるCSI要求コードポイントは、DL RSリソース組およびUL RSリソース組の両方に関連付けられ得る。DCIにおけるCSI要求コードポイントは、CSIトリガ状態およびUL RSトリガ状態の両方に関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、DCIにおけるCSI要求コードポイントは、CSIトリガ状態およびUL RSリソース組の両方に関連付けられ得る。
・いくつかの実施形態において、DCIにおけるCSIトリガ状態は、SRSリソース組に関連付けられ得る。
○リソース組におけるDL RSリソースは、擬似コロケート(QCLed)され得、および/または同じTCI状態および/または同じQCLタイプRSに関連付けられ得る。
○いくつかの実施形態において、リソース組におけるUL RSリソースは、QCLedされることができ、および/または同じ/対応するTCI状態および/または同じ空間的関係に関連付けられていることができる。
○いくつかの実施形態において、DL RSは、DL RSリソース組を含み得る。UL RSは、1つ以上のULリソース組を含み得る。DL RSリソース組におけるDL RSリソースは、S個のDL RSリソースサブセットに分割されることができる。
・DL RSリソースサブセットにおけるDL RSリソースは、QCL化され得、および/または同じTCI状態および/または同じQCLタイプRSに関連付けられ得る。
・いくつかの実施形態において、UL RSリソース組のうちの少なくとも1つは、DCI、MAC-CEシグナリング、および/またはRRCシグナリングによってDL RSリソースサブセットにマッピングされ得る/関連付けられ得る/関連し得る。UL RSリソース組のうちの少なくとも1つに対応する空間的関係および/または経路損失RSは、関連するDL RSおよび/または関連するDL RSサブグループにしたがって(または、それに基づいて)決定され得る。
・いくつかの実施形態において、サブセットおよび/または1つのサブセットにおける少なくとも1つのDL RSは、報告インスタンス(例えば、報告)において報告/規定/指示され得る。UL RSリソース組のうちの少なくとも1つに対応する空間的関係および/または経路損失RSは、サブセットおよび/または1つのサブセットにおける少なくとも1つのDL RSにしたがって決定されることができる。
・そのような場合、SRSリソースは、空間的関係および/または経路損失RSで構成されないこともある。
●いくつかの実施形態において、受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差は、(対応するDL RSのTUE-RX)-(対応するUL RSのTUE-TX)に対応し得る。UE Rx-Tx時間差の一例は、以下であることができる:
○UE Rx-Tx時間差は、TUE-RX-TUE-TXとして定義されることができ、ここで、以下である:
・TUE-RXは、時間的に最初に検出されたパスによって定義される、無線通信ノード(例えば、TRP)からのダウンリンク時間単位(例えば、サブフレーム)#iの無線通信デバイス受信タイミングであり得る。
・TUE-TXは、無線通信ノードから受信されたサブフレーム#iに時間的に最も近いアップリンク時間単位#jの無線通信デバイス伝送タイミングであり得る。
・複数のDL PRSリソースが、無線通信ノードの最初の到着経路の1つの時間単位の開始を決定するために、使用されることができる。
○周波数範囲1に関して、TUE-RX測定のための基準点は、無線通信デバイスのRxアンテナコネクタであることができる。TUE-TX測定のための基準点は、無線通信デバイスのTxアンテナコネクタであり得る。周波数範囲2に関して、TUE-RX測定の基準点は、無線通信デバイスのRxアンテナであるとする。TUE-TX測定のための基準点は、無線通信デバイスのTxアンテナであり得る。
【0069】
例えば、1つの非周期的なCSIトリガ状態は、CSI-RSリソース組および/またはSRSリソース組に関連付けられ得る/関連し得る。CSI-RSは、追跡および/またはビーム管理に使用され得る。SRSリソース組は、ビーム管理に使用され得る。
【0070】
ここで
図9(a)を参照すると、DCIコマンドは、非周期的なCSI-RSおよび/または非周期的なSRS伝送を初期化し得る。CSI-RSおよび/またはSRSは、TCI状態および/または空間的関係で(例えば、それぞれ)構成される。条件として、CSI-RSおよび/またはSRSは、同じビームに関連付けられ得る。報告量は、なしまたは時間差で構成され得る。CSI-RSが伝送され、その後、SRSが伝送され得る。時間差情報は、伝送されるべき第1のCSI-RSリソースおよび第1のSRSリソースにしたがって(または、使用することによって)、および/または対応する組において決定されることができる。したがって、時間差情報(例えば、UE Rx-Tx時間差)を搬送する報告インスタンスは、T
UE-RX-T
UE-TXに対応し得る。
【0071】
ここで
図9(b)を参照すると、事前構成されたTCI状態を有するCSI-RS、および/またはSRSの空間的関係は、報告インスタンスにおいて報告されるCSI-RSにしたがって(または、それに基づいて)決定され得る。具体的に、CSI-RSリソース組は、DCIによってトリガされ得る。少なくとも1つのCSI-RSが報告インスタンスにおいて報告され得る。いくつかの実施形態において、時間差情報(例えば、UE Rx-Tx時間差)、T
UE-RX-T
UE-TXは、報告インスタンスにおいて搬送され/含まれ/提供されることができる。
【0072】
ここで
図10~
図11を参照すると、(例えば、無線通信デバイスによって)時間差情報を報告/提供するための例示的な手法が示されている。
図10に示すように、測定されるDL RSに関する複数の候補QCLパラメータが存在する。無線通信デバイスによって選択されたRS IDは、報告(例えば、
図9(b))を介して報告/提供されることができる。SRSリソース組の空間的関係および/または空間フィルタは、RS IDにしたがって(または、基づいて)決定され得る。
図11に示すように、全てのDL RSがQCLed化されることができる。したがって、RS ID情報は使用されないこともあり、したがって、RS IDフィールドは、キャンセルされることができる(例えば、
図9(a))。いくつかの実施形態において、報告は、チャネル品質、時間差情報、および/またはタイムスタンプを含み得る/提供し得る/規定し得る。時間差情報に加えて、ドップラシフトおよび/または平均遅延情報が、報告に含まれる/規定される/提供されることができる。
(IV.実施形態4:無線通信デバイスの測位を支援するための到着時間差関連報告)
【0073】
所定の軌道において、TDOAに関連するパラメータ(例えば、RS時間差)は、測位の精度を保証/改善/向上させるために非常に重要であることができる。RTT方法(例えば、実施形態3)と比較して、TDOA関連パラメータは、異なる/別々の/別個の無線通信ノードおよび/またはビームからの少なくとも2つのDL RSにしたがって(または、使用することによって)決定され得る。DL RSペア(例えば、2つのDL RS)に関して、単一の基準信号時間差(RSTD)が決定され得る。
【0074】
第1のDL RSとその時間単位(例えば、時間単位i)、および/または第2のDL RSとその時間単位(例えば、時間単位j)との間の関連付け/関係は、DCI、MAC-CEシグナリング、および/またはRRCシグナリングによって初期化/指示されることができる。
●いくつかの実施形態において、基準信号時間差は、少なくとも2つのDL RSにしたがって(または、使用することによって)決定/計算され得る。少なくとも2つのDL RSは、同時に受信されることができる。いくつかの実施形態において、少なくとも2つのDL RSは、異なるDL RSリソースグループからのものであり得、および/または異なるグループ情報に対応し得る。
○いくつかの実施形態において、DCIにおけるCSI要求コードポイントは、2つ以上のDL RSリソースグループ(例えば、2つのDL RSリソースグループおよび/またはサブセット)に関連付けられ得る/関連し得る。
●いくつかの実施形態において、第1のDL RSは、第1のDL RSグループから選択/決定/識別されることができる。第2のDL RSは、第2のDL RSグループから選択され得る。
○DL RSグループにおけるDL RSリソースは、QCL化され得、および/または同じ/対応するTCI状態および/または同じQCLタイプRSに関連付けられ得る。
●単一のDCIが、第1のDL RSおよび/または第2のDL RSをトリガするために、使用され得る。時間差情報は、報告において(例えば、報告書において)搬送/含まれ/規定され/提供され得る。
○DCIは、DCIフォーマット0_0、DCIフォーマット0_1、および/またはDCIフォーマット0_2などの複数のフォーマットを含み得る。
○いくつかの実施形態において、DL RSは、CSI-RSを含み得る。
・CSI-RSは、ビーム管理および/または追跡に使用され得る。
・さらに、CSI-RSは、繰り返しパラメータおよび/またはtrs-infoパラメータに関連付けられ得る。
○いくつかの実施形態において、報告構成は、報告量=なし、時間差、TDOA、ssb-Index-RSRP、cri-RSRP、ssb-Index-SINR、および/またはcri-SINRで構成され得る。
○基準信号時間差は、(DL RSのTDL-RX)-(別のDL RSのTDL-TX)を含むか、またはそれに対応し得る。例えば、UE Rx-Tx時間差の一例は、以下であることができる:
・基準信号時間差(RSTD)は、無線通信ノード(例えば、TRP)jと基準無線通信ノードiとの間のDL相対タイミング差として定義されることができ(例えば、TDL-Rxj-TDL-Rxi)、ここで:
●TSubframeRxjは、無線通信デバイスが無線通信ノードjから1つの時間単位(例えば、サブフレーム)の開始を受信する時間を規定し得るか、またはそれに対応し得る。
●TSubframeRxiは、無線通信デバイスが、無線通信ノードjから受信したサブフレームに時間的に最も近い無線通信ノードiから1つの時間単位の対応する開始を受信する時間を規定し得るか、またはそれに対応し得る。
●複数のDL RSリソースが、無線通信ノードからの1つの時間単位の開始を決定するために、使用されることができる。
・周波数範囲1に関して、DL RSTDの基準点は、無線通信デバイスのアンテナコネクタであり得る。周波数範囲2に関して、DL RSTDの基準点は、無線通信デバイスのアンテナであり得る。
【0075】
例えば、DCIフォーマット0_0/1/2は、繰り返し=オン/オフおよび/または報告量=TDOAを有するCSI-RSを初期化/示し得る。TDOAおよび/または対応するタイムスタンプは、
図12に示すように、報告インスタンスに(例えば、報告書に)報告/規定/指示/提供され得る。例えば、特定のグループ(例えば、グループ#1および/またはグループ#2)に関して、少なくとも2つのRS(例えば、RS#X
1、RS#X
2、および/またはその他のRS)、それぞれのチャネル品質(例えば、RSRP/SINR#1、RSRP/SINR#2、および/または他のRSRP/SINR)、および/またはそれぞれのドップラシフト(例えば、ドップラシフト#1、ドップラシフト#2、および/または他のドップラシフト)が報告される。単一のRSTDが、各グループに関して報告されることができ、RSTDは、2つのRSにしたがって(または、それに基づいて)決定され得る。さらに、タイムスタンプが報告/規定/提供/指示され得る。
(V.AIを使用する報告およびビーム管理)
【0076】
図13は、AIを使用して報告およびビーム管理する方法1350のフロー図を示している。方法1350は、
図1~
図12に関連して本明細書に詳述されている構成要素およびデバイスのいずれかを使用して実装され得る。概要として、方法1350は、複数のDL基準信号のための構成を受信すること(1352)を含み得る。方法1350は、複数のDL基準信号のうちの少なくとも1つを受信すること(1354)を含み得る。方法1350は、報告を送信すること(1356)を含み得る。
【0077】
ここで動作(1352)を参照すると、いくつかの実施形態において、無線通信デバイス(例えば、UE)は、無線通信ノード(例えば、gNB)から構成を受信/取得/獲得し得る。無線通信ノードは、構成を無線通信デバイスに送信/伝送/ブロードキャスト/通信し得る。構成は、複数のDL RSに関する構成を含み得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、(例えば、構成にしたがって)報告を送信/伝送し得る。いくつかの実施形態において、報告は、グループ情報を含み得る/提供し得る/規定し得る。グループ情報は、タイムスタンプ、時間差情報、平均遅延、遅延スプレッド、ドップラシフト、および/またはドップラスプレッドのうちの少なくとも1つに関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、報告は、チャネル品質パラメータおよび/または他の情報を含むか、または提供し得る。チャネル品質パラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉雑音比(SINR)、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、レイヤインジケータ(LI)、および/またはランクインジケータ(RI)を含むか、またはそれらに対応し得る。いくつかの実施形態において、報告は、アップリンク制御情報(UCI)、チャネル状態情報(CSI)、および/または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)を含み得る。いくつかの実施形態において、報告は、CSIパート1を含み得る。いくつかの実施形態において、MAC-CEは、以下のうちの少なくとも1つのチャネルより優先され得る:構成許可確認MAC CEまたはビーム障害回復(BFR)MAC CEまたはマルチエントリ構成許可確認MAC CE、サイドリンク構成許可確認MAC CE、リッスンビフォアトーク(LBT)失敗MAC CE、サイドリンク・バッファ・ステータス・報告(SL-BSR)優先のためのMAC CE、パディングのために含まれるBSRを除くBSRのためのMAC CE、シングルエントリ電力ヘッドルーム(PHR)MAC CEまたはマルチエントリPHR MAC CE、所望ガードシンボルの数のためのMAC CE、先制BSRのためのMAC CE、SL-BSRのためのMAC CE、アップリンク共通制御チャネル(UL-CCCH)からのデータを除く任意の論理チャネルからのデータ、推奨ビットレートクエリのためのMAC CE、パディングのために含まれるBSRのためのMAC CE、またはパディングのために含まれるSL-BSRのためのMAC CE。いくつかの実施形態において、MAC-CEは、以下のチャネルのうちの少なくとも1つより優先順位を下げられ得る:セル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)MAC CEまたはUL-CCCHからのデータ、構成許可確認MAC CEまたはBFR MAC CEまたはマルチエントリ、構成許可確認MAC CE、サイドリンク構成許可確認MAC CE、LBT失敗MAC CE、SL-BSR優先のためのMAC CE、パディングのために含まれるBSRを除くBSRのためのMAC CE、シングルエントリPHR MAC CEまたはマルチエントリPHR MAC CE、所望のガードシンボルの数のためのMAC CE、先制BSRのためのMAC CE、SL-BSRのためのMAC CE、UL-CCCHからのデータを除く任意の論理チャネルからのデータ、推奨ビットレートクエリのためのMAC CE、またはパディングのために含まれるBSRのためのMAC CE。
【0078】
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、トリガ条件に応答して、無線通信ノードに報告を送信/伝送/通信し得る。いくつかの実施形態において、トリガ条件は、タイマの満了を含むか、またはそれに対応し得る。タイマのための初期値は、固有の値であり得る。初期値は、無線リソース制御(RRC)シグナリング、媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)シグナリング、および/または他のタイプのシグナリングによって(または、それにしたがって)構成され得る。いくつかの実施形態において、トリガ条件は、第1のDL RSに対応するチャネル品質パラメータが閾値以上である場合、または第1のDL RSと第2のDL RSとの間のチャネル品質パラメータの値の差が閾値以上である場合、または第1のDL RSに対応するチャネル品質パラメータが閾値以下である場合、または第1のDL RSと第2のDL RSとの間のチャネル品質パラメータの値の差が閾値以下である場合を含み得る。いくつかの実施形態において、第1のDL RSは、報告に含まれ/提供され/規定され得る。第2のDL RSは、報告および/または以前の報告に含まれ/規定され得る。いくつかの実施形態において、閾値は、値にしたがって(または、値に基づいて)決定され得る。値は、RRCおよび/またはMAC CEシグナリングによって(または、それにしたがって)構成されることができる。いくつかの実施形態において、値は、報告および/または以前の報告におけるチャネル品質パラメータによって構成され得る。いくつかの実施形態において、チャネル品質パラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉雑音比(SINR)、チャネル品質インジケータ(CQI)、ブロック誤り率(BLER)、および/またはビット誤り率(BER)のうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの実施形態において、トリガ条件は、ある期間内のチャネル品質パラメータおよび/または測定結果にしたがって(または、それに基づいて)決定され得る。いくつかの実施形態において、期間の開始点、および/または期間の長さは、値にしたがって(または、値を使用することによって)決定され得る。値は、RRCおよび/またはMAC CEシグナリングによって(または、それにしたがって)構成されることができる。いくつかの実施形態において、期間は、複数のDL RSのうちの1つのDL RSの期間と定義された数の時間単位との間の最大値または最小値であるように決定され得る。いくつかの実施形態において、期間は、複数のDL RSのうちのDL RSの中で最短または最長の期間であると決定され得る。
【0079】
ここで動作(1354)を参照すると、いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、複数のDL RSのうちの少なくとも1つを受信/取得し得る。複数のDL RSのうちの少なくとも1つの受信に応答して、無線通信デバイスは、報告を伝送し得る。報告は、時間差情報を含み得る/提供し得る/規定し得る/指示し得る。時間差情報は、受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差(または、伝送タイミングと受信タイミングとの間の時間差)、基準信号時間差、受信タイミングと基準タイミングとの間の時間差、および/または伝送タイミングと基準タイミングとの間の時間差のうちの少なくとも1つを含むことができる。いくつかの実施形態において、受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差は、無線通信デバイスの観点から定義/計算/決定され得る。受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差は、TUE-RX-TUE-TXとして定義され、および/またはTUE-TX-TUE-RXとして定義され得る。いくつかの実施形態において、TUE-RXは、DL時間単位における受信タイミングであり得る。いくつかの実施形態において、TUE-TXは、アップリンク(UL)時間単位における伝送タイミングであり得る。いくつかの実施形態において、DL時間単位は、複数のDL RSからのDL RSを受信/取得する時間単位を指し得る(または、規定/指示し得る)。いくつかの実施形態において、UL時間単位は、UL RSを伝送/送信/通信する時間単位を指し得る(または、規定/指示し得る)。いくつかの実施形態において、TUE-RXは、時間的に最初に検出されたパス、および/または時間的に最も強い受信電力を有するパスによって定義され得る。いくつかの実施形態において、UL時間単位は、DL時間単位に時間的に最も近くあり得る。特定の実施形態において、受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差は、無線通信ノードの観点から無線通信ノード(例えば、TRP)と無線通信デバイス(例えば、UE)との間の物理チャネルの伝搬時間を推定するための重要なパラメータであることができる。例えば、物理チャネルの伝搬時間(例えば、到着時間)は、((TTRP-RX-TTRP-TX)+(TUE-RX-TUE-TX))/2にしたがって決定され得る。いくつかの実施形態において、TTRP-RX-TTRP-TXは、無線通信ノードの伝送タイミングと受信タイミングとの間の時間差を示し得る。
【0080】
いくつかの実施形態において、基準信号時間差(RSTD)は、無線通信デバイスの観点から定義/決定され、および/またはTRxj-TRxiとして定義/決定され得る。いくつかの実施形態において、TRxjは、無線通信デバイスが第1のDL RS(例えば、DL RS/TRP j)を受信/取得する時間および/または第1のDL RSに対応する(または、関連付けられる)1つの時間単位であり得る(または、含み得る/規定し得る)。いくつかの実施形態において、TRxiは、無線通信デバイスが第2のDL RS(例えば、DL RS/TRP i)を受信/取得する時間、および/または第2のDL RSに対応する(または、関連付けられた)1つの時間単位であり得る。いくつかの実施形態において、第2のDL RSに対応する(または、関連付けられた)時間単位は、第1のDL RSに対応する時間単位に最も近い/最も近い時間単位であり得る。いくつかの実施形態において、伝送タイミングは、(例えば、無線通信デバイスの観点から)アップリンク(UL)信号を伝送/送信/通信する時間単位に対応し得る(または、指示し得る)。いくつかの実施形態において、受信タイミングは、(例えば、無線通信デバイスの観点から)DL信号を受信/取得する時間単位に対応し得る(または、指示し得る)。いくつかの実施形態において、基準タイミングは、基準時間単位に対応し得る。いくつかの実施形態において、時間差情報は、mod関数、スケーリング係数、基準時間単位、タイミングアドバンス値、受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差、基準信号時間差、受信タイミングと基準タイミングとの間の時間差、伝送タイミングと基準タイミングとの間の時間差、および/または他の情報のうちの少なくとも1つを使用して決定/生成され得る。いくつかの実施形態において、時間差情報は、(基準時間単位)-(タイミングアドバンス値)+(受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差)、((受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差)-(タイミングアドバンス値))mod(基準時間単位)、(基準時間単位)-(タイミングアドバンス値)*(スケーリング係数)+(受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差)、および/または(受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差)mod(基準時間単位)のうちの1つにしたがって決定され得る。いくつかの実施形態において、スケーリング係数は、無線リソース制御(RRC)シグナリングおよび/または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)シグナリングなどの上位層シグナリングによって(または、それを使用して)構成され得る。いくつかの実施形態において、スケーリング係数は、1/2、1または2(または、他の値)であり得る。いくつかの実施形態において、タイミングアドバンス値は、アップリンク伝送タイミング調整のためのRRCおよび/またはMAC-CEシグナリングによって(または、それにしたがって)構成され得る。
【0081】
ここで動作(1356)を参照すると、いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、報告/記述を送信/伝送/通信し得る。無線通信デバイスは、構成にしたがって(または、それに基づいて)報告を伝送し得る。報告の伝送に応答して、無線通信ノードは、報告を受信/取得し得る。いくつかの実施形態において、報告は、タイムスタンプおよび/または他の情報を含み得る/提供し得る/規定し得る/指示し得る。タイムスタンプは、時間インスタンス、時間単位、シンボルインデックス、スロットインデックス、サブフレームインデックス、フレームインデックス、伝送機会インデックス、および/または報告に関連付けられた時間インスタンスに対する持続時間の指示を含み得る。例えば、持続時間は、いくつかの時間単位/シンボル/スロット/サブフレーム/フレーム/伝送機会(例えば、報告インスタンスの前、または報告伝送の前)を含むか、またはそれらに対応し得る。いくつかの実施形態において、報告内の、時間差情報、ドップラシフト、ドップラスプレッド、平均遅延、遅延スプレッド、RSインデックス、グループ情報、および/またはチャネル品質パラメータのうちの少なくとも1つは、タイムスタンプ(例えば、報告のタイムスタンプ)にしたがって関連付けられ/関連し得、および/または決定され得る。
【0082】
いくつかの実施形態において、報告は、平均遅延、遅延スプレッド、ドップラシフト、および/またはドップラスプレッドのうちの少なくとも1つを含み得る/提供し得る/規定し得る/指示し得る。ドップラシフトおよび/またはドップラスプレッドは、DL RSにしたがって(または、DL RSを使用することによって)決定されることができる。DL RSは、複数のDL RSのうちの少なくとも1つのDL RSを指し得る/対応し得る。いくつかの実施形態において、DL RSは、報告書において報告/提供され得る。いくつかの実施形態において、報告は、少なくとも1つのRSインデックスを含み得る/提供し得る/規定し得る。少なくとも1つのRSインデックスは、RSリソースインデックス、RSリソース組インデックス、RSリソース設定インデックス、および/または報告構成インデックスのうちの少なくとも1つを含み得る。少なくとも1つのRSインデックスは、タイムスタンプ、時間差情報、平均遅延、遅延スプレッド、ドップラシフト、および/またはドップラスプレッドに関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、時間差情報は、受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差、受信タイミングと基準タイミングとの間の時間差、および/または伝送タイミングと基準タイミングとの間の時間差を含み得る。時間差情報が、受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差、受信タイミングと基準タイミングとの間の時間差、および/または伝送タイミングと基準タイミングとの間の時間差を含む場合、時間差情報は、少なくとも1つのRSインデックスのうちの1つに関連付けられ得る/関連し得る。いくつかの実施形態において、時間差情報は、基準信号時間差を含み得る。時間差情報が基準信号時間差を含む場合、時間差情報は、少なくとも1つのRSインデックスの2つ以上のRSインデックスに関連付けられ得る/関連し得る。いくつかの実施形態において、複数のRSインデックスに対応する複数のDL RSが同時に受信/取得されることができる。いくつかの実施形態において、2つ以上のDL RSは、同じ/対応するグループ情報に関連付けられ得る/関連し得る。いくつかの実施形態において、2つ以上のDL RS(例えば、2つ以上のRSインデックスに対応する)は、同時に受信され得、および/または異なる/別々の/別個のグループ情報に関連付けられ得る。
【0083】
いくつかの実施形態において、報告は、N個のDL RSを含み得る/規定し得る/指示し得る。Nは、正の整数であり得る。いくつかの実施形態において、所与のタイムスタンプにおける最良/最適なメトリックを有するDL RSが、報告書において報告/規定され得る。N個のDL RSのうちの少なくとも1つは、タイムスタンプに関連付けられていることができる。いくつかの実施形態において、N個のDL RSは、複数のDL RSから選択/識別され得る。構成は、RRCおよび/またはMAC-CEシグナリング(または、他のタイプのシグナリング)によって構成されることができる。いくつかの実施形態において、報告における第2のRSは、複数のDL RSから選択され得る。第2のRSは、第1のRSにしたがって(または、それに基づいて)選択/識別され得る。第1のRSは、以前の報告および/または報告に含まれ得る/規定され得る/提供され得る。いくつかの実施形態において、第1のDL RSは、報告に含まれ得る/規定され得る。第1のDL RSが報告に含まれる場合、第1のDL RSは、より早いタイムスタンプに関連付けられ/関連し、および/またはタイムスタンプに対応するより小さいインデックスに関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、測定されるべき初期DL RSは、DL RSにしたがって(または、DL RSを使用することによって)決定され得る。DL RSは、ダウンリンクデータチャネルおよび/またはダウンリンク制御チャネルの準コロケーション(QCL)仮定を決定するためのものであり得る。いくつかの実施形態において、初期DL RSは、RRCまたはMAC-CEシグナリングによって構成され得る。いくつかの実施形態において、初期DL RSは、プール内の最も低いまたは最も高いインデックス(ID)を有するDL RS(例えば、複数のDL RS)であり得る(または、それに対応し得る)。いくつかの実施形態において、DL RSまたはその時間単位、および/またはUL RSまたはその時間単位間の関連付け/関係は、DCI、RRC、および/またはMAC-CEシグナリングによって指示/提供/規定され得る。
【0084】
いくつかの実施形態において、ビーム状態は、DL RSおよび/またはUL RSに適用され得る。いくつかの実施形態において、UL RSは、DL RSと同じ空間的関係および/または同じビームに関連付けられ得る/関連し得る。いくつかの実施形態において、1つのDCI(例えば、単一のDCI)は、DL RSおよび/またはUL RSの伝送をトリガし得る。いくつかの実施形態において、UL RSの空間的関係および/またはビームは、DL RSに基づいて(または、にしたがって)決定され得る。いくつかの実施形態において、構成は、第1の報告量に関連付けられ得る/関連し得る。いくつかの実施形態において、DCIにおけるCSI要求コードポイントは、DL RSのリソース組およびUL RSのリソース組に関連付けられ得、CSIトリガ状態およびUL RSトリガ状態の両方に関連付けられ得、および/またはCSIトリガ状態とUL RSのリソース組との両方に関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、DCIによって示されるCSIトリガ状態は、リソース組に関連付けられ得る/関連し得る。リソース組は、UL RSを含み得る。いくつかの実施形態において、DL RSのリソース組における少なくとも1つのDL RSリソースは、準コロケート(QCLed)化され得、および/または同じ伝送構成インジケータ(TCI)状態および/または同じ準コロケーション(QCL)タイプRSに関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、UL RSのリソース組における少なくとも1つのUL RSリソースは、QCLed化され得、および/または同じTCI状態および/または同じ空間的関係に関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、DL RSは、DL RSリソース組を含み得る。いくつかの実施形態において、UL RSは、1つ以上のULリソース組を含み得る。DL RSリソース組における少なくとも1つのDL RSリソースは、S個のDL RSリソースサブセットに分割/編成/区分されることができる。
【0085】
いくつかの実施形態において、ビーム状態は、DCI、MAC-CE、および/またはRRCによって指示/規定/提供され得る。いくつかの実施形態において、DCIは、DCIフォーマット0_0、DCIフォーマット0_1および/またはDCIフォーマット0_2などの複数のDCIフォーマットを含み得る。いくつかの実施形態において、時間差情報は、報告に含まれ得る/規定され得る。報告は、DCIによって初期化されたULチャネルにおいて搬送され得る。いくつかの実施形態において、DL RSは、チャネル状態情報RS(CSI-RS)および/または他のRSを含み得る。CSI-RSは、繰り返しパラメータおよび/またはtrs-infoパラメータに関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、UL RSは、サウンディングRS(SRS)を含み得る/それに対応し得る。いくつかの実施形態において、DL RSリソースサブセットにおけるDL RSリソースは、QCL化され得、および/または同じTCI状態および/または同じQCLタイプRSに関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、少なくとも1つのUL RSリソース組のうちの1つは、DL RSリソースサブセットにマッピング/関連付け/リンクされ得る。少なくとも1つのUL RSリソース組のうちの1つは、DCI、MAC-CE、および/またはRRCシグナリングにしたがって(または、使用することによって)DL RSリソースサブセットにマッピングされ得る。いくつかの実施形態において、空間的関係および/または経路損失RSは、報告における関連するDL RS、関連するDL RSサブグループ、および/またはDL RSまたはDL RSサブグループにしたがって(または、それに基づいて)決定され得る。空間的関係および/または経路損失RSは、少なくとも1つのUL RSリソース組のうちの1つに対応し得る。いくつかの実施形態において、UL RSは、空間的関係および/または経路損失RSのうちの少なくとも1つで構成されないこともある。いくつかの実施形態において、第1のDL RSまたはその時間単位、および/または第2のDL RSまたはその時間単位間の関連付け/関係は、ダウンリンク制御情報(DCI)、無線リソース制御(RRC)、および/または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)シグナリングによって指示/規定/提供され得る。
【0086】
いくつかの実施形態において、DCIにおけるチャネル状態情報(CSI)要求コードポイントは、2つ以上のDL RSリソースグループに関連付けられ得る/関連し得る。いくつかの実施形態において、第1のDL RSは、第1のDL RSグループから選択/識別/決定され得る。第2のDL RSは、第2のDL RSグループから選択/識別されることができる。いくつかの実施形態において、1つのDCIが第1のDL RSおよび/または第2のDL RSをトリガすることができる。いくつかの実施形態において、構成は、第2の報告量に関連付けられ得る/関連し得る。いくつかの実施形態において、第1のDL RSグループおよび/または第2のDL RSグループにおけるDL RSリソースは、擬似コロケート(QCLed)化され得、および/または同じビームおよび/または同じ擬似コロケーション(QCL)タイプRSに関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、DCIは、DCIフォーマット0_0、DCIフォーマット0_1および/またはDCIフォーマット0_2を備え得る。いくつかの実施形態において、時間差情報は、報告に含まれ得る/規定される/提供され得る。報告は、DCI、MAC-CE、および/またはRRCによって初期化されたULチャネルにおいて搬送/通信され得る。いくつかの実施形態において、DL RSは、チャネル状態情報RS(CSI-RS)を備え得る。CSI-RSは、繰り返しパラメータおよび/またはtrs-infoパラメータ(または、他のパラメータ)に関連付けられ得る/関連し得る。
【0087】
本解決策の様々な実施形態が上述されてきたが、それらは限定ではなく例としてのみ提示されていることを理解されたい。同様に、様々な図は、当業者が本解決策の例示的な特徴および機能を理解することを可能にするために提供される例示的なアーキテクチャまたは構成を示し得る。しかしながら、そのような者は、解決策が示された例示的なアーキテクチャまたは構成に限定されず、様々な代替的なアーキテクチャおよび構成を使用して実装されることができることを理解するであろう。さらに、当業者によって理解されるように、一実施形態の1つ以上の特徴は、本明細書に記載の別の実施形態の1つ以上の特徴と組み合わせられることができる。したがって、本開示の広がりおよび範囲は、上述した例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではない。
【0088】
また、「第1」、「第2」などの規定を使用する本明細書における要素へのいかなる言及も、一般に、それらの要素の量または順序を限定するものではないことも理解される。むしろ、これらの規定は、本明細書において、2つ以上の要素または要素の例を区別する便利な手段として使用されることができる。したがって、第1および第2の要素への言及は、2つの要素のみが使用されることができること、または第1の要素が何らかの方法で第2の要素の前になければならないことを意味しない。
【0089】
さらに、当業者は、情報および信号が様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表されることができることを理解するであろう。例えば、上記の説明で言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビットおよびシンボルは、電圧、電流、電磁波、磁場または粒子、光場または粒子、またはそれらの任意の組み合わせによって表されることができる。
【0090】
当業者であれば、本明細書に開示された側面に関連して記載された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、方法、および機能のいずれも、電子ハードウェア(例えば、デジタル実装、アナログ実装、または2つの組み合わせ)、ファームウェア、命令(便宜上、本明細書では「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール)を組み込んだ様々な形態のプログラムまたは設計コード、あるいはこれらの技術の任意の組み合わせによって実装されることができることをさらに理解するであろう。ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能に関して一般に上述されている。そのような機能がハードウェア、ファームウェアまたはソフトウェア、またはこれらの技術の組み合わせとして実装されるかどうかは、システム全体に課される特定の用途および設計制約に依存する。当業者は、記載された機能を特定の用途ごとに様々な方法で実装することができるが、そのような実装決定は、本開示の範囲から逸脱するものではない。
【0091】
さらに、当業者であれば、本明細書に記載の様々な例示的な論理ブロック、モジュール、デバイス、構成要素、および回路が、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、またはそれらの任意の組み合わせを含むことができる集積回路(IC)内に実装されることができ、またはそれによって実行されることができることを理解するであろう。論理ブロック、モジュール、および回路は、ネットワーク内またはデバイス内の様々な構成要素と通信するためのアンテナおよび/またはトランシーバをさらに含むことができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであることができるが、代替例では、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、またはステートマシンであることができる。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと組み合わせた1つ以上のマイクロプロセッサ、または、本明細書に記載された機能を実行するための任意の他の適切な構成として実装されることができる。
【0092】
ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ読み取り可能な媒体上の1つ以上の命令またはコードとして記憶されることができる。したがって、本明細書に開示される方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されたソフトウェアとして実装されることができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体と、コンピュータプログラムまたはコードをある場所から別の場所に転送することを可能にすることができる任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であることができる。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ読み取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、または命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用されることができ、コンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体を含むことができる。
【0093】
本明細書で使用される「モジュール」という用語は、本明細書で説明される関連する機能を実行するためのソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、およびこれらの要素の任意の組み合わせを指す。さらに、説明の目的のために、様々なモジュールは、個別のモジュールとして説明される。しかしながら、当業者にとって明らかであるように、2つ以上のモジュールが組み合わせられて、本解決策の実施形態による関連する機能を実行する単一のモジュールを形成し得る。
【0094】
さらに、本解決策の実施形態において、メモリまたは他の記憶装置、および通信構成要素が使用され得る。明確にするために、上記の説明は、異なる機能ユニットおよびプロセッサを参照して本解決策の実施形態を説明したことが理解されよう。しかしながら、本解決策を損なうことなく、異なる機能ユニット、処理論理要素またはドメイン間の機能の任意の適切な分布が使用され得ることは明らかであろう。例えば、別個の処理論理要素またはコントローラによって実行されるように示されている機能は、同じ処理論理要素またはコントローラによって実行され得る。したがって、特定の機能ユニットへの言及は、厳密な論理的または物理的な構造または編成を示すのではなく、記載された機能を提供するための適切な手段への言及にすぎない。
【0095】
本開示に記載された実施形態に対する様々な変更は、当業者にとって容易に明らかであり、本明細書で定義された一般的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の実施形態に適用されることができる。したがって、本開示は、本明細書に示される実施形態に限定されることを意図するものではなく、以下の特許請求の範囲に記載されるように、本明細書に開示される新規の特徴および原理と一致する最も広い範囲が与えられるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2023-11-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、前記方法は、
無線通信デバイスによって、無線通信ノードから、複数のダウンリンク(DL)基準信号(RS)のための構成を受信することと、
前記無線通信デバイスによって、前記複数のDL RSのうちの少なくとも1つを受信することと、
前記無線通信デバイスによって、前記無線通信ノードに報告を送信することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記報告は、タイムスタンプを含み、前記タイムスタンプは、時間インスタンス、時間単位、シンボルインデックス、スロットインデックス、サブフレームインデックス、フレームインデックス、伝送機会インデックス、または前記報告に関連付けられた前記時間インスタンスに対する持続時間の指示を備えている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記報告における時間差情報、ドップラシフト、ドップラスプレッド、平均遅延、遅延スプレッド、RSインデックス、グループ情報、またはチャネル品質パラメータのうちの少なくとも1つは、前記タイムスタンプに関連付けられているか、またはそれにしたがって決定される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記報告は、時間差情報を含み、前記時間差情報は、
受信タイミングと伝送タイミングとの時間差、
基準信号時間差、
受信タイミングと基準タイミングとの間の時間差、または
伝送タイミングと基準タイミングとの時間差
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
受信タイミングと伝送タイミングとの間の前記時間差は、
前記無線通信デバイスの観点から定義され、および/または、
T
UE-RX-T
UE-TXまたはT
UE-TX-T
UE-RXとして定義され、
ここで、T
UE-RXは、DL時間単位における前記受信タイミングであり、
T
UE-TXは、アップリンク(UL)時間単位における前記伝送タイミングである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記DL時間単位は、前記複数のDL RSからのDL RSを受信する時間単位を指し、
前記UL時間単位は、UL RSを伝送する時間単位を指し、
T
UE-RXは、時間的に最初に検出されたパス、または時間的に最も強い受信電力を有するパスによって定義され、または、
前記UL時間単位は、前記DL時間単位に時間的に最も近い、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記基準信号時間差(RSTD)は、
無線通信デバイスの観点から定義され、および/または、
T
Rxj-T
RxiまたはT
Rxi-T
Rxjとして定義され、
ここで、T
Rxjは、前記無線通信デバイスが第1のDL RSまたは前記第1のDL RSに対応する1つの時間単位を受信する時間であり、
T
Rxiは、前記無線通信デバイスが第2のDL RSを受信する時間または前記第2のDL RSに対応する1つの時間単位である、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記第2のDL RSに対応する前記時間単位は、第1のDL RSに対応する前記時間単位に時間的に最も近い、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記伝送タイミングは、アップリンク(UL)信号を伝送する時間単位に対応し、
前記受信タイミングは、前記DL信号を受信する時間単位に対応し、または、
前記基準タイミングは、基準時間単位に対応する、請求項4に記載の方法。
【請求項10】
前記時間差情報は、mod関数、スケーリング係数、基準時間単位、タイミングアドバンス値、受信タイミングと伝送タイミングとの間の前記時間差、前記基準信号時間差、受信タイミングと基準タイミングとの間の時間差、または伝送タイミングと基準タイミングとの間の時間差のうちの少なくとも1つを使用して決定される、請求項4に記載の方法。
【請求項11】
前記報告は、平均遅延、遅延スプレッド、ドップラシフト、またはドップラスプレッドのうちの少なくとも1つを含み、前記少なくとも1つは、前記複数のDL RSのうちの少なくとも1つのDL RSを指すDL RSにしたがって決定されるか、または、前記報告において報告される、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記報告は、少なくとも1つのRSインデックスを含み、前記少なくとも1つのRSインデックスは、RSリソースインデックス、RSリソース組インデックス、RSリソース設定インデックス、または報告構成インデックスのうちの少なくとも1つを備え、前記少なくとも1つのRSインデックスは、前記タイムスタンプ、前記時間差情報、前記平均遅延、前記遅延スプレッド、前記ドップラシフト、または前記ドップラスプレッドに関連付けられている、請求項
1に記載の方法。
【請求項13】
前記報告は、タイムスタンプ、時間差情報、平均遅延、遅延スプレッド、ドップラシフト、またはドップラスプレッドのうちの少なくとも1つに関連付けられたグループ情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記報告は、チャネル品質パラメータを含み、前記チャネル品質パラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉雑音比(SINR)、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、レイヤインジケータ(LI)、またはランクインジケータ(RI)を備えている、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記報告は、アップリンク制御情報(UCI)、チャネル状態情報(CSI)、または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)を備えている、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記無線通信デバイスによって、前記無線通信ノードに、トリガ条件に応答して前記報告を送信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記報告は、N個のDL RSを含み、Nは、正の整数であり、
所与のタイムスタンプにおいて最良のメトリックを有するDL RSが、前記報告において報告され、N個のDL RSのうちの1つが、タイムスタンプに関連付けられており、および/または、
前記N個のDL RSは、前記複数のDL RSから選択され、前記構成は、無線リソース制御(RRC)または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)シグナリングによって構成され、および/または、
前記報告における第2のRSは、以前の報告または前記報告に含まれる第1のRSにしたがって前記複数のDL RSから選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
方法であって、前記方法は、
無線通信ノードによって、無線通信デバイスに、複数のダウンリンク(DL)基準信号(RS)のための構成を送信することであって、前記無線通信デバイスは、前記複数のDL RSのうちの少なくとも1つを受信する、ことと、
前記無線通信ノードによって、前記無線通信デバイスから報告を受信することと
を含む、方法。
【請求項19】
無線通信デバイスであって、前記無線通信デバイスは、少なくとも1つのプロセッサを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
トランシーバを介して、無線通信ノードから、複数のダウンリンク(DL)基準信号(RS)のための構成を受信することと、
前記トランシーバを介して、前記複数のDL RSのうちの少なくとも1つを受信することと、
前記トランシーバを介して、前記無線通信ノードに報告を送信することと
を行うように構成されている、無線通信デバイス。
【請求項20】
無線通信ノードであって、前記無線通信ノードは、少なくとも1つのプロセッサを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
トランシーバを介して、無線通信デバイスに、複数のダウンリンク(DL)基準信号(RS)のための構成を送信することであって、前記無線通信デバイスは、前記複数のDL RSのうちの少なくとも1つを受信する、ことと、
前記トランシーバを介して、前記無線通信デバイスから報告を受信することと
を行うように構成されている、無線通信ノード。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
本明細書で提示されるシステムおよび方法は、人工知能(AI)駆動ビーム管理を可能にするための無線通信デバイスのための新規な報告手法を含む。(例えば、無線通信ノードによって)所与の期間(例えば、1秒以上)における後続のビーム遷移を予測するために、無線通信デバイスによって使用される現在の報告メカニズムは、追加の支援情報(例えば、候補ビームプール内のビーム切り替えのタイムスタンプ、物理伝搬遅延(RRTおよび/またはTDOAなど)、ドップラシフト、および/またはUE Rxビーム/パネル)を使用することによって強化/改善されることができる。追加の支援情報は、レガシービーム/CSI関連パラメータ(例えば、Txビーム/DL RS IDおよび/またはRSRP/SINR)などの他のパラメータとともに報告され得る。イベント駆動手順および/または報告優先技術は、報告フォーマット(例えば、DCIおよび/またはMAC-CE)のために考慮され得る。考慮される報告フォーマットは、報告オーバーヘッドを節約/低減し得、AIおよび/または人工ニューラルネットワーク(ANN)モデルを訓練するのに適することができる。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
方法であって、前記方法は、
無線通信デバイスによって、無線通信ノードから、複数のダウンリンク(DL)基準信号(RS)のための構成を受信することと、
前記無線通信デバイスによって、前記複数のDL RSのうちの少なくとも1つを受信することと、
前記無線通信デバイスによって、前記無線通信ノードに報告を送信することと
を含む、方法。
(項目2)
前記報告は、タイムスタンプを含み、前記タイムスタンプは、時間インスタンス、時間単位、シンボルインデックス、スロットインデックス、サブフレームインデックス、フレームインデックス、伝送機会インデックス、または前記報告に関連付けられた前記時間インスタンスに対する持続時間の指示を備えている、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記報告における時間差情報、ドップラシフト、ドップラスプレッド、平均遅延、遅延スプレッド、RSインデックス、グループ情報、またはチャネル品質パラメータのうちの少なくとも1つは、前記タイムスタンプに関連付けられているか、またはそれにしたがって決定される、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記報告は、時間差情報を含み、前記時間差情報は、
受信タイミングと伝送タイミングとの時間差、
基準信号時間差、
受信タイミングと基準タイミングとの間の時間差、または
伝送タイミングと基準タイミングとの時間差
のうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
受信タイミングと伝送タイミングとの間の前記時間差は、
前記無線通信デバイスの観点から定義され、および/または、
T
UE-RX
-T
UE-TX
またはT
UE-TX
-T
UE-RX
として定義され、
ここで、T
UE-RX
は、DL時間単位における前記受信タイミングであり、
T
UE-TX
は、アップリンク(UL)時間単位における前記伝送タイミングである、項目4に記載の方法。
(項目6)
前記DL時間単位は、前記複数のDL RSからのDL RSを受信する時間単位を指し、
前記UL時間単位は、UL RSを伝送する時間単位を指し、
T
UE-RX
は、時間的に最初に検出されたパス、または時間的に最も強い受信電力を有するパスによって定義され、または、
前記UL時間単位は、前記DL時間単位に時間的に最も近い、項目5に記載の方法。
(項目7)
前記基準信号時間差(RSTD)は、
無線通信デバイスの観点から定義され、および/または、
T
Rxj
-T
Rxi
またはT
Rxi
-T
Rxj
として定義され、
ここで、T
Rxj
は、前記無線通信デバイスが第1のDL RSまたは前記第1のDL RSに対応する1つの時間単位を受信する時間であり、
T
Rxi
は、前記無線通信デバイスが第2のDL RSを受信する時間または前記第2のDL RSに対応する1つの時間単位である、項目4に記載の方法。
(項目8)
前記第2のDL RSに対応する前記時間単位は、第1のDL RSに対応する前記時間単位に時間的に最も近い、項目7に記載の方法。
(項目9)
前記伝送タイミングは、アップリンク(UL)信号を伝送する時間単位に対応し、
前記受信タイミングは、前記DL信号を受信する時間単位に対応し、または、
前記基準タイミングは、基準時間単位に対応する、項目4に記載の方法。
(項目10)
前記時間差情報は、mod関数、スケーリング係数、基準時間単位、タイミングアドバンス値、受信タイミングと伝送タイミングとの間の前記時間差、前記基準信号時間差、受信タイミングと基準タイミングとの間の時間差、または伝送タイミングと基準タイミングとの間の時間差のうちの少なくとも1つを使用して決定される、項目4に記載の方法。
(項目11)
前記時間差情報は、
(前記基準時間単位)-(前記タイミングアドバンス値)+(受信タイミングと伝送タイミングとの間の前記時間差)、
((受信タイミングと伝送タイミングとの前記時間差)-(前記タイミングアドバンス値))mod(前記基準時間単位)、
(前記基準時間単位)-(前記タイミングアドバンス値)*(前記スケーリング係数)+(受信タイミングと伝送タイミングとの間の前記時間差)、または
(受信タイミングと伝送タイミングとの前記時間差)mod(前記基準時間単位)
のうちの1つにしたがって決定される、項目10に記載の方法。
(項目12)
前記スケーリング係数は、無線リソース制御(RRC)または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)によって構成されるか、または、前記スケーリング係数は、1/2、1または2であり、および/または、
前記タイミングアドバンス値は、アップリンク伝送タイミング調整のために構成される、項目10に記載の方法。
(項目13)
前記報告は、平均遅延、遅延スプレッド、ドップラシフト、またはドップラスプレッドのうちの少なくとも1つを含み、前記少なくとも1つは、前記複数のDL RSのうちの少なくとも1つのDL RSを指すDL RSにしたがって決定されるか、または、前記報告において報告される、項目1に記載の方法。
(項目14)
前記報告は、少なくとも1つのRSインデックスを含み、前記少なくとも1つのRSインデックスは、RSリソースインデックス、RSリソース組インデックス、RSリソース設定インデックス、または報告構成インデックスのうちの少なくとも1つを備え、前記少なくとも1つのRSインデックスは、前記タイムスタンプ、前記時間差情報、前記平均遅延、前記遅延スプレッド、前記ドップラシフト、または前記ドップラスプレッドに関連付けられている、項目1、2、4、または13に記載の方法。
(項目15)
前記時間差情報が受信タイミングと伝送タイミングとの間の時間差、受信タイミングと基準タイミングとの間の時間差、または伝送タイミングと基準タイミングとの間の時間差を備えている場合、前記時間差情報は、前記少なくとも1つのRSインデックスのうちの1つに関連付けられており、および/または、
前記時間差情報が基準信号時間差を備えている場合、前記時間差情報は、前記少なくとも1つのRSインデックスのうちの2つ以上のRSインデックスに関連付けられている、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記複数のRSインデックスに対応する複数のDL RSは、同時に受信されること、または同じグループ情報に関連付けられていることができる、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記複数のRSインデックスに対応する複数のDL RSは、異なるグループ情報に関連付けられていることができる、項目15に記載の方法。
(項目18)
前記報告は、タイムスタンプ、時間差情報、平均遅延、遅延スプレッド、ドップラシフト、またはドップラスプレッドのうちの少なくとも1つに関連付けられたグループ情報を含む、項目1に記載の方法。
(項目19)
前記報告は、チャネル品質パラメータを含み、前記チャネル品質パラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉雑音比(SINR)、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、レイヤインジケータ(LI)、またはランクインジケータ(RI)を備えている、項目1に記載の方法。
(項目20)
前記報告は、アップリンク制御情報(UCI)、チャネル状態情報(CSI)、または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)を備えている、項目1に記載の方法。
(項目21)
前記報告は、CSIパート1を含み、および/または、
前記MAC-CEは、以下のチャネル:
構成許可確認MAC CEまたはビーム障害回復(BFR)MAC CEまたはマルチエントリ構成許可確認MAC CE、
サイドリンク構成許可確認MAC CE、
リッスンビフォアトーク(LBT)失敗MAC CE、
サイドリンク・バッファ・ステータス・報告(SL-BSR)優先のためのMAC CE、
パディングのために含まれるBSRを除くBSRのためのMAC CE、
シングルエントリ電力ヘッドルーム(PHR)MAC CEまたはマルチエントリPHR MAC CE、
所望のガードシンボルの数のためのMAC CE、
先制BSRのためのMAC CE、
SL-BSRのためのMAC CE、
アップリンク共通制御チャネル(UL-CCCH)からのデータを除く任意の論理チャネルからのデータ、
推奨ビットレートクエリのためのMAC CE、
パディングのために含まれるBSRのためのMAC CE、または
パディングのために含まれるSL-BSRのためのMAC CE
のうちの少なくとも1つより優先され、および/または、
前記MAC-CEは、以下のチャネル:
セル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)MAC CEまたはUL-CCCHからのデータ、
構成許可確認MAC CEまたはBFR MAC CEまたはマルチエントリ、
構成許可確認MAC CE、
サイドリンク構成許可確認MAC CE、
LBT失敗MAC CE、
SL-BSR優先のためのMAC CE、
パディングのために含まれるBSRを除くBSRのためのMAC CE、
シングルエントリPHR MAC CEまたはマルチエントリPHR MAC CE、
所望のガードシンボルの数のためのMAC CE、
先制BSRのためのMAC CE、
SL-BSRのためのMAC CE、
UL-CCCHからのデータを除く任意の論理チャネルからのデータ、
推奨ビットレートクエリのためのMAC CE、または
パディングのために含まれるBSRのためのMAC CE
のうちの少なくとも1つより優先順位を下げられる、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記無線通信デバイスによって、前記無線通信ノードに、トリガ条件に応答して前記報告を送信することを含む、項目1に記載の方法。
(項目23)
前記トリガ条件は、タイマの満了を備え、前記タイマのための初期値は、無線リソース制御(RRC)または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)シグナリングによって構成された固有の値である、項目22に記載の方法。
(項目24)
前記トリガ条件は、
第1のDL RSに対応するチャネル品質パラメータが閾値以上であるか、または、第1のDL RSと第2のDL RSとの間のチャネル品質パラメータの値の差が閾値以上である場合、または、
第1のDL RSに対応するチャネル品質パラメータが閾値以下であるか、または、第1のDL RSと第2のDL RSとの間のチャネル品質パラメータの値の差が閾値以下である場合
を備え、
前記第1のDL RSは、前記報告に含まれ、前記第2のDL RSは、前記報告または以前の報告に含まれ、
前記閾値は、RRCまたはMAC CEシグナリングによって構成された値、および/または、前記報告または以前の報告におけるチャネル品質パラメータにしたがって決定され、または、
前記チャネル品質パラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉雑音比(SINR)、チャネル品質インジケータ(CQI)、ブロック誤り率(BLER)、ビット誤り率(BER)のうちの少なくとも1つを含む、項目22に記載の方法。
(項目25)
前記トリガ条件は、ある期間内のチャネル品質パラメータまたは測定結果にしたがって決定され、
前記期間の開始点、または前記期間の長さは、RRCまたはMAC CEシグナリングによって構成された値にしたがって決定され、および/または、
前記期間は、前記複数のDL RSのうちの1つのDL RSの期間と定義された数の時間単位との間の最大値または最小値であると決定され、および/または
前記期間は、前記複数のDL RSのうちのDL RSの中で最短または最長の期間であると決定される、項目22に記載の方法。
(項目26)
前記報告は、N個のDL RSを含み、Nは、正の整数であり、
所与のタイムスタンプにおいて最良のメトリックを有するDL RSが、前記報告において報告され、N個のDL RSのうちの1つが、タイムスタンプに関連付けられており、および/または、
前記N個のDL RSは、前記複数のDL RSから選択され、前記構成は、無線リソース制御(RRC)または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)シグナリングによって構成され、および/または、
前記報告における第2のRSは、以前の報告または前記報告に含まれる第1のRSにしたがって前記複数のDL RSから選択される、項目1に記載の方法。
(項目27)
前記第1のDL RSが前記報告に含まれる場合、前記第1のDL RSがより早いタイムスタンプまたは前記タイムスタンプに対応するより小さいインデックスに関連付けられること、
測定されるべき初期DL RSがダウンリンクデータチャネルまたはダウンリンク制御チャネルの準コロケーション(QCL)仮定を決定するためのDL RSにしたがって決定されること、または
前記初期DL RSがRRCまたはMAC-CEシグナリング、または前記プール内の最も低いまたは最も高いインデックス(ID)を有するDL RSによって構成されること
をさらに含む、項目26に記載の方法。
(項目28)
前記DL RSまたはその時間単位と、前記UL RSまたはその時間単位との間の関連付けは、ダウンリンク制御情報(DCI)、無線リソース制御(RRC)、または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)シグナリングによって示される、項目6に記載の方法。
(項目29)
ビーム状態が、前記DL RSおよび前記UL RSの両方に適用され、および/または、
前記UL RSは、前記DL RSと同じ空間的関係または同じビームに関連付けられ、および/または、
1つのDCIは、前記DL RSおよび前記UL RSの両方の伝送をトリガするためであり、および/または、
前記UL RSの空間的関係またはビームは、前記DL RSに基づいて決定され、および/または、
前記構成は、第1の報告量に関連付けられ、および/または、
前記DCIにおけるCSI要求コードポイントは、前記DL RSのリソース組および前記UL RSのリソース組に関連付けられるか、CSIトリガ状態およびUL RSトリガ状態の両方に関連付けられるか、またはCSIトリガ状態および前記UL RSの前記リソース組の両方に関連付けられ、および/または、
前記DCIによって指示される前記CSIトリガ状態は、前記UL RSを含むリソース組に関連付けられ、および/または、
前記DL RSのリソース組における少なくとも1つのDL RSリソースは、擬似コロケート(QCLed)化されるか、または、同じ伝送構成インジケータ(TCI)状態または同じ擬似コロケーション(QCL)タイプRSに関連付けられ、および/または、
前記UL RSのリソース組における少なくとも1つのUL RSリソースは、QCLed化されるか、または、同じTCI状態または同じ空間的関係に関連付けられるべきであり、および/または、
前記DL RSは、DL RSリソース組を備え、前記UL RSは、1つ以上のULリソース組を備え、前記DL RSリソース組における少なくとも1つのDL RSリソースは、S個のDL RSリソースサブセットに分割されることができる、項目28に記載の方法。
(項目30)
前記ビーム状態は、前記DCI、前記MAC-CE、または前記RRCによって示され、および/または、
前記DCIは、DCIフォーマット0_0、DCIフォーマット0_1、またはDCIフォーマット0_2を備え、および/または、
前記時間差情報は、前記DCIによって初期化されたULチャネルにおいて搬送される前記報告に含まれ、および/または、
前記DL RSは、チャネル状態情報RS(CSI-RS)を備え、前記CSI-RSは、反復パラメータまたはtrs-infoパラメータに関連付けられ、および/または、
前記UL RSは、サウンディングRS(SRS)を備えている、項目29に記載の方法。
(項目31)
前記DL RSリソースサブセットにおけるDL RSリソースは、QCLed化されるべきであるか、または、同じTCI状態または同じQCLタイプRSに関連付けられるべきであり、および/または、
少なくとも1つのUL RSリソース組のうちの1つは、DCI、MAC-CE、またはRRCシグナリングによってDL RSリソースサブセットとマッピングされ、および/または、
前記少なくとも1つのUL RSリソース組のうちの1つに対応する空間的関係または経路損失RSは、前記報告における関連するDL RS、関連するDL RSサブグループ、またはDL RSまたはDL RSサブグループにしたがって決定され、および/または、
前記UL RSは、空間的関係または経路損失RSのうちの少なくとも1つで構成されない、項目29に記載の方法。
(項目32)
第1のDL RSまたはその時間単位と、第2のDL RSまたはその時間単位との間の関連付けは、ダウンリンク制御情報(DCI)、無線リソース制御(RRC)、または媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)シグナリングによって示される、項目7に記載の方法。
(項目33)
前記DCIにおけるチャネル状態情報(CSI)要求コードポイントは、2つ以上のDL RSリソースグループに関連付けられ、および/または、
前記第1のDL RSは、第1のDL RSグループから選択され、前記第2のDL RSは、第2のDL RSグループから選択され、および/または、
1つのDCIは、前記第1のDL RSおよび前記第2のDL RSの両方をトリガするためであり、および/または、
前記構成は、第2の報告量に関連付けられている、項目32に記載の方法。
(項目34)
前記第1または第2のDL RSグループにおけるDL RSリソースは、擬似コロケート(QCLed)化されるべきであるか、または、同じビーム状態または同じ擬似コロケーション(QCL)タイプRSに関連付けられるべきであり、および/または、
前記DCIは、DCIフォーマット0_0、DCIフォーマット0_1、またはDCIフォーマット0_2を備え、および/または、
前記時間差情報は、前記DCI、前記MAC-CE、または前記RRCによって初期化されたULチャネルにおいて搬送される前記報告に含まれ、および/または、
前記DL RSは、チャネル状態情報RS(CSI-RS)を備え、前記CSI-RSは、反復パラメータまたはtrs-infoパラメータに関連付けられている、項目33に記載の方法。
(項目35)
方法であって、前記方法は、
無線通信ノードによって、無線通信デバイスに、複数のダウンリンク(DL)基準信号(RS)のための構成を送信することであって、前記無線通信デバイスは、前記複数のDL RSのうちの少なくとも1つを受信する、ことと、
前記無線通信ノードによって、前記無線通信デバイスから報告を受信することと
を含む、方法。
(項目36)
命令を記憶している非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、項目1から35のいずれか1項に記載の方法を前記少なくとも1つのプロセッサに実行させる、非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体。
(項目37)
項目1から35のいずれか1項に記載の前記方法を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備えている装置。
【国際調査報告】