(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-21
(54)【発明の名称】サイドリンク間欠受信の実現方法、装置及び端末
(51)【国際特許分類】
H04W 52/02 20090101AFI20240313BHJP
H04W 72/25 20230101ALI20240313BHJP
H04W 76/28 20180101ALI20240313BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20240313BHJP
H04W 72/121 20230101ALI20240313BHJP
【ＦＩ】
H04W52/02 111
H04W72/25
H04W76/28
H04W92/18
H04W72/121
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023558879
(86)(22)【出願日】2022-03-28
(85)【翻訳文提出日】2023-09-25
(86)【国際出願番号】 CN2022083243
(87)【国際公開番号】W WO2022206648
(87)【国際公開日】2022-10-06
(31)【優先権主張番号】202110357585.2
(32)【優先日】2021-04-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】ＶＩＶＯ ＭＯＢＩＬＥ ＣＯＭＭＵＮＩＣＡＴＩＯＮ ＣＯ．， ＬＴＤ．
【住所又は居所原語表記】Ｎｏ．１， ｖｉｖｏ Ｒｏａｄ， Ｃｈａｎｇ’ａｎ， Ｄｏｎｇｇｕａｎ，Ｇｕａｎｇｄｏｎｇ ５２３８６３， Ｃｈｉｎａ
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】鄭 倩
【テーマコード（参考）】
5K067
【Ｆターム（参考）】
5K067AA21
5K067CC22
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE25
(57)【要約】
本出願は、サイドリンク間欠受信の実現方法、装置及び端末を開示し、通信の技術分野に属する。本出願の実施例に係るサイドリンク間欠受信の実現方法は、第１端末が第２端末から送信されたサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを受信するステップであって、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれているステップと、第１端末が前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲に応じて、第１操作を実行するステップと、を含み、端末の省電力を実現するとともに、ＳＬ ＤＲＸ省電力制御の柔軟性をさらに向上させることができる。
【選択図】 図５
【選択図】 図５
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第１端末が第２端末から送信されたサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを受信するステップであって、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれているステップと、第１端末が前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲に応じて、第１操作を実行するステップと、を含む、サイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項2】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットは、ＭＡＣ ＣＥサブヘッダｓｕｂｈｅａｄｅｒのみ含み、ＭＡＣ ＣＥペイロードｐａｙｌｏａｄを含まないフォーマット１、又は、
ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒ及びＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄを含むフォーマット２を含む、請求項１に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項3】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含み、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄが占めるバイト数を指示するための長さＬフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含む、請求項２に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項4】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲は、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をサイドリンク制御情報ＳＣＩ及びサイドリンク共有チャネルＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、の１つで指示する、請求項２又は３に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項5】
ＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する前記方式は、ＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子によって指示することと、
ＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子によって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールドによって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールドによって指示することと、の少なくとも１つを含む、請求項４に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項6】
ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する前記方式は、前記ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄに、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第１上位層ＩＤに対応する宛先アドレスＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第２上位層ＩＤに対応するソースアドレスＳｏｕｒｃｅ情報と、
少なくとも１つの論理チャネル識別子ＬＣＩＤ又は論理チャネルグループＬＣＧ情報と、
伝送タイプＣａｓｔ ｔｙｐｅ情報と、
Ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが１組のＳＬ ＤＲＸパラメータに対応し、前記１組のＳＬ ＤＲＸパラメータがブロードキャスト設定又は専用シグナリング設定又は第２端末設定又は事前設定によって得られるＳＬ ＤＲＸ設定情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットがＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ ＩＤに対応するサイドリンクプロセスＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ情報と、
前記ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効時間を指示するための有効期間情報と、
ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがＤＲＸをアクティブ化／非アクティブ化する有効方向を指示するための方向情報と、のうちの少なくとも１つを含ませることを含む、請求項４に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項7】
第１操作を実行する前記ステップは、前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを停止するステップと、
前記有効対象及び／又は範囲が有効期間情報を含む場合、ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ有効期間タイマーを起動し、且つ前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ有効期間タイマーがタイムアウトした後、前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを起動するステップと、
前記有効対象及び／又は範囲がＳＬ ＤＲＸ設定情報を含む場合、前記ＳＬ ＤＲＸ設定情報に応じて前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを起動するステップと、の少なくとも１つを含む、請求項１に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項8】
第２端末が第１端末にサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを送信するステップを含み、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている、サイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項9】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットは、ＭＡＣ ＣＥサブヘッダｓｕｂｈｅａｄｅｒのみ含み、ＭＡＣ ＣＥペイロードｐａｙｌｏａｄを含まないフォーマット１、又は、
ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒ及びＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄを含むフォーマット２を含む、請求項８に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項10】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含み、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄが占めるバイト数を指示するための長さＬフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含む、請求項９に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項11】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲は、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をサイドリンク制御情報ＳＣＩ及びサイドリンク共有チャネルＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、の１つで指示する、請求項９又は１０に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項12】
ＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する前記方式は、ＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子によって指示することと、
ＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子によって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールドによって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールドによって指示することと、の少なくとも１つを含む、請求項１１に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項13】
ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する前記方式は、前記ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄに、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第１上位層ＩＤに対応する宛先アドレスＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第２上位層ＩＤに対応するソースアドレスＳｏｕｒｃｅ情報と、
少なくとも１つの論理チャネル識別子ＬＣＩＤ又は論理チャネルグループＬＣＧ情報と、
伝送タイプＣａｓｔ ｔｙｐｅ情報と、
Ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが１組のＳＬ ＤＲＸパラメータに対応し、前記１組のＳＬ ＤＲＸパラメータがブロードキャスト設定又は専用シグナリング設定又は第２端末設定又は事前設定によって得られるＳＬ ＤＲＸ設定情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットがＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ ＩＤに対応するサイドリンクプロセスＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ情報と、
前記ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効時間を指示するための有効期間情報と、
ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがＤＲＸをアクティブ化／非アクティブ化する有効方向を指示するための方向情報と、のうちの少なくとも１つを含ませることを含む、請求項１１に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項14】
第２端末から送信されたサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを受信するための第１受信ユニットであって、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている第１受信ユニットと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲に応じて、第１操作を実行するための第１処理ユニットと、を備える、サイドリンク間欠受信の実現装置。
【請求項15】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットは、ＭＡＣ ＣＥサブヘッダｓｕｂｈｅａｄｅｒのみ含み、ＭＡＣ ＣＥペイロードｐａｙｌｏａｄを含まないフォーマット１、又は、
ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒ及びＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄを含むフォーマット２を含む、請求項１４に記載のサイドリンク間欠受信の実現装置。
【請求項16】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含み、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄが占めるバイト数を指示するための長さＬフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含む、請求項１５に記載のサイドリンク間欠受信の実現装置。
【請求項17】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲は、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をサイドリンク制御情報ＳＣＩ及びサイドリンク共有チャネルＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、の１つで指示する、請求項１５又は１６に記載のサイドリンク間欠受信の実現装置。
【請求項18】
ＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する前記方式は、ＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子によって指示することと、
ＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子によって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールドによって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールドによって指示することと、の少なくとも１つを含む、請求項１７に記載のサイドリンク間欠受信の実現装置。
【請求項19】
ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する前記方式は、前記ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄに、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第１上位層ＩＤに対応する宛先アドレスＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第２上位層ＩＤに対応するソースアドレスＳｏｕｒｃｅ情報と、
少なくとも１つの論理チャネル識別子ＬＣＩＤ又は論理チャネルグループＬＣＧ情報と、
伝送タイプＣａｓｔ ｔｙｐｅ情報と、
Ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが１組のＳＬ ＤＲＸパラメータに対応し、前記１組のＳＬ ＤＲＸパラメータがブロードキャスト設定又は専用シグナリング設定又は第２端末設定又は事前設定によって得られるＳＬ ＤＲＸ設定情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットがＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ ＩＤに対応するサイドリンクプロセスＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ情報と、
前記ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効時間を指示するための有効期間情報と、
ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがＤＲＸをアクティブ化／非アクティブ化する有効方向を指示するための方向情報と、のうちの少なくとも１つを含ませることを含む、請求項１７に記載のサイドリンク間欠受信の実現装置。
【請求項20】
前記第１処理ユニットは、前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを停止するステップと、
前記有効対象及び／又は範囲が有効期間情報を含む場合、ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ有効期間タイマーを起動し、且つ前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ有効期間タイマーがタイムアウトした後、前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを起動するステップと、
前記有効対象及び／又は範囲がＳＬ ＤＲＸ設定情報を含む場合、前記ＳＬ ＤＲＸ設定情報に応じて前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを起動するステップと、の少なくとも１つを実行するためのものである、請求項１４に記載のサイドリンク間欠受信の実現装置。
【請求項21】
第１端末にサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを送信するための第１送信ユニットを備え、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている、サイドリンク間欠受信の実現装置。
【請求項22】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットは、ＭＡＣ ＣＥサブヘッダｓｕｂｈｅａｄｅｒのみ含み、ＭＡＣ ＣＥペイロードｐａｙｌｏａｄを含まないフォーマット１、又は、
ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒ及びＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄを含むフォーマット２を含む、請求項２１に記載のサイドリンク間欠受信の実現装置。
【請求項23】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含み、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄが占めるバイト数を指示するための長さＬフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含む、請求項２２に記載のサイドリンク間欠受信の実現装置。
【請求項24】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲は、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をサイドリンク制御情報ＳＣＩ及びサイドリンク共有チャネルＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、の１つで指示する、請求項２２又は２３に記載のサイドリンク間欠受信の実現装置。
【請求項25】
ＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する前記方式は、ＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子によって指示することと、
ＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子によって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールドによって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールドによって指示することと、の少なくとも１つを含む、請求項２４に記載のサイドリンク間欠受信の実現装置。
【請求項26】
ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する前記方式は、前記ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄに、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第１上位層ＩＤに対応する宛先アドレスＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第２上位層ＩＤに対応するソースアドレスＳｏｕｒｃｅ情報と、
少なくとも１つの論理チャネル識別子ＬＣＩＤ又は論理チャネルグループＬＣＧ情報と、
伝送タイプＣａｓｔ ｔｙｐｅ情報と、
Ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが１組のＳＬ ＤＲＸパラメータに対応し、前記１組のＳＬ ＤＲＸパラメータがブロードキャスト設定又は専用シグナリング設定又は第２端末設定又は事前設定によって得られるＳＬ ＤＲＸ設定情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットがＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ ＩＤに対応するサイドリンクプロセスＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ情報と、
前記ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効時間を指示するための有効期間情報と、
ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがＤＲＸをアクティブ化／非アクティブ化する有効方向を指示するための方向情報と、のうちの少なくとも１つを含ませることを含む、請求項２４に記載のサイドリンク間欠受信の実現装置。
【請求項27】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドと、を備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、請求項１から７のいずれか１項に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法のステップ、又は請求項８から１３のいずれか１項に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法のステップが実現される、端末。
【請求項28】
プロセッサにより実行されると、請求項１から７のいずれか１項に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法のステップ、又は請求項８から１３のいずれか１項に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法のステップが実現されるプログラム又はコマンドが記憶されている、可読記憶媒体。
【請求項29】
プロセッサと通信インタフェースとを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して、請求項１から７のいずれか１項に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法のステップ、又は請求項８から１３のいずれか１項に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法のステップを実現するためのものである、チップ。
【請求項30】
不揮発性の可読記憶媒体に記憶され、第１端末の少なくとも１つのプロセッサにより実行されることで請求項１から７のいずれか１項に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法のステップを実現し、又は第２端末の少なくとも１つのプロセッサにより実行されることで請求項８から１３のいずれか１項に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法のステップを実現する、コンピュータプログラム／プログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
（関連出願の相互参照）
本出願は、２０２１年４月１日に出願した、出願番号が２０２１１０３５７５８５２で、発明の名称が「サイドリンク間欠受信の実現方法、装置及び端末」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は参照によって本出願に組み込まれる。
本出願は、２０２１年４月１日に出願した、出願番号が２０２１１０３５７５８５２で、発明の名称が「サイドリンク間欠受信の実現方法、装置及び端末」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は参照によって本出願に組み込まれる。
【0002】
本出願は、通信の技術分野に属し、具体的には、サイドリンク間欠受信の実現方法、装置及び端末に関する。
【背景技術】
【0003】
ロングタームエボリューション（Ｌｏｎｇ Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ，ＬＴＥ）システムは、リリース１２以降はサイドリンク（ｓｉｄｅｌｉｎｋ，ＳＬ）をサポートするようになった。ＬＴＥアップリンクＵｐｌｉｎｋ／ダウンリンクＤｏｗｎｌｉｎｋ／Ｓｉｄｅｌｉｎｋの模式図である図１に示すように、サイドリンクは、ユーザ機器（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ，ＵＥ）間でネットワーク機器を経由せずに直接データ伝送を行うためのものである。現在のｓｉｄｅｌｉｎｋ伝送は、主にブロードキャスト（ｂｒｏａｄｃａｓｔ）、グループキャスト（ｇｒｏｕｐｃａｓｔ）、ユニキャスト（ｕｎｉｃａｓｔ）等の伝送方式に分かれる。
【0004】
ＬＴＥとＮＲは、いずれもＤＲＸ（Ｄｉｓｃｏｎｔｉｎｕｏｕｓ Ｒｅｃｅｐｔｉｏｎ，間欠受信）メカニズムが導入され、ＤＲＸのｏｎとｏｆｆの時間を設定することによってＵＥの省電力を実現する。ＤＲＸはサイクル設定を用いており、図２に示すように、各ＤＲＸサイクルが始まる時に、まずｏｎ ｄｕｒａｔｉｏｎ（監視期間）と呼ばれる一時的な連続受信状態に入り、ｏｎ ｄｕｒａｔｉｏｎの間に端末は物理ダウンリンク制御チャネル（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｈａｎｎｅｌ，ＰＤＣＣＨ）を監視し、自身に対するリソース割り当てがあるか否かを判定する必要がある。端末は、ｏｎ ｄｕｒａｔｉｏｎの間にデータスケジューリングとデータ伝送が発生していない場合、次のＤＲＸサイクルまで非アクティブ状態に維持され、ｄｒｘ－ｏｎＤｕｒａｔｉｏｎＴｉｍｅｒが起動しないとダウンリンク伝送を再受信できない。Ｏｎ Ｄｕｒａｔｉｏｎの間に、ＵＥはあるｓｌｏｔにおいてスケジューリングされてデータを受信すると、次のいくつかのｓｌｏｔにおいてもスケジューリングされ続ける可能性が大きい。したがって、ＵＥがスケジューリングされてデータを初めて伝送したごとにタイマーｄｒｘ－ＩｎａｃｔｉｖｉｔｙＴｉｍｅｒを起動又は再起動すると、ＵＥは当該タイマーがタイムアウトするまで常にアクティブ状態にある。ＵＥは基地局から間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素（Ｄｉｓｃｏｎｔｉｎｕｏｕｓ Ｒｅｃｅｐｔｉｏｎ Ｃｏｍｍａｎｄ Ｍｅｄｉａ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｅｌｅｍｅｎｔ，ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ）を受信すると、関連するＤＲＸタイマー（例えば、ｄｒｘ－ｏｎＤｕｒａｔｉｏｎＴｉｍｅｒ、ｄｒｘ－ＩｎａｃｔｉｖｉｔｙＴｉｍｅｒ）の動作を停止し、これによってＵＥはＤＲＸ ｓｌｅｅｐ／ｏｆｆ状態に入り、ＵＥの省電力が実現される。
【0005】
現在のＵｕ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの制御粒度はｐｅｒ ＵＥである。ＳＬにとって、１つのＵＥが複数のユニキャスト／グループキャストサービスを同時に行う可能性があることを考慮すると、１つのＵＥの内部に複数のユニキャスト接続／グループキャストグループが同時に確立されている可能性があるため、ｐｅｒ ＵＥ粒度のＵｕ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットは自由度が低く、ＳＬシナリオでのＤＲＸメカニズムには適用できない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本出願の実施例は、現在のＵｕ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットの自由度が低く、ＳＬシナリオでのＤＲＸメカニズムに適用できないという問題を解決できるサイドリンク間欠受信の実現方法、装置及び端末を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第１態様において、第１端末に適用されるサイドリンク間欠受信の実現方法であって、
第１端末が第２端末から送信されたサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを受信するステップであって、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれているステップと、
第１端末が前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲に応じて、第１操作を実行するステップと、を含む、前記サイドリンク間欠受信の実現方法を提供する。
第１端末が第２端末から送信されたサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを受信するステップであって、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれているステップと、
第１端末が前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲に応じて、第１操作を実行するステップと、を含む、前記サイドリンク間欠受信の実現方法を提供する。
【0008】
第２態様において、第２端末に適用されるサイドリンク間欠受信の実現方法であって、
第２端末が第１端末にサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを送信するステップを含み、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている、前記サイドリンク間欠受信の実現方法を提供する。
第２端末が第１端末にサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを送信するステップを含み、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている、前記サイドリンク間欠受信の実現方法を提供する。
【0009】
第３態様において、
第２端末から送信されたサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを受信するための第１受信ユニットであって、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている第１受信ユニットと、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲に応じて、第１操作を実行するための第１処理ユニットと、を備える、サイドリンク間欠受信の実現装置を提供する。
第２端末から送信されたサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを受信するための第１受信ユニットであって、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている第１受信ユニットと、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲に応じて、第１操作を実行するための第１処理ユニットと、を備える、サイドリンク間欠受信の実現装置を提供する。
【0010】
第４態様において、
第１端末にサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを送信するための第１送信ユニットを備え、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている、サイドリンク間欠受信の実現装置を提供する。
第１端末にサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを送信するための第１送信ユニットを備え、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている、サイドリンク間欠受信の実現装置を提供する。
【0011】
第５態様において、
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドと、を備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、第１態様又は第２態様に記載の方法のステップが実現される、端末を提供する。
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドと、を備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、第１態様又は第２態様に記載の方法のステップが実現される、端末を提供する。
【0012】
第６態様において、
第２端末から送信されたサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを受信するための通信インタフェースであって、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている通信インタフェースと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲に応じて、第１操作を実行するためのプロセッサと、を備える、端末を提供する。
第２端末から送信されたサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを受信するための通信インタフェースであって、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている通信インタフェースと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲に応じて、第１操作を実行するためのプロセッサと、を備える、端末を提供する。
【0013】
第７態様において、
プロセッサと、第１端末にサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを送信するための通信インタフェースであって、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている通信インタフェースと、を備える、端末を提供する。
プロセッサと、第１端末にサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを送信するための通信インタフェースであって、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている通信インタフェースと、を備える、端末を提供する。
【0014】
第８態様において、
プロセッサにより実行されると、第１態様に記載の方法のステップ、又は第２態様に記載の方法のステップが実現されるプログラム又はコマンドが記憶されている、可読記憶媒体を提供する。
プロセッサにより実行されると、第１態様に記載の方法のステップ、又は第２態様に記載の方法のステップが実現されるプログラム又はコマンドが記憶されている、可読記憶媒体を提供する。
【0015】
第９態様において、プロセッサと通信インタフェースとを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して第１態様に記載の方法、又は第２態様に記載の方法を実現するためのものである、チップを提供する。
【0016】
第１０態様において、不揮発性の記憶媒体に記憶され、少なくとも１つのプロセッサにより実行されることで第１態様に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法のステップ、又は第２態様に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法のステップを実現する、コンピュータプログラム／プログラム製品を提供する。
【発明の効果】
【0017】
本出願の実施例では、端末が受信したＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥに当該ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれており、有効対象及び／又は範囲の粒度がより細かいため、ＳＬ ＵＥの省電力という目的を満たすとともに、ＳＬ ＤＲＸ省電力制御の柔軟性をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】ＬＴＥアップリンクＵｐｌｉｎｋ／ダウンリンクＤｏｗｎｌｉｎｋ／Ｓｉｄｅｌｉｎｋの模式図である。
【図2】ＤＲＸサイクル模式図である。
【図3】本出願の実施例を適用できる無線通信システムのブロック図である。
【図4】関連技術におけるダウンリンクＭＡＣプロトコルデータユニットＰＤＵの模式図である。
【図5】本出願の実施例で提供されるサイドリンク間欠受信の実現方法のフローチャート１である。
【図6】本出願の実施例で提供されるＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ（フォーマット１）の模式図である。
【図7】本出願の実施例で提供されるＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ（フォーマット２）の模式図である。
【図8】本出願の実施例で提供されるサイドリンク間欠受信の実現方法のフローチャート２である。
【図11】本出願の実施例で提供される通信機器の構造模式図である。
【図12】本出願の実施例で提供される端末のハードウェア構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明確に説明し、当然ながら、説明される実施例は本出願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者により得られた他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属するものである。
【0020】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における用語「第１」、「第２」等は、特定の順序又は前後順を説明するためのものではなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用される用語は、本出願の実施例がここで図示又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよいことを理解すべきであり、また、「第１」、「第２」等で区別される対象は、通常、１種類であり、対象の数を限定することがなく、例えば、第１対象は１つであってもよいし、複数であってもよいことを理解すべきである。また、明細書及び特許請求の範囲において「及び／又は」は、接続対象のうちの少なくとも１つを表し、符号の「／」は、一般に前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0021】
指摘すべきことは、本出願の実施例に記載の技術は、ロングタームエボリューション（Ｌｏｎｇ Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ，ＬＴＥ）／発展型ＬＴＥ（ＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄ，ＬＴＥ－Ａ）システムに限定されず、例えば符号分割多元接続（Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ，ＣＤＭＡ）、時分割多元接続（Ｔｉｍｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ，ＴＤＭＡ）、周波数分割多元接続（Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ，ＦＤＭＡ）、直交周波数分割多元接続（Ｏｒｔｈｏｇｏｎａｌ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ，ＯＦＤＭＡ）、シングルキャリア周波数分割多元接続（Ｓｉｎｇｌｅ－ｃａｒｒｉｅｒ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ－Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ，ＳＣ－ＦＤＭＡ）及び他のシステムのような、他の無線通信システムに用いることもできる点である。本出願の実施例における「システム」と「ネットワーク」という用語はしばしば交換可能に使用され、説明される技術は上記したシステムと無線電信技術に加えて、他のシステムと無線電信技術に用いることもできる。以下の説明では例示の目的で新しい無線（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ，ＮＲ）システムについて説明し、且つ以下の説明の多くにおいてＮＲ用語が使用されるが、これらの技術は、第６世代（６ｔｈ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ，６Ｇ）通信システムのような、ＮＲシステムアプリケーション以外のアプリケーションにも適用可能である。
【0022】
図３は本出願の実施例を適用できる無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、端末１１とネットワーク側機器１２を備える。そのうち、端末１１は、端末機器又はユーザ端末（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ，ＵＥ）と呼ばれてもよく、端末１１は、携帯電話、タブレットパソコン（Ｔａｂｌｅｔ Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）、ノートパソコンとも呼ばれるラップトップコンピュータ（Ｌａｐｔｏｐ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）、パーソナルデジタルアシスタント（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ，ＰＤＡ）、携帯情報端末、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ（Ｕｌｔｒａ－Ｍｏｂｉｌｅ Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ，ＵＭＰＣ）、モバイルインターネットデバイス（Ｍｏｂｉｌｅ Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｄｅｖｉｃｅ，ＭＩＤ）、ウェアラブルデバイス（Ｗｅａｒａｂｌｅ Ｄｅｖｉｃｅ）又は車載機器（ＶＵＥ）、歩行者端末（ＰＵＥ）等の端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、スマートウォッチ、リストバンド、イヤホン、メガネ等を含む。説明すべきことは、本出願の実施例では端末１１の具体的な種類を限定しない点である。ネットワーク側機器１２は、基地局又はコアネットワーク側機器であってもよく、そのうち、基地局は、ノードＢ、発展型ノードＢ、アクセスポイント、ベーストランシーバ基地局（Ｂａｓｅ ＴｒａｎｓｃｅｉｖｅｒＳｔａｔｉｏｎ，ＢＴＳ）、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット（ＢａｓｉｃＳｅｒｖｉｃｅＳｅｔ，ＢＳＳ）、拡張サービスセット（ＥｘｔｅｎｄｅｄＳｅｒｖｉｃｅＳｅｔ，ＥＳＳ）、Ｂノード、発展型Ｂノード（ｅＮＢ）、ホームＢノード、ホーム発展型Ｂノード、ＷＬＡＮアクセスポイント、ＷｉＦｉノード、送受信ポイント（Ｔｒａｎｓｍｉｔｔｉｎｇ Ｒｅｃｅｉｖｉｎｇ Ｐｏｉｎｔ，ＴＲＰ）又は前記分野における他の何らかの適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術効果を達成できれば、前記基地局は特定の技術用語に限定されるものではなく、説明すべきことは、本出願の実施例ではＮＲシステムにおける基地局のみを例とするが、基地局の具体的な種類が限定されない点である。
【0023】
関連技術におけるＵｕ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットはシンプルに設計されており、図４に示すように、ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥはＭＡＣサブヘッダ（ｓｕｂｈｅａｄｅｒ）しか有さず、Ｕｕ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの制御粒度はｐｅｒ ＵＥである。ＳＬシナリオで１つのＵＥが複数のユニキャスト／グループキャストサービスを同時に行う可能性があることを考慮すると、１つのＵＥの内部に複数のユニキャスト接続／グループキャストグループが同時に確立されている可能性があるため、ｐｅｒ ＵＥ粒度のＵｕ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットは自由度が低く、ＳＬシナリオでのＤＲＸメカニズムには適用できない。上記問題を解決するために、本出願の実施例はサイドリンク間欠受信の実現方法、装置及び端末を提供する。
【0024】
以下において、図面を参照しながら、いくつかの実施例及びその適用シナリオにより本出願の実施例で提供されるサイドリンク間欠受信の実現方法、装置及び端末を詳細に説明する。
【0025】
【0026】
ステップ５００では、第１端末が第２端末から送信されたサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを受信し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている。
【0027】
説明すべきことは、前記第１端末及び第２端末はどちらもＳＬ端末である点である。そのうち、第１端末は受信端であり、第２端末は送信端である。
【0028】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている。即ち前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥは、当該ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがどの対象及び／範囲に対して有効であるかを指示している。
【0029】
ステップ５０１では、第１端末が前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲に応じて、第１操作を実行する。
【0030】
選択的に、第１端末はＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを受信し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲を取得し、そして、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲に応じて、第１操作を実行する。例えば、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲に応じて、関連するＳＬ ＤＲＸタイマーの動作を停止する。
【0031】
本出願の実施例では、端末が受信したＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥに当該ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれており、有効対象及び／又は範囲の粒度がより細かいため、ＳＬ ＵＥの省電力という目的を満たすとともに、ＳＬ ＤＲＸ省電力制御の柔軟性をさらに向上させることができる。
【0032】
選択的に、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットは、以下のフォーマット１及びフォーマット２を含む。
【0033】
フォーマット１は、ＭＡＣ ＣＥサブヘッダｓｕｂｈｅａｄｅｒのみ含み、ＭＡＣ ＣＥペイロードｐａｙｌｏａｄを含まないものである。
【0034】
図６は本出願の実施例で提供されるＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ（フォーマット１）の模式図である。選択的に、フォーマット１を前提として、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含む。
【0035】
フォーマット２は、ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒ及びＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄを含むものである。
【0036】
図７は本出願の実施例で提供されるＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ（フォーマット２）の模式図である。選択的に、フォーマット２を前提として、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄが占めるバイト数を指示するための長さＬフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含む。
【0037】
説明すべきことは、フォーマット１及びフォーマット２において、Ｒフィールドはパディングフィールドである点である。ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄは、全ての情報を配列し終わった後にＢＹＴＥが整列しているか否か次第で、欠けているビット数に応じてＲフィールドで補うように、０個、１個又は複数のＲフィールドを含んでもよい。
【0038】
選択的に、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲は、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をサイドリンク制御情報（Ｓｉｄｅｌｉｎｋ ｃｏｎｔｒｏｌ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ，ＳＣＩ）及びサイドリンク共有チャネル（Ｓｉｄｅｌｉｎｋ ｓｈａｒｅｄ ｃｈａｎｎｅｌ，ＳＬ－ＳＣＨ）ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、の１つで指示する。
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をサイドリンク制御情報（Ｓｉｄｅｌｉｎｋ ｃｏｎｔｒｏｌ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ，ＳＣＩ）及びサイドリンク共有チャネル（Ｓｉｄｅｌｉｎｋ ｓｈａｒｅｄ ｃｈａｎｎｅｌ，ＳＬ－ＳＣＨ）ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、の１つで指示する。
【0039】
選択的に、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１であることを前提として、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報はＳＣＩ及びサイドリンク共有チャネルＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって暗示的に指示する。即ち、端末はＳＣＩ及びサイドリンク共有チャネルＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって、ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報を取得する。
【0040】
選択的に、ＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する前記方式は、
ＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子によって指示することと、
ＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子によって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールドによって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールドによって指示することと、の少なくとも１つを含む。
ＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子によって指示することと、
ＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子によって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールドによって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールドによって指示することと、の少なくとも１つを含む。
【0041】
ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲は、ＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子と、ＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子と、ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールドと、ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールドと、の情報の組合せであることが理解可能である。
【0042】
ここで、上位層がアクセス層（Ａｃｃｅｓｓ ｓｔｒａｔｕｍ，ＡＳ）に提供するＳｏｕｒｃｅ Ｌ２ ＩＤは、合計２４ビットであり、ＡＳ層において下位８ビットと上位１６ビットに分割される。そのうち、Ｓｏｕｒｃｅ Ｌ２ ＩＤの下位８ビットはＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子（Ｓｏｕｒｃｅ ＩＤ）に割り当てられ、Ｓｏｕｒｃｅ Ｌ２ ＩＤの上位１６ビットはＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールド（ＳＲＣ ｆｉｅｌｄ）に割り当てられる。
【0043】
ここで、上位層がＡＳ層に提供するＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ Ｌ２ ＩＤは、合計２４ビットであり、ＡＳ層において下位１６ビット及び上位８ビットに分割される。そのうち、Ｄｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ Ｌ２ ＩＤの下位１６ビットはＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子（Ｄｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ ＩＤ）に割り当てられ、Ｄｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ Ｌ２ ＩＤの上位８ビットはＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールド（ＤＳＴ ｆｉｅｌｄ）に割り当てられる。
【0044】
本出願の実施例では、前記上位層とはビークルトゥエブリシング（ｖｅｈｉｃｌｅ ｔｏ ｅｖｅｒｙｔｈｉｎｇ，Ｖ２Ｘ）層又は近接サービス（ｐｒｏｘｉｍｉｔｙ ｓｅｒｖｉｃｅ，ＰｒｏＳｅ）層又はアプリケーション層を意味する。
【0045】
選択的に、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報はＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって明示的に指示する。即ち、端末はＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報を取得する。
【0046】
選択的に、前記ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄには、以下の情報のうちの少なくとも１つが含まれている。
【0047】
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第１上位層ＩＤに対応する宛先アドレスＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ情報であって、
前記第１上位層ＩＤは上位層がＡＳ層に提供するＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ Ｌ２ ＩＤであり、Ｄｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ ＵＥ ＩＤであってもよく、ｄｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ ｇｒｏｕｐ ＩＤであってもよい。
前記第１上位層ＩＤは上位層がＡＳ層に提供するＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ Ｌ２ ＩＤであり、Ｄｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ ＵＥ ＩＤであってもよく、ｄｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ ｇｒｏｕｐ ＩＤであってもよい。
【0048】
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第２上位層ＩＤに対応するソースアドレスＳｏｕｒｃｅ情報であって、
第２上位層ＩＤは上位層がＡＳ層に提供するＳｏｕｒｃｅ Ｌ２ ＩＤに等しい。
第２上位層ＩＤは上位層がＡＳ層に提供するＳｏｕｒｃｅ Ｌ２ ＩＤに等しい。
【0049】
少なくとも１つの論理チャネル識別子ＬＣＩＤ又は論理チャネルグループＬＣＧ情報。
【0050】
伝送タイプＣａｓｔ ｔｙｐｅ情報であって、
ユニキャスト及びグループキャストの少なくとも１つを含む。
ユニキャスト及びグループキャストの少なくとも１つを含む。
【0051】
Ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが１組のＳＬ ＤＲＸパラメータに対応し、前記１組のＳＬ ＤＲＸパラメータがブロードキャスト設定又は専用シグナリング設定又は第２端末設定又は事前設定によって得られるＳＬ ＤＲＸ設定情報であって、
選択的に、１組のＳＬ ＤＲＸパラメータは、ＤＲＸ持続監視タイマーｄｒｘ－ｏｎＤｕｒａｔｉｏｎＴｉｍｅｒと、ＤＲＸ非アクティブタイマーｄｒｘ－ＩｎａｃｔｉｖｉｔｙＴｉｍｅｒと、ＤＲＸ再送タイマーｄｒｘ－ＲｅｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎＴｉｍｅｒと、ＤＲＸ ＨＡＲＱラウンドトリップタイマーｄｒｘ－ＨＡＲＱ－ＲＴＴ－Ｔｉｍｅｒと、ＤＲＸサイクルｄｒｘ－Ｃｙｃｌｅと、ＤＲＸサイクル開始オフセットＤＲＸ－ＣｙｃｌｅＳｔａｒｔＯｆｆｓｅｔと、のパラメータの少なくとも１つを含んでもよい。
選択的に、１組のＳＬ ＤＲＸパラメータは、ＤＲＸ持続監視タイマーｄｒｘ－ｏｎＤｕｒａｔｉｏｎＴｉｍｅｒと、ＤＲＸ非アクティブタイマーｄｒｘ－ＩｎａｃｔｉｖｉｔｙＴｉｍｅｒと、ＤＲＸ再送タイマーｄｒｘ－ＲｅｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎＴｉｍｅｒと、ＤＲＸ ＨＡＲＱラウンドトリップタイマーｄｒｘ－ＨＡＲＱ－ＲＴＴ－Ｔｉｍｅｒと、ＤＲＸサイクルｄｒｘ－Ｃｙｃｌｅと、ＤＲＸサイクル開始オフセットＤＲＸ－ＣｙｃｌｅＳｔａｒｔＯｆｆｓｅｔと、のパラメータの少なくとも１つを含んでもよい。
【0052】
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットがＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ ＩＤに対応するサイドリンクプロセスＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ情報。
【0053】
前記ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効時間を指示するための有効期間情報であって、
単位はｍｓ、ＤＲＸサイクル、サブフレーム又はスロットであってもよい。
単位はｍｓ、ＤＲＸサイクル、サブフレーム又はスロットであってもよい。
【0054】
ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがＤＲＸをアクティブ化／非アクティブ化する有効方向を指示するための方向情報であって、
例えば、一対のユニキャストＵＥ１及びＵＥ２について、Ｄｉｒｅｃｔｉｏｎ＝０となる場合、ＵＥ１－＞ＵＥ２の送信方向を指示し、Ｄｉｒｅｃｔｉｏｎ＝１となる場合、ＵＥ２－＞ＵＥ１の送信方向を指示する。方向情報は、一対のユニキャストＵＥにｃｏｍｍｏｎ ＤＲＸを適用するのをサポートするシナリオに適する。
例えば、一対のユニキャストＵＥ１及びＵＥ２について、Ｄｉｒｅｃｔｉｏｎ＝０となる場合、ＵＥ１－＞ＵＥ２の送信方向を指示し、Ｄｉｒｅｃｔｉｏｎ＝１となる場合、ＵＥ２－＞ＵＥ１の送信方向を指示する。方向情報は、一対のユニキャストＵＥにｃｏｍｍｏｎ ＤＲＸを適用するのをサポートするシナリオに適する。
【0055】
図７を参照し、図７ではＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄに論理チャネルグループＬＣＧ情報及び方向情報が含まれていることを例として、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲を指示する。実際には、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄに含まれている情報は各種の情報の組合せであってもよく、且つ本発明では各種の情報の配列順を限定しない。
【0056】
いくつかの代替的な実施例では、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲は、以下のようにＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示してもよい。
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって暗示的に指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって明示的に指示する。
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって暗示的に指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって明示的に指示する。
【0057】
選択的に、端末はＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報を取得し、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報を取得する。
【0058】
ここで、第１部分の情報及び第２部分の情報は前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報を構成する。
【0059】
ここで、第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって暗示的に指示することは、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット１である場合、ＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって暗示的に指示することを参照すればよい。ここでは説明を省略する。
【0060】
ここで、第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって明示的に指示することは、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって明示的に指示することを参照すればよい。ここでは説明を省略する。説明すべきことは、この場合、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄに含まれている情報はＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ情報及びＳｏｕｒｃｅ情報を含まなくてもよく、又はＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって暗示的に指示されるものとは異なるＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ情報及びＳｏｕｒｃｅ情報を含んでもよい点である。
【0061】
選択的に、第１端末は前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを受信すると、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲に応じて、第１操作を実行する。第１操作を実行する前記ステップは、
前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを停止するステップと、
前記有効対象及び／又は範囲が有効期間情報を含む場合、ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ有効期間タイマーを起動し、且つ前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ有効期間タイマーがタイムアウトした後、前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを起動するステップと、
前記有効対象及び／又は範囲がＳＬ ＤＲＸ設定情報を含む場合、前記ＳＬ ＤＲＸ設定情報に応じて前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを起動するステップと、の少なくとも１つを含む。
前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを停止するステップと、
前記有効対象及び／又は範囲が有効期間情報を含む場合、ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ有効期間タイマーを起動し、且つ前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ有効期間タイマーがタイムアウトした後、前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを起動するステップと、
前記有効対象及び／又は範囲がＳＬ ＤＲＸ設定情報を含む場合、前記ＳＬ ＤＲＸ設定情報に応じて前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを起動するステップと、の少なくとも１つを含む。
【0062】
従来技術では、ＵＥが基地局からＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを受信すると、当該ＵＥ関連のＤＲＸタイマー、例えばｄｒｘ－ｏｎＤｕｒａｔｉｏｎＴｉｍｅｒ、ｄｒｘ－ＩｎａｃｔｉｖｉｔｙＴｉｍｅｒ等の動作を停止する。従来技術と異なるところは、本出願の実施例では、第１端末が前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを停止することで、より細かい粒度での制御を実現し、ＳＬ ＤＲＸ省電力制御の柔軟性を向上させる点である。
【0063】
【0064】
ステップ８００では、第２端末が第１端末にサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを送信し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている。
【0065】
説明すべきことは、前記第１端末及び第２端末はどちらもＳＬ端末である点である。そのうち、第１端末は受信端であり、第２端末は送信端である。
【0066】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている。即ち、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥは第１端末に当該ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがどの対象及び／範囲に対して有効であるかを指示している。
【0067】
本出願の実施例では、送信端が受信端に送信したＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥに当該ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれており、有効対象及び／又は範囲の粒度がより細かいため、ＳＬ ＵＥの省電力という目的を満たすとともに、ＳＬ ＤＲＸ省電力制御の柔軟性をさらに向上させることができる。
【0068】
選択的に、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットは、
ＭＡＣ ＣＥサブヘッダｓｕｂｈｅａｄｅｒのみ含み、ＭＡＣ ＣＥペイロードｐａｙｌｏａｄを含まないフォーマット１、又は、
ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒ及びＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄを含むフォーマット２を含む。
ＭＡＣ ＣＥサブヘッダｓｕｂｈｅａｄｅｒのみ含み、ＭＡＣ ＣＥペイロードｐａｙｌｏａｄを含まないフォーマット１、又は、
ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒ及びＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄを含むフォーマット２を含む。
【0069】
選択的に、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含み、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄが占めるバイト数を指示するための長さＬフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含む。
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄが占めるバイト数を指示するための長さＬフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含む。
【0070】
選択的に、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲は、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をサイドリンク制御情報ＳＣＩ及びサイドリンク共有チャネルＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、の１つで指示する。
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をサイドリンク制御情報ＳＣＩ及びサイドリンク共有チャネルＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、の１つで指示する。
【0071】
選択的に、ＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する前記方式は、
ＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子によって指示することと、
ＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子によって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールドによって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールドによって指示することと、の少なくとも１つを含む。
ＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子によって指示することと、
ＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子によって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールドによって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールドによって指示することと、の少なくとも１つを含む。
【0072】
選択的に、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する前記方式は、
前記ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄに、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第１上位層ＩＤに対応する宛先アドレスＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第２上位層ＩＤに対応するソースアドレスＳｏｕｒｃｅ情報と、
少なくとも１つの論理チャネル識別子ＬＣＩＤ又は論理チャネルグループＬＣＧ情報と、
伝送タイプＣａｓｔ ｔｙｐｅ情報と、
Ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが１組のＳＬ ＤＲＸパラメータに対応し、前記１組のＳＬ ＤＲＸパラメータがブロードキャスト設定又は専用シグナリング設定又は第２端末設定又は事前設定によって得られるＳＬ ＤＲＸ設定情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットがＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ ＩＤに対応するサイドリンクプロセスＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ情報と、
前記ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効時間を指示するための有効期間情報と、
ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがＤＲＸをアクティブ化／非アクティブ化する有効方向を指示するための方向情報と、のうちの少なくとも１つを含ませることを含む。
前記ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄに、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第１上位層ＩＤに対応する宛先アドレスＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第２上位層ＩＤに対応するソースアドレスＳｏｕｒｃｅ情報と、
少なくとも１つの論理チャネル識別子ＬＣＩＤ又は論理チャネルグループＬＣＧ情報と、
伝送タイプＣａｓｔ ｔｙｐｅ情報と、
Ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが１組のＳＬ ＤＲＸパラメータに対応し、前記１組のＳＬ ＤＲＸパラメータがブロードキャスト設定又は専用シグナリング設定又は第２端末設定又は事前設定によって得られるＳＬ ＤＲＸ設定情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットがＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ ＩＤに対応するサイドリンクプロセスＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ情報と、
前記ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効時間を指示するための有効期間情報と、
ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがＤＲＸをアクティブ化／非アクティブ化する有効方向を指示するための方向情報と、のうちの少なくとも１つを含ませることを含む。
【0073】
本出願の実施例は送信端の視点から記載されるものであるため、図５に示すサイドリンク間欠受信の実現方法の実施例の記載を参照すればよく、ここでは説明を省略する。
【0074】
説明すべきことは、本出願の実施例で提供されるサイドリンク間欠受信の実現方法について、実行主体はサイドリンク間欠受信の実現装置であってもよく、又は、当該サイドリンク間欠受信の実現装置におけるサイドリンク間欠受信の実現方法を実行するための制御モジュールであってもよい点である。本出願の実施例では、サイドリンク間欠受信の実現装置がサイドリンク間欠受信の実現方法を実行することを例として、本出願の実施例で提供されるサイドリンク間欠受信の実現装置を説明する。
【0075】
図９は本出願の実施例で提供されるサイドリンク間欠受信の実現装置の構造模式図１である。図９に示すように、当該装置は、
第２端末から送信されたサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを受信するための第１受信ユニット９１０であって、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている第１受信ユニットと、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲に応じて、第１操作を実行するための第１処理ユニット９２０と、を備える。
第２端末から送信されたサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを受信するための第１受信ユニット９１０であって、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている第１受信ユニットと、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲に応じて、第１操作を実行するための第１処理ユニット９２０と、を備える。
【0076】
選択的に、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットは、
ＭＡＣ ＣＥサブヘッダｓｕｂｈｅａｄｅｒのみ含み、ＭＡＣ ＣＥペイロードｐａｙｌｏａｄを含まないフォーマット１、又は、
ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒ及びＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄを含むフォーマット２を含む。
ＭＡＣ ＣＥサブヘッダｓｕｂｈｅａｄｅｒのみ含み、ＭＡＣ ＣＥペイロードｐａｙｌｏａｄを含まないフォーマット１、又は、
ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒ及びＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄを含むフォーマット２を含む。
【0077】
選択的に、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含み、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄが占めるバイト数を指示するための長さＬフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含む。
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄが占めるバイト数を指示するための長さＬフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含む。
【0078】
選択的に、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲は、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をサイドリンク制御情報ＳＣＩ及びサイドリンク共有チャネルＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、の１つで指示する。
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をサイドリンク制御情報ＳＣＩ及びサイドリンク共有チャネルＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、の１つで指示する。
【0079】
選択的に、ＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する前記方式は、
ＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子によって指示することと、
ＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子によって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールドによって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールドによって指示することと、少なくとも１つを含む。
ＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子によって指示することと、
ＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子によって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールドによって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールドによって指示することと、少なくとも１つを含む。
【0080】
選択的に、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する前記方式は、
前記ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄに、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第１上位層ＩＤに対応する宛先アドレスＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第２上位層ＩＤに対応するソースアドレスＳｏｕｒｃｅ情報と、
少なくとも１つの論理チャネル識別子ＬＣＩＤ又は論理チャネルグループＬＣＧ情報と、
伝送タイプＣａｓｔ ｔｙｐｅ情報と、
Ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが１組のＳＬ ＤＲＸパラメータに対応し、前記１組のＳＬ ＤＲＸパラメータがブロードキャスト設定又は専用シグナリング設定又は第２端末設定又は事前設定によって得られるＳＬ ＤＲＸ設定情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットがＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ ＩＤに対応するサイドリンクプロセスＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ情報と、
前記ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効時間を指示するための有効期間情報と、
ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがＤＲＸをアクティブ化／非アクティブ化する有効方向を指示するための方向情報と、のうちの少なくとも１つを含ませることを含む。
前記ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄに、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第１上位層ＩＤに対応する宛先アドレスＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第２上位層ＩＤに対応するソースアドレスＳｏｕｒｃｅ情報と、
少なくとも１つの論理チャネル識別子ＬＣＩＤ又は論理チャネルグループＬＣＧ情報と、
伝送タイプＣａｓｔ ｔｙｐｅ情報と、
Ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが１組のＳＬ ＤＲＸパラメータに対応し、前記１組のＳＬ ＤＲＸパラメータがブロードキャスト設定又は専用シグナリング設定又は第２端末設定又は事前設定によって得られるＳＬ ＤＲＸ設定情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットがＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ ＩＤに対応するサイドリンクプロセスＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ情報と、
前記ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効時間を指示するための有効期間情報と、
ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがＤＲＸをアクティブ化／非アクティブ化する有効方向を指示するための方向情報と、のうちの少なくとも１つを含ませることを含む。
【0081】
選択的に、前記第１処理ユニットは、
前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを停止するステップと、
前記有効対象及び／又は範囲が有効期間情報を含む場合、ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ有効期間タイマーを起動し、且つ前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ有効期間タイマーがタイムアウトした後、前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを起動するステップと、
前記有効対象及び／又は範囲がＳＬ ＤＲＸ設定情報を含む場合、前記ＳＬ ＤＲＸ設定情報に応じて前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを起動するステップと、の少なくとも１つを実行するためのものである。
前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを停止するステップと、
前記有効対象及び／又は範囲が有効期間情報を含む場合、ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ有効期間タイマーを起動し、且つ前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ有効期間タイマーがタイムアウトした後、前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを起動するステップと、
前記有効対象及び／又は範囲がＳＬ ＤＲＸ設定情報を含む場合、前記ＳＬ ＤＲＸ設定情報に応じて前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを起動するステップと、の少なくとも１つを実行するためのものである。
【0082】
本出願の実施例では、ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥに当該ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれており、有効対象及び／又は範囲の粒度がより細かいため、ＳＬ ＵＥの省電力という目的を満たすとともに、ＳＬ ＤＲＸ省電力制御の柔軟性をさらに向上させることができる。
【0083】
本出願の実施例におけるサイドリンク間欠受信の実現装置は、装置、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよいし、端末における部材、集積回路又はチップであってもよい。当該装置又は電子機器は、携帯型端末であってもよいし、非携帯型端末であってもよい。例として、携帯型端末は、以上で挙げられた端末１１の種類を含んでもよいが、それらに限定されることがなく、非携帯型端末は、サーバ、ネットワーク接続ストレージ（Ｎｅｔｗｏｒｋ Ａｔｔａｃｈｅｄ Ｓｔｏｒａｇｅ，ＮＡＳ）、パーソナルコンピュータ（ｐｅｒｓｏｎａｌ ｃｏｍｐｕｔｅｒ，ＰＣ）、テレビ（ｔｅｌｅｖｉｓｉｏｎ，ＴＶ）、現金自動預払機又はキオスク等であってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0084】
本出願の実施例で提供されるサイドリンク間欠受信の実現装置は図５～図７に示す方法実施例で実現される各プロセスを実現し、且つ同様な技術効果を達成することができる。繰り返して説明しないように、ここでは説明を省略する。
【0085】
図１０は本出願の実施例で提供されるサイドリンク間欠受信の実現装置の構造模式図２である。図１０に示すように、当該装置は、
第１端末にサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを送信するための第１送信ユニット１０１０を備え、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている。
第１端末にサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを送信するための第１送信ユニット１０１０を備え、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている。
【0086】
選択的に、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットは、
ＭＡＣ ＣＥサブヘッダｓｕｂｈｅａｄｅｒのみ含み、ＭＡＣ ＣＥペイロードｐａｙｌｏａｄを含まないフォーマット１、又は、
ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒ及びＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄを含むフォーマット２を含む。
ＭＡＣ ＣＥサブヘッダｓｕｂｈｅａｄｅｒのみ含み、ＭＡＣ ＣＥペイロードｐａｙｌｏａｄを含まないフォーマット１、又は、
ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒ及びＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄを含むフォーマット２を含む。
【0087】
選択的に、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含み、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄが占めるバイト数を指示するための長さＬフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含む。
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄが占めるバイト数を指示するための長さＬフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含む。
【0088】
選択的に、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲は、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をサイドリンク制御情報ＳＣＩ及びサイドリンク共有チャネルＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、の１つで指示する。
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をサイドリンク制御情報ＳＣＩ及びサイドリンク共有チャネルＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、の１つで指示する。
【0089】
選択的に、ＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する前記方式は、
ＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子によって指示することと、
ＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子によって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールドによって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールドによって指示することと、の少なくとも１つを含む。
ＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子によって指示することと、
ＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子によって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールドによって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールドによって指示することと、の少なくとも１つを含む。
【0090】
選択的に、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する前記方式は、
前記ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄに、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第１上位層ＩＤに対応する宛先アドレスＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第２上位層ＩＤに対応するソースアドレスＳｏｕｒｃｅ情報と、
少なくとも１つの論理チャネル識別子ＬＣＩＤ又は論理チャネルグループＬＣＧ情報と、
伝送タイプＣａｓｔ ｔｙｐｅ情報と、
Ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが１組のＳＬ ＤＲＸパラメータに対応し、前記１組のＳＬ ＤＲＸパラメータがブロードキャスト設定又は専用シグナリング設定又は第２端末設定又は事前設定によって得られるＳＬ ＤＲＸ設定情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットがＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ ＩＤに対応するサイドリンクプロセスＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ情報と、
前記ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効時間を指示するための有効期間情報と、
ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがＤＲＸをアクティブ化／非アクティブ化する有効方向を指示するための方向情報と、のうちの少なくとも１つを含ませることを含む。
前記ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄに、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第１上位層ＩＤに対応する宛先アドレスＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第２上位層ＩＤに対応するソースアドレスＳｏｕｒｃｅ情報と、
少なくとも１つの論理チャネル識別子ＬＣＩＤ又は論理チャネルグループＬＣＧ情報と、
伝送タイプＣａｓｔ ｔｙｐｅ情報と、
Ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが１組のＳＬ ＤＲＸパラメータに対応し、前記１組のＳＬ ＤＲＸパラメータがブロードキャスト設定又は専用シグナリング設定又は第２端末設定又は事前設定によって得られるＳＬ ＤＲＸ設定情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットがＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ ＩＤに対応するサイドリンクプロセスＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ情報と、
前記ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効時間を指示するための有効期間情報と、
ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがＤＲＸをアクティブ化／非アクティブ化する有効方向を指示するための方向情報と、のうちの少なくとも１つを含ませることを含む。
【0091】
本出願の実施例では、ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥに当該ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれており、有効対象及び／又は範囲の粒度がより細かいため、ＳＬ ＵＥの省電力という目的を満たすとともに、ＳＬ ＤＲＸ省電力制御の柔軟性をさらに向上させることができる。
【0092】
本出願の実施例におけるサイドリンク間欠受信の実現装置は、装置、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよいし、端末における部材、集積回路又はチップであってもよい。当該装置又は電子機器は、携帯型端末であってもよいし、非携帯型端末であってもよい。例として、携帯型端末は、以上で挙げられた端末１１の種類を含んでもよいが、それらに限定されることがなく、非携帯型端末は、サーバ、ネットワーク接続ストレージ（Ｎｅｔｗｏｒｋ Ａｔｔａｃｈｅｄ Ｓｔｏｒａｇｅ，ＮＡＳ）、パーソナルコンピュータ（ｐｅｒｓｏｎａｌ ｃｏｍｐｕｔｅｒ，ＰＣ）、テレビ（ｔｅｌｅｖｉｓｉｏｎ，ＴＶ）、現金自動預払機又はキオスク等であってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0093】
本出願の実施例で提供されるサイドリンク間欠受信の実現装置は図８に示す方法実施例で実現される各プロセスを実現し、且つ同様な技術効果を達成することができる。繰り返して説明しないように、ここでは説明を省略する。
【0094】
選択的に、図１１に示すように、本出願の実施例は、プロセッサ１１０１、メモリ１１０２、メモリ１１０２に記憶されて前記プロセッサ１１０１上で実行可能なプログラム又はコマンドと、を備える通信機器１１００をさらに提供する。例えば、当該通信機器１１００が端末である場合、当該プログラム又はコマンドがプロセッサ１１０１により実行されると、上記サイドリンク間欠受信の実現方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同様な技術効果を達成できる。繰り返して説明しないように、ここでは説明を省略する。
【0095】
選択的に、本出願の実施例は、前記第２端末から送信されたサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを受信するための通信インタフェースであって、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている通信インタフェースと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲に応じて、第１操作を実行するためのプロセッサとを備える端末をさらに提供する。当該端末実施例は上記端末側の方法実施例に対応するものであり、上記方法実施例の各実施プロセス及び実現形態はいずれも当該端末実施例で適用でき、且つ同様な技術効果を達成できる。
【0096】
選択的に、本出願の実施例は、プロセッサと、第１端末にサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを送信するための通信インタフェースであって、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている通信インタフェースと、を備える端末をさらに提供する。当該端末実施例は上記端末側の方法実施例に対応するものであり、上記方法実施例の各実施プロセス及び実現形態はいずれも当該端末実施例で適用でき、且つ同様な技術効果を達成できる。
【0097】
具体的には、図１２は本出願の実施例を実現する端末のハードウェア構造模式図である。
【0098】
当該端末１２００は、高周波ユニット１２０１、ネットワークモジュール１２０２、オーディオ出力ユニット１２０３、入力ユニット１２０４、センサ１２０５、表示ユニット１２０６、ユーザ入力ユニット１２０７、インタフェースユニット１２０８、メモリ１２０９、及びプロセッサ１２１０等の部材のうちの少なくとも一部を含むが、それらに限定されない。
【0099】
当業者であれば、端末１２００は各部材に給電する電源（例えば、電池）をさらに含んでもよく、電源は電源管理システムによってプロセッサ１２１０と論理的に接続し、さらに電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理等の機能を実現できることが理解可能である。図１２に示す端末の構造は端末を限定するものではなく、端末は図示より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよく、ここでは説明を省略する。
【0100】
本出願の実施例では、入力ユニット１２０４は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードで画像キャプチャ装置（例えば、カメラ）が取得したスチル画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット（Ｇｒａｐｈｉｃｓ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ，ＧＰＵ）１２０４１及びマイクロホン１２０４２を含んでもよいことを理解すべきである。表示ユニット１２０６は、表示パネル１２０６１を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード等の形態で表示パネル１２０６１を構成することができる。ユーザ入力ユニット１２０７は、タッチパネル１２０７１及び他の入力機器１２０７２を含む。タッチパネル１２０７１はタッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル１２０７１は、タッチ検出装置及びタッチコントローラとの２つの部分を含んでもよい。他の入力機器１２０７２は、物理キーボード、機能ボタン（例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等）、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限定されず、ここでは説明を省略する。
【0101】
本出願の実施例では、高周波ユニット１２０１は、ネットワーク側機器からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ１２１０で処理し、また、アップリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。通常、高周波ユニット１２０１は、アンテナ、少なくとも１つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサ等を含むが、それらに限定されない。
【0102】
メモリ１２０９は、ソフトウェアプログラム又はコマンド及び様々なデータを記憶するために用いることができる。メモリ１２０９は、オペレーティングシステム、少なくとも１つの機能に必要なアプリケーション又はコマンド（例えば、音声再生機能、画像再生機能等）等を記憶可能なプログラム又はコマンド記憶領域及びデータ記憶領域を主に含んでもよい。また、メモリ１２０９は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、不揮発性メモリを含んでもよい。そのうち、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ（Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ，ＲＯＭ）、プログラマブル読み取り専用メモリ（Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ ＲＯＭ，ＰＲＯＭ）、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ（Ｅｒａｓａｂｌｅ ＰＲＯＭ，ＥＰＲＯＭ）、電気的消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ（Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌｌｙ ＥＰＲＯＭ，ＥＥＰＲＯＭ）又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも１つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスが挙げられる。
【0103】
プロセッサ１２１０は１つ又は複数の処理ユニットを含んでもよく、選択的に、プロセッサ１２１０に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーション又はコマンド等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、ベースバンドプロセッサのような無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ１２１０に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0104】
ここで、高周波ユニット１２０１は、第２端末から送信されたサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを受信するためのものであり、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている。
【0105】
プロセッサ１２１０は、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲に応じて、第１操作を実行するためのものである。
【0106】
選択的に、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットは、
ＭＡＣ ＣＥサブヘッダｓｕｂｈｅａｄｅｒのみ含み、ＭＡＣ ＣＥペイロードｐａｙｌｏａｄを含まないフォーマット１、又は、
ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒ及びＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄを含むフォーマット２を含む。
ＭＡＣ ＣＥサブヘッダｓｕｂｈｅａｄｅｒのみ含み、ＭＡＣ ＣＥペイロードｐａｙｌｏａｄを含まないフォーマット１、又は、
ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒ及びＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄを含むフォーマット２を含む。
【0107】
選択的に、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含み、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄが占めるバイト数を指示するための長さＬフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含む。
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄが占めるバイト数を指示するための長さＬフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含む。
【0108】
選択的に、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲は、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をサイドリンク制御情報ＳＣＩ及びサイドリンク共有チャネルＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、の１つで指示する。
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をサイドリンク制御情報ＳＣＩ及びサイドリンク共有チャネルＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、の１つで指示する。
【0109】
選択的に、ＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する前記方式は、
ＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子によって指示することと、
ＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子によって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールドによって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールドによって指示することと、の少なくとも１つを含む。
ＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子によって指示することと、
ＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子によって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールドによって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールドによって指示することと、の少なくとも１つを含む。
【0110】
選択的に、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する前記方式は、
前記ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄに、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第１上位層ＩＤに対応する宛先アドレスＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第２上位層ＩＤに対応するソースアドレスＳｏｕｒｃｅ情報と、
少なくとも１つの論理チャネル識別子ＬＣＩＤ又は論理チャネルグループＬＣＧ情報と、
伝送タイプＣａｓｔ ｔｙｐｅ情報と、
Ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが１組のＳＬ ＤＲＸパラメータに対応し、前記１組のＳＬ ＤＲＸパラメータがブロードキャスト設定又は専用シグナリング設定又は第２端末設定又は事前設定によって得られるＳＬ ＤＲＸ設定情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットがＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ ＩＤに対応するサイドリンクプロセスＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ情報と、
前記ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効時間を指示するための有効期間情報と、
ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがＤＲＸをアクティブ化／非アクティブ化する有効方向を指示するための方向情報と、のうちの少なくとも１つを含ませることを含む。
前記ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄに、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第１上位層ＩＤに対応する宛先アドレスＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第２上位層ＩＤに対応するソースアドレスＳｏｕｒｃｅ情報と、
少なくとも１つの論理チャネル識別子ＬＣＩＤ又は論理チャネルグループＬＣＧ情報と、
伝送タイプＣａｓｔ ｔｙｐｅ情報と、
Ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが１組のＳＬ ＤＲＸパラメータに対応し、前記１組のＳＬ ＤＲＸパラメータがブロードキャスト設定又は専用シグナリング設定又は第２端末設定又は事前設定によって得られるＳＬ ＤＲＸ設定情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットがＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ ＩＤに対応するサイドリンクプロセスＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ情報と、
前記ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効時間を指示するための有効期間情報と、
ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがＤＲＸをアクティブ化／非アクティブ化する有効方向を指示するための方向情報と、のうちの少なくとも１つを含ませることを含む。
【0111】
選択的に、プロセッサ１２１０は、さらに、
前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを停止するステップと、
前記有効対象及び／又は範囲が有効期間情報を含む場合、ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ有効期間タイマーを起動し、且つ前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ有効期間タイマーがタイムアウトした後、前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを起動するステップと、
前記有効対象及び／又は範囲がＳＬ ＤＲＸ設定情報を含む場合、前記ＳＬ ＤＲＸ設定情報に応じて前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを起動するステップと、の少なくとも１つを実行するためのものである。
前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを停止するステップと、
前記有効対象及び／又は範囲が有効期間情報を含む場合、ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ有効期間タイマーを起動し、且つ前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ有効期間タイマーがタイムアウトした後、前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを起動するステップと、
前記有効対象及び／又は範囲がＳＬ ＤＲＸ設定情報を含む場合、前記ＳＬ ＤＲＸ設定情報に応じて前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを起動するステップと、の少なくとも１つを実行するためのものである。
【0112】
本出願の実施例では、端末が受信したＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥに当該ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれており、有効対象及び／又は範囲の粒度がより細かいため、ＳＬ ＵＥの省電力という目的を満たすとともに、ＳＬ ＤＲＸ省電力制御の柔軟性をさらに向上させることができる。
【0113】
別の代替的な実施例では、高周波ユニット１２０１は第１端末にサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを送信するためのものであり、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている。
【0114】
選択的に、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットは、
ＭＡＣ ＣＥサブヘッダｓｕｂｈｅａｄｅｒのみ含み、ＭＡＣ ＣＥペイロードｐａｙｌｏａｄを含まないフォーマット１、又は、
ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒ及びＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄを含むフォーマット２を含む。
ＭＡＣ ＣＥサブヘッダｓｕｂｈｅａｄｅｒのみ含み、ＭＡＣ ＣＥペイロードｐａｙｌｏａｄを含まないフォーマット１、又は、
ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒ及びＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄを含むフォーマット２を含む。
【0115】
選択的に、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含み、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄが占めるバイト数を指示するための長さＬフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含む。
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄが占めるバイト数を指示するための長さＬフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含む。
【0116】
選択的に、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲は、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をサイドリンク制御情報ＳＣＩ及びサイドリンク共有チャネルＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、の１つで指示する。
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をサイドリンク制御情報ＳＣＩ及びサイドリンク共有チャネルＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、の１つで指示する。
【0117】
選択的に、ＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する前記方式は、
ＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子によって指示することと、
ＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子によって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールドによって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールドによって指示することと、の少なくとも１つを含む。
ＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子によって指示することと、
ＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子によって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールドによって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールドによって指示することと、の少なくとも１つを含む。
【0118】
選択的に、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する前記方式は、
前記ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄに、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第１上位層ＩＤに対応する宛先アドレスＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第２上位層ＩＤに対応するソースアドレスＳｏｕｒｃｅ情報と、
少なくとも１つの論理チャネル識別子ＬＣＩＤ又は論理チャネルグループＬＣＧ情報と、
伝送タイプＣａｓｔ ｔｙｐｅ情報と、
Ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが１組のＳＬ ＤＲＸパラメータに対応し、前記１組のＳＬ ＤＲＸパラメータがブロードキャスト設定又は専用シグナリング設定又は第２端末設定又は事前設定によって得られるＳＬ ＤＲＸ設定情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットがＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ ＩＤに対応するサイドリンクプロセスＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ情報と、
前記ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効時間を指示するための有効期間情報と、
ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがＤＲＸをアクティブ化／非アクティブ化する有効方向を指示するための方向情報と、のうちの少なくとも１つを含ませることを含む。
前記ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄに、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第１上位層ＩＤに対応する宛先アドレスＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第２上位層ＩＤに対応するソースアドレスＳｏｕｒｃｅ情報と、
少なくとも１つの論理チャネル識別子ＬＣＩＤ又は論理チャネルグループＬＣＧ情報と、
伝送タイプＣａｓｔ ｔｙｐｅ情報と、
Ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが１組のＳＬ ＤＲＸパラメータに対応し、前記１組のＳＬ ＤＲＸパラメータがブロードキャスト設定又は専用シグナリング設定又は第２端末設定又は事前設定によって得られるＳＬ ＤＲＸ設定情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットがＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ ＩＤに対応するサイドリンクプロセスＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ情報と、
前記ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効時間を指示するための有効期間情報と、
ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがＤＲＸをアクティブ化／非アクティブ化する有効方向を指示するための方向情報と、のうちの少なくとも１つを含ませることを含む。
【0119】
本出願の実施例では、ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥに当該ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれており、有効対象及び／又は範囲の粒度がより細かいため、ＳＬ ＵＥの省電力という目的を満たすとともに、ＳＬ ＤＲＸ省電力制御の柔軟性をさらに向上させることができる。
【0120】
本出願の実施例は可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体にはプログラム又はコマンドが記憶されており、当該プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、上記サイドリンク間欠受信の実現方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同様な技術効果を達成できる。繰り返して説明しないように、ここでは説明を省略する。
【0121】
ここで、前記プロセッサは上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、例えば、コンピュータ読み取り専用メモリ（Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ，ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ，ＲＡＭ）、磁気ディスク又は光ディスク等のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
【0122】
本出願の実施例はチップをさらに提供し、前記チップはプロセッサと通信インタフェースとを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して上記サイドリンク間欠受信の実現方法の実施例の各プロセスを実現するためのものであり、且つ同様な技術効果を達成できる。繰り返して説明しないように、ここでは説明を省略する。
【0123】
本出願の実施例に記載のチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と呼ばれてもよいことを理解すべきである。
【0124】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「一つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。また、指摘すべきことは、本出願の実施形態における方法及び装置の範囲は、図示又は検討された順序で機能を実行することに限定されず、係る機能に応じて実質的に同時に又は逆の順序で機能を実行することも含み得る点であり、例えば、説明されたものと異なる順番で、説明された方法を実行してもよく、さらに各種のステップを追加、省略、又は組み合わせてもよい。また、何らかの例を参照して説明した特徴は他の例において組み合わせられてもよい。
【0125】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はコンピュータソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体（例えばＲＯＭ／ＲＡＭ、磁気ディスク、光ディスク）に記憶され、端末（携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい）に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数のコマンドを含む。
【0126】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【手続補正書】
【提出日】2023-09-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第１端末が第２端末から送信されたサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを受信するステップであって、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれているステップと、第１端末が前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲に応じて、第１操作を実行するステップと、を含む、サイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項2】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットは、ＭＡＣ ＣＥサブヘッダｓｕｂｈｅａｄｅｒのみ含み、ＭＡＣ ＣＥペイロードｐａｙｌｏａｄを含まないフォーマット１、又は、
ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒ及びＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄを含むフォーマット２を含む、請求項１に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項3】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含み、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄが占めるバイト数を指示するための長さＬフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含む、請求項２に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項4】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲は、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をサイドリンク制御情報ＳＣＩ及びサイドリンク共有チャネルＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、の１つで指示する、請求項２又は３に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項5】
ＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する前記方式は、ＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子によって指示することと、
ＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子によって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールドによって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールドによって指示することと、の少なくとも１つを含む、請求項４に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項6】
ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する前記方式は、前記ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄに、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第１上位層ＩＤに対応する宛先アドレスＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第２上位層ＩＤに対応するソースアドレスＳｏｕｒｃｅ情報と、
少なくとも１つの論理チャネル識別子ＬＣＩＤ又は論理チャネルグループＬＣＧ情報と、
伝送タイプＣａｓｔ ｔｙｐｅ情報と、
Ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが１組のＳＬ ＤＲＸパラメータに対応し、前記１組のＳＬ ＤＲＸパラメータがブロードキャスト設定又は専用シグナリング設定又は第２端末設定又は事前設定によって得られるＳＬ ＤＲＸ設定情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットがＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ ＩＤに対応するサイドリンクプロセスＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ情報と、
前記ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効時間を指示するための有効期間情報と、
ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがＤＲＸをアクティブ化／非アクティブ化する有効方向を指示するための方向情報と、のうちの少なくとも１つを含ませることを含む、請求項４に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項7】
第１操作を実行する前記ステップは、前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを停止するステップと、
前記有効対象及び／又は範囲が有効期間情報を含む場合、ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ有効期間タイマーを起動し、且つ前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥ有効期間タイマーがタイムアウトした後、前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを起動するステップと、
前記有効対象及び／又は範囲がＳＬ ＤＲＸ設定情報を含む場合、前記ＳＬ ＤＲＸ設定情報に応じて前記有効対象及び／又は範囲に関連するＳＬ ＤＲＸタイマーを起動するステップと、の少なくとも１つを含む、請求項１に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項8】
第２端末が第１端末にサイドリンク間欠受信コマンド媒体アクセス制御制御要素ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥを送信するステップを含み、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥには前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲が含まれている、サイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項9】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットは、ＭＡＣ ＣＥサブヘッダｓｕｂｈｅａｄｅｒのみ含み、ＭＡＣ ＣＥペイロードｐａｙｌｏａｄを含まないフォーマット１、又は、
ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒ及びＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄを含むフォーマット２を含む、請求項８に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項10】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含み、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＭＡＣ ＣＥ ｓｕｂｈｅａｄｅｒはパディングＲフィールドと、ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄが占めるバイト数を指示するための長さＬフィールドと、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットを指示するための論理チャネル識別子ＬＣＩＤフィールドと、を含む、請求項９に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項11】
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲は、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット１である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をサイドリンク制御情報ＳＣＩ及びサイドリンク共有チャネルＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥのフォーマットがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の全ての情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、
前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがフォーマット２である場合、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第１部分の情報をＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示し、前記ＳＬ ＤＲＸ ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効対象及び／又は範囲の第２部分の情報をＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する方式と、の１つで指示する、請求項９又は１０に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項12】
ＳＣＩ及びＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒのうちの少なくとも１つによって指示する前記方式は、ＳＣＩに含まれているソースアドレス識別子によって指示することと、
ＳＣＩに含まれている宛先アドレス識別子によって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれているソースアドレスフィールドによって指示することと、
ＳＬ－ＳＣＨ ｓｕｂｈｅａｄｅｒに含まれている宛先アドレスフィールドによって指示することと、の少なくとも１つを含む、請求項１１に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項13】
ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄによって指示する前記方式は、前記ＭＡＣ ＣＥ ｐａｙｌｏａｄに、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第１上位層ＩＤに対応する宛先アドレスＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが第２上位層ＩＤに対応するソースアドレスＳｏｕｒｃｅ情報と、
少なくとも１つの論理チャネル識別子ＬＣＩＤ又は論理チャネルグループＬＣＧ情報と、
伝送タイプＣａｓｔ ｔｙｐｅ情報と、
Ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットが１組のＳＬ ＤＲＸパラメータに対応し、前記１組のＳＬ ＤＲＸパラメータがブロードキャスト設定又は専用シグナリング設定又は第２端末設定又は事前設定によって得られるＳＬ ＤＲＸ設定情報と、
ｉｎｄｅｘ又はＢｉｔＭａｐの各ビットがＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ ＩＤに対応するサイドリンクプロセスＳＬ ｐｒｏｃｅｓｓ情報と、
前記ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥの有効時間を指示するための有効期間情報と、
ＳＬ ＤＲＸ Ｃｏｍｍａｎｄ ＭＡＣ ＣＥがＤＲＸをアクティブ化／非アクティブ化する有効方向を指示するための方向情報と、のうちの少なくとも１つを含ませることを含む、請求項１１に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法。
【請求項14】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドと、を備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、請求項１から７のいずれか１項に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法のステップ、又は請求項８から１３のいずれか１項に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法のステップが実現される、端末。
【請求項15】
第１端末のプロセッサにより実行されると、請求項１から７のいずれか１項に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法のステップ、又は、第２端末のプロセッサにより実行されると、請求項８から１３のいずれか１項に記載のサイドリンク間欠受信の実現方法のステップが実現されるプログラム又はコマンドが記憶されている、可読記憶媒体。
【国際調査報告】