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特表2024-513741サウンディング基準信号伝送のためのシステムおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-27
(54)【発明の名称】サウンディング基準信号伝送のためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/21 20230101AFI20240319BHJP
   H04W 72/0453 20230101ALI20240319BHJP
【FI】
H04W72/21
H04W72/0453
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023558182
(86)(22)【出願日】2021-03-22
(85)【翻訳文提出日】2023-11-10
(86)【国際出願番号】 CN2021082041
(87)【国際公開番号】W WO2022198373
(87)【国際公開日】2022-09-29
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ワン, ユシン
(72)【発明者】
【氏名】ウー, ハオ
(72)【発明者】
【氏名】ルー, ジャオフア
(72)【発明者】
【氏名】ジアン, チュアンシン
(72)【発明者】
【氏名】リー, ヨン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
サウンディング基準信号(SRS)伝送のためのシステムおよび方法が提示される。無線通信デバイスは、無線通信ノードからSRS伝送のための構成情報を受信し得る。無線通信デバイスは、構成情報にしたがって無線通信ノードにSRSを伝送し得る。一実施形態において、方法は、無線通信デバイスによって、オフセットパラメータ(noffset)および部分周波数係数(P)にしたがって、SRSを部分周波数SRS伝送として伝送するための周波数領域における開始位置を決定することを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、前記方法は、
無線通信デバイスによって、無線通信ノードから、サウンディング基準信号(SRS)伝送のための構成情報を受信することと、
前記無線通信デバイスによって、前記無線通信ノードに、前記構成情報にしたがってSRSを伝送することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記無線通信デバイスによって、オフセットパラメータ(noffset)および部分周波数係数(P)にしたがって、前記SRSを部分周波数SRS伝送として伝送するための周波数領域における開始位置を決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記無線通信デバイスによって、前記noffsetと前記Pとの比の関数として前記開始位置を決定することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記無線通信デバイスによって、値の所定のリストから前記Pの値を決定することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記無線通信デバイスによって、
上位層シグナリングを介して複数の候補値を示す構成を受信することと、
前記複数の候補値から前記Pの値を示すダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと
によって前記Pの値を決定することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記Pに関する1つ以上の候補値を提供する上位層シグナリングがない場合、前記無線通信デバイスによって、前記Pが1の値を有すると決定することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記無線通信デバイスによって、上位層シグナリングから前記noffsetの値を決定することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記無線通信デバイスによって、
上位層シグナリングを介して複数の候補値を示す構成を受信することと、
前記複数の候補値から前記noffsetの値を示すダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと
によって前記noffsetの値を決定することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記無線通信デバイスによって、前記noffsetに関する1つ以上の候補値を提供する上位層シグナリングがない場合、前記noffsetが0の値を有すると決定することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項10】
前記無線通信デバイスによって、シンボルレベル、スロットレベル、リソースレベル、リソース組レベル、または時間領域における周波数ホッピング周期の粒度でホッピングパターンにしたがって前記noffsetの少なくとも1つの値を決定することを含み、
前記ホッピングパターンは、
【数4】
によって表され、noffsetは、無線リソース構成(RRC)シグナリングを介して構成されたオフセット構成要素であり、k’は、ホッピングシーケンス値である、請求項2に記載の方法。
【請求項11】
前記k’は、
が2に等しい場合、{0,1}、
が3に等しい場合、{0,2,1}、
が4に等しい場合、{0,2,1,3}、または、
が8に等しい場合、{0,4,2,6,1,5,3,7}
のホッピングシーケンスにしたがって変化する、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記noffsetに関連付けられた前記ホッピングパターンが時間領域における前記周波数ホッピング周期の粒度である場合、前記k’における変化は、SRS伝送が周波数領域におけるホッピングの全ラウンドを経た後に起こる、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記構成情報を受信する前、前記無線通信デバイスによって、前記無線通信ノードに、前記無線通信デバイスの能力を示す報告メッセージを伝送することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記能力は、前記SRSをトリガするダウンリンク制御情報(DCI)が受信される基準スロットにしたがってSRS伝送スロットを決定するためのトリガオフセット拡張をサポートすることを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
トリガオフセット拡張が使用される場合、前記報告メッセージは、前記無線通信デバイスが少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている定義されたトリガオフセットをサポートするかどうかの指示を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記報告メッセージは、少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている前記定義されたトリガオフセットに関するサポートの任意の指示を除外する場合、前記定義されたトリガオフセットは、ゼロ値を使用して構成されている、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記報告メッセージは、少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている前記定義されたトリガオフセットに関するサポートの指示を含む場合、前記定義されたトリガオフセットは、非ゼロ値を使用して構成されている、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記報告メッセージは、リソース組のためのスロットオフセット(t)の最大値数、または前記リソース組のための前記tの最大値を含み、SRSリソース組が、前記基準スロットに対して(t+1)番目の利用可能なスロットで伝送されることができる、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
ダウンリンク制御情報(DCI)が、リソース組のためのスロットオフセット(t)の少なくとも1つの値を示すために、未使用フィールドを使用するオプションおよび専用フィールドを使用するオプションをサポートする場合、
前記専用フィールドが前記tの少なくとも1つの値を示すように構成されている場合、前記無線通信デバイスによって、前記未使用フィールドを無視し、
前記未使用フィールドが前記tの前記少なくとも1つの値を示すように構成されている場合、前記無線通信デバイスによって、前記専用フィールドを無視する、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記報告メッセージは、最大構成リソース組数(N_max)、または前記無線通信デバイスによって構成されるべきリソース組数(N)に関してサポートされる値の数のうちの少なくとも1つを含み、N≦N_maxである、請求項11に記載の方法。
【請求項21】
前記報告メッセージは、前記無線通信デバイスが位相連続性を維持することができる最大反復シンボル数を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項22】
前記報告メッセージは、
部分周波数係数(P)の最大値、最大コーム値、または、電力ブースティングの最大値のうちの少なくとも1つを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項23】
前記無線通信デバイスは、
SRS反復シンボル間、
同じSRSリソース組内のSRSリソース間、または
前記無線通信デバイスの使用パラメータが「antennaSwitching」として上位層シグナリングを介して構成される場合、異なるSRSリソース組間で、同じ伝送電力制御(TPC)コマンドを受信することを予期される、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記構成情報は、無線リソース制御(RRC)シグナリング、媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)シグナリング、またはダウンリンク制御情報(DCI)伝送を介して前記無線通信ノードから受信され、1つのSRSリソースにおけるOFDMシンボルの総数(N_symbol)、および反復係数(R)の指示を含み、
N_symbolとRとの比が、整数値を提供する、請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記構成情報は、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して前記無線通信ノードから受信され、前記RRCシグナリングは、複数の伝送スイッチング構成のうちの1つを少なくとも1つのSRSリソースまたはSRSリソース組に関連付けるためのインジケータを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項26】
方法であって、前記方法は、
無線通信ノードによって、無線通信デバイスに、サウンディング基準信号(SRS)伝送のための構成情報を伝送することと、
前記無線通信ノードによって、前記無線通信デバイスから、前記構成情報にしたがってSRSを受信することと
を含む、方法。
【請求項27】
命令を記憶している非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、請求項1~26のいずれか1項に記載の方法を前記少なくとも1つのプロセッサに実行させる、非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項28】
請求項1~26のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備えている装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、サウンディング基準信号(SRS)伝送のためのシステムおよび方法を含むがこれらに限定されない無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
標準化団体である第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))は、現在、5G New Radio(5G NR)と呼ばれる新たな無線インターフェース(Radio Interface)や、次世代パケットコアネットワーク(NG-CNまたはNGC)の規定を進めている。5G NRは、3つの主要構成要素、すなわち、5Gアクセスネットワーク(5G-AN)、5Gコアネットワーク(5GC)、およびユーザ機器(UE)を有する。異なるデータサービスおよび要件の有効化を容易にするために、ネットワーク機能とも呼ばれる5GCの要素は簡略化されており、それらの一部はソフトウェアベースであり、一部はハードウェアベースであり、それによって、それらは、必要に応じて適合されることができる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本明細書に開示された例示的な実施形態は、従来技術に提示された1つ以上の問題に関連する問題を解決すること、および添付の図面と併せて以下の詳細な説明を参照することによって容易に明らかになる追加の特徴を提供することを目的とする。様々な実施形態によれば、例示的なシステム、方法、デバイス、およびコンピュータプログラム製品が本明細書に開示される。しかしながら、これらの実施形態は、例として提示されており、限定するものではなく、本開示を読んだ当業者には、開示された実施形態に対する様々な変更が、本開示の範囲内に留まりながら行われることができることが明らかであろう。
【0004】
少なくとも1つの態様は、システム、方法、装置、またはコンピュータ読み取り可能な媒体に関する。無線通信デバイスは、無線通信ノードからサウンディング基準信号(SRS)伝送のための構成情報を受信し得る。無線通信デバイスは、構成情報にしたがって無線通信ノードにSRSを伝送し得る。
【0005】
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、オフセットパラメータ(noffset)および部分周波数係数(P)にしたがって、SRSを部分周波数SRS伝送として伝送するための周波数領域における開始位置を決定し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、noffsetとPとの比の関数として開始位置を決定し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、値の所定のリストからPの値を決定し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、上位層シグナリングを介して、複数の候補値を示す構成を受信することによってPの値を決定し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、複数の候補値からPの値を示すダウンリンク制御情報(DCI)を受信することによってPの値を決定し得る。
【0006】
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、Pに関する1つ以上の候補値を提供する上位層シグナリングがない場合、Pが1の値を有すると決定し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、{0,1,・・・,P-1}などの所定のリストからnoffsetの値を決定し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、上位層シグナリングからnoffsetの値を決定し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、上位層シグナリングを介して、複数の候補値を示す構成を受信することによってnoffsetの値を決定し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、複数の候補値からnoffsetの値を示すダウンリンク制御情報(DCI)を受信することによってnoffsetの値を決定し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、noffsetに関する1つ以上の候補値を提供する上位層シグナリングがない場合、noffsetを0の値を有すると決定し得る。
【0007】
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、シンボルレベル、スロットレベル、リソースレベル、リソース組レベル、または時間領域における周波数ホッピング周期の粒度でホッピングパターンにしたがって、noffsetの少なくとも1つの値を決定し得、ホッピングパターンは、noffsetn’offset+k’)modPによって表される。いくつかの実施形態において、n’offsetは、無線リソース構成(RRC)シグナリングを介して構成されたオフセット構成要素であり得る。いくつかの実施形態において、k’は、ホッピングシーケンス値であり得る。いくつかの実施形態において、k’は、Pが2に等しい場合、{0,1}のホッピングシーケンスにしたがって変化し得る。いくつかの実施形態において、k’は、Pが3に等しい場合、{0,2,1}のホッピングシーケンスにしたがって変化し得る。いくつかの実施形態において、k’は、Pが4に等しい場合、{0,2,1,3}のホッピングシーケンスにしたがって変化し得る。いくつかの実施形態において、k’は、Pが8に等しい場合、{0,4,2,6,1,5,3,7}のホッピングシーケンスにしたがって変化し得る。いくつかの実施形態において、noffsetに関連付けられたホッピングパターンが時間領域における周波数ホッピング周期の粒度である場合、k’における変化は、SRS伝送が周波数領域におけるホッピングの全ラウンドを経た後に起こり得る。
【0008】
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、構成情報を受信する前に無線通信ノードに報告メッセージを伝送し得る。いくつかの実施形態において、報告メッセージは、無線通信デバイスの能力を示し得る。いくつかの実施形態において、この能力は、SRSをトリガするダウンリンク制御情報(DCI)が受信される基準スロットにしたがってSRS伝送スロットを決定するためのトリガオフセット拡張をサポートすることを含み得る。いくつかの実施形態において、トリガオフセット拡張が使用され得る。トリガオフセット拡張が使用される場合、報告メッセージは、無線通信デバイスが少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている定義されたトリガオフセットをサポートするかどうかの指示を含み得る。いくつかの実施形態において、報告メッセージは、少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている定義されたトリガオフセットに関するサポートの任意の指示を除外し得る。報告メッセージが少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている定義されたトリガオフセットに関するサポートの任意の指示を除外する場合、定義されたトリガオフセットは、ゼロ値を使用して構成され得る。いくつかの実施形態において、報告メッセージは、少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている定義されたトリガオフセットに関するサポートの指示を含み得る。報告メッセージが少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている定義されたトリガオフセットに関するサポートの指示を含む場合、定義されたトリガオフセットは、非ゼロ値を使用して構成され得る。いくつかの実施形態において、報告メッセージは、リソース組のためのスロットオフセット(t)の最大値数を含み得る。いくつかの実施形態において、報告メッセージは、リソース組のためのtの最大値を含み得る。いくつかの実施形態において、SRSリソース組は、基準スロットに対して(t+1)番目の利用可能なスロットで伝送され得る。
【0009】
いくつかの実施形態において、ダウンリンク制御情報(DCI)は、リソース組のスロットオフセット(t)の少なくとも1つの値を示すために、未使用フィールドを使用するオプションおよび専用フィールドを使用するオプションをサポートし得る。いくつかの実施形態において、専用フィールドがtの少なくとも1つの値を示すように構成されている場合、無線通信デバイスは、未使用フィールドを無視し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、未使用フィールドがtの少なくとも1つの値を示すように構成されている場合、専用フィールドを無視し得る。いくつかの実施形態において、報告メッセージは、最大構成リソース組数(N_max)、または無線通信デバイスによって構成されるリソース組数(N)に関してサポートされる値の数のうちの少なくとも1つを含み得、N≦N_maxである。いくつかの実施形態において、報告メッセージは、無線通信デバイスが位相連続性を維持することができる最大反復シンボル数を含み得る。いくつかの実施形態において、報告メッセージは、部分周波数係数(P)の最大値、最大コーム値、または電力ブースティングの最大値のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0010】
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、SRS反復シンボル間で同じ伝送電力制御(TPC)コマンドを受信することを予期され得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、同じSRSリソース組内のSRSリソース間で同じ伝送電力制御(TPC)コマンドを受信することを予期され得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、無線通信デバイスの使用パラメータが「antennaSwitching」として上位層シグナリングを介して構成される場合、異なるSRSリソース組間で同じ伝送電力制御(TPC)コマンドを受信することを予期され得る。いくつかの実施形態において、構成情報は、無線リソース制御(RRC)シグナリング、媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)シグナリング、またはダウンリンク制御情報(DCI)伝送を介して無線通信ノードから受信されることができる。いくつかの実施形態において、構成情報は、1つのSRSリソースにおけるOFDMシンボルの総数(N_symbol)、および反復係数(R)の指示を含み得、N_symbolとRとの比は、整数値を提供する。いくつかの実施形態において、構成情報は、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して無線通信ノードから受信され得る。いくつかの実施形態において、RRCシグナリングは、複数の伝送スイッチング構成のうちの1つを少なくとも1つのSRSリソースまたはSRSリソース組に関連付けるためのインジケータを含み得る。
【0011】
少なくとも1つの態様は、システム、方法、装置、またはコンピュータ読み取り可能な媒体に関する。無線通信ノードは、サウンディング基準信号(SRS)伝送のための構成情報を無線通信デバイスに伝送し得る。無線通信ノードは、構成情報にしたがって、無線通信デバイスからSRSを受信し得る。
【0012】
いくつかの実施形態において、周波数領域開始位置k (pi)は、以下にしたがって(または、それに基づいて)定義/構成/決定され得る:
【数1】
無線通信デバイスは、トリガオフセット拡張が使用されるときに非ゼロ値として構成されるべき定義されたトリガオフセット(例えば、レガシートリガオフセット)を無線通信デバイスがサポートするかどうかを報告/指示/指定/通知し得る。トリガオフセット拡張は、SRS伝送スロットを決定/構成するために使用されることができる。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、位相連続性を維持するための最大反復シンボル数を報告/指示し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、RPFSに関する電力ブースティングの最大値および/または最大コーム値を報告/指示し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、部分周波数係数(max_P)の最大値、最大コーム値、および/または電力ブースティングの最大値のうちの少なくとも1つを報告し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、max_Pおよび/または最大コーム値を報告/提供し得る。いくつかの実施形態において、シンボル、リソース、および/またはリソース組間のSRS電力の大きな変動/変動を回避するために、DCI内のTPCコマンドがSRS電力制御に使用されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本解決策の様々な例示的な実施形態が、以下の図または図面を参照して以下に詳細に説明される。図面は、例示のみを目的として提供されており、本解決策の読者の理解を容易にするために本解決策の例示的な実施形態を単に示している。したがって、図面は、本解決策の幅、範囲、または適用性を限定するものと見なされるべきではない。説明を明確且つ容易にするために、これらの図面は、必ずしも縮尺通りに描かれていないことに留意されたい。
【0014】
図1図1は、本開示の実施形態による本明細書に開示された技術が実装され得る例示的なセルラ通信ネットワークを示している。
【0015】
図2図2は、本開示のいくつかの実施形態による例示的な基地局およびユーザ機器デバイスのブロック図を示している。
【0016】
図3図3は、本開示のいくつかの実施形態によるサウンディング基準信号のためのオフセットkl’ 0ffsetを構成するための例示的な値を有するテーブルを示している。
【0017】
図4図4は、本開示の実施形態によるサウンディング基準信号伝送のための例示的な方法のフロー図を示している。
【発明を実施するための形態】
【0018】
(1.移動通信技術および環境)
図1は、本開示の実施形態による本明細書に開示された技術が実装され得る例示的な無線通信ネットワークおよび/またはシステム100を示している。以下の説明では、無線通信ネットワーク100は、セルラーネットワークまたは狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)ネットワークなどの任意の無線ネットワークであり得、本明細書では「ネットワーク100」と呼ばれる。そのような例示的なネットワーク100は、通信リンク110(例えば、無線通信チャネル)を介して互いに通信することができる基地局102(以下「BS102」;無線通信ノードとも呼ばれる)およびユーザ機器デバイス104(以下「UE104」;無線通信デバイスとも呼ばれる)と、地理的領域101に重なるセルのクラスタ126、130、132、134、136、138および140とを含む。図1では、BS102およびUE104は、セル126のそれぞれの地理的境界内に含まれている。他のセル130、132、134、136、138および140の各々は、意図されたユーザに適切な無線有効通信範囲を提供するために、その割り当てられた帯域幅において動作する少なくとも1つの基地局を含み得る。
【0019】
例えば、BS102は、UE104に適切な有効通信範囲を提供するために、割り当てられたチャネル伝送帯域幅において動作し得る。BS102およびUE104は、それぞれ、ダウンリンク無線フレーム118およびアップリンク無線フレーム124を介して通信し得る。各無線フレーム118/124は、データシンボル122/128を含み得るサブフレーム120/127にさらに分割され得る。本開示では、BS102およびUE104は、一般に、本明細書に開示された方法を実施することができる「通信ノード」の非限定的な例として本明細書に記載される。そのような通信ノードは、本解決策の様々な実施形態にしたがって、無線および/または有線通信を行うことが可能であり得る。
【0020】
図2は、本解決策のいくつかの実施形態による無線通信信号(例えば、OFDM/OFDMA信号)を伝送および受信するための例示的な無線通信システム200のブロック図を示している。システム200は、本明細書で詳細に説明する必要がない既知のまたは従来の動作特徴をサポートするように構成された構成要素および要素を含み得る。例示的な一実施形態において、システム200は、上述したように、図1の無線通信環境100などの無線通信環境においてデータシンボルを通信(例えば、伝送および受信)するために使用されることができる。
【0021】
システム200は、一般に、基地局202(以下、「BS202」)およびユーザ機器デバイス204(以下、「UE204」)を含む。BS202は、BS(基地局)トランシーバモジュール210、BSアンテナ212、BSプロセッサモジュール214、BSメモリモジュール216、およびネットワーク通信モジュール218を含み、各モジュールは、データ通信バス220を介して必要に応じて互いに結合および相互接続される。UE204は、UE(ユーザ機器)トランシーバモジュール230、UEアンテナ232、UEメモリモジュール234、およびUEプロセッサモジュール236を含み、各モジュールは、データ通信バス240を介して必要に応じて互いに結合および相互接続される。BS202は、通信チャネル250を介してUE204と通信し、通信チャネルは、本明細書に記載されたようなデータの伝送に適した任意の無線チャネルまたは他の媒体とすることができる。
【0022】
当業者によって理解されるように、システム200は、図2に示すモジュール以外の任意の数のモジュールをさらに含み得る。当業者は、本明細書に開示された実施形態に関連して説明された様々な例示的なブロック、モジュール、回路、および処理ロジックが、ハードウェア、コンピュータ読み取り可能なソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の実際的な組み合わせで実装され得ることを理解するであろう。ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアのこの互換性および両立性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能に関して一般に記載されている。そのような機能がハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとして実装されるかどうかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課される設計制約に依存することができる。本明細書に記載の概念に精通した者は、各特定の用途に適した方法においてそのような機能を実装し得るが、そのような実装決定は、本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
【0023】
いくつかの実施形態によれば、UEトランシーバ230は、本明細書では、「アップリンク」トランシーバ230と呼ばれることがあり、アップリンクトランシーバ230は、各々がアンテナ232に結合された回路を備えている無線周波数(RF)伝送機およびRF受信機を含む。あるいは、複信スイッチ(図示せず)が、アップリンク伝送機または受信機をアップリンクアンテナに時間複信方式で結合し得る。同様に、いくつかの実施形態によれば、BSトランシーバ210は、本明細書では、「ダウンリンク」トランシーバ210と呼ばれることがあり、ダウンリンクトランシーバ210は、各々がアンテナ212に結合された回路を含むRF伝送機およびRF受信機を含む。あるいは、ダウンリンク複信スイッチが、ダウンリンク伝送機または受信機をダウンリンクアンテナ212に時間複信方式で結合し得る。2つのトランシーバモジュール210および230の動作は、ダウンリンク伝送機がダウンリンクアンテナ212に結合されると同時に、アップリンク受信回路が無線伝送リンク250を介して伝送を受信するためにアップリンクアンテナ232に結合されるように、時間的に調整され得る。逆に、2つのトランシーバ210および230の動作は、アップリンク伝送機がアップリンクアンテナ232に結合されると同時に、ダウンリンク受信機が無線伝送リンク250を介して伝送を受信するためにダウンリンクアンテナ212に結合されるように、時間的に調整され得る。いくつかの実施形態において、双方向における変化間に最小保護時間を有する打切り時間同期がある。
【0024】
UEトランシーバ230および基地局トランシーバ210は、無線データ通信リンク250を介して通信し、特定の無線通信プロトコルおよび変調方式をサポートすることができる適切に構成されたRFアンテナ装置212/232と協働するように構成される。いくつかの例示的な実施形態において、UEトランシーバ210および基地局トランシーバ210は、ロングタームエボリューション(LTE)および新興の5G規格などの業界規格をサポートするように構成される。しかしながら、本開示は、特定の規格および関連するプロトコルへの適用に必ずしも限定されないことが理解される。むしろ、UEトランシーバ230および基地局トランシーバ210は、将来の規格またはその変形を含む代替的または追加の無線データ通信プロトコルをサポートするように構成され得る。
【0025】
様々な実施形態によれば、BS202は、例えば、進化型ノードB(eNB)、サービス提供eNB、ターゲットeNB、フェムトステーション、またはピコステーションであり得る。いくつかの実施形態において、UE204は、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレット、ラップトップコンピュータ、ウェアラブルコンピューティングデバイスなどの様々なタイプのユーザデバイスにおいて具現化され得る。プロセッサモジュール214および236は、汎用プロセッサ、コンテンツアドレス可能メモリ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、任意の適切なプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または本明細書に記載の機能を実行するように設計されたそれらの任意の組み合わせを用いて実装または実現され得る。このように、プロセッサは、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、ステートマシンなどとして実現され得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、デジタル信号プロセッサとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサコアと組み合わせた1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実装され得る。
【0026】
さらに、本明細書に開示された実施形態に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、ファームウェア、プロセッサモジュール214および236によって実行されるソフトウェアモジュール、またはそれらの任意の実際的な組み合わせで直接具現化され得る。メモリモジュール216および234は、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当該技術分野において知られている任意の他の形態の記憶媒体として実現され得る。これに関連して、メモリモジュール216および234は、それぞれ、プロセッサモジュール210および230に結合され得、それによって、プロセッサモジュール210および230は、それぞれ、メモリモジュール216および234から情報を読み取り、それらに情報を書き込むことができる。さらに、メモリモジュール216および234は、それぞれのプロセッサモジュール210および230に統合され得る。いくつかの実施形態において、メモリモジュール216および234の各々は、それぞれ、プロセッサモジュール210および230によって実行される命令の実行中に一時変数または他の中間情報を記憶するためのキャッシュメモリを含み得る。メモリモジュール216および234の各々は、それぞれ、プロセッサモジュール210および230によって実行される命令を記憶するための不揮発性メモリも含み得る。
【0027】
ネットワーク通信モジュール218は、一般に、基地局トランシーバ210と、基地局202と通信するように構成された他のネットワーク構成要素および通信ノードとの間の双方向通信を可能にする基地局202のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、処理ロジック、および/または他の構成要素を表す。例えば、ネットワーク通信モジュール218は、インターネットまたはWiMAXトラフィックをサポートするように構成され得る。典型的な配置では、限定されないが、ネットワーク通信モジュール218は、基地局トランシーバ210が従来のイーサネット(登録商標)ベースのコンピュータネットワークと通信することができるように、802.3イーサネット(登録商標)インターフェースを提供する。このようにして、ネットワーク通信モジュール218は、コンピュータネットワーク(例えば、移動交換局(MSC))に接続するための物理インターフェースを含み得る。指定された動作または機能に関して本明細書で使用される「ために構成された」、「ように構成された」という用語、およびそれらの活用形は、指定された動作または機能を実行するように物理的に構成、プログラム、フォーマット、および/または配置されたデバイス、構成要素、回路、構造、機械、信号などを指す。
【0028】
開放型システム間相互接続(OSI)モデル(本明細書では「開放型システム間相互接続モデル」と呼ばれる)は、他のシステムとの相互接続および通信に開放されたシステム(例えば、無線通信デバイス、無線通信ノード)によって使用されるネットワーク通信を定義する概念的かつ論理的なレイアウトである。モデルは、7つのサブコンポーネントまたは層に分割され、それらのうちの各々は、その上および下の層に提供されるサービスの概念上の集合を表す。OSIモデルは、論理ネットワークも定義し、異なる層プロトコルを使用することによってコンピュータパケット転送を効果的に記述する。OSIモデルは、7層OSIモデルまたは7層モデルと呼ばれることもある。いくつかの実施形態において、第1の層は、物理層であり得る。いくつかの実施形態において、第2の層は、媒体アクセス制御(MAC)層であり得る。いくつかの実施形態において、第3の層は、無線リンク制御(RLC)層であり得る。いくつかの実施形態において、第4の層は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層であり得る。いくつかの実施形態において、第5の層は、無線リソース制御(RRC)層であり得る。いくつかの実施形態において、第6の層は、非アクセス層(NAS)層またはインターネットプロトコル(IP)層であり得、第7の層は、他の層である。
【0029】
当業者が本解決策を作製および使用することを可能にするために、本解決策の様々な例示的な実施形態が添付の図面を参照して以下に説明される。当業者にとって明らかなように、本開示を読んだ後、本明細書に記載された例に対する様々な変形または変更が、本解決策の範囲から逸脱することなく行われることができる。したがって、本解決策は、本明細書に記載および例示された例示的な実施形態および用途に限定されない。さらに、本明細書に開示される方法におけるステップの特定の順序または階層は、単なる例示的な手法である。設計の選好に基づいて、開示された方法またはプロセスのステップの特定の順序または階層は、本解決策の範囲内に留まりながら再配置されることができる。したがって、当業者であれば、本明細書に開示される方法および技術は、サンプルの順序で様々なステップまたは動作を提示し、本解決策は、特に明記しない限り、提示される特定の順序または階層に限定されないことを理解するであろう。
【0030】
(2.チャネル状態情報を報告するためのシステムおよび方法)
あるシステム(例えば、Rel-17 new radio(NR)、次世代(NG)システム、および/または他のシステム)では、複数の無線通信デバイス(例えば、UE、端末、および/またはサービス提供ノード)が、サービス提供セルに位置することができる。複数の無線通信デバイスは、無線通信ノード(例えば、中央処理装置(CPU)、地上端末、基地局、gNB、eNB、伝送・受信ポイント(TRP)、ネットワーク(NW)、またはサービス提供ノード)から信号を受信/取得し得る。いくつかの実施形態において、複数の無線通信デバイス(例えば、1つ以上のUE)は、無線通信ノードに信号(例えば、サウンディング基準信号および/または他の信号)を送信/伝送/ブロードキャストし得る。サウンディング基準信号(SRS)は、無線通信ノードと少なくとも1つの無線通信デバイスとの間のチャネルのチャネル状態情報(CSI)を測定/定量化するために使用されることができる。CSI(および/または他の情報)は、セルのスループットを向上させるために使用されることができる。したがって、SRSの柔軟性、有効通信範囲、および/または容量は、セルのスループットを改善するために強化され得る。
【0031】
特定のシステム(例えば、ロングタームエボリューション(LTE)システムおよび/または他のシステム)では、無線通信デバイスは、サブフレームの最後のデータシンボルで、アップリンク(UL)SRSを送信/伝送/通信/ブロードキャストし得る。無線通信デバイスは、1つ以上のパラメータ(例えば、周波数帯域、周波数領域位置、シーケンス巡回シフト、周期、サブフレームオフセット、および/または他のパラメータ)に基づいて(例えば、サブフレームの最後のデータシンボル上で)UL SRSを送信/伝送し得る。無線通信ノードは、1つ以上のパラメータを示し/提供し/指定し/構成し/送信し得る。いくつかの実施形態において、無線通信ノードは、無線通信デバイスの1つ以上のULチャネルのCSIを決定し得る。無線通信ノードは、受信したSRSに基づいて(または、それにしたがって)、ULチャネルのCSIを決定し得る。いくつかの実施形態において、無線通信ノードは、決定されたCSIにしたがって(または使用することによって)、複数の動作(例えば、周波数選択スケジューリングおよび/または閉ループ電力制御)を実行し得る。
【0032】
あるシステム(例えば、LTEリリース10および/またはその他のシステム)では、UL通信/伝送(例えば、アンテナ専用SRS)中、1つ以上の非プリコーディングのサウンディング基準信号(SRS)が使用され得る。物理UL共有チャネル(PUSCH)の復調基準信号(DMRS)は、プリコーディングを実行するために使用されることができる。無線通信ノードは、元のCSIを推定するために、非プリコーディングSRSを受信/取得し得る。いくつかの実施形態において、無線通信ノードは、プリコーディングDMRSに基づいて(またはそれにしたがって)CSIを推定/取得することができないこともある。このような状況下では、無線通信デバイスは、非プリコーディングSRSを伝送するために複数のアンテナを使用する場合、追加のSRSリソースを消費/使用し得る。したがって、同時に多重化される無線通信デバイスの数は、システム内で減少し得る。いくつかの実施形態において、SRSは、上位層シグナリング(例えば、タイプ0トリガ)および/またはダウンリンク制御情報(例えば、タイプ1トリガ)を使用することによって(またはそれにしたがって)構成され得る。上位層シグナリング(例えば、無線リソース制御(RRC)シグナリング、媒体アクセス制御・制御要素(MAC-CE)シグナリング、および/または他のタイプのシグナリング)を使用することによって構成されたSRS伝送は、周期的であり得る一方で、ダウンリンク制御情報(DCI)を使用することによって構成されたSRS伝送は、非周期的であり得る。特定のシステム(例えば、LTE-Aリリース10)は、非周期的SRS伝送を使用/構成することによって、SRSリソースの利用および/またはSRSをスケジュールする柔軟性を改善し得る/向上させ得る。
【0033】
特定のシステム(例えば、NRリリース15)では、SRSの使用は、少なくとも4つのカテゴリ(または他の数のカテゴリ)に分類され得る。少なくとも4つのカテゴリは、ビーム管理、コードブックベース、非コードブックベース、および/またはアンテナスイッチングを含み得る。NRなどの特定のシステムは、特定のダウンリンク(DL)伝送(例えば、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)伝送、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)伝送、および/またはその他のDL伝送)が構成された基準信号(例えば、CSI基準信号(CSI-RS)および/または同期信号(SS)ブロック)と同じ/対応する伝送ビームを使用することを無線通信デバイス(例えば、UE)に通知することによってビーム指示をサポートし得る。例えば、ビーム指示は、特定のPDSCHおよび/またはPDCCH伝送が、構成された基準信号と同じ空間フィルタを使用して(またはそれにしたがって)実行されることを無線通信デバイスに通知することによってサポートされ得る。ビーム指示は、1つ以上の伝送構成指示(TCI)状態の構成および/またはダウンリンクシグナリングに基づくことができる。各TCI状態は、基準信号(例えば、CSI-RSおよび/またはSSブロック)に関する情報を含み得る。DL伝送(例えば、PDCCH伝送および/またはPDSCH伝送)をTCIに関連付ける/関連させる/リンクする/マッピングすることによって、無線通信ノードは、DL伝送がTCIに関連付けられた基準信号と同じ/対応する空間フィルタを使用して実行されると仮定するように無線通信デバイスに指示/通知し得る。
【0034】
いくつかの実施形態において、無線通信ノードは、基地局であり得る。基地局は、マクロセルまたはスモールセルの基地局、および/またはトランスポートポイントであることができる。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、携帯電話、携帯機器、自動車、および/または衛星アクセスノードであることができる。
【0035】
(I.スキームA)
いくつかの実施形態において、SRSの有効通信範囲を改善/強化/増加するための1つ以上の技術が考慮され得る。1つ以上の技術は、反復(例えば、反復SRS伝送)、部分周波数SRS伝送(例えば、物理リソースブロック(PRB)の全量未満を使用する)、および/またはSRSコームサイズ拡張を含み得る。部分周波数SRS伝送に関して、無線通信デバイス(例えば、UE)は、SRSの有効通信範囲をさらに強化/改善するために、(例えば、SRSシーケンスに対して)電力ブースティングを使用することができる。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、部分周波数SRS伝送を実行するように構成され得る。無線通信デバイスが部分周波数SRS伝送を実行するように構成されている場合、無線通信デバイスは、SRSを伝送するための周波数領域内の開始位置を部分周波数SRS伝送として決定/構成/定義し得る。開始位置は、部分周波数SRS伝送におけるSRSの系列/シーケンスの第1の位置を指定/指示/提供し得る。無線通信デバイスは、開始位置k (pi)をnoffset/Pの比の関数として決定/構成/定義し得る。例えば、無線通信デバイスは、以下にしたがって(または以下を使用することによって)開始位置k (pi)を決定し得る:
【数2】
【0036】
【数2-1】
の場合、開始位置に関する基準点k (pi)=0は、共通リソースブロック0内のサブキャリア0を含むか、またはそれに対応し得る。そうでなければ、開始位置の基準点は、帯域幅部分(BWP)の最下位サブキャリアであることができる。いくつかの実施形態において、SRSは、情報要素(IE)SRS-PosResource-r16(または他の上位層パラメータ)によって(またはそれにしたがって)構成され得る。SRSがSRS-PosResource-r16を使用して構成される場合、量kl’ offsetは、表1にしたがって構成され得る(図3を参照)。SRSがSRS-PosResource-r16を使用して構成されていない場合、量kl’ offsetは、値0(例えば、kl’ offset=0)に対応し得る。
【0037】
周波数領域シフト値nshiftは、基準点グリッドに対するSRS割り当てを調整/変更するために使用され得る。いくつかの実施形態において、IEの上位層パラメータは、周波数領域シフト値nshiftを含み得る/提供し得る/指定し得る。例えば、周波数領域シフト値は、SRS-Resourceおよび/またはSRS-PosResource-r16(または他のIE)の上位層パラメータfreqDomainShiftに含まれ得る/提供され得る/指定され得る。いくつかの実施形態において、伝送コームオフセット
【数2-2】
は、IE(例えば、SRS-Resource、SRS-PosResource-r16、または他のIE)のtransmissionCombなどの上位層パラメータに含まれ得る/提供され得る/指定され得る。いくつかの実施形態において、パラメータnは、周波数位置インデックスを指定し得る/提供し得る/示し得る。
【0038】
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、部分周波数係数(P)の値を取得し得る/入手し得る/受信し得る/決定し得る。Pの値は、無線通信ノード(または無線通信ネットワークの他のエンティティ)によって構成され得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、以下の方法のうちの少なくとも1つにしたがって(または、それに基づいて)Pの値を決定し得る。
1)無線通信デバイスは、値の所定のリストからPの値を決定し得る。例えば、無線通信デバイスは、Pの値が{2,3,4,8}および/または{2,4,8}(または所定の値の他のリスト)からの少なくとも1つの値であると決定し得る。例えば、無線通信デバイスおよび/または無線通信ノードは、Pの値が2に対応すると予め決定し得る。
2)無線通信デバイスは、複数の候補値を示す構成を受信/取得することによってPの値を決定し得る。無線通信デバイスは、上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリングおよび/またはMAC-CEシグナリング)を介して構成を受信し得る。構成を受信することに応答して、無線通信デバイスは、受信したDCIにしたがって(または、それに基づいて)、複数の候補値から少なくとも1つの値を選択し得る/決定し得る/識別し得る。DCIは、複数の候補値からPの値を示し/提供し/指定し得る。
3)いくつかの実施形態において、Pの値は、複数の候補値および/または少なくとも1つの値(例えば、上位層パラメータ/シグナリングによって示される)で構成されないこともある。したがって、無線通信デバイスは、Pの値が1(例えば、Pの1つ以上の候補値を提供する上位層シグナリングがない場合)であると決定し得る。
【0039】
パラメータnoffsetは、部分周波数SRS伝送の周波数領域シフト値を示し得る/指定し得る。いくつかの実施形態において、noffsetの値は、無線通信ノード(または無線通信ネットワークの他のエンティティ)によって構成され得る。無線通信デバイスは、以下の方法のうちの少なくとも1つにしたがって(または使用することによって)noffsetの値を取得/決定し得る。
1)無線通信デバイスは、上位層シグナリングにしたがって(または、それに基づいて)noffsetの値を決定/構成/識別/選択し得る。例えば、noffsetは、上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリング、または他のタイプのシグナリング)からnoffset∈{0,1,・・・,P-1}のうちの少なくとも1つの値で構成され得る。
2)無線通信デバイスは、noffset∈{0,1,・・・,P-1}など、値の所定のリストからnoffsetの値を決定し得る。例えば、無線通信デバイスおよび/または無線通信ノードは、0またはP-1に対応するnoffsetの値を予め決定し得る。
3)無線通信デバイスは、上位層シグナリング(例えば、RRCおよび/またはMAC-CEシグナリング)を介して、複数の候補値を示す構成を受信することによって、noffsetの値を決定し得る。例えば、無線通信デバイスは、受信した構成によって示される複数の候補値からnoffsetの少なくとも1つの値を決定し得る。構成(例えば、複数の候補値)を受信することに応答して、無線通信デバイスは、DCIにしたがって(または使用することによって)noffsetの値を決定し得る。例えば、無線通信デバイスは、DCIを受信し得、DCIは、複数の候補値からnoffsetの値を示す/提供する/指定することができる。
4)いくつかの実施形態において、noffset(および/またはP)の値は、複数の候補値および/または少なくとも1つの値(例えば、上位層パラメータ/シグナリングによって示される)で構成されないこともある。したがって、無線通信デバイスは、noffsetが0の値を有すると決定し得る(例えば、上位層シグナリングが存在しない場合、noffsetに関する1つ以上の候補値を提供/指定する)。
【0040】
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、ホッピングパターン/シーケンスにしたがってnoffsetの少なくとも1つの値を決定し得る。無線通信デバイスは、シンボルレベル、スロットレベル、リソースレベル、リソース組レベルおよび/または時間領域における周波数ホッピング周期の粒度で(例えば、ホッピングパターンに基づいて)noffsetの値を決定し得る。無線通信デバイスは、以下によって表されるホッピングパターンにしたがってnoffsetの値を決定することができる:
【数3】
【0041】
いくつかの実施形態において、noffsetは、オフセット構成要素を含むかまたはそれに対応し得る。noffsetおよび/またはPの値は、RRCシグナリング(または他のタイプの上位層シグナリング)を介して構成され得る。パラメータk’は、ホッピングシーケンス値を指定/指示/対応し得る。いくつかの実施形態において、k’は、以下のホッピングシーケンスのうちの少なくとも1つにしたがって変化し(または調整され)得る:
1)Pが2に等しい場合、k’={0,1}
2)Pが3に等しい場合、k’={0,2,1}
3)Pが4に等しい場合、k’={0,2,1,3}
4)Pが8に等しい場合、k’={0,4,2,6,1,5,3,7}
【0042】
いくつかの実施形態において、ホッピングパターンの粒度は、時間領域の周波数ホッピング周期であり得る。ホッピングパターンの粒度が時間領域の周波数ホッピング周期である場合、k’における変化は、SRS伝送が周波数領域のホッピングの全ラウンドを経た後に起こり得る。
【0043】
いくつかの実施形態において、パラメータkは、部分周波数SRS伝送の周波数領域シフト値を示し/指定し/提供し得る。無線通信デバイスは、以下の方法のうちの少なくとも1つにしたがって(または使用することによって)kの値を取得/決定し得る。
1)無線通信デバイスは、上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリングおよび/またはMAC-CEシグナリング)にしたがって(または、それに基づいて)kの値を決定/構成/識別/選択し得る。例えば、kは、上位層シグナリングからのk∈{1,2,・・・,P-1}のうちの少なくとも1つの値で構成され得る。
2)無線通信デバイスは、上位層シグナリング(例えば、RRCおよび/またはMAC-CEシグナリング)を介して構成を受信することによってkの値を決定し得る。構成は、複数の候補値を示し/提供し/指定し得る。例えば、無線通信デバイスは、受信した構成によって示される複数の候補値からkの少なくとも1つの値を決定し得る。構成(例えば、複数の候補値)を受信することに応答して、無線通信デバイスは、DCIにしたがって(または使用することによって)kの値を決定し得る。例えば、無線通信デバイスは、DCIを受信し得、DCIは、複数の候補値からkの値を示す/提供する/指定することができる。
3)いくつかの実施形態において、k(および/またはP)の値は、複数の候補値および/または少なくとも1つの値(例えば、上位層パラメータ/シグナリングによって示される)で構成されないこともある。したがって、無線通信デバイスは、kが1の値を有すると決定し得る(例えば、上位層シグナリングが存在しない場合、kに関する1つ以上の候補値を提供/指定する)。
【0044】
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、ホッピングパターン/シーケンスにしたがってkの少なくとも1つの値を決定し得る。無線通信デバイスは、シンボルレベル、スロットレベル、リソースレベル、リソース組レベルおよび/または時間領域における周波数ホッピング周期の粒度で(例えば、ホッピングパターンに基づいて)kの値を決定し得る。無線通信デバイスは、以下によって表されるホッピングパターンにしたがってkの値を決定することができる:
=(k +k’)modP
【0045】
いくつかの実施形態において、kおよび/またはPの値は、RRCシグナリング(または他のタイプの上位層シグナリング)を介して構成され得る(例えば、無線通信ノードによって構成され得る)。パラメータk’は、ホッピングシーケンス値を指定/指示/対応し得る。いくつかの実施形態において、k’は、以下のホッピングシーケンスのうちの少なくとも1つにしたがって変化し(または調整され)得る:
1)Pが2に等しい場合、k’={0,1}
2)Pが3に等しい場合、k’={0,2,1}
3)Pが4に等しい場合、k’={0,2,1,3}
4)Pが8に等しい場合、k’={0,4,2,6,1,5,3,7}
【0046】
いくつかの実施形態において、ホッピングパターンの粒度は、時間領域の周波数ホッピング周期であり得る。ホッピングパターンの粒度が時間領域の周波数ホッピング周期である場合、k’における変化/変更は、SRS伝送が周波数領域のホッピングの全ラウンドを経た後に起こり得る。
【0047】
(II.スキームB)
あるシステム(例えば、NR Rel-15)は、動的なUL/DLチャネル測定を可能にするために、DCIを用いた非周期的SRSリソース組の(例えば、無線通信ノードによる)トリガをサポートし得る。しかしながら、DCIを用いて非周期的SRSリソース組をトリガするための現在のシステムサポートは制限的であり得る。制限は、PDCCHの輻輳、DCIおよび/または基準信号(RS)オーバーヘッド、および/または、無線通信デバイス(例えば、UE)による過剰な電力消費を引き起こし得る。これらの問題に対する可能な解決策は、非周期的SRSをトリガするときのネットワークの柔軟性を高めることを含むことができる。
【0048】
いくつかの実施形態において、所与の非周期的SRSリソース組は、基準スロットに対して(t+1)番目の利用可能なスロットにおいて伝送/送信/ブロードキャスト/通信されることができる。パラメータtは、リソース組のスロットオフセットの値を指定/指示/提供し得る。いくつかの実施形態において、パラメータtは、(例えば、tの1つの値のみがRRCシグナリングを介して構成される場合)DCIおよび/またはRRCシグナリングを介して指示/指定/提供され得る。いくつかの実施形態において、tの候補値は、0(または他の値)を含み得る。いくつかの実施形態において、基準スロットは、以下のオプションにしたがって定義/構成され得る:
・オプション1:基準スロットは、トリガDCIを有するスロットを含むか、またはそれに対応し得る。
・オプション2:基準スロットは、定義されたトリガオフセット(例えば、レガシートリガオフセット)によって示されるスロットを含むか、またはそれに対応し得る。
【0049】
いくつかの実施形態において、オプション1は、オプション2の一部であり得る。特定の実施形態は、基準スロットを定義/構成するためにオプション2を採用し得、オプション1は、トリガオフセット拡張をサポートするための基本的な特徴とすることができる。例えば、無線通信デバイスの能力は、SRSをトリガするDCIが受信される基準スロット(例えば、オプション1)にしたがってSRS伝送スロットを決定/識別/構成するためのトリガオフセット拡張をサポートし得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、無線通信デバイスが少なくとも1つの非ゼロ値で構成される定義されたトリガオフセットをサポートするかどうかを(例えば、報告メッセージを介して)報告/指定/指示し得る。無線通信デバイスは、トリガオフセット拡張(例えば、Rel-17トリガオフセット拡張)が使用される場合(例えば、SRS伝送スロットを決定するために)、少なくとも1つの非ゼロ値で構成される定義されたトリガオフセットをサポートし得る。
【0050】
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスの能力は、少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている定義されたトリガオフセットをサポートし損なう(または無線通信デバイスがサポートを報告し損なう)こともある。無線通信デバイスの能力が、少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている定義されたトリガオフセットをサポートし損なった場合、定義されたトリガオフセットは、ゼロ値を使用して構成され得る。例えば、(例えば、スロットオフセット値tのリストが構成されている場合)SRS伝送スロットを決定するためにトリガオフセット拡張が使用される場合、定義されたトリガオフセットは、ゼロ値を使用して構成され得る。この例では、トリガDCIを有するスロットは、基準スロットを含むか、またはそれに対応し得る。
【0051】
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスの能力は、少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている定義されたトリガオフセットをサポートし得る(または無線通信デバイスがサポートを報告し得る)こともある。無線通信デバイスの能力が、少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている定義されたトリガオフセットをサポートする場合、定義されたトリガオフセットは、非ゼロ値を使用して構成され得る。例えば、(例えば、スロットオフセット値tのリストが構成されている場合)SRS伝送スロットを決定するためにトリガオフセット拡張が使用される場合、定義されたトリガオフセットは、非ゼロ値を使用して構成され得る。この例では、定義されたトリガオフセット(例えば、レガシートリガオフセット)によって示されるスロットは、基準スロットを含むか、またはそれに対応し得る。
【0052】
(A.スロットオフセット(t)の値に関する無線通信デバイスの能力)
無線通信ノードは、RRCシグナリング(または他のタイプの上位層シグナリング)を介して、リソース組に関するスロットオフセット(t)の1つ以上の値を構成し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、リソース組のためのスロットオフセット(t)の最大値数を(例えば、無線通信ノードへの報告メッセージによって)報告/提供し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、リソース組のためのtの最大値を報告/指定/示し得る。SRSリソース組は、基準スロットに対して(t+1)番目の利用可能なスロットで伝送/通信され得る。
【0053】
(B.スロットオフセット(t)の値に関するDCI指示)
いくつかの実施形態において、DCI(例えば、データおよび/またはCSIのないDCIフォーマット0_1/0_2)は、リソース組のためのスロットオフセット(t)の少なくとも1つの値を示す/指定する/提供するために、未使用フィールドを使用/再利用するオプション、および/またはDCIの専用フィールド(例えば、新たなフィールド)を使用/定義/構成するオプションをサポートし得る。専用フィールドが、tの少なくとも1つの値を示す(例えば、無線通信ノードによって指示する)ように構成されている場合、無線通信デバイスは、未使用フィールドを無視し得る(例えば、再利用することを予期されない)。未使用フィールドがtの少なくとも1つの値を示すように構成されている場合、無線通信デバイスは、DCIの専用フィールドを無視し得る(例えば、見つけ出すことを予期されない)。
【0054】
(III.スキームC)
いくつかの実施形態(例えば、非周期的アンテナスイッチングSRSの場合)では、無線通信デバイスの能力は、N<=N_max個のリソース組を構成することをサポートし得る。N_maxの値は、最大構成リソース組数を示し/指定し/提供し得る。Nの値は、無線通信デバイスによって構成されるリソース組数(N)を示し得る。無線通信デバイスは、N_maxの値および/またはNの値を報告/指定/示し得る。いくつかの実施形態において、RRC構成に基づいて、少なくともK個のリソースは、N個のリソース組に分配されることができる。
・いくつかの実施形態において、1T6Rの場合、K=6、N_max=[4]、および/または各リソースは1つのポートを有する。
・いくつかの実施形態において、1T8Rの場合、K=8、N_max=[4]、および/または各リソースは1つのポートを有する。
・いくつかの実施形態において、2T6Rの場合、K=3、N_max=[3]、および/または各リソースは2つのポートを有する。
・いくつかの実施形態において、2T8Rの場合、K=4、N_max=[4]、および/または各リソースは2つのポートを有する。
・いくつかの実施形態において、4T8Rの場合、K=2、N_max=[2]、および/または各リソースは4つのポートを有する。
・各xTyRに関するサポートされるNの候補値の数は、将来の研究のために残っている。
【0055】
いくつかの実施形態(例えば、各サポートされたxTyRに関して)では、無線通信デバイスは、無線通信デバイスによって構成されるリソース組数(N)に関するN_maxの値および/またはサポートされる値の数を(例えば、報告メッセージを介して)報告/提供/指定/示し得る。例えば、無線通信デバイスは、無線通信デバイスの能力が、Nの1つ以上の値を構成するためのサポートを提供するかどうかを報告/指定/示し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、Nに関するサポートされた値を報告/通知し得る。
【0056】
(IV.スキームD)
いくつかの実施形態において、特定のシステム(例えば、Rel-17)は、以下のオプションのうちの少なくとも1つにしたがって(または、それに基づいて)SRSの容量および/または有効通信範囲を拡張し/改善し/増加させ得る。
・オプション1:1つのスロットおよび/または1つのSRSリソースにおける最大反復シンボル数を増加させる。
・オプション2:少なくとも1つの直交周波数分割多重(OFDM)シンボルにおける部分的な連続したリソースブロック(RB)におけるSRS伝送をサポートする。
・オプション3:コーム8のサポートを導入する。
【0057】
(A.オプション1:増加した反復に関して)
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、反復シンボルの数の間、位相連続性を維持することができる。無線通信デバイス(例えば、UE)は、SRSリソース内の最大反復シンボル数を(例えば、報告メッセージを介して)報告/指定/示し得る。例えば、無線通信デバイスは、無線通信デバイスが位相連続性を維持することができる最大反復シンボル数を(例えば、無線通信ノードに)報告し得る。
【0058】
(B.オプション2および3:部分周波数SRS伝送およびコーム8に関して)
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、リソースブロックレベルの部分周波数サウンディング(RPFS)および/またはコーム8に関する電力ブースティングを実行/可能にし得る。無線通信デバイスは、最大コーム値、RPFSの電力ブースティングの最大値、および/または部分周波数係数(P)の最大値を報告/指定/示し得る。例えば、無線通信デバイスは、電力ブースティングの最大値および最大コーム値を報告し得る。別の例では、無線通信デバイスは、Pの最大値、最大コーム値、および電力ブースティングの最大値を報告し得る。さらに別の例では、無線通信デバイスは、Pの最大値および最大コーム値を報告/示し得る。コーム値は、少なくとも1つのSRSを伝送するために使用されるRB内のサブキャリアの総数(例えば、12個のサブキャリア)からサブキャリアの数を指定/示し得る。いくつかの実施形態において、Pは、m_SRS(周波数領域におけるSRS伝送のRB番号)の範囲ごとに報告され得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、ホップおよび/またはOFDMシンボルにおけるSRS RBの最小数を報告/提供し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、ホップおよび/またはOFDMシンボルにおけるSRSサブキャリアの最小数を(例えば、無線通信ノードに)報告し得る。
【0059】
(V.スキームE)
いくつかの実施形態において、DCIの伝送電力制御(TPC)コマンドは、SRS電力制御のために使用されることができる。TPCコマンドの使用は、シンボル、リソース、および/またはリソース組間のSRS電力の大きな変動/変化を回避することができる。いくつかの実施形態において、無線通信ノードと無線通信デバイスとの間で1つ以上の規則が予め定義/予め決定/構成されることができる。
1)無線通信デバイスは、SRS反復シンボル間で同じTPCコマンドを受信/取得することを予期され得る。
・無線通信デバイスが、異なる/別々の/区別できるSRS反復シンボルで異なる/別々の/区別できるTPCコマンド値を受信した場合、第1のSRS反復シンボル上のTPCコマンドの値は、同じスロット、SRSリソース、および/またはSRSリソース組に含まれる他のSRS反復シンボルに適用され得る。異なる/区別できるTPCコマンド値が異なるSRS反復シンボルで復調される場合、第1のSRS反復シンボル上のTPCコマンド値は、同じスロット、SRSリソース、および/またはSRSリソース組に含まれる他のSRS反復シンボルに適用され得る。異なるSRS反復シンボルに異なるTPCコマンド値が適用される場合、第1のSRS反復シンボル上のTPCコマンド値は、同じスロット、SRSリソース、および/またはSRSリソース組に含まれる他のSRS反復シンボルに適用され得る。
・無線通信デバイスは、TPCコマンド値を受信/取得するように、および/または、(時間領域における)複数のSRS反復シンボルにTPCコマンドの新たな値を適用することを予期されないこともある。複数のSRS反復シンボルは、同じスロット、SRSリソース、および/またはSRSリソース組に含まれることができる。
2)無線通信デバイスは、同じSRSリソース組内のSRSリソース間で同じTPCコマンドを受信/取得することを予期され得る。
・無線通信デバイスが、同じSRSリソース組内の異なる/別々のSRSリソース上で異なる/別々の/区別できるTPCコマンド値を受信した場合、第1のSRSリソース上のTPCコマンドの値は、同じSRSリソース組に含まれる他のSRSリソースに適用され得る。同じSRSリソース組内の異なるSRSリソース上で異なる/別々のTPCコマンド値が復調される場合、第1のSRSリソース上のTPCコマンドの値は、同じSRSリソース組に含まれる他のSRSリソースに適用され得る。同じSRSリソース組内の異なるSRSリソースに異なるTPCコマンド値が適用される場合、第1のSRSリソース上のTPCコマンドの値は、同じSRSリソース組に含まれる他のSRSリソースに適用され得る。
・無線通信デバイスは、同じSRSリソース組に含まれる複数のSRSリソース上でTPCコマンド値を受信/取得するように、および/またはTPCコマンドの新しい値を適用することを予期されないこともある。
3)無線通信デバイスは、無線通信デバイスの使用パラメータ(例えば、SRS-ResourceSet)が「antennaSwitching」として上位層シグナリングを介して構成されるとき、異なるSRSリソース組間で同じTPCコマンドを受信/取得することを予期され得る。例えば、無線通信デバイスは、(例えば、無線通信デバイスの能力に応じて)1T4Rに関する「t1r4」、または1T8Rに関する「t1r8」の構成で構成され得る。
・無線通信デバイスが異なるSRSリソース組上で異なるTPCコマンド値を受信/取得する場合、第1のSRSリソース組上のTPCコマンドの値は、同じ使用に属する他のSRSリソース組に適用されることができる。異なる/別々のTPCコマンド値が異なるSRSリソース組で復調される場合、第1のSRSリソース組上のTPCコマンドの値は、同じ使用に属する他のSRSリソース組に適用されることができる。異なるSRSリソース組に異なるTPCコマンド値が適用される場合、第1のSRSリソース組上のTPCコマンドの値は、同じ使用に属する他のSRSリソース組に適用されることができる。
・無線通信デバイスは、同じ使用(時間領域上)に属する複数のSRSリソース組でTPCコマンド値を受信/取得すること、および/または、TPCコマンドの新たな値を適用することを予期されないこともある。
【0060】
(VI.スキームF)
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスおよび/または無線通信ノードは、(例えば、構成の柔軟性を改善/向上させるために)以下の構成のうちの1つ以上をサポートし得る。パラメータN_symbolは、1つのSRSリソースにおけるOFDMシンボルの総数を提供/指定/示し得る。いくつかの実施形態において、パラメータRは、反復係数を含むか、またはそれに対応し得る。
・N_symbol=8、R=2
・N_symbol=8、R=4
・N_symbol=8、R=8
・N_symbol=10、R=2
・N_symbol=10、R=10
・N_symbol=12、R=2
・N_symbol=12、R=4
・N_symbol=12、R=12
・N_symbol=14、R=2
・N_symbol=14、R=14
【0061】
いくつかの実施形態において、N_symbolとRとの比は、整数値を提供し得る。いくつかの実施形態において、上位層シグナリング(例えば、RRCおよび/またはMAC-CEシグナリング)および/またはDCIは、N_symbolおよび/またはRの値を示す/提供する/指定することができる。例えば、上記の10個の構成は、RRCシグナリング(または他のタイプのシグナリング)の少なくとも4ビット(または他の数のビット)を使用して示されること/指定されることができる。いくつかの実施形態において、N_symbol=10、R=5に対応する構成は、シグナリングによって示されることができる。
【0062】
(VII.スキームG)
いくつかの実施形態において、複数の伝送(Tx)スイッチング構成がサポートされ得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、複数のTxスイッチング構成をサポートすることを報告し得る(例えば、1T8Rおよび1T6Rの両方がサポートされる)。無線通信デバイスのためのTxスイッチング構成を決定するために、少なくとも2つの方法が使用されることができる。
【0063】
(A.方法1)
複数のSRSリソース組は、少なくとも2つのグループに分割/区分/編成/分類され得、少なくとも2つのグループは、それぞれ、1T8Rおよび1T6Rに対応する。例えば、第1のSRSリソース組グループは、1T8Rに対応し得、第2のSRSリソース組グループは、1T6Rに対応し得る。各SRSリソース組に関して、1T8Rまたは1T6Rのいずれかをリンク/関連付けるために、少なくとも1つのRRCパラメータが使用され得る。いくつかの実施形態において、1T6Rに対応するSRSリソース組、および/または1T8Rに対応するSRSリソース組をラベル付け/分類するために、少なくとも1つのRRCパラメータが使用され得る。無線通信ノードは、(例えば、DCIオーバーヘッドを減らすために)DCI内のラベル/分類を示し得る。
【0064】
(B.方法2)
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、無線通信ノードによってトリガされたリソース組および/またはリソースの数/量に基づいて(またはそれにしたがって)、SRSリソース組および/またはリソースが1T6Rに対応するか、1T8Rに対応するかを決定し得る。
【0065】
(VIII.スキームH)
無線通信デバイスは、無線通信デバイスが複数の使用のために同じSRSリソースおよび/またはSRSリソース組で構成されることをサポートするかどうかを示し/指定し/報告し得る。無線通信デバイスがそのような能力を報告し損なった場合、他の挙動(例えば、Rel-15および/またはRel-16挙動)を保持する。いくつかの実施形態において、各リソース組に関するパラメータ(例えば、RRCパラメータ)を定義することなく、全ての可能な組に関してこの機能を有効にするために、RRCパラメータ(または他のパラメータ)が使用されることができる。特定のリソース/リソース組が複数の使用のために使用されるかどうかは、同じ組IDおよび/またはリソースが異なる使用のために使用されるかどうかに基づいて、無線通信ノードの構成に依存し得る。
【0066】
(IX.サウンディング基準信号伝送)
図4は、サウンディング基準信号伝送のための方法450のフロー図を示している。方法450は、図1図3に関連して本明細書に詳述されている構成要素およびデバイスのいずれかを使用して実装され得る。概要的には、方法450は、SRS伝送のための構成情報を受信すること(452)を含み得る。方法450は、構成情報にしたがってSRSを伝送すること(454)を含み得る。
【0067】
ここで動作(452)を参照すると、いくつかの実施形態において、無線通信デバイス(例えば、UE)は、無線通信ノード(例えば、gNB)からSRS伝送のための構成情報を受信/取得/入手し得る。無線通信ノードは、構成情報を無線通信デバイスに送信/伝送/ブロードキャスト/通信し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、SRSを伝送するための周波数領域における開始位置を決定/構成/識別し得る。無線通信デバイスは、オフセットパラメータ(noffset)、部分周波数係数(P)、および/または他の情報にしたがって(または、それに基づいて)開始位置を決定し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、部分周波数SRS伝送としてSRSを伝送し得る/送信し得る。
【0068】
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、noffsetとPとの比の関数(例えば、
【数3-1】
)として開始位置を決定/識別/構成し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、値の所定のリストから(例えば、{2,3,4,8}からおよび/または{2,4,8}から)Pの値を決定/構成/識別/選択し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、複数の候補値を示す/指定する/提供する構成を受信/取得することによってPの値を決定し得る。無線通信デバイスは、上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリング、MAC-CEシグナリング、および/または他のタイプのシグナリング)を介して構成を受信し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、DCI(または他の情報)を受信/取得/分析することによってPの値を決定し得る。DCIは、複数の候補値からPの値を指示/指定/提供/識別し得る。
【0069】
いくつかの実施形態において、上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリング)は、Pの1つ以上の候補値を提供/指定/し損ない得る。Pの1つ以上の候補値を提供する上位層シグナリングがない場合、無線通信デバイスは、Pが1(または他の値)の値を有すると決定し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、上位層シグナリングから(または、それにしたがって)noffsetの値(または、他の値)を決定/識別/構成し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、構成を受信/取得することによってnoffsetの値を決定し得る。構成は、複数の候補値を示し/指定し/提供し得る。無線通信デバイスは、上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリングまたは他のタイプのシグナリング)を介して構成を受信し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、DCIを受信/取得/分析することによってnoffsetの値を決定し得る。DCIは、複数の候補値から(またはそれにしたがって)noffsetの値を示し/提供し/指定し得る。いくつかの実施形態において、上位層シグナリングは、noffsetの1つ以上の候補値を提供/し損ない得る。noffsetの1つ以上の候補値を提供する上位層シグナリングがない場合、無線通信デバイスは、noffsetが0の値(または他の値)を有すると決定し得る。
【0070】
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、特定の粒度でホッピングパターンにしたがって(または、それに基づいて)noffsetの少なくとも1つの値を決定し得る。特定の粒度は、シンボルレベル、スロットレベル、リソースレベル、リソース組レベルおよび/または時間領域における周波数ホッピング周期を含むか、またはそれに対応し得る。ホッピングパターンは、noffset=(n’offset+k’)modPによって表されることができる。いくつかの実施形態において、n’offsetは、オフセット構成要素を含むか、またはそれに対応し得る。n’offsetは、RRCシグナリング(および/または、他のタイプのシグナリング)を介して構成されることができる。いくつかの実施形態において、k’は、ホッピングシーケンス値であり得る。いくつかの実施形態において、k’は、Pが2(または、他の値)に等しい場合、{0,1}のホッピングシーケンスにしたがって(または、それに基づいて)変化し得る。いくつかの実施形態において、k’は、Pが3(または、他の値)に等しい場合、{0,2,1}のホッピングシーケンスにしたがって(または、それに基づいて)変化し得る。いくつかの実施形態において、k’は、Pが4(または、他の値)に等しい場合、{0,2,1,3}のホッピングシーケンスにしたがって変化し得る。いくつかの実施形態において、k’は、Pが8(または、他の値)に等しい場合、{0,4,2,6,1,5,3,7}のホッピングシーケンスにしたがって変化し得る。いくつかの実施形態において、noffsetに関連付けられた/関連するホッピングパターンは、時間領域における周波数ホッピング周期の粒度であり得る。noffsetに関連付けられたホッピングパターンが時間領域における周波数ホッピング周期の粒度である場合、k’における変化/変更/調整は、SRS伝送が周波数領域におけるホッピングの全ラウンドを経た後に行われ得る。
【0071】
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、構成情報を受信する前、無線通信ノードに報告メッセージを伝送/送信/通信し得る。いくつかの実施形態において、報告メッセージは、無線通信デバイスの能力を示し/指定し/提供し得る。いくつかの実施形態において、能力は、トリガオフセット拡張をサポートすることを含み得る。この能力は、SRS(例えば、非周期的SRS)をトリガする/引き起こすDCIが受信される基準スロットにしたがって(または、それに基づいて)SRS伝送スロットを決定/構成するために、トリガオフセット拡張をサポートすることを含むことができる。いくつかの実施形態において、トリガオフセット拡張が、使用され得る。トリガオフセット拡張が使用される場合、報告メッセージは、無線通信デバイスが少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている定義されたトリガオフセット(例えば、レガシートリガオフセット)をサポートするかどうかの指示を含み得る/提供し得る/指定し得る。
【0072】
いくつかの実施形態において、報告メッセージは、少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている定義されたトリガオフセットに関するサポートの任意の指示を除外/省略し得る。報告メッセージが少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている定義されたトリガオフセットに関するサポートの任意の指示を除外する場合、定義されたトリガオフセットは、ゼロ値を使用して構成され得る。いくつかの実施形態において、報告メッセージは、少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている定義されたトリガオフセットのサポートの指示を含み得る/提供し得る/指定し得る。報告メッセージが少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている定義されたトリガオフセットに関するサポートの指示を含む/提供する場合、定義されたトリガオフセットは、非ゼロ値を使用して構成され得る。いくつかの実施形態において、報告メッセージは、リソース組のためのスロットオフセット(t)の最大値数を含み得る/指定し得る/提供し得る/示し得る。いくつかの実施形態において、報告メッセージは、リソース組のためのtの最大値を含み得る/示し得る/提供し得る。いくつかの実施形態において、SRSリソース組は、基準スロットに対して(t+1)番目の利用可能なスロットで伝送/送信/通信され得る。
【0073】
いくつかの実施形態において、DCIは、リソース組のためのスロットオフセットの少なくとも1つの値(t)を示す/指定する/提供するために、未使用フィールドおよび/または専用フィールド(例えば、新たな専用フィールド)を使用するオプションをサポートし得る。いくつかの実施形態において、専用フィールドがtの少なくとも1つの値を示す/提供する/指定するように構成されている場合、無線通信デバイスは、未使用フィールドを無視し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、未使用フィールドがtの少なくとも1つの値を示す/指定するように構成されている場合、専用フィールドを無視し得る。いくつかの実施形態において、報告メッセージは、最大構成リソース組数(N_max)、および/または無線通信デバイスによって構成されるリソース組数(N)に関してサポートされる値の数のうちの少なくとも1つを含み/指定し/示し得、N≦N_maxである。いくつかの実施形態において、報告メッセージは、無線通信デバイスが位相連続性を維持することができる最大反復シンボル数を含み得る/提供し得る/指定し得る/示し得る。いくつかの実施形態において、報告メッセージは、部分周波数係数(P)の最大値、最大コーム値、および/または電力ブースティングの最大値のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0074】
いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、SRS反復シンボル間で同じ/対応するTPCコマンドを受信/取得することを予期され得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、同じSRSリソース組内のSRSリソース間で同じ/対応するTPCコマンドを受信/取得することを予期され得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、無線通信デバイスの使用パラメータが上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリングまたは他のタイプのシグナリング)を介して「antennaSwitching」として構成されるとき、異なる/区別できる/別々のSRSリソース組間で同じTPCコマンドを受信/取得することを予期され得る。
【0075】
ここで動作(454)を参照すると、いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、構成情報にしたがって(または、それに基づいて)、無線通信ノードにSRSを伝送/送信/ブロードキャスト/通信し得る。無線通信ノードは、構成情報にしたがって(または構成情報に基づいて)、無線通信デバイスからSRSを受信/取得し得る。いくつかの実施形態において、構成情報は、RRCシグナリング、MAC CEシグナリング、DCI伝送、および/または他のタイプのシグナリング/伝送を介して無線通信ノードから受信/取得されることができる。いくつかの実施形態において、構成情報は、1つのSRSリソースにおけるOFDMシンボルの総数(N_symbol)、および/または反復係数(R)の指示を含み得る/提供し得る/指定し得る。いくつかの実施形態において、N_symbolとRとの比は、整数値を提供する。いくつかの実施形態において、構成情報は、RRCシグナリング(または他のタイプの上位層シグナリング)を介して無線通信ノードから受信/取得され得る。いくつかの実施形態において、RRCシグナリングは、複数の伝送スイッチング構成(例えば、1T8Rおよび1T6RなどのTxスイッチング構成)のうちの1つを少なくとも1つのSRSリソースおよび/またはSRSリソース組に関連付ける/リンクする/ラベル付けするための少なくとも1つのインジケータを含み得る/提供し得る/指定し得る。
【0076】
本解決策の様々な実施形態が上述されてきたが、それらは限定ではなく例としてのみ提示されていることを理解されたい。同様に、様々な図は、当業者が本解決策の例示的な特徴および機能を理解することを可能にするために提供される例示的なアーキテクチャまたは構成を示し得る。しかしながら、そのような者は、解決策が示された例示的なアーキテクチャまたは構成に限定されず、様々な代替的なアーキテクチャおよび構成を使用して実装されることができることを理解するであろう。さらに、当業者によって理解されるように、一実施形態の1つ以上の特徴は、本明細書に記載の別の実施形態の1つ以上の特徴と組み合わせられることができる。したがって、本開示の広さおよび範囲は、上述した例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではない。
【0077】
「第1」、「第2」などの指定を使用する本明細書における要素へのいかなる言及も、一般に、それらの要素の量または順序を限定するものではないことも理解される。むしろ、これらの指定は、本明細書において、2つ以上の要素または要素の例を区別する便利な手段として使用されることができる。したがって、第1および第2の要素への言及は、2つの要素のみが使用されることができること、または第1の要素が何らかの方法で第2の要素の前になければならないことを意味しない。
【0078】
さらに、当業者は、情報および信号が様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表されることができることを理解するであろう。例えば、上記の説明で言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビットおよびシンボルは、電圧、電流、電磁波、磁場または粒子、光場または粒子、またはそれらの任意の組み合わせによって表されることができる。
【0079】
当業者であれば、本明細書に開示された態様に関連して記載された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、方法、および機能のいずれも、電子ハードウェア(例えば、デジタル実装、アナログ実装、または2つの組み合わせ)、ファームウェア、命令(便宜上、本明細書では「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール)を組み込んだ様々な形態のプログラムまたは設計コード、あるいはこれらの技術の任意の組み合わせによって実装されることができることをさらに理解するであろう。ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能に関して一般に上述されている。そのような機能がハードウェア、ファームウェアまたはソフトウェア、またはこれらの技術の組み合わせとして実装されるかどうかは、システム全体に課される特定の用途および設計制約に依存する。当業者は、記載された機能を特定の用途ごとに様々な方法で実装することができるが、そのような実装決定は、本開示の範囲から逸脱するものではない。
【0080】
さらに、当業者であれば、本明細書に記載の様々な例示的な論理ブロック、モジュール、デバイス、構成要素、および回路が、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、またはそれらの任意の組み合わせを含むことができる集積回路(IC)内に実装されることができ、またはそれによって実行されることができることを理解するであろう。論理ブロック、モジュール、および回路は、ネットワーク内またはデバイス内の様々な構成要素と通信するためのアンテナおよび/またはトランシーバをさらに含むことができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサとすることができるが、代替例では、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、またはステートマシンとすることができる。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと組み合わせた1つ以上のマイクロプロセッサ、または、本明細書に記載された機能を実行するための任意の他の適切な構成として実装されることができる。
【0081】
ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ読み取り可能な媒体上の1つ以上の命令またはコードとして記憶されることができる。したがって、本明細書に開示される方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されたソフトウェアとして実装されることができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体と、コンピュータプログラムまたはコードをある場所から別の場所に転送することを可能にすることができる任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体とすることができる。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ読み取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、または命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用されることができ、コンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体を含むことができる。
【0082】
本明細書で使用される「モジュール」という用語は、本明細書で説明される関連する機能を実行するためのソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、およびこれらの要素の任意の組み合わせを指す。さらに、説明の目的のために、様々なモジュールは、個別のモジュールとして説明される。しかしながら、当業者にとって明らかであるように、2つ以上のモジュールが組み合わせられて、本解決策の実施形態にかかる関連する機能を実行する単一のモジュールを形成し得る。
【0083】
さらに、本解決策の実施形態において、メモリまたは他の記憶装置、および通信構成要素が使用され得る。明確にするために、上記の説明は、異なる機能ユニットおよびプロセッサを参照して本解決策の実施形態を説明したことが理解されよう。しかしながら、本解決策を損なうことなく、異なる機能ユニット、処理論理要素またはドメイン間の機能の任意の適切な分布が使用され得ることは明らかであろう。例えば、別個の処理論理要素またはコントローラによって実行されるように示されている機能は、同じ処理論理要素またはコントローラによって実行され得る。したがって、特定の機能ユニットへの言及は、厳密な論理的または物理的な構造または編成を示すのではなく、記載された機能を提供するための適切な手段への言及にすぎない。
【0084】
本開示に記載された実施形態に対する様々な変更は、当業者にとって容易に明らかであり、本明細書で定義された一般的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の実施形態に適用されることができる。したがって、本開示は、本明細書に示される実施形態に限定されることを意図するものではなく、以下の特許請求の範囲に記載されるように、本明細書に開示される新規の特徴および原理と一致する最も広い範囲が与えられるべきである。
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2023-11-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、前記方法は、
無線通信デバイスによって、無線通信ノードから、サウンディング基準信号(SRS)伝送のための構成情報を受信することと、
前記無線通信デバイスによって、前記無線通信ノードに、前記構成情報にしたがってSRSを伝送することと
前記無線通信デバイスによって、オフセットパラメータ(n offset )および部分周波数係数(P )にしたがって、前記SRSを伝送するための周波数領域における開始位置を決定することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記周波数領域における前記開始位置は、前記SRSを部分周波数SRS伝送として伝送するためである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記無線通信デバイスによって、前記noffsetと前記Pとの比の関数として前記開始位置を決定することを含む、請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記Pに関する1つ以上の候補値を提供する上位層シグナリングがない場合、前記無線通信デバイスによって、前記Pが1の値を有すると決定することを含む、請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記無線通信デバイスによって、間領域における周波数ホッピング周期の粒度でホッピングパターンにしたがって前記noffsetの少なくとも1つの値を決定することを含み、
前記ホッピングパターンは、
【数40】
によって表され、n’ offset は、無線リソース構成(RRC)シグナリングを介して構成されたオフセット構成要素であり、k’は、ホッピングシーケンス値である、請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記k’は、
が2に等しい場合、{0,1}、または、
が4に等しい場合、{0,2,1,3}
のホッピングシーケンスにしたがって変化する、請求項に記載の方法。
【請求項7】
方法であって、前記方法は、
無線通信ノードによって、無線通信デバイスに、サウンディング基準信号(SRS)伝送のための構成情報を伝送することと、
前記無線通信ノードによって、前記無線通信デバイスから、前記構成情報にしたがってSRSを受信することと
を含み、
前記SRSを伝送するための周波数領域における開始位置は、オフセットパラメータ(n offset )および部分周波数係数(P )にしたがって決定される、方法。
【請求項8】
前記周波数領域における前記開始位置は、前記SRSを部分周波数SRS伝送として伝送するためである、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記開始位置は、前記n offset と前記P との比の関数として決定される、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記P は、前記P に関する1つ以上の候補値を提供する上位層シグナリングがない場合、1の値を有すると決定される、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記n offset の少なくとも1つの値は、時間領域における周波数ホッピング周期の粒度でホッピングパターンにしたがって決定され、前記ホッピングパターンは、
【数41】
によって表され、n’ offset は、無線リソース構成(RRC)シグナリングを介して構成されたオフセット構成要素であり、k’は、ホッピングシーケンス値である、請求項7に記載の方法。
【請求項12】
前記k’は、
が2に等しい場合、{0,1}、または、
が4に等しい場合、{0,2,1,3}
のホッピングシーケンスにしたがって変化する、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
無線通信ノードであって、前記無線通信ノードは、少なくとも1つのプロセッサを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
トランシーバを介して、無線通信デバイスに、サウンディング基準信号(SRS)伝送のための構成情報を伝送することと、
前記トランシーバを介して、前記無線通信デバイスから、前記構成情報にしたがってSRSを受信することと
を行うように構成され、
前記SRSを伝送するための周波数領域における開始位置は、オフセットパラメータ(n offset )および部分周波数係数(P )にしたがって決定される、無線通信ノード。
【請求項14】
前記周波数領域における前記開始位置は、前記SRSを部分周波数SRS伝送として伝送するためである、請求項13に記載の無線通信ノード。
【請求項15】
無線通信デバイスであって、前記無線通信デバイスは、少なくとも1つのプロセッサを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
トランシーバを介して、無線通信ノードから、サウンディング基準信号(SRS)伝送のための構成情報を受信することと、
前記トランシーバを介して、前記無線通信ノードに、前記構成情報にしたがってSRSを伝送することと、
オフセットパラメータ(n offset )および部分周波数係数(P )にしたがって、前記SRSを伝送するための周波数領域における開始位置を決定することと
を行うように構成されている、無線通信デバイス。
【請求項16】
前記周波数領域における前記開始位置は、前記SRSを部分周波数SRS伝送として伝送するためである、請求項15に記載の無線通信デバイス。
【請求項17】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記n offset と前記P との比の関数として前記開始位置を決定するように構成されている、請求項15に記載の無線通信デバイス。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記P に関する1つ以上の候補値を提供する上位層シグナリングがない場合、前記P が1の値を有すると決定するように構成されている、請求項15に記載の無線通信デバイス。
【請求項19】
前記少なくとも1つのプロセッサは、時間領域における周波数ホッピング周期の粒度でホッピングパターンにしたがって前記n offset の少なくとも1つの値を決定するように構成され、
前記ホッピングパターンは、
【数42】
によって表され、n’ offset は、無線リソース構成(RRC)シグナリングを介して構成されたオフセット構成要素であり、k’は、ホッピングシーケンス値である、請求項15に記載の無線通信デバイス。
【請求項20】
前記k’は、
が2に等しい場合、{0,1}、または、
が4に等しい場合、{0,2,1,3}
のホッピングシーケンスにしたがって変化する、請求項19に記載の無線通信デバイス。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
いくつかの実施形態において、周波数領域開始位置k (pi)は、以下にしたがって(または、それに基づいて)定義/構成/決定され得る:
【数1】
無線通信デバイスは、トリガオフセット拡張が使用されるときに非ゼロ値として構成されるべき定義されたトリガオフセット(例えば、レガシートリガオフセット)を無線通信デバイスがサポートするかどうかを報告/指示/指定/通知し得る。トリガオフセット拡張は、SRS伝送スロットを決定/構成するために使用されることができる。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、位相連続性を維持するための最大反復シンボル数を報告/指示し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、RPFSに関する電力ブースティングの最大値および/または最大コーム値を報告/指示し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、部分周波数係数(max_P)の最大値、最大コーム値、および/または電力ブースティングの最大値のうちの少なくとも1つを報告し得る。いくつかの実施形態において、無線通信デバイスは、max_Pおよび/または最大コーム値を報告/提供し得る。いくつかの実施形態において、シンボル、リソース、および/またはリソース組間のSRS電力の大きな変動/変動を回避するために、DCI内のTPCコマンドがSRS電力制御に使用されることができる。
本発明はさらに、例えば、以下を提供する。
(項目1)
方法であって、前記方法は、
無線通信デバイスによって、無線通信ノードから、サウンディング基準信号(SRS)伝送のための構成情報を受信することと、
前記無線通信デバイスによって、前記無線通信ノードに、前記構成情報にしたがってSRSを伝送することと
を含む、方法。
(項目2)
前記無線通信デバイスによって、オフセットパラメータ(n offset )および部分周波数係数(P )にしたがって、前記SRSを部分周波数SRS伝送として伝送するための周波数領域における開始位置を決定することを含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記無線通信デバイスによって、前記n offset と前記P との比の関数として前記開始位置を決定することを含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記無線通信デバイスによって、値の所定のリストから前記P の値を決定することを含む、項目2に記載の方法。
(項目5)
前記無線通信デバイスによって、
上位層シグナリングを介して複数の候補値を示す構成を受信することと、
前記複数の候補値から前記P の値を示すダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと
によって前記P の値を決定することを含む、項目2に記載の方法。
(項目6)
前記P に関する1つ以上の候補値を提供する上位層シグナリングがない場合、前記無線通信デバイスによって、前記P が1の値を有すると決定することを含む、項目2に記載の方法。
(項目7)
前記無線通信デバイスによって、上位層シグナリングから前記n offset の値を決定することを含む、項目2に記載の方法。
(項目8)
前記無線通信デバイスによって、
上位層シグナリングを介して複数の候補値を示す構成を受信することと、
前記複数の候補値から前記n offset の値を示すダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと
によって前記n offset の値を決定することを含む、項目2に記載の方法。
(項目9)
前記無線通信デバイスによって、前記n offset に関する1つ以上の候補値を提供する上位層シグナリングがない場合、前記n offset が0の値を有すると決定することを含む、項目2に記載の方法。
(項目10)
前記無線通信デバイスによって、シンボルレベル、スロットレベル、リソースレベル、リソース組レベル、または時間領域における周波数ホッピング周期の粒度でホッピングパターンにしたがって前記n offset の少なくとも1つの値を決定することを含み、
前記ホッピングパターンは、
【数4】
によって表され、n offset は、無線リソース構成(RRC)シグナリングを介して構成されたオフセット構成要素であり、k’は、ホッピングシーケンス値である、項目2に記載の方法。
(項目11)
前記k’は、
が2に等しい場合、{0,1}、
が3に等しい場合、{0,2,1}、
が4に等しい場合、{0,2,1,3}、または、
が8に等しい場合、{0,4,2,6,1,5,3,7}
のホッピングシーケンスにしたがって変化する、項目10に記載の方法。
(項目12)
前記n offset に関連付けられた前記ホッピングパターンが時間領域における前記周波数ホッピング周期の粒度である場合、前記k’における変化は、SRS伝送が周波数領域におけるホッピングの全ラウンドを経た後に起こる、項目10に記載の方法。
(項目13)
前記構成情報を受信する前、前記無線通信デバイスによって、前記無線通信ノードに、前記無線通信デバイスの能力を示す報告メッセージを伝送することを含む、項目1に記載の方法。
(項目14)
前記能力は、前記SRSをトリガするダウンリンク制御情報(DCI)が受信される基準スロットにしたがってSRS伝送スロットを決定するためのトリガオフセット拡張をサポートすることを含む、項目13に記載の方法。
(項目15)
トリガオフセット拡張が使用される場合、前記報告メッセージは、前記無線通信デバイスが少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている定義されたトリガオフセットをサポートするかどうかの指示を含む、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記報告メッセージは、少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている前記定義されたトリガオフセットに関するサポートの任意の指示を除外する場合、前記定義されたトリガオフセットは、ゼロ値を使用して構成されている、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記報告メッセージは、少なくとも1つの非ゼロ値で構成されている前記定義されたトリガオフセットに関するサポートの指示を含む場合、前記定義されたトリガオフセットは、非ゼロ値を使用して構成されている、項目15に記載の方法。
(項目18)
前記報告メッセージは、リソース組のためのスロットオフセット(t)の最大値数、または前記リソース組のための前記tの最大値を含み、SRSリソース組が、前記基準スロットに対して(t+1)番目の利用可能なスロットで伝送されることができる、項目14に記載の方法。
(項目19)
ダウンリンク制御情報(DCI)が、リソース組のためのスロットオフセット(t)の少なくとも1つの値を示すために、未使用フィールドを使用するオプションおよび専用フィールドを使用するオプションをサポートする場合、
前記専用フィールドが前記tの少なくとも1つの値を示すように構成されている場合、前記無線通信デバイスによって、前記未使用フィールドを無視し、
前記未使用フィールドが前記tの前記少なくとも1つの値を示すように構成されている場合、前記無線通信デバイスによって、前記専用フィールドを無視する、項目1に記載の方法。
(項目20)
前記報告メッセージは、最大構成リソース組数(N_max)、または前記無線通信デバイスによって構成されるべきリソース組数(N)に関してサポートされる値の数のうちの少なくとも1つを含み、N≦N_maxである、項目11に記載の方法。
(項目21)
前記報告メッセージは、前記無線通信デバイスが位相連続性を維持することができる最大反復シンボル数を含む、項目11に記載の方法。
(項目22)
前記報告メッセージは、
部分周波数係数(P )の最大値、最大コーム値、または、電力ブースティングの最大値のうちの少なくとも1つを含む、項目11に記載の方法。
(項目23)
前記無線通信デバイスは、
SRS反復シンボル間、
同じSRSリソース組内のSRSリソース間、または
前記無線通信デバイスの使用パラメータが「antennaSwitching」として上位層シグナリングを介して構成される場合、異なるSRSリソース組間で、同じ伝送電力制御(TPC)コマンドを受信することを予期される、項目1に記載の方法。
(項目24)
前記構成情報は、無線リソース制御(RRC)シグナリング、媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)シグナリング、またはダウンリンク制御情報(DCI)伝送を介して前記無線通信ノードから受信され、1つのSRSリソースにおけるOFDMシンボルの総数(N_symbol)、および反復係数(R)の指示を含み、
N_symbolとRとの比が、整数値を提供する、項目1に記載の方法。
(項目25)
前記構成情報は、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して前記無線通信ノードから受信され、前記RRCシグナリングは、複数の伝送スイッチング構成のうちの1つを少なくとも1つのSRSリソースまたはSRSリソース組に関連付けるためのインジケータを含む、項目1に記載の方法。
(項目26)
方法であって、前記方法は、
無線通信ノードによって、無線通信デバイスに、サウンディング基準信号(SRS)伝送のための構成情報を伝送することと、
前記無線通信ノードによって、前記無線通信デバイスから、前記構成情報にしたがってSRSを受信することと
を含む、方法。
(項目27)
命令を記憶している非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、項目1~26のいずれか1項に記載の方法を前記少なくとも1つのプロセッサに実行させる、非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体。
(項目28)
項目1~26のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備えている装置。
【国際調査報告】