(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-12
(54)【発明の名称】システム情報のスケジューリングおよび送信
(51)【国際特許分類】
H04W 68/02 20090101AFI20240405BHJP
H04W 52/02 20090101ALI20240405BHJP
【FI】
H04W68/02
H04W52/02 110
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023568563
(86)(22)【出願日】2021-05-08
(85)【翻訳文提出日】2024-01-05
(86)【国際出願番号】 CN2021092316
(87)【国際公開番号】W WO2022236458
(87)【国際公開日】2022-11-17
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アイ,ジエンシュン
(72)【発明者】
【氏名】シャー,シウビン
(72)【発明者】
【氏名】フアン,ホー
(72)【発明者】
【氏名】リウ,ジン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067AA43
5K067DD13
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE71
(57)【要約】
ワイヤレス通信の方法は、ワイヤレスデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態、および閾値以下の第2のサイクル持続時間値を有する非アクティブ状態での不連続受信動作のためにワイヤレスデバイスが構成されているという第1の決定を行うことと、第1の決定に基づいて、第1の式を使用してページング時間ウィンドウ内で使用されるべき第1のページングフレーム値の第2の決定を行うことであって、第1の式が第2のサイクル持続時間に基づく、第2の決定を行うことと、第1の決定および/または第2の決定に従ってページング動作を実行することとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレスデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態、および前記閾値以下の第2のサイクル持続時間値を有する非アクティブ状態での不連続受信動作のために前記ワイヤレスデバイスが構成されているという第1の決定を行うステップと、
前記第1の決定に基づいて、第1の式を使用してページング時間ウィンドウ内で使用されるべき第1のページングフレーム値の第2の決定を行うステップであって、前記第1の式が前記第2のサイクル持続時間に基づく、第2の決定を行うステップと、
前記第1の決定および/または前記第2の決定に従ってページング動作を実行するステップと
を含む、ワイヤレス通信の方法。
【請求項2】
前記第1の式が、(a)前記第2のサイクル持続時間、(b)前記ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、および(c)デバイス固有の不連続受信サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記デバイス固有の不連続受信サイクル持続時間のうちの最小値に基づいて前記第1のページングフレーム値を定義する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第2の式に従って前記ページング時間ウィンドウ内で使用するためのページング機会を決定するステップを含み、前記第2の式が、(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、前記ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間および前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく、請求項1~2のいずれかに記載の方法。
【請求項4】
前記第1の決定に基づいて、前記第2のサイクル持続時間値に基づく第3の式を使用して、前記ページング時間ウィンドウ外で使用されるべき第2のページングフレーム値の第3の決定を行うステップをさらに含む、請求項1~3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、前記ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間および前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく第4の式に基づいて、前記ページング時間ウィンドウ外で使用するためのページング機会に基づいて、第4の決定を行うステップを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のサイクル持続時間値が前記アイドル状態用の拡張不連続受信サイクル値に対応し、前記第2のサイクル持続時間値が前記非アクティブ状態用の拡張不連続受信サイクル持続時間に対応する、請求項1~5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
ワイヤレスデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態、および前記閾値以下の第2のサイクル持続時間値を有する非アクティブ状態での不連続受信動作のために前記ワイヤレスデバイスが構成されているという第1の決定を行うステップと、
前記第1の決定に基づいて、第1の式を使用してページング時間ウィンドウ外で使用されるべき第1のページング機会値の第2の決定を行うステップであって、前記第1の式が、(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、前記ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間および前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく、第2の決定を行うステップと、
前記第1の決定および/または前記第2の決定に従ってページング動作を実行するステップと
を含む、ワイヤレス通信の方法。
【請求項8】
前記方法が、前記第2のサイクル持続時間値に基づく第2の式を使用して前記ワイヤレスデバイスのためのページングフレーム値を決定するステップをさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のサイクル持続時間値が前記アイドル状態用の拡張不連続受信サイクル値に対応し、前記第2のサイクル持続時間値が前記非アクティブ状態用の拡張不連続受信サイクル持続時間に対応する、請求項7~8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
ネットワークデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態、および前記閾値以下の第2のサイクル持続時間値を有する非アクティブ状態での不連続受信動作のために前記ワイヤレスデバイスが構成されているという第1の決定を行うステップと、
前記第1の決定に基づいて、第1の式を使用してページング時間ウィンドウ内で使用されるべき第1のページングフレーム値の第2の決定を行うステップであって、前記第1の式が前記第2のサイクル持続時間に基づく、第2の決定を行うステップと、
前記第1の決定および/または前記第2の決定に従ってページング動作を実行するステップと
を含む、ワイヤレス通信の方法。
【請求項11】
前記第1の式が、(a)前記第2のサイクル持続時間、(b)前記ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、および(c)デバイス固有の不連続受信サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記デバイス固有の不連続受信サイクル持続時間のうちの最小値として前記第1のページングフレーム値を定義する、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
第2の式に従って前記ページング時間ウィンドウ内で使用するためのページング機会を決定するステップを含み、前記第2の式が、(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、前記ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間および前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく、請求項10~11のいずれかに記載の方法。
【請求項13】
前記第1の決定に基づいて、前記第2のサイクル持続時間値に基づく第3の式を使用して、前記ページング時間ウィンドウ外で使用されるべき第2のページングフレーム値の第3の決定を行うステップをさらに含む、請求項10~12のいずれかに記載の方法。
【請求項14】
(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、前記ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間および前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく第4の式に基づいて、前記ページング時間ウィンドウ外で使用するためのページング機会に基づいて、第4の決定を行うステップを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第1のサイクル持続時間値が前記アイドル状態用の拡張不連続受信サイクル値に対応し、前記第2のサイクル持続時間値が前記非アクティブ状態用の拡張不連続受信サイクル持続時間に対応する、請求項10~14のいずれかに記載の方法。
【請求項16】
ワイヤレスデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態、および前記閾値以下の第2のサイクル持続時間値を有する非アクティブ状態での不連続受信動作のために前記ワイヤレスデバイスが構成されているという第1の決定を行うステップと、
前記第1の決定に基づいて、第1の式を使用してページング時間ウィンドウ外で使用されるべき第1のページング機会値の第2の決定を行うステップであって、前記第1の式が、(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、前記ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間および前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく、第2の決定を行うステップと、
前記第1の決定および/または前記第2の決定に従ってページング動作を実行するステップと
を含む、ワイヤレス通信の方法。
【請求項17】
前記方法が、前記第2のサイクル持続時間値に基づく第2の式を使用して前記ワイヤレスデバイスのためのページングフレーム値を決定するステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記第2の式が、(a)前記第2のサイクル持続時間、(b)前記ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、および(c)デバイス固有の不連続受信サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記デバイス固有の不連続受信サイクル持続時間のうちの最小値として前記ページングフレーム値を定義する、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記第1のサイクル持続時間値が前記アイドル状態用の拡張不連続受信サイクル値に対応し、前記第2のサイクル持続時間値が前記非アクティブ状態用の拡張不連続受信サイクル持続時間に対応する、請求項16~18のいずれかに記載の方法。
【請求項20】
ワイヤレスネットワーク内のワイヤレスデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態での不連続受信動作のために前記ワイヤレスデバイスが構成されており、拡張不連続受信動作が前記ワイヤレスデバイスに対する非アクティブ状態のために構成されていないという第1の決定を行うステップと、
(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して構成されていない場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間および前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値の最小値に基づく第1の式を使用するページング機会を使用して、ページング動作を実行するステップと
を含む、ワイヤレス通信の方法。
【請求項21】
(1)ページング時間ウィンドウ外で、無線アクセスネットワークページングサイクル値に基づいて、第2の式を使用して決定されたページングフレームを使用して前記ページング動作を実行するステップ、または
(2)前記ページング時間ウィンドウ内で、(a)前記デフォルトの不連続サイクル持続時間、(b)前記無線アクセスネットワークページングサイクル値、および(c)デバイス固有の不連続受信サイクル値が前記ワイヤレスデバイスに対して構成されている場合、前記デバイス固有の不連続受信サイクル値からの最小値に基づいて、前記第2の式を使用して決定された前記ページングフレームを使用して前記ページング動作を実行するステップ
を含む前記ページング動作を実行するステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
ワイヤレスネットワーク内のネットワークデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態での不連続受信動作のためにワイヤレスデバイスが構成されており、拡張不連続受信動作が前記ワイヤレスデバイスに対する非アクティブ状態のために構成されていないという第1の決定を行うステップと、
(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して構成されていない場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間および前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値の最小値に基づく第1の式を使用するページング機会を使用して、ページング動作を実行するステップと
を含む、ワイヤレス通信の方法。
【請求項23】
(1)ページング時間ウィンドウ外で、無線アクセスネットワークページングサイクル値に基づいて、第2の式を使用して決定されたページングフレームを使用して前記ページング動作を実行するステップ、または
(2)前記ページング時間ウィンドウ内で、(a)前記デフォルトの不連続サイクル持続時間、(b)前記無線アクセスネットワークページングサイクル値、および(c)デバイス固有の不連続受信サイクル値が前記ワイヤレスデバイスに対して構成されている場合、前記デバイス固有の不連続受信サイクル値からの最小値に基づいて、前記第2の式を使用して決定された前記ページングフレームを使用して前記ページング動作を実行するステップ
を含む前記ページング動作を実行するステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
上記の請求項の1つまたは複数に列挙された方法を実施するように構成されたプロセッサを備える、装置。
【請求項25】
そこに記憶された上記の請求項のいずれか1つまたは複数に列挙された方法を実施するためのプロセッサ実行可能コードを有する、コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
技術分野
この特許文書は、一般に、ワイヤレス通信に関する。
【背景技術】
【0002】
背景
モバイル通信技術は、ますます接続されネットワーク化された社会に向かって世界を動かしている。モバイル通信の急速な成長および技術の進歩により、容量および接続性に対する需要が高まっている。エネルギー消費、デバイスコスト、スペクトル効率、および待ち時間などの他の態様も、様々な通信シナリオのニーズを満たすために重要である。より高いサービス品質、より長いバッテリ寿命、および改善された性能を提供するための新しい方法を含む様々な技法が議論されている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
概要
この特許文献は、とりわけ、ワイヤレスネットワークにおけるページング動作のための技法を記載している。
【0004】
1つの例示的な態様では、ワイヤレスのための方法が開示される。方法は、ワイヤレスデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態、および閾値以下の第2のサイクル持続時間値を有する非アクティブ状態での不連続受信動作のためにワイヤレスデバイスが構成されているという第1の決定を行うことと、第1の決定に基づいて、第1の式を使用してページング時間ウィンドウ内で使用されるべき第1のページングフレーム値の第2の決定を行うことであって、第1の式が第2のサイクル持続時間に基づく、第2の決定を行うことと、第1の決定および/または第2の決定に従ってページング動作を実行することとを含む。
【0005】
別の例示的な態様では、ワイヤレス通信のための方法は、ワイヤレスデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態、および閾値以下の第2のサイクル持続時間値を有する非アクティブ状態での不連続受信動作のためにワイヤレスデバイスが構成されているという第1の決定を行うことと、第1の決定に基づいて、第1の式を使用してページング時間ウィンドウ外で使用されるべき第1のページング機会値の第2の決定を行うことであって、第1の式が、(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間およびデバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく、第2の決定を行うことと、第1の決定および/または第2の決定に従ってページング動作を実行することとを含む。
【0006】
別の例示的な態様では、ワイヤレス通信のための方法は、ネットワークデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態、および閾値以下の第2のサイクル持続時間値を有する非アクティブ状態での不連続受信動作のためにワイヤレスデバイスが構成されているという第1の決定を行うことと、第1の決定に基づいて、第1の式を使用してページング時間ウィンドウ内で使用されるべき第1のページングフレーム値の第2の決定を行うことであって、第1の式が第2のサイクル持続時間に基づく、第2の決定を行うことと、第1の決定および/または第2の決定に従ってページング動作を実行することとを含む。
【0007】
別の例示的な態様では、ワイヤレス通信のための方法は、ワイヤレスデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態、および閾値以下の第2のサイクル持続時間値を有する非アクティブ状態での不連続受信動作のためにワイヤレスデバイスが構成されているという第1の決定を行うことと、第1の決定に基づいて、第1の式を使用してページング時間ウィンドウ外で使用されるべき第1のページング機会値の第2の決定を行うことであって、第1の式が、(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間およびデバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく、第2の決定を行うことと、第1の決定および/または第2の決定に従ってページング動作を実行することとを含む。
【0008】
別の例示的な態様では、ワイヤレス通信のための方法は、ワイヤレスネットワーク内のワイヤレスデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態での不連続受信動作のためにワイヤレスデバイスが構成されており、拡張不連続受信動作がワイヤレスデバイスに対する非アクティブ状態のために構成されていないという第1の決定を行うことと、(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して構成されていない場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間およびデバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値の最小値に基づく第1の式を使用するページング機会を使用して、ページング動作を実行することとを含む。
【0009】
別の例示的な態様では、ワイヤレス通信のための方法は、ワイヤレスネットワーク内のネットワークデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態での不連続受信動作のためにワイヤレスデバイスが構成されており、拡張不連続受信動作がワイヤレスデバイスに対する非アクティブ状態のために構成されていないという第1の決定を行うことと、(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して構成されていない場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間およびデバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値の最小値に基づく第1の式を使用するページング機会を使用して、ページング動作を実行することとを含む。
【0010】
別の例示的な態様では、通信装置が開示される。装置は、上述された方法を実施するように構成されたプロセッサを含む。
【0011】
さらに別の例示的な態様では、コンピュータプログラム記憶媒体が開示される。コンピュータプログラム記憶媒体は、そこに記憶されたコードを含む。コードは、プロセッサによって実行されると、記載された方法をプロセッサに実施させる。
【0012】
これらおよび他の態様は、本文書に記載されている。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1A】本技術によるワイヤレス通信方法のフローチャート図である。
【
図1B】本技術によるワイヤレス通信方法のフローチャート図である。
【
図2A】本技術によるワイヤレス通信方法のフローチャート図である。
【
図2B】本技術によるワイヤレス通信方法のフローチャート図である。
【
図3A】本技術によるワイヤレス通信方法のフローチャート図である。
【
図3B】本技術によるワイヤレス通信方法のフローチャート図である。
【
図4A】ページング動作についての例示的なタイムラインを示す図である。
【
図4B】ページング動作についての別の例示的なタイムラインを示す図である。
【
図5】本技術の1つまたは複数の実施形態による技法が適用され得るワイヤレス通信システムの一例を示す図である。
【
図6】本技術の1つまたは複数の実施形態による無線局の一部分のブロック図表示である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
詳細な説明
セクションの見出しは、本文書において、読みやすさを改善するためにのみ使用され、各セクション内の開示された実施形態および技法の範囲をそのセクションのみに限定するものではない。いくつかの特徴が5Gワイヤレスプロトコルの例を使用して記載されている。しかしながら、開示された技法の適用可能性は、5Gワイヤレスシステムのみに限定されない。
【0015】
本文書では以下の略語が使用される。
5G-第5世代
CN-コアネットワーク
DRX-不連続受信
eDRX-拡張不連続受信
H-SFN-ハイパーシステムフレーム番号
LTE-ロングタームエボリューション(規格)
NAS-ネットワークアクセス層
NR-新無線(規格)
PCCH-ページング制御チャネル
PH-ページングハイパーフレーム
PF-ページングフレーム
PO-ページング機会
PTW-ページング時間ウィンドウ
RAN-無線アクセスネットワーク
RANページングサイクル-RANによって開始されたページングのためのUE特有のサイクル
Redcap-機能削減
RRC-無線リソース制御
SFN-システムフレーム番号
TMSI-一時モバイル加入者識別子
UE-ユーザ機器
1.簡単な紹介
最近、産業用センサ、スマートウェアラブル、ビデオ監視カメラなどの計算リソースおよび/またはバッテリリソースが限られているデバイスによる無線アクセスをサポートするために、ある種類の低コストおよび低複雑性または機能削減デバイスのサポートが5G NRシステムの上に導入されている。ワイヤレス送信またはワイヤレス受信が可能なこれらおよび他のワイヤレスデバイスは、本文書ではユーザ機器(UE)と呼ばれる。
【0016】
そのようなデバイスのリソースを効率的に使用するために提供されるメカニズムの1つは、電力およびワイヤレス帯域幅を節約するためにUEがその受信回路の電源を切ることを許可/予想される不連続受信の使用である。UEが不連続受信(DRX)のために構成される時期および期間に関するネットワークデバイスとUEとの間の調整により、このメカニズムは、UEがネットワークデバイスからのデータの受信を逃すことなく低消費電力モードで動作することを可能にする。
【0017】
UEのDRX構成の共通理解は、ワイヤレスネットワークにおける様々な動作状態の間にUEのために事前構成され得るいくつかのタイミングパラメータに基づいてもよい。5G NRシステムでは、UEは、UEの様々な能力が事前定義された方式でアクティブ化またはオフにされる異なるRRC状態で動作し得る。RRC INACTIVEにあるUEは、RRC IDLE状態とRRC INACTIVEの両方についてeDRXサイクルで構成され得る。2つのRRC状態についてのeDRXサイクルは異なっていてもよい。2つのRRC状態のいずれかのeDRXサイクルが10.24秒より大きい場合、いわゆるPTW(ページング時間ウィンドウ)メカニズムがページング動作に適用される。
【0018】
この文書は、UEがRRC INACTIVE状態にある場合のページングメッセージの送信および監視に使用され得、RRC IDLE状態とRRC INACTIVE状態の両方についてeDRXで構成される方法を提供する。
【0019】
2.新無線ページングメカニズム
NRシステムでは、UEは、DRXサイクルおよびPCCH構成に従ってページングを監視すると予想される。UEは、DRXサイクルおよびページング構成に従って時間領域リソース(ページングフレームおよびページングフレーム内のページング機会)を決定する。UEは、ページング機会上でページングメッセージを監視する。
図4Aは、ページング動作のタイムラインの一例を示す。
図4Aに示されたように、横軸は時間を表す。ページングフレームオフセットは、DRXサイクルの開始からページングフレームの開始までの時間を定義し、その時間内にページング機会がUEに対して発生し得る。ページングフレームは、DRCサイクルの前または最後に終了する場合がある。
【0020】
ページングフレーム(PF)は、以下の式に従って決定される。
PF用のサブフレーム番号(SFN)は、
(SFN+PF_offset)modT=(TdivN)*(UE_IDmodN)
によって決定される。
【0021】
ページング機会(PO)のインデックスを示すIndex(i_s)は、
i_s=floor(UE_ID/N)modNs(「mod」はモジュロ関数である)
によって決定される。
【0022】
ここで、
T:UEのDRXサイクル(Tは、RRCおよび/または上位層によって構成されている場合、UE固有DRX値、ならびにシステム情報内でブロードキャストされたデフォルトのDRX値のうちの最短値によって決定される。RRC_IDLE状態において、UE固有のDRXが上位層によって構成されていない場合、デフォルト値が適用される)。
【0023】
N:T内の総ページングフレームの数。
Ns:PF用のページング機会の数。
【0024】
PF_offset:ネットワークによって構成されたPF決定に使用されるオフセット。
【0025】
UE_ID:5G-S-TMSImod1024。
5G-S-TMSIは、3GGP技術仕様書TS23.501で定義されているように48ビット長のビット列である。5G-S-TMSIは、上記の式では、最左ビットが最上位ビットを表す2進数として解釈されるべきである。
【0026】
eDRXおよびPTWメカニズムの例
3GPP(登録商標) LTE仕様では、RRC IDLE用のeDRXサイクルが10.24sより大きい場合、PTWメカニズムが使用される。eDRXサイクルの値は、ハイパーシステムフレームの数であり得る。ハイパーシステムフレームは、1024個のシステムフレームを含む。ハイパーシステムフレーム番号(H-SFN)は、現在のハイパーシステムフレーム番号を示すためにセルのシステム情報内で送信され得る。
【0027】
PTWメカニズムでは、UEは、eDRXサイクル長が10.24sより大きい場合、ページング時間ウィンドウ(PTW)内でページング機会を監視する。PTWはUE固有であり、ページングハイパーフレーム(PH)、PH内の開始位置(PTW_start)、およびPTWの終了位置(PTW_end)またはPTWの長さによって決定される。
【0028】
より具体的には、RRC INACTIVEにあるUEは、以下の規則に従って、CN(CNページング)および基地局(RANページング)によって開始されたページングメッセージを求めてPTW内のページングを監視する。
【0029】
PTW内では、PF(ページングフレーム)およびPO(ページング機会)は、PF/PO式のTをデフォルトのDRXサイクル、UE固有のDRXサイクル(UE固有のページングサイクル)、およびRANページングサイクルの最短値として設定することによって決定される。RANページングサイクルは基地局によって構成され、UEがRRC INACTIVE状態にあるときにUEがRANページングを監視するために使用される。
【0030】
図4Bは、PTWメカニズムのタイムラインの一例を示す。
図4Bに描写されたように、ページング時間ウィンドウは、その間にページングが生じ得るPTW開始時間によって定義された、ページングハイパーフレーム内の時間間隔を定義する。ページングハイパーフレームは拡張DRXサイクルによって定義された時間間隔内にあり、PTWはページングハイパーフレーム内にある。
【0031】
3.例示的な実施形態1
NRにおいて、UEは、RRC IDLE状態とRRC INACTIVEの両方についてeDRXで構成され得る。UEは、RRC INACTIVE状態に遷移するときにRANページングサイクルで構成され得る。RRC INACTIVE状態にあるUEは、CNページングとRANページングの両方を監視するために、RRC IDLE状態とRRC INACTIVE状態の両方にeDRX構成を適用する。
【0032】
RRC IDLE用のeDRXサイクルが10.24sより大きく(またはPTWメカニズムが適用され)、RRC INACTIVE用のeDRXサイクルが10.24s以下である(またはPTWメカニズムが適用されない)場合、以下の動作が実行され得る。
【0033】
-RRC IDLE状態用のeDRXサイクルに従ってPTWメカニズムが適用される。
【0034】
PTW内で、UEは、以下の規則のうちの1つに従ってページングをモニタする。
例示的な規則1:
-ページングフレーム(PF)は、PF計算用の式において、デフォルトのDRXサイクル、構成されている場合のUE固有のDRXサイクル、およびRRC INACTIVE用のeDRXサイクルのうちの最短値としてTを設定することによって決定される。
【0035】
-ページング機会は、PO計算用の式において、デフォルトのDRXサイクルおよび構成されている場合のUE固有のDRXサイクル、またはUE固有のDRXサイクルが構成されていない場合のデフォルトのDRXサイクルのうちの最短値としてTを設定することによって決定される。UEは常に正しいページング機会を監視することができることに留意されたい。しかしながら、RRC状態が、UEとネットワークがUEのRRC状態である考えるものとの間で一致しない、例えば、UEはRRC INACTIVEにあるが、ネットワークはUEがRRC IDLEにあると考えるとき、ページングメッセージはそのような場合に失われる可能性がある。
【0036】
例示的な規則2:
-ページングフレーム(PF)は、PF計算用の式において、デフォルトのDRXサイクル、構成されている場合のUE固有のDRXサイクル、およびRRC INACTIVE用のeDRXサイクルのうちの最短値としてTを設定することによって決定される。
【0037】
-ページング機会は、PO計算用の式において、デフォルトのDRXサイクル、構成されている場合のUE固有のDRXサイクル、およびRRC INACTIVE用のeDRXサイクルのうちの最短値としてTを設定することによって決定される。
【0038】
PTW外で、UEは、以下の規則に従ってページングを監視する。
-PFは、PF計算用の式において、RRC INACTIVE用のeDRXサイクルとしてTを設定することによって決定される。
【0039】
-POは、デフォルトのDRXサイクルおよび構成されている場合のUE固有のDRXサイクルのうちの最短値としてTを設定することによって決定される。
【0040】
ここで、デフォルトのDRXサイクルは、セルシステム情報内で構成されてもよい。UE固有のDRXサイクルは、CNノードによってUEに構成される。UE固有のDRXサイクルは、CNからRANノードに指示され得る。RRC INACTIVE用のeDRXサイクルは、RRCメッセージまたは上位層メッセージ(例えば、CNとUEとの間のNASメッセージ)を介してUEに構成される。
【0041】
いくつかの実施形態では、RRC INACTIVE用のeDRXサイクルおよびRANページングサイクルは、RRCリリースメッセージ内の2つの別々の情報要素である。
【0042】
それに対応して、RANノード(基地局)およびCN(コアネットワーク)を含むネットワークノードは、同じ規則に従ってページングメッセージを送信する。
【0043】
本文書で提供される方法では、RRC IDLE用のeDRXサイクルが10.24sより大きいか、またはPTWメカニズムが適用され、RRC INACTIVE用のeDRXサイクルが10.24s以下であるか、またはPTWメカニズムが適用されない場合、UEは、以下の態様を考慮に入れた適切なPF/PO決定規則に従ってPTW内のページングを監視する。
【0044】
1.UEは、RRC INACTIVE用のeDRXサイクルより短いと想定される(レガシーメカニズムにおけるような)RANページングサイクルではなく、RRC INACTIVE用のeDRXサイクルに従ってRANページングを監視する必要がある。
【0045】
2.UEは、デフォルトのDRXサイクルおよび構成されている場合のUE固有のDRXサイクルに従ってCNページングを監視する必要がある。
【0046】
3.UEはRRC INACTIVE状態にあるときにCNページングとRANページングの両方を監視するべきであるという原理が順守される。
【0047】
4.UEのRRC状態がUEとネットワークとの間で一致しないときのページング受信の失敗を回避するために、POはCNページング用のDRXサイクルによって決定される、例えば規則2。
【0048】
4.例示的な実施形態2
別の例示的な実施形態では、UEは、RRC IDLE状態用のeDRX、およびRANページングサイクルで構成され得るが、RRC INACTIVE用のeDRXサイクルでは構成されない。
【0049】
RRC IDLE用のeDRXサイクルが10.24sより大きい(またはPTWメカニズムが適用される)場合、以下の動作が実行され得る。
【0050】
PTWメカニズムは、RRC IDLE状態向けにeDRXサイクルに従って適用される。
【0051】
PTW外で、UEは、以下の規則に従ってページングを監視する。
-PFは、PF計算用の式において、RRCページングサイクルとしてTを設定することによって決定される。
【0052】
-POは、デフォルトのDRXサイクルおよび構成されている場合のUE固有のDRXサイクルのうちの最短値としてTを設定することによって決定される。
【0053】
PTW内で、UEは、以下の規則に従ってページングを監視する。
-ページングフレーム(PF)は、PF計算用の式において、デフォルトのDRXサイクル、構成されている場合のUE固有のDRXサイクル、およびRANページングサイクルのうちの最短値としてTを設定することによって決定される。
【0054】
-ページング機会は、PO計算用の式において、デフォルトのDRXサイクルおよび構成されている場合のUE固有のDRXサイクル、またはUE固有のDRXサイクルが構成されていない場合のデフォルトのDRXサイクルのうちの最短値としてTを設定することによって決定される。
【0055】
上述された技法に基づく以下の解決策は、好ましくは、いくつかの実施形態によって実施され得る。
【0056】
例えば、セクション3で上述された実施形態1を実施するために、以下の解決策が使用され得る。
【0057】
1.ワイヤレスデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態、および閾値以下の第2のサイクル持続時間値を有する非アクティブ状態での不連続受信動作のためにワイヤレスデバイスが構成されているという第1の決定を行うこと(102)と、第1の決定に基づいて、第1の式を使用してページング時間ウィンドウ内で使用されるべき第1のページングフレーム値の第2の決定を行うこと(104)であって、第1の式が第2のサイクル持続時間に基づく、第2の決定を行うこと(104)と、第1の決定および/または第2の決定に従ってページング動作を実行すること(106)とを含む、ワイヤレス通信の方法(例えば、
図1Aに描写された方法100)。
【0058】
2.第1の式が、(a)第2のサイクル持続時間、(b)ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、および(c)デバイス固有の不連続受信サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、デバイス固有の不連続受信サイクル持続時間のうちの最小値に基づいて第1のページングフレーム値を定義する、解決策1の方法。
【0059】
3.第2の式に従ってページング時間ウィンドウ内で使用するためのページング機会を決定することを含み、第2の式が、(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間およびデバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく、解決策1~2のいずれかの方法。
【0060】
4.第1の決定に基づいて、第2のサイクル持続時間値に基づく第3の式を使用して、ページング時間ウィンドウ外で使用されるべき第2のページングフレーム値の第3の決定を行うことをさらに含む、解決策1~3のいずれかの方法。
【0061】
5.(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間およびデバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく第4の式に基づいて、ページング時間ウィンドウ外で使用するためのページング機会に基づいて、第4の決定を行うことを含む、解決策4の方法。
【0062】
6.第1のサイクル持続時間値がアイドル状態用の拡張不連続受信サイクル値に対応し、第2のサイクル持続時間値が非アクティブ状態用の拡張不連続受信サイクル持続時間に対応する、解決策1~5のいずれかの方法。
【0063】
7.ワイヤレスデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態、および閾値以下の第2のサイクル持続時間値を有する非アクティブ状態での不連続受信動作のためにワイヤレスデバイスが構成されているという第1の決定を行うこと(152)と、第1の決定に基づいて、第1の式を使用してページング時間ウィンドウ外で使用されるべき第1のページング機会値の第2の決定を行うこと(154)であって、第1の式が、(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間およびデバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく、第2の決定を行うこと(154)と、第1の決定および/または第2の決定に従ってページング動作を実行すること(156)とを含む、ワイヤレス通信の方法(例えば、
図1Bに描写された方法150)。
【0064】
8.方法が、第2のサイクル持続時間値に基づく第2の式を使用してワイヤレスデバイスのためのページングフレーム値を決定することをさらに含む、解決策7の方法。
【0065】
9.第1のサイクル持続時間値がアイドル状態用の拡張不連続受信サイクル値に対応し、第2のサイクル持続時間値が非アクティブ状態用の拡張不連続受信サイクル持続時間に対応する、解決策7~8のいずれかの方法。
【0066】
10.ネットワークデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態、および閾値以下の第2のサイクル持続時間値を有する非アクティブ状態での不連続受信動作のためにワイヤレスデバイスが構成されているという第1の決定を行うこと(202)と、第1の決定に基づいて、第1の式を使用してページング時間ウィンドウ内で使用されるべき第1のページングフレーム値の第2の決定を行うこと(204)であって、第1の式が第2のサイクル持続時間に基づく、第2の決定を行うこと(204)と、第1の決定および/または第2の決定に従ってページング動作を実行すること(206)とを含む、ワイヤレス通信の方法(例えば、
図2Aに描写された方法200)。
【0067】
11.第1の式が、(a)第2のサイクル持続時間、(b)ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、および(c)デバイス固有の不連続受信サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、デバイス固有の不連続受信サイクル持続時間のうちの最小値として第1のページングフレーム値を定義する、解決策10の方法。
【0068】
12.第2の式に従ってページング時間ウィンドウ内で使用するためのページング機会を決定することを含み、第2の式が、(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間およびデバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく、解決策10~11のいずれかの方法。
【0069】
13.第1の決定に基づいて、第2のサイクル持続時間値に基づく第3の式を使用して、ページング時間ウィンドウ外で使用されるべき第2のページングフレーム値の第3の決定を行うことをさらに含む、解決策10~12のいずれかの方法。
【0070】
14.(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間およびデバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく第4の式に基づいて、ページング時間ウィンドウ外で使用するためのページング機会に基づいて、第4の決定を行うことを含む、解決策13の方法。
【0071】
15.第1のサイクル持続時間値がアイドル状態用の拡張不連続受信サイクル値に対応し、第2のサイクル持続時間値が非アクティブ状態用の拡張不連続受信サイクル持続時間に対応する、解決策10~14のいずれかの方法。
【0072】
16.ワイヤレスデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態、および閾値以下の第2のサイクル持続時間値を有する非アクティブ状態での不連続受信動作のためにワイヤレスデバイスが構成されているという第1の決定を行うこと(252)と、第1の決定に基づいて、第1の式を使用してページング時間ウィンドウ外で使用されるべき第1のページング機会値の第2の決定を行うこと(254)であって、第1の式が、(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間およびデバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく、第2の決定を行うこと(254)と、第1の決定および/または第2の決定に従ってページング動作を実行すること(256)とを含む、ワイヤレス通信の方法(例えば、
図2Bに描写された方法250)。
【0073】
17.方法が、第2のサイクル持続時間値に基づく第2の式を使用してワイヤレスデバイスのためのページングフレーム値を決定することをさらに含む、解決策16の方法。
【0074】
18.第2の式が、(a)第2のサイクル持続時間、(b)ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、および(c)デバイス固有の不連続受信サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、デバイス固有の不連続受信サイクル持続時間のうちの最小値としてページングフレーム値を定義する、解決策17の方法。
【0075】
19.第1のサイクル持続時間値がアイドル状態用の拡張不連続受信サイクル値に対応し、第2のサイクル持続時間値が非アクティブ状態用の拡張不連続受信サイクル持続時間に対応する、解決策16~18のいずれかの方法。
【0076】
例えば、セクション4で上述された実施形態2を実施するために、以下の解決策が使用され得る。
【0077】
20.ワイヤレスネットワーク内のワイヤレスデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態での不連続受信動作のためにワイヤレスデバイスが構成されており、拡張不連続受信動作がワイヤレスデバイスに対する非アクティブ状態のために構成されていないという第1の決定を行うこと(302)と、(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して構成されていない場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間およびデバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値の最小値に基づく第1の式を使用するページング機会を使用して、ページング動作を実行すること(304)とを含む、ワイヤレス通信の方法(例えば、
図3Aに描写された方法300)。
【0078】
21.(1)ページング時間ウィンドウ外で、無線アクセスネットワークページングサイクル値に基づいて、第2の式を使用して決定されたページングフレームを使用してページング動作を実行すること、または
(2)ページング時間ウィンドウ内で、(a)デフォルトの不連続サイクル持続時間、(b)無線アクセスネットワークページングサイクル値、および(c)デバイス固有の不連続受信サイクル値がワイヤレスデバイスに対して構成されている場合、デバイス固有の不連続受信サイクル値からの最小値に基づいて、第2の式を使用して決定されたページングフレームを使用してページング動作を実行すること
を含むページング動作を実行することをさらに含む、解決策20の方法。
【0079】
22.ワイヤレスネットワーク内のネットワークデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態での不連続受信動作のためにワイヤレスデバイスが構成されており、拡張不連続受信動作がワイヤレスデバイスに対する非アクティブ状態のために構成されていないという第1の決定を行うこと(352)と、(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して構成されていない場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)デバイス固有の不連続サイクル持続時間がワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間およびデバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値の最小値に基づく第1の式を使用するページング機会を使用して、ページング動作を実行すること(354)とを含む、ワイヤレス通信の方法(例えば、
図3Bに描写された方法350)。
【0080】
23.(1)ページング時間ウィンドウ外で、無線アクセスネットワークページングサイクル値に基づいて、第2の式を使用して決定されたページングフレームを使用してページング動作を実行すること、または(2)ページング時間ウィンドウ内で、(a)デフォルトの不連続サイクル持続時間、(b)無線アクセスネットワークページングサイクル値、および(c)デバイス固有の不連続受信サイクル値がワイヤレスデバイスに対して構成されている場合、デバイス固有の不連続受信サイクル値からの最小値に基づいて、第2の式を使用して決定されたページングフレームを使用してページング動作を実行すること
を含むページング動作を実行することをさらに含む、解決策20の方法。
【0081】
24.上記の解決策の1つまたは複数に列挙された方法を実施するように構成されたプロセッサを備える、装置。
【0082】
25.そこに記憶された上記の解決策のいずれか1つまたは複数に列挙された方法を実施するためのプロセッサ実行可能コードを有する、コンピュータ可読媒体。
【0083】
いくつかの実施形態では、上記の解決策に開示された式は、現在の5G NR規格に記載されるか、または本文書のセクション2に記載された式に対応し得る。
【0084】
いくつかの実施形態では、アイドル状態はRRC IDLE状態に対応し得る。いくつかの実施形態では、非アクティブ状態はRRC INACTIVE状態に対応し得る。例えば、ワイヤレスデバイスがアイドル状態にある場合、ページングはRANによって開始されてもよい。例えば、ワイヤレスデバイスがアイドル状態にある場合、ページングは5Gコアネットワークによって開始されてもよい。
【0085】
図5は、本技術の1つまたは複数の実施形態による技法が適用され得るワイヤレス通信システム400の一例を示す。ワイヤレス通信システム400は、1つまたは複数の基地局(BS)405a、405bと、1つまたは複数のワイヤレスデバイス410a、410b、410c、410dと、コアネットワーク425とを含むことができる。基地局405a、405bは、1つまたは複数のワイヤレスセクタ内でワイヤレスデバイス410a、410b、410c、および410dにワイヤレスサービスを提供することができる。いくつかの実装形態では、基地局405a、405bは、異なるセクタ内でワイヤレスカバレッジを提供するために2つ以上の指向性ビームを生成するために指向性アンテナを含む。
【0086】
コアネットワーク425は、1つまたは複数の基地局405a、405bと通信することができる。コアネットワーク425は、他のワイヤレス通信システムおよび有線通信システムとの接続を提供する。コアネットワークは、加入したワイヤレスデバイス410a、410b、410c、および410dに関連する情報を記憶するための1つまたは複数のサービス加入データベースを含み得る。第1の基地局405aは第1の無線アクセス技術に基づくワイヤレスサービスを提供することができ、第2の基地局405bは第2の無線アクセス技術に基づくワイヤレスサービスを提供することができる。基地局405aおよび405bは、同じ場所に配置されてもよく、または展開シナリオに従って現場に別々に設置されてもよい。ワイヤレスデバイス410a、410b、410c、および410dは、複数の異なる無線アクセス技術をサポートすることができる。本文書に記載された技法および実施形態は、本文書に記載されたワイヤレスデバイスの基地局によって実施され得る。
【0087】
図6は、本技術の1つまたは複数の実施形態による無線局の一部分のブロック図表示である。基地局(もしくはネットワークデバイス)またはワイヤレスデバイス(もしくはUE)などの無線局505は、この文書に提示されたワイヤレス技法のうちの1つまたは複数を実装するマイクロプロセッサなどのプロセッサ電子装置510を含むことができる。無線局505は、アンテナ520などの1つまたは複数の通信インターフェースを介してワイヤレス信号を送信および/または受信するためにトランシーバ電子装置515を含むことができる。無線局505は、データを送信および受信するための他の通信インターフェースを含むことができる。無線局505は、データおよび/または命令などの情報を記憶するように構成された1つまたは複数のメモリ(明示的に図示せず)を含むことができる。いくつかの実装形態では、プロセッサ電子装置510は、トランシーバ電子装置515の少なくとも一部分を含むことができる。いくつかの実施形態では、開示された技法、モジュール、または機能のうちの少なくともいくつかは、無線局505を使用して実装される。
【0088】
(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、またはコードとしても知られている)コンピュータプログラムは、コンパイル言語またはインタプリタ言語を含む任意の形態のプログラミング言語で記述することができ、スタンドアロンプログラムとして、またはモジュール、コンポーネント、サブルーチン、もしくはコンピューティング環境での使用に適した他のユニットとしてなど、任意の形態で展開することができる。コンピュータプログラムは、必ずしもファイルシステム内のファイルに対応するとは限らない。プログラムは、他のプログラムもしくはデータ(例えば、マークアップ言語文書に格納された1つもしくは複数のスクリプト)を保持するファイルの一部分、問題のプログラム専用の単一ファイル、または複数の協調ファイル(例えば、1つもしくは複数のモジュール、サブプログラム、もしくはコードの部分を格納するファイル)に格納することができる。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ上で、または1つのサイトに配置された、もしくは複数のサイトにわたって分散され、通信ネットワークによって相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるように展開することができる。
【0089】
この文書に記載されたプロセスおよび論理フローは、1つまたは複数のコンピュータプログラムを実行して、入力データに対して動作し出力を生成することによって機能を実行する1つまたは複数のプログラマブルプロセッサによって実行することができる。プロセスおよび論理フローは、専用論理回路、例えばFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)によって実行することもでき、専用論理回路として実装することもできる。
【0090】
コンピュータプログラムの実行に適したプロセッサは、例として、汎用マイクロプロセッサおよび専用マイクロプロセッサの両方、ならびに任意の種類のデジタルコンピュータの任意の1つまたは複数のプロセッサを含む。一般に、プロセッサは、読取り専用メモリまたはランダムアクセスメモリまたは両方から命令およびデータを受け取る。コンピュータの必須要素は、命令を実行するためのプロセッサ、ならびに命令およびデータを記憶するための1つまたは複数のメモリデバイスである。一般に、コンピュータはまた、データを記憶するための1つまたは複数の大容量記憶装置、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、または光ディスクを含むか、またはそれらからデータを受信するか、もしくはそれらにデータを転送するか、もしくは両方を行うように動作可能に結合される。しかしながら、コンピュータは、そのようなデバイスを有する必要がない。コンピュータプログラム命令およびデータを記憶するのに適したコンピュータ可読媒体は、例として、半導体メモリデバイス、例えばEPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイス;磁気ディスク、例えば内蔵ハードディスクまたはリムーバブルディスク;光磁気ディスク;ならびにCD-ROMディスクおよびDVD-ROMディスクを含む、あらゆる形態の不揮発性メモリ、媒体、およびメモリデバイスを含む。プロセッサおよびメモリは、専用論理回路によって補完され得るか、または専用論理回路に組み込まれ得る。
【0091】
この特許文書は多くの詳細を含んでいるが、これらは、任意の発明または特許請求され得るものの範囲に対する限定として解釈されるべきではなく、むしろ特定の発明の特定の実施形態に固有であり得る特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈でこの特許文書に記載されたいくつかの特徴は、単一の実施形態において組み合わせて実装することもできる。逆に、単一の実施形態の文脈で記載された様々な特徴は、複数の実施形態において別々に、または任意の適切な部分的組合せで実装することもできる。その上、特徴は、いくつかの組合せで作用するものとして上述され、最初にそのように特許請求されてもよいが、特許請求された組合せからの1つまたは複数の特徴は、場合によっては、組合せから切り取ることができ、特許請求された組合せは、部分的組合せまたは部分的組合せの変形形態を対象としてもよい。
【0092】
同様に、動作は特定の順序で図面に描写されているが、これは、望ましい結果を実現するために、そのような動作が示された特定の順序で、もしくは連続した順序で実行されること、またはすべての示された動作が実行されることを必要とすると理解されるべきではない。その上、この特許文書に記載された実施形態における様々なシステム構成要素の分離は、すべての実施形態においてそのような分離を必要とすると理解されるべきではない。
【0093】
少しの実装形態および例のみが記載されており、この特許文書に記載および図示されたものに基づいて、他の実装、拡張、および変形を行うことができる。
【手続補正書】
【提出日】2024-04-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレスデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態、および前記閾値以下の第2のサイクル持続時間値を有する非アクティブ状態での不連続受信動作のために前記ワイヤレスデバイスが構成されているという第1の決定を行うステップと、
前記第1の決定に基づいて、第1の式を使用してページング時間ウィンドウ内で使用されるべき第1のページングフレーム値の第2の決定を行うステップであって、前記第1の式が前記第2のサイクル持続時間に基づく、第2の決定を行うステップと、
前記第1の決定および/または前記第2の決定に従ってページング動作を実行するステップと
を含む、ワイヤレス通信の方法。
【請求項2】
前記第1の式が、(a)前記第2のサイクル持続時間、(b)前記ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、および(c)デバイス固有の不連続受信サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記デバイス固有の不連続受信サイクル持続時間のうちの最小値に基づいて前記第1のページングフレーム値を定義する、
および/または
前記第1のサイクル持続時間値が前記アイドル状態用の拡張不連続受信サイクル値に対応し、前記第2のサイクル持続時間値が前記非アクティブ状態用の拡張不連続受信サイクル値に対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第2の式に従って前記ページング時間ウィンドウ内で使用するためのページング機会を決定するステップを含み、前記第2の式が、(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、前記ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間および前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく、
および/または
前記第1の決定に基づいて、前記第2のサイクル持続時間値に基づく第3の式を使用して、前記ページング時間ウィンドウ外で使用されるべき第2のページングフレーム値の第3の決定を行うステップをさらに含み、好ましくは、
(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、前記ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間および前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく第4の式に基づいて、前記ページング時間ウィンドウ外で使用するためのページング機会に基づいて、第4の決定を行うステップを含む、請求項
1または2に記載の方法。
【請求項4】
ワイヤレスデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態、および前記閾値以下の第2のサイクル持続時間値を有する非アクティブ状態での不連続受信動作のために前記ワイヤレスデバイスが構成されているという第1の決定を行うステップと、
前記第1の決定に基づいて、第1の式を使用してページング時間ウィンドウ外で使用されるべき第1のページング機会値の第2の決定を行うステップであって、前記第1の式が、(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、前記ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間および前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく、第2の決定を行うステップと、
前記第1の決定および/または前記第2の決定に従ってページング動作を実行するステップと
を含む、ワイヤレス通信の方法。
【請求項5】
前記方法が、前記第2のサイクル持続時間値に基づく第2の式を使用して前記ワイヤレスデバイスのためのページングフレーム値を決定するステップをさらに含む、
および/または
前記第1のサイクル持続時間値が前記アイドル状態用の拡張不連続受信サイクル値に対応し、前記第2のサイクル持続時間値が前記非アクティブ状態用の拡張不連続受信サイクル持続時間に対応する、請求項
4に記載の方法。
【請求項6】
ネットワークデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態、および前記閾値以下の第2のサイクル持続時間値を有する非アクティブ状態での不連続受信動作のために前記ワイヤレスデバイスが構成されているという第1の決定を行うステップと、
前記第1の決定に基づいて、第1の式を使用してページング時間ウィンドウ内で使用されるべき第1のページングフレーム値の第2の決定を行うステップであって、前記第1の式が前記第2のサイクル持続時間に基づく、第2の決定を行うステップと、
前記第1の決定および/または前記第2の決定に従ってページング動作を実行するステップと
を含む、ワイヤレス通信の方法。
【請求項7】
前記第1の式が、(a)前記第2のサイクル持続時間、(b)前記ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、および(c)デバイス固有の不連続受信サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記デバイス固有の不連続受信サイクル持続時間のうちの最小値として前記第1のページングフレーム値を定義する、
および/または
前記第1のサイクル持続時間値が前記アイドル状態用の拡張不連続受信サイクル値に対応し、前記第2のサイクル持続時間値が前記非アクティブ状態用の拡張不連続受信サイクル値に対応する、請求項
6に記載の方法。
【請求項8】
第2の式に従って前記ページング時間ウィンドウ内で使用するためのページング機会を決定するステップを含み、前記第2の式が、(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、前記ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間および前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく、
および/または
前記第1の決定に基づいて、前記第2のサイクル持続時間値に基づく第3の式を使用して、前記ページング時間ウィンドウ外で使用されるべき第2のページングフレーム値の第3の決定を行うステップをさらに含み、好ましくは、
(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、前記ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間および前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく第4の式に基づいて、前記ページング時間ウィンドウ外で使用するためのページング機会に基づいて、第4の決定を行うステップを含む、請求項
6または7に記載の方法。
【請求項9】
ワイヤレスデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態、および前記閾値以下の第2のサイクル持続時間値を有する非アクティブ状態での不連続受信動作のために前記ワイヤレスデバイスが構成されているという第1の決定を行うステップと、
前記第1の決定に基づいて、第1の式を使用してページング時間ウィンドウ外で使用されるべき第1のページング機会値の第2の決定を行うステップであって、前記第1の式が、(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されていない場合、前記ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間および前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値に基づく、第2の決定を行うステップと、
前記第1の決定および/または前記第2の決定に従ってページング動作を実行するステップと
を含む、ワイヤレス通信の方法。
【請求項10】
前記方法が、前記第2のサイクル持続時間値に基づく第2の式を使用して前記ワイヤレスデバイスのためのページングフレーム値を決定するステップをさらに含む、請求項
9に記載の方法。
【請求項11】
前記第2の式が、(a)前記第2のサイクル持続時間、(b)前記ワイヤレスネットワークにおけるデフォルトの不連続受信サイクル持続時間、および(c)デバイス固有の不連続受信サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記デバイス固有の不連続受信サイクル持続時間のうちの最小値として前記ページングフレーム値を定義する、
および/または
前記第1のサイクル持続時間値が前記アイドル状態用の拡張不連続受信サイクル値に対応し、前記第2のサイクル持続時間値が前記非アクティブ状態用の拡張不連続受信サイクル持続時間に対応する、請求項
10に記載の方法。
【請求項12】
ワイヤレスネットワーク内のワイヤレスデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態での不連続受信動作のために前記ワイヤレスデバイスが構成されており、拡張不連続受信動作が前記ワイヤレスデバイスに対する非アクティブ状態のために構成されていないという第1の決定を行うステップと、
(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して構成されていない場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間および前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値の最小値に基づく第1の式を使用するページング機会を使用して、ページング動作を実行するステップと
を含む、ワイヤレス通信の方法。
【請求項13】
ワイヤレスネットワーク内のネットワークデバイスにより、閾値を上回る第1のサイクル持続時間値を有するアイドル状態での不連続受信動作のためにワイヤレスデバイスが構成されており、拡張不連続受信動作が前記ワイヤレスデバイスに対する非アクティブ状態のために構成されていないという第1の決定を行うステップと、
(a)デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して構成されていない場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間、または(b)前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間が前記ワイヤレスデバイスに対して事前構成されている場合、前記ワイヤレスネットワークにおける前記デフォルトの不連続受信サイクル持続時間および前記デバイス固有の不連続サイクル持続時間のうちの最小値の最小値に基づく第1の式を使用するページング機会を使用して、ページング動作を実行するステップと
を含む、ワイヤレス通信の方法。
【請求項14】
(1)ページング時間ウィンドウ外で、無線アクセスネットワークページングサイクル値に基づいて、第2の式を使用して決定されたページングフレームを使用して前記ページング動作を実行するステップ、または
(2)前記ページング時間ウィンドウ内で、(a)前記デフォルトの不連続サイクル持続時間、(b)前記無線アクセスネットワークページングサイクル値、および(c)デバイス固有の不連続受信サイクル値が前記ワイヤレスデバイスに対して構成されている場合、前記デバイス固有の不連続受信サイクル値からの最小値に基づいて、前記第2の式を使用して決定された前記ページングフレームを使用して前記ページング動作を実行するステップ
を含む前記ページング動作を実行するステップをさらに含む、請求項
13に記載の方法。
【請求項15】
請求項
1~14の
いずれか1項に記載された方法を実施するように構成されたプロセッサを備える、装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0086】
コアネットワーク425は、1つまたは複数の基地局405a、405bと通信することができる。コアネットワーク425は、他のワイヤレス通信システムおよび有線通信システムとの接続を提供する。コアネットワークは、加入したワイヤレスデバイス410a、410b、410c、および410dに関連する情報を記憶するための1つまたは複数のサービス加入データベースを含み得る。第1の基地局405aは第1の無線アクセス技術に基づくワイヤレスサービスを提供することができ、第2の基地局405bは第2の無線アクセス技術に基づくワイヤレスサービスを提供することができる。基地局405aおよび405bは、同じ場所に配置されてもよく、または展開シナリオに従って現場に別々に設置されてもよい。ワイヤレスデバイス410a、410b、410c、および410dは、複数の異なる無線アクセス技術をサポートすることができる。本文書に記載された技法および実施形態は、本文書に記載された基地局またはワイヤレスデバイスによって実施され得る。
【国際調査報告】