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特表2024-517883別個のアプリケーションから共有されるメディアアイテムを表示するためのデバイス、方法、及びグラフィカルユーザインタフェース
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-23
(54)【発明の名称】別個のアプリケーションから共有されるメディアアイテムを表示するためのデバイス、方法、及びグラフィカルユーザインタフェース
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0481 20220101AFI20240416BHJP
【FI】
G06F3/0481
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023568445
(86)(22)【出願日】2022-05-17
(85)【翻訳文提出日】2023-11-06
(86)【国際出願番号】 US2022029664
(87)【国際公開番号】W WO2022245850
(87)【国際公開日】2022-11-24
(31)【優先権主張番号】63/189,648
(32)【優先日】2021-05-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/745,788
(32)【優先日】2022-05-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.Linux
3.UNIX
4.OS X
5.WINDOWS
6.VXWORKS
7.FIREWIRE
8.Yahoo!ウィジェット
9.JAVASCRIPT
10.iOS
11.LIGHTNING
(71)【出願人】
【識別番号】503260918
【氏名又は名称】アップル インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Apple Inc.
【住所又は居所原語表記】One Apple Park Way,Cupertino, California 95014, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ライアン, ニコル アール.
(72)【発明者】
【氏名】リン, チア ヤン
(72)【発明者】
【氏名】クラーク, グラハム アール.
(72)【発明者】
【氏名】モリング, アーロン
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA04
5E555AA22
5E555AA61
5E555AA75
5E555AA77
5E555BA72
5E555BA84
5E555BB05
5E555BB06
5E555BC04
5E555BC17
5E555CA12
5E555CB12
5E555CB45
5E555CC05
5E555DB52
5E555DB53
5E555DB54
5E555DB56
5E555DC09
5E555DC18
5E555DC22
5E555DC32
5E555DC45
5E555DD06
5E555DD07
5E555EA07
5E555EA14
5E555FA00
(57)【要約】
コンピュータシステムは、第1のアプリケーションによって、複数の共有メディアアイテムを受信し、第1の複数のメディアアイテムを含むメディアライブラリを含むメディアアプリケーションのビューを表示する要求を受信する。コンピュータシステムは、第1の基準に基づいて選択されたメディアアプリケーション内のメディアアイテムのコレクションを表示する。メディアアイテムのコレクションを表示することは、第1の基準に基づいてメディアライブラリから選択された第2の複数のメディアアイテムを表示することを含む。メディアライブラリに追加されていない1つ以上のメディアアイテムのセットからの第1の共有メディアアイテムが、第1の基準を含む表示基準を満たすという判定に従って、メディアアイテムのコレクション内の第1の共有メディアアイテムを第2の複数のメディアアイテムと同時に表示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
表示生成構成要素及び1つ以上の入力デバイスと通信しているコンピュータシステムにおいて、
第1のアプリケーションによって、複数の共有メディアアイテムを受信することと、
前記複数の共有メディアアイテムを受信した後、前記1つ以上の入力デバイスを介して、メディアアプリケーションであって、前記メディアアプリケーションが、第1の複数のメディアアイテムを含むメディアライブラリを含み、前記複数の共有メディアアイテムが、前記メディアライブラリに追加されていない1つ以上のメディアアイテムのセットを含む、メディアアプリケーションのビューを表示する要求を受信することと、
前記メディアアプリケーションの前記ビューを表示する前記要求を受信したことに応じて、前記表示生成構成要素を介して、第1の基準に基づいて選択された前記メディアアプリケーション内のメディアアイテムのコレクションを表示することと、を含む、方法であって、前記メディアアイテムのコレクションを表示することが、
前記第1の基準に基づいて前記メディアライブラリから選択された第2の複数のメディアアイテムを表示することと、
前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムのセットからの第1の共有メディアアイテムが、前記第1の基準を含む表示基準を満たすという判定に従って、前記メディアアイテムのコレクション内の前記第1の共有メディアアイテムを前記第2の複数のメディアアイテムと同時に表示することと、を含み、前記第1の共有メディアアイテムが、前記第1の共有メディアアイテムのコンテンツとは別個の視覚的特徴に基づいて前記第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される、方法。
【請求項2】
前記メディアアイテムのコレクションを表示することが、前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムのセットからの第2の共有メディアアイテムが前記第1の基準を満たすという判定に従って、前記メディアアイテムのコレクション内の前記第2の共有メディアアイテムを前記第2の複数のメディアアイテムと同時に表示することを含み、前記第2の共有メディアアイテムが、前記第2の共有メディアアイテムのコンテンツとは別個の前記視覚的特徴に基づいて、前記第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される前記第1の共有メディアアイテムを表示することが、前記第1の共有メディアアイテムの境界領域の少なくとも一部の外観が変更された前記第1の共有メディアアイテムを表示することを含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される前記第1の共有メディアアイテムを表示することが、前記第1の共有メディアアイテムの少なくとも一部に適用されたコンテンツ不明瞭化効果と共に前記第1の共有メディアアイテムを表示することを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される前記第1の共有メディアアイテムを表示することが、前記第1の共有メディアアイテムの少なくとも一部上にオーバーレイされているグラフィック要素と共に前記第1の共有メディアアイテムを表示することを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記表示されたメディアアイテムのコレクション内のメディアアイテムを選択するユーザ入力を含む、1つ以上のユーザ入力のシーケンスを受信することと、
1つ以上のユーザ入力の前記シーケンスを受信したことに応じて、前記選択されたメディアアイテムの拡大表現と、前記選択されたメディアアイテムに関連付けられた動作を実行するための複数のコントロールとを表示することと、を更に含み、
前記選択されたメディアアイテムが前記メディアライブラリから選択された前記第2の複数のメディアアイテム内のメディアアイテムであるという判定に従って、前記選択されたメディアアイテムの前記拡大表現と共に表示される前記複数のコントロールが、コントロールの第1のセットを含み、
前記選択されたメディアアイテムが前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムのセットからの共有メディアアイテムであるという判定に従って、前記選択されたメディアアイテムの前記拡大表現と共に表示される前記複数のコントロールが、前記コントロールの第1のセットとは異なるコントロールの第2のセットを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記コントロールの第1のセットが、前記選択されたメディアアイテムをお気に入りとしてマーキングするためのコントロール、及び/又は前記選択されたメディアアイテムを削除するためのコントロールを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記コントロールの第2のセットが、前記選択されたメディアアイテムが共有メディアアイテムであるというインジケーションを含む、請求項6又は7に記載の方法。
【請求項9】
前記コントロールの第2のセットが、前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加するためのコントロールを含む、請求項6から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記選択されたメディアアイテムの前記拡大表現と、前記選択されたメディアアイテムと相互作用するための前記複数のコントロールとを表示している間に、前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加するための前記コントロールを選択する入力を受信することと、
前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加するための前記コントロールを選択する前記入力を受信したことに応じて、
前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加することと、
を更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加するための前記コントロールを選択する前記入力を受信したことに応じて、
前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加するための前記コントロールを選択する前記入力を受信する前に表示されていた、前記選択されたメディアアイテムに関連付けられた動作を実行するための1つ以上のコントロールを表示することを停止すること、を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加するための前記コントロールを選択する前記入力を受信したことに応じて、前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加するための前記コントロールを表示することを停止することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加するための前記コントロールを選択する前記入力を受信したことに応じて、
前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加するための前記コントロールを選択する前記入力を受信する前に表示されていない、前記メディアライブラリ内の前記選択されたメディアアイテムに関連付けられた動作を実行するための1つ以上のコントロールを表示すること、を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記選択されたメディアアイテムの前記拡大表現と同時に、前記選択されたメディアアイテムのソースに関する情報を表示すること、を含む、請求項6から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記選択されたメディアアイテムの前記拡大表現と、前記選択されたメディアアイテムのソースに関する前記情報を同時に表示している間に、前記選択されたメディアアイテムの前記ソースに関する前記情報を含む選択可能なユーザインタフェースオブジェクトに向けられた入力を検出することと、
前記選択されたメディアアイテムの前記ソースに関する前記情報を含む前記選択可能なユーザインタフェースオブジェクトに向けられた入力を検出したことに応じて、前記第1のアプリケーションにおいて、前記共有アイテムが共有された会話の通信履歴を表示するためのプロセスを開始することと、
を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記メディアアプリケーションが、複数のセクションを含み、
前記方法が、前記メディアアプリケーションの前記複数のセクションのうちの第1のセクションを表示している間に、前記メディアアプリケーションの前記複数のセクションのうちの前記第1のセクション内に前記第1の共有メディアアイテムを自動的に表示すること、を更に含む、
請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記複数の共有メディアアイテムを表示することを要求するユーザ入力に応じて、前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムのセットを表示すること、を更に含む、請求項1から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記複数の共有メディアアイテムを表示することを要求する前記ユーザ入力に応じて表示される、前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムのセットが、視覚的に区別される外観なしで表示される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記複数の共有メディアアイテムを表示することを要求する前記ユーザ入力に応じて、前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムの前記セットと、前記メディアライブラリに追加されている1つ以上のメディアアイテムのセットとを含む、前記複数の共有メディアアイテムを表示することを更に含む、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムの前記セット内のメディアアイテムが、前記メディアアイテムのコンテンツとは別個の視覚的特徴に基づいて、前記メディアライブラリに追加されている前記1つ以上のメディアアイテムのセット内のメディアアイテムから視覚的に区別される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記表示基準が、関連性基準を含む、請求項1から20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記表示基準が、前記コンピュータシステムのユーザが前記共有メディアアイテムに対応する同じロケーションに位置していたことを示すロケーション基準を含む、請求項1から21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記表示基準が、前記コンピュータシステムのユーザが前記第1の共有メディアアイテム内に現れるかどうかを示すユーザ識別基準を含む、請求項1から22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記第1のアプリケーションによって、前記メディアライブラリに追加されていない前記第1のメディアアイテムが共有された通信スレッドを削除する要求を受信することと、
前記通信スレッドを削除する前記要求を受信したことに応じて、前記メディアアイテムのコレクションが表示されると、前記メディアアイテムのコレクション内の前記第1の共有メディアアイテムを表示することを見合わせることと、
を更に含む、請求項1から23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
前記表示基準が、所定の閾値時間内に共有されたメディアアイテムを表示するための最新性基準を含む、請求項1から24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
コンピュータシステムであって、
表示生成構成要素と、
1つ以上の入力デバイスと、
1つ以上のプロセッサと、
1つ以上のプログラムを記憶したメモリと、を備え、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成されており、前記1つ以上のプログラムが、
第1のアプリケーションによって、複数の共有メディアアイテムを受信し、
前記複数の共有メディアアイテムを受信した後、前記1つ以上の入力デバイスを介して、メディアアプリケーションであって、前記メディアアプリケーションが、第1の複数のメディアアイテムを含むメディアライブラリを含み、前記複数の共有メディアアイテムが、前記メディアライブラリに追加されていない1つ以上のメディアアイテムのセットを含む、メディアアプリケーションのビューを表示する要求を受信し、
前記メディアアプリケーションの前記ビューを表示する前記要求を受信したことに応じて、前記表示生成構成要素を介して、第1の基準に基づいて選択された前記メディアアプリケーション内のメディアアイテムのコレクションを表示する、命令を含む、コンピュータシステムであって、前記メディアアイテムのコレクションを表示することが、
前記第1の基準に基づいて前記メディアライブラリから選択された第2の複数のメディアアイテムを表示することと、
前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムのセットからの第1の共有メディアアイテムが、前記第1の基準を含む表示基準を満たすという判定に従って、前記メディアアイテムのコレクション内の前記第1の共有メディアアイテムを前記第2の複数のメディアアイテムと同時に表示することと、を含み、前記第1の共有メディアアイテムが、前記第1の共有メディアアイテムのコンテンツとは別個の視覚的特徴に基づいて前記第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される、コンピュータシステム。
【請求項27】
1つ以上のプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムが命令を含み、前記命令が、表示生成構成要素と1つ以上の入力デバイスとを有するコンピュータシステムによって実行されると、前記コンピュータシステムに、
第1のアプリケーションによって、複数の共有メディアアイテムを受信させ、
前記複数の共有メディアアイテムを受信した後、前記1つ以上の入力デバイスを介して、メディアアプリケーションであって、前記メディアアプリケーションが、第1の複数のメディアアイテムを含むメディアライブラリを含み、前記複数の共有メディアアイテムが、前記メディアライブラリに追加されていない1つ以上のメディアアイテムのセットを含み、メディアアプリケーションのビューを表示する要求を受信させ、
前記メディアアプリケーションの前記ビューを表示する前記要求を受信したことに応じて、前記表示生成構成要素を介して、第1の基準に基づいて選択された前記メディアアプリケーション内のメディアアイテムのコレクションを表示させる、コンピュータ可読記憶媒体であって、前記メディアアイテムのコレクションを表示することが、
前記第1の基準に基づいて前記メディアライブラリから選択された第2の複数のメディアアイテムを表示することと、
前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムのセットからの第1の共有メディアアイテムが、前記第1の基準を含む表示基準を満たすという判定に従って、前記メディアアイテムのコレクション内の前記第1の共有メディアアイテムを前記第2の複数のメディアアイテムと同時に表示することと、を含み、前記第1の共有メディアアイテムが、前記第1の共有メディアアイテムのコンテンツとは別個の視覚的特徴に基づいて前記第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項28】
コンピュータシステムであって、
表示生成構成要素と、
1つ以上の入力デバイスと、
第1のアプリケーションによって、複数の共有メディアアイテムを受信する手段と、
前記複数の共有メディアアイテムを受信した後に有効化される、前記1つ以上の入力デバイスを介して、メディアアプリケーションであって、前記メディアアプリケーションが、第1の複数のメディアアイテムを含むメディアライブラリを含み、前記複数の共有メディアアイテムが、前記メディアライブラリに追加されていない1つ以上のメディアアイテムのセットを含む、メディアアプリケーションのビューを表示する要求を受信する手段と、
前記メディアアプリケーションの前記ビューを表示する前記要求を受信したことに応じて有効化される、前記表示生成構成要素を介して、第1の基準に基づいて選択された前記メディアアプリケーション内のメディアアイテムのコレクションを表示する手段と、を備える、コンピュータシステムであって、前記メディアアイテムのコレクションを表示することが、
前記第1の基準に基づいて前記メディアライブラリから選択された第2の複数のメディアアイテムを表示することと、
前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムのセットからの第1の共有メディアアイテムが、前記第1の基準を含む表示基準を満たすという判定に従って、前記メディアアイテムのコレクション内の前記第1の共有メディアアイテムを前記第2の複数のメディアアイテムと同時に表示することと、を含み、前記第1の共有メディアアイテムが、前記第1の共有メディアアイテムのコンテンツとは別個の視覚的特徴に基づいて前記第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される、コンピュータシステム。
【請求項29】
表示生成構成要素と1つ以上の入力デバイスとを有するコンピュータシステムにおいて使用される情報処理装置であって、
第1のアプリケーションによって、複数の共有メディアアイテムを受信する手段と、
前記複数の共有メディアアイテムを受信した後に有効化される、前記1つ以上の入力デバイスを介して、メディアアプリケーションであって、前記メディアアプリケーションが、第1の複数のメディアアイテムを含むメディアライブラリを含み、前記複数の共有メディアアイテムが、前記メディアライブラリに追加されていない1つ以上のメディアアイテムのセットを含む、メディアアプリケーションのビューを表示する要求を受信する手段と、
前記メディアアプリケーションの前記ビューを表示する前記要求を受信したことに応じて有効化される、前記表示生成構成要素を介して、第1の基準に基づいて選択された前記メディアアプリケーション内のメディアアイテムのコレクションを表示する手段と、を備える、情報処理装置であって、前記メディアアイテムのコレクションを表示することが、
前記第1の基準に基づいて前記メディアライブラリから選択された第2の複数のメディアアイテムを表示することと、
前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムのセットからの第1の共有メディアアイテムが、前記第1の基準を含む表示基準を満たすという判定に従って、前記メディアアイテムのコレクション内の前記第1の共有メディアアイテムを前記第2の複数のメディアアイテムと同時に表示することと、を含み前記第1の共有メディアアイテムが、前記第1の共有メディアアイテムのコンテンツとは別個の視覚的特徴に基づいて前記第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される、情報処理装置。
【請求項30】
コンピュータシステムであって、
表示生成構成要素と、
1つ以上の入力デバイスと、
1つ以上のプロセッサと、
1つ以上のプログラムを記憶したメモリと、を備え、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成されており、前記1つ以上のプログラムが、請求項1から25のいずれか一項に記載の方法を実行する命令を含む、コンピュータシステム。
【請求項31】
1つ以上のプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムが命令を含み、前記命令が、表示生成構成要素と1つ以上の入力デバイスとを有するコンピュータシステムによって実行されると、前記コンピュータシステムに、請求項1から25のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項32】
表示生成構成要素と、1つ以上の入力デバイスと、メモリと、前記メモリに記憶された1つ以上のプログラムを実行する1つ以上のプロセッサと、を有するコンピュータシステム上のグラフィカルユーザインタフェースであって、請求項1から25のいずれか一項に記載の方法に従って表示されるユーザインタフェースを含む、グラフィカルユーザインタフェース。
【請求項33】
コンピュータシステムであって、
表示生成構成要素と、
1つ以上の入力デバイスと、
請求項1から25のいずれか一項に記載の方法を実行する手段と、を備える、コンピュータシステム。
【請求項34】
表示生成構成要素と1つ以上の入力デバイスとを有するコンピュータシステムにおいて使用される情報処理装置であって、
請求項1から25のいずれか一項に記載の方法を実行する手段、を備える、情報処理装置。
【請求項35】
方法であって、
表示生成構成要素及び1つ以上の入力デバイスと通信しているコンピュータシステムにおいて、
第1のアプリケーションによって、複数の共有メディアアイテムを受信することと、
前記複数の共有メディアアイテムを受信した後、前記1つ以上の入力デバイスを介して、検索基準を満たすメディアライブラリ内のメディアアイテムに対して、前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションの前記メディアライブラリを検索する要求を受信することと、
前記メディアライブラリを検索する前記要求を受信したことに応じて、前記表示生成構成要素を介して、前記検索基準を満たす2つ以上のメディアアイテムを同時に表示することと、を含む方法であって、前記2つ以上のメディアアイテムが、
前記検索基準を満たす前記第2のアプリケーションの前記メディアライブラリからの1つ以上のメディアアイテムと、
前記第2のアプリケーションの前記メディアライブラリ内に記憶されておらず、前記検索基準を満たす、前記共有メディアアイテムのうちの1つ以上と、を含む、方法。
【請求項36】
前記メディアライブラリを検索する前記要求が、個人を検索する要求を含み、
前記2つ以上のメディアアイテムが、前記個人を含む少なくとも1つのメディアアイテムと、前記個人によって共有された少なくとも1つのメディアアイテムと、
を含む、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記検索基準が、メッセージ会話によって満たされており、
前記2つ以上のメディアアイテムが、前記メッセージ会話において共有された1つ以上のメディアアイテムを含む、
請求項35又は36に記載の方法。
【請求項38】
選択されると、前記同時に表示された2つ以上のメディアアイテムをフィルタリングして、第1のユーザ指定の個人によって共有された前記複数の共有メディアアイテムのうちの1つ以上のみを表示する、第1のユーザ選択可能オプションを表示することと、
前記第1のユーザ選択可能オプションの選択を検出したことに応じて、前記第1のユーザ指定の個人に関連付けられた他のメディアアイテムを表示することなく、前記第1のユーザ指定の個人によって共有された前記複数の共有メディアアイテムのうちの前記1つ以上を表示することと、
を更に含む、請求項35から37のいずれか一項に記載の方法。
【請求項39】
選択されると、前記同時に表示された2つ以上のメディアアイテムをフィルタリングして、前記1つ以上のメディアアイテム内に第2のユーザ指定の個人を含む1つ以上のメディアアイテムを表示する、第2のユーザ選択可能オプションを表示することと、
前記第2のユーザ選択可能オプションの選択を検出したことに応じて、前記第2のユーザ指定の個人に関連付けられた他のメディアアイテムを表示することなく、前記1つ以上のメディアアイテム内に前記第2のユーザ指定の個人を含む1つ以上のメディアアイテムを表示することと、
を更に含む、請求項35から38のいずれか一項に記載の方法。
【請求項40】
選択されると、前記同時に表示された2つ以上のメディアアイテムをフィルタリングして、第3のユーザ指定の個人を含む1つ以上のグループ内で共有された前記複数の共有メディアアイテムのうちの1つ以上を表示する、第3のユーザ選択可能オプションを表示することと、
前記第3のユーザ選択可能オプションの選択を検出したことに応じて、前記第3のユーザ指定の個人を含む1つ以上のグループによって共有された前記複数の共有メディアアイテムのうちの1つ以上を表示することと、
を更に含む、請求項35から39のいずれか一項に記載の方法。
【請求項41】
コンピュータシステムであって、
表示生成構成要素と、
1つ以上の入力デバイスと、
1つ以上のプロセッサと、
1つ以上のプログラムを記憶したメモリと、を備え、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成されており、前記1つ以上のプログラムが、
第1のアプリケーションによって、複数の共有メディアアイテムを受信し、
前記複数の共有メディアアイテムを受信した後、前記1つ以上の入力デバイスを介して、検索基準を満たすメディアライブラリ内のメディアアイテムに対して、前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションの前記メディアライブラリを検索する要求を受信し、
前記メディアライブラリを検索する前記要求を受信したことに応じて、前記表示生成構成要素を介して、前記検索基準を満たす2つ以上のメディアアイテムを同時に表示する、命令を含む、コンピュータシステムであって、前記2つ以上のメディアアイテムが、
前記検索基準を満たす前記第2のアプリケーションの前記メディアライブラリからの1つ以上のメディアアイテムと、
前記第2のアプリケーションの前記メディアライブラリ内に記憶されておらず、前記検索基準を満たす、前記共有メディアアイテムのうちの1つ以上と、を含む、コンピュータシステム。
【請求項42】
1つ以上のプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムが命令を含み、前記命令が、表示生成構成要素と1つ以上の入力デバイスとを有するコンピュータシステムによって実行されると、前記コンピュータシステムに、
第1のアプリケーションによって、複数の共有メディアアイテムを受信させ、
前記複数の共有メディアアイテムを受信した後、前記1つ以上の入力デバイスを介して、検索基準を満たすメディアライブラリ内のメディアアイテムに対して、前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションの前記メディアライブラリを検索する要求を受信させ、
前記メディアライブラリを検索する前記要求を受信したことに応じて、前記表示生成構成要素を介して、前記検索基準を満たす2つ以上のメディアアイテムを同時に表示させる、コンピュータ可読記憶媒体であって、前記2つ以上のメディアアイテムが、
前記検索基準を満たす前記第2のアプリケーションの前記メディアライブラリからの1つ以上のメディアアイテムと、
前記第2のアプリケーションの前記メディアライブラリ内に記憶されておらず、前記検索基準を満たす、前記共有メディアアイテムのうちの1つ以上と、を含む、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項43】
コンピュータシステムであって、
表示生成構成要素と、
1つ以上の入力デバイスと、
第1のアプリケーションによって、複数の共有メディアアイテムを受信する手段と、
前記複数の共有メディアアイテムを受信した後に有効化される、前記1つ以上の入力デバイスを介して、検索基準を満たすメディアライブラリ内のメディアアイテムに対して、前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションの前記メディアライブラリを検索する要求を受信する手段と、
前記メディアライブラリを検索する前記要求を受信したことに応じて有効化される、前記表示生成構成要素を介して、前記検索基準を満たす2つ以上のメディアアイテムを同時に表示する手段と、を備える、コンピュータシステムであって、前記2つ以上のメディアアイテムが、
前記検索基準を満たす前記第2のアプリケーションの前記メディアライブラリからの1つ以上のメディアアイテムと、
前記第2のアプリケーションの前記メディアライブラリ内に記憶されておらず、前記検索基準を満たす、前記共有メディアアイテムのうちの1つ以上と、を含む、コンピュータシステム。
【請求項44】
表示生成構成要素と1つ以上の入力デバイスとを有するコンピュータシステムにおいて使用される情報処理装置であって、
第1のアプリケーションによって、複数の共有メディアアイテムを受信する手段と、
前記複数の共有メディアアイテムを受信した後に有効化される、前記1つ以上の入力デバイスを介して、検索基準を満たすメディアライブラリ内のメディアアイテムに対して、前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションの前記メディアライブラリを検索する要求を受信する手段と、
前記メディアライブラリを検索する前記要求を受信したことに応じて有効化される、前記表示生成構成要素を介して、前記検索基準を満たす2つ以上のメディアアイテムを同時に表示する手段と、を備える、情報処理装置であって、前記2つ以上のメディアアイテムが、
前記検索基準を満たす前記第2のアプリケーションの前記メディアライブラリからの1つ以上のメディアアイテムと、
前記第2のアプリケーションの前記メディアライブラリ内に記憶されておらず、前記検索基準を満たす、前記共有メディアアイテムのうちの1つ以上と、を含む、情報処理装置。
【請求項45】
コンピュータシステムであって、
表示生成構成要素と、
1つ以上の入力デバイスと、
1つ以上のプロセッサと、
1つ以上のプログラムを記憶したメモリと、を備え、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成されており、前記1つ以上のプログラムが、請求項35から40のいずれか一項に記載の方法を実行する命令を含む、コンピュータシステム。
【請求項46】
1つ以上のプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムが命令を含み、前記命令が、表示生成構成要素と1つ以上の入力デバイスとを有するコンピュータシステムによって実行されると、前記コンピュータシステムに、請求項35から40のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項47】
表示生成構成要素と、1つ以上の入力デバイスと、メモリと、前記メモリに記憶された1つ以上のプログラムを実行する1つ以上のプロセッサと、を有するコンピュータシステム上のグラフィカルユーザインタフェースであって、請求項35から40のいずれか一項に記載の方法に従って表示されるユーザインタフェースを含む、グラフィカルユーザインタフェース。
【請求項48】
コンピュータシステムであって、
表示生成構成要素と、
1つ以上の入力デバイスと、
請求項35から40のいずれか一項に記載の方法を実行する手段と、を備える、コンピュータシステム。
【請求項49】
表示生成構成要素と1つ以上の入力デバイスとを有するコンピュータシステムにおいて使用される情報処理装置であって、
請求項35から40のいずれか一項に記載の方法を実行する手段、を備える、情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年5月17日に出願された米国仮特許出願第63/189,648号に対する優先権を主張する、2022年5月16日に出願された米国特許出願第17/745,788号の継続出願である。
(技術分野)
【0002】
これは、概して、メディアアイテムを表示するアプリケーションとは別個のアプリケーションを使用して共有されるメディアアイテムを含む、アプリケーション内のメディアアイテムを表示するタッチ感知面を有する電子デバイスを含むが、これに限定されない、タッチ感知面を有する電子デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
メディアアイテムの共有及び記憶のためのコンピュータシステムの使用は、近年顕著に増大している。デバイスは、ユーザが、ユーザのデバイスの異なる通信アプリケーションを使用することを含む、様々な方法を使用して、多くの異なるタイプのメディアアイテムを他の個人と共有することを可能にする。通信アプリケーションを使用してメディアアイテムを送信及び受信することは容易であるが、典型的には、別個のメディアアプリケーションが、ユーザと共有されるメディアアイテムを閲覧、編集、及び保存するために使用され、その結果、ユーザは、メディアアプリケーション内のユーザのデバイス上の共有メディアアイテムにアクセスして閲覧することが可能になる。
【0004】
しかし、メディアアイテムが共有される通信アプリケーションから、共有メディアアイテムが表示されるべきメディアアプリケーションへメディアアイテムを転送する方法は、面倒で非効率的である。例えば、入力のシーケンスを使用して、1つ以上のユーザインタフェースオブジェクトを選択し、選択されたユーザインタフェースオブジェクトに対して1つ以上のアクションを実行することは、まどろっこしく、ユーザの大きな認知負担を生み出す。加えて、それらの方法は必要以上に時間がかかり、それによってエネルギを浪費する。この後者の考慮事項は、バッテリ動作式デバイスにおいて特に重要である。
【発明の概要】
【0005】
したがって、メディアアイテムを閲覧及び保存するために別個のメディアアプリケーション内のメディアアイテムが共有される通信アプリケーションからメディアアイテムを自動的に表示するための、より高速でより効率的な方法及びインタフェースを有する電子デバイスが必要とされている。例えば、ユーザ入力を必要とすることなく、メディアアプリケーションにおいて共有メディアアイテムを自動的に表示する電子デバイスは、ユーザエクスペリエンスを改善し、ユーザが通信アプリケーションからメディアアプリケーションに各メディアアイテムを個々に転送することを要求することなく、メディアアプリケーション内でユーザと共有されているメディアアイテムをユーザが閲覧して保存することを可能にする。そのような方法及びインタフェースは、ユーザからの入力の数、範囲、及び/又は種類を削減し、より効率的なヒューマンマシンインタフェースを生成する。バッテリ動作デバイスに関しては、そのような方法及びインタフェースは、電力を節約し、バッテリ充電間の時間を延ばす。
【0006】
タッチ感知面を有する電子デバイスのためのユーザインタフェースと関連付けられた上記の欠陥及び他の問題は、本開示のデバイスによって削減又は除去される。いくつかの実施形態では、デバイスは、デスクトップコンピュータである。いくつかの実施形態では、デバイスは、ポータブル(例えば、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、又はハンドヘルドデバイス)である。いくつかの実施形態では、デバイスは、パーソナル電子デバイス(例えば、時計などのウェアラブル電子デバイス)である。いくつかの実施形態では、デバイスは、例えばタッチパッドで実装されたタッチ感知面を有する。いくつかの実施形態では、デバイスは、タッチ感知面を含むタッチ感知ディスプレイ(「タッチスクリーン」又は「タッチスクリーンディスプレイ」としても知られる)を有する。いくつかの実施形態では、デバイスは、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)、1つ以上のプロセッサ、メモリ、及び複数の機能を実行するためのメモリに記憶された1つ以上のモジュール、プログラム、又は命令セットを有する。いくつかの実施形態では、ユーザは主にタッチ感知面上のスタイラス並びに/又は指の接触及びジェスチャを通じてGUIと相互作用する。いくつかの実施形態では、機能は任意選択で、画像編集、描画、プレゼンティング、ワードプロセッシング、スプレッドシートの作成、ゲームプレイ、電話をかけること、ビデオ会議、電子メール送信、インスタントメッセージング、トレーニングサポート、デジタル写真撮影、デジタルビデオ撮影、ウェブブラウジング、デジタル音楽の再生、メモ取り、及び/又はデジタルビデオの再生を含む。それらの機能を実行する実行可能命令は任意選択で、非一時的コンピュータ可読記憶媒体又は1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された他のコンピュータプログラム製品に含まれる。
【0007】
いくつかの実施形態によれば、表示生成構成要素及び1つ以上の入力デバイスと通信しているコンピュータシステムにおいて方法が実行される。方法は、第1のアプリケーションによって、複数の共有メディアアイテムを受信することと、複数の共有メディアアイテムを受信した後、1つ以上の入力デバイスを介して、メディアアプリケーションのビューを表示する要求を受信することと、を含む。メディアアプリケーションは、第1の複数のメディアアイテムを含むメディアライブラリを含み、複数の共有メディアアイテムは、メディアライブラリに追加されていない1つ以上のメディアアイテムのセットを含む。方法は、メディアアプリケーションのビューを表示する要求を受信したことに応じて、表示生成構成要素を介して、第1の基準に基づいて選択されたメディアアプリケーション内のメディアアイテムのコレクションを表示することを含む。メディアアイテムのコレクションを表示することは、第1の基準に基づいてメディアライブラリから選択された第2の複数のメディアアイテムを表示することと、メディアライブラリに追加されていない1つ以上のメディアアイテムのセットからの第1の共有メディアアイテムが、第1の基準を含む表示基準を満たすという判定に従って、メディアアイテムのコレクション内の第1の共有メディアアイテムを第2の複数のメディアアイテムと同時に表示することとを含み、第1の共有メディアアイテムが、第1の共有メディアアイテムのコンテンツとは別個の視覚的特徴に基づいて第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される。
【0008】
いくつかの実施形態によれば、表示生成構成要素及び1つ以上の入力デバイスと通信しているコンピュータシステムにおいて方法が実行される。方法は、第1のアプリケーションによって、複数の共有メディアアイテムを受信することを含む。方法は、複数の共有メディアアイテムを受信した後、1つ以上の入力デバイスを介して、検索基準を満たすメディアライブラリ内のメディアアイテムに対して、第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションのメディアライブラリを検索する要求を受信することを含む。方法は、メディアライブラリを検索する要求を受信したことに応じて、表示生成構成要素を介して、検索基準を満たす2つ以上のメディアアイテムを同時に表示することを更に含む。2つ以上のメディアアイテムは、検索基準を満たす第2のアプリケーションのメディアライブラリからの1つ以上のメディアアイテムと、第2のアプリケーションのメディアライブラリ内に記憶されておらず、検索基準を満たす、共有メディアアイテムのうちの1つ以上と、を含む。
【0009】
いくつかの実施形態によると、電子デバイスは、ディスプレイ、タッチ感知面、任意選択的に、タッチ感知面との接触の強度を検出する1つ以上のセンサ、任意選択的に、1つ以上の触知出力生成器、1つ以上のプロセッサ、及び1つ以上のプログラムを記憶したメモリを含み、1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成されており、1つ以上のプログラムは、本明細書で説明される方法のいずれかの動作を実行し又は実行させる命令を含む。いくつかの実施形態によると、コンピュータ可読記憶媒体は、内部に命令を記憶しており、命令は、ディスプレイ、タッチ感知面、任意選択的に、タッチ感知面との接触の強度を検出する1つ以上のセンサ、及び任意選択的に、1つ以上の触知出力生成器を有する電子デバイスによって実行されると、本明細書で説明される方法のいずれかの動作をデバイスに実行させる、又は動作の実行を行わせる。いくつかの実施形態によると、ディスプレイ、タッチ感知面、任意選択的に、タッチ感知面との接触の強度を検出する1つ以上のセンサ、任意選択的に、1つ以上の触知出力生成器、メモリ、及びメモリに記憶された1つ以上のプログラムを実行する1つ以上のプロセッサを有する電子デバイス上のグラフィカルユーザインタフェースは、本明細書で説明される方法のいずれかにおいて表示される要素のうちの1つ以上を含み、要素は、本明細書で説明される方法のいずれかにおいて説明されるように、入力に応じて更新される。いくつかの実施形態によると、電子デバイスは、ディスプレイ、タッチ感知面、任意選択的に、タッチ感知面との接触の強度を検出する1つ以上のセンサ、任意選択的に、1つ以上の触知出力生成器、及び本明細書で説明される方法のいずれかの動作を実行し、又は実行させる手段を含む。いくつかの実施形態によると、ディスプレイ、タッチ感知面、任意選択的に、タッチ感知面との接触の強度を検出する1つ以上のセンサ、任意選択的に、1つ以上の触知出力生成器を有する電子デバイスにおける使用のための情報処理装置は、本明細書で説明される方法のいずれかの動作を実行し又は実行させる手段を含む。
【0010】
このように、ディスプレイ、タッチ感知面、任意選択的に、タッチ感知面との接触の強度を検出する1つ以上のセンサ、任意選択的に、1つ以上の触知出力生成器、任意選択的に、1つ以上のデバイス向きセンサ、及び任意選択的に、オーディオシステムを有する電子デバイスは、メディアアプリケーション内の共有メディアアイテムを表示するための改善された方法及びインタフェースを提供し、それによって、そのようなデバイスの有効性、効率性、及びユーザ満足度を高める。そのような方法及びインタフェースは、メディアアプリケーション内の共有メディアアイテムを表示するための従来の方法を補完するか、又は置き換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
説明される様々な実施形態をより良く理解するため、以下の図面と併せて、以下の「発明を実施するための形態」が参照されるべきであり、類似の参照番号は、以下の図の全てを通じて、対応する部分を指す。
【0012】
図1A】いくつかの実施形態に係る、タッチ感知ディスプレイを有するポータブル多機能デバイスを示すブロック図である。
【0013】
図1B】いくつかの実施形態に係る、イベント処理のための例示的な構成要素を示すブロック図である。
【0014】
図2】いくつかの実施形態に係る、タッチスクリーンを有するポータブル多機能デバイスを示す図である。
【0015】
図3】いくつかの実施形態に係る、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する例示的な多機能デバイスのブロック図である。
【0016】
図4A】いくつかの実施形態に係る、ポータブル多機能デバイス上のアプリケーションのメニューを含む例示的なユーザインタフェースを示す図である。
【0017】
図4B】いくつかの実施形態に係る、ディスプレイと分離したタッチ感知面を有する多機能デバイスのための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
【0018】
図4C】いくつかの実施形態に係る、例示的な動的な強度閾値を示す図である。
図4D】いくつかの実施形態に係る、例示的な動的な強度閾値を示す図である。
図4E】いくつかの実施形態に係る、例示的な動的な強度閾値を示す図である。
【0019】
図5A】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5B】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5C】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5D】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5D-1】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5E】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5E-1】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5F】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5G】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5H】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5I】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5J】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5K】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5L】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5M】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5N】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5O】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5P】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5Q】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5R】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5S】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5T】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5U】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5V】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5W】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5X】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5Y】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5Z】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5AA】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5AB】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5AC】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5AD】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5AE】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5AF】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5AG】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5AH】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5AI】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5AJ】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5AK】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5AL】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5AM】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5AN】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5AO】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5AP】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図5AQ】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
【0020】
図6A】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムの検索結果を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6B】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムの検索結果を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6C】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムの検索結果を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6D】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムの検索結果を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6E】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムの検索結果を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6F】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムの検索結果を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6G】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムの検索結果を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6H】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムの検索結果を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6I】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムの検索結果を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6J】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムの検索結果を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6K】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムの検索結果を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6L】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムの検索結果を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6M】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムの検索結果を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6N】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムの検索結果を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6O】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムの検索結果を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6P】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムの検索結果を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
【0021】
図7A】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するためのプロセスのフロー図である。
図7B】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するためのプロセスのフロー図である。
図7C】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するためのプロセスのフロー図である。
図7D】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するためのプロセスのフロー図である。
図7E】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するためのプロセスのフロー図である。
【0022】
図8A】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内に保存されたメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示することを含む、アプリケーション内のメディアアイテムの検索結果を表示するためのプロセスのフロー図である。
図8B】いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内に保存されたメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示することを含む、アプリケーション内のメディアアイテムの検索結果を表示するためのプロセスのフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
したがって、メディアアイテムを閲覧及び保存するために別個のメディアアプリケーション内のメディアアイテムが共有される通信アプリケーションからのメディアアイテムを自動的に表示する方法が提供される。例えば、ユーザ入力を必要とすることなく、メディアアプリケーション内の共有メディアアイテムを自動的に表示する電子デバイスにより、ユーザエクスペリエンスを改善し、ユーザが通信アプリケーションからメディアアプリケーションに各メディアアイテムを個々に転送することを要求することなく、メディアアプリケーション内でユーザと共有されているメディアアイテムをユーザが閲覧して保存することを可能にする。
【0024】
以下では、図1A図1B図2、及び図3は、例示的なデバイスの説明を提供する。図4A図4B図5A図5AQ、及び図6A図6Pは、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す。図7A図7Eは、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示する方法のフロー図を示す。図8A図8Bは、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示することを含む、検索結果を表示する方法のフロー図を示す。図5A図5AQ及び図6A図6Pでのユーザインタフェースを使用して、図7A図7E及び図8A図8Bのプロセスを示す。
例示的なデバイス
【0025】
ここで、添付図面に実施例が示される実施形態への詳細な参照が行われる。以下の詳細な説明では、説明される様々な実施形態の完全な理解を提供するために数多くの具体的な詳細が記載されている。しかしながら、記載されている様々な実施形態は、これらの具体的な詳細を伴わずとも実践し得ることが、当業者には明らかであろう。他の例では、周知の方法、手順、構成要素、回路、及びネットワークは、実施形態の態様を不必要に不明瞭にしないよう詳細には説明されていない。
【0026】
本明細書では、第1、第2などの用語は、いくつかの実施例で、様々な要素を説明するために使用されるが、これらの要素は、それらの用語によって限定されるべきではないことも理解されるであろう。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。例えば、説明されている様々な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の接触は、第2の接触と称することができ、同様に、第2の接触は、第1の接触と称し得る。第1の接触及び第2の接触は両方とも接触であるが、文脈がそうではないことを明確に示さない限り、それらは同じ接触ではない。
【0027】
本明細書に記載する様々な実施形態の説明で使用される術語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とし、限定的であることは意図されていない。記載する様々な実施形態の説明及び添付の特許請求の範囲では、単数形の「a(1つ、一)」、「an(1つ、一)」、及び「the(その、この)」は、文脈上別途明白に記載しない限り、複数形も同様に含むことが意図される。また、本明細書で使用されるとき、用語「及び/又は」は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上のいずれか及び全ての考えられる組み合わせを指し、かつこれを含むことを理解されたい。用語「includes(含む)」、「including(含む)」、「comprises(含む、備える)」、及び/又は「comprising(含む、備える)」は、本明細書で使用する場合、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はそれらのグループの存在又は追加を除外しないことが更に理解されるであろう。
【0028】
本明細書に記載される場合、用語「if(~の場合)」は、任意選択で、文脈に依存して「when(~のとき)」、「upon(~すると)」、「in response to determining(~と判定したことに応じて)」、又は「in response to detecting(~を検出したことに応じて)」を意味するものと解釈される。同様に、「~と判定された場合(if it is determined)」又は「[記載の条件又はイベント]が検出された場合(if [a stated condition or event]is detected)」という語句は、任意選択的に、文脈に従って、「~と判定したとき(upon determining)」若しくは「~と判定したことに応じて(in response to determining)」、又は「[記載の条件又はイベント]を検出したとき(upon detecting[the stated condition or event])」若しくは「[記載の条件又はイベント]を検出したことに応じて(in response to detecting[the stated condition or event])」を意味すると解釈される。
【0029】
電子デバイス、そのようなデバイス用のユーザインタフェース、及びそのようなデバイスを使用する関連するプロセスの実施形態が説明される。いくつかの実施形態では、デバイスは、PDA機能及び/又は音楽プレーヤ機能などの他の機能も含む、携帯電話などのポータブル通信デバイスである。ポータブル多機能デバイスの例示的な実施形態は、Cupertino、CaliforniaのApple Inc.からのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)デバイスを含むが、これらに限定されない。タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を有するラップトップ又はタブレットコンピュータなどの他のポータブル電子デバイスが任意選択で使用される。いくつかの実施形態では、デバイスはポータブル通信デバイスではなく、タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を有するデスクトップコンピュータであることも理解されたい。
【0030】
以下の論考では、ディスプレイ及びタッチ感知面を含む電子デバイスについて説明する。しかしながら、電子デバイスは任意選択で、物理キーボード、マウス、及び/又はジョイスティックなどの、1つ以上の他の物理ユーザインタフェースデバイスを含むことを理解されたい。
【0031】
デバイスは、一般的に、メモ取りアプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、ワードプロセッシングアプリケーション、ウェブサイト作成アプリケーション、ディスクオーサリングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、ゲームアプリケーション、電話アプリケーション、ビデオ会議アプリケーション、電子メールアプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーション、トレーニングサポートアプリケーション、写真管理アプリケーション、デジタルカメラアプリケーション、デジタルビデオカメラアプリケーション、ウェブブラウジングアプリケーション、デジタル音楽プレイヤーアプリケーション及び/又はデジタルビデオプレイヤーアプリケーションのうちの1つ以上などの様々なアプリケーションをサポートする。
【0032】
本デバイス上で実行される様々なアプリケーションは、タッチ感知面などの、少なくとも1つの共通の物理ユーザインタフェースデバイスを、任意選択的に使用する。タッチ感知面の1つ以上の機能、並びにデバイス上に表示される対応する情報は、アプリケーション毎に、及び/又は個別のアプリケーション内で、任意選択的に、調整及び/又は変更される。このように、デバイスの共通の物理アーキテクチャ(タッチ感知面など)は、任意選択的に、ユーザにとって直観的かつ透明なユーザインタフェースを備える様々なアプリケーションをサポートする。
【0033】
ここで、タッチ感知ディスプレイを備えるポータブルデバイスの実施形態に注意を向ける。図1Aは、いくつかの実施形態に係る、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するポータブル多機能デバイス100を示すブロック図である。タッチ感知ディスプレイシステム112は、便宜上「タッチスクリーン」と呼ばれる場合があり、単にタッチ感知ディスプレイと呼ばれる場合もある。デバイス100は、メモリ102(任意選択で、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含む)、メモリコントローラ122、1つ以上の処理ユニット(CPU)120、周辺機器インタフェース118、RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、入出力(I/O)サブシステム106、その他の入力又は制御デバイス116、及び外部ポート124を含む。デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の光学センサ164を含む。デバイス100は任意選択で、デバイス100(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112などのタッチ感知面)上の接触の強度を検出する1つ以上の強度センサ165を含む。デバイス100は、任意選択的に、デバイス100上で触知出力を生成する(例えばデバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112又はデバイス300のタッチパッド355などのタッチ感知面上で触知出力を生成する)1つ以上の触知出力生成器167を含む。これらの構成要素は、任意選択的に、1つ以上の通信バス又は信号ライン103を介して通信する。
【0034】
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるように、用語「触知出力」は、ユーザの触覚でユーザによって検出されることになる、デバイスの従前のポジションに対するそのデバイスの物理的変位、デバイスの構成要素(例えば、タッチ感知面)の、そのデバイスの別の構成要素(例えば、筐体)に対する物理的変位、又は、デバイスの質量中心に対する構成要素の変位を指す。例えば、デバイス又はデバイスの構成要素が、タッチに敏感なユーザの表面(例えば、ユーザの手の指、手のひら、又は他の部分)に接触している状況では、物理的変位によって生成された触知出力は、そのデバイス又はデバイスの構成要素の物理的特性の認識される変更に相当する触感として、ユーザによって解釈されることになる。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイ又はトラックパッド)の移動は、ユーザによって、物理アクチュエータボタンの「ダウンクリック」又は「アップクリック」として、任意選択的に解釈される。場合によっては、ユーザの動作により物理的に押圧された(例えば、変位された)タッチ感知面に関連付けられた物理アクチュエータボタンの移動がないときでさえ、ユーザは「ダウンクリック」又は「アップクリック」などの触感を感じる。別の実施例として、タッチ感知面の移動は、タッチ感知面の平滑度に変更がない場合であっても、ユーザによって、そのタッチ感知面の「粗さ」として、任意選択的に解釈又は感知される。そのようなユーザによるタッチの解釈は、ユーザの個人的な感覚認知に左右されるが、大多数のユーザに共通する、多くのタッチの感覚認知が存在する。したがって、触知出力が、ユーザの特定の感覚認知(例えば、「アップクリック」「ダウンクリック」、「粗さ」)に対応するものと記述される場合、別途記載のない限り、生成された触知出力は、典型的な(又は、平均的な)ユーザの記述された感覚認知を生成するデバイス、又はデバイスの構成要素の物理的変位に対応する。触知出力を使用して触覚フィードバックをユーザに提供することで、デバイスの操作性が向上し、ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的になり(例えば、デバイスを動作させ/デバイスと相互作用するとき、ユーザが適切な入力を提供するのを助け、ユーザの誤りを低減させることによる)、加えて、ユーザがデバイスをより迅速且つ効率的に使用するのを有効化することによって、電力使用を低減させ、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
【0035】
いくつかの実施形態では、触知出力パターンは、触知出力の振幅、触知出力の動き波形の形状、触知出力の周波数、及び/又は触知出力の持続時間などの触知出力の特性を指定する。
【0036】
様々に異なる触知出力パターンを有する触知出力がデバイスによって生成されると(例えば、触知出力を生成するために可動質量を移動させる1つ以上の触知出力生成器を介して)、触知出力は、ユーザがデバイスを保持又はタッチする際に様々に異なる触覚感覚を引き起こし得る。ユーザの感覚は、触知出力のユーザの知覚に基づいているが、ほとんどのユーザは、デバイスによって生成される触知出力の波形、周波数、及び振幅の変化を識別することが可能である。したがって、波形、周波数、及び振幅を調整して、異なる動作が実行されたことをユーザに示すことができる。したがって、いくつかの状況では、所与の環境(例えば、グラフィカル特徴及びオブジェクトを含むユーザインタフェース、仮想の境界及び仮想のオブジェクトを有するシミュレートされた物理的環境、物理的な境界及び物理的なオブジェクトを有する実際の物理的環境、並びに/又は上記の任意の組み合わせ)において、オブジェクトの特性(例えば、サイズ、材料、重量、剛性、平滑度、など)、挙動(例えば、振動、変位、加速、回転、膨張など)、及び/又は相互作用(例えば、衝突、粘着、反発、吸引、摩擦など)をシミュレートするように設計、選択、及び/又は開発された触知出力パターンを有する触知出力は、入力エラーを低減させ、デバイスのユーザの動作の効率を増大させる有用なフィードバックをユーザに提供する。加えて、触知出力は、任意選択的に、入力閾値又はオブジェクトの選択などのシミュレートされた物理的特性に関係ないフィードバックに対応するように生成される。いくつかの状況では、そのような触知出力は、入力エラーを低減させ、デバイスのユーザの動作の効率を増大させる有用なフィードバックをユーザに提供する。
【0037】
いくつかの実施形態では、適した触知出力パターンを有する触知出力は、ユーザインタフェース内又はデバイス内のシーンの後ろにおける対象イベントの出現に対する合図として働く。対象となるイベントの例は、デバイス上又はユーザインタフェース内で提供されるアフォーダンス(例えば、実ボタン、仮想ボタン、又はトグルスイッチ)のアクティブ化、要求された動作の成功又は失敗、ユーザインタフェース内の境界に到達すること又は超えること、新たな状態に入ること、オブジェクト間の入力の焦点を切り替えること、新たなモードのアクティブ化、入力閾値に到達すること又は超えること、入力又はジェスチャのタイプの検出又は認識などを含む。一部の実施形態では、触知出力は、リダイレクション又は中断入力が時宜を得て検出されない限り発生する、近いうち起こるイベント又は結果に対する警告又はアラートしての役割を果たすように提供される。触知出力は又、他の文脈で、ユーザエクスペリエンスの向上、視覚若しくは運動の障害又は他のアクセシビリティに関する必要を有するユーザに対するデバイスのアクセシビリティの改善、並びに/あるいはユーザインタフェース及び/又はデバイスの効率及び機能性の改善のために使用される。触知出力は、任意選択的に、オーディオ出力及び/又は可視のユーザインタフェースの変化を伴い、ユーザがユーザインタフェース及び/又はデバイスと相互作用するときのユーザのエクスペリエンスを更に向上させ、ユーザインタフェース及び/又はデバイスの状態に関する情報のより良好な伝達を容易にし、入力エラーを低減させ、デバイスのユーザの動作の効率を増大させる。
【0038】
デバイス100は、ポータブル多機能デバイスの一例に過ぎず、デバイス100は、任意選択的に、示されているものよりも多くの構成要素又は少ない構成要素を有するものであり、任意選択的に、2つ以上の構成要素を組み合わせるものであり、又は、任意選択的に、それらの構成要素の異なる構成若しくは配置を有するものであることを理解されたい。図1Aに示す様々な構成要素は、1つ以上の信号処理回路及び/又は特定用途向け集積回路を含む、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせで実装される。
【0039】
メモリ102は、任意選択的に、高速ランダムアクセスメモリを含み、また任意選択的に、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステートメモリデバイスなどの不揮発性メモリを含む。CPU(単数又は複数)120及び周辺機器インタフェース118などのデバイス100の他の構成要素によるメモリ102へのアクセスは任意選択で、メモリコントローラ122により制御される。
【0040】
周辺機器インタフェース118が使用され、デバイスの入力及び出力周辺機器を、CPU(単数又は複数)120及びメモリ102と結合することができる。1つ以上のプロセッサ120は、メモリ102に記憶された様々なソフトウェアプログラム及び/又は命令セットを動作させる又は実行して、デバイス100のための様々な機能を実行し、データを処理する。
【0041】
いくつかの実施形態では、周辺機器インタフェース118、CPU(単数又は複数)120、及びメモリコントローラ122は任意選択で、チップ104などの単一チップ上で実装される。いくつかの他の実施形態では、それらは別々のチップ上に任意選択的に実装される。
【0042】
RF(radio frequency、無線周波数)回路108は、電磁信号とも呼ばれるRF信号を送受信する。RF回路108は、電気信号を電磁信号に又は電磁信号を電気信号に変換し、電磁信号を介して通信ネットワーク及び他の通信デバイスと通信する。RF回路108は、任意選択的に、これらの機能を実行するための周知の回路を含み、それらの回路としては、限定するものではないが、アンテナシステム、RF送受信機、1つ以上の増幅器、同調器、1つ以上の発振器、デジタル信号プロセッサ、CODECチップセット、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリなどが挙げられる。RF回路108は、任意選択的に、ワールドワイドウェブ(World Wide Web、WWW)とも呼ばれるインターネット、イントラネット、並びに/又はセルラ電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(local area network、LAN)及び/若しくはメトロポリタンエリアネットワーク(metropolitan area network、MAN)などの無線ネットワークなどのネットワークと、また他のデバイスと、無線通信によって通信する。無線通信は任意選択で、移動通信のためのグローバルシステム(Global System for Mobile Communications、GSM)、拡張データGSM環境(Enhanced Data GSM Environment、EDGE)、高速ダウンリンクパケット接続(high-speed downlink packet access、HSDPA)、高速アップリンクパケット接続(high-speed uplink packet access、HSUPA)、Evolution,Data-Only(EV-DO)、HSPA、HSPA+、デュアルセルHSPA(Dual-Cell HSPA、DC-HSPA)、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)、近距離無線通信(near field communication、NFC)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、W-CDMA)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、時分割多元接続(time division multiple access、TDMA)、Bluetooth、Wireless Fidelity(Wi-Fi)(例えば、IEEE 802.11a、IEEE 802.11ac、IEEE 802.11ax、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、及び/若しくはIEEE 802.11n)、ボイスオーバーインターネットプロトコル(voice over Internet Protocol、VoIP)、Wi-MAX、電子メールのためのプロトコル(例えば、インターネットメッセージアクセスプロトコル(Internet message access protocol、IMAP)及び/若しくはポストオフィスプロトコル(post office protocol、POP))、インスタントメッセージング(例えば、拡張可能メッセージング及びプレゼンスプロトコル(extensible messaging and presence protocol、XMPP)、インスタントメッセージング及びプレゼンス利用拡張向けセッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions、SIMPLE)、インスタントメッセージング及びプレゼンスサービス(Instant Messaging and Presence Service、IMPS))、並びに/又はショートメッセージサービス(Short Message Service、SMS)、あるいは本文書の出願日現在までにまだ開発されていない通信プロトコルを含む任意の他の適切な通信プロトコルを含むが、それらに限定されない、複数の通信規格、通信プロトコル、及び通信技術のうちのいずれかを使用する。
【0043】
オーディオ回路110、スピーカ111、及びマイクロフォン113は、ユーザとデバイス100との間のオーディオインタフェースを提供する。オーディオ回路110は、周辺機器インタフェース118からオーディオデータを受信し、このオーディオデータを電気信号に変換し、この電気信号をスピーカ111に送信する。スピーカ111は、電気信号を人間の可聴音波に変換する。また、オーディオ回路110は、マイクロフォン113によって音波から変換された電気信号を受信する。オーディオ回路110は、電気信号をオーディオデータに変換し、このオーディオデータを処理のために周辺機器インタフェース118に送信する。オーディオデータは、任意選択的に、周辺機器インタフェース118によって、メモリ102及び/若しくはRF回路108から取り出され、かつ/又はメモリ102及び/若しくはRF回路108に送信される。いくつかの実施形態では、オーディオ回路110は、更にヘッドセットジャック(例えば、212、図2)も含む。ヘッドセットジャックは、オーディオ回路110と、出力専用ヘッドホン又は出力(例えば片耳又は両耳用のヘッドホン)及び入力(例えばマイクロフォン)の両方を備えるヘッドセットなどの着脱可能なオーディオ入出力周辺機器との間のインタフェースを提供する。
【0044】
I/Oサブシステム106は、タッチ感知ディスプレイシステム112及びその他の入力又は制御デバイス116などのデバイス100上の入出力周辺機器を周辺機器インタフェース118と結合する。I/Oサブシステム106は、任意選択的に、ディスプレイコントローラ156、光センサコントローラ158、強度センサコントローラ159、触覚フィードバックコントローラ161、及び他の入力若しくは制御デバイスのための1つ以上の入力コントローラ160を含む。1つ以上の入力コントローラ160は他の入力又は制御デバイス116から電気信号を受信し、それらへ電気信号を送信する。その他の入力又は制御デバイス116は任意選択で、物理的ボタン(例えば、プッシュボタン、ロッカボタンなど)、ダイヤル、スライダスイッチ、ジョイスティック、クリックホイールなどを含む。いくつかの代替的実施形態では、入力コントローラ(単数又は複数)160は任意選択で、キーボード、赤外線ポート、USBポート、スタイラス、及び/又はマウスなどのポインタデバイスのうちのいずれかと結合される(又は、いずれにも結合されない)。1つ以上のボタン(例えば、208、図2)は、任意選択で、スピーカ111及び/又はマイクロフォン113の音量制御のためのアップ/ダウンボタンを含む。1つ以上のボタンは、任意選択で、プッシュボタン(例えば、206、図2)を含む。
【0045】
タッチ感知ディスプレイシステム112は、デバイスとユーザの間の入力インタフェース及び出力インタフェースを提供する。ディスプレイコントローラ156は、タッチ感知ディスプレイシステム112から電気信号を受信し、及び/又はタッチ感知ディスプレイシステム112へ電気信号を送信する。タッチ感知ディスプレイシステム112は、ユーザに視覚出力を表示する。この視覚的出力は、グラフィック、テキスト、アイコン、動画、及びそれらの任意の組み合わせ(総称して「グラフィック」)を任意選択的に含む。いくつかの実施形態では、視覚出力の一部又は全ては、ユーザインタフェースオブジェクトに対応する。本明細書で使用されるように、用語「アフォーダンス」は、ユーザ-対話型式のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、グラフィカルユーザインタフェースオブジェクトに向かって方向付けられた入力に応答するように構成されているグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト)を指す。ユーザ対話型式のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトの例は、ボタン、スライダ、アイコン、選択可能メニュー項目、スイッチ、ハイパーリンク、又はその他のユーザインタフェース制御を含むが、それらに限定されない。
【0046】
タッチ感知ディスプレイシステム112は、触覚及び/又は触知の接触に基づくユーザからの入力を受け付けるタッチ感知面、センサ、又はセンサのセットを有する。(メモリ102内の任意の関連するモジュール及び/又は命令セットと共に)タッチ感知ディスプレイシステム112及びディスプレイコントローラ156は、タッチ感知ディスプレイシステム112上の接触(及び、接触の任意の移動又は中断)を検出し、検出された接触をタッチ感知ディスプレイシステム112上で表示されるユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1つ以上のソフトキー、アイコン、ウェブページ、又は画像)との相互作用に変換する。いくつかの実施形態では、タッチ感知ディスプレイシステム112とユーザとの間の接触点は、ユーザの指又はスタイラスに対応する。
【0047】
タッチ感知ディスプレイシステム112は任意選択で、LCD(liquid crystal display)(液晶ディスプレイ)技術、LPD(light emitting polymer display)(発光ポリマディスプレイ)技術、又はLED(light emitting diode)(発光ダイオード)技術を使用するが、他の実施形態では、他のディスプレイ技術が使用される。タッチ感知ディスプレイシステム112及びディスプレイコントローラ156は任意選択で、容量技術、抵抗性技術、赤外線技術、及び表面音響波技術、並びに、タッチ感知ディスプレイシステム112との1つ以上の接触点を判定するためのその他の近接センサアレイ又は他の要素を含むが、これらに限定されない、現在既知の又は後に開発される複数のタッチ感知技術のうちのいずれかを使用して、接触及びその任意の移動又は中断を検出する。いくつかの実施形態では、Cupertino、CaliforniaのApple Inc.からのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)などにおいて見られるような、投影型相互キャパシタンス検知技術が使用される。
【0048】
タッチ感知ディスプレイシステム112は任意選択で、100dpiを超えるビデオ解像度を有する。いくつかの実施形態では、タッチスクリーンのビデオ解像度は、400dpiを超える(例えば、500dpi、800dpi、又はそれより高い)。ユーザは任意選択で、スタイラス、指などの任意の適切なオブジェクト又は付属物を使用して、タッチ感知ディスプレイシステム112と接触する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、指に基づく接触及びジェスチャで機能するように設計されるが、これらは、タッチスクリーン上での指の接触面積がスタイラスの接触面積よりも大きいことに起因して、スタイラスに基づく入力よりも精度が低い場合がある。いくつかの実施形態では、デバイスは、指による粗い入力を、ユーザによって所望されているアクションを実行するための、正確なポインタ/カーソルのポジション又はコマンドに変換する。
【0049】
いくつかの実施形態では、タッチスクリーンに加えて、デバイス100は、任意選択的に、特定の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するためのタッチパッド(図示せず)を含む。いくつかの実施形態では、タッチパッドは、タッチスクリーンとは異なり、視覚的出力を表示しない、デバイスのタッチ感知エリアである。タッチパッドは任意選択で、タッチ感知ディスプレイシステム112と分離したタッチ感知面、又はタッチスクリーンによって形成されたタッチ感知面の延長である。
【0050】
デバイス100は、様々な構成要素に電力を供給する電力システム162も含む。電力システム162は、任意選択的に、電力管理システム、1つ以上の電源(例えば、バッテリ、交流(AC))、再充電システム、停電検出回路、電力コンバータ又はインバータ、電力状況インジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、並びにポータブルデバイス内での電力の生成、管理、及び分配に関連付けられた任意の他の構成要素を含む。
【0051】
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の光学センサ164を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の光センサコントローラ158と結合された光センサを示す。光センサ(単数又は複数)164は、任意選択で、電荷結合デバイス(CCD)又は相補的金属酸化物半導体(CMOS)フォトトランジスタを含む。光センサ(単数又は複数)164は、1つ以上のレンズを通じて投影された、環境からの光を受信し、画像を表すデータに光を変換する。撮像モジュール143(カメラモジュールとも呼ばれる)と連携して、光センサ(単数又は複数)164は任意選択で、静止画及び/又はビデオをキャプチャする。いくつかの実施形態では、タッチスクリーンを静止画及び/又はビデオ画像取得のためのビューファインダとして使用することができるように、光センサは、デバイスの前面上のタッチ感知ディスプレイシステム112の反対である、デバイス100の背面上に配置される。いくつかの実施形態では、ユーザの画像が取得されるように(例えば、自撮りのため、ユーザがタッチスクリーン上で他のテレビ会議参加者を見ている間のテレビ会議のためなど)、別の光センサがデバイスの前面に配置される。
【0052】
デバイス100はまた、任意選択的に、1つ以上の接触強度センサ165を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の強度センサコントローラ159と結合された接触強度センサを示す。接触強度センサ(単数又は複数)165は、1つ以上のピエゾ抵抗ひずみゲージ、電気容量式力センサ、電気力センサ、圧電力センサ、光学力センサ、容量式タッチ感知面、又は他の強度センサ(例えば、タッチ感知面上の接触の力(若しくは圧力)を測定するために使用されるセンサ)を任意選択で含む。接触強度センサ(単数又は複数)165は、環境から接触強度情報(例えば、圧力情報又は圧力情報のためのプロキシ)を受信する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、タッチ感知面(例えばタッチ感知ディスプレイシステム112)と並置される、又はそれに近接される。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、デバイス100の前面上に位置するタッチスクリーンディスプレイシステム112の反対である、デバイス100の背面上に配置される。
【0053】
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の近接センサ166を含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118と結合された近接センサ166を示す。代わりに、近接センサ166は、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160と結合される。いくつかの実施形態では、多機能デバイスがユーザの耳の近くに配置されるとき(例えば、ユーザが電話通話を行っているとき)、近接センサは、タッチ感知ディスプレイシステム112をターンオフ及び無効にする。
【0054】
デバイス100はまた、任意選択的に、1つ以上の触知出力生成器167を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の触覚フィードバックコントローラ161と結合され触知出力生成器を示す。いくつかの実施形態では、触知出力生成器(単数又は複数)167は、スピーカ若しくは他のオーディオ構成要素などの1つ以上の電気音響デバイス、及び/又はモータ、ソレノイド、電気活性ポリマ、圧電アクチュエータ、静電アクチュエータ、若しくは他の触知出力生成構成要素(例えば、デバイス上で電気信号を触知出力に変換する構成要素)などの、エネルギを線形の動きに変換する電気機械デバイスを含む。触知出力生成器(単数又は複数)167は、触覚フィードバックモジュール133から触知フィードバック生成命令を受信し、デバイス100のユーザが感知できる触知出力をデバイス100上に生成する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器は、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)と並置される、又はそれに近接しており、任意選択的に、タッチ感知面を垂直方向(例えば、デバイス100の表面の内/外)に、又は水平方向(例えば、デバイス100の表面と同じ平面内の前後)に移動させることによって、触知出力を生成する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器センサは、デバイス100の前面上に位置するタッチ感知ディスプレイシステム112の反対である、デバイス100の背面上に配置される。
【0055】
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の加速度計168を含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118と結合された加速度計168を示す。代わりに、加速度計168は任意選択で、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160と結合される。いくつかの実施形態では、情報は、1つ以上の加速度計から受信されたデータの分析に基づいて、縦長ビュー又は横長ビュー内でタッチスクリーンディスプレイ上に表示される。デバイス100は、任意選択的に、加速度計(単数又は複数)168に加えて、磁気計(図示せず)、並びにデバイス100のロケーション及び向き(例えば、縦向き又は横向き)に関する情報を取得するためのGPS(又はGLONASS若しくは他のグローバルナビゲーションシステム)受信機(図示せず)を含む。
【0056】
いくつかの実施形態では、メモリ102に記憶されたソフトウェア構成要素は、オペレーティングシステム126、通信モジュール(又は、命令セット)128、接触/動きモジュール(又は、命令セット)130、グラフィックモジュール(又は、命令セット)132、触覚フィードバックモジュール(又は、命令セット)133、テキスト入力モジュール(又は、命令セット)134、全地球測位システム(Global Positioning System)(GPS)モジュール(又は、命令セット)135、及びアプリケーション(又は、命令セット)136を含む。更に、いくつかの実施形態では、図1A及び図3に示されるように、メモリ102は、デバイス/グローバル内部状態157を記憶する。デバイス/グローバル内部状態157は、現在アクティブ状態のアプリケーションがある場合に、どのアプリケーションがアクティブであるかを示すアクティブアプリケーション状態、どのアプリケーション、ビュー、又は他の情報がタッチ感知ディスプレイシステム112の様々な領域を占有しているかを示す表示状態、デバイスの様々なセンサ及びその他の入力又は制御デバイス116から取得される情報を含むセンサ状態、並びにデバイスのロケーション及び/又は姿勢に関するロケーション及び/若しくは位置情報、のうちの1つ以上を含む。
【0057】
オペレーティングシステム126(例えば、iOS、Darwin、RTXC、LINUX、UNIX、OS X、WINDOWS、又はVxWorksなどの組み込みオペレーティングシステム)は、全体的なシステムタスク(例えば、メモリ管理、記憶デバイス制御、電力管理など)を制御及び管理するための様々なソフトウェア構成要素及び/又はドライバを含み、様々なハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素の間の通信を促進する。
【0058】
通信モジュール128は、1つ以上の外部ポート124を介して他のデバイスとの通信を容易にし、RF回路108及び/又は外部ポート124が受信したデータを処理するための様々なソフトウェア構成要素をも含む。外部ポート124(例えば、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)、FIREWIREなど)は、直接的に、又はネットワーク(例えばインターネット、無線LANなど)を介して間接的に、他のデバイスに結合するように適合されている。いくつかの実施形態では、外部ポートは、Cupertino、CaliforniaのApple Inc.からのいくつかのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)デバイス内で使用される30ピンコネクタと同一若しくは類似した、及び/又は互換性のあるマルチピン(例えば、30ピン)コネクタである。いくつかの実施形態では、外部ポートは、Cupertino、CaliforniaのApple Inc.からのいくつかのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)デバイスにおいて使用されるLightningコネクタと同一若しくは類似した、及び/又は互換性のあるLightningコネクタである。
【0059】
接触/動きモジュール130は任意選択で、タッチ感知ディスプレイシステム112との接触(ディスプレイコントローラ156と連携して)、及び他のタッチ感知デバイスとの接触(例えば、タッチパッド又は物理クリックホイール)を検出する。接触/動きモジュール130は、接触が発生したかを判定すること(例えば、指ダウンイベントを検出する)、接触の強度を判定すること(例えば、接触の力若しくは圧力、又は接触の力若しくは圧力に代替するもの)、接触の移動があるかを判定すること及びタッチ感知面を横切る移動を追跡すること(例えば、1つ以上の指のドラッグイベントを検出する)、及び接触が停止したかどうかを判定すること(例えば、指アップイベント又は接触の中断を検出する)などの、接触の検出(例えば、指又はスタイラスによる)に関連する様々な動作を実行するためのソフトウェア構成要素を含む。接触/動きモジュール130は、タッチ感知面から接触データを受信する。一連の接触データによって表される、接触点の移動を判定することは、任意選択的に、接触点の速さ(大きさ)、速度(大きさ及び方向)、及び/又は加速度(大きさ及び/又は方向の変更)を判定することを含む。これらの動作は、任意選択で、単一の接触(例えば、1本の指の接触又はスタイラスの接触)又は複数の同時接触(例えば、「マルチタッチ」/複数の指の接触)に適用される。いくつかの実施形態では、接触/動きモジュール130及びディスプレイコントローラ156は、タッチパッド上の接触を検出する。
【0060】
接触/動きモジュール130は、任意選択的に、ユーザによるジェスチャ入力を検出する。タッチ感知面上の異なるジェスチャは、異なる接触パターンを有する(例えば検出される接触の動き、タイミング、及び/又は強度が異なる)。したがって、ジェスチャは、任意選択的に、特定の接触パターンを検出することによって検出される。例えば、指のタップジェスチャを検出することは、フィンガダウンイベントを検出し、続いて(例えば、アイコンの位置での)そのフィンガダウンイベントと同一の位置(又は、実質的に同一の位置)でのフィンガアップ(リフトオフ)イベントを検出することを含む。別の実施例として、タッチ感知面上の指のスワイプジェスチャを検出することは、フィンガダウンイベントを検出し、続いて1つ以上の指のドラッグイベントを検出し、その後、フィンガアップ(リフトオフ)イベントを検出することを含む。同様に、タップ、スワイプ、ドラッグ、及び他のジェスチャは、任意選択で、スタイラスに対して、スタイラスに対する特定の接触パターンを検出することにより、検出される。
【0061】
いくつかの実施形態では、指のタップジェスチャを検出することは、指ダウンイベントを検出することと指アップイベントを検出することとの間の時間の長さに依存するが、指ダウンイベントを検出することと指アップイベントを検出することとの間の指の接触の強度とは関連しない。いくつかの実施形態では、タップジェスチャは、タップの間の指の接触の強度が、軽い押圧又は深い押圧強度閾値などの所与の強度閾値を満たす(名目上の接触検出強度閾値よりも大きい)かにかかわらず、指ダウンイベントと指アップイベントの間の時間の長さが所定の値よりも短い(例えば、0.1、0.2、0.3、0.4又は0.5秒よりも短い)との判定に従って検出される。したがって、指のタップジェスチャは、特定の入力基準が満たされるために、接触の特性強度が所与の強度閾値を満たすことを必要としない特定の入力基準を満たすことができる。明確にするために、タップジェスチャにおける指の接触は一般的に、指ダウンイベントを検出するために、それを下回ると接触が検出されない名目上の接触検出強度閾値を満たす必要がある。同様の分析は、スタイラスによるタップジェスチャ又は他の接触を検出することに適用される。デバイスがタッチ感知面上をホバリングする指又はスタイラスの接触を検出することが可能なケースでは、名目上の接触検出強度閾値は任意選択で、指又はスタイラスとタッチ感知面の間の物理的接触に対応しない。
【0062】
同様の方式で、同一の概念が他のタイプのジェスチャに適用される。例えば、スワイプジェスチャ、ピンチジェスチャ、デピンチジェスチャ、及び/又は長い押圧ジェスチャは任意選択で、ジェスチャに含まれる接触の強度と関係しない、又は認識されるためにジェスチャを実行する接触(単数又は複数)が強度閾値に到達することを必要としないのいずれかである基準を満たすことに基づいて検出される。例えば、スワイプジェスチャは、1つ以上の接触の移動量に基づいて検出される。ピンチジェスチャは、2つ以上の接触の互いへの移動に基づいて検出される。デピンチジェスチャは、2つ以上の接触の互いから離れる動きに基づいて検出される。長押しジェスチャは、閾値量未満の移動を伴うタッチ感知面への接触の持続時間に基づいて検出される。したがって、特定のジェスチャ認識基準が満たされるために、接触(単数又は複数)の強度が個別の強度閾値を満たすことを特定のジェスチャ認識基準が必要としないという記述は、ジェスチャにおける接触(単数又は複数)が個別の強度閾値に到達しない場合に特定のジェスチャ認識基準が満たされることが可能であること、及びジェスチャにおける接触のうちの1つ以上が個別の強度閾値に到達する、又は強度閾値を超える状況で満たされることも可能であることを意味する。いくつかの実施形態では、タップジェスチャは、接触が既定の時間期間の間に個別の強度閾値を上回るか又は下回るかにかかわらず、指ダウンイベント及び指アップイベントが既定の時間期間内で検出されたという判定に基づいて検出され、スワイプジェスチャは、接触が接触の移動の終わりに個別の強度閾値を上回る場合でさえ、接触の移動が既定の大きさよりも大きいという判定に基づいて検出される。ジェスチャの検出がジェスチャを実行する接触の強度によって影響される実施態様でさえ(例えば、接触の強度が強度閾値を上回るときにデバイスが長い押圧をより素早く検出し、又は接触の強度がより高いときにデバイスがタップ入力の検出に遅れる)、接触が特定の強度閾値に到達しない状況でジェスチャを認識する基準を満たすことができる限り(例えば、ジェスチャを認識するために要する時間量が変化する場合でさえ)、それらのジェスチャの検出は、接触が特定の強度閾値に到達することを必要としない。
【0063】
接触強度閾値、期間閾値、及び移動閾値は、一部の状況では、同一の入力要素又は領域に方向付けられる2つ以上の異なるジェスチャを区別するためのヒューリスティックを作成するために、様々な異なる組み合わせで組み合わされ、それによって、同一の入力要素との複数の異なる相互作用がより豊かなセットのユーザ相互作用及び応答を提供するように有効化される。特定のジェスチャ認識基準が満たされるために、接触(単数又は複数)の強度が個別の強度閾値を満たすことをジェスチャ認識基準の特定のセットが必要としない記述は、ジェスチャが個別の強度閾値を上回る強度を有する接触を含むときに満たされる基準を有する他のジェスチャを識別するための他の強度依存ジェスチャ認識基準の同時評価を排除しない。例えば、いくつかの状況では、第1のジェスチャ認識基準が満たされるために、接触(単数又は複数)の強度が個別の強度閾値を満たすことを必要としない第1のジェスチャのための第1のジェスチャ認識基準は、個別の強度閾値に到達する接触(単数又は複数)に依存する第2のジェスチャのための第2のジェスチャ認識基準との競争関係にある。そのような競争では、ジェスチャは任意選択で、第2のジェスチャのための第2のジェスチャ認識基準が最初に満たされる場合に、第1のジェスチャのための第1のジェスチャ認識基準を満たすものとして認識されない。例えば、接触が既定の移動量を移動する前に接触が個別の強度閾値に到達する場合、スワイプジェスチャではなく深い押圧ジェスチャが検出される。逆に、接触が個別の強度閾値に到達する前に接触が既定の移動量を移動する場合、深い押圧ジェスチャではなくスワイプジェスチャが検出される。そのような状況でさえ、第1のジェスチャのための第1のジェスチャ認識基準は、第1のジェスチャ認識基準が満たされるために、接触(単数又は複数)の強度が個別の強度閾値を満たすことをなおも必要としないが、これは、ジェスチャの終わりまで接触が個別の強度閾値を下回ったままであった場合(例えば、個別の強度閾値を上回る強度まで増加しない接触を有するスワイプジェスチャ)、ジェスチャは、スワイプジェスチャとして第1のジェスチャ認識基準によって認識されているからである。そのようにして、特定のジェスチャ認識基準が満たされるために、接触(単数又は複数)の強度が個別の強度閾値を満たすことを必要としない特定のジェスチャ認識基準は、(A)いくつかの状況では、強度閾値(例えば、タップジェスチャのための)に関して接触の強度を無視し、及び/又は(B)いくつかの状況では、特定のジェスチャ認識基準が入力に対応するジェスチャ(例えば、認識のための深い押圧ジェスチャと競争する長い押圧ジェスチャのための)を認識する前に、強度依存ジェスチャ認識基準の競争するセット(例えば、深い押圧ジェスチャのための)が強度依存ジェスチャに対応するものとして入力を認識する場合、特定のジェスチャ認識基準(例えば、長い押圧ジェスチャのための)が機能しないという意味で、強度閾値に関して接触の強度になおも依存している。
【0064】
グラフィックモジュール132は、表示されるグラフィックの視覚的影響(例えば、輝度、透明度、彩度、コントラスト、又は他の視覚特性)を変更するための構成要素を含む、タッチ感知ディスプレイシステム112又は他のディスプレイ上でグラフィックをレンダリング及び表示するための様々な既知のソフトウェア構成要素を含む。本明細書で使用される場合、用語「グラフィック」は、テキスト、ウェブページ、アイコン(ソフトキーを含むユーザインタフェースオブジェクトなど)、デジタル画像、ビデオ、及びアニメーションなどを含むがこれらに限定されない、ユーザに対して表示することができるいずれかのオブジェクトを含む。
【0065】
いくつかの実施形態では、グラフィックモジュール132は、使用されることになるグラフィックを表すデータを記憶する。各グラフィックには、任意選択的に、対応するコードが割り当てられる。グラフィックモジュール132は、アプリケーションなどから、必要に応じて、座標データ及び他のグラフィックプロパティデータと共に、表示されることとなるグラフィックを指定する1つ以上のコードを受信し、次にディスプレイコントローラ156に出力するスクリーンの画像データを生成する。
【0066】
触覚フィードバックモジュール133は、デバイス100とのユーザ相互作用に応じて、触知出力生成器(単数又は複数)167を使用してデバイス100上の1つ以上のロケーションにおいて触知出力を作成する命令(例えば、触覚フィードバックコントローラ161によって使用される命令)を生成する様々なソフトウェア構成要素を含む。
【0067】
テキスト入力モジュール134は、任意選択的に、グラフィックモジュール132の構成要素であり、様々なアプリケーション(例えば、連絡先137、電子メール140、IM141、ブラウザ147、及びテキスト入力を必要とする任意の他のアプリケーション)でテキストを入力するためのソフトキーボードを提供する。
【0068】
GPSモジュール135は、デバイスの位置を判定し、この情報を、様々なアプリケーションで使用するために(例えば、位置に基づく電話発信で使用するために電話138へ、写真/ビデオのメタデータとしてカメラ143へ、並びに、気象ウィジェット、地域のイエローページウィジェット、及び地図/ナビゲーションウィジェットなどの、位置に基づくサービスを提供するアプリケーションへ)提供する。
【0069】
アプリケーション136は、任意選択的に、以下のモジュール(又は命令セット)又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●連絡先モジュール137(アドレス帳又は連絡先リストと呼ばれることもある)、
●電話モジュール138、
●テレビ会議モジュール139、
●電子メールクライアントモジュール140、
●インスタントメッセージング(IM)モジュール141、
●トレーニングサポートモジュール142、
●静止画及び/又はビデオ画像用のカメラモジュール143、
●画像管理モジュール144、
●ブラウザモジュール147、
●カレンダモジュール148、
●気象ウィジェット149-1、株価ウィジェット149-2、計算機ウィジェット149-3、アラーム時計ウィジェット149-4、辞書ウィジェット149-5、及びユーザによって取得された他のウィジェット、並びにユーザ作成ウィジェット149-6のうちの1つ以上を任意選択的に含む、ウィジェットモジュール149、
●ユーザ作成ウィジェット149-6を作成するためのウィジェット作成モジュール150、
●検索モジュール151、
●任意選択的にビデオプレイヤーモジュール及び音楽プレイヤーモジュールから構成されている、ビデオ及び音楽プレイヤーモジュール152、
●メモモジュール153、
●地図モジュール154、及び/又は
●オンラインビデオモジュール155。
【0070】
任意選択的にメモリ102に記憶される他のアプリケーション136の例としては、他のワードプロセッシングアプリケーション、他の画像編集アプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、JAVA対応アプリケーション、暗号化、デジタル著作権管理、音声認識、及び音声複製が挙げられる。
【0071】
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と共に、連絡先モジュール137は、アドレス帳又は連絡先リスト(例えば、メモリ102又はメモリ370の連絡先モジュール137のアプリケーション内部状態192に記憶される)を管理するための実行可能命令を含み、この実行可能命令は、アドレス帳に名前(単数又は複数)を追加すること、アドレス帳から名前(単数又は複数)を削除すること、電話番号(単数又は複数)、電子メールアドレス(単数又は複数)、物理アドレス(単数又は複数)、又は他の情報を名前に関連付けることを含む。画像を名前に関連付けること、名前を分類して並べ替えること、電話番号及び/又は電子メールアドレスを提供して、電話138、テレビ会議139、電子メール140、又はIM141による通信を開始及び/若しくは促進すること、などが含まれる。
【0072】
RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電話モジュール138は、電話番号に対応する文字のシーケンスを入力し、アドレス帳137内の1つ以上の電話番号にアクセスし、入力されている電話番号を変更し、個別の電話番号をダイヤルし、会話を実行し、会話が完了したときに切断し又は電話を切る実行可能命令を含む。上述のように、無線通信は、任意選択で、複数の通信規格、プロトコル、及び技術のうちのいずれかを使用する。
【0073】
RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、光センサ(単数又は複数)164、光センサコントローラ158、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、連絡先リスト137、及び電話モジュール138と連携して、テレビ会議モジュール139は、ユーザの命令に従って、ユーザと1人以上の他の参加者の間のテレビ会議を開始し、行い、終了する実行可能命令を含む。
【0074】
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、ユーザの命令に応じて、電子メールを作成し、送信し、受信し、管理する実行可能命令を含む。画像管理モジュール144と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、カメラモジュール143で撮影された静止画像又は動画画像を有する電子メールの作成及び送信を非常に容易にする。
【0075】
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、インスタントメッセージングモジュール141は、インスタントメッセージに対応する文字のシーケンスを入力し、前に入力された文字を修正し、個別のインスタントメッセージを送信し(例えば、電話ベースのインスタントメッセージのためのショートメッセージサービス(SMS)若しくはマルチメディアメッセージサービス(Multimedia Message Service、MMS)プロトコルを使用して、又はインターネットベースのインスタントメッセージのためのXMPP、SIMPLE、Apple Push Notification Service(APNs)、若しくはIMPSを使用して)、インスタントメッセージを受信し、受信したインスタントメッセージを見る実行可能命令を含む。いくつかの実施形態では、送信及び/又は受信されたインスタントメッセージは任意選択で、MMS及び/又は拡張メッセージングサービス(Enhanced Messaging Service、EMS)でサポートされるような、グラフィック、写真、音声ファイル、ビデオファイル、及び/又は他の添付ファイルを含む。本明細書で使用される場合、「インスタントメッセージ」は、電話ベースのメッセージ(例えば、SMS又はMMSを使用して送信されたメッセージ)及びインターネットベースのメッセージ(例えば、XMPP、SIMPLE、APNs、又はIMPSを使用して送信されたメッセージ)の両方を指す。
【0076】
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、地図モジュール154、並びにビデオ及び音楽プレイヤーモジュール152と連携して、トレーニングサポートモジュール142は、トレーニングを作成し(例えば、時間、距離、及び/又はカロリー消費目標を有する)、(スポーツデバイス及びスマートウォッチ内の)トレーニングセンサと通信し、トレーニングセンサデータを受信し、トレーニングをモニタするために使用されるセンサを較正し、トレーニング用の音楽を選択して再生し、並びに、トレーニングデータを表示し、記憶し、及び送信する、実行可能命令を含む。
【0077】
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、光センサ(単数又は複数)164、光センサコントローラ158、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及び画像管理モジュール144と共に、カメラモジュール143は、静止画又はビデオ(ビデオストリームを含む)をキャプチャしてメモリ102にそれらを記憶する、静止画又はビデオの特性を変更する、及び/又はメモリ102から静止画若しくはビデオを削除する、実行可能命令を含む。
【0078】
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びカメラモジュール143と共に、画像管理モジュール144は、静止画及び/又はビデオ画像を配置し、変更し(例えば、編集し)、又はその他の方式で操作し、ラベルを付け、削除し、提示し(例えば、デジタルスライドショー又はアルバム内で)、並びに記憶する、実行可能命令を含む。
【0079】
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と共に、ブラウザモジュール147は、ウェブページ又はそれらの一部、並びにウェブページにリンクされた添付ファイル及び他のファイルの、検索、リンク付け、受信、及び表示を含め、ユーザの命令に従って、インターネットをブラウズする、実行可能命令を含む。
【0080】
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と共に、カレンダーモジュール148は、ユーザの命令に従って、カレンダー及びカレンダーに関連付けられたデータ(例えば、カレンダー項目、するべきことのリストなど)を作成、表示、変更、及び記憶する、実行可能命令を含む。
【0081】
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と共に、ウィジェットモジュール149は、任意選択で、ユーザによってダウンロードされ使用されるミニアプリケーション(例えば、気象ウィジェット149-1、株価ウィジェット149-2、計算機ウィジェット149-3、アラーム時計ウィジェット149-4、及び辞書ウィジェット149-5)、又はユーザによって作成されるミニアプリケーション(例えば、ユーザ作成ウィジェット149-6)である。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、HTML(Hypertext Markup Language、ハイパーテキストマークアップ言語)ファイル、CSS(Cascading Style Sheets、カスケーディングスタイルシート)ファイル、及びJavaScriptファイルを含む。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、XML(Extensible Markup Language、拡張可能マークアップ言語)ファイル及びJavaScriptファイル(例えば、Yahoo!ウィジェット)を含む。
【0082】
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、ウィジェット作成モジュール150は、ウィジェットを作成する(例えば、ウェブページのユーザ指定部分をウィジェットに変える)実行可能命令を含む。
【0083】
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、検索モジュール151は、ユーザの命令に従って、1つ以上の検索基準(例えば、1つ以上のユーザ指定の検索語句)と一致する、メモリ102内のテキスト、音楽、サウンド、画像、ビデオ、及び/又は他のファイルを検索する実行可能命令を含む。
【0084】
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、及びブラウザモジュール147と連携して、ビデオ及び音楽プレイヤーモジュール152は、MP3又はAACファイルなどの1つ以上のファイル形式で記憶された記録された音楽又は他のサウンドファイルをユーザがダウンロード及び再生することを可能にする実行可能命令、並びにビデオを表示し、提示し、又はその他の方式で再生する(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112上で、又は無線で若しくは外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上で)実行可能命令を含む。いくつかの実施形態では、デバイス100は、任意選択的に、iPod(Apple Inc.の商標)などのMP3プレーヤの機能を含む。
【0085】
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、メモモジュール153は、ユーザの命令に従って、メモ、するべきことのリストなどを作成及び管理する実行可能命令を含む。
【0086】
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、及びブラウザモジュール147に関連して、地図モジュール154は、ユーザの命令に従って、地図及び地図に関連するデータ(例えば、運転方向、特定の場所又はその付近の店舗及びその他の対象地点についてのデータ、並びにその他の場所に基づくデータ)を受信し、表示し、修正し、記憶する実行可能命令を含む。
【0087】
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連携して、オンラインビデオモジュール155は、ユーザがH.264などの1つ以上のファイル形式のオンラインビデオにアクセスし、閲覧し、受信し(例えば、ストリーミング及び/又はダウンロードにより)、再生し(例えば、タッチスクリーン112上で、又は無線で若しくは外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上で)、特定のオンラインビデオへのリンクを有する電子メールを送信し、別の方法で管理することを可能にする実行可能命令を含む。いくつかの実施形態では、特定のオンライン動画へのリンクを送信するために、電子メールクライアントモジュール140ではなく、インスタントメッセージングモジュール141が使用される。
【0088】
上記特定されたモジュール及びアプリケーションの各々は、上記説明された1つ以上の機能、並びに本出願で説明される方法(例えば、コンピュータによって実行される方法、及び本明細書で説明される他の情報処理方法)を実行する実行可能な命令セットに対応する。それらのモジュール(すなわち、命令セット)は、別々のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、よって、それらのモジュールの様々なサブセットは、任意選択で、様々な実施形態において、組み合わされ、又はその他の方式で再配置される。いくつかの実施形態では、メモリ102は、上記で識別したモジュール及びデータ構造のサブセットを任意選択的に記憶する。更に、メモリ102は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
【0089】
いくつかの実施形態では、デバイス100は、そのデバイスにおける既定の機能のセットの動作がタッチスクリーン及び/又はタッチパッドのみを介して実行されるデバイスである。デバイス100が動作するための主要な入力コントロールデバイスとしてタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを使用することにより、任意選択的に、デバイス100上の物理的な入力コントロールデバイス(プッシュボタン、ダイヤルなど)の数が削減される。
【0090】
タッチスクリーン及び/又はタッチパッドを通じてのみ実行される既定の機能のセットは、任意選択的に、ユーザインタフェース間のナビゲーションを含む。いくつかの実施形態では、タッチパッドは、ユーザによってタッチされたときに、デバイス100上に表示される任意のユーザインタフェースから、メインメニュー、ホームメニュー、又はルートメニューにデバイス100をナビゲートする。このような実施形態では、「メニューボタン」は、タッチパッドを使用して実装される。いくつかの他の実施形態では、メニューボタンは、タッチパッドではなく、物理プッシュボタン又はその他の物理入力コントロールデバイスである。
【0091】
図1Bは、いくつかの実施形態に係る、イベント処理のための例示的な構成要素を示すブロック図である。いくつかの実施形態では、メモリ102(図1Aにおける)又は370(図3)は、イベントソート部170(例えば、オペレーティングシステム126内)及び個別のアプリケーション136-1(例えば、上述したアプリケーション136、137~155、380~390のいずれか)を含む。
【0092】
イベントソート部170は、イベント情報を受信し、イベント情報を配信するアプリケーション136-1、及びアプリケーション136-1のアプリケーションビュー191を判定する。イベントソート部170は、イベントモニタ171及びイベントディスパッチャモジュール174を含む。いくつかの実施形態では、アプリケーション136-1は、アプリケーションがアクティブ又は実行中のとき、タッチ感知ディスプレイシステム112上で表示される現在のアプリケーションビュー(単数又は複数)を示す、アプリケーション内部状態192を含む。いくつかの実施形態では、デバイス/グローバル内部状態157は、どのアプリケーション(単数又は複数)が現在アクティブであるかを判定するためにイベントソート部170によって使用され、アプリケーション内部状態192は、イベント情報が配信されるアプリケーションビュー191を判定するためにイベントソート部170によって使用される。
【0093】
いくつかの実施形態では、アプリケーション内部状態192は、アプリケーション136-1が実行を再開するときに使用すべき再開情報、アプリケーション136-1によって表示されている情報を示す又は表示する準備ができたユーザインタフェース状態情報、ユーザがアプリケーション136-1の前の状態又はビューに戻ることを可能にする状態キュー、及びユーザによって行われた前のアクションのリドゥ/アンドゥキューのうちの1つ以上などの追加情報を含む。
【0094】
イベントモニタ171は、周辺機器インタフェース118からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント(例えば、マルチタッチジェスチャの一部としての、タッチ感知ディスプレイシステム112上のユーザのタッチ)についての情報を含む。周辺機器インタフェース118は、I/Oサブシステム106、又は近接センサ166、加速度計(単数又は複数)168、及び/若しくは(オーディオ回路110を介した)マイクロフォン113などのセンサから受信する情報を送信する。周辺機器インタフェース118がI/Oサブシステム106から受信する情報は、タッチ感知ディスプレイシステム112又はタッチ感知面からの情報を含む。
【0095】
いくつかの実施形態では、イベントモニタ171は、所定の間隔で周辺機器インタフェース118に要求を送信する。それに応じて、周辺機器インタフェース118は、イベント情報を送信する。他の実施形態では、周辺機器インタフェース118は、重要なイベント(例えば、所定のノイズ閾値を上回り、及び/又は所定の期間よりも長い入力を受信すること)が存在するときのみ、イベント情報を送信する。
【0096】
いくつかの実施形態では、イベントソート部170はまた、ヒットビュー判定モジュール172及び/又はアクティブイベント認識部判定モジュール173を含む。
【0097】
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチ感知ディスプレイシステム112が2つ以上のビューを表示するとき、1つ以上のビュー内のどこにおいてサブイベントが発生したかを判定するためのソフトウェア手順を提供する。ビューは、ユーザがディスプレイ上で見ることができる制御装置及び他の要素から構成されている。
【0098】
アプリケーションに関連付けられたユーザインタフェースの別の態様は、本明細書ではアプリケーションビュー又はユーザインタフェースウィンドウと呼ばれることもあるビューのセットであり、その中で情報が表示され、タッチに基づくジェスチャが生じる。タッチが検出される(個別のアプリケーションの)アプリケーションビューは、任意選択的に、アプリケーションのプログラム階層又はビュー階層内のプログラムレベルに対応する。例えば、タッチが検出される最下位レベルビューは、任意選択的に、ヒットビューと呼ばれ、また、適切な入力として認識されるイベントのセットは、任意選択的に、タッチによるジェスチャを開始する初期タッチのヒットビューに少なくとも部分的に基づいて判定される。
【0099】
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチに基づくジェスチャのサブイベントに関連する情報を受信する。アプリケーションが階層状に構成された複数のビューを有するとき、ヒットビュー判定モジュール172は、サブイベントを処理すべき階層内の最下位のビューとして、ヒットビューを識別する。ほとんどの状況では、ヒットビューは、開始するサブイベント(すなわち、イベント又は潜在的なイベントを形成するサブイベントのシーケンスにおける最初のサブイベント)が発生する最下位レベルのビューである。ヒットビューがヒットビュー判定モジュールによって特定されると、ヒットビューは典型的には、それがヒットビューとして特定された同一のタッチ又は入力元に関連する全てのサブイベントを受信する。
【0100】
アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ビュー階層内のどのビュー(単数又は複数)が特定のサブイベントのシーケンスを受信すべきかを判定する。いくつかの実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ヒットビューのみがサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、サブイベントの物理的ロケーションを含む全てのビューがアクティブに関わりがあるビューであると判定し、したがって、全てのアクティブに関わりがあるビューが、サブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、タッチサブイベントが1つの特定のビューに関連付けられたエリアに完全に限定された場合でも、階層内の上位のビューは、依然としてアクティブに関わりがあるビューであり続ける。
【0101】
イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をイベント認識部(例えばイベント認識部180)にディスパッチする。アクティブイベント認識部判定モジュール173を含む実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、アクティブイベント認識部判定モジュール173により判定されたイベント認識部にイベント情報を配信する。いくつかの実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、個別のイベント受信部モジュール182によって取得されたイベント情報をイベント待ち行列に記憶する。
【0102】
いくつかの実施形態では、オペレーティングシステム126は、イベントソート部170を含む。あるいは、アプリケーション136-1がイベントソート部170を含む。更に他の実施形態では、イベントソート部170は、独立型のモジュールであり、又は接触/動きモジュール130などのメモリ102内に記憶されている別のモジュールの一部である。
【0103】
いくつかの実施形態では、アプリケーション136-1は、各々がアプリケーションのユーザインタフェースの個別のビュー内で発生するタッチイベントを処理する命令を含む、複数のイベント処理部190及び1つ以上のアプリケーションビュー191を含む。アプリケーション136-1の各アプリケーションビュー191は、1つ以上のイベント認識部180を含む。典型的には、個別のアプリケーションビュー191は、複数のイベント認識部180を含む。他の実施形態では、イベント認識部180のうちの1つ以上は、ユーザインタフェースキット(図示せず)又はアプリケーション136-1が方法及び他の特性を継承する上位レベルのオブジェクトなどの、別個のモジュールの一部である。いくつかの実施形態では、個別のイベント処理部190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、GUI更新部178、及び/又はイベントソート部170から受信されたイベントデータ179、のうちの1つ以上を含む。イベント処理部190は任意選択で、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176、オブジェクト更新部177、又はGUI更新部178を利用し、又は呼び出す。代わりに、アプリケーションビュー191のうちの1つ以上は、1つ以上のそれぞれのイベント処理部190を含む。また、いくつかの実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178のうちの1つ以上は、個別のアプリケーションビュー191に含まれる。
【0104】
個別のイベント認識部180は、イベントソート部170からイベント情報(例えば、イベントデータ179)を受信し、イベント情報からイベントを特定する。イベント認識部180は、イベント受信部182及びイベント比較部184を含む。いくつかの実施形態では、イベント認識部180はまた、メタデータ183及びイベント配信命令188(任意選択的にサブイベント配信命令を含む)の少なくともサブセットも含む。
【0105】
イベント受信部182は、イベントソート部170からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント、例えば、タッチ又はタッチの移動についての情報を含む。サブイベントに応じて、イベント情報はまた、サブイベントのロケーションなどの追加情報を含む。サブイベントがタッチの動きに関わるとき、イベント情報はまた任意選択的に、サブイベントの速さ及び方向を含む。いくつかの実施形態では、イベントは、1つの向きから別の向きへの(例えば、縦向きから横向きへ、又はその逆の)デバイスの回転を含み、イベント情報は、デバイスの現在の向き(デバイスの姿勢とも呼ぶ)についての対応する情報を含む。
【0106】
イベント比較部184は、イベント情報を、既定のイベント又はサブイベントの定義と比較し、その比較に基づいて、イベント又はサブイベントを判定するか、あるいはイベント又はサブイベントの状態を判定若しくは更新する。いくつかの実施形態では、イベント比較部184は、イベント定義186を含む。イベント定義186は、例えばイベント1(187-1)及びイベント2(187-2)などのイベント(例えば、サブイベントの既定のシーケンス)の定義を含む。いくつかの実施形態では、イベント187におけるサブイベントは、例えば、タッチの開始、タッチのキャンセル、タッチの移動、タッチの中止、及び複数のタッチを含む。一実施例では、イベント1(187-1)についての定義は、表示されたオブジェクト上のダブルタップである。ダブルタップは、例えば、表示されたオブジェクト上の所定の段階についての第1のタッチ(タッチの開始)、所定の段階についての第1のリフトオフ(タッチの終了)、表示されたオブジェクト上の予所定の段階についての第2のタッチ(タッチの開始)、及び所定の段階についての第2のリフトオフ(タッチの終了)を含む。別の実施例では、イベント2(187-2)の定義は、表示されたオブジェクト上のドラッグである。ドラッグは、例えば、表示されたオブジェクト上の所定の段階についてのタッチ(又は、接触)、タッチ感知ディスプレイシステム112を横切るタッチの移動、及びタッチのリフトオフ(タッチの終わり)を含む。いくつかの実施形態では、イベントは、1つ以上の関連付けられたイベント処理部190に関する情報も含む。
【0107】
いくつかの実施形態では、イベント定義187は、個別のユーザインタフェースオブジェクトについてのイベントの定義を含む。いくつかの実施形態では、イベント比較部184は、どのユーザインタフェースオブジェクトがサブイベントに関連付けられているかを判定するヒットテストを実行する。例えば、3つのユーザインタフェースオブジェクトがタッチ感知ディスプレイシステム112上で表示されるアプリケーションビューにおいて、タッチ感知ディスプレイシステム112上でタッチが検出されたとき、イベント比較部184は、3つのユーザインタフェースオブジェクトのうちのどれがタッチ(サブイベント)と関連付けられているかを判定するためにヒットテストを実行する。表示された各オブジェクトが、個別のイベント処理部190に関連付けられている場合、イベント比較部は、ヒットテストの結果を用いて、どのイベント処理部190をアクティブ化すべきかを判定する。例えば、イベント比較部184は、ヒットテストをトリガするサブイベント及びオブジェクトに関連付けられたイベント処理部を選択する。
【0108】
いくつかの実施形態では、それぞれのイベント187の定義は、サブイベントのシーケンスがイベント認識部のイベントタイプに対応するかどうかが判定されるまで、イベント情報の配信を遅らせる遅延アクションも含む。
【0109】
個別のイベント認識部180は、一連のサブイベントがイベント定義186のイベントのいずれとも一致しないと判定した場合、個別のイベント認識部180は、イベント不可能、イベント失敗、又はイベント終了の状態に入り、その後は、タッチに基づくジェスチャの次のサブイベントを無視する。この状況では、ヒットビューについてアクティブのままである他のイベント認識部があれば、そのイベント認識部は、進行中のタッチによるジェスチャのサブイベントの追跡及び処理を続行する。
【0110】
いくつかの実施形態では、個別のイベント認識部180は、イベント配信システムがどのようにサブイベント配信を実行すべきかをアクティブに関与しているイベント認識部に示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを有するメタデータ183を含む。いくつかの実施形態では、メタデータ183は、イベント認識部が互いにどのように相互作用するか、又はイベント認識部が互いにどのように相互作用することが可能となるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。いくつかの実施形態では、メタデータ183は、サブイベントがビュー階層又はプログラム階層における多様なレベルに配信されるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。
【0111】
いくつかの実施形態では、個別のイベント認識部180は、イベントの1つ以上の特定のサブイベントが認識されるときに、イベントに関連付けられたイベント処理部190をアクティブ化する。いくつかの実施形態では、個別のイベント認識部180は、イベントに関連付けられたイベント情報をイベント処理部190に配信する。イベント処理部190をアクティブ化することは、個別のヒットビューにサブイベントを送信する(及び、送信を延期する)こととは別個である。いくつかの実施形態では、イベント認識部180は、認識したイベントに関連付けられたフラグを投入し、そのフラグに関連付けられたイベント処理部190は、そのフラグを捕らえ、既定のプロセスを実行する。
【0112】
いくつかの実施形態では、イベント配信命令188は、イベント処理部をアクティブ化することなく、サブイベントについてのイベント情報を配信するサブイベント配信命令を含む。代わりに、サブイベント配信命令は、一連のサブイベントと関連付けられたイベント処理部に、又はアクティブに関与しているビューにイベント情報を配信する。一連のサブイベント又はアクティブに関与しているビューと関連付けられたイベント処理部は、イベント情報を受信し、所定のプロセスを実行する。
【0113】
いくつかの実施形態では、データ更新部176は、アプリケーション136-1で使用されるデータを作成及び更新する。例えば、データ更新部176は、連絡先モジュール137で使用される電話番号を更新するか、又はビデオ及び音楽プレイヤーモジュール152で使用されるビデオファイルを記憶する。いくつかの実施形態では、オブジェクト更新部177は、アプリケーション136-1で使用されるオブジェクトを作成及び更新する。例えば、オブジェクト更新部177は、新しいユーザインタフェースオブジェクトを作成し、又はユーザインタフェースオブジェクトのポジションを更新する。GUI更新部178は、GUIを更新する。例えば、GUI更新部178は、表示情報を準備し、タッチ感知ディスプレイ上に表示するために表示情報をグラフィックモジュール132に送る。
【0114】
いくつかの実施形態では、イベント処理部(単数又は複数)190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178を含む又はそれらへのアクセスを有する。いくつかの実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178は、個別のアプリケーション136-1又はアプリケーションビュー191の単一モジュールに含まれる。他の実施形態では、それらは、2つ以上のソフトウェアモジュールに含まれる。
【0115】
タッチ感知ディスプレイ上のユーザのタッチのイベント処理に関する前述の記載は、入力デバイスを用いて多機能デバイス100を動作させるための他の形態のユーザ入力にも適用されるが、その全てがタッチスクリーン上で開始されるわけではないことを理解されたい。例えば、キーボードの単一又は複数の押圧若しくは保持と任意選択的に連携される、マウスの移動及びマウスボタンの押圧、タッチパッド上のタップ、ドラッグ、スクロールなどの接触の移動、ペンスタイラス入力、デバイスの移動、口頭による命令、検出された目の移動、バイオメトリック入力、並びに/又はそれらの任意の組み合わせを、任意選択的に、認識するイベントを定義するサブイベントに対応する入力として利用する。
【0116】
図2は、いくつかの実施形態に係る、タッチスクリーン(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112、図1A)を有するポータブル多機能デバイス100を示す。タッチスクリーンは、任意選択的に、ユーザインタフェース(user interface、UI)200内に1つ以上のグラフィックを表示する。これらの実施形態、並びに後述する実施形態では、ユーザは、例えば、1本以上の指202(図には、正確な縮尺率では描かれていない)又は1つ以上のスタイラス203(図には、正確な縮尺率では描かれていない)を用いて、グラフィック上でジェスチャを行うことにより、グラフィックのうちの1つ以上を選択することが可能になる。いくつかの実施形態では、1つ以上のグラフィックの選択は、ユーザが、その1つ以上のグラフィックとの接触を中断する場合に実施される。いくつかの実施形態では、ジェスチャは、1回以上のタップ、1回以上のスワイプ(左から右へ、右から左へ、上向きに及び/若しくは下向きに)、並びに/又は、デバイス100と接触した指のローリング(右から左へ、左から右へ、上向きに及び/若しくは下向きに)を、任意選択で含む。いくつかの実装形態又は状況では、グラフィックとの不測の接触は、そのグラフィックを選択するものではない。例えば、選択に対応するジェスチャがタップである場合、アプリケーションアイコンの上をスイープするスワイプジェスチャは、任意選択的に、対応するアプリケーションを選択するものではない。
【0117】
デバイス100は、任意選択で、「ホーム」又はメニューボタン204などの1つ以上の物理的ボタンも含む。前述のように、メニューボタン204は、任意選択で、デバイス100上で任意選択的に実行される、アプリケーションのセットにおける任意のアプリケーション136にナビゲートするために使用される。あるいは、いくつかの実施形態では、メニューボタンは、タッチスクリーンディスプレイ上で表示されるGUI内のソフトキーとして実装される。
【0118】
いくつかの実施形態では、デバイス100は、タッチスクリーンディスプレイ、メニューボタン204(ホームボタン204と呼ばれる場合がある)、デバイスへの電源供給のオン/オフ及びデバイスのロックのためのプッシュボタン206、音量調節ボタン(単数又は複数)208、加入者識別モジュール(SIM)カードスロット210、ヘッドセットジャック212、ドッキング/充電用外部ポート124を含む。プッシュボタン206は、任意選択的に、ボタンを押し下げて、既定の期間にわたってボタンを押し下げた状態に保持することによって、デバイスの電源をオン/オフするため、ボタンを押し下げて、既定の時間が経過する前にボタンを解放することによってデバイスをロックするため、及び/又はデバイスをロック解除する、若しくはロック解除プロセスを開始するために、使用される。いくつかの実施形態では、デバイス100は、マイクロフォン113を通して、一部の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するための口頭入力をも受け入れる。デバイス100は又任意選択で、タッチ感知ディスプレイシステム112上の接触の強度を検出する1つ以上の接触強度センサ165、及び/又はデバイス100のユーザに対する触知出力を生成する1つ以上の触知出力生成器167を含む。
【0119】
図3は、いくつかの実施形態に係る、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する例示的な多機能デバイスのブロック図である。デバイス300は、ポータブル型である必要はない。いくつかの実施形態では、デバイス300は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、マルチメディアプレーヤデバイス、ナビゲーションデバイス、教育的デバイス(子供の学習玩具など)、ゲームシステム、又はコントロールデバイス(例えば、家庭用又は業務用コントローラ)である。デバイス300は、典型的には、1つ以上の処理ユニット(CPU)310と、1つ以上のネットワーク又は他の通信インタフェース360と、メモリ370と、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ以上の通信バス320とを含む。通信バス320は、任意選択的に、システム構成要素間の通信を相互接続及び制御する回路(チップセットと呼ばれることもある)を含む。デバイス300は典型的にはタッチスクリーンディスプレイであるディスプレイ340を含む、入出力(I/O)インタフェース330を含む。I/Oインタフェース330は、任意選択で、キーボード及び/又はマウス(又は、他のポインティングデバイス)350、並びにタッチパッド355、(例えば、図1Aを参照して上記説明された触知出力生成器(単数又は複数)167と同様の)デバイス300上で触知出力を生成するための触知出力生成器357、センサ359(例えば、光センサ、加速度センサ、近接センサ、タッチ感知センサ、及び/又は図1Aを参照して上記説明された接触強度センサ(単数又は複数)165と同様の接触強度センサ)をも含む。メモリ370は、DRAM、SRAM、DDR RAM、又は他のランダムアクセスソリッドステートメモリデバイスなどの高速ランダムアクセスメモリを含み、任意選択で、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、光ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含む。メモリ370は、任意選択的に、CPU(単数又は複数)310からリモートに位置する1つ以上の記憶デバイスを含む。いくつかの実施形態では、メモリ370は、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102に記憶されたプログラム、モジュール、及びデータ構造に類似するプログラム、モジュール、及びデータ構造、又はそれらのサブセットを記憶する。更に、メモリ370は、任意選択的に、ポータブル多機能デバイス100のメモリ102に存在しない追加のプログラム、モジュール、及びデータ構造を記憶する。例えば、デバイス300のメモリ370は任意選択で、描画モジュール380、プレゼンテーションモジュール382、ワードプロセッシングモジュール384、ウェブサイト作成モジュール386、ディスクオーサリングモジュール388、及び/又はスプレッドシートモジュール390を記憶するが、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102は、任意選択で、それらのモジュールを記憶しない。
【0120】
上記特定された図3における要素の各々は、任意選択で、前に言及したメモリデバイスのうちの1つ以上に記憶される。上記で特定されたモジュールの各々は、上記で説明された機能を実行する命令セットに対応する。上記で特定されたモジュール又はプログラム(すなわち、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、したがって、それらのモジュールの様々なサブセットは、任意選択で、様々な実施形態において組み合わされるか、又はその他の方式で再配置される。いくつかの実施形態では、メモリ370は、任意選択的に、上記で識別したモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶する。更に、メモリ370は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
【0121】
ここで、ポータブル多機能デバイス100上で任意選択的に実装されるユーザインタフェース(「UI」)の実施形態に着目する。
【0122】
図4Aは、いくつかの実施形態に係る、ポータブル多機能デバイス100上のアプリケーションのメニューのための例示的なユーザインタフェースを示す。同様のユーザインタフェースは、デバイス300上に任意選択的に実装される。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース400は、以下の要素、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●セルラー信号及びWi-Fi信号などの無線通信(単数又は複数)のための信号強度インジケータ(単数又は複数)、
●時間、
●Bluetooth(登録商標)インジケータ、
●バッテリ状態インジケータ、
●以下のような、頻繁に使用されるアプリケーションのアイコンを有するトレイ408
○不在着信又はボイスメールメッセージの数のインジケータ414を任意選択的に含む、「電話」とラベル付けされた、電話モジュール138のアイコン416、
○未読電子メールの数のインジケータ410を任意選択的に含む、「メール」とラベル付けされた、電子メールクライアントモジュール140のアイコン418、
○「ブラウザ」とラベル付けされた、ブラウザモジュール147のアイコン420、及び
○「音楽」とラベル付けされたビデオ及び音楽プレイヤーモジュール152のアイコン422、及び
●以下のような、他のアプリケーションのアイコン、
○「メッセージ」とラベル付けされた、IMモジュール141のアイコン424、
○「カレンダー」とラベル付けされた、カレンダーモジュール148のアイコン426、
○「写真」とラベル付けされた、画像管理モジュール144のアイコン428、
○「カメラ」とラベル付けされた、カメラモジュール143のアイコン430、
○「オンライン動画」とラベル付けされた、オンライン動画モジュール155のアイコン432、
○「株価」とラベル付けされた、株価ウィジェット149-2のアイコン434、
○「地図」とラベル付けされた、地図モジュール154のアイコン436、
○「天気」とラベル付けされた、気象ウィジェット149-1のアイコン438、
○「時計」とラベル付けされた、アラーム時計ウィジェット149-4のアイコン440、
○「トレーニングサポート」とラベル付けされた、トレーニングサポートモジュール142のアイコン442、
○「メモ」とラベル付けされた、メモモジュール153のアイコン444、及び
○デバイス100及びその様々なアプリケーション136に関する設定へのアクセスを提供する、設定アプリケーション若しくはモジュール用のアイコン446。
【0123】
図4Aに示されたアイコンのラベルは単なる例に過ぎないことに留意されたい。例えば、他のラベルが任意選択的に、様々なアプリケーションアイコンに使用される。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションアイコンに関するラベルは、個別のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前を含む。いくつかの実施形態では、特定のアプリケーションアイコンのラベルは、その特定のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前とは異なる。
【0124】
図4Bは、ディスプレイ450と分離したタッチ感知面451(例えば、タブレット又はタッチパッド355、図3)を有するデバイス(例えば、デバイス300、図3)上の例示的なユーザインタフェースを示す。以下の実施例のうちの多くはタッチスクリーンディスプレイ112上の入力(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされている場合)を参照して与えられるが、いくつかの実施形態では、デバイスは、図4Bに示すように、ディスプレイと分離したタッチ感知面上の入力を検出する。いくつかの実施形態では、タッチ感知面(例えば、図4Bにおける451)は、ディスプレイ(例えば、450)上の主軸(例えば、図4Bにおける453)に対応する主軸(例えば、図4Bにおける452)を有する。それらの実施形態によれば、デバイスは、ディスプレイ上のそれぞれのロケーションに対応するロケーション(例えば、図4Bにおいて、460は468に対応し、462は470に対応する)におけるタッチ感知面451との接触(例えば、図4Bにおける460及び462)を検出する。このように、タッチ感知面がディスプレイと分離しているとき、タッチ感知面(例えば、図4Bにおける451)上でデバイスによって検出されたユーザ入力(例えば、接触460及び462、及びそれらの移動)は、多機能デバイスのディスプレイ(例えば、図4Bにおける450)上でユーザインタフェースを操作するためにデバイスによって使用される。同様の方法が、本明細書に記載の他のユーザインタフェースに任意選択的に使用されることを理解されたい。
【0125】
本明細書で使用される「フォーカスセレクタ」という用語は、ユーザが相互作用しているユーザインタフェースの現在の部分を示す入力要素を指す。カーソル又は他のロケーションマーカーを含むいくつかの実装形態では、カーソルは、カーソルが特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の上にある間に、タッチ感知面(例えば、図3Aにおけるタッチパッド355、又は図4Bにおけるタッチ感知面451)上で入力(例えば、押圧入力)が検出されると、特定のユーザインタフェース要素が検出された入力に従って調整されるように、「フォーカスセレクタ」として機能する。タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインタフェース要素との直接的な相互作用を有効化するタッチスクリーンディスプレイ(例えば、図1Aにおけるタッチ感知ディスプレイシステム112、又は図4Aにおけるタッチスクリーン)を含むいくつかの実装形態では、タッチスクリーン上で検出された接触は、入力(例えば、接触による押圧入力)がタッチスクリーンディスプレイ上で特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)のロケーションにおいて検出されると、特定のユーザインタフェース要素が検出された入力に従って調製されるように、「フォーカスセレクタ」として機能する。いくつかの実装では、タッチスクリーンディスプレイ上の対応するカーソルの移動又は接触の移動なしに、(例えば、タブキー又は矢印キーを使ってフォーカスを1つのボタンから別のボタンに移動させることにより)フォーカスが、ユーザインタフェースの1つの領域からユーザインタフェースの別の領域に移動される。これらの実装形態では、フォーカスセレクタは、ユーザインタフェースの種々の領域間でのフォーカスの移動に従って移動する。フォーカスセレクタによってとられる具体的な形態とは関わりなく、フォーカスセレクタは一般的に、ユーザインタフェースとのユーザの意図した相互作用を通信するために(例えば、ユーザが相互作用することを意図しているユーザインタフェースの要素をデバイスに示すことによって)、ユーザによって制御されるユーザインタフェース要素(又は、タッチスクリーンディスプレイ上の接触)である。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチパッド又はタッチスクリーン)上で押圧入力が検出されている間の、個別のボタンの上のフォーカスセレクタ(例えば、カーソル、接触、又は選択ボックス)のロケーションは、その個別のボタンを(そのデバイスのディスプレイ上に示される他のユーザインタフェース要素ではなく)アクティブ化することをユーザが意図していることを示すものである。いくつかの実施形態では、フォーカスインジケータ(例えば、カーソル又は選択インジケータ)は、1つ以上の入力デバイスから受信した入力によって影響を受けることになるユーザインタフェースの現在の部分を示すように、表示装置を介して表示される。
【0126】
いくつかの実施形態では、デバイスによって検出された入力へのデバイスの応答は、入力中の接触強度に基づく基準に依存する。例えば、いくつかの「軽い押圧」入力の場合、入力中の第1の強度閾値を超える接触の強度は第1の応答をトリガする。いくつかの実施形態では、デバイスによって検出された入力へのデバイスの応答は、入力中の接触強度と時間ベースの基準の両方を含む基準に依存する。例えば、いくつかの「深い押圧」入力の場合、軽い押圧用の第1の強度閾値より大きい入力中の第2の強度閾値を超える接触の強度は、第1の強度閾値を満たすことと第2の強度閾値を満たすこととの間に遅延時間が経過した場合のみ、第2の応答をトリガする。この遅延時間は典型的には、時間が200ms(ミリ秒)よりも短い(例えば、第2の強度閾値の大きさに依存して、40ms、100ms、又は120msであり、遅延時間は第2の強度閾値が増大するにつれて増大する)。この遅延時間は、深い押圧入力の偶発的な認識を回避することを支援する。別の例として、いくつかの「深い押圧」入力の場合、第1の強度閾値が満たされた時間の後に発生する感度が低下した時間期間が存在する。感度が低下した時間期間の間、第2の強度閾値は増大する。第2の強度閾値のこの一時的な増大も、偶発的な深い押圧入力を回避するのに役立つ。他の深い押圧入力の場合、深い押圧入力の検出に対する応答は、時間ベースの基準に依存しない。
【0127】
いくつかの実施形態では、入力強度閾値及び/又は対応する出力のうちの1つ以上は、ユーザ設定、接触の動き、入力タイミング、実行しているアプリケーション、強度が加わる速度、同時入力の数、ユーザ履歴、環境要因(例えば、周囲ノイズ)、フォーカスセレクタの位置などの、1つ以上の要因に基づいて変化する。例示的な要因が、米国特許出願公開第14/399,606号及び第14/624,296号に記載されており、それらは参照によって全体が本明細書に組み込まれている。
【0128】
例えば、図4Cは、経時的なタッチ入力476の強度に部分的に基づいて、経時的に変化する動的な強度閾値480を示す。動的な強度閾値480は、2つの成分、タッチ入力476が最初に検出された時から既定の遅延時間p1後に経時的に減衰する第1の成分474、及び経時的にタッチ入力476の強度の跡を辿る第2の成分478の合計である。第1の成分474の最初の高い強度閾値は、タッチ入力476が十分な強度を提供する場合に即時の「深い押圧」応答を更に可能にしながら、「深い押圧」応答の偶発的なトリガを削減する。第2の成分478は、タッチ入力の段階的な強度変動によって「深い押圧」応答の意図しないトリガを削減する。いくつかの実施形態では、タッチ入力476が動的な強度閾値480を満たすとき(例えば、図4Cにおけるポイント481において)、「深い押圧」応答がトリガされる。
【0129】
図4Dは、別の動的な強度閾値486(例えば、強度閾値I)を示す。図4Dは、2つの他の強度閾値:第1の強度閾値I及び第2の強度閾値Iも示す。図4Dでは、タッチ入力484が時間p2の前に第1の強度閾値I及び第2の強度閾値Iを満たすが、時間482において遅延時間p2が経過するまでは応答が提供されない。また、図4Dでは、動的な強度閾値486は経時的に減衰し、減衰は、時間482から既定の遅延時間p1が経過した後(第2の強度閾値Iに関連付けられた応答がトリガされたとき)の時間488に始まる。このタイプの動的な強度閾値は、第1の強度閾値I又は第2の強度閾値Iなどの、より低い強度閾値に関連付けられた応答をトリガした直後、又はそれと同時に、動的な強度閾値Iに関連付けられた応答の偶発的なトリガを削減する。
【0130】
図4Eは、更に別の動的な強度閾値492(例えば、強度閾値I)を示す。図4Eでは、強度閾値Iに関連付けられた応答は、タッチ入力490が最初に検出された時から遅延時間p2が経過した後にトリガされる。同時に、動的な強度閾値492は、タッチ入力490が最初に検出された時から既定の遅延時間p1が経過した後に減衰する。そのため、タッチ入力490を解放することなく、タッチ入力490の強度の増大がその後に続く、強度閾値Iに関連付けられた応答をトリガした後のタッチ入力490の強度の減少は、たとえタッチ入力490の強度が別の強度閾値、例えば、強度閾値Iを下回る時でも、(例えば、時間494において)強度閾値Iに関連付けられた応答をトリガすることができる。
ユーザインタフェース及び関連するプロセス
【0131】
ここで、ディスプレイとタッチ感知面と、(任意選択的に)触知出力を生成するための1つ以上の触知出力生成器と、(任意選択的に)タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサとを備える、ポータブル多機能デバイス100又はデバイス300などの電子デバイス上で実装され得る、ユーザインタフェース(「UI」)及び関連プロセスの実施形態に注意を向ける。
【0132】
図5A~5AQ及び図6A~6Pは、いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示することのための例示的なユーザインタフェースを示す。これらの図におけるユーザインタフェースは、図7A図7E及び図8A図8Bに関して説明したプロセスを含む、以下で説明されるプロセスを示すために使用される。説明の便宜上、実施形態のいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイス上で実行される操作を参照して議論される。そのような実施形態では、フォーカスセレクタは任意選択で、個別の指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表的な点(例えば、個別の接触の面心若しくは個別の接触と関連付けられた点)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112上で検出された2つ以上の接触の面心である。しかしながら、同様の操作は任意選択で、フォーカスセレクタと共に、ディスプレイ450上で図に示すユーザインタフェースを表示する間にタッチ感知面451上の接触を検出したことに応じて、ディスプレイ450及び別々のタッチ感知面451を有するデバイス上で実行される。
【0133】
図5A図5AQは、いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【0134】
図5Aは、図4Aを参照して説明したように、いくつかの実施形態に係る、ポータブル多機能デバイス100上のアプリケーションのメニューのための例示的なユーザインタフェースを示す。図5Aは、メッセージングアプリケーション(例えば、通信アプリケーション)を起動するためにアイコン424(例えば、メッセージアイコン)を選択するユーザ入力502を更に示す。いくつかの実施形態では、ユーザ入力502を受信したことに応じて、デバイス100は、図5Bに表示されるように、メッセージングアプリケーションを開く。
【0135】
図5Bは、デバイス100のユーザと第2のデバイスの第2のユーザ(例えば、トム)との間の第1のメッセージスレッド(通信スレッドと呼ばれることもある)を含む、メッセージングアプリケーションの例示的なユーザインタフェースを示す。例えば、メッセージングアプリケーションを表示することは、メッセージ504-2及び504-3などの、デバイス100のユーザによって送信された1つ以上のメッセージ(例えば、メッセージ504-1)及び/又は第2のデバイスの第2のユーザによって送信された1つ以上のメッセージ(例えば、デバイス100によって受信されるメッセージ)を表示することを含む。メッセージングアプリケーションユーザインタフェースに表示される1つ以上のメッセージは、会話トランスクリプトと呼ばれることもあり、あるいは、表示されたメッセージは、デバイス100のユーザと第2のデバイスの第2のユーザとの間のメッセージングセッション(例えば、第1のメッセージスレッド)の会話トランスクリプトの一部である。いくつかの実施形態では、デバイス100のユーザによって送信されたメッセージは、メッセージスレッドの右側に現れ、デバイス100によって(例えば、トムから)受信されたメッセージは、メッセージスレッドの左側に表示される。いくつかの実施形態では、デバイス100によって送信及び/又は受信される1つ以上のメッセージは、メディアアイテム(例えば、写真、ビデオ、GIF、オーディオメッセージなど)を含む。例えば、トムからのメッセージ504-3は、写真を含む。いくつかの実施形態では、メッセージングアプリケーションは、メッセージを構成する(例えば、送信する)ためにテキストを入力するためのキーボード(例えば、テキスト入力モジュール134を参照して上述したようなソフトキーボード)を更に含む。
【0136】
いくつかの実施形態では、デバイス100のユーザは、メッセージングアプリケーション内のメッセージに応答し(例えば、送信し)、メッセージングアプリケーションは、メッセージスレッド内にメッセージ(例えば、図5Cに示されるようなメッセージ504-4)を表示する。いくつかの実施形態では、デバイス100は、メッセージングアプリケーションにメッセージスレッドを(例えば、会話履歴として)記憶する。
【0137】
図5D及び図5D-1は、デバイス100のユーザとトムとの間のメッセージスレッドの追加部分を示す。例えば、デバイス100は、トムから追加のメッセージ(例えば、メッセージ504-5及びメッセージ504-6)を受信する。例えば、デバイス100が追加のメッセージを受信(例えば、及び/又は送信)すると、メッセージは、メッセージスレッド内の以前に受信及び/又は送信されたメッセージの下に表示される。図5Dは、メッセージ504-6内でメディアアイテム(例えば、飛行機の写真)を受信しているデバイス100の別の例を示す。
【0138】
図5D-1は、デバイス100のユーザがメッセージ504-7を送信したことに応じて、メッセージ504-7もまた、メッセージングアプリケーションによってメッセージスレッドの会話トランスクリプト内に表示されていることを示す。いくつかの実施形態では、表示された会話トランスクリプトは、メッセージスレッド内のメッセージの時系列順の提示を含み、例えば、デバイスのタッチ感知面上のスワイプジェスチャを使用して、ユーザによってスクロール可能であり、これによりユーザがメッセージスレッドのユーザ選択部分にスクロールすることを可能にする。
【0139】
図5Eは、デバイス100によって、メッセージングアプリケーションにおいてトムから受信されたメッセージ504-8の別の例を示す。メッセージ504-8は、別のタイプのメディアアイテム(例えば、GIF)を含む。写真、ビデオ、GIF、オーディオメッセージなどを含むメディアアイテムの任意の組合せが、メッセージングアプリケーションを使用して受信及び/又は送信され得ることが理解されるであろう。
【0140】
図5E-1は、メッセージングアプリケーション内の戻るコントロールを選択するユーザ入力506を示す。いくつかの実施形態では、戻るコントロールの選択を検出したことに応じて、デバイス100は、図5Fに示されるように、メッセージングアプリケーションの表示を更新して、複数のメッセージスレッド(例えば、記憶された会話履歴)の表現を示す。
【0141】
例えば、図5Fは、(例えば、各メッセージスレッドの表現が別個の会話履歴に対応する)メッセージスレッドの複数の表現を示す。例えば、図5Fは、トムに対するメッセージスレッドの表現、グループメッセージ「BFFグループ」に対するメッセージスレッドの表現、ルーシーに対するメッセージスレッドの表現、サムに対するメッセージスレッドの表現、トニーに対するメッセージスレッドの表現、及び第2のグループメッセージ「ファミリーグループ」に対するメッセージスレッドの表現を示す。いくつかの実施形態では、グループメッセージスレッドは、(例えば、デバイス100のユーザに加えて)2人以上の「追加の」ユーザを含む3人以上の参加者を含む。いくつかの実施形態では、メッセージングアプリケーションは、各メッセージスレッドに対して、個別のメッセージスレッドにおいて受信又は送信された最後のメッセージの時間インジケーション(例えば、「午後1:58」又は「昨日」などのタイムスタンプ)を表示する。いくつかの実施形態では、デバイス100のユーザは、個別のメッセージスレッドの表現を選択して(例えば、アイコン508を選択することによって、又はそうでなければ個別のメッセージスレッドの表現を選択することによって)メッセージスレッドを開いて、会話履歴内のメッセージを閲覧すること、及び/又は選択されたメッセージスレッド内の新しいメッセージを送信することが可能になる。
【0142】
図5Gは、「BFFグループ」のメッセージスレッドを開くためにアイコン508を選択するユーザ入力510を示す。「BFFグループ」のメッセージスレッドの選択を検出したことに応じて、メッセージングアプリケーションは、図5Hに示されるように、「BFFグループ」の会話履歴を表示する。上記で説明したように、グループメッセージングスレッドは、2人以上の追加のユーザ(例えば、グループのメンバ)を含む。例えば、「BFFグループ」は、(図5Hに示される)グループメッセージングスレッドの上部に表示された「A」、「B」、及び「C」によって示されるように、(例えば、デバイス100のユーザに加えて)3人の追加のメンバを含む。例えば、「A」、「B」、及び「C」は、どの個人がグループに含まれるかを示すための連絡先(例えば、他のユーザ)の表現である。例えば、アリス(「A」)、ベティ(「B」)、及びキャサリン(「C」)は、BFFグループメッセージスレッドに含まれる。いくつかの実施形態では、個別のユーザの表現は、(例えば、1つ以上の文字の代わりに)個別のユーザを表す写真又は顔文字を含む。
【0143】
図5H図5Iは、「BFFグループ」のメッセージスレッド内の複数のメッセージを示す。例えば、図5Hは、デバイス100のユーザによって送信されたメッセージ512-1と、デバイス100によって受信された複数のメッセージとを示す。例えば、メッセージ512-2及びメッセージ512-3は、(例えば、円内の「B」及びメッセージ512-2の上のテキストラベル「ベティ」によって示されるように)ベティから受信されている。いくつかの実施形態では、グループメッセージにおいて、デバイス100によって受信されたメッセージは、グループ内のどのユーザがメッセージを送信したかのラベルを含む。いくつかの実施形態では、グループメッセージスレッドで送信されたメッセージは、グループの各メンバに送信される(例えば、ベティから送信されたメッセージは、デバイス100のユーザ、並びにアリス及びキャサリンに送信される)。
【0144】
図5Iは、デバイス100においてベティから受信された複数のメッセージを示しており、各メッセージは、メッセージ512-3及び512-4などのコンテンツを含み、その各々が写真(例えば、画像)を含む。いくつかの実施形態では、通信アプリケーション(例えば、メッセージングアプリケーション)を介して別のユーザから受信されるメディアアイテムは、本明細書では、(例えば、別のユーザによってデバイス100と共有される)共有メディアアイテムと呼ばれる。いくつかの実施形態では、共有メディアアイテムは、デバイス100に自動的に保存されない。いくつかの実施形態では、共有メディアアイテムは、(例えば、メディアアプリケーションにより、ユーザがメディアアイテムを閲覧、編集、及び/又は記憶することを可能にする)デバイス100のメディアアプリケーション内に記憶されることなく、メッセージスレッド内に記憶される(例えば、そうでなければメディアアイテムが共有されたアプリケーション内に記憶される)。例えば、図5Kに関してより詳細に説明したように、メディアアプリケーションは、たとえ共有メディアアイテムがメディアアプリケーションのメディアライブラリに保存されていない場合であっても、共有メディアアイテムを表示することが可能になる。
【0145】
図5Jは、図4A及び図5Aを参照して説明したように、デバイス100の例示的なユーザインタフェースを示す。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、(例えば、画像管理モジュール144に対応する)写真アプリケーションを開く(例えば、起動する、実行を開始する、又は実行を再開する)ためのアイコン428を含む。いくつかの実施形態では、デバイス100がアイコン428上でユーザ入力514(例えば、タップ入力)を検出したことに応じて、図5Kに示されるように、写真アプリケーションが起動され(例えば、開かれ)、デバイス100上に表示される。
【0146】
図5Kは、写真アプリケーションの例示的なユーザインタフェースを示す。いくつかの実施形態では、写真アプリケーションは、デバイス100によってキャプチャされたメディアアイテムを含む写真(例えば、及び/又はビデオ若しくは他のメディアアイテム)をデバイス100のメモリに記憶する。例えば、デバイス100は、デバイス100を使用して写真及び/又はビデオをキャプチャするための(例えば、図5Jのアイコン430によって表される)カメラアプリケーションを含む。いくつかの実施形態では、カメラアプリケーションを使用してキャプチャされた写真及び/又はビデオは、ローカルに(例えば、デバイス100のメモリ内に)記憶され、写真アプリケーション内に表示される。いくつかの実施形態では、写真アプリケーションはまた、ローカルに(例えば、デバイス100のメモリ内に)記憶されていないメディアアイテムを表示する。例えば、写真アプリケーションは、デバイス100のユーザのアカウントに関連付けられた(例えば、それを使用して記憶された)(例えば、ユーザのアカウントによってアクセスされるサーバシステム(「クラウド内」)に記憶された)メディアアイテムを表示する。いくつかの実施形態では、デバイス100にローカルに記憶されたメディアアイテム、及び/又はデバイス100のユーザに関連付けられたアカウントを使用して記憶されたメディアアイテムは、ユーザのメディアライブラリに保存されたメディアアイテムと呼ばれる。いくつかの実施形態では、写真アプリケーション(例えば、又は他のメディアアプリケーション)は、1つ以上のタイプのメディアアイテムを表示しない。例えば、いくつかの実施形態では、写真アプリケーションは、GIFと呼ばれることもあるGIF画像ファイルを表示せず、したがって、(例えば、図5Eを参照して説明したように)デバイス100と共有されたGIFを表示することができない。いくつかの実施形態では、異なるメディアアプリケーション(例えば、写真アプリケーション以外)は、異なるタイプの共有メディアアイテムを表示する(例えば、音楽アプリケーションは、共有音楽メディアアイテム(例えば、歌)を表示する)ことが理解されるであろう。いくつかの実施形態では、単一のメディアアプリケーションは、複数のタイプの共有メディアアイテムを表示する(例えば、写真アプリケーションは、共有された写真及び共有されたビデオを表示する)。
【0147】
いくつかの実施形態では、写真アプリケーションを表示することは、1つ以上のメディアアイテムの表示をフィルタリングするためのオプションを表示することを含む。例えば、(例えば、写真アプリケーションを使用する)デバイス100は、(例えば、ユーザ及び共有コンテンツのメディアライブラリ内の全ての写真を含む)「全ての写真」536を表示することが可能であり、又はメディアアイテムがキャプチャされた年、月、又は日などの様々な期間に従って写真(例えば、そのメディアライブラリ内の写真)を編成することができ(例えば、デバイス100は、写真アプリケーションを使用して、年、月、又は日に従ってコンテンツを複数の別個のセットに分割する)、個別のグループ内のメディアアイテムを表示する(例えば、ユーザが、個別の年、月、又は日に対応する個別のセットを選択することが可能になる)。いくつかの実施形態では、写真アプリケーションは、「ライブラリ」538、「あなた用」540、「アルバム」542、及び「検索」544を含む、写真アプリケーション内のビューを変更するためのナビゲーションオプションを更に含む。例えば、図5Kに示される例示的なユーザインタフェースは、「ライブラリ」ビューに対応する。いくつかの実施形態では、「ライブラリ」ビューは、メディアライブラリ内のメディアアイテムの所定のセットを表示する。いくつかの実施形態では、「ライブラリ」ビューは、メディアアイテムのキャプチャの日付及び/又は時間に従ってメディアアイテムを表示する。例えば、デバイス100は、写真アプリケーションを使用して、メディアアイテムをソートして、写真アプリケーションのユーザインタフェースの上部(又は下部)に最も最近にキャプチャされたメディアアイテムを示す。いくつかの実施形態では、デバイス100は、他の表示基準(例えば、関連性基準)に基づいてメディアアイテムをソートする。
【0148】
図5Kに示される例では、デバイス100は、写真アプリケーション内に複数のメディアアイテム(例えば、写真516~531)を表示する。いくつかの実施形態では、表示された写真のうちの1つ以上は、共有された写真(例えば、別個のデバイスの別のユーザからデバイス100において受信された写真)である。いくつかの実施形態では、1つ以上の共有された写真は、共有された写真ではない1つ以上の写真(例えば、ユーザのメディアライブラリに保存された1つ以上の写真)と同時に表示される。いくつかの実施形態では、ユーザは、共有された写真をユーザのメディアライブラリに保存することが可能になる。いくつかの実施形態では、共有された写真がユーザのライブラリに保存された後、写真はもはや共有された写真とみなされない。いくつかの実施形態では、共有された写真がユーザのメディアライブラリに保存された後、写真は共有された写真として分類され続けるが、写真が共有された写真であるというインジケーションは(例えば、複数のメディアアイテムを表示している間)隠される。
【0149】
例えば、図5Kは、共有された写真520(例えば、図5D及び5D-1を参照して説明したように、トムによってメッセージングアプリケーション内で共有されたもの)を示す。いくつかの実施形態では、共有された写真520は、写真520を共有された写真として識別するための共有インジケーション532と共に表示される。例えば、写真517、写真526、写真527、及び写真529は、(例えば、ユーザのメディアライブラリに保存されていない)共有された写真であり、したがって、共有インジケーションと共に表示される。いくつかの実施形態では、共有インジケーション532は、写真の少なくとも1つの角(例えば、左下角)などの少なくとも一部上に表示されるオーバーレイ(例えば、半透明オーバーレイ)を含む。いくつかの実施形態では、オーバーレイは、メディアアイテムが共有されたアプリケーションのインジケーションを含む。例えば、共有インジケーション532は、(例えば、メッセージングアプリケーション用の)アイコン424に対応するアイコンを含み、共有インジケーション534は、写真529の上に表示されて、写真529が封筒アイコンに関連付けられた通信アプリケーション(例えば、電子メールアプリケーション)を使用して共有されたことを示す。共有メディアアイテムに関する情報(例えば、メディアアイテムが共有されたアプリケーション、メディアアイテムを共有したユーザに関する情報など)を示すために、異なるアイコンが選択され得ることが理解されるであろう。共有インジケーションはまた、メディアアイテムを共有した個人に関する情報を含み得ることも理解されるであろう。
【0150】
いくつかの実施形態では、対応する共有メディアアイテムと共に表示される共有インジケーションは、図5Lに示されるように、共有メディアアイテムの周囲に表示される境界546(例えば、フレーム)を含む。いくつかの実施形態では、境界は、共有メディアアイテムに適用されるぼかし視覚的効果を含み、メディアアイテムの修正されていない(例えば、ぼかされていない)バージョンは、(例えば、メディアライブラリ内のメディアアイテムのサムネイルのサイズと比較して)境界内に収まる、より小さいサムネイルとして表示される。
【0151】
図5Mは、「あなた用」ナビゲーションアイコンを選択するユーザ入力548を示す。ユーザ入力548に応じて、デバイス100は、写真アプリケーションの表示を更新して、図5Nに示されるユーザインタフェースを表示する。
【0152】
図5Nは、いくつかの実施形態に係る、「あなた用」ユーザインタフェースを示す。例えば、「あなた用」ユーザインタフェースは、ユーザに関連するものとしてデバイス100によって選択されたメディアアイテムを表示する複数のセクションを含む。例えば、「あなた用」ユーザインタフェースは、ユーザインタフェースの「思い出」セクション550内にメディアアイテムを表示することと、ユーザインタフェースの「あなたと共有」セクション556内にメディアアイテムを表示することとを含む、ユーザのためにキュレーションされた(例えば、シンジケートされた)コンテンツを含む。いくつかの実施形態では、「思い出」セクション550は、共有メディアアイテム及び共有されなかったメディアアイテム(例えば、ユーザのメディアライブラリに保存されたメディアアイテム)の両方を含む。いくつかの実施形態では、「思い出」セクション550に表示される共有メディアアイテムは、任意選択的に、例えば、共有メディアアイテムを境界552と共に表示することによって、メディアアイテムが共有メディアアイテムであるというインジケーション、及び/又はメディアアイテムを共有したユーザ554のインジケーション(例えば、写真517がメッセージングアプリケーションを使用してトムによって共有されたため、トムの「T」)と共に表示される。いくつかの実施形態では、「あなたと共有」セクション556は、(例えば、メッセージングアプリケーションを使用してBFFグループ内のベティによって共有されている)写真526及び527を含む、1つ以上の共有メディアアイテムを含む。いくつかの実施形態では、「あなたと共有」セクション556内に表示される各メディアアイテムは共有メディアアイテムである(例えば、したがって、メディアアイテムは互いに区別される必要がない)ため、「あなたと共有」セクション内に表示されるメディアアイテムは、メディアアイテムが共有メディアアイテムであるというインジケーションと共に(例えば、境界552又はユーザ554のインジケーションなしで)表示されない。
【0153】
いくつかの実施形態では、「全てを見る」に対するユーザ選択可能オプションが、「あなた用」ユーザインタフェースの各セクションと共に表示される。例えば、「全てを見る」オプション558は、「あなたと共有」セクションに対して表示される。図5Oは、「全てを見る」オプション558を選択するユーザ入力560(例えば、タップ入力)を受信することを示す。「全てを見る」オプション558の選択を検出したことに応じて、デバイス100は、図5Pに示されるように、非共有コンテンツを表示することなく共有コンテンツが表示されるユーザインタフェースの表示を更新する。
【0154】
図5Pは、「あなたと共有」セクション内のメディアアイテムの全てを閲覧するための例示的なユーザインタフェースを示す(例えば、ユーザは、「あなたと共有」セクション内のメディアアイテムを閲覧し続けるためにスクロールダウンすることが可能である)。いくつかの実施形態では、共有メディアアイテムは、任意選択的に、(例えば、任意選択的に、図5Kで説明したインジケーション532と同じであるか、又はインジケーション532とは別個の共有インジケーションである)共有インジケーション562と共に表示される。いくつかの実施形態では、「あなたと共有」ユーザインタフェース内の共有メディアアイテムは、共有インジケーション562なしで表示される(図示せず)。いくつかの実施形態では、「あなたと共有」ユーザインタフェースは、図5Kを参照して説明される「全ての写真」ビューに表示されていない1つ以上のメディアアイテムの表示を含む。例えば、「全ての写真」ビューは、表示基準(例えば、関連性基準)を満たさない1つ以上のメディアアイテム(例えば、共有メディアアイテム)を表示することなく、表示基準を満たす1つ以上のメディアアイテム(例えば、共有メディアアイテム)を表示する。例えば、表示基準は、デバイス100のユーザ(例えば、又はデバイス100のユーザに関連付けられたデバイス)が、メディアアイテムがキャプチャされたロケーションに対して既定の近接範囲内にあったかどうか、デバイス100のユーザがメディアアイテム内にいるかどうか、メディアアイテム内の個人がユーザのメディアライブラリ内の他のメディアアイテム内に現れるかどうか、及びメディアアイテムがユーザに関連するかどうかを判定するためにデバイス100が使用するであろう任意の他の基準、のうちの1つ以上を判定することを含む、メディアアイテムがユーザに関連することをデバイス100が判定するかどうかに基づく。例えば、図5Pは、(例えば、共有された写真563が表示基準を満たさなかったために)図5Kに示される「全ての写真」ビューに表示されていない共有された写真563を示す。図5Pは、写真517を選択するユーザ入力564(例えば、タップ入力)を更に示す。
【0155】
写真517を選択するユーザ入力564を検出したことに応じて、デバイス100は、図5Qに示されるように、写真アプリケーションの表示を更新して写真517の拡大表現を表示する。図5Qに示される更新された表示は、選択された写真を共有したユーザのインジケーション(例えば、「トムによって共有」)、メディアアイテムが共有された日付(例えば、「2021年5月3日」)、及び/又はメディアアイテムを共有するために使用されたアプリケーション(例えば、「メッセージ」)を含む、表示された共有情報566を更に含む。いくつかの実施形態では、デバイス100は、メディアアイテムが共有されたアプリケーションをユーザが開く(例えば、「メッセージに進む」)ことを可能にするユーザ選択可能オプション568を表示する。いくつかの実施形態では、デバイス100は、ユーザが「あなたと共有」ユーザユーザインタフェースにナビゲートして戻ることを可能にする戻るオプション570と、選択されると、ユーザが(例えばメディアアイテムに対してトリミングし、拡大し、色を修正し、フィルタを適用し、直線化し、及び/又は注釈を追加する、1つ以上(又は2つ以上、又はそのサブセット)のオプションを含む、編集オプションを使用して)選択された写真を編集することを可能にする「編集」ボタン572とを更に表示する。いくつかの実施形態では、デバイス100はまた、「全ての写真」ビューに表示されたメディアアイテムの表現(例えば、サムネイル)を含むナビゲーションバー574を表示する。いくつかの実施形態では、ナビゲーションバー574は、ユーザが、異なるメディアアイテム(例えば、メディアライブラリに含まれるメディアアイテム及び/又は図5Pに示される「あなたと共有」ユーザインタフェースに表示されるメディアアイテム)間を(例えば、ナビゲーションバー574に沿ってスワイプすることによって)ナビゲートすることを可能にする。いくつかの実施形態では、ナビゲーションバー574は、選択された(例えば、拡大された)写真(例えば、写真517)の表現を表示し、この写真はナビゲーションバー574に表示される他のメディアアイテムの表現よりも大きく、任意選択的に異なる倍率で表示される。
【0156】
いくつかの実施形態では、デバイス100は、ユーザが拡大されたメディアアイテムを(例えば、1つ以上の通信アプリケーションを使用して)共有することを可能にする共有コントロール576と、ユーザが拡大されたメディアアイテムをユーザのメディアライブラリに保存する(例えば、追加する)ことを可能にするライブラリに追加コントロール578と、拡大されたメディアアイテムを写真アプリケーションにおいて表示するために利用可能な写真のセットから除去する(例えば、削除する)ための削除コントロール580とを含む、コントロールの第1のセットを表示する。
【0157】
図5Rは、ライブラリに追加コントロール578上で第1のユーザ入力582(例えば、タップ入力)を受信することを示す。第1のユーザ入力582を受信したことに応じて、デバイス100は、選択されたメディアアイテムをユーザのメディアライブラリ(例えば、写真アプリケーションのメディアライブラリ)に追加し、任意選択的に、図5Sに示されるユーザインタフェースを表示する。例えば、デバイス100は、図5Rに示されるライブラリに追加コントロール578を、図5Sに示されるお気に入りコントロール586で置き換えるようにコントロールの第1のセットを更新する。例えば、写真517がここでユーザのメディアライブラリに追加されたため、デバイス100は、ライブラリに追加コントロールの表示を停止する。いくつかの実施形態では、図5Sに表示される共有情報566は、選択されたメディアアイテムがメディアライブラリに追加された後、任意選択的に表示されない。
【0158】
いくつかの実施形態では、図5Sに示されるように、デバイス100は、ユーザ入力588(例えば、タップ入力)を検出し、ユーザ入力588に応じて、拡大写真517以外の(例えば、図5Tに示されるような)ユーザインタフェース要素の全ての表示を停止する。例えば、デバイス100は、ナビゲーションバー574、コントロール576、586、及び580のセット、戻るボタン570、及び編集ボタン572、並びに/又は共有情報566を表示することを見合わせる。いくつかの実施形態では、拡大写真上で検出されたユーザ入力(例えば、タップ入力)は、ユーザインタフェース要素のうちの1つ以上の表示をトグルして表示するか否かを切り替える。例えば、図5Tの拡大写真517上でユーザ入力を検出したことに応じて、図5Sに示されるように、ユーザインタフェース要素が再表示される。
【0159】
図5Rは、「メッセージに進む」568上で第2のユーザ入力584(例えば、タップ入力)を受信することを更に示す。第2のユーザ入力584に応じて、デバイス100は、図5Uに示されるユーザインタフェースを表示する。例えば、デバイス100は、メッセージングアプリケーションを開き、拡大写真517が共有されたメッセージスレッド(例えば、トムとのメッセージスレッド)を表示する。いくつかの実施形態では、デバイス100は、メディアアイテムが共有されたメッセージスレッドの一部(例えば、メッセージ504-3)を表示する。いくつかの実施形態では、デバイス100は、(例えば、拡大写真517が共有されたメッセージを含まない)メッセージスレッドの最新部分を表示する。いくつかの実施形態では、第2のユーザ入力584に応じて、デバイス100は、(例えば、メッセージングアプリケーションに切り替えることなく)メッセージングアプリケーションのプレビューを表示する。例えば、図5Rに示されるユーザインタフェースの全部よりも少ない一部が、(例えば、メッセージングアプリケーションにおいてメッセージスレッドを開く代わりに)トムとのメッセージスレッドを表示するように更新される。
【0160】
いくつかの実施形態では、ユーザ入力588は、図5Uに示されるように、メッセージングアプリケーションから、写真に戻るオプション上で検出される。ユーザ入力588に応じて、デバイス100は、図5Vに示されるユーザインタフェースを表示する(例えば、写真アプリケーションに戻り、任意選択的に、デバイスがメッセージングアプリケーションの表示に移行する前に表示されていた写真アプリケーションの最後のユーザインタフェースを表示する)。
【0161】
いくつかの実施形態では、図5Vに示されるように、写真517がユーザのライブラリに追加された後、デバイス100は、(例えば、図5Pに示される)共有インジケーション562の表示を停止する。したがって、ユーザは、ユーザによってユーザのメディアライブラリに追加された共有された写真と、ユーザのメディアライブラリに追加されていない共有された写真とを区別することができる(例えば、デバイスは、写真の角上の共有インジケーションなどの共有インジケーションと共に表示し続ける)。
【0162】
いくつかの実施形態では、図5Vに示される「あなたと共有」ユーザインタフェースは、表示されたメディアアイテムをフィルタリングして、保存されていないメディアアイテムのみを表示するか、又は共有された全てのメディアアイテムを(例えば、それぞれのメディアアイテムがユーザのライブラリに追加されたか否かにかかわらず)表示するためのオプションを含む。例えば、トグルスイッチ590は、デバイスが「あなたと共有」ユーザインタフェースに表示する写真が、ユーザのメディアライブラリに保存されている写真517を含む「全ての写真」を含むかどうか、又は保存されていない共有された写真527、526、563のみを含むかどうかなどを選択するためのオプションをユーザに提供する。いくつかの実施形態では、デバイス100は、ユーザのメディアライブラリに追加されている共有コンテンツを表示することなく、「あなたと共有」ユーザインタフェースに保存されていない写真を表示するようにトグルすることを選択するユーザ入力592を受信する。ユーザ入力592に応じて、デバイス100は、ユーザのメディアライブラリに保存された共有コンテンツを表示することなく(例えば、写真517は図5Wでは表示されない)、保存されていない共有メディアアイテム(例えば、写真527、526、563、529など)を表示する、図5Wに示されるユーザインタフェースを表示する。図5Wは、図5Xに示される全ての写真を表示することに戻るようにトグルすることを要求するユーザ入力594を、トグルスイッチ590上で受信することを更に示す。
【0163】
図5Xは、写真563上でユーザ入力595(例えば、タップ入力)を受信することを示す。いくつかの実施形態では、ユーザ入力595の検出に応じて、デバイス100は、図5Yに示されるように、写真563の拡大表現を表示する。上述したように、いくつかの実施形態では、1つ以上のメディアアイテム(例えば、写真563)は、表示基準に基づいて(例えば、図5Kに示されるように)メディアライブラリの「全ての写真」ビューに表示されない(例えば、表示されていない1つ以上のメディアアイテムは表示基準を満たさない)。いくつかの実施形態では、「全ての写真」ビューに表示されない1つ以上のメディアアイテムは、デバイス100と共有された全てのメディアアイテム(例えば、写真)を含む(例えば、表示基準を満たさない共有メディアアイテムを含む)「あなたと共有」ユーザインタフェースに表示される。いくつかの実施形態では、ナビゲーションバー574は、任意選択的に、「全ての写真」ビューに現れない拡大されたメディアアイテムに対して表示されない(例えば、ナビゲーションバー574により、ユーザが「全ての写真」ビューに表示される写真と共有された写真との間をナビゲートすることを可能にするが、写真563は「全ての写真」ビューに表示されない)。
【0164】
図5Yは、デバイス100がライブラリに追加コントロール578上でユーザ入力596(例えば、タップ入力)を受信することを示す。ユーザ入力596を検出したことに応じて、デバイス100は、写真563をユーザのメディアライブラリに追加(例えば、保存)し、図5Zに示されるように、ユーザのライブラリに保存されている写真に対して有効化されたコントロールを含むようにユーザインタフェースを更新する。例えば、図5Zは、写真563の拡大表現と同時に表示される、ナビゲーションバー574及びお気に入りコントロール586を示す。
【0165】
図5Zは、戻るコントロールを選択するユーザ入力598を更に示す。ユーザ入力598に応じて、デバイス100は、ユーザインタフェースの表示を更新して、図5AAに示される「あなたと共有」ユーザインタフェースを再表示する。図5AAは、デバイス100がライブラリビューを選択するユーザ入力5100を検出することを更に示す。ユーザ入力5100に応じて、デバイス100は、図5ABに示されるように、「全ての写真」ライブラリビューを表示する。
【0166】
図5ABは、写真517がメディアライブラリに追加された後、写真517が任意選択的に、もはや共有インジケーションと共に表示されない(例えば、写真517は境界546なしで表示される)ことを示す。いくつかの実施形態では、写真563がメディアライブラリに追加された後、写真563は、(例えば、写真563がメディアライブラリに追加される前の、図5Kに示される「全ての写真」ビューと比較して)「全ての写真」ビューに表示される。例えば、ライブラリの「全ての写真」ビューは、ユーザのメディアライブラリに保存されている写真のうちの1つ以上(例えば、全て)と、表示基準を満たす(例えば、ユーザのライブラリに保存されていない)1つ以上の共有メディアアイテムとを含む。
【0167】
図5ACは、「あなた用」ビューに戻ることを要求するユーザ入力5102を受信することを示す。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5102に応じて、デバイス100は、図5ADでユーザインタフェースを表示する(例えば、いくつかの実施形態では、デバイス100は、「あなたと共有」インタフェースを直接再表示し、いくつかの実施形態では、図5N図5Pを参照して説明したように、ユーザはまず、「あなた用」インタフェースから「あなたと共有」インタフェースにナビゲートする)。
【0168】
図5ADは、写真526を選択するユーザ入力5104(例えば、タップ入力)を受信することを示す。ユーザ入力5104に応じて、デバイス100は、図5AEに示されるように、(例えば、メッセージングアプリケーションを使用して「BFFグループ」内のベティによって共有された)写真526の拡大表現を表示する。図5AEは、削除コントロールを選択するユーザ入力5106を受信するデバイス100を更に示す。削除コントロールの選択に応じて、デバイス100は、選択された写真526の表示を停止する。例えば、図5AFは、(例えば、図5ADに示すインタフェースと比較して)写真526が「あなたと共有」インタフェースにもはや表示されないことを示す。いくつかの実施形態では、写真アプリケーションから写真526を削除したことに応じて、共有された写真526を含むメッセージスレッド内のメッセージは、任意選択的に削除されない。例えば、メッセージ512-3(図5I)は、たとえユーザが写真アプリケーション内の表示から写真526を削除した後であっても、デバイス100上の「BFFグループ」のためのメッセージスレッド内に維持される。
【0169】
図5AFは、写真527を選択するユーザ入力5108を検出することを更に示す。ユーザ入力5108を検出したことに応じて、デバイス100は、図5AGに示されるように、写真527の拡大表現を表示する(例えば、写真を共有したユーザ(例えば、ベティ)、写真が共有されたアプリケーション(例えば、メッセージ)、及び写真のロケーション(例えば、サンフランシスコ)のインジケーションを含む、共有情報5109を任意選択的に表示する)。図5AGは、図5AHに示されるように、デバイス100にメッセージングアプリケーション(例えば、写真527が共有された場所に対応するメッセージスレッド「BFFグループ」)を開かせる、「メッセージに進む」ボタンを選択するユーザ入力5110を更に示す。
【0170】
図5AHは、(例えば、図5Fを参照して説明したように)デバイス100に複数のメッセージスレッドを表示させる、メッセージングアプリケーション内の戻るボタンを選択するユーザ入力5112(例えば、タップ入力)を更に示す。いくつかの実施形態では、図5AIに示されるように、ユーザ入力5114(例えば、スワイプ入力)は、個別のメッセージスレッドに対応するユーザインタフェースの一部上で検出される。ユーザ入力5114に応じて、デバイス100は、図5AJに示されるように、個別のメッセージスレッドを削除するためのオプション5116を表示する。いくつかの実施形態では、デバイス100は、同時に削除される複数のメッセージスレッド(例えば、2つ以上)を選択するためのオプションを提供する(例えば、ユーザに各メッセージスレッド上でスワイプ入力を実行することを必要とするのではなく)。いくつかの実施形態では、デバイス100は、(例えば、メッセージスレッド全体を削除することなく)削除すべきメッセージスレッド内の1つ以上のメッセージを選択するためのオプションを提供する。
【0171】
図5AJは、「BFFグループ」に対応するメッセージスレッドを削除するためのオプション5116を選択するユーザ入力5118(例えば、タップ入力)を示す。ユーザ入力5118に応じて、BFFグループのメッセージスレッドの表現は、図5AKに示されるように、複数のメッセージスレッドの表示から除去される。いくつかの実施形態では、個別のメッセージスレッドを削除したことに応じて、以下で説明する図5AMに示されるように、個別のメッセージスレッドを介して共有された共有メディアアイテムが削除される(例えば、もはや「あなたと共有」インタフェースに表示されない)。
【0172】
図5ALは、写真アプリケーションに対応するアイコン428を選択するユーザ入力5120を示す。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5120に応じて、デバイス100は、写真アプリケーションを開き、図5AMで「全ての写真」ビューを表示する。「BFFグループ」メッセージスレッドが(例えば、メッセージングアプリケーションにおいて)削除されたため、BFFグループにおいて共有された写真(例えば、ユーザによってメディアライブラリに追加されなかった共有された写真)は、もはや「全ての写真」ビューに表示されない。例えば、図5AMは、BFFグループメッセージスレッドにおいて共有された(例えば、メッセージングアプリケーションから削除された)共有メディアアイテムを表示することなく「全ての写真」ビューを示す。例えば、図5AMに示される写真を(例えば、BFFグループメッセージスレッドを削除する前の)図5ACに示される写真と比較すると、写真522、526、及び527は、もはや図5AMに表示されていない。
【0173】
いくつかの実施形態では、ユーザのメディアライブラリに記憶された(例えば、保存された)BFFグループメッセージスレッド内で共有される任意の写真は、ユーザがBFFグループメッセージスレッドを削除したことに従ってユーザのメディアライブラリから削除されない。例えば、ユーザが個別のメッセージスレッドを削除したことに応じて、個別のメッセージスレッドからの保存されていない共有メディアアイテムのみが削除される。いくつかの実施形態又は状況では、ユーザは、(例えば、メッセージスレッド全体を削除することなく)メッセージスレッドから1つ以上の個々のメッセージを削除する。それに応じて、削除されていないメッセージスレッド内の個々のメッセージ内で共有されているメディアアイテムを除去することなく、削除された1つ以上の個々のメッセージ内で共有されているメディアアイテムが「全ての写真」ビューから除去される。
【0174】
図5ANは、「全ての写真」ビューから共有された写真528を選択するユーザ入力5120を示す。ユーザ入力512に応じて、デバイス100は、図5AOに示されるように、写真528の拡大表現を表示する。図5AOは、写真528が電子メールアプリケーション(例えば、メッセージングアプリケーションとは別個の通信アプリケーション)を使用してザックによって共有されていることを示す。様々な異なる通信アプリケーション(又は通信アプリケーションの組み合わせ)が、メディアアイテム(例えば、インスタントメッセージング、電子メール、デバイスツーデバイスネットワークなど)を共有するために使用されてもよく、いくつかの実施形態では、デバイス100が、(例えば、メディアアイテムの拡大表現を閲覧するために)ユーザがメディアアイテムを選択したことに応じて、それぞれのメディアアイテムを共有するために使用されるアプリケーションに関連する情報を表示することが理解されるであろう。いくつかの実施形態では、追加の共有メタデータがユーザに提供される(例えば、ユーザに表示される)。例えば、ユーザ入力(例えば、上方又は下方へのスワイプ)に応じて、デバイス100は、選択されたメディアアイテムがキャプチャされた(例えば、作成された)時間、選択されたメディアアイテムに関連付けられたロケーション、選択されたメディアアイテムにおいてタグ付けされた(例えば、又は認識された)個人など、選択されたメディアアイテムに関する(例えば、共有メタデータを含む)追加のメタデータを表示する。
【0175】
いくつかの実施形態では、ユーザは、ナビゲーションバー574を使用して、(例えば、ユーザのメディアライブラリに保存されていない共有メディアアイテムを含む)メディアアイテム間をナビゲートすることが可能である。例えば、図5APに示されるように、写真528は、ユーザのライブラリに保存されていない(例えば、したがって、デバイス100は、「ライブラリに追加」に対するコントロールを表示し続ける)。ナビゲーションバー574に向けられたユーザ入力5120(例えば、右へのスワイプ入力)に応じて、デバイス100は、図5AQに示されるように、写真528の拡大表現の表示を(例えば、ナビゲーションバー574内の写真528の表現の左側にある)写真5124の拡大表現の表示に置き換える。いくつかの実施形態では、右に移動し続ける(例えば、スワイプする)ユーザ入力は、デバイス100にナビゲーションバー574内のメディアアイテムをスクロールし続けさせることになる。いくつかの実施形態では、ユーザがメディアアイテムをスクロールすると、1つ以上の触知出力が提供される。
【0176】
図6A図6Pは、いくつかの実施形態に係る、別個のアプリケーションを使用して共有される保存されていないメディアアイテムを含む検索結果を表示することを含む、アプリケーション内のメディアアイテムの検索を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【0177】
図6Aは、上述したように、写真アプリケーションにおいて「あなたと共有」インタフェースを表示するデバイス100を示す。デバイス100は、例えば、検索オプションに対応するロケーションで、ユーザ入力602(例えば、タップ入力)を検出して、写真アプリケーション内の「検索」ビューにナビゲートする。ユーザ入力602に応じて、デバイス100は、図6Bに示されるように、検索ユーザインタフェースを表示する。
【0178】
例えば、図6Bは、検索バー604と、「人々」、「場所」、及び「カテゴリ」を含む複数のセクションとを含む、検索ユーザインタフェースを示す。いくつかの実施形態では、各セクションは、関連性基準に基づいて推奨される人々、場所、又はカテゴリを含む推奨を用いて、自動的に(例えば、ユーザ入力なしに)キュレーションされる。例えば、デバイス100は、(例えば、ユーザのメディアライブラリ内のメディアアイテムのコンテンツに基づいて)ユーザの写真ライブラリ内に最も頻繁に現れる人々、ユーザ(又はデバイス100)が最も頻繁に位置するロケーション、及びユーザの関心のカテゴリを、自動的に表示する。
【0179】
図6Cは、デバイス100に検索ユーザインタフェースをスクロールさせるユーザ入力606(例えば、上方へのスワイプ入力)を示す。いくつかの実施形態では、検索ユーザインタフェースは、図6Dに示されるように、「グループ共有」セクションを更に含む。図6Dは、デバイス100に検索ユーザインタフェースを逆方向にスクロールさせるユーザ入力608(例えば、下方へのスワイプ入力)を更に示す。したがって、ユーザは、スワイプ入力を使用してユーザインタフェース内で上下にスクロールすることによって、検索ユーザインタフェースの異なる部分にナビゲートすることができる。いくつかの実施形態では、ユーザは、個別のアイコン上で検索を開始するために、推奨される人物、場所、カテゴリ、及び/又はグループに対応するアイコンを選択することが可能になる。
【0180】
例えば、図6Eは、トムに関連付けられたアイコン612を選択するユーザ入力610(例えば、タップ入力)を示す。ユーザ入力610に応じて、デバイス100は、「トム」に関連付けられたメディアアイテムの検索を実行する。例えば、検索は、トムに関連する検索基準(例えば、トムの写真、トムによって共有された写真など)に基づく。
【0181】
図6Fで、デバイス100は、検索結果ユーザインタフェースにおいて検索結果を返す。いくつかの実施形態では、表示された検索結果は、ユーザのライブラリに保存されているメディアアイテムと、ユーザのライブラリに保存されていないメディアアイテム(例えば、ユーザのライブラリに保存されていない共有メディアアイテム)とを含む。いくつかの実施形態では、検索結果を表示することは、「トムの写真」のための別個のセクション、及び「トムによって共有された写真」のためのセクションを表示することを含む。いくつかの実施形態では、それぞれのメディアアイテムは、両方のセクションに関連付けられる(例えば、写真517などの、トムによっても共有されているトムの写真)。いくつかの実施形態では、両方のセクションに関連付けられたそれぞれのメディアアイテムは、両方のセクションに表示される。いくつかの実施形態では、両方のセクションに関連付けられたそれぞれのメディアアイテムは、複数のセクションに同じメディアアイテムを表示する重複を除去するために、(例えば、たとえ両方のセクションによって分類されていても)一方のセクションにのみ表示される。いくつかの実施形態では、デバイス100は、ユーザが検索結果をフィルタリングすることを可能にするためのオプションのセットを提供する。例えば、デバイス100は、第1のオプション(例えば、仮想ボタン)614(「トムの写真」)、第2のオプション(例えば、仮想ボタン)616(「共有された写真」)、及び第3のオプション(例えば、仮想ボタン)618(「全ての写真」)を表示する。例えば、図6Fでは、第3のオプション/ボタン618がハイライトされ、(例えば、「トム」に対する)検索結果に一致する「全ての写真」が表示されることを示す。
【0182】
いくつかの実施形態では、ユーザ入力620(例えば、タップ入力)は、第2のオプション/ボタン616を選択して検索結果をフィルタリングし、その結果、表示された検索結果が全て「共有された写真」に対応する。例えば、ユーザ入力620に応じて、デバイス100は、図6Gに示されるユーザインタフェースへの表示を更新し、写真517及び520を含む、トムによって共有された写真(例えば、及び/又は別の個人によって共有されているトムの写真)のみが表示される。図6Gは、共有された写真が任意選択的に、共有インジケーション624と共に表示されることを更に示す。いくつかの実施形態では、ユーザのライブラリに既に保存されている共有された写真(例えば、写真517)上に共有インジケーションを表示することなく、ユーザのライブラリに保存されていない共有された写真(例えば、写真520)のみが共有インジケーション624と共に表示される。いくつかの実施形態では、共有された写真がユーザのメディアライブラリに追加された後、共有された写真はもはや共有された写真とみなされず、メディアライブラリに追加された写真は、「共有された写真」のフィルタリングされた検索結果に含まれない。例えば、いくつかの実施形態では、(例えば、メッセージングアプリケーションにおいてトムによって共有され、デバイス100のユーザのメディアライブラリに保存された)写真517は、もはや共有された写真として分類されていないため、図6Gのフィルタリングされた検索結果に表示されない。
【0183】
一方、いくつかの実施形態では、共有された写真がメディアライブラリに追加された後、デバイス100は、(例えば、写真の出所に基づいて)写真を共有された写真として分類し続ける。そのような実施形態では、たとえユーザが写真517をユーザのメディアライブラリに追加した後であっても、写真517は、共有された写真(例えば、保存された共有されている写真)として分類され続ける。
【0184】
いくつかの実施形態では、ユーザ入力622(例えば、タップ入力)は、ボタン614を選択して、検索結果を「トムの写真」にフィルタリングする。ユーザ入力622に応じて、デバイス100は、表示を図6Hに示されるユーザインタフェースに更新する。いくつかの実施形態では、検索基準に一致し、かつユーザ選択フィルタオプション(例えば、オプション/ボタン616)によって示されるフィルタリング基準に一致する検索結果は、トムの写真である写真(例えば、写真は、顔認識によって自動的に判定された、及び/又は写真の手動タグ付けによって判定されたトムの画像を含む)、及びデバイス100によってキャプチャされたメディアライブラリ内のトムの写真(例えば、共有されなかった写真)を含む。
【0185】
図6Iは、検索ボックス604において検索基準を入力する一例を示す。例えば、ユーザは、検索ボックス内に「#smile」を入力する。検索基準(例えば、及び/又は検索要求)を受信したことに応じて、デバイス100は、検索基準に基づいて検索を実行する。いくつかの実施形態では、検索基準はメッセージスレッドに一致し(例えば、検索基準内のテキストがメッセージスレッドで使用されるテキストに一致する)、デバイス100は、図6Jに示されるように、メッセージスレッドにおいて共有された1つ以上のメディアアイテムを含む検索結果を表示する。例えば、図5B図5Cにおいて、トムは、「#smile」を含むメッセージ504-2と、それに続く(例えば、写真517を含む)メッセージ504-3とを送信した。したがって、検索結果は、メッセージ「#smile」に関連付けられた写真517を含む。いくつかの実施形態では、写真517は、(例えば、写真517がユーザのライブラリに保存されているか否かにかかわらず)共有インジケーション626と共に任意選択的に表示される。いくつかの実施形態では、検索基準は、デバイス100のユーザによって送信又は受信されたメッセージスレッド内のテキストに一致し、検索結果は、検索基準に一致するメッセージスレッド内に、デバイス100のユーザによって共有されたメディアアイテム及び/又はデバイス100のユーザと(例えば、別の個人から)共有されたメディアアイテムを任意選択的に含むことが理解されるであろう。
【0186】
図6Kは、推奨された「場所」のうちの1つ(例えば、サンフランシスコ)に関連付けられたアイコン630を選択するユーザ入力628(例えば、タップ入力)を示す。ユーザ入力628に応じて、デバイス100は、場所「サンフランシスコ」に関連付けられたメディアアイテムの検索を実行する。例えば、検索は、サンフランシスコに関連する検索基準(例えば、サンフランシスコで撮影された写真)に基づく。
【0187】
デバイス100は、図6Lで、「サンフランシスコ」の検索結果を表示する。いくつかの実施形態では、オプション(例えば、仮想ボタン)616は、デバイス100を使用してキャプチャされた写真(例えば、ユーザのメディアライブラリ内の写真)を表示することなく、共有された写真を表示するように検索結果をフィルタリングするために提供される。いくつかの実施形態では、デバイス100は、追加のオプション、例えば、保存されていないメディアアイテム(例えば、ユーザのメディアライブラリに保存されていない共有メディアアイテム)のみを含むように検索結果をフィルタリングするためのオプションを提供する。図6Lにおいて、検索結果は、(例えば、ハイライトされた「全ての写真」ボタン618によって示されるように)共有された写真及び共有されなかった写真を表示する。例えば、表示された検索結果では、共有された写真は、写真をオーバーレイする共有インジケーションを含むが、共有されなかった写真(例えば、ユーザのメディアライブラリに記憶された写真、又はデバイス100によってキャプチャされた写真)は、写真とオーバーレイされた共有インジケーションなしで表示される。
【0188】
図6Mは、アリスに関連付けられたアイコン634を選択するユーザ入力632(例えば、タップ入力)を示す。ユーザ入力632に応じて、デバイス100は、「アリス」に関連付けられたメディアアイテムの検索を実行する。例えば、検索は、アリスに関連する検索基準(例えば、アリスの写真、アリスによって共有された写真など)に基づく。
【0189】
デバイス100は、ユーザ入力632に応じて生成された検索結果を、図6Nに示されるユーザインタフェースに表示する。いくつかの実施形態では、表示された検索結果は、ユーザのライブラリに保存されているメディアアイテムと、ユーザのライブラリに保存されていないメディアアイテム(例えば、ユーザのライブラリに保存されていない共有メディアアイテム)とを含む。いくつかの実施形態では、検索結果を表示することは、(例えば、アリスによって共有された、又はアリス以外の誰かによって共有された)「アリスの共有された写真」のための別個のセクションと、「アリスの写真」のための第2のセクションとを表示することを含む。いくつかの実施形態では、それぞれのメディアアイテムは、両方のセクションに関連付けられる(例えば、同じく共有されているアリスの写真)。いくつかの実施形態では、両方のセクションに関連付けられたそれぞれのメディアアイテムは、両方のセクションに表示される。いくつかの実施形態では、両方のセクションに関連付けられたそれぞれのメディアアイテムは、両方のセクションに同じメディアアイテムを表示する重複を除去するために、(例えば、たとえ両方のセクションによって分類されていても)一方のセクションにのみ表示される。いくつかの実施形態では、デバイス100は、ユーザが検索結果をフィルタリングすることを可能にするためのオプションのセット(例えば、「アリスの写真」のみ、又は「共有された写真」のみ、又は「全ての写真」を含むように検索結果をフィルタリングするためのオプション)を提供する。
【0190】
図6Oは、検索ボックス604において検索基準を受信する別の例を示す。例えば、図6Oは、「BFFグループ」を検索する要求を示す。いくつかの実施形態では、デバイス100は、図6Pに示されるように、識別子「BFFグループ」に関連付けられたグループメッセージスレッドにおいて共有されたメディアアイテムの検索結果を返す。図6O図6Pに示される例では、(図5AI図5AKを参照して説明したように)「BFFグループ」メッセージスレッドが削除される前に、検索が実行され、検索結果が生成された。例えば、いくつかの実施形態では、「BFFグループ」メッセージスレッドが削除された後、「BFFグループ」の同じ検索に応じて、デバイス100は、(例えば、BFFグループメッセージスレッドが削除されたことに従って、BFFグループメッセージ内で共有されているメディアアイテムが削除されたため)結果が見つからなかったことを示すメッセージを表示する。
【0191】
図6Pは、図6Oで入力された検索基準「BFFグループ」に一致する検索結果を示す。いくつかの実施形態では、削除されていない共有メディアアイテムのみが、検索結果に表示される。例えば、写真526は、BFFグループメッセージスレッドにおいて(例えば、図5Hに示されるメッセージ512-3において)共有されたが、写真526は、(例えば、図5AEを参照して説明したように)削除された。したがって、図6Pに示されるように、写真526は、「BFFグループ」の検索結果に表示されない。
【0192】
図7A図7Eは、いくつかの実施形態に係る、アプリケーション内のメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示する方法700を示すフロー図である。方法700は、表示生成構成要素(例えば、ディスプレイ)及び1つ以上の入力デバイスと通信しているコンピュータシステム(例えば、デバイス300(図3)又はポータブル多機能デバイス100(図1A))において実行される。コンピュータシステムは、タッチ感知面を任意選択的に含み(例えば、又はそれと通信し)、タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを任意選択的に含む。いくつかの実施形態では、表示生成構成要素は、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、表示生成構成要素上にあるか、又はそれと統合されている。いくつかの実施形態では、表示生成構成要素は、タッチ感知面から分離している。方法700の一部の動作は、任意選択的に組み合わされ、及び/又は一部の動作の順序は、任意選択的に変更される。
【0193】
本明細書で説明するように、方法700は、それぞれのメディアアイテムがアプリケーションを使用してユーザと共有されたときを判定し、ユーザがメディアアプリケーション内のメディアアイテムを選択又は追加するための入力を提供することを必要とすることなく、メディアアプリケーション内のそれぞれのメディアアイテムを自動的に表示する。いくつかの実施形態では、方法は、ユーザが、ユーザと共有されたそれぞれのメディアアイテムと、メディアアプリケーションのユーザのメディアライブラリに既に含まれているメディアアイテムとを区別することができるように、視覚的効果又は視覚的特徴と共にそれぞれのメディアアイテムを自動的に表示する。更なるユーザ入力を必要とせず、条件のセットが満たされたときに動作を(例えば自動的に)実施することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0194】
コンピュータシステムは、第1のアプリケーションによって、複数の共有メディアアイテムを受信する(702)。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションは、メッセージングアプリケーション、メール(例えば、電子メール)アプリケーション、又はソーシャルメディアアプリケーションなどの通信アプリケーションである。いくつかの実施形態では、複数の共有メディアアイテムは、複数の共有された写真、共有されたビデオ、及び/又は共有されたオーディオクリップを含む。例えば、図5A図5Iを参照して説明したように、複数の写真が、メッセージングアプリケーションにおいてデバイス100(例えば、デバイス100のユーザ)と共有される。
【0195】
複数の共有メディアアイテムを受信した後、コンピュータシステムは、1つ以上の入力デバイスを介して、メディアアプリケーション(例えば、写真アプリケーションなどのメディアライブラリアプリケーション)のビューを表示する要求を受信する(704)。例えば、図5Jに示されるように、アイコン428上のユーザ入力514は、デバイス100に写真アプリケーションを開かせる。メディアアプリケーションは、図5Kに示されるように、第1の複数のメディアアイテムを含むメディアライブラリを含む。いくつかの実施形態では、第1の複数のメディアアイテムは、メディアライブラリに(例えば、ローカルに)保存されているメディアアイテムである(例えば、図5Kを参照して説明した、写真516、518、519、521、523、524、525、528、530、及び531)。いくつかの実施形態では、複数の共有メディアアイテムは、メディアライブラリに追加されていない1つ以上のメディアアイテムのセット(例えば、図5Kを参照して説明した、写真517、520、522、526、527、及び529)を含む。いくつかの実施形態では、複数の共有メディアアイテムは、第2のアプリケーションのメディアライブラリ内に記憶されておらず、及び/又は複数の共有メディアアイテムは、コンピュータシステムによって第2のアプリケーション(例えば、写真アプリケーション)内にローカルに保存されない。いくつかの実施形態では、複数の共有メディアアイテムは、第1のアプリケーション内に記憶されるが、第2のアプリケーション内には記憶されない(例えば、第2のアプリケーションは、デバイス100が個別の共有メディアアイテムを表示することを可能にするために第1のアプリケーションを参照する)。例えば、共有メディアアイテムは、メッセージングアプリケーション内に記憶されるが、写真アプリケーション内には記憶されない。
【0196】
メディアアプリケーションのビューを表示する要求を受信したことに応じて、コンピュータシステムは、図5Kを参照して説明したように、1つ以上の表示生成構成要素を介して、第1の基準に基づいて選択されたメディアアプリケーション内のメディアアイテムのコレクションを表示する(706)。いくつかの実施形態では、メディアアイテムのコレクションは、特定の時間、特定の場所、及び/又は特定のイベントからのメディアアイテムを含む。いくつかの実施形態では、第1の基準は最新性基準であり、メディアアイテムのコレクション内に表示されるメディアアイテムの順序は、表示されたメディアアイテムがキャプチャされた時間に基づく(例えば、最も最近のメディアアイテムは、より最近ではないメディアアイテムの上方に表示される)。
【0197】
メディアアイテムのコレクションを表示することは、第1の基準に基づいてメディアライブラリから選択された第2の複数のメディアアイテムを表示することを含む(708)。いくつかの実施形態では、第2の複数のメディアアイテムは、メディアライブラリに保存されている第1の複数のメディアアイテムの全てよりも少ないサブセットを含む。メディアライブラリに追加されていない1つ以上のメディアアイテムのセットからの第1の共有メディアアイテムが、第1の基準を含む表示基準を満たすという判定に従って、メディアアイテムのコレクション内の第1の共有メディアアイテムは、第2の複数のメディアアイテムと同時に表示され、第1の共有メディアアイテムは、メディアアイテムのコンテンツとは別個の視覚的特徴に基づいて(例えば、ぼかし効果、フィルタ効果、又は境界などの視覚的効果を使用して)、第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される。例えば、メディアアイテムは、共有メディアアイテムではないメディアアイテムにフィルタを適用することなく、共有メディアアイテム(単数又は複数)にフィルタを適用することによって、互いから視覚的に区別される。例えば、図5Kに記載されるように、共有インジケーション532は、共有メディアアイテム上に表示される。いくつかの実施形態では、第1の基準は、第2の複数のメディアアイテムが特定の時間フレーム(例えば、過去1週間、過去1月、過去1年など)から選択されるように、時間基準(例えば、最新性基準)を含む。いくつかの実施形態では、表示基準は、第1の基準と、個人基準(例えば、メディアアイテムを共有した個人、メディアアイテム内に現れる個人)などの追加の基準とを含む。例えば、図5X図5ABを参照して説明したように、写真563は、表示基準を満たさず、図5Kでの「全ての写真」ビューに表示されない。
【0198】
いくつかの実施形態では、メディアアイテムのコレクションを表示することは、メディアライブラリに追加されていない1つ以上のメディアアイテムのセットからの第2の共有メディアアイテムが第1の基準を満たすという判定に従って、メディアアイテムのコレクション内の第2の共有メディアアイテムを第2の複数のメディアアイテムと同時に表示することを含む(710)。いくつかの実施形態では、第2の共有メディアアイテムは、メディアアイテムのコンテンツとは別個の視覚的特徴に基づいて、第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される。いくつかの実施形態では、メディアライブラリに追加されていない各共有メディアアイテム(例えば、第1の共有メディアアイテム及び第2の共有メディアアイテムを含む)は、(例えば、図5K及び図5Lに示されるように)メディアアイテムのコンテンツとは別個の視覚的特徴に基づいて、第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別されるように表示される。例えば、メディアライブラリに追加されていない共有メディアアイテムは、メディアライブラリに保存されているメディアアイテムとは異なる視覚的効果(例えば、フィルタ、形状、強調など)で表示される。いくつかの実施形態では、メディアライブラリに追加されていない共有メディアアイテムのみが、第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別され、メディアライブラリに追加されている共有メディアアイテムは、第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別されない(例えば、写真517がメディアライブラリに保存された後、写真517は、図5V及び図5ABに示されるように、もはや共有インジケータ(例えば、又は境界)と共に表示されない)。例えば、共有アイテムがメディアライブラリに保存された後、メディアライブラリに追加されている共有アイテムは、第2の複数のメディアアイテムに含まれる。
【0199】
メディアライブラリに既に保存されているメディアアイテムとは異なる視覚的効果を有する共有メディアアイテムを表示することは、どのメディアアイテムがユーザと共有されているか、及び/又はユーザのメディアライブラリにまだ保存されていないメディアアイテムをユーザが見ることを容易にする。更なるユーザ入力を必要とせず、条件のセットが満たされたときに動作を(例えば自動的に)実施することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0200】
いくつかの実施形態では、第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される第1の共有メディアアイテムを表示することは、第1の共有メディアアイテムの境界領域の少なくとも一部の外観が変更された第1の共有メディアアイテムを表示することを含む(712)。例えば、メディアライブラリに追加されていない共有メディアアイテムは、それぞれの共有メディアアイテムの周囲に視覚的効果(例えば、共有インジケーション又は境界)と共に表示され、第2の複数のメディアアイテム内のアイテムは、境界と共に表示されない。例えば、図5Vに示されるように、写真517は、メディアライブラリに保存されており、写真517の角(又は境界)にオーバーレイしている共有インジケータなしで表示され、写真527、526、及び563は各々、それらの写真の左下角にオーバーレイしている共有インジケータと共に表示される。いくつかの実施形態では、図5L及び図5ABに示されるように、第1の共有メディアアイテムのサイズは、第2の複数のメディアアイテム内のメディアアイテムのサイズよりも小さい(例えば、第1の共有メディアアイテムは、境界内に収まるようにより小さいサイズで表示される)。
【0201】
ユーザのメディアライブラリ内にあるメディアアイテム上に境界又はインジケータを表示することなく、ユーザのメディアライブラリにまだ追加されていない、ユーザと共有されているメディアアイテムを異なる境界又はインジケータと共に表示することは、どのメディアアイテムがユーザと共有されているか、及び/又はユーザのメディアライブラリにまだ保存されていないメディアアイテムをユーザが見ることを容易にする。更なるユーザ入力を必要とせず、条件のセットが満たされたときに動作を(例えば自動的に)実施することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0202】
いくつかの実施形態では、第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される第1の共有メディアアイテムを表示することは、第1の共有メディアアイテムの少なくとも一部に適用されたコンテンツ不明瞭化効果(例えば、ぼかし又は暗化)と共に第1の共有メディアアイテムを表示することを含む(714)。いくつかの実施形態では、境界(例えば、境界546、図5L)は、ぼかし(コンテンツ不明瞭化)効果を含む。例えば、第1の共有メディアアイテムは、(例えば、第1のサイズで)第1の共有メディアアイテムのぼかしコピーを(例えば、第1のサイズより大きい第2のサイズで)オーバーレイするように現れ、境界は、オーバーレイされた第1の共有メディアアイテムによってカバーされない第1の共有メディアアイテムのぼかしコピーを含む。
【0203】
ユーザのメディアライブラリ内にあるメディアアイテム上にぼかし視覚的効果を表示することなく、ユーザのメディアライブラリにまだ追加されていない、ユーザと共有されているメディアアイテムをぼかし視覚的効果と共に表示することは、どのメディアアイテムがユーザと共有されているか、及び/又はユーザのメディアライブラリにまだ保存されていないメディアアイテムをユーザが見ることを容易にする。更なるユーザ入力を必要とせず、条件のセットが満たされたときに動作を(例えば自動的に)実施することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0204】
いくつかの実施形態では、第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される第1の共有メディアアイテムを表示することは、第1の共有メディアアイテムの少なくとも一部上にオーバーレイされているグラフィック要素と共に第1の共有メディアアイテムを表示することを含む(716)。いくつかの実施形態では、グラフィック要素は、アイコン(例えば、アイテムをユーザと共有するために使用されたアプリケーションに対応するアイコン)を含む。例えば、図5Kでは、アイコンは、写真520がメッセージングアプリケーションを介して共有されたことを示すために写真520上に共有インジケーション532を含み、写真529上の共有インジケーション534は、写真529が電子メールアプリケーションを介して共有されたことを示す。いくつかの実施形態では、グラフィック要素は、少なくとも部分的に半透明である(例えば、写真はグラフィック要素の下に見える)。
【0205】
ユーザのメディアライブラリ内にあるメディアアイテム上にオーバーレイアイコンを表示することなく、ユーザのメディアライブラリにまだ追加されていない、ユーザと共有されているメディアアイテムをオーバーレイアイコンと共に表示することは、どのメディアアイテムがユーザと共有されているか、及び/又はユーザのメディアライブラリにまだ保存されていないメディアアイテムをユーザが見ることを容易にする。更なるユーザ入力を必要とせず、条件のセットが満たされたときに動作を(例えば自動的に)実施することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0206】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、表示されたメディアアイテムのコレクション内のメディアアイテムを選択するユーザ入力を含む、1つ以上のユーザ入力のシーケンスを受信する(718)。いくつかの実施形態では、1つ以上のユーザ入力のシーケンスを受信したことに応じて、コンピュータシステムは、メディアアイテムの拡大表現と、メディアアイテムに関連付けられた動作を実行するための複数のコントロールとを表示する(例えば、同時に表示する)。いくつかの実施形態では、メディアアイテムがメディアライブラリから選択された第2の複数のメディアアイテム内のメディアアイテムであるという判定に従って、メディアアイテムの拡大表現と共に表示される(例えば、同時に表示される)複数のコントロールは、コントロールの第1のセットを含む。いくつかの実施形態では、メディアアイテムがメディアライブラリに追加されていない1つ以上のメディアアイテムのセットからの共有メディアアイテムであるという判定に従って、メディアアイテムの拡大表現と共に表示される(例えば、同時に表示される)複数のコントロールは、コントロールの第1のセットとは異なるコントロールの第2のセットを含む。
【0207】
例えば、メディアライブラリに既に保存されているメディアアイテムは、コントロールの第1のセットと共に表示され、メディアライブラリに追加されていないメディアアイテム(例えば、共有メディアアイテム)は、コントロールの第2のセットと共に表示される。いくつかの実施形態では、コントロールの第2のセットは、コントロールの第1のセットにもあるコントロールを含む。例えば、コントロールの第2のセットは、メディアアイテムをメディアライブラリに追加するためのコントロール及び追加のコントロールを含み、コントロールの第1のセットは、メディアアイテムをメディアライブラリに追加するためのコントロールなしの追加のコントロールを含む。例えば、図5R図5Sに示されるように、写真517がメディアライブラリに追加される前に、写真517の拡大表現と共に表示される複数のコントロールは、「ライブラリに追加」コントロール578(例えば、コントロールの第2のセット)を含む。写真517がメディアライブラリに追加された後、写真517の拡大表現は、お気に入りコントロール586を含む別個のコントロールのセット(例えば、コントロールの第1のセット)と共に表示される。いくつかの実施形態では、コントロールは、メディアアイテムの選択(例えば、メディアアイテムを拡大することを要求するユーザ入力)に応じて表示される。いくつかの実施形態では、コントロールは、拡大表現が表示された後に拡大表現上で検出されるタップに応じて表示される。いくつかの実施形態では、コントロールは最初に表示され、複数のコントロールが表示されている間にメディアアイテムの拡大表現上でタップ入力を検出したことに応じて消える。例えば、図5S図5Tに示されるように、ユーザ入力588(例えば、タップ入力)に応じて、デバイス100は、拡大写真517と同時にコントロール576、586、及び580を表示することを停止する。
【0208】
メディアアイテムがメディアライブラリに追加されていないかどうか、又はメディアアイテムが既にメディアライブラリに保存されているかどうかに基づいて、選択可能なコントロールの異なるセットを提供することは、リアルタイム視覚的フィードバックをユーザに提供し、ユーザが特定のメディアアイテムに基づいて異なるタスクを実行することを可能にすることによってユーザエクスペリエンスを改善する。更なるユーザ入力を必要とすることなく改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0209】
いくつかの実施形態では、コントロールの第1のセットは、メディアアイテムをお気に入りとしてマーキングするためのコントロール、及び/又はメディアアイテムを削除するためのコントロールを含む(720)。例えば、図5Sに示されるお気に入りコントロール586及び/又は削除コントロール580は、コントロールの第1のセットに含まれる(例えば、メディアライブラリに保存されたメディアアイテムに対して表示される)。いくつかの実施形態では、メディアアイテムをお気に入りとしてマーキングするための入力をコントロール上で受信したことに応じて、お気に入りインジケータ(例えば、ハート)がメディアアイテム上に表示される(例えば、お気に入りコントロール586が入力される)。いくつかの実施形態では、図5AE図5AFを参照して説明したように、メディアアイテムを削除するためのコントロール上の入力を受信したことに応じて、メディアアイテムは、メディアアイテムのコレクションから削除される(及び/又はメディアライブラリから削除される)。いくつかの実施形態では、メディアアイテムを削除するためのコントロール上の入力を受信したことに応じて、コンピュータシステムは、メディアアイテムの表示を停止する。
【0210】
デバイスがもはやメディアコンテンツアイテムを表示しないようにユーザがメディアコンテンツアイテムを削除することを可能にする、メディアアイテムのための制御を提供することにより、複雑なメニュー階層を通してナビゲートする必要なく、追加のコントロールオプションを提供し、ユーザエクスペリエンスを改善する。追加で表示される制御を伴うユーザインタフェースを取り散らかすことなく、かつ、更なるユーザ入力を必要とすることなく、条件のセットが満たされたときに、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供すること、並びに、追加のコントロールオプションを(例えば自動的に)提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0211】
いくつかの実施形態では、コントロールの第2のセットは、選択されたメディアアイテムが共有メディアアイテムであるというインジケーションを含む(722)。例えば、メディアアイテムがメディアライブラリに追加されていない共有メディアアイテムである場合に表示されるコントロールの第2のセットは、メディアアイテムを共有した個人のインジケーション(例えば、連絡先名)を含む。例えば、図5Qに示されるように、共有情報566が拡大写真517と共に表示される。いくつかの実施形態では、選択されたメディアアイテムが共有メディアアイテムであるというインジケーションは、(第1の基準に基づいてメディアライブラリから選択された)第2の複数のメディアアイテム内にあるメディアアイテムから選択されたメディアアイテムを視覚的に区別すること(例えば、境界及び/又はぼかし効果を追加すること)を含む。例えば、いくつかの実施形態では、境界及び/又はグラフィック要素は、拡大されたメディアアイテム上に表示される。
【0212】
特定のメディアアイテムが、ユーザと共有されたメディアアイテムであるというインジケーションを(例えば、別のユーザから、及び/又は別のアプリケーションを介して)自動的に表示することにより、リアルタイム視覚的フィードバックをユーザに提供し、ユーザエクスペリエンスを改善する。更なるユーザ入力を必要とすることなく、改善された視覚的フィードバックを(例えば自動的に)提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0213】
いくつかの実施形態ではメディアアイテムの拡大表現と、メディアアイテムと相互作用するための複数のコントロールとを表示している間に、コンピュータシステムは、メディアアイテムをメディアライブラリに追加するためのコントロールを選択する入力を受信する(723)。いくつかの実施形態では、メディアアイテムをメディアライブラリに追加するためのコントロールを選択する入力を受信したことに応じて、コンピュータシステムは、メディアアイテムをメディアライブラリに追加し、選択されたメディアアイテムが共有メディアアイテムであるというインジケーションを表示することを停止する。例えば、図5Sを参照して説明したように、いくつかの実施形態では、写真517がメディアライブラリに追加された後、共有情報566はもはや表示されない。
【0214】
ユーザがメディアライブラリに追加することを要求したメディアアイテムのためのコントロールオプションを(例えば、メディアライブラリ内にないメディアアイテムのための以前に表示されたコントロールオプションのセットを、共有されて現在メディアライブラリに保存されているメディアアイテムのために表示されたコントロールオプションのセットに変更することによって)自動的に更新することにより、ユーザがメディアアイテムをユーザのメディアライブラリに成功裏に追加したことを確認するためのリアルタイム視覚的フィードバックを提供する(例えば、メディアライブラリに保存されていない共有メディアアイテムのために表示されたコントロールはもはや提供されない)。追加で表示される制御を伴うユーザインタフェースを取り散らかすことなく、かつ更なるユーザ入力を必要とすることなく、条件のセットが満たされたときに、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供すること、並びに、異なるコントロールオプションを(例えば自動的に)提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0215】
いくつかの実施形態では、コントロールの第2のセットは、(例えば、図5Qに示されるように)メディアアイテムをメディアライブラリに追加するためのコントロールを含む(724)。いくつかの実施形態では、メディアアイテムがメディアライブラリに追加されていない共有メディアアイテムである場合に表示されるコントロールの第2のセットは、メディアアプリケーション内にメディアアイテムを(例えば、ローカルに)保存するためのオプション(例えば、「ライブラリに追加」コントロール578)を含む。
【0216】
ユーザがメディアアイテムをユーザ自身のメディアライブラリに追加することができるように、ユーザと共有されているメディアアイテムのコントロールを自動的に提供することにより、複雑なメニュー階層を通じてナビゲートする必要なく追加のコントロールオプションを提供し、ユーザエクスペリエンスを改善する。追加で表示される制御を伴うユーザインタフェースを取り散らかすことなく、かつ、更なるユーザ入力を必要とすることなく、条件のセットが満たされたときに、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供すること、並びに、追加のコントロールオプションを(例えば自動的に)提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0217】
いくつかの実施形態ではメディアアイテムの拡大表現と、メディアアイテムと相互作用するための複数のコントロールとを表示している間に、コンピュータシステムは、メディアアイテムをメディアライブラリに追加するためのコントロールを選択する入力を受信する(726)。メディアアイテムをメディアライブラリに追加するためのコントロールを選択する入力を受信したことに応じて、任意選択的に、表示されるコントロールのセットを更新する。例えば、図5R図5Sに示されるように、いくつかの実施形態では、メディアアイテムをメディアライブラリに追加するためのコントロールを選択する入力を受信したこと(726)に応じて、及びメディアアイテムをメディアライブラリに追加することと併せて、コンピュータシステムは、メディアアイテムをメディアライブラリに追加するためのコントロールを選択する入力を受信する前に表示されていた、メディアアイテムに関連付けられた動作を実行するための1つ以上のコントロールを表示することを停止する(727)。より具体的には、いくつかの実施形態では、メディアアイテムをメディアライブラリに追加するためのコントロールを選択する入力を受信したことに応じて、及びメディアアイテムをメディアライブラリに追加すること(726)と併せて、コンピュータシステムは、(例えば、コントロールの第2のセットの中のコントロールのうちの1つである)メディアアイテムをメディアライブラリに追加するためのコントロール(例えば、図5Rに示される「ライブラリに追加」コントロール578)を表示することを停止する(728)。
【0218】
メディアアイテムをメディアライブラリに追加するためのコントロールを選択する入力を受信したこと(726)に応じて、及びメディアアイテムをメディアライブラリに追加することと併せて、表示されたコントロールのセットに対する更新の前述の例(727又は728)のいずれかと任意選択的に組み合わされる更に別の例では、コンピュータシステムは、メディアアイテムをメディアライブラリに追加するためのコントロール(例えば、お気に入りコントロール586)を選択する入力を受信する前に表示されていない、メディアライブラリ内のメディアアイテムに関連付けられた動作を実行するための1つ以上のコントロール(例えば、図5Sのお気に入りコントロール586などのコントロールの第1のセットからの1つ以上のコントロール)を表示する(729)。
【0219】
(例えば、メディアアイテムをメディアライブラリに追加するために以前に表示されたコントロールオプションを除去することによって、及び/又はメディアライブラリ内のメディアアイテムにのみ適用可能な制御を表示することによって)ユーザがメディアライブラリに追加することを要求したメディアアイテムのためのコントロールオプションを自動的に更新することにより、ユーザがメディアアイテムをユーザのメディアライブラリに成功裏に追加したことを確認するためのリアルタイム視覚的フィードバックを提供する(例えば、メディアアイテムをメディアライブラリに追加するためのオプションはもはや提供されない)。追加で表示される制御を伴うユーザインタフェースを取り散らかすことなく、かつ更なるユーザ入力を必要とすることなく、条件のセットが満たされたときに、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供すること、並びに、異なるコントロールオプションを(例えば自動的に)提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0220】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムはメディアアイテムの拡大表現と同時に、メディアアイテムのソースに関する情報を表示する(732)。例えば、情報は、メディアアイテムが共有されたアプリケーションに関する情報及び/又はメディアアイテムを共有したユーザに関する情報を含む。例えば、共有情報566は、図5Qを参照して説明したように、拡大写真517と同時に表示される。
【0221】
共有メディアアイテムに関連する追加情報(例えば、メディアアイテムを共有した人物、メディアアイテムが共有された時間、メディアアイテムを共有するために使用されたアプリケーションの識別子)を表示する一方でまた、共有メディアアイテムを表示することにより、メディアアイテムがどのように共有されたかに関するリアルタイム視覚的フィードバックをユーザに提供し、複雑なメニュー階層を通してナビゲートする必要なく、ユーザに追加情報を提供する。追加で表示される制御を伴うユーザインタフェースを取り散らかすことなく、かつ、更なるユーザ入力を必要とすることなく、条件のセットが満たされたときに、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供すること、並びに、追加のコントロールオプションを(例えば自動的に)提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0222】
いくつかの実施形態ではメディアアイテムの拡大表現とメディアアイテムのソースに関する情報とを同時に表示している間に、コンピュータシステムは、メディアアイテムのソースに関する情報を含む選択可能なユーザインタフェースオブジェクトに向けられた入力(例えば、図5Rのユーザ入力584)を検出する(734)。いくつかの実施形態では、メディアアイテムのソースに関する情報を含む選択可能なユーザインタフェースオブジェクトに向けられた入力を検出したことに応じて、コンピュータシステムは、(例えば、図5R及び5Uを参照して説明したように)通信アプリケーションにおいて、共有アイテムが共有された会話の通信履歴を表示するためのプロセスを開始する。例えば、メディアアイテムがどのように共有されたかに関する情報を閲覧するためのオプションを選択するユーザ入力に応じて、コンピュータシステムは、(例えば、メディアアイテムが共有されたときを含む通信アプリケーション内の通信スレッドの一部を表示すること、又は(たとえ通信スレッドの最新の一部が共有メディアアイテムを含まない場合であっても)通信アプリケーション内の通信スレッドの最新の部分を表示することを含む)メディアアイテムが共有された通信アプリケーションを自動的に表示する。いくつかの実施形態では、入力は、インジケーションの選択である。いくつかの実施形態では、入力はインジケーションをタップするとポップアップするユーザインタフェースの一部に対するタップである(例えば、第1のユーザ入力は、ユーザインタフェースの少なくとも一部にメニューをポップアップさせ、メニューは、メディアアイテムがどのように共有されたかの情報を閲覧するためのオプションを含み、第2のユーザ入力は、メディアアイテムがどのように共有されたかの情報を閲覧するためのオプションを選択する)。いくつかの実施形態では、インジケーションは、メディアアイテムを共有した人物の識別子を含む(例えば、共有情報566は、「トム」及びトムの表現(例えば、「T」を有する円)を含む)。
【0223】
ユーザが、メディアアイテムが共有された別のアプリケーション内の会話に直接ナビゲートすることを可能にするために、共有メディアアイテムに対して表示されるコントロールオプションを提供することにより、メディアアイテムが共有された特定のアプリケーション及び通信履歴を示す視覚的フィードバックをユーザに提供し、複雑なメニュー階層を通してナビゲートする必要なく、追加のコントロールオプションをユーザに提供する。追加で表示される制御を伴うユーザインタフェースを取り散らかすことなく、かつ、更なるユーザ入力を必要とすることなく、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供すること、並びに、追加のコントロールオプションを(例えば自動的に)提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0224】
いくつかの実施形態では、メディアアプリケーションは、複数のセクション((例えば、図5Kを参照して説明したように))例えば、複数のセクションは、メディアライブラリを表示するためのセクション、あなた用セクション、アルバムセクション、及び/又は検索セクションを含む)を含む(736)。いくつかの実施形態ではメディアアプリケーションの複数のセクションのうちの第1のセクションを表示している間に、コンピュータシステムは、メディアアプリケーションの複数のセクションのうちの第1のセクション内に第1の共有メディアアイテムを(例えば、追加のユーザ入力なしに)自動的に表示する。例えば、複数のセクションは、(例えば、メディアライブラリ内のメディアアイテム及び/又はメディアライブラリ内にない共有メディアアイテムから自動的に生成及び/又はキュレーションされる)あなた用セクションを含む。いくつかの実施形態では、第1のセクションは「あなた用」セクションであり、第1のセクションは1つ以上のサブセクションに分割される。いくつかの実施形態では、1つ以上のサブセクションは、「思い出」サブセクションを含む。いくつかの実施形態では、1つ以上のサブセクションは、「あなたと共有」セクション、「注目写真」セクション、及び/又は他者と共有される提案メディアのセクションを含む。いくつかの実施形態では、第1のセクションは、「思い出」セクション(例えば、ハイライトセクション)である。いくつかの実施形態では、共有メディアアイテム(単数又は複数)は、それら自体のサブセクション(又はセクション)に表示される。例えば、「あなた用」セクションは、(例えば、メディアライブラリに追加されたか否かにかかわらず)共有された複数の共有メディアアイテム(単数又は複数)を表示する「あなたと共有」サブセクションを含む。例えば、図5N図5Oを参照して説明したように、第1の共有メディアアイテム517は、「あなた用」セクション(例えば、及び「思い出」サブセクション550内)に表示される。
【0225】
メディアアプリケーションの別個のセクション内に共有メディアアイテムを自動的に表示することにより、特定のメディアアイテムに関する情報を取得してそれが共有メディアアイテムであるかどうかを判定するためにユーザが複雑なメニュー階層をナビゲートすることを必要とせずに、メディアアイテムが共有メディアアイテムであるというリアルタイム視覚的フィードバックをユーザに提供する。更なるユーザ入力を必要とすることなく改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0226】
いくつかの実施形態では、複数の共有メディアアイテムを表示することを要求するユーザ入力に応じて、コンピュータシステムは、メディアライブラリに追加されていない1つ以上の(共有)メディアアイテムのセットを表示する(738)。いくつかの実施形態では、複数の共有メディアアイテムを表示することを要求するユーザ入力は、第1のセクションを選択するユーザ入力(又は第1のセクションを拡張するためのオプション)である。例えば、図5N図5Pを参照して説明したように、「全てを見る」オプション558上のユーザ入力560は、デバイス100に「あなたと共有」ユーザインタフェースを表示させる。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、メディアライブラリに保存されている共有された写真(例えば、又はメディアライブラリに保存されている共有されていない写真)を表示することなく、(例えば、図5V図5Xのトグルスイッチ590を参照して説明したように)保存されていない共有された写真のみを表示する。
【0227】
選択されると、共有メディアアイテムの全てを同じユーザインタフェース内に表示するコントロールオプションを提供することは、別個のユーザインタフェース(例えば、又はユーザインタフェースの別個の部分)において共有メディアアイテムを編成する視覚的フィードバックを提供することによって、ユーザエクスペリエンスを改善する。更なるユーザ入力を必要とすることなく改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0228】
いくつかの実施形態では、複数の共有メディアアイテムを表示することを要求するユーザ入力に応じて表示される、メディアライブラリに追加されていない1つ以上の(共有)メディアアイテムのセットは、視覚的に区別される外観なしで表示される(740)。例えば、共有インジケーション562(例えば、図5Pに示される)は、任意選択的に、「あなたと共有」ユーザインタフェース内の共有メディアアイテム上に表示されない。
【0229】
表示された共有メディアアイテムに視覚的効果を適用することなく、共有メディアアイテムを特別に表示するユーザ入力に応じて、共有メディアアイテムを表示することは、全ての表示されたメディアアイテムが共有メディアアイテムであるときにユーザにとって有用でない場合がある共有インジケータによりユーザインタフェースを混乱させることを回避し、共有メディアアイテムのみを表示するコンテキストにおいて有用でない場合がある情報によりユーザの気を散らすことを回避する。更なるユーザ入力を必要とせず、条件のセットが満たされたときに動作を(例えば自動的に)実施し、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0230】
いくつかの実施形態では、複数の共有メディアアイテムを表示することを要求するユーザ入力に応じて、コンピュータシステムは、メディアライブラリに追加されていない1つ以上のメディアアイテムのセットと、メディアライブラリに追加された1つ以上の(共有)メディアアイテムのセットとを含む、複数の共有メディアアイテムを表示する(742)。例えば、図5Xを参照して説明したように、写真517がメディアライブラリに追加されており、デバイス100は、「あなたと共有」ユーザインタフェース内のメディアライブラリに追加されていない写真527、526、及び563と同時に写真517を表示し続ける。
【0231】
選択されると、共有メディアアイテムがメディアライブラリに既に保存されているか否かにかかわらず、共有メディアアイテムの全てを同時に表示するコントロールオプションを同じユーザインタフェースに提供することは、たとえユーザが共有メディアアイテムのうちの1つ以上をメディアライブラリに保存した後であっても、ユーザと共有されたメディアアイテムの全て(例えば、又は少なくともサブセット、全て未満)をユーザが閲覧することを可能にする視覚的フィードバックを提供することによって、ユーザエクスペリエンスを改善する。更なるユーザ入力を必要とすることなく改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0232】
いくつかの実施形態では、メディアライブラリに追加されていない1つ以上のメディアアイテムのセット内のメディアアイテムは、メディアアイテムのコンテンツとは別個の視覚的特徴に基づいて、メディアライブラリに追加されている1つ以上のメディアアイテムのセット内のメディアアイテムから視覚的に区別される(744)。例えば、図5Xに示されるように、(例えば、メディアライブラリに追加されている)写真517は、共有インジケーションなしで表示される一方で、写真527、526、及び563は、共有インジケーション(例えば、各写真の左下角に表示されたグラフィック要素)と共に表示される。
【0233】
メディアライブラリに保存されていない共有メディアアイテムを、メディアライブラリに既に保存されている共有メディアアイテムとは異なる視覚的効果で表示することにより、どのメディアアイテムがユーザのメディアライブラリにまだ保存されていないかをユーザが見ることを容易にし、これにより、ユーザがメディアライブラリに保存されるアイテムを容易に選択できるように、ユーザへの視覚的フィードバックを改善する。更なるユーザ入力を必要とせず、条件のセットが満たされたときに動作を(例えば自動的に)実施し、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0234】
いくつかの実施形態では、表示基準は、関連性基準を含む(746)。例えば、いくつかの実施形態では、関連性基準は、メディアアイテムの経時性(例えば、メディアアイテムがどれだけ最近にキャプチャ及び/又は共有されたかを示す最新性基準)、ロケーション基準、及びユーザ識別基準のうちの2つ以上などの、複数の要因に基づく。例えば、図5X図5ABを参照して説明したように、写真563は、写真563が関連性基準を満たさないため、(例えば、図5Kの)「全ての写真」ビュー内に最初は表示されない。
【0235】
関連性基準を満たすメディアアイテムのセットを自動的に選択することにより、ユーザエクスペリエンスを改善し、ユーザに関連する可能性が高いメディアアイテムのみをユーザに対して表示することによって、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供する。更なるユーザ入力を必要とせず、条件のセットが満たされたときに動作を(例えば自動的に)実施し、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0236】
いくつかの実施形態では、表示基準は、コンピュータシステムのユーザが共有メディアアイテムに対応する同じロケーションに位置していたことを示すロケーション基準を含む(748)。例えば、ロケーション基準は、メディアアイテムがキャプチャされたのと同じロケーションに(例えば、同じ時間に、又は所定の時間ウィンドウ内に)ユーザがいたかどうかに基づく。例えば、ロケーション基準は、ユーザに関連付けられたデバイスのデバイスロケーションデータに基づいてもよく、又はユーザがそのロケーションから写真ライブラリ内に写真を有するかどうかに基づいてもよい。いくつかの実施形態では、所定の時間ウィンドウ(例えば、1時間、2時間、1日など)を使用して、写真が撮影された時間をユーザ(又はユーザに関連付けられたデバイス)のロケーションと比較して、オーバーラップが存在するかどうか(例えば、ユーザがそのロケーションにいたかどうか)を判定する。例えば、図5Yに示されるように、写真563は、「ロンドン、イングランド」で撮影されており、したがって、表示基準を満たさない(例えば、デバイスのユーザは(例えば、写真が撮影された時点で)、異なるロケーション(例えば、カリフォルニア)に位置している)。
【0237】
ロケーション基準を満たすメディアアイテムのセットを自動的に選択することにより、ユーザエクスペリエンスを改善し、(例えば、ユーザがそのロケーションにいたため)ユーザに関連付けられたロケーションで撮影又は共有されたメディアアイテムのみをユーザに対して表示することによって、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供する。更なるユーザ入力を必要とせず、条件のセットが満たされたときに動作を(例えば自動的に)実施し、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0238】
いくつかの実施形態では、表示基準は、コンピュータシステムのユーザがメディアアイテムに現れるかどうかを示すユーザ識別基準を含む(750)。例えば、ユーザ識別基準は、(例えば、ユーザが写真に写っている場合)ユーザ(例えば、デバイス100のユーザ)がメディアアイテムにキャプチャされているかどうかを示す。いくつかの実施形態では、表示基準は、特定の人物(例えば、トムなどの連絡先)又は他の識別されたもの(例えば、ペット)がメディアアイテムで検出された(例えば、現れる)及び/又はあなたの写真ライブラリ内で検出された(例えば、写真ライブラリ内にいるペットが写真内で検出された)かどうかを示す識別基準を含む。
【0239】
メディアアイテム内に現れるユーザに基づいて基準を満たすメディアアイテムのセットを自動的に選択することにより、ユーザエクスペリエンスを改善し、メディアアイテム内にユーザを含むメディアアイテムのみをユーザに対して表示することによって、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供する。更なるユーザ入力を必要とせず、条件のセットが満たされたときに動作を(例えば自動的に)実施し、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0240】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、第1のアプリケーションによって、メディアライブラリに追加されていない第1のメディアアイテムが共有された通信スレッドを削除する要求を受信する(752)。いくつかの実施形態では、通信スレッドを削除する要求を受信したことに応じて、コンピュータシステムは、メディアアイテムのコレクションが表示されると、メディアアイテムのコレクション内の第1の共有メディアアイテムを表示することを見合わせる(例えば、メディアアイテムのコレクションから第1の共有メディアアイテムを削除する)。例えば、図5AI-5AMを参照して説明したように、メッセージングアプリケーション内の「BFFグループ」メッセージスレッドを削除したことに応じて、「BFFグループ」メッセージスレッド内で共有された写真は、もはや写真アプリケーション内に表示されない。例えば、第1のメディアアイテムが表示されたメディアアイテムのコレクションの一部を表示する要求に応じて、第1のメディアアイテムが表示されたメディアアイテムのコレクションの一部は、第1のメディアアイテムの表現を表示することなく表示される。いくつかの実施形態では、第1のメディアアイテムがメディアライブラリに既に保存されている(例えば、追加されている)場合、通信スレッドを削除することは、メディアライブラリから第1のメディアアイテムを削除しない。例えば、メディアアイテムが共有された通信スレッドを削除したことに応じて、保存されていない共有メディアアイテムのみがメディアアイテムのコレクションから削除される。
【0241】
通信スレッドが削除されたことに応じて通信スレッドを介して共有されたメディアアイテムを自動的に削除することにより、通信スレッドが削除された後に共有メディアアイテムをもはや表示せず、それによってスレッド及びメディアアイテムがメディアライブラリに保存するためにもはや利用可能でないことを示すことによって、ユーザエクスペリエンスを改善し、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供する。更に、メディアアイテムを自動的に削除することにより、通信アプリケーション内のメディアアイテムを共有した通信スレッドを削除したことに応じて、メディアアプリケーション内の表示から並びに通信アプリケーションからメディアアイテムを自動的に除去することによって、ユーザにより必要とされる入力の数を低減する。更なるユーザ入力を必要とせず、条件のセットが満たされたときに動作を(例えば自動的に)実施し、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0242】
いくつかの実施形態では、表示基準は、所定の閾値時間内に共有されたメディアアイテムを表示するための最新性基準を含む(754)。例えば、メディアライブラリに追加されていない1つ以上のメディアアイテムのセットは、1つ以上のメディアアイテムのセットが過去30日以内(例えば、又は過去1年、1月、若しくは他の期間内)に共有されたという判定に従って、表示基準を満たす。いくつかの実施形態では、所定の閾値時間量は、ユーザ定義設定に基づく。例えば、写真共有機能の使用に同意したユーザは、所定の閾値時間量を30日から1年(又はそれ以上)に延長する。いくつかの実施形態では、所定の閾値時間量は、ユーザがメディア共有オプションを有効にした日付/時間から測定される。
【0243】
メディアアプリケーションに表示される共有メディアアイテムを選択又は保存することをユーザに必要とすることなく、所定の先行する期間内に共有された共有メディアアイテムをメディアアプリケーションに自動的に含めることにより、ユーザエクスペリエンスを改善し、共有メディアアイテムを表示するようにメディアアプリケーションを自動的に更新することによって、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供する。更なるユーザ入力を必要とせず、条件のセットが満たされたときに動作を(例えば自動的に)実施し、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0244】
図7A図7Eにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書に記載される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法800)に関連して本明細書で説明される、他のプロセスの詳細もまた、図7A~7Eを参照して上述した方法700と類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700を参照して上述したユーザインタフェースオブジェクトは任意選択的に、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法800)を参照して本明細書で説明されるユーザインタフェースオブジェクトの特性のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
【0245】
図8A図8Bは、いくつかの実施形態に係る、アプリケーションに保存されたメディアアイテムを、別個のアプリケーションを介して受信される共有メディアアイテムと同時に表示することを含む、アプリケーション内のメディアアイテムの検索結果を表示する方法800を示すフロー図である。方法800は、表示生成構成要素(例えば、ディスプレイ)及び1つ以上の入力デバイスと通信しているコンピュータシステム(例えば、デバイス300(図3)又はポータブル多機能デバイス100(図1A))において実行される。コンピュータシステムは、タッチ感知面を任意選択的に含み(例えば、又はそれと通信し)、タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを任意選択的に含む。いくつかの実施形態では、表示生成構成要素は、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、表示生成構成要素上にあるか、又はそれと統合されている。いくつかの実施形態では、表示生成構成要素は、タッチ感知面から分離している。方法800の一部の動作は、任意選択的に組み合わされ、及び/又は一部の動作の順序は、任意選択的に変更される。
【0246】
本明細書で説明したように、方法800は、メディアライブラリを検索して、検索基準を満たすメディアアイテムを表示し、これは、検索結果において、メディアライブラリ内に記憶されているメディアアイテムと、ユーザと共有されているがメディアライブラリ内に記憶されていないメディアアイテムとを自動的に表示することを含む。更なるユーザ入力を必要とせず、条件のセットが満たされたときに動作を(例えば自動的に)実施することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0247】
コンピュータシステムは、第1のアプリケーション(例えば、メッセージングアプリケーション、メールアプリケーション、又はソーシャルメディアアプリケーションなどの通信アプリケーション)によって、複数の共有メディアアイテムを受信する(802)。例えば、図5A図5Iを参照して説明したように、複数の共有メディアアイテムは、(例えば、メッセージングアプリケーションを介して受信した)共有された写真を含む。
【0248】
複数の共有メディアアイテムを受信した後、コンピュータシステムは、1つ以上の入力デバイスを介して、検索基準を満たすメディアライブラリ内のメディアアイテムに対して、第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションのメディアライブラリを検索する要求を受信する(804)。いくつかの実施形態では、要求は、検索基準を定義し、検索基準は、メディアアイテム内の人物、メディアアイテムを共有した人物、場所、メディアアイテム内のオブジェクトを含む、メディアアイテムの1つ以上の特徴を含む。例えば、図6Eでは、ユーザ入力610は、「トム」を検索することを要求する。例えば、いくつかの実施形態では、検索基準は、図6K図6Lを参照して説明したように、場所(例えば、ロケーション)を含む。
【0249】
メディアライブラリを検索する要求を受信したことに応じて、コンピュータシステムは、1つ以上の表示生成構成要素を介して、検索基準を満たす2つ以上のメディアアイテムを同時に表示する(806)。例えば、図6Fに示されるように、「トム」を検索するためのユーザ要求(例えば、ユーザ入力610)に一致する検索結果が表示される。
【0250】
2つ以上のメディアアイテムは、検索基準を満たす第2のアプリケーションのメディアライブラリからの1つ以上のメディアアイテムと、第2のアプリケーションのメディアライブラリ内に記憶されておらず、検索基準を満たす、共有メディアアイテムのうちの1つ以上とを含む(808)。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションのメディアライブラリ内に記憶されたメディアアイテム及び共有メディアアイテムは、(例えば、検索要求に応じて表示された検索結果として)同時に表示される。例えば、図6Fに示されるように、検索結果は、(例えば、メディアライブラリに記憶され、共有メディアアイテムではない)写真531を含む「トムの写真」、及び(例えば、メディアライブラリに記憶されていない共有メディアアイテムである)写真520を含む「トムによって共有された写真」という、少なくとも2つのセクションを含む。いくつかの実施形態では、表示された検索結果内の共有メディアアイテムは、第2のアプリケーション(例えば、写真アプリケーション)のメディアライブラリ内に記憶されておらず、及び/又は第2のアプリケーション内のコンピュータシステムによってローカルに保存されない。
【0251】
いくつかの実施形態では、メディアライブラリを検索する要求は、図6Fに示されるように、個人を検索する要求(例えば、「トム」を検索する要求)を含み、2つ以上のメディアアイテムは、個人を含む少なくとも1つのメディアアイテムと、個人によって共有された少なくとも1つのメディアアイテムとを含む(810)。例えば、検索結果は、図5A図5D-1を参照して説明したように、トムとのメッセージ会話においてトムによって共有された写真を含む。
【0252】
メディアアイテム内に現れるユーザ又は他の指定された個人に基づいて、検索基準を満たすメディアアイテムのセットを自動的に選択することにより、ユーザエクスペリエンスを改善し、ユーザのために、メディアアイテムの各々内にユーザ又は他の指定された個人を含むメディアアイテムのみを検索結果内に表示することによって、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供する。更なるユーザ入力を必要とせず、条件のセットが満たされたときに動作を(例えば自動的に)実施し、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0253】
いくつかの実施形態では、検索基準はメッセージ会話によって満たされ(812)、2つ以上のメディアアイテムは、メッセージ会話において共有された1つ以上のメディアアイテムを含む。例えば、検索は、メッセージ会話内の全て若しくはいずれかのメッセージ、メッセージ会話内の1人以上の参加者、及び/又はメッセージ会話の名前/タイトル/主題によって満たされ得る。いくつかの実施形態では、メッセージ会話が検索基準を満たすという判定に従って、コンピュータシステムは、どの共有メディアアイテムを検索結果内に表示するかを判定する目的で通信スレッド全体を選択する(例えば、コンピュータシステムのユーザによって共有されたメディアアイテム及び/又はコンピュータシステムのユーザと(例えば、別の人物から)共有されたメディアアイテムを含む)。例えば、図6I図6Jを参照して説明したように、ユーザが「#smile」を検索することを要求し、トムとのメッセージスレッドが検索基準に一致すると(例えば、「#smile」がトムとのメッセージに現れるため)、デバイス100は、トムとのメッセージにおいて共有された少なくとも1つの検索結果(例えば、写真517)を表示する。
【0254】
メディアアイテムが特定の会話内で共有されたかどうかに基づいて、検索基準を満たすメディアアイテムのセットを自動的に選択することにより、ユーザエクスペリエンスを改善し、検索基準を満たすメディアアイテムのみをユーザのために検索結果内に表示することによって、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供し、ユーザが、検索基準を満たす会話内で共有されたメディアアイテムに容易にナビゲートすることを可能にする。更なるユーザ入力を必要とせず、条件のセットが満たされたときに動作を(例えば自動的に)実施し、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0255】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、選択されると、同時に表示された2つ以上のメディアアイテムをフィルタリングして、第1のユーザ指定の個人によって共有された複数の共有メディアアイテムのうちの1つ以上のみを表示する、第1のユーザ選択可能オプションを表示する(814)。いくつかの実施形態では、第1のユーザ選択可能オプションの選択を検出したことに応じて、コンピュータシステムは、第1のユーザ指定の個人に関連付けられた他のメディアアイテムを表示することなく(例えば、メディアアイテム内に個人を含むが個人によって共有されなかった1つ以上のメディアアイテムを表示することなく)、第1のユーザ指定の個人によって共有された複数の共有メディアアイテムのうちの1つ以上を表示する。いくつかの実施形態では、検索基準は、個人の識別子を含み、第1のユーザ選択可能オプションは、第1のユーザ選択可能オプションが選択されたときに個人から受信された(例えば、個人によって共有された)共有メディアアイテムのみを表示するように結果を更にフィルタリングする。例えば、図6F図6Hを参照して説明したように、ユーザは、ボタン614、616、及び618を使用して、検索結果をフィルタリングし、デバイスに、トムの写真、トムによって共有された写真、又はその両方の表示の間で切り替えさせることができる。
【0256】
特定の個人によって共有されたメディアアイテムに従ってユーザが検索結果をフィルタリングすることを可能にするコントロールオプションを提供することにより、検索結果内のどのメディアアイテムが特定の個人によって共有されたかを、そうでなければ特定の個人に関連付けられたメディアアイテムに対して示す改善された視覚的フィードバックをユーザに提供し、複雑なメニュー階層を通してナビゲートする必要なしに追加のコントロールオプションをユーザに提供する。追加で表示される制御を伴うユーザインタフェースを取り散らかすことなく、かつ、更なるユーザ入力を必要とすることなく、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供すること、並びに、追加のコントロールオプションを(例えば自動的に)提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0257】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、選択されると、同時に表示された2つ以上のメディアアイテムをフィルタリングして、メディアアイテム内に第2のユーザ指定の個人を含む1つ以上のメディアアイテムを表示する、第2のユーザ選択可能オプションを表示する(816)。いくつかの実施形態では、第2のユーザ選択可能オプションの選択を検出したことに応じて、コンピュータシステムは、第2のユーザ指定の個人に関連付けられた他のメディアアイテムを表示することなく(例えば、個人によって共有されたが、メディアアイテム内に個人を含まないメディアアイテムを表示することなく)、メディアアイテム内に第2のユーザ指定の個人を含む1つ以上のメディアアイテムを表示する。例えば、図6F図6Hを参照して説明したように、ユーザは、ボタン614、616、及び618を使用して、検索結果をフィルタリングし、デバイスに、トムの写真、トムによって共有された写真、又はその両方の表示の間で切り替えさせることができる。
【0258】
メディアアイテム内に特定の個人を含むメディアアイテムに従ってユーザが検索結果をフィルタリングすることを可能にするコントロールオプションを提供することにより、特定の個人に関連付けられるがメディアアイテム内に特定の個人を含まないメディアアイテムを表示することなく、特定の個人を含むメディアアイテムのみを示すことによって、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供し、複雑なメニュー階層を通してナビゲートする必要なく、追加のコントロールオプションをユーザに提供する。追加で表示される制御を伴うユーザインタフェースを取り散らかすことなく、かつ、更なるユーザ入力を必要とすることなく、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供すること、並びに、追加のコントロールオプションを(例えば自動的に)提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0259】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、選択されると、同時に表示された2つ以上のメディアアイテムをフィルタリングして、第3のユーザ指定の個人を含む1つ以上のグループ内で共有された複数の共有メディアアイテムのうちの1つ以上を表示する、第3のユーザ選択可能オプションを表示する(818)。いくつかの実施形態では、第3のユーザ選択可能オプションの選択を検出したことに応じて、コンピュータシステムは、第3のユーザ指定の個人を含む1つ以上のグループによって(例えば、グループ通信スレッドにおいて)共有された複数の共有メディアアイテムのうちの1つ以上を表示する。例えば、図6Dに示されるように、検索ユーザインタフェースの「グループ共有」部分が提供される。いくつかの実施形態では、検索ユーザインタフェースの「グループ共有」部分は、共有メディアアイテムを有する1つ以上のグループ(例えば、BFFグループ、ファミリーグループ)の表現を含む。いくつかの実施形態では、ユーザが1つ以上のグループのうちのグループを選択したことに応じて、コンピュータシステムは、選択されたグループ内で共有されるメディアアイテムを含む検索結果を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザは、図6O図6Pを参照して説明したように、検索基準としてグループの識別子を提供する。いくつかの実施形態では、第1のユーザ選択可能オプション、第2のユーザ選択可能オプション、及び/又は第3のユーザ選択可能オプションは、同時に表示される(例えば、ユーザは、ユーザ選択可能オプションのいずれかを使用して検索結果をフィルタリングすることができる)。いくつかの実施形態では、ユーザが検索結果をフィルタリングして、(i)第1のユーザ指定の個人によって共有された複数の共有メディアアイテムのうちの1つ以上、(ii)メディアアイテム内に第2のユーザ指定の個人を含む1つ以上のメディアアイテム、及び(iii)第3のユーザ指定の個人を含む1つ以上のグループによって共有された複数の共有メディアアイテムのうちの1つ以上、の任意の組合せを表示することができるように、ユーザ選択可能オプションのうちの1つ以上を同時に選択することができる。いくつかの実施形態では、第1、第2、及び第3のユーザ指定の個人は、同じ個人である。いくつかの実施形態では、第1、第2、及び/又は第3のユーザ選択可能オプションは、検索結果と同時に表示される。いくつかの実施形態では、第1、第2、及び/又は第3のユーザ選択可能オプションは、検索入力(例えば、及び検索要求)を受信したことに応じて表示される。
【0260】
グループが特定の個人を含むグループ通信において共有されたメディアアイテムに従ってユーザが検索結果をフィルタリングすることを可能にするコントロールオプションを提供することにより、グループによって共有されたメディアアイテムのみを示すことによって、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供し、複雑なメニュー階層を通してナビゲートする必要なく、追加のコントロールオプションをユーザに提供する。追加で表示される制御を伴うユーザインタフェースを取り散らかすことなく、かつ、更なるユーザ入力を必要とすることなく、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供すること、並びに、追加のコントロールオプションを(例えば自動的に)提供することにより、システムの操作性が向上し、ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的となり(例えば、ユーザが意図する結果を達成することを補助することにより、そして、システムの操作時/システムとの相互作用時にユーザの失敗を減らすことにより)、これによって更に、ユーザがデバイスをより素早く、そして効率的に使用することが可能となって、デバイスの電力使用が低下しバッテリ寿命が向上する。
【0261】
図8A図8Bにおける動作が説明される特定の順序は、単なる例であり、説明された順序は、動作が実行され得る唯一の順序を示すことは意図されていないことが理解されるべきである。当業者であれば、本明細書に記載される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法700)に関連して本明細書で説明される、他のプロセスの詳細もまた、図8A図8Bを参照して上述した方法800と類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700を参照して上述したユーザインタフェースオブジェクトは任意選択的に、
本明細書で説明される他の方法(例えば、方法700)を参照して本明細書で説明されるユーザインタフェースオブジェクトの特性のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
【0262】
図7A図7E及び図8A図8Bを参照して上述した動作は、任意選択的に、図1A図1Bに示される構成要素によって実施される。例えば、受信動作704、表示動作708、受信動作802、及び表示動作806は、任意選択的に、イベントソータ170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190によって実施される。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136-1に配信する。アプリケーション136-1の個別のイベント認識部180は、そのイベント情報を対応するイベント定義186と比較し、タッチ感知面上の第1のロケーションにおける第1の接触(又は、デバイスの回転)が、ユーザインタフェース上のオブジェクトの選択、又は1つの向きから別の向きへのデバイスの回転などの、既定のイベント又はサブイベントに対応するかどうかを判定する。個別の既定のイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、そのイベント又はサブイベントの検出に関連付けられたイベント処理部190をアクティブ化する。イベント処理部190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を、任意選択で使用するか又は呼び出す。いくつかの実施形態では、イベント処理部190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、個別のGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が図1A図1Bに記される構成要素に基づいてどのように実施されるかは明らかであろう。
【0263】
上記は、説明を目的として、特定の実施形態を参照して記述されている。しかしながら、上記の例示的な論考は、網羅的であること、又は開示される厳密な形態に本発明を限定することを意図するものではない。上記の教示を考慮して、多くの修正及び変形が可能である。本発明の原理及びその実際的な応用を最良の形で説明し、それによって他の当業者が、想到される特定の用途に適した様々な変更で本発明及び様々な記載された実施形態を最良の形で使用することを有効化するために、これらの実施形態を選択し記載した。
図1A
図1B
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E
図5A
図5B
図5C
図5D
図5D-1】
図5E
図5E-1】
図5F
図5G
図5H
図5I
図5J
図5K
図5L
図5M
図5N
図5O
図5P
図5Q
図5R
図5S
図5T
図5U
図5V
図5W
図5X
図5Y
図5Z
図5AA
図5AB
図5AC
図5AD
図5AE
図5AF
図5AG
図5AH
図5AI
図5AJ
図5AK
図5AL
図5AM
図5AN
図5AO
図5AP
図5AQ
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E
図6F
図6G
図6H
図6I
図6J
図6K
図6L
図6M
図6N
図6O
図6P
図7A
図7B
図7C
図7D
図7E
図8A
図8B
【手続補正書】
【提出日】2023-11-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
表示生成構成要素及び1つ以上の入力デバイスと通信しているコンピュータシステムにおいて、
第1のアプリケーションによって、複数の共有メディアアイテムを受信することと、
前記複数の共有メディアアイテムを受信した後、前記1つ以上の入力デバイスを介して、メディアアプリケーションであって、前記メディアアプリケーションが、第1の複数のメディアアイテムを含むメディアライブラリを含み、前記複数の共有メディアアイテムが、前記メディアライブラリに追加されていない1つ以上のメディアアイテムのセットを含む、メディアアプリケーションのビューを表示する要求を受信することと、
前記メディアアプリケーションの前記ビューを表示する前記要求を受信したことに応じて、前記表示生成構成要素を介して、第1の基準に基づいて選択された前記メディアアプリケーション内のメディアアイテムのコレクションを表示することと、を含む、方法であって、前記メディアアイテムのコレクションを表示することが、
前記第1の基準に基づいて前記メディアライブラリから選択された第2の複数のメディアアイテムを表示することと、
前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムのセットからの第1の共有メディアアイテムが、前記第1の基準を含む表示基準を満たすという判定に従って、前記メディアアイテムのコレクション内の前記第1の共有メディアアイテムを前記第2の複数のメディアアイテムと同時に表示することと、を含み、前記第1の共有メディアアイテムが、前記第1の共有メディアアイテムのコンテンツとは別個の視覚的特徴に基づいて前記第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される、方法。
【請求項2】
前記メディアアイテムのコレクションを表示することが、前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムのセットからの第2の共有メディアアイテムが前記第1の基準を満たすという判定に従って、前記メディアアイテムのコレクション内の前記第2の共有メディアアイテムを前記第2の複数のメディアアイテムと同時に表示することを含み、前記第2の共有メディアアイテムが、前記第2の共有メディアアイテムのコンテンツとは別個の前記視覚的特徴に基づいて、前記第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される前記第1の共有メディアアイテムを表示することが、前記第1の共有メディアアイテムの境界領域の少なくとも一部の外観が変更された前記第1の共有メディアアイテムを表示することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される前記第1の共有メディアアイテムを表示することが、前記第1の共有メディアアイテムの少なくとも一部に適用されたコンテンツ不明瞭化効果と共に前記第1の共有メディアアイテムを表示することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される前記第1の共有メディアアイテムを表示することが、前記第1の共有メディアアイテムの少なくとも一部上にオーバーレイされているグラフィック要素と共に前記第1の共有メディアアイテムを表示することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記表示されたメディアアイテムのコレクション内のメディアアイテムを選択するユーザ入力を含む、1つ以上のユーザ入力のシーケンスを受信することと、
1つ以上のユーザ入力の前記シーケンスを受信したことに応じて、前記選択されたメディアアイテムの拡大表現と、前記選択されたメディアアイテムに関連付けられた動作を実行するための複数のコントロールとを表示することと、を更に含み、
前記選択されたメディアアイテムが前記メディアライブラリから選択された前記第2の複数のメディアアイテム内のメディアアイテムであるという判定に従って、前記選択されたメディアアイテムの前記拡大表現と共に表示される前記複数のコントロールが、コントロールの第1のセットを含み、
前記選択されたメディアアイテムが前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムのセットからの共有メディアアイテムであるという判定に従って、前記選択されたメディアアイテムの前記拡大表現と共に表示される前記複数のコントロールが、前記コントロールの第1のセットとは異なるコントロールの第2のセットを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記コントロールの第1のセットが、前記選択されたメディアアイテムをお気に入りとしてマーキングするためのコントロール、及び/又は前記選択されたメディアアイテムを削除するためのコントロールを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記コントロールの第2のセットが、前記選択されたメディアアイテムが共有メディアアイテムであるというインジケーションを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記コントロールの第2のセットが、前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加するためのコントロールを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記選択されたメディアアイテムの前記拡大表現と、前記選択されたメディアアイテムと相互作用するための前記複数のコントロールとを表示している間に、前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加するための前記コントロールを選択する入力を受信することと、
前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加するための前記コントロールを選択する前記入力を受信したことに応じて、
前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加することと、
を更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加するための前記コントロールを選択する前記入力を受信したことに応じて、
前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加するための前記コントロールを選択する前記入力を受信する前に表示されていた、前記選択されたメディアアイテムに関連付けられた動作を実行するための1つ以上のコントロールを表示することを停止すること、を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加するための前記コントロールを選択する前記入力を受信したことに応じて、前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加するための前記コントロールを表示することを停止することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加するための前記コントロールを選択する前記入力を受信したことに応じて、
前記選択されたメディアアイテムを前記メディアライブラリに追加するための前記コントロールを選択する前記入力を受信する前に表示されていない、前記メディアライブラリ内の前記選択されたメディアアイテムに関連付けられた動作を実行するための1つ以上のコントロールを表示すること、を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記選択されたメディアアイテムの前記拡大表現と同時に、前記選択されたメディアアイテムのソースに関する情報を表示すること、を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項15】
前記選択されたメディアアイテムの前記拡大表現と、前記選択されたメディアアイテムのソースに関する前記情報を同時に表示している間に、前記選択されたメディアアイテムの前記ソースに関する前記情報を含む選択可能なユーザインタフェースオブジェクトに向けられた入力を検出することと、
前記選択されたメディアアイテムの前記ソースに関する前記情報を含む前記選択可能なユーザインタフェースオブジェクトに向けられた入力を検出したことに応じて、前記第1のアプリケーションにおいて、前記選択されたメディアアイテムが共有された会話の通信履歴を表示するためのプロセスを開始することと、
を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記メディアアプリケーションが、複数のセクションを含み、
前記方法が、前記メディアアプリケーションの前記複数のセクションのうちの第1のセクションを表示している間に、前記メディアアプリケーションの前記複数のセクションのうちの前記第1のセクション内に前記第1の共有メディアアイテムを自動的に表示すること、を更に含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記複数の共有メディアアイテムを表示することを要求するユーザ入力に応じて、前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムのセットを表示すること、を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記複数の共有メディアアイテムを表示することを要求する前記ユーザ入力に応じて表示される、前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムのセットが、視覚的に区別される外観なしで表示される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記複数の共有メディアアイテムを表示することを要求する前記ユーザ入力に応じて、前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムの前記セットと、前記メディアライブラリに追加されている1つ以上のメディアアイテムのセットとを含む、前記複数の共有メディアアイテムを表示することを更に含む、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムの前記セット内のメディアアイテムが、前記メディアアイテムのコンテンツとは別個の視覚的特徴に基づいて、前記メディアライブラリに追加されている前記1つ以上のメディアアイテムのセット内のメディアアイテムから視覚的に区別される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記表示基準が、関連性基準を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記表示基準が、前記コンピュータシステムのユーザが前記第1の共有メディアアイテムに対応する同じロケーションに位置していたことを示すロケーション基準を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記表示基準が、前記コンピュータシステムのユーザが前記第1の共有メディアアイテム内に現れるかどうかを示すユーザ識別基準を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記第1のアプリケーションによって、前記メディアライブラリに追加されていない前記第1の共有メディアアイテムが共有された通信スレッドを削除する要求を受信することと、
前記通信スレッドを削除する前記要求を受信したことに応じて、前記メディアアイテムのコレクションが表示されると、前記メディアアイテムのコレクション内の前記第1の共有メディアアイテムを表示することを見合わせることと、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記表示基準が、所定の閾値時間内に共有されたメディアアイテムを表示するための最新性基準を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項26】
コンピュータシステムであって、
表示生成構成要素と、
1つ以上の入力デバイスと、
1つ以上のプロセッサと、
1つ以上のプログラムを記憶したメモリと、を備え、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成されており、前記1つ以上のプログラムが、
第1のアプリケーションによって、複数の共有メディアアイテムを受信し、
前記複数の共有メディアアイテムを受信した後、前記1つ以上の入力デバイスを介して、メディアアプリケーションであって、前記メディアアプリケーションが、第1の複数のメディアアイテムを含むメディアライブラリを含み、前記複数の共有メディアアイテムが、前記メディアライブラリに追加されていない1つ以上のメディアアイテムのセットを含む、メディアアプリケーションのビューを表示する要求を受信し、
前記メディアアプリケーションの前記ビューを表示する前記要求を受信したことに応じて、前記表示生成構成要素を介して、第1の基準に基づいて選択された前記メディアアプリケーション内のメディアアイテムのコレクションを表示する、命令を含む、コンピュータシステムであって、前記メディアアイテムのコレクションを表示することが、
前記第1の基準に基づいて前記メディアライブラリから選択された第2の複数のメディアアイテムを表示することと、
前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムのセットからの第1の共有メディアアイテムが、前記第1の基準を含む表示基準を満たすという判定に従って、前記メディアアイテムのコレクション内の前記第1の共有メディアアイテムを前記第2の複数のメディアアイテムと同時に表示することと、を含み、前記第1の共有メディアアイテムが、前記第1の共有メディアアイテムのコンテンツとは別個の視覚的特徴に基づいて前記第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される、コンピュータシステム。
【請求項27】
コンピュータシステムであって、
表示生成構成要素と、
1つ以上の入力デバイスと、
1つ以上のプロセッサと、
1つ以上のプログラムを記憶したメモリと、を備え、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成されており、前記1つ以上のプログラムが、請求項2から25のいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を含む、コンピュータシステム。
【請求項28】
コンピュータプログラムであって、命令を含み、前記命令が、表示生成構成要素と1つ以上の入力デバイスとを有するコンピュータシステムによって実行されると、前記コンピュータシステムに、
第1のアプリケーションによって、複数の共有メディアアイテムを受信させ、
前記複数の共有メディアアイテムを受信した後、前記1つ以上の入力デバイスを介して、メディアアプリケーションであって、前記メディアアプリケーションが、第1の複数のメディアアイテムを含むメディアライブラリを含み、前記複数の共有メディアアイテムが、前記メディアライブラリに追加されていない1つ以上のメディアアイテムのセットを含み、メディアアプリケーションのビューを表示する要求を受信させ、
前記メディアアプリケーションの前記ビューを表示する前記要求を受信したことに応じて、前記表示生成構成要素を介して、第1の基準に基づいて選択された前記メディアアプリケーション内のメディアアイテムのコレクションを表示させる、コンピュータプログラムであって、前記メディアアイテムのコレクションを表示することが、
前記第1の基準に基づいて前記メディアライブラリから選択された第2の複数のメディアアイテムを表示することと、
前記メディアライブラリに追加されていない前記1つ以上のメディアアイテムのセットからの第1の共有メディアアイテムが、前記第1の基準を含む表示基準を満たすという判定に従って、前記メディアアイテムのコレクション内の前記第1の共有メディアアイテムを前記第2の複数のメディアアイテムと同時に表示することと、を含み、前記第1の共有メディアアイテムが、前記第1の共有メディアアイテムのコンテンツとは別個の視覚的特徴に基づいて前記第2の複数のメディアアイテムから視覚的に区別される、コンピュータプログラム。
【請求項29】
コンピュータプログラムであって、命令を含み、前記命令が、表示生成構成要素と1つ以上の入力デバイスとを有するコンピュータシステムによって実行されると、前記コンピュータシステムに請求項2から25のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラム。
【国際調査報告】