(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-01
(54)【発明の名称】ランダムアクセスチャネル機会のインジケーションのためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
H04W 74/0833 20240101AFI20240423BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20240423BHJP
【FI】
H04W74/0833
H04W72/0446
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023569643
(86)(22)【出願日】2021-07-28
(85)【翻訳文提出日】2023-11-29
(86)【国際出願番号】 CN2021108853
(87)【国際公開番号】W WO2023004615
(87)【国際公開日】2023-02-02
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】リウ, ジュアン
(72)【発明者】
【氏名】ティアン, リー
(72)【発明者】
【氏名】ジャン, リー
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
提示されるものは、RACHプロセスの間、ランダムアクセスチャネル(RACH)機会(RO)を示すためのシステムおよび方法である。無線通信デバイスが、RACHシグナリングを無線通信ノードから受信してもよい。無線通信デバイスは、RACHシグナリング内の情報に従って、120キロヘルツ(KHz)または60KHzより高いサブキャリア間隔(SCS)に関して、候補開始シンボルおよび/またはRO位置セットを決定してもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、前記方法は、
無線通信デバイスによって、無線通信ノードからランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングを受信することと、
前記無線通信デバイスによって、前記RACHシグナリング内の情報に従って、120キロヘルツ(KHz)または60KHzより高いサブキャリア間隔(SCS)に関して、候補開始シンボルを決定することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記無線通信デバイスによって、120KHzまたは60KHzのSCSを伴うスロットのための開始シンボルに従って、前記候補開始シンボルを決定すること
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記無線通信デバイスによって、前記無線通信ノードからRACH機会(RO)位置セットを示すシグナリングを受信することを含み、前記RO位置セットは、1つの候補RO位置セットを識別する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記無線通信デバイスによって、前記無線通信ノードからRACH機会(RO)位置セットを示すシグナリングを受信することを含み、前記RO位置セットは、少なくとも2つの候補RO位置セットを識別する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記シグナリングは、
無線リソース構成(RRC)シグナリング、
媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)シグナリング、または
ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリング
を備える、請求項3または4に記載の方法。
【請求項6】
前記無線通信デバイスによって、デフォルト構成に従って、RACH機会(RO)位置セットを決定することを含み、前記RO位置セットは、1つの候補RO位置セットを識別する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記無線通信デバイスによって、デフォルト構成に従って、RACH機会(RO)位置セットを決定することを含み、前記RO位置セットは、少なくとも2つの候補RO位置セットを識別する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記デフォルト構成は、
前記RO位置セットが1つの候補RO位置セットを含むことを示す第1の値、または
前記RO位置セットが2つの候補RO位置セットを含むことを示す第2の値、または
前記RO位置セットが3つの候補RO位置セットを含むことを示す第3の値、または
前記RO位置セットが4つの候補RO位置セットを含むことを示す第4の値、または
前記RO位置セットが5つの候補RO位置セットを含むことを示す第5の値、または
前記RO位置セットが6つの候補RO位置セットを含むことを示す第6の値、または
前記RO位置セットが7つの候補RO位置セットを含むことを示す第7の値、または
前記RO位置セットが8つの候補RO位置セットを含むことを示す第8の値
を有するパラメータを含む、請求項6または7に記載の方法。
【請求項9】
シンボル位置(l)が、
l
0(すなわち、120KHzまたは60KHzのSCSを伴う候補開始シンボル)、
【数1】
(すなわち、120KHzまたは60KHzの前記SCSを伴うスロット内のRACH機会(RO)であって、候補RO位置セット内の120KHzまたは60KHzの前記SCSを伴う前記スロット内で0から
【数2】
まで昇順で付番され、
【数3】
は、120KHzまたは60KHzの前記SCSを伴う前記スロット内の1つの候補RO位置セット内のROの数)、
【数4】
(すなわち、RO持続時間または物理RACH(PRACH)持続時間のシンボルの数)、
【数5】
(すなわち、候補RO位置セットあたりの60KHzまたは120KHzスロット内のPRACHスロットの数、または前記60KHzまたは120KHzスロット内の120KHzスロットまたは60Khzスロットの数)、または
Δl(すなわち、120KHzまたは60KHzの前記SCSのシンボル境界の候補RO位置セットオフセットに対応する値、または前記候補開始シンボルと前記候補RO位置セットの開始シンボルとの間のシンボルレベルオフセットに対応する値)
のうちの少なくとも1つの関数である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記関数は、
【数6】
(これは、120KHzまたは60KHzの前記SCSを伴う前記スロット内の1つまたはそれを上回るROのシンボルを指す)、
【数7】
(これは、120KHzまたは60KHzの前記SCSを伴う前記スロットのシンボルを指す)、または
μ(これは、PRACH SCSである)
のうちの少なくとも1つを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記シンボル位置(l)は、
【数8】
によって決定される、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
x番目の候補RO位置セットに関して、Δl=xである、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
複数の候補RO位置セットに関して、Δlは、前記複数の候補RO位置セットのインデックスに対応する値のセットである、または前記候補開始シンボルと各候補RO位置セットの開始シンボルとの間の1つまたはそれを上回るシンボルレベルオフセットに対応する値のセットである、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
方法であって、
無線通信ノードによって、無線通信デバイスに、ランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングを送信することと、
前記無線通信デバイスに、前記RACHシグナリング内の情報に従って、120キロヘルツ(KHz)または60KHzより高いサブキャリア間隔(SCS)に関して、候補開始シンボルを決定させることと
を含む、方法。
【請求項15】
非一過性コンピュータ可読媒体であって、前記非一過性コンピュータ可読媒体は、命令を記憶しており、前記命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項1-14のいずれか1項に記載の方法を実施させる、非一過性コンピュータ可読媒体。
【請求項16】
装置であって、前記装置は、
請求項1-14のいずれか1項に記載の方法を実施するように構成される少なくとも1つのプロセッサ
を備える、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、限定ではないが、RACHプロセスの間、ランダムアクセスチャネル(RACH)機会を示すためのシステムおよび方法を含む、無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
標準化機関である、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))は、現在、5G新規無線(5G NR)および次世代パケットコアネットワーク(NG-CNまたはNGC)と呼ばれる新しい無線インターフェースを規定する段階にある。5G NRは、3つの主要なコンポーネント、すなわち、5Gアクセスネットワーク(5G-AN)、5Gコアネットワーク(5GC)、およびユーザ機器(UE)を有するであろう。異なるデータサービスおよび要件の使用可能性を促進するために、ネットワーク機能とも呼ばれる、5GCの要素が、必要性に従って適合され得るように、そのうちの一部は、ソフトウェアベースであるように、そのうちの一部は、ハードウェアベースであるように簡略化されている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本明細書に開示される例示的実施形態は、先行技術に提示される問題のうちの1つまたはそれを上回るものに関連する問題を解決し、かつ添付の図面と関連して検討されるときに以下の詳細な説明を参照することによって容易に明白であろう、付加的特徴を提供することを対象とする。種々の実施形態によると、例示的システム、方法、デバイス、およびコンピュータプログラム製品が、本明細書に開示される。しかしながら、これらの実施形態は、限定ではなく、一例として提示されることが理解され、開示される実施形態に対する種々の修正が、本開次の範囲内に留まったまま行われることができることが、本開示を熟読する当業者に明白となるであろう。
【0004】
少なくとも1つの側面は、システム、方法、装置、またはコンピュータ可読媒体を対象とする。無線通信デバイスが、RACHシグナリングを無線通信ノードから受信してもよい。無線通信デバイスは、RACHシグナリング内の情報に従って、120キロヘルツ(KHz)または60KHzより高いサブキャリア間隔(SCS)に関して、候補開始シンボルを決定してもよい。
【0005】
いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、120KHzまたは60KHzのSCSに従って、候補開始シンボルを決定してもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、無線通信ノードから、RACH機会(RO)位置セットを示す、シグナリングを受信してもよく、RO位置セットは、1つの候補RO位置セットを識別する。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、無線通信ノードから、RO位置セットを示す、シグナリングを受信してもよく、RO位置セットは、少なくとも2つの候補RO位置セットを識別する。いくつかの実施形態では、シグナリングは、無線リソース構成(RRC)シグナリング、媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)シグナリング、またはダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングを備えてもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、デフォルト構成に従って、RO位置セットを決定してもよい。RO位置セットは、1つの候補RO位置セットを識別してもよい。
【0006】
いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、デフォルト構成に従って、RO位置セットを決定してもよい。RO位置セットは、少なくとも2つの候補RO位置セットを識別してもよい。いくつかの実施形態では、デフォルト構成は、RO位置セットが、1つの候補RO位置セットを含むことを示す、第1の値、RO位置セットが、2つの候補RO位置セットを含むことを示す、第2の値、RO位置セットが、3つの候補RO位置セットを含むことを示す、第3の値、RO位置セットが、4つの候補RO位置セットを含むことを示す、第4の値、RO位置セットが、5つの候補RO位置セットを含むことを示す、第5の値、RO位置セットが、6つの候補RO位置セットを含むことを示す、第6の値、RO位置セットが、7つの候補RO位置セットを含むことを示す、第7の値、またはRO位置セットが、8つの候補RO位置セットを含むことを示す、第8の値を有する、パラメータを含んでもよい。
【0007】
いくつかの実施形態では、シンボル位置(l)が、
【化1】
のうちの少なくとも1つの関数であってもよい。いくつかの実施形態では、l
0は、120KHzまたは60KHzのSCSを伴う候補開始シンボルであってもよい。いくつかの実施形態では、
【化2】
は、120KHzまたは60KHzのSCSを伴うスロット内のROであってもよく、候補RO位置セット内の120KHzまたは60KHzのSCSを伴うスロット内で0から
【化3】
まで昇順で付番され、
【化4】
は、120KHzまたは60KHzのSCSを伴うスロット内の1つの候補RO位置セット内のROの数である。いくつかの実施形態では、
【化5】
は、RO持続時間または物理RACH(PRACH)持続時間のシンボルの数であってもよい。いくつかの実施形態では、
【化6】
は、候補RO位置セットあたりの60KHzまたは120KHzスロット内のPRACHスロットの数、または60KHzまたは120KHzスロット内の120KHzまたは60Khzスロットの数であってもよい。いくつかの実施形態では、Δlは、120KHzまたは60KHzのSCSのシンボル境界の候補RO位置セットオフセットに対応する値であってもよい。いくつかの実施形態では、Δlは、候補開始シンボルと候補RO位置セットの開始シンボルとの間のシンボルレベルオフセットを指してもよい。いくつかの実施形態では、関数は、
【化7】
のうちの少なくとも1つを含んでもよい。いくつかの実施形態では、
【化8】
は、120KHzまたは60KHzのSCSを伴うスロット内の1つまたはそれを上回るROのシンボルを指してもよい。いくつかの実施形態では、
【化9】
は、120KHzまたは60KHzのSCSを伴うスロットのシンボルを指してもよい。いくつかの実施形態では、μは、PRACH SCSであることができる。いくつかの実施形態では、シンボル位置(l)は、
【化10】
によって決定されてもよい。いくつかの実施形態では、Δlは、x番目の候補RO位置セットに関して、x(例えば、Δl=x)を含む、またはそれに対応してもよい。いくつかの実施形態では、複数の候補RO位置セットに関して、Δlは、複数の候補RO位置セットのインデックスに対応する値のセットであってもよい。いくつかの実施形態では、Δlは、候補開始シンボルと各候補RO位置セットの開始シンボルとの間の1つまたはそれを上回るシンボルレベルオフセットのセットを指してもよい。
【0008】
少なくとも1つの側面は、システム、方法、装置、またはコンピュータ可読媒体を対象とする。無線通信ノード(例えば、地上端末、基地局、gNB、eNB、またはサービングノード)が、RACHシグナリングを無線通信デバイスに伝送/送信してもよい。無線通信ノードは、無線通信デバイスに、RACHシグナリング内の情報に従って、120キロヘルツ(KHz)または60KHzより高いサブキャリア間隔(SCS)に関して、候補開始シンボルを決定させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本ソリューションの種々の例示的実施形態は、以下の図または図面を参照して下記に詳細に説明される。図面は、例証目的のためだけに提供され、単に、本ソリューションの読者の理解を促進するための本ソリューションの例示的実施形態を描写する。したがって、図面は、本ソリューションの範疇、範囲、または可用性の限定と見なされるべきではない。明確にするため、かつ例証の容易性のため、これらの図面は、必ずしも、正確な縮尺で描かれていないことに留意されたい。
【0010】
【
図1】
図1は、本開示のある実施形態による、本明細書に開示される技法が実装され得る、例示的セルラー通信ネットワークを図示する。
【0011】
【
図2】
図2は、本開示のいくつかの実施形態による、例示的基地局およびユーザ機器デバイスのブロック図を図示する。
【0012】
【
図3】
図3は、本開示のいくつかの実施形態による、PRACH Config.Indexのための例示的構成を図示する。
【0013】
【
図4】
図4-5は、本開示のいくつかの実施形態による、PRACHスロットのための例示的構成を図示する。
【
図5】
図4-5は、本開示のいくつかの実施形態による、PRACHスロットのための例示的構成を図示する。
【0014】
【
図6A】
図6A-6Dは、本開示のいくつかの実施形態による、1つまたはそれを上回るギャップを伴う1つまたはそれを上回るPRACHスロットのための例示的構成を図示する。
【
図6B】
図6A-6Dは、本開示のいくつかの実施形態による、1つまたはそれを上回るギャップを伴う1つまたはそれを上回るPRACHスロットのための例示的構成を図示する。
【
図6C】
図6A-6Dは、本開示のいくつかの実施形態による、1つまたはそれを上回るギャップを伴う1つまたはそれを上回るPRACHスロットのための例示的構成を図示する。
【
図6D】
図6A-6Dは、本開示のいくつかの実施形態による、1つまたはそれを上回るギャップを伴う1つまたはそれを上回るPRACHスロットのための例示的構成を図示する。
【0015】
【
図7A】
図7A-7Dは、本開示のいくつかの実施形態による、1つまたはそれを上回るギャップを伴う1つまたはそれを上回るPRACHスロットのための例示的構成を図示する。
【
図7B】
図7A-7Dは、本開示のいくつかの実施形態による、1つまたはそれを上回るギャップを伴う1つまたはそれを上回るPRACHスロットのための例示的構成を図示する。
【
図7C】
図7A-7Dは、本開示のいくつかの実施形態による、1つまたはそれを上回るギャップを伴う1つまたはそれを上回るPRACHスロットのための例示的構成を図示する。
【
図7D】
図7A-7Dは、本開示のいくつかの実施形態による、1つまたはそれを上回るギャップを伴う1つまたはそれを上回るPRACHスロットのための例示的構成を図示する。
【0016】
【
図8】
図8は、本開示のいくつかの実施形態による、120kHz、480kHz、および960kHzの値を伴うSCSのランダムアクセスチャネル(RACH)機会間の対応の例示的構成を図示する。
【0017】
【
図9】
図9は、本開示のいくつかの実施形態による、1つまたはそれを上回るギャップを伴う1つまたはそれを上回るPRACHスロットのための例示的構成を図示する。
【0018】
【
図10】
図10は、本開示のある実施形態による、RACH機会を示すための例示的方法のフロー図を図示する。
【発明を実施するための形態】
【0019】
詳細な説明
1.モバイル通信技術および環境
図1は、本開示の実施形態による、本明細書に開示される技法が実装され得る、例示的無線通信ネットワークおよび/またはシステム100を図示する。以下の議論では、無線通信ネットワーク100は、セルラーネットワークまたは狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)ネットワーク等の任意の無線ネットワークであってもよく、本明細書では「ネットワーク100」と称される。そのような例示的ネットワーク100は、基地局102(以降、「BS102」、無線通信ノードとも称される)と、通信リンク110(例えば、無線通信チャネル)を介して相互に通信し得る、ユーザ機器デバイス104(以降、「UE104」、無線通信デバイスとも称される)と、地理的エリア101にオーバーレイする、セルのクラスタ126、130、132、134、136、138、および140とを含む。
図1では、BS102およびUE104は、セル126の個別の地理的境界内に含有される。他のセル130、132、134、136、138、および140はそれぞれ、その配分された帯域幅で動作し、適正な無線カバレッジをその意図されるユーザに提供する、少なくとも1つの基地局を含んでもよい。
【0020】
例えば、BS102は、配分されたチャネル伝送帯域幅で動作し、適正なカバレッジをUE104に提供し得る。BS102およびUE104は、それぞれ、ダウンリンク無線フレーム118およびアップリンク無線フレーム124を介して通信してもよい。各無線フレーム118/124は、サブフレーム120/127にさらに分割されてもよく、これは、データシンボル122/128を含んでもよい。本開示では、BS102およびUE104は、概して、本明細書に開示される方法を実践し得る、「通信ノード」の非限定的実施例として本明細書に説明される。そのような通信ノードは、本ソリューションの種々の実施形態によると、無線および/または有線通信することが可能であり得る。
【0021】
図2は、本ソリューションのいくつかの実施形態による、無線通信信号(例えば、OFDM/OFDMA信号)を伝送および受信するための例示的無線通信システム200のブロック図を図示する。システム200は、本明細書に詳細に説明される必要はない、既知または従来の動作特徴をサポートするように構成される、コンポーネントおよび要素を含んでもよい。一例証的実施形態では、システム200は、上記に説明されるように、
図1の無線通信環境100等の無線通信環境内でデータシンボルを通信(例えば、伝送および受信)するために使用されることができる。
【0022】
システム200は、概して、基地局202(以降、「BS202」)と、ユーザ機器デバイス204(以降、「UE204」)とを含む。BS202は、BS(基地局)送受信機モジュール210と、BSアンテナ212と、BSプロセッサモジュール214と、BSメモリモジュール216と、ネットワーク通信モジュール218とを含み、各モジュールは、必要に応じて、データ通信バス220を介して、相互に結合および相互接続される。UE204は、UE(ユーザ機器)送受信機モジュール230と、UEアンテナ232と、UEメモリモジュール234と、UEプロセッサモジュール236とを含み、各モジュールは、必要に応じて、データ通信バス240を介して、相互に結合および相互接続される。BS202は、任意の無線チャネルまたは本明細書に説明されるようなデータの伝送のために好適な他の媒体であり得る、通信チャネル250を介して、UE204と通信する。
【0023】
当業者によって理解されるであろうように、システム200はさらに、
図2に示されるモジュール以外の任意の数のモジュールを含んでもよい。当業者は、本明細書に開示される実施形態に関連して説明される、種々の例証的ブロック、モジュール、回路、および処理論理が、ハードウェア、コンピュータ可読ソフトウェア、ファームウェア、または任意の実践的それらの組み合わせにおいて実装されてもよいことを理解するであろう。ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアの本可換性および互換性を明確に図示するために、種々の例証的コンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概して、その機能性の観点から説明される。そのような機能性が、ハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとして実装されるかどうかは、特定の用途および全体的システム上に課される設計制約に依存し得る。本明細書に説明される概念に精通する者は、そのような機能性を特定の用途毎に好適な様式で実装してもよいが、そのような実装決定は、本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
【0024】
いくつかの実施形態によると、UE送受信機230は、本明細書では、それぞれ、アンテナ232に結合される回路を備える、無線周波数(RF)送信機およびRF受信機を含む、「アップリンク」送受信機230と称され得る。デュプレックススイッチ(図示せず)が、代替として、時間デュプレックス方式において、アップリンク送信機または受信機をアップリンクアンテナに結合してもよい。同様に、いくつかの実施形態によると、BS送受信機210は、本明細書では、それぞれ、アンテナ212に結合される回路を備える、RF送信機およびRF受信機を含む、「ダウンリンク」送受信機210と称され得る。ダウンリンクデュプレックススイッチは、代替として、時間デュプレックス方式において、ダウンリンク送信機または受信機をダウンリンクアンテナ212に結合してもよい。2つの送受信機モジュール210および230の動作は、アップリンク受信機回路が、無線伝送リンク250を経由した伝送の受信のために、アップリンクアンテナ232に結合されるのと同時に、ダウンリンク送信機が、ダウンリンクアンテナ212に結合されるように、時間的に協調される。逆に言えば、2つの送受信機210および230の動作は、ダウンリンク受信機が、無線伝送リンク250を経由した伝送の受信のためにダウンリンクアンテナ212に結合されるのと同時に、アップリンク伝送機が、アップリンクアンテナ232に結合されるように、時間的に協調されてもよい。いくつかの実施形態では、最小限の保護時間をデュプレックス方向の変化間に伴って、近接時間同期が存在する。
【0025】
UE送受信機230および基地局送受信機210は、無線データ通信リンク250を介して通信し、特定の無線通信プロトコルおよび変調スキームをサポートし得る、好適に構成されたRFアンテナ配列212/232と協働するように構成される。いくつかの例証的実施形態では、UE送受信機210および基地局送受信機210は、ロングタームエボリューション(LTE)および新しい5G規格および同等物等の産業規格をサポートするように構成される。しかしながら、本開示は、必ずしも、特定の規格および関連付けられるプロトコルに用途が限定されないことを理解されたい。むしろ、UE送受信機230および基地局送受信機210は、将来的規格またはその変形例を含む、代替または付加的無線データ通信プロトコルをサポートするように構成されてもよい。
【0026】
種々の実施形態によると、BS202は、例えば、進化型ノードB(eNB)、サービングeNB、標的eNB、フェムトステーション、またはピコステーションであってもよい。いくつかの実施形態では、UE204は、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレット、ラップトップコンピュータ、ウェアラブルコンピューティングデバイス等の種々のタイプのユーザデバイスにおいて具現化されてもよい。プロセッサモジュール214および236は、本明細書に説明される機能を実施するように設計される、汎用プロセッサ、コンテンツアドレス指定可能メモリ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、任意の好適なプログラマブル論理デバイス、離散ゲートまたはトランジスタ論理、離散ハードウェアコンポーネント、または任意のそれらの組み合わせとともに実装または実現されてもよい。このように、プロセッサは、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、状態機械、または同等物として実現され得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、デジタル信号プロセッサおよびマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサコアと併せた1つまたはそれを上回るマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成の組み合わせとして実装されてもよい。
【0027】
さらに、本明細書に開示される実施形態と関連して説明される方法またはアルゴリズムのステップは、直接、それぞれ、プロセッサモジュール214および236によって実行される、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアモジュール、または任意の実践的それらの組み合わせにおいて具現化されてもよい。メモリモジュール216および234は、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野において公知の任意の他の形態の記憶媒体として実現され得る。この点において、メモリモジュール216および234は、それぞれ、プロセッサモジュール210および230が、それぞれ、メモリモジュール216および234から情報を読み取り、そこに情報を書き込み得るように、プロセッサモジュール210および230に結合されてもよい。メモリモジュール216および234はまた、その個別のプロセッサモジュール210および230の中に統合されてもよい。いくつかの実施形態では、メモリモジュール216および234はそれぞれ、それぞれ、プロセッサモジュール210および230によって実行される命令の実行の間、一時的変数または他の中間情報を記憶するために、キャッシュメモリを含んでもよい。メモリモジュール216および234はまたそれぞれ、それぞれ、プロセッサモジュール210および230によって実行されるための命令を記憶するために、不揮発性メモリを含んでもよい。
【0028】
ネットワーク通信モジュール218は、概して、基地局送受信機210と、基地局202と通信するように構成される、他のネットワークコンポーネントおよび通信ノードとの間の双方向通信を可能にする、基地局202のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、処理論理、および/または他のコンポーネントを表す。例えば、ネットワーク通信モジュール218は、インターネットまたはWiMAXトラフィックをサポートするように構成されてもよい。典型的展開では、限定ではないが、ネットワーク通信モジュール218は、基地局送受信機210が、従来のイーサネット(登録商標)ベースのコンピュータネットワークと通信し得るように、802.3イーサネット(登録商標)インターフェースを提供する。このように、ネットワーク通信モジュール218は、コンピュータネットワーク(例えば、移動交換局(MSC))への接続のための物理インターフェースを含んでもよい。規定された動作または機能に対する、用語「~のために構成される(configured for)」、「~のように構成される(configured to)」、およびその活用形は、本明細書で使用されるように、規定された動作または機能を実施するように物理に構築される、プログラムされる、フォーマット化される/または配列される、デバイス、コンポーネント、回路、構造、機械、信号等を指す。
【0029】
開放型システム間相互接続(OSI)モデル(本明細書では、「開放型システム間相互接続モデル」と称される)は、他のシステムと相互接続および通信するように開放する、システム(例えば、無線通信デバイス、無線通信ノード)によって使用されるネットワーク通信を定義する、概念的および論理的レイアウトである。本モデルは、そのそれぞれが、その上方および下方の層に提供されるサービスの概念的集合を表す、7つのサブコンポーネントまたは層に分かれる。OSIモデルはまた、論理的ネットワークを定義し、異なる層プロトコルを使用することによって、コンピュータパケット転送を効果的に説明する。OSIモデルはまた、7層OSIモデルまたは7層モデルと称され得る。いくつかの実施形態では、第1の層が、物理層であってもよい。いくつかの実施形態では、第2の層が、媒体アクセス制御(MAC)層であってもよい。いくつかの実施形態では、第3の層が、無線リンク制御(RLC)層であってもよい。いくつかの実施形態では、第4の層が、パケットデータ収束プロトコル(PDCP)層であってもよい。いくつかの実施形態では、第5の層が、無線リソース制御(RRC)層であってもよい。いくつかの実施形態では、第6の層が、非アクセス層(NAS)層またはインターネットプロトコル(IP)層、および第7の層は他の層であってもよい。
【0030】
本ソリューションの種々の例示的実施形態は、当業者が本ソリューションを作製および使用することを可能にするために、付随の図を参照して下記に説明される。当業者に明白となるであろうように、本開示を熟読後、本明細書に説明される実施例の種々の変更または修正が、本ソリューションの範囲から逸脱することなく、行われることができる。したがって、本ソリューションは、本明細書に説明および図示される例示的実施形態および用途に限定されない。加えて、本明細書に開示される方法におけるステップの具体的順序または階層は、単に、例示的アプローチである。設計選好に基づいて、開示される方法またはプロセスのステップの具体的順序または階層は、本ソリューションの範囲内に留まったまま、並べ替えられることができる。したがって、当業者は、本明細書に開示される方法および技法が、種々のステップまたは行為をサンプル順序において提示し、本ソリューションが、明示的にそうではないことが述べられない限り、提示される具体的順序または階層に限定されないことを理解するであろう。
2.ランダムアクセスチャネル機会のインジケーションのためのシステムおよび方法
【0031】
高キャリア周波数を伴うあるシステム(例えば、5G新規無線(NR)、次世代(NG)システム、3GPP(登録商標)システム、および/または他のシステム)では、該システムのチャネル帯域幅は、増加し得る(例えば、より広くなる)。例えば、5G NRシステムのチャネル帯域幅は、ロングタームエボリューション(LTE)システムのチャネル帯域幅より大きくあり得る(例えば、5G NRシステムは、LTEシステムと比較して、より高いキャリア周波数を含む/使用し得る)。より高いキャリア周波数を伴うシステムは、新しい/明確に異なるサブキャリア間隔を使用し、含み、および/または導入し得る。加えて、該システム(例えば、より高いキャリア周波数を伴うシステム)は、ギャップ(例えば、シンボルの数等の時間インスタンス/ドメインギャップ)を使用し、含み、および/または導入し得る。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回るプロセスは、ルックビフォアトーク(LBT)プロセス、ビーム(例えば、方向)切替プロセス、および/または物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)プロセス(別様に、時として、ランダムアクセスチャネル(RACH)プロセスとも称される)等のために(すなわち、それをサポート/有効にするために)、該ギャップを使用することができる。例えば、PRACHプロセスでは、ギャップは、RACH機会(RO)の間に挿入/導入されることができる。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのPRACHインジケータおよび/またはインデックス(例えば、PRACH Config.Index)が、1つまたはそれを上回るROを構成するために使用されることができる。RACHプロセスが、該ギャップを使用/サポート/有効にする(例えば、Y個のシンボルの長さを伴うギャップが、ROの間に導入される)場合、無線通信デバイスは、PRACH Config.Index(構成インデックスまたはPRACH/RACH構成インデックスと称され得る)の値に従って、少なくとも1つのROの位置を決定/識別し得る(例えば、1つまたはそれを上回るPRACHスロットを横断して)。例えば、無線通信デバイスは、120キロヘルツ(KHz)または60KHzより高いSCSに関して、第1のROのシンボル(例えば、位置/場所)を決定/識別し得る。
【0032】
あるシステム(例えば、5G NRシステム、次世代(NG)システム、および/または他のシステム)は、少なくとも1つのPRACHインジケータおよび/またはインデックス(例えば、PRACH Config.Index)を使用して、1つまたはそれを上回るROを構成してもよい。ここで
図3を参照すると、描写されるものは、PRACH(例えば、少なくとも1つのPRACH Config.Indexを有する)のための構成/テーブル300の実施形態である。
図3によると、PRACH Config.Indexの値は、PRACHスロット内のROの開始シンボル、60kHz(または他の周波数)スロット内のPRACHスロットの数、PRACHスロット内の時間ドメインROの数、および/またはPRACHの持続時間(例えば、ROあたりのシンボルの数)を示し/規定してもよい。ここで
図4を参照すると、描写されるものは、PRACH Config.Indexの値に従う、PRACHスロットの実施形態の構成400である。
図4に示されるように、89の値を伴うPRACH Config.Indexは、開始シンボルが、2の値を有する(例えば、ROが、PRACHスロットの第3のシンボルから開始する)および/またはPRACH持続時間が、2つのシンボルの値を有する(例えば、各ROの持続時間が、2つのシンボルである)ことを示し/規定し得る。加えて、89の値を伴うPRACH Config.Indexは、
図4に示されるように、PRACHスロットが、6つの時間ドメインRO(例えば、PRACHスロットあたり6つの時間ドメインRO)を含むことを示し/規定し得る。
【0033】
ここで
図5を参照すると、描写されるものは、PRACH Config.Indexの値に従う、PRACHスロットの実施形態の構成500である。
図5に示されるように、228の値を伴うPRACH Config.Indexは、開始シンボルが、6の値を有する(例えば、ROが、PRACHスロットの第7のシンボルから開始する)、PRACH持続時間が、4つのシンボルである、および/またはPRACHスロットが、2つの時間ドメインROを含むことを規定し得る。いくつかの実施形態では、上位層シグナリングの1つまたはそれを上回るパラメータ(例えば、RACH-ConfigCommon、RACH-ConfigDedicated、RACH-ConfigGeneric、および/または他のパラメータ)が、PRACH Config.Index(および/または他のインデックス)を構成/決定してもよい。いくつかの実施形態では、上位層シグナリングは、1つまたはそれを上回るROを構成/決定するために、無線リソース構成(RRC)シグナリング、媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)シグナリング、および/またはダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングを備えてもよい。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回るRO(例えば、全てのRO)は、単一PRACHスロット内に位置することができる。したがって、(1つまたはそれを上回るROの)ROは、PRACHスロット境界(例えば、第1のPRACHスロットと第2のPRACHスロットとの間のPRACHスロット境界)を横断して、および/または別のPRACHスロット内に(例えば、第1のPRACHスロットから第2のPRACHスロット内に)、跨がる、及ぶ、および/または延在し得ない。
【0034】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのギャップ(例えば、例えば、1つまたは2つのシンボルの長さを伴うギャップ等の時間インスタンス)が、RO間等のPRACHスロットのPRACHパターンの中に位置する/導入されることができる。少なくとも1つのギャップが、PRACHパターン/構成(例えば、PRACH Config.Indexによって規定されたPRACHパターン/構成)の中に位置する/導入される場合、PRACHスロットの1つまたはそれを上回るROが、該PRACHスロットの外側に位置する/変位されることができる(例えば、同一PRACHスロット内に位置する代わりに)。1つまたはそれを上回るROが、該PRACHスロットの外側に変位される場合、無線通信デバイスは、
図3におけるテーブル300のパラメータ(例えば、開始シンボル)のうちの少なくとも1つを再解釈してもよい。ここで
図6A-6Dおよび
図7A-7Dを参照すると、描写されるものは、PRACH Config.Indexの値および/またはギャップ(例えば、Y個のシンボルの長さを伴うギャップ)に従う、1つまたはそれを上回るPRACHスロットの実施形態の構成である。いくつかの実施形態では、6のシンボルの長さを伴うギャップ(例えば、480kHzのSCSに関して)が、PRACH Config.Indexが、89の値を有するとき、RO間に挿入/導入されることができる(
図6A-6Dから分かるように)。いくつかの実施形態では、12のシンボルの長さを伴うギャップ(例えば、480kHzのSCSに関して)が、PRACH Config.Indexが、228の値を有するとき、RO間に挿入されることができる(
図7A-7Dから分かるように)。該ギャップ(例えば、6つのシンボルおよび/または12のシンボルの長さを伴う)が、RO間に挿入される場合、開始シンボル
【化11】
は、テーブル300内に規定された開始シンボル(例えば、PRACH Config.Indexの値に関連付けられる、開始シンボル)と一致し得ない。したがって、1つまたはそれを上回るROは、1つまたはそれを上回るPRACHスロットを横断して、位置する/変位されてもよい(
図6A-6Dおよび
図7A-7Dから分かるように)。したがって、無線通信デバイスは、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関して、開始シンボルを決定してもよい(例えば、PRACH Config.Indexの値に従って)。
A.PRACH Config.Index=89のときのPRACHスロットの構成
【0035】
いくつかの実施形態では、PRACH Config.Indexは、89の値を有してもよい。
図3によると、例えば、PRACH Config.Indexが、89の値を有する場合、PRACHスロット(例えば、スロットN)の1つまたはそれを上回るRO(例えば、1つまたはそれを上回る持続的RO)の開始シンボルは、2(例えば、第3のシンボル)を含む、またはそれに対応し得る。120kHzより高いSCS(例えば、
図6A-6Dから分かるように、SCS=480kHz)に関して、1つまたはそれを上回るROが、1つまたはそれを上回るPRACHスロットを横断して位置し得る(例えば、同一PRACHスロット内の代わりに)。したがって、120kHzより高いSCSに関する開始シンボルの値は、例えば、テーブル300内に規定された開始シンボルの値と一致し得ない(例えば、89のPRACH Config.Indexに従って、第3のシンボル)。
【0036】
いくつかの実施形態では、PRACHスロットのPRACHパターン(例えば、PRACH Config.Indexによって規定されたPRACHパターン/構成)は、ROの観点から説明されることができる。
図8から分かるように、120kHzの値を伴うSCS(例えば、SCS=120kHz)の各RO(例えば、2つのシンボルの持続時間を伴うRO)は、480kHzの値を伴うSCS(例えば、SCS=480kHz)の4つの候補位置/場所(例えば、RO0、RO1、RO2、および/またはRO3)に対応し得る(またはそのうちの1つ内に位置する)。別の実施例では、120kHzの値を伴うSCSの各ROは、960kHzの値を伴うSCSの8つの候補位置/場所(例えば、RO0、RO1、RO2、RO3、RO4、RO5、RO6、および/またはRO7)に対応し得る(またはそのうちの1つ内に位置する)。いくつかの実施形態では、RO位置セットは、複数の候補RO位置セット(例えば、RO0、RO1、RO2、および/またはその他等のROx)のうちの1つを識別する、規定する、および/または示すことができる。複数の候補RO位置セットは、120kHzスロット、60kHzスロット、システムフレーム、および/または時間インスタンス(例えば、10ms、20ms、40ms、80ms、および/または160ms)内にある、それを含む、および/またはそれに対応し得る。
・
ケース1:いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関して、候補開始シンボルを決定してもよい。例えば、無線通信デバイスは、120KHzまたは60KHzのSCSに関する開始シンボル(例えば、より高いSCSの1つまたはそれを上回るROと整合する、120kHzスロットのシンボルインデックス)を含む、またはそれに対応する、候補開始シンボルを決定してもよい。
・
ケース1-1:いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、シグナリングを無線通信ノードから受信してもよい。シグナリングは、無線リソース構成(RRC)シグナリング、媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)シグナリング、ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリング、および/または他のタイプのシグナリングのうちの少なくとも1つを備えてもよい。シグナリングは、RO位置セット(例えば、120kHzスロット、60kHzスロット、システムフレーム、および/または時間インスタンス内にある、含まれる、またはそれに対応する、RO位置セット)を示す、規定する、および/または提供してもよい。RO位置セットは、複数の候補RO位置セット(例えば、RO0、RO1、RO2、RO3、および/または他の候補RO位置セット)のうちの1つを含む、識別する、示す、および/または規定してもよい。
図6Aでは、例えば、第1のRO
【化12】
は、RO0に対応する、候補RO位置セット内に位置することができる(例えば、候補RO位置セットおよび/またはRO0は、120kHzスロット内のSCS=480kHzに関して同一時間インターバルを伴う6つのROに対応する)。
図6Bでは、例えば、第1のRO
【化13】
は、RO1に対応する、候補RO位置セット内に位置することができる(例えば、候補RO位置セットおよびRO1は、120kHzスロット内のSCS=480kHzに関して同一時間インターバルを伴う6つのROに対応する)。
図6Cでは、例えば、第1のRO
【化14】
は、RO2に対応する、候補RO位置セット内に位置することができる(例えば、候補RO位置セットおよびRO2は、120kHzスロット内のSCS=480kHzに関して同一時間インターバルを伴う6つのROに対応する)。
図6Dでは、例えば、第1のRO
【化15】
は、RO3に対応する、候補RO位置セット内に位置することができる(例えば、候補RO位置セットおよびRO3は、120kHzスロット内のSCS=480kHzに関して同一時間インターバルを伴う6つのROに対応する)。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、受信されたシグナリングに従って(例えば、シグナリングによって規定されたRO位置セットに従って)、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関して、開始シンボルを決定してもよい。例えば、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関する開始シンボルは、受信されたシグナリング内に規定された候補RO位置と関連付けられる(例えば、その中に位置する)ことができる。
・
ケース1-2:いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、シグナリングを無線通信ノードから受信してもよい。シグナリングは、RRCシグナリング、MAC CEシグナリング、DCIシグナリング、および/または他のタイプのシグナリングのうちの少なくとも1つを備えてもよい。シグナリングは、RO位置セットを示す、規定する、および/または提供してもよい。RO位置セットは、少なくとも2つの候補位置セットを含む、識別する、示す、および/または規定してもよい。例えば、ROに関する少なくとも2つの候補位置セットは、{RO0、RO1}、{RO0、RO2}、{RO0、RO3}、{RO1、RO2}、{RO1、RO3}、{RO2、RO3}、{RO0、RO4}、{RO1、RO5}、{RO2、RO6}、{RO3、RO7}、および/または少なくとも2つの候補位置セットの他の組み合わせを備えてもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、受信されたシグナリングに従って(例えば、シグナリングによって規定されたRO位置セットに従って)、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関して、開始シンボルを決定してもよい。例えば、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関する開始シンボルは、少なくとも2つの候補RO位置セットと関連付けられる(例えば、その中に位置する)ことができる。
・
ケース1-3:いくつかの実施形態では、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関して、無線通信デバイスは、第1のRO
【化16】
および/またはRO位置セットの開始シンボルを決定してもよい。例えば、無線通信デバイスは、デフォルト構成(例えば、デフォルト候補RO位置セットまたは候補RO位置セットのデフォルトセット)に従って、RO位置セットを決定してもよい。RO位置セットは、候補位置セット(例えば、RO0、RO1、RO2、RO3、および/または他の候補RO位置セット)を識別および/または示してもよい。いくつかの実施形態では、例えば、RO位置セットおよびRO0は、120kHzスロット内のSCS=480kHzに関する同一時間インターバルを伴う6つのROに対応し得る。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、デフォルト構成に従って(例えば、付加的シグナリングを伴わずに)、開始シンボルを決定してもよい。例えば、開始シンボル(例えば、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関して)は、候補位置セットと関連付けられる(例えば、その中に位置する)ことができる。
・
ケース1-4:いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関して、第1のRO
【化17】
および/またはRO位置セットの開始シンボルを決定してもよい。例えば、無線通信デバイスは、デフォルト構成(例えば、デフォルト候補RO位置セットまたは候補RO位置セットのデフォルトセット)に従って、付加的シグナリングを伴わずに、RO位置セットを決定してもよい。RO位置セットは、少なくとも2つの候補位置セットを識別および/または示してもよい。例えば、少なくとも2つの候補位置セットは、{RO0、RO1}、{RO0、RO2}、{RO0、RO3}、{RO1、RO2}、{RO1、RO3}、{RO2、RO3}、{RO0、RO4}、{RO1、RO5}、{RO2、RO6}、{RO3、RO7}、および/または少なくとも2つの候補RO位置セットの他の組み合わせを備えてもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、デフォルト構成に従って、付加的シグナリングを伴わずに、候補開始シンボルを決定してもよい。例えば、候補開始シンボル(例えば、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関して)は、少なくとも2つの候補位置セットと関連付けられる(例えば、その中に位置する)ことができる。
【0037】
いくつかの実施形態では、デフォルト構成は、少なくとも1つのパラメータ(例えば、ランダムアクセス構成テーブル、DCIシグナリング、および/またはRRCシグナリング内に規定される)を含むことができる。SCS=480kHzに関して、少なくとも1つのパラメータは、第1の値、第2の値、第3の値、および/または第4の値を有してもよい。SCS=960kHzに関して、少なくとも1つのパラメータは、第1の値、第2の値、第3の値、第4の値、第5の値、第6の値、第7の値、および/または第8の値を有してもよい。第1の値は、RO位置セットが、1つの候補RO位置セットを含むことを示し得る(例えば、ケース1-3、例えば、ROセットは、RO1である)。第2の値は、RO位置セットが、2つの候補RO位置セットを含むことを示し得る(例えば、ケース1-4)。第3の値は、RO位置セットが、3つの候補RO位置セットを含むことを示し得る(例えば、ケース1-4)。第4の値は、RO位置セットが、4つの候補RO位置セットを含むことを示し得る。第5の値は、RO位置セットが、5つの候補RO位置セットを含むことを示し得る。第6の値は、RO位置セットが、6つの候補RO位置セットを含むことを示し得る。第7の値は、RO位置セットが、7つの候補RO位置セットを含むことを示し得る。第8の値は、RO位置セットが、8つの候補RO位置セット(例えば、{RO0、RO1、RO2、RO3、RO4、RO5、RO6、RO7})を含むことを示し得る。
B.PRACH Config.Index=228のときのPRACHスロットの構成
【0038】
いくつかの実施形態では、PRACH Config.Indexは、228の値を有してもよい。
図3によると、例えば、PRACH Config.Indexが、228の値を有する場合、PRACHスロット(例えば、スロットN)の1つまたはそれを上回るRO(例えば、1つまたはそれを上回る持続的RO)の開始シンボルは、6(例えば、
図5に示されるように、第7のシンボル)を含む、またはそれに対応し得る。120kHzより高いSCSに関して(例えば、
図7A-7Dから分かるように、SCS=480kHz)、1つまたはそれを上回るROは、1つまたはそれを上回るPRACHスロットを横断して位置し得る(例えば、同一PRACHスロット内の代わりに)。したがって、120kHzより高いSCSに関する開始シンボルの値は、例えば、テーブル300内に規定された開始シンボルの値と一致し得ない(例えば、228のPRACH Config.Indexに従って、第7のシンボル)。したがって、無線通信デバイスは、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関して、開始シンボルを決定してもよい(例えば、PRACH Config.Indexに従って)。
・
ケース1:いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関して、開始シンボルおよび/またはRO位置セットを決定してもよい。例えば、無線通信デバイスは、120KHzまたは60KHzのSCS(例えば、より高いSCSの1つまたはそれを上回るROと整合する、120kHzスロットのシンボルインデックス)に関する、第1のROおよび/または候補RO位置セット(例えば、120kHzスロット、60kHzスロット、システムフレーム、および/または時間インスタンス内にある、含まれる、またはそれに対応する、候補RO位置セット)の開始シンボルを含む、またはそれに対応する、開始シンボルを決定してもよい。
・
ケース1-1:いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、シグナリングを無線通信ノードから受信してもよい。シグナリングは、RRCシグナリング、MAC CEシグナリング、DCIシグナリング、および/または他のタイプのシグナリングのうちの少なくとも1つを備えてもよい。シグナリングは、RO位置セットを示す、規定する、および/または提供してもよい。RO位置セットは、1つの候補RO位置セット(例えば、RO0、RO1、RO2、RO3、および/または他の候補RO位置)を含む、識別する、示す、および/または規定してもよい。
図7Aでは、例えば、第1のRO
【化18】
は、RO0に対応する、候補RO位置セット内に位置することができる(例えば、候補RO位置セットおよびRO0は、SCS=480kHzに関する120kHzスロット内の2つのROに対応する)。
図7Bでは、例えば、第1のRO
【化19】
は、RO1に対応する、候補RO位置セット内に位置することができる(例えば、候補RO位置セットおよびRO1は、SCS=480kHzに関する120kHzスロット内の2つのROに対応する)。
図7Cでは、例えば、第1のRO
【化20】
は、RO2に対応する、候補RO位置セット内に位置することができる(例えば、候補RO位置セットおよびRO2は、SCS=480kHzに関する120kHzスロット内の2つのROに対応する)。
図7Dでは、例えば、第1のRO
【化21】
は、RO3に対応する、候補RO位置セット内に位置することができる(例えば、候補RO位置セットおよびRO3は、SCS=480kHzに関する120kHzスロット内の2つのROに対応する)。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、受信されたシグナリングに従って(例えば、シグナリングによって規定されたRO位置セットに従って)、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関して、候補開始シンボルを決定してもよい。例えば、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関する候補開始シンボルは、受信されたシグナリング内に規定された1つの候補RO位置セットと関連付けられる(例えば、その中に位置する)ことができる。
・
ケース1-2:いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、シグナリングを無線通信ノードから受信してもよい。シグナリングは、RRCシグナリング、MAC CEシグナリング、DCIシグナリング、および/または他のタイプのシグナリングのうちの少なくとも1つを備えてもよい。シグナリングは、RO位置セットを示す、規定する、および/または提供してもよい。RO位置セットは、少なくとも2つの候補位置セットを含む、識別する、示す、および/または規定してもよい。例えば、少なくとも2つの候補位置セットは、{RO0、RO1}、{RO0、RO2}、{RO0、RO3}、{RO1、RO2}、{RO1、RO3}、{RO2、RO3}、{RO0、RO4}、{RO1、RO5}、{RO2、RO6}、{RO3、RO7}、および/または少なくとも2つの候補RO位置セットの他の組み合わせを備えてもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、受信されたシグナリングに従って(例えば、シグナリングによって規定されたRO位置セットに従って)、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関して、候補開始シンボルを決定してもよい。例えば、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関する候補開始シンボルは、少なくとも2つの候補位置セットと関連付けられる(例えば、その中に位置する)ことができる。
・
ケース1-3:いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関して、第1のRO
【化22】
、候補RO位置セット、および/または他のROの開始シンボルを決定してもよい。例えば、無線通信デバイスは、デフォルト構成(例えば、デフォルト候補RO位置セットまたは候補RO位置セットのデフォルトセット)に従って(または基づいて)、RO位置セットを決定してもよい。RO位置セットは、候補位置セット(例えば、RO0、RO1、RO2、RO3、および/または他の候補RO位置セット)のうちの1つを識別および/または示してもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、デフォルト構成に従って(例えば、付加的シグナリングを伴わずに)、ROおよび/または候補RO位置セットのための開始シンボルを決定してもよい。例えば、ROおよび/または候補RO位置セットの開始シンボル(例えば、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関して)は、候補位置セットと関連付けられる(例えば、その中に位置する)ことができる。
・
ケース1-4:いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関して、第1のRO
【化23】
、候補RO位置セット、および/または他のROの開始シンボルを決定してもよい。例えば、無線通信デバイスは、デフォルト構成(例えば、デフォルト候補RO位置セットおよび/または候補RO位置セットのデフォルトセット)に従って、RO位置セットを決定してもよい。RO位置セットは、少なくとも2つの候補位置セットを識別および/または示してもよい。例えば、少なくとも2つの候補位置セットは、{RO0、RO1}、{RO0、RO2}、{RO0、RO3}、{RO1、RO2}、{RO1、RO3}、{RO2、RO3}、{RO0、RO4}、{RO1、RO5}、{RO2、RO6}、{RO3、RO7}、および/または少なくとも2つの候補RO位置セットの他の組み合わせを備えてもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、デフォルト構成(例えば、RO位置セットに従って)に従って、付加的シグナリングを伴わずに、開始シンボルを決定してもよい。例えば、開始シンボル(例えば、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関して)は、少なくとも2つの候補位置セットと関連付けられる(例えば、その中に位置する)ことができる。
【0039】
いくつかの実施形態では、デフォルト構成は、少なくとも1つのパラメータ(例えば、ランダムアクセス構成テーブル、DCIシグナリング、および/またはRRCシグナリング内に規定される)を含むことができる。SCS=480kHzに関して、少なくとも1つのパラメータは、第1の値、第2の値、第3の値、および/または第4の値を有してもよい。SCS=960kHzに関して、少なくとも1つのパラメータは、第1の値、第2の値、第3の値、第4の値、第5の値、第6の値、第7の値、および/または第8の値を有してもよい。第1の値は、RO位置セットが、1つの候補RO位置セットを含むことを示し得る(例えば、ケース1-3)。第2の値は、RO位置セットが、2つの候補RO位置セット(例えば、ケース1-4)、および/または4つの候補RO位置を含むことを示し得る。SCS=480kHzに関して、4つのRO位置セットは、RO0、RO1、RO2、および/またはRO3を含む、またはそれに対応し得る。SCS=960kHzに関して、4つのRO位置セットは、RO0、RO1、RO2、RO3、RO4、RO5、RO6、RO7(例えば、{RO0、RO1、RO2、RO3}および/または4つの候補RO位置セットの他の組み合わせ)を含む、またはそれに対応し得る。第3の値は、RO位置セットが、3つの候補RO位置セットを含むことを示し得る。SCS=480kHzに関して、3つの候補RO位置セットは、RO0、RO1、RO2、および/またはRO3(例えば、{RO0、RO1、RO2}および/または3つの候補RO位置セットの他の組み合わせ)を含む、またはそれに対応し得る。SCS=960kHzに関して、3つの候補RO位置セットは、RO0、RO1、RO2、RO3、RO4、RO5、RO6、および/またはRO7(例えば、{RO0、RO1、RO2}および/または3つの候補RO位置セットの他の組み合わせ)を含む、またはそれに対応し得る。第4の値は、RO位置セットが、4つの候補RO位置セットを含むことを示し得る。SCS=480kHzに関して、4つの候補RO位置セットは、RO0、RO1、RO2、および/またはRO3を含む、またはそれに対応し得る。SCS=960kHzに関して、4つの候補RO位置セットは、RO0、RO1、RO2、RO3、RO4、RO5、RO6、および/またはRO7(例えば、{RO0、RO1、RO2、RO3}および/または4つの候補RO位置セットの他の組み合わせ)を含む、またはそれに対応し得る。第5の値は、RO位置セットが、5つの候補RO位置セットを含むことを示し得る。SCS=960kHzに関して、5つのRO位置セットは、RO0、RO1、RO2、RO3、RO4、RO5、RO6、および/またはRO7を含む、またはそれに対応し得る。第6の値は、RO位置セットが、6つの候補RO位置セットを含むことを示し得る。SCS=960kHzに関して、6つの候補RO位置セットは、RO0、RO1、RO2、RO3、RO4、RO5、RO6、および/またはRO7を含む、またはそれに対応し得る。第7の値は、RO位置セットが、7つの候補RO位置セットを含むことを示し得る。SCS=960kHzに関して、7つの候補RO位置セットは、RO0、RO1、RO2、RO3、RO4、RO5、RO6、および/またはRO7を含む、またはそれに対応し得る。第8の値は、RO位置セットが、8つの候補RO位置セットを含むことを示し得る。SCS=960kHzに関して、8つのRO位置セットは、RO0、RO1、RO2、RO3、RO4、RO5、RO6、および/またはRO7を含む、またはそれに対応し得る。
【0040】
いくつかの実施形態(例えば、ケース1-1、ケース1-2、ケース1-3、および/またはケース1-4)では、シンボル位置(l)は、以下の式等の種々の要素の関数に従って(または基づいて)決定されることができる。
【化24】
【0041】
いくつかの実施形態では、l
0は、120KHzおよび/または60KHzのSCSを伴うPRACHスロットのための候補開始シンボルを示す、規定する、および/または提供してもよい。いくつかの実施形態では、
【化25】
は、120KHzおよび/または60KHzのSCSを伴うPRACHスロット内のROを示す、規定する、および/または提供してもよい。
【化26】
は、120KHzおよび/または60KHzのSCSを伴うPRACHスロット内で0から
【化27】
まで昇順で付番されることができる。いくつかの実施形態では、
【化28】
は、
【化29】
に関して、120KHzおよび/または60KHzのSCSを伴うPRACHスロット内のROの数を示し、および/または規定し、L
RA=839に関して、1に固定されてもよい。いくつかの実施形態では、
【化30】
は、RO持続時間および/またはPRACH持続時間のシンボルの数を示し、および/または規定してもよい。いくつかの実施形態では、
【化31】
は、RO位置セット(例えば、RO1)あたりの60KHzおよび/または120KHzスロット内のPRACHスロットの数、および/または60KHzまたは120Khzスロット内の120KHzまたは60KHzスロットの数を示し、および/または規定してもよい。
【0042】
いくつかの実施形態では、Δlは、120KHzおよび/または60KHzのSCSのシンボル境界のオフセットに対応する値および/または120KHzおよび/または60KHzのSCSを伴うPRACHスロットのための開始シンボルを示してもよい。x番目の位置セットに関して、Δl=xである。例えば、RO位置セット=「RO0」である場合、Δl={0}である。一実施例では、RO位置セット=「RO1」である場合、Δl={1}である。別の実施例では、RO位置セット=「RO2」である場合、Δl={2}である。いくつかの実施形態(例えば、ケース1-3および/またはケース1-4)では、RO位置セットが、ROx、ROy、...、ROz(例えば、RO位置セット={ROx、ROy、...、ROz})を含む場合、Δlは、x、y、・・・z(例えば、Δl={x、y、・・・z})を含む、またはそれに対応し得る。いくつかの実施形態では、x、y、・・・zは、整数値(例えば、0、1、2、...)であることができる。一実施例では、RO位置セット={RO0、RO1}である場合、Δl={0、1}である。一実施例では、RO位置セット={RO0、RO2}である場合、Δl={0、2}である。一実施例では、RO位置セット={RO0、RO3}である場合、Δl={0、3}である。一実施例では、RO位置セット={RO1、RO2}である場合、Δl={1、2}である。一実施例では、RO位置セット={RO1、RO3}である場合、Δl={1、3}である。一実施例では、RO位置セット={RO2、RO3}である場合、Δl={2、3}である。一実施例では、RO位置セット={RO0、RO4}である場合、Δl={0、4}である。一実施例では、RO位置セット={RO0、RO5}である場合、Δl={0、5}である。一実施例では、RO位置セット={RO0、RO6}である場合、Δl={0、6}である。一実施例では、RO位置セット={RO3、RO7}である場合、Δl={3、7}である。種々の実施形態では、シンボル位置(l)は、前述の要素/コンポーネントのうちの任意の1つまたはそれを上回るものの関数に従って決定されることができる。
【0043】
ここで
図9を参照すると、描写されるものは、PRACH Config.Indexの値および/またはギャップ(例えば、Yシンボルの長さを伴うギャップ)に従う、1つまたはそれを上回るPRACHスロットを伴うある実施形態の構成900である。
図9は、開始シンボル(例えば、無線通信デバイスによって決定される)、シンボル位置(l)、および/または候補開始シンボル(l
0)間の関係/関連付けを図示する。いくつかの実施形態では、シンボル位置は、少なくとも候補開始シンボルの関数であることができる。いくつかの実施形態では、開始シンボルは、候補ROと関連付けられる(またはそれに対応する)ことができる。例えば、開始シンボルは、候補ROの開始シンボルの位置を示す、規定する、および/または提供してもよい。いくつかの実施形態では、シンボル位置は、RO位置セット(例えば、1つまたはそれを上回るROのセット)と関連付けられ得る。例えば、シンボル位置は、1つまたはそれを上回る候補RO位置セットのシンボルの位置を示す、規定する、および/または提供してもよい。
C.ランダムアクセスチャネル機会のインジケーション
【0044】
図10は、ROまたはRO位置セットを示すための方法1050のフロー図を図示する。方法1050は、
図1-9と併せて本明細書に詳述される、コンポーネントおよびデバイスのいずれかを使用して実装されてもよい。要するに、方法1050は、RACHシグナリングを受信すること(1052)を含んでもよい。方法1050は、候補開始シンボル、開始シンボル、および/またはRO位置セットのうちの少なくとも1つを決定すること(1054)を含んでもよい。
【0045】
ここで動作(1052)を参照すると、いくつかの実施形態では、無線通信デバイス(例えば、UE)は、RACHシグナリングを受信および/または取得してもよい。例えば、無線通信ノード(例えば、BS)は、RACHシグナリング(および/または他のタイプのシグナリング)を無線通信デバイスに送信、伝送、通信、および/またはブロードキャストしてもよい。無線通信デバイスは、RACHシグナリングを無線通信ノードから受信および/または取得してもよい。一実施例では、無線通信デバイスは、RACHシグナリングを介して、PRACH構成インデックス(例えば、PRACH Config.Index)および/または他の情報を無線通信ノードから受信してもよい。したがって、RACHシグナリングは、PRACH構成インデックスおよび/または他の情報を無線通信デバイスに提供、規定、および/または示すために使用されることができる。
【0046】
ここで動作(1054)を参照すると、いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関して、候補開始シンボルおよび/または候補ROセット(および/または他のRO)を決定および/または識別してもよい。例えば、無線通信ノードは、無線通信デバイスに、候補開始シンボルおよび/または候補ROセットを決定させてもよい。無線通信デバイスは、RACHシグナリング内の情報に従って(または基づいて)、候補開始シンボルを決定してもよい。例えば、RACHシグナリングは、PRACH Config.Index(および/または他のPRACHインデックス)と関連付けられる、候補開始シンボルおよび/または他の情報を含む、提供する、および/または規定してもよい。したがって、無線通信デバイスは、RACHシグナリング内に規定された開始シンボルに従って(またはそれを使用することによって)候補開始シンボルを決定してもよい。
【0047】
いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、120kHzおよび/または60KHzより高いSCSに関して、候補開始シンボルおよび/または候補ROセットを決定、構成、および/または識別してもよい。例えば、無線通信デバイスは、120KHzまたは60KHzのSCSを伴うスロットのための開始シンボル(例えば、より高いSCSの1つまたはそれを上回るROと整合する、120kHzスロットのシンボルインデックス)に従って、候補開始シンボルおよび/または候補ROセットを決定してもよい(例えば、120kHzおよび/または60kHzより高いSCSに関して)。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、シグナリング(例えば、RRCシグナリング、MAC CEシグナリング、DCIシグナリング、および/または他のタイプのシグナリング)を無線通信ノードから受信および/または取得してもよい。シグナリングは、RO位置セット(および/または他のRO)を示す、および/または提供することができる。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、受信されたシグナリングに従って(またはそれを使用することによって)(例えば、RO位置セットに従って)、120kHzおよび/または60kHzより高いSCSに関して、開始シンボルを決定してもよい。例えば、無線通信デバイスは、該開始シンボルが、少なくとも1つの候補RO位置セットを含む、またはそれに対応することを決定してもよい。
【0048】
いくつかの実施形態では、RO位置セットは、1つの候補RO位置セット、(例えば、RO0、RO1、RO2、RO3、または他の候補RO位置)を含む、および/または識別することができる。
図7Aでは、例えば、第1のRO
【化32】
は、RO0に対応する、RO位置セット内に位置することができる(例えば、候補RO位置セット{RO1}は、120kHzスロット内のSCS=480kHzに関する2つのROに対応する)。したがって、RO位置セット(例えば、シグナリングによって提供される)は、例えば、RO0に対応してもよい。いくつかの実施形態では、RO位置セットは、少なくとも2つの候補RO位置セットを識別および/または含んでもよい。例えば、少なくとも2つの候補RO位置セットは、{RO0、RO1}、{RO0、RO2}、{RO0、RO3}、{RO1、RO2}、{RO1、RO3}、{RO2、RO3}、{RO0、RO4}、{RO1、RO5}、{RO2、RO6}、{RO3、RO7}、および/または2つまたはそれを上回る候補RO位置セットの他の組み合わせを備えてもよい。
図7A(例えば、RO0のパターンを指す)および
図7D(例えば、RO2のパターンを指す)では、例えば、第1のRO
【化33】
は、{RO0、RO2}に対応する、RO位置セット内に位置することができる(例えば、SCS=480kHzに関して)。したがって、RO位置セット(例えば、シグナリングによって提供される)は、例えば、RO0および/またはRO2に対応する、RO位置セットを含むことができる。いくつかの実施形態では、シグナリングは、RRCシグナリング、MAC CEシグナリング、DCIシグナリング、および/または他のタイプのシグナリングを備えてもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、デフォルト/定義された構成に従って、RO位置セットを決定してもよい(例えば、受信されたシグナリングに従う代わりに)。デフォルト構成は、デフォルト/構成された/定義された/事前に定義された/事前に決定されたRO位置セットおよび/またはデフォルト候補RO位置セットを含む、またはそれに対応し得る。RO位置セットは、少なくとも1つの候補位置セット(例えば、RO0、RO1、RO2、...、RO7)を識別する、示す、および/または規定してもよい。いくつかの実施形態では、RO位置セットは、少なくとも2つの候補RO位置セット(例えば、{RO0、RO1}、{RO0、RO2}、{RO0、RO3}、および/または他の候補位置セット)を識別してもよい。
【0049】
いくつかの実施形態では、デフォルト構成は、少なくとも1つのパラメータ(例えば、ランダムアクセス構成テーブル内に規定される)を含んでもよい。SCS=480kHzに関して、少なくとも1つのパラメータは、第1の値、第2の値、第3の値、および/または第4の値を有してもよい。SCS=960kHzに関して、少なくとも1つのパラメータは、第1の値、第2の値、第3の値、第4の値、第5の値、第6の値、第7の値、および/または第8の値を有してもよい。第1の値は、RO位置セットが、1つの候補RO位置セット(例えば、{RO0})を含むことを示し得る。第2の値は、RO位置セットが、2つの候補RO位置セット(例えば、{RO0、RO1})および/または4つの候補RO位置セット(例えば、{RO0、RO1、RO2、RO3})を含むことを示し得る。第3の値は、RO位置セットが、3つの候補RO位置セット(例えば、{RO0、RO1、RO3})を含むことを示し得る。第4の値は、RO位置セットが、4つの候補RO位置セット(例えば、{RO0、RO1、RO2、RO3})を含むことを示し得る。第5の値は、RO位置セットが、5つの候補RO位置セット(例えば、{RO0、RO1、RO2、RO3、RO4})を含むことを示し得る。第6の値は、RO位置セットが、6つの候補RO位置セット(例えば、{RO0、RO1、RO2、RO3、RO4、RO5})を含むことを示し得る。第7の値は、RO位置セットが、7つの候補RO位置セット(例えば、{RO0、RO1、RO2、RO3、RO4、RO5、RO6})を含むことを示し得る。第8の値は、RO位置セットが、8つの候補RO位置セット(例えば、{RO0、RO1、RO2、RO3、RO4、RO5、RO6、RO7})を含むことを示し得る。
【0050】
いくつかの実施形態では、シンボル位置lは、
【化34】
のうちの少なくとも1つの関数であってもよい。いくつかの実施形態では、l
0は、120KHzおよび/または60KHzのSCSを伴う(候補)開始シンボルであってもよい。120kHzまたは60kHzのSCSを伴うスロットは、1つまたはそれを上回るROリソースを含む、スロットを含む、またはそれに対応し得る。いくつかの実施形態では、
【化35】
は、120KHzおよび/または60KHzのSCSを伴うスロット内のROであってもよい。パラメータ
【化36】
は、1つの候補ROセット内の120KHzおよび/または60KHzのSCSを伴うスロット内で0から
【化37】
まで昇順で付番されることができる。いくつかの実施形態では、
【化38】
は、120KHzおよび/または60KHzのSCSを伴うスロット内の1つの候補RO位置セットのROの数であってもよい。いくつかの実施形態では、
【化39】
は、RO持続時間および/またはPRACH持続時間のシンボルの数であってもよい。いくつかの実施形態では、
【化40】
は、候補RO位置セット(例えば、{RO0})あたりの60KHzおよび/または120KHzスロット内のPRACHスロットの数であってもよい。いくつかの実施形態では、
【化41】
は、60KHzまたは120KHzスロット内の120KHzまたは60KHzスロットの数であってもよい。いくつかの実施形態では、Δlは、120KHzおよび/または60KHzのSCSのシンボル境界の候補RO位置セット(例えば、{RO0})オフセットに対応する値であってもよい。いくつかの実施形態では、Δlは、候補開始シンボルと候補RO位置セットの開始シンボルとの間のシンボルレベルオフセットを指してもよい。
【0051】
いくつかの実施形態では、関数は、
【化42】
のうちの少なくとも1つを含んでもよい。いくつかの実施形態では、
【化43】
は、120KHzまたは60KHzのSCSを伴うスロット内の1つまたはそれを上回るROのシンボルを指してもよい。いくつかの実施形態では、
【化44】
は、120KHzまたは60KHzのSCSを伴うスロットのシンボルを指してもよい。いくつかの実施形態では、μは、PRACH SCSであることができる。いくつかの実施形態では、lは、
【化45】
によって決定されてもよい。いくつかの実施形態では、Δlは、x番目の位置セットに関して、x(例えば、Δl=x)を含む、またはそれに対応し得る(例えば、{RO0}は、第1の候補ROセットであって、{RO1}は、第2の候補ROセットであって、{RO2}は、第3の候補ROセットであって、{RO3}は、第4の候補ROセットである)。例えば、ROセット=「RO0」である場合、Δl={0}である。一実施例では、ROセット=「RO1」である場合、Δl={1}である。別の実施例では、ROセット=「RO2」である場合、Δl={2}である。いくつかの実施形態(例えば、ケース1-3および/またはケース1-4等における少なくとも2つの候補RO位置セット)では、RO位置セットが、ROx、ROy、...、ROz(例えば、ROセット={ROx、ROy、...、ROz)を含む場合、Δlは、x、y、・・・、z(例えば、Δl={x、y、・・・、z})を含む、またはそれに対応し得る。いくつかの実施形態では、Δlは、複数の候補RO位置セットのインデックスに対応する値のセットであってもよい。いくつかの実施形態では、Δlは、候補開始シンボルと各候補RO位置セットの開始シンボルとの間のシンボルレベルオフセットのセットを指してもよい。
【0052】
本ソリューションの種々の実施形態が、上記に説明されたが、それらは、限定としてではなく、実施例としてのみ提示されたことを理解されたい。同様に、種々の略図は、例示的アーキテクチャまたは構成を描写し得、これは、当業者が、本ソリューションの例示的特徴および機能を理解することを可能にするために提供される。しかしながら、そのような当業者は、本ソリューションが、図示される例示的アーキテクチャまたは構成に制限されず、種々の代替アーキテクチャおよび構成を使用して実装されることができることを理解するであろう。加えて、当業者によって理解されるであろうように、一実施形態の1つまたはそれを上回る特徴は、本明細書に説明される別の実施形態の1つまたはそれを上回る特徴と組み合わせられることができる。したがって、本開示の範疇および範囲は、上記に説明される例証的実施形態のいずれかによって限定されるべきではない。
【0053】
また、「第1」、「第2」等の指定を使用した本明細書における要素の任意の参照は、概して、それらの要素の量または順序を限定するものではないことを理解されたい。むしろ、これらの指定は、本明細書では、2つまたはそれを上回る要素または要素のインスタンス間で区別する便宜的手段として使用されることができる。したがって、第1および第2の要素の参照は、2つのみの要素が採用され得ること、または第1の要素がある様式において、第2の要素に先行しなければならないことを意味するものではない。
【0054】
加えて、当業者は、情報および信号が種々の異なる技術および技法のいずれかを使用して表されることができることを理解するであろう。上記の説明において参照され得る、例えば、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、およびシンボルは、例えば、電圧、電流、電磁波、磁場または粒子、光学場または粒子、または任意のそれらの組み合わせによって表されることができる。
【0055】
当業者はさらに、本明細書に開示される側面に関連して説明される、種々の例証的論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、方法、および機能のいずれかが、電子ハードウェア(例えば、デジタル実装、アナログ実装、またはその2つの組み合わせ)、ファームウェア、命令を組み込む種々の形態のプログラムまたは設計コード(本明細書では、便宜上、「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュールと称され得る)、またはこれらの技法の任意の組み合わせによって実装されることができることを理解するであろう。ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアの本可換性を明確に図示するために、種々の例証的コンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、概して、その機能性の観点から上記に説明される。そのような機能性が、ハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェア、またはこれらの技法の組み合わせとして実装されるかどうかは、特定の用途および全体的システム上に課される設計制約に依存する。当業者は、説明される機能性を特定の用途毎に種々の方法で実装することができるが、そのような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じさせるものではない。
【0056】
さらに、当業者は、本明細書に説明される種々の例証的論理ブロック、モジュール、デバイス、コンポーネント、および回路が、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、または任意のそれらの組み合わせを含み得る、集積回路(IC)内に実装される、またはそれによって実施されることができることを理解するであろう。論理ブロック、モジュール、および回路はさらに、アンテナおよび/または送受信機を含み、ネットワークまたはデバイス内の種々のコンポーネントと通信することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであることができるが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、または状態機械であることができる。プロセッサはまた、コンピューティングデバイス、例えば、DSPおよびマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併せた1つまたはそれを上回るマイクロプロセッサの組み合わせ、または本明細書に説明される機能を実施するための任意の他の好適な構成の組み合わせとして実装されることができる。
【0057】
ソフトウェア内に実装される場合、機能は、1つまたはそれを上回る命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されることができる。したがって、本明細書に開示される方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ可読媒体上に記憶されるソフトウェアとして実装されることができる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体の両方を含み、コンピュータプログラムまたはコードを1つの場所から別の場所に転送することを可能にされ得る、任意の媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の利用可能な媒体であることができる。限定ではなく、一例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、または所望のプログラムコードを命令またはデータ構造の形態で記憶するために使用され得、かつコンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含むことができる。
【0058】
本書では、用語「モジュール」は、本明細書で使用されるように、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、および本明細書に説明される関連付けられる機能を実施するためのこれらの要素の任意の組み合わせを指す。加えて、議論の目的のために、種々のモジュールは、離散モジュールとして説明される。しかしながら、当業者に明白となるであろうように、2つまたはそれを上回るモジュールが、組み合わせられ、本ソリューションの実施形態に従って関連付けられる機能を実施する、単一モジュールを形成してもよい。
【0059】
加えて、メモリまたは他の記憶装置および通信コンポーネントが、本ソリューションの実施形態において採用されてもよい。明確にする目的のために、上記の説明は、異なる機能ユニットおよびプロセッサを参照して本ソリューションの実施形態を説明していることを理解されたい。しかしながら、異なる機能ユニット、処理論理要素、またはドメイン間の機能性の任意の好適な分散が、本ソリューションから逸脱することなく使用されてもよいことが明白であろう。例えば、別個の処理論理要素またはコントローラによって実施されるように例証される機能性は、同一処理論理要素またはコントローラによって実施されてもよい。故に、具体的機能ユニットの参照は、厳密な論理または物理構造または編成を示すのではなく、説明される機能性を提供するための好適な手段の参照にすぎない。
【0060】
本開示に説明される実施形態の種々の修正が、当業者に容易に明白となり、本明細書に定義された一般的原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用されることができる。したがって、本開示は、本明細書に示される実施形態に限定されることを意図するものではなく、下記の請求項において制限されるように、本明細書に開示される新規特徴および原理と一致する最も広い範囲と見なされる。
【手続補正書】
【提出日】2023-11-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、前記方法は、
無線通信デバイスによって、無線通信ノードからランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングを受信することと、
前記無線通信デバイスによって、前記RACHシグナリング内の情報に従って、120キロヘルツ(KHz)または60KHzより高いサブキャリア間隔(SCS)に関して、候補開始シンボルを決定することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記無線通信デバイスによって、120KHzまたは60KHzのSCSを伴うスロットのための開始シンボルに従って、前記候補開始シンボルを決定すること
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記無線通信デバイスによって、前記無線通信ノードからRACH機会(RO)位置セットを示すシグナリングを受信することを含み、前記RO位置セットは、1つの候補RO位置セットを識別する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記無線通信デバイスによって、前記無線通信ノードからRACH機会(RO)位置セットを示すシグナリングを受信することを含み、前記RO位置セットは、少なくとも2つの候補RO位置セットを識別する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記シグナリングは、
無線リソース構成(RRC)シグナリング、
媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)シグナリング、または
ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリング
を備える、請求項
3に記載の方法。
【請求項6】
前記無線通信デバイスによって、デフォルト構成に従って、RACH機会(RO)位置セットを決定することを含み、前記RO位置セットは、1つの候補RO位置セットを識別する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記無線通信デバイスによって、デフォルト構成に従って、RACH機会(RO)位置セットを決定することを含み、前記RO位置セットは、少なくとも2つの候補RO位置セットを識別する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記デフォルト構成は、
前記RO位置セットが1つの候補RO位置セットを含むことを示す第1の値、または
前記RO位置セットが2つの候補RO位置セットを含むことを示す第2の値、または
前記RO位置セットが3つの候補RO位置セットを含むことを示す第3の値、または
前記RO位置セットが4つの候補RO位置セットを含むことを示す第4の値、または
前記RO位置セットが5つの候補RO位置セットを含むことを示す第5の値、または
前記RO位置セットが6つの候補RO位置セットを含むことを示す第6の値、または
前記RO位置セットが7つの候補RO位置セットを含むことを示す第7の値、または
前記RO位置セットが8つの候補RO位置セットを含むことを示す第8の値
を有するパラメータを含む、請求項
6に記載の方法。
【請求項9】
シンボル位置(l)が、
l
0(すなわち、120KHzまたは60KHzのSCSを伴う候補開始シンボル)、
【数1】
(すなわち、120KHzまたは60KHzの前記SCSを伴うスロット内のRACH機会(RO)であって、候補RO位置セット内の120KHzまたは60KHzの前記SCSを伴う前記スロット内で0から
【数2】
まで昇順で付番され、
【数3】
は、120KHzまたは60KHzの前記SCSを伴う前記スロット内の1つの候補RO位置セット内のROの数)、
【数4】
(すなわち、RO持続時間または物理RACH(PRACH)持続時間のシンボルの数)、
【数5】
(すなわち、候補RO位置セットあたりの60KHzまたは120KHzスロット内のPRACHスロットの数、または前記60KHzまたは120KHzスロット内の120KHzスロットまたは60Khzスロットの数)、または
Δl(すなわち、120KHzまたは60KHzの前記SCSのシンボル境界の候補RO位置セットオフセットに対応する値、または前記候補開始シンボルと前記候補RO位置セットの開始シンボルとの間のシンボルレベルオフセットに対応する値)
のうちの少なくとも1つの関数である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記関数は、
【数6】
(これは、120KHzまたは60KHzの前記SCSを伴う前記スロット内の1つまたはそれを上回るROのシンボルを指す)、
【数7】
(これは、120KHzまたは60KHzの前記SCSを伴う前記スロットのシンボルを指す)、または
μ(これは、PRACH SCSである)
のうちの少なくとも1つを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記シンボル位置(l)は、
【数8】
によって決定される、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
x番目の候補RO位置セットに関して、Δl=xである、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
複数の候補RO位置セットに関して、Δlは、前記複数の候補RO位置セットのインデックスに対応する値のセットである、または前記候補開始シンボルと各候補RO位置セットの開始シンボルとの間の1つまたはそれを上回るシンボルレベルオフセットに対応する値のセットである、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
方法であって、
無線通信ノードによって、無線通信デバイスに、ランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングを送信することと、
前記無線通信デバイスに、前記RACHシグナリング内の情報に従って、120キロヘルツ(KHz)または60KHzより高いサブキャリア間隔(SCS)に関して、候補開始シンボルを決定させることと
を含む、方法。
【請求項15】
無線通信デバイスであって、前記無線通信デバイスは、
少なくとも1つのプロセッサ
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
無線通信ノードから受信機を介してランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングを受信することと、
前記RACHシグナリング内の情報に従って、120キロヘルツ(KHz)または60KHzより高いサブキャリア間隔(SCS)に関して、候補開始シンボルを決定することと
を行うように構成されている、無線通信デバイス。
【請求項16】
無線通信ノードであって、前記無線通信ノードは、
少なくとも1つのプロセッサ
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
送信機を介してランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングを送信すること
を行うように構成されており、
無線通信デバイスは、前記RACHシグナリング内の情報に従って、120キロヘルツ(KHz)または60KHzより高いサブキャリア間隔(SCS)に関して、候補開始シンボルを決定する、無線通信ノード。
【請求項17】
前記無線通信デバイスは、120KHzまたは60KHzのSCSを伴うスロットのための開始シンボルに従って、前記候補開始シンボルを決定する、請求項16に記載の無線通信ノード。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記無線通信デバイスに、送信機を介して、RACH機会(RO)位置セットを示すシグナリングを送信することであって、前記RO位置セットは、1つの候補RO位置セットを識別する、こと
を行うように構成されている、請求項16に記載の無線通信ノード。
【請求項19】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記無線通信デバイスに、前記送信機を介して、RACH機会(RO)位置セットを示すシグナリングを送信することであって、前記RO位置セットは、少なくとも2つの候補RO位置セットを識別する、こと
を行うように構成されている、請求項16に記載の無線通信ノード。
【請求項20】
前記シグナリングは、
無線リソース構成(RRC)シグナリング、
媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)シグナリング、または
ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリング
を備える、請求項18に記載の無線通信ノード。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
少なくとも1つの側面は、システム、方法、装置、またはコンピュータ可読媒体を対象とする。無線通信ノード(例えば、地上端末、基地局、gNB、eNB、またはサービングノード)が、RACHシグナリングを無線通信デバイスに伝送/送信してもよい。無線通信ノードは、無線通信デバイスに、RACHシグナリング内の情報に従って、120キロヘルツ(KHz)または60KHzより高いサブキャリア間隔(SCS)に関して、候補開始シンボルを決定させてもよい。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
方法であって、前記方法は、
無線通信デバイスによって、無線通信ノードからランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングを受信することと、
前記無線通信デバイスによって、前記RACHシグナリング内の情報に従って、120キロヘルツ(KHz)または60KHzより高いサブキャリア間隔(SCS)に関して、候補開始シンボルを決定することと
を含む、方法。
(項目2)
前記無線通信デバイスによって、120KHzまたは60KHzのSCSを伴うスロットのための開始シンボルに従って、前記候補開始シンボルを決定すること
を含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記無線通信デバイスによって、前記無線通信ノードからRACH機会(RO)位置セットを示すシグナリングを受信することを含み、前記RO位置セットは、1つの候補RO位置セットを識別する、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記無線通信デバイスによって、前記無線通信ノードからRACH機会(RO)位置セットを示すシグナリングを受信することを含み、前記RO位置セットは、少なくとも2つの候補RO位置セットを識別する、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記シグナリングは、
無線リソース構成(RRC)シグナリング、
媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)シグナリング、または
ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリング
を備える、項目3または4に記載の方法。
(項目6)
前記無線通信デバイスによって、デフォルト構成に従って、RACH機会(RO)位置セットを決定することを含み、前記RO位置セットは、1つの候補RO位置セットを識別する、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記無線通信デバイスによって、デフォルト構成に従って、RACH機会(RO)位置セットを決定することを含み、前記RO位置セットは、少なくとも2つの候補RO位置セットを識別する、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記デフォルト構成は、
前記RO位置セットが1つの候補RO位置セットを含むことを示す第1の値、または
前記RO位置セットが2つの候補RO位置セットを含むことを示す第2の値、または
前記RO位置セットが3つの候補RO位置セットを含むことを示す第3の値、または
前記RO位置セットが4つの候補RO位置セットを含むことを示す第4の値、または
前記RO位置セットが5つの候補RO位置セットを含むことを示す第5の値、または
前記RO位置セットが6つの候補RO位置セットを含むことを示す第6の値、または
前記RO位置セットが7つの候補RO位置セットを含むことを示す第7の値、または
前記RO位置セットが8つの候補RO位置セットを含むことを示す第8の値
を有するパラメータを含む、項目6または7に記載の方法。
(項目9)
シンボル位置(l)が、
l
0
(すなわち、120KHzまたは60KHzのSCSを伴う候補開始シンボル)、
【数1】
(すなわち、120KHzまたは60KHzの前記SCSを伴うスロット内のRACH機会(RO)であって、候補RO位置セット内の120KHzまたは60KHzの前記SCSを伴う前記スロット内で0から
【数2】
まで昇順で付番され、
【数3】
は、120KHzまたは60KHzの前記SCSを伴う前記スロット内の1つの候補RO位置セット内のROの数)、
【数4】
(すなわち、RO持続時間または物理RACH(PRACH)持続時間のシンボルの数)、
【数5】
(すなわち、候補RO位置セットあたりの60KHzまたは120KHzスロット内のPRACHスロットの数、または前記60KHzまたは120KHzスロット内の120KHzスロットまたは60Khzスロットの数)、または
Δl(すなわち、120KHzまたは60KHzの前記SCSのシンボル境界の候補RO位置セットオフセットに対応する値、または前記候補開始シンボルと前記候補RO位置セットの開始シンボルとの間のシンボルレベルオフセットに対応する値)
のうちの少なくとも1つの関数である、項目1に記載の方法。
(項目10)
前記関数は、
【数6】
(これは、120KHzまたは60KHzの前記SCSを伴う前記スロット内の1つまたはそれを上回るROのシンボルを指す)、
【数7】
(これは、120KHzまたは60KHzの前記SCSを伴う前記スロットのシンボルを指す)、または
μ(これは、PRACH SCSである)
のうちの少なくとも1つを含む、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記シンボル位置(l)は、
【数8】
によって決定される、項目9に記載の方法。
(項目12)
x番目の候補RO位置セットに関して、Δl=xである、項目9に記載の方法。
(項目13)
複数の候補RO位置セットに関して、Δlは、前記複数の候補RO位置セットのインデックスに対応する値のセットである、または前記候補開始シンボルと各候補RO位置セットの開始シンボルとの間の1つまたはそれを上回るシンボルレベルオフセットに対応する値のセットである、項目9に記載の方法。
(項目14)
方法であって、
無線通信ノードによって、無線通信デバイスに、ランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングを送信することと、
前記無線通信デバイスに、前記RACHシグナリング内の情報に従って、120キロヘルツ(KHz)または60KHzより高いサブキャリア間隔(SCS)に関して、候補開始シンボルを決定させることと
を含む、方法。
(項目15)
非一過性コンピュータ可読媒体であって、前記非一過性コンピュータ可読媒体は、命令を記憶しており、前記命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、項目1-14のいずれか1項に記載の方法を実施させる、非一過性コンピュータ可読媒体。
(項目16)
装置であって、前記装置は、
項目1-14のいずれか1項に記載の方法を実施するように構成される少なくとも1つのプロセッサ
を備える、装置。
【国際調査報告】