(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-14
(54)【発明の名称】ワイヤレス通信のための方法、装置およびコンピュータプログラム製品
(51)【国際特許分類】
H04W 76/30 20180101AFI20240507BHJP
H04W 52/02 20090101ALI20240507BHJP
【FI】
H04W76/30
H04W52/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023561795
(86)(22)【出願日】2021-04-09
(85)【翻訳文提出日】2023-11-20
(86)【国際出願番号】 CN2021086056
(87)【国際公開番号】W WO2022213337
(87)【国際公開日】2022-10-13
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マー,ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】リウ,ホンジュン
(72)【発明者】
【氏名】ヂャン,ボーシャン
(72)【発明者】
【氏名】ウェン,ウー
(72)【発明者】
【氏名】リー,ドンメイ
(72)【発明者】
【氏名】マー,ズージアン
(72)【発明者】
【氏名】ルー,チェン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067AA43
5K067DD26
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
ワイヤレス通信のための方法、装置およびコンピュータプログラム製品が提供される。方法は、ワイヤレス通信端末によって、第1の解放メッセージを受信することと、ワイヤレス通信端末によって、第1の解放メッセージが受信されたセルに従って、または第1の解放メッセージによって搬送されたスモールデータ伝送、SDT構成の情報に従って、ワイヤレス通信端末に記憶された少なくとも1つのSDT構成を解放することとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信端末によって、第1の解放メッセージを受信することと、
前記ワイヤレス通信端末によって、前記第1の解放メッセージが受信されたセルに従って、または前記第1の解放メッセージによって搬送されたスモールデータ伝送、SDT構成の情報に従って、前記ワイヤレス通信端末に記憶された少なくとも1つのSDT構成を解放することと
を含む、ワイヤレス通信方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つのSDT構成は、第2の解放メッセージを介して前記ワイヤレス通信端末に送信され、前記ワイヤレス通信端末は、前記第1の解放メッセージに応答して前記ワイヤレス通信端末に記憶された前記少なくとも1つのSDT構成のすべてを解放するように構成され、前記第2の解放メッセージは、異なるセルを介して受信される、請求項1に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項3】
前記ワイヤレス通信端末は、前記第1の解放メッセージが少なくとも1つの更新SDT構成を含むことに応答して、前記ワイヤレス通信端末に記憶された前記少なくとも1つのSDT構成のすべてを解放するように構成される、請求項1または2に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項4】
前記ワイヤレス通信端末は、前記第1の解放メッセージが少なくとも1つの更新SDT構成を含むことに応答して、前記少なくとも1つの更新SDT構成を記憶するように構成される、請求項1~3のいずれかに記載のワイヤレス通信方法。
【請求項5】
前記ワイヤレス通信端末は、前記第1の解放メッセージが解放インジケータを含むことに応答して、前記ワイヤレス通信端末に記憶された前記少なくとも1つのSDT構成のすべてを解放するように構成される、請求項1~4のいずれかに記載のワイヤレス通信方法。
【請求項6】
前記第1の解放メッセージは、解放リストを含み、前記ワイヤレス通信端末は、前記解放リストに従って前記少なくとも1つのSDT構成の少なくとも一部を解放するように構成される、請求項1~4のいずれかに記載のワイヤレス通信方法。
【請求項7】
前記ワイヤレス通信端末は、前記第1の解放メッセージに従って前記少なくとも1つのSDT構成のための少なくとも1つのタイマを解放するように構成される、請求項1~6のいずれかに記載のワイヤレス通信方法。
【請求項8】
前記第1の解放メッセージは、無線リソース制御、RRC解放メッセージである、請求項1~7のいずれかに記載のワイヤレス通信方法。
【請求項9】
前記ワイヤレス通信端末は、前記第1の解放メッセージが解放インジケータまたは解放リストを含み、更新SDT構成を全く含まないことに応答して、前記少なくとも1つのSDT構成を解放するように構成される、請求項1~8のいずれかに記載のワイヤレス通信方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つのSDT構成は、第2の解放メッセージを介して前記ワイヤレス通信端末に送信され、前記ワイヤレス通信端末は、前記第1の解放メッセージおよび前記第2の解放メッセージが異なるセルを介して受信され、前記第1の解放メッセージが解放インジケータまたは解放リストを含まず、更新SDT構成を全く含まないことに応答して、前記少なくとも1つのSDT構成を解放するように構成される、請求項1~9のいずれかに記載のワイヤレス通信方法。
【請求項11】
前記少なくとも1つのSDT構成は、第2の解放メッセージを介して前記ワイヤレス通信端末に送信され、前記ワイヤレス通信端末は、前記第1の解放メッセージが解放インジケータまたは解放リストを含み、前記第1の解放メッセージおよび前記第2の解放メッセージが同一のセルで受信されたことに応答して、前記少なくとも1つのSDT構成を解放するように構成される、請求項1~8のいずれかに記載のワイヤレス通信方法。
【請求項12】
前記少なくとも1つのSDT構成は、第2の解放メッセージを介して前記ワイヤレス通信端末に送信され、前記ワイヤレス通信端末は、前記第1の解放メッセージが少なくとも1つの更新SDT構成を含み、前記第1の解放メッセージが解放インジケータも解放リストも含まず、前記第1の解放メッセージおよび前記第2の解放メッセージが同一のセルで受信されたことに応答して、前記少なくとも1つのSDT構成を解放するように構成される、請求項1~8および11のいずれかに記載のワイヤレス通信方法。
【請求項13】
第1の解放メッセージがワイヤレス通信端末によって受信される第1のセルに従って、または前記第1の解放メッセージによって搬送されるスモールデータ伝送、SDT構成の情報に従って、少なくとも1つのSDT構成を解放するように前記ワイヤレス通信端末に命令するために、ワイヤレス通信ノードによって、前記第1の解放メッセージを前記ワイヤレス通信端末に送信することを含む、ワイヤレス通信方法。
【請求項14】
前記少なくとも1つのSDT構成は、第2のセルで第2の解放メッセージを介して前記ワイヤレス通信端末に送信され、前記ワイヤレス通信ノードは、前記少なくとも1つのSDT構成のすべてを解放するように前記ワイヤレス通信端末に命令するために、前記第2のセルとは異なる前記第1のセルで前記第1の解放メッセージを送信するように構成される、請求項13に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項15】
前記ワイヤレス通信ノードは、前記少なくとも1つのSDT構成のすべてを解放するように前記ワイヤレス通信端末に命令するために、少なくとも1つの更新SDT構成を含む前記第1の解放メッセージを送信するように構成される、請求項13または14に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項16】
前記ワイヤレス通信ノードは、少なくとも1つの更新SDT構成を記憶するように前記ワイヤレス通信端末に命令するために、前記少なくとも1つの更新SDT構成を含む前記第1の解放メッセージを送信するように構成される、請求項13~15のいずれかに記載のワイヤレス通信方法。
【請求項17】
前記ワイヤレス通信ノードは、前記少なくとも1つのSDT構成のすべてを解放するように前記ワイヤレス通信端末に命令するために、解放インジケータを含む前記第1の解放メッセージを送信するように構成される、請求項13~16のいずれかに記載のワイヤレス通信方法。
【請求項18】
前記ワイヤレス通信ノードは、解放リストに従って前記少なくとも1つのSDT構成の少なくとも一部を解放するように前記ワイヤレス通信端末に命令するために、前記解放リストを含む前記第1の解放メッセージを送信するように構成される、請求項13~16のいずれかに記載のワイヤレス通信方法。
【請求項19】
前記ワイヤレス通信ノードは、前記少なくとも1つのSDT構成のための少なくとも1つのタイマを解放するように前記ワイヤレス通信端末に命令するために、前記第1の解放メッセージを送信するように構成される、請求項13~18のいずれかに記載のワイヤレス通信方法。
【請求項20】
前記第1の解放メッセージは、無線リソース制御、RRC解放メッセージである、請求項13~19のいずれかに記載のワイヤレス通信方法。
【請求項21】
通信ユニットと、
プロセッサと
を備えるワイヤレス通信端末であって、
前記プロセッサは、第1の解放メッセージを受信し、前記第1の解放メッセージが受信されたセルに従って、または前記第1の解放メッセージによって搬送されたスモールデータ伝送、SDT構成の情報に従って、前記ワイヤレス通信端末に記憶された少なくとも1つのSDT構成を解放するように構成される、ワイヤレス通信端末。
【請求項22】
前記プロセッサは、請求項2~12のいずれかに記載のワイヤレス通信方法を実行するようにさらに構成される、請求項21に記載のワイヤレス通信端末。
【請求項23】
通信ユニットと、
プロセッサと
を備えるワイヤレス通信ノードであって、
前記プロセッサは、第1の解放メッセージがワイヤレス通信端末によって受信される第1のセルに従って、または前記第1の解放メッセージによって搬送されるスモールデータ伝送、SDT構成の情報に従って、少なくとも1つのSDT構成を解放するように前記ワイヤレス通信端末に命令するために、前記第1の解放メッセージを前記ワイヤレス通信端末に送信するように構成される、ワイヤレス通信ノード。
【請求項24】
前記プロセッサは、請求項14~20のいずれかに記載のワイヤレス通信方法を実行するようにさらに構成される、請求項23に記載のワイヤレス通信ノード。
【請求項25】
そこに記憶されたコンピュータ可読プログラム媒体コードを備えるコンピュータプログラム製品であって、前記コードは、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、請求項1~20のいずれかに記載のワイヤレス通信方法を実施させる、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本文書は、一般に、ワイヤレス通信に関する。
【背景技術】
【0002】
5G通信の新無線(NR)では、UE(ユーザ機器)は、消費電力を低減するためにRRC_INACTIVE状態/モードに入ることができる。通常、RRC_INACTIVE状態では、UEはデータを送信することができない。したがって、UEは、ダウンリンク(例えば、移動体着信(MT))およびアップリンク(例えば、移動体発信(MO))データのための接続を再開し(すなわち、RRC_CONNECTED状態に戻ら)なければならない。しかしながら、小規模でまれなデータ送信の場合、送信が必要とされるたびに接続を構築して解放することは非効率的であり、電力を消費する。
【0003】
この問題を解決するために、gNodeB(gNB)は、UEにスモールデータ伝送(SDT)構成を提供して、UEがSDT構成に従ってRRC_INACTIVE状態でスモールデータ伝送(SDT伝送とも呼ばれる)を実行できるようにしてもよい。しかしながら、SDT構成の記憶および解放の条件は依然として不明確である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、UEがSDT構成を記憶および解放することを可能にすることができる、ワイヤレス通信のための方法、装置、およびコンピュータプログラム製品に関する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、ワイヤレス通信方法に関する。一実施形態では、ワイヤレス通信方法は、ワイヤレス通信端末によって、第1の解放メッセージを受信することと、ワイヤレス通信端末によって、第1の解放メッセージが受信されたセルに従って、または第1の解放メッセージによって搬送されたスモールデータ伝送、SDT構成の情報に従って、ワイヤレス通信端末に記憶された少なくとも1つのSDT構成を解放することとを含む。
【0006】
本開示の他の一態様は、ワイヤレス通信方法に関する。一実施形態では、ワイヤレス通信方法は、第1の解放メッセージがワイヤレス通信端末によって受信される第1のセルに従って、または第1の解放メッセージによって搬送されるスモールデータ伝送、SDT構成の情報に従って、少なくとも1つのSDT構成を解放するようにワイヤレス通信端末に命令するために、ワイヤレス通信ノードによって、第1の解放メッセージをワイヤレス通信端末に送信することを含む。
【0007】
本開示の他の一態様は、ワイヤレス通信端末に関する。一実施形態では、ワイヤレス通信端末は、通信ユニットと、プロセッサとを含む。プロセッサは、第1の解放メッセージを受信し、第1の解放メッセージが受信されたセルに従って、または第1の解放メッセージによって搬送されたスモールデータ伝送、SDT構成の情報に従って、ワイヤレス通信端末に記憶された少なくとも1つのSDT構成を解放するように構成される。
【0008】
本開示の他の一態様は、ワイヤレス通信ノードに関する。一実施形態では、ワイヤレス通信ノードは、通信ユニットと、プロセッサとを含む。プロセッサは、第1の解放メッセージがワイヤレス通信端末によって受信される第1のセルに従って、または第1の解放メッセージによって搬送されるSDT構成の情報に従って、少なくとも1つのスモールデータ伝送、SDT構成を解放するようにワイヤレス通信端末に命令するために、第1の解放メッセージをワイヤレス通信端末に送信するように構成される。
【0009】
様々な実施形態は、好ましくは、以下の特徴を実装し得る。
好ましくは、少なくとも1つのSDT構成は、第2の解放メッセージを介してワイヤレス通信端末に送信され、ワイヤレス通信端末は、第1の解放メッセージに応答してワイヤレス通信端末に記憶された少なくとも1つのSDT構成のすべてを解放するように構成され、第2の解放メッセージは、異なるセルを介して受信される。
【0010】
好ましくは、ワイヤレス通信端末は、第1の解放メッセージが少なくとも1つの更新SDT構成を含むことに応答して、ワイヤレス通信端末に記憶された少なくとも1つのSDT構成のすべてを解放するように構成される。
【0011】
好ましくは、ワイヤレス通信端末は、第1の解放メッセージが少なくとも1つの更新SDT構成を含むことに応答して、少なくとも1つの更新SDT構成を記憶するように構成される。
【0012】
好ましくは、ワイヤレス通信端末は、第1の解放メッセージが解放インジケータを含むことに応答して、ワイヤレス通信端末に記憶された少なくとも1つのSDT構成のすべてを解放するように構成される。
【0013】
好ましくは、第1の解放メッセージは、解放リストを含み、ワイヤレス通信端末は、解放リストに従って少なくとも1つのSDT構成の少なくとも一部を解放するように構成される。
【0014】
好ましくは、ワイヤレス通信端末は、第1の解放メッセージに従って少なくとも1つのSDT構成のための少なくとも1つのタイマを解放するように構成される。
【0015】
好ましくは、第1の解放メッセージは、無線リソース制御、RRC解放メッセージである。
【0016】
好ましくは、ワイヤレス通信端末は、第1の解放メッセージが解放インジケータまたは解放リストを含み、更新SDT構成を全く含まないに応答して、少なくとも1つのSDT構成を解放するように構成される。
【0017】
好ましくは、少なくとも1つのSDT構成は、第2の解放メッセージを介してワイヤレス通信端末に送信され、ワイヤレス通信端末は、第1の解放メッセージおよび第2の解放メッセージが異なるセルを介して受信され、第1の解放メッセージが解放インジケータまたは解放リストを含まず、更新SDT構成を全く含まないことに応答して、少なくとも1つのSDT構成を解放するように構成される。
【0018】
好ましくは、少なくとも1つのSDT構成は、第2の解放メッセージを介してワイヤレス通信端末に送信され、ワイヤレス通信端末は、第1の解放メッセージが解放インジケータまたは解放リストを含み、第1の解放メッセージおよび第2の解放メッセージが同一のセルで受信されたことに応答して、少なくとも1つのSDT構成を解放するように構成される。
【0019】
好ましくは、少なくとも1つのSDT構成は、第2の解放メッセージを介してワイヤレス通信端末に送信され、ワイヤレス通信端末は、第1の解放メッセージが少なくとも1つの更新SDT構成を含み、第1の解放メッセージが解放インジケータも解放リストも含まず、第1の解放メッセージおよび第2の解放メッセージが同一のセルで受信されたことに応答して、少なくとも1つのSDT構成を解放するように構成される。
【0020】
好ましくは、少なくとも1つのSDT構成は、第2のセルで第2の解放メッセージを介してワイヤレス通信端末に送信され、ワイヤレス通信ノードは、少なくとも1つのSDT構成のすべてを解放するようにワイヤレス通信端末に命令するために、第2のセルとは異なる第1のセルで第1の解放メッセージを送信するように構成される。
【0021】
好ましくは、ワイヤレス通信ノードは、少なくとも1つのSDT構成のすべてを解放するようにワイヤレス通信端末に命令するために、少なくとも1つの更新SDT構成を含む第1の解放メッセージを送信するように構成される。
【0022】
好ましくは、ワイヤレス通信ノードは、少なくとも1つの更新SDT構成を記憶するようにワイヤレス通信端末に命令するために、少なくとも1つの更新SDT構成を含む第1の解放メッセージを送信するように構成される。
【0023】
好ましくは、ワイヤレス通信ノードは、少なくとも1つのSDT構成のすべてを解放するようにワイヤレス通信端末に命令するために、解放インジケータを含む第1の解放メッセージを送信するように構成される。
【0024】
好ましくは、ワイヤレス通信ノードは、解放リストに従って少なくとも1つのSDT構成の少なくとも一部を解放するようにワイヤレス通信端末に命令するために、解放リストを含む第1の解放メッセージを送信するように構成される。
【0025】
好ましくは、ワイヤレス通信ノードは、少なくとも1つのSDT構成のための少なくとも1つのタイマを解放するようにワイヤレス通信端末に命令するために、第1の解放メッセージを送信するように構成される。
【0026】
好ましくは、第1の解放メッセージは、無線リソース制御、RRC解放メッセージである。
【0027】
本開示は、記憶されたコンピュータ可読プログラム媒体コードを含むコンピュータプログラム製品に関し、コードは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、前述の方法のいずれか1つに記載のワイヤレス通信方法を実施させる。
【0028】
本明細書に開示される例示的な実施形態は、添付の図面と併せて以下の説明を参照することによって容易に明らかになる特徴を提供することに向けられる。様々な実施形態によれば、例示的なシステム、方法、装置およびコンピュータプログラム製品が本明細書に開示される。しかしながら、これらの実施形態は限定ではなく例として提示されていることが理解され、本開示を読んだ当業者には、開示された実施形態に対する様々な修正が本開示の範囲内に留まりながら行われ得ることが明らかであろう。
【0029】
したがって、本開示は、本明細書に記載および図示された例示的な実施形態および用途に限定されない。さらに、本明細書に開示される方法におけるステップの特定の順序および/または階層は、単なる例示的なアプローチである。設計の選好に基づいて、開示された方法またはプロセスのステップの特定の順序または階層は、本開示の範囲内に留まりながら再配置することができる。したがって、当業者であれば、本明細書に開示される方法および技術は、サンプルの順序で様々なステップまたは動作を提示し、本開示は、特に明記しない限り、提示される特定の順序または階層に限定されないことを理解するであろう。
【0030】
上記および他の態様ならびにそれらの実施態様は、図面、説明、および特許請求の範囲においてより詳細に記載される。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】本開示の一実施形態による1つまたは複数のSDT-Configの記憶および解放の概略図である。
【
図2】本開示の一実施形態による1つまたは複数のSDT-Configの記憶および解放の他の概略図である。
【
図3】本開示の一実施形態による1つまたは複数のSDT-Configの記憶および解放の他の概略図である。
【
図4】本開示の一実施形態によるワイヤレス通信端末の概略図の一例を示す図である。
【
図5】本開示の他の実施形態による他のワイヤレス通信ノードの概略図の一例を示す図である。
【
図6】本開示の一実施形態によるワイヤレス通信方法のフローチャートである。
【
図7】本開示の一実施形態による他のワイヤレス通信方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本開示で使用されるいくつかの用語を以下に明記する。
SDT:スモールデータ伝送または特定データ伝送
SDTリソース:SDTリソースは、以下のリソース、すなわち、事前構成されたULリソース(PUR)、構成されたグラント(CG)リソース、または任意の他の事前構成されたリソースのうちの1つであり得る。
【0033】
SDT構成:SDT構成は、少なくとも1つのSDTリソース、少なくとも1つのSDTインデックス、少なくとも1つのSDT持続時間もしくはSDTタイマ、または少なくとも1つのSDTインジケータ、のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0034】
実施形態1:UEが新しいセルでRRCReleaseメッセージを受信する
本開示の一実施形態によれば、UEは、gNBからの1つまたは複数のSDT構成(以下ではSDT-Configとも呼ばれる)を記憶し得る。UEが同じgNBまたは他のgNBからRRCReleaseメッセージを受信すると、UEは、現在のセル(すなわち、RRCReleaseメッセージを受信するセル)が、SDT-ConfigがUEに提供されるセルと異なるかどうかをチェックし得る。例えば、UEによって現在記憶されているSDT-Configが特定のセルC0を介してUEに提供される場合、UEは、RRCReleaseメッセージが同じセルC0を介して受信されるかどうかをチェックし得る。UEによって記憶されたSDT-ConfigsおよびRRCReleaseメッセージが異なるセルを介して受信された場合、UEは、記憶されたSDT-Configを破棄および/または解放し得る。そうでない場合、UEは、SDT-Configを記憶し続けてもよい。
【0035】
一実施形態では、SDT-Configを受信すると、UEは、UEがSDT-Configを受信するセルの情報(例えば、セルID)を記憶し得る。一実施形態では、UEがRRCReleaseメッセージを受信すると、UEは、セルの記憶された情報に従って、UEがSDT-Configを受信するセルが、UEがRRCReleaseメッセージを受信するセルと同一であるかどうかを判定し得る。一実施形態では、UEは、SDT-Configの受信に対応する記憶されたセルIDが、UEがRRCReleaseメッセージを受信するセルのセルIDと同一であるかどうかを判定し得る。
【0036】
一実施形態では、UEは、古いセルを介して提供される複数のSDT-Configを記憶し、UEがSDT-Configを受信する古いセルとは異なる新しいセルを介してRRCReleaseメッセージを受信すると、UEは、古いセルを介して提供されるすべてのSDT-Configを破棄および/または解放し得る。
【0037】
一実施形態では、UEは、UEによって記憶されたSDT-ConfigおよびRRCReleaseメッセージが異なるセルを介して受信されたことに応答して、SDT-Configに対応する1つまたは複数のタイマ(以下、SDT-configタイマとも呼ばれる)を破棄および/または解放し得る。
【0038】
一実施形態では、gNBの観点から、gNBは、古いセルから受信されたSDT-Configを破棄および/または解放するようにUEに通知するために、新しいセルでUEにRRCReleaseメッセージを送り得る。
【0039】
実施形態2:UEが新しいSDT-Configを含むRRCReleaseメッセージを受信する
本開示の一実施形態によれば、UEは、1つまたは複数のSDT-Configを記憶し得る。UEが1つまたは複数の新しいSDT-Config(更新SDT-Configとも呼ばれる)を含むRRCReleaseメッセージを受信すると、UEは、記憶されたSDT-Configを解放および/または破棄し得る。
【0040】
一実施形態では、1つまたは複数の記憶されたSDT-Configのための1つまたは複数のタイマが構成される場合、UEは、1つまたは複数の記憶されたSDT-Configのための1つまたは複数のタイマを破棄および/または解放し得る。
【0041】
一実施形態では、UEは、RRCReleaseメッセージを受信した後に、新しい1つまたは複数のSDT-Configを記憶および/または構成し得る。一実施形態では、1つまたは複数の新しいSDT-Configの1つまたは複数の新しいSDT-configタイマがRRCReleaseメッセージに含まれる場合、UEはまた、1つまたは複数の新しいSDT-configタイマを記憶し動作させ得る。
【0042】
一実施形態では、SDT-configタイマが満了する前に、UEは、SDTのためのこのタイマに対応するSDT-Configを使用することができる。SDT-configタイマが満了した後、UEはSDT-Configを破棄し、SDT-Configの使用を停止し得る。1つのSDT-configタイマは、1つまたは複数のSDT-Configに対して構成されることができる。各SDT-Configが一意のSDT-configタイマに対応する場合、UEは、各SDT-configタイマが満了しているか否かに応じて、1つまたは複数の利用可能なSDTリソースを使用し、1つまたは複数の利用不可能なSDTリソースを使用しないことを決定し得る。
【0043】
一実施形態では、gNBの観点から、gNBは、SDT-Configを設定し、1つまたは複数の以前に記憶されたSDT-Configを解放および/または破棄するようにUEに通知するために、SDT-Configを含むRRCReleaseメッセージをUEに送り得る。
【0044】
実施形態3:UEがSDT-Configを解放することを示すために、UEがIE(情報要素)を含むRRCReleaseメッセージを受信する
本開示の一実施形態によれば、UEは、1つまたは複数のSDT-Configを記憶し得る。UEが、SDT-Configsが解放されるべきであることを示すためのIEを含むRRCReleaseメッセージを受信すると、UEは、RRCReleaseメッセージに従って、記憶されているすべてのSDT-Configsまたは1つもしくは複数の特定のSDT-Configsを解放および/または破棄し得る。
【0045】
一実施形態では、IEが特定のSDT-Configまたは特定の複数のSDT-Configに対するものである場合、UEは特定のSDT-Configまたは特定の複数のSDT-Configを解放する。
【0046】
一実施形態では、特定のSDT-Configまたは複数のSDT-Configを解放することを示すために、IEは、SDT-Config IDまたはSDT-Config IDのリストなどの特定のSDT-Configまたは特定の複数のSDT-Configの情報を含み得る。一実施形態では、IEは、解放されるべきSDT-Configの1つまたは複数のIDを含むリストを含み得る。
【0047】
一実施形態では、IEは、記憶されているすべてのSDT-Configを解放するようにUEに通知するためのインジケータを含み得る。
【0048】
一実施形態では、gNBの観点から、gNBは、特定の1つまたは複数のSDT-Configを解放および/または破棄するようにUEに通知するために、SDT-Config IDまたはSDT-Config IDのリストなどの特定のSDT-Configまたは特定の複数のSDT-Configを含むRRCReleaseメッセージを送り得る。
【0049】
一実施形態では、gNBは、記憶されたSDT-Configのすべてを解放するようにUEに通知するためのインジケータを含むRRCReleaseメッセージを送り得る。
【0050】
実施形態4:
本開示の一実施形態によれば、UEは、1つまたは複数のSDT-Configを記憶し得る。UEがgNBからRRCReleaseメッセージを受信すると、UEは、特に以下の順序で以下の動作を実行し得る。
【0051】
(1)UEは、RRCReleaseメッセージが、セットアップされるべき1つまたは複数の新しいSDT-Configを含むかどうかをチェックする。そうである場合、UEは、1つまたは複数の新しいSDT-Configを記憶し、および/または記憶された1つまたは複数のSDT-Configのすべてを解放し得る。
【0052】
この動作の詳細は、上述の実施形態2を参照することによって確認することができ、ここでは繰り返さない。
【0053】
(2)RRCReleaseメッセージが、セットアップされるべき1つまたは複数の新しいSDT-Configを含まない場合、UEは、RRCReleaseメッセージが、特定のSDT-Configもしくは特定の複数のSDT-Configを解放するように指示する情報、またはすべてのSDT-configを解放するように指示するインジケータを含むかどうかをチェックする。そうである場合、UEは、特定のSDT-Config、特定の複数のSDT-Config、またはすべての記憶されたSDT-Configを解放し得る。
【0054】
この動作の詳細は、上述の実施形態3を参照することによって確認することができ、ここでは繰り返さない。
【0055】
(3)RRCReleaseメッセージが動作(2)において情報またはインジケータを含まない場合、UEは、RRCReleaseメッセージが受信された現在のセルが、記憶されたSDT-Configsが受信されたセルと同じであるかどうかをチェックする。そうでない場合、UEは、1つまたは複数の記憶されたSDT-Configを解放する。
【0056】
この動作の詳細は、上述の実施形態1を参照することによって確認することができ、ここでは繰り返さない。
【0057】
実施形態5:
本開示の一実施形態によれば、UEは、1つまたは複数のSDT-Configを記憶し得る。UEがgNBからRRCReleaseメッセージを受信すると、UEは、特に以下の順序で以下の動作を実行し得る。
【0058】
(1)UEは、RRCReleaseメッセージが受信された現在のセルが、記憶されたSDT-Configsが受信されたセルと同じであるかどうかをチェックする。そうでない場合、UEは、1つまたは複数の記憶されたSDT-Configを解放する。
【0059】
この動作の詳細は、上述の実施形態1を参照することによって確認することができ、ここでは繰り返さない。
【0060】
(2)RRCReleaseメッセージが受信された現在のセルが、記憶されたSDT-Configが受信されたセルと同じである場合、UEは、RRCReleaseメッセージが、特定のSDT-Configもしくは特定の複数のSDT-Configを解放するように指示する情報、またはすべてのSDT-configを解放するように指示するインジケータを含むかどうかをチェックする。そうである場合、UEは、特定のSDT-Config、特定の複数のSDT-Config、またはすべての記憶されたSDT-Configを解放し得る。
【0061】
この動作の詳細は、上述の実施形態3を参照することによって確認することができ、ここでは繰り返さない。
【0062】
(3)RRCReleaseメッセージが動作(2)において情報またはインジケータを含まない場合、UEは、RRCReleaseメッセージがセットアップされるべき1つまたは複数の新しいSDT-Configを含むかどうかをチェックする。そうである場合、UEは、1つまたは複数の新しいSDT-Configを記憶し、および/または記憶された1つまたは複数のSDT-Configのすべてを解放し得る。
【0063】
この動作の詳細は、上述の実施形態3を参照することによって確認することができ、ここでは繰り返さない。
【0064】
なお、実施形態4および5はあくまでも例示であり、本開示は上記の実施形態4および5の順序に限定されるものではない。
【0065】
実施形態6:SDT-Configの記憶および解放の手順1
本開示の一実施形態によれば、1つまたは複数のSDT-Configを記憶および解放するための例示的な手順が以下に提供される。
【0066】
図1は、本開示の一実施形態による1つまたは複数のSDT-Configの記憶および解放の概略図を示す。
【0067】
動作0で、UEはRRC_CONNECTEDモードにあり、UEとそのキャンピングセルの両方がSDT-config機能をサポートする。一実施形態では、CG(構成グラント)ソリューションが、UEのキャンピングセルでイネーブルされる。
【0068】
動作1で、UEは、RRCメッセージ(例えば、CG ConfigurationRequestメッセージ)を送ることによって、UEがSDT(例えば、PUR)で構成されることを望むことをgNBに通知し得る。一実施形態では、RRCメッセージは、要求されたリソースに関するSDT-config要求情報(例えば、出現回数、周期、時間オフセット、TBS(トランスポートブロックサイズ)、RRC Ackなど)を含み得る。
【0069】
動作2で、gNBは、UEをRRC_INACTIVEモードに移動させることを決定する。
【0070】
動作3で、gNBは、RRCReleaseメッセージをUEに送る。一実施形態では、gNBは、このUEのためのSDTリソース(例えば、CGリソース)を占有し、その結果、UEは、UEがRRC_INACTIVE状態に入った後に占有されたSDTリソースを使用することができる。一実施形態では、RRCReleaseメッセージは、SDT-Config(例えば、CGリソース構成などのSDTリソースの情報)を含む。一実施形態では、RRCReleaseメッセージは、サスペンドインジケータを含む。
【0071】
動作4で、UEは、RRC_INACTIVE状態に入り、SDT-Configを記憶する。
【0072】
動作4aで、UEは、動作3で受信したSDT-Configに従って1つまたは複数のSDT送信を実行し得る。一実施形態では、動作4aは省略されてもよい。
【0073】
動作5で、gNBは、UEに特定のSDT-ConfigまたはUEによって記憶されたすべてのSDT-Configを解放するように命令するために、特定のIEを有する他のRRCReleaseメッセージをUEに送信する。動作5の詳細は、実施形態3を参照することによって確認することができ、ここでは繰り返さない。
【0074】
加えて、動作5のRRCReleaseメッセージが、セットアップされるべき1つまたは複数の新しいSDT-Configを含む場合、UEは、1つまたは複数の新しいSDT-Configを記憶し得る。
【0075】
実施形態7:SDT-Configの記憶および解放の手順2
本開示の一実施形態によれば、1つまたは複数のSDT-Configを記憶および解放するための例示的な手順が以下に提供される。
【0076】
図2は、本開示の一実施形態による1つまたは複数のSDT-Configの記憶および解放の他の概略図を示す。
【0077】
動作0で、UEはRRC_CONNECTEDモードにあり、UEとそのキャンピングセルの両方がSDT-config機能をサポートする。一実施形態では、CG(構成グラント)ソリューションが、UEのキャンピングセルでイネーブルされる。
【0078】
動作1で、UEは、RRCメッセージ(例えば、CG ConfigurationRequestメッセージ)を送ることによって、UEがSDT(例えば、PUR)で構成されることを望むことをgNB1に通知し得る。一実施形態では、RRCメッセージは、要求されたリソースに関するSDT-config要求情報(例えば、出現回数、周期、時間オフセット、TBS(トランスポートブロックサイズ)、RRC Ackなど)を含み得る。
【0079】
動作2で、gNB1は、UEをRRC_INACTIVEモードに移動させることを決定する。
【0080】
動作3で、gNBは、RRCReleaseメッセージをUEに送る。一実施形態では、gNBは、このUEのためのSDTリソース(例えば、CGリソース)を占有し、その結果、UEは、UEがRRC_INACTIVE状態に入った後に占有されたSDTリソースを使用することができる。一実施形態では、RRCReleaseメッセージは、SDT-Config(例えば、CGリソース構成などのSDTリソースの情報)を含む。一実施形態では、RRCReleaseメッセージは、サスペンドインジケータを含む。
【0081】
動作4で、UEは、RRC_INACTIVE状態に入り、SDT-Configを記憶する。
【0082】
動作4aで、UEは、動作3で受信したSDT-Configに従って1つまたは複数のSDT送信を実行し得る。一実施形態では、動作4aは省略されてもよい。
【0083】
動作4bで、UEは、セル再選択によって、ハンドオーバによって、またはセル選択によって、新しいセルに移動する。一実施形態では、新しいセルは、gNB1またはgNB1とは異なるgNB2によってサービスされるセルであり得る。
【0084】
動作5で、新しいセルがgNB1によってサービスされるセルである場合、gNB1は他のRRCReleaseメッセージ(例えば、第2のRRCReleaseメッセージ)をUEに送る。
【0085】
あるいは、動作5altで、新しいセルがgNB2によってサービスされるセルである場合、gNB2は他のRRCReleaseメッセージ(例えば、第2のRRCReleaseメッセージ)をUEに送る。
【0086】
動作6で、UEは、第1のRRCReleaseメッセージと第2のRRCReleaseメッセージとが異なるセルを介して受信されたと判定し、それに応じて記憶されたSDT-Configを解放する。
【0087】
動作6の詳細は、実施形態1を参照することによって確認することができ、ここでは繰り返さない。
【0088】
加えて、動作5または5altのRRCReleaseメッセージが、セットアップされるべき1つまたは複数の新しいSDT-Configを含む場合、UEは、1つまたは複数の新しいSDT-Configを記憶し得る。
【0089】
実施形態8:SDT-Configの記憶および解放の手順3
本開示の一実施形態によれば、1つまたは複数のSDT-Configを記憶および解放するための例示的な手順が以下に提供される。
【0090】
図3は、本開示の一実施形態による1つまたは複数のSDT-Configの記憶および解放の概略図を示す。
【0091】
動作0で、UEはRRC_CONNECTEDモードにあり、UEとそのキャンピングセルの両方がSDT-config機能をサポートする。一実施形態では、CG(構成グラント)ソリューションが、UEのキャンピングセルでイネーブルされる。
【0092】
動作1で、UEは、RRCメッセージ(例えば、CG ConfigurationRequestメッセージ)を送ることによって、UEがSDT(例えば、PUR)で構成されることを望むことをgNBに通知し得る。一実施形態では、RRCメッセージは、要求されたリソースに関するSDT-config要求情報(例えば、出現回数、周期、時間オフセット、TBS(トランスポートブロックサイズ)、RRC Ackなど)を含み得る。
【0093】
動作2で、gNBは、UEをRRC_INACTIVEモードに移動させることを決定する。
【0094】
動作3で、gNBは、RRCReleaseメッセージをUEに送る。一実施形態では、gNBは、このUEのためのSDTリソース(例えば、CGリソース)を占有し、その結果、UEは、UEがRRC_INACTIVE状態に入った後に占有されたSDTリソースを使用することができる。一実施形態では、RRCReleaseメッセージは、SDT-Config(例えば、CGリソース構成などのSDTリソースの情報)を含む。一実施形態では、RRCReleaseメッセージは、サスペンドインジケータを含む。
【0095】
動作4で、UEは、RRC_INACTIVE状態に入り、SDT-Configを記憶する。
【0096】
動作4aで、UEは、動作3で受信したSDT-Configに従って1つまたは複数のSDT送信を実行し得る。一実施形態では、動作4aは省略されてもよい。
【0097】
動作5で、gNBは、1つまたは複数の新しいSDT-Configを有する他のRRCReleaseメッセージをUEに送り、1つまたは複数の新しいSDT-Configを記憶し、および/または以前に記憶されたSDT-Config(すなわち、動作4で記憶されたSDT-Config)を解放するようにUEに使役または命令する。動作5の詳細は、実施形態2を参照することによって確認することができ、ここでは繰り返さない。
【0098】
本開示の一実施形態によれば、UEはRRCRereleaseメッセージを受信し得る。UEがRRCRereleaseメッセージを受信するセルが、1つまたは複数のSDT-ConfigがUEに提供されるセルと同じでない場合、UEは、記憶されたSDT-Configを解放および/または破棄し得る。さらに、UEは、SDT-Configsのための1つまたは複数のタイマを解放し得る。
【0099】
本開示の一実施形態によれば、RRCRereleaseメッセージが1つまたは複数の新しいSDT-Configを含む場合、UEは、1つまたは複数の以前に記憶されたSDT-Configを解放および/または破棄し得る。以前に記憶されたSDT-Configのための1つまたは複数のタイマが構成されている場合、UEは、以前に記憶されたSDT-Configのためのタイマを解放し得る。
【0100】
本開示の一実施形態によれば、RRCRereleaseメッセージ内のIEがSDT-Configが解放されるべきであることを示す場合、UEは、記憶されているすべてのSDT-Configまたは1つもしくは複数の特定のSDT-Configを解放および/または破棄し得る。
【0101】
図4は、本開示の一実施形態によるワイヤレス通信端末40(例えば、端末ノードまたは端末装置)の概略図に関する。ワイヤレス通信端末40は、ユーザ機器(UE)、携帯電話、ラップトップ、タブレットコンピュータ、電子書籍、またはポータブルコンピュータシステムであってもよく、本明細書では限定されない。ワイヤレス通信端末40は、マイクロプロセッサまたは特定用途向け集積回路(ASIC)などのプロセッサ400、記憶ユニット410および通信ユニット420を含み得る。記憶ユニット410は、プロセッサ400によってアクセスされ実行されるプログラムコード412を記憶する任意のデータ記憶装置であってもよい。記憶コード412の実施形態は、加入者識別モジュール(SIM)、読取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードディスク、および光学データ記憶装置を含むが、これらに限定されない。通信ユニット420は、トランシーバであってもよく、プロセッサ400の処理結果に従って信号(例えば、メッセージまたはパケット)を送受信するために使用される。一実施形態では、通信ユニット420は、少なくとも1つのアンテナ422を介して信号を送受信する。
【0102】
一実施形態では、記憶ユニット410およびプログラムコード412は省略されてもよく、プロセッサ400は、記憶されたプログラムコードを有する記憶ユニットを含んでもよい。
【0103】
プロセッサ400は、例えばプログラムコード412を実行することによって、例示された実施形態におけるステップのいずれか1つをワイヤレス通信端末40上で実施し得る。
【0104】
通信ユニット420は、トランシーバであってもよい。通信ユニット420は、代替として、またはそれに加えて、ワイヤレス通信ノードとの間で信号をそれぞれ送信および受信するように構成された送信ユニットおよび受信ユニットを組み合わせていてもよい。
【0105】
いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信端末40は、上述したUEの動作を行うために使用され得る。いくつかの実施形態では、プロセッサ400および通信ユニット420は、協働して上述の動作を行う。例えば、プロセッサ400は、動作を行い、通信ユニット420を介して信号、メッセージ、および/または情報を送信または受信する。
【0106】
図5は、本開示の一実施形態によるワイヤレス通信ノード50(例えば、ネットワーク装置)の概略図に関する。ワイヤレス通信ノード50は、衛星、基地局(BS)(例えば、gNB)、ネットワークエンティティ、モビリティ管理エンティティ(MME)、サービングゲートウェイ(S-GW)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)、無線アクセスネットワーク(RAN)、次世代RAN(NG-RAN)、データネットワーク、コアネットワーク、または無線ネットワークコントローラ(RNC)であってもよく、本明細書では限定されない。さらに、ワイヤレス通信ノード50は、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、セッション管理機能(SMF)、ユーザプレース機能(UPF)、ポリシー制御機能(PCF)、アプリケーション機能(AF)などの少なくとも1つのネットワーク機能を含み(行い)得る。ワイヤレス通信ノード50は、マイクロプロセッサまたはASICなどのプロセッサ500、記憶ユニット510および通信ユニット520を含み得る。記憶ユニット510は、プロセッサ500によってアクセスされ実行されるプログラムコード512を記憶する任意のデータ記憶装置であってもよい。記憶ユニット512の例は、SIM、ROM、フラッシュメモリ、RAM、ハードディスク、および光学データ記憶装置を含むが、これらに限定されない。通信ユニット520は、トランシーバであってもよく、プロセッサ500の処理結果に従って信号(例えば、メッセージまたはパケット)を送受信するために使用される。一例では、通信ユニット520は、少なくとも1つのアンテナ522を介して信号を送受信する。
【0107】
一実施形態では、記憶ユニット510およびプログラムコード512は省略されてもよい。プロセッサ500は、記憶されたプログラムコードを有する記憶ユニットを含み得る。
【0108】
プロセッサ500は、例えばプログラムコード512を実行することによって、例示された実施形態に記載されたいずれかのステップをワイヤレス通信ノード50上で実施し得る。
【0109】
通信ユニット520は、トランシーバであってもよい。通信ユニット520は、代替として、またはそれに加えて、ワイヤレス端末(例えば、ユーザ機器)との間で信号、メッセージ、または情報をそれぞれ送信および受信するように構成された送信ユニットおよび受信ユニットを組み合わせていてもよい。
【0110】
いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信ノード50は、上述したgNBの動作を行うために使用され得る。いくつかの実施形態では、プロセッサ500および通信ユニット520は、協働して上述の動作を行う。例えば、プロセッサ500は、動作を行い、通信ユニット520を介して信号を送信または受信する。
【0111】
本開示の一実施形態によるワイヤレス通信方法も提供される。一実施形態では、ワイヤレス通信方法は、ワイヤレス通信端末(例えば、UE)を使用して行われてもよい。一実施形態において、ワイヤレス通信端末は、上述したワイヤレス通信端末40を用いて実現されてもよいが、これに限定されない。
【0112】
図6を参照すると、一実施形態では、ワイヤレス通信方法は、ワイヤレス通信端末によって、第1の解放メッセージを受信すること(S11)と、ワイヤレス通信端末によって、第1の解放メッセージが受信されたセルに従って、または第1の解放メッセージによって搬送されたスモールデータ伝送、SDT構成の情報に従って、ワイヤレス通信端末に記憶された少なくとも1つのSDT構成を解放すること(S12)とを含む。
【0113】
この点に関する詳細は、上記の段落を参照して確認することができ、ここでは繰り返さない。
【0114】
本開示の一実施形態による他のワイヤレス通信方法も提供される。一実施形態では、ワイヤレス通信方法は、ワイヤレス通信ノード(例えば、gNB)を使用して行われてもよい。一実施形態において、ワイヤレス通信ノードは、上述したワイヤレス通信ノード50を用いて実現されてもよいが、これに限定されない。
【0115】
図7を参照すると、一実施形態では、ワイヤレス通信方法は、第1の解放メッセージがワイヤレス通信端末によって受信される第1のセルに従って、または第1の解放メッセージによって搬送されるスモールデータ伝送、SDT構成の情報に従って、少なくとも1つのSDT構成を解放するようにワイヤレス通信端末に命令するために、ワイヤレス通信ノードによって、第1の解放メッセージをワイヤレス通信端末に送信すること(S21)を含む。
【0116】
この点に関する詳細は、上記の段落を参照して確認することができ、ここでは繰り返さない。
【0117】
以上、本開示の様々な実施形態について説明したが、それらは限定ではなく例としてのみ提示されていることを理解されたい。同様に、様々な図は、当業者が本開示の例示的な特徴および機能を理解することを可能にするために提供される例示的なアーキテクチャまたは構成を示し得る。しかしながら、そのような人は、本開示が図示された例示的なアーキテクチャまたは構成に限定されず、様々な代替的なアーキテクチャおよび構成を使用して実施することができることを理解するであろう。さらに、当業者によって理解されるように、一実施形態の1つまたは複数の特徴は、本明細書に記載の他の実施形態の1つまたは複数の特徴と組み合わせることができる。したがって、本開示の幅および範囲は、上述の例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではない。
【0118】
また、「第1」、「第2」などの指定を使用する本明細書における要素へのいかなる参照も、一般に、それらの要素の量または順序を限定するものではないことも理解される。むしろ、これらの名称は、本明細書において、2つ以上の要素または要素の例を区別する便利な手段として使用することができる。したがって、第1および第2の要素への言及は、2つの要素のみが使用され得ること、または第1の要素が何らかの方法で第2の要素の前になければならないことを意味しない。
【0119】
さらに、当業者は、情報および信号が様々な異なる技術および技術のいずれか1つを使用して表されることができることを理解するであろう。例えば、上記の説明で参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビットおよびシンボルは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは粒子、光場もしくは粒子、またはそれらの任意の組合せによって表すことができる。
【0120】
当業者であればさらに、本明細書に開示された態様に関連して記載された様々な例示的な論理ブロック、ユニット、プロセッサ、手段、回路、方法、および機能のうちの任意の1つは、電子ハードウェア(例えば、デジタル実装、アナログ実装、または2つの組合せ)、ファームウェア、命令(本明細書では、便宜上、「ソフトウェア」または「ソフトウェアユニット」と呼ぶことができる)を組み込んだ様々な形式のプログラムまたは設計コード、あるいはこれらの技術の任意の組合せによって実施されることができることを認識するであろう。
【0121】
ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、ユニット、回路、およびステップが、それらの機能に関して一般的に上述されている。そのような機能がハードウェア、ファームウェアもしくはソフトウェア、またはこれらの技術の組合せとして実装されるかどうかは、システム全体に課される特定の用途および設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の用途ごとに様々な方法で実施することができるが、そのような実施決定は本開示の範囲から逸脱するものではない。様々な実施形態によれば、プロセッサ、装置、構成要素、回路、構造、機械、ユニットなどは、本明細書に記載の機能の1つまたは複数を行うように構成することができる。指定された動作または機能に関して本明細書で使用される「ように構成された」または「ために構成された」という用語は、指定された動作または機能を行うように物理的に構築、プログラムおよび/または配置されたプロセッサ、装置、構成要素、回路、構造、機械、ユニットなどを指す。
【0122】
さらに、当業者であれば、本明細書に記載の様々な例示的な論理ブロック、ユニット、装置、構成要素および回路を、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理装置、またはそれらの任意の組合せを含むことができる集積回路(IC)内に実装することができ、またはそれによって行うことができることを理解するであろう。論理ブロック、ユニット、および回路は、ネットワーク内または装置内の様々な構成要素と通信するためのアンテナおよび/またはトランシーバをさらに含むことができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサとすることができるが、代替例では、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、または状態マシンとすることができる。プロセッサはまた、コンピューティング装置の組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または、本明細書に記載された機能を行うための他の任意の適切な構成として実現されることができる。ソフトウェアで実施される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして記憶することができる。したがって、本明細書に開示される方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ可読媒体に記憶されたソフトウェアとして実施することができる。
【0123】
コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、コンピュータプログラムまたはコードをある場所から他の場所に転送することを可能にすることができる任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であることができる。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、または命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用することができ、コンピュータによってアクセスすることができる任意の他の媒体を含むことができる。
【0124】
本明細書で使用される「ユニット」という用語は、本明細書で説明される関連する機能を実行するためのソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、およびこれらの要素の任意の組合せを指す。さらに、説明の目的のために、様々なユニットは、個別のユニットとして説明されるが、当業者には明らかであるように、2つ以上のユニットを組み合わせて、本開示の実施形態による関連する機能を実行する単一のユニットを形成し得る。
【0125】
さらに、本開示の実施形態では、メモリまたは他の記憶装置、ならびに通信構成要素が使用され得る。明確にするために、上記の説明は、異なる機能ユニットおよびプロセッサを参照して本開示の実施形態を説明したことが理解されよう。しかしながら、本開示を損なうことなく、異なる機能ユニット、処理論理要素またはドメイン間の機能性の任意の適切な分配が使用され得ることは明らかであろう。例えば、別個の処理論理要素またはコントローラによって行われるように示されている機能は、同じ処理論理要素またはコントローラによって行われてもよい。したがって、特定の機能ユニットへの言及は、厳密な論理的または物理的な構造または組織を示すのではなく、記載された機能を提供するための適切な手段への言及にすぎない。
【0126】
本開示に記載された実施態様に対する様々な変更は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の実施態様に適用することができる。したがって、本開示は、本明細書に示される実施態様に限定されることを意図するものではなく、以下の特許請求の範囲に記載されるように、本明細書に開示される新規の特徴および原理と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2024-02-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信端末によって、第1の解放メッセージを受信することと、
前記ワイヤレス通信端末によって、前記第1の解放メッセージが受信されたセルに従って、または前記第1の解放メッセージによって搬送されたスモールデータ伝送、SDT構成の情報に従って、前記ワイヤレス通信端末に記憶された少なくとも1つのSDT構成を解放することと
を含む、ワイヤレス通信方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つのSDT構成は、第2の解放メッセージを介して前記ワイヤレス通信端末に送信され、前記ワイヤレス通信端末は、前記第1の解放メッセージに応答して前記ワイヤレス通信端末に記憶された前記少なくとも1つのSDT構成のすべてを解放するように構成され、前記第2の解放メッセージは、異なるセルを介して受信される、請求項1に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項3】
前記ワイヤレス通信端末は、前記第1の解放メッセージが少なくとも1つの更新SDT構成を含むことに応答して、前記ワイヤレス通信端末に記憶された前記少なくとも1つのSDT構成のすべてを解放するように構成される、請求項
1に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項4】
前記ワイヤレス通信端末は、前記第1の解放メッセージが少なくとも1つの更新SDT構成を含むことに応答して、前記少なくとも1つの更新SDT構成を記憶するように構成される、請求項
1に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項5】
前記ワイヤレス通信端末は、前記第1の解放メッセージが解放インジケータを含むことに応答して、前記ワイヤレス通信端末に記憶された前記少なくとも1つのSDT構成のすべてを解放するように構成される、請求項
1に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項6】
前記第1の解放メッセージは、解放リストを含み、前記ワイヤレス通信端末は、前記解放リストに従って前記少なくとも1つのSDT構成の少なくとも一部を解放するように構成される、請求項
1に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項7】
前記ワイヤレス通信端末は、前記第1の解放メッセージに従って前記少なくとも1つのSDT構成のための少なくとも1つのタイマを解放するように構成される、請求項
1に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項8】
前記第1の解放メッセージは、無線リソース制御、RRC解放メッセージであ
り、
前記ワイヤレス通信端末は、前記第1の解放メッセージが解放インジケータまたは解放リストを含み、更新SDT構成を全く含まないことに応答して、前記少なくとも1つのSDT構成を解放するように構成される、請求項
1に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つのSDT構成は、第2の解放メッセージを介して前記ワイヤレス通信端末に送信され、前記ワイヤレス通信端末は、前記第1の解放メッセージおよび前記第2の解放メッセージが異なるセルを介して受信され、前記第1の解放メッセージが解放インジケータまたは解放リストを含まず、更新SDT構成を全く含まないことに応答して、前記少なくとも1つのSDT構成を解放するように構成される、請求項
1に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つのSDT構成は、第2の解放メッセージを介して前記ワイヤレス通信端末に送信され、前記ワイヤレス通信端末は、前記第1の解放メッセージが解放インジケータまたは解放リストを含み、前記第1の解放メッセージおよび前記第2の解放メッセージが同一のセルで受信されたことに応答して、前記少なくとも1つのSDT構成を解放するように構成される、請求項
1に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項11】
前記少なくとも1つのSDT構成は、第2の解放メッセージを介して前記ワイヤレス通信端末に送信され、前記ワイヤレス通信端末は、前記第1の解放メッセージが少なくとも1つの更新SDT構成を含み、前記第1の解放メッセージが解放インジケータも解放リストも含まず、前記第1の解放メッセージおよび前記第2の解放メッセージが同一のセルで受信されたことに応答して、前記少なくとも1つのSDT構成を解放するように構成される、請求項
1に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項12】
第1の解放メッセージがワイヤレス通信端末によって受信される第1のセルに従って、または前記第1の解放メッセージによって搬送されるスモールデータ伝送、SDT構成の情報に従って、少なくとも1つのSDT構成を解放するように前記ワイヤレス通信端末に命令するために、ワイヤレス通信ノードによって、前記第1の解放メッセージを前記ワイヤレス通信端末に送信することを含む、ワイヤレス通信方法。
【請求項13】
前記少なくとも1つのSDT構成は、第2のセルで第2の解放メッセージを介して前記ワイヤレス通信端末に送信され、前記ワイヤレス通信ノードは、前記少なくとも1つのSDT構成のすべてを解放するように前記ワイヤレス通信端末に命令するために、前記第2のセルとは異なる前記第1のセルで前記第1の解放メッセージを送信するように構成される、請求項
12に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項14】
前記ワイヤレス通信ノードは、前記少なくとも1つのSDT構成のすべてを解放するように前記ワイヤレス通信端末に命令するために、少なくとも1つの更新SDT構成を含む前記第1の解放メッセージを送信するように構成される、請求
項12に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項15】
前記ワイヤレス通信ノードは、少なくとも1つの更新SDT構成を記憶するように前記ワイヤレス通信端末に命令するために、前記少なくとも1つの更新SDT構成を含む前記第1の解放メッセージを送信するように構成される、請求
項12に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項16】
前記ワイヤレス通信ノードは、前記少なくとも1つのSDT構成のすべてを解放するように前記ワイヤレス通信端末に命令するために、解放インジケータを含む前記第1の解放メッセージを送信するように構成される、請求
項12に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項17】
前記ワイヤレス通信ノードは、解放リストに従って前記少なくとも1つのSDT構成の少なくとも一部を解放するように前記ワイヤレス通信端末に命令するために、前記解放リストを含む前記第1の解放メッセージを送信するように構成される、請求
項12に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項18】
前記ワイヤレス通信ノードは、前記少なくとも1つのSDT構成のための少なくとも1つのタイマを解放するように前記ワイヤレス通信端末に命令するために、前記第1の解放メッセージを送信するように構成され
、
前記第1の解放メッセージは、無線リソース制御、RRC解放メッセージである、請求
項12に記載のワイヤレス通信方法。
【請求項19】
通信ユニットと、
プロセッサと
を備えるワイヤレス通信端末であって、
前記プロセッサは、第1の解放メッセージを受信し、前記第1の解放メッセージが受信されたセルに従って、または前記第1の解放メッセージによって搬送されたスモールデータ伝送、SDT構成の情報に従って、前記ワイヤレス通信端末に記憶された少なくとも1つのSDT構成を解放するように構成される、ワイヤレス通信端末。
【請求項20】
通信ユニットと、
プロセッサと
を備えるワイヤレス通信ノードであって、
前記プロセッサは、第1の解放メッセージがワイヤレス通信端末によって受信される第1のセルに従って、または前記第1の解放メッセージによって搬送されるスモールデータ伝送、SDT構成の情報に従って、少なくとも1つのSDT構成を解放するように前記ワイヤレス通信端末に命令するために、前記第1の解放メッセージを前記ワイヤレス通信端末に送信するように構成される、ワイヤレス通信ノード。
【国際調査報告】