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  • 特表-コンドームの包装体 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-06
(54)【発明の名称】コンドームの包装体
(51)【国際特許分類】
   A61F 6/02 20060101AFI20250130BHJP
   B65D 65/24 20060101ALI20250130BHJP
   B65D 65/28 20060101ALI20250130BHJP
【FI】
A61F6/02
B65D65/24
B65D65/28
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024546342
(86)(22)【出願日】2022-07-04
(85)【翻訳文提出日】2024-09-30
(86)【国際出願番号】 RU2022000212
(87)【国際公開番号】W WO2023149815
(87)【国際公開日】2023-08-10
(31)【優先権主張番号】2022102436
(32)【優先日】2022-02-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】RU
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524291159
【氏名又は名称】ゲラシメンコ・ヴァディム・ミハイロヴィッチ
【氏名又は名称原語表記】GERASIMENKO, Vadim Mihajlovich
(74)【代理人】
【識別番号】100087941
【弁理士】
【氏名又は名称】杉本 修司
(74)【代理人】
【識別番号】100112829
【弁理士】
【氏名又は名称】堤 健郎
(74)【代理人】
【識別番号】100155963
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】100150566
【弁理士】
【氏名又は名称】谷口 洋樹
(74)【代理人】
【識別番号】100213470
【弁理士】
【氏名又は名称】中尾 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100220489
【弁理士】
【氏名又は名称】笹沼 崇
(74)【代理人】
【識別番号】100225026
【弁理士】
【氏名又は名称】古後 亜紀
(74)【代理人】
【識別番号】100230248
【弁理士】
【氏名又は名称】杉本 圭二
(72)【発明者】
【氏名】ゲラシメンコ・ヴァディム・ミハイロヴィッチ
【テーマコード(参考)】
3E086
4C098
【Fターム(参考)】
3E086AC11
3E086AC14
3E086AD01
3E086CA40
4C098AA06
4C098EE11
4C098EE30
(57)【要約】
【課題】バリア型避妊具、具体的には、コンドームを完全に巻き延ばされた状態になるまで確実に安定して保持するコンドームの包装体を提供する。
【解決手段】コンドームの包装体は、保持具を内部に具備した覆いを備え、保持具に、コンドームを畳まれた状態で保持するように構成された留め具が備え付けられており、留め具が、畳まれたコンドームの内側および/または外側に位置しており、各留め具に、かつ/あるいは、内側の留め具と外側の留め具とからなる少なくとも一対の留め具の間に、可変の大きさの隙間が形成されている。このような隙間であることにより、ある位置では、畳まれたコンドームを前記留め具に該隙間から配置させることが可能となるのに対し、他の位置では、完全に畳まされたコンドームを前記留め具から分離させることが不可能となる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
保持具を内部に具備した覆いを備える、コンドームの包装体であって、
前記保持具に、前記コンドームを畳まれた状態で保持するように構成された留め具が備え付けられており、
前記留め具が、畳まれた前記コンドームの内側および/または外側に位置しており、
各留め具に、かつ/あるいは、内側の留め具と外側の留め具とからなる少なくとも一対の留め具の間に、可変の大きさの隙間が形成されている、コンドームの包装体。
【請求項2】
請求項1に記載のコンドームの包装体において、前記覆いに、開封線が設けられていることを特徴とする、コンドームの包装体。
【請求項3】
請求項1に記載のコンドームの包装体において、前記保持具が、少なくとも2つの部位からなり、各部位が、留め具を有することを特徴とする、コンドームの包装体。
【請求項4】
請求項1に記載のコンドームの包装体において、前記保持具には、該保持具の両側である2つの側に位置して当該包装体の開封時に手の指で握られるように構成された側方把持体が設けられていることを特徴とする、コンドームの包装体。
【請求項5】
請求項1に記載のコンドームの包装体において、前記留め具が、フック状に形成されていることを特徴とする、コンドームの包装体。
【請求項6】
請求項5に記載のコンドームの包装体において、前記留め具が、曲げを緩和することで前記畳まれたコンドームのリングを内部に入れるように、かつ、その後、初期形状となるように構成されていることを特徴とする、コンドームの包装体。
【請求項7】
請求項1に記載のコンドームの包装体において、前記留め具が、開動作させることで前記畳まれたコンドームのリングを内部に入れてから閉動作させて初期位置となるように構成されていることを特徴とする、コンドームの包装体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バリア型避妊具、具体的には、コンドームを完全に巻き延ばされた状態になるまで確実に安定して保持するコンドームの包装体に関する。
【背景技術】
【0002】
コンドームの昔ながらの包装体は、コンドームを密封状態で収容するように構成された可撓性のシート体からなる高い信頼性の覆いである。便利に利用できるように、このような包装体には、例えば、包装体の縁のうちの脆弱化された箇所である溝や、覆いを破断するために一端が放り出された開封テープ等といった、覆いを開封するための手段が設けられている。
【0003】
コンドームの昔ながらの包装体には、包装体に設けられた例えば溝等の覆い開封ツールを見つけるという時間のかかる作業をコンドームの使用に先立って行い、続いて、包装体の縁の両側を両手で持ってその縁を引きちぎるという作業を行わなければならないことで、包装体の開封過程が長引いて不便になるという短所がある。このような動作を行うのにかかる時間は、ほんの数秒であっても、コンドームを使用するような状況下の人間にとっては、重大であり得る。このとき、感情が高ぶった状態の人間は、覆いを破るのに余分な力を加えてしまいかねないため、焦って包装体をずさんに開封してしまって、コンドームを傷付ける可能性がある。加えて、コンドームを設計どおりに使用する過程で指がコンドーム自体に触れることは免れられないため、衛生度が望ましくないものになる。コンドームの昔ながらの包装体であると、以上のような短所から、コンドームを使用することが嫌がられる可能性がある。
【0004】
2006年5月24日付公告のEP 1377242 B1(特許文献1)から知られているコンドームの包装体は、コンドームを内部に具備した覆い、および覆いに接合されるとともに互いに接合された2つの扁平な側方把持体で構成されている。覆いは、その中央の横断境界に、側方把持体と平行に位置した開封線を有しており、これを開封することで、覆いが2つの同様部位に分かれる。このとき、覆いには、その隅部に、コンドームを内部に固定するためのフック状の4つの保持具が設けられている。この既知の包装体は、指で側方把持体を押すと、該包装体が開封線で破れて開封される。そして、把持体同士を引っ張ることで、包装体はコンドームが付いたままの2つの同様部位に分かれる。次に、指で側方把持体を掴んでコンドームを勃起した陰茎に載せて、コンドームを上記フック状の保持具から外すことにより、コンドームが包装体から取り出される。
【0005】
2014年5月20日付公告のRU 2515852(特許文献2)から知られているコンドームの包装体は、コンドームを内部に具備した覆い、覆いに接合された2つの扁平な側方把持体、およびコンドームを覆いの内部に固定するように覆いの内部に位置したフック状の保持具で構成されている。覆いは、その中央の横断境界に開封線を有しており、これを開封することで、覆いが2つの部位に分かれる。覆いの表面には、開封線と平行に且つ開封線を基準として対称に位置して破断による覆いの開封時に圧力集中部として機能する少なくとも2つの補強リブが設けられている。各々の側方把持体は、一端が、覆いの内部でフック状の保持器の少なくとも一つと繋がっており、覆いから出ている反対側には、指の位置を固定する載置部が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】欧州特許第1377242号明細書
【特許文献2】ロシア国特許第2515852号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
覆いの内部のフック状の保持具を使った既知のこれらの技術的な解決手段には、覆いを開封した際に、コンドームを巻き延ばすまでにコンドームが保持具から抜け落ちる可能性があり、覆いの内部の畳まれた状態のコンドームの保持の信頼性が高くないという短所がある。
【0008】
技術的な目標は、輸送時や保管時や覆いの開封時にコンドームが早期に外れてしまわないようにコンドームの保持を保持具で高い信頼性で安定して行うとともに、コンドームの一様な巻き延ばしを確実にし、コンドームが少なくとも部分的に巻き延ばされた後で、コンドームを指で触れずに包装体の保持具から確実に素早く分離させられるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この技術的な目標は、保持具を内部に具備した覆いを備え、該保持具に、コンドームを畳まれた状態で保持するように構成された留め具が備え付けられており、該留め具が、畳まれた前記コンドームの内側および/または外側に位置しており、各留め具に、かつ/あるいは、内側の留め具と外側の留め具とからなる少なくとも一対の留め具の間に、可変の大きさの隙間が形成されているコンドームの包装体により、達成される。
【0010】
主な技術的な解決手段を発展させる実施形態として:
前記覆いに、開封線が設けられている実施形態;
前記保持具が、少なくとも2つの部位からなり、各部位が、留め具を有する実施形態;
前記保持具には、該保持具の両側である2つの側に位置して包装体の開封時に手の指で握られるように構成された側方把持体が設けられている実施形態;
前記留め具が、フック状に形成されている実施形態;
前記留め具が、曲げを緩和することで前記畳まれたコンドームのリングを内部に入れるように、かつ、その後、初期形状となるように構成されている実施形態;および
前記留め具が、開動作させることで前記畳まれたコンドームのリングを内部に入れてから閉動作させて初期位置となるように構成されている実施形態;
が可能である。
【0011】
このように、基本的な構成同士の組合せによれば、前記隙間の大きさが可変であることにより、前記保持具でコンドームを高い信頼性で安定して保持することが可能となる。また、コンドームは、一様に巻き延ばされるとともに、コンドームのリングの大きさが前記隙間の大きさ以下になるまで少なくとも部分的に巻き延ばされた後で、指で触れずとも保持具から確実に素早く分離させられる。さらに、製品の実際の使用時に目視せずとも必要な向きに設定できるため、包装体の利便性が向上し、コンドームの便利で素早い取出しが確実になる同時に、その衛生度を維持することも可能になる。
【0012】
本明細書では、以降の説明および図面を参照しながら、本請求の発明の具体的な実施形態の例とその実用性について開示する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】コンドームの包装体が開封される様子を示す概略図である。
図2】内側の留め具を有するコンドームの保持具を示す図(側面図)である。
図3】コンドームが内部に配置された状態の、内側の留め具を有するコンドームの保持具を示す図(側面図)である。
図4】内側の留め具および外側の留め具を有するコンドームの保持具を示す図(側面図)である。
図5】コンドームが内部に配置された状態の、内側の留め具および外側の留め具を有するコンドームの保持具を示す図(側面図)である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
コンドームの包装体(図1図5)は、畳まれた状態のコンドーム3の保持具2を内部に具備した覆い1からなる。
【0015】
覆い1は、極めて触り易い材料からなり、他の場所と比べて材料が脆弱化した箇所である開封線4(図1)を有する。覆い1を開封するための別の既知の手段として、例えば、溝、開封テープ等が該覆いに設けられていてもよい。
【0016】
保持具2は、少なくとも2つの部位からなり得て、これらは、包装体を別々の方向に引っ張った際に崩壊する(例えば接着や、ジャンパーによる接続等の)仮止め部で互いに接合しているか、あるいは、内部に位置したコンドーム3を介して繋がっていて、コンドーム3を取り出す過程で互いに分かれるようになっている。保持具2の各部位は、覆い1などで相対的に保持されている。
【0017】
保持具2の中央部分は、コンドーム3を設計どおり簡便に利用できるように縁に沿ってコンドーム3のリングが配置された孔部(図示せず)を有する。
【0018】
保持具2には、該保持具2の両側である2つの側に位置して覆い1の開封時に手の指で握られるように構成された側方把持体5が設けられ得る。側方把持体5には、覆い1の開封時に指が滑り落ちないようにするための指載置部6(すなわち、突状部)が設けられ得る。また、側方把持体5は、覆い1の開封時の力の腕を大きくするために曲線状に形成されていてもよい(図示せず)。
【0019】
保持具2は、例えば高分子材料等といった、可撓性材料又は高剛性材料の鋳造/注型や立体造形によって作製されたものであり得る。
【0020】
保持具2は、覆い1の内部に全体が位置したものとされ得る。側方把持体5が、覆い1から少なくとも部分的に突出しているという構成も可能である。この場合、前記覆いは、側方把持体5の縁にわたって防漏状態に接着又は溶着される。
【0021】
保持具2には、コンドーム3を巻かれた又は畳まれた状態で内部に配置するための少なくとも4つの留め具が設けられている。該留め具は、保持具2の基部と繋がった場所がコンドーム3のリングの内側になるように位置したもの、つまり、内側の留め具7(図2図3)であってもよいし、保持具2の基部と繋がった場所がコンドーム3のリングの外側になるように位置したもの、つまり、外側の留め具8(図4図5)であってもよい。留め具の必要最低限の数は、4つの内側の留め具である。
【0022】
留め具7,8は、コンドーム3のリングを安定して保持するために湾曲状(フック状)に形成されている。留め具7,8の曲げ径は、巻かれたコンドーム3のリングの厚みと同じか又はそれよりも若干大きいものとされ得る。ただし、コンドーム3を傷付ける可能性から、巻かれたコンドーム3のリングの厚みよりも遥かに小さいものとすることはできない。
【0023】
留め具7,8は、コンドーム3のリングの縁にわたって均等に設けられ得る。例えば、コンドーム3のリングの内側に、内側の留め具7が、円状に4つ均等に設けられ得る。コンドーム3のリングの外側から、外側の留め具8が、均等に設けられ得る。このとき、外側の留め具8は、内側の留め具7に応じて(例えば、対向又は偏位して)設けられ得る。
【0024】
各留め具7,8に、かつ/あるいは、内側の留め具7と外側の留め具8とからなる少なくとも一対の留め具の間に、可変の大きさの隙間9が形成されている(図2図4)。このような隙間であることにより、ある位置では、畳まれたコンドーム3を前記留め具に該隙間から配置させることが可能となるのに対し、他の位置では、完全に畳まされたコンドーム3を前記留め具から分離させることが不可能となる。つまり、畳まされたコンドーム3を配置した後に隙間9を縮小させて、完全に畳まれたコンドーム9を保持具2から抜け落ちないようにさせる。
【0025】
留め具7,8が、曲げを緩和することで前記畳まれたコンドーム3のリングを内部に入れるように、かつ、その後、初期形状となるように構成されていることで、可変の大きさの隙間9を設けることが可能となる。この目的のために、留め具7,8は、可撓性材料からなり得る。また、留め具7,8には、さらに、隙間9を縮小させる手段10(例えば、カバープレート、凸部等)が設けられていてもよい。
【0026】
留め具7,8が保持具2の基部から延出したフックである場合、留め具7,8の基部からその上端部まで、あるいは、保持具2の基部から留め具の上端部までが、隙間9の大きさとなり得る。開いたリング(あるいは、巻かれたコンドーム3のリングを中に保持するための例えば楕円等といったその他の適切な形状)を留め具7,8とした場合の別の実施形態の留め具7,8では、この形状の輪郭における断続部の大きさが、隙間9の大きさとなる。
【0027】
留め具7,8が、開動作させることで前記畳まれたコンドーム3のリングを内部に入れてから閉動作させて初期位置となるように構成されたものである場合にも、可変の大きさの隙間9を設けることが可能となる。留め具7,8は、該留め具7,8全体の製造材料または保持具2の基部と繋がった場所の該留め具7,8の製造材料が可撓性であることによって、あるいは、決まった各位置(開放位置/閉止位置)を取るヒンジが保持具2の基部への該留め具7,8の取付場所に存在することで、開動作を確実に行い得る。
【0028】
また、隙間9は、内側の留め具7と外側の留め具8との間にも形成され得る。
【0029】
外側の留め具8は、保持具2の縁に位置したストッパ11によって閉止位置に固定され得る(図4図5)。例えば、ストッパ11が存在することで、折り曲げ式の留め具8をストッパ11に係止させて閉止位置に固定することにより、対応する内側の留め具7との間の隙間9を必要な大きさに縮小させることができる。ストッパ11の数は、外側の留め具8の数と合致する。留め具8が可撓性材料であってストッパ11が高剛性材料であることにより、あるいは、留め具8が高剛性材料であってストッパ11が可撓性材料であることにより、係合が可能となる。さらに、留め具8には、ストッパ11との係合のためのグリップ(図示は暫定的なもの)が形成されていてもよい。
【0030】
特に、剛質の留め具と可撓性又は折り曲げ式の留め具とを対にして組み合わせることも可能である。例えば、内側の留め具7をより高剛性のものにし、外側の留め具8をそれに応じて配置して開動作/閉動作させることで、可変の大きさの隙間9が一対の留め具7,8の間に形成されることになる。
【0031】
隙間9の大きさは、巻かれたコンドーム3のリングの目標厚みに応じて調節され得る。保持具2からのコンドーム3の分離は、コンドーム3が完全に巻き開かれた場合にのみ可能とする選択肢もあれば、少なくとも部分的に巻き延ばされることで可能となる選択肢もある。いずれの選択肢でも、留め具7,8により、コンドーム3は使用時まで保持具2で安定して保持される。
【0032】
コンドーム3を意図したとおりに使用するには、コンドームの包装体を開封しなければならない。それには、両手で(側方把持体5があれば)側方把持体5または保持具2の縁を持って(鉛直平面上で)上下に引っ張ることにより、開封線4で覆い1を破断することが必要となる。次に、覆い1を2つの部位に完全に分けるために、(側方把持体5があれば)側方把持体5同士または保持具2の縁同士を(水平平面上で)引っ張る必要がある。このとき、コンドーム3は留め具7,8で固定されているため、コンドーム3も引っ張られて該コンドーム3のリングの直径が延ばされる。これにより、指でコンドーム3に触れることなく、該コンドームを正しい向きで勃起した陰茎(図示せず)に素早く簡便に装着する機会が得られる。少なくとも部分的にコンドーム3のリングを巻き開けば、該リングの厚みが減少しており、コンドーム3を留め具7,8の隙間9から出して保持具2から簡単に分離させることが可能となる。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】